約 1,476,399 件
https://w.atwiki.jp/akatonbowiki/pages/7319.html
このページはこちらに移転しました つらいんだって 作詞/栗毛 空から落ちてきた粉雪が 僕の手のひらで溶ける 辛くない悲しくない 自分に言い聞かせなければ 壊れそう 本当は辛いよ本当は悲しいよ 自分をも騙して笑う 人の慰めだとか励ましの言葉だとか 余計涙溢れそう 目の奥から何かが外へでたがる 自分の部屋に駆け込み 泣いた お前に俺の気持ちが わかってたまるか 気安く触らないで 崩れそうだから
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/3919.html
『灼熱ボックス』 52KB いじめ 虐待 妊娠 家族崩壊 親子喧嘩 同族殺し 共食い 番い 野良ゆ 姉妹 赤ゆ 子ゆ 透明な箱 現代 虐待人間 独自設定 うんしー 正直詰め込みすぎかもです。 ・ゆ虐です ・悪文です、特にゆっくりの台詞は読み辛いのを覚悟で雰囲気重視です ・虐待お兄さんが非常にキモいです ・ゲスも何もしていないゆっくりもひどい目にあいます ・既存の設定を無視してるかもしれません ・正直センスがないほどのご都合アイテムが出てきます ・いろいろ気にしちゃう人は回れ右で 【灼熱ボックス】 こんな経験はないか? 君は攻略本を読みながらゲームをプレイしてる。 スラスラプレイできるはずだ。だってどんなイベントが起こるのかわかってるはずだからね。 でもどういうわけか、起こるはずのイベントが起きない。 攻略本を穴が空くほど読み込むと、遙か昔にフラグを取り残していましたor間違ってフラグ折ってました…だとか。 当然当時のセーブデータはありませーん。全ては後のカーニバル! そんな経験。 …え?ない?お前が餡子脳なんだろって?そもそも最近はネットで攻略見るって? どぼぢでぞんなごどいうのぉぉぉぉお!!!! とにかくこれはそんな虐待だよ!ゆっくりみていってね! ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 俺は布をかけられた箱の横に立ち、笑顔で口を開いた。 『やあ、俺は虐待お兄さん!ゆっくりできない人間さんだよ! ちょっとじっくり虐待をしたいと思って、魔改造ボックスを用意したよ! ゆっくりども!ちゃんと聞いてね! ・ベースは加工所製透明な箱だよ!むだな体当たりはやめてね!あんこもれちゃうよ! ・時間経過によってゆっくり箱内部の気温が上昇していく。大体100度近くまで上げることができる。ゆっくりどもは暑すぎてしぬよ! ・箱内部に設置した【ゆっくりセンサー】によってゆっくりの数や生体餡容量を感知し、対応した数だけ接続された棒についたランプが点灯する。 たとえば大人ゆっくりだと3つ、赤ゆっくりだと1つ点灯する。 生体餡容量で感知するので餡子吐き出して縮めばランプが消えることはありうる。ランプは30まで点灯できる。 早い話がてめーらゆっくりの数と大きさで光の数が変化するよ! ・点灯してるランプの数に比例して気温上昇の速度が早くなる。 ゆっくりが多いとすごく早く暑くなるよ! ・天井の装置をいじることで蓋を開けずエサを投入できる。 狩りをしなくていいよ!よかったね! ・気化した水分は外部に設置したボトルへ逃すことができ、箱内部を乾燥させることができる よかったね!怖いお水とおさらばだよ!カビさんも生えないよ!多分! っとこんなところかな。すっげー金と手間かかったよ!今月の給料ぶっとんだよ!給料日までどうしよう…』 俺はメモを読み上げると、コップを手に取り喉を潤す。 『さーて、この箱の中に居るのは長まりさ一家でーす!!みなさんはくしゅーーー!』 言いながら布を取り除く。 箱の中はアクリル板で4区画にわけられており、それぞれにまりさ れいむ 赤れいむ 赤まりさが入っている。 どいつもこいつもヨダレ垂らしてドリームランド探検中だ。そのまま発狂したらいいのに。 『…あららー長まりさ一家は寝てるようですねーおきろや!ド饅頭!』 箱を揺すって痛ぶり起こす。せっかく箱の説明をしてやったのにという気持ちもあり、激しく揺する。 饅頭どもはコロコロ転がり、目が覚めたようだ。 「ゆがああああああああ!なんなんだぜ!まりささまのすーぱーすーやすーやたいむをじゃまするなあああ!」 「なにがおこったの!じしんさん!?」 「ゆぴっ…まりしゃのちょうちょしゃんは!?」 「いちゃいよぉ、おもにれいみゅのかおがいちゃい…」 『やっほーおはよう!なんでそこにいるのか覚えてる?』 「ゆっ…そうだ!くそにんげんのひきょうなてでとじこめられたんだぜ!まりささまはおさっ!なんだぜ!ここからさっさとだすのがみのためだぜ!」 「れいむはおさふじんなんだよ!やさしくしなきゃいけないんだよ!ぷんぷん」 「「れいみゅ(まりしゃ)!ちからをあわしぇりゅよ!ゆにぞんぷっきゅぅうぅぅ!」」 『うわ…ゆにぞんぷっくーうざすぎ……お前たちには、毎日エサを3食あげます!他はなーんにもあげませーん!』 「えさじゃないよ!ごはんさんだよ!ていっせいしてね!」 おさふじんのれいむちゃんのプライドを傷つけちゃったみたい!かっわいーね。 『えさで十分だよ。ていうか、エサって言葉すら上等すぎてもったいないよ、ゆっくりなんかにはさ。 ゆっくりはうんうんでも食ってりゃいいんだよ。』 ゆっくりは無駄にプライドが高い、ほんっとうに無駄にね。どれぐらい無駄かっつーと、男の乳首に生える毛ぐらい無駄。 ごめん嘘。乳首の毛の方がまだマシだ。 乳首に毛があっても死なないが、ゆっくりにプライドがあったところで身を滅ぼすだけだし。 「ゆっぴいぃぃぃぃいいいいいいいいいい!!じゃあぐぞにんげんのごはんさんもえさっていうよ!」 『じゃあ、ゆっくりのたべものはこれからうんうんって呼ぶね』 「ゆっがあああああああああああ!!!ぶざげるなああああ!!!」 『こっちは大真面目に言ってんだよ、巫山戯た不思議饅頭のくせに他人にふざけるなとか言ってんなよ』 「まんじゅうさんじゃないぃぃい!ゆっぐりだぁあああ!!!」 『ゆっぐり?』 「ゆっぐりじゃない!!!ゆっぐりぃぃぃ!」 『はいはいゆっぐりぃぃぃゆっぐぃぃぃ』 れいむがわめいているが、無視して天井の外側の装置をいじって透明なゼリー状のエサを4区画に1塊ずつ落としていく。 ゆにぞんぷっくーしやがった赤ゆっくりどもには頭の上に落としてやった。 ゆぴゆぴ言ってゼリーと戯れている、かわいーね! ……あー潰したい。 ちなみにこのゼリーは10グラムの粉末に対して1リットルの水に溶かして使うことができるゆっくり用のエサだ。 栄養価は【とりあえずゆっくりが生きていける程度】であり、不味いしストレスの解消にもならない。 食感も悪い、なんか変な粘性があって…こう…喉に絡む。 話を戻そう、このゼリーはゆっくりの中身に溶け込みうんうんにならないし、虐待ゆっくり用のエサとして陰で人気ではある。 価格もすごい。10㎏につき100円て儲けあんのかと。 …給料日までコレで生きられるかな俺。 これを数倍に薄めて使うことで、なかなか死なないが徐々に栄養失調になっていく…って虐待を楽しんだりできる。 だが逆に、この遊びでは500mlの水に20グラムを溶かし込んだ非常に粉っぽいゼリーで楽しむことにする。 なぜかって? 「ゆぅ…これごはんしゃんにゃの?みちゃこちょにゃいよ?」 「むーしゃ…むーしゃ…げろまずー」 「こなっぽいよ…なんか…もそもそさんだよ…」 「くそにんげん!こんなものじゃなくてちゃんとしたごはんさんをもってくるんだぜ!!そしたらここからさっさとだすんだぜ!」 粉っぽいほうが、不味くね?っていう理由さ。すごい理由でも期待した?たんっじゅんでごめんねー! 『はい、みなさん満足できたようですねー、じゃあ、そこの棒を見てくれるかな?光が灯ってるよね。これは君たちの命の灯火だよ!』 そう言いながら箱の一角を外から指さす。そこには棒のようなものが突き立っており、8つの光がついている。 「くそにんげんがわけのわからないこといいだしたんだぜ…あたまおかしいんだぜ …いのちさんはまりささまたちのなかにあるんだぜ。そんなひかりさんはかんけいないんだぜ そんなことよりあまあまもってくるべきなんだぜ」 「ゆわぁぁぁ…なんだかとってもゆっくりできるひかりさんだね…」 「れいみゅのたきゃらもにょにしゅるよ!」 「まりしゃも!まりしゃも!」 『れいむ!まりさ!命とか魂ってなんだと思う?』 大声が響く。 「ゆっ?いのちさん?すごくゆっくりできるとおもうよ!たいっせつだよ!」 「まりささまはあついたまっしいさんをもってるんだぜ!くそじじいとはちがうんだぜ!」 『そうかそうか、でな、君等の命が尽きたら、そこの光も消えるんだ。光が最後の一つになった時に出してあげるよ』 「「「「ゆ?」」」」 よくわかってないようです、ま、いいや。 『あと、てめーら不思議饅頭如きが命とか魂とか語るのは一種の冒涜だからな。ゆっぐりぃぃぃ悔い改めてね!』 「ゆっがあああああああああ!どぼぢでぞんなごというのおおおお!!」 「ゆっくりだっていきてるんだぜ!たいっせつにしなきゃいけないんだぜ!」 『悔い改めろっつってんのに、なんでまだ命を冒涜すんのかなー。まぁいいや。おにーさんはごはん食べてくるね!』 ・ ・ ・ ・ 「ゆぅ…あついんだぜ…」 「おなかも…へったよ…」 「ゆっきゅり…できにゃいんだじぇぇ…」 「れいみゅおにゃかへっちゃ…」 見ればすべてのゆっくりの体表には玉のような砂糖水の汗が浮かんでいる。 『やあ元気かい?えーっと…37℃か…』 内部の気温を確認する。 ゆっくりがゆっくりする適温は20~25度程度がベストと言われている。 夏場、気温の高まる都市部では、ゆっくりが干からびている光景がちらほらみられるだろう つまり37℃というのはもうすぐゆっくりに死の足音が聞こえてくる段階である。 『まっ、まりさちゃんはあと2,30℃ぐらい上昇してもいいよね!だってさいっきょうの長だし!』 「だいじょうぶなわけあるかあああ!くそにんげん!あつすぎるんだぜ!ここからだせえええええええええ!!」 『だって暑くする仕掛けしてあるからね。当たり前さ』 「なにがあたりまえだあああああああ!!もっとゆっくりさせろぉぉぉお!!」 「のどしゃんがかわいたのじぇ…ごーきゅごーきゅしちゃいのじぇ」 「れいみゅも…ごーきゅごーきゅしちゃい」 『ははは、でもお兄さんは喉乾いてないよー!』 「くしょにんげんのこちょなんちぇきいてないんだじぇ…」 「ごはんさん…のおじかんなの?もっとたくさんでいいよ…それとおみずさんちょうだいね…おちびちゃんにもあげてね…」 『エサ…じゃなくてうんうんは今まで通りしかあげないよ!でも苦痛はもっとあげるよ!おちびちゃんはもっとくるしめてあげるね!』 「えさでもうんうんでもないぃぃい!ごはんさんっていってるでしょおお!」 そっちに反応すんのかよ、おちびちゃんのことにキレろよ! 『安心してね!ゆっぐりぃぃぃなれいむもちゃーんと苦しめてあげるから!』 「や…やめてね!そんなのゆっくりできないよ…!」 『そりゃゆっくりさせるために閉じ込めるわけないでしょ、れいむちゃんはアッタマわるいなー。じゃあ、またあとでねー』 「ゆっまってね!ごはんさんは?」 『うんうん?まだまだだよ、あと4時間後…つまりいっぱいだよ、すっごく後。』 「うんうんじゃな゛い゛!!ごはんざんだっていっでんだろおおおおお!!!」 「ごはんしゃんたべちゃいぃぃぃ!」 「れいみゅあみゃあみゃたべたいぃぃい!いましゅぐたべちゃいぃぃい!」 我慢知らずで食べ盛りな赤ゆっくりにとって、4時間我慢しろというのは非常に辛い。 「じゃあなんでここにきたんだぜ…まりささまにきたないかおを…みせるな…だぜ」 『まぁあれだ。様子見…いや、お前らをからかいにきたんだわ。ゆっくりしんでいってね!』 ゆっくりにはたまーに鋭く直接的な言葉の刃をぶっ刺してやると楽しい。 「ゆがああああああああああああ!!!ごごがらだせえええええええええ!!!」 「れいむじにだぐないぃぃぃい!!れいむはもっとゆっぐりするんだあああああああ!!」 「「ゆわああああああん!!ゆわあああああああああん!」」 ほらね。 簡単に大騒ぎ。 4時間後 一家の体は乾き始めてきた。もう汗の量も少ない。。 皆、口を開け、放熱のために舌をだらしなく出し、息と共に熱を吐きだそうとする。 「ゆふー…ゆふー…あつっすぎるんだぜ…おちびちゃん…だいじょうぶか…だぜ…?」 「ふーっ…ふーっぺーろぺーろしてあげるね…ぺーろぺ…とうめいなかべさんどいてね…ふーっ…」 「ぴぃ…まりしゃ…あしさんが…いたんだぜ…」 「ゆぴぃ…ゆぴぃ…れいみゅ…も…」 赤ゆっくりたちは重要器官である足が乾燥し、細かなヒビ割れすらできつつあった。 このままひどくなれば、二度と足を使うことができなくなるだろう。 野生において、それは死と同義である。 「ゆふー…あそこにおみずさんがあるのに…とうめいなかべさんがじゃまするんだぜ…」 まりさが透明な箱の外側に設置された水の入ったボトルを見つめて言う。あれも装置の一部で、箱の内部で気化した水分を集めるボトルなのだ。 『やあ!元気そうだね!うんうんの時間だよ!よかっちゃねぇええ!』 赤ゆっくりの口真似がなんか楽しくなってきた。からかうのにいいかもコレ。やっぱゆっくりは挑発の天才だわ。 「うんうんじゃないでしょおぉおお!ごはんさnげふっごほっ!ごほっごほっごほっ…げぼっ」 「ゆふー…ゆはー…れいむ…!あんこさんだしちゃ…だめ…なんだぜ…」 熱い空気を吸い込み、咽たれいむは咳とともに餡子を少量吐き出す。 『ははは、れいむ、まるでぱちゅりーみたいだね』 「わらいごとじゃ…ないんだぜ…!ゆふぅー…それと…みんなに…おみずさんを…あげるんだぜ…じじい…さっさとしろぉ…」 ギラッっとした目で睨みつける。さすが群れの長(笑)だけあるようだ。 『へぇ…そんな態度でいいのかな?』 「ゆふぅ…なにが…ふまんなんだ…ぜ…まりささまは…ゆはぁ…おさなんだぜ…」 『本当にそんな態度でいいの?そんなんじゃお水あげたくないなー。このままだとおちびちゃん死んじゃうよ?」 「ゆぐぅ…ふひぃー…おちびにおみずさんを…あげで…ぐだざい…」 『おねがいします…は?』 「ゆひぃー…おねがい…じまず…だぜ…」 『最初っからそう言っていればいいんだぜ』 「ゆぎぎぎぎぎ…」 すっげー歯ぎしりしてる。ギリギリうっせえ。 ボトルを取り外し…バカっぽい大声が部屋に響いた。 『ごーーーきゅ!!ごーーーーきゅ!!!しあわしぇええええええええっっぶはぁあああっ!!!…げほっ…けほっ…けほっ…変なとこ…はいった…』 「ゆがっ……!!!なんっで…じじいがっ…ふひぃーー…おみずさんっ…のんでるんだぜえええええええええっ!!!ごほっげほっふひぃ…」 「おちびちゃんに…ふーっ…おみずさん…ふーっ…あげてね…」 『え?なんで?』 「おちびが…えいえんにゆっくりしちゃうんだぜ…ここは…あつすぎるんだ…ぜ…」 『へーそーなのーすごいねー、そんなことはともかく、うんうんあげるね』 「そんなこと…じゃ…ないんだぜ…おねがい…だぜ」 「ごはんさん…あげてね…たくさんでいいよ…おみずさんもあげてね…」 もうれいむは俺のうんうんという言動に言い返す気力は無いようだ。 『今日はゼリーじゃなくて、とくっべつめにゅーだよ!あててごらーん』 「ゆっ…とくっべつ…だぜ?…ちょこれーとさん?だぜ?」 『ぶー』 「…けほっ…ふひぃ…くっきーさん?」 『ぶー』 「まりしゃ…ゆぴぃ…にゃんでもいいきゃら…あまあましゃんたべちゃいじぇ…けーきしゃん?」 『ぶー…あまあまじゃありませーん』 「にゃんにゃにょ…れいみゅは…ごーきゅごーきゅしちゃい…」 『ごーきゅごーきゅはさせませーん』 『正解はーー!乾パンさんでーーす!ぼーりぼーり』 1つ取り出してちらつかせてからかじる。 「かんぱんさん?ゆふぅ…なんなんだぜ?」 「ふぅーっ…くっきーさん…みたいだね」 「ケホッれいみゅゆっきゅりできちょう…」 「まりしゃもちゃべちゃい…けぽっ…けぽっ…ちょうだいにぇ…」 『どうぞどうぞ…しあわせーってしてね!』 乾パンを数個ずつ投入していく。 味気なく量の少ないゼリーでふしあわせーだったゆっくりたちは迷いなく乾パンに食いつくと… 「「「「ぼーりぼーり…しあわせー」」」」 よかったね!ゆっくりできるね! いまだけはな! 「なかなかゆっぐりできるあじだったのぜ…ぜひぃ…ぜひぃ…」 「でも…のどざんががわいだよ…」 「だ…ぜ…」 「おみじゅ…ごーきゅごーきゅ…しちゃい…じぇ…」 「げほっ…のどょざんが…いーがいーがじゅりゅよぉ…」 一家は乾パンなんか食べた所為でより一層喉が乾いたようである。 『おにいさんもたべるよ!ぺーろぺーろ』 「ゆわぁ…そのきらきらしたの…けほっ…なんなの?ゆっくりできりゅにぇ…」 『氷砂糖だよーあまーい!お水もごーくごーく…しぃ・あぁ・わぁ・せええええええええええええええええええええ!!!!』 力の限り、しあわせーを見せつける。 「れいみゅも…こーりざとうしゃん…たべ…ケホッ…たいよ…ごーきゅごーきゅ…しちゃいよ…」 「おねがい…だよ…おちびちゃんだぢにおみず…」 「ゆげえ…じじい…おみずざん…よごすんだぜ…」 『しょうがないなー、まりさのその願いを叶えてやるよ!』 「ありがたいんだぜ…もう…のどさんがいーがいーがだぜ…」 透明なグラスに水を入れて持ってきてやる。 『じゃあ、おみずさんを……汚しまーす!』 そして絵の具のチューブを一本グラスの中にぶちまけた。 「「「「なんでおみずざんのべなぐじぢゃうのおぉぉぉ!?」」」」 『だって、まりさが「おみずざん…よごすんだぜ(キリッ」っていうから、お水さんを汚してみましたーってわけだけど?』 「まりざぁ…なんでちゃんどいわながったのぉぉお!?げひゅっ…」 「だっで…だっで…」 『かわいそうだから、今度はれいむのお願いを3つなんでも聞いてあげよう!…3つってわかるか?』 「わがるよ…ひとづ ふたづ みっづのみっづのことでしょ?…じゃあ゛っごごがらだしてねっ! あまあまとおみずちょうだいね! それがら…それがら…じじいはしんでね!すぐでいいよ!」 『はい、聞くだけ―叶えるなんていってませーん』 「ゆ゛っ…そんなのないよっ!!ずるっこだよ!」 ずるっこっつーか小学生レベルだよ! …それでもゆっくりには高レベルか。 『っていうか4つも言いやがったてめーがずるっこだ!耳が腐るだろ!くそでいぶがっ』 両手で箱を掴み左右に一瞬激しく揺する。 「ゆわああああ!ゆべっ!いじゃいぃいぶべっ」 って具合の声が箱から聞こえる 一家は慣性の法則によって仕切り板や壁、そして床に数回たたきつけられた。 「れい…むの…ばかっ」 「おきゃ…しゃんにょ…ばきゃ…」 「れいむを…ばかっていうなぁ…」 「いちゃいよぉ…げほっげほっ」 『「じじいはしんでね」ってのがイラってきたからおまけしてやんよ!』 再度箱を揺らし一家を叩きつける。 『じゃーな。ゆっくりしていってね!』 「「ゆっぐり…じでいっでね…」」 「「ゆぴっ…ゆぴっ…」」 まりさとれいむはともかく、赤ゆっくりたちは「ゆっくりしていってね」をいう気力も無いようだ。 暫くして 「れいみゅ…うんうんしゃんしちゃい…」 「まりしゃも…」 食ったら出る。乾パンをお腹いっぱい食べた赤ゆっくり二匹は便意を催していた。 「ぜぇっぜぇっ…おちび、すみっこでやるんだぜ…くさいくさいになっちゃんだぜ」 「わかっちゃよ…うんうんでりゅよっ…いっぱいでりゅよ……でにゃいよぉ…」 「ゆふぅ…ゆっぐりだよ…うんうんたいそうおもいだして…ね」 赤ゆっくりたちはうんうんたいそうをしようとするが 「「かわさんがいだぐでにょーびにょーびでぎにゃいぃぃい!!っけほっ…けほっ…」」 通常赤ゆっくりはうんうんたいそうで体内の古い餡子の排出を促すのだが、乾燥した皮が突っ張りのーびのーびできないようだ。 「おちびちゃん…のーびのーびでぎないなら…けほけほっ…こーろこーろしてごらん」 「「こーりょ…こーりょ…」」 体が硬くなりつつある二匹はぎこちない動作でこーろこーろ転がる。 それでもしばらく続けるといくらかの効果はあったようで… 「「うんうんでりゅよっ…いっぱいでりゅよ!うんうんしゃんもおでか…いじゃいいいいいいいいいいい!!おぼにあにゃるさんがいだいいいい!!!」」 「おちび!ゆっくりだぜ!ゆっくりするんだぜ!」 「「あにゃるざんいじべないでえええ!!!う゛んう゛んざんおでがげじないでえええええ!!」」 「おちびちゃん!ぺーろぺーろ!ぺーろぺーろ!」 あにゃるからうんうんが頭を出しているが…乾燥であにゃるの柔軟さがなくなり、うんうんも硬くなった所為であにゃるが切れてしまったのだ。 人間でいうところのキレ痔みたいなことになってるわけだが、痛みによわいゆっくりにとって、デリケートな部分の痛みは凄まじい激痛として感じられるだろう。 赤ゆっくりであればなおさらだ。 れいむは我が子が予想外の自体で苦しんでいることに混乱しアクリル板をぺーろぺーろしている。 「「いだい!いだい!いだい!いだい!!うんうんざん!あにゃるざんにいだいいだいじないでえええ!!」」 やがてぼとんとうんうんが排出される。 「ゆぴぃっ…ゆぴぃっ…れいみゅにょ…きゅーとなあにゃるざんがぁ…」 「ゆわぁぁあ…じゅーきじゅーきしゅるよぉ…ゆぴぃ…ゆぴぃ」 だが、あにゃるをズタズタにする痛みは、あまりにも大きかったようだ。 『おーおー、うんうんしたのか。元気があってよろしい!』 「じじい…おねがいだぜ…おちびたちをたすけてやってほしいんだぜ…」 『えー、でもほら、すごくゆっくりしてるじゃん。ゆぴーゆぴーいびきかいてゆっくりおねむしてるよ』 赤ゆっくりはゆっくりおねむどころか、衰弱して動く気力が無いだけだ。 「どこが…ゆっぐりしでるんだぜ…あにゃるさんもさけて…がわいぞうなんだぜ…」 『ユニークでいいじゃん、個性個性。」 「せめて…うんうんをかたずけてあげてほしいよ」 「そうだぜ…おねがいだぜ」 『たべれば?』 「「ゆ?」」 『だから、むーしゃむーしゃしたら?って言ってんの』 「うんうんはたべものざんじゃ…ないんだぜ」 「ばかなのっ…げほっげほっ…しぬのっ?」 『死ぬのはおまえらなー。それよりエサ…じゃなくてうんうん投入するね!』 区切られた4匹それぞれのスペースにゼリー状のエサが落ちる。 赤ゆっくりたちの分は、うんうんの上におとしてやった。 赤ゆっくりたちは匂いを嫌がったが、やがて空腹に負け匂いを我慢してゼリーを移動させた。 「むーちゃ…むーちゃ…まじゅい…でも…しゅこしひんやりなんだじぇ…」 「おちびちゃん…ゆっくりしてね…ゆっくりだよ…」 赤まりさは不味くとも少し水っぽさのあるエサに多少気力を持ち直したようだ。 一方赤れいむは 「ゆぴっ…ひんやり…ゆぴっ」 ゼリー状のエサを食べずに頭をつっこみ、裂けた悲惨なケツをもるんもるん振っている。 虐待お兄さんとしては、思いっきりパチーンと叩きたい。 ゼリーが赤れいむのからだを冷やしてくれていて気持ちがいいのかもしれない。 「れいむにのおちび…ちゃんとたべなきゃだめ…なんだぜ…」 それから30分 「ゆぴっ…ゆぴっ…ゆぴっ…ゆぴっ…」 「ぜはぁ…ぜはぁ…れいむにのおちび…いいかげんにたべるんだぜ……」 赤れいむはゼリー状エサに頭を突っ込んだまま… 「ゆぴっ…ゆぴっ…ゆぴっ…ゆぴっ…ゆぴっ…ゆぴっ…ゆぴっ…ゆぴっ…ゆぴっ…ゆぴっ…ゆぴっ…ゆぴっ…」 「ふぅー…おちびちゃん?」 「おちび?」 「ゆぴっ…ゆぴっ…ゆぴっ…………………………」 「おちびちゃん!!おちびちゃん!!おへんじしてね!!!!おちびちゃん!!!」 「おちび!!へんじをするんだぜえええええええ!げほっげほっ!おぢびぃ!」 永遠にゆっくりした。 「おちび…えいえんに…けほっ…ゆっくり…しちゃったのぜ…!!!??」 「れいみゅ…どうちたんだじぇ?れいみゅ?」 『おほっ!赤れいむが先に逝ったかー』 「おばえのぜいだぜっっ…ごひゅー…ぐぞっじじいっ…ごひゅー…ゆっぐりじないで…じねっ…」 「おちびちゃん…おちびちゃん…にんげんざん…おねがいだよ…おぢびじゃんをとむらっであげでね…」 『はいはい、なーむー、これで満足?よし、おっけー』 「いいわけあるがああああっげほっ」 「ぴぃ…おきゃー…しゃん…ぴぃ…れいみゅどうしちゃったんだじぇ?」 「…れいむにのおちびちゃんはね…ぜぇぜぇ…おそらのうえのゆっくりぷれいすに『そんなもんないんだじぇー』」 れいむの言葉を遮ってやる 赤まりさの声マネで 『まーりーしゃーちゃーん、れいみゅはうんうんいかのごみくじゅになっちゃんたんだじぇー!』 「ぜはぁっ…おちびはっ…ごみくずじゃ…ないんだぜ…!」 『ごみれいみゅは、もうにどとざつおんおうちゃも、おどりも、にょーびにょーびもこーりょこりょもできない、ほんっとうのごみになったんだじぇー!』 「れいみゅは…ほんちょうに…もううごかにゃいんだじぇ?もうおうちゃも…きけにゃい…んだじぇ…?」 「じじぃぃい!だまるんだぜっ!!!げほげほげほっ!!」 『そうだじぇー!そんでーまりしゃちゃんももうすぐそうなるんだじぇーーーー!!!』 「ゆわぁぁぁぁぁけほっ!!けほっ!!けほ!!けほっ!!げばっ…!!!やじゃやじゃっ…まりしゃ…ごみしゃん…けほけほっ…なりたくにゃい…けほっえれえれ…」 「おちび!!ゆっくり…だぜ!あんこさんはいちゃ…だめだぜ…」 パニックに陥り泣き叫び、いくらか嘔吐してしまう。 「まりさにのおちびちゃん……れいむにのおちびちゃんのぶんまで…ゆっくりしよう…ね」 『いや、ゆっくりさせないからね?そんなことより、コレみてよ』 棒を指さす。 ランプの点灯数が8つから7つに変わってるのだが… 「ゆ゛?なんなのぜ…そんなもんに…かまってられないんだぜ…」 「ひかりさんが…なんなの…」 『あーゆっくりは頭悪いから面倒臭いなぁ!!!おにいさんいーらいーらだよっ!』 スタート前に撮った写真を見せてやった、バカ面して眠ってる長一家が写っている。 写真で点灯してるランプは8つ 現在の柱のランプは7つ 「「ゆ?」」 『ほら!写真の方より光の数が減ってるでしょ?』 「よくわからないんだぜ…?くそじじいは…げほっ…なにをいってるんだぜ」 『ええええええええええええええええええええ!!!???どんだけ頭悪いのバカまりさ!れいむはわかるよね?』 「ゆはぁー…しゃしんさんの方が…たくさん?」 『はいよくわかりました!さすがごうよくれいむちゃん!バカまりさはバカだね!』 「ゆぎぎぎぎぎぎぎ!!!だからなんなんだっ…ぜ…ぜはぁーーぜはぁーー」 プライドをズタズタにされたまりさは呼吸も声も荒げて怒鳴る。 『最初に言っただろー。ランプがひとつになったら暑さもなくなるし解放してやるってさ!じゃ、また様子みにくるからねーばいびー』 「わけっわがらないんだぜっ…」 ・ ・ ・ ・ ・ 一言で言えば…一家は限界だった。 箱の中の気温や乾燥度合いがさらに高まり、長時間目を開けていることが辛く、放熱のために開けていた口の中も潤いを失いつつあった。 「おとー…しゃん…いたいんだじぇ…」 「おち…び…?どう…したん…だぜ…」 「おめめが…へん…なんだじぇ…」 「どうしたの…おちびちゃん…」 「はんぶんしか…みえないんだじぇ…」 「おちび…?よく…みせるんだぜ」 まりさは瞼を持ち上げる。 熱された空気が寒天の目にしみるのを我慢し、赤まりさの顔を見る。 一目でわかった。 赤まりさの右目は乾ききり、割れていた。完全な失明である。もうその目に潤いを取り戻しても光は戻らないだろう。 ゆっくりの餡子脳でも…それがわかった。 しかしそれを赤まりさに伝えることは辛くてできない。 「おち…び…ぺーろぺーろしたら…なおるんだぜ…」 「おとーしゃん…ぺーろ…ぺーろ…しちぇ…」 「とうめいなかべさん…がいじわるするんだぜ…」 「おとーしゃんは…さいっきょう…じゃ…なかったんだじぇ?けほっ」 「ゆぐっさいっきょう…だぜ…」 「じゃあ…とうめいなかべしゃんも…くしょじじいも……なんじぇやっつけてくれないんだじぇ…なんでだじぇ…なんでまりしゃをたしゅけてくれないんだじぇ…」 「それ…は…それは…」 「おちびちゃん…ゆっくりだよ…げほっ…ゆっくりして…ね」 「おきゃーしゃんは…しょればっかり…だじぇ…。けほっ…けほっ…ゆっきゅりしちぇも…いいことにゃんて…なかったんだ…じぇ…。なんで…まりしゃを…うんだんだじぇ…」 「おちびちゃん…」 まりさは心が砕けそうだった。 父親として、我が子を守れないこと、救えないことに。 れいむは心が砕けそうだった。 母親として、我が子をゆっくりさせてあげられないことに。 『やあやあ!どうしたの?親子喧嘩?ははは!まだまだ元気だねー!』 「「「………」」」 一家は沈黙で返す。 『元気ないぞー。そうだっ!お兄さんが盛り上げてあげよう!こういう時はお歌と音楽だよね!踊りもあるともっと良い! ゆっくりーのひー♪まったりーのひー♪すっきりーのひー♪のんびりーのひー♪きょーはいっかがしんじゃうひー♪』 そう歌いながら箱を叩きはじめる。 バンッバンッ!バスッ!バスッ!!トトトンッ!トトトンッ!トトトトトトバンッ!! 「やべ…ろっ!!ぐぞっじじっ…」 「やめて…ね…っ」 「ゆはっ…ゆはっ…うるしゃいんだ…じぇ…っ…」 音はゆっくりにとって爆音として襲いかかった。ゆっくりの皮は敏感で、それ全てが耳のようなものである。 そして振動は… 「ゆはっ…なんだか…がらだが…もえそうだぜ…」 「れいぶもだよぉ…」 「おどうじゃん…な゛に…ごれぇ…」 ゆっくりを発情させてしまう、 皮から体液を分泌させ、体温の上昇が始まる。 水分が足りていない一家には、発情は致命的。 体温の上昇も、水分を使うことも、どちらもだ。 もっとも、すでに体液として分泌できるだけの水分は残されていない。 さらに箱の壁や床にぶつかる。 心身ともに徹底的にいたぶられるのだ。 「うるざい…あづい…いだい…」 「ゆげっ…やべて…げほっげほっ…」 『ははっ、楽しんでるようだねーーー!お兄さんのおうたでゆっくりできるんだから!!あまあまちょうだいね!すぐでいいよ!』 「だのじぐっない゛っっ…」 「ぶざげるんじゃないぜぇ…っ…ゆっぐりでぎないんだぜ…」 『ほーらおどれおどれーーー!!ん?』 箱を叩くのをやめた。 「ゆがっ…やっど…やべだんだぜ…あづい…ぺにぺに…いたい…ぜ」 「れいぶ…もうやだ…おうぢがえる…」 『どうやら、もうすぐまりしゃちゃんも終わりかな?』 「「ゆ゛?」」 その声に赤まりさに注目する2匹。 赤まりさの頭からおぼうしが落ちている。おかざりはゆっくりにとって命と等しく大切なものだ。 そんなおぼうしを拾ってかぶる体力・気力すらないのか、ただただ身を横たえ震えながら餡子を吐いているのみ。 「おち…び?おちび…か…だぜ?おちび…おちびっ…」 長だけあってなんとか我が子を認識できるようだが、その自信なさげな口調は情けなくて笑えてくる。 「おとー…しゃん…ぐるじい……あだま゛いだい…げぶっ…あづい…せがいさん…ぐるぐるしにゃいで…げろっ」 「おちび!けほっ…ゆっくり…ふはぁー…するんだぜ…ぺーろ…ぺーろ…あんこ…だしちゃだめだぜ…」 アクリル板越しにぺーろぺーろするまりさ。 「おきゃーしゃん…げほっ…たしゅけて」 赤まりさは母に助けを求める、しかし、 「ゆ゛…まりさ…なにぎだないおかざりのないゆっぐりに…かまっでるの…れいぶをぺーろぺーろじでよね…」 『ぷはっこりゃ傑作だ。れいむは自分のおちびちゃんってわからないの?マジで?それ本気?』 「れいぶは…あんなゆっぐり…しらないよっ…ぞれより…ぐるじいの…なんどがじで…」 「お…おかーしゃ……ゆっ…ゆっげええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!」 赤まりさが口と裂けたあにゃるから餡子を吹き出した。 「もっちょ…ゆっきゅり…しちゃ…かっちゃ…じぇ…」 『あーあ、れいむがあんなこというから、まりしゃ死んじゃった。きゃわいしょー!』 「ゆっがああああああああ!!!おばえば!!ぞででもおやがああああああああ!!?」 まりさがれいむとの間にあるアクリル板に体当たりをする。 その剣幕は凄まじい。所詮ゆっくりだが。 「ゆ゛っ、まりさやべてね!だってれいぶあんなゆっぐりじらないよ!」 「ぐぞでいぶがあああああああああああああ!げほっげぼっ」 『まーりさっれーいむっ』 「ぐぞじじい゛っ…げほっまりざざまはいぞがしいんだぜっ…」 「もう…れいぶおうちがえりだいよ…」 『いや、ほら、光がまた消えたよ。でもまだ6つもあるねー。』 柱を指さして知らせてやった。 「ゆこぉーゆごぉー…まだたくっさんあるのぜ…でいぶがじねばっぎっどでられるんだぜえええええええええええええええ!!!げぼっげぼっ…でいぶっがぐごっじろっ」 「ゆっやべてね!も゛うごのまりざやだぁ!!」 またも体当たりを繰り返すまりさ。 しかし乾燥しひび割れた足を無理矢理動かしているので、餡子が漏れ始めている。 「どぼじで…げぼっ…どぼじでがべざんじゃまずるんだぜ…げぼっ」 足からだけでなく、口からも餡子を吐き出しはじめるまりさ。 れいむはれいむで 「も゛あだま…いだい…やだ…ごぼぼぼっ」 恐怖によるストレスで中枢餡にダメージを負っているようだ。 幾度目の体当たりをしたその時 「ゆがっ…ゆっがああああ!ゆっ…ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ…ゆ゛っ」 『おー…あんよから餡子漏らしすぎだろ…地味な死に方したなー顔はすっげーけど』 「ゆ゛っ…れいぶ…いきのごったの?れいぶ…おうぢにがえれるの?ぐぞにんげん…れいぶを…だじでね…ずぐで…いいよ…」 『え?まだだけど?だってさ…』 「ゆ゛?」 ランプを指さす。 『ひとーつ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ふたーつ…みっつっ…とほら、光が3つあるからだめだよ。おばかれいむでも数えられるよね?ひとつになったら帰してあげるけどさ』 「ゆ゛があああああああああああああああああああああああああああああああ!!!がえぜっ!!でびぶぼ…おうぢにっ…がえっ…ぜ…」 『そんなことより、もう、エサの時間だわ、香典がわりに4倍あげるね!みんなの分までゆっくり…くるしんでいってね!』 大量のゼリーがれいむの頭に落下する。 「ゆべっ…!!でびぶのおでぃぼんがよごれるぅ!やべっ…やべでぇ!」 ・ ・ ・ ・ 目をキューッと瞑り、口を限界以上に開き、舌を伸ばし、ただただ耐える。 もう涙も唾液も何も出ない。 体はもうカラカラである。 その時れいむの舌がぴくりと動く。 舌に【ある感覚】があったからだ。 口を閉じ、もごもごすると… 「し…し…し…ひあひゃへえええええええええええ!!」 気の抜けたしあわせーを発した。 『なんだ突然…ははっお前、ほんっとお気楽だな』 「はにひっへんほ…!へいふ、ひははへはんはほ!」 なにいってんの、れいむしあわせなんだよ…かな? 『…ほら、みてみろ』 鏡を見せてやった。 「ひゅっひゅりへひへいひゅっひゅりはひるほ…」 ゆっくりできないゆっくりがいるよ…かな。アホだこいつ。 その鏡には熱で飴細工の髪の毛や歯がすべて溶け、ドロドロになった飴饅頭が写っていた。 おかざりはその飴に溶け込むようにしてかろうじてひっついているのみ。 先のしあわせーは、溶けた歯を口の中で味わった結果のしあわせーだったのだ。 『これ、鏡だぞ』 「ははみ?」 『ああ、この飴饅頭はお前』 「ひゅ?」 れいむは体を震わせたり、のーびのーびしたり(体が乾燥して伸びてないが)するうち…。 「ひゃああああああああああああああ!!!!!!おげええええええええええええええええ!!!」 すべて理解したようだった。 れいむの目の前で柱の光が消えて行く。3つから2つ…2つから1つ… 「ひゃった…ひひょつひゃエレレレレレ」 ゼロ 『残念でしたーれいむも生きてかえれませーん!』 画面一杯に写ったのは 干からびたエサに頭を突っ込んだまま非ゆっくり症で死んだ赤れいむ おぼうしをおとし、母に拒絶され、絶望の表情であんこを吐き出してしんだ赤まりさ 怒りに狂い、鬼の形相をアクリル版に張り付かせたまま出餡多量で死んだまりさ 非ゆっくり症で餡子を吐き出し、救いを目前に死したれいむ 長一家の亡骸、いや…ゴミだけだった。 ――――――――――――――――――――という動画さんを今回虐待するゆっくりどもにみせたよ!――――――――――――――――――――――――――― 「な…な…な…なにこ(きょ)れえええええええええええええええええええええええええええええええ!!!」×9 「わっわからないよー!!わからないよー!」 「なんっなんだぜえええ!!」 「むきゅ…ひどすぎるわ…」 「ゆっくりしたいよぉ…れいむかえりたいよぉ…」 「おかーしゃん…れいみゅどうなっちゃうにょ…」 「くそじじいなんてまりさがやっつけてやるじぇ!」 「むりだゃねーわきゃりゅよー」 「むきゅうっぷ…」 おお、大好評だ! 必死に作成したかいがある 父まりさ 母れいむ 赤れいむ 赤まりさ の家族と 父ちぇん 母ぱちゅりー 赤ちぇん 赤ぱちゅりー の家族 を近所の空き地から拉致ってきて、前回虐待した時に撮った動画を見せてやった。 それぞれの家族は別々に魔改造箱に入れてある。 俺は貧困生活一ヶ月を生き延び、もう一つ魔改造箱を作ったのだ! …また貧困生活が始まるのか…もう雑草むーしゃむーしゃはやだよ…でもその分、今をたのしむよ! パンパンッと手をたたき、注目を集める 『いいかーお前らの入ってる箱は、動画で見た箱と同じだ。ルールはわかってるなー?』 「むきゅ…にんげんさん…あのおさたちは…」 『あー死んだ死んだ。ゴミみたいに死んだよ。動画見たんだからわかるでしょ?そんなことより、ルールわかった?』 「わかるかってんだぜ!!にんげんさん!まりさはにんげんさんにめいわくかけてないんだぜ!おうちせんげんもしてないんだぜ!だから…」 『はいはいそんなことどうでもいいの。で、他なんか質問ある?』 「むきゅっ…るーるさん…あのひかりさんがひとつになったら…たすけてくれるのね?」 『そうそう…で、その箱はどうなるかわかってる?』 「どうがさんみるかぎりでは…どんどんあつくなっていくのかしら?」 『おーおー、わかってるじゃん。じゃあ、どうやったら光が減るかもわかってるな?』 「むっきゅ…」 目を強く瞑り、頷いた。口にはしたく無いらしい。 光を減らすことはとてもゆっくりできないことと同じだから。 『へーなんかお前聞き分けいいな、元飼いゆっくりとかか?』 「ぱちぇは金バッチだったのよ!むっきゅん!」 『へぇ…じゃあお前の活躍に期待させてもらうかな』 「むきゅ?とうめいなかべさんはないのね?」 動画での仕切りのことを言ってるのだろう。動画とは違い、彼ら2家族はアクリル板の仕切りで分割されていない。 『ああ、今回は別の楽しみ方をさせてもらうからな』 この魔改造箱を真に楽しむには、仕切りは不要なのだ。 あの長たちは、箱の仕組みや恐ろしさを動画として遺すための生贄でしかなかった。 箱とビデオカメラのスイッチを入れると、ちぇん&ぱちぇの箱、まりさ&れいむの箱、それぞれに設置された棒に等しく8つの光が灯った。 正常に動作してるのを確認し、それぞれにエサを投入してやる。 「わからないよ―」 「あじがないんだねー」 「たべられるだけましだとおもいましょう…」 「むきゅ…えれっ」 「おちびちゃん、えれえれしちゃだめなんだねーわかってねー」 もそもそとゼリーを食べるちぇん&ぱちぇ組 一方 「むーしゃっ…ゆっぐ…こんなのたべられないんだぜ…」 「こんなのごはんさんじゃないよっ!」 「まじゅまじゅしゃんはせいっさいするじぇっ」 「れいみゅいみょむししゃんたべちゃい…」 まりさ&れいむ組はゼリーを吐き出すわ、踏みつけてぐちゃぐちゃにするわでろくに食べなかった。 うっぜえけど、別に俺は困らないしまあいいか。 そして夜 「ちぇん、るーるさんはりかいできてるかしら?」 「わかるよー…おちびのうち、かたほうしかたすけられないんだねー…わかりたくないよー」 ちぇんとぱちぇは脱出するためのルールをしっかりわかっているようだ。 それはおちびちゃんしか助けることがなできないという暗黙のルール。 2匹とも、動画の中でおちびが死んだ時に1つずつしか光が消えていなかったこと、前代長とその妻が死んだ時は3つ消えたことをしっかり覚えていた。 だから、光がちょうどひとつ残る選択はおちびを遺す道しかないと真っ先に気づいた。 ちなみにこのルールは銀バッチゆっくり程度の知能、または勘の鋭さがあれば見抜くことができる。 「にんげんさんにはかてないわ…むきゅぅ…くやしいけど…えらばなきゃ…」 「むきゅーぱぱ!まま!ぱちぇがぎせいになるわ!からだのよわいぱちぇがひとりいきのこっても、いきていけないもの!ちぇんなら…きっと!」 キリッとした目で両親をみつめる赤ぱちぇ。こいつ本当に赤ゆっくりか? 「わきゃらにゃいよーちぇんだけでいきりゅなんちぇわきゃらにゃいよー!」 ちぇんはちぇんで1匹生き残ることに不安と悲しみでいっぱいである。 「ちぇんにのおちびちゃん…ぱちぇたちはおそらのうえのゆっくりぷれいすからみまもるわ。だからつよくいきるのよ!」 「ゆっくりわかってねーこれしかみちはないんだよーわかれよー…」 「わがっだげど…わがりだぐないよーゆわあああああああああん」 「むきゅ…でも…もうしばらくだけ、いっしょにゆっくりましょう…これがさいごなんだから…あしたは…ちぇんににたおちびちゃんがみんなをたべるのよ」 「そうだねー…わかるよー…」 「むきゅう…」 「わがりだぐないよーーー!ゆわあああああん!!」 4匹は、身を寄せ合いすーりすーりしあって眠った。 一方まりさ&れいむ組 「おなかへったんだぜ…なんでにんげんさんはふつうのごはんくれないんだぜ…くささんでもいいからたべたいんだぜ…」 「おとーしゃん、おなきゃへったんだじぇ!」 「おちび、がまんするんだぜ…きっとにんげんさんにめいっれいっしてみせるんだぜ」 「ほんちょ?にんげんしゃんにめいっれいっできりゅの?れいみゅごはんしゃんむーちゃむーちゃできりゅの?」 「ほんとうだよおちびちゃん、まりさがれいむのかいぬしさんにめいっれいっしたから、れいむとまりさはいっしょになれたんだよ!」 「そうなんだぜ!それからぼうっけんのひびだったんだぜ! びゆっくりなれいむをねらっておそってくるゆっくりできないやつらをたおしまくったんだぜ! れみりゃもまりさのてきじゃないんだぜ!」 「びゆっくりだなんて、れいむてれるよぉすーりすーり」 「れいむ、こそばゆいんだぜ!すーりすーり」 「おとーしゃんすぎょーい!まりしゃおとーしゃんみちゃいになるじぇ!すーりすーり」 「れいみゅも!おきゃーしゃんみちゃいににゃる!すーりすーり」 なるほどなるほど、飼いゆっくりだったれいむが野良のまりさと勝手に番になって、まとめて捨てられた…と 4匹は、身を寄せ合いすーりすーりしあって眠った。…すっげーバカっぽい。 朝 「…なにを考えてるのかしら…むきゅ…あついわ…いろいろないみで」 「まったくわからないよー」 夜間は気温がゆるやかに上がるのか、ぱちぇもまだまだ耐えることができた。 早起きした2匹は、隣の箱を見ていた そこには…れいむが植物型と胎生型で同時妊娠してしまっている光景があった。 深夜か早朝か、赤ゆっくりたちが眠っているうちにすっきりーしたのだろう。 「ゆゆーんかわいいあかちゃんだよぉお!…でも…あまりゆっくりしてないね…はぁ…」 「ゆふぅ…ここはあづすぎるんだぜ…あかちゃんにはつらいかもだぜ…」 「おとーしゃん…あちゅい…おにゃかへったよぉ…」 「ぴぃ…ぴぃ…おぼうしにょなかが…むれりゅんだじぇ…」 「おちびとあかちゃんのためにかりにいってくるのぜ」 なんとまりさがこの状況で狩りをするなどと言い出したことに、ぱちぇは驚く。 「むきゅ…かりって…なにをするきかしら…」 「わからないよーでももしかしたら…だっしゅつできるほうほうをみつけたのかも」 当然まりさ&れいむ組も箱の中である。まさか脱出の手段でも見つけたというのか。 まりさはぽーんぽーんと箱の一面へとむかいはねていき、 透明な壁を目にして行動を起こした!! 「ぐぞにんげん!!!!まりさにいますぐあまあまだすんだぜ!!!たくさんでいいんだぜ!!!」 叫んだ。 おそらくあれが狩りのつもりだろう…。 何気に呼び方がにんげんさんからくそにんげんに変わっている。家族に持ち上げられ増長したようだ。 「むきゅ…ばかね」 「ばかなんだねーわかるよー」 2匹は興味を失ったが 「おまえらなんていったああああ!まりさはおうっじゃなんだぜ!くそにんげんもいうこときくはずだぜ!いますぐあやまってまりさにひれふすんだぜ!」 まりさに聞こえてしまったようだ。 ガソリンに火をつけたかのように、激しい反応をするまりさ。 「むきゅ…だってそれはかりじゃなくて、ものごいっていうのよ。おばかさんね」 「にんげんさんにかなうわけがないよーわかるよー」 「ゆがああああああ!!!あやばれっ!!!まりざはばがじゃないっ! まりざはぐぞにんげんよりつよいっんだあああ!いま゛どげざしだら!みなごろじでゆるじてやるっ!!ぜひゅーぜひゅー」 まりさはぱちゅりーたちに体当たりしようと、箱の面にぶちあたる。 当然箱はびくともしないし、ぱちゅりーたちは冷ややかな視線を向けている。 一方、れいむは 「まりさぁすっごくいさましいよぉ、さすがれいむのだーりんだね!」 などとまさにスイーツ(笑)な台詞を吐きうっとりしていた。饅頭のくせに。 そういや和風スイーツって特集あったな…素直に和菓子って言えないのかと。 『おはよー糞饅頭ども、今日もゴキゲンだなお前ら』 まりさは俺の姿を見ると、おさげで片目を隠し、尊大な口調で… 「ゆっくりぃまりさがめいっじる…んだぜ!あまあまもってくるんだぜ!それとこっからだすんだぜ!あつすぎるんだぜ!」 などとのたまった。 あ、なんか二期が駄目だった某アニメ見たくなってきた。 「ふぅっふぅっ…なににやにやしてるんだぜ!まりさはおうっじゃなんだぜ!いうこときくんだぜ!」 『あー、まーたまりさ様の強がり病か』 まりさ種は強気な性格だがストレスに弱く、どうしようもない状況で大きなストレスを受けるとストレスから中枢餡を守るために自身の記憶を改竄してしまう。 例えば「れみりゃを倒した」「人間をたおした」「自分は長だ」「ドスの側近だ」「森の王者だ」等といったことである。 しかし、だからと言って強くなるわけではなく、逆に喧嘩を売ってしまうのでストレスがどうのこうのの前に物理的に潰されるのでどうしようもない。 加えて強さを称える言葉に弱く、簡単に増長する。 この2つの特性によって、まりさ種は倍率ドン!さらに倍!!で死に急ぐのだ! …ってなぜ逃げる能力を高める方向に進化しなかったのか。 ストレスに弱いなら逃げきってからゆっくりストレス解消すりゃいいものを ちなみに1つの群れから、10匹ほどまりさ種を拉致っていじめたら、その内8匹が「まりさはもりのおうじゃなんだぜ」などと言い出した。 なんと王者(笑)の多い群れだろうか。 格闘技みたいに階級別制度でも敷いているのだろうか。 『っていうか、ガキつくってんじゃん。あっぽだなーこいつら…えーと16個点灯ってことは…追加赤ゆ8匹か。ほーおまえらおちびちゃんいっぱいだなー』 丁度2倍、気温が上がる速度も丁度2倍だ。 何考えておちびちゃん作ってるんだろう…こいつらも動画見たよな? 「ゆひぃゆひぃ…ゆっへん!おちびちゃんいっぱいだと、けほっけほっ…ゆっくりできるんだよ!」 褒められたと思ってれいむがそのお腹と茎を見せつけるようにふんぞり返る。 「あかちゃんいっぱいだと…げほっ…おなかすくんだぜ!…ごはんさんけほっ…よこすんだぜっ!」 『そうかーなるほどなぁ…たしかに子沢山だとお腹へるよな』 「ものわかりのいいぐぞにんげんだぜ!まりさたちはきのうからなんにもたべてないんだぜ!!さっさとあまあまだすんだぜ!!」 『よし!話はよくわかった!』 「ゆふぅっゆふぃっ…ものわかりがいいんだぜ…どれいにしてやってもいいんだぜ!!!まいにちまりさのうんうんをたべるちゃんすをえるけんりをやるんだぜ!!」 『ところでさーとくっべつっなエサとか欲しくない?赤ちゃん元気になるよ!』 「ゆっ?それちょうだいね!あつくてあかちゃんげんきないよ!ゆふぅー…」 確かに茎に実っている赤ゆっくりの顔は辛そうな…じゃなくて、おもしろい顔をしている。 口を顎が外れんばかりに開いて舌をだらーん…パシャッ…おっとつい写メ撮っちゃった。 「かってにしゃしんさんとらないでね!ゆふぅ…でもとくっべつなごはんさんくれたら…ゆるしてあげるよ!」 俺は今までと同じゼリーを3個、色の違うゼリーを2つほど投入した。 『はははごめーんねっ。昨日と違うゼリーはれいむ用のだよ!じゃ、ゆっくりしていってね!』 「ぐぞにんげん!!あまあまをよこすんだぜええええええええええええ!げほっげほっ…」 「またまずまずだじぇ…」 「いもむししゃん…たべちゃい…」 「ゆぅ…これがとくっべつ…なごはんさんなの?むーしゃ………」 れいむが1個ゼリーを口に含むとピタっと動きがとまった。 「れいむ?どうしたんだぜ?」 「「おきゃーしゃん?」」 「し…し…し…ししししししししし…」 「「「し?」」」 「しゃあああああああわしぇえええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!! しあわせーの大音量が箱に…いや、部屋中に響く。別の箱のちぇんやぱちぇ共も何事かと見つめている。 「しあっしあっしあ!!しゃあああああああわしぇええええええええええ!!!」 うっせえ…ちぇん&ぱちぇの箱にゼリーを投入。 「むきゅ…にんげんさん、あのれいむはなにをたべたの?」 『ゆグドゥネーム入りゼリー、要するにすんげーあまあまさん。砂糖の40万倍の甘さだとさ…たべたい?』 ちなみに有名なサッカリンで500倍らしい。 「いらないわ…よんじゅうまんばいってよくわからないけれど あたまさんとしたさんがばかになるもの…おちびちゃん、あまあまにはちゅういしなきゃだめよ…あんなふうになるわ」 「わかったよー…あんなの…わからないよー」 うん、人間も40万倍の甘みとか怖くて手だせん。 ゆっくりでなくとも舌がバカになる。 しっかし甘いものをゆっくりにとって麻薬になると認識してるなんて、ほんと賢いな。 親子はれいむに視線を向ける。 そこには 「ゆぴぴぴっ!しゃーわっ!しゃーわせっ!しゃーわせっっ!」 「げほっ…れ…れいむ!おちつくんだぜ!げほっ」 この世のものではないほどの甘さを味わい、熱された空気を吸うことを気にもせず大声で叫ぶれいむがいた。 白目をむいてうれしーしーを垂れ流し、もみあげをぴこぴこぴこぴこと超速で動かすれいむの顔にはわずかな知性すら感じられない。 茎の赤ゆっくり共もしあわせーを吸収し大きなっているが…その顔はにへらと笑っており、逆にゆっくりできない。 「けほっ…おとーしゃん、まりしゃもたべちぇいい?」 「ぜっだいだめっなんだぜ!げほっ!これはどくなんだぜ!」 いえ、あまあまです。規格外ですが。 「でみょ、おきゃーしゃんは、しゃーわしぇっていっちぇるよ…れいみゅがみゃんできにゃい! むーちゃ…むー…しゃ…しゃ…しゃ…しゃわわわしぇえええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!ゆべっっっ!!」 あ、すごい、れいみゅちゃんがうれしーしーでぶっとんで天井に激突した。 「れいむにのおちび!!ぺーろぺーろ!ぺーろぺーろ!」 「しゃぁわしぇ…しゃ…わ…し…ぇ……」 「ゆぴぃ…れいみゅがえいえんにゆっくりしちゃったのじぇえ!ゆわああげほげほげほっ!けほっ! 最後の言葉の定型句も言えてないし。 つーかうれしーしーで飛ぶなんて…これが本当の天にも昇る気持ちってやつっすか。 今度、【赤れいむは空をとぶ】なんて絵本書くかな。 メモメモっと…えーと構想は…あーしてこーして… 「にんげんさん!にんげんさん!むきゅ!」 「むししないでねー!きいてねー!」 おっと、ちょっと考えこんでた。 『なにかな?』 「むきゅ!にんげんさん…このひかりさんがひとつのとき、いきのこったこをたすけてくれるのね?」 『ああ、助けてやるとも』 「やくそくだねー!」 『約束だ』 「むきゅ…ちぇんおねーしゃん…おわかれよ…」 「げんきでいきていくのよ…ちぇんにのおちびちゃん…」 「わかってねー!ちぇんにのおちびはみんなのきぼうなんだよー!つよくいきてねー!」 「ゆわあああああああん…わかるよーわかるよおぉぉおお!」 「むきゅ…さぁ…せーーの」 「「「おたべなさい」」」 父ちぇん母ぱちぇ赤ぱちぇがそれぞれ真っ二つになった、これが他ゆんへの思いやりで発動できるゆっくりの秘技「おたべなさい」。 知識を赤ちぇんに対する最後の贈り物としたのだ。 点灯してるランプはひとつ。 『あっぱれあっぱれ。で、ちぇん。脱出するか?今なら出してやるが。』 赤ちぇんは体としっぽをふりふりして言う。 「わきゃりゅよーでもちぇんは…みんなをむーちゃむーちゃしなきゃいけにゃいんだよー」 『そうかー残念だな、まぁごゆっくり』 赤ちぇんは両親と姉妹の体をむーちゃむーちゃと食べ始める。 その記憶餡は赤ちぇんに受け継がれ、生きていく糧となるだろう。 2時間後 さてさて、どうなったかな? 赤ちぇんは一心不乱に「おたべなさい」×3の始末をしている。しばらく放置でいいだろう。 で、まりさ&れいむの箱は…そろそろかなりの暑さになってるはずだが… おっ、赤ゆっくりが生まれそうだ。 通常2日程度茎で成長するはずだが、母体が異常事態をおこしてるからかわずか数時間という早産だ。 「ゆひぃ…ゆひぃ…うまれるの…はやすぎるんだぜ…ゆっくりするんだぜ…」 赤ゆっくりが身をゆすり茎から離れようとする 「ゆひぃ…まりさがうけとめるぜ…」 「いもーちょが…けほっ…うまれるんだじぇ?」 家族が生まれそうな赤ゆっくりを気にする一方でれいむは、ただただ枯れた声で「しあわせー」を繰り返すのみ。 完全に理性は消えていた。 赤ゆが茎から離れる! 尊い尊い(笑)ナマモノの誕生だ! ぽとんぽとんと、茎から赤ゆっくりが落ちる。その数5匹。 おかざりは小さく髪の毛もあまり生えていない…明らかに未熟ゆだ。 未熟ゆはぷるぷる震え、声を揃えて第一声 「しゃわしぇえええ!しゃわわしぇえ!」 「ゆ゛?ゆっぐりしていってねだぜ!ちゃんとあいさづするんだぜ!ゆひぃ…ゆひぃ…」 「けぽっけぽっ…おちょーしゃん…いもーちょたち…ゆっぐりできにゃいじぇ…」 「しゃわせー」「しゃばー」「しゃばぁ」「しゃわぁ…」「しあーわしぇー」 目に知性の光は全く無い。 餡子の遺伝で親から基礎知識等を得るそうだが、れいむのしあわせーですべて塗りつぶされたらしい。 この未熟ゆにはしあわせーしか詰まってないのだ。 『まりさーしあわせいっぱいなおちびちゃんが生まれたな!よかったね!』 「じじい!ごんなおちびっ…ゆっぐりじてないんだぜ!なんで…ごほっごほっ…なんでごんなごどにっ…いだっ」 まりさの後頭部に、赤ゆっくりがぶつかった、続けて2度。 胎生妊娠でれいむのまむまむから射出された赤ゆっくりだ。 こちらもすべて未熟ゆ。 『第二弾おめでとー』 「ゆ゛…ゆっくりしていっでね!だぜ…」 「ゆっくりしちぇいっちぇね!」 まりさと赤まりさは新しく生まれた3匹に声をかけるが… 「しゃわーしぇー」×3 「こっちのおちびもおかしいんだぜ!ゆっくりしていっでね!ゆっぐりじでいっでねえええええ!げほげほっ…のどざんがあづいんだぜ…」 「けぽっ…いもうちょたち…ちゃんとあいしゃつするんだじぇ…ゆっくりしちぇいっちぇね…だじぇ…まりしゃはおねーしゃん…だじぇ…」 未熟ゆたちは生まれ落ちた時の姿勢のまま口足らずにしあわせーと言うのみ。 体を動かす機能すら【しあわせー】によって消去されてしまっているのだろう。 『ちょっとおまえら、これオモシロすぎるだろ、しあわせー』 「ぐぞじじい!おばえの…げほっ…おばえのぜいで!べんなおぢびがうばれだんだぜ!」 『まぁいいじゃん、生まれてからずーっとしあわせーでさ。まりさもしあわせー好きだろ?おちびをしあわせーにしたいだろ?』 「ごんなじあわせーはじあわせーじゃないんだぜ!」 『まりしゃちゃんはしあわせーになりたい?またゼリーさんあげるけど?』 「い…いやなんだじぇ…こわいんだじぇ…」 『遠慮するなよーほーら、あまあまだぞーしあわせーだぞー』 ゆグドゥネーム入りゼリーを投入してやる…が、まりさが踏みつぶしてしまった。 「おちびに…ぜはぁー…へんなものあげるんじゃ…ないぜっ…」 『でもしあわせーだよ?主に俺が』 「ゆひぃ…じじぃのじあわぜなんで…どうっでもいいんだぜ…」 『俺もお前らのしあわせーなんてどうでもいいから、おあいこだね!あ、赤ちゃんももう駄目だね短いしあわせーだったね!』 成体でもまいる暑さだ。 虚弱貧弱無知無能な未熟ゆが生き残れるはずがない。 「しあわせー」といいながら干からび黒ずんでいっている。 こんなに辛いはずの環境なのに、ここまで幸せに死にゆくゆっくりを見たことがない。 痛みや辛さを感じなくとも、感情はしあわせーであろうとも、死の足音は止まらない。 とうとう未熟ゆの最後の一匹が息絶えた。 彼女らは「しあわせー」しか知らず、その他に何も得ず、死んでいった。 「おちびがあああああげぼっぉお!」 とうとうストレスで限界がきたのかまりさは激しく餡子を吐き出す。 「おちょー…しゃん…あんこしゃん…はいちゃだみぇだじぇ…ぺーろ…しあわせー…ぺーろ…しあわせー」 まりさをぺーろぺーろするが、餡子のあまさについしあわせーと口にでてしまう。 それが命運を分けた。 「ぐぞちびぃぃい!まりざのあんござんだべるながあああ!じあわぜえええええっでいうなああああ!!」 赤まりさを帽子の縁で殴打する。何度も何度も何度も。 「ゆびぃっいじゃいっおちょーしゃんがぶっちゃー…ゆぴぃっ…やべっ…やべろっ」 え?ブッチャー?黒い魔術師?ヒールレスラーとかよくしってたなーお前、フォークでいじめてやろうか。 「あんこしゃんがっ…もりぇりゅっ…げしゅおやぁあ…しにぇ…」 「お゛やをげすっていうなあああああ!!げすちびがあああ!!」 まりさは赤まりさを半分に噛み千切った。 「ゆぴっ…もっちょ…ゆっ…」 言い終わる前に、まりさはもう半分を噛み潰した。 「むーしゃむーしゃ!!せいっぜいまりさのちにくっになるんだぜ!」 ペッっとおぼうしを吐き出し、踏みつけた。 ランプは6つ、まりさと壊れたれいむしか生き残っていない。 まりさはれいむににじり寄った。 3時間後 『エサの時間だよー』 ゼリーを投入する。 「ゆっがぁ…あづいんだぜええ!ざっざとごっがらだずんだぜ!ぞんなまずいごみいらないんだぜ!」 『でもおなか減ったでしょ?』 「まりざはあまあまたべてるんだぜ!」 んー? よく見ると、なんぞれいむの周りに未熟ゆのお飾りみたいなちっこいのが沢山転がってる。 結構な量だ。以前死んだ未熟ゆの数より遙かに多い。 それにれいむもなんかお腹が膨らんで…妊娠してるのか。 「ぞろぞろでぎあがるじがんなんだぜ…ゆりゃっ」 そう言いながらまりさはれいむに近づき、体当たりをかました。 「ひゅーっ…ひゅーっ…」 偶然れいむの口が開くと、引き千切られた舌が見えた。 『れいむの口どうしたんだ?』 「やがまじいがらだまらぜだんだぜ!」 れいむのまむまむから、ドロドロと餡子やできかけのおかざりや寒天などが流れでてくる。それらは、未熟ゆのパーツ…。 ソレをまりさはズゾゾゾオッっと音を立てて啜り、おかざりだけ、ゆべっ…と吐き出す。 『まりさ、しあわせー?』 「ゆ…ゆがあああ!!!まりさはぞのごとばがだいっぎらいなんだぜ!ぎぎだぐないんだぜ!」 しあわせーと聞いた瞬間顔を鬼の形相にし吠える。 まりさはしあわせーアレルギーになってしまったのだろうか。 「あ゛ぁー!あまあまだべだらよげいのどざんがかわいだんだぜ!じじい!おみずざんもっでごい!」 なんだろうか…この気分は… とりあえず、ゆ虐部屋から飛び出し… この興奮を、ゆイッターやゆログで記事にし、ゆ虐友に電話で伝えた。 え?グロさにショックうけたんじゃないのかって?いやいや、ねーよ。 なんだかんだやってるうちに夕方に。 ゆ虐部屋に戻り、とりあえず気温上昇によって死にかけまりさをラムネで眠らせて回収。 しあわせ嫌いでゆっくりを食べるのが大好きなまりさが居ると言ったら、引き取りたいというゆ虐友が現れたので売っぱらうことにした。 このまま殺すのも良かったが、金はほしい、切実に。 れいむ? あー…狂っちゃってるし、もうどうでもいいや。 手動で温度を最大まで設定する。 ばいばいれいむちゃん! 焼け死んでね! そしてちぇんの箱 「にんげんさん!もう食べ終わったよーここからだしてねー」 『あ、無理』 「わからないよー!!約束だよ!わかれよー!」 『ああ約束だよ』 「じゃあだせよー!わかれよー!」 『おまえがわかれよー』 そう言ってランプを指さす。 点ってるランプは…2つ。 『俺は、ランプがひとつの時に生き残った子を助けるっつったんだよ』 「……なんでひかりさんがふたつなのおおおおおおおおお!!!??わがらないよ゛ーーーーーーーーー!!!!!」 わからないもくそもない。 同族3匹を食って、急成長したからだ。なにげに知能も吸収して赤ゆ言葉も抜けてるのもすごいな。 すでに赤ゆっくりどころか大きめの子ゆっくりぐらいの大きさになっている。 というか、もともとおたべなさいとはそういうものなのだ。 厳しい自然の中で食糧不足で追い詰められた時、自らを食料化するとともに子供を急成長させ能力を高めるゆっくりの秘技。 それがおたべなさい。 そしてセンサーはゆっくりの餡容量を感知する。 赤ゆっくりはランプ一つ。大人ゆっくりはランプ3つ。じゃあ子ゆっくりは? 2つだ。 そう、この箱は…「おたべなさい」をしたとき赤ゆっくりに自らを食べさせると脱出できない…家族の愛情が家族を殺す仕組みなのだ。 赤ゆっくりだけを残して他は死ぬ。ここまではいい。 動画を見てここまで攻略法をきっちり固めた父ちぇんと母ぱちゅりーの覚悟と賢さは認めてやるよ。 だが、それをその場で食べることで、生存フラグはポッキリ折れる。 まるで数十年かけて何度も作り直し奇跡に奇跡を重ね完成した会心の出来の壺が、些細な不注意で割れるようにあっけなく。 嗚呼、おたべなさいをして赤ちぇんだけ残ったその時なら、外に出してやったのに! おたべなさいをした家族を食べるにしても、脱出してから「かぞくをそとにだしてねー」とでも言えばよかったものを! そこまで賢ければ、敬意を示し、家族を食わせて逃がしてやったのに! こいつら一家は順序を間違えた! おお おろかおろか! セーブ&ロード?できないよそんなことは! すべて後のカーニバルなのさ! 『…中身の半分ほどを吐き出せばランプ一個にはなるんじゃないかなー、でもそれってゆっくりの致死量だけどねー』 「わがらないよー!わがらないよーーーーーーーーーー!!」 『じわじわ死んでいってね!わかれよー!ではっ』 おどけた調子でキメ台詞! 『GAME OVER!!』 俺は虐待部屋の扉を閉じた。 あとがき …テンションに任せて書いたらひどい事になった 本当に読みにくかったでしょう お兄さんにビキィッってきた人もいるのでは?w 今回のテーマは「熱殺」、ただし「足焼き」とは違った方向でやりたかったのです。 でもなんか色々付け足しすぎたなー書いてるうちに色々思いついて… 削るのも作者の技量と勇気!削った分で別のSSを書けばいい!…んですけどねw 前回も今回もちょっと道具がごちゃごちゃあったので、今度はシンプルな路線を書きたいかなぁ 今回はちょっと某映画に影響されてますねw ゆグドゥネームの元ネタはまんまラグドゥネーム(同量の砂糖と比較して22万倍~30万倍に達するらしいです)なわけですけど ぶっちゃけそんな甘味料甘さ通り越して苦味になるんじゃ…ってつっこみはナシで…ナシで!!! byトンネルあき でした 過去作品 anko3866 れいむの超母性
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/2113.html
http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1338301131/ 咲「聞こえなかったのかな? もう一回言うよ」 京太郎「あ、ああ」 咲「京ちゃんのことが好きですっ、私と付き合ってください!」 京太郎「うぉ……、聞き間違いじゃなかった」 咲「私は本気だよっ。ずっと好きだったんだから!」 京太郎「そうか……。俺は――」 優希「二人でなに話してるんだじぇ?」 京太郎「ゆ、優希!?」 咲「優希ちゃん……」 優希「部活終わったし、タコス食いに行こうじぇ! 京太郎、お伴せよ!」 京太郎「はぁ……、お伴って、また俺に奢らせる気だろ、お前」 優希「そうとも言う!」 京太郎「清々しいな……」 優希「それはシャレで言ってるのか?」 京太郎「違う。そんなつまらんこと言うか」 優希「とにかく行くじぇ!」 京太郎「ちょっ、急に腕引っ張るなって! 俺は咲と話が……」 優希「咲ちゃん?」 咲「私はいいよ……、二人で楽しんできなよ」 優希「そっか、また今度行こうじぇ」 咲「うん、そうだね」 優希「よし、行くぞ、京太郎!」 京太郎「だから待てって、おわっ!?」 優希「タ~コス、タコス~」 京太郎「咲っ、今夜電話する!」 咲「うん。ばいばい、京ちゃん」 ―― タコス屋 ―― 優希「ぷはぁ~、部活帰りのタコスは格別だじぇ~」モグモグ 京太郎「……残業帰りのサラリーマンみたいだな」 優希「部活でタコスぢから全部使ったから補充だじぇ」 京太郎「確かに今日の優希は凄かったな。部長も褒めてたぞ」 優希「ふふん。ところで、京太郎は食べないのか?」 京太郎「ああ、コレか。頼んだけど何か食欲ないから食べていいぞ」 優希「それでは、遠慮なくっ」バッ 京太郎「おい、袖っ!」 優希「あっ……」ガシャン 京太郎「割れたか……。ケガしてないか?」 優希「ケガはないけど、ジュースが制服に……」 京太郎「うわ、全部かかったか。染みになる前にトイレで洗って来い」 優希「でも、」 京太郎「いいから、早く行け。店には俺が謝っとくから」 優希「ごめん……」タッ 京太郎「すみません、グラス割ってしまって」 店員「お気になさらないでください。すぐに代わりをお持ちしますので」 京太郎「本当にすみません」 店員「いいんですよ。それより、さっきの対応、とてもカッコ良かったですよ」 京太郎「俺が、ですか?」 店員「ええ。ナイスフォローでした。彼女思いの彼氏さんですね」 京太郎「そんな、俺は彼氏なんかじゃないですよ」 店員「そうなんですか? ときどき一緒にご来店されて仲も良さそうだったので、私はてっきり……」 京太郎「俺はただの友達、いや、財布か? ……とにかく、彼氏じゃないです」 店員「でも、とてもお似合いだと思いますよ」 京太郎「……えっと、この話はそれくらいにして、タオルか何かもらえませんか」 店員「長話失礼致しました。今お持ちします」 京太郎「お願いします」 京太郎「……彼氏、か」 優希「……」トボトボ 京太郎「どうだ、落ちたか……って、やっぱ染みになったか」 優希「……お店の人は?」 京太郎「気にしないでいいいってさ。それより、お前、着替えあるのか」 優希「持ってないじょ……」 京太郎「だよな……。近所に服屋あったっけ」 優希「たぶんない」 京太郎「店の人に借りるか……、いや、そこまで迷惑かけられないな」 優希「どうしよう……」 京太郎「この際仕方がない、俺の学ラン貸してやる」 優希「えっ、でも、汚れちゃうじょ……」 京太郎「別にいい。どうせ、もうすぐクリーニングに出すしな」 優希「……ありがと、京太郎」 京太郎「それじゃ、出るか。店の人にちゃんと謝ってからな」 優希「うんっ」 店員「ありがとうございましたー」 優希「店員さん、笑ってたじょ……」 京太郎「許してくれたんだから感謝しろよ」 優希「それは分かってるけど……、絶対コレ見て笑ってたじぇ」 京太郎「ぶかぶかなのは我慢しろ。身長差あるんだから」 優希「それでも『とてもいいコートですね』は酷いじょ……」 京太郎「グラス割った代償としてなら安いもんだろ、それくらい」 優希「うぅ……、今度行ったときも笑われそうだじぇ……」 京太郎「そんなことないって。ただ、今度行ったときは少し高いの頼めよ」 優希「そうするじょ……」 優希「あ、あと、みんなには」 京太郎「内緒だろ。わざわざ言う必要ないしな。その代わり、一つ言うことを聞け」 優希「うぐ……、私の弱みを握った瞬間それとは、京太郎も悪人だじぇ……」 京太郎「そんなに大したことじゃないから」 優希「それで、私はなにをしたらいいんだじょ?」 京太郎「それはだな」 優希「う、うん……」ドキドキ 京太郎「今度からは食った分は自分で払え」 優希「え」 京太郎「結局、また俺が奢る形になったからな。でも、今回限りだ。次はないと思え」 優希「……それだけ?」 京太郎「だいたい、お前は俺を財布かATMかと勘違いしてるだろ。俺だって高校生なんだから、金持ってないんだよ」 優希「……私がお前の懐事情なんて知るかっ、もう帰る!」ダッ 京太郎「お、おい! 待てよ!」 優希「京太郎に期待した私が馬鹿だったじぇ!」 京太郎「俺の学ラン……」 ―― 優希の家 ―― 優希「本当に京太郎は馬鹿だじぇ」 優希「あの空気であんなどうでもいいこと言うとは……」 優希「あいつは本当にオトコなのか疑問だじぇ」 優希「そういえば、前にメイド服でパンチラサービスしたときも効果なかったし」 優希「やっぱり、私はそういう対象として見られていないのかな……」 優希「見た目ロリだし、胸ないし、子どもっぽいし、おっぱいないし……」 優希「オトコはアレか、何だかんだ言ってもおっぱいが好きか! 貧乳は負け組かっ」 優希「うぅ……、惨めになってきたじぇ」 優希「今日はもう寝るじょ……」 優希「あ、学ラン返すの忘れてたじぇ」 優希「……」 優希「京太郎の匂いがするじぇ……」 優希「京太郎……ぐすっ」 ―― 京太郎の家 ―― 京太郎「あいつ、なんで怒ってたんだろ」 京太郎「俺の言い方がキツかったのか? でも、普段の俺はもっと酷いこと言われてる気が……パシリとか」 京太郎「友達でも金のことはしっかりしたいだけなんだがなー」 京太郎「明日、また話すか。掘り返すみたいで気が進まないが……。落ち着いて話せば分かってくれるだろう」 京太郎「おっと、もうこんな時間か。明日も早いし、寝るか」 京太郎「おやすみ」 ―― 咲の家 ―― 咲「電話、まだかな?」 咲「京ちゃん……」 翌日 ―― 清澄高校 麻雀部部室 ―― 京太郎「――あれ、部長以外まだ誰も来ていないんですか」 久「須賀君か。今日は早いわね」 京太郎「最後の授業が自習になったので、そのまま逃げてきました」 久「あら、須賀君も意外と悪なのね」 京太郎「その『も』には部長も入ってるんでしょうか」 久「そうね。私も悪いと言えば悪いわね」 京太郎「悪い学生議会長ですか。学園モノでありそうですね」 久「ん~、悪い部長のほうがあってるかも」 京太郎「どっちにしても悪いことは認めるんですね……」 久「まあ、今まさに悪いことしようとしてるしね」ボソッ 京太郎「なにか言いました?」 久「別に。……ところで、須賀君に訊きたいことがあるんだけど、いい?」スッ 京太郎「な、なんですか。あの、近」 久「須賀君の本命が誰か教えてもらえないかしら?」 京太郎「はい?」 久「本当に耳が悪いみたいね、もう一回言うからよく聞きなさい」 京太郎「はいっ」 久「須賀君が一番好きな女の子は誰なの?」 京太郎「えっと、からかってるんですか?」 久「私は本気よ」 京太郎「みたいですね。どうしても答えなきゃダメですか?」 久「断ったら、この場で私は悲鳴を上げるわ。犯されるってね」 京太郎「本当に悪い部長ですね……。分かりました、答えます」 久「うん。須賀君は素直でいいわ。それで、誰なの?」 京太郎「俺が好きな人は――」 優希「京太郎っ、昨日は怒ってゴメンだじぇ!」 京太郎「ッ!?」 優希「あとコレ、借りてた学ラン。返すじぇ」 京太郎「……おい」 優希「そのシワになってるのは昨夜着たまま寝ちゃったからでー、悪気はないんだじょ……」 久「……二人はそういう関係だったのね。知らなかったわ」 京太郎「えっ、ちょ、なんか勘違いしてませんか!?」 久「私の目をすり抜けて関係を築くなんて、やっぱり須賀君は悪い人……」 京太郎「俺の話聞いてくださいよ、部長!」 久「いえ、惚気話は結構よ。耐えられそうにないわ」 咲「惚気話……?」 京太郎「咲っ!?」 咲「惚気話ってなんですか、部長」 久「あのね、須賀君と優希が付き合ってるらしいのよ」 咲「えっ……」 久「びっくりしたでしょう。私もさっき聞いたばかりで驚いてるんだけどね」 咲「そうですね」 久「しかもね、優希は須賀君の学ランにくるまって寝てるらしいの。アツイわよね」 咲「そうですね」 京太郎「部長っ、誇張表現止めてください! 絶対勘違いされてる!」 咲「そうですね」 久「ん、宮永さん?」 咲「そうですね」 久「……須賀君と優希が付き合うことに賛成?」 咲「それは絶対に許しません」 優希「それでね、京太郎。私、昨日考えたんだけど……」 咲「京ちゃん、私も昨日ずっと待ってたんだけど、そのときに考えたんだけど……」 優希「私、京太郎のことが好きだじぇ!」 咲「私、やっぱり京ちゃんのことが好きみたい」 京太郎「マジかよ……」 久「あらあら、こういうのも修羅場って言うのかしら」 京太郎「部長っ、誰のせいでこうなったと」 久「まあ、私も須賀君のことが好きなんだけどね」 和「私もです」 まこ「わしも」 京太郎「和に染谷先輩!? いつの間に!? つか、絶対フラグ立ってねえ!」 久「細かいことは置いといて。それで、須賀君は誰を選ぶのかしら?」 京太郎「俺が一番好きな女の子は、咲です」 咲「京ちゃん!」 久「……理由を訊かせてもらってもいいかしら」 京太郎「咲はドジで放っておくとなんかやらかすし、すぐ泣くし、放っておけないんです」 和「でも、それは優希と大して変わらないじゃないですかっ」 優希「なんで、私じゃなくて咲ちゃんなんだじぇ……」 まこ「納得できんのう」 久「私も、このままでは引き下がれないわ。決定的な理由を言ってもらわないと」 京太郎「決定的理由ですか……、それはですね」 京太郎「咲は俺の幼馴染だからです」 和「たったそれだけで!?」 京太郎「俺は今まで咲と一緒だった。単純に、これからも咲と一緒にいたいし、いてほしいと思うからです」 咲「京ちゃん……、ありがとう、京ちゃん」 久「……幼馴染を選ぶなんてね」 まこ「ベタじゃのう」 優希「つまんないじぇ」 和「もういいです」 京太郎「えっ、あれ、みんなどこ行くんですか?」 久「お二人の邪魔しちゃ悪いからね」 久「退部させてもらうわ」 まこ「退部じゃのう」 優希「退部するじぇ」 和「退部します」 京太郎「ええっ、全国は!?」 久「もうどうでもいいわ。とても協力する気にはなれないし。それじゃ、ごゆっくり」 咲「やったね、京ちゃん! 二人っきりになれたよ!」 京太郎「あぁ……、そうだな……」 咲「好きって言ってくれてとても嬉しかったよっ、今度デートしようね!」 京太郎「そうだな……」 咲「今まで麻雀して遊べなかった分、しっかり遊ぼうね!」 京太郎「あぁ……」 こうして清澄高校麻雀部は全国大会に出場することなく、内部崩壊した。 BAD END --- -- - (部室に行く前から) 京太郎「今日最後の授業は自習か。逃げて早く部室に行こうかな」 京太郎「そうと決まれば、ん?」カサッ 京太郎「なんだ、コレ。手紙?」 京太郎「『放課後 学ラン タコス』……優希か」 京太郎「放課後、学ラン返したいからタコス屋に来いってことか?」 京太郎「部室で渡せばいいのに……、ああ、みんなにバレるのが嫌なのか」 京太郎「わざわざ手紙を入れたってことは、今日の部活は出ない気か、あいつ」 京太郎「先に行って待ってるんだろうな……。待たせると悪いし、自習終わったらすぐ行くか」 京太郎「やっと終わった。よし、行くか」 咲「あ、京ちゃんっ。あのね、私、」 京太郎「悪い、咲。今日の部活出れなくなったって部長に言っといてくれ」 咲「いいけど……、どこ行くのっ」 京太郎「すまん、急いでるから」 咲「待ってよ、誰かと会うの?」 京太郎「……そうだ」 咲「そっか……、引き止めてごめんね。早く行ってあげて」 京太郎「ああ、ごめんな、咲」 咲「いいよ、気にしないで」 京太郎「それじゃ」ダッ 咲「ばいばい、京ちゃん……」 ―― タコス屋 ―― 店員「いらっしゃいませー」 京太郎「ゼェ…ハァ……ハァ…、あの、」 店員「昨日のお連れの方が、あちらの席でお待ちになられています」 京太郎「え?」 店員「ずっと待ってるみたいだから、早く行ってあげて。お財布さん?」 京太郎「……はい」 京太郎「悪い、待たせたな」 優希「別にいいじぇ」 京太郎「あの手紙読んできたわけだが、もう少し何とかならなかったのか、アレ」 優希「京太郎が分かってくれたなら、それでいいじぇ」 京太郎「それで、俺の学ランは?」 優希「はい」 京太郎「なんか、シワ増えてないか……?」 優希「そ、それは、ハンガーにかけ忘れたからだじぇ! 許せ、京太郎!」 京太郎「いや、別に多少のシワは気にしないから許すよ。話は終わりか?」 優希「……まだだじぇ」 京太郎「うん。なんだ?」 優希「昨日、怒鳴って悪かったじぇ。京太郎は間違ったこと言ってなかったのに……」 京太郎「俺の言い方も悪かった。ちょっときつく言いすぎたな」 優希「そんなことはないじぇ。私が調子に乗ってたのは事実だし」 京太郎「自覚はあったのか」 優希「本当にごめんなさい。なにも言われなかったから、ずっと甘えちゃってたじょ」 京太郎「反省してるなら、それでいい。あまり気にするな」 優希「でも、京太郎が怒ってくれたとき、少し嬉しかったじぇ」 京太郎「嬉しかった……?」 優希「あのとき、京太郎が本気で私に話をしてくれたと思うと嬉しくなったじぇ」 京太郎「ヘンな奴だな、お前」 優希「だって、今まで京太郎が私と真面目な話をしたことはほとんどなかったから、私はその程度の友達かと思ってたじぇ」 京太郎「その程度がどの程度か知らんが、優希は上辺だけの友達じゃないぞ」 優希「そう言ってくれるのは嬉しいけど……。やっぱり、友達どまりかー、残念だじぇ」 京太郎「それは、どういう」 優希「もう、分かってるくせに白々しいじょ」 京太郎「……そうだな。はっきりさせるか」 優希「うん」 優希「昨日考えたんだけどね」 京太郎「ああ」 優希「京太郎はいつも嫌な顔せずに私の相手してくれるし、県大会で私がピンチのときにはタコス買ってきて助けてくれた」 優希「私って京太郎に助けられてるって今さら気づいたんだじぇ」 優希「部活帰りのタコスも色々言いつつも一緒してくれるし、もう京太郎抜きじゃ、ダメなんだじぇ」 優希「京太郎には、これからもずっと私の隣にいてほしいと思う」 優希「だから……、私と付き合ってください、京太郎」 京太郎「……」 優希「京太郎に言われた悪いところは直すからっ、他にも悪いところがあったら、それも直すからっ」 優希「だから、私を嫌いにならないでほしいじぇ……」 京太郎「嫌いにならないでって言われてもな……」 京太郎「優希は普段からうるさいし、俺をパシリ扱いするし、タコス買ってきてもまともに礼言わないし」 優希「……」 京太郎「悪いところが多すぎるんだよ、お前は」 優希「それは直すからっ、悪いところは全部! だからっ、」 京太郎「言うのは簡単だけど、悪いところはそう簡単に直るものじゃない。それは自分が一番わかってるだろ」 優希「うぅ……」 京太郎「それに優希は自分に甘いところがあるからな、直すって言われても信用できない」 優希「ぐすっ……、ゴメンじょ……」 京太郎「だから、俺が直してやる」 優希「えっ……」 京太郎「俺が一緒に優希の悪いところを直してやるって言ってるんだ。これからずっと、な」 優希「それって、」 京太郎「ああ。俺の彼女になってくれ、優希」 優希「ありがとう、京太郎っ。本当にありがとうっ……」 京太郎「うぉっ、いきなりマジ泣きしてんじゃねえよ!」 優希「だって……、だって嬉しくて……」 京太郎「だからって急に泣くなよ……、びっくりするから」 優希「ごめん……、京太郎」 京太郎「まあ、タコス食って落ち着け。ほれ」 優希「うん……」モグモグ 京太郎「うまいか?」 優希「こんなに美味しいタコスは初めてだじぇ……ぐすっ」 京太郎「だから泣くなって……」 京太郎「落ち着いたみたいだし、そろそろ出るか」 優希「うん」 京太郎「その前に、お前はトイレで顔洗って来い。ぐちゃぐちゃになってるぞ、いろんなものが」 優希「恥ずかしいじぇ……」タタタ 京太郎「すみません、お会計お願いします」 店員「全部で○○円です」 京太郎「はい」 店員「お釣りです。……ところで、どうやら仲直りできたみたいですね、お財布さん」 京太郎「何度も迷惑かけてすみませんでした」 店員「いえいえ、全然大したことではないですから、お気になさらず」 京太郎「そう言ってもらえると助かります」 優希「戻ったじぇ! これでいいかっ、京太郎!」 京太郎「おっ、普段のお前に戻ったな。よし、支払い済ませてるから先に出てろ」 優希「わかったじぇ!」ダッ 店員「ふふっ、本当に元気ですね、あの娘」 京太郎「はは……、もう少し、大人しくなるといいんですけどね」 優希「まだー?」 京太郎「もう行くから大人しく待ってろ」 優希「はーい!」 店員「では、またの御来店をお待ちしています」 京太郎「はい、また来ます。……っと、すみません、最後に一つだけ」 店員「なんでしょうか?」 京太郎「俺、あいつの財布じゃなくて彼氏です。今日からですけど」 優希「遅いじぇ、京太郎」 京太郎「すまん。それじゃ、帰ろうか」 優希「あ、ちょっと待って」 京太郎「ん、どうした?」 優希「さっきのタコスのお金、ちゃんと払うじぇ。いくら?」 京太郎「いや、いいよ」 優希「でもっ」 京太郎「お前を泣かせたお詫びだ。だから、今日の分は払わなくていい」 優希「……きゅん」 京太郎「きゅん?」 優希「不覚にも、ちょっとカッコイイと思ってしまったじぇ……」 京太郎「ぐっ……。そういうことは黙っとけよ……」 優希「おぉう、京太郎が照れてるじぇ~!」 京太郎「照れてない」 優希「赤い顔で言っても説得力無いじぇ~」 京太郎「うるさい、先に帰るぞ」 優希「逃げるな、京太郎っ!」 京太郎「放せって、暑苦しいから」 優希「タコスのお礼にサービスして当ててるんだじぇ!」 京太郎「なにをだよ……」 優希「おっぱい!」 京太郎「え、嘘だろ。俺はてっきり背中が当たっているのかと……うぐ」 優希「バカにするなっ、そんなこと言ってると大きくなっても触らせてあげないじぇ!」 京太郎「バカにはしてない、ただ勘違いしただけだ。それに、」 優希「それに?」 京太郎「優希は今のままで十分可愛い」 優希「うぐ……」 京太郎「お、効いたみたいだな。さっきの仕返しだ」 優希「それなら、京太郎だって、今のままで十分カッコいぃ……」 京太郎「俺が、なんだって? よく聞こえなかった。もう一回言ってくれるか」 優希「~~もういいじぇ!」ダッ 京太郎「おい! 待てって!」 優希「京太郎なんか嫌いだじぇ~!」 おしまい --- -- - 咲「京ちゃん、明日までの宿題やった?」 京太郎「やべっ、忘れてた!」 咲「あのさ、もし良かったら教えてあげるから一緒に勉きょ……」 京太郎「悪い、咲。部長に今日の部活休むって伝えてくれ」 咲「あ……いっちゃった」 咲「部活に入ってから、あんまり京ちゃんと話してないな……」 咲「部長。京ちゃんは今日休みです」 久「あら、そうなの?」 咲「宿題が終わってないそうで……」 まこ「ほお。ところで優希は終わってるのか?」 優希「のどちゃんに見せてもらうじぇ!」 和「たまには自分でやってください」 久「じゃあ、須賀君がいないからちょうどいいわね」 咲「ちょうどいいって……?」 まこ「男子部員を増やそうかって話をしとったんじゃ」 久「須賀君一人だけじゃ何かと困るでしょ?」 和「それって雑用が、って意味ですか?」 優希「犬は一人で十分だじぇ!」 久「違うわよ。須賀君一人じゃ個人戦しか出れない。二年前の私と一緒なの」 咲「でも、それなら京ちゃんがいる時に話したって……」 まこ「ハーレムが崩れるといって賛成せんじゃろ」 久「ちょっと、まこ。そうじゃないの。決定的なのは須賀君の雀力の事」 優希「アイツはド素人だじぇ!新入部員が5人いたら補欠は必ずアイツになるじぇ!」 和「そんな理由で反対するでしょうか?」 久「あくまで可能性の話よ。でも、部員を募集すれば起こりうること」 まこ「あやつは笑って『別にいいですよ』と言うかもしれんが、内心穏やかではないじゃろ」 咲「それならなおさら京ちゃん本人に聞かないと!」 久「須賀君が反対すると思う?」 咲「それは……」 和「部の人数が増えるのは喜ばしいことですしね」 まこ「賛成した手前、退部しますとは気軽に言えんじゃろうしな」 久「それなら今のうちに私の独断で増やして彼の逃げ道を残しておきたいと思うの」 優希「私は反対だじぇ!犬は一人でいいじぇ!」 和「優希、これは個人じゃなくて部の問題です」 久「確かに宮永さんの言う通り、私の、私たちの独断が最善ってわけじゃないわ」 まこ「でも、京太郎をこのまま一人だけの男子麻雀部にはしとうない」 咲「それは……わかります」 咲「でも……でも!」 咲「私にはどうしたらいいかわかりません」 咲「でも、私は部長ではないし、部長の判断には従います」 和「私も従います。優希もいいですね?」 優希「いいじぇ……」 まこ「……」 久「ふう、わかったわ。しばらくこの件のことはなかったことにします」 久「じゃあ、普通に部活を始めましょうか」 二時間後ぐらい 久「じゃあ、今日の部活はこの辺で。あ、それと宮永さんは残ってくれる?」 咲「……はい」 優希「疲れたじぇ。のどちゃん、タコスを食べて帰るじぇ!」 和「たまにはそれもいいですね。では、宮永さん、お先に」 優希「咲ちゃん、また明日じぇ!」 まこ「優希はちゃんと宿題やるんじゃぞ?」 優希「忘れてたじぇ……」 久「宮永さん、あなたは新しい部員が来るのが嫌?」 咲「そんなこと……ない、です」 久「そう。じゃあ、男子部員を募集するわ」 咲「……」 久「宮永さん、あなたは新しい部員が来るのが嫌?」 咲「そんなこと……ない、です」 久「そう。じゃあ、男子部員を募集するわ」 咲「……」 久「嫌なら嫌って言っていいのよ?」 咲「部長が決めたことですから」 久「宮永さん、私は立場的には部長だけど偉くともなんともないわ 久「だって貴女たちが入部してくれなきゃ名ばかりの部長だったわけだし」 久「私は貴女に、貴女たちに感謝してるわ。もちろん須賀君にも」 咲「それなら……京ちゃんの、京ちゃんの居場所を奪わないでください……」 久「……そうね。宮永さんの言いたい事は良く分かるわ。でも、私は部長なの」 咲「……はい」 久「ごめんなさい。引き止めて悪かったわね」 咲「お疲れさまでした」 京太郎「だー、宿題が終わんねー。どーする俺?どーする俺?」 京太郎「そうだ、もう部活終わってるよな。咲に教えてもらおう」 TEL 咲 京太郎「頼む!咲様、出てくれ!」 咲「……はい」 京太郎「おー、咲か。悪いんだけど、宿題教えてもらってもいいかな?」 咲「あ、うん。いいよ」 京太郎「ありがたいぜ。じゃあ、10分後に咲の家に行くわ」 咲「うん、待ってるね」 京太郎「お邪魔しまーす」 咲「今日はお父さんいないんだ。そんな事言わなくても大丈夫だよ」 京太郎「いや、礼儀としてだな……」 咲「変なの。京ちゃんってそんな人だっけ?」 京太郎「俺は紳士だぜ?」 咲「ふふ。じゃ、宿題やっちゃおう?」 京太郎「おう!頼むぜ」 京太郎「終わったー。助かったよ」 咲「良かった。これで明日怒られなくてすむね」 京太郎「そうだ、咲。今日の部活はどうだった?また勝ったのか?」 咲「……」 京太郎「俺も強くならないとなー。と言っても男子部員は俺一人だけど」 咲「……」 京太郎「個人戦でもいいからいいとこまでいきたいよなー」 咲「……」 京太郎「……咲?」 咲「あのね、京ちゃん」 京太郎「どうした?久しぶりに負けたのか?」 咲「私、部活やめようと思う」 京太郎「そうかー、負けたのかー。まぁ、たまには……えっ?今、なんて?」 咲「部活やめたいの……」 京太郎「なにかあったのか?」 咲「京ちゃんも一緒に辞めよ?」 京太郎「咲、なにがあったんだ?」 咲「私、京ちゃんと一緒にいたい。毎日一緒にいたい」 京太郎「今でも一緒だろ?」 咲「そうじゃないの……」 京太郎「麻雀が嫌いになったのか?」 咲「違う。京ちゃんが大好きになったの」 京太郎「?……俺は麻雀部にいるぞ?」 咲「今日、こんな話があったの」 説明中 咲「京ちゃん、居なくなっちゃうの?」 京太郎「そうか……男子部員か。確かにずっと俺一人っていうのもな」 咲「嫌じゃないの?京ちゃんがずっといた場所がとられちゃうんだよ?」 京太郎「咲、麻雀は楽しいか?」 咲「……うん」 京太郎「俺もだ」 京太郎「咲だって初めは麻雀強くなかっただろ?」 咲「そうだね……」 京太郎「俺だって強くなる。新入部員が来たって負けないほどに」 京太郎「好きなことだから頑張れる。必死になれる」 咲「京ちゃん……」 京太郎「というわけで、だ。勉強以外に麻雀も教えて欲しい」 咲「う、うん!」 京太郎「よし、やるぜー!本でも買って基礎から叩き込むぜ」 咲「……頑張ってね、京ちゃん。私も側にいるから」 翌日、部室 京太郎「どーもー」 咲「私たちが一番乗りみたいだね」 久「早いわね、二人とも」 咲「こ、こんにちわ……」 久「あのね、須賀君、話があるのだけれど」 京太郎「男子部員のことですか?咲から聞きました」 久「そう……。須賀君は、反対?」 京太郎「へ?何言ってるんですか。大歓迎ですよ!」 京太郎「来年の団体戦で大将を務めるのは俺の役目ですから」 久「言うようになったわね」 優希「お、今日は犬がいるじぇ!タコス買ってくるじぇ!」 まこ「自分でいかんか。京太郎は今、大事な時じゃ」 優希「……分かったじぇ」 久「じゃ、早速打ちましょうか」 まこ「わしは後ろから京太郎の打牌をみとるけぇ」 和「じゃあ、入りますね」 京太郎「ほら、咲も」 咲「う、うん!」 京太郎「部長、背中が煤けてるぜ…」 久「悪待ちを押さえられた!?」 京太郎「御無礼」 和「捨て牌がきっちり迷彩に……」 京太郎「死ねば助かる……この牌を切っていく!」 咲「カン!」 京太郎「え?」 咲「ツモ、大三元。責任払いだよ、京ちゃん」 京太郎「」 まこ「京太郎……漫画しか読んでないんじゃな……」 京太郎「停電は!?停電は起きないのか!」 優希「制服の内ポケットから九萬が見えるじぇ……」 帰り道 京太郎「結局ラスった……」 咲「でも、打ち筋はすごく良くなったよ!」 京太郎「たまたまだよ。麻雀打ってるとちょっと憧れるから狙っただけだ」 咲「ふふ……」 京太郎「ごほん、咲」 咲「ん、なに?」 京太郎「その、だな、あー、返事をしてないと思って」 咲「なんの?」 京太郎「咲、俺もお前が好きだ。ずっと一緒にいたい」 咲「え……?」 京太郎「咲。昨日言っただろ?俺の事が好きになったって」 咲「え、あれは、その、勢いというか……」 京太郎「じゃあ、あれは嘘、なのか……?」 咲「あ、違う!嘘じゃない!ホントだよ!」 咲「京ちゃんだーいすき!」 END
https://w.atwiki.jp/otomadstar/pages/265.html
▽タグ一覧 必須アモト酸 緑色 音MAD素材 ニコニコで【緑がないんだよね】タグを検索する 概要 『すばらしき わが人生 Part4』で座談会の飾り付け製作中「緑がないんだよね」と発言する婦人部員。
https://w.atwiki.jp/stupid_episode/pages/20.html
なんか、全年齢対象のADVゲーム作りたいんだけど 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/09(土) 21 09 49.98 ID qEj8AUxq0 シナリオさん大募集なのです!!!!!!!!! 表裏からの分裂企画かっぱADV 「息抜き程度でいい、自分のペースで進めていこう」 しかし、発起人のシナリオさんが離脱 新たな企画として、出発することにしました シナリオがなければ、ゲームは出来ない 残っているのはスクと絵 シナリオさん大募集するしかない!!!!!!!!!! 【Q.どんなゲームなのよ?】 ・短編の詰め合わせのようなもの 【Q.どう書けばいいのよ?】 ・絵を見て好きなキャラを使って、好きな設定で書いて欲しい(登場人物一人でもおk) ・キャラの名前や設定は、シナリオさんに託す(名前だけは統一する) ・演出指定なしの丸投げもおk シナリオさえ完成させれば、生存報告などのうるさい決まりはなし ・ゲームだから選択肢はちょっと欲しい ・全年齢対象であれば、ジャンルは問わない 正直、ほとんどシナリオさんまかせです 【wiki】 http //www14.atwiki.jp/stupid_episode/ 【ウェブページ】http //www5.atpages.jp/episode/ (近いうちに http //www.geocities.jp/stupid_episode/ へ移動するかもしれないです) 【避難所】 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1202558558/ 2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/09(土) 21 10 10.11 ID qEj8AUxq0 ★絵とスクで準備中のもの 【立ち絵キャラ】 謎の少女A、B 着物の男 年上の女性 同じ学校の女 同じ学校の男A、B 【スクリプト】 セーブ、ロードなどやノベルゲームに必要な最小限の設定画面 ちょっとした便利であってほしいマクロなど かっぱ企画での成果物としての更新済みの動作サンプルはここからダウンロードできます http //www5.atpages.jp/episode/archive/ 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/09(土) 21 14 27.18 ID qEj8AUxq0 名前はおそらく、最初に立候補してくださった方か、複数人の場合は話し合って決めるという形になると思います 絵は、ちょっと描き直し中で、最新版では変わるところもありますが イメージは変わらないです かっぱでの主人公に当たる男の子の立ち絵も下書きはあるので、追加されるかもしれません 興味を持っていただけたら嬉しいです 4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/09(土) 21 17 13.33 ID qEj8AUxq0 シナリオ書いてやんよ!という方募集してます 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/09(土) 21 29 06.01 ID qEj8AUxq0 ttp //www14.atwiki.jp/stupid_episode/?plugin=ref serial=6 ゲーム画面はこんな感じの予定です サイズは、800×600の予定です 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/09(土) 21 31 40.87 ID G7pHHCUG0 考えてやらんでもない。 詳しく話しを聞かせろや。 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/09(土) 21 37 26.09 ID qEj8AUxq0 6 いらっしゃいませー 詳しく・・・話せる内容がほとんどなかったりするのですが・・・ 絵とスクの二人だけが残って、ゲームのようなものを作りたいという意思は変わらなかったのですが シナリオがないとゲームは絶対つくれないんですよね なので、もともとの企画が立っていたVIPで シナリオ書いてやんよという神を捜しにやってきたのですー 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/09(土) 21 38 23.99 ID a+3jct+i0 塗りがなんかしょっぱいけど、これで塗り終わり? 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/09(土) 21 41 11.10 ID G7pHHCUG0 素材がもったいないんでなんかつくろーかってこと? 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/09(土) 21 43 05.64 ID qEj8AUxq0 シナリオさんには、すでにある絵からイメージを膨らませてもらって 短編、選択肢ありのシナリオを書いていただきたいのです 設定も名前もすべて白紙に戻しました 登場人物すべてを使う必要はなく、一人だけでもおkですし、エロないなら百合でもおkだったりします イベント絵などは、棒人間か文章で指定していただき、ラフを見てもらっておkでたら書くという予定です 1シナリオに対して、差分含まずで2~3枚くらいは描きたいと思っています 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/09(土) 21 44 36.12 ID qEj8AUxq0 8 塗りは現在、仮色状態で、影などつけてないです 一人だけ男の子Aかな?が塗ってあります 9 そうですー 使ってやってもいいよーという方がいてくれたらなと 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/09(土) 21 46 23.88 ID qEj8AUxq0 人物設定や舞台設定なんかは、 書きたいお話を書くかたが「書きたいお話にあわせて」好きなように設定しちゃってください。 自分が書きたいお話に、ぜーんぶあわせちゃって OK だったりします。 とにかく、書きたいお話を好き放題書いちゃってください。 13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/09(土) 21 53 21.84 ID qEj8AUxq0 ttp //www14.atwiki.jp/stupid_episode/?plugin=ref serial=8 髪のハイライト忘れてしまったけど 一応塗ってある子です(右側のメガネ) 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/09(土) 21 53 46.68 ID nRnRBBGm0 把握 一応考えてみるぜ 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/09(土) 21 55 32.06 ID qEj8AUxq0 14 ありがとうございます!! 規制でもう一人が書き込めない状態なので、VIPには時々しかスレが建てれないと思うので ないときは、GEPのほうにも顔出していただけると嬉しいです 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/09(土) 21 59 23.90 ID qEj8AUxq0 トイレ行ってる間に落ちちゃわないかな? おしっこ行ってきても大丈夫かなぁ 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/09(土) 22 03 21.65 ID qEj8AUxq0 絵を自由に使って、お話を書いてください! おねがいします!このとおりです! しばし席はずしますのでお返事遅れるかもしれません 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/09(土) 22 12 42.93 ID qEj8AUxq0 立ち絵は、なるべく全身を描くようにしているので(ポーズ差分は足首までになるかもしれないです) 拡大縮小しての表示も可能になっています 演出指定は、どういうことをやりたいと言ってもらえれば、いろいろ動かしてみたりもしてくれるみたいです 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/09(土) 22 24 24.10 ID nRnRBBGm0 登場人物数はこれで固定? シナリオ考えてるときにもう一人欲しいってなったら書いたりしてくれますか? 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/09(土) 22 25 20.27 ID qEj8AUxq0 立ち絵線画を少しづつ描きなおしています そっちを完成させてから募集になれたらよかったのですが、二人分間に合いませんでした 多少見た目が変わっています 身長差が最初はかなりあったので、その差を少なくする予定です 服装も特殊な3人(巫女とスク水と着物)は、制服orスーツみたいな服装差分は準備する予定です 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/09(土) 22 26 27.83 ID qEj8AUxq0 19 はい、イベント絵作製に入る前ならば描きますー 正直、絵の練習をさせて欲しくて参加したのが始まりなので、書かせていただけるのはうれしいのですw 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/09(土) 22 31 58.20 ID wKtOGqbz0 よくわからんけど、ライターは1人募集なの? 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/09(土) 22 35 48.91 ID qEj8AUxq0 22 世界設定などまったく別で、出てくる登場人物は同じというパラレルワールド(?)のようなものにしたいと思っているので シナリオさん何人でも大歓迎なのです 統一するのは名前のみ、最初の画面でタイトルを並べて、プレイヤーは自由に選べるという形になると思います 自分の中のイメージは ブーン小説のような感じです キャラがあって、自由に好きな世界で動かす 24 名前:GEPからコピペ :2008/02/09(土) 22 40 25.71 ID qEj8AUxq0 舞台設定や人物設定について、共通な部分を、 どこまでもたせるのかは、集ったシナリオさん次第でいいんじゃないかあ、 とか、わたし個人は思ってたりします ひとりで、 短編ごとに共通したある設定を前提に書かれるとすれば、 ぜーんぶ、自分でなすがままに決めちゃってもいいんじゃないかなとか思ったりしますし (短編ごとにどこまで共有させるかは、書かれる人次第?) もし、てんでバラバラだとすれば、立ち絵は汎用の役者でみたいになるのかな? 演劇の役者っぽい感じとか? 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/09(土) 22 41 17.86 ID wKtOGqbz0 ふむふむ しかし何でもいいですよー、て言われると逆に何していいかわからんね いくつか適当にストーリー案考えてみたら?もしくは案だけでも募集するとか ライターの完全自由の枠も、それはそれで残しとけばいいし 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/09(土) 22 46 56.17 ID qEj8AUxq0 25 そうですねー確かに、自由すぎると困るところもあるかもしれないです 元々のかっぱ企画というのは、巫女服の女の子が実はかっぱだったというものでした 謎の少女と出会った少年、川でしか会うことのない不思議な少女に惹かれていき いつのまにか恋をして、少女の正体を知ったときも、驚きはしたが、好きであることだけは揺るがなかった といった感じでした 出来るなら、元シナリオさんも、すべて自由にしていいといっていたので このかっぱストーリーも書ける人がいたら・・・見て見たいです 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/09(土) 22 53 01.79 ID qEj8AUxq0 ADVなので、セリフが主なものになると思います 画面の下だけに文字が出るタイプなので そうすると、地の文をいっぱい書きたい!!という人にはちょっと大変かもしれないです 書けないけど、こんな話を見て見たいって案もあったら教えて欲しいです 妄想が刺激されることがあるかもしれない? 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/09(土) 22 53 29.89 ID nRnRBBGm0 26 巫女さんが人間じゃない設定借りてもいいですか 29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/09(土) 22 55 38.70 ID qEj8AUxq0 28 はい! どんな少女になるのかwktkしてます! 30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/09(土) 23 07 25.51 ID qEj8AUxq0 1時くらいまでしかスレにはりつけません 落ちてしまうと思いますが、GEPにもスレを立ててあるので、そちらもご利用ください ちょっと席はずします 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/09(土) 23 08 30.86 ID nRnRBBGm0 話の大まかな流れみたいなのはできた 面白いかどうかは知らないw 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/09(土) 23 11 22.78 ID G7pHHCUG0 GEPってなんだ? 33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/09(土) 23 13 55.67 ID wKtOGqbz0 31 聞かせてもらおうじゃないか! 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/09(土) 23 15 09.88 ID qEj8AUxq0 31 すげーはえー!! wktk!! お話考えられる人はマジで尊敬します うp楽しみに待ってますー! 32 【避難所】 http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1202558558/ ですー パー速内の製作専用板です 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/09(土) 23 22 48.43 ID qEj8AUxq0 キャラの名前については シナリオさんがいいよと言ってくれたら、スレで募集するとかもいいかなとかちょっと思ったけど、どうなんだろうー? 36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/09(土) 23 28 18.28 ID nRnRBBGm0 まとめてたらかなり時間かかったw まとめ終わったら長文になるかもだけど投下します! 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/09(土) 23 32 02.46 ID qEj8AUxq0 36 ドキドキですww 投下の際に、仮のコテなど書いておいてもらえると嬉しいです wiki編集するときに、シナリオさんごとに専用ページにしたほうがわかりやすいと思うので シナリオ書き終わったときまでに、エンドロールに載せる名前を決めてもらうという感じでお願いしますー 38 名前:miki :2008/02/09(土) 23 36 19.45 ID nRnRBBGm0 夏休みに入る前の話 高校一年生の主人公は自分が生きている理由がわからず、無気力になっていた ふと通りかかった神社の境内に巫女服の少女が少女が一人。 主人公はこの少女と話すうちに次第に仲良くなっていく。 少女は神社の大木のてっぺんにあるガラス球が取りたいと言う。 主人公は神社の神主からある話を聞いた。50年前、木から落ちて死んだ少女の話。 彼女は50年前に死んだ幽霊だった。 でもそんなこともどうでも良くなっていた。主人公は彼女に恋をしていた。 だがある日、その大木が切られることに。 大木が切られ、ガラス球が見つかれば彼女の未練は消え、彼女は居なくなってしまう。 主人公は必死で木を切るのに反対するが、結局木は切られ、ガラス球が見つかった。 少女は「また会えるから」と言って、消えてしまった。 それから1ヶ月が経ち、主人公はまたあの神社へ。 一人で座っていると、後ろから「はじめまして。」と声を掛けられる。 それはあの巫女服の少女だった。END 長文すまん。これが俺の限界だw 39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/09(土) 23 40 37.77 ID qEj8AUxq0 38 なんかほのぼのかわいいっす! 幽霊だと、あわせを反対にしたらいいかもしれないですねー せつなさもあって、好きですw うわーどんな文章になるんだろう・・・ 40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/09(土) 23 42 59.02 ID csvLC2EE0 今北 勝手にシナリオ書くってのはダメか? キャラの名前、設定とか全部勝手に 41 名前:miki :2008/02/09(土) 23 44 34.85 ID nRnRBBGm0 39 詳しい設定は思いついたらで(ぇ 文章力にはあまり期待しないで下さいw 42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/09(土) 23 47 50.48 ID qEj8AUxq0 40 名前だけは統一出来たらと思ってます あだ名だったら、完全自由です!ただ、多少の混乱はするかもしれません 名前に意味をもたせるシナリオの場合は、他のシナリオの方が名前は何でもいいということであれば 決めてしまってもいいと思いますー 早い者勝ちになるかもしれないねーとスクさんと話はしてましたし 設定などは、完全に自由です シナリオの長さも、書ききれるのであれば自由です 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/09(土) 23 49 14.30 ID csvLC2EE0 42 レスさんきゅ ちょっと考えてみるわ。 他にも有るなら教えてくれ 44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/09(土) 23 51 43.93 ID hKAAVlnN0 俺もシナリオ書きたくなったんだけど 口調も完全自由なの? @背景はどの程度までおk? 45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/09(土) 23 52 54.77 ID J0x8rMAUO 楽しそうなスレだ 受験最中というのが悔やまれるな… 46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/09(土) 23 56 16.39 ID qEj8AUxq0 41 では、口出し出来る日を楽しみにしてますwww 個人的に、文章は、声に出して読みやすいものを書ける人は神だと思ってますww 43 絵の身長差は多少変わります(差を少し少なめにして画面に並べやすくしたいと思っています) ので、あごしか見えないくらい高い人や顔がウィンドウにかかるくらい低い人が欲しい場合は、後回しになってしまうかもしれません 出来るだけ、今ある絵の登場人物からストーリーを妄想してもらえるとありがたいです イベント絵などは2~3枚のつもりでお願いします(差分含まず) 見せ場が2~3くらいの感じで考えてもらえるとありがたいです(余裕があればもちろん追加もおkですがそれは今はまだわかりません) ゲームなので、選択肢によってストーリーが変わる要素があるととても嬉しいです wktkして待ってますー! 47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/10(日) 00 01 42.73 ID 137ZN3DO0 44 口調なども自由です 同じキャラなのにストーリーによって違って見える妙(?)を楽しめたらと思ってますw 背景は、ごめんなさい 描けないのでフリー素材から探すことになると思います イベント絵の背景などは写真トレースで描いたりしてちょっとごまかし気味になると思います ただ、フリー素材でもファンタジーなものから日常までかなりたくさんの方が公開してるので イメージに合うものが見つかるかもしれません 45 受験がんば!なのです! もしかしたら受験終わってからでも間に合いそうな気も・・・ 48 名前:miki :2008/02/10(日) 00 04 02.30 ID 94WWAK380 盛り上がってきた!のかな?w とりあえず自分は何をすればいいですか 49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/10(日) 00 10 03.91 ID 137ZN3DO0 48 名前の希望とかあれば、それを あとは、もう自由に書き始めちゃっておkだったりするんです 名前を決まるまでAとかにしておいてあとで置換するとか・・・ 演出指定などはスクさんに聞いてもらったほうがいいので、スクさんはGEPのほうしか書けないから そちらにも顔出していただけるとありがたいですー どうでもいいよ好きにしてーの場合は、本当にもうガンガンシナリオをすすめてもらえればw あとは、キャラ設定が固まってきたら、ウェブページで紹介できるように人物紹介の文章と お話のあらすじをいただけたらとー 38のように最後までじゃなくて、興味を引くような感じで引っ張るあらすじが欲しいですw 50 名前:miki :2008/02/10(日) 00 13 58.99 ID 94WWAK380 49 了解! 名前は自分はこれといった希望も無いので決めたい人に決めてもらえればw 51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/10(日) 00 23 46.05 ID 137ZN3DO0 50 はいー名前はなんでもおk了解しました! ■mikiシナリオ 登場人物 主人公と謎の少女A(巫女) 舞台 神社 ストーリー 38 重要 大木 ガラス玉 ということで、明日の昼までにwikiにページ作っておきますねー 今はログインしないと編集できなくなってるので、そこらの設定ちゃんと理解してから誰でも編集できるように変更しますー そっちは待っててください 52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/10(日) 00 32 36.90 ID 137ZN3DO0 50 ちなみに、主人公も立ち絵使う予定ですか? 一人称でも使う人もいるのでw視点変更とかしたら、かならず使うだろうし 一応、前に主人公だった男の子の立ち絵も描く予定なので、使う場合はそちらも見て決めてもらえればとー イベント絵などで、出てくることもあると思うので・・・後々の話ですがw 53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/10(日) 00 38 22.17 ID xWDM4LAh0 ちょいとあらすじ書いてみた。 中二病臭くてありがちだけど投下していいですか>< 54 名前:miki :2008/02/10(日) 00 43 08.03 ID 94WWAK380 52 今のところ主人公の立ち絵は使わないつもりです。 希望としては神主っぽい人が欲しいですw 53 投下どうぞ! 55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/10(日) 00 44 16.35 ID 137ZN3DO0 ttp //www5.uploader.jp/home/episode/ うpロダレンタルしました 53 バッカお前!中二病も大好物だぞ!!www 投下お願いします>< 56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/10(日) 00 45 04.72 ID xWDM4LAh0 それは寒い寒い真冬の夜の事…… 俺は自分が殺された事に気付いた。 体から流れていく血液が厭に幻想的で一瞬、夢じゃないかと疑ってしまうほどに綺麗だった。 このまま死んでしまうのもいいかと納得して、ゆっくりと瞼を閉じた。 「あの……大丈夫ですか…?」 そんな声が掛けられた。 この状況が大丈夫なはずないだろっと怒鳴ろうと瞼を開いた瞬間、 そこにいたのは巫女装束の女の子だった。 夢が醒めた。 だが胸についた傷跡が夢じゃない事を何より証明していた。 幼なじみの女子や男子などと生活をしていく中であれは本当に夢だったんじゃないかと 納得し始めていた。 そんなある日の通学途中、俺は彼女がスーパーから出てくるのを目撃した。 57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/10(日) 00 46 06.91 ID 137ZN3DO0 54 じじいか・・・オッチャン的な人いないっすねー 今描いてる立ち絵全部が完成したら、はげたおじいちゃんいきます! はげてていいよね?ぴかぴかしてていいよね??ww あんまり描かないから、どうなるかさっぱりだけどもwwww 58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/10(日) 00 46 25.18 ID xWDM4LAh0 文才ないのは自覚してるので叩かないでください>< 59 名前:F5 ◆xx.R7rYPp2 :2008/02/10(日) 00 48 57.87 ID f8K19N7QO ギャグかサイコしか思いつかん 60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/10(日) 00 50 20.52 ID /nYVIX4G0 良くあるループネタをずっと考えてるけど、上手く広げられないんだ 61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/10(日) 00 50 54.99 ID 137ZN3DO0 56 ちょwwwwwwwwww 続き見たいwwwwwwwwwww 死んでたのに生きてるのか・・・巫女が何か意味があるんだな・・・ しかし、やっぱ巫女使いやすいかww スク水マントは勢いだけでなんとなく勝手に追加しちゃったキャラだったしなー 62 名前:miki :2008/02/10(日) 00 51 14.02 ID 94WWAK380 57 思う存分ぴかぴかにしてやってくださいwww 58 それで文才無かったら俺はどうなるwww 63 名前:厨房 ◆K4AmyubbLo :2008/02/10(日) 00 55 53.33 ID xWDM4LAh0 何かコテ付けるの忘れてたんでつけさせてもらう 56 ここまでしか書けてません>< 一応ミステリもどきなんだけど, 絶対にならない気がしてきた… 64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/10(日) 00 56 17.90 ID 137ZN3DO0 59 思いつくのがすごいよーマジで 登場人物を絵の中から選ぶって言う制約があるのに・・・考えていただけるなんて本当に感謝 形になったら是非教えてください! 60 ループってちょっとずれると突然違うところに行くのに気が付いたら元に戻ってるって ゲームでやるとおもしろいよね! ただ、いろんな筋を考えて、どことどことをつなげてーここを通ったらここも出てきてーとかすごい大変そう 今のとこどんな感じなのかとかでも教えてもらえると嬉しいんだぜ 65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/10(日) 01 01 03.32 ID 137ZN3DO0 63 厨房 ◆K4AmyubbLo氏 把握しました 登場予定人物は結構多そうですねー ミステリ・・・これはwktk プロットから書くタイプですか?手のノリのままとりあえず書くタイプですか? プロットからの場合は、おおまかな最後までの流れだけでも先に教えてもらえると嬉しいですー どの辺でイベント絵が欲しくなるのかな?という覚悟(?)が出来るのでw 進むままの場合は、もう、思いつくままどんどんやっちゃってくださいー 楽しみにしてますー続きが読みたいwwwまじでww 66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/10(日) 01 01 51.49 ID /nYVIX4G0 64 両親が毎年恒例の旅行に出かけて行って 三日間、留守番することになった主人公が 死亡フラグ立ちまくりの日々を何とか過ごしていく しかし、三日目の帰宅時に事故に巻き込まれて死亡 目の前に現れた、自称守護霊の女の子にやり直すチャンスを貰う ただし、その女の子の生前の名前を見つけなければ、三日間を永遠に繰り返すと言う制限付きで あんまり纏まらない感じだけど、こんなの 67 名前:miki :2008/02/10(日) 01 05 33.48 ID 94WWAK380 一応出す予定の人物をw 謎の少女A(巫女) 学校の同級生の女子 男子AとB 神主さん(おじいさん) 多分これだけだと思います 選択肢とかやっぱあった方が良いですよね? 68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/10(日) 01 08 10.61 ID 137ZN3DO0 66 なんかドキドキしそうなお話ですね! 3日間の中に変化を入れて名前に近づいていくとかの流れが難しそうだー なんで死亡フラグ立ちまくりなのか(なんで死んでしまったのか) なんで、「名前」なのか なんで、見つかるまで繰り返させてくれるのか(もう一回でダメだったら死ぬではない理由) あたりを詰めたらいいのかな? 守護霊って言いながら実は死神なんじゃね?とか思ってしまったww あと、主人公が狂っちゃうようなお話も出来そうで、楽しみ! 69 名前:厨房 ◆K4AmyubbLo :2008/02/10(日) 01 08 11.21 ID xWDM4LAh0 65 ノリでやっちゃってるサーセンww プロット作ろうと思うとアイディアが出て来なくなるんだ。 起承転結の起と結だけしか考えてない 66 コレはみたすぐるwww 普通に面白そうwww 70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/10(日) 01 10 19.23 ID /nYVIX4G0 68-69 ありがとうなんだぜ 一応オチは考えてるしエロも無いんだけど 上手く出来上がるまで考えてみるっさー そうそう、死神は別に要るのですヨ 71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/10(日) 01 13 13.69 ID 137ZN3DO0 67 ちゃんとおじいさんに ぴかぴか って書いてメモって置いたよ!!w miki氏の場合は、まず今出てるストーリーを最後まで書いてから、ここから、こういうのもありだなーって付け足すほうがよさそうな気がするー 選択肢あっても、最後は同じってパターンでもおkですが、わがままを言います! 違うエンドも見て見たいww イベント絵増やすっていう、自殺行為にも繋がるんだけどね・・・w エンディングはやっぱそれぞれ、絵が欲しいもんなーやる側としては・・・うん 冬が終われば、手の震えも減るからきっと今より早く描けるはずさ!! 72 名前:F5 ◆xx.R7rYPp2 :2008/02/10(日) 01 15 16.05 ID f8K19N7QO 謎の少女Aを題材に 輪廻。何回も何回も同じ場所をぐるぐる回っている。私はぐるぐる回っている。 今日の私はだぁれ?今日の私はおしゃれさん?それとも活発な女の子? ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる… 目が覚めた。天井しか見えない。またいつもの嫌な夢だ。自分の人格がミキサーにでもかけられたような感覚。自分が掴めない。時々思う。私はだぁれ? …いや、私は私。それ以上でもそれ以下でもない。バカな事を考える暇があったら学校の支度をしなくては。遅刻なんて恥ずかしい。 私の横を何人もの同級生が走り抜けていく。私は足が遅い方なので、あまり気にはならない。 『本当に?』 ーー誰?振り向いても、私に声をかけている人間はいないように見える。気のせいだ。変な夢を見たからだ。 一歩足を踏み出す。その時、まるで私の足が誰かに掴まれているかのように重くなった。 『私は私、私は私』 声が脳に響く。嫌、誰か! ねとっとした感触が足に触れる。誰かの手?ヌルヌルと光沢を帯びたソレは徐々に私の体を這い上がる。振り払おうにも、体が言うことを聞いてくれない。 ソレは私の顔までやってきた。やはり手。それもどす黒い。その手から視線をたどっていく。腕がある。肩がある。首がある。そして…私と同じ顔がある。 私は校門の前に立っていた。8時10分。幻覚?それにしてはリアルすぎる。…だが、少なくとも今は目の前にあるものが現実。今日はきっと体の調子が優れないだけだ。私はゆっくりと歩みを進めた。 73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/10(日) 01 15 24.72 ID 137ZN3DO0 69 わかりましたー んでは、手に向かって念を送っておきます! 書きたくてたまらなくなるのだ~~~<・><・> 70 死神いるのか! そこが死亡フラグの理由になるんだな!? んでは、うまくまとまれーの念を・・・ 74 名前:厨房 ◆K4AmyubbLo :2008/02/10(日) 01 18 28.03 ID xWDM4LAh0 そろそろ寝ようと思うけどこれからの予定についてkwsk 75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/10(日) 01 21 12.60 ID 137ZN3DO0 72 こえーーー 同じ言葉の繰り返しってぞくってしますね ゲーム画面では横に長い文章は読みにくくなると思うので 出来るだけ、 。 で改行するようなつもりで書いていただけると、組み込みやすいかもしれません 76 名前:F5 ◆xx.R7rYPp2 :2008/02/10(日) 01 23 07.78 ID f8K19N7QO 75 わかりやした。しばらくはカオスな展開しか考えません。 77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/10(日) 01 27 36.93 ID 137ZN3DO0 74 これからの予定 明日も、スレは立てれると思いますが、スレにはりついていると作業が出来ないので ゲームのボリュームがある程度予測できたら、一度GEPに引っ込んで作業期間に入ると思います 個人作業が主になる企画なので、気が向いたときにスレに顔を出し、完成したら投下して 演出の打ち合わせ、絵の確認をしたら、あとは完成まで待つのみといった感じです 今のところ、締め切りもないし、制限もないです なにかあったら、顔を出すといった感じで? 書きたいものを書きたい様に書きたいだけ書いてもらえたらありがたいのです 3日に一度はGEPでも必ず反応します(というか、毎日1回は見ます) なので、シナリオさんは、書けるときに書いていただくというのが、予定かな? 78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/10(日) 01 30 40.97 ID 137ZN3DO0 76 カオス楽しみにしてます!! なんかちょっとえっちな空気も感じてwktk・・・はっ全年齢対象のゲーム作るんだった!!我を忘れそうになったぜ 79 名前:厨房 ◆K4AmyubbLo :2008/02/10(日) 01 31 25.41 ID xWDM4LAh0 77 おk把握 じゃあ明日また顔だすぜ ノシ 80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/10(日) 01 37 57.05 ID 137ZN3DO0 79 おつかれさまです! おやすみなさいー 俺もそろそろ寝ないと明日にひびk また明日、落ちていたら夜にスレを立てると思います 帰宅予定は20~21時なので、今日くらいの時間になるかな? スレタイにシナリオ募集って入れたら長いって怒られそうだから ゲームで検索したらわかるようにします よろしくお願いします! 81 名前:miki ◆y5UvD8MGzo :2008/02/10(日) 01 37 57.73 ID 94WWAK380 これでちゃんとコテになったかな? コテのつけ方も知らなかった俺新参www 今日はもう遅いし明日から書き始める事にします 82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/10(日) 01 48 24.11 ID 137ZN3DO0 81 ◆以降はトリップですね 本人確認に有効ですw コテトリはいちいち書くのが面倒だと思うので 連絡事項のときのみでもおkです それでは、今日はこの辺で寝ることにします 興味を持っていただきありがとうございます これから、よろしくお願いします!
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/2106.html
http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1359201200 --某月某日・清澄高校麻雀部-- 和「……」カチカチ…… 京太郎「……」ジー 京太郎(やっぱり和のおもちはいいもんだな……これだけで日々の雑用の元が半分はとれてるぜ) 優希「……」ジトー 優希(京太郎の奴、またのどちゃんのおっぱいばっかり見て…… こんなにかわいい娘が好意を持っているというのになんて贅沢者なんだ) 咲「はあ……」 咲(京ちゃん、和ちゃんの胸見すぎ……優希ちゃんがご機嫌ななめなの気付いてあげなよ……) 久「ふふ……」 久(優希はご立腹みたいねぇ。 好きな男の子の好みが自分と正反対だからおもしろくないってところかしら?) 京太郎「んっ? なんだ優希、タコスならないぞ」 まこ「やれやれ……」 まこ(京太郎は優希の気持ちなんて全然わかっとらん朴念仁だし大変そうじゃのう) 優希「別にそんなんじゃないじぇ」プイッ 京太郎「なに怒ってんだよ、意味わかんねぇ……」 優希「……なあ、京太郎」 京太郎「なんだよ」 優希「京太郎はそんなに大きい……」 京太郎「大きい?」 優希「っ……やっぱりなんでもない!」 京太郎「なんなんだよ、途中で切られたらよけいに気になるじゃねぇか」 優希「うっさい! そんなことより卓に入れ京太郎! 今日はこの優希ちゃん直々にしごいてやるじぇ!」 京太郎「はあ? 別にいいけど、本当どうしたんだお前」 優希「京太郎みたいな奴には永遠にわからない悩みだじょ!」 京太郎「俺にはわからない? ああなるほど、そういう事か……大変なんだなお前も」 優希「?」 京太郎「女の子は大変なんだろ、生r……」 優希「最低だな」 久「須賀君、今すぐ黙らないとその口にリー棒ねじ込むわよ?」 まこ「これはちょっと擁護できんのう、京太郎」 咲「デリカシーなさすぎだよ、京ちゃん」 和「非常識にもほどがありますよ、須賀君」 京太郎「……はい、すいません、ごめんなさい」 優希「……京太郎のバカ」 --片岡家-- 優希「京太郎め……あそこまでデリカシーがないとは思わなかったじぇ」 優希「のどちゃんが相手だったらあんな事言わないくせに…… やっぱり私、京太郎にそういう対象として見られてないんだな……」グスッ 優希「もう少し胸が大きかったら京太郎も私をちゃんと女の子として見てくれてたのかな……?」ペタペタ 優希「……よし、決めた! 胸を大きくして京太郎をメロメロにしてやる!」 --翌日-- 優希「というわけで知恵を貸してくれ、咲ちゃん!」 咲「……」 咲「……ねぇ、優希ちゃん」 優希「んっ?」 咲「優希ちゃんが胸を大きくしたいのはわかったんだけど……なんで相談するのが私なのかな?」 優希「もちろん小さい仲間の咲ちゃんならきっと調べて詳しいと思っ……」 咲「優希ちゃん?」ゴッ 優希「ひうっ!? え、えっと、そう、咲ちゃんはいっぱい本を読んでるからそっちの知識もあるんじゃないかと……」シドロモドロ 咲「……まあ、いくつか知らないわけじゃないけど」 優希「本当か!?」 咲「だけど期待しないでね?」 優希「まあ効果があるなら咲ちゃんも大きくなってるはずだからな! あくまでダメ元……」 咲「優・希・ちゃ・ん?」ニコッ 優希「じぇぇ!?」ビクビクッ --アイデアその1・牛乳で大きくする-- 咲「牛乳をたくさん飲めば胸が大きくなるって聞いたことあるけど……」 優希「ほほう、牛乳か……案外身近に答えは転がってたじぇ」 咲「だけどパック一本くらいじゃダメらしいよ?」 優希「なぬっ!? うーん、じゃあ1日二本くらいいってみるじぇ! ついでに身長も伸びて一石二鳥だな!」 咲「うまくいくかなあ……」 --翌日-- 京太郎「買い出しから戻りましたー」 優希「帰ってきたか京太郎! ほらさっさと牛乳をよこすのだ!」 京太郎「ったく珍しくタコス頼まないと思ったら牛乳四本も頼みやがって。 そんな大量にどうする気だよ?」 優希「もちろん飲むんだじょ! 咲ちゃんもどうぞだじぇ!」ゴクゴク 咲「あ、ありがとう優希ちゃん」ゴクッ 優希「ぷはあ! うまい、もう一杯!」ゴクゴク 咲「ふう……私も」ゴクッ 和「あの、まさか咲さんもゆーきも、今ここでこの牛乳全部飲む気なんですか?」 優希「はあ……もちろん!」ゴクゴク 咲「せっかくだからね……」ゴクッ 京太郎「おいおい、いくらなんでも飲みすぎだろお前ら」 優希「ええい、心配無用! この程度でダウンする私達じゃない!」ゴクゴク 咲「これも未来のためなんだよ京ちゃん。 私達は今大きな壁に立ち向かってるの!」ゴクゴク 京太郎「何を言ってるかさっぱりわからねえ……」 和「大丈夫でしょうか……」 --数分後-- 咲「ううっ……お腹が痛いよぉ……」 優希「ま、まだ一本しか消費してないのに……不覚……」 京太郎「あーあー、いわんこっちゃない。 とりあえず咲はトイレ行ってこい、足がガクガク震えだしてんぞ」 咲「ううっ……そ、そうする……」 京太郎「和、咲を頼めるか? 俺は優希をベッドに寝かしとくから」 和「わかりました、ゆーきの方はお願いします」 京太郎「おう。 ほら行くぞ優希」ヒョイッ 優希「こ、こんなはずじゃあ……」 京太郎「何のつもりかは知らねえけど、牛乳がぶ飲みしたらこうなるに決まってんだろ…… 腹さすっといてやるから安静にしてろよな」サスサス 優希「うう……すまないねぇ京太郎さん」 京太郎「優希さん、それは言わない約束でしょう」サスサス 優希「……ありがとうな」 京太郎「気にすんな、いつものわがままに比べりゃかわいいもんだ」 --アイデアその1結果・失敗、だけど……-- 優希「いやあ、この前は大変な目にあったじぇ」 咲「ごめんね優希ちゃん。 私があんな事言い出さなきゃ……」 優希「気にしないでくれ咲ちゃん! 確かにおっぱいは大きくならなかったけどちょっと得したからな!」 咲「それならいいんだけど体重は……」 優希「咲ちゃん、それ以上は言わない約束……」 咲「そうだね……次いこうか」 優希・咲「はあ……」 --アイデアその2・腕立て伏せ-- 優希「そういえば腕立て伏せがいいって聞いたことあるじぇ!」 咲「腕立て伏せ……私運動苦手なんだけどなあ」 優希「咲ちゃん、どんなに辛くてもやる前から諦めたら終わりだじぇ! 全てはのどちゃん以上の胸を手に入れるため……私達は戦わなきゃいけないんだ!」 咲「優希ちゃん……そうだね! 私頑張るよ!」 優希「その意気だ! じゃあ早速始めるじょ!」 --数分後 優希「21~……22~……」 咲「はぁ……11、ふぅ……12……」 京太郎「ちーっす……ってなにやってんだ2人して」 優希「お、京太郎! 見てわからないのか、腕立て伏せだ!」 咲「はふっ……あう……」プルプル 京太郎「うちはいつから運動部になったんだよ、咲なんか死にそうじゃないか」 咲「こ、このくらい平、気~~……やっぱりダメー……」ペタン 優希「咲ちゃん体力なさすぎだじぇ」 京太郎「読書漬けに麻雀漬けだからな、咲は」 咲「うー」パタパタ 京太郎「スカートで足パタパタさせると見えるぞ」 咲「ちょっ……どこ見てるの、京ちゃんのエッチ!」 京太郎「危なくなる前に言ったのになんだその言いぐさ!?」 優希「27ー……28ー……」 和「なんの騒ぎですか?」 咲「あっ、和ちゃん! 聞いてよ、京ちゃんが……」 京太郎「俺は無実だ!」 優希「31ー……32ー……」 和「腕立て伏せ、ですか。 でもどうして急にそんな事を?」 咲「えっ、えっと……ほ、ほら麻雀って座りっぱなしだし運動不足になっちゃいそうだから!」 京太郎「なんかいいわけくさいぞ」ジー 咲「うっ……そ、そうだ! 京ちゃんと和ちゃんも一緒にやらない?」 和「えっ、私達もですか?」 咲「そうそう、やるならみんなでした方が楽しいと思うんだ! だから、ね?」 京太郎「俺はパス、いつも買い出しで走り回ってるから運動不足とは無縁なんでな。 卓でも拭いてる」 和「私はかまいませんけど……あまり運動は得意ではありませんよ?」 咲「大丈夫、私も苦手だから!」 京太郎「自慢する事じゃないだろ、それ」 咲「もう、参加しない薄情京ちゃんは黙ってて!」 京太郎「へいへい」 和「それでは……ゆーき、隣失礼しますね?」 優希「えっ……のどちゃん!?」 咲「よーし、今度こそ頑張るよ!」 優希「ま、待つんだ咲ちゃん!」 和「んしょ……」フニュン 咲「!?」 優希「」 京太郎「うわ、すげ……」 和「1……んっ、2……」フニュン、プニュン 咲「ゆ、ゆゆゆゆ優希ちゃん? 私目がおかしくなっちゃたのかな?」 優希「咲ちゃん……気持ちはわかる。 私も中学校で初めて見た時は自分がおかしくなったんだと思ったものだじぇ」 咲「いやだっておかしいよね? こんなのありえないよね!?」 和「どうしたんですか2人共、動きが止まってますよ?」プニュンプニュン 優希「先に床に胸がついちゃって上手く腕立て伏せができていない……今私達の目の前で起きてるのは、現実なんだ」 咲「そ、そんな……」ガクッ 和「あのー……」 京太郎「……眼福眼福」 --アイデアその2結果・貧富の差を見せつけられる-- 咲「」チーン 優希「咲ちゃんにはまだ早かった……私達じゃ絶対に起こりえない、豊かな者しか経験できないあの光景を直視するのは……」 咲「そういえば優希ちゃん、運動だと筋肉鍛えるから胸が固くなるかもしれないんだって…… ふふ、和ちゃんのは柔らかそうだったよね、あはは……」 優希「咲ちゃん、おいたわしや……」 優希「むむむ、全然うまくいかないじぇ」 咲「もう私達だけじゃ限界なんだよー……誰かに助けてもらおう?」 優希「よし、そうするか!」 まこ「……で、わしが呼ばれたわけか」 優希「清澄高校麻雀部おっぱいランキング第三位の力を見せてほしいじぇ!」 咲「お、お願いします染谷先輩」ペッコリン まこ「知恵と言われてものう……まあ、かわいい後輩達の為じゃから最大限協力はしようかの」 咲「やった!」 優希「今度こそ大勝利だじぇ!」 --アイデアその3・キャベツ-- まこ「これは家の客が話しておったんじゃが、キャベツがなかなか効果的らしいの。 なんでも胸を大きくする成分があるとか聞いたわい」 優希「キャベツ……よくご飯の時に食べてるじぇ」 まこ「ああ、そんな量じゃ足りん。 1日1玉食べなきゃ効果はないらしいからのう」 咲「1玉!? うーん、サラダに野菜炒め、お漬け物……他にも色々やればなんとか……」 まこ「ちなみに、熱を通したり漬け物にしたら成分が消えるらしいから食べるなら生でじゃな」 咲「えっ」 優希「キャベツ1個を生のまま食べるなんてできるのか?」 まこ「調味料は禁止されとらんから味なしは避けられるはずじゃが…… 問題はこれをふまえた上でバランスの取れた食事にし、さらにそれを継続させにゃならんというところじゃ」 咲「キャベツも最近値段上がってきたし……1日1玉はちょっと厳しいかも」 優希「プロになって稼げば問題ないじょ!」 まこ「長期的に見たらそれもありじゃがの。 優希、お前それまで京太郎の奴をフリーのまま抑えられるか?」 優希「……自信、ないじぇ」 まこ「まあ、これは今回はキャベツは見送りじゃ。 胸を大きくするっていうのはそれだけ大変なんだという授業代わりにしとくんじゃな」 咲「はい」 優希「わかったじぇ」 --アイデアその3・とりあえず保留-- --アイデアその4・大豆-- まこ「胸を大きくするのに大豆がいいとお前さん達も聞いたことくらいならあるじゃろ?」 咲「大豆ですか。 確かに聞いたことあるかも……」 優希「大豆か……豆なら小さいしたくさんいけるじぇ!」 まこ「こらこら待ちんしゃい。 別に大豆をそのまま食べる必要はないぞ?」 優希「そうなのか?」 咲「大豆に含まれてる栄養素がいいんでしたよね?」 まこ「そうじゃ。 だから大豆を使った豆腐や納豆、他にも色々なものが効果を発揮するわけじゃな」 優希「それなら続けられるかもしれないな!」 まこ「何にしろ継続が必要じゃから豆乳が一番いいかもしれんの。 後乳製品も効果があるから、きなことヨーグルト辺りを組み合わせて食べるのも効果的じゃろう」 優希「牛乳だけじゃなかったのか……」 咲「あはは……」 --数日後-- 京太郎「なあ、最近買い出しに豆乳とヨーグルトときなこが増えたのは気のせいか……?」 優希「気のせいだじぇ」モグモグ 咲「そうそう」チュー まこ「これも涙ぐましい努力なんじゃ、つっこんでやるな京太郎」 京太郎「まあいいですけど……はい、部長と和の分」 久「ありがとうね……うん、美味しい」 和「いただきます」 久「そういえば和、最近胸大きくなったんじゃない?」 和「えっ?」 優希「」ピクッ 咲「」ピクッ まこ「あらら……」 久「目測だけど……うん、やっぱり大きくなった」 和「そ、そんなにジロジロ見ないでください!」 久「いいじゃない別に。 揉まないだけ良心的でしょう?」 和「揉……!?///」 久「あらあら、この程度で顔を赤くしてたら麻雀で勝てないわよ?」 和「関係ないでしょう! だいたい胸なんか大きくなっても困るだけで嬉しくありませんし……」 優希「」ピクッ 咲「」ピクッ まこ「おお、和の奴地雷を踏み抜きおった……」 和「むしろ小さくできたらどれだけいいか……」 京太郎「それを小さくするなんてとんでもない!」クワッ 和「はい?」 京太郎「……いや、なんでもない。 気にしないでくれ」キリッ 優希「……」ズーン 咲「……」ウルウル 久「あれ、もしかして面白いことになってる? ああ、そういえばこの食材って……」 まこ「……やめてやらんか」 --アイデアその4・とりあえず継続中-- まこ「とりあえず大豆は続けていくとして、他にもなにかしとくべきかのう」 優希「賛成だじぇ……このままじゃのどちゃんのおっぱいだけが大きくなっていくじょ」 咲「一生追いつけないのが目に見えてるよね……」 久「まさに女体の神秘ってやつよね、うんうん」 優希「……」 咲「……」 久「あら、どうしたの?」 優希・咲「なんで部長がここにいるん(ですか)だ!?」 まこ「すまん2人共……とうとう部長にバレてしもうた」 久「ひどいわよ、こんなおもし……じゃなくて、重大な事を黙ってるなんて」 まこ「お前さん、今おもしろいって言いかけたな?」 久「何のことかしら?」 まこ「まあ、いいわい。 頼むから真面目に協力してくれ。 2人、特に優希は真剣なんじゃ」 久「ふふふ、任せなさい」 まこ「不安じゃ……」 --アイデアその5・大きい人に聞いてみよう-- まこ「とりあえず次の手を考えるか。 部長はなんかアイデアないんか?」 久「そうねぇ……この際大きい人に直接秘訣を聞くとかどう?」 優希「つまりのどちゃんに聞く……」 咲「嫌な予感しかしないね……」 和「こんにちは」 久「噂をすれば影ね」 和「はい?」 まこ「和、咲と優希が聞きたい事があるそうじゃ」 和「聞きたい事、ですか?」 和「……話はわかりました」 優希「それで秘訣は……」 和「ごめんなさい……成長と共にこうなったので特に秘訣とかはないんです」 咲「だよねー……」 和「でも本当に大きい胸なんていいことありませんよ? 肩はこるし、体育の時痛くなりますし、視線だって……」 優希「ええい、のどちゃんにはわからんのだ! 持たざるものの悲しみが! 大は小を兼ねるんだ、のどちゃん……だけど小は大を兼ねられないんだ!」 和「ゆ、ゆーき落ち着いて……」 優希「ううっ……なんでだじぇ、なんで必要ないのどちゃんが大きくて、必要な私がぺったんこなんだ……ううう……」 咲「ゆ、優希ちゃん、そんな泣かなくても……」 優希「うわあああん!」 --アイデアその5・大失敗-- 優希「ひっく、ひっく……」 まこ「……おい部長」 久「えっ、私のせいなの!?」 まこ「和に聞くアイデアを出したのはあんたじゃろ」 久「そ、そんな事言われてもまさかこんなに思い詰めてたなんて……」 まこ「ほう? つまりあんたは軽い気持ちでアイデアを出して優希を泣かせたわけか?」 久「う、ぐっ……」 まこ「ん?」 ガチャッ 内木「会長、やっぱりここにいたんですか。 チェックしてもらいたい書類が……」 久「天の助けだわ! ねぇ、内木君! 胸を大きくする方法に心当たりない!?」 内木「は?」 --アイデアその6・逆転の発想-- 内木「なるほど……事情は把握しました」 久「で、何か知ってる?」 内木「その前に1ついいですか?」 久「なに?」 内木「胸を大きくする必要なんて本当にあるのでしょうか?」 久「そんなの当たり前じゃない。 須賀君は大きな胸が好きなんだから」 内木「いえ、そもそもそれが間違いなんですよ」 優希「……どういうことだ?」 内木「いいですか。 大きな胸なんかになんの価値があると言うんでしょう? 年をとれば垂れるし、そもそもあんなものただの脂肪の固まり、 はっきり言ってしまえば太ったって大きな胸は手に入ります。 原村さんの大きい胸など邪魔なだけという主張まさにその通り!」 和「」 内木「一方小さな胸は違う。 小さな胸はそれこそ希少価値であり、純粋さを象徴する素晴らしいものなんです。 僕は常々小さな胸を貧乳などと呼ぶことが腹立たしくてしょうがなかった! 小さな胸のなにが貧しいと言うのか、むしろ無駄に大きくなっただけの胸の方がよっぽど貧しいと僕は思いますよ!」 咲「うわあ……」 内木「だからこそ僕は貧乳の貧は貧しいではなく、品、もしくは賓の字を当てるべきだと主張しているのに 巨乳派の愚か者どもときたらいつもいつも邪魔してきて……何がロリ巨乳だ、馬鹿にしてるのか!」 まこ「やっぱり本物じゃったか……」 内木「その点片岡さんは素晴らしい! 小さい身体に元気溢れる、無邪気や天真爛漫を絵に描いたようなそのその姿! 残念ながらマホちゃんには年齢的な意味で一歩及びませんが、 後数年出会うのが早ければ口説いてましたね間違いなく!」 優希「ひっ……」 久「わ、わかったから、あなたの情熱はわかったから……それでどうすればいいと思うの?」 内木「つまりですね、須賀君は巨乳派という悪にとらわれているわけです。 だったらこちらで正しい道に連れ戻してやればいい……!」 久「まさか……」 内木「そう、須賀君を賓乳好きにしてやればいいんですよ!!」 久「!」 久(な、なんて発想……優希の胸を大きくできないならそもそも須賀君が 巨乳好きという根本を変えてしまえばいいなんて、内木一太……あなたにそんな悪魔の発想が出来たなんて……!) まこ「メンツもおるし一局打つかの」 優希「さ、賛成だじぇ」 咲「そうですね。 ほら和ちゃん起きて」 和「……はっ!」 久「さすがね……私が見込んだだけの事はあるわ」 内木「いいんですよ、会長。 僕だって清澄の一員、 そして清澄の生徒が悩んでいるならそれを導くのも学生議会の役目でしょう?」 久「ええ、その通りよ内木君!」 優希「ダブルリーチだじぇ!」 まこ「相変わらず早いのう優希」 和「あ、あの……部長達は」 咲「和ちゃん、ダメ。 巻き込まれたくなかったらあっちを気にしちゃダメ」 和「……はい」 内木「この方法なら誰も傷つきません。 須賀君は正しい道に返り、片岡さんは幸せになれる……」 久「そうね、内木君……あなたが今年の学生議会副会長で本当に良かったわ」 内木「はは、ありがとうございます」 久「それでどんな方法で須賀君を目覚めさせるのかしら?」 内木「そうですね……やはりここは僕の秘蔵品、【マホたんの生活24時・現役中学生の全て】を見せましょう!」 久「そう……」 内木「はい!」 久「もしもし、警察ですか?」 内木「えっ」 ファンファンファンファン…… ゆみ「鶴賀警察だ」 モモ「内木一太、盗撮とそれにおける不法侵入の容疑で逮捕するっす!」 内木「」 佳織「これが証拠品ですね……」 内木「それに触るなあ!」 佳織「きゃっ!?」 睦月「プロ麻雀せんべいチョップ!」バキッ 内木「がっ……!」 モモ「公務執行妨害も追加っす先輩!」 ゆみ「情状酌量の余地なしだな……蒲原」 智美「ワハハー、じゃあお姉さんとドライブといくかー」 内木「」ズルズル モモ「終わったっすね」 ゆみ「ああ、蒲原の死のドライブを受けるんだ。 終わった頃にはおとなしくなっているだろう。 それじゃあ私達も戻るぞ!」 佳織「は、はい! それじゃあ皆さんさようならです」 睦月「ご協力ありがとうございました! 全国頑張ってください!」 ファンファンファンファン…… 久「悲しい事件だったわね……まさか内木君がこんな……!」 咲「部長……」 久「だけど忘れちゃいけないわ。 清澄高校にはこんな悲しい事件があったこと、 罪を犯したとはいえ内木一太はここにいたんだということ……!」 咲「はい……!」 優希「もちろんだじぇ!」 久「さあ、今日も練習を始めるわよ! 内木君や天国の須賀君に恥ずかしくない戦いを見せてあげましょう!」 咲・優希「はい!」 カン! ………… まこ「おいこら、終わりなわけないじゃろうが」 久「……ダメ?」 --アイデアその6? そんなものはありませんでした-- 和「あの……色々つっこみたい所はあるんですが、なぜ鶴賀の皆さんが?」 久「いや、だって本当に警察呼んだら全国取り消しになりかねないし…… 蒲原さんの運転でちょっと痛い目見せるだけでいいかなって。 まさか向こうもあんなノリノリとは思わなかったけど」 咲「あの、さりげなく京ちゃんが殺されてたんですけど」 久「ほら、それはノリというかなんというか……」 優希「結局私の悩みはどうなったんだじぇ……」 久「え、えっとそれは……」 優希「ジー……」 久「うっ」 咲「ジー……」 久「ううっ……」 和「ジー……」 久「くうう……」 まこ「ジー……」 久「わ、わかったわよ……いいアイデアを出せばいいんでしょ、出せば!」 --アイデアその7・最終手段-- 久「こうなったら……揉むしかないわ」 優希「揉む……?」 和「なっ!?///」 咲「ええっ!?///」 まこ「……正気か?」 久「正気も正気よ、おかしくなんてなってないわ」 優希「揉む……」プニプニ まこ「じゃがそれは……」 久「ええ、わかってる……これは私達じゃ無理、須賀君にやってもらわなきゃいけないわ」 咲「京ちゃんが素直にやるとは思えないんですけど……」 優希「んっ、あっ……」プニプニ 久「そうね……そもそも須賀君がそんな事するなら私達は苦労してない」 まこ「苦労……?」 久「言いたい事はわかるけど話が進まないから」 和「ゆーきはどう思……!?」 優希「んうっ、あっ、はっ……」プニプニ、クリクリ 和「な、なにしてるんですかゆーき!///」ボソボソ 優希「ふぁ……あっ、のどちゃん……?」 和「みんなゆーきの為にアイデアを出してるんですから、ちゃんと聞かないとダメじゃないですか……」 優希「う、うん……」 久「どうかしたの?」 和「い、いえ、なんでもありません!」 久「ならいいけど。 じゃあ計画をおさらいするわよ」 和「いつの間に決まってたんですか……」 優希「ううっ……ごめん、のどちゃん」 久「まず須賀君が部室に来たら優希がこの睡眠導入剤を入れた紅茶を須賀君に飲ませてちょうだい。 リラックス効果のあるアロマキャンドルもたいておくから須賀君はすぐに眠りにつくはずよ」 咲「結局実力行使ですね……」 久「そして須賀君が寝たら優希が須賀君の手を使って胸をマッサージする。 須賀君本人が協力しないだろう事を考えればこれしか手はないわ」 和「これ冷静に考えなくても大問題になりそうなんですが」 久「バレなきゃ問題ないわね」 まこ「とうとう開き直りよったか」 久「さあ、準備を始めるわよ!」 優希「……」グッ --数日後-- 京太郎「遅くなりましたー……ってなんだ。 まだ優希だけか」 優希「なんだとはなんだじぇ」 京太郎「悪い悪い……そういえばなんなんだ、この匂い? なんか落ち着くというか……」 優希「……部長が持ってきたアロマキャンドルだじょ」 京太郎「アロマキャンドルねぇ……で、持ち込んだ部長はいないのか?」 優希「……うん」 京太郎「おいおい、どうした。 今日はやけにおとなしいな?」 優希「べ、別にいつも通りだじょ。 そ、それより京太郎、のど渇いただろ、お茶を入れてやるじぇ」 京太郎「優希が、俺に、お茶? おいおい……まさか毒でも入れてんじゃないだろうな?」 優希「……! そ、そんなわけないだろ! 失礼にもほどがあるじぇ!」 京太郎「そう怒るなって。 だけどそうか……とうとう優希も人を気遣えるようになったんだな……」 優希「本当に失礼だな、この犬!」 京太郎「なんだよ、褒めたのに!」 優希「そんな褒められ方しても嬉しくないじぇ!」 ギャーギャー 久「ああ、もう優希はなにしてるの? 全然進展してないじゃない!?」 まこ「わしから言わせれば、ここで中を覗いてるこちらこそなにしてると言いたいんじゃが」 久「何が起こるか楽しみだからよ!(いざという時優希をフォローするためよ!)」 まこ「逆じゃ、逆」 咲「優希ちゃん、完全に目的忘れてるよ……」 和「いいんでしょうか、こんな事して……」 優希「だいたいお前は……あっ」 京太郎「なんだよ?」 優希(す、すっかり最初の目的を忘れてたじぇ……) 優希「と、とにかくこの優希ちゃんがお前のためにお茶を入れるんだ! とくと味わうがいいじぇ!」 京太郎「お、おう」 優希「……」カチャカチャ 京太郎「……あいつももうちょっと静かにしてれば引く手あまただろうに」ボソッ 優希「お、お待たせ」カチャ 京太郎「ん、ありがとうな」 優希「……」ジー 京太郎「……」 優希「……」ジー 京太郎「あのさ、そんなに見られると飲みにくいんだけど……」 優希「っ……ごめん」 京太郎(……お茶を入れたのが初めてだとしても緊張しすぎだろ、これは) 優希「……」チラッ、チラッ 京太郎(嫌な予感がしないでもないが、でもまあ本当に毒が入ってるわけじゃないだろう……) 京太郎「……」ゴクッ 優希「……!」 京太郎「ん、まあ初めてにしては上出来なんじゃないか?」 優希「そ、そうか! それならよかったじぇ。 おかわりするか?」 京太郎「ああ、もらうよ。 時々でいいからこうしてくれるとありがたいんだがな?」 優希「か、考えておく」 京太郎「期待しとく。 さて待ってる間牌譜の整理でもしとくか」 --数十分後 京太郎「ふあ……んん……」 優希「ど、どうしたんだ?」 京太郎「なんか、眠い……っかしいな、昨日夜更かししたわけでもないのに……」 優希「き、きっと疲れてるんだな。 無理せずベッドで休んだらどうだ?」 京太郎「そうだな……悪いけどそうさせてもらうわ……」 優希「み、みんなが来たら事情は説明しておくからゆっくり休め、うん」 京太郎「サンキュー……はは、今日のお前本当に優し……Zzz」 優希「……」 久「寝たみたいね……」 まこ「そうじゃな」 咲「ファイトだよ優希ちゃん」 和「まだ覗くんですか……」 優希「京太郎?」 京太郎「Zzz……」 優希「おっぱい大好きエロ犬の京太郎ー?」 京太郎「Zzz……」 優希「よし、寝てるじぇ……じゃあ、始めるか」ギシッ 京太郎「Zzz……」 優希「ちょっと手を借りるだけ……大きくなれば京太郎だって私を……」グイッ 優希(京太郎の手大きいな……今からこれが私の胸を……っ、なんだか緊張してきた) 優希「女は度胸だじぇ……!」スッ フニッ 優希「ひゃうっ!?」 京太郎「んっ……」 優希「……!」 京太郎「Zzz……」 優希「セ、セーフだじょ……」 優希(だけど今のはなんなんだ? この前自分で触った時とは全然……) 優希「だけど、これなら……確かに効果がありそうだな」 久「始まったわね、衝立で私達にはよく見えないけど」 まこ「そろそろひいた方がいいんじゃないかのう?」 久「そうね……後は優希の頑張り次第、私達は屋上辺りにでも撤収しましょう」 まこ「了解じゃ。 わしらも行くぞ咲、和」 咲「はい」 和「……ゆーき、これは褒められた事ではありませんけど……頑張ってください」 優希「ん…うっ…」フニッ、フニッ 京太郎「Zzz……」 優希(制服越しにやってるだけなのに身体がピリピリして……頭がボーッとしてきたじぇ……) 優希「はっ、あぁっ……!」 ---- 久「ふう……とりあえずは一段落かしら」 まこ「いやはや、あそこまでやるとは優希もずいぶん京太郎に熱をあげとるのう」 和「ゆーき大丈夫でしょうか……?」 咲「たぶん大丈夫だと思うよ?」 和「えっ?」 咲「なんとなくわかるんだ、2人の今の状況……この本に似てるから」 久「それは……小説?」 咲「はい。 このお話とたぶん似た展開になると思います」 まこ「ほぉ……それはどんな内容なんじゃ?」 咲「あっ、じゃあちょっと読んでみますね……こほん」 優希「ふぁっ……あっ、んんっ……!」ムニムニ 優希(京太郎の手、最初は冷たかったのにだんだん暖かくなって、余計に変になりそう……) 優希「……」 優希(だけど、いい加減服越しじゃもどかしいじぇ……) ---- 咲「--穏やかな空気を呼ぶアロマの匂いが立ちこめる中、 息を弾ませながら京太郎の手を使って自らの胸を弄っていた優希は、 いつしか服越しに感じる感覚に小さな不満すら覚え始めていた」 優希(だいたい服越しにやったって効果はあまりない気がする……だったら) 優希「んっ……」スッ 京太郎「Zzz……」 ---- 咲「--優希は着ていた制服をたくしあげてそっと口で端を噛む。 服を持ちながらだと上手く京太郎の手を扱えないのと、大きくなり始めた自分の声を抑えるためだ」 優希「ん……」 優希(準備完了……それじゃ、いくじぇ) プニッ 優希「あうっ!?」パサッ 京太郎「んう……?」 優希「~~~~!!」 ---- 咲「意を決して京太郎の手を自らの胸に押し当てた優希は、急に走った電流のような感覚に 制服をくわえていた口を放し、小さな、しかし部屋に響いてしまう程度の声を出してしまう」 京太郎「……ん」 優希「ふー……ふー……!」 優希(なに、これ……私、こんなの知らないじょ……) ---- 咲「身じろぎする京太郎の手を抱え、シーツに顔を押しつけて声を殺していた優希は自分の身に起きた変化に戸惑いを隠せない。 見た目通り幼いところのある彼女にソレはあまりにも大きすぎる刺激だったのだ」 優希「ふー……はあ……」 京太郎「Zzz……」 優希(なんとか、起こさずにすんだ……だけど、あんなの何回もやってたら……) ---- 咲「あんなに大きすぎる刺激を何回も感じて、はたして自分は耐えられるのか…… 優希の心は起こしてしまったらどうしようという恐怖と、もっと感じてみたいという好奇心がごちゃ混ぜになっていく」 優希(きっと気をつければ大丈夫、大丈夫……) 優希「はむっ……」 優希「んうっ……んっ!」 ---- 咲「勝ったのは、好奇心、いや一種の本能か。 優希は再び制服の端を口に挟み京太郎の手で自らの胸を撫でていく。 硬くなり始めた蕾を掠める度に小さく腰が浮くが、声だけは必死に抑えた……まるでもっとこの時間を望むかのように」 ---- 優希「んん、んう、ふうっ!!」 優希(これ、気持ちいい……おかしく、なりそうだじょ……!) ---- 咲「京太郎の掌、指、全てを使って優希は小さくない、しかし先ほどに比べたら耐えられる刺激を甘受していく。 もしかしたら、この時既に優希の頭からは最初の目的だとかは抜け落ちていたのかもしれない」 優希「はあはあ……」モジモジ 優希(うう、なんか下が変な感じだじぇ……ちょっと、見てみよう……) 優希「あ……」 優希(濡れ、てる……?) ---- 咲「衝撃だった、まさか自分は粗相してしまったのか? 優希は泣きそうになりながら確認のためそっと下腹部に自分の手を持っていく…… そして触れた刹那、今までの比ではない刺激が優希の身体を貫いた」 ---- 優希「ああんっ!!」 京太郎「Zz……」 優希(あ、ダメ、声、出ちゃ……でも、無理……) ---- 咲「まずいとわかっているのに、一度踏み入れてしまった優希はもう止まる事が出来ない。 優希の目的は自分のコンプレックスを解消する事ではなく、自分を慰める事にシフトしてしまっていたから」 優希「んっ、はあっ、ああっ!」 優希(京太郎、京太郎っ……!) 京太郎「Z……」 ---- 咲「もう優希は何も考えられない。 ただひたすら快感だけを欲して自分の手を動かし続ける」 ---- 優希「京、太郎……あんっ、好きっ……好きぃ……!」 京太郎「……」 ---- 咲「普段はふざけて伝えてしまう想いを、常に心の底で煮えたぎっている感情を吐き出して、 ぶつけて、答えてもらえない虚しさから逃げるように手の動きを激しくする。 その目に光る涙は快感によるものか、それとも別の要因か……優希本人にもわからなかった」 優希「んうっ、京太郎っ……なんで、こんなに好きなのにっ……見てもくれないんだじょ……!」 京太郎「……」 優希「見てっ……誰にも負けないっ……好きな気持ちは絶対負けないのにっ……見てよ、京太郎っ……!」 ---- 咲「快感を得ているはずなのに、それ以上に優希は悲しかった、辛かった。 どんな事をしても京太郎にとって自分はそういう対象になり得ないのか、それが辛くて、 快感に逃げても突きつけられて……優希は普段からは考えられないような甘さと苦味が混じった声を出し続ける」 ---- 京太郎(……優希) ---- 咲「京太郎が、全て聞いてるとも知らないで……」 優希「京太郎……私、もうダメ……んんんんっ!!」ビクビクッ!! 優希(頭、真っ白だじぇ……何してるんだろ、私……) 優希「はあ、はあ……」 京太郎「……優、希」 優希「----えっ?」 ---- 咲「……とまあ、この小説だとその後実は全部聞いてた京太郎と優希はめでたく結ばれるんです」 久「そ、そう……い、いいんじゃないかしら///」 まこ「なかなか、いい語りじゃったの、うん……///」 和「……///」プシュー 咲「だけどこんな風に書かれてるなんて最近の恋愛小説ってすごいですよね!」 和・久・まこ(それは絶対に恋愛小説じゃない!) 優希「あ、ああ……」 京太郎「……」 優希(起きてた……いつから? 嘘、そんな、あああああ……!) 京太郎「……さすがに、予想外だったぞ」 優希「あ……」 京太郎「悪ふざけにしては、真剣すぎるし……だけどいくらなんでも色々暴走しすぎだろ……」 優希「……」 優希(終わった……もう、嫌われたに決まってる……私の恋、こんな形で、終わっちゃった……) 京太郎「かなり動揺してるんだが……なんつったらいいのか……」 優希「は、はは……引いたか?」 京太郎「なんとも、言えないというか……」 優希「いいんだじぇ、はっきり言って。 気持ち悪い、だろ? 寝てる間にこんな事して……」グスッ 京太郎「優希、ちょっと人の話を……」 優希「さ、最初は、京太郎に振り向いてもらいたくて胸を大きくしたかっただけ。 だけど寝てても京太郎の手で触ってるって思っただけで頭がふわふわして、いつの間にかエスカレート、してた……」 京太郎「……」 優希「の、のどちゃん以上にならないと京太郎に見てもらえないからって、 色々試して最後にこんなバカな事しちゃって……ご、ごめんなさい……」 京太郎「……はあ」 優希「……!」ビクッ 京太郎「だからさ、まず人の話を聞けよ」 優希「……」 京太郎「確かにビックリはしたけどさ、気持ち悪いなんて思ってない」 優希「へっ……」 京太郎「……ぶっちゃけ、お前もあんな色っぽい顔できるんだなーってちょっと、いやけっこう……」 京太郎「興奮、した」 優希「あ……」 京太郎「さすがに、あんな熱烈な告白されたらさ……俺の中でも色々変化しそうだわ」 優希「そ、それって……」 京太郎「おっと勘違いするなよ? あくまで俺も考えなきゃいけない事が出来たってだけだからな」 優希「うん、うんっ……!」 京太郎「悪かった、今まで邪険にしすぎて。 これからはもっと真剣に考える。 答え、出すからさ。 その時までちょっと待っててくれるか?」 優希「……もちろん、だじぇ!」ニコッ 京太郎「……!」ドキッ 京太郎(ああ、こいつって……) 京太郎(こんなに可愛かったんだな……) --数日後 京太郎「こんちわー」 優希「あっ、京太郎~!」ダキッ 京太郎「おわっ、優希、そんなにひっつくなよ!」 優希「いやだ、好きな人とはくっついていたいんだじぇー!」 京太郎「歩きにくいっつーの!」 久「ふふ、うまくいったみたいね」 まこ「まあ胸を大きくするという目的は3ミリ……ほんのちょっぴりしか達成できんかったがのう。 もはや呪いな気もしてきたが、元々このためじゃったし問題はないか」 和「ゆーきが幸せそうで何よりです……」 咲「……」orz 久「えーっと、ところで咲はどうしたの?」 和「えっと、その……ゆーきがうまくいったから咲さんも最後のアレに挑戦しようと思ったみたいで……」 咲「和ちゃんにマッサージ頼んで……逆に小さくなりました」 久「あー……そういえば揉むのって脂肪燃焼して逆効果な場合があるんだっけ」 まこ「ご愁傷様、じゃな……」 咲「あは、あはははは……うううっ、和ちゃんそれ分けてよー!」 和「む、無茶言わないでください!」 京太郎「はーなーせー!」 優希「いーやーだー!」 京太郎「小さくても柔らかいのが当たってんだよー!」 優希「違うじぇ、京太郎!……当ててるんだじょ!」ニイッ 京太郎「なお悪いわー!」 --アイデアその7・失敗だけど大成功!-- カン!
https://w.atwiki.jp/wakan-momomikan/pages/7751.html
赤い大根│和│草部│ http //wakanmomomikan.yu-nagi.com/momomi3/maki-7615.htm 土用の丑の日
https://w.atwiki.jp/coharu/pages/437.html
「藤岡、生理が来ないんだけど」 あぁ、また南がおかしな事言い始めた…… はたしてそれは学校でするような話なんだろうか? いや、それ以前に 「そんな事オレに言われたって、どうする事も出来ないよ」 これがオレの素直な気持ち。 オレがどう頑張ったって、南の生理をどうこう出来ないんだから。 しかしこの後、南はとんでもない事を言い出した。 「何言ってんだ、この子の父親はお前だろ?」 少しも出ていないお腹を擦りながら、さも当然と言った様子で南はそう言った。 でもそれは絶対にない。だってオレ達、そんな既成事はおろか、キスだってしてないんだから。 ……って言うか、付き合ってすら…………止めよう、これ以上考えると悲しくなる。 とにかく今は、南の誤解を解かないと。 「あのさ、オレ達別に子供が出来る様な事してないでしょ?」 「でも、この前私と寝たじゃないか」 「えぇ?! そ、それは南が昼寝をしようとか言いだしたから……」 って、そんな事を言ってる場合じゃない。 クラス全体がざわざわと騒ぎ出し、すべての視線がオレ達に向けられている。 「南、ちょっと」 「うわっ! なんだなんだ?! おい、どこ行くんだよ!」 オレは南の手を掴んで、逃げる様に教室を飛び出した。 家庭科室……ここなら今は誰も使って無いし、幸い鍵も空いている、 ここで今度こそちゃんと南の誤解を…………って、南の様子がおかしい。 なんて言うか、南がこういう顔してる時は、大概とんでもない事を考えている時だ。 「ふ……藤岡、いくらなんでも強引過ぎやしないか……?」 「え?」 「だからさ、その……夫婦が人気のない所でする事って言ったら……夫婦の営みって言うか、その……アレだろ?」 南の中でオレ達はもう夫婦になってるのか。まぁそれ自体は嬉しいくらいなんだけど。 でもやっぱりちゃんと説明しないと。 「あのね、別に一緒に昼寝したくらいで子供なんて……」 「キ、キスだけだからなっ!」 南は説明も聞かずにそう言うと、顔を赤くして目をつむり、あごを少し上げて唇をオレに向けた。 えっと、してもいいのかな? でも南は勘違いしてこう言ってるだけだし…… いや、こんなチャンス二度と来ないかもしれないぞ! これをきっかけに南と深い仲に……って、何考えてるんだオレは! そんな南をだましてキスをする様な事……オレには、オレにはっ……!! 「何してる、誰か来たらどうすんだ。早くしろっ!」 「うん」 神様ごめんなさい。オレにはこの状況でキスをしないという選択肢は無かったようです。 南の肩を抱いて、唇を近づける。 あんな強気な事言ってたけど、南の肩は少し震えていた。 唇を重ねると、南はオレの制服をギュッと掴んで目を開いてしまった。 と言うか、南が目を開いたのが分かったって事は、自分も目を開いていた訳で、キスをしながら目が合うと言う、とんでもなく恥ずかしい状態に。 耐えきれなくなったのか、南は制服を掴んでいた手でオレを突き飛ばし、出口へ向かった。 「ほ、……ほら、藤岡! さっさと教室戻るぞ!」 「あっ、うん」 恥ずかしそうに顔を真っ赤にする南。 しかし、出口の所で立ち止まると、一人で何か呟き始めた。 「藤岡……ん? でも結婚したら私も藤岡になるんだよな。じゃあ……」 声が小さくて良く聞き取れないけど、何か真剣に考えている様だ。 すると南は、何かを思いついたようにこちらを向き、オレを指差し大声で叫ぶ。 「ほら、さっさと行くぞ! あ……あなたっ!!」 「あなた?!」 「ん? あっ、そっか。子供が出来たんだからパパか? 行くぞ、パパ」 結局南はそう言って教室へ戻ってしまった。 でも嫌な気はしない。むしろ、こんな時間がもっと続けばいいのにと思ってしまう。 この日家に帰ると、オレは机に向いこんな事を考えていた。 「オレも南を『南』って呼ぶのはおかしいかな? 夫婦だったら……おまえ? いや、これはちょっと…… じゃあ、……カ、カナ? ……カナ。うん、これだ!」 気づくと、この状況を楽しんでいる自分がいた。 次の日、学校で南を見かけ、オレは早速名前を呼んだ。 「お……おはよう、カナ!」 「なんだ? 藤岡、馴れ馴れしいぞ」 「え? 藤岡? あれ??」 あっけらかんとした態度。話しを聞くと、昨日の夜無事に生理はきたらしく、晴れて誤解は解けたらしい。 良かった様な、ちょっと残念な様な…… そんなオレに南は去り際、ソッと近づき耳元で囁く。 「き……昨日、家庭科室でした事…………絶対内緒だからな」 ここをクリック! (作者より) ちなみに、藤岡はお昼寝の最中、キスもしていないし既成事実も無かったとは言え、 こっそりカナの胸を触ってました。 悪い男です。 ホントだよw -- 名無しさん (2009-06-15 18 04 47) 藤岡やるねぇー -- 名無しさん (2009-07-21 00 07 24) 名前 コメント 6スレ目 この野郎氏 保管庫
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/2236.html
夏風邪お兄さんとゆっくり 14KB 愛で 虐待 制裁 自業自得 誤解 日常模様 野良ゆ 子ゆ ゲス 現代 鼻づまりのストレスでむしゃくしゃして書きますた。皆様も夏風邪にご用心を。 小ネタ 暑いし夏風邪でむしゃくしゃしたんで書いた 眠い目擦って書いたので誤字脱字はご容赦くだされ すごく…ごり押し気味です てかSSじゃない ヨロシクオネガイシマス 夏風邪お兄さんとゆっくり 暑い 暑いが寒い 夏風邪だ、夏風邪を引いてしまったようだ。 最近何となくダルイなーと感じていたら昨日熱が出た。 幸い、熱はひいて具合が良くなったがまだ本調子は出ない、 今の時刻は朝の10時、もう朝というか軽く昼に近いがまだ昼 ご飯には早すぎる。 今日はウォーミングアップも兼ねて公園 に散歩に行くことにする。 公園 まだ昼とはいえこれでも十分に暑い、天気予報では今日の最高 温度は37℃に行くんだとか、冗談じゃない。帽子を被って来 て良かったと思う。 「こんなに暑いとゆっくりも辛いだろうな…あいつ等にも今の 季節は同情するよ…ゴホッゴホッ…」 公園の中でも暑いがゆっくり達はその暑さを我慢しつつ狩に勤 しんでいた、ここの公園のゆっくりは善良種が多く、基本種達 には『ゆっくりできないやつ』と迫害されるめーりんやゆうか なども少数だが生息しており、数少ない一斉駆除の対象になら ず、ゲスゆっくりだけを駆除するのみに留めているだけである。 又、ここの善良ゆっくりは頭がよく、市の管理職員に教えられ た通りに花壇の花や悪さをしないように狩をしたり、おうたを 歌ったり、のーびのーびやこーろこーろをしてゆっくりと生活 している。 「ふぅ、病み上がりだからか?少し疲れたな…ベンチは…おお あったあった」 俺は公園に着くとすぐにベンチを発見し、移動した。 ここには本当に善良なゆっくりが多い、活発でいたずらややん ちゃな事をするあのまりさ種でさえここの奴らは善良な奴しか いない。だぜまりさは居るには居るがそれでも全体の数で見れ ば少ない。 「はふぅー…久しぶりに公園に来たなぁ、今も昔の風景とそう 変わらないな。…ん?」 俺が選んだベンチは丁度木陰にあるもので、休みには丁度良い 場所だ、すぐ横にある樹木の葉の間から陽光が差し込み、風情 を醸している。そんなベンチで休み始めてからちょっと経った 時、足元から影が1つ跳び、俺の横に現れた。 「うにゃ?おにいさんなんだねー、ゆっくりしていってねー」 「ああ、ゆっくりしていってね。どうしたんだい?こんなとこ ろに?」 「ここはじめんさんよりたかいし、かぜさんがからだにあたる からすずしいんだよー、じゃまにならないようにするからここ でゆっくりさせてほしいんだよー」 「ああ、そんな事なら構わないよ、ベンチは皆で使うものだ」 「ありがとうなんだよー、うにゃ…うにゅ~ん…」 影の主はちぇんだった、どうやら樹木の近くの地面も日光が 当たってる場所よりか涼しいが同じ木陰の下のベンチの上の方 が冷たくて風が当たりやすくてゆっくりできるから横に失礼 させて欲しいとのことだった。 「ゆっくりもこうしていると可愛いもんだな…ちぇんもこういう 姿は猫に似てるな…俺もゆっくり飼ってみようかな…」 「うにゃ~ん…」 俺とちぇんでベンチの上でゆっくりしていると急にちぇんの 尻尾がピンと縦に伸びた。 「うにゃっ!!このかんじはあのゲスゆっくりのかんじだよー、 おにいさん、ゆっくりさせてもらってありがとうなんだよー。 ちぇんはあのゲスゆっくりとはゆっくりしたくないからゆっくり どこかへいくよ、おにいさんもゆっくりしたきぶんをこわされた くなかったらはやめにかえることをおすすめするよー。 じゃあねー、おにいさんー!」 ちぇんはゆっくりらしからぬ動きで起き上がるとお礼を言って帰っ ていった。 それにしてもさっきちぇんは『ゲスゆっくり』といったな?ここ 最近は夏風邪のせいでストレスが溜まりに溜まっていたからな、 ここらでガス抜きをしておくか。この公園や善良ゆっくりのためにも なるしな。 ゆっくりの虐待はあまり趣味じゃないがやらない訳じゃないしな。 「ゆっへん!まりささまいっかのおとおりだぜ!くずゆっくりども はさっさとみちをあけるんだぜ!」 「びゆっくりのれいむがとおるよ!れいむのきれいなあるきかたを みたゆっくりはたべものをもってきてね!いますぐでいいよ!」 「まりちゃはえらいんだじぇ!えらいんだじぇ!!」 「ゆぷぷ!いまおかあしゃんがたべものをもってこいといったのが きこえなかったの?いまもってくればぜんごろしでかんべんしてあげ ないこともないよ!れいみゅったらかんだいだね!ゆっぷっぷ!」 俺がゲスゆっくりを虐待(言う名の制裁)をするべく近くのコンビニで オレンジジュースと飼いゆっくりフード(それなり)を買って戻ってく ると既にゲスゆっくりは来ていた。ちぇんが気配を察して避けるほどの ドゲスっぷりだ、これは虐待のしようがありそうだ。 だが今ここで出て行くのももったいない。ここは善良ゆっくりの反応を 見てみようか。 「ゆぅ、ゆっくりできないゆっくりだよ…」 「おちびちゃん!はやくおうちにもどろうね!」 「とかいはじゃないわ…」 「わかるよー、はらのそこまでくろいドゲスなんだねー」 「じゃおじゃーお…」 「くずね…あんなのがいたらきれいなおはなさんがゆっくりされなくさ れちゃうわ」 おお、公園の善良ゆっくり全ゆんから大批判を喰らってる、しかも全ゆん 小声で、それに気づけないゲス一家もすごいが…。 さて、そろそろ行くとするか、このまま見てるとビキィ!ときそうだ。 「ゆふふ…それなりにきれいなところなんだぜ、びゆっくりもたくさん いるし、すっきりー!のあいてにはとうぶんこまりそうにないのぜ!」 「ゆ!じゃあまりさ…ここをれいむたちのゆっくりぷれいすにしようね!」 「あたりまえなのぜ!こんなにいいばしょはほかになさそうなのぜ! それじゃあいくのぜ!みんなじゅんびはいいのぜ?」 「いいんだじぇ!だじぇ!だじぇ!」 「はやくここをれいみゅたちのゆっくりぷれいすにしようね!おちょうしゃん!」 「それじゃあいくのぜ…」 「ここをまりさ(まりちゃ・れいむ・れいみゅ)のゆっくりぷれいすにするのぜ(よ!)!」」」」 お、奴らおうち宣言しやがった、じゃあ俺も行くぞ。 「そこまでよぉい!」 「ゆゆっ!にんげんさん!な、なんなのぜ、まりさたちはなにもわるいことして ないのぜ!めいわくかけてないのぜ!!」 「そうだよ!いまここのくずゆっくりたちをれいむたちのどれいにしようと していたところだよ!じゃましないでね!」 「だじぇ~だじぇ…!?ゆゆぅ?おまえはだれなのじぇ!?ゆっくりしていってね!」 「すごくおおきいよ!ゆっくりしていってね!それとあまあまちょうだいね!いますぐでいいよ!」 ヤバイ、今ビキィと来た、特に子れいむ。子まりさは単純に好奇心からくる 挨拶だろうからいいけど、全まりさに言える事だし。 でもれいむは好奇心よりも本能と欲が中心のゆっくりだ、俺が野良では一番嫌いとする ゆっくりだ、主に顔と言動。 ま、あまり気にしないけど。これから虐待するんだしこの位活きがよくないとな。 さぁてまずはこの憎たらしい子れいむからだ! 「おいじじい!おはなしきいてるの!?はやくれいみゅさまに…おそらをとんでるみたい! ゆゆ~ん!おちょうしゃんたちがれいみょよりもひくいところにいるよ!ゆっくち!」 「おいれいみゅ」 「にゃに!?いまれいみゅはゆっくりしてるんだよ!じゃましないでね! それともどれいはれいみゅがうらやましいの?かわりにれいみゅがいまからうんうんするよ! そのうんうんでまんっぞくしてね!ゆゆん!ふ~ゆっくびゅぶっ!」 プリュン!とれいみゅのあにゃるからうんうんが出てきた瞬間俺の中のビキィ!メーターが 振り切れ、れいみゅを潰してしまった。 「あぁ~やっちまった…このうんうんを食わしてやりたかったのに…」 俺は汚れた手をまりさの帽子を取り、拭ってから返してやる。借りたものは返さないといけないよな。 なんだかまりさが暴れてるけどうんうんは餡子だし取られた帽子に餡子が付いて返って きたのだから体全体で喜んでいるんだろう、善い事をした。 「おちびぢゃああああん!!よぐも!ころしてっ…かえしてね!まりさのおぼうしかえしてね! ああああああああ!!まりさのおぼうしでなにじでるのおおおお!?ばやぐがえじでね! ゆ!?おかえり~!まりさのおぼうsくざいいいいい!!おぼうじぐざいいいい!! なんでえええ?なんでおぼうしがぐさいのおおお!!??」 さて次は子まりさ、さっきからだじぇだじぇいってて個人的には可愛いと思うがゲスはゲス。 お掃除だ。 まずは帽子ごと掴んで俺の顔の真ん前に持って来る。 「まりちゃはとりさんになったんだじぇ!ゆ!おいじじい!よくもまりちゃのかわいい いもーとれいみゅをころしたな!せいっさいしてやるからかかってこい!」 なんで制裁されるために自ら出むかにゃいかんのじゃ、調子乗るなよ饅頭が。 「まりちゃはまんじゅうじゃないいいいい!!せかいでいちっばんつよいゆっくりだあああ!」 「はいはい強いねちゅよいでちゅねー」 「ゆがああああああ!!ばかにしゅるなあああああ!!」 こいつ子ゆっくりのくせに結構声がでるのな、おら初めて知っただよ。 「で、声が良く出るまりちゃ君にはコレだ!ほいっ!」 掛け声と共にポケットに入っているタバコの箱に入れているライターでまりちゃのおぼうし(笑) に火をつけそっと地面に下ろしてあげる。 するとまりちゃは元気に歌い始めた。 「ゆぅ?なんだかあちゅいのじぇ…ゆんやあああああ!あちゅいいい!ひしゃんはゆっくりしないで どっかいってね!どっかいってね!どぼじでどこにもいかないのおぉ!?ゆんやああああああああ!!」 「すごいじゃないかーまりちゃ君、火を従えるなんて一気に進化したね!他のゆっくりとは 大違いだよ!」 「ゆんやああああ!ゆっ!?そ、そうなんだじぇ!まりちゃはひしゃんをどれいにしたんだじぇ! ゆっ さっきのはひしゃんにいだいなあるじさまのこえをおぼえさせていたんだじぇ!」 「へーそーなのかー(棒読み)」 「そうなんだじぇ…あぢゅいいいい!!もうひしゃんはかえっでいいんだじぇ…」 まりちゃは従えたなんて言ってるが実際にはもうお飾りである帽子なんて燃やし尽くし、まりちゃの 肌に移っていた。 野良生活でその小麦粉で出来た体に染み付いた油分で帽子以上の速さで燃え上がりまりちゃは消し炭 になってしまった。 残ったのは帽子のあまりの臭さに悶え、帽子を脱ぎ捨てるが被ってないと落ち着けないのかすぐに被る、 そして我慢できずにすぐに脱ぐ、被る、脱ぐを繰り返していた。 で、まだ虐待をしていないゆっくりである母れいむが俺と顔を合わせると逃げるでもなく近づいてきた。 「にんげんさん、どぼじでこんなこどするの?れいむたちはうまれてからいっかいもにんげんさんに めいわくはかけてないよっ!?なのになんでこんなひどいことをするの!?ねえ!きいてるの!?」 俺とした事が甘かった、病み上がりで判断がしっかりしてなかったのか、父まりさはまだ生きてるじゃないか、 汚物はしっかり掃除しないと。公園は綺麗に!だ。 「おい、まりさー。香りつきのお帽子はゆっくりできるか?」 「ゆっくりできるわけないでじょおお!?はやぐおぼうしからこのいやなにおいをとってね! それとあまあまもってきてね!あとびゆっくりをもってきてね!そしたらまりさのまえでどげざしながらしんでね!」 土下座しながら死ぬってどうやってよ?さすが餡子脳、むちゃくちゃな言葉が出てくる出てくる。 さて、まりさの要望どおり臭いを取ってみるか、ええーと、お手洗いはあそこか。 「よしじゃあ今お帽子綺麗にしてやるからな。」 俺はまりさとれいむのおさげを掴んでトイレに向かった。 「じゃあお帽子洗うぞ」 「はやくしてね!じゃないとせいっさいだよ!」 「ほんらいならどれいがなめてあらうのがれいぎだけどまりさのかんだいなこころに かんしゃしてね!そしたられいむたちをかいゆっくりにしてね!」 おいおい、なんでそこで飼いゆっくりになれるんだ、そんなことで飼いゆっくりになれたら 全部のゲス共がそうしてるぞ。 ってか死んだ子供の事は忘れていやがる…薄情な親だな、こればっかりはあのまりちゃ達が可愛そうに 思えるぜ。 「じゃーぶじゃーぶさっぱりー!さぁこれで綺麗になったぞ!」 「ゆゆーん!やっときれいになったね!まりさのおぼうしさん!ゆゆっ!おいどれい!つぎはまりささまの からだをきれいにしろ!いますぐだよ!」 「お礼の言葉もなしにいきなりソレか。まぁいいだろう、俺も少し疲れてきたし。そぉい!」 「ゆべっ!いだいいい!なにをずr「そぉれい!」ゆがっ!」 ボチャッ 俺が蹴っ飛ばしたまりさは1度目は壁に当たり、2度目は俺が開けた和式便所の中に落ちた。 丁度顔が上を向く形ではまっており、自力では抜けなさそうだ。 「じゃー今綺麗にしてあげるからねー!」 勢い良くレバーを押すと水が豪快な音と共に流れ、まりさを分解しつつ流してゆく。1度ではムリだったので 3回ぐらい水を流していく」 「おっおみずしゃんはゆっくりびぇぶぃなびいいい!ゆんやああああ!!ごぼっ!ゴファッ!…… ぼっぢょ…びゅっぐり…」 「まりさああああああ!!!ゆんやあああああああああああ!!!!」 「おおー綺麗綺麗。さーてそろそろ帰るかー」 「どぼじで…」 「ん?何か言ったか?」 「どぼじでこんなことするの?れいむたちだっていきているんだよ?」 お、出たよ『ゆっくりだっていきているんだよ』宣言。これで同情を買ってお涙頂戴しようって魂胆は みえみえなんだよな、世の中そんなに甘くない。 「言葉を返すが、俺達人間だって生きているんだ、唯の動いて日本語喋る饅頭が言ったってなんのことにも ならんぞ、それにお前は『人間には迷惑かけてない』って言ってたけどソレはお前らから見てからだろ? お前らが迷惑を俺達にかけたかどうかは俺達人間様が決める事じゃない、まぁこれまでのお前たちの行動を俺が 見ていたわけじゃないから俺には解らないが、少なくともお前たちがこの公園に住み着いて好き勝手にしたら 間違いなく周りのゆっくり以外、つまり『人間』に迷惑が掛かっただろうな。 解りやすく言えばそうだな…たとえばお前らゲス一家が子供を作りすぎてそれらが他所様の家に上がり込んだり ゴミ箱を荒らしたりすればもうその時点で迷惑だ」 「ゆゆぅ…でもそのときににんげんさんがいなければめいわくじゃないよ!ゆぷぷ!やっぱりどれいは てんっさい!のれいむさまにはかなわないね!」 「いやかかってるぞ。」 「ゆっ!?うそいわないでね!めいわくかかってないでしょ!かってなこといわないでね!ぷんぷん!」 「俺にかかってる。俺はな、意味のない面倒と野良のゲスれいむが特に嫌いだ。お前の存在自体が俺には迷惑だ!」 「もうゆるさいないよ!せかいいちのびぼうをもつれいむさまをばかにするゲスはゆっくりs」「死ね」グヂュン れいむは何も言い残せずに俺の足の裏で気持ち悪く破裂して逝った(?) 唯の饅頭の癖に一丁前のような事言いやがって…野良ゲスは善良ゆっくりのうんうんのカスでも食ったほうが良いな。 「ゴホッ!ゴホッ!ゴホ、病み上がりなのにムリしすぎたか…またさっきのベンチで休むか…」 俺は疲れた体に鞭打ち、ゆっくりとさっきのベンチに向かって歩き出した。 「わかるよー、あのゲスたちはさっきのおにいさんにせいさいされたんだねー、これでこのゆっくりぷれいすは あんったいだよー」 ちぇんは一部始終を見ていた、警告をした時後、気になって陰で伺っていた。帰ったと思ったが5分後位に なにか荷物(ジュースとフードが入った袋)を持って帰ってきたので気になって監視していたのだ。 一部始終をみたちぇんはゆっくりと元いたベンチに戻っていった。 「はふー、疲れたのぜー、病み上がりなのにムリしちゃったのぜー」 まりさでもないのにまりさみたいな話し方をするのはさっきの病み上がりお兄さんだ。 さっきの制裁で直ったと思った夏風邪がまたぶり返してきたのだ。 今すぐ帰りたいが少し休みたい、そう思ってさっきの木陰のベンチに向かい、腰掛けた。 「おにいさんなんだねー、わかるよー!」 「ああ、ちぇんが先に居たのか、悪いがお隣失礼するよ。君のゆっくりを邪魔しないようにね」 「さっきはありがとうなんだねー!あのゲスはまえからここらへんにきたながれゆっくりでみんなめいわく してたんだよー!おにいさんおかげでこのこうえんはあんったいだよー!」 「そうだったのか、ご丁寧にありがとう。ちぇん」 ちぇんの言う通りあのゲス一家、つい1週間前に近所の森から流れてきた一家で、群れでの横暴な行為が 見咎められ追い出され、この公園に来ては我が物顔で練り歩き、善良ゆっくりにちょっかいを出して遊んだり していた。そこに俺が来て見事に制裁してくれたというものだ。 (そういえば買ってきたものを使う機会が無かったな…それにこのちぇんは良い子だし飼いゆっくりに してみようかな、フードもそれほど高くなかったし) 「なあちぇん、飼いゆっくりにならないか?」 「にゃっ!?かいゆっくり?ちぇんが?わ、わからないよー?」 「お前が良い子で可愛いからだよ、それに俺は猫が好きで飼っているんだが家に言葉を喋れるのが俺だけなんだよ、 だからお前に来て欲しい、お前が居れば寂しくないしおしゃべりも出来るしな」 「じゃ、じゃあほんとうにかいゆっくりになってもいいの?」 「ああ。お前さえ良ければな」 「ありがとうなんだよー!おにいさんにはほんとうにかんしゃだよー!」 「そうと決まれば行こうか!ちぇん!」 「わかるよー!これからよろしくなんだねー!」 「よろしく!ちぇん!」 俺は新しい家族を迎え、二人笑顔で家に帰っていった。 あとがき 夏風邪でむしゃくしゃしたので書きますた。 ていうか特に夏風邪関係ないような… あ、猫が好きなので猫つながりでちぇんは好きです。 これ後書きか? 終 挿絵:
https://w.atwiki.jp/83452/pages/18179.html
…………………… ………… いちご「……ねえ、ちょっと聞きたい事があるんだけど……」 唯「なあに?」 いちご「……さっき話してたのが耳に届いただけなんだけど。 今度琴吹さんの誕生日なの?」 唯「そうだよ~」 いちご「そう……」 律「どうしたんだ?」 いちご「うん……なら、プレゼント位渡したいなって」 澪「おお、ムギの奴絶対喜んでくれるよ!」 いちご「……そうかな」 唯「うん! 間違いないっ!」 信代「おっ、何が?」 三花「なになに?」 律「信代、三花ー!」 信代「皆、おはよ!」 三花「おっはよーっ」 春菜「あれ? 田井中さんたち早くから集まってどうしたの?」 律「おうっ、実はな……」 …………………… ………… 唯「それで話が盛り上がってね、憂が出してくれた案の、 『サンライズ・お誕生日パーティー』を皆でする事になったのです!」フンス 梓「唯先輩、サンライズじゃなくてサプライズですよ」 唯「そうだったかぁ」 紬「でもでも、部活とかは大丈夫なの?」 文恵「大丈夫だよ。 どうしても部活とかバイトが休めなかった子は、無理しないようにしたから」 響子「無理して参加しても、逆に琴吹さんの負担になっちゃうもんね」 一子「だから何も心配しなくて良いんだよ」 トンちゃん(パタパタ!) 紬「皆ぁ……トンちゃんもありがとう」ウルウル ちか「さあさ、いつまでも立ち話してないで座って座って!」 紬「あ、う、うんっ!」 憂「紬さん、今日は私がお茶を入れてみました。 美味しくなかったらごめんなさい」 紬「わぁ、ありがとう! 美味しくないなんて事ないわよ~♪」 律「(ボソリ)いやあ、今日ムギに特別な用事が無くてよかったな」 澪「(ボソリ)そうだな。 サプライズパーティーを開く事に頭が一杯で、ムギの予定の確認をすっかり忘れてたからな……」 春子「さあさ、じゃあ早速軽音部の皆さん、頼みますよー!」 律「っと、そうだった!」 紬「?」 澪「あ、ムギは座っててくれ」 梓「私達からムギ先輩へのお誕生日プレゼントです」 唯「ようしっ、行っくぞぉー!」 『ワァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!』 律「ふわふわ時間改め、ムギムギ時間ッッッ!!!」 ──────────────────────────── ジャジャッ、ジャジャッ、ジャァァァン!!! 唯「皆、ありがとーーーーっ!」 『ワァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!』パチパチパチ! 紬「///」 梓「あれ? どうしたんですかムギ先輩。顔を真っ赤にして」 澪「もしかして、嬉しくなかったか……?」 紬「ううんっ! そんな事ないわ! ないんだけど…… か、歌詞が///」 潮「あははっ、完全なムギちゃんLOVELOVEソングだったもんね」 紬「///」 和「でも、ムギの魅力が存分に表現されている素晴らしい歌詞だわ」 憂「そうですね。紬さんは本当に素敵ですから」 紬「そ、そんな事無いわよ~///」 憂「ありますよ」キラキラ 紬「う、憂ちゃん? お顔が近いなって///」 梓「あっ!憂、それずるいから!」 未知子「そう言えば琴吹さんって良い匂いがするよね。 私もムギちゃんって呼んでいい?」クンクン 夏香「あっ、私もーっ!」クンクン 紬「い、良いけど匂いかいじゃダメぇ///」 律「これ以上はさせじと次のプログラム! 皆のプレゼントをムギに渡すぞぉーいっ!」 唯「おーっ!」 澪「来れなかった人からもプレゼントは預かっているぞ」 紬「まあ……!」 ガチャッ。 さわ子「遅くなってごめんなさい、やっと仕事が一段落したわ~」 和「あら、先生」 律「さわちゃん、丁度良かった。 これから全員でムギにプレゼント渡すんだ」 さわ子「あら、そうだったの。ナイスタイミングね! ……っとそうそう。プレゼントと言えば、こんなのが学校に届いたわよ?」ドンッ! ザワザワ…… 澪「何ですか? その荷物。 やけに沢山ありますね……」 さわ子「そうなのよ~。 実は職員室にまだまだあってね、後で他の先生も手伝って持ってきてくれる事になったんだけど…… ほら、これ見て」 ワッ!!! 梓「全部……ムギ先輩宛!?」 和「その上どれも綺麗な包みで、『誕生日おめでとう』『ハッピーバースデー』などのカード付き」 憂「じゃあこれはすべて、紬さんへのお誕生日プレゼント?」 澪「ん?」 律「どうした? 澪」 澪「いや、送り主が全部同じ名前だ」 律「えっ!?」 さわ子「そうなのよ。ここに持ってきてないのも全部そうなの」 唯「えっと…… 『俺』? だあれ?」 紬「??? わからないわ?」 とし美「あれぇ? でも住所は全部違うね」 曜子「手書きのは筆跡も違うよ」 さわ子「そうなのよ。 消印はちゃんと住所に沿った場所からだから……」 澪「全国津々浦々の『俺』さんから、ムギへ届けられたって事ですか」 梓「学校に、一人の生徒宛に荷物って届くものなんですか?」 さわ子「普通は無いんだけど…… 不思議な話だわ」 律「おいおい、まさか変なの仕掛けられてたりしないよなぁ?」 さわ子「それは大丈夫よ。全部キチンと調べたから」 唯「おおっ、さすがさわちゃんだ!」 つかさ「よくわからないけど、じゃあ欲しいのがあったら貰っとけばどうかな?」 紬「良いのかなぁ?」 ますみ「良いじゃん良いじゃん。くれた物なんなら貰っとこうよ」 俊美「そうそう」 唯「でもでも、そうすると日本中にムギちゃんのファンが居るんだねぇ♪」 澪「まあムギなら当然だな」 律「さすがは私の嫁だぜ!」 和「あら、律。何か言ったかしら? 何を言ったのかしら?」 梓「ムギ先輩、これ私からのプレゼントですっ」 紬「まあっ、ありがとう梓ちゃん♪」ニコッ 梓「うぇへへ///」 律「あっ! 抜けがけすんな中野ぉ!」 澪「ムギ、わ、わわ私の気持ち、受け取ってくくくれ///」 紬「うふふ、ありがとう♪」 律「澪までー! ようしっ、次は私だ私っ!」 唯「私だってー!」 憂「紬さん、大好きです」 和「豪華な物ではないけれど、喜んで貰えたら嬉しいわ」 さわ子「はい、私からも」 紬「あらあらまあまあ♪」 ちずる「私だってーっ」 風子「どうぞ、琴吹さん」 圭子「はいっ、ムギちゃん」 紬「きゃ~~~~~~♪」 …………………… ………… 紬「でも、何か悪いわ」 唯「ほえ?」 紬「だって、私皆に何もしてないのに…… こんなに良くして貰って」 澪「ははは、何言ってんだ」 紬「えっ?」 律「ムギはいつもお菓子を持ってきてくれるし」 梓「曲だって作って下さってます」 紬「でも、そんなの大した事じゃないわ」 梓「そんな事はありませんし、それだけでもないですよ」 唯「うんうん」 律「なんて言うか…… 私たちは私たちで軽音部……ううん、放課後ティータイムだしさ。 ──それに」 アキヨ「うん。 私たち全員で、三年二組でもあるんだよ」 英子「誰か一人が欠けても、出会わなくても駄目だったのよね。 だから……」 唯「他の皆もだけど、ムギちゃんは居てくれるだけで良いのっ」 梓「それだけで『何か』をして頂いてるんです」 律「なんつーか、ありがとな。 ここに居てくれて」 紬「……みんなぁ」グスッ さわ子「あらあらムギちゃんたら。 はい、ティッシュ」 紬「あひがとう、ごひゃいまふ……」チーン! しずか「それに、実は私……おっとりぽわぽわで、可愛い琴吹さんがずっと好きだったんだ」 愛「私も私もっ。 琴吹さんて、居てくれるだけで何か癒されるよねー」 紬「ほ、褒めすぎよぅ///」 さわ子「うふふっ。ムギちゃん、違うわよ。 つまりね」 紬「?」 多恵「そうですね」 キミ子「うん。 ──ね、田井中さん」 律「おうっ!」 トンちゃん(パタパタ~♪) さわ子「つまり……」 唯「皆ムギちゃんの事がだいだいだぁーーーーーーいすきなんだよっ♪」 紬「///」パアッ 和「──そろそろケーキを出しましょうか」 澪「うん、そうだな」 憂「紬さん、皆さん、どうぞ。 例によって私の手作りですが……」エヘヘ シャランラケーキー♪ 紬「まあっ!」キラキラ 美冬「うわー、凄い……! 憂ちゃん……だったよね? お料理上手いのね」 憂「えへへ、ありがとうございます///」 梓「ではロウソクを立てて、火を付けまして……」 律「電気も消したし、カーテン閉め閉めもOKだぜ!」 澪「よし、じゃあムギ。一気にやっちゃってくれ」 紬「はいっ!」スゥーッ ドキドキワクワク…… 紬「ふうーっ!」フゥーーッ! フッ。 『わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』パチパチパチパチパチパチ! 紬「やった、やったわ! いっぺんに消せたわ~っ♪ 皆ありがとうっ!」 律「それじゃあ改めて!」 唯「ムーギちゃんっ☆」 『お誕生日おめでとうっ!!!』 おしまい。 戻る あとがき 以上ですべて終了…… のつもりだったのですが、もう一つお話を閃いて今日中に書けそうなのでラスト一作品、11時から11時30分の間位に投下します。 ごめんなさい(笑) ただ、それはエロ(コミカルなものですが)なのでそれが苦手な方はスルーしてお気になさらないで下さいませ~。