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310: 弥次郎 :2022/02/24(木) 20 32 56 HOST softbank060146116013.bbtec.net 憂鬱SRW 融合惑星 マブラヴ世界編SS「The Wild Arrows」6 アロウズという組織が結成された理由は、何も政治的なモノからだけではなかった。 即ち、衛士や兵士たちの質の問題が付きまとっていたのである。 それこそ、戦闘教義やメソッド、ドクトリンなどが時代の変遷とともに変化しており、衛士たちに求められるところが変わっていたのだ。 戦術機は、第一世代においては分厚い装甲によってBETAの攻撃に耐久するもの、と定義されていた。 これは黎明期であるがゆえに技術的に反応速度などをあげられなかったのも付きまとっていたが、ともあれそういうものだったのだ。 だからこそ、第一世代機では戦術機には装甲が施され、さらにはBETAの攻撃を受け止めるシールドなどが装備されることが多かった。 しかし、第二世代以降は第一世代の反省点から「機体出力や駆動系の強化による機動性の向上でBETAの攻撃を回避する」に基本が移っている。 このころからあえて戦術機全体をトップヘビー気味に設計することによる初動の速さを実現するなどの設計の工夫も加わり始めた。 よって突撃級の突進は跳躍などの回避運動でかわし、要撃級なども動くことによって回避して反撃するというのが前提となったのだ。 この時点で、衛士に求められるものが真逆になったことが窺えるだろう。 転移してきた跳躍者達の割合からすると、第一世代戦術機が全盛期という頃の衛士が全体から見ると多い。 つまり、それだけの衛士に対してこれまでの操縦とは真逆の、動き回って回避することを重点とする操縦を教えなくてはならないのだ。 システム面のアップデートや改善などを合わせて教えていくことを考えると、重量級マニュアル車と軽量級オートマチック車くらいの差があるとさえ言える。 無論、第一世代戦術機でも動きが悪くて回避ができないわけではない。 F-4ファントムがあえて設計の余地を大きくとって開発されたことから、改修さえすれば同じような動きができるのも確かである。 そのおかげもあり、第二世代戦術機が主体となり、第三世代開発に注力される中にあっても第一世代機は今なお現役なのだ。 その為時間と設備と資源さえあれば戦術機の方はなんとでもなる。問題なのは、それを動かす衛士、そういうことになったのである。 さりとて、十数万という衛士を一気に育成するというのは骨が折れるどころではない。 元々の跳躍者達数十万人の住居や食料の問題などで手一杯なところのEUに、その余裕は乏しかった。 そこで手を挙げたのが大西洋連邦、ついでに言えば技術交流を行い始めていた企業連合であった。 β世界EUからすればピンと来ない話なのであるが、企業連合というのは警備部門という形で独自に軍備を備えている。 そんな彼らの仕事には自前の向上や施設の防衛のほかにも、傭兵として雇われ、仮想敵などを担当するといった業務も含まれていたのだ。 元々、交流が始まった後から技術交流も含めて行っており、このβ世界の機動兵器である戦術機についても知見は十分に積み上げていたのだ。 如何に発展していると言えども、技術レベルの基礎は西暦年間のモノ。西暦を置き去りに、C.E.へと移っていた企業にとっては過去の枯れ果てた技術だ。 そして、客観1999年8月23日。欧州連合軍関係者をAF「ラピュータ」へと招待して、企業連の戦術機のお披露目が行われた。 企業連合が出したのは標準的な第一世代機であるF-5E IDSをベースとしたF-5EV。 対するは、比較対象となるF-5E IDSの近代化改修型。 もうお分かりかもしれないが、これはいわゆるAH(対人戦闘)である。 対BETAの兵器ということである以上、対人戦で比較するのは適切とは言い難いかもしれないが、動きを比較する必要があるとの判断からこれが選ばれた。 乗り込む衛士はどちらもβ世界の衛士が選ばれている。ただし、企業連側の衛士は事前に企業連によって訓練を受けている。 つまり、戦術機と衛士の教育、その両方を比較しようというわけであった。 一組だけでなく、複数の組で対戦させて比較検証を行うという形となったこれは、今後の技術交流の在り方を決定するものとして注目された。 311: 弥次郎 :2022/02/24(木) 20 33 33 HOST softbank060146116013.bbtec.net 結果だけを言うならば、従来の戦術機、すなわちEU側の出した戦術機達はいずれも完敗した。 おまけに、同じ戦術機を土台としているにもかかわらず、動きに歴然とした差が見受けられたのだ。 ならばという形でF-15やF-16という戦術機もEU側からは繰り出されたのであるが、これまた返り討ちにされた。 AH、戦術機の差、衛士の差など、色々とあげられる点はいくつかあっただろう。しかしながら、この演習ではっきりしてしまったのだ。 地球連合や企業連合の抱えている技術や運用ノウハウはEUの現行のそれをはるかにしのいでいる、ということを。 そして、演習の結果を受けて欧州連合はその演習の検証と分析に追われることになった。 どこに差があったのか。どこに勝負を決定づける要素が存在したのか。それを実現した技術の差はどこにあったのか? 衛士に対しての聞き取りも行いながら、その要因を見つけようとしていた。 なぜ、これほど慎重なのか?一つには、欧州連合としてのプライドの問題があった。第三世代機を開発できたのだから、という自信があったゆえに。 そしてもう一つ、この時点においては、まだ未知の勢力である地球連合への不信が少なからずあったことが由来していた。 窮地の自分達に親切さを装いつつも利益をかっさらっていく可能性が否定できなかった。そう、アメリカ合衆国のように。 今のところはアメリカは国債の買取や米国軍の派遣などでこちらと共同歩調をとっている。 しかし、それはあくまでもアメリカの利益にかなっているうちでの話というのは暗黙の了解。 同じように戦後に毟られるようなことがあっては困る、ということである。借りは作りすぎては溜まらないのだ。 だからこそ埋められるところは自力で埋める努力をしよう、ということになったのである。 しかし、それから状況は急変することとなる。 即ち、9月14日未明に各地のハイヴから一斉にBETAの大規模侵攻が確認されたのだ。 融合惑星への転移と共に墜落して役立たずとなっていて、急遽復旧を進めた人工衛星からの観測であった。 空前絶後のそれは、100万を超える数が確認されており、さらにユーラシア大陸内陸からも吐き出されていることが確認された。 これに際し、欧州に駐留していた米軍および国連軍はなんと撤収を一方的に通告。我先にと逃げを打ち始めたのであった。 当然の如く欧州連合はこれに抗議して引き留めようとしたのであるが、米国および国連からの返答はなしのつぶて。 つまるところ、欧州は見捨てられた、ということである。 しかし、捨てる神あれば拾う神ありというべきか。地球連合は、大西洋連邦は欧州連合に対して救援を約束。現地の戦力を展開させた。 そしてその結果についてはここで語るまでもないだろう。 さらにここで一つ証明されたものがあった。 即ち、地球連合や企業連の支援を受けて生み出された戦術機と衛士たちの活躍である。 EUがその戦力を出して協力して対処にあたったのは言うまでもないことだが、その中でも彼らの活躍が目覚ましかったのだ。 無論、既存の戦術機という括りには収まるものである。光学兵器もなければレーザーを弾く装甲もないし、超音速飛行ができるわけでもない。 そうだとしても、彼らのあげたスコアはとびぬけていたのだ。奇しくも、コンバットプルーフが取れてしまった、というわけである。 欧州連合としては、最早否定材料は存在しなかった。あったとしても、それはもはや意味をなさない。 これから先の国家の行く末を考えるに、米国と縁が切れた以上、地球連合の助力は必須なのだ。 むしろ、積極的に取り込むことさえ考えなくては。 こうして、実利と感情の両面から、欧州連合は地球連合の手を取ることとしたのだ。 9月20日になり、BETAの侵攻が止まったのが確認されたその日のうちに、EUは連名で地球連合との間に防衛協定などの締結を打診。 加えて、これまで保留としていた技術交流や民間レベルも巻き込んだ交易なども実施し、ぐらついた国体の立て直しを進めることとした。 これを地球連合は歓迎、即日の内に外交官など必要な関係閣僚などを動かし、協力体制の構築を急いだ。 そしてそこには、イギリス特別外人部隊「アロウズ」の編成と錬成への協力も含まれていた。 これが、大きな分岐点。EUは、欧州は、これまでの枠組みを超えて動き出したのだった。 312: 弥次郎 :2022/02/24(木) 20 34 08 HOST softbank060146116013.bbtec.net 以上、wiki転載はご自由に。 一先ず「The Wild Arrows」は終わりとなります。 後は設定集とかを予定しておりますね。
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172: 弥次郎 :2020/03/01(日) 12 27 34 HOST p2580066-ipngn200609tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp 憂鬱SRW支援ネタ 融合惑星編接触初期時系列表(簡易暫定版) 〇融合惑星出現。 原因はβ世界(マブラヴ世界)においてβ世界主観時間1999年8月に横浜ハイヴ攻略のために投下されたG弾(五次元効果爆弾)。 〇地球連合、突如として勢力圏内に出現した巨大惑星の調査開始。ハピタプル惑星であり、地球の大陸と酷似した塊が多数散見される。 収集された情報から、多様な世界が融合していることが発覚し、融合惑星と命名。 〇地球連合、融合惑星が敵対的異星人の手に堕ちた場合、この惑星が地球圏侵攻の足掛かりとされることを懸念。 惑星内の勢力と接触し、共同歩調をとって防衛体制を構築する計画が立ち上がる。 (省略) 〇β世界、G弾による時空のゆがみが発生し、1999年、2001年、2005年の情勢及び人間などが入り混じる現象が発生。 主観時間の裁定が急遽行われ、大多数が時系列として認識する1999年を主観時間として定める。白銀武、ループにより横浜の自宅に出現。 〇β世界(マブラヴ世界)の各国に対し地球連合が接触開始。恐らくは1999年末から2000年初頭にかけてと推測される。 各種支援のための輸送艦艇及びβ世界の拠点となるAF「アシハラノナカツクニ級トヨアシハラ」「アヴァロン級ラピュータ」などがβ世界に到着。 〇地球連合、初期に接触した大日本帝国からの情報を元手に、連合理事国でβ世界の主要国家への支援を分担する計画を策定。 これに基づき、大西洋連邦が南北アメリカおよび各国亡命政府、大洋連合が大日本帝国および極東各国、東アジアが統一中華、 ユーラシア連邦がソ連と欧州連合という割り当てで支援を開始。後に欧州連合に対しては大洋連合とその圏内の企業が担当することに。 〇大日本帝国、反米感情が高まっていたこともあって多大な支援を行う連合(大洋連合)との協調を選択。 アメリカや国連との伝手を残しつつも、積極的に受け入れを開始し、国土及び国内の立て直し開始。 提供された不知火を土台とした次世代戦術機PUF-94S「蜃気楼」がロールアウト。帝国に引き渡し。 日企連ムラクモ・ミレニアム所属のリンクス「一目連」が他の候補者らを退け、煌武院 悠陽の指南役に就任。実体としては連合との連絡役に。 AL4の香月博士、大洋連合と接触。「あ、これはヤバい奴らね」とAL4は彼我の差をすぐに悟り協力を寧ろ打診。 同時期に合流した白銀武がA-01に各世界線の因果を持ち込んだことで覚醒が発生した。また、AL4の行動が史実より前倒しに。 また、香月博士の周辺警備のためにブレードドッ……ブレードウルフや各種ガードメカ、横浜基地へ納入。 〇大西洋連邦、アメリカ政府と接触。各種技術的支援及び各国にライセンスされているF-15の近代化改修キットの製作についての契約を取り付ける。 その数週間後、試作機であるXF-15Vのファーストロットがロールアウト、ボーニングと米軍に対して引き渡し。 アメリカのTDA組、祖国へ帰還するも、G弾についての真実を漏らさないために事実上の軟禁若しくは更迭の憂き目にあると思われる。 恐らくではあるが、同時期にアメリカおよびAL5の委員会にギャラクシー船団の残党が接触を試みた可能性がある。 〇ユーラシア連邦、ソ連及び欧州各国と接触。 損耗が著しく崩壊数歩手前のソ連を支えるべく食料や武器弾薬および人道的な支援を実施。 見返りにMig系列及びSu系列の戦術機の実機及びデータなどを受け取り、Mig-27FやSu-27Dなどの戦術機が開発される。 ソ連軍はそれらの戦術機を評価し、実機の提供と技術や食糧支援を受けるも、政治的思惑から後方配置が優先されてしまう。 また、ソ連はさらなる支援を取り付けるため、ESP能力者を生み出すAL3の遺児たちを取引材料として提示し、ユーラシアの反感を買う。 その為、ユーラシアは最前線でグレーゾーンな支援を草の根で展開するとともに、交渉で取引材料の撤回を求めることに。 173: 弥次郎 :2020/03/01(日) 12 28 23 HOST p2580066-ipngn200609tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp 〇欧州連合及び欧州各国に対し、ユーラシア連邦の代理として大洋連合及び企業連合が接触。 技術喧伝用の戦術機であるF-5EVの性能や各種支援、および人工島(群体型AF)などの存在から連合が頼りになると判断し、各種技術提供や食料などを支援してもらう契約を結ぶ。また、EF-2000の改良や戦術機開発への協力を打診し、受理される。 XF-15V同様に短期間でEF-2000BおよびCが開発・製造され、欧州連合各国に引き渡し。各種戦術機向けの技術のライセンス契約が結ばれる。 〇欧州各国にて、各企業の支援の下、これまでとは比較にならない短い期間で新型戦術機が次々とロールアウト。 英国、これらの戦術機から次世代機を選抜するとともに、各国で作られた兵器のコンペティションを行うことを決定。 〇アプサラス及び護衛のバイアラン小隊の投入により、極東ロシアの最前線に出現していたエヴェンスクハイヴが消滅。 〇アラスカ ユーコン基地において国連の下で、地球連合の戦術機関連の技術供与及び戦技教導の計画が持ち上がる。 各国がそれぞれ供与された技術を基にした戦術機を持ち込み、また戦闘技術吸収のために衛士の派遣を決定。 どちらかといえば新型戦術機のAH性能や慣熟を行う意味合いが強かったが、連合の実情を知らしめる機会として参加国が多数立候補。 また、連合からは連合理事国及びウロボロス・フロンティアからSMSが派遣されることになる。 〇ギャラクシー船団、アメリカなどを唆し、ユーコン基地を訪れるシェリル・ノーム他、連合の主力をまとめて消し去ることを画策。 アメリカ合衆国、恭順派および難民解放戦線も動員してユーコン基地の戦術機研究及び欧州イギリスでのコンペティション妨害を計画。 〇連合の影響力が高まりすぎることを懸念した武家及び近衛、帝国軍の一部がCIAらの唆しなどもあり、クーデターを計画。 主目的としては売国奴(に見える)榊 是親の排除と政威大将軍である煌武院 悠陽の全権体制の樹立、連合の影響の排除など。 大洋連合もこれをおぼろげながらも察知するも、帝国中枢にまでクーデター派閥が食い込んだ状態であったことから強硬策を実施できず。 その為政治的に切り崩しを図るとともに情報開示を進めることで情勢の変化を図り、また万が一に備えた予備兵力をトヨアシハラなどに集結させる。 〇大日本帝国、ユーコン基地派遣戦力として近衛軍の試験部隊「ホワイト・ファング」から人員を選抜。 篁唯衣中尉を小隊長にして、改良された戦術機の技術検証及び各国の運用の研究、さらに新戦術の研究を任務とする。 同部隊には武御雷T83型および不知火壱型丁、日向見、吹雪改などが配備されることに。 また、派遣に先駆けてトヨアシハラでの事前訓練を行うことになる。篁唯衣、タケミカヅチらと接触。 XF-15Vの国産バリエーションである陽炎改のライセンス契約が結ばれ、横浜基地においてテストが実施される。 また、AL4においてXM3のひな型が完成し試験が開始。連合供与技術を用いた新型戦術機として朧月などがロールアウト。 〇トヨアシハラより、連合のユーコン基地への出向群が順次出発。 to be continued…? 174: 弥次郎 :2020/03/01(日) 12 29 06 HOST p2580066-ipngn200609tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp 以上、wiki転載はご自由に。 一応私なりにですがこれまでのβ世界のイベントを整理してみました。 大凡のイベントは拾えているかなと思いますが…まあ、抜けなどありましたらお許しを… 175: 弥次郎 :2020/03/01(日) 12 29 59 HOST p2580066-ipngn200609tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp ミスった…! 173 ×トヨアシハラより、連合のユーラシア出向群がユーコン基地に 〇トヨアシハラより、連合のユーコン基地への出向群が
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382: ホワイトベアー :2022/04/29(金) 19 00 18 HOST sp110-163-11-139.msb.spmode.ne.jp Muv-Luv Alternative The Melancholy of Admirals 第8話 西暦1984年11月20日 バルト海 旭日旗をマストに掲げた2隻の巨大な戦術機母艦を中心として、30隻余りの護衛艦艇がそれを囲うように輪形陣を組んでバルト海の海上を航行している艦隊、日本海軍第7常備艦隊第5戦術機母艦打撃群が風に艦首を向けるために一斉に転舵しつつある。 日本海軍の誇る大鳳型原子力戦術機母艦 、そのネームシップであり、世界で始めて戦術機母艦として建造された正規戦術機母艦である大鳳の甲板では、1個中隊12機の戦術機が発艦体制に移行していた。 描かれている部隊章は戦術機が描くメビウスの輪。それが示す部隊は日本海軍第108戦術機中隊 メビウス。世界最強かつ最新鋭の第3世代戦術機である倉崎 F-6 秋雷を装備し、世界でも最高クラスの才能と練度を誇る衛士達で編成された文字通り世界最強の戦術機部隊だ。 そんな彼らの両肩には大型長距離対地誘導弾システム AIM-1フェニックスを4発搭載したミサイルコンテナがそれぞれ1基ずつ搭載されている。 今、日本海軍機動艦隊からはBETAを迎撃するために人類最強の剣が飛び立たんとしていた。 「メビウス1より第2母艦戦術戦闘団各機。発着艦指揮所からGOサインが出た。これより発艦を開始する。」 嶋田の声が電波を通して衛士達のヘッドセットに達する。 「状況は先程聞かされた通りだが、俺達のやることはBETA先頭群にフェニックスを叩き込むこと、すなわち何時もと変わらん。 欧州のシロンボ共に世界最強の格を見せつけてやれ!」 『『『『『『『『『『『『了解!!』』』』』』』』』』』』 「よし、全機発艦開始!!Rocknroll」 嶋田の合図と共にF-6 秋雷は発艦を開始する。 ガツンと言う猛烈な衝撃と共にカタパルトが轟音をたてながら戦術機を猛烈な勢いで加速させ、次々とF-6 秋雷を飛行甲板から放り出していく。放り出され、宙に浮いた巨体は墜落したかのように艦首の先に沈むが 次の瞬間には青い炎の光跡と轟音を残して蒼穹へと舞い上がっていった。 大鳳の隣を航行している黒鳳でも発艦作業が始まっており、第2母艦戦術戦闘団の敵防空網破壊を支援する為の突撃級集団への攻撃を目標として、第4母艦戦術戦闘団に所属するカンムスが描かれた戦術機達が次々と射出されていた。 跳躍する彼らが向かう先、セイバー・ジャンクション1984において、深海港の存在から最大の輸送拠点として機能しているノイクーレン一帯とともに人類の重要な拠点と定義付けられているカリーニングラードでは多くの煙とレーザーの閃光が立ち上り、水上打撃部隊や砲兵部隊が放つ砲弾やロケット弾の放つ光と爆音が絶え間なく生じていた。 383: ホワイトベアー :2022/04/29(金) 19 01 50 HOST sp110-163-11-139.msb.spmode.ne.jp 西暦1984年11月20日 カリーニングラード橋頭堡 西部 洋上の機動部隊から戦術機部隊が発艦する前からカリーニングラード付近では作戦行動が開始されている。 カリーニングラード橋頭堡に展開する砲兵部隊はBETA群の出現した地点を中心に最大火力を叩き込んでいた。 確かに光線級には砲弾をも叩き落とす異常な程に高い迎撃能力を保有している。これは人類から空を奪うに足る能力だ。 しかし、彼らの最大発射速度はおおよそ毎分4発。これに対してNATO軍や日本軍、国連軍が山程持ち込んでいるM28 39口径155mm榴弾砲(28式155粍榴弾砲)は最大毎分6発、MLRS(多連装ロケットシステム)は最大で54秒の間に12発のロケット弾を発射可能としている。 水上打撃部隊は戦艦の主砲は1門あたり毎分2発と少ないが、重巡洋艦は1門辺り毎分10発を地上に叩き込めるのだ。 水上打撃部隊の半数が戦線から離れ、大多数の砲兵部隊が動けないと言っても、火力を集中させてしまえば今だに少数しか出現していない光線級の迎撃を封殺、突破してBETA群をミンチにするのは容易な火力を地上に投射できる。 砲兵部隊や洋上の水上打撃部隊は依然として地上に出現し続けるBETA群を漸減するために出現地点一帯への面制圧を優先し、カリーニングラードに向かうBETA先頭集団への砲撃は薄くならざるを得ないが、その変わり第一波の光線属種と第一波以後の後続は尽くミンチにしている。 そして、光線級を撃滅してしまえば人類は大胆な作戦機動を取ることができる。実際、多くの戦術機部隊や航空部隊が光線級を無視して行動していた。 カナダ陸軍第84王立戦術機甲大隊第1、第2中隊もその1つであり、彼らは飛行とも言える大胆な跳躍で短時間で第3中隊と合流。 砲撃による面制圧が間に合わずにカリーニングラードに向かい侵攻を開始したBBETA集団の遅滞の為に戦闘を行っていた。 『大隊長より各機、俺達の役割は騎兵隊が駆けつけてくれるまでの時間を稼ぐ事だ。BETAの撃破より生き残る事を優先しろ!』 『『『『『『了解!』』』』』』 大隊長の命令に大隊を構成するF-2 シラヌイから応答が返る。 彼らの目の前では突撃級を中心とした約3千のBETA群が猛烈な速度で大隊を目指して前進を続けていた。 それに対して第84戦術機甲大隊は第3中隊が初期に実施したように、跳躍ユニットを使用して滑るように後退をしながら、両腕に持った突撃砲とF-2シラヌイの高性能な火器管制システムを活かして最前列を走る突撃級の前足を36mm劣化ウラン貫通心入り高速徹甲弾で射抜いて行動不能にしていく。 前足を吹き飛ばされた程度で突撃級が死ぬことはないが、中足と後ろ足だけでは自重を支えきれなくなり前に倒れ込んで行動不可能となる。そして、行動不可能になった突撃級は後続のBETAへの障害物となり、それを回避しようとするBETAの足を狙い撃つ事でBETA相手に時間を稼いでいた。 384: ホワイトベアー :2022/04/29(金) 19 02 37 HOST sp110-163-11-139.msb.spmode.ne.jp (多少のリスクを許容できれば俺たちだけで撃破できるんだがな) 大隊長はHQの作戦方針を理解しながらも、その消極さに少し疑問を抱く。 彼らの装備しているAMWS-74は120mm弾こそ1マガジンに6発しか搭載できないが、36mm弾は1マガジンあたり2000発装填されており、さらに腰装甲の予備弾薬搭載スペースには原作の不知火と同様に120mm弾倉を2個ずつ計4つ、36mm弾倉を6個ずつ計12個搭載している。 つまり、予備弾薬として1機あたり120mm弾を24発、36mm弾を24000発搭載しているのだ。ちなみにこれは予備弾薬であり、出撃時に突撃砲に装填されている弾数は別である。 つまり、何が言いたいのかというとぶっちゃけた話、突撃級を中心としていると言っても、突撃しか能のない3000匹程度の獣なら彼らだけでも十分に狩りきれるのだ。 しかも、光線級は飽和砲撃でミンチとなっており、跳躍して弱点の後部に36mm弾を撃ち込めるのでなお容易である。 『隊長、騎兵隊が来ました』 部下からの通信で現実に戻る。 騎兵隊こと日本海軍戦術機部隊が来た以上、何が飛んでくるかを理解できない馬鹿は西側にはいない。 『全機、跳躍で一気に戦線を離脱するぞ。BETAと一緒にクラスター爆弾の餌食になりたくなかったら遅れるなよ!』 『『『『『『了解!』』』』』』 西暦1984年11月20日 カリーニングラード橋頭堡 西部 機動部隊から飛び立った第2母艦戦術戦闘団は部隊を2つに別け、BETA群を挟撃する構えを見せながら光線級が存在している場合は飛行を避けなければならない高度を悠々と跳躍していた。 (BETA群の後続はなし。砲撃による面制圧は問題なく機能しているな) 嶋田は網膜上に投影されている戦域マップに映る戦況を確認する。 光線属種が登場したものの、カリーニングラード派遣軍はロケット砲と水上打撃部隊の圧倒的な瞬間火力により叩き潰すと言う全盛期のソ連も真っ青な火力至上主義的手段でこれを潰した為に重金属雲は展開されておらず、各種データリンクシステムは今だに活きていた。 (これなら、今近づいているBETA群を撃滅してしまえば勝てるか?) 慢心ともとれる考えが浮かび上がるが、ここは御都合悪い主義が横行するマブラヴ世界と言うことを思い出し、頭を振ってその邪念を払う。 油断すれば死にかねない。 「メビウス1より各機!目標のBETA群まで約6000をきった。フェニックスのロックを解除しろ!!一斉射撃準備、目標座標合わせ!」 カリーニングラードの旧市街地にならぶ建築物より高く飛ぶ第2母艦戦術戦闘団にとってその光景はまさに理想的なものであった。 光線級がいるのであれば存在することが望ましいBETAと自分達を邪魔する遮蔽物は存在せず、BETA群は自分達に無防備に側面を晒している。 つまりフェニックスの威力を最大限に発揮可能なのだ。 385: ホワイトベアー :2022/04/29(金) 19 03 09 HOST sp110-163-11-139.msb.spmode.ne.jp 「メビウス1よりCP、BETA群前方にいるカナダ軍戦術機甲大隊を退避されろ」 『こちらCP。すでにカナダ軍第84戦術機甲大隊は跳躍で退避中。フェニックス到着までには安全圏に到着する。気にせず攻撃せよ』 「了解した。第2母艦戦術戦闘団、オールファイア!メビウス1 FOX1!!」 そう叫ぶと同時にフェニックスの発射ボタンを押す。 ヘッドセットを通して嶋田の命令は戦闘団全機に達しており、嶋田が率いる24機のF-6 秋雷から192発のフェニックスがBETA群に向けて一斉に放たれた。 BETAを挟んで反対側からも同様に24機のF-6 秋雷によるフェニックスの一斉発射がなされる。 AIM-1フェニックスはカリーニングラードに向かい一直線で突撃するBETA群の横腹を突きつけるように進んでいき、直後、前方の空がセンサーの光量限界を越えるほどの巨大な閃光に包まれた。 計384発の大型クラスター爆弾が光線級による迎撃を受けることなくBETAの直上に到着、その腹にたんまりと抱えていた小爆弾を遠慮なく地上に広範囲にわたりばらまいたのだ。 閃光から一瞬遅れて盛大な爆発音がヘッドセットに響く。その大多数はセーフティによってカットされていながら、その音は耳を破壊しそうな程の音量とであった。 閃光と爆発が収まると、そこには朱色一色に染まった大地と肉片となってもはや原型をとどめていない戦車級、折り重なるようにして広がる要撃級や突撃級の残骸、何とか原型をとどめてはいるものの、下半身が見事に吹き飛んでいる突撃級の死骸、今だに生きてはいるが、もはやまともに動く事ができずにただピクピクと蠢くだけのBETA達。 まさに地獄とも言える光景がそこには広がっていた。 「メビウス1よりCP、敵BETA群の8割は吹き飛ばしたぞ。こちらで残敵も相当するか?」 『CPよりメビウス1。こちらでも戦果は確認した。残敵相当は第4母艦戦闘団と国連軍第71戦術機甲師団が担当する。貴隊は直ちに帰投し、フェニックスを補給。即応待機せよ』 (まあ、そうなるか) 「了解した。全速力で帰投する。」 国連軍の政治的要請で戦場に登場しているものの、F-6 秋雷はアクティブステルスシステムを搭載した日本の最新鋭機。東側の領域で撃墜されるのはリスクが大きすぎる。 撃墜される可能性を最小限に収めなければならない最新鋭機を装備する嶋田達第2母艦戦術戦闘団を、たかだか残敵掃討程度の任務に投入するはずがない。 元帝国宰相であった嶋田がその程度の事がわからないはずもないが、念の為にこういった事は聞いておかなければ後々面倒な事になる場合もある。 「メビウス1からアズレン1、CPからの帰投命令がきた。後を頼む」 『アズレン1からメビウス1、了解した。後は任せろ』 返答と共に、F-6 秋雷は高度を落とした匍匐移動に移行し、急速に戦場から離脱していく。 386: ホワイトベアー :2022/04/29(金) 19 07 31 HOST sp110-163-11-139.msb.spmode.ne.jp 西暦1984年11月20日 カリーニングラード橋頭堡西部 即応部隊と言う建前が与えられていた第666戦術機中隊はBETA地中侵攻が発生すると、防衛線を固める為に出撃したM40戦車(40式戦車)を装備する戦車連隊を主力とする国連軍旅団戦闘団の護衛として出撃、 防衛線最前線で待機していた。 『ーー何なのあれ・・・』 戦闘開始からの経緯は国家人民軍東欧派遣軍団としてポーランドで死闘を繰り広げてきた第666戦術機中隊の面々の常識を文字通り吹き飛ばすものであり、ついに限界を超えたのかアネットの呻くような声が聞こえてくる。 「重金属雲も戦術機も使わず、ただのゴリ押しで光線級を撃破。その後も砲撃で後続のBETA群を撃滅しつつ、砲撃の手が回らない先行したBETA群にはクラスターミサイルによる飽和攻撃で漸減したあとに航空部隊と戦術機部隊による掃討戦・・・。恐ろしいまでの物量作戦だな」 テオドールは虚ろな目で戦況マップを見ながらそう返した。 『確かに、西側の作戦も凄い。凄いけど・・・そうじゃない!何で戦術機にあんなペイントをしているのよ!?』 その言葉に中隊は再び沈黙してしまう。 テオドールらの網膜上には様々な女の子のペイントがされた日本海軍の戦術機が飛んだり跳ねたりしながらBETA群に36mm弾を撃ち込んでいる光景が映し出されていた。 (西側は確か自由世界の護り手と自分達の事を自負しているとか言っていたが、まさかあれが許される程の表現の自由があるのか) 遠い目でテオドールはその光景を見ていた。 かつて父が表現の自由を求めた事で仕事を失い、妹が虐められ、最終的に国外亡命を計画して国家保安省に捕まり、家族がバラバラにされた彼からしたら、その光景は何処か心をざわつかせるものであった。 『日本海軍第4母艦戦術戦闘団。日本海軍第2母艦戦術戦闘団には劣るけど、それでも世界最高クラスの戦術機部隊の1つとして扱われている部隊だね・・・』 リィズが呆れたように告げた。 『戦っている部隊がF-5E/F ノワキカスタムだけって事は、後方にフェニックスを搭載したF-4が待機しているのかな?』 『多分、そうだと思います。日本海軍は基本的にF-5を観測部隊として展開させて、フェニックスで一掃すると言う戦術を基本としていると教えられましたので。恐らく、今回はフェニックスを使うまでもないと判断したんでしょう』 リィズの説明にカティアが補足を入れる。 戦域マップの表示半径を拡大すると確かに後方に日本海軍の2個戦術機中隊が待機している。 『描かれているのは見事にアズレンのキャラばかりですね。艦これのキャラはいないのでしょうか?』 『後方で待機しているF-4部隊は艦これキャラばかり描かれているらしいし、多分、派閥があるんだと思うよ』 『ああ、なるほど。それはそうと、リィズさんはよくアズレンも艦これも知ってましたね!?亡命してからこの方、そういう話ができる人が居なくて・・・』 『私の義理の父がそういうサブカルチャー大好きだからね。私も自然と知るようになっていったの。私としてはカティアちゃんが知っている事に驚いているわ』 (アズレン?艦これ? 話の内容からあの絵の大元だとは思うが・・・) リィズとカティアの話す内容がどんどん意味不明になっていった。 中隊の皆も何を言っているのかわからないとばかりにキョトンとした顔をしている。 『私語は慎め、作戦中だぞ!!』 政治将校ではなくなったが、依然として部隊の風紀委員的な立場に収まっているグレーテルが2人を注意する。 その注意を受け、2人は謝罪して口を閉じる。 依然として待機が命じられたまま、攻撃ヘリと日本海軍部隊の手で残存するBETAの数は急速に減らされていた。 (全く、あの2人には後でフォロー入れておくか) すでに目の前のBETA群で動けているBETAはほとんど存在せず、テオドールは無意識に作戦後を考えながら戦況マップを見ていた。 387: ホワイトベアー :2022/04/29(金) 19 10 14 HOST sp110-163-11-139.msb.spmode.ne.jp 以上になります。 後誤文修正 386 『確かに、西側の作戦も凄い。凄いけど・・・そうじゃない!私がなんで戦術機にあんなペイントをしているのってことよ!?』 じゃなくて 『確かに、西側の作戦も凄い。凄いけど・・・そうじゃない!何で戦術機にあんなペイントをしているのよ!?』 でした。 謝罪として完全装備に分隊支援火器のセットで行軍してきます。
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登場作品:マブラヴ オルタネイティブ トータル・イクリプス 日本の譜代武家出身の女性士官。 日本帝国斯衛軍の装備実験部隊「白き牙中隊(ホワイトファングス)中隊長で階級は中尉。 20歳に満たない若い士官だが、プロミネンス計画の一環として日米間で進められている「XFJ計画」の日本側開発主任として、新型戦術機の開発に関わることになる。 戦術機の操縦者としての技量も優秀で、コールサインは“ホワイトファング1“。 基本的には礼儀正しく凛々しい女性だが、その内には気弱な面もあり、他者にそれを見せようとはしない。 意外にも料理が得意で、特に肉じゃがは絶品である。 搭乗機は屈指の性能を持つ戦術機・武御雷。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/47619.html
登録日:2021/03/20 Sat 23 50 00 更新日:2024/05/06 Mon 11 12 39NEW! 所要時間:約 8 分で読めます ▽タグ一覧 Nephilim Hollow ゲーマー シャングリラ・フロンティア シャングリラ・フロンティア〜クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす〜 シャンフロ ネフホロ モルド ルスト ロボ好き 佐備夏蓮 旅狼 鹿尾野葉 ……自慢ではないけれど、今の私は……訂正 私達(・・)は、かなり強い ……制限時間内のバトルなんて毎朝やってる、叩き落としてあげる ルスト/佐備(サビ)夏蓮(カレン)とモルド/鹿尾野(カビヤ)葉(ヨウ)は『シャングリラ・フロンティア~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~』の登場人物。 常に二人一緒に行動しているコンビプレイヤー。 ●目次 プロフィール佐備夏蓮 鹿尾野葉 概要 人物佐備夏蓮 鹿尾野葉 ゲームプレイヤーとして佐備夏蓮 鹿尾野葉 プレイヤーキャラクタールストアクセサリー 戦術機関連 職業 モルド戦術機関連 職業 シャンフロ外でのルストとモルドNephilim Hollow Nephilim Hollow 2 プロフィール 佐備夏蓮 性別:女性 年齢:16歳 身長:148cm 体重:40kg 誕生日:10月1日 家族構成:父、母 好きなもの:Nephilim Hollow、ギリギリの戦い 嫌いなもの:未完、投げっぱなしの展開 趣味:Nephilim Hollow、ストレッチ 特技:早起き、開脚前屈 好みのタイプ:いちいち指示しなくても動ける人 嫌いなタイプ:いちいち指示しないと動けない人 夢:Nephilim Hollowが今世紀最大の覇権ゲーになること 好きなゲームカテゴリ:ロボゲー 嫌いなゲームカテゴリ:経営系ゲーム 好きなゲーム:Nephilim Hollow 嫌いなゲーム:ギガンティック・ファントム(*1) 特徴:低身長、妖怪ネフホロ激推し女 座右の銘:好きこそものの上手なれ 鹿尾野葉 性別:男性 年齢:16歳 誕生日:10月2日 家族構成:父、母 好きなもの:一生懸命な人 嫌いなもの:話を聞いた上で軽んじる人 好きなゲームカテゴリ:タワーディフェンス 嫌いなゲームカテゴリ:格ゲー 特徴:高身長、ゲラ 概要 双方の親公認の仲の幼馴染高校生2人組。 諸々のステップをすっ飛ばして熟年夫婦のような関係を築いている。 操作難易度が異常に難しいVRロボット対戦ゲーム「Nephilim Hollow(通称:ネフホロ)」で絶対王者の座に君臨するプレイヤーコンビ。ルストが操作、モルドがコマンダーを担当している。 VRMMO「シャングリラ・フロンティア」も存在が噂されていたSFロボット系装備を目当てにプレイしていたが、発売後半年経っても手掛かりすら見つからなかったため引退していた。 ある日、かつてネフホロで自分達を追い詰めた謎のプレイヤー・サンラクが突如復帰(*2)し、再戦をしたことで交流を持つ。 サンラクがシャンフロでSFロボット系装備こと「戦術機獣」を発見・所有していることを聞いて驚愕。 戦術機獣を触らせてもらうため、引退直前に自分達が発見していたユニークモンスター「深淵のクターニッド」に繋がると思われるユニークシナリオの情報を交換条件に提案し、シナリオが本当にクターニッドに繋がるか確認するためシャンフロに復帰、サンラク達と行動を共にする。 人物 佐備夏蓮 ショートボブの髪と大きめのお尻が特徴の少女。 表面上は大人しく、あまり感情を表に出さない無感情系クールな性格をしている。 その実、挑発されると直ぐにキレるあたり沸点は低め。 狂的なロボット好きであり、ロボゲーであるネフホロに情熱と青春を捧げているロボオタク。 ロボのことになるや目の色を変えて熱く語る癖があり、しばしば周囲をドン引きさせている。 ネフホロへの愛は深く、「自分が死ぬ前に思い出すのは間違いなくこのゲームのこと」と語る程。 ネフホロ2が発表された際は感極まり過ぎて遂に感情を発露するようになったが、オン・オフはできてもハイ・ロウが上手くできないので躁鬱のような感情表現になってしまう。 その情熱に当てられて周囲のプレイヤー達も盛り上がっていくという一種のカリスマの持ち主。 ネフホロではやり込みの末に絶対王者になったが、閉塞した環境を憂いており、自分達を打倒して環境を一気に変えるようなプレイヤーが現れることを心待ちにしていた。 実際に自分達を倒してネフホロを活気づかせたサンラクに感謝しており、好敵手として見ている。 非常に柔らかい身体の持ち主で、マックナイフ(180度開脚)ができる程。 関節の可動域の広さ故にゲームにおいても無茶な体勢を平然と取ることができる。(*3) ゲームをプレイするに当たりプレイヤーネームは「ルスト」で統一している模様。 由来は苗字の「佐備」を「錆」と読み替え、更に英訳したもの(rust)。 鹿尾野葉 運動部からのスカウトが後を絶たない恵体が特徴の少年。 外見に反して草食系男子で、気弱だが善良で温厚な性格。 夏蓮に完全に尻に敷かれている。 常に夏蓮と行動を共にしており、何事も彼女の希望に合わせて動くことが基本。 部活動からのスカウトも夏蓮が帰宅部なので断り続けている。 笑いの沸点が低い筋金入りのゲラであり、「笑い袋」と揶揄される程しょうもないギャグで一分近く爆笑する悪癖がある。(通称:「モルドする」) ただし、本当につまらなかったり、完全に滑っていたりすると全く笑わないので「モルドしない」のは相当にヤバい状況と言える。 ネフホロのプレイヤー達にこの癖がバレて以降、対戦中にモルドを笑わせて集中力を削ぐ戦法が真面目に考案・採用され始めている。 ゲームをプレイするに当たりプレイヤーネームは「モルド」で統一している模様。 由来は苗字の「鹿尾(野)」を「黴」と読み替え、更に英訳したもの(mold)。 ゲームプレイヤーとして 佐備夏蓮 二つの物事を同時に思考・処理できる並列思考の持ち主。 「相手のスペックから出来ること」と「相手が実際にやってること」を同時に判断し、「自分のスペックから出来ること」と「自分が実際に出来ること」を瞬時に判断して対処する。 思考から行動に移すまでがずば抜けて速いという特徴を持ったデータ型と言え、プレイヤーとして真っ当に強いタイプ。 前提知識と相手に対する理解度が重要なので、夏蓮が想像すらしていないセオリーから外れた初見殺しには滅法弱い。 一方で、戦法を体験してカラクリの理解さえできれば判断材料が増えることになるので、やり込めばやり込む程に強くなっていく。 スタイルのロジックが違うが、他の登場人物では結果的に魚臣慧に近いタイプと言える。 また、座右の銘でもある「好きこそものの上手なれ」の言葉通り、そのプレイヤースキルはロボットやパワードスーツを操作する場面において最大限に発揮される。 鹿尾野葉 単純なプレイヤースキルそのものは中の下程度とそこまで高くない。 一方で優れた洞察力の持ち主であり、一歩引いた視点で的確な状況把握と戦術立案を得意とするコマンダー・オペレータタイプ。 この特徴から自分の指示を過不足なく実行できる相棒と組んだ時が最も本領を発揮する。 ルスト不在時のネフホロでもそれなりの実力を持った野良プレイヤーとタッグを組んだだけで連勝を重ねたこともあるほど。 そのため彼の実力が知れ渡るネフホロ界隈では「タッグマッチのモルドは最優先で潰せ」「デバフを撒き散らす呪いの石像」「広域スピーカーで落語を流すのもやぶさかではない」といった有り難くない畏敬と揶揄を含んだ評価を頂いている。 コマンダー以外では遠距離戦闘を得意しており、ドローンの思考操作やライフル狙撃が特技。 特にドローンについては、自衛への注意を怠らずに複数の機体を苦も無くマニュアル操作できるほど卓越している。 プレイヤーキャラクター ルスト シャングリラ・フロンティアにおける夏蓮のアバター。 当初はフリーだったがサンラクに誘われて「旅狼(ヴォルフガング)」に加入した。 ビルドは魔弓をメイン、剛弓をサブ武器とするSTR高めの遠距離アタッカー。 アバターは身長をより低めに、肌を褐色、髪色を銀にした以外は現実の容姿ほぼそのままの女性型。 引退直前はなかなかバイオレンスなプレイをしており、旧大陸最後の港街「フィフティシア」でゴロツキNPCを大量に殴り倒した結果ユニークシナリオ「深淵の使徒を穿て」を発生させていた。 復帰後、同シナリオを進行した直後にユニークシナリオEX「人よ深淵(ソラ)を見仰げ、世界は反転(マワ)る」が発生。 ダンジョン「深淵盟都ルルイアス」に転送され、サンラク・サイガ-0・秋津茜・モルド・エムル・シークルゥ・特殊NPCの自称大海賊スチューデ・魚人族(マーマーン)NPCのアラバと共にこれを攻略、深淵のクターニッドを撃破した。 その後は大規模レイドイベント「竜災大戦」で規格外戦術機鳥【朱雀】を使って活躍した以外は特に目立った動きをしていなかったが、隠しダンジョン「リヴァイアサン」の攻略を始め……遂に弾けた。 ミニゲームとギャンブルを楽しめる第三殻層「戯盤」でワザと破産し、借金返済(*4)のため戦術機を使った競機獣レースでジョッキーとして活動。 思う存分ロボットを扱える環境ということで暴れに暴れ回り、出場レースで全参加者を撃破して悉くを無効レースにする様から最強ジョッキー「レッドワン」(*5)と呼ばれるようになっていた。(*6) サンラク達が第三殻層まで上がってきた際に合流し、競機獣レースで全参加者をKOして任意の順番でゴールにブチ込むという力技で第四殻層への通行証の一つ「パーフェクト万馬券」を入手して攻略を進めた。(*7) リヴァイアサン制覇後は「裏(VIP)」ルームに入り浸り、思うが儘に自分好みの戦術機をカスタムし、コロシアムで性能確認に勤しんでいる。 リヴァイアサンの統括AI・勇魚からは、戦術機の扱いに関してのみならばユニークモンスター「墓守のウェザエモン」に匹敵するかもしれないと称された。 アクセサリー 代表的なもの 格納鍵インベントリア 隠しダンジョン「リヴァイアサン」にて入手。 無限インベントリ機能を持つブレスレット。 追加コストを支払って下位機種「着替鍵ドレッセリア」の機能をインストールしており、MPを消費することでマイセット登録した装備一式を瞬時に着用することができる。 展開最適化端子(エクスポートアッパー) 「鍵」系アクセサリーが格納空間内からオブジェクトを展開する時間を短縮する効果を持つアクセサリー。 戦術機の装備制限に引っかからない常時効果発動型のアクセサリーであり、ルストは3つ装備することで、後述するRS(ルストシリーズ)の高速切替運用を可能にしている。 戦術機関連 代表的なもの 規格外特殊強化装甲【艷羽(アデバネ)】 墓守のウェザエモンの討伐報酬。 サンラク・ペンシルゴン・オイカッツォの共同所有物だが、クラン共有アイテムとしてルストも使用する。 下記の朱雀と合体するための特殊な防具。 規格外戦術機鳥【朱雀】 墓守のウェザエモンの討伐報酬。 サンラク・ペンシルゴン・オイカッツォの共同所有物だが、クラン共有アイテムとしてルストも使用する。 3人のインベントリアの中に入っていたSFロボット系武装のうち、四聖獣を象った規格外戦術機獣の一機。 上記の艶羽を介してプレイヤーと合体することができる。 高速で飛行することができる他、レーザー砲や物理ブレードと言った遠近双方の武装を搭載した攻撃的な機体。 推進力を炎に転換する機能を持ち、これによって出現させた炎の翼は加速力の向上のみならず、飛ぶ斬撃として利用することもできる。 ルストは朱雀を含めて規格外戦術機獣4機全てと相性が良く、全機を十全に使いこなすことができる。 RS(ルストシリーズ) リヴァイアサン制覇者のみが入ることができる「裏」第四殻層「工廠」でルスト自身が設計・製造した6機の戦術機。 「色んな機体を使いたい」という考えから、想定した状況に応じて機体を複数製造した。 機体名はどれも四字熟語を捩ったもの。 RS横の記号はそれぞれ戦術機の規格素体(*8)を示す。 + 内訳 RS Ο【黄梁一粋(コウリョウイッスイ)】 全身装甲を取り払い、代わりにシールドを取り付けることでコスト軽減を実現した高機動”盾甲”ボールメン。 散弾銃棍をメイン武装とすることで中・近距離をメインレンジとし、外部衝撃に対して盾甲「正面」から受け止めることで高い防御能力を実現。 ホバー移動を実装しており、限界まで重量軽減に成功したこの機体のホバー移動はスピードスケートに近く、地上移動速度に関しては【殲顎緋砕】以上の驚異的機動力を誇る。 まとめると「ものすごい勢いで滑走してくるアイスホッケー選手みたいな全身に盾をくっつけた黄色い戦術機が思いっきり鈍器で殴りつけてくるしショットガンで確実に殺しに来る」機体。 RS Δ【黒獅無双(コクシムソウ)】 ルストシリーズの中では最初に設計され、最後に完成したアルファにしてオメガのピラミッドメン。 あくまでも装甲、鎧としての戦術機の常識に囚われず「変形することで様々な戦場でハイスペックな動きを可能とする」というあまりに変態的な設計思想の元にしている。 その性質上本体に搭載された武装は皆無。 ただし「装甲形態」「二輪形態」「三輪形態」「四輪形態」の四種の変形パターンを持ち、本体武装の非搭載をインベントリアという無限にして無重量の兵站で補っている。 この機体のみ、変形パターンに対応してスーツとの接続を切り替える性質上、プレイヤーが装備する強化スーツは専用のものが用意されている。 設計の基となったのは墓守のウェザエモンの戦術機馬【騏驎】であり、人型に囚われない変形合体は真理書を読んだことでルストが考案したもの。 RS Ο【伐斬凱青(バツザンガイセイ)】 対人~対戦術機体想定の斬撃特化型。 全身を流線型の装甲で構成することで「敵の攻撃を受け流す」設計思想の元、射程距離5m圏内でのベストパフォーマンスに特化している。 武装は大刀一本と腕部に仕込んだ双剣二本。 RS ◇【殲顎緋砕(センガクヒサイ)】 対戦術機特化かつ、近接格闘特化というあまりに尖りすぎたコンセプトで製造された拳闘戦術機キューブメン。 サンラクがネフホロで作った超高速機動ネフィリム「十四の彩を持つ鳥(コーラシアス・ライラック)」と同様に全身にブースターと攻性装甲を搭載しており、攻撃の際にブースターを起動することで格闘技の出力を劇的に向上させる。要するに「斃れず、倒す」というあまりにシンプル過ぎる殴り合い上等のタイプメンである。 攻撃範囲は2メートルだが射程距離は10メートル。理由は10メートル圏内であればブースターのフル稼働で2秒以内に距離を詰められるため。 RS ◇【玉堰紺攻(ギョクセキコンコウ)】 殲顎緋砕程ではないにせよ、対戦術機に特化した射撃型キューブメン。 外付けの射撃武具「石」で相手をけん制しつつ、本命となる本体搭載の大火力砲「玉」でトドメを刺す、というシンプルながら使い手の技量が問われるコンセプトで設計されている。 大火力砲「玉」は背部から腰部にかけて搭載されたレールの上をスライドすることで肩部砲撃と腰部砲撃を可能としており、さらには砲身を真後ろに向けることで不意打ちの砲撃も可能とする。 RS Δ【牙龍鳳枢(ガリョウホウスウ)】 RS共通の名前に色を入れる法則を無視した派手なネーミングセンスのソリッドメン。 飛行能力に特化しており、空中戦だけではなく対地爆撃、滞空しての長距離狙撃などを可能とする空の覇者(ルスト談)。 規格外戦術機「朱雀」の再現を目指すと同時、ユニークモンスター「天覇のジークヴルム」へのリスペクトも盛り込まれており、強いて言うならば「赤」と「金」の意味を持つ戦術機とも言える。 職業 一覧 魔弓使い 登場当初からのメイン職業。弓使い系統の中でも魔弓の扱いに特化した職業。 「レーザーやビームと同じ感覚で扱えるから」という理由でメイン武器に魔弓を採用しているため、これをメイン職業としている。 モルド シャングリラ・フロンティアにおける葉のアバター。 ルストと共にクラン「旅狼」に加入した。 ビルドは後衛・支援特化型……と見せかけて優れた自衛能力も合わせ持つ。 アバターはweb版では顔を強面・男前にした以外は現実の容姿ほぼそのまま、漫画版では長身でイケメンな男性型。 持ち前の自衛能力によりちょっとやそっとでは倒れず、支援魔法を飛ばし続けるスタイルを取る。 ルストとのコンビプレイではヘイトコントロールも完璧にこなすとされる。 戦術機関連 一覧 戦術機錐ピラミッドメン【安全領域(セーブゾーン)】 リヴァイアサンの「裏」第四殻層「工廠」でモルドが設計・製造した戦術機。 モルドが自分の要望を集約して作り上げた渾身の一機。 メインウエポンは超長距離から石畳を抉り貫く威力を持つ「超長距離静音狙撃銃・ピノキオ」、サブは探査・防性・攻性の3種の子機(ドローン)。 ステルスしながら広域探査で敵の位置を補足してルストに伝達しつつ、自身はサイレンサー付きの狙撃銃で超長距離狙撃、加えて子機を巧みに操りながら攻撃に防御と支援し続けるという人によっては額に青筋浮かべて罵倒しかねない後方支援火力特化機。 放置すると場所はバレるわ狙撃されるわルストが向かってくるわで厄介極まりない。 ロボ狂いのルストが作った6機の戦術機や、銃狂いのヤシロバードが作った銃火器と比較して尚「クソ機体」と形容される構築。 規格外特殊強化装甲【富嶽】 墓守のウェザエモンの討伐報酬。 サンラク・ペンシルゴン・オイカッツォの共同所有物だが、クラン共有アイテムとしてモルドも使用する。 下記の玄武と合体するための特殊な防具。 規格外戦術機亀【玄武】 墓守のウェザエモンの討伐報酬。 サンラク・ペンシルゴン・オイカッツォの共同所有物だが、クラン共有アイテムとしてモルドも使用する。 3人のインベントリアの中に入っていたSFロボット系武装のうち、四聖獣を象った規格外戦術機獣の一機。 上記の【富嶽】を介してプレイヤーと合体することができる。 リアクターから供給されたマナを光熱に変換・発射する「双蛇砲」をはじめとして、多数の砲を積んだ砲戦仕様の戦術機で、外付け武装抜きの単純殲滅力に限れば規格外戦術機の中でも随一。 更に砲撃の際に熱と共に大気中に拡散したマナを回収することで、莫大な燃費の悪さをカバーしている。(*9) さらに、高火力、重装甲でありながらホバーで滑らかなドリフト走行など、そこそこながら俊敏な挙動が可能。 難点は格闘戦能力が著しく低いこと、そして超重量を稼働させるための反重力機構やホバーが砲撃以上にエネルギー馬鹿食い。 高機動ゆえに相性の悪いサンラクは文鎮として使っていたが、モルドによって陽の目を見ることとなった。 職業 一覧 魔法使い(マジシャン) 登場当初からのメイン職業。初期職業の一つ。 物理適性が低く、魔法適性が高い。 シャンフロ外でのルストとモルド 個々のゲームの詳細に関しては個別ページかシャングリラ・フロンティアに登場するゲームを参照。 Nephilim Hollow ランキング戦五連覇の実績を持つ本ゲーム最強のプレイヤーコンビ。 使用する機体は近距離戦闘を得意とする高機動型ネフィリム「緋翼連理」。 五連覇した際に運営から贈られた赤い特殊機体塗装色(ユニークペイント)を緋翼連理に施しており、この色から「不死鳥(フェニックス)」の異名を持つ。 また、ルストは早朝5時~7時の間には必ずログインしているため「早暁の女王」と呼ばれることもある。 「負けるまで機体を変えない」という縛りを課しており、ランキング戦初優勝以降は緋翼連理一機のみで頂点に君臨し続けていた。 復帰したサンラクの操る超高機動型ネフィリム「キングフィッシャー」を倒すが、後日の再戦で新造された初見殺し特化ネフィリム「フィドラークラブ」に敗北。 この際、web版ではフィドラークラブの初見殺しに全く対応できずに瞬殺された上にその後もマッチで3勝2分5敗と負け越していたが、漫画版では超反応で即死攻撃を回避する描写が追加されweb版よりも善戦している。 その後はweb版と漫画版で若干展開が異なり、web版ではシャンフロでのロボの件(とサンラクのネフホロへの定期的なログイン)を賭けた対戦を行い、なりふり構わずフィドラークラブを徹底的にメタった遠距離狙撃型ネフィリムで完封勝利した。 漫画版では取引は対戦抜きに成立したものの、ネフホロへの復帰ついてサンラクの「『新しい機体』が完成したらまたログインしに来るよ」という言葉を受け、既に構築済だった新機体「二律灰反」を持ち出してその場で再戦、勝利したことが示唆されている。 シャンフロ復帰後も早朝のルーチンは崩さず並行してプレイしている。 Nephilim Hollow 2 現実のイベント「ジャパン・ゲーミング・エキスポ(通称:JGE)」にネフホロを運営するブラックドール社から広告塔として招待され、公開試遊のバトルロワイヤルに参加。 その実力を存分に発揮して当然の如く勝利した。 試遊後、ルストが勝者としてインタビューを受け、現実で顔を晒していることも厭わず超早口でネフホロ2を批評・解説してインタビュアーの笹原エイトをドン引きさせる。 更にSNSで「早口少女」としてトレンドインしたが、そのことをまるで気にしない強メンタルぶりを見せた。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ネフホロラストイベント前には妖怪ネフホロ激推し女が大暴走して手当たり次第にネフホロに誘う(強制)と言う凶行に出た -- 名無しさん (2021-03-21 01 17 08) まとめたのは意外だったが、確かに二人でひとつみたいなところあるから納得でもある -- 名無しさん (2021-03-21 06 56 26) かつて作者がキャラのイメージを○○メーカー的なソフトでイラスト合成して公開する中、モルドだけ実写(A.シュワルツェネッガー)だった -- 名無しさん (2021-03-21 07 40 38) ついに漫画版に登場か -- 名無しさん (2022-02-02 21 54 47) 作者やリア友や親達からは熟年夫婦扱いだけど、流石にうつ伏せになった(ファイナルカメンライドした)幼なじみの異性に跨がるのには思うところがある様子 -- 名無しさん (2022-10-03 12 00 17) ルストの由来はマジンカイザーSKLのルストストリームかららしい -- 名無しさん (2023-05-10 19 45 27) 名前 コメント
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目次 プロローグ 戦術機演習 戦術機演習Ⅱ 戦術機演習Ⅲ 戦術機演習 A.メモリアル 予行演習 XM3トライアルベテラン衛士に快勝せよ/ベテラン衛士に勝利せよ 決死のトライアル A.メモリアルⅡ A.メモリアルⅢ 佐渡島上陸 旧上新穂制圧A/旧上新穂制圧B 繰り返す悪夢 補給中の警戒任務補給支援・周辺警戒/補給支援・残党殲滅 悪夢を振り払え 凄乃皇・弐型 A.メモリアルⅣ 補給コンテナ回収 攻撃地点死守 悪夢の閃光 A-02到着間近 予期せぬ急展開 伊隅の決意 柏木の想い 運命を変える選択凄烈なる死闘/凄絶極まる賭け/凄然たる結末の先へ 造られし者たち A.メモリアルⅤ 地上迎撃戦 横浜基地防衛 横浜基地防衛ⅡA/横浜基地防衛ⅡB 最深の格納庫 反応炉停止作戦 反応炉停止作戦Ⅱ単機での救出行/制御室への道を開け 反応炉爆破計画 反応炉爆破計画Ⅱ いつか訪れる運命 格納庫制圧戦 格納庫制圧戦Ⅱ涼宮少尉との共闘/宗像中尉・風間少尉と共に 反応炉停止支援 血路をゆく伝令 格納庫での激戦 再び血路へと…最速で最下層へ向かえ/確実に最下層へ向かえ 覚悟 A.メモリアルⅥ 桜花作戦 ハイヴ突入 第一隔壁解放 凄乃皇前進 敵本隊侵入阻止 隔壁閉鎖開始 『脳』の破壊 因果と絆 『脳』の破壊Ⅱ 『脳』の破壊Ⅲ 凄乃皇護衛 残されたS-11 凄乃皇護衛Ⅱ あ号標的の元へ 決戦の時 想いが導く未来 A.メモリアルⅦ 感情が導いた未来/均衡が導いた未来/論理が導いた未来 エビローグ 次なる戦いへ
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大見出し アニメTE |山吹色の瑞鶴。アニメ版TEに登場。武御雷に準拠するなら恐らくF型。 ネタ はてなダイ○リー改 【白銀武】【しろがねたける】 (?~2022没) BETA大戦中期~末期に実在した救国の士。 訓練校時代は歴代最高の戦術機適正値・訓練成績を記録しており、カリキュラム、戦術機OSが大幅に改善された現在でも、彼を越える者は居らず、その半ばに到る者すら稀(何れも後の著名なトップガン)。彼の公式記録としての生涯BETA撃墜数744,825体は、個人の撃墜数として空前絶後としか表しようのない戦歴である。 また、彼はBETA大戦における4大発明の1つ、戦術機OSであるXMシリーズの発案者でもある(XM3~)。訓練生時代に発案したとされており、非凡といわざるを得ない。 XM3は所謂第三世代OSのプロトタイプであり、第二世代OSから飛躍的に機動性・柔軟性を向上させてはいるが、戦術機操縦の発想や方向性が第二世代OS迄とは異なる。結果的にその優れた性能を完全に引き出すには更に高度な操縦技術や戦術機適正、そしてその向上した性能を戦場で活かす為の、小隊単位での高度な連携を要求する事となった。なお、その高性能故、XM3の性能を完全に引き出す事ができたのは、発案者である彼本人のみであるといわれている。しかし、彼程に習熟できずともXM3が画期的な戦術機OSであったことは間違いなく、古参衛士の戦績や生還率の向上は勿論、新兵の*初陣生存時間が大幅に引き上げられたことにより、次代のエース達を生み出す礎となった。以降、XMシリーズは改良され続けXM6迄が彼の手により試案されている。 彼の戦歴は華々しいものではあるが、その経歴となると実は空白の期間や謎の部分も多いことはあまり知られていない。彼が初めて戦場に登場するのは、公式記録上では「甲20号作戦」からであり、それ以降の戦歴は少し調べるだけで膨大なデータが検索されるだろう。では、彼が公式に現れるその前後において2点程、整理推測してみよう。 まずは訓練校時代であるが、以下の事があげられる。 訓練校以前の経歴が不明(抹消されている?) 訓練校卒業から実践配備までの期間が不明瞭。 XM3の開発者が**香月博士である。 彼は「桜花作戦」における最深部突入部隊(A-01部隊と推測される)の生還者ではないか?というのが定説なのだが、それは彼が過ごしたとされる訓練校が香月博士のお膝元(国連横浜基地に付属する衛士養成学校)であり、更にはXM3の開発者が香月博士であることから、彼はA-01部隊候補生として選抜されていたのではないか?と考えられるからだ。また、付け加えるならば精鋭部隊には当然のことだが、衛士の個人情報は最重要事項として隠匿されるのが常である。 次に、彼の記録上の初陣である「甲20号作戦」においてである。 非公式ながら、日本帝国政威大将軍『煌武院 悠陽』殿下より直々に、当時斯衛軍に採用されていた純国産最新鋭戦術機「武御雷」を賜っている。 「武御雷」は「紫黒」でカラーリングされており、以降「紫黒」は彼の駆る戦術機のパーソナルカラーとされている。 今でこそ彼は英雄であるが、いずれも驚愕すべき事柄であり、一介の初陣の衛士ではありえざる栄誉である。しかし、やはりその点における正確な資料は残されていない。 「武御雷」については、仮に彼が将軍家(五摂家)に類する家系、もしくは斯衛軍(の中でも高い階級)での立場も持ちえたのであるならば、考えられなくもない。五摂家の中には御自らが戦術機を駆り戦場に赴く方もおられるし、その護衛として選抜された斯衛兵も付き従う。その際には斯衛軍で採用される戦術機、この場合では「武御雷」に搭乗するのが通例である(斯衛軍においても下級兵の場合、搭乗する戦術機は異なる為)。また五摂家の方は自らの冠位に従うカラー、斯衛の者は階級に従うカラーとなる。 しかし、「紫黒」のパーソナルカラー。日本帝国民なら周知の通り、「紫」とは冠位十二階における最高位、征夷大将軍にのみ纏うことの許される色でもある。事実、『煌武院 悠陽』殿下は御自ら出陣なさる事はなかったが、専用機として「紫」の「武御雷」を所持しておられた。その「紫」に準ずる「紫黒」の「武御雷」を駆る。それこそが『煌武院 悠陽』殿下と何らかの近しい関係・交流があった事のではないか?公表されてはいないが、将軍家の一族に連なるのではないか?と推測される理由であり、彼の背景を一層謎とさせている(彼の素性追求を自重しなければならない暗黙のルールともいえる)。ただし、彼自身が自らの素性を語った記録はなく、今現在も彼の素性は謎である。上記はあくまでも推測に過ぎない。なお、後に『煌武院 悠陽』殿下と彼との仲睦まじい御姿が報道され、世界中で噂が飛び交っている(記者は不敬罪で逮捕されるも、『煌武院 悠陽』殿下の恩赦にて釈放)。その際、『煌武院 悠陽』殿下は生涯婿をとることはなく、跡継ぎにも養子を迎える等、彼に操を立てていらっしゃるのではないか?との噂が流れたのは庶民の浅夢であろうか。また、彼自身一度も妻帯することなくその生涯を閉じている。 彼は、自らが指揮する部隊を常に「伊隅ヴァルキリーズ」(由来は不明)と称しており、現在「伊隅ヴァルキリーズ」=最精鋭部隊の称号として国連軍で正式採用されている。尚、教導隊所属時以外は常に最前線で戦い続け、実質的な戦術指揮は副官である社霞***が行っていた。 彼の部隊は地球上のハイヴ9、月面上のハイヴ5、火星上のハイヴ4を駆逐しており、最後のハイヴ「マーズゼロ」攻略作戦において、反応炉のトラブルにより「わ号目標」と共に自爆。その時の部下達への言葉 「俺も多くの先達と同じく、基地に咲く桜となって…」 はあまりにも有名。 現在、彼は救国の士であることは無論、人類救済の英霊として靖国神社に特別に祭られているが、彼の部下や教え子達は彼の遺書に従い、横浜基地の坂にある桜の下に、彼が地上で愛用していた武御雷のフレームで鋼鉄の墓碑を建て、遺品である日本刀(銘は不明とされている)を納めている。今現在も、その地へ墓参する人は後を絶たない。 彼が生涯愛し続けた横浜基地の桜の周辺は、現在、奇跡的に回復、自然を取り戻し、今年も彼の部下や教え子達が作った鋼鉄の柱上で力強く咲き誇っている。 *・・・当時の対BETA戦における新兵の平均的な初陣生存時間はおよそ8分に過ぎず、それは「死の8分間」と呼ばれていた。 **香月博士・・・香月夕呼博士。XMシリーズの開発者。当時の国連横浜基地副司令。稀代の天才科学者であり女傑。A-01部隊なる直轄精鋭部隊を保持していたとされる。 ***社霞・・・甲20号作戦時よりの白銀武の副官であり、後の対月面・火星ハイヴ攻略作戦の総司令補佐官。その生涯において彼をサポートし続けた。あが~。 あのSSを書いた作者様、是非wikiにupしていただけませんか?勝手に設定いじくりたおしてすんません(・ω・)ちょっと膨らませてみますた。 このSSがある場所を教えて欲しいです。 ↑元々は、発売1月後くらいの2chのオルタ本スレです。 ↑どのスレだったか具体的に覚えてらっしゃいませんか? ↑判明しました。2006年3月19日頃の2chのマブラヴ本スレです。 ネタ戦術機 不知火 XF-Kuri373 “栗の子ガード” | 国連軍 特殊作戦軍団 特殊兵器システム開発戦術機団 第373特別支援部隊、通称“栗の子ガード”所属機。地球を侵略する未知の生命多“BETA”に対して、アイドル歌手兼声優“ミナミ・クリバヤシ”の歌での攻撃が有効と判明。国連軍では、92式多目的自律誘導弾システムをベースに独自の特殊音響兵器“Kri-ES”(クリノコ・エフェクト・システム) を開発。不知火に装備させることに成功した。“ミナミ・クリバヤシ”の歌を戦場に響かせるこの不知火は“栗の子ガード”と呼ばれ、BETAの殲滅と共に、前線の衛士たちの士気を向上させる“歌姫の戦術機”として活躍した。(本機はフィクションであり、マブラヴオルタネイティブ本編とは一切関係ありません) 不知火 XF-Kuri373s “栗の子ガード指揮官機” 国連軍 第373特別支援部隊、通称“栗の子ガード”において、アイドル歌手兼声優“ミナミ・クリバヤシ”の歌声に乗せ、対BETA用特殊音響兵器として開発された“Kri-ES”(クリノコ・エフェクト・システム)の攻撃力を増幅させる機能を搭載した特別仕様機。 キーボード型の巨大コントロールユニット“Kri-Ena”(クリノコ・エフェクト・ナビゲーション)を不知火のマニピュレーターでマニュアルコントロールするため、この指揮官機に搭乗する衛士は驚異的なまでのマニピュレーター操作能力が要される。その反面、対BETA戦での戦闘能力は極めて低い。 なお、指揮官機である同機のカラーリングは、部隊内での識別を容易にするため、ピンクを基調としたものとなっている。 キーボード型の“Kri-Ena”は、不知火の背中に装備された74式可動兵装担架システムに接続されている。 (本機もフィクションであり、マブラヴオルタネイティブ本編とは絶対関係ありません) 日本帝国 極東方面軍 第7大隊所属 吹雪・改 極東方面軍 第7大隊は、先の国連軍の要請により投入された国連軍 第373特別支援部隊、通称"栗の子ガード"の活躍で有効とされた対BETA用特殊音響兵器"Kri-ES"(クリノコ・エフェクト・システム)を搭載した戦術機を主力として編成されている。"Kri-ES"で得られたデータをもとに日本帝国軍が小型化、携帯化した"Kri-ES・量産型"を実戦投入が待たれる吹雪が装備。その真紅に染められた"吹雪・改"がBETAに放つ攻撃は"サウンドの火炎爆弾"と呼ばれ、極東において絶大なる戦果をあげた。 (本機は戦術機メカアクションフィギュアA3を楽しむためのものであり、アージュ作品の公式設定ではございません) 日本帝国軍 次期戦術歩行戦闘機 F-4JXXX 超撃震 帝国軍において今なお数的な主力戦術機である77式戦術機「F-4J撃震」の老朽化に伴い、同機種を代替し、国防省が中期防衛計画において進めている「高汎混成調達運用」での「汎」側の役割を担う戦術機として検討が進められていたもの。 甲20号目標制圧作戦の成功を受け、また今後想定される大陸反攻に鑑み、原型機となる77式が持つ堅牢性や長年培われた運用経験を最重視したとしており、また海外セールスを踏まえ、F-4系機体運用国での採用に有利に働くよう、外国人受けのよい日本的イメージの代表格である「武者」の意匠を取り入れた新設計の複合装甲やセンサーマストを採用している。2005年初頭からの配備を目指すとしている。大東亜連合軍並びに国連軍向けの愛称は元となった米国製戦術機「F-4」の愛称である「ファントム」にちなみ、「マーベラスファントム」 ◆ 各所の反応 帝国陸軍技術廠・巌谷榮二中佐「今回採用が決定したのは、あくまで高汎混成調達運用方針における『汎』であって、94式の後継となる『高』は未だ選定中である」 帝国陸軍参謀本部・大伴忠範中佐「これこそ帝国の技術の粋が込められた戦術機。94式改修もF-4JXXXと同様の方向で行うべきである!」 試02式の試験運用を担当していた日本帝国陸軍開発衛士・風間祷子中尉「(本命と言われていた)01式、02式の導入が先送りとなったのは残念ですが最前線で戦う衛士達に、これまでより強力な機体が早期に配備されるのは喜ばしい事です」 試01式の試験運用を担当していた日本帝国陸軍開発衛士・涼宮茜中尉「いや、まぁ、確かに撃震は良い機体だけど……さすがに今更というか、なんでよりによってそれなのというか……そもそもあの槍っていったい……」 帝国斯衛軍・月詠真那中尉「斯衛の82式に同様の改修が為されない事を切に願う」 ボーニング社 フランク・ハイネマン氏「日本の美徳であるMOTTAINAI精神の真髄を見た。F-5に対する同精神の発露に期待を禁じ得ない」 終わりなき夏 永遠なる音律 UNLIMITED 平和な日常は、あの日突然終わりを迎えた── Beings of the Extra Terrestrial origin which is Adversary of human race 人類に敵対的な地球外起源種、通称BETAの侵略によって、人類は滅亡の危機に立たされていた。 この未知の脅威に対し、人類は"戦術機"と呼ばれる兵器を開発して戦場に投入する一方で、あらゆる方法でコミュニケーションをとる試みを続けていた。 その最中、ある一人の研究者が「BETAに対する音響兵器の有用性」と題する仮説を発表する。 更なる検証の結果、BETAに"音を伝える"と行動パターンに変化が生じる事が確認されたため、より高い効果を持つ特殊兵器の開発が始まった。 主人公は対BETA用音響兵器開発の為に編成された特殊兵器試験部隊「特殊音響兵器試験部隊(シンフォニーズ)」に所属し、幼なじみの小鳥遊澪や、雨宮歌音らと共にBETAとの戦いに挑む── 小鳥遊 澪 Mio Takanashi BloodType:OHeight / Wieght:140㎝/38㎏3Size:82㎝75㎝/56㎝54㎝/84㎝76㎝Position:Storm Vanguard 臆病な性格で物陰に隠れつつの戦闘を行う。 天性の素質か、敵の死角をつくのが非常に巧みであり、超至近距離からの一撃を得意とする。 雨宮 歌音 Kanon Amamiya BloodType:ABHeight / Wieght:160㎝/48㎏3Size:80㎝85㎝/58㎝/82㎝Position:Gun Sweeper 戦域全体を見渡せる戦術眼を持ち、防御が手薄な地域に向けて、恐るべきBC兵器を撒き散らす。 その姿から『殲滅の料理人』の異名をとる。 折原 藍 Ai Orihara BloodType:AHeight / Wieght:158㎝/45㎏3Size:85㎝/57㎝55㎝/84㎝Position:Strike Vanguard 稀有な格闘センスを有する。 愛用の武器は、近距離から中距離までをカバーし、射程距離外の敵に対しては律子とのコンビネーションで対処する。 越野 可憐 Karen Koshino BloodType:BHeight / Wieght:143㎝/42㎏3Size:83㎝/56㎝/84㎝80㎝Position:Strike Vanguard 格闘センスでは藍に及ばないもののその拳は、一撃必殺の破壊力を秘める。 愛用の武器により、彼女の拳は突撃級の外殻をも砕く。 リーゼロッテ・シュレーベル Lieselotte SAchreiber BloodType:AHeight / Wieght:155㎝/48㎏3Size:89㎝/59㎝/88㎝Position:Blast Guard 母親からチェロを習った名家のお嬢様。 得意とするチェロに似た外観の試験兵器との相性は抜群である。 大上 律子 Ritsuko Oogami BloodType:ABHeight / Wieght:150㎝/45㎏3Size:86㎝/55㎝/87㎝Position:Storm Vanguard 自分の決めた道は絶対に曲げず、道理を蹴飛ばしてでも道を作る、試験部隊隊長。 気に入らないヤツは、上官であろうとBETAであろうと場外までふっ飛ばす。 越野 隆 BloodType:O Height / Wieght:172㎝/58㎏ 冬馬 巧 BloodType:O Height / Wieght:170㎝/58㎏ 試製93式近接戦闘三叉槍 試製93式近接戦闘短刀 イタリアから導入された短刀と三叉槍。ナイフとフォークと言ったらイタリア人に怒られる。刃部分は高周波ブレード、三叉槍はスタン機能付と言われているが詳細は不明。 ブレードマウント固定用の穴や握りから、74式近接戦闘長刀の半分くらいのサイズがあると思われる。 既に短刀というレベルではない。 対BETA用衛生装備333号 液体とも固体とも判別できない謎の物質が入っている鍋。鍋にバイオハザードマークが記されている点と、緑の髪の衛生兵が開発したという噂から、対BETA用の化学兵器ではないかと言われている。 ブレードマウント固定用のハの字状の溝が付けられている。 試製82式投射弾頭 BETA群への投射攻撃用に開発された専用弾。直接投射時にはマッハ4を超える速度でBETA群を薙ぎ払う。その威力は後に開発された電磁投射砲と互角とも言われている。1000本以上は連続投射ができないのが弱点。 82式近接戦闘撲刀の原型とセットで運用される。 単体で手投げ弾として使用した方が便利。 76式近接打撃装備 『皇帝の拳』との異名を持つ近接戦闘装備。後期型になると拳そのものを射出し敵にぶつける機能が追加され、ブレード追加型や左右の拳を合体させて射出するなどのバリエーションを生んだ。 これだけ試製の文字がないので制式採用されている模様。 打撃部分に指向性爆薬を搭載している。 試製89式多目的誘導弾システム 戦術機で運用可能な中距離誘導弾。特殊なケースに内蔵され肩に担いで運搬される。ケースの中には誘導弾の他に戦術機用追加装甲が収納されていて、いざとなればズバッと装着して防御力を向上させる事が可能。 兵装担架固定用の溝が彫られている。 戦術機用のズバッとスーツがどんなものか見てみたい。 試製82式近接戦闘撲刀 82式投射弾頭とセットで開発されたが、近接戦闘用兵装としての有用性が認められた為、突起を追加して攻撃力をより強化したモデルが開発された。その破壊力は、要撃級BETAすら場外まで打ち返す事ができる。 突起というかリアクティブアーマー(という名の指向性爆薬)を43発(7×6+1)も搭載。 虫笛鎖鎌 鎖鎌の分銅の替わりに虫笛が取り付けられたもの。振り回して音を発生させ、BETAの行動を操ろうと考案された。 90式外部音響装置 戦術機の肩に取り付けるスピーカーシステム。BETAにある特殊な音を浴びせ、撤退または行動を停止させる為に開発された。 大見出し サイト内検索フォーム 検索 ぬ
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ニコニコミュニティー:オ-ナー マブラ部(高町なのは応援支隊) どうも 始めましての方は始めまして、 マブラヴ大好きな管理人?の「量産型なのは」です。 アニメ ゲーム その他 色々大好きなTDNヲタクさんです。 ゲーム実況とか雑談 お絵かき放送していけたらいいなぁ~と思っております。 短いあいさつですがよろしくお願いします ニコニコ動画 トータル・イクリプス OP差し替え「Faze to love」 はやりに便乗!これなら合うかもと思い制作! PIXIV あけましておめでとうございます(唯依姫巫女ver) 【戦術機擬人化】不知火&陽炎(帝国軍制服ver) 唯依姫 97式戦術高等練習生「吹雪ちゃん」 国連大西洋艦隊「ビスマルクⅡ」艦長「クリスティーナ・ハイネマン」 試01式戦術っ娘/04式戦術っ娘「不知火弐型ちゃん」 F-15E「ストライクイーグルちゃん」アメリカ軍 F-15E「ストライクイーグルちゃん」(軌道降下兵団仕様) 合同本に掲載させていただく山城さん(宣伝) 東欧連合娘 94式戦術っ娘「不知火ちゃん」陸自仕様 不知火ちゃん戦闘中Ver2*77式戦術っ娘「撃震ちゃん」TF-4J:訓練仕様 00式戦術っ娘F型、C型「武御雷ちゃん」国連派遣部隊仕様 00式戦術っ娘「武御雷ちゃん」(装甲反排除、差分) 00式戦術っ娘「武御雷ちゃん」(装甲反排除) 00式戦術っ娘F型赤「武御雷ちゃん」 00式戦術っ娘F型黄色「武御雷ちゃん」(途中) 「巨鳥は飛び立つ12.5」の修正版 大隅級戦術機揚陸艦 陽炎型ミサイル駆逐艦 077式戦術っ娘「撃震」国連軍仕様 BETA??? 00式戦術っ娘「武御雷」第16斯衛大隊仕様 涼宮遙_誕生日(もうひとつの未来) 武御雷ちゃん「頑張れ日本」ver 77式戦術っ娘「撃震」 不知火ちゃん(BETA OF THE DEAD風?? ) 00式戦術っ娘「武御雷」 陽炎ちゃん着替え中(はいてない!?) 戦闘シーン(不知火ちゃん視点) 陽炎ちゃん着替え 不知火ちゃん戦闘中 不知火ちゃん(富士教導隊仕様) 不知火・壱型・丙ちゃん 国連吹雪ちゃん 97式戦術高等練習生「吹雪ちゃん」 国連不知火ちゃん(修正版) 「緊急放送!!全アージュファン集結求む!!!」 89式戦術っ娘「陽炎ちゃん」???(ガルム隊) 89式戦術っ娘「陽炎ちゃん」 国連不知火ちゃん 烈士ちゃん 94式戦術っ娘「不知火」 【ニコ生】久し振りのマブラヴ雑談(擬人化描きます) 「貴様を私の嫁にする、決定事項だ。異論は認めない。」選択中 Su-27J&Su-37J ラウラVS鈴音&セシリア ラウラ&EF-2000 2/29HappyBirthday珠瀬壬姫 twitter500フォロー記念 87式突撃砲&87式支援突撃砲 こんな感じのぬいぐるみ作りたいと思います^^ 霞アイコン 一応コミケ用サークルカット 夕闇に飛び立つ(F-18差分) F-18Eスーパーホーネット発艦準備 駒木中尉不知火 駒木機 「巨鳥は飛び立つ12.5」 利根級巡洋戦術機母艦(修正版) 早速練習「不知火」 不知火の塗り絵的な何か 夏コミに出したマブラヴのメカ本の一部「妙高」 夏コミに出したマブラヴのメカ本の一部「長門」 QBETA 衛士強化装備×少女(製作) 巡洋戦術機母艦 コミケ表紙 高町なのは(国連軍制服) ソビエツキー・ソユーズ級戦艦(製作途中報告) めいやたん 大隅級戦術機揚陸艦 SSブログ マブラヴサイドストーリーズ マブラヴ大好きな人間がサイドストーリーなんか書いちゃうところです。 お茶でも飲みながらどうぞゆっくりして行ってください マブラヴオルタネイティヴ―サイドストーリー MOON=PHASE 桜花作戦終了後の2005年12月:1機の戦術機爆発事故から始まる。 第一話(2010/10/01)
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588: ホワイトベアー :2021/10/13(水) 20 02 45 HOST 163-139-151-176.tokyo.fdn.vectant.ne.jp 西暦1984年9月03日 大日本帝国帝都東京 某所 東京都内にある某高級料理店には大日本帝国内閣総理大臣を筆頭に大蔵大臣、外務大臣、内務大臣、参議院議長、衆議院議長、参議院軍事員会委員長、参議院対BETA対策委員会委員長など帝国の内政・国防に関与する主要な政治家やこれを支える文官、統合参謀本部議長、陸海空宇宙軍海兵隊長官などの武官、さらには国内の財界人など、帝国を支える大物たちが集結していた。 「アジアでは何とかカシュガルからの東進を防ぎ続けてられている・・・か」 日本の制作に大きな影響力を持ち、大日本帝国の影の政府とすら言われている秘密結社 夢幻会、そのまとめ役であり日本の最高権力者でもある内閣総理大臣を務める近衛文磨は軍から挙げられた報告書を読みそう呟く。 「原作の第2世代機に相当する陽炎と不知火を10個師団規模で開戦時から投入できたのは大きいな。そのおかげで光線級の排除が原作より遥かに楽に行える。しかし、ソ連め。奴らが欲をかかなければもっと楽にBETAを駆逐できたものを」 「それはこっちのセリフですよ。ソ連宇宙軍のヒューマンエラーがなければ地球戦線は防げた筈なのに・・・。全く、月と地球での対BETA戦力の整備に投じた予算がどれだけか理解していますか?ダイダロス計画の2倍近い金額ですよ。世論の反論を押し切ってあれだけ潤沢な予算を投じたんですから、せめてこれぐらいの結果は示して貰わないと困ります」 「耳が痛いな。だが、そのおかげで今があるのだから君や大蔵省官僚には頭が下がる」 1979年7月12日に中ソ連合が国連軍の介入をようやく受け入れたことで、ようやく大陸に派遣された大日本帝国軍は今まで世界から嘲笑われながらも対BETA戦用に配備していた戦術機やAL弾などの対BETA装備、低軌道艦隊による軌道爆撃と軌道降下兵団と言う空挺部隊にかわる即応部隊、戦術機をもちいたレーザーヤークトなどの対BETA戦術を多用することで一時は崩壊寸前であったアジア戦線の早急な立て直しに成功。 BETAの東進を完全に抑え込んだ上で、カシュガルハイブへの定期的な漸減によりBETAの西進のスピードも大幅に遅らせることができた。 この時間を日米は無駄にせず、自慢の工業力で大量に生産が行われており月面戦線の集結で余ってしまったNCAF-4やNCAF-5のジャンプユニットや通信システムを重金属雲下でも使えるように最低限の改装F-108 初凪やNCAF-5を地球仕様に改装したF-105 タイガーの実物やライセンス権を東西とわず欧州各国やアジア各国に供給、さらに大日本帝国は月面戦線時からためていたパイロットの訓練ノウハウや戦術ノウハウなどを広く公開する事で人類全体の対BETA戦能力の向上に努め、この結果ソ連や中東ではBETA戦を手探りで行わなければならなった原作とは違い確立された戦略・戦術の下におこなわれる事になり、BETAの侵攻スピードの鈍化に大きく寄与していた。 「そう言えば欧州の状態はどうなっているんですか?こちらにもある程度の情報は流れてきているんですが、国防総省と統合参謀本部の口が固くて詳細が来てないんすが」 「ソ連も原作と比べるとよく持った方だが、モスクワが陥落してミンスクにハイブを築かれた以上、欧州のソ連領の陥落は確定的。その他の東欧諸国も厳しいだろう。鍵は以下に早く我々(西欧諸国)が東欧戦線に本格的に参戦できるかだが・・・」 「難しいと?」 「ああ、幸い欧州を自国の盾として見ている米国や東欧を自国の盾として見ている欧州連合やる気が十分だし、国家人民軍とアクスマン(※1)らシュタージュ内の良識派が政権を取っている東ドイツは全面的に西側との協力に前向きだが、その他の東欧諸国とソ連は未だに米国と欧州連合の助力は最小限に抑え、WTOを主力としたBETA抑え込みを諦めていないようだ。全くこれだから現実よりもプライドを優先する馬鹿な社会主義者は厄介だ」 589: ホワイトベアー :2021/10/13(水) 20 04 48 HOST 163-139-151-176.tokyo.fdn.vectant.ne.jp 「どうしてそこまで東欧はNATO主体での戦闘に反発しているんだ?もう面子とか気にしている場合でもないだろうに」 「おおかた我々の支援を受けてしまえば東ドイツのように軍部が政権を握り、自分らは特権を奪われたうえに、粛清されると疑心暗鬼に陥っているんだろう」 今まで自分たちがそうやってきたからな。そう言い終わると会合の場を一瞬の静寂が支配する。 「・・・まあ、彼らが受け入れないならしょうがない。それで、WTOを主体としてBETAを食い止めることはできるのか?」 「第一世代機を主力とするWTOだけでBETAを抑え込むのは不可能です。ですが、バンクーバー協定を国連軍のユーラシア派遣時に発足させている以上、パレオロゴス作戦などの無謀な作戦は我が国の拒否権行使で事前に阻止できるので原作のように戦線が総崩れになることはないでしょう」 「付け加えるならBETAとの最前線になるポーランドでは我々が輸出した重機や資材、旧式戦艦大や戦車の砲塔などの武装をもちいたオーデル川要塞陣地やビスワ川要塞陣地などの要塞陣地の建設は完了。現在はさらなる強化が進められています。さらにソ連軍やポーランド軍にはF-104やF-105の最新ブロックや45式主力戦車、M48主力戦車などの陸戦兵力、推進剤や弾薬などの損耗品も大量に供与していますのでポーランド戦線だけでも5年から10年程度なら我々の本格的な参戦がなくても時間が稼げるでしょう」 「東ドイツの状況はどうですか?」 「東ドイツでもオーデル川要塞陣地の建設は完了ております。また、東ドイツ臨時政府はソ連による自軍への不当な指示を理由にWTOを脱退。BETAが目の前にいる以上、東西ドイツの統一は政治的混乱が高すぎるとして行われませんでしたが、当初の計画通り欧州連合およびNATOへの加入は無事に済み、欧州連合軍や米軍の駐留も開始されています」 「軍備でも現在Mig-21の近代化とF-104最新ブロックへの置換えが急ピッチで進んでおり、また一部のエース部隊向けのF-1EGの導入を決定していますので欧州連合軍や米軍と協力しなくとも原作以上は耐えることができるでしょう」 そう軍人たちは言いきる。そして、彼らの言い分は正しかった。何せ、原作とは違いパレオロゴス作戦やそれに近い大規模反抗作戦は幾度も提案や立案されるものの、安全保障理事会常任理事国である日本がその度に拒否権を発動しているため、ポーランド軍や東ドイツ軍などはいまだに無傷に近い戦力を有しており、ポーランドでは西側諸国の援助と支援の下にオーデル川やビスワ川の要塞化や軍備の拡張が、東ドイツではオーデル川の要塞化と装備の近代化、軍備拡大が並行して行われいた。 無論、日本側の対BETA反抗作戦に対する慎重すぎる姿勢はアメリカやアフリカ、南米各国からは支持されていたが、欧州戦線や東アジア戦線で戦う最前線国家やそのすぐ後ろの準前線国家からの受けがいいはずもなく、時の国連日本大使はミスターNoと非難を浴びせることもあったが。 「東ドイツとの取引は実に実りの多かった取引でしたよ。ええ、流石は東側の優等生で準最前線国家、経済が崩壊したソ連やその他の弱小国家と比べて支払いが違います」 「・・・ソ連やWTO諸国からも芸術品や美術品、それに貴金属を買い叩いたと聞いたが」 「ハハハ、嫌ですねぇ。正当な対価ですよ。友好国より契約を破った仮想敵国の方が商品の値段が高いのは当たり前の事です。それに歴史に敬意を払わない共産主義者が保持し続けたり、なにもかも資源として噛み砕くBETAに食われるよりかも我々が管理し後世に引き継ぐ遥かに有意義です」 「・・・くれぐれも禍根を残さないでくれよ」 590: ホワイトベアー :2021/10/13(水) 20 06 20 HOST 163-139-151-176.tokyo.fdn.vectant.ne.jp 今回の会合の議長を務める近衛がため息をつきながら諦めたようにため息をついてそう言った。 「ところで、国連軍から提案されているミンスクハイブの間引き作戦である《セイバー・ジャンクション1984》には参加するんですか?」 「ああ、欧州戦線の安定は引いてはBETA東進阻止に大きく寄与するし、外交的にも米国や欧州連合かやる気な以上、付き合いとしてある程度は戦力を送り込まなければまずいからな。一応、第7常備艦隊から第3水上打撃群を、欧州方面軍から2個戦術機甲連隊程度は参加させるつもりだが・・・何かあったのか?」 欧州方面軍、日米共同統治領アイスランドに駐留する大日本帝国軍の事であり、その兵力としては4個戦術機甲師団を基本編成としており、15個戦術機甲大隊、各種ヘリコプター400機、兵員8万人を主力とする大日本帝国陸軍の方面軍である。本部隊はなんと戦術機だけなら東ドイツ軍全軍に匹敵する機数を抱え、本土防衛と戦略予備部隊と陸軍予備軍・州兵部隊の管理を任務とするフォース・プロバイダーとしての役割を担う陸軍総軍、アジア戦線で奮闘する支那派遣軍、中東戦線に派遣され、石油地帯の防衛を行っているアラビア派遣軍に次ぐ規模の大規模部隊であり、欧州方面での戦略予備として機能していた。 これだけでも戦局を左右するには十分な部隊だが、さらにアイスランドには東アジア戦線が内陸部を主戦場にするために出番のない海軍が大兵力を張り付かせており、レイキャビック海軍基地を拠点として大西洋と地中海を担当する第7常備艦隊には正規戦術機母艦6隻と戦艦4隻、重巡洋艦12隻、支援ロケット砲艦28隻、その他巡洋艦、駆逐艦42隻、これらを支える多数の支援艦と艦載戦術機甲大隊(戦術機40機)6個、さらに海軍海兵隊2陸戦個師団と戦術機甲大隊8個が駐留していた。 基本的には第7常備艦隊は戦術機母艦と重巡洋艦を中核とする3個の母艦打撃群と戦艦を中核とする2個の水上打撃群を編成しており、地中海と大西洋に各1個母艦打撃群を展開させ、米英大西洋艦隊や地中海艦隊とともに欧州方面での西側即応戦力の中核を担っていた。そのため、インド洋艦隊とともに海軍でも指折りの精鋭達と最新鋭機が配備されており、帝国海軍の至宝とも呼ばれている部隊でもある。 「国連から士気向上目的で是非メビウスを派遣してほしいと言う声がありましてね。嶋田さんらも作戦に参加させられないですか?」 「辻さん、正気ですか!?従来機で編成されている欧州方面軍はともかく嶋田さんや山本さん、それに米内らが所属する第118戦術歩行戦闘隊(※2)は我が国の最新鋭機であるF-6が配備されている数少ない最精鋭部隊です。いくら国連主導の作戦とは言えそれを共産圏に送り込むのは政治的にも技術漏洩的にもリスクがデカすぎます」 「そうです。送り込むにしてもせめて夕凪や野分を配備しているその他の海軍戦術機部隊か海兵隊戦術機部隊を送り込むべきです」 軍人、特に海軍関係者から批判の声が上がる。何せ辻の言った部隊には倉崎重工が、設計段階から戦術機の歴史に革新をもたらす画期的な戦術機制御システムであるM3S(XM3)やレーダー波を分析し、逆に欺瞞情報を送り返す電子対抗手段 (ECM) の一種であるアクティブステルス、JRSSなどの最新技術を惜しげもなく投入した最新鋭第3世代戦術機であるF-6 秋雷が配備されているからだ。 国防を司る軍部からしたら抹消が楽な同盟国である西側ならまだしも共産圏に投入する事は避けたかった 「難しいのもリスクが高いのもわかります。しかし、欧州戦線の安定化はBETAの東進阻止にも大きく寄与します。それに次期オルタネイティヴ計画の選考の事も考えますと国連に貸しを作るのも悪くはないかと」 悪魔のような笑顔を浮かべ、紳士的にそう言ってくる財布を司る魔王に対して、軍部もこれ以上強く出ることがでなかった。そして、この会合の数日後、大西洋において我らが主人公である嶋田は天国に一番近い場所に送り込まれる事になる。 591: ホワイトベアー :2021/10/13(水) 20 11 37 HOST 163-139-151-176.tokyo.fdn.vectant.ne.jp (※1) 転生者の1人で、原作キャラに転生した稀有な人物。記憶を取り戻したのはちょうどテオドール一家を拘束した直後で、原作知識持ちだったので自らの死亡フラグをへし折る為に、リィズを配下とすることで手元に置き保護していた。その性で彼の胃は大ダメージを負ったが。前世から夢幻会MMJ派の一員であり、東ドイツに戦術機の教導に来ていたMMJと接触することで再びMMJに参画する。 (※2) 嶋田が隊長を務め、山本、米内も所属している日本海軍の最精鋭部隊。国連軍の大陸戦線参戦時は重金属雲があるとは言え何度も中隊で師団規模BETA群に突っ込み、1機も損失を出さずにレーザーヤークトを成功させているなど伝説的な記録を有している。コールサインはメビウス 592: ホワイトベアー :2021/10/13(水) 20 12 22 HOST 163-139-151-176.tokyo.fdn.vectant.ne.jp 戦術機解説 F-104 初風 大日本帝国宇宙軍や国連宇宙総軍が月面戦線で運用していた全領域歩行戦闘機であるNCAF-4に通信能力の向上やジャンプユニットの換装などの最低限の改修を施した機体。性能的にはF-1陽炎やF-2不知火に劣るが、生産性や整備性、機械的信頼性はこちらのほうが高く、また、大日本帝国が早々にライセンス生産を認めた事もあり日本を除くアジア各国や東側では本機や本機の派生機が数的主力として運用されている。 原作のファントムに相当 F-105 タイガー 米国のカモミールがボーイングと共同で開発した軽量全領域歩行戦闘機であるNCAF-5に通信能力の向上やジャンプユニットの換装などの最低限の改修を施した機体。北南米諸国やアフリカ諸国、欧州諸国が数的主力として運用されている。 原作のフリーダム・ファイターやタイガーⅡに相当。 F-1 陽炎 月面戦線で活躍したNCAF-4の後継機として0G~1G環境下で運用可能な人型機動兵器として倉崎重工が開発した戦術機。1972年に正式採用された。 オペレーション・バイ・ワイヤや、新型の複合装甲、大出力ジャンプユニットを搭載することでNCAF-4同等の防御力を維持しつつ地球上での高い機動性と運動性、高速反応性を獲得している。また、発展性を考慮した設計的余剰が担保されているため、局地戦仕様や現地改修機など数多くのバリエーションが存在する。原作のイーグルに相当 F-1E 陽炎改 F-1Cをベースとしつつ、兵装搭載量の増加とM3Sへの最適化の為に機体構造の約6割が再設計され、アビオニクスの強化、複合装甲の刷新等など統合的な改修が施されている。第2世代最強の戦術機と謂われ、1982年に帝国陸軍に採用されて以降、満洲連邦、極東ロシア帝国、朝鮮連邦、アメリカ合衆国、オスマン帝国、中東連合など日本の重要な同盟国にもライセンス生産された機体や輸出された機体が配備されている。原作のストライク・イーグルに相当 F-2 不知火 三菱重工が開発した軽量第2世代戦術機。高性能だが高価なF-1で帝国陸軍の要求する数を満たすのは負担が大きかったので、F-1を補完する低コストな機体として1974年に実戦配備が開始された。F-1と比べると小型・軽量故に拡張性は低いものの、各部に革新的技術を多く採用しており実戦においては、非常に高い機動性と運動性を発揮し、高い格闘戦能力を有するなど、費用対効果としてはF-1を上回る優秀な機体。原作のファイテングファルコンに相当し、そのコストの安さから帝国陸軍で数的主力を担っている。 F-4 夕凪 大型クラスターミサイル"AIM-1"の運用を目的に、米国海軍機動部隊の投射戦力として開発・製造された倉崎重工製の第2世代戦術機。1972年に海軍に実戦配備された。 正規戦術機母艦艦載部隊での運用を前提として、長距離ミサイル攻撃による高速一撃離脱戦術を主眼に置きつつも中・近接制域戦闘も可能なマルチロール戦術機として開発された機体。陸軍とは違い少数での任務が多くなると想定された事から、単独で多様な任務に対応できるようにするために乗員は2名となっており、複座式管制ユニットの前席には戦闘士、後席には航法士が着座する。 性能は第2世代戦術機ではトップクラスに高いものの調達・運用コストも高いため、F-5 野分とのハイローミックスで運用されている。原作のトム・キャットに相当 593: ホワイトベアー :2021/10/13(水) 20 13 52 HOST 163-139-151-176.tokyo.fdn.vectant.ne.jp F-5 野分 三菱重工が開発した第2世代艦載戦術機。高性能だが高価なF-4の導入は海軍にとって大きな負担となっていた。そこで陸軍のF-2相当する機体を求め各社を彷徨っていた時に、三菱が開発していた技術試験機であるモデル18の調達・運用コストと兵装積載能力、作戦稼働時間、運動性の良好なバランスに目をつけ、海軍機および海兵隊機として改修を施した上で採用に至った機体。1976年から実戦配備された。 原作のホーネットに相当し、大日本帝国海軍および海軍海兵隊の他にアメリカ海軍、アメリカ海兵隊、イギリス海軍、イタリア海軍、インド海軍、オーストラリア陸軍でも運用されている。 F-6 秋雷 倉崎重工が設計段階から戦術機の歴史に革新をもたらす画期的な戦術機制御システムであるM3S(XM3)やレーダー波を分析し、逆に欺瞞情報を送り返す電子対抗手段 (ECM) の一種であるアクティブステルス、JRSSなどの最新技術を惜しげもなく投入した最新鋭第3世代戦術機。もともとは陸軍の次期主力戦術機として開発されていたが、その座を三菱のF-3震電に奪われてしまった。その後、F-4の後継機を探す海軍に見出され、艦載機として必要な改修が施された上で帝国海軍で調達が進められている。原作YF-23Nに相当。 Mig-21 ソ連で開発されたF-104の改修機。近接格闘戦能向上のために徹底的なまでの軽量化と機動力、運動性の強化が施されている。余談であるがソ連は本機を独自にWTOに供与する事で影響力の保持と外貨獲得を行っていたが、それをF-104の権利を持つ三菱重工の許可なく行ったことで大日本帝国が激怒。以後、日米によるソ連向けの有償物資の値上げと東側諸国に最新戦術機の供与禁止のきっかけとなる。 594: ホワイトベアー :2021/10/13(水) 20 14 24 HOST 163-139-151-176.tokyo.fdn.vectant.ne.jp 以上になります。wikiへの転載はOKです。
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803: トゥ!ヘァ! :2022/05/05(木) 18 31 24 HOST FL1-119-244-228-153.kng.mesh.ad.jp 逆転マブラヴ 兵器集 〇兵器紹介 日本戦術機 三一式戦術歩行戦闘機 隼 1971年に日本が送り出した世界初の実用戦術機である。 原作知識モリモリに盛り込んだ機体のため、こいつの時点で性能は第二世代相当である。 BETA戦のことを考え装甲よりも機動性に振った設計は以降の日本戦術機に受け継がれていく。 原作知識があるとはいえ、初めての実用戦術機ということで手堅い設計になっている。 汎用性と発展性に重きを置いた機体であり、以降の太平洋条約機構軍の主力となる。 射撃も格闘も可もなく不可もなく。整備性や量産性も良好。OSに関しても完成度が高すぎるせいで操作の自由度が高いため逆に完熟期間が長く付きやすい。 世界初の戦術機であるにも関わらず、その堅実すぎる設計のせいで発表当初は諸外国からの反応が今一であり、重装甲と射撃能力を宣伝したアメリカ製のF-4の方が評判が良かったほどである。 最も地球におけるBETA戦が始まると評価は一変し、重装甲で動きの鈍いF-4よりも軽装甲ながら動きの軽い隼が高評価を得ることとなる。 特にパイロットたちからはF-4とは比べ物にならない操作の自由度が評価されており、以降の評価を不動のものとしている。 原作を知っている諸氏ならお分かりだろうが、米国のF-4は決して愚鈍な機体でもなければ、欠陥機でもない。 F-4は高い汎用性と発展性を備えた名機であるのだが、この世界では対抗馬となった隼という競争相手が悪すぎただけである。 因みにこの世界の日本兵器の型式は全て皇紀仕様である。 1971年は皇紀では2631年なので三一式となった。何故皇紀表示かと言えば作者の趣味である。他作品との差別化とは大変なのである… 三三式戦術歩行戦闘機 瑞雲 1973年に日本が送り出した二機種目の戦術機。 隼の廉価版として開発された機体であり、太平洋条約機構以外の地域へ輸出すること前提の機体。 しかし設計は隼を基としていながらも、より簡素で量産性と整備性を追求した作りとなっており、予算に苦しむ第三国や小国にも優しい作りとなっている。 代わりと言ってはなんだが汎用性が少々削れており、どちらかと言えば生産性向上のためにパーツ数を削減し軽量化した関係から近接戦モデルに近しい性能となっている。 動きは軽快だが、装甲が薄いという割とピーキーな性能と言えなくもない。 しかしながらこの隼以上の軽装甲ながら近距離戦に適した仕様は前線の求める機体仕様と合致しており、未だ戦術機の生産体制が整っていなかった南米諸国や欧州諸国の前線を良く支えることとなる。 未だ対BETA戦術のノウハウや戦術機の生産体制が整っていなかった初期の戦闘においては、大量に供給されたこの瑞雲に助けられた兵士も多く、瑞雲乗りと言えば前線兵士の間で有名になるほどである。 後に祖国を失い、国連軍に編入された古参兵士たちを中心に国連内のいて瑞雲教という謎のファンクラブを生み出すこととなる。 彼等は挙って「ズイウーンはいいぞ!最高だ!」と口々に言うという。 804: トゥ!ヘァ! :2022/05/05(木) 18 31 56 HOST FL1-119-244-228-153.kng.mesh.ad.jp 三八式戦術歩行戦闘機 陣風 1978年に日本が早速送り出してきた第二世代戦術機。性能に関しては原作における第三世代相当。 原作におけるF-14とF-15を合わせたような性能をしており、原作フェニックスミサイルに相当する対BETA用クラスターミサイルは勿論運用可能。 モデルがF-14やF-15となると格闘戦能力はどうなのかとイメージするが、そこは御安心。 汎用性の鬼である日本製戦術機であるからして、ミサイルなど打ち切り身軽となった後ならば、新型エンジンからもたらされる大出力を用いて近接戦機に勝るとも劣らないスピードや俊敏性を発揮できる。 しかしこの機体最大の特徴はその大ペイロード量と、それによる継戦能力の高さである。 この頃の日本は戦線が遠いことに頭を悩ませていた。一番近い戦線ですらアラスカで、日本がメインにしているのは南米である。 そしてソ連の影響力伸長を抑えるために遥々欧州にも出向かないといけない。 遠出するとなると現地における継戦能力というのはどうしても不安がちになる。 何せ自国の拠点から遠いのだ。特に欧州なんて正直信用ならんソ連と、ボコボコにされていて現地補給能力に不安が残るNATOといった具合。 そこでじゃあ自前の継戦能力あげるべ!というわけで大搭載能力を求められ開発されたのがこの陣風である。 新型エンジンからもたらされる大出力は多くの兵装、弾薬の運用を可能とし、更に機体へ高い運動性や機動性を与えることとなった。 正に高機動火薬庫とも言えるほどの機体となっている。 また当時の日本。というか夢幻会であるが、原作と様変わりしている情勢から、最悪は戦術機部隊を中核としたハイヴ攻略戦も視野に入れており、陣風の継戦能力の高さはそのもしもの時のためでもあった。 射撃戦メインではなく、あくまで汎用性に拘り近接戦闘能力も十分有しているのは、ハイヴ内での戦闘も考慮しての設計である。 以降この高い継戦能力とハイヴ内を想定した遠近両用の汎用性は日本製戦術機に共通する特徴となる。 四十式戦術歩行戦闘機 閃電 1980年に日本が送り出した二機種目の第二世代戦術機。 普及モデル廉価版である。 陣風は高性能であり、ハイヴ攻略すら見据えた万能機であったがやはりと言っていいのか高かった。 それこそ太平洋条約機構の国々すらちょっと冷や汗流すくらいには。 正直言うと自分達の盟主のガチさにちょっと引いた。 というわけで普及モデルの廉価版として改めて開発されたのがこの閃電である。 陣風における過剰なまでの性能をカット。汎用性は維持されたが、やはりというか過剰なまでの継戦能力は削られてしまった。 最もその他の機能は少々落とした程度であり、追加のレーダーユニットを装備すれば陣風が扱う対BETA用クラスターミサイルの運用も可能である。 陣風が採用していたモデルより少々出力は落ちるが、それでも既存戦術機とは比べ物にならない大出力のエンジンを搭載しているため機体パワーとトップスピードは同時期の他国性戦術機の追随を許さない物がある。 この馬鹿力を活かし、射撃戦から近接戦まで割と何でもこなすことが出来た。 射撃兵装を搭載すれば、射撃戦機に、近接長刀を搭載すれば接近戦機に、レーダーやミサイルを搭載すれば支援機にと陣風の器用さを見事に引き継いだ機体と言える。 決して陣風ほど一機でなんでもできる万能ではないが、部隊間で役を決め、それぞれの役割に徹すれば問題ないだけの器用さを持つ。 本来の軍が運用する兵器とはこうであると言える機体。 このため日本のお膝元である太平洋条約機構に加盟している国々以外でも幅広く採用されており、ワールドスタンダード戦術機の称号を得ている。 開発者の日本においても陣風の高コストっぷりから大蔵省から苦言をもらったため、ハイ・ローのロー相当の機体として数多く採用された。 因みに口がさない者たちの間では「日本の単機万能高コスト主義に反省を促した機体」と言われている。 805: トゥ!ヘァ! :2022/05/05(木) 18 33 31 HOST FL1-119-244-228-153.kng.mesh.ad.jp 試製四六式戦術歩行戦闘機 彗星 1986年のウラヌス作戦に無理矢理間に合わせた日本の第三世代戦術機。 試製の名の通りに実はまだ正式採用機ではない。 彗星のペットネームも開発チームがそう呼んでいたのをそのまま採用したに過ぎない。 当時の日本が誇る最高性能機であり、その性能は原作武御雷とYF-23を合わせて割らないほど。 流石に原作YF-23のようなステルス能力や電子戦機能は搭載していないが、YF-23の特徴であった、統合補給支援機構を搭載。 戦場における撃墜された戦術機からも補給や給電が可能である。 また機体デザイン及び性能においては原作武御雷を参考に機体各所へカーボンブレードを設置しており、正に全身凶器と言える。 バトルスタイルも比較的近接戦前提で調整されている。これはハイヴ内の狭い空間で群がるBETAを真正面から蹴散らすだけの性能を求めたため。 更には以降の日本製第三世代機の特徴となる支援用AIが初めて搭載された機体である。 この支援用AIは機体制御の補助から戦況データ整理に、データリンクが途切れた時のために既存データを用いて味方やBETAの動きの推測まで可能な高性能補助AIとなっている。 またパイロット生命維持の手助けやメンタルヘルス役もになっていおり、極限状態におけるパイロットの生存性向上を限りなく高める要素を揃えている。 どれくらい高性能なAIかと言えば載せられているAIは全員?ジョークが言えて皮肉を検知できるくらいには高性能である。 ここまでの高性能機。無論その生産コストも武御雷とYF-23を割らないで足した値段レベルだが、そこは有り余る国力に物を言わせてウラヌス作戦当日までに100機ほどを用意した。 当時の日本どころか太平洋条約機構全体からエースと呼べる人材のみを呼び集め、教練した100機の最精鋭部隊。 その練度は同作戦においてソ連が虎の子として投入した魔女部隊すらも上回り、間違いなく当時世界最強の部隊と呼べた。 ドルトムントハイヴ攻略時には無人機軍団付き従えながらBETAの大軍を正面から粉砕。 そのままハイヴ内をも突き進み、同ハイヴの動力炉破壊に貢献した。 大量の無人機を付き従えながら戦場で無双するその姿は一種の死神のようにも見えたという。 なおウラヌス作戦で大戦果を挙げた当機であるが、流石にお高すぎると大蔵省に叱られたため、後の正式モデルでは少々ダウングレードすることになったそうな。 なお余談として無理矢理増産した試作機に当代きってのエースを集めたため、個々の機体にパーソナルカラーが施されており、上層部も無理して集まってくれたわけだし士気があがるならそれでいっかと気にしなかったため、100機の彗星の集団は非常に愉快な色合いであったという。 特にその中でも赤い塗装をした集団は戦地では赤い彗星と呼ばれたのだとか。 五十式戦術歩行戦闘機 烈風 日本が1990年に送り出した正式な第三世代戦術機。 一般兵でもまともに運用可能で、大蔵省に起こられないくらいの値段に抑えた彗星の廉価版である。 性能バランスについては汎用モデルに戻し、一般的な戦場でも活躍しやすいように変更。 また特徴の一つであった統合補給支援機構はオミットされた。この部分は部隊運用と後方体制でカバーできると判断されたためである。 幸い最大の特徴であった支援AIの搭載は行われている。以降の第三世代戦術機の定義はこの支援AIの搭載の有無となる。 最も彗星に搭載されていたような人間レベルで会話が可能な高性能AIではなく、無機質的にデータを整理し、機体やパイロットを補助する廉価版AIに置き換えられた。 ジョークも言えなければ皮肉も検知してくれない。 最も廉価版と言うが本来はこれくらいの性能で十分である。 同年に起こった南米におけるマナウスハイヴ攻略戦において初投入がなされる。 どう作戦では本機による部隊の多くが多大な戦果を挙げており、戦術支援AIの有無が戦果へと如実に表れた戦いであった。 806: トゥ!ヘァ! :2022/05/05(木) 18 34 16 HOST FL1-119-244-228-153.kng.mesh.ad.jp 三五式戦術歩行攻撃機 海神 日本が送り出した強襲上陸用戦術機。原作におけるA-6イントルーダーである。 1975年に採用。 アメリカが初手本土決戦となったため、同国が出すはずだったあれこれが立ち消えたとなったために、わざわざ日本が代わりに開発した機体。 大凡は原作のA-6イントルーダーと同じだが、腕部の36mmチェーンガンが最初から6門仕様だったり、ミサイルランチャーの数が8門へ増やされていたりなど火力は増強している。 取りあえず突貫して作った機体だったが、日本の高い技術力のおかげで結構真っ当な性能を発揮した。 以降は原作同様世界中の国々で採用されており、至る所で活躍している。 最も北米奪還も考えなければいけなくなった日本は海神の火力に満足しておらず、独自の後継機を開発中である。 三七式戦術歩行攻撃機 雷電 日本が送り出した二機種目の戦術歩行攻撃機。戦術機としては第一世代の区分となる。 1977年採用。 ぶっちゃけ原作におけるA-10サンダーボルトである。 肩に装備された36mmガトリングはそのままだが、ガトリングユニットを換装可能な方式へと変更しており、120mm滑空砲二門の砲戦ユニットや155mm砲一門の重砲戦ユニットなど幾つかの肩部武装バリエーションが存在している。 因みに原作における爆圧スパイク機構も搭載済み。名称「自動凸突き」である。 原作同様前線諸国にバカ売れしており、こちらの世界でも長らく愛用され続けることとなる。 日本ではこいつの後継機を開発するべきか、後の主力機の火力を高めて代替させるかで議論になっている。 試製四五式戦術歩行攻撃機 海豚 1985年に開発された海神の後継機。その試作モデル。 北米奪還のために海神以上の火力を求めた機体で、背部の特徴的な大型多目的兵装庫が特徴。 36mm機関砲12門、120mm滑空砲6門、ミサイルランチャー8門、20mm機関砲4門、小型ミサイルポッド8門と大火力。 多くは背部の兵装庫に搭載されているが、小型ミサイルポッドは脚部に、20mm機関砲は胸部に搭載されている固定兵装である。 その兵装庫からもわかる通り原作におけるA-12アヴェンジャーの設計思想の一部を継いでいるが、原作のアヴェンジャーと違い対人類戦想定のステルス機能は搭載されていない。 海神をも超える圧倒的大火力なのだが、日本はこれにすら満足しておらず、正式モデルではレールガンの搭載も検討している。 試作モデル故に数は左程生産されなかったが、実戦データ取得目的で1988年のアマゾナス作戦に参加している。 807: トゥ!ヘァ! :2022/05/05(木) 18 35 15 HOST FL1-119-244-228-153.kng.mesh.ad.jp 米国戦術機 F-4 アメリカが送り出した世界で二番目に早く登場した戦術機。 実は日本戦術機に対抗して原作より試作機の発表が1年早くなっている。試作機発表が1971年。正規採用型の配備開始が1972年。 日本が早々に隼を正式配備されたことからF-4も開発が加速され原作より2年も早く実戦配備されている。 登場当初は重装甲と高い射撃能力を猛烈にアピールした結果、日本の隼よりも高い評価を受けていたが、いざ実戦が始まると対BETA戦に有利な隼と評価が逆転することになった。 こればかりはやはり相手が悪かったというほかない。 最も原作を知っている諸氏ならわかると思うがF-4は決して駄作機ではなく、その高い汎用性と拡張性は傑作機と言って良く、この世界のF-4もその点は同じであった。 むしろ原作より早く登場したことから、運用体制が早期に整い、そこから細かい問題点が見直されたため同時期の原作機より性能が向上している。 原作よりも早くに実戦配備されたため相応に数が揃っていたF-4は米本土戦においても活躍。 隼と比べられボロボロの評価がされているが、それでも現場の兵士からは頼りにされており、辛く苦しい米本土決戦やカナダ戦、メキシコ戦などを戦い抜いた。 その後米本土が陥落するとともに米政府が資金集めのためF-4のパテントを大々的に売り出した結果、世界中でF-4のライセンス生産品、もしくはコピー品が誕生。 世界各国の戦術機開発が加速する一因となった。 このため評価こそ隼と比べられがちであるが、世界で最も普及した戦術機の一つに数えられており、むしろ米本土戦以降の方が活躍したと言える。 北米陥落後も中米、カリブ海、南米諸国などで運用され続け、NATO軍においても大々的に採用され各国が使い続けているなど案外幅広く使われ続けることとなる。 1990年代においては流石に旧式となっていたため、米政府では第二世代のF-16やF-20が主力となっており、欧州諸国や南米諸国においても日米ソいずれかの第二世代機か独自開発の第二世代機が採用されているため多くの国では一線級が退いている。 しかしアフリカ諸国や中東諸国と言った後方地域では未だ主力戦術機として運用が続いているという。 F-5 米国が送り出した第一世代戦術機の第二弾。 米本土戦において苦戦を強いられていた米国が生産性を優先して開発した機体。 このためF-4と比べ小型、軽量な運動性に優れる機体となった。これは奇しくも日本の隼に近しい機体性能を得ることとなる。 1975年から配備開始。開発を急いだために原作より1年早くの登場となった。 最も配備開始時には米本土の過半は陥落しており、専ら残っていた西部要塞群に配備され、同地域が陥落した後はアラスカやハワイ、グリーランドなどに集中配備された。 当機は設計の通りF-4よりも生産性、整備性に優れており、小型、軽量のため高い運動性とそこから来る高い近接戦闘適性を保有していた。 このためNATO諸国などはF-4に続きF-5を大々的に採用。 戦線が英国本土にまで下がった時期にはNATOの数的主力機はこちらになっていたほどである。 以降のF-5はNATOを中心に採用が続き、欧州において多くの派生機が誕生している。 後に登場する欧州独自開発機においてもF-5の設計を受け継いだ機体が多い。 808: トゥ!ヘァ! :2022/05/05(木) 18 36 02 HOST FL1-119-244-228-153.kng.mesh.ad.jp F-12 1980年に米国が送り出した同国初の第二世代戦術機。 78年に送り出された日本の陣風に対抗できる高性能機を目標に開発された。 F-4、及びF-5の情報公開と技術提供によって国連からもたらされた支援予算を存分に活用して開発した機体。 当時の米国が開発したと思えないほどの高性能機に仕上がっているが、技術力の差から日本の陣風には及ばない結果に終わった。 性能としては超高機動ボマー。 新型開発されたエンジンの高出力と既存機の倍以上の数に増やし、機体各所に搭載された追加スラスター及び大型ブースターに任せた高機動と専用の武装パッケージに身を包み、数多く搭載されたミサイルや機関砲をぶっ放すその様は正に動く火薬庫と言った具合。 肩部や脚部搭載された専用ミサイルポッド6つ。肩部の専用スペースに搭載された大型クラスターミサイル二基。手腕二つと四本のサブアーブで合わせて運用する6基の突撃銃。 おまけに腕部と頭部、胸部にそれぞれ内蔵式の20mm機関砲を搭載。 この武装の過剰搭載による弾薬庫状態という点は陣風と同じだが、足りない機体出力を無理矢理追加のスラスターやブースターの数で補ったため、過剰な武装量による重量過多と合わせて機体の操作性が非常にピーキー。 また武装を多く運用しすぎたため、火器操作までもが複雑化しており、基本的に二人乗りでなければ扱えない機体になってしまった。 無論機体コストも増大。本土が陥落して国連からの捨扶持メインで食いつないでるアメリカではとてもではないが大量生産できず、年調達数十数機が限度になっている。 無論採用する国なんぞ米国以外どこもなかったため、専らアラスカ戦線にのみ細々と配備が行われている。 一応補足すると高機動、大火力なのは確かのため、後方支援体制が整っているアラスカ戦線では中々重宝されているらしい。 原作にはないオリジナル機。モデルはSR-71ブラックバードを基に開発されていたYF-12。 ハイ・ローのハイにすら慣れないほどの高コスト機兼超ピーキーな難題機。 日本の陣風に対抗するためだけに開発されたアメリカの虚栄心を満たすだけの存在という辛辣な感想もあながち間違いではない。 一応機体性能は本物なので扱い切れれば陣風に届くこともワンチャンあり得る。 F-16 アメリカが送り出した第二世代戦術機。 F-12ではまともに主力機として扱えないということで改めて開発された普及モデル。 1982年配備開始。原作よりも4年も早い。 F-5の路線を受け継いた小型軽量機。生産性や整備性を優先した設計なのも同じで、旧式化の進んだF-4やF-5を代替することを目的に開発された。 小型軽量機故に少々発展性には乏しいが、その運動性能は対BETA戦に合致しており、実戦においてもすこぶる良好な結果を残している。 世界で最も長くBETAと戦い続けた米国のノウハウがつぎ込まれた傑作機と言えよう。 配備開始後はアラスカ戦線を中心に米軍機の代替を務めたが、同時のNATOでは欧州独自開発機が登場し始めたため、それほど多くは採用されずに終わる。 なお米海軍用の艦載機版も開発され、同じく海軍用のF-4の代替も務めている。 因みに同時期にF-12のエンジンを調整し、新技術を多く導入したYF-15の開発計画も存在していたが、本土が陥落して随分と立つ米国にそんな高級機を再び開発する余力はなく、YF-15は実機すら開発されず計画段階で終わってしまう。 809: トゥ!ヘァ! :2022/05/05(木) 18 36 39 HOST FL1-119-244-228-153.kng.mesh.ad.jp F-20 米軍が開発した低コスト機。ハイ・ローのローに当たる機体。1984年配備開始。 追い詰められている米国からすればF-16すらもお高い機体だったため、数的な主力を務めるための更なる低コスト機が求められた。 その結果誕生したのがこのF-20である。 そんなに金ねーならF-12の調達打ち切れや!といいたいが、あっちは政治的な要素が強い機体のため軍の意見は通らないのである。 F-16より低価格で、F-16並の性能を発揮する!という謳い文句であるが、実際のところ前者は正しいのだが、後者に関してはそこまでの性能は持っていないというのが正しい。 性能としては第一世代機と第二世代機の間程度であり、カタログスペックを見れば第二世代機として見れば微妙というのが正直なところである。 しかし実戦においてはF-16に負けず劣らずん戦果をあげている。 これは機体性能の大部分を近中距離戦に振っており、武装重量を用いての機体挙動まで計算し、推進剤の節約を行っているなどの涙ぐましい設計思想と運用体制の努力の結果である。 奇しくも原作の日本帝国戦術機と同じ運用思想と言える。 このため射撃能力やレーダー性能ではF-16に及ばないが、近距離における集団戦においては高いパフォーマンスを発揮している。 採用後はF-16をハイ、F-20をローとして旧式化したF-4、F-5を代替に努め、アラスカ戦線にて活躍した。 なお他国への売り込みにおいてはF-16より高評価であり、専らアフリカ諸国相手に売れたそうな。 YF-23 1986年に見せた日本の第三世代戦術機彗星の活躍を見て、これに対抗できる機体を開発しようと米国が計画している戦術機である。 正直F-12を持て余し、F-16の調達にすらひぃひぃ言っている中で「正気か米国どん!!」と言った話なのだが、貧ずれば鈍するの言葉の通り、アメリカもどこか可笑しかった。 とは言え流石に軍や財務や良識的な政治家が止めに掛かかったためF-12ほどピーキーな機体にならない…はずである… 現状では計画だけなのだが、日本に勝てる高性能AIと更には世界初のステルス機能を求める政治家閥と常識的に考えて今のアメリカに日本機に勝てる機体を量産できる体力はないのだが、常識的な範囲の第三世代機を作って将来的にF-16とF-20の代替を目指すべきという軍 財務のタッグで綱引き状態となっている。 少なくとも原作のYF-23と同じ機体にはならないであろう。 810: トゥ!ヘァ! :2022/05/05(木) 18 38 25 HOST FL1-119-244-228-153.kng.mesh.ad.jp 投下終了 日米の戦術機事情です。 ここだと色々足りない評価がされている米軍機ですが、基本OSとCPUがXM3仕様なので同時期の原作よりずっと強かったりします。 本当はソ連と欧州と日本製無人機のも加えたかったのですが、時間が足りずに… 欧ソの機体はまた今度!