約 70,501 件
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/49231.html
登録日:2021/09/07 (火曜日) 05 42 51 更新日:2024/02/25 Sun 23 37 48 所要時間:約 10 分で読めます ▽タグ一覧 Bloodborne ここからが本当のブラッドボーンだ アメンドーズ アリアンナ アルフレート オドン オドン教会 ブラッドボーン ブラボ 人さらい 医療教会 大体オドンのせい 大聖堂 教区長エミーリア 狂気 聖堂街 長丁場 地下墓の鍵 オドンの地下墓を閉ざす門扉の鍵 この地下墓の先、オドン教会は聖堂街の中心にあり だが、いまや人気のない廃教会である 噂では、オドンの住人は皆、まともではなくなってしまうのだ 聖堂街とは、Bloodborneの二つ目のステージである。 概要 名所紹介 敵紹介 NPC 協力NPC 敵対NPC ボス その後 概要 最初のステージを抜けた先にあるヤーナムの中央部。医療教会のえげつない手法で獣の病蔓延は防がれており、今でも教会の狩人が感染者探しに徘徊している。 どこか騒がしかったヤーナム市街に比べて不気味な程の静寂と静謐を保ち、大聖堂までを二重三重に閉ざす門などは医療教会の実態をより示すものか。 様々な場所への中継地点となるも、一気に自由度が広がるため困惑する狩人多数。 ここからが本当のブラッドボーンだ。 名所紹介 オドン教会 オドンの地下墓から訪れる小さな教会。初回時にはムービーが流れる。住人が獣避けの香を焚いており安全で、避難民を集める場所の一つもここ。 “旧市街”をクリアすれば“医療教会の工房”への道が開いている。 オドンとは、姿はなく声のみの上位者と呼ばれる存在らしいが… 広場 中央の聖職者のモニュメントが特徴的な大きな広場。墓石が放射状に並べられ、啓蒙を増やす『狂人の智慧』がいくつか落ちている。 出入口の頑強な門により、大聖堂方面へは一筋縄では辿り着けない。 崖 広場から階段で下った先の崖。ヤーナム市街を一望できる景色は意外と絶景。 爆撃されたように吹っ飛んでいる崖先近くに、ある意味必需品の『遠眼鏡』が落ちている。 道なりに進むと意味深な壺室と扉があるが、残念ながら何もない。(*1) 裏路地 広場の脇道から続く路地。居住区だがかなり狭く、至る所に棺桶が置かれているなど陰気。 大聖堂方面には高楼、路地の先には石碑と、合言葉を尋ねる禁域への大扉がある。 墓地 巨大な屋内型墓地。隠された地下階段の先は、かつて焼き棄てられた“旧市街”。 一角には処刑隊の殉教者を祀る銅像と墓標が建てられている。 墓地街への林 大聖堂から左方へ進むと現れる枯れ林。 この先は魔女の住む墓地街だという。 小岳 大聖堂から右方にある、長い階段の先の岩山地帯。 人工的にくり抜かれたトンネルの先は、水盆に讃えられた古教会の門で遮られている。 大聖堂 異形の偶像が奉られる聖堂。 広間の祭壇には初代教区長の遺品が鎮められているが… 敵紹介 教会の使い 能面のような白い顔、真っ黒な目と口が特徴の使者。 武器は杖、大鎌、木製の十字架、銃、ランタン、火炎放射器とバリエーション豊富。群集に比べると動きは緩慢だが耐久力は高い。啓蒙がある程度溜まった状態で相対すると、ランタンから光弾や衝撃波を発してくる。光弾は追尾性能がかなり高い上、衝撃波は当たると結構痛い。 『輸血液』や『水銀弾』を落とす。 全体的に強靭値が高く、怯みにくいため、ゴリ押しが効きづらい難敵。ついでに十字架は喰らうと発狂ゲージが溜まるため、手早く仕留めないと危険。 …と思いきや実は杖、鎌、十字架などの近接攻撃のモーション中はほぼ全時間がパリィ受付時間となっており、銃パリィにが非常に容易。おそらくボスを含めた全敵対キャラの中で一番簡単。内臓攻撃をお見舞いしてやれば然程苦労せずに倒せる。 教会の大男 同じく教会関係者だが、大男とは名ばかりの巨人。デカ過ぎんだろ… その巨体に見合う斧や鉄球を振り回す。動きはゆっくりなので焦らずに。一部の攻撃後、膝から骨がはみ出すので、そこを攻撃するとダウン、内臓攻撃が可能になる。 『輸血液』や『血石の欠片』を落とす。 時間が経って夜になると眠りにつき、余程近付かなければスルーできるように。 DLC追加武器『教会砲』によれば、脳が麻痺しているとの事。 獣狩りの群集 “ヤーナム市街”でマラソンのお世話になった市井の方々。しかし罹患者だからか、裏路地などに押し込められた印象を受ける。 真っ向勝負なら最早敵ではないが、嫌らしい配置の銃群衆には注意。特に墓地街への林には十体以上も待ち受けており、至る所から狙い撃たれて蜂の巣にされた狩人は数知れず。 車椅子の群集 車椅子の老人。“医療教会の工房”のエレベーター先にいるが、笑いながらガトリングガンをぶっ放してくる。 さらに上階にはライフルで狙撃してくる者、火炎放射器を手にした者が出現する。他の敵に手間取るなどして銃撃を許すと非常に厄介。 攻撃を始めるまでにタイムラグがあるほか、旋回が遅いため回り込むように動くと楽。 獣狩りの群集(大) 裏路地にいる。“ヤーナム市街”の個体より強靭度が上がっているので注意。 狂犬 わんわんお。相変わらず群集には従順。 屍肉カラス ここに辿り着いた狩人からすれば、驚異は不意打ち攻撃と鳴き声のうるささくらいだろう。 獣狩りの下男 崖に二体いる。同時に相手取らなければ問題ない。 解体人 古教会前に数体いる。 近くには銃群集もいるので、先に倒してから相手取ろう。 脳食らい 禁域への大扉に続く道に潜む、軟体動物のような敵。 パンチの他、こちらを掴むと頭を伸縮させて齧り付き、その名の通り脳を吸い取る拘束攻撃を繰り出す。大ダメージに加え啓蒙を2も奪われるが、LRボタンガチャで1つに抑えられる。 ある程度距離を取ると拘束魔法を使い、食らおうものならすさかず齧り付かれてしまうのも危険。 見た目に似合わぬ耐久力を持つので背後に回り込みながら仕留めよう。刺突と雷光属性が弱点なのでこれを突くのも手。 『水銀弾』を落とす。 どうしても倒せない場合は 裏路地から広場の方に進むと、こいつよりも一段低い位置に辿り着く。 段差と柵に隔てられており、齧り付きも拘束魔法も絶対に届かないがこちらの攻撃も当たらない…かと思いきや、実は変形後ノコギリ鉈の弱攻撃など一部の攻撃ならあちらの立ち位置次第でギリギリ当たるため、柵に近づいてきた時を狙ってこれを当て続ければ安地からハメ殺しに出来る。 ただし他の場所にいる脳喰らいには残念ながら安地がないので、今後の経験のことを考えればあまりこの戦法に頼りすぎるのも考えものか。 狩猟犬 墓地街への林で銃群集が飼っている武装犬。狂犬の純粋パワーアップ版で、ただでさえ厄介な林越えをより困難にしている。 『血石の欠片』を落とす。 さまよう悪夢 崖先の広場や古教会前にいる、なんかわちゃわちゃした骨の獣。 ソウルシリーズの結晶トカゲポジなので倒せば『血石』を落とすが、どちらも敵が配置されているので簡単には狩らせてくれない。 敵を全滅させた後にゲーム終了→データロードで再配置が安全だろう。 狂気者 啓蒙が一定以上あると林に召喚される真っ黒な人。素早い動きで狩人に襲い掛かり、ただでさえ厄介な林越えが絶望的にキツくなる。啓蒙を消費すれば出てこないのが救い。 外付け強化の『結晶石』を落とす。 人さらい “旧市街”クリア後に“聖堂街”各所へ出没する、ぼろ布を纏った大男。白肌の細身で、血に染まった袋を携えている。 凄まじいフィジカルを持ち、生半可な攻撃では怯まずに無造作な掌底や喧嘩キックで狩人をボッコボコにする。こちらの行動を阻害する魔法も使うが空気。 飛びかかり攻撃以外機敏ではない…と思いきや、HPが減ると赤いオーラを放って発狂。スピードが跳ね上がって手が付けられなくなる。 幸い銃パリィは有効。右フックがタイミングを狙いやすく、判定も緩いのでおすすめ。また赤いオーラ発生中は隙が大きいので背後に溜め攻撃→内臓攻撃も決められる。 倒すと武器二段回目強化の『血石の二欠片』を落とし、得られる血の遺志も多めと、慣れればマラソンの対象に。 アートワークスによると、ぼろ布の下は禿頭。 赤い月が昇って以降は出てこなくなる。 名前の由来は… 人さらいに殺された初回に限り“隠し街ヤハグル”へ拐われるイベントが発生。ヤハグルに住むメンシス学派に通じているようだ。 ??? オドン教会近くの広場か古教会の門に近づくと、エネルギーの固まりみたいなものが流れてくる。 これに触れた狩人は上空へ飛ばされてもがき、うっすらな巨大な何かに掴まれているのが分かると発狂ゲージが振り切り大ダメージを受けてしまう。 広場のポイントは『トップハット』一式が落ちている場所なので、 「アイテムゲット。お、新装束じゃん、早速装備…」 シュゴゴゴゴ ガシッ と手遅れなケースも。安定のフロムクオリティ ワープゲートか何かと勘違いして自分から突っ込んでしまう初心者も多い。 ステージギミックなので倒す事は出来ない。 NPC 教会の住人 「…ん、あんた…もしかして、獣狩りの…狩人さんか?」 「すまない、香のせいで、匂いがわからなかったよ」 「でも、よかった。あんたが狩人なら、お願いがあるんだ」 オドン教会の隅にいる、赤いローブを被った住人。 日本語版声優は永田昌康。 病気か何かなのか、まるで人とは思えない異様な姿形をしており、更に盲目らしい。 今回の獣狩りの夜が異常だと気付いており、獣避けのお香を焚いて安全を確保したオドン教会へ避難者を集めるよう頼まれるが… 「獣狩りのついででいい、「オドン教会」に逃げてこいって伝えてくれ」 「あとは、まともな生き残りがいてくれれば…」 「ああ、楽しみだなぁ…ヒ、ヒッ…」 アルフレート 「…あなた、獣の狩人ですか?」 「ああ、そうですよね。私もかつてはそうでした」 「申し遅れました、私はアルフレート」 「今はローゲリウス師の教えに従い、穢れた血族を狩る者です」 墓地の銅像へ祈っている、穢れた血族を狩る処刑隊の青年。 日本語版声優は小西克幸。 処刑隊を率いていたローゲリウスを信奉しており、穢れた血族を根絶やしにするために拠点の“廃城カインハースト”を目指している。 情報交換に協力すると『発火ヤスリ』3つとジェスチャー『祈り』をゲット。医療教会やビルゲンワースについて教えてくれるのでよく聞いておこう。 「あなたに、血の加護がありますように」 裏路地の住人達 通りにポツポツと赤いランプがあるのでノックしても教会関係者と思われて慄かれる。 小岳の一角の狂った笑いの住人も哀れむだけで同様。 アリアンナ 「あら、あなた、おかしな香り…」 裏路地に住む娼婦。 日本語版声優は行成とあ。 獣狩りの夜or女狩人なのでお仕事はお休み中。 「夜が明けたらまたおいでなさいな」 男 「…お前…よそ者だろう」 「よそ者が獣狩りなど…どうせ碌なことじゃあるまい」 アリアンナの向かいの家の住人。 日本語版声優は荻野晴朗。 よそ者の狩人を警戒して辛辣な言葉をぶつけてくる。 アイリーン 「ああ、あんたかい」 「丁度いい。警告があるのさ」 正気を失った狩人を狩る狩人狩りの女性。 ヤーナム市街で出会っていれば広場への門を開けた後にオドン教会近くに姿を見せる。 詳細はヤーナム市街参照。 協力NPC ヘンリエット オドン教会から階段を昇った先で呼び出せるNPC。 美人だが『教会の石槌』を振り回すパワフルウーマン。 敵対NPC 二人組 小岳の階段下広場にいる二人。一人は雷を纏う武器『トニトルス』を持ち、一人は『銃槍』と『ルドウイークの長銃』を携えている。 どちらもかなり強いので一人ずつ誘き出して各個撃破を狙おう。崖からこっそり降りて後ろから溜め攻撃→内臓攻撃も可。 心配ならヘンリエットも連れて行こう。 ボス 大聖堂の広間に進むと… 人気のない広間 祭壇の前では 女の聖職者が祈りを捧げていた 「密かなる聖血が、血の渇きだけが我らを満たし、また我らを鎮める」 「聖血を得よ」 「だが、人々は注意せよ」 「君たちは弱く、また幼い」 「冒涜の獣が蜜を囁き、深みから誘うだろう」 「だから、人々は注意せよ」 「君たちは弱く、また幼い」 「畏れを無くせば、誰一人君を嘆くことはない」 「聖血を得よ」 「祝福を望み、よく祈るなら、拝領は与えられん」 「拝領は与えられん」 金色のペンダントを大事に持つ女は 突如として悲鳴を上げる 身体が内側から張り裂けて血飛沫が散り 異様な肉の音が木霊する 巨大な獣へと成り果てた女は ペンダントを握り締めて狩人へ振り返った 教区長エミーリア 獣の病によって変異した医療教会の現教区長にして、“聖堂街“のボス。 日本語版声優は伊藤静。 「聖職者ほどより恐ろしい獣になる」という言い伝えの通り、体毛の長い巨大な狼のような獣へと変貌した。 …元女性(多分美人)が犬っぽくなったデザインのためか、可愛いという声も多い。ケモナーホイホイ 主な攻撃は長い両腕による切り裂き。偶にぶん殴ってきたり掴み攻撃を繰り出し、噛みつきも行う。 HPが減ると元聖職者故か奇跡を行使して回復を行い、両腕での発狂乱舞を繰り出すなどかなり手強い。両手を叩きつけて発生させる衝撃波は、HPの残り具合で射程が変化する。後ろステップすると狩られるので、横ステップで回避。 欲張って攻撃を続けていると上記の発狂乱舞や、出の早いカウンター攻撃を喰らいがち。そのため、飛び込みなどのチャンス攻撃を誘発しつつのヒットアンドアウェイ戦法が基本セオリーとなる。幸い、飛び込みなどのチャンス攻撃は大ぶりなものが多いため、回避タイミングは簡単な部類に入る。聖職者の獣との戦いで学んだことを実践する機会である。 両腕を破壊すればダメージが通りやすくなり、両脚を攻撃すれば怯んで頭部への内臓攻撃チャンスが生まれる。獣なのでノコギリ系武器や『火炎瓶』、『発火ヤスリ』が有効。ヘンリエットも連れていける。 回復行動中に『感覚麻痺の霧』を投げつけることで、回復行動を阻害することが可能。大聖堂に至る大階段の脇道で拾える。しかし、この時点ではかなり貴重なアイテムであるため、その点には注意して使うようにしよう。 “旧市街“や“ヘムウィックの墓地街“のボスよりも強いため、先にそちらをクリアして聖杯やカレル文字を手に入れると良い。 彼女を倒すと『金のペンダント』をドロップ。 金のペンダント 教区長エミーリアのペンダント 使用により結晶石となり、武器を強化できる それは医療教会の長、教区長に代々受け継がれた 警句の象徴でもある それを知りたければ、祭壇の頭蓋に触れるとよい 金のペンダントを使用すると、『黄金の血晶石』になる。装備することで、対獣10.6%の攻撃力を加算でき、獣限定とはいえ、この時点ではかなりの火力UPが狙える。 祭壇に安置された初代教区長ローレンスの異骨に触れる事で、袂を分つ前のウィレームとローレンスの回想を垣間見れる。 これによって時間が進んで夜が更け… その後 ボスを倒した後に裏路地の合言葉の扉が開けるようになり、その先は“禁域の森“へ繋がっている。 “禁域の森”への扉を開いた後、住人達のうち誰かに話しかけるとアーモンド『扁桃石』を貰える。 扁桃石 網目の張った歪んだ石。あるいは隕石の類だろうか 無意味なようで、だがこれを手放せぬ、不思議な引力がある あの、おかしな男は言っていた 大聖堂の右方、隠された古教会を訪れたまえ …それは神秘、きっと狩りの力になる 説明通りに古教会の門の異形に掴まれると、ビルゲンワースの“教室棟“へとワープする。 その先の“悪夢の辺境”のボスこそが、謎のステージギミックの正体にして上位者の一体アメンドーズである。 DLCでは、ボスを倒した後に狩人の夢の使者から『血に酔った狩人の瞳』が貰える。 これを持った状態でオドン教会近くのアメンドーズに掴まれると、DLC追加ステージ狩人の悪夢へとワープ。 …そこは、荒廃した“ヤーナム市街”と“聖堂街”を歪に繋ぎ合わせたような構造をした、過去のヤーナムに似た世界であった。 秘匿を破ると… “ビルゲンワース”にて白痴のロマを倒して赤い月が昇った直後、狩人は古教会の門前にワープする。 その先は“隠し街ヤハグル“であった。 教会の住人 「おお、狩人さん!」 避難民を集めると狩人に礼を言い、ジェスチャー『快心』をゲット。 「いや、俺なんか話かけてももらえないけど、でも」 「やっぱり、誰かが助かったのなら嬉しいよ」 避難民が何らかの要因で死んだ場合は自分の所為だとパニックを起こす。 そして避難民を最大数まで集めると、狩人へ思いの丈を話してくれる。 「この場所は、みんなの避難所になった。あんたのおかげさ」 「それに…嬉しいんだ。ありがとう、こんな、俺みたいなののお願いをきいてくれて」 「もう、この街にはまともな生き残りなんていないのかもしれないけどさ」 「でも、あんたはできるだけのことをして、ここにいる人たちは救われたんだ」 「…すごいことだよ。狩人だからってんじゃない、あんたがすごいんだ…」 「ヒヒヒッ」 「…なあ、狩人さん」 「獣狩りの夜が終わったら、その、あんたと友達になれるかな…?」 「いや、そんな資格がないのは分かってるんだ。だけど…」 「だけど、その、もしお願いできればって…ヒヒッ…」 「不敬なんだ、それは、そうなんだけど、でも…」 「そんなこと、ちょっとでも考えておいておくれよ…」 「ヒヒッ…ヒヒッ」 なんていい奴なんだ… … 彼を殺すと、カレル文字『姿なきオドン』を落とす。 姿なきオドン 人ならぬ声の表音となるカレル文字の1つ 上位者オドンは、姿なき故に声のみの存在であり その象徴となる秘文字は、水銀弾の上限を高める 人であるなしに関わらず、滲む血は上質の触媒であり それこそが、姿なきオドンの本質である 故にオドンは、その自覚なき信徒は、秘してそれを求めるのだ オドン教会の隠し通路にも同名のカレル文字がある事、後述のアリアンナの顛末から、オドンに無意識に利用されていたと思われる。 アルフレート “聖堂街”クリア後は裏路地の石碑に移動しており、追加で穢れた血族の情報を聞ける。 「ああ、あなたにも伝えておきましょう」 「偉大なるローゲリウス師は言っています」 「かつてビルゲンワースの学び舎に裏切り者があり」 「禁断の血を、カインハーストの城に持ちかえった」 「そこで、人ならぬ穢れた血族が生まれたのです」 「…血族は、医療教会の血の救いを穢し、侵す、許されない存在です」 「その血族が、血族の長が、今もまだ生き残っている」 「だから私は、師の意志を継ぐために探しているのです」 「カインハーストに至る道を…」 「かつてローゲリウス師は処刑隊を率い、カインハーストの城で血族を浄化しました」 「けれど、全ては叶わず、故に救いの重石として殉教者となったのです」 「偉大なる師が、穢れた血族、その呪われた地に囚われるなど」 「私は師を解放したい。列聖の殉教者として、正しく師を祀りたいのです」 中盤以降、“廃城カインハースト”へ訪れて『未開封の招待状』を手に入れると、 渡すかどうか選べるが… 渡すと狩人に感謝し、『車輪の狩人証』とジェスチャー教会の一礼(男)を貰える。 「…素晴らしい…あなたに感謝します…」 「…ああ、これも、師の思し召しでしょうか…」 「血の加護に感謝を」 「お互い、この街を清潔にいたしましょう…」 その後、“廃城カインハースト”の女王の間へ向かうと、処刑隊装束のアルフレートが血族の長アンナリーゼをぐちゃぐちゃの肉塊へ変えて狂喜している場面に遭遇。 「師よ、ご覧あれ! 私はやりました、やりましたぞ!」 「この穢れた女を、潰して潰して潰してピンク色の肉塊に変えてやりましたぞ!」 「どうだ、売女めが!」 「如何にお前が不死だとて、このままずっと生きるのなら何ものも誑かせないだろう!」 「すべて内側、粘膜をさらけ出したその姿こそが、いやらしい貴様には丁度よいわ!」 「ヒャハ、ヒャハッ」 「ヒャハハハハハハァーッ」 「ハハハハハ…はあ…」 「…おお、あなたでしたか!」 「見てください! あなたのお蔭で、遂に私はやりましたよ!」 「どうです! 素晴らしいでしょう! これで師を、列聖の殉教者として祀れます!」 「ヒャハ、ヒャハッ」 「私はやったんだあーっ!」 「ヒャハハハハハハァーッ」 ジェスチャー『叫び』をゲット。 この後、聖堂街の墓地へ向かうと最初に出会った銅像前で自害し果てたようなアルフレートの死体が見つかる。 また女王の間で戦ってもいい。 「…どういうことですか?」 「なぜ、私に、刃を向けるのです?」 「嫉妬!嫉妬なんですかあっ!?」 「血が!」 「血が出たじゃないですか!」 「師の祀りを、よろしくお願いします…」 どちらにせよ、遺体から契約のカレル文字『輝き』が入手可能。 アリアンナ 「ああ、丁度良かったわ。あなた、狩人なんでしょう?」 「ねえ、どこか、安全なところを知らない?」 ストーリーが進むと夜が長いことに気付き、 オドン教会かヨセフカの診療所への避難を誘導できる オドン教会へ誘導すると気品あるエロっぺぇ女性が教会へ住み着く。 「あら、あなた」 「あなたの言うとおりだったわ。ここはまだ安全みたい」 「ありがとう。感謝するわ」 ジェスチャー『娼婦の一礼』をゲット。 お礼は場所が場所or女狩人なので、代わりにヤーナム伝統の血の施しを勧められる。同意すると『アリアンナの血』を入手。 「じゃあ、こっちにきて」 「大丈夫よ、私は、慣れてるから…」 「ハァ…」 アリアンナの血 聖堂街の娼婦アリアンナの「施しの血」 彼女の血は甘く、HP回復に加え 一定時間スタミナの回復速度を高める 古い医療教会の人間であれば、あるいは気づくだろうか それは、かつて教会の禁忌とされた血に近しいものだ “隠し街ヤハグル”でNPCアデーラをオドン教会へ避難させた状態でアリアンナから血の施しを3回受けて再訪すると、アリアンナが殺されている。 アリアンナと会話する時にアデーラがこっちを見ている事、殺害イベント後アデーラの台詞が若干変化する事、赤い月が昇った後に「狩人様は汚れてしまった(後述)」と錯乱したアデーラが敵対する事などにより、アデーラがアリアンナを殺したものと思われる。 「ごめんなさい。…少し、体調が悪いの」 アリアンナが生存している状態でストーリーが進むと、体調が優れずに呻いていて血の施しは受けられなくなる。 終盤に突入するとオドン教会からいなくなり、地下墓の梯子近くに移動しているが、その足元にいる血塗れの醜悪な何か(*2)を見て錯乱している。 「そんなの、嘘よ…悪い夢よ…」 「ウヒヒヒッ…ウヒヒヒヒヒッ!」 その何かを殺すとアリアンナも同時に事切れ、アリアンナは脚装備『アリアンナの靴』を、何かは『3本目のへその緒』を落とす。 3本目のへその緒 別名「瞳のひも」としても知られる偉大なる遺物 上位者でも、赤子ばかりがこれを持ち 「へその緒」とはそれに由来している 全ての上位者は赤子を失い、そして求めている 姿なき上位者オドンもまた、その例外ではなく 穢れた血が、神秘的な交わりをもたらしたのだろう 使用により啓蒙を得るが、同時に、内に瞳を得るともいう だが、実際にそれが何をもたらすものか、皆忘れてしまった 上位者オドンの赤子を受胎・出産してしまったのだろう。 ヨセフカの診療所を教えると、ヨセフカからお礼のアイテムを貰える。 その後、中盤以降に裏側から診療所へ進入して倒すと『アリアンナの靴』を落とす星界の使者がアリアンナの成れの果てだと思われる。 なお、アリアンナの着ているのは“廃城カインハースト”で手に入る『貴族のドレス』と同じものであり、『アリアンナの血』の解説からして、穢れた血族の一人。教会関係者のアデーラがアリアンナを殺害するのは嫉妬の他、教会の敵である事も理由の一つと思われる。 男 アリアンナを誘導したあと、オドン教会かヨセフカの診療所への避難を誘導できる しかし狩人の言葉を信じていないので教えた避難所とは逆の方へ向かってしまう。 ヨセフカの診療所を教えると男がオドン教会へ居つくが、相変わらず狩人へは辛辣で、新しい避難民が増える度にそれぞれ罵詈雑言を述べる。 ストーリーが進むと正気を失い掛けるもギリギリを踏み止まるが、それ以上は進展なし。 殺すと『匂いたつ血の酒』を落とす。 オドン教会を教えると、ヨセフカからお礼のアイテムを貰える。 その後、中盤以降に裏側から診療所へ進入して倒すと『匂いたつ血の酒』を落とす星界の使者が男の成れの果てだと思われる。 あまりの口の悪さに、末路を分かった上でヨセフカ送りにした狩人も少なくない アイリーン 赤い月が昇った後は… オドンの地下墓の共闘イベントを済ませていると、大聖堂前に血塗れで倒れている。 「…なんだい、あんた、また会うなんてね…」 「あたしとしたことが、しくじっちまってね。しばらく、休んでるのさ」 「なあに、血は入れたんだ。ババアだって、なんとかなろうさ」 ジェスチャー『待て』を入手。 この後、大聖堂に向かうとアイリーンを返り討ちにした敵対NPCが陣取っており、バトルへ。 しかしこのNPC カインの流血鴉はありえない程強い。人によってはBloodborne最強の敵とも。 CPUが対人特化しており回避を多用。こちらの攻撃が殆ど当たらない 右手武器は『千景』。範囲が広く、コンボを食らうと即死級の威力 左手武器は『教会の連装銃』。食らうとHPが半分ほどなくなる。NPCなので弾切れしない 秘儀『古い狩人の遺骨』を使用。ただでさえ速いのに更に加速する。当然回数制限なし HPが半分ほど減ると一度のみ『輸血液』を使用して全回復 偶に『感覚麻痺の霧』を使用してこちらの回復を阻害 銃パリィから内臓攻撃のコンボも使用。勿論即死級ダメージ 変形後の『千景』はHPが減り続けるので変形したら逃走する戦法が見つかるもアップデートで対処された この圧倒的な強さに何度も挑む事になるだろう。 そして忠告を無視した狩人が何度も階段を登る姿を見せつけられるアイリーン 激闘の末、カインの流血鴉を倒すとカレル文字『血の歓び』を落とす。 そしてアイリーンの元へ向かうと… 「…あんた、年寄りの言うことは素直に聞くもんだよ…」 「まあ、いい。あんたに助けられたのは事実さね」 「…でも、あたしももう、潮時かもしれないねえ…」 「最近、よく昔を思い出すんだ…」 「…」 「なあ、あんた」 「これを渡しておくよ」 『鴉の狩人証』とカレル文字『狩り』を渡される。 「それは狩人の業さ。けれど、あんたが背負うものでもない」 「どうしようと、あんたの自由さね…」 「…ああ、なんだが眠くなってきたよ…」 「すまないけど、少し眠らせてもらうよ…」 「少しだけね…」 アイリーンと敵対or共闘イベントをこなしていないと、流血鴉の代わりに正気を失ったアイリーンと闘う事になる。 「お前たち狩人に死を!」 カインの流血鴉についても極めて謎が多い。 カイン装束、『千景』、『感覚麻痺の霧』、『血の歓び』はカインハースト関連 狩人狩りの鴉羽装束を装備 『教会の連装銃』は医療教会産 ゲールマンの弟子であったと言われる『古い狩人の遺骨』を使用 倒した時の断末魔は青年 これらにより、カインハーストの血族や、アイリーンの息子説が上がっている 追記・修正は狩人の方がお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 教会のおっさんが作中屈指の善人だなんて気づくわけないよね初回は -- 名無しさん (2021-09-07 07 44 20) 2週目以降暴言男をヨセフカ送りにしなかった狩人はいるのだろうか -- 名無しさん (2021-09-07 08 54 43) 崖の意味深な壺室と扉は聖職者の獣の開かなかった扉の裏だね。後ろ側からなら開くのならこんなにも言われなかったのに -- 名無しさん (2021-09-07 11 24 22) 元々上と下でショートカットを繋げる予定だったけど教会に灯りあるし必要なしってなったのかね -- 名無しさん (2021-09-07 14 48 01) カインの流血鴉はあんまりにも対人特化だから、血に酔って正気を失った別世界のプレイヤーが侵入して来てるって考えてたな。 -- 名無しさん (2021-09-07 18 23 16) NPCを避難させてから殺した時の「俺なんかが人を助けようと思っちゃダメだったんだ」的なことを謝りながら泣く教会のおっさんが悲しい どんなにイライラしても避難させたなら責任持たなきゃダメだぞ -- 名無しさん (2021-09-08 17 34 38) ↑3 「技術的な問題で断念した」可能性が高いらしい。あるユーザーが改造で扉を開けられるようにしたらマップのロードが間に合わなくて問題が出たそうだ。 -- 名無しさん (2022-01-01 01 32 31) 赤ローブがオドンに利用されてたのは分かったけど、本人の善意は本物だったと思いたい殺される時にあんなこと言う人が悪だと思いたくない… -- 名無しさん (2023-04-20 22 51 18) 赤ローブぶん殴ると石ころくれるって言うけどかわいそうすぎて自分では出来ない 友達になってくれよ… -- 名無しさん (2023-04-23 04 00 08) 禁域の森への道にいる脳喰らい、実は柵のそばにいる時は段の下からノコギリ鉈鉈モードの振り下ろし攻撃がギリギリ当たるから、裏路地から回り込んで行けば向こうの攻撃が絶対に届かないところから一方的にハメ殺せる。というか正攻法で勝てる自信がなかったから毎回そうしてた -- 名無しさん (2023-10-29 01 30 52) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/5356.html
【検索用 ちのけいやく 登録タグ 2008年 VOCALOID ち ファンタジーP 曲 曲た 鏡音リン 鏡音レン】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:ファンタジーP 作曲:ファンタジーP 編曲:ファンタジーP 唄:鏡音レン・鏡音リン 曲紹介 曲名:『血の契約』(ちのけいやく) 死者の世界へなんとなく続きのような… 同じ世界観でつくっている 歌詞 (作者ホームページより転載) 風が吹く 砂が舞う 私を見つめる 数多の目 利かない耳が 捉えかけた 人ならざるものたちの 囁き 私が前に進むためには 何が必要なのだろう 異形のものたちよ 我らは 血の契約を交わした これより そなたらは 私の 目となり 耳となれ 闇を裂き 光が射す 私を護るものが消える 砂が舞う 私を阻む 《独り 彷徨い何処へ行く?》 彼らを人と認めぬならば 何を以て人と呼ぶのか 異形のものたちの 運命と 嘆くことなかれ 私は そなたらの命を 見つめ続けよう 異形のものたちよ 我らは 共に生き 共に朽ちる これより そなたらと 私は… コメント 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
https://w.atwiki.jp/discstation/pages/308.html
発売時期:1992年11月20日/収録号数:DS98#19 対応機種:PC-98/メディア:FLOPPY DISK ジャンル:クイズ/シリーズ名:純情忍者ハナ血の爆弾丸シリーズ 概要説明 攻略情報
https://w.atwiki.jp/jcbr/pages/177.html
0087:吸血姫AYA ◆NjB3qY2VYE 少女の美しい面を覆う醜怪な仮面のスリットから、野蛮な眼光が覗く。 思わず身構えたものの、バギーは未だ状況を把握出来てはいなかった。 雄叫びを上げるこの女……気でも触れたか? しかし、この迫力はなんだ?この迫力、先程の羊の様な女の放てる類の気ではない。 事実、その瞳を見てバギーの脳裏に連想されたのは、忌まわしい麦藁であり、緑髪の海賊狩りであった。つまり、それは何か。 グランド・ラインの猛者達さえ霞む程の気を、眼前の少女は漂わせている。 つまり、それは――獣の気だ。 そこにまで考えが至って、バギーの脳裏から疑問は吹き飛んだ。 確かにどてっぱらに派手に風穴を開けてやった筈なのに、何故かこのガキは立ち上がっている。そんな事はもう、どうでもいい。 死んだはずの相手が生きていた? それがどうした関係あるか。もう一遍、派手にぶち殺す機会が回って来たっていうだけの話だ。 バギーの決断は早かった。こういう手合いは、即座にぶち殺してしまうのが最良。 俺は誰だ?俺は誰だ!?俺は誰だ!!そう、俺は! 「俺は道化のバギー様だッッ!バカやろうッッ」 言うが早いか、バギーのマシンガンが金切り声を上げる。雨あられと降り注ぐ弾丸が、石造りの奇怪な仮面を粉々に打ち砕く。 そして少女の脳天からも、噴水の如く鮮血が吹き上がる……はずだった。 土煙が晴れても、バギーの眼前に少女はいない。 もはや粉々の破片となった謎の石仮面と、先刻バギーが引き裂いたボロボロの上着だけを残して、少女は跡形もなく消えてしまった。 「ど、どこ行きゃあがった、ガキィッ!」 荒い息を吐きながら、バギーは四方に向けて、やたらめったら銃口を振りかざす。 「おい! ビビッてんのかぁッ! 出て来いよ、派手にぶち殺してやっからよぉお!」 バギー自身気付いてはいないが。この気勢は、ある一つの感情を紛わす為の防衛手段だ。 二度だ。殺したはずの女を、二度殺し損ねた。意味が分からない。訳が分からない。 「逃がすと思ってんのかぁ!? 今度はしっかり狙うから!派手死刑だッッ」 そこまで、わめき散らした時だった。 不意に横合いから、白い何かが視界に滑り込んできた。 顔面のすぐ直近に、赤い斑に冒された白い何かが割り込んできた。 それが、姿を消した少女の、血にまみれた左手だと気付くより先に。 鍛えたはずの感覚が、危険から身を逸らす前に。 ぶちぃッッ まるで、果実をもぎ取る様な音が、響いた。 「みッぎゃあああぁぁああああぁああぁぁあぁぁあぁぁああああッッ!!」 海賊船長『道化のバギー』の『念願』は、思いもよらぬ形で叶う事となった。 血の吹き出す顔面を押さえてのた打ち回るバギーを、静かに見下ろす少女―― 東城綾の左手には、リンゴの様な、真っ赤で丸い、道化のバギーの鼻が、握られていた。 東城は、静かにバギーの横にしゃがみ込む。 肌を剥き出した艶かしい上半身を、自身の血とそしてバギーの血に染めて、怖気が振るう程の色気を放つ。 痛みさえ、恐怖さえ忘れてバギーが思わず見惚れる程の妖艶さ。 透ける様に白い肌にコントラストを刻む返り血の赤を浴びた様は、太古の部族の、戦に臨んだ『血化粧』を彷彿とさせる。 東城が、穏やかに口を開く。背骨を直に握られるが如き錯覚すら呼ぶ、鈴の音色だ。 「……『猿』が、『人間』には、勝てませんよね?」 「ひぃい……!」 「あなたはね、『バギーさん』。あなたは、もう……」 首筋を掴む手の平から伝わる冷たさは、もはや人間のそれでは、ない。 「……もう、私にとっての、『お猿さん』なんですよ」 バギーは聞いた。自分の首筋から聞こえる、コリコリという奇妙な音を。 バギーは見た。自分の首筋から覗く、真っ赤に染まった太い管を。 バギーは悟った――ああ、あれは……! ――あれは、俺の……静脈だ……!! ズギュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥンンッッ!! 唐突に恍惚が押し寄せた。射精の快感に、少し似ている。 しかし、逆だ。 何かを吐き出す悦びではない。これは、この快感は、全く真逆の、被虐の悦び。 口を限界まで開き、身を震わせて、バギーは声にならない雄叫びを上げる。 悦びの故なのか、恐怖の故だったのか。 それはバギー本人にしか、いや、ひょっとしたら彼自身にだって分かっていないのかも知れない。 それほど凄まじい奔流が、バギーの神経を駆け巡り、蹂躙する。 ……そして。バギーが、その生涯における最大にして最後の法悦を味わい切ると同時に、 東城の指先が、バギーの精気を吸い切った。 干からびてボロボロのミイラになったバギーの亡骸を打ち捨てて、東城綾は考える。 正確に言うなら、それはもう、正常な人間の思考と呼べるような代物ではなかったけれど。 忘れられないのだ、荒波の様に指先から押し寄せた、快感の余韻が。 こんな、見も知らぬ恐ろしい化け物の様な男の『精』でさえ、これほどの快感をもたらしたのだ。 それが、それがあの人の『精』であったなら、 自分にどれ程の事が起こるのか、どれ程の悦びが手に入るのか。とても想像出来ない。 混然と入り混じった複数の感情が、彼女の唇を歪める。 少しの恐怖心と、それを覆い隠そうとする自制心と、そして…… その全てを覆い隠す血への渇きが、彼女の瞳を赤く染めた。 ――行こう、真中君の所へ。そして、私は彼と……一つになるんだ。 数刻前まで『バギー』と呼ばれていた破片が、風に舞って、舞い上がって。 その小さな風の渦巻きの中を、東城綾は歩き始めた。 【福井県(一日目):黎明~早朝】 【東城綾@いちご100%】 〔状態〕吸血鬼化、健康 〔装備〕特になし 〔道具〕荷物一式 〔思考〕1.真中に会う 2.空腹を満たす なお、バギーの所持していたマシンガン、その他支給品一式は、その場に放置してあります 【道化のバギー@ONE PIECE 死亡確認】 【残り 116人】 時系列順で読む Back Spearheads Next 15少年 投下順で読む Back Spearheads Next 勝利への執念 027 豹変 道化のバギー 死亡 027 豹変 東城綾 184 人間の超越
https://w.atwiki.jp/afkarenakouryaku/pages/78.html
ティーダ 陣営 ババリア部族 英雄タイプ 敏捷型 職業 レンジャー メインロール 継続アタッカー スキル 必殺技 ブレイドサイクロン 完全版 刃のサイクロンとなって戦場を席巻し進行路線にいる敵に攻撃力×160%のダメージを与え、最も弱っている敵の近くに降下し、周りの敵に攻撃力×220%のダメージを与える。 Lv.1 刃のサイクロンとなって戦場を席巻し進行路線にいる敵に攻撃力×160%のダメージを与え、最も弱っている敵の近くに降下し、周りの敵に攻撃力×180%のダメージを与える。 Lv.2 降下によるダメージが攻撃力×200%に増加 Lv.3 降下によるダメージが攻撃力×220%に増加 スキル ブラッドスラッシュ 完全版 前の敵に五連撃を繰り出し、毎段敵に攻撃力×80%のダメージを与え、裂傷状態を付与する。裂傷状態の敵は12秒の間、移動時に毎秒攻撃力×65%のダメージを受ける。 Lv.1 前の敵に五連撃を繰り出し、毎段敵に攻撃力×60%のダメージを与え、裂傷状態を付与する。裂傷状態の敵は8秒の間、移動時に毎秒攻撃力×65%のダメージを受ける。 Lv.2 毎段のダメージが70%まで増加 Lv.3 裂傷の持続時間が12秒に増加 Lv.4 毎段のダメージが80%まで増加 スキル バトルハウル 完全版 雄々しい雄叫びで敵を怯ませ5秒間自身から遠ざけさせる。10秒間、自身の速度が35%、攻撃力が30%増加する。範囲内の味方も速度、攻撃力増加の効果を付与。 Lv.1 雄々しい雄叫びで敵を怯ませ5秒間自身から遠ざけさせる。10秒間、自身の速度が35%、攻撃力が20%増加する。 Lv.2 攻撃力の増加量が30%になる Lv.3 範囲内の味方も速度、攻撃力増加の効果を付与 パッシブ サヴィジリィ 完全版 HPが50%より低い敵がいる時、ロックオンしてその敵を倒すまで優先して攻撃し続ける。通常攻撃が変化し、攻撃力が50%増加する。ロックオン期間中、吸収力が40増加。 Lv.1 HPが50%より低い敵がいる時、ロックオンしてその敵を倒すまで優先して攻撃し続ける。通常攻撃が変化し、攻撃力が35%増加する。 Lv.2 ロックオン期間中、吸収力が40増加 Lv.3 攻撃力の増加量が50%になる 専用装備/血濡れたダガー 段階 専用装備スキル ブレイブハンター 初期 「サヴィジリィ」発動後の6秒間、受けるダメージが40%減少する。 +10 ダメージの減少量が55%になる +20 ダメージの減少量が70%になる +30 『サヴィジリィ』発動後の6秒間、行動阻害を無効化するようになる 家具スキル/鮮血の渇望 家具 専用スキル 3/9 HPが50%未満の敵が一体いる毎に、または撃破された敵が一体いる毎に(召喚ユニットを除く)。自身の受ける治療量が25、根性が17、攻撃力が8%増加する。 9/9 自分が敵を撃破いは近接範囲内にいる敵が撃破された時、失われたHPの35%が回復する。 入手方法 月桂冠の酒場 エリート英雄ソウルストーン
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/4546.html
前ページ次ページ鮮血の使い魔 夕暮れの森の中、言葉は鞄を差し出した。 「誠君をお願いします」 げんなりした顔でフーケは受け取り、ため息をひとつ。 鞄の中身が何なのか、ロングビルとして魔法学院で働いていた時に聞いている。 オールド・オスマン直々に固定化の魔法をかけた生首。 あのエロ爺、余計な事を。 「これを持ってろってのかい? 正直、御免こうむりたいんだけどねぇ」 「危険ですから、誠君を連れて行く訳にはいきません。 それに……世界を裏切った私に手を差し伸べてくれたあなたなら、 一時的に誠君を保護してもらう程度は信用してもいいです」 「世界を裏切ったぁ? あはは。ご主人様だけじゃなく、世界までかい。 あんたの言う『世界』に、私は含まれていないのかい? ずいぶんと都合のいい『世界』だねぇ」 ――もっとも、心を病んだ人間じゃ正常な思考なんかできないんだろうねぇ。 多少の哀れみの色を瞳に浮かべたフーケだが、言葉はうつむいて視線を合わせない。 「……。あなたには感謝しています。色々と教えてくれて、この、剣も」 言葉は血濡れの剣を地面に突き刺した。 教会の中、絶体絶命の時、言葉の前に突如現れたこの剣は、 フーケが魔法で作り出したささやかな援護だったのだ。 教会から飛び出してすぐ、フーケと鉢合わせをした言葉はすぐその事実に気づき、 フーケと共に王党派と貴族派の戦いから逃れ、森の中に潜んでいる最中である。 しかもフーケは、現在地からレコン・キスタの居城への道も教えてくれた。 なぜアルビオンに土地勘があるのか、それは言葉にとってありがたい事なので、 理由などはどうでもよかった。 「クロムウェルは今、レコン・キスタの総司令官って立場みたいだね。 もっとも王党派を倒した暁にゃ、虚無の担い手って立場を利用して、新皇帝様か」 フーケは杖を振って、剣を土くれにし大地に帰した。付着していた血も地面に溶ける。 「今は首都ロンディニウム南部の空軍基地、ロサイスって所にいるはず。 軍港だから宿舎の類は無く、そこいらに将官や兵士のための天幕が張ってあるだろうね。 まあ、その手紙を持って行けば、平民のあんたでもクロムウェルにお目通りがかなうさ」 「……部外者の私は、彼をクロムウェル様と呼べばいいのでしょうか」 「そうだね、それが無難だよ。もし皇帝になってたら『閣下』とでも呼んでやんな」 「解りました。これで、アンドバリの指輪を手に入れる算段はつきました。 後は、どうフーケさんと合流するかですね」 「そうさねえ……この森のこの場所ででいいんじゃない? 四六時中ここにいる訳にはいかないから、一日に二度、 日が沈む頃と、夜が明ける頃に待ってるよ。いなかったらここで待っとくれ。 もし待てない状況なら、目印としてそこの木の根の間に石を三つ並べて置くんだ。 東に行くと川があるから、そこから下流へ下流へと逃げるんだよ。探して拾ってやる」 嫌々協力しているはずなのに、とても面倒見のいいフーケ。 こんないい奴だったかと自問自答し、言葉に親切にしてしまう理由を思い当たった。 ああ、似てるんだ。 自分が大切にしている、妹のようなあの娘に。 ――胸の大きさとか。 ……それだけ? 理由はそんなくだらないのひとつだけ? いや、多少残っていた良心からくる同情とか、武器を使った時の超人的な強さへの恐怖など、 理由は他にも色々あるのだが、多分胸の大きさであの娘を思い出すのも理由のひとつで。 「くっくっ、あっはっはっ……」 そう思うと、フーケは自分が馬鹿らしくて笑えてしまうのだった。 そんなものかもしれない。人が人に協力する理由なんて。 脅されても、あの娘の面影を少しだけ重ねたから、わざわざ教会で剣を錬金なんかして。 「……フーケさん?」 「いや、何でもないよ、こっちの事。 それじゃ、私はもう行くよ。夜が明ける前に姿をくらましたいからね。 他に頼んでおきたい事、言っておきたい事はあるかい?」 「ル……いえ、何も」 「そうかい」 きびすを返し立ち去ろうとするフーケと、同様にきびすを返しロサイスへと歩を向ける言葉。 「ああ、それと」 背中を向けるのを待っていたかのようなタイミングで、フーケの声がした。 「世界を裏切ったとか、私だけ手を差し伸べたとか言ってたけど、 あんたのご主人様も手を差し伸べてたの、気づかないフリするのはよしな」 「――あなたに、私の気持ちが!」 振り向きながら叫んだが、フーケの姿も返事も無かった。 「…………」 しばし誰もいない森を睨んだ後、言葉は空軍基地ロサイスへ向かう。 今度は振り返らなかった。 ロサイスにたどり着いてすぐ、言葉はレコン・キスタの兵士に捕まった。 しかしワルドの死を伝え、預かり物があると言うと、状況は変わる。 半信半疑の兵士が連絡に行き、すぐに将校がやってきた。 「ワルド様からクロムウェル様にお渡しするよう言付かって参りました。 是非、クロムウェル様に直接、ワルド様の最期をお伝えしたいと思います」 ボディチェックを受け手紙以外何も持っていないと確認し、 さらに手紙も本物らしいと解ると、王党派からの刺客という疑いは消えた。 名誉のために命を張る王党派が、暗殺という手など使わないだろいという判断もあった。 こうして、言葉は赤いレンガの発令所に通される。 聖職者らしき姿をした中年が指輪をはめたがいたので、 彼がクロムウェルだろうと思い言葉は微笑んだ。 クロムウェルも手紙を入手できたとの報告に頬を緩めており、 さらにそれを持ってきた言葉の豊かな胸に気づくと、碧眼に劣情の熱が灯った。 「おはつめおめにかかります。ワルド様から手紙を預かって参りました、言葉と申します」 「ほう。変わった名前だね、コトノハ。 いやしかし、君のおかげでトリステインとゲルマニアの同盟を阻止できるよ! 平民ながらよくやってくれた! 君のような乙女が、これほどの大役を成すとは! しかしながら、あの優秀なワルドが死に、なぜ君のような少女が無事だったのか疑問はある。 そこで色々と話を聞きたいのだがいいかな?」 「もちろんです、そのためにここまで来たんですから」 偽りの報告。 自分はかつてワルド子爵の家に仕えていた者で、ワルドには個人的な恩義があり、 これまでも何度かワルドの任務に協力していたのだ。 そして今回の任務を終えれば、ワルドからクロムウェルに紹介され、 レコン・キスタに加えてもらう約束をしていた。 偉大なる虚無の担い手であるクロムウェルこそ、新時代を担う皇帝に相応しく、 ワルドともども忠誠を誓うつもりであったという。 しかし任務は失敗し、ワルドはあのウェールズに討たれ、 今わの際に手紙を託された言葉は一人でここまで逃げ延びてきたのだ。 「クロムウェル様は伝説の虚無を操り、死者すら生き返らせると聞きます。 死したワルド様をお助け願います。 そのためなら私は……身も、心も、クロムウェル様にお捧げします」 うやうやしく頭を下げる言葉。 これでいい、後はチャンスを待つだけだ。 期間は、ワルドの遺体を発見されるまで。それをされれば嘘が知られてしまう。 チャンスは実に早く、その晩にはもう訪れた。 一気に攻め滅ぼされたかに見えたニューカッスル城だが、 レコン・キスタの前線指揮官は苛立っていた。 アルビオン革命戦争の最後を飾るはずだったニューカッスル攻城戦は、 三百の王軍を全滅させるのにい、二千もの損害を受け、 さらに怪我人も合わせれば四千にも上る。 戦死者の数だけ見れば、勝利の代償はあまりにも大きすぎた。 しかし指揮官をもっとも苛立たせているのは、正確にはまだ王軍が全滅していないからだ。 といっても、残っている王軍の数は指で数えられる程度だろう。 もしかしたら指一本で足りるかもしれない。 だが、その指一本が重要なのだ。 国王の首は取ったがしかし、皇太子の遺体が見つからない。 ウェールズはまだ生きている。 名誉だの死に場所だのとこだわった王軍の皇太子がまだ、無様にも逃走しているのだ。 死が怖くなって逃げ出したのかと嘲笑するためには、ウェールズを討ち取らねばならない。 そうせねば、大軍を率いたにも関わらずウェールズを取り逃した無能者として罰を受けるからだ。 故に指揮官は、すでに双月が輝く時間になっても大規模な捜索を行っていた。 皇太子ウェールズがいる限り、アルビオン王家は終わらない。 もしこのまま見つからなかったら、王軍を再建しレコン・キスタに挑んでくるだろう。 とはいえ、まったく手がかりがないという訳ではなかった。 捜索隊の何人かが殺され、あるいは行方不明になっている。 ウェールズを見つけたものの返り討ちにされたのだろう、 よって捜索隊を失えば失うほど、ウェールズの居場所は特定されていく。 肩に灼熱のような痛みが走りながらも、ウェールズは詠唱を完成させた。 「エア・カッター!」 不可視の刃は、矢を放った兵士の喉を切り裂き鮮血を咲かせた。 しかし木陰から、ウェールズの横に回り込んだ兵士が剣を低く構え突っ込んでくる。 脇腹をえぐろうとしたその兵士の手元が突如爆ぜた。 煙が立ち込める中、ウェールズは素早くエア・ハンマーを唱えて兵士を叩き潰す。 「はぁっ、はぁっ」 肩に矢が刺さったままの彼の横を、薄いピンクの髪の少女が通り抜け、 地面に落ちているカンテラ――追っ手が持っていた物――を拾い、灯りを消した。 灯りが消えた森は、一瞬で暗黒に包まれる。 それでも息遣いを頼りにルイズは、ウェールズに寄り添い身体を支えた。 「殿下、申し訳ありません」 「何を謝る。君が援護してくれたおかげで、僕は殺されずにすんだのだよ」 「しかし、私のような足手まといのせいで、ウェールズ殿下にご迷惑ばかり……」 「いいんだ。君がいなければ、僕はもうとっくに死地へと赴いていただろう。 だから今まだ生きていられるのは、ミス・ヴァリエールのおかげなのだよ」 ニューカッスル城攻戦で死ぬはずだったウェールズは、まだ生きていた。 すべては最愛のアンリエッタからの使い、ルイズのためである。 教会での戦いの後、敵兵に阻まれ王軍の本隊と合流できなかったウェールズは、 ルイズを安全な場所まで逃がすため、ルイズの盾とならなければならなかった。 包囲網を抜け、ゲリラ的な戦いで追っ手を確実に始末し、 名誉に泥を塗りながらも、トリステインからの使者を守るため、 彼は生きていなければならなかった。 ルイズは自分が酷く迷惑をかけているのだと理解しつつも、 そんな自分が存在しているためウェールズが生きている事実よ喜んでいた。 このまま、二人で安全な場所に――すなわちアルビオンの外に逃げられれば。 そうすれば、なし崩し的にウェールズを亡命させられるかもしれない。 でも、アルビオンから脱出する船を得られたとしたら、 その時点でウェールズはルイズから離れ、 単身レコン・キスタに特攻をかけるだろう事も解っている。 どうすればいいのか。 そしてもうひとつ、ルイズには気がかりがあった。 「ミス・コトノハが気になるかい?」 見透かされてルイズの表情は沈んだが、暗さが隠してくれた。 「すまない……今の僕は、ミス・ヴァリエールを守るだけで精一杯だ」 「いえ、殿下……感謝しております、私などのために」 「彼女に関しては無事を祈るしかないだろう」 「はい……。殿下、矢を抜かなくては」 「いや、今抜けば出血が激しくなるだけだ。このままでいい。 それよりミス・ヴァリエール。 消したばかりですまないが、カンテラの灯りをつけてくれないか?」 「はい、殿下」 カンテラに火を灯しながら、ルイズはその意味を理解し、うつむく。 ウェールズは魔法で灯りを作る程度の精神力も惜しい状況なのだ。 だから少しでも精神力を節約しなければならない。 せめて、コモン・マジックでもいい、自分も魔法を使えたらとルイズは悔やむ。 「殿下、どこか休める場所を探さなくては」 「ああ。しかし、森に逃げ込んだのは失敗だったかな。 ここが森のどの辺りなのか、少し自信が無くなってきたよ。 近くに川があるはずなんだが、せせらぎの音すら聞こえない」 「……いえ、殿下、聞こえます」 負傷し、精神力も消耗しているウェールズには聞こえなかったが、 そうではないルイズは遠くで水音がしている気がしていた。 さっきまで追っ手と戦っていたから気づかなかったが、 もしかしらた川にたどり着けるかもしれない。 一口でもいいから水を飲みたい。ルイズもウェールズも、酷く渇いていた。 「そうか、ではそちらへ向かおう」 ウェールズを支え、カンテラで足元を照らしながら、ルイズは水音の方へ進む。 少し歩いて、ウェールズも水の流れる音に気づき、 どちらからともなく互いに微笑みかけた。 瞬間、カンテラが弾ける。 真っ暗闇に放り込まれたルイズとウェールズは、慌てて杖を引き抜いた。 カンテラを破壊したのは弓矢か、投石か、ともかく追っ手に見つかってしまった。 周囲で木の葉を踏む足音や、複数の息遣いなどが聞こえてくる。 囲まれた? いや、現在進行形で囲まれつつある? 魔法の詠唱が聞こえた。追っ手にはメイジが混じっているらしい。 もうこれ以上逃げられそうになかった。 ならばせめて一人でも多く道連れにするのみ。 (コトノハ……今どこにいるの? 無事でいるの?) 自分達がここで殺されるにしても、せめて、言葉は無事であって欲しかった。 月明かりをさえぎる天幕の中、裸身がランプに照らされていた。 白い肌は紅潮し、球のような汗が全身に浮かんでおり、 太ももを汗ではないものが伝い落ちる。 すでに汗で濡れしわくちゃになったシーツでそれらを拭った言葉は、 痛むほどに掴まれ爪の跡までついている乳房の前で、指輪を握りしめた。 アンドバリの指輪だった。 おぞましい恥辱と嫌悪を代償に、ついに手に入れた。 湧き上がる感情を抑えながら、言葉は衣服を素早く着る。 ベッドの上では、物言わぬ身となったクロムウェルが仰向けになっていた。 その喉にはナイフが突き立てられている。 空腹を訴える言葉に用意された食事についていたものだ。 一般兵は粗末なパンやスープばかり食べていて、 ナイフとフォークを使って食べるような物が彼女に運ばれてきたのは、 平民ながらも手紙を持ってきた英雄だからこそであった。 食事の後、夜も更け用意された天幕で眠る段になって、クロムウェルが訪ねてきた。 まさかロサイスに到着した晩にチャンスがめぐってくるとは、言葉にとって僥倖だった。 後は隙をうかがい、クロムウェルの上になった時にシーツに隠していたナイフを取り、 その喉元に突き下ろして指輪を奪うというだけの簡単な作業ですんだ。 服を着終えてから、言葉はまだ自分の身体で濡れている部位があると気づいた。 スカートのポケットにあったハンカチで目元を拭い、 そのハンカチと一緒に指輪を左のポケットにしまう。 回収したアンリエッタの手紙も入っているため少々かさばるが仕方ない。 クロムウェルの喉に刺さったままのナイフを引き抜き、それは右のポケットに入れた。 ガンダールヴのルーンは武器に反応するが、 食事のためのナイフはまさにその使用目的通り、武器とみなされなかった。 ――工具であるノコギリとチェーンソーには反応したのに。殺傷力の問題だろうか? ガンダールヴの力で逃げるためには、敵兵から武器を奪わねばならない。 しかし自分の裏切りを知らせるより、このままロサイスを脱出する方が安全だろう。 言葉は、クロムウェルの死体をその場に残し、天幕から踏み出した。 そしてすぐ、巡回していた兵士と目が合った。 「こんな時間に、どちらへ?」 急いで着たためにやや乱れていた服の胸元を言葉は押さえ、唇をきつく結んだ。 その仕草を奇妙に思った兵士が、言葉の天幕に向かって歩き出した。 第16話 代償 前ページ次ページ鮮血の使い魔
https://w.atwiki.jp/niconicocup/pages/15.html
▼基本情報 378種(基本セット第4版)+125種(クロニクル)=全503種。 詳しくは第4版@wikiおよびクロニクル@wiki参照。 ▼総評 なんといっても、基本セットでは第4版にしか収録されていない「剣を鍬に」が注目カードの筆頭。 全体的に、「神の怒り」や「対抗呪文」など、白と青に強いカードが多い印象。 その場合、勝ち手段がないので別のセットで上手くバランスを取ることが必要。 黒、赤、緑は、白と青に比べるとカードパワーが劣っている。 無色では、ソフトロックパーツの「冬の宝珠」と「弱者の石」がある。 環境次第では「血染めの月」も非常に強力なカード。 なかなかの基本セットではあるのだが、多色土地がないところが非常に痛い。 ▼白の有用カード ハルマゲドン/Armageddon (3)(白) ソーサリー 4ED, レア すべての土地を破壊する。 洗脳/Brainwash (白) エンチャント ― オーラ(Aura) 4ED, コモン エンチャント(クリーチャー) エンチャントされているクリーチャーは、それのコントローラーが(3)を支払わないかぎり、攻撃できない。 黒の防御円/Circle of Protection Black (1)(白) エンチャント 4ED, コモン (1):このターン、あなたが選んだ黒の発生源1つが次にあなたに与えるすべてのダメージを軽減する。 赤の防御円/Circle of Protection Red (1)(白) エンチャント 4ED, コモン (1):このターン、あなたが選んだ赤の発生源1つが次にあなたに与えるすべてのダメージを軽減する。 十字軍/Crusade (白)(白) エンチャント 4ED, レア 白のクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。 解呪/Disenchant (1)(白) インスタント 4ED, コモン アーティファクト1つかエンチャント1つを対象とし、それを破壊する。 孤島の聖域/Island Sanctuary (1)(白) エンチャント 4ED, レア あなたのドロー・ステップの間にあなたがカードを1枚引く場合、代わりにあなたはそのドローを飛ばしてもよい。 そうした場合、あなたの次のターンまで、飛行か島渡りを持つクリーチャーしかあなたを攻撃できない。 宿命/Kismet (3)(白) エンチャント 4ED, アンコモン あなたの対戦相手がプレイするアーティファクトとクリーチャーと土地は、タップ状態で戦場に出る。 土地税/Land Tax (白) エンチャント 4ED, レア あなたのアップキープの開始時に、対戦相手1人があなたより多くの土地をコントロールしている場合、 あなたはあなたのライブラリーから基本土地カードを最大3枚まで探し、それらを公開し、あなたの手札に加えてもよい。 そうした場合、あなたのライブラリーを切り直す。 サバンナ・ライオン/Savannah Lions (白) クリーチャー ― 猫(Cat) 4ED, レア 2/1 剣を鍬に/Swords to Plowshares (白) インスタント 4ED, アンコモン クリーチャー1体を対象とし、それを追放する。それのコントローラーは、そのパワーに等しい点数のライフを得る。 白騎士/White Knight (白)(白) クリーチャー ― 人間(Human)・騎士(Knight) 4ED, アンコモン 先制攻撃(このクリーチャーは、先制攻撃を持たないクリーチャーより先に戦闘ダメージを与える。) プロテクション(黒)(このクリーチャーは黒のものに対して、ブロックされず、対象にならず、ダメージを与えられず、エンチャントされない。) 2/2 神の怒り/Wrath of God (2)(白)(白) ソーサリー 4ED, レア すべてのクリーチャーを破壊する。それらは再生できない。 神への捧げ物/Divine Offering (1)(白) インスタント CHR, コモン3 アーティファクト1つを対象とし、それを破壊する。あなたは、その点数で見たマナ・コストに等しい点数のライフを得る。 ▼青の有用カード 青霊破/Blue Elemental Blast (青) インスタント 4ED, コモン 以下の2つから1つを選ぶ。「赤の呪文1つを対象とし、それを打ち消す。」「赤のパーマネント1つを対象とし、それを破壊する。」 対抗呪文/Counterspell (青)(青) インスタント 4ED, アンコモン 呪文1つを対象とし、それを打ち消す。 魔力奪取/Drain Power (青)(青) ソーサリー 4ED, レア プレイヤー1人を対象とする。 そのプレイヤーは、自分がコントロールするすべての土地のマナ能力を起動する。 その後、そのプレイヤーのマナ・プールからあなたのマナ・プールにすべてのマナを移動する。 魔力流出/Energy Flux (2)(青) エンチャント 4ED, アンコモン すべてのアーティファクトは「あなたのアップキープの開始時に、あなたが(2)を支払わないかぎり、このアーティファクトを生け贄に捧げる。」を持つ。 ハーキルの召還術/Hurkyl s Recall (1)(青) インスタント 4ED, レア プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーがオーナーであるすべてのアーティファクトを、そのプレイヤーの手札に戻す。 アトランティスの王/Lord of Atlantis (青)(青) クリーチャー ― マーフォーク(Merfolk) 4ED, レア 他のマーフォーク(Merfolk)・クリーチャーは+1/+1の修整を受けるとともに島渡りを持つ。 2/2 枯渇/Mana Short (2)(青) インスタント 4ED, レア プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーがコントロールするすべての土地をタップし、そのプレイヤーのマナ・プールを空にする。 魔力消沈/Power Sink (X)(青) インスタント 4ED, コモン 呪文1つを対象とし、それをそれのコントローラーが(X)を支払わないかぎり、打ち消す。 支払わなかった場合、そのプレイヤーは自分がコントロールするマナ能力を持つすべての土地をタップし、自分のマナ・プールを空にする。 呪文破/Spell Blast (X)(青) インスタント 4ED, コモン 点数で見たマナ・コストがXである呪文1つを対象とし、それを打ち消す。(たとえば、マナ・コストが(3)(青)(青)である呪文の場合、Xは5である。) 停滞/Stasis (1)(青) エンチャント 4ED, レア プレイヤーは自分のアンタップ・ステップを飛ばす。 あなたのアップキープの開始時に、あなたが(青)を支払わないかぎり、停滞を生け贄に捧げる。 秘宝奪取/Steal Artifact (2)(青)(青) エンチャント ― オーラ(Aura) 4ED, アンコモン エンチャント(アーティファクト) あなたは、エンチャントされているアーティファクトをコントロールする。 ぐるぐる/Twiddle (青) インスタント 4ED, コモン アーティファクト1つかクリーチャー1体か土地1つを対象とする。あなたはそれをタップまたはアンタップしてもよい。 不安定性突然変異/Unstable Mutation (青) エンチャント ― オーラ(Aura) 4ED, コモン エンチャント(クリーチャー) エンチャントされているクリーチャーは+3/+3の修整を受ける。 エンチャントされているクリーチャーのコントローラーのアップキープの開始時に、そのクリーチャーの上に-1/-1カウンターを1個置く。 送還/Unsummon (青) インスタント 4ED, コモン クリーチャー1体を対象とし、それをオーナーの手札に戻す。 ブーメラン/Boomerang (青)(青) インスタント CHR, コモン3 パーマネント1つを対象とし、それをオーナーの手札に戻す。 あまたの舞い/Dance of Many (青)(青) エンチャント CHR, アンコモン1 あまたの舞いが戦場に出たとき、トークンでないクリーチャー1体を対象とする。そのコピーであるトークンを1体戦場に出す。 あまたの舞いが戦場を離れたとき、そのトークンを追放する。 そのトークンが戦場を離れたとき、あまたの舞いを生け贄に捧げる。 あなたのアップキープの開始時に、あなたが(青)(青)を支払わないかぎり、あまたの舞いを生け贄に捧げる。 氾濫/Flash Flood (青) インスタント CHR, コモン3 以下の2つから1つを選ぶ。「赤のパーマネント1つを対象とし、それを破壊する。」「山(Mountain)1つを対象とし、それをオーナーの手札に戻す。」 回想/Recall (X)(X)(青) ソーサリー CHR, アンコモン3 カードをX枚捨てる。 その後これにより捨てられたカード1枚につき、あなたの墓地にあるカードを1枚あなたの手札に戻す。 回想を追放する。 霊魂放逐/Remove Soul (1)(青) インスタント CHR, コモン3 クリーチャー呪文1つを対象とし、それを打ち消す。 ▼黒の有用カード 動く死体/Animate Dead (1)(黒) エンチャント ― オーラ(Aura) 4ED, アンコモン エンチャント(墓地にあるクリーチャー・カード) 動く死体が戦場に出たとき、それが戦場に出ている場合、 それは「エンチャント(墓地にあるクリーチャー・カード)」を失い、「エンチャント(動く死体により戦場に出たクリーチャー)」を得る。 エンチャントされているクリーチャー・カードをあなたのコントロール下で戦場に戻し、動く死体をそれにつける。 動く死体が戦場を離れたとき、そのクリーチャーのコントローラーはそれを生け贄に捧げる。 エンチャントされているクリーチャーは-1/-0の修整を受ける。 不吉の月/Bad Moon (1)(黒) エンチャント 4ED, レア 黒のクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。 黒騎士/Black Knight (黒)(黒) クリーチャー ― 人間(Human)・騎士(Knight) 4ED, アンコモン 先制攻撃(このクリーチャーは、先制攻撃を持たないクリーチャーより先に戦闘ダメージを与える。) プロテクション(白)(このクリーチャーは白のものに対して、ブロックされず、対象にならず、ダメージを与えられず、エンチャントされない。) 2/2 暗黒の儀式/Dark Ritual (黒) インスタント 4ED, コモン あなたのマナ・プールに(黒)(黒)(黒)を加える。 死の掌握/Deathgrip (黒)(黒) エンチャント 4ED, アンコモン (黒)(黒):緑の呪文1つを対象とし、それを打ち消す。 生命吸収/Drain Life (X)(1)(黒) ソーサリー 4ED, コモン Xは黒マナでしか支払えない。 クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。生命吸収はそれにX点のダメージを与える。 あなたは、与えられたダメージに等しい点数のライフを得る。 ただし、その点数は生命吸収がダメージを与える前のそのプレイヤーのライフの総量、そのクリーチャーのタフネスの点数、のいずれも上回ってはならない。 アーグの盗賊団/Erg Raiders (1)(黒) クリーチャー ― 人間(Human)・戦士(Warrior) 4ED, コモン あなたの終了ステップの開始時に、このターン、アーグの盗賊団が攻撃しなかった場合、 このターンそれがあなたのコントロールの下に入ったのでないかぎり、アーグの盗賊団はあなたに2点のダメージを与える。 2/3 強欲/Greed (3)(黒) エンチャント 4ED, レア (黒),2点のライフを支払う:カードを1枚引く。 惑乱の死霊/Hypnotic Specter (1)(黒)(黒) クリーチャー ― スペクター(Specter) 4ED, アンコモン 飛行 惑乱の死霊が対戦相手にダメージを与えるたび、そのプレイヤーはカードを1枚無作為に選んで捨てる。 2/2 麻痺/Paralyze (黒) エンチャント ― オーラ(Aura) 4ED, コモン エンチャント(クリーチャー) 麻痺が戦場に出たとき、エンチャントされているクリーチャーをタップする。 エンチャントされているクリーチャーは、それのコントローラーのアンタップ・ステップにアンタップしない。 エンチャントされているクリーチャーは「あなたのアップキープの開始時に、あなたは(4)を支払ってもよい。そうした場合、このクリーチャーをアンタップする。」を持つ。 黒死病/Pestilence (2)(黒)(黒) エンチャント 4ED, コモン 終了ステップの開始時に、クリーチャーが戦場に存在しない場合、黒死病を生け贄に捧げる。 (黒):黒死病は、各クリーチャーと各プレイヤーにそれぞれ1点のダメージを与える。 恐怖/Terror (1)(黒) インスタント 4ED, コモン アーティファクトでも黒でもないクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。それは再生できない。 邪悪なる力/Unholy Strength (黒) エンチャント ― オーラ(Aura) 4ED, コモン エンチャント(クリーチャー) エンチャントされているクリーチャーは+2/+1の修整を受ける。 衰弱/Weakness (黒) エンチャント ― オーラ(Aura) 4ED, コモン エンチャント(クリーチャー) エンチャントされているクリーチャーは-2/-1の修整を受ける。 鬼火/Will-o -the-Wisp (黒) クリーチャー ― スピリット(Spirit) 4ED, レア 飛行(このクリーチャーは飛行や到達を持たないクリーチャーによってはブロックされない。) (黒):鬼火を再生する。 (このターン、次にこのクリーチャーが破壊される場合、それは破壊されない。代わりに、それをタップし、それに与えられているダメージをすべて取り除き、戦闘から取り除く。) 0/1 ▼赤の有用カード ボール・ライトニング/Ball Lightning (赤)(赤)(赤) クリーチャー ― エレメンタル(Elemental) 4ED, レア トランプル(このクリーチャーが、自身をブロックしているすべてのクリーチャーを破壊するのに十分な戦闘ダメージを割り振る場合、 あなたはその残りのダメージを防御プレイヤーかプレインズウォーカーに割り振ってもよい。) 速攻(このクリーチャーは、あなたのコントロール下になってすぐに攻撃したり(T)したりできる。) 終了ステップの開始時に、ボール・ライトニングを生け贄に捧げる。 6/1 血の渇き/Blood Lust (1)(赤) インスタント 4ED, コモン クリーチャー1体を対象とする。そのクリーチャーのタフネスが5以上の場合、それはターン終了時まで+4/-4の修整を受ける。 そうでない場合、それはターン終了時まで+4/-Xの修整を受ける。Xはそのタフネス引く1である。 爆破/Detonate (X)(赤) ソーサリー 4ED, アンコモン 点数で見たマナ・コストがXと等しいアーティファクト1つを対象とし、それを破壊する。 それは再生できない。 爆破はそのアーティファクトのコントローラーに、X点のダメージを与える。 分解/Disintegrate (X)(赤) ソーサリー 4ED, コモン クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。 分解はそれにX点のダメージを与える。 このターン、そのクリーチャーは再生できない。 このターン、そのクリーチャーが死亡する場合、代わりにそれを追放する。 地震/Earthquake (X)(赤) ソーサリー 4ED, レア 地震は、飛行を持たない各クリーチャーと各プレイヤーにそれぞれX点のダメージを与える。 火の玉/Fireball (X)(赤) ソーサリー 4ED, コモン 好きな数のプレイヤーかクリーチャー(それらの組み合わせでもよい)を対象とする。 火の玉はそれらに、Xを端数を切り捨てて均等に割った点数に等しい点数のダメージを与える。 火の玉を唱えるためのコストは、2つ目以降の対象1つにつき(1)多くなる。 野火/Flashfires (3)(赤) ソーサリー 4ED, アンコモン すべての平地(Plains)を破壊する。 インフェルノ/Inferno (5)(赤)(赤) インスタント 4ED, レア インフェルノは、各クリーチャーと各プレイヤーにそれぞれ6点のダメージを与える。 稲妻/Lightning Bolt (赤) インスタント 4ED, コモン クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。稲妻はそれに3点のダメージを与える。 魔力のとげ/Manabarbs (3)(赤) エンチャント 4ED, レア プレイヤーがマナを引き出す目的で土地をタップするたび、魔力のとげはそのプレイヤーに1点のダメージを与える。 赤霊破/Red Elemental Blast (赤) インスタント 4ED, コモン 以下の2つから1つを選ぶ。「青の呪文1つを対象とし、それを打ち消す。」「青のパーマネント1つを対象とし、それを破壊する。」 粉砕/Shatter (1)(赤) インスタント 4ED, コモン アーティファクト1つを対象とし、それを破壊する。 煙幕/Smoke (赤)(赤) エンチャント 4ED, レア プレイヤーは、それぞれのアンタップ・ステップに2体以上のクリーチャーをアンタップできない。 石の雨/Stone Rain (2)(赤) ソーサリー 4ED, コモン 土地1つを対象とし、それを破壊する。 活火山/Active Volcano (赤) インスタント CHR, コモン3 以下の2つから1つを選ぶ。「青のパーマネント1つを対象とし、それを破壊する。」「島(Island)1つを対象とし、それをオーナーの手札に戻す。」 血染めの月/Blood Moon (2)(赤) エンチャント CHR, アンコモン1 基本でない土地は山(Mountain)である。 ▼緑の有用カード 極楽鳥/Birds of Paradise (緑) クリーチャー ― 鳥(Bird) 4ED, レア 飛行 (T):あなたのマナ・プールに、好きな色のマナ1点を加える。 0/1 崩壊/Crumble (緑) インスタント 4ED, アンコモン アーティファクト1つを対象とし、それを破壊する。 それは再生できない。 そのアーティファクトのコントローラーは、その点数で見たマナ・コストに等しい点数のライフを得る。 ハリケーン/Hurricane (X)(緑) ソーサリー 4ED, アンコモン ハリケーンはすべての飛行を持つクリーチャーとすべてのプレイヤーに、X点のダメージを与える。 ラノワールのエルフ/Llanowar Elves (緑) クリーチャー ― エルフ(Elf)・ドルイド(Druid) 4ED, コモン (T):あなたのマナ・プールに(緑)を加える。 1/1 森の知恵/Sylvan Library (1)(緑) エンチャント 4ED, レア あなたのドロー・ステップの開始時に、あなたは追加のカードを2枚引いてもよい。 そうした場合、あなたの手札にあるこのターン引いたカードを2枚選ぶ。 それらのカードそれぞれについて、4点のライフを支払うか、そのカードをあなたのライブラリーの一番上に置く。 平穏/Tranquility (2)(緑) ソーサリー 4ED, コモン すべてのエンチャントを破壊する。 津波/Tsunami (3)(緑) ソーサリー 4ED, アンコモン すべての島(Island)を破壊する。 新緑の女魔術師/Verduran Enchantress (1)(緑)(緑) クリーチャー ― 人間(Human)・ドルイド(Druid) 4ED, レア あなたがエンチャント呪文を唱えるたび、あなたはカードを1枚引いてもよい。 0/2 天啓/Revelation (緑) ワールド・エンチャント CHR, アンコモン1 プレイヤーは自分の手札を公開した状態でプレイする。 ▼多色の有用カード ニコル・ボーラス/Nicol Bolas (2)(青)(青)(黒)(黒)(赤)(赤) 伝説のクリーチャー ― エルダー(Elder)・ドラゴン(Dragon) CHR, アンコモン1 飛行 あなたのアップキープの開始時に、あなたが(青)(黒)(赤)を支払わないかぎり、ニコル・ボーラスを生け贄に捧げる。 ニコル・ボーラスが対戦相手にダメージを与えるたび、そのプレイヤーは自分の手札を捨てる。 7/7 ▼無色の有用カード ミシュラのアンク/Ankh of Mishra (2) アーティファクト 4ED, レア 土地が1つ戦場に出るたび、ミシュラのアンクはその土地のコントローラーに2点のダメージを与える。 サルディアの巨像/Colossus of Sardia (9) アーティファクト・クリーチャー ― ゴーレム(Golem) 4ED, レア トランプル(このクリーチャーが、自身をブロックしているすべてのクリーチャーを破壊するのに十分な戦闘ダメージを割り振る場合、 あなたはその残りのダメージを防御プレイヤーかプレインズウォーカーに割り振ってもよい。) サルディアの巨像はあなたのアンタップ・ステップにアンタップしない。 (9):サルディアの巨像をアンタップする。この能力は、あなたのアップキープの間にのみ起動できる。 9/9 吠えたける鉱山/Howling Mine (2) アーティファクト 4ED, レア 各プレイヤーのドロー・ステップの開始時に、吠えたける鉱山がアンタップ状態である場合、そのプレイヤーは追加のカードを1枚引く。 レンの書庫/Library of Leng (1) アーティファクト 4ED, アンコモン あなたの手札の上限は無い。 効果によってあなたがカードを捨てさせられた場合、あなたは、そのカードを捨てるが、それをあなたの墓地に置く代わりにあなたのライブラリーの一番上に置いてもよい。 弱者の石/Meekstone (1) アーティファクト 4ED, レア パワーが3以上のクリーチャーは、それぞれのコントローラーのアンタップ・ステップにアンタップしない。 石臼/Millstone (2) アーティファクト 4ED, レア (2),(T):プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、自分のライブラリーのカードを上から2枚、自分の墓地に置く。 ネビニラルの円盤/Nevinyrral s Disk (4) アーティファクト 4ED, レア ネビニラルの円盤はタップ状態で戦場に出る。 (1),(T):すべてのアーティファクトとすべてのクリーチャーとすべてのエンチャントを破壊する。 羽ばたき飛行機械/Ornithopter (0) アーティファクト・クリーチャー ― 飛行機械(Thopter) 4ED, アンコモン 飛行 0/2 拷問台/The Rack (1) アーティファクト 4ED, アンコモン 拷問台が戦場に出るに際し、対戦相手を1人選ぶ。 選ばれたプレイヤーのアップキープの開始時に、拷問台はそのプレイヤーにX点のダメージを与える。 Xは、3引くそのプレイヤーの手札の枚数である。 トリスケリオン/Triskelion (6) アーティファクト・クリーチャー ― 構築物(Construct) 4ED, レア トリスケリオンはその上に+1/+1カウンターが3個置かれた状態で戦場に出る。 トリスケリオンから+1/+1カウンターを1個取り除く:クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。トリスケリオンは、それに1点のダメージを与える。 1/1 冬の宝珠/Winter Orb (2) アーティファクト 4ED, レア プレイヤーは自分のアンタップ・ステップに土地を1つだけしかアンタップできない。 ▼土地の有用カード ミシュラの工廠/Mishra s Factory 土地 4ED, アンコモン (T):あなたのマナ・プールに(1)を加える。 (1):ミシュラの工廠はターン終了時まで、2/2の組立作業員(Assembly-Worker)アーティファクト・クリーチャーになる。それは土地でもある。 (T):組立作業員クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで+1/+1の修整を受ける。
https://w.atwiki.jp/sousakurobo/pages/1340.html
蝉の声が響く夜。山岳地帯の下腹部にある森の中で月の光が薄らと差し掛かるテントが張られている。 その中で少女がくうくうと寝息をたてているのを確認して、男はテントの中に入った。 目の前に少女がいる。それに気付かれぬように彼はゆっくりと彼女の前に立った。 ―――ああ、いた。 そうして歪んだ笑みを浮かべた男の心を焦がすのは憎悪の青い炎。 それは日が立つごとに強く淡く燃えて、周囲の全てを焼き尽くさんとする地獄の業火だった。 ―憎い。 喉の渇きを感じ、唾液を飲み込む。 「――――んや」 少女は寝返りを打って、静かしに幸せそうに寝言を言っていた。 その一挙一動が憎いと男は思う。 何故、そのような顔をしていられるのか? 何故、そのように無防備でいられるのか? 何故、幸せそうに微睡みにいる事が出来るのか? その顔を見て、怒りが男の中に込み上げる。そう思う。 ―憎い。 目の前にいる少女こそが自分から全てを奪った元凶であるというのに…。 父を殺し、母を殺し、それを悪びれもせず世界で虐殺を繰り返す元凶だというのに…。 それをまるで知らないとでもいうかのように少女は安らかに眠っている。 安らぎ、そんなものを少女が得る事自体、男には許せなかった。 男はゆっくりと少女を起こさないようにして、彼女の首にその両の掌を伸ばした。 もう少しでこの手が彼女の首の骨にかかる。 怒りと憎悪で震える手を努めて――――― ――――憎い!!!!!!!!!! 指先が少女の首を覆うようにして掴む。 力を入れる掌に感じるのは柔らかい皮膚の感触と頚椎の固い感触。 少女が急な事に目を覚まし、男の手を反射的に掴み暴れようとする。 男は構わず体で暴れる彼女を抑え込み、全身全霊を込めて首を締め上げる。 死ね、死ね、死ね!貴様は死ね! そう吠えるようにして言いながら力を込める。 男の中から溢れ出る殺意。目は血走り、頬は紅潮し、歯を噛み締めてただ、少女を殺すことだけに注力する。 少女は何が起こっているか理解出来ず抵抗し苦しみながらも、開いた瞳でおぼろげに男を見つめる。 そして男を見て、少女は全てを理解して―――抵抗をやめた。 そして顔から血の気が引き真っ青な表情になりながらも…本当に嬉しそうに笑った。 ああ、良かったと…それが自分にとっての幸せなのだと…おそらくは自分を殺そうとするその男の行為の全てに感謝して、男の仇とまるで同じ顔を持った少女は幸福感に包まれた。 その笑顔に、男は、黒峰潤也は耐える事が出来なくて―――― 「ふざけるな!!!」 そう言って手を離して、怒鳴った。 少女、琴峰藍はけほけほと咳をしながら潤也を見つめる。 「否定しろ、怒れ、なんでそんな嬉しそうにする!俺は今、お前を殺そうとしたんだぞ!それも琴峰咲を殺す為の予行として!」 そう叫ぶ潤也、その瞳は今にも泣き出しそうな弱さがあった。 「けほ、けほ、で、だって、わたしは死なない体…だし、それに何よりこんな私でも潤也の役に立てると思ったらそれだけで…嬉しくなっちゃって…。」 咳をしながら、それでも嬉しそうに言う藍。 「お前は俺を恨んでいいんだ!お前は俺を憎むべきなんだ!なんでそんな俺をそんなに大切にする。なんでそんなにお前はそんなに自分をないがしろにする!」 そう叫ぶ潤也にさも当然のように藍は言った。 「そんなの当然だよ。あの日、あの地獄から潤也が助けてくれたからわたしはここにいる。だからこの体は潤也の為にある。どんなに酷使してくれたっていい、憎いのならば殺す練習に使ってくれたっていい。わたしには潤也が全部なんだよ。だから潤也の為だったらなんだって出来る。」 「それが―――――」 間違っている。 そう喉から出かかった言葉を潤也は抑えた。 黒峰咲への復讐、その炎をこのような事をしなければ保てない自分の弱さが結局今回のような事態を招いている。 結果、全てが中途半端に終わってしまい、そうした最大の原因は自分だ。 だからこそ、そんな事をいう資格が自分にはない。 そう、黒峰潤也は理解している。 潤也は立ち上がり、テントを後にしようと膝をついて俯き咳をしている藍の後ろに去る。 そして外にあった巨木を八つ当たりのように右拳で乱暴に殴りつけた。 拳が裂けて血がる。しかし構わず潤也は何度も何度も何度も殴り続けた…。 自分の弱さに苛立ちを覚えながら。 琴峰藍は、テントの中で乱れた呼吸を戻し、仰向きになって寝転がって言う。 「潤也、今日はもういいのかな?私を殺そうとしないで…。」 そう黒峰潤也の事を案じて告げる藍。それ事態が異常であるという事をまるで自覚せずに…。 黒峰咲との決戦を迎える2日前の出来事であった。 CR code Revegeon 第4章『アークの覚醒』 プロローグ 了 これは全ての終わりの物語だ。 無限に広がり、全てを飲み込み染める闇だけがそこにある。
https://w.atwiki.jp/wiki-story/pages/162.html
「親です」 、 「子です」 「よく乾く親子」 縛り付。 くすぐろ! 「きゃっはははは;」 fin
https://w.atwiki.jp/edh-commander/pages/220.html
血の墓所/Blood Crypt 土地 — 沼(Swamp) 山(Mountain) ((T):(黒)か(赤)を加える。) 血の墓所が戦場に出るに際し、あなたは2点のライフを支払ってもよい。そうしないなら、血の墓所はタップ状態で戦場に出る。 引用元 Wisdom Guild →神聖なる泉(Hallowed Fountain)