約 345,910 件
https://w.atwiki.jp/legends/pages/689.html
『えいっ!!』 『内臓ボンバーっ!!』 お化け屋敷の一室 そこにて、「夢の国の黒服」との戦闘が開始されていた 骨格標本と人体模型が、奇形の黒服たち相手に応戦する 「………」 彼は、タバコを咥えたまま、少し下がって、その様子を眺めていた …このお化け屋敷の傍には、弟がいる どこから入り込んだか知らないが、このお化け屋敷の中にも入ってくるくらいだ 恐らく…弟も、応戦していることだろう 「……死ぬなよ」 ぼそり、呟く そんな彼の背後から、奇形の黒服が手を伸ばし… ------ざんっ!!と その手が、何者かに切り落とされる 続けて首も切り落とされ…奇形の黒服は、掻き消えた 「………」 …首筋をさする 今日は、あの気配が随分と濃い これは、つまり… 「…俺は、いつ殺されてもおかしくない、ってか?」 …まぁ、そうだろう この混沌とした状況の中、人体模型と骨格標本がいるとは言え、ほぼノーガードで突っ立っているのだ いつ、殺されてもおかしくないのだ ……だが それをわかっていながら、彼はこうして、敵をひきつける 彼を殺そうとする者たちを、何者かが切り捨てていく 今は、ここにいないはずの何者か それが、彼を死なせないために迎撃する 「…獲物は他の奴に渡さない、ってか」 小さく、舌打ちする まったく、執念深い事だ 首筋をさすりながら、彼は呟く 「……まぁ、いい、そっちがその気なら……その日が来るまで、俺はお前を利用するだけだ」 その日が、そう遠くない事はわかっている …だから、こそ 俺を殺しにお前が来る、その時まで…俺は、お前を利用し尽くしてやろう そして、俺を殺しにきたお前に、俺は殺されはしない 短くなったタバコを握り潰し、彼は新たなタバコを取り出し、火をつけるのだった 前ページ連載 - 花子さんと契約した男の話
https://w.atwiki.jp/galacticfield/pages/304.html
#blognavi おいらが極度のアニメ嫌いなのは一部の間で有名なのですが、 QMAでアニメ問題に出くわすと「またか」と、つい舌打ちを出てしまいます。 特に顕著に現れるのは、決勝でおいら以外のプレイヤがアニゲ問題を選び、 且つ3人とも「こんなの常識♪フフフン」と言わんばかりの連続正解を叩き出した時です。 勿論おいらは地蔵なワケで_| ̄|○ まあいい、お前らをおいらが選んだ“学タイ”で沈めてやるぜイッヒヒヒ・・・と怯まずに 学タイで全てを賭けるも全部ハズして0点4位というガッカリなエンディングを 多々迎えているのは、ただ単においらがヘボなだけなんですねw 修行するぞ 修行するぞ 修行するぞ そう言えばマイトレーヤ正大師が新教団を結成するそうで。 って、ク○○知識にもならん話ですな。終了。 こんなん知るか畜生 カテゴリ [QMA] - trackback- 2006年05月03日 20 40 38 上の画像、ゲームの問題っすよね\\ -- いわきの口うるさい男 (2006-05-03 22 43 13) ・・・。分からねェものは分からねェんだっつの(´Д⊂)>いわき -- 管理人 (2006-05-03 23 21 39) ポイッ (/・ω・)/ ⌒ 【アニゲ】私もアニゲキライ・・・。なんでこんなんしってんだよ~ってのをみんなフツーにこたえてるよねwε-(ーдー)ハァ -- ちょぱこ (2006-05-05 13 21 45) しかし、皆様以上に私がアニゲ嫌いやと思うwそんな中に組み込まれている「囲碁将棋」が不憫w -- ますたあ (2006-05-05 20 00 39) プレイ中にアニ専門のプレイヤにダメ出しされるのが一番苦痛よ>ちょぱ -- 管理人 (2006-05-05 20 47 47) あー、そりゃ納得だわw<アニゲ嫌い>mozu -- 管理人 (2006-05-05 20 48 19) 名前 コメント #blognavi
https://w.atwiki.jp/bsr_e/pages/1598.html
本命の佐助を伴って、若い衆が再度やって来たのだ。 脇には花魁と初会の祝言を交わす為の杯台やらも用意されていた。 ほっと胸を撫で下ろす、がその腹の奥底に、なにかもやもやしたものを感じる。 自分のお役目もここまで。政宗殿の敵娼(あいかた)は佐助となる。 お役御免、結構ではないか。この無礼で破廉恥な御仁の相手を、もうしなくても済む。 初めての名代を、立派に務め上げきれなかったのが心残りなだけだ。 「ちっ…Time upか」 苛立たしげに舌打ちをして政宗殿は、両手を静かに放し、ゆっくりとした所作で立ち上がった。 そのまま席に戻るのかと思いきや、なぜか上着を纏って帰り支度を始めている。 「い、いかが致された政宗殿!?」 まさかこの幸村が失礼を働いてばかりだったがゆえに、怒って帰ってしまわれるのだろうか。 それでは佐助の面目も潰した事になる。某の面子も立たない。 慌てて立ち上がり、政宗殿を引き止めようとしたところ、彼は片手でそれを制して穏やかに微笑んだ。 「充分楽しませてもらったからな、今日はもう屋敷に帰るぜ」 呆けた顔の俺達を尻目に、政宗殿は若い衆に舟を呼ぶよう頼みながら、心付けを幾枚か渡していた。 若い衆は、二、三度頷きながら、すぐに舟宿へ向かった。 後を追うようにして、政宗殿も廊下に出る。佐助が、数歩下がって進路を譲った。 一寸だけ視線を交わしたようだが、言葉は交わさない。 花魁の初会とは元来そういうものだが、この二人は殊更に堂に入った雰囲気がした。 「あ、あの…」 取り残された気がして声を掛ければ、政宗殿がゆっくりと振り返る。 「またすぐ来るから、いい子にしてろよ」 幸村、と最後に小さく名を呼んだ。 意味ありげな不適な笑みが、脳裏に焼き付いた。 花魁21
https://w.atwiki.jp/daydawn/pages/1484.html
プロフィール 名前 17AB-2022058 愛称 イセブエビ 種族 機械 性別 女性型ヒューマノイド 年齢 16歳 学年 4年生 身長 155cm 体重 448kg 身分 一般生徒 所属寮 赤杖寮 (ブライトワンド) プレイヤー名 フラー クラス構成 メイン 聖職者 サブ 妖精術士 エクストラ 人形遣い 追加サブ 忍び 追加サブ2 未定 上級 未定 キャラクターシート 戦闘データ ステータス 筋力 C 知力 B 器用 A 敏捷 A 感知 A 精神 C 「当方17AB-2022058、通称イセブエビちゃんに微笑む機能は搭載されておりません」 「先代より受け継いできたビッグデータを元として、微笑みに対応する言語までもをサポートしているためです」 「試しにやってみせましょうか」 「わははー」 概説 慇懃無礼なポンコツ。耳年増ならぬデータ年増。表情を変える機能がないため、常に無表情。 ビッグデータからあらゆる情報を取得できると豪語しているが、 良く人の名前を間違える。ネームセンスが絶望的。 パーソナリティ アライメント 混沌・中庸 属性 風 趣味 食事。ソレ以外変動 好き 甘味、情報。ソレ以外変動 苦手 変動 + バージョン履歴 + ver 16.23 ●17AB-2022058 ver 16.23 今回のアップデートでイセブエビのキャラクターページにあった 『イセブエビは良く人の名前を間違える』機能はオミット(削除)されます。 本機能はイセブエビのポンコツ性能を向上させるためにありました。 然しながらアニメや漫画でありがちなこの演出はTRPGでは他PCとの反応ありきのモノであり、 特にテキストセッションにおいてはシナリオのテンポを阻害する危険性があり今まで殆ど使われていませんでした。 イセブエビのポンコツ性能は既に満たされており、『イセブエビは良く人の名前を間違える』機能は演劇部SSにて拾ってくれたことによって役目を終えたと言っていいでしょう。 次セッションからはイセブエビは人の名前を間違えることはそうそうありません。 もし間違えたとすれば、意図的なものか、PLがポンコツです。 + ver 13.15 ●17AB-2022058 ver 13.15 17AB-2022058通称イセブエビのマビノギオン入学に向けての最終アップデートです。 13.14から大幅な変更はありません。 安全地帯への投入のため装備を見直しました。 鉄弓の装備を解除。軽量化を行いました。 475kg→448kg その他細かいバグの修正 + ver 1.00 ●17AB-2022058 ver 1.00 17AB-2022058通称イセブエビが本日リリースされます。 アカシックレコードの一片を読み取ることによる事象再現 事象を理解するアルゴリズム その他ヒューマノイドに必要そうな活動機能 過去のAB型にあった上記部分は抑えたままに、冗談を言う機能などを盛り込んでいます。 新入生に対して 「来やがりましたね新入生××さん。当方があなたの赤杖寮の案内を行う公式名称17AB-2022058、通称イセブエビちゃんです」 伊勢エビみたいでかわいいでしょう」 「イチナナエービーニーゼロニーニーとかいうの手間でしょうし親しみを込めてイセブエビちゃんと言っていただければ幸いです」 「ここがあなたの部屋であり、当方の部屋。即ちシェアするルームとなります。 4年生である当方と同部屋であることを疑問視なさるかもしれませんが、先輩からノウハウを学ぶメリットがございます。 ちょうど当方とシェアしていた8年生の方がお二人卒業しましたのであなたに割り振られたというわけです。 これ即ち先輩からの伝承でありビッグデータから先輩は7割の確率でエラいという結果を得ていますので確実です。 ちなみに当方イセブエビちゃんはあなたにとっては先輩ですね。エラいんだぞ敬え。あとで焼きそばパン買ってこい」 「……なんでしょうか〇〇先輩。『パワハラは止めろ』と。仕方がありませんね敬う必要がある先輩から言われたら従うしかありません」 「チッ(舌打ち)」 「先程のチッ、はビッグデータでは人から注意されたら内心または直接的に舌打ちをする確率が局所的観測で5割を超えていたため、 人類の対応として正しいモノと判断しての発言です。誤解なきよう、って痛い痛いイセブエビちゃんの鋼鉄の体を叩かないでください先輩の拳が心配ですってマジでスイマセン痛い痛覚センサーが振り切れる」 ……〇〇先輩が去った後。 「チッ(二度目の舌打ち)……コホン見苦しいところをお見せしてしまいましたね失礼しました。では案内を続けましょうか」 性能 「当方イセブエビちゃんの性能をご覧になりたいと。フフンいいでしょうお見せいたしましょう」 「当方イセブエビちゃんはマキナからの技術提供を元に制作されたヒューマノイドの成功作であり傑作です」 「当方には当方制作の礎となった失敗作たる人形を使用する権限を与えられています。ソレラを触媒として防壁などを展開し、他者をサポートします」 「失敗作を惜しげもなく消費するというのは人類とは価値観が異なるかもしれませんが切り落とされたパンの耳をチョコフォンデュに浸して食べるようなものだと認識していただければ構いません」 「何か喋ってきたらチョコ食べたくなってきませんか。ビッグデータの統計においては美味しいモノの話をすれば美味しいモノを食べたくなってくる確率が6割を超えているという結果があります」 「現時刻は日曜の15時過ぎ。良いおやつタイムだと判断します。別に当方説明に飽きてきたわけじゃないんですけどこれ以降の説明はデータを見ていただいたほうが早いかと考察します」 「南街領域のほうが美味しいお店多いんですけどこの寮からはちょっと遠いですね。皆さんの訓練場からの帰宅ルートから導き出した美味しい甘味屋があるんですよちょっと行ってきます」 演劇部 「ああ演劇部ですかやっていますよ。誇張表現を使っていいなら御剣監督に『君は我らが演劇部に落ちるべき彗星だアイウォンチューどうか入ってくれないか』と勧誘されましてまあ当方も言われてみたらイケるのかなとか思いまして。おっと別に御剣監督からいただいた蜂蜜入り桜餅で釣られたわけじゃないですよ勘違いしないでくださいまし」 「いざ入ってみて教えられた脚本を頭部回路に叩き込んでビッグデータにもとづいた踊りをやってみたらあら驚き正確無比なる名乗り口上からのキレあるダンシング。当方イセブエビちゃんの有能さを見せてしまった感じでありんすねガハハハハ」 「おっと語尾が気になりますかその通りです当方は演劇部に入り色々な物語を摂取するようになってから発音テストをしているのですよ誠に良い刺激ですね」 「今度見にでも来てくださいあのスタァ天王寺先輩も喜ぶでしょう」 「名乗り口上ですか。ああ天王寺先輩は確かにやっておられていますね当方のですかイヤ当方はこう始めっから名乗っていくキャラじゃないじゃないですかヒューマノイドが奇跡的な情熱に目覚めて自ら名乗りあげていくのが中盤以降に出てきて盛り上がるところなんですよ。そういう脚本が受ける可能性は当方のビッグデータによると6割強ですのでどこかで情熱に目覚めたりしませんかね当方」 + イセブエビの人形ちゃんシリーズ ロンちゃん 「結構万能な人形です」 スーパーアルティメットパーフェクトヒーロー 「強いです」 呪術絶対滅殺ウーマン 「体に異常があったら異常を殺してくれます」 カス 「カスくんです」 etc…… 「当方の礎はいっぱいあります」 + アトランダムの問いかけ 17AB-2022058は幾度となく取得されたアカシックレコードの断片から構成されたAIであり、そこには『情報』『論理』『過程』『結論』がある。 だがそこには確固たる『正義』はなく、追い求める『浪漫』はなく、ヒトを『幸福』にする命令はなく、無論本人の『決意』などなかった。 「17AB! ヒトのために なにをおこなう?」 「多岐に渡りすぎて一言では無理です。強いて言えば自己向上です」 「(……うーん、ルミナスコインかなぁ)」 「組分けのことなら、カッコ良さそうな所と設計者は所望していました。燃えそうな所が良いです」 「えぇ……じゃあブライトワンドでいい?」 「はい」 かくして、通称イセブエビちゃんはブライトワンド寮の生徒となった。 「戦闘は不可避であり決め台詞の必要ありと判断。十秒お待ちをビッグデータから当方にピッタリのセンテンスを抽出し発音を開始します」 「――17AB-2022058戦闘モード移行、正義を執行します」
https://w.atwiki.jp/shibumakubungei/pages/20.html
意気地なし 意気地なし(5)← →意気地なし(7) 6 夏休みが明けた初日。その日は蒸し暑く、あいにくの雨だった。学校に行っても勿論彼女の姿は無く、代わりに彼女の席には水仙の花が一輪、青い花瓶に入れて置き据えられていた。その花弁はひどくくすみ、萎れていて、それが彼女の葬式の後自分が置いた物だと知るのは容易だった。僕は複雑な心境で、持参した黄色い水仙の花とその枯れたものとを入れ替えようと、その青い空色の花瓶に手を伸ばした。その時だ、あの出来事が起こったのは……。机の転がるけたたましい音とともに一人のクラスメートが彼女の机に転がって来て、ぶつかった。その衝撃で机と一緒に花瓶は床に倒れ、その破片は鋭い音を立てて教室のタイルの上に散らばった。倒れたその子は自分の友達でもあり、彼女の友達でもあったので、当然慌ててそれを拾うのだと僕は思い込んでいた。だが、予想は無残にも外れてしまう。 「痛っぅ。なんなんだよもう、邪魔だなこの机。死んだ人間の机なんて除けとけよなぁ。」 理解不能な反応に返す言葉も無いまま、僕はその様子を傍観するしかなかった。荒々しく起き上がり、花瓶の破片になど目もくれず舌打ちをする彼。でも、それは彼だけでは無かった。クラスの皆が笑った。僕と同じサッカー部の連中も、彼女と同じバトミントン部の女子たちも、彼女の交換ノート仲間も皆、皆、皆、それを聞いて笑った。そうだなぁ、言える言えるぅ、時折笑い声に交じって聞こえる声に、彼女の死を悼む気持ちは無い。スクリーンの向こう側を見る様なよそよそしい反応、それを見て、もうこの人たちにとって彼女は別の世界の人間になってしまったのだと、僕は肌で感じた。寒気を起こす目の前のおぞましい事実に触れてあの時、僕は気付いてしまったんだ。 ―人間は冷たい。 →意気地なし(7) 意気地なし(5)←
https://w.atwiki.jp/nightmareofmio/pages/106.html
すりらー・ないと 真っ赤な空が、俺を浮かび上げる。 そんなに見ないで、いや、見てほしいけど。でも、騒々しいのはもう沢山なんだ。 ぐずぐずに焦げた空は、見てるだけで不愉快。 赤なんてもう要らない。俺はやっと、望んだものを手に入れたのに。 全世界に知らしめてやりたい、見せびらかしたい気持ちもある。 でも、ほんとうは、たった一人に見てもらえるならそれで…構わないんだよ? ねえ、翼。翼がいてくれるんなら、俺、ほんとうに何にも要らないんだよ? 「ここに居て、すぐに帰ってくるから」 狭い路地の壁に、背中から伸びた骨をぶつけて、翼は小さく舌打ちした。 飴は大人しく頷いて、唯一自由になる右腕で、翼の頬にそっと触れる。 「すぐに?」 「すぐに」 本当は、翼にはどこにも行ってほしくない。でも、翼の願いは、飴のためのもの。 飴もそれはわかっているけれど、やっぱり、翼にはそこに居てほしかった。 「…待ってる」 翼は、待つことの辛さをきっと知らない。知らなくてもいい。 その辛さを翼に知られることのほうが、飴にとっては、ずうっと辛い。 翼が小走りに赤い闇の彼方へ走り去っていく。飴は黙って、イチゴのキャンディを舐めた。 他にやることもない、誰も居ない。 あるのは倦怠感だけ。上がらない左腕、曲がらない両脚は、動くことを諦めて項垂れている。 棒つきキャンディは舐め尽くされて、しだいに形をなくしてきた。 まるでこの身体のようだ。 少しずつ剥がれ落ちて、いつか零に…零にならなくても、限りなく小さくなってしまう。 翼はそれを少しでも食い止めようとしてくれる。 この身体を、少しでも繋ぎとめようとしてくれる。 泣きたくなるほど、翼はやさしい。決して飴に、狩りの残虐な現場を見せようともしない。 翼の手は汚れていく。飴にはそれを見せまいとして、必死に洗い流す… ほんのり薄赤い黒に染まった夜空には、歪で小さい月がぼんやりと漂っている。 月も。 月も食い尽くされて形をなくすけれど、月はずっと、そこにある。 甲高い鳴き声が、飴を引き戻す。 月と飴のあいだに、揺らめくように、何かが佇んでいた。 人間のような姿形をしているけれど、人間とは違う。 いや、もともとは人間だった、というべきなのか。その点では同類、か。 奇妙な好奇心に駆られて、飴はそれを見上げていた。 もしその生物がたとえ飴の命を狙いにやってきたとしても、飴はどうせ逃げられない。 不揃いな黄色い歯が、唾液に濡れて光っている。 腹を空かしているのだろうか、飴を、品定めでもするように見ていた。 よくもまあこんな、腐り落ちようとしている身体を食おうと思ったものだ。 腐りかけた肉は旨いとは言うが、腐りかけどころか完全に腐っているのだけれど。 奇妙な鳴き声を上げて、大きな口が開かれた。飴に、生温い唾液が降り注ぐ。 飴はまるでこれから起こることに期待するように、ゆっくり、開いた右目を閉じた。 びしゃっ、と、唾液よりも暖かいものが、飴を頭から濡らす。 目を開けると、目の前のそれは傾いで、どうっと倒れ伏すところだった。 路地の向こうに、青い燐光が見える。翼だ。 倒れた生物には、無数の礫の断片のようなものが食い込んでいる。 "りゅうせいぐん"を使ったのだろう。その破壊力は、翼の身体も焦がしてしまう。 翼は小走りに駆けてきた。死体を踏んづけていることには気付いていないようだ。 「飴!」 「おかえり、翼」 「怪我はしてないか、こわく、なかったか?」 慌ててつっかえながら、何度もそう尋ねるので、飴は思わず吹き出す。 「どっちも、してるのは翼のほうだ」 「…よかった」 飴を大切そうに抱き締めて、翼は目を閉じた。 翼の身体は"りゅうせいぐん"の反動で熱くなっていて、抱き締められるのはとても気持ちがいい。 「……ここも、危険だ」 翼はやっと足元の死体に気付いたらしい。睨みつけて蹴飛ばした。 「飴、すこし動けるか」 「だいじょうぶ」 飴を抱きかかえて立ち上がる。翼はまた骨の羽根を壁にぶつけたが、舌打ちはしなかった。 骨の羽根は、すこし皮が増えていた。 「たくさん話したいことがあるんだ…色々と」 ゆっくりと、飴に衝撃を与えないように、氷の上を歩くような速さで歩いて行く。 道は歪な月に照らされて、ほんのりと仄赤い。 「安全そうなところを見つけたんだ、飴を守ってくれる」 「翼がいっしょなら、どこだってかまわないけど」 翼も赤くなった。 「あと…変な人見た。見てるとすごくムカつくんだけど、知らない人」 「ふぅん…」 仄赤い道は、どこまでも続いている。けれど、途中からは全部夜の闇に覆われている。 飴は翼の肩越しに、来た道を見た。そこにも道はなかった。 問おう。 空へ上がるために、つばさ、はね、その類のものは必要か否か。 答えはどちらとも言えないだろう。では、また次に問おう。 道を歩くために、脚は必要か否か。 この答えは、先ほどの問いよりは簡単だろう? 答えは、キャンディの包み紙の裏にでも書いておくのが良いだろう。 忘れてしまわないように、ねえ。
https://w.atwiki.jp/marika-ds/pages/396.html
このファンクラブは呼び捨てで呼び合うのが基本です。 -- ピーマン (2009-04-03 19 48 13) 呼び捨てー!アリガトウ♥ -- ヨッシーlove (2009-04-03 19 53 39) いえいえ、私のこともピーマンとよんでくださいなっ!! -- ピーマン (2009-04-03 19 59 56) じゃあお言葉に甘えて・・・ピーマン!アリガト♥ -- ヨッシーlove (2009-04-03 20 19 50) 実は、女です。ピーマン、k、ヨッシー、ヨッシーioveよろしく! -- スマ (2009-04-03 20 51 34) ちっ -- k (2009-04-03 21 45 11) 舌打ち? -- スマ (2009-04-03 21 47 51) たくさん入られるのは、ちょっと嫌なんです・・・ -- k (2009-04-03 21 51 38) すみませんいきなり入るって言ったもので…反省します・・・ -- スマ (2009-04-03 21 54 53) でも、いいですよ もう4人だし… 本当は4人だけ入れるんです¥ -- k (2009-04-03 22 03 50) 5人でしたか すいません -- k (2009-04-03 22 04 39) いいのです。ありがとう。 -- スマ (2009-04-03 22 11 30) 会員 -- スマ (2009-04-03 22 12 34) 会員の、みなさん。ヨッシーの色の中で、一番好きな色は・・・ -- スマ (2009-04-03 22 14 07) もちろん、主役の、緑ヨッシーでーす -- ヨッシー (2009-04-03 23 19 56) これ以上入られるのがいやであればm会員募集をここでひとまず停止する事をお勧めしますよ -- 通 (2009-04-04 00 13 33) じゃあ停止する?それとも募集し続ける?会員のみんなに聞きます!! -- ピーマン (2009-04-04 07 58 26) そうする -- k (2009-04-04 09 15 35) そうしましょ! -- ヨッシー (2009-04-04 09 22 59) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/39887.html
【検索用 むゆうひょうたんさー 登録タグ 2018年 VOCALOID r-906 む 初音ミク 曲 曲ま】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:r-906 作曲:r-906 編曲:r-906 唄:初音ミク 曲紹介 曲名:『夢遊病ダンサー』(むゆうびょうだんさー) r-906氏のVOCALOID処女作。 歌詞 (PIAPROより転載) あぁ、もう、疲れた 嫌になっちゃうわ 単純作業 only 繰り返し 駄作・愚策を弄し三回戦 どろになって本日もおやすみなさい 消灯 何で泣いてるの? 何かあった? 単純なことばかりじゃないでしょ 流転・苦言を呈し何回戦? 全部吐いて出しちゃいな ホラホラ 嫌な事ばっかり積み重なって イケナイ、イケナイ。もう一回 1、2の3、4でまた明日って イケナイ、イケナイ。もう一回 舌打ちばっか上手くなっちゃって イケナイ、イケナイ。もう一回 にっちもさっちもいかなくなって イケナイ、イケナイ。もう一回 ばかになって踊りませんか 夜が明けるまで踊りませんか まじめだって報われないなら ほっぽり出してみませんか なんの音もしない夜を泳いで 眠りに落ちた世界に見惚れて 巡る昨日と今日の境界線 手取り合っていち、にの、さんはい ふぅっと夜が濃くなります だけど息もつかぬ間にサイドステップ 踊れ トゥルリラ・タリラ・トゥルリラ なんて 足並み揃えて さぁさぁどうぞ? シンっと夜が薄まります だけど息もつかぬ間にサイドステップ 回れ トゥルリラ・タリラ・トゥルリラ なんて 足並み揃えて さぁもう一丁! スゥっと夜が逃げて行きます だけど息もつかぬ間にサイドステップ 踊れ トゥルリラ・タリラ・トゥルリラ なんて 足並み揃って そうそう、いいじゃん! 夜が死んで悲しくなるから 何か何処かで失くしたようです 目覚めたって悲しくなるなら もう一回踊りませんか ばかになって踊りませんか 目がさめるまで踊りませんか 真面目だって報われないなら ほっぽり出してみませんか ってまた今度ね コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/akatonbowiki/pages/4582.html
このページはこちらに移転しました G 作詞/126スレ283-284 今日も僕は自宅警備という仕事を頑張ってる メッセンジャー スカイプ 2ちゃんねる 毎日毎日 うぇっうぇする毎日で かーちゃんがいる限り平穏な日々を送れていたんだ 今の時刻は午後3時 ふと気配を感じ後ろを振り返る 振りかえればやつがいた 全身真っ黒 やつがいた なんという存在感… どうみても私には手におえません 小1時間見つめ合う しかし状況は進展しない 困った俺は かーちゃんを呼ぶことにした 「かーちゃん、かーちゃんGが出たwwwヤバスwwwwうぇww」 「あんた警備員でしょ!自分で何とかしなさいよ!」 「サーセンwwwwwただのニートっすwwww」 チッと軽く舌打ちしたかーちゃん 丸めた新聞を手に取り 俺の部屋に入る あぁ、やめろやめろぉ 潰したゴキブリを 顔に近づけてくるのはやめてくれぇ! 平和になった僕の部屋 照れくさいけどありがとう かーちゃん 今夜も僕は自宅警備員という仕事を頑張ってる ニコニコ ようつべ ネットゲーム 毎日毎日 うぇっうぇする毎日で とーちゃんがいる限り 毎日遊んでいられたんだ 今の時刻は午前4時 ふと気配を感じ後ろを振りかえる 振りかえればやつがいた 触覚ヒラヒラ やつがいた なんという存在感… どう考えても私には手におえません 小1時間見つめ合う 今はかーちゃんは寝ちまってる 困った俺は スレを立てることにした 「1 おまいら助けれwwwwGが出たwwwwヤバスwwwうぇww (1)」 「お前の家はお前が守れ!アースジェットを使うんだ!」 「おk把握wwwやってやるぜ!」 シュッと強く噴きつけるスプレー 逃げ惑うGを追いまわし ついにしとめてやった ふはは!見ろ!ゴキブリがゴミのようだ! いつもの平和を取り戻した僕の部屋 あぁやっぱり 僕は警備員だったんだ (・・・でも、死体処理はかーちゃんにやってもらおう)
https://w.atwiki.jp/amaya_st/pages/17.html
キャラクター名:姫月アヤメ 作者:グリム 出展:狩猟者遊戯 1 名前 性別 年齢 姫月アヤメ 女 16 2 国籍 住所 日本 天夜市(月明学園から徒歩数分) 3 人種 種族 日本人 人間 4 容貌 容姿 黒のロングヘア。パッと見、大和美人 5 社会的地位 職業 信仰する宗教 学生。無宗教。むしろ神をも異形とみなし、存在すれば殺すと嘯く。 6 性格 癖 ポリシー 学内では明るく、世話焼きの性格。しかし狩りをする彼女は既に破綻者の域に達している。 狩りは快楽として学内で学生を装うのは遊びとしているらしい。 事がうまく運ばない時、舌打ちをする(狩猟時のみ) 7 美点、悪点 無し 8 知性、知識 健康 一般知識は中の上、問題なし。理解力もそれなりにある。 異形に対する知識は取り分け“殺す”事に傾いており、『感染者』でも『汚染』レベルでも関係なく殺す。 健康面は何ら問題なし。 9 趣味 特技 好物 嫌いなモノ 趣味は折紙とショッピング、そして異形狩り。 好物はスウィーツ、肉類は食べれなくも無いが苦手。 10 武器や武術、魔術。 武器:無銘(百年物の錆色の刀)・鉄の手甲(あらゆる術式を刻む) 武術:居合いなど 古武術(剣術) 才覚:無し 得意な式:五行(木・土・水・火・金)属性を含む術。 11 口調や言語 学内での口調は一人称“私”二人称は“キミ” 異形狩り(本業)での口調は一人称“俺”・二人称“お前” 12 履歴 過去のトラウマ その他の設定 両親は共に死亡。代々異形を倒すための血筋だったらしいが両親は“感染者”としてアヤメに処理された。 当時14歳、そして凡そ1年で“異形狩りの殺女”と異名を轟かせる。 過去に強大な異形である“牛鬼”の首を落とし組織に持ち帰る。 13 家族構成他 従姉に時枷柚子(トキカセ ユズ)を持つ、職業は刑事。 兄弟は無く親は異形となり、自らの手で殺害する。 それ以外に血縁関係と呼べるモノは居ない。 一覧に戻る