約 66,496 件
https://w.atwiki.jp/neptune/pages/19.html
以下は、http //news24.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1205852665/から引用 【中国】 コスプレはJAPAN COOL!およそ都会から離れた江蘇省徐州市でアニメ「NARUTO」などキャラが続々登場 [03/18] 1 :Mimirφφ ★ 2008/03/19(水) 00 04 25 ID ??? コスプレはJAPAN COOL!アニメ「NARUTO」などキャラが続々登場―江蘇省徐州市 http //www.recordchina.co.jp/group/g16824.html 2008 年3月16日、およそ都会から離れた江蘇省徐州市で、「ジャパニメーション(日本アニメ)」の ブーム到来を告げる一大イベントが開催された。「第1回淮海経済区コスプレ大会」と銘打ったこの 大会には各地からアニメファンが集結し、日本アニメ「NARUTO-ナルト-」や「BLEACH」などの キャラクターに扮した8組のコンテストが行われた。 人気アニメのキャラクターに扮する和製英語「コスチューム・プレイ」の略語「コスプレ」は、「cosplay」 として中国語にもひろく定着している。そこから派生して「cos」というオリジナルの略語も生まれている。 それほどまでに、日本文化は若者の間に抵抗なく受け入れられている。 日本アニメの放映規制などがされ、国産アニメの保護が強化されている中国だが、高まる日本アニメ熱は 冷めるところを知らないようだ。(翻訳・編集/愛玉) 11 : 丶`∀´ (´・ω・`)(`ハ´ )さん 2008/03/19(水) 00 09 05 ID UFHQTR01 日本がチベット僧のアニメ作れば僧侶コスが堂々と出来るな 14 : 丶`∀´ (´・ω・`)(`ハ´ )さん 2008/03/19(水) 00 10 11 ID QRTxNkef チベットの暴動が話題を席巻しているにもかかわらず 話題を逸らすかのように日本に擦り寄るような記事を書く もう見え透いてるんだよ 27 : 丶`∀´ (´・ω・`)(`ハ´ )さん 2008/03/19(水) 00 19 57 ID u/lYjel8 あれれれれ コスプレすると小日本鬼子と罵られ投石されないんですか?w 49 : 丶`∀´ (´・ω・`)(`ハ´ )さん 2008/03/19(水) 01 13 52 ID u4uF7tSt もう中国に何を言われても嬉しくない 少し前までは韓国人と違って中国人とは友好を築けるんじゃないかと思っていた でも、本当にもう無理 嫌悪感しかない チベットの惨状は、アメリカが統治しなければ日本だったかもしれないんだ 77 : 丶`∀´ (´・ω・`)(`ハ´ )さん 2008/03/19(水) 21 35 55 ID mcPHNohR レコードチャイナの懐柔記事に乗るつもりは無いが、 中国のオタ達は中共崩壊後に大事になる親日家候補なんだから叩くな、諸君w 78 : 丶`∀´ (´・ω・`)(`ハ´ )さん 2008/03/19(水) 21 38 43 ID 6IIhlmHH ( `八´) 職員が個人的にコスプレしてるだけだから著作権契約なんて不要アル と強弁する遊園地等が出来ると予想 79 : 丶`∀´ (´・ω・`)(`ハ´ )さん 2008/03/19(水) 21 40 51 ID Fo82awTf 中狂政府はコスプレを官製反日デモに替わる人民のガス抜き手法として大切に育てるがよいぞ
https://w.atwiki.jp/sentakushi/pages/778.html
962 名前: ミルクナイト ◆M14FoGRRQI [sage] 投稿日: 2007/08/05(日) 12 01 00 私はふと聞かなきゃなんねー事を思い出した。士郎がおんにゃのこになった事である。 私以外のメンバーがその事に対応出来ている事からして、どーやら私が臨死ってる間に変身して 言峰神父辺りが理由を説明して皆が納得したんだろうけど、これは私も聞いておかねば。 「バゼットさん、士郎がおんにゃ」「それで氷室さんはどうなったんですか?」 「いや、バゼットさんその前に士郎が」「氷室さんの話の続きお願いします」 「バゼット」「氷室さんはこの後どうなったんですか?」「バ」「氷室さんの話の続きを」 「ットさんちょっと」「氷室さんの話が聞きたいです」 だめだー!バゼットちゃん止まんねー!ええい、こうなったら氷室さんの物語をさっさと済ませるしか なさそうね。 『氷室/stay night-vol.2伝説の戦い・名探偵氷室vs葛木総一郎』 「さあ―」 バットを電柱に対し、 「―正体を現すカネ!」 斜めに振り下ろす。 ボグッと柔らかい物を叩いた音がした。明らかに電柱を叩いて出る音ではない。 正体見たりとほくそ笑み氷室はさらに殴打を続ける。 何度目かで電柱の表面が剥がれ中身が飛び出した。だがそれは人の形をしていなかった。 電柱の中身、それは数千枚にも及ぶ緑色の紙切れだった。 「こ、これは一体?」 予想外の展開に氷室の思考が停止する。その顔の前を男の手が横切った。男の手は緑色の 紙切れを掴み取り引き寄せる。 「酢こんぶウマー」 「そういう貴方は葛木教諭カネ」 倫理教師葛木のおかげで一つの謎が解決した。穂群原の校門前の電柱の正体は酢こんぶ だったのだ。道理でどちらもカレイドルビーに似ていると言われるわけである。 しかし、これで今日の調査は終了とするほど氷室鐘は甘くない。目の前にいる存在は 電柱と酢こんぶがシロと分かった現在、間桐桜と並んでもっともカレイドルビーだと 思われている存在なのである。 「葛木教諭、すまないが貴方の正体を確かめさせて頂きたいのだがね」 「ふむ、お前も私の過去を嗅ぎまわろうとするか」 バットを構える氷室、地面に伏せる様に低い体勢で構えをとる葛木、伝説の戦いが 今始まった。 先手を取ったのは氷室、彼女のバットが低い位置にある葛木の頭へと向かう。 「甘いな」 葛木は体勢をさらに低くして横なぎの一撃をかわした。そしてそのまま地面にうつ伏せに なる。一見葛木にとっては不利な体勢、だがこの状態から相手を一撃で倒しうる技が彼 には存在した。 「蛇の―脱皮」 「んなっ、な、何をやっているカネ、葛木総一郎ー!!」 冷静沈着な氷室ですら取り乱す状況、いやこの動きを見て初見で冷静に対処できる女子が この世に存在するだろうか? 「脱皮!脱皮!脱皮!」 葛木はうつ伏せの状態で腰を振り股間を地面に擦り合わせ続けていた。 vol.3に続く 【選択肢】氷室達三人娘の設定は公式準拠です。 シモンちゃん:んじゃ話がきりのいいところまで言ったので質問タイムっと。 準にゃん:しかしバゼットちゃんは続きを要求したのである。 投票結果 シモンちゃん 0 準にゃん 5 決定
https://w.atwiki.jp/minnasaba/pages/850.html
名前:ルイス・ローウェル 性別:男 身長・体重:180cm・85kg 年齢:28歳 イメージカラー:黒 特技:早撃ち ガンプレイ 好きな物:西部劇、タバコ 苦手な物:泣いてる女子供 嫌いな物:魚 天敵:人外、怪物 戦闘技術:拳銃に関しては熟練の域 【容姿】 草臥れた黒い牛革のコート。 罅割れたガンベルトに収められた銃弾。 白檀の銃把を持つ父から譲り受けた六連発拳銃。 背格好は若いのに、老人のように擦り切れた顔。 「ガンスリンガー」 【人物】 幼い頃、両親が異界から現れたモノによって捕食され、 その存在に対する復讐心から魔術を学んだ、ただの凡人。 現在は『大学』に所属し、人類の天敵との闘争に明け暮れている。 出自が出自の為、魔術の才能は皆無である。 単純な魔術回路の数や技量で計るならば、戦闘力は三流の魔術師以下。 しかし長年の修練によって獲得した驚異的な速度を誇る拳銃の早撃ちと、 如何なる手を使ってでも勝利を目指すという覚悟により、 単純な戦闘能力ならば勝ち目の無い人類の天敵との戦いに勝利してきた。 戦闘スタイルは『初戦さえ生き延びれば、二戦目以降は不敗』。 魔術礼装との相性の問題もあるが、半ば以上狂気に陥っており、 徐々に現実と臨死体験との判別がつかなくなりつつある。 その事を自覚している為、聖杯戦争へは『予備』を伴って参戦した。 滅多に感情が昂ぶる事は無く、朴訥であり、非常に不器用な性質。 彼なりに他人に気を遣っているのだが、あまり気付かれてはいない。 尚、酔うとぽつぽつと西部劇について語りだす悪癖がある。 幼い頃に父親と共に西部劇をよく見たことが、未だに忘れられないのだろう。 また両親を殺した相手を見た結果、魚が大の苦手になっている。 【装備】 遍く指し示す万象日記(アヴェスター・ダイアリー) 限定魔術礼装。 一度ページを開けば、所持者の日記を自動的に書き続ける帳面である。 『大学』の一定以上の研究者は、常にこの魔術礼装を所持しており、 己の死の間際の情報までも後の研究者に伝え、己の宿敵を打ち倒す一助となることを願っている。 また魔力を通す事で、最も可能性の高い所有者の死亡要因を数パターン計測し、 これを主観的な記憶として、所有者に疑似体験させる事ができる。 計測できる日数が所有者の魔力に制限される点と、度重なる臨死体験が正気を削る事を除けば、 『大学』の魔術師達にとって、これ以上無い程に頼もしい道具である。 久遠に伏したる無銘の書(ネームレスカルツ) 黒い鉄表紙の施された無銘の魔術書。 常人の多い『大学』構成員の攻撃手段として開発された魔術礼装でもある。 対峙している相手のを解析し、その情報を直接所有者の脳に書き込む事ができる。 未知の怪物と戦う際には極めて有効な装備ではあるが、 強制的に情報を使用者に送り込むため、記憶の混濁などの弊害が伴う。 しかし、その解析能力は攻撃力を高める為の機能の一つに過ぎず、 その本分は、霊的存在へも効果を及ぼす呪弾の作成に特化した魔術礼装である。 純粋な魔力の塊である呪弾を、極めて高効率で作り出す事ができる。 情報解析済みの存在に対してならば「専用の呪い」を編纂する事すら可能。 ただし専用の呪弾作成には、ある程度以上の時間が必要となる。 コルト・ピースメイカー 白檀の銃把を持つ六連発拳銃。 父の形見。何の変哲もない、単なる銃。
https://w.atwiki.jp/talesrowa/pages/248.html
悲しみの先にあるものは―― 「う……」 突然鳴った爆発音でトーマは目が覚めた。 身体中が草まみれだったが、トーマは気にしなかった。 その頭にあるのはただひとつ。ミミーのこと。 「ミミー! ミミーはどこだ!?」 「ク……」 その言葉に答える者は1匹の動物……クイッキーだけ。 「クイッキー! ミミーは……ミミーはどこにいるんだ!」 「ク~~……」 トーマのその問いにクイッキーはただ首を横に振り答えた。 その様子に違和感を感じ、不安になるトーマ。 辺りを見回しても人らしき姿は見当たらない。 見えるのはクイッキーとG5の町。そして、1体の首がない死体。 ――死体? トーマははっとした。 まさか……あれは…… もう一度その亡骸に目を向ける。それは見覚えのある服を纏っていて―― 「ミミー? ウソだろ?」 トーマは体を震わせながらゆっくり首のないミミーへと向かっていった。 そこにクイッキーが止めに入る。 「クイッキ~~!!」 「どいてくれ、クイッキー! 俺は……ミミーを!!」 「クイッッッキィィィ~~~!!」 トーマの目に再びミミーの亡骸が映った。 首のない死体。放置されている支給品袋。 決して頭はよくないトーマだったが、それを見て何が起きたかはなんとなく想像できた。 「まさか……ミミーは……?」 トーマはその場で崩れ落ちた。 閉じた目から零れ落ちるのは一滴の水。 ずっと忘れていた悲しみの涙。 『いらっしゃいパン!アナタは最初のお客様パン。大サービスするパンよ!!』 ――こんな俺を温かく迎えてくれたミミー…… 『じゃあミミー特製のキッシュを焼くパン!きっと牛さんも驚くパン!』 ――まだキッシュとやらを作ってもらってすらいないのに…… 『これが終わったら、あまり得意じゃねえが、髪飾りでも作ってやるよ。頭がさびしいだろ?』 ――俺も……まだその約束を果たしていないのに…… ――――どうして……こんなことに…… 「うおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」 トーマは吼えた。ミミーを失った悲しみ、ミミーを守りきれなかった自分への怒りを吐き出すように。 何時間声を出し続けただろう。そんな時、ふとある人物の言葉が頭をよぎり、トーマは吼えるのを止めた。 ――望むなら死者でさえ蘇らせてやろう。 それはゲームの勝者は願い事をひとつかなえられるという主催者ミクトランの言葉。 そのときは馬鹿馬鹿しいと思った。だが今は―― 「クイッキー。ミミーの持ち物を取りに行ってくれないか?」 「クィ……?」 クイッキーから支給品袋とメガグランチャーを受け取り、トーマはゆっくりと立ち上がった。 その目はまるで獲物を狙う猛獣のように恐ろしく…… (待っていろ、ミミー。俺が必ず……) トーマは北西の方角へと歩き出した。 ただ一つ残された希望にすがるために―― 【トーマ 生存確認】 状態:深い悲しみ 右肩に擦り傷(軽傷) 軽い火傷 TP小消費 所持品:ミスティブルーム、ロープ数本 、メガグランチャー、ライフボトル、ウィングパック×2 イクストリーム 金のフライパン マジカルポーチ ペルシャブーツ 基本行動方針:ミミーを蘇らせる 第一行動方針:北西へ向かう 現在位置:F5の平原 クイッキー 状態:不安 基本行動方針:トーマについていく 前 次
https://w.atwiki.jp/girlfriendline/pages/1239.html
出会い さて、私もお願い事書いたんで、笹に付けましょうか。私のお願いですか?いいですよ。こちらです、どうぞ。『歴史に名を残す、大女優になれますように』 マイページ 通常 ふぅ、体が汗ばんで…恥ずかしいですぅ。 夏の夜に先輩とふたりっきりだなんて…♪ お星様きらきら。夜空がすごく綺麗ですね♪ 萌果はいつまでも[名前]先輩と…うふ♪ あ!流れ星! いい事ありそうな予感…♪ 日直 登校 朝 朝ごはん食べてスタミナつけてくださいね、先輩♪ 先輩ってば、萌果の夢見てお寝坊ですかぁ? うふふ♪ 早く天の川を渡って、萌果を迎えにきてくださ〜い! 朝の運動は体いいいんですよ。何の運動しましょうかぁ? 夜の為にお手入れを… 何のって? 聞いちゃイヤン♪ 昼 [名前]先輩と過ごす夜… 心の準備しておきますぅ! 七夕の準備が気になって、授業が手に付かないです〜… デザートに星型ゼリー作ってみました〜 プルンプルン♪ 萌果、もう我慢できな〜い。早く天の川が見たいですぅ! ほんとは浴衣姿を見て欲しいのにな… おあずけですね♪ 夜 萌果には、お星様より先輩の方が輝いて見えますぅ〜♪ 夜は肌寒いですねぇ。先輩にくっついて温まろうっと♪ 織姫と彦星はきっと熱い夜を… 萌果もいつか…キャッ♪ もっと暗い所に行きましょ〜 星が綺麗に見えますよぉ♪ 今夜は帰りが遅くなっても平気なんですぅ…チラッ。 アルバイト ねぇ先輩、バイト中も萌果のことだけ見ていてくださいね♪ 好感度レベルアップ 後でこっそり抜け出しませんかぁ? ふたりっきりの方がいろいろ…楽しいですよぉ♪ 好感度MAX 夢は大きく、ということで、私は毎年このお願い事を書いてます。先輩はどんなお願い事なんです?『今年も平和に過ごせますように』?あら、何かが足りなくないですか?ホラホラ、ちょっと貨してください。はい、付け足しておきましたよ?『萌果と★』うふふ、ここ忘れちゃダメですよ、先輩。 デート 約束 今汗を流そうと、お風呂に入ってるんですよ。ほら…チャプチャプって音、聞こえますぅ?あ、先輩。行ってみたいイベントがあるんです。七夕のなんですけど、どうでしょう?その日は浴衣にしようかなぁ? もしほどけちゃっても、萌果自分で着付けできますから♪ 今、私が先輩の声聞きたいと思ってるって、どうしてわかったんですかぁ? うふっ♪あら、奇遇ですね。丁度私からお誘いしようと思っていたんですよ〜。じゃあその日は、私が先輩をエスコートしちゃいますね♪ 何をするかは…ナ・イ・ショ♪ は〜いこちら、[名前]先輩の織姫こと萌果ですっ♪ いつも彦星様を想ってますよぉ♪お誘いありがとうございます。では、劇場に銀河鉄道の夜を観に行きませんか?よかったぁ、その日も公演中です〜! 劇場は真っ暗で怖いから、手を繋いでてくださいねぇ♪ 当日 うわ〜ん、先輩遅いですぅ。織姫と彦星みたいに、離れ離れになっちゃったらって…萌果不安になっちゃいましたぁ… ギュッて抱きしめてくれたら安心できるかもぉ。 ボス戦 勝利 敗北 バトル 開始 織姫萌香がついてますよぉ♪ 声援 萌果の願いを叶えてください~! 勝利 [名前]先輩ってば、こんなに萌果をドキドキさせてどうするつもりですかぁ? 敗北 萌果とのアバンチュールに気が散って、集中できなかったんですよね… いや〜ん、大事な先輩の体に擦り傷がぁ。萌果が消毒してあげますね。 タッチボーナス 私のお願い事ですか?
https://w.atwiki.jp/battleroyale/pages/16.html
003.嘘付きは商人の始まり 薄暗い森の中を、一人の少女が走っていた。 長いスカートと、首からかけた大きなズタ袋。♀商人であった。 彼女は、走る。時折、枯れ枝を踏み折るパキリ、という音を聞きながら。 草を書き分け、時には足に擦り傷を作りながらも。 木々の隙間に、彼女は白い外套の端を見た。 ぱっ、と安堵したような表情を作る。目を潤ませ、鼻をぐずつかせる。 そう、それはまるで、誰かに助けを請う幼子の様に。 「たぁすけてぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!」 叫ぶ。出来るだけ、哀れみを請う様に。 白い外套の主…♂ハンターが、こちらを向き、驚いた様に動きを止めていた。 それめがけて、更に走り…そのすこし前で、木の根に足を引っ掛けて、転ぶ。 …彼女は、狩人が自分のほうに急いで近づいてくる音を聞いていた。 「おいっ、大丈夫か!?」 「だ、大丈夫ですぅ…痛たたた…」 うずくまった、まーちゃんが見上げると、そこには心配そうに彼女を見ている、狩人の姿。 鞄を肩から掛け、手に武器は無い。 「もー、服が埃だらけ…どろどろですぅ」 立ち上がり、ぱんぱんと、衣服を払う。 それから、はっ、とした様にハンターに対して向き直った。 まるで、小動物が見せるような、行動に見えた。 「ははは…」 思わず、その様子にハンターは笑っていた。 笑われて、商人はきょとんとした風に、男を見る。 「…?」 「ははは…っと、お嬢ちゃん笑ったりしてごめんな」 「お兄さんには、まーちゃんが、そうみえるですか?」 商人は、言う。 「ああ」 「そうですか…」 狩人の問いに、商人は答える。 不意に、狩人は、そんな彼女に違和感を覚えた。 理由は、わからなかったが。 彼は、自らの前に居る幼さを色濃く残した少女を見つめる。その目じりには、薄らとにじむ涙。 気のせいだろう。男は、自分に言い聞かせる。 こんな状況で、おかしくならない方がずっとおかしい。 そして、彼は、少女から、視線をずらした。 「あの…お兄さん」 「…?」 「……」 ふわ、と男は自分にもたれかかる、余りにも軽い体重を感じていた。 その正体は、すぐにわかった。♀商人が、顔を狩人の胸に体を預けるようにして抱きついていたから。 「え…あ…う」 これまで、まるで縁が無かった女の子の感触。内心の高まりを、隠すことが出来ず。 そして、抱きついた商人は、冷静に、その音の高まりを聞いていた。 どくん、どくん。音が聞こえる。それは、致命的なタイミングを知らせる、鐘の音だった。 「死んでね。私は、生き残りたいの」 「えっ…?」 狩人は、その言葉の意味を理解できなかった。 その代わりに感じたのは、熱。何処からかかなんて判らない。 けれど、それは熱い、熱い、命を溶かし込んだ赤い水の熱だ。 びくん、と男の体が跳ねる。しかし、商人の腕は、しっかりと抱きしめたまま、彼を離そうとしない。 男はもがき…しかし、生まれてこの方、弓ばかり扱ってきたその腕は、余りにもその作業にはむいていなかった。 ああ。そうか。 狩人は、徐々に暗くなる視界の中で悟った。 こんな状況で、おかしくならないほうが、ずっとおかしいのだ。 ただ、自分と商人との間で、その方向にズレがあっただけで。 自分も、彼女も、おかしくなっていたんだ。 そして、黒が、彼の世界を支配した。 ♂ハンター死亡 残り49名 戻る 目次 進む 002 目次 004
https://w.atwiki.jp/keikenchi2/pages/615.html
散歩中に揺れる草むらを見つけたのでのぞき込んでみるとお昼ご飯を食べようとしているタブンネちゃんがいた 今日のお昼はオレンの実みたいだ タブンネちゃん相手ならポケモンを出す必要すらないぜ! 俺のどろぼう 攻撃! 野生のタブンネからオレンのみを奪い取った タブンネちゃんは目に涙を溜めて「返して~」と言わんばかりに手を伸ばしてピョンピョンとはねている その姿をみたらさすがにちょっと可哀想になってきた 「タブンネちゃんイジワルしてゴメンね?はい、これ返すね」 奪い取ったオレンの実を差し出す 「ミィ!」 タブンネちゃんは嬉しそうにオレンの実に手を伸ばした その瞬間、俺はそのまま腕を高く振り上げた タブンネちゃんはその光景を理解出来ていない ブンッ! 俺の なげつける 攻撃! 高々と挙げられたら俺の腕が振り下ろされる オボンの実が手を離れ、タブンネちゃんの顔のど真ん中に吸い込まれるようにしてめり込む 「ミギュィ!」 手を前に出したまま顔面にオボンの実をめり込ませたタブンネちゃんは不思議な鳴き声をあげた後、パタリと後ろに倒れた ぐぐぅ~ 俺の腹が鳴る そういえば昼飯を食べていなかった とりあえず俺は顔面にオボンの実をめり込ませたタブンネちゃんを引きずって家まで持ち帰った 自分でやっておいて何だが一応オレンの実をタブンネちゃんの顔から外しておく どうやらめり込んだのではなくオレンの実が潰れただけのようだ 俺が怪我を消毒する準備をしていると 「ミィィィ」 プルプルと頭を振りながらタブンネちゃんが目を覚ました 「はい、染みるからね~痛いよ~」 覚醒一番にそんな事を言われても反応出来ないし痛みに耐える準備も出来ないだろう 「ギュヒィィィィ」 おおよそタブンネからは出ない絶叫を上げる とても辛い事で有名なオッカの実をベースにした消毒液だ 「ほら!暴れるな!治療出来ないだろ!」 あまりにも理不尽な怒声にタブンネちゃんは怯えるようにおとなしくなった それでも治療してくれたと理解したのかその後は俺に擦りよってきた 懐かれたようだった オボンの実を全力で顔面に食らったというのにまったくタブンネは理解できない 3日が過ぎた頃には タブンネちゃんは俺にべったりになっていた 正直鬱陶しい だがそれも今日までだ 俺は今日もタブンネちゃんの顔に薬を塗りつける 毎日この薬はすべて天然素材で出来ているからタブンネちゃんが舐めても大丈夫だ ちなみに今日はモモンの実がベースだ 塗り終わりしばらくするとタブンネちゃんは突然錯乱し始めた 「ミイッ!ミミミミミィ?ミ?ミ?ミ?」 ハラリハラリと体毛が抜け落ちていく これが俺が作りたかった薬だ 「ミィィィミィィィミィィィミィィィ」 わんわんと泣き出したタブンネをそのままに電話をする 「もしもし、食材研究課の………ええ、はい。出来ましたよ肉体にストレスを与えず、精神的に痛めつける事でタブ肉の旨味を引き出す薬が!ただですねぇ……」 くるりと振り返りタブンネをみる 「ミッミッミミミミーミッミミ☆」 そこには虚ろな目で陽気に踊る壊れたタブンネがいた この薬の副作用…それは精神崩壊 だがそれ以上にタブンネは忘れようとしているようにも見えた 俺に裏切られたことを… 「精神崩壊すると管理が面倒だから……えっあ、はい……ですよねー☆」 タブンネの犠牲は全く無駄だった
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/3714.html
『川』 6KB いじめ 観察 小ネタ 野良ゆ 子ゆ いつもの小ネタです。 「ゆーん…なんのおとなのじぇ?」 聞きなれない音に子まりさが目を覚ます。 お下げで目を擦りながら、のそのそと這いずり橋の下のダンボールハウスから顔を出す。 「ゆぅぅぅ?!なんなのじぇぇぇぇぇぇ?どーなってるのじぇぇぇぇぇ?!」 子まりさは両目をまん丸に見開いて驚く。 そこには今まで見た事のない光景が広がっていた。 轟々と音を立てて流れる茶色の濁流。 橋脚にぶつかり水しぶきを上げる、荒ぶる川の姿。 昨日から降り続く雨のせいで増水した川。 それは子まりさが生まれて初めて見る、大自然の姿であった。 「ゆぅぅん…どーしたの、おちびちゃん。おそとはあめがふってるから、あんまり…ゆぅぅぅぅ?!」 「どーしちゃの、おとーしゃん。れーみゅ、まだおねむだ………ゆわぁぁぁぁ?!」 子まりさの声で目を覚ました親まりさと子れいむが、ダンボールハウスから顔を出す。 そして子まりさと同じように、川を見て思考停止する。 この親まりさは元飼いゆっくりで、番だった野良のれいむももういない。 お察しくださいといったところの、典型的捨てゆっくり。 野良歴が浅いので、このような川の姿を見るのはこれが初めてだった。 「おとーしゃん、これなんなのじぇ?!どーなってるのじぇ?!」 「きょわいよぉぉぉ!れーみゅ、ゆっくちできにゃいよぉぉぉぉ!!」 「ゆぅ、おちついてね、おちびちゃん。おとーさんがいれば、あんしんだよ!ゆっくりできるよ!!」 二匹の子ゆっくりは涙目で親まりさを見上げると、うねうねと体を動かして親まりさに擦り寄る。 そして揉み上げやお下げで親まりさの体にしがみ付くと、ガタガタと震えながら親まりの目を見つめる。 実際のところ恐怖半分、甘えたいが半分といった感じで親まりさに擦り寄っている。 親まりさの一つしかないお下げで頭を撫で貰いたくて、二匹はワザと大声を出してみたり、尻をブリブリと振ってみせる。 子ゆっくり達はすでに荒川の事などすっかり忘れて、可愛い自分をアピールする事に必死だった。 そうとは知らず、二匹の子ゆっくりに頼りにされていると思い、少しニヤける親まりさ。 何やらしばらく目をつぶって何かを考えると、得意そうに踏ん反り返って子ゆっくり達に語り出す。 「ゆぅぅ…おちびちゃん、だいじょうぶだよ。ゆっくりしてね!あれはね、えぇっと…そうだ!こーひーぎゅうにゅうさんなんだよ!!」 『ゆゆっ?!ひーしーぎゅーじゅーしゃん?』 子ゆっくり達は不思議そうに首を傾げるような仕草をして、親まりさの話に聞き入る。 「そうだよ!あれはおとーさんがかいゆっくりだったころ、のんだことがある、とーってもあまあまな、おいしいのみものなんだよ!」 『ゆゆっ?!あみゃあみゃ!!』 親まりさは目の前のゆっくり出来ない川の様子を、かつての飼いゆっくり時代のゆっくり出来た思い出の品として語る。 ゆっくり出来る物だと教えれは、子ゆっくり達の恐怖心が紛れると思ったのだ。 親まりさの目論み通り、その話を聞いた子ゆっくり達は、あまあまという言葉に反応してキラキラと目を輝かせる。 揉み上げとお下げをブンブン振りまわして、涎を垂らし始める。 「ゆゆ!あまあまといっても、ちょっとにがみのある、おとなのあまあまだよ!おちびちゃんたちには、まだはやいよ!」 「ゆゆぅぅ?!おとーしゃんのいじわりゅ!まりちゃ、あみゃあみゃのみちゃい!のみちゃい!のみちゃぁぁぁい!!」 「まりちゃだけじゅるいよ!れーみゅも!れーみゅも!あみゃあみゃ!あみゃあみゃ!!」 子ゆっくりの川に対する恐怖心を取り除く事には成功したが、今度は食欲を煽ってしまった親まりさ。 二匹を必死になだめ様とするが、興奮した二匹は止まらない。 「おとーしゃんのけち!こーしーぎゅーじゅーしゃん、のみちゃい!まりちゃ、じゅーぶんおとななのじぇ!ぷんぷんぷん!!」 「れーみゅものみちゃい!ゆっくちしちゃい!がまんできにゃいよぉぉぉぉ!!」 「ゆぅぅぅぅ?!れーみゅ!ずるいのじぇぇぇぇぇ!!」 子れいむが膨れ上がり親まりさを威嚇すると、揉み上げをわさわさと動かしながらダンボールから飛び出した。 それを見た子まりさも、慌てて後を追いかける。 「ゆゆ?!おちびちゃぁぁぁん!そっちはかわさんなんだよぉぉぉぉぉ!!ゆっくりできないんだよぉぉぉぉ!!」 親まりさも慌てて子ゆっくり達を追いかけて跳ねていく。 だが橋の下の平地はすぐに終わり、コンクリートで舗装された斜面がまっていた。 子れいむはその事に気がつかないのか、コンクリートの斜面を勢いよく飛び跳ねる。 そしてバランスを崩して転がり始める。 「ゆっびゃぁぁぁぁ?!おめめがまわ 『ザパッ!』 びゅぼぉぉぉぉ?!ごべべぇぇ?!ゆごぼごべぇぇぇ………」 子れいむはあっという間に増水した川の流れに消えていった。 「ゆぅぅぅ?!おちびちゃん!おとびちゃんはどこにいったのおぉぉぉぉ?!」 「………れーみゅ?…どこいったの…じぇ?………ゆぅぅぅ?!ましゃか!こーしーしゃんを、ひとりじめしてるのじぇ?!ゆるしぇないのじぇぇぇぇ!!」 子れいむを見失った親まりさは慌てて周囲を見渡すが、子まりさはあまあまを独り占めしていると勝手に勘違いして怒り始める。 頬に空気をため込んで膨れ上がりながら、ズリズリと這いずって水際までやってくる。 「まりちゃも、あまあまこーしーしゃんを、ごーくごーくしゅるのじぇ!このこーしーしゃんは、ぜーんぶまりちゃのものなのじぇ!!」 ゆっくりする事とあまあまの事に関しては、どこまでも貪欲なゆっくり。 子まりさは、目の前に広がる壮大な量の濁流の全てを自分の物だと宣言すると、眉毛を吊り上げて満足そうに仰け反った。 「ゆぅぅぅぅ?!おちびちゃん!そんなところにいたら、あぶないよぉぉぉぉ!!はやくこっちにもどってきてねぇぇぇ!!」 「ゆゆぅ?!なんなのじぇ、おとーしゃん?…ゆゆぅ?!もしかして、まりちゃのあまあまをうばうきなのじぇ?!だめなのじぇ!だめなのじぇぇぇ!!」 子まりさは、呼びかける親まりさに向かってぷくーっと膨れ上がり威嚇すると、川の水を飲もうと体を屈める。 だが、斜面で前のめり気味に顔を下げたせいでバランスを崩し、そのまま川に落ちてしまう。 「ゆっぶぅぅぅ?!つめちゃい!にゃにこれぇぇぇ?!つちしゃんのあじがしゅぶげぼぉぉぉぉぉ!!」 子まりさは川の水を大量に飲み込んで泣き叫びながら、もがく間もなく川の流れに消えていった。 「ゆっわぁぁぁぁぁ?!おちびちゃんがぁぁぁぁぁ?!どぼじでぇぇぇぇぇ!!」 それを見た親まりさは慌てて水際まで降りてくる。 そして帽子を脱ぐと、それを水面に浮かべる。 「おちびちゃん、いますぐたすけにいく………ゆっがぁぁぁぁぁぁ?!までぃざのすてきなおぼうしがぁぁぁぁぁ?!」 眉毛をりりしく吊り上げて、いざ帽子に飛び乗ろうとする親まりさ。 だが帽子は流れに乗って、凄まじい速さで親まりさの元から遠ざかっていく。 親まりさは大声で泣き叫びながら、帽子を取ろうと必死に舌を伸ばす。 「おぼうしぃぃぃ!どぼしでいっちゃうのぉぉぉぉ!まってよぉぉぉぉ!まりさがゆっくりできないでしょぉぉぉぉ!!」 もはや子ゆっくりの事など眼中に無く、どんどん遠ざかっていく自分の帽子を見ながら悔しそうにその場を飛び跳ねる。 「おぼうしぃぃぃぃぃ!!ゆっく 『ザバッ』 ゆぼぉぉぉぉ!!ゆぶごべごぼべべぇ?!おぼうじぃぃぃ!ゆっぼじぃぃぃ!!」 子ゆっくりの様に泣きながら飛び跳ねていた親まりさは、そのままバランスを崩して川の中へ落ちる。 親まりさはお下げをブンブンと振り回しながら、転がるように流されていく。 「ごべぼぶごぶぼぼぉぉぉ!げぼががぎべべぶばぁ?!がばっ!ぼごっ!」 しばらく川下りを楽しんだ親まりさだったが、大型饅頭が何時までも浮いていられる訳もなく、子ゆっくり達同様に川に飲み込まれていった。 川は何事も無かったかのように、轟々と流れ続けていた。 完 徒然あき
https://w.atwiki.jp/storyteller/pages/106.html
第1話 「何気ない街角に、突然の嵐」 場所:西暦20XX年…日本、渋谷 零児とシャオムゥは森羅本部へ連絡を試みるが一向に繋がらない。 零児「ちっ…やはり駄目か」 シャオムゥ「おかしいのう…ウチは24時間営業じゃなかったっけか? …も、もしかして、営業時間…変わった?」 零児「そんなはずがあるか」 シオン「あの、どうしたんですか?」 零児「…本部と連絡がつかない」 KOS-MOS「電波障害などは無いようです」 零児「気が利くな。となると… 奴ら か」 シャオムゥ「秘密結社『シャドルー』…。 わしらの事を知っとったっちゅう事は、何か悪さをしてる可能性が高いのう。 最近流行り始めた『眠り病』についても、何か知っておるかもしれん」 M.O.M.O.「眠り病…ですか?」 零児「厳密には眠る…というより、昏倒に近い。 生きてはいるが、意識は戻らない…というものさ。 原因は不明。 何者かに魂を抜かれた なんて突拍子のない説もあるが、 今のこの世の中だ。それを否定する事もできん」 シオン「私達が来てしまったこの世界…何か大変な事が起こってるみたいね… KOS-MOS、他に何かわからない?」 KOS-MOS「現時点では情報不足です。この場所で得られる情報はないと思われます」 零児「いちいちごもっともだ。…よし、行くか」 シャオムゥ「あ…そうじゃ、そう言えば…さっき戦っとった時…」 シオン「なにか他に…気になる事でも…?」 シャオムゥ「うむ。…ええと、たしかモモとかいったの?」 M.O.M.O.「え…?あ、はい」 シャオムゥ「おぬし、スカート短すぎ。…ヒヤヒヤもんじゃぞ」 M.O.M.O.「あ、あの…ごめんなさい」 シオン「戦闘で気になったところってそこなの!?」 零児「…そいつは無視していい。とりあえず本部に直接行くしかないか。 そうだ、その前に…少し付き合ってほしい場所がある」 シオン「え…?」 零児「三島財閥ビル…その前で待ち合わせている連中がいる。 ここの問題を片付けた後で行くつもりだった所でな」 シオン「かまいません。私達は急にここに来てしまったわけですから…」 シャオムゥ「いかんのう。男は狼じゃ。ホイホイついていくもんじゃないぞ?」 零児「異世界から来た人間に、おかしな情報を吹き込むな。 三島のビルに行く。遅れるな」 シャオムゥ「ふむ、ここからじゃと『ナムコシアター』の前に出るのが早かろうて」 場所:西暦20XX年…日本、ナムコシアター ワンダーモモ「どうもありがとう!またいつか…またいつか、ここに帰ってきます! さよならは言いません!感謝の気持ちだけを届けます!どうもありがとう…!」 歓声を送る観客。 さくら「あ~あ、終わっちゃったね…」 かりん「仕方ありませんわ。 閉鎖都市指定 を受けた渋谷のすぐ近く。 …これだけの人が集まる劇場では」 さくら「でも、よく最終公演のチケット取れたね。…言ってみるもんだ」 かりん「ご存知ありませんでしたの?このナムコシアターの建設には、 我が神月財閥も関わっておりますのよ」 さくら「そうなの!?何でもやってるんだね」 かりん「当然ですわ。 日本はおろか、世界の政治、経済界にあまねく知れた、神月コンツェルン…。 その手は当然、兵器開発からエンターテインメントまで、 あらゆるジャンルに伸びておりますのよ。 『万事において、常に勝利者であるべし』 …この家訓は、物理的な打倒のみを指す言葉ではなく…」 さくら「(うわぁ…これ始まっちゃうと長いんだよねえ…。なんか話題を変えないと…) ん~…でもこれで、ワンダーモモとフェリシアちゃんの コラボ・ライブの予定もなくなっちゃったね」 かりん「…触れてはいけない所に触れましたわね、さくらさん」 さくら「へ…?」 かりん「米メトロシティのミュージカルスター、フェリシアの来日。 そして『ワンダーモモ』とのコラボ、 バトルミュージカル … 軽~く言ってくれましたが、我が財閥がどれだけの利益を見込んでいたか… あなた、おわかりですの?」 さくら「(あちゃ~、これも地雷なのぉ?) あ、あの~、神月さん?近くでご飯食べていかない?続きはそこで。ね、ね?」 かりん「話の途中ですのに…仕方ありませんわね」 さくら「(ふぅ…。コレってもう高校生の会話じゃないよ)」 1時間後…日本、ナムコシアター 閉館し、暗くなったホールに一人たたずむワンダー・モモこと神田桃。 桃「………(これで…全部終わり、か。やっとここまで…ここまで来たっていうのに…) (フェリシアさんとのライブのために…すごくたくさん練習してきたのに…) でも…仕方ない、か…」 ???「…そう、仕方ないのよ、神田…桃」 桃「えッ!?だ、誰!?もう閉館したのに…!」 アマゾーナ「………」 桃「アマゾーナ…!?どうしたの?最終公演はもう…」 アマゾーナ「………」 桃「…あなたは…違う!?誰!?」 アマゾーナ「神田桃…ドルアーガ様に会ってもらう」 桃「な…なにを…言ってるの!?ドルアーガ…様…!?」 アマゾーナ「神田桃…おまえに拒否権はない…。 抵抗するなら…手足の一本や二本斬り落としてでも…連れて行く…」 桃「…ど、どうして…!?」 アマゾーナ「………」 桃「だ、誰かっ!誰かいませんかっ!」 アマゾーナ「無駄だ…おまえの叫びは、誰にも届かない…」 ???「…一人を除いては、ですが」 アマゾーナ「……ッ!」 桃「えっ!?」 アマゾーナ「貴様…何者…!?」 ベラボーマン「ベラボー、参上…」 桃「ベラボーって…ベ、ベラボーマン?超絶倫人…ベラボーマンなんですか!?」 ベラボーマン「お迎えに上がりましたよ、神田桃さん…いえ、 ワンダーモモ 」 桃「…え?」 アマゾーナ「…勝手なマネをしないでもらおう…」 ベラボーマン「桃さん、彼女は?」 桃「アマゾーナ…。私のライバル役の子なんですけど…さっきから、変なんです…」 ベラボーマン「…悪魔に魅入られたようですね」 桃「あ、悪魔…?何を言ってるんですか…?」 アマゾーナ「神田桃は…ドルアーガ様の 生贄 となる強い魂の力を持つ者…」 桃「イケニエ!?な、なんの事なの!?」 ベラボーマン「そして、あなたは悪魔に狙われています。 『超変身物質』の力を引き出せるほどの強い力を持つがゆえに」 桃「超…『超変身物質』…!?」 ベラボーマン「詳しいお話と名刺交換は後ほど。今はとにかく外へ…! 神田桃さん…あなたはそこで、一つの決断をしなければなりません」 桃「…決断…?」 同時刻…日本、ナムコシアター前 フェリシア「…あらら…間に合わなかった…?」 キング「ああ、定刻通りであれば、終わってから1時間というところか」 フェリシア「もう…キングさん、どういう事!?」 キング「どうもこうも、仕方がなかろう…。 怪物騒ぎ で飛行機が遅れた…それ以外に何がある?」 フェリシア「…ないケドさぁ。 はぁ…来月のコラボ・ライブは無期延期だし、今日は今日で間に合わないし…もう!」 キング「問題は世界規模で起こっている…怒ったところで我々がどうこうできるわけではない」 フェリシア「黙って待ってるしかないって事?」 キング「主は見ておられる。このまま放っておかれるはずもない」 フェリシア「…まあ、そうだけど…」 キング「ところで例の怪物騒ぎ…君は関係ないのか?」 フェリシア「…正直、変な気配は感じるよ。ただ…ん~、なんか臭いが違う感じ? キングさんも鼻は良さそうだし…わかるでしょ?」 キング「…これはマスクだ。だがよくない流れだな。 シブヤ の件もある」 フェリシア「だからこそ!最終公演にあわせて挨拶に来たってわけ。 なのに間に合わないなんて…! あげくに、お忍びで来ちゃったから、帰ったらマネージャーに怒られちゃう…。 そんな可哀想なあたしの事も考えて?」 キング「…無理矢理付き添いで連れてこられた私の事も考えろ」 フェリシア「ま、まあまあ…そうむくれないでよぉ、キングさん。 そんなにキバ剥き出しちゃいやん」 キン「…これはマスクだ」 フェリシア「まだいるかなぁ?桃ちゃん」 キング「閉館から1時間…まだ大丈夫ではないのか?」 フェリシア「だよね。とりあえず楽屋に忍び込もうよ」 キング「堂々と正面から入ればいいだろう。とりあえず警備員に…」 フェリシア「……キングさん、待って」 キング「ん…?」 フェリシア「よっと」 キング「おいおい、こんな往来で服を脱ぐな!」 フェリシア「…往来?どこが?」 キング「何を言って…む…?人の…気配が…?」 フェリシア「気配ならするよ。同類というか… 人以外 の気配ならね」 シアター前にモンスターが出現する。 キング「なんだ、着ぐるみ?ナムコシアターのアトラクションか?」 フェリシア「半分当たりだよ、キングさん。…中に入ってるのが人間とは限らないけどね」 キング「まさか、巷で騒がれているモンスターだというのか?」 フェリシア「(桃ちゃん…ここで何があったの…!?)」 キング「彼らは、シアターから出てきた…。まずいかも知れんぞ、フェリシア」 フェリシア「わかってるよ!それにこいつら…結構強いよ!普通の人間だったら…」 キング「…手遅れになっていなければいいが」 フェリシア「また誰か来る!」 ナムコシアターから出てきた桃とベラボーマン。 ベラボーマン「さあ、こっちですよ、早く!」 桃「ま、待ってください!」 フェリシア「あれって…桃ちゃん!?」 桃「え!?フェ、フェリシアさん!?どうしてここに!?」 ベラボーマン「あなた方は…」 キング「フェリシア、このマスクマンも…」 フェリシア「ううん、この人からは人間の臭いがする。桃ちゃんを…助けてくれたの?」 ベラボーマン「外に連れ出しただけですよ。助けるのは…これからです。 それに彼女を助けるのは、彼女自身ですしね」 桃「え?それって…どういう意味ですか?」 シアター内からアマゾーナも追ってくる。 アマゾーナ「逃がしはしない…神田桃」 キング「追ってきたのか!?」 桃「ど、どうしたらいいんですか!?ベラボーさん、私は…」 ベラボーマン「神田桃さん… ワンダーモモ に変身してください」 桃「え…!?」 キング「ちょっと待ってくれ、Mr.マスクマン。ワンダーモモというのは…」 フェリシア「言いづらいんだけど…」 ベラボーマン「………」 桃「そうです…無理です! だって…だって、ワンダーモモはお芝居のキャラクターなんですよ!?」 ベラボーマン「いいえ、違いますよ。 …あなたの心にいるもう一人のあなた、それがワンダーモモなんです」 桃「もう一人の…私…?」 ベラボーマン「そう。『長変身物質』は、心の中のもう一人の自分…。 守るべき者のために強くありたい という自分自身を導いてくれる。 かつての…そして今の私のように」 桃「…新田…四丁目事件…」 ベラボーマン「今、世界では何かが起こっている。 愛すべき人のために、守るべき家族のために…。あなたに、この力を」 アマゾーナ「神田桃…私と来てもらう…!」 桃「…アマゾーナ…。………。…変身…!」 ワンダーモモへと変身する神田桃。 キング「…か、変わった!?」 フェリシア「ほ、ほんとだ…!桃ちゃん…!じゃないや…ワンダーモモ!」 ワンダーモモ「フェリシアさん…!」 フェリシア「やろうよ! バトルミュージカル …今、ここで…っ!」 さくら、かりんも駆けつける。 さくら「ほら!やっぱり!わあ、ワンダーモモだよ、神月さん!」 カリン「ファンサービスの野外アトラクション?」 フェリシア「にゃ?誰?」 さくら「ちょ、え?うそ!?フェリシアちゃんだよ~! ほら神月さん!ねえねえねえねえ!」 かりん「見ればわかりますわよ!はしゃがないでいただけませんこと? (…それにしても、なぜ周りに人がおりませんの?それにこの空気…)」 ベラボーマン「まずいですね…。あなた方!ここは危険です!避難してください! これはアトラクションではありません!」 さくら「なんか、一番特撮ヒーローみたいな人がいるけど…」 かりん「…ベラボーマン!?かつて新田四丁目を救った、超絶倫人!?」 敵の増援が現れる。 さくら「わっ!」 キング「まだ来るのか!」 ベラボーマン「な…!あ、あれはッ!?」 ワンダーモモ「ベラボーさん?」 フェリシア「あれ…?こいつらからは何の臭いもしない…」 ベラボーマン「…皆さん、あれも敵です。アンドロイド、つまりロボットです」 キング「そんなものまで出てくるとは…」 ベラボーマン「(間違いありません…ベンジャミン大久保彦左衛門。 爆田軍団のロボット兵が、なぜ今頃になって…!?)」 さくら「な、なになに!?」 かりん「(前に読んだ資料…。 私の記憶に間違いがなければ、あれは爆田軍団のアンドロイド…! ここ最近の魑魅魍魎騒ぎ、爆田軍団、そしてベラボーマン…。 一体どうなっておりますの?) さくらさん、一度退きますわよ。…状況が不透明すぎますわ」 さくら「…退けないよ」 かりん「ちょっと、聞こえませんでしたの!?」 さくら「退けないよ!困っている人がいるのに、 相手の強さがわかんないから逃げ出すなんて」 かりん「さくらさん!」 さくら「そんなの あの人 なら絶対しない…!」 かりん「ふう…その名前が出てしまったら、もう何を言っても聞きませんわね…。 仕方ありません、庶民のあなたを置いて逃げ出すなど、神月家の恥。 お付き合いいたしますわ」 戦闘中、新たな敵が出現する。 ???「おンや~~?すぐに帰ってくるかと思いきや…どうにも苦戦しているようですねェ」 キング「なに…?誰だ!どこにいる…!」 出現したのはジョーカー。 ジョーカー「ふぅ~む、よろしくないですねェ。 ザベルちゃんも失敗したらしいですし、思ったより抵抗が激しいようで」 キング「な、なんだ!?丸い…ピエロ?」 ワンダーモモ「敵…!?ちょっとかわいいけど…」 ジョーカー「おお、あなたが 生贄 の方ですか。お褒めにあずかり、恐悦至極。 これは失礼…ご紹介が遅れました。ワタクシはジョーカーと申しまして。 以後、お見知りおきを」 ベラボーマン「…生贄…あなたも狙いは…」 ジョーカー「ええ、そちらのヘルメットを被った可憐な少女…引き渡していただければ、 すぐにでも退散いたしますよ、ハイ」 ワンダーモモ「な、なんで…私を…」 ジョーカー「いやあ、強い魂を持っているピュアガールを集める…そういう仕事でしてねェ」 さくら「ちょっとぉ!わけわかんないよ!」 ジョーカー「無関係の方は黙っていて…ん?んん?んん~~!?」 さくら「わ、な…なに?」 ジョーカー「これは…すばらしい!のほほほ!」 ベラボーマン「まさか…その娘さんを!?」 ジョーカー「ご名答! 予想の遅れ は 予定よりも多い生贄 で補う事にいたしましょうかねェ!」 フェリシア「…来るよッ!みんな気を付けて! こいつ、ふざけた態度に見た目だけど…強いよ!」 キング「彼も悪魔の仲間か!ぬう…神よ…」 かりん「何の事だかは存じませんが…どうやらさくらさん?目を付けられたようですわよ」 さくら「え?なんで!?」 ジョーカー「あなた自身がその理由を知る必要はありませんよ。のほほほほほ…」 戦闘中、零児達も到着する。 ジョーカー「おや~ン?どうにもお客様を出迎える事が多いですねェ。 いやはや、面白いには面白いですが」 シオン「ここでも…戦闘が!?」 零児「ちっ、どうしてこうも次から次へと…!」 シャオムゥ「 閉鎖都市指定 から外れておる地域とはいえ、ここでも問題が起こっとるんか。 …気をつけい、零児。ふざけたカッコじゃが、かなり格の高いじゃぞ妖物」 かりん「(あの紅いジャゲット…あれは?)」 ワンダーモモ「敵…じゃないみたいですね」 ベラボーマン「油断は禁物です。見た目通りに人間とは限りませんから」 KOS-MOS「その通りです」 M.O.M.O.「そ、そうですね…」 シャオムゥ「正論じゃな」 零児「話がこじれる。人間以外は引っ込んでろ。戦っているのは民間人なのか?」 キング「君たちは…味方なのか?」 零児「(ちっ、どうしたものか。説明がつくか?) …俺達は警察関係の者だ。民間人はここから避難してくれ!」 さくら「警察が来てくれたよ!神月さん!」 かりん「警察関係者?違いますわね。 その紅いジャケット…特務機関『森羅』のエージェントですわね」 零児「なに…?なぜそれを?」 かりん「ほほほ、我が『神月財閥』の情報網を甘く見ないでいただきたいですわ。 『森羅』…古来より、怪異・妖物に対抗してきた組織。 陰陽道、修験道をベースに、様々な秘術・兵装を持っている」 零児「………」 かりん「『悪・即・斬』の上、『誠』の一文字を背負って、逆らう者は皆殺し …その鬼神のごとき戦いぶりは…」 シオン「…え?えええっ!」 フェリシア「こ、怖っ!そんな人達まで出てきちゃったの!?」 シャオムゥ「あの…わしも長くやっとるが…ウチってそんな組織だったっけ? な、ならず者戦闘部隊?」 零児「…後半はおかしいが、素性がバレている事に変わりはない。 なるほどな『神月財閥』のご令嬢か。それに…ベラボーマンだと?」 ベラボーマン「………」 シャオムウ「どうやら本物みたいじゃのう。かつてのヒーローの復活…っちゅうわけか」 零児「他にも有名人がいるようだな」 シャオムゥ「ミュージカル『この世は私のもの』で一世を風靡したフェリシア。 それにあっちのデカい豹男は、プロレスラーのキング…の、二代目じゃな。 CWAでのマイク マッチョ ハガーとのタイトルマッチ…ありゃすごかったのう」 零児「…詳しいな、おまえ」 シャオムゥ「見くびるな。伊達に勉強はしとらんのじゃ」 零児「…深夜番組と、TVゲームに漫画…あとインターネットがか?」 KOS-MOS「それらは一般的に 娯楽 というジャンルに分類されますが」 シャオムゥ「どれ一つとて、昔はなかったんじゃ!ほっとけ!」 零児「フッ、あとは女子高生やら異世界から来たロボットか。…滅茶苦茶だな」 ジョーカー「のほほほ。楽しそうなお話の途中、申し訳ありませんが… ワタクシも忙しい身でしてねェ。 仕事があるというのは、まったくありがたい事でして」 零児「そいつは重畳。だが、こっちも次の予定が詰まってる。…お互い様だ、気にするな」 ジョーカー「う~ん、いけませんねェ。こっちの世界でも、手強い方はいらっしゃるようだ」 キング「のらりくらりと…やりにくい相手だ。なかなか優秀なヒールだな」 ジョーカー「のほほほほほ。 調子に乗ったヒールはベビーフェイスにコテンパン…というのが世の常でして。 今回は顔見せという事で、退散する事にいたしましょう。 いい素材も見つけましたし、楽しみはとっておくに限りますからねェ」 ワンダーモモ「………」 零児「素材だと?どうするつもりだ」 ジョーカー「いやいやいや、何も命を取ろうというわけではございません。 少ぉ~し、眠っていただくだけですので」 ベラボーマン「…魂を失い、昏睡状態になる…という事ですか?」 M.O.M.O.「その症状…前にアリスさんが言ってた…」 零児「『眠り病』…!?まさか、おまえが!?」 ジョーカー「さて?何の事やらわかりませんねェ。 この世界でその状態がどう呼ばれているのかなど、 興味ございませんので。のほほほほ」 さくら「あいつが『眠り病』の犯人!?待って!」 かりん「さくらさん!?」 さくら「前に島津先生が言ってたんだよ!原因を突き止めなきゃって!」 ジョーカー「ではでは、ア~ディオ~ス!」 ジョーカー立ち去る。 さくら「追いかけなきゃ!」 かりん「さくらさん!島津って…ジャスティス学園のですの!?」 ジョーカーの後を追うさくらとかりん。 シャオムゥ「こ、こら!待たんか!」 KOS-MOS「追跡しますか?私の移動速度なら追いつけますが」 零児「…いや、駄目だ。同時に問題が起こり過ぎてる。応援がなければ対応しきれん…。 今は本部へ急ぐしかない」 アマゾーナも撤退する。 ワンダーモモ「そ…そんな」 ベラボーマン「…これが始まりです、桃さん…。ワンダーモモの戦いのね」 M.O.M.O.「索敵…終了しました。付近にこれといった反応はありません」 シオン「モモちゃん、ご苦労様。有栖さん、これから…どうするんです?」 零児「俺達はこのまま三島財閥ビルへ向かう。この場は『本部』に…。 …ちっ、そうか。音信不通だったな」 KOS-MOS「この場は、私達と同様に、引率により現地へ直接向かうしかないと思われますが」 零児「…相変らず的確な意見だ。先にいなくなった女子高生の二人はどうしようもないが…」 変身を解いたベラボーマン(中村) ベラボーマン「そうですねえ」 シオン「あ、あなた…誰ですか…?」 中村「え?ああ、これはどうも。名刺をどうぞ。私、こういう者です」 シャオムゥ「ええと…『中村等(なかむら・ひとし)』…保険会社の営業マン?」 ワンダーモモ「あなたが…ベラボーさんですね」 フェリシア「…ふ、普通~。…むしろ地味?」 キング「失礼だぞ、フェリシア」 M.O.M.O.「でも…すごくいい人そうです」 中村「いやあ、ははは。照れますなあ」 零児「ベラボーマン…いや、中村さん。なぜ、今になってあなたが?」 中村「…神田桃さんは、悪魔に狙われています。それを…助けるために参りました」 シャオムゥ「『眠り病』の正体…。 あのピエロが言っとった 魂を抜く とかいうやつじゃの」 零児「見た事のないタイプの奴だったな。…何が起こっているというんだ…? …ともかく、状況が知りたい。本部まで同行をお願いする。神田桃さん…いいね?」 桃「…はい」 フェリシア「あたしも送っていくよ!」 キング「おい、フェリシア…」 フェリシア「だって、これに関わったあたし達も重要参考人でしょ? 一緒に行かなきゃ。ね!」 桃「フェリシアさん…」 シャオムゥ「ふう。旅は道つれ、世は情け…人生ラクありゃ、クク88。 さて、どうも嫌な予感もするが…これからどうなるかのう」 零児「行ってみなければわからんさ。それから九九は81だ」
https://w.atwiki.jp/bsr_e/pages/3062.html
「う、ひいぃぃっ!! あ、ぁぁ……いっ!…痛っ…」 「痛イ…?止めたいノ?」 「あっ…ち、違っ…」 「じゃぁ良いでショ!?サンデーもっともーっと欲しいよネ!!?」 気がふれたかのように、サンデーは何度も大きく頷く。 それを見たザビーも堪えきれぬとばかりに、 録画装置を乱暴に机の上に放り出す。 そして空いた手でサンデーの秘所にも指を差し挿れ、 肛門に入れた指と膣壁越しに擦りあわせるように動かした。 グチュグチュと響く卑猥な音に導かれるように、サンデーも夢中で腰をくねらす。 「あ、あはぁ! くっ…はっ…はぁぁぁん! ザッ…ザビー様ぁあ!!」 「ハァ…ハァ…もう我慢出来ないネ! ザビーをこんな気持ちにさせるナンテ、淫らな悪い子には天罰が下るヨォ!!」 ザビーは飛びかかるようにしてサンデーに覆いかぶさった。 そしてモゾモゾ法衣を捲ると、グロテクスに勃起した一物を取り出す。 それを秘所から溢れた蜜に潤むサンデーの肛門に押し当て、 ザビーは自身の欲望の赴くまま一気に貫いた。 同時に、サンデーの絶叫が室内の静寂を裂く。 「……………!??」 またもや、突然プツリと動画が途切れ。 幾度と無く悶絶しながら喰い入るように動画を見ていた元親は思わず突っ伏し、 やり場の無い怒りを込めて何度も畳に拳を叩きつける。 こっ………こんな所でおあずけかよ……………。 毛利があんなに恥ずかしい所をグチョグチョにして、ビクビクと腰を何度も跳ねさせた所で一度。 毛利が腰を浮かせて四つんばいになり、 自ら着てるものを捲し上げて露わになった白い尻をザビーに突き出した所で一度。 毛利が秘所と肛門に同時に差し込まれた指に夢中になって腰をくねらせていた所で一度。 …まさかよりにもよって、あの女狐をオカズに一夜で三度も抜く日が来ようとは。 しかもその上、俺の富嶽は今もなお暴発寸前…畜生、一体どうなってやがる…。 「…………んっ?」 がばっと身を起こし、元親は画面に現れた二つのボタンを凝視した。 一方のボタンには『戻る』 そしてもう一方のボタンには 『ザビー教に15,000両お布施する(←サンデーのエロ動画の続きを見たい方はコチラ☆)』 と書かれている。 いっ…一万五千両だぁ…!??? い、いや…ひと月ばかしカラクリ道楽を控えれば、何とかやり繰り出来ない事もねぇが。 …って、ちょっと待て。 有り得ねぇだろ、一万五千両って… ひぃふうみ…と元親は目を凝らして数字の桁を確認するが、どこからどう見ても間違いなく『一万五千両』と書いてある。 …だが言ってみればこれは『安芸の国主の夜伽の盗み見』 そう考えれば、一概にぼったくりとも言えねぇ…のか? 元親の脳裏に、快楽に身をゆだね惚けたようなサンデーの表情が浮かぶ。 ガリガリ頭を掻き毟ると、元親はいっそすがすがしいほど潔く後者を選んだ。 確かに一万五千両は痛ぇ。 だが、それ以上に…コイツは最後の最後まで見なけりゃ、もう俺の気が納まらねぇ!! 元親が氏名と住所の書き込みを終えると、二度三度砂嵐が点滅し… 途切れた動画が再び動き出す。 ザビー×サンデー(♀)時々元親3