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第491話:紫煙―smoke― 作:◆5KqBC89beU 島を覆い始めた霧の中、甲斐氷太はA-2にある喫茶店の前に立っていた。 (さて、今度こそ誰か隠れててくれねえもんかね) 適当に周囲を探索して回り、しかし誰とも会わないまま、甲斐は今ここにいる。 途中、争うような喧騒を耳にしてはいたが、甲斐は無視した。いかにもカプセルを のませにくそうな参加者にわざわざ会いにいく気は、とりあえずない。逃げるために 遠ざかるつもりも、とりあえずないが。 今のところ、甲斐の目的は、悪魔戦を楽しめそうな相手を見つけることだった。 風見とその連れを殺したいとも思ってはいるが、再戦できるかどうかは運次第だ。 故に、甲斐はただ黙々と探索を続けていたのだった。 (……ウィザードの代わりなんざ、いるわきゃねえけどな) カプセルは、のめば誰でも悪魔を召喚できるというようなクスリではない。 悪魔を召喚する素質のない参加者にカプセルを与えても、悪魔戦は楽しめない。 何が素質を決定している因子なのか、甲斐は明確には知らない。しかし、精神的に 不安定な者は悪魔を召喚できるようになりやすい、という傾向なら知っていた。 戦えない者なら、この状況下で精神的に安定しているとは考えにくく、悪魔を召喚 できるようになる可能性が高い。また、そういう相手にならカプセルをのませやすい。 (弱え奴が隠れるとしたら、こんな感じの、中途半端な場所の方が好都合だろ) 立地条件のいい場所には人が集まりやすい。誰にも会いたがっていない者ならば、 他の参加者が滞在したがりそうな場所を避けてもおかしくない。 この辺りの市街地は、便利すぎず、かといって不便すぎることもない。 大都会というほどではないものの、それなりに建物があって隠れ場所には困らず、 物資を調達しやすそうだ。しかし、島の端なので逃走経路が限られており、遮蔽物の 乏しい西には逃げにくい。強さか逃げ足に自信がある者なら、ここより南東の市街地に 向かいたがるだろう。この場所ならば、弱者が隠れていても不思議ではない。 『ゲーム』の終盤から殺し合いに参加しようとする者や、休憩しにきた殺人者も、 ひょっとしたら隠れているかもしれないわけだが。 カプセルを口に放り込み、甲斐は喫茶店の扉を開けた。 結局、喫茶店には誰も隠れていなかった。 (面白くねえ) どうやら、現在A-2の市街地には他の参加者がいないらしい。 甲斐は苛立たしげに舌打ちし、いったんここで小休止することにした。 (もう、いっそのこと……いや、それとも……) 思案しながら甲斐は煙草を取り出し、口にくわえて、店のガスコンロで点火する。 煙が吸い込まれ、吐き出される。 (あー、くそ、体のあちこちが痛え) 喫煙の合間にカプセルを咀嚼する姿は、どうしようもなくジャンキーらしい。 しばらくすると、東の方から盛大な破壊音が聞こえてきた。 破壊音が近づいてこないと確認し、甲斐はそのまま煙草を吸い続けた。 【A-2/喫茶店/1日目・17:55頃】 【甲斐氷太】 [状態]:左肩から出血(銃弾がかすった傷あり)/腹に鈍痛/あちこちに打撲 /肉体的に疲労/カプセルの効果でややハイ/自暴自棄/濡れ鼠 [装備]:カプセル(ポケットに十数錠)/煙草(1/2本・消費中) [道具]:煙草(残り11本)/カプセル(大量)/支給品一式 [思考]:次に会ったら必ず風見とBBを殺す/とりあえずカプセルが尽きるか 堕落(クラッシュ)するまで、目についた参加者と戦い続ける [備考]:『物語』を聞いています。悪魔の制限に気づいています。 現在の判断はトリップにより思考力が鈍磨した状態でのものです。 ←BACK 目次へ(詳細版) NEXT→ 第490話 第491話 第492話 第503話 時系列順 第510話 第469話 甲斐氷太 第513話
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中学生日記 第1部 125 名前:1 ◆3GcCm7z.d2 投稿日:2007/03/19(月) 01 42 59.88 ID 4HR65eU0 新連載 中学生日記 短編 128 名前:1 ◆3GcCm7z.d2 投稿日:2007/03/19(月) 01 57 55.60 ID 4HR65eU0 DQN3ねん「おい。」 わをん「……? はい。」 DQN3ねん「お前こいつとケンカせぇや」 DQNしたっぱ「…………。」 わをん「……? は?」 DQN3ねん「お前 一年?」 わをん「はい……。」 DQN3ねん「おい お前 一年になら 勝てるやろ?wwww」 DQNしたっぱ「あぁ……。 うん。」 わをん「え… ちょ… なんすか?」 DQN3ねん「ええから はよ ケンカせぇや ボケーwwww」 がっ わをん「いたっ……。 ちっ。」 DQN3ねん「なんやこら 今 舌打ちしたやろ お前」 わをん「………。」 DQN3ねん「なんやこら やんのかい」 わをん「………。」 131 名前:1 ◆3GcCm7z.d2 投稿日:2007/03/19(月) 02 19 54.01 ID 4HR65eU0 ししょ「なんで 暴力 ふるったんや。」 わをん「………。」 ししょ「怪我したやつの親 ごっつ怒ってるで」 わをん「………ヤンキーが親だすなや……。 ださいねん。」 ししょ「お前 全然 反省しとらへんやないか!」 わをん「はあ……? あたり前やろ。俺まちがったことしてへんわ」 ししょ「そんなんする為に お前に教えたん違うぞ!!」 わをん「俺がいつ教えてくれーて頼んだんや!! お前が勝手にやらせて 勝手なことゆうてんちゃうぞ ボケが!!」 ししょ「お前って誰にゆうてんねや!! 外出ぇ!!」 がしっ ずるずる わをん「っ……!!はなせや!!!」 132 名前:1 ◆3GcCm7z.d2 投稿日:2007/03/19(月) 02 38 00.22 ID 4HR65eU0 ぼがつ がすっ わをん「………!! ぅがっ…」 ししょ「おらぁ 立たんかい!やり返してきてみぃや!」 わをん「…………! くそボケが……!」 たたたたたた えんちょう「おい やりすぎやろ!! わをん 血でてるやないか!!」 ししょ「止めんといてくださいよ……。 こいつ暴力ふるうたんや。 こんくらいじゃわからん。」 えんちょう「わをん も もうわかったよな!? 家 はいろう! な!?」 わをん「じーちゃん 俺まちがったことしてへんよ……!」 えんちょう「じゃあ じーちゃんが話きいたるから! な!?」 わをん「なんでお前ここおんねん……。 お前の事弟も妹もみんな嫌とんじゃ。 でていけや……!」 ししょ「なんやと………!!」 がしっ 133 名前:1 ◆3GcCm7z.d2 投稿日:2007/03/19(月) 02 50 11.98 ID 4HR65eU0 わをん「………ぁがっ………!! っ……!!」 えんちょう「もうええやろ! おい! とめてくれ!」 せんせい「ちょっと!もうええやないの!!」 ししょ「とめんといてくださいよ……っ!」 ぶん がっ えんちょう「っ………!!」 ししょ「あっ………!!」 わをん「お前 じーちゃん……! なにしとんねんこらぁぁぁぁぁ!!!」 ぱっ がつっ!! ししょ「!!!!」 134 名前:1 ◆3GcCm7z.d2 投稿日:2007/03/19(月) 02 59 43.02 ID 4HR65eU0 がつっ!! がつっ!! せんせい「わをん もうあかん!! そんなんでなぐったら 死んでまうやろ! わをん!!」 わをん「ふーーーつ………!!!ふーーーーっ!!!…………」 ししょ「………ぁ………。」 わをん「でていけやぁ!! お前みたいな奴おらんでええのんじゃ!! もうくんな!!!」 ポロポロ 次の日から 師匠は施設にこなくなった。 135 名前:1 ◆3GcCm7z.d2 投稿日:2007/03/19(月) 03 02 15.50 ID 4HR65eU0 中学生日記(PHANTOM ZERO) ~Fとの出逢い~ に つづく PHANTOM ZERO 2へ
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魔機那戦記#6前半 「チ…誘ってんのか?」 ギルバートは謎の魔機那を追って山の奥深くへと来ていた。謎の魔機那はたまにこちらを見ては距離を確認し、止まったりして奥へ奥へと向かっていく。 そして大分歩いた頃急に視界が開ける。その光景に崖かと思ったが、どうやらかなり開けた場所の様だ。木々が薙ぎ倒され、地面は抉り取られている。まるで巨大な「何か」が墜落した様だ。とギルバートは思った。 その瞬間強制的に通信回路を開いた者が居た。どうやら謎の魔機那から通信が届いたらしい。 しかし、魔機那から通信などおかしい。そもそも無人の魔機那にはAIはあっても、通信などする訳がない。ともかく通信を開くことにした。 『……敵魔機那をヒト型“デストロイヤー”と断定。リンクキー波照合、先程の妨害したパイロットと断定。』 どうやら人が乗っているようだ。しかし、リンクキー持ちは大抵MBTに保護され魔機那使いへと訓練される。その為、自然なリンクキー持ちは、自分がリンクキーを持っている事すら知らず人生を終える。 しかし、このパイロットは声も幼く、女の声のようだ。 『この私のミッションを妨害した罪は重い。Rシリーズの名に掛けて貴様を…死刑に処する。』 「何だって!?つか、お前のミッション妨害した覚えねーし!!」 しかし敵機は問答無用で両手にマシンガンを構えるとそれを乱射してきた。それを避けつつ、現在の自機の状態を見る。まずは“クレイモア”は先程の戦いで失ったしまった為接近戦は控える。 他に残っている武装は、腿部にあるハンドガンと、腰に付いているミサイルポッド。あとは腰のアタッチメントに装備されているマシンガンだ。 ならば武装から考えられる行動は…銃撃戦しか有り得ない。 ギルバートは“デストロイヤー”の腿部に手を伸ばし2丁の拳銃を取り出した。そしてそれを2丁拳銃(トゥーハンズ)で構え乱れ撃つ。 そして一瞬の隙を付き、腰のミサイルポッドを開く。解き放たれた四つの弾頭は、ある距離になるとその腹中からさらに四つの弾頭を解き放つ。 ーーーー多弾頭ミサイルだ。 計16発のミサイルが忠実に与えられた使命を果たすべく敵魔機那へと向かう。しかし、ミサイルは何の戦果を上げることなく爆炎へと姿を変えた。 敵魔機那は両手のマシンガンと肩部のキャノンで全弾を打ち落とす。しかしキャノン砲から迸ったのは実弾ではない。 空間を斬り裂く輝く光の矢。ビームだった。 「ビーム兵器!?なんであんなスペシャルな武器をアイツが持ってやがるんだ!」 そう。ビーム兵器は基礎理論こそ完成しているのだが、西暦から真歴にかけて未だ実現しない夢のような兵器だ。 それを持っているなど…普通の女じゃないな。とギルバートは確信する。しかしこの女は何故俺を呼んだのだろう?と疑問が思考を満たす。 しかし、煙を突き抜けてきたビームが弾を吐き出し使い物にならなくなったミサイルポッドを貫通した衝撃で我に返った。そして用を更に成さなくなったミサイルポッドをパージして2丁拳銃で再び敵魔機那へと撃っていった。 『この障害。なかなかやる。』 と謎の魔機那ーーーーマシン型“ラウンド・オブ・32”のコックピット内でRシリーズのR-32は敵魔機那に賞賛とも侮蔑とも取れる発言をした。 私はヴォルロック様の命により巨大魔機那の監視を命ぜられていたのだが、奴等が巨大魔機那を破壊したために失敗に終わってしまったのだ。 「やはり……貴様等劣等種は……死刑に処する!」 R-32は再び肩のキャノンから熱線を吐き出す。しかし敵魔機那は、やはり避けて尚も拳銃で撃ち返してくる。更にGPもそろそろ少なくなってきてしまった。こうなれば……とR-32はその白い両目で敵機を睨み付ける。そしてーーーー使った。 「何なんだよ!あのビーム!」 ギルバートはこの数分で三度目の舌打ちをした。あのビーム砲が怖く、なかなかハンドガンが致命傷を与えられる距離に近づけない。 すると急に魔機那のフットワークが重くなる。異変に気づきコンソールパネルをタッチして機体状況を確認する。するとやはり脚部動力系にエラーがある。 「なんでだ?俺はずっとリンクしていたはず…なのに気付けなかった。」 敵魔機那のせいだろうか。しかしこのままにして置いてもしょうがない為、リンクキーでその箇所を直す。 その時だ。 「な、なんだ?この痛みは……うっ、……」 ギルバートの頭に激痛が走る。そしてそれは頭を割らんとばかりに痛みを増した。 「うああああああああああっ!!!」
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作者:◆PLwTfHN2Ao 【1】 【2】 真っ暗な夜。 ときどき黒い雲の合間に、紅い月が見える。 人気の無い薄汚れたアーケード街。 黒服のタルベロス戦闘員や、虎型キメラを小太刀で斬って捨てるイサミ。 爆発する戦闘員。 次々に増えていく戦闘員。 「フォーメーション6!」 数百人の戦闘員達が、素早くフォメーションを変える。 取り囲まれるイサミ。 (アンドロイドじゃし、キリがないのぉ) イサミが重心を落とし、二刀流の小太刀を構える。 ドンドンと増えていく戦闘員達。 「後がつかえとるけん、一瞬で終わらせちゃるけんのぉ」 フッとイサミの姿が消える。 『熱感知システム起動……』 戦闘員達の目が青く光り出す。 キョロキョロと首を動かす戦闘員。 「無駄じゃて!いくら見えても、反応出来なければ意味がないんじゃて」 バッサバッサと胴体と腹部が切り離されていく戦闘員達。 「小娘も心配じゃし、ちゃちゃっと片付けにゃーの」 狼型キメラが身構える。 誰も居ない闇乃森林公園。 森とアスレチック施設や公園が外観を損なわないように融合されている。 広い公園にアタッシュケースを抱えて立っている藤林。 消えかかった外灯。 「本当にここで合ってるんだろうな」 プリンターで印刷された紙をポケットから取り出す藤林。 グシャグシャの紙。 地図の真ん中の部分が赤丸で囲まれている。 「おっかしいな……」 ボーンボーンという音。 3時を指す時計。 ビュンとふく風。 藤林が思わず手で顔を覆う。 いつのまにか大時計の前に、ヤマトと弥生が立っている。 「この時間にここにアタッシュケースを持ってるってことは、彼が運び屋だろうね」 無言で腕組みをしている黒装束に身を包んだ弥生。 二人に気がついた藤林が恐る恐る近づく。 「アンタらか?買い手ってのは?」 弥生が素早く抜刀し刀を藤林の首筋に突きつける。 少し切れ血がジワッと出た首筋。 「何すんだよ!」 「不用意に近づけば斬る」 チェッと舌打ちする藤林。 「ゴエモン君から聞いてない?合言葉」 「ああ、そういえばあのオッサン言ってたな」 「じゃあ始めるよ?」 頷く藤林。 「紅い月の下で」 「悪魔が笑う」 ヤマトが満足そうに頷く。 刀を鞘にしまった弥生が、アタッシュケースを受け取る。 「おい!バイト代はどうなるんだよ」 「あれ貰ってないの?」 「あのオッサンからは半分しか貰ってねぇよ、アンタから半分貰えってさ」 手を出して報酬を要求する藤林。 「困ったなぁ~。今は持ち合わせないから、僕の出世払いじゃ駄目かな?」 「ふざけんな!こっちはすぐ金がいるんだよ!!!」 顔を真っ赤にしてヤマトに詰め寄る藤林。 ヒュンという音。 「危ない!」 突然ヤマトを突き飛ばす弥生。 外灯に背中をぶつけるヤマト。 鼻先を通過した鎖分銅が地面を割る。 鼻血を出す藤林。 「そこまでよ!ようやく追いついたわ!ドグマ幹部ヤマト・ナギサ、 そして裏切り者雪白弥生!今日こそ成敗してやるわ!」 茂みの中から、赤を基調とした歌舞伎役者のようなメイクをした初芽が姿を見せる。 「転校生???」 首を傾げる藤林。 声の主を見て驚く初芽。 「藤林君!何故ここにいるんですか?まさか既に貴方ドグマの一員?」 「ドグマ?何のことだよ! 俺はただバイトでオッサンからオッサンにアタッシュケースを届けただけだ」 「それ中身なんだか、知ってて言ってませんよね?」 「なもん知るか!俺は金さえ入れば良いんだよ!」 「それはねぇ~。とある研究組織の偉い人の発明品で盗難届が出てるんですよ」 呆れたようにため息をつく初芽。 「こんな時間に夜遊びなんかして、せっかく更生したとご両親も喜ばれていたのに……」 「だから、知らなかったんっつのぉ!バイト代が良かったんだよ!」 「こんな夜中に、ただアタッシュケースを運ぶだけで高額報酬って怪しいと思わなかったんですか? 「思わなかったからここに居るんだよ!」 「頭の中はお花畑ですわね!!!」 素早くダッシュし、藤林の前に立つ初芽。 ヤマトが地面に置かれたアタッシュケースを拾って歩き出す。 「ちょっと待ちなさい!」 初芽の制止を無視してスタスタと歩き出すヤマト。 「バフ課の人かぁ。任せても良いよね?」 答えを言う前に刀を抜く弥生。 初芽が薙鎌でそれを受け止める。 ガシャンと言う刀身のぶつかる音。 「今日は悪いけど急いでるんだよね」 フフフと笑いながら歩き出すヤマト。 クナイがヤマトの進行方向の地面に突き刺さる。 慌てて右足を引っ込めるヤマト。 紺のスーツ姿の服部が闇の中から姿を現す。 「君は誰だい?見掛けない顔だね」 「答える義理は無い!」 「つれないなぁ……」 「コソ泥風情が興味を示す筈がないと尾行してみれば、ドグマに繋がっていたとはな」 「ゴエモン君死んじゃったの?」 「俺の任務はドクトルJのあらゆる不安要素を排除することで、 コソ泥の始末ではない。ここまでいえば要件はわかるな?」 アタッシュケースを背後に回すヤマト。 「これは渡さないよ?」 「ドクトルJの発明品と研究データ。力尽くでも奪還する」 戦闘を始めるヤマトと服部。 何が何やら分からず右往左往する藤林。 地面に置かれたアタッシュケース。 「下がって!」 初芽が自分よりはるかに大きな藤林の首根っこを掴む。 「どうすんだよ転校生!」 「そのデブを守りながら、この私に勝てるとでも思っているの?」 不気味に笑い間合いを詰める弥生。 「あの~藤林君、50m全力で走れますか?」 「当たり前だろうが!デブなめんなよ!!!」 背後の茂みを顎で指す初芽。 「あそこに原付が隠してあるんで、ケース持って逃げてください。 もちろん今夜私を見たことは内緒ですよ」 「でもよぉ」 弥生を見つめる藤林。 「民間人の藤林君を巻き込むわけにはいきません」 「そうだけどよぉ……」 「よそ見とは、偉くなったもんだな!」 目にも写らぬ速さで居合いを繰り出す弥生。 藤林の目には瞬間移動をしたようにでも見えたのか地面に尻餅をつく。 左肩を抑えながら地面に片膝をつく初芽。 「早く行ってください……」 「お……、おうよ……」 地面に置いてあるアタッシュケースを拾い、走り出す藤林。 藤林に向かってクナイを放る服部。 鎖分銅がクナイを弾く。 「邪魔はさせないわよ」 「お前一人で三人を相手にするつもりか?」 次々にクナイを放る服部。 「く……」 歯軋りする初芽。 「よそ見している暇はないぞ」 弥生が初芽に斬り掛かる。 クナイを弾く音。 恐る恐る目を開ける藤林。 「何で小僧がここにおるんじゃい?」 イサミが首を鳴らす。 「先公!」 「あらら~、もう来ちゃったの?」 ヤマトがイサミに斬り掛かる。 それを小太刀で防ぎ、逆の手で斬り付けるイサミ。 「あれれ?さっきから気になってたけど、僕の能力発動してないみたいだね」 「何をぶつくさ言っとるんじゃい」 「まぁ、お互い能力使えないんなら五分ってことだからしょうがないか」 「五分じゃと?」 「え?」 「ワシ等一班がどうして最強と言われるかわかるか?」 「能力が凄い人ばっかり集まってるとか?」 「違うんじゃな、ワシ等15人は全員何らかの古流武術の心得があるけんのぉ」 「武術?」 「そうじゃ、能力にあぐらを掻いてるような奴はおらんっちゅうことじゃ」 距離を取ろうとするヤマト。 「従って能力が使えんくらいで狼狽えること等ありえん」 イサミが腹部に蹴りををいれる。 地面に倒れるヤマト。 真紅の目をした服部が藤林に近づく。 「痛い目に合いたくなければ、それを渡すんだ!」 「何を偉そうに!丸腰なら俺だって!」 藤林が服部に殴りかかる。 軽々とそれを交わし、カウンターをとる服部。 「ふん、体重差考えてみやがれ!」 ふてぶてしく笑う藤林。 無表情で藤林の胸部に一撃喰らわせる服部。 「ば……ばかな」 藤林が仰向けに倒れる。 「発勁とは珍しいもん使いよるのぉ……」 藤林の前に立つイサミ。 その横を素通りする服部。 「体重差など、俺には関係無い……。 約束通り返して貰う」 「ワシらは別にそれをどうこうするつもりは無いんじゃがな」 アタッシュケースの前で止まる手。 「証拠品と押収し人の目に晒すのであろう?」 「まぁ、中身は見るじゃろうが……」 「俺の役目はドクトルJの研究を望まぬ形で世に晒さぬようにすること 最悪の時には闇から闇に葬るように依頼を受けている」 「いったい何もんじゃい?」 「俺の名は服部政宗……」 「覚えておこう……」 アタッシュケースを拾い、暗闇へと消える服部。 「あああ……、逃げられちゃった」 ヤマトが起き上がり服をはたく。 「これ以上の戦闘は無意味だな」 「弥生ちゃんがこの人達全員斬ってくれれば、すぐ追いかけれるんだけど?」 フンと鼻で笑いながら、肩で息をしている初芽とにらみあう弥生。 「こいつ一人ならいざ知らず、流石の私も二人は厳しいな」 両手をあげるヤマト。 「大人しくお縄につくんじゃな」 イサミがヤマトに小太刀を向ける。 「それは嫌だよ。まだバフ課にいくには早いもん」 「どういう意味じゃ?」 「内緒!それじゃ!」 煙玉を地面に叩きつけるヤマト。 一瞬周囲が閃光に包まれ、玉から煙が勢いよく飛び出てくる。 「しもうた!!」 「またね~」 イサミが目を瞑り大きく舌打ちする。 煙が晴れると、そこには初芽が倒れていた。 続く 登場キャラクター イサミ 藤林段蔵 雪白弥生 ヤマトナギサ 甲賀初芽 服部政宗 上へ
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イク@玄霧藩国様からのご依頼品 /*/ 青い光が空に上る。 溶けるように粒子が消えるそこは、青いキャンバスに少量の雲が流れているだけの、晴れというに相違ない空だった。 雲間から燦々と陽光が照らしている。しかし、その割に空気は肌寒い。当然だ、冬という季節は元来そういうものである。 シーズ・スターは闇夜にも輝く黄色のジャンパーを羽織りなおしてその空を見上げていた。 「ふあ……」 頓狂な声とともに漏れた欠伸を手で覆う。彼これもう3日以上は寝ていない。3日以上といっても、3日目から面倒になって数えていないだけなのだが。 とにかく、今回の呼び出しで少しは骨を休められたが、それも精神的なものだ。肉体的なものまでは回復してはくれない。そろそろ限界が来るかもしれないな、と彼は首を回してボキボキという音を周囲に鳴らした。 その音に、普段ならば逃げていくであろうネコリスや小鳥の姿はない。 当然か。リンクゲートをはさんで向こう側は戦場である以上、敏感な小鳥のような生き物は森から遠ざかるように逃げていく。ネコリスに至っては、宇宙進出などを決めたうえに機械大国である無名騎士との繋がりも深いこの国には、もうほとんど数も残っていないことだろう。彼らは変化を嫌い、自然というものをこよなく愛していた。 「俺は、ひどい人間だな」 ボヤキながら、シーズは草木の生える大地を歩く。あの子供のように無邪気な女性に対し、自分はただ一方的な癒しを求めている。それ以上のものを求めずに、だ。 もっとも、相手側が近づいてこないというのもあるのだが。 思いながら歩くシーズのすぐ隣を、冷たい風が吹き抜けていった。舞い上げられた枯れ葉が宙を踊り、また地面へ落ちる。 静かだ。 まるで嵐の前の静けさのように。 まるで嵐の過ぎ去た後のように。 シーズは戦場と化し、廃墟へとその姿を変えた町並みを思い浮かべながら、独り瞳を閉じて黙祷を捧げる。方向は定かではなく、知り合いがいたわけでもないが、そうせずにはいられなかった。 もう少し自分が早ければ。上手くできていれば。もっと多くの人間を救えたかもしれない。いや、救えただろう。 「……おっと」 一拍ごとにどんどんと積み重なっていく自責の念に埋め尽くされたシーズの視界が、ふと歪んだ。 膝を突き、シーズは誰へという訳でもなく舌打ちを打ちながら、ずれた眼鏡の位置を直した。そろそろ流石に、身体が持たないかもしれない。 彼はそのまま、色素の薄れた緑の芝生の上に身を投げ、腕を枕にして仰向けに寝そべる。 そこから先は一本道だ。 まるでがけから落ちるように、シーズの意識は深みへと落ちていく。そこに吹いた一陣の風と、ともに運ばれてきた一寸前の言葉が彼を眠りから無理やりに引き戻した。 『ほんっとうにほんとうに、藩国の草の上で野宿を楽しく出来るのは、それはそれは、世界が平和になってからだね』 心の中で、彼女の言葉が反復する。 そうだな。こんなところで寝そべるにはまだ早い。シーズは苦笑しながら立ち上がると、眠気の消え失せた頬を両側から叩いて脳を覚醒させる。 「……さて、いつでも野宿できるように草むしりを始めるとするか」 黄色いジャンパーの袖をまくると、シーズは沈んでいく夕日へと向き直る。 やがて、夜が来るだろう。シーズ・スターは、その名のとおり夜に存在する人間だ。絶望という闇が広がれば広がるほど、極光の輝きを放つ。 しかし、どんなに長い夜だとしても、明けない夜など存在しないことを彼は知っている。 今宵、ひとつの星は夜明けを告げる太陽へと歩み始めた。 /*/ 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) すみませんすみません、寝れるところ作ります、作るようにがんばります(大汗 黙祷の辺りがとても好きです、あと野宿の辺りうまいこと持っていってて・・・すごいーすごいーー、影さん本当にありがとうございました。 -- とくめいk(以下略 (2009-04-20 02 48 55) 名前 コメント ご発注元:イク@玄霧藩国様 http //cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/cbbs_om/cbbs.cgi?mode=one namber=1911 type=1904 space=15 no= 製作:影法師@玄霧藩国 http //cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/ssc-board38/c-board.cgi?cmd=one;no=1971;id=UP_ita 引渡し日:2009/04/15 counter: - yesterday: -
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Searchin ! 声をかける人かける人、みんなどこかゆらゆらしていて奇妙だ。 知らないと言って脅えるように逃げたり、 逆に掴みかかってきたり、 まるっきり無視したりする。 そして答えた誰一人として『冬』を知らなかった。 自分さえ『冬』が何者かわからないのだから仕方ないのかもしれない。 でも、いや、見つけなくちゃならないんだから頑張らないと。 ぽつんと小奇麗な家を見つけた。聞き込みのターゲットに決定。 塗装のはげたドアをノックノック、出てきた美人にとりあえず口許は笑顔を。 「あのうお尋ねしても宜しいでしょうか」「宗教勧誘ならお断りしますけど」 「ちがいますちがいます、幻は人探しをしてるだけです」「はぁ」 美人は目をぱちくりした。妙なものを見るような目で人を見る。 「鉄、お客さんですか」 奥にミイラ男が二人見える。青いのと黒いの。あと隅のほうにもう一人黒いの。 「あーうん、お客さん上がります?」 「いえ、お尋ねしたいだけなので結構です」 営業スマイルはまだキープ中。しかしこれからがやっと本題に入るところ。 「『冬』という人をご存知ありませんか?」「しらない…よなぁ?」 美人は部屋を振り返った。青ミイラが首を振る。隅からはか細い声で返事があった。 黒ミイラはドアの向こうの、幻の背後を見ていたけど、しらないと言った。 ごめんなさいという美人に礼を言う。いつまでこんな問答を繰り返せばいいのか。 「そうでしたか、ありがとうございますお邪魔しました」 黒ミイラが声を上げた。 「鉄、逃げてください!」 「ん? おあ!?」 美人が避けるのが遅れたら恐らく幻ごとぶっとばされただろうけれど、幻も避けたので損害は門柱だけだった。 爪の腕が頭上をびゅんっと薙ぎ払う。 背後には舌打ちをする影、背中に骨のツバサが生えている。 「んだよ、お前」「……そっちが何、幻に何の用だ」 「お前見てるとボッコボコにしたくなる」「そんな物騒な」 言うか言わないかのうちにもう一度頭上で風が鳴いた。 美人は奥へ引っ込んで台風でも来た時のように皆をあつめている。 これ以上他人の家をどうこうするのも申し訳ないので、大きく飛んで家から離れた。 「…殺したくなる何だこれマジでイライラするほんとお前なんなんだよ」「幻のセリフだ、そんなこと」 骨ドラゴンは加速して距離を詰めてくる。頭を庇ったら左腕が逝った。 血が遠慮なくぶしゃっとかそんな音で出てきて、視界に赤くまだらが出来た。 痛くはないけど動かせないのがいやだ。 腕を捕まれたまま電流を流す。ドラゴンは一瞬で手を引いた。 「いて、人間じゃないのかよ」「人間だよ、幻は…でも幻は人間じゃない」 左腕が持ち上がらない。でも、一本あれば電撃を放つには十二分。 「先を急ぐんだ」 球電がぎゅんっと飛んだ。ドラゴンにブチあたると綺麗に広がった。 「"でんじほう"!?」 ばりばりぱりぱりと綺麗に青い火花がはじけて、ドラゴンは氷付けになったように固まった。 言葉も吼えられなくなってぱくぱく金魚を演っている滑稽な姿に敬礼。 「アデュー、哀れなドラゴンゾンビ」 幻は地面を華麗に蹴った。探し続けなくっちゃあ、ならないのだ。 左腕はぶらぶらするけれど、まあ、痛くないしそのうち治るだろう。 まだまだ先は遠い見通し、しかしこれより開幕也。 一方で嵐の去った鉄宅。 「あの男、二つにぶれて見えましたが」 冥は鉄に問いかける。 「…ふつーの男だったぞ? 目は包帯でぐるぐるだったけど」 「包帯?」 ますます不可解な疑問が増えていく。 「…翼、だいじょうぶかなあ」 飴の呟きも紅の脅えた呼吸音も。それ以外はぜんぶぜんぶ静寂できれい。 (青い、美しい目をしていた気がしたけれど) 疑問も静寂で、問いかけすら存在しないから答えも静寂だった。 他方どことも知れないまっくらくらがり路地の奥。 振り下ろした鉄槌の断末魔に縋りついて、ゆらり延びた影が立っていた。 「まほろはどこにいるのかなあ」 その答えは何れ、明白に。
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○月×日 23:15 視聴覚室横階段前 「………死後は保証できない、か」 …くっく、と あのモフモフ生物の契約者らしい男に言われた言葉に……辰也が、低く笑った その顔に浮かんでいるのは、絶望 「遅いんだよ。そんな事…とっくに、わかりきってる」 「…辰也」 「爆発する携帯電話」が、そんな辰也を心配そうに見詰めていた …辰也は、自分が契約した都市伝説の能力がどんなものか、よくわかっている 「組織」にいた頃、「組織」に忠実な契約者を育てるという実験の元、無数の人間の命を奪ってきた事も自覚している 本当なら、知らされなかっただろうその事実を、俺が教えたのだから 黒服Hは小さく苦笑し、辰也の頭を撫でる 「んな顔すんな。お前が悪い訳じゃねぇ」 「………餓鬼扱いすんな」 ぱしり その手をはたかれた …まったく、冷たいこった やはり、俺はあのお人好しのように、うまくはいかないようだ 「…携帯のにーちゃん、俺達も、上、行くけど…」 と、「爆発する携帯電話」と一緒に行動していた少女が、そう口を開いた こちらも、マッドガッサー達を「説得」してくれる様子、と言ったところか なんともまぁ、お優しい面子がこの学校にあつまったものだ 「くけ……傷の手当て、終わったら、、すぐ、後追う」 「わかりました……行きましょう、少年、ひきこさん」 ばたばたと、三人が階段を駆け上がっていく ドクター達も、その後を追うように、三階に向かうようだ ……一瞬 バイトちゃんが、黒服Hの姿に気づき、睨みつけてきたので にやり、黒服Hは笑ってやる 「…あぁ、そうだ、お姫様。スーパーハカーは、学校中の監視カメラをジャックしたままか?」 「………??けけ……っ、そう、だが?」 …びくり バイトちゃんが、その言葉に反応する 「なるほど。この学校を選んだのは、監視システムをジャックできるからか」 ドクターが、何か納得したように頷いている横で、バイトちゃんは固まっていて ……しぃ、と 黒服Hは、笑いながら人差し指を口元に持っていってやる 『どうなさったのです?』 「い、いや、な、なんでも、ない」 ザクロの言葉にギクシャク、答えて 彼女等もまた、階段を登っていく くっくっく、と黒服Hは、その後ろ姿を見送って笑う 「…悪党が」 「ん~?何の事だ?」 辰也の言葉に、ニヤニヤと笑う黒服H まぁ、ドクターは感づいていたようだが…黙ってもらった方がありがたい できれば、あの過労死候補ナンバー1のお人好しな同僚には、知られたくないのだ 主に、彼の胃痛や頭痛の種にならない為にも 「………ま、いいだろ?ようやく、お前らとゆっくり話せる」 「やっぱり、目的はそれか」 黒服Hに「お姫様」と呼ばれた意味がわからないようで、首を傾げ続けていた「爆発する携帯電話」だったが…黒服Hが、自分達に話があるらしい事を知って、ますます首を傾げた 辰也は小さく舌打ちして、ポケットに手を突っ込んだ 「…とりあえず、これは返すからな」 と、ぺい、と黒服Hに……指輪を、投げつけた ぱし、と伸ばした髪で黒服Hは指輪をキャッチする 「持ったままでも良かったんだぞ?」 「やなこった。んなデカい都市伝説、俺じゃあ扱いきれねぇ」 指輪の正体は「姿を消す指輪」 某物語に登場する、名前通りの効果をあらわす指輪 万が一の逃亡用に、黒服Hが辰也に預けていた物だ 「…で?他の連中の前で話せない話ってのはなんだ、この悪党」 「あんまり悪党悪党言うと、俺の心が折れるぞ泣くぞ……これからの、お前たちに、ちょいとアドバイスを、な」 くっくっく、と 黒服Hは、笑みを深めていった そう、アドバイス この騒動がどう終わるにしろ、マッドガッサー達の立場は苦しくなるだろう 「組織」相手の切り札は、辰也が「組織」を離れる際、自分が預けた だから、それ以外のアドバイス 「…それと。他にも少し、な」 他の連中に、知られるわけには行かない 己の本心を、知られないためにも 黒服Hは深く、深く……しかし、本心をはっきりさせない笑みを浮かべ続けるのだった to be … ? 前ページ次ページ連載 - 黒服Hと呪われた歌の契約者
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律「うるせぇ黙れ」 唯「歯医者すら行けないとか女子として終わってる」 澪「だって……」 紬「じゃあ虫歯放置するの?アゴがドロンドロンに溶けて死にたいの?」 澪「ア、アランドロン……」 梓「先輩見損ないました。根性なしのクズだったんですね」 澪「そこまで言われちゃ……仕方ない。行ってくるよ」 律「当然だから」 唯「紬ちゃんお茶まだー?」 紬「はいは~い」 澪(うう……心細いよぉ……) 梓「クスクス」 はいしゃ! 澪「あの……」ドキドキ 受付嬢「診察券お持ちですかー」 澪「いえ……初めてで」 受付嬢「はい、保険証お持ちでしょうか」 澪「はい……」 澪(1人で病院なんて初めてだよぅ……怖いよぅ) 澪(やっぱり律に付き添いを頼めば……)ボーッ 受付嬢「あの、座ってお待ち下さい」 澪「あっ…は、はい」ドキッ 受付嬢A「なに?あの娘……ボーッとつったって」ヒソヒソ 受付嬢B「なんか緊張してるよ?www」ヒソヒソ 澪(恥ずかしいよぅ……)グスン 女「ちょっとカバン退けて貰えません?」 澪「ん……えっ?」 女「邪魔なんですけど」 澪(あ、あっ)オドオド 澪「フッフヒヒ……すみません……」ササッ 女「チッ」ドサッ! 澪(舌打ちされたー……) 受付嬢A「なんか怒られてるよー?www」ヒソヒソ 受付嬢B「挙動不審ーwww」ヒソヒソ 澪「」ガクガクブルブル 澪(怖いよぅ……怖いよぅ……) 澪(律……助けて律ぅ……)ブルブル 澪(あ、緊張しちゃダメ!汗かいちゃう……! 澪(汗臭くなりたくないッ!) 澪(し……深呼吸……)スーハー 客A「ゴホンッ」 客B「……」クスクス 澪(え……笑われてる?) 澪(あたし変?変な事してる……!?)ドキドキドキドキ 澪(ああ嫌……視線を感じるっ……)グスングスン 受付嬢A「秋山さんどうぞー」 澪「は……はいっ」ガタン しんさつしつ! 医者「はいどうも、どうされました?」 澪「あ……あの……その」モニョモニョ 医者「え?」 澪「いえあの、その虫歯で……」モニョモニョモニョモニョ 医者「はいはい、横になって貰える?」 澪「ぁい……」ズルズル 澪(大丈夫かな……口臭くないかな……) 医者「……」ジー 澪(気まずい……)グスン 医者「あ、確かに黒ずんでるねー」 医者「でも虫歯じゃないですねコレ。固まった歯垢が汚れてるんですわ」 澪(ぶ……ぶえっ!?) 医者「歯の裏側まで磨いてないでしょ?ww」 澪「あ……へへ……」ガーン 医者「簡単に除去だけしますから」ウィーン 澪「はい……」ドンヨドンヨ 受付嬢A「秋山さーん」 澪「は……はいっ」ガタン 受付嬢A「料金2520円になりまーす」 澪「はいっ…えっと」ワタワタ 澪(うう……モタつくっ……早く払わなきゃ) 澪(なんで……なんで財布からお金を出すだけで、こんなにモタつかなきゃいけないのっ……)モタモタ 澪「あっ!」チャリーン!ボタボタ! 澪「す……すみませっ」ヒロイヒロイ 受付嬢A「はーい」 澪「ううっ……あの3000円で」 受付嬢A「お釣480円になりまーす」ヒョイヒョイ 澪「あ、あ……」 受付嬢A「ありがとうございましたー」 澪「……」 トボトボ ウィーン 澪「……むぎゃああああああああああああああああ!!!!!!!」 ――授業中 澪(ぐおお……!) 澪(痛い!)ズキズキ 澪(せっかく痛みが引いてきたのに……) 澪(飲み物もまともに飲めないなんて……) 澪(辛すぎる……) 澪(うう……)ズキズキ 澪(また痛みが引くまで耐えるしかないな……) 澪「うう~っ!怖かったよぉ!律~!」 律「コミュ障は甘えだから」シッシッ 澪「うう……だってえ」 梓(いっつもこんなんですか?澪先輩)ヒソヒソ 律(コンビニの買い物すらこんなんだわ。本ッ当に迷惑)ヒソヒソ 唯「うわあ……」 澪「お願い……今度はついてきて?ねっ?律」 律「嫌」 澪「律~ゥ!!!」ボロンボロン おわり 戻る
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837 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/20(火) 10 11 12 ID 7B5P3IoU ひたぎ「いい?上条君…ここは禁書世界じゃないのよ」 上条「……はい…」 ひたぎ「世間一般的には女性をグーで殴るっていうのは、男として最低の行為の上位に位置することなの」 上条「……ごもっともです…」 ひたぎ「貴方が今まで許されていたのは、そこが禁書世界で、尚且つ貴方に主人公補正があったからなのよ」 上条「……そうですよね…」 ひたぎ「いつまでも自分は主人公だから何してもいいなんて勘違いはしないで欲しいわね」 上条「……そんなことは思っていませんが…」 ひたぎ「口答えしない」 上条「はい…」 ひたぎ「全く…そんなことだから禁書好きのこの書き手さんの中でも七番目なのよ」 上条「……前は六番目って言ってませんでした?」 ひたぎ「新約三巻で順位が変動したのよ」 上条「えー…」 ひたぎ「ネタバレは控えるけど…敢えて言うなら『クロにゃんサイコー』らしいわ」 上条「……充分ネタバレになる気がしますが…」 ひたぎ「超電磁砲七巻を読んでも順位が戻らなかったところを見ると、相当入れ込んでるわね…」 上条「はぁ…」 ひたぎ「まあ今はそんなことどうでもいいわ」 上条「…まあそうですね…」 ひたぎ「とにかくここでは男女平等パンチは許されないことなのよ…分かったかしら?」 上条「はい…よく分かりました…」 ひたぎ「どうかしら?上条君の弱い頭じゃ、口だけじゃ分からないかもね」 上条「いえ、あの…もう既に結構な処罰を受けた気がするんですが…」 ひたぎ「あれは天江さんに対する謝罪でしょ?福路さんに対する謝罪はまた別よ」 上条「えー…」 ひたぎ「まあ確かに私は福路さんが嫌いだけど、さすがにあれはないと思うわ」 上条「…まだその設定引っ張るんだ…」 ひたぎ「という訳で行きましょう」 上条「ちょ、ちょっと待って下さい…またあれやるんですか…?…本当にあれは勘弁しt」 ひたぎ「黙りなさい」 上条「………はい…」 ひたぎ「行くわよ」 上条「…はい」 バタン 838 :名無しさんなんだじぇ:2011/12/20(火) 10 11 46 ID 7B5P3IoU C.C.「……行ってしまったな…」 衣「なあシーちゃん、あの二人は何の話をしていたのだ?上条はずっと正座していたが…」 C.C.「あぁまあ…コロちゃんには関係ない話だ」 衣「むぅ…そう言われると気になるのだが…」 C.C.「気にするだけ無駄だ…それより何でコロちゃんはここにいるんだ?」 衣「言ったであろう!衣は絶対にシーちゃんと友達になるんだ!」 C.C.「諦めろ、チーズくんがなければ私はお前とは友達にはならない」 衣「むぅ~…」 インデックス「いい加減友達になってあげればいいのに…ころちゃんがかわいそうなんだよ…」 衣「いいのだインちゃん…衣は自分の力で必ずシーちゃんと友達になってみせるぞ!」 インデックス「ころちゃん…応援してるんだよ」 士郎「…あだ名で呼び合ってる時点で友達だと思うのは俺だけかな?」 黒子「い、いえ…わたくしもそう思いますの…」 セイバー「わ、私もです…」 士郎「それにしてもアーチャーの奴、いつ戻って来るんだ?もう怪我は治ってるはずなんだけどな…」 黒子「そ、そうですわね…わたくしもそう思いますの…」 セイバー「わ、私も思います…シロウ一人に食堂を任せるとは許せません…」 黒子「…主に士郎さんが作ったものはセイバーさんが一人で食べてますの…」 セイバー「ぐぅ…!し、しかし全部が全部という訳ではないでしょう!?」 黒子「全部と言っても差し支えない気がしますの…」 セイバー「うぅ…」 士郎「いいんだよ。美味しそうに食べるセイバーの顔を見たら、俺も作った甲斐があったって思えるから」 セイバー「シロウ…」 黒子「チッ」 セイバー「…今舌打ちしませんでした?」 黒子「気のせいですわ…」 士郎「…何か二人とも歓迎会以来ピリピリしてないか?」 セイバー「気のせいです!」 黒子「気のせいですわ!」 士郎「そ、そうか…」 美琴「いい加減こっちも気付いてあげればいいのに…」
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基本情報 ただのマンガジャンキーになりました。そしてDBDにまたハマりました。 配信名 ドM戦記、ドラクエ○でもやろう。L4Dを楽しむ。I wana be the ドM、アイマスでもやろう。 ジャンル DBDとか 性別 男 マイク 有 配信時間帯 主に深夜 Youtubeチャンネル https //www.youtube.com/channel/UCsskP2cS2DOCv_hREpoHERg 配信者Twitter https //twitter.com/Jolcer_ 本体 SFC・DC・GC・Wii・PS2・XBOX360・Switch 今日のあなたは一日 - 善! あきらめんなよ!! 実況作品名 アラド戦記 パチスロ ドラゴンクエスト5 ドラゴンクエスト6 ドラゴンクエスト7 ドラゴンクエスト8 Left 4 Dead I wanna be the guy I wanna be the GB THE IDOLM@STER 勇者ロキによって救出された世界 ドラゴンクエスト5 ドラゴンクエスト6 ドラゴンクエスト7 ドラゴンクエスト8 ドラゴンクエストXI I wanna be the guy I wanna be the GB 特徴 松岡修造信者 アラド戦記の時はサムネが修造の画像 修造のサムネは自分で抜き出している ドラゴンクエストの時はサムネがドラゴンクエストのモンスターの画像 挫けそうになると修造の動画を見る アラド戦記はアバター無し、パーティプレイ無し、課金無し、支援無し、露天売買無しをモットーにやっている。 L4D配信でかなりのびびりプレーを披露。最初の扉にびびり5分立ち往生。悲鳴を上げながらなんとかクリア(イージーモード)。 休みの前日はお酒を飲みます。※注意)飲むとテンションの波が激しくなる。 ニックネームはロキ。 2008.11.6に松岡際が行われた。その際に「ソロで鍛えた俺の力を見せてやる」っと、リスナー相手にひどくイレ込んでたのは記憶に新しい。 スカサKを倒した後におそらく、いや多分、いや何となく、リスナーから送られて来るであろうと推測される、レアアバターに夢を抱いている。 2008 12/11 02 03 スカサM撃破 本題のスカサKはクリスマスの日に撃破する予定。 2008 12/25 01 09 スカサK撃破 2009年という事でドM戦記もバージョン2として鬼剣士で再スタート(ソウル) 2009 2/1 23 30 I wanna be the guy 23時30分の鐘とともにクリア 2009 3/4 14 50 アイマス病 発病の瞬間である 2009 ?/? ?? ?? 「ちょっとMMOしてくる」そう告げ、失踪。 おそらく休止中。 2009 9/? ?? ?? 復活の兆し? 2009 10/4 05 15 I wanna be the guy GB においてラスボスと約12時間の死闘を繰り広げ、クリア(ラスボスのみ連射付) 2010 3/25 ?? ?? 生存確認 2021 生存確認 配信中の名言・迷言 松岡修造の言葉がほとんど名言 HPF(ホットプロットファイバー) HPF2 時報の全てが迷言 ※注意)時報後は、配信の空気がマイナス10度になります。 ハァハァ、スネーク、いいぞ~スネ~ク! 右にめいいっぱいぎりぎりジャンプ 先に飛んどくジャンプ nosi こう行ってデュクシ 道が見えた! リスナーからの熱い、熱すぎる応援メッセージ 早く感動のフィナーレを見せてくれ by相棒 ロキ~、50円課金したなんて俺は知らないぞ 口癖 ちょぉ、マジふざけんな! どうすっかな~ はい、こんばんは(重にL4D感染者側プレイ中) ~~であります。 配信環境 OS Windows10 64bit CPU Intel(R) Core(TM) i7-6700K Memory 32GB VGA NVIDIA GeForce GTX 1080 MB ASUS Z170 PRO GAMING クロキシのステータス 格ゲー 弱 エロゲー 博士 RPG ドM アクションゲー 良好 スルースキル 順調 奇声 大体 舌打ち頻度 抜群 漢字の読み 曖昧 愚痴 毎日 クロキシへ 5/10 落ちたかも?時間も時間なのでまた今度! -- クロキシ ロキさんや、元気でやってますかい? -- 名無しさん d -- d 今年の修造祭りどうなってんだよ!2010 -- 名無し たまにはかわいいお声を聞かせておくれ -- 名無しさん BF3って何ですか? -- 名無しさん Battle field 3 だよ~ -- クロキシ 名前 コメント 今日: - 昨日: - 合計: - 大見出し