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特別編、 1原点回帰 細かい設定、状況等は気にしないでください 某所、和室 京太郎「...zzz」横になって熟睡中 ガチャ 和「なんですかね、このメンバーでここに集合って」 霞「そうね。何か共通点でもあったかしら」 姫子「胸……は違うとして、インハイ出場者とかじゃなかと?」 玄「なんとすばらな組み合わせ……まぁ細かいことはいいですのだ」 怜「せやなー。ウチははよ帰りたいんやけど……ん?京太郎?」 和「須賀くん?……寝てますね」 霞「こんなところで寝て……京太郎くんも呼ばれたのかしら」 玄「ですね。京太郎くん、早く起きるのです。夢のような光景が広がっていますよ」 和「玄さん?流石に怒りますよ?」 姫子「よー寝とるし、起こさん方がよかとやなか?」 怜「…………」 玄「しかし京太郎くんなら今の光景を……園城寺さん?」 姫子「なんか考え込んで、どがんしたと?」 怜「いや……これ、チャンスやないん?」 和霞姫子玄「!?」 怜「今、京太郎無防備に寝とるやん?何しても、ばれないんやないんかな、思ってな?」ニヤリ 和「いやいやいや、そんな、寝てる人に」 玄「さ、さすがに駄目なんじゃないのかな、って思いますよ?」 霞「……なるほど」 姫子「……確かに、チャンスかもしれん」 和「2人とも!?」 霞「いやねぇ、そんな悪戯しようとか考えてる訳じゃないわよ?」 姫子「そうそう、そんな寝てる人にそがんこつはねぇ」 玄「ほっ」 霞「添い寝かしら」 姫子「こう、起きた時に何か一言とか」 和「何する気ですか!?」 怜「ほほー、ええなー」 姫子「こう、ゆうべはおたのしみでしたね、的な?」 霞「あ、じゃあ少し服も乱した方が……」シュル 姫子「起きてから2回戦、実際は1回戦やけど……よかね」ジュルッ 玄「そ、そそそそんなことさせません!!」 和「玄さん……」 霞「ちょっと揉んでいいから見逃してくれない?」タユン 玄「はいよろこんで!!」 和「期待した私がバカでした!!」 怜「せやったら、こう、京太郎を中心に脱ぎ散らかされた服と、みんなが裸で寝とくとか……」 霞「ハーレムねー……アリね」 姫子「それもよかね……こう、所有物って感じがまた……」 玄「霞さんのおもちが揉めて京太郎くんにまで……あわわわわ……」 和「そ、そんなことさせません!」 怜「ほほぅ」 和「そんな……は、ハーレムなんて……ダメです!!」 怜「……なぁ、ひとつ提案なんやけど?」 和「な、なんですか」 怜「ウチはな、あんたが正妻でええと思うとる」 和「え、えぇ!?せ、せせ正妻って……」 怜「元々の付き合いも一番長いし?同い年やん?ウチはまぁ2,3番目くらいでええから、な?」 和「そ、そんなこと……」 霞「そうね……私も1番目とかじゃなくていいわ」 姫子「私は……むしろ4、5番目とかの方がなんか興奮できるし……」 玄「わ、私も……その、京太郎くんが一緒なら……」 怜「みんな異論ないみたいやし、どや?後はあんたが決めるだけやで?」 和「……私は……」 京太郎「……ん、ふぁ~……よく、寝……た?」 和「……あ、おはようございます」やや乱れた服 京太郎「……の、和!?なんで隣に!?」 和「もう、忘れちゃったんですか?」 京太郎「わ、忘れた?俺が、何を?」 和「……あんなに激しく、みんなと……」 京太郎「え?」 霞「うふふ、おはよう」着崩れた服 怜「寝坊やなぁ」乱れた服 玄「そ、その……不束者ですが……というか……」慌てて直したような服 姫子「おはようございます……ご、ご主人様」半脱ぎの服&首輪 京太郎「…………はい?」 この後、5人同時に責任を求められたり、とあるまな板姉妹が乱入してきたりと、状況は更なる悪化の一途を辿った 京太郎「俺が一体何をしたっていうんだ!?」 しかし彼は、一切何もしていない 強いて言えば、ただ熟睡していただけである カンッ!!
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京太郎「ふんふ~ん♪」 マスター「随分と機嫌が良いですね」 京太郎「まぁ昨日は有名人に二人も会いましたからね。いや、福与さんも入れて三人か」 マスター「そうですか。浮かれすぎてミスはしないでください」 京太郎「もっちろんです!」 カランカラン 京太郎「いらっしゃいませー」 菫「先週は世話になったな」 照「またきた」 淡「私もいるよ」ヒョコ 京太郎「あれ?仲良さそうですね」 淡「テルのことは認めたから」 京太郎(こいつは自分が認めないと仲良くなれないのだろうか?) 淡「それからあんたに借りを返しにきた!」 京太郎「借り?」 淡「そ、こないだは少しやられちゃったけど、今回は負けないよ!」 京太郎「……マスター?」 マスター「ええ大丈夫ですよ」 京太郎「じゃあ打ちましょうか」 照「ケーキ食べてから」 淡「私も!」 菫「私はブレンドコーヒーだけで」 京太郎「かしこまりました」 ───────── ────── ─── 淡「また負けたー!」 菫「今回は私が四位か」 京太郎「相性がいいみたいです」 菫「ほう」 照「……逆境に強い」 京太郎「ですです。なんか最初の配牌が悪いとツモがいいみたいです」 菫「それを普通に明かしていいのか?」 京太郎「結局のところ上手くないといけないので。って言われました」 菫「なるほど」 淡「……あんた名前は」 京太郎「須賀京太郎です」 淡「きょーたろー!あんたのことは下の名前で呼ぶから私のことも『淡』って呼んでいいよ!」 京太郎「おう、よろしくな淡」 淡「いきなり敬語じゃなくなった!?」 京太郎「なんかお前相手だとこっちのがしっくりきて……駄目か?」 淡「いいよ。敬語好きじゃないし」 京太郎「ありがと」 菫「私のことも下の名前でいい。これからも世話になりそうな予感がするからな」 照「私も」 京太郎「ではそうさせていただきます。……えっと、菫さん、照さん」 京太郎「そういえば照さんと菫さんってかなり凄かったんですね。雑誌見てびっくりしちゃいました」 京太郎「まさか全国一位の高校の部長さんと個人戦一位の人だとは思ってもいませんでしたよ」 菫「そうか知らなかったのか。麻雀をしているのなら気付きそうだとは思ったが自意識過剰だったようだな」 京太郎「いえいえ、自分こないだ始めたばっかりで高校麻雀もみたことなかったもんですから」 淡「にしては強いねー」 京太郎「淡のオカルトがあるからじゃないか?」 照「……一回淡抜きでうってみる?」 淡「えー、私も打ちたい」ブーブー 京太郎「本人はこう言ってますが?」 菫「気にしないでくれ。それで、どうだ?」 京太郎「……」チラリ マスター「」コクリ 京太郎「まだ大丈夫みたいですので一局だけ」 京太郎「でも三麻かー」 ??「なら私も混ぜてもらっていいかねぃ」 京太郎「四人で打てるならそっちのほうがいいので……え!三尋木プロ!?」 咏「ありゃ、すぐばれちった」 京太郎(そりゃ特徴的すぎてインパクト強いからな) 咏「それで混ざっていいかい?」 京太郎「えっと……」 菫「どうぞ。プロと打てるのならこちらとしては嬉しい限りです」 照「……」ゴッ 京太郎(ひぇぇぇ、照さんオーラ変わってるよぉ……) ───────── ────── ─── 京太郎「……点棒残ったのが奇跡だ」 菫「……これほどまでに実力が違うものなのか」 咏「悪いねお二人さん!インハイチャンプがどうしても手加減させてくれなかったからさ」 照「……もう一局」 咏「悪いけど帰らないといけないからねぃ。また機会があったらということで」 咏「そこの少年」 京太郎「なんでしょうか?」 咏「ノヨリさんによろしく言っといて。それじゃねぃ」ヒラヒラ カランカラン 菫「……のよりさんとは野依プロのことか?」 京太郎「だと思います。教えてもらってますから」 菫「なるほど、当たり牌が読みにくくなってると思ったけどそういうことだったのか」 淡「ね!ね!プロと知り合いなんだったら打たせてよ!」 京太郎「うーん、理沙さん……野依プロとは仲良いけど、他はほんとに知り合ったばっかりだからなぁ……」 淡「なーんだ」 菫「他にも知り合いがいるのか?」 京太郎「えっと、小鍛治プロと瑞原プロに昨日会いました。知り合いかって言われたら微妙なラインですね」 菫「で、今日は三尋木プロか。トッププロばかりじゃないか」 京太郎「自分でもびっくりです」 照「京太郎は凄い」 京太郎「俺の力では無いですけどね」 菫「それじゃ私達は帰るとするよ」 照「また来る」 淡「またね~」ブンブン 京太郎「はい、またのご来店お待ちしております」 カランカラン 京太郎「いやーすいません。こんな長い間麻雀しちゃって」 マスター「いえ、訪れたお客様がこちらで用意したサービスを楽しめるようにするのも店員の務めです」 マスター「決してサボっていたわけではありませんから」 マスター「さ、テーブルを拭いてきてください」 京太郎「了解です!」 ―――次の日――― 京太郎「喫茶店って結構のんびりしていかれるお客様多いですよね」 マスター「ええ」 京太郎「まぁコーヒー飲みたいだけならスタバとか行きそうですもんね。あ、もしかして意識して落ち着ける感じに作ってます?」 マスター「そうですね。居心地の良い空間作りを心がけてます」 京太郎「なるほど」 カランカラン 京太郎「いらっしゃいませー」 ???「一人だ」 京太郎「お好きな席へどうぞ」 京太郎(どっかで見たことあるような……) ???「マスター。久しぶりだな」 マスター「お久しぶりです智葉さん」 京太郎(知り合いか) 客A「麻雀したいんですけど、いいですか?」 京太郎「あ、はい。ご注文いただいてるので半荘一回無料です」 客A「んじゃ使います。オッケーだって」 客B「三麻かー久しぶりだなー」 客C「ほんとは4人だったら良かったんだけどね」 京太郎「なら自分が混ざりましょうか?混ざってもいいならですけど」 客A「ここそういうサービスもあったんだ。んじゃお願いします」 智葉「……賑わっているようだな」 マスター「ええ。ありがたい限りです」 智葉「充実してるか?」 マスター「これ以上ないほどに」 智葉「それはよかった」 京太郎「ありがとうございましたー」 京太郎「よしテーブル拭きますか」 マスター「そのままテーブルのほうは片付けにはいってください」 京太郎「でもお客様まだいらっしゃいますよ?」チラ マスター「この方は私のお客様ですから」 智葉「いや、もう帰るよ」 マスター「そうですか」 智葉「次は私も麻雀をやらせてもらおうかな」 京太郎「お、お待ちしております」 智葉「それじゃ」 カランカラン 京太郎「……どういった関係なんですか?」 マスター「昔お世話になった人の娘さんです」 京太郎「へぇ……どっかで見たことあるような気がするんだけどなー」 マスター「麻雀を続けてれば気付くことがあるかもしれませんね」 京太郎「?」 京太郎「お疲れ様でしたー」 カランカラン 京太郎「さ、帰って晩御飯作りますかー……ん?」 理沙「」ビクン! 京太郎「…………」 理沙「…………」 京太郎「何やってるんですか?」 理沙「た、たまたま」 京太郎「へぇ……」 トコトコ ギュ 理沙「!?」 京太郎「手、冷えてますよ。暖かくなってきましたけど夜は冷えるんですから」 理沙「……っ!」 理沙「仕事帰り!」プンスコ 京太郎「わかってます。たまたま近く通っただけなんですよね」 理沙「」コクコクコク! 京太郎(ほんとはちょっと待ってたんだろうな……) 京太郎「せっかくたまたま会ったんでどっか食べに行きましょうか」 理沙「……来て!」 京太郎「……?」 ───────── ────── ─── 理沙「上がって」 京太郎「ひゃい」 京太郎(ま、まじかよ……お、おおおおお、女の人の部屋だ) 京太郎(どことなく良い香りするような……駄目だ駄目だ駄目だ!雑念を払え雑念を払え雑念を払え!) 京太郎(ここで変な行動見せて嫌われたくない。大丈夫、俺の心は林の如く!) 京太郎(てか良い部屋住んでるなー……あ、下着干してる) 京太郎(ああいうのはいてるのか……) ムスコ(ん?出番かい?) 京太郎(うおおおおおおおおおおおお!静まれえええええええええええええええ!!) 理沙「ここ座ってて」 京太郎「は、はい」 京太郎(あ、カレーの良い匂いしてきた。作り置きしてたのかな?カレーなら簡単に出来るし俺もしてみようかな) 京太郎(……お、落ち着かない。なんかお洒落だし可愛いし) 京太郎(隣に座ってる熊さん気になる。こいつをいつも理沙さん抱いてんのかな……) 京太郎「……くぁいいな」 理沙「何が?」 京太郎「くぁwせdrftgyふじこlp」 理沙「? 持ってきた!」 京太郎「カレー……とスティックサラダですか」 理沙「嫌い?」 京太郎「まぁ……サラダって少し苦手なんで」アハハ 理沙「食べなきゃ駄目!」 京太郎「みさきさんにもそれ言われました」 理沙「当たり前!」 京太郎「あ、美味しい!」 理沙「よかった」 京太郎「正直母さんのより好みかも」 理沙「」テレテレ 京太郎「うめー」ガツガツ 理沙「……」クス 理沙「おかわりもある」 京太郎「やったー!」 京太郎「おかわり!」 理沙「早い!?」 京太郎「あー、満足です」 理沙「……京太郎」 京太郎「なんですか?」 理沙「サラダ食べてない」 京太郎「」ギク! 京太郎「あはは……そうでしたかね……」 理沙「……あーん」 京太郎「うぇ!?」 理沙「あーん!」 京太郎(ま、前あーんされた時は店で恥ずかしかったけど、二人っきりの状況だと前以上にドキドキがヤバイ) 京太郎「あ、あーん……あ、このドレッシングいいですね」 理沙「ネットにあった!」 京太郎「手作りってすごいですね」 理沙「あーん」 京太郎「ま、まだするんですか」 理沙「止めたら食べない」 京太郎(よくわかってらっしゃる) 京太郎「あ、あーん」パク 理沙「!?」サッ 京太郎(うあ、理沙さんの指まで口に含んじゃった!?)ドキドキ 京太郎「す、すみません」ミミマッカ 理沙「き、気にしてない」ミミマッカ 京太郎(め、目合わせずれー!) 理沙「て、手洗ってくる」トタトタ 京太郎(流石にやちまったのがわかるぜ……) 京太郎「そ、それじゃ失礼します」 理沙「また来て」 京太郎(き、嫌われてない……よな。また来てって言うくらいだから)ホッ 京太郎「はい、それでは」 理沙「」フリフリ バタン 理沙「」フリフリ 理沙「…………」 ペロッ ピンポーン 京太郎「はいはい」 ガチャ みさき「様子見に来たよ」 京太郎「……なんか久しぶりな気がする」 みさき「そうだっけ?そう言っても一月も経ってないけど」 京太郎「それもそうか」 みさき「まぁそれだけ充実した時間を過ごしてるってことだと思うよ」 京太郎「まぁいいや、上がって」 みさき「ん」 みさき「ここに住み始めて一月経ってるけど結構綺麗に使ってるね」 京太郎「当然!そんなに忙しいわけじゃないからな」 みさき「勉強ちゃんとしてる?」 京太郎「やってる」 京太郎「……学校で」ボソッ みさき「なんで小声になってるの?」 京太郎「……」メソラシ 京太郎「しゅ、宿題もやってる」 みさき「まぁそれならいいんじゃない?成績酷くなければ」 京太郎「が、ガンバル」 みさき「なんか理沙に言い方似てきてない?」 京太郎「そんなこと無い!」 みさき「さっきからほぼ単語だよ」 京太郎「き、気のせい」 京太郎「!」ハッ みさき「あははははは、まぁ暇があれば京太郎に会い行こうとしてるみたいだからね」 京太郎「へ、へぇ」 京太郎(そっか、そうなんだ)ニマァ みさき「……」 みさき「そうそう、京太郎のこと可愛いって言ってたよ」 京太郎「……へ?」 京太郎(可愛いってことは……かんっぜんに年下扱いで恋愛対象じゃないってことだろ!?)ガーン みさき「……なるほどね」ボソッ みさき「もうお昼近いしご飯作ってよ」 京太郎「え!?なんで!」 みさき「どんな料理出てくるのかなって思って。いつも作ってるのでいいから」 京太郎「う、わかったよ。じゃぁちょっと待ってて」 トコトコ 京太郎「ってなんでついてくるのさ!」 みさき「駄目?」 京太郎「なんか見られながら料理って恥ずかしいというかなんというか」 みさき「気にしてたら作れないよ。ほら早く」 京太郎「わかったって」 みさき「ん?玉ねぎ水につけてたの?」 京太郎「生野菜も時々食べてんだよ。今回はこれ」 みさき「でもこれ栄養もほとんど抜けちゃうよ」 京太郎「まじ!?」 みさき「うん」 みさき「薄く切ったら広げておいとくだけでいいよ。それで食べてみて、辛味が無理そうならレンジで少しチンしたらいいと思う」 京太郎「それ生じゃないじゃん」 みさき「栄養が抜けきってるよりいいと思うけど?」 京太郎「まぁ……うわぁまじか……」 みさき「これから覚えていけば大丈夫」 京太郎「どうしようこれ?」 みさき「全部抜け切ってるわけじゃないし食べたらいいよ。それにどっちが美味しいって聞かれたら多分水にさらしてたほうだし」 京太郎「じゃぁ作るけど……文句言うなよ」 みさき「そんな念押さなくても」 京太郎「ほい、焼き鳥。串に刺してないしフライパンで焼いたけど」 みさき「……正直びっくりした」 京太郎「」ドヤァ みさき「そのドヤ顔やめて。焼き鳥のタレを自作したことにびっくりしたよ」 京太郎「ググった」 みさき「それは言わなくもわかるから。でもそうやって覚えていくものだからいいんじゃない?」 みさき「ごちそうさま。うん、味も美味しかったよ」 京太郎「よかった」ホッ みさき「それじゃ仕事あるから帰るね」 京太郎「土曜日も仕事なんだ」 みさき「まぁそんなものだよ」 みさき「あ、おじさんとおばさんに電話してあげなよ?おばさん少し寂しがってたよ」 京太郎「そういや電話もメールもしてなかった」 みさき「それじゃ」 バタン 京太郎「……かけてみるか」 プルルルル プルルルル ガチャ 京太郎母『もしもし』 京太郎「あ、もしもし。俺俺」 ガチャ プープー 京太郎「……」 プルルルル ガチャ 京太郎母『もしもし』 京太郎「もしもし。京太郎だけど……流石に酷くない?」 京太郎母『オレオレ詐欺かと思ってつい切っちゃったわ』 京太郎「名前言わなかった俺も悪いけどさ。ていうかオレオレ詐欺って良い方古いし」 京太郎母『え?ほんと?』 京太郎「振り込め詐欺って言うんだよ」 京太郎母『京太郎の口座にお金入れてるけど詐欺じゃないわよ?』 京太郎「……もういいや」 京太郎母『元気でやってる?』 京太郎「電話かけて現状報告するぐらいにはね」 京太郎母『ちょっと学校のこととか聞かせてよ』 京太郎「いいよ」 京太郎「そういやバイト始めたけど来月……いや再来月ぐらいから食費ぐらい自分で出せると思うけど」 京太郎母『あ、そうなの?でもそれは京太郎が自分で使うお金にしていいわよ』 京太郎母『あんたが自分で稼いだお金だから自由に使いなさい』 京太郎母『あ、少しは貯めたほうがいいと思うけどね』 京太郎「うん、じゃあそうするよ」 京太郎母『あんまり変な使い方しないようにね』 京太郎「わかってる。父さんにもよろしく言っといて」 京太郎母『はいはい』 ガチャ 京太郎「……そっか、自分で初めて稼いだお金だったな」 京太郎「うわぁ、そう思うと使うの躊躇っちゃいそう」 京太郎「大切に使お」 ―――月曜日――― 京太郎「んじゃ!」 「ばいばーい」「また明日ー」「じゃあなー」 京太郎「今日もバイト~♪」 京太郎「ん?」 淡「あれ?きょーたろーじゃん!学校帰り?」 照「今からバイトだと思う」 京太郎「そうです」 淡「へー、大変だねー」 京太郎「好きでやってることだから特に大変じゃないな。時々麻雀打てるし」 淡「それいいよね。私もやろうかなー」 照「うちはバイト禁止」 淡「知ってる。言ってみただけ」 京太郎「そっちは?」 淡「テルがお菓子を買いに出たのについてきたんだよ!」 照「欲しいのが学校の近くになかったから」 京太郎「お菓子好きなんですね」 照「うん」 淡「今からまた学校だけどね。部活だし」 淡「しょーじき打たなくても結果わかってるんだけどねー」 照「慢心は良くない」 淡「でも他の人ら弱いし。うちのチームにも……」 照「……」 京太郎「チーム?」 淡「そうそう、うちの学校って部活内でチーム組んでやってるんだよ」 淡「それで成績の良かったチームが大会に出られるんだ」 京太郎「へぇー、変わったことしてんだな」 淡「うちのチームはテルと私、あとスミレがいるから負けようがないんだよね」 京太郎「それは強そうだ」 淡「きょーたろーと打ってたほうがいいよー」 照「大会出るためだし仕方無い」 京太郎「なんか少し嬉しいかも」テレテレ 淡「打ち筋は微妙だけどね」 京太郎「…………」 淡「でも私の練習相手にはうってつけだし」 京太郎「はいはい。うちに来てくれれば練習相手にでもなんでもなってあげますよーだ」ブー 淡「あ、ちょっとむくれた顔かわいーかも!」ウリウリ 京太郎「ちょ、やめろって!同じ一年にかわいいとか言われるとなんか屈辱だわ!」 淡「私は麻雀の実力的に高校100年だから」ドヤ 京太郎「俺に負けるくせに」 淡「なにをー!!」 照「淡、そろそろ」 淡「むー、首洗って待っててよ!暇な時に行くから!」 京太郎「ご来店お待ちしておりまーす」 京太郎「おわ!時間ぎりぎりじゃんか!急げ!」 京太郎「昨日一昨日と面白いことなかったなぁ……今日はバイトすらもないしなぁ」 京太郎「しゃーない、ネトマするか」 ~♪ ~♪ 京太郎「ん?二つ着信音なったな」 淡 >麻雀しよー(>v<) 京太郎「あいつ部活はいいのか?もう一人は……」 理沙 >おしゃべり! 京太郎「仕事休みだったのか、どこに行って喋ろう……あ」ピコン 京太郎 >雀荘行って麻雀打ちませんか?他の人も呼ぶことになると思うんですけど 理沙 >わかった! 京太郎「よし、じゃぁ淡のほうにも連絡して」 京太郎 >いいぞ。ついでにこないだ言ってたプロと打たせてやるよ 淡 >ほんと!?やったぁ!(≧v≦)♪ 京太郎 >それでもう一人連れて来て欲しいんだけど、できれば照さんはやめてくれ 淡 >なんで? 京太郎 >ガチで打とうってわけじゃないのに、あの人プロがいると絶対本気になるだろ 淡 >あー・・・うん、なると思う 淡 >わかった。誰か連れてくねー 淡 >どこ行けば良い? 京太郎 >えっと――――― 京太郎「……オッケーかな。よし出かけよう」 京太郎「あ、理沙さーん」 京太郎「すみません、おまたせしました」 理沙「大丈夫」 京太郎「多分他に呼んだ人はもうすぐ来ると思うんですけど……」 淡「おまたせー」ダキ! 理沙「!?」 京太郎「おわっ!?淡!?」 京太郎(せ、背中に素晴らしい感触!!!!以外とあるな!!) 理沙「離れる!!」グイ 淡「うわっとっと」 京太郎(くそ!淡のくせに俺をドキドキさせるとは……男の本能には逆らえぬぞ)ドキドキ 菫「すまない。まったく……礼儀を弁えろ」 淡「ごめんなさーい」 照「……野依プロ」 京太郎「……ねぇ淡さん」 淡「何?」 京太郎「なんで照さん呼んだの?この人やばいくらい本気になっちゃうじゃん。俺泣いちゃうよ?」 淡「ほんとはスミレだけのつもりだったんだけど、ついてきちゃった」 菫「淡が普通に自慢してたからだな」 京太郎「お前なー!!!」ムニー 淡「ひっふぁらふぁいれー!」 京太郎「はい、ということで最後の一戦以外、照さんは本気で打たないこと」 照「納得いかない……」 京太郎「納得してください。普通に打つ分にはいいですから」 京太郎「ごめんなさい、理沙さん。大丈夫ですか」 理沙「」コクリ 京太郎「わかりました」 京太郎「それと取る部屋一つでいいですか?一人あぶれちゃいますけど」 菫「あぁ、今日は遊びに来ただけだしな。打たない時は誰かの後ろにでもついてるさ」 淡「問題無いよ」 照「わかった」 ───────── ────── ─── 菫「本日はありがとうございました」 理沙「……っ!」 菫「京太郎も。この機会を設けてくれたことに感謝する。実に有意義な時間だった」 京太郎「遊びに来ただけって言ってたのに一番真剣にやってたの菫さんでしたしね」 菫「まぁトッププロに教われるなんて滅多にあるわけではないからな」 淡「私も色々わかったしね」 京太郎「最後のほうはダブル立直しなくなってたな」 淡「私はさいきょーだけど、打ち方ちゃんと考えないとって……」 淡「思ったから」ボソボソ 京太郎「……頑張れよ」 淡「きょーたろーに言われるとむかつく!!」 京太郎「はいはい」 照「……再戦したい」 京太郎「あとちょっとだったじゃないですか」 照「でも野依プロは一度も振り込んでない」 照「他家が高い手の時は全部安手で流されてる」 照「まだまだ本気じゃない」 京太郎「そうだったんですか?」 理沙「……」コクリ 京太郎「ま、まぁまた機会があると思いますから」 照「じゃ、あs」 菫「野依プロも予定があるだろ」チョップ 照「痛い……」 菫「すまないな。こいつ麻雀となると良い意味でも悪い意味でも真っ直ぐ突き進んでしまうから」 京太郎「気にしないで下さい」 淡「野依プロ!」 野依「!」 淡「また打って頂けたら嬉しいです」ギュ 野依「……っ。わ、わかった」 淡「ありがとうございます」ニコッ 京太郎「淡が……敬語を使ってる……」 淡「私だって使うべき時は使うよ!!」プクー 菫「ほら、そろそろ帰るぞ」 淡「わかった。またねー」ブンブン 照「また」 菫「ありがとうございました。それでは」 京太郎「さて、皆帰りましたね……理沙さん?」 理沙「?」 京太郎「もうちょっと喋ってくださいよ」 理沙「!?」 京太郎「麻雀教えてた時は普通だったのになんでそれ以外の時はほぼ喋らないんですか」 理沙「……っ!」 理沙「き、緊張」 京太郎「……へ?」 京太郎「それだけですか?え?」 理沙「……………………」コクリ 京太郎「…………はぁ」 京太郎「今度は一日中喋りましょう。話す練習しないと」 理沙「わかった」 京太郎「ていうか俺と一緒の時みたいに喋ればいいのに」 理沙「……っ。きょ、京太郎……は……」 理沙「話しやすい…………」ギュ 京太郎(理沙さんが接続詞……だと……!?) 京太郎(お、俺との会話が理沙さんの成長を促してるのか!!)パァァァ 京太郎「理沙さん!」ガシッ 理沙「!?」 京太郎「頑張りましょう!」 理沙「わ、わかった?」 京太郎「とりあえずご飯食べにいきましょう!」 理沙「どこ?」 京太郎「うーん……理沙さんってラーメン食べます?」 理沙「結構好き!」 京太郎「あっさりとこってりどっちが好きなんですか?」 理沙「あっさり」 京太郎「俺もあっさりのほうが好きなんですよ!それじゃこないだ見つけたとこ案内しちゃいますよー!」 理沙「」クスッ 京太郎「ほら!れっつごーです!」 京太郎「ありがとうございました」 京太郎「……お客さんいなくなっちゃいましたね」 マスター「この時間帯は仕方ないです」 マスター「休憩がてらコーヒーでも入れましょうか」 京太郎「お、ありがとうございます」 京太郎「ついでにケーキももらっていいですか?これはお金払いますんで」 マスター「ふむ……サービスでだしますよ。京太郎君には頑張ってもらってますしね」 京太郎「やった!」 マスター「今日のコーヒーはAAという品種です」 京太郎「お店には出してないやつですね」 マスター「ええ。今まで取り扱ってなかったのですが出してみようかと思っているものです」 マスター「一番近い味のものはブルーマウンテンですね。同じ品種ですので」 京太郎「ブルーマウンテンなら知ってますよ!缶コーヒーのやつですよね」 マスター「正確には缶コーヒーのものはブルーマウンテンとは違います」 京太郎「そうなんですか?」 マスター「ええ。詳しいことについては調べてください。本来のブルーマウンテンは輸出量が少ないため価格が高いのです」 マスター「その為、コーヒーについてしっかり調べている方ならば同じ品種で味も近いこちらのAAを選ぶと思います」コト 京太郎「ふぁぁ、いい香りぃ」 マスター「この芳醇な香りも特徴の一つです。ブルーマウンテンも同じです」 マスター「本物を使っていたとしても、缶コーヒーにすればこの香りはとんでしまいますから、どちらにせよ間違っていると言わざるを得ないです」 京太郎「今日は饒舌ですね」 マスター「……すみません、語りすぎてしまいました」 京太郎「いえいえ、普段こんなに喋るマスター見れませんから」 京太郎「それにコーヒーのことがほんとに好きだって伝わってきたので自分も楽しく聞けました」 マスター「……そうですか。それは良かったです」 カランカラン 恒子「やっほ!久しぶり!」 京太郎「いらっしゃいませ。久しぶりって……会ったの先週ですよね?」 恒子「細かいことは気にしなーい」 健夜「早いよこーこちゃん!」 理沙「ふぅ」 みさき「落ち着き無いね」 京太郎「あれ?仕事帰りかなんかですか?」 みさき「うん。といっても私は後から合流しただけだけどね」 恒子「すこやんがうちに泊まるからどっかで時間つぶそー、ってなってここにきたんだよ」 健夜「それで京太郎君のとこだし理沙ちゃんも誘ったんだよ」 恒子「ものすごい喰い気味に来るっt、もがっ」 理沙「…………」パッ 恒子「ナンデモナイデス」 京太郎「ははは、仲良いんですね。とりあえず座ってください」 理沙「……わかった」 京太郎「……」 みさき「んー……結構似合ってるんだね、制服」 京太郎「ほんとですか?言われたことなかったので嬉しいです」 理沙「!!……っ」 理沙「」アワアワ 理沙「……っ!」フイ 京太郎「? どうかしましたか?」 理沙「な、なんでもない」 恒子「」ニヤニヤ 健夜「…………」 ゴツン 恒子「いたっ!?なんで叩くのさ!」 健夜「え?こーこちゃんとLINEでやり取りしてたの?」 京太郎「まぁ」 恒子「いやぁ、この子ノリいいからつい私もノっちゃう」 恒子「気になっちゃう?」 健夜「いや、そんn「気になる!」」 恒子「それじゃぁ見せちゃおう」 京太郎「え?いいんですか?」 恒子「なんかまずいやり取りあったっけ?」 京太郎「まぁ俺に害は無いからいいんですけど」 恒子「? まぁいいや」 恒子 >やっほー!! 京太郎 >どうも! 恒子 >私達は出会って間もない……そこで仲を深める為良い画像をあげよう 京太郎 >お、どんなですか 恒子 >活目してみよ! 恒子 >【健夜の寝顔画像】 恒子 >かわいいでしょ( ・´ー・`) 京太郎 >すごく…可愛いです… 恒子 >でしょでしょ? 恒子 >でも京太郎君的には野依さんの画像が良かったかな? 京太郎 >…ノーコメントで 恒子 >くふふ、恥ずかしがっちゃってー 恒子 >まぁ持ってないんだけどね 京太郎 >なんで聞いたんですか!? 恒子「ほらノリいいでしょ?」 健夜「……ねぇ、なんでこんな画像持ってるのカナ?」 恒子「……そっかー、撮ったって言ってなかったかー」 健夜「もーーー!!!」ポカポカポカ 京太郎「やっぱりこうなった」 健夜「京太郎君も!画像保存なんてしてナイヨネ?」 京太郎「……ノーコメントで」 健夜「……」ジリジリ 京太郎「ひぃ!?」 みさき「ねぇ」クイクイ 理沙「?」 みさき「~~~~」ボソボソ 理沙「!?」ミミマッカ 恒子「それじゃまた来るねー」 健夜「バイバイ」 みさき「あとちょっとバイト頑張ってね」 京太郎「はい、それでは」 理沙「……」フリフリ カランカラン マスター「閉店まで少し時間がありますが、お客様もいらっしゃいませんし片付けに入ってください」 京太郎「了解です」 京太郎「お疲れ様でしたー」 マスター「お疲れ様でした」 カランカラン 京太郎「さてと……」 ピンポーン ガチャ 理沙「!?」 京太郎「急に来てすみません。上がっていいですか?」 理沙「……」コクリ 京太郎「えっと……今日なんかありましたよね?」 理沙「……」 京太郎「勘違いならすみません。ただ元気無いように見えたので」 理沙「…………」 ギュ 京太郎「り、理沙さん!?」 理沙「……大丈夫」 理沙「ちょっとだけこのまま」ギュウ 京太郎(い、いきなり抱きついてくるなんて……)ドキドキ 京太郎(この行き場の無い手はどこにやればいいんだ)フラフラ 京太郎「で、結局何があったのですか?」 理沙「……振り込んだ」 京太郎「え?」 理沙「……」 京太郎(あー……理沙さんって防御力?の高い打ち手だってwikiに書いてたな) 京太郎(自信あったけど振り込んじゃったから少し落ち込んでるってことか) 京太郎(えっと……えぇい!言えることは何もねぇ!!情けねぇ!!) 京太郎(でもこうしてくれるってことは少しは頼りにしてくれてるってことだ!ままよ!)ナデナデ 理沙「……ありがと」ボソ 京太郎「……どういたしまして」ボソ 京太郎(なんか恥ずかしいぞ)ナデナデ 理沙「……写メ」 京太郎「写メがどうしたんですか?」 理沙「あげる」 京太郎「まじっすか!」 理沙「待って……」 理沙「……なかった」ショボン 京太郎「無理しなくっても……」 理沙「……今撮る」 ピロリン 理沙「……上手く写らない」ショボン 京太郎「お、俺が撮ります」 京太郎(勢いで言っちゃったけど手震えるよー)ブルブル 京太郎「い、いきますよ」 理沙「……」 京太郎「好きなもの思い浮かべてください」 理沙「……」ニコ カシャ 京太郎(おぉ!めちゃくちゃ良い顔撮れた気がする) 京太郎(……なんだろう、この微笑んだ顔見てるとドキドキする)ドキドキ 理沙「見せて」 京太郎「は、はい」 理沙「……もっかい」 京太郎「なんでですか!良い表情じゃないですか!」 理沙「は、恥ずかしい」 京太郎「やです!これがいいです!」 理沙「もっかい!」プンスコ 理沙「わ、わかった。それでいい」ゼーゼー 京太郎「そ、そうですか」ゼーゼー 理沙「……ぷ」クスクス 京太郎「あはははははは」 京太郎「何やってんですかね」 理沙「不毛!」 京太郎「ほんとですよ」 理沙「楽しかった」 京太郎「そうですね」ニコ 理沙「!」ドキッ 理沙「お、おなかすいた」 京太郎「おわ!もう8時半だったんですか」 理沙「作る!」 京太郎「それじゃ手伝います」 ───────── ────── ─── 京太郎「ごちそうさまでした」 京太郎「それじゃそろそろ帰りますね。時間も結構遅くなっちゃいましたし」 理沙「」コクリ 京太郎「それでは失礼しました」 理沙「バイバイ」フリフリ バタン 理沙「……京太郎」 ドキ ドキ 理沙「???」 京太郎「理沙さんの画像を手に入れてしまったぞ」ドキドキ 京太郎「しかも超絶可愛い」 京太郎「……壁紙にしようかな」 京太郎「いやいやいや、ばれたら恥ずかしいし」 京太郎「……ロック画面は壁紙表示されないしばれないかな」 京太郎「でもでもでも、いじってる時に見られたら……」 京太郎「でも…………」 京太郎「あぁ!もう!画像一枚で何悶えてんだ俺は!」 京太郎「やっぱやめておこう、恥ずかしいし」 京太郎「…………パソコンに送っとくか、消えたらやだし」 京太郎 >明日は日曜ですね 京太郎 >何か予定ありますか? 理沙 >休み! 京太郎(よし!遊園地誘うぞ!このチケットがあるからな) ───────── ────── ─── 京太郎「え?何これ?」 みさき「見たらわかるでしょ」 京太郎「遊園地の一日フリーパスチケットが二枚」 みさき「そうそう。仕事先でもらってきたの」 みさき「ほんとは理沙でも誘って行こうかなって思ったんだけど……」 みさき「今回は京太郎君にあげるよ」 京太郎「まじで!」 みさき「まぁ誘う人は結局変わらないと思うけどね」 京太郎「あはは……」 ───────── ────── ─── 京太郎(チケットくれたみさきさんには感謝だぜ!) 京太郎 >よかったら遊園地一緒に行きませんか? 京太郎 >チケット二枚あるんでタダでいけるんですけど 京太郎「……あれ、返事来ない……既読はついてるけど」 京太郎「ま、まぁすぐに返せないことあるし……」 京太郎「」ソワソワ ~♪ 京太郎「きた!」ガタッ! 理沙 >行く 京太郎「っしゃーーー!!!!」 ドンドンドン! 京太郎「ひぃ!?ごめんなさい!」 京太郎「……思わず壁ドンが来るぐらい叫んじまった」 京太郎「理沙さんと遊園地デートかぁ」デヘヘ 京太郎 >あの…よかったら遊園地一緒に行きませんか? 京太郎 >フリーパスチケットが二枚あるんでタダでいけるんですけど 理沙「!?」 理沙「」ソワソワ 理沙 >デート誘われた! 理沙 >どうしよう! みさき >行けばいいと思うよ みさき >京太郎君でしょ? 理沙 >みさきすごい! みさき >それ以外にいるの? 理沙「……」 理沙「」ソワソワ ウロウロ 理沙 >行く 京太郎 >ありがとうございます!集合場所とか時間はまた今度決めましょう 理沙「!!」プンスコ 理沙「服!」 バタバタ ―――5月5日――― 京太郎「一時間前に着いちゃったな……まだ理沙さんはいないよな。当たり前だけど」ドキドキ 京太郎「髪型とか大丈夫かな……でもここまできたら直せないし」 トントン 京太郎「服装もこれで良かったのか……」 京太郎「違和感とか無いよな。うわぁ、緊張してきた」 トントン 京太郎「大丈夫だよな、きっと大丈夫、大丈夫に決まってる……って思いたい」 「大丈夫」 京太郎「そうだよな……え?」 理沙「おまたせ」 京太郎(な、なんかいつもより綺麗に見える。いやいや、いつも綺麗だけどさ!)ドキドキ 京太郎(けどやっぱ普段は可愛いって感じだけど今日は綺麗な感じというか)ドキドキ 京太郎(この理沙さんと一日遊園地デートなんだよな。やばいよ、心臓が凄く鳴ってるのがわかる)ドキドキ 京太郎(と、とりあえず遊園地行かなきゃ!) 京太郎「い、行きましょうか」ドキドキ 理沙「」コクリ 京太郎「えっと……よしあってますね。違うバス乗ってしまってたらどうしようと思いましたよ」 京太郎「ははは……」 理沙「……」 京太郎「……」 京太郎(うまく喋れねぇ……理沙さんも口数少ないし) 京太郎(ほんとは来たくなかった……とかじゃないよな) 京太郎(ダメだダメだ!まだ今日始まったばかりじゃないか!ここから盛り上げていかないと!)グッ 理沙「……」 ドキドキ 京太郎「さ、着きましたよー!」 理沙「」プンスコ! 京太郎(理沙さんの頬が膨らんでる!期待してくれてるってこと……だよな?) 京太郎(理沙さんも緊張してるのか) 京太郎(そんなことあったりするのか?いつも通りに見えるけど……) 京太郎(いや、理沙さんのことばかり考えてて俺が固くなってちゃダメだ!) 京太郎(うおっしゃ!楽しむぞー!!!)オー! 理沙「?」 京太郎「さてまずどこから行きましょうか?」 理沙「どこでも!」 京太郎(最初っからジェットコースターってのもアレだしなー。なんか無いかな……お) 京太郎「これなんかいいんじゃないですか?レーザーをかいくぐってゴールするアトラクション」 京太郎「二人で一緒に出来るみたいですよ」 理沙「面白そう!」 京太郎「それじゃ行って見ましょうか」 理沙「」ソワソワ 京太郎「なんかあれですね……カップル多いですね」 京太郎「もしかしたら俺達もそう見られてるかも……なんて」ポリポリ 理沙「!」カァァ 京太郎「あ、えっと……冗談……です」カァァ 京太郎「順番回ってきましたね」 理沙「」コクリ 京太郎「一番難関コース選びましたけど、頑張りましょう!」 理沙「頑張る!」 京太郎「お、ほんとにレーザーが伸びてますね。これに三回当たるとゲームオーバーか」 京太郎「まぁ最初の部屋は余裕そうですね。ほっ!っと」 理沙「行く!……!」ピョン グラ 京太郎「おっと」ダキ 京太郎「大丈夫です……か……あ」 理沙「!?」 京太郎(顔が近い!それに良い匂いが……) 理沙「ご、ごめん!」バッ 京太郎「あ!そっちは」 ブー 京太郎「あちゃー」 理沙「ご、ごめん」シュン 京太郎「まぁまだ一回目ですし。後二回当たらなければ問題無しです」 理沙「……頑張る!」プンスコ! 京太郎「さてここまで順調に来れましたけど……」 理沙「動いてる!」 京太郎「ここは難しそうですね」 京太郎「えっとここはこっちから……よし」 京太郎「理沙さんいけますか?」 理沙「……」ウー 京太郎「理沙さん理沙さん。手出してください」 理沙「? わかった」サッ 京太郎「はい。俺が支えになりますから」ギュ 京太郎「これならいけますよね」ニコ 理沙「……ありがと」ピョン 京太郎「最後のとこですが……」チラ 理沙「?」 京太郎「いえ、なんでもないです」 京太郎(手離さないのかな……ちょっと恥ずかしい……) 京太郎「……一緒に飛びましょうか」 理沙「……」コクリ 京太郎「それじゃ行きますよ。せーのっ!」 ピョン 京太郎「やった!これでクリアですよ!」パァァァ 理沙「」クス 京太郎「お昼何食べます?そろそろ良い時間ですけど」 理沙「」ソワソワ 京太郎「ファーストフードですかね、やっぱり。あ、味噌ラーメン専門店とかありますよ」 理沙「こ、これ!」 京太郎「え?もしかして……お弁当ですか?」 理沙「…………」コクリ 京太郎「ひゃっほーーーー!!」 理沙「!?」 京太郎(まじかまじか!!初デートで手作り弁当とか都市伝説かよ!!) 理沙「み、見られてる」アセアセ 京太郎「すみません、思わずテンションあがっちゃいました」テヘペロ 理沙「座れるとこ!」 京太郎「そうですね、行きましょう」 京太郎「開けていいですか?いいですよね」ワクワク 理沙「いい」 京太郎「さてさて中身は……おお!サンドイッチ!!ポテトサラダと唐揚げも入ってる!うまそーー!!」 理沙「手拭き!」 京太郎「あ、ありがとうございます。それじゃ、いっただっきまーす!」 京太郎「モグモグ……うめーー!!なんだこれ!自分で作ったサンドイッチもう食えねーよ!」 京太郎「ポテトサラダも、これマスタード入ってるんですか? いいですねこれ」 京太郎「唐揚げも味付けが美味し過ぎてとまんない!父さんが食べたらビールが美味い!って言いそうだ!」 理沙「ゆっくり食べて」ニコ 京太郎「はーい」 京太郎「いやー美味しかったです」 理沙「よかった」 京太郎「また食べたいくらいです!」 理沙「」テレテレ 京太郎「さて次は……あれなんてどうですか?」 理沙「お化け屋敷……」 京太郎「なんか有名な人がプロデュースしてるみたいですよ。知らないですけど」 理沙「華道家!」 京太郎「へぇー。なんか華道とお化け屋敷って結びつきませんね」 京太郎「でも去年もやってたみたいですからきっと怖いんですよね」ゴクリ 京太郎「行って見ましょうか」 キュ 京太郎「? どうかしましたか?」 理沙「他の行こう」 理沙「……こわい」ギュ 京太郎「」キュン 京太郎「わ、わかりました。他のアトラクションに行きましょう」ドキドキ 京太郎「ジェットコースター行きましょう!」 理沙「一回転!」 京太郎(お?結構乗り気だ。こういうのは好きなのかな?) 京太郎「では行きましょうか」 京太郎「なんかこのコースターが発進する前から発進して上ってる時って少しドキドキしますよね」 理沙「」コクリ プルルルルルルルルルル ガタン 京太郎「お、来ましたね。上がってきました、テンションもコースターも!」 理沙「……寒い」 京太郎「みさきさんばりの毒舌ェ……お、おわわあああああああああああ!!」 理沙「~~~~~!!!!!」 京太郎「あははははは、結構良かったですね」 理沙「良かった!」 京太郎「髪乱れちゃってますよ」ナデナデ 理沙「京太郎も」ナデナデ 「すみません、早く降りてもらっていいですか?」 京太郎「す、すみません!」 理沙「」カァァ 京太郎「あはは、怒られちゃいましたね」 理沙「……」 ギュ 京太郎「!?」 京太郎(理沙さんから手を握ってきた!?デートのテンションなのか!?) 京太郎「く、クレープでも買いますか?」 理沙「……うん」 京太郎(……理沙さんは俺のこと好きなのだろうか……) 京太郎(俺はどうだろう?俺は―――) 京太郎「もうすぐ帰る時間ですね」 京太郎(なんかあっと言う間だったな。楽しい時間はすぐ過ぎるんだよなー) 京太郎(うん。今日一日、すっごい楽しかった) 理沙「」コクリ 京太郎「最後にあれ乗りますか」 理沙「観覧車!」 京太郎「やっぱ定番ですよね」 理沙「いこ!」プンスコ! 京太郎「はい!」 理沙「綺麗!」 京太郎「そうですね」 京太郎(理沙さんの方が綺麗ですよー、なんて。そんなこと恥ずかしくて言えねぇよ) 京太郎(けど、本当に綺麗だ) 京太郎(……ここだ。ここしかない) ドクン 京太郎(デートで二人きり、誰もいない場所、綺麗な夜景の見える観覧車の中……きっとこんな機会はもうない) ドクン ドクン 京太郎(ここで言え!) ドクン ドクン ドクン 京太郎「理沙さん!」 理沙「何?」 京太郎「聞いてください」 出会って一ヵ月半 いつからだろうか? 理沙「……」ドキドキ 理沙さんの少し落ち込んだ姿を見た時? 初めて手料理を振舞って貰った時? 京太郎「俺、理沙さんのこと―――」 俺のことをプロ仲間に話していると知った時? お互い名前を呼び始めた時? いや、初めて話して麻雀を教えてもらった時からきっと――― 京太郎「好きです!俺と付き合ってください!!」 惹かれていた気がするんだ
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モモタロス 赤い鬼みたいなイマジン。おそらく、良太郎の桃太郎(鬼?)のイメージで出来た姿。 大雑把でぶっきらぼうだが、なんだかんだで優しい性格で、ツッコミ的な役割もなんだかんだで果たすが、下手というよりは面倒くさいツッコミをする。 直情的で、接近戦などのわかりやすい戦い方を好む 彼が憑依した状態で戦うと、仮面ライダー電王ソードフォームという赤い電王になり、武器であるデンガッシャーはソードモードの形をとる
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夕 京太郎「打ち上げに行くか、っと場所は―――」 京太郎「遅れましたー……あ」 怜「お、男子チャンピオンさんや」ヒュードロ 竜華「よお来たなー」ヒュードロ 京太郎「ど、どうも、なんで二人とも白装束なんですか?」 竜華「ふっふっふーそれはなぁー」 咏『やめろ!その服だけはやめろおおおお!』 浩子『ええやないのええやないの』 咏『嫌だあああああ!』 京太郎「あ、ちょー嫌な予感」 京太郎「文化祭で使った衣装のまんまパーティーって正気ですか」 郁乃「私はそこまで恥ずかしい恰好やないからな~」 京太郎「まさかここまで計算して!?」 郁乃「さ~どうやろな~」 京太郎「ぐぬぬ……」 郁乃「着替え終わったことやし、どっか適当なテーブル行って食べてきや~」 京太郎「言われずともその気でしたよ」 郁乃「ん~なんか傷つくな~」 憩「お肉もらいますーぅ!」 エイスリン「ワタシモ!」 霞「エイスリンちゃん、袖危ないわよ」 エイスリン「アッ」 京太郎「ここ、座ってもいいですか?」 霞「ダメって言ったらどうするの?」 京太郎「他のテーブルに行きますけど」 エイスリン「ダメ!」 京太郎「えっ」 エイスリン「キョウタロー、コッチ!」 京太郎「なんだそういうことですか」 憩「せやったら京太郎くんはウチの隣やな」 エイスリン「ワタシノ!」 霞「エイスリンちゃんの隣は私なのだけれど」 エイスリン「アッ」 霞「ナチュラルに酷いわね」 京太郎「これで鍋終了ですか」 霞「はやかったわねー」 エイスリン「マンプク!」 憩「これで何かデザートでもあればええんやけど」 霞「この後の二次会で頼めばいいんじゃないの?」 京太郎「二次会なんてあるんすか」 霞「今日文化祭に来てた人とかともいるかもしれないけどね、結構大きい店よ」 京太郎「へー、あ、デザートと言ってはなんですけど」 京太郎「きのこの○山買ってきたんですよ、いります?」 霞「はぁ?」 憩「きのこ!ちょうだい!」 京太郎「はいどーぞ」アーン 憩「ん~おいしいわぁー」 エイスリン「ア○ルフォート……」 霞「ちょっといいかしら?何?きのこ?京太郎くんはきのこ派だったの?」 京太郎「派ってわけではないっすけど」 霞「きのこ派じゃなかったらたけのこも買ってくるでしょ、なのにたけのこ買ってこないって貴方の目は節穴なのかしら?」 京太郎「えっ、ええぇぇぇ」 憩「えーきのこおいしいやないですかー」ブー 霞「きのことか笑止千万、あんな棒っきれ一掴みで粉々よ」 京太郎「そりゃ掴んだら粉々でしょうよ」 霞「じゃあ貴方たちはきのこのどこがいいのか教えてくれるかしら?」 京太郎「だから俺はきのこ派でもたけのこ派でもないですから」 霞「はっ、どうだか、憩ちゃんは?」 憩「ウ、ウチは……あの形が……」ゴニョゴニョ 霞「不潔ね」 憩「」ガーン 霞「エイスリンちゃんは……ああ、ア○ルフォートとか言うぽっと出だったかしら」 エイスリン「ア○ル!オイシイ!」グスッ 京太郎(なんでこんな険悪な雰囲気になってんだよ……) 郁乃「とうちゃ~く」 京太郎「ここですか、結構大きいですね」 雅枝「よく千里山の打ち上げでも使っとるからな、お得意様やで」 咏「んじゃーさっさと入ろーぜー」 ガチャ やえ「たけのこだ!」 菫「いやきのこだ!」 咏「……失礼しましたー」 菫「ほれ照、牛肉だぞ」 照「アイスが食べたい」 菫「栄養もしっかり摂れよ」 憩「」ジーッ 菫「何を見てるんだ?」ポヨン 憩「ハムッ、ハフハフ、ハムッ!」ガツガツ 京太郎「ちょっ、そんなに食べたら危ないですよ」 憩「食べないと大きくなれないんや!」ガツガツ 京太郎「えぇぇ……」 照「……京」クイクイ 京太郎「どうした?」 照「アイス持ってきて」ボソボソ 京太郎「わかった、味は?」 照「……なんでもいい」 京太郎「了解」 京太郎(とは言ったものの、他の二人の分も持っていくか) 京太郎(どれがいいかな……) 照「……京はわかってない」 菫「……サク○レか……」 京太郎「ええっ、どっちもおいしいじゃないですか!」 菫「そう言いながら○ガリ君を食べてるのがお前という男だ」 憩「ウチは梨味大好きやで!」 京太郎「そういってくれるのは憩さんだけです、ありがとうございます」ナデナデ 憩「えへへ~」 照「……」ムッ 照「やっぱり京はわかってる」 照「だからなでなでして」 京太郎「ごめんどういう理屈かさっぱりわからない」 京太郎「俺も梨味好きですよ」ナデナデ 憩「梨味ナンバーワンやな~」 照「むむむ……」ズーン 菫(えっ、何なのカップルなの?) 京太郎「打ち上げ終わり、今日も疲れたな」 京太郎「今日の〆は何をしようか」 夜 京太郎「寝る前にメールでもするか」 京太郎「照辺りにするかな」 京太郎『今日は楽しかったか?』ピッ ヴーッ ヴーッ 照『すまない、照は寝ている』 照『後で返信させるから待っていてくれ』 京太郎「いや、じゃあ……」 京太郎『誰なんだよアンタ』ピッ ヴーッ ヴーッ 照『弘世菫だ』 京太郎『整理させてください』 京太郎『弘世さんは寝ている照の携帯を見て』 京太郎『俺に返信した、と』ピッ ヴーッ ヴーッ 照『つまりは照に変身したわけだ』 ヴーッ ヴーッ 照『すまない忘れてくれ』 照『それではまた会おう』 照『おやすみ』 京太郎『おやすみなさい』ピッ 京太郎「まだ新幹線なのかな……いやそれにしても友だちの携帯なんて見るかふつー……」 京太郎「なんとなく怜さんにメールしよ」 京太郎「そうと決まれば……」 京太郎「とりあえず憂さ晴らしでも」 京太郎『チャンピオンなので今度そっちにお邪魔しますね(ドヤッ)』ピッ ヴーッ ヴーッ 怜『うわ、なんか腹立つわ』 怜『練習やなくて雑用にこきつかったる』 京太郎『嘘です嘘です冗談です!』 京太郎『練習させてくださいお願いします何でもしますから!』ピッ 京太郎「あっ、咄嗟に変なもん書いちまった」 ヴーッ ヴーッ 怜『何でもかーまあ考えとくわ』 怜『そうそう、千里山は女子高やから』 怜『今日のコスプレ似合っとったでー』 京太郎『……つまりまた女装しろと』ピッ ヴーッ ヴーッ 怜『そうやないと校内入れへんからな』 京太郎『マジですか……』ピッ ヴーッ ヴーッ 怜『でもアレやで、ハーレムやで』 怜『右手に正妻、左手にオトコ系美少女』 怜『背中に爽やか美少女、膝に超絶病弱美少女』 怜『どや、最高やろ?』 京太郎『……ですね!』 京太郎『よっしゃー今から楽しみだー!』ピッ ヴーッ ヴーッ 怜『ほなそろそろ寝るわ、おやすみ』 京太郎『おやすみなさい』ピッ 京太郎「……おお」 京太郎「なんか知らないけど興奮してきた!」 京太郎「明日からも頑張るぞー!」 【10月第2週 休日】終 【10月第3週 平日】 京太郎「文化祭終わり!」 京太郎「今週末は選抜の合宿か、そろそろオーダー決めとかするのかな?」 京太郎「今週も頑張って行こう!」 京太郎「今朝も相変わらずのぼっちだったんだぜ!」 咏「ふーん」 和「そうですか」 京太郎「あれ、二人とも冷たいなー」 咏「お前が誰と来ようと知らんし」 和「同感です」 京太郎「うわっ辛辣」 昼 京太郎「ご飯の前には手洗いっていうけどそんなんあんまり気にしないよな」 京太郎「とりあえずトイレトイレーっと」 京太郎「あっ」 和「あっ」 和「またお手洗いで弁当ですか……」 京太郎「ち、違わい!トイレだよトイレ!」 和「でも、友だちいないんでしょう?」 京太郎「憐れみの目で見ないで、ちょっと辛い!」 和「よろしければお昼を一緒に、というのもやぶさかではないのですが」 京太郎「だからただのトイレだから!大きい方だから!」 和「えっ……」ドンビキ 京太郎「あっ」 京太郎「…………」 京太郎「」ダッ きょうたろう は にげだした! 京太郎「なんかもう、なんだかもう疲れた……」 京太郎「もう帰ろっかな……」 放課後 京太郎「今日も練習に来たぞ」 絹恵「あ、京太郎くーん」 京太郎「絹恵さん、こんにちはー」 絹恵「うん!ええ挨拶やな!」 京太郎「今日も一緒に頑張りましょうね」 絹恵「京太郎くんこそな!」 京太郎(相変わらず何もすることがなくて困る) 良子「やあ、また来てたんだね」 京太郎「良子さんに会うためですよ」 良子「ふむ、ずいぶんとグラッドなことを言ってくれるね」 京太郎「紅茶かコーヒー、いりますか?」 良子「それじゃあ今日は紅茶で」 京太郎「了解です」 京太郎「アールグレイ?ですね」 良子「うん、ありがとう」 良子「そういえばキャンプの件なのだけれど、場所は東京になったよ」 良子「最近できたばっかの旅館を取っておいた」 京太郎「東京ってことは……白糸台と、ですか?」 良子「というよりは関東選抜の最終候補+αといったところだね」 良子「こちらも同じく最終候補14名で向かう、オーケー?」 京太郎「オーケーです」 良子「よし、それじゃあ事務連絡も終わったことだし、何か話さない?」 京太郎「いいんですか?コーチともあろうお方が」 良子「京太郎と話すのは楽しいからね」 京太郎「大丈夫なのか選抜……」 京太郎(良子さん、元気そうだけど友だち出来たのかな) 京太郎(まさか俺以外に友だちがいないとか……なんか嬉しいけど悲しい) 京太郎(聞いてみるか) 京太郎「良子さん、最近は友だち出来ましたか?」 良子「よく聞いてくれた!」 良子「実はこの前初めて針生アナと福与アナと食事をしたんだよ!」イキイキ 良子「お二人ともいい人で本当に楽しかったよ」 京太郎「そういえば針生アナの連絡先は持ってたんでしたっけ」 良子「インターハイのときにお世話になったからね」 京太郎(同年代で同性の友だちが出来たのか、とすると俺はもうお払い箱かな、なんだか複雑な気持ちだけど) 京太郎(良子さん嬉しそうだし、なんて言えばいいんだろう) 京太郎(なんかちょっぴり悔しい気がする……) 京太郎「じゃあ!じゃあですね!」 良子「ん?どうした」 京太郎「俺とも今度食事に行きませんか?」 良子「えっ?」 良子「そっそれって……デート?」 京太郎「デートじゃないですよ、友だちとしてです」 良子「だ、だよね!」アセアセ 京太郎「それで、いいですか?」 良子「うん、もちろん!いつにする?」 京太郎「そうですねー……」 京太郎「この練習が終わった後でいいでしょうか?」 良子「了解、楽しみに待ってるよ」 京太郎「はい、それではまた後で」 京太郎(良子さんと食事かー楽しみだな) 京太郎(そろそろ対局に入ってみよう) 京太郎「さて空いてる卓はーっと」 雅枝「須賀、こっち入れ」 霞「私たちと打ちましょうか」 洋榎「京太郎が最後の一人かーウチの勝ちも同然やな!」 雅枝「須賀ー洋飛ばしたらなんかご褒美やるわ」 洋榎「えっなんで!?」 霞「ツモ、4000・8000」 京太郎「」ズタボロ 洋榎「京太郎大丈夫かー?」 京太郎「あはは……」 雅枝「よーし、ほなもう一局いくでー」 霞「監督、京太郎くんはもう……」 雅枝「うーん……それじゃあ戒能コーチ入ってや」 洋榎「どんだけウチを虐める気なんや!おかしいやろ!」 京太郎「あはは……」 京太郎「練習終わり……ああ、なんかへこむな……」 良子「ごめん、遅れたね」 京太郎「いえ、いいですよ」 良子「それじゃあ行こうか、どこに連れて行ってくれるんだい?」 京太郎「えーっと、ここですね」 京太郎「ここですね」 |ワグナ○リア| 良子「ワグナ○リア?」 京太郎「最近人気があるみたいですよ」 良子(……ワグナ○リア) 良子(そういえばこの前……) 恒子『ここの近くにワグナ○リアっていうレストランがあるらしいよ!』 えり『それがどうかしたんですか?』 恒子『あっれー針生アナ知らない?最近このへんのカップルに大人気なんだってさ!』 良子『だったら私たちが行くことはないのでは?』 恒子『いやーでも一回は行ってみたくない?』 恒子『戒能プロは彼氏ができたらしいし針生アナだって……』プクク えり『だから彼はそんな人じゃないですから!』 良子『ボ、ボーイフレンドなんていませんから!』 恒子『ええ~ほんとに~?』 良子(やっぱり京太郎は私のこと……)カァァ 京太郎「良子さん、どうかしましたか?」 良子「どうもしていないノーウェイノーウェイ」 良子「それじゃあ何を頼もうかな!」 京太郎「結構迷いますね……」ウムム 「ご注文はお決まりでしょうかー?」 京太郎(なんで刀なんか下げてんだこの人……) 京太郎「俺はこのえびフライプレートで、良子さんは?」 良子「私も同じので」 「はい、それでは彼女と食べよう!タルタルソース付えびフライプレートがお二つ、でよろしいでしょうか?」 京太郎「えっ」 良子「えっ」 「えっ?どうかなさいましたか?」 京太郎「なんでもないです、お願いします」 「かしこまりましたー」 京良(品名ちゃんと呼んでなかったー!) 京太郎(やばいやばいよ、良子さんに変な目で見られるよ!) 良子(京太郎……私なんかが彼女……)プシュー 京太郎「…………」 良子「…………」 京太郎(気まずい!気まずいぞこれ!) 京太郎(どうにかして空気を変えないと!) 京太郎(どうしようどうすればいいんだ!) 京太郎(でも、良子さんも同じのを頼んだんだよな) 京太郎(ということは良子さんもちゃんと品名を読んでいなかった?) 京太郎(なーんだ、そんなことだったんだな) 京太郎「つまり……そういうことです」 良子「そ、そういうこと……って」 良子(京太郎は私を彼女だと思っている?) 良子(でもさっきはデートじゃないって……) 良子(決心したってことなのか?)カァァ 良子「わ、私も……」 良子「これから、よろしく///」カァァ 京太郎(よろしく?よくわかんないけどわかってもらえたみたいだ) 「お待たせいたしましたー、どうぞごゆっくりー」 京太郎「それじゃあ食べましょうか」 良子「うん……」カァァ 良子(私が彼女……でも彼女って何をすればいいんだ?) 良子(この前買った本によると……) 良子(あーん、だっけ?) 良子(…………) 良子(こんなパブリックなところでやるのは……恥ずかしい) 良子「……」モグモグ 京太郎「……」モグモグ 良子「きょ……京太郎」 京太郎「なんですか?」 良子「そ、その……だな……」モジモジ 良子「あ……」 京太郎「あ?」 良子「あ!アイス!アイスがほしい!」 京太郎「ですね、ここいら辺ちょっと暑いですし」 京太郎「頼みましょうか」ピンポーン 良子「……ありがとう」 良子(なんでヘタれるんだ私のバカ!) 京太郎(良子さん楽しんでくれてるみたいだな) 【帰り道】 京太郎「えびフライおいしかったですねー」 良子「うん……そうだね」 良子(緊張しすぎて味なんてわからなかった……) 京太郎「それじゃあ俺はここまでですね、良子さんはまたビジネスホテルに泊まってるんですか?」 良子「なかなかいいホテルだよ、京太郎も来る?」 京太郎「いやいやいや!そんなことしたら流石にまずいですって!」 京太郎「もしサタデーとかに撮られたらどうするんですか!」 良子「そうだね、京太郎に迷惑がかかるし」 京太郎「他の人にもそんなこと言っちゃだめですからね、誤解して襲ってくるかもしれませんし」 良子「……うん」 京太郎「夜遅くなると危ないですし、そろそろ行きますね」 良子「グッナイ」 京太郎「今度は合宿でー!」ブンブン 良子「じゃあねー!」ブンブン 良子「……ふぅ」 良子「京太郎が心配してくれている……ハッピーな気分だよ」 良子「あと二年か……」 京太郎「合宿は東京って言ってたよな」 京太郎「なら挨拶でもしておくべきだよな」 京太郎「でも誰にしよう……」 京太郎「照とか淡にしてもあんまり意味ないし、弘世さんか小走さんか辻垣内さん?」 京太郎「いや、ここは渋谷さんにしよう」 京太郎「気楽な内容で行こう」 京太郎「ここは丁寧にあいさつからいくか」 京太郎『突然のメールすみません、須賀です』 京太郎『今度の合宿よろしくお願いします』 京太郎「送信っと」ピッ ヴーッ ヴーッ 尭深『こんばんは』 尭深『こちらこそよろしくね』 尭深『それはそうと、どうして須賀くんが挨拶なんて?』 京太郎「部外者から見ればわからないよな、説明しておくか」 京太郎『一応俺もその合宿についていくことになってるんですよ』 京太郎『だから挨拶を、と思いまして』ピッ ヴーッ ヴーッ 尭深『そういうことなんだ』 尭深『それなら弘世部長か小走先輩の方がよかったかもね』 京太郎「そういえばそうだよな……」 京太郎「渋谷さんは照と淡の間の学年なんだよな」 京太郎「そこいらへんも訊いておくか」 京太郎『ところで、照と淡が面倒かけてませんか?』ピッ ヴーッ ヴーッ 尭深『宮永先輩も淡ちゃんも私のお茶菓子食べてくれるし』 尭深『二人ともいい子だよ』 尭深『須賀くんは心配性なのかな?』 京太郎『心配性というか、まあそうですね』 京太郎『バカ二人がお世話になってます』 ヴーッ ヴーッ 尭深『まるで二人のお兄ちゃんみたいだね』 京太郎『そう見えますか?』ピッ ヴーッ ヴーッ 尭深『とっても、ね』 尭深『そういう人がいるのってちょっといいかも』 京太郎『ふっふっふ、別に俺を頼ってもいいんですよ?』ピッ ヴーッ ヴーッ 尭深『じゃあそうしてみようかな』 尭深『悪いけどそろそろ寝るね』 尭深『合宿でも頑張ろうね、お兄ちゃん』 尭深『おやすみ』 京太郎「渋谷さんからお兄ちゃん……かぁ」 京太郎「いいね!」 京太郎「あのメンバーのなかで一番のおっぱいだったし、なんか燃える」 京太郎「俺もそろそろ寝るかな」 【10月第3週 平日】終 【10月第3週 休日】 【合宿1日目】 雅枝「説明は以上や」 雅枝「合宿中は各自自分の実力のために尽力するように」 雅枝「あー、そうそう合宿中テレビの密着取材が入るさかい、そこんところよろしく」 雅枝「ほな各自対局開始!」 京太郎「あのー、良子さん?」 良子「何かな京太郎」 京太郎「良子さんこの前東京のホテルって言いましたよね?」 良子「ここも十分立派な東京のホテルじゃないか」 京太郎「立派ですとも、ええ立派です、立派ですけども!」 京太郎「なんで、なんでこんな山奥なんですか!?」 京太郎「新大阪から東京まで来たぞ!って浮かれてたら電車に乗って」 京太郎「どこで降りるんだろうなーとか考えてるうちに終点まで来てるし!」 京太郎「まあまだそれは良しとしてですね」 京太郎「ここって旅館じゃないですか!」 良子「旅館もホテルじゃないか?」 京太郎「なんか違うんですよ!」 良子「な、なるほど……」 良子(よくわからない) 京太郎(あれ、俺って何が言いたかったんだろ……) 京太郎「大体の人にも挨拶したし、何しよう」 良子「京太郎、暇なの?」 京太郎「良子さん……そうなんですよ、よかったらまた特訓してくれますか?」 良子「うん、私におまかせあれ!だよ」ムネハリッ 京太郎「おおぅ……」 京太郎「シャープシュート」ゴッ 良子「いいぞ、雰囲気でてる!」 京太郎「それじゃあ次ですね」 京太郎「カン!カン!もいっこカン!」 京太郎「麻雀って楽しいよね!」ニッコリ 良子「うん、いいよ」グッ 良子「うまく私の真似ができるようになってるね、流石は京太郎だよ」 京太郎「えへへ、そうですか?」 良子「それじゃあ次に行ってみようか」 京太郎「今度は負けませんからね!」 良子「ふふん、どうかな」 良子「ねえ、京太郎、よかったら私の力を身に着けてみない?」 京太郎「身に着ける、ですか?」 良子「うん、本家に伝わる簡単な儀式なんだけど、どう?」 京太郎「うーん……なんか怪しいですけど」 良子「大丈夫だよ、三十分でもあれば終わるし、疲れるのは私だけだから」 京太郎「それも少し……悪い気が」 良子「やっぱり……ダメ?」ウワメヅカイ 京太郎(唐突に可愛いんですけどなにこれ!) 良子「京太郎?」 京太郎「わかりました、ただし安全にお願いしますよ」 良子「うんっ!」 【儀式終了】 良子「儀式終わり!どうかな?」 京太郎「」ハナヂドバァ 良子「あれ?京太郎?京太郎?」ユッサユッサ 京太郎(お互い裸になって体を寄せ合う儀式とか……)チラッ 良子「京太郎?」タユンタユン 京太郎(そんなん考慮しとらんよ……)ドバァ 昼 憩「おーい、京太郎くーん!」 淡「こっち来なよ!」 京太郎「うげっ」 淡「なんだようげってー!」ウリウリ 憩「せやでーこっち来て一緒に打とうやー」 尭深「あ」 京太郎「あっ渋谷さん助けて!」 尭深「お茶入れたけどいる?お兄ちゃん」ニコッ 京太郎「」ブフォッ 憩「お……お兄ちゃん?」 淡「なるほどー京太郎はそういう趣味なんだ……」 京太郎(あれっ、なんかやばい感じ) 憩「ほなこっち来て打と!お兄ちゃん!」ニコッ 淡「お兄ちゃんは私のだよ!ね?お兄ちゃん」ニコッ 尭深「お茶熱いから気を付けてね、お兄ちゃん」ニコッ 京太郎(何この状況どうすりゃいいの……) 京太郎「ロン、これで俺の勝ちだな」 淡「あわわわわ」 淡「まさかお兄ちゃんに負けるなんて……」 京太郎「いつまで続けるんだそれ」 尭深「はい、お茶」 京太郎「渋谷さんはもどったんですね」 憩「ウチがトップやー」 尭深「うん、言葉にすると恥ずかしいから」 淡「ねーねー京太郎!お昼食べに行こうよ!」 京太郎「はいはい、勝手に行ってこい」 憩「ウチ!ウチがトップやで!」 淡「むぅ、京太郎酷いよ!」 京太郎「ふふん、俺に勝ってから言うんだな!」 淡「わかったよ!じゃあもう一局だ!」 京太郎「受けて立つ!」 京太郎「昼でも食いに行くかなーってここいらへんで食べられる店ってないんだよな」 京太郎「食堂行こ」 「なあ!みんなでプール行かねえか?」 「この前できたあそこっすか?」 「そうそう!タダ券もらったから、どうだ?」 「……私なら大丈夫」 「お姉ちゃんも泳げないでしょ」 「……泳げるもん」 「じゃあ決まりっすね、みんなで行くっす!」 雅枝「須賀、どないした?」 京太郎「はっはい!なんでしょうか!」 雅枝「飯食べ終わったんやったら練習や練習」 京太郎「いやーまだデザート頼んでなかったんで」 雅枝「ほな話しながら食べよか」 京太郎「おっ、いいですね」 雅枝「なんか聞きたいこととかあるやろ、どや?」 京太郎「そういえば……」 雅枝「なんや?」 京太郎「監督の旦那さんって一体どんな人なんですか?」 雅枝「旦那……」 雅枝「……はぁ」 京太郎「あっ、すみません」 京太郎「踏み入ったこと聞いて……」 雅枝「いや、別にええんや」 雅枝「あの男はほんまに……最悪や」 京太郎「あれ?お亡くなりになったとかじゃ?」 雅枝「そうなってくれたらええんやけどな、もう離婚したわ」 京太郎「やっぱりすみません……」 雅枝「いつかは話すことになるかもしれんから別にええわ」 京太郎「……いつかは?」 雅枝「私が須賀にお義母さん呼ばれるかもしれんからな」 京太郎「あ……あー」 雅枝「絹も洋も、泣かせたら承知せんで、ええな?」 京太郎「いつかは監督を鳴かせるかもしれませんよ?」 雅枝「はっはっは、後で覚えとけよ」ニッコリ 雅枝「私は先戻るわ、ほなまた」 京太郎「さよならー」 恒子「ほうほう須賀京太郎くんは熟女にまで手を出している、と」 みさき「これは大スクープですね」 京太郎「ちょーっと待ってくださいそこのお二人さん」 恒子「ありゃ、ばれちゃった?」 京太郎「ばれるも何もないですよ」 みさき「この子が有名な須賀京太郎くんですね……」 えり「有名も何もインターハイ優勝者でしょうが」 みさき「あ、そうでしたね」 えり「村吉アナはツッコミ側だと思ってたんですけど」 みさき「針生アナがいるのでまあ多少は」 京太郎「どうしてお三方がここにいるんですか……」 恒子「聞いてなかったかな?ここに取材が入ってるって」 京太郎「でも別々の局ですよね、それに三日もいるつもりですか……」 恒子「そのくらい話題性があるってことだよ、あ、私たちも練習に参加したりとかもするから」 京太郎「麻雀できるんですか?」 えり「ルールとセオリーは十分覚えてますから」 みさき「だてにアナウンサーやってませんからね」 京太郎「まあそういうことなら」 恒子「そーそー、その意気だぞ少年!後で麻雀教えてねー」 京太郎「えっ?」 えり「そういうことなので失礼します」 みさき「これ私の名刺です、どうぞ」 京太郎「あっはい」 恒子「そんじゃねー」 えり「失礼します」 ガララ 京太郎(なんだよこの合宿ー!) 昼 京太郎「食後の腹ごなしにちょっと打つか」 京太郎「どの卓が空いてるかなー」 智葉「須賀、ここにいたのか」 京太郎「辻垣内さんじゃないですか、どうしたんすか?」 智葉「うちの監督が用があると言ってな、とりあえずついてこい」 京太郎「は、はあ……」 智葉「監督、連れてきました」 臨海監督「おっ、来たか」 京太郎「初めまして、須賀京太郎です」 臨海監督「初めまして、うむ中々にハンサムじゃないか」 京太郎「どうも、監督さんこそスーツが似合っててかっこいいですよ」 臨海監督「世辞がうまいな、気に入ったよ」 臨海監督「そんなに硬くならなくていい、そこに座ってくれ、サトハも」 臨海監督「前から常々君とは打ってみたいと思っていたんだ、興味を持つと我慢できないタイプでね」 臨海監督「三麻もいいが、あと一人誰か欲しいな……」 明華「私が入りましょうか?」 臨海監督「ミョンファか、よろしく頼む」 明華「須賀さん、よろしくお願いします」 京太郎「いえこちらこそ」 智葉「それでは始めましょうか」 京太郎(臨海の監督さんにレギュラー二人ってなんか緊張する……) 臨海監督(スガ……カイノウに似ている打ち手だ) 臨海監督(地区予選ではアラカワ、インターハイではミヒロギと似た打ち方をしていたがこれは一体どういうことなんだ) 臨海監督(そして、これで終わりだ) 臨海監督(……パールハーバー) 臨海監督「ツモ、海底面清、4000・8000」 臨海監督「三人ともトビだな」 智葉「」チーン 京太郎「」チーン 明華「」チーン 臨海監督「面白い対局だったよスガ、来年はうちに来ないか?」 明華「またですか監督……」 智葉「面白いも何も一方的なタコ殴りだったのですが……」 京太郎「そもそも臨海って女子校じゃないんですか?」 臨海監督「大丈夫大丈夫、金さえかければ何とでもなるから」 京太郎(絶対ダメな大人だよこの人……) 夕 臨海監督「午前の様子を見るに、スガは暇なそうだが、どうだ?私と特訓でもしないか?」 京太郎「まあ確かにやることないですね」 臨海監督「よし、なら早速取りかかろう」 京太郎「そういえば監督さんはメジャーで活躍していたんでしたっけ?」 臨海監督「活躍、というほどではないがな」 臨海監督「あそこの卓が空いたようだ、入っていてくれ」 臨海監督「まあ、今日はこんなところかな」 臨海監督「欧米流の麻雀なんだが、理解はできた?」 京太郎「……ほんのちょっと」 臨海監督「そうか……物事最初はこんなものさ」 京太郎「そうですよね……」 京太郎(世界って広いんだよな、考えてみれば明華さんだって世界ランカーらしいし) 京太郎(でも俺だって日本一の男子高校生なんだ!) 京太郎(まだまだ負けてられないよな!) 臨海監督「ふっ、まだ続けてみるか?」 京太郎「……はい!どうせなら時間ギリギリまで!」 臨海監督「うん、いい意気だ。それでは次は……」 雅枝「これで今日の練習は終了や!」 雅枝「各自部屋で休むように!ほな解散!」 「ありがとうございましたー!」 京太郎「結局あの後もわからないまんまだったな……」 京太郎「後二日もあるんだからのんびり行こう」 京太郎「さてと、俺の部屋は……ここか」 京太郎「どうせ一人部屋なんだろうな……」ガチャ 「赤阪さんお帰りなさ……い……」 京太郎「あ……えーっと」 京太郎(この人確か……多治比さん、だっけ?) 真佑子「ど、どなたでしょうか?」ガクガク 京太郎(ってのんびりしてる場合じゃねえ!) 京太郎「すみません、部屋間違えました!」 真佑子「ちょっ、ちょっと!」 バタム! 京太郎「部屋番……401だよな、良子さんに文句つけないと……」 郁乃「あっれ~京太郎くんここで何しとるん~?」 京太郎「実は部屋の場所がわからなくて……」 郁乃「でも京太郎くんと私は同じ部屋やろ~?」 京太郎「えっ」 郁乃「ほな入るで~」 真佑子「多治比です……どうも」 京太郎「須賀京太郎です、よろしくお願いします」 郁乃「二人とも仲良くな~」 京太郎「さっきはなんかすみませんでした」 真佑子「いいですよ、着替えを見られたってわけじゃないんですから」 真佑子「顔上げてください、ね?」ニコッ 京太郎「は……はい」カオアゲ 京太郎(多治比さん、優しい人だな……) 真佑子「この私の優しさに感謝して一生跪いてろこの下等が」ボソッ 京太郎「……はい」 京太郎「…………」 京太郎「ええっ!?」 京太郎(急にキャラ変ったよ何この人!?) 夜 京太郎(ちょっと気まずいから他の人の部屋にでも行くか) 京太郎(誰の部屋に行こう……) 京太郎「適当に歩いてきたけど、ここは誰の部屋かな?」コンコン 京太郎「失礼しまーす」ガチャ 雅枝「……須賀?」 京太郎「……あ」 雅枝「私の部屋に何の用や?」 京太郎「そ、それはですね……」 京太郎「えーっと、ここは誰の部屋だ?」 ガチャ 臨海監督「スガ?こんなところで何をしているんだ?」 京太郎「ここ監督さんの部屋だったんすね」 臨海監督「いかにもそうだが、どうしたんだ?」 京太郎「それはですね……」 京太郎「ちょっと部屋の居心地が悪かったのでお話でも、と思いまして」 臨海監督「ん……そうか、いいぞ上がれ」 京太郎「失礼しまーす」 臨海監督「それで何の話をしようか、私はなんでもいいよ」 京太郎「ううん、そうですね……」 京太郎「じゃあ監督さんの過去の経歴について……とか?」 臨海監督「経歴、か」 臨海監督「知っての通り私は元メジャーの選手だったんだがあまり活躍と言う活躍はなくてね」 臨海監督「コカジさん相手にはズタボロだったよ、まあ恋人がいたというのもあったんだろうけど」 臨海監督「そんなこんなで限界を感じてメジャーから身を引いたんだ、そんなところにかかってきたのが臨海からの声だった」 臨海監督「どうやら私は人に教える方が向いているみたいでね、内心複雑だったよ」 臨海監督「話していて自分でもつまらないな、今度はスガの話を聞かせてくれるか?」 京太郎「俺の方が退屈ですよ、まだまだ」 臨海監督「ふむ、そうか」 臨海監督「そういえばスガはミヤナガと幼馴染らしいけど、そこはどうなんだ?」 臨海監督「噂に聞くに遠距離恋愛だとか」 京太郎「俺と照が遠距離恋愛!?誰がそんなことを!」 臨海監督「私が」 京太郎「根も葉もなかったよ!」 臨海監督「でも結構そんな噂は聞くぞ、それこそアラカワと付き合ってる、とかミヒロギと付き合ってるとか」 京太郎「そもそもなんでそんなことを初対面の監督さんが知ってるんですか」 臨海監督「さっきも言っただろう、私は興味を持つと我慢できないタイプなんだ」 京太郎「えぇぇ……」 臨海監督「そういえば最近はカイノウやハリウアナと関係を持っているとも聞いたがそこのところは?」 京太郎「ないない、なんでもないですから」 臨海監督「そうか……つまらないな」ボソッ 京太郎「聞こえてますからね!」 【脱衣所】 京太郎「風呂は確か温泉って言ってたよな、楽しみだ」 京太郎「そういえば霞さんから……」 霞『ここの温泉は混浴だから、京太郎くんは11時から入ってね、その前に他の子を入れちゃうから』 京太郎『つまり11時前に入れば混浴ができる、と』 霞『そんなことしたらどうなるか……わかるわよね?』ニッコリ 京太郎『イエス!マム!』ビシッ 京太郎「というわけで用心をして11時半」 京太郎「誰か入ってないかな……」 京太郎「いるわけないよな……」 ガララ カポーン 京太郎「うん、わかってた」 京太郎「ちょっとの希望はあったよ、洗面所の前の髪の毛とか、石鹸の匂いとかで期待してたよ」 京太郎「でももうなんか……寂しいよな」 京太郎「気を取り直して飛び込んでみるか」 京太郎「イィィィィッヤッホオオオオオウ!」 バッシャーン 【そのころの脱衣所】 良子「……ふぅ」ヌギヌギ 良子「今日はあまり京太郎と喋れなかったな……」 良子「恋人……なんだよね」※違います 良子「もっとアグレッシヴにならないといけないよね、よし」 イィィィッヤッホオオオオオウ! バッシャーン 良子「まだ誰か入っているのか?」 良子「いや、この際中の人とも仲良くなろう!私ならできる、私ならできる!」 良子「こんばんはー」ガララ 京太郎「あー!気持ちいいー…………」 良子「…………」 良子「これはドリームだ、そうに違いない」ホッペツネル 良子「いたっ!」 良子「ってことは……夢じゃない?」 京太郎「え……っと、どうして良子さんがここに……?」 良子「……それは……だな……」 良子(そういえばカスミに言われてた気がする……) 良子(このまんまだと私は京太郎の風呂に入りに行った淫乱女だと思われるんじゃ……)ガクガク 良子(どうすればいいんだ……) 京太郎(なにこれどうしよう……なんで良子さんがここにいるんだよ) 京太郎(一応腕で隠れてはいるけど……ナイスな……)ブフォッ 良子「京太郎、鼻血出てるぞ!」 京太郎「えっ、うわ本当だ」 良子(京太郎がのぼせてる……のぼせたときってどうすればいいんだっけ……) 良子(えっと、確か……) 良子(膝枕……か) 良子(縁に座って……)チャポン 良子「きょ、京太郎!///」カァァ 良子「膝枕……するよ」 京太郎「えっ」 京太郎(現状を整理しよう) 京太郎(俺は温泉に入っている、当然裸だ) 京太郎(そして今、良子さんに膝枕してもらっている……良子さんも裸だあそこは腕で隠しているけど) 京太郎(どうすればいいんだよ……良子さんの肌やわらかいし白いし……) 良子「京太郎、落ち着いた?」ナデナデ 京太郎(頭、撫でてくれるし……怜さんとかいつもこんな気分なのかな……) 京太郎「はい、ありがとうございます」 良子「よかった、どうしたのかと思ったよ」ホッ 京太郎「……っておかしいでしょう!」ガバッ 良子「」ビクッ 京太郎「どうして良子さんがここにいるんすか!」 良子「……ごめん、入る時間を間違えたんだ……」 良子「私は……京太郎と入っても、その……嬉しいんだけど」 良子「迷惑だよね……もう上がるよ、ごめん」ショボン 京太郎「そ、そんなことないです!俺も嬉しいです!もっと二人で楽しみましょうよ!」 京太郎(何言ってんだ俺ぇぇぇえ!) 良子「そう……なの?」パァァ 京太郎(ええいままよ!) 京太郎「もちのろんですよ」 良子「じゃあまずは何する?体洗いっこする?それとも一緒にお風呂に入る?」 京太郎「え、えーっと……」 京太郎(何その選択肢……おかしいでしょ……) 京太郎「じゃあ……良子さんの身体を洗いますね」 良子「いいのか?」 京太郎「俺だけされてばっかりっていうのは少しなんなので」 良子「……わかった」 京太郎「まずは髪から洗いますね」 良子「うん」 京太郎「どうですかー?」ワシャワシャ 良子「気持ちいいよ」 京太郎「おかゆいところはありませんかー?」 良子「ふふっ、サロンみたいだな」 京太郎「俺もそう思いました、あははっ」ワシャワシャ 良子「痛っ!」 京太郎「ど、どうしました!?」 良子「ごめん、ちょっとシャンプーが目に入ったみたいで……」 京太郎「ごめんなさい、もうちょい丁寧にやります」 良子「ごめんね……」 京太郎「次は体洗いますね」 良子「よろしくね」 京太郎(流石に前はできないよな……) 京太郎「良子さん、髪もそうでしたけど肌も綺麗ですよね」 良子「そうかな?意識したことはなかったけど……嬉しいな」 京太郎「はい、背中終わりです。あとはご自分でどうぞ」 良子「えっ……前は?」フリムキ 京太郎「俺から言ったことですけど、前はダメでしょう」 良子「ダメ……でも……」 良子「……京太郎なら……ううん」 良子「京太郎に、洗ってほしいんだよ」ウワメヅカイ 良子「それでも、ダメかな?」ウルウル 京太郎「」ドキッ 京太郎「どうなってもしりませんからね!」 良子「京太郎になら、どんなことでも……」モジモジ 京太郎(腕が終わってついに最初の関門……胸) 京太郎(確かに触りたいとは思ってましたよ、揉みたいと思ってましたし顔もうずめたいと思っていました) 京太郎(でも何でこのタイミング……) 京太郎(腹くくるしかないよな…………ぐへへ)ワキワキ 京太郎「失礼しますね」モミッ 良子「んっ……」 京太郎(やわらけぇー!やわらけえよぉー!)ムニョンムニョンモミモミモミモミモミ 京太郎(感動!感動した!俺ぁ感動したよぉぉぉぉおお!)モミモミモミモミモミモミ 良子「きょ、うたろぉっ、!そ、そのくらっ!ああっ!」 京太郎(ふぅ……満足した、次はへそか)チョン 良子「んぁっ!」ビクン 京太郎(へそが弱いのかな?)クニクニ 良子「あんぅ、やぁっ!」ビクンビクン 京太郎(……エロい) 京太郎「これで洗い終わりですね、そろそろ入りましょうか」 良子「……ぅん」ビクンビクン 【そのころの脱衣所】 霞「戒能プロ、どこ行ったんでしょうね」 善野「一緒に来ればよかったんやけどねー」 健夜「ここの温泉って若返り効果があるんですよね!」 雅枝「せやで、年寄りに優しいやろ」 臨海監督「コカジプロには特にね」 健夜「どういうことですかね?」ピキピキ ワーワー キャーキャー 良子「…………」 良子(あの声は小鍛治プロ?ということは……) ソロソロハイローカー ガララ 良子「京太郎、潜って!」 京太郎「えっ、何を!?」 健夜「あれ?戒能プロいたんだ?」 霞「呼びに行ったんですけど、もう来てたんですね」 良子「が、我慢できなくてね」 良子(どうしよう、このままだと京太郎が痴漢にされてしまう……) 良子(そういえばあっちに……) 良子「あっちの方にもう一つ大浴場がありましたよ」 善野「あっちってどこ?」 良子「別の脱衣所から入るんですよ、こっちは疲労回復の湯であっちが若返りの湯らしいです」 雅枝「あ、あっちやったんか、ほな行ってくるわ」 臨海監督「私も行きますかね」 善野「小鍛治プロも石戸さんも早くいかへん?」 霞「私はまだ10代ですし……」 健夜「」ギロッ 霞「ひっ、行きますね!」 健夜「私も行こうかな」 良子「私も後から行きますね」 雅枝「ほなまたー」 ガララ 良子「……はぁ」 良子「京太郎、大丈夫か?」 京太郎「」マッサオ 良子「京太郎?京太郎?」 京太郎「」マッサオ 良子「京太郎ー!」 京太郎(現状を整理しよう) 京太郎(俺は温泉に入っている、当然裸だ) 京太郎(そして今、良子さんに膝枕してもらっている……良子さんも裸だあそこは腕で隠しているけど) 京太郎(って、何このデジャヴ) 良子「京太郎、起きた?」 京太郎「おかげさまで、どうもすみません」 良子「ううん、よかったぁ」ホッ 京太郎「こう二回も膝枕してもらってると悪いっすね」 良子「心配したから……いいよ」 京太郎「そう言われても……じゃあ俺も何かしてあげますよ!」 京太郎「何しましょうか?」 良子「何って……なんでも?」 京太郎「俺にできることなら、なんでも」 良子「じゃ……じゃあ……それじゃあ……」モジモジ 良子「充電……してもらってもいいかな?」 京太郎「……充電?」 京太郎(充電って……充電ってまさか……) ここから妄想―――――――――― 良子「京太郎の電気、私に流してほしい!」 良子「しびれさせて?」 京太郎「良子さん!」ガバッ 良子「きょうたろぉ、激しいよ……」 京太郎「流し込むぜ!俺の電気!」 ――――――――ここまで妄想 京太郎(ぐへへ……) 良子「京太郎、どうかした?」 京太郎「いえいえなんでもないですよ、それで、充電とは?」 良子「……エクスプレインよりもやってみた方がはやいと思うから、京太郎は浴槽の縁に座って」 京太郎「はい」 京太郎(……座ると俺の息子がやばいことにならないか?) JR京太郎「呼んだ?」 京太郎(ちょっとすっこんでろ!間に挟まってろ!) 良子「それで私がそこに座る、と」ストン 良子「充電充電!」 京太郎「充電充電!」 良子「チャージチャージ!」 京太郎「チャージチャージ!」 京太郎(どんなプレイ!?) 京太郎(何が悲しくて現役で美人で巨乳な若手プロと疑似挿入して充電充電言わないといけないの!?) 良子「……京太郎」 良子「疲れた」 京太郎「声が涸れるまで叫んでたらそうなりますよ」 良子「だよね……」 良子「……京太郎」 京太郎「何ですか?」 良子「国麻、頑張ろうね」 良子「私は地区選抜のコーチとして、京太郎は個人の部で、一緒に勝とう」 京太郎「……はい、絶対に負けませんからね」 良子「ふふっ、楽しみだね」 京太郎「俺もですよ」 良子「……もう少し、このままでいいかな?」 京太郎「もう吹っ切れましたよ……」 良子「……ありがとう」 良子「京太郎」 京太郎「なんですか?」 良子「私、京太郎といると……毎日が楽しいんだ」 良子「京太郎はどう?」 京太郎「俺もですよ、良子さんや照や憩たちがいて毎日が楽しいです」 良子「……うん、そうだよね」 良子「それじゃあ私は小鍛治プロたちの方に行くから、京太郎は後で出てきて」 京太郎「はい、おやすみなさい」 良子「おやすみ」フリフリ ガララ 京太郎「よし、出てきていいぞ息子よ」 JR京太郎「我慢できねえぜ!」 京太郎「温泉はちょうど白濁!此処ならできる!いくぞ我が息子よ!」 JR京太郎「ヒャッッッッハアァァァ!」 【合宿初日】終
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坂元弥太郎 坂元 弥太郎(さかもと やたろう、1982年5月24日 - )は広島県広島市生まれ、埼玉県蕨市育ちの東京ヤクルトスワローズ所属の野球選手。切れ味鋭いスライダーと強気のピッチングが信条の本格派右腕である。 ==来歴・人物 == 男ばかり四人兄弟の第二子として出生。中学卒業直前に実母が胃癌で逝去(享年44)する試練を乗り越え野球に打ち込む。 2000年 浦和学院高3年次に全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)に出場。八幡商戦で1試合19奪三振を記録する。これは56年ぶりのタイ記録。2回戦で香月良太(現・オリックス・バファローズ投手)がいた柳川高に敗れた。 2001年 ドラフト4位でヤクルトに入団。背番号は63。 2002年 一軍初登板。シーズン100奪三振を挙げる。第15回IBAFインターコンチネンタルカップ日本代表に選出される。 2003年 背番号を11に変更。 2005年 背番号を山本樹の着用していた45に変更。 私生活では平尾博嗣(現西武ライオンズ内野手)の従妹にあたる浦和学院高の一期後輩の女性と2003年結婚、妻との間に女児が二人いる。 引用元 http //ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9D%82%E5%85%83%E5%BC%A5%E5%A4%AA%E9%83%8E
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憩「おそいで、京太郎くん」 京太郎「えっ?憩さん?どうして……ここに?」 憩「へっへー、ウチだけやないでー」 照「……寒い」ガクガク 郁乃「レディーを待たせるなんて悪いオトコノコやな~」ムギュッ エイスリン「京太郎、ハヤク!」 咏「掃除なら言えば手伝ってやったのによ~」 霞「まあまあ、京太郎くんも来たことですし、仲良く帰りましょうね」 清々荘のみんなが、待ってくれていた 京太郎「みんなでお迎えなんて豪華っすね」 照「今日は帰ったらクリスマスパーティーだから」ムフー 郁乃「京太郎くんがおらへんやったら始まらんやろ~?」ムギュー 京太郎「い、郁乃さんは背中に抱き着くのやめてください」 郁乃「お姉さんの温もりが味わえるんやから満足やんか~」フニュッ 温もりとか意識したら、背中の柔らかい感触が…… とか思ってる間に、前からも何かが抱き着いてきた 咏「早く歩けよなー」ギュッ 京太郎「赤ん坊かよ……誰か助けてー」 憩「ほなウチは右手もらうなーぁ」ギュッ エイスリン「ヒダリテ!」 照「……霞、私は?」 霞「照ちゃんは私と手を繋いでいきましょうか」 照「ありがとう」ジワッ 京太郎「ちょ、なんで涙目になってんの」 照「決して京が構ってくれなくて悲しいから泣いたんじゃない、目が乾いただけ」 京太郎「はいはい」 ふと空を見上げると、そこは星で満ちていて、目を凝らしてみれば一条の光が流れたのが見えた 京太郎「……あ」 咏「どうしたんだぃ?」 京太郎「なんでもねー、早く降りろ」 咏「んだよー減るもんじゃねーんだしー」 咏「それによ、こんぐらい顔が近けりゃ……私の唇、奪い放題だぜぃ?」 京太郎「い・ら・ねー」 照「京、私のは?」 憩「う、ウチは……?」 エイスリン「…………」ジーッ えぇ、何この質問責め エイスリンさんまで物欲しげに見てるし…… 郁乃「私は~さっきの流れ星にお願いしたからええかな~」 郁乃「京太郎くんも見てたやろ~?何お願いしたん~?」 京太郎「な、何も願ってませんよ!」 郁乃「え~嘘や~ん」 エイスリン「ナガレボシ?」 憩「流れ星が落ちる間に三回お願いすると叶うんやって」 エイスリン「ホント?!」 照「そんなの迷信、お子様が信じること」 エイスリン「ゥ……」シュン 京太郎「たべっこどうぶつ食べてる高校三年生が何言ってやがる」 照「たべっこどうぶつは至高のビスケット菓子」 霞「ビスケットと言えば、今日はビスケット生地のチーズケーキとショートケーキを用意しておいたわよ」 京太郎「……誰が買いに行ったんですか?」 霞「みんな試合会場に行ってたから、華菜ちゃんに頼んでおいたのよ」 京太郎「華菜……?」 照「……誰?」 エイスリン「ンー……?」 憩「そんな子、ウチのクラスにおったっけ……?」 霞「それ、知ってるって言ってるのと同じじゃないの」 ……本当にわかんねぇ 咏「んで、何お願いしたんだよ」 京太郎「結局その話になるのかよ、ってか早く降りて」 郁乃「あ、また流れ星や~」 エイスリン「ワァ!」 照「…………」ブツブツ 憩「…………」 思いっきりお願いしてるじゃねえか あ、もう一個流れた 霞「今日は多いわねー」 照「こぐま座流星群だとか、久が言ってた」 京太郎「ああ、道理で」 京太郎「え゙っ、だったら今って」 咏「もうすぐ22時ぐらいじゃねーの、知らんけど」 京太郎「ぁ……なんかすんません」 霞「そんなこと気にしなくていいのよ」 照「みんなで帰りたかったから、そうしただけ」 エイスリン「サムカッタケド!」 咏「ま、流れ星も見れたし良かっただろ」 郁乃「せやね~こうして京太郎くんにもおぶってもろてるしな~」 京太郎「あんたもいい加減降りてください」 憩「ふふっ……みんなでずっと、こうしてたいなぁ」 言って、憩さんが眺めた星空には、幾つもの光が流れていた 高い建物の無い三箇牧では、空は果てしなく見えて、 みんなと繋がっていると、夜の闇も星の輝きも鮮やかに見えた ずっとこんな風にみんなで過ごしたい そう、聖夜の空を走る星に願った 霞「はーい、それじゃあみんな、準備はいいかな?」 「「「「「「「いいともー!」」」」」」」 霞「年末恒例、清々荘のクリスマスパーティーを始めまーす!」 エイスリン「カンパーイ!」 「「「「「「かんぱーい!」」」」」」 京太郎「ってかなんでチューハイとかあるんですか!未成年しかいないんですよ!」 郁乃「私の中身は大人やも~ん」フラフラ 京太郎「もう酔っぱらってる!?」 郁乃「せやから~京太郎くんに座らせてもらうで~」ストッ 京太郎「違うわ、この人いつもこんな感じだったわ」 郁乃「京太郎くんも一杯どうや?」 京太郎「遠慮しておきます!」 郁乃「も~京太郎くんのいけず~」 京太郎「行かず後家予備軍の郁乃さんよりはマシですぅー」 郁乃「京太郎くんが貰ってくれるから大丈夫やろ~」 照「」ピキッ 憩「」ピキッ エイスリン「」ピキッ 咏「」ピキッ 華菜「ハンバーグ食べないならカナちゃんが食べちゃうぞ!」 霞「じゃんじゃん食べて頂戴ね」 華菜「カナちゃんにお任せあれ!だし!」 照「京は私を養ってくれる、郁乃のものじゃない」 憩「京太郎くんはウチの病院で一緒に働くんですーぅ」 咏「京太郎は私とプロ入りして男女のトップになるんだよ!」 エイスリン「京太郎ハ、ワタシトクラス!」 京太郎「さっきも思ったんですけど、エイスリンさんの発音上手くなってませんか?」 エイスリン「ベンキョーシマシタ!」エッヘン 郁乃「エイちゃん偉いな~ご褒美にジュースあげるわ~」 エイスリン「アリガトウ!」ゴクゴク 京太郎「いや、ちょ、郁乃さん、それって……」 郁乃「照ちゃんも憩ちゃんも咏ちゃんも~」 京太郎「ストォーップ!」 霞「今日はこれでお開きね」 華菜「御馳走様でした!」 京太郎「ご馳走様でした」 郁乃「ごちそうさま~」 霞「私と華菜ちゃんはお片付けしてくるから、京太郎くんはその子たちの片づけをお願いね」 京太郎「えぇぇ……」 憩「きょぉたろぉくぅん……きもちぇぇで……」 照「すぅ……」Zzz 咏「だからそこで私が言ってやったんだよねぃ、にょれろーんってよ!」 憩「もっとぉ、もっと突いてぇ……」 京太郎(照は寝ちゃてるし、咏は狸の置物に話しかけてるし、憩さんの夢も気になるし……) エイスリン「京太郎、ンー」ズイッ 京太郎(エイスリンさんはずっと俺にキスしようとしてきてるし!正直魅力的過ぎてたまんないんだよ!天使か、天使なのかこの人は!) 咏「お前も話聞いてばっかじゃねーで何か話せよー!」ドカバキ 照「ぐごー」ポリポリ 憩「おなかのなか、いっぱいやぁ……」 京太郎(咏、なんであいつ置物と喧嘩してんだよ……照は服がめくれてアレだし、憩さんはもう既にアレだ) エイスリン「京太郎ぉー」ズイーッ 京太郎(そういや、俺今夜この人と寝るんだよな……) 京太郎(え?このキス魔と化したエイスリンさんと同じ布団ってぇことだよ……な) 京太郎(そんなん間違いが起きてもおかしくないよーな……) 京太郎(イヤイヤダメだ、ありえないだろ!) 京太郎(明日の朝からどうすればいいのかわっかんねーよ!) 京太郎(エイスリンさんのことは好きだけど、同じくらいに照も憩も咏も郁乃さんも好きだし、良子さんとかも……) 京太郎(誰か一人だけなんて選べない……よな」 郁乃「せやったらみんなを選べばええや~ん」 京太郎「ああ、そうかみんなでいいんだ!」 京太郎「みんなで暮らしてみんなでずっと幸せにいれば誰も不幸にならないよな!ハーレム万歳!よし、俺の将来決定!」 郁乃「おめでとさ~ん」 京太郎「ってちっがーう!」 京太郎「何それハーレムとかどうなのよ人間として!非常識にもほどがあるだろ!大体なんで俺の思考に語りかけてきてんですか郁乃さん!」 郁乃「まあまあ、この際みんな寝とるんやからお持ち帰りすればええやんか~」 京太郎「それは本当のゲスの考えです」 霞「あら、もうみんな運んできてくれたのね」 京太郎「照は涎垂らして、咏は暴れて、憩さんはエロかったです」 京太郎(エイスリンさんに首元にされたときはヤバかった……) 霞「京太郎くんには、将来の夢はあるのかしら」 京太郎「夢は……特にまだ」 霞「それなら、選択肢の一つとして考えていてほしいのだけど……」 霞「将来、ここに住んでみないかしら?」 京太郎「そっ、それはつまり霞さんと同居ということでよろしいのでしょうか!」 霞「そうじゃなくて、私の代わりに、ということよ」 京太郎「霞さんの代わりにここの大家さんになれ、ってことですか?」 霞「そういうこと、姫様が正式にお世継ぎになられたら、六女仙の私は呼び戻されることになっているの」 霞「ここ、案外住み心地もいいから、どうかしら?」 京太郎「では……一応考えておきますよ」 霞「よろしくね」 霞「あ、あと……」 京太郎「何ですか?」 霞「あの子たちの気持ちも、答えてあげるようにね」 霞「もう、気づいているんでしょう?」 京太郎「……あそこまで露骨にされれば気づきますよ」 京太郎「俺って、結構気遣い得意なんで」 京太郎「あっち側の気持ちはわかってるんですけど、俺がそれに応えられるかどうかわからなくて」 京太郎「女の子が泣く顔なんて、見たくないんですよ」 霞「気障な台詞ね」 京太郎「昔、ちょっとあったんで……」 霞「まあいいわ、話はそれだけよ」 霞「明日からは当分部活無しだから、ゆっくり休んで頂戴」 霞「それじゃ、おやすみなさい」 俺は惚れやすい男だ 照に笑いかけられれば胸がざわつく 初めて出会ったときの憩さんの笑顔がいつまでも忘れられない 咏がいない授業がとてつもなく退屈だった エイスリンさんの悲しそうな顔なんて、考えるだけでも嫌だ 郁乃さんの悪ノリに付き合うのがたまらなく心地よかった 良子さんや、怜さんや、咲、淡も たった八か月で惚れたのが九人もいるんだ、これを惚れっぽいと言わずして、何と言えばいいんだろう そして、俺の勘違いでなければ、みんなは俺に好意を持っている ……こう言うと、ナルシストみたいだけれど いつかはこの気持ちを整理しなければならない いつかはみんなの気持ちに応えなければならない ずっとこの関係のままでいたいけれど、いつか誰かいなくなる 来年の春には照とエイスリンさんがいなくなって、再来年には憩さんが…… みんなを繋ぎ止めるのに、どうすればいいのかはわからない 我ながら都合がいい考えだとは思う、ただの夢だ それでも時は進むし、人の心は変わっていく わからない未来や変えられない過去より、確実で、変えられる現在 俺はまだ、その夢を頭の片隅に置いて生きるしかない 俺には過去から未来を予想をする力も、暇もない、それほどまでに今を生きるのに精一杯なんだ だから、俺は―――― 京太郎「エイスリンさーん、入りますよー」 漢になる! エイスリンさんは制服のまま布団の上で既に寝ていた パーティーの途中で「アツイ……」と言って外していた第一ボタンと第二ボタンのおかげで白い上着の間からは肌色が覗いていて 横向きに寝転がっているものだから、こちらからはエイスリンさんのハイソックスに包まれたふくらはぎと太もも、そしてめくれかかったスカートが見えていた Q.彼女は天使ですか? A.いいえ、女神です 女神なら襲っちゃあいけないな、うん どれだけ今のエイスリンさんが性的であろうとも、漢として絶対に我慢しなければいけないのだ 霞さんにバレれば一巻の終わりであることは間違いない 何はともあれ、このままエイスリンさんを寝かせておけば風邪を引いてしまうかもしれないので、起こしてみる 鎖骨の上辺りを叩いて、優しくエイスリンさんに呼びかける これは中学の頃に救命講習で教わったものの応用技で、これを使えばほぼ確実に相手は起きてくれる必殺技なのだ 二回目に呼びかけたところでエイスリンさんが徐に瞼を開けた エイスリン「京太郎……?」 京太郎「制服で寝てたら風邪引きますよ」 京太郎「俺もシャワー浴びてくるんで、その後で一緒に寝ましょう」 エイスリン「ネ、ル……?」 エイスリンさんは可愛らしく小首を傾げて思案すると、急に頬を赤らめて小さく口を開いた エイスリン「京太郎……イッショニ、ハイル?」 Q.彼女は天使ですか? A.いいえ、女神です 京太郎(いかんいかんいかんいかん!)シャアー 京太郎(エイスリンさんに魅せられたら駄目だ!)シャァー 京太郎(間違いなど起こしてたまるものか!)キュッ 京太郎(お互いにシャワーを浴びる、ということで逃げてきたけど……) 京太郎(風呂上りのエイスリンさんの隣で寝れるのか、俺?) 京太郎「」ブルッ 京太郎「……寒いな」 京太郎「パジャマ、パジャマー……」 近藤さん「…………」 京太郎「……………」 京太郎(……あー、買ったなー、こんなの) 京太郎(間違えて買っちゃったんだよなー) 京太郎(まあ、二度あることは三度あるって言うし、俺とエイスリンさんが間違いを起こすことだって十分有り得るわけで) 京太郎(だったらこいつを持って行っても悪いことは無いよね!) 京太郎(って、あるから!悪いこと思いっきりあるから!俺悪いことする気マンマンじゃん!下心しかないじゃん!) 京太郎(近藤、お前の出番はまだ後だ……) 近藤さん「…………」 京太郎「…………」 近藤さん「…………」 京太郎「…………」 京太郎(迷う!) 近藤さんと共に、俺はまたエイスリンさんの部屋の扉を叩く 年末ともなると、寒さは日に日に増していくばかりで、夜であれば殊更のものだった 俺は自分自身の深層心理を悟り、近藤さんをポケットに潜めていた 使わない、使わないけどね 三回目のノックをしようかとしたところで、シャワーを浴びていたら返事ができない、ということに気付き、ドアを開ける 部屋にはシャンプーの香りが漂っていて、奥の浴室からはまだシャワーの音が聞こえる 自室から持ってきた布団をエイスリンさんの布団の隣に敷いて、エイスリンさんが上がるのを待っている間、勉強机に目をやる 机の上にあったのは国語用のジャポニカ学習帳と漢字ドリルだ。名前欄には不慣れな平仮名で持ち主の名前が書かれている 内容は気になったが、見るのは紳士的でないのでやめておくことにする 特にすることもないので、布団の上で寝転がり、今日の出来事を整理する 朝は郁乃さんを連れ戻すために謎の組織のアジトに乗り込んだ 昼はエイスリンさんと遊んで、この約束をさせられた それからプロ・アマ交流戦が始まり、俺たちは見事優勝することができた そして、華菜さんを除く清々荘のみんなで帰って来た クリスマスパーティーはどんちゃん騒ぎで、霞さんの手料理はいつも通りおいしく、郁乃さんの酒で照たちは酔っ払いと化した などと思い出していると、耳元にゆっくりと足音が近づいて来たので目を開けて声をかける 京太郎「エイスリンさん……っ!?」 エイスリン「……?」 とろん、と微睡んだ眼で俺の顔を見下ろすエイスリンさんは、桃色の下着以外に何も纏っていなかった 京太郎「どうしてあなたは下着しか着けてないんですか!」 エイスリン「ふぁ……」 京太郎「聞く気ないだろこの人」 エイスリン「京太郎、エランデ……」 いや、選んでって言われましても…… とりあえずタンスの中身を見てみよう 京太郎「普通のパジャマに、猫耳つきの可愛いパジャマ」 京太郎「んで、これは確か、ネグリジェ?にベビードール?」 京太郎「……すっけすけじゃねえか」 京太郎「エイスリンさん?これらは一体どこで買ったんですか?」 エイスリン「……イク……ノ……」ウツラウツラ 京太郎「やっぱりか……」 エイスリン「きょうたろ、きょうたろ……」クイクイッ 京太郎「どうしました?」 エイスリン「きょうたろうノY-shirtキタイ……ダメ?」 京太郎「えっ」 京太郎「えっ」 京太郎「……えっ?」 京太郎「Yシャツって俺の、ですか?」 エイスリン「……」コクン 京太郎「了解……です」 部屋からYシャツを持ってきて、下着姿のエイスリンさんに着せてあげた。もちろん、心臓に悪いのでボタンはしっかり締めた エイスリンさんの酔いは大分醒めてきたらしいが、眠そうで蕩けた顔をしている その蕩けた顔で微笑みながらドライヤーや歯磨きを頼まれて断る男はいないだろう、少なくとも俺はそうだった 組んだ脚の上にエイスリンさんを乗せてドライヤーをかけている間、ゆっくりと左右に傾く頭が可愛かった 膝の上に頭を乗せて歯磨きをしてあげているときも、「アー」「イー」と声を出しながら歯を開く様子が可愛かった 子どもができたらこんな風なものなのかな、と将来の家庭を想像しながらエイスリンさんを寝かしつける 将来の嫁さんと、寝かせたわが子を挟んで、他愛もないことを話して、一緒に笑って寝る ああ、いいな、これ最高、最高に平和 京太郎「まあ、こんなこと考えても寝れるわけないんだけどな……」 隣のエイスリンさんが立てる静かな寝息が耳にほのかに触れてくすぐったい それ以上にエイスリンさんは寝ながらも俺の右脚に両脚を絡めて来ているのがまずい、非常にまずい エイスリンさんの太ももは竜華さんほど肉付きが良いわけではないのだが、丁度よく柔らかく、丁度よくすべすべしていた 女の子の肌を触るだけで興奮してくるのってなんだろうねあれ とりあえず、もう一度適当なことを考えながら寝ることに挑戦する テーマは巨乳と貧乳の感度について、よし、頑張ろう 京太郎「寝れない……」 かれこれ一時間ほど思考を続けた結果 京太郎(それならエイスリンさんの胸を触れば済むんじゃないか?) 京太郎(触っただけで起きたら感度良好、B地区まで触っても起きなかったら感度悪し) という疑念を持ったまま眠れずにいた 体力的にも精神的にもすっかり疲れているはずなのに何故眠れないのか ……そういうことを考えてる時に限って眠くなってくるんだよね 腰のあたりに重みを感じたので、目を見開く 窓からは優しい月明かりが注ぎ込まれているおかげで眼が部屋の暗さに慣れるのにそう時間はかからず 重みの正体も、すぐに目視することができた 京太郎「……エイスリン……さん?」 俺の腰に乗っていたのは、裸Yシャツのエイスリンさんだった 京太郎「えっ、ちょっ、何すか」 エイスリン「京太郎ハ……ワタシ、スキ?」 胸が、チクリと痛んだ その問いにしっかりと答えられない自分に嫌気が差す 京太郎「……まだ、酔ってるんですか?」 エイスリン「ソウ、カナ……」 エイスリンさんの秘所が、俺の息子の上で少し動く 布越しで 京太郎「俺だって男なんですから、襲われたって知りませんよ」 京太郎「いいですか、エイスリンさん」 京太郎「そうして誘っていいのは、あなたの彼氏に対してだけ、です」 淡のときのような二の鉄を踏まないように、エイスリンさんを説得する このままでいれば、彼女を襲ってしまいかねないからだ 俺の気持ちを隠しながら、突き放すように言う エイスリン「…………」 京太郎「布団に入らないと、風邪引いちゃいますよ」 肩を抱いて、そう促す 月光に照らされたエイスリンさんの顔は、憂いを浮かべているように見え、気づかぬ間に、その顔が近づいてきていた 閉じられたエイスリンさんの目が迫ってくる そして、エイスリンさんの柔い唇が、俺の唇と繋がった 背中の力を抜いて、布団に倒れこむと、繋がっていた唇が離れる 気付くと、胸の上ではエイスリンさんがまた寝息を立てていた 京太郎「……寝ぼけてたのか」 状況を確認、納得、目を閉じて、俺もまた眠りに落ちていった こうして、俺の長い一日が終わった 【冬休み 11日目】終 番外編の【12日目】 野菜を刻んだ包丁がまな板を叩く音 鍋の中で沸騰するお湯の音 測定が終わったことを知らせる体温計の音 それに表示された数字を見て嘆息する音 エイスリンさんよりも先に目覚めた朝、俺は風邪を引いていた 頭に痛みが走り、喉が焼けるように痛くて、寒気がして、頭が熱くて、なんかもういろいろと酷かった とりあえず最後の力を振り絞ってエイスリンさんが起きないように自分の部屋まで撤退したわけなのだが…… 朝 憩「何度やった?」 京太郎「38度2分です」 憩「酷い声やねぇ、昨日は夜更かしでもしてたん?」 京太郎「いや、寝付けなかっただけですよ、けほっ」 憩「無茶はせんようにねぇ」 京太郎「わかってます、けほっ、けほげほっ、げほっ、ぐへおぁっ!」 憩「風邪のときは生姜を煎じたお茶を飲めば、身体があったまるんやで、はい」 京太郎「すいません」 憩「あとお粥と、お味噌汁やで、ゆっくり食べてな」 憩「……あ!」 京太郎「どうかしたんで、けほっ?」 憩「えっとな……」 憩「あ、熱いから、冷まそか?」 京太郎「そんな、わざわざいいっすよ」 憩「喉潰れてるから何言ってるんかわからないで」 憩「ほな一口目……ふー」 京太郎(憩さんの顔、こんなに近くに) 京太郎(顔も、唇も小っちゃいし……可愛い) 憩「はい、どうぞ」 京太郎(……そう簡単には食べさせてくれない、か) 京太郎「んっ……」モグモグ 京太郎(こっ、これは……っ!?) 京太郎「おいしい!」テーレッテレー 憩「お、おいしい?ほんま?」 京太郎「おいしいですよ、野菜も小さくて食べやすいです」 憩「それならよかったわぁ、ほな二口目やねぇ」 京太郎(一口ずつこんなことしてたらかなり時間を食うんじゃないか……?) 憩「~♪」 京太郎(朝食を食べ終わった後、俺はこうして寝かされていて、憩さんは食器を洗っている) 京太郎(そんでその尻はこっちを向いて踊っている……) 京太郎(やばっ、鼻血出そう) 京太郎(……そういや、なんか忘れてるような) 京太郎「……」モゾモゾ 京太郎「!」 京太郎(いない……!) 京太郎(近藤さんが、いないんだ……っ!)ガバッ 憩「きょ、京太郎くん?」 京太郎「すいません、憩さん」 京太郎「俺には、行かなきゃいけないところがあるんです!」 憩「風邪はひき始めが肝要なんやから、寝てた方がええって!」ガシッ 京太郎「大丈夫です、風邪は学校を休むように都合よくできているのだから!」ウゴゴ 憩「鼻声で言われても信じられんわ!」ギューッ 京太郎(……うっ、頭が) 京太郎(クラクラする……) 京太郎(倒れる……前に憩さんがいるのに) 京太郎(このままじゃ……) ドスン 京太郎(……うわーい) 憩「京太郎くん……大丈夫?」 京太郎「あはは……」 京太郎「…………すみません」 憩「何に急いでるのか知らんけど、無茶はせんようにな」 京太郎「……はい」 京太郎「痛かった、ですよね」 憩「いきなり押し倒されたら、そら痛いやろ」 憩「……まあ、京太郎くんの顔を近くで見れてよかったわ」 憩「……風邪の人、って脈が少し速くなって、呼吸も少し荒くなるらしいんやで」 憩「今のウチは、京太郎くんに負けへんくらいドキドキしてるんや」 憩「なんでか、わかるか?」 京太郎「それ……は……」 憩「…………」 エイスリン「京太郎、ドウシタノ?」 エイスリン「……ケイ?」 エイスリン「京太郎、ケイ、ドウシタノ?」 エイスリン「ダキアッテル、ミタイ」ゴッ 京太郎(エイスリンさんの背後からどす黒い何かが!?) 憩「京太郎くんが倒れてきたんやで、あはは……」 京太郎(憩さん思いっきり苦笑ってるし……ここ、退かないと) 京太郎「二人とも、そんな心配しなくても大丈夫ですから……」 エイスリン「京太郎、キノウイッショニネタ」 憩「……は?」 京太郎(あ、これアカンやつや) 憩「京太郎くん、どういうこと?」ゴッ エイスリン「ドウイウコト?」ゴッ 憩「たーっぷり、お話聞かせてなーぁ」 京太郎「お、俺、病人なんだから、もうちょっといたわりましょうよ」 エイスリン「 」ニッコリ 京太郎「え、いや、ほんと、怖いですって」 憩「正座」 エイスリン「ハヤクシロ」 京太郎「嘘だろ……」 京太郎「もうすぐ昼か……」 京太郎「いいとも、もうすぐ終わるんだよな……」 京太郎「風邪と言えばストレッチマンと笑っていいとも、ドラマの再放送だったのに……」 京太郎「……もういっちょ寝よ」 コンコン 京太郎「……はー、けほっ、げほっ」 京太郎(誰だろ?) 昼 霞「お昼を作りに来たわよ」 京太郎「そんなこと、しなくていいのに……」 霞「いいのよ、することもなかったからちょうどよかったわ」 霞「ほら、病人さんは寝てなさい」 京太郎「……はい」 京太郎(やっぱり霞さんの割烹着姿は安定だな) 京太郎(憩さんのエプロン姿ももちろん可愛かったけど、この年齢不相応な安定感が他とは違うんだよ) 京太郎(おっぱいは全国でも最大級……ヤれたらヤりたいよなぁ) 霞「鼻の下伸ばして、どうしたのかしら?」 京太郎「な、なんでもありませんよー」 京太郎「って、もうできたんですか?」 霞「簡単なおうどんよ、どうぞ」 京太郎「じゃあ、いただきます」ズズッ 霞「どうかしら……?」 京太郎「おいしい!いやーやっぱり……」 京太郎「霞さんの作る料理はおいしいですよ!」 京太郎「この間の鍋焼きうどんももちろん、このうどんもおいしいです!」 京太郎「黒七味も丁度よくあってますし、野菜も特にこの白菜は堅すぎず軟らかすぎずシャキシャキで、そんでもって甘い!」 霞「もうすっかり元気になってきたみたいね」 京太郎「朝から憩さんのお粥食べて、寝て、霞さんのうどんを食べたんで、元気いっぱごほっ、げほっ」 霞「食べ終わったらしっかり風邪薬飲んで寝なさいね」 京太郎「はい……」 霞「あと、りんごを剥いておいたのと、みかんを置いておくから食べて頂戴」 霞「冷蔵庫にはポカリスエットも入ってるから、喉が乾いたら飲んでね」 京太郎「本当にありがとうございます、霞さんが大家さんでよかった……」 霞「もう、現金な子ね」 京太郎「霞さんみたいに家庭的な人と結婚したいと思いました!」 霞「そう言ってしまう辺りが軽いのよねぇ」 京太郎「いやーそれほどでもー」 霞「まったく褒めてないわよ」 霞「それじゃあ私は戻るから、何かあったら連絡して頂戴」 京太郎「はーい」 京太郎「りんごおいしかったなー」 京太郎「うさぎりんごがある辺り霞さんらしいや」 京太郎「つーわけでもう三時くらいだけど……やることないなー」 昼2 京太郎「あっ!」 京太郎「近藤さんを奪還するのを忘れていた!」 京太郎「なんという不覚……!」 京太郎「なんとしてでも奪還しにいかないと!」ガチャ エイスリン「京太郎?」 京太郎「エイスリン……さん」 京太郎(つい勢いを失ってエイスリンさんを上がらせてしまった!) エイスリン「…………」モジモジ 京太郎(エイスリンさんは何やら落ち着いていない様子……正直気まずい) 京太郎(人差し指同士をくるくる回したり、目を泳がせたり、ときどき脚を組み替えるのは可愛い) 京太郎(でも気まずい) エイスリン「京t「エイスリンさん」」 エイスリン「ア……」 京太郎「う……」 エイスリン「…………」 京太郎「…………」 京太郎(ちょー気まずい) 京太郎(かなり気まずい) 京太郎(めちゃ気まずい) 京太郎(字余り) 京太郎「エイスリンさん、先、どうぞ」 エイスリン「ウン……」 エイスリン「京太郎……コレ」 京太郎(近藤さぁぁぁぁぁああああん!) エイスリン「Internetデシラベタ」 エイスリン「京太郎…………」カァァ エイスリン「……」ウルウル 京太郎(い、今にも泣きだしそうじゃねえか……) 京太郎(多分、調べている最中に変な動画を見てしまって……) エイスリン「……ワタシト」カァァ エイスリン「……ワタシト、シタイ?」 京太郎「えっ」 エイスリン「京太郎……コレツカッテ、ワタシトシタカッタ?」 京太郎「えっ」 エイスリン「……ワタシ、イイヨ」 エイスリン「京太郎、ナラ……」カァァ 京太郎(何これおかしくない?普通だったら赤面ビンタになるレベルだよね!?) 京太郎(それがどうしてこんなピンク色の方向へ進んでいるの?) 京太郎(きっとどこかで郁乃さんが見張っているはず!) 京太郎(そしてドッキリ大成功とか言って飛び込んでくるはず!) 京太郎(こんな天使でも、心の裏では小悪魔なはずだ!) エイスリン「ふぇふぁふふぁふぃふぁへへほ、ひひほ?」(滅茶苦茶にされても、いいよ?) 京太郎(小首を傾げつつ咥えゴムで誘ってくる天使なんて聞いたことねえよ……) 京太郎「え、エイスリンさん?」 京太郎「初めては痛い、って言いますし、ゴムをしてても妊娠する可能性があって、もしそうなったらお互いに損なことにしかならないですよ」 エイスリン「京太郎ノコドモ、ホシイ」 エイスリン「京太郎ノコトスキナノデ、京太郎トシタイ」 エイスリン「コレデモ……ダメ?」スッ フニッ 京太郎(俺の右腕が、控えめな谷間にーっ!?) 京太郎(服越しだけど、Tシャツ越しだけど!) エイスリン「ドキドキシテル、ワカル?」 エイスリン「……シテ、ホシイノ」 エイスリン「…………」カァァ 京太郎(こんな、こんなことされたら……) 京太郎(こんなの…………っ!) 顔を朱に染めながら、自分を誘うエイスリンさんを前に、俺に理性の歯止めがかかることはなかった なされるがままに押し倒され、昨夜ぶりの唇に触れる エイスリンさんが目を閉じているのを見て、こちらも目を閉じて、軽く互いの唇に触れあう そんな優しい口づけを何度も繰り返す エイスリン「っ……ヘヘ……」 照れくさいのか、ときたま口を離した際に笑いかけてくる それに応えて、頭を優しく撫でてあげるとくすぐったそうにまた微笑む 今度は俺の方から迫り、唇を触れ合わせる エイスリン「んっ、っ……!?」 エイスリンさんの唇に舌を這わせて、小さな蕾の中へ滑り込ませる 柔らかくて、少しざらついている舌に、俺の舌を絡ませて、幾度となくエイスリンさんの唇の中を蹂躙する 京太郎「れろっ、んっ、ちゅっ……ぷはっ」 エイスリン「んっ…………」 息が苦しくなってきたので、唇を離す 下に突き出た小さな舌から、上を向く口の中へと唾液が一筋の糸となって零れ落ちる 冬の夕日に照らされて金色に輝く糸を見て、 京太郎「これ、本当に俺たちが繋がってるみたいですよね」 エイスリン「……ウン」 ……呟くと、またエイスリンさんははにかんで答える いつものエイスリンさんは元気な少女だ だが、最近の彼女は……俺が見る姿は、どこか物憂げで、彼女らしくないと思ったこともあった しおらしい彼女は正直アリだと思ったが、それと同時に、あんな彼女は見たくないとも思った 涙を流す彼女も、下を向く彼女も、絶対に見たくないと思った その気持ちがきっと、俺からエイスリンさんへの好意の証だったんだろう、とようやく自覚できた 俺は、エイスリンさんが好きだ ……だから、ここから先の行為には責任を持たなければならない 自分に言い聞かせて、承諾した そして、ディープキスを数回繰り返したあと、エイスリンさんの肩を持ってタンマをかけた 私と京太郎は、フトンの上で向かい合ってセイザをしていた 二人ともハダカになって、私は恥ずかしくて京太郎の顔が見られなかった 顔を下げていると、必然的に京太郎のコックが目に入ってしまう 昼に見た動画を思い出して、また顔が熱くなって、逃げ出したくなっちゃう だけど、これに京太郎を誘ったのは私、京太郎としたいと思ったのは私だということを思い出す ここでは私の方が年上で、オネエチャンだから、リードしなくちゃいけないんだ 張り切って、京太郎にヨツンバイで近づいてコックを触ると、「あっ!」と変な声が聞こえた エイスリン「京太郎、キモチイイ?」 京太郎「エイスリンさんの手が冷たくて……はい」 エイスリン「エヘ」 彼を悦ばせられたわずかな達成感に、思わず笑みがこぼれる 動画で見た通り、コックを上下に扱いていると、見る見るうちに赤く、大きくなっていった エイスリン「京太郎、イタクナイ?」 京太郎「むしろ気持ちいいですよ」 彼に頭を撫でられるのはいつもくすぐったくて、京太郎の優しさを感じられる それが嬉しくて、私はいつも目を細めて笑いを返してあげる。そうすると彼も私に微笑み返しをしてくれて、それがまた嬉しいと思うんだ 京太郎「そろそろ……挿れましょうか」 エイスリン「……ウン」 ゴムに包まれた京太郎のコックはジョーギみたいに長くて、太くて、大きかった これが私の中に入るのかと考えると、とても恐くて、不安になった 京太郎「ここまで濡れていれば大丈夫ですよ」 エイスリン「ひゃっ……京太郎!」 京太郎のコック……日本語でちんちんを扱いている間に、私の……股、から液が溢れ出ていた そこをいきなり触られて、怒ってしまう 私がエッチだと言うかのように、京太郎が触って来たのが恥ずかしかった……から エイスリン「京太郎、ウゴケル?」 京太郎「できればエイスリンさんが動いてくれると助かります」 エイスリン「ワカッタ……」 アグラをかく京太郎を抱きしめられるように、脚の上に座って対面する 京太郎「これ、対面座位って言うんですよ」 エイスリン「タイメン、ザイ?」 京太郎「はい、この体位ならお互いの顔が見れるんですよ」 エイスリン「……コレデ、ウエカラ」 京太郎「恐いですか?」 エイスリン「……ウン」 京太郎「……俺が付いているから、安心してください」 京太郎「エイスリンさんが決めるまで、こうしていますね」 私の恐怖心と不安を察してくれた京太郎が優しく抱きしめてくれる オトコノコらしい硬い筋肉が私を包んでくれる 京太郎はいつも気遣いが上手で、私に優しくしてくれる 私は彼のそんなところが大好きなんだ 京太郎の胸元で深く息を吐いて、上に顔を向ける エイスリン「ガンバル!」 エイスリン「んっ……ひっ、うぅ……」 お腹の中に、何かが入り込んでくる感じがする 股が張り裂けそうに痛んで、とても苦しい エイスリン「んっ、ん~~!」 京太郎「大丈夫っ、ですかっ?」 エイスリン「ダイジョウブ……んっ!」 痛みに耐えながら、京太郎を私の奥まで迎え入れる エイスリン「はぁ……はぁ……っ!」 京太郎「落ち着くまで、深呼吸してください」 エイスリン「っ……ふぅ……」 京太郎「……よく頑張りましたね」 京太郎が、ずっと年下の子を褒めるようにほっぺを撫でてくれる その新しい心地よさに痛みもいつの間にか少しだけひいていってくれて、少しだけ楽になった これでやっと、京太郎を悦ばせることができるんだ エイスリン「……ウゴクネ」 私はそう言って、ゆっくりと腰を上下させた 京太郎に抱かれて身体を動かすのは気持ちが良かった おなかの中では京太郎のちんちんが擦れ、身体がムズムズするような感覚が湧いてくる それに加えて、京太郎と抱き合って体を密着させているから、私の胸が京太郎の厚い胸板になすりつけられて、先端に快感が生まれる 風邪を引いている京太郎は苦しそうだけれど、私を優しく抱きしめてくれている そのおかげか、京太郎の、胸の下から響く早めの鼓動と、真っ赤な唇から吐き出される荒い吐息を感じられる エイスリン「きょぅ、たろぉ……」 わからないようなおねだりを、京太郎に唇を向けてしてみる 下の口では足りないから、上の口も満たしてほしい 京太郎「わかってますよ」 私の意思が通じたのか、京太郎が私の顔を抱いて、唇を密着させる そのまま京太郎の舌が私の中にまた入り込んできて、私もそれに舌を絡め返してあげる これで完全に京太郎と繋がっているんだ 他の誰にもしたことのない初めてを、京太郎にしてもらった それが嬉しくて、満足感を抱いた そうしてトースイしていると、唇が離された エイスリン「っは……」 エイスリン「京太郎……ナンデ……」 京太郎「いえ……少し、俺も動けるかと思ったので」 京太郎「ここからは、俺に任せてください」 私が答えるよりも先に、京太郎はまた、私の顔を抱き寄せた 私たちの呼吸が共有されるのと同時に、下からおなかが押し上げられた 京太郎の動きは激しく中を刺激して、唇の中も同じくかき乱される 唇の間から漏れた唾液が身体の合間に落ちて、その感覚が私の快感を加速させる 中でも、おなかの奥まで突かれのがとても気持ち良くて、次第に私も動くのを再開した ―― 傾く陽の光が満ちる部屋には、二人が奏でる水音が響いていた エイスリンさんの愛液が、俺の肌で弾かれる音 舌に絡みつく互いの唾液が、唇の間から発する音 零れ落ちた唾液と滴り落ちる汗が源となり、身体が動く度に打ち出される音 目が滲む代わりに、聴覚だけが優れていく エイスリンさんの髪の匂いがしなくなっていく代わりに、皮膚に伝わる感覚が強調されていく 京太郎「エイスリンさん、大丈夫ですかっ?」 エイスリン「きょぉたろぉ……フシギ」 エイスリン「スゴク、キモチイイ……アト、チョット」 京太郎「……そう、ですか」 腰の動きを早く、力強く、エイスリンさんの奥へと押し付ける ピストン運動の速さに比例するかのごとく、エイスリンさんから預けられる重みが増していく エイスリンさんが感じているフシギな感覚……それは…… 京太郎「エイスリンさん、それ、何て言うか教えてあげますよ」 エイスリン「はぁっ、はぁ、ナ、ニ……?」 京太郎「イクっ、って、言うんです、よっ!」 自分の絶頂とともに最後の一突きをエイスリンさんに打ち込む エイスリン「ああっ、あぁぁぁあぁっ!」 自分の息子が膨張し、ゴムの中へ吐き出すのを感じながらエイスリンさんも絶頂する様子を観察する エイスリンさんの身体は痙攣して、膣口から大量の愛液が吹き出していく 胸にもたれかかった顔は今までにないほど紅潮して、呼吸もままならないようだ 京太郎「ッ――――!」 頭が、くらくらする ああ、そうか ……俺 風邪、引いてたんだっけ ドサッ エイスリン「はぁ、はぁ」 エイスリン「んっ……はぁ」 エイスリン「京太郎……?」 京太郎「」 エイスリン「ネチャッタ?」 エイスリン「…………」ジーッ 京太郎「」 エイスリン「umm...」 エイスリン「京太郎、ネテルンダヨネ?」 エイスリン「ソレ、ナラ、モウスコシ……」 エイスリン「ヤレルダケヤッテミヨウカ!!」 _,、= ニ;‐、、--――‐y、,_ ,,r;;;;''''=―--、、,_ /´ ヽ,ヽ,.゙'l,.゙Y;--',r'゙'ヾ;'V.j /∠,,.r_;'゙-‐-,<゙゙ヽ,'i、'‐、, ./_ .,,_j ゙l l,. Y/゙'ヾ、;、ノ,r;'| /jフ,r-、ヽ、 _,, .゙'ー;゙' ーi,. |'i, j.ヾ! ト‐! | .| .|,_ ./,.〈. 〉| ./ .(゙ _>゙'゙ r''゙´'i,゙l, ,j レ! .| | .|il, __ j .j゙ .l ト,゙',/ j.゙ r;| .レ'゙''‐ニ'''゙r''゙´ .゙l,ヽ,. ,ノ ゙ r''1.jノ .|.l,゙l, ゙ー゙.ノノ / / ゙l ゙l,ヽr',r'l ゙;| .ト、,. /./´゙ヽ;.、 ノ ,゙rッ .,Y';V | l,.゙ヽ--'゙ ,ノ / l, ゙'゙,,.l, ,j ゙| l,ヾ,、--、,,,、'_, r''゙ l / li,;) l,. ゙'i, / ,rシ-、,ィ) l,゙i,V/゙j゙ /゙,,、、、,_ ゙\!.レ゙ .| Y゙ ゙l゙i,・ヾi, ,/ィl、・_ノ ,; ゙シ'i.l,ノ ./゙ \ ゙Y .l / | `ラ´゙'''´ ''"'´ .| | .r'`V'''" ̄`゙ヽ、 ゙'i, |. ' / ゙'i, .j |./ ∧、, ゙̄ヽ、. \ ゙l. |\ ./ ゙i,. r、,,,.、,_ / ノメ、 .j |ヾヽ,゙'ー---‐'''''ヾ-、,‐' .゙i,ヾ'-'ニワ. / ./ノ .V j゙ |'i,. ヽ;-‐-、,_ __ .. / l,〈` //‐'´ ./.ヽ/ .j.ノ . ヾ、; ) ゙'i `ヽ、 / |ヾ‐;<;/__,、r'´ ./ .)='゙ .. ,ソ .( _,,r‐''゙⌒`゙ヽ、, / l; Y゙人゙l; . .,/,r'ニ゙ _,、r''´ .. ゙ヾ、 ヽ, l /,r | j‐゙''l; ゙ニー‐'゙ (`l.(_,r‐'''゙´__,, .... .`ヽ、,.... .. ゙l, .!. .l゙l゙レ' ‐゙ | ト;゙i,l、ノ,r;;'ニ゙/´゙Y .,r'゙ ̄ ..... .゙ヽ、 l, | 'ー;l.'i,.l゙ ,j 'シ'‐-ヘ;'V゙./ ゙l, ヽ, ...... ..ヽ, ゙l .|._,rラl,.| / ,i l, .ノ , ゙i, .゙ィ,.レ' .゙l, .| / / ゙l l,゙l,/./ .l, l, ././ .゙l,゙l、 /.,ィ´ ,.r''ニ'' ヾ, . l, j゙ .,rl´.'-‐ニ, .,、 L,,,,,゙l, V / ヽ,゙'´/.| .l゙/;=iミ;゙'i,. [ . Y゙ .,r',、 「゙´ | .| jヾ、--、ヾl, /,、 ゙l,.゙l、-';j;ノ ゙レ゙lj゙ ........ | / ./.| .レ-‐' 'ソ l,゙l, ./.∧、ヽ、,,/,/,,゙'i,,゙L、‐'゙ / // j゙ レ '二i .i''゙゙´| .| )、V.l゙ ゙l,.゙'V / ゙'i, ゙V゙ /ノ゙ /゙L,___,,,_ l..゙T´ .| | ,.| .| / ゙'i,゙l, `i , l, 〉,,.〈/ .ヽ、,,,,,、、-―‐-、ヽ、 .. . / 京太郎「ふぁぁ……」 京太郎「……外、暗いな」 京太郎「時間は……もう19時!?」 京太郎「風邪のときに童貞卒業してそのまま気絶……か」 京太郎「全裸だけど布団までかけてくれてありがたい」 京太郎「……俺、エイスリンさんとヤった、のか」 コンコン 京太郎「はーゲホッゲホッ!」 咏「よっ、元気かぃ?」 京太郎「あぁ、段々よくなってきたよ」 咏「そっかそっか……ん?」 京太郎「どうした?」 咏「イカでも焼いてんのか?イカ臭えけど」 京太郎「バッ!ま、まあな、霞さんがスルメイカ持ってきてくれてたんだよ、あーおいしかったー」 咏「ほへぇー……ならいいけどよ」 京太郎「で、何しに来たんだ?」 咏「あー、そうだった」 咏「晩飯食わね?」 京太郎「おう、いいぜ、何作って来てくれたんだ?」 京太郎「へぇー、これがサムゲタンか」 咏「そーそー、一日中暇だったから挑戦してみたってわけよ」 京太郎「薬膳料理で体にいいんだっけか、わざわざ俺のために調べてくれたのか?」 咏「ちっ、ちげーよ!たまたま、たっまたま暇だったから作ってみたんだっつーの!」 咏「たまたま買い物に行こうと思ったら霞に会ってお前のこと聞いて、そんでたまたま材料が売ってたんだよ!」 咏「わかったらとっとと食えよ京太郎」 京太郎「そんなとっとこハム太郎みたいに言われてもなぁ」 京太郎「まあいいや、いただきます」 咏「なあ、美味いか?」 京太郎「まだ食ってねえよ」 咏「そうだったよねぃ~」 京太郎(何言ってんだこいつは) 京太郎「なあ、お前どうしてそんなに元気そうなの?」 咏「どうして、ってそりゃあ、まあ……」 咏「京太郎とこうしてると、夫婦みたいかな……って」カァァ 咏「あっ、ししし知らんけど!」 京太郎「あー……確かに」 京太郎「けど俺と咏の子どもってどうなんだよ、絶対小っちゃくなるじゃんか」 咏「うっせー!私はまだまだ発展途上なんだよ!」 京太郎「…………」モグモグ 咏「せめて一言返してくれよ!?」 京太郎「…………」ゴックン 咏「ど、どうだった……?」 京太郎「これは……」 京太郎「うまいな」 咏「反応薄くねーか?私の気のせいか?」 京太郎「いや、疲れたっつーか、まだ元気出ない」 咏「んーそうかぃ……」 京太郎「けど、こんな晩飯だったら毎日食べたいな」 咏「ひゃぇっ?」 京太郎「もちろんサムゲタンじゃなくて、だぞ」 咏「わっ、わーってるよ!このスカポンタン!」カァァ 咏「そんなに作ってほしかったらいつでも作ってやるよバカ!」 咏「そんときは!……そんときは……また、二人で食おうな」 京太郎「おう、楽しみにしてるぜ」ニカッ 京太郎(つーわけで食後なんだけど……) 咏「~♪」シャー 京太郎(なんかデジャブだ) 京太郎(憩さんはあの小ぶりなお尻を振ってるのが良かった) 京太郎(咏はちょくちょく背伸びしようとしてつま先立ちするのが可愛いな) 京太郎(咲とかモモと一緒だとあいつらも料理上手くて三人で作って三人で片づけてたから、こんな風に後ろから見ることはあんまなかったんだよな) 京太郎(そう考えると、新鮮だ……) 咏「あ、うわわっ!」 京太郎「……え」 咏「京太郎、危ねぇ!」 京太郎「ナ、ナベ……?」 京太郎(えっ、なんで鍋?咏は自分の部屋で作って来たんだよね、じゃあなんで鍋なんか落ちてくるの?) 京太郎(それっておかしくねぇ?) 京太郎「ずがーん」 咏「京太郎ぉー!!」 京太郎「」ピクピク 咏「京太郎、おい、京太郎!」ペチペチ 京太郎「」チーン 咏「京太郎ぉぉぉぉぉおおおおお!!!!」 京太郎(起きたら咏に泣いて謝られた) 京太郎(痛かったのは確かだけど、こっちも申し訳なかったから) 京太郎『泣き止まねえと舌入れてキスするぞ』 京太郎(って言ったらしばらくフリーズして泣き止んだ……はぅっ!)ズキッ 京太郎「たんこぶできてるよ、まったく」 京太郎(なんで今日はこんなに疲れるんだ?) コンコン 夜 憩「お邪魔するなーぁ」 京太郎「とはいっても、何しに来たんですか?」 京太郎「夕食ももう食べましたし、憩さんの手を煩わすようなことは何もないはずですが……」 憩「京太郎くんは冷たいなぁ、用事がないと来たらあかんの?」 京太郎「いやいや!そんなことはないっすよ!」 京太郎「憩さんがまた来てくれて嬉しいです!」 憩「ふふっ、最初っからそう言ってくれればええんやで」 憩「……ほんまは用事があって来たんやけど」 京太郎「結局あるんかい」 憩「京太郎くん、もうお風呂入った?」 京太郎「いえ、まだですけど」 憩「まだ、やったら……その、な……」 憩「身体拭くの手伝うで」 京太郎「……えっ?」 憩「ほら、京太郎くん風邪引いとるからお風呂入るのも大変やろ?」 憩「せやから、背中だけでも拭いたろか?」 京太郎「確かに……よく母さんにもしてもらったような」 憩「せやろー?そんなわけで、憩お姉ちゃんにお任せや!」 憩「ほな当てるで、熱かったら言ってな」 京太郎「ぅあ……」 憩「拭くでー」 京太郎「……おお、これは、なかなか」 憩「せやろー流石やろー♪」ゴシゴシ 京太郎「ちょっとくすぐったいですけどね」 憩「そういえば、みんなで銭湯に行ったんやって?」 京太郎「あのときは咏と憩さんがいませんでしたね」 憩「次行くときは、みんなで行けたらええな」 京太郎「そうっすね、俺は一人でゆっくりしたいです」 憩「だーめ、今度も混浴やで」 京太郎「いや、ほんと、耐えられないんでやめてください、まじで」 憩「にしても京太郎くんの背中おっきいなぁ」 京太郎「そうですかね?」 憩「ふふ……京太郎くんの背中、ウチの手でおっきくなってるで」 京太郎「微妙に言いなおした!?そしてなんで色っぽくなってるんですか!?」 憩「ふーっ」 京太郎「ふきゅっ!」 憩「あはは、変な声やなーぁ」 京太郎「そっちがいきなり息吹きかけるからでしょうが!」 憩「背中で気持ち良かったんやったら、耳にもしたろか?」 京太郎「遠慮します、次は俺の番ですからね!」クルッ 憩「あっ……」 憩「ん……」 京太郎「ん……ぅ!?」 京太郎(エイスリンさんも淡のも小さくて柔らかかったけど……憩さんのは、何か違うような) 京太郎(匂いが……歯磨き粉かな?) 京太郎(これは新鮮だな……って違うわ!) 京太郎「ぷはっ……すっ、すみません!」 憩「俺の番……って、そういうことやったんやな」 京太郎(この雰囲気は怒ってる!断言できる、ニコニコしながら怒ってくるに決まってる!) 憩「京太郎くんがその気なら、ウチやって……」 京太郎(やべっ、憩さんの手が俺の頬に!) 京太郎(これはビンタか?) 憩「すぅー……」 京太郎(ビンタなのかぁー!?) 憩「はぁぁぁぁ……」 京太郎(気合入れてるからビンタだね!) 憩「うぅ……えいっ!」チュッ 京太郎「んむっ」 憩「んっ」 京太郎(あれ、両手ほっぺに添えられてるじゃん) 京太郎(ってか、またキスしてるじゃん) 京太郎(……俺、この二日で何回キスしたんだ……?) 憩「っはぁ……」 憩「今度いきなりしたら怒るで、ええな?」 京太郎「キスしてキス仕返されるなら大歓迎です!」 憩「そういう問題とちゃうんやけど……」 憩「……まあ、これで偶然やないファーストキスになったわ」 京太郎(偶然じゃ、ない) 京太郎(ああ、そういや、校門の前で誰かにぶつかられて……) 憩「今のは今までの感謝の気持ちと、さっきのお返しやさかい、特別なんや」 憩「次は……もっと、すごい仕返しにしてまうからな」カァァ 京太郎「はい、あーん」 憩「あー……ん」モグモグ 京太郎(なんで霞さんからもらったみかんを食べさせ合いっこしてるんだ、俺たち) 京太郎(身体を拭く、という憩さんの用事が済んで、なんとなく……) 京太郎「こたつもあれば風情があって良かったですね」 憩「んふふ~ちょっとごめんなー」バサッ 憩「こうして二人でお布団にくるまる方があったかいで?」 京太郎「そんなに近づいたら風邪がうつりますよ」 憩「風邪は誰かにうつした方が早く治るらしいで」 憩「京太郎くんの風邪やったらうつってもええし、かまへんよ」 京太郎「それで憩さんが風邪になったら、俺が憩さんの風邪をもらいますからね」 憩「もう堂々巡りやないか……」 京太郎「そーっすねー」 憩「……こう、京太郎くんの隣におるとあったかくなるなぁ」 京太郎「そりゃあ熱出してる人と同じ布団に入ってたらそうなるでしょう」 憩「ムードもへったくれもないなぁ」 京太郎「じゃあ、こうしますか?」ギュッ 京太郎「キスに加えて手まで握れば、すぐ風邪がうつりますよ」 京太郎「……あ、みかんどうしましょこれ」 憩「右手で食べさせてー」 京太郎「いや、筋とかも剥かないと……」 憩「バナナとかみかんの筋は栄養が入ってるから食べた方がええんやで」 憩「ほらもういっこー」 京太郎「わかりましたよ、あーん」 憩「あーん」モグモグ 憩「ん~おいしいなぁ」 京太郎「俺にも食べさせてくださいよ」 憩「京太郎くんは部長さんに尽くすべきやと思うなー」 京太郎「これからもこんな調子なのか……」 憩「……ええやん、こんな調子で」 憩「京太郎くんはウチを手伝ってくれて、ウチも京太郎くんと一緒に頑張る!」 憩「このまま、二人で頑張ればええやろ?」 京太郎「今の憩さんは思いっきり怠けてますけどね」 憩「それは……臨機応変って言うヤツや」 京太郎「調子いいなぁ」 憩「……ま、何にしてもや」 憩「不束者やけど、これからもよろしうな」 京太郎「こちらこそ、まだお世話になります」 憩「……なんか、照れくさいなぁ」 京太郎「そう……っすね」 憩「そろそろ遅いし、帰るなぁ」 京太郎「今日は一日、ありがとうございました」 憩「ええよ、ご近所さんやし、後輩さんやからな」 憩「明日も長引いとるみたいやったら、また看に来るで」 京太郎「憩さんが毎日来てくれるんなら風邪なんて引きっぱなしでもいいかもしれませんね」 憩「さっきも同じようなこと言ったような気がするわ……」 京太郎「ですね……」 ヒュウウ 憩「くしゅん!」 京太郎「身体冷えちゃいますから、早く部屋に戻ってください」 憩「もうちょっと一緒に話していたいんやけど、女の子にそんな言い方してまうんやなぁ」 京太郎「俺だって、憩さんが俺のことを大切に思ってくれる以上に――――」 京太郎「ずっと、ずっと、憩さんのことが大切なんですもの」 京太郎「……っと、すみません、臭いこと言っちゃって」 憩「ううん、嬉しい」 憩「……京太郎くんは、なんでこんなに嬉しいこと言ってくれるんやろ」 憩「言葉も、麻雀も、料理も勝てないなんて、ずるすぎるわ」 京太郎「そんなこと言ったら、俺も憩さんの笑顔や学力に敵わないですよ」 憩「せやったら、ウチらが一緒におれば最強やない?」 京太郎「一緒にいれば……って、結構大胆なことを言いますね」 憩「京太郎くんに負けないくらいにしてみたつもりなんやけどね」 京太郎「……これからも一緒にいれるかどうか、なんてわかんないっすけど」 京太郎「今なら、こうすれば……」ギュッ 京太郎「一緒になってる、って感じがしませんか?」 憩「冬の夜やから、余計にな」 憩「……せや、クリスマスプレゼントまだあげてんかったやろ?」 京太郎「そんなのいいですよ、今日一日のお世話で十分です」 憩「年上としてそういうわけにもいけへんのや」 憩「せやから、これが、ウチからの誕生日プレゼントやで」 憩さんの両手が顔に添えられた 柔らかい指が顔を撫で、そこまで続く腕は、身体と身体を密着させるために曲げられる 憩さんはほんの少し背伸びをして、ゆっくりと顔をこちらに近づけてきた 目はもちろん閉じられていて、それが何を意味しているのか、なんて容易に想像することができた 唇が触れ合い、甘い歯磨き粉の香りが口の中に広がる 本日三度目の香りが、憩さんの舌によってさらに押し込められたのだ 甘い粘液をまとった舌が絡みついて来たので、こちらも絡め返して、互いの唾液を共有する 風に吹き付けられる寒さよりも、風邪がもたらした熱よりも、このキスの気持ち良さが遥かに勝る 快楽に浸っている間に、この一年の記憶が、脳裏に浮かんできた 初めて霞さんに挨拶をしに行った時のこと 登校初日に照と再会したこと 憩さんの涙を見て、手助けをしたいと思ったこと 憩さんと雀荘へ行って、たこ焼きを食べたこと エイスリンさんと初めて会話をしたときのこと 清々荘のみんなで歓迎会を開いて、お祝いをしてもらったこと 雀荘で怜さんと出会って、怜さんが倒れたこと ゲーセンで郁乃さんを助けたこと 他にも、まだまだある そんな日常の思い出や、非日常の思い出がこの一瞬のうちに思い起こされる 時間というものはあっという間に過ぎ去って、思い出は風化しながらも脳の片隅で生き続ける 俺が清々荘で過ごした八か月間は、どうやっても忘れることのできない思い出だ そして、それはこれからも積み重ねられるんだ 憩「……もう、激しくしすぎや」 京太郎「そっちから仕掛けてきたんでしょうが」 京太郎「クリスマスプレゼントの交換もし終えたんですから早く帰って寝てくださいよ」 憩「うん、ほな帰るな」 京太郎「おやすみなさい」 憩「おやすみー」フリフリ 憩「……あ」 京太郎「まだ何か、忘れ物でも?」 憩「んー……ちょっと一言、な」 京太郎「?」 憩「えー……コホン」 {{{ . .-――-. . . . ´ .` . / ヽ . . / / l ヽ ヽ . / / / / l l l . ′ . . . ′/ | ハ ト、 ヘ i l |. | 1 | .|{ ‘. ヽ\_ ; | | | | | | |-―.lハ{\ fヾ\` i l |l | | | | | |{ ヽ \ { \ \ | 八 | | | レ _ 、 `r==ミx } ∧ . 八 ヽ | r㌃⌒` ムイ } ヽ / \ヾ ,,,,,,,, , ' | ノ \ / 八 ハ .... 、 「 ヽ > / / >-、 ( ノ イ l l ヾ \ -=≦ / ゝ ー < l ∧ |` ー---` 「京太郎くん、大っ好きやで」 ∠ イ ∧ ト、 ≧=r-- 1 /レ .V / \ { ヾr‐ァ トヘ/ ___/ \ __ / \_____ / \ /ー一ヘ / ハ ハ \/ }/ ̄} / i ヽ } } | У } ∨ .| ′ / } } .. { . / { } } . | | } ,. i i ハ } . | }} 憩「いつも、おおきに」 【冬休み12日目】終了
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15 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 18 41 48 ID fbT6YdZt0 新規勇者志願の方はスペックのご記入をお願い致します。 まず名前欄に[名前#任意の文字列]、メール欄に[sage]を入れて下さい。 名前・メール欄のご記入が終わりましたら 『自分の特徴』 性別:[♂ ] 年齢:[20 ] 顔の特徴:[99の矢部と小泉こうたろうをたして2で割った感じ ]←どんなだ 性交渉経験:[そこそこ ] 相手との関係:[中学のときのクラスメート ] 相手に送るメールの方向性など:[犯罪じゃなきゃ・・・ ] 『相手の特徴』 ニックネーム:[花子 ] 性別:[♀ ] 年齢:[20 ] 顔の特徴:[そこそこ ] 性交渉経験:[あると思う ] 『その他』 長文OKか:[NG ](携帯のみの環境の場合はNG) 写メネタOKか:[NG ](携帯が対応していない・写メしたくないという場合はNG) 以上をご記入ください。もちろん無記入でも構いません。ですが詳しい方がネタは書きやすいです。 勇者にはなりたいがターゲットに出来る異性のお友達がいないという方は同性のお友達でもよろしいと思いますよ。 琴氏の被爆しそうでガンガリマフ。お手柔らかにヨロ とりあえず 20で 20 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 18 42 49 ID YwfE/erE0 お前といると耐えられない 27 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 18 43 57 ID fbT6YdZt0 20 送った 40 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 18 46 27 ID fbT6YdZt0 20返信 は?今日も酔ってる? 今日も・・・orz 55 55 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 18 50 14 ID YwfE/erE0 なんかお前らしくないな。お前といると耐えられないって言ってるだろ。 俺はお前が好きだったけど、お前は俺のことなんか見てなかったじゃないか。 62 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 18 51 34 ID fbT6YdZt0 55 送った 85 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 18 56 01 ID fbT6YdZt0 55送信 完璧酔ってるでしょ? 酔っ払いとしか認識されて無い 85 93 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 18 57 18 ID fbT6YdZt0 85 自爆。 じゃあ 115 101 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 18 58 32 ID bQQrQDcJ0 85 よく酔っ払ってるのか? 104 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 18 59 15 ID fbT6YdZt0 101 昨日、酔ってメールした。 115 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 19 00 25 ID NCuzJ7Tk0 来たるべきオッパイ期の予感。 1万人の白いオッパイに包まれて愛しき貴方と朝を迎えることが出来るなら… 私のオッパイ期はどれだけ素晴らしいものになるのか… オッパイよ!我に写メを! 127 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 19 01 46 ID fbT6YdZt0 115送信 145 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 19 04 54 ID fbT6YdZt0 115返信 は?完璧酔っ払いじゃん。 そんなに見たいの? 見せないけど。 残念。 155 155 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 19 06 49 ID GU8Gv/L80 この痛みをどうすりゃいいの 誰がマラをしゃぶってくれるの 僕が淋病 君は梅毒 こいつはまさに大迷惑 膿みをこの手で絞り出したいの 膿みの完治を見つめてたいの マラの先っぽ膿んで痛む 涙涙の物語 163 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 19 07 36 ID fbT6YdZt0 155 送信 テラコワス 178 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 19 10 45 ID fbT6YdZt0 155 馬鹿? 冷めてる・・・・ 190 190 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 19 14 05 ID mHMz/KAA0 ごめん、お前の気が引きたくて、つい変なメールばかり送っちゃった 本当に、ごめんね、ごめんね とりあえず怒ってるみたいなんで、これだけは言わせてくれ お前のこと、好きだ 世界中の誰よりも愛してる ホント、変なメールばかりでごめんね 182 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 19 12 49 ID fbT6YdZt0 ごめん。飯の時間だ 返信はちょっと待て 222 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 19 24 00 ID fbT6YdZt0 190 え?え? ごめん、ちょっと待って考えさせて とりあえず、怒ってはいないからさ 旗上? 260 236 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 19 26 36 ID Xz0aYXic0 222 普通にフラれて終わりとかはヤメテー 245 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 19 28 12 ID fbT6YdZt0 236 振られるのは嫌だが。 それもVIPPERにかかっているるるる 260 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 19 31 21 ID re0YVGew0 嘘だぴょーん 264 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 19 32 20 ID fbT6YdZt0 260 送信 てか、まずいってコレ。 271 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 19 35 51 ID fbT6YdZt0 260 またそうやっておちょくるの? またってどう思われてんだ俺・・・・・・orz 280 280 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2005/08/10(水) 19 38 00 ID rqO7mGN+0 本日はJR西日本をご利用いただき誠にありがとうございます。 新快速列車の網干行きです。 287 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 19 38 39 ID fbT6YdZt0 280送信 そして、酔っ払い確定 302 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 19 43 09 ID fbT6YdZt0 280 どこさ? 返信がくるだけマシか? 315 315 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2005/08/10(水) 19 44 20 ID m2hduOUZ0 下半身が熱くなりすぎてもうダメだ お前にこの熱を吸い取ってもらいたい 321 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 19 45 24 ID fbT6YdZt0 315送信 大丈夫かなぁ?これ 326 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 19 46 44 ID C4cHkT9B0 321 おまいは今酔っ払っているんだ 347 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 19 50 58 ID fbT6YdZt0 315 はいはい、そのうちね。 流されました。 355 355 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 19 52 18 ID Xz0aYXic0 男の子に恥かかせる気? 361 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 19 53 32 ID fbT6YdZt0 355 送信。 363 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 19 54 29 ID fbT6YdZt0 360 もう、どっちでもいいっすよ 368 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 19 58 18 ID fbT6YdZt0 355 恥ずかしいのはこっちだよ。 太郎は酔っ払いなんだし どうコメントしていいものか 375 375 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2005/08/10(水) 20 00 12 ID rqO7mGN+0 ぬるぽいんとえくせぷしょん 381 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 20 01 08 ID fbT6YdZt0 375 送信 415 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 20 09 13 ID fbT6YdZt0 375 何語? それよりもさ、土曜日か日曜日暇? 旗立?しかも2通きた。 420 420 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 20 09 56 ID lRMZDFYq0 その日彼女とデートの約束がある 426 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 20 11 21 ID Xz0aYXic0 420 ちょwwwwwwおまっwww 旗即折りwwwwwwwwwwwwww 427 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 20 11 23 ID fbT6YdZt0 420 送信 450 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 20 15 31 ID fbT6YdZt0 420 そっか。 この前好きな人いないって言ってなかったっけ? まぁ、太郎はもてるしね 俺は決してもてませんよ? 460 460 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 20 16 43 ID mHMz/KAA0 いや、彼女ってお前のことだよ? 今度の土日でデートしてくれるんじゃないの? 471 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 20 18 13 ID fbT6YdZt0 460 うは。 送信。 502 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 20 22 19 ID fbT6YdZt0 460 まだ酔ってるの? どうせまた冗談なんでしょ? 疑われました。 509 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 20 23 22 ID fbT6YdZt0 502 アンカー付け忘れた 515で 515 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 20 23 43 ID mHMz/KAA0 今日はしらふだよ なんなら、今から確認しにくる? で、さっきの土日って何の話? 実は、かなりドキドキしながら、返事まってるんだけど 519 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2005/08/10(水) 20 24 44 ID YXGElePa0 515 おまえ苺の最終兵器か? 521 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 20 25 03 ID fbT6YdZt0 515 送信 548 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 20 32 07 ID fbT6YdZt0 515 確認には行かないけど 本当に私でいいの? 前に太郎が野球好きだって言ってたから 日曜日に一緒に野球見に行こうかなって思ってたんだけど なんだか旗どころじゃないぞ? 555 555 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 20 33 31 ID YwfE/erE0 好きだよ。お前と一緒にいると安心するしお前以外を好きにはなれない。 でも駄目。俺はお前と一緒にいたいと思うよ。いつでも今でも思ってる。 でもやっぱり駄目なんだよ。 562 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 20 34 16 ID 6hL3d1nK0 555 もやしワロタ 563 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 20 34 35 ID fbT6YdZt0 555 送信。 なんか微妙な文だな 606 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 20 40 56 ID fbT6YdZt0 555 つまり、どっち? 期待した私が馬鹿だったの? うわぁ返信次第で 615 615 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 20 42 20 ID 9M8tMTK80 当然 おまえカバだろ? 622 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 20 42 55 ID fbT6YdZt0 615 うは。 俺カナシス でも送信 633 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 20 46 26 ID fbT6YdZt0 615 即返信 ふーん ふふふふふ テラオソロシス 助けて 640 640 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2005/08/10(水) 20 47 53 ID YXGElePa0 ぶふふふふ 652 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 20 48 46 ID fbT6YdZt0 640 ・・・・ソウシン 675 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 20 54 01 ID fbT6YdZt0 640 ふふふふふふふふふふふふ なんだ?このノリ 685 685 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 20 54 41 ID mHMz/KAA0 お前勘違いしてるだろ 前にお前、俺と結婚したくないって言ってただろ 俺は、もう好きなだけじゃダメなんだ お前と一生一緒にいたいくらい好きってこと 692 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 20 56 00 ID fbT6YdZt0 685 送信 732 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 21 01 41 ID fbT6YdZt0 685 私をからかうのがそんなに楽しい? 結婚したくないなんていってないし 誤爆覚悟で 740 740 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 21 03 21 ID mHMz/KAA0 絶対言った!!! 俺すごい傷ついたんだから って、俺と結婚はいやじゃない? まだ、脈あるかな? 750 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 21 04 14 ID fbT6YdZt0 740 送信 808 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 21 14 42 ID fbT6YdZt0 740 結婚はともかく 中学卒業後に○○(すんでるところ)から居なくなったのは太郎じゃん それ聞いた時ホントに悲しかったんだからね わかってるの? あれ? 820 820 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 21 16 28 ID mHMz/KAA0 ごめん 俺にも色々あったんだ でも、今でも、お前のこと忘れられなくて・・・ 結婚とか考えられないっていうなら、まず恋人からでもいい お前のことが好きだ 俺と付き合ってくれないか 833 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 21 17 48 ID fbT6YdZt0 820 送信 苺軍の団結すごいな 882 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 21 25 48 ID fbT6YdZt0 820 今度こそ、信じるよ。 信じるからね。 ほんと、俺馬鹿だったわ 895 895 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 21 29 07 ID 9M8tMTK80 さっきから何勘違いしてんの? 色気づいてんじゃネーヨ ブスが 俺彼女いないけどおまえのことなんとも思ってないから もう2度とめーるとかしてくんじゃねーぞ じゃあな! …もし本気で付き合いたいなら おっぱいとマンコの写メ今すぐ送って来い 以上 923 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 21 31 47 ID fbT6YdZt0 895 うはー 送信するの? しました。 もうだめだ。俺 一遍芯で来る 927 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 21 33 19 ID fbT6YdZt0 895 電話キター 937 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 21 35 10 ID fbT6YdZt0 アンカー 945 939 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 21 35 38 ID aqiI8H+x0 アンカー てゆうか淡々と送ってるけど太郎はこの子どうしたいんだろ? 945 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2005/08/10(水) 21 36 25 ID HsApRvEO0 本当に好きです 946 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 21 36 45 ID fbT6YdZt0 939 送らなきゃ胎児されるものかと。 951 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 21 37 52 ID mHMz/KAA0 946 いや、お前は、最後の 895送らなくて降りても、あんま責められなかったと思うぞ 954 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 21 38 54 ID fbT6YdZt0 951 マジデスカ? orz 957 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 21 39 31 ID mHMz/KAA0 954 とりあえず、お前さんは、電話に集中すればいいんじゃね? 960 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 21 40 07 ID aqiI8H+x0 太郎もメールで上げたり下げたりしてるうちにけっこうマジになってきたとか 37 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 21 52 53 ID fbT6YdZt0 えと、泣きながらですね 「今度会ったら殴ってやるから」 とか 「裏切り者」 とか 言われました。 んで、鬼畜野郎にはなりたくないんで 家行って直接弁解する事になりました。 夜遅いから明日。 とは言えないし。言うつもりも無いが ここでアンカーだせば真の勇者になれるかな? 50 45 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 21 53 51 ID mHMz/KAA0 37 それ行動アンカー? 50 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 21 54 13 ID YwfE/erE0 誠意を見せる あとちんこも見せる 53 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 21 54 18 ID fbT6YdZt0 45 そう 67 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 21 56 24 ID fbT6YdZt0 50 ごめ、後半が流石にそれは・・・ 70 70 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 21 56 57 ID PnkobVuP0 ジョジョ全巻買ってくれよ 80 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 21 57 57 ID fbT6YdZt0 70 ショボーン。 もう時間無いんで行って撲殺されて来ます。 85 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 21 58 29 ID mHMz/KAA0 80 お前は、最後の最後でクオリティが(ry 86 15時間実況代理 sage 2005/08/10(水) 21 58 35 ID C4cHkT9B0 ( ⌒ ) ポッポー l | / ⊂(#・∀・) があああああああああああああああああああ / ノ∪ し―-J |l| | 人ペシッ!! (_) )(__)(_ ⌒) (⌒ ⌒Y⌒ 87 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 21 58 40 ID PnkobVuP0 80 ちゃんとジョジョ全巻買って「これ、プレゼントな」って言ってくれなw 88 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 21 58 40 ID 3zr36ZCU0 太郎 や っ て く れ た な 89 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 21 58 48 ID NxaevMTm0 80 自分の力でどうにかしろ。 あと、指定アンカー踏んだぞw 92 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 21 59 26 ID fbT6YdZt0 85の挑発にのって 100 実行します。 何でも気やガレー 111 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 22 00 57 ID fbT6YdZt0 115 115 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 22 01 28 ID O2sPljLE0 行かない 123 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 22 01 48 ID fbT6YdZt0 115 !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 128 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 22 02 27 ID O2sPljLE0 初スナイプ・・・ 今は反省している・・・ 129 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage 2005/08/10(水) 22 02 36 ID HsApRvEO0 123 行ってこいwwww 130 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 22 02 42 ID 3zr36ZCU0 あ、受験生4人か お ま え ら 勉 強 は ど う し た 結婚してくれ 131 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 22 02 43 ID dI2q4k130 123 もういいからさっさと行って来い。 132 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 22 02 51 ID mHMz/KAA0 太郎様へ もう気にせず、がんばって自力でなんとかした方がいいんじゃないでしょうか せっかくビンビンに立ったフラグが、消えますよ 136 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 22 03 20 ID fbT6YdZt0 129 131 そうします。 368 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 22 55 11 ID fbT6YdZt0 忘れられた頃に ただいも 381 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 22 56 57 ID HsApRvEO0 368 早かったな 早漏? 384 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 22 57 36 ID fbT6YdZt0 381 瀬クロスはしてないよ? 405 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 23 01 37 ID fbT6YdZt0 俺は帰ってこなくても良かったようですか? 407 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 23 02 09 ID mHMz/KAA0 405 少なくとも、報告はしとこうよ、と言いたい 462 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 23 15 45 ID fbT6YdZt0 アンカー踏みは見逃してな 行く途中で、タゲの家の近くの公園で発見 ↓ 泣いてた ↓ 声かける ↓ 泣きながらいきなりパンチ。グーで ↓ もてあそんでなにが楽しいの?って怒鳴りつけられる ↓ 連続殴打 ↓ 俺「もてあそんだ訳じゃない」 ↓ タゲ「じゃあ、なにさ。どうせ今も馬鹿にしてるんでしょ」 ↓ 俺「違う」 ↓ タゲ「いいよ、もう帰る。もう絶交だから」 ↓ 500 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 23 23 07 ID fbT6YdZt0 ↓ 俺腕つかむ。タゲ暴れる ↓ ここで俺逆ギレ「馬鹿言ってんじゃねぇ」 ↓ 互いに会話と動き止まる。 ↓ どちらからともなくキスした。 ↓ 公園のベンチで会話無しでずーっと座ってた ↓ タゲ「帰るね」 ↓ 俺「うん」 ↓ 再キス ↓ タゲ「ありがと」 ↓ 帰宅 505 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 23 23 31 ID 29neejBn0 500 送 っ て 良 い の か な ? 506 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 23 23 37 ID mHMz/KAA0 500 えーと 509 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 23 23 47 ID aqiI8H+x0 462 以上? 511 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 23 24 25 ID O/OyAnZ60 太郎、アンタ狙いすぎ だがそれがいい! 513 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 23 24 38 ID fbT6YdZt0 うは 踏んだ 521 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 23 25 47 ID HsApRvEO0 500 これなんてエ(ry 522 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 23 25 59 ID fbT6YdZt0 509 以上だよ? 511 俺も書いてて思った。 524 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 23 26 48 ID HsApRvEO0 522 で、フラグは立ったのか? 526 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 23 28 17 ID DDk+OS0B0 太郎よ、今のおまいなら許される! 心からオメデトウ? 下手にVIPイタメスレに留まらずに、がんばってヽ(´∀`)ノ 528 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 23 28 51 ID fbT6YdZt0 524 とりあえずいまは普通にメールしてる アンカー出さない。もう懲りた 533 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 23 29 01 ID YwfE/erE0 下手にVIPイタメスレに留まらずに 鴨の悪口はやめろwwwwwwwwww 538 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 23 31 31 ID DDk+OS0B0 533 ちょwwww、鴨だけは別格wwwwww 彼、また勇者してくれないかn・・・うわなにをするやめr 540 太郎←鴨 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 23 31 56 ID fbT6YdZt0 付けたすと 泣いてたのは本当だけど 怒ってたのは嘘だそうです 女の子って強いね 543 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 23 32 44 ID mHMz/KAA0 540 ちょwwwwおまwwwwwww え? 544 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 23 32 45 ID 37EQEZV7O 浪人・・・あいつ生きてるかなあ 545 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 23 32 57 ID 29neejBn0 540 名前: 太郎←鴨 ◆FzAyW.Rdbg Mail: sage 投稿日: 05/08/10(水) 23 31 56 ID: fbT6YdZt0 540 名前: 太郎←鴨 ◆FzAyW.Rdbg Mail: sage 投稿日: 05/08/10(水) 23 31 56 ID: fbT6YdZt0 540 名前: 太郎←鴨 ◆FzAyW.Rdbg Mail: sage 投稿日: 05/08/10(水) 23 31 56 ID: fbT6YdZt0 540 名前: 太郎←鴨 ◆FzAyW.Rdbg Mail: sage 投稿日: 05/08/10(水) 23 31 56 ID: fbT6YdZt0 太郎←鴨 太郎←鴨 太郎←鴨 太郎←鴨 ・・・どゆこと? 549 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 23 33 12 ID fbT6YdZt0 538 過去に鴨って人がいたの? 激しく勘違い 555 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 23 34 10 ID DDk+OS0B0 ttp //wiki.livedoor.jp/itamail/d/%B3%FB%B5%D2 鴨の真相。超大作 556 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 23 34 24 ID O/OyAnZ60 別名でやっといて鴨さん最後にカミングアウトかと思ったよ(汗) 557 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 23 34 53 ID C4cHkT9B0 549 ちょwwwwwwwwwびっくりさせんなwwwwwwwwww 558 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 23 35 16 ID Cc3rsmCc0 549 釣られたよorz 559 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 23 35 23 ID mJHkrr1x0 鴨客はもうやらないんだろ。 そのうち働けない身体にされそうだ品。 561 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 23 35 57 ID fbT6YdZt0 本と御免 勘違い 勘違い 勘違い 一遍芯できま 587 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 23 43 21 ID fbT6YdZt0 えーっと 土日に温泉に行く事になりました。 二人で あんなメール受け取っておきながら・・・ 本当に女の子って強い 590 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/08/10(水) 23 44 35 ID mJHkrr1x0 587 !!!!!!!!!!1 592 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/10(水) 23 45 30 ID +knvtqIB0 587 真夏に温泉wwwwっうぇwww 593 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/10(水) 23 45 33 ID AyWrwG4d0 587 よかったな太郎。おめでとう。 で、アンカーは? 603 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/10(水) 23 46 40 ID lRMZDFYq0 587 37でアンカー出せば真の勇者になれるかなっていってるよな アンカー 617 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 23 50 02 ID fbT6YdZt0 37 528 603 懲りたんじゃ 無かったのか 俺よ 635 618 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/10(水) 23 50 41 ID YwI9gEw00 617 うはwwwwやめとけよ 635 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/10(水) 23 51 59 ID V2MfdeDu0 やっぱ温泉キャンセル 636 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/10(水) 23 52 22 ID mJHkrr1x0 635 うっはーwwwww 644 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 23 53 04 ID fbT6YdZt0 635 温泉時の行動アンカーのつもりだったんだが・・・ 再び鬼畜になれと? 647 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/10(水) 23 54 11 ID YwI9gEw00 644 おまいギャンブル向かんなwwwwwww もう送らず寝ろ 648 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/10(水) 23 54 23 ID HsApRvEO0 644 悪いことはいわん 降りろ! 649 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/10(水) 23 54 28 ID V2MfdeDu0 644 当日ドタキャンでいいよ 652 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 23 55 13 ID fbT6YdZt0 635 送信 ごめんなさい・・・・orz 653 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/10(水) 23 55 20 ID mJHkrr1x0 644 ま、ここで降りるがいいよ。 ここで本当の勇者だといわれても何かが残るわけじゃない。 654 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/10(水) 23 55 30 ID O/OyAnZ60 644 温泉キャンセルしといて、違うとこ連れていって楽しませてやれw 655 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/10(水) 23 55 42 ID AyWrwG4d0 644 降りてお前が叩かれれば、彼女は泣かなくて済むぞ。 お 前 の ク ヲ リ テ ィ が そ れ を 許 せ ば な 656 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/10(水) 23 55 50 ID Zb5myyxu0 vipper は意外といい人が多い。(けれど鬼畜・魔王スナイパ) 657 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/10(水) 23 56 06 ID 5nY/8im30 太郎・・おまえ・・w 658 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします sage New! 2005/08/10(水) 23 56 32 ID HsApRvEO0 652 ちょwwwwwwおまwwwwwwww まあ海に変更とかってフォローできるしな 659 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/10(水) 23 57 25 ID V2MfdeDu0 魔王軍の俺は全力で妨害 660 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/10(水) 23 57 27 ID 37EQEZV7O 644 いいこと教えてやる。 二人で泊まってやることは一つ。 うpだ。 オナニー合戦頑張れ。 662 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 23 57 49 ID fbT6YdZt0 635 返信早 ダメです行きますよ もう騙されません。 良い意味で信じてくれませんでした。 664 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/10(水) 23 58 21 ID mJHkrr1x0 662 女は強いなw 665 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/10(水) 23 58 54 ID YwI9gEw00 662 彼女のクオリティに感謝しつつ次の指定w 670 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/10(水) 23 59 30 ID fbT6YdZt0 665 じゃあ 680で 672 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/10(水) 23 59 54 ID YwI9gEw00 670 魔に受けるな~ 680 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/11(木) 00 01 48 ID XqOe9pFs0 温泉でさー個室あるのしってる? 個室温泉 誰にも見られないから・・・ふふふ 693 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/11(木) 00 02 44 ID BwbgpsDF0 670 クオリティテラタカスwwwwwwww な お ば か さ ん 694 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/11(木) 00 03 01 ID oh9TPrUG0 太郎はもう温泉での行動アンカーでいいんじゃ? 695 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/11(木) 00 03 24 ID /pMsLRO80 680 送信 クオリティ高い返信を 俺も期待 701 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/11(木) 00 04 50 ID IrsNPZlO0 太郎には重大な任務があるだろうが 温泉でハメ撮り 帰ってきたらうpね 739 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/11(木) 00 10 08 ID /pMsLRO80 680 それ、本性? 温泉はまだだよ? もう眠いから寝るね テラツヨス。 ホントにさっき泣いてた人間か? タゲが寝るんで終わりっす 742 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/11(木) 00 10 50 ID 3qvnQkZG0 739 おつー 最後に温泉行動アンカー 748 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/11(木) 00 11 36 ID AR+ImA4L0 739 乙π お休み前のラブラブ挨拶しとけよ 750 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/11(木) 00 11 50 ID TjmEw1QQ0 739 乙 温泉行動アンカー3つくらい指定して 754 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/11(木) 00 12 55 ID /pMsLRO80 742 750 温泉行動アンカー 770 775 780 770 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/11(木) 00 15 13 ID pL/m/T8i0 混浴入って風呂でセックス 775 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/11(木) 00 15 33 ID ibhQJ7Ay0 他に何が書いてあろうとセックスはなし 780 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/11(木) 00 15 59 ID Ew416PAo0 脱衣所から服を盗んで困らす 787 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/11(木) 00 18 18 ID 9obEZ3+v0 770,775,780 混浴入ってもセックスは無しで脱衣所から服を盗んで困らす 普通だな 788 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/11(木) 00 18 31 ID /pMsLRO80 770 775 780 まとめると 混浴でセックスをせずにセックスして脱衣所から服盗む 難しいなオイ 817 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/11(木) 00 25 00 ID /pMsLRO80 俺、基地外化 行動アンカー 835-845 835 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/11(木) 00 28 01 ID 9obEZ3+v0 水しか飲まない 836 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/11(木) 00 28 02 ID ibhQJ7Ay0 このレスがある場合、他のレスは完全に無効となり、太郎はタゲに尽くす 尚、さらにアンカーを書く場合は鴨よりもひどい目にあう 837 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/11(木) 00 28 02 ID TjmEw1QQ0 固めのウンコをきばって出すとき、そのまま素直に出せばいいのに 途中で止めて、タゲをトイレに呼び 「アナルセックスってこんなカンジなのかな・・・」 などと尋ね、頬を赤らめ、はにかむ。 838 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/11(木) 00 28 03 ID HmzPuBES0 まず、会った時に 空襲警報やーと叫びながら、スカートをめくって中に入る そして、此処が朕の玉座かと一言 ズボンの場合は 着床着床といいながら あいての股間に頭を擦り付ける 839 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/11(木) 00 28 04 ID IrsNPZlO0 木につかまって 「みーんみんみんみんじーーーーーー」 って叫ぶ その後木から離れつつ放尿して 「俺のいのちってあと一週間しかない・・・」 ってのたまう 840 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/11(木) 00 28 05 ID sT8escwm0 実況をねぎらう 841 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/11(木) 00 28 06 ID 3qvnQkZG0 セミ捕まえにいってくる 842 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/11(木) 00 28 07 ID EysjkNK/0 少年チャンピオンでオナニーしてるのを半笑いで見せる 843 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/11(木) 00 28 09 ID TzoQreTh0 前付き合ってたセミとに間に子供がいるんだけど っていう 844 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/11(木) 00 28 14 ID vJBd//cz0 とりあえず 上半身裸で温泉行く 845 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/11(木) 00 28 15 ID 0u60sSgh0 相手を失神させるまでセクロス 852 15時間実況代理 sage New! 2005/08/11(木) 00 31 08 ID sT8escwm0 836 840もだめですか? 853 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/11(木) 00 31 20 ID /pMsLRO80 835-845 つまりは 836ひとつだな おk 任せろ 絶対に幸せにしてやるからな 待ってろ 866 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/11(木) 00 32 53 ID ibhQJ7Ay0 852 だめですねきっと(・∀・) 867 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/11(木) 00 33 41 ID vHxLLQ5S0 836 こういうのあるとツマラナス... 868 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/11(木) 00 33 54 ID YF3mZ+OZ0 852 太郎とタゲの幸せのために諦めてくださいw 869 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします New! 2005/08/11(木) 00 34 02 ID 9obEZ3+v0 836は太郎の男気を無駄にした 870 太郎 ◆FzAyW.Rdbg sage New! 2005/08/11(木) 00 34 29 ID /pMsLRO80 852 840がなくても 感謝してます。 自分で何番を指定したか忘れたことあるし
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特別編 ふたりの日記、由暉子ver ※本編とは完全に別のものです。別の世界線とかそういうのです side京太郎 4月×日 麻雀部に入部した 男子が少ないこの学校でどうしようかと悩んでいたが、 『そこゆく1年男子。そう、そのスケベそうな君。どーよ?ちょっと麻雀打ってみない?今ならアイドル目指すいい子いるよ?』 という謎の勧誘を受けた。何この人、と思ったが、隣に同じクラスのロリ巨乳がいたので試しに、ということでやってみた 麻雀自体も中々面白かったし、他によさげな部もない 何よりロリ巨乳とお近づきのチャンス、ということで入部した あのおもちのために、やってやるぜ!! side由暉子 4月×日 正式に麻雀部に入部しました まぁ、今まで通っていたので何が変わるという訳ではないでしょうけど 早速新しい衣装を着て『よし!部員勧誘だ!形だけでもやっとかなきゃな!!』という爽さんに連れられ廊下へ たまたま男子が通りがかり、声を掛けてみると本当に入部したのはビックリでしたね よく胸を見てますが、話やすい人ですし、先輩達も男子がいると色々助かるということで結構みんな抵抗なく受け入れてました いきなり雑用とかなの確定ですかとも思いましたが、男子本人も特に気にしてないみたいです なんにせよ、これから楽しみです side京太郎 5月○日 麻雀のルールや役は大体覚えたが……勝てねぇ 成香さん、誓子部長、揺杏さんはともかく、由暉子とか勝てる気がしないし、爽さんなんか意味わからん。 なんだアレ別の生き物か やるなら勝ちたいんだけどなー しかし最近、大会に向けて、とか言って由暉子の新しい衣装が増えてる あのちっこさであの立派すぎるおもち……そりゃ大胆で可愛い衣装なら人気出るわ 畜生、打ってる最中にどーよ?とか聞いてきやがってありがとうございます side由暉子 5月○日 最近は京太郎くんもルールや役を覚えたようでよく打ってます でも私や爽さんには全く勝ててません。特に私と打つ時、胸ばっかり見てるから負けるんです 見るのはいいんですが、ちゃんと麻雀に集中しないと それでも大半の雑用や力仕事を引き受けてくれるのはありがたいです これから忙しくなってきますし、何かお礼をするべきですよね そう先輩達に言ったら、新しい衣装を着て見せればいいと言われました その通りにやったら確かに喜んでましたけど、こんなのでいいんでしょうか? side京太郎 6月△日 麻雀部がまさかの団体戦優勝、そして全国へ 軽い感じかと思ってたけど、全国でってのはマジだったのか…… 俺なんて全然だったのにな これからはもっと頑張ろう それと、最近由暉子が呼び出されることが多くなった 大会で活躍して目立つようになってからか、つまらん男が寄ってくる、と爽さんと揺杏さんが言っていた 由暉子もさすがに変な男についてったりしないだろうけど、大丈夫か? side由暉子 6月△日 かなりきつかったけど、団体戦は勝てました これから全国、先輩達は全国デビューだ!って言ってました 全国……私達がどこまで行けるかはわかりません でも、やれるだけのことはやりたいです それと、最近男子に呼び出されることが多くなりました 告白されたり、連絡先聞かれたりとちょっと困るので先輩達に相談すると、京太郎くんが彼氏ということにすればいいと言ってくれました 実際そう言うとすぐに終わりますし、これはいい解決法です side京太郎 7月□日 最近クラスでよく男子に無意味に叩かれたり、女子に由暉子と二人きりにされたりする なんだ?何かやったのか? 男子はリア充爆発しろ!とか言ってくるし 麻雀部にいるからか?確かに女子ばっかりだが、2人くらい小学生男子みたいなのがいるけど 成香さんは小動物みたいだし、由暉子は抵抗しない、誓子部長は保護者? よく分からん、何もやってないはずなのに ま、由暉子や部に迷惑かかってないならいいか side由暉子 7月□日 学校ではすっかり私と京太郎くんが付き合ってる、ということになってました 2,3回くらいしか言ってませんけど、噂ってすごいですね おかげで呼び出されたりもなくなりました ただ、他の女子から色々聞かれるのがちょっと大変です 付き合ってないのにどこまでいった、どうやって落とした?とか聞かれても困ります 適当に返せばいい、と爽さん達が言うので、『ご想像にお任せします』と返すようにしました 何か余計に騒がれてる気もしますが、大丈夫でしょう。悪い気もしませんし side京太郎 8月●日 ま、まさかの全国制覇だああああああ!! マジで?マジなのか!? 本当に全国制覇するなんてすげーよ!! みんな泣いてたわ、感動で 俺も、もっと頑張ってみるかな…… side由暉子 8月●日 ほ、本当に全国制覇しちゃいました!! 流石の爽さんも最後は茫然としてましたし、揺杏さんも、成香さんも誓子さんも泣いてました 去年は麻雀なんてほとんどやってなかったのに、いいんでしょうか まさかのことにあんまり現実味がありません でも、それでもすっごく嬉しいです!! side京太郎 9月◇日 最近やたらと由暉子に取材やらなんやらが増えた アイドル路線、とか言ってたけどマジでアイドルになりそうな勢いだ 1回、マジで瑞原プロが来てて、次期牌のお姉さんにとかって話があったとか 由暉子には他校からまで野郎から告白とかが増えたとかだし 大変そうだなー しかし、クラスの女子がいいのか?とか聞いてくるのはなんだ? 俺がなんだというんだろうか? side由暉子 9月◇日 最近は色んな人がくるようになりました 雑誌等の取材からグラビアまで本当にやるとは思いませんでした 特に瑞原プロが本当に来たのは驚きました 次期牌のお姉さん……面白そうではありますが、まだ高校1年生ですから決められません それと、そういうのを抜きに卒業後プロに興味ないかとも聞かれました 他校の男子からも色々増えましたし、アイドルって実際は大変なんですね 少し部に顔を出す時間が減ったのが、少し寂しいです side京太郎 10月▽日 今日は由暉子の誕生日だったので、みんなでお祝いをした 俺は手編みのマフラーと手袋をプレゼントした 衣装とかじゃなく、普段使えるようなデザインにしたものだったが、由暉子は喜んでくれた 秋の大会も近く、最近忙しいのに俺の指導だってしてくれてるし、これくらい当然だ 最近は由暉子や爽さんと打っても前みたいにすぐ飛ばされたり焼き鳥だったりも減ってきたし 次の大会は俺だってやってやるぜ! side由暉子 10月▽日 今日は私の誕生日で、みんながお祝いしてくれました すっかり忘れていて、サプライズのような形で驚きましたが、とても嬉しかったです みんなからプレゼントを貰いました。でも爽さんがくれたプレゼント、派手な下着はなんでしょうね? 京太郎くんからは手編みのマフラーと手袋を貰いました 普段使えるものを、ということでしたのでさっそく明日から使います 最近は練習も頑張ってるのに。ありがとうございます、京太郎くん side京太郎 11月■日 今日はとんでもない話を聞いた 俺が由暉子と付き合っている、という話だった 6月に由暉子自身がそう言った、と告白して玉砕した男子から聞いた すぐに部室で聞くと、『……やっべ、忘れてた』と爽さんが言った アンタが元凶か! 一応由暉子の負担を減らすため、という理由があったからいいが、せめて一言言えよ 由暉子にも確認を取り、今後はそういうことは無い、ということで話が付いた side由暉子 11月■日 今日、部室で京太郎くんがいきなりとんでもないことを言ってきました 『俺と由暉子が付き合ってるって、どういうことですか!?』 成香さんは驚くし、揺杏さんはお茶を吹くし、それが誓子さんが勉強しているノートにかかるしで大変でした 『……やっべ、忘れてた』と爽さんが言い、京太郎くんに噂の件を伝えることを忘れていた、ということでした 京太郎くんもちゃんと分かってくれたみたいで良かったです でも、なんでしょうね 『そういうことは無い、ってことでな』と京太郎くんに言われた時、少し胸が痛かったです side京太郎 12月◎日 今日はクリスマス、なので麻雀部でクリスマスパーティーをした 正直、有珠山でこういうことやっていいのか疑問でもあるが 『楽しければいいじゃん?』という爽さんの一言で解決した プレゼント交換では、由暉子のブロマイドが当たった 部屋に飾るか、と冗談半分で言うと、じゃあ撮り直そう!ということで由暉子とのツーショット写真を撮ることになった 由暉子も言われるがままに、俺の腕に抱き着くような形になり、俺は腕の柔らかい感触のせいで何も言えなかった 後日、ツーショット写真は焼き増しするとか。俺としてはみんなで撮るのもいいんだが、ま、いいか side由暉子 12月◎日 今日はクリスマス、なのでみんなでクリスマスパーティーをしました 多少やっていいものかの疑問はありますが、爽さんが言うように、楽しいからいい、です プレゼント交換では、京太郎くんの用意した可愛らしいマグカップとテディベアでした 結構良いものですし、大事にします それと、京太郎くんに私の写真が当たってしまい、それから流れで京太郎くんと2人で写真を撮ることになりました もっと寄って、等と言われたので、思い切って腕に抱き着いちゃいました 京太郎くんの腕、思ったより逞しかったです。写真を早めに送ってもらえるよう頼みましょう side京太郎 1月☆日 新年あけましておめっとさん 今日はみんなで初詣に出掛けた 由暉子は着物を着ていて、なんと今回は揺杏さんが用意したものじゃないらしい 自分で着てみたかったからレンタルしてみたとか。似合ってていいと思う。綺麗だ それからお参りを済ませ、おみくじを引いた。結果は吉。ま、いっか 爽さんや揺杏さんが大凶引くまでやるとか小学生みたいなこと言ったりしてた。気持ちは分かるけど女子高生のやることじゃなねーよ 何故か由暉子は見せてくれなかった。あんまりいいこと書いてなかったか? side由暉子 1月☆日 新年あけましておめでとうございます 今日はみんなで初詣に出掛けました せっかくだからと着物をレンタルしてみました。みんな、京太郎くんからも綺麗だ、似合うと言われて嬉しかったです お参りを済ませた後、おみくじを引きました 爽さん達は何か騒いでいましたが……正直、仏教とか神道?のことなのにいいんでしょうかね 結果は小吉……恋愛、自分でも気付かない想い、はやく自覚するべし……なんでしょうか 恋愛なんて、相手はおろか男子だって京太郎くんしかいないのに…… side京太郎 2月▲日 今日はバレンタイン、という訳でチョコを貰って、そしてあげた。逆チョコって奴だ 普段のお礼も兼ねて、いいだろう でも爽さんと揺杏さんのジョークグッズみたいなチョコは許さん。無駄に高い技術でチョコとわさびを組み合わせるな 他のみんなもくれたが、由暉子がやけに凝ったチョコをくれた アイドルがそういうことしていいのか?と聞くと少し機嫌を損ねたようにそっぽ向かれた 後で何か埋め合わせでもするべきか? ホワイトデーに何かやるかな side由暉子 2月▲日 今日はバレンタイン、なので普段のお礼も兼ねてチョコを作りましたが、京太郎くんからももらってしまいました しかも誰よりも美味しかった……料理、勉強し直すべきでしょうか 京太郎くんに渡す時、頑張って手作りしたのに、『アイドルがそういうことしていいのか?』って言われました 別にいいじゃないですか。ちょっとムッっときたのでしばらく話してあげません でも、アイドルだからって。私だって1人の女の子で……アレ? 女の子として……なんでしょう。私、何を考えて? 分かりません、京太郎くんのことを考えると、変な考えばかり浮かぶのも、分からないことだらけです side京太郎 3月◆日 今日はホワイトデー、バレンタインの時のお返しも兼ねて、由暉子と2人で出かけることに 正直、爽さんや誓子さんが卒業して少し落ち込んでいるかとも思ったが、そんなことはなかった むしろ、今まで以上に頑張ろうという感じだった お互いにお返しのものを選ぼうと色々な店を回ったが、中々これというものがなかった 昼を適当なところで済ませた後、無理に今選ばずいいものがあれば、ということになり、そのまま午後は遊ぼうという話になった 映画やゲーセンなど、色々なところを回っていると、すぐに日も暮れてしまった 最後にいい景色が見れる場所があると由暉子に案内され、向かった場所は人気のない公園だった しかしそこは、夕日が綺麗に見えるいい場所でもあった しばらく2人で静かに夕日を見ていると、不意に由暉子から袖を引っ張られた なんだと思いながら由暉子の方を向くと、不意打ちでキスされた 唇はすぐに離れ、正直状況が全く理解できなかった が、それは何故か由暉子も同じようで、キスしてきた由暉子の方もかなり困惑した様子だった そのまま由暉子は走ってどこかへ行ってしまった そうしてしばらく経ち、今に至る まさかとは思うけど、由暉子の奴…… side由暉子 3月◆日 今日はホワイトデー、なのにとんでもないことをしてしまいました…… お互いにバレンタインのお返しをするため、京太郎くんと出かけました 初めは色々な店を回っていたのですが、あまり良いものがなく、午後は遊ぶことに そのまま色々遊んだ後、前に先輩から聞いた綺麗な夕日が見える公園に行きました 話に聞いてはいましたが、そこで見る夕日はそれ以上に綺麗でした しばらく見ていてふと隣を見ると、京太郎くんの横顔が見え、そこからは正直無意識でした 京太郎くんの服の袖を掴み、こっちを向かせて……私からキス、しました 京太郎くんも驚いていたと思いますが、私の方がもっと驚きました どうして、なんで……そんなことばかり考え、気付けばそこから走っていました そのまま家に帰っても、顔が熱いのもやけに鼓動が早いのも、いくら経っても収まりません だって、私から……でも……嫌じゃ、なかった? じゃあ……私は……京太郎くんのことが…… 京太郎「あー、この日のことは忘れられねーわ」 由暉子「私もです。ずっと前からだったとはいえ、自覚する前から無意識にキスなんて……」 京太郎「お前部室で翌日会うなり即行キスしてきただろ」 由暉子「確認したかったんです。本当に好きなのか、勢いじゃなかったのか」 京太郎「で、確認できたから?」 由暉子「押し倒しちゃいました」テヘ 京太郎「テヘ、じゃねーよ。真顔でやんな」 京太郎「ったく、後から来た成香さんは真っ赤になるし、揺杏さんはノリノリで根掘り葉掘り聞いてくるし」 由暉子「ガッツリ見せつけるかのごとく語ったからいいじゃないですか」 京太郎「揺杏さんが『私が悪かった、だからもういい。マジで砂糖吐く。げっろ』って言っても止めなかっただろ」 由暉子「愛が抑えられなくて……そういう京太郎も今、抑えてないですよ?」 京太郎「……ま、同意できるしな」 由暉子「結局こうなりますね。私からでも、最後はされるがままになりますし」 京太郎「嫌か?」 由暉子「むしろ、もっとお願いします」 カンッ!!
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【11月第2週 平日】 京太郎「そういや、こっから先ってあんまし目標とかないんだよな」 京太郎「久々にダラダラしてこー」 京太郎「はぁー……」ダラダラ 京太郎「ふぁぁ……」 京太郎「眠いなぁ、学校終わったら寝よ」 霞「もうそんなこと考えてるのね……呆れた」 京太郎「授業中に寝ようと考えないあたり素晴らしい学生だと思いますけどね!」 霞「素晴らしくは無いでしょう……」 京太郎「そうですかね?」 霞「当たり前よ、もう」 京太郎「そうだ、どうせですし一緒に行きませんか?」 霞「別にいいわよ、行きましょうか」 京太郎「そういえば霞さんの服って……」 霞「何かしら?」 京太郎「なんかおば「それ以上言ったら……」」 霞「ね?」ニッコリ 京太郎「」ゾクッ 京太郎「でも、18の女性がそんな服だったら……毛糸のシャツに微妙な丈のスカートって……」 霞「……しょうがないじゃない」 霞「スーツだってパッツンパッツンになっちゃうし、緩い服じゃないと……」 京太郎「まあそりゃあその胸ですしね……」 霞「そうなのよね……」 京太郎「……あ!」 霞「何か思いついたの?」 京太郎「これから冬なんで縦セーターとかどうっすかね!」 霞「縦セーター?」 京太郎「俺としては袖が少し余ってるくらいが好みなんですけど授業とかもありますしそこはいいとして!なるべく色は白とかがいいと思います!」 霞「そうね、たまに着ている子いるものね、セーター……久しぶりに手作りしてみようかしら」 京太郎(よし、いい調子だ!) 京太郎(巨乳がはっきり出てくる服ランキングでは間違いなく上位に食い込むレベルの縦セーター!これを霞さんが着れば……) キーンコーンカーンコーン 霞「あっ、相談ありがとうね、それじゃあ部活で」フリフリ 京太郎「え?アッハイ」 京太郎(夏には夏なりの良さもあるが冬にも冬の良さがあるんだ……) 咏(朝から何考えてんだろあいつ……) 和(何か良からぬことを考えてるみたいですね……) 京太郎「今日は購買まで出向くか……」 京太郎「そういえば購買には伝説のメロンパンがあるんだっけ?」 京太郎「あんま人いねえし買えるかな?」 おばちゃん「お、お兄ちゃん一番乗りだね、買ってくかい?」 京太郎「本当にあったよ……じゃあ一個だけ」 おばちゃん「はいよ」 京太郎「早速食べてみるか」パクッ 京太郎「ん……これは……」モグモグ 京太郎「おいしい!」テーレッテレー! 京太郎「すげえ美味いな、外はサックリ中はふんわり、なぜか普通のより甘いし……」 京太郎「一人だけど、なんかやる気出たな!」 京太郎「文化祭の敗北命令『千里山に貸し出し』されること」 京太郎「まさか男子一人で女子高に侵入できるとはな……ぐふふ」 京太郎「とりあえず泉にでも迎えに来てもらお」ピッピッ 雅枝「というわけで今月から偶に須賀京太郎がこっちにも来るようになった、みんな仲良くするようにな」 京太郎「三箇牧高校一年の須賀です!今日はよろしくお願いします!」 「あれが全国一の人かー」 「テレビで見たけど、実物もええなー」 「ウチ教えてもらお!」 「あー!ずるいずるいウチもー!」 ワイワイ ザワ…ザワ… ガヤガヤ キャーキャー 京太郎(ああ、これがチャンピオンの優越感かぁ……可愛い人たちばっかりだし、ずっとここにいようかなぁ) 「須賀くんこっち来てー」 京太郎「はい!ただいま!」 怜「ストーップ、タンマやで京くん」 竜華「今日はウチらとおらへん?」 京太郎「は、はぁ、大丈夫ですけど……どうして?」 怜「せっかく大会も終わったんやから、あんまり打つのもあれやしな」 竜華「せやからこっちこっちー」 京太郎「でも部活しないでいいんですか?」 怜「もうすぐウチらも引退やからなー、竜華ー膝枕ー」 竜華「怜は甘えんぼさんやなぁ、はい」ポンポン 怜「おおきにー」スリスリ 竜華「気持ちええ?」ナデナデ 怜「竜華の太もも最高やぁ」 竜華「ふふっ、良かった」ナデナデ 京太郎「……あのー」 竜華「あ!ごめん京くん、忘れとった!」 京太郎「まあ、いいんですけどね……」 京太郎(目の保養にもなるし……それにしても) 京太郎「竜華さんの膝枕かぁ……」 怜「羨ましいやろ?」 京太郎「正直とっても!」 竜華「怜!それに京くんも!」 京太郎「竜華さんがそんな太ももだからいけないんですよ!」 竜華「どんな言いがかり!?それに京くんも前したやろ?」 怜「……いや、私がしてもろただけやな」 京太郎「そうですよ!怜さんはしてもらってるのに俺がしてもらってないのは不公平ですよ!」 竜華「せやからどんな言いがかりなんやそれ!」 怜「まあまあ竜華、京くんもしてもらいたがっとるやん」スクッ 竜華「……もう、わかったわ」ポンポン 京太郎(まさか本当にやってもらえるとはな……) 京太郎「それじゃあ失礼して……」トン 竜華「……どうや?」ナデナデ 京太郎「えーっと……すごく、いいです」 竜華「そ、そっか、それは良かったわ」ナデナデ 竜華(人前やないけど、なんか恥ずかしいわこれ)カァァ 京太郎(いいなぁ、これぇ……)ホッコリ 怜「…………」 怜(京くんが竜華に甘えとるのも、竜華が京くんに甘いのも……) 怜(ちょっぴり不満やな)プクー 雅枝「ほな今日はここまでや、暗くなるのも早ぅなってきとるから寄り道はせんようになー」 「お疲れ様でしたー!」 京太郎「充実した部活だったなー!」 京太郎「まあ、充実してても、どうせこっちの方に帰る人もいないだろうからな……はぁ」 京太郎「三箇牧だったら誰かと帰れるんだけど」 京太郎「ダメ元で誰か誘ってみるか」 京太郎「怜さーん、帰りませんか?」 怜「ん?ああ、ちょっと待っとってな」フキフキ 京太郎「何してるんですか?」 怜「習慣なんやけどな、昔の」 怜「まだ一巡先が見えるようになる前の頃、こうやって部活の後掃除しとったから」 京太郎「へー、そんなことが……ん?」 京太郎「怜さん、今何て?」 怜「一巡先が見えるようにな「……は!?」」 京太郎「一巡先が見える!?」 怜「?話しとらんかったっけ?」 京太郎「知らないですよ、何ですかそのトンデモパワー」 怜「……せやったっけ?」 怜「ほな帰りながら話すわ」 怜「――そんなわけで、去年倒れて生死の境をさまよってから見れるようになったんや、一巡先が」 京太郎「へ、へぇー」 京太郎(なんか一気にシリアスになったな……) 怜「……どう思う?」 京太郎「思うって、その力についてですか?」 怜「……」コクッ 京太郎「そうですね……」 京太郎「上手く使えばかなり良いと思いますけど、無茶はダメですよ?」 京太郎「初めて俺が打ったときに倒れたのも、無茶をしすぎたからなんでしょう?」 怜「あの日は体調も悪いのもあったけどなぁ」 怜「……でも、信じてくれるん?」 京太郎「何局もプラマイゼロにするやつとか、連続で打点が上がっていくやつとか、影が薄すぎて卓から消えるやつらと打ってきましたからね」 怜「あー、そら納得や」 京太郎「でしょう?」 京太郎「まあ何にせよ麻雀打って倒れてポックリとかシャレにならないですし、無理とかはしないでくださいね」 怜「あ、それもかっこええな」 京太郎「かっこいいって……何よりこっちが悲しいですし、心配なんですよ」 怜「……そっか」 怜「やっぱりみんな、心配してくれるんやな。竜華もセーラも船Qも、泉も」 怜「それに、京くんも…………」ポロッ 怜「ぁ…………ぅ」ポロポロ 京太郎「怜さん?どうかしたんですか?」 怜「ごめん、ちょっと嬉し泣きや」 怜「…………」 怜「京くん?」 京太郎「何ですか?」 怜「おおきに」ニコッ 京太郎「え……はい」 怜「それと、ちょーっと拭かせてな」フキフキ 京太郎「ちょっ!なんで俺の制服で拭くんですか!」 怜「感謝料やで!」グッ 京太郎「要りませんよそんなもの!」 京太郎「怜さんのせいでグショグショだよもー」 京太郎「鼻かんでたからネバ付いてるし……」 京太郎「とりあえず洗うか」 ガコンガコン 京太郎「風呂入って飯食って、後は洗濯終わるの待つだけか」 京太郎「暇だな……メールでもするか」 京太郎「今はシーズンオフだろうから良子さんにしてみようかな」 京太郎「でも何て送ろう……」 テレビ『ビッグマミィ、次回も――』 京太郎「家族か……」 京太郎『良子さんの理想の家族ってどんな感じですか?』 京太郎「いきなりだけど、まあいいだろ」ピッ ヴーッ ヴーッ 京太郎「お、来た来た」 良子『ななにをいきなり!家族、ファミリーは麻雀ができるくらいがいいな!』 京太郎「なるほど、家族で麻雀か……」 京太郎『四人家族で麻雀ですか、楽しそうですね』ピッ ヴーッ ヴーッ 良子『だろう!それでみんなで休みの日はドライブに行ったり、遊びに行きたいな』 良子『京太郎が働いて、私とチルドレンで迎えるんだ』 良子『良いだろう?』 京太郎「…………」 京太郎「なんで俺とあの人の理想がごっちゃになってるんだ?」 京太郎『あえて子ども四人の麻雀を隣で眺めるっていうのも良さそうですね』ピッ ピーッ ピーッ 京太郎「お、終わったか」 京太郎「さてアイロンアイロン、っとまだ来てないのか?」 ヴーッ ヴーッ 京太郎「そう言ってたら来た」 良子『頑張る』 京太郎「…………」ゴクリ 京太郎「頑張る、というのはあっちの方面で頑張るってことだよな」 京太郎「それっていうのはつまり……」 京太郎「いや、良子さんの好きな人と頑張るんだから俺は関係ないか」 京太郎「んーっと、じゃあ」 京太郎『頑張ってください、そろそろ寝ますね』 京太郎「送信っと」ピッ 良子「…………」ジーッ 携帯「…………」 良子「…………」ジーッ 携帯「」ヴヴーッ 良子「」パァァ 良子「…………」カァァ 【11月第2週 平日1】終 【11月第2週 平日2】 チュンチュン 京太郎「うぉー眠いー」 京太郎「夜遅くまで起きすぎたぁ……」 京太郎「今日も張り切っていくか……」 …ササッ 京太郎「?今なんか聞こえたような……?」 ガチャ バタム 京太郎「さてと、トボトボ行くか」 ガチャ エイスリン「♪」 京太郎「あ、エイスリンさんおはようございます」 エイスリン「キョウタロー!オハヨ!」 京太郎「そうだ、一緒に学校行きませんか?」 エイスリン「ウン、イク!」 エイスリン「~♪」 京太郎「前も話したかもしれないですけど、ニュージーランドってどんなところなんですか?」 エイスリン「ウーン……シゼンガイッパイ!」 京太郎「山とかの写真もよく見ますよね」 エイスリン「ムシサン、タクサン!」 京太郎「虫ですか……」 エイスリン「ムシ、キライ?」 京太郎「苦手なのはいますね、虫。そういえばペンギンとかもいるんでしたっけ?」 エイスリン「ウン!カワイイヨ!」ニコッ 京太郎(そう言うエイスリンさんも可愛い……)ホッコリ エイスリン「キョウタロー?」 京太郎「いえ、いつか行きたいなーと」 エイスリン「ヤクソク、シタ!」 京太郎「約束……?」 京太郎(そういえばそんな約束したような……) 京太郎「ああ、でしたね」 エイスリン「キョウタロー、オボエテタ?」ジトッ 京太郎「な、何ですかその眼は、疑ってるんですか?」メソラシ エイスリン「…………」ジトッ 京太郎「…………はい、覚えてませんでした」 エイスリン「ワスレチャダメ!」 京太郎「ごめんなさい」 エイスリン「ハイ!」スッ 京太郎「えっと、手がどうかしたんですか?」 エイスリン「オワビ」 京太郎「……ああ、はい」ニギッ エイスリン「ヨロシイ!……エヘヘ」ニコッ 京太郎(手を握るだけで許されるのか……) 京太郎(エイスリンさんの手柔らかかったなぁー) 京太郎(とか考えてるうちにもう昼か、今日の昼は……) 昼 京太郎「公欠である程度休んでたからここに来るのも久しぶりだな、屋上」 京太郎「今日も誰かいるかな?」 郁乃「京太郎く~ん!」フリフリ 京太郎「郁乃さん……まあいっか、はぁ」 郁乃「出会い頭に嫌な息出さんでくれるか~?」 京太郎「郁乃さんが嫌だなんてそんな、ちょっと苦手なだけですよ」 郁乃「それほとんど同じ意味やからな!」 京太郎「郁乃さんってたまに柄に合わないこと言いますよね」 郁乃「せ、せやろか~?」 京太郎「今のだってなんか最近の女の子って感じでしたし」 京太郎「まあだからどうだって話なんですけどね」 郁乃「せや、せっかくやし一緒にお昼どうや?」 京太郎「オカズ取らないでくださいよ、今日のはから揚げなんですから」 郁乃「取るな言われると取りたくなるんやな~これが、それにから揚げ大好物やし」 京太郎「あげませんよ!」 郁乃「も~京太郎くんのけちんぼさん~」 京太郎「むぅ…… 73」 京太郎「むぅ……じゃあ、郁乃さん(のおかず)食べさせてくれたらいいですよ」 郁乃「ほぇ?」 京太郎「だ・か・ら!郁乃さん(のおかず)も食べさせてくれたらいいですよ!」 郁乃「わ、わた、私も……///」 京太郎「で、どうするんですか?」 郁乃(私も食べるって、つまり、つまりそういうことやろ?) 郁乃(どないすればええんや……) 郁乃「あぅぅ…………」プシュー 京太郎「郁乃さん?郁乃さーん?」 郁乃「も、もう、教室帰るわ!」カァァ 郁乃「ほ、ほなまた~!」タッタッ 京太郎「えっ、ちょっ!」 郁乃「あれっ」コケッ ドテーン 郁乃「……うぅ」サスサス チラッ 京太郎「大丈夫ですか?」 郁乃「……」カァァ 郁乃「う、うわぁ~~!」タッタッ 京太郎「……どうしたんだ?いきなり」 【清々荘】 京太郎「今日も平凡な一日だったなー」 京太郎「……平凡な方がいいけどな」 京太郎「風呂入って寝よっと」 「キャー!」 京太郎「!今の声……何があったんだ?」 京太郎「確か声は咏の方から聞こえたよな……」 【咏の部屋】 京太郎「咏っ!どうした!」 咏「京太郎!あれ!あれ!ってうわぁー!こっち来んな!」ゼンラ ササッ 京太郎「あれは……G?」 咏「も、もうこの際何でもいいから!早く!」 京太郎「はいはい」 |偶数週イベント―Gの駆逐| 京太郎(にしてもGか……どう対処すればいいんだ?) 京太郎「咏、新聞あるか?」 咏「あ、あるよ」 京太郎「ん、ありがと」 咏「こっち見んなっての!」ウガー 京太郎「よし、仕留めてやるぜ!」 G「カカッテキヤガレ!」ササッ 京太郎「うおおおおおお!」 京太郎「えいっ!」スカッ 京太郎「えいっ!」スカッ 咏「さっさとしろよなー」 京太郎「うっせ!ゴキブリホイホイでも置いとけよ!」 G「オソイ!オソイワ!」ササササッ 京太郎「な、飛んだ……だと!?」 咏「うわ、うわぁ……」ガクガク 京太郎「くぅ、どうすりゃいいんだ……」 京太郎「こうなったらもう一回だ!」 咏「京太郎ー頑張れー!」フレーフレー←トイレのドアから 京太郎「なんで一人だけそんなとこに逃げてんだよ!」 京太郎(可愛いからいいけどさぁ……) G「ナンドヤロウトモカワランワ!」ササッ 京太郎「一撃必殺だ、仕留めてやる!」 京太郎「一匹残らず、駆逐してやる!」 G「ソゲブッ」 京太郎「よっしゃ、一発!」 咏「その調子だ京太郎ー!」 京太郎「あと一発くらいかな?」 京太郎「次で潰してやる!」 G「マケハセン!マケハセンゾ!」 京太郎「さーてと、止めと行くか!」 「キャー!」 京太郎「また悲鳴!?」 咏「は、はやくそいつ倒して行こうぜ!」 京太郎「ああ、わかってる!」 G「オレノウゴキニツイテコレルカ?」 京太郎「……そこだ!」 京太郎「終わりだ!」 G「グヘッ」 グシャッ 京太郎「……ふぅ、長い闘いだったぜ」 咏「ありがとな!京太郎!」ギュッ 京太郎「うへっ」 咏「いやー風呂上がったらよく知らんけどGがいてさー」 咏「助かったわー京太郎が居てくれてよかった!」 京太郎「どうってことねえよ、あのさ、それより……」チラッ 京太郎「当たってんだけど」 咏「へ……?」 咏「バ!バカ!さっさと出てけ!」カァァ 京太郎「んだよもー」 咏「あ……でも、その……」モジモジ 京太郎「何だよ」 咏「あ、ありがとな!知らんけど!」 ドタドタ バタム! 京太郎「荒々しいなーったく」 京太郎「……そういやほかの部屋からも聞こえたような?」 京太郎「あれは確か……」 京太郎「エイスリンさんの部屋だったような……?」 ドタドタ ガタガタ 京太郎「……行ってみるか」 【エイスリンの部屋】 京太郎「エイスリンさん?」 エイスリン「キョ、キョウタロー!」 京太郎「どうしたんですか?」 エイスリン「アッチ!」 京太郎(またGか……?) 蛾「クックックックック」 京太郎(なんだG違いか……でも蛾もめんどくさいんだよな……) エイスリン「キョウタロー!」 京太郎「はいはい」 京太郎(蜂の方が慣れてるし楽なんだよなぁ) 京太郎(オーソドックスなやり方があるけど……夜だから通用するかどうかわかんないんだよな) 京太郎(まあやってみるか) 京太郎「エイスリンさん!電気を消してください!」 エイスリン「ワカッタ!」 京太郎「よーし……」 エイスリン「ハイ!」プチッ 京太郎「今だ!」 蛾「ソンナテニヒッカカルカヨ!」 エイスリン「イ、イヤ……」 京太郎(蛾は無害なんだけど……やっぱり嫌だよな) 京太郎(いざとなったら手で捕まえるか) 京太郎「エイスリンさん!」タタッ コケッ 京太郎「あ」 エイスリン「ア」 ドタッドタドタッ! 京太郎「あ、あー……え、えっと……」 エイスリン「ンッ……」 京太郎「あ、あれー?」←押し倒してる エイスリン「……キョウタロー?」←押し倒されてる 咏「京太郎ー?終わった……か…………」 京太郎「う、咏!違うこれは違うんだ!」 咏「うっせーこの痴漢魔!」 バタム! 咏「助けてくれてかっけーなーとか思ってたのに、なんであんなことしてんだよ」 咏「……ばか」 京太郎「……終わった、絶対終わったよこれ……」 エイスリン「キョウタロー、アレ」ユビサシ 京太郎「?」 蛾「」チーン 京太郎「都合よくドアに挟まれてるな……」 エイスリン「キョウタロー、アリガトウ!」ニコッ 京太郎「ハイ、ソウデスネー」 京太郎(なんか罪悪感があるなー……) 京太郎「あ、あの、じゃあ、退きますね」 エイスリン「ウ、ウン……」カァァ 【11月第2週 平日2】終 【咏の部屋】 ヴーッ ヴーッ 咏「何だよこんな夜にー……っ」 咏「はい、もしもし」 咏「…………」 咏「……わかってるよ」 咏「ああ……うん」 咏「はぁ!?来週から!?」 咏「…………」 咏「……わかった」 咏「…………」ピッ 咏「…………はぁ」 【11月第2週 休日】 京太郎「うぅ、昨日やりすぎたせいか眠い……」 京太郎「今日は何しよ」 京太郎「休日の朝から出かけるのもな……」 京太郎「部屋の中で今週の復習するか」 京太郎「誰か部屋に呼んでみよ」 コンコン 京太郎「咏ー、一緒に勉強しよーぜー」 京太郎「…………」 ゴンゴン 京太郎「咏ー、一緒に勉強しよーぜー」 京太郎「…………」 ドンドン 京太郎「咏ー、一緒に勉強しよーぜー」 京太郎「…………」 ガンガン!ガンガン! 咏「うっせーよ聞こえてんだよ!」 京太郎「よっ!」 咏「なんでそんな朝からテンションたけえんだよ……わっかんねー」 京太郎「さあな、どうする?来るか?」 咏「勉強つったっけ?今行くから待ってろ」 京太郎「おう、ありがとな!」 咏「だからこのときのこいつの心情は――――」 京太郎「ふんふんなるほどなるほど」 京太郎「違うって!ここの文法は――――!」 咏「うあー、わっかんねー」 京太郎「そろそろお開きだな」 咏「ん……10時か、そうだねぃ」 京太郎「飯だったら簡単なの作るけど、どうする?」 咏「あー……よろしく頼むわ」 京太郎「頼まれました!っと、目玉焼きと卵焼き、どっちがいい?」 咏「目玉焼き、半熟なー」 京太郎「ん、りょーかい。ちょっと待っててな」 咏「…………」 咏(京太郎の部屋……京太郎の臭い) 咏(そんで京太郎は私に朝飯を作ってる……か) 咏(こんなことしてると……なんか……) 咏「……一緒に住んでるみたいだな」ボソッ 咏「……」カァァ 咏(な、何言ってんだよ私!わっかんねー!) 京太郎「咏ーできたぞー……咏?」 咏「わっかんねー……わっかんねー……///」ポヘー 京太郎「?」 京太郎「いただきます」 咏「いただきます」 咏「ん……」モグモグ 京太郎「どうだ?美味いか?」 咏「あー、卵が美味いからじゃねえの?知らんけど」 京太郎「……さいですか」モグモグ 咏「…………」モグモグ 咏「……まあ、いい焼き加減なんじゃね?知らんけど」 京太郎「……」パァァ 京太郎「ああもう!最初っからそういえばいいのに!咏は素直じゃねーなー!」ナデナデ 咏「め、飯食ってるときに撫でんなよな!」カァァ 京太郎「はいはい」ナデナデ 咏「……はぁ」 咏「…………」モグモグ 京太郎「…………」モグモグ 『次の月曜からこっちの学校で生活なさい』 『もう我儘はいいだろう?』 咏「…………」 京太郎「……咏?」 『麻雀なんてこっちでもできるんだからさ』 咏「…………」 京太郎「咏ー、おーい」ブンブン 咏「……んなっ!なんだよ!」 京太郎「どうかしたのか?」 咏「あ……いや、なんでもねえよ」 京太郎「ん、そっか」 咏「…………」モグモグ 京太郎「…………」モグモグ 咏「……京太郎は、さ」 京太郎「え?」 咏「京太郎は、もし、もし私がいなくなったらどうする?」 京太郎「いなくなる?」 咏「遠くに行っちゃうってことだよ!」 京太郎「ん?よくわかんねえけど……」 京太郎「それは……寂しいな」 咏「……っ」 京太郎「照が東京に行って、憩さんは実家に戻って」 京太郎「照だけでも寂しくて、憩さんがいなくなったらさらに寂しくなった」 京太郎「それなのに、お前までいなくなったら……すげー寂しいと思うし、俺は嫌だ」 咏「…………」 京太郎「……って、もしもの話になに熱くなってんだろうな」 京太郎「ほら、早く食わねえと冷めるぞ?」 咏「お、おう」モグモグ 咏(京太郎は、そう思うのか) 咏「……ありがと」ボソッ 京太郎「…………」モグモグ 咏(――それと) 咏(……ごめん) 京太郎「確か次の試験は12月の中旬くらいだったっけか?」 京太郎「対策は用心しておかないとな」 昼 京太郎「…………」 京太郎「くそぅ、咏があんな話するから照のことを思い出しちゃったじゃないか」 京太郎「学割使えば楽に行ける……よな?」 東京へ行きました! 京太郎「さて、ここまで来てしまったわけなのだが……どうしよう」 京太郎「日帰りだとして……何しよ」 京太郎「そういや前、麻雀教室なんかバイトでやったっけ?あれ大阪のローカル局だったらしいけど」 京太郎「テレビか……せっかく都心に来たんだし自分を売り込むのもいいな」ウンウン 京太郎「物は試しだ!挑戦あるのみ!」 京太郎「でも売り込みってどうすればいいんだ……?」 京太郎「ん?この広告は……」 【プロ雀士に挑戦してみませんか!】 【この広告をご覧の貴方!プロ雀士に挑戦して、豪華賞金を手に入れませんか?】 【挑戦者は―――まで!】 京太郎「……へぇ」 京太郎「賞金までもらえて自分を売り込める、なんという一石二鳥!」 京太郎「早速この場所に行ってみるか」 良子「ドキッ!プロ雀士だらけの大勝負大会ー!」 大沼「」ドンドンパフパフ はやり「わー!わー!」 健夜「ゎ、ゎぁー……」 理沙「頑張る!」 靖子「私の番はまだですか?」 良子「というわけで始まりました、プロ雀士だらけの勝負大会」 良子「司会は私、戒能良子でお送りいたします」 良子「このプログラムでは、私たちプロ雀士が一般の方々とさまざまなバトルを行います」 良子「一般の方が私たちに勝利した場合、金一封が贈られます」 良子「それでは一番!トライアスロン対決から参りましょう」 良子「VTR、どうぞ」 -- ―- ,, ,, ''" "' 、 ´ ヽ / ヽ , ヽ ハ ', / / / ! ', , ハ / / ./ / /| |! ', ' ! l' /{ ,' ,イ/__!__ !__ | | | { .! !./ ̄ !| j ヾ ̄ | | | 、 /ヾ {___|/ lヽ /!/__ __| | |、 \ ' /\ _二ニ x,,\ _/ z ニ二__ | ,' \ ヽ .// |\\! {////} {////イ ! |/ \ヽ 〃 | l ヽヘソ ヽヘソ ! ! ヽヽ / ! |', ' | | ヽ} | 八 _ /! / | / . !_ヽ イ| / | |レ / ,> ィ'"|_ `.!// |/ ./-''" / | ¨ |ハ !\\ , イ ヽl_ _,,/ ヽ ` ゙ イ ,ハ_ヘ }< > '" { /////〉 l ゙ < > ''" l / {//// \ j ゙ < プロ雀士代表 戒能良子(20) 良子「トライアスロン……ですか」 良子「体力には自信があるので、誰が来ても大丈夫だと思います」 そして対するは――――! 京太郎「麻雀では敵わない、でも体力に自信はある」 京太郎「じゃあいつやるか?」 _,...---、_,.、 / / / ヽー-、 /. , ! iハ!/メ、.i | \ イ { ヽN 'i !/!人iヽi _1 i( _ 丶 \ / `Yリヽ '、_)'´!`ー` 「今でしょ!」 / .. | ,. _/. /. 、 ト、ィ' / | !;-! / | ! ヽ、 , -‐クヽ / ! .. ⊥__!_ / .. ノ) / | ..  ̄`''''''' ′.. ノ. / | ..... .............. _, -‐'′ / `ー‐┬---r―'''''''"" ̄__./__ /! i / iu-゙、/----、\ / | ⊥ __,...-‐'.i... ヒノ ̄ ̄`ー`ー`ー-、/ | . _,.-‐'" 国民麻雀大会優勝者 須賀京太郎(16) ――――今、戦いの火ぶたが切って落とされた……! 良子「まさか相手が京太郎だったとはね」 京太郎「俺もまさか良子さんとトライアスロン対決ができるだなんて思っても見ませんでしたよ」 良子「いい勝負にしよう」スッ 京太郎「もちろんです!」ギュッ 二人は熱い握手を交わし、スタート地点へ! 京太郎(競技は水泳→自転車→マラソンの順番) 京太郎(そして良子さんは競泳水着着用……!) 京太郎(永久保存版だな!)グッ 良子「?」ポヨン 「よーい!」 「スタート!」 京太郎(水泳……とりあえず俺に分があるみたいだ) 京太郎(良子さんまで溺れないでほしいけど……?) 京太郎(あの光ってるのは何だ?) チクッ 京太郎「い゙っ゙!」 京太郎(何だこれ……釣り針?) 誠子「お、大物の予感!」 誠子「釣りあげてやる!」ギュルギュル 京太郎(痛い痛い痛い痛い痛い!) 京太郎(針を抜かなきゃ……!) 誠子「……手ごたえが無くなった?」 誠子「逃げられたか」チッ 京太郎「どっかの釣り馬鹿のせいで随分遅れちゃったな……」 京太郎「この自転車で取り返すしかない!」 京太郎「くっ、はぁ、はぁ!」 京太郎(追いつけ、追いつけ!) プシュ 京太郎「……は?」 プシュー… 京太郎「パンクした……だと……」 京太郎「運営に連絡しないとな……」 京太郎にAPが10加算された! 京太郎「良子さんの姿が何とか見えるくらい……か」 京太郎「運悪いな俺……」 良子「はぁ、はぁっ」 良子(さっきからベリーサースティーで……) 良子(目の前が、何だか)グラッ 良子(あ、あ、れ?) 良子(め、がまわって……) ドタッ 京太郎(……?) 京太郎(良子さんのペースが落ちてきたような……) 京太郎(よし、今が勝負どころだ!)タッタッ 京太郎(…………あれ?) 京太郎(良子さんが、倒れた……!) 京太郎(確かに、これはチャンスかもしれない) 京太郎(けど……こんなこと、見過ごせない) 京太郎(助けを呼んで俺はゴールへ行けばいいかもしれない) 京太郎(……やっぱり、そんなのダメだ!) 京太郎「しっかり掴まっててくださいよ」 京太郎「……聞こえてない、よな」 京太郎(ここまで来たんだ、二人でゴールする!) 京太郎「前進あるのみ……っ!」 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 良子「ん……ここは?」 京太郎「気付きました!?」 良子「京太郎……私は、一体?」 京太郎「良子さん、走ってる最中に倒れたんですよ!脱水症状で!」 良子「脱水症状……」 良子「……じゃあ、レースは京太郎が勝ったんだね」 京太郎「いや、同着です」 良子「同着?」 京太郎「えっと……あ、もうこんな時間か、俺帰りますから、お大事に!」 良子「えっ、京太郎?」 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 『勝負はなんと引き分け!』 『名勝負を繰り広げた二人に拍手を!』 ワァーッ! ワァーッ! 良子「…………」 良子(京太郎は、あのとき私を助けて、一緒にゴールした) 良子(そういうこと、だったのか) 「戒能さん!感想!」ヒソヒソ 良子「彼のおかげで、助かりました」ウルッ 良子「ありがとう、ござい、ました……っ」ポロッ 良子「……それでは次の勝負です」 『次の勝負は!小鍛治プロと、若作り対決だー!』 良子(今度、もっとちゃんとお礼を言わないと) 良子(目の前で、ありがとうって) 京太郎「結局、感謝料で金一封貰っちゃったな……」 京太郎「次、何しよ」 京太郎「金も入ったし照のために菓子を買てってやるか」 京太郎「美味そうなのを片っ端から選んで行こう」 京太郎「ビアード・○パから各地のアンテナショップまで行ってきた結果……」 京太郎「なんつー無駄遣い……」 京太郎「今度から金は大事に使おう」 京太郎「そろそろ時間も限界だし、照に会いに行こう」 京太郎「直接白糸台まで来てみたぞ」 京太郎「ここで照を待ち伏せすれば……っと」 京太郎「あ、あの人は……」 京太郎「弘世さん……かな?」 菫「」ササッ キョロキョロ 京太郎「何してるんだ?」 菫(パ○の実いちご味、ようやく手に入れた!) 菫(後はこれを淡や照たちにばれないように……) 京太郎「ひーろせさん」ボソッ 菫「ひゃぁっ!」ビクッ 京太郎「何やってるんですか?こんなとこで」 菫「す、須賀……って!貴様こそここで何をしている!?」 京太郎「照に話をしに来たんですけど、知りませんか?」 菫「うっ、あいつか……」 京太郎「いないんですか?」 菫「いや、そういうことでは……」ポロッ 菫「あっ」 京太郎「……パ○の実いちご味、ですか」 菫「わ、悪いかっ!」 京太郎「前もきのこたけのこ戦争に巻き込まれましたし、今は驚きませんよ」 菫「そういえばそんなこともあったな……」 京太郎「要するに照と淡にこれを食べているところを見られたくなくてここでコソコソしていた、と」 菫「そう言うと私が悪いことをしているみたいじゃないか……」 京太郎「で、結局照はどこにいるんですか?」 菫「ああ、照ならまだ部室にいるはずだ」 京太郎「わかりました、じゃあまた!」タッタッ 菫「おい!このことは秘密だぞ!」 京太郎「わかってますよー!」 京太郎「確か部室はこっちの方だったはず……」 照「……京?」 京太郎「照!」 照「何しに来たの?」 京太郎「おう!お前を誘いに来たんだ!」 照「誘い?」 京太郎「……うーん、廊下で話すのもアレだし場所を変えよう」 【教室】 照「それで、誘いって?」 京太郎「うん、あのさ」 京太郎「また、三箇牧に戻ってこないか?」 照「……え?」 照「……っ」 京太郎「中核が、もう一人必要なんだ」 京太郎「もうすぐ照も郁乃さんもエイスリンさんも引退だけど、やっぱりみんなで笑って引退してほしいしさ」 照「でも、私なんかがいたって……」 京太郎「三箇牧のみんなのため、俺のためお前の存在はものすごく大きいんだ」 京太郎「照が嫌なら戻ってこなくていい」 京太郎「けど俺は、お前がいないと1日1日がなんかつまんねぇし」 京太郎「お前がいなくなってから胸にポッカリ穴が空いた感じがして……なんつうか、寂しいんだ」 照「…………」ウツムキ 京太郎「ゆっくり考えてくれよ、俺は待つから」 照「……うん」 照「…………」 照(京は、私に戻ってきてほしい) 照(前話した時も、言ってた) 照(私は……私は……) 京太郎「…………」 京太郎「……なあ、照」 京太郎「また俺と一緒に、麻雀打とうぜ」 照「……~っ!」ポロッ 京太郎「えっ、てっ、照!?」 照「うぇっ、ぐすっ」ポロポロ 京太郎「な、何泣いてんだよ」アセアセ 照「京、っ、ごめ、ん」ポロポロ 照「あっ、ありっ、ありがと、う!」ポロポロ 京太郎「っ、ああ、どういたしまして」 照「いつも、ずっと、今まで!」ポロポロ 京太郎「……俺も、照がいてくれて幸せなんだ」ギュッ 照「ぁ……」 京太郎「ありがとう」 照「……うん……うん!」ポロポロ 帰り道、京はよれよれの服を着て、私はぐしゃぐしゃな顔で喋っていた ただ他愛もないこと、三箇牧のこと、白糸台のこと、今日のこと 言いたかったこと、さっきも言ったけど、また言いたい 「京」 「ん、どうした?」 少しだけ京の前に出て、振り向いて 私に声をかけてくれて 私と遊んでくれて 私と麻雀をしてくれて 私を助けてくれて / \ / . .. . .. ... ヽ. / / . . . . . i / /;. ;ィi i i i .| | . .. |. / i | . ハ!_|.|. | i | . | / ..|. | ! '|´|_И ! i | | |./ . /! { ハ i f"| ヽ| i |-、 | .|i/ | };ハ{. Lン| ;ル'^ } | | | ノ "" j/ / | | | .、 '^リ ! | | 照「ありがとう」 | ハ` ! / i i |ノ |/ ヽ.__,.. 、 / / / / /! / V | / ノi! /! ノソ }ノ ,..-‐y/‐j/フ‐'" ̄\ ,...-‐'" `ー- 、 r=、´ `ir、 /\ヽ、 ||.ト、 ハ | | | ||.| |. i ゙、 | | | ||.|/!| ゙、 !.i i ||.|| 照「多分、あっちに行くのは来週になると思う」 京太郎「ああ、待ってる」 照母「あら?照?それにそこの男の子は……」 京太郎「御無沙汰してます」 照母「久しぶりね、京太郎くん」 照母「それで、二人はひょっとしてあれかしら?遠距離恋愛?」 照「違う!」 照母「あらそうなの?じゃあどうしてここにいるの?」 京太郎「照を三箇牧に誘いに来たんです」 照母「へぇー、それで照は行くのね?」 照「なんでわかるの?」 照母「何となくよ、何となく」 京太郎「は、はぁ……」 照母「そうだ!明日から大阪まで行くから一緒に行かない?」 照母「そっちの方がお財布も楽でしょうし」 京太郎「あー、そうですね、それではよろしくお願いします」 照母「決まりね!今日は家に泊まって……あ、照と一緒に寝るのはダメよ?」 京太郎「しませんから!」 【11月第2週 休日】終