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【名前】 【スペック】 【能力・所持品】噴出点の形成 痛覚・表情制御 【短所】 【戦法】 【備考】 【名前】 恋査(れんさ) 【スペック】 メタリックな赤紫と桜色のボディを備えた、長髪で等身大のサイボーグ ※体色は10代の人間と同質の肌色に変更することもできる ※人間である部分は「脳の視床下部の一部」のみで、ここが人格を形成しており個体差もある ※ボディの方は一機を使い回しており、厳密には「恋査というサイボーグボディを操っている視床下部」が本体とも呼べる 能力者ではないが、「第一位~第六位のレベル5及び周辺の能力者が持つ超能力」を使用できる 【能力・所持品】 噴出点の形成 背面内部から、『編み棒』と呼ばれる「メタリックで巨大な赤い花とおしべ・めしべのように見える複数の銀の金属棒」を数値制御に基づき展開し、人体配線の設計図を変更することで、自身の身体構造を任意の他者と同じものに組み替え、自身の体をその他者が持つ能力の『噴出点』として機能させる。これによって、「レベル5第一位~第六位の超能力」及び「自身の半径200m以内の能力者が持つ超能力」を行使できるようになる。 この噴出点の形成・変更を行う一連の動作は、およそ0.7秒で完了する。 また、使用する能力によってはそのコピー元となる本人と差異が生じることもある。この他、『噴出点』を作ってその能力を扱うという方式のため、その能力のオリジナルである能力者が死亡した場合その能力は使用できなくなる。 なお、第七位:削板軍覇の能力については、解析不能のため使用できない。 以下が、作中で使用したあるいは使用できる、能力・特徴・相違点の一覧である。 『一方通行』(第一位:一方通行) 自身が触れたあらゆるベクトルを操作する能力。反射・運動能力の強化・血流、生体電気、風の操作等といった様々な事を行える。また、感情の変化に伴い『黒い翼』や『白い翼』を噴出できる。 オリジナルと比べて、『噴出点』を作り能力を扱う性質上、『ミサカネットワーク』に頼っておらず能力使用時間の30分制限が存在しない点が異なる。 『未元物質』(第二位:垣根帝督) この世に存在しない素粒子を生成及び操作する能力。6枚の白い翼・あらゆる形状の物質の生成と操作・通常とは異なる物理法則等によって様々な事を行える。 オリジナルと比べて、本体が視床下部とサイボーグでありそこに『噴出点』を設けている性質上、『未元物質』による自身の肉体の再生や増殖を行えない点が異なる。 『超電磁砲』(第三位:御坂美琴) 電気・磁力を生成及び操作する能力。超電磁砲・雷撃の槍・砂鉄の剣・砂鉄の盾・砂鉄巨人・電磁バリア・電磁レーダー・ハッキング・マイクロ波の生成等、電気に関する様々な事を行える。 オリジナルと比べて、自身の体がサイボーグである性質上、『砂鉄の剣』等の強大な磁力を使った技の使用や、自動車・警備ロボット等のハッキングといった、電子製品の制御を奪うことができないもしくは困難である点が異なる。 『原子崩し』(第四位:麦野沈利) 電子を粒子と波形の中間に固定して操作する能力。粒機波形高速砲・電子線アーム・電子線シールド・原子崩しロケット等、壁のように留まった『曖昧な電子』による攻撃・防御・移動等を行える。 オリジナルとの違いは作中では特に見られない。 『心理掌握』(第五位:食蜂操祈) ミクロレベルの水分操作によって人の精神を操作する能力。記憶操作・読心・洗脳・念話・想いの消去や増幅・残留情報の復元等、人の精神に関する様々な事を行える。 作中では「自由度が高すぎて扱いにくい」という理由で使用しなかった。なお、オリジナルである食蜂も同様の理由で、基本的にはリモコンの操作を指標として能力を行使している。 『不明』(第六位:藍花悦) 現時点で能力は不明。 作中で恋査が、「使用可能な能力でありながら一度も使おうと思わなかった」ことから、直接戦闘向きではない・オリジナルの時点で、あるいは恋査の体や『噴出点』の性質上、何らかのデメリットや制限が存在する能力といった可能性が示唆される。 『窒素爆槍』(レベル4:黒夜海鳥) 空気中の窒素を操作し掌から『窒素の槍』を生み出す能力。窒素の槍での薙ぎ払い・刺突の他、噴出時の勢いで大きく飛んだりする事ができる。 能力面でオリジナルとの違いは特にないが、黒夜は自身の体に「義手」を接続することで『噴出点』となる掌を増やし、一度に出せる槍の本数の増加・集束させることによる出力の増幅を行ったり、落ちた「義手」を遠隔操作し奇襲する等の応用も行っている。 『幻想殺し』(レベル0:上条当麻) 右手で触れた異能の力と、その力が直接生み出している現象を打ち消す能力。 作中では恋査が『編み棒』を展開し『噴出点』を作った直後、右手首の先に何かが集まり、『編み棒』が半端な形で広がり痙攣し、右腕が膨張して破裂するとともに、そのノイズが全身に広がり自意識の制御を失って昏倒した。 これが『幻想殺し』は世界に一つという法則によるものか『竜王の顎』等の他の要因によるものかは不明。 この現象は「理解のできない力のため制御に失敗した」と表現されており、後に薬味久子の存在を体内に叩き込まれた際にも似たような現象が起きている。 痛覚・表情制御 恋査はサイボーグのため、痛覚や表情を機械的に完全に制御できる。例えば、痛覚を遮断することで相手の攻撃に怯まずに自分の動きを押し通す、表情を固定することで予想外の出来事や目線の動き等を読まれないようにする、といったことが可能になる。 作中では、痛覚を遮断して上条から受けた拳を無視して上条を締め上げたり、表情を固定し『前兆の感知』を無効化した。 【短所】 『噴出点』の性質上、複数の能力を同時には使用できず、別の能力を使用する場合は都度『編み棒』を展開する必要がある。このため、使い分けの際に僅かではあるものの隙が生じる。 各能力を使うことはできるが、使い方は恋査自身の判断で行うため100%使いこなせるわけではない。このため、その能力を有する能力者本人ほど機転が利かず、扱い方に差が生じる。 恋査の構造上、能力に一部使用できないあるいは使用困難となる技や扱い方が存在する。これについては各能力の項目を参照。 【戦法】 基本的には第一位の能力を行使し、ベクトル操作による各種攻撃や防御及び黒い翼・白い翼によって戦う。必要に応じて、他のレベル5の能力やコピー可能な相手の能力を使って応戦する。 【備考】 スペックの項目にあるように、本体である視床下部によって性格が異なる。 「#28」 最初に登場した、髪を纏めナース服を着ていた恋査。機械的で女性的な思考・言動を行う。合理性と安全性を重視し、各能力を使い分け主に遠距離から安全に戦う手法を取る。 「#29」 次に登場した、髪を下ろしたままの恋査。ハイテンションで男性的な思考・言動を行う。感覚より演算を重視し、五感で追えない領域にも臆さない。各能力の使い分けを行わず、『一方通行』を使用したシンプルな近距離戦の手法を取る。 恋査は、想定カタストロフ029『学園都市に七人いる超能力者(レベル5)が全て同時に統括理事会へ敵対行動を取った場合の対応策』として開発されており、『レベル5全員を同時に相手にし、それぞれ個別に撃破できる』程のスペックを前提としている。
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【種別】 実験 【初出】 三巻 【解説】 1. 樹形図の設計者の算出したプランに従い、 最強の超能力者一方通行を絶対能力者(レベル6)へ進化させる実験。 提唱者は木原幻生。 天井亜雄、芳川桔梗、布束砥信といった一線級の研究者が参加している。 作中では『実験』と略して呼ばれることが多く、二重カギカッコ付きで単に『実験』と言った場合、ほとんどはこれを指している。 実験内容は、特定の戦場を用意しシナリオ通りに戦闘を進める事で成長の方向性を操作するというもの。 「二万通りの戦場を用意し、二万体の『妹達』を殺害することで『絶対能力者(レベル6)』への進化(シフト)を達成する」 という、とても正気の沙汰とは思えない内容。 実際にこの実験の進行途中で、御坂美琴は自ら命を絶つという最悪の手を打ち出すところまで心身共に追い詰められてしまった。 それでも約半分ほどまでは順調に進行、第九九八二次実験以降は美琴による破壊工作が行われたが、 計画を外部機関に引き継がせることで難を逃れている。 が、第一〇〇三二次実験で上条の妨害が入り、一方通行が敗北。 「最強の超能力者が最弱の無能力者に倒される」という事態にプランの見直しも考えられたが、 既に樹形図の設計者が失われていて再計算が不可能だった事もあり、計画は無期凍結された。 その後、天井が最終信号にウィルスを仕込んで起こそうとした事件により、完全な中止・解体が決定される。 しかしその実情は、アレイスターが『プラン』のために利用した隠れ蓑であり、 量産型能力者計画の取り潰しから、絶対能力進化計画が失敗するところまでを含めて、 (アレイスターにとっては)全てが元から織り込み済みの偽装だった。 真の狙いは、実験のために生み出された妹達を全世界中に送り込むことで、 虚数学区を発生させるためのアンテナを世界全土を覆うように配置する事だった。 その為、実験後も生き残った妹達は『治療』と称して(実際に治療も行なわれているが)、 学園都市以外にも世界各地の協力機関に送られている。 なお、超電磁砲第四十三話で常盤台中学に掛かってきた 「御坂さんと思われる人物が路地裏でサバゲーを…」 という通報は、この実験が第三者に見られた結果と思われる。 このように非人道的な実験ではあるが、この実験がなければ当麻や美琴、そして一方通行や御坂妹等が深く関わることはなかった可能性が高いのは皮肉ともいうべきか。 2. 木原幻生の孫であるテレスティーナもレベル6を誕生させるための実験をしていた。 対象となった能力者は春上衿衣。 眠れる暴走能力者となった枝先絆理他チャイルドエラーの脳内で分泌される成分を、 能力体結晶と融合させることで能力体結晶を完成させ、それを春上に投与することでレベル6にシフトさせる計画であった。 彼女が枝先絆理限定でレベル以上の精神感応を発現させることを利用し、人為的にポルターガイストを起こさせていた。 しかし、その計画は完遂される前に事態を知った御坂美琴の手によって阻止された。 なお、その際にテレスティーナは、 「学園都市の目的はレベル6を誕生させること。学園都市はレベル6さえ誕生したら後はどうでもいい。」 と発言している。 しかし、麦野によれば、体晶を使った絶対能力進化実験には、 「『樹形図の設計者』からの絶望的な答え」を返されている。 置き去りとの共鳴や精神感応による実験を「悪あがき」と言及していることから、 かなり以前の段階からテレスティーナの個人的な研究として進めていたらしい。 3. 大覇星祭(だいはせいさい)の裏で木原幻生が美琴を対象に進めていた計画で、「もう一つの『絶対能力進化計画』」として描かれた。 幻生曰く、レベル6として安定するのは一方通行のみだが、美琴の力を暴走させて強引にレベル6に迫ることで 一瞬だけレベル6に到達し神の領域を垣間見るらしい。 ただしその一瞬の直後、心身共に限界を迎え個体としては破滅、余波で学園都市も崩壊すると幻生は見ている。 外装代脳(エクステリア)を乗っ取った幻生が特製のウィルス (心理掌握によってミサカネットワークの意思総体を洗脳しているらしい) をミサカネットワークに使うことで溢れ出た正体不明の黒い力を依り代の美琴に注ぎ、実験が始まった。 1回目の変形(設定画では「Phase5.1」と呼称)の段階で進捗度は2%程度。それでも本来の美琴の数十倍の火力を持つ。 53%の段階で美琴の人格は別次元のものに変質してしまうため、こちらの世界に縫いとめるために幻生は『外装代脳』のブーストコードを必要としていた。 Phase5.2の段階では頭に天使の輪らしき物が出現している。 なお、はいむら氏のラフ画のメモに「腕に発生した圧縮したAIMと電熱化した金属で作った翼で戦う」とあるが鎌池氏の公式設定でないことに留意。 Phase5.3の段階で、食蜂が幻生を無力化したことで美琴の精神操作も解除されたが、力の暴走は止まらなかった。 ここで暴走している力が生み出していた謎の黒球は美琴が元来持っていた電力ではなく、 削板曰く「別の世界から来た力」、「文字通り『理解』のできねえモン」であるらしい。 その力は圧倒的で、前述した数十倍の雷撃、広範囲かつ強力な磁力操作による大質量攻撃、 瞬間的な翼での殴打などで、世界最大の原石である削板を一時的とはいえ戦闘不能にするほど。 削板の協力を受けた上条が黒球に接触すると右腕は千切れて弾け飛んだ後、右腕の断面から竜王の顎(ドラゴンストライク)が出現。 それぞれ容姿の異なる八本の竜が黒い球体を食い散らし、暴走状態は完全に停止して美琴も元の姿に戻った。 一連の戦闘の余波で周囲の建物にも被害が及んだほか、跡地には謎の金属が残された。 4. 人体のどの部位に能力が宿るかを研究していた菱形によれば、その結論は、 A.霊魂と呼ぶべき何かが宿った肉体そのものに能力は宿る B.切除によって体が小さくなると能力の出力が落ちる の2つ。 Aは応用の効かない「クソみたいな結論」(菱形の発言)だが、 Bを逆に考えれば、体を巨大化させれば能力の出力が上がることになる。 そこで、機械の巨体を自身の肉体であると脳に錯覚させる棺桶というシステムが開発された。 事実、棺桶プロトタイプはレベル2の素体からレベル4相当の出力、 窮奇、饕餮の2体はレベル3の素体からレベル5相当の出力を引き出すことに成功している。 渾沌についてはコミックス版では不明だったが、アニメ版では前2体と同等に描写されていた。 菱形としては蛭魅をレベル6として完成させて学園都市にその成果を認めさせたいところだが、 特殊な処理を施した死体の脳でしか成功していない等、棺桶の実用化には難点も多い。 この特殊な処理とは、スーパーバイザーとして招かれたエステルによる死霊術も含んでおり、 レベル6完成のためには魔術すら利用しようとする姿勢が見て取れる。 巨大化した檮杌の崩壊および菱形の死亡により計画は頓挫。 なお檮杌が崩壊する際の衝撃波は学園都市全体を壊滅させる規模のものだったが、 この衝撃波は一方通行によって大気圏外に放出された。
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日 娼館サイド ダンジョンサイド セックスパート(ピロートーク) 11日目 ・ヤルオとやる実が魔獣の間に向かう・ホロとの交尾により羽衣狐誕生・やる実がウルフルンを搾り取る・キルオ/エヴァ/ザーク/幽々子/星噛で極炎の間に向かう・ネテロがキルオとの試合を承諾する ・獄炎の間の被害が想定内に抑えられる・怠情の間の被害が大きく、新モンスター生成の予定が大きく遅れる ロリ好きなレズビアン(紅守黒湖)が来てお姉さんと妹役でインデックスと疑似姉妹レズ(紅守黒湖が誰から娼館の事を聞いたかについて) 12日目 ・ヤルオシルヴィア班支部に入団決定。また研究用としてダンジョンと街の中間地点の土地を貰う。・デキルオアリスと初接触。カイジから帝愛グループの幹部の情報を入手・キルオルイージと初対面する。ガッツ、エヴァと共にやんねえ香、インコマン、アストルフォ、ネロ・クラディウス相手に模擬戦を行う。ガッツに明日、鍛冶屋「たたら場」に連れてって貰う約束をする。 ・沙耶が音速丸にアナル触手やってる最中に、うっかり風見幽香と子作り中のヤラナイオに通信を繋いだおかげ(?)で今まで以上に盛り上がり、結果キルコが誕生する。・ヤルオの貰った土地に関して魔王会議が開かれる。結果、対人間用の工作拠点にする事が決定された。工作部隊として屁怒絽、ブリジット、サーニャ、バレンタイン兄弟、ワムウ、ウルフルン、ワドルディ50人の派遣が決定される。 ・やる実がダディ・クールを華麗に逆レ。その様子を羽衣狐が覗き見。(鮮血の間について)・やる実とやる実の淫気で発情した羽衣狐と沙耶とヤルオで家族仲良く4P。4Pを覗き見したヘンゼルとグレーテルが正常な性に目覚める。 13日目 ・ヤルオ前日貰った土地を視察する。アンリエッタ・ド・トリステインと会話する。・デキルオアリスに救出の約束をする。マフィアがヘンゼルとグレーテルを殺害目的で捜索している情報を入手。またマフィアの幹部の情報を入手。・キルオエーリカ・ハルトマンと会話する。ガッツとムジと共にたたら場を訪問、爆発大剣コロナの製作を依頼する。闘技の間でゴールドマンと修行してスキル「インパクトストライク」を習得する。またエシディシとも修行して、スキル「自動再生」を習得する。・沙耶蒼星石が沙耶の次女 五男としてモンスターに転生 ・前日の魔王会議で決められた工作部隊の人員の招集が行われる。・水銀燈が幻術をかけた囮を使ってヘンゼルとグレーテルが死んだ事を偽装する作戦を提案、実行される事になる。・偽装作戦の囮の仕込みのため、水銀燈が翌日娼館に行くことになる。 ・バルクホルンが蒼星石を射精管理(沙耶が蒼星石を説得する) 14日目 ・ヤルオ貰った土地にて工作部隊 水銀灯と合流。マユリが何かしらの人体実験を行ってる可能性が浮上する。シルヴィア王女と共に裏オークションに参加する。スーパーエイジャと石仮面を競り落とし、売れ残った初期型ソウルコアを入手する。水銀灯とセックスした結果、ラプラスと薔薇水晶が誕生する。・デキルオアリスが偽装作戦に協力してもらう事になる。偽装作戦のメンバーであるサーニャ、ブリジット、蒼星石、と合流。水銀燈と協力して囮を仕込み、マフィア向けに嘘情報を流す。噂に乗せられ、マフィアがアリスの潜む幽霊屋敷を襲撃。偽装作戦は成功しハカイダーとバラライカへの洗脳に成功、アリスも屋敷に突入した部隊員を全員殺しアドルフにも重症を負わせる。・キルオネテロから阿部高和、初音ミクの情報を聞く。エーリカ・ハルトマンに17日目に娼館に遊びに来てもらう事を約束する。ネテロと模擬試合を行い、スキル「見切り」を習得する。エーリカ、バレッタと共にキルオ達が、16日目に行われる怠惰の間の討伐に参加することが決定する。水銀燈の淫気が原因で吸血中のエヴァをレイプ。長時間セックスした影響でスキル「氷結魔力」を取得。・沙耶ヘンゼルとグレーテルが沙耶の三女 六男としてモンスターに転生。水銀燈の淫気に当てられたヘンゼルとグレーテルに性教育を行う。・その他サーニャがスキル「???」を習得する。 ・水銀灯が工作部隊を送り届ける。 ・水銀燈がモブに脅迫され、調教されて、下品におねだりをするまで堕とされる淑女プレイ(アリスが封印されている地下施設の所有者、木原一族について)・ヤルオと水銀燈の朝まで生子作りックス↓ここからは館に充満した水銀燈の淫気の影響でほぼ全員が発情した結果、発生したセックス↓・キルオが本気モードでエヴァをレイプ。・ヘンゼルとグレーテルに沙耶が性教育がてらにセックス。後に同じく淫気に当てられて発情してた纏流子とマナともセックスさせる。結果、双子が正しいセックスを覚える。・やる実と羽衣狐がブリジット相手に廊下で搾取セックス(明確な描写なし)・デキルオとインデックス(明確な描写なし) 途中覗いてたサーニャが誤って部屋に入ったものの、数回オナニーしただけで寝た模様。結果、サーニャがスキル「???」を修得。・蒼星石とバルクホルンが朝までセックス(明確な描写なし) 15日目 ・ヤルオ昨日競り落とした石仮面とエイジャの赤石が本物であることが判明する。またシルヴィアとの会話で木原一族に関する情報を入手する。・デキルオアリスに地下研究所の入り口を教えてもらう。またアリス以外の木原所属のサイキックに関する情報を入手。一方通行と会話する。この時間違えて超激辛カレーを注文するハメになる。来店した黒子に催眠を仕込む。・キルオガッツ、バレッタと会話する。爆発大剣コロナを受領する。またライトセイバー(武器)の情報を入手する。・その他カイジが来店。艦娘に関する情報を入手する。 ・昨日生まれたor転生したモンスターとヤルオ達の報告会を兼ねて魔王会議が開かれる。以下は会議の内容1.禁止制限に関して初めて言及される。2.昨日のオークションで鷲巣が競り落とした闇のベルトにダグバが封印されてる事が判明。ヤルオに回収するよう厳命が下される。3.デキルオが一方通行の能力解析をヤラナイオに頼まれる。4.キルコが後日娼館に来ることが確定。5.球体紳士が怠惰の間に常駐する事が決定される。6.ヘンゼルとグレーテルが深淵樹の間、羽衣狐が獄炎の間、ラプラスが闘技の間に派遣される事になる。・ヤルオカーズの研究室にて、ゆっくりと昨日入手したソウルコアを合体した結果、メルシア・アルマードが復活する。またメルシア観察のため、ピトーの派遣が決定する。・デキルオレミリアと会話してアーカードとの仲を改善させようとする。しかしアーカードが黒歴史ノートを読んだことが原因でレミリアが家出し、娼館に居候する事になる。・キルオドクオと作戦会議を行い、エーリカの捕獲とハクの出陣が決定する。・水銀燈薔薇水晶を夢魔の間に連れて帰る。佐倉杏子が性行為しない問題が明らかとなる。(小ネタ) ・シグナムと薔薇水晶のレズックス(アインツベルン家の動向およびアインツベルン家に関わる人間について)・ふたなり黒子×纏流子(お姉様役) 16日目 ・ヤルオシルヴィアと共に人材紹介所(という名の奴隷市場)に行き、先代巫女、ジャギ、東横桃子、高良ゆかり、ネギを買う。シルヴィアはフレンダを買う。船と海の学校関係者(憲兵番長)と初接触。ジャギがヤルオの下で協力する事になる。・デキルオサーニャ、ワムウ、ブリジット、ワドルディ3人を連れて地下研究所を探索する。地下5階まで探索した結果、機人のボディと頭部、多数の資料とアイテムを入手する。しかしデキルオに能力再現チップが寄生してしまう。・キルオ怠惰の間にてハクと交戦。球体紳士の援護もあってエーリカとアストルフォの捕獲に成功する。撤退中に重症を負ったバレッタを担いで帰還し、バレッタとの仲を深める。エヴァに投げられたゆっくりが顔面に直撃しTSしてしまう。TSの影響でスキル「ガールチェンジ」を習得する。・沙耶先代巫女とジャギのメンタルケアを行う。またネギを大切に育てることにする。・その他ラプラスが「ゆっくり召喚」を習得。蒼星石がバルクホルンと特訓し、デメリット無しで戦闘できるようになる。ピトーがラプラスと協働して東横桃子に人体実験を行う。回収した機人のコアとゆっくりを融合させた結果。まどかが蘇生する。 ・ワドルディ8645がドクターウエストに進化する。・ヤラナイオがデキルオ達に黒雪姫を派遣する。 ・希望者全員参加!握手券ならぬ輪姦券購入者参加でバルクホルン、高良ゆかり、アストルフォと大輪姦祭(セクハラに過剰反応するサイキックについて&最近の街の景気&娼館の外での評判はどんなもんかね?)・キルオがエーリカを救出する劇をしてから正体をバラし、エーリカを絶望させた後にデキルオ、キルオ、蒼星石、沙耶と5P・蒼星石×バルクホルン。そこそこシてから、バルクホルンがふたなり薬を使って攻守逆転。・沙耶 ブリジット×アルトルフォ。アストルフォは終始ネコ。・ヤルオ やる実×先代巫女。・ヘンゼルとグレーテル×高良ゆかり・ふたなり薬を使ったエヴァ×ゆっくりの影響で性転換したキルオ 17日目 ・ヤルオ1.ギルド関連ふたなり薬をシルヴィアに提供した見返りで鷲巣巌とコネを持つ。鷲巣から紅の本を譲り受ける。2.ジャギ関連ジャギの過去を本人から聞く御坂美鈴に関する情報を入手し、パーティメンバーを募集してることが判明美人店主としてミミ・ウリエ・フォン・シュバルツラングとC.C.の情報を入手する・デキルオ援軍にやってきた黒雪姫と共にアリス救出に向かう。結果十字目の男を倒しアリス、オティヌス、トウマの救出に成功。救出作戦中に麦野沈利を捕獲する。能力再現チップを完全に受け入れたことでドロヘドロを操れるようになった・キルオ星噛絶奈の案内で地下闘技場のトーナメントに参加。天龍を捕獲し、阿部高和をオーバーキルへの勧誘に成功するが、マリオに敗れて準優勝となった。同大会で「気化冷凍法」を会得する。・沙耶アリス、オティヌス、トウマを転生させる。但し魔素の消費量が多かったため沙耶は省エネ形態にならざるを得なくなった。・その他アリスが木原の所業にブチ切れて娼館を爆破しまくるオティヌス夫妻の協力者で、機械に入れられたサイキックがゆっくり転生するワムウがメルシアを勧誘するが失敗 ・ホロとワドルディ3人が娼館に来館する。・定期報告1.石仮面の効能が判明する。2.闘技の間にネテロが現れ、エシディシが重症を負う・ダンジョン出張組は全員上手くいかなかった ・娼館パート(1~3までピロートーク無し)1.誘拐されて娼婦に身を堕とした元オーバーキルの冒険者バルクホルンが、 その事実を必死に客に伝えようとするも聞く耳を持たれず蒼星石&アストルフォ&客に輪姦される2. 纏流子、BMG(マナ)、インデックスの三人全員に自慰を行わせ、時間内に最も多くイケた子だけが本番をして貰える。またイッた回数が一番少ない子は時間一杯まで絶頂寸止めのおしおき3.男は拘束&常にアリスとインデックスの二人で前後からのサンドイッチ、Wフェラとアリスの罵り インデックスの癒し言葉を耳元で同時責め。男の男根を二つに生やして二人同時に「なんと奇遇な!」など。4.客(ネロ)とアストルフォが互いに愛撫し合って、先にバテた方が一晩玩具にされる。もしネロが負けたら例え嫌がっても何をしてもOK(ネロが冒険者になった理由と、ネロの仕事や仲間の話)・流子とバルクホルンとBMGが初期の頃以外の記憶を喪失。「いきなり」魔物の巣に連れ込まれて陵辱されるも開発されきった体で即落ち・キルオ×バレッタ(ただしバレッタが波紋を使ってマッサージしたせいでキルオは重症を負う)・デキルオ×アリス・沙耶×麦野沈利 ヤルオ デキルオ(途中まで触手プレイ)・天龍×バルクホルン×蒼星石×ホロ×ヤルオ×沙耶の大乱交・ヤルオ×ホロ(イエティを妊娠) 18日目 ・ヤルオ工作拠点の地上部でヤルオのエイジャの赤石関係の実験施設を建造開始転生したアリス、オティヌス、トウマをダンジョンへ案内ホロが魔獣の間でイエティを出産・デキルオ泥の影響からの回復に専念。なんとか会話はできる状態・キルオ波紋による瀕死の重症からの回復に専念。波紋を受け続けた結果、「ミート・アース」を習得。・沙耶館内でコミュを進める。1、先代巫女元人間のモンスターを紹介する。先代巫女がかつて沙耶の本体に肉薄した相手だと判明、沙耶は巫女のことを大いに気に入るまだ名前は教えてもらえない2、ジャギジャギの復讐相手、ケンシロウ、リサリサ、イングリッドの話を聞く3、蒼星石翠星石がバタラシに来ており、蒼星石が直接館に連れ帰る4、ネギネギが魔法に興味を持ち、インデックスを教師として紹介する5、高良ゆかり関係者の高良みゆきが鷲巣の館で使用人として働いていることを伝える6、天龍まどかが提督に見捨てられて不安定な天龍の話し相手になることが決まる7、まどかまどかに保護した自分たちがモンスターであることを明かす8、レミリアレミリアがデキルオの潜入工作のサポートに回ることが決定する9、BMG(マナ)&流子19日目夜の沙耶&ジャギとの決闘に勝てば館からの解放、負ければモンスターとなる条件を呑ませる。10、メルシア機人時代のメルシアが肉侵の間で大破したことを知らされるムジとザークのことを話す・その他アリスとまどかとの夕食にレミリアとワドルディ5628、オティヌスとトウマも同席する(まどかが自身がコアにされた経緯を思い出す) ・転生したアリス、オティヌス、トウマの紹介が行われる。・夢魔の間にインデックスが、魔獣の間にやる実が、鮮血の間に蒼星石が派遣されることになる。・闘技の間でサイキック対策の「異常音波体」が完成する。・レミリアからの手紙をアーカードが受け取る。・ダンジョン出張組深淵樹の間でヘンゼルとグレーテルが大活躍(帝愛の採取人員を大量に殺害し、幹部のセルベリアに深手を負わせる)極炎の間で羽衣狐がお空の観測手としてサポートに回る闘技の間でラプラスが「半永久的自由動力装置案」の研究に着手 ・娼館パート・蒼星石と翠星石翠星石に呪いの饅頭を食べさせてふたなり化蒼星石の手で処女&童貞喪失・エーリカと翠星石エーリカを翠星石に犯させながら翠星石を連結して犯すプレイ(最近オーバーキルと共にダンジョンに入った各国の調査隊について。メンバーや規模など)翠星石とエーリカが仲良くなる?・治療中のデキルオにアリスの奉仕&レミリアのディープキスしかしデキルオの手が尻に伸びたためレミリアが殺しかける(お詫びとしてレミリアの吸血前にキスしてもよいことになる)・キルオ×エヴァ(キルオがキル穂を妊娠・出産)・イエティ×ゆかり、キル穂×天龍で筆下ろし・ヤルオ×アストルフォ(アストルフォがヤルオのオナホになる) 19日目 ・ヤルオ1、美鈴の店黒子による美琴への調教の進行状況を確認美鈴からダンジョン討伐隊についての情報を聞く2、C.C.の占い屋ヤルオ:【『ある女性』を籠絡というか確保したいのだが可能かどうか】→待ち人が仲介人になるが吉、ただし待ち人に傷がつくと悪し(一方通行)→街中で行動を起すは悪し、夜の外での行動が吉、よく話していればなお良し(C.C.)ジャギ:【今夜の試合の行く末】→仲間の動きに注意することが吉、後ろをカバーすればなお良しC.C.がバタラシに来た理由を聞く(近いうちに店を畳むことも聞く)3、鷲巣の館鷲巣が所有する「闇のベルト」の研究を受けることに報酬として高良みゆきを「助手」として貰い受ける・デキルオ1、酒場「正道」一方通行とレナと会話レナに催眠をした結果、冷静さを取り戻し、まどかの真実を知り、翌日に再び会うことに一方通行に催眠をしようとしたところ暴走2、ヤルオと合流し食堂「天進」で食事常連客のジャック、ゾンゲ、ロザリンド、櫂トシキの話を聞く3、木原の地下研究施設催眠した木原兵からレナ、ヤミ、一方通行の情報を聞き出す木原兵に「マインドハック」をして潜入調査地下研究施設が木原によって占領されたことを再確認木原数多、キハラ・ダイジョーブの2人の博士を目撃ルリに疑惑をもたれるものの返り討ちにし、捕獲して脱出ついでに「マインドハック」に利用した木原兵を持ち帰る・キルオ1、オーバーキル拠点メルシアとザークの顔合わせキルオが20日目に阿部と海と船の学校の龍田、中央ギルドの人員と怠惰の間での調査を行うことに2、ダンジョンへの報告キル穂のお披露目ダラ・アマデュラ=ミヅハの治療と禁止制限ゴア・マガラについての話を聞くエヴァは20日目に鮮血の間でエーテルの風の紅守、能井と調査3、賭博場バレッタとギャンブル場「エスポワール」へ行く花京院とダイス勝負をして敗北ギャンブルの利益で太陽酒をゲット、バレッタと飲み交わす・沙耶ジャギを転生させる・その他まどかが天龍のカウンセリングを行う ・ダンジョン出張組深淵樹の間でヘンゼルとグレーテルが、中央ギルドの調査員を全滅させる新スキルを習得し、深淵樹の間に大量の魔素が生成される魔獣の間でやる実が梅雨と仲良くなる夢魔の間でインデックスが新入りの杏子のカウンセリングを行うインデックス専用の教会風の建物が建築される鮮血の間で蒼星石がフランと遭遇し文通開始蒼星石の「戦闘不慣れ」が消失する極炎の間で羽衣狐がお空との連携に試行錯誤闘技の間でラプラスが半永久的自由動力装置案の研究を続行中ゆっくりにインタビューを行うが進捗もゆっくりだった ・天龍と大好きな提督とで一番良いシチュでの初体験(エーテルの風について、黒い噂)・ヤルオ×みゆき母(ゆかり)を犯したベッドの上で娘のみゆきを犯す・デキルオ&アリス×ルリ催眠による価値観改変セックスからのネタばらしセックス館内イベント・BMG(マナ)&流子VS沙耶&ジャギの決闘沙耶チームの勝利罰として仕事中以外は四六時中セックスすることに
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コメントは各属性のページでももちろん構いませんが、長くなる場合はよければこちらをどうぞ。 カードについて以外のコメントはそれぞれ対応したページにお願いします。 属性、サイド、Lv1での攻防値、コスト、スキル名・スキル効果 をコメントしてもらえれば表に反映します。 基本情報以外にも 図鑑No(URL末尾)、売却額、限界突破Maxでの攻防値 もわかればお待ちしています。 コメント 技 [愛煙家]ステイル=マグヌス(N) ランク 140/140 コスト 2 サイド 魔術 攻撃力 7300 防御力 6700 スキル 火の加護 効果 味方技の攻撃力がアップ -- ?# (2012-12-29 08 48 40) 反映しました -- 名無しさん (2012-12-30 06 13 31) [狙撃手]ミサカを編集してみました。進化の有無は分からず... -- とある美琴好き (2012-12-31 12 53 00) どうやら図鑑の名前とカード一覧の名前が違うらしい。 図鑑は全角カナ苗字なし(例:[ゴスロリ]シェリー) カードは半角苗字付き(例:[ゴスロリ]シェリー=クロムウェル) なんだが、wikiではどちらに統一するべき? -- 名無しさん (2013-01-01 18 15 31) 個人的には全角の方が見やすくていい -- 名無しさん (2013-01-03 03 52 53) 思[最大主教]ローラ -- 名無しさん (2013-01-14 23 20 55) ↑ミス LV160で攻18700 防13000でした -- 名無しさん (2013-01-14 23 24 20) 反映しました -- 名無しさん (2013-01-15 21 51 37) [アドリア海の女王]ビアージオ=ブゾーニ(R) ランク160 攻12900 防20000 です。 -- 名無しさん (2013-01-16 01 06 59) 反映しました -- 名無しさん (2013-01-18 04 54 04) 技 [学生寮襲撃]闇咲逢魔(N+) 魔術サイド コスト4 ランク150/150 攻11900 防12900 -- 名無しさん (2013-01-19 00 52 32) 反映しました -- 名無しさん (2013-01-19 18 28 16) 個人でまとめといた表があるのでどうぞご利用ください。データ穴あきだらけだけどhttp //www1.axfc.net/uploader/so/2764909?key=kinsyo -- 名無しさん (2013-01-23 00 37 38) 技[即刻死刑!]木原数多(N+) -- みのきち (2013-01-26 19 58 08) 技[即刻死刑!]木原数多(N+) ランク:150/150 コスト:4 サイド:科学 攻撃力:13000 防御力:11000 スキル:なし -- みのきち (2013-01-26 20 01 28) 技[体育教師]黄泉川愛穂(N) ランク:140/140 コスト:2 サイド:科学 攻撃力:8600 防御力:6500 スキル:なし -- みのきち (2013-01-26 20 05 23) 下三つ反映しました。表は時間がある時に随時追加させてもらいます。少し遅くなると思うので代わりに編集できる方がいればお願いします。 -- 管理人 (2013-01-27 00 57 43) [上下関係]ミサカ 打ち止め 攻撃 2710防御 2500 スキル ミサカネットワーク+効果 味方思の攻撃力がアップ売却額 3150 -- 咲 (2013-02-13 23 08 14) 技 [クッキング]御坂美琴 白井黒子(HR+) 攻撃 2440防御 2790スキル お姉様好き効果 敵一人にダメージ売却額 3150 入手法 進化 -- 咲 (2013-02-13 23 14 17) 反映しました -- 管理人 (2013-02-14 00 57 49) 技[イレギュラー]姫神秋沙 (R+) 攻撃 1490 防御 2910 スキル なし 売却額 1197 入手法:進化 図鑑No.61 -- 名無しさん (2013-02-14 19 04 57) 技[自分の意見]アンジェレネ 攻撃:2060 防御:2070 スキル:硬貨袋 効果:味方技の防御力がアップ売却額:1134 入手法 進化 図鑑No.677 -- 名無しさん (2013-02-14 19 08 31) ↑R+です。 技[本題]海原光貴(R+) 攻撃:2480防御:1740 スキル なし 売却額:1134 入手法 進化 図鑑No.718 -- 名無しさん (2013-02-14 19 10 21) 反映しました。売却額からコストを推測して入れましたが、分かるようであればコストもお願いします。 -- 管理人 (2013-02-14 21 34 13) 思 [魔滅の声]インデックス(HR)ランク 1/80 コスト 14攻撃力 1940 サイド 魔術防御 2830 スキル 魔滅の声効果 敵技の攻撃力がダウン 売却額 1980 -- 名無しさん (2013-02-15 01 04 01) 反映しました -- 管理人 (2013-02-15 02 10 29) 思 [座標移動]結標淡希(R) ランク:160/160 コスト:6 サイド:科学 攻:13600 防: 17200 スキル:座標移動 効果:味方思の攻撃力がアップ -- 名無しさん (2013-02-17 18 39 23) 思 [嘲笑う]ヴェント(SR+) ランク:120/120 サイド魔術 コスト:25 攻撃力:17578 防御力:13791 スキル:天罰術式+ 効果:敵全体の防御力がダウン -- 名無しさん (2013-02-17 18 43 15) 技 [叩き付ける]木原数多(SR+) ランク:120/120 サイド科学 コスト:25 攻撃力:16196 防御力:15172 スキル:ベクトル対策+ 効果:敵思の防御力がダウン -- 名無しさん (2013-02-17 18 44 15) 思 [聖夜のシスター]インデックス(SR+) ランク:120/120 サイド魔術 コスト:21 攻撃力:14999 防御力:16069 スキル:サンタとトナカイ 効 果:味方思の攻撃力がアップ -- 名無しさん (2013-02-17 18 46 05) 思 [呆然とする]一方通行 打ち止め(LR) ランク:100/100 サイド科学 コスト:19 攻撃力:11763 防御力:14264 スキル:ベクトル操作+ 効果:敵一人にダメージ -- 名無しさん (2013-02-17 18 48 00) 技 [理事長の孫]海原光貴(LR) ランク:100/100 サイド魔術 コスト:19 攻撃力:14264 防御力:11763 スキル:片思い 効果:スキル使用者の攻撃力がアップ -- 名無しさん (2013-02-17 18 51 25) 技 [和解]麦野沈利 絹旗最愛(LR) ランク:100/100 サイド科学 コスト:20 攻撃力:13398 防御力:12869 スキル:原子崩し 効果:敵全体にダメージ -- 名無しさん (2013-02-17 18 52 13) 力 [信用する]神裂火織(LR) ランク:100/100 サイド魔術 コスト:19 攻撃力:13110 防御力:12917 スキル:七天七刀 効果:敵一人にダメージ -- 名無しさん (2013-02-17 18 52 51) 反映しました -- 管理人 (2013-02-17 22 18 09) 技[喧嘩上等]御坂美琴 (R) ランク 160/160 成長 100% コスト 6 サイド 科学 攻撃力 17300 防御力 12700 スキル 雷撃の槍 敵全体にダメージ -- 名無しさん (2013-02-20 00 04 31) 反映しました -- 管理人 (2013-02-21 19 18 02) 図鑑No.376 思[スラム襲撃]一方通行(LR)コスト 19 サイド 科学 攻 3530 防 2010 スキル お片づけ 効果 敵全体にダメージ 売却額 2430 -- 名無しさん (2013-02-23 02 43 40) 反映しました -- 管理人 (2013-02-23 03 03 07) 思 [おなかへった]インデックス(N+) ランク:150/150 サイド魔術 コスト:4 攻撃力:9400 防御力:11600 スキル:なし -- 名無しさん (2013-02-26 14 14 13) 思[アリサの歌]インデックス&鳴護アリサ(SR)ランク 110/110コスト 16 サイド 魔術 攻 10146 防 13954 スキル アリサの歌 効果 味方思の攻撃力がアップ -- 名無しさん (2013-02-26 14 17 20) 思[猫と飼い主]インデックス(SR)ランク 110/110コスト 16 サイド 魔術 攻 11241 防 13619 スキル 飼い主 効果 味方思の攻撃力がアップ -- 名無しさん (2013-02-26 14 18 57) 思[スフィンクス]インデックス(SR)ランク 110/110コスト 14 サイド 魔術 攻 11709 防 12314 スキル なし -- 名無しさん (2013-02-26 14 20 34) 思[一〇万三〇〇〇冊]インデックス(SR)ランク 110/110コスト 16 サイド 魔術 攻 12175 防 11112 スキル 竜王の殺息 効果 敵全体にダメージ -- 名無しさん (2013-02-26 14 22 46) 反映しました -- 管理人 (2013-02-26 18 56 28) 思[遠慮がち]オルソラ(HR+) コスト 18 サイド 魔術 攻 2810 防 2820 スキル なし 売却額 3276 -- 名無しさん (2013-03-04 23 19 09) 反映しました -- 管理人 (2013-03-05 01 56 10) No.87力[vs一方通行]木原数多(LR)コスト 20サイド 科学 ランク1/100 功 2960防 2640 ランク 100/100 攻 13879 防 12388スキル 貫く拳 効果 敵全体にダメージ 売却額2520 -- きばえ (2013-03-06 22 47 01) No.87力[vs一方通行]木原数多(LR)No.87ではなくNo.328でした -- きばえ (2013-03-06 22 56 32) 反映しました -- 管理人 (2013-03-07 01 22 51) 思[劇場版]SR ランク:210/210 コスト:23 サイド:科学 攻撃:23100 防御37600 スキル:歌姫 スキルランク1 効 果:味方科学の攻撃力がアップ -- 名無しさん (2013-03-09 10 41 16) ↑カード名抜け。鳴護アリサです。 -- 名無しさん (2013-03-09 10 42 25) 反映しました -- 管理人 (2013-03-10 23 24 10) 思 [胸パッド]白井黒子(R+) ランク:170/170 コスト11 サイド科学 攻:24200 防15800 スキル:お姉様好き 効果:敵力の攻撃力ダウン -- 名無しさん (2013-03-11 12 22 14) 力 [助けるために]ルチア (HR) ランク:180/180 コスト14 サイド魔術 攻:23900 防:22700 スキル:木車輪 効果:味方力の攻撃力アップ -- 名無しさん (2013-03-11 12 27 39) 力 [劇場版]レディリー=タングルロード(SR)ランク: 210/210 コスト: 23サイド: 魔術攻撃: 19700防御 41100スキル: 経営手腕スキルランク 1効 果:味方魔術の攻撃力がアップ -- 名無しさん (2013-03-12 01 09 26) 技 [吹き飛ばす]麦野沈利(SR)ランク: 210/210 コスト: 24サイド: 科学攻撃: 41700防御 18300スキル: 原子崩しスキルランク 5効 果:敵全体にダメージ -- 名無しさん (2013-03-12 01 11 02) 思 [覆らない結果]一方通行(HR+)ランク: 190/190 コスト: 18サイド: 科学攻撃: 29600防御 22400スキル: 風力操作スキルランク 1効 果:敵技の防御力がダウン -- 名無しさん (2013-03-12 01 13 08) 反映しました -- 管理人 (2013-03-12 01 58 10) 限界突破しなかった場合のMAXも解ると助かります -- 名無しさん (2013-03-31 08 16 56) 力 [アニェーゼ部隊]ルチア(HR+)ランク: 190/190 コスト: 19サイド: 魔術攻撃: 29600防御 25400スキル: 木片の雨+スキルランク 1効 果:敵全体にダメージ -- 名無しさん (2013-03-31 13 40 32) 思[最大主教]ローラ=スチュアート(R+)ランク 170/170 コスト 11 サイド 魔術 攻 24100 防 16300 スキル 最大主教 効果 味方魔術の攻撃力アップ -- 名無しさん (2013-04-01 17 24 29) 反映しました -- 管理人 (2013-04-01 23 41 26) 限界突破途中のステについてはどのような表を作ればいいかわからないので私個人としては保留、作る方いればお任せします -- 管理人 (2013-04-01 23 52 04) 思 [取り戻す]ミサカ(R+) ランク: 170/170 コスト: 11 サイド: 科学 攻撃: 18600 防御 24200 スキル: なし -- 名無しさん (2013-04-03 08 27 16) 技 [気品爆発]御坂美琴(HR+) ランク: 190/190 コスト: 18 サイド: 科学 攻撃: 31100 防御 20900 スキル: タックル 効 果:敵一人にダメージ -- 名無しさん (2013-04-07 05 53 14) 反映しました -- 名無しさん (2013-04-08 00 34 59) 技 [戦闘準備] 御坂美琴 R+ 科学 コスト7 攻20610 防14890 スキル:弾かれるコイン+ 効果:スキル使用者の攻撃力がアップ -- 名無しさん (2013-04-13 00 44 13) 技[必殺]アウレオルス=イザード(HR+)魔術 コスト19 ランク190/190 攻36100 防17200 スキル 黄金錬金+ 効果 味方技の攻撃力アップ -- 名無しさん (2013-04-13 00 49 36) 思 [ローソン]インデックス&御坂美琴 (SR) ランク210 コスト15 サイド魔術 攻撃18000 防御29500 スキル:からあげクン 効果:味方の思の防御がアップ -- 名無しさん (2013-04-15 22 52 54) ↑ミス 味方思の防御力がアップ -- 名無しさん (2013-04-15 22 58 35) 反映しました -- 名無しさん (2013-04-15 23 24 53) 思[消耗戦]結標淡希 (R+) ランク:170 コスト:9 サイド:科学 攻:22100 防:17300 スキル:なし -- 名無しさん (2013-04-21 17 13 21) 力[風と一緒に]佐天涙子 (R+) ランク:170 コスト:7 サイド:科学 攻:18840 防:16660 スキル:敵技の防御力ダウン -- 名無しさん (2013-04-21 17 19 01) 力 [アニェーゼ部隊]ルチア(HR+) ランク: 190/190 コスト: 19サイド: 魔術攻撃: 29600防御 25400スキル: 木片の雨+スキルランク 1効 果:敵全体にダメージ -- 名無しさん (2013-04-24 21 10 15) 力 [エリス]シェリー(HR+) ランク: 190/190 コスト: 20サイド: 魔術攻撃: 21500防御 33400スキル: ゴーレム・エリス+スキルランク 1効 果:味方力の防御力がアップ -- 名無しさん (2013-04-24 21 11 34) 思[ゲームショップ]高坂桐乃(HR+) ランク190 コスト19 サイド:科学 攻撃:31900 防御23200 スキル:ゲームプレイ+ 効果:敵技の攻撃力がダウン -- 名無しさん (2013-04-25 15 17 24) 技 [第一七七支部]初春飾利 白井黒子(LR) -- 名無しさん (2013-05-05 11 31 38) 上ミスです 技 [第一七七支部]初春飾利 白井黒子(LR) ランク: 200/200 コスト: 19サイド: 科学攻撃: 24900防御 29100 -- 名無しさん (2013-05-05 11 33 25) 力[『スクール』のリーダー]垣根帝督(LR) ランク:200/200 コスト:20 サイド:科学 攻撃力:33200 防御力:21300 スキル:未元物質 効果:敵科学の防御力がダウン -- 名無しさん (2013-05-06 22 19 33) 力[『スクール』のリーダー]垣根帝督(LR+) ランク:1/110 コスト:28 サイド:科学 攻撃:4010 防御:2570 スキル:未元物質 効果:敵科学の防御力がダウン 売却額:6156 -- 名無しさん (2013-05-06 22 51 30) 思[座標移動]結標淡希(R+)ランク:170 コスト:11 サイド:科学 攻撃:16800 防御:24300 スキル:座標移動 効果:味方思の攻撃力がアップ -- 名無しさん (2013-05-10 11 24 23) 思[一触即発]食蜂操祈 御坂美琴 ランク:1/100 コスト:16 スキル:心理掌握 効果:敵一人を一時行動停止 -- 名無しさん (2013-05-13 18 12 54) [10031号]ミサカ 猫抱いてるやつ。 あったらすまん -- 自宅警備員 (2013-05-26 14 26 44) ↑ちなみに 思 N ランク1/40 コスト2 科学 攻660 防890 スキル無 -- 自宅警備員 (2013-05-26 14 28 41) 力 LR+ 勘違い・一方通行 浜面仕上 攻撃25800 防御38500 -- 名無しさん (2013-06-19 10 33 27) [御配付]運営[誤配府?] 力 科学 HR+ ランク190/190 攻撃40000(回収など強制) 防御1000(鯖ダウン多し) スキル 回収なしの誤配府 効果 50%の確率で敵の全体の攻防アップかダウン 全ては運 -- はすみんが消えたッッ (2013-06-28 02 40 41) [Vsインデックス]ステイル&ローラ(LR) ランク1/100 コスト20 サイド魔術 攻2540 防3060 スキル 無言の圧力 効果 敵魔術の防御力がダウン -- mm (2013-07-01 22 59 03) 思[控えめ]初春飾利 -- スーモ (2013-09-12 10 36 56) 名前 コメント
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~7月下旬 第7学区 常盤台新寮~ 絹旗 「」ペラ...ペラ... 絹旗 「むむむ、あの監督の超新作?」 絹旗 「これは要チェックですね」カキカキ <ガチャ 白井 「ただいま戻りましたの」 絹旗 「あ、おかえりなさい」 白井 「はい、封書が届いてましたの」つ□ 絹旗 「封書? 超古風ですね。誰からですか」 白井 「統括事務局からです。わたくしと絹旗さん、それぞれに」 絹旗 「お! もしかして、アレですか!」 白井 「ええ、おそらくは」 絹旗 「うーん、実感が超湧いてきますね」 ~時は遡り7月初旬 第7学区 隠れ家的喫茶店~ 絹旗 「だー、外出申請とか超めんどくせー」チュー 番外個体 「残念、それを出さないと外に出れないんだけどね」フキフキ 絹旗 「せっかく沖縄行きが決まったのに、準備がめんどくさすぎです」 番外個体 「旅行の準備も旅行のうちだよ。なんだかんだ言って楽しんでるでしょ?」 絹旗 「超バレバレでしたか」テヘ 番外個体 「絹旗さんは水着買い換えるの?」 絹旗 「いやー、特に拘りもないんで去年と超同じヤツで」 番外個体 「ふーん」 絹旗 「ミサワさんは買うんですか?」 番外個体 「うん、妹のは準備しないとないし。私も去年のはキツイかもしれないし」 絹旗 「ああ、そういえば妹さんも来るんでしたっけね」 番外個体 「行きたいってうるさかったからね。婚后さんの度量の広さには感服だよ」 <カランカラン♪ 番外個体 「いらっしゃいませー」 黒夜 「絹旗ちゃーん! 見つけたぞ!」 絹旗 「げえっ! 本当に超しつこいですねあなたは!!」 黒夜 「何とでも言え! 今日こそは私と勝負を」 番外個体 「で、なんにする?」 黒夜 「へ?……あっ、じゃあ、ミルクティーをホットで」 番外個体 「はいはーい」 絹旗 「外ならともかく、友達の店にまで押しかけないでくださいよ」 黒夜 「いや、たまたま中覗いたら居たから」 絹旗 (超不幸です……) : : : 黒夜 「はあ!? 沖縄だぁ!?」 絹旗 「? なんかおかしいですか?」 黒夜 「聞いてないぞ!?」 絹旗 「言ってませんし」 黒夜 「なんで誘わないんだよ!」 絹旗 「機会を超逃しました」 黒夜 「」 絹旗 「?」 黒夜 「ハブにしやがってェェェ!! もォ許さねェからなァァァァ!!」ヒュゴォォ 絹旗 「わっ、あぶなっ!」 黒夜 「絹旗ちゃーン? 逃げるしか芸がないンですかねェ?」ケラケラ 絹旗 「こんの……危ないじゃないですかァ!」 番外個体 「……」ハァ 黒夜 「今日こそは私が勝ってやらァ!!」 絹旗 「手から吹出すだけの能無しが本気で勝てると思ってンですか!!」 黒夜 「どっちか能無しか分からせてやンよォォ!!」ヒュゴォォォ 絹旗 「やれるもンならやってみろっつゥンです!!」 番外個体 「店ん中で……暴れてんじゃねー!!」ピシャーン 絹旗黒夜 「「あbbbbbb」」 黒夜 「ごめンなさい」プスプス 絹旗 「超すいませんでした」プスプス 番外個体 「ったくもう……あなたたち、幼馴染みたいなもんなんでしょ? 仲良くすればいいのに」 絹旗 「いや、この窒素女が超一方的にケンカ売ってくるんですよ」 黒夜 「世の中の全ての人間が、仲良しこよしになりてェとか思ってンじゃねェぞ」フン 番外個体 「黙れクソガキ」ズビシッ 黒夜 「ぎゃふン」 絹旗 「で、なんですか。そんなに一緒に行きたかったんですか」 黒夜 「勘違いするな。私は絹旗ちゃんと違って多忙なんだよ」 絹旗 「そーですかー」チュー 黒夜 「だからお土産買ってこなかったら窒素爆槍1000本飲ませるからな! あ、ごちそうさま」ピュー <カランカラン♪ 絹旗 「相変わらず超騒々しいやつですね……」 番外個体 「あの子代金払い忘れちゃったみたいだから、絹旗さんに請求しておくね」ニヤニヤ 絹旗 「……あンのやろォォォォォ!!」フギャー ~今に至る~ 絹旗 (なんか超余計なことまで思い出しちゃいましたね) 白井 「絹旗さん?」 絹旗 「あ、なんでもないですよ」 白井 「とりあえず、中身を確認しておいてくださいまし」 絹旗 「そうですね。万が一にも申請をハネられてたらどうしましょうか」ビリビリ 白井 「夏休み中は帰省もございますし、審査は緩くなってますので大丈夫かと」 絹旗 「はは、そうですよ、ね……?」 白井 「?」 絹旗 「"この度申請頂きました外出届けにつき、下記事由により不受理とさせて頂きます。何卒、ご承服の程"……」 白井 「えっ、そんなまさか……!」 絹旗 「」 白井 「ちょ、ちょっと貸してくださいな」パシッ 絹旗 「」 白井 「……確かに不受理と……ん? 不受理?」 絹旗 「あなたがこの手紙を読んでいる頃、私はきっと」カキカキ 白井 「絹旗さん!」 絹旗 「なんですか、私は超忙しいんですよ」 白井 「下記事由、のところ。ちゃんと読みましたか?」 絹旗 「?」 白井 「"申請書類の不備"とございますが」 絹旗 「えっ」 白井 「考えてみれば、不承認ではなく不受理と書いてあるところで気付くべきでしたの……」 絹旗 「どこか間違ってましたかね?」 白井 「……この同封されているのは原紙でしょうか」ガサガサ 絹旗 「あってますよね? どこかおかしいですか?」 白井 「……絹旗さん。住所は"常盤台寮"だけでなく、正確に書いてくださいまし」 絹旗 「あー、それだけじゃ通じませんか。超仕方ないですね、書き直しましょう」 白井 「急いでください。間に合わなくなっても知りませんの」 絹旗 「そ、それは超困ります!」 ~同日 第7学区 浜滝邸~ フレメア 「ねーねー、沖縄って大体どんなところ?」 浜面 「俺も去年行ってねえからな……どんな感じなんだ?」 滝壺 「去年行ったときはね……」 フレ面 「「」」wktk 滝壺 「すごく暑かった」 浜面 「そうだな! 暑いよな!」ウンウン 滝壺 「あと、海がすごい綺麗だった」 フレメア 「海……」 浜面 「フレメアは海見たことあるか?」 フレメア 「飛行機からなら、見たことある」 滝壺 「きっとこっちに来るときにみたんだね」 フレメア 「でも、大体泳いだことはない」 浜面 「そうかそうか。今回は泳げるぞ!」 フレメア 「……」 滝壺 「どうしたの?」 フレメア 「大体……私も、行ってもいいの?」 浜面 「何言ってんだ! みんないいって言ってるんだから、いいに決まってんだろ!」ワシャワシャ フレメア 「に、にゃあ」 滝壺 「もしかしたら、お友達できるかもよ」 浜面 「ああ、ミサワの姐さんの妹さんだっけか? 連れてくるみたいなこと言ってたな」 滝壺 「うん。……あ、フレメアって水着持ってる?」 フレメア 「大体学校で使ってたのがある」フンス 浜面 「折角南の島に行くっていうのに、スク水ってのも味気なくないか?」 滝壺 「」ピンポン フレ面 「「?」」 滝壺 「たしか、みさわ妹のも買う必要があるって言ってた」 浜面 「おお」 滝壺 「買い物に誘ってみたらどうかな?」 浜面 「いいんじゃねえかな。仲良くなれるなら早いに越したこたないだろ」 滝壺 「じゃ、連絡してみるね」カチカチ フレメア 「みさわ妹ってどんな人?」 浜面 「俺も見たことねえからな……」 滝壺 「むすじめから聞いた話だけど、顔はすごいそっくりらしいよ」カチカチ 浜面 「姐さんがそのまんま小さくなったようなもんか」 フレメア 「ミサワお姉ちゃんに大体そっくりなんだ」 滝壺 「返信来た。明日おkだって」 浜面 「おし、フレメア。どんな水着がほしい?」 フレメア 「ええとね。(ゴソゴソ)大体こういうヤツ」←新約表紙の服 滝壺 「大きい店に行けばあるんじゃないかな」 浜面 「ここいらでデカイ店つうと、セブンスミストだな」 滝壺 「明日はそこにいこう」 フレメア 「♪」ピョンピョン 浜面 「おいバカ、人の膝の上に座ってるときに跳ねるな」 滝壺 「あ、そうだ。去年行ったときの写真があるよ」 フレ面 「「おー」」 滝壺 「ええとね(ピッピッ)あ、これ砂浜の写真」 浜面 「すげえな。テレビでみる南の島そのまんまじゃねえか」 フレメア 「海が透きとおってる」 滝壺 「これはみんなで撮った写真だね」 浜面 「全員水着とか眩し過ぎだぜ。だが海原、テメエは邪魔だ」 フレメア 「あ、絹旗だ絹旗だ」 滝壺 「フレメアが知らない人もいるかな」 フレメア 「このお姉ちゃんとこのお兄ちゃんは、大体、知らない。にゃあ」 浜面 「お嬢と海原か。海原はまあいいけど、お嬢は今回の旅行のスポンサーだぞ」 フレメア 「すぽんさー」 滝壺 「今度紹介するよ」 浜面 「さて、フレメア。明日に備えて今日は早めに寝ておかないとな」 フレメア 「にゃあ」コクリ 浜面 「だからブラッド&デストロイは今日はお預けな」 フレメア 「ふぎゃぁぁぁぁぁ!」 ~同日 第18学区 婚后邸~ エカ 「( ゚-゚)」シュルシュル 婚后 「ええ、予定通りにお願い致しますわね」 執事 『仰せのままに』 エカ 「♪」 婚后 「また世話になりますわね」 執事 『なんの。この老いぼれにとっては、孫が増えたようで楽しみでもございますからな』 婚后 「増えるといえば、今年は小さな子もおりますので何か用意したほうが良いかもしれませんわね」 執事 『確かに。夜になってしまえばお子様には少々退屈な土地かもしれませんな』 婚后 「わたくしに一つ考えがございます。荷物を少々お送りすることになると思うのですが」 執事 『左様で。では、現地に届くように手筈は整えておきましょう』 婚后 「お願いしますわね」ピッ 婚后 「ふう……関係各所への連絡も一段落ですわね」 エカ 「(゚-゚)」ペロペロ 婚后 「こらこら、くすぐったいですわ」クスクス エカ 「♪」 婚后 「さてと……貴女のことも、ちゃんとしなければなりませんわね」カチカチ Prrカチャ 店員 『お電話ありがとうございます! ペットホテル鹿鳴館でございます!』 婚后 「会員なのですれけれも、ロイヤルスイートを一部屋お借りしたいのですが」 店員 『畏まりました。それでは、会員IDをお願い致します!』 婚后 「ZXC741ASD852QWE963、ですわ」 店員 『すっ、すみません。もう一度お願いします』 婚后 「はい。ZXC741ASD852QWE963、になります」 店員 『……か、重ね重ね申し訳ございませんが、もう一度お願いします』 婚后 「? ええ、ZXC741ASD852」 店員 『す、すみません! 3桁ずつでお願いします!』 婚后 「は、はあ……?」 ~同日 第7学区 海原結標邸~ ショチトル 「」ペラ...ペラ... ショチトル 「なるほど、これがオキナワという土地か……」 結標 「今回行くのは離島だから、観光名所とかは見れないと思うけど」 ショチトル 「えっ」 ショチトル (この水族館っていうのに行ってみたかったのに) 結標 「どこか気になるところがあった?」 ショチトル 「……水族館」 結標 「今回は難しいわね……空港からは変に遠いし」 ショチトル 「えー……」 結標 「あっ、あの、学園都市にもあるから! 水族館!」 ショチトル 「そうなのか?」 結標 「そうそう、私も行ったし。だから今度お兄ちゃんと行ってきなさい」 ショチトル 「なっ、なんであの男と……あ、いや、行ってきます……」 結標 (損な性格よね。見てる分には可愛いけど) ショチトル 「では、今回は海であれこれするのが主目的ということなんだな」 結標 「そういうことね。……ところで貴女、水着はあるの?」 ショチトル 「……あるには、ある」 結標 「へー、どんなの? よかったら見せてもらっていい?」 ショチトル 「ああ。ちょっと待っててくれ」 <ゴソゴソ 結標 「にしても、今年はずいぶんと大所帯ね」 ショチトル 「あった、これだ」ピラーン 結標 「……」 ショチトル 「何か言って」 結標 「い、いいんじゃない? オリエンタルでセクシーな感じがステキ」 ショチトル 「分かってる! 分かってるの! 私だってこんなの着るのすごい恥ずかしい!」 結標 「じゃあなんでそれにしたのよ」 ショチトル 「通りすがりの人に選んでもらった」 ※佐天さんのことです 結標 (どういう状況だったのかしら……) ショチトル 「そうだ。私も聞きたいことがあったんだ」 結標 「なにかしら」 ショチトル 「たしか、外に出るには外出申請? というのが必要だったと思うのだが」 結標 「ええ、必要ね」 ショチトル 「それは、私のようなモグリでも出せるのか?」 結標 「出せない」キッパリ ショチトル 「……じ、じゃあ、どうすれば……」 結標 「抜け道は2つあるわよ。まず1つは、海原みたいに別人に成りすます」 ショチトル 「リスキーだな。本人も申請してた場合はどうなるんだ?」 結標 「ええ、その通りね。去年はたまたま助かったみたいだけど」 ショチトル 「もう1つは?」 結標 「私が外に飛ばす」 ショチトル 「」 結標 「最大距離で飛ばせば、多分衛星監視にも引っかからないと思うのよね」 ショチトル 「……成りすましよりは危険は少ないだろうが」 結標 「ま、なんとかなるわよ」 ショチトル 「それにしても、海か……私の身体、大丈夫かな」ブンブン 結標 「見た目には問題なさそうだけど……まだ、動かすときに違和感があるんだっけ?」 ショチトル 「激しい運動とかはまだ難しい」 結標 「ただ浮いてるだけでもいいじゃない」 ショチトル 「……ないかな」ゴニョゴニョ 結標 「?」 ショチトル 「海水、しみないかな」 結標 「だ、大丈夫よ。多分。私だってしみなかったし」 ショチトル 「え?」 結標 「あれ? 言ったことなかったっけ? 私、脚の皮膚全部剥がれたのよ」 ショチトル 「え? え?」 結標 「でもほら、今は綺麗でしょ?」キラン ショチトル 「護符を作るなら、そんなに必要ないぞ?」 結標 「?」 エツァリ 「違いますよ。変身するために剥がしたわけじゃありません」ニコニコ ~翌日 第7学区 一方通行邸~ 番外個体 「じゃ行ってくるから。留守番お願いね」 一方通行 「はいよォ」 打ち止め 「お昼は素麺が冷蔵庫に入ってるから食べてね! ってミサカはミサカは準備できる女をアピールしてみたり」 <ほら最終信号、帽子。 <わ、わ、前が見えない!ってミサカはミサカは慌てふためいたみたり。 <ガチャ バタン 一方通行 「素麺ね……どれ、一応確認しておくか」 一方通行 「ついでに珈琲でも」ガチャ 【山のような素麺】ドン! 一方通行 「……オイ……オイ。これ一人で食えってのかよ」 一方通行 「まさか晩飯も込みでこの量なのか? いや、だが夜は帰ってくるって……」ブツブツ ~30分後 第7学区 セブンスミスト付近~ 番外個体 「いい? 打ち合わせ通りにね? 名乗るときはIDカードの名前だよ?」 打ち止め 「ミサカに任せろ! ってミサカはミサカは大船に乗せてみたり」 番外個体 「そろそろ来るから……あ」 滝壺 「お待たせ」ノシ 浜面 「いやー、今日も暑いな!」 フレメア 「ミサワのお姉ちゃん、大体久しぶり」ピョンピョン 番外個体 「久しぶり、なのかな?」 浜面 「お、こっちのちっちゃい姐さんが話に聞いてた妹さんか」 番外個体 「うん、妹の最終……じゃなくて、静琴。ほらほら、挨拶」 打ち止め 「お姉ちゃんがいつもお世話になってます!」ペコリ 浜面 「これはこれはご丁寧に。浜面っていいます」ペコリ 滝壺 「私は滝壺。……ほんとに似てるね」 フレメア 「」トテトテ 打ち止め 「?」 フレメア 「」ジー 打ち止め 「??」 フレメア 「私、フレメアっていうの」 打ち止め 「フレメア、だね。よろしくねー」 フレメア 「大体、よろしくね」ニパー 打ち止め 「♪」ニパー 浜面 「フレメアにも同年代のお友達が増えたか……」グス 滝壺 「はまづら、お父さんみたい」 打ち止め 「このお兄さん、いつもこんな調子なの?」 番外個体 「大体ね」 フレメア 「大体にゃう」 滝壺 「それじゃ行こう」 フレ止め 「「♪」」ピュー 番外個体 「……速ぇ」 浜面 「おい、転ぶなよ」 ~その頃 第7学区 某所~ 婚后 「さて……執事には大見栄を切ったものの」 婚后 「どこに行けば売っているのでしょうね……」 婚后 「どなたかに尋ねてみましょうか」カチカチ Prrrr Prrrr <ヒビキアウー ネガイガイマ ピッ <はい、白井ですの。 婚后 「え?」クルッ 白井 「あら」 絹旗 「おや」 婚后 『まあまあ、真後ろにいらっしゃったのですか』 白井 『これは奇遇ですの』 絹旗 「あの、相手が前に超いるんですから電話で話さなくても」 婚后 「それもそうですわね」ピッ 絹旗 「婚后さんも超買い物ですか」 婚后 「も?」 白井 「ええ、わたくたちも買出しに来ておりましたの」 絹旗 「旅行時に超必要そうな小物類などを」 婚后 「……あ、そうですわ。それで聞きたいことがあって電話したのです」 白井絹旗 「「聞きたいこと?」」 婚后 (ルームメイトになってから、すごく息が合うようになりましたわね……) 絹旗 「それで、超聞きたいことというのは?」 婚后 「今度の旅行で使おうと思っているのですが――」 : : : 絹旗 「なるほど、それは超面白そうですね」 白井 「フレメアや、大きいお姉様の妹さんに限らず、わたくしたちでも楽しめそうですの」 婚后 「フレメア?」 絹旗 「あれ? 婚后さんにはまだ紹介してないんですか? これだから超浜面は……」 婚后 「ま、まあまあ。わたくしも高校入学直後でバタバタしておりましたし」 白井 「浜面さんと滝壺さんで保護している、小学生ぐらいの子ですの」 婚后 「その話は伺っておりました。フレメアという名前なのですね」 絹旗 「ええ。超目立つ外見なので見たら忘れないと思いますよ」 白井 「良い意味で、が抜けてますの」 婚后 「まあ、対面が楽しみでございますわね」 絹旗 「もしかしたら、超そこいらで会うかもしれませんね」 白井 「わたくしたちの行動範囲もなんだかんで決まっておりますし」 婚后 「お二人の買い物は?」 絹旗 「婚后さんが先でいいですよ、私らも超急いでるわけでもないですし」 白井 「ええ。必要なのは消耗品だけですので、最悪コンビニでも買えますの」 婚后 「まあ、なんだか申し訳ないですわね」 白井 「絹旗さんも、自分が使う分を選んでおきたいのですよ」 絹旗 「なっ……なんでそうなるんですか!」ムキー 婚后 「本音は?」 絹旗 「選ばせてください」 白井 「はい、決まりですの」 絹旗 「ゆ、誘導尋問です! 超無効です!」ウガー 婚后 「まあまあ、そう仰らずに。楽しんだものが勝ちですわよ」 白井 「さて、どこから参りましょうか」 絹旗 「この時期ならどこ行っても売ってるんじゃないですか?」 婚后 「どうせならド派手なものを選びたいですわね」 白井 「学園都市製ですから、何が飛び出るか分かったものじゃございませんの」 絹旗 「そういえば、やったことないですね」 絹旗 「学園都市製の花火、どんなもんか超楽しみです」 ~その頃 第7学区 とある病院~ ショチトル 「」ガッシャン ガッシャン ガッシャン 結標 「……あれってもうリハビリじゃなくて筋トレよね」 エツァリ 「入院中に衰えた身体を鍛え直すという意味ではリハビリなのでは?」 結標 「そうなのかもしれないけど。あんなに運動して大丈夫なの?」 エツァリ 「うーん……ここ最近はより気合が入ってるように見えますね」 結標 「理由はなんとなく分かるけどね」 エツァリ 「おや、なんですか?」 結標 「ナイショ。ヒントだけあげると……女の子の考えそうなことよ」 エツァリ 「?」 ショチトル (他人の前で水着になるんだから、無様な肉体を晒す訳には……!)ガッシャン ガッシャン 結標 「貴方だと考えても分からないかもね。あの子に直接聞いてみたら?」 エツァリ 「はは、殴られますよ」 結標 「それで済むならいいんだけどね。そろそろ終わりそうだから、飲み物買ってくるわ」 ~とある病院 歓談スペース~ 結標 「たしか自販機はこの辺……あら」 麦野 「あれ、座標移動じゃん」 結標 「麦野さんか……休憩中?」 麦野 「サボリ中」ダラダラ 結標 「いいの?」 麦野 「私らみたいなのが暇ってのはいいことでしょ?」 結標 「サボるのは別問題じゃない」 麦野 「細かいこと気にしてんじゃねーよ」 結標 「まあ、いいけど」 麦野 「アンタは今日も付き添いなの?」 結標 「そんなところね」ピッ ガコン 麦野 「あの一緒にいたイケメン君はどなたかにゃ?」 結標 「それは……アレよ」 麦野 「ふーん……この間、一緒に来た優男とはどうみても別人だけど」ニヤニヤ 結標 「」 麦野 「あれ? あれあれ? もしかしてなんかマズいこと聞いちゃった?」ニヤニヤ 結標 (そうだ、なんでアイツ素のまま来てるのよぉぉ!) 麦野 「大丈夫よぉ、誰かに言いふらそうなんてつもりはないから」 結標 「」ダラダラ 麦野 「関係ないけど、最近甘いもの食べてないのよね。誰かケーキバイキングとか奢ってくれないかにゃー」 結標 (ど、どう言い訳すれば……) 麦野 「」ジー 結標 (真相を話すわけにもいかないし、かといってこのままだと浮気女扱い……) <しずりーん!ミサカ一人に掃除押し付けてどこいきやがったぁぁ! 麦野 「あっ、やべ」 結標 「?」 麦野 「私逃げるから。じゃね」ピュー 結標 「……い、今は助かったの、かな?」 : : : エツァリ 「おや、お帰りなさい」 ショチトル (汗かいちゃった)フキフキ 結標 「」ジー エツァリ 「?」 結標 (ま、許してやるか。ショチトルも喜んでたみたいだし)ハァ 結標 「もう終わったの?」 ショチトル 「ああ。今日の分は終わりだ」 エツァリ 「この後どうされます?」 結標 「お昼食べて帰りましょ。そろそろ旅行の準備もしないといけないでしょ」 エツァリ 「そうですね。まだ何も準備できていませんし」 ショチトル 「待っててくれ。着替えてくる」パタパタ 結標 「」ジー エツァリ 「……あの、先程からどうされたんですか」 結標 (これはこれでありなんだけどなぁ) ~同日午後 第7学区 とあるデパート~ 婚后 「まあ、色々ございますわね」 絹旗 「婚后さん婚后さん、コレ超お勧めですよ」つ―> 婚后 「? これはどう使うんですか?」 絹旗 「この棒を持ってですね、ここのヒモを引っ張るんです」 婚后 「引っ張ると?」 絹旗 「この先っぽについた弾頭がパヒュッと飛んでいきます」 婚后 「だ、弾頭?」 白井 「ダメですの! これは危険すぎますの!」 絹旗 「超ちょっと派手なクラッカーみたいなもんですよ」 白井 「派手すぎますの!」 婚后 「なるほど、このヒモを引っ張ると……」クイクイ 白井 「引っ張らないでくださいましぃぃ!!」 絹旗 「むー、しょうがないですね。これは次回にということで」 白井 「こんな火薬満載のところで危ない真似はよしてください……」 婚后 「これは……また変わった花火ですわね」 絹旗 「なんか小さいですね。これじゃ味気なくないですか」 白井 「……超電磁砲花火?」 婚后 「指先に装着して使うようですわね……絶対に人に向けて撃たないようにともありますわ」 白井 「まさか、お姉様がこんな形で商品化されているとは……」 絹旗 「これ、超やってみたいんですけど」 白井 「危険ですの」 絹旗 「危険を超恐れるばかりでは何もできませんよ」 白井 「むう」 婚后 「まあまあ、もう子どもでもありませんし」 絹旗 「そうですよ、超子どもじゃありません」フンス 白井 「そこまで仰るのであれば……」 絹旗 「さて、浜面は耐えることができるでしょうか」 白井 「絹旗さぁぁん!?」 : : : 【カゴ】<ドッサリ 婚后 「これぐらいあれば事足りそうですわね」 白井 「あの、この大量のロケット花火は?」 絹旗 「あ、それ私のチョイスです」 白井 「戦争でもするおつもりですの?」 絹旗 「……そっか、それも超面白そうですね」 白井 「だーめーでーすーの!」 絹旗 「いやまあ、大量のロケット花火を一度に点火ってやってみたかったんですよ」 白井 「は、はあ」 婚后 「では、とりあえず会計を済ましてきますわね」 絹旗 「あ、私もちょっと出しますよ」 白井 「わたくしも。なんだかんだで選定に関わりましたし」 婚后 「ではお気持ちだけ」クスクス ~その頃 第7学区 セブンスミスト~ フレメア 「それは大体可愛くないと思う!」 打ち止め 「えー、可愛いもん!」 フレメア 「こっちの方が大体可愛いもん!」 打ち止め 「えー、ヒラヒラしすぎててなんかなー」 浜面 「おい、お前ら。ケンカすんなよ」 フレ止め 「「だってこの子が!」」ビシィ 番外個体 「はは、困った。自分のを選ぶ暇がなさそうだ」 滝壺 「大丈夫なの?」 番外個体 「んー、去年のがあるしね」 <じゃーこっち! <大体こっち! 浜面 「いや、ガキってのは元気がいいな」ゲッソリ 番外個体 「子守乙」 浜面 「滝壺と姐さんは買わなくていいのか?」 滝壺 「去年のがあるから」 番外個体 「私も去年のを使うことになりそうだね」 浜面 (去年の……あの写真のだよな) 浜面 (あ、やべ、鼻血が)ボタボタ 滝壺 「はまづら?」 番外個体 「えっ、やーだー。何想像してんのー?」 浜面 「ばんでもございばぜん」 フレメア 「浜面お兄ちゃん、大体こっちのほうが可愛いよね!?」 打ち止め 「そんなことないよね! こっちだよね!」 浜面 「いや、どっちもいいと思うぞ!」ポタポタ 番外個体 「……ねえ、まさか浜面さんの鼻血の原因って」 フレ止め 「「?」」 滝壺 「そんなはまづらは流石に応援できない」 浜面 「ち、違うぞ! 誤解! 誤解だぁぁぁ!」 番外個体 「二人とも、こっちおいでー」 フレ止め 「「??」」トテトテ 浜面 「露骨に距離とらないでぇぇ!!」 滝壺 「とりあえず鼻血止めて」つ【ポケットティッシュ】 浜面 「ひゃい」ツメツメ 番外個体 「うちの妹に欲情しないでくれない?」ジトー 浜面 「違うんだよぉぉ、畜生ぉぉぉ!」 フレメア 「浜面お兄ちゃんは大体どうしたの?」 番外個体 「んー、病気?」 打ち止め 「病気なんだ……大変なんだね」 浜面 「一方通行……今ならお前の気持ちがちょっと分かるぜ」グスッ 番外個体 「で、二人とも水着は決まったの?」 フレ止め 「「これにする!」」 滝壺 「じゃ、お会計だね」 浜面 (これからはロリ面とか呼ばれるのか……辛いな、一方通行) ~同日 第7学区 某所~ フレメア 「買えた買えた♪」 打ち止め 「着るのが今から楽しみー♪」 滝壺 「よかったね、気に入ったのがあって」 番外個体 「あれだけ時間かけて選べばね」 浜面 「しっかし小腹が空いたな」 番外個体 「うん、なんか軽く食べたいな」 打ち止め 「クレープ食べたいクレープ!」 滝壺 「クレープ?」 フレメア 「私も、食べたい。にゃあ」ピョンピョン 浜面 「おし、食いにいこうぜ!」 フレ止め 「「♪」」ピュー 番外個体 「……また速いこと」 滝壺 「あっ、危ない」 ~その頃~ 絹旗 「いやー、随分買ってましたね」 白井 「あの荷物、どこに送っておりましたの?」 婚后 「実家です。執事の方で、現地に送ってもらえる手筈になっておりますわ」 絹旗 「おお、執事さんが」 婚后 「そういえば、執事の方も何か考えがあるようでしたが」 白井 「お世話になりっぱなしで、申し訳ないですの」 婚后 「いいえ、向こうも楽しんでやっておりますから、お気になさらずに」 絹旗 「さて、すこし休憩でも」 <二人とも!前!前! <え?わーーー! 絹旗 「げほっ」ドカァ <ビターーンx3 婚后白井 「「」」ポカーン 白井 「い、今何が?」 婚后 「何かが、すごい勢いで絹旗さんに突っ込んでいったとしか……」 絹旗 「」ピヨピヨ 打ち止め 「」ピヨピヨ フレメア 「」ピヨピヨ 婚后 「子ども? お二人とも、お怪我はございませんか?」ユサユサ 打ち止め 「うーん……頭がグラグラ……」 フレメア 「にゃあ……あ、絹旗だ」 番外個体 「二人とも、ちゃんと前を見ないから!……あれ?」 白井 「あら、大きいお姉様?」 浜面 「すいませんすいません! うちのがご迷惑を……あっ、なんだ、絹旗か」 絹旗 「なんだとはなんですか! 人を超撥ね飛ばしておいて!」 滝壺 「大丈夫だった?」 絹旗 「ええまあ、どうにか」 婚后 「滝壺さんにミサワさん? ということは、こちらの子たちが……」 番外個体 「えーと、うん。そっちの茶髪のほうは私の妹」 打ち止め 「えと、えと、お姉ちゃんの妹で打ち、じゃなくて静琴です」フラフラ 婚后 「まあ、そっくり……それより、大丈夫ですか?」ナデナデ 打ち止め 「は、はい、もう大丈夫!」キリッ 白井 「ち、小さい大きいお姉様!? まあまあまあまあ、なんと可愛らしい!」ハァハァ 番外個体 「落ち着け」ズビシッ 絹旗 (超久々に白井さんらしいところをみました) 滝壺 「この子は、今私たちの家で預かってるの。ほら、ご挨拶は?」 フレメア 「私、フレメア=セイヴェルン」ペコリ 婚后 「お人形さんのような子ですわね。わたくしは婚后と申します」 フレメア 「婚后……すぽんさーのお姉ちゃん?」 婚后 「?」 浜面 「ああ、悪い。俺が旅行のスポンサーだって教えちゃったんだよ」 婚后 「まあ、スポンサーと言えばそうかもしれませんわね」クスクス 絹旗 「まさかこんな形で出会うとは、超びっくりですね」 フレメア 「ねー、絹旗。今日はユリコは?」 絹旗 「超お留守番です」 フレメア 「ぶー」 打ち止め 「ユリコって?」 フレメア 「絹旗のネコさん」 番外個体 「そうだ。ユリコだったらあなたでも触れるかもね。私からも逃げないし」 打ち止め 「え!? ホント!? ホントにホント!?」 婚后 「ところで、みなさんは何を?」 滝壺 「買い物帰り。でクレープ食べたいっていうから行くところだった」 浜面 「お嬢たちも、よかったらどうだ?」 白井 「では、ご一緒させて頂きますの」 番外個体 「ほら、みんな行くよ。遅くなっちゃうから」 絹旗 「……フレメア。他の人はお兄ちゃんかお姉ちゃんなのに、なんで私だけ絹旗なんですか」 フレメア 「大体絹旗だから」 打ち止め 「絹旗もクレープ行こうよ」グイグイ 絹旗 「ほら、超伝染しちゃったじゃないですかぁ!」ムキー ~第7学区 とある公園~ 浜面 「買ってきたぞー!」フンス フレメア 「ちょうだいちょうだい」 番外個体 「はい、あなたはトリプルベリーであってるよね?」 打ち止め 「うん、それ!」 滝壺 「みさわのって、カフェオレ味?」 絹旗 「ミサワさんって何食べるにしても超コーヒー系統なんですね」 番外個体 「好きで食べてるんだから、ほっといてよ」 打ち止め 「」ハムハム フレメア 「」ジー... 打ち止め 「……」 フレメア 「」ジー... 打ち止め 「一口味見してみる……?」 フレメア 「えっ、いいの?」 打ち止め 「う、うん。一口だからね」 フレメア 「♪」ハムハム 婚后 「まあ、なんと微笑ましい光景でしょうか」 白井 「あまりにイノセントすぎて、直視できませんの」 絹旗 「にしても、この二人いいコンビですね」 婚后 「……あの、こう言ってはなんですがトリオでは?」 絹旗 「?」 白井 「偶然なのでしょうが、3人並んで座ってる光景をみると」 番外個体 「ちびトリオ」ケラケラ 絹旗 「なっ、なんで私まで序列に加えられてるんですか! 超おかしいですよ!」 フレメア 「ねーねー、絹旗のも大体一口味見させて」クイクイ 打ち止め 「こっちにも一口ちょうだい」クイクイ 絹旗 「超ダメです。これは私のです」 フレ止め 「「超ケーチー」」 絹旗 「真似しないでください!」ムキー 浜面 「まあ、似たようなもんだろうな。うん」 滝壺 「きぬはたとフレメアはすぐ仲良くなれたしね」 番外個体 「へー、そうなの?」 浜面 「アイツにも思うところはあるんだろうけどよ……結果良ければすべて良しってな」 フレメア 「ねー、絹旗ー」 打ち止め 「一口ー」 絹旗 「ダメですってば! 私だってクレープなんて超久々なんですから!」 滝壺 「二人とも、きぬはたも困ってるよ」 フレ止め 「「はーい」」 : : : フレメア 「超おいしかった、にゃあ」 浜面 「たまには甘いものも悪くねえな」 番外個体 「浜面さんが追加注文するなんて思わなかったよ」 浜面 「クレープなんてハイカラなもん、こんなときじゃねぇと食えないだろ」 絹旗 「確かに、浜面が一人でクレープを買ってる姿を超想像したらぶふぃー」 浜面 「笑うな、自覚はある」 <おや、偶然ですね。 白井 「あら、海原さん」 海原 「皆さんお揃いで」ニコニコ 結標 (あっぶない。慌てて変身させたけど、見られてないわよね?) ショチトル 「……義姉さん、知り合いか?」 結標 「え? ええ、みんな友人よ」 婚后 「そちらの方は?」 海原 「いい機会なので紹介します。彼女は僕の義理の妹ですよ」 ショチトル 「え、えと」 結標 「名前」ボソッ ショチトル 「あ、ショチトル、です」 絹旗 「絹旗っていいます。超よろしく」 浜面 「おお、海原の妹さんか。俺は浜面っつうんだ。こっちのちっこいのは」 フレメア 「フレメア=セイヴェルン」パタパタ 滝壺 「滝壺です」 結標 「あら、フレメア。会うのは2回目かしら」 フレメア 「大体2回目、にゃあ」 ショチトル (血縁には見えないな、私と似たようなものなのかな) 白井 「わたくし、白井と申します。よろしくお願い致します」 婚后 「婚婚と申します。お兄様とは仲良くさせて頂いておりますわ」ペコリ ショチトル 「これはご丁寧に。出来の悪い兄で苦労をかける」ペコリ 婚后 「そんなとんでもないことです。紳士な方で素敵ではございませんか」 ショチトル (そ、そうなのか) 番外個体 「……あなたって、もしかしてうちの店に来たことある?」 ショチトル 「……あっ、マスター? マスターじゃないか?」 結標 「あれ? 会ったことあるの?」 番外個体 「前に、道を教えてほしいって店に迷いこんできたことが」 ショチトル 「まっ、迷っていたのではなく! あくまでも確認のために」 番外個体 「ともかく。私はマスターじゃなくてミサワって呼べばいいから。こっちのアホ毛は」 打ち止め 「妹でーす」ミョンミョン ショチトル 「あ、ああ。改めてよろしく」 フレメア 「お兄ちゃんは?」 海原 「海原と申します。よろしくお願いしますね」ニコニコ フレメア 「大体よろしく」 絹旗 「海原さんたちも超買出しですか?」 海原 「いえ、今日は病院の付き添いですよ」 婚后 「退院できたとはいえ、大変ですわね」 ショチトル 「大丈夫。日常生活に支障はない」 結標 「偶然だけど、これで旅行に行くメンバーが全員揃ったことになるのね」 番外個体 「いや、うちの人がいないんだけど」 結標 「あら、うっかり」 番外個体 「わざと?」 結標 「何のこと?」 海原 「お二人とも、それぐらいになさってください」ナデナデ 結標 「っ……まあ、貴方がそこまで言うなら」 婚后 「せっかくですので、当日の動きも確認致しましょう」 滝壺 「たしか、現地集合だったよね」 浜面 「え、沖縄にか?」 白井 「いえ、合流ポイントは羽田空港ですの」 フレメア 「羽田空港って大体どこ?」 結標 「東京都の端っこよ」 打ち止め 「なんでみんな一緒に行かないの?」 結標 「さすがに人数が多すぎるからね」 絹旗 (まるで保母さんですね) 番外個体 「チェックインは何時からだっけ?」 婚后 「8時半からですわね」 白井 「とすると、そこそこ早く出発しないとなりませんの」 滝壺 「フレメア、寝坊しないようにしないとね」 フレメア 「にゃあ」 番外個体 「あなたもだよ」 打ち止め 「むしろあの人の心配をしたほうがいいかも」 浜面 「ま、当日は遅れないようにってことだな!」 絹旗 「遅れたら超容赦なく置いていかれますので」 海原 「後日、そこには一人取り残された絹旗さんの姿が」 絹旗 「超ないですから! 私には目覚ましでテレポ屋さんの白井さんがいますから!」 白井 「絹旗さんはわたくしをなんだと思ってますの!」 ショチトル 「賑やかだな。いつもこうなのか?」 結標 「一年以上前からずっとこうよ」クスクス 婚后 「ささ、日も傾いてきましたし、そろそろお開きとしましょう」 滝壺 「次に会えるのは空港かな?」 絹旗 「そうですね、何気に超もうすぐですし。では、また当日に」 ~同日夜 第7学区 常盤台新寮~ <ガチャ 白井 「はぁ、門限には間に合いましたの」 絹旗 「いやー、暑い中歩きまわると超疲れますね」 白井 「ユリコは?」 絹旗 「ちゃんと寮監から回収してきましたよ」 ユリコ 「(・ω・)」プンスコ 絹旗 「遅くなっちゃったのは謝りますから、怒らないでくださいよー」 白井 (これ、怒ってるんですの?) 絹旗 「ほら、海苔ですよ海苔」つ■ ユリコ 「ノシ・ω・)ノシ」 白井 「絹旗さん、シャワーはどうされますか?」 絹旗 「超お先にどうぞ」 白井 「では、お先に頂きますわね」 絹旗 「はいはい、ごゆっくり」 ~シャワーシーン省略~ 白井 「絹旗さん、空きましたの」 絹旗 「超了解です。じゃ、これ続きお願いします」 白井 「……ねこじゃらし?」 ユリコ 「(・ω・)」ジー 白井 「ああ、そういうことですの」 絹旗 「帰りが予定より遅くなったせいで、超ふてくされ気味なので」 白井 「そういうことであれば、仕方ございませんわね」フリフリ ユリコ 「ノシ・ω・)ノシ」 絹旗 「あれー。私のバスタオル見ませんでした?」ゴソゴソ 白井 「いえ、知りませんが」 絹旗 「おっかしいですねぇ」ゴソゴソ ユリコ 「(*・ω・)」ゴロゴロ 白井 「そういえば」 絹旗 「はい?」 白井 「今回の旅行、ユリコもお連れするおつもりで?」 絹旗 「超当然です。ユリコにとっては思いっきり外を走り回れる数少ない機会ですし」 白井 「まあ、ほとんど室内飼いですものね」 絹旗 「だって、もし、もしですよ……外に放して車に轢かれでもしたら、私、きっと……」 白井 「……」 絹旗 「スト2のボーナスステージみたいに、車を超フルボッコにしちゃいます」 白井 「」 絹旗 「いや、それでも収まるかどうか……」 白井 「ト、トラブルを避けるための室内飼いはわたくしも賛成ですの」 絹旗 「ですよね。で、バスタオルが超本格的に見つからないんですが」 白井 「ユリコが鎮座してるこれは違いますの?」 絹旗 「あっ」 ユリコ 「( -ω-)」 ~同じ頃 第18学区 婚后邸~ 婚后 「ただいま戻りました」 エカ 「(゚-゚)」クルッ 婚后 「いい子にしてましたか? 今、食事を用意いたしますわね」 エカ 「♪」 婚后 「あ、そうそう。連絡もいたしませんと」カチカチ Prカチャ 執事 『何かご入用でございますかな』 婚后 「いえ、業務連絡ですわ」 執事 『左様で』 婚后 「先日お話した品、今日付けでお送りいたしましたので」 執事 『畏まりました。後はお任せください』 婚后 「ええ、頼みますわね。花火とはいえ火薬ですので、扱いには気をつけてください」 執事 『心得ております』 婚后 「そういえば、貴方の方でも何か用意していると言っていましたが」 執事 『ええ。夕食に少々の工夫を』 婚后 「工夫ですか?」 執事 『天気と相談になりますが、星空を見ながらの食事など、洒落ておりましょう』 婚后 「あら、素敵ですわね」 執事 『本音を言いますと、私が楽をするための口実でございます』 婚后 「お上手ですこと」 執事 『ふふ、では当日を楽しみにしておりますぞ』 婚后 「ええ、それではまた現地で」ピッ エカ 「( ゚-゚)」シュルシュル 婚后 「はいはい、今用意いたしますわ」 エカ 「♪」 ~同じ頃 第7学区 番外通行邸~ <ガチャ バタン 一方通行 「ン、戻ったか」 番外止め 「「ただいまー」」ダキッ x2 一方通行 「ひっつくな、暑い重いウゼェ」 番外個体 「口ではそう言いながら、実力行使には絶対でないんだよね」ペロペロ 打ち止め 「あなたのツンデレっぷりはもう周知の事実なのだ! ってミサカはミサカは現実を突きつけてみたり」ベタベタ 一方通行 「……メンドクセェ」ハァ 番外個体 「そう言わずに。今から夕食の準備するからさ」 打ち止め 「ミサカはお風呂の準備してくるね! ってミサカはミサカはお風呂場に猛ダッシュしてみたり」ピュー 一方通行 「オイ、帰ったばかりで騒々しくすンな。ちっと休ンでからでいい」 番外個体 「でもお腹空いてない?」 一方通行 「ガキじゃあるめェし、メシの1つや2つ待てるっつうの」 <え?なに、素麺全部食べたの? 一方通行 「なンかマズかったか?」 番外個体 「いや、よく食べ切れたなーと思って。あんなチャレンジメニューみたいの」 一方通行 「……多いって認識はあったのか」 番外個体 「うん、手滑らせてありったけの素麺お湯に落としちゃって」 一方通行 「」 番外個体 「どうせ余るだろうから、なんか手加えて夕飯にしようと思ってたのに」 一方通行 「言われなきゃ分からねェに決まってンだろ!」 番外個体 「分かれよ」 一方通行 「フザけンな!」ムキー 打ち止め 「お風呂30分ぐらいでわくからねー、ってミサカはミサカは報告してみたり」 番外個体 「はーい、お疲れ様ー」ナデナデ 一方通行 「俺が悪ィのかよ、ったく……」カシュッ 番外個体 「すーねーるーなーよー。夕飯はあなたが大好きなもんにしてあげるから」 : : : 番外個体 「はい、珈琲淹れた」コトッ 一方通行 「あァ、悪い」 番外個体 「ちょっと気になってるんだけどさ」 一方通行 「ン?」 番外個体 「今の状態でも、本っ当に最低限の反射は出来てるんだよね?」 一方通行 「紫外線ぐらいしか反射できねェぞ」 番外個体 「あ、なら十分だ」 一方通行 「出来てなけりゃ、今頃皮膚がやられてるだろォが。見た目通りの軟弱肌なんだからよ」 番外個体 「うん、それ心配してた。南国の日差しなんて耐えられるのかなって」 一方通行 「大丈夫だ、心配すンな」 番外個体 「うん、よかったよ」 打ち止め 「ワーストお風呂はいろー、ってミサカはミサカは誘ってみたり」トテテテ 番外個体 「はいはい、今行くー」 ~同じ頃 第7学区 浜滝邸~ 浜面 「フレメア、さすがにそれはよろしくないぞ」 フレメア 「やーだー」 滝壺 「どうしたの?」 浜面 「いやな、今日買ってきた水着着てフロ入るっつうんだよ」 フレメア 「だって大体早く着てみたいもん」 浜面 「いや、着るだけならフロじゃなくてもいいだろ? 水着でフロってなマナー違反なんだぞ」 フレメア 「やーだー」 滝壺 「ねえ、フレメア。お楽しみは後にとっておいたほうがいいと思うよ」 フレメア 「ぶー」 滝壺 「うーん……はまづら、お風呂ってもう沸いてる?」 浜面 「いや、まだ水だぜ」 滝壺 「じゃフレメア。ちょっとだけね」 フレメア 「?」 滝壺 「お風呂が沸くまでの間、水着でお風呂場に行っていいよ」 フレメア 「やったやった」ピョンピョン 滝壺 「じゃほら、着替えておいで」 フレメア 「♪」ピュー 浜面 「よかったのか」 滝壺 「試着せずにサイズだけで見てたみたいし、ちょうどよかったかも」 浜面 「なるほどなぁ」 <浜面ー、手伝ってほしいー。 浜面 「ああ? はいはい、ただいま」 滝壺 「」グイッ 浜面 「いでででで!? 耳引っ張らないで! 耳痛い!」 滝壺 「私が行く。はまづらは待ってて」 浜面 「……そ、そうだな。それがいいよな!」 ~10分後~ フレメア 「ねー。似合う? 似合う?」クルクル 浜面 「おお。すげぇ似合ってるぞ!」 滝壺 「サイズもぴったりでよかったね」 フレメア 「なんか海、すごい楽しみ」wktk 浜面 「そうだな。海なんて俺も久しぶりだからな、楽しみだぜ」 フレメア 「♪」ピョンピョン 浜面 「……ところで滝壺、どう言いくるめて着替えさせるんだ?」 滝壺 「そこまで考えてないよ」 <ピー 浜面 「おっと、フロが沸いたか」 フレメア 「えっ? えっ? 大体、水遊びは?」 滝壺 「お風呂沸くまでの約束だったから、おしまいね」 フレメア 「ふぎゃぁぁぁぁぁ」 ~同じ頃 第18学区 結標海原邸~ ショチトル 「私で最後の筈だから……お風呂のお湯は抜いてしまっていいか?」 エツァリ 「あ、ダメです。明日の洗濯に使いますので」 ショチトル 「……わ、分かった。しかし、今日は疲れてしまったな」 結標 「それ以上に焦っちゃったわよ」 ショチトル 「?」 結標 「だって、こいつが素顔のときにみんなと出くわすなんて想定してないもの」 エツァリ 「困らせてしまったようで、恐縮です」 結標 「まあ、いいけどね」 結標 (やっぱり素顔のほうが) ショチトル (いいなぁ) エツァリ 「?」 結標 「そういえば貴方たち、準備は進んでるの? 直前でバタバタするのはご免よ」 エツァリ 「必要なモノは揃えてあるので、あとは詰め込むだけですよ」 結標 「やれるなら早いうちにやっちゃったほうがいいと思うけど」 エツァリ 「仰る通りですね」 ショチトル (どうしよ……何も手をつけてない) エツァリ 「ショチトルは、問題なさそうですか?」 ショチトル 「え? あ、ああ、問題ない」 結標 「早めに準備するのも大事だけど、すぐ必要になるものをしまってもダメだからね」 ショチトル 「分かっている」 結標 「さーて、私先に寝るわね」 ショチトル 「え? もう?」 結標 「夜更かしはお肌の大敵なのよ。じゃ、オヤスミ☆」 <バタン ショチトル 「……私もそろそろ」 エツァリ 「ええ、お休みなさい」 ショチトル 「うん。お休み」 ~2時間後 結標海原邸 ショチトル個室~ ショチトル 「荷造りはこんなものかな……」 ショチトル 「疲れたし、いい加減寝るとしよう」 ショチトル 「あれ? 寝るときの服……あー!」 【キャリーバック】 ショチトル 「この中だ……」 ショチトル 「しかも部屋着類は一番奥の方じゃないか」 ショチトル 「……出す、しかないよね」 【キャリーバッグ】<カパッ ショチトル 「……」 ショチトル 「うう……面倒くさい。眠いのに……」 ショチトル 「……義姉さんに頼めば出してもらえるのかな、ってもう寝てるんだ……」 ~8月上旬早朝 第7学区 常盤台新寮エントランス~ 絹旗 「ユリコー、これに入ってください」 ユリコ 「(・ω・ ) ) )」 絹旗 「目的地に着くまで、超ちょっとの辛抱ですからね」 白井 「超ちょっとという時間でもないと思いますが……」 絹旗 「超大丈夫ですよ。ユリコはこの中大好きですから」 白井 「まあ、ユリコは賢いですし」 絹旗 「飼い主に似て、超賢くて超可愛いでしょう」フンス 白井 「え?」 絹旗 「いや、そこでその反応は超おかしくないですか」 白井 「絹旗さんは可愛い部類でしょうが、淑女たるもの、自分で言うものでもございませんの」 絹旗 「えー。そんなもんなんですかね」 白井 「そんなもんですの」 絹旗 「まあ、私の魅力など私が言わなくても超伝わるでしょうけども」 白井 「自然に伝わってこその魅力ですの」 絹旗 「なんか分かる気もします」 寮監 「なんだ、お前たち。もう出るのか」 白井 「寮監、おはようございます」 絹旗 「おはようございます」 寮監 「分かっているとは思うが、羽目を外さぬようにな。特に絹旗」 絹旗 「え、なんで名指しなんですか」 寮監 「普段の自分の行いを鑑みてみろ」 白井 「ですの」 絹旗 「むう」 寮監 「白井が付いていれば大丈夫……きっと大丈夫だ……うん、大丈夫だろう」 白井 「寮監!? なぜそこで自分に言い聞かせますの!?」 絹旗 「」プギャー 白井 「笑うところではございませんの!」 寮監 「滅多にない機会だからな。常識の範疇で、思い切り楽しんでこい」 白井 「か、かしこまりました。では、行ってまいりますの」 絹旗 「お土産には食べ物と置物、どっちがいいですか?」 寮監 「食べ物」 絹旗 「超了解です。じゃ、楽しんできます」 ピーッ ガチャ バタン 絹旗 「さて、どこから行きましょうか」 白井 「第11学区のゲートに向かいましょう。そこから表に出れるハズですの」 絹旗 「この時間じゃバスも動いてませんね」 白井 「ええ。まだ始バスの時間までちょっとございますわね」 絹旗 「てことは、テレポかタクシーで移動するこ「さ、タクシーを捕まえましょう」 絹旗 「超即断ですね」 白井 「先は長いのに、こんな早朝から疲れ果てるのはご免ですの」 絹旗 「疲れるといえば。制服のままも超疲れますし、どっかで着替えちゃいましょうよ」 白井 「学園都市の外に出てからにしますの」 ~タクシーで移動中~ ブロロロロ... 絹旗 「……あ! 止めてください!」 白井 「え?」 キキーッ ゴンッ 白井 「いたたた……おでこが……どうしましたの、急に」サスサス 絹旗 「あれ、婚后さんですよね?」 白井 「あら」 絹旗 「婚后さーん」ノシ 婚后 「あら、絹旗さん?」 絹旗 「超奇遇ですね。ゲートまで行くなら、乗ります?」 婚后 「まあ、よろしいのですか?」 絹旗 「せっかくですし」 白井 「運転手さん、友人なのですが乗せても平気ですか?」 運転手 「大丈夫だ、問題ない」 婚后 「では失礼いたしますわ」バタン 絹旗 「じゃ、運転手さん。引き続きお願いします」 ブロロロロ... 婚后 「? 白井さん、おでこが赤いですが」 白井 「なんでもございませんの」 絹旗 「」プププ 白井 「笑わないでください!」 婚后 「?」 絹旗 「この分だと、超早く到着できそうですね」 婚后 「そうですわね。この時間ならゲートの手続きも混んでいないでしょうし」 白井 「余裕がある分には問題ないかと」 絹旗 「さて、皆さん時間までに来るといいのですが」 ~その頃 第7学区 番外通行邸~ 番外個体 「最終信号、準備は?」 打ち止め 「おk! ってミサカはミサカは準備万端であることをアピールしてみたり!」 番外個体 「で、あの人、まだ起きてないの? もう置いてこっか」 打ち止め 「ダーメーなーの! ミサカが起こしてくるから待ってて!」ドタタタ <起きて起きて起きてー! <ドンガタッバゴン <ごォォォ!? 番外個体 「狙い通り」ニヤニヤ : : : 一方通行 「」ポケー 番外個体 「時間も余裕ないから、ご飯食べてる暇ないよ」 一方通行 「珈琲だけくれ。缶でいいから」 番外個体 「はい」ポイッ 一方通行 「ン」パシッ 打ち止め 「もー。ちゃんと起きてって言ったのに。ってミサカはミサカはぶーたれてみる」ブーブー 一方通行 「慣れないことはするもンじゃねェ」 番外個体 「困るわ、それじゃ。まったく、本当に朝弱いんだから」 一方通行 「まだ遅刻確定って時間でもねェだろ?」 打ち止め 「でも、余裕もそんなにないよ、ってミサカはミサカは時計を気にしつつ指摘してみたり」 一方通行 「はいはい。じゃ、行くとしますかねェ」 番外個体 「バッテリは?」 一方通行 「夜中に充電した。問題はねェ」 番外個体 「よろしい」 打ち止め 「仮に切れたとしても、ミサカかワーストが充電してあげるからね!」 一方通行 「まァ、万が一のときには頼むかもな」 番外個体 「できるならそうならない方がいいんだけどね」 一方通行 「覚えておく」 打ち止め 「じゃ、しゅっぱーつ! ってミサカはミサカは手を振りあげてみる!」 番外個体 「帽子忘れてるよ」ポスン 打ち止め 「わっ、わっ、前が見えない!」 一方通行 「オマエ、人に偉そうなこと言っておいて自分も忘れもンかよ」ケラケラ 番外個体 「人のこと言えないのは同じでしょ。はい、杖」 一方通行 「ああ、悪ィ」 打ち止め 「じゃ、じゃあ改めてしゅっぱーつ! ってミサカはミサカは帽子を直しつつ宣言してみたり」イソイソ 番外個体 「しゅっぱーつ」 一方通行 「今度こそ忘れもンはねェな」 番外個体 「大丈夫だよ。こっちゃあなたが寝てる間にも準備してたんだから」 一方通行 「そりゃ結構なことで」 打ち止め 「ワースト、テーブルに携帯置き忘れてるよ、ってミサカはミサカは指差しつつ教えてみたり」 番外個体 「」 一方通行 「お、いいねェその表情。今まで見た中じゃ2番目にイイ表情だぜェ」ニヤニヤ 番外個体 「……ぅ、ぐぬ……」プルプル 一方通行 「さァて、今度こそ行くとするか」 打ち止め 「しゅっぱーつ!」 ~その頃 第7学区 とある大通り~ 浜面 「おーい! おーーーい!」ノシ 滝壺 「あっ、行っちゃったね」 フレメア 「タクシーが全然捕まらない、にゃあ」 浜面 「なんでだよ、なんで回送か送迎しか走ってねぇんだよぉぉ!」 滝壺 「この時間だとタクシーも仕事終わりなのかも」 浜面 「参ったな。流石にゲートまで歩くには途方も無い距離があるからな……」 滝壺 「とりあえず大通り沿いに歩きながら。タクシーが見えたらまた挑戦すればいいよ」 浜面 「今はそれが一番か……仕方ねぇ!」 フレメア 「大体歩くの?」 浜面 「少しだけな」 フレメア 「少しだけ」 : : : フレメア 「」カチカチ 浜面 「おい、フレメア。歩きながら携帯いじるのは危ないぞ」 滝壺 「何やってるの?」 フレメア 「みさわ妹からメール来たから、返信してたの」 滝壺 「もう出発したって?」 フレメア 「うん、大体出発したって」 浜面 「向こうも出発したのか」 滝壺 「みんなも移動してるのかな」 浜面 「この時間ならもう移動してるんじゃねぇかな」 フレメア 「あっ」 滝壺 「どうしたの?」 フレメア 「今タクシーに乗ったってメールがきた」 浜面 「なにぃぃ! くそ、なぜだぁぁ! なぜ俺達はタクシーに振り向いてもらえない!」 滝壺 「大丈夫だよ、タクシーに嫌われてるはまづらも応援してる」 浜面 「嫌われてんの!? そりゃ庶民だからタクシーなんて滅多に乗らねぇけどさ!」 フレメア 「大体、私がやってみる」フンス 浜面 「フレメアが? タクシー止めんの?」 滝壺 「それじゃ、やってみて」 フレメア 「まかせて」トテトテ 浜面 「大丈夫なのか?」 滝壺 「何事もチャレンジだよ」 <キキー 浜面 「えっ」 滝壺 「あっ」 フレメア 「タクシー止めた、にゃあ」トテテテ 浜面 「」 滝壺 「やったね、フレメア」ナデナデ フレメア 「♪」 滝壺 「はまづら、乗ろうよ」 浜面 「そ、そうだな、乗ろう」 ~その頃 第11学区 とある路地~ 結標 「さーて、この辺ね」 海原 「事前に場所もリサーチ済みとは、恐れいります」 結標 「適当に飛ばして地面に埋まったら、ショチトルが可哀想でしょ」 ショチトル 「それは確かにイヤだが」 結標 「待ち合わせ場所は、駅の改札ね」 海原 「心得ています」 結標 「大丈夫だとは思うけど、なんかあったらイヤだから。飛ばしたあとはさっさと離れてね」 ショチトル 「ああ、分かった」 結標 「じゃ、準備はいい?」 ショチトル 「ま、待ってくれ」 結標 「どうしたの?」 ショチトル 「転移されるのは初めてなんだが……痛かったりしない?」 海原 「大丈夫ですよ、ちょっとふわっとするだけです」 ショチトル 「本当に?」 海原 「本当です」 結標 「大丈夫よ。自分以外を飛ばすときの精度なら自信があるわ」 ショチトル 「……分かった、信じる」 結標 「じゃ、一人ずつ飛ばすからね」 海原 「いっぺんに、じゃないんですね」 ショチトル 「手間じゃないのか?」 結標 「手間だけど。いくらお兄ちゃんでも、物理的にくっつくのは嫌でしょ?」 ショチトル 「ぅ……でも、お兄ちゃんなら……」ゴニョゴニョ 結標 「はいはい。じゃ、いくわよ」 フッ ショチトル 「あ、消えた」 結標 「次は貴女の番ね」 ショチトル 「え、ちょ、ちょっとま」 フッ 結標 「これでよし、と」 [[携帯電話]]<アイシアウー フターリー シーアワセノー ソラー♪ 結標 「はい、もしもし」 海原 『あ、僕です。こちらは問題ございませんので』 結標 「当然でしょ。私が飛ばしたんだもの」 海原 『ふふ、ごもっともですね』 結標 「じゃ、後で。改札でね」 海原 『お待ちしております』ピッ 結標 「さーて。私もさっさといかないとね」 チンピラ 「よう、姉ちゃん。朝帰り?」 チンピラ 「俺達と延長戦とかどう?」 結標 「邪魔」 フッ x2 結標 「もー、朝から気分悪いなぁ。早くここ離れましょ」コツコツ ~同日朝 羽田空港 第一旅客ターミナル~ 絹旗 「いやー、超寝てたら着いちゃいましたね」 白井 「婚后さんが起こしてくれなければ、危うくそのまま引き返してしまうところでしたの」 婚后 「いいえ、わたくしとて直前まで微睡んでおりましたから」 絹旗 「で、まだ誰も来てないようですね」 婚后 「待ち合わせの時間まではまだございますし」 絹旗 「ところで、どっか着替えれる場所ってないですか」 婚后 「着替えですか?」 白井 「制服だと疲れるそうで」 婚后 「エアポートラウンジならシャワールームもございますが、たしか入室条件があったかと」 絹旗 「むー、超仕方ないですね。現地まで耐えますか」 白井 「耐えるというほどのものでもございませんでしょうに」 絹旗 「あっ、お手洗いっていう手が」 白井 「やめてください、お願いですから」 絹旗 「超冗談ですよ。さすがにそこまではしません」 白井 「ならよいのですが」 婚后 「絹旗さんも相変わらずですわね。良い意味で」 絹旗 「私は超ブレませんので」フンス : : : 絹旗 「」モフモフ 婚后 「まあ。では、朝食をとらずにここまで?」 白井 「今にして思えば、前日にパンなり用意しておけばよかったのですが……」 絹旗 「」ゴクン 婚后 「それで、今軽く食べてるということですのね」 白井 「ですの」モフモフ 絹旗 「それにしても、誰も来ませんね」 婚后 「まあ、まだ時間には余裕がございますし」 絹旗 「そうだ。誰が最初にくるか予想してみませんか?」 白井 「予想ですか」 絹旗 「はい。で、正解者には何か超お得な特典を」 婚后 「特典と申しますと?」 絹旗 「んー……ケーキバイキングにご招待とか」 婚后 「よろしいですわ。受けて立ちましょう」 白井 「あら、ここでわたくしだけ引き下がるのも不公平ですわね」 絹旗 「超決まりですね」ニシシ 婚后 「誰か、と申しましたがおそらく、いえ確実に3グループに分かれていらっしゃる筈です」 白井 「ですの。3家族、とも申しましょうか」 絹旗 「滝壺さんのところ、ミサワさんのところ、結標さんのところですね」 婚后 「この中で、次に到着しそうな人たちと申しますと……」 白井 「考えてみると、トラブルにでもあわない限り大幅に遅刻しそうな方はおりませんの」 絹旗 「超僅差っぽいですよね」 婚后 「これは接戦ですわね」 絹旗 (滝壺さんはしっかりしてるように見えて実は超のんびり屋さんです。加えて超浜面とフレメアもいるとなると……) 絹旗 (除外ですね。ミサワさんと結標さんでは……) 絹旗 (割と几帳面な海原さんを抱える結標さんが超有利でしょうか。いざとなればテレポですし) 白井 (子どもというのは、イベントの日には驚くべきポテンシャルを発揮するもの) 白井 (フレメアか、小さい大きいお姉様がいち早く起きて家人を叩き起こすことは十分考えられますの) 白井 (大きいお姉様も、振る舞いはラフに見えて内面しっかりしている方。これは決まりでしょうか) 婚后 (ミサワさんは以前愚痴っておりましたわね。彼は朝が弱い、と) 婚后 (となると、滝壺さんか結標さんか) 婚后 (……滝壺さんでしょうか。どんな時でも平常心で動いておられますし) 絹旗 「シンキングタイム超終了です」 白井 「お二人とも、結論は出ましたか?」 婚后 「ええ、色々な可能性を考慮した上で、わたくしなりに出させて頂きました」 絹旗 「では超発表といきましょうか」 白井 「よろしいですの」 絹旗 「はい、せーの」 絹旗 「結標さんで」 白井 「大きいお姉様ですの」 婚后 「滝壺さんかと」 絹旗 「おお、見事にバラけましたよ」 婚后 「勝者は一人だけ、ということですわね」 白井 「いつだって勝者は一人ですの」 絹旗 「では、後は結果待ちですね」 ~10分後~ 絹旗 「! あ、あの姿はまさか!」 白井 「絹旗さん、ご存知ですの!?」 婚后 「白井さんもお分かりでしょう」 絹旗 「ああ、私の手からケーキバイキングが零れていきます……」 白井 「負けは負け、ですの」 フレメア 「あ、お姉ちゃんとお姉ちゃんと絹旗だ」トテテテ 浜面 「なんだ、お嬢たち早いな」 滝壺 「おはよ。……きぬはた、どうしたの?」 絹旗 「敗者の余韻を噛み締めているんです」orz 白井 「みなさんも、お早いですわね」 浜面 「いやな、学園都市で捕まえたタクシーの運転手がフッ飛ばしてくれてな」 婚后 「?」 滝壺 「はまづらが"ちと遅れ気味だなぁ"って呟いたら"お急ぎですかい?"って」 フレメア 「クレイジータクシーみたいで楽しかった、にゃあ♪」ピョンピョン 浜面 「死ぬかと思ったわっ」 婚后 「わたくしだと無事では済まなかったでしょうね……」 絹旗 「超畜生……私の分析は超カンペキな筈なのに……」 白井 「ほら、いつまで凹んでますの」 フレメア 「絹旗はどうしたの?」 婚后 「甘いものが食べれなくなって残念がっているのですよ」 浜面 「なんだなんだ、甘いもんが欲しいのか?」 絹旗 「超浜面には関係ないです」 滝壺 「フレメア、あれちょっと分けてあげて」 フレメア 「わかった」ゴソゴソ 絹旗 「?」 フレメア 「はい、絹旗にあげる」つ【ミルキー】 絹旗 「……」 婚后 「絹旗さん、よかったですわね」 白井 「これ、とても美味しいんですよね」 浜面 「よかったな、絹旗!」ナデナデ 絹旗 「私をなんだと思ってるんですかぁー!」ゴスッ 浜面 「ほが」 フレメア 「すごいすごい、ヘッドバットだ」 滝壺 「今のはちょっと痛そうかも」 浜面 「いやいや、なんともないぜ!」ポタポタ ~更に10分後~ <あ、フレメアー フレメア 「あ、みさわ妹だ」トテテテ 白井 「はっ、大きいお姉様」トテテテ 婚后 「……なんといいますか」 番外個体 「ほら、もー、寝ながら歩かないでよ! 危ないっつの!」 一方通行 「」ウトウト 浜面 「なにやってんだ、超能力者」 絹旗 「あ、あれ……私は最下位予想をしたつもりじゃ……」 滝壺 「みさわ、あくせられーたは大丈夫なの?」 番外個体 「これ、貨物室でいい?」 白井 「あ、あのそれはあまりに無体かと」 打ち止め 「あっ、その帽子可愛いー」 フレメア 「ふふん、大体いいでしょー」フンス 番外個体 「ほら、起きて。初対面の人もいるでしょ」ゲシッ 一方通行 「イテッ……あァ、初対面?」ジロリ フレメア 「大体白い」 打ち止め 「フレメア、見た目はちょっと怖いけどいい人だから、仲良くしてあげてね」 絹旗 「あ、ど、どうも」 白井 「はじめまして」ペコリ 婚后 「お噂はかねがね伺っておりますわ、ええと……」 一方通行 「一方通行でいい。うちの性悪が世話になってるな」 番外個体 「性悪!? あなたに言われちゃお終いだねぇ」 一方通行 「あァ!? 性悪に手足が生えたようなヤツが何吠えてやがる」 番外個体 「ンだとゴルァ」ビリッ 一方通行 「上等じゃねェかオルァ」バチッ 打ち止め 「視線をビビビするの禁止ー!!」 白井 「ま、まあまあお二人とも、それぐらいに」 フレメア 「ミサワのお姉ちゃんと白いお兄ちゃんはいつもこうなの?」 滝壺 「この二人にとっては挨拶みたいなものだから」 絹旗 (これが第一位……なんかイメージと超違います。取っ付き易そうですね) 一方通行 「ンじゃ、全員揃ったら起こしてくれ」ポスン 番外個体 「来るときの電車でも寝てたクセに……」 婚后 「大目に見てあげてくださいな」 フレメア 「寝てる顔可愛い」 打ち止め 「でしょでしょ♪」 番外個体 「誰か油性ペン持ってない?」 打ち止め 「ダーメー!」 ~更に10分後~ 海原 「おや、どうやら僕達で最後のようですよ」 結標 「そりゃね……間に合ったのが不思議なくらいだもの」 ショチトル 「なんだか申し訳ないな」 滝壺 「あ、むすじめだ」 結標 「ゴメンなさい、遅くなっちゃった」 白井 「なにかトラブルでも?」 海原 「それが乗る電車を間違えてしまいまして」 浜面 「間違えた? 何に乗ったんだ?」 結標 「空港行きに乗ったつもりが、普通の快速特急だったのよ」 ショチトル 「あれは焦ったな。空港に向かう線路から離れていくんだから」 婚后 「それで、引き返してきたということですのね」 海原 「ええ。お恥ずかしい限りです」 ショチトル 「……この白い人は?」 一方通行 「」スピー 結標 「あれ? 会ったことなかったっけ?」 ショチトル 「ない」 番外個体 「まあ、ないでしょ。今はヒキニートだし」 ショチトル 「待て、白い……もしや、マスターの恋人か?」 番外個体 「へ?」 ショチトル 「義姉さんから色々聞いてて。例えば」 結標 「」ガシッ ショチトル 「モガ?」 結標 「これで全員よね? ほら出発よ、それ起こして」 番外個体 「う、うん」ビリッ 一方通行 「おォっ!?」ガバッ 番外個体 「そろそろ行くよ」 一方通行 「あ、あァ」 フレメア 「いよいよ出発だ」ピョンピョン 打ち止め 「楽しみー♪」ミョンミョン 絹旗 「もうチェックインできますかね?」 婚后 「この時間なら大丈夫かと」 白井 「では、参りますの」 番外個体 「ね、海原さん」チョイチョイ 海原 「どうしました?」 番外個体 「飛行機でさ、淡希すっごい乱れると思うから。優しくしてあげてね?」 海原 「? え、ええ。わかりました」 番外個体 「去年もねー、色々と」 結標 「ちょっと何吹きこんでんのよ!」 番外個体 「べっつにー。ほら、行こ行こ♪」ガシッ 一方通行 「おい、引っ張ンな」 フレ止め 「「待ってー」」トテテテ 滝壺 「はまづら、私たちも行こうよ」 浜面 「おう、そうだな。いよいよ出発だぜ!」wktk ショチトル 「……義姉さん、大丈夫か。顔色が優れないようだが」 結標 「大丈夫よ……ええ、大丈夫」 海原 「無理はなさらず。何かあればすぐに言ってくださいね」 結標 「……うん」 ――約一名を除き爆睡していたため、機内の模様は省略します。 ~同日正午 那覇空港~ 結標 「……」 ショチトル 「だ、大丈夫か」 結標 「何度も……起こしたじゃない……バカ」 海原 「いや面目ないです」 絹旗 「なんか今日は天候が悪かったらしいですね」 白井 「少々揺れていたらしいですが……婚后さんは大丈夫でしたの?」 婚后 「ええ、熟睡さえしてしまえば乗り物酔いも怖くないですわ」 番外個体 「やっぱり離陸の加速時のGがクセになっちゃう☆」 一方通行 「あー、オマエああいうの好きそうだな」 打ち止め 「ワーs……お姉ちゃんはきっとジェットコースターとかも好きになりそうだよね」 番外個体 「今度連れてってよね、遊園地とか」 一方通行 「その内な」 浜面 「これが沖縄か! いやぁ、暑いな!」 フレメア 「すごい空が綺麗」 滝壺 「晴れてよかったね」 浜面 「で、こっからどうすんだ?」 婚后 「去年同様、迎えが来てる筈なのですが……」 絹旗 「執事さんですか?」wktk 婚后 「ええ」 執事 「お呼びですかな?」シュタッ 絹旗 「うひゃぁ!?」 婚后 「まあ、相変わらず人が悪いですわね」 執事 「これは少々悪戯がすぎたようですな」 白井 「執事さん、お久しぶりですの」 浜面 (ホント、執事って感じだな) 一方通行 (……このジジイ、只者じゃねェな) フレ止め 「「執事さん?」」 執事 「はい、執事さんですよ、お嬢様方」 番外個体 「ほら、お世話になるんだから。ちゃんと挨拶して」 フレ止め 「「よろしくお願いしまーす」」 執事 「おやおや……こちらこそ、よろしくお願い致します」ペコリ 結標 「相変わらずシブイ人ね」 ショチトル 「本当にいるんだな、ああいう人って」 海原 「あの方はプロですしね」 執事 「それでは、皆様。こちらの準備は整っておりますので、いつでも出発できます」 滝壺 「みんなもう準備はいいよね」 婚后 「では、早速向かうといたしましょう」 絹旗 「超いよいよですね!」 白井 「ええ、実感が湧いてきましたの」 執事 「どうぞ、こちらへ」 フレ止め 「「♪」」ピュー 浜面 「おお速い速い」 ~移動中~ フレメア 「すごいすごい!」 浜面 「すげぇ!」 打ち止め 「こんな色の海初めて見た! っていうか海初めて見た!」 絹旗 「浜面が混ざってる光景って超シュールです」 白井 「去年はそこのポジションには絹旗さんが入っていたのですが」 絹旗 「え、私あんなでしたか!?」 一方通行 「しかしプライベートジェットとは洒落てるねェ」 婚后 「お気に召して頂けました?」 一方通行 「悪くねェ」 番外個体 「飛行機とか持ってないの?」 一方通行 「必要に迫られなかったしな」 婚后 「所有していたところで、早々使うものでもございませんし」クスクス 番外個体 「だろうけどね。……で、あの二人は何やってんの?」 海原 「……あの、結標さん」 結標 「なによ」ガシッ 海原 「あ、いえ、なんでもありません」 ショチトル 「ここまで飛行機が苦手とは思ってなかったな」 ショチトル (ていうか、いいなぁ。お兄ちゃん独り占めで) 滝壺 「去年色々あったみたいだから。隣に座ってたみさわが詳しく知ってるかも」 ショチトル 「マスターが? なあ、何かあったのか?」 番外個体 「んー? あ、去年も来たんだけど。行き帰りの飛行機でね」 ヒュッ ゴン 番外個体 「っ!?」ジーン 一方通行 「? オイ、どうした」 滝壺 「棚の上から荷物が落ちちゃったみたいだね」 番外個体 「ち、ちがっ……今のは絶対……」ズキズキ <皆様、まもなく到着致します。 ~婚后さん私有地~ 絹旗 「いや、一年ぶりですね」 白井 「何も変わっておりませんの」 滝壺 「本当に、すっごい静かなところだよね」 フレメア 「大体、何もない」 打ち止め 「すっごーい」 婚后 「もともと、引き篭もるための土地でしたし」 浜面 「いやぁ、でもいいな、こういうところも」 一方通行 「コンビニは?」 番外個体 「ある訳ないだろ、バカ」 海原 「結標さん、もう大丈夫ですから」ナデナデ 結標 「帰りも……乗らなきゃ行けないのよね」 ショチトル 「ま、まあ、そのときはそのときだ」 執事 「皆様、ひとまで宿泊先までご案内致します」 ~宿泊先の別荘~ 番外個体 「いやー、もう来るだけで疲れちゃったね」 打ち止め 「ねー、海は? 海行かないの?」 フレメア 「行かないの?」 滝壺 「もう午後だしね。明日の朝にしない?」 フレ止め 「「えー」」 白井 「あのやりとり、まるっきり去年の絹旗さんですの」 絹旗 「私あんなでしたか!? 超本当に!?」 浜面 「でも、見に行くだけならいいんじゃないか?」 ショチトル 「着替えなければ海に行ってはいけないという訳でもないだろう」 結標 「そうね。確か去年もそうしたんじゃなかった?」 海原 「ええ。たしかそうでしたね」 フレ止め 「「いーきーたーいー」」グイグイ 番外個体 「あー、分かったから引っ張るな」 一方通行 「なァ、コーヒーねェか?」 番外個体 「自分でやれ」 執事 「コーヒーですか? ただいまご用意致しましょう」 婚后 「絹旗さん、ユリコは?」 絹旗 「あ、そうでした。ユリコー、超到着ですよ」カパッ ユリコ 「(・ω・三・ω・)」 フレメア 「あ、ユリコだユリコだ」 打ち止め 「この子がユリコ? う、でも……」 番外個体 「大丈夫、ユリコだったら逃げないよ」 打ち止め 「ユ、ユリコ。さわってもいい?」 ユリコ 「( ( ( ( ・ω・)」 打ち止め 「あっ、きた! こっちきたー!」ナデナデ フレメア 「ユリコ、大体久しぶりー」ワシャワシャ ショチトル 「これは普通の猫だったら逃げてるだろう」 結標 「大丈夫でしょ。ユリコだし」 海原 「それで、どうされます? 少し外を歩いてみましょうか」 滝壺 「うん、いいじゃないかな」 フレメア 「ユリコもいくよね?」 ユリコ 「ノシ・ω・)ノシ」 打ち止め 「かわいすぎる……」 絹旗 「あ、超待ってください。着替えだけさせてください」 白井 「そうですわね、制服を汚してもいけませんし」 一方通行 「あァ、俺もこれ飲ンから出たいしな」ズズ... 番外個体 「なに自分だけ飲んでるの」 執事 「どうぞ、皆様にも冷たいものをご用意しております」 絹旗 「あ、超頂きます」クピピピ 白井 「ほらほら、絹旗さん。皆さんを待たせているんですから」ズルズル 絹旗 「あっ、ちょっと、引きずらないでくださいよ!」 結標 「私たちも荷物だけ置いてきましょうか」 ショチトル 「そうだな。ここに置きっぱなしもよくないだろう」 ~30分後~ 絹旗 「超出発です!」 婚后 「では、ちょっと出て参ります」 執事 「お気をつけて」 結標 「みんな日焼け止めは塗った?」 白井 「抜かりございませんの」 婚后 「バッチリですわ」 滝壺 「一応」 結標 「貴女は?」 ショチトル 「いや……私はもとがこれだし」 番外個体 「なくてもいいでしょ、別に」 一方通行 「紫外線なンざ反射しとけ」 白井 「できるもんならやってますの」 浜面 「大変だな、女性ってのは」 海原 「女性は僕らの知らないところで努力してるんですよ。結標さんを見てると実感します」ニコニコ 浜面 「kwsk」 海原 「僕の命と彼女の名誉に関わるので、お話はできません」 フレメア 「大体、早く行こうよ」 打ち止め 「早く早くー」 滝壺 「そんなに急がなくても大丈夫だよ」 番外個体 「気持ちは分かるけどね。じゃ、行こっか」 : : : フレメア 「すごーいきれーい」トテテテ 打ち止め 「海ひろーい!」トテテテ ユリコ 「三三ノ・ω・)ノ」ポテテテ 浜面 「おい、転ぶなよ」 絹旗 「去年はたしか向こうに見える丘にも行ったんですよね」 白井 「ええ、あそこからの長めは最高でしたの」 滝壺 「あっちにも行ってみようよ」 婚后 「そうですわね、砂浜の次はそちらに行ってみましょうか」 一方通行 「俺もう帰っていいよな?」 番外個体 「あの子の説得ができるならね」 打ち止め 「♪」ミョンミョン 一方通行 「砂浜だったな? さっさと行くぞ」 海原 「天下の一方通行さんも、あの笑顔には勝てませんか」ニコニコ 一方通行 「オマエの笑顔になら勝てる気はするな」 海原 「おや、では笑顔勝負といきますか?」 結標 「二人ともやめなさいよ」 ショチトル (白い人は義姉さんの言う通り血気盛んなんだ) ショチトル (でも、あれだけ凄まれて動じないなんて……さすがお兄ちゃん) フレメア 「あ、砂浜見えてきた!」 打ち止め 「すごいきれーい!」 浜面 「おお、こりゃ見事だな」 絹旗 「砂浜も変わらぬ白さですね」 海原 「驚きの白さ」 一方通行 「なンでこっち見て言うンだ」 打ち止め 「ねー、海入ってもいい?」 一方通行 「そのまま入ンのか。ダメだろ」 番外個体 「膝から下ってことでしょ?」 打ち止め 「」コクコク 一方通行 「……なンかあったら危ねェしな。オマエ一緒に行ってやれ」 番外個体 「はいはい」 フレメア 「大体私も!」ピョンピョン 滝壺 「一緒に行こう」ウズウズ 打ち止め 「ねー早くー」 番外個体 「急がなくても海は逃げないよ」 一方通行 「コケるンじゃねェぞ」 <うひゃー冷たい! <大体きもちいー <ドボン <あ、滝壺さん! 浜面 「あ、滝壺が」 海原 「派手に転んでしまいましたね」 絹旗 「あれ? なんか去年も……」 浜面 「滝壺、大丈夫かー」 <大丈夫だよー ショチトル 「」ウズウズ 結標 「行ってきたら?」 ショチトル 「え、で、でも……」 海原 「ここで待ってますから、行ってきてください」 ショチトル 「……うん、行ってくる」トタタタ 白井 「そういえば……」 婚后 「はい?」 白井 「あの花火は、どうなさるおつもりで?」 婚后 「今夜にでも開けてしまおうかと思っています」 絹旗 「えっ、早速今日なんですか」 婚后 「明日海水浴と考えると、皆さんも夜はお疲れでしょうし」 白井 「確かに、泳いだあととなると疲れてるでしょうね」 絹旗 「なるほど、それで今夜ですか」 婚后 「それに……わたくしも詳細はわかりませんが、明日の夜は……」 白井 「明日の夜は?」 婚后 「執事が何か用意してるらしくて」 絹旗 「それはそれで超楽しみですね」 白井 「何が出てくるのでしょうね」 婚后 「さあ。夕食とは行っておりましたが……」 絹旗 「ここは超楽しみにしておきましょう」 滝壺 「」プカプカ フレメア 「滝壺お姉ちゃん、大体開き直っちゃった」 番外個体 「あー、思い出した。たしか去年もこうだった」 打ち止め 「そうなんだ……」 番外個体 「ダメだよ、真似しちゃ」 打ち止め 「わ、分かってるもん!」 ショチトル 「そっちの人は大丈夫なのか?」ザブザブ 滝壺 「大丈夫だよー」プカプカ 一方通行 「アイツ、いっつもああなのか?」 浜面 「滝壺は独特のテンポで生きてるからな」 結標 「なんか分かる気がするわ」 海原 「いつも自分のペースを崩さないのも、強さではないでしょうか」 ~30分後~ 婚后 「そろそろ行きませんこと?」 白井 「そうですわね。そろそろ移動しても……」 絹旗 「ほらほら、呼んできてくださいよ」 一方通行 「あァ、そォだな。ちっと呼んでくる」 浜面 「おい、無理すんな。砂場じゃ歩きづらいだろ。俺が行ってくるぜ」 海原 「いやいや、ここは僕が」 浜面通行 「どうぞどうぞ」 結標 「面倒だから、全員まとめて行ってきなさい」 フッ 絹旗 「あ、消えた」 白井 「能力の無駄遣いですの」 婚后 「空間転移って第一位さんにもきくのですね……」 <ドサッドサッドサッ 番外個体 「? 何今の音」 フレメア 「大体、お兄ちゃんたちが降ってきた」 滝壺 「えっ」ザブ 一方通行 「イッテェな、あのショタコン」 浜面 「ひ、膝、膝打った」ジンジン 海原 「結標さんも手厳しいですね」 打ち止め 「あ、波が」 海浜通行 「!?」ザザザザ 番外個体 「ナイス回避」ケラケラ ショチトル 「それで一体どうしたんだ?」 海原 「ああ、そうでした。そろそろ移動しようかと、呼びに来たんですよ」 番外個体 「そういうことね。ほら、次行くって」 フレ止め 「「はーい」」 白井 「あら? そういえばユリコの姿が見えませんが」 絹旗 「さっきから海で超ハントしてますよ」 <フミャーーオ <バシャバシャバシャ 婚后 「まあ、見た目に似合わずワイルドなことを……」 結標 「本能を刺激されちゃったのかしらね」 ユリコ 「ミ`・ω・´ミ」フモー 絹旗 「いやいや、持ってこなくていいですよ!」 結標 「せっかくご主人のために捕ってきてくれたのに?」 白井 「これではユリコが報われませんの」 婚后 「絹旗さん、ちゃんと功を認めてあげませんと」 絹旗 「……ユ、ユリコ、超ありがとうございます」 ユリコ 「ミ`・ω・´ミ」ドヤサ 絹旗 (ていうか、ユリコが捕ってきたコレはなんですか……?) 一方通行 「オイ待て、脚拭くぞ。そのまま上がったら砂まみれだからな」 打ち止め 「お願いしまーす♪」 フレメア 「白いお兄ちゃん、私も」ピョンピョン 一方通行 「あァ、順番な」 浜面 (フレメアは怖い顔が好みなのか? 駒場のリーダーにも懐いてたし) 海原 「ミサワさんたちもタオル使いますか?」 番外個体 「いや、サンダルのまま入っちゃったしね。いいよ」 滝壺 「私も」 浜面 「」ブーッ 番外個体 「滝壺さん。水に濡れたせいで服透けてるから」 滝壺 「これだけ日差しが強かったらすぐ乾くよ」フンス 一方通行 「オイ、ガキども。そこで鼻血噴き出してる三下2号に近付くな。伝染る」 浜面 「伝染るって何が!? ていうかヒドくね!?」 フレ止め 「「?」」 海原 「滝壺さん、やはりタオルを……その、色々透けてますので……」 滝壺 「そう?」 ショチトル 「」ジトー 結標 「」ジトー 海原 「あ、む、結標さん? いつの間に」 結標 「貴方の視線はどこに釘付けにされてるのよ」 海原 「」 ショチトル 「サイテー」 海原 「ご、誤解です、これは……!」 結標 「ショチトル、行きましょ。みんな待たせてるし」 ショチトル 「ああ、そうだな」 海原 「」 一方通行 「海原」ポン 浜面 「生きてりゃ色々あるよな」ポン 海原 「なんですか、なんなんですか、あなたたちは」 滝壺 「あの3人はどうしたの?」 番外個体 「んー、傷の舐め合い?」 ~林道~ 打ち止め 「おー、ハイビスカスだ」 フレメア 「すごい、本物だー」 結標 「髪にさしてみる?」 打ち止め 「やってやって」 結標 「少しだけじっとしててね」プスッ 番外個体 「ちょっと待って。なんで頭のてっぺんに差してるの? 普通サイドじゃないの?」 結標 「これ可愛くない? アホっぽくて」 打ち止め 「?」 ショチトル 「」プスッ 海原 「おお、ショチトル。よく似合いますね」 白井 「まあ、違和感がございませんの」 ショチトル 「そ、そうか?」 婚后 「ええ、お似合いですわ」 ユリコ 「(・ω・)」モシャモシャ 絹旗 「ユリコ! ハイビスカス食べちゃダメですよ!」 一方通行 「……さっきから思ってンだが、オマエすげェな」 滝壺 「ゆりこはスーパーキャットだから」 浜面 「たまに猫の形をした何かなんじゃないかと思うぐらいだしな」 フレメア 「ねー、浜面。あの大体高いところにあるのはなに?」 浜面 「あれか? なんか木の実っぽいけど、なんだろうな」 フレメア 「もっと近くで見たい。あれやってあれやって」ピョンピョン 浜面 「しょうがねえな。ほら、乗れ」 フレメア 「♪」ヨジヨジ 打ち止め 「……いいなー。肩車なんて、私してもらったことない」 番外個体 「無茶振りはダーメ。一方通行じゃできっこないって」 一方通行 「なっ……肩車ぐらいどォってことねェ!」 浜面 「ハハッ、ぬかしおる」 フレメア 「ぬかしおる」 婚后 「まあまあ。杖を使っておられるのですし。二人して怪我などしては大変ですわ」 一方通行 「……チッ」 海原 「では、僭越ながら僕が」 結標 「」バシッ 海原 「い、痛いですってば」 結標 「貴女がしてあげればいいじゃない」 番外個体 「へ? 私が?」 打ち止め 「お姉ちゃーん、肩車ー」グイグイ 番外個体 「分かったよ、もう」 : : : 打ち止め 「落とさないでね! 絶対落とさないでね!」ガッチリ 番外個体 「落とさないから髪掴むな! 痛いっての!」 婚后 「こうやってみると、本当によく似ておりますわね」 白井 「絹旗さんは、どちらか持って帰れるならどちらにいたします?」 絹旗 「なんですか、その質問は」 ショチトル (肩車か……小さい頃はお兄ちゃんがしてくれたなぁ) 一方通行 「オイ、どこまで登りゃいいんだ」 白井 「たしか、もう少しで見晴らしの良い場所に出れるかと」 浜面 「下から見たときはそうでもないと思ってたが、登ってみると結構あるんだな」 打ち止め 「そこに行くと何か見えるの?」 番外個体 「海」 ショチトル 「海は海なんだろうけど」 結標 「もっと言い方あるでしょ」 絹旗 「あのですね、超綺麗な海が見えますよ!」 婚后 「昨年来たときは絹旗さんが感動で固まってしまうぐらいでしたね」クスクス 滝壺 「(∵)←こんな顔してたよね」 絹旗 「いや、それぐらい超素晴らしいってことじゃないですか!」 浜面 「フレメア、カメラの準備しとけ。絹旗を激写するぞ」 フレメア 「大体ラジャー」 絹旗 「させませんよ!?」ムキー 海原 「そろそろ着くんじゃないですか?」 婚后 「そうですわね。そこを登ったところになります」 ~見晴らしのいい高台~ 絹旗 「おー、去年と変わらない超見事なオーシャンビューですね」 浜面 「……こりゃすげぇ。こんな世界、テレビでしか見たことねぇぞ」 一方通行 「なるほど、悪くねェな」 フレ止め 「「」」ポカーン ショチトル 「この高さからでも海の底が見えるのか。すごい透明度だな」 海原 「ショチトル、危ないですよ。流石にここから落ちたら助けられません」 滝壺 「ここから日没って見えるのかな」 結標 「もう陽が傾きかけてるけど……」 番外個体 「この分だと、西は反対方向だね」 滝壺 「」ムー 白井 「綺麗な景色というのは何時間見ていても飽きないものですのね」 婚后 「このへんは光源がございませんので、夜は暗いだけですわよ」 白井 「ならば月明かりと星空を堪能するまでですの」 結標 「あら、いいじゃない。そういうのも」 浜面 「いいか、二人とも。いちたすいちは?」 フレ止め 「「田んぼの田ー」」 浜面 「お、いいぞ! いい笑顔だ!」カシャカシャ 絹旗 「あ、そうだ。写真といえば」スチャ 婚后 「携帯ですか? カメラをお持ちなのでは?」 絹旗 「いいんですよ。これは超送りつける用ですので」カシャ 白井 「あら、またですの? そろそろお許しになってあげては」 ショチトル 「誰に送るつもりなんだ?」 絹旗 「黒イルカです」 滝壺 「きぬはたのライバルだっけ?」 絹旗 「超自称ライバルですよ。こっちは何かと勝負吹っかけられて超疲れちゃいます」 番外個体 「ああ、あの子か……いいぞ、もっとやれ」ケラケラ 海原 「さあ、落ち着いたら戻りましょうか。みなさんもそろそろお疲れでしょう」 一方通行 「それもそォだな。喉も渇いたしよ」 打ち止め 「私も喉乾いたー」 婚后 「では、そろそろ戻りましょう」 ~別荘~ フレメア 「ただいまー」 打ち止め 「ただいまー」 ユリコ 「ノ・ω・)ノ」 執事 「おや、お帰りなさいませ」 婚后 「夕飯まではまだ少々ございますわね」 執事 「ええ。日没に合わせて出来るようになっております」 婚后 「……今宵、アレを使いますわ」 執事 「アレでございますか」 婚后 「アレでございます」 執事 「畏まりました。すぐに持ち出せるよう、準備をしておきましょう」 フレメア 「アレ?」 打ち止め 「アレってなに?」 婚后 「夕食後のお楽しみですわ」ナデナデ 打ち止め 「えー、気になる気になる」 婚后 「あっ、そういえば貴女のお名前。漢字ではどう書くんですか?」 打ち止め 「んーとね、んーと……あれ?」 結標 「たしか、静かな琴って書いてしずきよね」 絹旗 「ミサワさんの下の名前って真琴ですよね。一文字違いですか」 番外個体 (私の名前もそうだけど、先生が考えてくれたんだよなー) 一方通行 「オイ、コーヒーないか?」 番外個体 「自分で頼んできなよ」 一方通行 「言い方が悪かったな。オマエが淹れたコーヒーが飲みたい」 番外個体 「……」スッ <あのー、キッチンお借りしてもいいですか? <ええ、どうぞ。 結標 「うまく言いくるめたものね」 一方通行 「アイツのが飲みたいってのは嘘じゃねェよ」 浜面 「なにさり気無く惚気けてやがんだ。爆発しろ」 海原 「浜面さんに言う資格はないでしょう」ニコニコ ショチトル 「なあ、義姉さん」 結標 「どうしたの?」 ショチトル 「今日はどこで寝ればいいんだ?」 結標 「寝る場所……そういえば決めてなかったわね」 滝壺 「去年は大部屋で雑魚寝だったよね」 浜面 「なんだそれ、修学旅行みたいで楽しそうだな。……ん?」 滝壺 「どうしたの?」 浜面 「去年って海原もいたんだよな。一緒に寝たのか?」 結標 「そ、それはほら……流れってヤツで」 浜面通行 「「……」」 海原 「なんですか、その目は」 ショチトル 「?」 浜面 「殴っていい?」 一方通行 「血流操作していい?」 海原 「やめてくださいよ!」 <南の島でハーレムってそれなんてエロゲ? <見損なったぜ、海原さンよォ…… <いやいやいや、お二人が想像するようなイベントはありませんでしたよ!? 白井 「なんといいますか、殿方らしい争いですの」 絹旗 「男って超バカばっかです」 結標 「……悲しいけど」 滝壺 「否定できないね」 番外個体 「アレでも学園都市最高の頭脳なんだよ……」 フレメア 「大体、お兄ちゃんたちはなんでケンカしてるの?」 打ち止め 「なんでだろうね」 ショチトル (お兄ちゃんは、もう……素敵すぎるのも考えものだなぁ)ハァ 執事 「お嬢様、そろそろ食事の準備が整います」 婚后 「あら、お疲れ様。みなさん、そろそろ夕食に致しましょう」 ~夕食後~ 番外個体 「……浜面さん。そのシャツ、何?」 浜面 「これか? いや、ワゴンセールで安かったからよ。部屋着用に買ったんだよ」 結標 「歩く教会? って何?」 滝壺 「外国の観光客が着てるのみたいだね」 絹旗 「あー、あの意味も分からずに超それっぽい漢字を並べてるシャツですか」 一方通行 (ねェわ……このシャツはねェわ) 婚后 「みなさん、寝る前にもう1つ余興があるのですが」 白井 「あら、満を持して出番ですのね」 フレメア 「何かあるの?」 婚后 「執事、あれを」パンパン 執事 「はい、こちらに」ドンッ 浜面 「これは……花火か?」 海原 「それも結構な量ですね」 フレメア 「これ、やってもいいの?」wktk 打ち止め 「今から? 今から?」wktk 婚后 「ええ、今からみんなでやりましょう」 フレ止め 「「キターーー!」」 番外個体 「ね、ここに電流流したらどうなるかな」 絹旗 「超やめてください! 危なすぎですよ!」 滝壺 「はまづら、運んであげて」 浜面 「任せろ!」 執事 「こちらに火器とバケツもございますが」 海原 「それは僕が持ちましょう」 ショチトル 「花火って……どういうのだ?」 結標 「聞くよりは見たほうが早いわね」 フレメア 「ねー、早く早く!」 白井 「慌てなくても、時間はございますの」ナデナデ ~夜の砂浜~ 婚后 「いいですか? くれぐれも人に向けないように」 フレ止め 「「はーい」」 結標 「じゃ、火付けるからね」シュボッ シュパーー 打ち止め 「すごーい!」 フレメア 「きれーい!」 滝壺 「」パチパチ 一方通行 「ンでオマエは初っ端から線香花火なんだよ」 滝壺 「線香花火っていいよね。儚くて、でも最後まで燃え尽きて、まるで人生みたい」 一方通行 「オマエが言うとちと洒落にならねェぞ」 番外個体 「淡希ー、ライター貸して」 結標 「はい」ポイ 番外個体 「♪」 絹旗 「ミサワさん、超待ってください! それは」 番外個体 「Fire」シュボッ バシュゥーーーーーッ 番外個体 「おっ、これたーのしーい☆」 白井 「大きいお姉様! それは地面に固定するタイプの花火ですの!」 浜面 「おいバカこっち向けんなぁぁぁぁぁ!」ダダダダ ショチトル 「マスター、それはさすがに危ない」 結標 「あれが悪い見本よ。真似しちゃダメだからね」 フレメア 「あっ、大体消えちゃった」プスプス 打ち止め 「こっちも消えちゃった」プスプス 婚后 「消えたのはこのバケツに入れて。ちゃんと水に浸してから次の花火ですわよ」 フレ止め 「「はーい」」 海原 「今回ばかりは、この中に発火能力者がいないのが少しだけ残念ですね」 <パンパン <パパパパン 打ち止め 「うひゃ!?」ビクッ フレメア 「銃声!?」 婚后 「いえ、向こうでロケット花火合戦が勃発してしまいまして」 一方通行 「オイ、どうした三下2号! ガッカリさせンじゃねェぞ!」 浜面 「舐めるなよ、第一位! 勝負はこっからだぜ!」 結標 「二人とも近づいちゃダメよ、危ないしバカが伝染するから」 フレメア 「でもちょっと面白そう」 番外個体 「バカが伝染るって……」 滝壺 「でも、あれ見てると否定できないよね」 絹旗 「ていうか、私の超ロケット花火……」 結標 「それにしても、流石学園都市製ね。色も鮮やかだし長持ちするし」 婚后 「火薬が違うのでしょうか」 滝壺 「線香花火きれい」パチパチ 白井 (ひたすら線香花火を続ける滝壺さん……軽くホラーですの) フレメア 「消えた……バケツに入れて」チャポン 打ち止め 「次いってみよー!」 結標 「はいはい、じゃ火つけるからね」シュボッ ショチトル 「な、なあ。義姉さん」 結標 「どうしたの?」 ショチトル 「あれは、どうすればいいんだ?」 婚后 「あれと申しますと?」 海原 「あれですよ、あれ」ニコニコ 白井 「?」 一方通行 「うまく方向を調整してセッティングしとけよ!」 番外個体 「言われなくてもやってるよ」プスプスプス 絹旗 「浜面! ありったけ束ねて超点火しますよ!」 浜面 「よっしゃ!」ゴソゴソ 一方通行 「点火だ!」 番外個体 「弾幕薄いよ! 何やってんの!」 絹旗 「超しっかり持っててくださいよ!」 浜面 「おう、きやがれ!」 <パシュパシュパシュパシュパシュ <バンッパパンパン スパンッ 結標 「……」 ショチトル 「怖くて近寄れない」 結標 「もう放っといていいわよ」 白井 「そうですの、下手に突入するのも危なそうですし」 滝壺 「あっ、消えた」ポトッ ~1時間後~ 白井 「すっかりやりつくしてしまいましたわね」 フレメア 「楽しかった、にゃあ♪」 打ち止め 「お姉ちゃん、ありがとー」 婚后 「楽しんで頂けて光栄ですわ」 滝壺 「あとは、ちゃんと綺麗にしてから帰らないとね」 海原 「さあ、みんなでゴミ集めといきましょう」 結標 「貴女たちもよ。ロケット花火回収してきなさい」 絹旗 「いや、それが超たくさんありまして」 番外個体 「海に向かって飛んでいったのはないと思うけど」 浜面 「なんせ数が数だしな」 一方通行 「オマエの座標移動でなンとかなンねェか?」 結標 「自分で拾ってこい! 一本残さず!」 ショチトル 「まあ……後始末は自分ですべきだな」 : : : 絹旗 「超疲れました……」 番外個体 「まー、これで全部でしょ」 婚后 「お疲れさまでした。では、そちらも水に浸しておきましょう」 浜面 「こ、腰が……」 一方通行 「バッテリー残量がやべェな」 滝壺 「もう今日は寝るだけ?」 結標 「そうね。順番にシャワー浴びて休みましょ」 ショチトル 「なんだかあっという間だったな」 白井 「結構な弾丸スケジュールですし」 フレメア 「でも大体疲れちゃったかも」 打ち止め 「」ファーァ 絹旗 「では、戻って寝る準備をしましょうか」 ~別荘 就寝部屋 女性チーム~ ショチトル 「……ふはー」ホコホコ 結標 「シャワー、貴女で最後よね」 ショチトル 「うん、そのハズ」 ユリコ 「」スピー フレメア 「」ウトウト 滝壺 「流石に疲れちゃったんだね」 白井 「今日は移動もいたしましたし、無理もないかと」 婚后 「むしろよくここまでもったとすら思えますわね」 絹旗 「おりゃーーー!」ボスン 番外個体 「いたっ……やったな、この!」 結標 「枕投げ禁止。起こしちゃうでしょ」 打ち止め 「」ウトウト 絹旗個体 「「はーい」」 絹旗 「で、明日は何時に起きましょうか?」 番外個体 「別に何時でもいいんじゃないの?」 滝壺 「でも、寝坊しちゃうと勿体無い気がする」 白井 「では遅すぎず早すぎずで、7時ぐらいを目安に」 婚后 「執事が起きるのはいつも5時なので、それぐらいで丁度良いですわね」 ショチトル 「随分早いのだな」 結標 「私たちだけゆっくりするのもなんか申し訳ないわね」 婚后 「お気になさらず。本人も楽しんでやっておりますから」 絹旗 (明日はこっそり早起きしてお手伝いして好感度超アップです) 番外個体 「ほら、寝るならちゃんと自分の場所で寝な」チョンチョン 打ち止め 「ふぁーい……」 滝壺 「あほ毛がへにゃへにゃだ。余程眠いんだね」 ショチトル 「アンテナみたいだな……」 打ち止め 「」モゾモゾ 番外個体 「こらこら、ここは私の陣地」 婚后 「良いではないですか。姉妹なのですから」 白井 「わ、わたくしもその中に」 番外個体 「ゴメンね、この布団二人用なんだ」 フレメア 「」ジー... 滝壺 「おいで」 フレメア 「♪」 絹旗 「フレメアも、寝るときはいつもそんな感じですか」 滝壺 「いつもは3人で寝てるね」 フレメア 「大体浜面も一緒」 ショチトル 「……私なんて一人部屋で一人寝なのに」 結標 「貴女ぐらいの歳になればね」 ショチトル 「でも、義姉さんは毎晩兄と寝てるじゃないか」 結標 「ちょっ」 滝壺 「さすがむすじめ」b グッ 番外個体 「私たちに出来ないことを平然とやってのける。そこに痺れる」 結標 「憧れなくていいから! ほらもう寝るわよ!」 婚后 「あら、折角なのですし後学のために詳しいお話を」 結標 「しない!」 白井 「3行で説明を」 結標 「しない!」 絹旗 「超ちょっとよく分からないんで、図か画像で解説を」 結標 「しないから!」 ショチトル 「義姉さんがここまで弄られてるのは初めて見た」 結標 「貴女のせいだもん」 滝壺 「程良く疲れたところで、みんな寝よう」 ゴソゴソ モゾモゾ オヤスミー オヤスミナサイ 絹旗 「……ユリコ、なんで私の布団の超ド真ん中で寝てるんですか。私寝れないじゃないですか」 ユリコ 「」スピー ~就寝部屋 男性チーム~ 海原 「それではオープンです」 一方通行 「」パシッ 浜面 「」パシッ 海原 「」パシッ 浜面 「俺の勝ちだな」 海原 「エースのフォーカード……いや、これは参りました」 一方通行 「クソ、今日はダメだな」 海原 「今の浜面さんは飛ぶ鳥も落とす勢いですね」 浜面 「自分でも恐いぜ。今年の運をここで全部使い果たしてるかもな」 一方通行 「ハッ、だったらオマエだけ帰りの飛行機は別便な」 海原 「いや、それはダメでしょう。他のお客さんを巻き込むことになります」 一方通行 「よし、泳いで帰ってこい。体力なら自信あンだろ」ニヤニヤ 浜面 「ゴメンなさい、調子に乗りました」 一方通行 「しかし負けっぱなしつゥのもムカツクな」 海原 「ではもう一勝負と行きましょうか」 浜面 「ははっ、かかってきなさい」 海原 「趣向を変えて、神経衰弱などいかがです?」 一方通行 「俺はなンでも構わねェよ」 海原 「それではカードをバラまきますね」パッパッ : : : 浜面 「」←獲得:0ペア 海原 「いやぁ、惜しかった。もう一歩だったのですが」←獲得:12ペア 一方通行 「こンなもン、めくったカード覚えときゃ楽勝だろ」←獲得:15ペア 浜面 「そんなたくさん覚えれるかよ……」 海原 「浜面さんの強運もここまででしたか」 一方通行 「運に頼るようじゃまだまだってことだ」 浜面 「ちくせう……」 海原 「では運を使い果たしたところで、寝るとしましょうか」 浜面 「そうだな。襖の向こうも静かになってるし、あいつらも寝てんだろ」 一方通行 「海原、場所代わってくれ」 海原 「ええ、構いませんが」 一方通行 「コンセントが近いほうが都合がいい」 浜面 「ああ、充電か。大変だな、お前も」 一方通行 「慣れさえすればどォってことねェよ」 海原 「携帯電話みたいなものなのでしょうかね」 一方通行 「まァ、似たよォなもンだ」 浜面 「おし、寝るか! 俺朝弱いから、寝坊しそうだったら起こしてくれな」 一方通行 「そンときゃ手段選ばねェぞ」 浜面 「優しくしてくれ」 海原 「うわぁ……」 一方通行 「ねェわ……」 浜面 「すまん、今の俺の発言は忘れて」 ~一日目 終了~ ~二日目 就寝部屋 女性チーム~ チュンチュン... 打ち止め 「起きて起きて起きてー!」ガッシボカッ 番外個体 「い、いたっ、痛い!」 打ち止め 「朝だよ、起きて」ポカポカ 番外個体 「起きる、起きるから叩くな……今何時よ?」ガシガシ 打ち止め 「6時半だよ」 番外個体 「はー……ちと早いけど起きるか」 フレメア 「お姉ちゃんたち、起きるの?」 打ち止め 「あれ? フレメア起きてたの?」 フレメア 「うん、大体さっきから。ね、私喉渇いた、にゃあ」 打ち止め 「ミサ……私も私も」 番外個体 「はいはい。じゃ水でももらいにいこうか。まだみんな寝てるから静かにね」 : : : 白井 「」パチ 絹旗 「」スピー 白井 「……?」 絹旗 「」スピー 白井 (な、なぜわたくしと絹旗さんが同じ布団に?) 絹旗 「」ゴロン 白井 (お、落ち着くのですのよ黒子! これは間違い! 何かの間違いですの!) 絹旗 「」フニャー 白井 (こんなところを見られてはあらぬ誤解が……ここはこっそり抜けますの)ソローリ ショチトル 「……」 滝壺 「……」 白井 「」ブーッ ショチトル 「仲が良いのだな」 滝壺 「そんな大胆なしらいなら私も応援する」 白井 「ご、誤解ですの……!」ワタワタ ショチトル 「それより、マスターがコーヒーを作ってくれたそうだ」 白井 「マスター……あ、大きいお姉様が?」 滝壺 「フレメアとみさわ妹がコーヒー牛乳ほしいっていうから作ったんだって」 白井 「まあ、あの子たちも起きてましたの」 ショチトル 「飲むか?」 白井 「是非!」 滝壺 「朝ごはんまでもう少しあるみたいだから、それ飲んで待ってよう」 ショチトル 「……そうだ。ついでに義姉さんも起こしておくか」ユサユサ 結標 「ん……」 ショチトル 「そろそろ起きては?」 結標 「もうそんな時間? すっごい寝た気分ね」ノビー 白井 「7時間ぐらいは寝ておりましたし」 ~別荘 リビング~ フレメア 「あ、お姉ちゃんたちおはよー」 打ち止め 「おはよー」 白井 「おはようございます。お二人とも早いですわね」 結標 「先越されちゃったわね」 番外個体 「おや。二人が髪降ろしてるのは久々に見た」 滝壺 「滅多に見れないよね」 フレメア 「大体初めて見た」 結標 「そんなに珍しいかしら」 ショチトル 「家でもなければ解かないしな」チュー 白井 「確かに外だとそうそう解く機会もございませんわね」 打ち止め 「髪結んでなくても可愛いと思うよ!」ミョンミョン 白井 「可愛さでは、小さい大きいお姉様のアンテナには適いませんの」 結標 「たしかにね」クスクス <ガラッ 絹旗 「おはよーございまーす」トテトテ ユリコ 「( ( ( ( ・ω・)」ポテポテ 婚后 「皆さんお早いですわね」 白井 「まあ、絹旗さん。寝グセが……」 絹旗 「さっきまで超熟睡してましたし」 滝壺 「みさわヘアーになってるよ」 絹旗 「えっ、そりゃ超マズイですね。ちょっと直してきます」 番外個体 「オイ、どういう意味だ」 ショチトル 「毛先が外にハネてるってことじゃないか?」 番外個体 「いやそうじゃなくて」 結標 「あ、今の内に私も髪結んでこよ」 白井 「ではわたくしも」 執事 「お嬢様、そろそろ朝食の準備が整いますが」 婚后 「はい、お疲れ様。……殿方陣はまだ起きておられないのですね」 番外個体 「しょうがないね、ホント」 滝壺 「はまづらは朝そんなに強くないから」 ショチトル 「おにい……兄は寝坊癖はない筈なのだけど」 フレ止め 「「私たちが起こしてくる!」」 滝壺 「お願いしてもいい?」 番外個体 「いつものアレやったげて」ニヤニヤ フレメア 「突撃ー、にゃあ」トテテテ 打ち止め 「ごー!」トテテテ 執事 「おやおや、これは頼もしいですな」 <ドスンガタッ <ゴトゴトゴトゴト <ドズズ...ン ユリコ 「(・ω・)?」 ショチトル 「……何が起こっているんだ」 ~朝食後~ 浜面 「朝からひでぇ目にあった」 一方通行 「ガキどもは容赦しねェからな……」 海原 「元気で良いではないですか。あいたたた」 フレメア 「海はいつ行くの?」 滝壺 「ご飯食べたばかりだから。もう少し休んでからね」 打ち止め 「今日は水着で泳いでいいんだよね?」 番外個体 「うん、今日はみんな水着だよ」 ショチトル (水着か……結局アレ持ってきちゃったんだよね) 婚后 「みなさん、水着は新調されたのですか?」 結標 「私は去年と同じね」 番外個体 「私も」 絹旗 「私も去年のが着れましたので」 滝壺 「私も同じ」 白井 「買おうかと思いましたが気に入ったのがなくて……結局同じですの」 番外個体 (同じってことは、白井さんはまたあのヒモか……) 婚后 「では去年参加したメンバーは全員同じ水着なのですね」 海原 「あれ、僕聞かれてませんが」 一方通行 「誰がオマエの水着に興味持つンだよ」 浜面 「自重しろ、海原」 海原 「ですよね」ニコニコ 番外個体 「あのさー、3人」 海浜通行 「「「ん?」」」 番外個体 「先に着替えてさ。荷物持って砂浜に先行しててくれない?」 浜面 「おお、お安い御用だぜ」 結標 「決まりね。助かるわ」 海原 「お気になさらず。そういうことであれば、僕たちはそろそろ準備を」 滝壺 「うん、急がなくていいからね」 ~砂浜~ 浜面 「よっこらショット」ドサッ 海原 「シートはどこらへんに広げましょうか?」 一方通行 「ここらへンでいいだろ。俺らしかいないンだしな」 浜面 「パラソル立てるぞー」ドスッ 一方通行 「ここ俺の寝床な」 海原 「寝るつもりなんですか」 一方通行 「俺いなくてもよくね?」 海原 「僕はいいですが、ミサワさんたちはどう思いますかね?」 一方通行 「……分かったよ」 浜面 「よし、あとは姫様たちのご到着を待つばかりだな」 海原 「少々時間がかかりそうですね。あの人数ですし」 一方通行 「女ってないつも準備時間かけやがる。待つ方の身にもなれってンだ」 浜面 「しかしなんだ、お前たちがそんな格好してるとチンピラみたいだな」 海原 「変ですかね?」 ※水着+派手Yシャツ前開け 一方通行 「本家チンピラのオマエに言われたくねェな」 浜面 「ま、まあ、チンピラ出身だけどよ。街中でこの格好はしねェよ」 一方通行 「学園都市にゃ妙な格好してるのはゴマンといるが、これはねェわな」 浜面 「露出狂でもあるまいしな」 海原 「いや、結標さんだって普段は普通の服装してますよ?」 一方通行 「ンでそこでそいつの名前が出てくンだ?」 浜面 「結標の姐さんの話はしてないだろ?」 海原 「え、あっ、そ、そうでしたね! いやー、暑さで頭がやられてしまったみたいです!」 浜面通行 「「……」」 海原 「……いやー、ははは」 浜面 「…………あっ、露出狂→結標の姐さんと連想したのか! なるほどなるほど!」 一方通行 「分かってなかったのかよ」 : : : 浜面 「……遅いな」 海原 「時間かかってますね」 一方通行 「ったくよォ、何してやがンだか」 浜面 「お、そうだ!」 海原 「なにか?」 浜面 「ただ待ってるのも暇だしよ。これ膨らましておいてやろうぜ」ガサガサ 海原 「浮輪にビーチボールですか」 浜面 「このデカイ浮輪は俺がやるから、残りは分担してくれ」 海原 「では、肺活量のなさそうな一方通行さんはビーチボールをお願いします」 一方通行 「」ムカッ カチッ 浜面 「~~~~~っ!……あー、こいつは強敵だぜ」 海原 「急ぎすぎてもダメですよ、こういうのは」 一方通行 「はい、終了」ポンポン 浜面 「はやっ!? え、なんで!?」 海原 (能力使用モードですか……) ~15分後~ 打ち止め 「お待たせー!」トテテテ フレメア 「大体遅くなっちゃった」トテテテ 浜面 「おっ、やっと姫君のご到着か」 打ち止め 「ねー、似合う? 似合う?」クルクル 一方通行 「はいはい、似合いすぎて眩しいわ。うお、まぶしっ」 打ち止め 「真面目に答えて!」ムキー 番外個体 「ごっめーん、遅くなっちゃった」 一方通行 「全くだ。俺たちを干物にでもするつもりか」 番外個体 「だから謝ってんじゃん」 フレメア 「? みんな、まだ海に入ってないの?」 海原 「皆さんを待っていたんですよ」 浜面 「他の連中はどうしたんだ?」 フレメア 「大体すぐ来るよ」 番外個体 「あ、浜面さんすごい。腹筋割れてる」 浜面 「ははっ、肉体しか取り柄がないからな」キラッ☆ 番外個体 「うちの人とは大違い……触ってもいい?」 滝壺 「ダメ、これ私の」ガシッ 浜面 「た、滝壺!? いつの間に!」 浜面 (スライムが! スライムが当たってる!) 番外個体 「そう言われたら引き下がるしかないなー」 絹旗 「さっそく浜面の目がケモノになってます。超不潔です」 婚后 「すみません、遅くなってしまいまして」 海原 「いえいえ、時間ならありますから」 ショチトル 「……」 海原 「? ショチトル、なぜTシャツを?」 結標 「お兄ちゃんの前で水着になるのが恥ずかしいのよ」クスクス 白井 「まあ、初々しい」 番外個体 「白井さんも見習って少しは恥じらえ」 一方通行 「ンだその水着。バツゲームか?」 白井 「いえいえ、わたくしなりのチョイスですの」 浜面 (ほとんどヒモじゃねぇか……拝んどこ) 滝壺 「はまづら」グイ 浜面 「痛い痛い! 耳引っ張らないで!」 打ち止め 「ねー、この浮輪使っていい?」 フレメア 「私も浮輪使いたい」 海原 「どうぞ、お二人のために用意しておきましたから」 打ち止め 「じゃー、海にごー!」トテテテ フレメア 「ごー!」トテテテ ユリコ 「三三ノ・ω・)ノ」ポテテテ 滝壺 「あの子たちだけじゃ危ないかな」 結標 「私たちも行きましょ」 ショチトル 「あっ、私も行く」 番外個体 「ゴメン、ちょっと先行ってて」 絹旗 「後から行きますので」 白井 「大きいお姉様の妹さんの安全はわたくしが確保しますの!」ハァハァ 一方通行 「……オイ、大丈夫なのか?」 婚后 「万が一、過ちを犯すならば……わたくしが友人として決しますので」 一方通行 「悪い、すぐにうちの寄越すからな」 <とりゃー! <バシャバシャ <ひゃっ、冷たいじゃない! <浮いてるのが気持ちいい。 浜面 「しっかしまあ、みんなスタイルいいよなぁ……それに比べてお前ときたら」 絹旗 「なんですか浜面。殴ってほしいなら超素直にそう言ってくださいよ」 浜面 「いやいやいや!」 絹旗 「私は超優しいですから、満足するまで殴ってあげますよ」ニコニコ 海原 「ところで、お二人はどうして残ったんですか?」 絹旗 「あ、それなんですけどね……浜面」 浜面 「なんだよぅ」 絹旗 「背中にコレ塗ってください」つ【サンオイル】 海原 「お二人は日焼け派なんですね」 番外個体 「まあね。淡希たちは日焼け止めガッチリだけど」 浜面 「背中に塗ればいいんだな」 絹旗 「はい、超よろしく」 番外個体 「ねー、一方通行ー。私にもやってー」スリスリ 一方通行 「自分でやれよ」 海原 「では僭越ながら僕が」 一方通行 「オイ、さっさと背中向けろ。三下2号、それ寄越せ」 浜面 「ほらよ」ポイ 一方通行 「ったく、こンなもン使わなくても日焼けぐらいできンだろ」ヌリヌリ 番外個体 「気分だよ、気分。ひゃぅん☆」 一方通行 「変な声だすなアホ」バチーン 番外個体 「いったぁぁ!?」 打ち止め 「手放さないでね! 絶対放さないでね!」バシャバシャ 白井 「大丈夫ですの。ちゃんと持ってますから、そのままそのまま」 婚后 「まあ、泳ぎの練習ですか?」 打ち止め 「うん! 浮輪無しでも泳げるようになりたいから!」 婚后 「大丈夫ですわ、コツさえ掴めば簡単なのですから」 滝壺 「」プカプカ フレメア 「滝壺お姉ちゃん、浮いてるだけ」プカプカ 滝壺 「こうやって空を眺めてるのも楽しいよ」プカプカ 結標 「流されないようにしてよ」 滝壺 「流されたらむすじめが助けてくれると信じてる」 結標 「まあ、いざとなれば座標移動で助けるけどさ……」 フレメア 「あ、これ大体楽しい」プカプカ ユリコ 「( -ω-)=3」 フレメア 「ユリコだ、ユリコが私のお腹で休んでる」プカプカ ショチトル 「泳ぎまでこなすなんて、すごいなお前は」 絹旗 「お、やってますね」バシャバシャ 番外個体 「お待たせー」ザブザブ 結標 「二人して何してたのよ」 絹旗 「超ちょっと準備を」 番外個体 「ところでさ、ビーチボール持ってきたんだけど」 婚后 「あら、昨年も使ったものですわね」 番外個体 「誰かキャッチしてねー、それっ」ポンッ 結標 「そっち行ったわよ」 ショチトル 「えっ、そんな急に……あっ」コテッ バシャン ショチトル 「……」ポタポタ 滝壺 「派手に転んじゃったね」 ショチトル 「私としたことが」 白井 「こういうこともございますの」 ショチトル 「さすがに濡れた布が肌に付くのは不快だな……」ヌギヌギ 結標 「あ、ちょっと!」 婚后 「まあ……」 番外個体 「それ、踊り子の服?」 ショチトル (あっ、しまった!) 白井 (海原さんの義妹さんということはわたくしとほぼ変わらない年齢、なのに……) 絹旗 「なんというプロポーション……超負けました」 ショチトル 「あ、ち、ちがっ……これ……」プルプル 結標 「ま、まあ、ちょっと大胆だけど白井さんに比べれば大人しいわよね」 白井 「なぜわたくしを引き合いに出しますの」 ショチトル 「言われてみれば……」 打ち止め 「お姉ちゃんの水着、なんかかっこいいね」 ショチトル 「そ、そうかな?」 結標 (ナイスフォローよ) 絹旗 「では気を超取り直して。ショチトルからサーブどうぞ」 ショチトル 「よし、行くぞ」バスッ <そっち行ったー! <おりゃぁぁぁ! <超ヘッドダイビングです! <推して参ります! 浜面 「……なあ、海原」 海原 「どうしました?」●REC 浜面 「地上にも女神っていたんだな」 海原 「同感です」●REC 一方通行 「女神ねェ……」 海原 「姫君といった方がしっくりきますか? ナイト殿」 一方通行 「くっだらねェな」 浜面 「それも照れ隠しだろ? 俺らにはもう分かってるんだぜ」バンバン 一方通行 「気安く叩くンじゃねェ」 打ち止め 「とりゃー」ポン 白井 「ナイストスですの」 絹旗 「もらいました!」 打ち止め 「えい」ポイ 絹旗 「え、浮輪投げtふぎゃ」ボフン ボチャン 婚后 「あら、残念ですわ。ビーチボールが着水してしまいました」 打ち止め 「絹旗の負けー」 フレメア 「絹旗残念賞ー」 絹旗 「超ズルイです!」ムキー 打ち止め 「使えるものは使うのだ」 番外個体 「その通り」フンス 結標 「妹にあまり変なこと教えるんじゃないわよ」 フレメア 「お姉ちゃん、喉渇いた」 滝壺 「私も」 結標 「そろそろ休憩しましょうか」 打ち止め 「ねー、浮輪に乗るから後ろから押してって」 番外個体 「はいはい」 婚后 「ショチトル、先ほど脱いだシャツは?」 ショチトル 「……あれ?」 結標 「はい、流されてたわよ」 ショチトル 「ああ、済まない」 絹旗 「うー、あんな負け方超納得いきません」 白井 「勝負は非情なものですの」 絹旗 「ぐぬぬ……」 白井 「それっ」ポイッ 絹旗 「へ? あ、ちょっと、わっ!」バシャン 白井 「ナイスキャッチですの」 浜面 「お、戻ってきたぞ」 海原 「休憩ですか?」 結標 「そ、いったん一休み」 滝壺 「はまづら、飲み物ちょうだい」 フレメア 「私も私も」ピョンピョン 浜面 「おう、ちょっと待ってな」ゴソゴソ 婚后 「みなさんは海に入らなくてよろしいのですか?」 海原 「留守番みたいなものですよ」ニコニコ ショチトル 「私たちしかいないのだから気にすることないのに」 打ち止め 「せっかく来たんだから入ればいいのに」 白井 「そうですの。次がいつかなんて分からないのですし」 一方通行 「いいンだよ、俺は」 番外個体 「ちょっとぐらい飲んでったら? 海水」 絹旗 「私はもう超たっぷり味わいましたけど」 浜面 「フレメア、海はどうだ?」 フレメア 「超楽しい♪」 絹旗 「大体、超って使っていいのは私だけです」 ショチトル 「去年もこんな感じだったのか?」チュー 結標 「ええ、ほとんどこんな感じね」 海原 「ゆったりと過ごしてましたよね」 滝壺 「時間の流れ方がなんか違う気がする」 打ち止め 「去年も連れてきてくれればよかったのに」 結標 「ゴメンねー、お姉ちゃんが黙ってたせいだからねー」 番外個体 「えっ、私のせいなの?」 打ち止め 「ズルイズルイ」 一方通行 「我侭言うな」ナデナデ 打ち止め 「」フニャー 白井 (か、可愛い……) 打ち止め 「ねー、シャベルない?」 番外個体 「シャベル? ないでしょ」 フレメア 「ぶー」 滝壺 「何につかうの?」 浜面 「シジミでも集めるのか?」 絹旗 「夕飯の確保ですか」 結標 「なんでよ、砂遊びでしょ」 打ち止め 「」コクコク 婚后 「スコップや鶴嘴なら別荘にあったかと思いますが」 白井 「砂遊びというにはあまりに大袈裟ですの」 ショチトル 「手でもできないことはないぞ? ほら」ザッザッ フレメア 「あ、ホントだ」 打ち止め 「どうやったの?」 ショチトル 「コツはあるんだが……」 結標 「教えてあげてくれない?」 ショチトル 「あぁ、構わない」 フレメア 「早く早く」 打ち止め 「お姉ちゃん、教えてー」 ショチトル (お姉ちゃん……悪くない) <砂で何か作る、にゃあ。 <何作る? <簡単な構造のものにしてくれ。 絹旗 「あっ、砂遊びといえば」 滝壺 「いえば?」 絹旗 「これから私たちで砂に穴を超掘りますので、そしたら浜面入ってください」 浜面 「は?」 絹旗 「浜面が入ったら穴を超埋めますので、そこで一言お願いします」 浜面 「お前なにしれっとすごいことを大喜利みたいなノリで言ってんの!?」 一方通行 「面白そォだな。上半身だけ埋めてやれよ」ケラケラ 海原 「そしたら砂面さんになっちゃいますね」ニコニコ 浜面 「死ぬよね!? そんなことしたら俺死んじゃうよね!?」 番外個体 「埋めるっていってもアレでしょ? 砂風呂みたいな」 婚后 「よく映画やドラマのシーンでも拝見しますわね」 浜面 「ああ、ああいうのか……まあ、それだったら」 滝壺 「あれは埋めるっていうより砂をかけるって感じだね」 絹旗 「さあ、浜面。そこになおれです」グイグイ 浜面 「わかったわかった。せっかくの海だしな。付き合ってやるよ」 一方通行 「」カチッ 結標 (何か企んでるわね) 浜面 「ここらへんでいいか」ゴロン 白井 「ではみなさんで砂をかけて差し上げますの」 一方通行 「オラァァ!」ブンッ ヒュゴォォォォォン 滝壺 「ひゃっ」 婚后 「砂嵐……!?」 結標 「みんな、目と口と鼻ふさいで!」 パラ...パラパラ... 絹旗 「収まりましたか……ユリコ、大丈夫でしたか?」 ユリコ 「ノ・ω・)ノ」ビシィ 番外個体 「このバカセラレータ! 誰が砂嵐起こせなんて言ったんだよぉ!」 一方通行 「埋めるの手伝ってやったンじゃねェか」ニヤニヤ 海原 「ぐっ、目をやられたようです……!」 白井 「大丈夫ですか? はい、お水で洗い流してください」 絹旗 「あれ? 浜面は?」 浜面 「……うぉーい」 滝壺 「あっ、すごい。もう埋まってる」 一方通行 「渦の中心と砂の着地点もキッチリ計算したからな」 結標 「才能のムダ使いよね……」 打ち止め 「あっ、崩れちゃった」 フレメア 「やり直しだね」 ショチトル 「ちょっとずつ砂を足して、ちょっとずつ固めていくんだ」 打ち止め 「ちょっとずつちょっとずつ」サラサラ ショチトル 「そうそう、それぐらいでいい」 フレメア 「ここのフォルムがもうちょっとこう……」ガリガリ ショチトル (フォルムって……) 打ち止め 「ここもうちょっと足したほうがいいよね?」サラサラ フレメア 「大体待って。そうするとこっち側とのバランスが」 打ち止め 「だから、こっちのほうを少し斜めにして」 フレメア 「じゃあこうするといいかも、にゃあ」 ショチトル (……うん? ちょっと待って) 打ち止め 「ここに高さがほしい……」 フレメア 「うん、ここはもう少しほしい」 ショチトル (何が出来上がろうとしているの……?)
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銀魂 Blu-ray Box シーズン其ノ壱【完全生産限定版】 Blu-ray 銀魂 後祭り2023(仮)(初回仕様限定版) 発売日:12月17日・8月16日 ◇リアルタイムアップコンバート 仕様(画質のグレードUP! ) ◇DVDジャケット版権ピンナップ集(これまでのDVDジャケットイラストを使用) ◇特製ブックレット ◇新規描き下ろしジャケット ◇日本語字幕入り 他予定 ここを編集 2006年放送開始。2014年12月17日、初のBlu-rayBOXが発売。 劇場版に劇場版 銀魂 新訳紅桜篇が、続編に銀魂 延長戦がある。 http //www.tv-tokyo.co.jp/anime/gintama/ 監督 高松信司(~105話)、藤田陽一(100話~) 監修 高松信司(106話~) 原作 空知英秋 シリーズ構成 大和屋暁 キャラクターデザイン・総作画監督 竹内進二 デザインワークス 今石進(~105話)、乙幡忠志(106話~) 美術監督 野村裕樹 色彩設計 歌川律子 撮影監督 老平英 CG監督 古川貴之(~24話)、真田竹志(25~150話)、中島豊(151話~) 特殊効果 村上宜隆 編集 瀬山武司 音響監督 小林克良 録音演出 高松信司(53話~) 音響効果 武藤晶子 音楽 Audio Highs アニメーション制作 サンライズ 脚本 大和屋暁 下山健人 隅沢克之 横手美智子 みち子 下賀青柳 絵コンテ 高松信司 菱川直樹 高木茂樹 麦野アイス 藤田陽一 みなみやすひろ 小林徹 西森章 小倉宏文 青柳弐階 三宅和男 畑博之 吉村文宏 吉村愛 山田弘和 ホット 大脊戸聡 西澤晋 宅野誠起 高柳哲司 宮原秀二 青柳・F・弐階・青柳弐階Ⓐ 青・F・柳弐階 綿田慎也 馬引圭 森脇真琴 向井九十九 松尾衡 関野圭一 宮脇千鶴 田中雄一 寺澤伸介 井上ジェット 篠原俊哉 演出 菱川直樹 高木茂樹 みなみやすひろ 藤田陽一 三宅和男 畑博之 小倉宏文 ながはまのりひこ 山崎茂 吉村文宏 吉村愛 大脊戸聡 山田弘和 宮原秀二 宅野誠起 綿田慎也 馬引圭 森脇真琴 松尾衡 安藤正臣 宮脇千鶴 井上ジェット 寺澤伸介 佐々木忍 作画監督 竹内進二 宮脇千鶴 佐藤陽子 高橋晃 佐々木洋平 乙幡忠志 今岡大 番由紀子 大木賢一 渡辺るりこ 谷口守泰 青木あさ子 杉野昭夫 片山みゆき 畑智司 Kim Juno 伊東克修 澤田貴秋 尾形健一郎 金紀杜 海老原雅夫 朝井聖子 尾崎正幸 佐藤綾子 山口光紀 川島尚 鈴木ひろみ 外谷章 鈴木卓也 西澤真也 田頭真理恵 鈴木竜也 飯田宏義 寺澤伸介 愛敬由紀子 田中智子 長田伸二 石川真理子 工藤隆光 山村直己 盛重学 神谷友美 興村忠美 諏訪可奈恵 本城恵一朗 久行宏和 升谷由紀 斉藤和也 ■関連タイトル 銀魂 Blu-ray Box シーズン其ノ壱【完全生産限定版】 Blu-ray 銀魂 後祭り2023 初回仕様限定版 銀魂公式ファンブック「広侍苑」 銀魂 2014カレンダー 銀魂BEST3 DVD付き期間生産限定盤 銀魂BEST CD+DVD, Limited Edition 銀魂BEST2 【期間生産限定盤】DVD付き 銀魂 オリジナル・サウンドトラック イベントDVD 銀魂春祭り2010 劇場版 銀魂 新訳紅桜篇【完全生産限定版】 銀魂 ジャンプアニメツアー2008 2005 オフィシャルアニメーションガイド 銀魂あにめパラパラ館 アニメージュオリジナルVol.7 メガハウスG・E・Mシリーズ 銀魂 白夜叉 メガハウスG.E.M.シリーズ 土方十四郎 フィギュア・ホビー:銀魂 原作コミック 空知英秋/銀魂 1巻 rakuten_design= slide ;rakuten_affiliateId= 053df7e0.7c451bd1.0c852203.190c5695 ;rakuten_items= ctsmatch ;rakuten_genreId=0;rakuten_size= 468x160 ;rakuten_target= _blank ;rakuten_theme= gray ;rakuten_border= on ;rakuten_auto_mode= on ;rakuten_genre_title= off ;rakuten_recommend= on ; 随時更新! pixivFANBOX アニメ@wiki ご支援お待ちしています! ムック本&画集新刊/個人画集新刊/新作Blu-ray単巻/新作Blu-ray DVD-BOX アニメ原画集全リスト スタッフインタビューwebリンク集 最新登録アイテム Switch ゼルダの伝説 Tears of the Kingdom Switch 世界樹の迷宮Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ HD REMASTER Switch ピクミン 4 大友克洋 Animation AKIRA Layouts Key Frames 2 小説 機動戦士ガンダム 水星の魔女 1 ONE PIECE FILM REDデラックス・リミテッド・エディション 4K ULTRA HD Blu-ray Blu-ray 劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ 完全生産限定版 Blu-ray 映画『ゆるキャン△』 Blu-ray 【コレクターズ版】 Blu-ray ウマ娘 プリティーダービー 4th EVENT SPECIAL DREAMERS!! Blu-ray 天地無用!GXP パラダイス始動編 Blu-ray第1巻 特装版 天地無用!魎皇鬼 第伍期 Blu-ray SET 「GS美神」全話いっき見ブルーレイ Blu-ray ソードアート・オンライン -フルダイブ- メーカー特典:「イベントビジュアル使用A3クリアポスター」付 ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 5th Live! 虹が咲く場所 Blu-ray Memorial BOX 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち Blu-ray BOX 特装限定版 地球へ… Blu-ray Disc BOX 完全生産限定版 神風怪盗ジャンヌ Complete Blu-ray BOX HUNTER×HUNTER ハンター試験編・ゾルディック家編Blu-ray BOX BLEACH Blu-ray Disc BOX 破面篇セレクション1+過去篇 完全生産限定版 MAZINGER THE MOVIE 1973-1976 4Kリマスター版 アニメ・ゲームのロゴデザイン シン・仮面ライダー 音楽集 テレビマガジン特別編集 仮面ライダー 完全版 EPISODE No.1~No.98 MOVIE リスアニ!Vol.50.5 ぼっち・ざ・ろっく!号デラックスエディション ヤマノススメ Next Summit アニメガイド おもいでビヨリ アニメ「魔入りました!入間くん」オフィシャルファンブック 『超時空要塞マクロス』パッケージアート集 CLAMP PREMIUM COLLECTION X 1 トーマの心臓 プレミアムエディション パズル ドラゴンズ 10th Anniversary Art Works はんざわかおり こみっくがーるず画集 ~あばばーさりー!~ あすぱら画集 すいみゃ Art Works trim polka-トリムポルカ- つぐもも裏 超!限界突破イラスト&激!すじ供養漫画集 開田裕治ウルトラマンシリーズ画集 井澤詩織1st写真集 mascotte 鬼頭明里写真集 my pace 内田真礼 1st photobook 「まあやドキ」 進藤あまね1st写真集 翠~Midori~ 声優 宮村優子 対談集 アスカライソジ 三石琴乃 ことのは 亀田祥倫アートワークス 100% 庵野秀明責任編集 仮面ライダー 資料写真集 1971-1973 金子雄司アニメーション背景美術画集 タローマン・クロニクル ラブライブ!サンシャイン!! Find Our 沼津~Aqoursのいる風景~ 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 友の会[復刻版] 梅津泰臣 KISS AND CRY 資料集 安彦良和 マイ・バック・ページズ 『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』編 氷川竜介 日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析 Blu-ray THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 10th Anniversary Celebration Animation ETERNITY MEMORIES Blu-ray おいら宇宙の探鉱夫 ブルーレイ版 Blu-ray 映画 バクテン!! 完全生産限定版 アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~ Blu-ray BOX 初回生産限定版 はたらく細胞 Blu-ray Disc BOX 完全生産限定版 Blu-ray 長靴をはいた猫 3作品収録 Blu-ray わんぱく王子の大蛇退治 Blu-ray 魔道祖師 完結編 完全生産限定版 魔道祖師Q Blu-ray Disc BOX 完全生産限定盤 にじよん あにめーしょん Blu-ray BOX 【特装限定版】 Blu-ray 鋼の錬金術師 完結編 プレミアム・エディション Blu-ray付き やはりゲームでも俺の青春ラブコメはまちがっている。完 限定版【同梱物】オリジナルアニメ Blu-ray「だから、思春期は終わらずに、青春は続いていく。」
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【作品名】バキ外伝 疵面~スカーフェイス~ 【ジャンル】漫画 【名前】ナットー・L・ネルーニョ 【属性】巨大暴力組織「源王会」の八代目会長 【大きさ】1m程のちびの男性 【攻撃力】人間の頭を握り潰すほどの握力。人を簡単に叩きつけて殺す バズーカでも対人地雷でも問題ない装甲車をパンチ一発で廃車にし、 刑務所の6,7mの大きさの鋼鉄扉もパンチでぶち破る花山のパンチに耐えて痛みで喜び、 走行しているトラックにぶつかっても全然余裕な戸倉にダメージを与える打撃を行える。 戸倉の手を一瞬でひねって指を骨折させたりもしている。 特殊能力欄にある薬切れ状態になると、上記戸倉を圧倒し、腕をワンパンで骨折させ、ボディでダウンさせ、鼻をちぎるなどしている。 【防御力】バズーカでも対人地雷でも問題ない装甲車をパンチ一発で廃車にし、 刑務所の6,7mの大きさの鋼鉄扉もパンチでぶち破る花山のパンチに耐える。 また走行してるトラックを正面から受け止めて横転させたり、アスファルトの7倍強度のあるコンクリートを紙のように破壊し、 「まるで爆撃」「手榴弾でもこうはならん」と言われるレックスの打撃に耐える 数十mほどふっとばされ、倉庫のシャッターを破壊し中に突っ込んだが全然余裕。 【素早さ】3mほどの距離で自身の前後から発射された機関銃に対し、正面には持っている人を投げ、 その後銃弾が当たる前に避けて後ろ回し蹴りをかましたりできる花山の打撃を避けたりガードできる。 全速力で走る車と同等に走れる花山と追いかけっこできるくらいの足の速さ。 薬切れ状態だと自身の通常時の打撃に対応できるキャラが、全く対応できなくなるくらい近接戦速度が上がる。 【特殊能力】 気絶・幻覚:両手を叩いたり、指を鳴らすことで相手を気絶させたり、任意の幻覚を見せることができる。 射程、自身を中心に10m程。原理的に音が届く範囲かも。 作中使用例は、自分の御付きの男を気絶させる。花山に死んだ母親の姿を見せる。 自分を殺しに来た10人ほどのヒットマンに同時に幻覚をかけ、自身を巨人見せるなどしている。 指や手で鳴らした音で、相手の脳を誤作動させる技と説明されているので、脳が無いとか音が聞こえないキャラには通用しないと思われる。 薬切れ:持病で筋肉が膨張する病を患っており、薬が切れるとこの病により筋肉が膨張し始め、 時間をかけすぎると内蔵や骨が筋肉に潰されて死ぬとのこと。 しかし薬が切れている間は筋力が増量する分攻撃力も増強するため、内臓が潰れるまでは身体能力も強化される。 自身の打撃にある程度戸倉にダメージを与える打撃だったのが、薬切れで強化されると、打撃の一撃で戸倉の腕や足を骨折させて圧倒していた。 自滅までの明確な時間は分からないが、薬が切れてもしばらく喧嘩するのは問題無いらしい。 【長所】音による気絶攻撃と刃牙らしい攻防 【短所】薬切れのせいで分けが取れない。大ボスっぽいのに花山じゃない奴に負けた 【備考】主人公を殺そうと戦ったり暗殺もくろんだり色々 とりあえず薬切れまで時間に余裕がある状態で参戦 参戦:vol.105 905 vol.106 109 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2020/08/25(火) 01 31 56.09 ID HkOBubzA [2/2] ナットー・L・ネルーニョ考察しようと思ったけど薬切れと自滅までの時間わからない それぞれ10分位が良いかな? 111 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2020/08/25(火) 14 22 55.95 ID aVndx//a [1/5] 109 薬飲んでたら普通に生活はしてるから、薬切れまでは数時間は余裕あると思う。 薬切れたらしばらく戦う分には大丈夫そうだから20分くらいは見積もって良いかも。 141 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2020/08/30(日) 14 03 10.31 ID BEMJeiYH [1/3] ナットー・L・ネルーニョ考察 意見を参考に薬切れまでを2時間 筋肉膨張による自滅までを20分として考察していく 戦法は相手が相手が人間なら初手幻覚 それ以外なら殴りかかっていく 音速対応の壁から見ていく ○ ロベルタ 砲撃耐えて幻覚勝ち ○ 女(コマンドポリス)理性あるなら幻覚効くか 幻覚勝ち ○ テッポウウオ型テラフォーマー 先手撲殺勝ち ○ パーマンセットを盗んだ男 幻覚勝ち × ハカイダー 脳ないから幻覚効かない ハカイダーショット避けられても撲殺負け ○ メタルギアREX 先手取って殴りまくって勝ち ○ 心 先手幻覚勝ち ○ 万華鏡のニュクス 同上 ○ バージル(漫画版)人間とのハーフだし脳もあるので先手幻覚勝ち ○ 遥香 殴りまくって破壊勝ち × ジャンヌ・ダルク 凍結負け × むぎのん 原子崩し負け ○ 朧 先手幻覚勝ち × ルード・ラーサー 溶かされ負け ○ 書記アニ 先手幻覚勝ち × 円城寺勇介 攻撃耐えて幻覚勝ち × 織田信長 雷斬負け 142 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2020/08/30(日) 14 03 42.07 ID BEMJeiYH [2/3] × オロチ 思考読まれて永遠に投げられ負け ○ 四乃森蒼紫 神速で斬られまくるが何とか耐えて幻覚勝ち ○ グリフ 同上 ○ 雪代 縁 同上 × 安出徹 ワイヤー負け × 首落迷 目玉爆発負け × ジョン・ウェイズ ケルベロス ザ・ブラックドッグ負け ○ 清河 耐えて幻覚勝ち ○ 鉄刃 同上 × ブルー・ホエール少将 先手取られてゴッド・ホエール・インパクト・ブロウ負け × 石川五ェ門 斬られて負け ○ 剣崎順 ギャラクティカ・ファントム耐えて吹っ飛ばされても近づいて幻覚勝ち × ウピエル 幻覚効かない 速いため撃たれまくって負け × エミリア・ブローディア 切断負け ○ 因幡月夜 耐えて幻覚勝ち × ギーラッハ 速い 幻覚効かない 斬られまくって負け × ピクル ここからバキ対決三連戦 速攻で殴り殺され負け × 範馬勇次郎 崇拝してる人 ピクルに勝てないんじゃ無理 負け × 宮本武蔵 斬られて負け × 黒木 玄斎 魔槍負け ○ 天羽斬々 手刀数発は耐えれる 幻覚勝ち × ミラム・バルドゥ 攻撃当たらない 幻覚効かない 長期戦負け × 木星刑務所の現場監督 馬鹿みたいに速い 電磁鞭負け ○ 呂布 速いが耐えて幻覚勝ち ○ 関羽 斬られるがギリ耐えて幻覚勝ち 143 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2020/08/30(日) 14 04 04.38 ID BEMJeiYH [3/3] ○ 削板軍覇 超凄いパーンチ!耐えて幻覚勝ち ○ ハインドMi-24P 離陸する前に移動して幻覚勝ち ○ ミルM1・24“ハインド”攻撃ヘリ 同上 × 劉宗武 撲殺負け ○ S 耐えて幻覚勝ち × 岡町灯日 宇宙人は無理か 撲殺負け ○ 伊東鴨太郎 耐えて幻覚勝ち ×× アイシ組 0秒行動からの撲殺負け × アペデマス 斬られて負け ここからは人外と攻撃力高い奴らが多くなるので無理 ジャンヌ・ダルク>ナットー・L・ネルーニョ>遥香 165格無しさん2020/09/02(水) 03 19 39.07ID cH/WI3dD 168 141 ナットー・L・ネルーニョって3mからの機関銃対応の反応と同等なら3mからのマッハ2対応じゃない? 麦野とかジャンヌに負けないと思うんだけど。 168格無しさん2020/09/02(水) 17 04 18.19ID KyfFOCsw 169 165 機関銃ってそんなに速いのか なら位置はルード・ラーサーと書記アニとの三つ巴かな 169格無しさん2020/09/02(水) 18 36 08.34ID cH/WI3dD 168 近代のアサルトライフルやサブマシンガンはそれくらい出る(P90とかMP7とか)。音速くらいで見てたっぽい? ナットー・L・ネルーニョって手を叩くだけで人間なら勝てるようだし、反応がだいぶ変わるな一通り見たほうが良いかも。 この位置なら音速前後の反応が多いし。 179格無しさん2020/09/04(金) 21 40 11.43ID C8jFtmPG 182 141 円城寺勇介 攻撃耐えて幻覚勝ちになってるんだけど、マークが×になってる。 ここは〇でいいのかね? ここが〇なら蒼紫、グリフ、縁で三連勝勝ち越してるから縁の上になると思うけど。 182格無しさん2020/09/05(土) 13 03 22.66ID HYfPupln 179 確かにそうだね ありがとう ナットー・L・ネルーニョ再考察 反応が想像以上に速いため念のため上も確認する ○ 円城寺勇介 パンチ耐えれる 幻覚勝ち × 織田信長 雷斬負け × オロチ 投げられ続け負け ○ 四乃森蒼紫 耐えて幻覚勝ち ○ グリフ 同上 ○ 雪代 縁 同上 × 安出徹 ワイヤー負け ここからは多少速くなった所で前回と変わらない 安出徹>ナットー・L・ネルーニョ>雪代縁
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ここまでのお話 闇城降魔は三日目に恵みの大地(デーメテール)で出会った鉄砲町大筒(保管庫のURL番号がラッキーセブン)をスキルアウトから助け、偶然再会した。しかし彼女は暗部組織「クラウド」のメンバーだった! 増援のスキルアウトを「仕事」として躊躇なく殺す・・・ つい先ほどまで一緒に「娯楽の民(パラダイスセブン)」で遊んでいた少女・鉄砲町が殺し屋であった事実に戸惑いを隠せない闇城。 偶然闇城らの助太刀に入った黒丹羽千責からは 「さあ選べ。真実を知って絶望するか。事実を忘却して仮初めの日常に戻るか」と選択を迫られる。 闇城はそれを振り切り鉄砲町を探しに行くのだが・・・ 55 :五日目IF 闇城「ダメで元々。とりあえずホテル街にでも行ってみるか!」 闇城「いや、他意はないぞ。ただあそこなら人も多いし、誰かが目撃してるかもしれねえ」アセアセ ☆ ホテル街 闇城「まさか・・・二日連続でここにくるとは・・・」 闇城「ひどい誤解を受けそうだが今はそんなことを行ってられねえ」 闇城「よしとりあえず。鉄砲町を見たか人がいるかどうか聞いてみるか」 闇城「すまん。そこの人」 ??「・・・?」 闇城「背の小さい黒髪オカッパの子を見なかったか? 探してるんだ!」 ??「・・・」 56 誰?(麦野沈利以外) 56の秒数1の位が奇数なら鉄砲町を見た。偶数なら見ていない。 ただし出てきたキャラによっては変化の可能性あり。 56 :■■■■:2014/08/15(金) 18 38 47 一方通行 57 :五日目IF 一方通行「アァン?なンなンですかァ?お前は?」 闇城(髪白っ!肌白っ!目ェ赤っ!ガラ悪っ!お前の方こそなンなンですかァ?だよ!!) 闇城(いや待てよ・・・この外見・・・まさか噂の・・・第1位・一方通行ッ・・・!) 闇城(その赤い瞳で捉えられた者や、性別を知ろうとする者は地の果てまで追って消されるか・・・) 闇城(あるいは奴のように全身真っ白に染められるという・・・白い悪魔ッ!) ※注意:全てデマという名の都市伝説です 一方「黙ってねェで何とか言ったらどうなンですかァ?モブ顔のパンピーくゥゥゥン!」 闇城「いや今はなりふりかまっていられねえ!何者だろうと構わねえ!単刀直入に聞く!」 闇城「背の小さい黒髪オカッパの子を見なかったか?俺はどうしてもあの娘に会わなくちゃいけないんだ!!」 一方「・・・・・・・・・」 58 :五日目IF 一方(そもそもこの野郎は何でこンないかがわしい場所にいンのかねェ・・・) 一方(『実験』がこンな場所であるからいる俺が言えた義理でもねェがな) 一方(野郎が探してるオカッパのガキは、確かにさっき俺の後ろの路地を通って行った) 一方(だが、この野郎はあのガキを狙ってるいかがわしい野郎かもしれねェ・・・) 一方(それにこの『実験』はコイツみてえェな部外者がいると色々面倒なンだよなァ・・・) 闇城「おい!すまねえが急いでるんだ!頼むっ!何か知っていたら教えてくれ!」 一方「そォだなァ・・・」 59 一方通行はどうする? 1 鉄砲町の行き先を教える 2 知らないフリをする 3 一方通行とバトル 4 その他 59 :■■■■ 3 ファイッ! 60 :五日目IF 一方「おいお前ェ・・・そのガキに、いかがわしいことしようとしてたンじゃねェだろうォなァァァァァ!!」 闇城「なっ・・・そんなわけねえ!悪いがFカップ以下のやつに興味はねぇ」キリ 一方「ほゥ・・・つまりテメェはこの俺に喧嘩売ってるってェ訳なンですかァ~?」 闇城「何故怒ったし!クソッ!やはりレベル5には俺らの常識は通用しねえぜのか!」 一方「何か知らねェけど、その言いぐさすッげェむかつくンだよォォォォォォ!!何となく野郎のくせにメルヘンな感じがしてぶッ殺したくなンだよォォォ!!」 ゴゴゴゴゴ!! 闇城「何だ!?地面が・・・地割れがあちこちで起きてやがる!」 闇城「やっぱヤベェ!さすがはレベル5第1位!こうなったら・・・」 次の書き込みの秒数1の位が 偶数・たたかう 奇数・にげる 61 :■■■■:2014/08/16(土) 01 17 12 逃げてェェェェェ!! 62 :五日目IF 正直バトル展開は色々な意味で避けたかったでござる・・・ ―――――――――――――――――――――――― 闇城(相手は学園都市最強の能力者・・・逃げようとしてあっさり逃がしてくれるような相手じゃねえ!) 闇城「だったら一か八か、闘るしかねえ!」 闇城(・・・と言いつつアレを狙うしかねえ!) 一方「いいね。いいね。最ッ高だねェ!愉快なオブジェにしてやンよォ!」 闇城「こっちも時間がねえ!この一撃に全てをかける!」 闇城「エェェェンジェェェェルアムドォォォォォォ!!」 どうなる!? 次の書き込みの秒数1の位で変化 1 空振り 2 空振り 3 反射される 4 反射されるが回避 5 別方向に反射される 6 反射される 7 別方向に反射される 8 反射されるが回避 9 その他 0 秒数十の位の数字と同じになる (十の位も含めて00の場合のみ、一方通行をぶっ飛ばせる) 63 :■■■■:2014/08/17(日) 00 21 32 ts 64 :五日目IF 闇城「エェェェンジェェェェルアムドォォォォォォ!!」 ドゴオオオォォォッ!! 一方「ハッ、どこ狙ってやがる三下がァ!大外れだァァ!!」 一方「!?」 闇城「今じゃああああ!全力疾走!」 ダダダダダ! ガヤ・・・ガヤ <イマノオトナニー? <スッゴイオトダッタヨネ <ジシンカー? 一方「・・・チィッ、めンどうなことになりやがったぜェ・・・」 一方「野郎はこの騒ぎと攻撃による土煙で逃げやがったかァ」 一方「今すぐ追ってぶっ殺してェ所だがもう『実験』の時間が近けェしな。運のいい野郎だぜェ」 一方「まァ次会ったら愉快なオブジェ決定だけどなァァァ!」 65 :五日目IF ☆第7学区の表街道 闇城「ゼェ・・・ゼェ・・・何とか逃げ切ったか・・・」 闇城「奴を殴ったスキルアウトの拳が逆に壊されたとか、あらゆる攻撃・・・例えば核爆弾でも効かねえとか聞いたことがあるしな」 闇城「俺のエンジェルアムドも通じるどうかわからなかった・・・」 闇城「何とか逃げ切ったが、あのへんにはしばらく近づけねえし、また振りだしかよ・・・夜も更けて来ちまったしな」 ―――――――――――――――――― この後も俺、闇城降魔は鉄砲町を探したが、彼女の足取りを掴むことはできなかった。 しかし俺の脳裏からは「目の前で人が殺された」というできごとが消えない。 それを生業としている鉄砲町大筒はそんな「闇」の住民だ。 その事実は決して消えることがない。 だが彼女と「恵みの大地」や「娯楽の民」で一緒に遊び、楽しんだのも事実だ。 だから俺は必死で鉄砲町大筒を追った。彼女と………彼女との思い出を失いたくないと思った。 ………それでも彼女の姿は捉えられなかった。 この学園都市には一般人の知らない「闇」がある。 もしかしたら全て忘れた方がお互いのためなのかもしれない。 もう二度と会うことはないのだろうから……… 五日目IF――探し人見つからず―― 完 五日目IF番外編 ☆闇城の家 闇城「それにしても一方通行・・・噂以上に恐ろしい奴だったぜ!」 闇城「戦闘力もさることながら、アレは全然本気じゃなかった・・・」 闇城「・・・・・・・・・・・・・・・それに」 闇城「胸のハリツヤまでも見分け、歳不相応な規格外ボディの持ち主の年齢も正確に見切ることができる我がOPeyeを持ってしても、一方通行を見切れなかった!!」 闇城「奴が雄っぱいなのかちっぱいなのか全くわからんかったぞーーーーーー!!」ババーン! 隣の人「おいさっきからうるせーぞ闇城!!」 闇城「あっ、スミマセン・・・」 おわれ☆
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「ン、ンっンー、んん。ん。よし」 咳払いするように。それとも歌うように。 黒夜は唇を尖らせ何かを確認するように少し声を出し、そして再びにやりと刃のように嗤った。 「久しぶり、って再会を喜ぶような仲でもないけれど、少し話をしようか」 「……別に、超そんな必要もないでしょう」 「まぁそう言うなって。いいじゃんいいじゃん。少し語らせてよ」 敵意を剥き出しのままの絹旗に黒夜は溜め息を吐いた。 「私もアンタも、いってみれば兄弟みたいなもんじゃん? 女同士だし姉妹か? 系統は違うけど、そっちの滝壺ちゃんも、こっちの査楽くんも。こっちはイトコかな。 同窓のよしみだよ。仲良くしようぜぇ? あのクソッタレな実験室のモルモット同士よぉ」 黒夜に視線を投げられ、査楽は肩を竦め、滝壺は無言のまま彼女に険しい視線を向けていた。 「そっちのザコっぽいのはアレ? 絹旗ちゃんのカレシ? 男の趣味悪いじゃん」 「うっせえよクソガキ」 浜面は無言ではいなかった。 恐らくこの少女もまた、絹旗や滝壺に匹敵するような高位能力者なのだろう。 『暗闇の五月計画』。その産物だというのであれば。 しかし浜面は、圧倒的な力量差がある事を冷徹な頭で判断しながらも口が動くままに任せた。 「勝手に一人でベラベラ喋って悦ってんじゃねえよ厨二患者。 確かにコイツらはレディーの心得ってのがなってねえけどよ――」 はっ、と鼻で笑ってやる。 絹旗と滝壺の表情は浜面には見えない。 ただ黒夜の見下すような視線を真正面から受け。 ファッキンビッチ 「糞ったれのあばずれが。テメェなんかと一緒にするんじゃねえ。少なくともオマエの何百倍も可愛げがあるぜ」 黒夜に握り締めた血塗れの右手の甲を見せ、中指を立ててみせた。 黒夜はしばらく無言で浜面に視線を向けていたが、やがて深い溜め息と共に前屈みになるように視線を落とした。 「…………あーやっぱダメだな私」 低い声で小さく呟く。 「ダメダメだなー。マジでダメだわー」 不機嫌さを隠そうともせず、がづがづと爪先で床を蹴り付け。 ゆらりと上げたその顔は。 ゴミムシ 「――――ブチコロシ確定ね、無能力者」 「っ――!!」 あたかも質量を持っているかのような高密度の殺気を真正面から浴び浜面は息を呑む。 右手を開きこちらに向ける黒夜。そこから発せられるのは必殺の一撃だった。 どんな性質のものかは分からない。 ただそれは圧倒的な殺傷力を持っていて、正面から受けて生きていられるほど生易しいものではないのは確かだ。 だが浜面は少しも危機感など感じていなかった。 何も言わずとも分かる。 期待とか依存とか、そういう生易しいものではない。 彼、そして彼女らには、もはや絶対的な信頼がある。 「――超させませんよ」 声を遮るように、パーカッションボーリングマシンが大地を穿つような轟音が響く。 威力を持った音――衝撃波が広がり空間を揺るがす。 浜面が聞いたそれは、黒夜の持つ圧倒的な破壊力を示すと同時に。 彼の信じる少女が間違いなくその通りだった事を示していた。 、 、 、、 、 「あなたの相手は私でしょう、黒夜ちゃん?」 『アイテム』の誇る難攻不落の要塞、鉄壁の少女。 浜面と滝壺の前に彼らを守るように絹旗は小さな体を広げて立ち塞がった。 学園都市でも屈指の絶対防御力を持つ『窒素装甲』が黒夜の攻撃全てを残らず受け止めていた。 「――生憎と、浜面は別に私のカレシじゃないんですけど。どっちかって言うとペット? みたいな」 不満そうに絹旗はちらりと浜面と滝壺を一瞥し。 しかしその目はどこか笑っていた。 「勝手に人の男に手ェ出してンじゃねェですよ!!」 その声に浜面は思うのだ。 ――ほら見ろ。オマエなんか比べ物にならないくらいいい女じゃねえか。 「……査楽」 黒夜の視線は既に浜面を向いていない。 「あの子は私がやる。アンタは滝壺ちゃんをよろしく」 「彼は?」 「アンタなら瞬殺できんでしょうが」 舐められたものだな、と浜面は思うが、自身が無能力者である事は変わらない。 ここで何か突然に新たな力に目覚めるとか、そんなご都合主義のマンガじみた展開は望むべくもない。 浜面の武器は己の体と、頭と、ポケットの中のツールナイフが精々だ。 たったそれだけで浜面は高位能力者に立ち向かわなければならない。 「絹旗」 浜面の呼びかけに絹旗は視線を黒夜に向けたまま頷く。 「黒夜海鳥は私がやります。彼女は私と同じ――窒素を操り武器とする能力者ですから」 なるほど、と浜面は心中で頷いた。 『暗闇の五月計画』――彼女たちの言っているそれは要するに彼女たち自身がその身で受けてきたものなのだろう。 それがどんな内容なのか浜面には分かるはずもないが――この際内容の非人道性はさておき――黒夜海鳥が『成功例』なのだとしたら。 対抗できるのは同じく『成功例』である絹旗最愛でしかないのだろう。 しかし、もう一人。 「彼は――、」 腕の中の滝壺は荒い息と共に言うのを遮るように浜面は制す。 「馬鹿言うな。滝壺、オマエまともに歩けもしないだろうが」 「……うん。だから」 滝壺は首肯し、浜面に寄り掛かるように体を起こし。 「はまづら。助けて」 小さく、しかしはっきりとそう言った。 「私一人じゃ多分無理。だから助けて」 その判断にどれほどの葛藤を抱いただろうか。 ざつよう まがりなりにも滝壺は『アイテム』の構成員であり、浜面は彼女らに従う下部組織の一人でしかない。 幾らでも代えの効く消耗品だ。だからこそ浜面は無能力者でありながら彼女たちと同じ場に居合わせる事ができた。 だが彼女ら『アイテム』は違う。 いわばキーパーソン。戦場におけるヒーローユニット。 浜面のような名もなき雑兵を気にする必要などなく、一言死ねと言えばそれですむ立場だというのに。 しかし滝壺はあえて浜面に言った。 助けて、と。 頭を下げ懇願した。 滝壺は続ける。 「はまづらがいればきっと大丈夫だから」 そこにどれだけの思いが込められていただろう。 一介の、いや、一芥の無能力者でしかない浜面に対し彼女は「大丈夫」と言った。 滝壺一人では無理だけれど、浜面がいれば。 この場においてそれは雑兵に対するものではない。 彼女らと同じく、戦場の英雄へと掛けられる言葉だ。 滝壺の瞳に映るのは単なる消耗品の無能力者などではなく。 紛れもなく浜面仕上という名の少年だった。 「――滝壺」 そしてその言葉の重みが分からないほど浜面は無能でも朴念仁でもなかった。 彼は薄く、優しく笑い、彼女の腰に回す腕に僅かに力を入れる。 まるで抱き締めるように。 大丈夫だ、と。彼女の言葉に応えるように。 「オーケー、任せとけ。確かに俺も一人じゃ心細かったんだ」 茶化すように肩を竦め浜面が言い。 「じゃ、超そういう事で」 絹旗が頷くと同時。 大きな破裂音と共に黒夜が高速で絹旗に迫り右手を振り上げた。 まるでトラック同士が正面衝突したような轟音。 それを間近で食らった浜面の鼓膜は許容量異常の振動に軋み激痛の叫びを上げた。 黒夜の放った無色透明の一撃を真正面から受け止め絹旗は僅かに後ずさったが。 「『窒素爆槍』……私とは同系列別ベクトル、攻撃に特化した能力。 作用点が両手のみに超限定されますが、窒素に絶対的な指向性を持たせ鋼鉄をも貫く槍とする――黒夜、あなたも相変わらずですね」 それだけだ。見えない槍を掴むかのように両手で虚空を握り締め――否、まさに見えない虚空でできた槍を掴んでいるのだ――絹旗は黒夜を見遣る。 「相変わらず――超攻撃特化のクセに私の『窒素装甲』すらまともに貫けないンですかァ?」 その両眼がどろりと濁ったと同時、絹旗の放つ雰囲気が一変する。 「ぐっ……!?」 まるでコールタールのような黒い重圧を持った気配。 殺気というには生易しい、それこそ負の臭いを極限まで凝縮したような圧倒的で禍々しい腐臭。 大量殺戮兵器や処刑・拷問器具の類、死を撒き散らす事しか能のない器物が持つ重圧感。 今まで纏っていた少女特有の微かに甘いような気配が吹き飛び、それがまるで拘束具であったかのように彼女の内から濃密な『死』の臭いが爆ぜるように噴出した。 間近、絹旗の背を見ていた浜面は彼女の放つ気配に圧され慌てて滝壺を抱いて後ろに下がった。 臆した訳ではない。 いくら気配が急変したからといって彼女、絹旗最愛は浜面の知る幼い顔立ちと矮躯の少女だった。 浜面が退いたのは純粋に危険を感じたからだ。 、 、 、、 、 、 その場にいれば巻き込まれる。 今の絹旗には浜面と滝壺に憂慮する余裕などなかった。 そしてもう一つ。 浜面はその場にいれば絹旗に要らぬ配慮をさせる事になると自ら退避した。 彼女が全力で相対できるように。 その判断を下すのに一瞬たりとも迷いはしなかった。 下らない心配をする必要はない。それは彼女に対する侮辱であり冒涜だ。 浜面はただ、絹旗が十全に戦える状況を用意したまでだ。 474 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga] 投稿日:2011/03/18(金) 23 06 39.43 ID pN86/G7wo [7/8] 果たしてその言葉にしないされない思いは絹旗に届いただろうか。 彼女は振り返らず、浜面に見えないようにどこか悲しげな笑みを浮かべる。 それは誰に向けられたものなのか。 視線を交わしたまま黒夜が僅かにいぶかしむように眉を顰めるが。 続く絹旗の表情に黒夜は戦慄し、同時に歓喜した。 ――なぁ絹旗ちゃんよ、アンタも相変わらずみたいで私は嬉しいよ。 カハッ、と思わず嗤い声が漏れる。 嬉しくて嬉しくて仕方なかった。 二度と見たくもなかったはずの少女の顔は、今や黒夜にとって最愛ともいうべきものだった。 ああ――その可愛い顔を涙と血でグチャグチャに犯してやりたくて仕方ない――! 黒夜の殺意でしかない視線に絹旗は正面から睨み返す。 その眼光は鋭く爛々と輝き、まるで燃え盛る気炎は鬼火のようだった。 幼い外見の少女には似合わない悪鬼のような笑みを浮かべ絹旗は背後に向かって言い放つ。 「そォです。超離れててください。今回はちょっと――さすがの私も抑えが効きそォにありませンからァっ!」 ゴッ!! と絹旗の足元、床が音を立てて数センチ陥没し。 両手で握り締めた窒素の槍を、思い切り引っこ抜いた。 窒素の槍は、黒夜が制御しているとはいえその掌から生えているわけではない。 能力の出力点が掌を基点としているだけで、徹底的に制御された窒素の刃がそこから放射されているだけに過ぎない。 しかし僅かに――ほんの僅かに、黒夜は窒素の槍に引き摺られ、体勢を崩す。 直接的な接点がないとはいえ槍を作っているのは黒夜自身だ。 高度すぎる演算能力が故に『窒素の槍』の想定しない動き。 それを補正しようと反射的に制御端末である掌を『窒素の槍』の動きに合わせて修正してしまう。 純然に結果としてだけを見るのであれば。 絹旗が『窒素装甲』でむりやり押さえ込んだ窒素の槍を投げ飛ばし、黒夜は右手を引っ張られる形となり体勢を崩した。 実体を持たない『ベクトルの集合体』でしかない窒素の槍は黒夜の制御下を離れた途端に雲散霧消する。 だが黒夜自身は肉体を持つ。 崩された体勢を立て直すためにたたらを踏み、結果として充分すぎる隙を見せる。 そこを絹旗が見逃すはずがない。 槍を放り投げるような動作と共に背後に振り上げられた拳は来た道を引き返すように前方に繰り出され黒夜へと迫る。 みぞおち 狙いは腹部。水月。 第二次性徴の途中にある薄い胸の下、肋骨下部にある人体急所。 腹腔神経叢のあるそこは鍛えようのない急所の一つだ。どれだけ筋肉や骨を鍛えようとも、神経を鍛える術を人類は持たない。 だが、そんな事はこの場面では些細な事でしかない。 そこを絹旗が狙ったのは単に狙いやすい胴の中心であったからで、更に言うならば格闘術における急所を狙うという基本戦法に則った的確な一撃だからだ。 しかし絹旗の拳は急所だろうが何だろうが関係ない。 その間合い、射程こそ身体から数センチと黒夜に大きく劣るが、単純な威力だけで見れば黒夜の『窒素爆槍』の一撃と比べても全く遜色ない。 ただ絹旗の『窒素装甲』が攻撃性という点で『窒素爆槍』に劣るのは威力の問題ではなく。 彼女のように『斬る』『吹き飛ばす』というような小器用な事は一切できず。 ただ単に『殴り殺す』しか能がないからだ。 「ふっ――――!」 吐息と共に繰り出された拳は見た目こそ少女のものだが大型トレーラーを正面から殴り飛ばせるだけの威力を伴っていた。 対し、黒夜の『窒素爆槍』は攻撃性に特化している。 両掌を基点とし、およそ三メートルの間合いに入れば戦車装甲だろうがチーズのように易々と切り裂いてしまう窒素の刃は、 絹旗のようなごく一部の例外を除いて必殺となる威力を持つ。 まがりなりにも『第一位』の演算能力の内でもその代名詞ともいうべき『ベクトル操作』を植え付けられているのだ。 『攻撃性』――どんな防御であれ正面から突き崩さんとする性質に特化した能力はそれ故に致命的な弱点を孕む。 防御性能の決定的な欠落。 どうしても絹旗の『窒素装甲』と比べてしまうが――『窒素装甲』は射程が数センチと極端に狭い代わりに全身を基点とする。 彼女の圧倒的な防御力はその所為だ。どこからどう攻撃されようとも『反射』の性質を移植された絹旗は完璧に防御する。 しかし黒夜の能力は両手を基点とし、故に他の部位は生身の少女のそれでしかない。 極限の域の薄く鋭利な刃物。黒夜の本質は槍だ。 刃は穂先だけにしかなく、それ以外を打たれれば容易く砕けてしまう。 まして絹旗の一撃をして。 黒夜は容易く打ち砕かれてしまうだろう。 だが。同系異質の特性故に、黒夜にも策はある。 、、 、 絹旗の拳が黒夜の腹部を捉えんとするその直前、黒夜の体が不自然にぶれた。 「――っ!?」 僅かに毛の先ほどの距離。 絹旗の拳に纏った窒素の奔流は僅かに黒夜の体に届かない。 「ばァ――――っか」 黒夜の嘲笑が絹旗の耳に届く。 彼女の体はよろめいた先とは逆方向に跳ねるように逸らされていた。 「確かに私はアンタに比べて防御は紙だけどさァ――避けちまえば一緒だろォが」 にぃ、と歯を見せ嗤う黒夜の犬歯が鋭く輝く。 不自然に背を曲げスウェーした黒夜。 引かれた右手は絹旗の右肩上に向けられていたはずだったが、今は黒夜の折り曲げられた体の真上を向いていた。 瞬時に絹旗は理解する。 彼女は右掌を基点に窒素を噴射し、まるで宇宙船の機体制御法のように自らの体を押し返したのだ。 だがそれだけでは辻褄が合わない。 黒夜は別に格闘技に長けている訳でも相手の動きを高精度で察知するスキルを持っている訳でもない。 瞬間的に、絹旗の一撃を文字通り紙一重で避けてみせるような技量を持っているはずがない。 そのからくりを推理するよりも前に絹旗の背筋に嫌な予感が駆け抜けた。 黒夜の右手は天井を向いているが。 もう片方、左手がこちらに向けて掌を翳していた。 (まず――――!) パイルバンカー 「――――破城槌だ。吹っ飛べェ!」 轟音と共に打ち込まれた気体の一撃は確かな重みをもって絹旗の胸に直撃した。 「づァっ――!!」 真正面から『窒素爆槍』の刺突を受けた絹旗はそのまま後方に吹き飛ぶ。 一瞬で数メートルの距離を飛び、そのままノーバウンドで壁に激突した。 「絹旗っ――!」 浜面が叫ぶ。 しかしそれは届かなかった。 壊滅的な音が響くと共に建物自体がびりびりと悲鳴を上げ振動し、叫び声が掻き消される。 壁面に大きなクレーターを刻み付け、粉塵が跳ね上がり濛々と立ち込めた。 その煙の中から絹旗が、ゆっくりと、歩いて姿を現す。 無傷だ。だが――その顔は苦しげに歪み、吐く息も若干荒い。 彼女の様子に黒夜はまた破裂するように嗤うと口の端を吊り上げた。 「確かに『窒素装甲』には私の『窒素爆槍』でもまともにダメージ入らない。 攻撃も衝撃も全部受け止められちまうだろォよ。……でもさァ――」 とん、と軽く地を蹴ったと同時、黒夜は両手を背後に向け、窒素を高速で噴射しブースターとして絹旗に一足で迫る。 噴射は一瞬。反動を利用して前方へ跳ね上げられた両手は絹旗に向けて突き出される。 「――アンタ自身はただの、生身の中学生だ。いくらなンでも慣性の法則には逆らえねェだろォ?」 即座に演算を終了させた黒夜の形成した、長さおよそ三メートルの窒素の槍が絹旗に向かって爆発した。 ガガガガガガッッ!! と、まるで道路工事の現場のような音が連続する。 翳した両手から黒夜は窒素の槍を連続で形成し高速で穿ち続ける。 その先はアスファルトではなく一人の少女に向けられていた。 一撃一撃に必殺の威力が込められている。 絹旗の能力が十全に働かなかったとしたら、彼女は瞬時に押し潰されていただろう。 しかし絹旗の纏う窒素の鎧は万全に機能し黒夜の放つ攻撃の雨から彼女を守っていた。 だが『完全に』とはいえない。 繰り出される連撃は少しずつではあるが絹旗に『振動』という名のダメージを与え続けている。 絹旗の『窒素装甲』は防御性こそ高いが――その中で二点、致命的な弱点を持つ。 彼女の能力はその結果だけを簡単に言ってしまえば『窒素を固めて身に纏い鎧にする』というものだ。 一つは前述の通り、絹旗自身が生身の少女であるという事。 車だろうと軽々と持ち上げてしまうが、彼女自身の力ではない。 絹旗は窒素を操る能力者であって肉体強化の能力者ではない。 故に『窒素装甲』を貫けずとも絹旗自身に何らかの方法で攻撃できるのであればダメージは通る。 そして二つ目。 『窒素装甲』は衝撃を殺せない。 外面は決して砕けぬ鎧として、内面は絹旗を守るクッションとして働いているが。 単純に『硬い』。ただそれだけだ 別に足に根が生えている訳ではない。何トンもの重さがある訳でもない。 形成された鎧は互いを支えあい、外部からの干渉で変形させられる事はないが――。 、 、 、 、、、 、 簡単な話、『窒素装甲』は押せば動くのだ。 その特性をしっかりと理解していた黒夜は真正面から『窒素装甲』を抜く事を捨てた。 先の一撃、絹旗を吹き飛ばしたものがそれだ。 絹旗がその場で堪えられる打ち下ろしではなく、吹き飛ばすための打ち上げる一撃。 撥ねられれば絹旗といえど無傷とはいかない。 表面上は確かに傷はないが、内面、特に脳に衝撃が伝われば確実にダメージとなる。 内臓も、骨も、筋肉も。大きな衝撃には耐えられない。 何せ絹旗最愛は肉体的にはただの中学生の少女なのだから。 一度壁に押し付けてしまえばあとは一方的だ。 射程は黒夜の『窒素爆槍』が上。 絹旗が動けぬよう壁に押し込んだまま一方的に殴り続けられる。 そうしてガードの上からじわじわとダメージは蓄積され体力を削り取ってゆく。 スマートなやり方ではないとは思う。 だが絹旗にはこのような搦め手でなければ通用しない。 気に入らないが『暗闇の五月計画』の中でも黒夜と違い絹旗は優秀だった。 攻撃性のただ一点であれば確かに黒夜に勝る者はいなかった。 しかし彼女でも才能という点では絹旗には遠く及ばない。 あの最強、『第一位』の無敵の性能に最も近付いたのは絹旗だ。 『窒素爆槍』と『窒素装甲』。槍と鎧。矛と盾。 矛盾の逸話では答えは出なかったが――学園都市における二人の矛盾の能力者は才能という点で勝敗が決している。 だから、気に入らないがこうでもしないと。 ただの秀才は、努力しなければ天才には敵わないのだ。 「くっ……!」 声を発したのは浜面だった。 窒素を操る二人の大能力者。 その戦いの間に割って入るなど無能力者の浜面には愚の骨頂でしかない。 しかし一方的に蹂躙される絹旗の姿に歯噛みする。 何か自分にできる事はないか……そう考えてしまう。 だが。 「――離れないで」 滝壺の声にはっとした。 袖を掴む手には心なしか力が込められている。 浜面を見上げるその顔は疲弊し切っていた。 吐息は熱く、目は茫と潤んでいる。 けれど視線は――確かに力強い光を持っていた。 「……ああ」 浜面は頷き、右手を滝壺の左手に重ねる。 絹旗は任せろと言った。 ならばここで浜面が手を出すのは彼女に対する侮辱だろう。 そして浜面にはやるべき事がある。 「離れるもんか。絶対に」 この腕の中の少女を守らなければならない。 「立って、はまづら」 声に頷き、浜面は立ち上がる。 腕の中の滝壺を抱き起こし支え、ポケットの中のツールナイフを取り出し右手に握り締める。 視線の先はダウンジャケットの少年、査楽。 相変わらず馬鹿にするような薄笑いを浮かべているが――今の浜面には不思議と癪に障らなかった。 むしろ憐憫すら抱く。 相手が高位能力者だろうが『暗闇の五月計画』の被検体だろうが関係ない。 浜面はもはや彼に自分が負ける場面など考えられなかった。 「お別れの挨拶は済みましたか?」 見下すような台詞。それすらも滑稽に感じてしまう。 「そっちこそ」 浜面は目を細めた。 「遺言状は書いてきてんのか」 「……別に。必要ないでしょう。私たちのような立場の人間には、そんなもの、不要でしょうに」 「はっ、確かに」 ナイフの刃を引っ張り出し浜面は頷く。 そして一言。 「それじゃ――悪いけどよ。お姫様方の頼みだ」 断って、浜面は己の顔付きが変わった事を自覚する。 既に一人。 だから二人だろうがそれ以上だろうが同じ事。 浜面は選択をした。 守るべきものとその価値を得た。 だからもう――他は何だって捨ててやろう。 平穏だろうが人生だろうがプライドだろうが、人として大切なはずの何だって。 ここは暗部。学園都市の裏にあるこの世の地獄。 そこに墜ちた浜面にとって今まで守ってきた人生観など無価値に過ぎない。 そして浜面は新たな役割を得た。 所詮自分は使い走りの雑用でしかない。 それが浜面仕上の仕事だ。 少女たちには不相応なゴミ掃除こそ自分の役目。 アイテム それこそが浜面に架せられた姫君たちに侍る騎士の称号だと確信して。 「――――オマエ、殺すわ」 ナイフを握る手と滝壺を抱く手に力が込められる。 浜面仕上はこの時生まれて初めて真正の意思を以って殺人を決意した。 その言葉を合図とするように査楽の姿が虚空に掻き消える。 学園都市に五八人しかいない空間移動能力者。 高次元関数を用いる特殊な演算と、それを処理するだけの演算力を持つ空間移動能力者はその名だけでも充分な脅威だ。 その上、彼が『暗闇の五月計画』の被検体と言うからには超能力者級のスペックを持っているのだろう。 トリック しかし既に種は割れている。 必殺の一撃を放てるはずの空間移動能力。 物体が能力によって移動した際に起こる出現空間への割断は防御不可能の一撃だ。 絶対防御を誇る絹旗の『窒素装甲』であろうと、相手が三次元に捕らわれる以上不可避の断裂。 紙切れ一枚でダイヤモンドを断ち切れるというその能力の殺傷力は伊達ではない。 だというのに。査楽はそれをしようとはしない。 滝壺は元より絹旗に対して非常に相性がいいはずのそれを行おうとはしない。 空間移動能力者であるはずなのに普通の武器を持ち、そして未だに浜面は生きている。 (……なるほどな。やっぱり、そういう事か) とっ、と背後で起きた小さな音。 それは空間を移動し浜面と滝壺の背後に現れた査楽の靴底が床を叩く音だ。 不意打ちであれば効果は絶大だろう。 だが査楽の行動は予想の範疇でしかない。 、 、 、、 、 、 、 、 、 最初から後ろから攻撃が来ると分かっていればどうという事はない。 むしろどこから攻撃が来るのか教えてくれているようなものだ。 バックスタブ (『背後からの一撃』……オマエら能力者ってのはいつもいつも――) だから浜面は微塵も動揺せず振り向き様にナイフを振るった。 (名前の時点でネタバレなんだよ――っ!) 力任せの掻き裂くような一閃は虚空を薙ぐだけだった。 「おっと」 浜面のナイフを査楽は危なげなく軽いバックステップで避ける。 「警戒しないで下さいよ。今のは別に攻撃するつもりなんてなかったんですから」 おどけるように笑う査楽はそのまま浜面に背を向け悠然と歩く。 その先には浜面が投げ捨てた鋸。査楽の得物だ。 「さて、と。それじゃあ」 鋸を拾い上げ振り向く。 、、 、 そして刃をずらりと構え。 「――今度は殺しに行きますよ」 再び査楽の姿が音もなく宙に消えた。 「――走れ!」 叫び、滝壺の手を引き浜面は駆け出す。 直前まで浜面の首があった場所を鋸の刃が薙いだ。 背後に現れた査楽の振るった鋸をすんでのところで避ける。 (コイツは――相手の背後に回る事しかできない――!) 彼の持つ武器は鋸。リーチはどう頑張っても二メートルほどしかない。 彼が拳銃を持っていたとしたら話は別だっただろう。 飛び道具を相手に背を晒す事は愚行でしかない。 真っ当な空間移動能力者が相手であれば即座に決着はついていただろう。 けれど浜面はまだ生きている。 それは浜面でも――無能力者であっても抗えるという事実に他ならない。 明らかに体調の優れない滝壺に走らせるのは気が引けるがそう言える状況でもないだろう。 文句は後から幾らでも聞くからと心中で謝りながら浜面は滝壺の手を引く。 例えここで査楽から逃走できたとして彼が追ってこない可能性も捨てきれない。 後方では絹旗が黒夜と交戦中だった。 凄まじい打撃音が響き続けているのがその証拠だ。 そこに査楽が加勢するという事もあり得るが――。 (それでも。アイツは俺たちを追ってくるしかない) その確証が浜面にはあった。 (アイツらがここで一番されたくない行動を取る――!) 彼らが最も危惧する事柄。 先ほど浜面は本人の口からそれを聞いた。 メルトダウナー ――超能力者第四位、『原子崩し』麦野沈利。 ジョーカー 彼の打てる手の内で最強の切り札。 それをこの場に持ってくる。 二人の背を横目で見送り絹旗は小さく、ふ、と溜め息を吐く。 浜面の意図は絹旗にも分かっていた。 この場において最良の選択といえるだろう。 彼女たち『アイテム』の主砲、『原子崩し』。 黒夜の『窒素爆槍』など彼女に比べればおもちゃのようなものでしかない。 少なくとも彼女の粒機波形高速砲は同程度の強度を持つ超能力者七名でなければ防御すらままならないだろう。 いくら絹旗といえどあれを食らえばひとたまりもない。それほどまでに強力なものだ。 (そもそも――私たちがバラバラに動いてる事がそもそもの間違いだったンです) 絹旗は独白する。 『アイテム』の最大の武器は『原子崩し』でも『能力追跡』でも『窒素装甲』でもない。 麦野沈利。 絹旗最愛。 フレンダ。 滝壺理后。 個人個人の能力や技術は確かに強力なものだが彼女たちの真価は別にある。 ――チームワーク。 絹旗が食い止め、フレンダが撹乱し、滝壺が捉え、麦野が撃つ。 四人の少女たちが個々の短所を補い合い、長所を引き出した時こそ真の力が発揮される。 彼女の大好きな映画だって似たようなものだ。 監督も脚本も俳優も音響も撮影も照明も演出も衣装も全てが揃った時こそ傑作が生まれる。 単独での力など高が知れている。どこかが欠けていてもいけない。 絹旗が愛してやまないC級映画はその『欠落』そのものだ。 別に絹旗は下らない映画が好きな訳ではない。 駄作などなければいいに越した事はないと常々思っている。 しかし悲しいかな、映画というものは個人では作る事ができない。必ず誰かの協力が必要なのだ。 例えばそう、スポンサーの金銭的補助。 最も得がたく、ある意味では最も重要な役割。 予算がなければどうしても陳腐なものになってしまう。 ハリウッドの映画と比べれば華々しさなど圧倒的に見劣りする。 そういった『傑作』になれない『隠れた名作』を見るたびに絹旗はある種の親近感を覚える。 彼女たち『アイテム』もまた――何かが足りない。 欠けたピースは輪郭も朧でその形すら想像できない。 そもそも欠けたピースが存在するのか、それともないのか、それすらも分からない。 だのに、確かに何かが決定的に足りないとどこかに虚無感を持っていた。 けれど。 もしかしたら。 自分たちは今こそ最後のピースを得たのかもしれない。 少年の背を見送りながら絹旗はそんな柄にもない事を思ってしまうのだ。 浜面もまた、知り合ってまだ間もないがその事を直感的に悟ったのだろう。 全てのピースがかっちりと嵌った時こそ彼女たちは無敵の集団と化す。 だからこそ絹旗を残した。 逃げたのではない。 散らばってしまったピースを集めるために。 残したのは絹旗を信じての事だ。 彼女を信じるからこそ言葉も交わさず迷わず全てを任せた。 そして絹旗を後に残し浜面は走る。 滝壺の手を取って。 (――あは。なンですかそれ) こんな血と死の臭いしかしない舞台だというのに二人の姿は鮮烈に絹旗のまぶたに焼き付いた。 手に手を取って駆ける男女。それを追う敵対者。 力の差は歴然だというのに絶対に負ける気はしない。 それはまるで――。 (まるで――どっかの映画のワンシーンみたいじゃないですか) 二人の背に若干の嫉妬を覚えながらも絹旗は薄く笑った。 「……どォしたンだよ絹旗ちゃンー? おつむをシェイクされすぎてどっかおかしくなっちゃったのかなァ?」 絹旗の笑みを見て黒夜はいぶかしむような視線を向ける。 軽口を叩きながらも攻撃の手を一切緩めないあたりはさすがとしか言い様がないが。 「いえね。私には私の役割があるって超再認識しただけですよ」 黒夜の言葉に絹旗は笑みを崩さぬまま視線を投げる。 そこには今までのどす黒い炎のような光はなかった。 彼女の放つ気配の質量はそのままに、性質だけががらりと変質していた。 殺意の炎ではなく、希望の光がそこにはあった。 そう、絹旗の役割は仲間を守る盾。 その防御力を以って敵を食い止める防波堤。 損な役回りだとは思う。 花形は麦野だ。自分はそれを飾るための冴えない木石でしかない。 けれど己に割り当てられた最良の役割を全うする事こそ彼女の仕事だ。 「私を突破できない時点であなたの負けは確定してるンですけど」 嘯いて、絹旗はようやく反撃に出る。 黒夜が絹旗の一撃を避けた時に見せたおかしな反応。 彼女の能力には第一位の持つ『ベクトル操作』の演算方式を移植されている。 それは単に掌から無色透明の槍を生み出す能力ではない。 『両の掌を基点に窒素のベクトルを操る能力』 限定こそされるものの窒素は大気中の大部分、およそ八割を占める。 呼吸をし、音が生まれ、風が流れる場には全て窒素が満ちている。 だからこそ黒夜は避ける事ができた。 ベクトル 絹旗の呼吸、心拍、動きの悉くを窒素が媒介する震えとして捉え察知している。 その全てを捌き切る事はできないにしても少なくとも大きな挙動を伴う動き程度なら見ずとも分かる。 何かが動けば空気が流れ風が生まれる。 それらは窒素の持つベクトルとして黒夜の掌に伝わり彼女の超反応を手助けする。 味方であるはずの窒素に裏切られたような気がするがそれも些細な問題だ。 避けられるならば。 風を読まれるならば。 動いて風が生まれるならば。 それって要するに――風を超生まなければいいだけの話でしょう! ボンバーランス 窒素の挙動を操るのが黒夜海鳥の『窒素爆槍』なのだとしたら。 オフェンスアーマー 窒素の停止を操るのが絹旗最愛の『窒素装甲』なのだから。 前方からの攻撃は止まない。 両足は地から浮いていて踏ん張る事もできない。 しかし背には壁がある。 先ほど黒夜が窒素を噴射し回避したように、絹旗もまた窒素を操り無理な動きを起こす。 絹旗の全身が纏う窒素の鎧を意識して固定し、体の挙動に合わせ動かす。 何も珍しい事ではない。 能力を行使する際には少なからずやっていたものだ。全方位を意識するのは初めてだが。 警備員などの使う駆動鎧に原理は似ている。 人には不可能な力と強度を兼ね備えた窒素の鎧。 、、 、 、 それを操り絹旗は前方からの攻撃を受けたまま壁に力を込め押し返す。 「っ……!」 黒夜の顔に微かな焦りが浮かぶのを絹旗は見逃さなかった。 両足で壁を蹴り、窒素の槍をいなし掻い潜るように、右前方、床に向かって飛び込んだ。 絹旗という盾を失った壁は黒夜の放つ窒素の槍衾に晒され瞬時に砕け散った。 「テメ――!」 黒夜が振り返るよりも早く絹旗は両手で受け止め衝撃を逃がすために身を縮ませる。 そして、曲げられた両手で床を押し返す。 少女の細腕では到底不可能な運動。しかし『窒素装甲』が本来彼女が持つものよりも遥かに高い力を生む。 腕の動きだけで絹旗は跳躍する。 小さな体が宙を舞い、それに合わせ大気がうねり―――― ベクトル 絹旗は持てる演算能力を全開にし、大気が、窒素が動きを生むよりも早く制御する。 ――――私に従え! 絹旗の体の動きに押され流されようとした窒素を、 能力の圏内に入った端から周りの他の気体ごと固定し内へ内へと圧縮する。 身に纏う僅か数センチの領域内に全てが押し込まれるが、 体が過ぎた後の空間に停止させたまま置き去りにする事で同量のものを逃がす。 風を生まず移動するために全てを後ろへ流す。 そのために莫大な量の演算をこなし、脳の血管が破裂しそうな錯覚さえするが。 私だって――この程度の芸当もこなせずに『彼女たち』と同じ舞台に立てる訳がない――! たとえ主役にはなれなくとも。 銀幕に輝く花形にはなれなくとも。 華美さの欠片もなくどうしようもなく地味で損な役回りだとしても。 「――助演女優賞くらいは貰っとかないと超割りに合わないってもンですよォっ!!」 繰り出された蹴りが槍の如く一直線に黒夜に突き刺さった。 前へ 次へ
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~第八学区・ハイウェイ~ 姫神「そんな事が。あったの」 上条「まだ誰にも言わないでくれよな。俺達も…色々あったからさ」 一方その頃…姫神と上条を除く全員が長旅で眠り込んでしまった中、姫神と上条は話し込んでいた。 上条達が終戦後、世界各国で何をし、何を見、何を手にしてきたかを。 姫神「(だから)」 何故だろうか、少し見ない間に少し大人びて見えたのは。 男子三日会わざれば刮目して見よ、という諺があるが…頷けると姫神は思った。 その横顔には確かな自信と、少しの落ち着きがあった。 恐らく以前の姫神が見たなら――頬を染めてしまうほどに。だがしかし―― 上条「なんか姫神も大人っぽくなったよな」 姫神「そう。そういうものは。自分ではわからないもの」 肩にかかる羽のような重み、微かに香るクロエの匂い、サラサラとした赤い髪、そして安らかな寝顔――結標淡希。 姫神「ふっ…。私にも。色々あった」 上条「おっ…おおっ…姫神がまさに大人な発言で上条さんも驚きましたよ」 初恋だったかも知れなかった男の帰還、そしてそれ以上に愛しい存在が今、姫神の傍らにある。 今、日向ぼっこしている猫のように微睡んでいる――利かん防で、怒りん防で、暴れん坊で、甘えん坊な同居人(こいびと)結標淡希が。 フィアンマ「貴様等。いつまで眠りこけているつもりだ。もう着くぞ」 上条「んがー!飛行機で一番遅く起きて車で一番早く寝たのお前だろうがフィアンマ!上条さんの目は節穴ではございませんの事ですよ!」 フィアンマ「ふん。この俺様がそんな失態を見せるか。目を瞑って世界の行く末を憂いえていただけだ」 上条「授業中居眠りするヤツはみんな目閉じてただけって言うんだっつの!」 姫神「(あまり変わってない。かも知れない)」 そんなやり取りの傍ら――姫神は―― 姫神「淡希。起きて」 ~とある高校~ そう、私はずっと長い夢を見ていたんだと思っていた。 この終わりの見えなかった、一週間前からずっと続く夢。 だから、私は信じられない。今自分の目に映っているものが。 白井「結標さーん!おかえりなさいですのー!」 校門の前で仁王立ちになっている白井黒子が手を振っている。 御坂「遅いのよアンタは!遅刻も遅刻大遅刻よ!」 その横で御坂美琴が真っ赤にした嬉し泣きの顔で指を突きつけている。 坂島「おお~姫神さん!どうにか生き延びたよ」 美容師もいる 舞夏「おおー!みんな久しぶりなんだぞー!」 メイドもいる 服部「浜面ぁぁぁ!!オレもう限界だ!気ままなスキルアウト暮らしに戻りてえええ!!」 スキルアウトもいる 黄泉川「打ち止め!一方通行!おかえりじゃん!」 芳川「愛穂、転ぶわよ、松葉杖なんだから」 手塩「姫神君、か、息災そうで、なによりだ」 木山「車椅子なのだから立ち上がらないでもらえるかい?やあ結標さん。おはよう。大変だったようだね」 警備員が二人、研究者崩れも二人いる。 滝壺「はまづらー!」 絹旗「超浜面ー!!」 フレンダ「変な名前のヤツー!結局、生きて帰って来たって訳よ!」 麦野「はーまづらぁ…上条!かみじょーう!とうまぁぁぁぁぁぁ!!寂しかったぁぁぁぁぁぁ!!」 禁書「しずりズルいんだよ!私も!とうま!あとふぃあんま」 暗部が四人、何故か修道女までいる。 吹寄「姫神さん!無事で良かった…本当に良かった…!あら?そっちの人達は?」 土御門「カミやーん!おかえりなんだぜーい!それと結標、一方通行、久しぶりだな」 青髪「(本業抜けてきおったな)カミやん!お勤めご苦労さん!」 友人達もいる 絶対等速「ばんざーい!ばんざーい!!」 刑務所帰りもいる。 御坂妹「おかえりなさい上位個体、とミサカはおじぎしながら彼をチラ見するちゃっかりした自分が大好きです」 ステイル「ふんっ…悪運しぶとく帰ってきたか」 オリアナ「はあい坊やにお嬢さん?さっきぶりね」 人間が一人、魔術師も二人いる。 削板「案内人!いい根性だったぞ!これからもよろしく頼むぞ!」 雲川「案内人、二日も本部に顔を出さなかったな。仕事が溜まってるんだけど」 地べたに踏まれている委員長と踏んづけている副委員長もいる。 そして――― サアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア… 姫神「これ。…は?」 結標「青い…薔薇?」 青天から降り注ぐ、青い薔薇(ブルーローズ)の花片。 まるで翼が舞い散るような花が吹き踊るようにフワリフワリと… 結婚式の花のシャワーのように空から空から…後から後から―― 垣根「よお“9人目”。歓迎するぜ――レベル5に。花束代わりに受け取んな」 結標「第二位!!?垣根帝督!!?」 初春「か、垣根さぁん!ここからだと私のスカートの中見えちゃいますよぅ!」 垣根「しまった!いけねえ!オレの飾利がぁぁぁ!」 遥か天空から、『未元物質』で青い薔薇を作り上げ降り注がせる垣根帝督。 その腕に慌ててお姫様だっこで抱えられる初春飾利。 そして…そんな二人を―― 小萌「――おかえりなさいなのです、姫神ちゃん、結標ちゃん!青空教室なのですよー!」 姫神・結標「「小萌…!」」 あたたかく迎えてくれる――教師がいる 上条「…行けよ姫神。家に帰るまでが遠足…だろ?」 背中を押してくれるクラスメートがいる 一方通行「――凱旋だ。いけよ。花道は譲ってやるからよォ」 尻を蹴飛ばす仕事仲間がいる 私達は、一人じゃない。 ~See visionS~ 姫神「…行こう。淡希!」 結標「わわっ、ちょっと待って秋沙!」 私達は駆け出す。この限りなく澄み渡る青空の下、降り注ぐ青い薔薇の花吹雪の中を、互いの手を取り合って駆け出す。 姫神「大丈夫。離さないから。貴女の手を」 飛べない、届かない、掴めない空。それを地べたを這いながら生き、何度その青さをなじっただろう。 結標「年下のクセに…生意気ねっ」 でも、今なら思える。この場所だって悪くない。 羽根を持たない私達は、一歩一歩前に足を進める事しか出来ない。 それでいい。もうあんなに空を飛び回るのには飽きた。 地べただって構わない。泥にまみれたって構わない。 姫神「私が。上」 結標「私が下!?」 舞い散る青い薔薇の花嵐。終わりなく続き、限りなく広がる青空を見上げながら歩いていけたらそれでいい。 遠くに行けなくなったって、先に進めなくなったって、立ち上がれば良い。何度だって。 私達の瞳に映る太陽は、眩しくって、届かないかも知れない。 でもそれでいい。もう離さない。この繋いだ手を。もう二度と離さない。 結標「――秋沙、青い薔薇の花言葉ってなんだったかしら?」 姫神「――“不可能”――」 私達は超えて来た。レベルの壁(不可能)を、打ち破れない悲劇の夜を、二人で越えてきた。 結標「――もう一つは?」 姫神「――“神の祝福”――」 神様に見捨てられたって、神様に忘れられたって、私達の学園都市(せかい)は終わらない。終わらせはしない。 結標「――あと一つは?――」 姫神「――“奇跡”――」 奇跡はここから始まる。作り上げていく。一人一人の手から。私達の手から。 もう神様なんていらない。夏雲の彼方(そこ)から黙って見てればいい。 結標「――秋沙――」 姫神「――淡希――」 貴い物は、私達の手の中にある。血の繋がりより強いものが。 花嵐の中駆け抜ける秋沙、青空の下走り抜ける淡希、夏の陽射しが降り注ぐ、海のように青く澄み渡って―― 「――――――愛してる――――――」 終わらない空の下――私達の世界は繋がっている。 私達はもう… 孤独(ひとり)じゃない―― とある夏雲の座標殺し(ブルーブラッド)・終