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544:635:2022/10/29(土) 16 22 27 HOST 119-171-248-234.rev.home.ne.jp 銀河連合日本×神崎島ネタSS ネタ ゲートの向こうには(ry・超大陸日本クロス 神崎島おウマさんVS日本ウマ娘 第三話「ウマと馬は出走準備するようです」 超大陸となった日本の総理官邸危機管理センターは混乱に包まれていた。 「何が起きた!!」 「正体不明飛翔体が大気圏外から落下!西ノ島付近に落下した模様!」 「落下!?ヤルバーンや軌道上の艦隊は探知出来なかったのか!?」 「突如として軌道上に出現、重力子魚雷による破壊を試みましたが失敗した模様!」 「どっかの文明がワープでもさせた隕石か…?兎に角Jアラート流せ!兎に角太平洋沿岸部に津波警報発令!」 気象庁や防衛省の職員が慌ただしく動き出す。 「特危の偵察機が落下地点の西ノ島付近へ到着!映像流します!」 「センサーに感!これは落下じゃない降着だ!!何かが動いてる。」 その言葉に全員がモニターに目をやる。 立ち昇る土煙の中蠢く影、ソレは立ち上がる。 なんだアレは…モニターを通して感じる威圧感、怒気。 背筋がゾワゾワする。 Ah―――!(ヒメちゃああああああん!?どこぉぉぉぉぉぉ!?) 実際はシリアルである。 馬とウマ娘のレースが開催される様になって以降トレセン学園に配備された馬とウマ娘両方が入ることの出来るゲート、通称発馬バ機。 それがコース上にウマ娘達の手で設置される。 なお馬が先かウマ娘が先かで野党が政府糾弾したとか良く分からんことがあったり。 その間、武勇と竹内は騎乗し併せ馬を行い馬の癖を見ていた。 「しかしこの子こっちの指示をちゃんと聞きますね。安定感もある」 「…ああ。」 竹内は名も知らぬ馬(ライスシャワー)の操縦性と安定性に驚いていたが武勇はそれどころでなかった。 自身の騎乗する栗毛の馬の癖も走り方も武勇は知っていた。 容姿含め似通り過ぎというレベルではない武勇の知るあの【彼】そのもの、いや【彼】がその後順当に歩み続けた頂点こそがこの馬なのではないかと錯覚する。 そんなことは騎乗する馬にも【彼】にも失礼であったが武勇の脳と情緒はグチャグチャにされていた。 なおそのおウマさんの正体…。 「武勇さん。」 そしてそんな武勇の目に入るのは自身があの日纏っていたものに似た勝負服を纏う少女、サイレンススズカ。 これ程の皮肉もあるまい。 【彼】の魂と名を継いだ少女の前で全く関係のない馬に【彼】を感じるなんて。 「貴方もお互いに頑張りましょうね。」 サイレンススズカは目の前の彼女にとっての大切な人の一人の乗る【自身にそっくりな】栗毛の馬を撫でる。 気持ちよさそうに撫でられながらその馬はとても深い優しい、安心した様な瞳でスズカを見ていた。 何に安心しているのかは分からない、だがスズカは目の前の馬が他人の様な気がしない。 ウマソウルが同じ血筋、腹違いの兄弟であり無念を晴らしたスペシャルウィーク、 ウマソウルがライバルであったエアグルーヴやマチカネフクキタルとは違う。 もっと深い関係だと自分の心…いやウマソウルが訴え叫ぶ。 眼前の馬の前で走れと大欅を乗り越えたサイレンススズカの走りを見せるのだとどうしようもない程に。 そしてスズカは思う、この馬と、騎手のあの人の乗るこの子と共に走った先頭の景色は違うものが見えるのではないかと。 545:635:2022/10/29(土) 16 23 28 HOST 119-171-248-234.rev.home.ne.jp 「着いていく…着いていく…。」 並走する片方の黒鹿毛の馬の後ろを黒いドレス(勝負服)を纏うライスシャワーはただひたすらに追っていた。 何故か着いていかなければ、ここに馬が居ること確認しなければという使命感にライスシャワーは襲われたいた。 すると馬が突然こちらを向く。 「ひゅい!?」 それに驚き変な声が出て尻餅をつく。 「あーあんまり走ってる馬の後ろに着いてきちゃ駄目だよ。馬が驚いて蹴られる恐れがあるからね。」 「ご、ごめんなさい。ライスはやっぱり悪い子だ。」 ライスシャワーのその声に気づいた鞍上の竹内がライスシャワーを諫める。 するとライスシャワーの大きな耳はへにょへにょと萎れ自身を責める。 幾分緩和されたとはいえあのミホノブルボンの三冠阻止での大ブーイングで負ったトラウマというのは容易く克服出来るものではない。 彼女の走る理由がみんなに幸せを届けたいというだったのだからなおさらだ。 そんなライスに馬が近づくと。 「あ、くすぐったい…!」 頬寄せ慰める様にライスの顔に頬ずりをする。 擽ったさに笑顔になるライスの姿を確認するとその顔を戻した。 ライスはその黒い馬の瞳を見つめる。 自身に似た黒い鹿毛に黒い瞳は無言の問いを放つのがライスには分かった。 もう大丈夫?淀の坂も超えて走る理由は見つけの?ライスシャワー? 「うん、もうライスは大丈夫だよ。ブルボンさんや応援してくれる人達の為に走るって決めたから…! 全国のお兄様やお姉様とかっていう人達は良く分からないけど…。」 お兄様、お姉様いるの…。 「うん居るんだよ。」 どけ!俺が(私が)お兄様(お姉様)だぞ? 「うん、良くなんか叫んでる。」 「会話成り立ってる…!?」 アドマイヤベガは目の前の馬から目を離せなかった。 銀の髪の艦娘が軽快に走らせる馬、自身のウマソウルの大本"アドマイヤベガ号に良く似た"馬の姿。 心配さが心を支配する、怪我などしないか病気ではないかとまるで家族の心配でもするように。 「どうして…?」 目の前の馬を見るのは初めてだ。間違いない。 だけど目の前の元気な馬の軽快な足取りを、銀の艦娘に撫でられ嘶く姿を見るとひどく泣きそうになる。 無くしたものが戻ってきた様な不思議な感覚。 そして艦娘に撫でられ嬉しそうな馬を見てギリッ!と奥歯を強く噛む。 馬に嬉しそうに嘶かれる銀の艦娘に嫉妬を覚える。 (何故お前がそこにいる。そこは私の場所だ。どけ!私はお姉様だぞ!!) そこでハットする。あれが妹な訳ないじゃないかと自身に言い聞かせる様に。 「何を思ってるのアドマイヤベガ…。あれは名も知らぬ馬、あの子な訳ないじゃない…馬のあの子もウマ娘のあの子はもう…。」 そうきっと思い違いだ。あの馬がアドマイヤベガ号に似すぎているのが原因だ。 後、あのモフモフ。そうあのモフモフが原因なのだ。手触りの良さそうなあの毛並みが自分を狂わせたのだ。 「そう気の迷い。あのモフモフが私を迷わせているのよ…。」 546:635:2022/10/29(土) 16 24 37 HOST 119-171-248-234.rev.home.ne.jp 「スペチャン!!ドウシタノサ!?」 「スペ先輩!?」 「スペ大丈夫か!!」 心配するスピカの面々の言葉も耳に入らない。 紫色の勝負服を纏うスペシャルウィークはただその瞳よりだくだくと涙を流し続けていた。 スペシャルウィークの視線の先にはじっとこちらを見つめ続ける背に鹿毛の艦娘乗せた馬の姿。 既視感を感じ一目見た時から視線を離せなかった。 係留場のその馬の隣にいた自身の髪同じ黒鹿毛と流星持つ馬に嫉妬すら覚えた。 分からない、全てが分からない。何でそんな感情を抱いたのか、何故既視感を抱いたのか。 その馬は今、ただ静かに自分を見つめる。ただそれだけで感情が爆発しそうだ。 心の中はグチャグチャだ。 悲しくて切なくて嬉しくて楽しくて目の前の馬に抱きつきたい。 自分の成長を見て欲しい、目一杯甘えたいという感情が生まれる。 その様子を見て鞍上の艦娘はフゥと溜息を吐く。 「スペシャルウィークさん。」 「……。」 「スペシャルウィークさん?」 鞍上の艦娘の声に反応しないスペシャルウィークにトレーナーの沖野は肩を揺さぶった。 「おいスペ!」 「ふぇ…は、はい!」 そこで漸く正気に戻る。 「心ここに非ずといった様子なのです…スペシャルウィークさんは出走取りやめるべきなのかもです…。」 「そうかもなあ。これじゃレースにならんかもしれん。こんな状態じゃ怪我の元にもなっちまうだろうし。」 出走取りやめ、その艦娘の言葉にひどく動揺する。 走れない。何よりも眼前の馬と走れないという事実に何よりも感情が動き膝と手をつき号泣する。 「い"や"て"す"!は"し"ら"せ"て"く"だ"さ"い"!!」 スペシャルウィークは泣きべそをかきならが訴える。 ただただ走らせて欲しいと涙を流すスペシャルウィークにどうしたもんかと頭を掻く沖野やスピカの面々。 その時鞍上の艦娘はふわりと地面に降りるとスペシャルウィークに近づくと…そのまま抱き上げた。 「ふえ?」 「はい!?」 「まあ…!」 ウマ娘でない、ヒト娘にしか見えずスペシャルウィークより一回り小さい、にも関わらずスペシャルウィーク一人を軽々と持ち上げた。 沖野は呟く。 「そういや艦娘ってのは見た目ニシノフラワーくらいのカイボウカンって艦娘でも2500バ力(りき)出せるって話だったな…。」 「「「2500バ力(りき)!!?」」」 「あー、私だと駆逐艦という艦種に分類されて5万馬力なのです。」 「「「ご、ごまん…。」」」」 そして艦娘はスペシャルウィークを抱えたまま馬に乗るとそのまま鞍に座らせ手綱を握らせると自身は馬のから離れる。 547:635:2022/10/29(土) 16 25 18 HOST 119-171-248-234.rev.home.ne.jp 「そのまま少し走ってくるといいのです。」 「ふえ…?」 「おい!スペは馬に乗ったことなんて!」 「大丈夫なのです。さ、行ってくるのです。」 艦娘が促すと馬は嘶きスペシャルウィークを乗せたまま駆け出す。 「あのおウマさんなら大丈夫なのです。ボソッ(お母さんですし)。」 艦娘の呟きに眉を動かす沖野。 「(オカアサン…おかあさん…お母さん!?)」 走る馬と鞍上のスペシャルウィーク、その姿を見たスピカの面々は呆然とする。 「なあスペ先輩って…。」 「馬に乗ったことはないはずよ…。」 「何故初めてでああも乗れますの…?」 おっかなびっくりで手綱を握り固まっていたスペシャルウィークであったが数分もしない内に馬の走りになれ速歩で走っていた。 そんなスペシャルウィークを見ながら艦娘は呟く。 「それに多分ウマ娘としては知らなくても覚えているのですよ。」 「何を…。」 「ウマソウルが…人を乗せターフを駆け抜けた記憶と経験を。」 私達艦娘の様に…意図せず溢れた言葉を沖野は聞いた。 そしていつの間にかスペシャルウィークは泣き止みその顔には満面の笑顔を浮かべる。 「あれなら大丈夫なのです。」 「…だな。」 沖野は自分の髪をワシャワシャと掻いた。 548:635:2022/10/29(土) 16 25 54 HOST 119-171-248-234.rev.home.ne.jp 以上になります。転載はご自由にどうぞ。 残弾はこれにて打ち止めです。
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風が一陣過ぎる。 全てを撫でて通り抜ける。 後には何もない。 吹き抜けたその余韻だけが残る。 風が一陣、過ぎていく。 夜明け方。紫のにじむ天空高く、小さな飛行影が巡っている。 真下に広がる、朝靄に包まれた深緑の森と、大河から分かれ浅く穏やかに水音を湛える川と、空そのものと。 そこにある全ての息遣いを眼下に見張るように、大きな円を描いて、流れる彩雲よりも高く飛んでいる。 その足元の森で、別の影が身じろいだ。 ゴブリンや小鬼(コボルト)の類かと見紛いそうな場所から、しかし樹々の合間に隠れるよう張った天幕から這い出てきたのは―――よくも収まっていたと思える体躯を、のそりと持ち上げる長身の男だ。 下草の露を踏んで濡れた革長靴の底で、川べりのくすぶる焚き火の跡を崩し、火種を確認するとあくびを一つ。頭を掻いて、そのまま水流の淵へと入ってゆく。清水は夜露を集めてきたように冷たく、手にした布を浸して絞りもそこそこに顔をぬぐうと、鞘を外した剃刀を顎にあてがい洗う。 一通り身奇麗になった心地良さに、大きく伸びをしたその緩慢な動きで、額に落ちる長さのある黒髪。それを後ろに流して、白み始めの空を見上げ、自然と出る溜息と共に眼を細めた。 遠く十字点のようなシルエットを睨んで笑う。 「もう、飛んでいたか。」 呟き、薄ら照らされた表情は精悍で穏やかだ。 青年と呼ぶにはやや過ぎた逞しさのある顔つきに、残る若さを湛えた瞳が、背後の深緑に似た優しい色で静かに瞬いている。その間近で、左の耳に留められた銀環が鈍い光で閃いた。 そうして朝の空気の中、雲の向こうで影が大きく頭上を一周するのを眺めて一時。 ふいに指笛を形作ると、口元へと運んで大きく息を吸った。 キ ィ ――――― … 吹き出された音は、無骨な手指に反して、細く、細く。鳥の声よりも高く小さい。 何処にも届かぬまま、森や水に吸い込まれ消えてしまうのではないかと思えるほどか細い金属音にも似たその「呼び声」に、遥か向こうで応えるよう影が翻った。 “風”が一筋、地上に吹く。 そして緩やかに。音もなく。しかし大気を切るような速さで。 昇り始めた朝日を背負って、それは降りてくる。 鳥ではない。 陽光を反射して、翠(みどり)と真鍮の鈍金に煌く、全身の鱗。 宙で広げた体長の倍はある翼膜は、蒼い血管が見えるほど薄く磨硝子のように透けていながら、そこにある空気を全て受け止めるように力強く重厚な身を減速させる。 そのまま滑るように川下から川上へ、水流を一閃して削りながら着水する、両脚の白く鋭い爪。 水飛沫が、中空に届くほど、真っ直ぐ、長く尾を引いて。 朝の光に飛散して輝いた。 舞い降りたのは一匹の、竜。 ただしそう呼べるのか定かでない程に小柄だ。 馬と同程度の体躯をしている。 身を震わせ、長い首を上げると角の生えた細面の頭をすぐさま水に落として、足元を突付いているその生き物に男が歩み寄っていく。 「あまり大きく飛びすぎるなよ。ペルシェ。 いくら街から離れていても、見つかれば近場で蜥蜴(とかげ)の魔獣が出たと騒ぎになるぞ。」 彼がからかうように[木漏れ日(ペルシェ)]と呼んだその「蜥蜴」は、捕らえたばかりの川魚をくわえたまま、瞳孔の細い眼を見開いてきょとりと振り返った。 そして爪よりも更に鋭い牙に、びちびちと跳ねる白腹を引っ掛けて丸呑みすると一声。 『 ケェッ ! 』 馬鹿にするな、とでも答えたような。あるいは男の方を馬鹿にしたのか。 そんな響きの返事を受けて、しかし彼はからからと笑った。 「さぁ、魔物と間違われる前にさっさと鞍を着けよう。今日は久々にお前も連れて行くぞ。 手綱さえ掛けていれば、獅子でも闊歩できるのがあの街だ。」 言うが早いか、天幕から乗用具一式を担ぎ出す。銀の留め金のついた鞍を載せ、銜(はみ)を牙の奥まで銜えさせ肩首に結べば、立派な乗用竜の様相になった。 引き手当人はというと、寝床を整え畳めば荷を全て竜に担がせ、後は髪だけ紐で纏めると着たままの簡素な街着に手ぶらの軽装で、手綱を掴んで歩き始める。 再度、頭上を振り仰いだ。 行き先の空は、消え行く明けの彩雲よりも鮮やかな虹色を浮かべている。 迷う余地のない目標を確認して、一人と一匹は街を目指した。 ―――― 七虹都市、アルコ・イリスの朝は早い。 そも日没の間中ずっと、七色の“虹蛇の導き(ユルング・ライン)”に照らされているこの街が、眠りというものを知っているかすら怪しいという点はさて置いて。 どんな不夜の城にも朝は訪れ、煌々とした街の灯はさんざめく日の光に取って代わられる。 そして朝一番を告げる鐘は、どこの街でも鶏の声より高らかに鳴り響くのだ。 特にここ、柘榴石(ガーネット)通りの下町に長らくそびえる、“時謳う教会”にある赤銅鐘(あかがね)の塔は別格である。 食事もそぞろにせわしく働く職人達、家族のため掃除洗濯に駆けずり回る主婦、時間厳守の宿の下働き。日常を全力で生きるそんな人々を愛した神の宿は、彼らに休まず時の移り変わりを伝えるべく、日が昇ってから沈むまで半時に一度、実に一日二十四回もけたたましく巨大な鐘を鳴らす。半時間と一時間とを告げる音にはそれぞれ緩急と規則があり、市場も問屋も音に合わせて店が開かれるため、この通りの毎日の生活を測るには欠かせないものだ。 ただし前日に酔い潰れた二日酔いの日雇い人や、朝寝坊がしたい夜働きの女などには大不評らしいが、それも神の御心の範疇らしいので問題無いのだという。 見目にも白い素朴な漆喰肌に、通りのシンボルである赤煉瓦を階段状に飾ったその塔は、街の中央塔"虹星の叡知"(アルマゲスト)と比べてしまえば工場の煙突のようなものだ。 しかし通りの人々からは文字通り、虹の女神の“赤子”だとまるで親子のように扱われ親しまれている。 そんな塔の鐘が今日もまた、青く抜ける空に朝を謳う頃。 響く鐘の低音に震える老朽化した塔の壁面で、縄一本で宙ぶらりんに下がった、幾人かの男達の姿が見える。 「―――悪ぃなぁウィド。お前さんはもうこの仕事にゃ携わる義理もねーのによぉ。」 渋い顔で肩を怒らせる壮年の職人に、ウィドと呼ばれて笑い返すのは、黒髪を無造作に結んだあの男だ。 「義理ならありすぎる位だよ。親父さんには随分と世話になった、臨時雇いでも何でも、声をかけて貰えるなら何時でもすっ飛んで来るさ。」 出立時と変わらぬ軽装も、逞しい体躯も、さばけた職人達に混じってしまえば何の違和感もない。あるとすれば左耳のカフスの銀だけが、飾り気のないその空気の中でやや浮いていた。 会話を交える男達の手には、まだ柔らかい漆喰を載せた板と、塗りナイフが握られている。壁の煤けた灰白を、目新しい貝白に塗り替えながら、親父と呼ばれた男の愚痴は続いた。 「左官の職人に、手が足りない訳じゃ無ぇんだぜ…若ぇのがどいつもこいつも、此処だけはビビッちまって誰も手がつけらんねぇのさ。不甲斐ないねぇ全く…」 舌打ちと共に見下ろした、その目線の先では「不甲斐ない若手」とやらが別働で働いているらしいが。この高さから見た地上の人々はまるでケシ粒で、誰が誰だか判別できているとは断言し難かった。 工場の煙突のようなもの、とは言われようが曲がりなりにも鐘突き塔である。 周囲の家々の二~三倍は余裕で超える背の高さ、振り返れば赤煉瓦の町並みはミニチュアのように広がっている。遮るもののない風が吹き抜け、白い鳩の群れが羽ばたく。 その景色は色んな意味で実に壮観である。 男達を支えているのは命綱一本。 否。それすらも飾り煉瓦に鍵爪で引っ掛けているだけの、保障もへったくれもない代物だ。 「俺らの頃は、この街の職人はまず年に一度、赤銅の鐘突き塔を世話できて一人前だ!なんつったのによ。時代かねぇ…いっそ中央塔みたく箒のガキどもを手伝いに寄越せと、どっかのお上に言ってみるべきか?」 この道の玄人は愚痴の合間に、突風に煽られながら器用にナイフを動かして、壁面に薄く白を伸ばしていく。 「魔術の学徒に学び舎は磨けても、職人の真似事までは出来んでしょう。むしろ親父さんなら、自分が中央塔の壁面をまっさらに塗り替えてみたいんじゃないか?」 「かっか、とんでもねぇな!我らが偉大な“虹星の叡知”様を塗り替えるなんざ、それこそ雨風どころか槍が飛んできてもおかしくねぇわ!しがない下町の左官職人に手なんて出せるもんかよ、おーっかねぇ!」 けたけたと笑う親父につられて談笑しながら、やがて手の届く範囲を綺麗に塗り終えた男達は、紐でまとめた漆喰道具を腰に下げ命綱を付け替え、横に移動していく。使える五体は全て使わなければ、一瞬の気の緩みイコール真っ逆さまなのがこの仕事であり、こんな一時だけは皆の口数も減る。間近で鐘が鳴り響いて、その音量の凄まじさに塔ごと震える瞬間など尚更だ。 そんな中でも一際軽々と、ウィドは他の職人の分まで器用に鍵爪の位置を入れ替えて、大きな猿のように身体をスライドさせて動く。綱を離した瞬間はいわゆる宙吊り懸垂の状態だ、腕にも足腰にもよほど自信がなければ本来そう易々とは動けない。 作業は手際よく進み、昼前には眩いほどの白でほぼ塗り替えられた塔が、十一回目の時を高らかに謳った。 「頼りになるねぇ。力仕事も度胸も元から申し分無い、塗りの腕前だけどうしても、短期間じゃあ真似事までしかお前さんに教え込めなかった。それが惜しいんだよ、俺ぁ。」 「はは、褒めるフリで皮肉ですか?不甲斐ない事に真似事までしか出来ないモンで、得意でカバーさせて貰えるなら御の字だ。何度も言うが俺は高いのに慣れてるだけで…腕前なら若い奴らの方がよっぽど上だろう?」 「へっぴり腰とプラマイゼロすりゃあいい勝負だぜ。お前さんさえその気なら、いつでも本職になれるだけ鍛えてやるのによ。大体この高さに慣れてるってのも不思議なモンだぁ…お前さんこそ実は、中央塔の壁磨きでもやった事があるんじゃないのか?」 「冗談を、俺に魔術の心得なんて、――― …! 」 苦笑いでからかいを一蹴しようとした、その表情が一転。 険しい形相で、眼下の街並みを振り返った。 まるで何かを聞きとがめたように耳元の銀に触れながら辺りを見回すが、当然ながら周囲に男達の声と風の嘶き以外はない。黙り込んで眉根を潜めるウィドの様子に、親父が首を傾げて声をかける。 「どうしたぁ?ぁー、そろそろ終わりだぜ、上がる準備しな。」 「…悪い親父さん、急用ができた。」 言うが早いか、男は頭上の煉瓦を掴むと命綱をあっさりと外し、腕だけで塔をさっさと登りつめた。鐘突き場の柵を跨ぎながら、首だけ振り返って叫ぶ。 「先に上がらせて貰います、後始末の分は給金から引いといてくれ!」 「お、おぉ?ちょっと待てよ、一体何だってぇ…」 尋ねるより先にその姿は視界から消えて、後には青空と赤銅鐘だけが残る。 「…相変わらず鐘よりも忙しない奴だな、あのお人好しは。」 呆れた職人の呟きに、盛大な正午の鐘だけが答えるよう謳って響いた。
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10月17日(日)に開催されたFinals 2010 地区トーナメントは、参加者59名によるスイスドロー6回戦+シングルエリミネーション1回戦で行われました。伊藤正好さん、熊谷陸さん、下山田俊一さん、大嶋武幸さんが本戦への出場権を獲得しました。本戦でのご健闘とご活躍をお祈りいたします。 決勝ラウンドの動画がアップロードされました(ニコニコ動画) イシカワマサミvs下山田俊一 blankimgプラグインエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。 大会風景 blankimgプラグインエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。 権利獲得者。左から熊谷、大嶋、伊藤、下山田。(敬称略) 権利獲得者デッキリスト&クイックインタビュー 伊藤正好 赤緑《ヴァラクート》「チョコバナナパフェ」 4《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle》 1《怒り狂う山峡/Raging Ravine》 2《進化する未開地/Evolving Wilds》 2《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》 12《山/Mountain》 6《森/Forest》 4《草茂る胸壁/Overgrown Battlement》 4《原始のタイタン/Primeval Titan》 1《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》 1《業火のタイタン/Inferno Titan》 2《ゼンディカーの報復者/Avenger of Zendikar》 4《稲妻/Lightning Bolt》 4《探検/Explore》 4《耕作/Cultivate》 3《砕土/Harrow》 2《槌のコス/Koth of the Hammer》 2《起源の波/Genesis Wave》 2《召喚の罠/Summoning Trap》 サイドボード 4《濃霧/Fog》 4《酸のスライム/Acidic Slime》 1《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》 2《召喚の罠/Summoning Trap》 1《精神隷属器/Mindslaver》 3《ガイアの復讐者/Gaea s Revenge》 デッキを選択した理由・工夫した点を教えてください。 使用した理由:強いから 工夫した点:《起源の波/Genesis Wave》をメインで採用した。 サイドボードに《濃霧/Fog》を取った。 今日のトーナメントを通しての感想を聞かせてください(印象に残った出来事など)。 《起源の波/Genesis Wave》が強かった。 普段、いつ・どこでマジックをプレイしていますか?また、このトーナメントに向けて、どんな準備をしましたか? 週に1回、友人宅で。 Finals 本戦に向けての意気込みを聞かせてください。 勝ってきます。 熊谷陸 青黒コントロール 4《忍び寄るタール坑/Creeping Tar Pit》 4《水没した地下墓地/Drowned Catacomb》 3《闇滑りの岸/Darkslick Shores》 4《地盤の際/Tectonic Edge》 1《霧深い雨林/Misty Rainforest》 1《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》 6《島/Island》 3《沼/Swamp》 3《粗石の魔道士/Trinket Mage》 2《霜のタイタン/Frost Titan》 1《墓所のタイタン/Grave Titan》 2《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》 1《キマイラ的大群/Chimeric Mass》 1《脆い彫像/Brittle Effigy》 4《定業/Preordain》 1《見栄え損ない/Disfigure》 3《破滅の刃/Doom Blade》 4《マナ漏出/Mana Leak》 2《乱動への突入/Into the Roil》 2《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》 2《冷静な反論/Stoic Rebuttal》 1《記憶殺し/Memoricide》 4《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》 1《決断の手綱/Volition Reins》 サイドボード 2《闇の掌握/Grasp of Darkness》 2《否認/Negate》 1《見栄え損ない/Disfigure》 1《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》 1《不死の霊薬/Elixir of Immortality》 3《瞬間凍結/Flashfreeze》 2《呪文貫き/Spell Pierce》 1《記憶殺し/Memoricide》 2《強迫/Duress》 デッキを選択した理由・工夫した点を教えてください。 使用した理由:青白よりは緑単エルドラージに分があるから。 工夫した点:サイドに《不死の霊薬/Elixir of Immortality》。赤単にこれのおかげで勝てました。 今日のトーナメントを通しての感想を聞かせてください(印象に残った出来事など)。 青白ミラーは見ていて楽しかったです。 普段、いつ・どこでマジックをプレイしていますか?また、このトーナメントに向けて、どんな準備をしましたか? 休日に近所のカードショップにて。 Finals 本戦に向けての意気込みを聞かせてください。 楽しんできます。 下山田俊一 緑単エルドラージ 4《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》 4《地盤の際/Tectonic Edge》 4《エルドラージの寺院/Eldrazi Temple》 4《カルニの庭/Khalni Garden》 8《森/Forest》 1《ウギンの目/Eye of Ugin》 1《沼/Swamp》 4《ジョラーガの樹語り/Joraga Treespeaker》 3《草茂る胸壁/Overgrown Battlement》 4《原始のタイタン/Primeval Titan》 1《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》 1《ペラッカのワーム/Pelakka Wurm》 1《真実の解体者、コジレック/Kozilek, Butcher of Truth》 1《無限に廻るもの、ウラモグ/Ulamog, the Infinite Gyre》 2《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》 3《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》 3《探検/Explore》 3《耕作/Cultivate》 2《成長の発作/Growth Spasm》 4《召喚の罠/Summoning Trap》 2《全ては塵/All Is Dust》 サイドボード 4《記憶殺し/Memoricide》 4《強情なベイロス/Obstinate Baloth》 3《スズメバチの一刺し/Hornet Sting》 2《酸のスライム/Acidic Slime》 1《ペラッカのワーム/Pelakka Wurm》 1《全ては塵/All Is Dust》 デッキを選択した理由・工夫した点を教えてください。 使用した理由:《全ては塵/All Is Dust》が打ちたかった。 工夫した点:サイドボードに《記憶殺し/Memoricide》。 今日のトーナメントを通しての感想を聞かせてください(印象に残った出来事など)。 《原始のタイタン/Primeval Titan》で《ウギンの目/Eye of Ugin》を探してくるのを忘れた。プレイミスが多かった。 普段、いつ・どこでマジックをプレイしていますか?また、このトーナメントに向けて、どんな準備をしましたか? 相方の家で、週末に少し。左手の引きの強化。 Finals 本戦に向けての意気込みを聞かせてください。 緑単エルドラージでがんばります? 大嶋武幸 青白コントロール 4《氷河の城砦/Glacial Fortress》 4《天界の列柱/Celestial Colonnade》 4《地盤の際/Tectonic Edge》 4《平地/Plains》 4《島/Island》 3《金属海の沿岸/Seachrome Coast》 1《沸騰する小湖/Scalding Tarn》 1《乾燥台地/Arid Mesa》 1《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》 3《前兆の壁/Wall of Omens》 2《太陽のタイタン/Sun Titan》 3《糾弾/Condemn》 2《乱動への突入/Into the Roil》 2《否認/Negate》 2《漸増爆弾/Ratchet Bomb》 3《広がりゆく海/Spreading Seas》 2《剥奪/Deprive》 2《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》 3《審判の日/Day of Judgment》 3《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》 1《ジェイスの創意/Jace s Ingenuity》 2《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》 サイドボード 2《決断の手綱/Volition Reins》 2《光輝王の昇天/Luminarch Ascension》 1《否認/Negate》 3《瞬間凍結/Flashfreeze》 2《天界の粛清/Celestial Purge》 3《コーの火歩き/Kor Firewalker》 2《コーの奉納者/Kor Sanctifiers》 デッキを選択した理由・工夫した点を教えてください。 使用した理由:慣れているのと、これしかデッキがないので。 工夫した点:《前兆の壁/Wall of Omens》を3枚にしたことと、メインに《否認/Negate》を追加したこと。コントロールが多いと思ったので。ビートダウンに弱くなった部分は、《漸増爆弾/Ratchet Bomb》で補った。 今日のトーナメントを通しての感想を聞かせてください(印象に残った出来事など)。 緑単のスピードについていけず、4キルされたこと。 《漸増爆弾/Ratchet Bomb》で相手の《メムナイト/Memnite》3体が爆死したこと。 《漸増爆弾/Ratchet Bomb》で相手の天使トークン4体が爆死したこと。 普段、いつ・どこでマジックをプレイしていますか?また、このトーナメントに向けて、どんな準備をしましたか? 学校や大会で。 メタゲームとサイドボードの入れ替えをある程度決めておいた。 Finals 本戦に向けての意気込みを聞かせてください。 本戦はもっと青白が少ない環境でやりたい。 決勝ラウンド 伊藤正好 2-1 柴田琢磨 イシカワマサミ 0-2 下山田俊一 斎宗昭 0-2 大嶋武幸 村上裕樹 0-2 熊谷陸 Swiss Standings Rank Name Points OMW% 1 Itou, Masayoshi 15 55.5556 2 Kumagai, Riku 15 50.9259 3 Sai, Muneaki 14 67.5926 4 Shimoyamada, Shun ichi 14 65.7407 5 Ishikawa, Masami 14 60.1852 6 Ooshima, Takeyuki 13 65.3333 7 Murakami (Miyagi), Yuuki 13 56.6667 8 Shibata, Takuma 13 56.2963 9 Iwasawa, Fumiya 13 54.6296 10 Motoyanagi, Youhei 13 47.2222 11 Oohashi, Gaku 12 70.0000 12 mito, mitsukuni 12 58.5185 13 Kodama, Hironori 12 55.5556 14 Yamazaki, Hiroyuki 12 53.7037 15 Takahashi, Kenta 12 47.7778 16 Suzuki, Akira 12 45.3704 17 Tomita, Kouhei 11 52.7778 18 Kumagai, Hitoshi 10 62.0370 19 Sasaki, Yasushi 10 48.1481 20 Osanai, Takashi 10 48.1481 21 Mori, Shouta 9 61.1111 22 Saitou, Ryouta 9 58.6667 23 Watanabe, Kazuaki 9 54.6296 24 Matsuzaki, Takanori 9 52.7778 25 Tsuba, Yuuki 9 48.1481 26 satou, takahisa 9 45.3704 27 Satou, Takuya 9 44.4444 28 suzuki, kiyohumi 9 42.7778 29 Aizawa, Takahiro 9 38.8889 30 Ozawa, Takeshi 6 62.5000 31 Chiba, Ryou 6 60.6667 32 Onodera, Ryuusuke 6 60.4167 33 Abe, Yusuke 6 58.8889 34 Takano, Yasuhiro 6 58.3333 35 Noji, Tomoyuki 6 57.7778 36 nagayama, sou 6 54.1667 37 Takahashi, Dai 6 53.7037 38 Yagi, Takuya 6 52.0833 39 Suzuki, Fumito 6 47.9167 40 Fuji, Kouhei 6 38.8889 41 Yuzawa, Yuusuke 6 38.8889 42 Ueno, Tetsu 4 51.8519 43 Ochi, Takahiro 4 50.0000 44 Yamada, Hiroki 3 77.7778 45 Asano, Kyosuke 3 66.6667 46 Kanno, Ryouji 3 66.6667 47 Matsuta, Mineyuki 3 66.6667 48 Sakuma, Toshimitsu 3 55.5556 49 Abe, Shigenobu 3 55.5556 50 Kumagai, Haruka 3 52.0833 51 Nagasawa, Kevin 3 52.0833 52 Asaoka, Riku 3 52.0833 53 Morinaga, Yousuke 3 47.9167 54 Yuzawa, Yoshito 3 42.6667 55 Kitazawa, Makoto 3 38.8889 56 Kakizawa, Yuuki 3 36.6667 57 Wachi, Shin ya 0 75.0000 58 Kanehira, Haruki 0 54.1667 59 Imamura, Toshiaki 0 33.3333
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375 :yukikaze:2013/04/13(土) 19 43 54 名無し三流氏に敬意を表し。 提督たちの憂鬱支援SS ある将軍の戦い 救国軍事政府代表である洪思翊大将(クーデター時に昇進)は多忙である。 朝四時には起床してそのまま執務室に入り、寝るのは日を過ぎてから。 隣国の某宰相にも比肩すべきハードワークであるが、彼のおかれている状況は 某宰相と比べるとある意味幸せであり、ある意味悲惨であった。 幸せな点は、取りあえずは自国の内政と対日関係だけを考えればいい事。 悲惨な点は、彼が向き合う問題が、韓国の国力では解決できないほど巨大な 代物であったという事である。 「やはり・・・日本は最小限の援助しか渡さないつもりか」 部下の報告を受けて、洪は溜息を吐いた。 予想していたとはいえ、それが現実のものとなると辛いものがある。 「彼らの言い分では『日本が面倒を見なければならない国は他にもある。これでも 精一杯出した額である』とのことですが」 納得はしていないのだろう。そう報告する部下の顔には不満の色が色濃く見える。 そしてその部下の態度も、洪が溜息を吐く要因となっていた。 「やむをえまい。連中にしてみれば我らは裏切り者だ。援助を得ただけでも 幸運と言ってもいいだろうよ」 日本のマスメディアや世論の論調を見るに、日本における韓国の視線は 非常に厳しいものがあった。 元々日本人が韓国人に向ける視線は「近代化の努力をしない国」という 一種の侮蔑感があったが、それに加えて「裏でこそこそ裏切り行為をしでかす 信用できない国」という項目が付け加わったのである。 あるマスメディアは「裏切り者の半島を核で更地にして、日本人が一から 入植した方がアジアにとって利益になる」と主張したが、それが一定の賛意を 得ているという事が、韓国の現状を示していた。 もっとも、こうした日本人の反応は、韓国国内での日本への反発を助長させることになった。 韓国人にしてみたら、日本人という存在はある意味我慢が出来ない存在であった。 数千年レベルでしみついた華夷秩序から考えれば、日本は自分達よりも劣っていなければ ならないのだが、彼らは平気でそれを覆してのけた。 しかも、新たな華夷秩序の中心として日本を据えたにもかかわらず、日本は韓国を 華夷秩序に従ったルールで遇してはいないのである。 彼らからしてみたら、日本に最も近い韓国は、日本の次に文明国家であり、そして 日本は直近の弟である韓国に対して、様々な手厚い援助をするのが当然の心得である 筈なのである。 だが、日本人はそういった韓国内での常識を完全に無視していた。 つい先日発表された『緑の革命談話』において、その研究センターをフィリピンに 置かれたことも彼らの屈辱感を増した。 カリフォルニアは『華夷秩序の外側の世界』と分類することで無理やり納得させることも 可能であったが、フィリピンはアジア世界なのである。 納得できない韓国人は多く、そしてそれは洪の目の前に立っている男も同じであった。 376 :yukikaze:2013/04/13(土) 19 44 34 「しかし閣下。裏切りの代償としても日本人の行動はあまりにも露骨すぎます。そもそも 反日云々についても、その原因は彼らにあるではないですか」 「口を慎め。私は貴官を舌禍で失うつもりはないぞ」 洪の叱責に、男は「申し訳ありません」と謝罪はしたが、その視線はまだ納得していないことを示していた。 (情けない事だ。我が国は未だに前近代的な思考で動いている。民族の特性と言えばそれまでだが、 そのような特性こそが、我が国が近代化に失敗した原因だと何故気づかない) だが、洪がどれだけ嘆いても、民族の特性がそれこそ一朝一夕で治る訳はない。 それこそ世紀単位で取り組まなければならない課題ではあろう。 そしてそれが成功するかどうかはまた別問題であった。 「とにかく援助は得たのだ。これを元にして国土開発計画を進めなければなるまい」 そう言いながらも、洪の気色は晴れなかった。 そう予算分配という難問が全く片付いていないからだ。 洪としてみれば、少ない予算を効率よく利用するためには、外貨獲得に必要な北部鉱業部門に予算を投下し そこで得た外貨によって南部の発展に資金を使うべきであると思っていたし、日本側もおおむねそれを 是と考えていた。 だが、国土開発が後回しにされる南部の住民が納得するはずはない。 また資金が投下される北部の住民も、自分達の労働で得た外貨が北部に投下されるのならばともかく、 南部に投下されることには反発を覚えるであろう。碌に働きをしない極潰しがと。 一歩手綱を誤ればそれは深刻なまでの国内対立になるだろう。 そしてそれは祖国の発展を遅らせかねない。 (前途多難だな・・・) そう思いながらも、彼は投げ出すつもりはなかった。 そのつもりならば最初からクーデターを起こすつもりはない。 自分は軍人なのだ。最後まで勝利を諦めてはいけない。 そこにはまさしく絶望的な戦況でもあきらめることのない不屈の軍人の姿があった。
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214 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/19(金) 23 10 44.24 ID gwurQYz8O … ~中年サラリーマンの家~ 中年サラリーマン「ただいまー」ガラッ 中年サラリーマン「…」 中年サラリーマンは、誰も返事をしてくれる者がいない我が家へ戻った。 中年サラリーマン「…」スタスタ 中年サラリーマン「…」ズルズル そして、カップラーメンをすすり、アライグマ♂へ餌をやり… 中年サラリーマン「…」スタスタ …散歩へ出掛けた。 毎日の日課にしていた散歩へ。 215 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/19(金) 23 14 07.01 ID gwurQYz8O ~夜、田舎の街中~ 中年サラリーマン「…」トボトボ 『なのだー』 中年サラリーマン「!」バッ 中年サラリーマンは幻聴を聞いたようだ。 中年サラリーマン「…」トボトボ 手綱のない両手が妙に軽い。 おばさん1「えっほ、えっほ」トタトタ おばさん2「うわ、あれ見て。アライさん飼ってる大橋さ…」 中年サラリーマン「ああ、あれはもう楽園に引き取って貰いましたよ」 おばさん1 2「「え」」 中年サラリーマン「ご迷惑だったので。今までうちの害獣が、ご迷惑おかけしました」ペコリ おばさん1「あ…ああ…」 おばさん2「よ、よろしくね…」 216 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/19(金) 23 16 33.93 ID gwurQYz8O 中年サラリーマン「…」 ペットアライさんを楽園へ送ってから… 中年サラリーマンは、『飼ってた奴は引き取って貰った』と皆に言った。 元々そんなに嫌われてはいなかった中年サラリーマン。 そのうち、変態扱いもされなくなり、陰口も言われなくなった。 217 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/19(金) 23 22 02.90 ID gwurQYz8O 中年サラリーマン「…」トボトボ しかし。 中年サラリーマンは、心になにかぽっかりと穴が空いたような気分になった。 自分はもう、クリーナとは決別した。 彼を変態扱いする枷は無くなったはずだ。 その…はずなのに…。 中年サラリーマン「…ただいまー」ガラッ 中年サラリーマン「…」トボトボ 何故だろうか… 周りに虐められていた日々よりも、心に彩りがなくなってしまったような気がしていた。 中年サラリーマン「…クリーナぁ…!」ブルブル 中年サラリーマン「ぐすっ…クリーナぁぁぁっ…!」ブルブル アライちゃんは只のペットとは違う。 泣き、笑い、怒り、喜び… 喋り、名前を呼び、一緒に遊びたがり、よく学ぶ。 まるで、娘を持ったかのような充実感を与えてくれる、極めて魅力的なペットである。 中年サラリーマン「…」 219 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/19(金) 23 27 04.36 ID gwurQYz8O ~週末、とあるお店~ 中年サラリーマン「…」スタスタ 中年サラリーマンが、ある店へむかった。 すると出口から… 店員「ありがとうございましたー」ペコリ ギャル「ども…」スタスタ ギャルが、大きな箱を持って出てきた。 中年サラリーマン「やっぱり人気なんだな…」スタスタ 中年サラリーマン「…」ガララ 店員「いらっしゃいませー」 中年サラリーマン「あ、あの…」 220 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/19(金) 23 28 00.71 ID gwurQYz8O 中年サラリーマン「アライちゃん、売ってますか?」 店員「ええ、こちらにございます」スッ 店員は、キラキラした飾りで彩られたケージを見せた。 ペットアライちゃん1「なのりゃー!」コスリコスリ ペットアライちゃん2「ひとしゃーん!かいぬしになってぇー!」 ペットアライちゃん3 4「「しっぽのくろすだんすなのりゃー!」」フリリフフリフリリフフリ 中年サラリーマン「…」 221 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/19(金) 23 28 27.08 ID gwurQYz8O つづく 222 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 23 31 29.23 ID oNEQSlBpo なん・・・だと・・・ 223 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 23 34 42.17 ID 3kUuyKME0 乙です 馬鹿で哀れなおっさんだ 228 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 23 49 16.77 ID yJ7y8JdUO 乙です ギャルはまだしも中年サラリーマンはほんとクズだわ アライさんだけどクリーナには心底同情する 229 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/01/19(金) 23 53 43.34 ID pRNVdG+Uo 成長しても小さいままのアライさんいないかなー?っと思ってたけど この分だと小型化の品種改良目指してるっぽいね アライちゃんに「かいぬししゃんしゅきしゅきなのりゃー」って抱きつかれても嗜虐心やら愛憎心くすぐられて心地良いけど アライさんに同じ事されてもただ気持ち悪いだけで不快度MAX ずっと小さいままでいてくれと思う アライなど瓦礫の中にでも埋まっていろ パート2へ戻る
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aspire スクワントに配属となって7ヶ月、フレンは副隊長のカイとヤドックの3人で山へ来ていた。 カイはとても大柄で、額に大きな傷がある。年齢は30代の前半といったところだ。なんでもユウキと同郷らしく、2人はとても仲が良い。 「もう少し先に、ユウキが設置した小型のシルトブラスティアがある」 今日は山道の数カ所に取り付けられたシルトブラスティアの調査に来ていた。フレンが赴任してきてからしばらく落ち着いていた魔物の様子が変わり、ここ一月ほど、町の外の魔物の数が増えてきている。 海から流れて来るエアルの量も増えていて、一昨日からユウキは部下を連れてまた海へ出ている。町の警備が手薄になるが、山に設置しているシルトブラスティアに異常が無いか、カイ達が調べに来たのだった。 「隊長はブラスティアの研究もされているんですね。この間庭で何か実験をされていたみたいですが」 「コアが少ないから町を守るほど大きなものは造れないが、隊長はもっと安全に山越え出来るようこいつを作ったんだ。ブラスティアの研究は入隊する前からずっとやってたみたいだな」 得意げに説明するヤドックに感心し、フレンはふとある事に気が付いた。 「そう言えば聞いたことがありませんでしたが、このブラスティアに使われているコアはどうやって入手したのですか?」 貴重なコアは見つけたらすぐに帝都へ運ばれる。このような町にいくつも支給される事はない。 カイはため息を吐く。 「ユウキのブラスティアを見た事があるか?」 「いいえ……」 言われてみれば、ユウキがそれらしい物を持っているのを見た記憶は無い。 「あいつは自分へ支給されたブラスティアのコアを、山道のシルトブラスティアに使ってるんだ」 そう言って山道脇の草むらをかき分け、木の根元に置かれているブラスティアを取り出した。 「そんな、それじゃあ隊長は魔術を使えないじゃないですか」 「副隊長っ!!」 ヤドックの声に、カイとフレンはいつの間に現れたのか、周囲を魔物が取り囲んでいる事に気づいた。 「ちっ……、やっぱりエアルの影響でシルトブラスティアの効力が弱まっているのか」 カイは魔物の数をざっと確認すると、じわりじわりと近づく魔物に剣の切っ先を向けながらヤドックに顎で魔物を示す。ヤドックは急いでブラスティアを回収すると、自分のブラスティアを発動させた。 「フレン、ヤドックの援護を頼む」 「はいっ」 「行けっ!!」 カイのかけ声と同時に走り出し、山道を転がるように駆け下りながら魔物を倒して行く。襲いかかって来る魔物はどれも赤い目と牙をむき出しにして3人を襲う。 「はあっ、はあっ」 下り坂を走りながら、馬のいる場所へ急いだ。 「ヤドック!!!」 もう少しで馬に届くという手前で、ヤドックはカイに呼ばれて足を止め振り返ると、左手を地面に叩き付けて防御壁魔法を放った。防壁に守られたおかげでヤドックとフレン、馬3頭は守られ、魔物は近づく事が出来なくなった。 カイは防壁の向こうで魔物に応戦している。 「フレン、急いで馬の手綱を外せ!」 「はいっ!」 慌てず素早く木に縛られた馬の手綱を解くと、それを確認したカイが自分のブラスティアを発動させた。 真っ赤な光がカイの体を包み、次の瞬間、周囲を大きな爆発が包んだ。 ドオーーーーン! という地響きと土ぼこりが舞う中、ヤドックは防壁を解き、フレンを促す。 「急げ、フレン!」 煙の向こうからカイが走って来るのを確認してほっとする。 「新しい魔物が来る前に、町へ戻るぞ!」 急いで町へ戻ると、3人は信じられない光景を目にした。 なんと、スクワントの町を守っていたシルトブラスティアが消えていたのだ。 「そんなーーー」 「一体どういうことだ!?」 カイは町の門へと馬を走らせ、フレンとヤドックもそれに続く。 「副隊長!」 門には仲間4人がいて、それぞれ武器を持って立っていた。 「何があった?」 「副隊長達が出て行ってしばらくしたら、海から大量のエアルが流れてきました。風の影響か山の方にはあまりエアルは流れず、湾で渦を描くように停滞していたんですが、突然シルトブラスティアが止まって……」 小柄で青い髪の女性隊員が言うと、その隣りにいた若い男性隊員が汗だくで続けた。 「海からも魔物が近づいてきて、今、サイッズ達が応戦しています。我々は山側から魔物が来た時のためにこちらへ」 「ユウキは?」 4人が首を横に振る。 「ヤドック、お前はここに残れ。フレン、港へ行くぞ!」 「はい!」 港へ着くと、カイは馬を飛び降りた。海の上には魔物の姿があり、停泊している船の上で隊員達が応戦している。 カイは先ほどと同じようにブラスティアを発動させながら、ゆっくりと海へ近づいた。全身を赤い光が包んだが、先ほどよりもさらに大きな光だ。 「全員伏せろーーー!!!」 カイが叫ぶと、その声に反応して全員が地面に伏せた。 ドオオオオーーーーーーーンン!!!! 大きな地響きが辺り一帯を襲い、波が湾から海へ向かって高くうねると、まるで津波のように駆け抜けた。空に打ち上げられた海水が大雨のように周囲に降り、雨と土煙が収まると海の上にいた魔物の姿は相当数消え、残りの魔物もはるか遠く離れた場所へと波にさらわれ移動していた。 「次の敵襲に備えろ! 防御魔法を使う者は港の両脇へ別れて待機! 武器、攻撃魔法を使う者は俺の所へこい!」 「副隊長、船です! 隊長が戻ってきました!」 サイッズが海の上を指差すと、防御壁に包まれた船が港へと近づいて来るのが確認できた。 「ユウキ、戻ったか……」 「副隊長、魔物が引いていきます!」 ユウキが乗った船が近づくと、それに合わせて魔物の群れが港から離れて行った。 到着した船からゆっくりと降りたユウキの姿に、全員がほっとする。 「カイ、状況の説明を」 「俺達が昼前に山に出た後、シルトブラスティアが止まった。それから海の魔物が大量に港へ襲いかかってきたようだ。今、ヤドック達が門を守っている」 「山から魔物は?」 「俺達が山に行った時は襲われたが、今の所は山からの襲撃は大丈夫みたいだ」 「さっきの津波はカイの所為だったわけね。取りあえずシルトブラスティアを何とかしないと。海の方は港の入り口辺りにシルトブラスティアを投げ込んだから、しばらくは持つはず。見張りはノーラ、コラン、イルミラ、ライオル。山側はそのままヤドック達に任せて、6時間後に交代。ミゲルとアシュレイは私と一緒に。カイ、山の方の報告は道すがら教えて。後の者は怪我をした町の人がいたら手当を、解散!」 「「「はいっっ!!」」」 町の中心にある広場に、スクワントを守るシルトブラスティアは設置されている。そこを目ざして早足で歩くユウキ達。 「山の魔物も凶暴化している。シドンタリアの報告では、遺跡にあった古いブラスティアが関係していたようだが……」 「海での収穫は2つ。一つはエアルの泉を見つけた事」 「エアルの泉?」 「ええ、世界のどこかに点在しているという、エアルを生み出す場所よ。そこはいつもエアルが湧いているのだけど、私たちが見つけた場所のエアルは数値が異常に高かった」 「何か原因が分かったのか」 「見つけたエアルの泉は海底にあったの。岸壁の側の海底で岩礁が多くて船で近づく事は出来ないけど、海底は水深5メートルほどだから潜って行く事は出来る。そこに人が踏み入った痕跡があった」 そう言ってユウキはカイの手に自分が握っていた物を渡した。 「これは……」 「収穫その2。帝都の紋章が入ったブラスティア。その形はアレクセイ隊が好んで使うタイプ」 「ーーーお前、まさか」 そこで丁度広場に到着し、ユウキは後ろを着いて来ていたミゲルとアシュレイに声をかける。 「急いで原因を調べるわ。ミゲル、念のために防御壁を展開させて。今、エアルの放出は落ち着いているから、ブラスティアが暴走する事もないわ。アシュレイは術式を開いて原因を調べて。すぐに術式の再構築にかかるわ」 「はい」 「はいっ」 「カイ、これを復旧させたら後でまた話しましょう。それと、明日一番で帝都へ発つ。その準備をお願い。フレンを同行させるから伝えておいて。後、町の人たちは避難所にいるはずだから、念のためしばらくそこに留まるようにと」 「分かった」 ユウキが急いで対処したおかげで町のシルトブラスティアの復旧作業も無事終わり、皆ほっと一息吐く事が出来た。町の人々もそれぞれの家に戻り、日常を取り戻した。 見張りや港の片付けなど一通り終えると、気づけば時間は夜になっていた。 そして今、ユウキの部屋にはユウキとカイがテーブルを挟んで膝を突き合わせて座っている。 「カイ、この事は他言無用よ。恐らく、シドンタリアの遺跡で起きたブラスティアの事件は人為的なもの。誰かが何らかの目的でエアルを暴走させようとしている……それだけじゃない、何か、嫌な予感がする。エアルが妙に騒いでいるのを感じるのーーー」 「シドンタリアでの報告書にそれが記載されていなかった事や、お前が今日見つけてきたブラスティアから『誰か』は簡単に推察出来るが、目的がさっぱりだな。俺達はエアルの恩恵がなければ生活もままならないが、もしエアルが枯渇でもすれば世界中が大変なことになるぞ」 「そうねーーー。でもまあ、ここで考えても仕方ないし、取りあえず危険には変わりないのだから帝都へ報告に行く」 「フレンにはさっき伝えておいた。あいつと2人で大丈夫か?」 「町をこれ以上手薄には出来ないし、フレンの事は私が守るから心配ないわ」 「お前、随分あいつを可愛がってるよな。ーーー惚れたか?」 「バカ言わないで。ーーーフレンには、何か特別なものを感じるのよ」 「ーーーああ。それは俺も感じてる」 2人は少し沈黙し、それぞれ何かを考えているようだった。 ふと窓の外を見てユウキが言う。 「カイ。私はもう、ここへ戻って来れないかもしれない」 「そうか……」 「町の事、皆の事、頼むわ」 「まあ、俺で出来る事なら精一杯やるさ……無茶するんじゃねえぞ。お前に何かあったら、あいつらが悲しむ」 そこでカイの目を見つめると、困ったように笑った。 「悲しませたくはないけれど……まあ、善処はするわ」 「アレクセイ閣下から帝都に戻るよう打診されているんだろ?」 「ええ」 「お前じゃないが、嫌な予感がするな」 「シドンタリアにいた頃から何度も帝都に戻るように言われて断っていたけど、もう、そうも言っていられない状況みたいだしね」 「お前を手元に戻すにはもってこいの状況だからな。シドンタリアやここでの事も、何か目的があっての事だとするなら、お前が欲しい理由の一つはそれだけ危険を伴う仕事があるって事だーーー」 ふうとカイは息を吐いてテーブルに視線を落とした。 「とにかく、今のままではどうすることも出来ないし、ただでは引き下がらないから。エアルの放出を押さえる事だけはなんとしてでもやる」 明るく言うユウキに、カイはしごく真剣な表情で頷いた。 「お前の事は信じているさ。ーーー死ぬな、ユウキ」 「分かってる」 →aspire.3へ ブラウザを閉じてお戻りくださいv その他二次小説トップに戻る
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登録日:2023/07/15 Sat 06 10 29 更新日:2024/05/06 Mon 21 28 36NEW! 所要時間:約 ? 分で読めます ▽タグ一覧 22年クラシック世代 Stars on Earth オークス馬 サラブレッド スターズオンアース ドゥラメンテ産駒 ンアーちゃん 二冠牝馬 地上の星 地球上の星 最優秀3歳牝馬 桜の女王 桜花賞馬 樫の女王 牝馬 競走馬 馬 スターズオンアース(Stars on Earth)とは日本の競走馬。 2022年の牝馬クラシック二冠馬。父ドゥラメンテに2つ目のクラシック勝利を届けた愛娘。 馬名の由来はそのまま「地球上の星」。 目次 【データ】 【誕生】 【現役時代】デビュー〜3歳 4歳シーズン 5歳シーズン 【データ】 誕生:2019年2月27日 父:ドゥラメンテ 母:サザンスターズ 母父:Smart Strike 調教師:高柳瑞樹 (美浦) 馬主:社台レースホース 生産者:社台ファーム 産地:千歳市 セリ取引価格:- 主な勝ち鞍:'22 桜花賞(GI)、'22 オークス(GI) 表彰:'22最優秀3歳牝馬 特記事項:'23 大阪杯(GI)2着 【誕生】 2019年2月27日生まれの牝馬。 父は社台グループ(*1)が生んだ日本競馬の結晶体ともいえる超名血馬にして、2015年のクラシック二冠馬ドゥラメンテ。 母のサザンスターズはドイツの名門牝系として知られる「ドイツのSライン」に属しており、母の妹は2017年のオークス馬ソウルスターリング、更に母の母はディアヌ賞(フランスオークス)などGI6勝を挙げた超名牝スタセリタ。 正に日本の名血統と欧州からの名牝の巡り合いという超良血馬。これぞ社台の無限の資金力の賜物である。 【現役時代】 デビュー〜3歳 デビューの新馬戦こそ躓いたものの2戦目で勝ち上がり。 そのパフォーマンスを評価された赤松賞では1番人気となるも、後のマイルCS馬であるナミュールに敗れ3着となった。 その後も前哨戦となるフェアリーステークス、クイーンカップでそれぞれ勝ちきれないながらも連対し賞金を積み重ねて桜花賞に出走。本番ではその勝ちきれなさの影響で7番人気となってしまった。 しかし、レースでは中段後方からじっと脚を溜めながらチャンスをうかがう。直線ではピンハイにタックルされたパーソナルハイに巻き込まれるなど不利があったがこれが逆に闘争心に火をつけたのか大加速。ラスト1ハロンで抜け出したウォーターナビレラに強襲し、最後はハナ差で彼女を下して桜の女王の座を戴冠した。 続くオークスでは、後述のサウンドビバーチェの放馬・競走除外により発走時間が大幅に遅れるという大アクシデントをものともせず、中段から残り200mで差し切るとそこからは上がり33.7(上がり最速)の豪脚で突き放し、父のダービーを彷彿させる完勝劇をもって見事に冠達成。 父娘2代でのクラシック二冠であると同時に、母方の叔母であるソウルスターリングに続く樫の女王とあいなった(*2)。 競走能力と精神力を同時に示した彼女は、今後は全関係者の、そして亡き父の夢たる牝馬三冠の栄光を手にするべく、次のターフを駆ける……という矢先に骨折が発覚。そんなところまで似なくても……。 幸い症状自体は軽傷であり手術も成功。秋華賞に直行するが、スタートで出遅れてしまい後方からの競馬に。それでも直線で馬群を割って進出すると出走馬中最速である上がり3ハロン33.5秒という豪脚で猛追するも、一歩及ばずスタニングローズ(*3)の3着に敗れた。 そして今度はレース後の放牧中に左前脚がむくんでいるのが発見される。検査の結果、今度は繋靭帯炎を発症していることが発覚し、長期休養を余儀なくされる羽目に。 それでも牝馬二冠の実績が評価され、2023年1月10日に発表された2022年度JRA賞において最優秀3歳牝馬に選出。父ドゥメランテも最優秀3歳牡馬を受賞しており、牡牝の違いこそあれど実質同じタイトルを獲得した。 4歳シーズン 2023年は大阪杯から始動。同父のタイトルホルダーも出走を検討しており、ドゥラメンテ産駒のG1ホース2頭が直接対決する可能性も一時あったが、輸送面や間隔の短さ(*4)を理由にタイトルホルダーは日経賞で始動することとなったため、この2頭の対決はひとまずお預けとなった。 当の大阪杯では長期休暇明けで馬体重も大幅に増加していた事、秋華賞で先着したスタニングローズやナミュールが勝ち切れておらず世代牝馬のレベルが疑われつつあった為割れたオッズとなったが、最終的には昨年見せた強さから1番人気を勝ち取った。レース本番では秋華賞程酷くは無いもののまたしても出遅れ、キラーアビリティに寄られるロスを受けながら後方から競馬。 最終直線前で少しずつ位置を押し上げながら、直線では前を行くジャックドールに脚を削られた他馬を一気に貫いて交わし、先頭にいるジャックドールと彼を差し切ろうと叩き合うダノンザキッドを外から強襲してゴール。 結局はハナ差足りなかったものの、ペースを操ったジャックドールと彼のペースを読みながらマークし切った先行馬が残る前残り戦で他馬とは0.5秒も違う上がりで迫ったこのレースは負けて強しと評価され(同時に2走連続でやらかしたゲート難を惜しまれ)、ここでの対決が叶わなかったイクイノックス、ドウデュース、タイトルホルダーといった中長距離の古馬牡馬トップとの対決を期待させるものとなった。令和のブエナビスタと言ってはいけない 次走にはヴィクトリアマイルを選択、他の人気馬が中々勝てていなかったり大敗してる馬が多い中、初の古馬混合戦だった前走の好走もあり2.5倍の1番人気に支持された。 今回は久々にスタート良く前目でレースを進めたものの伸び足を欠き、先行していたソダシに追いつかないどころか中団で足を溜め差し脚を伸ばしてきたソングラインに差され3着に敗れ春を終えた。 実は、2000mの大阪杯で惜敗した後、ルメール騎手は「もっと距離が長いほうがいいかも」とコメントを残しており、桜花賞を勝ってはいるものの、マイルはこの馬にとって、ベストな条件とは言い難かった。ソダシとソングラインは、どちらも引退までにG1を3勝することになるのだが、それらのレース距離は全て1600mという生粋のマイラー。今回ばかりは適正の差が出てしまったという他ないだろう。 秋初戦には天皇賞(秋)を選択、ここでは現役最強馬イクイノックスやドウデュースといった同世代の強豪の他G1馬・重賞馬ばかりが出走することになり、レースレベルの高さゆえに頭数は少なかったが、頂上決戦状態の様相を呈していた。 スターズオンアースはルメール騎手がイクイノックスに乗ることが決まっていたため、新たな鞍上には父の主戦だったミルコ・デムーロを迎え、更には競馬法100周年記念で天皇がレースを観戦する令和初の天覧競馬実施というお祭り状態のレースに参戦…する筈だった。 レース直前トレセンでの馬体検査で歩様に異常が見られ、軽度の挫跖のような症状で大事を取って出走回避となってしまった。本当変な所が父親に似てしまった… その後大事には至っていないと判断されジャパンカップへの出走が決定。 同レースにはイクイノックスの他、同じ父を持つタイトルホルダーや三冠牝馬のリバティアイランドなどドゥラメンテ産駒初対決が実現。 今回もルメール騎手にはイクイノックスの先約があったため、短期免許取得で来日していたウィリアム・ビュイックが手綱を握った。しかし人気馬の中で唯一大外枠に収まってしまい5番人気となった。 道中リバティアイランド共々前目で3番手のイクイノックスを見る形でレースを進めた。 最終直線まで番手に控え末脚を伸ばしタイトルホルダーを交わし、後方から迫るドウデュースを振り切るがイクイノックス・リバティアイランドには届かず3着入線。それでも大外枠の不利や乗り替わりを考えれば十分好走したと言える内容である。 ジャパンカップの後、状態もも良かったことから有馬記念の出走が決定。また、イクイノックス引退に伴い、鞍上にはルメール騎手が戻ってくることになった。 中山はフェアリーS以来、2500mは初出走だが今まで一度も馬券を外したことない彼女がどんなレースをするか…と有力馬候補となっていたが 有馬記念の公開抽選でなんと今まで勝ち馬0どころか馬券内も0の8枠16番というかなり厳しい枠に収まってしまった。(*5) これには抽選前まで笑顔だった再び手綱を握るルメール騎手も一転、同じ8枠に収まった池添騎手共々表情は暗かった。 そして迎えた有馬記念では、大外枠から好スタートを決め、タイトルホルダーが逃げるのを確認するなり、そのすぐ後ろに取り付いた。差し競馬を基本としてきたスターズオンアースが2番手につけたことに驚く声もあったが、これは逃げ馬をペースメーカーにしつつ、馬群の前に出て内ラチ沿いを走ることで、大外枠の距離ロスを最小限に留めようというルメール騎手の作戦だった。(*6) 結局スターズオンアースは4コーナーまで2番手で内ラチ沿いを走り続け、最終直線で大外から捲ってきたドウデュースと並びながらタイトルホルダーを猛追。残り100mでタイトルホルダーを交わすものの、叩き合いをしていたドウデュースには差し切られてしまい、勝利にはあと一歩届かなかった。 しかし、上記のように有馬記念では文字通り「死に枠」と化していた大外枠から2着に入ったのは、紛れもなく能力の高さの証明である。4歳シーズンは勝利こそなかったが出走した全てのレースで馬券に絡む安定感は健在。5歳シーズンこそ、3つ目のG1勝利を手に入れたいところ。 5歳シーズン 5歳初戦にはリバティアイランド共々ドバイシーマクラシックを選択し初の海外遠征するも彼女共々また外枠になる不幸…どころではない事態が発生。 前のレースで騎乗していたルメールが落馬負傷によって急遽デットーリ騎手に乗り換わり。 鞍上強化の声もあったが彼女自身はヨレ癖があり前走有馬記念も向こう正面で内ラチにぶつかったこともあり、いくらデットーリとはいえぶっつけ本番で対応できるか不安の声があった。 結局その不安は的中し最終直線では大外にヨレてしまい8着に敗れ初めて掲示板を外してしまった。 ルメールも大事には至らなかったものの鎖骨と肋骨を折ったことで春のレースはほぼ絶望的な状況になってしまい彼女の春のレースと主戦がどうなるか先行き不透明である。 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 直前になって秋天回避とはな… -- 名無しさん (2023-10-24 22 53 13) ジャパンカップは3着。間違いなく強い競馬だったし、外がもうちょい伸びればリバティに逆転してたと思う。いずれにしてもイクイノックス去りし後の中距離路線の筆頭格になるだろう -- 名無しさん (2023-11-27 02 25 41) 連続大外かわいそすぎる クリストフサンタからの16番初勝利プレゼント期待してます -- 名無しさん (2023-12-21 18 45 03) 大外引いてなお2着に食い込むとかルメール強すぎんか...? -- 名無しさん (2023-12-24 16 31 20) 段々とジェネリックブエナビスタになってきているような… -- 名無しさん (2023-12-25 18 42 19) ルメールが乗ってれば…もう少し結果は変わってたかな…(キャットニップの安楽死もあって)運が巡ってこなかった…。 -- 名無しさん (2024-03-31 21 12 11) 名前 コメント
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『偉大な英雄のテーゼ』(鯖一同) オタ集う皆鯖スレで 英霊よ鯖となれ 『ポケモン金銀 BGM 27番道路(カントー地方)』 『乗り物があれば』(ベレロフォン) 「たった一つの手綱を握る、乗り手は英雄、乗騎は魔獣! その名は・・・キマイラハンター・ベレロ!」 『禁じられぬ企み』(フィン・マックール) 青い槍を握って 白い指をくわえて 触れ合うことも打算 全ては予測済み 跪いて捧げよ 命乞いの言葉は グラスに注いだ極上のワイン 『More than limit 聖フランク帝国』(ローラン、ルノー、アストルフォ) 大帝に集う我ら 選ばれし騎士達のエリート 騎士の叙勲を受けた 十二勇士の英霊 全国無比の実力で 異教徒どもを皆殺し 『La bête du Gévaudan』(ジェヴォーダンの獣) グルグルグルグルグルガウガウガウッ ×2 『怒りのためなら化けられる』(頼豪阿闍梨) 寺を建てろよ 建てなきゃ化けるぞ 死んで化けるぞ 猛威を振るうぞ 『お嫁にされたっ!』『最強タロス計画』(エウロペ) 帯びた熱はタロスの血だよ 別に冷まさなくてもいいけど 恋の主神誘拐犯でも 子作りしました 『撲殺怪物アステちゃん』(アステリオス) ブモモブモモモモブモモモォ! ×2 屈指の近接ステ ミノタウロス ブモモブモモモモブモモモォ! ×2 狂化のステ上昇で 圧倒してあげる 『人形見つかるかな?』(メリーさん) ラララ 見つかるかな? あなたは見つけるかな? ラララ 見つかるかな? 私のお人形 『ラララそこまでよ!』(プテサン・ウィ) ラララ そこまで ラララ そこまで ラララ いつも雷警報 ラララ そこまで ラララ そこまで ラララ エロネタ許さないわ 『鯖としてチート過ぎている』(ディートリッヒ・フォン・ベルン) 絶対傷つけられない人がいた あの人はチート過ぎている・・・無敵 分かったぜ無敵破るその術 炎吹いて宝具効果消せばいい それならば! 『ライバルのごとく』(シグルド) 勘違いするな 的外れの勝利 続けていれば勝つのは 俺だった 大地蹴り上げ 決着つけよう 認めたライバルのごとく 『クマテイ』(熊太郎、金太郎) クマクマクマクマクマクマクマクマ(はじめまして、熊太郎です) クマクマクマクマクマクマクマクマ(金ちゃんとは足軽山で出会いまして) クマクマクマクマクマクマクマクマ(それ以来、親子というか親友というか) クマクマクマクマ(そんな間柄です) 『ヤラナイカ』(パリス) やらないか やらないか やらないか 気持ちいいこと 二人きりでやらないかい? 『Kill you Paris』(ヘクトル、アキレス) うらぁぎったんぎったん ぐさりんこー おらばったんばったんしねやこらー ほっらめったんめったん まなかいほー ぱりすしねや ぱりすしね 『蹂躙でしょでしょ』(チンギス) 大 ハーン 支配だけじゃつまらないの You を RAPE! 感じるまま感じることだけをするよ 『キシイズム』『The Knight』(アロンソ・キハーナ) 眩しすぎて見つめることも できぬ物語 冒険へと続くこの道に いつも影は二つ いつか君に話していた 光り輝く騎士道を 『ウィラフ』(ベーオウルフ) グレンデル その母水魔 炎を吐く 猛毒の竜 独り巡る死地と海を 誇りと誉れに乗って 『騎士を乗せて』(ガウェイン、トリスタン、イウェイン、ベイリン、ベディヴィエール) あの円卓が輝くのは 我らの王が騎士王だったから (ケイ) たくさんの日を皮肉れないのは そのどれも全てに妹(キミ)がいるから 『元に戻れない』(スキュラ) LaLaLa LaLaLa...... LaLaLa LaLaLa 私は戻れない 『頼政の警告音』(源頼政) 「逃げるでござる!」 『Do Your Fear』(ヴラド) 聞こえるか 怯える獲物の雄叫びが 感じるか 牙を剥く赤きドラクリヤ 突き刺され 血濡れの杭 俺の宝具 眼にした敵の瞳は恐怖に輝いているはずさ 『粛正、無音、末世にて』(カルキ) 秩序ない世界に 舞い降りた System K.A.L.K.I 『殺戮美味礼讃』(織田信長) さぁ焼き討ちを共にしよう 愚劣なる比叡の寺社 先天性の残虐性で 筆舌しがたき怨念の弾を 『来いっ!ラーマ』(ラーヴァナ) おーいラーマ 聞こえるかい おーいラーマ 早く来い 『ラーヴァナの現れる頃に』(ラーマ) 弓に矢を番え狙う 敵はだれ? 放つ矢を火で包み 敵を射抜いた 神性封じ人と成って 神は生まれ変わる もう宝具の効果 使わせないから 『BRAVE HERO』(イリヤー・ムーロミェツ) きっと終わらぬ永遠の詩 授かった天の力 手にした意味を見失わないで 祈りよ星になれ 『よみがっえーれ↓スペクタクル』(オルフェウス) 振り返ることはないでしょう Just a Spectacle 死者には死後の世界のみが お似合いなのですか!? 『ロマンス(ヤンデレ)』(清姫) 愛に気付いてください 私を捨てないでください 狂気に堕ちる切なさは 生まれ変わる情念 『聶隠niマイYear』(聶隠娘) べつにGO!聶隠niマイ Year 未来予知してゆけ 自分の気持ち最優先 契りなんて切り落としちゃうわ 『恋のザミエル伝説』(ザミエル) ミ・ミ・ミラクル☆ ザミエルンルン☆ 『熱きデーモンたち』(ソロモン) 「『七十二の鍵符(リバースカード)』オープン。『王の神殿』召喚!」 『女鯖クーポン』(ジライヤ) 「女鯖が欲しいのぅ・・・」
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空母は基本的には空軍基地を浮遊させ、輸送、整備、戦闘への飛行機の発射およびそれらの回収を行い、担当する海軍艦隊にすぐに利用できる空軍支援を提供します。 彼らは戦場のどこにいても力を発射することができますが、プレイヤーが制御する銃はなく、AIが制御するセカンダリだけで敵があなたのチームの防御を貫通または周回すると、キャリアは非常に脆弱になります。 +詳細 20世紀初頭に最初の船による離陸、およびその後の空挺攻撃が行われましたが、当時の航空機よりも重い航空機の開発により、第一次世界大戦での大きな影響はありませんでした。進行中の研究の結果、航空機を発射できるだけでなく、最終的には航空機を回収できる改造された専用船がいくつか開発されました。さらに、空母発射機(または、一般的には空力)は、あらゆるサイズやメーカーの海軍砲よりも、射程が長く、柔軟性が高く、精度が高くなり始めました。 「ビッグガン」戦艦提督からの激しい抵抗は、当初は空母の資産と開発を制限していましたが、ターラント、パールハーバー、コーラルシー、ミッドウェイ、オペレーションテンゴーの戦闘で十分に示されましたが、空母は明らかに海軍の力を投影するその圧倒的に優れた能力を示し、戦艦から海軍の旗艦として手綱を引き継いだ、この傾向は今日も続いている。 空母をプレイすることは、通常のガンシップをプレイすることとはかなり異なります。空母キャプテンは、ほとんどの場合、戦闘のメインアクションから遠ざけて、代わりにストライククラフトの個々の飛行隊との戦闘に参加できます。あなたは直接戦闘に参加しませんが、他の誰もできないような安全な距離から戦闘の流れに影響を与え、偵察し、崩壊しつつある側面を強化し、チームがより少ない船をコミットしたセクターにさらなるプレゼンスを提供します、または戦艦隊全体を解体して、チームに有利にスケールを傾けることもできます。あなたを破壊しようとしている卑劣な駆逐艦や敵機を探していることを忘れないでください。戦闘に影響を与える能力は、敵の優先目標になります。すべての航空母艦はデッキにさまざまなタイプの限られた数の航空機を保持するため、敵チームのストライキの迅速かつ一貫したターンオーバーを確実にするには、慎重な使用と適切なターゲットの選択が不可欠です。空母の総航空機予約数に制限はありませんが、航空機のリアーム時間が長く、上位Tierの飛行隊サイズが大きい場合、航空機の飛行隊全体を失うことは、チームにとって大きなハンディとなります。 航空母艦は、戦闘機、ダイビング爆撃機、魚雷機の限定された補完物を備えたTier IVから始まります。魚雷機、潜水爆撃機、攻撃機(ロケットを搭載)を使用して、対戦相手のチームの水上艦を取り出します。戦闘機の消耗品の数を制限すると、味方を一時的に保護したり、エリアを受動的に偵察したりできます。魚雷爆撃機は、船を側面から攻撃する場合に最もよく使用されます。これにより、より大きなターゲットと狭い範囲での操縦が可能になります。ダイブボンバーとロケット航空機は、攻撃範囲が楕円形であるため、移動方向と平行にターゲットを攻撃するときに最高のパフォーマンスを発揮します。魚雷爆撃機は、船から発射された魚雷のように、洪水を引き起こす可能性があり、大型で低速で装甲艦に対してより効果的である傾向があります。より速く、より正確な(ほとんどの場合、少なくとも)ダイブ爆撃機は、駆逐艦などの小型で装甲のないターゲットにうまく対応し、敵の船に火をつけることができます。ロケットは狙うのが最も簡単な武器タイプであり、軽装甲で動きの速い船に対しては優れた選択です。彼らはまた、火災を起こすことができます。攻撃ランを実行するとき、ドロップの照準レチクルは、攻撃機が機動せずにターゲット上に留まる時間が長いほど、精度が徐々に増加します。方向の小さな変更は「照準」時間を短縮しますが、大きな操作は精度の向上を完全に損なう可能性があります。そのため、キャプテンは攻撃の実行を計画し、各攻撃の実行を開始する前に必要な操作を実行する必要があります。 空母は適切な隠蔽、速度、そしてより高いTierでは自己防衛型の二次武装を持っていますが、戦闘からの距離のバランスを保つために細心の注意を払う必要があります。遠すぎると、空母は時宜を得た一定の空中プレゼンスを提供できなくなります。敵船の砲の下ではほとんど無防備であるため、接近しすぎて空母は撃墜される優先目標となります。すべての空母は、火や洪水が発生したとき、および空母が航空機によって検出されたときにそれぞれアクティブになるダメージコントロールパーティーおよびカタパルトファイターの消耗品の自動バージョンにアクセスできます。米国と日本のTier X空母はどちらも「装甲」デッキを備えており、長距離でAPとHEの両方のダメージを軽減するのに非常に一貫しています。 アメリカ合衆国 日本 ドイツ Tier 艦艇 4 Rhein? 6 Weser? Erich Loewenhardt? 8 August von Parseval? Graf Zeppelin? Graf Zeppelin B? 10 Manfred von Richthofen? イギリス Tier 艦艇 4 Hermes? 6 Furious? Ark Royal? 8 Implacable? Indomitable? 10 Audacious?
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アイテム作成に使う特殊鉱物 MVPボスのドロップ、作成により入手可能 名前 入手方法 用途 デモニックオブシダン 黒水晶のかけら×10000 悪魔の角×10000 黒曜の剣マカナ×10000 黒曜の短剣イツトリ×10000 黒曜の矢アトラアトラ×10000 水晶髑髏 水晶のかけら×10000 暗黒の意志×10000 暗闇の意志×10000 死を招く指輪×10000 煌めく水晶×10000 フェニックスルビー ルビー×10000 グリフォンの爪×10000 死と再生のロザリオ×10000 ヴァルハラの花×10000 超越者の魂×10000 アイシクルマリン アクアマリン×10000 氷の鱗×10000 魅惑の歌声×10000 青の宝玉×10000 フリーズコア×10000 ドラゴンオパール オパール×10000 火竜の鱗×10000 カクテル・竜の吐息×10000 光ってる石×10000 灼熱の鱗×10000 ガイアトパーズ トパーズ×10000 丸薬×10000 聖牛の角×10000 幻想の花×10000 石の根×10000 ニュートラルサファイア サファイア×10000 魂の息吹×10000 魔封玉×10000 血塗れの魔道書×10000 宝石の原石×10000 ルーンエメラルド エメラルド×10000 魔力石×10000 闇のルーン×10000 ルーンを打ち込まれた心臓×10000 ロゼッタストーンの欠片×10000 ソウルアメジスト アメジスト×10000 闇に沈んだ刃×10000 壊れた錫杖×10000 執行人の名簿×10000 魔女の帽子×10000 ブラッディガーネット ガーネット×10000 断罪の鎌×10000 聖痕×10000 天使の聖血×10000 呪いのロザリオ×10000 ペリドットオブサン かんらん石×10000 古い柄×10000 弔いの鈴×10000 守護結界×10000 ツタンカーメンマスク×10000 ブレイジングサンストーン 輝石×10000 太陽神の象徴×10000 壊れた錫杖×10000 死者の石版×10000 トートの書×10000 シャイニングムーンストーン トルコ石×10000 ハティーの牙×10000 魅惑の歌声×10000 賢者の石×10000 幻馬の手綱×10000 スターオブシェラレオーネ 宝石の原石×10000 フレイヤの宝石×10000 ヴァルキリーの怒り×10000 オーク勇者の証×10000 シャイニングムーンストーン×10 レツェング・レガシー 宝石の原石×10000 雪の結晶×10000 組織の団結力×10000 流れる空気×10000 ガイアトパーズ×10 コ・イ・ヌール 宝石の原石×10000 銀の装飾×10000 ミストレスカード×10 虎の革×10000 ソウルアメジスト×10 カースドホープ 母さんの悪夢×10000 暗闇の意志×10000 壊れた金属の欠片×10000 骨の鎧の欠片×10000 水晶髑髏×10 リージェント ザ・ロードクラウン 三頭竜の首×10000 壊れた王冠×10000 壊れた金属の欠片×10000 ツタンカーメンマスク×10000 ペリドットオブサン×10 アイス・セカンド ハティカード×100 水晶×10000 大海の誓約×10 アイシクルマリン×20 神の鉱石×10000 アダマンチウム フリオニカード×100 アンバー×10000 大地の誓約×10 ガイアトパーズ×20 神の鉱石×10000 アブソリュートメタル RSXカード×100 真実の眼×10000 竜牙の誓約×10 ニュートラルサファイア×20 神の鉱石×10000 エスクード タナトスカード×100 魂の剣×10000 刀心の誓約×10 ルーンエメラルド×20 神の鉱石×10000 エレメンタルジェレイド ベクソジンカード×100 パンドラの箱×10000 荒らぶる獣の誓約×10 ソウルアメジスト×20 神の鉱石×10000 オリハルコニウム LODカード×100 破壊の鎚×10000 剣舞の誓約×10 スターオブシェラレオーネ×20 神の鉱石×10000 輝くトラペゾヘドロン ミストレスカード×100 真実の羽×10000 覇道の誓約×10 ブレイジングサンストーン×20 神の鉱石×10000 ゲルトニウム ヴェルゼブブカード×100 改竄されし過去×10000 黒き風の誓約×10 水晶髑髏×20 神の鉱石×10000 サクラダイト 怨霊武士カード×100 魔道回路×10000 紅蓮の誓約×10 フェニックスルビー×20 神の鉱石×10000 セラミカルチタン合金 ヴェスパカード×100 反魂の石版×10000 暴君の誓約×10 ドラゴンオパール×20 神の鉱石×10000 ゾアクリスタル キエルカード×100 封じられた石×10000 忘却の誓約×10 ペリドットオブサン×20 神の鉱石×10000 チューリップクリスタル バフォメットカード×100 跳躍の禁呪×10000 英霊の誓約×10 ブラッディガーネット×20 神の鉱石×10000 デミゴールド 月夜花カード×100 魅了の瞳×10000 月下の誓約×10 シャイニングムーンストーン×20 神の鉱石×10000 バキュラ クトルラナックスカード×100 ハードアーマー×10000 救世の誓約×10 レツェング・レガシー×20 神の鉱石×10000 フォトンブラッド ドラキュラカード×100 血濡れのサーベル×10000 紅き血の誓約×10 ブラッディガーネット×20 神の鉱石×10000 イシルディン ランドグリスカード×100 ミスリル×10000 雷帝の誓約×10 デモニックオブシダン×20 神の鉱石×10000 メタトロン グルームアンダーナイトカード ×100 王墓の宝×10000 常世の誓約×10 カースドホープ×20 神の鉱石×10000 ライザーストーン データルザウルスカード×100 古代戦士の腕輪×10000 炎の誓約×10 ニュートラルサファイア×20 神の鉱石×10000 リンカーコア イフリートカード×100 動力炉×10000 虚無の誓約×10 コ・イ・ヌール×20 神の鉱石×10000 ヱルトリウム リンカーコア×10 メタトロン×10 エスクード×10 エレメンタルジェレイド×10 リージェント ザ・ロードクラウン×1 ヒヒイロカネ デミゴールド×10 ゲルトニウム×10 オリハルコニウム×10 輝くトラペゾヘドロン×10 リージェント ザ・ロードクラウン×1