約 1,954,400 件
https://w.atwiki.jp/battleconductor/pages/123.html
登場人物(NPC神姫)OPムービーのアーンヴァルMk.2 てん 謎のエーデルワイス型 大型バグ・オメガ 闇神姫 種村ジュビ子 黒種ジュビ美 ミラージュ・シリーズ ハナ イバラ ユメ ドロシー ストラ 悪神姫 鎧原フォスター 剣崎フェスター 甲季 刀華 ノララーフ ジル ラズちゃむ エウエウ 藤田フブルン コメント 登場人物(NPC神姫) 本作に登場しているNPC神姫です。 多くの場合は、レイドボスバトルで登場する人物となります。 OPムービーのアーンヴァルMk.2 稼動当初から登場している、見ての通りの天使型アーンヴァルMk.2。個体名は不明だが、少なくともてんとは別個体。 とあるギタリストの動きを完全再現出来る程にギター演奏が得意。 ベイビーラズ「あたしも実装された事だし、そろそろ混ぜて欲しいじゃん…」 てん 天使型アーンヴァルMk.2。神姫ショップ神姫(SSS)の称号と、同型機よりも多いアホ毛を持つ。 公式コミックではほぼレギュラーだが、ゲーム本編には姿を見せていない…訳ではない。 実は、本作稼動当初はバトル終了後の神姫お迎え画面で登場している。「入荷した神姫にすぐちゅーする」悪癖のせいでかずっと研修中の身だったが、シーズン2では神姫ショップのアイテム購入画面へと「異動」させられたのと引き換えに(?)晴れて正社員へと昇格した。 どちらにせよ、単にモデリングの都合上アホ毛が見られないので分かりにくいというだけなのである。 謎のエーデルワイス型 「それはバグの仕業よ!」 猟兵型エーデルワイス。レイドボスバトル(第一回)~(第二回)、復刻(第六回/前半)、(第十一回)に登場。 どうやら「武装神姫R」がリリースされた世界線の存在であるらしく、かの世界から出現したバグを追ってこの世界に来訪し、プレイヤー側の神姫達と共闘する。 なお、現存するエーデルワイス型との関係は一切不明。 大型バグ・オメガ レイドボスバトル(バグ編:第一回~第二回)に登場したレイドボス。 メタルギア・シリーズの核搭載二足歩行戦車「メタルギアREX」またはグラディウス・シリーズの歩行型対空ロボ「ダッカー」のような姿をしている。 巨大な体躯で明らかに神姫ではないためか、部位破壊要素(弱点要素つき)が存在する。 なお復刻レイド(第六回および第十回、第十一回)にも登場しているが、これが残存していた個体なのかバグの性能を再現したエラーなのかは判然としていない。 (様々な状況証拠から後者である蓋然性は高いが、絶対とは言い切れない) 闇神姫 レイドボスバトル(第二回)に登場したレイドボス。 謎のエーデルワイス型曰く「いまだ目的も正体も不明な、マスターを持たない神姫」。バグを増殖させて「武装神姫R」の世界に悪影響を及ぼす存在との事。 悪影響を及ぼしたのはあちらの世界だけではなかったようで、後に第八回においてレイドボスの剣崎が「闇堕ち」した原因のひとつとも考えられている。 ちなみに、その後の復刻(第六回)には出現していない(大型バグ・オメガは登場し、これを倒すと闇神姫の装備をドロップした)が、復刻(第十回)において「小型/中型バグと同型のエラー達」を引き連れて久々の再登場を果たし、復刻(第十一回)にも引き続き登場する。 種村ジュビ子 種型ジュビジー。レイドボスバトル(第三回)に登場した、神姫NET管理局環境農業課所属の「お役所神姫」。 飛び道具が対エラー特効を持っている事が多く、また防御力にも優れるため雑魚戦では活躍してくれるが、その分対ボス戦では決め手に欠ける。 その後もスポット参戦ながら、第七回・第八回ついでに復刻(第六回/後半)&復刻(第十回)と度々エラー退治に駆り出されまくっているが、そもそもお仕事が大好きなので全然平気らしい。 黒種ジュビ美 種型ジュビジー(リペイント)。レイドボスバトル(第三回)および復刻(第六回)に登場したレイドボスで、種村ジュビ子の同僚。 元々周辺が見えなくなりやすい性格だった事もあり、ワーカホリックを拗らせた結果エラーに付け込まれ暴走してしまった(公式コミックでの示唆によれば、どうやら昇進したかったらしい)。 経緯が経緯だけに悪神姫に分類されたりする事はなく、事件後無事に夏休みを取れた様子。 ミラージュ・シリーズ レイドボスバトル(エラー編)に登場するレイドボス。エラー達を束ねる存在。 Naked素体をベースに数多の神姫用武装を寄せ集め、さながら阿修羅像のような外見に構築した武装を携える。 複数種の個体が存在し、それぞれカラーリングや手持ち武装等、果てはアクティブスキルに至るまで微妙な差異を持つ。 ホワイトミラージュ(第三回/第六回前半) ブラックミラージュ(第三回レア枠/第四回/第六回前半) ナイトミラージュ(第四回レア枠/第五回) サマーミラージュ(第五回レア枠/第六回後半/第七回レア枠) オータムミラージュ(第七回/第八回レア枠) バニーミラージュ(第八回/第九回レア枠) フレッシュミラージュ(第九回) なおサマーミラージュ以後、スタンする毎に武装を少しずつ除装していくようになったが、総合戦闘力の変化は一切ない。 ハナ 花型ジルダリア。レイドボスバトル(第四回)に登場した、花屋のアルバイト神姫。 本当は自分もサボりたかったらしいが、迫り来るエラーを前にプレイヤー側の神姫達と共闘する。 ちなみに公式コミックでは同型の「ジル」が存在するが、ゲーム中には出てこない。 イバラ 花型ジルダリア(リペイント)。レイドボスバトル(第四回)および復刻(第六回)に登場したレイドボスで、ハナのバイト仲間。 「仕事を全力でサボりたい」というだけの理由で、エラーと結託していた困った神姫。 その後こってり絞られ、かつハナやプレイヤーの神姫達とゲーセンでたっぷり遊んだ事で、エラーとは手を切れたようだ。 ユメ 悪魔夢魔型ヴァローナ。レイドボスバトル(第五回)に登場した、ご近所神友マスターの神姫。 アラーム機能の不調を解決すべく、迫り来るエラーを前にプレイヤー側の神姫達と共闘する。 ドロシー 悪魔夢魔型ヴァローナ(リペイント)。レイドボスバトル(第五回)および復刻(第六回)に登場したレイドボス。 お寝坊なマスターのためご近所神姫達のアラーム機能に干渉し、エラーと結託していた困った神姫。 その後神姫管理委員会に厳重注意を受け、マスター共々早起きすると共にエラーとも手を切った模様。 ストラ 天使コマンド型ウェルクストラ(リペイント)。なにげに共闘するNPC神姫達の中では初のリペイント神姫である。 レイドボスバトル(第七回)に登場し、オフラインレイドストーリーの4戦目では行き掛かり上レイドボスも務めた。 (当初は記憶を失った状態でプレイヤーたちに保護されたのだが、当該バトルでは悪神姫にコントロールされてエラーと共に暴れ回ってしまったため) ちなみに本来のマスターはコーヒーを好むキャンパーであるらしく、コーヒーを淹れるのが得意だという事を思い出したのをキッカケとして無事記憶が戻った。 悪神姫 天使コマンド型ウェルクストラ(リペイント)。レイドボスバトル(第七回)に登場したレイドボス。 ストラと同型機なので分かりにくいが、当該オフラインレイドストーリーの9~10戦目及びオンラインでのボスはこちらの方である。 悪いマスターの下でエラーを利用してはぐれ神姫を操り不法に働かせていた他、神姫誘拐にも手を染めていた。 ただし、その「悪事」の詳細および倒された後の処遇、そして個体名は一切不明。 鎧原フォスター 騎士型サイフォス。レイドボスバトル(第八回)および第九回に登場した、神姫NET管理局ネットワーク課のネットワーク担当神姫。 日頃からハードワークが多い職務に身を置いているためか、非常に強く頼れる存在だが、対ボス戦では手数不足に陥りやすい。 ちなみに本名は2023/04/01の公式キャンペーン「エルプリルフール特別号」で、剣崎のそれ共々判明した。 剣崎フェスター 騎士型サイフォス(リペイント)。レイドボスバトル(第八回)に登場した、鎧原の姉にしてレイドボス。 嘗ては神姫NET管理局品質管理課に所属し、ネットワーク品質を管理。その過程で種村ジュビ子の仕事を手伝ったり、闇神姫事件においても最前線で戦ったり…と真面目に働いていたのだが、いつしか悪堕ち。事件解決後は神姫NET管理局に連行されていった。 バリバリの武闘派な一方でうさぎ好きという一面もあり、その立場を利用して入手したミラージュ・シリーズのデータからバニーミラージュを造り上げた可能性が指摘されている。 ちなみに第九回でも懲りずに脱走、「漆黒の戦姫」副長として悪事の片棒を担いでいる。 ちなみに「剣崎」といえば特撮作品「仮面ライダー剣」の主人公の苗字だが、ルラギラレる方だったあちらとは逆に此方はルラギる方である。 甲季 侍型紅緒。レイドボスバトル(第九回)に登場。神姫NET管理局のエラー討伐アルバイト神姫。 ジェムバトルランキングの上位チーム「漆黒の戦姫」に入る事を志しており、そのための鍛錬目的でエラーを討伐している。 プレイヤー神姫の助けを得つつ、入団試験を受ける事になるのだが…… その「漆黒の戦姫」こそは、一連の事件を引き起こす「悪神姫」達の巣窟であった、というオチがついてしまった。 刀華 武士型紅緒(リペイント)。レイドボスバトル(第九回)に登場した、ジェムバトルランキング上位チーム「漆黒の戦姫」リーダーにしてレイドボス。 実は剣崎と結託し、はぐれ神姫を積極的にメンバーに加えて勢力拡大を図っていた。これは悪神姫を増やす結果になるらしいのだが、当の彼女達自身は純粋かつ真面目に「はぐれ神姫の保護」を謳っているので、なお始末が悪い。 事件終結後は、剣崎共々「悪神姫」として神姫NET管理局に連行されていった。 ノララーフ 悪魔型ストラーフMk.2。公式コミックでは常連だがゲームには出てこない。 てんの店に良く遊びに来る、ポーカーフェイスでハードボイルドなノラ神姫。 大体のトラブルを解決してくれるらしい。 ジル 花型ジルダリア。公式コミックにのみ登場(ゲーム中には別個体ことハナが登場している)。 ブタグッズ、特に「神姫をダメにするブタクッション」を愛用しているらしい。 ちなみにこの名前、巷ではジールベルンにも付けられている事が多い。 ラズちゃむ エレキギター型ベイビーラズ。公式コミックにのみ登場。てんの被害者 とはいえ、ほとんどが起動前で寝ている状態での出番だった…。 エウエウ セイレーン型エウクランテ。公式コミックにのみ登場。 いつも元気一杯だが、何らかの(おそらくはノララーフ絡み?)復讐心に燃えているらしい。 ちなみにシーズン1の頃、ジェムバトルにおいて「なぜか緑CPUの復讐心が高い」と言う現象が稼動当初から確認されており、修正を重ねてもなかなか収まらなかった…という経緯があったり。 藤田フブルン 忍者型フブキ。初出は2022年4月1日の「エルプリルフール」告知で、ポニーテールに白ビキニにて魅惑の姿を披露した。 その後毎年04/01の同告知で、サブモニターにメッセージを出していた様子(開催されなかった2024年も含む)。 果たして、ゲーム本編に現れる事はあるのだろうか……? コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/3906.html
作者・◆jZCpcbFowc 若干カオスなバトルロワイアル本編 本編SS目次・時系列順 ◆jZCpcbFowcの参加者名簿 ◆jZCpcbFowcのネタバレ名簿 ◆jZCpcbFowcの死亡者リスト ◆jZCpcbFowcのルール・マップ
https://w.atwiki.jp/zenra/pages/24.html
主題歌 気がついたら隣の部屋に姉がいる そして安価でメール送ってみる まず手始めに軽く告白してみたけれども まるで相手にされない もしもの展開気にして告白メールを送ってみるけど 何回送っても何回送っても 理解してないよ 俺の姉ちゃん弟にまったく興味ない 部屋に来て直接はなしするけれど一言注意ですぐに〆 変なメールやめてと言われるけれども 安価はやめる気はない だから次は絶対勝つためにボクは姉貴の部屋に突撃敢行する 気がついたら借金している設定 そしてそのまま姉貴の部屋へ行く 女として好きになったと告白しながら借金宣言しちゃう へたれな俺でごめんねすぐさまとんぼ返りで2cに報告 何回やっても何回やっても姉貴と普通に話せ無いよ 安価行動相手は理解していない。 案の定メールが来たけどそれにも安価メールで返す 告白は流され借金の話で家族会議はシャレならん だけど次はみんなを信じてボクはも一度安価出す ヌクモリティが勝てば 楽に姉とも仲良くできるけど 何回やっても何回やっても ヌクモリティが勝てないよ あの鬼畜は何回やってもよけれない 本気で謝りたいときでも 絶対鬼畜が安価とる 全裸で抱きつけとか 勃起しとけとか犯罪行為にもほどがある だけど安価は絶対だから。ボクは血の涙流し服を取っ払う~~ (殺してくれ) 裏主題歌 気がついたら隣の部屋に全裸がいる そして全裸でメール送ってみる まず手始めに軽く全裸で告白してみたけれども まるで全裸にされない もしもの展開気にして全裸メールを送ってみるけど 全裸何回送っても何回送っても 全裸してないよ 俺の姉ちゃん全裸にまったく興味ない 部屋に来て直接全裸するけれど一言注意ですぐに〆 変なメールやめてと言われるけれども 全裸はやめる気はない だから次は絶対勝つためにボクは全裸で姉貴の部屋に突撃敢行する 気がついたら全裸している設定 そしてそのまま姉貴の部屋へ全裸で行く 女として好きになったと告白しながら全裸宣言しちゃう へたれな俺でごめんねすぐさまとんぼ返り全裸2chに報告 何回やっても何回やっても全裸で姉貴と普通に話せ無いよ 全裸行動相手は理解していない。 案の定メールが来たけどそれにも全裸メールで返す 告白は流され借金の話で全裸会議はシャレならん だけど次はみんなを信じてボクはも一度全裸出す 全裸が勝てば 楽に姉とも仲良くできるけど 何回やっても何回やっても 全裸が勝てないよ あの鬼畜は全裸やってもよけれない 本気で謝りたいときでも 絶対鬼畜が全裸とる 全裸で抱きつけとか 勃起しとけとか犯罪行為にもほどがある だけど全裸は絶対だから。ボクは血の涙流し服を取っ払う~~ (全裸) 主題歌の元ネタ エアーマンが倒せない http //www.nicovideo.jp/watch/sm542936
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/690.html
SHINKI/NEAR TO YOU Phase01-6 慣れない天使型武装に身を包み、バトルフィールドへと降り立ったゼリス。 その姿にシュンは期待よりも不安の方が膨らんだ。 せっかくここまで順調にきていたというのに、どうやらこいつといるとトラブルは避けられない運命(さだめ)なのかも知れない。 「前がよく見えないです。これは私には必要ありません」 言いながら不満そうにヘッドギアを外すゼリス。シートの隣に立つ伊吹もあまり表情は冴えない。 「大丈夫……? やっぱりあたしたちが戦おうか」 「ボクらはいつでも〝じゅんびおっけー〟だよ」 心配する伊吹とワカナに、ゼリスは左手を上げ親指でグーサインした。 「ご心配は無用です。おふたりもそこで私の華麗な戦いを見ていてください」 それからゼリスは伊吹のさらに隣にいるふたりへ顔を向ける。 「ですから、あなた方も安心なさってください」 急に声を掛けられた本人はビクッとして肩を強張らせる。答えたのは彼の手が抱く天使型の神姫の方だった。 「ごめんなさい、私とショウ君が原因であなた達が戦うことになってしまって……」 傷ついた体から声を絞り出すような天使型神姫に、ショウと呼ばれた男の子はきゅっと手を握り締める。 今ゼリスが装備しているのは、伊吹が買ったアーンヴァルタイプのパーツと、ショウと彼の神姫から脚部パーツを借りて組んだものだ。口ではああ言いながら、ゼリスも彼らに何かしらの想いを抱いてるんだろうか。 「お願いだよ、お兄ちゃん。桜花の分まで……負けないで」 男の子の搾り出すような声を聞いて、シュンは頭の中から不安を追い出した。 シュンたちは戦うと決めた。それを今更後悔したところで意味はない。この男の子の様に虐げられた初心者の為にも、シュンは立ち向かわなくてはならない。それに。 「勘違いなさらないでください。私たちは決してあなた方の為を思って戦いに赴くのではありません」 何より、この戦いはゼリスが言うように―― 「あくまでも私たちの為に戦うのです」 僕たちの為の戦いなのだから。 「そう――頑張って」 か細い声で精一杯のエールを送る桜花に、ゼリスは再び指を立てて答えた。それから何を思ってかゼリスはシュンにも無言のグーサインを送った。いいからあまり指立てるなよ。 「シュっちゃん、私はこんな形でバトルをすることに、本当は反対なんだからね」 シートに座るシュンの肩にそっと触れながら、伊吹は諦めたように続ける。 「でも、こうなったら仕方がないよね。あたしも出来る限りサポートするから、バーンってやっちゃいましょう」 片目でウインクする伊吹の肩ではワカナが「えいえいおー」と拳を振り上げる。 シュンはふたりを安心させるように笑みを返しながら、口元を引き締め筐体のバトルフィールドを睨む。 フィールドの奥で腕を組むベガの先に、同じようにシートに座った番長治がいる。 「ふん、逃げなかったのは立派じゃのう」 「これは、僕とゼリスの為の戦いだからなっ」 真っ向から視線を叩きつけながら、シュンはゼリスにささやく。 「行くぞ、ゼリス」 「ええ、シュン。参りましょう」 答えたゼリスは改めて前方に立つ対戦相手、ベガに向き立つ。 「ベガ、いてかましたれいっ」 「サーの命ずるままに」 距離を置いて向かい合う両者の中央で、空間に文字が写し出される。 『READY GO!』 電信音声の告げる合図と共に、ゼリスは飛翔した。 戦闘開始と共にベガは地を蹴り一足飛びで間合いをつめた。 合わせるようにゼリスも背のスラスターを吹かし加速する。加速しながらハンドガンを構え、連射。それをあくまでも牽制と見切ったベガは身を沈み込ませるように屈むことで避けると、そのまま反動を利用して飛び蹴りを放つ。 彼我の距離と相対速度から無理に回避するよりも防御した方がリスクは少ないと判断したゼリスは、躊躇せずハンドガンを放り投げ、右に持った対物ライフルを使い、両手で頭上に掲げるようにガード。次の瞬間にはライフルにベガの体重を乗せたキックが炸裂する。 対物ライフルの銃身とベガの脚部装甲との激突による鈍い金属音。 攻撃は防いだものの、衝撃に弾かれゼリスは後方に飛ばされる。 否。自ら衝撃を利用して後方へと大きく間合いを取ったゼリスは空中でバーニアを数度噴射し最低限の姿勢制御を行うと同時に、対物ライフルの撃鉄を引き起こし弾薬装填。すかさず照星内にベガを捕らえる。発砲、地に着く間にもう一射。相手が態勢を立て直す間を狙った的確な射撃。 それをベガは一撃目の1.2mm弾を着地の不安定な姿勢をさらに強引に逸らすことで避け、すぐさま同一軌道を描く二撃の存在を驚愕でもって認めると、石火の速さで右腰のコンバットナイフを抜き放ち弾き飛ばした。 ナイフの刃を欠き砕くつんざくような激音を残して、目標を射止め損ねた銃弾は遥か後方左右へと着弾、爆煙をあげる。 煙柱立つフィールドの反対側では、ゼリスが必中と思える射撃のタイミングを防がれた事にも全く顔色を変えず、繰る繰ると落ちてきたハンドガンを無造作に左手で受け取り、ホルスターにしまった。 「ふむ……見事なお手前です。流石ですね」 「貴様こそ、本当に0戦0勝の素人か? その動き賞賛に値する。小娘が、言うだけのことはあるようだな」 「お褒めの言葉、素直に感謝します」 ニコリともせず丁寧に頭を下げるゼリスに、ベガは「フッ」とニヒルな笑みを浮かべた。 筐体上部に設置されたモニターが刻んだ数字はまだ数十秒と経過していない。のっけからの息をもつかせぬ両者の攻防に、遅れるように周りから歓声が上がる。 唖然と見守っていたシュンは、それでようやく我に返った。 「安心して見てろ、か……。やるじゃん」 いいながらシュンは軽く動揺していた。まさか、ゼリスがこんなに強かったとは。 「やるじゃん……じゃないわよ。ぜっちゃん、あれで本当に神姫バトルするの初めて? すごいわよ、すごすぎっ!」 やっぱすごいのか。神姫バトルマニアの伊吹がいうからには本当に凄いんだろう。ゼリスの自信満々な口ぶりからある程度は予想していたが、ここまでとは思ってなかった。 「くっ……。どうしたベガ、もっとけっぱらんかいっ」 「イエス・サー」 シートから飛ばされる番長治の檄にベガが再び間合いをつめ、接近を図る。対しゼリスは腰溜めに構え直した対物ライフルの銃撃で応じた。 「オーナーの言うことには絶対遵守ですか。ご苦労なことですね」 「愚問だな。サーの命ずるままに動き、サーの為に戦い、サーの望みを満たす。武装神姫であるならば至極当然のことに過ぎん」 弾丸を縫って猛攻をかけるベガ、その拳撃を避けながらゼリスは至近距離でさらにライフルを発砲。 「それで初心者狩りですか。貴方には、自らの意思というものはないのですか?」 その動きを読んでいたベガは、バック宙よろしく大きく身を仰け反らすと共に、自らに向けられたバレルを蹴り上げる。 「それこそ愚問。サーの望みこそ我が望み、サーの喜びこそ我が喜びっ……」 対物ライフルが明後日の方向へその銃弾を吐き出す中、態勢を崩した射手に左腰のナイフを投げつける。 「私にとって、サーの意思こそ我が意思だっ!」 鋭く弧を描きながら襲い掛かる刃を、ゼリスはとっさにホルスターから抜いたハンドガンを投げつけ叩き落した。 ゼリスとベガ。電脳空間を模した『サイバースペース』の戦場を舞う、二体の神姫の目まぐるしい攻防に、筐体を囲むギャラリーから喝采が上がる。 それぞれのシートから見守るシュンと番長治は、それぞれ対照的な焦りと傲慢の顔を互いに交わしていた。 「一見互角のようだけど、ぜっちゃんには手持ちがもうないわ」 シュンの焦りの理由を伊吹が代弁する。今日の戦利品であるあの対物ライフルの装弾数は確か五発。すでにアーンヴァルタイプ基本装備のハンドガンは失っている。ビームセーバーは始めから装備しなかった。 対してベガは元々格闘戦型。両腰のナイフを失っても、彼女は自身の拳や蹴り技が武器だ。今までの動きからこのベガ相手に流暢にライフルのマガジン交換をする猶予はない。 ――つまりゼリスに残された弾丸は一発。 今度弾丸を避けられたら、ゼリスには次の攻撃手段がない。 大丈夫かよ? そんな不安が過ぎるシュンを、ゼリスは一瞥すると、再びベガへと目を向け、言った。 「くだらないですね」 その言葉でベガの顔から表情が消えた。 「なるほど、確かに神姫は自らのオーナーを補佐し、望みを叶えるための存在。それが私たちの存在理由(レゾンデートル)です。しかし、ただひたすら相手に求め、求めるまま容認し、疑いもせずただ返す。そんなあなたたちの関係が正しい在り方であるとは思えません」 沸き立つ熱気に騒然とする中、ゼリスの淡々とした声がフィールドに響く。 「あなたたちは、ただ互いに依存し合っているだけです」 きっぱりと告げるゼリスに、ベガがキッと唇を噛む。 「何挑発してんだよっ。まずいだろうがっ」 思わず叫びながらシュンは焦った。対戦相手を本気で怒らせてしまったようだ。向かいのシートを見れば番長治も額に立てた青筋をピクピクさせながら、低い唸り声を上げてる。つーか血走った目がかなり本気で怖いんですけど? 「別に、ただ素直な感想を述べただけですよ?」 何か問題が? といった顔で問い返してくるゼリスを見て、シュンは何だか頭が痛くなってきた。ただでさえ不利な状況なのに、ゼリスときたら全く普段と変わらない。 「うぬら、ワシらを本気で怒らせたいようじゃのうっ」 「私のみならず、サーをも侮辱するその言葉。覚悟はいいか、小娘っ」 押し殺した番長治の声に、再び強い表情を取り戻したベガが猛然とダッシュする。その顔に浮かぶのは怒りだ。 その裂帛の気合と共に猛進するベガに、ゼリスは冷静にライフルの照星を絞る。 突如ベガがフィールドを疾走しながら何かを放る。彼女の周りで立て続けの閃光と爆発。 隠し持っていた手榴弾――! 巻き起こる爆発と生じた噴煙が駆けるベガの姿を覆い隠す。しかし、ゼリスは爆煙にも動じず、なめらかな手つきで引き金を引いた。 揺らめく噴煙に僅か垣間見える疾駆する影。放たれた銃弾は糸で繋がれたように、その合間を一直線に跳ぶ。 ――勝った。 誰もがゼリスの勝ちを確信した瞬間、だが目の前で信じられないことが起きた。 再度の爆発。回避不能の銃弾を前に、ベガがまた手榴弾に点火したのだ。自らの直後で。 恐るべきベガの執念。 前方へと浮き上がるベガの体、その横を際どく弾丸が抉る。だが、弾丸は外れた。至近での爆発で自身ダメージを負いながら、それでもベガはゼリスの必勝の一撃を回避、今眼前へとその身を躍らせた。 ベガは勝利を確信した顔でゼリスに向かう。 踏みしめる衝撃で地が爆ぜ、駆動系の限界まで振り絞り、振るわれる拳が空気を唸らせる。脚部の補助バーニアまで全開にした、全力の、そして止めの拳撃。 シュンはゼリスの名を絶叫した。 ▲BACK///NEXT▼ 戻る
https://w.atwiki.jp/allrowa/pages/69.html
美形会議? in バトルロワイアル ◆1aQTY.tC/A 「やあ皆、餓狼伝説の美形キャラ・アンディだよ!」 「……」 「サムライスピリッツの美形キャラ、橘右京さんだね」 「何やってんだアンディ……」 「やだなあ兄さん、このロワにも餓狼伝説がエントリーされてるんだよ? 美形キャラとしては、この辺りで存在をアッピールしておきたいじゃないか」 「まともにキャラ立てしないと、面白おかしく殺されるのがオチだぜ?」 「まともだって? やだなあ兄さん、僕は充分にまともだよ。 墓標の美形会議はもはやSNK公認といっていいんだからね。 今の僕はこっちが本筋という感じかな」 「どうかと思うがなあ……」 「まだそんなこと言ってるのかい兄さん。 僕はこのノリでKOF新作にも参戦することが出来たんだ。 兄さんも流行りの路線でいかないと、 そろそろ出番が厳しくなるよ?」 「流行りってえと…… うっおー、くっあー、とか言って石を投げてりゃいいのか?」 「解かってるじゃないか兄さん。 それこそが今の兄さんの一般的なイメージさ。 どれだけ真面目ぶっても世間の並には逆らえないよ」 「俺は別に並に乗るつもりもないぜ。 SNK格闘の古参主人公ってことで多分やってけるさ。 出番が無いなら、別にそれでも構わないしな」 「なんだい、兄さんは良い子ぶって!」 「子供かよ」 「僕が出番を得る為にどれだけ必死になってると思ってるんだい!? 来る日も来る日も美形会議で変な大阪弁イタリア人と漫才する日々! あんなのは僕だってやりたくなかったさ! でもやらざるを得なかった! そうしないとキャラが薄いからだ! KOFでは新作が出る度に変な構えでちょっと話題になるだけ! 舞の彼氏ってだけじゃもう何の取り柄にもなりゃしない! だから僕は墓標に魂を売ったのさ! せめて格ゲー界に名前だけでも残したくて! いつもいつもロバートばかり変にオファーが来てたけど、 それももうお終いさ! 僕は新作KOFに出る! 全身凶器のアンディ・ボガードが蘇るんだ!」 「オーケイ、分かった分かった。 俺が悪かったよアンディ」 「いいや、兄さんは何も解かっちゃいないね! 兄さんが当たり前に手に入れる出場枠を取るのに、僕がどれだけ苦労したか! 丁度良いさ、このロワで今までの借りを返してやるよ! 僕は兄さん専属マーダーだ!」 「おいおい落ち着けって! 今は協力して脱出をだな」 「ハッ、何の変哲も無い対主催かい! 兄さんももうお終いだね! あの世で俺に詫び続けろテリー・ボガードー!!」 「ちょっと待てアンディ、右京さんはどうした?」 「え、そう言えば……」 「死んでる……」 【G-6 渓谷内/一日目深夜】 【アンディ・ボガード@餓狼伝説】 【服装】白地に炎模様の胴着 【装備】なし 【状態】健康 【持ち物】支給品一式、ランダム支給品(未確認) 【思考】 1:右京さんが死んでしまった! 2:このロワで自分をアピールする 3:兄さん(テリー)を倒す 【テリー・ボガード@餓狼伝説】 【服装】いつもの帽子とかジャンパーとか 【装備】なし 【状態】健康 【持ち物】支給品一式、ランダム支給品(未確認) 【思考】 1:右京さんが死んじまった! 2:アンディをなだめる 3:ロワ脱出を目指す 【橘右京@アーケードキャラバトルロワイアル 死亡】 時系列順で読む Back 血染めの虐殺皇女 Next あなたの知らない世界 投下順で読む Back 血染めの虐殺皇女 Next あなたの知らない世界 GAME START アンディ・ボガード 餓えた狼 GAME START テリー・ボガード 餓えた狼 GAME START 橘右京 GAME OVER
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2514.html
不良娘と放課後のディスカッション 世の中はオセロのような物だ。 片やが立てば片やは減り続ける、そうして四隅を取られて敗北を待つ。 コマを回収するときを静かに待ち続けるしかないんだ。 負けてたまるか、諦めてたまるか そう思い続けた日々は無意味と帰して… 「そうして哀れ私はこうして肉体労働に準じるしかないのね…よよよ」 「おい神奈、余計な口を動かしとランでこっちの資料もいらないから縛って置いてくれ あとそれからそこの教材と此処の参考書ももういらないから棄てるように。それから…」 「は~いはいはい、私の手は何本に見えます?二本ですよ!」 少女は無意味なモノローグを途中で切られた事にムッとして、半ば剥げた教員に文句を返す。 少女は特徴的なウェーブのかかった長髪をしており 流行りの小ぶりなバイオメタルフレームの眼鏡をかけていて それが逆にスタイリッシュなファッションとなっている…所謂美少女である。 しかしその手には軍手、そして首にはタオルをかけておりやや埃にまみれたその姿はアシンメトリーな違和感を感じさせた。 「今これゴミに出すんでもうちょっと待ってくださいよっと…急かす男性は幾つになってもモテませんよん♪」 余計な御世話だ!!という怒号を背に聞き終える前に扉を脚で閉める。 そして重い荷物を両手に木造の渡り廊下を歩く。 珍しい?確かにこんなご時世だ、そう感じるのも無理は無いだろう。 戸叶第三高校…通称戸叶三校。 都内におけるごく有り触れた3流高校であり、未だ木造の校舎が残っていると言う奇特な学校である。 なんでも21世紀初頭にごく一部で古き良き建築方式を残そうという運動があったらしく 当時の新技術であった圧縮技術によってできた強化木材によって最新のバイオセラミックに勝らずとも劣らない強度と頑丈さを兼ね備えているのだとか。 しかし所詮木材は木材、腐食菌達の30年間にわたる努力の甲斐あって、強固な木材もやがては腐食する運命を辿る事の証明に細菌どもは成功したのである。 それがどうしたと言われるだろうが此処からが問題で、雨が降ったりすると雨漏りが結構酷いのだ。 そして彼女、神奈 流の回収したテスト用紙に丁度狙い澄ましたかのように雨漏りが降り注いで来た事によって素敵なまでに答えが消えてしまったのだ。 通常は、ここで再試験の申し揉みを出せば先生はもれなくOKサインを出すだろう。 しかし彼女の場合は勝手が違った、授業の抜け出しに授業中の居眠りなど常習犯 果ては成績の良さとそれに寄り学校の平均偏差値をあげているのも彼女なのだからか堂々とそれらを行うのだから教員としては腹立たしい問題児の中の問題児 それが神奈 流の教員たちによる評価である。 つまり再試験していい代わりに、雑用だけでもやってもらうぞと言う事だ。 ちなみに再試験は既に終了しており教師も真っ青になる程の好成績を叩きだしている。 「しっかし何でまたゴミ捨てかしらねぇ~、こんなの男子にでもやらせりゃいいのに… まったく、私みたいにガッツのある野郎はいないのか嘆かわしい」 実際昨今のスポーツ事情から言っても、社会の中での男性の立場の崩落は未だ大きい物である。 何故ならば男子の運動離れと、筋肉や中身を磨くより外観を磨こうという努力にばかり目が行く者や 20世紀末から繁殖を始めたゲームやパソコンオタクと言った分化系の大量発生―といっても著者や神奈自身はそれを否定する事は無いが― パッと見ではそうそう問題ではないが、男子の体育離れ…即ちなよなよしい男子を大量生産するようなご時世と言う事だ。 しかし…そんなこのご時世でも奇特な人間と言うのは居るもので 「よう、手伝おうか?」 通りかかった部室の前に腰かけた男が神奈に話しかける。 ツンツン頭で如何にも前世紀では漫画の主人公のような頭をしている男はただ神奈を見かけただけなのだろう、それがどんな状態に有るかも知る由もない 彼がそんなお人よしである上に外見に見合わずそれなりに筋肉のついている男だと言う事も神奈は知っていた。 なぜなら彼は神奈が所属する部の部長だからである。 「頼むわ、ちょっと数学のあのハゲの準備室で教材とか色々あるからねん♡」 「え”…わ、わかった。男に二言はねぇ!!」 一瞬固まった、それ程に数学教師の階戸教員はなかなかに面倒くさい人間と言う事が知れ渡っているからだ。 しかし男はガッツポーズをとってその場から数学準備室へと足を運ぼうとする。 それこそがなんでも気合と根性とごり押しで物事を解決する男、元サッカー部主将にして武装神姫部部長の蘆田 阿頼耶である。 明らかに生まれる時代を間違えているこの男。 ふと神奈は蘆田を呼びとめた、もちろん頼んだ事を中止する気は無い。聴きたい事があったからだ。 「蘆田部長ー、部長の神姫はどったの~?」 「んん?今丁度部室内の掃除中だ、丁度部屋から追い出されちまった所だよ」 神姫…それは2041年現在、あまりにも当たり前に人々の日常に溶け込んだ汎用人型フィギュアサイズロボットである。 身長15センチ程度のボディにCSCシステムに寄る人工的な感情と魂をほぼ完全に再現した最新の人工知能を搭載 またボディに汎用的なパーツを搭載する事でほぼ無限とも言える多機能性を見せる―これを武装とも言い、後述の名の由来にもなっている― まさに、人類が生み出した理想的なパートナーと言えるだろう。 そして一部の人々はその神姫に思い思いの文字通り武装―武器や鎧、あるいは技術をありったけ積み込んだ超小型軽量化バトルモービルもしくは同左パワードスーツ等々前述の通り種類は無限である― を装備させ、あるものは自らが司令塔となって、或いは神姫と一つになって、小さなサイズの戦いを繰り広げる遊びが流行していた。 それを神姫バトル、そして主人と共にその戦いに身を投じる神姫達を人々は武装神姫と呼んだ。 「しかし…当たり前に浸透してるって言う割にはバカ高いのよねぇ」 「仕方ないさ、俺だってバイトの退職金と兄貴の残した神姫ポイントがなけりゃ二体も買えなかったしな」 流石元運動部員と言うか、もう神奈に追いついてきた蘆田と学校外の歩道を、荷物運びをしながら受け答えする。 ため息をついてゴミ捨て場へとたどり着く。古い学校だから景観を壊したくないという理由でゴミ回収場所も後者から結構遠い道の端なのだ。 「あぁもう、今日は私だってバイトの予定もキャンセルしたのよ!!なんだってこんな金にもならないボランティアをする為に…くっそう、21世紀初頭の活動団体を呪いたいいぃ!!」 「一体何を言ってんだお前は…」 ため息をつきながら蘆田は神奈に振り向く。 「そういえば、神奈はそろそろ神姫買う予定なのか?」 「いや全然?」 蘆田は意外な事にすっぱりと切り捨てられる問いに顔をしかめる。 それもその筈、神奈は神姫に対する知識が非常に深い。 本人は詳しい武装紳士・淑女で無くとも神姫ヲタならだれでも知っている事というが 実際戸叶三高神姫部の神姫達の武装は殆ど神奈がチューンナップしているのだ。 深いなんてものじゃない、明らかに何か経験を積んだのだろう。 しかし、その辺の事は蘆田は深く聞き出すつもりは無い、お互い過去は無意味なことと知っているからだ。 「まぁ部長だってサッカー部全員が女にうつつを抜かしててる中、極度の初心なもんだから凄く居づらくなったんで、せめて女性恐怖症を治すために神姫始めたんでしょ♪」 「ぐ!!それは今関係ないだろうが!!」 まぁ彼の過去の場合、もう殆ど払しょくできているから伏線にする必要もないのだが… やがてようやくゴミ捨て場へとたどり着いた二人はどさどさとゴミを置く。 「しかし何でだ、普段からお前うちの神姫達ともよく関わってるし神姫が嫌いな訳でもないんだろう?それこそうちの部費で買ったっていいんだ、金の事なんてそんなに気にする事でもないだろう?」 「…整理がつかないのよね、気持ちの問題と言うかね…なかなかどうして、私に共感できる子が欲しくてね」 そりゃ無理だ、と蘆田は正直にため息をついた。 神奈程の変人は中々居ない、神奈と関わった者ならだれでもそう思うし神奈本人もそう思うだろう。 しかし…ふと神奈は其処に捨ててあった赤い光を偶然視界に入れた。 「…………あぁ、前言撤回するわ」 「・・・は?」 神奈の突然の意趣返しに蘆田は戸惑いの声を上げる。 すると神奈は粗大ごみの中から伸びる『手』を握って、ずるりと引き上げた。 千切れたコードが絡まり、埃で汚れ、力無く手脚をぶら提げた身長15センチ程度の少女が神奈の掌に乗せられた。 「部長、ちょっと部室のクレイドルとパソコン借りるわよ」 「お、おい?」 「私はこの子の思い出を育ててみたいのよ♪」 トップ 続き
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2599.html
第3部 「竜の嘶き」 「ドラゴン-4」 2041年10月30日 22:20 天王寺公園神姫センター 第3フィールド森林ステージ 森林ステージの小川を闇夜に紛れ低い重低音を奏でながら、3隻の巨大な灰色の塊が水面スレスレを航行する。 チーム名「あああああああ」 □重装甲戦艦型MMS 「ドセットシャア」 SSクラス 二つ名「キャノン・ワールド」 オーナー名「細田 勇」♂ 27歳 職業 統合商社営業マン □重装甲戦艦型MMS 「スーザン」 SSクラス 二つ名「アイアン」 オーナー名「西野 公平」♂ 28歳 職業 統合商社営業マン □重装甲戦艦型MMS 「ウォース・パイト」 SSクラス 二つ名「オールド・レディ」 オーナー名 「和田 真由美」 ♀ 29歳 職業 銀行員 対岸の青チームは何が何でもA飛行場を最悪使用不能にさせたかった。その為には陸戦MMS部隊を安全に対岸にまで送らなければならない。しかしすでに制海権は赤チームに奪われつつある上に周辺の味方MMS航空隊は連戦続きによって激しく損耗していた。その為、A飛行場からはいつでも敵機が出撃できる状態であり、このままでは輸送艦型MMSによる増援をしても撃沈されるのが目に見えていた。 味方MMS航空隊は頼りにならない。テンペスタ使いの女子高校生たちは明日までテスト中で使い物にならない。だが輸送を成功させるには何としてもA飛行場を一時的にも無力化しなければならない。しかしその為には味方MMS航空隊の援護が必要。だが航空隊は使えない。この無限のループを打破すべく、青チームは最後の切り札を使う事にした。 当時、大規模バトルロンドの常識であった航空MMSの次に攻撃範囲の広い武装神姫。それは旧世紀の主力兵器、戦艦をモチーフとした戦艦型MMSの一群であった。 青チームのオーナーたちはA飛行場に対し、戦艦型MMSによる艦砲射撃作戦を立案した。この作戦は電撃作戦でなければならないのだ。なぜならば攻撃に成功しても、撃ち漏らした敵機がすぐさま迎撃に向かってくるからだ。 戦艦型神姫の攻撃力は確かに最強クラスだが、速度は低速。逃げ切る事は難しい。迎撃されればいくら最強クラスの攻撃力を持っている戦艦型MMSといえど損害は避けられず、最悪沈没という事もありえた。圧倒的な力の象徴である戦艦型MMSを失う事は、青チーム全体の士気にも関わる。その為に白羽の矢が立ったのがこの3隻であった。 カタリナ社製の重装甲戦艦型MMS「ヴィクター級」 速度は鈍足ではあるが、分厚い装甲と強力な砲撃力を持つ重装甲戦艦型MMSにはもってこいの作戦であった。さらに同型が3隻あるといのもひとつの理由でもある。 もし投入した戦艦型が最悪沈められても、代わりがいるからである。数隻の同型で艦隊を組み闇夜に紛れて殴りこみを仕掛ける。 これらの理由も踏まえ、青チームはヴィクター級重装甲戦艦型神姫3隻による艦砲射撃作戦「A飛行場艦砲射撃」を提示した。 かくして、青チームは作戦を発動したのだった。 ゴオオオンゴオオンゴオン・・・ 低いエンジン音を唸らせながら小川を進むドセット。 ドセット「はー、大阪城公園からはるばる天王寺公園まで環状線伝ってきたけど・・・なんともなァ・・・」 スーザン「遠距離からの艦砲射撃かー、メンドクサイなーいつもの定期便みたいに決まったルートで護衛引き連れて爆撃する方がまだマシだよ」 ドセット「本当は俺たち、戦艦型神姫は同じ戦艦型同士で真正面で撃ち合いするのが筋だけどな」 パイト「まあ、どっちでもいいけどー、とりあえずバカスカ撃ちまくればいんだろ」 スーザン「この作戦、うまく行くと思う?」 ドセット「前例あるし、余裕だろ」 パイト「前例って?」 ドセットたちはべらべらとおしゃべりしながら、小川を下る。 ドセット「今からええと、ちょうど100年前だな!太平洋戦争中の1942年10月に行われた日本帝国海軍によるガダルカナル島のアメリカ軍飛行場・ヘンダーソン基地への艦砲射撃の作戦があったんだ。艦砲射撃部隊は金剛級の高速戦艦を主力とした作戦だったらしいなー」 スーザン「1942年の10月?今は2041年の10月だぜ!ちょうど一世紀前じゃねか!!」 パイト「前例って100年前の俺たちのモチーフの実績事例じゃねえか!ふざけんな!あーーーどおりでなんかマスターたちが妙に作戦をサクサクって立てるからおかしいなーと思ったんだよ!」 スーザン「だいたいよー、こんな真っ暗闇の中で撃って当たるのかよ!照準はー」 ドセット「心配するな、コウモリ型が照明弾を撃って、場所を教えてくれる。砲撃はレーダー射撃と三角法を用いたアナログ光学測定の併用な」 スーザン「めんどくせーし古臭せーよ」 パイト「GPS使って位置割り出しの方がよくね?今ならネット使って衛星とリンクできるけど?グーグルアースで誤差、3センチまでいけるぜ」 ドセット「アホォ!なにいうとんねん!衛星からの画像はアテにならへんで!画像処理されてめちゃくちゃなところに落ちんで」 パイト「けっきょくアナログか!!!あほくさ」 スーザン「めんどくせー」 ドセット「艦砲射撃任務も戦艦型神姫の十八番だ!連中に俺たちの火力を見せ付けてやろうぜ」 スーザン「めんどくせーから俺帰りたいんだけど?」 パイト「アナログアナログアナログクマー♪」 ドセット「黙れ」 2041年10月30日 22:30 天王寺公園神姫センター 第3フィールド森林ステージ A飛行場 リイン「本当ですか!?」 飛行場の片隅でリインたち、ドラッケン部隊が集まって盛り上がっている。 シャル「そうだ、マスターたちと話し合って、ついにテンペスタ対策に装備が改変されることになった、重い増加装甲とロケット弾の搭載をやめてオーバードブースタを代わりに装備する。今までの倍の高度で航空性能をUpさせるんだ」 ライラ「あれがくれば、テンペスタなんかバラバラにできるぞ!それに前にオマエのやられた仲間の整備が終わって部隊再編でおまえを小隊長に推薦しておいた」 リイン「シャル・・・ありがとう」 セシル「よかったな!リイン」 エーベル「明日は忙しくなるな」 ヒュウウウウンン・・・・パァアアンン・・・ 真っ暗だった飛行場が明るくなる。 シャル「!!」 空を見ると照明弾が明々と燃えてゆっくりと夜空を照らす。 エーベル「照明弾だ、いつものコウモリ型が落としたな」 闇夜の小川に静かに浮かぶドセットは目標の飛行場の位置をじーと見つめる。 その時、飛行場の方角から光がぱっと湧き出る。光を見詰め、ドセットはニヤリと笑みを浮かべた。 それは、計測用にコウモリ型が投下した照明弾だった。 そしてそれは艦砲射撃開始の合図だった。 ドセット「合図だ」 スーザン「照明弾、確認!」 ドセットはゆっくりと砲塔を動かす。主砲はわずかに方向・仰角を変え、さらにもっと撃ちやすい場所に移動する。 ドセット「よォーーし、では始めようか・・・全艦、撃ち方用意―」 チカチカと発光信号で合図をするドセット。 スーザンもパイトも軽口をピタっと止めて、砲撃に移る。 ドセット「撃ち方ァーーーはじめッ!!撃ッ!!!!!」 ドゴオオオオオンンドッゴオオオオオオオン!! ズン・・・ズシン・・・ドオン・・・ ライラ「なんだ?砲台型神姫か?」 遠くの方で雷のなるような音が聞こえ、滑走路からはずれた所に砲弾が着弾し爆発する。 セシル「いいや、ありゃ艦砲だな」 セシルは目を細めて砲弾の着弾位置を見る。 ガオオオン・・ズズウム・・・ドゴオオオオン・ズドム・・・ じわじわとシャルたちに向かって着弾が近づく。 シャル「まずい!!射角が合ってきた!!」 リイン「来るぞ!!」 シャシャシャシャシャシャムシャムシャム・・・ エーベル「逃げろォ!!」 ドッガッガッガガアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!! 飛行場で待機していた数十機の武装神姫が艦砲射撃の砲撃に飲み込まれて一瞬でスクラップに変わる。 ズッガアアアアアアアアアアアアアンンンンン!!!!!ボオゴッオオオオオン!! ライラ「うっわああああああああ!!滑走路が!」 地面を抉るように深く砲弾が突き刺さり大爆発を起こして神姫や武装を巻き込み大爆発が起きる。 リイン「これは戦艦型MMSの艦砲射撃だ!」 ライラ「派手ですねー」 セシル「うひいい!恐ろしい、この間の仕返しかァ!?」 シャル「これは挨拶みたいなものだ、明日はテンペスタの連中が出てきて忙しくなるぞ・・・」 ズンズズン・・・ズウム・・・ドン・・・ズズウン・・・ 12:50の「撃ち方・止め」までに、重装甲戦艦型MMSの艦隊は全艦合わせて計966発の艦砲射撃を実施した。この艦砲射撃により、A飛行場は火の海と化し、各所で誘爆も発生した。 赤チーム側は、96機あった武装神姫のうち、54機が被害を受け40機が完全に撃破され、燃料タンク、弾薬庫も炎上した。滑走路も大きな穴(徹甲弾による)が開き、A飛行場は一時使用不能となった。 もちろん、戦いはこれで終わるはずもなく、更なる激戦が後日控えていた。 To be continued・・・・・・・・ 次に進む>「ドラゴン-5」 前に戻る>「ドラゴン-3」 トップページに戻る
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/326.html
おまかせ♪ホーリーベル あらすじ ある大会で一躍有名になったいずるとホーリー。彼らに憧れ、同じ道を目指す九重翔とリリィ、そして佐和田美由紀とシラユキ。それぞれの物語が始まる。 インフォメーション ●病気のせいで筆が進まないmunaです。番外編がうまく進まなくて申しわけありません。その代わり、先に完成しました本編を掲載します。つぎは・・・、病気が治り次第掲載になります。・・・何とか病気を治してもとのペースに戻りたいですね。 更新メニュー ●第2部の4話を掲載しました。 設定 この物語の登場人物 この物語の登場人物 第二部編 神姫装備関連集 神姫装備関連集 第二部編? 本編 第一部 素敵なハッピークリスマス ホーリーとの出会いがいずるの人生を変えた?! 聖夜に天使がやってきた?! 対決、黒のシュートレイ 其の一 対決、黒のシュートレイ 其の二 対決、黒のシュートレイ 其の三 妖精コンビあらわる ムラサメVSムラサメ ホーリー、バトルデビュー!! 前編 ホーリー、バトルデビュー!! 後編 水中バトルで大ピンチ! 前編 水中バトルで大ピンチ! 後編 アイドルは神姫を救う? 前編 アイドルは神姫を救う? 後編 光と影のクリスマス 前編 光と影のクリスマス 中編 光と影のクリスマス 後編 第二部 目指せ、伝説のサンタ あれから2年後・・・、いずるとホーリーにあこがれ、それを目指す新たな物語が始まる。 人気者にあこがれて ショーケースの中の君 幻の黒い鉄騎兵 翔の気持ち、リリィの気持ち 外伝 『ホーリーベル』の世界に登場する、神姫たちの物語。 その名はシュートレイ 前編 その名はシュートレイ 中編 その名はシュートレイ 後編 その名はシュートレイ エピローグ 黒き天使の伝説 前編 黒き天使の伝説 後編 愛と情熱のタッグバトル 前編 愛と情熱のタッグバトル 中編 愛と情熱のタッグバトル 後編 ヤイバと白い馬 前編 ヤイバと白い馬 後編 ソルティ、初出撃です! 前編 ソルティ、初出撃です! 後編 年末年始だ!丑寅対決 番外編 ギャグ系はこちら。 名乗ろう、決めゼリフ! 初詣で一大事! 年末は大騒ぎ 特別編 ネット世界の侵略者 プロローグ 侵略 出撃、討伐部隊 その1 出撃、討伐部隊 その2 逆襲の獅子虎コンビ その1 逆襲の獅子虎コンビ その2 逆襲の獅子虎コンビ その3 オワリとハジマリ その1 オワリとハジマリ その2 オワリとハジマリ その3 オワリとハジマリ その4 オワリとハジマリ その5 エピローグ 未来(あした) ご意見・ご感想はご意見部屋へ コラボレーション情報 ●第6話で戦うことを忘れた武装神姫の東杜田技研の名前をお借りしました。 ●第6話&7話で神姫ちゃんは何歳ですか?の國崎観奈嬢&ミチルをゲスト出演しました。 ●番外編1で魔女っ子神姫☆ドキドキハウリンの名前と名乗りをお借りしました。 ●番外編2で狛犬はうりん劇場の結さんと三河夫婦をゲスト出演しました。 ●第二部1話でツガル戦術論のシルヴィアとせつなの武装神姫のきらりの名前をお借りしました。 ○昨日アクセスしていただいた方 - ○今日アクセスしていただいた方 - ○今までアクセスしていただいた方 -
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2589.html
第3部 「竜の嘶き」 「ドラゴン-3」 2041年10月27日 A飛行場の片隅で天使型のエーベルたちが自分の武装パーツの整備を行なっている。 連日の戦闘で被弾した箇所や老朽化したパーツなどを交換したり修理するなどやることは多い。 エーベルが鼻歌を歌いながら自分の武装パーツを弄る。 エーベル「フンフンフウーーン♪」 シャル「ごきげんだな、どんな具合だ?」 エーベル「エンジンの油漏れがひどくてね、オイルクーラーの方はどうにかなったが、パッキンがなくて苦労しました」 シャル「で、どうしたんだ?」 エーベル「この間撃墜したテンペスタの廃材からかっぱらったんですよ」 リイン「シャルッ!!!」 リインが血相を変えてシャルに詰め寄る。 シャル「私たちのドラッケン戦闘爆撃隊は地上攻撃に専念させるようにマスターに言ったそうですね!!」 シャル「だったらどうした?」 リインが怒鳴る。 リイン「シャルはテンペスタとやるのが怖いんですか!!」 シャル「テンペスタと空戦してもムダだからな」 リイン「戦乙女のアイネスの連中に任せておいていいんですか!!俺の仲間はみんなテンペスタに叩き落されちまった!シャルの仲間もそうでしょう!!なぜですか!?あんたはソレで悔しくないんですか!?」 シャルががっとリインの胸倉を掴む シャル「リイン!!てめえェそれ以上知ったような口を叩いてみろ!!もう二度とキサマとは飛べないようにしてやるぞ!」 リイン「グッ!」 シャルはぱっとリインの胸倉を離すと去っていく。 リイン「へっ・・・チキン野郎め!」 横で聞いていたエーベルが舌打ちをする。 エーベル「おい、リイン!!」 リイン「なんだよ・・・」 エーベル「つまらんことを言うな、ちょっとやりやったぐらいのエース気取りで一人前の口をきくんじゃない」 リイン「俺はそんなつもりじゃ・・・」 エーベルはため息をつく。 エーベル「シャルだって何度もズタボロになりつつも帰ってきている」 リイン「何度も負け戦で臆病風に吹かれたって感じか?」 エーベル「・・・いいか、よく聞けよ小娘、テンペスタと戦うことだけがここの集団バトルロンドの戦闘じゃねえ、地上攻撃や支援攻撃も立派な戦闘だ」 リイン「・・・・」 エーベル「重装甲、重武装の戦闘爆撃機型のドラッケンで軽量高機動のテンペスタに空戦で勝つのは難しい。テンペスタを落としたいお前のガッツは分かるだがな、シャルは爆装した重いドラッケンでテンペスタのウヨウヨ待ち構えている所に味方の支援用の低空攻撃をかけてきているんだ、そしてそれをさらに続けようと言うんだ。上空を他の神姫に、俺やアイネスの連中を信じて任せてな」 リイン「そ、それは・・・」 エーベル「シャルがチキン野郎かどうか、よく考えろよ、その足りない頭でな・・・」 エーベルはそういうと再び自分の武装の整備を無言でもくもくと続ける。 2041年10月28日 天王寺公園神姫センター 第3フィールド森林ステージ 小川にB飛行場に補給を行なう旧式の輸送艦型MMSが数隻、小川を下る。 チーム名「マテハン」 □コルベット艦型MMS「アルバトロス」 Sクラス オーナー名「小野 幸助」♂ 31歳 職業 システムエンジニア □輸送艦型MMS「モントレ」 Cクラス □輸送艦型MMS「フェイサー」Cクラス □輸送艦型MMS「ラヴァトリ」Cクラス □砲台型MMS 「ブレア」Bクラス □砲台型MMS 「ザフィー」Bクラス □火器型MMS 「ノレマ」Bクラス オーナー名「橘田 勝」♂ 40歳 職業 印刷会社総務 シャル「敵チームの輸送船団だ!撃沈するぞ!」 ライラ「生意気にコルベット艦型なんて護衛に引き連れてやがる!」 チーム名「ドラケン戦闘爆撃隊」 □戦闘爆撃機型MMS「シャル」 Sクラス □戦闘爆撃機型MMS「ライラ」 Aクラス □戦闘爆撃機型MMS「セシル」 Aクラス オーナー名「伊藤 和正」♂ 27歳 職業 工場設備関係メーカー営業員 □戦闘爆撃機型MMS「リイン」 Aクラス オーナー名「伊上 直人」♂ 26歳 職業 総合卸商社営業員 シャルたちのドラッケン戦闘爆撃隊がロケット弾を積んで上空から急降下で攻撃を仕掛ける。 アルバトロス「レーダーに感有り、敵機確認!機種はドラッケン戦闘爆撃機4機を認識」 小野「対空戦闘方位3-2-0距離30に備え、このままの戦闘隊形を崩すな、後続の輸送艦隊に発光信号、対空戦闘用意!」 アルバトロスがチカチカと発光信号を発する。 輸送艦型神姫の甲板に上がっている砲台型神姫たちが砲台モードに展開し、迎撃の準備を始める。 橘田「対空戦闘用意っーー各砲台各個射撃はじめ!敵を近寄らせるな!」 ドドドドドドドン!!ズンズズウズン!! 輸送艦型神姫の甲板から砲台型神姫による激しい対空攻撃が行なわれる。 ライラ「おはッ、輸送艦風情がなかなかやるな!」 リイン「シャル!リインだ、殿をやらせてください!」 シャル「・・・」 シャルはリインの顔をじっと見る。 シャル「殿は砲火が集中するぞ!気をつけろ!」 リイン「わかっています!」 シャルはぐんと機首を下げると水面スレスレを飛ぶ、それに続くリイン。 アルバトロス「ドラッケン4機!輸送船団を狙っています!」 小野「いかん!アルバトロス、全速前進!なんとしても守れ」 コルベット艦型MMSがシャルたちの前に躍り出る。 アルバトロス「やらせるかァ!!」 アルバトロスは主砲の2mm単装砲をシャルたちに向かって撃ちまくる。 ドンドンドンドンドンドンドンドンッ!! ガキンバキンゴキン!!シャルの装甲板に命中し穴だらけになるが、シャルはひるまない。 シャル「こなくそ!これでも喰らえ!!」 シャルはグレネードキャノンを展開すると、アルバトロス目掛けて連続で撃ち込む。 ドゴオオオンドッゴオオンンッ!! アルバトロス「うぐおおおおお!!?」 アルバトロスの砲塔に命中し爆発が起きる。 ズンズンズウズズウウウウウン!! シャル「リイン!!ついて来ているか!?」 リイン「はい!!」 シャル「俺はさっきのコルベットの攻撃で満足に動けない!輸送船団をライラたちと一緒に血祭りにあげろ!」 リイン「了解!」 アルバトロス「ごほごほ、主砲塔のモーターが潰れました砲撃不能・・・消火装置作動、火災鎮火、SAM発射します」 アルバトロスは垂直ミサイルを連続で発射する。 ライラ「警告!ミサイルミサイル!」 ミサイルが山なりの弾道を描いてリインたちに襲いかかる。 リインはすかさずチャフフレアを放出する。 リイン「FUCK!」 バッババッバババン!! チャフフレアの欺瞞によってミサイルはあらぬ方向に命中する。 ズンズウウウン アルバトロス「ミサイル全弾はずれ!小口径砲による射撃を行ないます」 アルバトロスは格納式の機関銃座を展開し、リインたちに集中砲火を浴びせる。 ドドドドドドドド!! ライラ「てめえはしつこいんだよ!!」 ライラが機関砲をアルバトロスに向けて撃ちまくる。 ドガドガドガドガ!! アルバトロス「うわあああ!!ま、マスタァーーー!!」 体中を大口径の機関砲で撃ち抜かれ、弾薬庫に引火したアルバトロスは派手な水蒸気爆発を起こして轟沈する。 □コルベット艦型MMS「アルバトロス」 Sクラス 撃破 モントレ「ご、護衛のコルベットが!」 ライラ「邪魔なコルベットは沈めたぜ!」 リイン「よし!今だ!!ロケットランチャー全弾撃ちつくせ!」 バシュバシュバシュシュシュ!! ブレア「うわああ!」 ザフィー「に、逃げろ!」 ノレマ「NOOOO!」 橘田「か、回避全速!!」 モントレ「ま、間に合いませ・・・」 フェイサー「うわあああああああ!!」 ズドドドドオオンッ!!! 物凄い爆音と水柱を立てて、一気に3隻の輸送艦型神姫が木っ端微塵になってバラバラに吹き飛ばされ轟沈する。 □輸送艦型MMS「モントレ」 Cクラス 撃破 □輸送艦型MMS「フェイサー」Cクラス 撃破 □輸送艦型MMS「ラヴァトリ」Cクラス 撃破 □砲台型MMS 「ブレア」Bクラス 撃破 □砲台型MMS 「ザフィー」Bクラス 撃破 □火器型MMS 「ノレマ」Bクラス 撃破 ライラ「イーーーヤッハ!!」 セシル「まるでイワシ缶だぜェ」 リイン「やりましたね!シャル」 シャル「今日は久々に大量だな」 シャルたちは、勝ち誇ったように上空を旋回し、エンジン音を轟かせる。 リインがシャルのすぐそばを通る。 リイン「シャル、昨日はその・・・すまなかった・・・臆病者なんていってしまって」 シャル「本当に臆病ならリアルバトルの武装神姫なんかやらねーよ、ケガしないバーチャルのロンドやってるぜ」 リイン「それもそうだな・・・」 ライラ「そーいえば今日はいつものテンペスタの連中いねえな」 セシル「あいつらはマスターが女子高校生だからな、今週はテストの前だから大人しいんだよ」 ライラ「なるほど」 セシル「ということは、テストが終わった日が危険ということか・・・」 To be continued・・・・・・・・ 次に進む>「ドラゴン-4」 前に戻る>「ドラゴン-2」 トップページに戻る
https://w.atwiki.jp/kakiterowa4/pages/155.html
新漫画バトルロワイアル 書き手紹介 405 :クワマン:2013/04/08(月) 03 06 10 ID GNIYt8T20 新漫画バトルロワイアル・書き手紹介 【参加者名】愛と運命のテラー 【トリップ】◆JvezCBil8U 【所属ロワ】新漫画ロワ 【書き手紹介】 新漫画ロワにて、現在投下数ナンバー2を誇る書き手。 あらゆるジャンルを書き分けることが可能だが、何より原作への造詣の深さが、彼の最大の魅力と言える。 キャラクターを愛し、その生きざまを輝かせることにかけては、他の追随を許さない。 代表作は「銀の意志」「 この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」など。 【参加者名】螺旋と信頼のリンカー 【トリップ】◆9L.gxDzakI 【所属ロワ】新漫画ロワ 【書き手紹介】 新漫画ロワに所属する書き手。主に序盤にて投下を重ねていた。 主に繋ぎSSがメイン。投下回数は5話と少ないが、その全てにスパイラルのキャラが登場している螺旋フリーク。 鳴海歩やエドワード・エルリック、安藤(兄)など、後の主要キャラとなるキャラの登場話を手掛けている。