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http //blog.goo.ne.jp/taezaki160925/e/bdd565d17e4d768965d6a385ab93d253より転転載 真実の攻防 沖縄戦「集団自決」から63年 3部<7> 沖縄タイムス 「正確・人権」に欠ける報道 占領下の呪縛引きずる 米軍上陸を目の当たりにした渡嘉敷島で、愛する家族を手に掛けた当時十六歳の少年、金城重明氏。後にクリスチャンそして牧師となり、沖縄キリスト教短期大学学長などを歴任、“集団自決の語り部”として、多くの書物を残している。 昨年、集団自決に関する教科書検定意見をめぐって沖縄世論が沸騰した中、金城氏は六月二日、那覇市で沖縄タイムス主催のシンポジウム「挑まれる沖縄戦―『集団自決』検定を問う」で、当時の体験を述べた。同紙が六月八日付でその詳細を報じている。 「私たちは日本軍の強制、命令、抑圧によって精神的に追い詰められ、死に追い込まれた。軍の存在なしに住民が自発的に死を選択することは決してなかった」 「私は渡嘉敷島の赤松嘉次守備隊長から直接聞かされたことをはっきり覚えている。『われわれ軍隊は、戦況を報告するため最後まで生き延びなければならないが、住民はそうではない』」 牧師であり、短大の学長経験者でもある氏の発言として、二十万人読者を持つ沖縄タイムスが報じた影響はすこぶる大きい。この発言を真に受ければ、赤松元隊長とは自分たちは何としてでも生き延びる立場だが、「住民はそうではない」すなわち住民は死んでも構わないと語る、卑劣な軍人となってしまう。これは赤松氏の人格にかかわるだけの問題ではない。 つまり、「日本軍は住民を守らない」という左翼の主張に合致し、作家大江健三郎氏が『沖縄ノート』の命題とした「沖縄の民衆の死を抵当にあがなわれる本土の日本人の生」(六十九ページ)を裏付けるものだ。 本当に、金城氏はこのような発言を赤松氏から聞いたのであろうか。 その点を、昨年九月十日、福岡高裁那覇支部の法廷で沖縄戦集団自決訴訟の原告側代理人が、証人として立った金城氏に尋ねた。 すると、金城氏はこの発言をあっさり撤回。「私がふと言った言葉」であり、「これはちょっと削除してください」「私ははっきり言ってない」と弁解した。 シンポジウムの会場で、実際に金城氏は、このような発言をしたかもしれない。だが、偽証罪に問われる可能性のある法廷で、金城氏は「住民はそうではない」という発言を赤松氏はしていない、と訂正したのである。新聞社としては、紙面に掲載した発言内容をいちいち、後日、修正するのはごめん被りたいと思うのは理解できる。 ただ、沖縄タイムスも法廷記録が公になった十月には、金城氏がこの発言を撤回したことを知り得た立場にある。 ところが――。沖縄タイムスが昨年行った集団自決・教科書検定問題のキャンペーン報道をまとめた同社刊『挑まれる沖縄戦』に収録された先のシンポジウムでの、「住民はそうではない」という発言は、削除されずにそのまま掲載されたのだ。 この本は、今年一月三十一日に初版が発売されている。それまでに掲載記事の検討、取材先に記述内容の確認作業も十分できたはずだ。沖縄タイムスは社を挙げてこのキャンペーンに取り組んでいたのだから当然、金城氏が法廷で発言の撤回をしたことも確認したであろう。だが、その上で同社は、社の方針としてこの発言を削除しなかった可能性が極めて高い。 そこには、言論機関として、報道される人の人権への細やかな配慮というものは微塵(みじん)も見られない。沖縄タイムスが、大多数の人の人権に配慮しないというのではない。ただ特定の人に対する人権を、無視するのである。 それは何故か。「軍命令」または「隊長命令」があった、とするような発言、またはこれを肯定する言動は大きく好意的に取り上げる。一方、これを否定する言動は一切無視し、黙殺する。昨年、県庁で会見を開いた座間味島在住の宮平秀幸氏の証言が良い例だ。 非公開だった金城氏の証人尋問での発言撤回についても、そんなことは誰も気付くまいと沖縄タイムスは黙殺したのであろう。それよりも赤松氏を冷酷な人物に仕立てることを選んだのである。 単行本『挑まれる沖縄戦』は、昨年九月二十九日の県民大会参加者の実数が約二万人と判明した後でも、平然と「十一万人」と掲載する。こうした報道の原点には、隊長の自決命令を明記した『鉄の暴風』(昭和二十五年発行)を守るためなら何でもするという意志がうかがえる。米占領下で誕生し、成長した沖縄タイムスは今なお、占領下の呪縛(じゅばく)にからめ捕られ、もがいているように見える。 (編集委員・鴨野 守) (6月22日付 世界日報掲載) 沖縄戦「集団自決」から62年 真実の攻防
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いきのこりさばいばる【登録タグ No-H い 曲 歌愛ユキ】 作詞:はと 作曲:No-H 編曲:No-H 唄:歌愛ユキ コーラス:初音ミク 曲紹介 救い様のないのは自分だったっておはなし。(作者コメ転載) 作者曰く、タイトルには深い意味はないとのこと。コーラスでは、初音ミクAppend の vivid を使用。 歌詞 Suddenly darkness came again I'll always stand by you Remember don't worry all alone You know stand by each other forever Albert は お菓子好き Biscuit が 主食なの Chocolate も 食べるけど Delicate な お年頃 あぁ E ーな 自由に生きてて あんな Fu に 気ままにいたいな でもね 知らないんだから 今に 倒れるんだから アタシ 助けないからね だけど 居なくちゃ困るの Gabriel は 怠け者 Haircut も 適当で Interview は 上の空 J-pop に 浮かれてる あぁ E ーな 自由に生きてて あんな Fu に 気ままにいたいな でもね 知らないんだから 誰も 構ってくれない アタシ いつも傍観者 みんな 立ち直れるかな Suddenly darkness came again I'll always stand by you Remember don't worry all alone You know stand by each other forever でもね 知らないんだから 誰も 助けてくれない みんな いつも傍観者 だけど 居なくちゃ困るの アタシ 立ち直れるかな アタシ 立ち直れるかな…? Suddenly darkness came again I'll always stand by you Remember don't worry all alone You know stand by each other forever Suddenly darkness came again I'll always stand by you Remember don't worry all alone You know stand by each other forever コメント もっと伸びろ -- 名無しさん (2010-08-29 11 20 57) かわいい曲www こういう風に聞くと救いようのない自分のことについて考えますねえ・・・ユキ曲の中で何でこの曲知らなかったんだろうって思いましたw 隠れているけどボカロ曲の名曲ですよね もっとみんなに知ってほしい・・・ -- 麻里亜 (2011-03-03 05 20 25) 綺麗だしかわいい曲。ハモりのミクもいい! -- 名無しさん (2011-06-29 19 42 33) ユキの声かわいい!ミクのコーラスも綺麗でいい! -- 名無しさん (2011-07-28 16 42 04) ユキ可愛い曲歌えたのかww 歌詞が凝ってていいな。 -- 名無しさん (2011-09-22 03 23 00) この曲でユキにはまりました。v4嬉しい。 -- かりん (2015-11-02 05 19 00) 名前 コメント
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唯「ちーわー、やっと掃除当番終わったぁ。もうヘトヘトだよー…」 紬「お疲れ様。ささ、唯ちゃんも座って。今日はブッシュ・ド・ノエルよ」サッ 唯「おぉ!やったね、私ブッシュ・ド・ノエル大好きだよ!」 澪「そうなのか?それは初耳だな」 唯「うん!だってなんか語感がいいじゃない。ブッってなってドッって」 律「語感かよ…。ほらほら、早く食べて練習するぞ」 唯「待ってよ律っちゃん、まだ一口も食べて無いんだからさ!…あれ、そいやあずにゃんは」 澪「あぁ、梓なら風邪気味らしくて今日は帰るって言ってたぞ」 唯「ほほぅ…」 紬「それじゃ唯ちゃんにもお茶入れるわね」サッ 唯「あ、ちょっと待ってよムギちゃん!ストップ、ストップだよ!」ガバッ 澪「な、なんだよ唯…!いきなり大きな声を出すな」 紬「ど、どうしたの唯ちゃん?」 唯「私、今日はあのカップで飲みたいよ!」ビッ 律「あのって…、アレは梓のカップじゃねぇか。唯は自分の分があるだろ」 唯「そうだけどさぁ。あずにゃんのカップカワイイじゃん!一回飲んで見たかったんだよ。いいかなムギちゃん」 紬「そうね。梓ちゃんは今日はお休みだしね」サッ 唯「やったぁ!ささ、早く注いで!」 ズズズズ… 唯「はふぅ…。うーん、やっぱりあずにゃんカップはひと味もふた味も違うねぇ。紅茶の深みが更に増してるよ」 律「増してねーよ。別に私と一緒の普通のカップだろ」 唯「ふふっ、可哀相な律っちゃん…。あずにゃんカップの素敵さが分からないなんてさ」ズズズズ… 律「分かんねーよそんなの。なんだその哀れんだ目は!」 澪「しかし、プラシーボ効果と言う物もあるしな。唯の言ってる事もあながち間違って無いかもな」 唯「プラシーボ効果…?何なのかなそれは」ズズズズ… 澪「例えば、ただのビタミン剤をクスリだと言われて飲むと普通よりも治りが良くなったりするんだ」 律「は…?なんでだよ、ビタミン剤はビタミン剤だろ。そんなの変らないだろ」 紬「思い込みによる効果といった所かしら」 唯「うーん…、良く分からないけどあずにゃんカップは凄いって事だよね!」 律「なるほどなぁ、思い込みの効果なら唯には絶大な訳だぜ」 唯「ふふふ、律っちゃんには貸してあげないよ。このカップは」ズズズズ 律「いや、別にいらねーし。私にとったら普通のカップだもん」 唯「違うよー、あずにゃんカップは特別なの!普通じゃないんだよ」 澪「はいはい、二人ともそこまで。そろそろ練習始めるぞ」 紬「そうね、じゃあ片付けましょうか。唯ちゃん、カップを取ってくれるかしら?」 唯「あ、ちょっと待ってね。ここにも紅茶がちょっと垂れてきちゃって…」かぷっ 律「何やってんだよ唯?取っ手なんか咥えたら汚いだろ」 唯「汚くないよぅ、この取っ手も猫のしっぽになっててカワイイんだよー」ペロペロ 澪「やれやれ、随分と気に入ったんだな。梓のカップを」 … 梓「ふぇっくしょん!!」 憂「わっ!?梓ちゃん大丈夫?」 梓「うん…。なんか急に背筋に寒気がしちゃって…」 憂「風邪は引き始めが大事って言うからね。今日は、部活を早退して正解だよ」 梓「うん。まぁ、それはそれで心配なんだけどさ…」 純「そだ、丁度いいから駅前のアウトレットモールに行かない?新しく出来たのよ」 梓「あのねぇ…、私達の話聞いて無かったの?部活早退したんだけど」 純「だからじゃない。普段一緒に帰れないんだし、こういう時じゃないとね!」 梓「私はパス…、頭フラフラするし。行きたかっら憂と二人で行きなよ」スタスタ 憂「あ、待ってよ梓ちゃん。…純ちゃん、それはまた今度の休みにしようよ」 純「ちぇっ、仕方ないなぁ。…こら、待ってよ梓!」 =次の日= 梓「くしゅん!」 憂「どう?まだ、治りそうに無いかな」 梓「昨日より大分マシになったと思うんだけ……くっしゅん!」 純「ほほぅ、だったら梓!今日こそは行こうじゃないの、アウトレッ…」 梓「行かない。今日は部室に顔だすから」 純「ちょっと、最後まで言わせてよ!」 憂「部室に…?大丈夫なの、今日も早退した方がいいんじゃないかな」 梓「やっぱり気になるからさ、唯先輩達ちゃんと練習してるのか…」 唯「………………」チラッチラッ 憂「あれ?あそこのドアから何度も覗いてるのってお姉ちゃんかな」 純「噂をすればなんとやらってヤツだね。ほら、行っておいでよ」 梓「私の教室まで来るなんて…。どうしたのかな?」スタスタ 梓「唯先輩、どうしたんですか?こんな所まで」 唯「あずにゃん、どうかな調子は?気になってさぁ」 梓「有り難うございます。まだちょっと頭がフラフラするけど、今日は顔を出しますね」 唯「…………え?」 梓「どうしたんですか?ハトが豆鉄砲食らったような顔して」 唯「ま、待ってあずにゃん!気をしっかり持つんだよ!」バッ 梓「なんですか?別に持ってますよ…」 唯「えっとね…、まだ無理しない方が良いと思うんだよ!風邪は引き始めが大事っていうじゃん!」 梓「いえ、もう大分治りかけてますんで大丈夫ですよ」 唯「そ、そうなの!?だったら、アレだよ。風邪は治りかけが大事っていうじゃん!」 梓「言いませんよ…。どうしたんですか今日は。早く部室に行きましょうよ」 唯「違うんだよ!わたしはあずにゃんの身体を、あずにゃんの未来を心配しているんだよ!」 梓「私の…未来?なんですかソレ」 唯「良く考えてごらんあずにゃん、ここで無理しちゃったら今度の試験に影響しゃうかもしれないんだよ!」 梓「いえ、普段勉強してるんで大丈夫です。…大袈裟ですよ、そんなに心配しなくても」 唯「それは心配だよ!だってあずにゃんは未来の軽音部を担う大切な存在。大切な私の後輩なんだから」 梓「ゆ、唯先輩がこんな気遣いを…。いつの間にこんな大人に」 唯「分かってくれたんだね…あずにゃん!」 梓「…って、そんな訳無いでしょ。そうやってまた練習サボるつもりでしょ。ほら行きますよ」グイッ 唯「はぅ!待って、待ってよあずにゃん!話を聞いて」 スタスタ 憂「お姉ちゃん、どうしたの?廊下で暴れたら危ないよ」 唯「う、ういー!?ナイスタイミングだよ!あずにゃんを、あずにゃんを止めてよ憂!」 憂「えっ!?こ、こうかなお姉ちゃん…?」ガッシ 梓「あ、コラ!?離してよ憂!ズルイですよ先輩」 唯「ういー、あずにゃんは無理して部室に来ようとしてるんだよ!お家まで送ってあげてくれないかな」 憂「あ、うん。分かったよお姉ちゃん」 梓「離してー、離しなさいよ憂!」ジタバタ 唯「それじゃ、あずにゃんお大事にねっ!」ダッダッダッ 梓「待ちなさいよ唯センパイー!」 … 唯「あずあずカップー、あずあずにゃんー♪不思議なカップー、あずあずカップー♪」スタスタ 澪「…うん?どうしたんだ唯。やけに上機嫌じゃないか」 唯「別にぃー、なんでもないよ」 律「とてもそうには見えないけどなぁ。まぁいいや、早速始めようか」 唯「りょーかいだよ律っちゃん!早く、早く!」 澪「珍しいな…。唯がやる気満々だぞ」 紬「そうねぇ。まぁでも良い事じゃないの」 澪「それはそうなんだが…」 唯「はいはいー、それじゃいっくよー!」サッ ジャジャーン… 唯「ふぅ………」サッ 澪「……なっ」 紬「………これは」 唯「ん?どしたのみんな、律っちゃんが豆鉄砲食らったような顔して」 律「どういう意味だよそれ!?っていうかなんでそんなにタイミングピッタリなんだよ、リズムキープとか完璧じゃねぇか!」バッ 唯「え?そんな事言われても分からないよぅ。そんな事より、今日の練習分終わったよね!」 澪「…え?あぁそうだな、やけにすんなり演奏出来たからな」 唯「よっしー!それじゃ、ムギちゃんお茶にしようよ!」 紬「え?あぁ、そうね。今準備するわね」 律「…まさか唯のヤツ。ティータイムがしたいが為にあんな演奏が出来たのかよ」 澪「そんな訳無い……、事も無いな。唯ならばやりかねないかも」 唯「ムギちゃーん、今日もこのカップにお願いー」サッ 紬「あ、うん。分かったわ」サッ コポコポ 唯「おぉ!あずにゃんカップに紅茶がトポポー♪あずあずカップー♪」 律「なるほどねぇ。コイツが唯のお目当てって訳かよ」ズズズズ… 澪「そういえば、梓は今日も休みか?」 唯「そだよー、風邪は安静にしてないとね。ねぇ、あずにゃんカップもそう思うよねー」サスサス 律「やれやれ、ギー太並の溺愛っぷりだな…。唯のプラシーボ能力が羨ましいわ」 唯「はふぅ…!やっぱり美味しいよぅ、あずにゃんカップは」サスサス 紬「まだまだ沢山オカワリはあるからね」 唯「やったー、あずにゃんカップなら何杯でもオカワリできるよ!」サッ 澪「さてと…、そろそろ片付けて帰るとするか」 唯「えー、もう帰るの?もっとあずにゃんカップと一緒に居たいよぉ」サスサス 律「そんなに飲んだらお腹タプタプになっちまうだろ。夜中にお漏らししても知らないぞ」 唯「何言ってるの律っちゃん。もう高校生なんだら、そんなの大丈夫だよー。それにいざとなったら憂がいるしね!」 律「いや、それ大丈夫じゃねぇよ!?憂ちゃんをどうするつもりだお前!」 カチャカチャ 澪「ほらほら、そんな馬鹿な事言ってないで。今日は唯が当番だろ、早くしないと日が暮れちゃうぞ」 唯「あ、そういやそうだったね?それじゃ洗ってくるよ」サッ カチャカチャ 運動部の掛け声であろう鼓舞をぼんやりと耳にしながら、おぼつかない足取りで私は手洗い場にかたどり着く。そして、蛇口から流れる水道の音を辺りに鳴り響かせながら、四つのカップを次々と洗剤を付けたスポンジで擦っていく。 「うんしょっ、うんしょっ…。おわっ、危ない!」 …何度やっても、洗剤を付けてカップを洗うという行為は慣れない。何故かというと、今の状態のカップは酷く滑りやすいのである。 気を抜くとまるで新鮮なネコジャラシの様に私の手のひらから抜け出してしまうからだ。なので、私はこの時ばかりは演奏の時が如く、神経を張り詰めて作業に挑むのである。 「よーし、残りは一つだね。早く終わられないと…」 手を伸ばして、その最後の一つに取り掛かろうとした瞬間、まるで金縛りにでもあったかのように私の身体は動きを止める。しかし、その視線はある一点を凝視していた。 唯「あずにゃんカップ…。はぁ…、やっぱりカワイイよぅ」 まるでギー太を愛でるかの様な手付きで、私は優しく…、そして繊細にあずにゃんカップを手に取る。 「よーし、このカップはより丹念に洗ってあげよーっと。きっとあずにゃんカップも喜ぶよぅ」 「あら、唯じゃない。何やってるの?そろそろ完全下校時刻よ」 私は聞き慣れたその声の方向に、勢い良く振り向く。刹那、足元から激しい衝撃音。 振り向いた目に映ったのは、予想通り和ちゃんであった。 「うん、分かってるよー。このあずにゃんカップを洗い終わったら帰るよ!……ってアレ?」 「あずにゃんカップって、その床で粉々になってるソレ?」 和ちゃんの言葉に、私は足元に視線を向ける。そこには、無残にも砕け散った陶器の欠片があった。 「の、和ちゅあぁぁぁぁぁん!?なっ、なんなのコレ!一体誰があずにゃんカップにこんな酷い事を!!?」 「誰って…アナタじゃないのよ。仕方ないわねぇ、私も片付けるのを手伝ってあげるから」 「ど…ど…どうしよ…。どーしよぅ和ちゃん……」 私の身体の震えは、家電量販店の最新マッサージ器を凌駕する勢いであった。 …… 澪「それにしても遅いな唯…。一体何をしてるんだ」 律「どっかで寄り道してるんじゃねぇの?茶道部の匂いに惹かれてフラフラとか」 紬「そんな、蝶々じゃないんだから。お茶菓子はもう沢山食べたし大丈夫よ」 バッタンー!! 唯「律っちゃぁぁぁぁんっ!どうじよう゛!律っちゃぁぁぁんっ!!」ガバーッ 律「な、なんだぁ?落ち着けよ唯。どうした、なんかあったかの?」 唯「落ち着いてなんか居られないよ!えまーじぇんしーなんだよ!!リッチャンエマージェンシーなんだよっ!」 律「なんだよそのエマージェンシーは…?いいから、何があったんだ」 唯「あずにゃんが……あずにゃんが……」 澪「梓が!?まさか梓の身に何かあったのか!」 紬「それは本当なの!?まさか病気が悪化して入院とか!」 唯「違うの…!そのあずにゃんじゃなくて……あずにゃんカップが。あずにゃんカップがこんな酷い事に…」ガチャガチャ…… 紬「……………あら」 律・澪「……………ぁ」 唯「へ、へるぴみー…リッチャン…」ガクガク 律「お前何やってんだよ!?よりにもよって梓のカップを割るなんて」 唯「ま…、まさかこんな事になるなんて…、どうしてあずにゃんカップなの……。私か律っちゃんのカップなら良かったのにね…」ガクッ 律「いや、良くねぇよ!何さり気なく私もカップも巻込んでんだよ!謝れ、私のカップに謝れ!」 唯「うぅ…、ゴメンなさい律っちゃんカップ」ペコリ 紬「落ち着いて唯ちゃん!カップに謝っても梓ちゃんのカップは返ってこないわ」 律「あーぁ、梓が部室に来たら怒られるぞ。入部してからずっと使ってたもんなぁ」 唯「やっぱりそうかな…?あずにゃん怒るかな…」 律「もしかしたら、唯が夜道を歩いてるときに背後からムスタングで…」 唯「む、…ムスタングで!?むすたんぐで私どうなっちゃうの!?」ビクッ 律「いや、そればっかりは私の口からは…。ただ月の無い夜には気を付けるんだぜ…」ポン 唯「ちょっと!気になるよ律っちゃん!?ねぇ澪ちゃん、月のない夜っていつかな、今日じゃないよねっ!!」 澪「知らないよ、そんなの…。いいから落ち着けって。律も無駄に煽るんじゃない」 律「でもよ、実際問題どうするんだよ。この割れ方はボンドでくっつけるのは無理じゃねーか?」ガチャガチャ 唯「だ、大丈夫だよ!憂はパズルとか得意なんだよ、憂に頼めばきっとなんとかなるよ!」 律「いや、もうパズルってレベルじゃねーぞ。これは考古学クラスなんじゃないか」 唯「こ、考古学!?だったら考古学部に持っていこうよ!」 澪「そんな部ないよ、いいから落ち着けって。なぁムギ?」 紬「はい?何かしら澪ちゃん」 澪「このカップってどこで買ったヤツなのかな?もしかしたら同じヤツが売ってるかも」 唯「そ、そうか!?澪ちゃん流石だよ!あずにゃんカップが無いならあずにゃんカップを買えばいいんだよ!」 紬「えーっと…、どこだったかしら?確か…」 唯「どこかなムギちゃん!?…そうだ、ムギちゃんの事だから海外なのかな!スイス王室御用達のカップ!?」 紬「……あ、そうだわ思い出したわ!」ポンッ 唯「スイスって海外だよねっ!どうしよう律っちゃん、私パスポート持って無いよ!?律っちゃん持ってるかな?海外って何を持っていけばいいの律っちゃん!何が必要なの!」 律「うるせぇよ!どんだけテンパってんだよ!?今お前が必要なモンはパスポートじゃなくて平常心だっ!」 紬「ふふ、安心して唯ちゃん。あのカップを買ったのは国内よ」 唯「…え?それは本当なの!」 2
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プレイヤー/駿優@しーおーつー! beatmaniaIIDXについて 手はつけてないけど、ちょっとやった事はある。 パーティモードのステージ1をクリアした後 「俺に7鍵は多すぎる」とかいってやめたっけな。 pop n musicについて 5ボタンばっかり。9ボタンはできない。それも凛花ぐらいのレベルばっか。 いまだにGOLD RUSHの最後ができずに困ってる。 DrumManiaについて やってない GuitarFreaksについて やってない DanceDanceRevolutionについて やってない jubeatについて BASICばっかり。今は夏祭り黄に挑戦中。 大好きなEvansの発狂の終わり辺りができずに困ってる。 太鼓の達人について 鬼中堅ぐらい。蛻変とピラメキが大好き。 ピラメキの連打地帯は俺にとっての休憩地帯。 初音ミクACについて 最近やり始めた。Easyばっかで、消失大好き。 モジュールはハクさん。 ミュージックガンガンについて 気分転換にちょこちょこやる程度。 その他 きもいといわれる領域に達したい。
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KP ディズム PL&PC レヴィ・エリファ 配信 2023/02/09 22 00- クトゥルフ神話TRPG『ここで長く生きて』レヴィ・エリファ ハッシュタグ #レヴィ長く生きて ツイート 告知 セッション告知 "――ここで長く生きてくださいね。" レヴィ・エリファ 感想 ディズム / レヴィ・エリファ
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さわ子「澪ちゃんはいいのかしら?」 澪「いえ…、私は部室の戸締まりがあるし…」 さわ子「だったら、私が戸締まりはしておいてあげる。……こう言ったらどう?」 澪「さ、さわ子先生……!」 バタンッ 紬「……あら、アレってまさか」 タッタッタッタッ! 澪「おーい、みんな待って!待ってくれよ、私も行くー!」ダッ 唯「み、澪ちゃんまで…。ありがとうみんな!」 律「店の中で走ったらダメじゃなかったのかー澪!」 さわ子「あ、ちょっと待ちなさい唯ちゃん。これを持って行きなさい!」シュ パシッ! 唯「こ…これは!?電車でもバスでも使える『Suica』!でも、これはさわちゃんのじゃ…!」 さわ子「レンタル料は助手席の、このウーパールーパにしておくわ。持って行きなさい」 唯「あ、有り難う!これで百人力だよ!」 律「はは…、まさかあのぬいぐるみが本当に役に立つなんてな」 さわ子「駅はこの建物の裏手だからね。車に気を付けて遅くならない内に帰るのよ」 唯「りょーかいだよ!よし、行こう!行こうよ皆」 …… ……ブチン 梓「何このドラマ、完全に打ち切りエンドじゃない。最後まで見て損した。はぁ、……退屈。やっぱり無理してでも部活に出れば良かったかな」ゴロン ピロッパッニャー♪ 憂『あ、梓ちゃん!今ちょっと良いかな、寝てたりしてた?』 梓「ううん、ドラマ見てたから大丈夫だよ。何か用?」 憂『うん!お姉ちゃんがそっちに行ってないかな?』 梓「唯先輩?来てないよ。どうかしたの」 憂『実はまだ、お姉ちゃんが帰って来てないの…。電話しても繋がらないし。……迷子になってたらどうしよう』 梓「落ち着きなよ憂。そんな訳無いじゃない、唯先輩はもう高校生なんだから」 憂『で、でも……』 梓「そんな事よりアウトレットはどうだったの?純と行ってきたんでしょ」 ホーホー… 唯「う、ういー!ここ、どこ…、ジャスコは?ジャスコはどこなの。うぃー!」キョロキョロ 澪『よし、大体場所は分かったぞ。皆の携帯に転送するよ』ピッ 紬『…ふむふむ。今の時間から間に合わせ範囲の総合スーパーはこの四つね』 唯『よし、迷ってる暇は無いよ!私は北西のジャスコ、澪ちゃんは南南西の西友、ムギちゃんは東のイズミヤ。そして律っちゃんはココのお値段以上ニトリだよ!」ズビシッ 律『おぉ!唯のヤツなんか凄いな。異様な気迫に充ち満ちているぜ』 紬『本当ね、とっても頼もしいわ!』 唯『甘いね、今の私はただの平沢唯じゃないの…。そう、コマンダーユイなのさ!』 紬『おぉー。それじゃ司令官の唯ちゃん、命令をどうぞ』 唯『時は満ちた、今こそあずにゃんカップをこの手に…。その為にここまで耐え忍んだんだよ!いくよ、皆の衆!』ダッ 律『どうしたんだよ澪?やけに志気が低いじゃねーか!』 澪『………なんか心配だな』 「はぁ…、こんな事ならあんなの言わなきゃ良かった。凄い恥ずかしいよぅ…。とにかくジャスコの位置を確認しないと」サッ ピッ…ピッ……ブチン… 「……え?あれ!?嘘っ、こんな所で電池切れなの!」 カチカチ… 「ど、どうしよう…。これじゃ律っちゃんに電話も出来ないよ!」 ホーホー… 「あぁ…いつの間にか真っ暗だよ。月が出て無いのかな。………うん。月が無い?」 私は自分で口に出した言葉に疑問を覚える。しかし、それがどの単語かを理解する前に私の頭から爪先までを、まるで冷や水を被せられたかの如く寒気が走った。 『唯が夜道を歩いてるときに背後からムスタングで……』 『月の無い夜には気を付けるんだぜ……』 瞬間、私は遥か虚空に目を向ける。その瞳に映った物は黒。呆れる程に黒一色だった。 「月の無い夜……。いや、まさかね。何を驚いてるんだか…。どうせ律っちゃんが脅かしただけだよ…」 私は一度深呼吸を付こうと大きく息を吸い込もうとした。しかし、その行為は私の耳に響いた物音により中断される。 「こんな所に人…?いや、違う。そんなはず無い…。こんな時間にこんな道を通る人なんか居ない。これは…」 吸い込んだ息を吐き出す事さえも忘れて、私はただそこに立ちすくむ。まるで両足を鎖でがんじがらめにされたように……。 「あ……あずにゃんなの……」 私は自分を安心させる為に、その言葉を呟きかける。 有り得ないのだ、あずにゃんがここに居るはずが。 有り得ないのだ、返事が返ってくる事が。 だから、こそ安心できる。今私の頭に過ぎった事はただの妄想に過ぎない、返事が無い事がそれを証明しているのだから。 「……ぃ…パイ…。ゆぃセンパ…」 刹那。私の足は幻想の鎖を引き千切り、猛然と前方を虚空を翔けた。 己に宿る製造本能がそうされるのだろうか、私は自分でも驚く程の速力だった。 「あ、あれは私の知っている中野梓じゃない…。三十六手で必ず私を仕留める、悪鬼。そう、あずにゃんカップの怨念なんだから!」 振り払え、迷いを。振り払え、己の限界を。 でなければ、私はもう二度と演奏をする事は出来ない。 だって…その時には既に私という固体は生命活動を停止してただの蛋白質へと姿を変えて…… 梓「ゴチャゴチャうるさいですッ!止まれって……言ってるでしょ!」ブォン スパコーンッ! 唯「はふぅ!?」ドサッ ガッシ! 梓「やっと、捕まえましたよ!どこまで世話をやかすんですか」 唯「痛たたた…、これはサンダル?それじゃ足があるの!?本当にあずにゃんなの」 梓「だからそう言ってるでしょ!他に誰が居るんですか」 唯「そ、それはそれで具合が悪いよぅ!後一日成仏してくれないかな!?」 梓「だから、私幽霊じゃありませんよ!」 唯「でも、どうしてあずにゃんが私の居場所分かったのさ?」 梓「憂が余りに心配するから、澪先輩に電話したんですよ。そしたら、本当に迷子かもしれないって言うから…」 唯「そ、それでわざわざ私を探しに来てくれたの?」 梓「私だけじゃないですよ。律先輩やムギ先輩も、皆探してくれてるんですよ」 唯「うぅ…、皆の足を引っ張るなんて…。コマンダーYUI失格だよ…」 梓「なんですかコマンダーって?ほら行きますよ」 唯「…え?行くってどこにかな」 梓「向こうですよ。ほら、明かりが付いてるでしょ」 唯「明かり…?あっ、あれはジャスコ!?こんな所にあったの!?」ダッ 梓「あ、ちょっと!?」 ガラガラガラガラ… 唯「シャッ…、シャッターが閉まる。遅かったって言うの……」 梓「私のマグカップですか?別にいいですよ、他を使えば」 唯「えっ!?なんでそれを!もしかしてあずにゃんカップの怨念に…」 梓「違いますよ、澪先輩から電話で聞いたんです。あんまり怒らないでくれって言われたけど…」 唯「それじゃあずにゃん怒って無いの?あずにゃんカップ割っちゃったんだよ!」 梓「怒るよりも呆れてますよ……。そんなに私に怒られるのが嫌だったんですか?」 唯「それもあるけど、あずにゃんが可哀相だったんだもん…」 梓「私が可哀相…?」 唯「だって、あんなに可愛くて素敵なあずにゃんカップを無くしちゃったんだもん…。それも私のせいなんだよ?だったら見つけるしかないじゃない…、たとえ0.01%の確率しか無くても…」 梓「唯先輩…。違いますよ、0.01%なんかじゃありません…」 唯「……え?」 梓「澪先輩やムギ先輩。それにさわ子先生…、皆頑張ってくれたんです。0.05%、それでも見つからないんだったら文句は無いですよ」 唯「で、でも本当に良いの?大事なあずにゃんカップなんだよ!」 梓「そうですね…。でもそんなマグカップよりも、私の為にここまでやってくれる軽音部の皆…。そっちの方が私にとっては何倍も大事なんですよ」 唯「あ、あずにゃん!ありがとうあずにゃぁぁん!」ガバーッ 梓「ふふ…、やっと笑ってくれましたね。やっぱり唯先輩には…笑顔が」 唯「あずにゃん…?どうしたのあずにゃん!」 梓「ごめんなさい、無理し過ぎたみたいでちょっと頭痛が…。少し、休ませてもら…」ズルッ… 唯「あずにゃん、しっかりして!大丈夫なの!」ガシッ … 梓「あ、あれ……。ここは…」パチッ 唯「気が付いたかな?心配したんだよ」 梓「唯先輩のウチですか…。私をおぶってここまで?」 唯「当たり前じゃない。あずにゃんカップの罪滅ぼしだよぉ」 梓「ふふっ…。ありがとうございます、唯先輩」 ガチャリ… 憂「あ!お姉ちゃん、良かった無事だったんだね!」ダッ 唯「大袈裟だよぉういー。私はジャスコに行ってただけだよ」 憂「早く上がって、梓ちゃんも!いま温かい飲み物淹れるね」 憂「それじゃ、お姉ちゃんはずっと梓ちゃんのマグカップ探してたんだ?」 唯「聞くも涙、語るも涙なんだよういー」 憂「……めっ!だよ、お姉ちゃん」ビッ 唯「はふぅ!?な、なんでういが怒るの」ビクッ 憂「悪い事をしたら、まずは謝らないとだめだよ」 唯「そ、そっかー…。ういは厳しいねぇ」 梓「別にいいよ憂。また別の買えばいいし」 憂「そう?ゴメンね梓ちゃん」 唯「うぅ、ゴメンよぅぃー」 憂「でも、お姉ちゃんも今日一日頑張ったしね。ほら、コレ。私からのプレゼントだよ」ガチャガチャ 梓「…プレゼントってそのホットココアなの?」 憂「違うよ。ほら、このお姉ちゃんのカップ、可愛いでしょ」 唯「こ、…この丸いフォルム…。このぷりてぃな取っ手の尻尾…!?」ガタタッ 梓「私のマグカップ!?でもなんで憂が持ってるの!」 憂「なんでそんなに驚いてるの?このマグカップは今日行ったアウトレットモールで売ってたんだよ」 梓「アウトレットモール…。そうか、そういう事だったのね」 唯「ど、どういう事なのかな!?あうとれっとって何?考古学部の事?復元したのかな!」 梓「違いますよ…。ほら、ココアでも飲んで落ち着いてください」サッ ズズズズ… 唯「はふぅ…!やっぱりあずにゃんカップは魔法のマグカップだよぉ」 憂「良く分からないけど、お姉ちゃんが幸せそうで私も嬉しいよ」 =翌日= 澪「アウトレットモールっていうのは、メーカーの訳あり品や半端ものを取扱ってる所だよ」 唯「訳あり品…。そっかー、だから倒産した会社のあずにゃんカップもそこに流れついてたんだね」 律「まさか駅前にそんなモンが出来てたなんて…。知ってりゃ最初からそうしたのにな」 梓「今回ばかりは純の無駄な情報網に感謝ですね」 律「感謝っていやぁ、さわちゃんにもしとかないとな。まだ来ねーのかな」 梓「さわ子先生なら、青い顔して教頭室の方に歩いて行きましたよ。何かあったんですかね」 唯「え…!?あー、うん何だろうねぇ律っちゃん」ガクガク 律「さ、さぁなぁ…、私に聞かれても至極見当が付かないぜ……」ガクガク 梓「……どうしたんですか?ねぇ澪先輩」 澪「ごめんなさい…ごめんなさい…」ブツブツ 紬「さぁ、皆。お茶が入ったわよ。はい、梓ちゃんのあずにゃんカップよ」サッ 梓「ムギ先輩までそう呼ぶんだ…。どうもです」サッ 澪「さて、それじゃ頂こうか」 唯「…………………」チラッチラッ 梓「な、なんですか唯先輩。そう何度もチラチラ見られると落ち着かないんですが……」 唯「え!?違うよぉあずにゃん。気のせいだよぉ」 梓「そ…、そうですか?」ズズズズ… 紬「ささ、今日はチーズスフレよ。沢山食べてね」サッ 澪「おぉ、そうなのか?私はこれ好きなんだよな」ズズズズ… 梓「へー、そうなんですか。それは初み……」ズズズズ… 唯「……………………」チラッチラッ 梓「あーっ、もう!唯先輩、そのカップ貸して下さい!」バッ 唯「え、ちょっと何するのあずにゃん!?」 梓「こうですっ……!」ゴクゴクゴク… 律「こらこら梓、そいつは唯の分だぞ。がっつくなよ」 梓「…はふぅ。す、凄いですよこの唯先輩のカップ!紅茶の味が二倍にも三倍にもなってますよ!」 唯「何言ってるのあずにゃん。これは普通のカップだもん。あずにゃんカップじゃあるまいし」 梓「いいから騙されたと思って飲んで見て下さいよ」サッ 唯「うぅ……」ズズズズ… 律「どうだ唯なんか変った味するか?」 唯「……はふぅ!?」ガタタッ 紬「ど、どうしたの唯ちゃん!大丈夫かしら」 唯「な、何これ!?まるで魔法みたいだよ。あずにゃんカップを凌駕する深い味わい…、これがゆいういカップ!?」ズズズズ! 澪「…おいおい、梓お前一体唯に何をしたんだ?」 梓「別に…、ただ魔法を掛けただけですよ」 律「馬鹿言うなよ、魔法なんてあるわけねーだろ」 梓「ふふっ、ありますよ。プラシーボ効果っていう魔法です」 紬「あ…!な、なるほどねぇ」 唯「ゆいういカップー、ゆいゆいういー♪不思議なカップー、ゆいういカップー♪」ズズズズ 律「……ほんと、思い込みの効果なら唯には絶対だな」 唯「この、ゆいういカップなら何杯でもオカワリできるよぅ!」サスサス =おしまい= 戻る
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GENRE TITLE ARTIST bpm notes CLEAR RATE J-POP 生きるよすが 月詠み 252 1256 n%(yyyy/mm/dd) 攻略・コメント クリア、FC的には曲調も分かり易くて普通の☆10 スコアは鳥難度は低いけどそこより↑となると全体的にハネてて黄ばみ易いので中々難しい -- 名無しさん (2022-11-18 20 57 08) ☆10にしては高密だがとても演奏感がある。運指とリズムに注意しながら高得点を狙いたい一曲。 -- 名無しさん (2023-02-15 15 50 49) 版権曲でも結構難しい部類。舐めてかかると痛い -- 名無しさん (2023-07-22 00 38 27) 名前 コメント
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「憂鬱だわ…」 新年度早々和ちゃんがそう行ってため息をついた。 真面目な和ちゃんにしては珍しい。どのくらい珍しいかって言うと鼻血や涎出してないムギちゃんに遭遇するくらい珍しい。 しかも登校中にそんなこと言うなんて和ちゃんらしくない。生徒会の仕事で疲れてるのかな? 「なにか悩みごと?私でよければ相談に乗るよ?」 あ、憂に先越されちった。まぁ、ここは可愛い妹に花を持たせてあげよー 「ほら、憂って世界一可愛いじゃない?新入生の中に憂を好きになっちゃう子が出て来たらどうしようって…」 「の、和ちゃん…恥ずかしいよぉ。それに私だって気が気じゃないんだよ?和ちゃんって宇宙一カッコいいからもしも下級生がって…」 「嬉しいこと言ってくれるわね。でも、そうね…せっかく憂がそこまで言ってくれるんだから、 せめてあなたにとって一番カッコいい人間ではいたいわね」 「と言うと?」 「憂以外の子なんかには心動かされないってことよ」 「の、和ちゃん…」 「憂にも世界一可愛い恋人でいて欲しいのだけど、これはわがままかしら」 「わがままなんかじゃないよ!うん、和ちゃんの一番で居続ける自信はあるよ」 わーお、悩みじゃなくておのろけだ~。 なんだかくすぐったいや。妹と親友がいちゃいちゃしてるからかな? りっちゃんと澪ちゃんなら別に平気なんだけどな。ムギちゃんとさわちゃんの場合、あっちの意味で平気じゃいられないんだけど…。 「お姉ちゃんも気をつけたほうがいいよ?梓ちゃん、ちっちゃくて可愛いから…」 「だからってあんたが浮気するのはもっとNGよ、唯」 「そうだよ!お姉ちゃん可愛いから狙われやすいもん。あぁ…心配だなぁ、お姉ちゃん…」 「いけない子ね、憂。唯のことをそんなに気にかけるなんてちょっと妬けちゃうわ」 「も、もう和ちゃん…いぢわるしないでよぉ」 さてまぁバカップルは無視するとして、憂の言うことはもっともだよ。 可愛い可愛い可愛いあずにゃん、私がしっかり守らなきゃだね! というわけでじっせん!その1!! 「あ、唯先輩♪」 まぶしい笑顔で私を迎えてくれたのは、もちろん愛しのあずにゃんだ。 いつもは家の近くで待ち合わせてるんだけど今日は校門前で落ち合った。 メールでそのことをお願いしたら、ちょっと不思議そうにしてたけどちゃんと了解してくれた。 「唯先輩と会える時間が減るのは寂しいですけど、がまんします」って一文に、私、きゅんと来ちゃったよ。 ごめんね、あずにゃん。でもでも、こんな可愛いことされたら…ね。 合流したらあずにゃんと一緒に校内へ…は行かず、新入生たちがたくさん集まってる前で私はついに計画を実行に移すのでした! 「あずにゃん、大好きだよ♪」 「え?はい、私も唯先輩のこと…んむっ!?」 新入生たちの興味が程よく集まった頃を見計らって私はあずにゃんの唇を奪っちゃいました! びっくりしたみたいでちょっとだけ抵抗されたけど、本気のキスだって伝わってからは ちゃんと背中に手を回してくれた。私も同じようにきゅっと抱き締める。 写メを撮る音とか冷やかしの歓声とかキマシタワーって聞こえてきたけど、これも私の計画通り! こうやってあずにゃんとのラブラブな仲を見せつけておけば誰も邪魔なんかしないよね。 「ムギちゃんったらまたビデオ回して。そんなに羨ましいなら、…試してみる?お・な・じ・こ・と」 「さ、さわ子先生たら…お願いします♪」 「じゃあ遠慮なく」 バカップルは無視。ていうかさわちゃんは遠慮しないと捕まるんじゃ… 続いて、じっせん!その2!! 始業式の日から部活見学が始まる。去年は憂と純ちゃんが来てくれたんだっけ。 なんで最初から来てくれなかったのーってあずにゃんに聴いたら、「唯先輩との時間を無駄にした一年前の私をひっぱたきたいです」って言ってたっけ。 えへへ、気にしないでいいんだよ、あずにゃん。これから一生かけて無駄にした時間を取り戻そうね♪ …っとと、思い出に浸ってばかりじゃいられないね。見学者が来たところで作戦開始であります! 「あずにゃん、じゃあふたりきりでちょっと合わせてみよっか」 「はい、いいですよ」 「ふたりで合わせる」っていうのは私たちの合言葉。やること自体は単純で、私とあずにゃんでひたすらジャムるんだけど… 「唯先輩、んっ、ふぅっ…今日は…がん…ばります…ね…んんっ」 「え、へへ…あずにゃんともっともっと…気持ち良く…なりたいもん…んうっ」 私たちの場合、十分二十分とジャムって限界突破する頃には、なんて言うか…こう言う気持ちになっちゃうんだよね。 ふたりの爪弾くメロディが溶け合うみたいに私たちの身も心も溶け合うみたいで… 「はぁはぁ…あずにゃん…もっともっとだよ…もっとあずにゃんが欲しいよぉっ!」 「だ、だめです、唯先輩…ゆい…せんぱ…私、もぉ…トンじゃうぅっ!」 つまりこの作戦、私たちは一心同体なんだよって見学に来た新入生に見せつけるのが大切なんであります! 「おいばか律、お前なに新入生に色目使ってんだよ!そんなことしてると今夜膝枕してやらないからな!」 「ばっか、何ヤキモチ妬いてんだよ澪~。澪に色目使う奴がいないか睨みをきかしてんだよ!」 「り、りちゅう~」 バカップルは無視。ていうか既に膝枕してんじゃん、澪ちゃん。 そして最後の最後。じっせん!その3!! 今日は新歓ライブだ。 私にとってはあずにゃんと出会うきっかけになったような、大切な想い出のある特別なライブだよ。 「一年前、唯先輩がこのステージに立ってくれたから、今、私はここにいるんですよね」 「そう考えると不思議だねー。運命だね♪」 「運命なら私はもっと前に感じてましたよ。学祭ライブのテープ聴いた瞬間にビビッと来ましたもん」 あずにゃんも同じ気持ちでいてくれたんだ。えへへ~、嬉しいな♪ あずにゃんの為にもライブを成功させなくちゃ。それで私たちの為にも最後の作戦を達成しなくちゃ! 途中、「田井中律はすっこめ!澪様ー澪様ぁ~」ってわけわからない妨害があったこと以外はライブは無事に進んでいく。 ていうか、騒いでたのって元生徒会長さんだよね?卒業生がなにやってんのかなぁ… まぁ、「誰がすっこむかってんだ!澪はあたしのもんだ!力ずくで奪ってみやがれ!」っていうりっちゃんの啖呵はかっこよかったけどね。 あ、これ聴いた澪ちゃんが腰抜かして蕩けちゃって一時演奏中断したのはアクシデントって言えばアクシデントかな。 次は私のソロパート。そしてここからが最後の作戦の本番だ。 「みなさん、ごめんなさい!プログラムに一部変更があります!」 突然の宣言にあずにゃんはきょとんとしてる。そりゃそっか、あずにゃんには秘密にしてたもんね。 サプライズを成功させる為にりっちゃん、澪ちゃん、ムギちゃんには協力を頼んであるんだけどね。 でも、曲が始まったらあずにゃんもきっとわかってくれるはず。ちゃんとついてきてくれるはず。 そうあずにゃんを信じてるから、私は最後の作戦を決行できるんだよ。 「私はこの歌を一番大切な人に捧げたいと思いますっ」 さぁ、行くよっ、あずにゃん! 「題して、あずにゃんに首ったけ!…あずにゃんは私の嫁~っ!」 さぁ心して聴け新入生諸君!あずにゃんは…あずにゃんは…私のお嫁さんなのだぁっ! 私のお嫁さんなのだぁっ! 可愛い -- (名無しさん) 2010-04-18 09 08 16 唯梓サイコー! -- (名無しさん) 2010-07-30 21 23 50 その歌聞かせて〜♪ -- (あずにゃんラブ) 2013-01-20 20 40 34 名前 感想/コメント: すべてのコメントを見る
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KP ディズム PL&PC 神楽すず 配信 2022/10/20 22 00- クトゥルフ神話TRPG『ここで長く生きて』神楽すず ハッシュタグ #すず長く生きて ツイート 告知 セッション告知 神楽すず 感想 ディズム / 神楽すず