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物議をかもしたMH4Gの看板モンスターである飛竜種にして11体目の遷悠種。 解禁はZ2.3アプデ翌週の2018/4/25。 生息地は砂漠と彩の滝。 千刃竜の異名を持ち「刃鱗」と呼ばれる鋭利な鱗を纏う。 自由に空を飛び発達した両脚でキックを繰り出したり刃鱗を飛ばしたりして地上に襲い掛かる。 遷悠にあたっての主な変更点として、 一部の攻撃時に翼が赤く染まりその際にゴゴモアのようなカウンターギミックが搭載されている。 また、裂傷やられは近い効果を持つ出血やられになっており、 HR5の個体があることに伴って止血玉がHR帯でも買えるようになる。 防具はそのままレギオスシリーズ。 自動発動スキルは「見切り+5」となっており、剛撃、一閃を全部位に備え、更にガンナー防具は新スキル「空隙」のSPを備えている。 属性耐性は雷-10<氷-5<0<水<龍<火、とゴアやシャガルの防具のような極端な耐性になっていないため、 遷悠装備のコンセプトである"辿異装備を作るまでの繋ぎ"はもちろんのこと、見切りが出しにくい辿異装備(非不退装備)でも非常に有用となる。 閃転やシジルで会心100%にすることは容易なため、秘伝書効果の会心UPを切って耐性を上げることなどもできる。 武器は既存のもの+穿龍棍であり、無属性。 攻撃力がイビルジョーのものと比較すると若干低いが会心率がいずれも50%、近接武器は匠無しで斬れ味が全て埋まり空ゲージ100を持つ。 遷悠武器では空ゲージが最も長い。 ちなみにCSのセルレギオス武器には巧流スキルに類似するような特殊効果が存在していたが、MHFではオミットされている。 攻略 刃鱗と機動力を生かした多彩な攻撃を持つ。 プレビューサイトでは翼を赤く染めて空中から突進したり、 大量の地面に刺さった刃鱗が爆発したりといった攻撃が紹介されている。 破壊可能部位は頭、翼爪、脚、尻尾(切断)。 翼爪と脚は左右両方破壊しないと成立しないので要注意。 見た目ではわかりやすくなっているので壊れていないほうを狙おう。 脚は打点の高い武器だと狙いにくいので、脚を狙うならば片手剣や双剣等打点の低い武器が良い。 翼爪は破壊すると少し軟化するがHR、G級ともにそれでも硬い。 防具の強化でG級個体の頭と尻尾の部位破壊素材が要求されがちなのできっちり破壊したい。 弱点属性は雷、次いで氷が通り水と龍が僅かに、火が一部位にだけ通る。 このため複属性では風や皇鳴が有効。 Z以降(正確にはGR100~に改定された後に開発されたアマツマガツチ以降)の遷悠種同様、スリップダメージや打ち上げコンボといった強力な攻撃を持たない。 G級では発覚や怒り移行の際に超咆哮を用いるが、万一喰らってもすぐに危険な状況にはならない。 出血やられについてはCSとは違い刃鱗ではなくキックに付与されており、辿異種ティガレックスやヒュジキキに比べ圧倒的に出血やられになりにくい。 この辺りも、辿異種戦の前段階であることを強く意識しているのだろう(勿論止血玉は持っていくべし)。 耐久力はHR、G級ともにやや高めになってはいるが、当該ランクの適正装備であれば十分勝機はある(逆に言うとククボやエントラでは苦戦必至だが)。 同時期から配信されている決意シリーズの武器は、弱点である雷と麻痺の双属性、さらに辿異強化で耳栓強化を持つため非常に相性がいい。 HR5~ フィールドは砂漠でガレオスがいる。 初期位置はエリア2かつBCスタートなのですぐに接敵可能。 暑さ+出血のスリップダメージは馬鹿にならないのでしっかり対策しよう。 弱点は斬が脚>腹、尻尾、打が頭、腹>脚、弾が頭、脚>腹。 また、毒も有効。 体力はアマツマガツチとほぼ同レベル、つまりHRでは最高クラスのタフネスであるが、 厄介な攻撃が殆どないこともあって面倒というほどでもない。 レア素材は反逆鱗。 本体と尻尾の剥ぎ取り、頭の部位破壊報酬、捕獲報酬、落とし物のほか、 G級でもクエスト基本報酬、捕獲報酬、落とし物で出る。 このうち一番確率が高いのはG級の捕獲報酬だが、狩衛戦の交換でも手に入る。 GR100~ フィールドは彩の滝。 初期位置はエリア4、BC→3→4と走ろう。 ガブラスやランポス、ヤオザミなどが居るが、 ガブラスについてはセルレギオスの刃鱗や超咆哮ですぐに無力化される。 砂漠に比べ狭いので位置取りに気をつけたい。 斬が脚>>頭、尻尾、打が頭>腹、脚、弾が脚>頭、腹。 耐久は★2辿異種より少し低い程度で、 毒はHRと比べてダメージ半減、耐性2倍となっているがなおも毒怪奇は有効。 属性は若干効きづらくなっているが吟味して損はない程度の水準はある。 レア素材は鏡玉で、HRでの反逆鱗同様に本体と尻尾の剥ぎ取り、頭の部位破壊報酬、捕獲報酬、落とし物で出る。 遷悠骨が出るが、新規の改G級武器はない。 モーション バックジャンプ刃鱗飛ばし 後に飛びながら放射状に刃鱗を飛ばす。 そのまま滞空し、ゆっくり前方に進んだ場合はすぐ着地、 そうでない場合は滞空からの攻撃に移る。 滞空 ドス古龍達のように滞空したまま刃鱗飛ばし、拘束など複数回攻撃を繰り出し最後にキックで着地する。 怯ませて撃墜すると落し物を落とす。 キック 当たると出血やられとなる。 素早く繰り出すもの、飛び上がってから単発のものと数回繰り出してくるものがある。 使用後は隙ができることがある。 その場刃鱗飛ばし ナルガの棘飛ばしのような飛び道具となっている。 尻尾振り 2回振る。切断前は後方に刃鱗が飛んでくる。 拘束→連続ひっかき 滞空から回り込むように突進、当たると拘束されてしまう。 HRクエの支給品にランダムボールがあるので予想していた人も多いだろう。 刃鱗爆破 地面に刃鱗を突き立てた後、着地と同時に周囲を爆発させる大技。 爆発前の刃鱗に当たると怯みダメージが発生するが、ここで焦ってコロリンしてしまうと爆発に見事に引っかかる。 爆発のタイミングはセルレギオスが着地した瞬間。 きりもみ突進 特定の攻撃のあと、翼を赤く染めながらきりもみ突進をしてくる。 その時がカウンターのチャンスであり、ゴゴモア同様攻撃を当てるだけで成立。 セルレギオスが着地に失敗し、少しの時間ダウンする。 連続で刃鱗を飛ばす攻撃の後すぐさまきりもみ突進してくるため、狙ってカウンターを行うのは少々難しい。 カウンターによるダメージは要検証だが、ダウン時間が短いので回避斬りなどで成功したらラッキー、くらいに考えた方がよさそうだ。 失敗してきりもみ突進に当たると出血やられになるので注意。 刃鱗飛ばし→きりもみ突進(G級) 片方の翼から刃鱗を飛ばした後突撃。 使用頻度は低め。 連続刃鱗飛ばし→きりもみ突進(G級) 左右の翼から刃鱗を飛ばした後突撃してくる。 刃鱗飛ばしから間髪入れず突撃してくるので刃鱗をガードor回避するとカウンターを狙うのは難しい。 回転刃鱗飛ばし→きりもみ突進(G級) その場で1回転するとともに刃鱗を飛ばし、その後ターゲットに対してきりもみ突進してくる。 密着してるともれなく吹き飛ばされるので注意。 こちらは突進まで一拍おくのでカウンターを狙い易い。
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63話 焼け付く想いは憂い募らせる 放送を聞いた後も、赤髪のグラマーな女性、稲垣葉月と、 黒狼レックスは相変わらず熱い交わりを続けていた。 最初の6時間で14人の死者が出たという事実には二人も多少は動揺したが、 それだけで、禁止エリアを互いに記録した後は、今までの激しい行為の余波で すっかり空いた腹を満たすために朝食を取り、そして。 「うっ! ハヅキ……!」 「ああっ……! ん……はぁ、はぁ、はぁ、凄い……あれだけ出したのに、 まだこんなに出るんだ……」 「狼は一杯出すんだよ……知らなかった?」 「撮影で狼によく似た狼犬とかシェパードとかとならやった事あるけど、 こんなには出てなかったよ」 「撮影? ああ、ハヅキは女優さんだったんだっけ」 「女優って言っても、AVの、だけどね……あはは」 淫らな行為をしながら、他愛もない会話を交わす女と黒狼。 そして黒狼・レックスが葉月の身体に抱き付き、互いに体温を感じ合う。 「……好きだよハヅキ……愛してる……」 「私もよ、レックス……」 交わりを重ねていく内、二人の間にはいつの間にか恋愛感情が芽生えていた。 お互い――レックスは深層意識内での事だが――この殺し合いという状況下、 いつ襲われるかいつ殺されるか分からない状況下で、傍に居てくれる存在に餓えていた。 孤独に死んでいくのが嫌だったのだ。 だが今は、お互いの温もりを肌で感じ合える。 自分はもう孤独ではないのだという安心感が、いつしか別の特別な感情へと変わっていった。 もはや、葉月はレックスにとって、レックスは葉月にとって、なくてはならない存在になっていた。 行為の後始末を済ませ、衣服を着た葉月は、 レックスと共にリビングに移動し、これからの事について話し合う。 「そろそろ別の場所に移動しない?」 葉月がレックスに身を潜める場所の変更を提案する。 「ん~……別にいいけど、何でまた?」 「だってほら……この家の中、すごい、アレの臭いが、けっこう汚れちゃったし」 「ああ……確かに」 幾度も幾度も交愛を重ね、体液を床と言わず壁と言わず天井と言わず撒き散らした結果、 家の中に濃密な臭いが充満するようになってしまっていた。 レックスは気にはしていなかったようだが、葉月はその臭いを嗅ぎ続けている内、 段々と気分が悪くなり、どこか別の場所に生きたいという思いが強くなっていた。 そんな葉月の気持ちを察したのか、提案を呑んだレックスはテーブルの上に地図を広げる。 「俺達が今いるのって……」 「多分、エリアG-6だと思う」 「北に役場とかあるけど……地図に載っている施設だから人の出入り激しそうだし……。 学校とかもあるんだ。どうする?」 「うーん……ここは思い切って、役場に行ってみようか。 公共施設でプレイするのも悪くなさそうだし、それに……」 葉月は自分のデイパックから、木製銃床の突撃銃――AK-47を取り出す。 「いざという時はこれで戦うつもりだよ」 「でも、扱えるの葉月?」 「……説明書見て使い方は大体分かった、けど、拳銃も触った事ないんだよね、 実を言うと。ましてやこんなアサルトライフルなんて持った事ないし……でも、 これ、子供でも戦闘を可能にしたっていうぐらい扱い簡単らしいから、何とかなると、思うよぉ」 「語尾wwwwどこのじいさんwwwwwま、まあ、俺も一応戦えるよ。 このダマスカスソードと、爪と牙があるからね」 「でも、レックス剣扱えるの? 四足歩行なのに、基本」 「口に咥えればなんとかなるよ」 「そう……それじゃ、役場に行こう」 「分かった」 葉月とレックスはそれぞれ荷物を纏め、玄関へと向かった。 思えば外に出るのは何時間ぶりであろうか。 窓から差し込む日の光はすっかり強くなっていた。 同時刻、銀髪の学生服姿の少女、銀鏖院水晶は、エリアG-7東端付近の道路を、 とある場所に向かって歩いていた。 右手には小型の短機関銃・イングラムM10が握られている。 ある民家でシャワーを浴び、食事を取った後、行動を始めた。 向かう先は、エリアF-6にある島役場。 既に二人の参加者をその手に掛けた彼女は、次なる獲物を求め、 人が集まり易そうな場所へ向かい歩き続ける。 「あの黒狼に犯されたのは……この辺りだったっけ」 見覚えのある風景に、水晶は一旦足を止めた。 そしてとある裏路地に目を向ける。 そこは数時間前に、水晶が突然現れた黒い巨躯の雄の狼に、純潔を奪われた場所だった。 その時の思い出したくもない情景が、嫌でも水晶の脳裏に再生される。 口に獣のいきり立った――を、無理やり押し込まれしゃぶらされた。 ――の先端から溢れ出た、あの濃厚かつ生臭い、白く濁った汁の味は忘れられない。 トラウマ物の記憶が無意識の内に呼び起されるのと同時進行で、 水晶の中の黒狼に対する憎悪も強くなっていく。 「絶対、会ったら殺してやる。あの薄汚い―――をぐちゃぐちゃに踏み潰してやる!」 その瞳に底知れぬ憎しみの炎を宿らせながら、水晶は役場に向けて再び歩み始めた。 【一日目朝方/G-6市街地】 【稲垣葉月@俺オリロワリピーター組】 [状態]:肛門及び直腸裂傷(血は止まり治癒が始まっている)、 レックスに対する特殊な感情 [装備]:AK-47(30/30) [持物]:基本支給品一式(食糧一食分消費)、AK-47のリロードマガジン(30×10) [思考]: 0:死にたくない。レックスと一緒にいる。 1:役場に向かう。 2:襲われたらどうする……? ※服を着ました。 ※レックスに対し特殊な感情が芽生え始めているようです。 【レックス@オリキャラ】 [状態]:健康、及び特殊な感情 [装備]:なし [持物]:基本支給品一式(食糧一食分消費)、ダマスカスソード [思考]: 0:とりあえず死にたくはない。 1:ハヅキを死なせない。役場に向かう。 2:放送を待つ。 3:最悪の場合(ハヅキが死亡した場合も含む)、自害する。 ※稲垣葉月に対し特殊な感情が芽生え始めているようです。 【一日目朝方/G-7市街地】 【銀鏖院水晶@自作キャラでバトルロワイアル】 [状態]:健康、黒狼(レックス)に対する憎悪、F-6島役場へ移動中 [装備]:イングラムM10(30/30) [持物]:基本支給品一式(食糧一食分消費)、S W M19(6/6)、.357マグナム弾(21)、 イングラムM10のリロードマガジン(30×7)、マチェット、モルヒネアンプル(3)、 水と食糧(二人分) [思考]: 0:殺し合いに乗る。優勝を目指す。 1:島役場へ向かう。 2:みんな殺す。とにかく殺す。クラスメイトでも容赦しない。 3:あの黒狼(レックス)は今度会ったら絶対に殺す。 ※本編開始前からの参戦です。 ※須牙襲禅には気付いていません。 Is it hope or despair? 時系列順 曉血殺傷 Is it hope or despair? 投下順 曉血殺傷 夜明けは悪夢の終わりではない 稲垣葉月 WOLF S RAIN 夜明けは悪夢の終わりではない レックス WOLF S RAIN 奇妙なすれ違い 銀鏖院水晶 WOLF S RAIN
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艶かしき安息、躊躇いに微笑み◆S33wK..9RQ Shadows and Regrets(3)に戻る 『ではなぜ今になって己の姿を晒す?隠れ、孤独に、卑怯に、生きてきたお前がっ!?本心はなんだっ!?』 咲夜の言葉と同時に先ほどアシュナードが言った言葉が頭をグルグルと駆け巡った。なぜアシュナードが自分の事を『漆黒の騎士』だと気付き、尚、『印付き』だと知っていることがわかったのが疑問だが……言及はしない。 なぜならここは異世界、異界の地であり、戦法も魔法も大系も何もかも違う。それに異界のラグズなどもいるし、自分の知らぬ武器もある。 きっと支給品に参加者情報あたりがアシュナードに支給されたのだろう。もしかたら逆に『自分の正体を知っているアシュナード』なのかもしれない。だから深く追求することは無意味だと悟った。 そうだ。自分は何年も体を隠し、生きてきた。なのに今は体を隠そうともせずに戦闘を繰り返す。 だから印付きなのか。なぜ印付きなのか。という疑問もぐるぐると頭を駆け巡り始める。 そして最終的にたどり着いたのはあの言葉。自分の好敵手であり、恩人であり、そして倒すべき相手の言葉。 その言葉のせいで、自分は強者との戦いにとらわれているのだろうか。 否、違う。自分は自分の意思で戦いを望んでいるのだ。 だからこれからも自分は、戦い続ける。人殺しではない、騎士として。 しかし、自分の本心はなんなんだろうか。 本当に自分は優勝賞品の『願いを叶える』事を目的にしているのではないだろうか。 自分は無意識のうちに大事な鎧を棄てているのではないのだろうか。 あの時のディープスロート殿の攻撃も避けれたかもしれない。凹んだ兜を棄てた本当の理由があるかもしれない。 そして、私が願っていることが――――なのかも、しれない。 本当は知っていることだが、それが確かな願いなのかを知りたい。 ――――くだらん戯言だ。なにを考えているのだ私は。強者との戦いが全て。それが存在意義なのだ。 自分は戦わなければならないのだ。全てを打ち倒すのだ。参加者も、主催者も、全て。 『みんな聞いてくれ! 瀬多総司は殺し合いに乗ってる! 口八丁で誤魔化そうとしてくるけど、絶対に信じちゃ駄目だ! レミリアや幽香、悪魔や妖怪も従えて、あたし達だけちゃ手が出せない! 特にアドレーヌは要注意だ! 分身みたいな技を使ってくる! みんな騙されるな!! あいつらは悪魔だ。いや、それ以下だ! 絶対に惑わされちゃ駄目だ!! みんなで生きて帰ろう。あんな奴らに負けちゃいけない! 全員で、ここから脱出するんだ!!』 少女の声が聞こえる。瀬多総司。たしかアシュナードが口走っていた名前じゃないか。それに、悪魔や妖怪。気になるフレーズじゃないか。 全てと戦おう。だが、今は声が聞こえた方へ向かう気にはなれなった。休息をしてから向かうことにしよう。 【E-3/ バンクル遊園地観覧車近く/朝】 【漆黒の騎士@ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡】 [状態]:疲労大、四肢に貫通傷(スキルで治癒中) [装備]:神剣エタルド [道具]:基本支給品一式、神剣エタルド@ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡 [思考] 基本方針:強者と戦いたい 0:本当に、自分は優勝賞品を狙っているのか?(実は答えは知っている) 1:休む場所を探す。 2:休んだら声が聞こえた方へ向かい、妖怪や悪魔と戦いたい 3:アシュナードは打ち倒す ※名簿確認しました。 ※参戦時期はナドゥス城の戦い後です。 ※サイボーグ忍者(グレイ・フォックス)の正式名称は知りません。 またリボルバー・オセロットの名前をソリッド・スネークだと思ってます。 ※アシュナードが口走った瀬多が気になります。 ※魔理沙の拡声器による呼びかけを聞きました。 ☆ ☆ ☆ 「……少し、取り乱してしまった。思えばあれは予想範囲内だった」 眼球に釘が刺さってる状態で呟く。釘は完全に埋まっており、引き抜くことは不可能だ。 普通なら眼球を突き抜けて脳に達して死に至るのだが、メダリオンを使用した状態のアシュナードを死に至らせるには及ばなかった。精々痛いだけ。 釘は板に打ち付けたように、鉄の頭の部分がでていた。もう痛覚はない。だが視覚という戦いに重要な物を失ったのは痛手だ。 「ククク……それにしてもこの殺し合い、やはり退屈はしない。あの女、どうやって瞬間的に移動したのか気になるところだ」 自分を驚かせる戦法、そして道具、魔法。面白い、だから戦は止められないのだ。 『みんな聞いてくれ!』 そのときだった。ノイズ交じりに少女の声が聞こえる。その内容はアシュナードをかなり楽しませる内容だった。 「……む?……これは面白いことになってるじゃないか。瀬多よ。これからどう動くが見物だな」 自分も向かいたいが、今の状態で向かっては戦を存分に楽しめないだろう。 「……さて、あいつはやはり忠誠なんか誓っていなかったか。それ以前に、奴の正体がやはりゼルギウスだとは誰も思わなかっただろうな」 自分の部下の事を思い出す。その証拠にやはり自分に刃を向けてきたのだ。あいつは死刑。それ以前に部下ではなかったが…… 過去の英雄になんていつまでも取り付かれては前には進めないのに、奴はいつまでもわからないのだ。 まぁ、それを指摘する義理は自分にはない。今は休んで、次の戦の為の準備をしよう。 【D-3/ バンクル遊園地 真裏/朝】 【アシュナード@ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡】 [状態]メダリオン使用状態 疲労(大) 全身に切り傷、頬に貫通傷(全て回復中) 左目眼球に釘(回復不能) [装備]ヴァーグ・カティ@ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡 [道具]支給品一式 書店で取った本を何冊か [思考]基本方針:戦を楽しむ 1:寝る 2. 幽香を妃にする 3. 瀬多を軍師として起用し、鎧の二人(セシルとカイン)も部下にする 4. 上記二つを叶えるため、脱出方法も一応考える。しかしほとんど瀬多頼り 5. 弱者は滅する 6.ゼルギウスは殺す 7. イゴールを見つけたら殺す ※参戦時期は最終章でメダリオンを使用した直後。 ※メダリオン使用していますが制限が掛かっています。 ※鎧は爆発の影響でボロボロの状態です ※マルクが自分の考えに賛同してると思ってます。 ※瀬多達との戦いでの傷は全て回復しました。 ※漆黒の騎士の正体を知りました。また漆黒の騎士の過去や詳しい情報を得ました。 ※魔理沙の拡声器による呼びかけを聞きました。 ☆ ☆ ☆ 「.……げほ。げほ、」 「カイン!?大丈夫か!?」 カインはセシルの問いに答えることができなかった。吐き気、腹痛、そして傷口が痛む。 きっとベトベトンのもうどくのせいだろう。だが運がいいことにセシルはどくけしをもっていた。 「はぁ、はぁ、セシル、ありがとう」 「いいんだ。困ったときはお互い様だ」 吐き気が収まったカインはセシルに例をいう。この光景はやはり赤き翼の正しい姿であり、ずっと続いてきた。 「……セシル、お前は辛くないのか?ゴルベーザと戦うことを、」 「……カイン。君はもう僕の本心を知っているだろう」 カインはセシルとゴルベーザとの戦いで話していた事を全て聞いていた。 「ああ。俺はセシルがゴルベーザに自分の道を進んでほしいことを願っていることを知っている。だが、セシル、お前も自分の願いは絶対に譲らないことも知っている」 「……カイン」 「俺はいつまでもお前の味方だ。それを一緒に願ってやる」 ――――二人は知らない。それは歪んだ愛だということを。 『みんな聞いてくれ!』 そこに魔理沙の悲痛な拡声器からのが流れる。 「……内部に離反者でもいたのかな?」 「これを言ってる奴は勘違いしてるのに間違いないが、俺達には好都合だ」 カインがそういうと横になる。 「今の戦いで酷く疲労が溜まった。セシル、悪いが俺は寝る。交代に休んで、見張りを頼む」 そういうとカインはすぐに寝てしまった。 「……ゴルベーザ」 自分の愛しい敵の名を呟く。こんなに悲しいことはない。自分の道を進んで欲しいのに、なぜゴルベーザは自身の事ではなく自分のことばかり考えるのだろうか。 「わからないな」 思えばこれは矛盾している意見だ。なのにカインは自分の事を思い、気使ってくれる。その優しさが針の様に痛かった。 【D-3/ バンクル遊園地 近く/朝】 【チーム 赤き翼】 【セシル・ハーヴィ@ファイナルファンタジーⅣ】 [状態]疲労(大) 暗黒騎士 、全身に裂傷 [装備]銀の大剣@ファイアーエムブレム 蒼炎の奇跡、キラーボウ [道具]支給品一式×4 キラーボウ(13/15) 不明支給品1~2 [思考]基本方針:カインを優勝させ、ローザを含む全ての参加者を救済する 0:見張る 1. カインと共に参加者を一掃する。特に瀬多は優先して殺す 2. ゴルベーザには、自分の道を…… 3 少女の放送は保留 ※魔理沙の拡声器による呼びかけを聞きました。 【カイン・ハイウィンド@ファイナルファンタジーⅣ】 [状態]疲労(極大) 胸に軽度の火傷 、全身に裂傷 [装備]グングニル@ファイナルファンタジーⅣ [道具]支給品一式 [思考]基本方針:優勝し、ローザを含む全ての参加者を救済する 0:休む 1:セシルとの約束を果たし、この殺し合いを共に勝ち進む 2 少女の放送は保留 ※魔理沙の拡声器による呼びかけを聞きました。 ☆ ☆ ☆ 「なによこれ」 咲夜が戻ってきて、それを見た時、唖然とした。 誰だかわからない焼死体が転がっており、そして、先ほどまで生きていたはずの黒髪の子、かなり安らかな寝顔で『天城雪子』が息絶えていた。 そして近くに転がっているのはオタコン。指の爪を全て剥がされている。 なにがあったのだ。疑問しか浮かばない。この短時間でこんなことになっているとは、どうなっている。 「ねぇ、オタコン!」 まだ息があり、事情を一番知ってそうな奴を起こす。が、中々起きない。蹴飛ばしてやろうか。 「……あれ?」 そのときだった。視界が歪む。そして自分も倒れた。この感覚はあれだ。漆黒の騎士に文鎮を突っ込まれる前の感覚。 「おえっ」 倒れながら胃に入ってたものを吐き出す。だが自分はなにも食べていないのでどす黒い液体がでてきただけだった。どうやら能力を使いすぎたみたいだ。 確か胃潰瘍って血を吐く病気らしいけど、その血は胃酸で溶かされて真っ黒なんだっけ……? あー、意識が遠のく…… 咲夜のデイパックからモンスターボールが転がりおちた。 そして壁に追突。その衝撃でモンスターボールが開き、ピカチュウが現れる。 もはや咲夜の物ではあったが、これは最終兵器として使おうととっておいたのだ。もっとも咲夜は存在を忘れてただけかもしれないが。 「……ピカ?」 ピカチュウは唖然とした、なんだこれは。 「ピカピ?」 咲夜は黒い物を吐いて気絶しているし、千枝もなんだか具合が悪そう。オタコンは爪がない。 それで、多分同じポケモンだろと思われるピンク玉も切り傷だらけ。 セキチクジムで戦った見知ったキョウがいるけど、キョウは黒い涙を流してる。 「ピカ……」 それを見た瞬間、なんだか怖くなった。なにこれ。 「ピカアアアアアアア!」 大変だ。助けをよばないと…… 誰か来てよ……みんなが死にそうだよ….… 「ピカ!」(あ!ベトベトン!) 「ベトベトン~!」(ん?あんたどっかでみたことがあるな) 僕の願いが通じたのか、どこかで見たことのあるベトベトンがこちらに向かって這いながら移動してきた。 「ピカピカピカ!」(助けて!大変なことになってるよ!) 「ベトベトン~」(俺には無理だが、俺の主ならなんとかできる筈さ。……ん?そこにいるのは俺の元持ち主じゃねえか) 事情を説明するとすると返事が来た。どうやらキョウが持ち主らしい。もっとも今は違う。僕の事をいまレッドが所持していないように。 そういうとベトベトンを追うように鎧の男がこちらに向かってきた。 「………」 その鎧の男がよくわからない液体をみんなの口に入れていく。不思議なことにその場にいた全員の傷が癒えていった。 「ベトベトン~」(どうやら行くみたいだ。キョウには宜しくいっといてくれ) 「ピカピカ!」(ありがとう!ベトベトンと鎧の人!) ベトベトンがモンスターボールの光に吸い込まれていく。 そしてその男はゆっくりと歩き、やがて見えなくなった。誰だか知らないけど、とても優しい人なんだろうな。 『みんな聞いてくれ!』 「ピカピ?」 鎧の男が立ち去って数分後。女の子の大きな声が自分の耳をつつく。 その放送に耳をよく傾け、話の粗筋を頭に詰め込んだ。きっと大事な内容だから。……でも咲夜や他のみんなにそれを伝える術なんか自分にはないからどうしよう。 みんなよく寝ている。だけど、そこに黒こげの死体や女の人の死体。なんてこんなところでみんな寝ているのだろうか。 この状態で敵に、足立の様な奴に襲われたらひとたまりも無い。だけどみんな疲れているだろうし、自分が守ってやらなければならない。 ふと、自分の持ち主について思う。レッドがもし死んでいたら?それが堪らなく怖い。でも頭はいいんだ。だからずっと負けることは無かったんだと思う。 だから、どうか、レッドも、みんなも、生きていて。 【E-3/ バンクル遊園地 ジェットコースター乗り場前/朝】 【ピカチュウ】 [状態]PP消費、精神的不安 [思考] 0 みんなを守る 1 レッドに会いたい 2 ベトベトンの事をキョウに伝えておく ※レッドのピカチュウです。覚えてる技は「かみなり」「十万ボルト」「ボルテッカー」とあと一つです ※レッドと同じ時期につれてこられてます ※魔理沙の拡声器による呼びかけを聞きました。 【ハル・エメリッヒ@メタルギアシリーズ】 [状態]:気絶中、疲労(小)、両手の爪全て欠損 [装備]:なし [道具]:基本支給品一式、携帯型ゲーム機 確認済み支給品0~2 (武器はある) [思考] 基本方針:マルクの見極めと計画の阻止 0 ??? ※MGS2エンディング後、MGS4本編開始前からの参戦 ※ゲームを2面をクリアしました。また選択肢は保留中 ※疲労感と小さな傷ははラストエリクサーにより回復しました 【里中千枝@ペルソナ4】 [状態]:気絶中、疲労(小)、SP消費(小)、腹部に痣 [装備]:アメリカ製のライター [道具]:基本支給品一式、万能薬×2@ファイナルファンタジー4 [思考] 基本方針:この事件を解決する 0:??? ※真ENDルート、イザナミと出会う前からの参戦です。 ※ペルソナはトモエです。 ※疲労感とSPはラストエリクサーにより回復しました 【十六夜咲夜@東方project】 [状態]疲労(小)、胸骨にヒビ、鼻の骨の陥没(治療済み、衝撃を与えるとまた陥没する恐れあり)、腹部に痣、下 着 を つ け て い な い [装備]和服、釘打ち機 [道具]支給品一式(食糧はなし)、ピカチュウ@ポケモンシリーズ、自分の衣服(濡れている)、凹んだ防弾チョッキ、下着、釘打ち機、メガポーション@FF4 [思考・状況]基本方針;ピエロを倒して異変解決。油断はしない。幻想郷の常識は捨てる。 0 ??? ※漆黒の騎士の名前を聞きました。 ※FE世界の事を聞きましたが、信じてません。 ※疲労感はラストエリクサーにより回復しました 【カービィ@星のカービィ】 [状態]ソードカービィ、気絶中、疲労(小)、強い決意 [装備]虹の剣 [道具]虹の剣@星のカービィ [思考]基本方針:ゲームには乗らない。困った人は助けたい 0:??? ※名簿、支給品は確認済みです ※銀河に願いをクリア~の時期での参戦です ※アリス、キョウ、雪子と少しだけ情報交換しました。 ※セシルが殺し合いに乗っていることを知りました。 ※まだオタコンたちと情報交換をしていません。 ※疲労感と小さな傷はラストエリクサーにより回復しました 【キョウ@ポケットモンスターシリーズ】 [状態] 疲労(小)、全身に裂傷、左手の指ほぼ欠損、右目損傷 [装備] 神剣ラグネル [道具] 基本支給品一式、 アドレーヌの絵描き道具一式@星のカービィ、 コイキング@ポケモン 、神剣ラグネル@FE蒼炎 [思考] 基本方針 マルクに天誅。 0:??? ※アリス、雪子、カービィと少しだけ情報交換しました。 ※まだオタコンたちと情報交換をしていません。 ※疲労感と小さな傷はラストエリクサーにより回復しました ☆ ☆ ☆ 「…………セシル。やはり悪の道へ進んだか」 召喚士リディアは死んだ。彼らの仲間だ。 それに自分の部下、バルバリシアも。 これで遂にセシルを思うものは自分だけになってしまった。 この会場によばれていないセシルの仲間たちが今のセシルを見たらどう思うのだろうか。きっと悲しみ嘆くだろう。 しかし、セシルの願い。『自分の道を選んで欲しい』だと? お前は何を言っているんだ。これは最初から決まった運命だ。お前は聖なる道を進み、私は闇の道へ進むのだ。 なのに今頃になって立場を交換だと?馬鹿馬鹿しい願いだ。聖なる光への道を自らやめる者がどこにいるのだ。 ああ、なんて悲劇だ。これは悲劇だ。そして私にとって喜劇だ。笑える。 兄弟揃って殺し合いなど、なんて悲しいことだ。こんな悲しいことがあってたまるか。ゼムスに洗脳された私をお前は哀れんだ。 哀れんだからこそ、私を打ち倒し、救ったというのに、お前は哀れんでもないのに、闇の道へ進み、私の期待を裏切った。 いいだろう。それでは私も裏切ろう。お前は兄さんを私を呼んでくれた。それは堪らなく嬉しいことだ。 だが私はお前を弟とは言わないことにする。もはやお前は敵だ。ゼムスから私を救ってくれた恩を、私はお前を打ち倒す事でその恩を仇で返すことにしよう。 闇の道に進むのは私だけ充分だ。そうだろう、セシル。 【E-3/ バンクル遊園地のどこか/朝】 【ゴルベーザ@ファイナルファンタジー4】 [状態]:疲労(大)、鎧に少し焦げ目、鎧に傷、魔力消費(極大) [装備]:ベトベトン [道具]:基本支給品一式、ベトベトン@ポケモン、不明支給品(0~1) [思考] 基本方針:殺し合いにあえて乗り、殺し合いに抗う者たちの結束を固める 1:殺し合いに抗う者たちと戦う。 2:殺し合いに乗っている者達も抗う者達に有利になるように力を削ぐ 3:セシルに引導を渡す ※エンディング後からの参戦です ※ベトベトンはキョウが持ち主です 【アリス・マーガトロイド@東方project 死亡】 【天城雪子@ペルソナ4 死亡】 【リボルバー・オセロット@メタルギアシリーズ 死亡】 【残り24人】 ※ステルス迷彩は焼けて壊れました ※天城雪子の死体の手にシングル・アクション・アーミー(5/6)@メタルギアシリーズが握られています ※観覧車の真下にゴンドラが落ちており、そこにアリス・マーガトロイドの死体があります。 ※遊園地は誰かが電源を入れたわけではなく、会場のギミックです。8 00~21 00の間だけアトラクションが稼動します ※遊園地エントランス前に軽トラックが放置されています ☆ ☆ ☆ 会場のどこか。どかどかと廊下を歩く音が聞こえる。そしてドアをおもいっきり開ける音が彼の耳に響いた。 「……どういうことよ?」 「ああ、君達のゲーム機のプログラムのことかい?」 「知ってたのね。私達がアレを支給品に仕込んだことを」 「大丈夫、アイツには言ってない。言う気もない。それにどちらかと言えば俺は君達寄りのポジションさ」 ガソリンスタンドの男、イザナミはニヤニヤしながら彼女の言葉を聞く。 「ふざけないで。一番この惨事を楽しんでるのは貴方じゃないのよっ!!」 「えーりん!落ち着くのサ!」 「ふふ、俺は楽しい方向に進ませてるだけ。でもこれ以上やったら俺の命も危ない」 「……自分自身の命もどうでもいいと思ってる癖に、」 「大丈夫、これ以上梃入れはやらないように努力はする」 「あの選択の回答を知ったって参加者には殆ど無意味の情報よ。貴方のせいでゲームが進まなくなった」 「早く首輪を解かれても困るんだ。だからああいうプログラムを仕組んだ。でもあの『ハル・エメリッヒ』がプレイしてる事もあるし、すぐに無意味な選択だと気付かれるかもしれないから、難易度も上げておいた」 「っく!貴方って人はっ!?」 歯軋りをして、くってかかろうとする。だがその光景を見たマルクはすぐに永琳を押さえつける。 「えーりん!僕らがこいつに勝てる訳ないのサ!」 「おおう、怖い怖い、月の頭脳を怒らせたらどうなるか見物だねぇ。じゃ、俺は忙しいから早く出てって」 イザナミはもう興味は無い、と言いたげそうに回転イスを何かを映す画面に方向を戻した。こうなっては完全に自分を相手にしてくれないだろう。その部屋をあとにするしか二人にはできなかった。 「……はぁ」 「…………えーりん。」 「……大丈夫。まだ負けた訳じゃない。でもアイツのせいで運否天賦の賭けになった」 小さな声でマルクに言う、この廊下にも盗聴器があるのでこうやって話すしかなかった。 「……神に祈るしかないのサ」 「祈ったって意味は無いのよマルク。だからもっと決定的で、アイツにもばれない作戦を考えなければいけない」 泣き言を言うマルクに自分なりに励ました。 そうだ、神は居るには居る。それも沢山。だが祈ったって神は自分達の事に興味はもたない。精々私達の愚痴を宴会の肴にするだけだ。 だが、ゲーム機以上にいい作戦が思い浮かぶことは在りえない事だと自分でも分かっている。だから今は、神に祈る訳ではない。ただ運に頼るしかないのだ。 ハル・エメリッヒがその質問を意味の無い事に気付き、そしてイザナミが上げたという難易度が所謂『鬼畜』ではないことを祈るしかない。 私の裏をかいてきたイザナミの裏をかいてきた私の裏を……。正直、今はいたちごっこの状態だ。 最初からいたちごっこにならないような作戦、例えば、一撃必殺の様な攻撃を。 全てが終わるまで、私は考え続けなければならない。全てを救う為に。 時系列順で読む Back Shadows and Regrets(1) Next 銀河に集う星たち(前編) 投下順で読む Back Shadows and Regrets(1) Next 狂乱劇 第一幕 ─最強の妖怪─ Back Shadows and Regrets(1) アシュナード Next 狂乱劇 第一幕 ─最強の妖怪─ Back Shadows and Regrets(1) セシル・ハーヴィ Next 狂乱劇 第一幕 ─最強の妖怪─ Back Shadows and Regrets(1) カイン・ハイウィンド Next 狂乱劇 第一幕 ─最強の妖怪─ Back Shadows and Regrets(1) ゴルベーザ Next 狂乱劇 第一幕 ─最強の妖怪─ Back Shadows and Regrets(1) 漆黒の騎士 Next 狂乱劇 第一幕 ─最強の妖怪─ Back Shadows and Regrets(1) リボルバー・オセロット GAME OVER Back Shadows and Regrets(1) アリス・マーガトロイド GAME OVER Back Shadows and Regrets(1) 天城雪子 GAME OVER Back Shadows and Regrets(1) キョウ Next 狂乱劇 第一幕 ─最強の妖怪─ Back Shadows and Regrets(1) カービィ Next 狂乱劇 第一幕 ─最強の妖怪─ Back Shadows and Regrets(1) 十六夜咲夜 Next 狂乱劇 第一幕 ─最強の妖怪─ Back Shadows and Regrets(1) ハル・エメリッヒ Next 狂乱劇 第一幕 ─最強の妖怪─ Back Shadows and Regrets(1) 里中千枝 Next 狂乱劇 第一幕 ─最強の妖怪─ Back Shadows and Regrets(1) ピカチュウ Next 狂乱劇 第一幕 ─最強の妖怪─ Back Shadows and Regrets(1) ベトベトン Next 狂乱劇 第一幕 ─最強の妖怪─ Back Shadows and Regrets(1) コイキング Next 狂乱劇 第一幕 ─最強の妖怪─ Back Shadows and Regrets(1) イザナミ Next アフターダーク Back 第一回放送 八意永琳 Next アフターダーク Back 第一回放送 マルク Next アフターダーク
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運命のルーレット叩き壊して(後編) ◆d4asqdtPw2 (最悪だ……絶対に嫌われた……) 沈んだ気持ちのまま、新しい服に袖を通す。 普段であれば、買ったばかりの服を着るときというのは例外なく心が弾むものだ。 だが、そのあるはずのない例外が……今回だ。 「なにやってんだろ私……川田くんだって探さなきゃいけないのに……」 本当ならば一刻も早く川田章吾を探し出しに行かなくてはならない。 だが、放送も近いと言うことで、覚悟は動き回るべきでないと告げた。 そこで、ヒナギクの汚れた服の代わりを探しに近くの店へと駆け込んだわけである。 だが、『放送が近いから』というのは覚悟の方便だろう。 覚悟が服が汚れたヒナギクを気遣ってここに連れてきたのは明らかだ。 自分のせいで足止めを食らってるという事実も、彼女の心を締め付けた。 (私が覚悟くんの隣に立つ事が、彼の足枷になっている……) 覚悟の隣に自分が立ったところで、何の役に立ったのだろうか。 自分が何を成したのだろうか。 彼にとって自分はどんな存在なのだろうか。 考えれば、考えるほど……。 「とにかく……謝らなきゃ」 つかさに誓ったのだ。 川田を説得すると。殴ってでもアイツの馬鹿を止めてやると。 今できることは、ウジウジ悩むことなんかじゃあない。 とにかく前に進むことだ。 だけど……それは分かっているのだけど。 急いで服を着ると、覚悟の待つ部屋の扉を勢いよく開ける。 間を置かずに口を開いた。 「あの、本当にゴメン。覚悟くん、零」 「本当にすまなかった」 重なる、謝罪。 深く頭を下げた姿勢。その同じ姿勢のまま、2人は数秒間無言で停止する。 覚悟は返事を待っている。ヒナギクはなぜ謝られているかが分からず、戸惑っている。 「え? なんで覚悟くんが……」 「ヒナギクさんのことも考えずに、1人勝手に走り出した私の責任だ。 つらい思いをさせてしまった。本当にすまない」 『覚悟に注意の1つもしなかった我らも同罪であろう。すまなかったな』 確かに問題の発端は覚悟にあった。 川田の発見を急ぐ余り、ヒナギクに自分のペースに合わせる事を強制してしまった。 常人があの姿勢、あの速度で動かされたら、耐えられないに決まってる。 ましてやヒナギクは1時間前まで、倒れるほど疲労していた身だ。 そのことを省みての覚悟の謝罪であったが、その事実はヒナギクの心をさらに締め付ける。 「……そうなんだ」 やはりそうなのか。 自分が覚悟の隣に立ち続ける限り、覚悟は自分に合わせなくてはならない。 走る時だって、足の遅い自分のために立ち止まる。 敵に襲われれば、自分を庇いながら戦う。 「だったら、私がいなければ覚悟くんは自由に……」 「違う。 それは……」 覚悟の反論はヒナギクに届くことはなかった。 彼の声を遮ったのは、老人の声。 彼らに絶望を告げる第5回放送である。 『それでは午前6時、5回目の定時放送じゃ』 流石に5回ともなれば慣れたのであろう。 話すのを即座に中止し、紙とペンを即座に取り出す。 『まずは禁止エリアの発表じゃ』 老人の擦れた声が禁止エリアを淡々と紡ぐ。 覚悟がしっかりとメモを取るのに対して、ヒナギクはどこか上の空で、その手の動きはぎこちない。 川田が呼ばれるとしたら、もし呼ばれたら……自分のせいだ。 『泉こなた』 最初に呼ばれたのは、川田が殺した人物。つかさの友人。 川田が殺した。バラバラに砕いた。 『津村斗貴子』 覚悟の筆が一瞬止まる。 アカギとパピヨンを信頼しきっていた彼からしてみれば、川田が殺したとしか考えられない。 恐らく彼女も、川田が殺した。 「…………そっか……」 覚悟に聞こえないほどの小さい声。 何も聞こえない。 覚悟から聞いた話より推測すれば、斗貴子を殺したのは川田だろう。 あいつは、もう戻れないところまで来ているんだ。 つかさを甦らせたい。 その思いは純粋な愛情だったのだろう。 それが、どこかで歪んだのか? 彼が、どこかで壊れたのか? そんなことはない。そんなことはないのだろう。 ならば……彼が狂ってはいないのだとしたら……。 『川田章吾』 一瞬だけ心臓が跳ねた。痛くなるほど。 だが、それだけだった。 その一瞬を過ぎると、ヒナギクの心臓は平常を保っていた。 怖いほど落ち着いている。 本当ならば、声を上げて泣くべき状況だ。 だが、もういい。 もうどうでもいい。 『赤木シゲル。 以上十一人』 そんな事、桂ヒナギクにはどうでもいいんだ。 泣いたって、想ったって駄目なんだ。 許されないんだ。 だってそうでしょ? 「川田は……そうか……」 おそらく、川田が学校を再襲撃したのだろう。 津村斗貴子と赤木しげるを殺したのも川田。 そして自身もその戦闘で死亡。 そう考えるのが最も自然だ。 「そっか。川田くんも死んじゃったのか……」 間に合わなかったという悔しさよりも、2人の心を支配しているのは脱力感。 全ての危機が去ったわけではないが、殺し合いに乗った人物はいなくなった。 となれば、学校へ急ぐ理由もないだろう。 「ヒナギクさん。さっきの話だが……」 だが覚悟には、解決しなくてはならない問題があった。 放送の直前にヒナギクが言った事。 彼女は、『自分が覚悟の邪魔をしている』と思い込んでいる。 「あぁ、あれはもういいの」 「ヒナギクさん?」 あまりの変貌に覚悟が困惑する。 さっきまで、あんなに気にしていたのに。 川田の死に動揺しているのだろうか。 「もう……いいから」 今はそっとしておこう。 何分が経過しただろうか。 おそらく、それほど時間はたっていない。 ヒナギクが店のドアを開け、外に出て行く。 おそらくは外の空気でも吸いたいのだろう。 覚悟も外へ出て、何も言わずに追いかけるが、すぐに立ち止まる。 目の前のヒナギクも同じように立ち止まっていた。 道路に誰かが立っているの確認したからだ。 2人の前に現れた人物は……。 「なんで……」 男が口に人差し指を当て、『黙れ』のジェスチャーを取る。 覚悟とヒナギクがその意味を理解するのに1秒も時間も要さなかった。 男は首輪をしていない。 つまり、主催は『この男が死んでいる』と思っている。 「覚悟くん、店内に戻りましょう」 「あぁ……パピヨン殿は村雨殿たちに任せよう」 どこかぎこちない会話を交わす2人の背中を追いかけ、赤木しげるも店内へと入っていった。 ◆ ◆ ◆ 紙の上を鉛筆が踊る。 紙面は既に大量の文字で真っ黒になっていた。 『津村さんを殺したのは川田で間違いないのだな?』 『あぁ。アンタが学校を離れてからのことだ』 書かれている事と言えば、学校で分かれた後にお互いが経験したこと。 それと、他の参加者の情報。 ちなみに、津村斗貴子をパピヨンと共に死に追いやった事実は、こうして偽って伝えている。 『その大首領があなたの首輪をはずしたわけね?』 『あぁ。奴はこの殺し合いに参戦したがっている』 中でも2人を驚かせたのが、この殺し合いの主催者、大首領とアカギの遭遇。 それは、覚悟たちの考察やエレオノールが夢で見た内容を裏付けるものとなった。 神社でアカギが見た強化外骨格に大首領を降ろす。 それがこの殺し合いの開催理由。 『これを見て欲しい』 アカギが取り出したのは、ケンシロウの死体が持っていたエニグマの紙。 そこに書かれていたのは『般若心境』の文字。 『この殺し合いのシステムの中枢に、霊が絡んでいるのは間違いない。 そしてBADAN内部にこの殺し合いを止めようとしている人物がいるのも事実』 その人物とはDr.伊藤。アカギがチャットした相手のことだ。 さらに前々回の放送での徳川光成の台詞。 そしてさらに、『般若心境』、つまり念仏というキーワード。 明らかに少ない説明文。これでは何が入っているのか分からない。 まるで、何かを隠しているようだ。 それらを総合すると、答えは1つ。 『おそらく、強化外骨格の霊を成仏させるために、その者が用意したアイテムであろう』 このアイテムは希望の鍵。 ケンシロウが命を賭けて託そうとしたものだ。 『やはりそうか』 アカギはしばらくの間、他の参加者に接触するつもりはなかった。 だが、このアイテムを発見する事で状況が変わる。 明らかに『裏切り者』が混入したアイテムだ。 だが、アカギには肝心の強化外骨格についての知識がない。 詳しいものを探しているところに、運よく葉隠覚悟を発見したわけだ。 『開けてみるか?』 『あぁ……零を別の部屋へ避難させるから待っていてくれ』 もし、空けた瞬間に効果が発動するものなら零が成仏してしまう。 だが、その可能性は低い。 もしそうなら『開けた瞬間に効果が発動する』と書いてあるはずなのだから。 それでも零を避難させたのは万一を考えてのことである。 『開けるぞ』 戻ってきた覚悟を確認し、ゆっくりと紙を開くと、中から出てきたのは2枚の紙。 『紙の中に紙?』 『こっちは、手紙のようだ』 そこに書かれていたのは神社に眠る強化外骨格についての説明。 その強化外骨格が大首領の為につくられたこと。 その中に死んだ参加者の魂が閉じ込められている事。 大首領がその魂たちを支配して首輪の制限などを行っている事。 他にも、この『プログラム』のシステムの深いところまでの説明が記されていた。 手紙の最後は「どうかこの手紙が正しき心を持つものの手に渡らん事を」の1文で締められている。 『これを書いたのはおそらく、このプログラムに関わる技術に明るいものだ』 首輪のシステムや原理まで書いているあたり、ただの1構成員と言うわけではないだろう。 『Dr.伊藤か』 『おそらくな。支給された人物がなかなかこのアイテムを開けないから、チャットで俺たちに接触してきたのだろう』 『もう1つの紙は?』 『これは……』 もう1つの方はエニグマの紙。 そして、そこに書いてあったのは「成仏鉄球」の文字。 『説明によると……この鉄球の内部には経文が封印されている。 その力で、強化外骨格内部の霊すらも成仏させる光線を出すらしい』 『決まりだ。これが、この殺し合いを破壊する鍵』 成仏鉄球とは、堀江罪子が戦術鬼として操られたときに使用したアイテムである。 散の部下、智久によって開発されたもの。 その効果は凄まじく、一撃で零の内に眠る3千の怨霊を成仏させてしまった。 『強化外骨格の霊を成仏させれば、つかさやナギたちも解放されるのよね?』 『あぁ、間違いない。強化外骨格を破壊すれば、大首領の復活も阻止できるはずだ』 そしてこの首輪も効力を無くす。 このアイテムを使うだけ。それだけでこの殺し合いは終了する。 絶望を振りまいた殺し合いが、今にも終わろうとしている。 『なら、今すぐ神社へ行って、つかさたちを解放しなきゃ』 『あぁ……だが……』 希望に満ちた顔のヒナギクに対して、覚悟の顔は浮かない。 殺し合いが終わる。ずっと望んできたことのはずだ。 『だが、本当にそれでいいのか?』 頬に手を添えてニヤリと笑う。 アカギは覚悟の迷いを読み取っていた。 彼も同じような事を感じていたのだから。 『どういうこと?』 『この殺し合いを終わらせたところで、大首領は死ぬわけじゃない。 アイツなら、何度でもこの殺し合いをやり直す事ができる』 アカギの記した文字は、覚悟の心の声そのものであった。 死んでいった仲間を、今すぐに解放したい。 だが、それでは何も解決しない。 大首領が生きている限り、悲劇は永遠に繰り返される。 違う誰かが自分達と同じように苦しむ。 もしかしたら、また再び自分達が殺し合いに参加させられるかもしれない。 『俺たちが脱出したら、このアイテムを混入した人物は間違いなく殺される。 これが大首領を殺す最初で最後のチャンス』 アカギの目が狂気満ちる。 覚悟とアカギ、2人は同じ意見を持っている。 しかしその意思はまったく別のものだ。 覚悟は悲劇を繰り返させまいとしているのだが、アカギはただ単に大首領を引き摺り下ろしたいだけ。 この狂気の沙汰を存分に楽しみたいだけだ。 『大首領を復活させるってこと? だったらつかさたちはどうなるのよ?』 『おそらくは大丈夫だ。強化外骨格は複数の魂を収納できるからな』 頭の中に直接響く声。 ヒナギクの質問に答えたのは、覚悟に連れて来られた零だ。 この紙を開かない限り、成仏鉄球は発動しない。よって零を避難させる必要もない。 そして今は強化外骨格が相手だ。彼の知識が必要になってくる。 『大首領を復活させ、この鉄球で纏めて全員成仏できるか?』 『可能だ。だが、ある程度大首領を弱らせる必要があるかもしれんがな』 答えを聞いたアカギがニヤリと笑う。 どうやら、大首領を殺す術は整ってきている。 あとは、流れ……! 最も最適な流れで大首領戦に持ち込むこと……! 『大首領に吸収されたりしないんでしょうね?』 『魂を吸収する力があるなら、初めから強化外骨格には頼らん。 逆に、彼らの魂が大首領の邪魔をしてくれるかもしれん』 強化外骨格とは怨念を力に変えるもの。 零のように3千もの霊が同じ怨念を抱く事など稀だ。 今回の参加者にしてみれば、その怨念はバラバラでとてもじゃないが統一などできない。 そして大首領に喜んで従うものなど誰1人としていない。 ならば、『彼ら』が存在する事で、大首領の力を弱めてくれる可能性がある。 (死者の魂が大首領に反逆する、か。……なるほど……!) その時アカギに電流走る。 エレオノールの夢の話を信じるならば、死者の思念同士が強化外骨格の中でやりとりしている可能性は高い。 彼女の夢の中で、死者同士が会話をしていたらしいからな。 つまり、強化外骨格内で参加者の魂が連携を取る事も可能……! 『こちらの意思を強化外骨格の内部に伝える事ができれば、死者に『こちらに都合のいいタイミング』で大首領を弱らせて貰う事も可能か?』 『……なるほど。それは可能だ。しかし、強化外骨格内部と交信する手段など……』 『俺に考えがある。葉隠。他の生存者についてもう少し詳しく教えてくれないか?』 『了解した』 (……戦うのね……) 大首領と戦う。BADANと戦う。 この殺し合いを破壊する上で、避けては通れない道だ。 いつかはそうなるのだと思っていた。 そしてその主戦力となるのが葉隠覚悟だ。 もう、彼は自分の隣にはいない。 彼は、人類全てのの牙なのだから。 「……つかさ。ゴメンね……」 アカギと話し合う覚悟を見ながら、ヒナギクは1人、『決意』を固めるのだった。 ◆ ◆ ◆ 覚悟たちと別れたアカギは、再び禁止エリアを歩いていた。 「なるほど。ククク……」 確かに大首領は強い。 首輪の制限が無くなったとしても、生存者全員で袋叩きにしても……。 勝てない。絶対に。 だが、奴を込める強化外骨格。これがキーポイントだ。 「魂を込める器……!」 そこにあるのは大首領だけではない。 この殺し合いで脱落した多数の魂がいる。 もしそいつらが大首領の魂を攻撃できれば……。 強化外骨格の内外から奴を、大首領を攻撃すれば……。 「勝てる……!」 しかし、ここで問題が発生する。 大首領は降りてくるのか? ということだ。 我々がそのような作戦を練っている事は大首領にもお見通しのはず。 そして、大首領はこの殺し合いを何度でもやり直す力を持っている。 殺し合いなどしなくても、時が来れば村雨良の体に降りる事もできる。 今、危険を冒してでも強化外骨格に降りる理由など……。 「ある……! あるんだ、アイツには……!」 前にも言った通り、大首領は『飽いている』。 戦場に降りたいと彼が望んでいる。 これは奴が待ちに待った『戦い』だ。 奴が舞う事のできる『戦場』だ。 これが奴がこの戦場に舞い降りる理由の1つ。 そしてさらにもう1つ。これが重要だ。 「奴は俺に惚れている……!」 奴に接触した最大の理由……。 自分に興味を持たせる事……! こいつなら……こいつとなら、綺麗に舞えると思わせる事。 俺の体なら、味わった事のない興奮を体験できる……! 「俺に会いたいんだろ……? 俺の体が欲しいんだろ……? なぁ?」 蝶人パピヨンより、仮面ライダーより、オーガより、不死王より、拳王より、しろがねより、スタンド使いより……! 俺を欲している。全世界の誰より……俺だ。 だから奴は降りてくる。 物的証拠はなにもない。 だが、確信している。 大首領は俺の体に降りてくる……! この『プログラム』が、俺に出会える最初で最後のチャンスだから。 それは、俺の死を意味するのだが……構わない。 それならそれでいい。 戦って死のうなんて望みは、初めから持ち合わせちゃあいない……! あっさり死ぬくらいでちょうどいい……! ちょうどいいんだ……! 「だが、まだ早い……!」 まだだ。 他の参加者の首輪も外れていない。 今はその時じゃない。 ならば、今できる事をやらなくては。 「強化外骨格の中にコンタクトをとる……!」 内部から大首領を攻撃するに当たって、最も重要な事。 それは『強化外骨格に眠る死者たちに今回の作戦を伝える』事。 『大首領を成仏させるために、奴を弱らせる必要がある』ということを強化外骨格内部に伝える事だ。 そして、強化外骨格の中にメッセージを伝える方法……それは……。 「簡単だ……死ねばいい……!」 至極簡単な答え。 死者になって強化外骨格に入ればいいのだ。 そして『大首領が強化外骨格に入ってきたら奴を攻撃しろ』と伝えればよい。 (だが、それを行うのは俺じゃない) アカギには強化外骨格を纏うという役割がある。 それに、他の参加者からの信頼がない。 強化外骨格内の死者に伝えても、信じてもらえるかどうか……! そこで葉隠覚悟に他の参加者の情報を尋ね、適任者を探した。 で、選んだのが『コイツ』だ。 選んだ理由としては、まず、こいつは他の参加者からの信頼が厚い。 こいつが言うのであればあれば、強化外骨格内部の死者たちも信じるはずだ。 2つ目の理由。この作戦を即座に理解し、自分が死ぬことの重要性を感じ取る事ができる。 『コイツ』には『自分が死ぬことが、この作戦には不可欠だ』と判断する力がある。 3つ目。首輪を外したら戦力外である。 葉隠覚悟や村雨良など、大首領やBADANと戦う上での戦力はどうしても残しておきたい。 だが、首輪を外してスタンド適正がなくなってしまったら、『コイツ』は糞の役にも立たない……! 4つ目。『コイツ』は人を殺している。 誰かを殺しておいて、『自分は死にたくない』。そんな理屈が通るなんて思ってはいないはず……! その殺人に、少しでも責任を感じているなら喜んで死ぬ……! だから『コイツ』が適任だ……! 俺の次の行動方針は『コイツ』に作戦の内容を伝え……そして。 自殺させること。 お前ならやるよな? なぁ? 服部平次……! 【C-2 南東部 2日目 朝】 【赤木しげる@アカギ】 [状態]:脇腹に裂傷、首輪がありません。 [装備]:基本支給品、ヴィルマの投げナイフ@からくりサーカス(残り9本)、マイルドセブンワン1箱 [道具]:傷薬、包帯、消毒用アルコール(学校の保健室内で手に入れたもの) 始祖の祈祷書@ゼロの使い魔(水に濡れふやけてます)、水のルビー@ゼロの使い魔 工具一式、医療具一式、沖田のバズーカ@銀魂(弾切れ)、成仏鉄球@覚悟のススメ 、伊藤博士からの手紙 [思考・状況] 基本:対主催・大首領の肉体となる。 1:神社へ行き、服部平次に作戦を伝えて、自殺するように薦める。 2:大首領との再会。バトルロワイアルに引きずり込む。 3:対主催を全員説得できるような、脱出や主催者、首輪について考察する。 4:強敵を打ち破る策を考えておく 5:覚悟に斗貴子を死に追いやった事を隠し、欺く。 [備考] ※マーティン・ジグマール、葉隠覚悟と情報交換しました。 ※エレオノールとジグマールはもう仲間に引き込むのは無理だと思っています。 ※光成を、自分達同様に呼び出されたものであると認識しています。 ※参加者をここに集めた方法は、JUDOの能力であると思っています。 ※参加者の中に、主催者の天敵がいると思っています(その天敵が死亡している可能性も考慮しています) そして、マーティン・ジグマールの『人間ワープ』は主催者にとって、重要であると認識しました。 ※主催者のアジトは200メートル以内の雷雲によって遮られていると考察しています ※ジグマールは『人間ワープ』、衝撃波以外に能力持っていると考えています ※斗貴子は、主催者側の用意したジョーカーであると認識しています ※三千院ナギは疫病神だと考えています、また彼女の動向に興味があります。 ※川田、ヒナギク、つかさの3人を半ツキの状態にあると考えています。 ※ナギ、ケンシロウと大まかな情報交換をし、鳴海、DIO、キュルケの死を知りました。 ※こなたのこれまでの経緯を、かなり詳しく聞きだしました。こなたに大きなツキがあると見ていますが、それでも彼女は死にました ※『Dr.伊藤』の正体は主催側の人間だろうと推測しています。 ※葉隠覚悟、桂ヒナギクと情報交換をしました。 『Dr伊藤』とのチャットによりわかった事 1:首輪は霊的に守護されている 2:首輪の霊的守護さえ外せれば、後は鋭い金属を継ぎ目に押し込む程度で爆発無しに外せる 3:既にその霊的守護を外した者が居る。そいつが首輪を外したかは不明だが、おそらく外してはいない 4:監視カメラは存在せず。首輪についた盗聴器のみでこちらを監視。その監視体制も万全ではない 5:敵には判断能力と機転に乏しい戦闘員が多い 6:地図外に城? がある 7:城には雷雲を突破しなければならず、そのためには時速600キロ以上の速度が必要 ※大首領との接触により、大首領とBADANとの間のズレを認識。 ※BADANという組織はあまり合理的に動かないと認識。 『大首領を殺す作戦』 大首領を強化外骨格の中に降ろしてから、成仏鉄球で成仏させる。 そのためには大首領を弱らせる必要がある。 強化外骨格内部の死者ならば、大首領を内側から攻撃できる可能性が高い。 ◆ ◆ ◆ アカギと分かれた後、覚悟とヒナギクは再び学校へ歩き出そうとしていた。 「もしかしたら、川田も生きているかもしれん……急ごう!」 アカギという前例がいる以上、放送で呼ばれたからと言って死んでいると決定したわけじゃない。 川田がまだ生きている可能性は僅かながら残されている。 だが、ヒナギクの顔は浮かない。 覚悟にもそれは分かっている。 川田はおそらく死んでいる。 パピヨンと和解して、川田だけ首輪を外した。 状況的に考えても、あり得ない。 そんな事……あるわけない。 「ごめん、覚悟くん……私を置いて、先に行ってくれないかしら?」 「……そんなことできるわけがないだろう」 「覚悟くん、私ね……」 覚悟が歩み寄ろうとすると、ヒナギクが後ずさる。 一定の距離を保ったまま、彼女が言葉を続ける。 「……なんでこんな事になっちゃったのか、私なりに考えてみたんだ」 こんな事、とはつかさが死んだ事。そして川田が人を殺し、ヒナギクと再会することなく死んでしまったこと。 「川田くんは歪んでも壊れてもいなかった。 うぅん……むしろ『正常』だったんだと思う。 だからこそ、『正常』だったからこそ……人を殺した」 事実、川田の愛情は一貫していた。 優勝する事、その事だけを考え、冷徹に優勝に向けて走り続けた。 だからこそ、弱者ながらにここまで奮闘できたのだろう。 もし彼が狂ったとして、それができたのか? 否。絶対に不可能。 彼が最初から最期まで『正常』であるが故に。彼は人を殺し続け、殺人者として死んだ。 『愛した』から殺した。 単純且つ明快。 「私もそう」 その声は冷たく、突き放すような音であった。 だが、ナイフのように尖ったものではない。 優しく、静かに、葉隠覚悟を遠くへ押しのけるような、そんな声だった。 「私のこの気持ちも、邪魔なんだなって気がついた」 バルキリースカートを使いこなした。身体能力が高まった。 だけど、覚悟や村雨、独歩の足元にも及ばない。 波紋を使わないジョセフに勝てるか否か。 これでは一般人に毛が生えた程度であろう。 「『私達の間違い』は『愛した事』 この殺し合いが終わったら、私たちは2度と会えないのに……そんな相手を『愛した事』」 弱者なのは重々承知だ。 それでも戦わなくてはならないのだ。 足手まといの自分が戦うのなら、せめて彼の足を引っ張るのは止そう。 彼の足枷になるのが何よりつらいから。 「だから……ここでは、『誰かを愛する事』は間違いだから」 涙が伝う。 この液体と一緒に、この想いも流してしまおう。 もう二度と、思い出さないように。 「もう、忘れるね」 「ヒナギクさん!」 覚悟がヒナギクの肩をグイと掴む。 彼女に何か言わなくてはならないのに……言葉が紡げない。 「さわらないで!」 窓ガラスがピリピリと鳴いた気がした。 覚悟の手を振り払った彼女は酷く小さく見えた。 「……! ヒナ、ギク……さん?」 「……ごめん。ごめんね覚悟くん」 「間違えた……『葉隠君』」 「……っ!」 彼女が、遠ざかる。 信じられないほど速いスピードで、遠ざかる。 もう、この腕の届く距離には……彼女はいない。 「私は、あなたの事が……好きでした」 「でも、もう私はあなたを愛さない」 涙に濡れた、その笑顔は、エレオノールが見せた笑顔とはまるで違う。 つかさが見せた笑顔とはまるで違う。 悲しい、笑顔だった。 覚悟が吐き出そうとした全ての反論を……飲み込ませるような。 冷たい笑顔だった。 「だから……私を置いて、先に行って……おねがい葉隠君」 「ヒナギクさん…………了解した」 『覚悟よ!』 「何も言うな! 零よ……」 彼女が自分の隣にいられないのならば、こちらからかけてやる言葉などない。 彼女は彼女なりに戦っていて。自分は自分の戦いがある。 今大事なのは、生き残ってBADANを潰す事だ。 自分の横に彼女がいる事がその妨げになるなら、それは彼女にとって一番辛いこと。 それに、この戦いが終われば、二度と交わらない運命ならば……忘れた方が幸せだ。 この想いを抱いたまま別の世界で生きていくのは、あまりにも辛すぎる。 「それでは先に学校へ行っている。……お気をつけて」 静かに告げると、覚悟は学校へと全速力で走り抜けて行った。 後に残されたのは少年の残した乾いた風と、1人の少女。 「つかさぁ……やっぱり、無理、だった、んだよ…… こんな、ところで……誰か、を、好きに、なる、なんて……」 自分と彼じゃあ違いすぎる。 力も意思も、住んでいる世界も。 初めから、彼を愛する資格など、存在してはいなかったのだろう。 「忘れなきゃ……わす、れ、な、きゃ…………」 立っていられない。 店の壁に寄りかかると、もう足の力は入らなくなった。 「う……うぁ……」 そのままズルズルと下がり、ついには地べたに寝転がる。 服が汚れる、髪が汚れる。 だけどそんな事はどうでもいい。 今は、もう全てがどうでもいい。 「うあああああぁぁぁぁぁぁっ!!」 泣き叫ぶ少女の声は、彼には届いただろうか。 それだって、もはや、どうだっていいことなのだけれど。 4人で笑いあった時間は永遠に帰っては来ないのだから。 【C-3 南部 2日目 朝】 【葉隠覚悟@覚悟のススメ】 [状態]:全身に火傷(治療済み) 胸に火傷、腹部に軽い裂傷。頭部他数箇所に砲弾による衝撃のダメージあり 胴体部分に銃撃によるダメージ(治療済み) 頭部にダメージ、 両腕の骨にひびあり、零の推進剤により高速移動中 [装備]:強化外骨格『零』@覚悟のススメ [道具]:大阪名物ハリセンちょっぷ 滝のライダースーツ@仮面ライダーSPIRITS(ヘルメットは破壊、背中部分に亀裂あり) [思考] 基本 牙無き人の剣となる。この戦いの首謀者BADANを必ず倒し、大首領を殺す。 1:学校で川田の死体を確認して、パピヨンたちと合流する。 2:1が終わり次第、繁華街のホテル(E-2中心部)で再集合 3:村雨が再び記憶を失い、殺し合いに乗るようならば倒す 【備考】 ※こなたの死を知りました。それが川田のせいである事も知っています。 ※パピヨンとアカギを全面的に信用しています。 ※ラオウを倒した男が劉鳳だと知りました ※零と一体になる事に迷いはありません ※服部、ジョセフ、エレオノールと情報交換をし、友好関係を取っています。 ※アカギと情報交換をしました。 【零についての備考】 ※零の探知範囲は制限により数百メートルです。 ※零はパピヨンを危険人物と認識しました。 ※零は解体のため、首輪を解析したいと考えています。 ※零は村雨の体を調べ、その構成が、極めて高位の霊魂ならば、強化外骨格同様受け入れられる構造になっていると知ります 『大首領を殺す作戦』 大首領を強化外骨格の中に降ろしてから、成仏鉄球で成仏させる。 そのためには大首領を弱らせる必要がある。 強化外骨格内部の死者ならば、大首領を内側から攻撃できる可能性が高い。 【C-3 中央部 2日目 朝】 【桂ヒナギク@ハヤテのごとく!】 [状態] 顔と手に軽い火傷と軽い裂傷。右頬に赤みあり。右肩が外れている、手の平に裂傷、勇次郎平手によるダメージ 、核鉄の治癒力により回復中 [装備] バルキリースカート(核鉄状態)@武装錬金、木刀正宗@ハヤテのごとく イングラムM10(9ミリパラベラム弾0/32)454カスール カスタムオート(6/7)@HELLSING 13mm爆裂鉄鋼弾(28発) 陵桜学園高等部のセーラー服@らきすた [道具]支給品一式、ボウガン@北斗の拳、ボウガンの矢17@北斗の拳 [思考・状況] 基本:BADANを倒す。 1:しばらく泣く 2:学校へ向かい、覚悟、村雨、かがみ、エレオノール、パピヨン、アカギ、斗貴子と合流。 3:2が終わり次第、繁華街のホテル(E-2中心部)で再集合 [備考] ※参戦時期はサンデーコミックス9巻の最終話からです ※桂ヒナギクのデイパック(不明支給品1~3品)は【H-4 林】のどこかに落ちています ※核鉄に治癒効果があることは覚悟から聞きました ※バルキリースカートを使いこなしました。バルキリースカート本来の戦い方ができるようになりました。 ※エレオノールと和解しました ※服は現地調達したものに着替えました ※服部、ジョセフ、エレオノールと情報交換をし、友好関係を取っています。 ※アカギと情報交換をしました。 前編 239 鬼酔酒 投下順 241 神社にて 239 鬼酔酒 時系列順 241 神社にて 235 束の間の休息 赤木しげる 248 ダイヤモンドダスト・クルセイダース 237 信じるということ/GET WILD 葉隠覚悟 249 あの忘れえぬ思い出に『サヨナラ』を 237 信じるということ/GET WILD 桂ヒナギク 246 雛菊想恋
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恋のミクル伝説(後編) ◆LXe12sNRSs ◇ ◇ ◇ ホテルの中腹――ここは三階か。 命からがら逃げ出したゲインは、血に塗れた腹部を押さえつつ、文字通り必死になって足を動かしていた。 単純に考えて、致命傷。死に到達するのも、そう遠くはないだろう。 だが、その前にやるべきことが残っている。 それはただ一つ。この一連の騒動に、自らの手で決着をつけること。 ここからエクソダス――いや、素直に逃走と言った方がいいか――する手段はいくらか考えている。 が、そのどれもが成功したとしても……ゲインが後々まで生き残る方法は無に等しい。 ただでさえ、外ではゲインの帰還を待ち望んでいる少女がいるのだ。 危険な殺人剣士を引き連れ、死に掛けの男を連れて逃げることになれば、彼女の足枷になることは確実。 それだけはしたくない。これは、キャスカを怪しんでおきながら、彼女の予想外の実力に不意を喰らった自分の落ち度だ。 ゲインは何度目になるか分からない舌打ちをし、懸命に打開策を練っていた。 「もう逃げるのはやめたらどうだ」 逃走経路に垂れた血の痕跡は、追撃者が無視するはずのない道標だった。 仕方がない。ろくに止血する暇もなかったのだ。三階まで逃げ延びただけで、上出来と言えよう。 しかし困ったことに、ゲインはまだキャスカへの対抗策を考え出していない。 ここで自分が殺されればそれまでだが、そのあとキャスカが外にいる光を襲うことは容易に想像できる。 せめて、それを阻むことさえできれば。 「なぁキャスカ。ものは相談なんだが、見逃してはくれないか? こんな死に掛け、放っておいたところでなんの問題もないだろう」 「だからこそ、私が楽にしてやろうと言うんじゃないか。私だって、好きでこんなことをやっているわけじゃない。ただ――」 ――私は、グリフィスの剣だから。 それ以上は言わず、キャスカは静かに剣を振り上げた。 狙うのは頭だ。脳を破壊すれば、痛みを感じることなく楽に死ねる。 敵兵でもない庶民を殺害することは、決して気分のいい真似ではない。 それでも、グリフィスや鷹の団の仲間たちのことを思えば――罪の意識は、不思議と泡のように消えていく。 既に我が身を放棄したキャスカの思考に、罪も戸惑いもへったくれもない。 ただ、剣を振るう。ただ、殺す。グリフィスを、生かす。 一度決めた目的のためならば、たとえガッツとて斬り捨てる。 ゲインを殺害寸前まで追い込んだキャスカは、自身が組み立てた戦略の勝利に確かな高揚を感じていた。 この調子でいけば、これからもきっと成功が続く。これは、まだ第一歩に過ぎない。 その一念を信じ、キャスカは、勝利を掴むため剣を振る―― 「炎の…………矢ーーっ!!」 剣が空を斬り、ゲインの頭部を砕こうと振り下ろされた瞬間。 キャスカの横合いから、炎の弾丸が撃ち出されてきた。 「なにッ!? クッ」 咄嗟に身体を反転し、側転で炎の弾丸から身を避ける。 燃え盛る炎の熱気はキャスカの頬を掠め、慢心しそうだった意思に危機感を齎した。 「うおおおおおおおおおおぉぉッ!!」 次に飛び込んできたのは、雄叫び。 まだ子供の声調が雄雄しく猛り、剣を突き立てて襲ってくる。 キャスカはエクスカリバーを防御に回し、向かってくる剣に対抗した。 そして、その使い手の顔を確認し驚愕する。 (……子供!?) デイパック越しにレイピアを握るのは、赤い髪の女の子。歳はまだ十代前半かそこらだと推測できた。 何も驚くことではない。キャスカとて、そのくらいの歳には剣を握っていた。 驚くべきは、その凄まじい剣気。剣を合わせることに対し一切臆した様子を見せないその様は、女だてらに傭兵を続けてきたキャスカが一目置くほどであった。 互いの剣を打ち鳴らし、キャスカと赤い髪の少女が距離を取る。状況は既に、キャスカの絶対優位ではなくなっていた。 「ヒカル! なんでここに来た!?」 「だって! ゲインが心配だったんだから仕方がないじゃないかッ!!」 馬鹿な娘だと、子供っぽい判断だと思うなら笑えばいい。 たとえゲインにどれだけ罵られようとも、光は仲間を見捨てることなどできなかった。 戦場かもしれない場所へ単騎突入、数十分経っても戻ってこないともなれば、心配になるのも必定。 待ちに徹して、後悔するようなことはしたくない。仲間が死ぬのは、もうたくさんだ。 だから、光は剣を取る。友が残してくれた剣を。 この力を、新しい仲間を守るために、使う。 「やああああああああああああああああああぁぁぁぁぁ!!!」 少女とは思えない気迫の一声。 キャスカは感服こそすれど、気後れすることはない。 男ばかりの戦場で、苦渋を与えられながら剣を磨いてきたのだ。 こんな平和面した小娘に、戦闘で劣るつもりはない。 「はああああああああああああああああああぁぁぁぁぁ!!!」 キャスカも負けじと、声を張り上げる。 互いの剣と剣がぶつかり、無機質な音質と共に火花を散らしたような幻覚が見えた。 戦う女戦士――ある地域では、アマゾネスと呼ばれていただろうか。 緊迫する女と女の命の取り合いを目の当たりにし、ゲインは思わず身を震わせる。 いつか繰り広げたというコナとリュボフの殴り合いも相当熾烈だったと聞くが、武装が洒落にならない以上、恐ろしさはこちらが上だ。 廊下という狭い空間を舞台に展開される剣戟は、ゲインの予想通り熾烈を極めた。 押しては引き、薙いでは避け、双方共に弱所を見せぬ好試合が行われる。 剣術の腕前ではキャスカに分があるかと思われたが、光はそれを持ち前の気合と思いきりの良さでカバーしていた。 「はぁ!」 綻びが生じたのは、技術の差ではない。決め手は、武器の性能差だった。 煮え切らない戦況を打開しようと、光は剣を大きめに振り上げ渾身の力で振り込もうとする。がしかし。 刀身の液化を防ぐため、剣の握りにデイパックを通していたことが災いした。 勢いが強すぎたせいか、龍咲海が残した剣は光の手からすっぽ抜け、ここぞという好機で最大の隙を呼び込んでしまう。 無論、キャスカがその隙を見逃すはずがない。 刺突の形で光の胸元を捉え、体重を乗せた突進で一気に貫かんと迫る。 光の窮地が、ゲインの目に飛び込んできた。そして、同時に信じがたい光景も。 「――――! ヒカル、逃げ……」 その言葉の意味は、キャスカの剣から、そしてもう一つ。 頭上で不気味に蠢く『天井』に注意しろ、という警告だった。 地響きに近い轟音が鳴り、途端、キャスカと光の頭上にあった天井が崩壊した。 降り注ぐコンクリートのブロック片を剣で払い、避けながら、二人の女剣士は難を逃れる。 「チッ! いったいなん――」 絶好のチャンスを逃した悔しさからキャスカが舌打ちし、そして見た。 降ってきた残骸の雨中に、ありえないものを――存在し得ない者を。 馬鹿な。驚きを隠しきることができず、行動に戸惑いが出た。 その間誰も向かってこなかったのは、幸運といえよう。しかしそれ以上に、目の前に存在するそれがありえない。 夢を見ているわけではない。幻でも虚像でもない。 そこに確かに存在し、それは囁くような、それでいて確かな存在感を感じさせる声で、喋る。 「セラス・ヴィクトリア、復活ッ」 ――キャスカの眼前には、腕組みした状態で堂々君臨する、『健在』のセラス・ヴィクトリアがいた。 驚いたのはキャスカだけではない。数分前にセラスがバッサリ斬られる様を目撃したゲインもまた、彼女の生還に仰天していた。 (みくるちゃん…………) 確かに死んだ――確かに殺したはず――まさか、ゾッドのような不死の存在であるとでも言うのか。 未だ混乱の中にいたキャスカは、ズカズカと接近してくるセラスを前にしても、剣を構えることが出来なかった。 恐ろしかったのだ。斬った相手がものの数分で傷を癒し、また向かってくるその現実が。 受け入れたくはない。そういう存在がいるということも知っている。だが、自分がその存在と今、対峙しているというのであれば。 (――退けない。私は、グリフィスの剣だから。グリフィスのために……ッ!) (みくるちゃんの血は、私と共にある………………うしっ! 覚悟終了!!) キャスカが剣を振ると同時に、セラスが拳を突き出し走り出した。 「征きます!」 黄金一閃――神速の太刀筋が、真っ直ぐな軌道でセラスを斬る。 鉄拳制裁――セラスの右拳が、横合いから剣の腹をぶったたく。 吹き飛んだのは、キャスカの方だった。 「――――ぐがぁぁぁッ!?」 それを巻き起こしたのは、力。 暴力とは呼ぶには穏やかで、怪力と呼ぶには意味合いが弱く。 称すなら、馬鹿力。 人間を超越した吸血鬼の身体能力をフルに活用した、強引に捻じ伏せる戦法――単純すぎるが故に小細工では防ぐことのできない、絶対的な力の表れだった。 床を横転し、キャスカは体勢を整える。 とんでもない豪力で剣が払われたということは理解できた。が、どうしても受け入れがたい。 高速で打ち出した剣の中腹部を的確に捉え、尚且つ持ち手ごと吹き飛ばすなど、ガッツとて無理な芸当だ。 それを、あんなおとぼけオーラを蔓延させる女性が―― (……違う!) 距離ができたことで改めてセラスを凝視したキャスカは、自分がとんでもない思い違いをしていたことに気づく。 金髪の髪に、軍隊を思わせるような婦警服とミニスカート。大まかな容姿は、ロビー襲撃時に見た姿と相違ない。しかし。 あの剥き出しになった牙はなんだ――あんなものはなかった。 あの射殺されるようなギラついた目はなんだ――あんなものはなかった。 あの膨大に増徴したドス黒く禍々しい波動はなんだ――あれでは、まるで。 キャスカは素直に認めた。セラス・ヴィクトリアだと思い込んでいた者の、その姿に恐怖している現実を。 己の右手を見る――剣はまだ握られ、ジーンとした感触は残っているが握力は失っていない。 エクスカリバーの刀身も、ヒビ一つ入っていない。武器も肉体も、まだ満足に戦える状態を維持している。 唯一足りなかったものがあるとしたら――それは戦意。 吸血鬼という、初めて相対するタイプの人外と対峙して、キャスカは『勝てる気』がしなくなったのだ。 (……クッッ!) 歯がゆい。ここまできて、負けを認めるのが。 退きたくはない。傭兵としても、騎士としても、敵前逃亡は恥ずべき行為だ。 それでも、キャスカは死ぬわけにはいかない。ここでキャスカが倒れれば、グリフィスの生還が、鷹の団の再興が、遥か彼方へ遠のく。 「……お前、名前は?」 「セラス・ヴィクトリア」 名を尋ねたのは、精一杯の負け惜しみのつもりだった。 勝てないと悟って退却するわけではない。勝負は一時預け、次の機会に必ず決着をつける。 言葉にしない真意はセラスに伝わったのかどうか謎だが、キャスカは次の瞬間、即座に戦闘放棄を表明した。 窓をぶち破り、外へと落下する。セラスはその後姿を目で追うが、当人は既に着地を済ませ、ホテルから離れていった。 深追いするつもりはない。セラスに与えられた任務は、あくまでもホテルの防衛にあるのだから。 それに、背後で死に掛けている男と、それに縋り悲しむ少女を放っておくわけにもいかないだろう。 セラスは振り返り、敵ではないと断定した二人組へと歩み寄る。 ◇ ◇ ◇ ホテルを出て、キャスカは周辺街の脇道で一息つく。 本日の戦果――殺害一、重傷一、無傷一、何故か無傷一。 四人相手にこの成績なら、十分褒められたものだった。 しかし、キャスカは納得しない。 チャンスは十二分にあった。もっとうまく立ち回れば、あの場にいた全員皆殺しにすることもできたはずだ。 特に――セラス・ヴィクトリア。彼女の助けがなければ、あと二人確実に死んでいた。 もし本当に彼女が不死者であるというのであれば……自分では勝てないかもしれない。 もちろん、ガッツやグリフィスでも無理だ。ゾッドの時のような悲劇は、思い出したくない。 (エクスカリバー……セラスの攻撃を受けても、この剣自体はビクともしなかった。落ち度があったのは、使い手の私の方だ) 思う。自分はまだ、エクスカリバーを完璧に使いこなせていないのだろうか。 そもそも、この剣の真の持ち主はいったい誰なのか。この剣の使い手は、どれほどの使い手だったのか。 自分はまだ、この剣の新たな所有者となるだけの実力を持っていないのか。 考える。ならばどうすればいい。どうすれば、この剣に認められる。 簡単だ。もっと強くなればいい。良い剣は良い所有者の下へ行き着くのが自然の摂理。 エクスカリバーがまだ手元にあるというならば――自分はまだ、この剣を振るう資格を持っているということだ。 「私は、強くなる」 ゲイン・ビジョウの傷は致命傷だ。よほどのことがない限り、回復はありえない。 赤い髪の少女――ヒカルと呼ばれていたか――は中々に見所がある。彼女との決着も、機会があれば望むところだ。 そして何よりセラス・ヴィクトリア――彼女はいずれ、必ずグリフィスの障害となる。 その前にキャスカはエクスカリバーを使いこなし、再戦し倒す。 「私は、もっと強くなる」 晴天の覗く空を仰ぎ、黄金の剣が煌いた。 キャスカの決意は、また一歩、目標を大きく近づける。 ◇ ◇ ◇ 本日の被害報告――重傷一名。しかし。 「ゲイン! ゲイン!」 「……揺するなヒカル。傷が痛む」 ――状況、かなり悪し。 ホテル三階のスタンダードな一室に置かれた、二つのベッド。その片方に、満身創痍のゲイン・ビジョウは横たわっていた。 みくるが所持していた医療キットで最低限の応急処置はしたものの、本来なら即死でもおかしくはない傷だ。 それでも持ちこたえたのは、ひとえにゲインの生命力の賜物である。さすがは黒いサザンクロスといったところか。 「セラス、だったか? さっきはすまなかったな。俺のせいで、相当迷惑をかけちまったみたいだ。しかし君のその身体はいったい……」 「あ、いや、全ッ然、気にしてないんでどうかお気遣いなく。今は無理に喋らないで、私の素性云々に関しては後ほど説明しますから」 「…………フッ、それもそうだな。今は、ヒカルの膝の上でゆっくり休みたい気分だ……」 「バカ! そんなことしたって傷が良くなるわけないだろ!」 やれやれ、口説き文句も分からないお子ちゃまめ……――口に出すこともかなわず、ゲインは静かに眠りに落ちた。 散々張り続けていた気が、やっと途切れたのだろう。今は、じっくり安静にしておくのが一番だ。 とはいえ、腹部の裂傷は無視できる度合いではない。出血は一時的に止まったが、またいつ噴き出してもおかしくない。 ゲインの生命力とて、夜まで持つかどうか……病院に連れていくという方法も考えたが、今無理に動かすことはあまりにも愚かだ。 現状では成す術なし。そう結論付けてから、光はある手段を決行するために立ち上がった。 「セラス、ゲインをお願い」 「へ? そりゃいいけど……ヒカルちゃん、どっか行くの?」 「風ちゃんなら……風ちゃんと合流できれば、きっとゲインの傷も治る!」 もう一人の魔法騎士、鳳凰寺風は癒しの魔法の使い手だ。 彼女の力なら、きっとゲインの致命傷もどうにかできる。 そう確信した光は、単身で風の捜索に躍り出ようとしたのだ。 「それと……もう一つお願い。そのエスクード、実は友達のなんだ。よかったら、私に譲ってくれないかな?」 「エスク……ああ、この篭手のことね。いいよ(変な悪夢の思い出もあるしねー)」 セラスから風のエスクードを譲り受けた光は、改めて親友の捜索に向かう。 やるといったら即座に決行。一瞬の迷いも見せず――もう二度と後悔しないために――外へ飛び出した。 「嵐のような女の子だったなー……」 なかなかどうして、気持ちのいい少女だった。願わくば、何事もなく再会したいものだと思う。 「問題なのは……」 セラスは思い出す。ゲインに負けず劣らずの重傷人が――あちらは何の心配もいらないだろうが――もう一人いることに。 腹部を押さえながら、セラスは目的の場所へと向かう。 あの時――みくるの血を吸ったことによる再生能力の向上が、セラスを死の際から生還させたのである。 完全無欠純正交じりっ気なしの処女の血だ。本来ならば全快でもおかしくないほどの治癒が進行するはずだった。 しかしどういうわけか、セラスの身にはまだ確かなダメージが残っている。 傷は塞がれ出血は止まったが、腹部はまだズキズキと痛む。人間でいえば手術直後のような状態だろうか。 この不完全な再生能力自体が、ギガゾンビの制限管理下に置かれていることを、セラスは知らない。 階段を上り、再び八階の廊下へと戻る。 戦場跡となったそこには、セラスやゲインがぶち撒けた血とそして――物言わなくなった朝比奈みくるの華奢な身体が置かれている。 雪のように白かった肌はどことなく紫の気を帯び、病人のような血色を見せていた。 こんな状態になって、血色が悪いも何もないか、とセラスは自嘲気味に笑う。 彼女はよく戦った。数時間前に仲間が死んだという現実から逃げず、襲い来る恐怖に懸命に立ち向かった。 実際、みくるがいなかったら今頃どうなっていたことか。 おそらくホテルは死地と化し、生存者はあの女騎士しか残らなかっただろう。 今、セラスが彼女に微笑みかけているのも、ゲインが死に掛けながらも生存しているのも、光が仲間捜しを再開できているのも、 全ては、このドジなメイドもどきの功績なのである。 不思議と、みくるが微笑み返してきたような気がしたが、たぶん気のせいだろう。 ありがとうみくる。マスターに会ったら、『セラスは立派な人間に出会えました』って言っておきます。 本当に、ありがとう。 …………なーんて。 「本当に大変なのは、これからなんだよみくるちゃん……」 みくるの表情は『もう思い残すことはありません。みなさんさようなら』と言わんばかりの充実した顔だったが、その表情も哀れに思えてしまう。 セラスは分かっていた。そして、みくるは分かっていなかった。 吸血鬼に血を吸われるということが、どういうことか。 血とは魂の通貨。命の取引の媒介物に過ぎない。血を吸うということは、命の全存在を我が物にするということ。 かつてアーカードが死の淵にあった婦警を生き永らえさせたように、朝比奈みくるもまた。 セラス・ヴィクトリアに血を吸われたことにより、吸血鬼となったのだ。 そう、思っていた。 「あれ?」 セラスが異変に気づいたのは、すぐ。 横たわるみくるの周囲にできた血溜まりは、キャスカに斬られた際彼女自身が体外へ放出したものだ。 この出血が、致命傷となった。だからこそ、セラスは決心することができたのだ。今まで苦悩し続けてきた悩みを、一掃することができたのだ。 ――人の血を吸いたくない。 それは、吸血鬼として致命的ともいえる愚かな欠点だった。 人間を止めドラキュリーナとなったセラスは、本来吸血鬼が取るべき当然の行為を頑なに拒否し、解消されない喉の飢えにもがき続けてきた。 アーカードが彼女のことを婦警と呼称していたのも、全てはセラスが血の味を知らない不完全な吸血鬼だったからである。 いつだったか、インテグラやウォルターがセラスに問うた。何故血を吸わないのかと。 セラスは、その問いに答えることができなかった。答えとして成立するほどの明確な理由を持ち得ていなかったのだ。 今一度考えてみよう――何故、セラス・ヴィクトリアは吸血を拒む。 アーカードのような完璧な吸血鬼になりたくなかったから? 血を吸うことで他の誰かを吸血鬼にさせたくなかったから? 違う。どれもこれも違う。 答えは、もっと簡単で単純だった。 ――恐ろしかったのだ。 吸血鬼になったという半信半疑な自覚の中で、セラスの本能は気づいていたのだ。 血を吸えば、何かが変わってしまうことに。 その何かの正体は分からない。分からないからこそ、恐ろしい。 自分が自分でなくなる、セラスがセラスでなくなるような、そんな得体の知れぬ不安が葛藤を呼び、今の今までセラスは新米であり続けてきた。 プライドじみた、ちっぽけな我侭だった。ちっぽけだったがために、殻を破ることも容易かったのかもしれない。 セラスがみくるの血を吸ったのは、自分が助かるためでも、吸血鬼としての欲求に負けたからでもない。 単純に、彼女を助けたかったのだ。 今にも死に絶えようとしていた目の前の少女を、救う手があった。だからセラスは、それを行使した。 それがたとえ、みくるの今後に取り返しのつかなくなるような影響を与えようとも。 死ぬよりはマシだった――何よりも、今のセラスがそう思っていたから。 だから、彼女の血を吸うことを受け入れたのに。 なのに、彼女は吸血鬼にはならなかった。 「おかしいよ……こんなの……」 セラスは、すっかり冷たくなったみくるの腹部に手を触れる。 黄金の剣による爪痕は、まだ残っていた。パックリ割れた傷跡に手を差し込むと、中の肉が掴めそうなくらい大きく。 血はすっかり外に出し切っていた。だからこんな血色の悪い肌をしているのか。 元警察官の目から判別しても、これは誤魔化しようがない。 朝比奈みくるは、確かに死亡していた。 人間のままで。 「…………」 愕然として、何も言えなくなる。 みくるの負った傷は、吸血鬼であれば即座に再生できるレベルだった。 首筋を見やる。そこには、セラスの歯型がくっきりと残っている。 間違いなく、血を吸った。みくるも、間違いなく吸血鬼に血を吸われた。 やはりおかしい。納得がいかない。何故、みくるの傷は塞がらなかった。何故、みくるは吸血鬼にならなかった。 『吸血鬼に血を吸われた人間は、それらが処女・童貞であれば「繁殖」し、それ以外は喰屍鬼(グール)になってしまう』 インテグラ他数々の吸血鬼関係者の皆様から教わった知識だ。まさか嘘を教えられたとは思えない。 何故――セラス自身がまだ半人前だったから?――そんな情報は教えられていない。 理由なんて、考えたところで分からない。分かったとしても、たぶんセラスはそれを否定してしまうだろう。 吸血鬼にならなかったから、みくるは死んだ。――この事実からは、逃れることができない。 ならば、あの吸血はなんだったのだ。あれだけ拒み続けたのに、たった一人の少女が救えると思って、決心したのに。 吸血を経験しても、セラスは依然、半人前な『婦警』のままだった。 吸血など、アーカードが意味深に勧めるほどたいそうなものではなかった。 変化など何もない。あるのはただ、後悔と悔しさのみだ。 こんなことになるなら、血なんて吸うんじゃなかった。そんなことさえ思った。 ――実際のところ、みくるが吸血鬼化しなかった理由はやはり単純。 ――既に死んでいたのだ。セラスがその首に牙を突きつけた時には、もう。 よくよく考えれば、みくるとの最後の会話さえ幻聴だったのではないかと思えてくる。 自分に都合のいい幻聴を仕立て上げ、本当はただ吸血鬼の本能に従っていただけなのではないかと。 自分の身をこんなにも呪ったことはなかった。 お日様の下を歩けなくなったことも、ベッドが棺桶になったことも、そんなに悪いことではなかった。 でも、今回ばかりは。 吸血鬼である自分に、嫌気が差す。 いまさら、嘆いても仕方がないことなのに。 「あ……」 項垂れて、セラスはそれに気づいた。 正真正銘死亡してしまったみくるの指先に……血で書かれたメッセージが残されていたのである。 「……S…………O…………S…………ハハ……助け呼ぶのが遅いよ、みくるちゃん……」 みくるが真に何を伝えたかったのか、セラスがそれを知る術はない。 ◇ ◇ ◇ ~ミ・ミ・ミラクル☆ ミクルンルン☆ ミ・ミ・ミラクル☆ ミクルンルン☆~ 「な、なんですか……ここどこですか……? なんで映画作った時のテーマソングが流れてるんですか……?」 目覚めると、私はどことも分からぬ異次元空間の狭間にいました。 なんか……どこかで見たようなキャラクターが宙をうようよしているのは、気のせいなのかな……? 「落ち着きなさいミクル……落ち着いてワタシの話を聞くのです……」 そこには、眼鏡をかけた天使……の格好のオジサン(小太り)が浮いていて、私に話しかけてきます。 ~素直に「好き」と言えないキミも 勇気を出して(Hey Attack!) 恋のまじないミクルビーム かけてあげるわ~ 「あの……あなたは誰デスカ? どうして私こんなところにいるんですか?」 「ワタシはあなたの持っている銃、カラシニコフの精。……ちなみにハルコンネンの精やウィンダムや平○耕太とは何の関係もないのであしからず」 「は、はぁ……」 ~未来から やってきたおしゃまなキューピッド いつもみんなの 夢を運ぶの~ 「って、んなことよりミクルちゃん、あんたヤバイって。もう今回セラスなんて目じゃないくらいの巻き込まれ方しちゃったんだから」 「は、はいぃぃ? な、なんのことですかそれ……」 小太りのオジサンはハァハァ言いながら私に言い寄り……ひぃ! 何か、何か警告を発しようとしていることは分かるんですけど……ち、近い! 顔が近いですぅ~! ~夜はひとり 星たちに願いをかける 明日もあの人に 会えますように~ 「と、むさ苦しい演出はここまでにしてトウ! SOS団団長にバトンタッチ!」 「ふ、ふぇぇ!?」 急遽キャスト変更が起こり、オジサンの姿が何故か涼宮さんに! も、もう何がなんだか分かりませぇーん! ~カモンレッツダンス♪ カモンレッツダンスベイビー 涙を拭いて 走り出したら~ 「いつまで寝てるのよみくるちゃん! あなたは今後、魅惑の吸血鬼メイドとして活躍するという崇高な使命があるのよ!」 「わ、わたし吸血鬼なんてできないですぅ~」 ~カモンレッツダンス♪ カモンレッツダンスベイビー 宙の彼方へぇ~ スペシャルジぇネレぃーショ~ン~ 「つべこべ言うな! もう撮影スケジュールは組み立てちゃったんだから、ビシバシいくわよ!」 「は、はいぃ~!?」 ~(セリフ)いつになったら、大人になれるのかなぁ?~ ◇ ◇ ◇ こうして、朝比奈みくるは永遠に覚めることのない夢の中で吸血鬼デビューを果たした。 その変貌っぷりに団長様はいたくご満悦なようで、ただそれだけが喜ばしい。 ――バトーさんへ。やっぱり私、銃はうまく扱えませんでした。 ――セラスさんへ。叶うなら、あなたと一緒にお茶を飲みたかったです。 ――鶴屋さんへ。ごめんなさい、大事なお友達を変なことに巻き込んじゃって。 ――古泉くんへ。これからは、お茶は自分で淹れてくださいね。 ――長門さんへ。お菓子の本、貸してくれてありがとうございました。あれ、とっても参考になったんですよ? ――キョンくんへ。涼宮さんのこと、よろしくお願いします。ここだけのお話、時間平面状ではお二人は……あ、これは禁則事項です。 ――涼宮さんへ。とっても……とってもとってもとってもとってもとぉ~っても楽しかったです! 本当に、本当に楽しかったです! 去り際に伝えたかったメッセージは、彼女らしいどこか的外れで平和ボケしたものばかりだった。 それでも、最後にこれだけの機会を与えられたことが素直に嬉しい。 ――SOS団のみんなや、鶴屋さんや、バトーさんやセラスさんと一緒にいられて。 ――朝比奈みくるは、最後の最後までしあわせでした。 【D-5/ホテル周辺/1日目/昼】 【キャスカ@ベルセルク】 [状態]:中度の疲労 [装備]:エクスカリバー@Fate/stay night [道具]:支給品一式(一食分消費)、カルラの剣@うたわれるもの(持ち運べないので鞄に収納) [思考・状況] 1:エクスカリバーを一刻も早く使いこなす。 2:飛び道具を手に入れる。それまではリスクの高い攻撃行動は控える。 3:他の参加者(グリフィス以外)を殺して最後に自害する。 4:セラス・ヴィクトリア、獅堂光と再戦を果たし、倒す。 【獅堂光@魔法騎士レイアース】 [状態]:全身打撲(歩くことは可能)中度の疲労 ※雨で濡れています [装備]:龍咲海の剣@魔法騎士レイアース [道具]:支給品一式×2、ドラムセット(SONOR S-4522S TLA、クラッシュシンバル一つを解体)、クラッシュシンバルスタンドを解体したもの :デンコーセッカ@ドラえもん(残り1本)、エスクード(風)@魔法騎士レイアース、 鳳凰寺風の剣@魔法騎士レイアース [思考・状況] 第一行動方針:風と合流し、早急にゲインを治療。 第二行動方針:風と合流できなくても、何かしらの治療手段を手に入れる。 基本行動方針:ギガゾンビ打倒。 【D-5/ホテル3階の一室/1日目/昼】 【ゲイン・ビジョウ@OVERMANキングゲイナー】 [状態]:腹部に重度の裂傷、左腕左脚に軽度の裂傷、瀕死の重体 [装備]:パチンコ(弾として小石を数個所持)、トンカチ [道具]:支給品一式×2、工具箱 (糸ノコ、スパナ、ドライバーなど) [思考・状況] 第一行動方針:絶対安静。 第二行動方針:市街地で信頼できる仲間を捜す。 第三行動方針:ゲイナーとの合流。 基本行動方針:ここからのエクソダス(脱出) 【セラス・ヴィクトリア@HELLSING】 [状態]:中度の疲労、腹部に裂傷(傷は塞がりましたが、痛みはまだ残っています)、日中は不調、みくるの死にショック [装備]:ナイフ×10本、フォーク×10本、中華包丁(全て回収済み) [道具]:支給品一式 (バヨネットを包むのにメモ半分消費)、バヨネット@HELLSING バトーのデイバッグ:支給品一式(一食分消費)、AK-47用マガジン(30発×3)、チョコビ13箱@クレヨンしんちゃん、煙草一箱(毒) 爆弾材料各種(洗剤等?詳細不明)、電池各種、下着(男性用女性用とも2セット)他衣類、オモチャのオペラグラス 茶葉とコーヒー豆各種(全て紙袋に入れている)(茶葉を一袋消費)、AK-47カラシニコフ(29/30) 、石ころ帽子@ドラえもん ロベルタのデイバッグ:支給品一式(×7) マッチ一箱、ロウソク2本、糸無し糸電話1ペア@ドラえもん、テキオー灯@ドラえもん 9mmパラベラム弾(40)、ワルサーP38の弾(24発)、極細の鋼線@HELLSING、医療キット(×1)、病院の食材 [思考・状況] 1:トグサが戻るまでホテルを死守。 2:キャスカ及び、新たな襲撃者が来ればそれらを排除。 3:光が戻るまでゲインの看護。 4:電話番。 5:アーカード(及び生きていたらウォルター)と合流。 6:ドラえもんと接触し、ギガゾンビの情報を得る。 7:もう二度と血なんて吸うもんか。 [備考]:※ドラえもんを『青いジャック・オー・フロスト』と認識しています。 ※セラスの吸血について。 大幅な再生能力の向上(血を吸った瞬間のみ)、若干の戦闘能力向上のみ。 原作のような大幅なパワーアップは制限しました。また、主であるアーカードの血を飲んだ場合はこの限りではありません。 【朝比奈みくる@涼宮ハルヒの憂鬱 死亡】 [残り55人] ※ホテル脇の駐車場に、ロベルタとバトーの死体、空気砲(×2)@ドラえもん/グロック26(4/10)(共に使用不可能)が放置されています。 ※ホテルロビーにあった電話を、三階のセラスたちがいる部屋に移しました。 時系列順で読む Back 恋のミクル伝説(前編) Next 二人の少女 恐怖のノイズ/二人旅 投下順で読む Back 恋のミクル伝説(前編) Next 死闘の果てに 139 恋のミクル伝説(前編) キャスカ 149 約束された勝利/その結果 139 恋のミクル伝説(前編) 獅堂光 150 暴走、そして再会なの! 139 恋のミクル伝説(前編) ゲイン・ビジョウ 186 THE TOWER~ 塔 139 恋のミクル伝説(前編) 朝比奈みくる 139 恋のミクル伝説(前編) セラス・ヴィクトリア 186 THE TOWER~ 塔
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■基本データ ■スキルデータ ■キャスト概略 ■ショット性能 ■スキル解説 ■アシストカスタマイズ ■戦術 ■基本データ 「願い叶えし魔女狩り娘」ウィキッド・ドロシィ モチーフ作品 "オズの魔法使い"より、ドロシー・西の魔女 ロール アタッカー 開放条件 リーフショップで交換(0枚) ※1 Art. かわすみ CV. M・A・O 通り名 願い叶えし魔女狩り娘 身長 166cm 趣味 帽子集め 好きなもの ポーカー 嫌いなもの 流儀に反する事 大切なもの ファミリー 基本ステータス 最大HP Lv1 44 ~ Lv8 58 最大MP Lv1 55 ~ Lv8 65 ストレート攻撃力 B (2.2)※2 ドロー攻撃力 B (2.0) スピード A (2.9) 公式射程表記 近 SS射程 キャスト 3.94体分 サンドリヨン(Ver.5.20)との比較 78.41% DS射程 キャスト 5.40体分 91.96% 回避距離 100% ※キャスト1体分の大きさは、バフを受けた際の黄色い円が基準 + ... ※1 ウィキッド・ドロシィ獲得イベント(2019/8/19~2019/9/8)でメダルを1枚入手で先行入手可能。Ver.よりリーフショップに移行。 ※2 Ver.4.15-A にて、SSダメージ上方。?→2.0 Ver5.20-Fより。Ver5.20-Eまでは2.0 ■スキルデータ ワンダースキル カード名 レアリティ カテゴリ レベル 消費MP 詳細 LFBジャックポット WR 超絶強化 5 なし フリックをすると即時発動する。自身のストレートショットの攻撃力と最大MPが上がり、ストレートショットの硬直が減少する。さらに、敵キャストに攻撃をヒットさせるたびに追加でストレートショットの攻撃力が上がり、与えたダメージ量に応じて自身のMPが回復する。※戦闘中一度のみ使用可能 スキル カード名 レアリティ カテゴリ レベル 消費MP(/DT) 詳細 ライオズ・アンティ R 強化 3 25/10 ※3 フリックをすると即時発動する。自身のストレートショットの射程が徐々に上がる。[ダブルトリガー]ストレートショットの射程の上昇が止まり、ストレートショットが変化し、敵を貫通するようになる。この状態は、自身がストレートショットを1回撃つまで一定時間継続する。 ティンハート・チルト R 妨害 2 20/10 ※3 自身から引いた線の方向に攻撃を放つ。ヒットした敵キャストに小ダメージを与え、ロックオンする。この妨害効果は、無効化できない。ロックオンは自身が撤退すると終了する。さらに、裂傷(最大HPが徐々に低下)状態にする。この妨害効果は、妨害効果への完全耐性でなければ無効化できない。[ダブルトリガー]ロックオンと裂傷(最大HPが徐々に低下)状態が終了し、ロックオンしている敵キャストのHP回復効果を下げる。この妨害効果は、妨害効果への完全耐性でなければ無効化できない。 スケア・カード R 妨害 4 25/10 ※3 自身から引いた線の先にコアを生成する。コアはHPが徐々に減少し、自身が撤退するか、コアのHPが0になると消滅する。また、このコアは敵兵士や巨人の攻撃の対象になる。[ダブルトリガー]生成されているコアを中心とした範囲の敵キャストに大ダメージを与え、敵兵士に小ダメージを与え、巨人に特大ダメージを与え、コアが消滅する。 ストレイト・ラッシュ※2 SR 攻撃 5 25/10 フリックをすると即時発動する。前方に一定間隔ごとに自動で貫通攻撃を放つ。この攻撃は自身がダウンしているか行動不能状態の場合は発生しない。ヒットした敵キャストをロックオンし、小ダメージを与える。ロックオンは自身が撤退すると終了する。[ダブルトリガー]ロックオンが終了し、ロックオンしている敵キャストを中心とした範囲に発動し、範囲内の敵キャストに大ダメージを与える。 オーバー・コール ※1 SR 移動 3 20/10 自身から引いた線の方向に攻撃を放つ。ヒットした敵キャストをロックオンする。ロックオンは自身が撤退すると終了する。[ダブルトリガー]ロックオンが終了し、自身がロックオンした敵キャストへと瞬間移動し、自身が敵キャストを撃破したときにチームゲージに与えるダメージが上がる。 + ... ※1 Ver5.20-A以前の説明文 オーバー・コール SR 移動 3 20/10 自身から引いた線の方向に攻撃を放つ。ヒットした敵キャストをロックオンする。ロックオンは自身が撤退すると終了する。[ダブルトリガー]ロックオンが終了し、自身がロックオンした敵キャストへと瞬間移動する。 ※2 初期スキルセットに含まれない「第5のスキル」 ※3 Ver5.36-Jにてダブルトリガー時の消費MPが減る上方。【ライオズDT:20→10、スケアDT 15→10、ティンハート:20→10】 全国対戦でアタッカー内の勝率が低かったとバトル班コメントあり。同時の上方にマァト、ミラベル、メロウ、ウィキッド・ドロシィ、妲己、全サポーター。下方に妖精女王の宝杖と純白馬面の騎士兜。 ■キャスト概略 魔法国家の西部を統治するもうひとつの弾丸(アナザーストーリー) ドロシィ・ゲイルのアナザーキャストで、ロールはアタッカー。 連射式のSSやアビリティなど、所々に本家の面影が残ってはいるが各性能は全くの別物。 ドロシィ譲りのダブルトリガーに加え、ウィキッド固有の能力である「ロックオン」を持つ。 長所SS射程延長・SS貫通化・回復妨害・兵士妨害・ワープなど、ややクセはあるが手札は多い。特に近距離タイプ並の回転率で遠距離射程のSSを撃てるというのは明確な強み。 事前の準備が必要だが、「ロックオン」による非常に強力な射程が無限の不意打ちが可能。相手を撹乱する、または専用の対応を強いる行動が多いため、優勢の状況で強いものが多い。MPに余裕があれば、「ストレイト・ラッシュ」「スケア・カード」「ライオズ・アンティ(DT版)」の兵士を無視した攻撃性能も高め。 DTによる貫通SSでの兵士列処理、ビルド次第で長射程SSながら兵士2枚抜きが可能、カカシでの進軍妨害など、端レーンの適性も中々高い。 素のスピードが速いのでビルドの自由度が高い同じ理由で、スピードバフのサポーターを相方に引けなくても不自由しない方である 「スケア・カード」はコアであるため索敵できるという独自性がある。 撃破ダメージアップ効果を持つワープスキル「オーバー・コール」は下準備こそ必要だが、Lv3解禁に対して破格の撃破ダメージ量を持つ。 中央レーン用ビルドのままでも端レーンで戦える方である野良の全国対戦だと意思疎通ミス、ビルドミスのリスクを減らすことができる 短所長所の裏返しになるが、ショットもスキルもロックオンとDTが前提の設計。MPも不足しやすい。一方でWSのヒット時MP回復効果がしっかり回ると逆にMPが溢れる。「MPの割合を参照して発動するアシスト」を採用する場合はMP管理をより強く意識する必要がある。 どの手札にも無視できないクセがあり、何をするにも下準備が必要で即効性が薄い。スキル使用時にはっきりと足が止まるのに、アビリティの性質上ほかよりスキル回数が多くなる。よって森や味方兵士の活用、先に敵のダウンを取るなど工夫は必須。 SSに特化したキャストではあるが、スキルへの依存度が高めで序盤の火力不足に悩まされる。ただし近頃(Ver5~)はアシストカードのインフレ、また地道な上方修正もあって試合後半は満足いく火力を出せる。 WSの逆転性が低い。劣勢状況・荒れた盤面に弱い。逆転要素としては「オーバー・コール」で高めのキルダメが挙げられるものの、劣勢だと"ロックオン"する暇がないことも多い。 WS中は育成型としての面も持つが、逃げに使える高速移動スキルを持たない。 ワープ移動スキルがあまり裏取りには向いていないのに、ピーター等のように拠点攻撃力が低い設定にされている。「スケア・カード」コアの兵士妨害性能を方を以て拠点攻撃力が設定された可能性はあり。 ・アビリティ「ダブルトリガー」 ドロシィ・ゲイルと同様のアビリティ。 略してDTもしくはWTとも。 スキルを使用すると、そのスキルの絵柄が変化しダブルトリガー待機状態となる。 効果時間中に再度そのスキルをフリックすると、待機状態を解除しダブルトリガーが発動する。 ダブルトリガー待機状態はスキルの効果時間の終了、または自身が撤退することでも解除される。 "スケア・カード"以外のダブルトリガー待機状態には「持続時間」が設定されている。 持続時間が終了する間際(10秒前)には、特徴的な警報音が鳴ると同時に、対象のスキルカードが激しく点滅する。 ダブルトリガー発動時、追加でMPを消費。 またスキル使用時とダブルトリガー発動のそれぞれでスキルを1回使用したという扱いになる。 「スキル使用回数」を起動条件としたサポートカード・ソウルカードのカウントを稼ぎやすい。 + ... このダブルトリガーは本来のスキルカードとは別のカードとして処理され、カードを重ねる事による軽減ボーナスが「0」に固定される。 ウィキッド独自の仕様として、一部のスキルは敵を「ロックオン」することができる。 それらのスキルのDTは「自身」ではなく「ロックオンした相手」を起点にして発動する。 よって本家のバフやマーカーとは違い、ロックオンが成立しないかぎりDTは発動できない。 またロックオン対象はスキル毎に個別に管理されている。 + キャラクター概略 恐らくはオズの魔法使いの物語の序盤に登場する「西の悪い魔女」。特にキャスト名にも使われている彼女のバックストーリーを題材としたミュージカル『ウィケッド』の色が濃い。 オズの国を旅するドロシィ達の前に現れた魔法使いは「今まで誰にも倒されたことのない彼女を倒せば、皆の願いを叶える」と言う。 こうして中盤のボスとなった彼女は様々な配下をけしかけるも、ドロシィ・ゲイルとその友達にやられて、最後には自分も水を被って溶けてしまう。 原作における彼女の扱いは噛ませ犬に近い存在だ。 しかし、そんな彼女にとある小説家が目をつけた。 アメリカで大人気の「オズの魔法使い」のキャラをもり立てた彼女は、エルファバという名前を与えられ、同時に「本当に悪い魔女なのか?」という疑問も投げかけられた。 同じくオズの魔法使いに登場する「良い魔女」との友情。 良かれと思って、最終的にウィキッド…「邪悪な」「悪い」「意地悪な」な結果になってしまう悲しき少女。 そのようなキャラ付をされたエルファバは「ウィキッド」という公演の主人公となり、ドロシーとはまた別の主人公となったのである。 ちなみに「西の悪い魔女」としての登場は「オズの魔法使い」だが、エルファバとなったのは1995年。そしてミュージカルとして「ウィキッド」と名がついたのはなんと2003年と、御伽噺としてはジョーカーの次の新参者である。あれが御伽話かどうかはさておき しかし神筆に描かれた彼女は、西の魔女=エルファバというには少し弱い。 というのも、名前に「ドロシィ」が入っているのだ。 その上、関西弁で人懐っこい印象を持っていた少女がギャングの頭領のような存在になるには、十分すぎる要素を持っていた。 ゲイルの時点で格好が西部劇のカウガール風な時点で、アウトローなのは明白。 仲間(ウィキッドはファミリーと呼ぶが)を大切にするのも、ギャングとしては必要条件だ。 破天荒な少女が、かつての個性豊かで…そして相手を殺すことに躊躇しない仲間たちと共にギャングになる可能性は決してありえない話ではない。 …だが、エルファバではない。とも言い切れない。 ウィキッドの名前は、前述の通り彼女が主人公のミュージカルに使用されている。 そして、アウトローの主人公ゲイルに相反する格好のシェリフ衣装は、ゲイルの好敵手という現れだ。 もしや彼女は、オズの魔法使いの2人の主人公が合体した姿なのかもしれない。 なお、オズの魔法使いでは水に溶けてしまったエルファバであるが、(ミュージカル『WICKED』においては)実は生きており、彼女もまたドロシィと同じくオズの国を後にしている。 作中では好敵手だったドロシィ2人だが、もしかしたら案外似た者同士だったのかも…。 また、技名など随所にギャンブルがモチーフとして用いられているのは、出身地であるカンザスでカジノが解禁されたことに影響している。 同様の影響はオトギフロンティアでも見られ(こちらはギャンブルに狂うというどちらかというと残念な方の影響だが)、人間界での出来事がワンダーランドやオトギノクニにも影響を及ぼしているとも言える。 悪役の魔女がモチーフなのは間違いないのに“ドロシィ”でもあるという謎の多いキャラクターであったが、設定資料集3の発売で紐解かれることとなった。 なんとある人物の野望のため、当時の西の魔女を暗殺するために異世界から召喚されたという衝撃の事実。 彼女の方が原典におけるドロシーに近いかもしれない。 そのターゲットだった西の魔女から恩義を受けた彼女は、倒れたあとに地位と領地、愛するファミリーを引き継ぐことになるのである。 「本来の西の魔女(エルファバ)と別人」であるという点については、原典における魔女の特徴だった「水に弱い」要素が6月チャット等で触れられていないという点から推測できなくもなかった。 ちなみにドロシィ・ゲイルの扱う3人の仲間たちは、元はウィキッド・ドロシィの部下でもある。 詳しくは設定資料集3をご購入ください 表の主人公視点では一見“ただの悪役”に見えて、その悪役視点から見ると危ういバランスを保っている……という構造はまさに本家の『オズの魔法使い』と『オズの魔女記』の関係にのっとっている。 R専用「女義賊の薔薇眼帯」は先代西の魔女からもらったもの。魔法的な力はないらしい。だから性能も…… WR専用「統率者の切り札」に描かれている3体が上記の、のちにドロシィ・ゲイルのお供になる3体。試合開始時のモーション等でもばらまいている。 WR専用「号令かける白銀の笛」は腹心の部下たちを呼び出すためのもの。高解像度でないと見えづらいが、不気味なデザインのカカシ・ライオン・ブリキの絵がついてる。 【セリフ】 「ここは煉獄の世界だ、生半可なやつに明日はない」(戦闘勝利) 「たった一つの切り札が、標的を煉獄に導く」(WSのOL2) キリスト教(カトリック)では、天国には行けないが地獄に堕ちるほどでもない人が炎で罪を清める場とされる。狭義での神とは異質な存在によって清められる場とも。 ただカッコいい漢字や語感から“落ちたものを徹底的に苦しめる地獄も同然の場所”みたいな意味で扱われることも多々。 アウトローなキャラクターとしては後者の意味のが強そうだが、前者として解釈しても「異世界から呼び出された彼女」にとってはオズの国はある意味で「一度目の死で訪れた、神のいない世界」と言えるか。召喚されるときは元いた世界でトラックに轢かれたのだろうか あるいは黒幕によって利用された者に引導を渡す、という解釈も。 「煉獄の“世界”」と言っているのを踏まえるとちゃんと正式な意味で使っている可能性の方が濃い。 「呪縛を受けろ、お前の罪で」(ティンハート・チルトOL2) 「裁くのは私の銃弾だ」(ライオズ・アンティOL2) 上記の引導を渡す者、という解釈と合わせてウィキッド・ドロシィ自身が断罪者であるという読み方もできる。 「賭けるか、貴様の魂」(オーバー・コールOL1) 漫画『ジョジョの奇妙な冒険』の名台詞「いいだろう 花京院の『魂』も賭けよう」のオマージュ。 敵の(イカサマ)ギャンブラーとの勝負になり、最終戦のポーカーで勝ち目のない状況のはずなのに青天井に仲間や家族の魂を賭けているシーン。一般的なチップの代わりに魂を賭けている。 断罪者ワードとして無関係に被った可能性あるが、ポーカー用語の多いウィキッドの『コール』のスキルのセリフなら狙ったものと思われる。 「赤い血の道を越えて、戦い続けよう。シスター・アンド・ブラザー」 「赤い道を行くか?」 童話『オズの魔法使い』の象徴の一つ“黄色いレンガの道”を、マフィアらしく“(血に染まった)赤い道”とかけたセリフ。 「銃が二倍で、火力も二倍だ」(リリィ初出) 様々な漫画・ゲーム等で類似のセリフが多数あるが、大本なのは漫画『キン肉マン』のウォーズマン理論……らしい(アニオタwiki、ピクシブ百科を参考) ゲーム『テイルズオブシンフォニア』での二刀流主人公セリフ「1本の刀で100の力なら2本で200の力になる」のセリフの方が直接的なオマージュ元かも。 (神筆使いの世代的にも、キン肉マンは1980年代でTOSが2000年代の作品なので後者のが馴染み深い人が多いと思われる) 「テイク・イット・イージー」(お楽しみパック初出) 英語のスラングとしては『気楽にいこう、のんびりして、落ち着いて(呼びかけ)』といった意味。 有名マフィア(アル・カポネ、ゴッドファーザー)や映画、名言系でググったが特に元ネタは見当たらず。 単に「落ち着け」をカッコよく言っただけのセリフかも。 + セリフ集 台詞集目次へ戻る 戦闘セリフ 戦闘開始時 使用キャスト 私に立ち向かって、7分生きていられると思うなよ お前を裁く、私の流儀と法律で 私のテリトリーに近づく者は、すべて散るがいい 使用キャスト(ありふれた日常への憧れ) 私とて、時には年頃の少女のように振る舞ってみたいものさ 味方キャスト 一撃で仕留める 流れに乗るか 外しはしない 使用キャスト(ありふれた日常への憧れ) 笑わないでくれ… ストレートショット ふっ! やっ! そこ! ドローショット 散れ 消えろ ちっ! 回避 やっ! 行け! そこだな ふっ! はっ! 緊急回避 させるか! はあっ! ダメージ ぐっ! うぐっ! ダウン うぐぅっ! 貴様ぁっ! きゃあーっ! レベルアップ 邪魔者を探せ ロールエフェクト発動 私に手を出すな、命が惜しければ 撃破 ずいぶんと安い命だな 早く行け、あの世でやつが待ってる (テキスト)敵を倒してやったよ 拠点攻撃 無駄だ 失せろ 邪魔だ 拠点破壊 敵拠点、壊滅だ 撤退 なに、弾切れだと…? 撤退(敵視点) きゃああ! 帰城 ファミリーのためだ、戻ってやるか 復活 未だ争いは絶えず、か 戦闘勝利時 ここは煉獄の世界だ、生半可なやつに明日はない 戦闘勝利時(変幻の栞) では高らかに宣言しよう、今日からここも私のテリトリーだ スキル LFBジャックポット 使用者 お前の命を預かろう、私が有効に使ってやる 使用者(カスタム1) 家族を守るためならば……私自ら、最期の手段を使おう 使用者(カスタム2) たった一つの切り札が、標的を煉獄に導く 味方使用時 ジョーカーの出番だ (テキスト)ワンダースキルを使うよ! ティンハート・チルト 通常 銀輪の刃が、うつろな心を裂く カスタム1 臆病者は朽ち果てろ カスタム2 呪縛を受けろ、お前の罪で ダブルトリガー 消してやるさ、お前の心を ライオズ・アンティ 通常 勇敢なる獅子の叫びを聞け カスタム1 賭けよう、私の命を カスタム2 裁くのは私の銃弾だ ダブルトリガー お前の勇気を挫いてやろう オーバー・コール 通常 地の果てまで追い詰めてやる カスタム1 賭けるか、貴様の魂 カスタム2 理不尽を受け入れろ ダブルトリガー 一つ、運試しをしようか スケア・カード 通常 知恵なき者よ、荒野で孤独にもがけ カスタム1 ブラフを使わせてもらう カスタム2 死にたくなければ逃げるがいい ダブルトリガー 貴様の知恵、私が奪い取る ストレイト・ラッシュ 通常 満足させてやる、存分に弾を食らえ カスタム1 真っ向勝負も悪くない カスタム2 灼熱の雨で尽き果てろ ダブルトリガー こちらにはまだ、隠し弾がある チャット 意思 左へ移動 左に行くぞ 中央へ移動 中央に行くぞ 右へ移動 右に行くぞ 一人で大丈夫 私は一人でも大丈夫だ 交替します 私が替わろう 援護します 手を貸そう WS使用 ワンダースキルを使うぞ! 巨人を攻撃 巨人を攻撃するぞ 巨人を援護 巨人を援護するぞ ここで粘る ここは耐える 攻めよう 攻めるぞ 守ろう 守るぞ! 依頼 左へ移動 左に向かってくれ 中央へ移動 中央に向かってくれ 右へ移動 右に向かってくれ 一人は不安 一人では...厳しいか... 交替して 私と替わってくれないか? 援護して 手を貸してくれ! WS使って ワンダースキルを使ってくれ 巨人を攻撃 巨人を攻撃するぞ! 巨人を援護 巨人を援護してやってくれ WSに注意 ワンダースキルだ!気をつけろ! 時間に注意 時間がない!急ぐぞ!! 森に注意 森に注意しろ カスタム 優勢だ フフフ、優勢だな! 劣勢だ 劣勢だと…バカな… やった! フッ…良しとするか 手札を集めろ 手札を集めろ イカサマ 私にイカサマは通用しない まかせて 私にまかせておけ 帰城する フッ、帰城する 自己紹介 ウィキッド…口さがないやつは、私をそう呼ぶのさ 地獄にようこそ 地獄にようこそ カードは好きか カードは好きか、お前? いつ仕掛けるか いつ仕掛けるか、それが問題だな 切り札を用意しろ そろそろ切り札を用意しろ! ナイス! さすが、だな ピンチ! 援軍をよこせ 計画通り フフ…計画通りに進んでいるな 運の無いことだ くっ、運のないことだ… ご苦労だ ご苦労だ、シスター&ブラザー できないことは くっ…私にも、できないことは、ある… 謹賀新年 さあ、新しい年だ…気持ちを改めていこうか バレンタイン 君にも甘い贈り物をやろう…それとも、弾丸がお好みか? ハロウィン トリックアンドトリート、どちらか一方など選ばせないよ クリスマス クリスマスプレゼントだ、100発ほど贈らせて頂こう よろしく よろしく、シスター&ブラザー ありがとう あ、ありがとう… ごめん スマンな わかった 了承した あいさつ よろしく頼むよ 感謝 感謝しておく すまない すまないな 気にしないで 気にするな、次がある 指示が欲しい 指示はないか? 了解 了解だ やめておこう 解せんな 気にしないで 気にするな、次がある 同意する 同意する 1月 今年も派手に行こうか、シスター ブラザー 2月 豆鉄砲を食らうがいい 3月 フッ…お近づきのしるしに、握手でも交わそうか 4月 贅沢だな、ただ花を眺めていられるなんて 5月 休む余裕がある、それだけ平和だということさ 6月 水はやらん、欲しければ天を仰げ 7月 星の世界に生きる人々も、きっといるんだろうな 8月 この程度の灼熱など、暑いうちには入らないぞ 9月 背伸びすれば、月に手が届きそうだ……欲しいものだな 10月 這いずり回って汗をかけ、それが勝利への道だ 11月 子供たちは純粋だ……羨ましいよ 12月 来年の話をしよう、未来を考えるのは嫌いじゃない 鬨の声 行くぞ!ぬるい奴らに現実を見せつけてやる! カスタム(追加獲得) 旧リリィ1 有罪(ギルティ)… 旧リリィ2 同じ数のカードがあるんだ、誰にでも勝つ機会はある 旧リリィ3 バレなければ、イカサマではない 旧リリィ4 掴んだぞ、ジャックポットだ! 旧リリィ5 私がテーブルマナーを教えてやる 旧リリィ6 銃が二倍で、火力も二倍だ 当たり前のことを(リリィ7) 当たり前のことをやってみせなくて、何が組織の長だ… (7周年記念配布) 騙し討ちは臆病者の手段……果たして本当にそうかな? (メダルイベor入門パック) 始めるぞ、3つ数えろ (晩夏のおたのしみパック) テイク・イット・イージー 赤い道(資料集特典) 赤い道を行くか? 好意(旧リリィ) お前、私の家族(ファミリー)にならないか? ファミリーと共に(CR10到達) ウィキッド……如何なる汚名を着ようとも、私はファミリーと共に翠玉の国を目指す テリトリー(CR25到達) 私の領域(テリトリー)に踏み入るならば、既に命はないものと思え (EX05到達) 感嘆(EX10到達) やったな!…フ、フン……まあまあだな 活躍(EX15到達) フッ…手応えはあったな ワンダーランド わんだーらーん せ~が~♪ せ~が~♪ ミニマップ 攻撃 これを始末するぞ! 移動 動くとするか 注意 警戒しろ 防御 防衛するぞ! 了解 了承した 選択肢 YES いいだろう NO スタンプチャット フン… その他 キャラ獲得時 赤い血の道を越えて、戦い続けよう。シスター・アンド・ブラザー キャラ選択時 遺言があれば、聞いてやる 最後のお祈りは済んだか? 狙い撃つ、お前の命 キャラ決定時 やってみるさ、明日のために キャラ決定時(舞闘会) やらせていただく すべて撃ちぬこう 好きにはさせないぞ ナイス 私が賛辞を受けるのも、運命ということか ファミリーの支えがあってこその、組織の長、だろ? キャストランク CR上昇 ファミリーと共に生きるため、あらゆる手段を講じてやるさ CR5、10 お前に私を利用など、出来ると思わない方がいいぞ CR15、20 お前が私を使うのではない、私がお前を使ってやるのだ CR25 お前はとんでもないじゃじゃ馬だが、いつか私が乗りこなしてみせる EX00(マメール) ウィキッド・ドロシィと貴方は、信頼すべき、ファミリーとなったようですね EX00(アナスン) 家族の形はそれぞれ。これからも、君と彼女の家族が発展していくのを楽しみにしているよ。 EX上昇 お前の使い道が分かってきた…お前のほうは、どうだ? ペンチャーム 技の断片1 地の果てまで追い詰めてやる 技の断片2 裁くのは私の銃弾だ 苦戦の記憶 くそっ、動けん! 助けて…っ! 冒険譚 支援 (未実装) 占星遊戯祭 運命の水晶:強効果 フッフフ PV Ver5 助けてやる その他テキスト 周年記念 6周年 長い道のりを進んできたものだ。お前もよく務めたよいや……これからも頼むよ。ファミリーの為にも、な 7周年 ファミリーの一員として、よく務めてくれた。礼を言う。……いや、こっちが適切か? これからもよろしく頼むぞ 台詞集目次へ戻る 表を編集する + ◆変幻の栞 栞説明(デフォルト):無法者には冷たい弾丸を。家族には温かな庇護を 栞説明(カラー栞):組織の長ともなれば、相応しい装いが必要というもの。それが家族の顔としての責務なのだから 栞説明(ありふれた日常への憧れ):組織の長として振る舞ってきたことに後悔はない。家族を護るのは当然だ。……ただ、なにも知らない私のままでいた、そんなありもしない未来もあったかもという、つまらない話だよ。 衣装A(CR20達成報酬) 紫&白に青がアクセントのカラー。 デフォルトでのマフラーなどの白い箇所はそのまま、赤だった手袋やネクタイ、眼帯、靴紐が青に置き換わった感じ。 衣装B(スペルリリィ交換 ワンダー部販売) 緑&白に黄土色がアクセントのカラー デフォルトでのマフラーなどの白い箇所はそのまま、赤だった手袋やネクタイ、眼帯、靴紐が黄土色に置き換わった感じ。 衣装C(スペルリリィ交換 ワンダー部販売) 赤&白に淡いオレンジがアクセントのカラー デフォルトでのマフラーなどの白い箇所はそのまま、赤だった手袋やネクタイ、眼帯、靴紐が淡いオレンジに置き換わった感じ。 瞳も赤色。 衣装D(スペルリリィ交換 ワンダー部販売) 濃いめの緑とオレンジを組み合わせた、カボチャカラー。 デフォルトでのマフラーなどの白い箇所はオレンジに、それ以外ほぼ全部濃い緑に置き換わった感じ。瞳の色も薄いオレンジ。 眼帯は緑。銃も濃い緑一色。靴も他のカラバリだとデフォルトと大差ないが、こちらは濃い色になっている。 パンプキン衣装アリスやC栞フィーと並んだらよりカボチャ。 衣装E(スペルリリィ交換 ワンダー部販売) 白&桃に黒がアクセントのカラー。白スーツ。 帽子や上着の色が白くなって、代わりにデフォルトでのマフラーなどの白い箇所が桃色に変わり、赤だった手袋やネクタイ、眼帯、靴紐が黒に置き換わった感じ。 瞳も赤色。 衣装F(スペルリリィ交換) 赤色の髪、赤い瞳に黒い衣装。マフラーも赤。 髪色が初変更。ちなみにサンドリヨンやエルフ組と同じく、最初の方のカラバリは髪色が変わらないという割りと珍しい組だったりする。 ありふれた日常への憧れ 2020年3月のリリィフェスタにて実装。ミニシャドウ・アリス兵士と同時。 センスはさておき、アメリカのストリートにいそうな格好である。 今となっては珍しくないが、拳銃1つで戦うため一部のモーションが変更となっている。 髪型はゆるめの左右三編み。眼帯もパーカーに合わせたデザインに。 ペンキをぶちまけた風なデザインの帽子とズボン、ピンクをベースに黄色でハートや星の模様が入ったパーカー。 銃もピンクっぽい色合いだが、実銃だなと思わせるくらいには細かい。 2022年11月のリリィフェスタにて衣装カラーA~Cが追加。 【黒髪、緑眼、緑をベースにオレンジのアクセントのパーカー。帽子も緑一色にトト子のワッペン。ドロシィ・ゲイルカラー】 【金髪、青眼(おそらくデフォルトと同様?)、藍色に赤のアクセントのパーカー。帽子は黒ベースにピンクのアクセント。銃は黒。デフォルトに近い】 【オレンジ髪、オレンジ瞳、濃いめの灰色ベースに薄い灰色のアクセントのパーカー。帽子は黒ベースに灰色のアクセント。銃はかぼちゃ色。衣装Dに近い】 + ◆変幻の扉絵 デフォルト 扉絵説明:遺言を考えておくといい。私を前にしてそれを告げる時間があれば、の話だが 扉絵A(創聖石の間で交換) 扉絵説明:さぁ選べ。駆け引きの先で見事切り札を撃ち抜けたなら、最後のお祈りをする時間くらいは与えてやるさ WSモーション。 幾多ものトランプをばらまく中にひときわ輝く「切り札」が舞う。 扉絵B(スペルリリィ交換) 扉絵説明:こどもの遊びか?付き合ってもいいが、眉間に風穴が開かなければいいな? くるくる回ってから腰のところで銃を構える。テキスト的には実弾入りらしい。 扉絵C(6周年記念イベントにて先行配布) 扉絵説明:私とは一番遠いポーズと意味だと思うが? 随分な物好きもいたものだ 腰に手を添えて、顔の横でピースをする。トランプが周囲を回転して手元に収束、紫色に光る。 「一番遠いポーズ」とウィキッド自身は語るが、勝利を祈り称えるポーズは、自らの力で勝利を手繰り寄せるマフィア・勝負師には似合わないという意味だろうか?解釈違いなら訂正おねがいします ログインによる獲得時には「長い道のりを進んできたものだ。お前もよく務めたよ いや……これからも頼むよ。ファミリーの為にも、な」のメッセージ付き。 変幻の扉絵D(清秋のおたのしみパックにて先行獲得→2023/02/13より創聖石で獲得) 説明:ショウ・タイムだ。勝利への弾丸は、常に私の手に握られているのさ 2021年10月上旬からのワンダー部ガチャにて先行獲得。 ドロシィ・ゲイルのデフォルトに近い。上に銃をくるくるを投げてキャッチ、前方に構える。カメラが回転する際には銃口に「ふっ」と吹きかけている。 ■ショット性能 ストレートショット 拳銃を二連射する。1発目がよろけ、2発目がダウン属性。 素の射程は美猴と同じ。 発射時には銃口付近から薔薇の花びらが舞う。 基礎射程は短いが発生・弾速・硬直が優秀。 足の速さと相まって、敵の硬直を誘って差し込むのに向く。 後述の"ライオズ・アンティ"で射程を伸ばせば牽制・迎撃手段としても強くなる。 連射式なのでHPが削れている兵士の処理効率も良好。序盤からでも初段はHP半分ほどの兵士を倒せて、二段目はHP満タンの兵士に1確。 ただし連射ゆえに、ダウン弾が出る前に迎撃され得るという短所もある。 本家同様、試合を通して主力となるショット。 弱みはSSアタッカーとして低めの素の攻撃力。 素の遮那より少し低く、ほぼすべてのショットを主体とするアタッカー以下の数値。 「ライオズ・アンティ」のダブルトリガーやWSでの育成バフによって試合後半は爆発力があるが、それらのない序盤は頼りない。 このため序盤はダメージレースに弱く、近接アタッカーでありながらアタッカーとの撃ち合いが怖い。 スピードこそあるとはいえ回避性能は「悪くはないが別に優良でもない」止まり、射程バフ無しだとスカーレット・闇吉備津よりは長いが美猴と同等、他アタッカー全般より短射程である。 アシストで威力を上げ、ジョーカーのようにHP満タンの兵士を二体倒せると後述の「ライオズ・アンティ」の射程アップと併せて制圧力が上がる。 レベル4時点2体確なら各特殊効果が発動している前提で「青の占星術師のヴェール(7)/裁きし者の童話集(9)/怪力無双の百貫目金棒(9)/氷雪刀 雪曇(9.5)」。見ての通りスピードを盛る余地はほぼない。 レベル6以降でいいなら6アシスト枠やWSもあるので、人気アシストで普通にSSを盛っていれば達成しやすい程度になる。 何らかの要因で弾の発射間隔が変化する模様(要検証) + 過去の修正 Ver.4.15-A にて、ダメージ上方。?()→B(2.0) Ver5.20-Fにて、ダメージ上方。全国対戦最上位帯で勝率が低かったためとバトル班コメントあり。B (2.0)→B (2.2) マリクよりちょい上だったのが遮那と同等になってちょっとずつは上がってきている。 ドローショット 大きな光の銃弾を放つ。よく見ると銃弾型に細長く尖った薔薇の形になっている。 発射時には銃口付近から薔薇の花びらが舞う。終点では消えていく際に花のエフェクトが出る。 DS構え時には足元に魔法陣っぽいのが出ている。 キャスト・兵士共にダウン属性。キャストの吹っ飛びはふつう程度。 射程は公式の表記では近距離扱いだが、実際は本家と同じく中距離相当で、アシェンプテルやジョーカーと同等。 発生は及第点だが、硬直はがっつりある。 弾速が非常に遅く、いわゆる停滞撃ちができないのに素で停滞しているように見えるほど。 また描線を鋭角に曲げてもほとんど減速しない。 兵士への足止めに打つ場合、弾速の遅さも考慮しておかないと余分な兵士弾を受けやすくなる。 キャストへの直当ては難しいが移動制限や起き攻めでは有効。 初期威力がやや高めなタイプらしく、連射式SSと相まって序盤の兵士処理は早め。 だがLv3以降は"ライオズ"を常時かけておきたいのでこれを積極的に撃つ必要はない。 ダウンを取った相手の起き攻めにも、MPさえあるなら「スケア・カード」の方が優秀。 スキルからキャンセルドローもできるが、弾速の微妙さもあってあまり活きる場面は多くない。 そもそもドロ―での自衛を必要とするような間合いでスキルを使うこと自体が微妙。 端レーン担当なら、弾速は遅いがさすがのスピードAゆえに開幕兵士止めができる。 「本人の脚は並~やや速い程度だが弾が速いので開幕止められる」組と違い、「弾は遅いが本人の脚がトップクラス」であるウィキッドはこのとき兵士列より若干前に出やすい。 対面のショットを差し込まれて損しないよう注意。 ちなみに兵士弾込みでは2体は倒せる。3hit目以降は減衰ゆえ残る。 ■スキル解説 LFBジャックポット 自身のSSの攻撃力が上昇し、SSの硬直が減少する。 最大MPの上限が解放する。(=最大MPが100になる。現在MPは回復しない) さらに敵キャストに攻撃するたびにSSの攻撃力が上がり、ダメージ量に応じてMPが回復する。 1回攻撃を当てるたびにSS攻撃力が?%上昇し、?回当ててSS攻撃力が25%上昇分でカンストとなる。 効果時間は+MAXで120秒。 上方修正によりVer.5.01-H時点では全キャスト中で最も長い効果時間を持つ。 うまく育成できればネックだった低めの攻撃力、DT発動のためのMP問題が解消され、 試合後半の時間に高い火力のSS・スキルを連発できるようになる。 複数のスキルを連続で使ったり、ダブルトリガーを使うたびに即座にスキルを再発動するような動きも可能となる。 通常SSも威力上昇と硬直軽減が相まって、アシストである程度強化していれば大ダメージかつ安定してMPを回収できる性能と化す。 ただし、他アタッカーのように瞬間的に効果が出せるようなものではなく、基本の立ち回りの延長線で強化するタイプのWS。またSS硬直は減るとはいえ、本人のスピードには貢献しない。 攻撃が刺さらない場合は結局MPが回らなくなる。 如何に場を整え早期に成長させられるか、使い手の技量が試されるWSと言える。 MP回復量はかなり高く、ダメージがほぼ発生しない「ストレイト・ラッシュ」のトランプでさえ1~2程度のMPが回収できるほど。 「ストレイト・ラッシュ」や「ライオズ・アンティ」で強化したSSなどでSMASH HIT相当のダメージを叩き込めば20~30程度は回復できる。 SSでのダウン追撃でも育成が進んでいれば5MPほど回復できる。 固定値であるLinkダメージでも10MPほど回復する模様。(ダウン追撃時のものを目視でこれくらいだった) ただし多々良の「夜叉王ノ庇護」で肩代わりされると全く回復しない。 + 余談 余談だが実装当初は効果時間も短く、使用感は別物。さらに『育成要素持ちで射程長めのSSアタッカー』としてもナイトメア・キッドとも比較されがちであった。そして効果時間が短い上に汎用性(→エアウォの有無が特に)・爆発力(→当時はオバコにキルダメもなかったし、最高SS火力も微妙)も劣り、『攻撃を当ててMP回収』というWSの特性もナイキ側はWS使用時にまず大きく回復する上に効果時間も段違いだった……ということで「ウィキッドWSは光るだけの効果」など散々な言われようだった。 彼女の前に実装されたコラボキャラのジョーカーが拳銃タイプでショットが被っており、しかも分かりやすく壊れキャラだったのも背景にある。元々45秒だったのが段階的にだが120秒まで伸ばされるやけくそじみたテコ入れにはそのへんの背景もあったのだろう、たぶん。 なおそれ以後も上方修正の常連からなかなか抜け出せていない。実装すぐにカカシの耐久が下方された以外は基本上げられっぱなしである。ただVer5.34のライオンDTダメージアップあたりからは「ウィキッド強い」という声も増えてきており、ようやく上方常連からも抜け出せている。Ver5.36-Aの8周年筆によるLv3から大幅SS射程アップとの相性が良かったのも要因としてある。 +1で効果時間が上昇、+5、MAXでストレート攻撃力が上昇 + 過去の修正 Ver.4.15-A にて、効果時間の延長(45⇒60秒) Ver.5.01-FにてSSを当てたときの攻撃増加値が上昇。以前は5%だった。 Ver.5.01-Hにて効果時間の延長(60⇒120秒)及び、それに伴って攻撃ヒット時の最大威力までのSS上昇量が低下した。要は必要ヒット数の増加(最大威力は変わらず) + ポーカー用語から見た分析 ジャックポット、大当たり・大儲けである。 ポーカー用語としては掛け金の総額がとてつもなく多くなり、それを勝ち取ること。 敵キャストに攻撃を当て続けて次々にSS攻撃力とMPを、最終的にはキャストキルも丸儲け。 ライオズ・アンティ フリックすると即時発動し、自身のSSの射程が徐々に上がる。効果時間は50秒。 約1秒毎に射程が延長。 20秒経つと白煙を噴き最大距離となる。(「大風払いの扇」9つ分。デフォルトの射程距離の1.35倍) サンドリヨンSS射程を100とした基準で、78%→103%になる。 中距離アタッカー全般より長い程度のSS射程になるため、他にもSS射程アップアシストと併用すればかなり差し込みやすくなる。 イメージの参考までに、さらに「青の占星術師のヴェール」等で射程を盛ったら近接キャストとしてのSS回転率で遮那・妲己あたりよりわずかに短いくらいになる。 白煙オーラ状態までに20秒かかるので、最大成長してからDT発動までの猶予は30秒という事になる。 はっきり分かるほどの硬直があり効果発動までもやや間があるため、敵の眼前で使う場合は潰されないように注意したい。 ダブルトリガー SSの性質が変化(ダウン属性の単発化・判定巨大化・貫通化)する。また白煙オーラもまとう。 効果時間は30秒。 SS射程はサンドリヨンSS射程を100とした基準で、素が78%→(湯気103%)→100%になる。 テキストには書かれていないが、実ダメージが+8(0.8目盛り)強化される。 SSを一発撃つ・再度ライオズを使用する・一定時間(30秒)経過のいずれかで効果は終了する。 多段SSの弱点である、ダウン属性の弾が発生・ヒットする前に相打ちされるシチュエーションをなくすことができる。 また単発化の副産物としてショット動作全体の硬直も短くなる。 相手からすると兵士列を盾にできないため、対応する方法が限られてくる。 兵士列横から撃てば一掃できるので、端レーンでの兵士処理にも非常に有効。 似たような動きをするロビンの「ダブルショット」は背中まで当たり判定があるが、ウィキッドはおおむね「銃弾を発射する」という見た目通り、正面から判定が生じる。 当たり判定も太いため、左右方向の読み合いにも強い。 DT後の射程については、ミクサ・アシェンプテルと弾サイズや形を考慮しない場合で同等になる。 このSSは兵士・キャスト貫通時に威力が減衰するという噂がユーザー間であった。 しかし多くの兵士を貫通させる検証、複数のキャストを貫通させる検証のどちらでもダメージ量の変化は確認できておらず、気のせいの可能性の方が高い。 +1で消費MP減少、+5、MAXで効果時間が上昇 + 過去の修正 Ver.4.15-EにてSS射程が上限になるまでの時間が短縮。これに伴い時間あたりの射程上昇も増加 Ver.5.01-Fにてダブルトリガー時ストレートショットダメージ上昇とあるがダメージが増えていないため要検証。アナウンスミスの疑いあり Ver.5.34-Hにて、SS変化時ダメージの上方。全国対戦での勝率が低かったとのこと。同時の上方にシュネー、シグル。下方に守童話集、滝夜叉姫、ラージェタイフーン。(というか、ライオズのスキル説明にはSS威力アップする文言がないのだがいいのだろうか?) 数値化してのユーザー検証は困難なものの、体感で「クリティカルが出やすくなった」といった声は散見される。 Ver.5.36-J にてダブルトリガー時の消費MPが減る上方。全国対戦でアタッカー内の勝率が低かったとバトル班コメントあり。同時の上方にマァト、ミラベル、メロウ、ウィキッド・ドロシィ、妲己、全サポーター。下方に妖精女王の宝杖と純白馬面の騎士兜。【DT:20→10MP】 Ver.5.36-P にて、射程上昇値および上限値が減る下方(上限になるまでの時間には変更なしと明記)と、DT時のダメージが減る下方。【素が78%→(湯気107%)→103%】→【素が78%→(湯気103%)→100%】【実ダメージが10増える(らしい)】→【+8ダメージ、またダメージ上限解放も縮小】 全国対戦で9周年ソウル追加後にアタッカー内で使用率および勝率が高かったとのこと。試合を通して少し戦いづらくする意図とコメントあり。同時の上方にサンドリヨンマグスクラウン温羅ルカリトル・アリススカーレット、下方にウィキッド・ドロシィマリクシレネッタエピーヌ、またレダ、ロワナ。 + ポーカー用語から見た分析 アンティとは賭けの参加料、特にポーカーでゲームごとに最初に参加表明として出すチップ。 MPをアンティとして出し、SSが徐々に伸びるように少しずつ稼ぎ、ダブルトリガーでSSを1発だけ大強化の大勝負に出るといったところか。 ティンハート・チルト 自身から引いた線の方向に兵士無視のトランプを放ち、ヒットした敵キャストに小ダメージを与え、“ロックオン”する。 対象には紫色のトランプがまとわりつく。 この効果は一定時間経過するか自身が撤退するまで継続する。 射程はレーン端から端(縦対面の森壁先端)まで届き、弾速も非常に速い。 “ロックオン”は45秒ほどまで継続(35秒で点滅)。 さらに独自のデバフとなる裂傷(最大HPが徐々に減少)状態にする。この効果は各種スキル・アシストでのリフレッシュや耐性では無効化できない。完全耐性・完全無効化なら対応可能。 裂傷中、被弾者は身体から各チーム色のインク(この世界でいう血液のようなものか)を噴き出している状態となる。 効果は+0で35秒程の時間をかけHP最大値を10減少させ、減少値が最大になるとどす黒いオーラを纏う。オーラ後、数秒後に効果が切れ、最大HP部分のみ回復する。 射程、発生共にジョーカーの「HOLD UP!」に近く、兵士を貫通するためそこそこ当てやすい。 ダブルトリガー 発動時に“ロックオン”と“裂傷”状態が終了し、このスキルでロックオンした敵キャストのHP回復効果を下げる。効果は約25秒。 “ロックオン”後にHPミリとなった敵キャストに対して発動することによって取り逃がして帰城された場合、レベル8撤退時と同様の時間相手を回復の泉で拘束することが出来たり、サポーターの回復スキル、アシストやマスタースキルによる回復、攻撃による体力回復(美猴や多々良など)など、ここぞと言う時のカバーや逆転を阻害できたりと状況によってはかなり刺さる。 この効果も“裂傷”と同様、妨害への完全耐性でなければ無効化できない。 ただし、このダブルトリガーはロックオン対象がダウンしていると“裂傷”が解除される効果のみになる。完全に損するのでダウンしているかどうか気を付けておきたい。 レベル2から完全耐性でしか防げないデバフ付与自体は間違いなく厄介なのだが、このスキル単体でキルを取ることはできずアタッカーに求められる仕事とかけ離れてしまうのが難点。 +1で消費MP減少、+5、MAXで射程が上昇 + ポーカー用語から見た分析 チルト、もしくはon tilt 主にカードゲームやギャンブルにて、相手の心理が動揺した様子を指す。 裂傷やHP回復効果効果を相手の動揺と例えたのだろう。 + 過去の修正 Ver5.36-Jにてダブルトリガー時の消費MPが減る上方。全国対戦でアタッカー内の勝率が低かったとバトル班コメントあり。同時の上方にマァト、ミラベル、メロウ、ウィキッド・ドロシィ、妲己、全サポーター。下方に妖精女王の宝杖と純白馬面の騎士兜。【DT:20→10】 スケア・カード 指定した位置へトランプを投げ、カカシの形をしたコアを発生させる。 兵士や巨人の攻撃対象となり、コアHPが0になるか、自身が撤退するか、ダブルトリガーで爆発させることで消失する。 全体の硬直は重たい方で、セリフ「知恵なき者よ、荒野で孤独にもがけ」の"の"でカカシを投げ、"が"くらいから動けるようになる。 キャンセルDSはカカシ投げ動作くらいから出る。 敵拠点奥に置いておくと拠点攻撃の手助けにもなるだろう。 無人のレーンで兵士処理をする際に兵士を足止めするのに有用。兵士処理マスタースキルとの併用が特に一掃性能高い。 他には森の索敵・森出入り口付近で非貫通攻撃への壁としても使える。 正直アタッカーらしからぬ性質を持つスキルである。 サポータードロシィのカカシさんより耐久力が上昇しており、特に兵士弾に対する耐久が段違いで兵士玉のみなら46~55発?くらいまで耐えられる。 (兵士の攻撃力がテリトリーなどのスキルで変動しているとその影響を受けるという噂あり) また、アタッカーのSSも(強化の程にもよるが)1、2発は耐えてくれる。ただ巨人の攻撃には耐えられないし、多段SSのアタッカーも一瞬で破壊してくる。 設置については壁を無視できるものの、設置するまではある程度時間が掛かり、その間は無防備になるため使いどころは気をつけたい。 ダブルトリガー コアを中心とした範囲の敵キャストに大ダメージ、敵兵士に小ダメージ、巨人に特大ダメージを与えコアは消滅する。 発動時には右手に拳銃を掲げてトリガーを引く動き。 トリガー発動から爆発までの発生、範囲ともに優秀で、発動できればかなり有効なスキル。 範囲は9人列の兵士の中央に置けば端から端まで丸々範囲に入る。 セリフ「貴様の知恵、私が奪い取る」の"わた"くらいで爆発し、ウィキッド本人は"恵、"くらいで動けるようになる。 セリフ"の知"で爆発の予告円が出てくるあたりで爆発することが確定する。 それ以前はまだコアの判定があり、たとえスキルフリック後にでも爆発確定前にコアを破壊されればMPだけ消費して不発になる。 対敵キャストに対してはコアを壊しに来たところに打ち込むことでそこそこのダメージになる。 また、ダウンした敵の逃走経路に置いておくことで逃げ道をふさぐ運用も可能。硬直が重たいのでダウンをとってすぐに設置しないと起き上がりに殴られるのには留意。 サポータードロシィと違い兵士特化ではなくなり、無強化で4割程度のダメージに。 兵士をまとめて一掃するならもうひと手間必要。スキル火力を上げて1確にするには100%以上盛る必要があるため現実的でない。 兵士に対してはあくまでも足止め手段と考え、処理に関しては大人しく「ライオズ・アンティ」DTからの貫通SSかラージェ系のMSを使った方がいいだろう。 巨人に対してダメージが大きく、ウィキッド・ドロシィの貴重な巨人処理スキルである。 硬い双汽唱巨人に対して3発で倒しきる火力がある。 一方で攻撃巨人に対しては、火力は問題ないのだが、タイミング・設置位置次第ですぐにコアを殴られて破壊される。味方兵士・キャストの位置、巨人のターゲット方向に注意を払いたい。 陣巨人はカカシの爆発範囲とバフ・デバフ範囲がおおむね一致しているのもあり、エフェクトにまぎれて敵キャストを巻き込むのも狙える。 +1で消費MP減少、+5、MAXでダメージが上昇 + 過去の修正 Ver.5.01-Fにてコア耐久値減少。前は兵士弾80発ほど耐えた。 Ver5.36-Jにてダブルトリガー時の消費MPが減る上方。全国対戦でアタッカー内の勝率が低かったとバトル班コメントあり。同時の上方にマァト、ミラベル、メロウ、ウィキッド・ドロシィ、妲己、全サポーター。下方に妖精女王の宝杖と純白馬面の騎士兜。【DT:20→10】 + ポーカー用語から見た分析 カードは、そのまんまカード、もしくはウィキッド的には手札といったところか。 また、スケアカードはより強い手が完成する可能性のあるカードという意味。 主に、テキサス・ホームデル(2枚の手札+共有の場札5枚から、5枚の組み合わせで勝負する。ドローポーカーと違い、交換などによる運要素がほとんど排除され、ベッドによる読み合いで勝負する。)で、自分の手札が高位のペアやストレート・フラッシュが狙えるなど強くても、『さらに高位のカードが場札に出て相手のペア系手役が上回る』『連番や同スーツが場札に出てさらに上位のストレートやフラッシュを相手が成立させる』などの可能性がある追加の場札のカードのことをいう。 要は「厄介なカード」となるので、出されたら相手に読み合いを迫らせる、ということ。 カカシの英訳であるスケアクロウを含めた意味もあるかも。 ストレイト・ラッシュ ウィキッドの周囲にトランプが囲うように回り、それらが飛んで敵にまとわりつくスキル。効果終了時にはトランプはばらばらに散らばる。 一定時間、前方一直線に一定間隔ごとに自動で兵士、巨人を無視した貫通するトランプ弾を放つ。 このトランプをまとって弾を発射する状態の効果時間は25秒。 ヒットした敵キャストを“ロックオン”し、小ダメージを与える。仰け反り動作を行なわない。赤いトランプのカードが対象にまとわりつくようになる。 ロックオン状態の効果時間は30秒。 “ロックオン”の効果時間は別に扱われるため、弾を発射する状態の効果時間が終了してもDT待機状態は持続する。 ダブルトリガー関連の攻撃能力が高いが、自由方向ではなくまっすぐプレイヤーから見て前方にしか弾は飛ばない。 このため、真横・後方からの奇襲には向かず、また相手に横をとられた際には無力となるため、正面へ回り込む必要がある。 ダウンしていたりバリアMSを使ってたりしている敵に対して“ロックオン”はできない。 一度ダブルトリガーを起動しても「ストレイト・ラッシュ」自体の射撃効果は終了しない。 効果時間中であれば、トランプを相手にヒットさせロックオン状態にすれば何度でもダブルトリガーを発動できる。 「スケア・カード」と同様に、発動から行動可能になるまで硬直が発生するため、敵の眼前で使う場合は注意したい。 ダブルトリガー このスキルで「ロックオンしたすべての敵キャスト」の足元に陣を発生させ、一定時間後に爆発する。 中心部から小さめの5つの陣が広がって大きな円を作り、そのすべてが同時に爆発するようなエフェクト。 発動時には右手に拳銃を掲げてトリガーを引く動きから、銃口にふっと息を吹きかける。 セリフ「こちらにはまだ、隠し弾がある」の“まだ”の時点で攻撃位置が確定し、“しだ”のあたりで爆発する。 範囲はツクヨミの月輪DSとほぼ同等の範囲。ダメージはキャストのみだが大ダメージとある通り、スキル攻撃力無強化でも20ちょい入りそこそこ。(※Lv4のロールエフェクト、Lv6の一律強化により何もなしでも15%ほど強化されている。この記述がどのレベルでの数値か不明) 攻撃力上昇系のアシストがが発動していればSMASHも出しやすい。 範囲発生から爆発までの時間がとても短いため、避けるのは困難。 足の早いキャストですら、動き続けてギリギリのタイミングで回避しなければ避けられない。 移動スキル等でいなそうとする場合、ウィキッドのDTモーションから攻撃位置の確定まで間があるので、移動開始が早いと移動後の位置を爆破される。 範囲は上記のとおりで少し広い程度だが、密接に組んでいる相手にダブルヒットを狙うこともできる。 先に複数にロックオンを仕掛けてから確実に狙うか、DT連発を視野に速攻を狙うか判断したい。 +1で消費MPが減少、+5、MAXでダメージが上昇 + ポーカー用語から見た分析 ストレイト、もしくはストレート(straight) ポーカーにて5枚が連番になっている手役。 1枚でも数字がずれていればワンペア、場合によってはノーペアで終わってしまう。 しかし、フラッシュ(全て同じスート)であればストレートフラッシュで最強の手役になる。 横から隙を突かれてノーペアで終わるか、将又ロックオンを大成功させてストレートフラッシュ級の効果が出るか。 真正面にしかトランプ飛ばせないシュールさゆえ、ユーザーから「名刺交換」と言われたりする。そこまで良いニュアンスでないので普通にストレイトと呼んだ方が無難。 オーバー・コール 自身から引いた線の方向に兵士貫通のトランプ弾を放つ。ヒットした敵キャストを“ロックオン”する。 ロックオンされた敵には青いトランプのカードがまとわりつく。 “ロックオン”は時間経過か自身が撤退するまで継続し、完全耐性のリフレッシュ・レジストでも解除されない。 ロックオン状態の効果時間は180秒。 相手にヒットした際、ダメージおよびノックバック共に無し。「シャキィン」といった感じの音はする。 ヒット系アシストやソウルのカウントも対象外となる。 射程はレーン端からレーンの端にまで届く程度。(ミクサの「ラインフレア」に当てに行くと真後ろに緊急回避しても当たるくらい) 敵キャストが2体以上重なっている場合は同時にロックオンすることがある。(CPU戦だと再現が困難だったため、ラグによる挙動かもしれない。片方を撃破した場合の挙動など情報提供求む) 驚異の長さである効果時間が切れることはまず無いため、“ロックオン”しているだけで長時間相手にプレッシャーをかけることが出来る。 兵士を無視できる点は有用で、ダメージ音がしないため混戦時にはロックされたことに気づかれないこともある。また、“ティンハート”同様に硬直自体は少なく、発生も早い。 判り易い使い方は帰城しようとするミリ残りにトドメを刺す、敵アタッカーを咎めに行く、森にローリスクで突入するなど。返り討ちのリスクも伴うが自身の帰城前に刺しておけば即座にレーン復帰する事も可能。 ダブルトリガー このスキルでロックオンした敵キャストの元へと瞬間移動する。移動後はほぼ相手の眼前(レーン方向)であり、おおよそSSの射程圏内。 さらに20秒間、撃破ダメージが増加する。 通常キルの城ゲージへのダメージは2.64%のところ、+1.98%(1回限りの「白馬の馬頭琴」レベル)と非常に高い。 HPの少ない敵に対して追いかけるのに使うために用いられるが、森に入られた後に発動することで安全に森の中を追いかけることができる。 移動後に無敵時間はあるが1秒も無いため、移動後瞬時に状況を判断しないと返り討ちに合うため注意が必要。 逆にいえば無敵時間で一撃見舞わせることができる。相手も突然自分に重なるように敵が現れたら相当焦るはず。 位置指定型の瞬間移動の常として、とりあえず“ロックオン”をしておき、万全を整えてから発動して強襲することもできる。 ウィキッドが射程で不利な相手に無理やり近接戦を仕掛けることも可能。 移動前に「ライオズ・アンティ」のDTを仕込んでおくことにより、無敵付きのワープと兵士貫通で太いSSというなかなか理不尽なコンボも可能。バリア系・追尾系MSの併用もあり。 しかし、ロックオンした敵の位置が見えていない状態で使うと想定外の場所に飛んでしまうことがあるのが難点。 ミリ狩りをしようと思ってDTしたら敵キャストは帰城が完了しており、飛んだ先は敵城の真前。そのまま城から出た敵兵の兵士弾と敵キャストのショットで返り討ちに…なんてこともありうる。 決してリスクが低くない点も考慮に入れなければならない。 なお、相手についた“ロックオン”のデバフマーカーは瞬間移動の直前に消えるため、注視していればタイミングを察知されてしまう。特にミラーマッチでは後から瞬間移動した方が無敵時間の関係でやや有利になるため、覚えておくと良いだろう。 ウィキッド同士で同時に使用した場合は、それぞれの位置が入れ替わるというなかなか面白い光景が見れたりする。 同じくレアケースだが、フリックしてから移動開始するまでのわずかな間に敵がキルされた場合はウィキッド自身のいる場所に戻るような挙動になる。移動開始後に撃破された場合はそのまま直前まで敵がいた位置に飛ぶ。 (シュネーヴィッツェンの復活スキル「イモータルハート」が関係した場合の挙動は要確認。狙ってやれるかはさておき) 総評すると、『攻めにしか使えないが高い撃破ダメージアップがついてくるエアーウォーク』といったところ。手間がかかる為使いどころがやや難しいが、リターンもそれに見合ったもの。 Ver.5.36-Qでウィキッド以外の撃破ダメージアップ持ちが全体的に下げられた関係で、一人勝ち状態になっている。 発動レベルの速さやMP負担の軽さ、キルダメ、方向や距離が無関係なこと、瞬間的な無敵を武器に、スキルやSSをぶち込みたいところ。 +1で消費MPが減少、+5、MAXで射程が増加 + 過去の修正 Ver5.00-Bにて効果時間アップ。(??秒→180秒)これ以前では30秒あたりから点滅し始めるため、それほど長続きしなかった。効果時間が延長されたことにより、予め相手をロックオンをしておき弱ったチャンスを窺いDT発動、ということが簡単にできるようになった。 Ver.5.01-Iにて弾速アップ。全盛期ホールドアップ級になり、SS硬直程度でも差しにいける速度に。最上位帯での勝率が低かったためと調整班のコメントあり。元からそれなりの弾速はあったしこの調整で勝率が上がるほどなのかはこれから次第である Ver5.20-Aにて瞬間移動後に撃破ダメージが増加する効果が追加。(このあたりからオーバー・コールが準必須な強力スキルとする声が増えてきた印象) Ver.5.35-Dより、DT時の撃破ダメージが上方。【+1.54%(怒髪天くらい)→+1.98%(「轟雷の四股」、「白馬の馬頭琴」レベル)】。ロール内で勝率は低かったが常に低いわけではなかったので、特定のシーンで戦いやすくしたり主流でないスキルを上げる意図とバトル班コメントあり。同時の下方にサンドリヨン・シレネッタ。上方にミラベル・マァト・玉藻・リン・メロウ・シャリス・ウィキッド・ジュゼ・Lアリス・ミクサ・メイディ・多々良・エピーヌ + ポーカー用語から見た分析 コールとは、ポーカーのベッドで、相手が提示したベット額と同じ額を出し勝負に乗ること。 相手と同じ場所に行き、近接戦の勝負に乗るといった感じか。 ■アシストカスタマイズ アシストはSS威力・射程、スピード、MPを中心に強化。「ストレイト・ラッシュ」を使う場合はスキル威力も視野に入る。 (ただし威力を盛っても「スケア・カード」で兵士処理するのは非現実的) ライオズ・アンティで強化したSSが兵士処理・キャストキル双方の肝となるため、SS火力を上げておかないと中途半端になりがち。また、DTを使うためMPも可能な限り確保しておきたい。 SS1セットで兵士2体を倒せるように調整する場合もある。目安としてはLv4でもSSアシストのみで固めれば(速度を盛る枠がなくなるが)到達可能。 差し合いの性能を上げるためにSSの射程や弾サイズを上げることもある。ライオズDT後の貫通弾の性能が特に向上してくれる。 R専用アシスト「女義賊の薔薇眼帯」 レベル5装飾。最大HP中↑とスピード中↑。 固有効果はキャスト撃破時に、一定時間(?秒)SSの弾速が上昇する。 差し込みには有利になるが、発動レベルと上昇値がネック。 採用率は極めて低い。 +5、+MAXで効果時間が延びる。 WR専用アシスト「統率者の切り札」 レベル4武器 SS中↑スピード中↑ 専用効果は、一定時間経過毎(20秒)でスピード上昇(40秒)。 また、一定時間毎にロールエフェクト範囲内にいる味方のスピードが上昇する。 自身へのスピードアップは9.6目盛りほどと下方前の「悲しみを知る涙の真珠」レベル、味方への効果は控えめ。 スピードとSS威力が共存し無難に便利なため採用率は高かった。しかしVer5.34あたりでも四創聖・冒険譚製WRアシストの枠争いで押され気味、そしてVer5.36-A以降は8周年筆「創聖模写・惑乱の魔女」の追加以後はロールエフェクト変化やわずかなSS値、武器であることへよほどのこだわりがなければ採用が厳しくなった。 採用率の高いソウル「氷雪刀 雪曇」の起動用武器としては、低下するステータスもなく無難どころではあるのだが。 素材は「タネのないトランプ」(カテゴリが武器な点に注意) +5、+MAXで専用効果で上がるスピードが上昇。 WR専用アシスト「号令かける白銀の笛」 レベル6道具、最大MP中↑とSS中↑。 固有効果は、キャストヒット回数が一定毎(4回)にスキル消費MPが軽減(12.5%)。 さらに即時HP回復(0.5メモリ)と一定時間(60秒)のHP継続回復(合計1.5メモリ)が付与される。 だいたいスキル表面で3MP,ダブルトリガー時は2MPほどの、ワンセットあたり5MP軽減されるイメージ。 接近してライオンDTの貫通弾をよく使う人の場合は思うようにヒット数が稼げない可能性に注意。逆にDTせずに中遠距離から当てられる立ち回りなら2セットで発動できる。 効果時間は長いものの、それゆえに1回目の発動が遅いと2回目の再発動が微妙になってくる。 またWS中はMPアップ部分の基礎ステータスが完全に無駄になる。 採用率自体は十分にあるが、プレイヤーの好み次第では火力目的でLV6WR武器「身の丈越えの太刀」やSR防具「奪われた鬼斬りの兜」、耐性目的で「四神治める巫女の水晶」が採用されることもある。 +5,MAXで?が強化 素材は「コルクの弾丸」 ○巷で見かけるビルド構成 ver5.36-D現在アシストのインフレにより低レベルのうちでも火力が出しやすくなった。また、8周年アシストの「創聖模写・自由の星見」のおかげでビルド次第ではレベル4あたりから兵士1確ができるようになったため端でもSSを盛って対処することがかなり増えた。 サポート Lv6↑ ソウル MS 創聖模写・自由の星見 笑わずの十二百合or宿運断ちのハサミ 創聖模写・惑乱の魔女or虹色芸術家の絵筆or青の占星師のヴェール 奪われた鬼斬りの兜or 号令かける白銀の笛or 四神治める巫女の水晶 竜駆る乙女 レダ] コラプサースフィア Ver.5.36-Oでの基本形。SR枠は百合の採用率の方が圧倒的に高い(ランキング2位と7位の差) サポート Lv6↑ ソウル MS 創聖模写・自由の星見 宿運断ちのハサミor海賊女王の掠奪剣(SR+武器枠) 虹色芸術家の絵筆or創聖模写・惑乱の魔女or青の占星師のヴェール(WR枠) 奪われた鬼斬りの兜or 号令かける白銀の笛or 四神治める巫女の水晶 氷雪刀 雪曇] コラプサースフィア ver5.36-D~Oでの雪曇型。 SR枠は2点射SSのおかげでヒット数を稼ぎやすい「宿運断ちのハサミ」が主流。SRカードに優秀なものが増えているのでそちらもつい使いたくなるが、「氷雪刀 雪曇」は武器アシストがないとただ威力が上がるだけになってしまうので注意。 端レーン担当時に射程盛りとして運用する場合には「心探しの新兵の銃」を武器枠として採用することもできる。 WR枠は被ダメカットとスピードを盛れる「虹色芸術家の絵筆」か、SSの威力をさらに上げるための「青の占星師のヴェール」、実質無条件にスピードが永続アップの「創聖模写・惑乱の魔女」か、使用者のお好みの枠となっている。 ■戦術 【スキル構成】 「ライオズ・アンティ(必須)/オーバー・コール(準必須)/ストレイト・ラッシュorスケア・カード」 スキルは兵士処理とドッグファイトの要となるライオズ・アンティは採用確定。あとは立ち回りや対面に応じて変えてゆこう。巨人処理・兵士の足止め・対キャストへの不意打ち、森の索敵などを重視するならスケア・カードが有効。特に足回りや各種ショットの硬直に難のある遠距離タイプのキャストは、即座に破壊することが難しい上、兵士を壁にして戦うことが多いので効果抜群。コアダメージが高いキャストの場合は素早く起爆しないと破壊されてしまうことも多いため他のスキルも視野に入る。ただし、これ以外では巨人を即座に処理する手段がないということは念頭に置いておかねばならない。 相手に回復系アビリティ持ちが居たり、他に遊撃性能が高いアタッカーと組んでいる場合はティンハート・チルトが有効。うまくダメージを与えてミリ残りに追い込めば、そのままキルしても良し、逃げられるようならDTで回復妨害でレーン復帰を妨げて押し上げても良し。ただしダメージをしっかり与えないとリターンに乏しい点には注意。端レーンでは刺さればレーンをガラ空きにすることもできるが中央からの援軍に咎められたり、そもそもチルトを撃った後に帰城に追い込めるだけの攻撃を挟む余裕が無い。 キルを狙う場合はストレイト・ラッシュかオーバー・コールを。使い易さを考えると概ねストレイトか。ストレイトは刺されば大抵の硬直に差し込める上に威力も高い。相手の真正面に立つ必要があるので立ち回りがバレバレとなる上にコストも馬鹿にならない。端レーンならば嫌が応にも向かい合っての立ち回りになるため差し込み安いが、使い処を間違えるとキルが取れない上に兵士処理も滞ってレーンを押し込まれる。マスタースキルで兵士処理力の確保も考える事。 オーバー・コールは上手く使えば攻守で相手を引っ掻き回す事が出来るが相手の立ち回りに依存しやすく、DTの移動直後に行動を誤ると返り討ちに遭うリスクが高いため扱いが難しい。特にアンティのバフが育っていない状態でのDTは出来るだけ避けたい。狙い目は相手の中央レーンサポーター、ターゲットしておくだけで相手は森からの兵士処理スキルが使いにくくなり、それだけで一部サポーターの強みを潰せる上に帰城すら細心の注意が必要になる。アンティのDTで貫通を付けてから飛ぶようにすると、相手が兵士列に逃げ込んでも確実に一撃を打ち込むことができる。何度も使える手ではないが、バリア系MSと併用して返り討ちのリスクをなくしたり、ストレイトのDTと併用することで相手の回避硬直を刈ったりすることもできる。逆に相手のウィキッドにオーバーコールを当てられた場合、安易に森に逃げ込むとそれだけで簡単に森を確保されてしまうので注意。 ショットの癖が少なく貫通SSもあるためアタッカーの中では兵士処理能力が高い部類。ファイター不足のアタッカー2人の場合は端担当を積極的に引き受けても良い。ただし中央の相方にマリアンが見込める場合は貫通SSによる兵士処理とキャスト攻撃が両立しやすい。 【立ち回り】 レベル3になってアンティ解禁してからが本番。基本はアンティが使えるなら使用→湯気が吹いた後、対面に兵士列が来たらDT起動して兵士処理(狙えるならキャストへの攻撃)でレーンを維持してゆく。 レベル4以降はスケアやストレイトによる巨人処理・キャストキルなども視野に入れ、MP枯渇に気をつけつつSSで兵士処理やドッグファイトを行ってゆこう。 WSはMPが十分にある時に吐く事。SSで攻めるにしてもスケア連打で巨人処理するにしてもMPが空っぽの時に使っても殆どリターンが無い 総合的に、射程による相性はあれど基本的にインファイターの横槍に対する迎撃力は高いが、基礎火力不足やDTの手間により自分から攻め込む事は苦手。相手のショットを回避しつつSSで丁寧に兵士を処理、巨人処理やレーン押し上げにスケアを使いジリジリと押し上げてゆき、相手の甘えたブッパや帰城を貫通SSやスキルでしっかり狩る事で一気に崩すのが理想の立ち回り。深追いはせず持ちレーンでどっしり構えつつ相手の動きやミニマップをよく見て、キルを狙うかレーンを押し上げるかをよく考えて立ち回ろう。 コメント ↑プレシデンだって言ってるだろ・・・しかし防具はヴェールでいいとして装飾でSS盛るとなると金指輪とツインリボンくらいしか無いけど、Lv6に鬼狩りを入れるとしても果たして足りるのか -- (名無しさん) 2021-03-29 08 55 19 ↑プレシデン、ヴェール、操作板、lv4でSS上がる装飾、lv6でSS上がる装飾でいけんじゃねと思うんで、ちょっと試して来るわ。 -- (名無しさん) 2021-03-29 11 53 43 ↑のビルドで一確出来たわ。=ジョーカーだと余裕ってことだが。 -- (名無しさん) 2021-03-29 14 56 57 [ヴェール・金指輪・ツインリボン・鬼狩り・プレシデン(プレシデン以外すべて+5未満)]でやったらLv81確でした。前述のとおり無強化同然なので重ねによってはLv6いけるかも? -- (名無しさん) 2021-03-29 21 01 15 ついに待ち望んだSSが強化される…ジョーカーと同じ威力になってほしいな -- (名無しさん) 2021-06-06 21 14 19 ライブラリーのマイキャストページで見るとエルルと同じぽい?ステータス欄の数字どうやって出してるんだろ(今更) -- (名無しさん) 2021-06-08 21 43 42 ウィキッドのSS攻撃力はステータス画面で22目盛りでした(このページの表記に倣えば2.2)。編集お願いします。 -- (名無しさん) 2021-06-10 02 47 32 体感できるぐらいには火力上がってますね。試合後半のWS+ライオズDTは結構なプレッシャーかけられます -- (名無しさん) 2021-06-12 11 23 56 今結構アツいキャストだと思う、ウィキッド。エリザ変装服オーバーコールで小拠点一本ぐらいキルダメ持ってくし。オーバーコール上方で頭一つちょっと出たかなって感じ -- (名無しさん) 2023-02-25 20 03 28 サポキラーとして優秀。ピタとヴァイス以外はHP削ればオバコアンティで確実に落とせるのは強い。ピタはエアウォがあるしヴァイスはワープしても壁抜けで回避されるから無理。 -- (名無しさん) 2023-02-25 20 39 50 名前 コメント すべてのコメントを見る
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この作品は性的表現が含まれています。 過激な性的描写が苦手な方には不快となる内容なのでご注意ください 「夢じゃ……無いんだよね……?」 私、藤原千花は気が付いたら知らない場所に拉致されて、殺し合いを強要されています。 それが嘘では真実だと見せつけるために、モニター越しで幼い少女が残酷に殺される姿が映し出されていました。 「お家に帰りたい……皆に遭いたいよ……」 不安のあまり、生徒会メンバーを思い出していたら涙が零れ落ちた。 少女がたった一人で見知らぬ土地に放り出され、殺し合いをやらされているのだ。 恐怖に感じないハズはない。 「殺し合いに反対な人もきっといるはずです。まずは人を探しましょう」 不安で心が押し潰されないよう、ポジティブ思考で動こうと決めた。 何かをしていないと、いつまでも涙が出てきてしまいそうだから。 向かった先は小さな集落でした。 そこに行けば、他の参加者に会えるかもしれない。 話し合えばきっと分かり合えるはずです。 誰だって殺し合いなんてやりたくないはずだから。 パチパチパチ…… 集落の中央では焚き火が置かれており、淡い光と薪が焼ける音が響いている。 焚き火の周囲にはいくつもの人影があった。 あれは参加者達に違いない、私も仲間に入れてもらおう。 皆で脱出の方法を探せばきっとなんとか出来ます。 集落の廃屋の壁から顔を出した千花はすみませーん、と言いそうになった声を急いで止めた。 そこにいたのは参加者達では無かったからだ。 子供のような背丈で緑色の肌をした醜悪な怪物達が 焚き火の前でけたけたと談笑を繰り返している。 主催者である怪しい男の言葉を思い出す。 ここにはオークやゴブリンなどNPCが存在し、参加者を性的に襲うと。 それが事実だとしたら、この怪物達に見つかったら…… (はやく、逃げないと!) 身の危険を感じた千花は一歩後ろへ下がる、すると。 ペキッ 足元に木の枝が落ちているのに気付かず踏みつけてしまった。 「ゴブ!?」 「ゴブブ!!」 音に反応したゴブリン達が一斉に動き出した。 「ひっ」 短い悲鳴をあげた千花の周囲を取り囲んだゴブリン達は 千花の姿を舐め回すような視線で見つめ、よだれを垂らしながら舌なめずりをする。 一匹のゴブリンが千花に飛びかかり、スカートにしがみ付いた。 「いや……こないでっ!やだぁぁ!!」 ゴブリンの体重が加わり、バランスを崩した千花は尻もちをつく。 隙を待っていたとばかりにゴブリン達が次々と千花に群がった。 「離してっ!いやぁ!やめてぇっっ!!!!」 ゴブリン達の手が千花の体を弄り、衣類を引き裂いて 制服が破り捨てられ、下着姿が露わになる。 「ゴブヒャヒャ!」 「ゴブリィィ!」 ゴブリンの一匹が千花のブラジャーを掴んだ。 「ううっ……お願いです。やめてください……」 力任せにブラジャーが引き千切られると 衝撃で地下の胸がぷるんっと揺れる。 低身長ながら、同じ年頃の女性達と比べても一際豊満なサイズの胸を 下衆な笑みを浮かべたゴブリンが乱暴に掴みかかった。 「イヤぁぁぁ!!誰か!、助けてくださいぃぃ!!だれかぁ!!」 「その娘から、離れろぉぉぉぉっっっっ!!!!」 ザシュッ 「ゴブゥ!?」 千花に馬乗りしていたゴブリンの頭部が斬り裂かれ絶命する。 更に斬撃が振るわれ、二匹目、三匹目とゴブリンが斬り捨てられた。 「ゴブリンめ!お前達の好きにはさせない!うおおおおおっ!!」 現れたのは鉢巻きをした若き青年の剣士だった。 青年剣士は長剣はがねのつるぎを装備し、次々とゴブリンに斬りかかった。 「ゴブブッ!」 「ゴブ―ゴブー!」 千花に気を取られ、周囲を警戒していなかったゴブリン達は 青年剣士の奇襲によって数匹斬り殺され、逃げ去っていった。 「君、大丈……おっとゴメン」 「え?……きゃっ!その、助けてくれてありがとうございます……」 千花の痴態に気付いた青年剣士は慌てて目を反らす。 その反応に気付いた千花も慌てて両手で胸元を隠し、青年剣士へお礼を言った。 「人助けは冒険者の務めだからな。はい、これ」 青年剣士は千花を見ないように顔を背けたまま、服を渡した。 「これは?」 「俺の支給品さ。『きぬのローブ』と『はがねのつるぎ』の二つが入っていたんだ」 「支給品……そうだ私のも!」 そこで千花はまだ、自分の支給品を確認していなかったのに気付いた。 いそいそときぬのロープに着替えた千花はデイバックの中身を確認しようとした時 ズシン……ズシン…… 巨大な人影が近づいてきた。 「う、うしろ……」 「え?」 青年剣士が振り返ると目の前には身長6mほどの怪物が立っていた。 人間を遥かに超える巨体に牛のような頭部。 ファンタジー作品を少しでも齧った物ならそいつの存在は知っているだろう。 強大な怪力を誇る怪物、ミノタウロスを 「ブモオオォォーーーー!!!!」 怪物が吠える。 圧倒的体格差に加え、両手に持つ巨大なハルバードは二人を威圧させるには十分だった。 「なんだよこれ……う、うわああああぁぁっっ!!」 青年剣士が雄叫びをあげながらミノタウロスに特攻を仕掛ける。 先手必勝、攻撃される前に攻撃するのは策としてはありだろう。 しかし―― ブオンッ! (あれ?) 突如、青年剣士の視界がぐるぐると回る。 既に攻撃を終えたミノタウロスに 両手で口元を押さえて震える千花の姿が見えた後に 視界が地べたに固定された。 青年剣士の攻撃が届くよりも早く リーチもパワーも圧倒的なミノタウロスの斬撃が青年剣士の首を刎ねていた。 宙を舞った頭部は地面を転がり、頭を失った体は切断面から血が噴水のように噴き出していた。 NPCの強さは固定ではない。 ある程度、腕の立つ参加者なら苦も無く排除可能なNPCもいれば 相当の苦戦を強いられるボスNPCも混じっている。 運悪くこの集落にもボスNPCがいた。 多数のゴブリンを従え、集落を拠点とするミノタウロスもそのボスNPCの一人である。 【青年剣士@ゴブリンスレイヤー 死亡】 「そんな……私を助けてくれた剣士さんが……」 「ブルルルッ!」 ミノタウロスが鼻息を荒くしながら千花を睨みつける。 「い、や……いやああああっっ!!」 ズシン、ズシンと近づいてくるミノタウロスに恐れをなした千花は悲鳴をあげながら逃げ出した。 すると千花の目の前の地面が爆ぜて砂埃が舞った。 「ひぃっ……」 砂埃の中から地面に突き刺さった血濡れのハルバードが顔を出す。 千花の逃げ道を塞ぐためにミノタウロスが手に持ったハルバードを投げつけたのだと理解するのに時間はかからなかった。 その気になれば今の投擲で千花を真っ二つにする事も可能だっただろう。 『残念ながら』ミノタウロスは易々と千花の命は奪わない。 主催者によって女は徹底的に性的凌辱を与えるよう改造されている。 NPCに捕まったが最後、決して清いまま死ねることはないのである。決して…… 「く、来るなぁ!!」 藁にも縋る想いでデイバックに手を伸ばした千花が見つけたのは拳銃だった。 相手は殺し合いを強要された人間では無い。 ただ本能のままに強姦や殺戮を繰り返す怪物だ。 千花は何の躊躇も無く、ミノタウロスに向かって銃弾を撃ち込んだ。 「うわああああああっ!!」 千花は叫びながら発砲を続けた。 放たれた銃弾が次々とミノタウロスの体に突き刺さり、撃たれた個所から緑の血が垂れる。 カチカチッ…… 弾が尽きた。 拳銃の小さな弾丸ではミノタウロスの皮膚を貫いても筋肉で止められ、内臓には届かなかった。 「ブモオオオオッッッッ!!!!」 「うぁぁ、ああっ……」 激怒したミノタウロスの雄叫びに 千花はガタガタと身体を震わせ、立つ事もままならなくなり ぺたりと地面に座り込む。 すぐに癒えるかすり傷とはいえ 孕み袋に過ぎない小娘如きに、己の血を流させたのだ。 ミノタウロスにとっては屈辱である。 徹底的に制裁を与えてやらなければ気が済まない。 これから始まるのは ゴブリン達にとっては宴であり 千花にとっての地獄の始まりである。 「ひっ、いやぁぁぁぁぁッ!!」 きぬのローブを引き裂かれた千花はミノタウロスに持ち上げられる。 ミノタウロスの下腹部には丸太のようなサイズの肉棒が膨れ上がっていた。 「やめてぇっ!本当に、それだけはやめてぇっっ!!」 ミノタウロスの爪が千花の秘所を守る最後の布を引っ掛けて裂いた。 布が取り払われ、千花のピッタリと閉じた陰部が露出する。 本来なら千花は、どこかで気の合う男を見つけて 時には笑いあったり、喧嘩したり、思い出を増やして お互いの恋心に気付いて、告白したり、告白されたりと 素敵な恋愛の末に、自分の純潔を捧げるのだろう。 そう、かぐや様のように恋愛をしたかったんだ。 ブチブチブチィ!! 「いぎゃあ゛ぁぁッ!!!!ひぎゃぃぎィィィ!!!!げほお゛ォォッ!!」 ミノタウロスの巨根が千花の陰部を貫いた。 明らかに人間に入れるサイズではないそれが 千花の膣口を裂き、筋を千切りながら抉り犯す。 腹部は内側から押し込まれた陰茎がくっきりと浮かぶほど歪に盛り上がり 骨盤は損傷し、内臓は押し上げられ、胃に溜まった物は逆流し 口から吐瀉物がゴボゴボと溢れ落ちる。 「や゛ぁっ、ら゛ぁ……もぅ、ぬ゛いでっ……ぐふえ゛あ゛ッ!!」 ミノタウロスが前後運動を繰り返し、陰茎をピストンさせる。 陰茎が押し込まれる度に、千花はうめき声を漏らしながら、吐瀉物を吐き出す。 目から大粒の涙が零れ落ち、女性器からは陰茎を伝って血がボタボタと滴り落ちた。 「フゴッ!フゴッ!フゴォォォ!!」 「う゛ぐえ゛ぇぇぇッ!!お゛ながっがぁ、もっどぉふぐら゛んでっいぎぃィィ!!」 射精が近づいてきたミノタウロスは更に陰茎が膨張し ピストン運動も早くなっていく。 陰茎の刺激が最高潮に達したその瞬間。 「ひっぎゃぅ!?お゛ながぁ、がァァっさげう゛ゥゥゥゥゥッ!?」 ミノタウロスの陰茎から粘着な種汁の濁流が弾けるように放たれ 千花の下腹部へと大量に注ぎ込まれた。 叩きつけるような勢いで吐き出された種汁によって千花の腹部は まるで臨月の妊婦かの如く膨張した。 「あ゛ぁぁ……わら、ひぃ……どぅひてぇ?こん、にゃ……めにぃ……」 ずちゅっ 長い射精を終えたミノタウロスは千花の陰部から陰茎を乱雑に引き抜いた。 すると千花のポッカリと開き切った膣口から 綺麗なピンク色の子宮がだらりと露出して股の下にぶら下がった。 子宮口からは黄ばんだヘドロのような汁が噴き出し、ボチャボチャと地面に零れ落ちた。 ミノタウロスは満足したのか千花をゆっくりと地面に降ろし どこかへと立ち去って行った。 これで終わったんだよね。 とっても酷い目に遭ったけど、あとはゆっくり休めるよね。 先の事は不安だけど、今だけはただ眠っていたいな。 「ゴブ?」 「ゴブブブ」 「ゴブーッ!」 悪夢はこれで終わりじゃありませんでした。 「ゴブヒヒ!」 「ゴブゴブー!」 抵抗する力も完全に失った千花の前に 複数のゴブリン達が集まっていた。 彼らはミノタウロスが千花を犯し尽す様をじっと見ていたのだ。 自分達の番が回ってくるまで 我先にと千花の股下へ移動したゴブリンが 千花の秘所へと陰茎を挿入する。 既に限界以上にまでこじ開けられ、子宮も露出している膣だろうと関係無い。 今度は俺がマーキングするんだとばかりに腰を振って陰茎を叩きつける。 「いぎゃあ゛ぁぁッ、やめでぇぇっ、いぎゃひい゛ィィッ!!」 千花の豊満な乳房を前に興奮したゴブリン達が乱暴に爪を立てて掴み 桜色の乳頭をむしゃぶるように齧り付き ゴブリン達の孕み袋の証となる傷跡を付けた。 「いゃ……も、うころ゛じってぇ……お゛ごぉ゛ッ……!!」 ゴブリンの一人が千花の口内へ陰茎を押し込んだ。 彼らには体を綺麗にする習慣は無い。 当然、風呂にも入らない。 陰茎は汚れが溜まり、汚物を発酵させたような酷い悪臭を放っている。 「う゛ぐぅぅっ!おぐぅっっ!」 千花の呼吸が苦しくなっていようがお構いなし。 ゴブリンは両手で千花の頭を鷲掴みにして喉奥まで陰茎を突き続ける。 「んぐっ!お゛ごぉ゛ッ……!」 膣内と口内を犯していた二人のゴブリンが同時に射精した。 陰部から黄ばんだ種汁が再び溢れ落ち 喉に放出した種汁は吐き出す事を許さず 全て飲み干すまで頭を押さえ付けられていた。 ゴブリン達の責め苦に耐え切れなくなった千花は 視界がぼんやりと薄まり、意識を手放した。 その後、千花が目を覚ますと見慣れた風景が広がっていた。 辺りを見渡すと四宮かぐや、白銀御行、石上優、伊井野ミコ 生徒会メンバーが揃っている。 「あれ?ここは……生徒会室?それに皆……みんなぁ〜、うわあああぁん!!」 そこは秀知院学園生徒会室だった。 会いたかった人達の姿に千花は思わず泣き崩れる。 「よ゛がっだぁぁ〜!!もう二度と会えないとばかりぃ〜〜!!」 「ちょ、ちょっと!どうしたの?藤原さん」 「きっと何か悪い夢でも見てたのかもしれないな」 「呑気に生徒会室でお昼寝なんてするからですよ」 「学校にゲームを持ち込んでる石上が言える事じゃないでしょ!」 元の世界に帰れたんだ。 そうですよね。だってこんな殺し合いが現実で起きる筈がありません。 ゴブリンやミノタウロスはアニメやゲームにしか存在しない架空の生物なんですから。 あれはとても恐ろしい悪夢だったんですよ。 だからもう忘れましょう。 夢は起きたら忘れるものです。 ボキッ! 千花の右腕が変な方向に折れ曲がっていた。 「え?どうして?」 気付くと四宮かぐやが、白銀御行が、石上優が、伊井野ミコが 醜悪なゴブリンの姿へと変化していく。 ケタケタと笑いながら四匹のゴブリンが千花へ飛びかかった。 「いやああぁぁぁぁっっっっ!!!!」 休む事など許されなかった。 ゴブリンが満足するまで楽しませるのが孕み袋の務めである。 勝手に気絶しよう物なら手足を折ってでも叩き起こし、もう一度犯す。 「殺じでぇぇっ!!も゛う゛っわだしを、ごろじてェェェェ!!む゛ぐうう〜っ!!」 ゴブリン達の凌辱は続く。 再び陰部と口内に陰茎を押し込まれる。 乳房を乱暴に掴んで引っ張られ、乳頭を噛み付かれる。 それが終わるとしたら 志を持った参加者達によってゴブリン達を全て討伐するか。 それとも凌辱の果てに衰弱し、命が尽きるかのどちらかだろう。 【藤原千花@かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜】 [状態]:右腕骨折、股関節損傷、会陰裂傷、腟壁裂傷、子宮脱、全身に引っ掻き傷&噛み跡、疲労(極大)精神的疲労(極大) [装備]:無し [道具]:無し [思考・状況] 基本方針:??? 1:???(正常な判断が出来ない状態になっています) [備考] ゴブリン達による凌辱を受け続けています。 死亡させないように扱われていますが時間が経つごとに衰弱が進みます。 『支給品紹介』 【きぬのローブ@ドラゴンクエストシリーズ】 DQ4以降の作品及びリメイク版DQ3に登場する防具。 いずれの作品でも【しゅび力】は低く、序盤用の防具となる。 【はがねのつるぎ@ドラゴンクエストシリーズ】 本編全シリーズ皆勤賞の偉大な武器で、モンスターズ、不思議のダンジョンシリーズでもほぼ常連。 主に序盤から中盤に切り替わるあたりで店に並ぶようになる。 【ベレッタM84@現実】 ダブルカラムマガジンの採用により.380ACP弾を13発装填可能で、警察用や護身用・競技用としても使用される。 様々なドラマやアニメやゲームでも使用されているポピュラーな銃の一つである。 『NPC紹介』 【ゴブリン@ゴブリンスレイヤー】 成体でも人間の子供程度の身体に膂力と知能しか持っておらず 単体ではあまり強くないうえに討伐報奨金も低く玄人からは獲物扱いされないため、新人冒険者などには侮られることが多い。 しかし、動きが素早いうえに悪知恵が利き、暗闇でも見える目と高い嗅覚を持って絶えず闇間から徒党を組んで襲いかかるため 実は最も多くの新人を殺害している存在でもある。 【ミノタウロス@オリジナル】 集落を根城とし、周辺のゴブリンを統率するボスNPC。 活動範囲は主に集落とその周辺をうろつくのみで 基本的には集落に近づいてきた参加者を待ち構える門番である。 女性参加者は殺さずに、戦闘能力のみを奪い、孕み袋として活用し 男性参加者は躊躇する事無く命を奪う。 体格は6m、武器は両手斧のハルバードで軽々と振り回す。 肉体も頑丈であり、拳銃の銃弾では皮膚は傷ついても筋肉を貫く事ではできない。
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プロローグ(夕暮坂(ゆくれざか) ナギサ) ■三日前 流れる滝の飛沫が木々を揺らし、風がその間をかけてゆく。 鞍馬山の秘奥、苔むした古木の橋の上で、一組の師弟が相対していた。 「ナギサ。此れより、お主に鞍馬一星流の秘技を伝授する」 ナギサは滝を背に真っ直ぐ、師の玄水と向かい合う。 互いに構えた刀は、切っ先が触れ得ぬ一足一刀の間合い。 「ただの一振り、その目にしかと見届けよ」 「―――はいッ!」 剣気が張り詰め、互いに言葉は消える。 極限まで高まった剣気が水を揺らし、周囲の木の葉を切り裂いた。 それでも、二人は動かない。 (心を、研ぎ澄ませ) ナギサが念じるは水面の如く。唯一振りの星の如く。 一切の油断を許さぬ張り詰めた空気は、一瞬にも、永遠にも感じられた。 額を伝う汗が、頬を流れ、顎から雫になって落ち、 ―――地面を濡らしたその瞬間。 玄水の刃は、振るわれた。 ■十年前 赤、紅、赫。 視界を染める色はそれだけ。 (いたい) 赫い刃が、私の右腕を落とした。 (いたいよ) 目の前の男は、笑顔だった。 (どうして) 男は笑いながら、泣いていた。 (お父さん) 泣きながら、彼は私の腕を掴みあげた。 (やめて、痛いよ。怖いよ) 振り下ろされた刃が私の左腕を切り落とす。 (どう、して) 見上げた父の顔は、絶望に歪んでいた。握りこんだ拳から、血が滲んでいた。 (あの、刀の、せい) 最期に見上げた父は、すまない、と涙ながらに告げて、 (あの刀の) 赫月の妖刀で、自らの首を刎ねた。 ■四日前 ベッドから跳ね起きて、ナギサは両の手で首を擦る。 ぐっしょりと濡れた嫌な感触が手のひらを伝い、せり上がる吐き気を必死に抑える。 明かり一つない部屋の中で、背を撫でる死の感触が遠のくのを、静かに待った。 真夜中の自室に、荒い息だけが五月蠅い。 嫌な夢。 十年前のあの日。随分と、思い出すこともなかったのに。 「………夢だ。あれは、夢」 自らに言い聞かせるようにつぶやいた言葉は、空気みたいに軽い。 鮮烈に焼き付いた脳裏の赫を振り払うように首を振って、立ち上がる。 汗で濡れた髪が肌に張り付いていて、包帯も肌着もぐしょぐしょ。喉も乾いた。このままでは眠れそうにない。 蛇口から直接水を飲んでから、洗面所に向かう。肌着と下着を脱いで、両腕の包帯を解いた。 シャワールームの明かりと、少しずつ温まってくるお湯にほっと息をついて、長い髪を手で梳いた。肌を伝う熱が、夢の中で感じた寒気を少しずつ拭い去ってくれる。 鏡に写る私は、大層ひどい有様をしていた。目の周りは紅く、肌は青白く、胸は平坦。両腕にはいくつもの裂傷と切断痕。 両腕の傷は、妖刀「赫月」を棄てようと試みた数だ。 二度と刃を握れぬよう、何度となくこの手を切り落とした。 それでも気づけば、この両腕は赫月を握っていた。 (………それももう、終わる) 自らを抱きしめる様に、両の腕を抱える。 大会に優勝すれば、願いが叶う。そうすれば、この忌々しい魔人能力を、捨てられる。 私は、 ・・・・・・・・・ もう、人を殺したくはない。 ■三日前 刃は振り下ろされ、 ナギサの背後の滝が、真っ二つに割れた。 一瞬の静寂の後、滝は瀑布となって飛沫を噴き上げ、周囲を濡らした。 滝と師の間にいた筈のナギサには、傷は一つもない。 「―――九曜。幽玄と無限の境目を通す、鞍馬一星流の秘技じゃ。真に心を研ぎ澄ましたお主ならば、振るえるであろう」 「……っ、はい」 極限状態の緊張が解けて、へたり落ちそうな足を叱咤して、ナギサは真っ直ぐに頷く。 その表情を見て、玄水は満足そうに頷き、 「っごほ、かっ、けほ、」 「師範?!」 咳き込んで崩れ落ちた。手は震え、刀を取りこぼした。 玄水に駆け寄ってその背を擦る。掌に荒い呼吸が伝わってくる。 「いや、なに、老体が無理をし過ぎたようじゃ」 「それは、」 「弟子への餞じゃ。少し、年甲斐もなく張り切ってしまったわい」 「……師範」 玄水の背は、ナギサでも折れそうなほどに枯れ細っている。それでも彼の刃が滝を断ったのは、彼の心が、それほど研ぎ澄まされていたからだ。 「ナギサ、心を研ぎ澄ませ。さすれば、お主に斬れぬものはない」 「…………はい、師範」 それからナギサは玄水を背負って山道を下り、道場へと戻った。 九曜。鞍馬一星流の秘技。 それが扱えるならば。 真に心を研ぎ澄ませられたなら、魔人闘宴劇の名立たる覇者を打ち倒し、妖刀を捨て去ることが出来るのだろうか だが、九曜の一閃。師の放ったひと振りは、 ナギサには、まるで見えはしなかった。 ■昨日 京都駅から新幹線で四時間、そこから電車とバスを乗り継いで一時間半。魔人闘宴劇の選考会場は、多くの人で賑わっていた。 人の波をかき分けて会場にたどり着き、受付を済ませて、ナギサは今、控室にいる。 願いを叶える権利、50億円、最強の称号。どれも決して安いものでは無い。当然に、強者は集う。 控室の椅子で、ナギサは心を研ぎ澄ます。 静かに、無心に、雑念を取り払い、ただ刃を正しく振うために。 心の中を水面に例えて、それが波紋一つない鏡になるように。 揺れる心が鎮まって行き、周囲の雑踏も遠のいていく。 (そうだ、心を研ぎ澄ませ) そうすれば、きっと――― ( 無理だね ) ざわりと、心が揺れる。水面が赤く染まっていく。 (お前じゃ勝てないよ。体も心も弱すぎる) それは、赫月の声。彼は、酷く甘く囁いた。 (俺に貸せよ、その体。全員殺してやる) 心が波打って、感情をかき乱す。 「……」 (おいおいつれないじゃねェか。十年来の親友だろ?) 「……黙って」 ナギサの言葉を無視して、赫月は歌うように囁く。 (九曜だっけ? ハハ、あんな技も見切れねェ雑魚が優勝だなんて、夢見ているもんだよな) 「……うるさい」 (いいじゃねェか。本当は気付いているんだろう? 手前は) 「何を……」 (自分勝手な手前は、本当は人を殺したいんだ。 他の誰を殺してでも、手前が救われたいんだろう?) 「っ、」 「黙れェッ !!」 立ち上がって、叫んだ。周囲の視線が突き刺さる。 ケタケタと笑う声が、心の奥で私を嘲笑った。 (いつでも呼べよ。手前が殺したいなら、手を貸してやる) その言葉を最後に、赫月の気配は消えた。 「誰が……お前なんかの……!」 呟く言葉は、途中で途切れた。 心の波は、鎮まりそうにない。 夕暮坂 ナギサ 参加キャラクター
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魔法少女リリカルなのは Strikers May Cry 第二話 「邂逅」 星明りと月光に照らされた森を青い魔力光により作られた翼の道ウイングロードが木々の間を縫うように走り、その上を少女スバル・ナカジマはローラーブレードを彷彿とさせるデバイス、マッハ・キャリバーにより風のような速さで駆け抜けていた。 「こちらロングアーチ、状況は?」 「こちらスターズ03、報告どうり凄い数のガジェットです、でも目視できるガジェットは全て破壊されてます。」 「こっちのエリアサーチでも敵影はゼロだけど気を緩めないでね。」 通信を切ると同時にスバルは眼下に広がる光景に再び目を奪われる、そこにはガジェットと呼ばれる無数の戦闘機械の残骸が地面が見えないほどに埋め尽くされていた、破壊されたガジェットを見るのは何も初めてではないがこれほど見事な倒し方は見たことが無かった。 破壊されたガジェットは全て切断されており、鏡面のようなその切り口はこの薄明かりの中で顔を映すほどであり、荒事を苦手とスバルにさえ美しいと思わせるほどであった。 森を進むにつれ破壊されたガジェットが増えていき、スバルはその中心地へとたどり着く。眠るように倒れ伏した一人の男が彼女の目に映る。 「こちらスターズ03、要救助者と思われる人を発見しました、大至急!救護班をお願いします!」 スバルは愛機マッハキャリバーにより最大の加速で近づく。彼は輝く銀髪に青いコート、そして手には鞘に身を隠した長大な日本刀を持って大地に横たわっていた。 「だ…大丈夫ですか!?」 あまりに安らかな顔に、生死を疑い大きく声をかける。恐る恐る頚部の脈を測りその温かさと脈動に胸を撫で下ろす。 「よかった~生きてるよ。」 「それにしても…」 彼は寝顔こそ安らかだがその全身は汚れ多くの裂傷が覗いている。 「やっぱりこの人がここで戦ってたのかな?でもこの剣ってデバイスじゃなさそうだし…」 近づいてくるヘリの音にスバルの疑問の声はかき消されていった。 夢を見ていた。吐き気を覚えるほどに見続けてきた悪夢。全ての終わり全ての始まりの夢。 幼い頃から俺達兄弟に歌ってきた歌を口ずさむ母に俺と弟が静にそして平和に暮らしていた。この頃の自分を何度呪っただろうか?この頃の俺は自分の身体に流れる悪魔の血の危険性も、戦う術も知らないただの子供だった。 全てを失い絶望するなんて一瞬だ、突然現れた無数の悪魔が俺達兄弟を殺そうと迫り、母が逃げろと叫んだ。 この声が俺が聞いた母の最後の声だった。 俺は並び立つ墓石の間を迫り来る悪魔どもから必死で逃げていた、しかし逃げ切ることはできずついには悪魔どもの持った槍や剣にその身を刺し貫かれる。普通の人間ならば瞬く間に死に至る傷だったがそれにより俺の中の悪魔の血は目覚めた。 悪魔どものを切り伏せたとて全ては遅すぎた、母はとうに殺され弟のダンテの姿もなかった。 俺の手には禍々しい悪魔の力と父母の形見のアミュレットだけが残った。 目を覚まして最初に感じたのは天井のライトの明るさと鼻につく消毒液の匂いだった。俺の上半身からは衣類が脱がされ何箇所かに包帯が巻かれ傷に処置が施されていた。 目に付く場所に置かれていたので自分の服とブーツを身につけベッドから出た、驚いたことにボロボロだったそれらは見事に修繕されていたそれほどの時を寝てはいない筈なのだがな…。 だがそれよりその時に俺の思考を占めていたのはそれらの荷物の中から最も大事な物が無くなっていた事だった。 「あ!もう目が覚めたんですか?」 自動ドアが開く音と共に白衣の金髪の女が俺のいた部屋へと入ってきた。 「まだ横になっていた方がいいですよ、軽い消耗じゃないんですから…」 女の気遣う言葉も聞き終わらぬうちに、俺はその女の首へと手をかけた。 「がっっ! な 何を…」 首を絞められた女が苦しそうに呻くが、その時の俺は普段では考えられないほどに激情に駆られていた。人間が死なない程度に加減はしていたので構わずに女に問いをかける。 「傷の処置には感謝しよう、しかしアミュレット…俺の持っていた物とはまた別の話だ。」 「な…あれがいったい?」 女が苦しそうに呻く。人間にしては高い魔力を感じたので例え自分が優勢だとしても一切油断はしない。 「いいから答えろ、アミュレット…俺のペンダントに刀は何処だ?」 「くっ ここにはありません、今ブリーフィングルームに…」 「では案内してもらおう。」 女が場所を知っているようなので手を離し。身体が自由になり膝をつき激しく咳き込む女に俺は言った。 時空管理局機動六課ブリーフィングルームにて部隊長 八神はやてを中心に昨日のガジェットの大量発生とその破壊、そしてレリックに似たロストロギアの反応が感知された事件に対する会議が行われていた。 「それではこれを見てください。」 メガネをかけた女性、六課通信主任 シャリオ・フィニーノが映像を出す。 それは鬱蒼とした森の中に大量のガジェットの残骸が広がる航空写真であった。 「マジかよ。」 「改めて見るとスゴイですね~。」 「見事だな。」 「いったいどれだけの数が…」 スターズ分隊副隊長・フォワード、ライトニング分隊副隊長・フォワードの各人がそれぞれにつぶやく。 「昨日のガジェット発生事件ですが今のところ確認されている破壊されたガジェットの総数は287体、あの男性以外に死傷者は発見されていません。」 「ちょっ ちょっと待てよこれだけの戦闘で怪我人が一人保護されただけって…」 スターズ副長ヴィータが堪らずに声をあげる。 「そこであの人に話がいくわけや。」 六課部隊長 八神はやてが口を開く はやては目の前に大きな刀とペンダントを置く。 「まずこのペンダント、これからはレリックに似た魔力波動が感知されたんよ多分ガジェットはこれに引き寄せられたんやね、おまけに空間干渉系統のロストロギアに近い特徴がみられとる」 「それって、ジュエルシードみたいな?」 金髪の執務官 フェイト・T・ハラオウンが複雑な顔で尋ねる、彼女の過去を知る者はこの表情に込められた意味を自然と察する。 「それはないわ、安定しとるし暴走する危険性は皆無や、とりあえず簡易的な封印処置もしたし心配わいらへんよ。」 フェイトの表情に安堵が広がる。 「いいからガジェットをぶっ壊したヤツの事を教えてくれよ。」 早く答えを知りたくてヴィータがシビレを切らす。 「それでこの刀が出てくるんよ。」 「刀~それデバイスじゃないんだろ?ってか何であいつそんな物持ってんだよコスプレか?」 一見すれば冗談に聞こえる言葉にもはやては表情を変えずに静かに答える。 「この刀の表面にガジェットの塗装に使われてる塗料がついとったんよ…」 その言葉と共に場の空気の温度が下がる。 「じゃ…何かあの男はそのボロイ刀で300体近いガジェットを倒したのかよ?」 「切り口の形状とかも考えたらそうなるんかな、こんなこと上には報告でそうもあらへんな。」 「ほんとかよ、それじゃまるで…」 ヴィータの言葉は最後まで言い切れず。 「まるで悪魔か?」 聞き覚えの無い声にさえぎられ、全員の視線がドアに釘付けになる。 続く。 前へ 目次へ 次へ
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パイク パイク武器一覧(パイク) スペシャル(パイク) Mod(パイク) パイクの使い方 はおまけを参照してください。 武器一覧(パイク) ※プリズムセル : 全てのタイプのセルを装着することができる ※ロープ : 同じ属性を持つ別の武器を選択することによってパークとユニークスキルを選べる ※ユニークスキルは武器活性化済みの性能を記載しています 素材ベヒモス 武器名 属性 パーク セル1 セル2 ユニークスキル 素材ベヒモス 武器名 属性 パーク セル1 セル2 ユニークスキル トーガドロ 炎の使者 火 ロープ プリズム プリズム ロープ ※レジェンダリーアビリティ エンバーメーン エンバーパイク 火 闘争心 技巧 敏速 7連続攻撃に成功すると、追加で+300の損傷ダメージを与える ヘリオン インフェルノアロー 火 圧倒 残忍 残忍 15連続攻撃に成功すると、追加で+200ダメージを与え、炎属性ダメージが大幅に強化される チャロッグ 焼け焦げた尖槍 火 ハンター 技巧 不屈 スタミナ75消費後、次の攻撃で円錐型の炎を発生させる。炎は範囲内にいる対象それぞれに+200の炎属性ダメージを与える フィーランクス フェイト・オブ・ファイアーバード 火 エーテル回避 洞察 敏速 チャージされると、次のヒットがヒットしたベヒモスの部位にロックされる。ダメージを与えると連射中の一発おきに175ダメージ+175を与える誘導ミサイルが装填(最大4発)される。攻撃を回避すると、装填されたミサイルがすべて発射される。 ウルスカ コールドヘル 氷 ロープ プリズム プリズム ロープ ※レジェンダリーアビリティ ボレアス ボレアスの革命 氷 疲労回復 残忍 不屈 弾薬を補充または消費すると氷の精霊が6秒間持続的に生成され、次の攻撃で+60ダメージと少量の氷属性ダメージを与える(精霊は最大4体) スクレーブ 寒獄の突槍 氷 高揚 技巧 敏速 回避後、クールダウン30秒の氷地雷を3発落とす パンガー パンガートゥース 氷 粉砕 技巧 不屈 チャージ後、次の攻撃は氷のブランドになり、30秒後に2,500の氷属性ダメージを与える。スレイヤーはブランドを破壊し、早めに爆発してダメージを50%増加させる。90秒ごとにチャージする。 フロストヴルフ フロストヴルフリップ 氷 鍍金 洞察 不屈 ランタンアビリティを使用すると、頻繁に65の氷属性ダメージを与える間欠泉を生成する。初めて間欠泉の上を通るあらゆるスレイヤーは、25秒間維持される125のヘルスシールドが付与される(最大シールド値600)。 マルカリオン コンダクター 雷 ロープ プリズム プリズム ロープ ※レジェンダリーアビリティ ドラスク 雷鳴の大槍 雷 大型回路 技巧 残忍 ベヒモスの尾へのダメージ+30% サンダーディープドラスク インバースポラリティ 雷 エーテル回避 残忍 技巧 ベヒモスの尾へのダメージ+30% ネイザガ ネイザガファング 雷 裂傷 技巧 洞察 損傷部位へのライフスティール+5% ストームクロー ストームパイク 雷 活性化 技巧 敏速 回避後、攻撃でのゲージ上昇に100%ボーナスが+4秒間適用 サーヴィト サーヴィトジャベリン 雷 波動 技巧 技巧 チャージされると、次の武器の振り/ショットで高頻度で325の雷属性ダメージをヒットした対象に与えるブーメランのような発射物を放つ。攻撃を回避することでチャージのクールダウンが短縮される。 アガルス パラサイトカース 地 ロープ プリズム プリズム ロープ ※レジェンダリーアビリティ スカーン スカーンスパイト 地 粉砕 技巧 不屈 ランタンのホールドアビリティを使用すると、25秒間スタック可能な250のオーバーヘルス(最大600シールド)が与えられる カラバク カラバクの針 地 斬影 技巧 敏速 チャージされると、次の攻撃で旋回する刃が発現し、75の地属性ダメージを与える。追加で攻撃すると刃の速度が上がり、効果時間が切れると爆発して速度に基づくダメージを与える コシャイ サヴリンソロウ 地 突貫 残忍 洞察 4秒間ダメージを与えずにいると、次の攻撃5回はダメージが+50%増加 フェンロア フェンロアブランチ 地 寄生 技巧 残忍 ジャンプ中、前方空中に3秒間持続する石の足場を生成する。アビリティのリチャージが必要になるまで、最大2連続のジャンプが可能。ランタンを起動するとジャンプ2回分が回復する。生成されてから短時間後に足場は落下し、250の地属性ダメージを与えるとともにベヒモスを妨害する。 クロノヴォア ミレニアムエンド 光 ロープ プリズム プリズム ロープ ※レジェンダリーアビリティ ヴァロミア ヴァロミアホープ 光 ハンター 残忍 洞察 チャージ後、次の攻撃に+700の光ダメージを追加。現在ヘルスが高いほどチャージ速度が上昇する レザキリ スパイアオブドーン 光 会心 技巧 残忍 攻撃が2ヒットする確率+12% アライラ グリフウィーバースピア 光 大型回路 残忍 不屈 ランタンを使用すると、アクティブな象形文字タイプに基づいた、3秒後にチャージされる象形文字を出現させる。チャージされると、ベヒモスが触れた際に象形文字の効果が発動する。赤の象形文字:範囲に2000の光属性ダメージを与える。青の象形文字:大範囲に25秒後に消滅するスタック可能なシールドを250付与する(最大シールド600)アクティブな象形文字タイプは、ジャンプで変更される。象形文字は10秒後に消滅する トラクス アポカリプスニードル 闇 ロープ プリズム プリズム ロープ ※レジェンダリーアビリティ リフトストーカー ストーカーの棘 闇 殺しの狂乱 技巧 洞察 ダメージを与えると一定の確率で与ダメージを+2.25%増加するシャドウソウルを5秒間発生させる。ソウルが5個以上あればボーナスダメージが倍になる。 シュラウド 宵闇の奔流 闇 会心 技巧 洞察 ヘルスが20%以下になると、与ダメージが50%増加する ナッシャー レイジスパイク 無 扇動者 技巧 洞察 定期的に激怒状態になり、与ダメージが+15%増加し、気絶耐性を得る。ダメージを受けることによりより早く激怒状態になる。 クイルショット クイルジャベリン 無 アシッド 技巧 不屈 なし シュライク シュライクの絶叫 無 疲労回復 技巧 敏速 回避後、次の攻撃のボーナスダメージと部位ダメージが+100増加 ゴッドハンド(エキゾチック) ゴッドハンド(エキゾチック) 光 残忍 残忍 プリズム 長く照射するほどダメージが増加(最大200%)するビームを放出する スペシャル(パイク) スペシャル 説明 取得方法 エーテルマグナム 押すとゲージを弾薬に変換する。長押しで弾薬の質に応じて最大で1200ダメージを与え、ベヒモスを妨害するミサイルを発射する。 初期装備 サベージウェルスプリング 押すとゲージを弾薬に変換する。長押しで弾薬を消費して近くの仲間へクリティカル率が30%増加するバフを与えるオーラを作り出す(弾薬の質に応じて最長10秒間) スレイヤーの道 レックレス・リープ 押すとゲージを弾薬に変換する。長押しで弾薬を消費し、跳躍して渾身の突きを放つ。跳躍距離と弾薬の質に応じて最大1500のダメージを与える。 ラッキーブレイクストア ゴッドハンド(エキゾチック専用) ゲージを弾薬に変換する。長押しで弾薬を消費してビームを照射する。照射時間に応じてベヒモスへのダメージが増加。 ゴッドハンド Mod(パイク) Mod 説明 取得方法 弾薬増幅器 蓄えた弾薬の品質が時間とともにゆっくりと最大まで上昇する。また、蓄えた弾薬の品質が追加で25%上昇する。 スレイヤーの道 軽量シャフト パイクチャージでスタミナを消費しなくなる。さらに常にクリティカルヒットを与える。 スレイヤーの道 安定した穂先 刺突とハーベストアタックを交互に繰り返すたびに与ダメージが5%ずつ増加する。交互発動5セット目の後は、8秒間与ダメージが+25%増加する。コンボ終了と共にリセットされる。 スレイヤーの道 かかりのついた穂先 回避直後の弱攻撃で出せる貫通攻撃を当てると損傷ダメージが8秒間50%増加。 ラッキーブレイクストア 処刑人の穂先 ベヒモスの部位を損傷させるか、損傷に十分に貢献した場合、45秒間ダメージが+8%増加する。最大5スタック。 ラッキーブレイクストア