約 1,724,849 件
https://w.atwiki.jp/jashinchanparodies/pages/12.html
サブタイトル 『仮面ライダーアマゾン』のOP「アマゾンライダーここにあり」の歌詞「大空に聞け 俺の名は」より。
https://w.atwiki.jp/nishiparo/pages/56.html
七月も後半に入ると、どこからともなく現れた蝉が狂ったように騒ぎ始める。 京都は六月にはもう夏と言ってもいいほど暑くなるが、やはり六月の暑さと七月の暑さというのは違う気がする。ただ の気持ちの問題なのかもしれないけれど。 ミミミミミミミミミミ…… ジジジジジジジジジジ! 「師匠、蝉っていう生き物は夏にしばらく鳴いてすぐ死んじゃうです。その間に奴らが成す事は何一つありません。その 癖にうるさいし、飛ぶし、おしっこかけるし、百害あって三千里とは正にこのことですよ。姫ちゃん、蝉は人類の手でこ の世から残らず根絶した方がいいと思うですが師匠はそれについてどうお考えですか?」 「そんな自分勝手な事言ってどうするの。姫ちゃん、悪いけど話逸らそうとしても無駄だよ」 ぼくは手に持った紙を、水戸光圀公の印籠よろしく姫ちゃんの顔の前に突きつける。 「これはどういうこと?」 「うっ……」 悪事を暴かれた凶悪犯のようにうろたえる姫ちゃん。すっと、ぼくの手にある学校から郵送されてきた成績表から目を 逸らす。 「…………」 ぼくは無言で成績表を再びずいっと突きつける。 ……すっ。 ずいっ。 ……すっ。 ずいっ。 「な、なんですかそれ? 姫ちゃん知りません。きっと間違えて送って来たんですよ。あ、あ、もしくは誰かが姫ちゃん の名前を騙って勝手にテストを受けたですよ。だからそれは姫ちゃんじゃないです!」 「お前はキングオブ滅茶苦茶か」 観念したと思いきや、今度は開き直りとやけくそと言い訳と逆切れのコラボレーションで反撃してきた。なんて娘だ。 ぼくはため息をついて言う。 「あのね、そんな屁理屈ばっかり言って逃げようったってそうは行かないからね」 「屁理屈も理屈の内です!」 「だからそれが屁理屈だろ」 「また師匠はそうやって頭ごなしに決め付けるですけどね。それじゃ師匠はその成績表が本物かどうか学校に問い合わせ たですか? それが偽物じゃないってどうして言い切れるですか! 証拠もないのに決め付けてかかるなんて師匠は本当 にダメ人間です。それより師匠、姫ちゃんはおトイレに行きたいのでさっさとそこをどいて欲しいのです!」 「はいはい、言い訳は後で聞くから。ちょっと来い一姫」 そう言って、ぼくは姫ちゃんの両脇を持ってひょいっと持ち上げる。同世代の女の子の中でも特に小さい姫ちゃんの体 は地上から一メートルほど浮き上がった。 「うきゃー! セクハラぁ! 何するですか、姫ちゃんもう十七歳ですよ!」 「うるさい、ちょっとお説教だ」 そのままじたばた暴れる姫ちゃんを連行する。 まったく、最近は口ばっかり達者になって困ったもんだ。 次の日から、姫ちゃんの勉強特訓が始まった。 姫ちゃんも始めの内はぼくの目を逃れようとこそこそ隠れていたけど、みいこさんの説得のおかげでなんとか毎日来て くれるようになった。もっともそのみいこさんも、始めの内は姫ちゃんをかばってわざわざぼくに注意しに来るほどだっ たのではあるが。しかし最終的にはぼくの熱烈な説得によって納得してくれたのである。 「いの字、お前ちょっと姫をいじめすぎじゃないか?」 「みいこさん、この成績票を見て同じ事が言えますか?」 「…………」 「…………」 「……わかった、私からも姫を説得しておこう」 こんな塩梅。 姫ちゃんも現金なもので、以来態度を一変させてちゃんと勉強をするようになった。やっぱりみいこさんの言葉はぼく なんかと違って説得力があるのだろう。微妙に納得がいかないけれど、でもまあ納得できないこともない。 そういうわけで、姫ちゃんの夏休みは午前中が学校の補習、午後がぼくの家庭教師という勉強漬けの毎日になってしま った。 遊びたい盛りの姫ちゃんにそこまで勉強を強いるのはかわいそうだったが、しかし、だがしかし、このままでは卒業が リアルに危ういので、ぼくは心を鬼にして姫ちゃんにつきっきりで指導することにしたのだった。 「ただいまですー」 「あ、おかえり姫ちゃん」 部屋で改めて姫ちゃんに教える範囲の復習をしていると、制服姿の姫ちゃんがドアからひょっこり顔を出した。 高校の制服というのは不思議なもので、ともすれば中学生にも見えてしまう(というか普通に中学生に見える)この姫 ちゃんですら、少し大人びて見えてしまう。よく考えたら姫ちゃんは十七歳なのだったなんて、当たり前な事に驚いてし まったりするのは、外見云々以外にも原因はあるだろう。 「今日も暑そうだね」 「はい、蝉がうるさいです」 「そうだね」 「なので崩子ちゃんに近所の蝉を全て退治するよう依頼しておいたです」 「…………」 「成果が出るのが楽しみです」 「…………」 突っ込むに突っ込めず、ぼくは話題を逸らす。 「でも姫ちゃん、毎日来るようになって偉いね」 「はい。姫ちゃん、ちゃんとした大人になりたいですから」 「ふうん?」 「……はい」 「…………」 「…………」 「…………」 それはいいけど姫ちゃん、なんで意味ありげにぼくを見ながらそんな言葉を。 …………。 みいこさん? 「それじゃ姫ちゃん、着替えて来るですよ」 「……うん」まだいまいち釈然としないが、まあ、聞き流すことにする。「うん、行っておいで」 「はいっ!」 そう言って姫ちゃんは自分の部屋に戻って行った。軽いステップの足音が遠ざかって行く。 姫ちゃん、元気いっぱいだなあ。 ぼくは冷蔵庫からオレンジジュース(姫ちゃんの家庭教師を始めてから冷蔵庫に常備してある)を出してコップについ だ。そこに氷を浮かべれば、とりあえず夏場には最高級のもてなしとなる。夏休みなのに姫ちゃんはこんなに頑張ってる んだから、せめてこれくらいのねぎらいはしてあげたい。 「お待たせしたです!」 しばらくして姫ちゃんが勉強道具を抱えて戻ってきた。 今日は黄色のタンクトップシャツにピンクのスカートという格好。原色で統一した幼い感じで高校生が着るにはどうだ ろうと言った感じではあるが、小柄な姫ちゃんにはよく似合っていた。その印象もあいまって、私服の姫ちゃんは本当に 中学生に見える。 姫ちゃんの服はみいこさんに見繕ってもらっているらしいが、それを知った時は驚いたものだ。この格好にしても甚平 を普段着にするみいこさんからは想像もできないチョイスである。鈴無さんほどではないが、みいこさんも中々美少女好 きなのかもしれない。 ……人は、自分に無い物に憧れるというが。 確かにみいこさんがこの格好で現れたら、誉めるとか云々以前に心配になるかもしれなかった。 「それじゃ、今日はまず数学からね」 「はい。あ、師匠、今日学校でわかんなかったところがあるです」 そう言ってパラパラと問題集をめくる姫ちゃん。 随分変わったなあ。 ……きっかけはともかく。 「この sinθ-cosθ が……」 「ああ、これはね。…………、……」 コップの中で、溶けかけた氷がカランと音を立てた。 「今度ここにお友達を連れて来たいですけど、構いませんか?」 ある日、いつものようにぼくの部屋にやって来た姫ちゃんがいつも通りの元気な笑顔で言った。 「お友達?」 「はい、正確には元先輩ですが。前の学校の先輩なのですよ。転校する前も、してからも、姫ちゃん本当に良くして貰っ てるですよ」 「……ふうん」 前の学校、か。 首吊高校。 そこのことを、ぼくは未だによく理解できていない。 ある日突然哀川さんが「この娘を預かれ」と言って姫ちゃんを押し付けて行ったけど、ぼくは姫ちゃんの過去のことを ほとんど知らないのである。それとなく話を振ってみたこともあるが、いつも姫ちゃんは曖昧に言葉を濁すのだった。 あまり、良い過去とは思えないが──しかしこの姫ちゃんの嬉しそうな顔を見て、ぼくは少し、安心する。 「それは是非お礼をしなきゃね」取り繕うように言う。「うん、是非連れておいで。遠慮は要らないよ」 「はい!」 まるで子供のように喜ぶ姫ちゃん。姫ちゃんは年齢以上に幼い所があるので、まるで小さい妹でも持ったような気にな る。 …………。 妹、ね。 「おもてなしとかもしないといけないです」 「あ、そうか。でもこの家何も無いよ」 「そんな事は見ればわかるですよ」 ぬけぬけと言いやがる姫ちゃん。 たまにこうやって毒吐くんだよなあ……。 「でも何もできないじゃ困るですよ、ご招待するからには」 「っていうか、そう言うのは姫ちゃんが自分で考えてやるべきだよ。姫ちゃんがお世話になった人でしょ?」 「あ……そうですね。それじゃお世話係は姫ちゃんが任されました」 「うん、任せたよ」 普段ならほぼ間違いなく面倒くさがりそうな係だが、姫ちゃんは嬉しそうだった。 よっぽどその先輩が好きなんだろうな、と思う。そう考えると、もしその先輩が男だったらなんだか複雑だ。あ、いや 、でも前の学校は女子高だっけ。……今度はまるで娘を持った父親のような心境だった。 「……さ、まあそれは置いといて。今日は昨日の確認のテストからだよ」 「はいです」 問題に集中している姫ちゃんの邪魔にならないように静かに待つ。外からこれでもかと言わんばかりに聞こえてくる蝉 の鳴き声に、崩子ちゃんが駆除してくれればもう少し静かになるかなあなんてとんでもない戯言をぼんやりと考えている と、姫ちゃんがぽつりと言った。 「師匠、どうもありがとうございます」 「ん? 先輩のことなら、別にそんなにかしこまらなくても大丈夫だよ」 「いえ、そうじゃなくて」 そう言って、困ったような、申し訳ないような、嬉しいような、複雑そうな表情で笑う姫ちゃん。 「先輩にも、師匠にも、哀川さんにも。姫ちゃんはずっとお世話になりっぱなしです」 「…………」 その真っ直ぐな言葉に、思わず返す言葉に詰まる。 そう言えば、なぜだろう。姫ちゃんはいつも不安そうにしている。頼りなく、心細そうに、弱く見える。 何か、負い目でもあるような。 何かを裏切ってきたような。 何かを見捨ててきたような。 元気そうに笑っていても、快活そうに喋っていても──覗く、暗い部分。 まるで容易く壊れてしまいそうなくらい、脆い気がする。 だからと言うわけではないけど。 だからなのかもしれないけど。 つい、何かしてあげたくなる。 それがたとえ、こんな些細な、他愛のない事でも。 「姫ちゃん」 「……なんでしょう」 神妙そうに答える姫ちゃん。ぼくは姫ちゃんの目を見つめながら、静かに言った。 「おっぱいが見えているよ」 「…………」 「…………」「…………」 「…………」 「…………」「…………」「…………」 「…………」 重い沈黙が続く。 そっぽを向いて黙り込んでしまった姫ちゃんの背中を見て、さてこの状況はどうしたものかと自分でやっておきながら 困っていると、 ふと。 ぞわり、と、違和感を感じた。 何か、雰囲気で……そんなことがあるはずも無いのに、体の自由を物理的に拘束されたような。 まるで次の瞬間、体中がバラバラに引き裂かれてしまいそうな、本能的な恐怖が頭をよぎる。 しかしそれも一瞬のことで、すぐに元に戻る。 「師匠のえっち!」 姫ちゃんが振り向きながら叫ぶ。 「…………」 「変態! 卑劣漢! ケダモノ!」 「…………」 「痴漢! 助平! えーっと……変態!」 「それはさっき言ったよ」 「うっ、ううーっ!」 泣きそうな顔で悔しそうに歯噛みする姫ちゃん。 「なんでなんでそんなに偉そうにしてるですかっ! 居直り後藤とはこの事です! 師匠なんかもう知りませんっ!」 「…………」 やりすぎた。 「もう知らないです! この変態ししょ……んむぅっ!」 「姫ちゃん、そんな大声出したら近所迷惑だよ!」 「んー! んー!」 機先を制して姫ちゃんの口を強引にふさぐ。 その傍らで、姫ちゃんの両手を押さえつけつつさりげなく胸たっちも敢行する。 「んー! んーっ!」 「しーっ!」 既にぼくは姫ちゃんを抱きしめるような格好になっている。ぼくが不自然に胸に手をあてていることに動揺しているの か、軽いパニックに陥っているらしい姫ちゃんは必死に抵抗する。 いつまで経っても抵抗をやめない姫ちゃんに、ぼくは最終手段を決行した。 「姫ちゃん、静かにしないと……こうだよっ」 「んーっ?! んんー!」 タンクトップのかわいいシャツに手を差し込む。お腹を撫でながら姫ちゃんを抱き締める腕に力をこめると姫ちゃんは 慌てて体をよじるように抵抗したが、体格の小さい姫ちゃんにはどうすることもできなかった。 そのまましばらく少女の肌を撫でる。すべすべの姫ちゃんの肌を指先でなぞりながら、絹のようなとはよく言ったもの だと感心してしまう。 お腹を撫でる手を徐々に胸に移動させると、姫ちゃんはどうやら下着をつけていないようだったので、これ幸いと小さ いながらもふくよかに柔らかい胸の膨らみを揉みしだく。なだらかに盛り上がった双丘をつつ、となぞるように上り、そ の頂きにある少し固くしこった部分をきゅっとつまむ。そのまましばらく姫ちゃんの、恐らくかつて他の誰にも触られた ことの無いであろう部分を思う存分堪能する。……それにしても姫ちゃん、いくら小さいと言っても17歳の少女である、 やはり下着くらいは着ていた方がいいのではないだろうか。そんな事をまるで無関係の第三者のようにぼんやりと思う。 小さな胸をできるだけ優しく揉みながら、口を塞いでいた手を離して姫ちゃんの唇を奪う。姫ちゃんは驚いたようにびく りと体を震わせたが、大人しくぼくの仕打ちを受けている。最後にぺろりと姫ちゃんの唇を舐めて、ぼくは顔を離した。 改めて姫ちゃんと向き合う。姫ちゃんは羞恥に顔を真っ赤に染めながら、目をぎゅっと閉じて、ひたすらぼくの気の済 むのを待っているようだった。或いは静まらないとやめないと言うぼくの言葉に従っているのだろうか、気がつくと姫ち ゃんの抵抗もほとんどなくなっている。ぼくは一旦行為を止めて姫ちゃんの言葉を待つ。 「…………っ」 それでも姫ちゃんは何も言わない。 何かを言おうと口を開いても、それは言葉にならずにまた口は閉ざされる。 小さな嗚咽だけが部屋に響いていた。 「……っ、こ、んなっ、こんなの、ししょお、っ……」 「…………」 「……えぐ、ひめちゃ、……ひっく」嗚咽にむせびながらも、姫ちゃんは言う。「姫ちゃんも、好き、ですけどっ……」 「……姫ちゃん」 ぼくは改めて、正面から姫ちゃんを抱き締める。姫ちゃんはぼくの胸の中で泣きじゃくり続けた。 そのままじっと姫ちゃんを抱き締めていると、ようやく姫ちゃんは少しずつ落ち着いてきたようだった。頃合を見計ら って、ぼくは言う。 「姫ちゃん、ごめんね」 何を今更、と言った感じだが、とりあえず謝っておく。 姫ちゃんは何も言わない。重苦しい雰囲気に包まれるが、ぼくは根気強く姫ちゃんの言葉を待つ。 やがて、姫ちゃんがまだ水分を含んだ声で言った。 「師匠」 「……うん」 「なんで、こんなことするですか」 「…………」 ぼくが押し黙ると、再び沈黙が降りた。今度は姫ちゃんがぼくの言葉を待っているようだった。 「……その、えっとね」 「…………」 「姫ちゃんがあまりにもかわいくて、つい」 「…………」 再び沈黙が降りる。姫ちゃんはぼくの胸に顔を埋めているので、表情が見えない。 しばらくして、ぼくの胸の中で姫ちゃんが呟くように言った。 「……姫ちゃんはですね、別に、その」 「うん?」 「その……師匠は、その、だから、」 「……うん?」 「だからっ!」 何故か怒ったようにぼくの胸を叩く姫ちゃん。 「いいんですよっ!」 「…………」 「…………」 「……うん?」 「だからっ!」 再び叩かれる。今度こそ怒ったように、姫ちゃんはぷいっと言った。 「もうっ、師匠はもういいですっ!」 「ごめんごめん、悪かったよ」 謝りながら、姫ちゃんに口付ける。 「んっ……!」 突然の口付けに姫ちゃんはまたも驚いたように目をまん丸に開いたが、やがて目を閉じた。ぼくは目を閉じたりはしな い。今まで一緒にいた中で一番近い距離で、姫ちゃんを見つめる。 一度口を離して、再び唇を重ねる。今度は舌を伸ばして大胆に姫ちゃんを求める。 「んむぅ……」 恐らくこんなことをするのは姫ちゃんは初めてなのだろうけど、最早されるがままな姫ちゃんは何も抵抗しない。ぼく はここぞとばかりに姫ちゃんの口の中を丹念に舐め上げる。 「あむ……んー……」 初めてのディープキスに夢中になっている姫ちゃん。ぼくはキスを続けながら姫ちゃんの胸にそっと触れた。 「んっ……」 未成熟ながらも熱っぽい声を漏らす姫ちゃん。乳首を挟んで弄ぶと、姫ちゃんは微妙に体をよじらせた。ぼくは口を離 すと、まじまじと姫ちゃんを見つめながら尋ねてみる。 「……感じてるの?」 「…………っ」 真っ赤になって顔を手で覆ってうつむく姫ちゃん。とてもわかりやすかった。 ぼくはそっとピンクのスカートに手を伸ばす。ふくらはぎ、膝、腿の上を順になぞるように撫でて行く。その部分に近 づくにつれて、姫ちゃんの緊張が高まって行くのがわかる。 スカートの中に手を差し伸べる。足の付け根を伝って、そっとその部分に触れてみる。 「──っ」 姫ちゃんが息をのみ、声にならない悲鳴を上げる。それには構わずそこを下着の上から何度もなぞる。 「や……あ……」 だんだん息が荒くなり始めた姫ちゃん。その反応に満足しながら、今度は下着の横から指を滑り込ませる。姫ちゃんは 焦ったように「あっ」と声を上げたが、そのまま指を差し込む。既に濡れ始めた姫ちゃんのそこを、指で舐めるように撫 でた。 「きゃうっ!」 姫ちゃんのそこを弄びながら、姫ちゃんの空いた手をぼくの同じ部分へと誘導する。ぼくのしようとしていることがわ かったのか、姫ちゃんは以外にもむしろ自分から体勢を変えてぼくの物をズボンから取り出した。 「……これが、……」 驚いたように、感心するように、或いは畏れるようにぼくのそれを見つめる姫ちゃん。 ぼくの物を姫ちゃんの身長の割には細くて長い指が掴んだ。 「熱い……」 「うん」 「どうやったらいいですか?」 「こうやってしごいてみて」 「こうですか……?」 言われた通りにおずおずと手を動かし始める姫ちゃん。 「気持ちいいですか?」 「ん……そう、続けて」 ぼくの言葉に安心したように行為を続ける姫ちゃん。先端に漏れ始めた先走りの液に気付くと、それをなんとなく、と いった感じで先端にまぶし始める。 「んっ!」 「……気持ちいいですか?」 「……うん」 「えへ」 嬉しそうに笑う姫ちゃん。 やっている行為にはまるでそぐわない、純粋で無垢な笑顔。 「…………」 そういうのを見ると、いじめたくなるのがぼくという人間だった。 「姫ちゃん、ぼくもしてあげるよ」 「え……ひゃあっ」 スカートと下着を脱がせ、その部分を露わにする。 「やんっ! ……師匠、恥ずかしいですからやめ……」 「え? 何?」 言いながら姫ちゃんの蜜壷に指を突きたてる。 「やあんっ!」 既に濡れそぼっているそこは、ぼくの指を難なく飲み込んだ。 「姫ちゃん、気持ち良くしてくれてありがとうね。お礼にぼくが気持ち良くしてあげるよ」 「や、ししょ……ああんっ!」 「え、何?」 わざとらしく聞き返しながら、今度は陰核をぺろりと撫でる。 「ひゃうっ!」 どうやら姫ちゃんにもぼくのいじわるが伝わったらしく、必死に抗弁を試みようとするが、 「やめ……きゃん!」 「いいかげ……ああんっ!」 拳を握り締めて快感に耐えるばかりだった。 「うわ、姫ちゃん、凄い濡れてるよ。これじゃ畳まで汚れちゃう」 「で、でも……っ、んああっ!」 「全然止まらないね……どうせならもう布団出そっか」 「ふぁっ……は、はい……です」 「姫ちゃん、自分でここ触ったことある?」 「な、何を言い出すですか」 「ねえ、どうなのさ?」 「そそ、そんなこと……」 耳まで真っ赤になる姫ちゃん。 「……あ、あるわけ……」 「無いの?」 「あ、当たり前ですっ」 目を逸らして落ち着かなげに答える姫ちゃん。 本当にわかりやすい子だった。 「……まあ、いいけどね」 「何がですか。全く、本当、嫌な感じのししょ……っ……んんっ……!」 「え、何? 聞こえないよ」 「い、いじわるで……すぅっ……あっ……!」 かわいらしく身をよじる姫ちゃん。ぼくは姫ちゃんに覆いかぶさった。 「……それじゃ、挿れるよ」 「はい……です」 緊張した風にぐっと目をつぶる姫ちゃん。ぼくは姫ちゃんのおでこにキスをする。 「痛かったら言ってね」 「……はい」 徐々に押し入ってもなんだと、ぼくは一気に腰を進めた。 ずぶぅ……っ 「んんぅっ…………!」 姫ちゃんが痛みに顔をしかめた。当たり前だ、痛くない筈がない。 ぼくは一旦動きを止めて姫ちゃんに尋ねる。 「大丈夫?」 「ぜ、全然大丈夫です……」えへへ、と無理矢理笑顔を作って言う。「前門のコアラ、後門の女将です」 「それは用法も言葉も間違ってるぞ」 言わなきゃばれない間違いをわざわざ晒す姫ちゃん。一気にムードが崩れてしまい、思わずがくっと肩の力が抜けた。 姫ちゃんには数学よりもまずは国語かもしれない、と一瞬素に戻る。それがおかしくて、思わず噴出してしまう。 「──あ」 と、突然、姫ちゃんがぼくを指差した。 「……ん?」 「師匠、今ちょっと笑いました」 「…………ん」 ん。 笑ったっけ? しかし姫ちゃんは嬉しそうに笑っている。痛みが抜けきらないのか、目の端には涙が浮いている。 「初めて見たですよ、師匠の笑顔」 「…………」 「もっと、笑えばいいのに」 「…………」 残念そうに言う。 ぼくは答えない。 「姫ちゃんが今元気に笑えるのはですね、師匠のおかげなのですよ」 「……そっか」 「だからですね、姫ちゃんはお礼をするのです」 「ふうん?」 「いつか姫ちゃんが師匠を笑わせるです」 「…………」 そう語る姫ちゃんは、何故か誇らしげだった。 「……そっか」 「はいっ」 何かしてあげたくなる、か。 何かしてもらうのは、どっちなのだろう。 「楽しみにしてるよ」 それがぼくの本心なのかどうかは、ぼくをしてよくわからなかったが、 「はい!」 姫ちゃんは元気に笑っていた。 「師匠、……ん」 姫ちゃんから重ねられた唇。 姫ちゃん。 姫ちゃん、か。 「師匠、姫ちゃんは、姫ちゃんで良ければ、なんでもするですよ」 「……うん?」 「その、キスでも、……その、……おっぱいとか触りたくなっても、仕方がないから姫ちゃんがさせてあげます」 「…………」 「だからそんな、……一人きりみたいな、そんな顔はしないで下さいね」 「…………」 ああ。 まったくもう。 「……まったくもう」 「はい?」 「姫ちゃんっ!」 「っ、ひゃうっ!」 ぼくは行為を再開する。 「気持ちいいか?」 「ふあ……は、はいっ」 まったく。 まったくもって、とんだ戯言模様だ。 こんな簡単な事に今気付くなんて。 こんな大切な事に今気付くなんて。 こんなに愉快なのは久しぶりだった。 今すぐ笑い転げてしまいたくなるほどに。 姫ちゃん、ぼくはね。ぼくは。このぼくは。 人間失格の殺人鬼と同類項であるこの戯言遣いは。死で死を洗う阿鼻叫喚を生きてきたこの欠陥製品は。 このぼくは。 残念ながら、君を好きみたいだよ。姫ちゃん。 「ひめ、ちゃん」 「……ししょ……気持ち、いい……ですぅ……」 「姫ちゃんっ!」 「は、あんっ! あ、あああっ!」 「ぐぅっ……!」 「やはああんっ!」 戻る
https://w.atwiki.jp/nullpoco/pages/111.html
418 :ヒナちゃん ◆HINaxIN.AA :03/08/22 20 20 ID UmN4NrFE 151より続き1/19 __________________ / \ | イテテ… なんとか勝ったのはいいけど | | 体中がズキズキするよ… | | はやくモナー達さがさないと、こんなときに | | また敵に会ったら今度こそやられちゃうよぉ…| \____ _____________/ ∨ ズキ (;-θ-) ............ヾ( ゝ ゝ ズキ419 :ヒナちゃん ◆HINaxIN.AA :03/08/22 20 20 ID UmN4NrFE 2/19 ∞゛ …… _________________ / \ |ったく 何で俺がこんな目にあうんだよぉ… | |そもそもこんな矢を拾……あれ? | \_________ ________/ ∨ (,,・θ・) ? ヾ(ノ )420 :ヒナちゃん ◆HINaxIN.AA :03/08/22 20 21 ID UmN4NrFE 3/19 _____________ / \ | あれ…?あれれ…? | | 矢はどこいった.? | \_______ ______/ ∨ (;・θ・) やべぇ!無い! ヾ( ゝ ゝ421 :ヒナちゃん ◆HINaxIN.AA :03/08/22 20 21 ID UmN4NrFE 4/19 (・θ・;)゛< カサッ! ヾ( ゝ ゞ ドキッ! ________∧____ / \ | ひゃっ!何!?だ・誰!!? | \_____________/422 :ヒナちゃん ◆HINaxIN.AA :03/08/22 20 22 ID UmN4NrFE 5/19 _______________ / \ | 向こうの茂みのほうから | | 物音が聞こえたぞ…?. | | もぅ…たのむから敵さんとかじゃあ | | ありませんよぉにぃ… | \__ _____________/ ∨ (・θ・;) ι ι )/....... テコテコ 423 :ヒナちゃん ◆HINaxIN.AA :03/08/22 20 22 ID UmN4NrFE 6/19 __________________ / \ | たしかこの辺から音が聞こえたけど… | \_____ ___________/ ∨ ガサガサ ,, ↓茂み ,, ,,-‐'""`"'(,, )゛`''-,,、 ,,-‐`"''' ((< / 425 :ヒナちゃん ◆HINaxIN.AA :03/08/22 20 22 ID UmN4NrFE 7/19 ガサッ ,, ,, ,,‐''`` `Σ(・θ・;) ゛´"'-,,、 ∪ ∪ ギョッ! カサカサカサカサ... <──≪ 'A` . 'A` 'A` " `` " `` " `` ゛゛゛゛゛゛゛ 426 :ヒナちゃん ◆HINaxIN.AA :03/08/22 20 23 ID UmN4NrFE 8/19 )⌒~⌒~⌒~⌒~~⌒~⌒( ( なんだこの生き物は…?) ヽ_ o_ _ _ ,,,,,ノ ,, 。゚ ~⌒ ~~~ ⌒ ,,‐''`` `"`(・θ・;) ゛´"'-,,、 ∪ ∪ カサカサ... ──≪ . 'A` 'A` " `` " `` ゛゛゛゛ 427 :ヒナちゃん ◆HINaxIN.AA :03/08/22 20 23 ID UmN4NrFE 9/19 ,, ハッ! ,, ,,-‐'""`"'(θ・;)゛`''-,,、 ____ ,,-‐`"''' < / / \ (` ) < マンドクセ… | ノ ) \____/ (( 428 :ヒナちゃん ◆HINaxIN.AA :03/08/22 20 26 ID UmN4NrFE 10/19 ,, ,、 ,, ,,-‐'""`"'゛""`''‘゛″`''-,,、 ,,-‐`"''' (`・θ・) ≡ (` ) ダメダメ ι ゝ ≡ "ヽ ) (( 从从人从从从从从从从从 < ___∧__________ < 誰だ!おまえ!何も/ \ < | あぁ~あぁ~ダメダメ。 | ∨∨∨∨∨∨∨∨∨| 動かないで。動いたらマンドクセから .| \_______________/429 :ヒナちゃん ◆HINaxIN.AA :03/08/22 20 26 ID UmN4NrFE 11/19 __________ / \ | え…何?あ・あれ? | | 敵じゃ…ないの…?. | \__ ________/ ∨ ,, ,、 ,, ,,-‐'""`"'゛""`''‘゛″`''-,,、 ,,-‐`"''' (;・θ・) マンド…? 何? (` ) ヾ(ノ ゝ ノ ) (( __________∧_____ / \ | あぁ~そうそう。動かないでね~ . | | いいよぉ~。そのままじっとしてておくれ | \_________________/430 :ヒナちゃん ◆HINaxIN.AA :03/08/22 20 26 ID UmN4NrFE 12/19 ,, ,、 ,, ,,-‐'""`"'゛""`''‘゛″`''-,,、 ,,-‐`"''' (・θ・) (ノ ) ( ) ( ) 」」 __∧_____ / \ | 動くととっても… | \________/431 :ヒナちゃん ◆HINaxIN.AA :03/08/22 20 27 ID UmN4NrFE 13/19 ガザッ !! 'A` ″ ゛ 'A` ガサッ ! lll ,, ".lll `` ,, ,,-゛ "`"'゛""`''‘゛゛"`''-,,、 ,,-‐`"''' (・θ・) (ノ ) ( ) v( ) 」」 __∧_____ / \ | マンドクセからね…… | \________/432 :ヒナちゃん ◆HINaxIN.AA :03/08/22 20 27 ID UmN4NrFE 14/19 シュバッ !! シュババ !! ||l ,, ,, ,,-゛ 'A` "`"' ノノノ `''‘゛゛"`''-,,、 ,,-‐`"''' 'A` (・θ・;) (ゝ ゝ _∧_ / \ ( ) | うわぁ! | ( ) \____/ 」」 434 :ヒナちゃん ◆HINaxIN.AA :03/08/22 20 27 ID UmN4NrFE 15/19 ,, ,、 ,, ,,-‐'""`"'゛""`''‘゛″`''-,,、 ,,-‐`"''' ヾ l|l ll|l ≡ ⌒ヽ ズサァ----- 'A` 'A` ≡ι(,, θ )ゝ " ゛ ´´ `` ガッ ガッ ( ) ( ) 」」 __∧__________ / \ | あぁ…もぅ…ダメだよよけちゃ。 | | ちゃんと当たらなくちゃ | \_____________/435 :ヒナちゃん ◆HINaxIN.AA :03/08/22 20 28 ID UmN4NrFE 16/19 | 苦しまないように | 一発で終わらせてあげようと思ったのに… \___ _______________ ∨ ('A`) ノ( )ヽ ハ 436 :ヒナちゃん ◆HINaxIN.AA :03/08/22 20 28 ID UmN4NrFE 17/19 | はぁ…マンドクセ… | 矢はもらえたけど、見られたからには殺さなきゃね \___ ___________________ ∨ ガサガサ ('A`) " 'Aノ( )ヽ 'A` ゛ ザワ 'A` 'A` ハ'A` 'A 'A` " 'A` ´´ ´´ `` ’" " ゛ 'A` " `` 'A` ´´ ゛ 'A` ゛ " `` " `` 'A` ゛ ザワザワ " ゛437 :ヒナちゃん ◆HINaxIN.AA :03/08/22 20 28 ID UmN4NrFE 18/19 ゴ ゴ ゴ (;・θ・) ゴ ヾ( ゝ ゝ ゴ __∧________________ / | くそぉ…やっぱり新手のスタンド使いじゃんよ… | それにしてもこの数は何だ !!?438 :ヒナちゃん ◆HINaxIN.AA :03/08/22 20 29 ID UmN4NrFE 19/19 | ,, | ___ _,, 'A` 、 | || |__ `'''´ __| ̄ ̄|| ('A`)v-~ || |__| || ノ(ヘヘ___ 旦~____||. ||___ / 'A` ...... ||.~ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.~|| / " `` ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃ スタンド名・スロー カントリー ┃┃ 本体名・ ドクオ ┃┣━━━━━━━━┳━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━┫┃ パワー - E. .┃ スピード - B . ┃ 射程距離 -B .┃┣━━━━━━━━╋━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┫┃ 持続力 - A. ┃ 精密動作性 - C . ┃ 成長性 - C. ┃┣━━━━━━━━┻━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━┫┃ 小型だが無数にいるスタンド。 ┃┃ めんどくさがりな本体はこのスタンドに身辺の世話をさせている ┃┃ 極めてハーヴェストっぽいので、てかもうハーヴェストなので、 ..┃┃ 『このスタンドにとり憑かれた者は、('A`)な気分になる』. ┃ ┃ という能力をつけ足そう。うん、そうしよう。 ┃┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ /└────────┬┐ . To Be Continued... | | \┌────────┴┘
https://w.atwiki.jp/siityan/pages/17.html
しぃかちゃん ∧∧ 〃/ww)〆从*゚ー゚) ヽ| つつ ノ__ゝ ∪∪ 「(=゚Д゚=)<ギコえもん再び・・・! 」スレで誕生。 元ネタはドラえもんのしずかちゃん。
https://w.atwiki.jp/stairs-okai/pages/52.html
「千聖。ちょお~っと後ろ向いてて。」 肩を掴んでくるりと反転させると、私はおもむろにワンピースを脱ぎ捨てた。 「これ、使って。」 後ろから手を回して、自分がつけていたブラを千聖の胸にあてがう。 「えっ!で、でも、これ・・・えりかさんの・・・」 「大丈夫。私は、えーっと、よく考えたらもう一枚持ってた!だから気にしないで、つけて?」 背中のホックを止めてあげる間、ちょっと下に首を傾けて大人しくしてくれる姿が可愛らしい。 もし本物の妹がいたら、こういうふわふわした子がいいな。 お嬢様の千聖はこちらが困ってしまうほど従順で柔らかくて素直で、何でもしてあげたくなってしまう。 ああ、こんなに可愛いならもっと早く新しい千聖と接しておけばよかった。 一人で悶々としてる時間は無駄だった。 私はどうも、考えすぎて二の足を踏んでしまう傾向があるみたいだ。 私だけはみんなと千聖を客観的に見守るだなんて単なる口実で、結局ヘタレえりかだから千聖から逃げていただけだったんじゃないか。 これからは、もっとこっちの千聖とも積極的に関わっていこう。可愛いし。 「んー・・・ちょっと、アンダーが、緩い?あんまり動かなければ平気かな。」 体格差がかなりあるから仕方ないけど、最近お菓子の食べすぎを自認している身としてはちょっとへこまされる。 胸の形を整えてあげて、洋服をかぶせると、見事なお椀が2つできあがった。 「おぉ~いいね!千聖、隠すよりこうした方が絶対いいよ。女らしくて綺麗。」 「そ、そうですか。あの、ありがとうございます。」 もともとブラに備わっているぬいつけパット的なもののせいで、立派なおっぱいがさらに立体的になっているのは仕方ない。(舞美のに比べたら偽装にもならない程度!) 「えりかさん、本当にいろいろご迷惑をかけてしまって。」 「いいって~キュートの仲間じゃないの。これからも何でも言ってよ。」 「はい。」 前の千聖も、今の千聖も、やっぱり笑顔が抜群に可愛い。 この顔を見せられると、つられてにっこりしてしまう。 皆がお嬢様千聖に甘くなってしまうのがなんとなくわかる気がした。 楽屋に戻るとすぐ、私はマネージャーの元へ急行した。 「ちょっと、お耳を拝借・・・・」 「・・・・というわけなんだよ、なっきぃ。いろいろ心配かけてごめんね。」 衣装合わせを終えた私は、なっきぃを誘って、隅っこの方で私と千聖の空白の数十分について説明をした。 目線の先には、胸元を押さえてうらめしそうにこちらを見るマネージャー(巨乳)。 「う~ん。それはいい話だねといいたいところなんだけど、1個言ってもいい?」 「はい。」 「別に、えりかちゃんが千聖にブラジャー貸す意味なくない?その行動ムダじゃない?えりかちゃんはそのまま自分のブラつけてればよかったんじゃない?」 「うっ」 「ていうか、すぐ近くにスーパーあるんだから買いに行けばよかったと思うんだけど。何もマネージャーから剥ぎ取らなくても。頼んでくれればなっきぃが行ったよぅ。」 「ぐっ」 「もーびっくりしたよ。えりかちゃんいきなりマネージャーに脱いで!とか言い出すんだもん。ちょっと冷静になればさぁ・・・ってえりかちゃん!そんなへこまないでよぅ。」 「1個じゃなくていっぱい言ったね・・・」 本当におっしゃるとおりすぎて、さっきまでの得意げな気分はしぼんでしまった。 要領がいい悪い以前に、判断がめちゃくちゃじゃないか、私。 いつもより心もとない胸元に、余計に風が吹きすさんだ。 「ごめんごめん。なっきぃつい言いすぎちゃうね。でも、千聖が嬉しそうだからこれで良かったんだと思うよ本当に。うん。それに、えりかちゃんが千聖のこと気にかけてたってわかってなっきぃも安心した。」 「・・・本当?」 なっきぃが指差す方向を見ると、ちょうど千聖がサイヤ人のような衣装を合わせているところだった。私となっきぃの姿を確認すると、軽く手を振ってきた。 「明るくなったよね、お嬢様。きっとえりかちゃんのおかげだよ。」 「なっきぃ・・・」 お姉ちゃんみたいな口調でなっきぃに励まされて、じんわり胸が熱くなった。 「あーでも、あの胸はちょっとヤバいね。えりかちゃんのパットのせいだ。キュフフ」 「・・・もうしわけありませんでした。」 数日後、私のプチ偽装ブラを気に入ってくれた千聖が、ライブトークの時にまでそれを装着して【ロケットおっぱい】【メロンπ】【( 三 ) 】などと話題をかっさらうことになったのはご愛嬌。 戻る TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
https://w.atwiki.jp/83452/pages/15121.html
律「まぁ今日お菓子買い過ぎてアイス買い食いする金も無いしなぁ」 唯「なんでそんなにお菓子一杯買ったのさ」 律「そりゃ唯がケーキ無いってゴネるだろうと思って……あ」 唯「りっちゃん……私の為に?」ウルウル 律「……っていう事にしとけば理由になるだろ?」 唯「あ、はぐらかした」 律「良いじゃん。素直に喜んどけ」 唯「他に何が有るの?」 律「ん~っとなぁ、酢こんぶと~」スッ 唯「酢こんぶ選手はベンチで」ズイ 律「え~。じゃあ他にはサッポロポテトと~、プリングルスと~、アルフォートと~」 唯「スゴイよりっちゃん、大漁だね!」 律「全部私のお金だけどな!」 唯「うん!ありがとう!」ガサガサ 律「いやいや、自分の方に寄せるなよ。一緒に食べようよ」 唯「もう、しょうがないなぁりっちゃんは。食い意地張っちゃって~」 律「……そんな扱いするなら帰るぞ?」 唯「食べ終わるまで待ってよ」 律「OK。じゃあ一緒に食べよう」 唯「そうだね」 律「んぐんぐ」モグモグ 唯「まぐまぐ。お茶おかわり」ヒョイパク 律「あいよ」コポポポ 唯「ありがとりっちゃん。さんきゅーりっちゃん」 律「何で言いなおした?」 唯「大事な事だからだよ」 律「そか。二回言われて二倍嬉しい」ヒョイパク 唯「でしょ?」モグモグ 律「じゃあ私も唯が大事だから今度からゆいゆいって呼ぼうか」モグモグ 唯「じゃあ澪ちゃんもみおみおって呼んであげなよ」 律「みおみおねぇ。う~ん……」 * * * 澪『おはよう、律』 律『おはよう!みおみお』 澪『ん?』 律『みおみお一時間目の数学の宿題やった?』 澪『え、あぁ、当たり前だろ?』 律『じゃあ見せて!』 澪『駄~目~だ。自分でしっかりやれ』 律『え~!?間に合わないって~』 澪『いい加減自分で勉強する癖を付けろ。って言っても今更か……』ハァ 律『ねぇみおみお~お願い~』ユサユサ 澪『ゆ~ら~す~な~。っていうかさ』ユサユサ 律『じゃあ見せて!』 澪『……しょうがないな、今回で最後だぞ』 律『やった!みおみお大好き!』 澪『取り敢えず変な呼び方するな!』 ゴンッ! 律『あ痛―っ!』 * * * 律「……あれ?何でか殴られたぞ?」 唯「まぁ、恥ずかしがるだろうね~」モグモグ 律「そうだな。ゆいゆいだけにしとくよ」 唯「じゃあ私もりっちゃんりっちゃんって呼ぶよ」 律「何その半端ない言い難さ」 唯「りっちゃんアンドりっちゃんだよ」 律「訳が分からないよ」 唯「りっちゃんオブザりっちゃん、フォーザりっちゃん、オブザりっちゃんだよ」 律「私って一体何?ていうかオブザ二回出てんじゃん、メチャクチャじゃん」 唯「りっちゃんのりっちゃんによるりっちゃんの為のりっちゃんだよ」 律「イコール只のりっちゃんだよな」 唯「うん。でも大事だから二回言うよ?」 律「……そか、まぁ頑張れ」 唯「……そういえば」 律「総入れ歯?」 唯「ポッキーゲームってさ」 律「うん」 唯「何するゲームなの?」 律「そりゃ……どっちが多く食べれるか競うんじゃないか?」 唯「食べちゃったら分かんないよね」 律「そうだな」 唯「それに、チューしちゃうよね」 律「しちゃう、なぁ」 唯「アレは良いの?」 律「……したい相手なら別に良いんじゃないか?」 唯「そっか……じゃあする?」 律「はぁ!?で、でもプリッツはさっき全部食べたぞ」 唯「ん~、じゃあアルフォートで」 律「短っ!?」 唯「はい!ひっひゃんひっひゃん!」パク 律「うぇ!?」アワワワ 唯「はやふはやふ~」フリフリ 律「いや、あの、チューするって分かってそうゆうのをするのはだな……」アタフタ 唯「ん~?」ハムハム 律「もっと踏む段階が有るというか、何と言いますか」キョロキョロ 唯「モグモグ。ざんねん時間切れ~」 律「あ……」ショボン 唯「ホントりっちゃんりっちゃんって乙女だよね」ヤレヤレ 律「な、なにを~!」 唯「そゆトコも好きだよ」 律「あぅ」カァァ 唯「何だかんだで私の世話焼いてくれる所も好きだし」 律「そりゃ、まぁ?私が好きでやってる事だから良いんだよ」 唯「私も世話されるの好き~」 律「いや、それは何か違うぞゆいゆい」ビシッ 唯「え~。お互い好きでやってるなら良いサイクルじゃない?」 律「和じゃないけど、こうやってニートが出来上がっていくんだな」ハァ 唯「世話されてるだけでニート!?」ガーン 律「お前が何もしなきゃ十分ニートだろ」コツン 唯「それもそっか」テヘ 律「一緒に暮らすにしても、役割分担はしっかり決めるぞ」 唯「そうだね!そうゆうのって良いよね!大事だよね!」ウキウキ 律「例えば私が掃除の日は!」ビッ 唯「お風呂にゆっくり浸かります!」ハイッ 律「繋がってない!」スパーン 唯「え~」 律「例えば私が洗濯の日は?」 唯「りっちゃんりっちゃんに下着見られるの恥ずかしいな……」モジモジ 律「論点が違う!」スパーン 唯「あ、でもりっちゃんりっちゃんになら良いかな?」 律「つ、次!例えば私が風呂掃除の日は?」 唯「一番風呂は譲ります!」ハイッ 律「だから仕事を選べ!」スパーン 唯「オデコが痛いよ……」ヒリヒリ 律「はい!例えば私がご飯を作ったら?」 唯「誰よりも美味しく召し上がります!」ハイッ 律「よし!もうお前帰れ!」スパーン 唯「そんなご無体な!?勘弁してくだせぇお代官様~」 律「誰がお代官だ」 唯「家には腹を空かした妹が待ってるんですぅ」ヨヨヨ 律「事実だけど、そりゃお前の帰りを待ってるからだろ!」 唯「それもそうだね。もうこんな時間だし」 律「おぉ、そうだな。そろそろ帰るか」 唯「だね。帰ろっか」 律「ゴミを片づけて~」ガサガサ 唯「カップを洗って~」ジャーカチャカチャ 律「なんだ?しっかり役割分担出来るじゃないかゆいゆい」 唯「もぅ、当たり前じゃん。りっちゃんりっちゃんったら私を何だと思ってるの?」プー 律「輝け!ニート候補生」 唯「そのイメージ、脱却します!」フンス 律「がんばれナイスニート、負けるなジャストニート」ガサガサ 唯「まだニートじゃないもん!」プンプン 律「そうだな、ならない様に頑張ろうな」ナデナデ 唯「……一緒に?」 律「おう、もちろん一緒に」ポンポン 唯「うん。頑張ろう!」 律「よ~し、お片づけOK!」 唯「来た時よりも美しい!」 律「それじゃ帰るとしますか」 唯「晩御飯も待ってるしね」 律「待ってるのは憂ちゃんだろ?」 唯「分かってるよ~」 律「ホントかなぁ……」 唯「でもアレだよね」テクテク 律「アレ?」テクテク 唯「一緒に暮らす様になったら毎日りっちゃんりっちゃんの手料理が食べれるんだよね?」テクテク 律「いや、お前も料理覚えろって」テクテク 唯「ん~。ほら、得意分野を任せる方が良いかなって」テクテク 律「じゃあ私が毎日料理担当ならゆいゆいは何担当なんだよ?」テクテク 唯「毎日美味しく食べます!」フンス 律「いや、それは良いから。嬉しいけど」テクテク 唯「でしょ?」クルリ 律「一緒にご飯作るとか良いかもな」テクテク 唯「お!それ魅力!」テクテク 律「何か、楽しそうに思えてきた」テクテク 唯「でしょでしょ!」パタパタ 律「受験……頑張らないとな」グッ 唯「そうだね」 律「大学行けなきゃ只の夢物語だもんな」 唯「頑張ろう!おー!」フンス 律「おー!」グッ 唯「受験を頑張るぞ~」テクテク 律「……」ニギニギ 唯「受験に負けないぞ~」クルクル 律「あ~、ゆいゆい?」 唯「ん?なに?りっちゃんりっちゃん」クルリ 律「……やっぱりソレ言い難くないか?」 唯「うん。でもねぇ、気持ちを表すには言葉が大事なんだよ?」 律「十分伝わったからさ、舌噛む前に止めとけ」 唯「分かった~。私にも伝わったから唯で良いよ?」 律「そうか?ゆいゆいも可愛いと思うんだけどな」 唯「私可愛い?」 律「うん。この世で一番」 唯「言い過ぎだよ~。で、なに?りっちゃん」 律「あぁいや、手でも繋ぐか?って言おうと思ったんだけど」 唯「お~、良いお誘いですな~」 律「じゃあ、ほい」スッ 唯「あ、でも火傷しない?」サッ 律「しないしない。させやしないさ」 唯「そっか。じゃあする」スッ 律「あ、でも安くないんだっけ」サッ 唯「もう、りっちゃんは特別にタダにしてあげるよ」 律「ホントか?」 唯「りっちゃんだけだよ?」 律「やった。じゃあお言葉に甘えて」 唯「うん」 ぎゅっ END 3 ※律ちゃん誕生日SS
https://w.atwiki.jp/chisato_ojosama/pages/732.html
前へ 舞がご機嫌な様子で、ニコニコとメロンソーダに口をつける。 私はというと、今日2回目のメープルラテ。・・・あ、こっちのお店のほうが美味しい。後で、千聖にも教えて・・・ 「なっちゃん、それでね、話っていうのは」 「あ、うん」 ――最近、舞が可愛くてたまらない。 お昼頃、雑談と買い物のために私を呼び出した千聖から、そう告げられた。 それは別にいいんだけど、先日、舞も同じようなことを言っていたのを思い出した。 しかも、その可愛くてたまらない千聖をああしてこうして、舞は大人になりたいと。 果たして、大人になるというのはどういう意味なのか。そういう意味でいいのか。それってどうなのよ。 そんなわけで、舞から事情聴取をしようと思っていた矢先、当の本人から連絡が来た。 “なっちゃん、夜、ご飯食べない?”と。 そして、今こうして事務所の近くのカフェで顔を突き合わせている、というわけだ。 「なっちゃん。この前も言ったんだけど、舞はちょっと、ちしゃとに対してガチで攻めてくことにしたから」 「・・・そういうの、まだ早くない?舞ちゃんまだ16歳じゃん」 「ハッ。そんなのなっちゃんにだけは言われたくないんだけど。なっちゃんと舞の違いなんて、ソロプレイかダブルプレイかっていう」 「あーあーあー!私の話はいいから!」 誰がカリスマソロプレイヤーやねん!たしかに昨日も、15分以内に華麗なる3戦3勝を果たしたところやけども! 「うわ、3回とか。しかも早っ!舞そういうの何ていうか知ってるよ。そうろu」 「違うから!それ女の子に使う言葉じゃないし。っていうかなんで地の文読めるんですか・・・」 テンパる私を見てる舞ちゃんは、実に楽しそうだ。 さすが生粋の℃Sっ娘、喜んでいただけたなら何よりでキュフゥ・・・ 「まー、もう千聖を怖がらせたりしないで、なんていうの?ちゃんと合意の上で、事に進みたいわけよ、舞としては」 「ふむ」 まあ、それ自体はいい心がけだ。 そういえば、千聖はさっき、舞と交際するのを前向きに考えるようなことを言っていた。 でも、舞が開口一番私に言わないところを見ると、どうやらまだ、千聖は舞本人にはその件について話していないようだ。 千聖は結構、思いつきとノリでとんでもないことを言うタイプだ。今頃はすっかり忘れている可能性もある。 大体、やじーとはもうアレはしないって言ってたけど、どうなんだろうね。 それはあくまで明るい方の千聖の見解であって、お嬢様のほうが、舞美ちゃんに恋心を抱いていたとしたら、かなり複雑な話になるんじゃないだろうか。 「・・・まだ、正式に付き合ってるんじゃないんでしょ?ハワイで大人にって、急ぎすぎじゃない?」 恐る恐る聞いてみると、舞は不思議そうな顔で私を見た。 「こんだけ一緒にいて、舞の気持ちも知ってて拒まないでいるんだから、付き合ってるとみなしていいと思うんだけど。 なっちゃんみたいなソロ活動のお盛んな方にはわからないかな?ふふん」 くっ・・・! 反論したいのはやまやまだけど、いかんせん、おっしゃるとおりでおじゃる。 形はどうであれ、舞は千聖を本気で好きなのはわかるし、千聖も(お嬢様のほうだけど)恋して傷つき、また愛を知り、精神的に成長しているのは間違いない。 かたや、私が成長してるのは・・・まあ、時間の短縮ですとか、各種器具、オカズのバリエーションなど・・・ キュフフ、みやニーとか、千聖に知られたときは壊れかかったよね。友情が。 みやびちゃんでそういうのマジでやめてくれる?とかガチなトーンで言われたっけ。使うなら千聖を使えよギョカイ!とか言って、目のまえで豪快にワンピースを脱ぎ捨てたんだった。 でもね、さすがの私も、親友である明るい方の岡さんを単品で使用するのはハードルが高いケロ。ももニーぐらい厳しいものがあるケロ(なんだとー!いい?もぉはねぇ全人類の(ry)。・・・いや、脱線しすぎた。そんなことよりも 「・・・でも、舞って大人だよね。キュフフ」 「ん?」 今日のイジリは少々手荒すぎるだろ。 というわけで、私も微力ながら、反論させていただくことにした。 「だって、今後千聖とそういう関係になるってことはさ、確実に比べられるじゃん。前のオトコ(?)と」 舞の片眉が、ピクッと上がった。お、痛いトコ突かれたらしい。 珍しく主導権を握れそうな展開に、私の声も明るくなっていく。 「んとぉ、早貴の予想だとぉー、えりかちゃんとか超絶テクニシャンって感じだよね!顔からして。 みぃたんも、豪快そうだけど・・・あのイケメンフェイスがあればそのへんはどうにでもなるよね!顔って大事!」 「・・・ふん、舞がブサイクだっていいたいわけ」 「え、違うけどぉ。でも、舞は可愛い系じゃん。可愛がられる側じゃん。あの2人みたいに、お嬢様の千聖を夢中にさせる自信ある?」 少々カミカミながらも、早口でまくし立てると、舞は唇を尖らせた。 「・・・別に、舞は処○厨ではないので。過去よりも今が大事なんで」 「しょじy・・・舞ちゃん、それはアイドルが言う言葉じゃないケロ」 「おめーにだけは言われたくないけどな」 ――ああ、なんてアイドル偏差値の低い会話だろう。いや、それ以前に女子としてどうなのか・・・ 「てか、舞は比べられるのなんて、怖くないよ。 だって、好きなんだもん。しょうがないじゃん。惚れたもんの負けでしょ」 だけど、続けて舞の言った言葉はせつなさといじらしさを含んでいて、・・変態と紳士が交互に降臨する、不安定な恋心を感じさせた。 「まー・・・でも、なっちゃんの言ってることはわからなくもないでしゅ。 ちしゃまいはあまりにも距離が近すぎて、今から舞に溺れるっていうのは結構難しいものがあるかと」 「でしょー?大体、やじーやえりかちゃんは、生まれ持ったものが違うんだよ。あの長身に、あの美貌・・・」 「おっと、自虐は本人の前だけにしようぜ」 はー・・・。 私たちは同時にため息をつくと、一旦飲み物に口をつけた。 まあ、私のようなセルフ芸人には、完全に理解できるものではないんだけど・・・。 舞だって、じゅうぶん可愛くて魅力的な女の子だ。だけど、あの2人。長い手足と完璧に整った顔。千聖はおそらく、憧れも込みで恋に落ちていたんじゃないか。そういう観点でも、舞にはなかなか不利な状況と考えられる。 しばらくそのまま、ストローをがじがじ噛んでた舞ちゃんは、ふいに顔をあげてニヤリと笑った。 「・・・てか、顔でかなわないんだったら、あっちで頑張ればいいんじゃん。テクで」 「おい馬鹿やめろ、なんだその手の動きは」 「なっちゃん、お詳しいんでしょ?そっち系。もちろん、伝授してくれるんだよね?舞に」 お断りします(ケロキュフッ)といいたいところだけど、私も人の子、舞を開花させてしまった責任は感じているし、この眼力に抵抗できるメンタルは持ち合わせていない。 「どうなの、なっちゃん」 「キュフゥ・・・わかったよぅ。でも、本当に、千聖の気持ちを尊重してね。これは約束だよ」 「あったりまえでしょ。言っとくけどね、舞はそのへん、なっちゃんより経験値高いんだから。 なっちゃんは黙って、舞にちしゃとをめろめろにさせる技を教えればいいんでしゅ」 ――もう、キュートな顔してなんてこと言うんだ、この覇王様は! キャッキャと無邪気に舞のかわいさ自慢をしていた千聖と大違いじゃないか。 「ハワイ、楽しみだね、なっちゃん。くふふ。 あ、言っとくけど、あの変な器具は使わないからね。 道具に頼るのは、2流のやることでしゅ」 へー、じゃあ、舞様は一流の℃変態なんスね。 などといえるはずもなく。 大きな瞳を鈍く光らせて笑う顔を見て、私はため息をつくことしかできなかった。 次へ TOP
https://w.atwiki.jp/stairs-okai/pages/83.html
千聖は不思議な子だ。 ずいぶん長い付き合いになるけれど、昔の千聖はとにかく明るくて、無邪気で、いたずら好きで、絵に描いたような子供らしい子供だった。 誰にでも分け隔てなく接する千聖はみんなに可愛がられていた。 キッズにいたときからすでに浮きがちだった私なんかといるより、中心のグループで楽しそうに大口開けて笑っているほうがふさわしい。 そう思っていたんだけれど、なぜか千聖は私に対して強い興味を示してきた。 「ももちゃん、大好き。」 「ももちゃん、かわいいー」 そんな風にストレートな言葉で私を褒めて、日に焼けた顔をクシャクシャにして抱きついてきた。 どうして、私に? そう思わないこともなかったけれど、何の計算もなくただ純粋に慕われるというのは決して悪い気分じゃなかった。 そして千聖は私にだけじゃなく、ある意味同じような境遇だった舞波ともすごく仲が良かった。 千聖は見た目どおり男の子っぽい性格で、こと人間関係においてはやたらとあっさりしたものを好むから、私たちぐらいのゆるい関係が好ましかったのかもしれない。 私も千聖といる時は肩の力を抜くことができて、2人ではしゃいだりたわいもない話をしているだけで、ゆったりした安心感に包まれていた。 どんな状況でも自分を受け入れてくれる人がいる、ということがどれほど尊いことなのか、私は千聖と接することで知った気がする。 私が先にデビューが決まってからも、千聖の態度は全く変わらなかった。 ある意味キッズで取り残されてたメンバーであるにも関わらず、屈託のない笑顔でベリーズ工房全員をハイタッチで送り出してくれた。 あの時の千聖の手の感触は、今でも忘れられない。 そして、千聖は今でもあの頃と全然変わらない態度で、私の側に寄り添ってくれる。 大人になっていくうちに失ってしまう子供らしい感受性やひたむきさを、千聖は14歳の今でもまだたくさん内に秘めて成長している。 その分、年のわりに大人びている舞ちゃんや愛理と比べてずいぶん子供っぽいところはあるけれど、私は千聖の純粋さをいつまでも守ってあげたい、と思っていた。 今の千聖の「秘密」を梨沙子から聞いたときは、表には出さなかったけれど、かなり動揺した。 何だ?お嬢様って。 私の頭には、昔の少女漫画みたいにブリブリピンクのドレスを着た縦ロールの千聖が、超ワガママになって高らかにオホホ笑いをしながら練り歩く薄気味悪い姿がよぎった。キモッ! もちろん実際見たらそういうことではなくて、言葉遣いと所作がとても綺麗になって、あとは足を閉じて座るようになったりしたのが目立つ変化みたいだ。あとは、服装とか。 千聖が私の小指を直そうとするように、私が千聖の足をガッと閉じさせるのが2人の間のお約束だったのに、それをする必要がなくなったのはちょっと寂しい。 まあ、だからといって、今の千聖に失望したとかそんなことはまったくない。 千聖がどう変わろうとも、私の千聖に対する気持ちは揺ぎ無いものだ。 千聖が私を支えてくれたように、私も千聖を助けたいと思うのは自然なことだ。 中2トリオにも、キュートのメンバーにもできないような方法で、千聖を守ってあげる。 きっと、私にしかできないことがあるはずだから。 「あれ?もも、梨沙子は?」 みんなが待つ控え室まで戻ると、みやが首をかしげてこっちを見た。 「一緒に戻ってくるのかと思ってたんだけど。」 「あー、愛理と千聖がお見舞いしてた。また少し経ったら見てくる。」 「じゃあ次私が行くよ。」 「いやっいい!ももが行ってくるから!」 まだ千聖がいるかもしれない。3人とも気が昂ぶってる今、私以外の誰かと接するのは危ない気がした。 「・・・なんかもも、今日変だね。梨沙子もだけど。」 まぁが口を開くと、みんないっせいにうなずいた。 「変といえば、千聖もちょっと変だったよ。さっき廊下で見かけたけど。」 「千聖?」 「ちがっ!千聖は関係ないでしょ!」 今ここでその話を膨らまされると困る。 慌てて割ってはいると、また訝しげな視線を向けられてしまった。 「・・・まあ、別にいいよ。ももがうちらに心を開かないのなんて、前からじゃん。どうせ、ベリーズはキュートと違って、家族的じゃないからね。」 さっきまでのケンカ口調とは違う、ちょっとしずんだような声で徳さんが皮肉っぽく笑った。 「ももぉ。」 あー。困った。 「ねえ、ももってば・・・」 「ごめん!今のはももが悪い。でも、いろいろ話すのはまだ待ってて。事情があるの。 ちょっと私、もう一回梨沙子のところ行ってくる。」 返事も待たないで、私は逃げるように部屋を出た。 女の子の集団って、本当に難しい。 一人で空回りして、私は何をやってるんだか。 ケンカ中とはいえ、徳さんのあの表情を思い浮かべたら胸が痛んだ。 戻る TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/4535.html
218 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/01/28(水) 13 18 09 ID ??? まあ、このスレで求められているレベルの困ったちゃんではないな 219 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/01/28(水) 13 32 58 ID ??? 最近まとめスレを見てから本すれ見ると物足りなく感じる 困ったちゃんのレベルが下がってるのは良いことのはずなんだが‥‥ 220 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/01/28(水) 13 34 07 ID ??? 218 お前どんだけ感覚が麻痺してんだよ。 まとめを直前にでもみてきたのか? スレ216
https://w.atwiki.jp/wiki3_sister/pages/1110.html
《生物》 にわとり/にわちゃん/コッコまとめ + 出典 『お休み、また明日』 『ラブリーショッピング』・『ラブリーラッピング』 『アールエス』 SISTER 『Sea Tree』 『ローズ森のレストラン』 『きみの島 Your Island -KIMI NO SIMA-』 『World End Diner ~世界の終わりのレストラン~』 『お休み、また明日』 『ラブリーショッピング』・『ラブリーラッピング』 ゲーム中、日付が替わるたびに朝を告げてくれる。⇒コッコチール トサカがめだつが卵生むのでメスらしい。AMではオスでも卵生むかもしれない。⇒エッグチール 『アールエス』 ラストリゾートのEXエネミーとしてにわちゃんが登場する。 ⇒RS Wiki 当時『ラブリーショッピング』からの引用。撃破するとJob.にわとりに転職できる。 ヘブンズのスキルとしてにわちゃんスピリッツなる特性を習得できるが、この効果は習得してもなんだかわからない。 にわちゃんの時に気分がいい 食材「コッコの卵」 SISTER ◆にわとり 属性 闇HP 3MP 3レア度 パクント 弱さは強さ? 『Sea Tree』 牧場で鶏を飼って育てることができる。卵を採るほか、連れ出して一緒に旅をしたり、魚釣りしたり、戦闘に参加したりする。⇒SeaTree Wiki 敵防御値をおそらく参照している「突く」攻撃は相手によっては結構強い。RS以来の槍攻撃の特性に似ている。 シーツリーで牧場の管理してるのはチカちゃん。習慣的に牛・鶏の世話をしているのはイネズ。 『ローズ森のレストラン』 レストランの庭には二羽にわとりが居て卵を採取できる。かなりモリモリ採集できる。 ⇒ローズ森Wiki 『きみの島 Your Island -KIMI NO SIMA-』 養鶏所で鶏を飼育して卵を採取できる。卵はおもにケーキの材料になる。⇒きみの島Wiki 『きみの島』の鶏は草材を食べる。生産量を上げると島の生活基盤を脅かすので、鶏よりアヒルを飼うほうが経済的でいまひとつメリットがない。鶏肉はフライドチキンにして食べる。 『World End Diner ~世界の終わりのレストラン~』 餌箱にコーンミールを入れておけば島のどこかから鶏がやってくる。捕まえた鶏ちゃんは、コーンミールを絶やさなければ毎朝卵を生んでくれる。かわいいコッコを毎日なでるだけでもクエストになる。 ⇒WED Wiki Ver274より