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「私がキッズじゃなくて、エッグだから?」 私は最近、こんな魔法の言葉を手に入れた。 言うべきではないと自制していた言葉ほど、一度口にしてその効果を知ってしまうと、もうその魔力に頼らずにはいられなくなってしまう。 みんなの大好きな、千聖お嬢様の本当に傷ついた顔。 こんな簡単な言葉で引き出せるものだとは、思ってもみなかった。 多分、きっかけはほんのささいなことだった。 レッスンが終わってロッカー室で、舞美ちゃんが「見て見て!」と写真を広げた。 そこには舞美ちゃんとなっきぃと、ちっさーがゴスロリメイクではしゃいでいる姿が写っていた。 「これ、この間のメイドカフェがどうのってやつ?」 「そう!結局カフェには行ってないんだけどね~でも本当楽しかったよ!」 回ってきた写真をじっくり見ていると、本当に面白かったんだなというのが伝わってきて、うらやましい気持ちと同時に少し嫉妬心が芽生えた。 「私も参加したかったなあ。」 口を尖らせて舞美ちゃんに抗議すると、えりかちゃんも「ウチもー」と支援してくれた。 「だって、栞菜と愛理は男衆カフェのほうがいいって言ってたじゃないか。えりなんて仏像みたいな顔してたくせにー!素直にならないのがいけないんだよーとかいってw」 「男子校カフェだよ・・・」 確かに、舞美ちゃんの言うとおりだとは思うんだけど、自分の知らないところで何か楽しいことがあったんだと思うと、すごくもやもやした気分になってしまう。 「キュフフ、メイクはなっきぃがやったんだよ!みぃたんたらちっさーに変なこと仕込んだりするしさぁ。」 「ふふ、いやだわ早貴さんたら。」 すごく楽しそうなみんなとは裏腹に、私の心は曇っていく。 「この後なんか、結局遅くなっちゃったからみぃたんちに泊まったんだよね。それで結構真面目な話とかしちゃって。」 「あれは深い話だったよね!キュート最高!とか叫んじゃったし。」 何だか聞いていられなくなって、私は静かに席を立った。 自分でもバカみたいだとは思う。 仲間はずれでもなんでもないし、愛理も舞ちゃんもえりかちゃんも参加してなかったんだから気にするほどのことじゃない。 でもそこで何の話をしていたのか、3人だけの秘密ができたりしたのか、私の話とか出たのか、なんて聞きようのない疑問がふつふつと湧き出てくる。 「栞菜。」 みんなの輪を外れて、ちっさーが私の隣の椅子に座ってきた。 「・・・なっきぃや舞美ちゃんと、どんな話をしたの?」 「そうね・・・キュートのイベントやコンサートの思い出とか、あとは学校の話でも盛り上がったわ。」 まったく悪びれた感じもなく、ちっさーは普通に答えてくれた。 これで納得して引き下がればいいのに、今日の私は本当にねちっこい。 「もうちょっと具体的に聞きたい。思い出って?学校の話って、栞菜が知らないこと?その場にいなかったメンバーの話も出た?」 「ちょ、ちょっとまって。それは、答えられることと答えられないことがあるわ。お2人に確認してみないと・・・。ごめんなさい。」 「・・・わかった、いいよもう。ちっさーずっとそうだもんね。私とはまともな話とかできないって思ってるんでしょう。」 落ち着いて説得されたことが逆にカチンときて、ちっさーを睨みながらどんどん責める口調になっていく。 「栞菜、」 「何でそうやってハブんの? ・・・・私が、キッズじゃなくてエッグだったから?」 そんなに深い意味があっていったつもりじゃなかったのに、ちっさーは目に見えてうろたえ始めた。 「ちが・・・うわ・・・栞菜どうしてそんな」 初めて見る表情だった。大きな黒目が私を捉えきれずに揺れて、辛そうに伏せられた。 どうして?ちっさーがそんな顔をするようなことじゃないのに。 むしろ傷ついてるのは・・・ 「栞菜、もういいかげんにしたら。」 えりかちゃんが私とちっさーの間に割って入って、ちっさーを抱きかかえるようにして連れて行ってしまった。 気が付くとみんなが私の方を見ている。 多分、えりかちゃん以外は何があったのかわかってない。きょとんとした顔で、説明を求められているみたいだった。 「栞菜?」 「ごめん、帰る。」 私はバッグを乱暴に掴んで、そのまま部屋を出て行った。 TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
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さくら姉ちゃんシリーズのまとめです 量が増えてきたのでこちらのリンクよりどうぞ 挿絵なんかもこっちに持ってこれるようにします 本編 全12話(完結) さくら姉ちゃん 1話 才葉さくら 14主 本スレ 純愛 さくら姉ちゃん 2話 才葉さくら 14主 本スレ 純愛続編 さくら姉ちゃん 3話 才葉さくら 14主 本スレ 純愛続編 さくら姉ちゃん 4話 才葉さくら 14主 本スレ 純愛続編 さくら姉ちゃん 5話 才葉さくら 14主 本スレ 純愛続編 さくら姉ちゃん 6話 才葉さくら 14主 本スレ 純愛続編 さくら姉ちゃん 7話 才葉さくら 14主 本スレ 純愛続編 さくら姉ちゃん 8話 才葉さくら 14主 本スレ 純愛続編 さくら姉ちゃん 最終回 Aルート 才葉さくら 14主 本スレ 純愛続編 さくら姉ちゃん 最終回 Bルート 才葉さくら 14主 本スレ 純愛続編 さくら姉ちゃん 最終回 真ルート 才葉さくら 14主 本スレ 純愛続編 さくら姉ちゃん わっふる 才葉さくら 14主 本スレ 純愛続編 主な登場人物 才葉さくら 14主(大波) ホンフー カズ 9主 維織 准 ジナイダ
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だいらちゃん 携帯画像 都道府県 静岡県 肩書き JAあいら伊豆キャラクター 公式サイト 解説 伊豆の熱海・伊東のやまの中で生まれた橙(だいだい)の精霊の女の子。橙をみんなに知ってもらうために「だいだいPR部長」として頑張っている。 攻略難易度 ★★★中。静岡県内のイベントにて。 名刺の有無 ? 狙い目イベント イベント情報
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このページは、5月31日設立クラン「真夏のさくら」のホームページです。 -お知らせ- 06月06日 エンブレムは美香さんの物に決定しました! 06月13日 22時よりクラマス詩龍とrin凛rinの結婚(血痕)式予定 みんなで祝いましょう! 06月13日 皆の祝福の中結婚式を終えました。お二人ともおめでとう!! 編集・画像の掲載・項目の追加は自由です! みんなで編集していきましょう!
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私は才葉さくら、OLです つい最近小さな彼氏ができました 小波くんと言います 彼は魔球を投げれる事で世間から注目を浴びていました 今は少し落ち着いたかな 世間から見た彼は「クールで落ち着いている」ですが 私と接する彼は「甘えん坊」 そんな彼、今日は私に紹介したい人がいると言って女の人をつれてきました 「どうもー!」「こにゃにゃちは…」 すごく…大きいです… さくら姉ちゃん第4話 カズさん 「この人が小波の彼女さん?」「そうだよ、カズさん」ものすっごい嫌疑の目で見られてるよ…でもしょうがない 小波君は小学生で私は大人… 「小波お前はどこまでアブノーマルなんや…まるで私の知り合いみたいやな…」「なんだよアブノーマルって」 小波君はアブノーマルだよ…うん 「……んで?あんたは名前なんて言うの?」「私?私は才葉さくらって言います~」「才葉!?……まあ南雲とかとおんなじくらいのところやな」 「カズさんはね…むごご!」ん? 「はいはいそこまでそこまでやで~」 この人も、怪しい 「うう…怪しい目で見られてるやんウチ…」「あなたも見てたからお互い様です、みゃはは」 「それでなんや、ウチとこの人会わせてどうしたいんや?小波」 「俺の恋人になんだから、さくら姉ちゃんにもヒーローを知っといて貰わなくちゃでしょ?」ヒーロー!? 小波君の口から発した単語はにわかに信じがたい言葉だった 「カズさん?説明してもらえるかな?みゃは…は」「……あっちゃ~やで…がは…は」 「しゃーないなあ、まあ才葉グループのとこの人やし、関わる可能性はあるからええわ……ほないくで」そう言ってわずか数秒後 「フォームチェンジ!」カズさんが本当にアニメでしか見ないような変身姿に身を包んで再び現れた 「うにゅれ!……どう言うことですか?」 「うーん…なんといったらエエか、まあ簡単に言いますと私超能力者ですねん」目の前のヒーローはあっさりと自分の正体を明かしてくる 「超能力…者?」「詳しくは言えんけどな、重力を操れるんや、私」 「ね?凄いでしょ!」「こらこら、小波君の力じゃないでしょ」紹介した甲斐があったと小波くんがとても嬉しそうだ 「……(チョイチョイ)」 そんな様子を見てか知らないけれど カズさんが私に手招きをしてきた 「あ、小波は駄目やで、朱里に相手してもらってや」「お姉ちゃん早く返してね!」「独占欲半端ないわねこの子…」小波くんが朱里と言う人と河川敷の下に降りていってから カズさんが語りかけてくる まるで先程までとは違う口調で 「あんたは、小波のなんになるんや?」 「えっ?」 「あんたが守っていけるほど、あいつを取り巻く世界は簡単やないんやで?」 「私は?小波君の彼女…」「それは知っとる、私が聞きたいのは あんたといることで小波にとってのプラスになれるんかってことや」 ……私といることで…か 「見た感じあんたは才葉グループの親族ってだけの、うちらから見たら「一般人」や、小波から見てもやで そんなあんたが、こっちの世界に入ってきて耐えられるか?ジャジメントやオオガミと渡り合っていかなあかんで?なにもかも失うかもしれんで?親兄弟もなにもかも」脅しには全く聞こえない、けれども 一般人だから…!? 「一般人だからなんだって言うんですか!私といると小波くんは安らぐっていってくれます! それに…小波くんがどうあれ、疲れているなら私は癒してあげたい」 「そら非日常の側の人間からしたら日常世界の人間といることはさぞ安らぐことやろなあ、でもな、そんな幻想がずっと続くほど世の中甘くはないんやで まあひねくれてると思ってくれても構わんけどな」現実が幻想…? 「どう言うことですか?」 するとカズさんは少し口調を和らげて話だす 「……ウチにも好きな人がおったよ、高校生の頃やけどな、もう少しで告白しようってまで思った… でも、超能力目覚めたのも高校生の時なんや、それでウチはそいつを一旦諦めた、いつか強くなったらまた出会うためと自分には言い聞かせたよ」 ゴゴゴと地鳴りがし始める、恐らくカズさんの力とやらだろう 「……」「それでな、ようやく押さえきれるくらいになって、よっしゃ思って久しぶりにそいつにあったらな、そいつには普通の家庭があった、そして私もな…もうそっちに戻れないほどになってしまってた、元々…片想いやったけど…辛かった…」カズさんの足元が震えている それが行きどころのない怒りだとはすぐ理解できた 「あんたは、小波が遠くに行っても、ついていけるんか?小波の事を待ってあげられるんか?」 「それは…」小波くんが遠くに? 「私は大人になってからやったけどな、子供の頃にこの現実を突きつけられてみ、辛いなんてもんじゃなくなるで!」 「そら、片想いと両思いを比べるなって言いたいかもしれんけど、実際離れてしまったら同じようなもんやで?」 カズさんの言うことは私の心にとても重くのし掛かる 一般人の私じゃ反論の余地もないほどに 「……小波はあんたに母性を求めとる、それは何となく感ずいてたやろ?」「はい、それはわかります」 「まだあいつは若いから、それが恋だと勘違いしてしまったんや、少しは恋愛感情もあるやろけどな……」「……それでも私は…」 「後な、年齢はまってくれんのやで、私がおばさんになってもは通用せんのやで?小波とあんただけの世界やないやろ?それこそ世間体からしたら小波が余計に異端者扱いされるで?私は元から異端やから気にせんだけや」現実なところをピンズドで貫いてくる 「……うにゅにゅ…」 「まあでもあんたとは仲良くなれそうや、もし小波の事で何かあったら電話しーや」どこからか取り出してカズさんはメモの切れはしに携帯番号を書いて、私に渡してくれた 「ほな、よく考えることやで、あんただけのためやない、小波のためでもあるからな……さて!小波呼ぼうか!小波があんたを求めてるのは事実無根や、それは認めるで!」 すぐパッとカズさんのトーンは元通りになって遠くにいる小波くんに向かって叫んでる 私の方が切り替えるのが遅いくらい 「……どうしたらいいんだろう~」 「お姉ちゃんどうしたの?」すりすりしてくる小波くんの頭を撫でながら、私は空を仰いでいた 「小波くんのためか…」+番号リスト
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登録日:2015/03/01 Sun 05 30 00 更新日:2022/02/13 Sun 17 50 25NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 アイカツ アイカツ! アイドル 不遇 中学生 北大路さくら 北大路劇場 大器晩成 安野希世乃 歌舞伎 隠れた強キャラ 高校生 北大路さくら「このさくらも、ようやく私自身の項目が立つ時が参りました」 北大路さくらとはアイカツ!に登場するアイドルの一人であり、他のアイドルたちとはやや……かなり異なったベクトルで 人気を博している女の子である。 【プロフィール】 CV 安野希世乃 学年 スターライト学園1年→3年 星座 牡羊座 誕生日 4/6 好きなブランド オーロラファンタジー 【概要・および一期の活躍】 一期中盤から当時の主人公、星宮いちごの後輩キャラクターとして登場した。 実家は歌舞伎の家系であり、父も兄も有名な歌舞伎役者。歌舞伎 ピンク髪だけど別に商売敵のように男の娘ではない。 このような家庭環境で育ったためか、普段はおしとやかなお嬢様だが「北大路劇場」という奇癖(?)があり、感情が昂ぶるとスイッチが入るといきなり歌舞伎調でまくしたてる。 ちなみに、北大路家は全員こうなるらしい。実際兄も同じ癖(?)を持っている。 北大路家、穏やかじゃない。 その兄はシスコン過保護気味で最初はさくらがアイドルになることを反対したものの、さくらのステージを見て認めた。 幼い頃から歌舞伎とは全く縁遠い、グリーングラスの描くファンタジーな絵本を愛読しており その繋がりでグリーングラスがトップデザイナーを務めるオーロラファンタジーの衣装を好んでいる。 歌舞伎の家で育ったコンプレックスから自分にはオーロラファンタジーの衣装は似合わないと思い込んでいたが いちごたちの尽力で当のグリーングラスと対面。彼女達から直々にオーロラファンタジーのプレミアムドレスを受けとった。 当初はいちごの後輩という面が強調され、更に天性の才能を持つアイドルとプッシュされており、いちごたちのアイドルランキングを 脅かす存在になるものだと誰もが思っていた。 ……が、一期中盤からストーリーは「ソレイユ」「トライスター」といったグループ活動メインにシフト。 その中で北大路さくらはおとめ主導の「ぽわぽわプリリン」というアイドルグループ余り物ユニットとか言わないようにの一員となり、話の中心になることはなくなってしまった。 ちなみにグループ名に関しては「絢爛花娘も捨てがたかったです…」とのこと。 しかしグループとしての相性は良かったようで、おとめの電p……ふわふわぶりやしおんの生真面目ぶりにも すぐに順応し、結果としてスターライト学園のアイドル合同ユニット「スターアニス」の一員に目出度く選出されることとなった。 スターアニスの活動後はぽわプリの一員であるしおんの映画オーディションに参加。無駄に良い作画でのドS顔を披露した。 その後も他グループが(主にリーダーの唐突な離脱によって)解散の憂き目に遭う中ぽわプリの活動だけは続いているあたり、 おとめ・さくら・しおんの三人の相性と絆は本当に強かったようである。 【二期の活躍】 新アイドル学校ドリームアカデミーが登場する中、ぽわプリはぐだぐだ手前のゆるさが受けてじわじわ人気を伸ばして冠番組を持つまでに成長。 ぽわプリつながりでおとめとの絡みが多い。 おとめと一緒にドラマ『ちょこポップ探偵』オーディションにも参加。 おとめ探偵の助手役として、お菓子に釣られるおとめを引っ張ってサポートする。お母さんか。 しかしその後は同じくオーロラファンタジーを使う姫里マリアに星座ドレスを持っていかれるなどステージ上では(季節的にも)文字通り冬の時代が到来する。 しかし桜咲く季節は74話では中等部を卒業するいちご達を送る在校生代表を務め、スターライトクイーンおとめと共に卒業ステージを踊った。 ちなみにこの回のライブシーンは表情の演出が普段以上に細かい。必見。いちごのおしゃもじと先輩たちのアイカツを受け継ぐことを誓うのだった。 だが二期後半では「いちごの後輩」というポジションを新キャラにして次代の主人公「大空あかり」に奪われ さらにもう一つの主軸となったパートナー推しの展開の中では他のメインメンバーがメインキャラ同士でタッグを組む中 1人だけルームメイトだったパンクこと三輪皐月とタッグを組むことになり、ストーリー展開的には微妙な扱いを受ける。 もっとも当初は趣味の違いもあってか会話ゼロだった2人がタッグを組み、歌舞伎とパンクという互いの個性を超☆融☆合!させた点は何気に良い話であり ストーリーの点から見て露骨にハブられるような展開でさえなければ問題はなかったのだが・・・ そして人気投票上位八人で結成されるアイカツ8にも選ばれることは無く、あかりの様子をいちごに伝えるメッセンジャーや賑やかし程度の扱いに終始した。 結局2期を通じてみれば明確な主役回は与えられず、ステージ数も少なければソロは皆無と不遇と言っても差支えが無い扱いを受けることとなってしまった。 またどうでもいいことだがウクレレを持っていることが判明した。 【三期の活躍】 そんな二期の不遇さを挽回するかのように、新主人公となったあかりの先輩として堂々の登場を果たした。 しかし視聴者からは既に「空気キャラ」「不遇キャラ」の烙印を押されており 「どうせまたすぐ出番もなくなるだろうしライブもないんだろ」とファンたちですら絶望しきっていた。だが 北大路さくら「出落ちキャラではない」 京都からの交換留学生、藤原みやびがやってきたことにより事態は急変。和風を前面に押し出した彼女に対抗できる数少ない スターライト学園側の和風アイドルとして急遽スポットライトが当たることとなった。 オーロラファンタジーに和風要素が見当たらないとか言ってはいけない 結果としてみやびが留学してきた1ヶ月間(作中でもリアルでも)は実質的に「みやびvsさくら編」と言うべき内容となり、 例によって謎のライブシーン省略を受けたりAパートに出てきながらBパート不在といった目に遭いながらも みやびの前に立ちはだかる厚く高い壁、貫録のある先輩アイドルとして君臨。 そして121話、ついに両者の直接対決が行われた。 前哨戦となる薙刀での立ちあい稽古を経てライブで激突する二人。全身を自身と相性の良いコーデ「桜色花伝」 しかも最高レアリティで固めたガチ仕様のみやびに対し、あえて同じ土俵である桜色花伝の、ややレア度が落ちるコーデで受けて立つさくら。 二人による「薄紅デイトリッパー」の対決ライブが終わったあと、そこには勝者として立つ北大路さくらの姿があった。 このライブはCGの素晴らしさもさることながら、サビの北大路さくらのウィンクが最高のタイミング・最高の可愛さであり、 「さくらママ……」「北大路さくらはやればできる子だと信じていました」と視聴者のハートを鷲掴みにした。 まさにアイカツ!のエースアイドルになった瞬間だと言えるだろう。 その後、時期を秋から春に移してスターライトクイーンカップが開催。 最高学年としての覚悟を胸にいつも以上に特訓に励む北大路さくらと、そんなさくらの胸にある大きな花を見抜き、激励する先代クイーンおとめ。 主人公のあかり達が珍しく一回戦敗退で終わる中さくらは順当に最終候補まで歩を進め、もう何話ぶりかもわからない単独ライブへ。 対決ライブの時以上に最高の笑顔を振りまくライブシーン、そしてユリカ様のような紳士歓喜の尻アピールもあり 北大路さくら「このさくらも、とうとうスターライトクイーンの座を手に入れて参りました。」 いちごやあおいといった先輩たち、そしてぽわぽわプリリンのメンバーなどから総出で祝福されながらも、嬉し涙は見せず笑顔でストーリーを締める 遅咲きながら大輪の花を咲かせた大和撫子の姿がそこにあった。 【劇場版】 3期前半の時系列にあたる劇場版にも参加。実に半年ぶりなるステージ姿にファンは涙したとかしなかったとか。 他の一期メンバー同様、大スター宮いちご祭りに挑むいちごを支援した。担当はパンフ製作。 終盤のステージでは一向に届かない新衣装を取りにエンジェリーマウンテンに向かったため後半はステージもなく、ドラマパートにも参加しなかった。 常にユリカにくっついているかえでや、ダイナミック納品を披露したユリカと比べるといささか目立っていなかった気がせんでもない。 しかし劇場パンフレットにはパンフレット担当の肩書故か、さくらが映画冒頭に使用したステージ衣装が付属されており、その点で埋め合わされていると言えるかも。 【北大路さくらの名言集】 「この北大路さくらも~~して参りました」 「よっ、ほしみ屋!」 「てぇへんだてぇへんだ」 「○○ではない」 ア、追記・修正を、お願いいたしま~す~ △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 作成乙。ついに作られたかさくらちゃん。 -- 名無しさん (2015-03-01 15 32 30) 作成自体はグラシア(略。けど「さくらが強くて~」のタグとか冒頭のは消させてくれ。 -- 名無しさん (2015-03-01 18 35 22) アイカツの項目増えてるのは嬉しいんだけど、視点が偏りすぎじゃね 多分同じ人が立ててるみたいだが -- 名無しさん (2015-03-01 22 40 11) ↑アニヲタwikiは立てたもん勝ちだからな。キャラをバカにして笑いを取りたがる奴が作れば偏りもするさ -- 名無しさん (2015-03-01 23 00 37) 修正履歴見ればわかるけど、これとアイカツ二軍は何時もと違う人が建ててます。とりあえずアイカツはキャラの魅力の割に扱いが雑すぎて項目にも不満が出がち。 -- 名無しさん (2015-03-02 00 43 25) ↑×2、3 視点が偏ってない記事が読みたかったらwikipediaとかpixiv見ればいいわけで……項目立てに文句あるなら自分で立ててくださいよ -- 名無しさん (2015-03-02 05 58 50) それか不満がある部分指摘して、ちゃんと改善案を相談して編集したりとかね。とりあえず最初の消すのに賛成か否か。自分は賛成。 -- 名無しさん (2015-03-02 07 48 36) ここだけ見ると完全にネタキャラみたいなのが不満。書き直しちゃだめか? -- 名無しさん (2015-03-02 10 16 23) ↑まあバックアップはあるし、いっぺん言葉尻や「さすがにこれは・・・」って部分とかから変えてみたら?あと二期の良い部分書き足したり(卒業式あたりとか) -- 名無しさん (2015-03-02 13 53 11) このコメント欄見ると、アイカツおじさんて本当に面倒臭いなぁ……と思うわ -- 名無しさん (2015-03-02 14 13 58) そういうアイカツおじさんは~って一方的に判断するのやめてほしい。項目をより良くしようと話し合ってるだけ -- 名無しさん (2015-03-02 15 01 19) ↑2期の追記全然前後と釣り合いとれてないし、あの扱いを見てネタキャラにされてないと思うんだったらそっちの視点のほうが偏っているとしか思えないんですが -- 名無しさん (2015-03-02 16 28 06) 不遇なのは間違いないけどネタキャラってのは何か違うだろ。ネタキャラになれるほどの出番がないんだから。不遇自体がネタってなら間違ってないが。 -- 名無しさん (2015-03-02 19 11 16) ↑↑とりあえず2期と3期の繋がり考慮して見たけど? -- 名無しさん (2015-03-02 19 29 23) ↑グラシアスつまりありがとう。自称公平な視点を持ったアイカツおじさんに辟易してプ派に戻るところだったぜ -- 名無しさん (2015-03-02 23 12 07) さくらさん記事中で「出落ちキャラではない」って言ってますけど、貴方藤原みやびとの初邂逅の回ではライブシーンカットされたじゃないですか… -- 名無しさん (2015-03-03 01 41 06) 先輩、同級生には名前に様付けで呼び、後輩には名字にさん付けで呼ぶ。どういうわけかアイカツブートキャンプ回で大空あかりを「あかりちゃん」と呼んでいたが・・・(あかりちゃん本人の前では言っていない) -- 名無しさん (2015-03-03 06 56 20) ↑3ん?あ、そう。別に好きにしたらいいんじゃない? -- 名無しさん (2015-03-03 07 39 17) いちご世代どころかさくら世代の壁はあかり世代にとっては厚そうだ。それはともかくさくらちゃんスターライトクイーンおめでとう! -- 名無しさん (2015-03-13 06 59 13) OP意味深だったけどそれらしい話なかったから、OP詐欺かと思ったら、スターライトクイーンになるとは。おめでとう! 今後どうなるんだろうな -- 名無しさん (2015-03-13 23 13 58) もうちょいいちごとの絡みも欲しかったなぁ。124話は。星光に入った当初のさくらを支えたのは間違いなくいちごだったんだし。しかし長い冬だった…本当に…てかさくらの同期のヒッピーみたいな髪型してる子何気に出てくるし凄いな。 -- 名無しさん (2015-03-16 14 49 11) プレミアムドレスなしでも素晴らしく魅せてくれるアイドル。勝負衣装にプレミアムドレスがあればいいってものじゃないことを示してくれた。 -- 名無しさん (2015-03-22 14 34 39) 新曲「薄紅デイトリッパー」の発表とみやび登場当初は本格的にさくら殺しに来たとか言われていたがいざ蓋を開けてみれば見事返り討ちにしていた -- 名無しさん (2015-03-23 22 15 15) ↑↑一期の時点で地下の太陽や美月さんが格下衣装でひきわけたり勝ったりしてたことね? -- 名無しさん (2015-03-23 23 17 12) スターライトクイーンカップではどういうわけか王子様な衣装で制した。 -- 名無しさん (2015-04-20 21 37 41) アニメージュの情報によるとスターライトクイーン専用寮の名称を「さくら荘」に変更した。 -- 名無しさん (2015-05-04 17 55 19) ぽわぷりただのお遊びユニットだと思っていたらまさかここまでいくとは思わなかったwwwwwwwww -- 名無しさん (2015-06-12 22 26 55) 「このさくらも~参りました」ではなく「このさくらも~まいりました」だから。「まいりました」はひらがななんだよww -- 名無しさん (2015-07-03 11 51 17) どうでもいい気がするけど、『いちご100%』の北大路「さつき」とごっちゃになりそうだから(アイカツ!)を記事名に付けてほしいな。 -- 名無しさん (2015-07-03 12 08 21) アイドル宇宙戦記オオゾラッコーンでも容赦なく北大路劇場の和を盛り込んでくるさくらちゃん。まあ、カオス全開なドラマだしアドリブ上等な内容だったのだろう。 -- 名無しさん (2015-12-21 18 18 28) いちごの後輩ポジは確かにそこまでなかったが、割と先輩後輩イベントはこなしてるよね。おとめちゃん相手が多いけど。 -- 名無しさん (2016-07-25 07 42 42) twitterの方の奴、アンチへの煽りどころか本人がアンチと化してるし削除してもよくないか? 違法駐車の晒し行為とか妙なことやってるし -- 名無しさん (2019-07-30 14 14 14) アンチ化したから消していいのか(=アンチじゃないなら記載していいのか)はともかく、単純に個人に対する宣伝みたいになっていたので消しました。 -- 名無しさん (2019-08-01 22 29 21) 「北大路」+「さくら」の組み合わせで一瞬あっちかと勘違いしてしまった。 -- 名無しさん (2019-11-05 18 59 29) 名前 コメント
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ちっさーって、美人なんだ・・・ 小鳥のさえずりのような「僕らの輝き」を聞いたえりかちゃんがヒーヒー言いながら去っていくのを見届ける横顔を見て、私はそんなことを考えていた。 マスカラののりがとても良さそうな長くて濃い睫の下で、少し茶色がかった瞳が不安げに揺れている。 「えりかさん、体調を崩されてしまったのかしら。」 目が大きいとか、くっきり二重とかいうわけではないけれど、ちっさーの目は切れ長で黒目がちでとても神秘的だ。困ったような表情で見つめられて、少しドキドキしてしまった。 私とちっさーが一緒にいる時は、大抵一緒にバカなことをやって大笑いしていたから、ちっさーと言えば笑顔、元気、明るい、という印象が強かった。 そのギャップの大きさもあるのか、こうして間近で見つめるおしとやかなちっさーはとても可憐で、守ってあげたくなるようなオーラを纏っている。 「大丈夫だよ。なんかテンション上がりすぎちゃっただけだって。ちっさーが気にすることないよ。」 私が明るく返すと、ちっさーは胸の前で握った手を少し緩めて 「ありがとう、栞菜さん。」 とにっこり笑った。 ・・・千聖はふざけてるわけじゃないよ。 昨日の夜、電話で愛理から真面目なトーンでそう言われたことを思い出す。ちっさーが変わってしまったあの日から、私は何となくちっさーと二人きりになることを避けていた。 元気キャラじゃないちっさーとどうやって話したらいいのかわからなかったし、もしこれが全部ちっさーのわるふざけだったら、私はちっさーを嫌いになってしまいそうで怖かったのだ。 そしてそんな風に考える自分のことも何だかイヤになってしまって、ここ数日、かなり落ち込んでいた。 そんな時、私を気遣ってくれたのか愛理が電話をくれた。私はちっさーに関して自分が思っていることを全部打ち明けた。 感情が高ぶって途中でボロボロ泣いてしまったけれど、愛理は優しい声であいづちを打ちながら、私の話を聞いてくれた。 「そうだよね、千聖が急に違う人になったら怖いよね。」 愛理の声はとても落ちついていて、しゃくりあげる背中をさすってもらっているような気持ちになった。 「でも、あの千聖もちゃんと千聖だよ。 変わっちゃったように見えるかもしれないけど、前と同じで優しくてみんなのことを大好きって思ってくれてる千聖のままだ。 だから私は今の千聖と一緒にいるの。」 何か気が合うっていうのもあるんだけどね、なんて照れ笑いしながら愛理は言った。 「明日、栞菜も千聖と話してみたら?何にも心配することないよ。」 そんな愛理からのアドバイスで、今日はずっと千聖と話す機会を伺っていたのだけれど、結局今に至るまでずっと話しかけられなかった。 「栞菜さん、あまり私とはお話したくないでしょうか?」 「へえっ!?」 悶々と考えこんでいると、いきなり千聖に話しかけられた。 「家族にも、友達にも、千聖は変わってしまったと言われます。でも私には、以前の私がわからなくて。大好きな方たちを困らせてしまうのは嫌なのですが・・・」 「ちっさー・・・」 そっとハンカチで目じりを押さえるちっさーを見ていたら何だかとても悲しくなってしまって、私はちっさーの頭を抱え込むように抱いて一緒に泣いた。 「不安にさせてごめんね、ちっさー。でもキュートはちっさーの家族だから。話したくないなんてありえないから。本当にごめんね。」 そして、いつまでも戻ってこない私たちをなっきーが呼びに来てくれるまで、ずっと抱きしめあって泣いた。(なぜかなっきーも号泣した。) 「どーしたの!?瞼腫れてるじゃん!」 鼻をグズグズさせながら休憩室に戻ると、舞美ちゃんが慌ててかけよってきた。 「喧嘩?殴り合いとか?仲直りは?」 「違うよぅ。」 慌てる舞美ちゃんがちょっと面白くて、思わず顔を見合わせて笑ってしまった。 「私たちは仲良しでっす!さて、顔洗ってくるね!いこ、ちっさー」 「あ、栞菜さん。」 「・・・栞菜でいいよ」 「はい。・・・・・栞菜。」 ちょっと!私だってまだ愛理さんなのに!と愛理が後ろで叫んでいるのを尻目に、私とちっさーは手をつないで水道まで走った。 戻る TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
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キャラクター名 ごりらちゃん Pスキル ★☆☆☆☆ 厨房度 ★★★★★ 所属国 ゲブ 所属部隊 c タグ 戦闘スタイル 名言・逸話 総評 煽り、暴言厨、キック推奨。こどもちゃれんじ!部隊長 本人より http //zoome.jp/kusogorilla/ 名前 コメント
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前へ 「どうしたの。」 テレビを消して、パパとママは私が喋りだすのを待ってくれた。 「お姉ちゃんのことなんだけど。」 「うん。」 「あの、お姉ちゃんは・・・・・・頭が変になったの?心の病気とか。これから、そういう病院に通ったりしなきゃいけないの?」 声が震えた。 こういうことは簡単に言ってはいけないことだと、前に学校の先生が言っていた。 「明日菜。」 「私、お姉ちゃんをバカにしてるわけじゃないよ。でも、絶対に今お姉ちゃんはおかしい。パパもママも何にも言わないけど、そのこともおかしいと思う。」 瞼の裏がじわっと熱くなってきた。怒られるかもしれない。でも私は下を向かないでパパとママをまっすぐ見つめた。 ママが席を立って、私の隣に移動してきた。 「・・・・明日菜。言いづらいことを言わせてしまってごめんね。明日菜はお姉ちゃんが心配なんだって、ちゃんとパパもママもわかってるよ。」 「うん。」 緊張が解けて、じわっと涙がこみあげてきたから、慌てて思いっきり鼻をかんだ。 「お姉ちゃんのことだけど、パパと相談してしばらく様子を見ようってことになったの。 学校もそうだし仕事もこれから忙しくなるらしいから、病院へ行く時間を増やすよりも家でゆっくりできる時間を作ってあげたいと思ってる。」 パパがうなずいて、話を続ける。 「性格は変わったけど記憶には問題ないみたいだし、どっちみちしばらくは傷の手当てで通院はするから、何かあったらすぐ見てもらえるよ。」 「でも、でもさ。お姉ちゃんのファンの人はお姉ちゃんを嫌いになっちゃうかもしれないよ。今までと違いすぎるもん。」 お姉ちゃんは「少年」なんてあだながついてるぐらいボーイッシュなキャラだったから、全然違うお嬢様っぽいキャラになってしまったらきっとがっかりする人もたくさんいると思う。 キュートのメンバーだってあんなに戸惑っていたんだ。これって結構大変なことなんじゃないかな。 「そうだね。その話は、さっきお姉ちゃんともした。でもやっぱり、お姉ちゃんは自分の性格が変わったことがわからないみたいなんだ。 部屋が汚いとか、自分なりにいろいろ違和感はあるみたいなんだけど。 ファンの人と接する時はなるべく元の性格に近いように振舞いたいから、もともとどういう性格だったのか教えて欲しいって言ってた。 だから明日菜にも、お姉ちゃんのこといろいろ助けてあげて欲しいな。」 「うん・・・・・。わかった。でもやっぱり私は、元のお姉ちゃんがいいな。パパとママはそう思わないの?」 「思わないよ。ママにとっては、どんな千聖でも千聖に変わりないから。千聖が元に戻りたいっていうなら、いくらでも協力するけどね。」 パパもうなずいている。 そういうものなのか。私はまだ子供すぎて、ちょっとよくわからない。 「さあ、そろそろママ達寝るよ。明日菜も明日学校あるんだから、眠くなくてもゴロゴロしてなさい。」 「うん。お休み。」 抜き足差し足で寝る部屋に戻ると、相変わらずお姉ちゃんは幼虫みたいに小さく丸まって眠っていた。 「もっとこっち寄っていいのにな。」 私はタオルケットを体に巻きつけて、こっそりお姉ちゃんの背中に引っ付いた。 お姉ちゃんは体温が高くて、赤ちゃんのミルクみたいなちょっといいにおいがするから、 今までも内緒でくっついて寝たことが何度かあった。 今日のお姉ちゃんにも同じ事して大丈夫かな・・・としばらく様子を伺っていたら、 「明日菜。」 「うっわ」 もそもそと体の位置を動かして、お姉ちゃんが振り向いた。 「ごめん。あっち戻るから。」 「いいのよ。ここにいてちょうだい。」 お姉ちゃんは私の髪を何度か撫でて、優しく笑った。 ちょっとドキドキする。ずっと私より子供っぽいと思ってたのに、年齢よりずっと大人の女の人みたいに感じた。 「明日菜、もし私が何か不愉快なことをしたら、すぐに言って頂戴ね。 なるべく家族に迷惑をかけないように気をつけるから。」 「何で。迷惑って。別にいいよ今までどおりで。だって」 ・・・家族でしょ。 そう言いかけて、私はママがいってた「どんな千聖でも千聖に変わりない」という意味がちょっとだけわかった気がした。 「明日菜?」 「とにかく、これからもいつもと同じだよ。お休み!」 全部言葉にするのは恥ずかしかったから、強引に遮って自分のスペースに逃げ込んだ。 「・・・・ありがとう。」 ちょっとだけ涙声でお姉ちゃんが呟いた。もう。泣かれると困っちゃうよ。 これからお姉ちゃんがどうなっていくのかわからないけれど、私がいっぱい守ってあげなきゃ。 「じゃあ今度こそお休み。」 「おやすみなさい。」 手を差し出すと、お姉ちゃんは笑って握ってくれた。いっぱい疲れて、いっぱい悩んだ一日だったけれど、どうやらいい夢が見られそうな気がした。 次へ TOP