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第六回放送までの死亡者リスト 時間 名前 殺害者 死亡作品 死因 凶器 ]]|[[ [[]] 以上 人【残り十二人】 おまけ 名前 最期の言葉 [[]] 殺害数 順位 該当者 人数 このキャラに殺された人 生存状況 スタンス 1位 バーサーカー 7人 刹那・F・セイエイ、本多忠勝、アーニャ・アールストレイム、ヴァン、伊達政宗、張五飛、平沢唯 死亡 無差別 一方通行 7人 ライダー、ゼクス・マーキス、C.C.、ファサリナ、戦場ヶ原ひたぎ、ユーフェミア・リ・ブリタニア、上条当麻 生存 対主催→無差別 3位 明智光秀 6人 プリシラ、キャスター、黒桐幹也、田井中律、琴吹紬、トレーズ・クシュリナーダ 死亡 無差別 4位 織田信長 4人 リリーナ・ドーリアン、神原駿河、アーチャー、浅上藤乃 生存 無差別 5位 浅上藤乃 3人 加治木ゆみ、月詠小萌、真田幸村 死亡 無差別→対主催 両儀式 3人 バーサーカー、衛宮士郎、荒耶宗蓮 生存 対主催 7位 平沢憂 2人 池田華菜、安藤守 生存 奉仕 琴吹紬 2人 千石撫子、船井譲次 死亡 対主催→無差別 ヒイロ・ユイ 2人 海原光貴、ヒイロ・ユイ 死亡 対主催 レイ・ラングレン 2人 玄霧皐月、レイ・ラングレン 死亡 無差別→対主催 秋山澪 2人 明智光秀、福路美穂子 生存 対主催→特殊 アリー・アル・サーシェス 2人 御坂美琴、デュオ・マックスウェル 生存 無差別 13位 カギ爪の男 1人 カギ爪の男 死亡 自殺 中野梓 1人 竹井久 死亡 無差別 ライダー 1人 片倉小十郎 死亡 無差別 トレーズ・クシュリナーダ 1人 兵藤和尊 死亡 特殊 荒耶宗蓮 1人 中野梓 死亡 特殊 利根川幸雄 1人 八九寺真宵 死亡 脱出 伊藤開司 1人 利根川幸雄 死亡 対主催 東横桃子 1人 セイバー 生存 奉仕 ユーフェミア・リ・ブリタニア 1人 伊藤開司 死亡 特殊 白井黒子 1人 白井黒子 死亡 対主催
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浜口一矢氏パラレル・パラドックス VIATOR 蒼魔 悪鬼さんパラレルパラレル・パラドックス 草凪琉夜さんパラレル・リトルクロス その他短編 通りすがりの野草さんストレンジ・ラヴァーズ その他短編 かいとさんパラレリテート・パラードクソン・パラディース 果て無き無明のコンチェルト ~死が二人を分かつまで~ その他短編 Tomさん泉田準一郎の怪奇事件簿 放浪猫クロさんあなたと私の赤い糸 Withさんアンダーワールド Windさんツインスター・パラドックス 修哉さんLOVE SEEKER ねずみさんThe BABEL~願いの樹~ 影月七彩さんリバース・パラドックス ガリレイさんAbnormal Lovers 番外作者陣のネタ励起 浜口一矢氏 パラレル・パラドックス 高町恭也 魂魄励起『神薙破軍八景【かむなぎはぐんやつかげ】』 赤星勇吾 魂魄励起『九頭竜鎮守叢雲【くずりゅうちんじゅむらくも】』 藤代希 魂魄励起『花言葉はご自由に【はなことばはごじゆうに】』 川澄舞 魂魄励起『我が頼もしき弱虫《マイスイート・クライベイビー》』 北川潤 魂魄励起『喪われた一握《アンノウン・インフィスト》』 美坂香里 魂魄励起『風に抗う最後の名前《ラグナロク・ウォークライ》』 久瀬真冬 魂魄励起『秘されし死者の為のミサ《レクイエム・アポクリファ》』 (神陰)山上儀助 魂魄励起『簒奪命運銀月【さんだつめいうんぎんげつ】』 水野あやめ 魂魄励起『唯名銀華一輪【ゆいめいぎんかいちりん】』 御神美由希 魂魄励起『神剣護法龍鱗【しんけんごほうりゅうりん】』 高町恭也&御神美由希 『高町恭也と御神美由希の異命同魂の共通詠唱』 山上儀助&水野あやめ 『山上儀助と水野あやめの異命同魂の共通詠唱』 VIATOR 不破恭也 魂熾『龍景・双閃天魔鳴神【りゅうけい・そうせんてんまなるかみ】』 蒼魔 悪鬼さん パラレルパラレル・パラドックス 藤田浩之 魂魄励起『伝説の勇者の伝説《ブレイヴ・サーガ》』 草凪琉夜さん パラレル・リトルクロス 佐倉翔也 魂魄励起?『佐倉翔也の祝詞?』 牧内渚 魂魄励起『諦観と願望の二律背反《ファンタズム・リアリティ》』 磯城英一郎 魂魄励起『全ては我が主のままに《マスターガード》』 細川楓 魂魄励起『一緒に、歩こう?《スタンド・バイ・ミー》』 その他短編 原崎豊 魂魄励起『原崎豊の魂魄励起』 匿名希望 魂魄励起『最期の願い《ラスト・プロミス》』 通りすがりの野草さん ストレンジ・ラヴァーズ 樋川辰則 魂魄励起『紅蓮と苦難の果て無き誓い《レッドホット・リトルプロミス》』 上砂慶子 降魔合神『武甕槌神【たけみかづちのかみ】』 朝倉あかり 魂魄励起『残業、休出、どんと来いっ!!《アンリミテッド・デスクワークス》』 高瀬聖(トリスタン) 魂魄励起『天輝流星《シューティング・スター》』 兵頭平馬(ガウェイン) 魂魄励起『太陽の一撃《ライジング・インパクト》』 その他短編 樋川辰則 魂熾『二者択一《セクション・アパサイト》』 かいとさん パラレリテート・パラードクソン・パラディース ピート・ビート(世良稔) 魂魄励起『過去と未来と現在の業と鼓動《スリー・オブ・ア・パーフェクト・ペアー》』 バーゲン・ワーゲン 魂魄励起『無常なる破壊の宴《ラッチェバム・バーゲンワーゲン》』 千変、大擁炉、狩人 偽殻創造の法『世界を包む大迷宮《ラビリントス》』 衛宮士郎 『衛宮士郎の一次励起』 『シャドウの一次励起』 果て無き無明のコンチェルト ~死が二人を分かつまで~ 土方護 魂魄励起『無明無形月牙ノ太刀【むみょうむけいげつがのたち】』 土方護&遠山遥 『土方護と遠山遥の共魄賛歌』 神楽宗治 魂熾『ブレイジングハーツ《ブレイジングハーツ》』 その他短編 春原陽平 魂魄励起『道化馬鹿一代《オンリーピエロサーカス》』 Tomさん 泉田準一郎の怪奇事件簿 阿部真理夫 降魔合神『聖ゲオルギウス【せいげおるぎうす】』 放浪猫クロさん あなたと私の赤い糸 八雲乙葉 魂魄励起『あなたと私の赤い糸《ライン・オブ・フォーチュン》』 Withさん アンダーワールド 影坂融 降魔合神『最も古き言葉《バベル・ワード》』 Windさん ツインスター・パラドックス 友永和樹 伝承回帰『星屑纏う二つの記憶《ブルーメモリー・スターダスト》』 相原奈都美 魂魄励起『宇宙帰りの二つの愛情《フォーリンラブ・スターフォール》』 修哉さん LOVE SEEKER 篠塚滋 魂魄励起『至上最速理論《ヒロイック・ドライバーズハイ》』 ねずみさん The BABEL~願いの樹~ 伊達スバル 魂魄励起『崩壊をも踏み越える者《ヴィーザル》』 村田洋平 魂魄励起『鋼金甲【こうごんこう】』 影月七彩さん リバース・パラドックス 芙蓉楓 魂魄励起『それが私の存在意義《オール・レンダー》』 ガリレイさん Abnormal Lovers キリエ 魂魄励起『この魂に憐れみを《キリエ・エレイソン》』 番外 作者陣のネタ励起 通りすがりの野草さん 魂魄励起『時を経た知識の塔《タワー・オブ・バベル》』 魂魄励起『世界を作る知識の荒波《データーベース・ビックノゥレッジ》』 草凪琉夜さん 魂魄励起『誤字こそ我の誉れなれ《ブービーワードマスター》』 魂魄励起『継ぎ接ぎだらけのこの世界《ミステイクス・アンサー》』
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, -―- . / `ヽ _,i \ / , __ハ / \. i ヽ 7 | i , |、 \>r< } | レヘ| / 呼ばれて飛び出て参上! 私が証人の藤村大河! | | | L\ }\!_ヽ| rヘ / / 乂{イiトrt‐、 ̄` " ̄ リム!}| /|/ 私が今日証言したい事…それは↓1~10! `ヾ いcj ,.-、 rO { / . ヽ.` } /| |ト、| __ ` 、.`' ´ / |从} | ∨,二Y'',二 }´ 乂 | Z,r-、「 /仁jワに _/圧ニ>、. 〈 rくr'^' | / | / { /,イ / | } r '´ __|\ jナベ.二ニイ/厶| /ス. ri/ / ノ! |.\ソ´\ __... -'〈 | / / ム |_\__/\ / ヽリ |  ̄ ヽ|//--'⊥! ヽ- .二フ 人.\ ト、. | i ヽ' //|_\ / / .\\ У! '、 /./Y,/_{ ヽ 二_/ 〈‐冖<_ ri' r' ヽ. / ,/ \| 厂ト、 / ヽ ̄ ̄二._入〉| _,r' \. |!ヽ二/ \'__,r--'/ | 丿厂 ̄¨>┐ \__/ \ ,.イ | \  ̄ ノ ヽ/ ! \ __,/_ ,' ', \__  ̄¨ヽ i ', \ \ \ . | ', 、 \ \__/ | ', ヽ \ | ', 丶 \ 名前 藤村大河 原作 Fate/stay night 出演物語数 2 辛・逆転裁判 弁護側の証人として登場、吉良の隣人 +しかし・・・ 裁判長衛宮士郎に愛を叫んだだけで終わり、結果何の役にも立たなかった・・・ 冠を持つ神の手外伝~信じる心と愛~ 間桐桜の母親として登場、故人 +ネタバレ注意 ネタバレはここに書く
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hollow ◆Z9iNYeY9a2 市街地を歩く三つの人影。乾巧、衛宮士郎、イリヤスフィール・フォン・アインツベルン。 食事の後、一人で行こうとする巧だったが放っておけない士郎が一緒に行くと言い出したのだ。 無論巧は付き添いなんかいらないと言ったのだが、士郎は付いていくと譲らず巧のほうが折れる形となった。そしてイリヤは士郎についていくことになったのだ。 その最中だった。放送が始まったのは。 そして放送が終わった後、しばらく歩いたところでルビーが不意に声を出した。 『…イリヤさん、何かすごく嫌な気配を感じるのですが。 どうもこちらに近づいてきて――』 「…む、あなたは、イリヤスフィール?」 「『ゲッ?!』」 突如現れたスーツ姿の女。 その姿を見た途端、思わず身構えてしまうイリヤ。ルビーも悲鳴に近い声をあげてしまう。 「『バ、バゼット?!!』」 「ああ早く転生、転生を!!」 『いや~…、今のイリヤさんでは勝ち目なさそうですよ…。士郎さん達もいることですしこの場はおとなしく降参したほうが…』 「そんな~!!」 「…その反応はやめてください。さすがに傷付きます」 「あー、落ち着けイリヤ。あんたは?」 「バゼット・フラガ・マクレミッツといいます」 士郎から見ればそこまでおかしい人には見えなかった。 イリヤの知り合い、かつルビーのことも知っているということはつまり彼女も魔術関係者ということなのだろう。 「俺は衛宮士郎。イリヤの、その…、兄だ」 「乾巧だ。こいつらとはここで会った」 「なるほど、………。 一つ伺いますが、彼の素性は分かっているのですか?」 軽い自己紹介の後、バゼットが問いかける。 彼というのは乾巧のことである。 「いや、今のところ軽く自己紹介しただけだけだ。でも信用できると俺は思うぞ」 「ちょっと失礼」 『きゃーどこ触ってんですか~!』 おもむろにルビーを掴みあげるバゼット。 三人には何やらバゼットが怒っているような気がした。 「ゼルレッチ卿の礼装ともあろうあなたが不用意に姿を晒すなど、何を考えているのです?」 『いやぁ、じーっとしているのも性に合わないですし。 それに私みたいな道具っていちいち話していないと存在とか忘れられそうじゃないですか』 「言っている意味が分かりません。それが存在を明かしてよいことにどうして繋がるのですか」 『だってほら、あなたは知ってるでしょうけど私ってここを抜け出すにはどうしたらいいか~とか、そういうことに一番近いと思うのですよ。 それなのに情報を集められなければ何もできないじゃないですか』 「……」 バゼットにはそれが正しいのかどうかの判断まではつかなかった。 ただそれを否定するには彼女とルビーとの関わりがあまりにも薄すぎた。 もしこれが凛やサファイアであったなら反論できただろう。 『もっと状況に応じて臨機応変に生きたほうがいいですよ。特にここから出たいのであれば。 最悪記憶操作という手段もありますし、そこまで神経質にならなくてもいいんじゃないですか?』 「仕方ありませんね、今だけはその口車に乗せられておきます。しかし話す際の言葉は慎重に選んでください」 「ねえ、お兄ちゃん、いったい何の話をしてるの?」 「あー、まあイリヤは知らなくてもいいことだ」 そんな会話を脇で聞いていた三人。 その会話の意味が分かったのは士郎だけだった。 だからイリヤの問いかけも適当に誤魔化しておいた。 イリヤが魔術師の掟などに触れる必要はないのだから。 「話は終わりました。積もる話もあるようですし腕の処置もしたい。どこか休息の取れる場所はないものか」 「そういえばバゼット、その傷…」 と、イリヤが気付いたように左腕に目をやった。 見ると切り裂かれたスーツの中からは乾いた血の色が見える。 「この件も含めて、色々と伝えておかなければならないこともあります」 ◆ そうして4人と1本が入ったのは一件の民家である。 生活感などなく、ただ民家にありそうなものを詰め込んだような家。おそらく住人など元から存在しないのだろう。 そしてそんな空間であるからこそ、一般家庭にありそうなものであればある程度はおいてあった。 スーツの袖を千切ったバゼットが傷口の縫合に使っている救急箱、ナイロン糸もそういったものなのだろう。 最も、麻酔も無しにも関わらず声一つあげることなく自分の腕を黙々と縫っていく姿というのは色々とすごい光景であったが。 イリヤは早々に部屋から逃げ、巧も空気を吸ってくるといって出て行ってしまった。 故に今は士郎とバゼットだけが部屋に残っていた。 残ったといっても特にコレといった会話があったわけではない。 せいぜい士郎が手伝いを申し出て、断られたくらいのものだ。 何かしていたかった。彼にとっても彼女があの放送で呼ばれたことは少なからずショックだったのだから。 (遠坂…) 士郎にとっては友人であり仲間であった。ある種の好意も抱いていたかもしれない。 ある意味では全てのきっかけであり、そしてセイバーを失った今では数少ない味方であった。 その存在の死は衛宮士郎には思いのほか堪えるものだったようだ。 (桜…、俺は―――) 彼女はどうしているのだろうか。 やはり自分の姉の死に悲しんでいるのだろうか。あるいはあの影となって人を襲ったりなどしてはいないか。 もし、さっきの放送で彼女の名前が呼ばれていたら俺はどうなっていたのだろうか。 あるいは、どうするべきなのだろうか。 答えは未だ見つからなかった。 ◇ 部屋の外の廊下、イリヤは傍にルビーを伴って座り込んでいた。 『いいんですか?士郎さんとバゼットさんを二人きりにしたりして』 「……」 よくはなかった。一時休戦とはいえバゼットのこと完全に信用できたわけではないのだから。 それでも今あの空間にはなんとなく戻りたくなかったのだ。 『やっぱりですか。イリヤさん、凛さんの件はまだ受け入れられてはいませんか?』 「……」 イリヤにとって、彼女はある意味全てのきっかけといえる存在であった。 突然現れ、自分を下僕にし、何かとルヴィアと共に変なトラブルを持ち込んでくるトラブルメーカー。 イリヤにはそんな遠坂凛が死んだという事実は未だに受け入れきれていない。 それも当然だろう。今まで彼女自身戦いに身を投じてきたとはいえ、その中で死を見たことはなかったのだから。 ましてイリヤ自身は魔術師ではない。いくら魔法少女に変身できるとはいえ精神的には一般人、小学生なのだ。 「…正直、凛さんが死んだって聞いたとき、全然実感なんて沸かなくて、そのうちどこかから出てきそうな気がして。 ひょっとしたらこれは夢で、もし目を覚ましたらいつもどおりにみんなと騒がしくするような日々に戻れるんじゃないかって、心のどこかで思ってて」 『残念ですがこれは現実のようですね』 「…」 『イリヤさん、あなたは死という現実を目の当たりにしてしまった。 ですがだからといって、あまり背負いすぎないようにしてください。特に士郎さんのことなど』 「え…っ?」 なぜそこでその名前が出てくるのか、イリヤには分からなかった。 『私もこれまであえて深くは触れてこなかったことですが、今後のために一応言っておくことにします。 彼は衛宮士郎です。しかしあなたの想う彼とは別人だということは頭に入れておいてください』 「そ、それは…」 イリヤ自身も分かっている。だがどんな存在だろうと衛宮士郎であることには変わりないのだと。 そう考えて受け入れてきた。 だが、ルビーが言うのはそういった話ではないのだ。 なんとなくそんな気がした。 「そんなの、ルビーに言われなくても…」 『それならこっちも安心なのですが』 「…ねえルビー、それならさっき放送で呼ばれた凛さんは――」 『こちらはどちらにしても確信がとれません。あまりそれに期待しすぎないほうがいいと思いますよ』 凛が死んだのが悲しかったはずなのに、ルビーが難しいこと言い出すせいで頭の中が混乱してしまう。 などと思っていると、巧が出ていこうとするのが目に入った。 「あれ…?乾さん行くの?」 「ああ、どうせ俺がいても邪魔っぽいしな」 『おや、士郎さんがそんなこと言いましたかね?』 話しながらも既に靴を履いている。放っておくと本気で出ていきそうだ。 そうなったらきっとお兄ちゃんは追うだろうしそのままあの時のようにセイバーやロボットに出会ってしまうかもしれない。 「待って!」 「…何だよ」 「別に乾さん、殺し合いに乗ってるとかじゃないんでしょ? だったらみんなで協力すればいいじゃない。どうして一人でやろうとするの?」 「やらなきゃいけねぇことがあるんだよ。他の奴を巻き込む気はねえ」 『巻き込む、という表現もおかしいですね。きっと士郎さんなら進んで手伝ってくれるでしょうし』 「それがうっとおしいって言ってんだよ」 『おや、もしかしてあれですか?自分が傷つくのはいいけど人が傷つくのは見たくないって本心を見せたくない、とか?』 「…」 一瞬巧の動きが止まる。 その時だった。 「おーい、もう終わったから戻っても大丈夫だぞ」 士郎の声が聞こえる。バゼットの縫合が終わったのだろう。 イリヤは部屋に戻り、巧もタイミングを逃したと言わんばかりに靴を脱ぎなおし、その後に続いた。 ◆ 「それにしても、バゼットさんでもあのセイバーに勝てないなんて…」 『さすがは本物の英霊は格が違うといったところでしょうか』 バゼットが治療を終えた後、居間にて4人はそれぞれの情報を交換していた。 まず出た話は、セイバーの件。バゼットの怪我についての話題が最初となったために出てきた話だった。 斑鳩という施設にいるニアという存在、呉キリカという少女、そしてセイバー。 『もし移動していれば、おそらく彼女はこことは反対側のイリヤさんの家の方角に向かったでしょうね』 それを聞いてイリヤは安心し、士郎は複雑な気持ちになった。 というかバゼットで勝てないとなるとかなり厳しいのではないか、とイリヤは思っていた。 「さて、それではあなたのこともお聞きしてもよろしいでしょうか?」 「そういえば乾のことまだ聞いてなかったな。この際だし、色々と教えてくれないか?」 「…」 巧の言う情報をまとめたところ、園田真理、草加雅人、長田由香、海堂直也が仲間となりうる人物。 村上峡児、北崎、そして木場勇治が危険人物、ということらしい。 ついでにオルフェノクという存在がどのようなものか、おおざっぱに説明もしてもらっておいた。 「人間を襲うことで仲間を増やす怪物、ですか」 「ああ、元は人間だったって言ってもそうなったら人間の心を無くすんだよ」 ( (え?) ) (なるほど、そういうことですか。全く難儀なものですねえ) 「死徒のようなもの、という認識でよいのでしょうか」 最後のは小声での呟きである。 何はともあれ、士郎達3人の会った人物の中にはその者達はいなかった。それ以前に出会った人物もそこまでいたわけではない。 一方、巧はこの6時間ほどの間に随分と多くの人物と出会っていた。彼の知り合いも多くいたが、士郎達の知り合いはいなかったのだが。 魔王を名乗る仮面の男、ゼロ。 魔法少女を名乗る少女、暁美ほむら、佐倉杏子、そして巴マミ。 アリスという少女にマントを羽織ったルルーシュ・ランペルージという男。 バゼットが好奇心からか魔法少女というものについて詳しく聞きたがっていたが巧は詳しいところまで覚えてはいなかったため説明することはできなかった。 『なるほど、魔法少女ですか、興味深い話ですねぇ。ぜひとも会ってMS力を測ってみたいものですね』 「ねえ巧さん、その巴マミって人のことなんだけど―」 巴マミ。金髪で髪をロールしている少女。 イリヤは知っていた。あの金色のロボットが暴れていたあそこで黒髪の男を殺そうとしていたあの人のことだ。 巧の言っている巴マミと同一人物とは思えない。だが状況から言って同一人物としかありえないだろう。 「おい、どういうことだよそれ?!あいつがそんなことするかよ!!」 「だからこっちも分からないんだよ。そもそもあのロボットは何だったんだ?」 「さっき言ったルルーシュとかいうやつが撃ったあとでいきなり出てきたんだよ。 ああくそ、何がどうなってんだよ…」 話せば話すほどどうなっているのか分からなくなる。 巴マミがそんなことを理由もなくやるはずがない。撃たれたことで混乱していたのだろうか? 考えがまとまらない中、意外なところから思わぬ情報が放たれた。 「一つよろしいですか?マントの男に金色のロボット、と言いましたね?」 会話に入り込んでくるのはバゼット。 「何か知ってるのか?」 「私が知っているわけではありません。 ただ、私の出会った者の中に呉キリカという少女がいまして。 仲間と判断し、ここから東にある斑鳩という施設に送ったことは伝えましたね」 呉キリカ。巧はその名前をどこかで聞いたことがある気がした。だがよく思い出せない。 情報のほとんどは啓太郎任せにしていたせいか、と自身のことながら思う。正直知り合いの知り合いのことまでは覚えていない。 そういえば鹿目まどかとナナリー・ランペルージという少女もいたな、と思い出す。 「彼女はここに来てすぐ、冬木大橋とされるあの橋の近くでその存在と交戦したと聞きました。 マントの男が金色の戦闘兵器を召喚した、とも」 「おいちょっと待て、あいつはスマートブレインが崩れるあそこで会ったって言ってたんだぞ。 何でそんなところにいるんだよ、おかしいじゃねえか」 巴マミがあの崩壊現場で会ったというルルーシュと金色のロボットを駆るマントの男。 同一人物としたら位置と時間が一致しない。 『あー、これはもしかしてあれですね』 「あれって何よルビー?」 『ほら、あれですよ。平行世界にいる同じ顔をした別人っていうのもいるんじゃないですか?』 「なるほど、確かにそれなら辻褄は合います」 イリヤ自身、クロという存在があったためその辺の理解は早かった。 しかし巧には理解が追い付いていなかった。 と、そこまで話したときだった。 士郎が顔を険しくして立ち上がったのは。 「みんな、気をつけろ」 「お、お兄ちゃん?」 『やばいですよイリヤさん、ここ狙われてます』 ◆ 呉キリカ。彼女は斑鳩を出発後、当初の予定通りに美国邸を目指して移動していた。 その最中であった。魔力を発する存在を感じ取ったのは。 「ん~、複数?ってことは何人か集まってるってことかな~?」 複数人相手となると意外と手こずる可能性がある。 魔力消費は抑えておかなければ織莉子を見つけたときにかっこ悪い姿を晒すことになるかもしれない。 この場合は賭けになるが短期決戦で結界を絞って爪を増やして攻撃力をあげるか。 あるいは広めに範囲をとることで分散させて各個撃破にするか。 「ま、その辺は臨機応変に、ってことで」 戦略などを考えるのは得意ではないのだろう。 細かいことは突っ込んでから考えればいい。 そんな、彼女らしいといえばらしい考えの下、キリカはその民家を中心に結界を張る。 そして発動を確認した後そこに突っ込んだ。 ◆ それが飛び込んできたのは、結界が張られたことに気付いた士郎とルビーが警戒を促した直後であった。 ―ガシャーン!! 窓が割れた、どころかその窓の周囲までもを人の通れる大きさに切り裂きそれは現れた。 「とーう!愛の魔法少女、呉キリカちゃんいざ参上!!」 そんな謎の口上と共に現れたのは黒い服に身を包んだ眼帯の少女だった。 その出現に最も驚いていたのはバゼットである。 「あなたは呉キリカ…?!ニアのところに向かったのではなかったのですか?!」 「お、誰かと思えば大恩人!ってことはちょっと早まったかな~。 うーん、まあでも、その、あれだ、些細だ」 バゼットを見て一瞬何か考え込む様を見せるも、直後に自己完結している様子のキリカ。 「まあどうせここで殺せば一緒だろうし、ね!!」 キリカは不意に部屋にあった机を打ち上げ、バゼット、そしてその近くにいた巧に投げつける。 轟音とともに壁が崩れたことによる煙が巻き上がり、視界が塞がれる。 最初に襲いかかったのは士郎。 彼を狙ったことに特に意味はない。ただ目についたというだけだ。 「っ…!早い…!」 士郎は干将莫邪を構えて迎え撃とうとするもあまりの速さに対応が追い付かなかった。 それでもかろうじてその手の爪を受け止め切り返したが、それもあっさりとよけられてしまう。 「お兄ちゃん!!」 と、そんなキリカの横から魔力弾を撃ち込むイリヤ。既にその姿は魔法少女のものとなっている。 士郎の前に出て庇い、目の前の敵と向かい合う。 「後ろに下がってて!! あなた、お兄ちゃんに手を出さないで!」 「へぇー、君も魔法少女だったんだね。 じゃ、君から殺すとしようか」 魔法少女であったという事実がキリカの注意を引いた。 それは士郎から気を逸らすことには成功したが、彼女の意識をイリヤが直接受け止めることになってしまった。 純粋かつ狂気に満ちた視線がイリヤに注がれる。 「………!?」 そしてそれはイリヤが恐怖を感じるには十分なほどのものだった。 『イリヤさん!』 「イリヤ!!」 近づくキリカに身動きが取れないイリヤを呼びかけるルビー。そしてイリヤの様子に気付き前に飛び出す士郎。 飛び出した士郎はその手の双剣を振りかざし牽制しようとした。 しかし魔法少女であるイリヤを殺すことを優先としたキリカは士郎を踏み台にすると同時に蹴り飛ばし、増した勢いのままその凶刃をイリヤに向ける。 吹き飛ぶ士郎と立ち尽くすイリヤ。 ―ザン 「―――あ」 ルビー自身が作った障壁によりその爪が体を貫くことはなかった。 しかしそれでも守りきれなかった衝撃はイリヤの腕に深い傷を作っていた。 痛みと体から流れ落ちる生々しい赤い液体。それは恐怖で身をすくませていたイリヤをさらにパニック状態に追いやる。 思考が止まり、ルビーを取り落してしまった。 「ほらほら、ぼーっとしてると死んじゃうよ!!」 それでも敵は待ってなどくれない。素早い身のこなしでさらなる一手がイリヤにせまる。 「避けろ、イリヤーー!!」 一方投げつけられた机の近くにいた巧は態勢を立て直していた。 投げられた机の影に隠れたせいかバゼットの姿は見えない。 見ると、キリカと言った魔法少女が士郎を吹き飛ばしてイリヤに肉薄する瞬間が目につく。 急いでオルフェノクへと変身して助けに行こうとする。 だが、 「…!!くそ、こんな時に…!!」 これまでの戦いでのダメージが回復しきっていなかったのだろう。 体の痛みが変身を遅らせてしまう。そして相手の動きはその一瞬を命取りとするほどのものであった。 腕を斬られて動けないイリヤとそんな彼女に迫る黒い魔法少女。 変身している暇すらもない。急いでイリヤの元に飛び出し、抱きかかえた態勢で倒す。 「あ……、乾さ――」 「ぼーっとしてんじゃねえよ」 イリヤは庇うことができたものの、巧の肩からは血が流れていた。 それでもキリカの攻撃は終わっていない。起き上がろうとする巧の後ろで爪を振り上げて肉薄し―― 「―――お?」 そんな彼女の横から高速の拳が叩きつけられた。 「んぎゃっ?!」 悲鳴を上げて吹き飛ばされるキリカ。 壁を突き抜け廊下の外まで飛んでいったようだ。 「大丈夫だったん――っておい!」 近くまで寄ってきたバゼットはイリヤの足、そして起き上がって近くにいた士郎の腕を掴み、キリカの入ってきた窓があったはずの穴に放り投げた。 「うおっ?!」 「きゃ!」 士郎はどうにか態勢を立て直すが、足を掴まれたイリヤにはそのようなことができるはずもなく。 慌てて飛び出した巧がどうにか受け止めることで地面に激突することは避けられた。 「この場は私に任せてください」 そう言い残してバゼットは窓の前に棚やソファを倒してバリケードを作った。 バゼットの姿は見えなくなるが中からの何かが壊れる音は外まで聞こえてくる。 「バゼット!!」 「おい、行くぞ!」 「行くって…、バゼットはいいのかよ!?」 「いいわけねえだろ、でもこいつはどうすんだよ!」 そう言って見せられたのは巧の腕で震えるイリヤ。 腕の傷は深くはないものの血はまだ止まっておらず、少しずつではあるが傷から流れ出ていた。 こんな状態のイリヤを連れたまま戦うことができるかといえば×だった。 「お兄ちゃん…」 「イリヤ…、くそっ…!」 その苛立ちはイリヤを守りきることができなかった自分へのもの。 今はここを離れ、イリヤの手当てをすることが優先なのだろう。 あのような危険人物に一人仲間を残して行くことに後ろ髪を引かれる気持ちを残し、3人はここから離れた。 「…あれ、ルビー…?」 ◆ 「さて、これで邪魔は入りません」 確か彼女自身が魔法少女、といったか。 このような結界を瞬時に作り出す魔術師というとかなりの能力を持っていることになる。 仮にも魔術協会の人間として、それを惜しみもせずに人目にさらすような者を放置しておくわけにはいかない。 それに"魔法"少女などというものを自称されるのもあまり気のいいものではなかった。 やがて壁を壊しながらキリカはその姿をみせる。 「あはははは、意外とやるじゃないか大恩人!!」 「あなたは優勝を狙ってはいないのではなかったのですか?」 「そうだよ、私は愛しい人を生き残らせるためにみんな殺して回るつもりなんだからさ」 「なるほど、そういうことでしたか」 つまり、これは自分の認識の甘さが招いたことか。 おそらくニアはもう生きてはいないだろう。 彼の計画はそれなりに有用なものであり、可能かどうかは別として失うには惜しいものではあった。 そこにはバゼットも若干は責任を感じずにはいられなかった。 「それではあなたは私の敵か」 「あーあ、本当ならあの魔法少女から殺したかったんだけどね。 まあ君は大恩人だし特別だから先に殺してあげるよ!」 「そう簡単にいくとは思わないことだ」 あの速さ自体は脅威ではあるがかつて戦った英霊の影、そしてあのセイバーに比べれば劣る。対処できないほどではない。 腕のあの爪にさえ気をつければどうとでもなるだろう。 あとは一応支給品に脅威となるものがないかということにも注意しておかねばなるまい。 「なにしろ私の仕事はあなたのような存在を狩ることなのですから」 爪を振りかざして迫るキリカの前で、バゼットはルーンの刻まれた手袋をはめた。 ◆ 『よよよ、ひどいですよイリヤさん…。 このバーサーカー女とこんな中二病魔法少女もどきのところにおいていくなんて…』 「片づけたらすぐに追いかけます。それまでは静かにしていなさい」 【G-3/市街地/一日目 朝】 【衛宮士郎@Fate/stay night】 [状態]:疲労(小)、ダメージ(小) [装備]:干将莫邪@Fate/stay night、アーチャーの腕 [道具]:基本支給品2人分(デイバッグ一つ解体)、お手製の軽食、カリバーン@Fate/stay night [思考・状況] 基本:この殺し合いを止める 1:ここから離れ、イリヤの治療をする 2:桜、遠坂、藤ねえ、イリヤの知り合いを探す(桜優先) 3:巧の無茶を止める 4:“呪術式の核”を探しだして、解呪または破壊する 5:桜……セイバー…… 6: [備考] ※十三日目『春になったら』から『決断の時』までの間より参戦 ※アーチャーの腕は未開放です。投影回数、残り五回 [情報] ※イリヤが平行世界の人物である ※マントの男が金色のロボットの操縦者 【イリヤスフィール・フォン・アインツベルン@Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ】 [状態]:疲労(中) 、ダメージ(小)、右腕に切り傷(中) [装備]:なし [道具]:クラスカード(キャスター)@Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ [思考・状況] 基本:この殺し合いを止める 1:痛みと恐怖で思考が纏まらない 2:ミユたちを探す 3:お兄ちゃんには戦わせたくない 4:乾巧の子供っぽさに呆れている 5:あまりお兄ちゃんの重荷にはなりたくない 6:バーサーカーやセイバーには気を付ける 7:呉キリカに恐怖 [備考] ※2wei!三巻終了後より参戦 ※カレイドステッキはマスター登録orゲスト登録した相手と10m以上離れられません [情報] ※衛宮士郎が平行世界の人物である ※黄色い魔法少女(マミ)は殺し合いに乗っている? ※マントの男が金色のロボットの操縦者、かつルルーシュという男と同じ顔? 【乾巧@仮面ライダー555】 [状態]:疲労(大)、ダメージ(大)、治療済み、肩から背中に掛けて切り傷 [装備]:なし [道具]:共通支給品、ファイズブラスター@仮面ライダー555 [思考・状況] 基本:木場を元の優しい奴に戻したい。 1:隙を見て二人の元から離れたいが、なんとなく死なせたくない 2:この場所から離れる 2:衛宮士郎が少し気になる(啓太郎と重ねている) 3:マミは探さない [備考] ※参戦時期は36話~38話の時期です [情報] ※ロロ・ヴィ・ブリタニアをルルーシュ・ランペルージと認識? ※マントの男が金色のロボットの操縦者 【G-3/民家/一日目 朝】 【バゼット・フラガ・マクレミッツ@Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ】 [状態]:全身裂傷、左腕重傷(骨、神経は繋がっている、応急処置・縫合済)、疲労(中) [装備]:ルーンを刻んだ手袋 [道具]:基本支給品、逆光剣フラガラック×3@Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ、カレイドステッキ(ルビー)@Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ、 [思考・状況] 基本:何としてでも生き残る。手段は今の所模索中 1:呉キリカの排除 2:セイバーを追い詰めれるだけの人員、戦力を探す 3:とりあえず会場を回ってみる 4:障害となる人物、危険と思しき人物は排除する 5:呉キリカを撃破後、イリヤスフィール達と合流する [備考] ※3巻の戦闘終了後より参戦。 ※「死痛の隷属」は解呪済みです。 ※セイバーやバーサーカーは、クラスカードを核にしていると推測しています。 ※魔法少女やオルフェノクについて、ある程度の知識を得ました(が、先入観などで間違いや片寄りがあるかもしれません) 【呉キリカ@魔法少女おりこ☆マギカ】 [状態]:ダメージ(中)、ソウルジェムの穢れ(3割) [装備]:魔法少女姿 [道具]:基本支給品、穂群原学園の制服@Fate/stay night、お菓子数点(きのこの山他) スナッチボール×1@ポケットモンスター(ゲーム)、魔女細胞抑制剤×1@コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー、ジグソーパズル×n、呉キリカのぬいぐるみ@魔法少女おりこ☆マギカ [思考・状況] 基本:プレイヤーを殲滅し、織莉子を優勝させる 1:織莉子と合流し、彼女を守る。ひとまずは美国邸が目的地。 2:大恩人を殺し、魔法少女(イリヤ)を追う。 3:まどかとマミは優先的に抹殺。他に魔法少女を見つけたら、同じく優先的に殺害する 4:マントの男(ロロ・ヴィ・ブリタニア)を警戒。今は手を出さず、金色のロボット(ヴィンセント)を倒す手段を探る [備考] ※参戦時期は、一巻の第3話(美国邸を出てから、ぬいぐるみをなくすまでの間) ※速度低下魔法の出力には制限が設けられています。普段通りに発動するには、普段以上のエネルギー消費が必要です ※バゼット・フラガ・マクレミッツから、斑鳩の計画とニアの外見的特徴を教わりました。 ※バゼット・フラガ・マクレミッツを『大恩人』と認定しました。 081 外見と心象の違い 投下順に読む 083 漆黒の会談 時系列順に読む 074 MEMORIA-黒き騎士の記憶 064 夢の残滓 衛宮士郎 095 スパークス イリヤスフィール・フォン・アインツベルン 乾巧 061 対決~英雄の真髄 バゼット・フラガ・マクレミッツ 069 言っちゃいけなかったんだよ 呉キリカ
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衛宮とエミヤ ◆OSPfO9RMfA 「決めたよ、アーチャー。僕らは図書館に行こう」 スーパーの駐車場にて戦闘を終えた衛宮切嗣は、アーチャーにそう宣言する。 「図書館?」 「あぁ、気配を絶ったアサシンを探すのは困難……と言うより、無理だろう?」 「そうだな。相手にもよるが、攻撃を仕掛けてくるならともかく、逃亡に徹するアサシンを見つけるのは、少なくとも私には無理だ」 アーチャーは千里眼のスキルを持ち、遠方にいる相手でも判別できる。しかし、透視までは出来ない。 遮蔽物が間に挟まるだけで、視線が遮られてしまう。高所に行き、見下ろしたとしても、地下街に逃げられれば発見することは出来ない。 そもそも人通りも多く、この中から特定の人物を一人捜し当てるのは困難を極める。 「だから、次の遭遇に備える。その為に、図書館で情報を収集する。生前の伝承などが分かれば、弱点も分かるかもしれない」 「なるほど」 『触れた物を爆弾に変える』 宝具かスキルかまでは分からないが、かなり特徴的な能力だ。 そこから探れば、検索はそこまで難しくないかもしれない。 「もう一騎、早朝にアーチャーが見たというランサーも居たな」 「角と尻尾を生やし、ドレスを着込んだ貴婦人か」 「そうだ。そちらは外見的特徴のみだから、検索は難しいかもしれない。こちらは調べてみないとわからないだろうな」 推測ではあるが、竜の血が入っている英雄となると、それなりに数は減る。 そこから槍使いを捜せば、結構な数に候補は絞れるだろう。 それでも特定まで行けるかどうかは、やや怪しい。 「使えそうなNPC、および資材の確保は後だ。まずはアサシンへの対策をしたい」 「了解した。ところでマスター、検索施設は病院もある。こちらの方が近いのではないか?」 「確かにそうだが、僕は医療関係者ではない。そこで長々と居ると不審に思われるだろう。同様に学園も無理だ」 「図書館しか選択肢がない、と言うことか」 マスターとしての身分を隠す必要が無くなるような状況にない限り、当分検索は図書館で行うしか無いだろう。 「それから、すぐ近くにレンタカーを借りれる所を見つけた。そこで車を借りて、図書館に向かうとしよう」 「わかった。しかしマスター、買い出しの品と原付はどうする?」 原付は転がり込んだ家から借りてきた物だ。放置するわけにも行かない。 買い出しの品を持ったまま、他のマスターが居るかもしれない図書館に行くのは、手が塞がりやや危険だ。おまけに生ものも入っている。 「そこはアーチャーの単独行動スキルの腕の見せ所だろう」 「……私に原付を運転して荷を持って帰れと? 私に騎乗スキルは無いのだが」 「サイドカーも付いている。何とかならないか?」 アーチャーは困った顔をする。 何とかならないのか、と言われても。身体能力の高い英霊だ。まぁ、何とかなってしまう。 「出来るだけ時間のロスは避けたい。まずはレンタカーの店に行く。僕がレンタカーを借りている間、アーチャーが原付で家に荷物を運ぶ。僕がレンタカーを借り次第、家に行きアーチャーを拾う。そしてそのまま図書館に行く。この予定で行こう」 「仕方ない、了解した」 原付に細工が無いことを確認すると、切嗣達はレンタカーの店に向かった。 ◆ 切嗣はレンタカーの店の椅子に座り、タバコを吸う。既に申請は終わり、車の用意を待つだけだ。 予定通り、アーチャーは原付で家に向かっている。 今は一人だ。 「(本当は短時間でも単独行動はリスクが高い。するべきではない――が)」 どうしても一人になりたい。一人で考えたいことがあった。 「(アーチャーはやはり、何か隠しているな……)」 図書館での英雄の検索。切嗣はあえて言わなかったことがある。 ――アーチャーの真名の検索。 もし『本当に記憶を失っている』のなら、率先して提案してくるだろうと予想した。 けれども、アーチャーは提案しなかった。 その為、『何かを隠している』方に考えが揺らぐ。 ……もっとも、彼ら英霊は聖杯戦争が終われば座に戻る。そして座に戻れば真名は当然思い出せるだろう。 だから、『真名を思い出せないことを、本人はそんなに気にしていない』と言う可能性が無いわけではない。 「(それに、今の今に至るまで、なんら僕に害を為してない。戦闘行動も率先して協力してくれる)」 不審には思う。 だが、不審なだけだ。 何も問題は無い。 ……だが、引っかかる。 アーチャーが側にいないことを良いことに、顔を露骨にしかめる。 深く溜息をつくと、思い出したかのようにサンドイッチを手にし、頬張る。 「……やはり、美味いな」 このサンドイッチも、アーチャーがわざわざ作ってくれた料理だ。 自分を害しようとする奴が、こんな美味しい料理を手作りしてくれるだろうか。 「なんなんだろうな、アイツは……」 【B-6(南)/レンタカーの店/一日目 午前】 【衛宮切嗣@Fate/Zero】 [状態]健康 、魔力消費(微小) [令呪]残り三角 [装備]キャリコ、コンテンダー、起源弾 [道具]地図(借り物) [所持金]豊富、ただし今所持しているのは資材調達に必要な分+α [思考・状況] 基本行動方針:聖杯を勝ち取り、恒久的な平和の実現を 1.図書館でアサシン(吉良吉影)、ランサー(エリザ)、アーチャー(エミヤ)を調べる。 2.アーチャーに不信感。 3.使えそうなNPC、および資材の確保のため街を探索する。 4.昼を回ったら暗示をかけたNPCに連絡を取り、報告を受ける。 [備考] ※アーチャーから岸波白野とランサー(エリザ)の外見的特徴を聞きました。 ※この街のNPCの幾人かは既に洗脳済みであり、特に学園には多くいると判断しています。 ※NPCを操り戦闘に参加させた場合、逆にNPCを操った側にペナルティが課せられるのではないかと考えています。 ※この聖杯戦争での役割は『休暇中のフリーランスの傭兵』となっています。 ※搬入業者3人に暗示をかけ月海原学園に向かわせました。昼食を学園でとりつつ、情報収集を行うでしょう。暗示を受けた3人は遠坂時臣という名を聞くと催眠状態になり質問に正直に答えます。 ◆ 「(……困ったな)」 実体化し、原付を運転するアーチャー――エミヤシロウは口に出さず思う。 「(図書館に着いた爺さんは、当然、俺の事も調べるだろうな……)」 切嗣はそのようなことを言わなかったが、予想は付く。 自身からは進言しなかったのは、万が一、忘れている可能性を期待してのことだ。 もっとも、期待はしていない。不審に思われないように進言すべきだったかと、若干の後悔はある。 「(パラメーターやスキル、宝具、戦闘方法……私を特定するのに十分な情報は渡してある。真名に辿り着くのは容易いだろうな)」 それらはこの聖杯戦争に生き抜くために必要な情報だ。渡さないわけにはいかなかった。 「(検索から私の情報を消去するのは難しい。紙媒体ならまだしも、電子媒体の場合はどうしようもない)」 それにその行動は極めて不審だ。切嗣からの信頼を大きく損なうだろう。 取ってはならない手段だ。 「(今のマスターは衛宮士郎と会う前だ。真名が判明しただけでは、ただの名字が同じと言う類似点しかない)」 検索施設では、パラメーターやスキル、生前の伝承がわかるとルールにある。 パラメーターやスキルは既に切嗣は知っているし、どうでもいい。 問題は、生前の伝承だ。 「(俺と爺さんの関係まで書かれてなければ良いんだが――)」 切嗣と接触していると時折、今がまさにそうだが、自分が衛宮士郎なのか英霊エミヤなのか、分からなくなる時がある。 「(詳しく書かれてないことを、祈るしかないか……まぁ、書かれていても、致命的な問題というわけじゃないんだけどな)」 養父の遺言を継いだ子が、その夢を叶えようとして叶えられなかった。 ただそれだけの話だ。大したことではない。 ――ならば何故、召喚された時に真名を隠した? 「(――言えるわけ、無いだろ)」 爺さんをガッカリさせたくない。 ただそれだけの、自己満足でしかない我が儘。 でも、できるなら、できることなら、我が儘を通したい。 拠点とした家に着く。 時間が止まればいいのにと思うが、刻一刻と時は刻まれていく。 切嗣がエミヤシロウに辿り着くまで、残された時間はあとわずか―― 【C-7(北西)/民家/1日目 午前】 【アーチャー(エミヤシロウ)@Fate/Stay night】 [状態]右腕負傷(小) [装備] 実体化した時のための普段着(家主から失敬してきた) [道具]サイドカー付原付(借り物)、スーパーで買った食料含む買い出しの品 [思考・状況] 基本行動方針:切嗣の方針に従い、聖杯が汚れていた場合破壊を 1.切嗣と合流する。 2.出来れば切嗣とエミヤシロウの関係を知られたくない。 [備考] ※岸波白野、ランサー(エリザ)を視認しました。 ※エリザについては竜の血が入っているのではないか、と推測しましたが確証はありません。 ※『殺意の女王(キラークイーン)』が触れて爆弾化したものを解析すればそうと判別できます。ただしアーチャーが直接触れなければわかりません。 ※右腕は軽傷であり、霊体化して魔力供給を受けていれば短時間で完治する程度のものです。 [共通備考] ※C-7にある民家を拠点にしました。 ※家主であるNPCには、親戚として居候していると暗示をかけています。 ※吉良吉影の姿と宝具『殺意の女王(キラークイーン)』の外観のみ確認しました。宝具は触れたものを爆弾にする効果で、恐らくアサシンだろうと推察していますが、吉良がマスターでキラークイーンがサーヴァントだと勘違い。ただし吉良の振る舞いには強い疑念をもっています。 BACK NEXT 075 『憎悪の魔王』/『敗者の王』 投下順 077 アサシン・オブ・アンタイ・オバケ・ニンジャ 075 『憎悪の魔王』/『敗者の王』 時系列順 077 アサシン・オブ・アンタイ・オバケ・ニンジャ BACK 登場キャラ NEXT 061 戦場に立つ英雄/台所という名の戦場 衛宮切嗣&アーチャー(エミヤシロウ) 092 同じことか
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◆10fcvoEbko 氏 氏が手がけた作品 話数 タイトル 登場人物 013 熱血ハートのサイボーグ クロ、八神はやて 031 英霊と台風 ヴァッシュ・ザ・スタンピード、ランサー 058 業苦 ティアナ・ランスター、ジェット・ブラック 075 螺旋博物館 明智健悟 086 世界の中心で、叫ぶ クレア・スタンフィールド、ミー 093 Cats on sizuma drive エドワード・ウォン・ハウ・ペペル・チブルスキー4世 104 不屈の心は、この胸に ランサー、エリオ・モンディアル、神行太保・戴宗、ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ(ムスカ大佐) 130 賽は投げられた・side b スパイク・スピーゲル、読子・リードマン 137 くずれゆく…… ロイド・アスプルンド、ラッド・ルッソ、衛宮士郎、鴇羽舞衣、東方不敗 154 死ぬほど辛い 柊かがみ、木津千里、衝撃のアルベルト、ニコラス・D・ウルフウッド 163 第二回放送 ロージェノム 165 召喚 ヴァッシュ・ザ・スタンピード、スバル・ナカジマ、藤乃静留神行太保・戴宗、ニア、ドーラ、ロイ・マスタング 198 螺旋の力に目覚めた少女 ギルガメッシュ、結城奈緒、アレンビー・ビアズリー 205 爆心地のすぐ傍で ドモン、ヴィラル、シャマル、東方不敗 210 第三回放送、あるいは ロージェノム、シトマンドラ 224 希望の船?絶望の城?(前編)希望の船?絶望の城?(後編) ティアナ・ランスター、高遠遙一、ガッシュ・ベル、チェスワフ・メイエル、ジェット・ブラック、アレンビー・ビアズリー、ビシャス、結城奈緒 248 童話『森のくまさん』 シータ 257 happily ever after カミナ、ニア、ガッシュ・ベル、東方不敗 273 亡き王女のためのバラッド(前編)亡き王女のためのバラッド(後編)眠れ、地の底に ドモン・カッシュ、ニア、小早川ゆたか、鴇羽舞衣、シータ、スパイク・スピーゲル、ジン、結城奈緒 281 十人十色十人十色(状態表) 小早川ゆたか、鴇羽舞衣、スパイク・スピーゲル、ギルガメッシュジン、ガッシュ・ベル、菫川ねねね、スカー(傷の男)、ドモン・カッシュヴィラル、シャマル、カミナ 285 HAPPY END(1)~HAPPY END(21) 詳細は◆ANI2to4ndEへ 287 ソング・フォー・スウィミング・バード スパイク・スピーゲル アナザー? ネコミミスバルの旅 ~the beautiful world~ スバル・ナカジマ、ミー……etc 外伝 螺旋のはじまり ロージェノム、グアーム……etc 登場させたキャラ 4回 スパイク・スピーゲル 3回 ニア、ドモン・カッシュ、東方不敗、ガッシュ・ベル、結城奈緒 2回 ティアナ・ランスター、シャマル、ギルガメッシュ、ランサー、ジェット・ブラック、カミナ、ヴィラル、小早川ゆたか、 アレンビー・ビアズリー、シータ、鴇羽舞衣、神行太保・戴宗、ヴァッシュ・ザ・スタンピード、ジン、ロージェノム 1回 スバル・ナカジマ、エリオ・モンディアル、八神はやて、ラッド・ルッソ、チェスワフ・メイエル、クレア・スタンフィールド 衛宮士郎、ロイド・アスプルンド、ロイ・マスタング、スカー(傷の男)、エドワード・ウォン・ハウ・ペペル・チブルスキー4世 ビシャス、柊かがみ、明智健悟、高遠遙一、ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ(ムスカ大佐)、ドーラ、藤乃静留 読子・リードマン、菫川ねねね、クロ、ミー、木津千里、衝撃のアルベルト、ニコラス・D・ウルフウッド、シトマンドラ 作品に寄せられた感想 熱血ハートのサイボーグ、読んでてほのぼのとしたよ -- 名無しさん (2007-09-26 21 42 01) 『英霊と台風』、トライガン序盤のノリそのままの軽妙さ。小野坂昌也の声が聞こえてきそう。 -- 名無しさん (2007-09-26 21 48 19) どれも読んでいて楽しいです。応援しております! -- 名無しさん (2007-10-22 00 01 48) 『不屈の心は、その胸に』、切なさ爆発でしたがGJです! -- 名無しさん (2007-10-26 00 56 28) 後続へのパスを上げるのがうまい人。読者を引き込ませる展開もお見事 -- 名無しさん (2007-11-18 23 41 55) 『希望の船?絶望の城?』で、アニロワはもとよりパロロワ史に残る大虐殺を書き切った圧倒的な筆力は、素晴らしいの一言。しかも、これちゃんと前の人の「事件から惨劇へと名を変える―― 」を受けてるんですね。これからのご活躍も期待しています! -- 名無しさん (2008-03-01 16 09 58) ビシャスの大虐殺は理不尽さと凄惨さと切なさが最高でした! -- 名無しさん (2008-03-01 21 04 25) 熱く、少しだけ苦い展開を得意する書き手さん。しかし代表作である「希望の船?絶望の城?」で見せた圧巻のビシャス豪華客船五人殺しはアニロワ2ndにおける最大風速を観測したと言っても過言ではない。Gガン、グレンなどの熱血作品の描写にも定評があるが、遅れたパートを進ませる細やかな配慮も持ち合わせている。「亡き王女のためのバラッド」から感じられた、シータとニアに対する強烈な思いは気のせいではない筈だ。また放送を積極的に書いてくれている方でもある。 -- 名無し (2008-09-22 16 52 52) 名前 コメント
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163 名前: 仮面ライダールート#interlude4 (M8z3Z2VY) [sage] 投稿日: 2004/11/20(土) 23 01 ――――interlude ――――――――完敗だった。 寺の境内のあちら此方に巨大な穴が穿たれている。 数百年前から存在したであろう古い大門は跡形も無い。 その門を護るべき剣の騎士は、ヒトの躯で月斬りに一生を賭けた侍に斬り倒され。 彼女は、護るべき主を庇って宝石使いの少女に倒され。 そして、その主は――――侍と少女、二人によって倒された。 身体をゆっくりと起こし星を見上げる。 少女が情けをかけたのか、それとも運が良かったのか。 それは定かではないが――未だ、キャスターは生きていた。 だが、ほんの数分もしない内に消えてしまうだろう。 それまでの僅かな時間。キャスターは星を見る。 「―――うさま」 微かに動かした唇が紡いだのは、誰の名前だったか。 彼の願い――あるのかどうかもわからなかったが――を叶えることができなかったのが、残念で仕方が無い。 だが……彼女が恋した、その男と共に死ぬことはできる。 歪んでいるかもしれない。 それでも、それは――神とかいう絶対者に運命を振りまわされた魔女にとって、この上ない幸せに感じられた。 ―――――影に遮られ、星が消えた。 雲でも出てきたのだろうか。霞み出した視界ではわからない。 「――――ふむ、もう少し粘るかと思ったが……この程度か」 その影。黒一色の鎧を纏い、首に赤い布切れを巻いた男が吐き捨てるように言った。 「まあ、手間が省けただけマシだな。 連中の所にはバーサーカーが向かっているし、教会には――そろそろ、あの小僧が着いた頃か」 ユックリと腕が上がっていく。その手に握られたのは、漆黒の大剣。 「すまないが、計画には幾ら魔力があっても足りないのでな。 残り数秒の命、その魔力と共に貰い受ける」 そして、ソレが振り下ろされ―――――。 キャスターの意識は、完全に消滅した。 ――――interludeb out 175 名前: 仮面ライダールート#3-3 (M8z3Z2VY) [sage] 投稿日: 2004/11/21(日) 00 23 柳洞寺での一件。 ソレは、学校――少なくともクラス――では、噂になっていた。 最近多発のガス爆発。 山門が吹き飛ぶような威力だったらしい。 一成に聞いたところ、眠ていたので覚えていない、と不思議そうに首を傾げていた。 普通、ガス爆発とかいうのはとんでもない音と震動が起こる筈だ。 ソレでも眠っていたという事は、つまり――――。 「聖杯戦争、って事か……」 頭の中で、知っているマスター達の姿を思い浮かべていく。 間桐慎二、遠坂凛。 そして、衛宮士郎。 同じ学園に三人もマスターが集中している。 ――――柳洞寺。 まさか、一成がマスター? 少し考えて、首を横に振った。 仮に一成がマスターだとして、柳洞寺に攻めこんだサーヴァントと戦闘を行ったとする。 その隠蔽として『ガス爆発』だと誤魔化したのなら、さっきの態度は怪しすぎる。 「まあ、どっちにしても……美綴には離れてもらった方が良いか」 ―――――――が、結局、放課後まで腹を立てたらしい美綴と出会うことはなく。 放課後、下駄箱前で会えたのではあるが、 『実は、うちの両親今旅行中でさー 藤村先生の許可は取ってあるから、今晩も衛宮んち泊まるからよろしくっ!』 とか、照れてるんだか嬉しいんだか良くわからない態度で背中を叩かれ。 実はバレてるんじゃないかとか、というか巻きこみたくないんだけどとか。 色々考えつつ、帰路に付く羽目になってしまった。 「――――――――――なんだかなぁ……」 思わず溜息が出た。 ここのところ、状況に流されっぱなしな気がする。 聖杯戦争だのなんだの。 いきなり現れた金ぴかに『貴様が我の下僕――ではなく、マスターか』とか言われて、なし崩し的にマスターになり。 憧れていた遠坂とは敵対関係で、間桐慎二とも敵対してしまった。 「……俺は、皆と普通に過ごしたいだけなんだけどなあ――」 そう、その日常を護りたくて、衛宮士郎は仮面ライダーを目指し。 聖杯戦争に参加した筈だ。 だというのに、これじゃあ、自分から日常を――――― 「なんだ、衛宮の坊主じゃないか。どうしたい、いい若いモンが昼間から溜息なんぞつきおって」 「―――あ、藤村の爺さん」 ふと気がつくと、ココはもう家の傍で。 目の前には、背後に何か隠した藤村の爺さん――雷画が立っていた。 「いや、ちょっと疲れてただけだから…………って、なんだソレ?」 「ん?知り合いがな、手放すからと言って儂に預けたヤツだ。 マダマダ走れるんでな、調度良いからお前さんにやろうと思って運んでたんだが……」 そう言って、藤村の爺さんが前に押し出したのは――― 1.時速300キロ、世界最速のバイク『HAYABUSA』だ 2.120キロ以上じゃ曲がれない、誰が呼んだか『カミナリマッパ』 投票結果 1 5 決定 2 0
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キャスター CV:田中敦子 虎力 6 コスチューム1:サーヴァント 出現方法 デフォルト コスチューム2:私服 出現方法 キャスターでシナリオモード(ハード)をクリア コスチューム3:制服 出現方法 リアルオールクリア時に出るコマンドを入力 必殺技 破戒すべき全ての符(ルール・ブレイカー) 対象のMPを奪う 吸収するわけではない 超必殺技 神言詠唱 飛び上がり、前方斜め下に攻撃 出現条件 最初から 登場キャラ ステージ 設定ルール 第1話『ネギをしょってる鴨』 &アサシン VSライダー 山門前(昼) タイムバトル:90 第2話『スニーキングミッション』 VS衛宮士郎&セイバー エミヤ邸(昼) タイムバトル:90 第3話『主婦は見られた』 VSランサー 教会(昼) タイムバトル:90 第4話『主婦は見られた②』 VS遠坂凛&アーチャー 大橋(昼) タイムバトル:120 第5話『主婦は目を付けられた』 VS間桐慎二 大橋(昼) タイムバトル:120 第6話『主婦は迷い込んだ』 VS藤村大河(道着) コロシアム(夜) タイムバトル:120 第7話『主婦生還』 VSアサシン 山門前(夜) タイムバトル:180 ※EDはバラードVer 戦闘ボイス 内容 ボイス 攻撃 ハッ!(□1&2段目)ハッ!!(□3段目)近寄らないでよ!(△)どきなさい!(△)吹き飛びなさい! ダメージ ああっ!くぅっ!そんなっ! ダッシュ、ジャンプ ハッ!ハッ!!フッ! ダウン復帰 頭きたっ!やったわね!よくもっ! 特殊技 受けてみなさい!これでどう?耐えられるかしら!? 戦闘不能 こんな所で・・・私の野望・・・宗一郎様~ 必殺技 破戒すべき全ての符(ルール・ブレイカー)! 超必殺技 消え去りなさい! 戦闘勝利 まあ、こんなものねあっけないものね計画通りね お知らせ 内容 台詞 コスチューム入手(私服) 宗一郎さま……気に入ってくださるかしら?
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13/13【鬼滅の刃】 ○竈門炭治郎/○竈門禰󠄀豆子/○我妻善逸/○胡蝶しのぶ/○栗花落カナヲ/○時透無一郎/○悲鳴嶼行冥/○累/○玉壺/○猗窩座/○童磨/○黒死牟/○鬼舞辻無惨 8/8【HUNTER×HUNTER】 ○ゴン=フリークス/○キルア=ゾルディック/○モラウ=マッカーナーシ/○メレオロン/○ハギャ/○モントゥトゥユピー/○シャウアプフ/○メルエム 7/7【進撃の巨人】 ○エレン・イェーガー/○ミカサ・アッカーマン/○アルミン・アルレルト/○リヴァイ・アッカーマン/○ジーク・イェーガー/○ベルトルト・フーバー/○ライナー・ブラウン 6/6【マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝】 ○環いろは/○七海やちよ/○深月フェリシア/○由比鶴乃/○アリナ・グレイ 6/6【Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ】 ○イリヤスフィール・フォン・アインツベルン/○美遊・エーデルフェルト/○クロエ・フォン・アインツベルン/○バゼット・フラガ・マクレミッツ/○衛宮士郎/○間桐桜 6/6【ONE PIECE】 ○モンキー・D・ルフィ/○ロロノア・ゾロ/○トラファルガー・ロー/○ドンキホーテ・ドフラミンゴ/○シャーロット・カタクリ/○シャーロット・リンリン 5/5【Persona4 the ANIMATION】 ○鳴上悠/○花村陽介/○天城雪子/○里中千枝/○足立透 4/4【ルパン三世】 ○ルパン三世/○次元大介/○石川五ェ門/○銭形幸一 4/4【デュラララ!!】 ○セルティ・ストゥルルソン/○園原杏里/○折原臨也/○平和島静雄 4/4【クレヨンしんちゃん】 ○野原しんのすけ/○野原みさえ/○野原ひろし/○野原ひまわり 4/4【ポケットモンスター】 ○サトシ/○ニャース/○シロナ/○ゲーチス 2/2【まちカドまぞく】 ○吉田優子/○千代田桃 69/69 【主催者】 タマモヴィッチ・コヤンスカヤ@Fate/Grand Order
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132 名前: 仮面ライダールート#3-1 投稿日: 2004/11/20(土) 16 10 ―――――まず、当然の事ではあるが。 気絶した美綴綾子を連れ帰った衛宮士郎は藤村大河に、口では到底説明できないほど素晴らしい愛の鞭を受けた。 そして夕食頃に目覚めた美綴からは何を勘違いされたのか、投げっぱなしジャーマンスープレックスを叩きこまれ、 さらに右折左折あった後、結論から言うと――――。 「……おーい衛宮、学校行くぞー?」 何時の間にか翌日になり、こんな状況になっていた。 二人並んで、道を行く。 同じ制服を着た連中が、ある者は走ったり、ある者は談笑しつつノンビリ歩き。 誰も、この街で聖杯戦争なんてものが起こっているという事を知ることはなく。 ―――平和な、日常だ。 「――――そういえば、さ」 そんな風に周囲を眺めていると、唐突に美綴が声をかけてきた。 「ん?」 軽く首を傾げる。 「あたし、何だって新都で倒れてたんだ?」 「……覚えてないのか?」 ―――――やっぱり来たか。 内心で嘆息する。 結局のところ、上手い言い訳が思い浮かばなかったから説明はしていない。 今の今まで聞かれなかったから、というのもあるのだが。 ――――――――全て忘れている、というのは無いだろう。 それは、あまりにも楽観的だ。 「ん~」 多分、彼女にしたって確信がないのだろう。 そりゃあ、考えてみればそうかもしれない。 部活の友人に脅迫され、出向いたら出向いたで化け物(間違いじゃないと思う、サーヴァントは皆人間離れしているのだし)みたいな女に襲われたかと思ったら、これまた同じように化け物じみた金ぴかを連れた同級生がやって来たのだから。 夢だったのか現実なのか、悩んでしまっても無理は無い。 ――――――さて、どうしたもんか――できれば巻きこみたく無いんだが。 1.適当に誤魔化す 2.全てを話す 投票結果 1 5 決定 2 3