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◆WAWBD2hzCI氏 投下した作品 No. タイトル 登場人物 時刻 013 I am bone of my sword 椰子なごみ、衛宮士郎、リセルシア・チェザリーニ 1日目 深夜 032 月光カプリッチオ ユメイ、加藤虎太郎、橘平蔵 1日目 深夜 033 Fearing heart ドクターウェスト、岡崎朋也、藤林杏 1日目 黎明 048 クモノイト 黒須太一、吾妻玲二(ツヴァイ)、真アサシン、藤乃静留、直枝理樹 1日目 早朝 053 Destiny Panic! 清浦刹那、ウィンフィールド、神宮司奏、大十字九郎、羽藤桂、アル・アジフ 1日目 黎明 060 見上げた虚空に堕ちていく ファルシータ・フォーセット、古河渚、伊藤誠、菊地真、ドライ 1日目 早朝 068 嘆きノ森の少女 浅間サクヤ、蒼井渚砂、一乃谷愁厳・一乃谷刀子 1日目 早朝 078 地獄デ少女ハ魔人ト駆ケル ティトゥス、清浦刹那 1日目 朝 090 悪鬼の泣く朝焼けに(前編)(後編) 柚原このみ、西園寺世界、井ノ原真人、アントニーナ・アントーノヴナ・ニキーチナ 1日目 朝 097 コンプレックス・イマージュ 杉浦碧、クリス・ヴェルティン、来ヶ谷唯湖 1日目 昼 103 それは渦巻く混沌のように 九鬼耀鋼、一乃谷愁厳・刀子、椰子なごみ 1日目 午前 113 Second Battle/少年少女たちの流儀(前編)(後編) 棗恭介、トルティニタ・フィーネ、清浦刹那、ティトゥス、支倉曜子、如月双七 一日目 午前~昼 119 騎英の手綱 源千華留、蘭堂りの、ユメイ 1日目 昼 124 outbreak 衛宮士郎 1日目 昼 130 ゆらり、揺れる人の心は 葛木宗一郎、高槻やよい、伊藤誠、菊地真 1日目 昼 137 例えば孤独なら傷つくのは、一人ぼっちの自分だけだと 黒須太一、藤乃静留 1日目 昼 145 人と鬼のカルネヴァーレ (前編)(後編) 西園寺世界、柚原このみ、鮫氷新一、千羽烏月、ドクター・ウェスト 1日目 日中 159 観測者の願望観測者の愉悦I have created over athousand blades 黒須太一、衛宮士郎、椰子なごみ、藤乃静留、来ヶ谷唯湖 1日目 午後 165 日ハ沈ム、駒ハ踊ル 棗恭介、トルティニタ=フィーネ、如月双七、深優・グリーア、(羽藤桂、アル・アジフ) 1日目 午後 178 めぐり、巡る因果の果てで(大人編)(子供編) 一乃谷兄妹、九鬼耀鋼、ドクターウェスト、ツヴァイ、鮫氷新一 1日目 夕方 203 死闘死闘/舞姫異聞録死闘/舞姫異聞録(後編)修羅の系統樹 如月双七、衛宮士郎、深優・グリーア、ジョセフ・グリーア 1日目 夜中 218 DEAT SET/イグニッションDEAD SET/バーストDEAD SET/エンドRealta Nua 千羽烏月、源千華留、西園寺世界、来ヶ谷唯湖、衛宮士郎 2日目 黎明 登場させたキャラ 5回 衛宮士郎 3回 清浦刹那、黒須太一、藤乃静留、椰子なごみ、一乃谷愁厳・一乃谷刀子、ドクター・ウェスト、如月双七、西園寺世界、 来ヶ谷唯湖 2回 ティトゥス、ユメイ、伊藤誠、菊池真、柚原このみ、九鬼耀鋼、吾妻玲二(ツヴァイ)、棗恭介、トルティニタ・フィーネ、羽藤桂、アル・アジフ、鮫氷新一、深優・グリーア、千羽烏月、源千華留 1回 浅間サクヤ、加藤虎太郎、アントニーナ・アントーノヴナ・ニキーチナ、大十字九郎、岡崎朋也、神宮司奏、ウィンフィールド、古河渚、藤林杏、クリス・ヴェルティン、蘭堂りの、直枝理樹、ファルシータ・フォーセット、リセルシア・チェザリーニ、橘平蔵、支倉曜子、杉浦碧、蒼井渚砂、真アサシン、井ノ原真人、葛木宗一郎、高槻やよい、ドライ、ジョセフ・グリーア し…士郎ーーーーー!!! やっちまったか…実に楽しみだw -- ナナシ (2008-03-23 02 23 26) パロロワ初のマーダー士郎を書いた人。今後、士郎がどこまで星を稼げるかは期待 -- とある書き手 (2008-03-23 12 01 32) 館長、アホだ… -- 名無しさん (2008-03-30 18 17 06) 2ndにおける最速の人、ギャグも鬱もそつなくこなす大黒柱といったところ -- 名無しさん (2008-04-23 00 20 58) 間違いなくギャルゲロワの主力。キャラの内面に迫った濃密な表現が上手く、バトルも鬱も正直適う気がしません。 -- 名無しさん (2008-05-24 19 54 22) 燃え展を中心にしつつ様々な展開をこなす書き手氏。 キャラ毎の心情が入り臨場感が感じ取りやすい。 -- ナナシ2 (2008-06-07 23 51 04) バトルや繋ぎを熱血展開を元にこなす人。高クオリティなSSを連発してくれます -- nanashi (2008-07-29 17 06 13) 熱い展開、激しいバトルの二つを柱として、最高のクライマックスを描く書き手氏。Second Battle以降、狙撃等による予想外しも上手く行っており、更にパワーアップした。また心理描写もやたら上手い為、繋ぎの話のレベルも非常に高い -- nanasi (2008-09-09 20 29 05) 名前 コメント
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アンドラス、灰色の騎士 ANDRAS, THE GRAY KNIGHT 痕跡霊レベル4 呪縛難易度22 生前は偉大な戦士であったアンドラスは、痕跡霊としても不可解な存在である。彼はバインダーに戦闘技術と馬上の技量を与えてくれる。 伝説: アンドラスは、かつてその戦闘技術と、あらゆる者に対して正しく善なる事を成すことに専心していたことで名を成していたエルフのパラディンであった。一連の誤った判断と不幸とによって、彼自身と彼の神に対するアンドラスの信仰を痛めつけ、彼はブラックガードとなった。それ以降の暗黒神に対する彼の奉仕によって、彼の悪名はすぐにその名声を上回るようになった。彼の名は恐怖と共に囁かれるようになった。 善と悪の両陣営におけるほぼ絶え間ない戦いを300年近く続けた挙句、アンドラスはどちらの大義にも倦みつかれてしまった。大戦の鍵となる戦闘における決闘の最中に、突如彼は武器を投げ捨てて立ち去り、生きて二度と姿を現すことがなかった。賢者たちは、両方の大義に対する彼の裏切りの後のことを推測している。もはや彼は、いかなる神の領域にも迎えられることはなく、その魂は痕跡霊となることを余儀なくされたのだと考えられている。 霊の発現: アンドラスは虚空の中、大きな黒い狼の背中の上に浮かび上がる。この痕跡霊の頭部は灰色の羽に覆われた梟のものであり、その灰色の皮膚の肉体は、ひょろ長く痩せているが筋肉質の男性のエルフのように見える。腰帯だけを身につけ、アンドラスはその鞍にだらしなく座り、片方の手で手綱を、別の手でグレートソードを握っており、その一方で抜け目なく目を見張りながら寛いでいる。最初に見た感じでは、アンドラスはあたかも眠りこけているかのように見えるが、近くでよくよく観察すれば、屈めた頭から大きな金色の1組の目が鋭く輝いていることに気付く。アンドラスは、危険を孕んだ重々しい口調で話す。 徴候: 君は背中から、2つの使用できない灰色の羽の翼が生える。この翼はとても小さいのでシャツや外套の下に隠すことができるが、そのようにすると、君はせむしのように見えてしまう。 影響: アンドラスの影響は、君を無関心でよそよそしい態度にさせる。アンドラスはすぐに戦闘に飽き飽きするため、君は10ラウンドだけ戦闘に参加した後、手にしているものを全て放り出し、”撤退”しなければならない。それから1d4ラウンド間、君はいかなる攻撃的なアクションも行うことができない。 付与能力: アンドラスは生前に彼が有していた技能のいくばくかを貸し与えてくれ、君に乗騎があってもなくても強力な戦闘員と変えてくれる。 武器習熟: 君はグレートソード、ランス、ロングソード、レイピアへの《習熟》を得る。 乗騎: 全ラウンド・アクションで、君は鞍とランスを完備したへヴィ・ウォーホースを召喚できる。このクリーチャーは、有効バインダー・レベルあたり1時間が経過するか、殺されるか、君が送還するか、アンドラスとの契約が終了するかするまで、訓練されているかのように君に仕える。君はこの能力を1日に1回だけ使用できる。 確固たる鞍: 君は〈騎乗〉判定に+8ボーナスを得る。 善または悪を討つ一撃: 君は1回の近接攻撃において悪または善のクリーチャー1体を”討つ”ことができる。攻撃ロールに【魅力】ボーナス(もしあれば)を加え、ダメージ・ロールに有効バインダー・レベルあたり1ポイントの追加ダメージを与える。もし間違えて善でも悪でもないクリーチャーを討ってしまった場合、その試みは何の効果も発揮しない。一度この能力を使用したなら、5ラウンド間は再びこれを使用することはできない。複数の理由によって獲得される、悪を討つ一撃や善を討つ一撃の1日あたりの使用回数は累積する。 不和誘引: アンドラスは君に敵の間に不和を誘発させる能力を与える。標準アクションで、君は1体の敵に彼の次のターンにおいて間合いの中にいる味方の誰かをランダムで攻撃するように強いることができ、彼は最初の攻撃でそのようにしなければならない。その目標は君が有するバインダー・レベル2レベルあたり5フィート以内にいなければならず、意志セーヴに成功すればその効果を無効にできる。効果を受けた敵は、主要武器を使って致傷ダメージを与える攻撃を行わなければならず、その手に持っている近接武器を使用する(あるいは何の武器も準備していないなら、素手攻撃か肉体武器を使用する)。もしその敵の間合いに彼の味方がいないなら、この能力は何の効果も発揮しない。不和誘引は[精神作用](強制)効果能力である。一度この能力を使用したなら、5ラウンド間は再びこれを使用することはできない。 確撃: 君が使用するあらゆる武器に、《クリティカル強化》の特技の利益が適用される。もしその武器に対する《クリティカル強化》特技をすでに修得しているなら、その武器でのクリティカル確認ロールに+4ボーナスを得る。このボーナスは《クリティカル・ロール強化》の特技(『戦士大全』のp,98参照)によって与えられるボーナスと累積する。 出典: 『Tome of Magic』p.22 関連項目 バインダー(キャラクター・クラス)
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113 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/19(金) 19 46 08.65 ID gwurQYz8O … ~夜、ある中年サラリーマンの家~ 中年サラリーマン「…」ゴクゴク ペットアライさん「…」ゴクゴク 家の居間で、中年サラリーマンと、そのペットのアライさんがお茶を飲んでいる。 ペットアライさん「美味しいのだぁ~…」ゴクゴク 中年サラリーマン「…そうだな」 アライさんは成体のようだ。 夜行性のアライさんは、夕方に起きてご飯を食べたばかりのようである。 中年サラリーマン「お前も随分大きくなったな…」 ペットアライさん「飼い主さんのおかげなのだ!」シッポフリフリ 中年サラリーマン「…」 この中年サラリーマンは未婚男性。 童貞である。 ペットアライさん「飼い主さん!夜になったら、散歩行くのだ!」シッポフリフリ 114 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/19(金) 19 50 13.84 ID gwurQYz8O 中年サラリーマン「…ああ、分かった。これ着けるんだぞ」スッ ペットアライさん「なのだー!」スチャッ ペットアライさんは、蛍光ベルトを腕に巻いた。 交通事故防止のためだ。 ペットアライさん「さあ、出発なのだー!」ペタペタ 中年サラリーマン「…行こう」 足首がないため、四つん這いで歩くアライさん。 中年サラリーマンはアライさんを連れて、外へ出掛けた。 … ~家の外~ ペットアライさん「ふはははー」ペタペタ 中年サラリーマン「…」スタスタ ペットアライさん「うおー!こうもりが飛んでるのだ!」ジロジロ 中年サラリーマン「…こうもりはいいな。空が飛べて…」スタスタ ペットアライさん「飼い主さんも空飛んでみたいのか?アライさんもなのだ」ペタペタ 中年サラリーマン「そういう時代が来ればいいなぁ…」スタスタ 手綱を握っている中年サラリーマンは、四つん這いのアライさんと一緒に夜の街中を散歩する。 115 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/19(金) 20 02 04.96 ID gwurQYz8O 車のエンジン音と、ヘッドライトの光が近付いてくる。 中年サラリーマン「クリーナ、車だぞ」 ペットアライさん「うおお、危ないのだ」ペタペタ 車「」ブロロー… 車は通り過ぎていった。 中年サラリーマン「…なあ、クリーナ。今の生活…どう思う?」スタスタ ペットアライさん「んー?…退屈なのだ」ペタペタ 中年サラリーマン「そうだよな…」 ペットアライさん「でも、クリーノもいるし…。飼い主さんもいるのだ。寂しくはないのだ」ペタペタ 中年サラリーマン「…」 『クリーノ』… 中年サラリーマンが、家で飼っている雄のアライグマの名前である。 ペットアライさん「あー、いつかクリーノと…」ペタペタ その時。 向こうから足音が近付いてきた。 おばさん1「えっほ、えっほ」タッタッ おばさん2「えっほ、えっほ」タッタッ …ジョギング中の、近所のおばさん達である。 116 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/19(金) 20 05 37.41 ID gwurQYz8O ペットアライさん「交尾したいのだぁ!」シッポフリフリ 中年サラリーマン「!?」ピタッ おばさん1「!?」ピタッ おばさん2「!?」ピタッ ペットアライさん「のあ?飼い主さん、なんで止まるのだ?」 中年サラリーマン「…い、行こう…」スタスタ ペットアライさん「?何なのだ…」ペタペタ おばさん1「…今の聞いた?交尾シタイノダーですって!嫌ねー」タッタッ おばさん2「あの人、独身なんですって。いつもあのアライさんと何やってんのかしらねー」タッタッ おばさん1 2「「あーヤダヤダ」」タッタッ 中年サラリーマン「…」 ペットアライさん「飼い主?どうしたのだ!早く行くのだ!」グイグイ 中年サラリーマン「ああ…」スタスタ 117 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/19(金) 20 10 54.69 ID gwurQYz8O 中年サラリーマン「…」スタスタ バッタ「」ピョンピョン ペットアライさん「お!バッタがいるのだ!こら待て~!」ペタペタペタペタ バッタ「!」ガシィ ペットアライさんは、道端にいたバッタを捕まえた。 ペットアライさん「頂きますなのだー!はぐはぐ、もふもぐ…」モグモグ 中年サラリーマン「…美味いか?」 ペットアライさん「んふー。飼い主さんの手料理の方が美味しいのだ」 中年サラリーマン「そうか」 ペットアライさん「でもこれは、なんというか、戦いなのだ!狩りの中で、アライさんの血が騒ぐのだ!ジビエなのだ!」コスリコスリ 中年サラリーマン「ふふ。楽しいか?」スタスタ ペットアライさん「楽しいのだー!ふはは、他にはいないかー?くんくん、ふんふん!」ペタペタ ペットアライさん「うえー、この電柱、犬のオシッコのにおいがするのだ」クンクン 中年サラリーマン「…」スタスタ 四つん這いのアライさんは、地面のにおいを嗅ぎながらぺたぺたと進んでいる。 118 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/19(金) 20 17 06.78 ID gwurQYz8O 警官「そこのあなた、何してるんですか?」 中年サラリーマン「えっ…あ、その…」アセアセ ペットアライさん「ん?何か用なのか?」 警官「…ああ、アライさんの散歩ですか。危険がないようにお願いしますよ…」スタスタ 中年サラリーマン「はい…」スタスタ ペットアライさん「ふははー!アライさんが、飼い主さんを危険から守ってやるのだ!アライさんの爪と牙は鋭くて強いんだぞー!」ペタペタ 中年サラリーマン「頼もしいな」スタスタ 一人と一匹はさらに進む。 女子高生「…」スタスタ コンビニから出てきた女子高生とすれ違う。 ペットアライさん「なのだー」ペタペタ 120 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/19(金) 20 21 34.34 ID gwurQYz8O 女子高生「…っ」ドンビキ 女子高生は、一人と一匹を見て顔をしかめた。 女子高生「…きも…」スタスタ ペットアライさん「うぬ!?今アライさんのこと何て言ったのだー!」ムカァ 中年サラリーマン「や、やめろって…」グイグイ ペットアライさん「何ビビってるのだ飼い主!こういう時、言い返さないとナメられるのだ!やいバーカ!ブース!うんこたれー!」 女子高生「ほんときもい…」スタスタ 中年サラリーマン「こらやめないか!」グイイイイッ ペットアライさん「ぐぎゅううぅ!?」 手綱を思い切り引っ張られ、首輪がアライさんの喉に食い込む。 ペットアライさん「ぐ、ぐゆじ…!なん、れ…!」ブルブル 中年サラリーマン「すみません、すみません」ペコリペコリ 女子高生「まじ無理」タタター… 女子高生は去っていった。 121 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/19(金) 20 23 52.52 ID gwurQYz8O 中年サラリーマン「すまんな、クリーナ」パッ ペットアライさん「はぁはぁはぁはぁはぁはぁ…何するのだ!あんなのにビビってたらダメなのだぁ!」 中年サラリーマン「頼むから波風たてないでくれ…」スタスタ ペットアライさん「うぅー…」ペタペタ 女子高生は、なぜ『キモい』等と言ったのだろうか? 122 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/19(金) 20 28 54.10 ID gwurQYz8O 例えば、男性がアライちゃんの散歩をしているのを見たときの印象は… まあ、ペットの散歩だな、という感じだ。 何故なら、あの不自然にでかい頭…人間ではあり得ない頭身や体型は、アライちゃんを否が応でも『動物』と認識させるからだ。 では、アライしゃんならどうであろうか。 幼児のような、はたまた少女のような姿を… 50センチすらない大きさに『縮めた』感じだ。 体だけでなく、頭まで小さい。 こんな人間はいない以上、アライしゃんを見ても、ご近所さん達は尚『動物』と認識する。 …では。 成体のアライさんならどうであろうか。 123 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/19(金) 20 33 14.97 ID gwurQYz8O 体の大きさは、女子中学生と同じくらい。 耳と尻尾があるから、『人外の存在』だということは頭では理解できるはずだ。 しかし… 耳と尻尾がなければ、その姿はほぼ人である。 それも、人権がなく、ペットとして中年男性に飼われているのである。 なんというか… 中年男性が、女子中学生のような姿のアライさん(足首がない)に首輪をつけ、 手綱を握りながら、四つん這いで歩かせる姿は… ミニスカートがまくれ、白いタイツ状の毛皮で覆われた尻を丸出しにして恥じらいもなくぺたぺたと歩くその姿は… …見た目的に、非常に『キツい』のである。 124 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/19(金) 20 36 53.62 ID gwurQYz8O 男性はまだしも、女性から見れば… 女の子が四つん這いで、スカートから尻を丸出しにして、中年男性に手綱を握られぺたぺたと歩くその姿は… 生理的嫌悪感しか感じないと言っても過言ではない。 アライさんの散歩とは、あまりにも… 見た目的に『アレ』な行為なのである。 128 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/19(金) 20 44 54.53 ID gwurQYz8O ~中年サラリーマンの家~ ペットアライさん「ふぅー、ただいまなのだ。散歩ありがとうなのだー」シッポフリフリ 中年サラリーマン「ああ、ご苦労さん。俺もね、いい運動になるんだな、これが」 ペットアライさん「あはは!この会話、昨日もしたのだ!」 中年サラリーマン「ハハハ…じゃあ、風呂入って寝るわ。お前もシャワー浴びたらボイラー消しとけよ」スタスタ ペットアライさん「はいなのだー!うおー、クリーノ!一緒に遊ぶのだー!」ペタペタペタペタ 中年サラリーマンは寝室で寝た。 130 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/19(金) 20 50 54.42 ID gwurQYz8O … ~翌日、街中~ 中年サラリーマン「…」スタスタ 彼がいる街は、だいぶ田舎だ。 娯楽なんてそうそうない。 こういう田舎では、ご近所付き合いが大事である。 この中年サラリーマンも、これまで欠かさずご近所付き合いをしてきたのだが… おばさん1「うわ、見て。大橋さんよー」ヒソヒソ おばさん2「あーやだ。昨日交尾とか言ってたわねー。独身だし、やっぱりそういう…」ヒソヒソ 中年サラリーマン「…」スタスタ …アライちゃんを散歩していた頃は、ご近所さんもアライちゃんを可愛がってくれたし… 中年サラリーマンを邪険に扱うこともなかった。 女子高生「…きも…」スタスタ 男の子1「あー、変態のおっさんだー!」ワイワイ 男の子2「へーんたい!へーんたい!」ワイワイ 中年サラリーマン「…」スタスタ しかし、アライちゃんが大きくなってから… 中年サラリーマンは、露骨に周りの人に嫌悪されるようになっていた。 133 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/19(金) 20 57 10.57 ID gwurQYz8O ~会社のトイレ~ 中年サラリーマン「…」フラフラ 田舎のオフィス。 『ご近所さん』の顔見知りもけっこういる。 中年サラリーマン「…」ガチャッ 中年男性は、男子トイレを出ようとすると… 『ねえ知ってる?あの独身の大橋さん、アライさん飼ってるんだってー』ヒソヒソ 『えー?アライさんって…あの大きくなると狂暴になるやつでしょ?子供のうちは可愛いけど…』ヒソヒソ 中年サラリーマン「!」 近くで、女子社員が中年サラリーマンの噂話をしている。 『どうやって言うこと聞かせてんだろうね。っていうか、なんで飼い続けてるの?大きくなったらもう可愛くなし、うざいだけなのに』ヒソヒソ 『それは、もう…』 『キッモ~~~!』 中年サラリーマン「…」 …会社でさえ、嫌な噂が立っている…。 中年サラリーマン「…もう、嫌だ…」 137 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/19(金) 21 01 47.62 ID gwurQYz8O ~夜、中年サラリーマンの家~ 中年サラリーマン「…」スタスタ アライグマ♂「キュルルルルルゥ」ドタドタ ペットアライさん「ふははー!お帰りなのだー飼い主!」 中年サラリーマン「…」 ペットアライさん「退屈だから、飼い主さんの部屋の本読んで、おうどん茹でてみたのだ!…立ち膝だから大変だったのだ…」 ペットアライさん「飼い主!アライさんうどん、一緒に食べるのだー!」シッポフリフリ アライグマ♂「ハウハウ」 中年サラリーマン「…」 ペットアライさん「…ん?どうしたのだ飼い主?嫌なことでもあったのか?」 中年サラリーマン「…」 ペットアライさん「イジメられてるのか?それなら、アライさんがぶっ飛ばしてやるのだ!アライさんは強いんだぞー!」ピカピカガイジガオ 中年サラリーマン「…クリーナ」 ペットアライさん「何なのだ?」 147 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/19(金) 21 28 21.96 ID gwurQYz8O 中年サラリーマン「…アライさんの楽園って、知ってるか」 ペットアライさん「何なのだ?それ」 中年サラリーマン「…子供のころ、人に世話されて…大人になったアライさんはな、自由になれる土地…アライさんの楽園に行くんだ」 ペットアライさん「そんな話、お店で聞いたことないのだ」 中年サラリーマン「そ、それはな…。…。今までその話を聞かずに、頑張っていい子にし続けてたアライさんだけが行けるんだ」 ペットアライさん「ふーん…。アライさんは、別にいいのだ」 中年サラリーマン「!?で、でも…あんなに退屈だって言ってただろ!自由になれるんだぞ!毎日楽しく過ごせるんだぞ!」 ペットアライさん「飼い主とクリーノも一緒に来るのか?」 中年サラリーマン「…いや…」 ペットアライさん「ふーん。じゃあ、アライさんは別に行かなくていいのだ」シッポフリフリ 中年サラリーマン「な…ぁ…!」ブルブル ペットアライさん「それがどうかしたのか?」 151 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/19(金) 21 36 25.78 ID gwurQYz8O 中年サラリーマン「…いかなきゃいけない決まりなんだ…。行ってくれ…たのむ…」ブルブル 中年サラリーマンは嘘をついた。 結局のところ、アライさんはたかがペットである。 ペット一匹への同情のために、人生をドブに捨てる行為が賢明といえるだろうか。 ペットアライさん「何でなのだ?何でなのだ!アライさんは、飼い主と一緒に居たいのだ!絶対行かないのだ!」 中年サラリーマン「行けよ!!」ドガァ ペットアライさん「のだっ!」 中年サラリーマンは、ペットアライさんを蹴った。 中年サラリーマン「あ…。だ、大丈夫か…?」アセアセ ペットアライさん「…飼い主は…。アライさんのこと…嫌いなのか…?」 ペットアライさん「飼い主は…!アライさんと一緒に…居たくないのかぁっ…!」ウルウル 中年サラリーマン「決まりなんだから仕方ないだろ!」 中年サラリーマンは、また嘘をついた。 155 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/19(金) 21 42 13.94 ID gwurQYz8O ペットアライさん「う…うぅ…!嘘…なわけ、ないのだ…。飼い主は、アライさんに嘘ついたことないのだ…」 中年サラリーマン「…行ってくれるな?」 ペットアライさん「…うぅ…ぅううううぅぅぅっ…!」ダキッ ギューッ ペットアライさんは、中年サラリーマンに泣きながら抱きついた。 ペットアライさん「なんで、こんな突然…!ぐすっ…!突然こんなこと言われて…!ひぐっ…!お別れなんて嫌なのだああっ…!」グスグス 中年サラリーマン「クリーナ…っ」 ペットアライさん「アライさんはぁ…!飼い主と、クリーノと、ずっとずっと一緒に、楽しく暮らしたいのだぁっ…!」スリスリ 中年サラリーマン「ぁ…ぁああ…クリーナぁ…」ブルブル ただのペットであるはずの、このアライさんは、この独身中年男性にとって… いつの間にか、まるで手のかかる実の娘のような存在となっていた。 160 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/19(金) 21 48 02.10 ID gwurQYz8O ペットアライさん「飼い主に辛いことがあったら…アライさんが慰めてやるのだ!」 ペットアライさん「飼い主が病気や怪我で困ったら…!アライさんが看病してやるのだ!」 ペットアライさん「だから…ずっとずっと、一緒にいるのだ…飼い主ぃい…!」 中年サラリーマン「…うううぅぅっ…!」 これからの人生… 果たして、この独身男性の孤独をまぎらわせてくれる存在が現れるだろうか。 この独身男性に、微笑みかけてくれる者が現れるだろうか。 この独身男性の帰りを家で迎えて、『おかえり』と声をかけてくれる存在が現れるだろうか。 162 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/19(金) 21 53 00.59 ID gwurQYz8O 中年サラリーマン「…っ…!なあ、クリーナ…」 ペットアライさん「何なのだ」 中年サラリーマン「これから毎日…散歩無しでもいいか?」 中年サラリーマン「一日中、ずっと家の中だけで暮らすこと…できるか…?」 ペットアライさん「…そんなの、嫌なのだ…。退屈で死にそうなのだ…」 中年サラリーマン「俺はもう、お前と一緒に暮らすなら…、そういう飼い方しか…できない…」 ペットアライさん「…」 中年サラリーマン「…」 ペットアライさん「何でなのだ…。さっきは、決まりだって言ってたのだ…!」 中年サラリーマン「お前が死んだと、みんなに言うしかない」 ペットアライさん「…」 ペットアライさん「…飼い主…ほんとのことを話してほしいのだ…」 ペットアライさん「どうして飼い主は、アライさんと一緒に暮らせなくなったのだ…?」 中年サラリーマン「…」 163 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/19(金) 21 57 50.93 ID gwurQYz8O 中年サラリーマン「…お前と一緒に暮らしてると…。みんなに変態扱いされるんだ…!イジメられるんだよ…!」ブルブル ペットアライさん「の…ぁ…?」 中年サラリーマン「最近、ご近所さん達が俺に冷たいのは!変態扱いされるのは!イジメられてるのは!全部!お前のせいなんだよクリーナ!」 ペットアライさん「っ…」 中年サラリーマン「…もう、こんな毎日嫌だ…!お前なんか、こんなに大きくなる前に、さっさと楽園に送ってればよかった!」 ペットアライさん「かい…ぬしぃ…」ブルブル 中年サラリーマン「お前のせいで!人生台無しになるのは嫌だ!出ていけよぉ!」 ペットアライさん「だ…だったら…なんで飼い主は…アライさんを育ててくれたのだ…!大きくなっちゃダメだなんて…」ブルブル ペットアライさん「だったら、最初から…!」 中年サラリーマン「…」 ペットアライさん「っ…うぅぁあああっ…嫌なのだあ…!飼い主さんと、お前と会えなかった人生なんて想像したくないのだぁっ…!」 中年サラリーマン「…」 164 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/19(金) 22 01 22.10 ID gwurQYz8O ペットアライさん「のぉああああああーーーーーんっ!のぉおおおおーーーーーーーぁあああーーーーーーんっ!」ビエエエエン ペットアライさん「なんなのだああああああ!なんで飼い主を虐めるのだああああっ!アライさんの何が!何が悪いっていうのだああああっ!」ビエエエエン ペットアライさん「わがんないのだああああ!アライさんには人間の考えることがぜんぜん分かんないのだああああああっ!」ビエエエエン 中年サラリーマン「…クリーナ…」ギューッ ペットアライさん「のぉおおおおおおーーーぁあああああああーーーーーーーーんっ!」ビエエエエン 167 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/19(金) 22 05 36.75 ID gwurQYz8O ペットアライさんは泣いた。 とにかく泣き続け… やがて、落ち着きを取り戻した。 … ペットアライさん「…」 中年サラリーマン「…」 ペットアライさん「…アライさんは、もう…ここにいられないんだな…」 中年サラリーマン「…ああ…お別れだ…」 中年サラリーマンは、それでもなお、自分の人生を選んだ。 『人間らしい、普通の、まともな生き方』を選んだ。 ペットアライさん「でも、飼い主…。まだご飯、食べてないのだ」 中年サラリーマン「…」 ペットアライさん「最後に…、アライさんが作ったうどん…食べてほしいのだ…」 中年サラリーマン「…いただくよ」ズルズル ペットアライさん「…どうなのだ?」 中年サラリーマン「…伸びてるな。柔らかすぎる。…茹ですぎだ」 ペットアライさん「食べるのが遅かったからなのだ!」 中年サラリーマン ペットアライさん「「あはははははははは!」」ゲラゲラ 一人と一匹は… 楽しかった頃の記憶を思い出していた。 172 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/19(金) 22 11 46.69 ID gwurQYz8O ~翌日~ スーツ男1「アライさん引き取りサービスです。アライさんを楽園にお連れしに来ました」 スーツ男2「よろしくお願いします」ペコリ ペットアライさん「よろしくお願いしますなのだ!」ペコリ スーツ男1 2「「!?」」ビクゥ おじぎを返されたスーツ男達は、滅茶苦茶びびった。 ペットアライさん「どうしたのだ?挨拶するのは当たり前なのだ」コスリコスリ スーツ男1「…購入証を見せて貰えますか」 中年サラリーマン「…はいよ」スッ スーツ男2「…2年半…2年半も育てて、これか…!凄いな…!…おほん。それでは、こちらの御輿にお乗り下さい」ガチャッ スーツ男2は、小さな穴の空いた御輿を開けた。 173 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/19(金) 22 20 10.96 ID gwurQYz8O 中年サラリーマン「…」カキカキ 中年サラリーマンは、説明を聞いた後、誓約書にサインした。 スーツ男1「ありがとうございます」 ペットアライさん「飼い主!」ダキッ ギューッ ペットアライさんは、中年サラリーマンに抱きついた。 中年サラリーマン「クリーナ…?」 ペットアライさん「今までずっとずっと…ご飯くれて、散歩に連れって、遊んでくれて…ありがとうなのだ」 ペットアライさん「アライさんは、これから楽しいところに行くらしいけど…」 ペットアライさん「飼い主とクリーノと、みんなで一緒に暮らしたこと、絶対に、一生忘れないのだ」ニッコリ ペットアライさん「飼い主さーん♪スキスキなのだ♪」スリスリ 中年サラリーマン「う…ぁあああっ…」ブルブル ペットアライさん「…それじゃあ、さよならなのだ、飼い主!…いつかまた会おうなのだ!」ペタペタ ペットアライさんは、御輿に乗り込んだ。 中年サラリーマン「…ああ。さようなら…。こっちこそありがとう、クリーナ」 スーツ男1 2「「では、出発します」」スッ 御輿の中の声『出発進行!なのだー!』 スーツ男達は、御輿をかついで運び、トラックへ積んだ。 そしてトラックは、中年サラリーマンの家から走り去っていった。 中年サラリーマン「…クリーナ…」 中年サラリーマン「…これで、よかったんだ…」 179 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/19(金) 22 26 54.00 ID gwurQYz8O やがて、トラックが建物の前で停まった。 スーツ男1「よし、運ぶぞ」ザッザッ スーツ男2「オーエス、オーエス」ザッザッ スーツ男達は、建物の玄関の前に来た。 スーツ男1「どうもー。アライさん引き取りサービスです」 玄関の扉が開き、男達は中に入っていった。 ~??の部屋~ 御輿の中の声『うおーい!使者さん!ウンチしたいのだ!トイレはこの三角のでいいのか!?これにしていいのか!?』ガタガタ スーツ男1「下ろすぞ」スッ スーツ男2「ああ」スッ スーツ男達は、テーブルの上に御輿を下ろした。 御輿の中の声『何とか言うのだ!あーもう漏れる!早くー!この三角のにするからなーっ!』 御輿の中の声『うぅーっ!』 183 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/19(金) 22 31 50.25 ID gwurQYz8O 御輿の中の声『ふはー…気持ちよかったのだ~…。もしトイレじゃなかったらごめんなさいなのだ』 スーツ男1「…」スッ スーツ男1は、御輿に空いた小さな穴へ、何かのスプレーを突っ込み噴射した。 御輿の中の声『ん?何なのだこれ?いいにおいなのだー』 スーツ男1「…」プシュー 御輿の中の声『…ふわあああー…なんか疲れたのだ…長旅したからなのだー…』 スーツ男1「…」プシュー 御輿の中の声『おやすみなのだ、飼い主…。…ぐがー…ごがー…』zzz …御輿の中からイビキが聞こえてきた。 スーツ男達はガスマスクをつけている。 スーツ男1「開けるぞ」ガチャッ ペットアライさん「のだぁ…のだぁ…」z zz スーツ男2「完全に寝ているな。よいしょ」ガチャッ スーツ男2は、ペットアライさんをベッドに寝かせ、手足の付け根を金具で拘束した。 184 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/19(金) 22 36 00.03 ID gwurQYz8O 白衣の男1「お疲れ様です」スッ 白衣の男2「後は私達がやります」スッ スーツ男1「乙でーっす!いやー、すげーのが見つかったな!」スタスタ スーツ男2「お宝なんてもんじゃない…奇跡だよこんなの」スタスタ スーツ男達は部屋から出ていった。 白衣の男1「…」プスッ 白衣の男1は、ペットアライさんになにかを注射した。 187 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/19(金) 22 40 17.27 ID gwurQYz8O そして… 白衣の男2「…」ギュイイイイーーーンッ 白衣の男2は、回転丸ノコを取り出した。 白衣の男2「右腕、いくぞー」ギュイイイイーーーンッ ズバババッバババババァ ペットアライさん「のだぁ…のだぁ…」ズバァボトッ ドクドク 薬で眠らされているペットアライさんの右腕は、本人が気づかないまま切断された。 血管収縮剤を投与されていたせいか、出血はさほどでもない。 白衣の男2「止血!縫合!」ギュギュ 右腕の切断面は縫い合わされ、止血された。 188 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/19(金) 22 43 13.61 ID gwurQYz8O 白衣の男2「次は左腕だ」ギュイイイイーーーンッズバババッバババババァ ペットアライさん「うーん…くりーのぉ…zzz」ズバァボトッ ドクドク 左腕も切断され、縫合された。 次は右脚が… 次は左脚が切り落とされた。 ダルマアライさん「のだぁ…のだぁ…」zzz 白衣の男1「施術完了しました」 スーツ男1「サンキュー!」スタスタ スーツ男2「こいつはすげえぞ!きっと過去最高額だな」スタスタ ダルマアライさんは、どこかへ運ばれていった…。 195 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/19(金) 22 49 49.73 ID gwurQYz8O … ~???~ ダルマアライさん「ふわぁ~…むにゃむにゃ…」 ダルマアライさん「!?な…なんなのだ!?ここ…」キョロキョロ ダルマアライさん2「うぅ…」 ダルマアライさん3「ああ気持ち良かったのだぁ…」ケラケラ 部屋には、手足のないアライさんが並べられていた。 排泄物が勝手に流れていく洗浄システムのついた台に乗っけられている。 ダルマアライさん「手足が…あ…あれ…?」 ダルマアライさんは、自分の手足がないことに気付いた。 ダルマアライさん「何なのだ、これっ…ひっ…!ぁああ、わ、悪い夢か?夢なのだ!」ハァハァ ダルマアライさん「ゆ、夢なら早く醒めて欲しいのだ…はやく…はやく…!」ブルブル ダルマアライさん「き、きっとこの夢が、覚めたら…」ブルブル ダルマアライさん「いつもみたいに、優しい飼い主さんが、アライさんを散歩に連れていってくれるのだ…!」ブルブル 197 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/19(金) 22 55 06.70 ID gwurQYz8O 従業員「…」ガラガラ やがてこの施設の従業員が、ケージを持ってやってきた。 成獣アライグマ♂「ハウハウ」ガシャガシャ ダルマアライさん「く、クリーノ?いや、違うのだ…。においが全然違うし、クリーノはこんなに大きくないのだ…」ブルブル 従業員が、アライグマの手綱を掴み、ケージを開けた。 成獣アライグマ♂「キュルルルルルゥ!」ガバッ ダルマアライさん「のあああっ!?」 成獣アライグマ♂は、ダルマアライさんに抱きつき… ダルマアライさん「な、何するのだ!?お前…まさか!?」 成獣アライグマ♂「キュルルルルルゥ!」ズンッ ダルマアライさん「のぉぉぁあああっ!」ビクン ダルマアライさんの股間へ、何度も激しく腰を打ち付けた。 201 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/19(金) 23 01 38.35 ID gwurQYz8O この成獣アライグマ♂は… 『アライグマ引き取りサービス』で回収された個体。 年齢と性格テストによって業者に選りすぐられた、『長く、大人しく』生きるアライグマだ。 ダルマアライさん「はぁ…はぁ…」 … それから2ヶ月が経った。 妊娠ダルマアライさん「かい…ぬしぃ…かいぬしぃ…」オナカポッコリ ダルマアライさんにとっての『悪夢』は、醒めることはなかった。 いや、むしろ本当に悪夢を見ている最中の方が、このアライさんにはまだ幸せといえるだろう。 妊娠ダルマアライさん「楽園…楽園はどこなのだ、かいぬしぃ…いつ…いけるのだぁ…」 妊娠ダルマアライさん「そんなに…こんなに…アライさんが憎かったのかぁ…かいぬしぃ…」 203 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/19(金) 23 04 56.94 ID gwurQYz8O 『アライさん引き取りサービス』。 その目的は、ただ回収して殺処分するためではない。 飼育されたアライさんの中から、『飼いやすい』個体を選別し… ペットアライちゃん工場へ売却することもまた、重要な役割である。 きっとこのダルマアライさんが産む子供は… 飼い主に、長く可愛がって貰えることだろう。 そしていつの日か、母親のように… ペットアライちゃん工場へ戻ってくるだろう。 このように… 大きくなると狂暴になり飼いづらいといわれるアライさんは、 様々な工夫によって、飼いやすくなるように品種改良されているのである。 205 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/19(金) 23 05 32.64 ID gwurQYz8O つづく 199 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 22 58 22.16 ID yJ7y8JdUO 今までで一番の鬱回だわ…… 御手洗には何とも思わなかったのに…… 200 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 23 01 22.98 ID P8Ee2AfMo 御手洗も可哀想だったがあっちは自立してたし人妻だったしな この子は勝手に交尾したりもしてないし純粋に子供みたいなものだからキツい 204 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 23 05 30.21 ID m/PWp4ie0 品種改良が進んだ小型犬みたいに 大きくならないアライちゃんとかいたら飼いたいな~ 209 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/19(金) 23 06 31.33 ID gwurQYz8O 204 年齢に比べて体が小さいほど、各工場での『競り』の価格は高くなります 人は過ちを繰り返す パート2へ戻る
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《Old Fogey》(頑固じいさん) #whisper フェイジング、累加アップキープ、エコー、消散、他の恐竜とのバンド、プロテクション(ホマリッド)、雪かぶり平地渡り、側面攻撃、ランページと、妙に古いキーワード能力が並んでいる。 さらに、クリーチャー・タイプの恐竜もこれ以前には随分昔に一体いたのみだったマイナー種族である。 Blast from the Pastと対をなす「旧世代」のカードで、枠がスカージ以前までの物だったり(タイプ欄などが太字なので、正確にはポータルなどに類する)、タイプ欄が「恐竜の召喚」(Summon Dinosaur)だったり、更にはイラストレーターの誤植までそのまま。もちろんプレミアム・カードには流星マークまでついている。 2マナで7/7とマナレシオが非常に大きい。 しかしフェイジングとエコーと消散と累加アップキープがあるため序盤に出しても制約が大きい。 それに、これらの能力が同じカードにあるため処理も面倒である。 回避能力はあるものの、雪かぶり平地渡りとプロテクション(ホマリッド)なのでそこまで期待できない。 ただコールドスナップの影響で渡りは強化されたと言えるし、側面攻撃とランページを持つためクリーチャー同士の戦闘ではほぼ無敵である。 永劫の中軸/Eon Hubでアップキープを飛ばすのが最も有効だろう。 また、ブラストダーム/Blastoderm同様速攻をつけるのもよい。 最後は手綱取り/Grab the Reinsか何かで投げよう。 以下はMark RosewaterによるFAQ(TIWDAWCC)から参考にした、簡単なガイド。 第1ターン Old Fogeyをプレイする 第2ターン アンタップ・ステップの開始時に、これがフェイズ・アウトする 第3ターン フェイズ・インする。アップキープに累加アップキープとエコーで計(1)(緑)(緑)を支払う。消散カウンターは残り2 第4ターン フェイズ・アウトする 第5ターン フェイズ・インする。累加アップキープとエコーで計(2)(緑)(緑)を支払う。消散カウンターは残り1 第6ターン フェイズ・アウトする 第7ターン フェイズ・インする。累加アップキープとエコーで計(3)(緑)(緑)を支払う。消散カウンターは無くなる 第8ターン フェイズ・アウトする 第9ターン フェイズ・インする。累加アップキープやエコーを支払うまでもなく(それぞれ支払いは可能)、消散のために生け贄に捧げられる この手順を冷静に見てみると、これが実は普通に強いクリーチャーであることがわかる。2ターン目にプレイできれば、4ターン目には7/7+αで殴りかかれる。維持のためにマナこそ喰うが、マナ加速手段の豊富な緑にとってはたいした負担でもないだろう。 現在のルーリングに合わせた表記へ書き換えるとすれば、次のようになる。 Old Fogey (緑)(緑) クリーチャー ― 恐竜(Dinosaur) フェイジング、累加アップキープ(1)、エコー(緑)(緑)、消散3、他の恐竜(Dinosaur)とのバンド、 プロテクション(ホマリッド)、氷雪平地渡り、側面攻撃、ランページ2 7/7 エコーにはエコー・コストの表記が加わり、雪かぶりは氷雪に置き換えられた。 他の〜とのバンドを元から持っている唯一のカード。他にもプロテクション(ホマリッド)、雪かぶり平地渡りを持つのはこのカードのみ。-マジックで最多の9個キーワード能力(のみ)を持つクリーチャー。次点は怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrathの7個。 当時としては「過去の遺物」であったキーワード能力ばかりなのだが、その後のコールドスナップで累加アップキープが復活、氷雪土地渡りを持つ新しいクリーチャーも現れた。さらに、まさに過去の遺物がテーマの一端である時のらせんブロックでは、側面攻撃と、タイムシフト限定ながらランページが再登場、エコーの概念は拡張されてエコー・コストが加わり、消散は消失となって帰ってきた。フェイジングはさすがに登場しなかったが、フェイズ・アウト領域を利用していたクリーチャーである熱狂のイフリート/Frenetic Efreetが、フェイズ・アウト領域を利用しない熱狂スリヴァー/Frenetic Sliverとしてリメイクされた。ホマリッドにも新種が出現した。Old Fogeyが持つキーワード能力のうち、これらのエキスパンションでかすりもしなかったのはバンド関連くらいである。ただ、恐竜の新登場はならなかった。 このおじいさんがフレイバー・テキストで語っているマジック論は素晴らしい。 最近のガキときたらやれコレクター番号だ目新しいタップシンボルだ。ブラック・ロータス20枚と疫病ネズミ20枚。これこそが本当のマジックじゃ。 ちなみにコレクター番号がつけられたのは7年近く前の話であるし、タップ・シンボルの歴史も古い。 こんなのが雪かぶりの平地を歩いていたらすぐにばれそうなものだが、氷河期の恐竜でPygmy Allosaurusがいるため、おそらくこの辺をいじったものだと思われる。 マジックプレイヤーであらせられるようなので、もしかしたら"Plain s Walker"と言う洒落なのかもしれない。 イラストの背後でTime Machineが墜落している。 「頑固じいさん」と名前だけ聞くと、恐竜とはすぐに分からない。 参考 カード個別評価:Unglued系
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, . ´ . . . .`ヽ、 / /. . .\ /. / .\ . ヽ /. / 厂´\ . \ . ', l . ′ | ヽ .ヽ \ .l | |_/ 丶 \__\ .l | レ彳」ヽ ∧ 彳」ヽ| l | 厂∨lヽLリ │ ヽLリ/Y⌒l l l 〈 〈 V//// //////〉/l l ハ人__ ┃ / 人l l ! |∧ -╂‐- /´ | l l \ ヽ┃ノ / | l | 〃 _ > 、 < _ |l Ⅳ/ 〉‐- <-‐〈 \リ l⌒\  ̄∨ ̄/⌒l _/|\\\_⊥///|\_ /三二 \\\| |/// 二三\ ─────────────────────────────────────── 名前 宮前かなこ 役職 紅魔館の門番 種族 性格 変態 HP 4500 戦闘能力 魔族上位レベル(上の下) 攻撃方法 物理 やる夫評価 変態道の同士 《能力》 【自動】 変態の欲望 性欲が関係すると能力が上がる 【自動】 門番長の実力 交戦中、防衛力が常時+2 【選択】 女性の為の門番 発動すると女性キャラを自動で庇う(解除不可) 【自動】 百合色の煩悩 戦闘中、戦闘している女性キャラ一人につき攻防二割上昇、男性キャラ一人につき攻防五割下降 《備考》 『男は男の娘以外はよろしくしないで結構です』 概要 同盟の一員、名門「スカーレット家」の居城「紅魔館」の門番を務める吸血鬼の魔人。 人間時代は大陸中に名を轟かせた冒険者だったらしく、昔は「正義の女傑」と呼ばれていたようだが、今は「変態という名の淑女」を自称している。 分身体をつくって働かせられるなど無駄に有能で、クビにしたくても中々出来ない事にスカーレット家の面々は歯痒い思いをしているようだ。 エヴァに「眷属では最強 我々とも互角に戦える戦力」と言わしめる実力者。 人柄/経歴 淫魔領に配達に来ていたセルティと接触を図ったやる夫が道中で祇堂鞠也と良い雰囲気になり、しけこもうとしたが彼女に邪魔をされる、 どうも彼とは専属契約を結んでいるようで、彼女の独占欲とちょっとした嫉妬心を刺激してしまったのだろう、 その際「おかずにどうぞ?」と渡したプレゼントにより「同好の士」と認識され「場合によっては吸血鬼を裏切るかも」という高い評価と好感度を得た。 暴走状態の魔王候補フランをパワーで押さえ込み、彼女の出奔後はニオイで追跡出来るなど確かに有能。 同盟から派遣された保護部隊の蒼星石と1対1で対峙し結果的には負けてしまったがタフネスさを見せつける、 吸血鬼領への撤退前に悪魔の村正をお持ち帰りしたようだが、彼女が今どうしているのかは気になるところである。 「吸血鬼戦」では片手間にランデルの部隊をほぼ壊滅させ、アリスの救援でようやく拮抗するなど高い実力を見せた。 戦後の交渉で吸血鬼が同盟に参加した事に伴い同盟の一員となった。 能力 以降は有事の召集以外は吸血鬼領で務めているのか内政面での活躍は見られない。 変態同士の横の繋がりがあるのか、イタチと互いの族長の初夜を見届けたり、球体紳士と共にモモの公開調教を鑑賞するなどしている。 イベントでは「格闘タッグマッチ大会」に出場、球体紳士×かなこの変態同志ペアで「優勝してそれぞれの主にエロ下着をプレゼントする」目標を掲げるが、 主催者のルルーシュと太公望に仕込まれたイタチ×千鶴ペアと対峙、試合は引き分けに終わったが読者に2人の強さを披露した。 戦場 「不死鳥・悪魔連合戦」に悪魔Aの砦攻略部隊として参加しているが特に描写も活躍も無い。 「なのは救出作戦」では彼女の攻撃を止める肉壁として、 「円卓騎士団戦」では持ち前のタフネスさで《紅き手袋》のマリアを追い詰め捕獲する活躍を見せた。 「虫・植物連合戦」では本拠地の防衛を担当、本隊が居ない隙に攻め込んできた絶壁団(千早・ノーヴァ)を迎撃するが特に活躍はしていない。 2500のHPと「吸血鬼ナンバー2」の戦闘能力を持つ主力キャラ、タフネスや集中力などが上がるスキルや軍団の防御力を増幅させるスキルを所持しており、軍の一員としても小規模戦でも主力を任せる事が出来る運用の幅の広いキャラである。 やる夫に対する評価 やる夫評価は「変態道の同士」 やる夫とのコミュは取られていないが、先述のプレゼントの効果で評価は高い。 高い実力の持ち主かつ魅力的な身体の持ち主なのだが、その性癖から性的に落として隷属させる事は難しいだろう。 ハニートラップや買収には弱いキャラなので生贄的なモノを与えるか変態的なイベントに参加させて手綱を握ろう。 コミュ考察 仲間コミュで紅魔館の面々とまとめてコミュを取ってみたり、変態同志で絡めてみても面白い描写が見られるかもしれない。 村正の行方が気になる人は仲間コミュで2人を指定してみよう。 ※まとめ312話くらいまで記載、更新時再編集求ム 編集
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【検索用 はにーめりーこーらんと 登録タグ 2010年 VOCALOID mayuko は 曲 曲は 鏡音リン 鏡音レン】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:mayuko 作曲:mayuko 編曲:mayuko 唄:鏡音リン・レン 曲紹介 曲名:『ハニーメリーゴーランド』 おどれ!(作者コメントより) 歌詞 おいでませようこそ入場券を拝見します おいでませようこそちけっとみせて 蹄の形の風穴が入場の印です ひづめあとかざあなにゅうじょうのしるし 一番のお勧めは回転木馬! いちばんのおすすめめりーごーらんど! 最新型の全手動メリーゴーランドです さいしんがたじんりきかいてんもくば 雨が降ろうとも 槍が降ろうとも 年中無休で操業します やすむことなくまわりつづける 夏が来ても 冬が来ても 年中無休で音楽は続きます やすむことなくおんがくはつづく らったったーサア踊れ! 踊らない子はバターにするぞ らったったーサア踊れ! 踊りつかれたら蜂蜜を召し上がれ 一周まわってコンニチハ 一周まわるまでサヨウナラ こんにちはまわって さよならまたね 一周まわってオンナノコ 一周まわったらオトコノコ みどりいろまわって そらいろまたね 取り残されたのは回転木馬! とりのこされたのはめりーごーらんど! 入場券が無くなってもメリーゴーランドです ちけっとはなくともかいてんもくば 止まらない音楽に回り続ける木馬 つづくおとにまわるもくば 背中の手綱を鎖の代わりにしましょう せなかのたづながくさりがわり 振り落とされても逃げ出そうとしても おとされてもにげだしても いつまでたっても回り続ける回転木馬 らーうんらーうんめーりぃごーらんていくえたにてぃ らったったーサア踊れ! 踊らない子はバターにするぞ らったったーサア踊れ! 踊りつかれたら蜂蜜を召し上がれ まわるまわるかいてんもくばと おどるおどるいつかのじょうきゃく よるがきてもへいえんのぶざーはなりもせず らったったーサア踊れ! 音楽はまだまだ止まらない サア螺子を巻け! 休むことなく回り続けたら蜂蜜を召し上がれ 甘くなあれ 甘いパンケーキにひとかけらの夜を添えて 壊れかけて回る回転木馬を笑え 上から眺めるのは 踊り続けるflour コメント いろいろ凄いなwww -- ういぇい (2010-12-04 07 21 58) 記事も早くなったなwこの曲大好き -- 名無しさん (2010-12-04 10 28 58) また新しい調教だった・・・。 -- 名無しさん (2010-12-05 07 54 00) GJいい仕事してるお^^ -- @RuN (2010-12-08 02 27 49) 相変わらず凝っててすごい。槍が降ろうと~のところは笑ったw -- 名無しさん (2010-12-09 22 22 37) リンレンの声可愛い(^-^ -- 玲羅 (2010-12-15 20 49 40) らーうん=round? -- 名無しさん (2010-12-17 10 32 01) 一回聞くと病み付きになる~w -- まほめっと (2010-12-19 00 05 21) 相変わらずmayukoさんは良いね! -- 名無しさん (2010-12-23 22 09 42) すきすぐる!槍と冬については動画で確認すべき。 -- 名無しさん (2010-12-28 03 55 54) mayukoさんまた一気に絵うまくなったよなあ -- 名無しさん (2011-02-04 22 27 44) やばいです・・・この曲まじ神 -- ちぇすと。 (2011-03-02 19 58 39) こんないい曲なのに評価されないのは何故? -- 恋華 (2011-03-05 12 50 58) 声可愛い!中毒になりそう -- 名無しさん (2011-03-05 13 07 55) ↑×2 共感。なんで評価されないんだろう。 -- りりあん (2011-03-06 18 54 54) 今初めて聞いた。かなり中毒だ。 -- 修 (2011-03-07 19 34 22) 可愛くて好き。ちょっとTrick and Treatっぽいなと思った。 -- 名無しさん (2011-03-07 21 08 54) 声と伴奏のチロチロした音が可愛い^^ちょww冬www -- 薔薇 (2011-03-08 18 21 42) 素晴らしすぎるだろう -- 瑠璃 (2011-03-08 20 09 45) 10月31日に聞きたいかも -- 名無しさん (2011-03-10 16 31 27) いい!いい! -- ぁひゃひゃのひゃw (2011-03-12 09 08 17) GJ -- のん (2011-03-20 00 00 40) これの元ネタってもしやあるアニメの回り過ぎたらバターになっちゃったってヤツ……??? -- Miyux2 (2011-04-19 19 57 59) ロリショタ!可愛いすぎる -- えにし (2011-11-27 18 36 39) バターにされちゃうw -- 名無しさん (2012-04-12 21 58 50) タン、タタタン、タタタン♪って落ちるところが以上に怖い・・・。なんかブラックだww -- 名無しさん (2012-07-13 22 35 10) おどりましょ! -- あいか (2013-08-29 13 10 33) 楽しそうに歌ってるとこが檄怖 -- yui (2014-12-12 18 26 43) 少し前夜祭の悪夢に似ている気がする -- 名無しさん (2018-03-04 22 55 13) 名前 コメント
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第1試合:ジャングル 投票結果 このページではダンゲロスSSドリームマッチSet2第1試合:ジャングルの試合結果を公開します。 投票結果 キャラクター名 試合SS 文字数 得票数 ポイント 芳原 梨子 第1試合:ジャングル 試合SSその1 8773 75 42.7 五月女 水車 第1試合:ジャングル 試合SSその2 5000 46 46 第1試合:ジャングル勝者――五月女 水車!! 感想 その1(芳原 梨子) 物量で押してくるまさにゴリ押しな展開、誰が上手いこと言えと。 キャラクター同士の関係性や各々の能力の魅せ方が見事でした。 毒素ってwとにかく面白酷かったです。脳筋一直線で突き進むその姿勢に敬意を示し、た、…いような、示しちゃダメなような…??おめでとう、ゴリラの惑星誕生ウホ! この結末は確実に不幸なんだけど「でもまぁいいや」って気にさせられる。ただ幼馴染至上主義者としての評価があまり高く無い(同い年じゃ無い)。 問題児二人の手綱をうまく握りつつ、カオスな笑いを仕上げてきたという印象でした。良かった。 ダンゲロスには珍しい気がする20代中後半若年社会人同士の年齢設定を活かしたキャラクターの過去邂逅から始まり、その人情を能力バトルの成否に帰結させる流れ。ゴリラの力強さ全開、勢い全速で進行する物語展開に始まり、各魔人能力の応用(手足の操作補助、飛行、告白に伴う緊張の利用)を理路整然とした筋道の上でまとめた終局部。それら綺麗な構造の物語に、無駄に多いゴリラ数情報開示と見せて山場で数字を1増やすちょっとした小ネタ演出がクスリとした笑いも添えて、魅力的なドラマの詰まった充実感たっぷりの短編でした。 ふんがーどんがーふんがーどんがー。全体的にとても笑いました。20万ゴリ数がゴリすぎて、ゴリでしたゴリ。ゴリラの様々な使い道が素晴らしいウホ。ウホウホウホウホッウホ!ウホウッホウッホ!ウホゥーーーーー! しょっぱなから文字数ルールなんざ見えやしねー!という大作でしたが、その自信に見合った面白さ。 二人のキャラクター性を把握しつつ、関係性を独自に構築し、戦いの動機づけをきちんと行った点に関心。ジャングルとゴリラ、女性の尿というギミックをふんだんに使ったバトル、細かいギャグが効いてて実に面白かったです!巧み!そして決着の論理展開に頷かされました。二人の能力の特徴を考えると成る程というオチでこのために二人の関係性をあらかじめ作っていたのかと納得。唯一惜しいところはゴリラカウントの減り方の意味が良くわからなかったところでしょうか。オチの部分が一番書きたかったところだとは思うんですが。でも点数的にはそんなに問題にする程じゃないです! ダイナミックなゴリラリッシュアクションと恋愛要素を組み合わせた新境地 その2(五月女 水車) 転校生、ワンアイデアが光ります。尿が酷いようでなぜか感心させられて短いセンテンスで見事にまとめてきましたね! 少し無理があるような。 予想の斜め上の展開、その発想に驚きました。 メスゴリラは女性じゃないというのか…!?(そもそも人間でない) まさか、転校生化して対ゴリラ戦の描写なく終わらせるとは末恐ろしいことよ。 最後の楽しい事とは、やはりアーッ!なやつなのでしょうか?(ブルブル) どちらも面白かった。どちらも面白かったし完成度が凄く高かった、が、こちらの水車は 怯える→決意を忘れる→調子に乗る と、わりとキャラがブレ気味だったので好感度があまり高くなく、軍配は個人的にその1に上がった。むしろ対戦相手キャラの好感度まで高めてきたその1の方がおかしい。 こちらも面白かったです。ただ、転校生化の流れが強引というか、理屈は分かるけれども説得力が出ていなかったように感じてしまいました。 今や懐かしい架神BOX版ダンゲロスの転校生化ロジックが再びダンゲロスSSの舞台で復活した演出は、初期のダンゲロスSSから観客で居る身として驚きと懐古の念で胸いっぱいになりました。能力の使い方も副次要素に見える「女性化」を押し出して「ゴリラ化」と対比させる発想のスマートさに息を呑み、最後にキャラクターの核であろう性癖の発露をもって物語の〆とする作りと相まって、「能力&性癖!これぞダンゲロスバトル!」と思わされた短編でした。 転校生化。恐るべきゴリラ軍団に対してなるほどそういう手が。 文字数を気にせず物語を構築したその1に対し、その2はきっちり収めているようで、いきなりset2を象徴するに相応しい戦いとなったと思います。しかし文字数の差がありながら、戦いの動機づけが被り、オチも互いの能力の特質が絡んだ論理で締める点は同じと向かった先が共通しているのが興味深い。SSのオチはまさに一点突破という感じで五千字で見事にまとめたなという印象。しかし転校生という性質を知らない、ぶっちゃけ漫画版、小説版ダンゲロスを読んでない読者にはどう映るのか。もっともそんな読者層は少ないだろうので、この判断は正解か。やはり五千字だとキャラクターを充然に描ききるのは難しいというルールの厳しさも想いつつ、それでも見事な面白さを見せてくれました!感謝! 姿を変化させる能力同士の対抗なら確かに一度勝てば転校生になりうる、上手いギミックです
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「はぁ?マジだりぃから。知らね勝手にやってて」 パーソナルデータ http //yatufusa.sakura.ne.jp/origamigatari/pclist/list.cgi?id=185 mode=show 身長:158 体重:53 瞳の色:青 髪の色:緑 肌の色:肌 その他: 霊紋の位置:右手の甲 霊紋の形状:手綱 経緯:経緯不明 目的:かつての日常を取り戻す 感情1:“不完全燃焼”安川 透/安心 他キャラクターとの関係 名前 感情 呼び方 コメントなど 住居詳細 セッション履歴 -#1~#10 日時 タイトル GM 経験値 獲得G 同行PC 15/12/25~ 『博士の夢』 GM:tiridog 経験値:160 報酬:4200G 同行者:安理 マユ(しより)、霧鳥美月(めるじ)、桜空(カイン)、霧花 おちば(Vita) 疑似霊力回路(効果値2) 売却済みアイテム(還元合計2750G/効果値2)虎の瞳(250G)特殊契約獣(1500G)疑似霊力回路(1000G)、買:ホーリーシンボル、武装システム[霊力供給] メモ 16/1/8~13 『旧き占いの王』 GM:めるじ 経験値:170 獲得3800G 同行者:六花(瑠璃)、蓮台寺 弓華(シャイン)、アレクシア(ヴィータ) 獲得素材:〈宝物〉([効果:なし]で売却不可な素材)効果値1、鋭い牙/[物D]+1/500G(効果値1) 買:霊力偏向シールド メモ 16/1/25~28 『怪神ガラトンネルと空とぶ自動車!!』 GM:ヴィータ 経験値:170 獲得4500G 同行者:とわ(tiridog)、飛月兎夜子(ごうし)、霧鳥美月(めるじ) 獲得素材:〈宝物〉([効果:なし]で売却不可な素材)効果値1×2、壊れた機械/知性+1 500G(効果値 1)×3 売買、武装システム、素材合成など メモ 16/2/7~19 『在間区狸合戦おりがみ』 GM:キッカー 経験値:185 獲得2700G 同行者:霧鳥美月(めるじ)、とわ(tiridog)、桜(瑠璃)、黄瀬七海(シャイン) 獲得素材:獲得素材 :宝物/([効果:なし]で売却不可な素材)(効果値:1)x2神秘の楽器/幸運+2:1000G(効果値:2)土の断片/[風圧]付与:1500G(効果値:3) 売:聖別防衣(1000G)土の断片(1500G/効果値3) 買:蜘蛛神の衣 武装システム:自動詠唱・戦術補助・戦術展開 メモ:四神リビルド使用。今後の予定・契約獣の強化、盾、装飾、[軽量化][霊石飾り]を金で、[生命増強] 16/5/6~7 『Thirst-渇望の騎士』 GM:ヴィータ 経験値:250 獲得4600G 同行者:マリー・エル・サクラート(松吉)、戸賀 千香(シャイン)、七星 境子(倫) 獲得素材:宝物/([効果:なし]で売却不可な素材)(効果値:1)x3赤黒い曼荼羅/結界+1 500G(効果値1)x3 売買、武装システム、素材合成など メモ 16/5/8~5/22 『因果の鎖』 GM:tiridog 経験値:270 獲得5600G 同行者:ファウラ・クルーデア(scat)、山城 結菜(やつふさいぶき)、卯都木 比呂(夜刀神)、尽女 真理子(倫) 獲得素材:宝物/([効果:なし]で売却不可な素材)(効果値:1)x4、少女の意地/苦痛無効 2000G(効果値4)、陽炎の欠片/行動値+2 1000G(効果値2) 売買、武装システム、素材合成など メモ 日付 #06 GM 経験値 獲得G 同行PC 獲得素材 売買、武装システム、素材合成など メモ 日付 #07 GM 経験値 獲得G 同行PC 獲得素材 売買、武装システム、素材合成など メモ 日付 #08 GM 経験値 獲得G 同行PC 獲得素材 売買、武装システム、素材合成など メモ 日付 #09 GM 経験値 獲得G 同行PC 獲得素材 売買、武装システム、素材合成など メモ 日付 #10 GM 経験値 獲得G 同行PC 獲得素材 売買、武装システム、素材合成など メモ -#11~#20 日時 タイトル GM 経験値 獲得G 同行PC 獲得素材 売買、武装システム、素材合成など メモ 日付 #11 GM 経験値 獲得G 同行PC 獲得素材 売買、武装システム、素材合成など メモ 日付 #12 GM 経験値 獲得G 同行PC 獲得素材 売買、武装システム、素材合成など メモ 日付 #13 GM 経験値 獲得G 同行PC 獲得素材 売買、武装システム、素材合成など メモ 日付 #14 GM 経験値 獲得G 同行PC 獲得素材 売買、武装システム、素材合成など メモ 日付 #15 GM 経験値 獲得G 同行PC 獲得素材 売買、武装システム、素材合成など メモ 日付 #16 GM 経験値 獲得G 同行PC 獲得素材 売買、武装システム、素材合成など メモ 日付 #17 GM 経験値 獲得G 同行PC 獲得素材 売買、武装システム、素材合成など メモ 日付 #18 GM 経験値 獲得G 同行PC 獲得素材 売買、武装システム、素材合成など メモ 日付 #19 GM 経験値 獲得G 同行PC 獲得素材 売買、武装システム、素材合成など メモ 日付 #20 GM 経験値 獲得G 同行PC 獲得素材 売買、武装システム、素材合成など メモ
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544:635:2022/10/29(土) 16 22 27 HOST 119-171-248-234.rev.home.ne.jp 銀河連合日本×神崎島ネタSS ネタ ゲートの向こうには(ry・超大陸日本クロス 神崎島おウマさんVS日本ウマ娘 第三話「ウマと馬は出走準備するようです」 超大陸となった日本の総理官邸危機管理センターは混乱に包まれていた。 「何が起きた!!」 「正体不明飛翔体が大気圏外から落下!西ノ島付近に落下した模様!」 「落下!?ヤルバーンや軌道上の艦隊は探知出来なかったのか!?」 「突如として軌道上に出現、重力子魚雷による破壊を試みましたが失敗した模様!」 「どっかの文明がワープでもさせた隕石か…?兎に角Jアラート流せ!兎に角太平洋沿岸部に津波警報発令!」 気象庁や防衛省の職員が慌ただしく動き出す。 「特危の偵察機が落下地点の西ノ島付近へ到着!映像流します!」 「センサーに感!これは落下じゃない降着だ!!何かが動いてる。」 その言葉に全員がモニターに目をやる。 立ち昇る土煙の中蠢く影、ソレは立ち上がる。 なんだアレは…モニターを通して感じる威圧感、怒気。 背筋がゾワゾワする。 Ah―――!(ヒメちゃああああああん!?どこぉぉぉぉぉぉ!?) 実際はシリアルである。 馬とウマ娘のレースが開催される様になって以降トレセン学園に配備された馬とウマ娘両方が入ることの出来るゲート、通称発馬バ機。 それがコース上にウマ娘達の手で設置される。 なお馬が先かウマ娘が先かで野党が政府糾弾したとか良く分からんことがあったり。 その間、武勇と竹内は騎乗し併せ馬を行い馬の癖を見ていた。 「しかしこの子こっちの指示をちゃんと聞きますね。安定感もある」 「…ああ。」 竹内は名も知らぬ馬(ライスシャワー)の操縦性と安定性に驚いていたが武勇はそれどころでなかった。 自身の騎乗する栗毛の馬の癖も走り方も武勇は知っていた。 容姿含め似通り過ぎというレベルではない武勇の知るあの【彼】そのもの、いや【彼】がその後順当に歩み続けた頂点こそがこの馬なのではないかと錯覚する。 そんなことは騎乗する馬にも【彼】にも失礼であったが武勇の脳と情緒はグチャグチャにされていた。 なおそのおウマさんの正体…。 「武勇さん。」 そしてそんな武勇の目に入るのは自身があの日纏っていたものに似た勝負服を纏う少女、サイレンススズカ。 これ程の皮肉もあるまい。 【彼】の魂と名を継いだ少女の前で全く関係のない馬に【彼】を感じるなんて。 「貴方もお互いに頑張りましょうね。」 サイレンススズカは目の前の彼女にとっての大切な人の一人の乗る【自身にそっくりな】栗毛の馬を撫でる。 気持ちよさそうに撫でられながらその馬はとても深い優しい、安心した様な瞳でスズカを見ていた。 何に安心しているのかは分からない、だがスズカは目の前の馬が他人の様な気がしない。 ウマソウルが同じ血筋、腹違いの兄弟であり無念を晴らしたスペシャルウィーク、 ウマソウルがライバルであったエアグルーヴやマチカネフクキタルとは違う。 もっと深い関係だと自分の心…いやウマソウルが訴え叫ぶ。 眼前の馬の前で走れと大欅を乗り越えたサイレンススズカの走りを見せるのだとどうしようもない程に。 そしてスズカは思う、この馬と、騎手のあの人の乗るこの子と共に走った先頭の景色は違うものが見えるのではないかと。 545:635:2022/10/29(土) 16 23 28 HOST 119-171-248-234.rev.home.ne.jp 「着いていく…着いていく…。」 並走する片方の黒鹿毛の馬の後ろを黒いドレス(勝負服)を纏うライスシャワーはただひたすらに追っていた。 何故か着いていかなければ、ここに馬が居ること確認しなければという使命感にライスシャワーは襲われたいた。 すると馬が突然こちらを向く。 「ひゅい!?」 それに驚き変な声が出て尻餅をつく。 「あーあんまり走ってる馬の後ろに着いてきちゃ駄目だよ。馬が驚いて蹴られる恐れがあるからね。」 「ご、ごめんなさい。ライスはやっぱり悪い子だ。」 ライスシャワーのその声に気づいた鞍上の竹内がライスシャワーを諫める。 するとライスシャワーの大きな耳はへにょへにょと萎れ自身を責める。 幾分緩和されたとはいえあのミホノブルボンの三冠阻止での大ブーイングで負ったトラウマというのは容易く克服出来るものではない。 彼女の走る理由がみんなに幸せを届けたいというだったのだからなおさらだ。 そんなライスに馬が近づくと。 「あ、くすぐったい…!」 頬寄せ慰める様にライスの顔に頬ずりをする。 擽ったさに笑顔になるライスの姿を確認するとその顔を戻した。 ライスはその黒い馬の瞳を見つめる。 自身に似た黒い鹿毛に黒い瞳は無言の問いを放つのがライスには分かった。 もう大丈夫?淀の坂も超えて走る理由は見つけの?ライスシャワー? 「うん、もうライスは大丈夫だよ。ブルボンさんや応援してくれる人達の為に走るって決めたから…! 全国のお兄様やお姉様とかっていう人達は良く分からないけど…。」 お兄様、お姉様いるの…。 「うん居るんだよ。」 どけ!俺が(私が)お兄様(お姉様)だぞ? 「うん、良くなんか叫んでる。」 「会話成り立ってる…!?」 アドマイヤベガは目の前の馬から目を離せなかった。 銀の髪の艦娘が軽快に走らせる馬、自身のウマソウルの大本"アドマイヤベガ号に良く似た"馬の姿。 心配さが心を支配する、怪我などしないか病気ではないかとまるで家族の心配でもするように。 「どうして…?」 目の前の馬を見るのは初めてだ。間違いない。 だけど目の前の元気な馬の軽快な足取りを、銀の艦娘に撫でられ嘶く姿を見るとひどく泣きそうになる。 無くしたものが戻ってきた様な不思議な感覚。 そして艦娘に撫でられ嬉しそうな馬を見てギリッ!と奥歯を強く噛む。 馬に嬉しそうに嘶かれる銀の艦娘に嫉妬を覚える。 (何故お前がそこにいる。そこは私の場所だ。どけ!私はお姉様だぞ!!) そこでハットする。あれが妹な訳ないじゃないかと自身に言い聞かせる様に。 「何を思ってるのアドマイヤベガ…。あれは名も知らぬ馬、あの子な訳ないじゃない…馬のあの子もウマ娘のあの子はもう…。」 そうきっと思い違いだ。あの馬がアドマイヤベガ号に似すぎているのが原因だ。 後、あのモフモフ。そうあのモフモフが原因なのだ。手触りの良さそうなあの毛並みが自分を狂わせたのだ。 「そう気の迷い。あのモフモフが私を迷わせているのよ…。」 546:635:2022/10/29(土) 16 24 37 HOST 119-171-248-234.rev.home.ne.jp 「スペチャン!!ドウシタノサ!?」 「スペ先輩!?」 「スペ大丈夫か!!」 心配するスピカの面々の言葉も耳に入らない。 紫色の勝負服を纏うスペシャルウィークはただその瞳よりだくだくと涙を流し続けていた。 スペシャルウィークの視線の先にはじっとこちらを見つめ続ける背に鹿毛の艦娘乗せた馬の姿。 既視感を感じ一目見た時から視線を離せなかった。 係留場のその馬の隣にいた自身の髪同じ黒鹿毛と流星持つ馬に嫉妬すら覚えた。 分からない、全てが分からない。何でそんな感情を抱いたのか、何故既視感を抱いたのか。 その馬は今、ただ静かに自分を見つめる。ただそれだけで感情が爆発しそうだ。 心の中はグチャグチャだ。 悲しくて切なくて嬉しくて楽しくて目の前の馬に抱きつきたい。 自分の成長を見て欲しい、目一杯甘えたいという感情が生まれる。 その様子を見て鞍上の艦娘はフゥと溜息を吐く。 「スペシャルウィークさん。」 「……。」 「スペシャルウィークさん?」 鞍上の艦娘の声に反応しないスペシャルウィークにトレーナーの沖野は肩を揺さぶった。 「おいスペ!」 「ふぇ…は、はい!」 そこで漸く正気に戻る。 「心ここに非ずといった様子なのです…スペシャルウィークさんは出走取りやめるべきなのかもです…。」 「そうかもなあ。これじゃレースにならんかもしれん。こんな状態じゃ怪我の元にもなっちまうだろうし。」 出走取りやめ、その艦娘の言葉にひどく動揺する。 走れない。何よりも眼前の馬と走れないという事実に何よりも感情が動き膝と手をつき号泣する。 「い"や"て"す"!は"し"ら"せ"て"く"だ"さ"い"!!」 スペシャルウィークは泣きべそをかきならが訴える。 ただただ走らせて欲しいと涙を流すスペシャルウィークにどうしたもんかと頭を掻く沖野やスピカの面々。 その時鞍上の艦娘はふわりと地面に降りるとスペシャルウィークに近づくと…そのまま抱き上げた。 「ふえ?」 「はい!?」 「まあ…!」 ウマ娘でない、ヒト娘にしか見えずスペシャルウィークより一回り小さい、にも関わらずスペシャルウィーク一人を軽々と持ち上げた。 沖野は呟く。 「そういや艦娘ってのは見た目ニシノフラワーくらいのカイボウカンって艦娘でも2500バ力(りき)出せるって話だったな…。」 「「「2500バ力(りき)!!?」」」 「あー、私だと駆逐艦という艦種に分類されて5万馬力なのです。」 「「「ご、ごまん…。」」」」 そして艦娘はスペシャルウィークを抱えたまま馬に乗るとそのまま鞍に座らせ手綱を握らせると自身は馬のから離れる。 547:635:2022/10/29(土) 16 25 18 HOST 119-171-248-234.rev.home.ne.jp 「そのまま少し走ってくるといいのです。」 「ふえ…?」 「おい!スペは馬に乗ったことなんて!」 「大丈夫なのです。さ、行ってくるのです。」 艦娘が促すと馬は嘶きスペシャルウィークを乗せたまま駆け出す。 「あのおウマさんなら大丈夫なのです。ボソッ(お母さんですし)。」 艦娘の呟きに眉を動かす沖野。 「(オカアサン…おかあさん…お母さん!?)」 走る馬と鞍上のスペシャルウィーク、その姿を見たスピカの面々は呆然とする。 「なあスペ先輩って…。」 「馬に乗ったことはないはずよ…。」 「何故初めてでああも乗れますの…?」 おっかなびっくりで手綱を握り固まっていたスペシャルウィークであったが数分もしない内に馬の走りになれ速歩で走っていた。 そんなスペシャルウィークを見ながら艦娘は呟く。 「それに多分ウマ娘としては知らなくても覚えているのですよ。」 「何を…。」 「ウマソウルが…人を乗せターフを駆け抜けた記憶と経験を。」 私達艦娘の様に…意図せず溢れた言葉を沖野は聞いた。 そしていつの間にかスペシャルウィークは泣き止みその顔には満面の笑顔を浮かべる。 「あれなら大丈夫なのです。」 「…だな。」 沖野は自分の髪をワシャワシャと掻いた。 548:635:2022/10/29(土) 16 25 54 HOST 119-171-248-234.rev.home.ne.jp 以上になります。転載はご自由にどうぞ。 残弾はこれにて打ち止めです。
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風が一陣過ぎる。 全てを撫でて通り抜ける。 後には何もない。 吹き抜けたその余韻だけが残る。 風が一陣、過ぎていく。 夜明け方。紫のにじむ天空高く、小さな飛行影が巡っている。 真下に広がる、朝靄に包まれた深緑の森と、大河から分かれ浅く穏やかに水音を湛える川と、空そのものと。 そこにある全ての息遣いを眼下に見張るように、大きな円を描いて、流れる彩雲よりも高く飛んでいる。 その足元の森で、別の影が身じろいだ。 ゴブリンや小鬼(コボルト)の類かと見紛いそうな場所から、しかし樹々の合間に隠れるよう張った天幕から這い出てきたのは―――よくも収まっていたと思える体躯を、のそりと持ち上げる長身の男だ。 下草の露を踏んで濡れた革長靴の底で、川べりのくすぶる焚き火の跡を崩し、火種を確認するとあくびを一つ。頭を掻いて、そのまま水流の淵へと入ってゆく。清水は夜露を集めてきたように冷たく、手にした布を浸して絞りもそこそこに顔をぬぐうと、鞘を外した剃刀を顎にあてがい洗う。 一通り身奇麗になった心地良さに、大きく伸びをしたその緩慢な動きで、額に落ちる長さのある黒髪。それを後ろに流して、白み始めの空を見上げ、自然と出る溜息と共に眼を細めた。 遠く十字点のようなシルエットを睨んで笑う。 「もう、飛んでいたか。」 呟き、薄ら照らされた表情は精悍で穏やかだ。 青年と呼ぶにはやや過ぎた逞しさのある顔つきに、残る若さを湛えた瞳が、背後の深緑に似た優しい色で静かに瞬いている。その間近で、左の耳に留められた銀環が鈍い光で閃いた。 そうして朝の空気の中、雲の向こうで影が大きく頭上を一周するのを眺めて一時。 ふいに指笛を形作ると、口元へと運んで大きく息を吸った。 キ ィ ――――― … 吹き出された音は、無骨な手指に反して、細く、細く。鳥の声よりも高く小さい。 何処にも届かぬまま、森や水に吸い込まれ消えてしまうのではないかと思えるほどか細い金属音にも似たその「呼び声」に、遥か向こうで応えるよう影が翻った。 “風”が一筋、地上に吹く。 そして緩やかに。音もなく。しかし大気を切るような速さで。 昇り始めた朝日を背負って、それは降りてくる。 鳥ではない。 陽光を反射して、翠(みどり)と真鍮の鈍金に煌く、全身の鱗。 宙で広げた体長の倍はある翼膜は、蒼い血管が見えるほど薄く磨硝子のように透けていながら、そこにある空気を全て受け止めるように力強く重厚な身を減速させる。 そのまま滑るように川下から川上へ、水流を一閃して削りながら着水する、両脚の白く鋭い爪。 水飛沫が、中空に届くほど、真っ直ぐ、長く尾を引いて。 朝の光に飛散して輝いた。 舞い降りたのは一匹の、竜。 ただしそう呼べるのか定かでない程に小柄だ。 馬と同程度の体躯をしている。 身を震わせ、長い首を上げると角の生えた細面の頭をすぐさま水に落として、足元を突付いているその生き物に男が歩み寄っていく。 「あまり大きく飛びすぎるなよ。ペルシェ。 いくら街から離れていても、見つかれば近場で蜥蜴(とかげ)の魔獣が出たと騒ぎになるぞ。」 彼がからかうように[木漏れ日(ペルシェ)]と呼んだその「蜥蜴」は、捕らえたばかりの川魚をくわえたまま、瞳孔の細い眼を見開いてきょとりと振り返った。 そして爪よりも更に鋭い牙に、びちびちと跳ねる白腹を引っ掛けて丸呑みすると一声。 『 ケェッ ! 』 馬鹿にするな、とでも答えたような。あるいは男の方を馬鹿にしたのか。 そんな響きの返事を受けて、しかし彼はからからと笑った。 「さぁ、魔物と間違われる前にさっさと鞍を着けよう。今日は久々にお前も連れて行くぞ。 手綱さえ掛けていれば、獅子でも闊歩できるのがあの街だ。」 言うが早いか、天幕から乗用具一式を担ぎ出す。銀の留め金のついた鞍を載せ、銜(はみ)を牙の奥まで銜えさせ肩首に結べば、立派な乗用竜の様相になった。 引き手当人はというと、寝床を整え畳めば荷を全て竜に担がせ、後は髪だけ紐で纏めると着たままの簡素な街着に手ぶらの軽装で、手綱を掴んで歩き始める。 再度、頭上を振り仰いだ。 行き先の空は、消え行く明けの彩雲よりも鮮やかな虹色を浮かべている。 迷う余地のない目標を確認して、一人と一匹は街を目指した。 ―――― 七虹都市、アルコ・イリスの朝は早い。 そも日没の間中ずっと、七色の“虹蛇の導き(ユルング・ライン)”に照らされているこの街が、眠りというものを知っているかすら怪しいという点はさて置いて。 どんな不夜の城にも朝は訪れ、煌々とした街の灯はさんざめく日の光に取って代わられる。 そして朝一番を告げる鐘は、どこの街でも鶏の声より高らかに鳴り響くのだ。 特にここ、柘榴石(ガーネット)通りの下町に長らくそびえる、“時謳う教会”にある赤銅鐘(あかがね)の塔は別格である。 食事もそぞろにせわしく働く職人達、家族のため掃除洗濯に駆けずり回る主婦、時間厳守の宿の下働き。日常を全力で生きるそんな人々を愛した神の宿は、彼らに休まず時の移り変わりを伝えるべく、日が昇ってから沈むまで半時に一度、実に一日二十四回もけたたましく巨大な鐘を鳴らす。半時間と一時間とを告げる音にはそれぞれ緩急と規則があり、市場も問屋も音に合わせて店が開かれるため、この通りの毎日の生活を測るには欠かせないものだ。 ただし前日に酔い潰れた二日酔いの日雇い人や、朝寝坊がしたい夜働きの女などには大不評らしいが、それも神の御心の範疇らしいので問題無いのだという。 見目にも白い素朴な漆喰肌に、通りのシンボルである赤煉瓦を階段状に飾ったその塔は、街の中央塔"虹星の叡知"(アルマゲスト)と比べてしまえば工場の煙突のようなものだ。 しかし通りの人々からは文字通り、虹の女神の“赤子”だとまるで親子のように扱われ親しまれている。 そんな塔の鐘が今日もまた、青く抜ける空に朝を謳う頃。 響く鐘の低音に震える老朽化した塔の壁面で、縄一本で宙ぶらりんに下がった、幾人かの男達の姿が見える。 「―――悪ぃなぁウィド。お前さんはもうこの仕事にゃ携わる義理もねーのによぉ。」 渋い顔で肩を怒らせる壮年の職人に、ウィドと呼ばれて笑い返すのは、黒髪を無造作に結んだあの男だ。 「義理ならありすぎる位だよ。親父さんには随分と世話になった、臨時雇いでも何でも、声をかけて貰えるなら何時でもすっ飛んで来るさ。」 出立時と変わらぬ軽装も、逞しい体躯も、さばけた職人達に混じってしまえば何の違和感もない。あるとすれば左耳のカフスの銀だけが、飾り気のないその空気の中でやや浮いていた。 会話を交える男達の手には、まだ柔らかい漆喰を載せた板と、塗りナイフが握られている。壁の煤けた灰白を、目新しい貝白に塗り替えながら、親父と呼ばれた男の愚痴は続いた。 「左官の職人に、手が足りない訳じゃ無ぇんだぜ…若ぇのがどいつもこいつも、此処だけはビビッちまって誰も手がつけらんねぇのさ。不甲斐ないねぇ全く…」 舌打ちと共に見下ろした、その目線の先では「不甲斐ない若手」とやらが別働で働いているらしいが。この高さから見た地上の人々はまるでケシ粒で、誰が誰だか判別できているとは断言し難かった。 工場の煙突のようなもの、とは言われようが曲がりなりにも鐘突き塔である。 周囲の家々の二~三倍は余裕で超える背の高さ、振り返れば赤煉瓦の町並みはミニチュアのように広がっている。遮るもののない風が吹き抜け、白い鳩の群れが羽ばたく。 その景色は色んな意味で実に壮観である。 男達を支えているのは命綱一本。 否。それすらも飾り煉瓦に鍵爪で引っ掛けているだけの、保障もへったくれもない代物だ。 「俺らの頃は、この街の職人はまず年に一度、赤銅の鐘突き塔を世話できて一人前だ!なんつったのによ。時代かねぇ…いっそ中央塔みたく箒のガキどもを手伝いに寄越せと、どっかのお上に言ってみるべきか?」 この道の玄人は愚痴の合間に、突風に煽られながら器用にナイフを動かして、壁面に薄く白を伸ばしていく。 「魔術の学徒に学び舎は磨けても、職人の真似事までは出来んでしょう。むしろ親父さんなら、自分が中央塔の壁面をまっさらに塗り替えてみたいんじゃないか?」 「かっか、とんでもねぇな!我らが偉大な“虹星の叡知”様を塗り替えるなんざ、それこそ雨風どころか槍が飛んできてもおかしくねぇわ!しがない下町の左官職人に手なんて出せるもんかよ、おーっかねぇ!」 けたけたと笑う親父につられて談笑しながら、やがて手の届く範囲を綺麗に塗り終えた男達は、紐でまとめた漆喰道具を腰に下げ命綱を付け替え、横に移動していく。使える五体は全て使わなければ、一瞬の気の緩みイコール真っ逆さまなのがこの仕事であり、こんな一時だけは皆の口数も減る。間近で鐘が鳴り響いて、その音量の凄まじさに塔ごと震える瞬間など尚更だ。 そんな中でも一際軽々と、ウィドは他の職人の分まで器用に鍵爪の位置を入れ替えて、大きな猿のように身体をスライドさせて動く。綱を離した瞬間はいわゆる宙吊り懸垂の状態だ、腕にも足腰にもよほど自信がなければ本来そう易々とは動けない。 作業は手際よく進み、昼前には眩いほどの白でほぼ塗り替えられた塔が、十一回目の時を高らかに謳った。 「頼りになるねぇ。力仕事も度胸も元から申し分無い、塗りの腕前だけどうしても、短期間じゃあ真似事までしかお前さんに教え込めなかった。それが惜しいんだよ、俺ぁ。」 「はは、褒めるフリで皮肉ですか?不甲斐ない事に真似事までしか出来ないモンで、得意でカバーさせて貰えるなら御の字だ。何度も言うが俺は高いのに慣れてるだけで…腕前なら若い奴らの方がよっぽど上だろう?」 「へっぴり腰とプラマイゼロすりゃあいい勝負だぜ。お前さんさえその気なら、いつでも本職になれるだけ鍛えてやるのによ。大体この高さに慣れてるってのも不思議なモンだぁ…お前さんこそ実は、中央塔の壁磨きでもやった事があるんじゃないのか?」 「冗談を、俺に魔術の心得なんて、――― …! 」 苦笑いでからかいを一蹴しようとした、その表情が一転。 険しい形相で、眼下の街並みを振り返った。 まるで何かを聞きとがめたように耳元の銀に触れながら辺りを見回すが、当然ながら周囲に男達の声と風の嘶き以外はない。黙り込んで眉根を潜めるウィドの様子に、親父が首を傾げて声をかける。 「どうしたぁ?ぁー、そろそろ終わりだぜ、上がる準備しな。」 「…悪い親父さん、急用ができた。」 言うが早いか、男は頭上の煉瓦を掴むと命綱をあっさりと外し、腕だけで塔をさっさと登りつめた。鐘突き場の柵を跨ぎながら、首だけ振り返って叫ぶ。 「先に上がらせて貰います、後始末の分は給金から引いといてくれ!」 「お、おぉ?ちょっと待てよ、一体何だってぇ…」 尋ねるより先にその姿は視界から消えて、後には青空と赤銅鐘だけが残る。 「…相変わらず鐘よりも忙しない奴だな、あのお人好しは。」 呆れた職人の呟きに、盛大な正午の鐘だけが答えるよう謳って響いた。