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フェリシティ・ロバーツ(Felicity Roberts) 年齢:59 性別:女 種族:混血 クラス:魔道士/探求者/冒険家/ほか マナカラー:青赤緑 マナコード:研究機関/おしゃべり/トンデモ 制作者:GM・メイト イメージアイコン:エレナ・ブラヴァツキー(Fate/Grand Order) 「大いなる探求への道は日々の一歩から」 「さあ、今日もあたし達の冒険を始めましょう!」 ・概要 キングダム次元の大規模クラン『次元旅団』の代表者を務める女性。等級は金。 実績あるクランを長年率いており、ギルドマスターからの信頼も厚い。 自称・通称は『ガイド』であり、特に団長と呼ばれた場合はそうではないと訂正する。 ……というのは、フェリシティのキングダム次元における表向きの立場。 彼女は次元旅団キングダム支部の支部長であり、PT能力も保有している。 活発にして聡明、ちょっとお茶目。キングダムの神話や遺跡に大きな関心を向けている。 支部長という立場に対しての責任感や重圧などとは無縁だと言わんばかりに、 クラン内外を問わず様々な冒険者たちを連れては現地調査に繰り出す毎日を送っている。 並々ならぬ好奇心による積極性と危険を周到に事前予測する慎重さを併せ持つ。 支部長になる以前から長年キングダム次元で活動していた大ベテラン。 時折自分からおばあちゃまと称することもあるが、そのバイタリティに衰えは見られない。 +次元旅団任務ガイドコース 次元旅団任務ガイドコース あいさつ ごきげんよう! 次元旅団キングダム支部長のフェリシティ・ロバーツよ。 ここでは、次元旅団所属のPT達がキングダム次元で任務を行う上で 知っておくべき大事な情報についてそれぞれ解説していくわ。 PTへの対処 ガイアの次元旅団本部に設置されている次元観測機構メジェレントはご存知よね? メジェレントがキャッチした次元移動の反応を次元間通信により入手して現場に向かい、 次元移動の原因を突き止めた上で対処を行うのはキングダムの次元旅団PTの基本活動ね。 もちろん、それがPT犯罪者によるものだと判明した場合は武力行使もあり得るわ。 独自資源と歴史遺物 特にキングダムの場合は、ダンジョンに眠る多様で芳醇な資源とエネルギー、 アーティファクトやロストテクノロジーなどを狙うPT犯罪者が後を絶たないの。 「辺境のダンジョンにPT犯罪者が潜り込んだ!」なんて情報が入った日には、 その場で出動可能な面子を集めて対策チームを編成することになるでしょう。 次元犯罪者によって利用されそうになったアイテムは、 回収後、次元旅団で保管したり元に返されたりといった対応が行われるの。 基本的に個人の所有物となることはないから、ネコババはできないわ。 一神教とディスターリー また、暗黒教団ディスターリーの暗躍はそれ自体がキングダム次元への危機になるわ。 というのも、キングダムは女神スフィーアへの人々の信仰により成り立つ一神教世界。 多次元の『神』の布教や活動はそれだけで致命的な事態を引き起こしかねないわ。 ディスターリーはこの次元を守るために絶対に避けては通れない大敵と言えるの。 次元旅団の中立性 そうそう、ディスターリーのように次元問題に関わる組織は全次元とあたしたちの明確な敵だけど、 そうではない組織に対して次元旅団は常に中立であるべきという方針を本部は掲げているの。 キングダムで言えば、ノン・キングダム、アーラン、リブラと言った主要三国家も当然該当するわ。 あたし達はノン・キングダムで英雄王と協力しつつ活動しているけれど、それはそれ。 だからと言ってノン・キングダムの方針に積極的に従う義務はないし、そうすべきでもないの。 どの陣営にも肩入れすることなく、より俯瞰的な視野から次元秩序の維持に徹するべき、ってこと。 ……なんて言われてはいるけれど、あたしはそのあたりの塩梅が正直よく分からないのよね。 とりあえず本部の基準と方針は説明したから、これに逆らわないようにしてくれると助かるわ。 組織はともかく、個人への助力? それこそ自由よ! あなた個人で責任を持てる範囲で、だけどね! 女神スフィーア信仰について キングダムの人類種は皆女神スフィーアを信仰しているわ。この次元においては常識以前の観念よ。 もちろん強さの大小はあるし、皆が皆スフィーアの教えにきちんと従っている訳でもないわ。 この教えというのも口伝や聖書によるもので、種族によっては一面的な内容も多いし……とにかく、 「人類種はスフィーアの存在を信じている」というのはごく当たり前の考えとして捉えてちょうだい。 あなた達もキングダム次元で活動するのであれば、この最低限の信仰は理解しておくといいわ。 「スフィーアを信仰していない」って言ったらどうなるか? そんなの、驚かれるどころじゃないわ! 彼らからしてみれば、「空は青くない」「太陽は明るくない」なんて言われるのと同じで、 それだけで嫌われたり、弾圧されたりする可能性は少ないけれど……おかしな目では観られるでしょうね。 次元潜行機の活用 特に交通や通信の技術は次元全体としてまだまだ未発達なキングダムだけれど、 あたし達は次元潜行機による次元内長距離移動や通信機でその問題をクリアできるの。 メジェレントで大まかな座標さえ分かっていれば、あっという間にひとっ飛びよ! PTに関する任務じゃなくとも、普通のダンジョン攻略や大陸遠征にも使用できるわ。 これらの次元外技術はキングダムの住民にとって見たことのないものだけれど、 だからこそ、それが他の次元のもの、なんて区別を彼らがつけることはできないの。 キングダム支部では現地人に対してこれらをロストテクノロジーであると説明しているわ。 だから、任務で現地人の同行が必要な時は普通に次元潜行機に乗せちゃっても問題なし。 ちゃんと手続きをすれば貸し出しや購入により次元潜行機の私用も可能よ。 キングダムに根差して生活したいなら一台持っておくといいんじゃないかしら? あ、ロストテクノロジーと説明すればいいと言っても、 違法行為と見做されかねないような移動は慎むようにね、当たり前だけど。 それと、魔人領域への移動は不慣れなうちはあたしの指示を仰いだ上で行うことを推奨するわ。 出現地点をひとつ間違えれば、それだけで命取りになり得る場所だもの。 秘匿事項について このように、キングダムでもPTや他次元に関する情報はほぼ認知されていないから、 あたし達は少しの工夫だけでそれらを秘匿したまま公に活動することができるの。 ……次元旅団を除く現地人でそれらについて知っている者はいないのか、って? そうねえ……実のところ、ノン・キングダムの冒険者チームやペンナル大陸の審問官たち、 魔人領域の吸血鬼たちがPTの存在や次元接近を前提とした活動を行うことは稀にあるわ。 けれども、彼らはあくまで指示や命令に従って動いているだけで、 彼ら自身が真実にはっきりと気づいている訳ではないと思うの。推測になるけどね。 このキングダム次元の現地人の中でそうした秘匿事情をより正確に把握しているのは、 恐らくはアズラエル・キングダム、イズラーイール、ミハイル・タルムドの3人だけね。 彼らが次元問題の解決に自ら乗り出すことは不可能だし、他の対応も大きく遅れてしまうわ。 やっぱり、餅は餅屋だし、ドラゴンはドラゴン狩り。PTに関する事件の解決は、 このあたし達次元旅団が行うべきってこと! しっかりよろしくね、みんな! おわりに キングダムで次元旅団としてどんな風に活動すればいいか、これで理解できたかしら? 質問はいつでも遠慮なくしてくれてよくってよ! このガイドがあなた達を導いてあげるから! ・コネクション 【捜査】[探索]の判定に+1Dされる。 彼女の知識の多くは自ら行った現地調査により得られたものだ。 ・関係キャラクター 名前 関係性 アズラエル・キングダム 「彼の協力によって次元旅団のキングダム内での活動が保証されているわ。お近づきになりたい? そうね……なら、アピールポイントのプレゼン練習を始めましょうか!」 イズラーイール 「あたしも謁見したことがあるわ! まさに大賢者と呼ぶに相応しい人物よ。あなたも会ってみたい? それなら簡単よ。リブラから生きて帰れるだけの知と力を身につけることね!」 ミハエル・タルムド 「あたしも彼については詳しくないわ。枢機卿を手駒に使って、自分から表舞台に立とうとしないんだもの。きっと、それが彼の思う彼の成すべきこと、在り方なんでしょうけれど……いつかはお話してみたいわね」 チョコレイト・レッド 「次元観測機構『メジェレント』……あたし達の活動を支える極めて重要な機構、彼はその専門家ね。彼については、迷惑をかけられるだけかけてあげるくらいがちょうどいいわ。放っておくよりはよっぽどね」 ミュー・メジェレント 「メジェレントのサポートAIね! 彼女もまた、あたし達の旅を支えてくれる大切なガイドよ。どうやら団員の健康管理にも注力しているみたいだけれど……ふふ、本部のみんなは大変ね?」 紫宮佳織 「本部は彼女がいれば安心ね! まだ若いのに素晴らしい才気の充実を感じるわ。でも、たまには現地調査に出向くのもいいんじゃないかしら? 手取り足取り教えてあげるから!」 春原流儀 「あたしと同じ支部長! 見た目や雰囲気からは想像もつかないほどの責任感の持ち主ね。彼をいい気分にさせたいなら奥さまや小夜の話を聞くのが簡単でしょう。でも、あたしの長話といい勝負よ?」 アダサイク 「あたしは冒険以外はけっこう雑なところがあるから、彼に色々と手伝ってもらっているの。ちょっと話しかけにくいところもあるかもしれないけれど、意外と可愛いところもある子なのよ? ふふ」 ・登場ログ 主にキングダム次元を舞台としたセッションに数多く登場する。以下は特徴的なログ。 『ヒューマノイル旅行記:人の章』 『アダサイク+フェリシティ 信仰チケット』 『フェリシティ・ロバーツと至上の人生』 次元メイト関連ページリンク PC 日高結愛/スペルビア NPC フェリシティ/怪盗ラ・ポム/フラクタル/金森いつか/金森彼方/ザイン盗掘団(ザイン/コー/タンジェント)/ナポリタン キングダム キングダム次元/冒険者ガイドブック/キングダムシティマップ/古代文明旅行記
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+はじめに はじめに 東京帝大教授・津田左右吉は、日本書紀・古事記に対する歴史的考察を行い、これらを政治的意図に基づいた著作であると示した。この研究は、日本が右傾化するに従って批判が強まるようになり、戦中期には排除されるに至る。 戦後になると、戦前の皇国史観的古代史にメスが入り、神話は歴史としては否定されて代わりに石器時代から歴史が始まるとされた。しかしこの結果として日本書紀・古事記は必要以上に否定されることになった。記紀は政治的所産にすぎぬ一方で、やはりその土台に古代日本の思想・習慣が編み込まれているからである。 そこでこの本では、記紀神話と発掘の双方から一つの日本古代像を映してみようと思う。 (Spheniscidae) +日本の神話 日本の神話 日本神話を語るのは6世紀に成立した古事記・日本書紀の二冊の本であるが、これらは異なる経緯から編纂されており、内容は基本的に異なっている。しかし一方で、帝紀・旧辞という二冊の本から双方の書が成立した点では共通している。帝紀は歴代天皇の系図、旧辞は天皇家にまつわる物語が記された本であるが、記紀の比較の結果としてこの帝紀が初代・神武から33代推古まで、旧辞が神代と初代・神武、10代崇神から23代顕宗までということが想定されると津田は述べた。 +豊葦原瑞穂国 豊葦原瑞穂国 諸国の神話が天地創造によって始まるように、日本神話もそこに始まっている。だが、これにはいろいろな違いがある。古事記では天の中枢の神の存在を描くが、これは道教の影響を強く受けていると言える。それは、推古朝以降の話であり、そうである以上古事記の神話もそれ以降に成立したものであるだろう。 またカオスより天地発生したという話も、道鏡にそっくりであるが、これは旧辞にもある話であって日本古来のものと言える。これは、東南アジアの影響を強く受けているという。 大地発生の神話についても、陰陽五行の影響受けながらも、民間による話を元にしていると考えられる。この神話は南太平洋の神話の影響を元に、低湿地での農耕を行う日本で形成されたと言え、ポリネシアの神話区分では"進化型"に属す。また国生み神話は、国家の範囲を明確化したという点で、非常に政治的な物と言えるが、これも南太平洋方面の神話の影響は拭えず、こちらは"創造型"といえる。この二つの神話が存在する点は、ポリネシアのことを鑑みるに、決して偶然とは言えないのである。 その次にくる黄泉国神話は、日本固有の生死観をよく表すものであるが、これもまた南太平洋の神話に近しいものがある。ここに出る黄泉国には厳しさが欠けるが、これは却って日本の思想をよく表しているといえるだろう。 (Spheniscidae) +日の司祭者 日の司祭者 日本神話の主神ともいえる天照大神は、皇祖神と日の神という二つの側面を持つ。元来、天照大神はどうやら日を祀る巫女的側面が強く、そこから日の神に昇華したと考えられる。そして大和朝廷が太陽信仰を独占してゆく過程において、皇祖神という側面が習合されたのだろう。 そしてもう一方の主神ともいえるスサノオは、大和朝廷の政治的対立者として描かれている。また彼の犯した罪を通して、律導入以前の日本の罪について考察することも可能だ。則ち、灌漑施設の破壊・土地所有・収益権の侵害・公共宗教行事妨害を天津罪とし、殺人・傷害・近親相姦・呪詛などを国津罪とした。この区分はそれぞれ公共への罪、個人の罪と区分することが可能である。古代人は罪を物質的な物と捉え、それゆえ制裁のみならず災いを祓うことが必要だと考えていたようだ。 天岩戸神話について、これを日食神話と捉える傾向もあるが、鎮魂祭として捉える説もある。これは、冬至に天皇の魂を呼び返す儀式が行われていたことをその根拠にする。天皇の魂を呼び返すことで、日の神でもある祖霊神を奮い立たせ、天皇の権力を強大化するのである。 (Spheniscidae) +国づくりの英雄たち 国づくりの英雄たち スサノオ追放以降、"出雲神話"と呼ばれる神話が始まる。この神話は必ずしも出雲地方の神話ではないことが推測される点で"出雲神話"の名は正しくなかろうが、しかしこれまでの神話と異質な点を持つのも事実である。これまでの高天原神話が天上的であるのに対し、出雲神話は地上的・人間的であり、生活的側面が強い。それゆえ、より多く古代人の信仰が含まれていると考えられるだろう。 ヤマタノオロチ神話は、西はヨーロッパから東アジアまで広がる、ペルセウス・アンドロメダ型神話であるが、その中でも中国南部の神話と近いということがわかっている。 大国主の神話は、旧辞には含まれておらず、後に出雲人の神話を古事記へ取り入れたと考えられる。これは壬申の乱で出雲臣一族が天武天皇に味方したことも大きいようである。 スサノオによって大国主が数々の試練を与えられ、それを乗り越えて娘と結婚する説話は、東南アジアに多い服役婚――則ち、結婚前に婿が一定期間働くという習俗を表すもの、また成年式の習俗を表している、とも言う。 ともあれ、この逸話は成年や婿となる以上に、出雲の王となるための試練であることを表している。つまり、この試練を乗り越えて王となるという逸話は、出雲系独特の王者観を示している。 (Spheniscidae) +天孫降臨 天孫降臨 この大国主とて、敗北者であることは間違いない。それゆえ、高天原に国を譲ることになる。この神話は出雲が大和に下ったことが政治的に重要であったということを示している。 この後の天孫降臨の神話は、天孫が高い峰の頂きに降臨したとしている。この神話は朝鮮から内陸アジアに分布する神話と相関関係がある。だが一方で、降りてきた神が穀霊的であるといえる点で、南方的とも言える。これはおそらく、北方的な物と南方的な物が南朝鮮で合体し、日本に入った物であると推測できる。 コノハナノサクヤヒメの伝説は、非常に南方の性質が強い。またそれに続いて海幸山幸の話がある。これも南方の説話であるが、この二つの説話は隼人の説話を、神代史に組み込んだものと考えられる。 (Spheniscidae) 記紀神話はあくまで政治的意図を多分に含んだものである一方、必ずしもその全てが述者による創作とはいえず、土台はあくまで大和朝廷によって伝えられたものであるということができる。そしてその基礎は、東南アジア的農耕文化を基本とした上で、北方アジアの遊牧民的要素が加わり、さらに中国文化の影響も受けているのである。 (Spheniscidae) +石器時代の日本 石器時代の日本 +旧石器時代の発見 旧石器時代の発見 世界的には、旧石器時代は氷河の前進した時代として知られるが、日本に於いては赤土の堆積した時代と捉える事ができる。その赤土の下から石器が発掘されないため、戦前期には日本に旧石器時代は存在しないと考えられていた。しかし、岩宿遺跡の発見を境に旧石器時代の遺跡発見が相次ぎ、また人骨も発見されるようになった。 同時にローム層の区分もなされるようになり、旧石器時代の文化類型も行われるようになっている。 当時の日本は、大陸と陸続きであり、象等の大型動物も流入していた。 (Spheniscidae) +狩猟・漁撈の時代 狩猟・漁撈の時代 縄文時代については、古く明治時代のエドワード=モースによって大森貝塚が発見されたことによって研究が始まった。それ以降、土器の編年などを通じて文化が次第に明らかになり、これまで縄文時代の始まりは5000年前ではないかと言われていたが、近頃C14による年代測定が発達し、それによって縄文時代が約9000年前に始まったという説が提示され、これが妥当ではないかという結果が次々と提出されている。 縄文時代は、海進が起こっていたが、中期ごろより次第に海は退き始め、それゆえ次第に貝塚も海沿いへ動いていくことになる。縄文人は狩猟採集によって生活し、土器による煮炊きを行っていた。また竪穴住居を築いて集落もつくり、これは時代が進むごとに次第の置きな物へと代わっているまた、縄文時代の間でも幾らかの農業がおこなわれていたと考えられる。。 (Spheniscidae) +農業のはじまり 農業のはじまり 弥生時代になると農耕が始まる。これには中国や朝鮮よりの渡来人が強い影響を与えたと言われるが、担い手は縄文人の子孫と考えるべきであろう。つまり、中国・朝鮮からの渡来人たちが農耕の端緒を開いたとはいえ、殆どが縄文人の手によって行われた、ということである。 遺跡から中国の銅鏡が発見されることで、絶対年代の特定が行いやすく、土器の編年においても絶対年代で行われつつある。農耕は北九州で始まるが弥生後期には青森県まで北上し、耕作の急速な普及を物語る。遺跡でもコメの栽培の証拠は大量に出る一方、木の実も大量に出土しており、これらも食事のレパートリーからは脱していなかった。 また青銅器や鉄器の普及もこの時期であり、祭器や農耕具に利用された。それゆえ、中期以降は石器は発見されなくなっている。 後期に入ると大規模集落がつぎつぎと出来上がることになるが、このことがやがて国家の形成に繋がってゆく。 (Spheniscidae) +歴史のはじまり 歴史のはじまり 日本についての文字記録は、初め中国の史書によってなされた。この記録と考古学資料を合せることで、古代の日本というものが見えてくることになる。 +北九州の国々 北九州の国々 『後漢書』には奴国の王に印綬を授けたという記述が存在しており、後に志賀島からこの記述に符合する「漢委奴国王」印が発見された。この印は漢代の印制から外れるという点で、贋物説もあったが、現在では本物ではないかと言う説が主流となっている。これらの国々は現在の郡ほどの大きさであったが、とりわけ北九州ではこれらの国々は中国との交流によって文化的には先進地域であった。北九州の文化的特徴としては、銅鏡等青銅器の出土と共に、甕棺・箱式石棺・支石墓などが挙げられ、これらも後漢の記述にある国々の比定地に並んでいる。このころの墓に副葬される品には、銅剣・銅鏡・勾玉が挙げられる。これはどうやら祭祀に利用された品々のようであり三種の神器とも関係のあると考えられている。 これらの物品の中には、朝鮮半島より持ち込まれた物も多く、また文化的に朝鮮半島南部と共通するものがある。それらのことから朝鮮半島と北九州とには大きなかかわりがあったことが推測される。 また少しの治、帥升という王の後漢への朝貢も記録されるが、これも北九州の末廬国ではない。そしてこのころから各国の連合の機運が見られた。 (Spheniscidae) +女王卑弥呼の時代 女王卑弥呼の時代 『魏志倭人伝』には邪馬台国の卑弥呼という王が記載される。邪馬台国の卑弥呼は魏に朝貢し、「親魏倭王」という印をもらうが、これはれっきとした魏の臣であることを認められたしるしである。 魏志倭人伝には当時の日本の習俗・文化が詳細に記され、後の記紀等の記録と符合する部分も非常に多い。一方で必ずしも日本でなく南方の文化と思われる部分も記載される。また邪馬台国は、諸国の自立を認めている点で決して中央集権的とは言えないながらも、国家連合と言う範疇を超え、一つの国といえる機構を整えていたことも推察される。 魏志倭人伝にも当時の日本人が稲作を中心とした生活を送っていたことは記録される。牛馬などはまだ存在していない一方で、米より作った酒は既に存在していたと考えられている。また、麻や絹によって衣服を作っていたようである。男の髪形は所謂みずらで、女性は髪を垂らしその末を頭頂で束ねていたと言う。これらの記載は非常にに南方的で、筆者の先入観が入っている可能性もある。また大家族制であり、その家族がいくつか集まって集落を形成した。また、身分制も存在していたことがわかっている。 (Spheniscidae) +邪馬台国論争 邪馬台国論争 邪馬台国の場所については諸説あり、主に東大派の九州説と京大派の畿内説にわかれる。これは魏志の本文が非常に曖昧だからであるが、狗奴国の場所の比定や発掘によってわかった当時の文化圏等を考えると九州説が有利であるといえよう。また「倭国大乱」とされた時代から一世紀ほどで九州から畿内にいたる広域国家が成立したと考えにくいこともこの傍証となる。 (Spheniscidae) +謎の世紀 謎の世紀 +神武天皇 神武天皇 『古事記』『日本書紀』によると、皇室の祖先は、 高天原 という天上の国から日無化の高千穂の峰に降臨し、南国の日向でしばらく時を過ごしたのちに、神武天皇が多くの 氏族 を従えて九州を発向し、やがて畿内ヤマトの地に至り都を営んだとある。神武天皇のころから、古事記・日本書紀ともに神の世界から人の世界へ叙述が移っていくことになる。このように神の物語から人の物語へと続いている構成は世界的に稀である。神武天皇の実在性については、 神武東征 は天孫降臨に続く日本神話の一部であり、実在はしなかったという考えが主流である。 (Jiyu) +崇神天皇 崇神天皇 記紀 によると、初めて国を統治した天皇は二人存在する。一人は神武天皇、もう一人は崇神天皇である。崇神天皇の実在性については未だ議論を残しているが、仮に実在したとしても日本全土を統一していた可能性は低い。せいぜい大和を中心に畿内を支配する程度の政権を樹立したにすぎないと考えられている。大和の三輪山の神を祭って大和国家の基礎を固め、同時に諸国の統一に乗り出したと考えるのが相当である。 (Jiyu) +騎馬民族説 騎馬民族説 1948年、江上波夫氏は、大和朝廷の起源について破天荒な説を発表した。朝鮮から南下した北方系騎馬民族が、日本の倭人を征服し、日本の支配者となったという説である。これに関して当時の学界やジャーナリズムを中心に議論が巻き起こり、さまざまな学説が飛び交った。騎馬民族など来ていない、騎馬民族は来たがそれはもっと昔で二世紀ごろだ、騎馬民族は来たがそれは狗奴国である、などである。 (Jiyu) +古墳の発生 古墳の発生 古墳とは、日本の学者の言い習わしでは「大きな墳丘を持つ墳墓」(高塚式古墳)を指す言葉である。古墳を作るのには大変な労働力を要する。これにより、祭られた者が相当な権力者であることが推察できる。古墳は支配体制と直接関係のある問題なのである。 (Jiyu) +前期古墳の発掘 前期古墳の発掘 古墳には被葬者の名は一般に書かれない。しかし 天皇陵 であれば話は別である。こちらは陵墓の位置や大きさを示した資料が現存するからである。天皇陵の調査は現在宮内庁により厳しく制限されているので、この節では過去に発見された棺や副葬品、航空写真などから考察を行っている。 (Jiyu) +倭建命の物語 倭建命の物語 倭建命という物語が古事記と日本書紀に存在する。しかしそれらは、ところどころ食い違っており、後から挿入された物語であると指摘されている。 旧辞 が作られたのは六世紀以降である。遠い昔に大和朝廷の命令によって戦いに赴き命を落とした者たちの数々の物語が、この時英雄譚に形象化されたのだと考えられている。 (Jiyu) +神功皇后と朝鮮の記録 神功皇后と朝鮮の記録 神宮皇后は『新羅征伐』という物語に登場する。この物語が伝説であり、史実ではないということには争いがない。新羅との関係が悪化した際に作られた物語という説も、純粋に宗教的祭儀から生まれた神話であるという説もある。いずれにせよ、朝鮮出兵とともに国土統一が起こったことは間違いなく、そこから応神天皇の歴史が開けてきたのである。 (Jiyu) +最初の統一王朝 最初の統一王朝 +応神天皇の出現 応神天皇の出現 三世紀末から四世紀までは謎の世紀と呼ばれている。基本的に古代の日本の歴史は中国の資料を頼りにして考察を進めるのだが、この時期は中国が日本に勢力を及ぼせなくなっていたからである。この節では、応神天皇の実在性及び実在すると仮定した場合どのような政治的行為をなしたかを学説をいくつかあげて紹介している。 (Jiyu) +古墳は語る 古墳は語る 応神天皇は巨大な古墳に埋葬されたと古事記に記されている。古墳を観察することにより、その時代の文化が見えてくる。たとえば応神陵からは馬具が出土しており、これはこの時代に乗馬技術が伝わった可能性が高いことを示唆している。また、古墳の規模から、当時の土木技術の程度も推測することができる。古墳は盗掘されることが珍しくないが、この応神陵だけは盗掘の形跡がほとんど見つからないという。 この時期に日本の統一王朝は南朝鮮に領土と支配権を確立して拡大し、鉄資源が豊富にもたらされたということも武器などの出土品から判明している。鏡や玉類がこの時期多く、弥生時代に流行った腕輪はほとんどなくなってしまう。鉄により甲冑や武具が作られるようになり、さらには馬専用の鉄仮面も現れる。これは、戦争の形式が歩兵戦から騎馬戦にシフトしてきたことを示している。このほか家の形をした埴輪により当時の住居形態が窺えるなど、古墳は語る歴史は枚挙に暇がない。 (Jiyu) +大陸文明の摂取 大陸文明の摂取 大和朝廷は五世紀には漢文を作成していたことは確かであるので、漢字の伝来はそれ以前ということになる。古墳の出土品から漢字は応神朝以後に急速に普及したと著者は考えている。応神朝は帰化人を管理する役職があり、これによって言語だけでなく手工業技術も彼らから得ることができた。このころの日本は百済をほとんど属国扱いしており、410年ごろには王位の交代まで干渉して人質を取り、政治的優位にものを言わせて技術者を盛んに呼び寄せるなどを行っていた。これにより機織術や窯業が発展する。工業により富を蓄えた者が身分を高め、さらに技術が地方にも伝達して国レベルで生活水準が向上していく。 (Jiyu) +応神王朝の落日 応神王朝の落日 応神朝の権力は次第に衰え、六世紀を迎えるころには朝廷での実力を失ってしまったとされている。この原因は、天皇家とその最有力の協力者であった葛城氏が皇位継承を巡って反目しだしたのが原因と考えられている。朝鮮の拠点であった任那も反乱を起こし、それに有効な対処をすることもできず、応神朝は没落の一途を辿っていった。 (Jiyu) +古代国家への歩み 古代国家への歩み +磐井の叛乱 磐井の叛乱 520年代には北九州の豪族磐井が乱をおこす。このあたりの記述を欠く「古事記」でも、よほど重大な事実だったので、日本書紀とともに記されている。結局磐井は朝廷に討たれる。北九州は平定され、その後朝鮮の支配力を取り戻すために、多くの族が朝鮮に送り込まれている。 (Jiyu) +蘇我氏の抬頭 蘇我氏の抬頭 大伴氏は朝鮮経営の失敗の責任を蘇我氏に追及され失脚。大伴・物部政権から物部・蘇我政権に移ることになる。この時代、朝鮮からの貢物が多くなったので、財産を管理する三蔵(大蔵省の期限)を設立し、貿易への課税、課税のための戸籍制度などが発達した。七世紀後半には、律令制により全ての農民に戸籍が割り当てられることとなる。 (Jiyu) +仏教伝来 仏教伝来 百済に仏教が伝わったのもこのころである。初めは迫害されていたが、部族を超越した主権を設立するに当たり、仏教のような思想は便利であったので、次第に時の政権に組み込まれていくようになる。 仏教は日本でも政治的に扱われた。最初は迫害され、蘇我氏が私的な礼拝を許される程度であったが、六世紀末、用明天皇が死に、蘇我氏と物部氏が皇位継承をめぐって対立。蘇我氏が物部氏を倒し、崇峻天皇を立てて蘇我氏が独裁政権を築くことになる。 仏教政策も行われ、588年(崇峻一)に法興寺(飛鳥寺のこと。「法興」は、新羅で仏教を初めて保護した王の名前)の設立が決定。その後崇峻天皇と蘇我氏は対立し、崇峻天皇が殺害される。そして推古天皇が即位することになる。このとき七世紀に入り、聖徳太子の政治がはじまり、604年の十七条憲法、645年の大化の改新、672年の壬申の乱に繋がっていく。 (Jiyu)
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00 04 25 (A_ki-GM ) 00 04 26 (A_ki-GM ) 00 04 27 (A_ki-GM ) 00 04 27 (A_ki-GM ) 00 04 52 (A_ki-GM ) はじめての魔剣発掘 00 04 52 (A_ki-GM ) 00 04 53 (A_ki-GM ) 00 04 53 (A_ki-GM ) 00 04 54 (A_ki-GM ) 00 05 04 (A_ki-GM ) ■シナリオ概要 00 05 10 (A_ki-GM ) 00 06 13 (A_ki-GM ) “ザルツの要塞”ルキスラ帝国の帝都ルキスラの《羊歯椅子》亭に頭に葉っぱを乗せたエルフの青年が駆け込んできました! 名のある「探し屋」“葉っぱを頭に乗せた”マイエルです。 00 06 14 (A_ki-GM ) 亭主のファーンチェアがキミたちをマイエルに引き合わせます。 00 06 14 (A_ki-GM ) 【ファーンチェア】「こちらの『探し屋』マイエルが魔動機文明時代の未盗掘の魔女の館、を見つけてきたらしい。お前たち、掘りに行ってみる気は無いか?」 00 06 15 (A_ki-GM ) 遺跡といえば宝! 宝といえば遺跡です! 00 06 15 (A_ki-GM ) 現地までの案内料は300G! さぁ! 払っちゃえ! 00 06 18 (A_ki-GM ) 00 06 19 (A_ki-GM ) 00 06 20 (A_ki-GM ) 00 07 17 (A_ki-GM ) 間違えた 00 07 18 (A_ki-GM ) 00 07 19 (A_ki-GM ) 00 07 20 (A_ki-GM ) 00 07 29 (A_tex ) おかしいと思った 00 07 33 (A_ki-GM ) 00 07 33 (A_ki-GM ) 00 07 34 (A_ki-GM ) 00 07 45 (A_ki-GM ) 【ファーンチェア】「こちらの『探し屋』マイエルが魔動機文明時代の未盗掘の(声を潜めて)魔剣の迷宮、を見つけてきたらしい。お前たち、掘りに行ってみる気は無いか?」 00 07 46 (A_ki-GM ) 00 07 48 (A_ki-GM ) 00 07 48 (A_ki-GM ) 00 08 03 (A_ki-GM ) ■物語の始まり 00 08 04 (A_ki-GM ) 00 08 59 (A_ki-GM ) 『キミたちは冒険者。テラスティア大陸の自由の民だ。 00 08 59 (A_ki-GM ) かつての義勇兵の名残である冒険者。 00 09 00 (A_ki-GM ) 多くの冒険者たちは自分たちの仕事に高い誇りと自負心を抱いている……といいな^^ 00 09 00 (A_ki-GM ) 《羊歯椅子》亭に寝泊りするキミたちは、まだ新米の冒険者。回ってくる仕事も簡単なものばかり。 00 09 00 (A_ki-GM ) そんな日々を過ごしていると、頭に葉っぱを乗せたエルフの青年が駆け込んできた! 名のある「探し屋」“葉っぱを頭に乗せた”マイエルだ。 00 09 01 (A_ki-GM ) ファーンチェアがキミたちを呼び集める。 00 09 04 (A_ki-GM ) 【ファーンチェア】「マイエルが近郊に未盗掘の(声を潜めて)魔剣の迷宮、を1つ見つけてきたらしいんだ。お前たち、挑戦する気はないかい? うまくやればお宝ガッポガッポだよ?」 00 09 07 (A_ki-GM ) 案内料は300G。キミたちの心は揺れ動く……』 00 09 09 (A_ki-GM ) 00 09 11 (A_ki-GM ) 00 09 13 (A_ki-GM ) 00 09 20 (A_ki-GM ) ■自己紹介 00 09 21 (A_ki-GM ) 00 09 29 (A_ki-GM ) PCたちに自己紹介(技能、種族、性別、外見年齢)をさせ、キャラクターシートへのURLを貼らせてください。 00 09 30 (A_ki-GM ) 00 10 46 (A_ki-GM ) リック(暫定主人公)からどうぞ~ 00 10 47 (A_ki-GM ) 00 11 05 (A_Rick ) 主人公になりたくないリックです 00 11 30 (A_tex ) どう考えてもPC1じゃからあきらめろ(笑) 00 11 42 (A_Rick ) えー。 00 12 26 (A_Rick ) フェンサー4のスカウト1 00 12 51 (A_Rick ) 人間で18歳の 00 13 10 (A_Rick ) スケベな軽戦士です 00 13 28 (A_Rick ) http //www40.atwiki.jp/aki-dead/pages/623.html 00 13 29 (A_ki-GM ) PC1だな 00 13 42 (A_ki-GM ) 00 13 59 (A_ki-GM ) テキス(暫定ロリババア)どうぞ~ 00 14 05 (A_ki-GM ) 00 15 04 (A_tex ) テキス・イベセン・マ・ロコン ロリエルフ。 00 15 37 (A_tex ) フェアテマ1、ソーサラー1、セージ1、隠し芸グラップラー2 00 15 55 (A_tex ) 純然たる魔法使いじゃぞ 00 16 12 (A_tex ) http //www40.atwiki.jp/aki-dead/pages/629.html 00 16 29 (A_ki-GM ) 00 16 36 (A_ki-GM ) はい、ありがとうございました。 00 16 37 (A_ki-GM ) 00 17 30 (A_ki-GM ) 皆さんの後ろには4人の霊魂が憑いていますが、A型インフルで行動できません。 00 17 31 (A_ki-GM ) 00 17 47 (A_ki-GM ) 00 17 48 (A_ki-GM ) 00 17 51 (A_ki-GM ) ■ミッション『迷宮に挑め!』 00 17 51 (A_ki-GM ) 00 17 58 (A_ki-GM ) 1)ミッションの概要 00 17 59 (A_ki-GM ) 00 18 43 (A_tex ) 二人だけかえw 00 19 24 (A_Rick ) ……え、マジで二人なのか 00 19 34 (A_ki-GM ) 【ファーンチェア】「お宝話だよ。PTで300Gで10倍以上のゲインの可能性ありだ。このマイエルは名うての『探し屋』で彼の案内で大儲けした冒険者は数知れない。この情報、買ってみないかい?」 00 19 40 (A_Rick ) もう一人くらいいないのか 00 20 13 (A_ki-GM ) すまん、赤双さんの召喚に失敗した 00 20 39 (A_tex ) ボールさん表にはいるみたいだけど沈黙かの 00 22 08 (A_ki-GM ) 後は孤狐さんかいさなさんのヘルプ待ち 00 22 25 (A_tex ) 【テキス】「時にリックや」 00 23 15 (A_tex ) 【テキス】「回復役がおらぬな」 00 23 51 (A_Rick ) 【リック】「だなぁ。せめてもう一人いないと…。」 00 25 22 (A_ki-GM ) 【ファーンチェア】「いつもの連中を連れて行きなよ。魂が入るまで迷宮には一歩たりとも入らないけど、薬草くらいなら使ってくれるから」 00 25 50 (A_tex ) 【テキス】「まぁ、スカウト無しで遺跡探索に挑んだPTもいそうじゃから」 00 28 26 (A_Rick ) 【リック】「流石にそれはどうかと思うぞ?」 00 28 55 (A_tex ) 【テキス】「鍵は全て爆破したと聞くぞ」 00 31 05 (A_Rick ) 【リック】「その進み方でいくとだな。つまり俺が全部罠にかかりながら進むという方向に。」 00 32 35 (A_tex ) 【テキス】「はっはっは、ヒーローは大変じゃのぅリックよ」 00 32 58 (A_Rick ) 【リック】「スカウトもっててよかったな俺。」 00 34 10 (A_tex ) 【テキス】「さて、救命草も買ったし逝くとするかの」 00 34 47 (A_Rick ) 【リック】「とりあえず、罠に向かって俺を突き飛ばすとかやめろよ?(じー) 00 35 05 (A_ki-GM ) 【マイエル】「現地までは片道3日間くらいかかるから、食糧も用意してね」 00 35 20 (A_ki-GM ) サクマドロップ舐めながら 00 35 22 (A_tex ) 【テキス】「心配するでない、罠かどうかなど妾にわかるわけが無かろう」 00 35 53 (A_tex ) 食料は…何人分じゃ 00 36 16 (A_ki-GM ) まぁ、途中剛隆者はそこで買い物タイムを用意するので 00 36 20 (A_ki-GM ) 2人分 00 36 21 (A_Rick ) 三日分だといくつ必要なのかな 00 36 56 (A_ki-GM ) まぁ、お勧めはお徳用 00 37 04 (A_ki-GM ) (1週間分) 00 37 13 (A_tex ) なら三週間分150ガメルじゃな 00 37 35 (A_Rick ) 随分余裕みて買ったね 00 37 46 (A_tex ) 現地で寝られないのはまずかろう 00 38 03 (A_tex ) あ、二人で一週間セットを三つじゃ 00 38 24 (A_Rick ) それもそうか 00 38 44 (A_ki-GM ) うぃ(チャリーン 00 38 59 (A_Rick ) 後で折半? 00 39 14 (A_tex ) 75ガメルずつで10.5食 00 39 26 (A_Rick ) うに。 00 39 31 (A_tex ) 折半は情報量だけでよかろ 00 39 57 (A_Rick ) おや。食料代もってくれるのか? 00 40 30 (A_Rick ) (まぁ、リックの場合前にスリにあったりしてるのでその方がありがたいが 00 40 36 (A_tex ) 最後に折半するのは、という意味じゃ、食費はこの場で折半するぞw 00 40 49 (A_tex ) 妾もツボ買ったのじゃがな… 00 41 07 (A_Rick ) む。そういえばそうだった。 00 41 21 (A_Rick ) …しょっぱいパーティだなぁ(ぉ 00 41 47 (A_Rick ) んーと。 00 41 52 (A_tex ) PTの雰囲気を決めるのはPC1じゃ、がんばれ(ぽふぽふ 00 41 57 (A_Rick ) では、75ずつで。 00 42 31 (A_tex ) では準備が出来たところで詳しい情報をきくかの 00 43 58 (A_ki-GM ) 【マイエル】「迷宮の名は『不利の迷宮』。森の中の崖に埋め込まれた重々しい銀色の両開きの扉が目印さ」 00 44 23 (A_tex ) 【テキス】「ふむふむ、地下施設じゃの」頬杖つきつつ 00 44 51 (A_ki-GM ) 【マイエル】「作成時代は魔動機文明時代。エントランスに埋め込まれたプレートの写しがこれ」つ〈羊皮紙〉 00 45 13 (A_ki-GM ) 00 45 23 (A_ki-GM ) 不利の迷宮へようこそ 00 45 24 (A_ki-GM ) 欠片を集め、行き止まりの無い全き迷宮を作りなさい 00 45 24 (A_ki-GM ) 私はその先で待っています 00 45 24 (A_ki-GM ) がんばってくださいね♪ 00 45 26 (A_ki-GM ) 00 45 51 (A_ki-GM ) と、魔動機文明語で書いてある。 00 46 02 (A_ki-GM ) と、マイエルは説明してくれた。 00 46 40 (A_Rick ) 【リック】「ふぅん…」 00 47 13 (A_tex ) 【テキス】「フレンドリーな魔剣じゃのぅ」 00 48 26 (A_tex ) 【テキス】「魔剣の名はわからぬのか?それがわかれば色々と調べようがあるのじゃがの」 00 49 18 (A_ki-GM ) 【マイエル】「普通は魔剣の迷宮は魔剣の名を冠して造られるから。魔剣“不利”とかじゃないかな?」 00 51 09 (A_tex ) 【テキス】「………」 00 51 46 (A_tex ) 【テキス】「とまれ、魔動機文明時代の所産の魔剣じゃな、調べてみるかの」 00 51 59 (A_Rick ) 【リック】「そうだね」 00 52 18 (A_tex ) 出撃前に…テキスじゃと魔術師ギルドかの? 00 53 26 (A_tex ) 文献調査をセージで振って良いカー? 00 55 01 (A_ki-GM ) 【受付嬢】「いらっしゃいませ、利用料は1時間500Gになります。こちらに署名を」 00 55 32 (A_tex ) 【テキス】「経費で落ちぬか、リックや」 00 57 02 (A_Rick ) 【リック】「俺にたかるのかよ?!」 00 58 02 (A_Rick ) まぁ、半額なら出しましょう 00 58 42 (A_tex ) シナリオ終了後に精算してくれと言う意思表示w 00 59 28 (A_Rick ) まぁ、情報料とあわせて一人頭400って事で 00 59 36 (A_tex ) しかし時間500とはふっかけるのぅ、余程参考になる情報がなければ切れるぞw 00 59 43 (A_tex ) と、言うわけで調査 01 00 08 (A_tex ) 2d6+4 01 00 08 (Aki-Dice ) A_tex - 2D6+4 = [4,6]+4 = 14 01 00 14 (A_ki-GM ) 01 00 29 *nick kogitsune → kogi_slp 01 00 58 (A_ki-GM ) ・『不利の迷宮』は魔剣『不利さっ』の造った迷宮 01 01 46 (A_ki-GM ) ・魔剣『不利さっ』は必要筋力8の+1フリッサで罠とリドルが好き 01 02 52 (A_ki-GM ) ・中に入れる男は1人までという制約があるので、今まで誰も挑戦していない。というか、名前で敬遠 01 04 24 (A_tex ) ふむ。まぁこんな所かの 01 04 47 (A_ki-GM ) ・『不利さっ』は迷宮構造にヒントを隠す傾向があるらしい 01 06 25 (A_Rick ) ふむ。 01 06 44 (A_ki-GM ) 01 06 52 (A_ki-GM ) と、そんなところですね。 01 07 08 (A_tex ) ハーレム物好きの魔剣ということはわかった 01 08 19 (A_tex ) 【テキス】「…とのことじゃ」 01 08 52 (A_Rick ) 【リック】「このPT、男が俺だけでよかったな。」 01 09 33 (A_tex ) 【テキス】「いまは、の」 01 09 58 (A_Rick ) 【リック】「まぁな。」 01 10 07 (A_tex ) 【テキス】「とまれあまり強力な守護者を配置するタイプでもなさそうじゃ、二人でも何とかなるかもしれぬな」 01 11 14 (A_tex ) 他に忘れたことはないかのぅ 01 14 05 (A_Rick ) んー…大丈夫だと思うが。 01 14 35 (A_tex ) 【テキス】「では出発させるのじゃ」 01 15 10 (A_ki-GM ) 01 15 35 (A_ki-GM ) キミたちは300Gをマイエルに支払うと、彼の案内で3日離れた「不利の迷宮」に向かいました。道中特に危険はなく、キミたちは森の中の崖に埋め込まれた重々しい銀色の両開きの扉にたどり着きました。 01 15 37 (A_ki-GM ) 01 15 49 (A_tex ) これ、リックが出発という前にすすめるでないw 01 16 02 (A_ki-GM ) おおぅ 01 16 10 (A_Rick ) 【リック】「んじゃ出発しますか」 01 16 19 (A_ki-GM ) 01 16 22 (A_ki-GM ) キミたちは300Gをマイエルに支払うと、彼の案内で3日離れた「不利の迷宮」に向かいました。道中特に危険はなく、キミたちは森の中の崖に埋め込まれた重々しい銀色の両開きの扉にたどり着きました。 01 16 25 (A_ki-GM ) 01 16 47 (A_Rick ) 【リック】「頑丈そうだなぁ。」と扉を眺める 01 17 22 (A_tex ) 【テキス】「たのも~」 01 17 33 (A_ki-GM ) 【マイエル】「足跡、なし。扉に指紋、なし。じゃ、開けるね」 01 18 28 (A_ki-GM ) 【マイエル】「〈アンロックキー〉!」(大山のぶ代声で) 01 19 03 (A_ki-GM ) 【マイエル】「(かちゃかちゃ、ぴーん!)」 01 19 23 (A_ki-GM ) 【マイエル】「はい、どうぞ!」 01 19 42 (A_tex ) 【テキス】「う、うむ」 01 20 08 (A_Rick ) 【リック】「意外とあっさり開いたな。」 01 21 11 (A_ki-GM ) 01 21 16 (A_ki-GM ) 入りますか? 01 21 16 (A_ki-GM ) 01 22 02 (A_tex ) リックの背中に隠れる 01 22 03 (A_Rick ) 入口の周囲に罠が無いか調べてよろしいか 01 22 11 (A_ki-GM ) どうぞ 01 22 42 (A_ki-GM ) マーチングオーダーも決めといてください。あと、光源。 01 22 57 (A_Rick ) えーと。何で判定するんだろ 01 23 25 (A_ki-GM ) スカウト知力~ 01 24 03 (A_ki-GM ) 後は、1-120pの修正についてのページも参照のこと 01 24 23 (A_Rick ) 2d6+2かな 01 24 30 (A_Rick ) 2d6+2 01 24 31 (Aki-Dice ) A_Rick - 2D6+2 = [5,6]+2 = 13 01 24 36 (A_Rick ) お。 01 24 44 (A_ki-GM ) 罠も仕掛けも見つからなかった 01 25 09 *A_ki-GM topic 4日目14時10分 01 26 20 (A_Rick ) んじゃ、進みますか…俺が先頭かな? 01 27 10 (A_tex ) 妾は灯りが必要ないがそなたには必要じゃろ、リックや 01 27 52 (A_tex ) と、言うわけでライト 01 27 53 (A_tex ) 2d6 01 27 53 (Aki-Dice ) A_tex - 2D6 = [5,5] = 10 01 28 16 (A_tex ) あいにく松明をもてる人間がおらぬでの 01 28 17 (A_ki-GM ) 何にかけたの? 01 28 41 (A_tex ) リックの剣あたりが良いのではないか? 01 29 38 (A_Rick ) んじゃ俺の剣で 01 31 30 (A_ki-GM ) マーチングオーダーをトピックに書いてください 01 34 02 *A_Rick topic 4日目14時10分 リック テキス マイエル 01 34 43 (A_ki-GM ) 間隔も。あと、マイエルは入れません 01 34 50 (A_Rick ) あ、そっか 01 35 03 (A_ki-GM ) (EOS=Elf Otoko Skaut) 01 35 05 (A_Rick ) 間隔っつーか、同一エンゲージだろ 01 35 32 (A_ki-GM ) 了解~ 01 36 23 (A_ki-GM ) 01 36 24 (A_ki-GM ) 01 36 30 (A_ki-GM ) 2)迷宮探索 01 36 31 (A_ki-GM ) 01 36 44 (A_ki-GM ) では、扉を開けますと 01 37 42 (A_tex ) 一応落とし穴とかに備えて1mくらいは離れておくがのぅ 01 37 48 (A_ki-GM ) そこは幅3mほどの銀色の迷宮に2本の金色の平行線が床に引かれた、真っ暗闇の空間です 01 38 16 *A_Rick topic 4日目14時10分 リック 1m テキス 01 38 54 (A_ki-GM ) 10m先に正面・左のT字路があり、テキスには20m先になにやら光る物があるのがわかります 01 40 03 (A_tex ) 存外広いのぅ。 01 40 40 (A_tex ) 【テキス】「リックや、左の廊下の更に前になにやら光り物が見えるぞ」 01 41 06 (A_ki-GM ) で、入り口にはマイエルからもらった羊皮紙に書かれた魔動機文明語らしき文字が刻まれています 01 41 06 (A_tex ) 平行線は廊下のどの部分にどのくらいの間隔で引かれておるのじゃ? 01 41 51 (A_ki-GM ) 中央に50cm間隔ですね。ところどころに矢印が入っており、順路を示しているようです 01 42 22 (A_tex ) ぺたぺた触って調べてみるが 01 42 23 (A_ki-GM ) 入り口は ↓↑ です 01 42 41 (A_ki-GM ) 特に何も怒りませんね 01 43 11 (A_ki-GM ) 起こりませんね 01 43 46 (A_tex ) ふむふむ 01 44 07 (A_Rick ) ふむ。 01 44 10 (A_tex ) 【テキス】「だいたい何を求められているのかはわかったのぅ」 01 44 22 (A_Rick ) とりあえず矢印に従って進むか 01 47 04 (A_ki-GM ) では、交差点につきました 01 48 33 (A_tex ) 矢印はどうなっておるかの? 01 48 41 (A_ki-GM ) 左手20mに右・正面の交差点があり、左手30mにも光る物が見えます。正面10mの光るものは正方形の壁に立てかけられた銀色のプレートのようです 01 49 10 (A_ki-GM ) 順路は正面行って戻り、左手に行き、左手から戻ってくるようですね 01 49 27 (A_Rick ) ふむ 01 50 08 (A_tex ) 正面は行き止まりかの、取りあえずプレートを調べたいのぅ 01 52 59 (A_tex ) どっちにいくのじゃ? 01 53 35 (A_Rick ) ふーむ。 01 53 47 (A_Rick ) んじゃ右にいくか。 01 53 58 (A_Rick ) って右はないのか 01 54 10 (A_ki-GM ) ない 01 54 13 (A_tex ) あいにくピッケルは持ってきておらぬw 01 54 17 (A_Rick ) じゃあ左。 01 54 33 (A_ki-GM ) では、交差点につきました 01 55 24 (A_ki-GM ) 右手20mに右・正面の交差点があり、通路はさらに続いているようです。正面10mの光るものは正方形の壁に立てかけられた銀色のプレートのようです 01 57 18 (A_tex ) 次はどうするのじゃ? 01 57 27 (A_Rick ) ふむ。 01 57 36 (A_Rick ) じゃあ右。 01 57 53 (A_ki-GM ) では、交差点につきました 01 58 39 (A_ki-GM ) 正面20mに左・正面の交差点があり、通路はさらに続いているようです。右手10mの光るものは正方形の壁に立てかけられた銀色のプレートのようです 02 02 40 (A_tex ) プレートを調べてみたいのぅ 02 04 52 (A_Rick ) うーむ。 02 05 00 (A_Rick ) プレート調べてみるか? 02 05 48 (A_tex ) そういっておる 02 06 00 (A_Rick ) んじゃ調べるか。 02 06 08 (A_Rick ) 2d6+2 02 06 08 (Aki-Dice ) A_Rick - 2D6+2 = [3,3]+2 = 8 02 06 21 (A_ki-GM ) 罠も仕掛けも見つからなかった 02 06 32 (A_Rick ) ただのプレートか 02 06 49 (A_Rick ) …持ち上げたりとかできる? 02 06 53 (A_tex ) まっさらの金属ばんかの? 02 07 06 (A_ki-GM ) ┻ こんなプレートですね。持ち運べそうです 02 08 30 (A_Rick ) んー 02 08 40 (A_Rick ) どっかにぽん とおけたりしないかな 02 09 22 (A_tex ) でも光っておるのじゃろ? 02 10 13 (A_ki-GM ) 照り返しのようですね 02 10 26 (A_tex ) ふむ… 02 10 33 (A_tex ) 通路の線は行き止まりでどうなっておるのじゃ? 02 15 53 (A_tex ) …おーい 02 17 09 (A_Rick ) GMの返事がねぇなぁ 02 17 33 (A_ki-GM ) Uターンですね 02 17 55 (A_tex ) なるほど 02 18 08 (A_tex ) では交差点に戻るとするかの 02 18 17 (A_Rick ) そうだな 02 18 38 (A_ki-GM ) プレートはどうします? 02 19 02 (A_Rick ) んー… 02 19 21 (A_tex ) 一枚は持っておいても良さそうじゃ名 02 19 30 *A_ki-GM topic 4日目14時20分 リック 1m テキス 02 19 31 (A_Rick ) うむ。 02 19 59 *A_ki-GM topic 4日目14時20分 ┻ リック 1m テキス 02 30 41 (A_tex ) ひょっとしてプレートごとに図柄が違うのかもしれぬなぁ 02 31 03 (A_Rick ) …あー、欠片って 02 31 08 (A_Rick ) プレートの事じゃないか? 02 31 30 (A_tex ) いや、それは割と最初から 02 31 48 (A_Rick ) で、このプレートを集めてダンジョンのマップにしろ とか 02 32 18 (A_tex ) 矢印の上に乗せて修正しろということかもしれぬぞ? 02 32 44 (A_Rick ) あー、その可能性もあるなぁ 02 33 30 (A_tex ) 今のところ迷宮のパーツも全てT型だからどちらとも言えぬなぁ 02 33 35 (A_Rick ) 試しにさっきのパネル、矢印の上に載せてみる? 02 34 12 (A_tex ) パネルを全て回収してからという手もあるぞ? 02 34 35 (A_Rick ) んじゃまずは全部集めるか… 02 36 20 (A_tex ) そして行ける場所の地図も完成させれば解答も見えてこよう
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フィリスのアトリエ~不思議な旅の錬金術師~ part72-350~354 350フィリスのアトリエ~不思議な旅の錬金術師~2020/03/18(水) 18 35 11.87ID vULv2jaE0 フィリスのアトリエ~不思議な旅の錬金術師~ PlayStation4, PlayStationVita, Steam (私がプレイしたのはSteam版だけど基本は同じらしい、また追加キャラのDLCは未プレイなので個別EDについては不明) キャラクター紹介(PT加入キャラのみ) フィリス・ミストルート: 主人公。故郷エルトナから外の世界へ出るための手段として錬金術を習得し成長する女の子 リアーネ・ミストルート: フィリスの姉。フィリスを溺愛していて外の世界を旅したいというフィリスの夢を叶えるためにサポートする。 ソフィー・ノイエンミュラー: 前作主人公。錬金術の公認試験を受けるために旅している途中にエルトナへ辿り着き、フィリスに錬金術の基礎を教える。 プラフタ: ソフィーの師匠でありパートナー。 イルメリア・フォン・ラインウェバー: 名門錬金術一家の娘。フィリスと同様錬金術師の公認試験のためにライゼンベルクを目指している。 レヴィー・ベルガー: 至宝と呼ばれる古代の道具を求めて旅する剣士。ソフィーの錬金術を至宝への足掛かりにすべく彼女の旅に同行する。 オスカー・ベールマー: 植物と話をする青年。ソフィーの同郷だが彼女とは別々に旅している。 ドロッセル・ワイスベルク: 脚本家の女性。父親とともに最高の人形劇を作ることを夢見ているが現在父親とはぐれフィリスに同行する。 アングリフ・ダールマン: 歴戦の傭兵。ある目的のために金を貯めていてフィリスの雇われて彼女の旅に同行する。 カルド・ラオ: 歴史を記録することを目的とする『標の民』の青年。 ストーリーは大きく分けてエルトナを旅立つまで、公認試験合格に向けて、公認試験合格後の3パート。 エルトナを旅立つまで: フィリスやリアーネの暮らすエルトナは鉱石の採掘で生計を立てる地中の町で、盗掘を防ぐために町は巨大な門で閉ざされており町の限られた人しか自由に外へ出ることは叶いません。 フィリスは岩の隙間から見える青空を仰ぎながら外の世界へと思いを馳せますが魔物がうろつく外へ出るのは危険だと両親や長老は許してくれません。 そんな彼女の元へ現れたソフィーとプラフタ。彼女たちの使う錬金術を使えば非力な自分でも自由に旅できると考えフィリスは錬金術の手解きを受けます。 そして錬金術の力を証明することができれば町から出ても良いという約束を長老から取り付けます。 期限は一か月、彼女は錬金術を使って町の人たちの問題を解決し外の世界へ旅立つことができるのでしょうか? 351フィリスのアトリエ~不思議な旅の錬金術師~2020/03/18(水) 18 35 33.26ID vULv2jaE0 公認試験合格に向けて: 無事、町の外へ旅立つことを許可されたフィリス。しかしそれは期限付きの約束でした。 期限は1年、1年後の錬金術師の公認試験に合格できなければ再び町に戻るように言われます。 ソフィー、プラフタの二人と再開の約束をして別れ、フィリスとリアーネは公認試験の行われるライゼンベルクを目指します。 公認試験を受けるためには最低3人の公認錬金術師からの推薦状が必要なためいくつもの町へ立ち寄ることに。 そこで魔物退治や道具の調合を経て錬金術の腕を磨いていくフィリス。 また途中訪れたフルスハイムでは巨大な竜巻によって船が出航できず立ち往生してしまいますが、 そこで合流したソフィーとプラフタ、さらに同じく公認錬金術師を目指すイルメリアとともに、竜巻にもびくともしない頑丈な船を作ることに成功した一行は再びライゼンベルクを目指し再出発。 やがてライゼンベルクへと到着し、錬金術師の公認試験を受けることになりました。 フィリスは試験に合格し旅を続けることができるのでしょうか? 公認試験合格後: 報告を兼ねて一度故郷エルトナへ戻ったフィリスとリアーネ。 しばしの休息と町での依頼を解決し再び旅に出るフィリスとリアーネ。 ライゼンベルクでソフィーたちと合流したフィリスは今まで町の外へ出ることを目標に旅を続けてきましたが、 いざ自由になると自分は何がしたいかよくわからないことに気付いてしまいます。 フィリスは自分がいったい何をしたいのかを探すことにしました。 (以下期限なしの自由プレイ突入、基本的に各キャラのEDフラグを回収しつつ、強敵を倒して好みのアイテムを作成する自己満プレイをし続ける。) 352フィリスのアトリエ~不思議な旅の錬金術師~2020/03/18(水) 18 35 49.33ID vULv2jaE0 個別EDとその一連のイベント(1/2) ・錬金術を究める! 旅の途中で出会ったメクリットとアトミナはフィリスの錬金術の腕前を試したあと、空に浮かぶ島に財宝が眠っていることを教えてくれます。 フィリスはフルスハイムで作成した船を飛行船に改良し、メクリットとアトミナとともにその島へ。 二人はかつての親友の手記を入手することが目的でしたが達成したあとその手記をフィリスに授けます。 フィリスは自分の将来の夢を二人に相談すると錬金術を上達するのも立派な夢だとアドバイスを貰います。 フィリスは錬金術を究めるために今日も調合に励むのでした。 ・リア姉と一緒に旅をする フィリスは幼かったためすっかり忘れていましたが、リアーネは彼女の実の姉妹ではありませんでした。 リアーネは母親とともにエルトナへ流れつきすぐに母親が亡くなったためにミストルート家へ引き取られたのです。 リアーネは自分のもう一つの故郷を一緒に探してくれるようフィリスに頼み、やがて自分が魔物によって滅ぼされた村の生き残りであることを知るのです。 その魔物が辛うじて封印されていることを聞いたリアーネは自分の村のような不幸が二度と起きないようにその魔物を倒すことを決意。 フィリスとともに魔物を倒し、家族の絆を深めた二人はこれからも一緒に旅を続けるのでした。 ・先生たちと人を幸せにする旅に出る フィリスに錬金術を教えてくれたソフィーには二つの大きな夢がありました。 一つはプラフタの体について。もう一つは錬金術で人を幸せにすること。 フィリスはソフィーが受けた依頼の手助けをしながら彼女の夢を聞きその夢を一緒に叶えないかと誘われます。 フィリスは自分の錬金術で多くの人を幸せにするというその夢に惹かれていき共に長い旅へ出発するのでした。 ・イルちゃんとアトリエを営む 自称天才錬金術師イルメリアの夢は家族の認める立派な錬金術師になること。 しかし公認試験に合格しても彼女が家族から認めれることはありませんでした。 彼女はそのことに悩んだ末、町の人たちの依頼を受けて解決することこそ彼女の目指す立派な錬金術師であると思い至り、それは同時に家族の認める立派な錬金術師の姿でもありました。 イルメリアはアトリエをフィリスと一緒に構えたい、そうすればこれまで以上に楽しく錬金術が行えると誘いました。 ライバルでありまた親友となったフィリスもその思いに応え、二人のアトリエは今日もてんやわんやの日々が続くのでした。 ・ドロッセルさんと人形劇を演じる はぐれていた父親フリッツとも再開したドロッセルからなぜ人形劇に魅せられたか聞いたフィリス。 人形が壊れたことで喧嘩したドロッセルとフリッツの仲直りをフィリスは錬金術で手助けしさらに自分の故郷エルトナで二人とともに人形劇を演じることになります。 これからも一緒に人形劇を行いながら旅を続けたいというドロッセルの申し出を受け、フィリスは人形劇をしながらのドロッセル、フリッツとの楽しい旅を続けるのでした。 353フィリスのアトリエ~不思議な旅の錬金術師~2020/03/18(水) 18 39 07.13ID vULv2jaE0 個別EDとその一連のイベント(2/2) ・レヴィさんと最強を目指す 至宝の手掛かりを掴んだフィリスとレヴィは遺跡の地下で至宝を守ると言われる魔物と対峙しました。 何度倒しても復活するその魔物に一度は撤退を余儀なくさせられましたが フィリスの錬金術で修復したレヴィの祖父の形見である深淵の鍵を使い今度こそ魔物を倒すことができました。 ようやく至宝にたどり着いたかと思いきやそこに至宝はなく、それでも諦めずに至宝を探し続けるというレヴィ。 そんなレヴィを助けるためにフィリスは錬金術の力を使い最強を目指す旅を続けるのでした。 ・カルドさんと歴史を記す カルドにエルトナを案内したり、標の民のルーツを調べながら 歴史とは人々の日々の営みの積み重ねでありそれを知ることの教えてもらったフィリス。 彼女はカルドの申し出を受け歴史を調べ未来へ伝える旅へ出るのでした。 ・アングリフさんの学校の先生になる 傭兵としてお金を貯め続けたアングリフにはある夢がありました。 彼は学校へ行くことなく傭兵という道へ進んだ自身の経験から子供たちの未来への選択肢を増やしてあげたいと考え学校を建てることを決意するのです。 そして学校を作るに当たってそこで生徒に錬金術を教える先生としてフィリスをスカウトしたのです。 フィリスはアングリフ校長の下、子供たちに錬金術を教える先生になったのでした。 ・オスカーさんと植物と友達になる 植物の声を聴くことができるオスカーと彼の友人である花のチェルシーとともに チェルシーの友人探しのために各地を飛び回るフィリスはやがて自分もチェルシーの声が聴こえるようになります。 そのチェルシーとの別れを経てオスカーはより多くの植物と仲良くなることを決意するのです。 フィリスはオスカーとともに植物と出会う旅へ出るのでした。 グランドED(全ての個別EDフラグを満たした状態で選択可能) 錬金術と出会い、様々な場所に行き… 数え切れないほどの体験をしたフィリス そんなフィリスが旅の中で見つけた『やりたいこと』。 それは到底ひとつに決められる物ではありませんでした 彼女は、とある大胆な決断をします。 それは…『やりたいことは全部やる』ということ 彼女の不思議な不思議な旅は…これからも、ずっと続いていくことでしょう 354フィリスのアトリエ~不思議な旅の錬金術師~2020/03/18(水) 18 40 13.58ID vULv2jaE0 上のレスでおしまいです。 申し訳ない、書き忘れた
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出迎え(同行者以外で好感度最高のキャラ) 同行者コメント古代から帰還後、日数経過?(騎士の嫡子) 古代から帰還後、賢者の家を訪問(賢者の弟子) 大廃墟から生還 出迎え(同行者以外で好感度最高のキャラ) 【パリス】 「……○○……?」 「○○!? ははっ、ははははっ……! やっぱり生きていやがったな!」 「この大変な時に、何をやってたんだよ このバカ野郎! 心配させやがって……」 【キレハ】 「○○……?」 「……○○、あなた、 ちゃんと生きてたのね?」 「――あれだけ人に心配をかけて、 いったい何をやってたの!? このバカ! 大バカ!」 【シーフォン】 「……あ? お前、○○か?」 「なんだよおい、お前生きてたのかよ! もう死んだと思ってたぜ」 「墓場に行ってみな、 お前の墓があるから! ひゃははは、こりゃ傑作だ!」 ――話を聞けば、あなたが地下の異世界に閉じ込められていた間に、地上では半年が 過ぎ去っていたらしい。 同行者コメント 【パリス】 「は? …………はあ!? 何だそりゃ!?」 【ネル】 「…………。 えええー!?」 【キレハ】 「ちょ。 ちょっとちょっと。何それ」 【シーフォン】 「……嘘だろ」 【エンダ】 「ふーん」 【メロダーク】 「…………」 町には様々な変化があったようだ。 様子を見て回ることにしよう。 古代から帰還後、日数経過?(騎士の嫡子) 【カムール】 「○○。 少し待ちなさい」 「今夜、来客がある。 ユールフレール島の大河神殿から来た バルスムス大神官だ」 「彼の通称は<戦将バルスムス>。 聖戦士たちを率いて異教徒と戦い、 多くの戦功を挙げたお人だ」 【テオル】 「……あの大神官殿は、この町で起きた 異変の状況を確認するために来た、 と主張している」 「だが、ただの視察のためだけに <戦将>などと大層な名を持つ武闘派が 送り込まれてくるはずがない」 【カムール】 「今日の晩餐は彼と共にすることになる。 ○○、お前も出席せよ」 今日はまだ用事がある 晩餐に出席する 晩餐に出席するを選択。 【カムール】 「では夜まで待機しておきなさい」 日が暮れた頃、食事の支度が整えられ、 あなたもその席に呼ばれた。 【バルスムス】 「急な訪問であったというのに、 このようにもてなして頂き、 恐縮です」 客は、禿頭だが逞しい体格の老神官である。 顔立ちは凶暴、額に刀傷が走り、耳は潰れている。 きわめつきの悪相だが、目や口調からは、 誠実そうな人柄が伝わってくる。 【テオル】 「ハハハ、遠慮することはない」 【カムール】 「ええ。名高い大神官バルスムス殿を お迎えすることは、 我らにとって光栄なことです」 「長旅でお疲れでしょう。 我が家のようにおくつろぎ頂きたい」 カムールとテオル、バルスムスたちとあなたは、 食事をしながら会話を続けた。 ふと気づくと意味ありげな沈黙が漂っているような、 緊張感のある食卓だった。 【バルスムス】 「――南方の荒野地方で続いていた エルパディアと異教徒たちの戦いは、 一時小休止となったようです」 「拙僧らも幾度か援軍に赴きましたが、 戦況は厳しく、休戦までの間に 河南の都市がいくつも奪われました」 「僧兵の役目は、大河の神々を奉じる 国々を守ること。 役目を果たせず、忸怩たる思いです」 【カムール】 「いや、バルスムス殿の働きがなければ 被害はもっと大きかったことでしょう。 活躍の噂はこの僻地まで届きましたぞ」 【バルスムス】 「そう言って頂けると、救われます」 「しかし、この町は意外に平穏ですね。 怪物の出現や農地への被害で、 治安が悪化したかと思いましたが」 【カムール】 「いや、平穏とはなかなか行きませぬ。 テオル殿下の騎士団や、都からの 支援に助けられている状況です」 「遺跡の調査が進み、災厄の原因を 排除出来れば良いのですが。 それもまだ成果を出せずにいます」 【バルスムス】 「なるほど。 ……カムール卿、提案なのですが」 「その遺跡の管理と調査、 我々大河神殿が行いましょうか?」 【カムール】 「と、申しますと……」 【バルスムス】 「無頼の探索者たちに任せていては、 手がかりを見落とす事もあるでしょう」 「宝の盗掘だけが目当ての輩に頼っては、 調査が進まないのも当然です」 「だが神殿ならば、知識のある学僧や 歴戦の聖戦士たちをお貸しできます。 ここは我々にお任せ頂きたい」 【テオル】 「ハハハ……。 それが目的であったか」 沈黙していたテオルが、唐突に笑い出した。 【カムール】 「テオル殿下……?」 【バルスムス】 「…………」 【テオル】 「貴公は要するに、遺跡で手に入る 古代の知恵を、我々が独占しているのが 気に入らぬの「だろう?」 「欲しいなら欲しいと、 そう言えば良いのだ」 【バルスムス】 「…………違います」 「貴殿が古代の知恵と呼ぶものは、 危険なものなのです」 「かつてアルケア帝国の皇帝たちは、 世界を支配しながらも、 慢心によって神々に滅ぼされました」 「彼らは、人の身でありながら 人を越えようとし、ついには 神々の領域を侵してしまった」 「あの時代の思想を現代の人々が知れば、 やがて遠い将来に同じ事を繰り返し、 同じように神々に罰せられるでしょう」 「貴殿らは、あの時代の文献を 影響も考えずに拡散させている。 我々はこれを止めねばなりません」 【テオル】 「そうか」 【バルスムス】 「ご理解いただけましたか」 【テオル】 「下らん。 心底下らん。 例えようもなく下らん」 【バルスムス】 「…………」 【テオル】 「貴公らは、 神殿の権威が脅かされるのを 恐れているだけだ」 「人が人を越え、 神に至らんとする思想。 素晴らしいではないか」 「かつて人は、偉大な種族だった。 これを広く伝える事の、どこが悪い?」 「高みを目指すのは人間の性。 頭を押さえつけようとして、 押さえられるものではないぞ」 【バルスムス】 「……貴殿は、自分のしている事が どのような事なのか、 すでに自覚していたのですね」 【テオル】 「無論」 【バルスムス】 「では、これ以上の対話も説得も無意味。 失礼ながら、これで席を辞することに いたしましょう」 老神官は立ち上がると、少数の供を連れて 夜闇の中へ去っていった。 【テオル】 「食えん坊主だ。 お為ごかしの口車で 遺跡を奪いに来るとは」 「アルケア帝国についての記録があまり 残っていなかったのは、あの調子で 大河神殿が秘匿していたからだろうな」 【カムール】 「テオル殿下……。 なぜ神殿を敵に回すようなことを?」 【テオル】 「敵に回して、何か不都合でも?」 【カムール】 「…………」 【テオル】 「そう難しい顔をするな。 あの坊主は、自分たちの手綱を握れぬ ものがあるのが我慢できないだけだ」 「仮に奴の申し出を受けたとしたら、 遺跡もこの町も乗っ取られていた」 「奴らは別に、この町や住人を 守ろうとしている訳では ないのだからな」 【カムール】 (――ですが、テオル殿下。 それは、あなたも同じでは ないのですか――?) カムールは言葉を飲み込んだかのような表情で 沈黙している――。 古代から帰還後、賢者の家を訪問(賢者の弟子) 【デネロス】 「おお……(名前)か」 「無事、戻ってきたのだな」 小屋に入ってまず見えたのは、壁のくぼみの寝台に 横たわっているデネロスの姿だった。 前に会ったときより、ずっと老け込んだようだ。 慌てて駆け寄り、師匠の枕元に膝をついた。 【デネロス】 「……最近、ちと体が弱ってのう。 寝ていれば治ると思うから、 そう心配するな」 「さて。 半年間もどこに行っていたのか、 聞かせてくれるな?」 「……石の中にある古代都市……。 歪んだ時間……。 何とも興味深い話だ」 「…………」 「……ところで、お前が消えていた間に 儂も遺跡に潜って、色々と調べてみた」 「あの遺跡が古代アルケアのものなのは、 お前も知っていよう」 「我々魔術師は、言葉や記号によって 奇跡をあやつるが、この技は アルケアの初代皇帝を祖としている」 ――三千年もの昔、一人の男が、 神々や他種族の持つ知恵を一つにまとめて、 ただの人間でも奇跡を起こせる技術として体系付けた。 これが、現在の魔術の起源だ。 アルケア帝国はこの技で世界を支配し、歪め、 またその罪によって神々に滅ぼされた――。 【デムロス】 「……もはや我々はアルケア以前の 世界の姿を知ることはできない。 多くのものが帝国に滅ぼされたからだ」 「だから儂は、力に溺れぬよう お主に教えてきた」 「魔術とは、知識と知恵によって 世界を変える技。 それを行使する者には重い責任がある」 「アルケアの初代皇帝のような者が 力を濫用すれば、多くのものが失われ、 もう二度と甦らないのだ」 「……だが、彼は…… 初代皇帝は、いまだ滅びていない」 「彼のたくらみの兆候が、 遺跡内にも、町にも、 国々の都にさえ現れておる」 「……(名前)よ。 もし彼の望みのままに生きる奴隷に なりたくないなら、彼と戦う他にない」 「そして、いずれお主は、彼と戦うために 強い力を得るだろう」 「だが、それによって慢心するな。 どんな力を持ったとしても、 それはただの力に過ぎない」 「国をたいらげる力よりも、 田畑を耕すことや、友を得ることや、 良い弟子を育てる方が尊い事もある」 「お主ならば、力に呑まれることはない。 そう信じておるぞ」 「…………ふう。 久しぶりに長く喋ったら疲れたのう」 そう言うデネロスの顔色は、悪い。 【デネロス】 「少し、寝る。 お主も長い冒険をして疲れたろう。 休むといい」
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為政大典 大典目録 為政大典序…3 凡例…4 吏典…5 戸典…8 礼典…11 兵典…13 刑典…15 工典… 改定録…19 為政大典序 ・為政大典は、琳陽公爵領内において、すべての法に優先される。 ・為政大典の改定は、琳陽公爵のみが、これを行うことができる。 ・琳陽公爵は、琳陽公爵領内において、あらゆる権利を有するが、この法に定められる個人の権利を侵害することはできない。 琳陽公爵sukumon 凡例 ・文官職は、三品官以上はそれぞれ一員、四品官以下は定員を設けない。 吏典 吏典目録 京官職 外官職 任免 京官職 ■太政府(一品衙門)…公爵領の行政を掌る。 →宰相(一品)、左右大臣(二品)、左右政補(三品)、左右政丞(四品)、政録(五品) ■吏礼部…官吏や領民、外交、儀礼を掌る。 →尚書(二品) 吏礼部属衙門 ・交隣院(三品衙門)…外交を担う官庁。但し、外交権は聖都が保有しているため、実際には使節交流などを行なう。 →領事(三品)知事(四品) ・司民監(四品衙門)…領民に関する事務全般を担う官庁。領民からの相談などを受ける窓口の役割を持つ。 →知事(四品)、主簿(五品)、参奉(六品) ・観光庁(品外衙門) → ■戸工部…財政や技術、土木を掌る。 →尚書(二品) 戸工部属衙門 ・技工監(四品衙門)…MOD関連の開発を行なう官庁。 →知事(四品)、主簿(五品) ・物産監(四品衙門)…土産物の管理、生産を行なう官庁。石材公社の仕事も担う。 →知事(四品)、主簿(五品) ・繕工監(四品衙門)…建築を行なう官庁。 →知事(四品)、主簿(五品) ・御馬監(四品衙門)…馬に関する業務を担う官庁。主に琳陽競馬の主催や軍馬の生産を行なう。 →知事(四品)、主簿(五品) ■兵刑部…軍事や法律を掌る。 →尚書(二品) 兵刑部属衙門 ・軍器院(三品衙門)…武器や防具の製造、整備、管理を行なう官庁。 →領事(三品)、知事(四品) ・整法院(三品衙門)…法律の整備、立案を行なう官庁。 →領事(三品)、知事(四品) ・刑獄署(五品衙門)…囚人の管理を行なう官庁。 →主簿(五品)、主事(六品) 外官職 ■州察府(二品衙門)…地方行政を掌る。 →州総督(二品)、州補(三品)、県令(四品)、村監(五品) 任免 ・官吏の任命及び罷免は、すべて琳陽公爵が行わなければならない。 戸典 戸典目録 戸籍 田宅 売買 動物 資源 戸籍 ・琳陽公爵領への加入申請は、琳陽公爵より裁可を受けなくてはならない。 ・琳陽公爵領から離脱する場合は、琳陽公爵より裁可を受けなくてはならない。 ・自治領を含むすべての聖都ピングリアーニャ民は、琳陽公爵民と同等の権利を有する。 田宅 ・琳陽公爵領のすべての土地並びに建造物は、琳陽公爵の所有物である。 ・すべての人は、琳陽公爵領内に建造物を建てる場合、琳陽公爵より裁可を受けなくてはならない。 ・すべての人は、琳陽公爵領内に土地を所有する場合、琳陽公爵より裁可を受けなくてはならない。 売買 ・すべての人は、琳陽公爵領内のプレイヤー商店にて物品の購入ができる。 ・琳陽公爵民のみ、琳陽公爵領内のプレイヤー商店にて物品の売却ができる。 ・琳陽公爵民は、自分の所有物を領内で販売する場合、商会或いは製商の設立をしなければならない。 ・商会は、自ら生産した物或いは製商から仕入れたものを販売する者である。 ・製商は、自ら生産した物を商会に販売する者である。 ・琳陽公爵民は、自分の所有物を領外で販売する場合、外商会の設立をしなければならない。 ・外商会は、領外の人に対して売買を行なうものである。なお、領内において物品を仕入れることは認められる。 ・商会と外商会は兼ねることができるが、必ず両方の申請をして琳陽公爵より裁可を受けなくてはならない。 ・琳陽公爵民ではない者が、公爵領内で物品の売却を行なう場合、琳陽公爵より交易許可証を発行されなくてはならない。 動物 ・琳陽公爵領のすべての動物及び村人は、琳陽公爵の所有物である。 ・特定の官位及び職に就いている者以外は、琳陽公爵領のすべての動物及び村人に対して、攻撃並びにアイテムの使用等をしてはならない。ただし、売買の権限を有する者が、村人に対して交易を行なうことは、これを認める。 資源 ・琳陽公爵領のすべての資源は、琳陽公爵の所有物である。 ・二品官以上及び特定の職に就いている者以外は、琳陽公爵領のすべての資源に対して、破壊並びに採掘等をしてはならない。 礼典 礼典目録 外交 公文書 領旗 外交 ・琳陽公爵領は、独自の外交は行わず、すべて聖都ピングリアーニャに従う。 ・外賓の公式な接待は、琳陽公爵或いは二品官以上の者が行なう。 ・他国への公式な使節には、正使として琳陽公爵或いは議政府議政或いは吏礼曹判書或いは交隣院領事が赴く。 公文書 ・ 領旗 ・領旗を以下に定める。 図 兵典 兵典目録 京官職 外官職 軍役 京官職 ■羽林府(一品衙門)[S]…公爵直属の近衛軍。主に公爵の護衛や、琳陽、聖都の宮殿警備を担う。 ・S0…(一品)羽林大将軍 ・S1…(二品)羽林将軍 ・S2…(三品)羽林中郎将 ■琳騎府(一品衙門)[A]…公爵直属の中央軍。 ・A0…(一品)大将軍 ・A1…(二品)左将軍、右将軍 ・A2…(三品)歩兵校尉、弓兵校尉、銃兵校尉、器兵校尉 ・A3…(四品)軍司馬 ・A4…(五品)兵長 ・A5…(七品)兵卒 ■勇官府(一品衙門)…領民プレイヤーによって構成される公爵直属の上位領軍。 ■都衛庁(三品衙門)…領民プレイヤーによって構成される公爵直属の一般的な領軍。 外官職 ■守御営(二品衙門)[B]…公爵直属の地方軍。 ・B0(二品)大衛将 ・B1(三品)各地衛将 ・B2(四品)衛佐 ・B3(五品)衛録 ・B4(七品)兵卒 ■各州 ■各県 ■各村 軍役 ・琳陽公爵領は、領民皆兵制である。 ・三品以上の者は勇官府に、四品以下の者は都衛庁に、無官の者は都衛庁に所属するものとする。 刑典 刑典目録 刑種 雑犯 十悪 大逆 内乱 横領 受贓 窃盗 人命 罵言 詐偽 破壊 侵入 刑種 ・贖刑…金品により罪を償う。 ・徒刑…一定期間牢獄に拘束され罪を償う。 ・流刑…国外へ追放する。 ・死刑…死を以って罪を償い、立ち入り及び取引の禁止。 雑犯 ・法令で罰則規定が定められていない罪は、すべて贖刑50エメラルドとする。 十悪 大逆 ・謀反を起こした者は、すべて死刑とする。 ・謀反を起こそうとした者は、すべて流刑とする。 内乱 ・琳陽公爵の調停を無視して内乱を起こした者には、流刑以下の罪を与える。 横領 ・官員は、官庁の財産を私的に流用した場合、流刑以下の罪を与える。 受贓 ・官員は、他者から物品を受け取り、その者を不正に優遇した場合、徒刑以下の罪を与える。 窃盗 ・すべての人は、不正に他者の所有物を奪った場合、流刑以下の罪を与える。 人命 ・すべての人は、領内で不当に領民プレイヤーを攻撃した場合、流刑以下の罪を与える。 ・すべての人は、領内で不当に領民プレイヤーを殺害した場合、死刑以下の罪を与える。 ・すべての人は、領内で不当に村人を攻撃した場合、流刑以下の罪を与える。 ・すべての人は、領内で不当に村人を殺害した場合、死刑以下の罪を与える。 ・琳陽公爵民は、領内で不当に他国プレイヤーを攻撃した場合、流刑以下の罪を与える。 ・琳陽公爵民は、領内で不当に他国プレイヤーを殺害した場合、死刑以下の罪を与える。 罵言 ・すべての人は、領内において他者を侮辱した場合、流刑以下の罪を与える。 詐偽 ・琳陽公爵民は、鯖内生活に関して琳陽公爵に嘘をついた場合、流刑以下の罪を与える。 破壊 ・戸典に定められた者以外は、領内で資源の盗掘、建造物の破壊、地形の改変、動物の殺害及び攻撃を行なった場合、死刑以下の罪を与える。 侵入 ・琳陽公爵が領内への立ち入りを禁止した者は、領内に無断で立ち入った場合には、死刑を与える。 ・すべての人は、立ち入り禁止区域に無断で立ち入った場合には、死刑以下の罪を与える。 工典 改定録 2022.2.6 公布、施行 2023.3.14 改定
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登録日:2018/01/17 (水) 14 11 38 更新日:2023/06/16 Fri 22 50 44NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 ただでは転ばない ガスタ ダメージ テクニック リクルーター 戦術 次元幽閉は天敵 死人に口あり 玉砕 肉を切らせて骨を断つ 自滅 自爆特攻 遊戯王 遊戯王OCG 遊戯王OCG用語項目 道連れ よし! オレはモンスターで攻撃だ! バカな! 攻撃力はこっちの方が高い! 血迷ったか!? フッ……かかったな! 何!? オレはこれを狙っていたのさ! モンスターの効果発動! 『自爆特攻』とは、カードゲーム「遊戯王OCG」におけるテクニックの1つである。 ●目次 【概要】 【関連カード】リクルーター 《アマゾネスの剣士》、《ダイガスタ・スフィアード》、「御巫」 《悪魔の調理師》 《黒蠍盗掘団》 《溶岩魔人ラヴァ・ゴーレム》、《トーチ・ゴーレム》、「壊獣」 《ジャンク・アタック》 《脆刃の剣》 《立ちはだかる強敵》 《ヘル・テンペスト》 《Sin トゥルース・ドラゴン》 《ギガンテック・ファイター》 《流星連打(メテオラッシュ)-シロクロイド》 【弱点】 【漫画・アニメでの扱い】 他のカードゲームと比較して 【概要】 このゲームの基本として「攻撃を行ったモンスターの攻撃力が、相手モンスターの攻撃力を上回っていれば、相手モンスターを破壊できる」というものがあるが、 これをあえて「攻撃力の低いモンスターで、相手の高攻撃力モンスターに攻撃し、自分のモンスターを破壊させる」というのが「自爆特攻」である。 一見するとただの自殺行為にしか見えないが、このゲームのモンスター達には、 《ニュードリュア》 効果モンスター 星4/闇属性/悪魔族/攻1200/守 800 (1):このカードが戦闘で破壊され墓地へ送られた場合、フィールドのモンスター1体を対象として発動する。 そのモンスターを破壊する。 《グレイブ・スクワーマー》 効果モンスター 星1/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0 (1):このカードが戦闘で破壊され墓地へ送られた場合、フィールドのカード1枚を対象として発動する。 そのカードを破壊する。 《ハイパーハンマーヘッド》 効果モンスター 星4/地属性/恐竜族/攻1500/守1200 このモンスターとの戦闘で破壊されなかった相手モンスターは、ダメージステップ終了時に持ち主の手札に戻る。 といったように、「戦闘を介したり、戦闘で破壊されることで効果を発動する」モンスターが数多く存在し、 これらの効果を能動的に発動させることができるのである。中には《地縛神 Cusillu》の様に発動させづらいものもあるが……。 本来これらのカードは裏守備表示で出し、相手の攻撃をさそって返り討ちにするのが基本なのだが、そうして効果を発動するには次の相手ターンまで待つ必要がある。 更に《サンダー・ボルト》や《ブラックホール》等で攻撃される前に除去されてしまったり、 裏守備表示のカードを警戒して攻撃してくれない場合や裏守備のまま破壊する効果持ちが場に出ている場合なども多い。 そこで自分のターンで先んじて攻撃することで手っ取り早く効果を使うことができる。 また《DDD死偉王ヘル・アーマゲドン》のように自分のモンスターが破壊される事によって効果が発動するモンスターを使って相手のモンスターを無理矢理突破するため、あるいはターン1制限のある相手のモンスター効果を使わせるために行う事もある。 なお、「攻撃宣言はするが自分も手札に戻る」効果である鬼畜モグラこと《N・グラン・モール》は相手からの攻撃でも反応する上にそもそも戦闘を行わないので自爆する事も無ければ特攻というわけでも無い(攻撃反応罠なりをわざと踏みに行くというならそう言えない事も無いが)ので微妙な所。 効果とは無関係に「自分のフィールドを空けるため」に行うこともある。 このカードゲームは自分の場に出せるモンスターの数に上限があるため、時には新しいモンスターを出すために散ってもらうことも必要。 普通はリンク召喚でいいのだが、《超カバーカーニバル》で調子に乗って場を埋めてしまったり、ダストンの効果でゴミクズを押し付けられた時にはバトルフェイズとライフを失ってでも散ってもらう必要がある。 本ページでは自発的に行う自爆特攻について記述するが《バトルマニア》等の相手のカードの効果により、やりたくもない自爆特攻を強要されることもある。 【関連カード】 リクルーター 所謂「戦闘で破壊された時、特定のモンスターをデッキから特殊召喚する」効果を持つモンスター達の総称。 これらの効果を相手ターンで発動してしまうと後続のモンスターに追撃される可能性があるが、自分のターンで特攻するなら比較的安全である。 主に攻撃力は低く、優秀な効果を持つモンスターを呼び出すために使用するが、《ピラミッド・タートル》等なら上級以上の高攻撃力モンスターも呼べるので、反撃の狼煙に使える。 また、同名カードや相互に呼び合えるリクルーター(例《シャインエンジェル》&《コーリング・ノヴァ》)なら連続で特攻することで高速でデッキ圧縮と墓地肥やしを行える。 《局地的大ハリケーン》を輝かせる数少ない手段。 墓地で効果が発動するため、《スキルドレイン》とも問題なく併用できる。 《アマゾネスの剣士》、《ダイガスタ・スフィアード》、「御巫」 「このカードの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは代わりに相手が受ける」という効果を持つモンスター達。 《ダイガスタ・スフィアード》はガスタ全員に効果が適用されるので、リクルーターを次々と特攻させる少々残酷な戦術でダメージを重ね、1ターンキルも狙える。 彼女自身も戦闘破壊耐性持ち、低攻撃力なので相性がいい。 御巫は全員が攻防0で戦闘破壊耐性とダメージ反射能力を持ち、自爆特攻や強制攻撃によるダメージ反射戦術に特化したテーマとなっている。 《悪魔の調理師》 戦闘ダメージを与えると相手に2ドローさせてしまうデメリットアタッカーだが、《強制転移》等で相手に送りつけ、 リクルーターを連続特攻させることでこっちが連続ドローできるコンボが可能。 これでエクゾディアパーツを揃えるという戦術が古くから確立されていた。 《黒蠍盗掘団》 戦闘ダメージを与えた相手に「魔法カード1枚をデッキから墓地に送らせる」モンスター。 上記の《悪魔の調理師》と同様に相手に送りつけて連続特攻させ、 「相手によって墓地に送られると除外され、この効果で3枚除外されるとデュエルに勝つ」特殊勝利カード、《ジャックポット7》を除外させるコンボが可能。 特攻回数が3回で済む上に攻撃力が1000と低めな為、特攻ダメージで先に死ぬ可能性は低いが、攻撃力が上回らないよう、特攻させるリクルーターやリクルート対象には注意したい。 《溶岩魔人ラヴァ・ゴーレム》、《トーチ・ゴーレム》、「壊獣」 自爆特攻は相手に高攻撃力モンスターがいないと話にならないので、手軽に送りつけられる彼らの出番もある。 ただし《溶岩魔人ラヴァ・ゴーレム》と《トーチ・ゴーレム》は場に出すターン通常召喚できないので自爆特攻用のモンスターを出すのには一工夫がいる。 また、送りつけるのは良いが処理できないとそのまま脅威になるので使う際にはちゃんと処理できる手段を確保する事。 《ジャンク・アタック》 装備モンスターが戦闘でモンスターを破壊する度に破壊したモンスターの攻撃力の半分のダメージを相手に与える装備魔法。 一見すると高打点モンスターに装備させて相手を打ちのめす、自爆特攻とは何の関係もなさそうなカードに見える。 しかし、このカードを相手モンスターに装備させて自分のモンスターを自爆特攻させる事で、相手プレイヤーにダメージを与えられると言う所がポイント。(*1) これを装備した相手モンスターに向かってリクルーターを次々と特攻させる事で相手のライフを根こそぎ削り切るデッキが【ジャンク天使】。 天使族以外でも同じ戦略は出来るが、複数のリクルーター、自分へのダメージをシャットアウトする《天空の聖域》等を擁するため、やりやすい。 《天空の聖域》がないと自分のライフも凄い勢いでゴリゴリ減って行くのでその辺りの対策も必要となるので注意。 《脆刃の剣》 装備モンスターの攻撃力を2000上げ、装備モンスターが行う戦闘でのダメージをお互いに押し付ける装備魔法。 こちらも相手モンスターに装備させてリクルーターを突撃させる事で自分諸共相手のライフをゴリゴリ削っていく。 自分も相手と同じダメージを受ける上、自分が2000以上の戦闘ダメージを受けると自壊してしまうので《天空の聖域》等による対策が必要なのも同様。 また、上述の戦闘ダメージを相手に押し付ける《アマゾネスの剣士》、《ダイガスタ・スフィアード》、「御巫」と併用する事でデメリットを無視出来るだけでなく、相手が受けるダメージを倍加させると言う抜群の相性を誇る。 場合によっては彼女達に装備させてビートダウンに切り替える事も可能。 《立ちはだかる強敵》 これはむしろ相手に自爆特攻を強制させる罠カード。 《最終突撃命令》と合わせて弱小トークンを全滅させられれば大ダメージが見込める。 《ヘル・テンペスト》 お互いのデッキの中のモンスターカードをすべて除外するという豪快なデッキ破壊効果を持つ速攻魔法。 発動条件は「自分が3000ポイント以上の戦闘ダメージを受けたとき」なため、能動的に発動するためには自爆特攻が必要。 自然と条件を満たすようなフィールドになっていることは稀なため、大抵は相手フィールドに3000以上のモンスターを送りつける手段とセットで採用される。 特に前述の《トーチ・ゴーレム》との相性が良く、これを採用したデッキは【トーチ・テンペスト】と呼ばれていたが、後に《トーチ・ゴーレム》が禁止されたことで構築不能になった。 また【サイバー・ドラゴン】との相性も良く、フィールドまたは除外状態のカードをデッキに戻して融合出来る《サイバーロード・フュージョン》と組み合わせることで、事実上手札とEXデッキ以外のどこからでも融合素材を確保出来るようになる。 さすがに融合先は素材に「サイバー・ドラゴン」モンスターを指定するものに限られるものの、デッキ内の機械族を総動員する形で《キメラテック・オーバー・ドラゴン》あたりを融合すれば、一撃必殺の破壊力を発揮するだろう。 《Sin トゥルース・ドラゴン》 Sinモンスターの破壊によってLPの半分を支払うことで手札・墓地から特殊召喚できるモンスター。その攻撃力5000。 例えLPが僅か100でも残りさえすれば呼び出せるため、多少危険でも準備が整えば自爆特攻する価値あり。ただし、何かしらフィールド魔法が必須。 デュエルリンクスでは、レイド対象として出現。自爆による反動もLPコストも莫大なLPで半ば踏み倒してるため、対策手段がないとかなり厄介。 《ギガンテック・ファイター》 互いの墓地の戦士族の数×100ポイント攻撃力をアップさせ、戦闘破壊されたら互いの墓地から戦士族を蘇生させる縛りなしレベル8シンクロモンスター。 一見すると自爆特攻とは関係ないカードに見えるが、実は戦闘破壊された時の蘇生効果は自分自身を選べるのがポイント。 自身の攻撃力が2800もある上に自己強化もあるので条件は厳しいものの、理論上はこちらのライフが尽きるまで自爆特攻を繰り返せる。 《レインボー・ライフ》で無限のライフを得たり、《ジャンク・アタック》で相手のライフを焼き切ったり。 中には《増殖するG》を撃ってきた相手をデッキ切れに追い込むと言う奇策で勝利するなんてパターンも。 《流星連打(メテオラッシュ)-シロクロイド》 5回以上の攻撃宣言が行われたバトルフェイズ中に手札から特殊召喚可能な最上級モンスター。元々の攻撃力は0だが自身の攻撃時にこのターン行われた攻撃宣言の回数×1000ポイント攻撃力を上げる。 普通のデッキなら5回も攻撃宣言が発生した時点でほぼ決着が着くためまず出番はないが、【リクル特攻】ならフィニッシャーになり得る。 次々とリクルーターを自爆特攻させる関係上、平気で5回以上の攻撃宣言も可能なので1万越えの攻撃力を叩き出しワンショットキルも狙える。 また、このカード自身が地属性・機械族・攻撃力0と各種リクルーターで呼びやすいステータスをしているため手札に引き込む手段も用意しなくても良く、極論ピン挿しでも充分機能するのが嬉しい。 【弱点】 自爆特攻は文字通り「自爆」しているので、大体の場合こちらが多大な戦闘ダメージを受けることになる。 回復やダメージ軽減ギミックを用意してない場合、LPの減った終盤で行うのはかなり危険である。 とはいえライフ差が開くのを利用して《巨大化》や《自爆スイッチ》を使うという手もあるため、 弱点であると同時にさらなる戦術へつなげる手段と見ることもできる。(*2) もう一つは、非常に読まれやすい事。 公開領域で行うプレイングなので何を狙っているかがわかりやすく、警戒されやすい。 自爆特攻を行ったのに相手から適切なカウンターを決められ、無駄にライフとモンスターを失うだけの結果に終わる事もある。 ある程度相手の動きを呼んだ上で行おう。 【漫画・アニメでの扱い】 基本的に初見のカードは効果が把握されていない事が多く、自爆特攻を行うと大抵驚かれたり「勝負を捨てたか」と呆れられる。 現実と違いLPが4000なので、より自殺行為というイメージが強いためであろう。 初期の城之内は何故か弱小通常モンスターで特に意味もなく自爆特攻を行っていた。 相手のモンスターのステータスを見てなかったのか、根性出せば攻撃力の差なんて関係ないと思っていたのか、どちらにせよ初心者丸出しのプレイである。 と思いきやバトル・シティ編では闇遊戯も《バスター・ブレイダー》で《オシリスの天空竜》に意味のない自爆攻撃を行っている。 隣の《リバイバルスライム》が盾になる事を予想しての行動だろうが、だったら最初からそっちを攻撃すれば済む話である。 そんな中でも闇マリクは《ニュードリュア》を用いたお手本のような自爆特攻(しかも戦闘ダメージは別のプレイヤーに押し付けた)を行い、 GXのもけ夫も《人海戦術》や《怒れるもけもけ》を使用した自爆特攻コンボを披露した。 ……大徳寺先生も含めてそんな自爆特攻戦術を見てきたのにもかかわらず、十代は自称・真実を語る者に「普通自滅覚悟で効果発動させるか?」と言っているが。 他にもGXではこの戦術をとる決闘がちらほら。 ユベルが戦闘ダメージを相手に押し付ける効果を持っていたため、何度となく攻撃力の高いモンスターにバトルを仕掛けている。(*3) vsアモンでも、「フィールドのモンスターの効果を無効にする」《霧の王(キングミスト)》の隙を突くため、「死者は別だ!死人に口ありさ!」として冒頭の《グレイブ・スクワーマー》で特攻している。 5D'sではチームユニコーン戦にて大好きブルーノちゃんによって「自爆攻撃」という単語が使われたが、これも自爆特攻と意味合いは同じ。 また通常のルールとは異なるバトルロイヤルルールで、ゴーストが《A・ボム》による自爆特攻を行っている(《A・ボム》で場を開けた後、後続が直接攻撃するというプレイング)。 なお、主人公である不動遊星は自身の攻撃で戦闘ダメージを受けた場合に効果を発動できるターボ・シンクロンによる自爆特攻を何度か行っている。 Z-ONEとの決戦では罠カード《集いし願い》を使い、 《究極時械神セフィロン》に超強化された《スターダスト・ドラゴン》への自爆特攻を強要させ、勝利している。 《スターダスト・ドラゴン》から攻撃してるようなバトル描写だったのですごく紛らわしいことになっている。 ZEXALⅡではナッシュVSⅣ戦では、《CNo.101 S・H・Dark Knight》で自爆特攻している。 回復効果で《CNo.88 ギミック・パペット-ディザスター・レオ》のバーンに耐えうるライフを得るため、と解釈したⅣは「やるじゃねえか」とナッシュを認めている。 しかし、ナッシュの本当の狙いは速攻魔法《パワー・ストリーム》の発動トリガーとすることだった。 こういった効果発動以外の目的で自爆特攻するパターンもある。 社長は《人造人間-サイコ・ショッカー》(の姿をしたBIG5)との決闘で《お注射天使リリー》に対して自爆承知で攻撃を仕掛け、 ライフコストを払わせることで次の発動分のコストを削りきっている。 遊馬が残りライフわずかな状況で自爆特攻を仕掛けた際、 対するアストラルは警戒して《No.39 希望皇ホープ》の効果を使って攻撃を止めている。 遊馬の真の狙いはアストラルに深読みさせて《No.39 希望皇ホープ》の効果を使わせる事であり、 自爆特攻の心理を逆利用した渾身のブラフであった。 なお、この後の《FNo.0 未来皇ホープ》(攻撃力:0)の攻撃に対しては、遊馬が見つけた新たな可能性がブラフであるはずがないと判断し、 《No.39 希望皇ホープ・ルーツ》の攻撃力をあえて下げることで敗北を回避している(《FNo.0 未来皇ホープ》の場合は戦闘破壊されずダメージも受けないので自爆特攻ではなかった)。 こうしてみると、アニメにおいても初期より自爆特攻に驚かれる度合いは下がっている様子。 むしろ低い攻撃力のモンスターに警戒させるのと同様、キャラの強さを表す様式美としての側面もある。 他のカードゲームと比較して カードゲーム全体で見ても、自爆特攻という概念は結構特異でプレイングとして根付いているのは遊戯王OCGとデュエル・マスターズぐらい。 この戦術に特化したデッキを組める事に限定した場合ほぼ遊戯王のみにある。 MTGではそもそも全ての攻撃がプレイヤーに対する攻撃であり、迎撃するかどうかは相手が選ぶため自爆特攻がしにくい(*4) Z/XやWIXOSS、魔法少女ザデュエルなどの場合、相手の攻撃力に関わらず攻撃側は無傷のため自爆特攻はそもそもできない。 デュエル・マスターズはスレイヤーやpig(墓地に送られた時に発動する効果)の存在から比較的自爆特攻を行う場面は多く、恐らく遊戯王の次に自爆特攻がポピュラーなTCG。 ちょっと変わった所では攻撃時誘発効果を使いたいがシールドをブレイクしたくない時なんかにも行うこともある。それでも召喚酔いと「攻撃する際はタップ状態のクリーチャーかプレイヤーにしか攻撃できない」ルールのおかげで戦術としては後手に回らざるを得ないので、これをメインに据えたデッキはほぼない。 shadowverseは攻撃時にフォロワー(モンスター)が死ぬことも多いが、その分相手にもダメージを残せるため自爆と言うより相打ちである。 「迎撃時であっても相手より攻撃力が1でも上回っていれば、無傷で一方的に破壊できる」という特殊なルールによって成立した概念と言えるだろう。 追記、修正は自爆特攻してからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ヘルヨハンの「死人に口ありさ」とⅣの「やるじゃねぇか」あたりがこれ関係だと好きなセリフ。ナッシュの場合はエースの効果が効果だから自爆特攻が映える映える -- 名無しさん (2018-01-17 14 25 42) 他のTCGでも無いことも無いけど、遊戯王は特に「戦闘破壊」がトリガーになって発動するカードが多いから自爆特攻も必然的に多くなるイメージ -- 名無しさん (2018-01-17 14 36 14) ガスタの専売特許なイメージが強いなぁ。ゴドバも合わせて採用するから特に -- 名無しさん (2018-01-17 14 38 30) 調理師エグゾとかはある意味でこれを一番うまく勝利に直結させてるよね -- 名無しさん (2018-01-17 15 27 42) スフィアードはアドバンテージとるというか、ワンキル狙いじゃないかなあ -- 名無しさん (2018-01-17 18 00 12) 遊星がターボシンクロン使う時は大抵これが基本な気がする -- 名無しさん (2018-01-17 18 06 25) オネストは自爆特攻じゃなくてコンバット・トリックだから別物じゃね? -- 名無しさん (2018-01-17 18 39 07) ヘルヨハンの「死人に口ありさ!」はマジで名言だと思うし、自爆特攻の特徴を如実に表現してるな。 -- 名無しさん (2018-01-17 18 56 54) 自爆特攻と言ったらガスタ -- 名無しさん (2018-01-17 20 49 03) ↑スフィアード「奴らの命ァ獲ってこいやァ!」イグル「ザッケンナコラー!」ガルド「スッゾオラー!」 相手にファッティが立ってりゃ大体相手は死ぬ、それがガスタ -- 名無しさん (2018-01-18 00 39 44) ファイアー・ハンドとアイスハンドも自爆特攻だな(ファイアーはともかくアイスは魔法罠カードが無いと発動出来ないけど)。あとトポロジックボマードラゴンも攻撃した後相手モンスターの攻撃力バーンぶっぱするから自爆特攻? -- 名無しさん (2018-01-18 09 27 36) 相手モンスターにジャンク・アタック装備して特攻しまくるデッキすき -- 名無しさん (2018-01-18 11 11 16) ↑↑↑ガスタが車に自ら突っ込んできて賠償金取っていく当たり屋じみた連中に… -- 名無しさん (2018-01-18 14 30 56) ガスタは相手の場に怪獣立たせたら後はスフィアード出してガルド→イグル→旦那(?)を突っ込ませればワンキルだからのう -- 名無しさん (2018-01-18 16 26 09) 天空の聖域と泉でノヴァとシャインエンジェル突っ込ませて、最後に超強化したマーズ、とかも時々ある -- 名無しさん (2018-01-18 18 52 24) ↑上から2番目 他のTCGは防御するモンスターを防御側のプレイヤーが選択する方式のものが多いので選択権が相手側にあり、自爆と呼びにくい -- 名無しさん (2018-01-18 23 23 24) 遊戯王以外じゃあまりない戦法なのか? -- 名無しさん (2019-11-03 15 42 11) 昔のアンデットはピラミッドタートルによる自爆特攻で上級を呼ぶのが基本戦術だった -- 名無しさん (2022-01-01 15 12 16) ↑2カードゲームじゃないけどポケモンなら天気技のターン稼ぎのために大爆発したり反動技で自主退場したりするからそれが近いかな? -- 名無しさん (2022-10-07 17 06 40) 必要枚数は多いが、天空の聖域軸のリクルーター+マジェスティ・ヒュペリオンというコンボも有るな。 -- 名無しさん (2023-05-29 16 36 22) 名前 コメント
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前ページ次ページナイトメイジ 「でてってよーーーっ!」 とは言ったものの別に永遠に出て行けと言ったつもりは全くない。 なのに、なのに、なのに あいつは、使い魔は、ベルは全然戻ってこない。 お腹がすけば戻ってくると思って食堂で待っていてもベルは戻ってこなかった。 ──あれで拗ねるなんて可愛いところもあるじゃない とか思っていつ帰ってきても良いように、部屋に食事を運んで待っていたけど戻ってこない。 寝ようかと思ったけど、部屋の前まで帰ってきて鍵がかかって入れないのもかわいそうだと思ってずっと起きていた。 だけど途中で力尽きてしまった。 「まだ戻ってこない」 というわけで机を枕に代わりにしたまま朝を迎えてしまった。 空は晴れているし、鳥がチュンチュン鳴いているがちっとも爽やかじゃない。 おまけに鏡を見たら顔に机の跡がついて、それがルイズを苛つかせる。 「どこに行ったのよ。いったい」 おまけに朝にいつも来るはずのシエスタも来ない。 なにも喋ってないから居ないような気がするのではなく、本当にいないのだ。 「絶対、見つけてお仕置きしてやるんだから」 というわけでルイズはベルを探して学院内のあちこちを歩きまわっている。 ところが見つからない。 どこを見ても見つからないし、どこに行っても見つからない。 影も形もないのだ。 全く手がかりを見失ってしまったルイズは考えた。 そして、とびきりのアイデアを思いついた。 探しても見つからなければどうしたらいいか。 答え 誰かに聞く というわけで聞いてみた。 キュルケ・アウグスタ・フレデリカ・フォン・アンハルツ・ツェルプストーの証言 「あなたの使い魔?昨日、庭にいたのは見たけど……そう言えば今日は見てないわね。そういえば近頃旅行でも流行ってるの?あなたもこの前どこかに行ってたでしょ。タバサも居ないし」 だが、聞けばすぐに分かるというものではない。 それでも、まだ聞いていない人はたくさんいるのでルイズは聞き込みを続ける。 「で、なんであんたがついてきてるのよ」 ただし、同行者が1人増えていた。 「いいでしょ。べつに。それに、面白そうじゃない」 「邪魔しないでよ」 「あら、私の方がこういうことを聞くのは得意よ」 と言って、キュルケが勝手についてきたのだった。 マリコルヌ・ド・グランドプレの証言 「キミの使い魔?銀髪の人間だよね?そうだ、彼女だ!ルイズ、あれはいったいどういう事なんだ?え、知らない? じゃあ教えてあげるよ。昨日の昼過ぎ……もう夕方に近かったかな。 とにかく、その頃にギーシュが大きな荷物を持って出かけるのを見たんだ。 それとキミの使い魔となんの関係があるのかって?ギーシュは女の子を連れていたんだよ。 それがキミの使い魔だったんだよ。それだけじゃない。あとタバサと学院のメイドまで連れていたんだよ。 そう、3人もつれていたんだ。両手に花どころじゃないよ!なんでギーシュばっかりモテるんだーーーーーっ」 「ふぅん、あのギーシュにね。タバサには恋をしてみなさいって言ってたけど……まさか相手がギーシュなんてね。しかも、他の子と一緒に旅行。考えてなかったわ」 とはキュルケの談だが、ルイズは全く別の考えを持っていた。 「いや、違うわね」 「心当たりでもあるの?」 「ギーシュが他の3人を連れて行ったんじゃないわ。ベルが他の3人を連れて行ったのよ」 「そうなの?でも、タバサもつれないわね。それだったら、私にも声かけてくれればいいのに。でも、ギーシュってルイズの使い魔について行かなくちゃならないわけでもあるの?」 ルイズは顔の右端を引きつらせながら答えた。 「また踏まれたんでしょ。きっと」 「踏まれただって?よく分からないけどなんて羨ましい!!!」 「はいはい。マリコルヌ、あなたはもう黙ってて」 突如耳元で絶叫を上げるマリコルヌがキュルケに押しのけられるのを見ながらルイズは昨日のことを思いだしていた。 そういえばシエスタが何か言っていた。 確かこんな事だった。 ──ベル様と私、これからタルブに行くんです。あ、タルブって私の故郷なんです。それで、ヴァリエールはどうします? 「思いだした!」 いきなり何事かをひらめいたルイズにキュルケは少しばかりたじろいだ。 「な、なに?いきなり」 「多分その4人、タルブに行ったのよ。間違いないわ。昨日そんなこと言ってたし」 「だったら、探す必要なんて無かったんじゃない」 まったくその通りであるがルイズは気にしないふりをする。 「と、とにかく。タルブに行くわよ」 「ちょっと、待ってよ。私も行くから」 馬小屋に走るルイズに追いかけるキュルケ。 2人が去った後にはマリコルヌが誰にも顧みられることなく寂しげ立っていた。 馬小屋にはいつも数頭の馬がつながれており、学園の関係者なら誰でも好きに使うことができる。 「ルイズ、そっちは?」 「いないわよ。ああ、もう、なんで今日に限って」 既に先客がいたらしく一頭もいない。 そして、その先客の中には確実にベルもいる。 ──これじゃ、追いつけないじゃない 焦って意味もなく足踏みをしていると小屋の外で馬のいななく声がした。 半分しか閉めてなかった扉の隙間に体を押し込むようにして小屋の外へ。 頭上にキラリと光る丸みを帯びたものがあった。 「おや、ミス・ツェルプストーにミス・ヴァリエール。2人ともどうしました」 鼻に引っかけるように眼鏡をかけているコルベール先生がまだなにも乗せていない馬車の上からルイズとキュルケを見下ろしている。 太陽は彼の禿頭上にあった。 馬が走れば、繋がれた荷馬車も走る。 となれば道が少しでも凸凹していれば馬車はがたがた揺れるわけで、それに乗っているルイズは舌を噛まないように口をぴったり閉じていた。 「ミス・ツェルプストーとミス・ヴァリエールが遺跡に興味があるとは思いませんでしたよ」 揺れていても平気で喋られるコルベールはある意味すごい。 「それで、ミスタ・コルベール。タルブにあるという遺跡はどのようなものですの?」 と思ったらキュルケもまともに喋っていた。 さて、コルベールは学院でも指折りの奇人である。人によっては変人とも言う。 だが少なくとも変態ではないし、変熊という者は決していない。 魔法を使えばいいことを魔法無しで実行するという意味の分からない研究をしている上に、その研究材料を求めて各地の遺跡に赴き、結局成果も無しに帰ってくることも多い。 それを夜につきあっている男友達から聞いていたキュルケはコルベールの目的地がタルブと知るとこう言ったのだ。 ──まあ、ミスタ・コルベール。遺跡発掘に行くのですね。私たち、以前から興味がありましたの。手伝わせていただけませんか。 おかげで気をよくしたコルベールは2人の同行を許してくれた上に特別授業扱いにしてくれた。 これで出席日数もばっちりである。 「竜の遺跡と言われているものですよ。何でもその奥には竜のように自在に空を舞い、フネのように遠くまで飛べる竜の羽衣という秘宝が眠っているらしいのです」 キュルケはぐるんと音がしそうな勢いで振り返る。 その目は期待に輝きまくっていた。 「ねえ、聞いた。ルイズ。秘宝ですって。秘宝。しかも、遺跡に隠されたマジックアイテムよ。すごいものがありそうじゃない」 「それよりも私はベルが」 ──なにをしているか心配よ がくん、石に乗り上げた馬車が大きく揺れる。 「もぐがががががががっ」 「なにやってるのよ」 舌を盛大に噛んだルイズが荷台で転げ回っていた。 タルブに続く道から見える崖には洞窟がぽっかり口を開けている。 普段は森と岩に遮られ気にとめる者がいるはずもないこの場所でキュルケとルイズはコルベールの広げる地図をのぞき込んでいた。 ルイズは先にベル達が行ったというタルブに行きたかったのだが、キュルケとコルベールがどうしてもと言ったので先にこっちに来ることにしたのだ。 1人で行こうにも、馬車無しではタルブはまだ遠い。 「ミスタ・コルベール、ここですね」 「ええ、間違いありません」 ルイズは洞窟の奥をじっと見てみたが、どう見てもただの洞窟だ。 竜の名前を持つような遺跡や秘宝があるような所にはとても見えない。 「それより、これを見てください」 コルベールが杖で地面を指す。が、ルイズにはそれがただのなんの変哲もない地面にしか見えない。 「なんですの?いったい」 キュルケも同じようで腰をかがめて目をすがめている。 「足跡があります。しかも新しい」 言われてみればそんなものがあるような気もする。でも、無いような気もする。 はっきり言ってよく分からない。 「だったら私たちより先に入った人がいるのですね」 「しかも1人ではありません。1、2、3……4人で入ったようですね」 顔を上げたコルベールはいつになく鋭い目つきをしていた。 別人のようだと錯覚しそうになる。 「ミス・ツェルプストー、ミス・ヴァリエール。お二人は来ない方が良い。 こういった遺跡は盗賊に盗掘されることもあるのです。 まさか鉢合わせするとは思いませんでしたが、そういった者達がいるとすれば、ここは危険です。 近くの村で待っていてください。私は貴重な遺物が荒らされないように手を打たねばなりません」 「あら、それは間違いだと思いますわ」 両手を腰に当てるキュルケは絶対に引かないとでも言いたげにその豊かな胸を張っていた。 「私もトライアングルです。足手まといにはなりませんわ」 「しかし」 「それに、盗賊がここに入った4人で全部とは限りませんわ。だとすればここで分かれた方が危険です」 「では、ミス・ヴァリエールは」 「私は」 ルイズも引く気はなかった。 先生と同級生を置いて、逃げ出すというのは貴族のやることではない。 それにヴァリエールの宿敵たるツェルプストーに負けられない。 だが、意気込んでそれを言おうとする前にキュルケの言葉の方が早かった。 「ミス・ヴァリエールも同じですわ。ルイズがあのフーケを撃退したという話はもちろん私も知っています」 先に言われたのにはちょっとむっとしたが、意外な評価は何か嬉しいような気もした。 だけど、そうは思いたくなかったのでその気持ちは封印する。 「……わかりました」 コルベールは一瞬口ごもってから答えた。 その顔に表れていたのは納得か、あきらめか。両方なのかも知れない。 「全員で行きましょう」 「ええ、もちろんですわ」 ルイズにも異存はなかった。 ただ、何か見落としているような予感がしていた。 前ページ次ページナイトメイジ
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このキャンペーンは無事終了しました!!!ご参加いただいたPLの皆さん、本当にありがとうございました!!!!!!!!!!!!! このページは、2021年度前期定例卓ソード・ワールド2.5キャンペーンのページです。随時更新していきます。 ワールド・セクション ソードワールド2.5とは? 王道ファンタジーTRPG。「ラクシア」という世界を舞台に、冒険者となってダンジョンを攻略したり、モンスターを倒したり、時には犯罪捜査をしたりして経験点をため、成長していくゲームです。モンスターの中でも「蛮族」と呼ばれる人型の怪物とは、神話の昔から敵対しており、戦いは避けられません。 どんなキャラを作れる? 人族の冒険者になってもらいます。 「人間」「エルフ」「リカント」「ドワーフ」など計12種類の種族から1つ選び、役割に応じて「ファイター(戦士)」「プリースト(神官)」「スカウト(斥候)」などの技能からいくつか選択して取得していきます。 世界観について 三行まとめ 剣と魔法の王道ファンタジーで、皆さんのキャラには冒険者をしてもらうよ。 300年前に人族が絶滅しかけたよ。 300年かけて頑張って復興してる最中なので各所で冒険者の能力が必要とされているよ。 詳しくは以下を参照してください。 +世界観詳細 この「ラクシア」世界は、三本の魔剣によって創造され、植物や動物、幻獣や人間が生み出されました。 あるとき、一人の人間が"調和の剣"ルミエルを見つけ出します。その人間は"始祖神"ライフォスとなり、多くの恩恵を人々に与えました。ルミエルを貸し与えることによりたくさんの神が誕生しました。エルフやドワーフなどの人族も生まれました。このとき、神紀文明シュネルアが興ります。 それからしばらくしてもう一人の人間が"解放の剣"イグニスを手にします。彼は"戦神"ダルクレムとなります。ダルクレムは好戦的で、ライフォスの陣営と戦うための軍団を作り上げます。その過程として、魂に穢れを与えることで生物を強化させるというものがあります。その結果生まれたのが蛮族です。 そして神々の戦争がはじまりました。両陣営の押し押されが続き、膠着状態が続く中、ライフォス陣営、ダルクレム陣営はいずれも"叡智の剣"カルディアを求めました。しかし、カルディアは自らを戦争に使われることをよしとせず、自ら砕け散り、魔力の結晶となって世界散らばっていきました。結果として、両陣営とも決め手に欠け、疲弊し神々が傷をいやすために休眠することでなし崩し的に戦争が終わりました。 そののちに(神に依らず)起こった文明が、魔法文明デュランディルです。現代にも伝わるいくつかの魔法技能が生み出され、強力な魔法文化が栄え、各地の魔法王が覇を争いました。また、魔力を帯びた強力な工芸品なども作り出され、現代では再現不可能となっています。この文明は、3000年前に滅びたとされています。 もっとも時代の近い文明が魔動機文明アル・メナスです。2000年前に始まり、高度に発達した魔法の道具(魔道具)を用いて栄えました。後期にはほとんどすべての蛮族を地上から駆逐していたほど強大な文明でした。また、こうした道具は大量生産され、一部の上流階級のものだけではなく一般市民までもがこの恩恵を受けていました。 そして、300年前。世界規模で蛮族の大反乱が発生しました。同時に天変地異が巻き起こり、文明は破壊され、国家の数々が滅び、人族は絶滅の危機に瀕しました。これを 大破局 (ディアボリック・トライアンフ)と言います。大破局がどのように終結したかは、定かではありません。 ――現代。大破局で間一髪滅亡を免れた人族は、力を合わせ復興へ尽力しています。300年かけ、ようやく安定した国家が形成されつつあるものの、辺境には蛮族が多く潜んでおり、蛮族に占領されたままの領域も多く残っています。蛮族の掃討、過去の遺物を取り戻すための遺跡探索など、危険を顧みず困難に果敢に立ち向かい、そして戦う力を持つ冒険者の存在は、不可欠であるといえます。 セッション 基本情報 システム:ソードワールド2.5 GM:ます/Katherine MacArthur PL:5名 使用ルールブック:基本Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、キャラクタービルディングブック、星座の町サイレックオード (いずれも所持は必須ではないですが、基本Ⅰをいずれ買ってくれると嬉しいです) 使用ダイス:基本的に2d6のみ キャラクター作成:キャラクタービルディングブックを使用して初期作成 形式:オンラインセッション(CCFOLIA+Discord) 頻度:週一回。毎週木曜日19 30~22 00を予定。 話数:2話+α。合計で9日程くらいを予定 本当にざっくりとした概要:星座の町サイレックオードで事件解決! シナリオ [部分編集] 公式から発売されている、ソードワールド2.5サプリメント「星座の町サイレックオード」記載の2シナリオおよびシナリオフックを使用します。そのため、これ以降の内容には、その内容のネタバレを含みます。ご注意ください。 第1話「ガザトオリコに消える」 第2話「サイレックオードを飛ぶ」 第3話「水晶と迷宮案内人」 第4話「潜む魔物と空遊少女」 第5話「灼熱の星と幻獣の意志」 セッションまとめ ネタバレOKなかたはコチラからどうぞ! +... [部分編集] ☆第1話「ガザトオリコに消える」 (第一回) ハールーン魔術研究王国王都にある、とあるのギルド前。突如悲鳴が上がる。声のした方向では女性が倒れており、いかにもな小悪党がにつかわしくない荷物を抱えている。ひったくりである。たまたまその場に居合わせた神官のポーラや、バイク(馬)に乗ったレックスなどが犯人を取り押さえ、ギルド支部からニスモやフォートレスが登場し、犯人を囲んで捕まえることに成功した。ただし、レックスやニスモなどはむしろ話をややこしくしていたのだが。ニスモがその場に集った人たちに、「冒険者か?」などと確認していると、すこし隠れて様子を確認していた、人見知りのグラシが登場し、なんやかんやでこの5人はこのギルドに所属することになった。 ある日、ギルド支部長であるリードが声をかける。曰く、「5人組くらいが丁度よさそうな依頼」とのことである。各人思うことはありつつも、この5人でパーティーを組むことになった。依頼内容は「星座の町サイレックオード」に向かって帰ってこない弟子、ドワーフの女性、パリス・ノスの捜索である。師であるネルゴ・アランゾから様々な情報を聞き、一行はサイレックオードに向かい出発した。 観光地でもあるサイレックオードの周辺は道路が舗装されていて、ほとんど危険はないのだが、この世界である、無論例外は存在する。腹をすかせた凶暴な狼の群れが5人に襲い掛かった。しかしながら、ポーラによる的確な支援、ニスモやフォートレスによる苛烈な魔法攻撃、前線のレックス・グラシの近接攻撃により、難なく撃退するのであった。 (第二回) 一行が次に遭遇したのは、〈セーフティメット〉売りの商店である。2000Gでセーフティメットを売っている店で、店主は「このあたりは落石が多いから買っておいた方がいいぜ」と案内している。しかし、ポーラやニスモは、友達の友達が落石事故を目撃した、程度の話しか聞かず、フォートレスに至っては、落石の頻度はそれなりにあるものの、これはサイレックオード全体の話であり、ピンポイントで事故が起こることはめったにないという風に考えがまとまった。この考えをパーティー内で共有し、セーフティメットは買わないことになった。 さらに西へ進めば、"冒険者が集う星"カーリーヴェリや"地に近い星"ガザトオリコが見えてくる。そしてしばらくして、空が見えず魔動機灯の立ち並ぶ"空のない街"サイレックにたどり着く。ここから、飛空船乗り場でパリスについての情報収集を行い、飛空船に乗り込んでガザトオリコ岩底面に着陸する。 一行はさらに大主坑に据え付けられたグレートリフト(巨大なエレベーター)で、2時間ほどかけてガザトオリコを登っていく。 そしてたどり着いた先はガザトオリコ中央区だった。ここはサイレックオード全体での文化や観光の中心地になっていて、"星座の心臓"などが所在している。 彼らはまず、実質的にはこの星の警察として機能している冒険者ギルド支部"星座の心臓"に向かうことにした。ナイトメアのギルド支部長、ハンスベル・ラフィンと会話することになる。彼曰く、パリスの捜索は事件性が低いため星座の心臓では扱えないが、捜査には協力するとのことである。パリスの似顔絵の複写やマギランプの貸与を行ってくれた。また、捜査場所の候補として「歴史博物館」「ゴールザック大劇場」「宿屋」を挙げてくれた。 歴史博物館→ゴールザック大劇場→宿屋の順に回った一行は、「ドワーフの男と同行している姿が目撃されたこと」「ここにきて三日目の朝早くに宿屋を出てから消息が不明なこと」といった情報を手に入れた。 日も沈んできていたので、その宿で一晩を過ごし、次の日からの捜査に備えることにした。 (第三回) ニスモやポーラがグレートリフトで聞き込みを行うと、ドワーフの二人組が第137支道区に向かったという。 一行が第137支道区に降りていくと、そこでは、中年の人間男性が荷下ろしを指揮していた。男の名前はガロック・ロア。彼は、第137支道区周辺で万屋をしていて、ドワーフの二人組を見かけたという。彼によると、「二人組は上に向かった」「上はだれも住んでいないので不思議な連中だと思った」とのことだ。この助言に従い、一行は一つ上の階層である第136支道区に向かう。 第136支道区には、二対の奥に行く足跡と、一対の出てくる足跡があった。それを追跡していくと、行き止まりにぶつかる。実はそこは隠し扉になっていて、さらにその奥には小規模なダンジョンが存在していた。 ダンジョン内には毒ガスや冷気ガスのトラップなどがあったが、4つのレバーのギミックを用いてトラップを解除し、先に進むことに成功した。その奥にはぐるっと一周した通路があり、右手前と左奥には待機所があった。右手前の待機所には、「ここに生物がいる間は警備用魔動機は作動しない」との記述があったが、実のところセンサーは壊れており、右手前の待機所は意味をなさないようだった。一方左奥の待機所には、なんと探し人であるパリス・ノスが衰弱したまま閉じ込められていた。彼女によると、ムトゥルと名乗ったドワーフの男にいいように利用され、ここに閉じ込められてしまったという。グラシを始めとした数人は、彼女は衰弱していて、すぐにでも街に帰り休息をとらなければ危険であることを理解した。 鍵は解除した状態で、パリスを一旦待機させてさらに右奥に進んだ一行は、そこで停止している魔動機と目録、それから宝物庫(一部が崩落してしまっていて奥には進めない)を発見する。宝物庫からは悪くない魔導部品が得られたようだ。また、目録も近くに放置されてたのでそれも取り上げた。 ここで、問題が発生する。この施設から全員で逃げるためには、左奥の待機所からは出なくてはいけないが、左奥の待機所に誰も残らなければ、番人の魔動機に襲われてしまう。彼らは、この魔動機を無力化することを決意し、入り口に向かって走るのだった。 (第四回) とはいえ、無鉄砲に突っ込むのもよくないと判断した彼らは、決戦前にある程度の準備をすることにした。魔法によりあHPを回復させ、とても快適とは言えない環境ではあったが少しの仮眠をとり、万全の状態で挑むことにしたのである。そして意を決して待機所から出て、エンカウントまでの間に、ポーラは神に祈りを捧げ障壁を張ることができた。ニスモもポーラとは別種の、操霊魔法に属する障壁展開を行おうとしたのだが、不幸にも発動に失敗してしまった。当初は攻撃がなかなか当たらず、泥仕合が予想されたが、ニスモの支援やポーラの回復とレックスとバイク(馬)の2種攻撃、高威力のグラシの剣戟、そして装甲をも貫くフォートレスの弾丸がうまくかみ合ったようだった。魔動機に幾度か攻撃をかわされていたが、着実に魔動機の体力を削っていき、1分経たずして魔動機は沈黙した。 帰路は比較的安全であった。パリス・ノスを連れ、星座の心臓に帰還した一行は、まず彼女に通話のピアスを渡し、依頼主であるネルゴ師に連絡を取った。数分間話をしたのち、彼女はポーラに 「師匠が冒険者たちに替わってほしいって言ってます」 と言われ、ピアスを渡す。ネルゴ師曰く、 「依頼は達成とみなす、君たちに依頼してよかった。彼女はしばらくそちらで療養してもらいたい。代金の支払いと詳細報告は君たちが王都に帰ってきたときで構わないだろうか……そうだ、そちらの支部の代表に代わってもらえるか?」 と。支部長のハンスベルに取次ぐと、二人は電話口でなんことかかわしたようだった。ハンスベルが通話を切ると、以下のような話をしてくれた。 「報酬は、この支部で建て替えて今払うことにしようかと思う。冒険者の懐事情がつらいのは知っている。早く受け取れた方がいいだろう。そちらの女性にはこちらで部屋を与えて療養してもらうことにした。それから、君たちが見つけて来てくれた目録だが、こちらで受け取ってガザトオリコの就労支援に使おうと思っている。確約はできないがその遺跡の奥で何かめぼしいものがあれば君たちに伝えよう」 彼女を閉じ込めた犯人こそ捕まえられなかったものの、一人の女性の命を救ったのである。これは十分たたえられるべき功績だ。その夜、一行は依頼達成祝いとして、酒場で宴会を開くのだった。 ☆第二話「サイレックオードをとぶ」 (第五回) 遺跡からもどって早一週間。一行はハンスベルから宿代を受け取り、ガザトオリコを満喫していた。そのとき、ハンスベルから連絡が入った。曰く、「パリス嬢に依頼して目録の解読を進めていたところだが、起きた盗掘は想像以上に深刻で、中には現在ではかなり需要の高いマナタイト・エンジンと呼ばれるものも含まれていた。可能ならば星座の心臓で対応したかったのだが、残念ながら事件としては小さい。故に君たちに盗掘品の奪還とドワーフの確保をお願いしたい」とのことだった。目撃証言に従い、まずは上ガザトオリコ区へ向かった一行だったが、たしかに件のドワーフ、ムトゥルのものと思しき情報を得る。その後は、団体で行動するよりかは、個人で島々を巡った方が効率よくムトゥルの足を調べられると考え、一人ひとり分かれて行動した。行動法にもいろいろあった。たとえば、ゴンドラは無料で最も利便性の高い乗り物ではあるが、ダイヤはまともに機能しておらず、ガザトオリコとほかの星との間の往復にしか使えない。そのため、グライドウィング、グライドフェザーなどの魔動機、キャルモといった鳥の騎獣をレンタルし空を駆けていた。ポーラは、トリネスにてムトゥルの死体を発見し、ムトゥルがなんらかの魔物に入れ替わられているということを明らかにした。 最終的に、フォートレスがルーペルでムトゥルを目撃する。折よくポーラと合流することができ、しばらくは二人で追跡を行っていたが、追い詰めることまではできなかった。翌日朝になって残りメンバーも合流したのだが、直接戦闘に入るのではなく、しばらくあとをつけていたところ、カーリーヴェリやヨーレンヘイム、ゴクモークへと彼が向かったので追跡した。そしてそこでグラシとレックスが「魔動機の鑑定ができる」と話しかけ...... (第六回) フォートレスが狙い撃つ。するとムトゥルの肉体が膨れ上がり蛮族が姿を現す。かなり素早く動く上に、魔法も使ってくるなど、行ってしまえばいやらしい敵で、苦戦はしたのだがダメージを少しずつ蓄積し、撃破に至った。その後、ポーラが死体を弔い、盗掘品と証拠品を星座の心臓に持って帰ることができた。ハンスベルはその成果に対し、予定通り1000Gの報酬を与えた。これは余談だが、前回の冒険で得た情報から若干の利益が出ているようで、その情報料も得ることができた。こうして、一連の事件は終幕した。はてさて、次に彼らを待ち受けるものとは? ☆第3話「水晶と迷宮案内人」 (第七回) 一行はかつて出会った商人、ガロック・ロアにある仕事を紹介された。というのも、冒険者が集う星カーリーヴェリで鉱石採掘の仕事があるのだという。この情報をもとに、一行はエンデリントにある冒険者ギルド支部 階梯の守護者 に向かった。 案内された依頼は、迷宮案内人ギルドと職人ギルドの合同以来で、カーリーヴェリクオーツを採掘してくるというものだった。見習い迷宮案内人のコディが昇級試験で、職人ギルドからサンドラがくず石と鉱石の判別のため同行することになった。 まず一行を待ち受けていたのはギミックのある扉だったのだが、コディがしっている様式のギミックだったようで、難なく次の部屋へ進むことができた。次の部屋では、先行していたフォートレスが奇妙な石像に触れてしまう。その結果、石像に模していたガーゴイル、ゴースト、ドライコープスと戦闘になってしまう。ニスモはオークにゴーストを攻撃させたのだが、すり抜けてしまった。通常の武器ではゴーストにダメージを通すことができないと知った一行は、魔法支援を載せたうえで殴る事により、この戦闘に勝利した。 しかし、コディの様子は明らかにおかしくなっていた。問いただすと、地図は現状と対応しておらず、おそらくはこの(地図がない)状況で最奥まで行って帰ってくるのが「真の」昇格試験なのだろうと話した。カーリーヴェリクオーツでかなり儲かりそうであったこと、このままでは帰れないことなども重なって、一行は探索 採掘を継続することにした。次の部屋に会ったのは宝箱である。ポーラがかかった罠を解除し、ニスモが続いてオープンすると、そこには魔晶石と鍵が入っていた。引き返しさらに奥へと進むと、そこには泉のようなものがあり、多少の休憩をとることができた。そこからつながる部屋は二つあったのだが、一方は何者かの気配がしてその上鍵がかかっている状況だったので、もう一方へと向かうことにした。そこには魔法陣が配置されており、このパーティの魔法使い三人が術式の読み取りを試みたところ、詳しくは分からなかったが、アイテムに何かを付与する魔法陣だとわかった。鉱石や鍵など様々なものを投げ入れてみた結果、どうやら銀めっきを付与する者のようだった。躊躇しつつもゴーレムに武器を載せて、アイテムを強化した。一部屋戻り鍵穴を開けると、そこにはアンデッドであるファントムとゴーストがいた。いずれも通常の武器ではダメージを与えられない敵であるが、武器に炎属性の魔法を付与したこともあり、着実にダメージを与えていった。ファントムはかなり動きが素早く仕留めるのに時間がかかったのだが、レックス、馬、グラシ、オークの4前衛によりダメージを蓄積していき、最終的には倒すことができた。アンデッド特有の瘴気が部屋を支配していたが、ファントムを倒すと、剣の欠片に集約される形でその気配は消えていった。 帰りは、コディが迷宮の構造を完全に理解できたようで、特に何事もなく入り口まで戻ってくることができた。ここで、今まで、くず石と水晶の区別のみに口をはさんでいたサンドラが、口を開く。「コディ君、よく頑張りましたね。冒険者の方にはばれてしまっているようですが、私はコディ君の試験官を務めるために同行していました。ええ、合格です。これであなたも一人前の迷宮案内人です」と。ポーラをはじめ一行は拍手でその場面を祝福した。「少し色をつけておきますので、このことは周りの冒険者の肩にはご内密にね」とサンドラが付け加えた。 それはそうと、帰ってから報酬を確認したのだが、どうやら取れ高はかなり上場だったらしく、2回分の冒険に相当するような金額を得ることができた。さて、コディという新しい友を得て、一行は次はどこへ向かうのだろうか。 ☆第4話「潜む魔物と空遊少女」 (第八回) 前回の採掘から一週間ほどが経った。彼らはそのままカーリーヴェリにとどまっていたのだが、前回仕事で同行したコディとサンドラから声がかかる。 「ギルドのネットワークで、トリネスの空遊ギルドから『空いている冒険者がいたらこっちによこしてほしい』って連絡を受けたんだけど、みんなって他に予定とかある?」 これといってほかに用事もなく、カーリーヴェリにとどまっている理由もなかった彼らはサイレックオード西方、トリネスの星屑へと向かった。そこでは空遊ギルドの構成員がやって来て、急ぎの仕事を頼みたいと声をかけられた。空遊ギルドの支部では、代表者から声がかかる。曰く、 苔むし岩にペガサスが訪れている。こちらの対処は君たちには手に負えないと思われるので、こちらで対処する予定である。 苔むし岩付近の小さな岩に蛮族が目撃されている。何かうねうねしたものも目撃されている。こちらの対処を頼みたい。 君たちはここら辺に不慣れだろうと思うからサポーターとしてリンジーをつける。戦闘能力はたいして高くないが、自分の身を守るくらいはできる。 とのことだった。一行は、やや報酬には不満があったものの、この依頼を受けることとした。また、空遊ギルドからはグライドフェザーが貸し出された。グライドフェザーを携え、目的地を目指すこととなった。のだが、グライドフェザーは基本的に下降しかできないにもかかわらず、リンジーの指さす先は、斜め上方であった。リンジーによると、 「この時期なら、ちょっとしたコツが分かればいい感じに風に乗れるから、あの星屑まで行けるよ」 とのことだった。もっとも「ちょっとしたコツ」には多分に現地人の勘をふくんでいて、寒暖の差への対応や突然現れる鳥、風に乗るための風読みなど、なかなか難しいものだった。そのため、フォートレス以外は体力を消耗したりけがをしたりしてしまった。かくしてその島にたどり着いた。ひどくさびれており、ほとんどの家屋が廃墟だったのだが一軒だけ最近使われた痕跡があった。幸い、トラップ等は入口にはなく、中を探索することができた。ニスモとグラシはいくつか棚を調べてことで、イフリートの髭と魔晶石を手に入れた。ポーラは、床をよく観察した結果、地下への扉がある事が分かった。その先は狭いトンネル状になっていて、グラシが先頭、レックスとゴーレム(ロームパペットにアップグレード済)がしんがりとなって進んだ。途中で矢を射出するタイプの罠や落石などがあったのだが、そこまで被害は大きくなかった。 トンネルを抜けた先は岩の反対側になっていて、小規模な林が広がっていた。そこにいたのは、数体の蛮族と1体の植物、おそらくは証言にあった「うねうねしたもの」、だった。事前の情報もあったので魔物の情報を抜くことができた。炎属性を弱点に持つブラッディ―ペタルであった。ニスモが真っ先にファイアウェポンをかけて、前衛組に炎属性を付与し攻撃を繰り返した。また、後衛職のフォートレスも、属性を操る弾丸を作ることができるため、着実に弱点を削っていった。部位数の多い敵であったが、ゴーレムの活躍もあり、数十秒で決着はついた。残りの蛮族は一行よりやや弱い蛮族で、その掃討にはたいして時間はかからなかった。 戦闘後、フォートレスが剥ぎ取りをしている間に、残りの5人で軽く周囲を探索していたのだが、紙束が見つかった。それは雑に殴り書きされていて、一行の中では読める者はいなかった。空遊ギルドに戻ると、職員の一人がそれを読み解く。どうやら汎用蛮族語で書かれていたようだ。それは指令書のようで、内容は「レアマナタイトを採掘せよ」というものだった。星屑各地の地図も同封されており、他の無人の星屑でも同様の採掘がおこなわれていることが想像できた。 はたして、次に待ち受けるものとは。 ☆第5話「灼熱の星と幻獣の意志」 (第九回) 彼らが空遊ギルドにもたらした情報は衝撃を与えていた。おそらく大規模な蛮族の集団が結成しているのだと予測できたからだ。かたや、もう一つの情報ももたらされた。ギルドのドアを元気よくくぐる少女、「雛姫」ヴィヴィは滞在していたペガサスとの意思疎通に成功したのだという。曰く、ペガサスは身重で、出産と子育てのための養育地として星屑の一つを借り受けたいとのことだった。 二つの情報でしばらくはてんやわんやしていたのだが、数時間後、 「ここにいる冒険者は会議室に集合してほしい」 との連絡が入った。ギルドの代表によれば、二つの事案に積極的に対処していくべきであり、ここにいる冒険者を星々に送り、蛮族を一斉に掃討すべきとのことだった。しかし、問題は星々の位置である。一行が入手した地図によれば、快適な星に限らず、灼熱である「炎の極星」の近くにすら蛮族が潜んでいるとのことだった。一行が配置されたのは、極星の最近接でこそないものの、かなり猛暑の星の一つだった。 「決行は明日。それまでに各員準備をお願いする」 との号令のもと、いくつか物品を買い足すなどして、備えることができた。 あくる日、その星に向かうことになった。その星は前回訪れた星ほど高空にあるものではないのだが、だいたい同じくらいの高さで距離も離れているとのことで、かなりの運転技術が要求された。その結果ポーラ以外は若干の傷を受けてしまった。 星につくと、何か行動するたびに熱が体を傷つけた。サーマルマントを装備していたニスモとドワーフのグラシ以外にはかなり痛い状況ではあった。奥の方に蛮族の気配を感じ向かうことになったのだが、どうやら蛮族によると思わしき妨害の跡がいくつかあった。まず、崖を下りねばならなかったが、機転を利かせたポーラの発案により、グラシが先に降りてロープを結ぼうという話になった。グラシは重武装なこともあり、バランスをくずして落ちてしまったが、しっかりと受け身を取ることができ怪我にはいたらなかった。グラシが一端を、崖上でもう一端を結び、一行は無事に通過できた。その後待ち構えていたのは、石を積み上げたバリケードだった。かなり固く攻撃の通りは悪かったのだが、新調したゴーレムの連撃や、レックスの弱点を突く刺突、グラシの大振りな打撃により、数十秒で破壊することができた。 その先では、4体の蛮族と謎の装置が待ち構えていた。蛮族の片方は純粋なパワーファイターとして知られるボルグヘビーアームであり、もう片方は魔動機術の使い手のアンドロスコーピオンだった。謎の装置についても、そのダルクレムの意匠から、マナタイトを用いて敵方を強化するためのものなのだろうとおおよそ見当がついた。 ボルグヘビーアームは、防御を捨てたかなり大ぶりな攻撃を連発しており、一時はレックスの馬を気絶直前まで追い込んだが、その姿勢がゆえに隙が多く、前衛組の連撃に長くは耐えられず、倒れ伏した。途中で飛行型蛮族が紛れ込む事態が発生したのだが、近くの島々を飛び回っていたリンジーがそれを引き付け、空中戦に持ち込んだ。アンドロスコーピオンは、途中まで謎の装置のチューニングを行っていたのだが、ボルグヘビーアームが倒れたのを見ると攻撃に専念し、何人かに大きな痛手を与えた。レックスがとどめを刺そうと一撃を放ったのだが、それはまるで明後日の方をついてしまった。いや、正確にはそのはずだった。彼は運命を変転し、正確にアンドロスコーピオンを刺し穿つ。その一撃で倒しきれこそしなかったものの、つづくグラシとゴーレムの連撃でついには活動を停止した。 剥ぎ取りを終えたのち、一行は装置をかかえ空遊ギルドへと戻った。職員もまた、詳しく調べるまではその装置がなんであるのかは理解できなかったようだが、この装置の奪取も追加報酬に計上されることになった。報酬の受け取りを済ませ、一行が帰ろうとしたところでリンジーが声をかける。 「みんなはこの後どうするの?」 考えていなかったものも、考えすぎていたものもいたことだろう。しかし、答える者はいなかった。彼らにしかわからない悩みというものもあるのだろう。そんな様子を察してか、リンジーが続けた。 「みんないろいろ考えてることがありそうね。でも、また空を舞いたくなったら、こっちに来てよ!」 空遊ギルドで、だれよりも空をを楽しむ少女は、いつでも彼らを歓迎するだろう。 数日後、彼らはガザトオリコの星座の心臓に呼び出されていた。支部長のハンスベル・ラフィンは、 「パリス嬢の体調もだいぶ回復したようだ。君たちがこの後どうする予定なのかは知らないが、彼女を連れて、一度この国の王都に戻るのもいいだろう。ああ、そうだ。支部長のリードから、返済期限がそろそろだと連絡が入っていたぞ」 といった。一行はそれに同意して、また戻ってくるつもりのある者もいたが、いったんは王都に戻ることとなった。 王都では、支部長のリードと、初めての任務の時の依頼者であるネルゴ師が出迎えた。師弟は再開を喜び、しばらくの休暇ののちに、もとの師弟に戻る事だろう。リードも、彼らの無事の帰還を喜んだ。借金の徴収を終えた後、リードがこういった。 「せっかくの帰還ですので、今日の飲み代は店で持つことにしましょう」 飲んで、騒いで、語って。そうして夜は明けていく。サイレックオードという一つの巨大な冒険に一つの幕を下ろした彼らの、進む先と待ち受ける冒険は定かではない。 どうか、彼ら五人の行く先に、剣の御加護があらんことを。 Fin. キャラクター紹介 PC一覧 +... [部分編集] レックス PL名: 種族: 年齢: 性別: 主な技能: 設定等: [部分編集] グラシ PL名:デラウェア 種族:ドワーフ 年齢:21 性別:男 主な技能:ファイター・レンジャー 設定等:人見知りな性格であったが、仲間たちとの冒険を経て立派な冒険者となった。彼の冒険はこれからも続くであろう。薬を飲ませるのがやけに上手い。 [部分編集] ポーラ PL名: 種族: 年齢: 性別: 主な技能: 設定等: [部分編集] フォートレス PL名:推進課 種族:ナイトメア 年齢:16歳 性別男 主な技能:マギテック シューター 設定等:産まれた瞬間忌み子として扱われ山奥に捨てられるが、隠棲していた高名な学者に拾われて弟子として育てられる。9歳の時に育て親である師匠と魔動機文明の痕跡を調査していたが、その際に一緒に奈落の魔域に落ちてしまい一人だけ生還する。その後師匠の研究の跡を継ぐが、師匠の研究内容を狙って刺客が来るようになり、共同研究者の友人からどこかに身を隠すことを勧められて冒険者となる。複雑な出自のせいか人間よりも蛮族に近い思考スタイルが垣間見えることも [部分編集] ニスモ PL名:たまねぎ 種族:レプラカーン 年齢: 性別:男 主な技能:ゴーレムこそ至高 設定等: NPC一覧 +... [部分編集] リード ハールーン魔術研究王国王都に存在するある冒険者ギルド支部の支部長。元冒険者でかなりの腕利きである。 ネルゴ・アランゾ 54歳人間男性。真語魔法・操霊魔法を習得し、今は後発の育成に励んでいる魔術師。彼や彼の私塾はかなり評判がいいようである。元冒険者で穏やかな性格。パリス・ノス捜索依頼の依頼人である。 パリス・ノス 55歳ドワーフ女性。真語魔法を学んでいる見習いの魔術師。行方不明。 →魔動機文明時代の遺跡で、衰弱した状態で発見。 ガロック・ロア 第137支道区で万屋を営んでいる人間の男性。 ムトゥル パリスに同行していた黒髪黒ひげのドワーフの男性。行方不明。 →入れ替わりが発覚。本人は死亡 ハンスベル・ラフィン 冒険者ギルド支部「星座の心臓」支部長。冒険者ギルド支部の形をとっているが、実質的にはガザトオリコの警察・治安維持組織である。 コディ リカントの少年。迷宮案内人ギルドの見習いをしており、先日冒険者とともに昇格試験に挑んだ。無事合格し、見習いから一人前の迷宮案内人となった。 サンドラ カーリーヴェリクォーツを鑑定するために派遣された、職人ギルドの職人である。 ......というのは嘘で、実は迷宮案内人ギルドから派遣された、コディの昇級試験の試験官であった。 リンジー 人間の少女。空遊ギルドの職員で、空を飛ぶのを何より愛する自由人。多少の戦闘能力は持っており、冒険者たちの星屑の調査に同行した。魔動機型騎獣の扱いに関しては天才的なのだが、あまり自覚はなく、風に乗ることも慣れれば簡単だよと言ってのける。 キーワード一覧 +... [部分編集] スケジュール [部分編集] いずれも木曜日19 30~22 00 4/29:顔合わせ 初回説明 キャラメイク 5/6:キャラ紹介 第一話「ガザトオリコに消える」 5/13:第一話「ガザトオリコに消える」 5/20:第一話「ガザトオリコに消える」 5/27:第一話「ガザトオリコに消える」 キャラ成長 6/3:中間テスト近くにつきお休み 6/10:第二話「サイレックオードを飛ぶ」 6/17:第二話「サイレックオードを飛ぶ」 6/24:第三話「水晶と迷宮案内人」 7/1:第四話「潜む魔物と空遊少女」 7/8:第五話「灼熱の星と幻獣の意志」 名前 コメント
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登録日:2018/06/12 (火) 23 55 30 更新日:2024/04/05 Fri 22 07 01NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 ヒンドゥー教 仏教 宗教 桂歌丸 死 火 火葬 火葬場 炎 笑点 葬儀 葬式 骨壷 火葬とは、亡くなった人の遺体を焼く儀式である。 ◆なんで火葬するの? 現代日本では99%(*1)の人が死後火葬されているが、考えてみるとなかなか不思議な習慣である。 一般的に「死体を破壊する」のは忌避される行為である。 死体をナイフで切り刻んだり、硫酸に漬け込んで骨だけにしたりする人物が居たら、日本社会はそれを「鬼畜の外道」と呼ぶであろう。 というか、人の死体を粗末に扱えば「死体損壊」や「死体遺棄」の罪でバッチリ刑罰が下る。 だが、正規の手順を踏んだうえで、燃やして骨だけにするのは何の問題もないとされる。 それどころか、死体を燃やしたくないと言えば奇矯の目を向けられるのである。 そもそも、世界的に見れば実は火葬は一般的な習慣ではない。 古代エジプト人がミイラを作ったように、「復活の日のために、死体は残さなければならない」という生死観の宗教が多いためである。 下記のように、火葬する宗教のほうが少数派である。 ■仏教:釈迦が死後火葬されたので、火葬推奨。(*2) ■ヒンドゥー教:仏教の影響を受けているため火葬推奨。火葬することでそれまでの肉体への未練を断ち切り、成仏を促すという意味がある。遺灰は母なるガンジス川に流すことが多いが、妊婦、赤ん坊、蛇に噛まれて死んだ人は火葬せずにそのまま水葬する。 ■キリスト教:アルマゲドンの後にすべての死者は復活するとされているため、死体を損壊させる火葬は忌避される。 ■イスラム教:キリスト教と同様の理由で火葬ダメ絶対。コーランにもそう書かれている(*3)。 しかし日本には土葬できる墓地がほとんどなく、国内10万人のイスラム教徒にとって墓地の確保は文字通り死活問題となっている。 ムスリムが土葬できる墓地はかつては国内にたった2ヶ所しかなかったが、最近は国際化に伴い徐々に増えてきた。しまいには大分県のキリスト教会がイスラム教徒に向け区画を解放する事態にまでなっている。 ■ユダヤ教:本来火葬は忌避すべき。ただしラビという宗教指導者が許可した場合は火葬してもいい。 ■儒教:夏侯惇が自身の目玉を喰らったエピソードなどからも分かる通り、「親からもらった肉体を傷つけるなんてとんでもない!」という思想。もちろん火葬禁止。(*4) ■神道:仏教&火葬が伝わる前からの教えなので、土葬…だった(*5)。現在では火葬が一般化したので、神式の葬儀でも火葬を行う。 ■ゾロアスター教:火は善の根源である光そのものであるため不浄の死体に触れさせるなど以ての外。火葬禁止。ついでに自然のものは全て神聖なので土葬も水葬も禁止。遺体は鳥に食べさせる鳥葬で処理され、残った骨は風化させる。 しかし現代では、(イスラム教国を除く)多くの国で急速に火葬が増加する傾向にある。 宗教の影響力が希薄になりつつある事もあるが、それ以上にどこの国でも都市化によって土葬する土地が不足しているという側面が大きい。 50kg以上の有機物を土の中に入れて腐敗させるというのは衛生的にも問題であり、かつては土葬された死体によって井戸水が汚染される事もあったようだ。 また場合によっては犯罪による死体遺棄なのか葬式を終えた遺体なのか区別が付け辛くなるという事も有る ただし、現代の先進国では土葬の際「エンバーミング」という措置で内蔵などを取り除き、十分防腐措置を施してから埋葬するのが一般的である。 が、そんな事を言っていられない事態が発生した。2019~2020年の新型コロナウイルスのパンデミックである。 感染病で死亡した遺体は当然ウイルスに汚染されているため、そのまま埋めることには衛生上多大なる問題がある。 というかイタリアなどの欧州の一部では、あまりにも短い期間に大量の死者が出たために埋葬用の土地が不足し、軍用トラックに大量の遺体を積み込んで輸送し国内の別の場所に埋めるという事態に。 そんな事態に、中国は新型コロナウイルスで死亡した場合は火葬を義務付け、欧州などの諸外国もそれに倣うことに。…が、今度は火葬場そのものの数が足りず処理が追いつかないという状況が発生してしまった。 上記のイスラム教やユダヤ教も変化をせざるを得ず、ユダヤ教正統派のラビであるケネス・ブランダー氏が「伝統よりもウイルスとの戦いが重要だ」と発表するに至った(*6)。 「特殊な事態を特殊なルールで対応する」というわけだが、伝統を変えざるを得ないほどの事態であると言えよう。 当然ながら火葬用の棺は燃えやすく作られているため、日本の葬儀に参列して棺が質素なことにカルチャーショックを受ける外国人も多いとか…… ◆日本における火葬 我が国には火葬は当時最先端の教えであった仏教と共に伝わり、「ナウい宗教のイケてる葬儀」としてもっぱら上流階級に普及した。 古くは持統天皇が火葬された記録が残っている。 しかし、一般庶民には火葬はほとんど普及せず、もっぱら土葬か風葬(*7)が行われていた。 人体という水分の多いモノを燃やす火葬には大量の燃料が必要であり、当時の生活必需品だった薪代が馬鹿にならなかったためである。 明治時代に入ると廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)運動(*8)の一環として火葬禁止令が出されたが、案の定都市部の墓地があっという間に不足した事や後述する伝染病関連で、わずか1年で撤回された。 その後は公営の火葬場が続々と建設されるなどむしろ火葬を推奨する方向へ政策を転換し、火葬に必要なコストが低下。 現在では法的に義務化されているわけではないにもかかわらず、ほとんどの遺族が火葬を行う状態となった。 このため、多くの国が「復活の日に備えて遺体を残すことに執着する」か、「形を残すことに執着せず火葬で灰にしてしまう」かの二つに分かれるのに対し、 「速やかに遺体を火葬するが、骨だけには執着し残そうとする」という独特の風習を産むことになった。 宗教的なこだわりが異常に低い事に加え、土葬を受け入れてくれる霊園がほぼ皆無なため、世界で一番火葬率の高い国とも言われている(*9)。 更に長い火葬の歴史と異様に高い普及率から世界一火葬技術が高い国とも言われており、 有機物を見事に焼き払いながら骨だけを人体模型のごとくきれいに残すことが可能である。無論炉士さんの経験がものを言うので失敗して残らないと言うケースもあるにはある。 なお現状の国内法では死亡後、24時間以内は火葬・土葬をしてはいけないと決められている。 理由?早すぎた火葬案件になったら大変だからだよ! 例外として、一類(*10)・二類(*11)・三類感染症(*12)、新型コロナウイルス(COVID-19)に罹患した状態で亡くなった人や妊娠7ヶ月に満たない死産の遺体は死後24時間以内の火葬が許される(強制ではなく、あくまで遺族の希望による)。 ちなみに余談であるが、病気や事故により人体の一部を切断した場合もその部分の火葬は可能である(通常は医療廃棄物として焼却)。 前述の通り現在の日本では火葬以外の方法が取られることは滅多に無いのだが、例外も存在する。 東北地方太平洋沖地震の際には1万を超える死者が発生して火葬場が全く足らない状況に陥ってしまったため、一時的な仮土葬が行われている。 その数は2000人とされ作業は自衛隊が行い、場所は使われなくなった山の牧草地などが選ばれた。 物流が乱れていることもあって遺体を腐らせない為のドライアイス等も不足しており、やむを得ない措置だったとされる。火葬場に余裕が出来しだい掘り戻されて改めて火葬が行われた。 ◆火葬の流れ 死亡届を役所に提出すると、火葬許可証が交付される。そして自宅あるいは斎場で葬儀を終えた後、遺体を霊柩車に乗せて火葬場へ運び、そこで最後のお別れを行う。 お別れが終わると火葬許可証を渡し、遺体の入った棺を火葬場の炉へ入れ、係員の操作によって点火される。 遺体が完全に骨になるまでおよそ1時間~1時間半程度(体脂肪が多い場合3~4時間掛かるケースも)かかるため、その間は控室で遺族・参列者は待つこととなる。 骨化が完了した遺体は拾骨室と呼ばれる部屋に運ばれ、ここでお骨上げを行う。骨上げされた遺骨は骨壷に入れられ、納骨堂・墓などに収蔵される(なお火葬許可証は火葬終了後埋葬許可証となるので、納骨堂・墓地の管理組者に渡す必要がある(*13))。 お骨上げをする時は仏式・神式であれば足から順番に入れていき、最後に喉仏(*14)を収める。 喉仏を収めた後、骨壷に蓋をし、桐箱に入れて布で包む。この状態で墓が出来上がるか、共同墓地、納骨堂の準備が整うまで自宅で保管する。 墓の準備が整うと骨壷から骨を取り出して墓へ入れる。骨壷は再利用することはないため、砕いて自治体が指定する方法で処分する。墓によっては骨壷のまま遺骨を墓に収める。 喉仏を最後に収めるのは仏教の風習で、骨の形が仏様が座禅を組んでいる姿に似ており、魂が宿ると考えられているからである。 骨上げをする時には1組の箸を2人で持ち、骨を挟んで骨壷へ収める。 これは日常生活で行わない動作を入れることで人が亡くなるという悲しみが相次がないようにするためとされる。 このため、箸の作法として同じものを二人で掴む「二人箸」は骨上げを連想させるためタブーとされている。 骨上げする時、主要な骨だけを収めるのは西日本が中心。逆に東日本は全ての骨を収める。 この関係で骨壷のサイズが東日本のほうが大きくなっている。ちなみに拾骨されなかった骨は斎場内の慰霊墳墓か、共同墓地で合葬される。 この骨壷というモノは、初めて見ると予想以上に小さくて驚かされる。 どんなに巨漢でも、手のつけのようのない暴れん坊でも、多くの人に愛された名優でも、死んで焼かれてしまえば小さな骨壷で持ち運びできるレベルにまで小さくなる。 一種の虚無感を覚える人も居るのではないだろうか。 ◆火葬場について 火葬は火葬場で行われる。現代的な火葬場には 炉前ホール 火葬炉 遺族・参列者控室 が少なくとも存在し、大規模なものになると通夜・葬儀まで行えるよう式場・霊安室を設ける例もある。 火葬炉には台車式とロストル式があり、台車式は棺を載せた耐火台車ごと焼く物。ロストル式は金属棒で作られた格子の上に棺を載せて焼く物。 台車式は骨化まで時間がかかるものの、遺骨が人体模型のようにきれいに残るため遺骨を大切にする風習の強い地域、火葬件数の少ない地方では特に好まれる。 ロストル式は骨化までの時間は短いものの、焼却が進むに連れて骨が落ちていってしまうため位置関係がばらばらになってしまう。 遺骨にこだわらない風習の強い地域、火葬件数が多い都市部ではこのタイプが主流。例えば京都市の中央斎場や東京都の臨海斎場がロストル式である。 また、現在では身長200m・幅65cm級の特大棺用巨人炉が整備されている所も多い(*15)。 かつて火葬場と言えば高い煙突が立っており、火葬を行う日には煙が昇るというのがある種定番の風景であった(*16)。 しかし主流として使われていたA重油から灯油を経てLPGガス・都市ガスへの燃料の変更、そしてガス再燃焼技術などの進歩で高い煙突を必要としなくなったのと、火葬場が周辺住民に忌避される傾向にあることから美術館やホテルなどを思わせるデザインがされるようになり、高い煙突を持つ火葬場が減少した。それでもやはり近くに火葬場があると地価が下がるだけでなく色々と忌避される(いわゆるNIMBY(*17))原因になる為、新設にはかなりハードルが高く統廃合されるケースも多い。無論火葬場が無い市町村もかなり多い為、隣接の市町村に委託した結果名古屋市(*18)のように逆に件数が多すぎて新設したケースもある。 火葬場の多くは一部事務組合を含む公営ではあるが、土日祝日でも対応している。民営は言わずもがな(*19)。 ただし公営・民営問わず友引の日は休業としていることが多い。友引に葬儀を行うのを避ける風潮が日本では強いためである。あと正月三が日も休業のことが多い。 旧式の火葬場は墓地の一角で野焼きをするかのように薪を積んでそこに棺を置いて焼く物や、焼却炉と同じように耐火レンガを積んだ炉を作ってそこで焼いていた。こうした炉は現在大阪府堺市のみではあるが、きちんと許可をとって正式な火葬場として運用されているものが1カ所存在する(*20)。 ◆火葬時の注意 火葬の前に棺に副葬品を入れることも多いだろう。 基本的にきれいに焼失するものであれば副葬品として入れることは出来るのだが、 合成樹脂などダイオキシンを発生させる可能性の高いもの(*21)、お金、分厚い本は入れることが出来ない。 あの世にカネは持っていけないのだ。いいね? その他、生きている人が映っている写真も入れないよう指導される。 この副葬品によって焼き上がった後の骨に色がつくことがある。・・・と考えられていたが、実際は遺体内部に残っていたカルシウム、カリウムなどが原因らしい。 また生前心臓ペースメーカーを入れている人が亡くなった時は事前に斎場や葬儀社の職員に伝えなければならない。 これはペースメーカーの作動に使う電池が焼かれた時に破裂し、破片が炉の覗き窓を破損させる危険があり、最悪炉を管理する職員が怪我をする可能性があること、炉の内部の耐火煉瓦等が傷みやすくなるため。 極端な肥満体型の人を火葬する時には火災のリスクが発生する。 これは溶け出した脂肪が炉から漏れ、それに火が燃え移ってしまうことがあるため。 ちょっと調べた範囲では2012年4月にオーストリア・グラーツで巨体が通気口を塞ぎさらに脂で過熱し過ぎて全焼する事故があり、2014年10月アメリカ・バージニア州で363㎏の遺体を火葬していた際にやはり脂で煙突のラバー部から出火(幸い炉廻りだけですんだそうな)事例が確認されている。 なお、大抵火葬場が所在する市町村外で火葬する場合、火葬料金が市町村民より割高になりがちである(だいたい2倍~2.5倍)。 ◆ペットの火葬 かつてはペットのための葬儀社というのは皆無に等しかったが、 ペットも家族と考える人が増えたため今は全国各地にペットのための葬儀社が設立されている。 ペットは多くの場合土葬されるが、中には人間同様火葬して骨上げを行い…という流れを取ることもある。 ペット用の火葬炉は人間ほど大きくないため、移動火葬車としてトラックに火葬炉を載せたものが使われることもある(*22)。 斎場によってはペット用炉を完備してるところもちらほらある。 ◆その他、火葬いろいろ 火葬・骨上げ後に残った灰は「残骨灰」もしくは「焼骨灰」と呼ばれるが、これには金歯や銀歯、人工関節などの医療器具に由来する貴金属が含まれており、現代の技術であればこれらを抽出・回収可能である。このため、近年全国で廃棄物処理業者による「焼却灰」の争奪戦が発生しており、入札の結果1円で灰の処理を引き受ける業者も現れている。自治体によっては灰を有価物として売却する方向に改めており、大都市では年間数千万円の売却益が出るとのこと。逆に京都市では灰の永久保管施設を建設、盗掘を防ぐためにその場所は秘密とされている(*23)。 外国だと骨をそのまま収めるという文化がないためか、骨は砕いて粉末状にし、故人の趣味や生前の仕事などを象徴する形状の骨壷に入れたり、故人が希望した土地に散骨したり、死者を忘れないという意味を込めてペンダントやメモリアルストーンにしたり、変わったところではフリスビーにしたりコントの小道具にしたりと、様々なサービスが提供されている。日本でも少数だが、このように骨を粉末状に加工することがある。 桂歌丸が笑点に出演していた頃は、三遊亭楽太郎(現:六代目三遊亭円楽)が「(ガイコツ染みた外見の歌丸を)火葬する」旨のネタで歌丸をイジっては座布団を没収されるのが恒例の光景であった。一例:倍賞千恵子の「春の唄」の問題で楽太郎「♪ランランラン 歌丸師匠を車に積んで」圓楽「どこ行くの?」楽太郎「火葬場」こん平「あ゛ーっ!やっぱり!」歌丸「(怒って楽太郎の席から座布団を毟り取り山田に引き渡す)」2016年3月6日に歌丸ジェノサイド(*24)を発動させるきっかけになった答えも、火葬場から煙が立ち上る光景をネタにしたものである。※「両隣と指を差しながら一言」という問題で、全員で指を差し「煙が上がってる」と言う→円楽「灰になっちゃったんだね」ちなみに、これが最終回より前に行われた最期最後の歌丸ジェノサイドとなった。 遺灰をダイヤモンドに加工するというサービスが存在する。遺灰と言えど炭素には違いないため、膨大な圧力をかければダイヤに加工できるのである。常に肌身離さず持ち歩く事ができる=故人と共にあり続ける事ができる、墓地が不要であるなどの特長があり、新たな形の供養として人気を集めつつある。値段はサイズにもよるが概ね数十万円~数百万円、制作には数ヶ月を要する。注意点として、ダイヤとなった遺灰から個人情報は検出できないため、本当にそのダイヤが故人由来であるかは証明できない。サービス屋との信頼関係が全てである。 火葬は伝染病の拡散への有効な対抗措置といわれている。伝染病により死亡した遺体からも病原菌が拡散しうるため、土葬だと土壌や井戸水の汚染、空気感染のリスクが残るが、火葬すればそれらのリスクはほぼなくなる。事実日本の明治初期は火葬は禁止とされていたがコレラの大流行の際に火葬が解禁され、伝染病死者の場合は火葬を義務化する「伝染病予防法」が明治30年に施行されて以降、日本でのパンデミックは減少の傾向にある。 緩い時代には火葬中の炉の中を遺族に見せることもあった。今も宗派によっては遺族に火葬中の炉の様子を見せることがごく一部だがある模様。 ◆フィクションにおける火葬 ・神楽坂明日菜(魔法先生ネギま!) 本作のメインヒロイン。 原作では生きているのに、アニメでは死亡し火葬されてしまった事で物議を呼んだ。 当時の反応としては「死んだ」ことより「火葬された」事の方が物議の中心となっており、火葬という行為の文化的な特殊性がうかがえる。 ・クリリン他(ドラゴンボール(DRAGON BALL)) ピッコロ大魔王編において、ドラゴンボールで死者を復活させる見込みが立った際、悟空が「みんなの死体燃やしちゃダメだぞーーっ!」とクギを刺すシーンがある(*25)。 どうやらこの世界では火葬は一般的なようだが、ボラやベジータのように土葬されてドラゴンボールで復活した例もある。 もっとも、後々クリリンが木っ端微塵になった時や飴玉になった人もちゃんと復活しているため、悟空の心配は杞憂だったのではないかと思われる。 まあ、ポルンガがサービス精神高過ぎなのかもしれないが。 Magic the Gathering Incinerate / 火葬 (1)(赤) インスタント クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。 火葬はそれに3点のダメージを与える。 これによりダメージを与えられたクリーチャーは、このターン再生できない。 かなり優秀な単体火力。だが生きてるヤツしか対象にできないので、これは一般的に火炙りというのではないだろうか? 大体《稲妻/LightningBolt》の代わりにこれで焼きたいクリーチャーは主にゾンビなので生きてるかどうかは謎ではあるけど。 まあIncinerateには単に「焼却」という意味もあるので、この辺は訳語選択の妙かもしれない。 なお「死体焼却」というカードは別に存在し、下記の遊戯王の「大火葬」と似た効果を持っている。 遊戯王オフィシャルカードゲーム 《大火葬/Big Burn》 通常罠 相手が墓地のモンスターを対象にするカードを発動した時に発動する事ができる。 お互いの墓地のモンスターを全てゲームから除外する。 死者を火葬してゾンビとして蘇らないようにするという、モチーフどおりの効果。 聖帝サウザー(北斗の拳 イチゴ味) 悪ふざけでシュウ様のところに食料の箱に隠れて行ったらそのまま火葬にされた。 なお本人は大火傷をしたようだがアロエであっさり回復したもよう。 METAL GEAR SOLID V THE PHANTOM PAIN メインストーリー終盤のミッション、死してなおも輝くの最後のムービーにて。 主人公スネークの率いる武装集団ダイアモンド・ドッグス内部の裏切り者により、 拠点内で凶悪な致死性の寄生虫『声帯虫』が蔓延、多数の犠牲者が出てしまう。 寄生虫に感染していた事で水葬が出来ない隊員達は、特別措置として火葬に処される事となった。 その後、残った遺灰はスネークに意向によりダイヤモンドに加工され、「永遠に仲間と共にあり続ける」事となる。 このエピソードはMGSV TPPの最大の名シーンとして名高い。 STAR WARS ジェダイの葬儀としては一般的な方法。作中ではクワイ=ガン・ジンとダース・ベイダー(アナキン・スカイウォーカー)が火葬されている。 ・仮面ライダーV3(仮面ライダーV3) イカファイヤーらによって火葬場で火葬にされそうになったことがある。 だからどうしてこの手の作品で火葬といったら火あぶりなのか しかし間一髪で脱出し、かの有名な高さ50以上の煙突の上に命綱無しで立つシーンに繋がる。 ・仮面ライダーストロンガー/電波人間タックル(仮面ライダーストロンガー) こちらも奇械人ハゲタカンによって火葬場で火葬にされそうになったことがある。 ストロンガーは自身の体を原子レベルで分解して拘束から抜け出し、タックル共々脱出した。 ・ポルポ(ジョジョの奇妙な冒険 Part5 黄金の風) 刑務所の監獄内で拳銃自殺(実際はジョルノ・ジョバァーナがスタンドの力で間接的に殺害している)し、直接的な描写はないものの、火葬されている。 なお、暗殺チームのホルマジオ曰く「ポルポの巨体故に葬儀屋が火葬するのに苦労した」らしい。 ちなみに現実では極端な肥満体の人間はライオンやゾウといった大型動物用の特殊な火葬場で処置されることになる。 ・クリーナーズ(The Division) 「汚物は消毒」を地で行く武装組織。 彼らは今日も自作の火炎放射器を手に、伝染病で亡くなった人々の遺体や感染者を焼き払う。 ・はだしのゲン 時代と舞台背景が背景だけに、火葬のシーンが非常に多く出てくる。 名前もわからぬ多数の原爆での死者、朴さんの父親、政治さんなどなど… 特にゲンの母の骨すら残らなかったシーンのゲンの叫びは心をえぐるものがある。 なおゲン自身、ピカの投下された後の市内をさ迷っているうちに体力が尽きて倒れてしまった際に 放射能で死んだ「やけにきれいな死体」と間違われて焼き殺されそうになった。 大魔王バーン(ドラゴンクエスト ダイの大冒険) 離反したかつての部下の遺体を、その実子の目の前で焼き払った。 しかも「火葬より土葬の方がお好みだったかな?」などと神経を逆撫でする言い方をしてくる。 これでも本人にとっては「相手が強者なので敬意を払っていた」つもりらしい。 また部下であるキルバーンの使う術技の一つに「バーニングクリメイション」というものがあるがクリメイションとは火葬を意味する。よって「バーニングクリメイション」は「燃える火葬」という少し不自然な語になってしまう。 ゲッターロボ(ゲッターロボG(アニメ版)) アニメ『ゲッターロボ』最終話で無敵戦艦ダイの攻撃でゲットマシンが三機とも爆発炎上、ダイは巴武蔵の特攻により撃破され、 大破したゲッターは『G』第一話の武蔵の葬儀に合わせ、わざわざゲッター1に合体させて火葬された。 骨上げを経験したことのある人は追記・修正を。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 生きてるおばけは生きていた -- 名無しさん (2018-06-13 00 54 35) バイオとかのゾンビ物だと、火葬しないために死者がよみがえるみたいな展開が生まれる、とかが多い印象 -- 名無しさん (2018-06-13 05 00 53) ミステリーとかで証拠隠滅のために火葬にしたがる展開よくあるけど実際火葬でどこまで証拠消せるのか -- 名無しさん (2018-06-13 06 50 07) ↑ 大事な情報を入手できる肉体の大半がなくなるから、大抵の証拠はなくなるだろう。残った骨も高熱で劣化してるから期待薄だし… -- 名無しさん (2018-06-13 07 46 58) 遺灰を人工ダイヤにするサービスも火葬の一種と言えるのかな -- 名無しさん (2018-06-13 07 52 23) 火葬後の骨が幼児期怖くて怖くてやばかったのが今でも記憶に残ってる -- 名無しさん (2018-06-13 08 32 08) なるほどタイミングよく炉の中にニッケルとかを放り込めば黄金バット製作も夢ではないな>この副葬品によって焼き上がった後の骨に色がつくことがある -- 名無しさん (2018-06-13 09 06 22) (1)(赤)対象のプレイヤーかクリーチャーかプレインズウォーカーに3点のダメージを与える。これによりダメージを与えられたクリーチャーはこのターン再生できない -- 名無しさん (2018-06-13 09 46 15) 骨壷に納まりきらない骨はバリバリ押し込まれるってのはよく聞く話。いや、わかっちゃいるけどさ。もうちょっとこう・・・。 -- 名無しさん (2018-06-13 10 16 12) この風習のおかげで、日本のアンデッドの認識は、幽霊系>骨系>ゾンビ系に -- 名無しさん (2018-06-13 10 31 24) これを見た後だとお墓が怖くなくなる。土の下にはあるのはアレだけなんだって。 -- 名無しさん (2018-06-13 11 09 40) しかし宗教に限れば日本って本当に異常だよな。基本的に国民のほとんどは仏教徒で間違いないのに他の宗教に対しての敷居が低く、かつ仏教からすら一線を引いて生活してる。倫理形成も独特だし -- 名無しさん (2018-06-13 14 13 53) 最近多い共同墓は骨壺ごと収めることが多いね。住職さんが骨壺に入るなら生前の愛用品入れていいですよって言ってくれたおかげで火葬できなかった愛用の眼鏡と腕時計を一緒に入れて収められた。 -- 名無しさん (2018-06-13 17 05 32) チベットだと環境の関係で火葬ができないから鳥葬が一般的なんだよね -- 名無しさん (2018-06-13 18 02 32) ↑12、11 ドラマのアンナチュラルではアメリカで土葬されていた被害者遺体から犯人のDNAを取り出して逮捕にこぎつけた話があったなあ。火葬は皮膚や内蔵が消滅して骨もバラバラだし、逆に火葬しても残る痕跡ってなんだろう。可能性ありそうなのは薬物反応くらい? -- 名無しさん (2018-06-13 18 13 41) ダース・ベイダーの火葬は印象的だった。アナキンが肉体を失いフォースと共になって、調和がもたらされ、文字通り宇宙規模の戦いに終止符が打たれた。なお30年後 -- 名無しさん (2018-06-13 18 59 56) 火葬後の棺の裏に爪痕が…みたいな話聞くたび火葬怖く感じる、実際は火で焼けた遺体の骨とかで傷つくらしいけど -- 名無しさん (2018-06-13 19 23 41) 太り過ぎた人を火葬したら脂が外までこぼれボヤ騒ぎになった国があるとか -- 名無しさん (2018-06-13 23 59 19) ↑10地域差をある 全部入れる所もあれば大きな骨だけ入れる所もある -- 名無しさん (2018-06-14 00 03 22) 実際に人を焼くところは見れないわけだが・・・。はだしのゲンで火葬するシーンがあるけど、遺体が焼ける過程で起き上がったりとかしてるのよね。肉や魚でもそうだけど人間の体も熱を加えたら、縮んだり反ったりするのは起こりうることだから、棺桶の内側を引っ掻くっていうのもそうおかしな現象じゃないよ。 -- 名無しさん (2018-06-14 09 55 27) 火は浄化のイメージ -- 名無しさん (2018-06-14 11 02 05) ほんの数時間前は全身あったのに、焼かれると何にもなくなってしまう…。祖母の葬式で従兄弟が少しショック受けてたなぁ…。 -- 名無しさん (2018-06-14 15 34 21) 大体いつも焼かれた骨の状態で生前の健康状態について談笑する感じになる。焼かれて骨になるだけマシな人生だよネ! -- 名無しさん (2018-06-15 04 28 11) 骨壺ごとお墓に収めるか壺から出すかは地域差もあるのかな?祖父を埋葬したとき見た、お墓の下に骨壺がいくつも並んでる光景が印象に残ってるなあ -- 名無しさん (2018-06-15 21 48 19) はだしのゲンは火葬シーン多いよね。死人をまとめて焼く、ほとんど骨が残ってなかったお母ちゃん、盗まれかけた夏江さんの骨壺・・・ -- 名無しさん (2018-06-17 10 41 41) 世にも奇妙な物語の(1990年版)の「死ぬまで好き」のせいでトラウマになり「土葬のほうがいい」と号泣して両親に頼んだことがある(「馬鹿いうな!」といわれたが) -- 名無しさん (2018-06-19 09 44 54) 「代表人」というギャグ漫画で刺客に「ゾンビを操る呪術師を呼んだが日本は火葬だったの帰ってもらった」という部分を思い出した。 -- 名無しさん (2018-06-19 09 46 46) 不思議な習慣というか、生きてる人間を土に埋めたり水に沈めたりするのもよくないことだから火葬が特別そうじゃないだろ -- 名無しさん (2018-06-19 14 22 19) 必殺仕事人2009でからくり屋が火葬されたとき目がくわっと見開くのと朔太郎に見せないように主水さんが目を隠しているのが印象的だった。 -- 名無しさん (2018-06-20 10 08 40) 火葬したら復活した本郷猛 まああの人らはメダルやスイッチになっても復元するような体だし… -- 名無しさん (2018-07-23 17 24 19) 「おくりびと」で葬儀の丁寧さに感動してた外人さん方が火葬しちゃうの!?ってショック受けてたそうな。 -- ななしさん (2018-07-24 05 20 47) 骨だけになったお婆ちゃんお爺ちゃんがトラウマにならないこどもがいるのだろうか -- 名無しさん (2018-07-25 12 11 19) ギャザの火葬は文字通りの意味ではなく「焼き殺して死体も残さない」って攻撃を火葬に例えた表現なんだろうね。フィクションの炎使い(ヒール寄り)が好む表現というイメージがある。 -- 名無しさん (2019-01-12 17 12 50) 古代ローマは火葬の風習があったと聞いたことがあるが、何教と表現すればいいんだろう -- 名無しさん (2019-02-10 19 34 26) 京極夏彦の陰摩羅鬼の瑕に、日本の現在の埋葬は厳密には火葬でなく、火葬と土葬のハイブリットだと書いてあった。本来の火葬は骨すら焼いて粉々にしてしまう(肉体に霊性を認めないから)が、日本の場合骨にして寺に埋葬する≒土葬ということから。なるほどと感心した覚えがある。 -- 名無しさん (2019-05-10 14 37 58) ちょっと目を剥くくらい詳細で専門的な項目でビックリ。火葬についてここまで上手く説明する記事はそう無いだろう。 -- 名無しさん (2019-05-10 15 24 15) 去年行ったお葬式では「違う種類の箸を一本ずつ使うことで、二人箸と同じ意味になりますので一人でお骨を持っても大丈夫です」って言われたな。 -- 名無しさん (2019-05-10 18 46 21) 記事見て思い出したけど、そういや子供のころ曽祖父の火葬中の光景見せてもらったことあるなぁ…。ド田舎だったからだろうか?まぁ炎の中に人影が見えるか見えないかぐらいだったけど。 -- 名無しさん (2020-03-12 10 55 12) 先月親戚が亡くなって葬儀に参加したけど、火葬場がリニューアルされてホテルみたいになってたな。前はでっかい釜戸みたいで炉内が窓越しに見える感じだった -- 名無しさん (2020-03-20 18 08 38) 荘厳さとシステマチックの融合っぷりがすごく感じた -- 名無しさん (2020-03-20 18 13 12) 昨今の情勢から、海外でも火葬の動きが広まっているそうな -- 名無しさん (2020-04-20 02 56 43) 襲いかかってくるハインドDをスティンガーミサイルで撃ち落とすこと←ではない -- 名無しさん (2020-04-20 03 38 52) ジェダイが肉体に執着しないのは違和感ないが、シスの葬儀ってどうなんだろう。まあろくな死に方しなかったのがほとんどだろうけど… -- 名無しさん (2020-04-20 05 02 56) 祖母は神道だったけど若い葬儀屋さんが喉仏の説明を淡々としだしたので親族一同プラス神官さんの間に微妙や空気が流れた -- 名無しさん (2021-10-26 04 04 50) 破道の九十六 一刀火葬 -- 名無しさん (2021-11-07 12 35 23) 逆に京都市では灰の永久保管施設を建設、盗掘を防ぐためにその場所は秘密とされている。 財政難なんだし売ったらあかんのかな -- 名無しさん (2022-08-06 18 03 09) 関係ないんやけど、ヒンドゥー教の箇所が一瞬「『妊婦、赤ん坊、蛇』に噛まれて死んだ人」と読めてしまって目を疑った。 -- 名無しさん (2023-04-25 13 20 41) ↑元の理由が盗掘を防ぐためだからなぁ。それを市が今更売り出したらかえって批判されそうではある -- 名無しさん (2023-04-25 14 33 01) おいジャイアント馬場の身長200mになってるぞw -- 名無しさん (2023-04-25 23 09 08) 名前 コメント