約 25,199 件
https://w.atwiki.jp/pawapokerowa/pages/94.html
「名推理?迷推理?オレはただ生き残りたいだけ」 ◆7DOBbsTUNE 暗闇の中で一人考え事をしている人物がいた。 彼の名前は上川辰也 …アンドロイドである。 上川辰也は考える。 何故自分がここに居るのか。 俺はCCRの犬どもに騙されてあの時処分されたと思った。 顔の一部が破壊され拳銃をつきつけられたあの状況ではもう助からないと思っていた。 だが実際は…顔の損傷を修復され、生きてこんな訳の分からない殺し合いに参加させられる事になった。 生きている事は喜ぶべきだとは思うが…この状況は頂けない。 上川辰也は考える。 何故こんな殺し合いをさせられる事になったか。 考えられる可能性はいくつかある。 可能性その一 俺が殺されるあの瞬間CCRとの敵対組織が乱入 そしてオレを回収し能力データを採るために殺し合いをさせている。 …正直これは可能性は低いだろう。 あの状況でCCRが他の組織に自らの企業技術であるオレを生きた状況で渡す筈が無い。 少なくとも殺されては居ただろう。 可能性そのニ この殺し合いは大神の連中の実験 これは可能性が高い。 あの絶望的な状況で自分が生きていると言うこと事態がまさにその証明と言えるだろう。 それに始めにたてついて殺されたブラウンと言うやつ。 あの男もおそらくサイボーグだったのだろう。 あの常人ならぬ身体能力で容易に想像出来た。 多分何人かオレと同じアンドロイドやサイボーグが参加させられて居るのだろう。 …一般人と思われるガキも見せしめとして殺されていたが本当に一般人かは判断する材料が少ない無いから保留しておく事にした。 次に首輪について考えて見る。 ガキの首輪を爆破した事から爆発物が内蔵されている事は間違いない。 禁止エリアに入ったら爆発すると言うことは首輪に位置情報を送信する機能があり送信場所が禁止エリアだった場合は爆破のするよう首輪に電波を送られるのだろう。 他に首輪に付いていると考えられるのは盗聴機能と小型の監視カメラ。 反逆の情報を事前に知ることができ、実験データの採取出来るこの二つの機能は、どちらか片方はほぼ間違いなく付いていると考えて良いだろう。 対策としては首輪に何か巻く事と筆談と言うところが妥当だろう。 (今ある情報で考えられる可能性はこれくらいか…) 次に支給品を確認する。 デイパックの中には食料品、コンパス、地図、紙と鉛筆、時計、ランタンと黒い板。 あと旧式のサイボーグのパーツとレッドローズの衣装と麻酔弾の入った銃と予備のカートリッジ3個だった。 黒い板には『この板は放送まで取っておくべし』と書いてあった。放送の時に何か有るのだろう。 旧式のサイボーグのパーツは走力を上げる物だった。 古い物だが使えない事は無いだろう。 装備しておこう。 そしてもう一つの支給品レッドローズの衣装 全く持って嫌味な物を支給してくれる。 だが変装には使えるかも知れない。 最後の支給品の麻酔弾の入った銃。 相手を無効化するのには最適な武器だと思うが… サイボーグが何人も参加をしているだろうこの殺し合いではあまりに役に立たないかも知れない。 (支給品はだいたいこんな物か…) 確認出来る事は確認した。 どうしてこんな殺し合いに参加させられているのか予想はついた。 次は生きる為の行動をしなければならない。 (オレは死にたく無い…ならばオレがすべき事は…) ▼ ▼ ▼ 全国大会に優勝出来なかったアタシは消える筈だった。 だから大好きな走太君と楽しく過ごしてから消えるつもりだった。 ヒゲの神様が送る場所を間違えたんだろうかアタシは消えずにこんな殺し合いをさせられる事になった。 その上チームメイトの金太君が殺されてしまった…。 悲しくてしばらく涙が止まらなかった…。 アタシは殺し合いなんてしたくない。 だからここから逃げる方法を探す事にした。 それに…もしかしたら走太君もここに居るのかも知れない。 あの金太君が殺された場所にはかなりの人数の人が集められていた。 その中に走太君が居てもおかしくない。 (居るのなら早く会いたいワン…) 「走太君…もしもいるのならぶじでいて欲しいワン…」 彼女は歩き出す。 この殺し合いから逃げるため。 そして大好きな走太に会うために。 だが歩みは止まる事になった。 「動くな!」 「え…!」 声が聞こえた方を向くとそこには拳銃を構えた男の人が居た。 いつもの彼女なら臭いで人の接近に気付けていただろう。 …だが金太を目の前で殺されたショックで臭いに集中する事がなかった。 「さて女…撃たれたくなかったらまずはオレの目を良く見てろ」 「わ…わかったワン」 「それじゃあオレの質問に嘘偽りなく答えて貰おうか」 ▼ ▼ ▼ 「わかったワン」 (上手くいった… これでこの少女から正確な情報を仕入れる事が出来る) 辰也は少女と目を合わせた瞬間、自身にそなわっている能力を発動させた。 催眠暗示。 これが辰也のアンドロイドとしての能力。 効かない人間も居ればとても良く効く人間も居る。 どうやらこいつは後者だったらしい。 「お前の名前はなんだ?」 まずは手始めに簡単な質問をする。 「芽森わん子ワン」 「お前はこの殺し合いに乗っているか?」 「のってないワン」 「亀田に殺されたのはお前の友達か?」 さてここから先が重要だ 有益な情報を持ってればいいんだか…。 「金太って言う野球のチームメイトだワン」 ガキ繋がりで何か情報が無いかと思って聞いて正解だった。 更に詳しく金太について聞く事にする。 「その金太は何か特殊な能力を持っていたか?」 「もってないワン」 …これで一般人も参加している可能性が高くなった。 もちろんこの少女が知らなかっただけと言う可能性も有るが…。 次の質問をする。 とても気になっていた事だ。 「お前は…人間か?」 この少女を初めて見た時から疑問に思っていた。 頭の上から犬の様な耳が生えていたからだ。もしかしたら大神かそれとも別の組織に作られた生体兵器なのかも知れない。 だか帰って来た答えはシンプルだった。 「犬ワン」 普通に犬と言う答えが返ってくるとは予想していなかった。 普通なら何を馬鹿なと言ってやる所だが相手は催眠状態。 少なくとも本人は本気でそう思っているのだろう。 だが少女の言葉を本当だとするなら一つ疑問が生まれる。 「…犬だと? …なんで人間の様な姿をしている?」 そうそれは当然の疑問。 犬が人になるのなら何か理由が必要だ。 「ヒゲの神様が人間にしてくれたワン」 ……また予想外な答えが返って来た。 とりあえずヒゲの神様について聞いて見る。 「ヒゲの神様とは何者だ?」 「ヒゲの神様はヒゲの神様だワン」 「…もう一回聞こうヒゲの神様とは何者だ?」 「ヒゲの神様はヒゲの神様だワン」 …どうやらヒゲの神様について詳しく教えては貰えそうに無い。 本当に何も知らないのかそれとも記憶をいじられているのかは分からないが。 「最後にお前のここまで人生を話せ」 わん子は自分の今までの人生を語り始めた。 自分は元は捨てられていた犬だったと言うこと。 才葉と言う人物に拾われ飼われていた事。 そして自分の不注意で車にひかれてしまったと言う事。 その後にヒゲの神様に助けてもらったと言うこと。 人間としてずっと生きるには全国大会で優勝しなければならない事。 だからその為に野球のチームに入って頑張って来たこと。 結局優勝する事が出来なくて消えてしまう前に大好きな走太君と過ごして最後の思い出を作ろうと思った事。 でも気が付いたらこんな殺し合いに参加させられていた事。 それが少女が歩んで来た人生らしい。 ここまで聞いてオレは一つの可能性について考えてついた。 ヒゲの神様と言う男は森友子と同じ記憶をいじる能力を持っているのかも知れないと言う事。 正直言って犬が人間になるなど信じられない。 だが人間が自分を犬と思いこんで自らの肉体を変化させるのなら納得出来る。 そうオレがかつてレッドローズとして利用してやった美空と同じ様に。 この少女はオオカミつきなんだろう。 何の為にかはまでは分からないが、それに気付いたヒゲの神様とやらが上手く記憶を書き換え犬の真似事をやらせていると言うところだろう。 さてこの少女から得られる情報は集まった…。 後はやるべき事をするだけだ。 ▼ ▼ ▼ 「お座り!」 「ワン!」 「お手!」 「ワン! …ってタツヤさん 何をやらせるんだワン!」 「はははごめんごめん」 このお兄さんは上川辰也さん この殺し合いに乗っていないらしい。 拳銃をつきつけたりしたのはアタシが殺し合いに乗って無いか確認したかったからだと説明してくれた。 「ところでわん子ちゃん支給品の確認をしたかい?」 「まだワン」 「なら確認した方がいいんじゃないか?」 「じゃあ、かくにんするワン」 アタシはデイパックの中を見た中から出て来たのは… 赤、青、黄、黒、ピンク、シルバー、茶色、緑、紫、オレンジ色といった様々の色のヒーローの服だった。 「これはヒーローの…」 「…服だワン」 「他には何か無いか?」 「ほかには食料とコンパスと地図と紙と鉛筆とランタンと…黒い板が入ってるワン」 「そうか」 少しの何か考える様な仕草をしたと思うとタツヤさんはこんな事を言い出した。 「それじゃあ一つ提案が有るんだかそのヒーローのスカーフを仲間の目印として使わないか?」 いい提案だと思ったので素直に従う。 「なかまのめじるし?わかったワン!」 そんな訳でアタシとタツヤさんは沢山あるヒーローの服の中からスカーフを全て回収し自分の首に付けたのだった。 余った分のスカーフはアタシとタツヤさんとで半分に分ける。 「じゃあ行こうかわん子ちゃん」 そう言ってタツヤさんは歩き出した。 「どこに行くワン?」 タツヤさんが行こうとしている先には怪しくそびえる建物見えていた。 「あそこに建物が見えるだろう? まずは何か無いか調べに行くのさ わん子ちゃんはどうする?」 「アタシは…走太君をさがしに行きたいワン」 「探しに行きたい気持ちは分かるが今はオレについてきて欲しい 後でその走太君を一緒に探してあげるからさ」 「ほんとう?ありがとうワン!」 ▼ ▼ ▼ なんとか丸め込めて辰也は安心していた。 これでわん子と一緒に行動出来る。 わん子と一緒に行動するメリットはいくつかある。 メリットその一 わざわざ足手まといになるであろう子供を連れている事で相手の警戒心を薄れさせる事が出来る。 殺し合いに乗っていないと言う証明にも使えるであろう。 メリットその二 わん子の知り合いを楽に仲間に引き入れる事が出来る。 メリットその三 勝てない相手と戦う時に捨て駒に出来る。 生き残りたいと殺し合いをしている奴も入れば亀田の願いを叶えてやると言う甘言に乗せられて殺し合いをしている奴もいるだろう。 そう言う馬鹿な連中からも身を守らなければならない。 (まあルナストーンの事で騙されて居なければオレも乗っていたかもな。) かつての自分を思い出す。 ルナストーンを全部集めれば人間にしてくれる。 そんな甘言に乗せられて美空にレッドローズをやらせルナストーンを集めた。 人間なれると喜んでそれを持っていったオレだが…それはCCRの…大神の罠だった。 そしてオレは今この殺し合いに参加させられている。 わざわざルナストーンの時と同じ結末に進んでやる必要は無い。 優勝しても結局主催者に殺されるだけに決まっている。 だからオレは主催者を頼らず、同じく参加させられている者達の力で脱出する事を決意した。 その決意を実現するには例え小さな子供でも利用しなければならないだろう。 だからわん子には付いてきて貰わなければならない。 もしついて来ない場合催眠暗示のを使おうと思ったが使う必要が無くなり本当に良かった。 さっき催眠暗示を使って時に妙に疲れを感じた。 何か亀田達にいじられたのだろうか。 まだやるべき事は始まったばかり。 出来るだけ使うのは控えたい。 それとサイボーグ同盟の連中とは合流したいところだ。 大神の研究所を脱走する時にあいつらは役にたった。 喧嘩別れをしたとはいえ、こんな状況だ。 きっと協力してくれるだろう。 亀田め…お前らの思い通りにはならないぞ 絶対に首輪をする方法を見付けて解除してやる。 「それじゃあの建物に行こうか?」 「はいワン!」 二人は歩き出す。 この惨劇から抜け出す為に。 【A-3/森の中/1日目/深夜】 【上川 辰也@パワプロクンポケット8】 [状態] 疲労小、走力+5 [装備] 走力5@パワポケ3、ヒーローのスカーフ@パワポケ7、拳銃(麻酔弾)予備カートリッジ×3@パワポケ8 [参戦時期]美空生存ルート、ルナストーン引き渡し後 [道具] 支給品一式、レッドローズの衣装@パワポケ8、ヒーローのスカーフ四個@パワポケ7 [思考・状況] 基本:殺し合いからの脱出 1:近くにある建物(研究所)を調査する。 2:仲間を集める。 3:サイボーグ同盟の連中と合流したい。 4 首輪を詳しく調べたい。 備考 黒幕に大神がいると可能性があると考えています。 首輪の考察をしました。 考察した内容は以下の通りです。 1首輪には爆発物が仕掛けられている。 2首輪には位置情報を送信する機能ある。 3移動した位置が禁止エリアなら爆破の為の電波を流され爆発する。 4盗聴機能や小型カメラが首輪に仕掛けてあると予想しました。 現在カメラ対策としてスカーフを首に巻いています。 考察の内容が当たっているかは不明です。 わん子からパワポケダッシュの登場人物に付いての知識を得ました。 わん子の事をオオカミつきだと考えています。 ヒゲの神様(野球仙人)の事を記憶を操作する能力を持っている人間だと予想しました。 暗示催眠の能力は制限のせいで使う度に疲労が伴います。 使用為すぎると疲れて気絶するかも知れません。 能力に制限がかかっている事に気付きました。 情報を引き出す時や緊急時以外は使用を出来るだけ控えるつもりです。 【芽森 わん子@パワポケダッシュ】 [状態] 健康、仲間が出来て嬉しい。 [装備] ヒーローのスカーフ@パワポケ7 [参戦時期] わん子ルート、卒業直後 [道具] 支給品一式、ヒーローの衣装セット@パワポケ7、ヒーローのスカーフ四個@パワポケ7 [思考・状況] 基本:殺し合いから脱出する 1:タツヤさんに付いてく。 2:走太君を探したい。 備考 ヒーローの服衣装セットの内容はレッド ブルー イエロー ブラック ピンク シルバー ブラウン グリーン パープル オレンジの衣装です。 スカーフだけ回収され辰也とわん子の二人で半分ずつ所持しています。 【ヒーローの衣装セット@パワプロクンポケット7】 パワポケ7でお馴染のヒーロー達の衣装。 着ればヒーロー気分を体験出来るぞ!。 気分だけで強くはならない。 ちなみにレッド ブルー イエロー ブラック ピンク シルバー ブラウン グリーン パープル オレンジの衣装が入っている。 【ヒーローのスカーフ@パワプロクンポケット7】 ヒーローの衣装セットからスカーフだけを取り出した物。 【走力5@パワプロクンポケット3】 サイボーグ専用装備。 走る力がアップするぞ!。 パワプロクンポケット8のサイボーグ達からすれば古いパーツだが使えない事は無い。 【拳銃(麻酔弾)@パワプロクンポケット8】 主人公が本編で使っていた愛用品。 普通の弾や強化弾も使用可能。麻酔弾は二年目のサイボーグ検査の前に使用された。 ちなみに麻酔弾はチームメイトに撃った。 【レッドローズの衣装@パワプロクンポケット8】 小さなお子様と大きなお友達が大好きレッドローズの衣装。 警察には嫌われている。 変装には使えるかもしれない。 満月の夜、美空が装備すると…? 【黒い板@???】 第一放送と同時に文字が浮かぶ板。 浮かび上がるのは…? 投下順に読む 015 深夜のひととき← 戻る →017 時間の歪み 時系列順に読む 015 深夜のひととき← 戻る →017 時間の歪み 前へ キャラ追跡表 次へ GAME START 上川辰也 026 辰也お兄さんとわん子ちゃんの研究所探検! GAME START 芽森わん子 026 辰也お兄さんとわん子ちゃんの研究所探検!
https://w.atwiki.jp/asianmystery/pages/250.html
2014年10月7日 このページは、今月初めに中国語の短篇ミステリ4作を翻訳・電子出版した稲村文吾さん(現代華文ミステリ翻訳部)にご寄稿いただいたものです。(Dokuta / 松川良宏) 稲村文吾さん Twitterアカウント (主に未邦訳の中国語ミステリの感想ツイート) 現代華文ミステリ翻訳部 Twitterアカウント (主に中国語ミステリの翻訳出版についての告知ツイート) Index 主催者挨拶 「人体博物館殺人事件」御手洗熊猫(みたらいぱんだ、ユーショウシー ションマオ) 「おれみたいな奴が」水天一色(すいてんいっしき、シュイティエンイースー) 「バドミントンコートの亡霊」林斯諺(りんしげん、リン スーイェン) 「犯罪の赤い糸」寵物先生(ミスターペッツ) 主催者挨拶 はじめまして、中国語のミステリを読み、日本で紹介する活動を行っている稲村文吾と申します。今回はこの場をお借りして、新しく翻訳が発表される中国語ミステリのご紹介ができることとなりました。 作家の島田荘司氏が中心となった華文ミステリの振興活動や、このサイトをはじめとするネットでの草の根の布教などを通して、中国語圏においても盛んにミステリが書かれているということ自体は日本でもある程度知られるようになっていると思われます。しかし、その成果を日本語で読むことのできる機会はまだまだ多いとは言えず、また中国語を学んでいる方や中国語圏の文化に興味を持っている方の中でも、ミステリに関心を向ける方はあまり多くないというのが現状です。 それでも、私の乏しい読書経歴の中だけを見ても、紹介されるべきだと思える華文ミステリ作品にいくつも出会ってきました。そこで、現代の中国語ミステリの姿を日本の読者の方々により知っていただきたいと決心し、翻訳の許可を取るところから始まって、翻訳、編集、出版準備や広報と、多数の方々から様々なお力沿えを頂き、今回、短篇作品4作の翻訳をAmazonの提供する電子書籍出版サービス、Kindle Direct Publishingを通し出版する運びとなりました。 今回紹介する4作品、それぞれ作品のタイプは異なりますが、日本の読者からしても各々に大きな魅力を持った作品です。この出版を通して、多くの素晴らしい作品が紹介されずに眠っている、現代華文ミステリに意識を向ける方が一人でも増えればと思っております。 ※ Kindleストアで販売している電子書籍は、Kindle端末を持っていない場合でも、Android端末(スマートフォン、タブレット)やiPhone、iPadなどからアプリを使用して読むことができます。 【追記】2015年1月に「KIndle for PC」日本語版がリリースされ、PC等からも読むことができるようになっています。 『現代華文推理系列 第一集』(以下四作の合本版) (表紙画像をクリックすると、Amazonのページが開きます) 「人体博物館殺人事件」御手洗熊猫(みたらいぱんだ、ユーショウシー ションマオ) 原題:”人体博物馆谋杀案”(人体博物館謀殺案)、2008年初出 (表紙画像をクリックすると、Amazonのページが開きます) 作家紹介1988年生まれ。雑誌『歳月・推理』(岁月・推理)の編集者であった杜撰に見出され、島田荘司にオマージュを捧げた短篇「異想天開之瞬移魔法」(异想天开之瞬移魔法)でデビュー。不可能犯罪とそのトリックに強くこだわった作風が特徴。 作品紹介「人体博物館殺人事件」は第一短篇集『御手洗濁的流浪』(御手洗浊的流浪)に収録された作品で、若き芸術家「小栗虫子」が設立した「人体芸術の美術館」で二重密室殺人事件が起こる。執筆にあたっては『黒死館殺人事件』から影響を受けていたと作者が語っている。 本文サンプル pdfファイル / mobiファイル 関連ページ 中国のミステリ作家・御手洗熊猫の長編推理小説『島田流殺人事件』 中国ミステリ史 第五章 「おれみたいな奴が」水天一色(すいてんいっしき、シュイティエンイースー) 原題:”我这样的人”(我這様的人)、2008年初出 (表紙画像をクリックすると、Amazonのページが開きます) 作家紹介1981年北京生まれ、北京工業大学コンピュータ学部卒。2001年ごろからインターネットフォーラム「推理之門」などで作品を発表、2006年に雑誌『歳月・推理』が創刊されると2008年まで編集者を務めた。2009年には長篇『蝶の夢 乱神館記』が日本語訳され、これは『2011本格ミステリ・ベスト10』海外篇で14位相当にランクされる健闘を見せた。 作品紹介『蝶の夢』は唐代を舞台にした作品だったが、本作「おれみたいな奴が」は現代が舞台で、卑小な男の破滅を冷静な筆致で描く倒叙ミステリ。『歳月・推理』2009年9号に発表され、北京偵探推理文芸協会の主催する賞、第五回全国偵探推理小説大賽(2011年)において最優秀短篇小説賞を受賞したほか、北京師範大学教授の任翔氏が編集した『中国百年偵探小説精選』第八巻(2012)などのアンソロジーに採られている。 本文サンプル pdfファイル / mobiファイル 関連ページ 2011本格ミステリ・ベスト10 海外本格ミステリ・ランキング 中国ミステリ史 第五章 中国ミステリ史 第六章 「バドミントンコートの亡霊」林斯諺(りんしげん、リン スーイェン) 原題:”羽球場的亡靈”、2004年初出 (表紙画像をクリックすると、Amazonのページが開きます) 作家紹介1983年、台湾嘉義県生まれ。台湾推理作家協会会員。2002年に短篇「判決」(のちに「褪色的愛」と改題)を『推理雑誌』誌に掲載してデビュー。2004年に本作「羽球場的亡靈」で第二回人狼城推理小説賞を受賞。2009年に『氷鏡荘殺人事件』で第一回島田荘司推理小説賞最終候補、2012年に短篇「第五大道謀殺案」で、中国大陸の雑誌『歳月・推理』が主催する賞、華文推理大奨賽(华文推理大奖赛)第二等入選。現在は『歳月・推理』誌で特約編集員を務める傍ら旺盛に執筆を続けている。 作品紹介本作はシリーズ探偵・林若平が安楽椅子探偵を務める密室もの。受賞後に『野葡萄文学誌』14、15期に発表され、2007年に輔仁大学の学生によって映画版が作られているほか、Ellery Queen s Mystery Magazine 2014年8月号に "The Ghost of the Badminton Court" として訳載された。 本文サンプル なし 関連ページ 島田荘司推理小説賞 米国EQMM掲載の日本ミステリ 「犯罪の赤い糸」寵物先生(ミスターペッツ) 原題:”犯罪紅線”、2007年初出 (表紙画像をクリックすると、amazonのページが開きます) 作家紹介1980年生、台湾大学情報技術学部卒。台湾推理作家協会理事。2007年に本作「犯罪紅線」で第五回人狼城推理文学賞受賞。2009年には長篇『虚擬街頭漂流記』で第一回島田荘司推理小説賞を受賞し、これは日本語訳も出版されて『2011本格ミステリ・ベスト10』海外篇では12位相当にランクされている。 作品紹介本作は「運命の赤い糸」を操るという神「月下老人」の伝説を十年前の誘拐事件に絡め、ある夫婦の馴れ初めを描いていく軽快にしてサスペンスルフルな作品。中国本土の『歳月・推理』誌にも掲載され、同誌の8周年記念号や、任翔編『百年中国偵探小説精選』第八巻(2012)にも収録された。 本文サンプル pdfファイル / mobiファイル 関連ページ 2011本格ミステリ・ベスト10 海外本格ミステリ・ランキング 島田荘司推理小説賞 このアジアミステリを邦訳してほしい! (台湾編) 関連ページ 台湾ミステリ 読書案内 中国ミステリ 読書案内 東アジアミステリ邦訳一覧
https://w.atwiki.jp/kyogokurowa/pages/155.html
【岩永琴子】 035 四月馬鹿達の宴 ◆N9lPCBhaHQ 055 ライズ・イン・ザ・フィクション ◆vV5.jnbCYw 071 『xxxx/xx/xx』 ◆N9lPCBhaHQ 074 It s My Life ーTir na nOg ー(前編)It s My Life ーTir na nOg ー(後編)It s My Life ー永遠の銀(RickReMix)ーIt s My Life(前編)It s My Life(後編) ◆ZbV3TMNKJw 089 嘘と真 ◆mvDj9p1Uug 110 赤は愛より出でて愛より赤し ◆2dNHP51a3Y 113 明日之方舟(ArkNights)-黎明前奏-明日之方舟(ArkNights)-苦難揺籃-明日の方舟たち(ArkNights)-局部壊死-明日の方舟たち(ArkNights)-時雨嵐月-明日の方舟たち(ArkNights)-怒号光明-間宮あかりVS魔王ベルセリア 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦明日の方舟たち(ArkNights)-正真正銘の怪物-明日の方舟たち(ArkNights)-「終幕」或いは「序章」- ◆2dNHP51a3Y 119 明日を信じて ◆qvpO8h8YTg 130 Dread Answer ◆ZbV3TMNKJw 136 Cold War ◆qvpO8h8YTg 139 戦々凶々(前編)戦々凶々(後編) ◆qvpO8h8YTg 【桜川九郎】 025 Lovers ◆qvpO8h8YTg 052 物情騒然 ◆qvpO8h8YTg 061 方針決定 ◆ハーメルンユーザー 085 フレンダちゃんのドキドキ⭐︎生存戦略! ◆qvpO8h8YTg 092 Liber AL vel Legis -the point of no return-Liber AL vel Legis -黒 VS 白-法の書・外典【テイルズオブベルセリア】Liber AL vel Legis -THE WORLD REVOLVING- ◆2dNHP51a3Y 106 生きる者達 ◆mvDj9p1Uug 112 過去が今、私の人生を収穫に来た ◆EPyDv9DKJs 114 裁定、そして災害(前編)裁定、そして災害(後編) ◆mvDj9p1Uug 121 ニンゲンだから ◆mvDj9p1Uug 129 閉じ込められた方舟の中で ◆qvpO8h8YTg 133 偽りの枷 ◆ZbV3TMNKJw 【弓原紗季】 011 残酷な饗宴のmadness ◆qvpO8h8YTg
https://w.atwiki.jp/asianmystery/pages/153.html
『中国ミステリ史 第一章』(19世紀末~1910年代) 『中国ミステリ史 第二章』(1910年代~1940年代) 『中国ミステリ史 第三章』(1940年代末~1970年代) 『中国ミステリ史 第四章』(1970年代末~1990年代) 『中国ミステリ史 第五章』(1990年代末~21世紀初頭) 『中国ミステリ史 第六章』(現代) 『読書案内』 参考文献 中国ミステリ I (江戸川乱歩とその周辺)東震太郎(1947)講演「中国の探偵小説界」(「第13回土曜会記録」『探偵作家クラブ会報』第2号、1947年7月) 東震太郎(1947)「中国の探偵小説」(『探偵作家クラブ会報』第2号、1947年7月) 柴田天馬(1947)講演「中国文学に現れた犯罪、探偵」(「第18回土曜会記録」『探偵作家クラブ会報』第7号、1947年12月) 江戸川乱歩(1949)「福爾摩斯(ホルムス)偵探案全集」(『探偵作家クラブ会報』第30号、1949年11月) 江戸川乱歩(1950)「中国十八世紀の長篇探偵小説」(『探偵作家クラブ会報』第33号、1950年2月) ファン・ヒューリック(1950)「中国の推理小説について」(『朝日評論』1950年6月号、朝日新聞社) - 実際の表記は「ヴァン・グーリク」 江戸川乱歩、ロバート・ファン・ヒューリックほか(1950)座談会「中国の探偵小説を語る」(『宝石』1950年9月号、pp.130-147)ロバート・ファン・ヒューリック『柳園の壺』(早川書房、2005年)巻末に、三分の一程度に縮められたものが収録されている。 『探偵作家クラブ会報』第37号(1950年6月)で「第47回土曜会記録」として座談会の要旨がまとめられている。 江戸川乱歩(1956)「香港の探偵雑誌」(『日本探偵作家クラブ会報』第110号、1956年7月) 中国ミステリ II (『ミステリマガジン』、20世紀末まで)TEN(1964)「香港偵探小説巡羅」(『エラリイ・クイーンズ・ミステリ・マガジン』1964年2月号、p.25、「マガジン・パトロール」コーナー) ジェフリー・C・キンクリー(1986)「ポスト毛の中国探偵小説」(『ミステリマガジン』1986年3月号、pp.108-109) 西夜朗(1989)「香港で見つけた翻訳小説シリーズ」(『ミステリマガジン』1989年12月号、pp.106-107) 狩井善人(1991)「ありました。香港の名作ミステリ・シリーズ」(『ミステリマガジン』1991年5月号、pp.106-107) H・K(1999)「中国語圏のミステリ」(『ミステリマガジン』1999年3月号、p.48) 中国ミステリ III (公案小説の周辺)実吉達郎(1988)「4章 包孝粛・ホームズ・越前守 ―なぜ、中国に名探偵は生れなかったか」(実吉達郎『シャーロック・ホームズと金田一耕助』毎日新聞社、1988年8月、pp.89-118) 芦辺拓(1995)「重たい本をカバンに詰めて 一探偵作家の中国小説メモ」(『幻想文学』第44号、pp.110-115) 中国ミステリ IV (21世紀以降)李長声(リー チャンション)(入交みず 訳)(2002)「中国のミステリー事情 大衆文学への渇望」 (光文社『ジャーロ』7号(2002年春号))pp.273-277 井波律子(2003)『中国ミステリー探訪 ―千年の事件簿から』日本放送出版協会、2003年11月 ※第4回(2004年)本格ミステリ大賞 評論・研究部門候補作 池田智恵(2009)「発展途上の中国ミステリー」 (水天一色『アジア本格リーグ4 蝶の夢 乱神館記』講談社、2009年11月)pp.383-394 天蠍小豬(2009)「中国ミステリー事情」 (島田荘司監修『本格ミステリー・ワールド 2010』南雲堂、2009年12月)pp.27-30 「黒蜘蛛クラブの挨拶」(島田荘司監修『本格ミステリー・ワールド 2012』南雲堂、2011年12月、pp.226-228) - ジャーナリストの臧歆春が中国の最新ミステリについて寄稿 中国ミステリ V (『ミステリマガジン』、21世紀)「海外ベストセラー」コーナー、2008年6月号、2008年12月号、2009年6月号、2009年12月号、2010年6月号で中国amazonのミステリ売り上げランキングを紹介 松川良宏(2011)「東アジア推理小説の日本における受容史」(『ハヤカワミステリマガジン』2012年2月号、pp.12-19) 阿井幸作(2011)「昨今の中国ミステリ事情について」(『ハヤカワミステリマガジン』2012年2月号、pp.26-29) 阿井幸作(2012)「《青春》では言い尽くせない不良たちの学園ミステリ」(『ハヤカワミステリマガジン』2012年3月号、p.237) - 王稼駿『明暗線』レビュー 中国ミステリ VI (外国語文献)曹正文(1998)『世界偵探小説史略』 第十五章 中国侦探小说概况「第一节 中国侦探小说的起源与发展」 「第二节 程小青的侦探小说」 「第三节 旧中国其他侦探小说家概述」 任翔(2002)「凭栏十里芰荷香(代序)」 (『20世纪中国侦探小说精选』(全4巻、2002年)の序文) 李卫国(2006)「公安法制小说研究之概述」 汪政(김택규 訳)(2006年ごろ?)「중국현대추리소설론(中國現代推理小説論)」 (韓国推理作家協会『계간 미스터리(季刊ミステリ)』2007年夏号) 老蔡、杜撰(2009)「百年华文推理简史」 (中国の推理作家・杜撰(ずさん)氏のブログに連載されたもの)老蔡、杜撰「引言」 老蔡「一、中国侦探小说的起源」 老蔡「二、程小青与霍桑(上)」、「二、程小青与霍桑(下)」 老蔡「三、孙了红和他的“反侦探小说”」 老蔡「四、民国时期的其他原创作品(上)」、「四、民国时期的其他原创作品(下)」 老蔡「五、民国时期的侦探杂志(上)」、「五、民国时期的侦探杂志(下)」 老蔡「六、新中国的反特小说」 老蔡「七、“文革”中的地下侦探小说」 老蔡「八、“文革”后的侦探小说创作浪潮(上)」、「八、“文革”后的侦探小说创作浪潮(中)」、「八、“文革”后的侦探小说创作浪潮(下)」 杜撰「九、网络推理小说的创作热潮」 杜撰「十、《岁月·推理》与现今华文推理」 中国における日本ミステリ『第六回松本清張研究奨励事業研究報告書 日本の探偵小説・推理小説と中国 ――その中国における受容と意味 共同研究』(北九州市立松本清張記念館、2006年1月)王成「中国における日本探偵・推理小説の受容とその意味」(pp.2-12) 林濤「中国における日本女性推理小説の翻訳と紹介」(pp.13-22) 王中忱「中国における日本の探偵・推理小説翻訳作品目録」(pp.45-106) 中国公案小説とその日本への影響江戸川乱歩(1951)「原始法医学書と探偵小説」(『新版 探偵小説の「謎」』現代教養文庫、1999年、pp.196-200/初出:『自警』1951年9月号(未確認)) 荘司格一(1991)「裁判を通して社会の実相を伝える稀覯本の数々」(『翻訳の世界』1991年7月号、p.66、[国別・地域別/未訳ミステリ紹介]中国) 北村薫「中国公案小説と日本最初の本格ミステリ」(『謎のギャラリー 名作博本館』新潮文庫、2002年、pp.51-76)※初出未確認 訳者あとがき類(中国ミステリ関連)張平(ジャンピン)『十面埋伏』(じゅうめんまいふく)(新風舎、2005年11月、pp.391-394) ジョー・シャーロン『上海の紅い死』(下巻)(田中昌太郎訳、早川書房 ハヤカワ・ミステリ文庫、2001年11月、pp.339-345) ダイアン・ウェイ・リャン『翡翠の眼』(羽地和世訳、ランダムハウス講談社、2008年6月、pp.309-311) 追加1岡本綺堂「怪奇探偵話」(赤膏薬 / 支那の探偵小説 / 怪奇一夕話) 水島爾保布「偽雷神(支那の探偵奇譚)」(『探偵文藝』1925年8月号) 橋本五郎「支那の探偵小説」(『探偵クラブ』1933年3月) 橋本五郎「支那偵探案「仙城奇案」」(『月刊探偵』1936年6月号) 橋本五郎「面白い話」(『真珠』1947年4月) 追加2無署名記事「中国の探偵小説出版」(『出版ニュース』1950年3月下旬号、p.7) 陳舜臣「ファン・チェン・ファン」(『日本推理作家協会会報』1979年7月号、367号、p.3) 鮎川哲也「ちょっとしたミステリー」(『日本推理作家協会会報』1981年1月号、385号、pp.3-4) - 香港の探偵雑誌にほんの少し言及 林久之「驚険小説在中国 現代中国のミステリー」(『EQ』1981年11月号、pp.161-168) 石沢英太郎「中国の読者からの手紙」(『日本推理作家協会会報』1981年12月号、396号、p.2) 石沢英太郎「中国の翻訳者からの手紙」(『日本推理作家協会会報』1982年1月号、397号、p.2) 中島河太郎「中国刊行の「日本短篇推理小説選」」(『日本推理作家協会会報』1982年9月号、405号、p.4) 井波律子「「中国ミステリー」の愉しみ」(『岩波講座 文学6 虚構の愉しみ』岩波書店、2003年12月、月報pp.1-3) ソ連ミステリ (主なもの。ソ連ミステリに関する日本語文献の一覧は「こちら」で示している)江戸川乱歩(1956)「探偵小説の世界的交歓 チェーホフの長篇探偵(?)小説」(『宝石』1956年10月号)pp.68-77 - ロマン・キムからの第一信の全文が転載されている(原卓也訳) 江戸川乱歩(1957a)「ソ連と中共の近況 ――ロマン・キム氏から第二信――」(『宝石』1957年1月号)pp.137-140 - ロマン・キムからの第二信の全文が転載されている(原卓也訳) 江戸川乱歩(1957b)「海外近事 ――アメリカ、ソ連、オランダ――」(『宝石』1957年8月号)pp.238-243 - ロマン・キムからの第三信の大部分が転載されている(木村浩訳) 袋一平(1957)「ソ連の探偵小説界近況」(『日本探偵作家クラブ会報』第120号、1957年7月) 飯田規和(1965)「ソ連の探偵小説」(『EQMM』1965年4月号)pp.70-72 飯田規和(1972)「ソ連の推理小説」(『世界ミステリ全集12』早川書房、1972年)月報 pp.3-4 その他ミステリ中島河太郎(1993)『日本推理小説史 第一巻』東京創元社、1993年4月「第六章 探偵実話とホームズの移入」(初出:『宝石』1962年6月号(未見)) 「第十八章 綺堂の捕物帳創始」(初出:『宝石』1963年4月号(未見)) 「第二十七章 乱歩出現の前夜」(初出:『宝石』1963年11月号(未見)) 郷原宏(2010)「シャーロック・ホームズの来日」(『物語日本推理小説史』講談社、2010年11月) 玉田誠(2009)「台湾の本格ミステリー事情」 (藍霄『アジア本格リーグ1 錯誤配置』講談社、2009年9月)pp.307-315 (台湾) 米津篤八(2009)「韓国ミステリー百年の現在」 (李垠『アジア本格リーグ3 美術館の鼠』講談社、2009年11月)pp.231-237 (韓国(朝鮮半島)) 부끄럼(bookgram)(2009)「셜록 홈스 시리즈 한국어 번역 연표(Sherlock Holmes series 韓國語 飜譯 年表)」 (韓国の国文学研究者(博士号取得)パク・チニョン(박진영)氏のブログの記事 宇戸清治(2009)「タイ・ミステリーの過去と現在」 (チャッタワーラック『アジア本格リーグ2 二つの時計の謎』講談社、2009年9月)pp.275-283 (タイ) 柏村彰夫(2010)「インドネシアの推理小説」 (S・マラ・Gd『アジア本格リーグ5 殺意の架け橋』講談社、2010年3月)pp.387-395 (マレーシア・インドネシア) 中国語圏SF武田雅哉、林久之(2001)『中国科学幻想文学館』(上下巻)大修館書店、2001年12月 Wikipediaにリンクを貼った箇所もあるが、情報源としては利用していない。 以下、未見 阿部泰記「中国近代における探偵小説の創作」(樋口進先生古稀記念論集刊行会編『中国現代文学論集』中国書店、1990年4月)
https://w.atwiki.jp/fromg/pages/179.html
神崎 ジョニー 刑事 男A 男B 女C 被害者女性 カメラ とあるマンションの一室、ひとりの女性の遺体が発見された。 遺体には殴られたような跡があった、部屋が荒らされ、現場に駆け付けた刑事は殺人事件として捜査を始めた。 ジョニー「これは難事件になりそうだ...」 刑事「先輩お疲れ様です」 ジョニー「遅いぞお前」 刑事「あれ、ちょっと待ってくださいよ?あれ、あれ?」 ジョニー「何探してるんだ?あんまり触るなよ現場を、おいおい、おい!」 刑事「あ、一応...(警察手帳を見せる)」 ジョニー「いいよ!知り合いだろ」 刑事「先輩のも一応...」 ジョニー「なんでだよ、いいだろ。それよりお前なに遅れてきてるんだよ」 刑事「すみません、来る途中にひったくりを目撃したんです」 ジョニー「ひったくり?」 刑事「ええ、おばあさんがバイクの男にかばんをひったくられて...」 ジョニー「もちろん捕まえてきたんだろうな」 刑事「いや、心苦しかったんですけど無視しました」 ジョニー「なんでだよ」 刑事「遅刻してたんで」 ジョニー「ならひったくり関係ないだろ、なんで遅れたんだよ」 刑事「寝坊です」 ジョニー「ふざけんなよお前、まあいいや、とにかく捜査始めるぞ」 刑事「はい」 ジョニー「ここで被害者の女性が死んでいて、頭に殴られた跡があった」 刑事「部屋が荒らされてますね」 ジョニー「そうだ」 刑事「なるほど、わかりましたよ先輩、これは殺人事件です」 ジョニー「知ってるわ、だから捜査してるんだろ、もうそれはわかってんだよ」 刑事「いやいや、僕遅れてきてますから!」 ジョニー「えらそうに言ってんじゃないよ、とにかく捜査するぞ捜査」 刑事「はい」 男が現場に入ってきてジョニーと目が合い、立ち去ろうとする。 ジョニー「おいおい」 神崎「はい?」 ジョニー「誰君、めちゃめちゃ怪しいな」 神崎「いや別に」 ジョニー「誰?」 神崎「いやちょと」 ジョニー「なんでここにいるの?」 神崎「ただの通りすがりですよ?」 ジョニー「ここマンションの一室だよ、通りすがるわけがないじゃん。なんか身分わかるもの」 神崎「何も持ってないです」 ジョニー「嘘つくなよ」 神崎「本当ですよ、ちょっと急いでるんでもういいですか?」 ジョニー「急いでる?」 神崎「夜10時までに渋谷に行かないといけないので」 ジョニー「全然時間あるじゃん、今昼だよ、渋谷なら夜9時までここにいれるわ」 神崎「いやとにかく、僕行きますので」 ジョニー「おいまて」 神崎「放してくださいよ」 ジョニー「お前、絶対犯人だな」 神崎「放してくださいよ」 ジョニー「(後輩に)お前も手伝えや!」 刑事「いや先輩、この人どこかで見たことが...」 ジョニー「え?」 神崎「ばれたら仕方がないですね、そうです、私が神崎です」 ジョニー「...誰?」 刑事「日本各地の難事件の現場にいつも現れるという伝説の...」 ジョニー「名探偵か!?」 刑事「野次馬です」 ジョニー「なんだそれ」 神崎「どうも」 ジョニー「何が伝説だよ、このもの好きが、だから放してくださいって言ってる割に全然逃げなかったのか、邪魔だから帰れ」 神崎「さっきまであれだけ引き留めてたのに」 ジョニー「多分違うわお前、もういい帰れ」 神崎「僕にできることでしたら手伝いますよ」 ジョニー「ないわそんなもの、早く帰れよ」 刑事「先輩、神崎さんに手伝ってもらったらどうですか?」 ジョニー「素人だよ?無理に決まってるじゃん」 刑事「でも数々の事件現場を見てきてる人ですよ」 ジョニー「見てるだけだから、立ち入り禁止の黄色いテープの向こうからこうやって背伸びして見てるだけだからね」 刑事「でも今人手が足りてないじゃないですか、例の野菜泥棒の件でみんな出払っちゃって」 ジョニー「んー...なら邪魔だけはするなよ」 神崎「任せてください、自分にもできそうなことを探して、がんばります」 ジョニー「絶対邪魔するなよ」 神崎「はい、わかりました。とりあえずこの辺散らかってるんで片付けちゃいますね」 ジョニー「おいおい!そこ触るな!やっぱり出ていけ!」 ジョニー「あいつのせいで何ひとつ手掛かりがつかめん...」 刑事「部屋中神崎さんの指紋だらけですからね」 ジョニー「結局邪魔しかしなかったな」 刑事「何が伝説の野次馬ですかね」 ジョニー「お前だろそれ言ったの。野次馬に伝説とかないからな」 神崎「刑事さん」 ジョニー「また来たのかお前、もう帰れよ。二度と俺の前に顔見せるな」 神崎「待ってくださいよ、容疑者を連れてきたんです」 ジョニー「容疑者?」 神崎「さあ入って」 男2人、女1人が入ってくる。 ジョニー「おい、なんだこの三人は?」 神崎「被害者女性に恨みを持っている三人ですよ。男Aさん、この人一流企業の重役なんですが、殺された女性と不倫関係にあり、それを女性にばらされ、会社はクビ、家庭も崩壊。殺された女性を恨んでいる一人です。」 男A「俺はやってないぞ、ちゃんとアリバイだってあるんだから」 ジョニー「あー、そういうのはちゃんと後で聞くから、その人は?」 神崎「女Cさんは、殺された女性と親友でした。Cさんは一人の男性と恋に落ち、殺された女性にいろいろと相談していました。その結果、男性と婚約することができたんですが、親友である被害女性に婚約者を奪われて結婚が破断になりました。」 ジョニー「重いな...それより殺された女の人最悪だな、そりゃ殺されるわ」 刑事「先輩」 ジョニー「いや、だってひどくない?こういう女が一番嫌いだよ俺は」 刑事「死んだ人を悪く言うもんじゃないですよ。嘘でもいいから誉めないと」 ジョニー「なんでほめる必要があるんだよ」 刑事「呪われますよ」 ジョニー「あほか、子供かお前は...何をびびって...まあ、清潔感はあるよね!」 神崎「ひどい顔ですね...」 ジョニー「やかましいわ、そちらは?」 神崎「男Bさんは、彼女のことが好きでした、好きで好きでストーカー行為を繰り返し、盗聴や盗撮をしていました」 ジョニー「それで?」 神崎「以上です」 ジョニー「ふざけんなよ、お前犯罪者じゃねえか。お前よく出てこれたな」 男B「いやいや、僕は本気で彼女のことを愛していたんです。彼女を殺した犯人を絶対に許すことはできない、犯人を捕まえるためならどんなことでもしよう、そう思ったんです」 ジョニー「容疑者じゃないの?」 男B「いえ、彼女、ここで殺されたんですよね、僕この部屋にも盗聴器やカメラを仕掛けてたんで、情報提供できるかと思って」 ジョニー「確かに、かなり有力な情報になるな、でも君処罰されることになるけど、いいのか?」 男B「かまいません、彼女のこと、今でも愛してますから」 ジョニー「なんか怖いわ」 神崎「立派じゃないですか」 ジョニー「いや、ストーカー男が愛してますから、とか言っても、気持ち悪いでしょ」 神崎「でもこれで事件の真相がわかるじゃないですか」 ジョニー「まあな、で、カメラの映像はどうやって見れるんだ」 男B「これです、あそこがカメラなんですけど」 神崎「あ、映ってる映ってる、ピース」 ジョニー「今の映像見ても仕方ないだろ、事件のあった時間の映像だよ」 男B「そんなの見れないですよ」 ジョニー「え?」 男B「録画式じゃないですもん、リアルタイムで楽しむカメラですもん」 ジョニー「え、事件当時の映像はないの?」 男B「いやいや、録画してないんだから、あるわけがないでしょう」 ジョニー「なんだったんだこのやりとり」 刑事、男Bに手錠をかけて部屋を出る。 ジョニー「なんだったんだあいつは」 神崎「すごいですね、もう容疑者が2人に絞られましたね」 ジョニー「勝手にな、そもそもあいつ容疑者じゃないから」 女C「もう、私関係ないんだから、早く帰してよ」 ジョニー「順番に聞くから、ちょっと待て...」 神崎「あ!」 ジョニー「なんだよ」 神崎「女Cさん、その場所は」 女C「何よ」 神崎「その場所は被害女性が死んでいた場所だ、普通、人が死んでいた場所を知っていれば、そこは避けるはず!」 ジョニー「確かに」 神崎「この人は犯人じゃない!ということは、犯人はあんただ!」 男A「俺じゃねえよ!俺は彼女を殴ったりなんかしてない」 神崎「待ってくださいよ?どうして女性が殴られたなんて知ってるんですか?まだ誰もか知らない情報ですよ」 ジョニー「お前も知らないはずなんだけどなそれは」 男A「いや...」 神崎「あんた怪しいな、あんたが犯人だろ!刑事さん、こいつに手錠を!」 「待ってください!」 ジョニー「誰だ」 男B現る。 ジョニー「お前かい!」 男B「その人は犯人ではありません」 ジョニー「どうしてわかる」 男B「私はすべてを見ていました、事件が起きたあの日も、隠しカメラで全てをね」 ジョニー「さっき見てないって言ってたじゃんか、っていうかストーカーが何格好つけてるんだよ」 男B「見ていないとは言っていませんよ、映像はないと言ったんです」 ジョニー「じゃあ本当に見たのか?」 男B「ええ見ました」 ジョニー「ならその時言えよ!もう手錠かけちゃったわ...」 神崎「外せばいいんじゃないですか?」 ジョニー「そうだけど、これ手錠かけた時点で誤認逮捕になるから、うわー、書類たくさんかかなきゃいかん」 男B「ふふふ」 ジョニー「お前何格好つけてんだよこのストーカー野郎が!」 神崎「まあまあ...、で、犯人は誰なんですか?」 男B「犯人なんていないんですよ」 神崎「え?」 男B「真実はこうです」 女性が高いところを掃除しようと椅子を台にして上に乗る。 転ぶ、頭を鈍器で打って死ぬ。 神崎「事故じゃん!」 刑事「先輩、今向かいのマンションを聞き込みしてたんですけど、女性が椅子から倒れるところを目撃してる人がいました、今の話で間違いないみたいですね」 ジョニー「お前の推理全部はずれてるじゃん、容疑者3人もつれてきて...」 神崎「でもこの人を連れてきたのは僕ですからね」 ジョニー「まあ、まあね。でもどうしてさっき言わなかったの?」 男B「実は僕ストーカーじゃないんですよ、僕探偵で、この女性の素行調査をしてたんです」 ジョニー「素行調査?」 男B「はい、でもこれ、依頼主のプライバシーを侵害しちゃうんで本当は言っちゃダメなんですけどね。本当はこそっと教えようかと思ったんですけど、無実の人が逮捕されるくらいならと思って、言っちゃいました」 ジョニー「お前が出てこなければこの人がこっそり署に来て教えてくれてたってことじゃん」 神崎「まあまあ」 ジョニー「この人だって依頼主のプライバシー守れてたし、俺だって誤認逮捕せずに済んだんだよ!」 刑事「時間の無駄でしたね、返って誤認逮捕の書類が増えただけですね」 ジョニー「あー、お前ふざけんなよな本当」 神崎「僕が悪いんですか」 ジョニー「邪魔しかしてないじゃん結局」 神崎「まあまあ、事件は解決したんだし、どうですか、全員で飲みに行きますか」 「行かないよ!!」
https://w.atwiki.jp/dt2019/pages/85.html
SSS クラウディア SS 天童タネ S+ 天童星 天童太陽 S スノーフスキー クロモモ S- ライデン トリックスター レイン A+ ブラックナイフ 4人のエキスパート A 五つ子 クラウディア親衛隊 A- ZOOマスター ミスターCLOCK ミスターFLOCK B カシオペア サザンクロス C ミツパ カク 商店街の会長 D 偽車掌 頂ますお 主婦のおばさん E 兎野月子 新田熊男 F 亀田勤 山彦金太郎 G 天童星(風邪)焔盗作 一文無しのおっさん
https://w.atwiki.jp/asianmystery/pages/111.html
2011年2月8日 『中国ミステリ史 第四章』では、1970年代末から1990年代までの中国の探偵小説(偵探小説)/推理小説/ミステリの歴史を紹介している。 目次 第四章 1970年代末~1990年代: 翻訳ブームと中国ミステリの多様化第一節 日本の社会派推理小説が中国でもブームに 第二節 中国ミステリの多様化 第三節 1990年代末の中国翻訳ミステリ事情 第四節 邦訳された1980年代~1990年代の中国推理小説 参考文献 第四章 1970年代末~1990年代: 翻訳ブームと中国ミステリの多様化 第一節 日本の社会派推理小説が中国でもブームに この「中国ミステリ史」では触れていないが、井波律子(2003)『中国ミステリー探訪 ― 千年の事件簿から』で詳しく述べられているように、中国には欧米ミステリ受容以前から、1000年を越える長いミステリ(的なもの)の伝統がそもそもあった(またそれは、日本が欧米ミステリを受け入れる以前から、日本の物語様式に影響を与えていた)。そして19世紀末からの中国ミステリの歴史は、国外から新たに入ってきたミステリ様式と、もともと持っていたミステリ様式との止揚の歴史であった。 中国に訪れた国外からの第一の波は、19世紀末にアジアで翻訳小説文化が花開くと同時に流入したホームズやルパンなどの欧米ミステリであり、それを受容した結果、程小青(てい しょうせい)と孫了紅(そん りょうこう)の青紅コンビを中心とする上海探偵小説の時代が幕を開けた。第二の波は、社会状況の変化によって突如大挙して押し寄せてきたソ連の反スパイ小説であり、それは中国では反特小説となり、文革下ではその変異形が"写本"の形で流通した。 そして、文化大革命終結後、中国に第三の波が訪れる。その中心となったのは、日本の社会派推理小説である。前掲の李長声(2002)「中国のミステリー事情」によれば、この頃には、こんなフレーズが流行したという。「若者の愛読書は、アメリカのラブ・ストーリーと日本の推理」。 1970年代末に文化大革命が終結すると、中国も次第に文化の鎖国状態を解き、翻訳小説も刊行されるようになる。1979年に刊行された雑誌『訳林』(译林)創刊号にはアガサ・クリスティ『ナイルに死す』(1937)が翻訳掲載されたが、これがこの種の作品に飢えていた民衆の需要に合致し、いくら刷っても売り切れ、最終的には100万部以上を売り上げたという。 この時期に訪れた翻訳ブームでは、すでに中華人民共和国成立の1949年以前から多く訳されていた欧米の黄金時代の探偵小説やその後流入したソ連の反スパイ小説のほか、日本の推理小説や欧米のハードボイルドなどが大量に刊行された。翻訳された日本の作品には江戸川乱歩の作品なども含まれていたが、社会性のあるミステリが特に受け、松本清張、森村誠一、水上勉らの作品が人気を集めた。 ソ連や東欧の作家では、ソ連のアナトーリィ・ベズーグロフ(阿纳托利·别祖格洛夫)、ユーリイ・クラロフ(尤利·克拉洛夫)、ロマン・キム(金罗曼)、ブルガリアのボゴミール・ライノフ(博戈米尔·拉伊诺夫)、アンドレイ・グリャシキ(安德烈·古利亚什基)、チェコのVáclav Folprecht(瓦茨拉夫·福尔普列特、Вацлав Фолпрехт)らの作品が翻訳刊行された。 1970年代末のアジアの動向 日本では1975年から1979年にかけて、島崎博が編集長を務める探偵小説専門誌『幻影城』が刊行されていた。 台湾では1977年4月、松本清張『ゼロの焦点』が翻訳刊行されている。日本ミステリの台湾での翻訳刊行はこれが最初だった。台湾ではこの7年後の1984年、傅博(ふはく/フーボー/=島崎博)の提案を受けて林仏児(りん ふつじ/リン フォー)が『推理雑誌』を創刊し、台湾ミステリの草創期が始まる。台湾についてはこのページではなく、後に別のページでまとめる。 韓国では1977年、翻訳ミステリの叢書である《東西推理文庫》全126巻(欧米ミステリの日本語からの重訳)と《河西推理選書》全36巻(江戸川乱歩『孤島の鬼』『陰獣』、横溝正史『本陣殺人事件』、松本清張『点と線』『ゼロの焦点』『砂の器』、森村誠一『高層の死角』『人間の証明』『野性の証明』などのほか、韓国オリジナルの作品も含まれる→ラインナップ)の刊行が始まり、韓国ミステリ中興の祖である金聖鍾(キム・ソンジョン)の活躍と相まって推理小説ブームが訪れた。(金聖鍾(キム・ソンジョン):邦訳に『最後の証人』(論創社、2009年)などがある) インドネシアは産油国であるため1970年代に「オイルブーム」(日本では「オイルショック」)が訪れ出版界が活況となり、ホームズ受容期以来の2度目の推理小説ブームが訪れた。1970年代末にはアガサ・クリスティなどの作品が刊行され、その翻訳をしていたS・マラ・Gd(エス・マラ・ゲーデー)が1985年に推理作家デビューする。(S・マラ・Gd(エス・マラ・ゲーデー):邦訳に『殺意の架け橋』(講談社、2010年)がある) 第二節 中国ミステリの多様化 【主要参考文献:老蔡(ラオツァイ)(2009)「百年華文推理簡史 八、“文革”後的偵探小説創作浪潮(上)」、「八、“文革”後的偵探小説創作浪潮(中)」、「八、“文革”後的偵探小説創作浪潮(下)」】 過去に中国語に翻訳された作品が再び読めるようになり、また新たに国外から大量のミステリが入ってきたことから、中国ミステリも社会派、サスペンス、SFミステリなど、多種多様な作品が生まれるようになる。 (以下、「推理之門」に掲載されている作品リストに作家名からリンクを貼っている(ただし、やや情報が古い)) 藍瑪(らん ば/ラン マー/Lan Ma/蓝玛)(1951 - )(ブログ)北京偵探推理文芸協会(第五章参照)副会長。現代中国の代表的な推理作家。北京生まれ。1987年に創作開始。1992年以降、英米ミステリの趣を持ったユーモアミステリ・探偵桑楚(サンチュー)シリーズを執筆している。老蔡(ラオツァイ)(2009)では、「(2009年)現在でも創作を続けている数少ない専業探偵小説作家の一人」と紹介されている。作品に、「天国は遠くない(天堂并不遥远)」、「地獄のドアを敲く音(地狱的敲门声)」、「アイドル失踪の夜(女明星失踪之夜)」など。2009年までに出版した長編ミステリは50作品、中短編は20作品で、現在までの中国のミステリ作家の中でも屈指の作品数である。中国国内では文学賞や推理小説賞を何度も受賞している。また、児童文学でも高い評価を受けている。 李迪(り てき/リー ディー/Li Di)(1950 - )北京生まれ。1970年に創作開始。1978年には自費で日本に留学し、帰国後、専業作家に。1984年に雑誌『啄木鳥』(啄木鸟)に掲載された短編「夕暮れにドアをノックする女(傍晚敲门的女人)」は社会に衝撃を与えた。同作品で翌年、第1回金盾賞受賞(この賞は、のちに啄木鳥文学賞に改称)。またこの作品は、1998年に実施された第1回北京偵探推理文芸協会賞(第五章参照)の旧作部門で佳作賞を受賞している。 王朔(おう さく/ワン シュオ/Wang Shuo)英訳された著書に『玩的就是心跳』(Playing for Thrills)や『千万別把我当人』(千万别把我当人、"Please Don't Call Me Human")などがある。このうち、"Playing for Thrills"は、桐野夏生や宮部みゆきなどの日本の作品と並んで、イギリスの推理作家キャサリン・サンプソンが選ぶアジアミステリーベスト10(2007年、イギリスの新聞「ガーディアン」に掲載)にも選ばれている。ほかにフランス語やドイツ語にも作品が訳されている。 鍾源(しょう げん/ジョン ユアン/Zhong Yuan/钟源)(1941 - )(ブログ) 1979年より作品の発表開始。80年代の推理小説界の人気作家。映画化も多くされた。短編「夕峰古刹」で第1回北京偵探推理文芸協会賞・旧作部門の佳作賞受賞。 湯保華(とう ほか/タン バオフア/Tang Baohua/汤保华)(1949 - ) 1977年より創作開始。文革の時期を背景とする作品を書いている。 莫懐戚(ぼ かいせき/モー ファイチー/Mo Huaiqi/莫怀戚)(1951 - ) 「東方のホームズ」シリーズ(东方福尔摩斯探案集)を執筆している。 師承燕(し しょうえん/シー チョンイエン/Shi Chengyan/师承燕) 1982年、青海師範学院中文系卒業。 劉侗(りゅう とう/リウ トン/Liu Tong/刘侗) 1984年、蘭州大学中文系卒業。 馮華(ふう か/フォン フア/Feng Hua/冯华)(1973 - ) フランス語訳に"Seul demeure son parfum"がある(原題未調査)。 創作とともにミステリ史の研究や理論研究などを行う作家に以下の3人がいる。 何家弘(か かこう/ホー ジアホン/He Jiahong)(1953 - )中国の現代推理作家で初めて、作品のフランス語訳、イタリア語訳が刊行された作家。北京生まれ。米国ノースウェスタン大学に留学し、法学博士号取得。「洪鈞(こうきん/ホンジュン)弁護士」シリーズを発表するほか、海外作品の翻訳も多く行う。『瘋女』(疯女)で第1回北京偵探推理文芸協会賞旧作部門ノミネート賞。この作品は2001年、"Crime de sang"(血の犯罪)というタイトルでフランスで、"La donna pazza"(英訳すると"The crazy woman")というタイトルでイタリアで刊行された。特にフランスでは好評をもって迎えられ、続いて"L'énigme de la pierre Oeil-de-Dragon"、"Le mystérieux tableau ancien"、"Crimes et délits à la Bourse de Pékin"などが訳されている(原題未調査)。また、"Crime de sang"(瘋女)は、前述のイギリスの推理作家キャサリン・サンプソンが選ぶアジアミステリーベスト10にも選ばれている。2010年には『瘋女』を『血之罪』と改題の上、改訂版を出している。ほかに、「人生狭路:黒蝙蝠·白蝙蝠」(人生狭路:黑蝙蝠·白蝙蝠)で第2回(2001年)北京偵探推理文芸協会賞ノミネート賞。北京偵探推理文芸協会理事。 曹正文(そう せいぶん/ツァオ ジョンウェン/Cao Zhengwen)(1950 - )上海生まれ。心理探偵小説を執筆。「紫色的誘惑」(紫色的诱惑)で第1回北京偵探推理文芸協会賞・旧作部門の佳作賞受賞。研究書に『世界偵探小説史略』(世界侦探小说史略、1998)がある。 陳翼浦(ちん よくほ/チェン イープー/Chen Yipu/陈翼浦)(1940 - )北京生まれ。1993年より探偵小説の創作を開始。「錯乱人生」(错乱人生)で第1回北京偵探推理文芸協会賞・新作部門の三等賞。「情死真相」で第2回同賞ノミネート賞。 理論研究ではほかに、1996年の黄沢新(こう たくしん/ファン ゾーシン)ほかによる『偵探小説学』(侦探小说学)、2001年の任翔(にん しょう/レン シャン)『偵探小説史論』(侦探小说史论)などが出ている。また、SF小説との結節点には以下のような作家がいる。 倪匡(げい きょう/ニー クアン/Ni Kuang)(1935 - )上海生まれ。香港で著作活動。邦訳に『猫 - NINE LIVES』(徳間文庫、1991年、「衛斯理」名義)がある。武田雅哉、林久之『中国科学幻想文学館』(大修館書店、2001年)に詳細あり。 葉永烈(よう えいれつ/イエ ヨンリエ/Ye Yonglie/叶永烈)(1940 - )(ブログ)1980年代に科学を取り入れた少年向けの探偵もので人気を博した。『中国科学幻想文学館』に詳細あり。 警察機構とのつながり 警察官 兼 小説家(中国では「公安作家」と呼ばれる)尹曙生(いん しょせい/イン シューション/Yin Shusheng)(1937 - ) 王建武(おう けんぶ/ワン ジエンウー/Wang Jianwu)(1953 - ) 1980年代初頭から創作を開始。「小橋疑案」(小桥疑案)で第2回北京偵探推理文芸協会賞優秀賞。 海岩(かい がん/ハイ イェン/Hai Yan)(1954 - )(ブログ) 短編「私服刑事」(便衣警察、1985)などがある。 彭祖貽(ぼう そい/ポン ズーイー/Peng Zuyi/彭祖贻)(1956 - ) 北京偵探推理文芸協会特別会員。1970年代に創作を開始し、80年代半ばから、警察を題材にした推理小説を書いている。「天国への夢旅行(天堂梦旅)」で第1回北京偵探推理文芸協会賞・新作部門の三等賞。 孫麗萌(そん れいもう/スン リーモン/Sun Limeng/孙丽萌)(1957 - ) 1984年より創作開始。「血象」で金盾文学賞および第1回北京偵探推理文芸協会賞・新作部門の二等賞受賞。 胡玥(こ げつ/フー ユエ/Hu Yue)(1964 - )(ブログ) 胡祖富(こ そふ/フー ズーフー/Hu Zufu) 「地火」など。 李長声(2002)によると、2002年当時、推理小説を掲載している雑誌としては『啄木鳥』(1985年創刊)、『警壇風雲』、『警方』、『警苑』、『藍盾』、『東方剣』、『金盾』、『警探』などがあった。ただし、これらはほとんどが警察機構のもとにある雑誌であり、必ずしも自由ではなかったという。老蔡(2009)によれば、文革終結後の20年間、推理小説専門雑誌はなく、単行本やアンソロジー以外では発表の場はこれらの警察機構のもとにある雑誌しかなかった。そのため、中国ミステリは確かに多様化はしつつあったが、公安法制小説がその大部分を占め、発展の方向も一方向的であったという。(公安法制小説=中国に私立探偵が存在できなくなった1949年以降の中国ミステリを称してこのように言う場合がある。警察官などの公的機関に属する主人公が、法律や制度に基づいて犯罪を捜査するタイプの小説のことである) 20世紀の中国ミステリの短編を集めた前述のアンソロジー『20世紀中国偵探小説精選』(2002年、全4巻)で、この時期を対象とする第3巻および第4巻の収録作は以下のとおりである。『20世纪中国侦探小说精选(1980-2000) 夕峰古刹』李迪「傍晚敲門的女人」(傍晚敲门的女人) 湯保華「紅色荘園」(红色庄园) 鍾源「夕峰古刹」 藍瑪「仏羅倫薩来客」(佛罗伦萨来客)(フィレンツェ来客) 彭祖貽「氷層下的火焔」(冰层下的火焰) 『20世纪中国侦探小说精选(1980-2000) 饮鸩情人节』(飲鴆情人節)余華(よ か/ユイ ホア/Yu Hua/余华)「河辺的錯誤」(河边的错误) ※ 余華 … 邦訳に『兄弟』(文春文庫、2010年)などがある。 葉兆言(よう ちょうげん/イエ ジャオイエン/Ye Zhaoyan/叶兆言)「危険女人」(危险女人) 刁斗(ちょう とう/ディアオ ドウ/Diao Dou)「六面骰子」 (香港)鄭炳南(てい へいなん/ジョン ビンナン/Zheng Bingnan/郑炳南)「不招人忌是庸才」 莫懐戚「飲鴆情人節」(饮鸩情人节) 張和平(ちょう わへい/ジャン ホーピン/Zhang Heping/张和平)「黒色憤怒」(黑色愤怒) 尹曙生「教授之死」 翼浦(=陳翼浦)「禍満五福楼」(祸满五福楼) 陳鉄軍(ちん てつぐん/チェン ティエジュン/Chen Tiejun/陈铁军)「激情殺人」(激情杀人) 張策(ちょう さく/ジャン ツォー/Zhang Ce/张策)「無悔最終」(无悔最终) 孫麗萌「月隕」(月陨) 王炳輝(おう へいき/ワン ビンフイ/Wang Binghui/王炳辉)「血色柔情」 王建武「最後的佳作」(最后的佳作) 第三節 1990年代末の中国翻訳ミステリ事情 上で述べたように、文革が終了すると、中国では過去に翻訳した作品の復刊も含め、翻訳ミステリの刊行ブームが起こった。しかし、1990年代初頭に中国が国際的な著作権条約に加盟すると、以降は翻訳は下火になる。古典的名作は刊行が続いたが、国外の新しいミステリはあまり翻訳されなくなってしまった。 李長声(2002)では、90年代末ごろの中国における日本ミステリの刊行状況が記されている。それによると、以前は翻訳ミステリといえば、警察機構に属する出版社・群衆出版社の独壇場だった。1996年には「日本推理小説文庫」の刊行を開始しており、2002年当時までに70冊程度が刊行されている。その後、日本ミステリの翻訳に新規参入したのが珠海出版社で、20世紀末から21世紀初頭にかけて、「日本優秀偵探小説叢書」、「乱歩偵探作品集」、「金田一探案集」、日本推理作家協会編のアンソロジーなどを翻訳刊行している(そのほとんどが無許可だったと推定されている)。ほかには、時事出版社が2001年に「小五郎探偵サスペンスシリーズ」を刊行している。 また、日本ミステリの紹介に熱心な翻訳者・編者として朱書民(しゅ しょみん/チュー シューミン)(朱书民)という人が挙げれられている。長編を何作品も訳したほか、アンソロジー『日本推理小説精選』を編んでいる。 このころには、日本の新本格ミステリはほとんど(まったく?)訳されていなかった。 第四節 邦訳された1980年代~1990年代の中国推理小説 【2011年7月31日、加筆】 艾国文(がい こくぶん)、黄偉英(こう いえい) 「人民公社殺人事件」 (『サンデー毎日』1981年6月14日号~7月19日号、全6回) 中国のSF小説の歴史を詳細に記述している『中国科学幻想文学館』(大修館書店、2001年)を読んでいて初めて知ったのだが、1981年6月から7月にかけて、毎日新聞社の雑誌『サンデー毎日』に、中国の推理小説「人民公社殺人事件」が連載されていたという。著者は艾国文(がい こくぶん/アイ グオウェン)と黄偉英(こう いえい/ファン ウェイイン/黄伟英)。翻訳者は伊藤克。『中国科学幻想文学館』では、連載の第1回が手元にないため原題及び翻訳者の経歴については不明とされている。 作者名で検索すると、1981年1月に刊行された短編集『中国民族風格的偵査小説:駆散渾濁的迷霧』(中国民族风格的侦查小说:驱散浑浊的迷雾)に収録された5編のうち、表題作の「駆散渾濁的迷霧」がこの2人の共著による短編だということが分かる。ほかにこの2人が共同執筆した作品は、少なくともネット上では見つからないので、とりあえず「人民公社殺人事件」は「駆散渾濁的迷霧」の翻訳だと推定していいかもしれない。また、翻訳者の伊藤克という人は、「中日の懸け橋となった日本女性 伊藤克の生涯」で取り上げられている方とおそらく同一人物だろう。 「人民公社殺人事件」が訳された時期にはほかにも中国ミステリが翻訳されたことがあったかもしれないが、どのように調べたらいいのか分からない。 近年では、張平(ジャンピン、1954 - )の『十面埋伏』(じゅうめんまいふく)が新風舎より2005年に刊行されており、自費出版系の出版社からの刊行ではあったが、ロシア文学者の米原万里が雑誌で書評を書いたこともあり話題になった(書評は現在は米原万里『打ちのめされるようなすごい本』に収録されている)。原著は同タイトルで、1999年の刊行。また2004年には、張平『凶犯』も同じ出版社から同じ翻訳者で邦訳が出ている。こちらは現実の事件に題材をとった小説である。原著は1992年。 参考文献 中国ミステリ史 参考文献 (新しいウィンドウで開きます) 『中国ミステリ史 第一章』(19世紀末~1910年代) 『中国ミステリ史 第二章』(1910年代~1940年代) 『中国ミステリ史 第三章』(1940年代末~1970年代) 『中国ミステリ史 第四章』(1970年代末~1990年代) ←今見ているページ 『中国ミステリ史 第五章』(1990年代末~21世紀初頭) 『中国ミステリ史 第六章』(現代)
https://w.atwiki.jp/siritori_review/pages/125.html
愛蔵版 三毛猫ホームズの推理 「三毛猫ホームズ」になるとは思わなかったが、赤川次郎は複雑な思いとともに一度取りあげようと思っていた作家です。好きな作家、と聞かれて迷わず挙げることができた小学生~中学生時代の頃から、「うーん」と思い始めて読まなくなった高校生まで、それでも杉原爽香シリーズは結構追いかけていたりした。 単純に赤川次郎=読みやすくてさっくりと楽しめるライトミステリ、という感覚で初期作品を読むと意外なほど内容の重さと濃さに驚くかもしれない。いや、バカミスみたいなトリックや、漫画みたいなキャラ設定やエピソードもあるんですが、やっぱり天童真と同じ時代性だろうか。簡単に意味無く男女は寝るし、売春だのお見合いだの(この辺は赤川次郎だ)が「三毛猫ホームズの推理」でも登場するわけだが、やはりこの作品、あるいはシリーズの最大の特徴はホームズであろう。 うん、タイトル通りホームズは猫なわけで、人間の言葉は理解できるけど話せない探偵役で、それを翻訳するのがワトソン役にして主人公の刑事片山という構造をつくりあげてしまった。単純にこの構成を思いつくだけでなく、売り上げもものすごく良かったため、逆に猫が主人公となるミステリは今でも新規に登場しないのではないか、というのはよそ道か。 佳作、という表現が一番今となってはしっくり来るけれど、氏の初期作品は基本的にはずれがなく楽しめるので、有名すぎて手に取ったことがない、という向きには一度手に取ってみる価値はあると思います。スリル感のある「マリオネットの罠」から冒険ものの「ビッグボートα」まで守備範囲は幅広く、どれもジャンル全体から見渡すと今となっては「傑作」ではないけれど楽しめる可能性は高い。 意外かどうかは分からないが、赤川次郎は「三毛猫ホームズの音楽ノート」を初めとするエッセイや他の人の作品の解説が結構面白い。一番印象的だったのは新井素子の文庫において、「世の中には天才という言葉がはびこっているが、僕が誰かを天才だと賭けるなら新井素子に賭ける」という表現をしたことで、これは綺麗な表現だな、と思う。 うん、その新井素子を愛するifさん、「り」で次ぎをお願いする下り。
https://w.atwiki.jp/3size/pages/1503.html
臨床犯罪学者 火村英生の推理 出演者情報 キャスト 英都大学社会学部 役名 名前 年齢 身長 体重 B W H カップ 更新日 貴島 朱美(学生) 山本美月 30 167 77 59 85 2013/11/11 松野 貴子(学生) 堀口ひかる 32 166 80 63 84 2016/01/19 渋谷 千尋(学生) 松永渚 30 156 45 81 58 89 2016/03/31 京都府警察本部 役名 名前 年齢 身長 体重 B W H カップ 更新日 小野 希(捜査一課警部補) 優香 41 157 87 59 85 F 2009/10/06 その他 役名 名前 年齢 身長 体重 B W H カップ 更新日 諸星 沙奈江(シャングリラ十字軍・指導者) 長谷川京子 43 166 80 55 82 2010/01/13 ゲスト 第1話ゲスト 役名 名前 年齢 身長 体重 B W H カップ 更新日 大和田 雪枝(フリーライター) 入山法子 36 168 81 62 88 A 2014/09/15 真野 早織(有栖の隣人) 橘美緒 31 165 78 55 79 2016/03/31 小室 礼美(雪枝の友人) 篠原真衣 37 168 80 59 85 2016/03/31 水尾 智佐(被害者) 松尾薫 26 162 75 54 82 2016/03/31 金子 ジュリア(ニックのアシスタント) 留奥麻依子 35 170 85 58 86 2016/03/31 第2話ゲスト 役名 名前 年齢 身長 体重 B W H カップ 更新日 田ノ上 絵里(シャングリラ十字軍・脱会者) 仁科あい 31 170 79 61 83 2016/04/01 第4話ゲスト 役名 名前 年齢 身長 体重 B W H カップ 更新日 鷺尾 優子(社長秘書) 内田理央 30 166 45 80 58 82 2016/07/22 加藤 珠紀(シャングリラ十字軍・被害者) 山崎丹奈 30 167 82 61 88 2016/04/01 看護師 吉井怜 39 155 83 57 82 2009/09/14 第5話ゲスト 役名 名前 年齢 身長 体重 B W H カップ 更新日 愉良(正比古の恋人・オフィス夕狩の所属タレント) 小島梨里杏 27 159 79 58 83 2015/10/16 レイナ(オフィス夕狩・タレント) 小松春佳 33 157 80 58 77 2016/04/01 ブティック「シャレム」店員 真中乃亜 34 167 87 60 88 2016/04/01 第6話ゲスト 役名 名前 年齢 身長 体重 B W H カップ 更新日 大野 夕雨子(ピアノ教師) 上野なつひ 36 164 82 58 85 2011/07/08 霧島 さくら(from土曜ドラマ『怪盗 山猫』) 菜々緒 33 172 46 80 57 83 B 2015/09/01 第7話ゲスト 役名 名前 年齢 身長 体重 B W H カップ 更新日 大石 安奈(シャングリラ十字軍・構成員) 仁村紗和 27 164 45 77 58 82 2016/04/02 第8話ゲスト 役名 名前 年齢 身長 体重 B W H カップ 更新日 尾木 紫苑(下堂高等学校の生徒) 高橋朋伽 24 167 82 61 89 2016/04/02
https://w.atwiki.jp/mekameka/pages/1811.html
SIMPLE DSシリーズ Vol.47 THE推理 ~新章2009~ D3PUBLISHER 2009/3/5 DS 短編物の推理ADV。THE 推理シリーズの新章 従来の登場人物で、新作ストーリー20話を収録 関連 SIMPLE DSシリーズ Vol.27 THE 密室からの脱出 ~THE推理番外編~ SIMPLE2500シリーズ Portable!! Vol.3 THE どこでも推理 ~IT探偵 全68の事件簿~