約 4,435 件
https://w.atwiki.jp/phlogiston/pages/192.html
有坂 祐輝(ありさか ゆうき) 種族:人間 性別:男 年齢:23 身長:174cm 体重:62kg クラス:有坂財閥当主、私立明神学園副理事兼漫研顧問、執行起源抹殺権限保持者 属性:星 属性均衡:『刹』特化 戦闘スタイル:格闘術、各種光学武装(変身後) イメージCV:杉山 紀彰 装備:MPW【極天回帰す黄昏の詩】 「…あのさ。六道、水無月、君達何やってるの?」 設定 世界調停機構『Lasting Blue』のバックアップを務める財閥の一つ、有坂財閥の当主。夕凪市にある私立明神学園の副理事長であり、六道沙耶、水無月麻耶、浦島翔が部員を務める漫画研究部の顧問でもある。 一年間体験入学制度を利用して生徒に混じっている浦島や、教員をしている斉藤雪彦とは友人…というか悪友。教職に就く前は、二人と手を組んで、裏で色々とやっていたらしい。 母方が綾瀬の家であり、綾瀬家の三姉妹とは従兄妹同士。特に、綾瀬往羽とは仲が良い。 レイス・マリオンドール、柚月十夜、鈴翔雪音、矢車玲治とは結構関わる事が多い。 性格は比較的まともで、何かと暴走し易い沙耶や浦島の手綱を引く係として動いている。何かと苦労性であり、トラブルに巻き込まれ易い。 微妙な部分でズレており、修学旅行先に不死者達の楽園『ヴェーフェリフィア』を選んで麻耶に止められるなど、常人には理解出来ない部分も存在する。 彼の家系は代々極天魔王軍のトップであるヴェゼル・グランツと契約を交わしており、個人によって違うものの、それぞれが様々な特殊能力を持って生まれてくる事が多い。 彼の場合は『変身』であり、自分の肉体を強化、覚醒させるというもの。 全体的に黒い鎧に覆われたかのような異形の戦士へと姿を変え、学生時代から今に至るまで、裏で様々な悪系組織と戦ってきたようだ。 変身後の名前は、ドイツ語で闘士を意味する『ケンプファー』を名乗る。 パライソに対し、裏切り者であるフランメ……浦島翔と共に襲撃をかける事が多かった為か、その名は彼らの間では有名である。 契約者であるヴェゼル・グランツ、その妻であるメルキア・レーテ・グランツには、幼い頃に助けられた事もあって、二人を尊敬している面もある。 尚、その際にメルキアの影響を受けて覚醒したパンドラの箱、【オーバーライドイクリプス】は、今現在でさえ彼の最大の必殺技である。 現在、執行起源者による事件を解決する為、七瀬柚佳に頼んで『極天回帰す黄昏の詩』と契約した事で、『ケンプファー・リーゼ』への変身能力を得ている。 十夜達と協力する事もあるが、基本的には独自に行動する事が多い。 正体 この世に闇という概念を生み出した、竜神ベルフェルゴの転生存在。つまりは第二始徒レイティアの子供であり、ミィの実の父親。 ただ、一度魂のレベルで破壊されたものを再生した形である為、前世の記憶を完全に引き出す事が出来ず、性格的にもかなり変質が起こっている。 ただ、本質としては変わっておらず、表層の意識には現れぬもののミィが実の娘である事は無意識に覚えている様子。 前世の死に際に、ナヴァール・アルトレーツェンに力を殆ど渡してしまっている為、前世ほどの力は持ち合わせない(現時点では娘であるミィの力を下回る)。 現在では前世で武器としていたマルガレーテと契約を結び、力を得ている。 ある意味、闇の概念体であるバルギンの父であるとも言える。 能力 【変身】 黒い鎧に覆われたかのような、人型ではあるが人に有らぬ異形の戦士『ケンプファー』へと姿を変える。変身ワードは『コード:エグゼス』。 星と重力、その他多彩な攻撃手段を得る。 また、極天回帰す黄昏の詩の契約者となった事で、パワーアップ形態の『ケンプファー・リーゼ』への変身が可能になっている。尚、その際の変身ワードは『コード・イクリプス』 【ファントムイクリプス】※パンドラの箱 黒いオーラ『ヴォイドエナジー』…未だ完全に解析されていない、現存するエネルギーほぼ全てのエネルギーと相殺するエネルギーを生成、操り、様々な行動をを可能とする。 幼い頃、メルキアに助けられた頃に発現した能力。 【オーバーライドイクリプス】※パンドラの箱 ファントムイクリプスより派生する、『ケンプファー』最強の攻撃。敵対象を掴み、ヴォイドエナジーを最大出力で解放する。 大量のヴォイドエナジーを浴びた敵は、存在を維持し切れず、ほぼ確定で消滅する。概念適応体でさえ余程の防御手段を持たなければ、概念体に強制キャンセルさせられてしまうほど。 尚、その際、膨大なエネルギーは上にあがり易い傾向がある為、見た目的に祐輝を中心には黒い漆黒の光の柱が発生しているように見える。 極端に不死性の高い執行起源者相手でも決定打を与えられる、数少ない攻撃と言える。 極天回帰す黄昏の詩 使用可能スキル
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/5776.html
学生時代には「ゼロのルイズ」、そして後世の歴史書には別の字名で記されることと なる少女が呼び出した、前代未聞の「人間の使い魔」。 しかし……と、彼を呼び出した少女は考える。アレを人間の範疇に含めてよいもの か、と。 その男は、ひと目見ただけでは、ちょっと変わった外套を着ただけの平民に見えた のだが、実際にはトンデモな代物だったのだ。 まず最初の異変は呼び出した日の夜、いや正確にはその翌朝。 妙な肌寒さを感じて目を覚ましたルイズは、自分の部屋……どころか、トリステイ ン魔法学院の女子寮そのものが壊滅し、あたりが瓦礫の山になっていることに気づい て唖然とする。 貴族の子女を預かるこの学院の建物をここまで徹底的に破壊するとは、スクウェア メイジの1個師団でも襲ってきたのだろうか。 しかし、その後、妙に使い魔が挙動不審なので問い詰めてみたところ、この惨状は 彼の仕業だと言う。しかも、その理由が「悪夢にうなされて、ついうっかり」らしい。 無論、その時、ルイズはそんなホラ話を信じたりはしなかった。むしろ「見慣れぬ 異郷の地に呼び出された揚句、寝ているあいだに建物が倒壊するなんて災難にあって、 おそらく気が動転しているんだろうなぁ」と同情し、ちょっとくらい優しくしてやろう かと思ったくらいだ。 しかし……幾多の出来事を経た今ならわかる。彼はまぎれもなく事実を語っていた のだと。 その次に起こった事件は、「中庭でのギーシュとの決闘」だが、このパッと見タダの 冴えない(自称・カッコいい)平民の男は、手も触れず、それどころか呪文さえ唱えず に、離れた位置から薔薇を象ったギーシュの青銅の杖を捻じ曲げてみせた。 ……まあ、杖だけでなく、ギーシュの手足の骨まで捻じれて折れてしまっていたが、 それは些細なアクシデントだ。いや、冗談や誤魔化しではなく、その後、彼女の使い 魔が起こした数々の奇跡とも災厄とも呼べる出来事を思い起こす限り、むしろ骨折く らいですんで幸いだったと言えよう。 彼が起こした騒動のうち、主なものをあげただけでも次のようになる。 学院を襲撃してきた盗賊フーケのゴーレムの手足をちょん切って、代わりにギーシュ のワルキューレの手足を生やす。 (無論、自重を支えきれなくてゴーレムはコケて潰れた) フーケを撃退した功績で舞踏会に出席したが、豪華な煮込み料理を目の前にして なぜかスプーンがひとりでに曲がってしまい食べられず、癇癪を起こした彼は、 学院中のすべてのスプーンを曲げてしまった。 (そのあと、プライドを捨てて手づかみにしようとしたが、なぜか手を押えて悶絶 していた。料理が熱かったのだろうか?) 学院にアンリエッタ王女が来た際の使い魔披露で、ウケを狙って空の月を2個とも 破壊し、そのあと元通りに組み立てた。 (ただし、パズルが下手なのか、パーツが大量に余っていた) アンリエッタ王女の密命でアルビオンに行くことになったが、空気を読まず、 アルビオンまで瞬間移動し、勝手に手紙を取って来て王女に手渡し。 (結局、王女の真意──ウエールズ王子に亡命してほしいという伝言を伝えるため、 もう一度ルイズとともに行くことになったが) 瞬間移動を禁止したため、彼が呼んだ巨大な鳥?みたいなモノに乗っていくことに。 大きさに見合ってとても速かった。 (その日のうちにアルビオンから帰ってくると、なぜか、タバサとワルド様が学院の 中庭の隅っこで体育座りしてブツブツ言っていた) アンリエッタ王女の結婚式典の祝賀に来ていた他国の戦艦(おもにアルビオン船籍の もの)を勝手に動かして、戦争ゴッコして遊ぶ。 (この間乗った「ロプロス」とかいう鳥より速く動かしたりしていたが、しばらくしたら 飽きたのか放り出していた。中に乗っていた人たちのことは怖くて聞いていない) イチャモンをつけてレコンキスタが攻めてきたことを知ると、突然「はいっ」とか 「えい」とか「ねーんーりーきー」とか言いながら床をゴロゴロ転がりだした。いい加減 彼の奇行には慣れてたので放っておいたが、しばらくしたら、いかにも何かをやり遂 げたような顔で床から起き上がってきた。 (あとで聞いた話によると、なぜかその時間にトリステインに攻めてきていたレコン キスタの船が一隻残らず爆発四散したらしい……な・ぜ・か!!) ほかにも細かいことを数えていけばキリがない。 もっとも、己の使い魔の非常識さに慣れた(あきらめたとも言う)ルイズは、 いまさらちょっとやそっとでは驚かなくなっていた。 それに、有能とも優秀とも言い難いし、手綱をとることはとんでもなく困難だが、 強大な(それこそブリミルに匹敵するくらい)力を持つ存在であることは確かなのだ。 ただひとつだけ気になることがある。それは……。 「ねぇ、リンゲー、あなたの後ろにずっといる、涙を流しながら拳を構えている 軍人風の男は何なの?」 「──B・B」
https://w.atwiki.jp/jfsdf/pages/1047.html
※投稿者は作者とは別人です 228 :外伝:2008/10/26(日) 22 37 46 ID sjtC5X1.0 「この通行証は認められん」 「でもリプラック司令のサインがありますよ、ほらココに」 「そのような者、本官は知らん!」 横柄の国から横柄を広めに来たような口調の憲兵の台詞を聞いて、アーニスは溜息を吐いた。 三日前ツンデレラの第16竜騎兵連隊に12騎のワイバーンを送り届けたアーニスは、編隊を先導して 来たワイバーンでモエンタに飛んで帰る予定だったのだが、戦隊司令に帰還用のワイバーンを徴発され、 殴り書きの通行証一枚持たされて基地を追い出されてしまった。 そして負傷兵を後送する艀に便乗してドルプネズ運河を下り、ポルクイシキの街でモエンタ行きの馬車 を探していたところで絵に描いたような悪役顔の野戦憲兵に捕まってしまったのだ。 「お前は脱走兵であるな?本官の目はフシアナではないぞ」 いやフシアナだろといいかけたアーニスは、ジロリと睨まれ冷たい汗を流す。 マオンド人にあらずば人にあらずとまで言われるマオンドの差別主義は、マオンド人の中でも厳格な 階級制度として適応されている。 そして平民の軍属が非マオンド人に接する態度は二種類に分けられる。 一つは同じ貴族階級に虐げられる仲間として比較的穏健な態度で接するというもの。 残念ながらこれは少数派だ。 もう一つは貴族に虐げられた鬱憤をより弱い立場の者にぶつけるというもの。 アーニスが遭遇したのは後者の典型だった。 悪いことにプラチナブロンドの髪とエメラルドグリーンの瞳を持つアーニスは、メイヤー山脈に 住む少数民族ロワ族の特徴を余すところ無く示しており、更に悪いことにアーニスはどこのミスコン に出しても三位以内に入選すること間違いなしのとびきりの美少女だった。 「脱走兵は死刑である、吊るし首である」 二人の憲兵が両側からアーニスの腕を拘束する。 「本来なら即死刑執行であるが本官は情に厚い男であるからして、取り調べの態度如何で情状酌量の 余地もないこともないのである」 革の飛行服を押し上げる豊かな胸の膨らみに舐めるような視線を這わせ、好色な笑みを浮かべる憲兵達。 明らかにアーニスを“野戦用マットレス(戦地で非公式に徴用した慰安婦の隠語)”として使用する つもりである。 街外れにある煉瓦造りの倉庫を改装した憲兵詰所兼留置場、その地下室にそいやそいやと掛け声を 掛けながらアーニスを担ぎ込む三人の憲兵。 ワイバーンの手綱を握らせれば一騎当千のアーニスも、陸の上で屈強な男三人が相手では如何とも し難い。 「お、思い出した。実はワタクシすっごくタチの悪い性病患ってるんです!」 「フッ、下手な嘘は止すのである。本官の生娘センサーがホレ、このとおりビンビンにいきり立って いるのである」 「イヤーッ!なんかグレイトに脈打ってるー!?!」 229 :外伝:2008/10/26(日) 22 38 59 ID sjtC5X1.0 哀れアーニス、獣のような男達に純潔を奪われてしまうのかと思われたその時、轟音とともに建物が 震動した。 一瞬遅れて崩れた天井が図ったように憲兵達の頭上に降り注ぐ。 「これはひょっとしてチャンス?」 うつ伏せに倒れた憲兵を跨いで出口に向かおうとしたアーニスのブーツを、憲兵の腕が掴む。 「逃がさないのである」 「うわ、勤勉な人!」 だが再度の激震により一階から降ってきた石炭ストーブが憲兵を直撃する。 混乱に乗じて詰所から脱出したアーニスが見たものは、グロスシーブルーに塗られたずんぐりした 単発機とその胴体と主翼に描かれた白い星だった 「あれは…」 その日、第26護衛空母部隊第3護衛空母群“タフィ3”の三隻の護衛空母から発進したFM-2 ワイルドキャット18機は右の主翼に58gal容量のドロップタンクを懸架し、左の主翼に 500ポンド爆弾一発を懸架して往復600マイルを飛び、ポルクイシキの兵站施設に爆撃と機銃掃射 を加えた。 「あの子がいたぞ!」 任務を終え母艦に帰投する途中でベイソン少尉の無線に興奮したゼオラ少尉の声が飛び込んで来た。 「あの子って?」 「トムナン湾でワイバーンの編隊を先導してた銀髪のカワイコちゃんだよ!」 そう言われてベイソンも思い出した。 あの時は4機のワイルドキャットを相手に1騎で渡り合った見事な戦いぶりと、その正体が清楚な 美少女だったという意外性からパイロット仲間の間で大いに話題になったものだ。 「いや~相変わらずいい体してたな~」 「お前なあ…」 思わず呆れるベイソンだったが続くゼオラの台詞は思いのほかシリアスだった。 「なあ、今度空であの子に会ったらお前、撃てるか?」 「撃つべきなんだろうが…本音を言うと撃ちたくない」 「俺もだ…」 その後VC-10を代表するムードメーカー二人は、珍しく母艦に着くまで一言も発しなかった。
https://w.atwiki.jp/gundamfamily/pages/1711.html
354 名前:冬物語・情熱編(後)1/2 :2009/01/22(木) 00 41 46 ID ??? 350のつづきー エニル「あんたは、衆目の前で何を口走ってるのよ」 トニヤ「あらん、エニル。 相変わらずエロかっこいいわよ」ヒシッ エニル「こら、引っ付くなうっとおしい」グイーー トニヤ「あーん、そんなつれない事言わないでよ~~」ギューー 音も無く忍び寄り、強烈な一撃を見舞ったエニルは最新のライダースーツ姿であった。 宇宙服の技術をスピンオフしたもので、薄く柔軟で伸縮性に富み、 その上で下手なレザースーツよりも丈夫で耐衝撃性能も優秀。 さらに、体温調節機構により夏涼しく、冬暖かいという、 ライダー長年の夢が結実したものである。 むろんお値段はそれなりだが。 ただし、その機能を有効に活用するにはスーツの下は薄着、もしくは専用のインナーが 必須とされており――体の線がモロに出るため、女性ライダーからはやや敬遠されている。 アリー「なるほど、これも体に自信があるからできる格好、つーわけだな」ウンウン エニル「こら! そこのツンツン頭! 自分の彼女くらいきちんと手綱つけときなさい!」 実は物陰からこっそり見守っていたウィッツを怒鳴りつけるが… ウイッツ「…」バッテン! すべてを諦めた者の、悟りきった目で両手を交差される。 エニル「このっ…」 平和的な解決手段を絶たれたエニルは左手に握るヘルメット(←スペースチタン製)を振り上げ、 そして一瞬の躊躇も無く振り下ろす。 ガスッ! さすがに地に伏すマシュ○ロマン。 ルー「勇者よ…」 メイリン「悪の滅びですね」 エニル「まったく…オーナーから伝言。 ミハルさんが風邪でダウンだから、 今日はなるべく早めに出てくれ、だって。 聞いてる?」 トニヤ「りょうか~い」モゴモゴ エニル「連絡くらいつけられるようにしときなさいよ」 トニヤ「あー、ケータイ、ポケットに入れっぱだった… あはは、こんだけ厚着してれば呼び出し聞こえないわねぇ」 エニル「ほんとにもう…じゃあ、先に行くわよ!」 トニヤ「あーい」ルイルイ 颯爽、威風堂々、などと表現するのが相応しい足取りで、愛車に向かうエニル・エル(女子大生)。 トニヤ「しゃーない。 あたしも尊い労働に勤しむとしますか。 ウィッツー! 送れ♪」 ウィッツ「へいへい。 エレカ回してくっから待ってろ」 355 名前:冬物語・情熱編(後)2/2 :2009/01/22(木) 00 43 35 ID ??? トニヤ「んじゃーねー」 メイリン「…」 ルー「…」 ファ「…」 アリー「なんか… 台風みたいな奴だったな…」 カトック「まったく… ちったぁ落ち着きってもんが欲しいよなぁ」ポム! メイリン「あ」 ルー「いっ!」 ファ「う」 アリー「んだ? おっさん」 カトック「俺はカトック・アルザミール。 ここの中等部で体育の教師をやってるモンだ。 それで? 見たところ部外者のようだが… こんな所で、なぁにをやってるのかな? ん?」ギリギリギリギリ アリー「うえっ! い、いや、俺はけっして怪しいモンじゃ…」 カトック「死んだ女房がよく言ってたよ。 『怪しくない』っていう奴ほど、腹ン中は真っ黒だ!ってな」ギリギリギリギリ アリー「いやあの、ちょっ、か、肩が…」 カトック「 347で不埒なことを叫んでたなぁテメェだろう!」 アリー「ひいっ!」 カトック「この俺の目が黒いうちは! 生徒たちにゃ指一本触れさせねぇ!!」 アリー「ぎゃあああああああ!!」 かつて、ドラッグを使って少年少女を食い物にしようとした新興の暴力団があった。 だが、彼らはそのために触れてはならない禁忌に触れ、 たった一人の体育教師によって壊滅させられたという。 その、半ば都市伝説と化している事実を、着任して日も浅い一警部が知っていたかどうか… 学園近隣での聞き込みを終えたリョウ・ルーツは、待ち合わせ場所で“折りたたまれていた” 上司の姿に、しばらく声も出なかったそうである。 めでたし? 356 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/01/22(木) 00 47 49 ID ??? アレルヤ「マリーがやせっぽちだって!?3ヶ月後には凄く女の子らしくなって胸だって大きくなって 信じらんない程器量良しになって前髪の層がより一層多くなって髪もサラサラに伸びて凄く優しくなって ガロティファなんて目じゃないくらい僕とラブラブになってそれから、それから」 ティエリア「機密事項をベラベラと、お万死!」 アレルヤ「ヘブラッ!?」 357 名前:冬物語・情熱編(後) :2009/01/22(木) 00 47 49 ID ??? これにて終幕でございます。 お付き合いありがとうございました。 (_ _) ちなみに、最後にカトック先生で(いろんな意味で)〆ていただいたのは 前々から考えていたことで、 342のサトウ先生に対しなんら含むところは無いですよ? 念のため。
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/7456.html
445 名前:スレ321の558[sage] 投稿日:2012/06/19(火) 01 46 03.22 ID ??? 色々とひどかった短期キャンペーンが終わったんで後でこのスレに報告したいんだけど報告のテンプレってどこかにない? セッションの内容をうまくまとめて報告する自信がないんだけど箇条書きはだめかな? 446 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/06/19(火) 01 47 30.33 ID ??? 簡潔にまとまりそうだし、それでも良いんじゃない?<箇条書き 490 名前:スレ321の558[sage] 投稿日:2012/06/19(火) 19 17 05.39 ID ??? うまく説明できそうに無いんで箇条書きで報告することにする。 ・まずメンバーは新人困ったちゃんGMで俺ともう新人2人とアレな先輩1人 ・俺のキャラは正直で朴訥なガヤン神官戦士、新人その1は意志が弱く 好色で同性愛者のアルリアナ入信者、新人その2はグルメで酒乱な リャノ高司祭、先輩はリプレイを盾にごり押しした二重人格なシャストア高司祭。 ・最初は先輩が完璧幻覚で無双状態、敵全員を石柱で囲って窒息死 させるとかやりたい放題。 ・脈絡もなくソーサラーに先輩のPCがさらわれて完全忘却で呪文を 剥奪される。 ・GMと先輩が険悪になり先輩はわざと敵に突っ込んで死んでPCを作り直す。 ・今度はウィザードで瞬間回避で逃げながら浮揚で墜落死させる キャラを作ってまた一悶着あった。 ・最後はソーサラーを倒して短期キャンペーンは終わったけどルールの 不備を突こうとする先輩とそれをさせたくないGMのいがみ合いばかりで 楽しくなかった。 ・本来の目的のロールの練習は2人のいがみ合いで時間が削られて シナリオ進行に巻きが入ってたのであまりできなかった。 491 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/06/19(火) 19 26 17.59 ID ??? 490 乙……GMよりも先輩の方が困度は高いな 492 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/06/19(火) 19 28 41.64 ID ??? 490 乙。ガープス・ルナルはそういうものだったというのを思い出すな… 下手に公式が、あらゆるサプリ(マーシャルアーツや妖魔など)を ルナルに内包させようとするし、ガープスそのものが和洋問わず マンチの養成場みたいなところがあったし… 493 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/06/19(火) 19 36 24.45 ID ??? 誰かいまいちよくわからないんで解説してくれないか。 幻覚で窒息死とか意味が分からないんだけど。 494 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/06/19(火) 19 38 29.36 ID ??? 怪我したと思いこむと体が勝手に傷を作ったりするだろ 495 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/06/19(火) 19 51 57.64 ID ??? なんでガープスやったしw 497 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/06/19(火) 20 00 16.22 ID ??? 490 乙 空気読めないマンチはウザイよな 498 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/06/19(火) 20 03 53.53 ID ??? 493 レベルが上がると、視覚だけじゃなく、嗅覚や触覚を誤魔化す幻覚を作れるんだ ただ、完全幻覚とはいえ窒息死できるような幻覚ってできたっけ? 499 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/06/19(火) 20 11 43.57 ID ??? それを屁理屈こねてこじつけたり、先輩権限で押し込もうとするのが洋マンチだもの。 501 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/06/19(火) 20 21 22.66 ID ??? 498 完全幻覚じゃなくて完璧幻覚な。 シャストアの高司祭用呪文で完全幻覚の上位でアンデッドやゴーレムすら騙せるチート魔法。 幻覚である以外は全部本物と一緒という設定。 502 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/06/19(火) 20 24 01.51 ID ??? 確かできなかったと思う。ただしできないと明言するルールもなかったと思う。 当時のリーダーズサーカスでも「痛みを感じる」と「ダメージになる」の裁定が両方あったような… 正直幻覚魔法はガープスの中ですら扱いが難しい(考え方次第でなんでもできてしまう)からGMが強権発動してでも しっかり手綱握らないといけないのに、それがアレな先輩とかもうご愁傷様としか 560 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/06/20(水) 00 41 49.40 ID ??? 普通にQ Aに答えが載ってたぜ http //garden7010.tripod.com/trpg/faq/m_use2.html 561 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/06/20(水) 00 47 00.76 ID ??? よかった解決したな スレ330
https://w.atwiki.jp/kakite3/pages/200.html
オレンジ50個 出典:コードギアス Prince of Killerに支給。 最終回で、ジェレミアが収穫していたオレンジ。 ウィルナイフ 出典:勇者王ガオガイガー ルル×スバラバーズに支給。 凱が生身での戦闘の際に使用するナイフ。 詳細名簿 電界結ぶ二つの名簿《ムーンサイド・レーダー》に支給。 全参加者及びその候補の情報と、支給品やその他諸々の情報が詳細に書き込まれた紙束。 鋼の救世主 出典:AA れんげに支給。 サイクロン 出典:仮面ライダー 仮面ライダー零に支給。 仮面ライダー1号のバイク。最高速度500㎞/hを誇るモンスターバイクである。 放送用インカム FLASHの人 六代目に支給。 読んで字のごとく、放送用の通信機器。主催者側と連絡が取れる。 けいやくしょ 出典:スターオーシャン ジョルノ・ジョバーナに支給。 宿屋を無料で利用できるアイテム。この支給品が熊岡県を誕生させた。 拡声器(現在地の都道府県全域のみに声が届く) ふべに支給。 ソードサムライX 出典:武装錬金 ガチムチの素敵な兄貴に支給。 原作で早坂秋水が使用した、日本刀の武装錬金。 エネルギー攻撃を吸収し、受け流したり相手に跳ね返したりできる。 北高女子制服 出典:涼宮ハルヒの憂鬱 逃走王子に支給。 ハルヒたちが通う、県立北高校の女子制服。 生命の水(三人分) 出典:からくりサーカス 【命熱】ディフォアに支給。 「柔らかい石」が水に溶けることで生まれる、奇跡の水。 飲んだ者は髪と瞳が銀色になり、身体能力が上昇。五年に一度しか歳を取らなくなる。 さらに肉体が常に最適な状態に保たれるため、驚異的な回復能力が身に付く。 しかし全身の血液を失ったり、即死レベルのダメージを負えば死ぬ。 ドレイクグリップ&ドレイクゼクター 出展:仮面ライダーカブト 花ざかりの筆師たちへ~カリスマ♂パラダイスに支給。 仮面ライダードレイクへの変身アイテム。 黄金の鎧 出典:Fate 極天乖離す英雄の覇 バッカーノ に支給。 ギルガメッシュのシンボルとも言える鎧。 乖離剣エア 出典:Fate 極天乖離す英雄の覇 バッカーノ に支給。 ギルガメッシュが持つ宝具の中でも、桁違いの破壊力を持つ剣。 魔鏡 出典:金色のガッシュベル! 極天乖離す英雄の覇 バッカーノ に支給。 アニメオリジナルの魔鏡編で登場したアイテム。絶大な魔力を秘める。 刃に塗る毒全ロワセット 舞い踊る車輪に支給。 クロスミラージュ 阿鼻叫喚・鮮血麻婆《スクリーム・ブラッディマーボー》に支給。 何故かkskロワ住人と渚カヲルの魂が込められている 普通の機能に加え、『ksk支援』により使用者の速さを飛躍的に高めることが出来る 他にも何か機能があるかも…… ゾーリンの大鎌 出典:HELLSING 影の唇蝶戦人かカオス・クライのいずれかに支給。 ミレニアム所属のヴェアヴォルフ、ゾーリン・ブリッツが使用する巨大な鎌。 陵桜学園の制服 出典:らき☆すた 争符・生命遊戯に支給。 こなた達が通う、陵桜学園の女子制服。 もってけ!セーラー服 Zy-98 シャドウ(ザイード) カスガに支給。 何だかんだで複数のロワに出ている『フルメタル・パニック!』シリーズに出てくる人型兵器(アームスレイブ) 機動力が高く、銃をぶっ放したりできるが、ザクより弱い。というか、攻撃力や防御力、射程などは戦車も劣る。 スパロボだと、負ける方が難しいレベルのスペックと言えるだろう。 ザイードの搭乗していたシャドウなため、それなりに強力なガトリングキャノンを搭載している。 ボディも真っ赤であったが、カスガの手で上からイラストを描かれてしまった。 騎英の手綱 出典:Fate 甲賀騎兵ひぐらしかburrontのいずれかに支給。 ライダーの宝具。これを使えば、いかなる動物も意のままに操ることができる。 マカビンビン 出典:うたわれるものらじお マーラ様の人に支給。 飲むとあっちのほうが元気になる滋養強壮剤。 飛行石 出典:天空の城ラピュタ 抉り〆る楽神の欠片《エックスカーテン》に支給。 ラピュタ王家の末裔に受け継がれてきた、不思議な石。 持ち主を一時的に宙に浮かせることでできる。 エリクサー 【車輪】シナクに支給。 回復アイテムのようだが、登場するゲームは数多く存在するため出典の断定は困難。 ただ、スクウェア系統のRPG出典である可能性が高い。 DMカード(聖なるバリア・ミラーフォース) 出典:遊戯王 フラッグファイターF.Eに支給。 遊戯が使用する罠カード。 相手の攻撃宣言により発動し、相手フィールド上のモンスターを全て破壊する。 罠カードとしての破壊力は、トップクラスと言えよう。 法儀礼済みボールベアリングのクレイモア地雷 出展:HELLSING れんげに支給。 ベルナドット率いる傭兵部隊が、ミレニアムとの対決で使用した地雷。 取り寄せバッグ 出典:ドラえもん 百万の愛でられし魔法使いの父に支給。 どんな遠くからでも、欲しいものを取り寄せることができるバッグ。 このロワでは2回のみ使用可能、さらに「一度以上SS内で描写され、かつ現在特定の所有者がいない物」しか取り寄せられないという、厳しい制限が課されている。 キメラの翼 出典:ドラゴンクエストシリーズ 魔王ヴァルハラに支給。 一度行ったことがある場所まで、空を飛んで移動できるアイテム。
https://w.atwiki.jp/chaos-blade/pages/707.html
真祖 カミラ-夜の支配者- 基本情報 フレーバーテキスト 未進化 + ++ 最終 セリフ集 参加イベント 参加ログインストーリー エキストラコンテンツ 基本情報 真祖 カミラ 真祖 カミラ+ 真祖 カミラ++ [悠久]真祖 カミラ 能力値 能力値 能力値 能力値 スキル 食散鋼弾 関連家臣 [鬱陶しい] 吸血種 ルトガー[堕としたい] 退魔師 真理亜 フレーバーテキスト 未進化 多種多様な妖魔が混在する妖魔界において、一際特殊な妖魔達が集まる常闇の領域。その中でも一際異彩を放つのが吸血種と呼ばれる一族である。彼らは他者の血液(場合によっては体液全般)を奪い、生命を維持する種族となり、吸血種の中でも強い力を持つ者達は貴族と呼ばれる支配階級を構築している「見る物聞く物、目新しい事なんて一つも無いのよ?長生きなんてするもんじゃないわ」 + 雑多な吸血種の上に貴族が立ち、貴族の更に上に立つのが真祖と呼ばれる家々である。そのいずれもが旧い歴史と途方も無い力を持ち、真祖達がその気になれば妖魔界の地図は大きく塗り替わるであろうとも言われている。カミラも真祖の出となる存在となり、普段のおちゃらけた様子の裏には恐るべき力を隠し持っている「真祖は何をどうしたって死なないの、自分でもういいかな?って思った時に自ら手放すだけ……それ以外はいかなる手段でも、この命を奪う事は出来ないのよ」 ++ 真祖達は己の支配領域以外への関心を持たないのが常となり、力の強い個体ほど、逆に自分の領域の奥底へ籠り表に現れない性質を持つ。彼らにとって外の世界とは無価値で穢れた唾棄すべき存在であり、いくら長命を持て余していようとも足を運ぶ必要は無いとされている。だが、カミラは真祖の出でありながら外の世界に興味を示す特異な存在であり、他の真祖達にも煙たがられている「私達の事を壊れた時計だって揶揄する連中も居るけど、実際その通りだし好きに言ってれば?ってね」 最終 真祖にあるまじき好奇心を持つカミラは、一時期の間鬼道衆へ加担していたが、現在は(プレイヤー)陣営に籍を置く事となっている。その理由を問うてもその度に異なる答えが返ってくるため、カミラの真意は誰一人として掴めていない。だが、ルトガーの漏らす「ついに私の愛を受け入れてくれるのだな」と言った趣旨の発言に関してはこれを真っ向から否定している「私達がちょっと目を離した隙に消えて無くなっちゃうんだもん、だからさ、まだ興味がある間はこうやってじーっと、観察しててあげるわ♪」 セリフ集 マイページ(未進化) この銃?いいでしょ、私のお気に入りの玩具なのそりゃあ、殴った方が効率は良いけどこう言う無駄を挟むのが美しいのよ♪鈴門の奴らが無礼を働いたらさ、私のペットにしてもいいよね?鬼道衆の奴らって根暗でつまらない奴が多かったのよ、その点こっちは楽しめそうね マイページ(中途進化) 私の執事と交換したいくらいよ、アイツは有能で羨ましいわ私は傷物には興味無いの、だから貴方からは吸うだけで十分ねサイカの連中も私の銃が気になって仕方ないらしいわね、気分がいいわ大切な物を奪ってやると気持ちいいよね……要するに貴方の気に入らない奴を始末すればいいんでしょ?そんなの簡単よモーラって子に言っといて、もっとキツめに手綱を握りなさいってね真理亜ちゃん、まだ傷がついてないみたいだし……貰っちゃだめ?割と好みなの生きるって概念は未だに良く分からないけど……貴方が消えるのは惜しいわね マイページ(最終進化) 私が取って食うのは初物だけだから、残念ながら貴方は除外ねなーんにもやる事が無くなって、考えるのすら面倒になった時が私達の終点ね生きるって概念は未だに良く分からないけど……貴方が消えるのは惜しいわねあの使えない貴族の連中、私が鍛えてあげよっか?真理亜ちゃん、まだ傷がついてないみたいだし……貰っちゃだめ?割と好みなの今にも押しつぶされそうな柳生ちゃんが好きだったのに……勿体無いなぁ鬼道王の奴ももうちょっと弄り甲斐があれば良かったのに貴方が土に還るまで、とは行かないにしろ、ここには長居しそうねサイカの連中も私の銃が気になって仕方ないらしいわね、気分がいいわ私の執事と交換したいくらいよ、アイツは有能で羨ましいわ バトル開始 この私にゴミの始末をさせるんだ?ふぅん……後で覚悟してなさいよねえ何これ?まさか、こんな粗末な連中が私の相手をしようって言うの? 進軍時 いらないわよ、野良犬の血の方がマシだと思うわ片手でちょっと捻るだけね特注の弾丸なのよ、気持ちいいでしょう?さようなら、塵は塵らしく野に返りなさい 参加イベント 魔刀戦記-円環無響- 魔刀戦記-奈落- 参加ログインストーリー [[]] エキストラコンテンツ +... カラミティバレット
https://w.atwiki.jp/nocry/pages/264.html
「感冒ですな」 そういって聴診器をかたづけた医師は、あたたかくしておくようにと寝込んだ本人に告げて、部屋をでていった。 大事などない。本当にただの鼻かぜで、おとなしく寝ていれば一日二日でなおる類のものである。 判っているものの、それでもなんとなしに落ち着かなくて、エスタッド皇は寝入るチャトラの枕元で本をひろげながら息を吐く。空気を動かすことを恐れるように、とても小さな嘆息だった。その吐息に気がついて、鼻を詰まらせたチャトラが目玉だけ動かして皇帝を見上げた。 「うん、」 気がついて男は顔を寄せる。すると猫が眉をしかめて布団に頭までもぐりこんだ。 「アンタ、部屋戻れよ」 くぐもった声で言う。 「今日は休息日なのだよ」 「そうじゃなくてさ」 もごもごと何かつぶやいていたが、くぐもって聞こえない。しばらく眺めていると息苦しかったのだろう、情けない顔をして鼻の下まで布団からチャトラは顔をのぞかせた。 「アンタにうつるとこまる」 そう言う。 「私は一向に構わぬが」 「アンタが困らなくてもオレが困る」 「――なぜ」 三補佐もしくは侍従の誰かにしかられるとでも思っているのか、だとしたら大丈夫といってやろうと口を開きかけて、 「オレはただ寝てるだけでなおるけどさ、アンタ、オレのうつったらまた半月ばかし寝込むだろ」 言われてそのまま口を閉じた。 そんなことはないよと言い切れない自分の脆弱な体が煩わしいと思う。 男は元々心臓が弱い。医師から診断された名称はやたら長くてひねってあったので覚える気もなかったが、要は臓器のどこかに穴があいているとのことだった。 開いていて、そこから汚れた血液が逆流する。 日常生活を平穏に過ごす程度の負担であれば、それでも何とかまかなえているものの、少しでも無理を強いるとすぐに音を上げる。 恨めしい。 走ったり飛んだりといった動きを制限されるのは勿論のこと、他にもチャトラが言ったような「熱」というものにも男は弱い。 体温が上がるということは、それだけ血流が活発になるということだ。運動を行う状態と殆ど変わらないのである。運動であるならば、日頃の所作を抑えるだけである程度手綱が取れようけれど、体温というものは任意になかなか上げ下げ出来るものではない。 それでも以前はもう少し「まし」だったのだ。厄介になってきたのは、左半身を失ってからである。 皇位継承だとか政権復古だとか、題目はとうに忘れた。たぶん、男を殺すことが出来ればなんでもよかったのだ。 幼少から二十歳までは生きまい生きまいと言われつづけた、幼い体はもとより、大人の肢体に充分な血液を送ることは出来まいといわれた。 死ねと。 大きくなった男の体の中で既に悲鳴を上げていた臓器に、左側をもぎとられ、削がれて多量の失血の負担が一瀉千里に加わった。生き延びたのがふしぎだと今でも思う。 何度も何度も虚ろな視界の中で人ではありえない影を見た。俗に言う死神というやつだったのかもしれぬ。 熱に浮かされたあたまで考えたことはといえば、死神は枕元に立つだとか昔から言うが、この影は足元にいるのだなとただそれだけだ。 もう少しまともな事を考えられなかったのか、次にもしそう言う目に合うようなことがあったら益になるようなことを考えよう。 だとか思っている。 「鉄の心臓」という言葉が、世の中にはあるそうだけれど、本当にそんなものがあるのだとしたら、ぜひとも自分の欠陥品と交換してほしいものだ。 いっそ抉りだしてしまえばせいせいとするかもしれない。 そんな風にも思う。 痛いところを突かれて否定するわけにもいかずさてどうしたことかと皇帝は首を捻った。 「お前が眠ったら部屋に戻ろう」 指の背で汗ばんだ彼女の額を撫ぜると、濡れているのに妙にかさついた感触がした。 いいからさっさと出ていけと唸り声を上げていたチャトラは、そのうちくたびれたのか男が撫ぜる目の前でおとなしく目を閉じ眠寝てしまうことにしたようだ。鼻が詰まるようなので口を開いて息をしている。 開いた唇の隙間から桃色の舌がこぼれて見え、衝動に駆られて皇帝は顔を近づけ、舐めた。 感触に飛びはね、まなじりを裂いた猫がばか、と罵声を投げつけながら今度こそ上掛けにもぐりこみ丸くなる。 上掛けは白かったので、羽化する前の繭のようにも見えた。 これを割ったらどんな虫けらが出てくるのだろうと男は夢想する。そんなに複雑な色はしていまいな。単色で鋭く刺すようでいて、だのにやわらかみのある色だろう。瞳と同じ緑青色でも良いけれど、もうすこしあたたかな、 「赤、かな」 思わず言葉に乗せると怪訝な顔をした猫が頭だけのぞかせてこちらを見た。 (20111124) --------------------------------------------------------------------
https://w.atwiki.jp/tosyoshitsu/pages/584.html
7を、孤独の7つの集まりだと呼んだのは、いつの時代のことだろうか。 「おい! 1人多くないか?」 音。 絶え間なく耳元で唸り続ける獣の咆哮に、負けぬ位の声を張り上げて、振り返った白づくめの先頭が告げる。 獣の名を、風と言った。 アスファルトの戦場。 細く、しなやかな馬たちを駆る7人の騎兵は、馬上で互いに覇を競い合っていた。 それは自然の生み出した優美な肉量の流線にも負けぬ、人の手が育み育てた、人の足で走る現代の馬である。 ロードレーサー。 アマチュアの入門モデルでも僅か7キロ、プロモデルでは、さらに5キロ前後にまで、その金属の馬体は絞られる。かつての馬たちと比べ、凡そ100分の1以下という、恐るべき軽量化が施されている。食らう疾走源はただ一つ、人間の体力という名の情熱だ。 今、騎兵たちは筋肉のこぶを背中に作り、ジョッキーさながらに腹を折り曲げ、前屈し、握りしめたハンドルの、先の先まで顔面を乗り出して体重を前に掛けている。 頭には兜。 落馬では、自らや後続の馬に踏まれて命を危うくすることも多いが、この、婦女子でも片手で持ち上がるほど軽い、最新鋭の馬では、それ以上に、大地という巨人からの、天地を逆さにした踏みつけを、一番恐れている。 ことにロードレーサー乗りたちには、巨人の足裏に対し、最も不安な部位である頭部を晒しているために、専用のヘルメットで身を守ることが、半ば義務づけられている。 今、馬たちの輪状の足が、最新鋭のゴムの蹄鉄で、いかにもか細く地面を掴み、蹴立てて主と共に己が身を突き進ませている。 7つの音が折り重なる。 7つの異なるリズムが織り重なる。 金属の手綱を前後に食んで、二つの足で操る旋回の摩擦が、まるで、この金属製の馬たちの、呼吸の音であるかのように、響きわたっている。 肩と肩が触れ合うほどに密集した7人の騎兵たち。 風という名の獣の腹を、一塊の槍と化して貫くための、それは現代の馬上の槍術であった。 見ている間にも、先頭が次々と入れ替わる。 この獣は、前に進もうとする限り再現なく蘇る、気まぐれで不死身の怪物だ。 挑むにも、合戦の作法が必要なのである。 焔のように赤い鎧の騎兵が先頭に立つ。 この時代の鎧は極めて装甲が薄い。天に、地に、そこいらじゅうに潜む怪物たちの牙の攻撃を、受け流すために特化されているためである。 「入賞は、6人までだし。どのみち、じき、激坂だよ。振り落とされる奴が出るはず」 眼前で、大地の巨人は、その四肢を、見る間に細く、尖らせていく。 山岳という怪物の出現である。 この怪物、風とは異なり、数に限りはあるものの、屈強なこと、この上ない。 頑健な皮膚を貫き通すのに必要な膂力を持ち得る者だけが、挑むことを許される。 先刻と打って変わって、馬のいななきが息苦しい。 その上に乗る騎兵たちの顔も、ことごとくが歪んでいる。 風は顎を緩めたが、誰も脱落する者はいない。 「ああ嫌だ嫌だ最前線。食えないねえ、食えないよ。食えないコースはないって奴らが、一番食えないんだ、ほんと」 黄色の鎧の騎兵が肩をすくめる。 地獄の椅子取りゲームは、どうやらまだまだ終わりを告げないらしい。 「入賞と言わず、いつだって生き残るのは、たった一人――違うか?」 黒い鎧の騎兵が犬歯をむき出し、笑った。 全員つられてそれぞれに、煮えたぎった笑みを浮かべて呼応する。 違いない。 最早誰も身を寄せ合ってはいない。 肩と肩とをぶつけ合うほど、くつわを並べ、しかし、時に追いすがり、引きちぎり、そうしてすれ違う中での、対話である。 聞こえている声もある。聞こえない声もある。 どれも、風がその背に乗せ、耳元まで、運んでくるのだ。 このメッセンジャー、自身の唸り声がうるさすぎて、すこぶる向いていない。 それでも、お互いの意志だけは、感じられる。 確かに、そこに存在していることを、疑いなく信じられる。 「ッたく、お前らの顔なんて見たくもないッつーのによォ!」 緑の鎧の騎兵が忌々しそうにしながら先頭に飛び出る。 馬体が左右にふらふらと揺れ踊り、景観はじりじりとだが移ろいを重ねていく。 「山岳…賞!!」 橙の鎧の騎兵が、すんでで制した。 その横を一陣の青い閃きが滑り落ちる。 「――――後はただ、最速で、一直線に」 青い鎧の騎兵が鋭い槍の切っ先で挑む。 獣を貫き、疲労の鎖を引きちぎり、恐怖の雲を切り裂いて、その切っ先は、ただ一塊の小さな小さな刃となる。 連なる7つの疾走が、余韻をたなびかせて走り抜けた。 息。 ぜいぜいと激しく、しかし、生きづいて。 意気。 どこまでも終わりなく、伸びていく。 7つの騎兵は今日も行く。 命のペダルを踏みしめて、抜きつ、抜かれつ、 輝きて。 終わりなき、7つの競い手たちは、 明日もまた時間の競技を、魂の限りに貫くだろう。 (城 華一郎)
https://w.atwiki.jp/dqff1st/pages/731.html
=外伝= そして彼らの今いる世界とは異なる…そう彼ら本来の世界では何が起こっているのだろうか? 海辺に面した小さな村の一角でクリフトはブライと対峙していた。 ソロたちが忽然と姿を消してから半年以上がもう経過している、 「クリフト…ワシはお前には期待しておった…何故人類全体の幸福を願うワシの心が理解できぬのだ」 悲しげに問いかけるブライだったが、クリフトはそれを拒絶する。 「何が…人類の幸福ですか、あなたのやっていることは幸福どころか破滅そのものだ」 「破壊無くして再生はありえん、辛い事じゃがな」 ソロらが消えうせてから何が起こっていたか…それはブライ率いる1派による魔族狩りである。 しかし、こと行動を起こして見るとブライらは拍子抜けした、すでに多くの魔族たちの姿が地上から、 消えうせていたのである。 それはブライらの動きを寸でのところでキャッチした、クリフトとマーニャの手によってのことであったが。 だが別に魔族の味方をしたというわけではない、ただ彼らは世界の混乱を防ぎたかっただけである。 だがそれでも、2人で出来る事には限界がある、結果的にやはり多くの魔族たちが討たれてしまった。 そして表向き地上から魔族は存在しなくなった、これで終わったと誰もが考えた。 討つべき対象がなくなれば、こんなことも起こるまいと…しかしそれは甘い認識だった。 そう、彼らの魔手は魔族だけにはとどまらず、次はその矛先を同朋たる人類に向けたのだった。 もうこの半年で世界の人口の1/5が彼らによって処刑された。 まずは先天的障害者や精神病患者といった社会的弱者がその対象となり、 そしてさらには肌の色が違う、瞳の色が違うなどというおおよそ常軌を逸した理由によって、 次々と人々は「浄化」されていった。 しかし、人々も彼らのやることに表立って異を唱えることはなかった。 それだけ人々にとって魔族は脅威だったのである。 まあ、たとえ異を唱えたとして、世界規模である彼らの一団に逆らう事などできなかったし、 逆らえばその瞬間「人類の敵」として「浄化」されてしまうのである。 人々はただ黙って嵐が通り過ぎるのを待つしかなかった。 ブライは揺るぎ無い自信を持ってクリフトへと叫ぶ。 「間違い無くこのブライの名前は後世、悪鬼羅刹として残る事となるじゃろう、だがそれでも構わん! 誰かがやらねばならぬのじゃ!この世界から全ての魔族を抹殺し、人間の世界を取り戻すためならば ワシは喜んでその悪名を受けようではないか!」 「だからといって肌の色や瞳の色が違うだけで三族皆殺しは無いでしょう… まして3歳で九九が出来ることや、7歳でベギラマを唱える、それだけでも魔族ですか!?」 クリフトの言葉は正論だが、そんなことで動じるブライではない。 「今は人間でもその子供、その孫が人間として生まれてくるとは限らん!たとえ僅かでも異質たるものは 浄化せねばならん、災いの芽は1本たりとも残すわけにはいかんのだ!…」 さらにその口から恐るべき言葉が次々と飛び出してくる。 「そう、全ては青き清浄な世界を作るための尊い犠牲じゃ!、それを乗り越えてこそ世界は我らの手に戻る、 そして至福の千年王国が、ユートピアが、人間の人間による人間のための楽園が生まれるのじゃ!」 「どうじゃ!完璧じゃ!そこには苦しみもない、争いもない!永遠に滅びない!至福が、楽園が誕生するのじゃ!」 「狂ってる…」 クリフトの傍らにいたマーニャが化け物を見るような眼でブライを見る。 「いいえ、この人は正気です、でなければこんなことは考えない」 悲しげに呟くクリフト。 「さあ!ロザリーの居場所を吐け!…ロザリーをギロチンにかけて、デスピサロめをおびき出すのじゃ」 「言せません!」 「クリフト…失望したぞ、貴様もトルネコやライアンの毒気にあてられおったか…」 「魔族だから、人間だから…そんな理由なんかじゃない、この世界に生きる住人として、私はあなたを許せない」 「ならば貴様らは人類の裏切り者だ」 ブライの声と共に、白い頭巾をかぶった騎士たちが進み出る、ブライが密かに組織していた実戦部隊だ。 その時であった、猛スピードで馬車が彼らの方へと突進してくる。 騎士たちが一瞬それにひるんだスキに2人は馬車に飛び乗り、瞬く間に脱出していた。 馬車の中でクリフトは突如現れた救い手に戸惑いつつも感謝の言葉をかける。 ライアン団長からもしものときはよろしくといわれていたもので、と手綱を取る若い騎士は応えた。 とりあえず難儀は逃れた…だが、クリフトは頭を抱える。 敵は人間ばかりではない、魔王の妻であるロザリーを担ぎ出し、未だ無益な抵抗を試みようとする、 魔族たちからも彼らは逃げなければならないのだった。 彼らの行く手に、未だに未来は見えなかった。 ←PREV INDEX NEXT→