約 11,779 件
https://w.atwiki.jp/for_orpheus/pages/181.html
男の話をしよう。 男は正義の味方になりたかった。正義の味方になれなかった者の未練を継ぎ、男は正義の味方であろうとした。 運命の出会いを経て、戦争に身を投じ、そうして男は一つの選択を迫られた。 正義の味方であることを諦めるか、貫くか。男は鉄の心でもってその手を血に染め正義の味方であることを選んだ。 それからも男は正義の味方であり続けた。世界を蝕む淫婦、そしてその女を支持する民衆を相手どっても正義を貫き続けた。――その過程で、騙されているだけの無辜の民を手にかけても、彼の日常の象徴であった者をその手にかけることになってしまっても。 その果ては、なんとも哀れな物に過ぎなかった。 淫婦は男の決意を嘲笑うかのように、その手にかかることなく自死を遂げる。 殺戮の末に囚われた男は法の裁きを受ける事もなく、その実力を惜しまれた政府により表向きは存在を抹消され名もなき公共の正義として政府の抑止力となった。 かつて抱いた志を忘れ、感情は希薄になり、虚無を抱え続け、鉄心は腐り果てていく。 そうして男はある任務を境にその姿を何処かへと消えさった。 これは、そんな終わった筈の男の蛇足の話だ。 どこかの倉で男が意識を取り戻す。 自分が何者であったのか、辛うじて覚えている。 自分が何をしていたか、朧気だがくだらないものだったという自覚がある。 ここはどこか、酷く見覚えのある場所ではあるが男がこの場所で目覚めることはありえないとう確信を持っている。 そして、男の眼前には一つの影が立っていた。 小山の様な筋骨隆々の男だった。纏われた襤褸の様なマントの隙間から死神の如く赤く光る瞳が覗いている。だが、なによりも異質なものは体の至る所に装着された刀剣だろう。形状・刀身・雰囲気、そのどれもが異なる無数の魔剣。その出で立ちを一言で形容するならば剣鬼と呼ぶのが相応しいおぞましさだ。 男が僅かに眉根を寄せる。かつての、とうに忘れたと思っていた記憶が錆びついた脳髄の底から染み出てきた。例え腐り果てたとしても完全に忘れ去ることなど出来なかった、運命との邂逅。反射的に、男は口を開いていた。 「セイバー、のサーヴァントか?」 「ああ、そういうものらしい」 男の言葉に淡々と剣鬼は応えた。 夜の闇を照らす月の光が倉の入り口から入り込み、剣鬼の背から照らす。かつて、男が剣の英霊と出会った場面を再現するかのように。 「問おう、お前が俺のマスターか」 『問おう、貴方が私のマスターか』 あの時と同じ問いかけに腐り果てた男、衛宮士郎と呼ばれていた名無し(ロストマン)は、愚直に正義の味方であろうとした時分、騎士王たる女性と出会った時であれば決して浮かべることなどなかった皮肉気な笑みをその顔に浮かべた。 ◇ 決着はあっという間だった。 標的はセイバーとランサーの二人、相応の実力者だっただろう。 まず、彼らのマスターが狙われた。遠距離からの銃撃により二騎の騎士はそれぞれのマスターを護ることに意識を向けてしまう。それが命取りとなった。 己が主の銃撃を合図に駆けだした剣鬼が20mは先にいるセイバー目がけて細剣を抜き打つと、遥か彼方にいた筈のセイバーの脳天に穴が穿たれる。無論、致命傷だ。 同盟相手が屠られたランサーが激昂しながら槍をなぎ払うがそれは跳躍しながら躱され後方へと回られる。 霊基が消滅していく最中のセイバーの真横へと降り立った剣鬼が、セイバーの携えていた両刃の西洋剣を掴みあげた。するといかなる異能か、粒子となって消滅するセイバーを尻目に彼の得物であった剣だけが消滅を止め元の形を保って剣鬼の手に収まったではないか。 僅かな期間とはいえ仲間であった者から武器を強奪するという行為にランサーは額に青筋を浮かべて牙を剥く。怒りを力へと変えながら真名を解放しようとし、驚愕に体を強張らせた。 「■■■、■■■■」 剣鬼が強奪した剣の真名を口にする。 ありえないことだ。真名を口にしたということはその宝具の本来の性能を発揮できるということだ。如何にして剣鬼がセイバーの宝具と真名を知りえたというのか、いや、知りえたとして他者の宝具の解放など余程縁の深いサーヴァント同士でもなければ出来よう筈がない。しかし彼の眼前に確たる事実として他者の宝具を解放してみせた剣鬼がいる。 その動揺・驚愕・困惑が致命的な隙となった。剣鬼の強奪した剣から放たれた光弾がランサーの胴体を穿ち焼失させる。 恨み言を呟きながらランサーの霊基もまた粒子の塵となって消滅していき、そこで大勢は決した。 真名解放の影響か今度こそ霊基が崩壊していく剣を見やった後に、剣鬼は今しがた自身が屠った二騎の英霊が守ろうとしていた者達へと向き直ろうとした矢先、二発の乾いた音が鳴り響きドサリと何かが倒れる音が続けてする。 剣鬼が音のした方へ視線を向けると、いつの間にそこにいたのか彼のマスターである士郎がその仕事を終えていた。手にした拳銃から紫煙が立ち上りその傍らには物言わぬ死体となった物が二つ転がっている。 「周囲にサーヴァントの気配はない。ひとまず今回の戦闘はここで終わりだろう」 「そうか」 セイバーの言葉に淡々とした声色で士郎が返す。一仕事を終えた剣鬼に労いの言葉もないが、彼は特に気にした様子もない。 聖杯戦争の概要を把握した後、衛宮士郎が選択した方針はこれまでの彼が歩んできた方法をなぞる物だった。 聖杯という危険物の破壊、そして聖杯に願いを託そうとしている者達の殺害である。 相手が誰であろうと、どんな願いであろうとも平等にすべてを否定し殺す。数多の死を積み重ね血塗れの道程を歩んできた自身にはそれ以外の選択肢など許されるものではないと士郎は結論づけていた。 士郎にとって幸運だったのは彼のサーヴァントである剣鬼、おぞましきトロアがその方針に異を唱えなかったことだろう。 まず最初に願いを尋ねられた時、トロアは士郎に願いはないと答えた。生前、おぞましきトロアとしてすべきことを行えた彼に聖杯に賭ける程の未練はなかったのだ。そのうえで士郎の目的を聞いた時にトロアが思い出したのは彼の義理の父である本物のおぞましきトロアのことである。魔剣によってもたらされる災いの抑止力と自己を定義し、関わる物を全て殺して回った先代のトロアの姿が聖杯を破壊すると宣言した士郎に重なって見えた。 恐らく自分が呼ばれたのはそういう縁もあるのだろうと自分の中で納得し、トロアは二つ返事で士郎の方針に賛同したのだ。 交わす言葉すらなく士郎は路地裏の闇にその身を隠し、追従するようにトロアの姿が霊体化により姿を消す。後には死体だけが残された。 ◇ 夢を見ている。自分とは異なる者の人生という名の夢を。 おぞましきトロアと俺に名乗ったサーヴァントらしき男が、奴の腰ほどもない背丈の小男と食卓を囲んでいる。その会話から小男こそが本来のおぞましきトロアであり、あいつはヤコンという名の男であるらしいことは理解できた。 真のトロアは争いを生む魔剣という道具をそれに関わる全てを皆殺しにし収奪を行い、魔剣を不吉なものと認知させ関わろうとする者をなくすことにより抑止力足らんとしたようだった。目撃した罪のない民すら殺したと呟くその声色に後悔の念を感じとる。 ――脳裏に、あの女を守るために自分に立ちはだかった人々が脳裏を過る。そして銃口を俺へと向けたあの人も―― トロアは魔剣の抑止者であることを自分の代だけで終わらせると口にした。自分の行いは誤りであると。正義感から端を発した行いは血に濡れ後悔に満ちた取り返しのつかない物に成り果てたと。 だが、ヤコンはトロアの言を否定した。 「……俺は父さんの息子だ。父さんのやってきたことを間違いだなんて言わない」 「そうか。ありがとう」 『――そうか、安心した』 義息の言葉に穏やかな表情を浮かべるトロアが、一人の男と重なった。 視界が暗転し、映る景色が変わる。 新しく映った光景は一言で言えば死地だった。 上空から急襲する飛龍を迎え撃つのは剣の丘の最中に立つトロアの姿。その姿に微かに既視感を覚える。 地面に刺さった無数の剣と飛龍が繰り出す多種多様の秘宝の応酬が始まる。互いに実力は伯仲し一つ何かが誤っただけで瓦解するであろう絶妙な拮抗状態が生まれていた。 そして決定的な瞬間が訪れる。飛龍に強奪された光の刃がトロアの上半身と下半身を両断し、そして勝利を確認する事もなく飛龍は死地から飛び去った。残されたのは無力に震えていたヤコンと死に行くトロアだけだ。 己の無力と怯懦を嘆き、謝罪をしながらもヤコンが続ける。 「父さん……!父さん!俺がやる!俺が、光の魔剣を取り返す!父さんの後を継ぐ!全部、大丈夫だから……!父さん!」 涙に濡れながら決意を口にするヤコンを前に、自分の代で伝説に幕を降ろそうとしていた筈の男はどこか嬉しそうな、穏やかな笑みを浮かべて事切れた。 そうしておぞましきトロアは死んだ。伝説といえど誰も無敵ではない。だが、その伝説の意思を継ぐ者はいた。ヤコンはトロアとなった。今はあの男こそがおぞましきトロアであった。 『うん、しょうがないから俺が代わりになってやるよ。爺さんはオトナだからもう無理だけど、俺なら大丈夫だろ。』 『まかせろって、爺さんの夢は ────俺が、ちゃんと形にしてやっから』 月の光る夜の下でした約束が脳裏にフラッシュバックする。とうに忘れたものだと思っていたが、存外しつこく残っていたらしい。もっとも、そんな志など腐りきった俺にはもはや意味のないものであるのだが。 だが、なるほど。こんな俺にあてがわれるにしては随分と人の出来たサーヴァントだと思っていたが、合点はいった。ある意味では縁召喚と言えるのかもしれない。 もっとも奴の口ぶり、そして奴の武器の中にあった光の剣らしき剣からしてしっかりと『おぞましきトロア』を完遂して終われたようではある。そんな男を正義の味方の成り損ないに充てるとは、いやはやここの聖杯に意思があるとするならばさぞかしいい性格をしていることだろう。 次第に俺の意識がぼやけていく。目覚めが近いのだろうか。 果たして目が覚めた俺はこの夢で見た物を覚えているだろうか。まあ、どちらでも構わないな。 ここで見た物がなんであれ、俺がやることは変わらない。先代のトロアと俺は同じだ。 今更この在り方を変えようなど許されない。そうやって俺は生き、終わった男だ。 だからここでもそうやって生きてそうやって終わりを迎える。俺はそれでいい。 名も失った死人が最後に骨をうずめるのが冥府だなんて、こんなに似合いの話もないさ。 【CLASS】 セイバー 【真名】 おぞましきトロア@異修羅 【性別】 男性 【属性】 秩序・中庸 【ステータス】 筋力A 耐久A 敏捷B 魔力D 幸運C 宝具D 【クラス別スキル】 対魔力:D 魔術に対する抵抗力。詠唱が一工程(シングルアクション)の魔術を無効化。魔力除けのアミュレット程度の耐性。 騎乗:B 乗り物を乗りこなす能力。Bランクでは、大抵の乗り物は乗りこなせるが、幻想種は乗りこなせないレベルである。 【固有スキル】 心眼(真):C 修行・鍛錬によって培った洞察力。 窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す“戦闘論理” 逆転の可能性が数%でもあるのなら、その作戦を実行に移せるチャンスを手繰り寄せられる。 仕切り直し:C 戦闘から離脱する能力。 また、不利になった戦闘を戦闘開始ターン(1ターン目)に戻し、技の条件を初期値に戻す。 怪力:C 一時的に筋力を増幅させる。魔物、魔獣のみが持つ攻撃特性。 使用する事で筋力をワンランク向上させる。持続時間は“怪力”のランクによる。 魔剣士:A 数多の魔剣を自在に使いこなす剣士に畏怖とともにつけられた称号。 自身の所持する無数の魔剣を使用した判定に有利な補正を得、また最適な魔剣を最適なタイミングで使用できる状況判断能力を持つ。 【宝具】 『ワイテの死神は死せず(おぞましきトロア)』 ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人 あらゆる魔剣・聖剣に『使われる』才能が宝具化したもの。初見であろうともそれが魔剣であるならばトロアは十全にその剣の性能を引き出すことが出来る。対象の剣を強奪し本来の使い手と同じ、あるいは本来の使い手以上にその性能を引き出して使用することが出来、真名解放すら可能とする。ただし本来の使い手ではない関係上、真名解放までした場合は代償として開放後に強奪した剣は消滅する。 魔剣というがこれはセイバーの世界において魔剣という呼称が使われているだけであり、聖剣など魔剣以外の呼称を持つ刀剣であってもこの宝具の対象となる。 それはかつての怪談に等しい技量を持ちながら、それを遥かに上回る膂力を持つ。 それは長き時代の全てよりかき集めた、無数の魔剣を所有している。 それは本来の自我すら超えて、全ての魔剣の奥義を操ることができる。 冥府の底よりなお蘇る、呪いの運命を取り立てる死神である。 魔剣士。山人。 おぞましきトロア。 【weapon】 魔剣:おぞましきトロアが所持する無数の魔剣。一振りごとに固有の特異能力をもつ 【人物背景】 魔剣の所有者の前に現れ、所有者と目撃者を殺戮して魔剣を奪っていくという伝説上の存在。先代のおぞましきトロアではなく、彼に両親を殺された後に養子となった聖域のヤコンというドワーフが死亡したトロアの名とその使命を受け継いでいる。 魔剣を狙う物や敵対者に対しては容赦も慈悲もないが本人の平素の性格は純朴で善人寄りである。 【サーヴァントとしての願い】 ない。聖杯は破壊し聖杯で願いを叶えようとする者も排除する。かつてトロアが魔剣を奪い纏わる者を皆殺しにすることで血濡れの平和を築こうとしたように。 【マスターへの態度】 悪感情は持っていないが厭世的な態度のマスターに対して持ち前の人の良さから心配をしている。 【マスター】 衛宮士郎@Fate/Grand Order ‐Epic of Remnant‐ 亜種特異点EX 深海電脳楽土 SE.RA.PH 【マスターとしての願い】 聖杯は破壊する。願いを叶えようとしている参加者は全て殺す 【能力・技能】 投影魔術:物を投影して作り出す魔術。干将・莫耶という双剣を銃器に改造したものを良く投影して武器として使用する。 【人物背景】 衛宮士郎のIF。鉄の心を持つことを選んだ世界線の成れの果ての一つ。 ある女性が興した新興宗教の危険性に気付き、自分の信念を曲げて無辜の民や衛宮士郎にとっての日常の象徴すらもその手にかけながらも首魁である女性に死に逃げをされ、決定的に道を違えたことによって魔道へと堕ちた。 その後は政府との取引によって秘密裏に活かされ「公共の正義」として政府の抑止力となって殺戮を繰り返し、摩耗し、最後はその姿を晦ませた。 性格や口調こそサーヴァント:エミヤ・オルタに近いが彼はサーヴァントではなく生きている人間であるためFGOの様に霊基再臨による霊基崩壊や記憶の喪失および混濁は発生しない。 【方針】 全参加者に対して敵対的。だまし討ちを前提として同盟などは考慮する。 【サーヴァントへの態度】 聖杯戦争を勝ち抜くために必要な道具としては信用している。
https://w.atwiki.jp/animerowa-2nd/pages/249.html
【Fate/stay night】の参加者の支給品の経過と消費 衛宮士郎 ・デリンジャー(弾数2)・デリンジャーの予備弾(弾数20)@トライガン →【ニコラス・D・ウルフウッド@トライガン】[13発消費]→【C-3/大穴付近】に放置(潰された可能性アリ)[残弾2/2・予備銃弾7] →【ジン@王ドロボウJING】→【スパイク・スピーゲル@カウボーイビバップ】 ・暗視ゴーグル@現実 →【ニコラス・D・ウルフウッド@トライガン】→【シータ@天空の城ラピュタ】→【B-5/卸売り場】に放置 ・なつきのパンティーコレクション@舞-HiME →【A-4/川】 イリヤスフィール・フォン・アインツベルン ×魔鏡の欠片@金色のガッシュベル!! →【ラッド・ルッソ@BACCAN0 バッカーノ!】→【柊かがみ@らき☆すた】 →【ジン@王ドロボウJING】→【ギルガメッシュ@Fate/stay night】[復元]砕ける ・ヴァルセーレの剣@金色のガッシュベル!!(ガッシュ本編までの魔物の力) →【A-6/川】→【ラッド・ルッソ@BACCAN0 バッカーノ!】→【柊かがみ@らき☆すた】(+奈緒のエレメントの力) →【衝撃のアルベルト@ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日-】(+アルベルトの衝撃の力) →【柊かがみ@らき☆すた】→【ヴァッシュ・ザ・スタンピード@トライガン】(+ヴァッシュのAA(もしくはプラントとしての)エネルギー) →【シータ@天空の城ラピュタ】(-ガッシュ本編までの魔物の力)→【C-4】に放置→【元世界】に返却 ・支給品リスト@アニロワオリジナル →【菫川ねねね@R.O.D(シリーズ)】→【イリヤスフィール・フォン・アインツベルン@Fate/stay night】 →【明智健吾@金田一少年の事件簿】→【小早川ゆたか@らき☆すた】→【高嶺清麿@金色のガッシュベル!!】 →【ルルーシュ・ランペルージ@コードギアス 反逆のルルーシュ】 ランサー ×ハンティングナイフ@現実砕ける ×ガトリングガン@サイボーグクロちゃん →【リザ・ホークアイ@鋼の錬金術師】消滅 ・クロちゃんスーツ+マスク →【藤乃静留@舞-HiME】→【ギルガメッシュ@Fate/stay night】[スーツ]消滅 間桐慎二 ・テッカマンエビルのクリスタル@宇宙の騎士テッカマンブレード →【G-4/ラーメン屋倉田屋内部】→【八神はやて@魔法少女リリカルなのはStrikerS】 →【相羽シンヤ@宇宙の騎士テッカマンブレード】→【ラッド・ルッソ@BACCAN0 バッカーノ!】→【柊かがみ@らき☆すた】 →【スパイク・スピーゲル@カウボーイビバップ】→【鴇羽舞衣@舞-HiME】OR【小早川ゆたか@らき☆すた】 ×パニッシャー(弾数不明)@トライガン →【H-2/学校内職員室】→【結城奈緒@舞-HiME】→【アレンビー・ビアズリー@機動武闘伝Gガンダム】 →【ビシャス@カウボーイビバップ】(重機関銃残弾65%/ロケットランチャー残弾50%)→【藤乃静留@舞-HiME】の清姫の腹の中 消滅 ギルガメッシュ ・巳六@舞-HiME →【衝撃のアルベルト@ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日-】→【柊かがみ@らき☆すた】 →【ヴァッシュ・ザ・スタンピード@トライガン】→【シータ@天空の城ラピュタ】→【B-5/卸売り場】に放置 ・黄金の鎧@Fate/stay night[半壊↓] →【衝撃のアルベルト@ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日-】[半壊している]→【柊かがみ@らき☆すた】 →【C-5】のどこかに撒き散らされている →【結城奈緒@舞-HiME】[かけらを回収]→【ギルガメッシュ@Fate/stay night】→【C-5/映画館近く】 ・シェスカの全蔵書@鋼の錬金術師 →【H-2/学校図書室】(二分の一が図書室及び図書室周辺の廊下と階段付近に放置) →【D-3/路上】 数冊(内数冊は破損)放置 →【衝撃のアルベルト@ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日-】が数冊回収。→【柊かがみ@らき☆すた】 →【C-5】のどこかに撒き散らされている 言峰綺礼 ・ルールブレイカー@Fate/stay night →【パズー@天空の城ラピュタ】→【C-6/瓦礫山】に放置→【衛宮士郎@Fate/stay night】 →【東方不敗@機動武闘伝Gガンダム】→【カミナ@天元突破グレンラガン】→【シャマル@魔法少女リリカルなのはStrikerS】 ・ストラーダ@魔法少女リリカルなのはStrikerS →【シータ@天空の城ラピュタ】[バリアジャケット モデルはカリオスト○の城のク○リスの白いドレス] [2ndフォーム 夜間迷彩モード。モデルは魔○の宅○便のキ○の服] →【ニア@天元突破グレンラガン】[バリアジャケット グレンラガン最終話、シモンとの結婚式で着ていたウエディングドレス(十四歳仕様)] →【C-5/住宅街】のニアの遺体の側に放置 →【鴇羽舞衣@舞-HiME】[バリアジャケット《炎綬の紅玉》鴇羽舞衣@舞-乙HiME。飛行可能] ×H K MP7(弾数40)・予備弾(弾数40)@現実 →【間桐慎二@Fate/stay night】→【G-4/ラーメン屋倉田屋内部】→【八神はやて@魔法少女リリカルなのはStrikerS】消滅
https://w.atwiki.jp/vipsex/pages/227.html
人少ねえええええええええええ 一応新規はそこそこいるみたいだけど・・・ ドラクマ国 国王:シティ 属性:雷 実績 ●【2008年4月18日】シティによりドラクマ国が建国される。 詳細 多分元ネタは鋼の錬金術師 秋葉、のうぇ、VIXら一級の強者が集まる強国 楽園の特産品を横取りしたり、砂糖国を布告無しで滅ぼしたりと中々おにちくである 最後の楽園国 国王:サバトちゃん 属性:光 実績 ●【2008年4月18日】サバトちゃんにより最後の楽園国が建国される。 詳細 ワザップ、ムジカ、ヒカリのすくつ 馴れ合い臭が強そうである 現在の国王はセイバー 衛宮士郎と日夜エロゲの話で盛り上がっている 幸せのうんこ国 国王:超絶うんこ 属性:星 実績 ●【2008年4月19日】超絶うんこにより幸せのうんこ国が建国される。 詳細 うんこ うんこだが、あのショウが復帰仕官したことで統一の最有力候補に 最後の佐藤国 国王:シュガーα 属性:光 実績 ●【2008年4月22日】シュガーαにより最後の佐藤国が建国される。 詳細 最後の楽園と隣接していて非常に紛らわしかった国 ドラクマと楽園の戦争中に手違いで滅んでしまった ちなみに滅ぼしたのは秋葉である ちなみに滅ぼしたのは秋葉である 大事なことなので2回言いました ●【2008年5月4日】ドラクマ国の上田により最後の楽園国が滅ぼされる。 ●【2008年4月24日】ドラクマ国のトロトロにより最後の佐藤国が滅ぼされる。 ●【2008年4月22日】シュガーαにより最後の佐藤国が建国される。 ●【2008年4月19日】超絶うんこにより幸せのうんこ国が建国される。 ●【2008年4月18日】サバトちゃんにより最後の楽園国が建国される。 ●【2008年4月18日】シティによりドラクマ国が建国される。
https://w.atwiki.jp/rowamousou/pages/2062.html
被害者名 加害者名 死因 凶器 伊藤大祐 ドラえもん 機能停止 水野愛 ゼウス 感電死 ケラウノス ステインソール オーディン 刺殺 グングニル 御影神牙 オーディン 焼殺 アドベント・ゴルドフェニックス ゼウス クレイトス、アルケイデス 撲殺 素手 オルトリンデ 常盤ソウゴ 消滅 レッキングバースト オーディン 真田幸村 刺殺 ミストルティン ロキ 真田幸村 刺殺 ミストルティン アドミニストレータ ペニーワイズ ゴッドブロリー ブロリー(超) 消滅 かめはめ波 機械仕掛けの神 ブリゲッラ・カヴィッキオ・ダ・ヴァル・ブレンバーナ ブリゲッラ・カヴィッキオ・ダ・ヴァル・ブレンバーナ ブリゲッラ・カヴィッキオ・ダ・ヴァル・ブレンバーナ シグルド シグルド 消滅 魔力消耗 ブローノ・ブチャラティ 生命エネルギーの消滅 クレイトス クレイトス 自殺 アルケイデス なし 消滅 『座』への帰還 最期の言葉 名前 セリフ 伊藤大祐 「……うそだろ?」 ドラえもん 「ううん、いいんだ……のび太くんと、僕と、友達になってくれてありがとう。君は、誰よりも優しくて勇気がある…お世話ロボットも顔負けさ…皆を、頼んだよ」 水野愛 「………………………やっぱり、死ぬのはやだな」 ステインソール 「…な!ガハッ!」 御影神牙 ゼウス 「や、やめろ! 我らの世界を破壊し、神に劣る者たちごときに全てを委ねさせるつもりか」 オルトリンデ 「....あなたを許せない。...だって、―――――こわれてないわたしには、分からなかったから。」 オーディン 「ありえぬ、この…私が…滅びるなど…」 ロキ 「ありがとう…これで私の復讐も…ようやく、終われる…」 アドミニストレータ 「貴様如き……醜い道化に……この私が………!きゃあああああああああああああああああああああああああ!!!」 ゴッドブロリー 「――カカロットォォォォォォォッ」 機械仕掛けの神 『ば、捨て身の爆炎で音波を相殺して…こいつ…こんな……!!!!』 ブリゲッラ・カヴィッキオ・ダ・ヴァル・ブレンバーナ 『あの一発が、なかったなら!!!』 シグルド ブローノ・ブチャラティ 『アリーデヴェルチ(さよならだ)』 クレイトス 「私の復讐も神々の時代も終わった……私ももう、ここで眠ることにする、さらばだ」 アルケイデス 「さらばだ、スパルタの王。……だが、またいつか相まみえる気がするのは、なぜだろうな?」 殺害数 順位 該当者 人数 被害者 生存状況 スタンス 1位 スルト 9人 凛雪鴉、ナポレオン、スカディ、エウリュアレ、アルテラ、ペルセウス、殤不患、神門霊華、響裕太 死亡 マーダー(無差別) 2位T ブロリー(旧) 6人 ひよこちゃん、則巻ガッちゃん、フェイスレス、ペイルライダー、葉風美織、婁震戒 死亡 マーダー(無差別) クレイトス イスカンダル、燕結芽、小鬼王、項羽、ゼウス、クレイトス 死亡 危険対主催 4位T 武藤遊戯 5人 則巻アラレ、磯野波平、遊城十代、ハーミーズ、ポートガス・D・エース 死亡 マーダー(無差別) キョン 志村新八、新条アカネ、人吉爾朗、ボラー、ミルドレッド・イズベルス 死亡 対主催→危険対主催→対主催 朝之光希 山田たえ、森近霖之助、サカズキ、折紙紫、内里歩 死亡 危険対主催→優勝狙い(肉体乗っ取り状態) 7位T 項羽 4人 衛藤可奈美、赤兎馬、キョン、虞美人 死亡 フェイスレス奉仕マーダー アルケイデス ヘラクレス、ブロリー(旧)、シトナイ、ゼウス 座への帰還 危険対主催 9位 Tハーレクイン 3人 坂田銀時、ドナルド・マクドナルド、カーネルおじさん 死亡 フェイスレス奉仕マーダー ガリガリ君 辻野あかり、アレル、円谷光彦 死亡 優勝狙い→タギツヒメ(光希)奉仕マーダー SCP-076 バッター、シン・ウォルフィード、加賀 死亡 マーダー オルガマリー・アニムスフィア オルガ・イツカ、エボルト、始皇帝 生存 対主催→生存優先→暴走→戦意喪失 ブロリー(超) ガリガリ君、ゴッドブロリー、天草ラクト 生存 対主催 14位T 磯野波平 2人 弱音ハク、涼宮ハルヒ 死亡 マーダー 森近霖之助 野獣先輩、クロちゃん 死亡 マーダー シン・ウォルフィード ゴブリン、横浜駅 死亡 対主催 衛宮士郎 ユージオ、間桐桜 死亡 優勝狙い 横浜駅 武則天、周防勇斗 死亡 生存・増殖優先 御影神牙 本郷猛、安桜美炎 死亡 対主催→マーダー オーディン ステインソール、御影神牙 死亡 主催 ブリゲッラ・カヴィッキオ・ダ・ヴァル・ブレンバーナ 神の機械仕掛け、ブリゲッラ・カヴィッキオ・ダ・ヴァル・ブレンバーナ 死亡 マーダー(強者限定)→対主催 22位T ペイルライダー 1人 キリト 死亡 マーダー(無差別) ディアマンティーナ 猛田トシオ 死亡 フェイスレス奉仕マーダー ポートガス・D・エース 関西クレーマー 死亡 対主催 カーネルおじさん ハーレクイン 死亡 対主催 シトナイ アキレウス 死亡 対主催→洗脳 内里歩 ハザル・ゴッツォ 死亡 強者限定マーダー→可奈美奉仕マーダー 響裕太 野比のび太 死亡 対主催 天草ラクト うまえもん 死亡 マーダー ブローノ・ブチャラティ ディアマンティーナ 死亡 対主催 高山我夢 武藤遊戯 生存 対主催 ローン 志村妙 死亡 マーダー 加賀 SCP-076 死亡 対主催(強者限定マーダー) カピタン・グラツィアーノ カピタン・グラツィアーノ 死亡 奉仕(フェイスレス)マーダー→主催配下 アンチ スルト 生存 グリッドマン限定マーダー→対主催 赤城 ローン 生存 対主催 泉こなた 朝之光希 生存 対主催 真田幸村 オーディン 生存 主催 ペニーワイズ アドミニストレータ 生存 スタンス不明→対主催 常盤ソウゴ オルトリンデ 生存 対主催 ゼウス 水野愛 死亡 主催 間桐桜 衛宮士郎 死亡 主催配下
https://w.atwiki.jp/sentakushi/pages/240.html
212 名前: 仮面ライダールート#interlude5 (M8z3Z2VY) [sage] 投稿日: 2004/11/22(月) 01 11 ――――interlude 扉の隙間から差しこむ月光が、淡く土蔵の中を照らし出す。 その中央に蹲るようにして座りこんでいるのは、衛宮だ。 「――み、つづり……?」 「どうした衛宮、そんなに汗びっしょりになって?」 ゆっくりと脚を踏み出す。 静かな足音――――それから、あたしと衛宮の呼吸音だけ。 「あ、う――ん。えっと、だな……」 「鍛錬、だろ?藤村先生から聞いてるよ」 衛宮の隣にしゃがみ込む。 ――――その顔は、本当に汗びっしょりで。 コイツは、ここまでして何をしたいんだろう。 そう想った時には、素直に口が動いていて、あたしは衛宮に問いかけていた。 「なあ、衛宮………そんなになってまで、何をしたいんだ?」 「―――――――なりたいものが、あるんだ」 「なりたいもの?」 うん、と小さく頷く。 それから何処か照れくさげに頬を掻いてから、衛宮は言った。 「仮面ライダーに、なりたいんだ」 「…………仮面ライダー、か……」 朝、衛宮から唐突に言われた言葉が蘇る。 ――あの時は、ただ笑う、というか腹が立っただけだった。 何を馬鹿なことを言っているんだろう。 仮面ライダーになりたい、なんて幼稚園児くらいしか言わないだろう。 ―――――藤村先生から、衛宮があの大火災の生き残りだと教えてもらったのは、昼休みの事だった。 困っている人間を見ればソイツが嫌な奴でも良い奴でも見知らぬ他人でも関係無しに助けようとし、喧嘩をしているのを見れば割って入って両方から撲られる。 そして、仮面ライダー。 多分、衛宮は――――。 「うん……良い夢じゃないか」 「―――美綴は笑わないんだな」 「そりゃあ、朝は驚いたけど……人様の夢を笑う奴は馬に蹴られて死んでしまえ、だ。 あたしは応援するよ、衛宮の夢」 そっか、と頷いて、衛宮は嬉しそうに笑う。 衛宮士郎は、嬉しそうには笑っても――――楽しそうには笑わない。 だから、 ―――――多分、衛宮は、まだあの赤い空の下にいる。 あたしは――― 1.そんな衛宮を見るのが、溜まらなく辛かった。 2.そんな衛宮に凄く腹が立った。 ――――interlude out 投票結果 1 5 決定 2 4
https://w.atwiki.jp/sentakushi/pages/250.html
366 名前: 仮面ライダールート5-2 (M8z3Z2VY) [sage] 投稿日: 2004/11/23(火) 23 00 「ああ。来てくれると、凄く嬉しい」 「――ふん。我が来てやる、と言っているのだ、もっと喜べ」 鼻を鳴らして、ギルガメッシュが笑った。 それに笑みを返しながら、俺は弓を脇に手挟み、 「頭に巻いたらランボー、なんだけどなあ」 そんな事を言って、俺はバンダナを首に巻きつけた。 生憎と色は白だけれど……うん、マフラーとしては悪くない。 「なんだ、ソレは?」 「仮面ライダーとしての正装、って所かな? あ、俺のバイクは?」 「我がちゃんと運んでおいた。 感謝しろ、雑種」 「あ、助かった。 ……ありがとう」 頭を下げる。 なんというか、俺はギルガメッシュに運ばれてばかりいる気がする。 「―――藤ねえは?」 「タイガなら、貴様の布団につきっきりだったが……我が『闘らねばならぬヤツがいる』と言ったら納得してた。 最後の最後まで心配していたがな」 そうか。 ――――うん、藤ねえの為にも。 ギルガメッシュのためにも。 そして美綴のためにも。 衛宮士郎は行かなければならない。 ギルガメッシュを連れて、外に出る。 と、其処には―――― 「なんだ、まだ居たのか『化け物』」 ――慎二が、いた。 「お前の所為で、美綴が攫われたし、僕も酷い目にあったんだ! なんでこんな所に、お前がまだ居るんだよ!『化け物』!」 ―――化け物、化け物、化け物。 「あ、それとも逃げようとしていたのか?『化け物』だものな、それくらいするよな!!」 ――――化け物、化け物、化け物、化け物、化け物、化け物。 「『化け物』!さっさと消えちまえ、『化け物』!!」 俺は――― 1.撲らない。 2.撲る。 投票結果 1 5 決定 2 0
https://w.atwiki.jp/animerowa-3rd/pages/1682.html
85 :名無しさんなんだじぇ:2010/10/22(金) 00 30 30 ID R4b40wos ~~安土城・資料室~~ デュオ「えーっと、これがこうで……ああすれば……よし、なんとかなりそうだな」 刹那「誰かいるのか?…デュオ・マックスウェルか。ここで何をしている」 デュオ「おっ、刹那か。実はさっきな、瓦礫の山の中でサザーランドを見つけたんだ。けど、故障箇所があって修理する必要があったからそれに関する資料を探していたんだ」 刹那「そうか。それで、直りそうか?」 デュオ「ああ、いけそうだぜ。世界が違うとはいえ使っている部品はどこも同じようだ。ただ、不足したパーツを探すのが面倒だな」 刹那「それなら、黒桐幹也や衛宮士郎に頼むといい。一方は物探しが異様に得意、一方は魔術で物を精製できるようだ」 デュオ「へぇ、そいつはいい事を聞いたぜ。(スイーパー・グループに最適だな。後で誘ってみるか)ありがとよ」 刹那「ところで、参戦作品棚のBDが何点か空いていたが、それもお前か?」 デュオ「ああ、ちょっと息抜き程度に見させてもらったぜ」 刹那「そうか。見終わったら棚に戻しておけよ」 デュオ「へぇへぇ。しかし、お前とヒイロって本当に境遇が似ているな。朴念仁だったり、お姫様と知り合いでゾッコンなところも」 刹那「いや違う。俺と彼女はそんな関係じゃない」 デュオ「…扱い方も一緒だな…。しかも、このバトルロワイアルでも美人さんと仲良くしていたようだし」 刹那「?ヒイロとファサリナは互いにただ協力していただけだ、っと聞いていたが?そもそも俺はホンダムと一緒で女性とほとんど接触していない」 デュオ「だーっ!そこでマジでボケるな!お前のは死者スレでの話だよ!えーっと、ほら、たしか竹井久っていう女の子といい雰囲気だったろ!」 刹那「…過去の死者スレも見ていたのか」
https://w.atwiki.jp/ani3sisya/pages/934.html
85 :名無しさんなんだじぇ:2010/10/22(金) 00 30 30 ID R4b40wos ~~安土城・資料室~~ デュオ「えーっと、これがこうで……ああすれば……よし、なんとかなりそうだな」 刹那「誰かいるのか?…デュオ・マックスウェルか。ここで何をしている」 デュオ「おっ、刹那か。実はさっきな、瓦礫の山の中でサザーランドを見つけたんだ。けど、故障箇所があって修理する必要があったからそれに関する資料を探していたんだ」 刹那「そうか。それで、直りそうか?」 デュオ「ああ、いけそうだぜ。世界が違うとはいえ使っている部品はどこも同じようだ。ただ、不足したパーツを探すのが面倒だな」 刹那「それなら、黒桐幹也や衛宮士郎に頼むといい。一方は物探しが異様に得意、一方は魔術で物を精製できるようだ」 デュオ「へぇ、そいつはいい事を聞いたぜ。(スイーパー・グループに最適だな。後で誘ってみるか)ありがとよ」 刹那「ところで、参戦作品棚のBDが何点か空いていたが、それもお前か?」 デュオ「ああ、ちょっと息抜き程度に見させてもらったぜ」 刹那「そうか。見終わったら棚に戻しておけよ」 デュオ「へぇへぇ。しかし、お前とヒイロって本当に境遇が似ているな。朴念仁だったり、お姫様と知り合いでゾッコンなところも」 刹那「いや違う。俺と彼女はそんな関係じゃない」 デュオ「…扱い方も一緒だな…。しかも、このバトルロワイアルでも美人さんと仲良くしていたようだし」 刹那「?ヒイロとファサリナは互いにただ協力していただけだ、っと聞いていたが?そもそも俺はホンダムと一緒で女性とほとんど接触していない」 デュオ「だーっ!そこでマジでボケるな!お前のは死者スレでの話だよ!えーっと、ほら、たしか竹井久っていう女の子といい雰囲気だったろ!」 刹那「…過去の死者スレも見ていたのか」
https://w.atwiki.jp/outerzone/pages/69.html
アンダーダウンエリア。ここはこの聖杯戦争の舞台「パラディウム・シティ」において刹那的な快楽――犯罪が多数発生している地区として名高い特殊な地域だ。 賭博、麻薬、売春、盗品故買、銃器のロック解除、様々な裏情報取引。ありとあらゆる裏の娯楽が集結している。 その中に、一風変わった建物がある。ぼろぼろに朽ちた主が掲げられている廃教会。 そこにマスターである間桐桜はいた。 間桐桜は膝を抱えて座り、思い悩む。 誰よりも大切な人である衛宮士郎に、弾みで殺してしまった義兄の間桐信二に、実の姉である遠坂凛に。 あの時、十一年間、一度も思わなかった事を、思ってしまい、今までの自分が壊れて中身が剝き出しになった時。 間桐家に養子に迎えられる前、凛からリボンと一緒にもらった三つの綺麗な石が、慎二が倒れた衝撃で机の上に瓶に入れていたそれが落ちて割れた瞬間、桜は全く未知の空間に召喚されていた。 既知の神父――最も本人を再現した人物らしいが――の説明により、新たな聖杯戦争に呼ばれたのだと知った。 だが、最早戻っても衛宮士郎を苦しませるだけだと思い、かといって殺して回る気ではいれないでいる。 この世界に来た時点で既に『この世、全ての悪』との繋がりは切れているからだ。だが、その呪いだけは焼き付いて残り未だに桜を苛ませる。 あの時思った壊れそうなほどの可笑しさ。正気の顔をかぶった狂気。自分を脅かす者たちを想像で殺す楽しさ。 『桜。君はもっと言いたいこと、やりたいことをやった方がいいよ。君がやること全てを僕は祝福するよ」 桜が召喚したキャスター、真名を黄川人という少年は、桜の心を見通したように、否、実際に見通したのだろう、まるで誕生日の贈り物を心持にするような、あこがれの顔で言った。 その言葉がさらに桜の心を苦しませる。 雲に隠されていた月が、僅かにその身をのぞかせ桜の周りを照らす。 そこにあるのは魑魅魍魎の集まりだった。 牛ほどもある巨大な狗、ねじくれた腕に己の首を抱える者、腐れた体のまま這いずり回る悪鬼、獣面人身の鬼、道具の化生、その他諸々の異形の者たち。 そこに吹く風は亡者の叫び。怨念、無念。人を、天を、己を憎む鬼哭が漂う、 鬼達が蠢く中に、また新たな鬼がやってきた。巨大な鉈を持った鬼が二匹。 それらを連れて歩くのは薄紅色の狩衣を纏い、赤い髪をなびかせた少年だ。 「や、こんばんわ! 新しい鬼を連れてきたよ」 鬼気魍魎が渦巻くこの場には不釣り合いな済んだ童の声が、桜の頭を上げさせた。 「見てよ、この二人は親子でね。『父さん、どうして俺からもヤクを売るんだよ! タダで分けてくれたっていいだろ!』って言い合いになって、最後は刃物で互いを刺し殺したんだ」 両手を挙げて少年、キャスターは二体の鬼を見比べる。 「それをボクが鬼にしたら急に仲良くなったよ。さっきも二人で一人を殺してきたところさ」 桜が見つめると確かに鉈に血の跡がある。 どうして私はこんな狂ったところにいるのだろう。そう桜は思い、神父とあった時を思い返していた。 ▼ ▼ ▼ 『間桐桜。お前は私が知っている間桐桜のようだが、ここでは聖杯との繋がりは途切れている。このままこの場にある『天の聖杯』を手に入れれば聖杯を壊す事も全てをやり直す事も思い通りの世界を造ることもできる。 このまま元の世界に戻ることも可能だ。どんな選択をしようと私はお前の意思を尊重しよう』 全てをやり直す……? 例えば兄さんが優しいままで、先輩と一緒に食事を作って、そこに藤村先生が来て……。 それともあの時……。 もしくは例えばごく普通の日常を造って、お爺様がいなくて兄さんが昔の優しい兄さんで、先輩や姉さんが私のそばにいてくれて。そこには魔術とか聖杯とかの非日常的なものは何も無くて……。 だけどそうしたところで、私は殺しを楽しんだその事をずっと覚えているだろう。壊れた自分をずっと覚えているだろう。 本当の意味でやり直しなんてできない。 『叶わぬ願いを全て可能にするのが聖杯だ。お前の願いを叶えた後、記憶を消し去ることなどもな』 まるで私の思考を見透かしたかのように神父は言った。 『いささか誘惑のようになってしまったが、結論を出すのはお前だ。猶予期間中に決めるがいい』 私は呆然としたまま教会を出ることしかできなかった。 ▼ ▼ ▼ そうして桜はロールである学生を務めることもできず、何もかも放り出せる場所としてキャスターに勧められたこの廃教会にいる。 「さて、陣地も大分整ったし、君はボクの髪があれば大抵のサーヴァントはここには近づけないから安全だ。僕は他に陣地を造りに少し離れるけど、君はどうする? たまには外に出ない?」 桜はうなずき、立ち上がった。 「まだ聞いてなかったけど、あなたは……聖杯に何を望んでいるの?」 桜の問いに、黄川人は初めて言葉を交わした時のように桜の底の底まで見透かすような目で近づく。 「……ボクの望みはね、復讐だよ。僕は君に復讐をしてもらいたい」 妖しい流し目で、昏い声で桜を見つめていった。 「ボクはね、桜。君が気に入ったんだ。必死に自分の心に蓋をして、そうして育て上げた全てに対する憎しみ。そしてそれに気づいても尚自分であろうとする君の想いがね」 黄川人は顔を桜に近づけた。 「憎んでいたんだろう? 誰も君を助けてくれなかった世界を。恨んでいたんだろう? 君に冷たかった周りの世界を」 「そんな……事は……」 「側にいながら君を助けてくれなかった衛宮士郎も、ずっと妬んでいた姉さんも、全てまとめて造り変えてしまえばいいんだ。聖杯ならそれができる」 姉さん、と黄川人が口にした時、一瞬笑みが止まった。 「さあ、教えておくれ。君が今の気持ちをありのままに、この世で一番思い知らせてやりたい相手はどこの誰だい?」 誰もいない、とは言えなかった。慎二を殺した時、自覚した思いがある。それは―― 「私は……あなたの言う通り、私を嫌う世界が嫌い。でも先輩だけは別。どんな私でも先輩は受け入れてしまう」 この桜に残酷な世界の中で、唯一大切なものは衛宮士郎との思い出だけ。それだけは決して穢してはならない。 「だから……私は先輩と共にいられる世界を造りたい」 桜は初めて、黄川人の目をまっすぐに見据えていった。 黄川人はその桜の反応に、初めて穏やかな笑みを浮かべた。 「いいねぇ。ちょっと僕の想いとは違うけど、いいよ。たった一人のために天を落として地をなだらかにし海を埋めて世界を造り直してやろうじゃないか」 そんなことを望んでいない。その為に人を皆殺しにしようなんて考えていない。 そう言おうとした桜の口は閉ざされ、代わりに唇の端が歪む。 腐臭が漂う闇の中、桜は笑った。胸の底から湧き上がる黒い感情が桜の顔を笑みに染めた。 【サーヴァント】 【CLASS】 キャスター 【真名】 黄川人 【出展】 俺の屍を越えてゆけ 【性別】 男性 【パラメーター】 筋力B 耐久C+ 敏捷B 魔力A+ 幸運B+ 宝具A 【属性】 混沌・悪 【クラス別能力】 陣地作成:A+ 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。 “工房”を上回る“神殿”を複数形成することが可能。 道具作成:A 魔力を帯びた器具を作成できる。 恨みの念から、鬼を形成できる。元になった人間の怨念が強ければ強い程、サーヴァントにも匹敵する怪物となる。 【保有スキル】 呪歌:A++ 黄川人の世界の神々が編み出した魔術体系。 攻撃、防御、属性付与は重ね掛けが可能で、攻撃の術は併せることで、人数×2倍の威力を発揮する。 キャスターとして召喚された影響で全ての術、さらに短命種絶の呪いや空間移動等を使用できる。 千里眼:A 視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。 さらに遠隔透視、過去視を可能とする。 自己改造:A+ 自身の肉体に、まったく別の肉体を付属・融合させる適性。 このランクが上がればあがる程、正純の英雄から遠ざかっていく。 他人の身体に潜り込み、相手の意識はそのままに身体を操る。 また、この状態だと同ランクの気配遮断の効果を持つ。 神性:E-(A) 神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。 本来は最高の神性適性を持つが、本人が神を嫌っている上、鬼に貶められている。 鬼種の魔:A 鬼の異能、魔性を現すスキル。鬼やその混血以外は取得することは出来ない。天性の魔スキル、怪力スキル、カリスマスキル、魔力放出スキル、等との混合スキルでもある。 魔力放出の形態は「炎」にまつわることが多い。 【宝具】 『八つ髪(やつがみ)』 ランク:B 種別:召喚宝具 レンジ:― 最大補足:― 黄川人の八本の髪の毛から生み出される、竜種を模した鬼。 各々の髪は自己の意志で動き、術を行使し、倒されても魔力を注げば復活する。 陣地作成と合わせれば、召喚、運用、復活に本人の魔力を必要としなくなる。 『朱ノ首輪(しゅのくびわ)』 ランク:A 種別:対神宝具 レンジ:― 最大捕捉:1柱 神、もしくは神性スキルを持つ相手にのみ通用する宝具。 枷をはめられた敵の能力と理性を封印し、獣に貶める(イメージとしてはプリズマイリヤの黒化英霊を参考に)。 この宝具は術として唱える型と、首輪を実体化させる型の二種類がある。 術の場合、以下の呪文を唱える。 「風祭り、火祭り、水祭り、土祭り、滄溟を探りたもうた天の瓊矛の滴よ、ここに集いて禍事を為せ」 首輪の場合、道具作成スキルで製造する。こちらは填めることさえできれば誰にでも使用でき、黄川人本人にも通用する。 『阿朱羅(あしゅら)』 ランク:A+ 種別:対人(自身)宝具 レンジ:0 最大補足:1人 黄川人の道具作成、自己改造スキルを自分自身に用い、異形の鬼へと変化する。 ステータスは以下の通り。 筋力A++ 耐久A++ 敏捷A+ 魔力A+ 幸運D 宝具A 無論この状態でも、全スキル、宝具は使用可能。だが、常時莫大な魔力を消費し続ける。 もし魔術回路を持つ者と一体化できたなら、自力で魔力を生成し、生前の力を完全に発揮できるだろう。 【weapon】 小刀 爪 【人物背景】 打倒朱点童子を目指す主人公一族の前に現れる水先案内人。 天真爛漫な性格で様々な情報を知らせてくれるが、セリフの端々に皮肉が混ざっている。 正体は主人公に呪いをかけた朱点童子本人。 下天した神、片羽ノお業と人間の間に生まれる。これを機に神は下界に介入し、黄川人を皇子として従うように下知する。 神の起こす奇跡により信仰は広まり、都が造られるまでに至るが、時の帝の命により、黄川人のいる都は焼き討ちされ、皆殺しの目に合う。 赤子だった黄川人は殺戮から逃れ、お紺という女性に拾われるが、黄川人が能力で富籤を連続で当てさせた結果、お紺の家庭は崩壊し、無理心中を図られる。 その後は氷ノ皇子の元に辿り着き、彼の血を啜り生き延び、術を教わる。 ある時、流れ着いた敦賀ノ真名姫の死によって身の内に溜まった復讐心が爆発し、怨念は地上天界を揺るがした。 それを鎮める為討伐に来た神々諸共、神へと転生した姉の昼子に鬼の身体へ封じ込められる。 それでも尚黄川人の意識は残り、鬼の自我はそのままに意志を操り京を荒らし続けた。 これに対し自分を倒すため、もう一人の神との混血『朱点童子』を作る計画を聞きつけた事で、封印を解く計画を思いつく。 鬼の身体を倒しにきたお輪を人質にして、まだ赤子の主人公に短命種絶の呪いをかけた。 自分を封印から解き放つ動機を持たせ、封印を解く程度で実力を抑えるように。 そしてその赤子が神の力を借り、朱点童子討伐に乗り出すところから物語は始まる。 【サーヴァントとしての願い】 桜に『復讐』の思いを自覚させ聖杯を使い世界をやり直す。 【方針】 戦闘やトラウマを抉り出す言葉責めで桜に自分が元に戻れないことを自覚させ、桜の心の闇を解き放つ。 それまでは陣地を作成し、魔力を補充し複数の神殿を作りマスターを誘い込む。 【参考文献】 ゲームは2まで販売されていますが、ここでは第1作目のみとします。 動画サイトでプレイ動画が上がっている他、攻略wikiで全台詞が収録されています。ムービーは動画サイトでUPされています。 ノベライズ版では台詞で想像できる過去が具体的に書かれています。 【マスター】 間桐桜 【出典】 Fate/stay night 【性別】 女性 【能力・技能】 魔術(架空元素・虚数) 魔術師として極めてまれな属性。戦闘時は影を纏い、敵に影の斬撃を加える。 この世、全ての悪(アンリ・マユ) 人類60億全てに悪であれと望まれた呪い。 桜が元居る世界の聖杯の中で、誕生する時を待っている。 本来ならばこの世界で桜の聖杯としての機能は覚醒しないが、天の聖杯に至れば繋がる可能性はある。 【weapon】 無し。 【マスターとしての願い】 慎二を殺してしまった自分はもう衛宮士郎と共に歩めない。だからその許されざる世界を変える。 【人物背景】 遠坂凛の実妹。遠坂家の次女として生まれたが、間桐の家に養子に出された。 表向きは遠坂と間桐の同盟が続いていることの証。裏では、間桐臓硯にとっては断絶寸前だった家系を存続させるために、魔術の才能がある子供(というよりは胎盤)を求めていたという事情があった。 また遠坂時臣にとっては一子相伝である魔道の家において二人目の子供には魔術を伝えられず、そして凛と桜の姉妹は共に魔道の家門の庇護が不可欠であるほど希少な才能を生まれ持っていたため、双方の未来を救うための方策でもあった。 間桐家に入って以後は、遠坂との接触は原則的に禁じられる。 しかしながら「間桐の後継者」の実態は間桐臓硯の手駒であり、桜の素質に合わない魔術修行や体質改変を目的とした肉体的苦痛を伴う調整、義理の兄である慎二からの虐待を受けて育つ。 だがある頃に、士郎の懸命な姿を見て彼に憧れを抱く。 この桜は全ての事情を知られた上で、士郎が『桜だけの正義の味方になる』選択肢を選んだ世界から来た。慎二を殺してしまった時からの召喚である。 【方針】 黄川人は信用できないが、それでも頼るしかない。 【ロール】 月海原学園の生徒だが、それを放棄し暗黒街に潜んでいる。 【参考文献】 ゲーム『Fate/stay night』(HFルート)およびアニメ映画『Fate stay night [Heaven's Feel]』などをご参照ください。 ゲームは動画サイトなどでプレイ動画が上がっているかと思います。
https://w.atwiki.jp/sentakushi/pages/304.html
190 名前: 言峰士郎 ◆kceYkk4Fu6 [sage] 投稿日: 2006/09/27(水) 00 44 20 「おいコブレッティ……お前の態度にゃあ、問題があるぞ」 言峰士郎0-3『怒りのデストロイハードアクション!』 「おいお嬢ちゃん……お前の態度にゃあ、問題があるぞ」 「ええ、でもほんの少しですね」 人を駄犬呼ばわりして何を抜かすかというお話だこん畜生ッ。 お店の兄ちゃんに困った顔で見られつつも、ここで退くわけにはいくまい。 俺は精一杯の誠意を込めて、子供も泣き出す笑顔を浮かべる。 「はっはっは、ほんの少しじゃあ仕方ないな。 とりあえずアレだ、うん、表出ようぜ、表。 こう、なんだ、拳と拳で卵をどちらが買うか相談しようじゃないか」 「……がっかり。 女性に対して、そんな口調だなんて、貴方。 それじゃあますます、話し合いなんてする気がなくなっちゃうじゃない。 それと、ここはもう表です」 「OK、良い切り替えしだ、お嬢ちゃん。 まあ、とりあえず歯ぁ食いしばれ?」 「ああ、なんて事でしょう。 こんな男の人に拳で迫られたら、か弱い私に勝ち目はありませんね。 恐怖のあまり警察に駆け込んでしまいそう」 ……こめかみがピクピクしてきますよ、奥さん。 怯えたように周囲を見回す少女。 口元がつりあがっているのは何故かと、小一時間ばかり問いたい。 問い詰めたい。というか、何だ。 「…………くすっ」 その勝ち誇ったような笑みはッ! 拳を思い切り握り締めるが、どーにもこうにも、打開策が浮かばない。 ……って、そうか。 拳で、って……コイツがあったっけ。 「OK,それじゃあこうしよう。 拳――じゃんけんってのは、どうだ?」 「ふふっ……良いでしょう。どのような結果になっても文句は無し、でお互いよろしいかしら?」 「良いぜ、別に。俺が勝つからな」 拳を握って、構える。 対する彼女、ゆらゆらと不敵に笑ったまま。 「最初は」 「ぐー!」 「じゃんけん……ッ!」 拳を出すとき、指を握り締めないのがコツだ。 動体視力と反射神経により、相手の手を把握した後、指を緩める。 これによってグー、チョキ、パー、全ての戦術に即時対応。 千差万別、如何なる状況においても相打ちに持ち込める秘儀である……ッ。 後だしとかいう突っ込みは却下。ばれなきゃイカサマじゃねーのである。 この勝負、とったあ……ッ!! 「――メリ・メ・タンゲレ」 「って、げ、えぇ……ッ!?」 ――って。 なに俺を縛ってるんですか、あなたーッ!!?? 「……ゲット」 「って、なにげに嬉しそうに卵買ってるしー!! さっさとコレ、解けーッ」 「あら、どのような結果になっても文句は無い、のではなかったかしら?」 ……衛宮士郎、3R15分 完全敗北 191 名前: 言峰士郎 ◆kceYkk4Fu6 [sage] 投稿日: 2006/09/27(水) 00 45 10 「……やれやれ……酷い目にあった」 結局あの後、少女に負けた悔しさからより安い卵を求めて東へ西へ。 …………さすがに50円以下の卵は発見できず、俺は一人寂しく家路へとついた。 空には星。何処か遠くから聞こえてくる犬の遠吠え。くそ、背中が煤けてるぜ。 「まったく……いっくら可愛いっても、あんな女ならなあ」 溜息を一つ。 嫌な相手と戦う羽目になっちまった……。 橋の上をとぼとぼと進む。 ……こんな日は、歌でも歌うに限る。 「デニーロ! でれっでっでれっでっでーんっ。 あっれーは誰だ 誰だ 誰だ! あっれーはデニロ デニロマーン デニーロマーン!」 幸い、周囲には誰もいない。歌うなら今のうちだ。 ヤケ? 自暴自棄? なにソレ、食べれるの? 「イケメン風の顔さげーてー 怖い演技を する男ー! デニーロチョップはデニーロ力! デニーロ銃はマフィア全滅! デニーロイヤーはぱららぱららぱらぱらら~(あの曲) 恐怖の演技 身ーに付ーけたー 子供も 泣き出すー デニロマーン デニーロマーン」 とまあ、そんな歌を歌ってたもんだから……。 ――ジャッジメンタイムッ! 「静かな夜に騒ぐヴァカタレはどいつだあッ!」:………………それに気付くことができなかった 「理想の神父像NO1,言峰綺礼主演!」:さて、さっさと家に帰って飯を食おう 投票結果 「静かな夜に騒ぐヴァカタレはどいつだあッ!」 5 決定 「理想の神父像NO1,言峰綺礼主演!」 2