約 66,491 件
https://w.atwiki.jp/p_ss/pages/914.html
「のっち」 「…」 雑誌の取材が終わって楽屋に戻ると、おにぎりはすっかりおかんむりだった。 隅っこであぐらをかいて小さくなって、壁に頭をぐりぐり押しつけている。 「のっちってば」 「…」 「何すねとんの」 ずいぶんと周りから好奇の目を向けられるようになったからか、 私も二十歳になったからか、最近ののっちはちょっと嫉妬深くなった。 今日も思い当たるふしはあった。きっとさっきの取材なんだよね。 そんな怒んないでもいいんよ、のっち。 まあ、あ〜ちゃんも正直調子に乗りすぎた感はある。 でもなんかこういうの嫌な気はしない。 すねたのっちは、普段の百倍かわいい。うん。なんかほんと悪くないよ。 「のっち」 小さな声で名前を呼んで、私はのっちの横に正座した。 近づくと肩がぴくっと動いたけど、 相変わらず壁に頭を押しつけたままこっちを見ようとしない。 のっち。おにぎりつぶれちゃうよ。早くこっちにきんさい。 あ〜ちゃんがよしよししてあげる。 心の中でそう言いながら、のっちの頭をぐいっと引き寄せた。 バランスが崩れて、形のいいおにぎりが膝の上に乗る。 「むぅ…」 あっさり倒れたのっちの頭は、 最初からここに収まるべきものだったみたいに私の膝によく馴染んだ。 まだ顔をこっちに向けてくれないから、後頭部を見守るしかないんだけど。 なんだか小さくていとおしくなるなあ。 いつまで拗ねとるん、やきもちばっかり焼いて。 頭に触れてみる。こうされるのが好きなこと、あ〜ちゃん知ってるよ。 無言のまましばらく髪をなで続けていると、 聞き取れないくらいのおずおずとした声が聞こえた。 「…なんであんなおっさんにウインクしたん」 低くてくぐもった声。 私に嫌われたくないしめんどくさいこと言いたくないしという葛藤の末に、 それでも言わずにいられなかったかんじが伝わってくる。 のっちは、こんなのかっこわるいからほんとは言いたくないんでしょ。 ねー、のっち。 「仕事よ」 「PVだけの約束じゃん」 足をばたばたさせて膝に頬を何度も擦り寄せる。 顔を拭くように擦り寄せるのは、甘えたときののっちの癖だ。 今まで私の胸に、首に、言葉でうまく言えない気持ちを何度も表現してきてくれた。 「のっち」 「…」 「あ〜ちゃんの膝枕すき?」 「…」 手で膝頭をいじいじしながら、首をぶんと縦に振った。 その様子がほんとにいじけた子供みたいでかわいい。 少しは機嫌直してくれたかな。 『のっちのこと好き?』 のっちは最近よくそう聞くようになった。 何を今さらって思ってたけど、ちゃんと言ってなかったかもしれない。 「のっち、あ〜ちゃんね」 のっちの前髪をいじりながら顔をこちらに向けようとして、手を止めた。 伏せられた目があまりにあどけなかったからだ。穏やかな寝息が耳に心地よい。 いじけながらいつの間にかうたた寝をし始めた髪をなでる。 のっち、あ〜ちゃんはのっちのことちゃんと好きよ。 こんなかわいくてすぐいじけるのっちを、誰にも触らせたくないよ。 だから早くかわいい顔見せて。 自分でもわかる。たぶん私は今世界で一番やさしい顔をしてる。 ふふっと笑ったとき、膝に冷たい感触がした。とろっとした液体。 「…もう」 のっちを起こさないように、楽屋に置いてあったティッシュにそっと手を伸ばす。 その瞬間、膝に生暖かいざらっとした感覚が走った。 「…んー、ごめん、よだれ」 そう寝ぼけ気味に言って、のっちがへへーと笑った。 眠そうなまぶたの奥がキラリと光ったのはさすがに見逃さなかった。 寝ぼけたふりして私の膝舐めたよ、この子。まったく。もう。 そう気づくと、すこし胸が高鳴った。 「あ〜ちゃん」 「ん」 「顔さわって」 いつの間にか身体を私のお腹側に向けて、のっちが甘えた声を出した。 わかって甘えてるんだもんね。かわいいよ、のっち。 頬に手をやって手のひらで包むとゆっくり目を閉じた。 おでこをなでて、眉をなぞって目の下を親指でたどる。 人差し指で耳の周りをなぞると首をすくめた。 手を髪に沈めて耳の裏側から首のあたりまで、手の平をあてた。 最後にまた頬を包むと目をつむってしあわせそうな顔をする。 「あ〜ちゃん、のっちかわい?」 ばか。かわいいに決まっとるじゃろ。 こんなかわいいとこ、他の子に見せちゃやだからね。 ゆかちゃんにもだよ、のっち。 何も言わずに笑顔でほっぺをむにむにすると、 そこから答えを見つけたみたいで嬉しそうに笑った。 のっちは私に膝枕をされるのがすき。顔を触られるのがすき。 お風呂でシャンプーされるのがすき。髪を乾かしてもらうのもすき。 のっちの中では苦い決断だったみたいだけど、 私にかっこつけてもしょうがないとあきらめた日から、 たまにこうやって甘えてくれるようになった。 「あ〜ちゃん、ちゅー」 「あほ」 調子に乗って両手を上げてのっちが唇を突き出した。 その顔があまりにも無邪気で、頭を両腕で持ち上げておでこにキスをすると、 ちぇっと言いながら少し残念そうなふりをしてみせた。 「あ〜ちゃん」 「ん?」 「…っぱい」 「え?」 「おっぱい」 あのね、さすがのあ〜ちゃんでもこのままのっちの頭をつかまえて、 自分の胸を押し付けるほどあほなことはせんよ。 あほ、と言うと、王子様を放棄してただの甘いおにぎりに成り下がったのっちが、 おっぱいーとだだをこねながら胸に顔をうずめてきた。 …私は知ってる。 さんざん甘えて私からの愛情に満たされた後、 のっちは驚くほど勇敢になる。有無を言わさず一気に奪いにくる。 とろんとした目は何かを訴えかけるような強い目になって、私を射抜く。 だらしなく開いていた口はきれいに閉じ合わされて、真っ直ぐに向かってくる。 今度はあ〜ちゃんが甘える番でいいよね? 畳の上に押し倒されながら、そんなことを考えた。 (おわり)
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/2036.html
【恐怖】 苦痛(肉体) 苦痛(精神) 割合を5:5に ×理解(理不尽)=恐怖 何の公式だろうか、今回の実験の参考資料として 穴が開くほど何度も何度も読み返した冊子から、 不鮮明な文字で殴り書きされた一枚の紙片が滑り落ちた。 作業の合間に読み返した時偶然に、である。 「苦痛:苦痛×理解=恐怖…」 口に出してみるまでもなく、式として成立していない ただ、その短い文字の羅列は一度言葉にすると 何度も何度も意識しないで口からこぼれた。 私は驚愕し、次いで自分の行いが数年前には試されていたらしい事に落胆し それ以上に、興奮した。 数学的には破綻以前に無意味な羅列だが これから自分がしようとしている事の結果を これほど端的に示す事ができるのか これほど僅かな、文字の羅列で。 道導は示されているなど、思い上がりも甚だしい 紙片を冊子に挿し戻し、作業に改めて専念する 僅かに痙攣する亜成体から丁寧に、 努めて丁寧に生皮を剥がし 毛羽立った皮の裏側に刷毛を使ってオレンジジュースを打ち込んでいく 生きた皮がオレンジジュースを吸って僅かに収縮するのを確認してから バットに溜めたシロップ浸して冷蔵する。 下準備として毛を毟り口を塞いである小振りな饅頭を 固定台を回しながら円形に近い亜成体の皮を満遍なく引き剥がしていく。 完全にツルツルの饅頭になった亜成体が 剥ぐ箇所や処置によって細かく痙攣するので 身体に傷をつけないように気をつけて。 そして全身の皮を剥ぎ終わったら今度は皮を失った亜成体自体に オレンジジュースとシロップを交互に刷毛で表面がビチャビチャに成るほど染み込ませる。 4時間も放置すれば、また良質な若い皮が採取できるようになるので 固定台から下ろして次の亜成体にとりかかる。 あえて抉らずむき出しの瞳は、 自分がこれからされる事を 先程までの姉妹の姿と自らの経験で理解しているのか 全ての思考を放棄しているのか 酷く昏く、湖面の様な光をたたえる このれいむは、5週目で皮の張りが悪くなったから… 「おにいさーん!」 「あぁ、れいむか」 * * * れいむ種部屋…といってもこの家にれいむはこの一匹しか飼育目的ではいないので 実質彼女の私室となっている部屋に入るなり、私は尋ねる 「れいむ、まりさの様子を見に行こうか」 「ゆゆ!!!!まりさにあいたいよ!」 凄まじい勢いで足元に擦り寄るれいむ 軽く撫でてやってから、口元についた昨日の食べ遺しを拭って綺麗にしてやる。 口についている餡は粒餡…まりさか 「お前、そのまりさと仲良かったからな…おいしかっただろ?」 「ゆ?れいむとまりさはなかよしだよ?」 うん、結婚するとか言ってたもんな 一つになれて喜んでると思うよ 「まりさはもうすぐ赤ちゃんが生まれるから、あんまり騒ぐんじゃないぞ?」 「ゆっくりりかいしたよ!!」 理解してないなぁ…理解しろよ、無理か、無理だよな バスケットボール大のれいむを両手で抱えて、まりさ種の部屋に連れて行ってやる。 れいむがこの部屋に来るのは三日ぶりのことになる。 まりさ部屋にいたたくさんのまりさが、一匹のありすに全滅寸前まで強姦され 立った一匹生き残ったまりさも望まぬ子供を孕まされた姿を見て このれいむは意外な反応を見せた。 「まりさ…ゆっくりしてないよ…」 それは案ずる様なニュアンスではなく ゆっくりしていない隣人を心底見下したような様子だった 体中に点滴されるオレンジジュースの管 発生初期に茎と胚の生成のために急激に栄養を吸われてガサガサに罅割れた肌 艶のない髪、蠕動しながら苦しげに喘ぐ姿は確かに醜かった。 小さな声でまりさに聞こえないように 「おへやにもどりたいよ」 と言ったので、部屋に連れ戻してから 仲のよかったはずのまりさの事をれいむは一度も尋ねてこなかった。 この様子だとまりさがゆっくり出来なくなっていた事も忘れているのだろう。 「お部屋に着いたらな…」 「ゆゆん?」 「おまえ、まりさを殺せよ」 「…ゅ?」 理解しろよ低脳饅頭。 * * * れいむと短い会話をしてからまりさ種の部屋へ 扉を開けるとベビーベッドの上で、自らから生えた茎の先で安らかに眠る子供達を見上げて 何処か陰を感じさせる微笑で、慈しむように目を細めるまりさが居た。 なんというか、強姦+家族を皆殺し+シングルマザーともなれば 饅頭風情でも多少は貫禄という物がつくのだろうか 俺の手の中でじっとりと汗を書いて身体を硬くしているれいむが 本来そうである以上に無価値で愚かに見える 「まりさ、れいむがお見舞いに来たぞ」 「ゆ…、れいむ…ゆっくりしていってね」 「ゆひッ!?ゆ、ゆっくり…して、いってね?」 ガチガチに緊張しながらまりさに影を落とす程に繁った茎と それに実った子供達を、血走った目で見上げる 私はあえて口を挟まず、二個の会話の様子を見守る。 「いち、に…たくさん、いるね?」 「ゆ…うん、たいへんだとおもうけど…まりさはこのこたちをそだてるよ」 「ぜんぶ?」 「ゆゆ?」 「ぜんぶ、そだてるの?」 「うんっ、おかあさんがいないなんてゆっくりできないおもいは、させたくないからね!」 苦い表情で言ってから、息を吐く 「このこたちは、まりさがゆっくりできるゆっくりにそだてるよ」 「…ッ」 この瞬間、れいむとまりさの関係は破綻した。 れいむをまりさの部屋から連れ出しれいむ種の部屋に戻る 「あんなにいっぱいいたら、れいむがゆっくりできないよ」 「今夜には生まれる、ヤるならその時だ」 「ゆっくりりかいしたよ!」 「怪我したら、いくらでも治してやるからな」 「おにいさんありがとう!!」 先程まであれほど強張った表情をしていたれいむが 今では赤ゆっくりのように無垢な笑顔で自分の輝かしい未来を夢見ている。 【恐怖】 苦痛(肉体) 苦痛(精神) 割合を5:5に ×理解(理不尽)=恐怖 れいむが担当するのは最初の一つ 擦り寄ってくるれいむを撫でながら、伝う鳥肌を悟られないように私は歩を進めた 【つづく】 by古本屋 まさかのつづきものその?そしてやっつけ 最近仕事が忙しいです、自由になる時間が殆んど有りません 某作品のように長い文章を書きたい… 導入部は終了、やりたいことが出来るのは次からになります。
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/10286.html
638 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/03/19(木) 14 14 45.25 ID lRgtSgPc0 [1/3] ちょっと報告 重量管理系のあるシステムでキャンペーンを行った時のこと 筋力不足のAが幾つかのアイテムをファイター系のマッチョBにアイテムを預けることがあって その時に、俺のものはお前のもの、おまえのものはおまえのもの みたいな本人曰く逆ジャイアニズムなものを言い出した この時点ではあくまで持ってもらう方便と見なされていて 全員なんだよそれwwwみたいに極々普通のRPとして取り扱われていた さらに次回のセッションでそのPCが余った金をおまえのもの、と言ったPCに渡して 渡されたPCも割とご満悦というか、PL発言として装備強化出来たことを有難がっていた この時点では他のPLも若干羨ましそうに見ていたけど ファイターに助けてもらってることに対する恩返しだし、PTの強化に繋がるので許容 639 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/03/19(木) 14 15 26.47 ID lRgtSgPc0 [2/3] でここから困がやり始めた その次のセッションの冒頭でAがシナリオと無関係のNPCを闇討ちして強盗 その成果を半ば強制的に、Bに押し付けようとする Bはそんなもの受け取ったら共犯にされるからと受け取りを辞退しようとするが PC目線ではその金銭が蛮行によるものとは把握できないし、 今までの経緯からここで受取拒否は不自然ということで強制的に受け取らせる さらにAがPL発言として、「いや~俺の罪を全部引き受けてくれるPCがいるとか有難いわぁ、あっこれPL発言なんで気にしないでください」 とか言い出して、ここではっきりと追い出すなりやめさせるなりをすれば良かったんだろうけど Bが突然じゃあ俺のものはおまえのもの、おまえのものはおまえのものってまた別のPCにおっ被せた 結局このまま罪をただ擦り付け合うだけのDQN集団になって 気付いたら俺のPCは一大強盗集団のボスみたいな立場になってて このままキャンペ終わらせていいと思ってそのまま投獄された 642 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/03/19(木) 14 21 51.81 ID S6zmcFoR0 [3/3] 638-639 押しつけたAは最初からBをハメる気だったのかねぇ この脱線はちょっと楽しそうな脱線ではあるんだが、 完全に脱線して話が潰れてる件について、GMの反応はどうだったんだろうか 645 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/03/19(木) 14 37 21.85 ID sAbLZD0k0 [1/2] Bも類友だよこれ 654 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/03/19(木) 16 48 49.21 ID JGLPFWCo0 [4/4] 639 報告乙、スルー気味ですまん ハメる意図があったか面白いと思ってやったのかは判らんがどっちにしろAは困 Aに意趣返しをするならともかく模倣して被害拡大してる時点でBも困だな …これ以上あんまり言う事ないな。良い報告だ 655 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/03/19(木) 17 02 28.50 ID RGRCwAD60 638 乙 639から急に困行動になったな > 「いや~俺の罪を全部引き受けてくれるPCがいるとか有難いわぁ、あっこれPL発言なんで気にしないでください」 この時点で駄目、PLがPLを攻撃してる 可能性としてAは冗談や悪ふざけのつもりだったかもしれないが 冗談でこんな言動するやつとは卓を囲めない Bも周りもAをちゃんと拒否できれば良かったんだけど Aの言動は普通じゃないからな、Bは混乱しちゃったんじゃないか Bは被害者でしょ 659 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/03/19(木) 18 55 10.15 ID BRhQSn0c0 [1/3] 638乙 639みたいな事を言うために周到に伏線を 638で張ってたんだろうな 660 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/03/19(木) 19 05 32.07 ID P+2Xpybd0 [1/2] 638 乙。Aを早々に叩き出さなかったのが失敗だったね。GMも何やってんだと思うけど。 PL発言で他のPCに罪被せようとした時点で、唐突でも目撃者を生やしてAを投獄しても良い位なのに。 BもBで、なんで他のPCに押しつけようとしたんだか。 投獄後、AとBはその後どうなったのか気になるな。Bは謝れば良いけどAは追放ものだぞ。 662 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/03/19(木) 19 50 15.92 ID 6B9Tbaju0 660 Bもへたに共犯にされるくらいなら Aを告発する手もあったのにな うまくAに乗せられた感じね 664 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/03/19(木) 20 05 57.06 ID lBTXVtJu0 Aが困なのは間違いないが、これに全員乗っかってずるずるいっちゃうって Aのプレイングを肯定しているようなものじゃん 本当に誰も何もしなかったのか 665 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/03/19(木) 20 12 16.81 ID lRgtSgPc0 [3/3] 642 GMはほぼキレ気味でした 結局その回のセッションは始まって30分ほどでAが強盗やらかすところから 他のプレイヤーに擦り付け合うところまで延々とやられて GMのシナリオがほぼ一切進まず、自分もそれに合わせて終わらせるつもりでの 半協調みたいな感じで終了させに行きましたし Aいわく、せっかく面白い設定を付け加えてあげたのに、 その設定にシナリオを絡める様子も見れなかったから (シナリオとは関わりのない枝道ではちょこちょこ使ってた) 無理やり絡める展開に持って行こうとしたとか言ってましたが 最初からそのつもりだったのかどうかは結局わかりません 666 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/03/19(木) 20 21 11.46 ID kx/WIvcb0 [2/4] 665 Aみたいのがおかしな自信とシンパをあつめると 「やっぱ、半構造の(ry」なんて言いだすんだろうなあ スレ409
https://w.atwiki.jp/akaki/pages/20.html
(υ。∀。)それが俺の声優になれる確率だね はぁ…… (ノ_・。)書いてて悲しくなってきた 肉食いたい(普通の意味で) こてこてのてっちゃんとか塩タンをがっつり食べたいよ (´Д`)でもお金ないんだよな せっかく実家に帰ってるんだから、親にたかろうと思う今日この頃 2008/08/24 アカキの黒歴史へ戻る
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/2726.html
ゆっくりいじめ系1792 子育て物語 前編より続く 『ゆ"びぃぃ!!!!』 「ゆっ!?」 突然の悲鳴でれいむの幸せで夢心地の気分は覚めた。 まりさと目を見合わせる。 「ゆゆ? なんのこえ? ゆ、ゆっくりできないよ」 「ゆ、ゆゆゆ…」 れいむとまりさは声の正体に気付いていた。 世界にたった一人の娘の声をどうして聞き間違えようか。 でもそれがどうしてあんな声を? あんなに元気よく出ていったばかりなのに? もう一度耳を澄ましてみたが何も聞こえない。 これで元気な声が聞こえれば気のせいだったと安心できる。 でもやっぱり何の声もしなかった。 幸せな気分は一瞬でけし飛び、代わりに心が不安一色で染まる。 「れーむ!!!」 れいむとまりさは飛ぶように駆けた。 一直線に子れいむの去った方向へと走り抜ける。 背の高い草木を押し倒し、背の低い茂みは飛び超え、 途中で小石を踏んでも枝で頬に擦り傷がついても、なりふり構わず出来る限りの最速で森を駆けた。 子れいむは広場に行くと言っていた。 それに悲鳴もちゃんとその方向から聞こえていた。 だからその途中にいるはず。 れいむとまりさは一層深い茂みをくぐって抜けた。 「ゆ"…ゆ"ぶう"ぅ"…」 うめき声が聞こえる。 その声の主を見ると子れいむは予想通りそこにいた。 だが、期待通りの"気のせい"ではなかった。 「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!」 「れーむ"!! れ"ーむ"う"ぅ"ぅ"ぅ"ぅ"ぅ"!!!!」 子れいむは仰向けに倒れていた。 そして、頭の左側が無くなって、いや陥没していた。 傷口からは餡子が漏れ出し、周囲の地面にも茶色い飛沫が付いていた。 残った右目からは涙が滝のように流れ、口からは荒い息とともに悲鳴が吐き出されていた。 「あー、何だお前ら? 知り合いか?」 そして子れいむから数m離れた所に初めて見る動物。 いや、頭の根底にある知識で分かる。この動物は人間さんだ。 その人間さんは太い枝を持っていた。先は茶色い。 あの茶色いのは間違いなく子れいむの中身だ。 ゆっくりでも状況判断ぐらい出来る。 子れいむはあの枝で殴られた。 だがしかし、それを人間さんがやったとは信じられなかった。 なぜなら人間さんは親からも広場の仲間からも聞いたようにとっても優しい性格をしているはずなのだから。 それに… 「れーむ"!! れーむ!! ゆっぐりへんじじでぇぇぇ!!!」 「どうじだのぉ! なんでゆっぐりじでないの"!! ゆっぐりじようよぉぉぉぉぉ!!!」 我が子の傷ついた姿を前にして、親であるれいむとまりさは人間さんについて考える余裕はほとんどなかった。 そんなこと考えるぐらいならば子れいむを何とかしたかった。 れいむ達の必死な呼びかけが通じたのか子れいむの残った右目がれいむを映した。 そして震える唇で言葉を綴る。 「おがー、ざん。い"だい"よ"…ゆっぐり、じだいよ"…」 「れ"ーむ"!! ゆっぐりじだいならいっじょにゆっぐりじようよ"!!」 「ごんなげがずぐになおる"よ"! だがらだいじょうぶだよ!! だいじょうぶなのおぉぉぉぉ!!!」 「ざぶい、よ…おがーざん、からだ、がづめだいよ"… おが、ぁざん…おがーざん……お、があざぁん…だずげで、ごわい、よ"…」 「あ"あ"あ"!! ゆっぐりじでってよ"ー!!」 触れれば割れてしまいそうなほど弱った子れいむの傍でれいむとまりさは泣き叫んだ。 「うるさいなぁ。もう行くよ?」 「…ゆっ」 人間さんは子れいむのことなんてどうでも良さそうにその場を去ろうとする。 それに気付いたまりさは人間さんの方へと跳ねていった。 「まっでにんげんざん!! れーぶをだずげでね"!!」 そう、助けを求めに行ったのだ。 聞いた話ではお菓子をくれたり、一緒に遊んでくれる優しい人間さん。 ならきっと助けてくれると考えたのだ。 だが人間さんの答えは期待とは全く逆のものだった。 「何で助けなきゃいけないんだよ。 そもそもそいつを潰したのは俺だぜ?」 「な、な"……」 まりさはその言葉に驚愕せずにはいられなかった。 それ以上声も出さず頭がフリーズしてしまう。 その間にも子れいむは弱っていく。 れいむはそんな娘を見ることしかできない。 「おが、ぁ、ざん…おがーざ、ん…おがーざん…」 「おがーざんはごごにいるよ"!! だがらねぢゃだめだよ!!」 「お、がーざん……じにだぐ、ない"よ"………」 「じんじゃだめぇぇぇぇ!! まだれーぶはたぐざんゆっぐりできるのに"!! どうじで!! どうじでえええぇぇぇ!!!」 れいむの頭には子れいむとの思い出が断片毎に浮かんでくる。 最初の産声をあげたこと。 初めておかーしゃんと呼んでくれた日のこと。 それから初めて一緒に外の世界を散歩したこと。 広場に行った帰りにお友達が出来たことを喜んでいたこと。 そして日ごとに成長して、ようやく一人立ちしたこの日のこと。 これからも思い出を作っていけるはずなのに。 「ゆぶっ、げふっ…おがー、じゃん」 どうしてこんな苦しそうなの。 どうして顔が半分なくなってるの。 「おかー…さん……」 どうして、動かなくなっちゃったの。 子れいむは空気を吐くように小さく呟いたあと、二度と動くことはなかった。 さっきまで流していた涙ももう出ない。 風が吹かなければまるで時が止まったようでもあった。 「うそ、だよ… ゆっくりしてるだけだよね。れーむ、へんじをしてよれーむ」 れいむは生気が抜けたような顔をして何度も子れいむに返事を求める。 だがいくら声をかけても愛しい我が子の声は聞けなかった。 「あ、ああ…あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!! なんでぇ!! なんでええええええ!!!」 れいむは子れいむの亡骸に顔を埋めて泣いた。 自らの母親が死んだときよりもずっと大声で泣いた。 「ゆ"う"う"う"う"う"う"う"!!! どうじでごんなごどじだのおおおお!!!」 子れいむから離れた場所で震えて子れいむの様子を見ていたまりさだったが、 れいむの様子から子が死んだ事を察して泣き喚いた。 そして子れいむを殺したと言う人間の足元に縋りつく。 人間はそんなまりさは冷たい目で見るだけだった。 まりさの問いには何も答えず、足に纏わりつくまりさを蹴り飛ばした。 「ゆ"っ…う、ううううう!! ごだえでよ!! なんでなの!! ゆっぐりごだえでよ!!」 地面を数回転して地面に伏したまりさだったが、すぐに起き上がると再び人間の元へと跳ね寄った。 「ふぅ」 ここでようやく人間は口を開く。 それと同時に太い枝を持った腕を振り上げた。 「そうやってウザいからだよっ!」 「ゆ"ぶべっ!」 まりさは人間の膝に向かって飛びこんでいたはずだった。 が、次の瞬間には地面に顔面から激突していた。 意識が一瞬飛んだ。 目の前が真っ白になった。 全身に、特に後頭部に強い痺れを感じる。 今痛いのは地面に当たった顔面だけ。 「ゆ"?? ??? ……??」 自分の身に何が起きたのか、まりさは数秒分からなかった。 激痛が遅れてやってきてようやく殴られたと分かった。 「あ、ひ…ぁあぎぃいぃぃぃぃぃぃいいい!!!!」 頭が割れるような痛み。 人間で言えば頭だけのゆっくりにとっては全身の痛みだ。 「ゆぎゅぶぅ…うぇ、げぼっ… びいい!! ゆびぃぃぃぃぃぃ!!!」 餡子を時折吐き出しながらもまりさは痛みに泣き叫ぶ。 ずくんずくんと鼓動のような衝撃が断続的に体中に響く。 まりさは今、人間に対する怒りも、子れいむを失った悲しみも頭になかった。 あるのは痛みの強烈な不快感と恐怖だけだった。 「まりざあ"あ"あ"あ"!!!!」 れいむは見ていた。 人間が太い枝を振り下ろし、まりさを叩き落したところを。 地面に落とされたまりさはピクピクと痙攣し、やがて大声で泣き叫んだ。 まりさの帽子は一瞬でぺちぇんこに潰れてまりさの頭に貼りついていた。 金髪と帽子の間からはまりさの中身が流れ出ていた。 あの貼りついた帽子を剥がしたらきっとまりさの頭はグチャグチャだ。 れいむは愛するまりさの名を叫ぶ。 本当はまりさに擦り寄ってあげたかった。 だがれいむはその傍に立つ人間への恐怖で腰が抜けた状態になっていた。 近付いたら自分も殺されてしまう、本能的に体がそう感じ取って一歩も動けなかったのだ。 「やだよ! やだよぉぉ!! まりざしんじゃだめ"ええええ!!!」 だから今れいむが出来るのはただ叫ぶだけ。 怒りも悲しみも全て声にして泣き叫ぶしか出来なかった。 だがれいむの叫び、願いは叶うことはない。 「あぶっ、ゆべぇぇぇ!! おげ…ゆごおぇぇぇ」 まりさは全身を苛む痛みと苦しみに耐えきれず餡子を吐き出し始めていた。 うつ伏せに倒れているので吐きだされた餡子はゆっくりと地面を這っていく。 「ゆ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!! や"べでよ"お"お"!! もうや"だよ"!!! ゆっぐりざぜでよぉぉぉぉお!!!!」 森全体にも響き渡るような大声だ。 だがそれとは反比例するかのようにまりさの声は徐々に小さくなっていた。 「ゆ…ひ…ゆ"ぶ…」 もう吐き出せるだけの餡子がないのだろうか。少し体が縮んでいた。 死が近いのだろう。 さっきまで体をプルプル痙攣していたものが今は数秒ごとにブルッと体を大きく不自然に震わせていた。 そして回を重ねるごとにその震えは小さいものになっていく。 「おねがいゆっぐりじでよ"お"お"お"お"!! もう、やだだよお"お"…ゆげぇ…… あ…ぎゅぅ、ゆっぐりじでえ"え"え"え"」 少量の餡子を吐き出しながらもまた叫ぶれいむ。 放っておけばいつまでも続きそうだったが、ここで人間が動いた。 泣き叫ぶれいむ達を無感情に眺めていた人間だったが、「はぁ」とため息をつくと枝をその場に捨てた。 カランと乾いた音が響く。 「ひっ」 枝が落ちる音にれいむは敏感に反応し、怯えた声を出して人間の様子を探る。 何せ次の瞬間には襲いかかってくるかも知れないのだから警戒して同然だ。 人間はそんなれいむを見て再び溜息をつく。 「ったく。 これに懲りたら次から纏わりつくんじゃねぇぞ? お菓子くれだの遊んでだの会うたびに寄ってきやがる」 人間が何を言っているのかれいむには分からなかった。 餡子脳をフル回転させて何とか理解しようとする。 もっとも恐怖で頭が麻痺しているので何を言われても理解に時間はかかっただろうが。 子れいむとまりさを殺した男は何もゆっくりを殺しにきたわけじゃなかった。 春の実りを探しにこの森まで遠出してきただけだった。 しかしこの森のゆっくりは『人間さんはゆっくりさせてくれる』と思い込んでいる。 だから男に会ったゆっくりは当然のように自分もゆっくりさせてと何の警戒もなく、人懐こく、そしてしつこく近寄った。 最初は適当にあしらっていた男だったが、それが三回目になるとウザったく感じた。 四回目では怒りすら感じた。 そしてイライラしている五回目に出会ったのが子れいむだった。 子れいむも人間さんの噂は聞いている。 会えるなら会いたいとも思っていた。 そして―― 「にんげんさん! ゆっくりしていってね!!」 「はぁ…またかよ」 「れいむといっしょにゆっくりしようよ!!」 子れいむは笑顔で男に近づいていく。 子れいむにとっては初めて会う優しい人間さん。 でも男にとって子れいむはイラつきの対象でしかない多数いるゆっくりれいむのうちの一匹でしかない。 「あー、ゆっくりしたいなら一匹でやれよ」 「ゆぅ、れいむはにんげんさんとゆっくりあそびたいよ!! いっしょにゆっくりしようよー!!」 子れいむは男の周りをグルグル跳ねまわる。 男は怒りを堪えているのか押し黙る。 そんな男の様子に気付かない子れいむは男の足に向かってスリスリし始めた。 「ゆゆーん、ゆっくりしようね!!」 ここで男はキレた。 足に擦りつく子れいむをまず蹴って転がした。 「ゆ…? ゆ、ゆっくりしてね…?」 頭に疑問符を、瞳に微かな怯えを浮かべた子れいむに男は近づいていく。 ちょうどその間に殴るのに手頃な太い枝があった。 男はそれを拾い、手を頭上に掲げ―― 「ゆ?」 容赦なく振り下ろした。 後はれいむの知っている通りだった。 子れいむは男の一撃で頭の左を潰されて死に、まりさは脳天を潰されて死んだ。 れいむはガタガタと震えていた。 実際人間の言っていたことの真意は掴めていない。 だが男の言葉にはゆっくりへの怒りが籠っていることだけはよく分かった。 このままここにいたら殺されると思った。 だが真っ青な顔で震えるれいむに人間は手を出すことはなかった。 フンと鼻をならすとそれ以上何も言わず、背を向けてどこかへ去っていった。 怖い人間が去ったことでれいむはその恐怖から解放された。 でも周りの光景を見ると恐怖から解放されたことの喜びなどあるわけが無い。 心はどこまでも深く沈んでいた。 隣には蟻が数匹寄ってきた子れいむの亡骸。 目の前にはいつの間にか事切れていたまりさのなれの果て。 れいむはそれを見たところでもう泣くことも叫ぶことも出来なかった。 涙はとっくに枯れ果てた。口の中だってカラカラだ。 声だってもう枯れている。それに口を動かして声を出す体力すら無い。 れいむはただ、死人のような顔で子れいむとまりさを交互に視線を向けるだけだった。 れいむは最高の伴侶を得て赤ちゃんを授かった。 苦労もあったけどまりさの支えもあってその娘は立派に育った。 本当にしっかりとして優しい子で、明るい未来が待っているはずだった。 そうして旅立った子れいむは今ここで潰れていた。 今までずっと幸せだったのに。 三十分にも満たない時間で幸せは粉々に砕かれた。 壊れたのがおうちや綺麗な石といった物ならまた探せばいい。 でもれいむの家族はもういない。 死んだ家族が生き返ることはない。 れいむは呆然とその場に立ち尽くすだけだった。 もう二度と幸せな日々には戻れない。 れいむの不幸は続く。 まりさと子れいむの思い出が心にある限り、ずっと。 終 by 赤福 ゆっくりが長い時間をかけて積み上げた幸せを破壊したい。 てなわけで前置きを長め取ってみました。長すぎ? 場面の節々で何度ヒャッハー我慢できねぇと叫びながら虐待的展開に派生させようと思ったことか。 読んでくださった方々はヒャッハー叫ばずに済みましたかね。
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/3023.html
ゆっくりいじめ系1792 子育て物語 前編より続く 『ゆ"びぃぃ!!!!』 「ゆっ!?」 突然の悲鳴でれいむの幸せで夢心地の気分は覚めた。 まりさと目を見合わせる。 「ゆゆ? なんのこえ? ゆ、ゆっくりできないよ」 「ゆ、ゆゆゆ…」 れいむとまりさは声の正体に気付いていた。 世界にたった一人の娘の声をどうして聞き間違えようか。 でもそれがどうしてあんな声を? あんなに元気よく出ていったばかりなのに? もう一度耳を澄ましてみたが何も聞こえない。 これで元気な声が聞こえれば気のせいだったと安心できる。 でもやっぱり何の声もしなかった。 幸せな気分は一瞬でけし飛び、代わりに心が不安一色で染まる。 「れーむ!!!」 れいむとまりさは飛ぶように駆けた。 一直線に子れいむの去った方向へと走り抜ける。 背の高い草木を押し倒し、背の低い茂みは飛び超え、 途中で小石を踏んでも枝で頬に擦り傷がついても、なりふり構わず出来る限りの最速で森を駆けた。 子れいむは広場に行くと言っていた。 それに悲鳴もちゃんとその方向から聞こえていた。 だからその途中にいるはず。 れいむとまりさは一層深い茂みをくぐって抜けた。 「ゆ"…ゆ"ぶう"ぅ"…」 うめき声が聞こえる。 その声の主を見ると子れいむは予想通りそこにいた。 だが、期待通りの"気のせい"ではなかった。 「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!」 「れーむ"!! れ"ーむ"う"ぅ"ぅ"ぅ"ぅ"ぅ"!!!!」 子れいむは仰向けに倒れていた。 そして、頭の左側が無くなって、いや陥没していた。 傷口からは餡子が漏れ出し、周囲の地面にも茶色い飛沫が付いていた。 残った右目からは涙が滝のように流れ、口からは荒い息とともに悲鳴が吐き出されていた。 「あー、何だお前ら? 知り合いか?」 そして子れいむから数m離れた所に初めて見る動物。 いや、頭の根底にある知識で分かる。この動物は人間さんだ。 その人間さんは太い枝を持っていた。先は茶色い。 あの茶色いのは間違いなく子れいむの中身だ。 ゆっくりでも状況判断ぐらい出来る。 子れいむはあの枝で殴られた。 だがしかし、それを人間さんがやったとは信じられなかった。 なぜなら人間さんは親からも広場の仲間からも聞いたようにとっても優しい性格をしているはずなのだから。 それに… 「れーむ"!! れーむ!! ゆっぐりへんじじでぇぇぇ!!!」 「どうじだのぉ! なんでゆっぐりじでないの"!! ゆっぐりじようよぉぉぉぉぉ!!!」 我が子の傷ついた姿を前にして、親であるれいむとまりさは人間さんについて考える余裕はほとんどなかった。 そんなこと考えるぐらいならば子れいむを何とかしたかった。 れいむ達の必死な呼びかけが通じたのか子れいむの残った右目がれいむを映した。 そして震える唇で言葉を綴る。 「おがー、ざん。い"だい"よ"…ゆっぐり、じだいよ"…」 「れ"ーむ"!! ゆっぐりじだいならいっじょにゆっぐりじようよ"!!」 「ごんなげがずぐになおる"よ"! だがらだいじょうぶだよ!! だいじょうぶなのおぉぉぉぉ!!!」 「ざぶい、よ…おがーざん、からだ、がづめだいよ"… おが、ぁざん…おがーざん……お、があざぁん…だずげで、ごわい、よ"…」 「あ"あ"あ"!! ゆっぐりじでってよ"ー!!」 触れれば割れてしまいそうなほど弱った子れいむの傍でれいむとまりさは泣き叫んだ。 「うるさいなぁ。もう行くよ?」 「…ゆっ」 人間さんは子れいむのことなんてどうでも良さそうにその場を去ろうとする。 それに気付いたまりさは人間さんの方へと跳ねていった。 「まっでにんげんざん!! れーぶをだずげでね"!!」 そう、助けを求めに行ったのだ。 聞いた話ではお菓子をくれたり、一緒に遊んでくれる優しい人間さん。 ならきっと助けてくれると考えたのだ。 だが人間さんの答えは期待とは全く逆のものだった。 「何で助けなきゃいけないんだよ。 そもそもそいつを潰したのは俺だぜ?」 「な、な"……」 まりさはその言葉に驚愕せずにはいられなかった。 それ以上声も出さず頭がフリーズしてしまう。 その間にも子れいむは弱っていく。 れいむはそんな娘を見ることしかできない。 「おが、ぁ、ざん…おがーざ、ん…おがーざん…」 「おがーざんはごごにいるよ"!! だがらねぢゃだめだよ!!」 「お、がーざん……じにだぐ、ない"よ"………」 「じんじゃだめぇぇぇぇ!! まだれーぶはたぐざんゆっぐりできるのに"!! どうじで!! どうじでえええぇぇぇ!!!」 れいむの頭には子れいむとの思い出が断片毎に浮かんでくる。 最初の産声をあげたこと。 初めておかーしゃんと呼んでくれた日のこと。 それから初めて一緒に外の世界を散歩したこと。 広場に行った帰りにお友達が出来たことを喜んでいたこと。 そして日ごとに成長して、ようやく一人立ちしたこの日のこと。 これからも思い出を作っていけるはずなのに。 「ゆぶっ、げふっ…おがー、じゃん」 どうしてこんな苦しそうなの。 どうして顔が半分なくなってるの。 「おかー…さん……」 どうして、動かなくなっちゃったの。 子れいむは空気を吐くように小さく呟いたあと、二度と動くことはなかった。 さっきまで流していた涙ももう出ない。 風が吹かなければまるで時が止まったようでもあった。 「うそ、だよ… ゆっくりしてるだけだよね。れーむ、へんじをしてよれーむ」 れいむは生気が抜けたような顔をして何度も子れいむに返事を求める。 だがいくら声をかけても愛しい我が子の声は聞けなかった。 「あ、ああ…あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!! なんでぇ!! なんでええええええ!!!」 れいむは子れいむの亡骸に顔を埋めて泣いた。 自らの母親が死んだときよりもずっと大声で泣いた。 「ゆ"う"う"う"う"う"う"う"!!! どうじでごんなごどじだのおおおお!!!」 子れいむから離れた場所で震えて子れいむの様子を見ていたまりさだったが、 れいむの様子から子が死んだ事を察して泣き喚いた。 そして子れいむを殺したと言う人間の足元に縋りつく。 人間はそんなまりさは冷たい目で見るだけだった。 まりさの問いには何も答えず、足に纏わりつくまりさを蹴り飛ばした。 「ゆ"っ…う、ううううう!! ごだえでよ!! なんでなの!! ゆっぐりごだえでよ!!」 地面を数回転して地面に伏したまりさだったが、すぐに起き上がると再び人間の元へと跳ね寄った。 「ふぅ」 ここでようやく人間は口を開く。 それと同時に太い枝を持った腕を振り上げた。 「そうやってウザいからだよっ!」 「ゆ"ぶべっ!」 まりさは人間の膝に向かって飛びこんでいたはずだった。 が、次の瞬間には地面に顔面から激突していた。 意識が一瞬飛んだ。 目の前が真っ白になった。 全身に、特に後頭部に強い痺れを感じる。 今痛いのは地面に当たった顔面だけ。 「ゆ"?? ??? ……??」 自分の身に何が起きたのか、まりさは数秒分からなかった。 激痛が遅れてやってきてようやく殴られたと分かった。 「あ、ひ…ぁあぎぃいぃぃぃぃぃぃいいい!!!!」 頭が割れるような痛み。 人間で言えば頭だけのゆっくりにとっては全身の痛みだ。 「ゆぎゅぶぅ…うぇ、げぼっ… びいい!! ゆびぃぃぃぃぃぃ!!!」 餡子を時折吐き出しながらもまりさは痛みに泣き叫ぶ。 ずくんずくんと鼓動のような衝撃が断続的に体中に響く。 まりさは今、人間に対する怒りも、子れいむを失った悲しみも頭になかった。 あるのは痛みの強烈な不快感と恐怖だけだった。 「まりざあ"あ"あ"あ"!!!!」 れいむは見ていた。 人間が太い枝を振り下ろし、まりさを叩き落したところを。 地面に落とされたまりさはピクピクと痙攣し、やがて大声で泣き叫んだ。 まりさの帽子は一瞬でぺちぇんこに潰れてまりさの頭に貼りついていた。 金髪と帽子の間からはまりさの中身が流れ出ていた。 あの貼りついた帽子を剥がしたらきっとまりさの頭はグチャグチャだ。 れいむは愛するまりさの名を叫ぶ。 本当はまりさに擦り寄ってあげたかった。 だがれいむはその傍に立つ人間への恐怖で腰が抜けた状態になっていた。 近付いたら自分も殺されてしまう、本能的に体がそう感じ取って一歩も動けなかったのだ。 「やだよ! やだよぉぉ!! まりざしんじゃだめ"ええええ!!!」 だから今れいむが出来るのはただ叫ぶだけ。 怒りも悲しみも全て声にして泣き叫ぶしか出来なかった。 だがれいむの叫び、願いは叶うことはない。 「あぶっ、ゆべぇぇぇ!! おげ…ゆごおぇぇぇ」 まりさは全身を苛む痛みと苦しみに耐えきれず餡子を吐き出し始めていた。 うつ伏せに倒れているので吐きだされた餡子はゆっくりと地面を這っていく。 「ゆ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!! や"べでよ"お"お"!! もうや"だよ"!!! ゆっぐりざぜでよぉぉぉぉお!!!!」 森全体にも響き渡るような大声だ。 だがそれとは反比例するかのようにまりさの声は徐々に小さくなっていた。 「ゆ…ひ…ゆ"ぶ…」 もう吐き出せるだけの餡子がないのだろうか。少し体が縮んでいた。 死が近いのだろう。 さっきまで体をプルプル痙攣していたものが今は数秒ごとにブルッと体を大きく不自然に震わせていた。 そして回を重ねるごとにその震えは小さいものになっていく。 「おねがいゆっぐりじでよ"お"お"お"お"!! もう、やだだよお"お"…ゆげぇ…… あ…ぎゅぅ、ゆっぐりじでえ"え"え"え"」 少量の餡子を吐き出しながらもまた叫ぶれいむ。 放っておけばいつまでも続きそうだったが、ここで人間が動いた。 泣き叫ぶれいむ達を無感情に眺めていた人間だったが、「はぁ」とため息をつくと枝をその場に捨てた。 カランと乾いた音が響く。 「ひっ」 枝が落ちる音にれいむは敏感に反応し、怯えた声を出して人間の様子を探る。 何せ次の瞬間には襲いかかってくるかも知れないのだから警戒して同然だ。 人間はそんなれいむを見て再び溜息をつく。 「ったく。 これに懲りたら次から纏わりつくんじゃねぇぞ? お菓子くれだの遊んでだの会うたびに寄ってきやがる」 人間が何を言っているのかれいむには分からなかった。 餡子脳をフル回転させて何とか理解しようとする。 もっとも恐怖で頭が麻痺しているので何を言われても理解に時間はかかっただろうが。 子れいむとまりさを殺した男は何もゆっくりを殺しにきたわけじゃなかった。 春の実りを探しにこの森まで遠出してきただけだった。 しかしこの森のゆっくりは『人間さんはゆっくりさせてくれる』と思い込んでいる。 だから男に会ったゆっくりは当然のように自分もゆっくりさせてと何の警戒もなく、人懐こく、そしてしつこく近寄った。 最初は適当にあしらっていた男だったが、それが三回目になるとウザったく感じた。 四回目では怒りすら感じた。 そしてイライラしている五回目に出会ったのが子れいむだった。 子れいむも人間さんの噂は聞いている。 会えるなら会いたいとも思っていた。 そして―― 「にんげんさん! ゆっくりしていってね!!」 「はぁ…またかよ」 「れいむといっしょにゆっくりしようよ!!」 子れいむは笑顔で男に近づいていく。 子れいむにとっては初めて会う優しい人間さん。 でも男にとって子れいむはイラつきの対象でしかない多数いるゆっくりれいむのうちの一匹でしかない。 「あー、ゆっくりしたいなら一匹でやれよ」 「ゆぅ、れいむはにんげんさんとゆっくりあそびたいよ!! いっしょにゆっくりしようよー!!」 子れいむは男の周りをグルグル跳ねまわる。 男は怒りを堪えているのか押し黙る。 そんな男の様子に気付かない子れいむは男の足に向かってスリスリし始めた。 「ゆゆーん、ゆっくりしようね!!」 ここで男はキレた。 足に擦りつく子れいむをまず蹴って転がした。 「ゆ…? ゆ、ゆっくりしてね…?」 頭に疑問符を、瞳に微かな怯えを浮かべた子れいむに男は近づいていく。 ちょうどその間に殴るのに手頃な太い枝があった。 男はそれを拾い、手を頭上に掲げ―― 「ゆ?」 容赦なく振り下ろした。 後はれいむの知っている通りだった。 子れいむは男の一撃で頭の左を潰されて死に、まりさは脳天を潰されて死んだ。 れいむはガタガタと震えていた。 実際人間の言っていたことの真意は掴めていない。 だが男の言葉にはゆっくりへの怒りが籠っていることだけはよく分かった。 このままここにいたら殺されると思った。 だが真っ青な顔で震えるれいむに人間は手を出すことはなかった。 フンと鼻をならすとそれ以上何も言わず、背を向けてどこかへ去っていった。 怖い人間が去ったことでれいむはその恐怖から解放された。 でも周りの光景を見ると恐怖から解放されたことの喜びなどあるわけが無い。 心はどこまでも深く沈んでいた。 隣には蟻が数匹寄ってきた子れいむの亡骸。 目の前にはいつの間にか事切れていたまりさのなれの果て。 れいむはそれを見たところでもう泣くことも叫ぶことも出来なかった。 涙はとっくに枯れ果てた。口の中だってカラカラだ。 声だってもう枯れている。それに口を動かして声を出す体力すら無い。 れいむはただ、死人のような顔で子れいむとまりさを交互に視線を向けるだけだった。 れいむは最高の伴侶を得て赤ちゃんを授かった。 苦労もあったけどまりさの支えもあってその娘は立派に育った。 本当にしっかりとして優しい子で、明るい未来が待っているはずだった。 そうして旅立った子れいむは今ここで潰れていた。 今までずっと幸せだったのに。 三十分にも満たない時間で幸せは粉々に砕かれた。 壊れたのがおうちや綺麗な石といった物ならまた探せばいい。 でもれいむの家族はもういない。 死んだ家族が生き返ることはない。 れいむは呆然とその場に立ち尽くすだけだった。 もう二度と幸せな日々には戻れない。 れいむの不幸は続く。 まりさと子れいむの思い出が心にある限り、ずっと。 終 by 赤福 ゆっくりが長い時間をかけて積み上げた幸せを破壊したい。 てなわけで前置きを長め取ってみました。長すぎ? 場面の節々で何度ヒャッハー我慢できねぇと叫びながら虐待的展開に派生させようと思ったことか。 読んでくださった方々はヒャッハー叫ばずに済みましたかね。
https://w.atwiki.jp/multiple/pages/60.html
匙は投げられた ◆UlsVMqbfYo ディパックの中にあった地図とコンパスを手に、とりあえず道まで出ようと東へ進路を定め歩く。 単調なリズムで歩き続けるうちにすこしずつ気分が落ち着き、先ほどの男性と普通に会話をしていたことを 思い出した伊波は今更ながら赤面した。 (これも小鳥遊君の特訓のせいかな) 遠い日常を引き寄せるためにとりとめもない思いを巡らせながら伊波は歩く。叫び声が聞こえたのはそ んな時だった。 ※ ※ ※ 目覚めてからしばらく、新庄・運切は混乱の中にあった。 思い出されるのは先ほどの光景、人の命をこともなげに奪ったあの男と、それを自分たちにも行えと 迫る身勝手な命令、そしてそれを強要する首にはめられた枷。 とりあえずディパックの中を探ってみる。何か作業をすることですこしでも落ち着くことができればと 思っての行動だったが、参加者の名前が書かれたと思しき名簿を確認する途中、よく見知った名前を発 見したことにより動揺は一層激しくなった。 (佐山君!?) 血眼になって名簿をもう一度見直す。見覚えのある名前は三つ。佐山と自分、もうひとつは1stGの魔女 ブレンヒルトのものだ。 「どうしてボクたちが……?」 口から洩れる疑問の言葉とは裏腹に、佐山の名を発見したことにより新庄の気持ちは急速に定まっていった。 自分が生き残るためにこの全員の命を奪うことなどできない。ましてや佐山に刃を向けるなどもってのほかだ。 (早く佐山君と合流して、なんとかここから脱出しないと) 全竜交渉の代表者で、自分にとって大切な人。彼を死なせるわけにはいかない。 (きっと佐山君もがんばってるはず……いや) どうしてだろう、出会った端から女性の尻をなでまわしながら破廉恥行為に及んでいるような姿しか想像 できない。 (そんなことになる前に助けなきゃ) 誰を誰から助けるか、ということについては深く考えず、新庄は決意を新たにした。 改めてディパックの中を確認する。 ランタンが出てきたので灯をともしておく。鉛筆、紙、UCAT製ではない普通の腕時計、食事、水、スプーン、 (……スプーン?) 味より栄養バランスに重きを置いたような携帯食糧はパンに似た固形で、水はボトルに入っている。 スプーンを使う余地などない。というかむき出しのまま入っていたため衛生に悪そうで使いたくない、 などとスプーンをつまんだまま思案を巡らせていると、突然それはぐにゃりと曲がった。 「うわっ」 力を込めたわけでもないのにきれいに直角に曲がったスプーンに思わず声をあげてしまう。とりあえず 戻しておこうとディパックに目をやると、袋の口から一枚の紙片が顔を覗かせていた。 「運命のスプーン……ねえ」 紙片にはスプーンについての説明が書かれていた。運命の人がいる方向を指すというそのスプーンを持って あちこちにかざしてみると、なるほどぐにゃりぐにゃりと一定の方向に向けて首が曲がる。 「運命の人、か……」 自分にとっての運命の人、少なくともこの空間内にいる自分と深い縁のある人物といえば間違いなく彼だ。 他に当てがなければこのスプーンを頼りに行くのもいいだろう。そう考えてスプーンを胸ポケットに入れ た。 他にも役立つものがないかとディパックに手を伸ばす。しばらく模索すると、その期待にこたえるように 彼女の手に冷たい鉄の感触があたった。 「なんだろうこれ?……んしょっ、と」 ディパックの口よりも大きいそれを力任せに引っ張りだす。白と茶色でペイントされたそれは一瞬なん なのか理解できなかったが、よくみるといびつな玩具の小鳥だった。妙に角ばっているそれを矯めつ眇 めつしていると、突然静かな森に機械音声が響いた。 「ようこそバトルロワイアルへ!」 「うわああ!?」 ※ ※ ※ 行くか否か、伊波は少し考えたがすぐに声のする方向へ足を向けた。 行くと決めた理由は二つ。ひとつはこんなところで不用意に声を上げるような人物が危険とは思えなか ったから。もうひとつの理由は、単純に一人ぼっちが心細かったからだ。 木々の間を抜けていくと、こちらに背を向けて人が座り込んでいるのがみえた。声を掛けようとするが そこではたと気づく。長髪でなで肩のその後ろ姿がまとっているのは、どうやらどこかの高校の制服なのだ。 男子の。 ※ ※ ※ 鳩時計の鳩を大きくしたようなそのメカは己をメカポッポ一号だと名乗った。 「で、その、メカポッポさん。あなたは何ができるの?」 「オレの役目はお前がこのバトルロワイアルで優勝できるように手助けすることだ」 無機質な癖に妙に起伏に富んだ声は感情の有無が判断しがたい。 「ボクは別に優勝を目指してるわけじゃないんだけど、それでも協力してくれる?」 「オレはお前に支給された支給品だ。使いたいように使えばいい」 「うん。じゃあよろしくお願いするよ」 どうにも無愛想な、自分に機械たるべしと努めているようなその言い様にかすかな違和感を感じたが、 かまわず面談を続けようとする。しかし次の質問をしようと口を開いた新庄をメカポッポが遮った。 「気をつけろ、後ろから何か来るぞ!」 「!」 とっさに振り向き身構える。周囲に視線を走らせると、木々の間で何者かががさごそとうごめいている。 ランタンをかざすと夜闇にまぎれて人影が見えた。隠れてうかがっているつもりなのか、木の蔭から頭だけ 出してこちらを覗いているが……まるみえだ。 「誰?」 「伊波まひる。性別は女性、日本の北海道在住の高校生、趣味はヘアピン集め」 新庄の疑問に答えたのはその人物ではなく、傍らに置いたメカポッポだった。 「……なるほど、そういう使い方なんだね」 メカポッポは趣味やらバイト先やらの情報までペラペラと垂れ流していく。趣味などはともかく、性格 などを聞いていけばに不用意に危険人物と接触することもないだろう。ひょっとしたら自分はとても幸 運かもしれない。メカポッポの声と隠れたままの人影に注意を払いながら、新庄はそんな事を考えていた。 「人見知りだが力は強く、男性を見ると無差別に襲いかかってくるぞ、気をつけろ」 「え?」 「あ、あの、誤解を招くような言い方しないでください!」 顔を真っ赤にして抗議しながら、伊波とよばれた少女が木陰から姿を現した。 【G4/森/深夜】 【新庄・運切@終りのクロニクル】 [状態]:健康 [装備]:尊秋多学園の制服、運命のスプーン@ポケットモンスターSPECIAL [道具]:支給品一式、メカポッポ一号@ポケットモンスターSPECIAL [思考・状況 1・目の前の少女に対応する 2・佐山と合流しここから脱出する 3・人殺しはしない ※メカポッポ 参加者のある程度詳細な情報を持っています。他の知識、自我の有無は次回以降に任せます。 【G4/森/深夜】 【伊波まひる@WORKING!!】 [状態]:疲労(中)、足に擦り傷・切り傷 [装備]:学校の制服 [道具]:支給品一式、不明支給品(0~2)、ARMSのコア(中身は不明)@ARMS [思考・状況] 1・目の前の少女に対応する 2・諦めない 時系列順で読む Back あり得る事、成し得る事、求め得る事…… Next 正義-Justice- 投下順で読む Back 我はここに在り Next 死-Death- 『希望』 ウィッシュ 伊波まひる 君はボクに似ている GAME START 新庄・運切 君はボクに似ている
https://w.atwiki.jp/pawaparo573/pages/29.html
- 8 - 「ん…月野くん…、良い…よぉ…」 「た、橘ぁ…ヒンッ…、あなたさっき、してもらっ…あッ、ぅ…ぅぁ…、もっと…月野く…っ」 「2人ともただおっぱい触ってるだけなのに、そんなに感じる…?」 案の定、風呂から上がると早速みずきちゃんと麗菜ちゃんの相手をさせられることになった。 オレはソファに座って2人はオレの膝の上に座らせる。後ろから抱きかかえるように2人の方胸に手 を沿え、さっきと同じように軽く揉みしだいていく。 本当にそれだけなのに、2人は感度が良いみたいで、これだけでも充分イってしまいそうだった。 2人から石鹸の良い香りがして、つい背中にキスなんてしてしまう。 「はふ…、だめぇ…月野くんの手…、良いよぉ…ぁ、う…、ぁ…ぅん…っ」 「くぅん…良いです、わ…っ…、あンッ…月野くん…、あ、ぅ…、先っぽの方もぉ…」 麗菜ちゃんに言われて気付いたが、2人の乳首が硬くなっている。 そういえばさっきみずきちゃんを虐めてやろうと思って、タイミングが良いのか悪いのか、麗菜ちゃん が風呂から上がってきてしまったんだっけか。…ふむ。 …やばい、今オレ、悪巧みしてる悪役の顔だ、きっと。 オレは一旦手を胸から離した。そのまま、5秒も何もしなければすぐに2人の反応が変わる。 2人は振り返って、オレの肩にそれぞれ縋りつくように抱きついてくる。 「何で…うぅ…、やめちゃうんですか…」 「うぅ~…やめないでよぅッ、はふ…っ…せっかく…、気持ち良かった、のに…」 「意地悪しようと思って、だから聖ちゃん上がってくるまで我慢しててね」 オレがシレッとそう言うと、2人の目は途端に潤み始めた。 「だめぇ…、して…したいよぉ、月野くん…、ねぇ、お願いだよぅ…」 「も、もう…、疼いて疼いて…仕方ない、ですわ…っ」 「ふ~ん、じゃあ2人ともオレの前に立ってみてよ」 そう言うと2人は嫌々言わずオレの前に裸体を晒した。 いや、晒した、といっても、やはり何だかんだで恥ずかしいのか、胸と股間は手で隠している。それで も一目見れば分かる、穢れの無い綺麗な身体。野球をやっている割に華奢な身体つきのみずきちゃ んもそうだが、メガネに乳、麗菜ちゃんもなかなかだ。 恥ずかしそうにモジモジと落ち着かない様子の2人。 「隠しちゃだめ、ちゃんと、大事なところも見せて?」 「う、うん…」 みずきちゃんはコクンと頷くと、胸と股間を隠した腕を後ろにやった後、続いて麗菜ちゃんが同じよう に手を後ろにやる。すると露になる2人の恥ずかしい部分。 恥毛が生え揃っていないのでピンク色が丸見えだ。 部屋の蛍光灯の光を反射する、キラキラとした液体。どうやら、股間の花びらはさっきの胸だけの愛 撫で既に出来上がっているようだ。よっぽど気持ち良かったんだろうか。 「もう少し近くに来て」 2人が近くに寄ると、オレは何も言わず、2人の股間に中指と薬指を潜らせる。 「アッ…う、んんんんッ!」 「んぅっ…、は、あッ、つ、月野、く…ッ、ヒンッ!」 指を2人の花びらに擦らせ、爪がクリトリスに掠める程度の前後ピストン運動。 胸だけでもあれだけの感度を見せた2人が、ここを弄られて平気なはずが無い。自慰経験の1つや2 つあれば、ここを愛撫されることがどれだけ快楽か、2人ともちゃんと分かっているはずだ。 「ンッンッンッ…だ、だめぇ…、立って…、立ってられない、よぅ…ッ…くぅんッ!」 「あ、うっアッ!…あぅ…アッ…、わ、私、も…ッ」 「あー、先に崩れた方が負けね」 「なぁッ…、く、ぅ…、た、橘みず、き…なんか、に…、負けません…わ…ッ、ンくぅっ」 「あ、あたし…だって…ヒンッ!…ま、負けな、い、んだ、からぁッ…あぁうッ!」 こんな感じで2人の闘争心を引き出してみる。みずきちゃんを負かしたい麗菜ちゃんと、何だかんだ で負けず嫌いなみずきちゃんの2人は、オレの『先に崩れたら負け』という言葉で、お互いこの愛撫に 対して耐えようとする。耐えれば耐えるほど、イク時の快感は増すものだ。 オレはさらに指の動きを早め、ヌルヌルとした愛液を掬い取るよう手首を動かす。 「ハッ、ぅあっ…そ、そんなッ激しく…、しちゃだめぇっ…、イっちゃ…うぅ…ッ」 「あ、ぅぅッ…アッ!あっ、あっ、あぅっ…あぅっ、んんんっ…、い、いい…ッ、イき…そ、ぅ…ッ」 「我慢しないと、ほら、負けたらエッチが後になるよ」 できるだけ引っ張って少しでも多く濡らしておけば、本番の時もスムーズにできるだろう。擦れ合うと 初めての女の子にはただ痛いだけの行為にしかならない。 「あ、たし…ッ、がっ…先…、ンンッ!…あたし、が…先、なん、だ、からぁ…ッ」 「は、早く…アッ!んぅッ…早くイって…、しまいなさい…橘みず、きぃ…っ」 強がってはいるが、2人の口調からはもうそんなに余裕は感じられない。足も小刻みに震えだし、股 をモジモジと擦り合わせている。 あんまり我慢させすぎても身体に毒か…。 オレは2人の股間が愛液で充分濡れていることを確認し、一気にラストスパートをかける。 指を小刻みに動かし、僅かに掠めるクリトリスを集中的に擦り付ける。 「アッ!アッ!だめっ、ん!んんッ!!そん、なッ、激しくしたらっ…!イ、イっちゃ…ぅう…ッ!」 「あああッ…!…もう…、もう…私…!だめぇ…ッ、あん!あぁ!あんッ…イ、イク、ぅ…ッ」 「好きにイって良いよ、もう我慢できないでしょ?オレに2人の可愛いところ見せて?」 「見て…ッ、月、野…くんッ、あたしのッ…あああぅ!…エッチな姿…っ、見て、欲しいッ…のっ…!」 「も、もう…ッ、勝負、なんて…っ、どう、で、も…良く、なって…ひゃぁああん!!」 2人の力が急に抜けた感じがした、その時だ。 「イクぅ!イっちゃうーッ!……ッ!………あぁぁあああ!!」 「あっあっあっぁっ!も、ダメぇッ……っ!!イクぅぅぅうぅ!!」 2人の身体が背中が反り返る。ビクビクと脈を打つ2人の身体は崩れ落ち、力無くオレの方へ倒れて きた。オレは両腕で2人をギュッと抱きとめる。 「はぁ…はぁ…、ん…、は、ぁ…はぁ……、はぁ………」 「力…入ん、ない…よ…、はぁ、はぁ…、はぁ………、ん…」 ヒクンッヒクンッとオレの傍らでオーガズムの余韻に浸る2人。太股を伝う愛液は、ソファの窪みに水 溜りを作ってしまいそうなほど溢れ出ていた。 オレはもう一度2人を強く抱きしめる。 「あれれ、寝ちゃった」 ピクン、と敏感に感じ取りながら、2人はどうやらオーガズムの反動で疲れてしまったらしい。 「そういえば2人とも誰にも触れられたことないんだよな…」 男もそうだが、自分で触れるのと誰かに触れられるのとでは、快感の度合いが違う。フェラチオとか パイズリ、或いは手コキ、足コキなんかが良い例だ。 初めて経験しただけに、慣れなんて関係無しなもんだから快感も疲労も大きかったかもしれない。 「今日はロストバージン、無理っぽいね、2人とも」 そう囁く。 オレに身を委ね、丸くなって目を瞑っている2人の顔。 その顔はどこか幸せそうで、それでいて少し淫乱で艶かしい、可愛い女の子の寝顔だった。 ―――――……。 「わ、私は……どのタイミングで出て行けば良いだろう…?」 そうドアの向こうで囁いた少女もまた、穢れ無き処女、なのである。 前へ http //www11.atwiki.jp/pawaparo573/pages/28.html? TOP http //www11.atwiki.jp/pawaparo573/pages/21.html? 次へ http //www11.atwiki.jp/pawaparo573/pages/30.html?
https://w.atwiki.jp/eraheta/pages/81.html
調教コマンド解説 3.セックス系コマンド No.60 正常位 【使用条件】 【派生】 3P 調教者が前回助手で今回主人か、前回主人で今回助手かつ、 前回の調教がアナル正常位かアナル後背位かフェラチオかイラマチオ 【派生2】 挿入Gスポ責め 前回の調教が正常位かつ調教者の技巧3以上 【派生3】 首絞めセックス 前回の調教が首絞めかつ調教者の技巧3以上 【派生4】 二輪刺し 挿入命令中 【依存度】 依存度が+で増加、-で減少 仰向けの奴隷のヴァギナにペニスを挿入する。 調教者の[童貞]を喪失させ、奴隷の[処女]を破る。 No.61 後背位 【使用条件】 【派生】 3P 調教者が前回助手で今回主人か、前回主人で今回助手かつ、 前回の調教がアナル正常位かアナル後背位かフェラチオかイラマチオ 【派生2】 挿入子宮責め 前回の調教が後背位かつ調教者の技巧3以上 【派生3】 スパンキングセックス 前回の調教がスパンキングかつ調教者の技巧3以上 【派生4】 二輪刺し 挿入命令中 【依存度】 依存度が+で増加、-で減少 四つんばいの奴隷のヴァギナを後ろからペニスで貫く体位である。 調教者の[童貞]を喪失させ、奴隷の[処女]を破る。 No.62 正常位アナル 【使用条件】 【派生】 3P 調教者が前回助手で今回主人か、前回主人で今回助手かつ、 前回の調教が正常位か後背位かフェラチオかイラマチオ 【派生2】 首絞めセックス 前回の調教が首絞めかつ調教者の技巧3以上 【派生3】 二輪刺しアナル アナル挿入命令中 【依存度】 依存度が+で増加、-で減少 仰向けの奴隷のアヌスにペニスを挿入する。 調教者の[童貞]と奴隷の[バックバージン]を喪失させる。 No.63 後背位アナル 【使用条件】 【派生】 3P 調教者が前回助手で今回主人か、前回主人で今回助手かつ、 前回の調教が正常位か後背位かフェラチオかイラマチオ 【派生2】 スパンキングアナル 前回の調教がスパンキングかつ調教者の技巧3以上 【派生3】 二輪刺しアナル アナル挿入命令中 【依存度】 依存度が+で増加、-で減少 四つんばいの奴隷のアヌスを後ろからペニスで貫く体位である。 調教者の[童貞]と奴隷の[バックバージン]を喪失させる。 No.65 乳ファック 【使用条件】奴隷におっぱいがある 【依存度】 依存度が+で増加、-で減少 奴隷の胸に擦り付けるようにペニスを扱う。 No.66 騎乗位 【使用条件】 【派生】 二輪刺し 挿入命令中 【依存度】 依存度が+で増加、-で減少 奴隷を上に乗せヴァギナにペニスを入れさせて腰を振らせる。 V調教フィルタがオンの時は実行できない。 調教者の[童貞]を喪失させ、奴隷の[処女]を破る。 No.67 騎乗位アナル 【使用条件】 【派生】 二輪刺し 挿入命令中 【依存度】 依存度が+で増加、-で減少 奴隷を上に乗せアヌスにペニスを入れさせて腰を振らせる。 調教者の[童貞]と奴隷の[バックバージン]を喪失させる。 No.68 対面座位 【使用条件】 【派生】 二輪刺し 1.調教者が前回助手で今回助手か、前回主人で今回主人かつ、 前回の調教が背面座位 2.挿入命令中 【派生2】 挿入Gスポ責め 前回の調教が正常位かつ調教者の技巧3以上 【依存度】 依存度が+で増加、-で減少 奴隷を座らせそのヴァギナを前からペニスで貫く体位である。 No.69 背面座位 【使用条件】 【派生】 二輪刺し 調教者が前回助手で今回主人か、前回主人で今回助手かつ、 前回の調教が対面座位 【派生2】 二輪刺しアナル アナル挿入命令中 【派生3】 挿入子宮口責め 前回の調教が後背位かつ調教者の技巧3以上 【派生4】 乱れ牡丹 羞恥プレイ中 【依存度】 依存度が+で増加、-で減少 奴隷を座らせそのヴァギナを後ろからペニスで貫く体位である。 No.70 対面座位アナル 【使用条件】 【派生】 二輪刺しアナル 1.調教者が前回助手で今回主人か、前回主人で今回助手かつ、 前回の調教が背面座位アナル 2.アナル挿入命令中 【依存度】 依存度が+で増加、-で減少 奴隷を座らせそのアヌスを前からペニスで貫く体位である。 No.71 背面座位アナル 【使用条件】 【派生】 二輪刺しアナル 1.調教者が前回助手で今回主人か、前回主人で今回助手かつ、 前回の調教が対面座位アナル 2.アナル挿入命令中 【依存度】 依存度が+で増加、-で減少 奴隷を座らせそのアヌスを後ろからペニスで貫く体位である。 No.72 下着ずらし挿入 【使用条件】 【依存度】 依存度が+で増加、-で減少 下着の隙間から奴隷のヴァギナをペニスで貫く。 No.73 下着ずらし挿入アナル 【使用条件】 【依存度】 依存度が+で増加、-で減少 下着の隙間から奴隷のアヌスをペニスで貫く。 No.74 対面立位 【使用条件】 【派生】 駅弁 前回の調教が対面立位 【派生2】 二輪刺し 1.調教者が前回助手で今回主人か、前回主人で今回助手かつ、 前回の調教が背面立位 2.挿入命令中 【派生3】 首絞めセックス 前回の調教が首絞めかつ調教者の技巧3以上 【依存度】 依存度が+で増加、-で減少 奴隷を立たせそのヴァギナを前からペニスで貫く体位である。 No.75 対面立位アナル 【使用条件】 【派生】 駅弁 前回の調教が対面立位 【派生2】 二輪刺しアナル 1.調教者が前回助手で今回主人か、前回主人で今回助手かつ。 前回の調教が背面立位アナル 2.アナル挿入命令中 【派生3】 首絞めアナル 前回の調教が首絞めかつ調教者の技巧3以上 【依存度】 依存度が+で増加、-で減少 奴隷を立たせそのアヌスを前からペニスで貫く体位である。 No.76 背面立位 【使用条件】 【派生】 二輪刺し 1.調教者が前回助手で今回主人か、前回主人で今回助手かつ、 前回の調教が対面立位 2.挿入命令中 【派生2】 スパンキングセックス 前回の調教がスパンキングかつ調教者の技巧3以上 【依存度】 依存度が+で増加、-で減少 奴隷を立たせそのヴァギナを後ろからペニスで貫く体位である。 No.77 背面立位アナル 【使用条件】 【派生】 二輪刺しアナル 1.調教者が前回助手で今回主人か、前回主人で今回助手かつ、 前回の調教が対面立位アナル 2.アナル挿入命令中 【派生2】 スパンギングアナル 前回の調教がスパンキングかつ調教者の技巧3以上 【依存度】 依存度が+で増加、-で減少 奴隷を立たせそのアヌスを後ろからペニスで貫く体位である。 4.奉仕系コマンド No.80 手淫 【使用条件】調教者にペニスがある 【依存度】 依存度が+で増加、-で減少 奴隷に手を使って調教者のペニスに奉仕をさせる。 No.81 フェラチオ 【使用条件】調教者にペニスがある 【派生】 3P 調教者が前回助手で今回主人か、前回主人で今回助手かつ、 前回の調教が正常位か後背位か正常位アナルか後背位アナル 【派生2】 二本フェラ 調教者が前回助手で今回主人か、前回主人で今回助手かつ、 前回の調教がフェラチオ 【派生3】 シックスナイン 前回と今回の調教者が同じかつ、 縄使用中でなく、前回の調教がクンニかフェラする 【依存度】 依存度が+で増加、-で減少 奴隷に唇で調教者のペニスをしごいたり舌でなめ回したりして奉仕させる。 No.82 パイズリ 【使用条件】奴隷にある程度胸がある 調教者にペニスがある 【派生】 69パイズリ 前回と今回の調教者が同じかつ、 縄使用中でなく、前回の調教がクンニかシックスナイン 【依存度】 依存度が+で増加、-で減少 奴隷に胸でペニスを挟み込みさすることにより奉仕させる。 No.83 素股 【使用条件】調教者にペニスがある 潤滑が2000以上ある 【派生】 ダブル素股 調教者が主人で、前回の調教が貝あわせ(助手) 【依存度】 依存度が+で増加、-で減少 奴隷に股でペニスを挟み、擬似的なセックスをして奉仕させる。 No.84 泡踊り 【使用条件】風呂場にいて、シャワー中でない 【依存度】 依存度が+で増加、-で減少 奴隷がソープを泡立たせ自分に塗りたくったあと、 その体を使って調教者に擦りつけて愛撫させる。 お風呂場プレイ中でないと実行できない。 No.85 足扱き 【使用条件】調教者にペニスがある 【依存度】 依存度が+で増加、-で減少 奴隷にペニスを奴隷の足裏で擦りあげさせる。 No.86 足舐め 【使用条件】 【依存度】 減少 奴隷に調教者の足を舐めることを強制する。 No.87 縦パイズリ 【使用条件】奴隷が大きな胸と技巧を持っている 調教者がペニスを持っている 【依存度】 依存度が+で増加、-で減少 奴隷の胸でペニスを包み込んで胸全体で揉み込む。 No.88 パイズリフェラ 【使用条件】奴隷がある程度の胸と技巧を持っている 調教者がペニスを持っている 【依存度】 依存度が+で増加、-で減少 奴隷に胸でペニスを挟み込みさすりながら口でペニスに刺激を与えて奉仕させる。 No.89 母乳飲み 【使用条件】奴隷が素質:母乳体質を持っている 【依存度】 増加 奴隷の乳首から母乳を吸い上げて飲む。 No.90 髪扱き 【使用条件】 【依存度】 依存度が+で増加、-で減少 奴隷の髪の毛にペニスを絡ませて擦する。 No.91 指チュパ 【使用条件】 【依存度】 依存度が+で増加、-で減少 奴隷に調教者の指を咥えさせる。 このコマンドの直後に指挿入れおよびアナル愛撫を実行すると痛みのソースが軽減される。 No.92 腋扱き 【使用条件】 【依存度】 依存度が+で増加、-で減少 奴隷の腋を使ってペニスを擦する。 5.SM系コマンド No.100 スパンキング 【使用条件】 【派生】 スパンキングセックス 前回の調教が後背位か背面立位で調教者の技巧3以上 【派生2】 スパンキングアナル 前回の調教が後背位アナルか背面立位アナルで調教者の技巧3以上 【依存度】 恋慕ルートなら増加、他は減少 奴隷の尻を手で叩く。 No.101 乳スパンキング 【使用条件】 【依存度】 恋慕ルートなら増加、他は減少 奴隷の胸を手で叩く。 No.102 鞭 【使用条件】 鞭を持っている 【依存度】 恋慕ルートなら増加、他は減少 奴隷を鞭で打ち据える。 奴隷が全裸でないと実行できない。 No.103 蝋燭 【使用条件】 低温蝋燭を持っている 【依存度】 恋慕ルートなら増加、他は減少 奴隷の体に火をつけた蝋燭から落ちたロウを垂らす。 奴隷が全裸でないと実行できない。 No.104 針 【使用条件】 針を持っている 【依存度】 減少 奴隷の乳首やペニスやクリトリスに針を突き立てる。 No.105 アイマスク 【使用条件】 アイマスクを持っている 【依存度】 恋慕ルートなら増加、他は減少 奴隷にアイマスクをつける。 装着状態で選択するとアイマスクを外す No.106 縄 【使用条件】 縄を持っている 【依存度】 恋慕ルートなら増加、他は減少 奴隷を縄で縛る。縛り方は想像に任せる。 縛られた状態で選択すると解放する。 実行するにあたって調教者の技巧が最低でもLv1必要である。 No.107 ボールギャグ 【使用条件】 ボールギャグを持っている 【依存度】 恋慕ルートなら増加、他は減少 奴隷の口にボールギャグを嵌めさせる。 装着状態で選択するとボールギャグを取る。 ボールギャグとは口枷の一種で、 口を使って喋ったりすることはできなくなるが呼吸のための穴はある。 また、実行するにあたって調教者のサドっ気が最低でもLv1必要である。 No.108 拷問 【使用条件】 【依存度】 減少 奴隷を拷問にかける。拷問の内容は想像に任せる。 口上が用意されていれば、拷問の方向性を決定する事が出来たりもする。 また、実行するにあたって調教者のサドっ気が最低でもLv4必要である。 No.109 射精止め 【使用条件】 リボンを持っている 【依存度】 恋慕ルートなら増加、他は減少 奴隷のペニスの根元にリボンをきつく結んで射精をせき止める。 もう一度選ぶとリボンを解いてやる。 No.110 家具にする 【使用条件】奴隷が従順2を持っている 【依存度】 減少 奴隷を家具代わりに使用する。 No.111 剃毛 【使用条件】奴隷がパイパンだと実行できない 露出癖+欲望+従順の合計が10以上 【依存度】 依存度が+で増加、-で減少 奴隷の陰毛を剃り落とす。 No.112 首絞め 【使用条件】従順が2以上 【派生】 首絞めセックス 前回の調教が正常位か対面立位で調教者の技巧3以上 【派生2】 首絞めアナル 前回の調教が正常位アナルか対面立位アナルで調教者の技巧3以上 【依存度】 恋慕ルートなら増加、他は減少 奴隷の首を絞める。 また、実行するにあたって調教者のサドっ気が最低でもLv3必要である。
https://w.atwiki.jp/ifrozenteacherss/pages/998.html
「またあの猫が来てるのだわ」 最近よく顔を出すようになった黒猫に、猫が嫌いな真紅はうんざりと独り言つ。 「誰かが餌でもやってんじゃないのぉ? 気にしすぎよ」 対して、水銀燈は雑誌を捲りながらめんどくさそうに対応する。 「今度猫を寄せ付けないやつでも買ってきてやるのだわ」 真紅が忌々しそうに言うと、傍にいた薔薇水晶が徐に立ち上がる。 「あの・・・それは、猫がかわいそう? ・・・なのでは・・・」 「え・・・? ええ、そうね・・・」 普段あまり発言をしない薔薇水晶に、少し戸惑い気味に答える真紅。 薔薇水晶はその答えに満足したのか、すぐに職員室を出て行った。 (薔薇水晶先生が餌あげてるのか・・・) その場にいた、真紅と水銀燈の考えが珍しく一致した。 「ナーウ」 お世辞にもかわいいとは言えない鳴き声の黒猫は、彼女の姿を見るとゴミバケツの上から飛び降り、擦り寄う。 彼女はそんな黒猫をあやしながらお弁当の残りと思われるものを猫に差し出す。 すると、猫はすぐさま弁当箱の中に顔を突っ込み、ガツガツと勢い良く食べ始めた。 「何をしてる・・・?」 想定外の第3者の声に、猫は咄嗟にゴミバケツの上に跳び乗り、薔薇水晶は慌てて後ろを振り向く。 そこにいたのは、ゴミ袋を両手に持った用務員、槐だった。 「猫、か・・・・」 薔薇水晶は、別に悪いことをしているわけではないが、先ほどのことがあってか後ろめたさがあった。 だから、彼女はつい、その場から逃げ出してしまった。 残された槐は、残った餌を猫に食べさせようと弁当箱を近づけようとしたが、猫に逃げられ失敗した。 次の日の朝、そろそろ朝のHRが始まろうかというタイミングで、職員室に槐が入ってきた。 誰もが困惑の表情を浮かべ、黙ってその動向を見ていると槐は薔薇水晶の元へと一直線に向かい、洗われてすっかり綺麗になった弁当箱を手渡した。 皆、先ほどとは違う沈黙に包まれ、槐が出て行ったのとほぼ同時に、水銀燈が口を開いた。 「へぇ~、いつの間にそんな関係になったの?」 薔薇水晶はただ、どう説明していいかわからず黙っていただけなのだが、それが逆に皆の好奇心をそそってしまった。 「いつの間に用務員さんと仲良くなったのー?」 「もしかして、最近ふらっといなくなってたのは用務員さんとあってたからなのかしらー?」 「薔薇水晶も相当な奥手だと思ってたのに、案外やりやがります」 と、皆が好き勝手に言う中、突如、机を思い切り叩く音に場を沈黙が支配する。 「くそ・・・ローゼンに続いて・・・どうしてばらしーの周りにはああいうわけのわからない奴ばかり・・・」 雪華綺晶はかなりまいっていた。 昼休み、薔薇水晶はまた、猫に餌をやりに来ていた。 程なくして、猫が餌を全て食べた後も、薔薇水晶は何故かその場に残った。 しばらく猫と遊んでいると、また、槐が姿を現した。 猫はすかさず逃げてしまったが、薔薇水晶は立ち上がり、一度、ぺこりと頭を下げる。 「どうした・・・?」 「この前は、逃げ出してすいません。・・・お弁当箱も、洗ってくれて・・・」 「・・・驚かせたのはこっちだしな・・・」 話が続かず、二人の間に重い沈黙が生まれる。 それを察したのか、猫が鳴いた。 「ナーウ」 咄嗟に二人の視線が猫に集中する。 「猫、好きなのか?」 槐は不器用ながら、沈黙を打破しようと話題をふる。 「はい・・・この猫、鳴き声がかわいくなくて・・・だから、妙に、親近感が・・・」 「へぇ・・・」 「すいません、こんな話・・・」 「いや、大丈夫」 また沈黙。 二人は、決定的に会話が下手だった。 様子を見かねた猫は、しぶしぶ、かわいくない鳴き声を発しながら、薔薇水晶の足元に擦り寄る。 薔薇水晶は屈むと、猫をなでながら軽く微笑んだ。 その微笑が、その仕草が、今まで女性経験の全くない槐の精神を揺さぶらないわけがなかった。 「・・・かわいい、な・・・」 「ええ、本当に・・・」 「ああ、そう、とるか・・・」 「え・・・?」 「いや、いいんだ」 「はい・・・」 また沈黙が訪れるかと思われたとき、槐が思い出したように言う。 「あ・・・この前の弁当、うまかった」 この発言に、流石の薔薇水晶も多少驚愕の表情を浮かべる。 「え、食べたんですか? 猫の食べかけ、なのに・・・」 「ああ、うまかった。少し、味が薄かったが・・・」 「猫用に作ったやつなんです・・・」 「うらやましいな・・・」 「え?」 「いや、猫が・・・」 「そんな・・・凄い、手抜いてて・・・ちゃんとしたの、今度持ってきます、から・・・」 「いいのか・・・?」 「はい、一人分くらい、変わりません、から・・・」 槐は腹の底から湧き上がってくる喜びを抑え、礼を言う。 すると、猫はどこへともなく去っていき、同時に昼休み終了のチャイムが校内に響き渡った。 次の日、槐にとっては待ちに待った昼休み。 逸る気持ちを抑えつつも、ついいつもより早めにいつもの場所へ向かった。 しかし、着いた瞬間、槐の高揚は地の底へ叩き落される。 猫の様子が、あきらかにおかしかった。 眼球は光を無くし、口はだらしなく開き、体は地面に沈んでしまいそうなくらい、ぐったりとしていた。 槐はゴミ袋を投げ出す、猫を抱きかかえ走った。 走っている最中、生徒たちに変な目で見られても気にしなかった。 何より、気にする余裕がなかった。 学校を抜け出し、着いた先は動物病院。 至極落ち着いた口調で医者は言った。 「・・・残念ですが・・・目立った外傷もないので、心臓病か何かだったのでしょう」 絶望、次に、動揺だった。 どうすればいい・・・? 猫が死んでしまったことを正直に伝えるのか、それとも、隠し通すのが正解なのか・・・。 抱きかかえた、もう冷たくなってしまった猫をたまに見ては、生き返ってないかと確認する。 生き返っているわけがない。 気付けば、あたりはもう真っ暗だった。