約 8,429 件
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6470.html
7月30日 114日目・朝- 京太郎「ふぇ、あぁ夜更かししたもんなぁ」ググッ 京太郎「昼はどうすっかなぁ」 京太郎「さて、なにか買ってこないとなぁ」 京太郎「ないない、ノーウェイノーウェイ……とりあえず弁当でも買って帰るかなー」 昼過ぎ- 京太郎「ふぅ、食べた食べた……さてと、どうするかなぁ」 京太郎「誰かに電話してみるかなぁ」 京太郎「恭子さんに電話してみるかな!」 プルルルルッ 恭子『もしもし?』 京太郎「あぁ恭子さん、今大丈夫ですか?」 恭子『うん、暇やからね』 京太郎「練習とかいいんですか?」 恭子『もうすぐ東京やからね、ちょっと休み入れんと』 京太郎「なるほど、また全員集合ですねー」 恭子『そやねー、最近はなんか疲れてるから』 京太郎「インハイまでに体調直してくださいね、うちもそうじゃないと勝った気しませんし」フッ 恭子『ほぉ、言うやん、楽しみやなぁ』 京太郎「そうですね、それじゃまた!」 恭子『うん、それじゃ!』 プツッ 京太郎「よし、頑張ろう……俺関係ないけど!」 夕方- 京太郎「ん~いい天気だなぁ」 京太郎「どっか行くかなぁ」 京太郎「適当にふらつくかなぁ」 京太郎「ん、優希じゃないか」 優希「ん、また京太郎だじょ!」 京太郎「またってなんだよ……」 優希「東京行っても元気でやれよ」 京太郎「引っ越さねぇよ!?」 優希「はははっ、まぁあたしも行くけどな!」 京太郎「ん、そうなのか?」 優希「のどちゃんと向こうで会う約束してるしなぁ」 京太郎「あぁ、納得」 優希「まぁとりあえず、あっちでもまた会おうじぇ」 京太郎「おう」 優希「あぁあと、お前のタコスおいしかったからまた作ってくれ」グッ 京太郎「任せとけ」ハハッ 夕方2- 京太郎「ん、どうするかな」 京太郎「もうちょっとな」 京太郎「あれ、竹井さん」 久「あら須賀君、偶然ね」 京太郎「そうですね、前はありがとうございました」 久「気にしないで、そう言えば前の買い物のお礼はどうなるのかしら?」フフッ 京太郎「ん、また今度ですかねぇ」 久「なるべく東京に行く前が嬉しいんだけどねぇ、私も行くけど」 京太郎(結局行くんですか!) 京太郎「ん~」 京太郎「晩御飯でもどうですか、お礼もかねて」 久「あら、ナンパ?」 京太郎「嫌ならいいですけど」 久「嘘嘘、行きましょ!」 京太郎「どこ行きますかぁ」 久「あそこのレストランとか」 京太郎「学生が行ける値段じゃないですね、適当にステーキハウスとかにしときましょう、安い」 久「えー」 京太郎「えーじゃありません、行きますよ」 久「まぁいっか」フフッ 京太郎「待ちますかぁ」 久「そうねぇ……須賀君はこうやって女の子を手籠めにしてるわけね」 京太郎「ひ、人聞きが悪いですね」 久「でも美穂子も咲もでしょ、それにあの三尋木プロも須賀君を見る目が違ったし」フフッ 京太郎「色々わかるんですね」ハハッ 久「へぇ、そうだったんだ」 京太郎「鎌かけましたね」 久「まぁね、須賀君と話てると楽しいわぁ」 京太郎「弄ばれてる気がしますけどね」ハァッ 久「あら、御飯来たわよ」 京太郎「清澄ってメンバーギリギリでしたよね、そう言えば」 久「そうね、私が卒業すれば三人だけど……来年には四人目が来ることは確定してるし団体戦に出るならあと一人」 京太郎(ん、負けたから転校することになったらしいしなぁ) 久「……気にしすぎよ」フフッ 京太郎「えっ、いや!」 久「顔に出てるわよ」 京太郎「あ、ははっ……わかりやすいですか?」 久「かなりね、まぁホントただの優男って感じねぇ、なんで咲や美穂子が好きになったかわからないわ」 京太郎「余計なお世話ですよ」 久「冗談よぉ」フフッ 京太郎(遊ばれてるなぁ) 久「でも須賀君みたいな人、結構好きよ」 京太郎「だから遊ばないでくださいって!」 久「あははっ」 夜- 自宅- 京太郎「さて、どうすっかなぁ」 京太郎「電話するかぁ」 京太郎「照ちゃんに電話してみるかぁ」 プルルルルッ 照『もしもし、京ちゃん?』 京太郎「あぁ、なんとなく電話してみたんだけどさ」 照『ん、もうすぐ東京で会えるのに』 京太郎「まぁまぁ、東京にいるうちになんか奢るからさ」 照『ほんと!?』 京太郎「おう」 照『早く来てね!』 京太郎「せめてインハイが終わってからなぁ」 照『インハイ終わった後じゃ京ちゃん落ち込んじゃうんじゃない?』 京太郎「はぁ、言うなぁ」 照『まぁね、私たちが勝つから』フフッ 京太郎「はいはい、それじゃ、良い時間潰しになったよありがとう」 照『うぅん、またね』 京太郎「おう、またなー」プツッ 京太郎「ん、メールか?」 京太郎「誰からだろ?」 京太郎「淡からだ」 差出人:淡 本文『夢で会えるだけじゃ寂しいぞ!』 京太郎「めっちゃ電波!」 本文『おう、悪い悪い、東京行ったらなんか奢ってやるから、照ちゃんと一緒に行こうぜ』 差出人:淡 本文『ゲスだね』 京太郎「なんで!?」 本文『わけわかんねぇよ』 差出人:淡 本文『照に私も一緒に行くこと言っといてね』 京太郎「ん?」 本文『おう』 差出人:淡 本文『それじゃ東京でね、おやすみ!』 京太郎「おう、おやすみっと……ん、メールって透華からか」 差出人:透華 本文『いつ頃から東京入りしますの、こちらは準備はできているので京太郎しだいでしてよ』 京太郎「ん、俺に合わせてくれるのか……」 京太郎「二日に行こうぜっと」 京太郎「さて、寝るかなー」パチンッ 京太郎「カピー……?」ボソッ 京太郎「……寝るかぁ」 114日目終了- ?- 京太郎「今日もかぁ」 「落ち込んでるな」ククッ 京太郎「うっせぇよ」 「ほらよ」パチンッ 京太郎(やな奴……・) 京太郎「恭子さんのとこに行くかなぁ」 「最近お気に入りか?」 京太郎「嫌な言い方すんなよ」ギィッ 「まぁ、あいつも役立たず候補だからな……丁度良さそうだぞ」ククッ バタンッ 京太郎「どうも恭子さん!」 恭子「ん、京太郎君」ニコッ 京太郎「調子はどうですか?」 恭子「うん、悪くはないけど絶好調でも無いんよ」 京太郎「迷惑でした?」 恭子「大丈夫やよ」ニコッ 京太郎「姫松、どうですか?」 恭子「あぁ、主将がご機嫌やったらしいよ」 京太郎「へぇ、なら良かった」 恭子「……ちゃんと自分のこと好きになった相手のこと考えたりや?」 京太郎「はい、そうですねぇ」 恭子(……やっぱ私はおさえとこ) 京太郎「どうかしましたか?」 恭子「うぅん、なんでもあらへんよ」ニコッ 7月31日 ※あと2日 115日目・朝- 京太郎「ん、今日は早く起きれたなぁ」 京太郎「誰にするかなぁ」 京太郎「胡桃さんにメールしてみるか」 本文『もうすぐインハイですけど、いつ頃現地着くつもりですか?』 差出人:胡桃 本文『三日に着く予定だよ』 京太郎「じゃあ一日違いかぁ」 本文『なるほど、東京で会える日が楽しみですね』 差出人:胡桃 本文『京ちゃんのおかげでだいぶ楽になったからね』 京太郎「能力取りに行ったしなぁ」 本文『そりゃ良かったです、また今度打ちましょうね!』 差出人:胡桃 本文『うん、それじゃそろそろ出かけるから、またね!』 京太郎「またっと……」 昼前- 京太郎「ん、どうすっかなぁ」 京太郎「よし、食べに行こう!」グッ 京太郎「さすがに一人は寂しいよなぁ」 京太郎「たまにはモモでも誘うかぁ」 プルルルルッ 桃子『もしもし京さん!貴方の隣のステルスモモっすよ!』 京太郎「おうおう、昼でも一緒にどうだ?」 桃子『すぐ行くッす!どこですか!?』 京太郎「あぁ、えっと」 京太郎「じゃあファミレスあたりにしとくか」 桃子『了解っす!すぐ行くっすよ!』 京太郎「俺も今から行くからゆっくりでいいからな」 桃子『はいっす!』 京太郎「じゃ、また後でな~」プツッ 京太郎「さて、行くかぁ」 ファミレス- 京太郎「えっと、俺の方が先だな良かった」 桃子「丁度良かったっすね!」グッ 京太郎「そっか、じゃあ入ろうぜ」 桃子「はい!」 店員「ではお二人様どうぞ」スッ 京太郎「!?」 桃子「ふふふっ、私も進化してるっすよ……意識してないけどまた消えますけど」 京太郎「大変だなぁ」 京太郎「さて、注文もしたしドリンクバーも行ってきたし……なんでお前隣座るんだよ」 桃子「数少ない同学年じゃないっすかぁ~」 京太郎「いや、そういう問題じゃないだろ」 桃子「そうっすか?」 京太郎「そうだよ……まぁ良いけどさ」 桃子「京さん大好きっすよ~」ギュゥー 京太郎(おもちがおもちだよ、おもちぃ!) 桃子「ふふふっ、当ててるっすよぉ」ニコニコッ 京太郎(話をそらさんと!) 京太郎「オンオフが前より楽になったなら色々と変わったか?」 桃子「いえ特にって感じっすねぇ、特に変えたいとも思ってないせいかもしれないっすけど」 京太郎「そうなのか?」 桃子「京さんに見つけてもらって、先輩や部長さんたちにも見つけてもらって……私は満足っすよ」 京太郎「……んなことで満足してんじゃねぇよ」ナデナデ 桃子「へ?」 京太郎「お前はこれからもっと光れる、俺が保障する!」グッ 桃子「……えへへ、やっぱり京さんは京さんっすね」 京太郎「は?」 桃子「なんでもないっすよ」ニコニコ 昼過ぎ- 桃子「この後はどうするっすか?」 京太郎「ん、そうだなぁ」 京太郎(とりあえず桃子と別れるかこのままどっか行くかだなぁ) 京太郎「デートでもするか!」ニッ 桃子「え、今日デートしてもいいんすか!?」 京太郎「あぁ、どこでも良いぞ」 桃子「やったっす!」 桃子「遊園地行きましょう!デートっぽく!」 京太郎(前も行ったけど) 京太郎「オッケーだぜ!」グッ 遊園地- 京太郎「混んでるなぁ」 桃子「土曜っすからね!」 京太郎「はぐれないように手ぐらい繋ぐか」ギュッ 桃子「!」パァッ 京太郎(ま、前ので少し慣れたァッ!!) 桃子「きゃーっ♪」ギュゥッ 京太郎(おもちに耐性は一生つかんぞ!)ビクッ 桃子(京さんったら冷静で、カッコいい!) 夕方- 京太郎「次はどうするかぁ」 桃子「ポップコーンがおいしいっす!」 京太郎「食べ終わってからなにか乗ろうな」ナデナデ 桃子「あはは、もっと回すっすよー!」グルグル 京太郎「やめろモモ!これ以上はっ!」ウッ 桃子「さっき食べたポップコーンがっ……」ウッ ※諸事情によりカットさせていただきます 京太郎「……ははは」 桃子「ごめんなさぃ~」エグエグッ 京太郎「大丈夫だぞ~」ナデナデ レイプメ 夕方2- 京太郎「次はなに乗るか!」 桃子「どれにするか迷うっすね!」 京太郎(お化け屋敷も前言ったしなぁ) 桃子「うぅ、怖いっすよ~」 京太郎「大丈夫だからなモモ」ナデナデ 桃子(まったくビビッてない!さすが京さんっす~)キュン 京太郎(おもちがやばい) 桃子(頼りになるっす!)ギュゥッ 京太郎(ピィッ!?) 夜- 京太郎「さて、あと一個ぐらい乗って帰るかぁ」 桃子「そうっすね!」グッ 桃子「やっぱ最後は観覧車っすよねぇー」 京太郎「いや、そうかもしれんけど、こんな密着しなくても良いだろ……」 桃子「えぇ、なんでっすかぁ?」ムギュッ 京太郎「……」カァッ 桃子「えへへ、京さんを落とすための必殺武器っすからね!」 京太郎「おもちは武器じゃない」キリッ 桃子「へぇ、じゃあ平気っすよね~?」ニコニコ 京太郎(ど、どうする!?) 京太郎「モモッ……」 桃子「京さんのこと好きなんっすよ?」 京太郎「そりゃ、俺もだよ……」 桃子「へ?」 京太郎「俺も好きだよ、これからずっと一緒にいたいぐらいには、好きだ……」 桃子「ほ、本当っすか?」 京太郎「嘘は言わねぇよ」 桃子「え、えへへっ……京さんっ!」ギュッ 京太郎「!?」 桃子「大好きっす!」 京太郎「俺もだよ」ハハッ 東横桃子ED2 桃子「やっぱ最後は観覧車っすよねぇー」 京太郎「いや、そうかもしれんけど、こんな密着しなくても良いだろ……」 桃子「えぇ、なんでっすかぁ?」ムギュッ 京太郎「……」カァッ 桃子「えへへ、京さんを落とすための必殺武器っすからね!」 京太郎「おもちは武器じゃない」キリッ 桃子「へぇ、じゃあ平気っすよね~?」ニコニコ 京太郎(ど、どうする!?) 桃子「京さぁ~ん」ムギュッ 京太郎「」プツンッ 京太郎「も、モモ!」グィッ 桃子「ひゃっ、か、観覧車ではまずいっすよっ!」 ガタンッ 桃子「へ?」 『大変申し訳ありませんお客様方、不具合のため止めさせていただきました、しばらくお待ちください!』プツッ 桃子「えへへ、しょうがないっすねぇ」スッ 桃子「こんなこともあろうかと用意はしてきてあるっすよ~まぁ三つあれば平気っすよね」ニコッ 京太郎「すまん」 桃子「どうぞ、京さん♪」グィッ 一年後- ゆみ「そう言えば、桃子だがな」 智美「ん、京太郎と結婚したよな、しかもデキ婚」ワハハ ゆみ「さらに胸が成長したらしい」 智美「ワハ!」ガタッ! 咲「」ガタッ ゆみ「いつ来た宮永」 京太郎「お待たせしました~」 桃子「先輩たち久しぶりっす~」 咲「と、東横さんが抱いてるのって!」 透華「間違いなく京太郎との子供!」 ゆみ「いつからいた龍門渕」 美穂子「あらあら」ニコニコ ゆみ「福路もか」 京太郎「うちの可愛い息子ですよー」 桃子「京さんに似て可愛いっす」 京太郎「桃子に似た可愛い子に育てよぉ」 美穂子「あらあら、私たちの前に来て」 咲「そんなにいちゃつくんだぁ?」 京太郎「おっと失礼」 桃子「ついついいつもの乗りで、京さんったらあまり家に帰らないからぁ」 京太郎「いやぁ、プロもつらいよ」 桃子「でももうすぐで二人目も作れるっすよ」 京太郎「よし、頑張ろう!」 桃子「楽しみにしてるっすよ、あなた♪」 ゆみ「誰か止めてくれ」 京太郎「どうしましたゆみさん!?」ガタッ 桃子「どうしたっすか先輩!?」ガタッ ゆみ「うん、もう放っておいてくれ……お前たちが今幸せなら何でもいいから、野球チーム作れるぐらい頑張れ」 京桃「はい!」ニコッ 桃子「んふふ、私たちの子づくりはこれからっすよ!」 京太郎「あぁ!」グッ 桃子「大好きっすよあなた~!」 京太郎「俺も二人が大好きだぞー!」ギュッ 東横桃子ED1 桃子「やっぱ最後は観覧車っすよねぇー」 京太郎「いや、そうかもしれんけど、こんな密着しなくても良いだろ……」 桃子「えぇ、なんでっすかぁ?」ムギュッ 京太郎「……」カァッ 桃子「えへへ、京さんを落とすための必殺武器っすからね!」 京太郎「おもちは武器じゃない」キリッ 桃子「へぇ、じゃあ平気っすよね~?」ニコニコ 京太郎(ど、どうする!?) 京太郎(とっさに撫でてみたら) 桃子「えへへ~」ニコニコ 京太郎(押し付けてこなくなったから良しとしよ―――) ガコンッ 京太郎「ん?」 『大変申し訳ありませんお客様方、不具合のため止めさせていただきました、しばらくお待ちください!』プツッ 京太郎「面倒なことになったなぁ」 桃子「京さんとこうして同じ場所にいられるなら嬉しいっすよ♪」 京太郎(かわいい) 桃子「それにしてもここからの景色は綺麗っすねー」 京太郎「もうすぐてっぺんだったんだけどなぁ」 桃子「てっぺんで止まればロマンチックだったんすけどねぇ」 京太郎「ははっ……」 桃子「えへへ」ギュッ 京太郎(だからくっつくな、とは言えないよなぁ)ナデナデ 桃子「えへへ……」 桃子「えへへ~♪」 京太郎(かわいい) 桃子「ん~♪」スリスリ 京太郎(エロい) 京太郎「ふぅ、予期せぬハプニングに巻き込まれたがなんとかなったな」グッ 桃子「あのままでも良かったっすけど」ニコッ 京太郎「勘弁してくれ」ハハッ 桃子「ん、そろそろお別れっすねー」 京太郎「だなぁ……」 京太郎「モモ……これからもさ、こうやってずっとお前とくっついてたい」 桃子「へ?」 京太郎「ほら、お前を一番最初に見つけた立場としてはやっぱりお前とずっと一緒に居たいって言うかさ……」ポリポリ 桃子「えっと、それってつまり……」 京太郎「だから、俺と付きあ」 桃子「結婚っすね!」 京太郎「早い!早すぎる!たとえるなら名古屋から東京まで1時間!」 桃子「じゃ、じゃあ子作りっすか!?」ポッ 京太郎「まだ早い!御徒町から新宿間3分!」 桃子「じゃあ、つ、つまり……」 京太郎「だから、お前のことが好きだって言ってるんだよ……」 桃子「ほ、本当っすか?」 京太郎「あぁ、本当だよ」 桃子「や、やったす!」ギュゥッ 京太郎「も、モモっ!?」 桃子「良かったっすよ~」ポロポロ 京太郎「……ははっ、泣くなよ」ナデナデ 桃子「嬉しいんだからしょうがないっす~」ボロボロ 京太郎「ははっ」ナデナデ 3年後・雀荘『龍門渕』- 京太郎「だから卒業してからで良いだろうに」 桃子「いえ!今すぐ書いてもらわないと心配っす!」 京太郎「いや、ほらあと二ヶ月で卒業だからそれと同時に」 桃子「京さんモテモテすぎっすー!ほら、ちゃんと京さんのお義父さんとお義母さんにも許可もらって、私のお父さんとおお母さんにも許可もらったじゃないっすか!」 京太郎「いや、お前のご両親が泣いて喜んでた時は俺もくるものがあったけどな……けど、早いって!お前は!」 桃子「この世の理はスピードっすよ!」 ゆみ「またやってるのかあの二人は」 智美「OGとして身に来たらこれだ」ワハハ 睦月「らしいと言えばらしいんですけどね」 一「いや、見に来てあれはちょっと」 佳織「け、喧嘩してるよ!」 衣「犬も食わんぞ」 智紀「二人は食いあっt」 純「言わせねぇよ!?」 透華「私をさしおいて目立ってますわ!」 後輩「せ、先輩方すみません!」ペコペコ 後輩2「放っておいてあげてください!」ペコペコ 京太郎「俺が信用できないのか?」 桃子「そ、そんなわけないっす」 京太郎「ならさ、ほら……指輪ももう用意してあるんだぞ」スッ 桃子「きょ、京さんっ」パァッ 京太郎「だから、な?もう少しだけ我慢してくれ」 桃子「……はいっす!」ニコッ 京太郎「良い子だ」ナデナデ 京太郎「さてみんな、練習はじめるか!」 みんな「」タンッ タンッ 桃子「どうしたんっすかね?」 京太郎「どうしたんだろうな?」 桃子「み、みんなが見てない今ならキスぐらいっ」バッ 京太郎「まったくしょうがないな」ニコッ 二人は幸せなキスをして――― 東横桃子EXED 京太郎「ふぅ、予期せぬハプニングに巻き込まれたがなんとかなったな」グッ 桃子「あのままでも良かったっすけど」ニコッ 京太郎「勘弁してくれ」ハハッ 桃子「ん、そろそろお別れっすねー」 京太郎「だなぁ……」 京太郎(胸ばっか押し付けるモモにいたずらしてやろう、そうだ!) ムニュッ 桃子「へ?」 京太郎「良いさわり心地だ」ムニュムニュッ 桃子「ひゃんっ!」ビクッ 京太郎(いや、俺なにやってんだ、もれなく犯罪だろ)スッ 京太郎「すまんモモ」 桃子「ぜ、全然平気っすよ!」 京太郎「この借りはいずれ返す、すまぁぁぁぁん!」ダッダッダッ 桃子「えへへ、京さんならもっとしても……って京さん!?」イナイ! 深夜- 自宅- 京太郎「若干自己嫌悪だが、たまらんかったな」ニヘラ 京太郎「ネトマをしよう!」 一人目 のどっち 二人目 とよねー 三人目 かまぼこ 京太郎「よし、やるぞ!って原村さん!?」 のどっち:よろしくお願いします とよねー:のどっちだー!よろしくねー♪ かまぼこ:ワハハ、でっかい胸を借りるつもりでやるぞー キョータロ:それじゃ、よろしくお願いします! 京太郎「さて、楽しむとするか!」 トップ 京太郎 二着 のどっち 三着 かまぼこ ラス とよねー のどっち:さすがですね とよねー:相変わらずつよいよーのどっちも強かった! かまぼこ:ワハハ、やっぱり勝手が違うなぁ キョータロ:ネトマですからね のどっち:私はネトマの方が調子が良いのですけれど 京太郎「だろうなぁ」 京太郎「あれ、豊音さんからだ」 とよねー:今度東京に行くんだよ! キョータロ:俺もですって とよねー:うん、一杯遊ぼうね! キョータロ:はやりんとか小鍛冶プロとかも紹介しますよ とよねー:ありがとーちょー楽しみだよー!サイン色紙一杯もっていかなきゃ! キョータロ:じゃあ、また今度! とよねー:うん!おやすみー 京太郎「ん、ログアウトした」 京太郎「ん、原村さんからか」 のどっち:お久しぶりです キョータロ:久しぶり、東京に行く前以来だな のどっち:はい、結局帰ってきてしまいました キョータロ:良いんだよ、自分のやりたいことをやれば……まだ子供なんだしな のどっち:おもしろい言い回しですね(笑) キョータロ:確かにちょっとおかしかったかも(笑) のどっち:でも、不思議と心に響きました キョータロ:そりゃよかったよ のどっち:また、一緒に打ちましょう キョータロ:あぁ、またな! 京太郎「ログアウトしたか」 京太郎「寝るかぁ……カピー、もう帰ってこないのか?」パチンッ 115日目終了- ?- 京太郎「よし、今日は誰に会いに行くかな!」 「なんだ、ずいぶんご機嫌だな」ククッ 京太郎「うっせぇ」 「ふん」パチンッ 京太郎「さて、どうするかな!」 京太郎「シロに会いに行くかな」 「行ってこい」 京太郎「珍しいな」ギィッ バタンッ 「……特に言うことがないからな」フッ 京太郎「ようシロ!」 白望「ん、京太郎?」 京太郎「おう、相変わらずぐてってるなぁ」 白望「ダルい……」 京太郎「そうだなぁ」 京太郎「宮守ってどうだ?」 白望「みんな会いたがってるよ」 京太郎「東京にいったら会いに行くよ、一日そっちのが遅いみたいだけどさ」 白望「うん、ついたらメールするね」 京太郎「おう、楽しみにしてるよ」ニコ 白望「……うん」コクリ 京太郎「どうした?」 白望「京ってモテるよね」 京太郎「お、おう?」 8月1日 116日目・昼前- 京太郎「ん、昼前かぁ……」アァ 京太郎「昼飯どうするかー」 京太郎「よし、食べに行くかな!」グッ 京太郎「よし、誰誘うかなぁ」 京太郎「妹尾さんを誘ってみよう」 プルルルッ 佳織『も、もしもし!?』 京太郎「あぁ妹尾さん、一緒にお昼でもどうかなって……平気ですか?」 佳織『うん、全然大丈夫だよ!』 京太郎「そりゃ良かった、じゃあ……」 京太郎「じゃあ喫茶店にしましょう」 佳織『うん、それじゃまた後でね!』 京太郎「それじゃまた後で!」プツッ 喫茶店- 佳織「お待たせ京太郎君!」 京太郎「いえ、大丈夫ですよ妹尾さん」 佳織「だから佳織で良いって」ニコッ 京太郎「そうでしたね、佳織さん」ニコッ 佳織(きゃー!デートっぽい!)グッ 京太郎「とりあえず」 佳織「アイスコーヒーかな、食べ物はまた決めてからで」 京太郎「じゃあアイスコーヒー二つ!」 京太郎「インターハイに向けてどうですか?」 佳織「次鋒だからね、頑張らないと」 京太郎「みなさんずいぶん強くなってましたらかね、しかも本気じゃなかったみたいですし」 佳織「私はいつも本気なんだけどねー、ゆみ先輩と智美ちゃんと睦月ちゃんはなんだか余裕があるみたいで」 京太郎「あぁ、別格に強くなりましたよねあの三人……」 佳織「うんインターハイもこれで頑張れるよ!」グッ 京太郎「決勝で会いたいですね」 佳織「そうだね!」ニコッ 昼過ぎ- 佳織「このあとどうするの?」 京太郎「ん、そうですね」 京太郎(どうしようかな、佳織さん誘ってどこか行くか……ていうか来てくれるか?) 京太郎「それじゃ、一緒に出かけませんか?」 佳織「うん!」 京太郎「それじゃどこ行きますかぁ」 佳織「動物園行こうよ!」 京太郎「じゃあ行きますかぁ」 佳織「そうだね!」 佳織(デート!人生初デート!) 京太郎「うお、なんか懐かしい感じ」 佳織「そうだね、久しぶりだよねぇ」 京太郎「どこ行きます?」 京太郎「やっぱり動物園っていえばここですね!」 佳織「へ、蛇だよ蛇!」 京太郎「いやぁ、じめじめしてますけど楽しそうでなによりです」 佳織「ほらイグアナ!舌びよーんって伸びる!」 京太郎「あはは、それはカメレオンです」 佳織「うわぁ、すごいなぁ~じめじめしてるけど」 京太郎「そうですね、なぜか蛇とかイグアナって水族館でも見ますよね」 佳織「そういえばそうだね、飼いやすいのかな?」 京太郎「そうなんですかねー」 京太郎「じめじめしましたね」 佳織「でもおもしろかったよ」ニコッ 京太郎「なら良かった」 京太郎「メガネザルですよ、あんま動かないですね」 佳織「そうだね、動かないねぇ」 京太郎「まぁ動物園の動物ってそうですよねぇ」 佳織「うん、眠くなってくるね」 京太郎「ほら、ネズミですよノネズミ、こっちはプレーリードック」 佳織「わぁ可愛い!!」ユサッ 京太郎(かわいい) 夕方- 京太郎「なんか疲れましたねぇ」 佳織「色々歩き回ってるからね」 京太郎「ほら、ゾウですって」 佳織「歩いてるだけだね」 京太郎「動物ですからねぇ、あっちはトラ」 佳織「ホワイトタイガーいないかな?」 京太郎「いないですねぇ、お、ライオン」 佳織「そういえばライオンのオスって可哀そうだよねぇ」 京太郎「そうなんですか?」 佳織「うん、一夫多妻制なんだけどね」 京太郎「へぇ」 佳織「あっ、ま、まぁここから先は」カァッ 京太郎「へ?はい……?」 夕方2- 京太郎「あとは、どこ見ましょうか」 佳織「そうだねぇ」 京太郎「おぉ、カピバラですね」 佳織「本当だぁ」 京太郎(……カピー) 佳織「あ、ヤギだよヤギ!」タッタッタッ 京太郎「佳織さん、あんまりそいつらに近づくと!」 ヤギ「んめぇぇぇぇ!」ガブッ 佳織「きゃぁぁっ、服がぁっ!」 京太郎「言わんこっちゃうない!」バッ ヤギ「んめぇぇぇぇぇ!?」 京太郎「……」ゴゴゴゴゴゴッ ヤギ「んめぇぇぇぇぇ!?」タッタッタッ 佳織「こわかったよー」ウェーン 京太郎「おぉ、可哀そうに」ナデナデ 夜- 京太郎「閉園ですって」 佳織「楽しかったぁ~」 京太郎「俺もですよ」 佳織「さ、帰ろうか♪」ギュッ 京太郎「そうですね」ギュッ 佳織(す、好きかもっ!)カァッ 京太郎「それじゃまた」バッ 佳織「うんまたね!」ギュッ 京太郎(さすが鶴賀!おもちがっ!) 佳織「今度は東京で会おうね♪」タッタッタッ 京太郎(可愛い!) 深夜- 自宅- 京太郎「ふぅ、どうするかなぁ」ググッ 京太郎「誰かに電話してみるか!」 『咲』 京太郎「咲に電話してみるか」 プルルルルッ プルルルルルッ プルルルルッ 京太郎(出ないな……) プルルルルッ プルルルルッ プルルルルッ 京太郎「……?」 『留守番電話サービス』 京太郎「ダメか……留守電入れる必要はないよな」プツッ 京太郎「ん~残念だ」 京太郎「それにしても明日から東京だしさっさと寝るか!」ウシ 京太郎「東京から帰ったらカピーが帰ってきてますように」パチンッ 116日目終了- ?- 京太郎「さて、明日から東京だ!」 「終わりも近いな」ククッ 京太郎「は、終わり?」 「あぁ、終わりの始まりだ」パチンッ 京太郎「ドローソースだな」 京太郎「よし、この扉だ!」 「忘れるくせに」 京太郎「無駄じゃないだろ?」 「まぁな」 京太郎「よし!」ギィッ 「さぁ、終わりが近い」 バタンッ ?「久しぶり」 京太郎「ん、久しぶり」 ?「ごめん」 京太郎「なにが?」 ?「いや、色々とね……とりあえずなにか聞きたいことがあって来たんでしょ?」 ?「5日目以降の朝の決戦に出るかどうかの安価によって出るかどうか決まるわけだが決戦をすればその時点でその週は終了と思っていい、あとはエピローグが待ってる」 ?「だからと言ってこの週での好感度やら立場やらを惜しんでいるとろくなことにならないとだけは伝えておく」 ?「まぁそこまで緊迫した雰囲気が漂うわけではないから安心しといて」 ?「5日からできることはいつもとそれほど変わりないから、とりあえず好きにしといてね」フフッ ?「あと、明日を最後に夜は強制的にあたしと一緒だから覚えておくように」ビシッ 8月2日 117日目・朝- 京太郎「ふぁ~」 ハギヨシ「おはようございます京太郎君」 京太郎「おはよう、ハギヨシさん!」 ハギヨシ「ではどうぞ」 京太郎「お邪魔しまーす、おはよー」 透華「おはようございますわ!」 衣「都入りだぞ!」 京太郎「楽しみだな!」 純「行こうぜ京太郎!」グッ 智紀「データは沢山ある」クィッ 一「ボクらが優勝するんだから!」 歩「精一杯頑張ろう!」 京太郎「よし、行こうぜ!」 昼- 東京- 京太郎「いやぁ、東京だなぁ!」 透華「東京ですわね!」 衣「一年ぶりだ!」 歩「私は初めてです」 純「前回は京太郎も歩も連れてこれなかったからなぁ」 衣「昼時だぞ、あれだ!」 智紀「そう、あれだね」 一「あははは、行くんだ」 透華「もちろんですわ!」 京太郎「なにが?」 透華「ファミレスですわよ、このファミレスのプロ龍門渕透華、ファミレッサーとお呼びなさい!」 京太郎「それはちょっと……」ドンビキ ハギヨシ「では私は車の方で」 京太郎「行きましょうよハギヨシさん」グイッ ハギヨシ「おっと?」 京太郎「ね?」 ハギヨシ「……」 衣「行くぞハギヨシ!」ニコッ 透華「さぁ、行きますわよ!ハギヨシ!」 ハギヨシ「……はい」フッ ファミレス- 京太郎「なるほど、そんなことが」 歩「なんだか、良いですね」 純「あぁ、なんか良いよなぁ」 智紀「うん、良いね……」 京太郎「……本当に普通のファミレスなんだなぁ」 透華「当然でしてよ!」 一「透華、店内では静かに」 透華「むっ、そうですわね」スッ 衣「わーい、エビフライだ……また、タルタルソースが少ないぞ」シュン 京太郎「」ブチッ 透華「」ブチッ 一「すみませーん!」バッ ハギヨシ(危うくお二人が激怒なさるところでしたね)フッ 衣「皆のも来たな!」 京太郎「さて、食うか!」 透華「ん、ハギヨシや京太郎の足もとにもおよびませんが、なんとも言い難し美味!」 京太郎(ぜんぜんファミレッサーじゃねぇじゃん) 一「ん~久しぶりの味」 純「ん、結構いけるな!」 智紀「……」モグモグ 歩「メイド服でこさせられなくて本当に良かった!」 京太郎(一の服で目立たないんだったらメイド服程度目立たないと思うけどなぁ) 衣「でも、来年で最後かもしれないな」 京太郎「毎年来ることになるだろ、なぁ歩?」 歩「そうですよ、卒業してもその一年後には行くことになりますし、毎年来れるんだから」 純「……そうか」ハハッ 透華「できればインターハイのついでに来たいですわねぇ?」 歩「お、おまかせください!」 智紀「頑張ってね」 一「期待してるよー」 ハギヨシ「……期待してますよ?」 京太郎「誰に言ってるんですか、これでもハギヨシさんに勝ったんですから」エッヘン ハギヨシ「フッ、頼もしいですね」 夕方- 京太郎「そういや泊まるところって?」 透華「どんな場所だと思いますの?」 京太郎(たぶん会場からそんな離れた場所ではないよなぁ……)ウム 京太郎「ホテルか?」 透華「まぁそうですわね」 京太郎「おい、なんでつまんなそうな顔するんだよ、正解だろ」 透華「まぁそうなのですけれど、ほら着きますわよー」 京太郎「今日はとりあえず休むのか?」 透華「それが一番ですわねー」 夕方2- ホテル・自室- 京太郎「さて、暇だなぁ」ハァッ 京太郎(ハギヨシさんは隣の部屋なんだよなぁ) 京太郎「とりあえずどうするかなぁ」 京太郎「出かけるかな」スクッ 京太郎(どこ行くよ?) 京太郎(夜御飯までには戻らなきゃならないからなぁ) 京太郎(連絡も完了したし) 京太郎「さて……」 歩「お待たせ!」 京太郎「なんで着替えてるんだ?」 歩「べ、別に良いでしょ」フィッ 京太郎「あぁ、そうだよなぁ……」 歩「さ、買い物行こ!」 京太郎「おぉ、東京の服屋……」 歩「長野の服屋とそれほど変わらないね」 京太郎「商品が違うだろ、ほれ買ってやるから」 歩「え、ほんと?」 京太郎「ほんとほんと」 歩「ありがと!」ニコッ 夜- ホテル- 京太郎「うん、美味いな!」 透華「美味しくなかったら訴えてますわ」 京太郎「そりゃ怖い」 一「本当、おいしいね」 純「量もあるしな!」 智紀「……さすがに、食べきれないかも」 衣「衣が全部食ってやる!」 京太郎(無理だろうなぁ) 京太郎「ふぅ、風呂も入ってさっぱりしたし……どうするかな」 京太郎「誰かに電話してみるかぁ~」 京太郎「新子さんに電話してみるかな」 プルルルルルッ 憧『もしもし、京太郎?』 京太郎「ん、おう憧、今東京なんだが阿知賀はもう来てるのか?」 憧『うぅん、明日そっちに着く予定よ』 京太郎「やっぱ基本的に三日かぁ」 憧『四日に抽選と開会式だから当然ね』 京太郎「じゃあ、当たっても悔いなくやろうぜ」 憧『やるのはあんたじゃないでしょ?』 京太郎「まぁそうなんだけどさ」ハハッ 憧『それじゃまたね!』 京太郎「あぁ、また!」 京太郎「ん、メールが来てる?」 京太郎「誰からだろ?」 京太郎「あれ、健夜さんから?」 差出人:健夜 本文『もう東京にいるのかな?』 京太郎「おぉ」 本文『はい、もういますよ、他校は明日からくるとか言ってましたけど』 差出人:健夜 本文『私も解説で出るから東京にいるんだけど、会いたくなったらいつでも連絡してね!』 京太郎「優しいなぁ健夜さんは」 本文『はい、会いたくなったら連絡させてもらいます!』 差出人:健夜 本文『うん、また今度 おやすみ!』 京太郎「おやすみなさいっと……はやりさんだ」 差出人:はやり 本文『京ちゃん、明日の夜にみんな集合ね!』 京太郎「へ?」 本文『どういうことですか?』 差出人:はやり 本文『集合しないと大変なことになっちゃうゾ☆』 京太郎「……」 本文『わかりました、場所は?』 差出人:はやり 本文『また明日にでも送るよ、それじゃあまた明日ね! おやすみ♪』 京太郎「ふぅ」 本文『では、また明日 おやすみなさい!』 ホテル・自室- 京太郎「さて、寝るかなぁ」パチンッ 京太郎「眠い……」zzz 117日目終了- ?- 京太郎「明日みんな来るらしいよなぁ」 「もうすぐだぞ」ククッ 京太郎「だからなんだって」 「好きに考えろ」パチンッ 京太郎「わけわからん」 京太郎「池田に会いに行ってみるかなぁ」 「あぁ、好きにしろ」 京太郎「珍しいな」ギィ 「どうなるにしろ、最後かもしれないからな」 バタンッ 京太郎「よう池田」 華菜「ん、須賀ァ……いい加減後輩だって自覚ぐらい持てし!」 京太郎「前までに比べればお前元気になったよな」 華菜「そうだな、大分回復したし!今度は個人戦でも華菜ちゃん大勝利だし!」 京太郎「おう、頑張れ頑張れ」ポンポン 華菜「や、やめろし」カァッ 京太郎「なんだか、おかしいんだよ」 華菜「おかしいって?」 京太郎「俺がこうしてお前たちのところに来るときにさ、必ず俺の恰好をした奴が出てくるんだけどそいつが終わりが始まるって言ってたんだ」 華菜「……お前病気だし」 京太郎「そうじゃねぇよ!」 華菜「そうじゃないって、どういうことだし?」 京太郎「だから、なにかあるんじゃないかって、あいつが言うってことは俺たちに関係あることが」 華菜「安心しろし」 京太郎「?」 華菜「あたしが助けてやるし、アホな後輩のためだからしかたないな」ハハッ 京太郎「……ありがとな」 華菜「おう、お前のピンチはあたしのピンチだし……きょ、京太郎」ニコッ 京太郎「……ありがとうな、華菜」ニッ
https://w.atwiki.jp/yurirowa/pages/36.html
良き時も、悪き時も。 富める時も、貧しき時も。 病める時も、健やかなる時も。 共に歩み、他の者に依らず、愛を誓い、 貴女のみに添うことを誓います。 死がふたりを分かつまで―― ▼ ▼ ▼ 波止場のコンクリートを叩く靴音が、やけに大きく響いて聞こえる。 内藤桃子は、その靴音の主である女性を、信じられない思いで見つめていた。 「久しぶりね、桃子」 「先生……?」 その女性、隼砥教子(はやと・きょうこ)は、桃子が最後に見た時より元気そうに見えた。 モデルみたいな長身とすらりとしたプロポーションのおかげで、 昔から籠目女学校の生徒達には人気があった彼女。 そのくせ性格は無邪気で奔放、ちょっとしたことではしゃいだと思えば、 ちょっとしたことですぐ拗ねて、自分より十も年上とはとても思えない。 ついでに貯蓄下手の浪費家で、私生活はだらしないし、まるで手が掛かる子供のようだ。 それでいて意外と傷つきやすくて繊細かと思えば、時おり年上らしい顔をしたりして。 そして、自分にとっては確かに大切な存在だった、と思う。 彼女は一時期とはいえ、確かに自分、内藤桃子の恋人だったのだから。 でも、彼女はやはり、桃子と付き合っていた頃とは違うように見える。 正直なところ、出会い頭に抱きついてくるんじゃないかとさえ思ったのだ。 いつも桃子のことを振り回して、困らせて。そんなところも嫌いではなかったが。 その子供じみた様子が息を潜めている理由は、言うまでもなく。 「私ね、ずっと桃子に会いたかった。たとえこんな時でも」 「……私は、会いたくありませんでした。出来ればこんな時には」 自分が、自分達が巻き込まれたこのバトルロワイアル。 最後に生き残れるのは唯一人の、狂気じみた殺人ゲーム。 どうしてこんなことになっているのか、桃子の頭の中では未だ整理が付いていない。 自分は少なくともそういう血腥い事柄からは無縁の人生を送っていると思っていたのに。 そして、そんな状況での彼女との再会。 どうしてそれが素直に喜べるというのだろうか。 それなのに、彼女はそれでも嬉しいと言う。いつもの明るさは翳りを見せてはいるが、それでも。 人の気も知らないで。 「それにしても桃子、前に会った時よりちょっと太ったんじゃない?」 「むっ……それを言うなら先生だって、」 少し痩せ過ぎなんじゃないですか、と思わず言いそうになって、咄嗟に口を噤んだ。 彼女、隼砥教子は、あの日突然ベッドで血を吐いた。 それが重い病気だと分かって、教職も辞めなければならなくなって。 遠い病院で療養するために、彼女は桃子のそばから離れていった。 桃子の世界から、いなくなってしまった。 そんな彼女に体のことで冗談を言うなんて、桃子にはできなかった。 そういえば、ドナーは見つかったのだろうか。病気は快方に向かっているのだろうか。 それを訊こうとして、今度は別の理由で言いとどまる。 (なんで私、今になるまで訊かなかったんだろう) あの日、二人の関係は限りなく自然消滅に近い形で終わりを迎えた。 別れの言葉がなかったわけではない。 それでも後味が良かったかというと、それは別の話で。 そもそも桃子が教子と付き合うに至った過程にも、後ろめたさは少なからずある。 桃子は当時、単なる同級生だと思っていた藩田思信から告白されて。 自分の中の気持ちを、どう整理していいのか分からなくて。 そんな時に教子と付き合い始めたのは、ある意味では思信への当て付けでもあったが、 人とどう接していいか分からなくなっていた当時の桃子にとって、 彼女の存在が心の拠り所として都合がよかったからではなかっただろうか? そういう罪悪感めいた実体の無い感情に決着をつけられないまま、ここまで来てしまった。 それを精算できる機会が、よりによって今だなんて。 唇をぎゅっと噛み締める。 今こうして二人で話している事自体が、どうしようもない絶望だというのに。 「私ね、あの時からずっと桃子に言いたかったことがあって」 なのに先生は、あえて明るい声を出そうとしているようで。 それが締め付けられるぐらいに歯がゆくて。 そんな世間話がしたいんじゃない。そんな状況じゃないことは分かっているはずなのに。 何か場違いなことを言おうとし始めている彼女を制止スべく桃子は口を開いて、 「私、隼砥教子は、内藤桃子と、ずっと一緒に生きていきたい。 病める時も健やかなる時も、苦しい時も楽しい時も、一緒にいたいって」 そのまま開いた口が塞がらなかった。 こんな時に言うことがそれなのかとか、それはもうプロポーズなんじゃないかとか、 ごちゃごちゃした感情が綯い交ぜになって言語化出来ない。 そんな桃子の様子を見た教子のほうまでもが、何故だかあたふたし始めた。 「あ、あれ、私なにか変なこと言った!? カッコ悪かった!?」 「全部変ですよ全部っ!」 「ええーーっ……」 いっそ清々しいぐらいのしょげっぷりを見せる教子。 一方の桃子はまだ突然の告白の真意を掴めないでいた。 「先生はいつもそうやって……だいたいなんで今、こんな時に」 そうだ。なんでこんな時にそんなことを。 生き残れるのは一人。それは教子自身も理解しているのだろうに。 この状況で永遠の愛を誓ったって何の意味も……。 ずきり、と胸の奥に楔が打ち込まれたような痛みが走る。 恐らくは、二人揃ってこの地を離れることはない。 その事実を改めて自覚して、桃子は底無し沼のような絶望感に襲われた。 恐らくは表情まで悲痛さを増していたのだろう、教子はそんな桃子の顔をまじまじと見、 それからふと、寂しげに微笑んでこう言った。 「だって、今言わないと、もう次はないかもしれないじゃない」 ハッとした。 危機感がないのではない。彼女は、隼砥教子は既に観念してしまっている。 自分がこの殺し合いで最後の一人になれはしないだろうということも、 恐らくは、生きるためにに桃子を殺すことなど出来ないだろうということも。 「……なんでそんな時だけ、大人なんですか」 絞り出した言葉は、桃子自身も驚くぐらい小さかった。 自分は、そういうところで達観できるほど十分には生きていない。 だから桃子には、彼女の語る言葉を、ただ聞いていることしか出来なかった。 「あのね、私、ちゃんと倹約するよ。無駄遣いしないし、新しいマンションも安いところにする。 なんなら車も手放してもいいかなって……最近、あんまり乗れてないし」 もしかしたら有り得たかもしれない、幸せな生活。 「料理も頑張るから。いっつも桃子に任せっきりだといけないし…… あっ、桃子の作るご飯が美味しくないってことじゃないからね!?」 それを語る彼女の横顔は、本当に幸せそうで。 「一緒に朝ご飯食べて、一緒に学校に行って、家に帰ってからも一緒で。 何が起こるわけでもなく、ただ一緒に生きていくのが嬉しいような、そんな生活」 自分もそんな幸せな夢を、一緒に見てしまいたくなる。 「……そんな日々が、本当に来なくてもいい。でも、答えだけは訊いておきたいの。 それさえ聞かせてもらえれば、私、きっと何があっても後悔しない」 真っ直ぐに自分を見据える視線。 しかし桃子は、彼女の言葉に答えることに躊躇した。 こんなに想いをぶつけられて、嬉しくないはずがない。 それでも勢いに乗せられて頷いてしまうのは、あまりにも不誠実な気がした。 ようやく、思信への想いを自覚し始めたというのに。 その想いに蓋をしてしまうのは、自分にも教子にも裏切りだ。 かといって、教子の願いを無碍にしたくない気持ちは同じぐらい強い。 叶うかも分からない想いよりも、今眼の前にいる彼女を大事にすべきではないのか? 「死がふたりを分かつまで、私と共にあることを誓いますか……どうかな、桃子?」 頭の中がぐちゃぐちゃになって考えがまとまらない。 それでも何か、何かを彼女に伝えないといけないと思って、桃子は。 考えるより先に、口を開いて。 「先生、私――――――――」 後にして思えば。 状況を理解していなかったのは桃子の方かもしれない。 夢を見ている限り、時間は永遠。 だけど夢から覚めるときは、一瞬なのだと。 そのことをちゃんと理解していれば、こんなことには。 桃子が口を開いたその時、100m遠方から放たれた一発の5.56×45mmNATO弾が隼砥教子の左側頭部に着弾した。 それは彼女の側頭葉から小脳・間脳・脳幹までを破壊し撹拌しつつ右頭部へと貫通し、 直後に血と肉と脳髄とリンパ液の離乳食めいた混合物を間欠泉のように噴出させた。 教子の体はマリオネットめいてビクリと一回痙攣し、そのまま重力に任せて崩れるように倒れた。 月光を反射して妖しくぬらめく赤黒い血溜まりが、瞬く間に広がっていく。 まるで赤いベルベットの寝具に横たわっているようにすら見える。 そう、その光景は、あまりにも、冒涜的なまでに現実感がなくて。 そのせいで、桃子はその時、悲しみも、絶望も、原始的な恐怖すら感じなかった。 ただ、自分にとって大事なものが欠け落ちた、そのことだけを頭の何処かで理解していた。 ▼ ▼ ▼ 鳰旦蕗と書いて、にお・あさふき、と読む。 僅かに数十分ばかり時間を遡って、改めて彼女、旦蕗の話をしよう。 「こんな、こんなことって……!」 波止場に積み重ねられたコンテナの上で、旦蕗は両肩を抱いて震えていた。 傍らには一丁の銃。M-16スナイパーカスタム、狙撃仕様に改造された突撃銃だ。 決して狙撃向きの銃でない反面、パーツの取り外しで白兵戦にも対応できる。 ちなみにとある劇画に登場することで有名な銃だが、旦蕗の知るところではない。 ともかくこのバトルロワイアルに於いて狙撃が可能な銃は、その精度を別として、 それだけで充分以上のアドバンテージを確保しうるものである。 ならば彼女は、それを理解した上で、この優位性を的確に運用すべく 拠点として高所を確保した上で狙撃を敢行しようとしているのか。 あいにく、それは全くの的外れだ。 そもそも鳰旦蕗という高校三年生の少女に、そのような発想は相応しくない。 むしろ、彼女の考えは真逆。自分の支給品が狙撃銃であると理解した瞬間、 彼女は「自分もどこかから狙われているかもしれない」という事実を、 確かに実感できる恐怖として思い知った。 このコンテナ群に紛れれば、少なくともぼんやり歩いているよりは安心なはず。 身長170センチの恵まれた体格に似合わない彼女の小心で慎重な部分が、 結果として狙撃に適したポイントを確保させたというだけに過ぎなかった。 「死にたくない……死にたくないよ……」 もはや譫言めいて繰り返される言葉は、しかし切実な願いに違いない。 元より旦蕗は、決して積極的な性格ではないのだ。 限りなく逃避に近い行動に出たとして、それだけで責められるべきではないだろう。 幸いと言うべきか、M-16のオプション装備には暗視スコープもあった。 赤外線を光学的に変換して緑と黒の二色で表示するこの装置は、 意外なほど鮮明に夜の闇を千里眼めいて見通してくれる。 もっとも、この波止場の開けた空間では元々月光を遮るものは少なく、 視界が全く確保できないなどということは有り得ないのだが、 不安な時ほど文明の利器に頼りたがるのは現代人の性である。 旦蕗はコンテナの上で潮風に震えながら、何か物音や気配を感じるたびに 慌てて暗視スコープを覗き、何事も無いことに安堵すると共に、 また新たに込み上げてくる孤独に怯えるということを繰り返していた。 そんなことを続けてどれくらいの時間が経っただろうか。 旦蕗はその緑黒ツートンの視界に、初めて自分以外の人間の姿を捉えた。 「ひっ……! い、嫌……」 脳裏にあの教室での惨劇がフラッシュバックし、旦蕗は反射的に全身を強ばらせた。 しかし、視線の先の人物の足取りには、どこか既視感のようなものがあった。 旦蕗はその理由に思い当たると同時に、危うく叫び声を上げるところだった。 「(内藤ちゃん……!?)」 内藤桃子。 現在三年生の鳰旦蕗の一つ下、二年生の風紀委員で、旦蕗と同じ寮に住んでいた少女。 住んでいた、というのは、少し前に校内で暴力事件を起こして、彼女は転校してしまったからだ。 しかしそれまでの時間、旦蕗はずっと桃子のことを見つめてきた。 彼女のことは何だって知っている。香水の種類も、好みのリップも。 だからこうして離れていても、緑色のスコープを通して見ても、彼女のことはすぐに分かる。 その事実に、旦蕗はこの状況からはおよそ場違いな誇らしさすら感じた。 ああ、自分が秘め続けた恋心が、こうして二人を巡り合わせてくれた。 自分が抱き続けた恋心は、決して無価値なものではなかったのだ、と。 彼女が転校するまで、旦蕗は結局なにひとつ言い出すことは出来なかった。 自分の想いは届くことなく朽ちていくんだと、諦めもした。 それでもこうしてまた会えた。そのことがただ嬉しくて、旦蕗は荷物を抱え立ち上がろうとして、 そのまま全身を凍らせた。 (私は、いったい、どうするつもりだったの……?) 今に至って、ようやく旦蕗は、現実の何たるかを思い出したのである。 今、自分達は、殺し合いを強制されている。 自分、鳰旦蕗と、彼女、内藤桃子は、殺し合わなければならない間柄なのだ。 それなのに「内藤ちゃん、久しぶりー!元気してた?」なんて軽々しく出て行って、 どうして信用してもらえると思えるというのか? もちろん、旦蕗は桃子のことを、軽々しく人殺しに走るような人間ではないと信じている。 だが、その信頼が一方通行なものではないと、どうして言い切れる? 確かに桃子は旦蕗にとって、数年来の想い人だ。 だが桃子にとっては、彼女は同じ寮で生活している先輩の一人にすぎない。 かつて桃子が同じ学校の教師である隼砥教子と付き合い始めた時も、 藩田思信を巡るトラブルで転校せざるを得なくなった時だって、 旦蕗はついぞ彼女に向かって自分の想いを打ち明けることが出来なかった。 そんな自分を、彼女がどうして受け入れてくれると言うんだろうか。 (嫌……内藤ちゃんに拒絶されるのだけは、絶対に嫌……!) そう考えてしまうと、もはや旦蕗は身動きが取れなかった。 転校してもう二度と会えないかもしれないという状況に至ってなお、 告白する勇気が持てなかった旦蕗だ。 この場面で自分から姿を晒すなど、出来るわけがない。 今までずっとそうだったように、今の旦蕗に出来るのもまた、手をこまねいていることだけだ。 しかし幸か不幸か、その諦め混じりの傍観は長くは続かなかった。 桃子に近付く人影を確認した瞬間、旦蕗の全身にアラートが駆け巡ったのだから。 この方角と位置関係ではスコープで拡大しても顔は確認できないが、 長身の女性ということは十分に分かった。 あの教室で見たような軍人めいた服装ではなく、どこにでもいるような姿だ。 何か桃子と話しているようだが、こちらには集音器などという物はない以上、 何を話しているかなど旦蕗には分かるはずもない。 ただ、桃子が何か困惑しているような仕草を見せているのが気に掛かる。 何か酷いことを言われているのだろうか。それとも口八丁で丸め込まれている? あるいは初めから危害を加える目的で、信頼させようとしてるとか…… 旦蕗の中をいくつもの嫌な考えが駆け巡る。 一度指向性を与えられた想像はもはや止まらず、それどころか更なる加速を持って 彼女自身のネガティブな部分を刺激していった。 もしも、桃子がこのままあの女に傷つけられるとしたら。 いや、傷つけられるなど生ぬるい。死んでしまう。殺されてしまう。 嫌だ。それだけは絶対に嫌だ。 想いが伝わらなくてもいい。片思いのままでもいい。 それでも、目の前で彼女を失うのだけは、絶対に嫌――! 「守らなきゃ……私が内藤ちゃんを……私が!」 口に出した言葉に、自分自身がドキッとした。 しかし、その意志を行動に移すまでにはそう長い時間は必要ではなかった。 M-16の銃把を固く握り締める。無機質なその硬質さが、今は頼もしくすらある。 当たらなくていい。すぐ近くを撃てば追い払うぐらい簡単なはずだ。 そう、自分になら出来る。いや、今は自分にしか出来ないのだ。 「出来る……ううん、やらなきゃ……!」 コンテナの上に寝そべり、見よう見まねの狙撃体勢を取る。 それから改めてスコープを覗き込んで、すぐ近くを掠めるように狙いをつけた。 銃爪に指を掛けるに至っても、彼女は抵抗感はおろか高揚すら感じていた。 その時の旦蕗を突き動かしていたのはある種崇高な使命感であると同時に、 自分が桃子にとってのヒーローになるんだという子供じみた英雄願望でもあったのだから。 そして、悲劇は起こる。 そもそも彼女の狙撃体勢は昔見たサスペンス映画の物真似に過ぎず、 銃身の微妙なぶれを抑えようとかそういう初歩的な配慮などまるでなかったし、 だいたいにして体勢自体がひどく不恰好で非能率的なものだった。 自分の手が緊張と恐怖とで小刻みに震えていることを自覚していないのもいけなかったし、 引き金を引く時に反射的に目をつぶってしまったのは致命的だった。 最も拙かったのは、銃爪を引くことに対する彼女自身の軽率さに外ならないのだが。 ただ、放たれた銃弾は隼砥教子の頭部を貫通し即死に至らしめた。 それだけが事実であり、偶然か必然かを論じるのは無意味かもしれない。 かくして何の心の備えも無しに突然殺人者になった旦蕗は、 その事実を目の当たりにした瞬間、数瞬ほど思考ごと全身を停止した。 それからゆっくりと現実を認識し、慄然し、狼狽し、怯懦し、恐慌した。 「嘘、違うっ、私、そんなつもりじゃ」 それは誰に対しての言い訳なのか。 桃子か、死者か、それとも自分自身か。 こんなはずじゃなかった。ただ追い払うだけのつもりだった。 そう弁解したところで、人一人を物言わぬタンパク質の塊に貶めた事実は揺るがない。 己の手を血に染める覚悟すらなしに、命を辱めた事実は変わらない。 「あ、ああ、ああぁ……」 鼓動が速い。体内の血が、彼女自身を責め苛むように全身を駆け巡る。 呼吸が荒い。自分自身を落ち着かせなければいけないことは、分かっているのに。 思考が重い。認識しなければならない事実を、精神の全てが拒否したがっているのだ。 ほとんど錯乱寸前の旦蕗を前に、しかし現実はなおも残酷だった。 旦蕗の視線の先で、桃子がよろよろと歩き出した。 歩みを進める先は、血の海に横たわる女性の骸。 それをスコープ越しに確認した瞬間、旦蕗の全身が総毛立った。 なぜなら桃子の心ここにあらずな様子はまるで、目の前で大切な人を失ったような―― 「やめて、やめてよ内藤ちゃん。私、貴女を助けたくて……!」 震えで合わない口元から、必死の願いが漏れる。 その一方で、旦蕗の冷静な部分がこう告げる。 自分は本当に、本当に、本当に、取り返しのつかないことをしてしまったのではないか? もしも桃子に迫っていたのが非情な殺人狂だったとしたら、 旦蕗の勇気ある行いが想い人を襲う残虐なる運命を打ち破ったのだとしたら、 彼女を襲う責め苦は幾分和らぎ、あるいは誇りにすら変わったかもしれない。 しかし歯車は願い通りには噛み合わず、どこまでも空転するばかり。 暗視スコープが映すのは、死体の傍に辿り着くやいなや膝をついてへたり込む桃子の姿。 そこから僅かに視界をずらせば、旦蕗が射殺した人間の顔が見えるはず。 見てはいけないと分かっているのに、引き返せなくなるだけと知っているのに、 鳰旦蕗は、結局、自分を抑えることが出来ず、スコープをそちらへ僅かに動かした。 そして彼女自身も知る女性を、桃子にとってどういう存在かも知っている女性を、 その成れの果てを、自分自身が終わらせた現実を、その視界に収めた。 「――――――――――――――――――――――ッ!!!!」 今度こそ旦蕗の精神は臨界を迎えた。 彼女は自失の様相の桃子からも自分が射殺した桃子のかつての想い人からも目を背け、 コンテナの端から上体を乗り出すと、そのまま全身をよじって嘔吐した。 ▼ ▼ ▼ 「先生……先生っ……!」 桃子は必死だった。 こんなところに先生を置いて行ったら、また撃たれてしまう。 早く先生を、安全なところに連れて行かないと。 でも動かない。教子の体は、土嚢のように地面にしがみついて動かない。 彼女の細い体が、こんなにも重たいはずはないのに。 「どうして……動いて、動いてよ……!」 力任せに引っ張った両手が、生ぬるい血で滑ってすっぽ抜け、 桃子はその場で尻餅をついた。 その痛みが、いつもの冷静さを失っていた桃子を冷たい現実へと引き戻した。 桃子はよろめきながら立ち上がり、転がるように段ボール箱の山の陰に身を隠した。 無造作に積み上げられたそれの陰なら、襲撃者から撃たれることもないだろう。 だが、教子は置いてきてしまった。連れてこようと思っていたのに。 だって気付いてしまったのだ。気付きたくなかったことに。 もう、桃子の言葉は、彼女に届くことはない。 彼女は、隼砥教子は、最後に託したたったひとつの願いすら叶えられることなく、 今度は永遠に、桃子の元を去っていってしまった。 もう二度と、二度と、二度と帰っては来ない。 「う、うう、あああっ……うあぁぁ――――――――」 そのことを理解して初めて、ようやく、内藤桃子は声を殺して慟哭した。 【隼砥教子@少女セクト 死亡】 【一日目・深夜】 【F-3/波止場・ダンボールの山のそば】 【内藤桃子@少女セクト】 【状態】健康、強い精神的ショック、後悔と喪失感 【装備】なし 【所持品】基本支給品、ランダム支給品1~2 【思考・状況】 1.死にたくない 2.先生を置いて行きたくない ※思信の存在には気付いていません。 ※具体的な行動指針はまだ決まっていません。 【F-3/波止場・コンテナ群】 【鳰旦蕗@少女セクト】 【状態】健康、強い精神的ショック、パニック寸前 【装備】M-16スナイパーカスタム(暗視スコープ装備)@現実 【所持品】基本支給品、光学スコープ 【思考・状況】 1.人殺しなんてしたくなかった 2.内藤ちゃんだけは死なせたくない ※雪華の存在には気付いていません。 ※支給品はM-16スナイパーカスタム一式のみです。 ※隼砥教子の支給品一式は、死体のそばに放置されています。 011 へべれけさんと知りたがりの道化 投下順 013:Two moons and two results. 011 へべれけさんと知りたがりの道化 時系列順 013:Two moons and two results. GAME START 内藤桃子 [[]] GAME START 鳰旦蕗 [[]]
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/5457.html
京太郎「え~っと、これとこれが足りなくなりそうだから……よし、リストアップ完了。買い物行ってきます!」 ゆみ「京太郎、待ってくれ。えっと、、、実は部として買っておきたいものがあるんだ。一緒に行こう」 京太郎「言ってくれたら買ってきますよ?」 ゆみ「い、いや、量が多くなりそうなんだ。一人では辛いだろうから二人で行こう!」 京太郎「そうなんですか。分かりました。皆さんは何か欲しいものあります?」 睦月「それじゃあプロ麻雀せんb、んむぐっ」 智美「こっちは何も無いぞ~、ワハハー。気をつけて行って来いよ~」 京太郎「そうですか?それでは、行きましょうか、ゆみさん」 ゆみ「あ、ああ」 ガチャ パタン 智美「いや~、初恋に頑張るゆみちんは見てて初々しいなぁ、ワハハー」 桃子「京さんの方は気付いてなさそうッスけどね」 智美「別に買い出しなんかじゃ無くて休日にでもデートに誘えばいいのにな~」 桃子「先輩は妙なところでお固いッスからねぇ。というか、蒲原先輩からそれ、言ってあげればいいんじゃないッスか?」 智美「大会を目前に控えた今、休日をそんなことには使えない、って言われたぞー」 桃子「あ~……先輩らしいッス」 佳織「え、えっ?!あの2人ってそうだったの?!」 智美「正確にはもう少しで、だなー。ワハハー」 桃子「先輩はずっと頑張って来たッス。だから幸せになって欲しいッスね」 睦月「うむ」 桃子(そう……先輩は一からこの麻雀部を作り上げて頑張ってきたッス。それに、こんな私を気にかけて、見つけてくれて……) 桃子(入学式後の教室で京さんに話しかけられて、それからしばらくしてゆみ先輩に見つけてもらって。この鶴賀に入って私は本当に幸せになれたッス。) 桃子(だから、そんな私の大好きな2人にはもっと幸せになって欲しいッス) 桃子「よし!先輩のためにも今日は一肌脱ぐッスよ!」 智美「お~?なんだか面白そうだな~。ワハハー」 ~~~部活終了時間~~~ 智美「それじゃあゆみちん、施錠は頼んだぞ~」 ゆみ「ああ。私たちもこれが終わったら直ぐに帰るよ」 京太郎「皆さん、お疲れ様でした」 佳織「お、お疲れ様でした」 睦月「お疲れ様でした」 桃子「お疲れッス~」 ガチャ パタン ゆみ「さて、京太郎。ラス前のこの場面、君はどう打つのが正しいと思う?」 京太郎「今2位とは言え、もう親は無し。トップとの差は大きく、3位との差は僅差……だったらここは――――」 キィ 桃子(良かった、まだやってるッス。そして、やっぱり本気のステルスはお2人にも見つからないみたいッス。よ~し、それじゃあ……)チャリ 桃子(ゆみ先輩と京さんの携帯を持って……そして予めセットしておいたこの紐を引っ張れば……)スーッ… カタン 桃子(外で箒がつっかえて、もうお2人は出られないッス!) 桃子(閉じ込められた教室で2人っきり。絶好のシチュエーションッスよ、先輩!) 桃子(そして私はそれをじ~っくりと観察させてもらうッス♪ここからはステルスモモの独壇場ッスよ!) ゆみ「――とまあ、あの場面ではそれくらいのことに注意して打つといいだろう。あまり1位を狙いすぎてもよくは無いからな」 京太郎「なるほど、勉強になりました。ゆみさんもお忙しいのに、いつもありがとうございます」 ゆみ「い、いや、私も好きでやっていることだから。気、気にしないでくれ」 京太郎「そういうわけには……」 ゆみ「いいんだ、いいんだ!さ、さあ、そろそろ帰ろ……あれ?開かない……?」 京太郎「え?そんな、まさか……くっ、このっ!…………何かがつっかえてるみたいですね」 ゆみ「はぁ、仕方が無い。当直の先生が見回りで気付いてくれるまでの我慢だ」 京太郎「そうですね」 ゆみ「…………」 京太郎「…………」 ゆみ(あれ?ちょっと待て、この状況……狭い一室に男女二人きり……しかもあっちには……)チラ 仮眠用ベッド < Hey!Come on!! ゆみ「っっ!?////」ボンッ! 京太郎「あ、あれ?ゆみさん、顔赤いけど大丈夫ですか?もしかして熱が……」ヌッ ゆみ「っ?!だ、大丈夫だ!大丈夫だからっ!」ワタワタ 京太郎「そ、そうですか?あ、もし何か大変そうだったら言ってくださいね。最悪俺が扉ぶち破りますから」 ゆみ「あ、ああ。ありがとう……////」 桃子(ちょっと先輩、何やってるッスか!もっとこう、グイッと!ガバッと!鈍い京さんには肉食系女子で行くべきッス!) 桃子(……それにしても、ゆみ先輩、本当に京さんのことに惚れてるんスね。やっぱり私は……) ゆみ「な、なあ、京太郎」 京太郎「はい、何ですか?」 ゆみ「折角時間があるから少し聞いてみたいんだが、君はこの部活のメンバーのこと、どう思っている?」 京太郎「部活のメンバーのこと、ですか。そうですね~……」 ゆみ「…………」ドキドキ 桃子(先輩、遠回しすぎッス!いや、でも超奥手で乙女な先輩が……ちょ~かわいいよ~!) 桃子(……はっ!今何かに乗り移られていたような気が……?) 京太郎「皆さん、こんな俺にも優しくしてくれますし、素直にすごい人達だと思います。男子は俺一人ですけど、疎外感とかも感じないですし」 ゆみ「えっと、出来ればもっと具体てk」 京太郎「あ、でも、中でもゆみさんとモモはちょっと特別ですね」 ゆみ「え?」 桃子(え?) 京太郎「ゆみさんは俺が部に馴染むように特に尽力してくれましたよね。部長だからかな、って思ってましたけど、そうじゃ無いって知った時はちょっと驚きました」 京太郎「打ってる時のゆみさんは惚れ惚れするほど格好良くて。そんな人に麻雀を教えてもらえるなんて、内心ずっと舞い上がってましたよ」 京太郎「責任感が強くて、それでいていつでも凛々しい。そんなゆみさんに俺は憧れてますし、尊敬してます」 ゆみ「そ、そんなに言われると、その……て、照れる////」カァァァ 京太郎「モモとは麻雀部に入る前からの付き合いですけど、あいつ、最初見た時はすっごく寂しそうだったんですよね」 京太郎「本人は一人の方が気が楽だ、とか言ってましたけど、傍からはそうは見えなくて」 京太郎「だからいろいろこっちから関わって、最終的にここに入って。そうしたらよく輝くような笑顔を見せるようになって」 京太郎「ああやってモモがモモらしくあれる場所ってものを作ってやる手助けを少しでも出来たのなら、それは良かったな、って思うんです」 桃子(京さん……) 京太郎「あ~、あはは。何か変に語っちゃいましたね。あ~、恥ずかしいっ!」 ゆみ「いや、中々に興味深い話を聞かせてもらった。おかげで……」 京太郎「?おかげで、なんです?」 ゆみ「……いや、なんでもない」 京太郎「??はぁ……」 ゆみ(おかげで君の素晴らしさをより一層知れてよかった、なんて、口に出して言えるわけないじゃないか) 桃子(…………京、さん。京さんはそんなに色々と私のことを考えてくれていたんッスね……) 桃子(私はただ私を見つけてくれる京さんに甘えていただけで、それだけでも満足しそうだったのに……) 桃子(やっぱり……やっぱり、私のこの想い、京さんを好きな気持ち、簡単に諦めることなんて出来ないッス) 桃子(でも、同じくこの居場所を与えてくれたゆみ先輩の想いも無碍になんて出来ないッス……) 桃子(だから、せめて……) トントン 京太郎「ん?あれ?んむっ?!」 桃子(ん……んんっ……) 京太郎「な、なんだ?今、何かに叩かれたような?それに、何かに触れたような……?」 ゆみ「お、おいおい。京太郎、こんな時にそんな怖い冗談、は……」 桃子(はぁ……せめて少しのキスくらいは……っと、気を抜きそうだったッス。いけないいけない) ゆみ「…………」 ゆみ(何だ?今一瞬、モモが見えたような……それも京太郎の顔に近くに……?まさか……) 京太郎「それにしても、そろそろ……おっ?」 コツ コツ 教師A「おや?なんでこんなところに箒が?」 京太郎「せ、先生!この扉につっかえているもの、退けてくれませんか?!」 教師A「む?中に生徒がいるのか。よっ、と」 ガラッ 教師A「まったく、イタズラにしてもたちの悪い……君たち、今日は仕方がないので見逃すから、すぐに帰りなさい」 京太郎「はい、分かりました。ありがとうございます」 ゆみ「ありがとうございます、先生」 桃子(そろ~っと、そろ~っと……よし。脱出成功ッス)タッタッタッタ ゆみ「…………モモ」 ゆみ(モモ……お前も京太郎が好き、なのか?いや、好き、なんだろうな) ゆみ(かわいい後輩の邪魔は極力したくない。だが、京太郎を諦めることも出来ない、したくない) ゆみ「はぁ……私はどうすればいいんだろうな……」 京太郎「?ゆみさん?」 ゆみ「いや、何でもないよ。君は何も、気にしなくていいんだ」 京太郎「はぁ……?」 ゆみ(……一度、モモと話し合ってみるべき、か。奪い合う、なんて、そんなことはもっとしたくないしな……) カン!
https://w.atwiki.jp/ml-story/pages/157.html
MILLION LIVE WORKING☆~アイドル節分パニック!&紅梅白梅ファッションショー~Day1 Day2 Day3 Day4 原作イベント その他イベント開催期間 前後のイベントコミュ MILLION LIVE WORKING☆~アイドル節分パニック!&紅梅白梅ファッションショー~ Day1 話数 タイトル 登場アイドル 第1話 昔々あるところに…… 秋月律子、高槻やよい、ジュリア 第2話 待ち構えるモノ達 秋月律子、高槻やよい、ジュリア 第3話 桃子姫、鬼ヶ島に起つ 周防桃子、天海春香 第4話 妹は私が守る! 百瀬莉緒、天海春香 第5話 討伐隊の末路(協力・天空騎士団) 周防桃子、天空橋朋花 Day2 話数 タイトル 登場アイドル 第6話 援軍到着!? 周防桃子、天空橋朋花 第7話 鬼退治の行方 周防桃子、天空橋朋花、高槻やよい 第8話 戦いの後の宴 周防桃子、百瀬莉緒、天空橋朋花 第9話 桃子の決意! 周防桃子、天空橋朋花 Day3 話数 タイトル 登場アイドル 第10話 紅白対決 高山紗代子、真壁瑞希、星井美希 第11話 紅組の意気込み! 高山紗代子、双海真美、星井美希 第12話 一方、白組は? 最上静香、田中琴葉、真壁瑞希 第13話 羞じらいの舞台 田中琴葉、双海真美 第14話 のどかな庭園の中で 高山紗代子、真壁瑞希、星井美希 Day4 話数 タイトル 登場アイドル 第15話 足りない何か 最上静香、高山紗代子 第16話 ウグイスハンター 最上静香、真壁瑞希、島原エレナ 第17話 紅白を超えて 最上静香、星井美希 第18話 春蘭秋菊 最上静香、双海真美、島原エレナ 原作イベント 鬼だらけ!アイドル節分パニック(ミリオンライブWikiへ飛びます) 繚乱!紅梅白梅ファッションショー(ミリオンライブWikiへ飛びます) その他 イベント開催期間 2019年1月29日~2019年2月1日 前後のイベントコミュ 前:だってあなたはプリンセス(Charlotte・Charlotte) 次:成長Chu→LOVER!! 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/girlfriendline/pages/2358.html
出会い はぁ… あ、はい、ちょっと疲れちゃって…それに、なんだかお腹も空いてきたような…そうですね、もうお昼の時間ですもんね。そろそろ、休憩にした方がよさそうですよ~ マイページ 通常 いっぱい追いかけられて、へとへとです~ [名前]先輩も、ひと休みしませんか~? あやや。お腹の音、聞こえてないですよね? 日直 登校 朝 毎年、家族の豆まきでは、お父さんが鬼の役なんですよ~ 学園の節分イベントって、どんな感じになるんでしょう? はうぅ… 鬼も逃げ出しちゃいそうな寒さですね~ 昼 あ、足がもつれて… ちょっと休憩してもいいですか? あやや~ どこに行っても豆が飛んできますぅ~ …一緒にお昼を? わ~い、その言葉待ってたんです~ 夜 次のライブはこの衣装で? それ、いいですね~ 楽しかったですけど、本当に疲れちゃいました~… 暗くなってきたし、そろそろ豆まきもお終いでしょうか? アルバイト 休憩時間はしっかり休まないと。今日のバイトはハードみたいですから~ 好感度レベルアップ …午後からは先輩が守ってくれる? わぁ、本当ですか? 心強いです~ デート 約束 あや、[名前]先輩ですか~ 今日はどうしました?はい、楽しみにしてますね~了解しました~ その日は寒くないといいですね~ 当日 あのシールかわいいですね~ 巨大恵方巻きを食べきった人にプレゼント、あやや…わたしには無理な話ですね… ええっ、先輩が挑戦してくれるんですか? わ~い。 ボス戦 開始 [名前]先輩に用事があるんですか? でも、今はわたしと休憩中なので… 勝利 勝ちました~ [名前]先輩、これでゆっくりできますね。 敗北 うぅ… 先輩を取られちゃうなんて、ますます疲れがぁ… バトル 開始 疲れてる場合じゃないですよ~ 声援 勝ったらいいことありそうですよ~ 勝利 やりました! [名前]先輩、鬼も逃げちゃう強さです~ 敗北 先輩、イベントの疲れが取れてなかったんですね。しょうがないですよ~ タッチボーナス はぁ、大変ですね~ 少し疲れたかもです お腹も空きましたぁ
https://w.atwiki.jp/chisato_ojosama/pages/641.html
前へ お話しがひと段落ついたところで、小柄な上級生がようやく僕のことに言及した。 この人、あの学園祭でライブのステージに立ってたBuono!の桃子さんじゃないか。 その彼女がいま目の前にいるのって、なんか不思議な感じ。 本物の桃子さんが目の前に。恐れ多い気持ちが先立つよ。ちょっと緊張する。 「この方は大きな熊さんの同級生だった方なのよ、桃ちゃん」 「くまいちょーの知り合いなんだ。それはそれは楽しい人生を送れるねぇ、良かったね」 くまいちょお?? 大きな熊さんといい、そういう変わった呼び方が流行ってるのかな。 今のちょっと皮肉っぽい笑顔なのが気になるけど、つまり桃子さんは熊井ちゃんのことをよくご存知ということですね。 えぇ、おかげ様で刺激的な高校生活になりそうで、とても感謝しております。 「今朝の風紀チェック、なかさきちゃんとずいぶん長い時間やりあってたねー、もも」 「いいんちょさん、今日やけに張り切っちゃってるんだもん。たぶんもぉがもうすぐ卒業だから思い出作りしたかったのかもね」 話しを聞いてもらおうとするお嬢様と熊井ちゃんの2人に、それぞれにこやかな微笑みを向ける桃子さん。 とても小柄なのに、そのたたずまいはまさしく上級生。 優しそうなお姉さんだな、なんて一瞬思った。 「この方もBuono!のファンで、この間のライブをご覧になったそうよ、桃ちゃん」 「おー! あのライブを見てくれたんだ!! で、誰のファンなの?」 「え?」 「だーかーらー、3人の中で誰が一番カワイイのか聞いてるんだけどぉ」 「・・・・」 正直に答えていいのだろうか。それとも空気を読んだ方が? 高度な判断を迫られて答えを言いよどんだ僕の代わりに、お嬢様が即答して下さった。 お嬢様の選択した答えは直球勝負。 「この方は熱心に愛理の応援をして下さったんですって」 「ふーん、そうなんだ(棒読み)。どいつもこいつも、愛理愛理ってさあ」 お嬢様、勝負球がストレートど真ん中ではさすがに甘すぎたようです。 しかもお嬢様、これはひょっとして思いっきり地雷を踏んだのではないでしょうか。 あからさまに口を尖がらせる桃子さん。 たった今さっきまでのお嬢様たちに見せていたあのやさしい笑顔はどこへ? こ、怖い、この人。ステージではあんなにニコニコと愛想をふりまいてたのに。 でも、その質問は愚問だよなあ、誰がかわいいかなんて。 みんなかわいいもん。 そもそも、舞ちゃんよりカワイイ子なんか存在しませんが、何か? なーんて。 そんなこと言ってみたらどうなってしまうんだろう。目の前の人が怖いから絶対言えないけど。 その目の前の人の手前、この場をなんとか取り繕わなければ。 そこで思いついた話題は僕にとって不本意なものだったが、背に腹は変えられない。 「でも、僕の周りはみんなピンクのペンライト持ってる人ばっかりでしたよ。緑サイの僕はその人達にどつかれまくってましたもん」 それを聞くと、桃子さんは怖い顔から一転して、とても楽しそうな表情になる。 「そうなんだ! それは、いい気味だねー。もぉのファンの人はわかってるなぁ」 「終わってから反省会ってのに連れて行かれたら、あの人達ひたすら桃子さんの話題なんですよ」 「そっかぁ。もぉのことそんなに言ってたんだあ。ウフフフ♪」 「桃子さんのことを(嫌というほど)いっぱい聞かされて、僕も詳しくなっちゃいましたよ。好物はウニとカンパチなんですってね」 「それは良かったじゃん、いいことたくさん教えてもらえて! その人たちに感謝しなきゃ!!」 なぜ僕が彼らに感謝しなきゃならないんだろう。 あの日、僕は彼らにそれはいろいろな事をされたのだ。 思い出すと、ちょっと腹が立ってきた。 待てよ、桃ヲタのしたことのその責任は、やっぱり桃子さん本人が取るべきではないだろうかと、ふと思った。 うん、そうだ。泣き寝入りは良くない! 「桃子さんにちょっと申し上げたいことがあるんですが」 「ん?なになに?」 「桃子さんのファンの方々がした行為についてです。あのライブの間、桃ヲタの人達は大勢で僕を囲んでやりたい放題だったんですよ。僕の持ってるのが緑サイだからという理由だけで。ひどいと思いませんか?」 「まーったく思わないよ。だってそんなのピンク持たないのがいけないんじゃん」 「反省会だって、Buono!ライブの反省会って言ってたのに、僕が愛理ちゃんや雅さんの話題を出すと桃子さんの話しをかぶせてきて潰してくるんですよ。それって完全におかしいですよね?」 「全然おかしくないでしょ」 「いや、おかしいですよ。ライブの間はピンクサイで僕の頭を叩きまくったり、聞こえよがしに僕の耳元で大声で桃子コール。 無理やり反省会に連れて行かれたと思えば、酔っ払ったあげくに桃アタックとかいう変なことまでしてきてもう意味がわからない。桃ヲタのこれらの迷惑行為の責任をどう取っていただけるんですか?」 正論だ。 自分の言ったことのあまりの正しさに絶対的な勝訴を確信する。 だが、事態は予想外の方向に進んでいくのだった。 「そンなこと言われても、もぉ困っちゃうゾ・・・」 急にぶりぶりとした口調になる桃子さん。 「でもぉ、それはもぉが一番カワイイのがいけないんだよね・・・ 許してニャン!!」 ・・・・・・ 「・・・も、もっとBuono!というユニットそのものへの忠誠を立てるよう彼らを指導して頂くと同時にですね、桃子さんが責任を持って被害者(僕)への誠意ある対応をs 「ぶー。分かったよー。じゃあ、もぉが責任取って特別に・・・ こゆビーーーム!!」 ・・・・・・ 「これでいい? これでもうすっかり、もぉにメロメロでしょ! 良かったねー。ウフッ」 ・・・・・・ なんなんだ、この人は・・・・ そのとき、ある光景が僕に一発で理解させてくれた。 この桃子さんという人は“すごい人”なんだということを。 それは、あの熊井ちゃんが生暖かい笑顔で桃子さんのことを見ていたのだ。 あの熊井ちゃんが固まってるじゃないか・・・・ そうか、熊井ちゃんにこんな表情をさせるぐらいの人なんだな、この人は。 あー、よく分かりました。 桃子さん、この方はフツウの人ではないんですね。 結局つまるところ、この親玉にしてあのヲタどもありということか。 僕はこれからもずっと緑サイを手放さないつもりだ。 生暖かい笑顔の熊井ちゃんとお嬢様を同一の視界に捉えていて思い出したことがある。 そうだ、舞様からの任務があったんだ。忘れないようにしておかないとな。 熊井ちゃんがお嬢様に何かしようとしたら、僕はそれを全力で阻止しないとならないのだ。 でも、とりあえず今のところは熊井ちゃんの方の心配は無いみたい。 今この場を仕切っているのは、ご覧のように完全に桃子さんのようなので。 熊井ちゃんの心配をしなくていいなんて、何て気楽なんだろう。 そんなお嬢様はと言えば、僕と桃子さんのやり取りを穏やかな微笑みで見守ってくれていた。 「ももちゃんもBuono!のファンの方には優しいのね。さすがみんなのアイドルだわ」 「ちさとも、この子のこと知ってるんだ」 「えぇ。実はね、この方は舞・・・いいえ、何でもないのウフフ」 「ちょっと、ちさとー! 言いかけたなら最後まで言いなさいよ!!」 千聖お嬢様のことを呼び捨てで呼ぶなんて・・・ あの熊井ちゃんでさえ、ちゃんとお嬢様って呼ぶのに。 この人よっぽど偉い人なんだろうか。 桃子さんはついさっきまでの表情とは違った、いかにもお姉さんといった優しく落ち着いた表情に変わっている。 そんな桃子さんのことを楽しそうに見つめるお嬢様。その表情からは桃子さんを信頼しきっているということがよくわかる。 あれ? どこかでこういう表情を見たことあるなと思ったが、そうだあれだ。お嬢様を見つめる舞ちゃんのそれと同じなんだ。 特別の信頼感を寄せている相手にだけ見せると思われるその表情、それが同じなんだ。 お嬢様と桃子さんの間には何か特別の関係があるのを感じる。 そしてそれは、お嬢様と舞ちゃんの2人のそれと似てはいるがまた違う何か・・・ 2人のほのぼのとしたやりとりに、すっかり忘れてしまっていた。 横には熊井ちゃんがいることを。 お嬢様が言いかけたけれど気を使ってぼかしてくれたこと、熊井ちゃんはそれを思いっきり口にする。 「なんだー! お嬢様も知ってるんだ!! こいつが舞ちゃんに片思いだっていうこと」 店内に響き渡るような熊井ちゃんの大きい声。 熊井ちゃんにはかなわない。もうどうにでもなーれ☆ 次へ TOP
https://w.atwiki.jp/millionbr/pages/127.html
真壁瑞希 登場話 4話 真壁瑞希 017 ラフ・メイカー ◆p7KwFaFAcM 真壁瑞希、周防桃子 041 are you a werewolf? ◆3ieDuC0G52 真壁瑞希、周防桃子、双海真美 062 何を考えているのなんて ◆p7KwFaFAcM 真壁瑞希、周防桃子、双海真美 086 The star ◆MT43WSH/jc 天空橋朋花、真壁瑞希、周防桃子、双海真美 ▲上へ戻る
https://w.atwiki.jp/lunchtimers/pages/98.html
きくちあやか →【黄緑】 説明 名門私立蘭血女学院に通う1年生。天真爛漫で活発な女の子。 学内のアイドルムラサキ桃子とは一年下の後輩にあたり、 他の女子学生同様あやか自身も同じ髪型をするなど熱狂 的なムラ信者の一人。。 ムラ先輩の強さに憧れ17年連続全国大会1位の実力を誇 る、伝統と格式高い空手部(200人所属。部長は桃子)の 部員として桃子と共に汗を流す日々であったが、そのあ まりにも過酷な練習に耐えかね今はマネージャーとして 部を支えている。(もともと、あやかは運動オンチ) 四六時中ムラ先輩の周りにベッタリと付きまとい桃子に煙た がられているのだが、それを知ってか知らずか本人にま ったくその自覚はなく、終始『ワー!キャー!』と叫んでいる始末。 ムラ先輩に対する想いは日に日に増すばかりで、時にその 想いが先走りしばし暴走してしまうことも。。その度に すぐさま桃子から鉄拳制裁をくらいお叱りを受けるのだが、 何を勘違いしてかそれを寡黙で感情表現の苦手な先輩から 私への『真の愛情表現』といい方にとってしまい、殴られ ることに至福の喜びを独りかみしめている。。 『真性のドMなドアホ。だが、そこがまた何故か憎めなずカワユスな奴なんだ。。』(桃子談)
https://w.atwiki.jp/girlfriendline/pages/1921.html
出会い えっと、この行列について行けばいいはず… あ、はい、わたしも仮装行列の参加者で…お菓子ですか? ありがとうございま~す。このカボチャの中に、お願いしますね~ マイページ 通常 待ちに待ったハロウィンですよぉ♪ みんな、本格的な仮装ですごいですね~ まるで学園中がテーマパークみたいです♪ 日直 登校 朝 おはようござ…あ、今日はハッピーハロウィン、ですね。 どんな仮装をするかは、パレードまでのお楽しみですよ~ この袋? えへへ、もらったお菓子を入れようと思って… 昼 さすがハロウィンですね。オレンジだらけですよぉ! 軽音部のみんなで、仮装ライブしたいです~ パレードでたくさん歩いたから、お腹がペコペコです… 夜 ハロウィンの本番は夜。さあ、楽しんでいきましょ~♪ 夜になって、パレードはどんどん盛り上がりますよ♪ ジャックランタンに明かりが灯りました。きれいですね~ アルバイト [名前]先輩もここでバイトですか? 一緒にがんばりましょ~♪ 好感度レベルアップ 先輩、ハッピーハロウィンです♪ わたしと一緒に学園中をパレードしませんか~ デート 約束 もしもし、朝比奈です。お電話なら大丈夫ですよ。どうしたんですか~?は~い、わかりましたぁ。その日なら空いてますよ~ えへへ、先輩とお出かけ、楽しみですね~ 当日 はうう、お待たせしましたぁ…! これを作ってたら遅くなっちゃって…かぼちゃマドレーヌですよ。たくさん作ったので、あとで一緒に食べましょう♪ ボス戦 開始 先輩とふたりっきりでパレードがしたい? パレードはみんなでするものですよ~ 勝利 敗北 はうう… 先輩のいないパレードなんて、楽しくありませ~ん… バトル 開始 いたずらされちゃダメですよ~ 声援 イタズラでお手伝いしちゃいますね 勝利 先輩、お見事です~♪ パレードでお祝いしましょ~ 敗北 はうぅ… わたしの応援が足りなかったせいですかね~? しょぼん… タッチボーナス わたしも参加者ですよ~ 多分、この行列かな? オバケさんがいっぱいです
https://w.atwiki.jp/soyoyo/pages/86.html
タグ一覧 メガネ 作品データ タイトル たっぷん☆お姉チャー 発売日 2006/09/15 名義 遠野そよぎ キャラクター名 齋藤千春 (さいとう ちはる) 制作元 桃雛 桃子お友達。 いつもほんわか明るいの女の子。 やっぱり巨乳(笑)積極的な桃子に憧れつつ、意外と悩みの多い桃子のよき相談役でもある。 エロ系同人誌(文章系)の作家もしており、えっちに対する興味はかなりのもの。 (ボーイズも百合も普通のものもなんでもOK) 書いたものを桃子に見せてリサーチしてるようだけど、実は意外とオクテな桃子の反応を 楽しんでいる。 文章を書くときは眼鏡をかける。 すると…いつものおっとりとした天然な雰囲気は消えて眼光鋭くなる。 耳年増で多感なお年頃。 でも、自分の恋愛とかえっちに関してはオクテ。