約 3,362 件
https://w.atwiki.jp/1000ed/pages/102.html
801~810 811 ③誰かが入ってきた 「愛菜、さっきはわるかったな……チハル?」 入ってきたのは隆だった。 隆は薄くなったチハルを見ると、怒った顔になり私とチハルを引き剥がす。 「チハル、何をしてる?」 「愛菜ちゃんがね、おなかがすいて弱っちゃうから、ボクを食べてもらうの」 どこまでも無邪気に、チハルが笑う。 けれど、その身体が小さな子供の姿に変わってしまった。最初に会ったときより更に幼い、5歳くらいの男の子。 「愛菜がお前を食べるって、食べたいって言ったのか?」 「ちがうよ?」 「お前が勝手にやったんだな?」 「うん」 「ばかやろう!」 隆の怒号が響いた。家全体を震わせるくらいに大きな声だった。 「お前が愛菜を悲しませてどうする! 俺はコイツを悲しませるためにお前を動けるようにしたわけじゃないんだぞ!!」 「隆さん、一体……チハル?」 隆の怒声に、春樹がやってくる。そして小さなチハルをみて目を丸くした。 先ほどまでの雰囲気は全く無く、弟としての春樹だ。 「でもボクを食べないと愛菜ちゃんが弱っちゃうよ?」 「あのな精霊は確かに鬼に喰われるさ。鬼にとって精霊は極上の食事だからな。でも、コイツは鬼を喰わないって言ったんだ!」 (隆……?) 怒りにまかせて怒鳴る隆の言葉に、私は違和感を感じる。 「コイツがお前を喰いたくないって泣いてるのに気付かなかったのか? お前はそれでも精霊なのか? やるにしてもやり方ってもんがあるだろうが! 全部喰わせてどうする、自分の身を危険に晒さない程度に分け与えろよ。 俺ほどでないにしても、お前だってそれなりに力のある精霊だろうが!」 (隆、何を言ってるの……?) 「隆、何をいってるの?って愛菜ちゃんが言ってるよ」 隆がなぜ怒っているか分からないらしいチハルは、私の思いを口にする。 (なんで、鬼が精霊を食べるって知ってるの?) 「何で鬼が精霊を食べるって知ってるの、って」 「え? なんでって……あれ? なんでだ?」 (それに、隆は人間でしょ? なんで『俺ほどでもない』っていうの?) チハルが言葉を伝えると、隆はふっと、不思議そうな顔をする。 あの会話をしたのは、光輝とのはずだった。 そして、力が強い精霊も光輝だったはずだ。隆にそっくりな光輝の……。 ①(隆は、光輝の生まれ変わりなの?) ②(やっぱりあの夢を隆も見たの?) ③(隆が光輝なら、守屋さんはまさか……) 812 ②(やっぱりあの夢を隆も見たの?) そう問おうとしたところで、隆が壁に掛かった時計を見てるのに気づいた。 急がないと遅刻してしまう時間になっている。 「やべっ。もうこんな時間かよ」 「隆さん……修二先輩のことよろしくお願いします」 「わかってるって。あと、チハル」 隆は自分の髪をガリガリと掻いて、しゃがみ込む。 きちんと同じ目線になってから、チハルに話し出した。 「怒鳴って悪かった。だけどな、お前のやろうとしていたのはいけない事なんだ」 「どうして?」 「お前が居なくなっちまったら、愛菜が悲しむだろ?」 「だって、ボクはサキミタマだから……」 「幸御霊だろうと関係ない。チハルはチハルなんだからな」 「ボクが居なくなったら、みんな悲しいの?」 「そうだ。だから、しちゃいけないことなんだ。わかるな?」 「ウン……。わかった」 「よし。約束だからな」 隆はまたチラリと時計を見て、私の横へやってくる。 「さっきは……その…悪かったな。別に困らせようとか、そういうのじゃないから」 (わかってるよ) 「そっか」 隆は安心したように笑うと、ドアの前に立った。 「力づくでも、宗像弟は連れてくるからな」 (ちゃんとお願いして、普通に来てもらってよ) 「努力はするさ」 そう言って、隆は私の部屋から出て行ってしまった。 部屋に残ったのは、私と春樹とチハル。 どこか息苦しいような、重い空気が部屋を覆っている。 私は…… ①春樹を見る ②チハルを見る ③隆について考える 813 ①春樹を見る (春樹は学校に行かないの?) 「姉さんを一人にするわけにはいかないからね」 (わたしなら大丈夫だよ) 「そう思ってるのは姉さんだけだよ」 (確かに、うごけないけどさ……) 微妙な空気を振り払うように、春樹は以前と全く変わらない調子で話す。 「それに、今日は午前中に、高村の……周防さんがくるだろう? チハルだけじゃ心もとないしね」 (そう言えば、周防さんがきてくれるんだっけ) 夢の中で周防さんと秋人さんが話していた「闇」について詳しく聞きたかったのだ。 「それに姉さんに協力してくれた人だって聞いたから、お礼も言いたい」 春樹はそう言って、少し微笑んだ。 「あと、俺の従兄らしいからね。 もしかしたら子供の頃に会ってるかも知れないけど、俺は覚えていないし……会って見たいって言うのも理由かな」 (そっか、春樹は周防さんに会うの初めてかもしれないんだ) そう言われると、春樹と周防さんをあわせてあげたくなる。 春樹は微笑んだまま、時計を見てそれからチハルに視線を移した。 チハルはちょこんと首を傾げる。 「チハルおいで、俺にくっついてれば早く力がもどるかもしれない」 「うん!」 小さなチハルはうれしそうに頷くと、春樹に駆け寄ってその足にぎゅっとしがみついた。 そして、ふと不思議そうな顔をして春樹を見上げる。 「春樹……?」 「ん?」 春樹は返事をしながらチハルを抱き上げる。 チハルは春樹の首に手を回してしがみつきながら、首を捻る。 「……なんか………うーん、なんでもない」 「どうしたんだ?」 「たぶん、きのせい」 「? そうか……? じゃあ姉さん、俺、下に居るからなんかあったらチハルに知らせて」 (わかったよ) 春樹はチハルを抱き上げたまま、部屋を出て行く。 途端静まり返った部屋に、私は内心ため息をついた。 (朝からいろいろありすぎだよね……) 私は目を閉じて…… ①夢を見た ②これからのことを考えた ③これまでのことを考えた 814 ③これまでのことを考えた 動かない身体と、大きくなる不安。 みんなに迷惑と心配をかけるだけでなく、チハルさえも犠牲にするところだった。 改めて、隆が私のことを好きと言ってくれた。 春樹が私に対して、家族以上の感情を抱いているかもしれない事を知った。 修二くんも私を想ってくれていた。 (応えることが出来ないから、せめて強くなりたいのに……) 力を得て、迷ってばかりの私のままじゃ駄目だと悟った。 だけど私は私だから、簡単に生き方なんて変えられない。 不器用な性格だから、私でも出来る事をと探し続けてきた。 多少の無茶も承知で、正しいと思ったことをしてきたはずだったのに。 壱与や冬馬先輩や一郎くんに対して、意見したこともあった。 口で言うのは簡単だけど、実行するのはとても難しい。 けど、みんな少しずつ変わっている。 私だけ迷うこと止められない。いつまでも怖がりな弱虫のままだ。 (今は眠ろう……) 出来ることなら、楽しい夢が見たい。 力とか、鬼とか関係ない笑ってみられる素敵な夢がいいな。 そう思いながら夢の中へ落ちていく。 「いくら大連だったあなたでも、現人神に逆えば天罰が下ろうぞ」 「その帝が大陸の教えを信奉し、国神である自らの存在を否定していることに……矛盾を感じないのか」 「現人神の意思ならば従うまで」 「それが最期の言葉か」 目の前には手足に傷を負った大和の兵士と、血に塗れて立つ守屋さんの姿だった。 守屋さんも兵士も会話をしていて、私の存在に気づいていない。 そして、守屋さんの八握剣がゆっくり振り上げられる。 「見るな! 女のお前が見るものじゃない」 視界が閉ざされ、隆そっくりの声が降り注ぐ。 (光輝……) 「離して。あの大和の兵士さんが酷い怪我を……早く行ってあげなくちゃ」 「……駄目だ」 「けど間に合わなくなるよ!」 「行くな。もう遅い」 「どういうこと……?」 「あの鬼は戦いに魅入られちまってるのさ」 光輝は私の目を塞いだまま、吐き捨てるように言った。 ①光輝に話しかける ②光輝から逃げる ③守屋さんに話しかける 815 ①光輝に話しかける 「は、離してよ。光輝!」 「もう遅いって。あの兵士は守屋が殺しちまったからな」 「そんな……」 「殺しあうのは当たり前だろ。あいつら、戦してんだから」 「あの兵士さんは負傷していたんだよ。もう戦えなかったのに……」 「確かに死にかけてたな。だからこそアイツは、楽に死なせてやったんだろ」 光輝はまるで守屋さんを庇うような発言をした。 「楽に死なせるって何? 守屋さんは酷いことをしたのに……」 「酷いのは守屋の軍も大和の軍もみんな一緒だ。感じないか、この空気」 「空気?」 「そうだよ。すっげー生臭い死の匂いさ」 目が塞がれていて、何も見えない。 すぐ傍で感じる光輝の呼吸を真似るように、深く息を吸い込んでみた。 (何も見えないけど……わかる) 鬼になってしまって、嗅覚が敏感になったのか沢山の生臭い匂いを感じる。 辺りに充満していたのは、死臭だ。 この場所だけでも、何十という死の匂いがしていた。 (気持ち、悪い……) 「……酷い匂い」 「だろ? 守屋だけじゃない。みんな戦に魅入られてんのさ」 光輝は目を塞いだまま、私を抱き上げると「守屋」と名前を叫んだ。 足音がして、守屋さんが近づいているのがわかる。 「あなたは……撫子の君」 「陽も沈むし、俺は愛菜を連れてねぐらへ戻るぜ」 「待て。私が陣を構える稲城へ連れて行こう。お前も来るか光輝」 「イナギ?」 聞きなれない言葉に、おうむ返しで私は尋ねる。 「稲城っていったら、稲を積み上げて作った城とか、敵の矢や石を防ぐ防壁とかだろ。 お前、本当に未来から来たみたいに何にも知らないんだな」 光輝はそう言って、楽しそうに笑った。 こんな酷い場所でも、光輝も守屋さんも平然と話しをしている。 どうしよう…… ①稲城に行く ②ねぐらに行く ③考える 816 ③考える 私は当りに漂う死の匂いに眉を顰めながら迷う。 (それにしても……光輝と守屋さんが一緒に居る理由って何……?) 光輝はあの森を守護する立場に居ると言っていたのに……。 こちらへ来た途端に戦で、周りの風景をきちんと確認していないけれど、ここは森ではない。 守護する場を離れてなぜここに居るのか? それにこんなに負の感情があふれる場所に居ることは、精霊である光輝にはつらい事のはずだ。 「大丈夫か、愛菜? おい、とりあえずここから離れるぞ。ここは死の匂いがきつすぎる」 「……わかった」 考え込んで返事をしない私を具合が悪くなったと勘違いしたのか、光輝が私を抱えたまま歩き出すのを感じる。 その後を守屋さんの足音がついてくる。 しばらくすると、空気が変わったのを感じた。 耳に入ってくるのは木々の葉が風に揺れる音だけだ。 「ここまで来ればだいぶいいだろ」 その声とともに、視界が明るくなる。夕焼けの赤い光がまぶしくて何度も瞬きして、視界が戻るのを待った。 視界が回復して、私は辺りを見回す。 どうやら、さっきの場所は森のすぐ側だったらしい。 木々がまばらになっていてここが森の外に近い場所なのだと分かる。 そのとき、ふうっと、光輝がため息をついた。 どこかホッとしたようなそのため息は、やはりあの場所は光輝にとってつらい場所だったのだと知るのに充分の重さをもっていた。 そして私はふとまだ光輝に抱き上げられたままなのに気付いてあわてる。 「こ、光輝もう降ろしてくれる?」 「いやだ。少しこうさせろ」 そう言う光輝の顔色は、ものすごく悪い。 思わず光輝の顔に手を当てる。 「大丈夫? すごい具合が悪そう……光輝、精霊なんだからあんな場所に居たらつらいのに……」 「しかたないさ、このバカ共が戦を止めない限りこの森も危険なんだ」 光輝は憎憎しげに守屋さんをにらむ。 守屋さんはその視線をただ受け止める。 光輝は再度ため息をつくと、私の顔をのぞきこんできた。 「とりあえず俺はつかれた。ねぐらにもどる。お前も一緒に行くよな?」 わたしは…… ①光輝と行く ②守屋さんと行く ③壱与の元へ行く 817 ②守屋さんと行く 「私、守屋さんと行くよ。戦をする理由を詳しく聞いてみたいんだ」 「一緒に来ないのか。じゃあ勝手にしろ」 「あ……」 「ん? なんだよ」 「な、なんでもないよ」 隆そっくりの光輝は、ぶっきら棒だけど頼れる存在だった。 出来れば一緒に行動して欲しいけど、顔色を見たら無理は言えない。 (仕方ないか……) 「そんな顔するなって。やっぱり、俺についてきて欲しいんだろ?」 「無理くていいよ。ねぐらでゆっくり休んでね」 「お前がどうしてもって言うなら考えてやってもいいぞ」 「辛そうだし、本当にいいよ」 「だからさ。お前がどうしても付いて来て欲しいってんなら、行ってやるって」 「別に無理しなくてもいいって言ってるのに」 「一緒に来て欲しいんだろ。ハッキリ言えよ。可愛くないな」 私と光輝の会話を黙って聞いていた守屋さんが、痺れを切らしたように話し出す。 「では……私の陣まで案内しようか。光輝はどうする?」 「ちぇっ、仕方ない。コイツのために俺も行ってやるかな」 「本当にいいの?」 「平気だ。さっきの所よりはマシだろうからな」 (光輝、ありがと) 「陣まで少し歩いてもらうが構わないだろうか」 「はい、大丈夫です」 「早くいこうぜ」 太陽はほぼ沈んで、薄暗い中を私たちは歩いていた。 時期が夏だというせいもあるのか、ひぐらしが鳴いている。 森を沿うように進むと丘陵があり、稲を高く積んだ防壁の中に陣があった。 「あの樫の木の奥だ」 守屋さんに案内されたのは、思ったよりも立派な陣屋だった。 土間のような室内に入り、藁の座布団に私たちは腰を下ろした。 どうしよう…… ①守屋さんに話しかける ②光輝に話しかける ③辺りを見る 818 ②光輝に話しかける 「ところで、光輝。身体は平気?」 「ん……ああ」 私にぺったりとくっつくと、光輝は小さく頷く。 話すことすら億劫なのか、私に抱きついたまま目を閉じてしまった。 未だに抱きつかれるのは慣れないけれど、光輝の体力が少しでも回復するのなら仕方がないと諦める。 「あの……守屋さん」 「わかっている。戦について知りたいからここまで来たのだろう?」 「はい」 守屋さんは黙ったまま、あぐらをかき直して私を見る。 上から下まで、私をじっくり観察でもしているようだった。 「な、なんですか。そんなに見られると恥ずかしいんですけど」 「改めて見ると……君は変わった格好をしているな」 「これは制服っていうんです」 「セイフクか。出雲の生き残りにしても、やはり得体が知れないな。 鬼の力がいくら強くても、音も無く消えたり、深手の傷を一瞬で癒すなんて聞いた事が無い。 命の恩人を悪くいうつもりは無いが、まず君の素性を教えてくれないか」 (どうしよう。未来から来たなんて信じてくれないよね) 私は何も言えなくなってしまった。 未来から来たなんて言ったら、光輝みたいに怒ってしまうかもしれない。 「素性は言えないのか。不躾で申し訳ないが、君は遊行女婦なのか?」 「ウカレメ?」 「旅をしながら歌や舞で宴席に興を添える女だ。不可思議な芸といい、おかしな格好といい……遊行女婦ならば合点がいく」 (よくわからないけど、舞は出来るよね……) 「はぁ……」 私はあいまいに返事をして、守屋さんの様子を伺う。 やっと納得したのか、表情の硬さが和らいだ。 「そうか。では今宵は宴を催そう。君の芸を皆の前でみせてもらうぞ」 「えぇ!?」 「士気も上がるというものだ」 「ちょ、ちょっと……」 「では、楽しみにしているぞ」 そう言って、守屋さんは建物から出て行ってしまった。 いつの間にか、私の背中にくっついる光輝は寝息を立てている。 私は…… ①守屋さんを追いかける ②光輝を起こす ③考える 819 ③考える (なんだか、変なことになっちゃった) 多分、ウカレメっていうのは旅をする芸人みたいなものだろう。 突然現れる私を旅の芸人だと勘違いしたのかもしれない。 (でも……) 光輝に無理をさせてまでここまできたのに、逃げ出すわけにはいかない。 私は眠った光輝を見つめる。 (光輝、しんどそうだったもんね) 今夜の宴は自分でなんとかしないといけない。 確か、守屋さんは舞とか歌とか言っていた。 (歌っていわれても……困った) ポップスとか、ロックとか、童謡とか歌えばいいんだろうか。 昔だし、和歌とか難しいのを言えっていわれてもわからない。 外からは、兵士が噂する言葉まで聞こえてくる。 「守屋様が遊行女婦を連れてきた。今宵は宴があるらしい」 「ところで、遊行女婦は美人なのか?」 「見たところ、そうでもなかったぞ」 「なんだつまらんな」 「お前では無理だろう。守屋様のお手つきだろうさ」 「しかし、女気のない守屋様が……遊行女婦とは意外なことだな」 「明日は弓が降るかもしれん」 「……それは、冗談にならんぞ」 (なんだか噂されてるし。くじけそうだよ……) その時、私を呼ぶ声が聞こえた。 ①守屋さん ②春樹 ③隆 820 ①守屋さん 「済まないな。少しいいだろうか」 守屋さんは私を手まねきして呼び寄せる。 「なんですか?」 「今宵の宴には参加できない怪我人を診てくれないか。勝手な願いとは思ったのだが、やはり君の手を借りたい」 「怪我をした人を祈祷すればいいですか?」 「ああ。協力してもらえるだろうか」 「わかりました」 (今の私の出来ることって、これくらいだしね) 案内された場所は、怪我人ばかりが集まる簡素な藁ぶきの建物だった。 その中に、数十人という傷ついた兵士が横たわっている。 (これは……) 治る見込みのある人は半分といったところだった。 もう半分の人は衛生的とは言いがたいところに居るせいで、私ではどうしようもないほどになっている。 この場所にも、死の匂いが満ちていた。 「あの……」 「言わなくてもいい。治る見込みのある者だけでいいんだ」 「わかりました」 「……ちょっと待ってくれないか」 「何ですか?」 「治らない者も真似だけでいい。せめて安らぎを与えてやって欲しい」 「痛みを取ることは出来ませんけど、どうしますか?」 「では、眠りを……。一時の安らかな眠りを与えることは出来るか」 「……やってみます」 私は守屋さんに言われるまま、一人ずつに力を使っていく。 たった六、七人を治したところで、私もフラフラになってしまった。 「無理をさせて済まなかった」 「……いいえ。もう少し頑張れるかなと思ったんですけど」 「いや、本当にありがとう。宴までの間、少し休んでくれ」 「やっぱり宴に出なきゃ駄目ですか?」 「宴の後、戦をする理由について語ることを約束しよう。 君が……素性の言えない様な遊行女婦だろうと、撫子の花ように美しく可憐な女人に変わりは無いからな」 そう言って、守屋さんは優しく私の手を取る。 (真顔でまた恥ずかしい言葉を……すごく痒いよ……) 守屋さんと一緒に建物に戻る時、今晩の宴の準備の様子を目にした。 この陣も戦場なんだけど、思ったよりも雰囲気は明るくて、少しだけ安心する。 ①戻って休む ②陣の様子を見たいという ③守屋さんと話をする
https://w.atwiki.jp/hinanawiki/pages/115.html
英数 / 仮名 亜紅紫 HP アルバム 曲 説明 発売/公開時期 Carry-Over Skin Tight 原曲 有頂天変 ~ Wonderful Heaven曲 アカツキ 2008/12/29(C75) アールグレイ HP アルバム 曲 説明 発売/公開時期 東方ドラマCD『想い風』シリーズ天の海~Could there nearby be you by you?~ 天人と現人神 原曲 有頂天変 ~ Wonderful Heaven曲 OSATOH 2009/8/15(C76) あいの風~想い風SeriesSound~ 『想い風』シリーズのサウンドトラック 2010/8/14(C78) イオシス HP アルバム 曲 説明 発売/公開時期 東方メレンゲ少女夜行 メレンゲ少女爆散夜行 原曲 ネイティブフェイス/有頂天変 ~ Wonderful Heaven/ハルトマンの妖怪少女/平安のエイリアン/メイガスナイト曲 ARM/yohine/uno/D.watt/minami 2011/03/13(博霊神社例大祭8予定) うんちく商事 HP アルバム 曲 説明 発売/公開時期 協奏符「第佰貳拾伍季の勿忘草」 黒い海に紅く ~ Legendary Fish & 有頂天変 ~ Wonderful Heaven 原曲 黒い海に紅く ~ Legendary Fish/有頂天変 ~ Wonderful Heaven曲 OSATOH 2010/3/21(コみケッとスペシャル5in水戸) オーライフジャパン HP アルバム 曲 説明 発売/公開時期 気象無原則 退治される系桃太郎 原曲 有頂天変 ~ Wonderful Heaven曲 まさみティー 2010/3/14(博麗神社例大祭7) 特臭幻想狂 有頂天変でメタルっぽい何か 原曲 有頂天変 ~ Wonderful Heaven曲 まさみティー 2012/5/27(博麗神社例大祭9) 音塚 HP アルバム 曲 説明 発売/公開時期 ニコニコ動画 東方編曲粋 仮面テンジンHinanaiRX ~光の天子~ 原曲 有頂天変 ~ Wonderful Heaven曲 GCHM 2009/12/30(C77) 音召缶 HP アルバム 曲 説明 発売/公開時期 ※ 東方幻核禄 ーとうほうげんこあろくー Kiss the Rapture 原曲 幼心地の有頂天曲 MUZIK SERVANT 2009/12/30(C77) ※BL-Recordsの「東方幻舞闘」(2008/11/2_東方紅楼夢4)からの再録 梶迫小道具店 HP アルバム 曲 説明 発売/公開時期 Panday@Works Dans van die yster鉄板の舞・私はゆるさないよ 原曲 有頂天変 ~ Wonderful Heaven曲 Panday Isara Singh 2011/5/1(M3) 神乃木製作所 HP アルバム 曲 説明 発売/公開時期 SEVENTEEN SPIRITS Hello, over the rainbow 原曲 有頂天変 ~ Wonderful Heaven曲 oiko 2010/8/14(C78) 狐の工作室 HP アルバム 曲 説明 発売/公開時期 東方幻想界 -緋想天の音- 有頂天変 原曲 有頂天変 ~ Wonderful Heaven曲 ゆっきー 2009/3/8(博麗神社例大祭6) くおりあ HP アルバム 曲 説明 発売/公開時期 Atmosquare Introduction 原曲 有頂天変 ~ Wonderful Heaven曲 てろり 2010/3/14(博麗神社例大祭7) 皇帝なんかよりエライに決まってるんだから。 原曲 有頂天変 ~ Wonderful Heaven曲 てろり クラゲノボーン HP アルバム 曲 説明 発売/公開時期 霧雨魔理沙の憂鬱 絶頂!お尻ぺんぺん ~ Wonderful TENKO 原曲 有頂天変 ~ Wonderful Heaven曲 カトウリン 2009/8/15(C76)「東方大迷惑」(2008/11/2)収録曲のカラオケver こなぐすり HP アルバム 曲 説明 発売/公開時期 東方幻舞薬 茜色の丘 原曲 天衣無縫/緋想天/東方緋想天曲 Cerotte 2008/8/16(C74) 時雨月横丁 HP アルバム 曲 説明 発売/公開時期 東方フィルファンタジー交響楽団 全人類の為の緋想天 原曲 有頂天変 ~ Wonderful Heaven曲 オル 2009/8/15(C76) 黄昏萃奏樂 ~ winding purple power 空へ 原曲 有頂天変 ~ Wonderful Heaven曲 オル 2010/8/14(C78) ししまいブラザーズ アルバム 曲 説明 発売/公開時期 再々春桃来 ただ心のままに 原曲 天衣無縫曲 ししまい三号(DauGe) 2012/5/27(博麗神社例大祭9) 星想 ビロードの海に映る星 原曲 有頂天変 ~ Wonderful Heaven曲 ししまい三号(DauGe) 2012/5/27(博麗神社例大祭9) 人生の気だるさ日和 HP アルバム 曲 説明 発売/公開時期 Compared with Light 有頂天を翔けろ 原曲 有頂天変 ~ Wonderful Heaven曲 KAT 2008/8/16(C74) 凋叶棕(ティアオイエツォン) HP アルバム 曲 説明 発売/公開時期 遙 Aurora 原曲 有頂天変 ~ Wonderful Heaven / 幼心地の有頂天曲 RD-Sounds 2011/8/14(C80) でんしほたる HP アルバム 曲 説明 発売/公開時期 東方緑恐竜 (とうほうでっていう) 俺の怒りが有頂天変 原曲 有頂天変 ~ Wonderful Heaven曲 ヒメル 2009/7/19(第二回東方崇敬祭) 東部開拓地 アルバム 曲 説明 発売/公開時期 Bridal×Blind 怒髪天を衝け!!(Ver.BB)~天衣無縫、幼心地の有頂) 原曲 幼心地の有頂天曲 Ibiza 2010/12/30(C79) 東方ヘタレ音屋の修行スレ合同 アルバム 曲 説明 発売/公開時期 特設ページ へたれ音屋達の百年祭 Wonderful Heaven (kagura htgd2010 mix) 原曲 有頂天変 ~ Wonderful Heaven曲 神楽大福 2010/10/11(東方紅楼夢6) 東方編曲管弦楽団 HP アルバム 曲 説明 発売/公開時期 東方弦舞宵 装ったワルツ 原曲 幼心地の有頂天曲 VaLSe 2009/8/15(C76) どぶのふた HP アルバム 曲 説明 発売/公開時期 直球勝負 有頂天変 原曲 有頂天変 ~ Wonderful Heaven曲 小次郎 2009/3/8(博麗神社例大祭6) トマト組 HP アルバム 曲 説明 発売/公開時期 Skyscraper Camouflage 原曲 有頂天変 ~ Wonderful Heaven曲 トマト組 2009/3/8(博麗神社例大祭6) 猫型牛肉 HP アルバム 曲 説明 発売/公開時期 空想ノイズ 白昼夢の少女 原曲 有頂天変 ~ Wonderful Heaven曲 牛肉 2011/5/8(博麗神社例大祭8) 何も語らず 原曲 幼心地の有頂天曲 牛肉 猫乃塚 HP アルバム 曲 説明 発売/公開時期 HP公開 Jump 2 Arcadia 原曲 幼心地の有頂天曲 rider 2009/8/5 Pieces of Heaven Break into Arcadia 原曲 有頂天変 ~ Wonderful Heaven曲 rider 2011/3/13(博麗神社例大祭8予定) はちみつくまさん HP アルバム 曲 説明 発売/公開時期 東方大決戦 有頂天変 ~ Wonderful Heaven 原曲 有頂天変 ~ Wonderful Heaven曲 にょ(ひえろぐらふ) 2011/3/13(博麗神社例大祭8予定) ばんだいく HP アルバム 曲 説明 発売/公開時期 Fruhe Reflexionen 有頂天変 ~ Wonderful Heaven 原曲 有頂天変 ~ Wonderful Heaven曲 MKSR 2008/8/16(C74) Freiheit 幼心地の有頂天 原曲 幼心地の有頂天曲 MKSR 2009/3/8 ローリング★テクノ! 幼心地の有頂天 -tech dance style- 原曲 幼心地の有頂天曲 MKSR 2011/8/14(C80) フランソワさんのよもぎ畑 HP アルバム 曲 説明 発売/公開時期 矩形波礼讃 有頂天変 ~ Wonderful Heaven 原曲 有頂天変 ~ Wonderful Heaven曲 蓬屋ふらん 2008/11/02(東方紅楼夢4) プレイリーオルスター HP アルバム 曲 説明 発売/公開時期 酩酊フェノメノン 天人五衰の理 原曲 有頂天変 ~ Wonderful Heaven曲 sinθ 2010/10/11(東方紅楼夢) ぶるっくりん☆すてーしょん HP アルバム 曲 説明 発売/公開時期 大空 大空 原曲 天衣無縫曲 ぶるっくりん 2012/5/27(博麗神社例大祭9) ぽるか。ぽるか。 HP アルバム 曲 説明 発売/公開時期 ニコニコ動画 Far on cloud 緋想天 - top of the girl - 原曲 東方緋想天曲 小倉あんぱん 2012/5/27(博麗神社例大祭9) まかろに☆けちゃっぷ HP アルバム 曲 説明 発売/公開時期 想煌 有頂天子 原曲 有頂天変 ~ Wonderful Heaven曲 望月 和介 2010/12/30(C79) まさかど☆くらいしすっ! HP アルバム 曲 説明 発売/公開時期 HP公開 天真爛漫 原曲 天衣無縫曲 あかゐ 2010/11/13 HP公開 CirCuit 原曲 有頂天変 ~ Wonderful Heaven曲 piki 2012/4/8 WEB無料配布 有頂天変-てっぺん☆くらいしすっ! 午前十時の朝 原曲 有頂天変 ~ Wonderful Heaven曲 村瀬雄太 2011/8 未完 原曲 有頂天変 ~ Wonderful Heaven曲 Cy_tofu WonderSky 原曲 有頂天変 ~ Wonderful Heaven曲 あかゐ 桃缶を食う天子 原曲 有頂天変 ~ Wonderful Heaven曲 Ctl Highest! 原曲 有頂天変 ~ Wonderful Heaven曲 霧吹ヨギリ 晩方の天界 原曲 有頂天変 ~ Wonderful Heaven曲 ginkiha モヒカンサンドバッグ アルバム 曲 説明 発売/公開時期 Resonance Days H.C 原曲 有頂天変 ~ Wonderful Heaven曲 堕悪祭怪 昼 2009/3/8(博麗神社例大祭6) りあるご~る堂 HP アルバム 曲 説明 発売/公開時期 緋色に染まる天の国 緋色に染まる天の国 原曲 有頂天変 ~ Wonderful Heaven曲 TUDURA 2009/11/8(東方不敗小町SP) 来夢録 R-18あり HP アルバム 曲 説明 発売/公開時期 緋と紅の神々 有頂天変 ~ Wonderful Heaven 原曲 有頂天変 ~ Wonderful Heaven曲 Notzan ACT 2008/11/02(東方紅楼夢4)「養命血酒」(2009/8/15_C77)に再録
https://w.atwiki.jp/hisoukaiji/pages/63.html
はじめに -─‐- 、. .. -─;- -=ニ´ ̄ ヽ'´ ∠´__ ,. '"´ `> /  ̄`ヽ. / ヽ、 ヽ i ∧ \ヽ!. | , /| / l ト、 . ヽ | /|イ、l_;; |ノ_,.ゝ. ト、 ト、l ククク・・・・・・・・・・ | ,イ/`''‐、_,リ ;リ,. -ヘト | ヽ! ` | , ‐、 r'==。===;;; (=。==lヽ! いいのかよ・・・・! | { f、|.| `ー--‐' \-‐' l ,' ! ト|| u u r __ \'l| オレ如きのページに来て・・・・・・. / `ー'ト、 . ー----------;ヲ│ それでもいいのなら・・・・・・! / /| | \ .` ー-----‐'´ / ! ,∠-‐/ |. | \ . ー--‐ /!ヽ.ヽ 書かせてもらうぜっ・・・・・・! 二 -‐''7 | | \ . , ' | ト、\ 限界(他所で書き辛いこと)を. / |. | `‐、/ レ ト、`''‐ 超えてっ・・・・・・!. ,' ト. | | イリ ! `''‐ i | ヽゝ |lW´' l ということで書かせて頂きます、しおです. | ,. -‐''^ヽ|`ヽ、..__ノ|/⌒`‐、. l 主に使用時の注意と相手にした時の対策程度を気ままに載せていきます・・・ レ''´ |;';';';';';';';';';';';'| `‐、! ○ |';';';';';';';';';';';'| == はじめに 助けて諏訪子様立ち回りデッキ編成通常時 固め 助けて諏訪子様 ___________ /´ , -‐- 、. /. i / `''‐ 、..__,. ‐'´ヽ. / 先人が質問に答える. ! ,' 、 ∨ それが基本だ | i 、 、`''ー---‐''´ ヽ |. l /へ.\` ー---‐ ´/,.ヘ そりゃあ・・・・かまわない │ \ _\\, /∠_ | おまえの質問に答えること |. /"ヽヽ ==。=`,, /=。==│ それ自体は容易い 簡単だ | { i⌒| | ` ー-‐' . .\-‐ ´│ /|. l ト、|.| ー-‐ ' l -‐'.| このキャラの動きはこれこれこう / | ヽ.._|| r' ; -‐‐' r __ l ー、| こういう技があり 発生Fはこう_/ | /l! / ー----------ー'--.| テンキーとは・・・・・・? ガード方向は? 霊力削りは・・・・?.! .| ./ | | そんな話はいくらでもできる| │./ | ===== |\| |/ | ... ,.イ .!` しかし 今 ここにおいては| |\ `'' ‐- 、 _ ....... ,. ‐'´/| │ そんな話は大前提| │ \ `~`''" / .| | その辺りは 洩矢諏訪子攻略Wikiで勉強しておくといい・・・・・・ ということで、このコーナーはNormalからHardくらいまでを対象とした「行き詰った!」という人向けの場所ですよー。Lunaについてはこのページを担当してる奴自身苦戦しているからねぇ…私でLuna~Phまで行けた人はどんどんアドバイスしてくださいな。 立ち回り デッキ編成 +... / /| /| |ヽ ヽ,ヽ, |. // .| l./u | レ' ヽ,ヽ, | そんなっ・・・! 〃 | / / ,.へ |! _、へ |\ ヽ,ヽ,| バカなっ・・・! バカなっ・・・!. | /| ./!イ==`、 iレ´==== ヽ ヽ,ヽ, なんでこんなことがっ・・・・・・!. | / レ ト、_。_) ( ,、 | |⌒i iヽ,\、_ レ /|  ̄/.|j~ `.=°=´ | |つ.| ゝ.\.\ あと一歩なのに・・・・・・、_`'-、_ / .レ´ u u _ ,、-'´ .| |ノ/ ヽ \ \ 無理矢理な読み合い拒否っ・・・・・・! `' -、,`' -、/`7―-/ r'__ __ `  ̄ |j~ ||ノ. \ \ \ `'ァ、\/―- 、 __| f========ニ`i /| |\ \ \ .\ どうして・・・ / \ \ | | ] / | | / ̄ "'' ‐-\ .\ 相手の動きはわかってるのに・・・ 判定負け・・・ i. / \.\ / ||- ―‐-r――‐-/ / レ N ̄ "'' ―‐ --\ ガードするしかない・・・・・・・・・. | / \.\〃! |` ――' -----'/ | | | \.\| .| u== ,、- '´ u ./| | こんな理不尽なことが | \ \l_ ,.、- ' ´ /| |. N オレの身ばかりにっ・・・・・・・・・! | | |\ \ |j~ / | レ | | | レ |\ \ / | | | |. | | | \ \ u / | | | えーと、言いたいことは分かるからまず落ち着きなさいな。いい?こういう時はまず、自分の手持ちのカードを見直してみること。自分が苦手意識を持っているキャラを相手にする場合は特にね。例えば相手がパチュリーや幽々子なのに、大蝦蟇4枚積みデッキなんて使ってたら、せっかくの大蝦蟇の強力な判定も無意味でしょう?積んだ4枚もただデッキを圧迫するだけ。大ナマズでも積んでた方が役に立つんじゃないかなぁ。例として対パチュリーを想定するとしようか。射撃を掻い潜ってダウンを取っても春風で仕切り直しになることがよくあるねぇ。そこでスキル技の出番。こちらの技を拒否してくる春風を出させないようにしましょう。それには古の鉄輪がお勧め。春風を読み空66鉄輪で狩れるようになる。鉄輪は受け身不能時間が長いからダウンも取れるよ。相手が春風のLvを上げてくることもあるから、天狗団扇もセットで入れておくといいかもねえ。リスクもそれなりだけど、当たればそれ以降相手もリスクを感じて春風を控えることも多くなるはず。こんな感じで、通常なら抵抗すら出来ない技も読み次第で狩ることが出来るようになるの。鉄輪は他にも色んな状況で使えるから入れておいて損はないよ。そうして相手の行動に制限をかけていくことで、私の通常の立ち回りが生きてくるの。ピンポイントじゃなく多くの相手に対応したいなら切り返し用に霊撃や人魂灯・龍魚の羽衣なんか積んでると安定して立ちまわれそうだねスキルカードは236系では大地の湖の暴発防止・空狩りに蛙石神、623系では立ち回り・固めどちらも強化される古の鉄輪・手長足長さん辺りがオススメだよ。214系なら潜りから出せて当たれば魔方陣と優秀なデフォルトスキルの古の間欠泉、22系は立ち回りで便利な土着神の祟り、永久状態異常持続のミシャグジ様の祟りと便利なものだらけ。後は個人の好み次第ってところかなぁ。 通常時 +... , '"  ̄` ー''⌒ヽ、 / \. / ヽ ただ… l ,ィ j`ヘ. ハ .、 l もし 諏訪子様で │ ,.ィノ-jノ lノ-リ‐l N 射撃牽制を. |. r'コ.r'=ヒァ= _ ;セァ= |nノ 仕かけるなら… l |.ヒ|.| `ー- ' / ー ' ||.|. l. ヽl| u' 冫 ル' どうせ消されるんだし ヽ ト.、 'ー---- /″ 特攻した方がいいような /ヽ|. \ ー , く 気がします……-‐''"| . . . . ト、 \._. イ . . .|`''ー- . . . . | . . . . | \ ,⊆ニ_ヽ、| . . . . . 根拠は . . . .| . . . . .|. / r─--⊃、. . . 射撃が貧弱だからなんですけど……… . . . | . . . . .| ,.イ `二ニニうヽ. . そうかしら?私の射撃は使いどころさえ間違えなければ強力だと思うんだけどねぇ。まあ、確かに打ち合いじゃあちょっと辛いところがあるけど・・・それを差し引いても十分な性能じゃないかしら。どこかの現人神なんてそりゃあ酷いもんよ?基本的な立ち回りとしては、デフォルトスキルの土着神の祟りやJCなんかで射撃を相殺しながら、B系の射撃を撒いていく。その時に距離が近ければJ6AやJ8Aなんかを相手の動きに合わせて出すのが定石かねぇ。相手が突進してきた時、J6BからJ6C・J2Cと繋ぐと結構なグレイズ時間になるから引っかけとして使えるかもね。遠ければ射撃キャンセルでHJや飛翔した後に速度に優れたJ6Bなんかで差し込みにいくのもアリかな?中~近距離では置き打撃を少し見せておくのもいいかな?警戒させれば直接触りに行きやすくなるからね。相手に触れることが出来れば固めてダメージを取るチャンス。一気に畳み掛けましょう。ただ、打撃・射撃どちらか片方にばかり専念しちゃうと簡単に隙を突かれてしまうから、その辺は自分なりに誤魔化していこうね。 固め 工事中 ブス… ∫ ;′ ∫ ,;′ ブス…',. -――-゙、 ;' ジジジ… ; / へ ` 、'; ∫ _;'___{. , -/、/=;´イヽ;'_ /三三j='rー、\_ 、)_℡, ;;〉三'`、ジジ… /三三└'゙ー ;‐;;‐;;'`ー;;ヾ'`"´三'三;`、 囮ヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱ囮 囮災炎災炎炙災炒炎災灸災炭囮 ◎┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴◎ 現在ページ誠意製作中です・・・!なるべく早く仕上げたいと思っております 諏訪子様の喋り方に違和感があるのは仕様です・・・・作品ごとに口調が違って分かりづらいんです・・・ 御意見などあればこちらへどうぞ 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/clockgrail/pages/11.html
焚火の山のようだ、と少年は思った。 野山に薪木を積んで、火を灯す。 それを肴に話に花を咲かせて、肉や魚を焼いて食べる。 厭世家の彼には実際にそうした営みに興じた経験はなかったが、それでも否応なしにそんな表現が脳裏に浮かんだ。 世界でも有数の大都市である東京の摩天楼は、既にその面影をまったく失せさせていた。 高層ビルから住宅街まで例外なく炎に包まれ、救援のために派遣されたのだろう自衛隊のヘリのスクラップがそこかしこに転がっている。 およそ百年前にこの地を襲った空襲の戦火でさえ、これほどの地獄を具現させることはなかったろう。 ヒトが比喩表現として用いる"地獄"ではなく、文字通りヒトが死後に行き着いて苛まれるとされる"地獄"。 焦熱地獄と呼ばれる景色を、あまたの命と歴史を絵具にして描きあげたような光景。 それが現在、この首都を覆い尽くす惨禍の絵図であった。 そんな死の街、死の都の中にただひとつ輝くものが産声を響かせている。 輝きながら、ちいさく蠢く王冠だった。 まごうことなき聖性と、命の重さを思わす聖遺物。 生まれたての赤子のようであり。 百年の生涯を終えた聖者の遺体のようでもある。 〈熾天の冠〉。 魔術師たちは、これをそう呼んだ。 少年は最後の歯車と呼んでいたが、大差はない。 重要なのはこの杯、王冠こそが万人にとっての悲願であったということ。 運命を覆し、艱難を制し、永遠の迷走を打破することのできる最後の鍵であったということ。 すなわち聖杯。遠き神話に始まり、現代にまで連綿と信仰の継がれてきた最高峰の聖遺物だ。 「みんないなくなっちゃったね」 「自分で殺しておいて何を言ってるんだ、きみは」 「それもそっか。じゃあさキャスター、これで終わりなの?」 聖杯の降臨が成り、その目前に立っているひとつの主従。 この光景は、聖杯戦争という――ある大いなる儀式の終わりを明確に示していた。 もはや隠蔽などはどうやっても不可能だろうが、兎角決着はついたわけだ。 七つの願いは蠱毒の果てに、最後のひとつを残して散った。 結局最後まで誰ひとり、神の実在を証明することはできなかったのだ。 「……終わりだよ。これですべては終わり、きみとボクの願いは叶う。 ボクらの縁もこれで打ち止め、ということになるね。 率直に言うとせいせいするよ。もうきみのお守りは懲り懲りだ」 少女が、〈熾天の冠〉に手を伸ばす。 止めはしない。杯と呼ばれたその王冠を、少女はゆっくりその手に担う。 戴冠の時だ。この世界で誰より輝いていた彼女は、これで名実ともに神さまになった。 「そっかぁ……。私は嫌だな、もっと"みんな"と一緒にいたかったのに」 だというのに、少女は少し寂しげな顔をしていて。 それから何か思いついたように、ぱっとその表情を明るくした。 頭の上に王冠を載せて、浮かれてるのを隠そうともせずにその場でターン。 従者の、キャスターの方へと、振り返る。 そして神さまではなく、王さまとして。 この世のすべてに愛され、同時に恐れられた女は朗らかに笑って言った。 「――よし、決めた! もっかいやろうよ、もっかい! 聖杯戦争!」 即座に起動される聖杯。 おい待て、だとか。 何をする気だおまえ、とか。 そんな止める言葉を放つ暇さえ、彼女は少年に与えなかった。 「あの子たちも呼んでさ、今度はもっと大勢で遊ぶんだ。 日が暮れても、夜が明けても。今度こそ、私を倒せる子が現れるのを信じて!」 「バカ、やめろ! ていうかボクの願いはどうなるんだ、おまえ――!」 「そのへんはもちろん考えてる! だってキャスターさ、冠(これ)だけじゃほんとにやりたいことはできないんじゃない?」 その言葉に、少年は押し黙る。 実のところそれは、図星だった。 確かに〈熾天の冠〉、大聖杯に届く願望器ならば願いを叶えることはできる。 だが聡明なる少年はこの時点で、既に分析を終えてしまっていた。 おそらくこれだけでは、まだ足りない。まだ、真の大願を満たすまでには至れない。 だからこそ願いを叶えて永遠にも思えた第一工程を突破した後で、次に進むか足を止めるかを考える気でいたのだが…… 「欲張っていこうよ。私たちが勝ったんだもん、それくらいのわがままは許されてもいいでしょ?」 「……簡単に言うけどな、もう一回やるって具体的にはどうするつもりなんだ。 ここまで派手にやらかしたらこの先はいよいよ遊びじゃ済まない。 きみが欲しがってる"遊び相手"以外も山ほど首を突っ込んでくることになるんだぞ。きみはそれでいいのか?」 「やだよそんなの。だからね、新しく創ろうかなって」 「は?」 王冠の少女が、両手を広げる。 炎に包まれた死の街で、両手を。 きっと、たぶん、本当に。 何の冗談でもなく、世界のどこまででも届いてしまう両手を。 少女は、広げて。そして―― 「私たちのためだけの世界を創る。そこで新しく始めよう、私たちのためのゲーム盤を」 そんな。 神さまにしか許されないような、ことを。 王さまのような尊大と、少女のような純粋さで――神寂祓葉はそう言った。 ◆◆ 聖杯。それは――万物の願いを叶える、至高の聖遺物である。 これをめぐり争うことを"聖杯戦争"と呼び。 聖杯を求む魔術師たちは英霊を招き寄せ、従者(サーヴァント)として使役する。 2024年1月。東京都内にて、聖杯戦争が開催された。 聖堂協会の所有する〈熾天の冠〉を用い、開催が告げられた聖杯戦争。 名乗りをあげた者は数多く、されど資格を得られた者はセオリー通りに七人。 七人のマスターと、七騎のサーヴァントにより行われた、あらゆる魔術師の悲願を叶えるための戦いである。 複雑に交差して絡み合う策謀と陰謀。 行使される武力、日増しに苛烈化していく戦線。 同盟、裏切り、工作、反則まがいの裏技に至るまであらゆる手管が飛び交い、摩天楼東京は魔境と化した。 目指すは聖杯。狙うは成就。誰一人己の願いと未来を譲る気などなく、繰り広げられる誇りと汚濁に塗れた殺し合い。 その均衡を破ったのは、魔術師ですらないひとりの少女だった。 半ば偶然、巻き込まれるようにして戦火に身を投じた哀れな娘。 呼び出したサーヴァントも、戦力的にほぼ意味を成さないと言っていい最弱の魔術師(キャスター)であった。 だから誰もが気にしていなかったし、せいぜい他所の手札を引き出す当て馬にでもなれば御の字と高を括っていた。 だが、少女は勝った。 目の前に現れる、すべての争いに勝利した。 臆することなく前線に立ち、何度も傷つき、時に致命傷さえ負いながらそれを跳ね除けて粉砕した。 ある者は、それを奇跡と呼び。 またある者は、悪夢と呼んだ。 奇跡としか形容できない不条理。 悪夢としか表現できない理不尽。 光の剣を、その右手に握りしめ。 いついかなる時でも微笑みながら、快活に、踊り舞うように勝利を重ねるハイティーン。 それしか知らないように突き進む究極の勝利。 彼女の進撃は、最後の一騎となるサーヴァントが消え去るまで絶えることなく続き。 少女は、星降る炎の夜に聖杯を手にした。 ――遊ぼうよ、もっかいみんなで。 聖杯/王冠を戴いて、いつも通りに笑う顔を憶えている。 まるで、みんなで楽しんだゲームをもう一度やろうと持ちかけるみたいに。 少女は自分の手で殺し、そして蘇らせた六人の友達(マスター)へそう言った。 そう。 これは、ある少女の遊び場に過ぎない。 少女は、常に勝者である。 勝ち続ける者。そうでしかあれないもの。 世界の主役。唯一神の否定者。根源に繋がらずして、すべての理の外にある特異点。 絵空と現実の境目に立つ、無銘の神話の現人神。神の不在証明。無神論。 だからこそ、結末は定まっている。 自分で造って、自分で集めて、そして自分が勝つ。 いつもの通りに。足並みを揃えることなんて知らないまま、先へ先へと歩んでいってしまう理不尽だけがここにはある。 主役は、ひとり。 その光に目を焼かれた亡霊が、六人。 そして、もっと楽しく遊ぶために用意された演者(アクター)が無数。 聖杯戦争は、新たな地平にて再演される。 みんなは、願いを叶えるために。ひとりだけが、遊びのために。 英霊を従え、術と天運を尽くして、踊るように旋律を織りなすのだ。 演目の名は『第二次聖杯戦争』。 あらゆる魂を灼く光のまわりで、廻り廻るは願いの星屑。 故に、ここに成すべき命題を宣言しよう。 それはかつて六人の魔術師たちが果たせなかった難題。 世界の誰も果たせるはずのない、神さえ届かぬ星の理。 一切鏖殺に並ぶ、聖杯戦争の勝利条件。 果たさぬ限り、何人たりとも聖杯へ届くこと能わぬ。 己が願いを叶えるため、星の奇跡を葬送せよ。 時の彼方へ高らかに翔び立つ、"幼年期の終わり"を否定せよ。 神寂祓葉に、勝利せよ。 .
https://w.atwiki.jp/gamerowa/pages/24.html
没ネタ保管庫 旧名簿 死者スレネタ 本編用語集 褒め殺しネタ +開示する ゲームロワR ゲームロワRといえばやはりツンデレであろう。 これはルビカンテがツンデレキャラであり、花村陽介にゾッコンという可愛らしい女の子の一面を持っている。 ルビカンテは原作でも主人公に猛アタックするという恋愛シミュレーションジャンキーの方なら心擽る展開だ。 ツンデレというジャンルを確立したのがFF4であり、今後発売された恋愛ゲームはこれに習っているのは常識だ。 そんなツンデレの元祖といわれるルビカンテが参加するゲームロワR。 他にも雷電がロワ中に宗教を信仰し始めたり、アシュナードが戦闘狂であったり、レッドが廃人だったりするが やはり見所はルビカンテのツンデレが発揮する場面である。 更には東方Projectやペルソナ4の様に女性が沢山参加しているが、生足を曝け出したりとお色気シーンを最初にやったのがルビカンテである。 え?十六夜咲夜がお風呂入ったって? いや、だって胸がg 【褒め殺し@現実 死亡】死因:ナイフメッタ刺し 43話までのスタンス表 +開示する レッド 優勝狙い 僕より強い奴に会いに行く! セシル 優勝狙い 優勝狙いの暗黒、セシル・ハーヴィ 「「二人はプリキュア」」 カイン 優勝狙い 優勝狙いの竜騎士、カイン・ハイウィンド 漆黒 優勝… 優勝狙ってるよ…多分…それより強い奴に…うん… アシュ 脱出? 優勝とか対主催とか関係ねえ! 幽香と瀬多とプリキュア欲しい! サカキ 脱出狙い 私は新世界の神になる! 「「キャラ被った」」 アカギ 脱出狙い 私は新世界の神になる! 霊夢 奉仕 対主催?マーダー?それはなんでしたっけ? 魔理沙 対主催 拡声器使って色々大変だー! 咲夜 対主催 そろそろボスケテお嬢様 レミリア 対主催 ガキのお守り困った… 早苗さん 対主催 常識に囚われない彼女に功徳の(ry 幽香 対主催 変なやつにラブコールされて困る キョウ 対主催 汚いな流石主催者きたない オタコン 対主催 スネーク死んだマジでどうしよう。 雷電 対主催 早苗さんが電波すぎる件について。 瀬多 対主催 いつのまにか対主催の旗頭になっちまった! 花村 対主催 ツンデレのルビカンテに愛でられて夜も眠れない。 里中 対主催 咲夜のバーカ! カービィ 対主催 キミの食料はボクのもの、ボクの食料はボクのもの。 アドレーヌ 対主催 あばばばばばば ゴルベーザ ステルス対主催 俺の弟が優勝狙いなわけがない。 ルビカンテ ツンデレ 花村を弟子にしたけど嬉しくなんてないんだからねッ! 足立 愉快犯 楽しもうぜヒャッハァー! マルク 主催者 主催者だけど対主催なのサ! ニコでもピエモンがやってたのサ! 永琳 主催者 主催者だけど対主催。参加者を助けたいけどイザナミが邪魔すぎる。 イザナミ 主催者 主催者だけど実は俺は対主催なんだよハハハ。ゲームは楽しむけどね! イゴール 主催? 真実はまたの機会に。 46話までのスタンス表 +開示する 咲夜 そろそろ過労死しますわ あと変なフラグも立ちましたわ レミリア 昼間に活動しすぎだろ吸血鬼的に考えて ゴルベーザまじうぜえ 瀬田 どうしてこうなった!? 千枝 とりあえず漆黒の話を聞きましょう アドレーヌ 絵の具来た! でも勝てない! 漆黒 レミリアがなんか怖い ゴル兄 レミリアに完☆全☆論☆破されて生きるのが辛い セシル せしる☆マギカ もう何も痛くない やっぱりガリが裏切った カイン かいん☆マギカ もう何も怖くない おれはしょうきにもどった アシュ 失恋するとは思ってもいませんでした、フラれるとも思わなかったです 早苗 信仰!ミコ娘 ~うーんアカギ先生のご指導だ~ 雷電 ここもしかして危ない奴しかいないのか? アカギ ここもしかしてバカしかいないのか? レッド ホモの変態カップルだああああああああああああああ!!!!!!! ツンデレ そこの少年も 混 ざ ら な い か 陽介 そこの少年よ、俺はホモじゃない サカキ 出番がない気がする 霊夢 出番がないです 50話までのスタンス表 +開示する 瀬田 PT分断って王道の死亡フラグだけど仕方ないね! マルク Oh, Please Please save her Erin... レミリア そういえばまだ輪ゴムの手品のタネを教えてもらってない。 えーりん ※ただいま不幸のドン底です。立ち直るまでもうしばらくお待ちください。 アドレーヌ ※募集中 輝夜 ※完成しました 咲夜 部下が一気に増えました。千枝、ちょっと黙ってて。 ゆかりん 誘拐された奴らを救出しようとしたら自分が誘拐されました。何を(ry 漆黒 サラマンダーから対主催にジョブチェンジしました。 イザナミ ……知ってる?えーりん。ウサギは寂しいと死んじゃうんだよ? 千枝 やっぱ咲夜ムカツク! イゴール 真実はまたの機会に。 ゴル兄 死神状態! マーガr 依姫よりもお茶のがダメージ大きかったわ セシル せしる☆マギカ 理性、なくならないなぁ… アスタルテ ※頭が固すぎてコメントになりませんでした カイン かいん☆マギカ セシルをゴルに寝取られたけどアシュがいるからまぁいいや ユンヌ ※物理的に硬すぎてコインみたいになりました アシュ アドレーヌに幽香を取られた! セフェラン イザナミに勝ちたい…… 雷電 参加者のみなさん、こんばんはー!ロケット団バトロワ支部の(ry ゼロ イザナミが要注意なんだけど……ジョン。 早苗さん もしもし、霊夢さん?どうしてそんなに元気なのー? ビッグボス えーりんは犠牲になったのだ……でも犠牲になる必要なんてなかった。 霊夢 私ね、(サカキ様を)信心したのよ! オセロット 落ち着いた^^ サカキ 何だこのスタンス表は ミュウツー スマブラからの招待状がこないんだけどどういうことなの…… レッド 見えないストーカーがうざいんですけど ゴールド ※ゲロゲロゲロゲロ ツンデレ 具体的にまだ何もしていないぞ! ゼロムス 来たッ!パワーアップ来たッ!これで勝つる! 陽介 やった!推理役ポジションきた! ローザ ローザ無双の予感! 「全選手入場!」 +開示する マルク「地上最高の殺し合いを見たいか――――ッ」 観客「オ――――――――――――!!!!」 マルク「ボクもサ ボクもサみんな!!」 マルク「参加者入場!!!」 全参加者入場です!!!! 白い悪魔は生きていた!! 更なる研鑚を積み人間凶器が甦った!!! 新生FOXHOUND隊員!! 雷電だァ――――!!! 博霊大結界はすでに我々が完成している!! 博霊の巫女 博霊霊夢だァ――――!!! 跳びつきしだい突き刺しまくってやる!! バロン王国竜騎士団隊長 カイン・ハイウインドだァッ!!! 全国の有名旅館なら我々の歴史がものを言う!! 天城屋旅館の次期女将 大和撫子 天城雪子!!! 真の支配を知らしめたい!! ロケット団 サカキだァ!!! ポケモンリーグは1階級制覇だが殺し合いなら全階級オレのものだ!! トキワのジムリーダー グリーンだ!!! 殺人事件捜査は完璧だ!! 特別捜査隊リーダー 瀬多総司!!!! 幻想郷のベスト・メイドは私の中にある!! 紅魔館のメイド長が来たッ 十六夜咲夜!!! 絵を描くことなら絶対に敗けん!! 絵画実体化能力見せたる 画家 アドレーヌだ!!! バーリ・トゥード(なんでもあり)ならこいつが怖い!! 八十稲羽署の新米刑事 足立透だ!!! デイン王国から狂王が上陸だ!! 13代国王 アシュナード!!! 心の無い世界を作りたいからギンガ団を結成したのだ!! 神の力を見せてやる!!アカギ!!! メイドの土産にベルトとはよく言ったもの!! 吸血鬼の奥義が今 実戦でバクハツする!! 紅い悪魔 レミリア・スカーレットだ―――!!! クリミア軍大将こそが地上最強の代名詞だ!! まさかこの男がきてくれるとはッッ アイク!!! 闘いたいからここまできたッ キャリア一切不明!!!! ジョウト地方のポケモントレーナー シルバーだ!!! オレはプププランド最強ではないポップスターで最強なのだ!! 御存知仮面の騎士 メタナイト!!! ジュネスの本場は今や八十稲羽にある!! オレを驚かせる奴はいないのか!! 花村陽介だ!!! 小さァァァァァいッ説明不要!! 20cm!!! カービィだ!!! 弾幕は実戦で使えてナンボのモン!!! 超実戦弾幕!! 幻想郷から霧雨魔理沙の登場だ!!! ベルトはオレのもの 邪魔するやつはハンマーで思いきり殴り思いきり叩くだけ!! プププランド”自称”大王 デデデ大王 信仰を増やしにここへきたッ!! 現人神 東風谷早苗!!! 人形繰りに更なる磨きをかけ ”七色の人形遣い”アリス・マーガトロイドが帰ってきたァ!!! 今の自分に死角はないッッ!! 暗黒騎士・パラディン セシル・ハーヴィ!!! セオドア大陸の剣技が今ベールを脱ぐ!! デイン王国から 漆黒の騎士だ!!! 弟の前でならオレはいつでも暗黒期だ!! 魔道士 ゴルベーザ 偽名で登場だ!!! 兵器開発の仕事はどーしたッ 技術者の炎 未だ消えずッ!! 造るも壊すも思いのまま!! ハル・エメリッヒだ!!! 特に理由はないッ 正々堂々戦うのは当たりまえ!! ゴルベーザにはないしょだ!!! 四天王最強! ルビカンテがきてくれた―――!!! カンフー映画で磨いた実戦足技!! 稲羽市のブルース・リー 里中千枝だ!!! 実戦だったらこの人を外せない!! 妖怪最強 風見幽香だ!!! 超一流忍者の超一流の忍術だ!! 生で拝んでオドロキやがれッ セキチクシティのジムリーダー!! キョウ!!! FOXHOUNDはこの男が壊滅させた!! 隠密潜入のエキスパート!! ソリッド・スネークだ!!! 若き王者が帰ってきたッ どこへ行っていたンだッ チャンピオンッッ 俺達は君を待っていたッッッレッドの登場だ――――――――ッ 加えて負傷者発生に備え超豪華なリザーバーを5名御用意致しました! ニビシティのジムリーダー タケシ!! 傭兵 サイボーグ忍者!! ミストの召喚師!リディア! 四天王の紅一点 風のバルバリシア! ……ッッ どーやらもう一名はジョーカーとして暗躍している様ですが、到着次第ッ皆様にご紹介致しますッッ
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/5858.html
登録日:2012/10/01 Mon 21 51 45 更新日:2023/04/04 Tue 09 11 01 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 Rewrite key おっぱい おっぱい現人神 おとん ぐぬぅ ちっ インドア派 ニート ヘタレ 世界を変えたおっぱい 人気投票1位 千里朱音 喜多村英梨 変態ホイホイ 引きこもり 魔女 魔物使い ようこそジプシー、我が神秘の部屋に。 千里(せんり)朱音(あかね)とはkeyのゲーム「Rewrite」に登場するヒロインの1人。 CV 喜多村英梨 テーマ曲 「アンスリウム」 身長 160cm 体重 47kg 3サイズ 86/57/85 誕生日 2月17日 風祭学園内で魔女と噂されている三年生でオカルト研究会の会長を務める。 登場当初こそ冒頭のセリフの様なミステリアス溢れる雰囲気を身に纏っていたのだが、 その実態はFPSにどっぷりハマっている重度のネトゲジャンキーな引き籠り体質。 しかもオカルト研究会会長の癖して超常現象を完全否定する根っからの科学信奉者である。 人を小馬鹿にしたような上から目線の理論派な人物で瑚太朗以上に人を食った性格。 瑚太朗や他のオカ研メンバーに対しておちょくるような態度を取っては不敵に笑い、逆に自分に対する要求はのらりくらりと撥ね除ける。 オカ研の部室は半ば彼女の私室と化しており、ベッド、ソファ、パソコン、果てはシャワールームまで完備しており至れり尽くせりである。 その他にも学校や風祭市の関係者に多大な権力を持っているようで所々でそれをチラつかせて無茶な要求を押し通すなど底が知れない。 ネトゲジャンキーと前述したがそのハマりっぷりは廃人レベル。 やたらとFPSに詳しく市内のネットカフェのVIPルームに入る権限まで持っている程のレベルである。 同じヒロインの1人であり転校生の鳳ちはやとは旧知の間柄のようである。 因みに本人曰く、おっぱいは別に触っても楽しくない普通の物で、二の腕が少しプヨプヨデでお腹が少しイカっぽいらしい。 以下、ネタバレ含む。 この世には、人々の知らない秘密がいくつもあるの。 その正体は日本マーテル協会名誉会長加島桜の養女であり、同時にガイアの聖女と呼ばれる加島の後継者である聖女のしもべと呼ばれる組織内でも重要な人物。 ちはやと旧知の間柄だったのは同じガイア陣営の人間だったからであり、共通ルートで振るっていた権力も聖女のしもべという立場から来るもの。 (風祭学園はマーテルの資本で運営しているので実質的に学園の殆どを掌握しているも同然らしい) 超常現象を否定していたのも瑚太郎の様な好奇心の塊的人種と会った際に後々面倒を起こさせないためであった。 幼少期は親兄弟もいない孤児であり、加島桜に素質を見込まれて彼女の養子となる。その関係は10年にも満たない短い物。 桜に対しては愛しさ半分憎しみ半分といった複雑な感情を抱いていたようである。 聖女のしもべというだけあって人々からの信頼も厚く、秘密を知るガイアの同胞は勿論のこと、一般のマーテル会員からも信頼を寄せられている。 一度表に顔を出せば人が集まってきててんやわんやの大騒ぎになる程である。 しかしガイアも一枚岩ではなく朱音の所属する聖女会と仲が悪い理事会のトップである洲崎を始めとした敵対者もまた多い。 個別ルートの洲崎とのやり取りの際に見せる毒舌ぶりは必見である。 ガイアの一員であるため魔物使いとしての資質も持ち合わせているが彼女自身の実力は至って平凡な物である。 オカ研会長や聖女のしもべという立場の下、毅然とした態度で振る舞っているが、 その実、5人のヒロインの中でも飛び抜けて精神的に脆い部分があり側にいる誰かを求めていたかのような節がある。 彼女自身、聖女のしもべとして振る舞ってきたこともありガイアの思想の賛同者で鍵による救済を求めているが、ルートによっては救われることになる。 その大切な誰かが現れなかったのが静流ルートであり、鍵を追って森へとやってきた瑚太朗、静流、西九条と対面。 鍵が既に安定期へと入り救済を止められないことを告げてその場から姿を消す。救済の瞬間の時も疲れ切った様子でそれを受け入れていた。 「やっと、解放される…」 …わずらわしいだけの、世界から… ちはやルートでは追われる身となった瑚太朗をちはやの邸宅に匿うように指示した後、自身は独自で鍵を捜索。 そして神戸小鳥の結界を見破り鍵を捕獲するもその際に鍵に溜めこまれた人間の醜い記憶を垣間見たことによって精神が崩壊。 まるで何かに憑りつかれた様に暴走を始めて世界の滅亡を目論むも、駆けつけてきたちはやの必死の説得で聖女という枷から解放される。 この時ちはやの口から自分も学校に憧れていた、オカ研という集まりに居場所を求めていたという本心を見抜かれており、 ちはやという大切な存在が朱音の心を救ったと言える。 そして彼女自身の個別ルートでは瑚太朗がその大切な存在となり、彼女を取り巻く環境やガイアに関する多くの真実が語られることになる。 オカルト研究会の崩壊から唯一瑚太郎が接触できたのが朱音であり、居場所を求めていた彼は平凡を捨ててまで朱音と共に行くことを選ぶ。 個別ルート前半の朱音は瑚太朗に対する負い目もあってか、母性溢れる物腰柔らかい人物として描かれている。 朱音の私的護衛という形でガイアに入団。彼女と共に組織の最終目標である鍵を探すことになる。 瑚太朗はその最中で聖女のしもべとしての激務に追われ、段々と弱っていく朱音の姿を見て支えになってやりたいと思うようになる。 数日後に鍵を発見し朱音と協力して捕獲に成功するも、敵対する洲崎派やガーディアンに見つかって三つ巴の大混戦になり、挙げ句の果てに鍵を失ってしまう。 この最中で瑚太郎はちはやルートでは最後まで抗っていた人を殺す覚悟を身につけることになる。 鍵の消失に加えて同時期に聖女である加島桜も死亡し、目的を見失った朱音は弱り果ててしまう。 そんな朱音に瑚太郎は自分が支えになると言い、朱音もそれを受け入れるも、同時に意味深な言葉を残す。 「もし瑚太郎が私の支えになれると言うなら…決してそうならないように注意して」 心が通じ合ったのも束の間、朱音は桜の後を次いで正式な聖女となり各地を飛び回る多忙な日々となり瑚太朗もその護衛に追われることとなる。 すれ違いが続く中、2人の気持ちは確かに通じ合い互いに愛し合っていたのだが、ある日朱音の口から聖女に関する真実が告げられる。 聖女の力というのは代々受け継がれる物であり、その際に歴代の聖女の記憶も流れてくるもので、 死に際に身近にいる自我の無い人間に転写という能力でその力を受け継がせる。 その実態は死滅した脳細胞の一部を魔物化するというとんでもない代物であった。 朱音も幼い頃は脳に障害を抱える自我無き少女であり、桜に見込まれてから転写によって自我を形成していったのだ。 そして桜が死に完全な聖女となった今の彼女には聖女としての力と記憶が全て宿っているのだと言う。 晩年の加島桜の望みであった全ての命を無に帰すという思考すらあると涙ながらに語る。 「「世をはかなむこの感情だって…自分本来のものかどうかわからない…」 「「下手をすれば、この先、おまえのことだって…」 「「瑚太郎にもし見捨てられるくらいなら…私…」 自分の中に蠢く救済を望む聖女としての感情と折り合いをつけることが出来ずに悩み続けた結果、 せめて瑚太朗には生きていてほしいと置き手紙と新世界へのシェルターのキーを残して逃走。 実は生きていた鍵と聖歌隊を引き連れて救済を始め世界を滅ぼすべく活動を開始。 しかし瑚太朗はそれを認めず人々を助けながら朱音の下へとやってくる。聖歌隊の操る最強の魔物である地竜すらも退け、 ガイアの聖女という枷から解き放ち人々の前で罪を償うよう諭されるも朱音は怯えて涙を流す。 「いやよ…そんなの…耐えられない…」 シェルターに来た当初の朱音は全てを打ち明ける勇気を持てず、見る見るうちに衰弱していく。遂には瑚太郎に自分を殺してほしいとまで言い出す。 それでも瑚太朗の尽力によって彼が自分の罪をも被り献身的に接してくれる姿を見てようやく立ち直る。 新世界での裁判の結果、崩壊した外の世界の未踏査地区の調査という名の永久追放という罰を受けるも、 大切な人を得ることが出来た朱音は人々に見送られながら明るい笑顔で瑚太郎と共に旅立っていった。 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ユイにゃん! -- 名無しさん (2016-07-07 09 52 55) アニメ見たよ。 会長、見事なアンチ役 -- 名無しさん (2016-10-22 22 06 32) 一期最終回どう見ても悪の大魔王 -- 名無しさん (2016-12-07 20 54 04) 彼女の幼女時代は可愛いかった。 高校時代は涙脆い弱い子だし、ヒロインとしては合格だった -- 名無しさん (2017-04-25 10 44 03) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/onlymap/pages/73.html
拝火教 概要 ヤギホ人がこの大陸に定住して以来信仰を続けている民族宗教。 『拝火教』とは、非ヤギホ系の国家による他称であり、ヤギホ人が自ら「拝火教徒」と名乗ることはない。ヤギホ人の生活文化と不可分の民族宗教であるため、ヤギホ人はこの宗教を宗教として認識しておらず、自らの生活様式に名付けを行わない。 国内南部にある国内最高峰の火山、通称『神の火の山』をもっとも神聖なものとし、『神の火の山』を擬人化したものと思われる女神を最高神に位置付けた多神教。その女神の直系の子孫であると称するホカゲ族の首長兼ヤギホ人の女王を最高司祭としている。女神の娘である以上女王や王女も女神であるとみなし、司祭であると同時に信仰の対象としている。 アニミズムであり、『神の火の山』より産出されたものや『神の火の山』を連想させるもの、『神の火の山』にまつわるものをすべて神の宿るものと捉えて尊重している。 創世神話 今は昔、この世に父たる天つ神と母たる土の神のみしがおはしけり。 天つ神と契られたる母御神、あまたの子を得たまへば、子らもおのずから山や島、川や谷作られけり。 中に火の山の御神らおはしけり。火の山の御神ら姉妹にてあらせられけれども、北の御方ぞあまたの子らもうけられるる。おのおのひととなりしかば、ヤギホ族の父祖たりぬ。 訳: 今となっては昔の話だが、この世界には父である天空の神と母である大地の神のみがいらした。 天空の神と契りを結んだ母なる神は、たくさんの子をもうけた。その子たちも両親に倣って自然と山や島、川や谷といった自然物に変化していった。 天空の神と大地の神の子供たちの中に、火の山の神々がいらした。火の山の神々は姉妹でいらしたが、北の山の神の方がたくさんの子供をお産みになった。北の山の神が産んだたくさんの子供たちがヤギホ族の祖先となった。 ゆえに、ヤギホ族は皆神の子である。 七部族が特別視される理由については後述。 神々 多神教。 ただし神々の間の序列がはっきりとしている。特に『火の山の神』は至高の存在として絶対のものとしているため、外国人には『火の山の神』を唯一神であるかのように解釈されることもある。実際の『火の山の神』はヤギホ人にとっての主神でありヤギホノミヤマ王国の守護神でしかなく、全智全能であるとの記述もない。神話では美しい容貌と苛烈な性格を持ち合わせた女神として人間味豊かに表現されている。 世界の始まりの時、父なる天の神と母なる大地の神が多数の神々を生んだとされるが、この神々のうち個別に認識される神は「北の火の山の女神」と「南の火の山の女神」の二柱だけである。ヤギホ人は「北の火の山の女神」を『神の火の山』の女神であるとし、『火の山の神』と呼んでいる。「南の火の山の女神」は現在の壁の国に奪われたと考えており、壁の国への敵視につながっている。 『神の火の山』の女神は様々なもの(人間や無機物など多様なエピソードが伝えられている)と交わり、すべてのものと子をなしている。このすべての子が神となっていて、ヤギホ人の「万物に神が宿る」というアニミズム的思想とつながっている。同時に『良くない神』も多数誕生しており、この邪神が他の宗教における悪魔の役割を担う。いずれにしても、ヤギホ人は「自分たち人間の手には負えないもの」「人智を超えたもの」をすべて神として祀ることで良くも悪くも遠ざける傾向にある。 信仰の対象(無機物) ヤギホ人が女神の子孫として特に重んじているものは、無機物では炎と鉄である。 炎 『神の火の山』の火砕流や熔岩を神の怒りと捉え、『良くないこと』が起こると神が怒り炎の岩を降らせると信じられている。 『良くないもの』は、焼き払うことにより浄化することができると考えられている。したがって、死や悪事を想起させるものはすべて火にくべる。冠婚葬祭では必ず大々的にかがり火が焚かれる。年中行事ごとにも火を灯す。 各集落ごとに守り神としての炎が受け継がれている。形式は部族または氏族によって異なるが、かがり火に絶えず薪をくべて燃やし続けているところが多い(薪を初めとする植物性の物品はヤギホでは高級品のため供物に相応しいとされる)。集落の中心部にある大きな神社に安置されているが、神官が常駐しない小さな集落では独自の社を構えていることもある。 炎にまつわるヤギホ古語の単語を名前に入れることも神の恩寵を受けるまじないの一種として有効である。 ヤギホ古語の教養のある上流階級では、子供、特に娘に炎と関連のある名前をつけることが多い。『照(テル)』『焚(タキ)』『燃(モシ)』『篝(カガリ)』などが人気で、男児の幼名にも『炎麻呂(ホノオマロ)』『焦麻呂(コガシマロ)』がある。 特にホカゲ族では娘の真名に必ず炎にまつわる文字を入れるならわしがあり、女王の真名には『火(ホ)』が入っていなければならない(真名に『火』のない王女が女王になる時は必ず改名する)。 鉄 『神の火の山』より採掘される『力の源の石(鉄鉱石)』は、ヤギホ人たちを守る女神の恵みである。 炎をもって鉄を鍛える鍛冶は神事の一種で、特にヤギホ人の戦闘民族としての象徴である刀の鍛冶職人は多大な名誉を受ける。また、神官や巫女が神事を行う際にも内容次第で剣舞が取り入れられる。 鉄は強さ、猛々しさ、勇ましさを表し、特に攻撃性の高い刀は『武士の命』とされ、尊重される。 『力の源の石』が山中の土の中から掘り出されること、また『神の火の山』の灰が鍛冶の工程や農作業の中で活用されることから、土や大地も信仰の対象としている。火山岩をご神体とする神社も各地に点在している。『神の火の山』信仰が地母神信仰にも通じていることの表れである。 土は母であり女である。鉄は息子であり男である。仲立ちをするのが娘の炎の力である。――と解釈する学説もある。 信仰の対象(現人神)と身分制度とのつながり 神殿の大神官が代々編纂し継承しているヤギホノミヤマ王国公式の年代記『夜芸火神語(やぎほかんがたり)』によれば、『神の火の山』の女神は人間の男たちとも交わり子をなした。この人間の男たちがどこから来た人々なのかは記録にない。『神の火の山』の女神こそ現ヤギホノミヤマ王国領に住んでいた土着の精霊であり、彼女の夫になった男たちの方が渡来した古ヤギホ民族ではないか、と推測されるが、証拠となる史料は発見されていない。 女神は多数の子供を産んだようだが、存在が確からしいのは7名だけである。その7名の子孫がそれぞれ現在の七部族と呼ばれている部族に相当する。 7名の内訳は『猛きおのこどもの子ら』3名、『聡きおのこどもの子ら』3名、『御神の血の色濃く引きたる姫』1名であり、『猛きおのこどもの子ら』が『いくさびと』つまり武士の家系に、『聡きおのこどもの子ら』が『まつりびと』つまり神官の家系に、『御神の血の色濃く引きたる姫』がホカゲ族の先祖である、とヤギホノミヤマ王国の公的な歴史は断じている。 他のヤギホ人の部族は、七部族の分家か、人間ではなかった神の子の子孫であるとされているため、七部族より格下の扱いを受ける。ただし、いずれにしても神の血をひいていることに変わりはないので、ヤギホ人は便宜上全員が神の子孫ということになる。 七部族 ホカゲ族(火影族):『神の血の色濃く引きたる姫』の子孫、《神の血族》 カガリ族(炬族):『聡きおのこどもの子』、『まつりびと』 テルハゼ族(光爆族):『聡きおのこどもの子』、『まつりびと』 トモシビ族(燈火族):『聡きおのこどもの子』、『まつりびと』 マオキ族(目熾族):『猛きおのこどもの子』、『いくさびと』 ネアブリ族(根炙族):『猛きおのこどもの子』、『いくさびと』 ノシ族(熨族):『猛きおのこどもの子』、『いくさびと』 かつては七部族の中だけは上下関係の開きがなく、七部族の首長たちによる合議制が採られていた。ホカゲ族は『神の血の色濃く引きたる姫』の子孫ではあるが、取り立てて何らかの伝説が残っているわけではないため、仮の代表者であり、王としての性格まで備えているわけではなかった。 ホカゲ族だけが他の六部族より圧倒的優位に立ったのは、1000年前の独立戦争時の英雄・ナナツマホヒコおよび初代女王ヤエケブリホムラオオキミの輩出に拠る。 しかし年々ホカゲ族の力が弱体化、形骸化し、数百年間にわたって他の部族出身の大神官が政治の実権を握ることも多々あった。 ただし、現在の女王であるホヅカサヅチオオキミがホカゲ族の首長となってからは、七部族すべてが皆一様に沈黙している。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/55380.html
登録日:2012/11/18(日) 05 47 02 更新日:2024/09/13 Fri 23 17 29NEW! 所要時間:約 13 分で読めます ▽タグ一覧 TES The Elder Scrolls The_Elder_Scrolls_V_Skyrim エイドラ 外道 殆どの元凶 皇帝 英雄 無敵のタロス!的確なタロス! 難攻不落のタロス!あなたを称賛する! タイバー・セプティム(Tiber Septim)とは、ゲーム『The Elder Scrolls』シリーズに登場する歴史人物。 TES本編・外伝作品含めシリーズ全体を通して登場する歴史人物であり、タムリエル大陸の大半を支配している巨大国家、帝国(Third Empire)の初代皇帝である。 その大きな功績と偉業から死後に英雄神タロス(Talos)として神格化され、これまで八大神として崇められていた神々に加わって九大神となった。 TES本編では主に神としての姿であるタロスとして名前が度々出てくる他に、ナンバリング5作目『Skyrim』ではその信仰をめぐってスカイリム地方全域で内戦が起きているなど、メインクエストで彼の残した痕跡が垣間見れるようになっている。 + 目次 概要 来歴幼少期~下積時代 第二紀852年冬~サンクレ・トールの戦い~ 第二紀854年 第二紀862年 第二紀864年 快進撃 第二紀882年頃 出撃、未完の最終兵器 第二紀897年~大陸統一~ 第三紀038年~崩御、そして死後~ 実際の人物像余談 関係する人物バレンジア女王(Queen Barenziah) オールドフロルダンの亡霊(The Ghost of Old Hroldan) ヘイムスカー(Heimskr) 概要 生年 第二紀822年 真央の月24日 没年 第三紀038年(享年108) 在位 第二紀854年 ‐ 第三紀038年(約80年) 別名 タロス、ヒャルティ・アーリービアード 称号 皇帝 神名 タロス 神号 英雄神 備考 ドラゴンボーン タイバー・セプティム(Tiber Septim)とは彼が皇帝に即位した後に改名した名前で、それまではノルド風のタロスと名乗っていた。その為彼の出身地とされるスカイリム地方ではタロスという名前でノルド人たちに親しまれている。 また聖アレッシアやレマン・シロディールなどの帝国の歴代皇帝達がドラゴンボーンであったように、タロスも「竜の魂を持つ」ドラゴンボーンであったとされる。 来歴 幼少期~下積時代 タロスはスカイリムの世界のノドと呼ばれる山にあるハイ・フロスガーという場所でシャウトの鍛錬に勤しむ修行僧であるグレイビアード達にその素質を見抜かれ、シャウトを覚えたと言う。 そしてシャウトを覚えた若きタロスは、ノルド人の将軍としてファルクリースを治めていたクーレケイン(Cuhlecain)という王に仕えていた。クーレケインは当時空白地帯となっていたシロディールの帝都(Imperial City)をタロスと共に掌握し、皇帝への道を進んでいた。 また若き日の彼はオールド・フロルダンというスカイリムのリーチ地方でリーチの民と戦い、勝利を収めている。 第二紀852年冬~サンクレ・トールの戦い~ ジェラール山脈のサンクレ・トール要塞を巡って起きたノルド・ブレトン同盟軍とタロス率いるシロディール軍が激突した。 タロスの軍勢は部隊を複数に分け、囮の部隊を同盟軍にけしかけた。同盟軍が囮部隊に惹きつけられている間に突破不能とされていた地形と、魔法によって隠蔽されていた要塞の入口の双方をタロスは何なく突破し、要塞を陥落させた。 これがタロスの武勇と名前をタムリエルに響き渡らせた「サンクレ・トールの戦い」であり、この戦いは数百年経ったスカイリムの時代においても本になって記録に残されている。 第二紀854年 タロスの活躍もあってクーレケインが遂にシロディールの皇帝に即位することとなった。しかし戴冠式においてクーレケイン、そしてタロスの両方が刺客によって襲われるという事件が起きる。 これによってクーレケインは死亡、タロスも喉に大傷を負ってしまう。そしてこの時の傷が原因で二度とシャウトを起こせなくなってしまった。 子供がいなかったクーレケインの跡を継ぐことになったタロスは皇帝へと戴冠。 約400年にわたって戦乱による混沌が続くタムリエル大陸を武力で統一し、平和をもたらすことを決意し、名前をシロディール風のタイバー・セプティムへと改名。 悲願であるタムリエル大陸の統一に向けて人生を捧げることとなった。 第二紀862年 スカイリム王国とハイロックの諸王国を支配下に収めて自身の軍勢に組み込んだタイバー・セプティムは、隣国のハンマーフェルへと侵攻する。 しかしハンマーフェルのレッドガード人達はノルドと並ぶ戦闘民族で、そう簡単に屈する相手ではなかった。特にハンマーフェル王サーサード2世はセプティム軍を何度も退けたが、国内派閥の一つ「フォアベアーズ」に裏切られ、処刑された。 ハンマーフェルでは二つの大派閥「クラウンズ」と「フォアベアーズ」が支配権を巡って内戦状態となるが、タイバーはこれに目を付け、フォアベアーズ側の手引きによって内戦に介入。 第二紀864年 ストロス・エムカイ島のハンティング湾で行われた戦いでセプティム軍はハンマーフェルのクラウンズ軍に対し大きな勝利を収める。 しかしハンマーフェルの傭兵サイラス(*1)率いる反乱軍によってセプティム帝国の艦隊が撃破されてしまう。 サイラスは帝国のアミエル・リッチトン総督に勝利した為、タイバーはハンマーフェルに有利な休戦協定を締結。 派閥争いによる内戦に大きく疲弊したハンマーフェルに戦いを続ける力はなく、後には結局セプティム帝国の自治州として組み込まれることとなった。 快進撃 その後もタイバー・セプティムは南部にある猫獣人カジートの故郷であるエルスウェーア、ポズマーの国ヴァレンウッド、アルゴニアン達が住むブラックマーシュ地方を征服。 タムリエルで未だに抵抗を続けていたのはサマーセット諸島のアルドメリ・ドミニオンと、現人神のトリビュナルが君臨するモロウウィンドの二カ国のみとなっていた。 第二紀882年頃 タイバー・セプティム率いる帝国の大軍がモロウウィンドの国境に集結していた。 当時のモロウウィンドではレッドマウンテンの最下層で邪神ダゴス・ウルが目覚め、暗躍しておりトリビュナルはこれの対処に当たっているところであった。 その為、セプティム軍との戦いを望まないトリビュナルは、ヴィヴェクを代表としてタイバー・セプティムと交渉を開始。帝国側としても強大な力を持つ現人神との戦いを避けたかったようで、交渉は上手くいったとされる。 結果、ヴィヴェクと帝国の間で休戦協定が締結され、モロウウィンドは未完成の人造神ヌミディウムを譲渡することと、文化・生活様式、そしてトリビュナル聖堂による自治を保ったまま、帝国の自治州として組み込まれることとなった。 出撃、未完の最終兵器 モロウウィンドからドワーフ製の人造神ヌミディウムを手に入れたタイバー・セプティムは最後の抵抗勢力であるアルドメリ・ドミニオンへと目を向ける。 しかし相手はハイエルフの総本山にして強国であり、強大な海軍力を誇るアルドメリ軍に対して帝国は敗北を繰り返す。 そして遂にタイバー・セプティムはこの人造神を戦闘へ投入することを決定した。 ヴィヴェクから譲渡された時点でのヌミディウムには動力源となるはずだったロルカーンの心臓が無く、使用できる状態ではなかった。 だがこれをタイバーの側近にして魔導師であったズーリン・アルクタスが修復。”マンテラ”を製作して自らの魂を捧げることによってヌミディウムの起動に成功。 更に”タイバーセプティムのトーテム”を製作、これによってヌミディウムを操縦できるようにした。 ヌミディウムはその圧倒的な力を持ってアルドメリ艦隊とサマーセット島のアルドメリ陸上部隊を壊滅させ、ハイエルフの軍勢を蹂躙。アルドメリ・ドミニオンは直ちに降伏することとなった。 第二紀897年~大陸統一~ レマン・シロディールですら成し遂げられなかった偉業を達成したタイバー・セプティムは人類の英雄として崇められることとなった。 新たな時代である「第三紀」(Third Era)の幕開けを宣言したタイバー・セプティムは史上初めてタムリエルを統一した帝国の初代皇帝として歴史にその名を残すこととなった。 第三紀038年~崩御、そして死後~ 約108歳で崩御するまでの約38年間にわたって皇帝として君臨した。 そしてその死後、タイバー・セプティムの偉業を称えた人々は彼を英雄の神「タロス」として崇めるようになった。神格化された彼は帝国で信仰されている竜神アカトシュを初めとする八大神に新たな一柱として加えられ、この時をもって「九大神」となったのだった。 また彼の遺した偉大な帝国は彼の名である「セプティム」の名を継承する子孫たちによって受け継がれていくこととなり、 セプティム朝として第三紀433年までの約21代にわたってタムリエルを支配することとなった。 オブリビオンの動乱によってその血筋が絶える時まで… 実際の人物像 + ネタバレ とんでもないクズである。 もう一度言うが、外道のクズである。 大事なことなので2回言いました。 実の所を言うと、彼の功績は本物である。並外れた戦士として、将軍として、陰謀家として、優れた才能を発揮し、史上初めてタムリエルを統一し、セプティム朝による430年間にわたる安定した平和をもたらしたのは事実なのだが、 その偉業が霞むくらいやった事が黒すぎる。 以下、彼のクズ要素含むエピソード一覧 部下のためにシャウトでその場所の気候を変える。 シャウトでうっかり村や城壁を吹き飛ばす。 戦場で義兄弟のちぎりを交わす約束をすっぽかす。後にこの義兄弟候補は地縛霊になってしまった。 仕えていた上司のクーレケインを外部勢力のしわざに見せかけて暗殺して自分が皇帝になる。(自分も負傷したフリをしてアリバイ工作している) ドラゴンボーンのくせにドラゴンを倒さないどころか自分の部下として仕えさせる。ちなみに「ナファーリラルガス」という最上位種のレッドドラゴン。 ハンマーフェルでの内戦で片方(フォアベアーズ)と協定を結んだが、もう片方(クラウンズ)は完全に滅ぼした。ハンティング湾の戦いの際に人間同士の戦いにも関わらず、ナファーリラルガスを戦線に投入してクラウンズの軍勢をオーバーキル。 自分の支配下に入ることを相手国に求めて断られると即座に侵攻して首都を廃墟にする。ちなみに相手国の王室は5歳の幼女だけ残して全員お掃除 休戦してやる代わりとして神の力をもつドワーフ製巨大ロボット「人造神ヌミディウム」を没収してくる。命を差し出したズーリンと結んだ「戦争にしか使わない」という約束を破り、中立国にヌミディウムを投入してオーバーキル。 約束を反故にされたズーリンは心臓を失ってしまったためにアンデット化しており、昇天できなくなっていた。 いくら勝てないからとはいえアルドメリ軍との戦いにヌミディウムを使用。神の力でオーバーキルして降伏させる。そのヌミディウムは最終的は部品ごとにバラバラになってしまい、皇帝の親衛隊である「ブレイズ」が数百年かけて探す羽目になってしまった。 このバラバラになったヌミディウムを探すことを命じられたのがTES IIダガーフォールの主人公こと"諜報員"である。 妻子ある身で若いダークエルフの女王と不倫する。しかも女王が妊娠したとたん無理やり堕ろさせて無かったことにする。 ネレヴァリンの功績を、幸運の上昇するコイン1枚で取ろうとする。(これには異説あり) そんな彼の所業のせいで後世のタムリエルでは様々な問題が起きている(まあ400年以上後にここまで大事になるとは思ってなかっただろうが)。 実際TES IVのエンディングで彼の子孫であるセプティム朝が断絶した後、あれよという間に帝国の支配が弱まってしまった。 その隙に独立を果たして再興したサマーセットのアルドメリ・ドミニオンは第四紀171年に帝国に対して戦争を仕掛け、ここにタムリエル史上最大の戦いとなった「大戦」が勃発する。 戦争はお互い痛み分けで終わったものの、講和条約として結ばれた白金協定でタロス信仰が禁止された他、ハンマーフェルのドミニオン側への割譲が明文化された。 これを受け入れた時の帝国皇帝タイタス・ミード2世だったが、ハンマーフェルはこれに激怒。 ハンマーフェルはアルドメリ軍も帝国も追い出して第三勢力として独立した挙句、ハイロックと並んで唯一帝国の領土として残っているスカイリムも、タロス信仰が禁じられたことでストームクロークと呼ばれるノルド人の派閥が蜂起し、帝国に独立戦争をしかけた。 サマーセットのハイエルフ達は寿命が長く、人間にとっては数百年前の歴史人物であるタイバー・セプティムも、ハイエルフにとっては祖父の代の仇敵でもおかしくない。 その為彼が統一戦争の際にヌミディウムでの蹂躙を行ったことは後世のタムリエル(特にスカイリム)で大きな遺恨を遺してしまっている。 ただしアルドメリ・ドミニオンを統治するハイエルフの組織、サルモールは「タロスは英雄であっても神ではない」と宣っているが彼は人間が勝手に崇めている訳ではなく、ちゃんと神(エイドラ)としてエセリウスに迎え入れられている。 実際TES IV オブリビオンでエイドラの血が必要になった際、タイバー・セプティムの鎧に付着していた彼の血がしっかりエイドラの血として機能していることもその証左だし、 TES V スカイリムなどのゲーム本編でも、他の八大神の祠に祈ると疾病が治るようにタロスの祠でも祈れば疾病が治る。しかしスカイリムの内部データ上では他の神々の治療効果が1.00に対し、彼のみ0.25(効果は同じの為弊害はない)となっている。 神様歴が短いせいだろうか? 余談 彼に仕えていたドラゴンのナファーリラルガスは、外伝作品においてハンマーフェルの英雄サイラスによって討伐されたが、サイラス自身はドラゴンボーンでは無い為、いつか復活するものと思われる。 TES III モロウウインドのストーリー終盤に現れる「ウルフ」という老兵は現世に現れたタイバー・セプティム本人とされている。 関係する人物 バレンジア女王(Queen Barenziah) TES IIからIIIにかけて登場したモロウウィンドの女王。(*2) 「タロスと不倫したダークエルフの若き女王」「滅ぼされた王国唯一の生き残り」とは彼女のこと。ゲーム内では度々登場し、目にすることも多い書籍「バレンジア女王伝」「本物のバレンジア」の主人公としても有名である。 実際に見てみるとわかるが、非常にロマンチックな恋愛をされている長命な女王様である。ちなみにエロ本。 本編ではTES II Daggerfall、及びTES III MorrowindのDLC「Tribunal」に登場しており、実際に会える。 タイバー・セプティムと恋愛していた彼女は第二紀893年に生まれたとされており、時系列順だと第三紀427年のモロウウィンドにも息子のヘルセス王と共に登場しているため、年齢はなんと約437歳である。 ちなみにベセスダの開発者によれば、ダークエルフは300歳で長命に当たるそうなので、バレンジア女王はだいぶ高齢ということになる。(*3) 現時点では息子共々、生死不明となっている。(*4) オールドフロルダンの亡霊(The Ghost of Old Hroldan) TES V Skyrimに登場する亡霊。 「ヒャルティ」という軍人から剣を貰うと約束したらしいのだが、結局貰えないまま死んでしまい、それが未練となって地縛霊化してしまっている男性。 「ヒャルティ」とは若き日のタイバー・セプティムのことであり、上述の「戦場で義兄弟のちぎりを交わす約束」をすっぽかされた被害者。つまりタロスの被害者その②。 スカイリムでドヴァキンがオールド・フロルダンの宿屋に泊まるとタロスと勘違いして部屋に現れる。 理由を聞き、そして宿屋の女主人にそれを話すとかつてタイバー・セプティムがこのオールド・フロルダンの近くにあるフォースウォーン(*5)の野営地を攻撃したと言い伝えられており、剣がもしまだ残っているならそこかもしれないと情報をくれるので向かうべし。フォースウォーンは一番の下っ端でもそこらの雑魚山賊なんぞとは比べ物にならない程強いので、安易に受けて乗り込んで涙目にされる駆け出しドヴァキン多数だが 剣を取り戻した心優しいドヴァキンは早めに届けてあげよう。お礼に遥か昔の剣の達人から教わった稽古を見せるという名目で片手剣と防御のスキルレベルを上げてくれる。 ヘイムスカー(Heimskr) タロスとは殆ど関係ないが一応記載。 スカイリムのホワイトランという街のタロス像の前で日中永遠とタロスについて演説しているタロス信者である。 ドヴァーキンがタロスについて聞くと嬉しそうに話してくれる。 プレイヤー間では序盤立ち寄るホワイトランの名物の一つとして有名で、彼に関するMODも沢山作られている。気になる人は調べてみよう。 以下、彼のタロスに関する演説。 『そして称賛に値する、なぜなら我々は1つだからだ!タロスが昇華し八大神が九大伸になる前、タロスは我々と共に歩まれた、偉大なタロス、神としてではなく、人間として! しかし、あなたはかつて人間であった!そうだ!人間としてあなたは言った”北の大地に生まれしストームクラウンのタロスの力を見るが良い、わが息が長き冬となる” ”私は今王位について呼吸し、私のものとなったこの大地を新たに作る。私はこれをレッド・レギオン、あなたのために行う、あなたを愛しているから” ああ、愛。愛!人間としてさえ、タロスは我々を大事にしてくださった。彼が我々一人ひとりの中に、スカイリムの未来を見ていたから!タムリエルの未来を! そして見よ、友よ!この醜い真実!俺たちは人間の子供である!タロスは人間の真なる神である!人間から昇華し、霊魂の領域を支配した! まさにこの考えがエルフの大君主には想像にも及ばない事なのだ!天国を我々と分け合う?はん!彼らは我々が地上にいる事さえほとんど我慢できないのに! 今日、奴らはタロスの信仰を奪った。しかし、明日はどうだ?その時は?エルフにあなたの家を奪わせるか?子供たちは?あなたの命は? そして帝国は何をしているか?何もしていない!いや、何もしていないよりも酷い!帝国の手下はサルモールの石に従っている!自身の国民に反して! 立ち上がれ!立ち上がれ、帝国の子らよ!立ち上がれストームクロークよ!人間でもあり神でもある、無敵のタロスの言葉を受け止めよ! 我々は人間の子供だ!そして我々が天も地も双方を受け継ぐべきだ!我々こそが、エルフでもなく彼らのおべっか使いでもなく、我々こそがスカイリムを支配する!永遠に! 無敵のタロス!的確なタロス!難攻不落のタロス!あなたを称賛する!』 追記・修正はタムリエル大陸を統一し、アルドメリ軍との戦いで人造神ヌミディウムを投入し、ホワイトランでタロスについて演説してからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 英雄なんて功罪入り乱れるし公人としてはともかく私人としては…なんてのも珍しくはないが、魔法や長命種のいる世界だからと言ってここまで公私両方アレな英雄も珍しい -- 名無しさん (2023-12-23 18 37 38) なぜタロスが神格化されたのか?というのは実はわかっていなく、ファンの間でも見解が違うんだとか -- 名無しさん (2023-12-23 18 55 10) ↑↑ -- 名無しさん (2023-12-24 00 38 46) ミスった -- 名無しさん (2023-12-24 00 38 56) ミスった、カジートの神様のラジーンだって元々はメリディアのアーティファクト使ってただけの盗賊だったけど高潔さと技術を認められてエイドラになってるし、意外とアカトシュの気分次第で神になれるんじゃないか? -- 名無しさん (2023-12-24 00 40 08) ↑確認したわけじゃないんだけど、タロスという神様が出てきたのはmorrowind以降であって、daggerfall以前ではヒャルティ等の設定があるだけらしいから不自然なんだ -- 名無しさん (2023-12-24 19 07 50) ↑ダガーフォール以前は設定がまだ固まってないからしょうがないのかも、TESの基礎ができたのってモロウウィンドだしね -- 名無しさん (2023-12-24 22 50 09) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/shinatuki/pages/463.html
ナズーリンは一歩下がり、訝しげな目をしてドッピオを睨む。 自分の手下を急に電話呼ばわりするわ、そもそも急に言動は怪しくなるわで相手に献身したくはなくなる。 「何を言っているか本当にわからない……イカれていたのか? 本当は」 「ぼくは至って真面目ですって……うぅ、電話を……取らせてくださいよ」 ドッピオは布団から這い上がり、ナズーリンに一歩近づく。頭を押さえて苦悶の表情をわずかに浮かべながら、ナズーリンの背後に手を伸ばそうとする。 「意地悪言わないでください、本当にすぐ終わると思いますから……大事な電話なんです、きっと」 「大事も何も、そもそも電話ではないといっているだろう! さっきから怪しいぞ、君は」 「そ、そうですよ。それに、まだ何か辛いところが残っている様子。布団に戻った方が……」 後ろから近寄り、彼を宥めようと肩に手を置いた星。 その刹那、 鈍い音とともに星の顔面に、鋭い裏拳がめり込まれた。 「ぶげぇっ!?」 「どうしてさっきから邪魔ばかりするんだァーーーッ!! 素直によこせッそれで済む話だろッ!?」 「ご主人!? おまえ、よくも!」 突然ドッピオは怒号を上げ、ナズーリンにとびかかる。 ナズーリンはさらに後ろへ飛び退き、懐から1枚のカードを取り出す。 「視符『ナズーリンペンデュラム』! ペンデュラムよ、私をガードしろッ!」 スペルカードを使用し、首から下げられていたペンデュラムが光を放ち、巨大化分散する。分散したそれらはナズーリンの周りを取り囲み回転する。 突然で怒りに任せているとはいえ、初めて見た動く物体に足を止めぬ者はそうそういない。突破しようにも破壊は難しい代物だ。かいくぐるにしても、不可思議に動く物体。 あらゆる点で、初見で突破できるものではない! ナズーリンの自信のある術の一つであり、どうやってこの者を押さえようかと思いを巡らせたその時、ナズーリンは再び驚きを見ることになる。 ドッピオは迷わず直進してきた。 初めて見る謎の物体なぞ気にも留めず、不可思議に動く物体に触れることなく。 「な、なんだと……!?」 驚愕している間にも、ドッピオは距離を詰めていく。 「どうしてこうアホばっかりなんだこの世はッ!! なぜ無駄に他に干渉したかと思えばこちらの願いを融通しようとしない! おとなしく素直に聞いておけば傷も負わずに済むというのによォォーーーッ!!」 「な、なんなんだお前は……! 先ほどとは違う、凄みを感じる、何者なんだ!?」 ペンデュラムを超えられては、もはやナズーリンを守るものは何もない。急に飛び掛かってくるとは思わず、ロッドは携えていなかった。 眼前まで迫るドッピオの気迫に押され、もはや成す術なく縮こまるしかなかった。 しかしドッピオの目的はあくまで後ろの『電話』、ナズーリンの後ろを狙い、その拳を振るう。 何とか身を捩じらせそれを回避しようとする。 しかし、それもまた失敗した。 拳は確かに尻尾の籠を外した。 だが、その拳に伴う何か―目に見えない何か―が後ろの子ネズミだけをつかむ。 「取ったッ!!」 そのまま距離を取ろうと離れようとし、まだナズーリンの周りを回るペンデュラムにぶつかり、部屋を転がるドッピオ。 ナズーリンもいつまでも縮こまっておられず、吹き飛んだのを確認するとスペルを解除し素早く星のもとに寄る。 「大丈夫か、ご主人!?」 「え、えぇ……大丈夫です。あまりに突然でしたのでそのまま入ってしまいましたが……これでは毘沙門天の弟子の名が廃ってしまいます」 ドッピオを注視しながら星のもとに立つナズーリン。 鼻を押さえ、立ち上がる星。その痕にはくっきりと拳の痕が入っている。 「にしても、不思議です。ただの子供の一撃であれば私にダメージを与えることなどできないはずなのですが……」 「ああ、私も不思議に感じる。ペンデュラムの回避行動、ダニーを取る時の何か、そしてペンデュラムを食らった後のダメージ」 部屋の隅に転がったドッピオ。だが大きなダメージは見えない。 ペンデュラムの攻撃を『素手』で『ガード』したのだろうか? 否、魔力を込めたペンデュラムのガードは強固であり、ぶつかったとしたならそれなりにダメージはあるはずだ。 「外来人というのはみんなああいうものなのか? あの緑の巫女も大した能力を持っていたし」 「それはないと思います。あの子は現人神。あの巫女の場合は持っている方が普通と考えた方がいいでしょう。しかし、あの少年にはそういった物は感じ取れませんでしたが……」 「ハァー、ハァー、手間をかけさせやがる……でも、『電話』は手に入れた」 『ぶつっ ぴーーーーーっ』 「おい、やめろ! ダニーに手荒な真似をしないでくれ!」 子ネズミを鷲掴みし、耳元に当てる。相当の力が込められているのか、き、と子ネズミは小さなうめき声をあげる。 人質ができてしまったこの状況で、二人はドッピオにかかることができなくなっていた。 「もしもし、ボスですか? 今、オレはいったいどこで何しているんでしょうかッ!? こう聞くのも変ですけど!」 『……ぅ……ぅぅ』 「もしもし、ボス!? どうしたんですか! 返事をしてください!」 様子がおかしい。 いつもなら的確に指示を飛ばしてくれるはずの、信頼している相手。 今それと電話がつながっているはず。なのに、聞こえてくるのは苦しそうなうめきのみ。 「ボス、どうしたんですか!? オレには『今』がよくわかりません! 指示をッ!」 『……荒事を立てるな……それと、上と、二人で話がしたい……そう、伝えろ』 「え、それはどういう……?」 がちゃり。 その言葉で、電話は切れた。 「もしもし!? ボス? ボスッ!!」 意味が、分からなかった。指示が短すぎるし、結局何が何やらわからない。 それでも、一つの方向が見えた。ボスの判断は今までに一度も間違いを犯したことはない。 ドッピオは子ネズミを開放し、両手を頭の後ろで組む。子ネズミはちぃ、と小さな声を上げ、ナズーリンのもとに駆け寄っていった。 「あぁ、ダニー! 大丈夫だったかい? すまないな、守れなくて……」 「大げさな……して、どうするつもりですか、あなたは」 状況が変わったことにより、警戒しながらも星がドッピオに歩み寄る。 ドッピオは、ボスの指示通り、素直な謝罪を始める。 「強引な手を使い、申し訳ありませんでした。ボスからもどやされちゃいましたよ。ええと、ナズーリンさんでしたっけ? 無理にあなたの電話取ったりしてすいません」 「……電話じゃあない。ダニーという名前を持っている、立派な私の部下だよ。とにかく、一体何者なんだ君は……おとなしくしていたかと思えば急変して暴力的になったり」 「えーっと……それはあなたが電話を貸してくれなかったからであって……」 「……はぁ、もういい。無事に戻ってきたわけだしね」 ナズーリンはお手上げというように肩をすくめ、ため息をつく。 「もう一度聞きますが、どうするのですか……いつまでもあなたではアレですね。私は寅丸星。こちらはナズーリンです。あなたの名前は?」 星も相手が落ち着いたからか警戒を解き、ドッピオに尋ねる。 「ぼくの名前はドッピオです。ヴィネガー・ドッピオ。それと、お願いがあるんですが……ここで一番上の人って誰ですか? できれば、その人と二人で話がしたいんですけど」 穏やかに名乗り、自分の目的を告げる。 「上の人って……聖のことかい。だが君みたいな乱暴なやつ、聖の前に連れて行っていいものか」 「そのような言い方はいけませんよナズーリン。大丈夫ですよ、聖なら受け入れてくれるでしょう。私が保証しますよ」 ナズーリンは渋い顔をしていたが、星は快く承諾する。 「あ、ありがとうございます。……僕が言うのもなんですけど、ずいぶんあっさり受け入れてくれるんですね」 ドッピオはあっさり受け入れられたことに対して、少し拍子抜けした顔をした。 その顔を見て、星はくすりと笑う。 「まあ、そういう『決まり』みたいなものですから。じゃあ、案内しましょうか。こちらへどうぞ。ナズーリンは部屋を片付けておいてもらえますか?」 「うーん、私は不安だよ……」 星はドッピオを案内し、ナズーリンは頭をかきながら片づけの準備を始める。 妖獣である二人はわかっている。 『電話』の相手は存在しない。 二人とも狩猟を行う獣の妖怪であり、その五感は普通の人間を遥かに凌駕している。 その二人の耳に『電話』の話し声は全く聞こえなかった。 その姿はドッピオの一人芝居に見えた。 そして、二人は見ている。 森で倒れていたあの男。星が介抱し、呼ばれたナズーリンが到着した時に起きた現象。 それは言うなれば変態。成人男性がするすると少年の姿に変わっていったことを。 それをわかっているうえで、敢えて星は彼を聖に紹介することにしたのだ。 真意はわからない。相手の熱意や感情を読み取ったか。それとも。 前へ|次へ
https://w.atwiki.jp/shinatuki/pages/40.html
幻想郷黄金異変 第一話プロローグ なんで僕はこんな所で医者まがいな事をやっているんだろうか… 今更になってしみじみ思ってしまう。今本当にそれどころではないのだが。 「急患よ!彼は妖怪に襲われたみたいで左手から肩にかけての怪我が酷いわ。ジョルノ君よろしく頼むわね。」 「わかりました。」 銀髪の女性に呼ばれた少年は部屋に入るとすぐに負傷している村人に駆け寄った。 「先生っ!夫を頼みますっ!」 付き添い人はその村人の妻なのだろう。ヒステリックにはなっていないもののものすごく不安そうな表情で 夫の手を握って付き添っている。一旦妻には離れてもらい 目の前に運ばれた村人を容態を急いで確認する。左上腕が千切れかけていて肩の方にも噛み切られたような 傷が出来ている。気絶しているようで呼吸は非常に弱弱しい。このままじゃ失血死してしまう。 意識を集中させて自分の半身とも言える「幽波紋(スタンド)」を出現させ村人の傷口にそっと触れる。 「ゴールド・エクスペリエンス」 その瞬間まるで奇跡でも起こったように村人の左腕の怪我はたちまち元に戻り、肩の傷も同様に完治している。間に合ったか。 付き添っていた村人の妻は涙を流しながら夫に抱きついて、その反動で夫は未だ残っている激痛を増幅させてのた打ち回っていた。 夫もその痛みで意識を取り戻したみたいだ。コントみたいな荒療治。少年はふぅ…と一息ついて、 「まだ痛みは残っていますが怪我を治療して血液も補充しておきました。痛みが残ってるうちは安静にしていてください。 それと傷は治療しましたが感染症があるかもしれませんので後ほど永琳先生に診てもらって下さい。それでは失礼します。」 説明を加えると村人の夫婦は涙を流しながら 「ありがとうございます!評判どおりのすばらしい先生だ!」 本当に大袈裟に少年を褒め称えた。妖怪や幽霊などの魑魅魍魎が跋扈するこの幻想郷では、いささか大袈裟すぎる。 悪い気はしないのだが何時から僕は神になったのだろうか… 部屋から騒がしい村人が居なくなって軽く一息つくと、詐欺ウサギが持ってきてくれた緑茶を啜る。飲み終えると立ち上がり 背伸びをして軽く体を捻りストレッチをする。少年は物思いにふける様に半年前の事を思い出していた。 ギャングスターを目指していた自分が別の世界で医者ごっこをしているのだ。齢10代にして人生と言うものは 不思議極まりない事を改めて実感する。本当に摩訶不思議。 「明日も天気がよければいいが。」 血のように紅い夕日を眺める。もう少しでこの紅は夜の漆黒に塗りつぶされるであろう。 本来この幻想郷に居るはずのない少年。これは後に幻想郷で現人神の一人と称えられる少年の物語である。 半年前 「ここは……どこだ…?」 目を覚まして起き上がるとそこは仲間の亀の中ではなく竹林の中であった。 自分は確か全身スーツの冷気を操るスタンド、ホワイトアルバムとの戦闘でDISCをゲットして亀の中で仮眠していた筈。 だが周りにはブチャラティやトリッシュ。他の仲間も見当たらない。敵スタンド使いの攻撃か!? 周りを確認してみるが攻撃的な気配は一切感じない。ただ透き通るように風が竹林を通り抜ける。 竹やぶが生い茂っていてこんな場所は見た事がない。少なくともイタリアではないであろう。 状況がまったく把握できていない。他の私物は自分が着ている服に入っている財布とハンカチとライター位で他には何もない。 幸いまだ昼だから視界は明るい。が、いつまでもここにいるわけにもいかないだろう。しかしどうしたものか… 自分がなぜ、どのような理由でこんな所に居るのかは定かではないが立ち止まっていても仕方がないのだ。 「とりあえず人を探そう。人間がいればいいが…」 金髪の少年、ジョルノ・ジョバーナは自身のスタンド、ゴールド・エクスペリエンスを発現させ 周りを探索し警戒するように竹やぶの奥へと進んでいった。 なんとしてでも仲間の元へ帰らなければならない…… ジョルノが迷い込んだのは迷いの竹林と呼ばれている竹林でありジョルノが知る由もないのだが この竹林は普通に入り込んでも方向感覚が麻痺して必ず迷ってしまう。 そしてこの竹林でジョルノは未知との遭遇を果たす事になる。 何時間歩いたのだろうか。疲労が出てきたのか少し息苦しい。汗で服や下着がへばりつくのがわかる。 かなり奥のほうに来てしまったらしく完全に迷っている。方位磁針もないから方角すらわからない。 夕焼けで空が紅く染まり始めている。日が落ちる前には何とか抜けなければ… しかし体力的に休まなければキツイな…… とりあえず一休みしようとした時だった。何やら女の子がすすり泣く様な声が聞こえる。 声を頼りに探すと、女の子はすぐに見つかった。唸るような声を出して蹲っている。 ジョルノは警戒こそ怠らないようにその女の子に近寄り声をかけようとして…… 「大丈夫ですか?何か怪我でもしてい……」 目を疑った。ウサギの耳!? 「だ、大丈夫じゃないよ……痛いよぉ…ひっぐっ…鈴仙めぇ…!」 その少女には黒髪の上にひょっこりとウサギの耳が生えており泣きながら少女は足を押さえて蹲っていた。 ひょこひょこと動いている兎の耳に、ジョルノは唖然としつつも少女の耳にそっと触れてみる。 「ひゃあっ!!な、何するんだよーー!!」 「本物!?君は一体何者なんです?」 「何さ!名前を名乗る時は自分からでしょ!あ、痛ッ!!」 スタンド使いなのだろうか。だがこの少女にはゴールド・エクスペリエンスが見えている様子は一切ない。 少女はまた蹲る。よく見ると近くにはかなり浅い落とし穴が幾つかあり、深くはないものの足を 引っ掛ければ簡単に骨折してしまいそうな、そんな落とし穴だった。石も故意にぶつける様な場所に配置されている。 僕は引っかかっていなくてよかった。 「ちょっと診せて下さい。これは骨折してますね。そこの穴にはまったんですか?」 少女の左足は足首の所がパンパンに腫れており関節の向きもあらぬ方向へと曲がっており その左足のふくらはぎはすぐそばの石に強打したのか抉れて骨が見えてしまっている。少女は苦しそうに頷く。 「うう……そうだよ…走ってそこに躓いて石に…これも全部鈴仙が悪いんだもん!あうっ!痛いぃ…」 「ほらほら動かないで。動かないで下さいね。」 女の子をなだめる様に優しく、そして丁寧に地面に仰向けで寝かせると ポケットのハンカチを取り出した。ハンカチでひとまず涙を拭いてあげる。 「これから曲がってしまった足を元に戻します。今以上に痛みは来るでしょうから そのハンカチを噛んでいて下さい。」 「やぁ!痛いのやだぁ!」 「今修正しないと一生まともに歩けなくなりますよ。さあハンカチを噛んで。」 「だ、大丈夫だよ。私妖怪だしこの位すぐに「駄目です。ほら噛んで。」う゛う゛!!うぐぅ゛っ!!うううーーーーーー!!!」 ゴキャッ! 「う゛う゛う゛ーーーーーーーーーーッ!!!!」 ウサギ耳の少女は激痛の所為か、そのまま気を失った。 数分後、ハッ!ウサギの少女は目を覚ました。 「どうやら大丈夫みたいですね。」 「アンタはさっきの金髪の人間!さっきはよくも……あれ?足が治ってる!?」 「ああ、足の骨折とふくらはぎの損傷は治療しました。といってもパーツを作っただけですから。 血液も補充しましたがしばらく痛みは残ります。」 もう一度自分の足を確認してみる。痛みはあるが動くのに支障はない。 「一体どうやって……えっと、治してくれてありがとう……じゃなくてすごく痛かったんだからね!」 「最初に痛いと言ったでしょう。今更ですよ。」 ジョルノはペースを崩さずいつものように平然と喋る。それに頭に来たのか女の子は 涙目で手をプルプルさせながら顔を真っ赤にして怒る。怒る怒る。 「何よ何よ!人間の癖にっ!!妖怪なめんなぉ!!」 「妖怪……?」 「そうよ。妖怪だもん。さっきも言ったでしょ。」 先ほどからぴょこぴょこと動く兎の耳の自己主張を見ていると 妖怪でも不思議ではない。半信半疑だが疑っても信じてもどちらにしろ意味はあまりない。 少なくとも今は。 「さて、助けたお礼と言ってはなんですがお願いがあります。」 「勝手に助けたくせにいけしゃあしゃあとぉ!こんにゃろめ~!!」 「ハイハイ。とりあえずこの竹林から出る方法を知りませんか?後寝床を確保するために宿などがあれば そちらも教えてほしいですね。」 「うう~~コイツ調子狂う。まあいいわ。お礼をしっかりするわよ。兎の道に反するもの。いててっ!」 兎の道? 「ありがとうございます。それでは案内お願いしますね。」 そう言い終えるとジョルノは黒髪の女の子を持ち上げて自分の肩に乗せるように持ち上げた。 世に言う肩車である。 「わわ!何すんのよアンタ!!きゃっ!!変態!!変質者!!」 「まだ痛いんです。相当な傷でしたからまともに歩けないはずですよ。僕がおぶりますから案内お願いしますね。 それと付け足しておきますが、僕は子供の体で興奮するような性癖は持っていないので。」 「ば、馬鹿にしてぇ!なにさ。アタシはアンタよりずっと年上なんだからね!このコロネ頭!」 「肉体年齢は小学生でしょうに。それに僕はコロネではありませんよ。ジョルノ。 ジョルノ・ジョバーナです。あなたのお名前は?」 「変な名前。私はてゐ。因幡てゐ。あ、そこ左に曲がってね。」 てゐの言い草にもまったく気にする様子もなくジョルノは歩を進める。 テクテクとゆっくりと歩いていく後姿はまるで肩車をしている兄妹のようでもあった。