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タグ一覧 まだらに隠した愉悦シリーズ 阿求 「○○様、何人かの奉公人達から、報告書でしょうか?そのような物を預かっております。持ってきたとき朝が早かったので、側役の私に預けて行きました」 朝食の後、依頼の事は忘れていない物の。情報収集にやった件の奉公人達待ちであるから、ひとまずは愛犬の散歩でも行って時間を…… そう思っていたら、老齢の奉公人から本当に絶妙の間と言う奴で、次の段落を与えてくれた。 「ご依頼の件は存じております。依頼人の息子は、私も老人ですから、小さい時分を知っておるので心配でございます」 ふっと、少しだけ話した老奉公人の思い出話に。その老奉公人が親身に、そして本気で依頼人の息子の事を心配している様子がうかがえた。 「ふふふ」 阿求の笑い声も聞こえた。 阿求にとって、ここ最近の一番の楽しみと言うか。求めている物は。 自分の夫が頼られている、敬われている、評価されていると言った場面を確認する事だから当然と言えば当然ではあるのだが。 ……阿求は隠してこそいるけれど、○○が逆玉に、自分と一緒になってくれた事自体は喜んでいるが。 ○○が財産目当てなどと思われることを絶対に回避したがっていた。 だが今のところは、阿求の目論見通りに事は運んでおり。阿求が怯えるほどにまで避けたい事象は、随分遠かった。 「その、○○様。言ってみれば私は今回のご依頼では部外者でございますが。 あの息子が悪くならい為ならば、この老体も喜んで差し出します」 それはこの老奉公人の態度を見れば、火を見るより明らかである。 何度も何度も、頭を下げて。それだけにとどまらず何か言いつけがあれば、すぐにご下知を、即座に動きますとまで行ってくれた。 演技ならばそれはそれで、底知れない心中に怖くなる位であったから。真実以外の何物では無さそうである。 「うん、まぁ。今はそうそう状況が一気に動きそうでは無いから……報告書は俺の机に置いといて。 俺の愛犬が紐をくわてえグルグル庭で回ってるから、散歩の後にちゃんと確認するよ」 「ははっ」 老奉公人は、驚くほどの平身低頭でその場を後にした。 きっと言いつけどおり、○○の私室に報告書を置きに行くのだろう。 あの様子では、無人の私室にはいる時でも一礼して入りそうだ。 しかし鬼人正邪の影が見えるだとか、遊郭がまた絡みだした事など言えるはずも無く。 そもそも後者の遊郭が絡んでいる事実は、阿求の機嫌を悪化させる一番の要因だ。 昨日も二人きりでだと言うのに、状況に対する意見交換の時。彼女は明らかに危なかった。 少し心配になったので、阿求の顔を見たが。 「今回も上手くいくと良いですね。今回の場合は内々の物ですが……でも悪くなさそうで。ふふふ。 これも上手くいけば、あなたは名実ともに何でも好きに出来る存在ですよ」 長年勤めている老奉公人にあそこまで恭しく頭を下げてもらっている○○、それを確認する事が出来た事がことのほか嬉しそうで。 さすがに先ほどの老奉公人がいた時は、微笑程度の笑いに抑え込んでいたが。 件の人物がいなくなって、二人きりになると。そうなるともう、タガが完全に外れてしまっていた。 「何でも好きに出来るね。まぁ事実が知りたくて窓から侵入位はやっちゃうかもしれないけれど……」 それ以上となると、○○が理想としている名探偵もたまに無茶をやるが。さすがに申し開きが出来なくなってしまう。 けれども阿求からすれば、まだまだ些末であるらしい。 「ふふふ。私が許します」 短い一言で、ほとんどすべての事に対する免除の印を。 ○○は別に寄越せとも、必要だとも言わなかったし。これから先もねだることは無いけれども。阿求の方が無理矢理、くっつけてくれた。 押し付けるですら多分ない。無論阿求は完全なる善意でそれをやっているのだろうけれども。 感覚的には、後光が勝手に設置されてしまったかのような物だ。 幸いな部分は、まだこの存在をしっているのは。稗田夫妻に限られるという事ぐらいか。 「……はは」 むしろどこまでやったら、流石の阿求も。上白沢の旦那のように苦言を呈してくれるかなと考えたが。 どこまでやっても苦言の1つもやってこなかったら、それはそれで怖い。 こうなると自らを強力に律して、同時に自分の真実の求め方に良い顔をあまりしない友人を大事にせねばならない。 同じように、外の名探偵の事を案外好きで。自分が愛犬にわざわざトビーと言う名前を付けている意味も理解している。 東風谷早苗の事も思い出されたが……アレは頼ったらだめだ。 東風谷早苗自身が一線の向こう側という事もあるけれども、それ以前に妻である阿求が一線の特に向こう側だ。 それと仲良くするのは、無謀な行為だ。 向こうも向こうで、稗田阿求と言う一線の向こう側と付き合うのはおっかなびっくりなはずだから。 東風谷早苗に関してはそう問題では無い、おたがいが距離を取ろうとしているから、案外均衡が取れている。 少なくとも偶発的な事態はほとんどなさそうだ。 けれども東風谷早苗のように思慮と分別のある存在ならば、存外安心できる。 愛犬トビーと遊んでいる時の方が……無論気にしすぎかもしれないが、阿求が今どんな顔をしているか怖くなることがある。 幸いまだ、怖いと思った事は一回も無いが。一度感じた疑念はそう簡単には拭えない。 「あら……あなた、飼い犬が鳴いていますよ。紐を加えたまま、庭を走り回っていますし。待たせすぎでは?」 愛犬トビーが不意に鳴いたり、吠えたりしても。飼い主である自分の事を呼んでいるのではと言う。 至極全うな感想しか、今まで出してこなかった。 うるさいとすら言った事が無かった。実に、実に慈愛に満ちた感想しか出てこないのだ。愛犬トビーに対しては。 何処に出しても恥ずかしくない、誰に聞かれても大丈夫な感想しか出てこない。 こういっては何だが、トビーの事を愛犬だと即答できる○○ですら。 1日二回の散歩をねだって走り回る愛犬の姿には、広場で離してやったら。戻って来いと言っても30分以上走り回った前科のあるこの愛犬に対しては。 飼い主である○○ですら、たまにため息が出てくるのだと言うのに。愛犬に対して何回か、少し黙れ落着けと言ってしまった事があるのに。 阿求からは、そう言うめんどくさいと言う感情が一切見えてこない。不自然なほどに。 無論、考え過ぎだと言われるであろう。だから誰にも、この事は話していない。 「元気ですよねぇ、うちの飼い犬は」 でも、疑念はある。確たる証拠が無いだけで、無視できない疑念は存在している。 「うちの飼い犬に、疲れるっていう概念はあるのかしら」 阿求は○○の愛犬トビーの事を、一貫して『飼い犬』と呼んでいる。 少なくとも阿求がトビーの事を、ちゃんと名前で呼んだ記憶が一切ないのだ そこに頭脳明晰な才女であるが故の、歴史書の編纂を生業とするが故の、言葉と文字に対するこだわりを見てしまったような気がするのだ。 「夕方の散歩は、奉公してくれてる人に頼もうかな……また調べ物があるかもしれないから」 出かける際に、考えすぎかもしれないけれども阿求に対して、夕方は多分散歩に行かない旨を伝えておくと。 「そうですね、あなた!いろいろと今回の依頼も、裏で絡んでいる内容が多くて濃そうですからね!」 弾んだ声であった。 いや、もちろん。阿求は何よりも、以来の解決のために東奔西走する○○を見るのが。 そして依頼を解決して、名声を上げていく○○を見るのが何よりも興奮できる遊びであるのは理解しているが。 「いってらっしゃい、あなた」 阿求が○○にばかり出かける際の挨拶をして、手を振り続ける阿求の姿は。 どうしても気になってしまう。 「あー……考え過ぎだと誰かに思いっきり言ってもらおうかな。いっそのこと、そっちのが落ち着く」 愛犬トビーを散歩に連れて行きながら、阿求に対して感じているわだかまりを。 罪悪感もあるから気にしながら歩いていたら、愛犬も飼い主の気分がすぐれない事を察したのか。 今日のうちの愛犬は、飼い主の気持ちを煩わせないようにと気を回してくれたのだろうか。 いつもは結構はしゃぐ性質なのに、今日に限ってはおとなしかった。 家の愛犬にも気を使わせているような恰好は、阿求に対して妙に感じている違和感から発展した罪悪感も合わさり。 早めに解決しようと言う考えにまとまり、落ち着いてくれた。 いつもよりもはしゃがずに散歩をしているから、普段通りの道を歩いていてもいつもよりずっと早くに周りつつあった。 「確かここで、昨日はトビーが騒ぎ出したんだよな」 そして依頼とは関係あるか分からないが……鬼人正邪が倒れている場所につながる、小道の真ん前にまでさしかかった。 さすがに思うところや、考えたい事もあるから。○○は愛犬トビーの手綱をしっかりと握りながら、昨日愛犬が走って行った道を見やっていた。 その先に、鬼人正邪が昨日は倒れていた。 飼い主である○○が更に真面目で固い面持になったのを、手綱を握られていれば感じ取れるのか。 愛犬の殊勝さは更に増した。 その、騒がない様子が。多分○○の中で思索にふける時間と精神的余裕をもたらし。 依頼人の息子を調べていたら、鬼人正邪を見かけてしまったと言う。 偶然にしては若干出来過ぎているつながりを見つけてしまった。 そうしているうちに○○は、昨日鬼人正邪を見つけた場所に対する興味と言うか。 事態が動くとすればまたここかもしれないと言う、推測にまでたどり着いたのだ。 あてずっぽうと言われるかもしれなかったが……鬼人正邪はお尋ね者だ。 そして嫌われ度数と言うのも高い。そんなのをボコボコに出来たら…… 誰かが自慢するはずだ、追い打ちに掛ける物がいるはずだ。 そんな様子も無く、あの広場に打ち捨てられていた。人の目の届かない場所に。 鬼人正邪と喧嘩をした人物は、どうやら事態が表に出るのを嫌がっていたようにすら考えられる。 「見るだけ見てみるか、何も無ければそれで構わない。と言うよりもそれが一番いいが……野営とかしてたりして」 ○○は少しだけ確認してみる事にした。 心中では、あの場所に何らかの意味があるのではと考えていたが。あてずっぽうだろうと言われたら反論の余地は無いので。 何も無ければ、笑い話にしてしまえばいい。 出来れば、笑い話にしてしまえると言う、そっちの方が良かったのだけれども。 「何てことだ」 また誰か倒れていた。性格には、今回は気の幹に立てかけられている男性で。 何故か女物の着物が。本来この男性が来ている衣服の上から、掛け布団のように掛けられていた。 「ああ、クソ!!」 思わず駆け寄ったが。すぐに○○は、何故だか悪態を付くような声を出してしまった。 しかしここに上白沢の旦那はいないけれども。彼だって同じような声は出さずとも、今の○○の感情を理解できるはずだ。 倒れているのが、依頼人の息子なのだから。 依頼人から、自分の息子が悪い習慣を背負い始めているから。どうか調べてくれと、助けてくれと。 そう、今回の依頼における中心人物が、倒れていたのだから。 しかもその場所は、昨日に置いて鬼人正邪が倒れていた場所でだ! 感想 名前 コメント
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前ページ次ページ魔法少女リリカルルイズ 空を飛ぶ竜の背で感じる風は一時も休まることなく頬を叩き髪をなびかせる。 目に入りそうになった髪の一筋をかき上げたキュルケは指の間から見えるひときわ大きな雲の中におぼろげに光る何かを見つけた。 髪に当てた手をそのままに目をこらしていると、それは横に広がる輪郭を雲の中に映していき、なんの支えも無く宙に浮くその姿を見せていく。 「見つけたわ。あれ」 それこそがアルビオン。霧のベールをまとうが故に白の国とも呼ばれる浮遊大陸である。 その大陸にそびえる山に積もった万年雪が日の光を照り返し、まるで自らの内から発していたかのように輝いていたのだ。 キュルケが見たものと同じ光を見たタバサが、自らの使い魔である風竜の耳元で囁くと、それは翼を大きく羽ばたかせ首をアルビオンに向けた。 アルビオンの周りを囲む雲が後ろに流れるたびに、それまで淡い影だった大陸は徐々にはっきりとした輪郭と色を得ていく。 「ギーシュ、出番よ」 「ふふん。ぼくのヴェルダンデにまかせたまえ」 シルフィードの背に乗りラ・ロシェールから飛び立ったものの、キュルケ達はルイズがアルビオンのどこに行ったかは全くわからない。 それを見つけるための決め手こそギーシュの使い魔ジャイアントモールのヴェルダンデなのだ。 「さあ、頼むよ。ヴェルダンデ」 ギーシュが使い魔に命令する、と言うより麗しい女性のように頼まれたヴェルダンデは鼻を少し上げて左右に振り始めた。 モグラは元々嗅覚に優れた動物である。ジャイアントモールの嗅覚はさらに優れており、地中深くにある宝石を探し出し、嗅ぎ分けることすらできる。 それならヴェルダンデの嗅覚を使って水のルビーを見つければ、それをつけたルイズも見つけることができる。 ギーシュはそうラ・ロシェールでヴェルダンデと再会した後に蕩々と語ったのだ。 「ふんふん、なるほど」 「どう?ルイズはどこにいるの?」 ギーシュはさらさらの髪をかき上げ、ふっと鼻で笑うと答えた。 「わからない、だってさ」 「タバサ、ちょっと宙返りして。余計なもの捨てるから」 それを聞いたタバサは全く躊躇することなく真顔で頷く。 「わ、わ、わー、ちょっと待ってくれたまえ」 ギーシュの必死の叫びに何か思うことがあるのか、タバサはシルフィードの傾きかけた体を水平に戻す。 ただ、後ろを向いてギーシュを見る目は一見いつもと変わらないものであったが、被告人の言葉を聞く冷酷な裁判官のようでもあった。 「いいかね。いくらヴェルダンデの鼻が優れていると言ってもアルビオン全部の宝石の臭いが分かるほどじゃないんだ」 「それで?」 キュルケの二つ名は微熱。 だが、その言葉は吹雪よりも冷たい響きを秘めていた。 ──つまらないことだったら落とす とでも言いたげに。 「アルビオン全部はムリだけど見える範囲くらいなら十分嗅ぎ分けられる。それでも目で探すよりはずっと早いし確実なはずさ」 ギーシュはさらに説明を続ける。 ここで落とされたらメイジといえどもたまったものではない。 フライやレビテーションの魔法を使うにも限界はあるのだ。 「だからアルビオン上空をくまなく飛んで欲しい。必ず見つかる。いや、見つけてみせる」 「それしかないわね」 もう一度アルビオンを見たキュルケは溜息を一つついた。 ヴェルダンデが現れた時にはアルビオンが見つかればすぐにわかるというように聞かされていたのに随分と話が違ってしまった。 だからといってキュルケはここでルイズ探しをやめる気はない。 それどころか絶対に見つける気でいた。 「あなたが起きていればもっと別の方法もあったかも知れないわね」 キュルケは胸に抱いていたフェレットのユーノの背を毛並みに沿って撫でる。 まだ死んではいない。 しかし血を流しすぎた白い獣からは温かさよりも冷たを感じる。 「思ったとおりにはいかないものね」 シルフィードが雲の中に滑り込んだ。 視界が一瞬だけ白く覆われ、すぐに晴れる。 雲を抜けるとその下にはもうアルビオンの大地が広がっていた。 ──思ったとおりにはいかない まさしくその通りだ。 キュルケとギーシュは竜に乗り慣れていない。 タバサもシルフィードの主人ではあるものの未だ竜の乗り手として熟練しているとは言いがたい。 特に移動するアルビオンまでの航路の知識は船乗りには及ばないし、フネとの速度差も実感してはいなかった。 故に彼女らが思ってもいないことが起こっていた。 窓の外を見るルイズの目に映るいくつもの雲は流れては消え、また消えては流れる。 だが、それは瞳に映るのみで心は全く違う二つのものを見ていた。 1つは彼女の婚約者、ジャン・ジャック・フランシス・ド・ワルド。 手を引かれてラ・ロシェールの港に走っていくのはまるでおとぎ話の1シーンのようでもあり、夢のようでもあった。 彼がいればこの任務を必ず果たせると確信できる。 それに彼は魔法も満足に使えない自分のことを覚えていてくれたし、結婚まで申し込んでくれた。 その時のことを思いだし、ルイズは頬を赤らめ、ほうと溜息をついた。 もう一つは彼女の使い魔、ユーノ・スクライア。 剣と魔法を操り、無数の傭兵の前に立つ彼の後ろ姿は自分よりもずっと年下なのにとても頼もしく見えた。 彼は今一番近くにいて欲しい人。 だけどその後ユーノは追いかけては来なかった。 その時のことを思いだしたルイズはレイジング・ハートを固く握りしめた。 (ユーノ、私はここよ。こっちよ) 声は届かなくても念話なら届くかも知れない。 届けば空を飛べるユーノなら必ず追いかけてくるはず。 (早く来て) ワルドの申し出にどう答えるか。 その答えはもう決まっていた。 だけど、どうしても言えずにいた。 ワルドの前に行こうとする足は止まり、答えを伝えようとすれば喉がつまる。 ──ユーノならきっと喜んでくれるわよね そうすればきっと答えられるような気がした。 ルイズは再び外を見る。 青い空が見えた。流れる白い雲が見えた。眼下には大地が見えた。 アルビオンはまだ見えなかった。 ユーノはどこにも見つからなかった。 これはシルフィードがアルビオンの大地に影を落としたのと同じ時刻のこと。 ルイズの乗るフネは未だアルビオンを離れた空にあった。 ヴェルダンデの鼻があるとはいえ、どこにいるかわからないルイズを見つけるにはアルビオン中を飛び回るしかない。 しかしシルフィードの背に乗り、空を飛ぶギーシュ達はルイズを見つける前に逆に見つけられていた。 「うわああ、来た、来た、来た!」 酷くうろたえてギーシュはちらちらと後ろを伺う。 「ちょっとは落ち着きなさい」 「そりゃそうだけど」 アルビオン大陸中央部に入ってからすぐの事だ。 たまたま後ろを見ていたギーシュは雲間に小さな影を見つけた。 何かと考えているうちにどんどん接近してくるそれを見続けていたギーシュは思わずそれはもう情けない顔──モンモランシーには見せなくない──をしてしまった。 それは風竜だったのだ。 ただの風竜ではない。背中に人を乗せている。つまりは竜騎士だ。 アルビオンはほとんどレコン・キスタの勢力下にあるという。 だったら、こんなところを飛んでいるのは間違いなくレコン・キスタ側の竜騎士だ。 杖を振りかざして「降りろ」と合図を送っているのが見えるほどに近づいたが、冗談ではない。 アルビオン王家に接触しようとしているトリステイン貴族が捕まってただですむはずがないではないか。 ルイズと一緒にいるワルドがレコン・キスタに着いていると予想されている今ならなおさらだ。 「もっとスピードは出ないのかい?このままじゃ追いつかれる」 「無理」 完結に答えたタバサの後ろでまたもギーシュは情けない声を上げる。 シルフィードも風竜ではあるがまだ子供。しかも、こちらは3人乗りで向こうは軽装の1人だけ。 どう見ても向こうの方が速い。 「ど、ど、ど、どうするんだよ」 追いつかれるのも時間の問題だ。 これ以上速度が上げられないシルフィードの下を村が通りすぎ、街道が通りすぎる。 草原を通り過ぎた後は森が広がっていた。 タバサは握りしめた杖の頭を上に向ける。 「私に考えがある」 タバサがあの時──学院で大砲を持ったゴーレムと戦った時──と同じように呟いた。 サウスゴータ地方に配属された竜騎士である彼はいつもの通り哨戒を続けていた。 すでに王国軍が一掃されたこの辺りの任務で退屈をしていた彼は、大あくびの途中で思いがけないものを見つけた。 こんなところを風竜が飛んでいたのだ。 しかもその背に乗っているのはレコン・キスタに参加しているとは思えないどこかの学生らしき人だ。 つまりは不審竜と不審者である。 ぴしゃりと頬を叩いて眠気を晴らした彼は手綱を操り、風竜の速度を上げ不審な風竜を追った。 近づいて合図を送るが速度をゆるめる気配はない。 それどころか速度を上げて逃げようとまでしたのだ。 当然彼も任務を果たすべく速度を上げて追う。 逃げられるはずがない。風竜の大きさもさることながら乗っている人数の差から考えても無駄なことだ。 そうしてサウスゴータ近くの森林上空まで来た時だ。 逃げる風竜の周囲にいくつかの光点が突如発生したのだ。 「なんだ?」 彼もメイジだ。 その光点が何かはすぐに知れた。 魔法で作られた火球がカーブを描きながら飛んでくる。 自動的に目標を追いかける火の魔法、フレイムボールだ。 「くっ」 この風竜は残念ながら使い魔ではないが彼も竜騎士になったばかりの新米ではない。 音に聞こえた無双ともうたわれるアルビオンの竜騎士なのだ。 普段の訓練通りにマジックアローを飛ばし、一つずつ火球にぶつけ相殺していく。 「やるな」 その火球の起こす爆発に彼はいささか舌を巻いた。 火球の速度、大きさから考えても腕の悪いメイジではない。 おそらくトライアングル以上のメイジだ。 爆風が晴れると逃げる風竜が急激に上昇を始めていた。 「これを狙っていたか」 上空には折り重なった分厚く、濃い雲があった。 「しっかり捕まって」 タバサはそうぽつりといつものように言うと、キュルケの返事も聞かずにシルフィードの首を真上と見まごうくらい高く上げた。 「ひっ」 後ろからのギーシュの悲鳴を聞きながらキュルケはシルフィードの背びれに両手でしっかりとしがみついた。 途端、目の前に厚すぎて灰色になった雲が迫る。 その分厚さにキュルケは目の中に雲が入ってくるような錯覚を覚えて思わず目をきつく閉じた。 それは手ばかりでなく足でもしがみついているギーシュや不思議な掴まり方をしているジャイアントモールのヴェルダンデも同じだった。 逃げ続ける風竜が雲の中に隠れても彼はまだ余裕があった。 相手の風竜を操る乗り手の腕は悪くない。いや、彼の所属する竜騎士団の中でも中の上には位置するだろう。 まるで風竜に言い聞かせるように自在に操っている様子から考えると、あの風竜は使い魔なのかも知れない。 だが、いかんせんあの風竜には荷物が多すぎたし、乗り手は空戦の経験に不足しているようだ。 分厚い雲に隠れるという発想はいいが、入り方がいかにもまずい。あれでは飛ぶ方向がはっきりわかってしまうではないか。 先ほどの魔法の応酬で距離は開いてしまったが追跡に問題はない。 彼もまた手綱を引いて竜の首を上げ、雲に飛び込んだ。 ──このままやつの頭を押さえる 視界が雲に覆われても焦りはなかった。むしろ余裕すらあった。 このような時には経験がものを言う。 その差を確信したが故に彼は目前にぼんやりとした竜の影を見つけた時、笑みさえその顔に浮かべた。 首の後ろをひんやりとしたものが掴んだ それが何かを確認する暇さえなく、突如無数の針に首を刺されたような痛みを感じた瞬間、彼の心と体は力を失い自らの竜の背に身を横たえた。 前ページ次ページ魔法少女リリカルルイズ
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スレッド_レス番号 01_523-528 作者 ◆pVdGUF5Fso 備考 長編,年下吸血鬼(吸精鬼)と同僚の年上魔獣使い ファサ、という音と柔らかな感触。 「向こうも終わったわよ。陽動役お疲れ様。」 眼を開くと、視界に飛び込んできたのは星空。上から覗き込む顔、白い息。 「ああ。」 眼をそらして横を向くと、俺に掛けられた女物の、豪奢な黒い外套の袖が見えた。 そして俺の周囲に生えている、ヒースとエニシダとミズゴケが白い灰になって朽ちている。 無意識に精気を吸い尽くしてしまったらしい。先刻までの戦闘でひどく消耗していたのだ。 「あら、生返事ね。わざわざ迎えに来てあげたのに嬉しくないの?」 歩きにくい踵の高い靴を脱いで片手に持ち、横たわっている俺の傍らに座り込む。 「別に。状況確認もあんたの仕事、だろ。」 「そりゃ仕事だけどね。」 もう一度彼女を見ると、肩に止まらせた小さな使い魔の顎を撫でていた。 俺の居場所を彼女に知らせたのは、こいつなんだろう。 どうにか上半身を起こした。夜目の利く俺にははっきりと見える。 地味の痩せた荒野という背景にそぐわない、『計算され尽くされた隙』のある服装。 服だけでなく、靴やアクセサリーも全て馬鹿みたいな値段が付いた一流品。 そんな格好がよく似合う見事なスタイルと艶やかな顔。 美人なのは否定しない。 国の要人だか知らないが、いい年こいたオッサンが鼻の下を伸ばして彼女にいいように あしらわれている様を見るたび、苦いものを噛んだような嫌な気分になる。 ああなりたくはない。 「まだ動けないのね。時間が勿体ないし、協力してあげましょうか?」 「協力って…。」 「植物よりも動物、特に人間から精気を吸収する方が、効率いいんでしょ?」 「…。」 「それも、内粘膜や体液経由が美味しく感じるってことも。交合は最高の手段だそうね。」 誰にも教えていない一族の秘密をしれっと口にされれば誰でも驚く。 「……どうしてそこまで知っているんだ。」 「嫌ね、そんなに恐い声出さないで。」 濃い色の口紅を引いた唇からこぼれる悪戯っぽい華やかな笑み。 「引退なさったあなたのお爺様とは良いお友達よ、今でも。」 あのエロジジィ、余計なことをべらべらと。 「掟の話もしたか?」 「掟?」 片方の眉がきゅっ、と吊り上がった。本当に何も知らないときの彼女の癖。 よかった。ジジィも洗いざらい吐いた訳ではなさそうだ。後で釘を刺しておこう。 「ねえ、戦闘中に吸った相手の精気はどうしてるの?」 「取り込まず攻撃に使ってる。」 「取り込めばここまでズタボロにならなくて済むじゃない。」 肩をすくめて冗談交じりに。 「俺は一応ベジタリアンなんで。あんなの取り込むより道ばたの草のがマシ。」 能動的に血肉に同化させる精気は基本的に植物から。例外は両想いになった相手に限る、 なんて一族の掟はまだ秘密だ。 掟破りは吸精の快楽に耽り、人間の形を失った化け物に堕ちてしまう。 人間を襲った者は吸血鬼と呼ばれ、一族と人間に退治される運命だ。 そういえば、家畜を襲ってチュパカブラなんて呼ばれた奴もいた。 「あらそう。でも撤収しないと。」 「置いていけ。回復したら自力で戻る。」 彼女は俺が上半身を起こした際にずり落ちた外套を拾い、立ち上がる。 「この子を背中に乗せてやって。」 後から唐突に襟首を掴まれ、身体が宙を浮いた。 「馬鹿ね、同僚は見捨てないわ。」 俺は、グリフォンの嘴に銜えられていた。 彼女のグリフォンの羽根はフクロウに似た構造らしく、音もなく夜空に飛びたつ。 手綱を握る彼女の右腕で視野は遮られている。 冷たい風が吹き付けるが、再び着せ掛けてくれた外套と彼女に包まれているおかげか あまり寒さを感じない。 「どこまで協力してくれる?」 なんて聞けなかった。 本気をはぐらかされる可能性だってなきにしもあらず。 男女の道にかけては百戦錬磨の古強者であろう彼女に小手先の戦術は通用しない。 今は、まだガキ扱いされてる。 キャリアも腕前も、まだ彼女には遠く及ばない。 でも、いつかは。 フォローの必要な同僚ではなく同等以上の相棒として、隣に立てたときには。 「ちゃんと運んであげるから、心配せずに寝てていいわよ。それと、happy holiday。」 そう言いながら風に嬲られる俺の髪を軽く押さえてくれる。 さっきから髪が触れる首筋や頬がむず痒かったので、そんな細やかな心遣いが有難かった。 でかい商店で嗅いだことのある流行の香水の匂いに混じった、彼女の匂い。 接した肌から流れこんでくる僅かな精気にすら酔ってしまいそうになる。瞼が重い。 「ああ。」 そうか、今日は聖誕祭なんだな。 妙に幸せな気分になった俺は、素直に眼を閉じることにした。 戻る スレッド別 / 作者別 / シリーズ別 バグ・不具合を見つけたら? 要望がある場合は? お手数ですが、メールでお問い合わせください。
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初出:SS第8話 エーレンフェストの本 名前の初出:番外編 ハンネローレの貴族院五年生 第11話 声(ドラマCD第5弾/第10弾):豊口めぐみ 家族構成 夫:ヴェルデクラフ(アウブ・ダンケルフェルガー) 息子:レスティラウト 娘:ハンネローレ 容姿 髪の色:ややピンク寄りの薄い紫 000000000 瞳の色:赤 000000000 細身の女性 ドレスの下は結構筋肉質で引き締まっている(*1) 地位 階級:領主一族 職種:領主夫人(第一夫人) 年齢 ローゼマインとの学年差:+22(*2) 誕生季:春(*3) 属性(適性):全属性ではない(*4) ジークリンデ視点の回 書籍第五部III 娘の意見と覚悟 書籍第五部Ⅹ エピローグ 作中での活躍 アウブ・ダンケルフェルガーの第一夫人。 ダンケルフェルガー出身。本来は他領から第一夫人を迎えて、第二夫人になる予定だった。 夫が第一夫人を娶ることを考える時期に政変が起こり、政変への深入りを厭った先代アウブが、新ツェントが立つまで他領との縁組を禁じたことと、 トラオクヴァールがグルトリスハイトを持たずに王に就任したことから、グルトリスハイトのないユルゲンシュミットの統治がどうなるのかを様子見をすることになったことから、第一夫人を継続することになった。(*5) その為、他領の慣習を把握しきれていない。 暗躍タイプでフェルディナンドと気が合いそう。(*6) ディッターになると暴走しがちなダンケルフェルガーの男たちの手綱を握っている。 年 手綱エピソード 12年冬 領地対抗戦でアウブ・ダンケルフェルガーが勝手に出版の権利をかけたディッター勝負を持ち掛けたため騎士達の反省会に参加させず、別室反省会させた。(*7) 13年冬 領地対抗戦でエーレンフェスト席を見ながら今にも駆け出しそうなアウブ・ダンケルフェルガーをすごすごとテーブルの方へ戻らせた。(*8) レスティラウトが嫁取りディッターの契約書を(手持ちの羊皮紙が無かったため)、契約に使えないエーレンフェスト紙で交わした事を詰問する。(*9) 自分に関わることを他人から勝手に決められる気持ちを知る良い機会として、レスティラウトが描いた絵を全て取り上げる事を決める。 15年春 自分がいない間にアウブ・ダンケルフェルガーがエーレンフェストの誘いに乗って、フェルディナンドの救援とアーレンスバッハの礎取りディッターの参加表明をしていたため、アウブが答えた情報では半信半疑だった。ローゼマインがグルトリスハイトを使って国境門から現れ、ジギスヴァルトから貰った王家の紋章入りのネックレスを確認して、ツェントの意向に従うことを表明する。その際に本物のディッターに参加したいアウブ・ダンケルフェルガーの言動を、凄みのある笑みで止めてみせた。(*10) ダンケルフェルガーの活躍をディッター物語の作者に執筆依頼済みと聞いて「買い占めねば」と興奮した夫を「周知のための物を買い占めてどうします?」と軽く叩く(*11) 「ディッターの話が出たところでは決して男達から目を離してはなりません」(*12) を、地で行くダンケルフェルガーの女。 印刷や出版に関するエーレンフェストとの契約におけるローゼマインの働きぶりで、いち早く価値に気づき(*13)、レスティラウトの第一夫人に望んだ。(*14) 嫁取りディッターが行われた後の領地対抗戦にて、ハンネローレだけを連れてエーレンフェストとの社交を行い、互いの齟齬を確認した。 領内独自文化についての説明の杜撰さを認め、勝者であるエーレンフェストの真の望みを聞き、ローゼマインから手を引く事と、今後は安易にディッター勝負を持ちかけさせない事を約束した。 また、印刷技術について、他領に出す場合は一番にダンケルフェルガーに話をもらう約束をアウブ・エーレンフェストから得た。 この際、途中同席したフェルディナンドとのハイスヒッツェのやり取りがあり、「ヴェローニカの孫娘のディートリンデとの婚約を領全体で後押しした事」はこの時点ではハイスヒッツェだけに伝わったと思われるが、そのディートリンデ本人の我儘さと横暴さを目撃して不信感を覚え、その後同席した王族との会話からトルークの存在とその危険性、エーレンフェスト内の反逆者がアーレンスバッハと通じていた事などを知り(*15)、エーレンフェストとアーレンスバッハの関係性に気付いた。(*16) この事はアウブ・ダンケルフェルガーに当然伝えており、後の本物のディッターへの参加表明の判断材料のひとつとなっている。ただし最終的にツェントが命じた婚約であり、礎の魔術を奪えるならその方法を明らかにするように命じるべきだと述べる。また外患誘致に確固たる証拠はなく、旧ベルケシュトックを共同管理している立場からエーレンフェストではなくアーレンスバッハに協力すべき立場だと、推測だけでは静観の構え。エーレンフェストへの協力はローゼマインが国境門に現れ、王族の許可を得ていた場合に限られる。(*17) 礎争奪戦後、場合によっては夫がツェントに就任してしまう事態となり、王族の対応を見極めながら戦後会議に出席した。(*18) 夫と共に、女神の化身であるローゼマインを上位者とした態度を貫く。 結果を受け、クラッセンブルクの発言力が強まる事を危惧し、ダンケルフェルガーの順位をクラッセンブルクより上位に置く事を要望した。 この要望は貢献に対する当然の利としてエグランティーヌに受け入れられた。 経歴 前21年春 誕生 前14年春 洗礼 前11年冬 貴族院入学 前06年冬 貴族院卒業 前02年秋 レスティラウトを出産する 01年冬 ハンネローレを出産する 13年冬 領地対抗戦にて、エーレンフェストとの社交を担う 14年春 領主会議にて、エーレンフェストの神殿長の星結びの儀式と奉納式を目の当たりにする(*19) 15年春 礎争奪戦のフォローとサポートに尽力する 王族との戦後会議に出席する 継承の儀式に参列する(*20) 作者コメント 【2020年 7月 書籍版第五部IIIあとがき】 ダンケルフェルガーの女なので「もう息子にかないませんわ」と言いつつ、レスティラウトをシュタープの光の帯でグルグルできる程度には強いです。 【2020年 08月27日 Twitter】 >9/10発売の新刊「5−3」より 新キャラちら見せ! ダンケルフェルガーの第一夫人。 レスティラウトとハンネローレの母親。 香月先生曰く 「暗躍タイプでフェルディナンドと気が合いそう」 ドレスの下は結構筋肉質で引き締まってます😎 【2022年 10月11日 Twitter】 >ウィンク考察第2弾 ジークリンデ:できない。何故か両目を瞑ってしまい、高速瞬きみたいになる。 【2022年 11月22日 Twitter】 >第五部Xに関連しそうないい夫婦 ヴェルデクラフとジークリンデ ダンケルフェルガーの第一夫人ジークリンデは父方の親族で幼馴染み。ディッターの調整をする戦友的なノリが今も続いています。他の妻は派閥調整で娶ったので、ジークリンデが一番気をおけない関係。 エピローグには後方を支えるジークリンデの姿があります。 コメント このコメント欄はwikiの情報充実のために設けた物です。 編集が苦手な方は以下のコメントフォームへ書き込んで頂ければ有志でページに取り込みます。 表示される親コメントには限りがあるので、返信の際は返信したいコメント横のチェックを付けて返信するようご協力お願いします。 どこ出身なんだろうな (2019-05-09 15 12 54) 新刊でジークリンデがダンケル出身だということと、なぜ他領の第1夫人がいないかの理由が説明された (2020-09-10 02 15 42) エーレンの抱える事情を大領地の視点からしか見えてない(ガブリエーレの例はエーレン側の失態と指摘する等)から、なんでエーレンが困ってるのかが理解できないという「上位領地の視点」の代弁者でもあるんだよね、この人。 (2020-08-09 20 01 41) でも領地対抗戦でアーレンスバッハの現状も自領に取り込みたいと思ったローゼマインを傷つけたことも気づいたっぽいし、便宜図ろうとしてくれてるんだよね。 (2020-08-09 20 47 47) ドレスの下は結構筋肉質で引き締まってる、とのこと(TOブックス公式ツイ8/27のキャラチラ見せより) (2020-08-27 12 20 31) 領地への報告は可能なのにレスティラウトの嫁取を信じてる点。ハンネローレは明らかに嫁盗と認識してるから、報告すること自体禁止されてたのか、握り潰されてたのか (2020-09-12 18 28 27) 流石にレスティ側の側近は嫁盗りだと気付いてたと思う(5-1エピローグ)。でもジルがロゼマを冷遇してる噂があり、ダンケル的にロゼマの能力は大歓迎。ロゼマを迎え入れる事に否やは無いので領内学生に嫁取りだと根回ししてハンネの報告は握り潰したんじゃない?ダンケルが勝てばハンネのエーレン嫁入りは無しだし負けるつもりも無かったから。 (2020-09-12 20 27 51) あの状況で嫁盗りだと分かってない学生なんて存在するのだろうか (2020-09-12 20 34 29) ダンケル独自文化のディッターなうえ、ダンケル勢の大半はディッターできればそれでよし!な思考回路だから・・・。 (2020-09-13 08 53 55) あの領地はディッターが絡むと頭にヘンなフィルターがかかるからな。ディッターが強い→ディッターが好き→ダンケルに来ることを望んでる。とかアホな解釈してても不思議じゃない。 (2020-09-15 23 58 34) 二人の以外は「分かってない(≒レスティが情報を操作してる)」可能性は高いかと。ハンネの側近ですら「ご安心ください。必ず勝ちます」と聞く耳持ってもらえなかった、と嘆いてるので (2020-09-21 17 01 05) レスが挑戦しヴィルが受けロゼマが報酬を変えた。契約書からはロゼマへの求婚阻止がなくなってると説明されれば現場にいなけりゃロゼマはダンケルを望んでいると思う方が自然じゃね? (2020-09-21 17 16 33) 秘宝の盾を金粉にしたことで、ローゼマインが本気でダンケルへ出たくなかったことは察せそうなもの。よく「愛し合っている」と思えたなジークリンデ…。 (2020-09-15 23 32 30) そりゃディッターは本気でやってこそですから (2020-09-15 23 48 14) 本来、領地への報告は、代表的な存在の一人が、報告するのでは? エーレンは情報収集範囲を広げる為に、全員報告せよという風に舵をきったけど。 ダンケルはレスティが報告する人間であり、ハンネは報告する立場にない。 報告できないこともないけれど、レスティが嫁取りと嘘の報告をしていたと(当時は)知らず、嫁盗りときちんと報告していたと思い込んでいたので、自分からも報告するという越権行為をする必要性に思い至らなかった。 ――そんなところでは? (2020-09-12 20 40 19) エーレン側は自分が勝っても報酬を辞退するつもりだったから実質最初からダンケルの一人勝ち試合のようなものだったよ (2021-03-02 15 00 49) ジークリンデはダンケルの中でもかなり近い領主一族傍系上級貴族かなと考えていたのだけど、もしかして元々領主一族(ヴェルデクラフの従妹や異母妹)の可能性もあるのかな?ユルゲンの遺伝状況だと他領地の領主一族とかの容貌は比較的髪・瞳どちらかの色が同じもしくは系統が近い程度のことが多い中で、夫婦親子共に髪瞳両方がかなり近い色相に敢えて設定してあるのは血が近いからなのかな、とふと最新刊のヴェルデクラフ口絵を見て気が付きました。ただ少なくとも自身の婚姻時点では第二夫人に下りるのが確定事項だったのなら、領地順位はともあれ同格の他領領主一族相手に謙る立場でわざわざ嫁ぐかという気もするし、やはり傍系出身者が無難なところか。 ダンケル上位層に多い色合いなのかな。 (2022-12-23 18 17 34) 父方の親戚ってのは明かされた (2022-12-23 18 24 36) いい夫婦の日ツイートで「父方の親族」とまでは確定。つまり領主傍系以上。この優秀さで異母妹が領主候補生になれなかったなんてことはないだろうし、領主候補生ならそう言えばいいところでこの言い方なので、異母兄妹ではないでしょう。 (2022-12-23 18 31 14)
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◆WAWBD2hzCI氏 投下した作品 No. タイトル 登場人物 時刻 013 I am bone of my sword 椰子なごみ、衛宮士郎、リセルシア・チェザリーニ 1日目 深夜 032 月光カプリッチオ ユメイ、加藤虎太郎、橘平蔵 1日目 深夜 033 Fearing heart ドクターウェスト、岡崎朋也、藤林杏 1日目 黎明 048 クモノイト 黒須太一、吾妻玲二(ツヴァイ)、真アサシン、藤乃静留、直枝理樹 1日目 早朝 053 Destiny Panic! 清浦刹那、ウィンフィールド、神宮司奏、大十字九郎、羽藤桂、アル・アジフ 1日目 黎明 060 見上げた虚空に堕ちていく ファルシータ・フォーセット、古河渚、伊藤誠、菊地真、ドライ 1日目 早朝 068 嘆きノ森の少女 浅間サクヤ、蒼井渚砂、一乃谷愁厳・一乃谷刀子 1日目 早朝 078 地獄デ少女ハ魔人ト駆ケル ティトゥス、清浦刹那 1日目 朝 090 悪鬼の泣く朝焼けに(前編)(後編) 柚原このみ、西園寺世界、井ノ原真人、アントニーナ・アントーノヴナ・ニキーチナ 1日目 朝 097 コンプレックス・イマージュ 杉浦碧、クリス・ヴェルティン、来ヶ谷唯湖 1日目 昼 103 それは渦巻く混沌のように 九鬼耀鋼、一乃谷愁厳・刀子、椰子なごみ 1日目 午前 113 Second Battle/少年少女たちの流儀(前編)(後編) 棗恭介、トルティニタ・フィーネ、清浦刹那、ティトゥス、支倉曜子、如月双七 一日目 午前~昼 119 騎英の手綱 源千華留、蘭堂りの、ユメイ 1日目 昼 124 outbreak 衛宮士郎 1日目 昼 130 ゆらり、揺れる人の心は 葛木宗一郎、高槻やよい、伊藤誠、菊地真 1日目 昼 137 例えば孤独なら傷つくのは、一人ぼっちの自分だけだと 黒須太一、藤乃静留 1日目 昼 145 人と鬼のカルネヴァーレ (前編)(後編) 西園寺世界、柚原このみ、鮫氷新一、千羽烏月、ドクター・ウェスト 1日目 日中 159 観測者の願望観測者の愉悦I have created over athousand blades 黒須太一、衛宮士郎、椰子なごみ、藤乃静留、来ヶ谷唯湖 1日目 午後 165 日ハ沈ム、駒ハ踊ル 棗恭介、トルティニタ=フィーネ、如月双七、深優・グリーア、(羽藤桂、アル・アジフ) 1日目 午後 178 めぐり、巡る因果の果てで(大人編)(子供編) 一乃谷兄妹、九鬼耀鋼、ドクターウェスト、ツヴァイ、鮫氷新一 1日目 夕方 203 死闘死闘/舞姫異聞録死闘/舞姫異聞録(後編)修羅の系統樹 如月双七、衛宮士郎、深優・グリーア、ジョセフ・グリーア 1日目 夜中 218 DEAT SET/イグニッションDEAD SET/バーストDEAD SET/エンドRealta Nua 千羽烏月、源千華留、西園寺世界、来ヶ谷唯湖、衛宮士郎 2日目 黎明 登場させたキャラ 5回 衛宮士郎 3回 清浦刹那、黒須太一、藤乃静留、椰子なごみ、一乃谷愁厳・一乃谷刀子、ドクター・ウェスト、如月双七、西園寺世界、 来ヶ谷唯湖 2回 ティトゥス、ユメイ、伊藤誠、菊池真、柚原このみ、九鬼耀鋼、吾妻玲二(ツヴァイ)、棗恭介、トルティニタ・フィーネ、羽藤桂、アル・アジフ、鮫氷新一、深優・グリーア、千羽烏月、源千華留 1回 浅間サクヤ、加藤虎太郎、アントニーナ・アントーノヴナ・ニキーチナ、大十字九郎、岡崎朋也、神宮司奏、ウィンフィールド、古河渚、藤林杏、クリス・ヴェルティン、蘭堂りの、直枝理樹、ファルシータ・フォーセット、リセルシア・チェザリーニ、橘平蔵、支倉曜子、杉浦碧、蒼井渚砂、真アサシン、井ノ原真人、葛木宗一郎、高槻やよい、ドライ、ジョセフ・グリーア し…士郎ーーーーー!!! やっちまったか…実に楽しみだw -- ナナシ (2008-03-23 02 23 26) パロロワ初のマーダー士郎を書いた人。今後、士郎がどこまで星を稼げるかは期待 -- とある書き手 (2008-03-23 12 01 32) 館長、アホだ… -- 名無しさん (2008-03-30 18 17 06) 2ndにおける最速の人、ギャグも鬱もそつなくこなす大黒柱といったところ -- 名無しさん (2008-04-23 00 20 58) 間違いなくギャルゲロワの主力。キャラの内面に迫った濃密な表現が上手く、バトルも鬱も正直適う気がしません。 -- 名無しさん (2008-05-24 19 54 22) 燃え展を中心にしつつ様々な展開をこなす書き手氏。 キャラ毎の心情が入り臨場感が感じ取りやすい。 -- ナナシ2 (2008-06-07 23 51 04) バトルや繋ぎを熱血展開を元にこなす人。高クオリティなSSを連発してくれます -- nanashi (2008-07-29 17 06 13) 熱い展開、激しいバトルの二つを柱として、最高のクライマックスを描く書き手氏。Second Battle以降、狙撃等による予想外しも上手く行っており、更にパワーアップした。また心理描写もやたら上手い為、繋ぎの話のレベルも非常に高い -- nanasi (2008-09-09 20 29 05) 名前 コメント
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《Old Fogey》(頑固じいさん) #whisper フェイジング、累加アップキープ、エコー、消散、他の恐竜とのバンド、プロテクション(ホマリッド)、雪かぶり平地渡り、側面攻撃、ランページと、妙に古いキーワード能力が並んでいる。 さらに、クリーチャー・タイプの恐竜もこれ以前には随分昔に一体いたのみだったマイナー種族である。 Blast from the Pastと対をなす「旧世代」のカードで、枠がスカージ以前までの物だったり(タイプ欄などが太字なので、正確にはポータルなどに類する)、タイプ欄が「恐竜の召喚」(Summon Dinosaur)だったり、更にはイラストレーターの誤植までそのまま。もちろんプレミアム・カードには流星マークまでついている。 2マナで7/7とマナレシオが非常に大きい。 しかしフェイジングとエコーと消散と累加アップキープがあるため序盤に出しても制約が大きい。 それに、これらの能力が同じカードにあるため処理も面倒である。 回避能力はあるものの、雪かぶり平地渡りとプロテクション(ホマリッド)なのでそこまで期待できない。 ただコールドスナップの影響で渡りは強化されたと言えるし、側面攻撃とランページを持つためクリーチャー同士の戦闘ではほぼ無敵である。 永劫の中軸/Eon Hubでアップキープを飛ばすのが最も有効だろう。 また、ブラストダーム/Blastoderm同様速攻をつけるのもよい。 最後は手綱取り/Grab the Reinsか何かで投げよう。 以下はMark RosewaterによるFAQ(TIWDAWCC)から参考にした、簡単なガイド。 第1ターン Old Fogeyをプレイする 第2ターン アンタップ・ステップの開始時に、これがフェイズ・アウトする 第3ターン フェイズ・インする。アップキープに累加アップキープとエコーで計(1)(緑)(緑)を支払う。消散カウンターは残り2 第4ターン フェイズ・アウトする 第5ターン フェイズ・インする。累加アップキープとエコーで計(2)(緑)(緑)を支払う。消散カウンターは残り1 第6ターン フェイズ・アウトする 第7ターン フェイズ・インする。累加アップキープとエコーで計(3)(緑)(緑)を支払う。消散カウンターは無くなる 第8ターン フェイズ・アウトする 第9ターン フェイズ・インする。累加アップキープやエコーを支払うまでもなく(それぞれ支払いは可能)、消散のために生け贄に捧げられる この手順を冷静に見てみると、これが実は普通に強いクリーチャーであることがわかる。2ターン目にプレイできれば、4ターン目には7/7+αで殴りかかれる。維持のためにマナこそ喰うが、マナ加速手段の豊富な緑にとってはたいした負担でもないだろう。 現在のルーリングに合わせた表記へ書き換えるとすれば、次のようになる。 Old Fogey (緑)(緑) クリーチャー ― 恐竜(Dinosaur) フェイジング、累加アップキープ(1)、エコー(緑)(緑)、消散3、他の恐竜(Dinosaur)とのバンド、 プロテクション(ホマリッド)、氷雪平地渡り、側面攻撃、ランページ2 7/7 エコーにはエコー・コストの表記が加わり、雪かぶりは氷雪に置き換えられた。 他の〜とのバンドを元から持っている唯一のカード。他にもプロテクション(ホマリッド)、雪かぶり平地渡りを持つのはこのカードのみ。-マジックで最多の9個キーワード能力(のみ)を持つクリーチャー。次点は怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrathの7個。 当時としては「過去の遺物」であったキーワード能力ばかりなのだが、その後のコールドスナップで累加アップキープが復活、氷雪土地渡りを持つ新しいクリーチャーも現れた。さらに、まさに過去の遺物がテーマの一端である時のらせんブロックでは、側面攻撃と、タイムシフト限定ながらランページが再登場、エコーの概念は拡張されてエコー・コストが加わり、消散は消失となって帰ってきた。フェイジングはさすがに登場しなかったが、フェイズ・アウト領域を利用していたクリーチャーである熱狂のイフリート/Frenetic Efreetが、フェイズ・アウト領域を利用しない熱狂スリヴァー/Frenetic Sliverとしてリメイクされた。ホマリッドにも新種が出現した。Old Fogeyが持つキーワード能力のうち、これらのエキスパンションでかすりもしなかったのはバンド関連くらいである。ただ、恐竜の新登場はならなかった。 このおじいさんがフレイバー・テキストで語っているマジック論は素晴らしい。 最近のガキときたらやれコレクター番号だ目新しいタップシンボルだ。ブラック・ロータス20枚と疫病ネズミ20枚。これこそが本当のマジックじゃ。 ちなみにコレクター番号がつけられたのは7年近く前の話であるし、タップ・シンボルの歴史も古い。 こんなのが雪かぶりの平地を歩いていたらすぐにばれそうなものだが、氷河期の恐竜でPygmy Allosaurusがいるため、おそらくこの辺をいじったものだと思われる。 マジックプレイヤーであらせられるようなので、もしかしたら"Plain s Walker"と言う洒落なのかもしれない。 イラストの背後でTime Machineが墜落している。 「頑固じいさん」と名前だけ聞くと、恐竜とはすぐに分からない。 参考 カード個別評価:Unglued系
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『偉大な英雄のテーゼ』(鯖一同) オタ集う皆鯖スレで 英霊よ鯖となれ 『ポケモン金銀 BGM 27番道路(カントー地方)』 『乗り物があれば』(ベレロフォン) 「たった一つの手綱を握る、乗り手は英雄、乗騎は魔獣! その名は・・・キマイラハンター・ベレロ!」 『禁じられぬ企み』(フィン・マックール) 青い槍を握って 白い指をくわえて 触れ合うことも打算 全ては予測済み 跪いて捧げよ 命乞いの言葉は グラスに注いだ極上のワイン 『More than limit 聖フランク帝国』(ローラン、ルノー、アストルフォ) 大帝に集う我ら 選ばれし騎士達のエリート 騎士の叙勲を受けた 十二勇士の英霊 全国無比の実力で 異教徒どもを皆殺し 『La bête du Gévaudan』(ジェヴォーダンの獣) グルグルグルグルグルガウガウガウッ ×2 『怒りのためなら化けられる』(頼豪阿闍梨) 寺を建てろよ 建てなきゃ化けるぞ 死んで化けるぞ 猛威を振るうぞ 『お嫁にされたっ!』『最強タロス計画』(エウロペ) 帯びた熱はタロスの血だよ 別に冷まさなくてもいいけど 恋の主神誘拐犯でも 子作りしました 『撲殺怪物アステちゃん』(アステリオス) ブモモブモモモモブモモモォ! ×2 屈指の近接ステ ミノタウロス ブモモブモモモモブモモモォ! ×2 狂化のステ上昇で 圧倒してあげる 『人形見つかるかな?』(メリーさん) ラララ 見つかるかな? あなたは見つけるかな? ラララ 見つかるかな? 私のお人形 『ラララそこまでよ!』(プテサン・ウィ) ラララ そこまで ラララ そこまで ラララ いつも雷警報 ラララ そこまで ラララ そこまで ラララ エロネタ許さないわ 『鯖としてチート過ぎている』(ディートリッヒ・フォン・ベルン) 絶対傷つけられない人がいた あの人はチート過ぎている・・・無敵 分かったぜ無敵破るその術 炎吹いて宝具効果消せばいい それならば! 『ライバルのごとく』(シグルド) 勘違いするな 的外れの勝利 続けていれば勝つのは 俺だった 大地蹴り上げ 決着つけよう 認めたライバルのごとく 『クマテイ』(熊太郎、金太郎) クマクマクマクマクマクマクマクマ(はじめまして、熊太郎です) クマクマクマクマクマクマクマクマ(金ちゃんとは足軽山で出会いまして) クマクマクマクマクマクマクマクマ(それ以来、親子というか親友というか) クマクマクマクマ(そんな間柄です) 『ヤラナイカ』(パリス) やらないか やらないか やらないか 気持ちいいこと 二人きりでやらないかい? 『Kill you Paris』(ヘクトル、アキレス) うらぁぎったんぎったん ぐさりんこー おらばったんばったんしねやこらー ほっらめったんめったん まなかいほー ぱりすしねや ぱりすしね 『蹂躙でしょでしょ』(チンギス) 大 ハーン 支配だけじゃつまらないの You を RAPE! 感じるまま感じることだけをするよ 『キシイズム』『The Knight』(アロンソ・キハーナ) 眩しすぎて見つめることも できぬ物語 冒険へと続くこの道に いつも影は二つ いつか君に話していた 光り輝く騎士道を 『ウィラフ』(ベーオウルフ) グレンデル その母水魔 炎を吐く 猛毒の竜 独り巡る死地と海を 誇りと誉れに乗って 『騎士を乗せて』(ガウェイン、トリスタン、イウェイン、ベイリン、ベディヴィエール) あの円卓が輝くのは 我らの王が騎士王だったから (ケイ) たくさんの日を皮肉れないのは そのどれも全てに妹(キミ)がいるから 『元に戻れない』(スキュラ) LaLaLa LaLaLa...... LaLaLa LaLaLa 私は戻れない 『頼政の警告音』(源頼政) 「逃げるでござる!」 『Do Your Fear』(ヴラド) 聞こえるか 怯える獲物の雄叫びが 感じるか 牙を剥く赤きドラクリヤ 突き刺され 血濡れの杭 俺の宝具 眼にした敵の瞳は恐怖に輝いているはずさ 『粛正、無音、末世にて』(カルキ) 秩序ない世界に 舞い降りた System K.A.L.K.I 『殺戮美味礼讃』(織田信長) さぁ焼き討ちを共にしよう 愚劣なる比叡の寺社 先天性の残虐性で 筆舌しがたき怨念の弾を 『来いっ!ラーマ』(ラーヴァナ) おーいラーマ 聞こえるかい おーいラーマ 早く来い 『ラーヴァナの現れる頃に』(ラーマ) 弓に矢を番え狙う 敵はだれ? 放つ矢を火で包み 敵を射抜いた 神性封じ人と成って 神は生まれ変わる もう宝具の効果 使わせないから 『BRAVE HERO』(イリヤー・ムーロミェツ) きっと終わらぬ永遠の詩 授かった天の力 手にした意味を見失わないで 祈りよ星になれ 『よみがっえーれ↓スペクタクル』(オルフェウス) 振り返ることはないでしょう Just a Spectacle 死者には死後の世界のみが お似合いなのですか!? 『ロマンス(ヤンデレ)』(清姫) 愛に気付いてください 私を捨てないでください 狂気に堕ちる切なさは 生まれ変わる情念 『聶隠niマイYear』(聶隠娘) べつにGO!聶隠niマイ Year 未来予知してゆけ 自分の気持ち最優先 契りなんて切り落としちゃうわ 『恋のザミエル伝説』(ザミエル) ミ・ミ・ミラクル☆ ザミエルンルン☆ 『熱きデーモンたち』(ソロモン) 「『七十二の鍵符(リバースカード)』オープン。『王の神殿』召喚!」 『女鯖クーポン』(ジライヤ) 「女鯖が欲しいのぅ・・・」
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捜索! 土くれのフーケを追え! その① 『破壊の杖、確かに領収いたしました。土くれのフーケ』 それが宝物庫に残されたフーケの犯行声明文である。これにより学院中大騒ぎだ。 学院長室では、オールド・オスマンの前で教師達が責任のなすりつけ合いをしている。 だが責任は全員にあるとオールド・オスマンが納め、ようやくこの場に呼び出された四人の人間に出番が回ってきた。 「で、犯行の現場を見ていたのは誰だね?」 「この『二人』です」 コルベールが答える。 その場にいるのはルイズとタバサ。それにキュルケと承太郎だった。 キュルケはタバサが呼ばれた、という事で勝手についてきて、承太郎もまた自分も事件に関わっているからと一応様子を見に来ていたのだった。 しかしどうやら『使い魔』で『平民』の承太郎は、目撃者の人数に入ってないらしい。 「他にもう一人、ギーシュという生徒がおりましたが、 負傷のため現在病室におりまして、まだ目覚めておりません」 「容態はどうかね?」 「命に別状はありませんし、治癒も完璧です。遅くとも明日までには目覚めるでしょう」 「ほっ、それはよかった。さて……では君達、説明したまえ」 オールド・オスマンが問いかけると、キュルケの視線がルイズに向けられた。 一番最初に現場にいたのはルイズだからである。 ルイズはゴーレムが壁を殴って壊し、その間自分はゴーレムに襲われていた事を説明した。 その間にフーケは破壊の杖を盗み出し、ゴーレムに乗って逃走。 後はタバサが追跡したが、ゴーレムはただの土になって崩れ、フーケの姿は消えていた。 「ふむ……追おうにも、手がかりは無しという訳か。 時に、ミス・ロングビルの姿が見えんが……いったいどうしたのかのう?」 とそこで狙ったかのようなタイミングで学院長室に入室するミス・ロングビル。 緑の髪をし、大人の雰囲気を持つ美女であった。 「遅れて申し訳ありません。土くれのフーケの調査をしていましたもので」 「仕事が早いの、ミス・ロングビル。で、結果は?」 「はい、フーケの居所が解りました」 周りの教師が素っ頓狂な声を上げて驚く中、オスマンは落ち着いた口調で問う。 「誰に聞いたんじゃね? ミス・ロングビル」 「はい。近在の農民に聞き込んだところ、 近くの森の廃屋に入っていった黒ずくめのローブの男を見たそうです。 恐らく、彼はフーケで、廃屋はフーケの隠れ家ではないかと」 ルイズが叫んだ。 「黒ずくめのローブ? それはフーケです! 間違いあり――」 「待ちなッ。その農民はフーケが男だと……顔や性別が確認できる距離まで近づけたのか?」 承太郎が口を挟むと、教師達の目が「黙れ」と言って睨みつけてきた。 ギランッ、と睨み返す承太郎。険悪な空気が一気に場を覆った。 しかしさすがはオスマン、そんな空気を無視して話を進める。 「そこは近いのかね?」 「はい。徒歩で半日。馬で四時間といったところでしょうか」 「すぐに王宮に報告しましょう!」 コルベールが叫ぶが、オスマンは首を横に振る。 「残念じゃが時間が無い。王宮に知らせとる間に、フーケは逃げてしまうじゃろう。 そこで、この件は我々魔法学院の者で解決する!」 ミス・ロングビルが微笑んだ。そうこなくては、というように。 だが、見境無しなのか承太郎はミス・ロングビルまで睨みつけていた。 それに気づいたミス・ロングビルは口元を正す。 「では捜索隊を編成する。我と思う者は、杖を掲げよ」 オスマンが言った。誰も杖を掲げなかった。顔を見合わせるだけだった。 「おらんのか? おや? どうした! フーケを捕まえて、名を上げようと思う貴族はおらんのか!」 うつむいていたルイズが、オスマンの言葉を聞いて――杖を顔の前に掲げた。 ニヤリッ。承太郎が険悪な空気を消して微笑を浮かべる。 「ミス・ヴァリエール! あなたは生徒ではありませんか! ここは教師に任せて……」 ミセス・シュヴルーズが止めようとしたが、ルイズは牙を剥いて怒鳴り返した。 「誰も掲げてないじゃないですか! 私には、フーケを追う『理由』があるんです!」 真剣な目をしたルイズは凛々しく、美しかった。 そしてルイズの掲げる杖を見て、しぶしぶキュルケも杖を掲げる。 今度はコルベールが驚きの声を上げた。 「ツェルプストー! 君は生徒じゃないか!」 「ふん。ヴァリエールに負けられませんわ」 と、彼女の言葉を聞き終えたタバサが同じように杖を掲げた。 「タバサ。あんたはいいのよ。関係ないんだから」 友を案じてキュルケは声をかけたが、タバサは短く答えた。 「心配」 キュルケは感動した面持ちでタバサを見つめ、 承太郎はキュルケがそんな表情もできる女性なのかと評価を改めた。 「ありがとう……タバサ……」 キュルケとタバサが友情を深め合う中、教師達は猛反対を開始した。 だがオスマンが「では君が行くかね?」と問うと、皆体調不良などを訴えて断る。 オスマンは勇気ある志願者三人を見て微笑んだ。 「彼女達は、敵を見ている。 その上、ミス・タバサは若くしてシュヴァリエの称号を持つ騎士だと聞いているが?」 教師達は驚いたようにタバサを見つめた。 「本当なの? タバサ」 キュルケも驚いた。 「シュヴァリエってのは何だ?」 承太郎が問うと、教師達は「口を開くな」とばかりに睨みつけてきた。 が、キュルケがすぐに答えて睨み合いが起こるのを妨害する。 「シュヴァリエは王室から与えられる爵位よ。 最下級のものだけど、私達のような年齢で与えられるなんて驚きよ。 しかもシュヴァリエは他の爵位と違って、純粋な業績に対して与えられる爵位。 実力の称号よ。タバサ、あんたったら、何で今まで黙ってたのよ」 「騒がしくなるから」 タバサはまたしても短く答える。 すると、キュルケは納得とばかりに微笑んだ。 オスマンが話を続ける。 「ミス・ツェルプストーは、ゲルマニアの優秀な軍人を数多く輩出した家系の出で、彼女自身の炎の魔法も、かなり強力と聞いているが?」 キュルケは得意げに髪をかき上げた。 さて次はルイズの番と、オスマンは視線を向けて、褒める場所を探した。 こほん、と咳払い。 「その……ミス・ヴァリエールは数々の優秀なメイジを輩出した、 ヴァリエール公爵家の息女で、うむ、その、なんだ、将来有望なメイジと聞いておる。 しかもその使い魔は、平民でありながらあのグラモン元帥の息子である、ギーシュ・ド・グラモンと決闘して勝ったという噂だが」 明らかにルイズより承太郎を褒めている発現に、ルイズはちょっとムッときた。 だが事実だから仕方ない。 だから当然というか教師達の表情は、ルイズのところで険しくなった。 コルベールを除いて。彼は意気揚々と喋る。 「そうですぞ! なにせ、彼はガンダー……」 「ミスタ・コルベール!」 オスマンが怒鳴って黙らせ、コルベールは慌てて口に手を当てる。 次の瞬間オスマンとコルベールは射抜くような強烈な視線を感じた。 承太郎である。 やばい、どうしよう。何て言おうとしたか質問されたらまずい。 でもまあ平民って事になってるし無視すればいいかな。などと考える。 とりあえずとっとと話を終わらせようと、オスマンは高らかに言う。 「魔法学院は、諸君等の努力と貴族の義務に期待する。 では馬車を用意しよう。魔法は目的地に着くまで温存したまえ。 それからミス・ロングビル、彼女達を手伝ってくれ」 「はい。オールド・オスマン。元よりそのつもりですわ」 こうして四人はミス・ロングビルの用意した馬車に乗り情報の場所へ向かった。 馬車といっても屋根無しの荷車のような馬車だ。 襲われた時に逃げやすいように、という理由があるが。 御者はミス・ロングビルが買って出たが、手綱を握る彼女にキュルケが話しかける。 「ミス・ロングビル・手綱なんて付き人にやらせればいいじゃないですか」 「いいのです。わたくしは、貴族の名を無くした者ですから」 「え? だって、あなたはオールド・オスマンの秘書なのでしょ?」 「ええ、でも、オスマン氏は貴族や平民だという事にあまりこだわらないお方です」 「差しつかえなかったら、事情をお聞かせ願いたいわ」 キュルケがそう言うと、ルイズが噛みついてきた。 「よしなさいよ、昔の事を根掘り葉掘り訊くなんて」 「暇だからお喋りしようと思っただけじゃないの」 「聞かれたくない事を無理やり聞き出そうとするのは、トリステインじゃ恥ずべき事よ」 「ったく……あんたがカッコつけたおかげで、とばっちりよ。 何が悲しくて泥棒退治なんか……」 「とばっちり? あんたが自分で志願したんじゃないの」 「あんた一人じゃ、ジョータローが危険じゃないの。ねえ、ゼロのルイズ」 「どうしてよ?」 「いざ、あの大きなゴーレムが現れたら、あんたはどうせ逃げ出して後ろから見てるだけ。 ジョータローを戦わせて高みの見物。そうでしょう?」 「誰が逃げるもんですか。私の魔法で何とかしてみせるわ」 「魔法? 誰が? 笑わせないで!」 喧嘩を始めた二人を無視してタバサは相変わらず本を読んでいる。 一方承太郎はというと、そろそろイライラが限界だった。 「ギャアギャア騒ぐんなら他所でやれ! うっとおしいぞ!」 「はーい、ごめんなさいジョータロー」 あっさり引き下がると同時に、承太郎の腕に絡みつくキュルケ。 それを見てルイズが「私の使い魔に何してんのよ!」と怒鳴る。 それを聞いて承太郎が「誰がてめーの使い魔だって?」と睨む。 そんな感じで数時間、馬車は深い森に入っていった。 昼間だというのに薄暗く気味が悪い。 ここから先は徒歩で行こうとミス・ロングビルが提案し、皆特に異論はないので素直に従い森を進み、開けた場所に出る。 森の中の空き地とでもいうような場所に、元は木こり小屋らしき廃屋があった。 五人は小屋の中から見えないよう、森の茂みに身を隠したまま廃屋を観察する。 「わたくしの聞いた情報だと、あの中にいるという話です」 ミス・ロングビルが言うが、人が住んでいる気配はまったく無い。 果たしてどう行動すべきか、ルイズ達は相談を開始した。 そんな中、承太郎がミス・ロングビルに問いかける。 「すまねえが、ちょいと訊きたい事がある。 あんたにフーケの情報を教えた農民についてだ。 そいつはなぜ……こんな廃屋のある場所まで来たんだ?」 「さ、さあ……存じません。何か仕事でここまで来たのでしょう」 「果たして……そんな場所をフーケがアジトにすると思うか?」 「……いえ……。ですが一時しのぎの隠れ家程度になら、とは思います」 「それにしてもマヌケな盗賊だな。平民の農民に姿を見られて気づかないとは」 「め、メイジといえど後ろに目がついている訳ではありませんから……」 ミス・ロングビルがしどろもどろになって答える。 その様子を、承太郎は感情を読ませない目でじっと見ていた。 そしてミス・ロングビルが気がついてみれば、いつしかルイズ達は相談をやめ、 二人の会話に耳を傾けていた。不信感を持った目で。
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ネコとまたたび(※リレー作品) <5スレ647 ID 16dzFZjt>「・・・・・・奥田民生聴きたいですね」 「何の話だにゃあ?」 抜けるような青空の下、馬車がゆっくりと農道を進む。 地平線まで見える牧草地でちらほらと乳牛が草を喰んでいた。 思わず漏れた独り言に、擬装用の麦わらの上に乗った御主人様が聞き返した。 御者に退屈していた僕も思わず返してしまう。 「ハイロウズでも可」 「だから、何の話にゃ」 身を乗り出して御主人様が顔を出す。 「わわわ!御主人様荷物崩さないでくださいよ!」 「そんにゃ間抜けはしないにゃあ」 「そんな事言って山脈越えの時だって・・・・・・」 「そ、そりは・・・・・・って前!前!」 「え?うわあ!!」 馬車の前にはいつの間にか道に落書している子供達。 思わず手綱を思いっきり引いてブレーキをかける。 「にゃんとーっ!?」 その急ブレーキに耐えきれず、御主人様と麦わらと、隠していたマタタビの木箱が崩れてきて・・・・・・。<5スレ648-650 ID HgpCG5pv> 聞こえたのは、木箱が崩れる音、ビンが割れる音、それから御主人様の呻き声。 ……やばい。完全にスイッチが入ってる。 「ご、御主人様……。目が、と~っても、コワイですよ?」 「にゃふふ……そんな筈はないにゃ~?」 慌てて駆け寄った僕を組み倒し、がっしり掴んだまま放さない御主人様。 思いのほか力が強く、地面に縛られたまま振りほどく事が出来ない。 そ、そうだ、さっきの子供達!! 急いで目を向けると、さっきの子達はこっちを心配そうに見ている。 全員、イヌの子供だった。助かった。 「ちょ、ちょっと向こうに行っててもらえる……かな?」 汗ダラダラの顔で訴えると、子供達はハッと驚いた顔をして、すぐにどこかへ走っていく。 よかったよかった。本当によかった。 「よかったにゃ。これで、こころおきなくエッチできるにゃ~?」 にぱ。と微笑む御主人様の顔を至近で見せ付けられ、ただ僕は苦笑するしかなかった。 「あ~んッ、すっごいにゃ~奥まで当たるにゃ~?」 初夏の太陽の下、御主人様は恥ずかしげも無く大声を上げる。 周りに人が居なかったのがせめてもの幸い。 居たら、恥ずかしいだけじゃなくて……ぜったい逮捕モノになる。 「ふぁん……にゃ、おみゃーも喘ぐにゃ~?」 「む、無理です絶対!! そんな恥ずかしい事、人前で……」 「にゃ……。そのヒトマエで、こんな恥ずかしいモノで、 にゃーをぐちゃぐちゃにシテいるのに、恥ずかしいからイヤダにゃんて~?」 騎乗位の体勢で組み敷かれた僕と上に乗った御主人様の結合部、 パンツずらしただけの御主人様に、僕のが飛沫をあげながら出入りして…… 「ん、くッ……」 「にゃふふ。やーっと声をあげたにゃ~?」 日向は熱いけれど、それ以上に熱い御主人様に締め付けられて、 「にゃ~の、お○ンコ、そんなに気持ちイイにゃ~??」 「や、だめ、そんなきゅって締め付けたら……ッ!!」 「いいにゃ~? 出すにゃ~? 全部受け止めてあげるにゃ~?」 そのまま、ぎゅーって全身で抱きしめられた。 「にゃうん……。だいすきにゃ~?」 うん。まあ、こういうのもたまには良いかなーって…… 「で、これで何回目ですか?」 馬車にゆられながら、ふと聞いてみた。 アレからすぐに片付けてみると、割れたのは1ビンだけで、そんなにひどい被害では無かったようだ。 「にゃ……ええと……」 指を折々、数え始める御主人様。そうだ、今回の道中でもそれだけシてるんだ……。 「え~っと、やっぱりハイロウズが聴きたいですね」 「だから、何の話にゃ!!」 「なんだって良いですよ。さ、今度こそ商品に傷を付けないようにしないと」 「う~。わかったにゃ……」 渋々と麦わらの上によじ登っていく御主人様。 さて、今度は何時間もつのかなぁ。と嫌な汗を書きながら、 抜けるような青空の下、僕は手綱を持ち直した。<5スレ666 ID uKbBEIG/> 「で、これはどういう事ですか?」 ここはマタタビ密売組織『へるきゃっ党』のアジトの一つ。 移民街の雑居ビル2階のテナントで、(ちなみに一階はイヌパブ。三階は探偵事務所) 御主人様と僕は作戦参謀さんから怒られていた。 「ど・う・し・て、ここに着いた時に出荷した時の3分の一が消えてなくなっているんですかって聞いてるんですよ」 「そ・・・そりは・・・・・・」 「ええと・・・・・・その・・・・・・」 一応この組織のボスは御主人様なんだけど、お金のことに関しては参謀さんに敵わない。 もっとも、積み荷がなくなった事の責任の半分は僕にもあるわけで・・・・・・。 「こ、こいつのせいにゃ!」 「ちょっとお?!御主人様!」 何のためらいもなく僕を売らないで下さいよぉ! 「あらあら、召使いの責任は主人の責任でしょう?管理不行き届きの責任を・・・・・・」 「だから、こいつの身体に十分お仕置きするといいにゃ」 その言葉をきいて参謀さんがぴたっと動きを止める。 ま さ か 。 「うふふふふふふふふふ悪い子ねぇ、坊やぁ。こんな悪い子にはお姉さんがお仕置きしないとぉ・・・・・・」 急いで回れ右をした僕の襟首が『がしっ!』と掴まれる。 「きゃ~~!助けて御主人様~~!」 ずるずる<5スレ667 ID MR4ekYH3> 「………!!? ま、待つにゃ!!」 ずるずると引き摺られ、なんか奥の薄暗い部屋に連れ込まれそうになる寸前、そう声が掛かった。 「ご、御主人様……」 何時になく厳しい顔を見せる御主人様に、少しだけ驚く。 「あらあら、どうしたのぉ?ボス?」 「え~っと、え~っと……そ、そりは、にゃ~の召使いにゃ!」 軽い口調、しかし鋭い参謀さんの金色の目に当てられ、少し怯むがハッキリと言い切る御主人様。 普段見せないその姿に、思わず僕の涙腺が緩んで……。 「だ、だから……に、にゃ~も“お仕置き”に参加する権利があるハズにゃ……」 僕の瞳から、思わず涙がこぼれた。<5スレ668 ID rl2z2fjo> 確かにね、ご主人様。 貴女のワガママには、散々振り回されてきましたよ。 僕は貴方の下僕ですから、理不尽だろうと飲みますよ。 だって、この世界で僕が生きていける術はありませんから。 でも、それでも、です。 僕は貴女を敬愛してます。 僕は貴方の下僕として、誇りすら感じています。 なのに貴女は他の人間?に貴女しか知らない僕を知られても良いとおっしゃいますか。 僕は貴女だけのものではなかったのですか。 貴女しかしらない僕を見せるつもりなら。 僕しかしらない貴女を見せても構いませんよね? 世の中、持ちつ持たれつ。 ということで。 2人まとめてヤってやる。 「ごめんなさい」言っても許してやらない。 体力に関しては、連日のご主人様とのプレイで相当な自信がある。 何といっても、若 い し ね ! この時僕は、黒い笑みが浮んでいただろう。 「ククク・・・アハハハハ・・・アーッハッハッハッハ!!」<5スレ669 ID uFoKu35K> 「……? さっきっから、何を引きづられて涙流しつつ笑って居るにゃ……? 不気味だにゃ」 「現実逃避でもしているんでしょう。――さ。ヤりましょ」 「え、な、ちょっと! 参謀さん! 人が折角黒いキャラクターを出してお話を盛り上げようとしているのに!」 「問答無用」 「うわあぁぁぁぁぁー!?」<5スレ670 ID DP/OoPw4> 「衛生兵!衛生兵!」 「俺はもう駄目だ……お前だけでも逃げるんだ、サジェール」 「そんなことできる訳ないだろ、コワルスキー!一緒に故郷に帰ろうよ…」<6スレ119 ID +Xz++rTo> 「さあさあ、現実逃避しても無駄よ~♪」 ボスン。と参謀さんの自室の床に突き倒される僕。 どうでも良いんだけど、絨毯の毛の長さから、どれだけの金がココに回ってきているのかは推測して欲しい。 「剥ぐにゃ♪ 剥ぐにゃ♪」 完全に乗り気な参謀さんと御主人様に、為すがままに服を脱がされていく。 パンツだけになったときに、参謀さんがポツリとつぶやいた。 「……完全に無抵抗っていうのも、なんかつまらないわね」 「泣いても良いんですか……」 「うふふ。それでも良いんだけど、今日はね~」 ぼふ、と音を立てて、大の字に横になった僕の顔面に、参謀さんが圧し掛かってくる。 俗に言う顔面騎乗ってやつ。参謀さんは下着脱いでいなかったけど、息が……息が……。 「ん゛ん~~~!!」 「にゃふふふ。あったにゃ」 ごそごそと何かを探していた御主人様が、僕の両膝に何かの器具を取り付けた。 キリキリとネジを巻く音。次第に、ピッタリと閉じた両膝が強引に開かされていく。そして、 「んん゛んんん!!!!!!!!!!!!!!!!」 フワフワとした、それでいてチクチクする毛みたいなのが、僕の内股を往復している。 「にゃふふふふふ~。“ねこじゃらし”の拷問を受けるにゃ~?」 くすぐったさに暴れようにも上半身も下半身も動かないし、腕も参謀さんに押さえつけられてて…… ……って、指しゃぶらないで下さい参謀さん!! 「2本あるにゃ。体中をこちょこちょするにゃ。地獄の責め苦を味わうにゃ~?」 って脇腹だめですワキバラ!!そこ弱……あ、ちょ、ダメ、ダメっ!! 「ふふふ……。さ~て、お姉さんは何しようかなぁ……」 左手で僕の腕を掴んだまま腰を上げる参謀さん。 「ぷはッ………んん゛っ!!」 息を止められてた分大きく吸い込んだら、参謀さんが唇を重ねてくる。しかも空いた右手でワキをくすぐりながら。 「んふ……。気持ち良い?でも、コレくらいで参ってちゃ、だ・め・だ・ぞ♪」 そのまま参謀さんの右手が、既に固くなってた僕のモノをパンツ越しに撫で上げて……。<6スレ609 ID 4MxyRQsG> 「うふふ、こんなのはどうかしら」 パンツ越しに参謀さんが股間を僕のモノに押しつけてくる。 2枚の布越しにじっとりとした暖かさと胴の部分を挟み込んでくる柔らかさが伝わってきて、 僕のはもっと固くなっちゃう。 「あら、まだ脱いでもいないのにこんなにしちゃって……。やらしいんだぁ……」 「う、うわ、うごいちゃだめです~」 参謀さんが腰をくっつけたままゆっくりと前後に動かす。布越しのざらざらな感触が気持ちいい……。 その間にも御主人様の猫じゃらしと参謀さんの指が僕の身体をまんべんなくくすぐり続ける。 「ひゃ、ひゃう~っ!」 「うふふ、女の子みたいな声出すのね?」 「にゃう~ここも女の子みたいになってるにゃあ」 「にあっ!?」 御主人様、乳首いぢっちゃだめです~~~!! 「あらほんと。くすっ、かわいい……」<7スレ6 ID J/nTYKI0> 僕の乳首が固くなったのを見つけて、参謀さんが右に、御主人様が左に吸い付く。 首をぶんぶん振って懇願するけど許してくれない。 「やあ~~。もうやめてくださ~い~」 「だめだにゃあ♪いやなことするからお仕置きなんだにゃあ♪」 マタタビ瓶割ったのほとんど御主人様なのに・・・・・・。 「ああん、おいしい・・・・・・。ねえ、ボス。おっぱい出せるようになる魔法とかありません?」 なんか参謀さん、ものすごい事言いだしたー! 「にゃふ!そりはいいアイディアにゃあ・・・・・・。今後の開発目標に追加するにゃ」 御主人様ものらないでー!? でも、哀しいかな僕の思いは声にならない。なんでかっていうと。 「ああう、ひゃうっ!ずりずり、ずりずりきもちいいよぅ!!」 舐められたり擦られるのが気持ちよくって、もうそんな声しか出なくなってるから・・・・・・。
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前ページ次ページKNIGHT-ZERO ノリックに捧ぐ 地球から遠く離れた世界 トリスティン魔法学院 異世界の大陸ハルケギニアに存在する、ふたつの大国に挟まれた中堅の王国トリスティン 王都の郊外、貴族の子女が集うトリスティン魔法学院では、二年生への進級儀式がおこなわれていた 使い魔を召喚する儀式、サモン・サーヴァント ルイズは召喚魔法のルーンを詠唱していた メイジにとって重要な意味を持つ使い魔の召喚 高名な貴族の子女でありながら四系統のどの魔法にも開眼せず、魔法学院の劣等生だったルイズは 数回の失敗を重ねた後、不退転の決意で臨んだこの儀式に自らのメイジとしてのプライドを賭けていた 詠唱が完成する ルイズは神と始祖ブリミル、五つの力を司るペンタゴンに祈りながら、細身の杖を天高く、遠くへ掲げた 爆発 彼女が魔法を発動した時、望まずとも起きる傍迷惑な爆発、いつもより余分な爆発の煙が晴れた後 魔方陣の中心に現れたのは黒い物だった、魔方陣から大きくはみでた未知の物体、大きくて、低い それは獣のようで、美術品のようで、それでいてこの世界のいかなる基準からも外れた造形がなされたモノ あえて形容するならこのトリスティンにも稀に姿を現すゴキブリや南京虫に似ていなくもなかった 召喚に立ち会っていた他の生徒達が騒然となり、続いてどっと笑った、紅い髪の美しい女が進み出る ルイズの悪友にして仇敵ツェルプストー家の令嬢、炎魔法の使い手であるキュルケがそれを指差した その生活態度は奔放ながら魔法に関しては優等生である彼女は、先刻サラマンダーを召喚した 「何この『ウマ無し馬車』は?ルイズ、やるわね、でもせめて生き物を召喚して欲しかったわぁ」 その召喚物の四隅、足ともいうべき場所には4つの丸い物体があって、それに拠って地に立っていた この世界に存在するものの中でそれに似た物を備えていたのは、馬車と労役夫の使う四輪荷車だけだった 少なくともその場に居た学院の生徒達や教師は、それを昆虫を模した奇怪な馬車としか認識できなかった 当時、一部の有閑貴族の間で珍妙な馬車を誂える趣味が流行していて、それは下劣と俗物の象徴だった その物体の片端に赤く光る物があった、奥まった窓の中で紅い光は左右に動き、ヒュンヒュンと不気味な 音を発していた、それすらも皆の目には何らかの魔法を利用した悪趣味な装飾にしか見えなかった 馬車を使い魔にしたなんて前例は無い、儀式に付添っていた教師のミスタ・コルベールはこの召喚もまた 無効に扱うべきかと思ってルイズの肩に触れるが、意固地の塊となっていたルイズはその手をはねのけた ルイズは怒りと羞恥に肩を震わせながら、どすどすと上品でない足音をたてて、その黒い召喚物に近づく とにかくこれは何処からか来た強力な召喚獣だとでも思いこまないことには彼女の神経が保たなかった それにしてはこの物体はあまりにも異形で、召喚主以外の皆は、言葉も無くルイズの奇行を見守っていた ルイズは黒い肌をゴンと叩く、それは木でも鉄や青銅でも陶器でも無い、何一つ分からず、ただ手が痛い 続いて周囲を回る、職人が磨き上げた鏡のような艶のある黒い皮膚には幾つかのごく細い継ぎ目があった 物体を構成する色は黒ともうひとつ、半透明な肌、この世界には存在しない黒っぽく着色した曲面ガラス 顔を張り付かせ覗き込んだルイズは、彼女の知る馬車と同じく人の乗る内部を備えている事を確めた 続いてヒュンヒュンとうるさい小窓、杖を突っ込んでみたが魔法らしき反応は無く、ただ赤い光が動く ルイズは目の前に現れた奇怪なウマ無し馬車の横腹、黒い体の中心にある取っ手らしき継ぎ目に手をかけた 公爵家の令嬢であるルイズは馬車には乗りなれていた、そして異世界のデトロイトで作られたその物体の 側面に設けられた入り口の開閉方法は、その異世界にも存在した馬車のそれとさほど変わらなかった 取っ手が微かに光り、黒い物体の外板が大きく開く、軽い、内部はタン色を基調とした布張りだった ルイズは勇気を振りしぼってそのウマ無し馬車の内部へと侵入した、仄かな人間の体臭に少し安心する その漆黒の外見に反して明るいウマ無し馬車の内部、ルイズは目の前に広がる光景にただ唖然としていた 赤、緑、黄色、青、その他様々な色彩の光がルイズの顔を照らし、彼女はその様にしばらく見とれていた これはただの馬車ではない、しかし生き物にはとても見えない、どこに目鼻や口があるんだろうか 馬車だって前には馬がつながれているが、この物体の外部にも内部にもそれらしき物は無かった ルイズはウマ無し馬車の内部にあったタン色の座席らしき物を指先でそっと撫で、恐る恐る尻をつけた 様々な光源の向く方向から、目の前にあるこの席は下僕が座り手綱を握る御者席だと推測したが 馬車において主人が座るべきとされる後部の座席、薄っぺらく狭苦しそうな後席を一瞥したルイズは この綺麗な光に取り囲まれた大きな座席こそが、主人たる自分を受け入れるべき所だと決め付けた 隣には同じ大きさの座席が存在していたが、その席の前にはルイズの心を捉えた不思議な光は無かった 少なくともこれで前後左右はわかった、ルイズはこの何もかも不明な物体の左前の座席に落ち着く 席に座ったまま、天の川のような光の洪水と、右手にある水晶球のような四角い漆黒のガラスを眺めた 隣の席とを隔てる箱にはタイル細工のような色とりどりの四角が並び、その前には黒い棒状の突起がある ルイズは室内の真ん中から生えた突起の先端に触れ、しっかりと握った、硬い、力を加えたが棒は動かない ルイズが身を預けたタン色の座席は地球におけるビロードかコノリー・レザーに似た合成の素材で 肌に吸い付くような感触はなぜかルイズに安らぎと、それとは違う奇妙な昂ぶりを感じさせるものだった それはそうと、ルイズは困惑した、サモン・サーヴァントの儀式にはもうひとつの過程がある 召喚した者と使い魔の契約を交わす儀式、口付けでルーンを刻むコントラクト・サーヴァント 突然、目の前の光の一部が点滅し、ルイズが乗っかっていた座席が不気味な振動とともに動き始めた ルイズは「ヒっ!」と声を上げて体を震わせるが、座席はそれに構わずジッ、ジーッと動き続ける 座席はルイズを乗せたまま前に、そして上に動き、背もたれが今までの位置より少し立ち気味になる 続いて座席のルイズと肌を接触している部分が膨らみ、萎みながら、その全体の形状を微妙に変更させた この物体の座席は身長153サントのルイズを最適の姿勢に導くかのように動くと、再び静止した ルイズは自分の前方、自然に手を伸ばした位置にある操作物らしき物に手を触れ、その端を握りこむ それは最初は少し太かったが、キュ、キュ、と内部で何かが動く音と共に手にしっくりくる太さになった 足裏が何かに触れる、二枚の板、ジジッという音とともにそれはルイズの足の長さに合わせ調節された 踵のある編上靴を嫌い、薄い革底のバックル付ローファを履いていたルイズの足裏に二つの板が当たる 先の尖った長靴が乗馬に最適であるように、ルイズの平たい靴はその二枚の板の操作に最良の物だった 実家の所有する広大な領地を馬で駆け回り、乗馬の腕には少々の覚えのあるルイズはすぐに気づいた 目の前の握り手はこのウマ無し馬車の手綱で、両足で触れるそれは鐙のようなものだということを ルイズは不思議な高揚感に駆られ、握り手を左右に動かしたり、二枚の板を交互に踏んだりした その物体の外、生徒達がある者は唖然と、ある者は嘲笑しながら見守る中、コルベールが咳払いをした 夢中になっていたルイズはコントラクト・サーヴァントを終えなくてはならないという義務を思い出す ルイズが落ち着きなく見回すウマ無し馬車の内部、彼女の耳はその中で僅かに発せられた音を感じた 「・・・・・・・・・・・・マ・・・・・・・・・イ・・・・・・ケ・・・・・・・・・ル・・・・・・・・・・」 ルイズは様々な光に溢れる不思議な機械の内部、その中央近くで微かに光った箇所を目ざとく見つけた 今となってはその主であるかの様に座席に身を預けるルイズの前方、嫌でも目に付く喉元あたりの高さ この機械を作った異世界デトロイトに存在する、さる財団に付属した研究機関が意図した通りに その物体の基幹を成す装置は人間に意思を語りかけるのに最も自然な位置に取り付けられていた ルイズには理解できない文字らしき模様を描かれた赤や黄色の光の中心に在る、黒く小さな四角形の平面 ちょうど人間の口ほどの大きさの黒い窓、ルイズがさっき聞いた微かな声は、確かにここから聞こえた ええい、ままよ!と思い、ルイズは前方に並ぶ各色の光に覆い被さり、その黒い平面に唇を合わせた 作動中の装置特有のかすかな温もりは、ルイズに儀式としての口づけを超えた奇妙な感覚を味あわせた ルイズが黒い四角に唇を合わせ数拍の時間が流れた後、その黒いウマ無し馬車全体が眩い光に包まれた ウマ無し馬車は低く平べったい前部を震わせ、後部からこの世界のいかなる獣とも異なる咆哮を発した この機械が作られた異世界での最新技術、その物体の動力源である水素核融合エンジンに火が入った その強烈な重低音は、異世界における旧世代の遺物、ポンティアックV8エンジンのそれに酷似していた 召喚物の周囲に集まって見物してた生徒達や、教師のコルベールさえもがその音に恐れを感じ、後ずさった ただ一人ルイズだけが、その耳を裂かんばかりの強く激しい音に、自分でも理解不能な血の滾りを感じた ルイズの目の前、たった今彼女が唇を触れた黒い四角形の中で光が発生した、小さな光の集合が現れる いくつもの薄紅色の光が生き物のように動き、ルイズのキスに合わせて閉じた唇のような形を描くと それは驚愕する口のように見える形を作り、続いて平静を取り戻そうとするかのように上下動した 声が聞こえた、今度は幽霊のような掠れ声ではなく、不快を感じない音量で室内に響き渡るような声 「私の名はナイト・インダストリー・トゥ・サウザンド・・・・・・『KITT』とお呼びください」 このウマ無し馬車は確かに言葉を発した 聞こえてきたトリスティン公用語には奇妙な抑揚があり、それは高貴ながら都会の瀟洒さを感じさせた この物体が作られた場所で、その音声を司る装置の製作を含めて全体の設計を指揮したある科学者の口調 それはこの物体の生まれた国で「ボストン訛り」と言われる、旧き良き頑固者の鼻持ちならぬ言葉だった ルイズは座席の上で、突然喋りだし奇妙な名乗りを上げた馬車に驚愕したが、持ち前の強気さを発揮する 右手にあるガラスの四角形が、その黒い平面に使い魔の契約を交わした象徴であるルーンを表示している ほら、やっぱりわたしが召喚したコイツは生き物に間違いないわ、言葉も話すし、口はここにある ルイズは言葉を発する黒い窓に表示されている「口」を指で強く押し、再び開こうとするそれを黙らせる このウマ無し馬車とされた物体の中で、一人の若いメイジは彼我の存在とその意義を高らかに宣言した 「KITTとかいうの、あんたは今日からこのルイズ・フランソワーズ・ラ・ヴァリエールの使い魔よ!」 その黒い画面に現れた薄紅色の口は、しばらく「ヘの字」を書いたように停止していたが、やがて動いた 「まるで中世を舞台にした御伽噺のようですね、それが私の存続の為の最善であるならばそうしましょう」 黒い機械は一息つく、少なくともルイズにはそうみえた、そして妙な愛嬌を感じさせる声を発した 「よろしくお願いします・・・・・・ルイズ・フランソワーズ、さん」 「こちらこそ、KITT・・・・・・ルイズでいいわ・・・・・・」 前ページ次ページKNIGHT-ZERO