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関ヶ原の戦い(理想の章) 関ヶ原の戦い(理想の章) あらすじ ステージ情報 武将データ 戦局展開・イベント ミッション 推奨技能 特別会話相互 個別 攻略アドバイス 無双演武(4-II)・理想の章一覧 あらすじ 三成の態度、武断派の不遇…。 清正らの襲撃は様々な要素が積み重なった結果だった 秀吉の子飼いの亀裂は決定的となり、 天下は実力者・家康の手に委ねられるかに思われた だが、三成はその流れに逆らった。 不利とわかっていても豊臣の世を守りたい一心で起つ 三成の義心に感銘を受けた上杉家は協力を約束。 会津で挙兵し、家康を釣り出そうとする だが、家康は三成が挙兵するや、軍を転進。 三成と雌雄を決すべく関ヶ原の地へ向かった 清正も正則も、もう側にはいない。 それでも、三成は強敵・家康に立ち向かう 上杉、真田、無二の友・吉継、そして軍師・島左近。 自分を支えてくれる同志と豊臣の世を守り抜くために ステージ情報 冒頭解説 心はひとつ、秀吉の残した世を守るため!一致団結し、東軍を撃破せよ! 出現条件 三成襲撃事件クリア 操作可能武将 石田三成・島左近・立花誾千代・小少将 難易度 ★★★★★★★★★☆ 制限時間 60分 勝利条件 徳川家康の撃破 敗北条件 石田三成と島左近いずれかの敗走、または敵武将いずれかの西軍本陣到達 武将データ 西軍 備考 東軍 獲得 備考 石田三成 総大将ミッションNo.10の必要武将 徳川家康 不定 総大将 島左近 敗北条件ミッションNo.9 10の必要武将 本多忠勝 巻物 ミッションNo.11の撃破対象 大谷吉継 選択禁止イベントで討死 加藤清正 不定武器 ミッションNo.1の撃破対象撃破後、再出現ミッションNo.5の撃破対象 島津義弘 選択禁止ミッションNo.3の成功条件 福島正則 不定武器 島津豊久 松平忠吉 巻物 ミッションNo.1の撃破対象 立花誾千代 生駒一正 不定 小少将 池田輝政 金銭 宇喜多秀家 ミッションNo.7の成功条件 黒田長政 不定 長束正家 竹中重門 不定 ミッションNo.7の撃破対象 長宗我部盛親 田中吉政 不定 小西行長 ミッションNo.2の成功条件 中村一忠 不定 ミッションNo.8の撃破対象 平塚為広 ミッションNo.5の成功条件 細川忠興 不定 増田長盛 山内一豊 不定 ミッションNo.9の撃破対象 糟屋武則 織田長益 不定 戸田勝成 ミッションNo.5の成功条件 蜂須賀至鎮 不定 増援1ミッションNo.2の撃破対象 大谷吉治 藤堂高虎 武器 増援2ミッションNo.2の撃破対象 蒲生頼郷 井伊直政 武器不定 増援3ミッションNo.3の撃破対象撃破後、再出現ミッションNo.11の撃破対象 前野忠康 京極高知 金銭 増援3ミッションNo.3の撃破対象 小早川秀秋 ミッションNo.4発生後東軍に寝返るミッションNo.5の撃破対象 可児才蔵 不定 脇坂安治 金森長近 不定 増援4ミッションNo.4の撃破対象 赤座直保 ミッションNo.4発生後東軍に寝返る 寺沢広高 巻物 小川祐忠 金森可重 不定 朽木元綱 坂崎直盛 不定 吉川広家 ミッションNo.9の説得対象イベントで敵に寝返る場合あり 佐久間安政 不定 毛利秀元 増援イベントで敵に寝返る場合あり 桑山元晴 不定 増援5ミッションNo.6の撃破対象 安国寺恵瓊 古田織部 金銭 加藤嘉明 不定 増援6 浅野幸長 不定 遠藤慶隆 不定 奥平貞治 不定 三好政勝 不定 伊奈忠次 不定 戦局展開・イベント 開始直後、ミッションNo.1が発生。島津軍が進軍停止。 ミッションNo.1発生後、大谷吉継が南西の関を閉門。宇喜多秀家に接近後、ミッションNo.7が発生。 ミッションNo.7成功時、北東砦が開門。宇喜多秀家が北東砦へ進軍開始。ミッションNo.8が発生。 ミッションNo.8成功時、西軍が関ヶ原北部を制圧。敵陣士気が一部低下。 加藤清正か福島正則を撃破後、池田輝政と黒田長政が後退開始。小西行長が追撃開始。 ミッションNo.1達成後、北西砦と西砦が開門。敵増援1の蜂須賀至鎮が出現。ミッションNo.2が発生。 ミッションNo.2の三将を撃破後、敵増援2の藤堂高虎が出現。 ミッションNo.2成功時、小西行長が奮起。 ミッションNo.2終了後、敵増援3の井伊直政らが出現。ミッションNo.3が発生。プレイヤー武将が島左近の場合、ミッションNo.9が発生。 ミッションNo.9成功時、自軍増援の毛利秀元と安国寺恵瓊が出現。 ミッションNo.3成功時、島津軍が進軍開始。 ミッションNo.3終了後、敵増援4の東軍武将が多数出現。敵陣士気が一部上昇。ミッションNo.4が発生。 ミッションNo.4の対象武将を3人撃破後、井伊直政が再出現。東軍が大筒で砲撃を開始。小早川秀秋が東軍に寝返る。加藤清正と福島正則が再出現。松尾山周辺の西軍武将が東軍に寝返る。敵陣士気が一部上昇。 松尾山諸将の寝返り後、大谷吉継が討死。加藤清正らが松尾山砦へ進軍開始。南西の関が開門。ミッションNo.5が発生。ミッションNo.9未発生または失敗時、吉川広家と自軍増援が東軍に寝返る。 プレイヤー武将が石田三成と島左近の場合、ミッションNo.10が発生。 ミッションNo.5達成後、松尾山砦が開門。敵増援5の古田織部と桑山元晴が出現。ミッションNo.6が発生。 ミッションNo.6達成後、西軍が退却路を確保。西軍が撤退を開始。敵増援6が出現。 敵増援6全滅後、東軍本陣が開門。本多忠勝と井伊直政が進軍開始。島津義弘と島津豊久が本多忠勝と井伊直政へ進軍開始。本多忠勝と井伊直政に同時に接近後、ミッションNo.11が発生。 ミッション 番号 名称 内容 備考 No.1 戦線を押し上げる 加藤清正らを撃破せよ! 撃破対象は加藤清正、福島正則、松平忠吉、生駒一正の4人。 No.2 愚直な三成 藤堂高虎らを撃破し、小西行長の敗走を阻止せよ! 撃破対象は藤堂高虎、池田輝政、黒田長政、蜂須賀至鎮の4人。 No.3 沈黙の島津軍 井伊直政らを撃破し、島津義弘と島津豊久の敗走を阻止せよ! 撃破対象は井伊直政、可児才蔵、京極高知の3人。 No.4 義は西軍にあり 寺沢広高らを撃破せよ! 撃破対象は寺沢広高、金森長近、金森可重、坂崎直盛、佐久間安政の5人。 No.5 友の仇は友 加藤清正らを撃破し、戸田勝成と平塚為広の敗走を阻止せよ! 撃破対象は加藤清正、福島正則、小早川秀秋、脇坂安治の4人。 No.6 盾になる総大将 退却路確保のため、古田織部と桑山元晴を撃破せよ! レア武器ミッション:石田三成 No.7 ☆宇喜多隊の突出 竹中重門と田中吉政を撃破し、宇喜多秀家の敗走を阻止せよ! No.8 ☆余勢を駆って進む 北東砦制圧のため、中村一忠と細川忠興を撃破せよ! No.9 ☆吉川広家の説得 吉川広家の説得のため、山内一豊と織田長益を撃破せよ! 必要武将:島左近制限時間:1分 No.10 ☆決意の対峙 石田三成と島左近は協力して無双奥義を発動し、敵兵を撃破せよ! 必要武将:石田三成and島左近必要撃破数:100人 No.11 ☆立ちはだかる英傑たち 本多忠勝と井伊直政を撃破せよ! 対象武将が島津2人と戦闘する前に接触 ☆はボーナスミッション 推奨技能 名称 備考 特別会話 相互 対象武将 内容 話者 発言 個別 使用武将 対象武将 内容 話者 発言 石田三成 加藤清正 石田三成 お前は秀吉様の命をひとつも守れぬのだな。九州の領土を放り出し、家康に加勢するとは 加藤清正 豊臣の家は守ってみせる。それ以外のことは守れなくても構わん 石田三成 頑固で不器用でどうしようもない馬鹿が…! 加藤清正 その言葉、そっくりそのまま返してやる 福島正則 福島正則 このケンカ、俺が勝ったら降参しろ。んで、俺と一緒に家康に謝れ! いいな! 石田三成 家康に謝る気など毛頭ない。お前とのケンカに負けるつもりもないがな 福島正則 言うじゃねえか、佐吉!いつも泣かしてやったこと、忘れたか? 石田三成 そのたびにお前だけが叱られていたこと、忘れたか? 馬鹿市松! 藤堂高虎 藤堂高虎 だいそれた戦を起こしたものだな。家康様に救われた恩、忘れたか! 石田三成 恩?俺が恩を受けたのは、秀吉様ただ一人! 徳川家康 徳川家康 泰平を乱し、決戦に及ぶとは…。秀吉殿になんと申し開きをするつもりか! 石田三成 豊臣の天下を危うくした罪は、俺にもある。秀吉様には合わせる顔がない。ゆえに… 石田三成 俺の代わりに秀吉様に伝えてくれ。乱の下手人を送るゆえ、お許しあれとな! 島左近 加藤清正 加藤清正 どいてくれ。俺は豊臣の家を守るためなら、なんでもやる 島左近 どけませんね。俺は殿を守るためなら、なんでもしますから 福島正則 島左近 あんたにはわかっているはずですよ。この戦、どう転ぼうが悲しい結末になるって 福島正則 うるせえ!てめえに…てめえに何がわかるってんだよ! 島左近 目をつぶって拳を奮っても当たりませんよ。本当のケンカの仕方、教えてあげましょ? 吉川広家 吉川広家 今から弁当を食うのでな。すまんが、毛利は兵を動かせぬ 島左近 なるほど…日和見ですかい。どっちが勝っても、毛利が生き残るように… 島左近 必死な吉川さんを説得するにはこっちが勝つってことを確信させないと 吉川広家(阻止時) 島左近 この勢い、西軍がじきに勝っちまいますよ?それでも、弁当を食い続けるおつもりで? 吉川広家 いや、弁当は今、食い終わった!我らは急ぎ東軍を攻め立てる! 攻略アドバイス とにかく敵将一人の味方本陣侵入で即敗北が鬼蓄な、序盤5章の中でも最も厳しいステージ。 特に初回プレイでパートナーを左近にした場合、協力奥義ミッションで100人撃破を強いられるため、 戦場を広く見渡さずに目先のミッションに囚われるといつの間に敗北を喫してしまう。 幸いに協力奥義のミッションに時間制限がないため、忠勝 直政が突撃を開始した段階でも遅くはないだろう。 まずは本陣に近い敵を片付けることを最優先で心がけよう。 無双演武(4-II)・理想の章一覧 第一話 第二話 第三話 第四話 第五話 賤ヶ岳の戦い(理想の章) 小牧長久手の戦い(理想の章) 九州征伐(理想の章) 三成襲撃事件 関ヶ原の戦い(理想の章)
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理想のアルティメットルーラ ■一人称 私 2回 (二大怪獣 夢の国大決戦 p.7 8) ■二人称 お前 1回 (二大怪獣 夢の国大決戦 p.7) ■三人称 こいつ 1回 (二大怪獣 夢の国大決戦 p.8) ■スイムスイム スイムスイム 3回 (二大怪獣 夢の国大決戦 p.7(2回)8) ■理想の究極将軍プキン お前 1回 (二大怪獣 夢の国大決戦 p.7) こいつ 1回 (二大怪獣 夢の国大決戦 p.8) ■技名 ルーラガード! (二大怪獣 夢の国大決戦 p.8) ルーラバリア! (二大怪獣 夢の国大決戦 p.8) ルーラデストラクション! (二大怪獣 夢の国大決戦 p.8) バーニング・ソウル! (二大怪獣 夢の国大決戦 p.9)
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目の前の仮面の怪人から途方もない不吉の気配がする。 ・・・怪人・・・そもそも『人』であるのかどうかすらわからない。 まるで機械のような、昆虫のような無感情で無機質な雰囲気をテラーは放っている。 構えを取りながらも勇吹はそれ以上前に踏み出せずにいた。 ・・・自身の動悸が、心臓の音が耳に痛い。 ただ対峙しているだけでもじりじりと体力を奪われていくようだ。 そしてテラーはやや猫背気味に勇吹へ向かいつつも、こちらもやはり動かず仕掛けてはこない。 「ンフフフ、そう身構えずとも結構ですぞお嬢さん」 勇吹にとっては聞き覚えのある声がしたかと思うと、テラーの隣に白い影がスッと持ち上がり人の形を取った。 「・・・財団の・・・ピョートル」 その男の名を呼ぶ勇吹。 「御機嫌ようお嬢さん・・・半日ぶりですなぁ」 バッと扇子を開くとピョートルが自身の口元をそれで隠す。 「何の用なの・・・?」 構えなくていいと言われても、目の前に現れた怪人物に勇吹は警戒の色を隠さない。 ピョートルが扇子に隠した口元を笑みの形に歪めた。 それでもこの娘は自分の話に耳を傾けるだろう。 ・・・そうせざるを得ないのだ。 それがわかっているからピョートルは嗤った。 「クリストファー氏のお話を持ってきましてなぁ。是非にお嬢さんのお耳には入れておこうかと」 「・・・・・・・・・・・・」 勇吹は黙ったままだ。しかしその動悸は僅かに先ほどまでよりも早まっていた。 「彼は今こちらへ向かっている所でございます。じきにここで再会できるでしょう」 ピョートルの言葉に勇吹の瞳が見開かれて揺れた。 「ですが・・・」 そこでわざとらしくピョートルは眉を落としため息をついた。 「このピョートルが思っていたよりもずっと彼の身体は限界に近付いていたようでございましてな。恐らくもう彼の命の火が消えるまでの時間は幾ばくもございますまい・・・」 ギリッと勇吹の奥歯が鳴る。血が出るほど強く拳を握り締める。 「・・・だから何だって言いたいの!! 私は絶対にあきらめ・・・」 「まぁまぁまずは私の話をお聞き頂きたい」 叫ぶ勇吹を片手を上げたピョートルが制した。 「私とて彼がそのような最期を迎えるのは本意ではないのですよ、お嬢さん。そこで出来うる限りの事はさせて頂こうと思いましてな・・・今日はこれを持って参った次第でございますよ」 そう言ってピョートルは扇子を閉じるとスーツの内ポケットより何かを取り出した。 ・・・それは2枚の紙片だ。大きめの栞の様な長方形の赤い紙と黒い紙。 「これは『輸魂の符』と呼ばれる物です。他人に生命力を分け与えるときに使うアイテムでしてな。黒い符を受け渡す側へ、赤い符を受け取る側へ貼る事で生命力を分け与える事ができるのですよ。勿論・・・黒い符を貼ったほうは生命力を失う事になりますが・・・」 ピョートルがザッザッと足音を立ててゆっくりと勇吹に歩み寄る。 その事に僅かに身を硬くしつつ勇吹が口を開いた。 「・・・あんたの言う事が信じられるとでも思ってるの・・・?」 その言葉にピョートルは目を閉じ首を横に振って苦笑する。 「でしょうなぁ・・・。ですからお嬢さん、私はただこれをあなたへお渡しするだけでございますよ。その後はお好きにするがよろしかろう。使うのも、丸めて捨てるのもお嬢さん自身でお決めになられませい」 強引に勇吹の手を取ったピョートルが2枚の符を持たせる。 勇吹は僅かに顔をしかめながらも、その手を払いのけはしなかった。 「生命力が限界を迎えつつあるクリストファー氏はもう医療技術での復活は望めますまい。現状その符のみが彼を救いうる手段であると思いますぞ」 符を手渡したピョートルは勇吹に背を向け戻っていく。 「もっとも・・・あえてアドバイスらしきものをさせて頂くのでしたら、お嬢さんあなたはその符を『使わない方がよいでしょう』」 今度こそはっきりと勇吹は眉をひそめる。 ・・・渡しておいて『使わない方がいい』とはどういう事なのだ。 「その符は受け渡す生命力の量を自由には出来ないのですよ、お嬢さん。必ず両者の生命力を『均等』にしてしまうのです。今、生命力が限りなく0に近いクリストファー氏とその符で繋がれば、あなたは自身の生命力のほぼ半分を失う事になるでしょう」 バッと再び扇子を開いたピョートルがその扇子で口元を覆いながら肩越しに振り返った。 「通常、一度に2割程度の生命力を失うだけでもかなりの危険があると言われております。・・・それを5割も一度に生命力を失えばお嬢さんもどうなるかわかりません。最悪、命を落とす危険もあるでしょうなぁ・・・」 「!!!」 そしてピョートルは静かに控えるテラーの隣まで戻る。 「御使用の際にはその事、努々お忘れなき様に・・・」 2人の姿が地面に染み込む様に消えていく。 その場に1人残された勇吹は、無言で手の中に残った2枚の紙片を見つめた。 水晶遺跡最下層広間。 財団研究開発部総責任者ネイロスはラゴールと霧呼、ELHとエトワールの死闘を大して興味も無いといった風に見つめていた。 ・・・実際、彼にとっては目の前の戦いもその勝敗も興味の無い事柄だった。 その彼の意識の中に直接呼びかけてくる声がある。 『・・・教授(プロフェッサー)・・・姉さんを、見つけました・・・』 「・・・・・!」 ネイロスの口元が笑みの形に吊り上る。 彼にだけ聞こえたその声は『ハイドラ』ツカサのものだった。 『ですが・・・1人ではありません。「三聖」・・・ヨギ・ヴァン・クリーフが一緒です』 「そうか」 短くそう返答するとネイロスが目の前に右手を翳した。 その手の先に半透明の球形の魔力の結晶が浮かび上がる。 球の表面にはいくつもの土星の輪のように光る魔法文字が回っている。 「三聖は私が処理しよう。・・・お前はそれを確認して速やかにセシリアとの戦闘に入れ」 『わかりました・・・教授』 球体の中に赤く点滅する点が現れた。 「・・・そこか。『忌まわしき狩人』よ。現れ出でてヨギを食らうがいい」 何者かにそう指示を出すと、ネイロスが魔力球を消した。 「必ず倒せ。そしてその身柄を回収しろ。死体でも構わん」 そう言うとネイロスは戦い続けるラゴール達の中を無造作に通り過ぎてゲートの間へと向かった。 歩み去るネイロスの姿を横目でチラリとエトワールが確認した。 「チッ、あのヤロー持ち場を離れるなっつーの」 そのエトワールにドラゴンブレイドを構えたELHが特攻する。 「ぬおぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!!」 渾身の一撃をエトワールが構えた刀で受けた。 ガギィィィィン!!!!!と広間に金属音が響き渡る。 「ぐっ・・・てんめええ! 死に損ないのクセに元気一杯じゃねーですか!!!」 エトワールの怒りの混じった叫び。 ELHのわき腹の傷口からは今も血が滴り続けている。 それはカウントダウンでもある。 彼が近い未来に限界を迎え、その身体を動かす事ができなくなるまでの。 鍔迫り合いを続けるELHが力を込めてエトワールを突き飛ばした。 後方へ飛ばされ、必死にエトワールが踏み止まる。しかしその体勢はグラグラと揺らいでいる。 そこを追撃する。ELHがドラゴンブレイドを横薙ぎの形に構える。 「連歌・・・『時雨』」 ブン!!!と横薙ぎの一撃が走る。 「・・・なっ!? クソッ!!!」 その一撃を辛うじてエトワールが回避する。 「『氷雨』!!」 上段からの斬り下ろし。 バックステップが間に合わなかったエトワールの胸甲を叩き割る。 「・・・『五月雨』!!!!」 下段からの渾身の斬り上げ。 その一撃を刀で受けたエトワールごと、両者の身体が飛ぶ。 「大した執念だなぁ・・・ELH」 上空でエトワールがELHを見て呟く。 「けどなぁ! 思いでも祈りでも現実は何一つ変わりやしねーんだよ!!! 何かを変える事ができるのはたった1つだけ・・・」 「・・・!!!」 ガシッ!!と上空で上からエトワールがELHの顔を鷲掴みにした。 「力(これ)だけだ!!!!!!」 バチッ!とELHを掴むエトワールの手にプラズマが走った。 ・・・そして次の瞬間、広間を赤く照らして大爆発が巻き起こった。 スクリーンの中の映像が世界地図に切り替わった。 「今のこの世界は歪だ」 その地図を見上げてギャラガーが言う。 「美しく調整する必要がある。・・・私は長年その方法を模索してきた」 パチン、と指を鳴らすギャラガー。 するとスクリーンの中の世界地図が変化を始めた。 ・・・・・? 何だ・・・? 地図の形が変わっていく。 海岸線の起伏が徐々になくなり、陸地の位置が変わっていく。 シードラゴン島は正八角形に変形し、そこを中心にまるで波紋が広がるように陸地が配置されていく。 その図はもう、世界地図ではなく紋章の様だ。 ・・・これは、何なのだ・・・。 「これが『完成図』だ、ウィリアム・バーンハルトよ。世界をこの形にした上で、さらにあらゆる生命を配置し直す」 一瞬、頭の中が真っ白になった。 今この男は何と言った・・・? 『世界をこの形にする』・・・? エメラダはギャラガーの言葉に聞き入り恍惚としている。 「そして私はこの世界の全てを管理する。あらゆる生き物の成長と進化を促進できるように私が手を加えるのに理想的な形がこの世界なのだ」 澱みなくギャラガーは言葉を続ける。 「この完成された世界で、我が指導の下でこの世の全ては『完全』へと導かれるだろう」 ・・・狂っている・・・。 気付かないうちに私は拳を握り締めていた。口の中はカラカラに渇いている。 ・・・神にでもなるつもりか!! ギャラガー!!! 「誤りを訂正しよう、ウィリアムよ。・・・神とは『創造するもの』である。私は何も生み出すつもりはない。ただ、『並べ直す』だけだ。美しく整頓し直すだけだ」 世界の再配置・・・その為にお前は『神の門』が必要なのか・・・。 「フフフフ・・・ハッハッハッハッハッハッハ!!!!!」 私の言葉にギャラガーが初めて哄笑する。 「それだけの事であれば私に別に『神の門』は必要がない。・・・想像力を働かせるがよい、ウィリアムよ」 それだけの事・・・。 世界地図をまるで違うものに変える事をそれだけ、とギャラガーは言い切る。 確かに・・・この男であればそれは可能なのかもしれない。恐ろしい労力と金と時間がかかるだろうが、ギャラガーは世界を裏から支配する存在であり、また永遠の時間を持っているのだから・・・。 では、この男は『神の門』はどう使うつもりなのだ・・・? 「この計画を進める上で、最大の障害は『不要物の処理』だった」 ギャラガーが空を見上げて言う。 ・・・不要物の処理・・・? 「世界を調整する上でどうしても不要な物が出る。具体的に言えば、おおよそ陸地の14% 海の6% 亜人種を含む人類の9% その他の生命の11%が『不要』となるのだ。その処理に私は長年頭を悩ませてきた。どの様に処理しようと、そこには必ず『残骸』が発生するのでな」 まさか・・・。 私にはその先ギャラガーが何と言うのか想像ができた。 ・・・いや・・・そんなはずはない・・・。 ・・・『そんな事を思いつくものが、人間であるはずはない』 「わかったか、ウィリアムよ。・・・私は神の門を使い、その不要物を『異界へと投棄』する」 お前は悪魔だ・・・ギャラガー・C・ロードリアス・・・。 私は掠れた声で言った。 ギャラガーは静かに目を閉じて首を横に振る。 「そう思うのはお前が『個』という小さな視点でしか物事を見ていないからだ。『世界全体』という視点で見るがいい、ウィリアム。千年先を見据えて考えるがいい。・・・そうすれば我が行いこそが正義、我が計画こそが正道である事がわかる」 傲然とギャラガーは言い放ち、私を斜めに見下ろした。 カミュが足元にタバコを落とし、それを靴底でもみ消した。 そして身を隠していたビル影から無造作に出て行ってしまう。 「・・・!!! おい!」 制止しようとそのカミュにルノーが片手を上げた。 「・・・あ」 そしてその手をそのまま引く。 カミュの横顔を見て。 ・・・憤怒は無く、ただ彼はかつてない程真剣な表情をしていた。 「マジギレしたな・・・あいつ」 その背を見送って、ルノーが呟く。エリックがそれに肯く。 「マジギレすんの2年ぶり?」 「・・・と、2ヶ月と17日ぶりですね」 エリックが答える。ルノーがきゅっと下唇を噛んだ。 「2年2ヶ月ぶりの本気か・・・」 ポケットに手を突っ込んだまま、ザッザッとまっすぐ歩いてくるカミュに最初に気付いたのは大龍峰だった。 「!! ・・・おどれは・・・!」 ズン、と足音を鳴らしてその巨体でカミュの行く手を塞ぐ大龍峰。 「何しに来た! 今更おどれの出番なぞないわい!!!」 その大龍峰をカミュが見上げる。 「・・・どけや」 その一言に大龍峰のこめかみに血管が浮かび上がった。 「どの口が言うんじゃ!! このどあほうが!!!」 バァン!!!!と空気を震わせて大龍峰の必殺の張り手、『鬼鉄砲』がカミュに炸裂した。 「!」 そしてその鬼鉄砲を放った体勢のまま、大龍峰が眉間に皺を寄せた。 ・・・倒れない。 僅かに靴底で地面を擦って後退したものの、カミュは吹き飛びも倒れもしなかった。 ただ傷は浅くなく、彼の足元にぽつぽつと赤い染みができる。 「いたくねぇ」 「何ぃ!?」 ギリッ!!と奥歯を鳴らすとカミュが拳を握り締めた。 「いたくねぇっつったんだ!!!!!! この大馬鹿野郎が!!!!!!!」 ゴッ!!!!と重たい炸裂音を響かせてカミュの『鉄拳』が大龍峰の頬を捉える。 「・・・ガッ・・・ハ・・・!!!」 ぶっと口腔から血を噴き出して大龍峰の上体がグラグラと揺らいだ。 ここまで2度の戦いで何度も受けてきたはずの拳だった。 一度もダメージを意識した事のないはずの拳だった。 ・・・それが今、大龍峰はその拳を受けて崩れそうになる両の膝を必死に精神力で支えている。 「・・・こォのおお・・・やってくれるじゃまあか!!!!!」 再び鬼鉄砲。打たれたカミュが空中に赤い飛沫を上げる。 「・・・ぐおっっっ!!!!」 そして再度の鉄拳。受ける大龍峰が苦悶の表情を浮かべる。 互いに必倒の距離。両者ともにまったく間合いを取ろうとしない。 ・・・そして壮絶な打ち合いが始まった。 第27話 2← →第27話 4
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【検索用 りそうきょうをたすねて3000おくほ 登録タグ DJ以下略 UTAU り 曲 曲ら 重音テト】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:DJ以下略 作曲:DJ以下略 編曲:DJ以下略 唄:重音テト 曲紹介 曲名:『理想郷を尋ねて3000億歩』(りそうきょうをたずねて3000おくほ) 『太鼓の達人楽曲募集だドン!2023』応募楽曲。 歌詞 (動画概要欄より転載) 人々は新天地を求めて彷徨い続けた 途中の分かれ道で別れてった 黒い今を必死に生きていた それでも僕ら理想郷に縋り付いていた けれどもそこには何もなかったんだ 結局前のがよかったんだ さあ、リセットした また一から始めようか 「贖罪は 使い古された じゃあもういっか」 で捨てられた 光り輝いているから気づいた 感化された僕の魂はまだ動いていた 運命は愛を知る 悪気を見逃さず 闇を消し去る それでも 失った光 もうここにはない? 奪われたら取り戻すだけ 最初から『嫌』が纏わりついてた?何故誰からも奪ったんですか? 折角好きになれたんだ この天から授かったような光が 人々は理想郷を求めて彷徨い続けた まだ知らないはずの思い出を求めて 暗い今を必死に生きてんだ 誰かが教えてくれたくれたメッセージ 懐中電灯(ライト)にして 「これが答えだ」って そうして掴んだ未来は 光と希望で塗り固めて! コメント 名前 コメント
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その他作戦/斎藤奈津子(なっこちゃん)からの脱出 2006/04/22 斉藤奈津子(なっこちゃん)からの脱出開始 斉藤奈津子(なっこちゃん)からの脱出 OPセレモニー 斉藤奈津子(なっこちゃん)からの脱出 参加要綱&エントリー 事実1:源は竜造寺にとって、正真正銘のヒーローであり自らの理想像である(限定版ブックレットより) 事実2:源は幻視で他者の考えが限定的にわかる(緑の章54より) 事実3:斉藤は芝村に惚れている 事実4:斉藤が芝村に惚れているのは隊内のほぼ全員が承知している。 推論1:人間が危機的状況に陥ったとき、まず助けを求めるべく考えるのは、その人にとってのヒーローであると考えられる。 つまり、竜造寺は源に助けを(心の中であろうが)叫ぶと考えられる。 推論2:竜造寺は必死にこの状況を逃れられる状況を考えるはずであり、その際におもいつく中に「芝村がきて斉藤が見張りなんか忘れるくらいメロメロになってくれればいいのに」という内容も入ると想定される。 推論3:叫びをききつけた源は(一番信頼できる)芝村に相談するとおもわれる。 推論4:芝村は苦渋の決断(隊の家族の苦境を救うため)、自分がおとりとなって竜造寺の危機を救う方法を進言する。 以上より、竜造寺を救うのは、自らが決死の覚悟で囮となった芝村と、救いに来る源。 いま英吏がくる、その隙に連れて行けってことだ、よくわからんが」 真琴 2006/04/22 10 30 落ち着け、落ち着くんだ、竜造寺紫苑。 何か、連絡できる道具を探すんだ。 じゃないと、助けが呼べないぞ! (コレで、大丈夫かな? 不安だ・・・。) 光で輝き 2006/04/22 10 44 第1ターンは 真琴さんと光で輝きさんが選ばれました。 10時50分までの書き込みから選んでいます。 芝村 2006/04/22 11 08 斉藤奈津子(なっこちゃん)からの脱出 第1ターン 真琴・ 光で輝き 「源も役に立たない。それなら英吏に頼もう。かれならきっとお前を助けてくれるはずだ!(……多分な)」 と言うわけで、英吏さん頑張れ~! ナナシ 2006/04/22 11 12 今日は土曜日…ってことは体育があるよな? こちらの事情を理解して協力してくれそうな人、 そして斎藤さんが必死になるであろう人、 やはり英吏か、彼にちょいと転んでかすり傷とかを負ってもらえないかな…? (※こっちと向こうの曜日が同じかどうかは分からんのですが…) AS 2006/04/22 11 33 第2ターンは ナナシさんと ASさんが選ばれました。 11時50分までの書き込みから選んでいます。 芝村 2006/04/22 12 38 斉藤奈津子(なっこちゃん)からの脱出 第2ターン ナナシ・ AS 斉藤奈津子(なっこちゃん)からの脱出 第2ターン追記 (斉藤さんがが暇なことが問題。ならば斉藤さんに何かたのべばあるいは、)ってことでリンゴが食べたいとかなにか頼み時間を稼ぐ。 古村 2006/04/22 12 47 第2ターン追記から、源に怪我フラグが立ち、 喧嘩状況いかんによれば英吏、深澤も奈津子に治療を迫られ 身の回りの世話どころではなくなる。 とりあえず男としては女子にお願いするのは後回しにしたいので、 残る奴は先内、牧原、國分の三人だが先内は盲目なので やはり他人の身の回りの世話には向かないだろうし、牧原は 精神ショックを受けた妹の事がある。となるとここで 連絡を取るのに妥当なのは"話がわかり""結構無理も聞いてくれて" "前作戦で漏らした経験のある"國分政昭その人であろうと予想します。 竜造寺!國分に連絡を取るんだ!! というか妥当な路線はとっとと潰して 窮地に陥る竜造寺を楽しむゲームですよねこれ。 あれ、違うんですか?(笑) トオコ 2006/04/22 13 48 第3ターンは トオコさんと 古村さんが選ばれました。 13時50分までの書き込みから選んでいます。 芝村 2006/04/22 14 32 斉藤奈津子(なっこちゃん)からの脱出 第3ターン トオコ・ 古村 竜造寺は多目的リングをつけているはずである。これによって助けを呼べる。 ここは空歌に助けてもらいましょう。 何かと縁もあることですし・・・ 竜造寺「身の回りの世話をお願いしたいんですが・・・」 歌月 2006/04/22 13 58 何かおしゃべりをする事によって自分の気も紛れ、さらに脱出のヒントを掴むことができるかもしれません。 だから、「斎藤さん…さっき見てた押し花、それどうしたの?」と、話を振るのはいかがでしょう? 寂しそうな顔をして眺めていたというのなら、何か謂れのある品ではないでしょうか。 誰かさんにもらった花を、枯れない様にわざわざ押し花にして保存していたとかなんとか…。 磯辺 2006/04/22 15 28 第4ターンは 歌月さんと 磯辺さんが選ばれました。 15時50分までの書き込みから選んでいます。 芝村 2006/04/22 17 02 斉藤奈津子(なっこちゃん)からの脱出 第4ターン 歌月・ 磯辺 瀧川に事情を話し、石津と一緒に病室に来てもらう。 来てもらったら斉藤を部屋の外に出して、実際の作業は瀧川にやってもらう。 瀧川が来てもらうように説得するには、 自分を愛している人に下の世話をさせるのは我慢できるのか 瀧川君は、そのカッコ悪さを我慢できるのか。 と問いただしてみる。 瀧川には、恋人がいるぶん(緑の章でのそんな記述は記憶に無いですが) よけいな嫉妬補正もつかなそうですし適任と思います。 あ、小を我慢するときは、手の小指の第一関節の外側を押すといいらしいですよ。 佑 2006/04/22 16 03 工藤こないかなー。 工藤と斉藤はペンタ同士で相通ずるところはあると思いますし。斉藤の気持ちを理解しつつも何とかあしらえるんじゃなかろうかと。 それに、工藤は萌がつきっきりで看病しているみたいですが、意識戻ってたら一連の騒動と竜造寺の怪我の原因を知って申し訳なく思って竜造寺の看病をしだすんじゃないかと思うのですが。 問題は工藤の容態と、工藤がぱっと見女性なことでしょうか(笑 竜造寺がんばれー。ってか、男って単純やな(笑 とよたろう 2006/04/22 16 39 第5ターンは 佑さんととよたろうさんが選ばれました。 (ちなみに瀧川は外出、工藤は生死判定中のため出てこれません) 17時50分までの書き込みから選んでいます。 芝村 2006/04/22 18 31 斉藤奈津子(なっこちゃん)からの脱出 第5ターン 佑・ とよたろう まずは斉藤なっちゃんに 「僕は看護されるならナース服に着てもらったほうがいいな」と言って斉藤を遠ざけて 「いや~恥ずかしい思いはしたくないな~」とか言えば 例のナース服を着た奥様戦隊の善行が面白おかしく登場して場をかき混ぜてくれるのではないかと期待 う~む受動に期待してるだけではダメかな? 三水酉 2006/04/22 18 11 よし、今のうちだ竜造寺!ってくーちゃんにトイレに連れて行ってもらうのは難しそうだし、尿瓶は論外だろーし、ここはひとつ源でも呼んできてもらいましょう。(たぶん源は、くーちゃんの頼みはことわらないと思うし) ただ、英吏が行くのを止めようとするとか、美樹ちゃんが「私もいく!」とか言いそうだけど。(笑) つづみ 2006/04/22 19 12 第6ターンは つづみさんと三水酉さんが選ばれました。 19時50分までの書き込みから選んでいます。 芝村 2006/04/22 20 35 斉藤奈津子(なっこちゃん)からの脱出 第6ターン つづみ・ 三水酉 当初の目的に添い、男子に頼むとすると龍造寺が通信をしていないor動きを把握していないメンバーは作内、深澤、牧原兄、善行である。 だが深澤は不幸、または幸せにも金城の蹴りで負傷していて、再起不能である。 そこで頼めるメンバーは三名。 この中で頼りやすいのは牧原兄である。口説き文句は 「頼む。牧原君。親父殿と君のご実家の関係についてあえてここで言わせないでくれ」 (NOTボーナス ガンパレード・オーケストラ緑の章(35)より) RF11 2006/04/22 19 53 「今がチャンスだ!柱さんにトイレに連れて行ってもらえ!」 斎藤は直接説得がムリだけど、柱さんならきっと連れて行ってもらえるぞ! さくらつかさ 2006/04/22 21 39 第6ターンは RF11さんとさくらつかささんが選ばれました。 21時50分までの書き込みから選んでいます。 なお、新スレッドでは書き込み制限が外れます。 再挑戦組にもチャンスがありますので、よろしくお願いします(笑) 芝村 2006/04/22 22 24 斉藤奈津子(なっこちゃん)からの脱出 第7ターン RF11・ さくらつかさ 先内に頼め、彼なら見えん。 仮に彼が盲目でなかったとしても、彼なら黙っていてくれる。 斉藤は先内経由で雪子ちゃんに抑えてもらえばいい このよのさん 2006/04/22 21 59 事実1:源は瀕死の仲間を隊長命令無視して仲間を連れて撤退戦まで運ぶ事がある(ゲーム内より) 事実2:竜造寺は瀕死(笑) 事実3:源はゲーム内のそのイベントで必ず仲間を助けている 事実4:イベント内は例え地獄の4月でも必ず助けている 事実5:ペンタ討伐戦でも必ず助けている 事実6:斎藤はペンタ 以上より、あの斎藤からでも我等がヒーローはマブダチ竜造寺を助けてくれるに違いない!! 頑張れ源!! 負けるな源!! なっちゃんから友達護るのだ!!! 姫つつじ 2006/04/22 22 29 斉藤奈津子(なっこちゃん)からの脱出 第8ターン 姫つつじ・このよ 斉藤奈津子(なっこちゃん)からの脱出 参加要綱&エントリー2 深澤を呼ぶのはどうでしょう。 女の子にパンツ洗われるのを恥ずかしがっていた深澤なら 竜造寺の気持ちを分かってくれるに違いない。 金城の蹴りで撃沈したままならアウトだけど・・・ こまち 2006/04/22 23 15 結城火焔に勇気を出して告白するんだ! そうしたらなっこちゃんを追い払ってくれるし、故意も成就するし最高じゃないか! 白竜 2006/04/22 23 16 斉藤奈津子(なっこちゃん)からの脱出 第9ターン 白竜・こまち 言っちゃったー!! 紫苑くん、人前で言っちゃったー!! もうお婿にいけない!! 助けてスーパーガ―――――ル!! 少年をトイレに―――!! もう火焔本人も来ていて聞かれててもかまうものか―――!! 言っちゃったものは仕方ない! 力押しで乗り切れる唯一の人材を呼ぶんだ!紫苑!!(必死) 雨花 2006/04/22 23 50 最後に滑り込みで(間に合うかな?) ここまで来たら火焔とコガにトイレまで連れてって貰うしか! alneco 2006/04/22 23 59 斉藤奈津子(なっこちゃん)からの脱出 最終ターン alneco 雨花 4月23日0時10分までを参加賞対象とします。 芝村 2006/04/25 01 08 アンコール。 斉藤奈津子(なっこちゃん)からの脱出外伝 斉藤奈津子(なっこちゃん)からの脱出 リザルト&感想の部屋 今回は初心者用読者参加企画ということで、ペナルティや死亡などのシリアスはなし、エンディングランクもなし、でお送りしております。 さて、今回の参加、および恩典対象についてです。 まず、今回の件で参加した=書き込みしたすべての人に100根源力(Aマホ)を差し上げます。 次の小儀式魔術でお使いください。 この上で採用された20人の方には300根源力をさしあげます。 なお、後への影響があまりないゲームではありますが、微妙に運命が変わった件が一個あるので、お知らせしておきます。 本文中で古関里美に竜造寺は一目ぼれすると書きましたが、この運命が介入によって変化しました。火焔との関係次第になります(笑) 参加者リスト その他作戦/斎藤奈津子(なっこちゃん)からの脱出/参加者リスト 戻る→その他作戦
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本橋麻里をお気に入りに追加 本橋麻里とは 本橋麻里の41%は砂糖で出来ています。本橋麻里の20%は回路で出来ています。本橋麻里の18%は下心で出来ています。本橋麻里の8%は雪の結晶で出来ています。本橋麻里の4%は濃硫酸で出来ています。本橋麻里の4%は厳しさで出来ています。本橋麻里の2%は蛇の抜け殻で出来ています。本橋麻里の2%は記憶で出来ています。本橋麻里の1%は真空で出来ています。 本橋麻里@ウィキペディア 本橋麻里 本橋麻里の報道 ロコ・ソラーレ、五輪への挑戦始まる 本橋麻里氏「ロコの色にできれば、絶対勝ちはついてくる」(スポーツ報知) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 北京五輪記念! 忘れられない冬季五輪美女アスリートたち (2021年12月7日) - エキサイトニュース 【十勝】大規模停電情報(随時更新) - nhk.or.jp 【カーリング】北京五輪出場へ ロコ・ソラーレが目指す理想像「過去最高のパフォーマンスを」 - auone.jp カーリングの聖地へようこそ - nhk.or.jp ロコ・ソラーレへのメッセージ - nhk.or.jp ラプターズ渡辺雄太、開幕ロースター決定的に 本契約選手上限15人に残る - ニッカンスポーツ 代表決定!ロコ・ソラーレ北見市表敬 - nhk.or.jp 車椅子アスリート 土田和歌子選手とロコ・ソラーレ代表理事 本橋麻里選手が 女性アスリートを取りまく環境や多様性と調和について語る - PR TIMES 日本代表の座をかけた「氷上のカーリング娘」の熱い表情(FRIDAY) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース カーリング本橋麻里「お互い本当に辛かった…」ライバル道銀への思いつづる(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【カーリング】ロコ・ソラーレ崖っぷちから2連勝 代表の行方は最終決戦へ - SPREAD 【カーリング】日本代表決定戦 北海道銀行vsロコ・ソラーレの勝敗の行方を占う - SPREAD 女子カーリング ロコ・ソラーレVS北海道銀行 戦いの歴史を振り返る! - NHK NEWS WEB 小さな目標から達成を カーリング本橋さん、長岡でオンライン講演 - 新潟日報 北京五輪シーズンのカーリング開幕戦 “どうクラ2021” 出場全チーム紹介 〈女子編〉(竹田聡一郎) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース カーリング吉田知那美、藤沢五月ら「美女ばかり」浴衣ショットに「綺麗どころ勢揃い」(ENCOUNT) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「なぜ日本はオリンピック一択?」 カーリング本橋麻里が国際舞台で感じた、価値観の違いと真のダイバーシティ | - ラブすぽ 長さ38センチ カーリング本橋さん監修「長いサイロ」販売 - 毎日新聞 - 毎日新聞 【スポーツSDGs】カーリング本橋麻里・サラヤとはじめる、子どもたちの未来プロジェクト「ONE」が始動!コミュニティメンバーの募集を開始! 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No.3065 ヒエロニュムス・フォン・ミュンヒハウゼン 前のサーヴァント:四狗スブタイ 次のサーヴァント:源頼政(鵺(おかん)) データ 登場歴 データ ┏━━━━━━━━━━━━━━━┓ ≪クラス≫:ライダー ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━┓ 【真名】:ヒエロニュムス・フォン・ミュンヒハウゼン 【属性】:秩序・中庸 ┣━━━━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━┻━┳━━━━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━┓ 【筋力】:A 【耐久】:A 【敏捷】:A 【魔力】:A 【幸運】:A 【宝具】:A- ┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫ ////メ///,>.、 _ //////////>、//,>..、_, ヾ、//>...、 ノ///////////////゙77777} `</////≧ミx///////////////////,j `<'" )//≧x//////////////,'リ , ' //ァ'  ̄`Y/≧x//////////' , ,. >'´ . .///<///≧三三リ! / / ' . /. .` <//`ーミ三三{.、___ ,. ´ ∠斗ミ,. .γ⌒ヽ マ////////////////,フ -- ミ ,' ____j' 乂__ノ. .`</////>= '"´ ` < j '" Y .○. ! \ ノ ,...斗j_,ノ. ,' ,>≦77777≧f´ / ./. / ////////'//,ヘ≧-----彡' / / ///////j//'. . . . . . `メ//∧-彡'.` ー- ___ -‐ ´ ._ //////ソ/f. . . . . . . . . . . }//∧////,メ |////{≧s..。_ > '/ ,フ` メ.、 //>'////|. . . . . . . . j. . ハ///}///////\´ ̄V!メ.、`ヽ ≧' / / / ヾ ,-----ミ、 //{//!{///!. @., イ. . ハ////!/` <////∧ V´ ヽ ヽア ,' / ,. 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V`< >< AA:球体紳士(2chオリジナル) ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【クラススキル】 ◆対魔力:D 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。 ◆騎乗:C 騎乗の才能。大抵の乗り物、動物なら人並み以上に乗りこなせるが、 野獣ランクの獣は乗りこなせない。 ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【保有スキル】 ◆嘘から出た真実:C++ 語り手としての話術の才能が、物語としての真実となったスキル。 一度口に出せば、彼の語る作り話は全て存在し得るモノとなってしまう。 例え滅茶苦茶で不可能な理論だとしても、彼は出来ると言ってしまえば成し遂げてしまうのだ。 ◆無辜の英雄:A+++ 多くの人間に語り継がれ、時代とともに多くの英雄譚を取り込んだ作られた英雄。 風評によって語られ、望まれ、作り上げられた偽りの英雄は、本物の英雄にすら届きえる。 しかし、それでも彼は“偽りの英雄”である。 それを暴かれてしまえば、英雄としての彼は脆く消え去ってしまう。 ◆彼方への想い:E- 憧れ、恋い焦がれ、だが届くことは決してなかった彼方の夢―――。 この儚き夢(イマ)を守ることこそが、彼の戦いを最後まで支える原動力である ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ ____ (巛ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡)ミ彡ミ彡) / \ ,,从. / ̄ ̄\..彡ミ彡)ミ彡ミ彡ミ彡) / ─\ 人./ _ノ \ .彡ミ彡)ミ彡彡) / (●) \ ,,..、;; ~''"゙゙ | ( ●)(●) ..ミ彡ミ彡)ミ彡) | (__ノ)イ_,,..、;; ~- ''"゙⌒゙ .| (__人__)...ヽ 彡" ./ ̄ ̄.三 \ ____| ゙ ゙ | ` ⌒´ノ .ミ彡)彡'" ./ ヽ. 三 ....../ く \/` / ̄ ̄`丶、 ;;,_ | },,ノ彡~''" ....(◎)(◎) u 三 / ヽ , -―'-=、 \ `゙"''~-、,, .....ヽ } .| |. U 三 /  ̄ 三 \ ヽ ."⌒.,ノ.ヽ、.,__ __ノヽ .|__`_ U ......三 .// .,. -─- 、 ..\/^\/ハ /_\ ヽ ノ . / `ー-、__ .{r┬-| 三 |./ \.._ ヽ10/ Vl| .,. -‐'´. . |! . ヽヽ、ヾ__ ー | ...  ̄``ー-、 .{ ┴-' .....ノ/⌒ ̄ ̄' ̄ ̄). / `、.‐ハ 6 |i/..r'´. . . . .. . ∧ . . . (__) | . . . ... r \ ヽ 三三三三 ◯ ○ l .ニー| |' _ . . . . . l |! . ハ |;;;; . . . >.... .| .. 、 ヽ (⌒ヽ、 / ヽ 三 ..l l .ニ= !/ /)__ノn)).___ヾ . . . . .| ∨ ┴…'´ー‐-、| . . .. \ | . . |、 .. .\ ヽ /\ 三 、 /..l | 〈 , - ―'_ノ′. . . . . ``ー-、L.. __〉.'" \ . . . . . .ヽ . ./ . . / \ .....\__/ \ 三 .\ / / / rノー/ ̄./-、 . . ... __ . Y´ _,. =ミ . \_;;;;;V;;;/ヽ l / ノ 三 .__` ー- -‐´___./ ノノ 〈 -`二l. ノ|! _}‐‐ . . .. ,r‐'´ ノ. . lr'´ " ;;;| . .`ー'⌒ | | / /\ 三 ./^\ ̄厂/_,/(二 ノ `¬ァ┘./⌒| . _;. -'´... / . l! . ;;;;;| . . ', ∧ { ────ヘ.. ./,二 〉 ー「广T´_ `\ ( /`ヾ| レ'ヽ . . . / . . . . . . . . .|! . . ... rぅ... .;;;;; ∧ . . . ヽ. | \ \____ソ | / /^.,..¨ ̄ ̄¨丶.. /-――' . .| / /r─  ̄〉. . . . . . .人;;;;;;;;;,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,;;;;;/ ∧ . . . ...... ヾ \ ヽ{: {/ \,,.,,,,.,,,,,.,,,,.,,.,,.. . . / /. . /__ノィ' ̄〉‐一'´___  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄lヾ、 / \_ . . l| ヽ ヽ./ \、 ヽ, ミ /[|_|ュ__ ─ i - ソ /-|,-‐-、|] ( ●) / ミ |__l {◎}l|. ´ / ミ ミ 《===》⌒ / __f` ト、 ≧、 l| __ |l` fゞ'/ 、‐-く ! ヽ |丶`‐| [r‐‐ュ]|'´ ヽ`ゞ´/ / | / l ヽ ,r〉/.皿 l.| ト´、/メ _ |_/ | r‐,Υ⌒_〈|ノ⌒ヽ_! | _ ニ  ̄ ,|____ rヾ、 ,〉 ','´-ヽ{ r |i _ - / !ヽ、 _, -`=ー-- 、 / __ l `y‐ゝ( )y'`´ r/lヽ -ー- / ! ヽ、 `ヽ、 rゝ‐ /l ヽ、`_´ _.ノ l l`ヽ、 ,〈 ゙,' \ \ { ' | l T` ´_ / | ! / ヽヽ \ ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【宝具】 ◆『ほら吹き男爵の冒険譚(アーヴェントイアー・デス・フライヘア・フォン・ミュンヒハウゼン)』 ランク:A- 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:- ライダーの語る奇想天外な冒険譚の数々。 その物語の中で欠かせない彼の4人の部下と愛馬を召喚する宝具。 ”快速男(あしじまん)のバートホールド” ”鉄砲名人(てっぽうじまん)のアドルファス” ”千里耳男(みみじまん)で風吹き男のグスタヴァス” ”怪力男(かいりきじまん)のアルブレヒト” そして”愛馬のブケパロス” それぞれ単体で召喚もでき、ブケパロス以外の4人はサーヴァント(従者)のクラスで召喚される。 彼ら4人の従者の正体はライダー/ミュンヒハウゼンの深層心理から作り出された彼自身のそれぞれの理想像。 ライダーの精神による物が大きく、それが大きく崩れ去ってしまうと彼らは霊基を保てなくなる。 ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【来歴】 ほら吹き男爵の名で知られるミュンヒハウゼン男爵。 実際は18世紀のドイツに実在していた貴族の一人である。 若いころロシアの軍に所属、オスマン帝国との戦争にも参加している経歴を持つ。 彼は英雄願望が強かった 様々な物語で語られる英雄たちの業績。 望むものなら自分もその一人になりたかった。 しかし結果は戦争から運よく生き残りはしたものの決してよい戦果は挙げられずそのまま軍を退役。 ミュンヒハウゼン家の後を継ぐこととなった。 それから数十年と言う時がすぎ、彼の領に住む子供たちが彼の下へとやってきて彼の話をしてほしいと聞いてきた。 彼は老後の娯楽として自身を主人公とした嘘真っ赤で奇想天外な冒険譚を子供達に聞かせていった。 大人たちは遂に領主はボケたかと鼻で笑ったが、子供たちにとって見ればその物語は魅力的であり そしてそれを語るミュンヒハウゼン男爵は憧れの的となっていった。 そして彼も老後の楽しみとして語っていた物語に引き込まれていき、その物語の自分に憧れを抱くと同時に今の何もない自分に劣等感を抱いていった。 その後彼の物語は誰かの手によって一冊の本として作られていく。 1797年 彼は貴族としてはごく平凡な人生を送りこの世を去った・・・・・。憧れの自分になりたいという未練をこの世に残して。 死後彼の物語は様々な民話から繋がっていき、その冒険譚は数多くの英雄達の物語にも匹敵するほどの物となっていく。 そしてひょんなことから彼の願いは叶うこととなる・・・。 【能力】 ◆嘘から出た真実により自分有利のフィールドを展開することが出来る。 ステータス上は全てAランク相当となっているがこれは◆無辜の英雄によるもの。 彼の真名が明かされた瞬間、宝具・スキルが全て使用不可能となってしまう。 【性格】 一人称は『吾輩』 誇り高く英雄である自分に絶対的な自信を持ち 自分の真名を相手に名乗ることも厭わない。 派手好きで尊大、自分を大きく見せるような立ち振る舞いには思わず苦笑いがこぼれる。 だがこれは彼本来の性格では無い。 本来の一人称は『私』 本来のフリードリヒ・ヒエロニュムスは英雄願望の強い小心者の男である。ただし仕事には誠実であった。 英雄になりたくて戦場に出た者の何の戦果も得られず帰ったことに強いコンプレックスを持って居る。 その為現在ライダーのサーヴァントとして、ミュンヒハウゼンという英雄像を必死で守ろうと執着している。 【聖杯への願い】 ミュンヒハウゼンの願いそれは【憧れの自分になること】。 しかしそれは自身がサーヴァントとして召喚されることにより叶ってはいた。 だがそれはあくまで一時的なもの もし聖杯戦争が終われば彼の夢は終わり、普段の自分に戻る。 それは彼にとって耐えがたい苦痛でもある 故に彼は執着する【この夢が永遠に続くこと】を。 【その他コメント】 かつてパスタイムさんのところで使用されたサーヴァントのリメイク。 ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 登場歴 【二次創作聖杯戦争】Fate Pastime Game【募集鯖】 16代目(第一次四大家戦争) 1( 473~) 2 3 4 (リメイク前のデータが登場している)
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人生の中で度々突きつけられる複数の選択肢。 人間は与えられた道の中から最良だと思えるものを選んでいく。 一寸先が不安定に揺れる漆黒の闇に包まれていようとも。 私の決める未来 だるい。今の私の状態を表すのに最も相応しい形容詞だろうと朧げな意識の中ぼんやりと思う。 平日の午前中、学生は学校で勉学に勤しむ時間帯。 私は自室のベッドに仰向けになりぼんやりと天井を見つめていた。 脇に差した体温計が測定を終了した事を告げる電子音を鳴らした。のろのろと手を動かして抜き取り、ディスプレイに表示された数値を見てみれば、ここ暫く観測した事のなかったほどの高熱を示している。 「三十八度六分か……」 平熱を軽く凌駕する熱量に、道理で身体が重いわけだと納得して体温計をケースに仕舞う。久し振りに風邪をこじらせたという理由も少なからずあるだろうけど、上半身を起こすのさえ億劫に感じるまでとは思いもしなかった。 肺に溜まった空気を大気中に逃がして、再びシーツに背中をつける。 酷く痛みを発する頭と喉。感覚こそ違うものの、同時に引き起こされた病状は私を十分に苦しめる。 こんな辛さをゆたかは頻繁に体験しているのかと思うと、ゆたかがどれだけ心の強い女の子だったか痛いほど分かる。どんな人の前でも明るく振舞って、自分の素性を隠して、心配を掛けさせまいと努力する姿が目に浮かぶ。 病床という同じ立場に立ってからやっと分かった、友人の一面。 しかし、そこに新たな知識が増えた事への喜びは湧かない。 今までの私達の関係がどれだけ上辺だけのものだったかを証明しているようで、生まれてくるのは負の感情ばかりだった。 悲しさとも虚しさともつかない、胸にぽっかり大きな穴が空いたこの感じ。 確かに私達は親友と呼べるほどの間柄だったと思う。 けれど、著しい変化を見せる情動が、新たに解き明かされた事実が、まるでそれを否定するかのように私の心に揺さぶりを掛ける。 あなたは、ゆたかの大切な事を何一つ分かってはいない。 ゆたかも、あなたの大切な事を何一つ分かってはいない。 何処からか悪魔の囁きが聞こえる。そんな事はないと打ち消したい私と、そうかもしれないと受け入れてしまいそうな私が対立する。 勢力は圧倒的に後者の方が強大だった。 事実、私は初めて知るゆたかの情報に虚無感のようなものを抱いているし、ゆたかが私の隠れた心の内まで知っているとは到底思えない 片想いしていてそれに気づけなんて都合が良い願望にも程があるけど、この感情の所為で私も周りの人も、そして誰よりもゆたかが傷ついた。 伝えられないなら、諦めた方が良いと思ってしまう。 暴走してしまわないように、ゆたかから離れた方が良いと思ってしまう。 これ以上皆が傷つかないよう、私の負担を今以上に増やせば良いと思ってしまう。 そんな道辿っても、破滅の未来しか待っていないと容易に予測出来るのに。 私は自らの手で、その道以外へのルートを潰そうとしていた。 「みなみ」 自室の外から母親の声が聞こえて、私は遠のきかけていた意識を引き戻す。 それと共に耳に飛び込んできた戸が引かれる音。発信源に目を向けると、お盆を手にしたお母さんが立っていた。 「気分はどう?」 倦怠感や頭痛といった様態を言葉にしても感覚的にしか伝わらないと思い、私の知りうる最も正確な情報である計った体温だけを教えた。 「まぁ……高いわね」 瞳の中の不安げな光を微かに揺らし、お母さんが私と同じ感想を漏らす。ここ暫く家族で重い病症にかかる者がいなかったから、抱いて当然だろう。 不意にお母さんの手が私の前髪をかき上げて、手の平で額に触れた。 ふわりと身体が浮かぶような感覚になった。 「熱い……冷まさないとね」 それだけ呟いて、お母さんは冷却シートの用意を始めた。 接触した時に感じた不思議な感じは、お母さんの心配の表れなのだろう。使用する準備をひたすらに進めるお母さんの横顔を、半眼で見つめながら思う。 風邪というのは心身共々虚弱に、不安定な状態にしてしまうものなのだろう。 そこに看病という名の他人の優しさが入り込む事で、安らぎや安心感を得て治癒されるのだろう。 やはり久方振りに味わうものだからかもしれないが、自分の考えを大袈裟だとは思わなかった。 気遣いとか思い遣りは、心に効能を施す最も身近な薬なのだ。 面と向かってお礼を言うのは恥ずかしいから、私は丁寧な手つきでおでこに冷却シートを張ってくれているお母さんに、感謝の気持ちを心の中で並べた。 「食べれるだけちゃんと食べるのよ?」 目線で傍に置いてあるお粥の事だと説明を付け加えて、お母さんは穏やかな目をした。私は頷いて了解の意図を示す。 「薬も忘れないようにね」 優しげな目元で、今度はすぐ隣の水が注がれたグラスと未開封の錠剤数錠に視線を移す。 私が再び首を縦に振るのを見届けてから、お母さんは一瞬微笑みを浮かべて私の部屋を後にした。 腹の虫が煩く鳴いているわけではなかったが、折角作ってくれたのだし冷めない内に頂くとしよう。私は蓮華を手に持って、柔らかく炊けた米を生温い水と一緒に掬う。 仄かな湯気と香りを立てる、匙の中の粥。口に運ぶと喉越しが想像を超えて存外に良く、どんどんと食が進んだ。 あっという間に容器を空にした私は、病人が食後にすべき事をこなす為ガラスコップと薬剤をお盆ごと自分の方に引き寄せた。机上のみの移動に過ぎないけど身体を乗り出さなくても手が届く、幾分かは飲みやすい位置に変わったはずだ。 裏面から押し出してタブレットを取り出し右手に握り、空いているもう片方の手でコップを持ち口内に冷水を流し込む。間髪を容れずに錠剤を放り込んで、そのまま飲み下した。 嚥下し終わって一息つき、所持していたものを全て机の上に戻す。 特に睡魔は訪れていなかったが、他にする事もないしすぐに到来するだろうと考え横たわり布団を被る。 少し気になって額を押さえると、ひんやりと冷たい感覚が直接脳に呼びかけているようで、そこから更に癒しの冷感が全身へと影響範囲を拡大していった。 これが装着されてからは格段に快適な睡眠が約束されるだろう。数時間前とは比較の対象になり得ないぐらい落ち着いた頭の状態の中、確信する。 そして今一度、弱っているときほど人の心遣いが染み渡るものだと思った。 事実私は親から好意を受け取って、結果過ごしやすい環境を得ている。私しかいなかったら、確実にもっと苦しい時間は増えていただろう。 ある意味健康な人間は希望の光のような、救世主のような存在なのだ。 そこまで考えて、ふとゆたかの顔が浮かんできた。 私はゆたかにとって、そういう存在だったのだろうか。 ゆたかが体調不良を訴えてきたら、保健室まで連れていく。 そして自由な時間の許す限り、傍にいる。 話し相手になってあげたり、励ましの言葉を掛けてあげたり。 私が選んだ保健委員、いや、親友としての一連の流れ。 ゆたかはそんな私を、どういったように見ていたのだろうか。 今の私が母親に重ねた理想像と似たようなものを思い描いていたのだろうか。 全く同じイメージを浮かべたというわけはないだろうけど、恐らく酷似したものを想像したのだと思う。 私の身勝手な妄想かもしれない。私はゆたかの全てを知っているわけではないのだから。まして胸の内など、他人がそう簡単に踏み込んで良い領域ではない。 けれど、過去を遡ると鮮明に蘇ってくるゆたかの笑顔は、紛れもなく本物の安息から出てきたものだ。 根拠はないけど、何となしに伝わってくるのだ。 だとしたらゆたかが私に心の平安を求めていたと考えるのも、あながち道理に適っていないとは言えない。 一時でも支えになっていたのなら、離れてしまうと崩れてしまうのではないだろうか。 以前察知したとおり、私がゆたかと完全に縁を切る事は不可能なのだ。 中途半端にしか距離を取れないのなら、まだ密接に関し合っていた方が――― そこまで考えて、ようやく気づいた。 私がいかに自分勝手な人間であるかという事に。 今の考えは全て私の思うように作られた、何の確証もない都合を優先した解釈なのだ。私の主我を優遇した、夢物語に過ぎないのだ。 自覚している以上に、どうやら私は相当のエゴイストらしい。 どれだけ拒絶されても、好きだから。 どれだけ苦しめてしまっても、ゆたかの近くにいたいから。 掛かる迷惑も考えずに、知らぬ間に私欲を何よりも先んじたくなるのだろう。 虚無の仮想空間に推し量った予測は、私が理想とする未来に繋がる確たる証拠のない主観的な信念でしかないのだ。 ゆたかが私と同様の考えを持っていると思うのも。 完璧に別離するのは出来ないと思うのも。 私がゆたかと離れ離れになりたくないと切実に願っているから思うのだ。 叶ってはいけないと理解をしてはいる。あれだけゆたかを傷つけたのだから、私にそんな事を願望する資格なんてない。 道理に適っているなんて真っ赤な嘘。 道理に適うように私が事実を歪めているのだ。 現実から逃げているのだ。 ゆたかが私を避けていると一概に絶対だとは言えないが、その確率は明らかに高いだろう。 少し前なら僅かな可能性、ゆたかが私を慕ってくれているかもしれないというもしもの道がまだ残されていると思えただろう。そんな証拠存在しないが、私を拒んでいると間違いなく証拠立てる事もまた出来ないのだと立ち上がれただろう。 だが今の私は、すっかり臆病者になってしまっている。 そしてゆたかとの関係に悩み、どちらともつかない場所で左右からそれぞれの誘惑に振られている優柔不断な者にもなってしまっている。 距離を置くのと、詰めるのと。 どちらがゆたかの為になるのかは、明白だ。 でもその道を選択した時、欲望で形成されたもう一人の私は黙っていられるのだろうか。 きっと、無理だろう。 だからといってもう片方の道を進めば良いのかというと、決してそうではない。 結局私は双方のどれを正しいと判別する事が出来ず、狭間で彷徨い続けるしかないのだろうか。 破滅の未来を迎えるのは、私かゆたかか、はたまた両者か。 誰も傷を受けない理想的な選択肢なんて、あるのだろうか。 夢を見ている。 やけに暗い周囲や見覚えのない風景から悟った。ベッドに身を預けていたのに、自室に微塵も関連のない場所にいつの間にか移動しているなんてあり得ないのだから。 服装は現実のものと変わらず寝巻きのままだった。辺りには誰もいないから気にする事なんてないけど。 見渡す限りの薄暗い闇。どんなに遠くを、はたまた手が届くぐらいの近くを見ても色彩に一切の変化はない。外界なら様々な表情を織り成す雄大な空も、この空間では果てしない薄墨色のみと多様な面は持ち合わせていなかった。 右方も左方も、上方も下方も、たったの一色にその全てを支配されている。 そんな感じを持たせる空間だった。 ふと気づいたが、私は浮遊していた。状況の理解を終えたところで多少の余裕が生まれ、足裏が何かを押している感覚が全くないのに思い至ったのだ。 それなのに身体に無理が生じてないのだから、私は無意識に浮いているのだろう。常闇の世界では正確な地面の位置は把握出来ないが、足が地表に着いていない事は認識する。 非科学的な事だけど夢だし何でもありなんだろうと思い、散策しようと移動を開始する。足を動かさずとも動こうと思うだけで身体が進むのは実に不思議な感覚だった。 際限なしに広がる単調な景色は、一体私の何を表しているのだろうか。目的もなくぶらつきながら思う。 夢とは当人の将来に対する希望や願望、またはこれから起き得る危険を知らせる信号を指すという話を聞いた事がある。 私の物覚えの通りだとしたら、この夢はどちらかに繋がりがあるのだろうか。 私が暗色系統の色から受ける印象は陰鬱、沈静、有罪、絶無といったところ。一般的な感受性と比べても大いに差異があるわけはないだろう。 当然だがあまり良いイメージではない。呆けかけた頭で虚ろに考える。 私が進むべき道と直結しているのだろうか――― 「みなみちゃん……」 ふと聞こえた声に思考を中断する。 夢現に動き回っていたからだろう、私は目の前に人がいるのに気づかなかった。 ゆたかと、私、正確に言えば夢の世界のもう一人の私が、今にも唇を重ねてしまいそうなほど接近して見つめ合っている。 私はその光景に、ゆたかの見舞いに行った時の出来事を思い出す。 「私、知ってるんだよ」 昔の記憶に浸る前に、ゆたかの声が私の追憶に歯止めを掛けた。 「みなみちゃんが、私が寝てる間に何したか」 続いた言葉が棘となり、私の心に突き刺さった。呼吸が荒くなり心臓が早鐘を打つ。 ゆたかの表情は、その華奢な身体を支えている私じゃない私の背中に阻まれて窺えなかった。 「だから……」 そうゆたかが呟いて、聞こえないほど小さくなって継がれた言詞にゆたかの目の前の人が頷く。 途端、世界は音もなく崩壊を始め、暗転した。 飛び起きるように上半身を起こす。 視界を占める景色は昨晩からずっと私がいる自分の部屋の他なかった。 「夢……覚めたのか」 誰もいない室内で独り言を言い、息を吐く。 今のは、何だったのだろうか。 夢には違いないのだが、ただの夢ではない気がしたから心の中で問い掛けてみた。 まるで実際に体験したかのように憶えている、ゆたかの台詞を繰り返し脳内で再生する。 だから、何だったのだろうか。 後を受け継ぐ言葉は幾通りかは思い浮かぶ。 しかしどれもが不安定に揺れて、確実性を少しも示そうとしないのだ。 それとも、全ては私が生み出した偽りなのだろうか。 夢が真実を表す事は少ない。自分自身に微かな希望を与える為、作り出された虚偽なのかもしれない。 幾つもの可能性が扉となって新しい未知の未来へと私を導くが、混乱しきってしまった私にどれかを決めるなんて無理な話だった。 色んな想い、色んな道、色んなしがらみ。 複雑に絡み合って、締めつけられる。 「ゆたかっ……!」 愛しい人の名前を呼んでも、何も解決しない。 一滴落ちた水滴が、シーツに染みを作った。 コメントフォーム 名前 コメント バットエンドという風にとらえるしか無いのか...? -- 名無しさん (2023-02-21 00 08 31) 終わりなのですか??? -- チャムチロ (2012-10-23 20 58 16) 続きを、二人の幸せを全力で求む!!! -- (2010-03-25 15 34 06) これで終わりなんていやだよー悲しすぎるよ。 続きを作ってハッピーエンドにしようよ〜(泣) -- らきすた (2010-03-15 04 04 45) ギブミー!ハッピーエンド!! -- 名無しさん (2009-09-06 16 23 44) これで終わりですか? 2人には幸せになってほしかった 両想いなのに、こんなの悲しすぎる 是非とも続きをm(_ _)m -- オビ下チェックは基本 (2009-06-10 18 09 08) 二人が幸せになるエンドが欲しい・・・! -- 名無しさん (2008-09-26 15 39 26)
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59巻 > 第190話 第190話 「理想の体現者!!」 掲載期間:2016年12月5日~2016年12月11日 AAを貼る場合上段のメニュー→「編集」→「このページを編集」。 AAの前に #aa{{ を、AAの後ろに }} をつけてください。 コラを載せる場合上段のメニュー→「編集」→「このページにファイルをアップロード」。 アップロード後に「編集」→「このページを編集」し、 #ref(添付ファイル名) または #ref(ファイルのURL) を記入してください。 偉大なる横綱の笑み ジョジョから乱入 主婦の試合開始 英国紳士の慈悲 英国紳士よ永久に アロガントは至高のメニュー
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しかし、ただ一人、みんなは気付いていなかったもしれないけれど私は微妙な変化に気付いていた。 彼女だけは放課後ティータイムがバンドとして認められていくたび変わっていった。いや、本来の無理をする彼女の性格が表立ってきたと言うべきなのだろうか。 だが、私がその全てを知ることは最後までなかった。あの時ほどあいつを理解してやれなかった自分が歯がゆく憎かったことはない。それはまるで今の私のような彼女の姿だった。懐かしい記憶は同時に何も出来なかった辛い過去である。 私はその先を思い出すことに恐怖し眠ってしまった。 スタジオ練習を終えた面々は数日後に控えたライブに並々ならぬ思いを込めている。もちろん私もだ。 「ドキドキだよね! レコード会社の人たちがライブを観に来てくれるんだもん!!」 ギターを我が子のように抱きかかえている唯のこの言葉に、 「そうね! 私たちのこと気に入ってくれているようだし、実際の演奏を聴いてもらえれば絶対契約してくれるわ!!」 珍しく息巻くムギが答えた。 私たちに大手レコード会社から連絡が入ったのは少し前だ。大型新人として検討しているらしく、最後の一押しとして私たちの演奏を聴いてみたいそうだ。ついにやってきた最大のチャンスにメンバー全員が息巻いている。 「じゃあ今日は解散だな」 つなげて話の続きはファミレスでしようと私はもちかける。唯、梓、ムギが期待に満ちた笑顔で肯定の相槌を入れてくれたのだが、ただ一人、リーダーだけは首を横に振った。 「悪い! 私このあと用あるから先に抜けるわ!」 「そうなんですか、残念ですぅ」 目の前のマタタビを取りあげられてガッカリした猫のように梓が声をあげた。そんな視線に心の底から申し訳なさそうにした律は、 「ごめん! そんじゃーまたな!!」 私にしかわからないであろう、いつもと違う笑顔でその場から消え去った。 明くる日、大学が休講になった私はなんとなく母校の桜高へ出向いた。たまには母校の軽音部で指導でもしようなどと先輩風を吹かせる気はさらさらないが、ことあるごとにさわ子先生が、 「サミシー! さみしーーのよーー私はーーーー!! 澪ちゃんをおもちゃにしたいのよおおおおお!!!」と絶叫してくるのでたまに顔を出しているのだ。 もっとも在学中のような辱めにあうこともなく、さわ子先生は嬉しそうな顔をして出迎えてくれる。卒業生がくると先生は嬉しい気持ちになるんだろうたぶん。 しかし音楽室の扉を開くとそこにはドラムを叩く一人の姿しかなかった。そしてそのドラムを叩いている人間はここにいるはずのない人間であった。 「澪、あれ……どうして」 彼女はドラムスティックを握り締めたまま硬直している。私も声が出ない。だってそうだろう、ドラムを叩いているのが軽音部の生徒でなければ先生でもない――――幼馴染の田井中律だったんだから。 「とりあえず、どうして高校にお前がいて軽音部の人間が誰もいないんだよ」 ようやくまともに会話できるようになった私は律に聞きたいことを要約して尋ねる。 「いや……ちょっとさわちゃんに頼んで軽音部の後輩達には教室やら小ホールで練習してもらっているんだ! ははは!!」 律は尋ねられた答えをわかりやすく私に伝える。なるほどね、それはわかったのだが、 「そもそもどうしてお前がここで練習してるんだ? こないだ練習したばかりじゃないか」 毎日練習できれば理想だろうが私たちも忙しい。まともに練習できる日なんて一週間で一日か二日だ。 しかも「練習だりー」とか「ぶっつけでいいじゃーん」とか「もっと楽なドラムソロにー」とか――言い出すとキリがないな――とにかく一番練習嫌いな律がこう練習している姿は新鮮であり私を不安にさせる。そう、 「いやさ、なんか私がバンドの足引っ張ってるから……」 やっぱりそうだ。こないだのいつもと違う笑顔を思い出す。あの笑顔の裏に焦りや不安の色をうかがえたんだ。 「バカ言うなよ。お前のリズムキープやパワーあるドラムがどうして足を引っ張ってるんだよ」 自分のドラムをどう思っているかは知らないが、みんなに不安や不満などは何一つない。 「そうじゃねーよ。その……」 しかし私にとって杞憂だと思えたからこそ、彼女にとっては問題のようである。 「みんなすごい技術があるのに……。なんか私だけ取り残されてさ。みんなが……みんながバンドの中で『唯一』の存在なのに私はそうじゃない。そう思ってさ」 「律……? 何を言ってるんだ、お前がいなきゃバンドも再開できなかったしお前がいたから」 そんな私の言葉をさえぎるように、 「違うんだって。澪たちには必要とされているかもしれないけど、バンド、ファン、会社にとって私は必要とされてないんだ」 律はこう言ったきり俯いてしまった。 律が何を言っているのか理解できない。うちらは五人揃って放課後ティータイムなんだ。それを律はバンドに必要とされてないだの何を言っているんだ。 「なあ律、どうしたんだよいきなり。うちらはみんな同じだろ?」 ただならぬ雰囲気に飲まれ私は不用意に口を開く。 「いきなり……? ずっとだよ。ずっと」 俯いたままだった律は顔を上げ、 「澪やみんなに憧れていたんだよ!!!」 私の不用意さを叱りつけるように張り詰めた思いを爆発させた。 「前に話したこと覚えてるか? みんなそれぞれ楽器が上手で高校のときから恵まれた環境でバンドしてたんだなって。絶対音感があってリズムの取り方が今まで会ったどのギタリストよりも上手い唯が羨ましかった」 いつも唯がいた場所を見つめながら律は話し続ける。 「唯だけじゃない。しなやかで私には思いつけないようなメロディを作り上げるムギが、長年の知識と親の七光りでギターを自分の半身のように扱う梓が、なにより」 律の突然の告白に私は硬直している。そんな私にもっとも重い言葉が降り注ぐ。 「毎日一緒に練習してベースがどんどん上手くなっていく澪が……私は羨ましかったんだよ!!」 叫びの後、静寂。私は律の気持ちを体全体でも受け止めきれずよろめきそうになっている。 かける言葉を探しても見つからない私に何を感じたのか、律は憎き相手を射抜くような視線で睨みつけてきた。 「わからないよな、澪や唯たちには。必死に練習してどんなに頑張っても普通を越えられないんだ。練習したさ、叩かなかった日なんて風邪で寝込んだときぐらいだよ。高校のときから毎日毎日」 「だから! だから律も上手くなったじゃないか!!」 律のかつてない眼力に堪えかねた私も感情をあらわにした。 「ああ上手くはなったよ! リズムだってしっかり取れてるさ!!」 私の声を飲み込むような激情を律はぶつけ続ける。 「だけどそれだけなんだよ! 私はお前達みたいに『唯一』の存在になれないんだ! 私じゃなくてもいいんだよ!!」 そして私を睨みつけ、 「代わりがいくらでも立つんだ!!」 そう自分自身の存在価値を吐き捨てた。 「馬鹿律! お前はお前だろ! 代わりなんかいない!!!」 自分をいらない人間だと決め付けた律が許せなかった私は律にこう言い返していた。しかし、 「だから澪には絶対わからないことなんだよ!!」 律は私には理解できないことだと一点張りだ。それがさらに腹立たしかった。 「決め付けるな!!」 そんな律の言葉に否定語を重ねる。私たちは気付けば舌戦を繰り広げていた。 「澪さ、私も最初は澪と楽器を練習しているとき何も思ってなかったよ。澪のベースが褒められている姿を見て嬉しい気持ちだったさ! あの時は『ああ、澪は特別なんだな』と思うだけだった。だけど高校に入ってそれも変わった……唯に出会ってからな!!」 律は涙で顔をぐしゃぐしゃにしながら思い出の音楽室を見回し独白を続ける。 「初心者なのにぐんぐんギターの技術が上達して……それだけじゃない、唯にはセンスがあった、澪と同じようにさ。ムギにもだ。凄い作曲センスがあいつにはある。おまけに梓も」 私は律の言葉を受け続ける。 「それを目の当たりにしたときさ、『澪だけが特別なんじゃない、私だって練習すれば』と思ったよ。……その結果がこれだよっ! いくら練習しても理想像が霞んでいくばかり。本気になってバンド活動すればと思ってみんなを集めても結果は同じだった!」 まるで私を友の仇とばかりに睨み続ける律に、返す言葉がなくなっていた。 「最初から唯一の存在だった澪にはわからないだろ!! 私はバンドが上にいくたびに焦って、ファンや会社がつくたびに自分の存在価値に怯えていたんだ! 私にしかわからないんだよ! お前にわかってたまるかよ!!!」 ぱんっ―――― 乾いた音が室内に反響した。私が律の頬を平手打ちした残響である。これが私の答えだった。そう、わからなかった自分……わかってもらおうとしなかった律に腹が立っていた。それだけだった。 「……澪……?」 律は覇気の消えた死人のような表情を浮かべ、赤く腫れた頬に涙を伝わせた。 「…………る……」 律の小さな口がさらに小さく震え言葉を紡いでいたが私には聞き取れない。 「ごめん」 手をあげたこと、そして自分と律に対して謝罪した。しかし私の言葉は律には届いていない。彼女は口ごもっていた一言に続けてこう話した。 「私脱退する……。もう、バンドやめるよ。これ以上みんなの足は引っ張れないしさ。ごめんな澪、怒鳴り散らしたりして。頑張れよな。お前なら絶対売れると思うからさ。期待、してるから」 そのまま道具も何もかも置きっぱなしにして律は音楽室を飛び出していった。 私は、追いかけることが出来なかった。 追いかけたかった。しかし、追いついた先でなんと彼女に言葉をかけるべきなのだろうか。見つからない、思いつかない。だから追いかけることが出来なかった。 わからない、なぜ律が一人で思いつめていたのか、無理していたのか。何を言うべきなんだ、何を……行うべきなんだ? カツーン。 置かれていたドラムスティックが何かの拍子に落下した。それは、律が飛び出してから数秒か数十秒の間か、その程度の間であったように思う。けれど、私にとっては永遠に感じられた時間だった。 静寂にまみれた世界に響くただ一つの音、それが残響となり跳ね返り、こだまし続ける。 スティックの落ちた音は、それからずっと私の中に留まっていた。 この日を境に律と私の関係は途切れ、放課後ティータイムも活動休止となった。 それでも私はバンド時代によくしてくれていた会社からソロでやってみないかと声をかけられデビューすることになった。 そして今、ここにいる。さわ子先生やメンバーが私を勇気付けてくれたのはもちろん、律の最後の言葉が頭から離れなかった私は彼女との約束を果たすため単身勝負の世界に踏み込んだのだった。 すっかり目の覚めた私は何をするでもなくぼうっとしていた。久しぶりにお昼の時間に昼食を摂れた私はあの日の出来事を思い出す。そう、あの時に戻りたい、今の私なら、律を追いかけ必ずもう一度一緒にやれる。 あの時の律はまさに今の私と同じ気持ちでずっと過ごしていたんだろう。思えばお互いよく似ていた。だからこそ飲み込んだ想いがたくさんあってそれがあの日に全て吐き出されてしまったのだ。 夢や願いを追い求めるばかりで自分自身に迷う日々。律はそんな毎日をどんな気持ちで過ごしていたのかな。 律―― わかるよ、今の私なら。 律がどれほど辛かったのかが。 どれほど耐えていたのかが。 しかし、それももはや叶わぬ願いになってしまった。いや、それだけではない。私自身が破綻しかけているのだ。そもそも律の、放課後ティータイムのいない音楽を続ける必要があるのか。いや、ないだろう。 私はここまで駆け抜けてきた。必死に、必死にきたから、何も考えなかったからここまではこられた。けれど、もうこれ以上は意味が無いのではなかろうか。このまま、立ち止まってしまいたい。 「もう、終わりにしてもいいよね……」 一人ごちる。言の葉を紙に踊らせながら、あの日を思い返した。 いつの間にか夜になっている。昔に浸っていた私はシンセサイザーを立ち上げ、あいつが好きだと話していたキーボードソロを弾く。綺麗な旋律はいるはずない聴き手を求め部屋中を彷徨い、そして消失した。 「聴こえるかな」 微睡の中、青白く燈る真空管のヒカリを眺めながら永久に辿り着けぬ理想をぼんやりと描く。 結局一人では何も出来なかった。耐えられなかった。消失した旋律と共に私も消え失せてしまいたい。 こんなことを幾日も繰り返している。昔を思い出し全てが壊れたあの日の出来事と自分自身を呪う。 日に日に自分の精神が磨耗していくのを実感していた。やっぱり私一人では何も出来なかった。唯のとぼけた可愛らしい振る舞い、ムギの柔らかい笑顔、梓の元気な姿、先生の微笑み、そして律の存在……。 それがなければ私は私ではない。部室で演奏した『ふわふわ時間』を思い出す。あの日のみんなの笑顔は、もうどこにもない。何もかもが、全て壊れてしまったのだと、一人結論に達した。 終わりにしよう。 私はそう思うようになり、それを遂に実行することにした。 いつものように歌い終わった私に割れんばかりの歓声が突き刺さる。私はこの歓声を全て裏切ることをこれから行う。 けれど罪悪感はまるでない。だってそうだろう。こんなこと、誰より私を信じてくれたあいつに対して私がしたことに比べれば、何も問題ないじゃないか。 ライブのアンコールで再びステージに上がった。今ステージには誰もいない。ギター、ベース、ドラムが担い手を失い鎮座していた。今の自分にピッタリな場面だと思い、ひとり自嘲した私は段取りにない話を始める。 4