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言語学1・・・3年/CS,DM/選択 lecture01 - 08/04/15 lecture02 - 08/04/22 lecture03 - 08/04/29 lecture04 - 08/04/13 lecture01 - 08/04/15 発音 2008/04/15 【音はなぜ出るのか?/音の伝わり方】 空気中の分子の振動が耳につたわる 中耳⇒液体⇒神経に伝わる 人間が声を出す仕組み(英語での説明) 【目に見えない音の活動の判別】 気圧の変化 空気の分子の振動 【音の弁別】 大きさ 高さ 質 【音の大きさにおいて異なるということは?】 音源の大きい運動は大きい音を生じる 空気分子、気圧、鼓膜の運動 どれも大きい ★大きい音は振幅が大きい ⇒ただし、振幅が2倍だと2倍の大きさの音、というわけではない 【人間の耳の敏感さ】 とても敏感!もっとも小さな音は、 鼓膜付近の気圧が10億分の1変化するだけで判別できる。 【音の高さ】 周波数、つまり気圧の変化の反復速度によって決まる ある音がある高さを持つときはいつでも、 ⇒その周囲の空気に毎秒一定の速さで圧縮と希薄化が生じる。 1オクターブ高い音=周波数が2倍 【母音】 日本語の母音は5つ、でも英語の母音は14個(もっとかも?) 母音の比較 日本語にあるか?ないか? ⇒日本語に似ている部分もあるが、あまり使われない 英語の母音の紹介、単語にどのように組み込まれてるか例示 (ここでハンドアウトが配られる) lecture02 - 08/04/22 母音他(先週の続き) 2008/04/22 先週の復習 minimal pairs の発音練習 lecture03 - 08/04/29 lecture04 - 08/04/13 担当:mica@管理人 Last Update 2008年04月28日13時26分40秒 コメントどうぞ♪ 名前 コメント すべてのコメントを見る
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ロシア語由来の外来語は、原則として綴り字(スペリング)を元にして転写します。 ・母音 上の5つは硬母音で、下の5つは軟母音です。 原音 転写後 а a э e ы i о o/a у u я ìa/ĭa е e/ìe/ĭe и i/ìi/ĭi ё ìo/ĭo ю ìu/ĭu 注1: [о」は、アクセントがある場合は「o」で、無い場合は「a」で転写します(語尾を除く)。 注2: 「я」、「ё」、「ю」は、語頭に現れる場合、もしくは直前が子音字の場合は「ìa」、「ìo」、「ìu」で、直前が母音字の場合は「ĭa」、「ĭo」、「ĭu」で転写します。 注3: 「е」、「и」は、語頭に現れる場合は「ìe」、「ìi」で、直前が子音字の場合は「e」、「i」で、直前が母音字の場合は「ĭe」、「ĭi」で転写します。 注4: 語末の「-ия」、「-ие」などは、「-ìa」、「-ìe」のように転写します(「и」にアクセントがある場合を除く)。 注5: 硬母音同士が隣接した場合、間に「ă」を挿入します。 ・子音 子音字は原則として1字1音で転写します。 原音 転写後 б b в v г g д d ж j з z й ĭ к c л l/ļ м m н n/ņ п p р r с s т t ф f х c ц ţ ч ç ш ş щ şç 注: 「н」、「л」は、直後が硬音の場合は「n」、「l」で、軟音の場合は「ņ」、「ļ」で転写します。軟母音の直前に現れた場合、その母音字を硬音として扱います。 ・記号 原音 転写後 ъ ă ь ì 注: 「ь」は子音字に挟まれた場合、無視されることがあります。 ○諸規則 ・名詞 名詞は原則として単数主格の形状で取り入れます。語尾(格変化する部分)はそのままにしておき、使用する際はピース語の格語尾を連結させます。 ・形容詞等 語尾を切り離して取り入れ、使用する際はピース語の格語尾を連結させます。 ・動詞 現在語幹部分を抜き出して取り入れ、使用する際はピース語の人称語尾などを連結させます。 同じ動詞の完了体と不完了体のうち、原則として語形が短い方を取り入れます。 ・副詞、接続詞等 変化しないのでそのまま取り入れますが、使用する際はピース語の文法に従って修飾対象の形容詞や動詞と同じ格語尾、人称語尾を連結させます。 ・性対応 男性名詞、女性名詞、中性名詞はそのままピース語の男性名詞、女性名詞、中性名詞として扱います。 ・色対応 取り入れる際、6色のうちどれかに決定しますが、ロシアなので全て赤で良いかも知れません。 ・子音連続対応 発音しにくい子音の連続がある場合、挿入母音を連結させた状態で取り入れます。挿入母音は「ロシア」の「ロ」の母音である「o」です。 нра-ヌラ→onra-オンラ ・アクセント 元々のアクセント位置のまま取り入れます。格語尾、人称語尾が連結されるか、アクセント後方の音節数が増えた場合、ピース語の規則に基づいた位置に変更されます。 Советサヴェート(ソビエト)→Savétサヴェト Savétサヴェト(ソビエト)+-í(~が)=Savetíサヴェティー(ソビエトが) ○転写例 ・Ленинリェーニン(レーニン)→Ļeņin-øリェーニン ・союзサユース(同盟)→saĭúz-øサユズ ・Шагоходシャガホート(シャゴホッド)→Şagacód-øシャガコド ・Чебурашкаチェブラーシュカ(チェブラーシカ)→Çeburaşc-aチェブラシュカ ・современныйサヴリェミェーンヌイ(現代的な)→savremenn-サヴレメン ・удалойウダローイ(勇ましい)→udalÁ-ウダル ・красное знамяクラースナイェ・ズナーミャ(赤旗)→znamen-ø krasẻn-øズナーメン・クラーセン ・хорошоハラショー(良く)→caraşó-カラショー ・еслиイェースリ(もし)→ìesļiイェスリ ・сегодняスィヴォードニャ(今日)→sevodņa-セヴォドニャ ・целоватьツェラヴァーチ(キスする)→ţelavú-ツェラヴー ・победитьパビェヂーチ(打ち勝つ)→pabedìÁ-パベディ ・записатьザピサーチ(書き留める)→zapíş-ザピシュ
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文字はテングワールを使う。 順番や発音は似ていない。 表記ができなかったりする場合はローマ字。 \ 第1列 第2列 第3列 第4列 第一行 t p k s 第二行 d b g ż 第三行 ć f ś ł 第四行 ð v r ü 第五行 n m ń ñ 第六行 ŕ w j r̃ 特別行 h (ъ) x l z 特別発音行 que lle rg̉ xh 母音行 a i e o y u żはジャ行。zhと書く場合がある。 ćはチャ行。thと書く場合がある。 śはシャ行。shと書く場合がある。 łはkhの音。khと書く場合がある。 vはファ行。wの無声化。 üはwに相当する。u と書く場合がある。 ńは母音のあとに来て鼻母音の役割をする。~と書く場合がある。 ñは英語のn、歯茎に当てて発音する。nhと書く場合がある。 ŕは巻き舌のラ行。rrと書く場合がある。 wはヴァ行。 jはヤ行。 r̃は口蓋に舌がつかないラ行。^と書く場合がある。 (ъ)は子音と母音を分ける。ta=タ t a=ト・ア(トゥ・ア) xは外来語以外使われない。母音に左右される。ax=アカス ix=イキス ux=ウクス 間に を入れるとクスになる。a x=アクス アクセントをつけると濁音になる。ax́=アガズ i x́=イグズ zはツァ行。 queはク。 lleはル。 rg̉はrにłとhを混ぜたような音。ルフでもよい。 ○hは長音。ah=アー vehsk=フェースク
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ハングル 朝 한글 (Hangɯl), 英 Korean alphabet 《文字》 [名称] 朝鮮(大韓民国と朝鮮民主主義人民共和国)の国字. ハングル(Han-gɯl)は「大いなる文字」の意で、古くは「諺文(ɔn-mun)といった.諺文の諺は「俗」の意味で,漢字に対する「俗の文字」のことである.日本のカナ(仮名)が漢字のマナ(真名)に対して言うのと同じ考えである.この卑下した呼称を嫌って,解放後(第二次世界大戦後)ハングルという名称を採用した.この文字がつくられた時は「訓民正音」とよばれ,略して「正音」ともいった. [作者と年代] 正式には,この文字は,李氏王朝の第四代の王,世宗大王が自らつくったということになっている.実際は,国王は多忙な立場にあるし,一人で考え出したわけではない. 世宗は李朝屈指の名君で,他にもその治世に見るべきものが多々あった. 世宗は中国の音韻学にも通じていたが,この王は,集賢殿という施設を作り,若い俊才を側近に集めた. その中に申叔舟という人がいた.この人は語学の才能に恵まれ,中国語に堪能であり,おそらく満州語も解した.中国の音韻学に精通していたことも確かである.世宗の国字親製にもっとも強力に与っていたと思われる. この文字が発明されたのは1443年で,3年後,1446年に頒布された.この3年間の間に,保守的な貴族(両班)に有力な反対運動があり,それを鎮定するために頒布が遅れたのである. この文字は「訓民正音」の名の下に頒布されたが,この文字を規定した同名の『訓民正音』という文書の前文に製字の趣旨が書かれている.それには2つの方針がうち出されている.一つは,朝鮮語と中国語の相違を明確に意識し,漢字では十分に朝鮮語を表わすことができないことを主張し,朝鮮語に固有な文字の作製の必要を述べている.これは民族意識の覚醒であって,当時の保守的な中華思想の土壌では画期的なことである.元来,朝鮮は漢字文化圏に属する国であったから,文字は漢字に決まっていた.当時,朝鮮の周囲に固有の文字をもつ国はモンゴルや日本などであって,それらは夷狄と見なされていた.朝鮮は小中華をもって自任していたから,自国の文字をもつことなどは慮外なことと考えられた.その反対を押しきって世宗は国字制定の英断を敢えてした. 製字の第二の目的は人民に文字を与えて,その訴えることを聞くことであった.もちろん当時の民衆は文盲であった.漢字は支配階級の専有物であって,その知識の獲得には多くの学習を要した.民衆に接する面では「吏読」を交じえた漢文が用いられたが,それは役人の使用に供するもので,一般大衆には理解されなかった.そこで世宗は,一般人民がその言わんとするところを書く,人民にも容易に使用しうる表現手段を考案しようと図ったのである. このような世宗の企図は,理想的なものであったが,その実現は第二次大戦後の朝鮮の解放後にようやく見られるようになった. [構成原理] ハングルという文字を考えるには,要素と単位を区別することが肝要である.現代のハングルには24の要素文字がある.その1要素は,原則として1音素を示す.そして,これらの要素文字を組み合わせて単位をつくり,単位は原則として1音節を示す.その単位を初声・中声・終声の三声に分ける.初声字はその音節の頭子音を表わし,中声字はその音節の母音,そして終声字は音節の末子音を示す.母音で終わる音節の場合は終声字を書かない.たとえば,감はᄀ(k)ᅡ(a)ㅁ (m)→kam, 도はㄷ(t)ㅗ(o)→to,별はㅂ(p)ㅕ(yɔ)ㄹ (r)→pyɔr.単位内の要素字は,中声字の種類によって,初声字と中声字が横に並ぶ場合と縦に並ぶ場合がある.中声字がㅏ,ㅓ,ㅑ,ㅕ,ㅣの場合は横,中声字がㅗ,ㅜ,ㅛ,ㅠ,ㅡの場合は縦.終声字は常に下に置かれる. 初声字は14.ㄱ(k), ㄴ(n), ㄷ(t), ㄹ(r), ㅁ(m), ㅂ(p), ㅅ(s), ㅇ(ゼロ ), ㅈ(c), ㅊ(ch), ㅋ(kh), ㅌ(th), ㅍ(ph), ㅎ(h)(この初声字の配列順は伝統的なもので,今日でも用いられている). 中声字は10.ㅏ(a), ㅑ(ya), ㅓ(ɔ), ㅕ(yɔ), ㅗ(o), ㅛ(yo), ㅜ(u), ㅠ(yu), ㅡ(ɯ), ㅣ(i)(この順序も伝統的なものである). 終声には初声字を用いる.すなわち,現代風にいえば,初声字と終声字は子音字,中声字は母音字である.ただ,ㅇの字は初声では子音ゼロであるが,終声では[ŋ]を表わす.これは同じ文字であるが,初声と終声で相補分布をなす.これには歴史的な理由がある(後述). なお,以上は基本的なものであって,要素字を組み合わせたものもある.たとえば,現代朝鮮語に特徴的な「濃音」は初声字を重ねて示す.これを「並書」という:ㄲ(kk), ㄸ(tt), ㅃ(pp), ㅆ(ss), ㅉ(cc).これは新しい綴字法によるもので,古くはㅺ(sk), ㅼ(st), ᄲ(sp), ㅆ(ss), ㅾ (sc)と書いた.ㅅはsの字で,siotとよばれ,濃音を示す場合は’toin(渡い)siot といわれた. 中声字の複合もあるㅐ(ai[ɛ]), ㅔ(ɔi[e]), ㅖ(yɔi[je]), ㅚ(oi[ø]または[we]), ㅟ(ui[wi]), ㅢ(ɯi), ㅘ(oa[wa]), ㅝ(uɔ [wɔ]), ㅙ(oai[wɛ]), ㅞ(uɔi[we]). 終声字にも複合がある.現代の綴字法では形態音素論の立場をとり,語幹末子音は発音されなくても書く.たとえば없다「無い」は없’ɔps₋が語幹で,다taは用言終止形語尾である.없다は,こう書いて[ɔpta]と発音する.現在の綴字法以前は,発音通り업다と書いた. [歴史] 上に述べたように,ハングルは1443年世宗大王によってつくられた.当初は要素文字は28字,そのうち,初声字17字,中声字11字.現代のハングルと比べると,初声字は3字(ㆁ,ᄒ,ᅀ)多く,中声字は1字(﹅)多く,計4字多かつた.このうち,ᄒは喉頭閉鎖音(ʔ)を表わし,現実には現われるが,独立の音素とは認められず,後世には用いられなくなったㆁは元来[ŋ]を表わすために作られたが,[ŋ]は語頭(初声)には現われず,筆写の間にㅇと混同するようになった.またㅇはゼロを示したが,母音で終わる音節では終声を用いなかった(当初,字音には終声に用いたこともあった)ので,ㆁとㅇは形の上では混同するようになっても,初声にはㆁは立たず,終声にはゼロは書かないところから相補分布をなすことになり,今日のような状況になったのである.初声字のᅀは中期朝鮮語の音素/z/,中声字の﹅は中期朝鮮語の音素/ ɐ/[ ʌ]を表わすために作られたのであるが,この両者は音韻変化の結果,消滅し,ᅀはゼロに,﹅は大部分ㅏ(a)に変わった.ことに,﹅は中期朝鮮語の母音体系の中核をなした母音で(下説を参照),この母音の消滅は,母音体系全体の崩壊を来たした.その崩壊は,中期朝鮮語でなお顕著であった母音調和をその衰退に導いた. さらに,中期朝鮮語では初声に重子音・三重子音で表わされる語があった.たとえば,■psɐ r「米」,■pstai「時」など.これらが実際どのような発音を写したかは今もって不明であるが,いずれも今日では濃音に変わっている 쌀 ssar「米」,때ttai「時」.なお,朝鮮漢字音や中国音を表わす特別の文字も作られていた. ハングルは今日まで約500年使われてきたが,創始者世宗大王やその子の世祖大王の頃は新しい国字の製作に情熱を傾け,現在伝わって残っている文献の文字は実に見事なものである.しかし,その後,保守的勢力が強くなって,せっかく作られたこの文字も順当に培養されず,知識階級は従前通り漢字漢文を正式な文字・文語として近代に及んだ.ハングルは主として文献の「諺解」(注釈と翻訳)や訳官の外国語の学習書に用いられ,また『千字文』『訓蒙字会』のような貴族の子弟の啓蒙的な字書,あるいはその他の実用的な啓蒙書,さらには後宮の婦人の読み物などに使われた.ハングルが正式の国字になったのは朝鮮の解放後である. [起源] ハングルは文字としてはかなり新しくできた文字である.それに年代も作者も分かっている.また,この文字は,日本の仮名のように,周辺の他の文字に手を加えてできたものではなく,まったく独創的なものである.しかも,理論的にも優れた文字で,特に朝鮮語という言語にはうまく適合(fit)している.そこでこの文字は,朝鮮民族の誇りの一つになっている. しかし,この文字はまったく突発的にでき上がったものではない.この独創的な文字が発明されるに至るには,その背景に世界の文字の2つの潮流が流れていたのである.一つは漢字の原理であり,もう一つはアルファベット文字の原理である.漢字一つ一つは音声的にはl音節をなし,それが単位となっている.それはマルティネ(A. Martinet)のいわゆる第一次分節(→二重分節)の単位であり,漢字ではそれ以上音韻的には分解されない.いいかえれば,漢字では第二次分節はなされない.ハングルが音節を単位としていることは,この漢字の原理に基づくのである. 一方,アルファベット文字の原理は,シリア,パレスティナから始まって,東方へは2つの経路を通って東アジアに進んだ.一つはシリアから北方,ソグドを経てウイグルに達し,ウイグル文字からジンギス汗によってモンゴル字が作られた.もう一つは,セム系アルファベットのアラム文字がインドに入り,インドで種々の文字を誕生させ,その一派からチベット文字が作られ,これを改造,縦書きにしてモンゴルのもう一つの文字,八思巴(’Phags-pa)文字を作った.これは元の世祖クビライ汗がチベットの高僧パスパに命じて創らせたものである(1269年).朝鮮は高麗の時代,一時元に支配されていたので,モンゴルの文字は2つとも知っていたと思われるが,パスパ文字がハングルの原型になったと考えるのが至当であろう.それは縦書きで,漢字を模して1音節単位としているからである.これは,漢字音の場合もモンゴル語の場合も同じである.ちなみに,ウイグル系文字ではl音節単位ではなく,1語単位である. アルファベットは,元来,子音しか示さなかった.これは,セム族の間で使われている限り,同様であった.旧約聖書やコーランのような聖典の場合は,読みまちがいのないように母音を識別記号を使って表わしたが,一般には今日でも子音しか示さない. 東方に向かったアルファベットは,その北方ルートではソグド(イラン系),ウイグル(チュルク系)と移っていくうちにいくつかの子音字を母音字に使うようになり,ウイグル系モンゴル字には母音字ができた.このモンゴル字も縦書きになったが,パスパ字のように l音節単位ではなく, 1語単位で区切っている. このように見ていくと,アルファベットは,シリア・パレスティナに発し,蜿蜒と東に向かって進展し,一方では中央アジアを,他方ではインドを経過してモンゴル支配の中国に至り,それが朝鮮に及んだのである.ハングルの要素文字が単音を表わすのは,このアルファベットの原理が東アジアの半島に到達したことを物語る.上にも述べたように,おそらくモンゴルのパスパ文字がハングルの原型となったことと思われるが,ただ一つ異なる点は母音aの表わし方にある.パスパ字では,その基になったチベット字も,さらにその基になったインド文字も,一般に,もともとはセム族のアルファベットを踏襲したものであるから,子音字が字の体で,母音は識別記号を改変したものである.そして,母音aは子音字の中に内含されていて,特にaを表わす文字はなかった.たとえば,パスパ■m(a).しかし,ハングルではaの母音(中声)字はㅏで示される.たとえば,마ma.母音字aは,ウイグル系モンゴル字では,ウイグル字の影縛で母音字として示された(図-i).ㅓは語中形で,母音調和によって,aともeとも読まれる.字形の類似も偶然ではないかもしれない.ちなみに,パスパ字では,上述のとおり音節に分けて書く(図-ii). 以上,単音要素,音節単位のハングルが,世界文字史の立場から,アルファベットの原理と漢字の原理の合体から生じたことを略説した.このような背景の下に,個々の文字がいかにして作られたかというと,従来,ハングルの字形の起源については種々の説が試みられてきたが,戦後,『訓民正音』の「制字解」が発見されてから,疑問は氷釈した.ハングルが創られた時は,中国は明の英宗,正統8年(1443)であった.当時,中国の音韻学はすでに長い伝統の下に確固たる基盤をもっていた.ハングルの製作者たちはこの中国音韻学事に造詣が深かった.現代のように音声学はいまだ知られず,いわんや音韻論の技巧についてはこれを学ぶはずもない彼らにとって,中国音韻学は新しい文字の創造に恰好の理論を提供した.そのもっとも顕著な現われは初声字の創案である.ハングルの初声字は,中国音韻学の声母の「七音率」,すなわち牙・舌・唇・歯・喉・半舌・半歯の体系によって生まれた.上にあげた『訓民正音』の「制字解」によれば,まず,この牙・舌・唇・歯・喉の五種の音(五音)のそれぞれに,その発音器官を象徴する図形を考えた.すなわち,牙音にㄱ,舌音にㄴ,唇音にㅁ,歯音にㅅ,喉音にㅇをそれぞれの基本形とした.唇音のㅁは唇の象徴,ㅅは歯の象徴,そしてㅇで喉を表わすのは気管を象徴する.牙音と舌音の基本形はよく分からないが,牙音のㄱは「象舌根閉喉之形」といい,舌音のㄴは「象舌附上顎之形」といっていて,おそらく横の棒が舌で,縦の棒は牙音の場合は喉を,舌音の場合は上顎を表わしているのであろう.この五音の基本字にk,n,m,s, を選んだのは,各音のもっとも弱い音の字をもってした.そして音が強く(属)なるにしたがって画を加える(加画)原則をたてた. 牙音k(ㄱ)→kh(=ㅋ) 舌音n(ㄴ)→t(ㄷ)→th(ㅌ) 唇音m(ㅁ)→p(ㅂ)→ph(ㅍ) 歯音s(ㅅ)→c(ㅈ)→ch(ㅊ) 喉音 (ㅇ)→ʔ (ㆆ)→h(ㅎ) 牙音の系列にアンバランスが見られるが,これは牙音の鼻音ŋは軟口蓋閉鎖音ではあるが,牙音より喉音的要素が多いから,ㆁという字を作った.また,半舌音r(ㄹ)は舌音系(ㄴ)の異形,半歯音z(ᅀ)は歯音系(ㅅ)の異形である.こうして,中国語の声母の七音体系を基にして,初声の文字化が完成した. しかし,初声・中声・終声の三声の分割は中国音韻学の知識から発したものではなく,朝鮮の独創である.中国の音韻学では音節の分析は声母十韻母の二分法が伝統的に用いられていて,朝鮮のように中声と終声を分割することはしなかった.現代の注音字母(→注音符号)ですらそうである.中声字(母音字)の析出は,中国音韻学の中にも萌芽は認められるであろうが,むしろウイグル系モンゴル字にもパスパ字にも母音字があった.したがって,ハングルの製作者は母音字の存在は知っていた.それを初・中・終三声の体系に意識的に作り上げたのは独創的な見解である.ただし,中声字が独立して用いられず,必ず初声字を伴うのはやはりアルファベットの原理に従っているのである. 中声字の体系は,中国音韻学の中にその模範を見ることはできない.まず,そこにはっきり見られるのは,母音の陰陽の対立である.ㅏ(a)に対してㅓ(ə,のちɔになった),ㅗ(o)に対してㅜ(u),そして、﹅(ɐ)に対してㅡ(ɯ)は陽母音と陰母音の対立で,字形の構造もその対立を示している.母音調和車の基になる陰陽母音の対立は,アルタイ諸語の一つの特徴であって,朝鮮語も中期語(ハングル創製時代の朝鮮語)では明白に認められる.「制字解」によると,﹅(ɐ)とㅡ(ɯ)と,陰陽の対立には中性のㅣ(i)の3母音が,もっとも基本的な母音であって,﹅(ɐ)は天, ㅡ(ɯ)は地,ㅣ(i)は人と,天地人の三才に配せられている.この母音体系では,﹅(ɐ)はもとは・で,もっとも中核の母音で,母音ㅏ(a)は﹅(ɐ)の「張口」,母音ㅗ(o)は﹅(ɐ)の「蹙口」であり,母音ㅓ(ə)はㅡ(ɯ)の「張口」,母音ㅜ(u)はㅡ(ɯ)の「蹙口」と説明されている.蹙口とは口をつぼめることである.母音aを中核とせず,母音ɐを中核としたのは何故であるか判明しない.それはともかく,母音の調音の観察はきわめて正確であり,現代の音声学からいっても驚くべき記述を残している. このほか,中期朝鮮語に明瞭に識別された声調の区別も,中国の四声の術語を借りてその高低の違いを明らかにし,平声(低音調)には無点,去声(高音調)には一点,上声(低高調)には二点と,「声点」の別を考案している. このように,ハングルの創製は,中国音韻学の深い知識と実際の調音の正確な観察とに基づいたもので,その結果,この文字はきわめて理論的な文字になった. ハングルの創製の過程は記録に残されていない.ただ,その過程において,2つの副産物が残されているので,想像はつく.一つは朝鮮漢字音の整理であり,他は中国の標準漢字音の模索である.前者は『東国正韻』(1447)であり,後者は『洪武正韻訳訓』(1455)である.いずれも戦後発見され,影印復刊されている. 今日のように,音声学があり,音韻論があるという時代ではないので,自分たちの話している朝鮮語の観察から音韻論的に音韻体系を構成するということはなかったであろう.このハングルの場合,幸いにも朝鮮漢字音というものがあって,この漢字音の観察から始められたと思われる.なぜなら,朝鮮漢字音は朝鮮語化された中国音であるから,中国音韻学の体系によって朝鮮漢字音の音韻体系を把握できれば,そこから朝鮮語自体の音韻体系が得られるであろう.おそらくそういう考えから朝鮮漢字音の調査が行なわれたのであろう.これにも上述の申叔舟が中心になっていたらしい.しかし,残念なことに,伝来の朝鮮漢字音をそのあるがままに観察するという科学的態度はとらず,伝来の漢字音が中国の音韻体系から見ると,あまりに乱雑であったので,漢字音を規範的に整理しようとしたため,その結果である『東国正韻』はきわめて人為的な字音を作り出してしまった.そのため,しばらくは字音の標準とされたが,やがて使用されなくなってしまった.しかし,この朝鮮漢字音の整理の中で要素音の抽出は成功し,ハングルの土台は築かれた. 一方,中国音韻学の研究が進むにつれ,文献だけを眺めているだけではどうにもならない.どうしても実際の音がどういうものかを知りたくなるのは当然である.ことに訳官の養成には実用的にも必要なことであった.そこで,中国音の標準を具体的に知ろうとした.当時,明では,太祖の初めに作られた韻書『洪武正韻』(1375)が字音の標準であったから,この訳音を考えた.それが『洪武正韻訳訓』である.ところが,ハングルの製作者たちが求めていたものは,中国の首都北京の音であったのに,『洪武正韻』は南方の呉音の標準音(当時の南京音)であったため,『洪武正韻訳訓』は要求には応じられなかった.そこで,「俗音」などの注記でその違いを埋めようとした.そしてこの中国音の記述にも規範的な意識がはたらいて,必ずしも客観的な記述にはならなかった.やや降って,訳官崔世珍はこの『洪武正韻訳訓』を基にして,その他の資料によって,『四声通解』(1517)という中国音の韻書を作った.この韻書は,中国の近世音の資料として貴重である.このように,ハングルの創製は朝鮮字音にとっても,中国音にとっても面白い結果をもたらした.
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ウラル語族フィン・ウゴル語派の言語の一つ。フィンランド語とは同じウラル語族に分類されているものの、互いの話者はほとんど意思疎通ができないくらいの隔たりがあるそうである。使用文字はラテン文字。 使われるダイアクリティカルマークは、長音を示すアキュート・アクセント(áéíóú)やウムラウト(öü)のほかに、ハンガリー語でしか使用されないダブルアキュート付きの文字(őű)がある(ダブルアキュートはウムラウト付き文字の長音を示す記号)。 TypeRacerでは何故かたまにõやûという文字が出てくることがある。これらの文字を含む文章を打ち切っているハンガリー人はいないので、おそらくハンガリー語には含まれない単語が何らかの理由で混入したものと考えられる。Interstenoで出てくることはないと思われるが、TypeRacerを打つ際には注意が必要。 フィンランド語やトルコ語と同様、母音調和という現象が存在する。母音は前母音(i, e, ö, ü)と後母音(a, u, o)の二種類に分類され、原則的には一つの単語の中に異なる種類の母音は混在しないが、複合語や外来語など例外も多い(例:Budapest)。 またハンガリー語の大きな特徴として数字の0の位置が他の配列と大きく異なり、日本語キーボードにおける「半角/全角」キーの位置に配置されている。これはかつてタイプライターの時代にキーが足りず、数字の0(ゼロ)はアルファベット大文字のO(オー)で代用していたという歴史に由来すると言われている。 ハンガリー語配列の画像 ハンガリー語(101キーボード)配列の画像
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発音 音素とラテン文字転写を以下に示す。 尚、二通りの転写法があり、可能な限り前者を用いることを推奨しているが、不可能な場合は後者の方式を用いても良い。 序でに謂うと、母音は文字上は表記されないので便宜的に日本語の五十音順で表記している。 見づらい 子音 d /d/ x /x~ç/ w /β̞/ ƣ gr /ʀ/ m /m/ ʿ ` /ʕ/ n /n/ ł lh /ɬ/ k /k/ ħ hh /ħ/ t /t/ j /ʐ~ʝ~ʑ/ s /s/ c /ʂ~ʃ~ɕ/ ŋ ng /ŋ/ f /f/ p /p/ ȝ gh /ɣ/ r /ɾ~r/ v /v/ h /h/ g /ɡ/ z /z/ q/wg /ɰ~w/ b /b/ l /l/ y /j~ʝ/(後ろに母音が続くとき) ʾ /φ~ʔ/ 母音 旧 /ɑ/ a /ɔ/ â oa /e/ e /ɛ/ ê ea /i/ i /ɪ/ ï ie /o/ o /ʊ/ ô ou /œ/ ö oe /u/ u /ɨ/ ü ui 新 a /a/ i /i/ u /u/ e /ɛ/ o /o̞/ ə /ɜ/ ā aa /aː/ ē ai /ɛː/ ō au /o̞ː/ ä ae /æ/ ô ao /ɔ/ ī ii /iː/ ï ie /e/ ŭ iu /ʉ/ ĭ ui /ɨ/ ū uu /uː/ ë ue /ɵ/ ê ea /ɐ/ ĕ ei /e/ ü eu /ɘ/ ö eo /ɞ/ â oa /ɑ/ î oi /ɪ/ û ou /o/ ø oe /ø̞/ e- /jɛ/ y- /y/(yのあとに子音が来る場合のみ) -y /φ/ 綴り上の規則 語末のmは鼻音化を表す 調音点の異なる二つの子音が存在した場合には間に曖昧母音を挟むことができる 母音字が語の先頭に立つときそれぞれ a= e/ə=h i/y=y o=` u=w これ以外の母音は新しい転写法で記号を除いたものと同じ母音と同様の転写をする
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系統 文字と発音 文法 単語 系統 グラーキュ ゼヴィ-テーグロ-ケスコ-イオグラーコ-グラーコ 文字と発音 グラーコ文字 母音:アクセントあり/アクセントなし 子音:後続が実母音/後続が気母音 上段:実母音,無声子音,両性子音,気音記号 下段:気母音,有声子音,両性子音,実音記号 発音(古代) a/ɑ i/ɪ u/ɯ e/ə o/ɑ k/x s/ʂ tɕ/ɕ t/θ p/pɸ j/ç v/f n 気音記号 発音(現代) a/ɑ i/ɪ u/ɯ e/ə o/ɑ k/x s/ɕ tɕ/ɕ t/θ p/ɸ j/ç v/f n 気音記号 転写 a i u e o k s c t p y v n 文字 発音(古代) a/ɑ i/ɪ u/ɯ e/ə o/ɑ g/ɣ z/ʐ dʑ/ʑ d/ð b/bβ w/ʍ r/l m 実音記号 発音(現代) a/ɑ i/ɪ u/ɯ e/ə o/ɑ g z/ʑ ʑ d/ð b/w w r/l m 実音記号 転写 ha hi hu he ho g z j d b w r m l 文字 文法 単語 別ページ
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どうも管理人の技術では、IPA(国際表音字母)の入力が出来ないため、便宜的な発音記号で代用する。ただし、これらが使用される項目ではその都度解説を加えるので、あまりこの項目を気にしなくて大丈夫です。 【記号】 [] 音声表記。このカッコで囲まれた部分が、実際に発音される音であるということを示す。下記の発音記号も使用するし、問題ないと思われた場合はカナ表記することもある。なお、「」などで示された語(語義が示されることもある)は、音声表記に対する実際の既定形・音素表記に近いが、非なるものである。表記法と言えるものだが、確立したものであるとは言いがたい。 【母音】 a e i o u @ 曖昧母音。なお無声化して発音されない母音は、脱落させた。また"音色的に"他の母音ととることも可能と判断した場合、この記号を使用せず上記5つを使用することもある。 長母音化 【子音】 k g s S [し]の子音。 z dz t ts tS d n N h H f m j r w ? 声門閉鎖音。多くの場合単独で音節を形成、一拍おく場合出現する。 実例 名前 コメント すべてのコメントを見る 追記欄
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基本的なこと言語系統 概要方言 音韻子音子音連続 母音 エルン語との対応 アクセント 文字 イヴとシオンなどのコンテンツなどに登場する架空の言語エルン語のメモ エルン語(Ernef)とは、イヴとシオンに登場するエルニア王国で使われる言語。 基本的なこと 「エルン語の文法」を参照 アクセント―固定(第一音節) 語順―SVO型 形態―屈折語 複数―あり 時制―現在・過去・未来 言語系統 クラナディア語族西エルニア諸語フィオク語 概要 方言 音韻 語頭の二重子音や二重母音の種類が多く音節数はかなり豊富である。印欧語族には見られないものも数多い。 子音 位置 両唇 唇上歯 歯茎 後歯茎 硬口蓋 軟口蓋 口蓋垂 声門 破裂 p b t d k g 鼻音 m n ɲ 摩擦 f v s z ʃ ʒ ʁ h 接近 w j 側面接近 l 破擦 ʦ ʣ ʧ ʤ 子音連続 破裂音が先行するのはエルン語といっしょ。第2子音に鼻音が加わる。語頭の子音連続はすべて有声化している。dzはdžに合流。 b d dz dž g v z ž l m n ň ŋ b bd- bdz- bdž- bg- bz- bž- bl- bn- bň- bŋ- d džb- dg- dv- dl- dm- dň- dŋ- dž džd- džg- džv- džl- džm- džn- džŋ- g gb- gd- gdz- gdž- gv- gz- gž- gl- gm- gn- gň- 母音 前舌 中舌 後舌 非円唇 非円唇 円唇 狭 i ɨ u 中央 ɛ ɔ 広 ɑ エルン語のような長短の区別はないが、代わりに二重母音が発達。エルン語の長母音と以下のように対応する。 ā:au, ai ē:ei ī:ei, ie ō:ou, uo, oi ū:uu, ui, oi ȳ:yi, yu エルン語との対応 tlēg(エ) - dleig Fiokkē - Fiokke Džmaiga - Maiga Dvaugor - Tfāgor アクセント 強勢アクセントで、多少の例外をを除き単語の第一音節におかれる。 文字 ラテン文字表記では以下の31文字が使用される。 大文字:A B C Č D E F G H I J K L M N Ň Ŋ O P R S Š T U V Y Ÿ Z Ž 小文字:a b c č d e f g h i j k l m n ň ŋ o p r s š t u w y z ž /ʤ/は二重子音džで表される(長子音は-ddž-)。dとžを分けるときはアポストロフィ で分ける。 Rは有声口蓋垂摩擦音/ʁ/。Jは接近音/j/。 Ÿは/ai/。母音に後続するとその母音を長母音にし、かつ自身は/i/の音になる(例:Juš/juːiʃ/) 二重音字はdžのみ使われ、最初の字を重ねることで長子音を表す。
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guulutiiviはエスペラントとロジバンを参考にして作られた人工言語である。 基本単語(gismu) 基本単語はロジバンのgismuを変形させて作られた。これにない意味を持つ単語は、後述されている重ね語法あるいは複合語法で表し、借用語は借用語法で輸入する。エスペラントを含む多くの自然言語のように語をなんでも取り込んではいけない。 gismu形がC1C2V1C3V2であるならば、C3V1V2C1C2に、C1V1C2C3V2→C2V2C1V1C3である。 guulutiiviでは、gismuの命題はX2以降を全て消去して、「X1は○○である」という命題に書き換えられて使われる。 たとえば、prenuならばneupr、ninmuならばnunimである。 C3V1V2C1C2形であればkuulutiivi化(第2方言化)が適用でき、その場合C3V2V1C1C2形へと変形できる(二重母音の配置を前後入れ替えるだけである) この単語表は既にプログラムで既成済みであるから、基本単語を参照するだけでいい。難しいことは考えなくてよい。 重ね語法・複合語法(rafsi) 変形させたgismuはkuulutiivi化(kuulutiivi単語)と呼ばれる。kuulutiivi単語はロジバンでいうところのbrivlaとして機能する。 ロジバンでいうtanru(重ね語)を作りたいならばただ単語を連続させて、被修飾語となる最後の単語の語尾に適当な母音を追加すればよい。これについては用法を参照のこと。 【例】maipr + neupr → maipr neupro ロジバンでいうlujvo(複合語)を作りたいならば最後から一番目の母音を長く発音し、連続させればよい。その際、表記上長母音は連続母音とする。 【例】{maipr + nepr} → maiipr + neepro → maiiprneepro 機能語法(cmavo) アポストロフィー( )をもつcmavoあればアポストロフィーを削除し、先頭にhを付加して持ってくることができる。 【例】ce u → hceu アポストロフィー( )をもたないcmavoであれば、末尾にhを付加して持ってくることができる。 【例】mi → mih 全てのcmavoを引っ張ってくることは文法上可能であるが、guulutiiviでは実用的ではないために一部のcmavoのみ持ってくる。 借用語法(fu ivla) 借用語として借りてくる場合、fekというguulutiivi独自のタグを用いる。 fekの直後に来る語は借用語として示される。 借用語はguluutiviiに存在する音素内で表さなければならなく、長母音は短母音化する必要がある。(スイーツ→suiitsはダメ スイーツ→suitsスイツ にする) 借用語には、単純に近い音声で借用語をつづって(-ñ+母音)で止める方法か、それに-n+情報を付加する 方法とがある。 たとえば前者の方法で「春巻き」を借用語にしたければ、 fek harumakiño だけでよい。(表記上 ng=ñ である) 後者の方法では食品という情報(dacij)を付加させて、 fek harumakindacijo というように書き表す これら両者の例では、詳細に書き表すかどうかでしかないため、意味に違いはない。だから、harumaki-n-dacijoは、「春巻き食品」という意味ではない。 詳細 借用語法は、-nで止めるか、-ñで止めれば借用語を連続させることができる。 fek menheraña hujociña suitsña kef nunam (メンヘラな 腐女子な スイーツ()な 男)