約 78,953 件
https://w.atwiki.jp/hayate_tcg/pages/32.html
c=コモン r=レア s=スーパーレア B=Bカード C=Cカード S=Sカード A=Aカード プロモーションカード表 No.(P) rare 種類 キャラ サブタイトル 01 c B ナギ 水着お嬢様 02 c B マリア 水着マリア 03 c B ヒナギク 水着生徒会長 04 c C ナギ 三千院家の人々 05 c C ナギ 一日店長 06 c C ナギ 読書するお嬢様 07 c C ヒナギク 読書する生徒会長 08 c C ナギ 一日でじこ 09 c C ハヤテ 三千院家のスケート 10 c C ナギ ブラックパーティー 11 c C ヒナギク ホワイトパーティー 12 s B 咲夜 ゆめまくら 13 s B ナギ 水着お嬢様 14 s C マリア お約束? 15 s B ヒナギク 半分男の子 16 c B マリア マリアさんのおくりもの 17 c C ナギ お嬢様が私にくれたもの 18 c C ヒナギク 死亡フラグ 19 c C ナギ 一日でじこ 20 c C ナギ 大人ドレス 21 c B ナギ 丸くなるお嬢様 22 c B ヒナギク 気晴らし 23 c A ナギ Aキャラナギ 24 c C ナギ お嬢様型MMS 25 r B ナギ 悩めるお嬢様 26 c B ヒナギク 星を見るひと 27 s B ヒナギク 1位の人 28 s B ナギ くつろぎタイム 29 s B ヒナギク 共に夜景を 30 s C 伊澄 プロジェクト伊澄 31 s C マリア たまには屋敷の外へ 32 s C 歩 ちょっと伊豆半島まで 33 s C 咲夜 マスターシェフIII 34 s C ハヤテ 遭難? 35 s C ナギ あわあわタイム 36 c C ハヤテ 記念撮影 37 c C ナギ 本日の主役 38 c C マリア 休憩中 39 c C 歩 出張仕事 40 c C ヒナギク ダンスパートナー 41 c C 泉 襲撃者 42 c C アテネ 来賓 43 c B ナギ The Hikikomori Princess 44 r C マリア マリアさんのおくりもの 45 r C ナギ お嬢様が私にくれたもの 46 s A ナギ Aキャラナギ 47 s A マリア Aキャラマリア 48 s B ナギ マルチドライバー 49 s B ヒナギク 水着生徒会長 50 s B ナギ リラックス 51 s C ヒナギク お約束 52 s S ナギ 浮き輪まかせ 53 s C ヒナギク 火の玉ガール 54 c B ハヤテ 天然さんB 55 c C ナギ 部屋の前 56 c A マリア Aキャラマリア 57 c C 歩 35点 58 c B ヒナギク Hクイック 59 c B 泉 文学の味 60 c B アテネ あの頃と同じ紅茶 ※P-19は表記ではP-16となっています
https://w.atwiki.jp/prdj/pages/912.html
部族 Tribe 薄暗いジャングル、隠された山脈、広大な平原、荒涼たる凍土、その他無数の大自然のもっとも野蛮な地域には、文明化された地の影響を受けずに生活している人々がいる。侵入者を警戒しつつ古代の伝統を守る部族民たちは、外部の者にはよく分からないことを固く信じ、自らの土地に関してはもっとも知識のある外来者よりも精通している。蛮族であるという以上に、これらの人々は自らの生きる環境の主にして僕であり、仲間である。そして自分たちの土地に足を踏み入れるもの全てに敬意を求める。 食人種 脅威度1 Cannibal 経験点400 人間、2レベル・バーバリアン CN/中型サイズの人型生物 イニシアチブ +1;感覚 〈知覚〉+6 防御 AC 13、接触9、立ちすくみ12(-2激怒、+1【敏】、+4鎧) hp 25(2d12+12) 頑健 +8、反応 +1、意志 +3 防御能力 直感回避 攻撃 移動速度 40フィート 近接 グレートクラブ=+6(1d10+6)および噛みつき=+1(1d4+2)または 素手打撃=+6(1d3+4)および噛みつき+1(1d4+2)または 噛みつき=+6(1d4+4、加えて組みつきに+2ボーナス) 遠隔 スローイング・アックス=+3(1d6+4) 特殊攻撃 激怒(9ラウンド/日)、激怒パワー(獣の憤怒) 戦術 基本データ 激怒していないときのバーバリアンのデータはAC15、接触11、立ちすくみ14;hp 21;頑健 +6、意志+1;近接 グレートクラブ+4(1d10+3)または素手打撃+4(1d3+2)、噛みつきなし;遠隔 スローイング・アックス+3(1d6+2);【筋】15、【耐】16;CMB +4(+6組みつき);〈登攀〉+4、〈水泳〉+4 一般データ 【筋】19、【敏】13、【耐】20、【知】10、【判】12、【魅】8 基本攻撃 +2;CMB +6(組みつき+8);CMD 15(組みつきに対して17) 特技 《組みつき強化》、《素手打撃強化》 技能 〈水泳〉+6、〈生存〉+6、〈知覚〉+6、〈登攀〉+6、〈動物使い〉+4 言語 共通語 その他の特殊能力 高速移動 装備 ハイド・アーマー、グレートクラブ、スローイング・アックス(2) 恩恵 蛮族は3日間までの間、荒野で1体または1グループの自意識のあるクリーチャーを追跡することに協力してくれる。 食人種は猛烈で野蛮な人型生物であり、自意識のある生物の肉を食べる野人である。戦闘においては蛮声をあげて突撃し、しばしば武器を脇に放り出して野放図に飢えを満たすために敵に飛びかかり、戦いの法悦の中で血と肉を味わう。 食人種は通常の蛮族の部族民としても使用できる。この場合は、別の激怒パワーを持っているかもしれない(威圧の眼光、力任せの一打、呪い避けなど)。また特技を《持久力》、《不屈の闘志》、《強打》、《薙ぎ払い》に置き換えているかもしれない。鋭敏嗅覚の激怒パワーを持つ食人種は優れた追跡者となり、俊足を持つ食人種は獲物に容易に追いつくことができる。 食人種は通常は4~6人の狩猟団として現れる(脅威度5または6)。しばしば同数の半野生の大型犬を連れている(脅威度6または7)。8人の食人種は1人の祈祷師を連れているかもしれない(脅威度8)し、1人の酋長を連れているかもしれない(脅威度11)。 祈祷師 脅威度5 Shaman 経験点1,600 人間、7レベル・アデプト N/中型サイズの人型生物 イニシアチブ -1;感覚 〈知覚〉+1 防御 AC 12、接触9、立ちすくみ12(-1【敏】、+3鎧) hp 31(7d6+7) 頑健 +3、反応 +1、意志 +6 攻撃 移動速度 30フィート 近接 高品質のシックル=+4(1d6) 準備済みのアデプト呪文(術者レベル7;精神集中+8) 2レベル:ウェブ(DC13)、キュア・モデレット・ウーンズ 1レベル:オブスキュアリング・ミスト、キュア・ライト・ウーンズ、コマンド(DC12)、ブレス 0:ガイダンス、ステイビライズ、タッチ・オヴ・ファティーグ(DC11) 一般データ 【筋】10、【敏】8、【耐】12、【知】12、【判】13、【魅】11 基本攻撃 +3;CMB +3;CMD 12 特技 《上級使い魔》、《自力生存》、《戦闘発動》、《ポーション作成》、《ワンド作成》 技能 〈呪文学〉+6、〈職能:薬草商〉+10、〈製作:錬金術〉+10、〈生存〉+13、〈知識:自然〉+6、〈知識:宗教〉+6、〈知識:地域〉+6、〈知識:歴史〉+6、〈治療〉+12 言語 火界語、共通語 その他の特殊能力 使い魔招来(スモーク・メフィット) 戦闘用装備 ワンド・オヴ・バーニング・ハンズ(術者レベル5、50チャージ)、ワンド・オヴ・キュア・モデレット・ウーンズ(50チャージ)、錬金術師の火(2);その他の装備 高品質のスタデッド・レザー、高品質のシックル、木製の聖印、4gp 恩恵 祈祷師はPCたちのために10%割引でポーションを作成することができ、または3回までの〈知識〉判定を行うことができる。また祈祷師は半径20マイル以内の部族との〈交渉〉判定に+2の状況ボーナスを与えることができる聖なる印を与えることができる。 祈祷師は原始的な部族で叡智、神話、医術を伝える者であり、誕生と人生、死を見つめる者である。古代の儀式を伝え、自然の精霊を鎮め、煙から兆を読み取り、名誉ある死者を送る薪の山に火をつけ、部族の縄張りと生活を脅かそうとする者に燃える怒りを叩きつける。 祈祷師は長い歴史と英雄の伝統を持つ部族では善か中立の属性、堕落した食人部族の邪悪な呪医は悪属性の傾向を持つ。通常は荒野に現れるが、とりわけ幻視や精霊の声に導かれた場合は街や都市で遭遇するかもしれない。 祈祷師は護衛として1人の剣闘士、またはモンスター狩り、襲撃者を連れているかもしれない(脅威度7)。あるいは見習い祈祷師として2人の終末論者を連れているかもしれない(脅威度6)。 酋長 脅威度10 Chieftain 経験点9,600 人間、12レベル・ウォリアー N/中型サイズの人型生物 イニシアチブ +1;感覚 〈知覚〉+2 防御 AC 15、接触11、立ちすくみ14(+1【敏】、+4鎧) hp 102(12d10+36) 頑健 +9、反応 +5、意志 +3 攻撃 移動速度 20フィート 近接 +1ヒューマン・ベイン・グレートソード=+17/+12/+7(2d6+7/17~20)または +1ヒューマン・ベイン・グレートソード=+19/+14/+9(4d6+9/17~20)対人間または ハンドアックス=+16/+11/+6(1d6+4/×3) 遠隔 ロングボウ=+13/+8/+3(1d8/×3) 一般データ 【筋】19、【敏】12、【耐】12、【知】8、【判】9、【魅】10 基本攻撃 +12;CMB +16;CMD 27 特技 《クリティカル強化:グレートソード》、《クリティカル熟練》、《持久力》、《追加hp》、《不屈の闘志》、《踏み込み》、《腕力による威圧》 技能 〈威圧〉+19、〈騎乗〉+4、〈知覚〉+2、〈登攀〉+7、〈動物使い〉+6 言語 共通語 戦闘用装備 ポーション・オヴ・キュア・ライト・ウーンズ;その他の装備 ハイド・アーマー、+1ヒューマン・ベイン・グレートソード、ハンドアックス、ロングボウとアロー20本、ベルト・オヴ・ジャイアント・ストレンクス+2、18gp 恩恵 酋長は20マイル以内の土地の安全な通行を保障することができる。この範囲内でPCたちを攻撃しようとする部族はいない。 酋長は食人部族やその他の野蛮な集団をむき出しの暴力、猛烈な狡猾さ、強烈な意志の力で導く。ある酋長は自らの権力の象徴として、そして自らに挑もうとする者への警告として強力な武器を持ち、その刃は部族の外の敵と同じほど部族内の多くの競争相手の血を吸っている。 祈祷師や食人種を伴っているため、酋長は誇り高い高貴な野蛮人の集団でも獣的な堕落した食人部族でも支配できる。徳のある英雄的行いでその地位を得た酋長は、データ・ブロックの武器の代わりにドラゴン・ベインまたはマジカル・ビースト・ベイン・グレートソードを持っているかもしれないし、強大な食人種の酋長はより重い鎧を着ており、打ち負かした(あるいは喰らった)敵の持っていた異国の武器を振るうかもしれない。 また酋長は単純で直線的な剣闘士または城や都市全体の警備隊の指揮を執る高レベルの衛兵として使うこともできる。このような衛兵司令はバンデッド・メイルまたはフル・プレートのようなより重い鎧を着て(ACはそれぞれ18または20)、《持久力》、《不屈の闘志》の代わりに《強打》と《薙ぎ払い》を持っているかもしれない。 酋長は通常2人の襲撃者の護衛、1人の祈祷師、12人の食人種と共に現れる(脅威度12)。また1人の酋長は10人の襲撃者からなる(脅威度13)、または9人のバイキングからなる(脅威度14)襲撃団を率いているかもしれない。
https://w.atwiki.jp/mobage_index/pages/64.html
開催期間 概要 システム 特効カード 期間指定ボーナス 達成報酬討伐報酬 日記報酬 ランキング報酬個人 組織 限定ショップ コラボ コメント 開催期間 2/20(水)18 00~ 2/26(火)15 00 概要 学園都市各地で『ゲート』が出現し、異世界『ブリテン』と通じてしまった。 ゲートを閉じて学園都市を元に戻すために、各地に散らばった『因子P』を集めつつ、 ブリテンからやってきたアーサーを倒そう! システム 襲撃者イベント 今回は襲撃者を倒した時に覚醒することがある 特効カード カード名 倍率 [第一型]ランスロット 攻3倍 [第一型]ガウェイン 攻3倍 [第一型]ガラハッド 攻3倍 [第一型]モードレッド 攻3倍 期間指定ボーナス 2/21 23 59まで 50000因子Pを集めると、バトルシード×5ゲット 2/23 23 59まで 500000因子Pを集めると、バトルシード×5ゲット 達成報酬 獲得因子P 報酬 獲得因子P 報酬 100 バトルシード×1 810000 Bパーツ×15 300 ヤシの実サイダー×1 1000000 バトルシード×4 1000 Bパーツ×5 1250000 R[妖精]スーパーチアリー×3 2000 N[妖精]チアリー×1 1600000 R[アーサー]アーサー・剣術の城 3500 バトルシード×1 2000000 R[アーサー]アーサー・技巧の場 5000 ヤシの実サイダー×1 2500000 R[アーサー]アーサー・魔法の派 7000 Bパーツ×5 3200000 ヤシの実サイダー×4 10000 拡散性MA用シリアルコード 4000000 Bパーツ×20 15000 R[アーサー]アーサー・剣術の城 5000000 R[アーサー]アーサー・剣術の城 22000 R[アーサー]アーサー・技巧の場 6500000 R[アーサー]アーサー・技巧の場 30000 R[アーサー]アーサー・魔法の派 8100000 R[アーサー]アーサー・魔法の派 39000 N[妖精]チアリー×3 10000000 HR[妖精]アルティメットチアリー×2 50000 ミリオンブースター 12500000 バトルシード×5 65000 バトルシード×2 15000000 ヤシの実サイダー×5 81000 ヤシの実サイダー×2 17500000 Bパーツ×30 100000 N[妖精]チアリー×4 20000000 HR[妖精]アルティメットチアリー×3 125000 R[アーサー]アーサー・剣術の城 25000000 R[アーサー]アーサー・剣術の城 160000 R[アーサー]アーサー・技巧の場 30000000 R[アーサー]アーサー・技巧の場 200000 R[アーサー]アーサー・魔法の派 35000000 R[アーサー]アーサー・魔法の派 250000 R[妖精]スーパーチアリー×1 40000000 HR[妖精]アルティメットチアリー×4 320000 Bパーツ×10 45000000 R[アーサー]アーサー・剣術の城 400000 バトルシード×3 50000000 R[アーサー]アーサー・技巧の場 500000 ヤシの実サイダー×3 55000000 R[アーサー]アーサー・魔法の派 650000 R[妖精]スーパーチアリー×2 60000000 HR[妖精]アルティメットチアリー×5 討伐報酬 発見者:レイドガチャメダル×1 一度でも攻撃:レイドガチャメダル×1 MVP(最大ダメージ):レイドガチャメダル×1 重複は可能なので一体に付き最大レイドガチャメダル×3 レイドガチャメダルはガチャページで回すことができる。 日記報酬 日記を書くと1000交流P入手。1日1回のみ。 ランキング報酬 個人 順位 カード ガチャメダル カツサンド スキルシード 1-10位 SR[知識の泉]インデックス×6、HR[vsアーサー]上条当麻×6 5枚 10個 50個 11-25位 SR[知識の泉]インデックス×4、HR[vsアーサー]上条当麻×6 5枚 5個 50個 26-50位 SR[知識の泉]インデックス×2、HR[vsアーサー]上条当麻×6 3枚 5個 40個 51-100位 SR[知識の泉]インデックス×1、HR[vsアーサー]上条当麻×6 3枚 4個 30個 101-250位 HR[vsアーサー]上条当麻×6 2枚 3個 20個 251-500位 HR[vsアーサー]上条当麻×4 2枚 3個 20個 501-1000位 HR[vsアーサー]上条当麻×2 1枚 2個 20個 1001-2500位 HR[vsアーサー]上条当麻×1 1枚 2個 15個 2501-5000位 -- 1枚 2個 15個 5001-10000位 -- -- 2個 10個 10001-25000位 -- -- 1個 10個 25001-50000位 -- -- -- 10個 50001-100000位 -- -- -- 5個 組織 順位 ガチャメダル ヤシの実 カツサンド 組織に寄付 1-3位 5枚 5個 5個 5000000CP 4-10位 3枚 4個 4個 3000000CP 11-30位 2枚 4個 4個 1000000CP 31-100位 1枚 3個 3個 500000CP 101-300位 1枚 2個 2個 300000CP 301-1000位 -- 1個 1個 100000CP 1001-3000位 -- 1個 1個 -- ※寄付は組織に直接追加される ※組織報酬を貰うには、2000因子P以上必要 限定ショップ バトルシード×13 1000モバコイン バトルシード×6 500モバコイン バトルシード 100モバコイン コラボ このイベントは拡散性ミリオンアーサーとのコラボイベントである。 それぞれのゲームで手に入るシリアルコードがもう片方のゲームで入力するとカードが手に入る。 頂点決戦→拡散性MA 10000因子Pを集めると手に入るシリアルコードを拡散性ミリオンアーサーで入力すると 禁書劇場版のキャラ3枚のカードが手に入る(※拡散性MAのカード) 受取 ~3/31(日)26 00 拡散性MA→頂点決戦 拡散性ミリオンアーサーのイベント(~3/2(土)15 00)で条件をクリアすると手に入るシリアルコードを頂点決戦で入力すると SR[コラボ]アーサー インデックス が手に入る 受取 ~3/3(日)23 59 コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kitakoutarou/pages/214.html
* マミは手始めに、魔女に銃口を向けた。 身体はまだ不完全らしく、魔女は身を激しく波打たせるだけだったが、 ティロ・フィナーレによるショックからは立ち直ったのか、恨めしげにマミを睨め上げている。 口に狙いを向けると、牙を噛み合わせて頑なに閉ざした。 弱点を晒している自覚があるのだろう。体内を狙われないよう防御している。 そこが脆いと自ら認めているも同然。しかも閉ざしている間は攻撃もできないから、 身体が万全に回復するまでの時間稼ぎ。 つまり、回復するまでに致命傷を与えられればマミの勝利だ。 戦うだけのマシンの如く、冷静に、冷徹に、マミは状況を分析する。 感情を排してみれば、驚くほど多くの選択肢が見えてくる。感情が無意識に避けていたものも含めて。 そのうちのひとつ。 導き出した最適解の前段階として、マミはまず手からリボンを伸ばした。 狙いはやはり口。閉じられていても、砲撃のダメージで歯の数本かは欠けるか折れるかしている。 リボンが入る余地は充分にあった。 蛇のように地を這いながら口の中に侵入するリボンを魔女は噛み切ろうと試みるが、噛み切ったところで裂けて隙間から入るだけ。 細くなってもコントロールは切れず、その機能も失われない。 もがく魔女を、床の弾痕から伸びた別のリボンが拘束する。本気で暴れられれば手がつけられなくても、 横になった状態でのたうち回るだけなら、取り押さえるのは容易だ。 どれだけ暴れようと無意味。その様は、傷付き立てなくなった獣に凶暴な軍隊アリが群がっているようでもあった。 そちらに気を取られている隙に、口内のリボンは既に配置を完了していた。 直後、四方八方に広がったリボンの先端にマスケットが出現。魔女の口が歪に膨らむ。 距離が開いていても、リボンがマミの支配下にある限り、そこを介して銃を生み出し操ることは難しくない。 そもそも銃もリボンを変化させて作っているのだから。 「まずは、その食いしん坊な口から先に塞いであげるわ」 その言葉を引き金に、立て続けに銃声が響く。魔女の口のあちこちから弾丸が飛び出す。 これだけなら大したダメージにはならない。だが、弾丸はリボンの尾を引いている。 マミは弾丸が貫いた瞬間、突き出した手のひらをグッと握る。 すると、弾丸はほどけて元のリボンに戻り、それぞれ独自に動き始めた。 ひとつは他の弾が出た穴に入り、また他の穴から出る。ひとつは他のリボンを跨いだり、下をくぐったり。 規則性もなく複雑に蠢くリボンだが、最後には互いに繋がり、結び目を作る。 すべてのリボンが動きを止めた時、そこには口を舌ごと縫い合わされた魔女が転がっていた。 平たく言えば、マミは魔女の口で裁縫をしたのだ。 しかし、リボンは無茶苦茶に絡み合い、出来はあまりに乱雑。マミ本人にも、どこがどう繋がっているのかわからない。 どうせほどく気もないから、でたらめに結んでやった。 しかもマスケットも消えずに中で引っ掛かっている為、簡単に外れる心配はない。 強引に戒めを引き千切るのは、如何に魔女でも手こずるだろう。 魔女はまだ力を隠しているかもしれないと、マミは警戒していた。 根拠こそなかったが、最初が最初である。また体内から何かが出てこないとも限らない。 だから真っ先に封じたかった。 魔女はこじ開けられると思って食い縛ったのだろうが、逆にそれが仇となった。 閉じようとする口をこじ開けるのは困難だが、閉じた口が開かないよう封じる方はまだやりやすい。 では、口を閉じてしまった今、どうやって魔女を倒すのかが問題だが――。 マミは一瞬の逡巡の後、考えていたそれを実行に移した。 ――心を凍てつかせても、なお足が竦む。その惨さに躊躇してしまう。 だけど、それでも私は―― この空間は、天井に床、あらゆる場所に弾痕が残っている。使い魔も含めた激戦の名残。 弾痕からは自在にリボンを伸ばせる。つまり、この空間は今やマミの結界と言い換えても過言ではない。 地を這うリボンに拘束された魔女の尻尾を、天井から降りたリボンが引き寄せ、逆さに吊るす。 代わりに床から伸びたリボンは、魔女の首に巻き付いた。 本来、繋ぎ止める願いから生まれたリボンは、特に引き留める力が強い。 これをマミは主に拘束に、他にも移動など様々な用途に使ってきたが、直接攻撃にも使えるはず。 魔力の加減にもよるが、魔法のリボンは見た目に反して驚くほど耐久力に優れている。 薔薇の魔女相手には細い糸状でも、全身をくるむだけで短時間の拘束には充分な効果を発揮した。 しかし、ホラーにはあっけなく切断されている。 ただの刃物ならいざ知らず、ホラーの身体の一部だ。 魔力か何か特殊な力を帯びた刃の前では、ただのリボンに等しいのかもしれない。 つまり魔戒騎士のソウルメタルの剣でも、場合によっては魔法少女の武器でも。 ――だから考えた。どうすれば、より強く、より有効に、この力を使えるかを。 上下から魔女を縛るリボンは、どちらも薔薇の魔女との戦い同様に極細。気付かれないように伸ばす為だった。 今はまだ数十本の糸が個別に動いているだけ。あのホラーの刃なら、ただの糸をナイフで切るほど容易い。 この魔女の力なら引き千切れるかもしれない。 ならば、と数をさらに増やす。上下すべての穴から伸びる何百何千もの金糸が、魔女を縛るリボンに合流する。 それは壮観な光景だった。無数の金糸が空間を埋め尽くしていた。 大地に根を広げ、空に葉を茂らす樹のよう。天地からの養分で幹を太らせる金色の大樹。 鋼牙とホラーに出会った日、暗闇の中で見た人生で最初の、かつ最後と覚悟した、最高に美しい光。 黄金騎士・牙狼が放つ光にも、どこか似ていた。 ――綺麗……。でも、そんな立派なものじゃない。これを美しいと感じてはいけない。 だって、これは魔女の死刑台なのだから―― 「まだ足りない。単に束ねただけじゃ、まだ……」 マミが力を込めると、すべての糸が回転を始めた。 それぞれ周囲の糸と絡み、撚り合わさっているのだ。 最初は数本の組み合わせだったそれは、撚り合わされた糸同士が、さらに重なって太さを増していく。 次第に糸は紐となり、紐は縄となる。 最終的に、大量のリボンの束は一本の極太のロープと化した。 捻じれて空間を縦に貫く様は、まるで童話で読んだ巨大な豆の木のようだった。 残酷だが、これしかない。他に考えつかなかった。 リボンで可能な切断は、あくまで補助であり、どうしても剣や槍には劣る。 魔女の身体を両断できるとは思えない。 これが今の、ティロ・フィナーレに自信が持てないマミの精一杯の切り札。 流石に何をされるか、魔女も気付いたのだろう。だが、いくら暴れようとビクともしない。 薔薇の魔女とは、足止めの拘束とは訳が違う。"そのものを武器とする"のが目的なのだから。 単純に魔力によって強度を高めるにも限界がある。 それよりも数を増やし、一本に撚り合わせる方が頑丈になる。 これなら、どんな刃物でも易々とは切らせない自信がある。 そして、引き寄せる力もまた単独で動かすよりも強くなる。 では、相反する方向から全力で引いたなら、対象はどうなるか。 マミはおもむろに右手を上げ、 「――なさい……」 一言呟くと、素早く振り下ろした。刑吏に執行を合図するかのように。 その行為に必然的な理由はなかった。強いて理由があるとすれば、何か切っ掛けが欲しかったのかもしれない。 決して言うまいと密かに誓ったはずの言葉が、口をついて小さく零れ落ちた。 ミシッ――と、ロープが軋む。いや、軋んだのはロープだけではなかった。 魔女の全身が上下に引き絞られ、ギシギシと音を立てている気がした。 魔女の大きな瞳はカッと見開かれ、身体が激しく左右に振られる。 縫い止められた口から叫びが漏れることはない。 魔女に痛覚はあるのだろうか。恐怖する心はあるだろうか。 本当のところは知る由もない。だが、彼女も人間だった頃は戦いの運命に怯え、痛みに涙していたのかもしれない。 そんなことを考えながらも、マミは一言も発することなく、処刑の行方を静かに見つめていた。 ――そういえば、こんな光景に見覚えがあるような……。 あれは確か……新しい魔法や、その名前を練ろうと図書館で本を読み漁っていた時だったかしら……。 まだ二年も経っていないのに、遥か遠い昔に思える。 物の本で読んだ中世の処刑法。 罪人の四肢――或いは両手を固定した両足――を別方向に牛馬に引かせ、 苦痛を与えながら引き千切り、死に至らしめるという刑罰。 あれは何と言ったか――そう、主に"八つ裂き"と呼ばれる酷刑だった。 ――こんな時に、こんなこと思い出すなんて……。 なんてことはない。これも他の魔法と同じ過程を経て編み出されたのだ。 ――他の誰でもない、私のイメージから生まれた、私の一面。 ある意味、これも私らしい魔法なのかもしれないわね……。今は名前を考える気には、とてもなれないけれど―― などと内心で自嘲する。 こんな残酷な魔法を思いつく自分は変貌したのか。それとも最初から変わっていなかったのか。 マミ自身にも、わからなくなっていた。 暫くの間、場は静寂に支配された。 魔女は声もなく暴れ狂い、マミは静観していた。 聞こえてくるのは、ロープの摩擦音だけ。それとて広い空間ではないも同然。 もう五分は過ぎただろうか。いや、実際はまだ一分かそこらだろう。 この静けさが、マミには居た堪れなかった。 空気が重苦しくて、痛々しくて、ひたすら辛い。死刑の場に立ち会うというのは、こんな気分なのだろうか。 自分の身まで引き裂かれる想いだった――もっとも、 本当に裂かれている魔女とは比ぶべくもないとわかってはいたが。 待つこと数秒。遂に、その時が訪れる。 ギシギシと軋む音に、微かに混じるブツッという音。 マミの背筋にゾッと戦慄が走る。限界を超え肉体が断裂する音だと、すぐに察した。 マミは固唾を呑んで、しかし目を逸らさず見届ける。 八つ裂きと言っても、そう簡単に裂けはしない。 人間でさえ、あらかじめ骨を砕き、肉に"切れ目"を入れておくらしい。 でなければ上手く千切れないのだとか。 魔女の身体は人間より遥かに頑強だが、"切れ目"ならある。 ティロ・フィナーレが貫いた傷は、まだ塞がっていない。 蟻の一穴の例えもあるように、僅かなひび割れであっても、そこから必ず崩れる。 ブツッ……ブツン……と、肉が裂けるにつれ連鎖的に耐久力を失っていく。 心臓は大きく脈打ち、うるさいくらい鼓動が聞こえるのに、その音だけは耳にこびりついて離れない。 怖かった。できるなら耳を塞いで、うずくまってしまいたかった。 だが、逃げたい気持ちを捩じ伏せて、マミは駄目押しに最後の魔力を込める。 ロープが一際強く引かれると――魔女の身体は完全に二つに裂かれた。 ひとたび崩壊が始まってしまえば時間は掛からなかった。 もげた首の中身は、ドロリと濁った黒が覗いている。 果たして肉が詰まっているのか、いないのか。その中身は、やはり虚無のような印象を受けた。 マミは軽く見遣ったが、じっと観察する趣味も時間もない。 残った胴を、すぐに上下からロープが呑み込む。まだ魔女が死んだとは限らないからだ。 必要なら再び拘束し、圧砕するつもりだ。殺すなら徹底的に。ここまでしておいて、躊躇う理由も資格もありはしない。 虚空を見つめたままの首にも注意を払いつつ、身構えること数秒。 首は黒い霞となり、やがて透けていき、最後には消滅した。それと同時に、包んだ胴の手応えも消えた。 「……終わったの?」 独り言に答える者はいない。しかし、床に転がっていたグリーフシードの存在が、マミの言葉を肯定していた。 拾い上げたグリーフシードに視線を落として、マミの動きが止まる。 胸中に渦巻く、この不快な感覚は何だろう。命を拾った安心感も、グリーフシードを得た達成感もない。 ――これは誰に対しての怒り? 自分自身に、キュゥべえに……魔法少女の運命に。 熱と痛みと、言いようのない苛立ち。黒い炎に焼かれているみたいな―― 激しい破壊衝動が湧き上がるが、発散させる術もなく持て余す。 可能なら手当たり次第に八つ当たりしたい気分。しないのは、子供の癇癪だと自覚しているから。 マミは戦闘態勢を解かず、無意識に気を張り巡らせていた。 結果的に、その憤懣が自身を救った。 マミは誰もいないにも関わらず、周囲に敵意を発していた。 感覚は研ぎ澄まされ、背後から奇声を上げて飛び掛かる襲撃者にも反応できた。 まさか本当に敵が現れるとは予想もしていなかったが。 思考とは無関係に、身体は動いていた。 不安定な感情や思考を切り離し、身を守る為に反射で攻撃する。その機能は、今日一日で特に磨かれた。 加えて今は、とびきり機嫌が悪い。 マミは振り向くより早くマスケットを右手に握り、銃口を上にして肩に担ぐ。 空気の流れと音、声、臭い、気配。それらが示す敵の位置は後方、斜め上。 それでも襲撃者が僅かに早くマミに届く――かに思われたが、寸前で急ブレーキが掛かる。 さらに上から伸びたリボンが襲撃者の首に巻き付き、宙吊りにした。 半開きになった襲撃者の口に、マスケットの銃口を突き入れる。 額でも顎でも、とりあえず首から上ならどこでもよかった。 どう考えても、低く唸る声は人間のそれではなかった。殺さないよう配慮する必要もない。 振り返るのを待たずマミは引き金を引き、破壊衝動を解き放った。 銃弾が襲撃者の後頭部を砕いた直後、マミもようやく襲撃者の正体を確かめる。 「――っ……!!」 瞬間、マミは息を呑んだ。驚きのあまり声も出せず硬直する。心臓が止まるかと思った。 何せ目の前で怪物が牙を剥いていたのだから。 醜悪でおどろおどろしい顔。墨を流したような漆黒の肌。背中に広がった奇怪な翼。 鬼や悪魔にも似た、とにかく魔女の使い魔とは異なる異形のモンスター。 強力な弾丸により一撃で後頭部を破壊された怪物は、どす黒くヘドロ状の体液を撒き散らした。 当然だが、マミの頭上で。 その刹那、マミの思考は完全に停止していた。 攻撃ともつかない飛沫に対し、身体は咄嗟に手で顔を守るだけだった。 取り返しのつかない痛恨のミス。 後にして思えば、跳び退くべきだったのだ。得体の知れない怪物の体液なんて、絶対に触れてはいけなかった。 それが何を意味するかを理解していないマミには無理もなかったのだが。 マミは数瞬で思考を立て直し、判断を誤ったと悟るが、まだ大丈夫だろうと油断もしていた。 この時は、まだ。 その些細な選択を心底から後悔して、愚かだったと己を呪うのは、もう少し先のこと。 そして襲撃者の返り血は、マミの帽子と服に、金髪に、肌に降り注ぐ。 量にすれば僅か。ティーカップの底に薄く溜まる程度だが、確実にマミの肉体に付着した。 怪物だけに高温や強酸の体液かと覚悟したが、意外に痛みもなければ熱もない。 よって退かなかった分、すぐさま追撃に移れた。防御に使った左手はそのままに、右手で新たなマスケットを構える。 発砲。 弾丸は難なく怪物の鼻から上を吹き飛ばした。 頭のなくなった怪物の身体は力を失い、だらりとリボンに垂れ下がる。今度はマミも返り血をかわした。 しかし表情は一向に晴れず、立ち尽くしている。 ――これは何なの……? 魔女の使い魔じゃない。でも、前に見た気もする。どこか姿形に共通点がある。 ほんの数日前……暗闇の中で……まさか、これは―― 人を喰い、鋼牙ら魔戒騎士が狩る魔物。 マミを瀕死に追い込み、さやかの心に深い傷を残した忌むべき存在。 魔獣、ホラー。 マミは知らなかったが、それは素体ホラーと呼ばれる、ホラーが陰我と融合する前の共通した姿だった。 ――何故、ホラーがここに? ううん、その前に本当にこれはホラーなの……? マミは不安と迷いの直中にいた。 身体の傷は癒えても、心の傷は簡単には癒えない。 さやかに比べれば目立たないが、ホラーはマミの心にも傷を刻んでいた。 が、それを差し引いても恐れるには充分な状況。 ――おかしい。あまりに呆気なさすぎる……。だって冴島さんは言っていた。 ホラーは殺せない。魔戒騎士でないと封印もできないと。 じゃあ、このホラーも……―― 周囲の景色が歪み始めた。そう言えば、まだ魔女の撃破から三十秒と経っていない。 そろそろ主を失った結界が消滅する頃だ。 しかしマミは消滅を待たず、ホラーに背中を向けて走り出した。 ――早く……早く逃げないと! ホラーは消滅する気配を見せなかった。つまり、あのホラーはまだ生きている。 いずれ復活して襲ってくる。 そもそも殺せない敵を相手に、どうやって戦えばいいのか。勝てるはずがない。 だから逃げる。少しでも距離を稼いでおく。 ホラーを原形を留めなくなるまで潰せば時間は稼げるかもしれないが、 何が起こるかわからないし、人目を引けば却って危険だ。 ――でもいいの? ホラーを放って私ひとり逃げ出しても……。 一瞬だけ踏み留まったが、振り切って再び走り出す。 怖気づいているのは素直に認めるが、手の打ちようがないのも事実。 鋼牙と連絡の取りようがない以上、身を守ることを最優先にする。そう、胸の中で言い訳しながら。 やがて完全に結界は崩壊。元の世界に戻っても、マミは足を止めなかった。 いつの間にか太陽は沈み、空は薄紫に染まっていた。病院の裏側は近寄る者もなく、付近に人の気配はない。 普段なら好都合なのだが、何故だか心細くて堪らない。成長と共に忘れていた暗闇への恐怖が蘇る。 無性に人恋しくなって、通りに駆け出した。 そこに待っていたのは、闇を照らす街灯や電飾の光。 店先から漏れるCMや流行りの曲、行き交う車の音。何より多くの人の姿と声。 都市の中心部に比べれば地味だったが、やっと人間の世界に戻ってこれたと実感するには充分過ぎた。 マミは暫く喜びを噛み締めていたが、やがて妙なことに気付いた。 街行く人々のうち、少なくない人数の視線が自分に集中していたのだ。 通路の真ん中で、膝を押さえて息を切らせているからか。もう夜だというのに制服姿だからか。 「あっ……」 そこで、はたと思い出した。 自分が、ホラーの返り血を浴びていたことに。 「やだっ、きたな――」 マミは慌てて手の甲で頬を拭い、言葉と血の気を失った。 左手のひらにべったりと、覆いきれずに頬にも少し。 ホラーの返り血が飛んだ、はずだったのに。 血が、跡形もなく消えていた。黒い染みなんて残っていなかった。手のひらにも、甲にも、どこにも。 ――……ホラーと遭遇した日、ショッピングエリアに戻った美樹さんは泣きじゃくっていた。 光の中に、人の世界に戻ってこれた安心から涙を溢れさせていた。 あぁ、今ならよくわかる……。 そんなのは気休め。 もっと言えば嘘、偽り。 美樹さんは……彼女だけじゃない、誰もが気付いていないだけ。信じたいだけ。 本当は何も変わらないのに。 平和な場所なんてどこにもない。ここも、魔女の結界も、危険と安全は割合の問題でしかない。 人工の光は闇のすべてを覆い隠せない。魔物はどこにでも潜んでいる。ほら、そこにも……―― 周囲を警戒するマミの視界に、建物の隙間の暗がりで動く"何か"が映った。 それはネズミだったかもしれないし、風に吹かれたゴミだったかもしれない。 だが直後、マミの緊張は限界を超え、恐怖に駆られて走り出す。 人目もはばからず雑踏を掻き分け、足をもつれさせながらも全力疾走で。 その間、絶えず視線を感じていた。人間の奇異の視線だけとは思えない。 たとえば物陰で。光でも塗り潰せない、夜と共に広がっていく闇のそこかしこで何者かが蠢いている。 そのすべてが自分を狙っている。眼を光らせ、爪牙を研ぎながら。 これは本当に錯覚なのだろうか? 強迫観念に囚われたマミは自宅に帰り着くまで足を止めるどころか、振り向くことすらできなかった。 * マミは、いくつかの誤解をしていた。 彼女はこう思っていた。 ほんの数日前に比べ、孤独になった自分は見る影もなく弱くなったと。 確かに最初は精神のバランスを崩したものの、逆に孤独は彼女を強くしていた。 結果的にではあるが、孤独になって初めて自らの本心と願いに向き合うことができた。 そして死に直面したマミは虚飾を取り払い、自己を解放した。 背負いきれない重荷に潰される前に荷物を放り投げたに等しいが、 だからこそ死をはね退け、苦痛の生を選ぶことができた。 その強さは何も背負わない、命の他に失うものがない故の強さ。 だが、マミは犠牲を糧に成長したのではない。 本心を受け入れたことは成長と呼べるかもしれないが、 それが可能だったのは彼女が本当は失っていないから。 何もかも失ったと思い込んでいるだけだから真実にも耐えられた。 もしも自分の責任で、誰かの命が失われていたなら。 まどかやさやかを戻れない道に引きずり込んでいたなら。 きっと、その重みに耐え切れなかっただろう。 絶望して魔女と化したか、その前に自らの手でソウルジェムを砕いていた。 マミは気付いていなかった。 まどかとさやかは未だ彼女を先輩と慕い、佐倉杏子は同じ見滝原の街のどこかで彼女を心に留めている。 キュゥべえと夕木命に関しては、想い続ける自由までは、奪われても失ってもいない。 望んだ形ではなかったが、彼女の意思で幻滅という別れを選んだ。 そして本人は誇りを見失ったとしても、まだ誇りに見放されてはいない。 暗黒騎士のように道を外れない限り、いつでも胸に抱く資格は残っている。 とどのつまり、両親を亡くし魔法少女になった日から今日まで、マミはまだ本当の意味では何ひとつ失っていない。 捨てたもの以外は、大切なすべてに取り戻せる可能性が残っている。 しかしそれと引き換えるように、マミは最も大事なものを、これから百日を掛けて失っていく。 それこそが彼女に突きつけられた真の喪失。可能性の対価。 皮肉にも人生で最も生を渇望したその日――待ち受ける確実な死に向けて、マミの時間はカウントダウンを始めた。 BACK 牙狼―GARO―魔法少女篇 46
https://w.atwiki.jp/kinsho_second/pages/44.html
10090号「決議第178号に参加中の御坂は速やかに先頭配置につけっ!!」 15072号「まああの浦上とやらが逃げ回ったおかげで五和とオリジナルの接触時間が少し遅れました。とミサカはちょっとだけ裏切り者の肩を持ちます。」 16548号「緊急報告!!」 20000号「何ですか騒々しい。とミサカは16548号への不快感をあらわに・・・・・・」 16548号「それどころではありません!とミサカはあの暴食シスターが遊園地方面に向かっていることを緊急報告しますっ!!」 15072号「なぜあのシスターがオリジナルの位置を?とミサカは疑問符で頭がいっぱいになります。」 16548号「察するに肉食動物などの『捕食者のカン』ってやつでしょう。とミサカは発言します。」 かくて五和vsシスターズの幕が切って落とされるっ!! 五和「いったい全体、あなた方は何者ですか?」バッチィン!!!!五和の声と電撃音が交錯する。 10572号「シスターズです。あなたを行かせるわけには参りません!」バチバチバッチインンン!!!! 19人のシスターズは遊園地の外にでて五和を止めるべく入れ替わり立ち替わり電撃&サブマシンガンによる遅延作戦を展開していた。その連携は天草式顔負けであった。まあ一つの巨大な脳みたいなものだから当然だが。 ただし。 当初「殲滅作戦」という恐ろしげな名前だったのが電撃&狙撃をことごとくかわされた上、シスターズの2名を捻りつぶされた結果(ドンだけすごいんすか五和サン!)遅延作戦に変更を余儀なくされたのであった。 五和「全く、あの世間知らずな貧乳中学生に鉄槌を加えようときたら全く同じ顔した20人に襲撃されるとはシャレになりませんねえ。」口調がおかしいですよ五和サン! 20000号「襲撃者はあなたです。とミサカは冷静につっこませていただきます。」 五和「しかし、もうそれも終わりですっ!!!!」 シスターズ「「「「「「「「「「「「「「「「っ!!!!!!?????」」」」」」」」」」」」」」」」グシャッ!! 19人の戦士たちは息をのんだ。 体が動かない。 のみならず何か攻撃をされたわけでもないのに建物の上などで踏みつけられたようにうつぶせで自分たちが倒れていることに恐怖を通り越して疑問すら感じた。 「広域拘束術式。」五和は言う。 「不本意ながらちょこまか動き回ることになりましたからね。ついでに仕掛けをさせていただきました。見境無く動けなくする術なので市街地では本来御法度ですがあなた方の派手な動きで一般人もなし。感謝しますよ。」 この騒ぎの仲でも五和の表情は変わらない。 五和が去って暫くして拘束は解けた。 20000号「これからどうしましょう。とミサカはあの襲撃者に追いつくのはもはや不可能であると指摘します。」 10572号「大丈夫です。計算通りならオリジナルは今頃観覧車を降りている頃でしょう。とミサカは請け合います。一般人の多いところならあの襲撃者も無茶はしません。逆にお二人は人の多いところでの先頭に慣れてますから。とミサカは一安心します。」 10035号「きっ、緊急事態です。とミサカは慌てて報告します。」 20000号「今度は何ですか10035号?とミサカはもう何があっても驚かないぞと返事します。」 10035号「お二人の乗った観覧車が故障で停止してますっ!!!!」 シスターズ「「「「「「「「「「「「なっ、なんですってぇええええ!!??」」」」」」」」」」」」 驚かないと豪語していたシスターズも驚く報告であった。さらに報告が続く。 10035号「どうも上条さんとの時間を少しでも楽しみたいと思ったオリジナルがしでかしたようです。とミサカは報告します。」 一瞬の沈黙。 シスターズ「「「「「「「「「・・・・・・・あのおのろけ馬鹿オリジナルが・・・」」」」」」」」」もはやオリジナルのデレッぷりにあきれるしかないシスターズであった。 神裂「ステイル。何をしているのですか!?しゃきっとしなさいしゃきっと!!」 ステイル「はっ!す、すまない。」彼の手には噛みちぎられたカード。 ステイル「一応噛み切られないように最大限強化したはずなんだが。」 神裂「さっきの歯磨きが聞いているんでしょうきっと。……はっ!それどころではありません!!あの子を追いますよステイル!!」 ステイル「了解!」 二人は駆け出す。 シスターによる人肉食を防ぐために。 そのころ 打ち止め「真っ暗なのはやだよーっってミサカはミサカは言ってみたり。」 一方「しゃあねェだろうがよォ。」 結標「全く停電なんていやねえ。」 ショチトル「こうも暗いと、ねえ。お兄ちゃん。」 海原「と、いうより御坂さんたちはご無事でしょうか?って痛い!!」 ショチトル「この状況でまだ言うか?」 件の上琴空間では・。 上条「さすがに停電はまずいんじゃねえか。」 美琴「だってさーもうちょっとこうしていたいじゃん。」現在彼女は上条の左側にいる。 上条からの信頼もしくは愛のあかしなのだが、結果として電撃を防げないことになった。 美琴「それに暗いと町明かりがこう、…ロマンチックじゃない?」 上条「まあ確かにな。…さっきの続きでもするか?」 美琴「う、うん」チュッ 乗り込んでからというもの頂上を待たずしてのり付け中のお二人なのであった。 神裂「ステイル、急ぎなさいっ!」 ステイル「分かってるさっ!………っ!!神裂、危ない!!!」 神裂「っ!?うわっ!!」神裂は何かに足を引っ掛けそうになった。 神裂「危なかった、ステイル、感謝しますよ。ところでこれは……??」それは地面に倒れる、五和とインデックスであった。 インデックス「シ、刺激が強すぎなんだよぉ……」かろうじて意識はあるが目を回している。 五和「も、もう駄目ぇ………」こちらは何やらゴニョゴニョいって、気を失っている。 神裂「大丈夫ですか二人とも!?なぜこのようなことに?」 ステイル「フム、これが原因らしいな。」その手には五和の横に落ちていた『赤外線暗視装置付き望遠鏡』がある。 ステイル「これで何を見たんだろうね?」言うと彼は五和とインデックスが頭を向けて倒れていた方向へ望遠鏡を向ける。 ステイル「ちっ、暗くて見えやしない。えーっと……このボタンで暗視装置とやらが作動するのかな?……よいしょっと」カチッ 暗視装置が作動した。 と、同時に! ステイル「う、うーん……駄目だ、僕にも刺激がぁ……」 神裂「スッ、ステイル!?おのれ、ステイルまで気絶させるとはいかなる術か、この目で見てやるっ!!」言うが早いか彼女はステイルが見ていたものを望遠鏡で見る。 さすがの神裂氏もこの距離この暗さでは直視できないらしい。 神裂「っ!!!!!」その神裂もふらついた。しかし18歳にしては老けた精神年齢の賜物か、それとも聖人であることが幸いしてか彼女は倒れない。 そしてつぶやく。 神裂「あのバカップル、もはや見たものを気絶させるほどにまでなったのか………」 そう、そうなのである。 現在絶賛大人のキスを堪能中のご両人。 それを見たものはあまりの衝撃にその二人に近しい人間を気絶させるに足る破壊力(?)を有すに至っていた。 10572号「『愛は偉大なり』とはよく言ったものです。とミサカは感嘆します。」 20000号「我々はあの方をあきらめたはずなのに。とミサカは心中の苦悩を吐露いたします。」 10032号「………」バタッ 10035号「やはりこいつが一番最初にダウンか。とミサカはばっさりと切り捨てます。」 10842号「私の隣でも一人倒れているのですが。とミサカは打ち止めに何人倒れているかを尋ねます。」 20001号「ざっと1/3のミサカが倒れちゃってるよっ。ってミサカはミサカはネットワークを通じて流れてきたオリジナルの姿に頬を染めてみたり。」 結標「そういえば、この子にはネットワークが有ったのよね。」 一方「クソッ、目隠ししてもい目がねェじゃねェかよ。」 ショチトル「まあエツァリが見なかっただけ良かったとしよう。」 海原「皆さん何の話を!?ハッ!!まさかあの糞上条が御坂さんに何か!?」 一方「いまさら行っても間にあわねェよ。」 海原「うぎゃぁああああああ!!!!!!!!」 ショチトル「まだ言うかっ!?」ボコッドゴッ!! ショチトル「あの槍がない時のエツァリなんてちょろいもんさ。」 結標「……あの海原を瞬殺だなんて。」(*気絶しただけです。) 一方「やるなァ、コイツ。」何だかんだ言って一番現状を楽しんでる一方通行であった。 当麻「お前…いきなりすごいキスするな…。」 美琴「だって…当麻の味知りたかったんだもん!」 当麻「そんなことを力説されても…。」 美琴「当麻…私とこういうキス…イヤ…?」 当麻「そんなことない…とてもおいしかった…。」 美琴「よかった…私もおいしかった…だからもっと…して?」 当麻「喜んで…」 チュロレロレロ… 二人の時間はアツすぎる… 建宮「グハ!!」バタ 浦上「なんちゅうでぅぐでばは!!」ばた 二人のキスは強烈過ぎる…。 かくて二人のデートは終わる。 仲良く二人して歩いて行く二人だが……。
https://w.atwiki.jp/6hss5nu9gc/pages/61.html
ない夫さんの守るかどうか曖昧な約束事 OK 花山さんを雇う ・ えーりんの店に行く OK 自警団から情報もらう OK キャス狐にペンダントを渡す ・ リースを温泉に誘う + 不完全過去ログ 2013/06/16 キル子、衝撃のカミングアウト後、離脱。そのうち帰ってくるそうだ。 リーゼロッテから本を5冊もらった。多方面に配慮し過ぎじゃないか? 1 ヤマジュンパーフェクト 2 緊縛×調教囚われた神殿長(水のリース) 3 リーゼロッテの日記(日誌) 4 秘伝! 身体操作方 5 淑女の振る舞い 各神殿の代表者と会う。地の白蓮、火のリーゼロッテ、風の響、水のリース、そして愛の小鳥。オタンコナス四天王? アナスタシアとコミュ。実は下級貴族の娘。 リーゼロッテに遺失魔法「火の鳥」を教える。凄く……小さいです…… アスナと蟻退治に行く。さ、酸だー!!( ゚∀゚)o彡゜ スケルトン退治に行く。ぅゎドラコっょぃ。 銭湯が出来た。●REC カリム、実は予知夢が使えた。しかし解読出来るのはキル子のみ。チェフェイ、キャロの守りに付く ドラコと種族博物館に行く。水の民は人魚。ドラコの母親は光の民と異なる言葉を使う 花山さんのお見舞いをする。襲撃者は「人間至高主義者」の一員。メタ視点だとシュライバー。 2013/06/12 地の神殿に行き、荒くれ者共を信仰的に大人しくさせる……他神殿だというに。改宗してないのでセーフだがエレンに怒られる。若干仲が悪化。 獣人の差別について、キル子以外のメンバーと話す。花山さんまだ怪我治ってない。差別問題難しい。 キル子、また商人ギルドの依頼でダンジョンに。KOS-MOSを拾ってくる。 2013/06/11 自警団に行き、アリス・L・マルヴィンさんとアリス・マーガトロイドさんにあった。モンスター退治のお礼をもらう。 アスナとコミュした。一回ただ働きしてもらうことに。 邪神の使徒が街にいるらしい 「邪神と光神」は邪神よりの本 ぼろぼろだった神殿は寂れた感じの神殿に(布教の効果が0.2倍から、0.25倍に変わり脳筋布教体制が整った) 刹那Fセイエイがズーフィリアになりそう。葉月奮闘中? 悪霊の正体は【人間】。複数のパターンで殺しに来ているようだ キャロ・ル・ルシエ フェラチオが得意
https://w.atwiki.jp/prdj/pages/715.html
Pathfinder Chronicles NPC Guide 何十人ものキャラクター! 骨の折れる仕事を少し省こう。91人の完全なデータつきの、すぐに使えるノンプレイヤー・キャラクターたちを使え。 君が必要としているのがベテランのパスファインダーだろうが、常軌を逸した赤蟷螂会の暗殺者だろうが、アンデッドを憎むネックスの魔術師だろうが、単に無鉄砲なごろつきだろうが、この本はいい仕事します! この本に含まれているキャラクターは: ゴラリオンの無数の国々に住む30人の独立のNPCを、イラスト、履歴、完全なデータ・ブロック、彼らと友達になったPCのための特別な恩恵つきで。彼らはその母国とつながったフレーバーと歴史を有するが、30人のNPC全ては世界のいかなる場所、いかなる背景世界にもあらわれうる。君のPCたちの導師、同盟者、腹心、仇敵として使え。 君のゲームの最大の便益をもたらすために特別誂えにデザインされた、50人を越える名無しのNPCのデータ・ブロック。リノーム諸王の地の襲撃者、カタペシュの奴隷商人、蜘蛛に乗るゴブリン、ギルマンのナイフ使い、邪悪なカルト信者などを含む。彼らの低レベルの冒険のボスに使うにせよ、高レベルの冒険の手下に使うにせよ、これらの事前に作成されたNPCに、自前の名前と顔をつけることで、君の作業時間を節約できる。 Paizo のスタッフによってプレイされた7人の冒険者を、イラスト、履歴、データ・ブロック、プレイヤーの恩恵つきでNPCとして提供。1人を即興用の事前作成PCとして使え、あるいはまとめて君のキャンペーンのライバル・パーティーとして投入せよ! Pathfinder Chronicles NPC Guide は the Pathfinder Chronicles campaign setting を使用することを意図しているが、パスファイダー・ロールプレイング・ゲームや世界で最も古いロールプレイング・ゲームの3.5版を使用するいかなる設定にも適している。 ISBN-13 978-1-60125-219-7 追加の5NPCを呼び物とする無料Webエンハンスメントが the Paizo Blog にある。 カテゴリ:Pathfinder Campaign Setting │ 製品リスト
https://w.atwiki.jp/terachaosrowa/pages/2975.html
「うーん……」 イナバ製作所仮眠室にて行われる、情報交換。 真・最終防衛システムのありえない登場のしかたに衝撃をうけた一同であったが、 その真・最終防衛システムの口から語られた情報はさらなる衝撃をもたらした。 妹紅達の情報も合わせると、以下のことが判明した。 戦艦ハルバードと鷹の爪団を強襲した敵はアーチャー・永琳を含めた4人組。首領はデコが目立つ女 敵の主力武器は極大レーザー。異様に広い攻撃範囲を持ち、常人なら体を溶かされて即死 理由は不明だが空気王のサーヴァント、アサシンも従っている 首領は異常な強さを誇る完全体なるものに変身、残りの3名は少なからず手傷を負っている 1時の段階で秋葉原周辺を移動中 「アーチャーだけでなく、アサシンまで……」 この情報を聞き、まず考え込んだのは幹也である。 アサシンは空気王のサーヴァントである。それがこの襲撃者達に従っている。 真っ先に考えられるのは、彼女達が空気王と協力関係にあるということだろう。 それも厄介だが、真に問題なのはアーチャーの方だ。 妹紅は有無を言わさず襲われ瀕死の重傷、真・最終防衛システムによれば黙々と命令に従っていたらしい。 仮に自分達を本当に裏切っていたとしても、そこまでの態度がとれるものだろうか? それともうひとつ、敵は4人組……しかし話を聞く限り、この中に輝夜はいないことになる。一体どこへ? 考えても考えても答えが出てこない。 「あやややや、永琳さんも心配ですが、そんな相手に勝てるんでしょうか?」 正直な感想を漏らし、文はちらりと破壊された壁に目をやる。視線の先には、 度重なる任務失敗と、話の腰を折られて怒りが頂点に達した真・最終防衛システムにボコられる謎の剣士が。 「……それにあの剣士もなんだったのでしょうか? 『マスターの命令どおりs』とだけ言って後はあの人に一方的にやられてますし」 「さあ……」 仮眠室の誰もその名を知らないが、剣士の名はセイバー・リリィ。 仮眠室に向かったまではよかったが、進入経路に真・最終防衛システムが開けた穴を選んだのが失敗だった。 殺気全開だったのも災いし、エクスカリバーを抜く間もなく返りうちにあい現在に至る。 「しかし仮に襲撃者が空気王と協力関係にある者だとすると厄介だな……アーチャーの行動の真意も……」 「どっちにしても、私はそいつらを許さない……!たとえこの身がどうなろうと、必ず焼き尽くしてやる……」 妹紅はぎりりと歯を噛みしめる。 その瞳には、これ以上誰かを死なせてなるものかという覚悟の炎が宿っていた。 「……あの、もしかしてその永琳さん、洗脳……されているのではないでしょうか?」 「洗脳!?」 ここでエリスの口からぽつりと信じられない言葉が飛び出た。 「洗脳って……あの永琳が?いくらなんでも……」 「ですがお話を聞く限りでは……『感情がない』『命令に黙々と従う』『躊躇いがない』でしたよね? 私も過去に洗脳の経験がありまして、それらの症状にはものすごい身に覚えが……」 「対象抹殺確認。……なるほど、それなら空気王との戦いの時と彼女の雰囲気がまるで違ったのも頷けます」 「待てシステム!あいつと戦ったの!?」 「すみません、状況が状況だった故話すのが遅くなりました。纏めるとこんな感じです」 空気王を東京都にて発見、そのまま戦闘に。時刻は19時頃 同刻、同じく空気王を狙うアーチャー達と鬼のような男と共闘 隙をつかれ逃げ出されるが、空気王には大きなダメージを与えた 空気王の使用する技には短距離の瞬間移動を可能とするものと強力な拘束術が存在する 何故か空気王は全裸だった セイバー・リリィを塵にし終えた真・最終防衛システムはこのような新たな情報提供をした。 この情報を聞き、仮眠室の者達の反応は…… 「……その後にアーチャー達は空気王に捕まり洗脳され、重傷で動きが取れない空気王が 仲間にアサシンを貸し与え、自分の代わりに殺人を行わせているということなのか?」 「……それ以前に、何故その男は全裸だったんだ?」 「あやややや……やはり女性を惑わすためか、あるいはその道の男性を誘うためでは?」 「でも下の方はかなり貧相でしたよ?夫に比べたら……」 「……空気王、本気で炭にしてやるわ……」 ほぼ全裸に食いついた。そんな時、仮眠室の扉が開かれた。 現れたのは…… 「おや、先客がいたんですねぇ。初めまして、私は警視庁特命係の……」 「「「「「また全裸!?」」」」」 隠すものを隠さない、しかし礼儀正しい刑事だった。 【三日目・2時40分/新惑星・大田区】 【射命丸文@東方Project】(マスター) 【状態】健康、首輪無し 【装備】手帳@現実 【道具】不明 【思考】 基本 真実を新聞にして客観的に皆に伝える 0:全裸が今の流行……!? 1:この聖杯戦争を生き延びる 2:元の世界に皆で帰る方法を探す 3:式には負けない(何についてかは自覚していない) 【黒桐幹也@空の境界】(クラス・サーチャー) 【状態】健康、首輪無し 【装備】エーテライト 【道具】謎の本、他は不明 【宝具】此の者想いし最愛の人(両儀式) 【思考】 0:味方でいいんだよね……? 1:橙子達に情報を伝えに行く 2:鮮花やその他の知り合いを捜す 3:文を手伝う 4:橙子達も手伝う 5:式に会えて嬉しい 6:サーヴァント達の生存・脱落状況について調べる ※襲撃者(真・空気組)と空気王は協力関係にあると思っています ※アーチャーを洗脳したのも空気王だと思っています 【両儀式@空の境界】 【状態】健康、首輪無し 【装備】不明 【道具】支給品一式、ナイフ 【思考】 0:……なんだこの男は 1:幹也を許(はな)さない 2:何があっても幹也を守る 【真・最終防衛システム@サガ2GOD】 【状態】究極合体中、鷹の爪団員、空気王を警戒、全身中損傷(自動回復でも時間がかかります、回復中) 【装備】砲台×6・自己修復システム・浮遊システム、オメガ、秘宝75個、サイバー・エンド・ドラゴン 【道具】無し 【思考】 0:3分以内に味方と判断できなかったらスターバスターの刑 1:仮眠室に留まり仮眠室内の者を防衛 2:惑星を破壊するもの及び、防衛対象に害なす者は殲滅。それ以外は様子見 3:いずれ襲ってくるであろう惑星破壊活動を行う敵全ての殲滅 4 空気王は見つけ次第再攻撃 【藤原妹紅@東方Project】 【状態】全身から激しい出血(止血済み)、全身に包帯が巻かれている、若干の自己嫌悪、ダメージ(中)、鷹の爪団員 【装備】 【道具】支給品一式、蜆×3、米の苗、将棋セット一式、ゾフィー直筆サイン色紙、黒竜号 【思考】基本:戦いを止めたい。『生きる』 0:こいつも空気王の仲間なんだな!?そうなんだな!? 1:02の仇である空気王は倒す。鷹の爪団の仇も倒す 2:KAITOを警戒 3:輝夜が若干心配? 4:輝夜とは幻想郷で殺し合う(ここでは殺し合わない) ※ギルガメッシュ、空気王一行を危険人物と判断しました 【エリス@ルーンファクトリー】 【状態】陽が傾き行動可能、魔力消費(小)、疲労(小)、合体中(黒ベース)、空気王、真竜ニアラを警戒、深い悲しみ 【装備】なし 【道具】支給品一式×2、ホウレン草×2 【思考】 0:夫>この人>(超えられない壁)>空気王……といったところでしょうか? 1:夫(ラグナ)と合流 2 最終防衛システムの戦いの手伝い 【総統@秘密結社鷹の爪】 【状態】健康、半覚醒、深い悲しみ 【装備】不明 【道具】支給品一式、不明支給品、女神の心臓 【思考】基本:織田信長、空気王を倒す 0:女神の心臓で誰かを蘇生させる?or今後に備えて温存? 1:吉田君らを探すと同時に新しいメンバーを補充する 【松岡修造@現実】 【状態】健康、熱血、半覚醒、鷹の爪団員、深い悲しみと怒り 【装備】なし 【道具】支給品一式 蜆×97 米の苗 不明支給品 【思考】 0:妹紅を助ける?or真・空気組を倒す? 1:もっと熱くなれよ! 2:空気王を熱く倒す! 【杉下右京@相棒】 【状態】ダメージ(中)、洗脳解除済み、全裸、ペルソナ「剛毅」カメヤマ解放 【装備】ニューナンブ 【道具】警察手帳、メガホン 【思考】 0 裸で何が悪いんでしょうねぇ? 1 信長を逮捕する 2 今は仮面ライダーたちに任せて退避する。 ※カメヤマの力で雷系の攻撃を吸収します 【セイバー・リリィ@TYPE-MOON】死亡確認
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/260.html
第四十三話≪陽が昇る≫ 酒場のカウンター席に腰掛けながら、 シェパード種犬獣人の婦警・一色利香は、コップに入れたウーロン茶を口に注ぐ。 決して焼酎のウーロン茶割りなどでは無い。 喉が渇いたのだが基本支給品の水では少し味気無いため、 調理場の冷蔵庫の中に入っていたウーロン茶を飲んでいたのだ。 店主の許可など無いため窃盗に当たるかもしれないと、少し気が引けたが。 利香の隣では眼鏡を掛けたフリーカメラマン・富松憲秀が、見つけた週刊誌を読んでいる。 奥にある和室では、泥酔食道オヤジ・川田喜雄が未だに眠りこけていた。 随分イビキの音量は収まったようだが、起きる気配は無かった。 この酒場内に身を潜めてから、酒場内を探索したが、 武器になりそうな物は調理場にあった万能包丁ぐらいで、 役に立ちそうな物は見当たらなかった。 もっとも、酒場と民家が一体化したような建物にサブマシンガンやライフルといった強力な武器があるのは、 それはそれでおかしいが。 奥でイビキをかいて寝ている食道の主人風の中年男性は、アサルトライフルに長剣という、 非常に強力な武器を支給されていたが、 あくまでそれはあの男性の物。勝手に貰う訳にはいかない。 発見した万能包丁は、ロクな支給品が無かった憲秀が武器として装備した。 「それ、富松さんが撮った写真?」 利香が憲秀が開いている週刊誌のページに掲載された、 野鳥や野川の写真を指差して尋ねた。 写真の端には小さく「撮影:富松憲秀」と書かれている。 「ええ。これで生計を立ててます。家族を養える程度には稼いでますよ」 恥ずかしげに笑みをこぼしながら言う憲秀。 「写真、好きなんですか?」 「そうですね。父がよく写真を撮っていて、小さい頃からずっとそれを見てましたし、 それに、その瞬間の映像がずっと残るっていいな、と思うんですよ。写真って」 「あ~、何となく分かる気します」 実はあまりよく分かっていない利香。 憲秀も薄々その事は察知したのか、あまり話し込む事はしなかった。 「……もうすぐ、お昼ですね」 憲秀がカウンターの上に置いてある、基本支給品の時計を見ながら言う。 昼の12時になれば、この殺し合いの運営側からの放送がある。 ゲーム開始から最初の6時間。恐らく、いや間違い無く、犠牲者は出ているだろう。 そして、侵入すると首輪が作動するという、禁止エリアも発表される。 聞き逃す訳にはいかない大事な放送だと言う事は二人は理解していた。 「たった6時間なのに……すごく長く感じる」 「きっと、気のせいじゃ無いですよ……」 この6時間、自分達は襲撃される事も無く平穏に過ごす事が出来た。 しかし、それは自分達がたまたま、運が良かっただけの話。 襲撃者に襲われ、逃げ惑う羽目になった者、負傷した者、命を奪われた者もいるだろう。 一体何人が落命しているのだろうか。 とにかく、一色利香、富松憲秀、そして奥で眠っている川田喜雄の三人は、 最初の6時間を生き延びる事が出来そうだ。 だが、その次の6時間を生き延びる事が出来る保証は、どこにも無いし、 誰も保証する事など出来ない。 【一日目/昼前/B-3/酒場】 【一色利香】 [状態]:健康 [装備]:金槌 [所持品]:基本支給品一式、除草剤 [思考・行動] 基本:殺し合いからの脱出。殺し合いに乗っていない人々の救助。 1:放送を待つ。 2:富松さんと行動を共にする。 3:あの泥酔状態の中年男性(川田喜雄)が心配。 4:殺し合いに乗っている人に出くわしたら、まず説得。駄目なら戦う。 5:首輪を解除する手段を探す。 [備考] ※泥酔中年男性(川田喜雄)のデイパックの中身を確認しました。 【富松憲秀】 [状態]:健康 [装備]:万能包丁 [所持品]:基本支給品一式、ヨーヨー、セメダイン [思考・行動] 基本:殺し合いはしない。 1:放送を待つ。 2:一色さんと行動を共にする。 3:あの泥酔状態の中年男性(川田喜雄)が心配。 4:殺し合いに乗っている人に遭遇したら正当防衛の範囲での攻撃はやむを得ない。 [備考] ※泥酔中年男性(川田喜雄)のデイパックの中身を確認しました。 【川田喜雄】 [状態]:泥酔、爆睡中 [装備]:無し [所持品]:基本支給品一式、ツヴァイハンダー、ハーネルStG44(30/30)、ハーネルStG44の予備マガジン(30×10) [思考・行動] 基本:??? 1:爆睡中 [備考] ※泥酔しながら寝ているため揺さぶっても声を掛けても起きません。後どれくらいで起きるのかは不明です。 ※一色利香、富松憲秀の二人を認知していません。 ◆ 「あー、身体中が痛ぇ……特に首が痛ぇ。大丈夫か、陵華」 「何とか、ね……痛たたたた……骨が痛い……」 所変わってB-4の路上。フラフラと歩く二人の人影があった。 「まさかタイヤがパンクするなんてよー、ツイてねぇなぁホント。 手榴弾持った奴に襲われるしよー」 「愚痴言ってもしょうがないでしょ……でも、シートベルトしといて良かったわね。 してなかったら、もしかしたら死んでいたかも」 「だな……シートベルトの必要性を改めて認識したわ、俺」 つい一時間程前だろうか、B-8の豪邸で襲撃者の手榴弾による爆襲に遭った四宮勝憲、金ヶ崎陵華の二人は、 豪邸にあった高級車・S110型クラウンにて豪邸を脱出し、襲撃者の魔手から逃れた。 逃れたまでは良かったが、何の因果かB-4路上でクラウンの右前輪のタイヤがバースト。 制御不能に陥り進行方向左側の森林地帯の木に衝突、クラウンは大破してしまった。 その時、二人はシートベルトのおかげでどうにか一命を取り留めた。 陵華の言う通り、もしシートベルト未着用だったならば、衝撃でインパネ或いはフロントガラスに叩き付けられ、 最悪の場合即死、良くても大怪我は免れなかっただろう。 この事故は二人にシートベルトの必要性及び重要性を再認識させる事となった。 事故後二人は何とか大破したクラウンから這い出したが、数歩歩いた所で仲良く気絶。 約一時間程経過し、ようやく意識を取り戻したのだった。 時計を見れば、後40分程で昼の12時、第一回目の放送がある時刻になる。 死亡者の人数、氏名や入ると首輪が爆発すると言う禁止エリアの発表が行われるという大切な情報源なので、 その前に意識が戻ったのは良かったと二人は思った。 しかし、木に車のフロント部分が大破する程の勢いで衝突すれば流石に無傷では済まされない。 勝憲、陵華の二人共、身体中に軽度の打撲を負っていた。 動く分には問題無いが、かなり辛かった。 「とにかくよ……この先に酒場あるみてぇだからさ、そこ行って休もうぜ。 放送も聞かなきゃなんねぇし」 「そうね……」 二人はエリアB-3に存在する酒場に向かう事にした。 「……」 「……追って、来てはいない、みたい」 勝憲と陵華は後ろを振り返り、遠くを見つめる。 よく見れば、豪邸の方角から煙が上がっているのが見える。 恐らくあの爆撃のせいで火災が発生したのだろう。 あの襲撃者が追ってくるのでは無いかと心配したが、どうやらその気配は無いようだ。 「そう言えば、四宮さんが見た女の人って、どんな感じだった?」 陵華が勝憲に尋ねたのは、恐らく自分達を襲撃したと思われる、勝憲が目撃したという女性の事。 「ああ。緑色の長い髪でよ、綺麗なねーちゃんだったぜ。白いシャツと青っぽいスカート履いてたな。 何か、野球帽みてーの被ってたぜ」 「野球帽? ふーん……気をつけなきゃね」 「もう二度と会いたくねぇよ。手榴弾持ってる奴となんか戦いたくねぇっつの」 勝憲がうんざりといった感じで言う。 確かに、あんな威力の兵器を持つ敵とは出来る事なら二度と交戦したくは無いだろう。 「あー、歩きキツイなー」 「頑張ろ。四宮さん」 勝憲と陵華は、痛む身体に鞭を入れながら、エリアB-3の酒場を目指し歩みを進める。 【一日目/昼前/B-4道路】 【四宮勝憲】 [状態]:全身打撲(軽度)、B-4酒場へ移動中 [装備]:FN FAL(20/20) [所持品]:基本支給品一式、FN FALの予備マガジン(20×10) [思考・行動] 基本:殺し合いに乗る気は無いが、襲い掛かってくる奴は殺す。 1:B-4酒場へ向かう。 2:陵華と行動する。 3:麗雅と美琴の捜索。 4:あの緑髪の女(新藤真紀)には二度と会いたくない。 [備考] ※支給されたFN FALはセミオート限定モデルです。 ※緑髪の女(新藤真紀)の特徴を大まかに把握しました。 【金ヶ崎陵華】 [状態]:足に軽い擦り傷、全身打撲(軽度)、精神的疲労(中)、B-4酒場へ移動中 [装備]:コルトM1908”ベストポケット”(6/6) [所持品]:基本支給品一式、コルトM1908の予備マガジン(6×10)、カッターナイフ、ニンテンドーDS、 ニンテンドーDS用ゲームソフト(4)、調達した食糧及び飲料、牛刀包丁 [思考・行動] 基本:殺し合いからの脱出。 1:B-4酒場へ向かう。 2:四宮さんと一緒に行動する。 [備考] ※緑髪の女(新藤真紀)の特徴を大まかに把握しました。 ◆ また所変わって、C-7の砂浜沿いの道路。 レッドカラーのLA4型ルーチェにもたれながら海を見つめているのは、 野球帽を被り、艶やかな緑色の髪を潮風になびかせる女性・新藤真紀。 一時間程前、四宮勝憲、金ヶ崎陵華のいる豪邸を手榴弾で爆襲した張本人である。 「……改めて見ると、海って綺麗ね……ここ最近、海なんて行ってなかったし」 浜辺に打ち寄せる波、太陽に照らされ輝く海原、果てしない水平線。 ここが殺し合いの舞台だと言う事を忘れそうな、美しい光景である。 「それにしても、車が手に入るなんて……ツイてるわね」 真紀がもたれかかっているルーチェは、元々は今遠方で黒煙を上げながら炎に包まれている 豪邸のガレージに駐車されていた物だった。 豪邸にて標的はガレージに駐車されていた車を使って逃走したのだが、 そのガレージの中を真紀が覗いてみると、そこにはもう一台の車――このLA4型ルーチェが駐車されていた。 ロックされていたが、ガレージ内の壁にキーが掛けられていたので、難なくロックを解除。 こうして移動能力を飛躍的に高められる車の入手に成功したのである。 ルーチェの入手後、取り逃がした標的を追撃する事も考えたが、 そこまで拘る事も無いと思い、標的が逃げて行った方向・西方面とは違う、北方面に車を走らせる事にした。 途中、綺麗な砂浜と海が見えたので、車を道路に停め海を眺めていたのだ。 ふと、真紀はデイパックから時計を取り出し、時刻を確認する。 後40分程で昼の12時になる。運営からの放送がある時刻だ。 「もう、ゲーム開始から6時間経つのね……」 この殺人ゲームが始まって6時間。一体今、何人が死に、何人が生き残っているのだろうか。 「……アイツの名前、呼ばれたら拍子抜けね。 べ、別に心配な訳じゃないんだからね!」 知人である狼警官・須牙襲禅の事を思い出す。 特に心配な訳では無いが、やはり安否は気になる所であった。 「ハァ……とにかく、放送はちゃんと聞いておかなきゃね……」 【一日目/午前/C-7浜辺沿いの幹線道路】 【新藤真紀】 [状態]:身体中に掠り傷及び軽度の打撲(応急処置済) [装備]:二六年式拳銃(6/6)、長谷川俊治の野球帽 [所持品]:基本支給品一式、9㎜×22R弾(32)、 サーベル、ラドムVIS-wz1934(5/8)、 ラドムの予備マガジン(8×9)、マークⅡ手榴弾(3) 、長谷川俊治の水と食糧(食糧1/5消費) [思考・行動] 基本:優勝を目指す。積極的に他参加者と戦う。 1:放送を待つ。 2:知人(須牙襲禅)とは出来れば会いたくない。 3:標的を逃がすようなヘマはしたくない。 ※B-3酒場内和室に川田喜雄が寝かされ、 脇に川田喜雄のデイパック(基本支給品一式、ツヴァイハンダー、ハーネルStG44(30/30)、ハーネルStG44の予備マガジン(30×10)入り)が置かれています。 ※B-4に大破した車が放置されています。 ※B-8豪邸は全焼しました。 Back 042幕間‐殺人狂‐ 時系列順で読む Next 044桂川八重の異変 Back 042幕間‐殺人狂‐ 投下順で読む Next 044桂川八重の異変 Back 024酔っ払い保護作戦 一色利香 Next 055惨劇の引き金はとても軽く Back 024酔っ払い保護作戦 富松憲秀 Next 055惨劇の引き金はとても軽く Back 024酔っ払い保護作戦 川田喜雄 Next 055惨劇の引き金はとても軽く Back 037高級車でGO! 四宮勝憲 Next 055惨劇の引き金はとても軽く Back 037高級車でGO! 金ヶ崎陵華 Next 055惨劇の引き金はとても軽く Back 037高級車でGO! 新藤真紀 Next 058騎士を演じた男
https://w.atwiki.jp/filinion/pages/389.html
【25巻】 概要 ・敵の本拠地が判明したので、襲撃の準備をしていたら、逆に襲撃を受けたでござる、の巻 起フェイズ ①アディール、第二課課長(眼鏡、中間管理職タイプ)に会いな行く。 ・『悪夢の二日間』で負傷し、現在休職中 ・『サーシャ君の手がかりはまだ見つかりませんか』→失踪について、誘拐説、逃亡説、監禁説、敢えて姿を現さない説などあるが、全て推測。 『・・・迷惑をかけるのは、私の役なのに』 『そんな事はありませんよ、アディールさん。私は課長時代に、迷惑と思った事はありません。・・・困った事はありますが』 『・・・退任届を出したのは、本当かい?』 『サーシャさんは、課長代理を立派にこなしていました。今の私が復帰しても、その穴は埋められませんよ』 →足を引きずり、お茶を入れる 『ひき止めろ、とでも言われましたか?』 『いいや、理由を教えてもらいたい』 『ふさわしい人物が既にいますから』→意味深に笑う 『私が!?』 『責任感、行動力、決断力があり、自分以外のために戦える、立派な事ですよ』 『・・・悪い冗談だ』 『立ち位置が代わるだけで、見えてくるものが変わる事があります。貴女はそういう時期に来てきます』 『考えておく。・・・もし課長になったら、課長権限であんたを第二課に呼び戻すよ』 『それは困るよ、アディール君』←上司時代によく言っていた台詞。笑い会う二人 133:拾郎 2021/09/13 (Mon) 16 20 41 起フェイズ② 第二課長の部屋から退出したアディール。 ↑『法王庁による神界の霧との戦闘で負傷した関係者及び市民の治療施設』である事が分かる アディールを待ち構えていたのは、共に死せる都に突入した異端審問官クロービス。 『よお、今日もたんまり巻き上げられに来たのかい』 『・・・逆だろ、あんたが私にカモられるんだ』 →カードで賭け勝負しながら、雑談 ・クロービス、負傷の後遺症で腕が上がらない。 カードを持つ、カードを捲る、ダイスを振る、という動作がリハビリ。 ・テーブルの端には、酒の注がれたグラスが7つ。 死せる都で死亡した異端審問官と同じ数 →負けた方が、黙礼し、飲んでいく。 →共に生き延びた者同士の弔いの所作 ・アディール、『課長に推薦された』事を話す →『何一つ結果を出していない自分に自信がない』 クロービス『一つ言える事は』『俺に聞くな、自分で判断出来ないから、命令してもらう立場でいたんだぜ』 ・アディールの異端審問印、緊急召集振動 『負けの分は、ツケにしといてやるよ』 立ち去ろうとするアディールに 『・・・アディール、俺は自分で決断する事から逃げてきたけどな。あの廃都の底で、お前を行かせるために、あの場所に残った事は、俺自身が決めたぜ。迷いなくな。同時に今の俺の誇りだ』 『・・・貸しから3000引いといてやるよ、 134:拾郎 2021/09/15 (Wed) 16 07 55 131、132 『サーシャ失踪した事による動揺・後悔』 を引きずるアディールが、一線を引いた仲間のアドバイスにより、 『今、前に進むべき動機』 を確認・再認識するシーン ・主人公が鬱々モードのまま長期戦闘に入ると、話のテンポが悪くなるので、ブースト ・清書の時の注意 第二課課長、クロービスともに、独自の語り口でアディールの背中をおす←決して押しつけっぽくならない様に注意 135:拾郎 2021/09/18 (Sat) 22 17 30 【25巻】 承フェイズ ①街中の日常 ・大通りを歩く、旅人姿の三人。 待ち合わせの時間と場所を話した後、個別行動。 そのうちの一人、旅用該当を外す→『垢抜けないおのぼりの田舎娘』 物珍しげに、露店商や出店を彷徨く→場所を見失う ・声をかける聖冠騎士団ロカイ 『もしかしてですが、お手伝い出来る事はありますか?』 少女、連れと待ち合わせの前に、『どうしても欲しいもの』があるという→あるお店の名前 ロカイ『よろしければ、ご案内しましょう』 少女、お礼を言いつつ、身の上話『地元は土田舎だが、嫌いではない→都会も好きではないが憧れはある』『』今日は仕事の手伝いに来て、僅かな自由行動の間に迷った』『大きな街に来る事は滅多にないので、不安だったが、親切な人に会えてよかった→都会も悪くないかも』 目的のお店 小物店『この間来た時に、凄くいいと思って、お金を貯めて・・』→目的の指輪的な何かだが、足りない→ロカイが出す 『そこまでして頂く訳には・・・』『今度来た際に、還して頂ければ』『・・ありがとう』はにかむ ・店を出て、待ち合わせの時間まで後わずか。 『近道しましょうか』 ロカイ『では、お連れの方にもよろしくお伝えください』 少女『いいえ、伝える必要はないわ。・・・貴方も一緒に』 手を翳す→ロカイ、意識昏倒 『魔、魔女、・・・まさか、神界の・・・霧』 136:拾郎 2021/09/25 (Sat) 14 14 49 【25巻】 承フェイズ ②街中の日常・その2 ・街中の大衆食堂 一人の男がテーブルに座り食事中。 普通の食事風景だが、食事の姿勢やナイフとフォークの使い方に品がある。 男が食事を食べ終わる頃には、他の客、店の従業員がいつの間にかにいなくなっている。 ただ一人、男の会い向かいのテーブルに座っていた黒コート姿の男=第七課課長代行 ベルンを除いて。 「それで」「食後のお茶は君が運んでくれるのかな、異端審問官?」 「その通りだ」右手を上げるベルン 建物外部からの射撃により、男の隣のテーブルのポットが割れ、飛沫が男の頬にかかる。 「これで、満足か?‘神界の霧’?」ベルン、コートの内側より銃剣を取り出し、男に向ける 「やれやれ、ここの食事は最高なのに」 「食材は並みでも、調理方法と味付けの工夫で、高い位置でバランスを保っている」 「今の時代でも創意工夫により新しい価値を持つものは生まれている」 「私は、‘黄昏の時代’を回顧する訳ではない。・・・破壊は空しいだけだ」 「ただ、嫌いなだけだよ。・・・法王庁と、異端審問官が」 「動くな!」ベルン、発砲。弾丸が男の眉間を掠る 窓より飛び込んだ、第七課異端審問官、素早く男を押さえつけ、拘束。 「話はゆっくり聞いてやる。我々のやり方でな」 「同行願おうか。・・・神界の霧‘王弟’陛下殿」 137:拾郎 2021/09/25 (Sat) 14 34 00 承フェイズ ②後編 王弟、ベルン達第七課により拘束状態のまま、大聖堂へ連行される。 大聖堂の大門を通過した後、 ベルン「ヨルツヘルム王家の人間で、大聖堂にて異端審問を受けるのは、貴様が初めてだ」 「それは名誉なことだ。・・・王家の末席に生まれながら、‘巨神’と適合する素質を持たなかった私にとっては」 「だが、お気遣いは無用だ。・・・私は、さらに大きな栄誉を手に入れるのだから」 王弟薄く、笑う →大聖堂封印倉庫に保管されていた、ベルン達が回収した棺桶( 121参照)が、内側からはじけ飛ぶ。 中から飛び出した、女性型戦闘用自動人形が、高速起動にて、王弟の元に参上 「感謝する、君たち第七課には」 自動人形、登場時に、ベルン以外の第七課審問官を切り伏せる。 「君たちが、私と‘彼女’を招きいれてくれた事により、‘内側’で精神結合が可能になった」 銃剣を構えるベルンに対し、堂々と宣言する 「穢(けが)れよ、‘湖畔の英霊’」 自動人形、銃剣より放たれた弾丸を、王弟の眼前で切飛ばし、逆にベルンを銃剣ごと切り伏せる。 「さあ、午後のお茶の時間まで、一仕事をするとしよう」 大聖堂へと向かう王弟 →倒れたベルン、意識を失う前に異端審問印を口で噛み締める →緊急召集信号発動( 133のアディ―ルのシーンに繋がる) 138:拾郎 2021/09/25 (Sat) 14 38 37 承フェイズ ③街中、大通り 騒ぎが起きる大聖堂とは、反対方向へ歩いていく人影 → 135で登場した三人組の最後の一人 整理用:潜入した‘神界の霧’の殴り込み三人衆 ・一人目:田舎娘風の魔女(精神操作系) ・二人目:人形使いの王弟陛下(湖畔の英霊を操作) ・三人目:正体・能力は現時点では不明 139:拾郎 2021/10/01 (Fri) 19 27 44 転フェイズ ① 王弟&湖畔の英霊、無双 ・先制襲撃された第七課、意地をみせる 121 の人たち ・コイン使いの人、気絶から覚醒→利き腕ごと切断させている事に気づく 『ああ、封印弾を発動させて返り射ち、だったな』 周りを見ると、湖畔の英霊に食らいついている審問官もいるが、長くは持たなそう。→湖畔の英霊、圧倒的反応速度。 王弟『君たちは、湖畔の英霊を単なる自動人形と思っていたようだが』 『精神リンクにより、その真の能力を発揮する』 『私のように、意識をせずに意識をする、事が出来ればな』 流血具合から、自分の命が長くは無いことを悟る 『どうせ最後なら・・・』 逆腕で、普通のコインを投擲→力尽き、倒れる コイン、湖畔の英霊の脇を抜け、王弟の頬を掠める ポイント ・湖畔の英霊の圧倒的能力 →まだ、底は見えない感 ・攻略のヒント→AF以外には反応が遅れる? ・第七課の『やられっぷり』、踏み込めば面白いかも。 ・王弟の過去シーン(湖畔の英霊との因縁)、いずれ挿入するかも。 140:拾郎 2021/10/13 (Wed) 19 11 29 転フェイズ② ・ロカイ、荒れ果てた『花園』で庭園作業。 雑草を刈り、虫を駆除し、植木を剪定。 田舎娘、ロカイの傍らで微笑む 『後、少しね』 ・↑は、『花園の魔女』に囚われたロカイの見ている幻影。 設定 花園の魔女 ・魔女本人を守ろうとする贄を選定。 ・贄に幻影を見せる事で、魔女を守る『蔦と棘』が魔女を中心に展開 ・魔女に危害を加えようとする意識に反応し、贄は花園を荒らす要因と判断、『蔦と棘』が襲いかかる ・贄の守ろうとする気持ちが強いほど、『蔦と棘』の防御攻撃力、効果範囲は上昇。 ・贄が善良、純粋であるほど、威力は高い。 ・『つまり、単純馬鹿で使命感だけは高いアホが贄になった今の状況は最悪ってことだ。 裏路地の一角を飲み込むほど発達した『蔦と棘』。 聖冠騎士団と、十一課審問官が取り囲んでいる ・十一課の海賊っぽい審問官。錨型AFを振りかざし、パワー攻撃。 ・同じくロビン・フッド的な審問官。超遠距離&蔦の隙間を通す精密射撃。 いずれも、蔦に阻まれ、蔦がより巨大化。ダメージを負う二人 『こちらの攻撃に反応している』 『攻撃に、な』 ・花園の魔女 『無駄よ、私には守ってくれる人がいるもの』 棘の中心で、棒立ち状態のロカイに腕を回す 『ふふ、言い度胸だね』 棘の隙間をから十一課元暗殺者審問官登場 『僕はね、殺意や敵意なんていくらでもコントロールできるんだ。今この瞬間も、君に危害を与える気はないよ』 『ただ、忠告にきたんだ』 『君が捉えたそこの男は、あの女のお気に入りだ』 『あの、アディール・ノウのね』 ・棘が切り裂かれ、アディール登場。 『お気に入りなんかじゃない、身内みたいなものよ』 『身内だからこそ、不始末にカタをつけないとね』 続く 『 141:拾郎 2021/10/17 (Sun) 14 17 36 起フェイズ③ ‘三人目’の襲撃 ・第四課、‘現課長のサーシャ’、護衛の第四課審問官数人を引き連れ、異端審問印による緊急召集振動を受け、大聖堂へ急ぐ ・振動の変化により、『重傷者の人数』が分かり、焦る‘現サーシャ’ ・行く手を塞ぐ、‘三人目の襲撃者’=長身・瘦せ型の女 ・「どいていただけないでしょうか?、私の力(癒しの奇跡‘が必要とされています」 「・・・だから、邪魔をする」 →超速で襲撃、‘現サーシャ’を守ろうとした第四課審問官達を引き裂く →戦闘スタイル:ナイフ二刀流・高速移動 ・‘現サーシャ’に歩み寄る襲撃者、サーシャは緊迫した表情だが怯えてはいない「それ以上、近寄らないでください」 →襲撃者の足元に槍が突き刺さる 「聞こえなかったのかい?これ以上は立ち入り禁止だ」→第十二課課長フランク・ラパート登場 ・フランク「昨日の酒が抜けていないんでね。‘見なかった事’にしてもらえると、助かるんだが」現サーシャ「・・・感謝致します」→倒れている第四課審問官に奇跡能力‘癒し’と‘羽衣’を使用。自身にも‘羽衣’をかけ、大聖堂へ向かう ・襲撃者対フランク:スピードでは襲撃者有利だが、フランクの戦闘経験により致命傷は与えられないが、フランクの攻撃も襲撃者に当たらない」 →「‘狂戦士’とは何度も戦ったが、強化はされてはいないようだな。・・・面白い」→フランク、鎧を解除、高速戦に付き合う 「その程度で我を捉えられると思うてか。・・・愚か者め」襲撃者、超高速でフランクへ突進。フランクの脇腹にナイフが突き刺さる→が、「・・・捉えたぜ」、渾身の一撃 →壁に激突した襲撃者に、脇腹を抑えながらフランクが近づく。「ああ、そういう事・・・」→襲撃者の体型が‘獣人’へと変化 →‘獣人’さらなる速度でフランクに襲いかかる →「それならこちらも、遠慮なく手の内をさらそうか」 →フランクの顔に浮かび上がる‘十字の紋章’ 転フェイズに続く 142:拾郎 2021/10/20 (Wed) 22 06 51 【25巻・間章】 ・王弟の回想 『才能は、持ち合わせていない弟だった』 『厳密には、ヨルツヘルム王家に相応しい才能、を』 『 巨神 への適合性』 『 片割れ が全部持っていった時点で、俺は落ちこぼれだ』 →コールドスリープからの蘇生、もしくは試験管ベイビー誕生のイメージ ・『誰も俺に興味を示さない』 『俺も誰にも興味がない』 『 遊び場 は、いつも一人だ』 死せる都クルア・セルアの封鎖エリアに入り込む子供 『寂しさを感じた事はない。俺の遊び相手は、直ぐに出来たから』 → 顔のない長身の人影 が、子供と遊び、成長に連れて戦闘訓練をする 『俺たちは、いつも繋がっていた』 → 人影 が 湖畔の英霊 王位に必要な巨神との精神リンクの才能はなかったが、湖畔の英霊との精神リンクは天性の才能を持っていた、という皮肉 143:拾郎 2021/10/24 (Sun) 16 11 08 【25巻】 転フェイズ① 獣の対決 ・‘獣人’と化した三人目と、‘三頭四腕’形態のフランク・ラパードの高速対決 ・スピードは‘獣人’が上、攻撃力はフランクが上、連続攻撃を叩きこめばフランクの勝ちだが、‘獣人’には身体ダメージの再生能力がある←終フェイズのポイント ・カウンターを狙うフランクだが、 141の経験上、‘獣人’も警戒 ・フランク、自身の意識を‘鷹頭’に集中。‘獣人’の動きを‘見切る’事で、大ダメージを与える。 ・吹き飛びながらも‘獣人’の回想シーン 元は、‘神界の霧’の実験体。 失敗作として処分される寸前に脱走したか、廃棄されたのか記憶は曖昧。 以来、人目を遮るように森の中で野生児生活。 孤独に生きてきたが、ある日‘王弟’と出会う。 『巷を荒らす‘山犬’退治、と聞いていたが・・・」 『お前も一人か?』 『なら、今日から‘俺たち’になろう』 孤独を分かち合う事で、王弟の仲間になる。 ~回想シーン終了~ ・フランク、追い打ちをかけようとするが、‘獣人’逃亡 ・大ダメージ状態で高速移動のため、再生が間に合わない ・『逃げた!?いや・・・』『どこへ向かおうとしているんだ?』 144:拾郎 2021/11/14 (Sun) 18 56 27 転フェイズ② 花園の魔女 #183;家屋を覆う『茨と蔦』が増殖を続ける →離れた建物の屋根から見下ろしていたマディン、部下の審問官に指示『現時刻で包囲網より撤収する。閉鎖地区を第三区画まで広げる』 →海賊審問官『へいへい。また‘アレ’を持って移動かい』 →ロビン #183;フッド審問官『 #183; #183; #183;中の連中はよろしいですか?』 →マディン『言ったはずだ。犠牲は最小にすませる』 #183;『茨と蔦』の内側 →倒れた暗殺者審問官を煽る魔女 『お分かりかしら、貴方は捨て石にされたのよ』→暗殺者、倒れながらも礫を投げるが、潰され、動かなくなる →アディール、魔女の攻撃を捌きながらも、核となっているロカイに近づく。 魔女『無駄よ、愛しの彼は私のモノだもの、 #183; #183; #183;これからもずっと』 →アディール『欲しけりゃ持ってけ、ただ、そのまえに』 →AF能力開放、『言いたいことは言わせてもらう!』『お前には、やるべき事があるだろう!』 →一撃→ロカイ覚醒 #183;アディール、更に魔女へ追撃→魔女『それだけで!私の力はそれだけではないわ!』 →倒れていたはずの暗殺者が、背後から一撃 『やっぱり、マディンは最高だ。僕の一番やりたい事を理解してくれる』 →茨と蔦、解除 #183;アディール、ロカイと暗殺者を抱え、マディンの元へ ロカイ『 #183; #183; #183;また借りが出来ましたね』 アディール『すぐに返してもらうわ』 145:拾郎 2022/01/08 (Sat) 16 01 25 花園の魔女続き 設定 ・花園の魔女は、自身に保護感情を抱く相手に幻覚を見せ苗床とし、能力を発動 ・能力は、蔦と茨。花園の魔女に向けられた敵意に自動反応し、攻撃する。 ・蔦と茨の効果範囲・攻撃力は、苗床となった人物の花園の魔女に対する保護意欲に比例する。 ・苗床となった対象者は、古式庭園を管理する幻覚を見る。花園の魔女に向けられた敵意は、庭園に茂る雑草や虫=排除する対象として映り、生体エネルギーを消費して、蔦と茨を発動。生体エネルギーを限界まで、消費すると苗床は死亡する 146:拾郎 2022/01/22 (Sat) 08 42 23 >144 【補足】 『花園の魔女』とのバトル 『敵意に自動反応して攻撃する蔦』の設定を上手く使って、戦闘の流れを描写したい ①アディールは、『ロカイを連れ戻す事が目的』、暗殺者は『直前まで殺意を圧し殺す訓練を積んでいる』ので、花園の魔女に近づけた。 ②アディールは、花園の魔女の挑発に乗り敵意を向けた為、暗殺者は、殺しの瞬間に開放した殺意が大きすぎたため、蔦による攻撃を受け、重症を負う ③倒したアディールに対し、花園の魔女が自身の過去を匂わせる事をポツリと独白。アディール、その姿に過去の自分を重ねる→得意な才能故、浮いてしまった。アディール、ゆらりと立ち上がる→『遊んでほしいなら、そう言えよ』 ④アディール対花園の魔女。アディールは負傷しているが、アディールに敵意は無いため、蔦は反応しない為、互角の戦い 鬱屈した思いを抱える相手を、全力を出させる→花園の魔女、次第に心の叫びを吐き出しながら戦闘→アディール、論破もしくは理解 『だから私は一人になるしかなかった!』 『逃げただけだろ』『だから、戦い続ける奴は返してもらう』 ⑤最終的には、花園の魔女は『殺意を捨て、使命感もしくはマディンへの忠誠心で動いた暗殺者』に止めを刺される 花園の魔女、僅かに満足してアディールに警告 『あなたの進む道は茨の道よ』 『茨は嫌いじゃない。冬にも強くて、キレイな花も咲くしな』 147:拾郎 2022/02/02 (Wed) 16 22 21 【25巻:結フェイズ①】 概要:王弟 ‘湖畔の英霊’との決着 ①王弟、第七課に続き、第八課も撃破。無双続く。 力押しでは、‘湖畔の英霊’は破れない ②第五課課長、探索系AF発動。 ‘湖畔の英霊’の空間認識機能に誤作動を試みる →効果範囲内では、B給AF以上には行動制限。 ③王弟、「この程度の事で・・・」 ‘湖畔の英霊’との接続を切断し、再接続を試みる →その瞬間を狙い、強襲 ④「昔から、私の役割でした。・・・誰かがやらかした事の後始末や、尻ぬぐいが」 細身に眼鏡、手には細剣型C級AF. 「足止めか、捨て石か。どちらでも構わないが、今引けば、もう少し長生きできる事は伝えておく」 「私もそうしたいのはやまやまですが。・・・本当に、困るんですよ。貴方にこれ以上、好きにさせるのは」 「では、仕方ないな」 再接続、完了。 `湖畔の英霊’の剣刃が煌く。 ⑤場面転換。 マディン率いる十二課が‘花園の魔女’との死闘を終えたアディール達を回収。 重傷ながらも、王弟が向かった先を懸念するアディール。 「・・・早く、援護に向かわないた」 「既に、適任者が向かっている」 ⑥「本当に、困るんですよ、・・・こういう事は」 細剣で、‘湖畔の英霊’の神速の一撃を受けとめるのは、‘元第二課課課長’ 132参照 「・・・貴様!」 「私には向いていないのに、こういう事は」 眼鏡が銀光を放つ。 「ですが、誰かの後始末は、嫌いではありません」 148:拾郎 2022/02/02 (Wed) 16 26 47 147補足 第二課課長について、 13のB案で。 ・中間管理職タイプの振り回される人 ・『こ、困るよ、アディール君』→保身というよりは、規則に忠実で真面目な人。板挟みになるがコミカルな描写。 ・アディールのやらかしに対して『勘弁して』という反応だが、後始末に奔走してくれる。 ・大聖伐発動後、第二課が襲撃されるイベントあり。『困るんだよ、・・・こういうのは』(シャキン)→実は超強い ・‘湖畔の英霊’と一対一という大事なシーン。今まで損な役割だった分、カッコいい描写にしてあげたい。 149:拾郎 2022/02/02 (Wed) 16 46 04 【25巻:結フェイズ②】 ⑦王弟 ‘湖畔の英霊’、元第二課課長を追い詰める。 第二課課長の剣撃は鋭く、‘湖畔の英霊’の裏を書き、攻勢に出る。 ⑧王弟、守勢に回りながらも回想。 「なんで俺は、ここまでやっているんだ」 →王位を継ぐ訳でもない。 勝手に遺伝子操作されて誕生し、勝手に‘失敗’扱いされた。 今の治世に不満があるわけでもない。 適当に過ごす‘仲間’もいる。 →「ああ、そうか」 アイツは、王位を継いだアイツは。 俺より重いものを背負っている。 何も背負わなかった俺より、はるかに重いものを背負っている。 初めてアイツを見たのは、クルア・セルラの『玉座』。 ただし、アイツはまだ胎児だった。 『王の素質』を持っていたアイツは、より素質を強化するために、『生まれる事』も許されなかった。 生まれた後も、『巨神の素質』を持つ代わりに『ヨルツヘルムの再建』を背負わされた。 あらゆる保護を受けられる代わりに、『法王庁の消滅』を義務づけられた。 『用なし』の俺に代わって。 もし、アイツと立場が逆だったら、俺は耐えられただとうか。 ヨルツヘルムの民の悲願を、背負えただろうか。 こう、考えることはできないか。 アイツは、俺に代わって、背負うものを背負ってくれたのだ、と。 だったら、俺が一度くらい、アイツの役にたってもいい。 ⑨‘湖畔の英霊’の一撃が、第二課課長の細剣を砕く。 「・・・だったら、俺が一度くらい、アイツの役にたってもいい、か」 150:拾郎 2022/02/02 (Wed) 16 56 36 【25巻:結フェイズ③】 ⑩「褒めておこう。生身の身体で‘湖畔の英霊’とここまで渡り合った者はいなかった」 「・・・困りますね、こういう事は」 袈裟懸けに切り伏せられる、第二課課長。 ⑩再び場面転換、マディン達に手当を受けているアディ―ル。 異端審問印が、第二課課長が重傷を負った事を告げる。(チャドの霊圧が・・・状態) 「クソッ、今すぐに向かう」 「言ったはずだ、アディール。‘適任者が向かっている’と」 ⑪「・・・最初に貴方が言った通りです。私の役目は、捨て石、・・・ただの時間稼ぎです」 片膝をついた第二課課長の後ろより人影が迫る 「本命は、貴方の相手の本命は」 「僕がお相手します」 穏やかな顔つきの好青年。 首から下げた異端審問印のNoは「1」 「第一課課長、プライム・タークがお相手します」 151:拾郎 2022/02/02 (Wed) 17 09 02 【25巻:結フェイズ④】 ⑫「・・・これが」 ‘湖畔の英霊’を高速起動させながら、王弟は呻く。 「・・・これが、‘裁きの右腕’プライム・タークか」 神速の銃捌き。 ‘湖畔の英霊’の後の先を確実にとる。 そして、プライム・ターク自身は行動を読ませない。 表情から、全身から。 殺気を、闘気を消し、確固たる使命感のみで動く。 「これが、プライム・タークか!」 ⑬王弟、全精神を集中し、‘最後の一撃’をプライム・タークに向け放つ。 プライムは、右手の銃を構え、引き金を引く。 -閃光ー -そして 「これが・・・」 王弟が見たものは。 プライム・タークの右腕に刻まれた‘紋章’ 伝承にて伝わる幻のAf。 AFを強化するAF。 すなわち、‘マトレイヤの紋章’ 「これが、・・・‘裁きの右腕’か」 王弟が倒れ、‘湖畔の英霊’が動きを止める。 152:拾郎 2022/02/03 (Thu) 15 40 09 【25巻・終フェイズ】 ①襲撃後の法王庁後始末 ・第五課に回収される‘湖畔の英霊’ →「いかなる才能の持ち主でも、今後使う事は不可能だろう」 「強化された‘黄昏の時代の民’だから使えた。」 「使用時の負荷に、使用者の精神が耐えられない」 「封印倉庫にて凍結する」 ・再開するアディールと第二課課長 「・・・嘘つきめ」 「一度きりです。・・・なにぶん、非常時でしたkら。本当に復帰できる体ではないんですよ」 「いいさ、今度は二課へ戻ってきてもらう。・・・課長命令でね」 「今なんとおっしゃいました、アディールさん?」 「決めたよ。 二課の課長業務を受諾する。だから、私を支えてもらいたい。 マディンも、フランクも、プライムも、課長だからこそ、出来る事をやっている。 アタシのやり方で、法王庁を変えていく」 「光栄です。・・・微力ですが全力を尽くします、アディール課長」 ②‘湖畔の英霊’との戦闘で負傷したベルン他第七課 第六課の応急処理 ベルン自身、重症を負った部下の手当をする。 「もう少しの辛抱だ。 ‘サーシャ’殿がこちらに向かっている。 ‘奇跡’により、すぐに治る」 「・・・それにしても遅い」 「遅すぎる」 異端審問印、‘第四課課長(サーシャ)’の反応が消えている。 ③路地裏で、フランク・ラパード(人間形態)が、佇む。 「・・・どういう事だ」 路地裏に横たわる遺体。 「畜生、どういう事だ」 下腹部を抉られた、第四課課長サーシャの遺体( 143の後、殺害された) 「どういう事だ!」 フランクの絶叫が、路地裏に響く。 ④街を抜け、荒野を抜け走っている‘獣人’ 口には‘サーシャの肉塊’を咥えている。 王弟のモノローグ -だったら、俺が一度くらい、アイツの役にたってもいい。 -俺からの最初で最後の贈り物だ -受け取ってくれ、探し求めた最後のピース ‐‘ベスティアの聖痕’を 走り続ける‘獣人’の傷が回復。 その下腹部にサーシャの証である‘ベスティアの聖痕’が浮かびあがる 26巻へ続く 153:拾郎 2022/02/03 (Thu) 15 55 19 【25巻・考察】 書いている内に、クソ長くなり、読み辛くなってしまった。 ざっくりまとめると ・ボス級能力者が3体襲来 ・新体制の課長格が迎撃(アディール、フランク・ラパード、マディン、プライム・ターク) ・撃退するが、現‘光の聖女サーシャ’が殺害され、サーシャの起こす`奇跡’の根源である‘ベスティアの聖痕’が奪われる。 という流れ。 奪われた‘ベスティアの聖痕’を巡る攻防が、最終決戦へ向けたシナリオフック。 154:拾郎 2022/02/03 (Thu) 16 09 38 【25巻・巻末人物設定】 ①第一課課長 プライム・ターク 初登場時の設定 38 ・容姿 神父服とガンホルダー。主人公感あり。 ・性格 『融通が効かないキールベイン』。職務には実直であり、使命感をもっているが、正直すぎて融通が効かない。 ・能力 巻末書き下ろしの通り。神速の銃捌きと『切り札』能力 今回再登場時の設定 ・容姿 神父服の上からコートを羽織る。『成長した主人公』あるいは『続編で再登場した主人公』感あり。 ・性格 クルア・セルアの任務失敗は、自身の未熟さ所以だと思っている。 第一課課長継承は、『自身の罰』を背負う覚悟から。 従来もっていた正義感・使命感が半暴走状態にある。 戦闘では、あらゆる感情を無とし、無意識化に刷り込まれた『使命感』だけで行動する。 ・能力 『裁きの右腕』 ‘神速の銃捌き’が由来と見せかけて、実は‘マトレイヤの紋章’の最初の使用者。 第一課の現状:共に生き残った、マディンが去り、後任の部下の補充もプライム自身が望まない為、現在はプライム一人で‘第一課’である。 155:拾郎 2022/02/04 (Fri) 18 06 41 【25巻・巻末人物設定】 ②十一課所属・元罪人審問官 初回登場時 立場『マディンに対して忠実な、元暗殺者=‘罪人’』 ①子供の頃から『何でもできる人』だった。周囲には『凄い』と言われ続け、いつの間にか否定する人がいなくなった。心に隙間が広がっていく。 ②『いいこと』が自分でも分からなくなった頃、『叱ってくれる人』に出会ったが、叱ってくれる人は程なくして死亡してしまう。心の隙間は決定的に広がり、塞げなくなる。 ③その後、『叱ってくれる人』の面影を求めて『悪いこと』をやり続ける。『悪いこと』の究極である『暗殺者』となるが、そこでも『天賦の才』『確実な死をもたらす者、 死神 だ』と協賛しかされない。 ④ある仕事でマディンと対峙し、互角に渡り合う。戦いの中、マディンが暗殺者の願いを『理解した』事で、暗殺者はマディンに対して投降。 ⑤マディンが『叱ってくれる人』の代役になった訳ではないが、『理解してくれた』事により、暗殺者の心の隙間は、ある程度満たされる。 罪人となった暗殺者は、『マディンに与えられる‘困難な任務’を遂行する事で → 達成感・満足感を満たされる』ので、‘罪人’の立場を受け入れている。 今回再登場時の設定 ・立場:十一課所属異端審問官。 マディンが十一課課長に就任した事で、元暗殺者も戦力を重視され昇格となる。 ・行動理由の変化 「マディンより与えられる任務を困難な遂行する事により得られる満足感」 →「‘花園の魔女’を倒す事は困難 → マディンを失望させたくない →マディンのため、自分のために行動する」 ・‘忠実な番犬’から‘賢い猟犬’へ、進化したイメージ。 マディンは、こういう‘クセ強罪人’達を飼いならし、心理状態をコントロールする事で十一課を掌握している、 物語で感動させるポイントは「人が変わる時」 元罪人は、徐々に悪いなりに「成長」していくキャラとして、あと一回、出番がある予定。 156:拾郎 2022/02/06 (Sun) 18 23 08 【人物:王弟・補足】 ・シナリオの裏回しとして、出してみたら都合のいいキャラでした。 ・現状に不満はない。廃嫡された身分を受け入れている。野心もない。という、フラットの状態から『法王庁への殴り込み』を実行。 ・その理由は『全部を背負った(背負わされた)兄妹に、何かしてやりたかったから』。ある意味、敵側の主人公感ある行動理由。 ・戦闘シーンでのプライム・タークとの対決の見せ場は、『湖畔の英霊VS裁きの右腕(マトレイヤの紋章)』は、後のライナス・バルグとイルドルフのオマージュ。 ・引き伸ばしも考えたけど、ある意味、『一回だけの完全燃焼』で良かったかな 157:拾郎 2022/02/11 (Fri) 18 35 21 【25巻・書き下ろし】 異端審問印を握る男の手。 『使命を果たしたようだな、プライム・タークよ』 異端審問印が伝えたのは、襲撃の撃退と、被害状況。 『敬虔な魂に、真の安らぎを。』 異端審問印を離した手が、振り下ろされた大斧を受け止める。 『そして、異端者に裁きを』 男の周囲には、狂戦士の死体の山。 山中を静かに歩み続ける男の視線の先には、山陰に隠れる様に佇む原種巨神『ヘルモーズ』 『立場が変わった時に、人の真価は試される。・・・『攻める』立場から『攻められる』立場になった卿達はどう動く?』 狂戦士達の攻撃の中、悠然と進み続ける。 『この異端審議長ヴァイユ・ホンフェッサーの裁きをどう受ける?』 158:拾郎 2022/02/11 (Fri) 18 41 36 【次巻予告】 ー激突ー 『・・・判決を告げる』 異端審議長(新世紀、最強) VS 『不可侵と言うものをお見せしよう』