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特殊兵装について現状でチェーンマインやドリルなどを使うなら対BETA、対戦術機に対しては完全なオーバーキルになると思います。付け加えるならドリルは大質量の対象に使用しようものなら回転エネルギーを対象に与えるとともにその主軸の付け根にも回転のエネルギーの支えとしての力を求めます。小型種や戦術機ならともかく、大型種にめり込ませようものなら装備した腕が引き千切れるか、機体のほうがドリルを支点に回転しだすでしょう。それらを踏まえたうえで実用的な装備を意見させていただくなら -- (IOT) 2007-05-21 13 05 45 近距離兵装マシンガン、機関銃などの外付け(対小型種、対人用装備)人間が運用できるサイズのものなら弾数を多くもてるでしょう。しかし、中型以上のBETA戦においてはデッドウエイトです。ジャックナイフ技術的には難しくないでしょう。隠し武器的なものですが、多少は有効ではないでしょうか中~遠距離HEAT弾、HESH弾などの装甲を持つ相手に対しての弾丸。戦車などに装備される技術です。BETAに対しては突撃級に対しても前面の殻が厚そうなので効果は薄いでしょう。しかし、距離に関係なく攻撃力を維持できます。従来の銃器で使用可能です。作中では劣化ウラン弾ということなので量産性などを重視しているのでしょう。詳しくはウィキペディアなどを参照してください。特殊兵装リアクティヴアーマー劇場版パトレイバーに装備されているような外付けの装備、もしくは戦車につけるような装備もともと対弾性能を重視したものです。大型のものが盾に装備されていますが、戦術機の銃器に対象を絞るならもう少し小型でも有効でしょう。観測システムなどのレーダー装備珠瀬の行なった超遠距離射撃は後方のサポートが必要でした。戦場のような場所で部隊単位でしようするには個別にレーダーや衛星受信などの観測装備が必要だと考えます。戦術機装備用外付け大型ブースター。外見的には空気抵抗を考えて戦闘機に機体がはめ込まれるような形になるのではないでしょうか。戦術機の輸送手段はオービットダイバーズを除いて足の遅い輸送機などの方法しかありません。対国家を想定してた時、求められるのは迅速に展開でき、作戦が遂行されるその時まで気づかせないことです。ゆえにステルス機、それも高速、高高度を移動できる使い捨てにしても良いような輸送手段があれば優利ではないでしょうか?煙幕BETAには意味が無いでしょうが、対人にはECMと煙幕機能があれば有効でしょう。戦術機にECCMが装備されていれば微妙でしょうが、その際はECCMを装備するという形に成ります。煙幕に対レーザー弾と同じ効果があればBETAにも使用できると思います。-- (IOT) 2007-05-21 13 30 07 BETAにも使用できると思います。しかし、部隊単位の戦闘では視界がさえぎられるのでまず使えないでしょう(特殊な単独任務、非合法活動にしか使えないという意味です)-- (IOT) 2007-05-21 13 31 48 ソーラーパネル装備私は戦術機は高効率の電池を使用した電動だと考えています。(効率などから跳躍ユニットの推進剤は水素の混合物だと推測している。エネルギーと推進剤は別物であるから機体が動けても推進剤が無ければ使用不能)ゆえに、戦術機を特殊な環境下で使用するなら多少なりとも充電できるのではないかと考えます。しかし、標準の機体なら必要ありませんし、そもそもオルタにおいて使われているのか確認できません。耐寒装備・耐塵装備凍結による機体のパイプ破裂防止、冷、暖房機能の強化、間接部、吸気口のフィルター交換など、精密機器に対して何らかの処置をしなければ成らないのは戦術機が全天候対応であっても同じでしょう。標準の気候ではそれらはデッドウエイトになるでしょうから。-- (IOT) 2007-05-21 13 41 56 最後に自爆装置を積んでいる戦術機には不要かもしれませんが、自機の爆破処置装置。損傷した四肢、ハッチなどを仕込んだ爆薬などで強制除装できる装置。お守り岩を斬ったときのように除装機能はあるようだが、最後の冥夜の突撃シーンや委員長達の自爆前のシーン、佐渡島のゆがんだ装甲が開かなくなったケースなどをみると脱出機能はあっても戦闘機のキャノピーのように炸薬によって強制開放する装置はないのではないかと推測する-- (IOT) 2007-05-21 13 51 12 戦闘機のキャにピーは元々破壊が容易なので、強制射出できるという事情があります。また、キャノピーがうまく吹き飛ばなかった場合など、脱出そのものにリスクがないとは限らない場合があることは映画「トップガン」で描写されています。かといって、簡単に衝撃でぐらぐら動くのも問題ではないかと…。まぁ、軋み音とかを考えると機械的な機構で一旦射出位置にずらしてから、射出するんでしょう。射出時はむしろ、管制ユニットそのものが噴射射出するのではないかと思います。メインフレームの歪みといますが、フレームの歪みによってカシメられた状態を考えると、噴射しても燃料が尽きるまで動けないという可能性はやはりあると思います。委員長達の場合、搭乗員退避勧告が戦術機から発令されていることと、BETAの巣窟に来た時点で脱出なんてヤワなことは考えず、あくまでBETAの侵攻を食い止めるという目的を優先した結果で、また、2機同時に指定の位置で爆破しないといけないという事情から、持ち場を放棄しなかったと見るべきでしょう。てーか、最初から0カウント爆破だし…(^^;;-- (うぐぅ~来訪者) 2007-05-21 16 18 09 あくまでBETAの侵攻を食い止めるという目的を優先した結果で、また、2機同時に指定の位置で爆破しないといけないという事情から・・・↑そのことなのですが二人が自爆する前、両方の武御雷は大破(片方はジャンプユニットも消失状態)して動けなかったはず。そしてその作戦での爆破ポイントの2箇所はほぼ天井に近い所だったのにどうやってそこで自爆したのでしょうか? -- (影の人) 2007-05-22 01 21 46 追加記憶が正しければ大破して動かなくなった武御雷の格好からも天井に取り付いているようには見えなかった。彩峰の武御雷は、解っているだけでも右腕とジャンプユニットを無くし、仁王立ちの格好で残った左腕には切り落とした要撃級の首を掴んだ状態で停止してた。榊の武御雷も左腕と右脚部を損傷してはぼ倒れこんでいた。(ネタバレすいません)天井に掴まった状態で動かなくなったとしても周りのBETAがひっつくなり、衝撃を与えれば重力の法則で落ちると思うのですが・・・-- (影の人) 2007-05-22 01 38 48 確かにそのとおりですね…。ただ、「爆破地点は確保した」という最後の言葉と、見事シャフトの崩落を計算どおりに実行できたという結果を見る限り、少なくともS11の設置には成功していたものと思います。 -- (うぐぅ~来訪者) 2007-05-22 09 42 30 機体が天井に張り付いているというのには違和感を感じます。これは想像なのですが、ハイヴ内に突き刺すというのは考え難いと思います。オプションに接着剤、アンカーなどの設置機器があり、BETAに受信機を壊される前に無線爆破したものだと考えます。-- (IOT) 2007-05-22 16 40 07 ただ、構造物を破壊する場合、どんなに高性能な爆薬でも表面での爆発では破砕することは不可能です。やはり、ある程度の穿孔と埋設が必要となると思います。そうすることで、BETAが掘り起こす危険も防げます。-- (うぐぅ~来訪者) 2007-05-22 17 38 56 >どんなに高性能な爆薬でも表面での爆発では破砕することは不可能ですそれを可能にした御剣少尉の驚異的な構造力学計算能力だった、という他無い気もするのですが・・・。まぁ、S-11自体の無線システムは既にBETA側に渡ったものとは別なものを使用しているようですし、スサノヲにまっしぐらのBETA達はS-11を除去する事が頭になかった。と、いう半ばこじつけに近い形のものを考えてみました -- (94式) 2007-05-23 21 28 43 どちらにしてもS-11の設置場所は当初計画どおりの位置であることは間違いないようです。爆発するS-11の閃光は間違いなく爆破予定地点に間違いないです。BETAがわらわらとブラ下がっている場所でホバリングしながら設置作業などできるとも思えない。穿孔設置説はどうもネガティブですね。両機がBETAの攻撃を受けて立ち上がったとき、すでに跳躍ユニットは両機ともすべて失っている状態。だから、それ以前に設置作業は終了していると推測されます。限りある資材を考えるとやはり接着剤作戦が一番ありえそうということになるのか…どうも時間的には設置後すぐに起爆したって形になるようです。 スサノヲにまっしぐらのBETA達はS-11を除去する事が頭になかった。…というのは両機の損害をみるとありえそうにないです。まぁ、天井にぶら下がっているBETAは相対的に数も少ないし、地上からの突撃級のタックルを受けたってことは天井付近のBETAを重点的にに打ち落としていたってことかもしれないですね…。-- (うぐぅ~来訪者) 2007-05-23 23 37 05 えと、担当的には綾峰が爆破地点付近を重点的に制圧射撃。榊がその直援に回っていたと考えるのがあの二人には似つかわしいと思います。ただ、綾峰はあれで、結構世話焼きタイプなので、密かに委員長のS-11付近に対しても弾幕を張っていたと思われます。そのぶん、自分自身の防御が手薄だった…で、大破した。それに気を取られた隙に委員長も直撃…大破。というのが事の真相ではないかと…-- (うぐぅ~来訪者) 2007-05-23 23 43 07 - あと、スサノオウのコクピットが全周囲モニターであることを確認しました。証拠画像を出しておきます。ネタ的画像になってしまいましたが…霞の後方もしっかり映ってますね。あと、冥夜の武御雷が通過するシーンでもキチンと映りこんでますね(笑)#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (shouko.jpg)-- (うぐぅ~来訪者) 2007-05-23 23 51 43 -- (うぐぅ~来訪者) 2007-05-24 00 16 34 うぐぅ~来訪者さん。この画像はまさにベストショットって感じです。見た瞬間思わず笑いが・・・確認の程ありがとうございます。あと質問がストライク・バンガード(強襲前衛)の装備のように両手がふさがった状態でどうやって背中の装備と交換しているのでしょうか?簡単に言えば、まだ両方のライフルの残弾が十分にある状態で、接近戦になり背中の長刀と装備を交換するような状況とかです。ライフルを捨てればいいとも思いますが物量で攻めてくるBETA戦では非効率すぎると思います。また両腕部のナイフ保持用のサブアームに一時的に持たせて、その間に装備の切り替えと考えましたが、腕部にナイフを装備していない武御雷はどうなるのだということでこの考えもダメそうです。それとも腰アーマーなどに装備用のハードポイントみたいなのが有るのでしょうか? -- (影の人) 2007-05-25 00 41 10 必要とあれば普通に棄ててると思います。基本的に戦場には補給コンテナをばら撒いているでしょうし、圧倒的な物量で攻めてくる相手に費用効率云々いっていられないと思います。初期装備を棄ててもいいように、背中に複数ウェポンラックがあるのかもしれないですね。棄ててある武器を使えるかどうかはコンピューターが判断してくれるみたいですから、棄てた装備を再利用できる可能性もあるしね。 -- (名無しさん) 2007-05-25 02 57 24 とりあえず、背部ウエポンラックにはライフルも長刀も収納可能のようですし、良く見ると90度の自由度があります。あと、戦術機はどれも必ず6本の腕があり、例外はないと言う記述があったように思います。だから、武御雷にもどこかに収納型の副腕があるのではないかと思います。 必要とあれば普通に棄ててると思います。でも、オリジナルハイブでの武御雷は任意にライフルと長刀を切り替えていたように思いますし、横浜基地でも「着剣!」とかいって切り替えていましたね。一番ありうるのは、切り替えの際は一度左手に持ち替えている、同時に背部ウエポンラックは、左右のマウントスイッチがすばやく可能。右手から左手に持ち替え、右手は長刀を抜く、同時に左から右へライフルあるいは長刀がスイッチ。左手で左のラックに収納。といったシークェンスが自動化されているのかも…-- (うぐぅ~来訪者) 2007-05-26 01 20 35 背部兵装担架は長刀用と突撃砲用でマウントが別々だよ -- (名無しさん) 2007-05-26 02 41 44 うぐぅ~来訪者さん影の人さんが出している条件が”両手がふさがった状態で”なので、左手の武器を棄てない限りその持ち替えはできなくないですか? -- (名無しさん) 2007-05-26 02 57 27 やはり交換の際はどちらかの手持ちの武器を捨てるしか方法がないのでしょうか。その時になったら捨てるというのはやはり無駄遣いな気がします。そのための二機連携だといえばそれまでですが。ならいっその事、腕部のナイフ装備箇所を換装方式にしてナイフだけでなく射撃兵器も装備できるようにしたらどうでしょう。Su-37は腕部の装備にモーターブレード(小型のチェーンソー?)を装備できた事からも射撃兵装の装備も技術的に可能なのでは?ただ機体バランスの調整や完全な砲撃戦用になって一切の近接戦闘が出来なくなりますが、弾切れになったら外せるようにすればいいし、その時こそ連携相手から装備をもらうなり捨てられた武器を拾うというのはいかがでしょう?あと別に質問が訓練時に話に出た分隊支援火気というのは具体的にどんな系統の装備を言うのですか?ここら辺詳しい方説のほどお願いします。orz-- (影の人) 2007-05-26 18 32 40 なにやら少し時間を空けてしまい、すっかり話題が変わってますねorzウェポンラックと武器の持ち替えについてですか……なるほろ。実際のところ、どうなんでしょうね。捨てるのは物資的な非効率で持ち続けるのは時間的な非効率になってくるので、どっちもどっちな気がします。ちなみに背部ラックは左右とも武器を選ばずマウント可能だと思いますよ。たとえば左は長刀で右はライフル専用だったら、整備、装備も手間がかかりますし戦闘中に拾ったり補給したものをマウントするのも一苦労でしょう。だから、マウントは武器を選ばないと考えます。さてさて、装備交換をするのならという本題、どうするのかと言われれば、間違いなく未練無く捨てるでしょうね。どう考えても、武器と弾を無くすというデメリットよりもすばやく装備を変更して危機を脱する事が出来るメリットの方が大きいかと思いますので。誰の台詞だったのか失念してしまいましたが、武器離れの悪い奴は早死にするとかなんとか言っていた気がします。戦域にばら撒かれる補給コンテナや、僚機の援護があることを考えれば、武器を持ち続けるメリットはそんなに大きくないかと思います。うぐぅ~来訪者さんの言うとおり、背部ラックは武器を捨てた際の予備武器を保持しておくためのものって言うのは正しいのかも知れませんねぇ。あと、分隊支援火器って言うのは、歩兵1分隊に支給される軽機関銃を指します。分隊は歩兵9~12人で構成されています。そしてそこに通常1~2丁の軽機関銃が支給されます。有名なのは米軍や陸自のミニミ軽機関銃。運用方法は移動支援やら制圧射撃等ですね。突撃銃ではできない連続発射による分隊支援を行うので、分隊支援火器。と、考えてもらえればわかりやすいかと思います。-- (自販機) 2007-05-27 05 21 17 すいません、リンクがうまくいかなかったようで、ミニミに関してはググってくださいorz -- (自販機) 2007-05-27 05 31 35 リンクを直しておきました。-- (うぐぅ~来訪者) 2007-05-27 13 42 31 自販機さんなるほどどういうものかよくわかりました。わざわざリンク先まで教えていただき感謝。うぐぅ~来訪者さんリンクの修正お疲れ様ですorz名無しさん背部兵装担架は長刀用と突撃砲用でマウントが別々だよ ↑どうやらそのうですね。先程届いた武御雷(赤)と不知火に付いてきたライフルの兵装担架微妙に形が違っていました。今更ですが、87式突撃機関砲のグリップの後ろ辺りに弾の薬莢を排出する排出口?みたいなのが有るのですが、画面では薬莢が排出されるシーンが無かったので・・・ -- (影の人) 2007-05-27 19 26 44 でも、野戦とか基地内のような投棄武器がふんだんにあるような環境ならともかく、敵ハイブ内のような補給線が細い場所ではそうそう武器を捨てることは出来ないように思います。そういうことから考えて、武器の両手持ちはよほど補給線が充実してない場所では、やらないのではないでしょうか?あるいは、戦術として、すばやくスイッチするために両手の武器を全部捨てて、その後、着剣、ある程度クロスレンジから敵を掃討し終わったら、ゆっくり回収…って手順なのか?まぁ、でも、対BETA戦の場合、一旦クロスレンジに詰め寄られたら、とにかくすばやく着剣!斬撃を開始しないと、確かにライフルにかまけている暇はないと言う見方はある。やっぱり、スサノオウのような要塞兼武器庫をハイブ内に配備展開できることの優位と言うのはこのあたりでも差が出てくるんだろうなぁ…おおっぴらに武器コンテナを散布できないところに、ハイブ内での兵站確保の難しさがあると思う。ただ、長刀を二刀流で構えることにはあまり意味があるとも思えない。…というか、構えているところを見たことがない。から、右手側だけ捨てて、という話はありえると思う。まぁ、なんとなく、野戦に比べて増援の要素を除いてもハイブ突入が戦術的にも不利と言う理由がわかるような気はします。-- (うぐぅ~来訪者) 2007-05-28 11 06 31 武器に関してはフィギュア以外で両手に長刀、ナイフを装備している情報はオルタネイティヴ全年齢OPのみです。間接部の負荷などを考えるとそうそうできないと考えています。ケースレス弾については実際に存在するH&KのG11があります。ウィキペディアで調べたところ、実銃にも排気口らしきものが見られます。排熱などに使うのかもしれませんが、私も情報がありませんのでご存知の方がいらっしゃいましたら教えて欲しいと思います。武器の換装について、副碗などもあるが、長刀を装備するケースは接近戦をそうていされるはず、銃をマウントして長刀を改めて装備するのは時間的ロスが大きいと考える。幸い、横浜基地襲撃前に水月氏の説明から武器には耐久度を自動的に診断する機能があると覚えている。損傷による暴発などの可能性をつぶせるのなら銃を投げ捨てて長刀を装備するというスタンスを押す。長刀なら間違いなく消耗品であるし、よけいに投げ捨てやすいと思う。-- (IOT) 2007-05-28 12 34 18 これは兵器ではなく技術ですが、輸送手段として考えてこちらに投稿させていただきます。桜花作戦時に降下部隊の駆逐艦は自重より重そうな戦術機のポットを二つ積んでいます。しかし、これは現在のロケット技術の点で言うと違和感を感じます。かつてのスペースシャトル、エネルギアなどが機体重量より多くの燃料を機外に取り付けたブースターを使用したのに対し、VM-Tアトラントに荷物を2つ載せた状態で写っています。かといって桜花作戦の出撃シーンではそれら戦術機の降下ポットを装備していたのでしょうか?その原因として考えられるものを私見ですが考えてみました。-- (IOT) 2007-05-28 12 44 42 ブースターユニットの改良スクラムジェットエンジンの実装水素を燃料とするエンジン。現在開発は難航中エアブリージング(空気吸い込み型)エンジンなど再利用宇宙往還機 飛行機のような減価償却が可能なコストモデルへと転換が図れ、低コストで信頼性の高い宇宙へのアクセスが提供される(ウィキペディア参照)一度、降下ポットを輸送機で軌道上に打ち上げ、軌道上、もしくは軌道上のステーションで往還機に搭載する。2度手間で、危険度も上がるが、現実味は増すのではないでしょうか?と考えたのですがいかがでしょうか? -- (IOT) 2007-05-28 12 56 55 暁の出撃を見る限り、IOTさんの考えが有っていると思います。ただ宇宙事業の分野に関しては60年代後半には月面都市を建造しているぐらいの技術があるのだから戦術気を搭載のまま打ち上げられる程の出力をオルタ世界のロケットは持っているのではないでしょうか。余談ですがオルタ世界であれほど宇宙事業の分野が進歩したのはやはりアポロ計画のせいでしょうか?ある雑誌によるともし、アポロ計画が失敗することなく順調に進めば宇宙開発の技術レベルは相当なものに仕上がっただろうと書かれていました。もしかしたら、オルタ世界はアポロ計画が早くに始まり成功したことが引き金となり、宇宙開発のためにあらゆる分野で今よりも早く技術革新が起こったのかも知れませんね。 -- (影の人) 2007-05-28 15 45 40 >敵ハイブ内のような補給線が細い場所ではそうそう武器を捨てることは出来ないように思います。>そういうことから考えて、武器の両手持ちはよほど補給線が充実してない場所では、やらないのではないでしょうか?これって逆では?普通に考えて、銃一丁でハイブ内を進むより、銃を両手に持って進むほうが一丁あたりの弾の消費量は減るはず。なので片手を空けて武器の持ち替えに対応するより、両手の銃の内、弾の消費量の多い方を棄てて武器の持ち替えに対応するほうが、より補給線の充実していない場所に対応できるのではないですか?オルタで佐渡島ハイブ以降なら地上での陽動が十分機能している設定での20号ハイブ突入シミュレーションで、A-01部隊は数回反応炉まで行くことが出来ていました。これを考慮すれば、以降のハイブ内攻略は兵站の確保より、兵の錬度=迅速な行動&適切な判断が求められているのではないでしょうか。※反応炉を停止すればBETAは最寄のハイブに逃げるのであれば、自決覚悟でなくても大丈夫?-- (名無しさん) 2007-05-28 22 07 14 VM-Tアトラント…の写真を探して見たんですが…HSSTとは…うーん似てるといえば似てるけど、尾翼部分とかは似ても似つかないって感じです。これならスペースシャトルのオービターの方がよほど…ゲフゲフ… ε=( Σ ) 桜花作戦の出撃シーンではそれら戦術機の降下ポットを装備していたのでしょうか?結論から言うと、搭載してますね。座学では戦術機用カーゴに2つの再突入殻が装備されているという設定になってます。#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (HSST.jpg)-- (うぐぅ~来訪者) 2007-05-29 00 00 45 これとは別の話ですが打ち上げシーンで人類の決戦兵器たる凄乃皇四型が何処にも写っていません。あれほどの巨体なら見落とすはずが無いのでが・・・あと凄乃皇は打ち上げの際はやはり抗重力制御で上がったのでしょうか。 -- (影の人) 2007-05-29 01 16 07 普通に考えると、ML機関の使用はなさそうです。あと、HSST自体のエンジンは打ち上げの段階では点火してないみたいです。この光景はあくまで横浜基地の打ち上げ模様です(笑)たぶんアメリカなりオーストラリアなりに海上輸送して…とか…このあたりはかなり開発スケジュール的に短縮したって感じですね。ここまで盛り上げておいて、地下4500mから始まりですし…(笑)-- (うぐぅ~来訪者) 2007-05-29 01 48 12 見落としを指摘していただきありがとうございます。また、画像を上げていただき感謝します。スサノヲの打ち上げですが、あれだけの重量だと既存のロケットでの打ち上げは難しそうです。ソ連の開発していたいうエネルギアのようなものをデルタロケットのように束ねてようやく数百トンのペイロードを軌道上に打ち上げられると聞いています。ロケットが点火後に数秒遅れで動き出すように、例えロケットに搭載しても数秒遅れで登っていくのだろうと推測します。横浜基地にリニアカタパルトが残っていれば他の機体で軌道上に上がった搭乗員を宇宙でドッキングして乗り込ませるということもできるでしょう。時間的に考えると海上輸送は無いと思う。ストーリー上でかなり短縮されたところもあると思う。私自身、多少物足りなさを感じた。しかし、実際の軌道上のミッションを事細かに説明されても困るというのもある。逆にそれらが無ければそれはオルタと現在の技術的差なのだろう。よほどのことが無い限り、十数年はオルタのように大量の宇宙航空機を送り出すことは無いだろう。現在、各国が共同で進めている国際ステーションの建設をいっぺんに行なって充分おつりが来る。しかし、みなさんの情報を聞いて、改めて高価な移動手段だと実感します。たしか、数秒だか数分の無重力を感じるだけの宇宙旅行<低軌道だと聞いたように思います)に数百万円かかるとか事務次官の来訪は、それが安全かつ、迅速な手段(時間がかかって良いならもっとも安全なのは航海だろう。事故といっても海難事故と、軌道上からの再突入では後者のほうが確立が高い。また飛行機での移動はこんなご時世に航空旅行会社なんぞないだろうか乗り心地の悪い軍用機になるだろう。エアフォース1も駆逐艦かも)だとしてもかなり高価な移動手段だと思う。-- (IOT) 2007-05-29 12 51 49 やっぱりあの暁の出撃の際、武の凄乃皇はすぐ近くに居たと思う。指令の激励の際、武と霞も聞いていたことからもあの時、冥夜達と一緒に上がったと思います。-- (影の人) 2007-05-30 00 40 21
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829 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2023/08/07(月) 19 28 23 ID FL1-60-237-27-130.kng.mesh.ad.jp [245/292] スパロボクロス 融合惑星の新時代 「戦術機は機動戦力として扱うべし」 オーシア連邦における戦術機運用戦訓。 米大陸戦争(BETA大戦後に起こった第二次南北戦争と北南戦争を合わせた争いのこと)において旧米ソ軍は戦術機による都市戦は被害が多いとの経験から戦争中盤から都市制圧はAS、都市郊外及び上空などにおいては戦術機による制圧と運用を分けるようにした。 これが戦時中では上手く戦果を挙げており、以降オーシア及びそれから戦術機運用を学び取ったユニオン(旧フルメタ世界日米)やISAF(旧パトレイバー世界米露)などでも基本の運用体制として学ばれる。 また米大陸戦争で旧米ソと衝突したレサス共和国(旧中南米連合)において同様の戦訓を獲得しており、オーシアと似たような運用体制を確立している。 「ASと戦術機の運用分類について」 こちらは両機種の運用について。 以前から戦術機を扱っていたオーシアと、以前からASを扱っていたユニオンでは運用部署が異なることが有名。 オーシアにおいてASは強化外骨格の延長線上とされ歩兵部隊の兵器として運用されている。 ユニオンでは戦術機はヘリの代替兵器として扱われており、こちらは陸軍騎兵隊管轄となっている。 またこれらとは別に両国の海兵隊ではどちらも機甲兵器として扱われ、海軍や空軍などでの扱いも違ったものとなるなど国によって運用体制が違う、または真逆になるなど黎明期の融合惑星を表す事例として有名であった。 「バルキリー相手は戦闘機の時に落せ。人型になったら手が付けられん」 ユニオンVF狩り部隊で語られる逸話。 融合惑星では度々バンデットやテロリストが駆るVFが脅威とされており、西暦基準の国々を大いに悩ませていた。 多くの国は対応できる国の傘下に入るか傭兵を雇うなどで対応していたが、オーシア、ユニオン、ユージア、上海など独自に対応していた国も少なくない。 ユージアや上海などは持ち前の技術力で対応していたが、当時技術力で後れを取っていたユニオンやオーシアではVFに対抗することは簡単なことではなかった。 このためVF狩り部隊と呼ばれる専門部隊を設立し、単独または少数で現れるVFを扱ったバンデットを相手にしていた。 このVF狩り部隊で語られた逸話が上記のコメント。 世代の古いVFではエネルギー転換装甲はバトロイド時のみの展開であったため、ファイター携帯やガウォーク形態の方が装甲が柔かったことから発せられた言葉。 逆に基礎性能で圧倒されているため装甲が強化されるバトロイド形態の方が彼らにとって強敵だった模様。 なおファイター形態時でもE転換装甲が対応される比較的新しいVF(VF #65293;19あたりから)については犠牲前提での対応となる。 また大量のバンデットが襲来した際の対応については国家を挙げて迎撃しろで対応が統一されている。 830 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2023/08/07(月) 19 29 22 ID FL1-60-237-27-130.kng.mesh.ad.jp [246/292] 「野良ゾイドは野生動物と同じです。きちんと生態を知り、それに対して対応すれば恐れるべきことはありません」 ゾイド世界から来てもらった学者の言葉。 融合惑星誕生からある程度月日が経った後にはゾイド世界から野良ゾイドの類が他の世界に分布し始めており、これらが問題視されていた。 その際に各国は連名でヘリック共和国やガイロス帝国からゾイド学者を招聘し、それらへの対応を願った。 結果その際の講義において語られたのが上記のセリフである。 ゾイド世界の学者たちの言い分は飾り付けない言葉で言えば武力で駆除できないなら共存しておけということである。 何とも雑な言い分であったが、生態は野生動物と同じなのできちんと学べば酷いことにはならないというのが彼らの言い分であり、実際各野良ゾイドの生態を学び、対策を実行してからは野良ゾイド被害が激減したことからも彼らの言い分が正しかったことがわかる。 なお学者チームが言う最も楽な対応方法は武力で駆除、または追い返すことだそうな。 「新しい航路の構築は命がけだった」 オーシアの長距離交易船団員の言葉。 融合惑星誕生当初は広がった海域に対して陸海空の輸送インフラが追いついておらず、特に他世界地域との交易は一から手探りで会った。 このため初期においては輸送船団方式を取って長距離航海に臨んでいた国が多い。 当初は野良ゾイドやバンデットなどの脅威が多く、輸送船を守るために散っていった船乗りも少なくなかったという。 なおこの時期に上手くバンデットや在野の傭兵などと話をつけて護衛してもらったり、逆に自分から売り込んで後に護衛専門PMCを設立した元バンデットや元傭兵なども存在しているなど、カリブ海の海賊時代のような出来事も多かった。 「ミサイルの進歩」 融合惑星誕生当初はどこの国も既存のミサイルを運用していたが、時が進むにつれそれでは力不足なのが露呈していった。 特にマクロス世界から流入するVFとゾイド世界から流入する野良ゾイドの脅威は大きく、これらに対応できるミサイルの開発は急務であった。 また戦術機、AS、レイバーなどの西暦系兵器は当初はそれぞれの世界でミサイルの的という意見が出ていたが、実際に戦場に投入されると兵器自身の迎撃兵装、または後方からの電子支援によりミサイルそのものが決定打ならない事態が多発しており、最終的には兵器同士の正面戦闘へと回帰していくこととなった。 これは国家同士の正規戦が相次ぐようになり、更に他世界からの技術や戦術ノウハウの流入による技術や戦術革新の結果、既存の国家群が想定していたような一方的な戦闘が起こらなくなっていったためである。 特に既存の対空ミサイルの類は戦術機の装甲にすら余りダメージが通らず、跳躍ユニットのエンジンや頭部センサーに直撃させなければ賑やかし程度にしかならない始末であったという。 そしてエネルギー転換装甲を用いた新世代兵器群がロールアウトするようになってからは対VFを想定したマイクロミサイルや大型ミサイルの類にとって変えられるようになっていった。 逆に対戦車ミサイルの類は威力は十分であるとして、射程と精度の改良が続けられていき、後の汎用ミサイルの礎となるものも少なくなかったそうな。 831 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2023/08/07(月) 19 29 52 ID FL1-60-237-27-130.kng.mesh.ad.jp [247/292] 投下終了 データ整理しているときに出てきた書き貯めをまとめたものです。
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源田部隊長には戦闘指揮を丸投げされ、蓮華の奴には愚痴の相手をさせられ・・・。 この歳にして毛根が気になるな、禿げそうだ。 明野クロエ CV 小野大輔 年齢 19歳 所属・階級 大洋州連合東南アジア総督府方面軍 第343統合戦闘航空隊 ブラウ中隊中隊長 A小隊小隊長 迎撃後衛 大尉 コールサイン ブラウ1 異名 魔のクロエ 外見上の特徴 毛先が跳ねた明るい金髪、 赤い瞳の釣り目。長身で細身。大洋州連合軍服に黒いロングコートをいつも着て、制帽を被っている。 性格 気苦労の多い常識人。社交的かつ陽気で面倒見がいい為に、繊細な心遣いで部隊の潤滑油ポジションとなっているが実態は中間管理職のようなものである。単に機動兵器で空を飛ぶのが好きで軍人稼業をやっており、自身の衛士というポジションをこよなく愛して生涯現役を狙っている。元テストパイロットであり、日頃の言動からは伺いにくいが実際はかなりの理論派で研究好き。思ったことは即行動し、釣りが大好きで釣りに行くと決めたら他の意見をまったく聞かなくなる性分。 搭乗機 XR-TSF02 二式単座戦術機 鍾馗 シナリオ上の設定 第343統合戦闘航空隊ブラウ中隊中隊長を務める衛士。二度の内南洋紛争時の戦いぶりから『魔のクロエ』と恐れられたエース。 旧東アジア共和国軍に所属していた経歴を持ち、檜 蓮華とは同じ部隊に所属していた事もある古い戦友。大洋州連合軍との戦いで戦果を上げた後に航空審査部に転出して試作戦術機のテストパイロットを務めた経験もある。紛争末期は本土防空隊を指導するために富士教導隊のアグレッサー部隊指揮官を務めたまま終戦を迎えている。 その後は傀儡政権である大日本帝国軍に残っていたが、アグレッサーという経歴を持つ為に多様な機種に乗っていた経歴を買われて東南アジア総督府で新部隊設立を計画していた源田みのりから招かれ、また戦友の蓮華の推薦もあって第343統合戦闘航空隊に籍を置く。部隊内ではその経歴を買われて二番隊隊長を務める。 衛士としては部隊内でも一、二を争う射撃の名手。個人技能でも優れた実力を持つが確実かつ最もリスクを抑える戦い方として搭乗機である二式単座戦術機の特性を生かした一撃離脱戦法を最も得意としている。 いわゆる戦術機が好きというだけの理由で衛士を続けている趣味人であり、勧誘に応じた理由もアグレッサー部隊にいた際にその性能に感嘆させられた大洋州連合軍機に乗る機会が得られる事を喜んだため。非番の際は無理を言って他の戦術機やMSを乗り回している。
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軍律・軍紀は、基本的な部分は現実世界と同じかもしれませんが、「BETA」との戦闘に関してはあまり参考にはならないかもしれませんね とはいっても、古くはガンダムのホワイトベース隊、アゥーゴのアーガマ、ロンドベル隊のような正規軍の中の不正規軍みたいな部隊でもない限り、 衛士個人が独自に戦略眼をもって戦術レベルの判断をバラバラにやって、結果オーライのようなことは軍組織としては、許容されうることではないと思います。 もちろんケースバイケースでしょうが、沈みかけた軍艦でも総員退艦の命令があるまでは持ち場を維持するのが基本でしょうしねぇ。 まぁ、光線級の攻撃の場合、たとえ、衛士が反応できてもその頃には蒸散してるのがオチなのかもしれません。 したがって、衛士が自分の判断で緊急発進するかどうかは第一波後から第二波攻撃の数秒間の間の判断ということになるでしょう。 実際には、衛士の結論と艦長の断命はほぼ同一時刻に一致する状況なのかもしれないですね。 あるいは訓練での想定内事項で、命令を受けるまでもなく、対応マニュアルとして、すでに予定されている行動に緊急発進というメニューもあるかもしれないので、 問題はそれがOKだったとして、戦術機や衛士自身に第一波に対して対処するだけの時間的な余裕があるのか?という点に集約したほうが議論としては面白いのかな友思いますけどね。 して回避パターンですが私はうぐぅ~来訪者さんと違い多数のパターンはなく あっても数種類のみだと思います これも私自身そう多くのパターンがあるようには思いません。 ただ、状態に応じて衛士と緊急回避プログラムの優先度が選択されているというのはありえると思うのです。 匍匐飛行時の戦術機は歩行兵器というよりは航空機にちかい回避ロジックでなければおかしいし。 中長距離での射撃体勢中と近距離での格闘態勢中ではやはり、ロジックが変わってくるでしょうし。 「BETAがいっせいに道を空けることがあればレーザー攻撃があると思え」というのは衛士に回避のプライオリティがあることを前提にしているような印象を受けます。 まぁそれぞれについて、数種類のパターンはあると思います。 が、さほど多くはないという意見には賛成です。 で、究極的には、自動回避とはどの位機敏なものかって予測を立てないと、想像しきれないような気もします。 果たして僕らが思ってるようなマクロスの空中戦のような見てるほうが目を廻しそうなほど跳躍噴射を駆使した機敏なものなのか・・・ それとも、ある程度ダメージを覚悟で初期照射から数秒間で照射ポイントをずらしきる程度が精一杯なのか・・・ 前者の場合衛視の操縦にかなりのストレスを与えますが、後者の場合は操作の主導権はあくまで衛士にあり、無茶な操作も結構可能なのではないかという気もします。 そもそも、衛士にとって余りに想定外のGを与えられるような回避プロセスが実用になるのかという気もします。 どうでしょうか? -- (うぐぅ~来訪者) 2008-09-20 03 35 41 ↑というよりは緊急回避については詳しくは知らなかった可能性が高いですね。もちろん座金や教習課程 で知ってはいたはずですが、光線級との初実戦は佐渡島ですし。エミュレータはA・01入隊当初までは対人類戦 その後もヴォールクデータでしたから、光線級と対する機会が少なかった気がします。でいざ実戦で使うと 自動回避がもどかしい→スイッチOffとなったわけですね。このことから武ちゃん以外にも緊急回避プログラム をアラーム止めに設定し警告を聞いたあとは手動回避を好んで使用するベテラン衛士もいそうですね 私としてはベテランならば乱数回避は手動でもいけそう(要XM3)ですが最初の一跳躍回避ぐらいは自動 のほうが生存率は高いと思います、後あまり手動にこだわると軌道降下など機体に負荷がかかる状態で 姿勢制御に失敗するときりもみ落下しますね。さらに軌道降下でいえばレーザーを回避できても降下地点 からずれると孤立して窮地らしいので姿勢制御や落下コースにしても自動が有利だと思います。後、XM3などの ソフトに完璧という言葉はないのでつねに進化していくと思いますよ。時にバージョンアップという名の改悪 もありますがね(涙)。次に戦術機操作ですがほぼ自動化されてると思います。歩行にしても方向以外はすべて 自動、火器のFCS?も引き金以外は照準も自動、兵装交換は兵装の種類選択以外はすべて自動と、イメージ としては実際の戦闘機よりはアーケードのガ〇ダムシュミレータですね。ですのでこっちの人間からすれば 武ちゃんでなくても事前キャンセルは必須に感じますね。半自動化により入力した動作に強制的に縛られる とかかなり死ねますよ最後に軍紀·軍律というより「自動的」な緊急回避は「自立行動」 に当たらないから無罪 と言いたかったんですわかりにくかったらすいません。能動的な命令違反に関しては現実と同様の罰則があってしかりかと -- (名無し) 2008-09-20 04 56 53 連投すいません、どうやら文章の作成時間がうぐぅ~来訪者さんと被っていて順番がおかしくなりました 前投の意見は『初陣』の衛士さんへの回答になります。では うぐぅ~来訪者さん 軍律への意見は前投の通りです。基本的に部下には提案の権利しかなく、それを承認前に実行すれば懲罰対象 になるでしょう。次に揚陸艇ですが私は艦長の断名は要らないと思います。緊急事態には戦術機部隊の隊長の命令 で行動できるんじゃないでしょうか。本編では母艦は残った戦術機を発進させてくださいって指令部が言って ましたがこれも艦長は発艦の命令を下せというより隊長に続いて発進する戦術機部隊をサポートしてやってくれ というニュアンスだと思ってます。次に機工部隊だけで第一波に対処するのは無理だと思います。食らう奴は 食らって、沈む奴は沈んで、残った奴は戦闘続行が関の山かとそこでは上陸を狙って跳躍しようが、母艦の上 で整列してようが、母艦内に格納されてようがどんな対処をしても誰かは死ぬわけで生き残れるかは運しだい ですね。(プライベートライアンの揚陸シーンを思い出して鬱になりますが)ですから寅の子のA-01などの部隊は 第三次以降に組み込まれるわけですな。えーと回避パターンですが上空のとれない場所で跳躍回避するほど 馬鹿だとは思いませんが、それ以外なら跳躍中は射撃体勢でも格闘体勢でも乱数回避一択だと思います。 そして地上では暁ではしゃがむでしたが例え積極回避したとしても光速(根拠無し)で迫ってくるものを 接地機動だけで避けるのも難です。私はこの空地のニパターンを主軸に組まれてると思います これだけでは対応性に乏しく、周囲を鑑みない限定された行動は危険だと思われるんじゃ ないでしょうか?しかし最悪の逃げ台詞を用意するならリスク回避の為に別のリスクをしょうのは当然であり これはあくまでも光線級に対する「対策」レベルであり「克服」レベルには遠く及ばないと考えています。 このプログラムは狙って起動させるものではなく起動時には死を覚悟しなければならない。その程度の保険 にすぎない気がします。つまりうぐぅ~さんの機敏性でいえば後者ですね。しかも無理もきかない最悪の案です 最後にGショックですが衛士側が許容値以上をだしエラーがおこることはあっても機体側から提案してくる ことはまずないでしょう。前線はある意味、新OSの浸透は難しいと言われたほど閉鎖的です。そんな所で 機体の機動だけで衛士にまでダメージが及んだなんて噂がひろまればその戦術機は欠陥兵器の烙印を押され 浸透しないことは確実でしょう。前線はスペックと同時に安全性も求めてるはずです。またあるとすれば紅の姉妹 あたりは機体のリミットを緩めてそうですね。(霞が一般知識から専門知識まで詳しいようにクリスカ達も 対G負荷を強化されたデザインベイビーという妄想ですが…)つまりエースパイロットの道楽ぐらい? -- (名無し) 2008-09-20 08 41 58 Gについては強化装備のフィードバックが機体側と衛士側の双方に上手く働いて加減するんじゃないでしょうか?せいぜいが出力制限程度だとは思いますが。 あと回避プログラムを「キャンセル」でなくて「切って」いたのでプログラムは元々ON/OFFできたのではないかと思ってます。 -- (迷い犬) 2008-09-20 10 30 14 臨機応変な判断も必要だけど、集団で行動する以上、そこはしっかりしないといけないのですね(汗 回避プログラムについては、劇中ではほぼ全照射を回避していたように思えます 柏木は運悪く被弾してしまいましたが、武と冥夜は被弾無しだったと思います 横浜基地襲撃の時も、水月と武がメインシャフト内でレーザー照射を受けましたが、これも被弾無しだったはずです ソフトとしては、ほぼ完全に回避可能な力があるが強制的に作動し衛士に介入の余地を与えない、応用に欠けたソフトなのではないでしょうか? 強制回避時に発生するGについては迷い犬さんと同じ考えです 照射第1波への対処時間ですが、0に等しいんじゃないですかね?照射粘膜の照射光を見た瞬間には直撃している、こんな感じに -- (『初陣』の衛士) 2008-09-20 12 40 41 ↑Gについては迷い犬さんの言う通りフィードバッグで殺せる範囲内が適正だと思います。 武ちゃんに圧倒的な機動力と推進力だと思わせたラプターも機動力では同機を上回ると言われたF-15・ACTV もGを許容値内にして初めて実用化に至るのだと思います。いくら圧倒的な性能でも長時間乗れば加速度病の危険 がある兵器は欠陥だと思いますし。回避時の急制動も一瞬ですがあまりに許容値を超えるとホワイト、ブラック アウトする危険性があります。どちらも戦闘機が抱える命題らしいのですが、これを克服出来てこそ初めて 戦術機という兵器になるのではないでしょうか?実際の所、現在の技術力だけで言えばラプターを凌ぐ機動力 の戦術機は作れるが、人類の対G技術力が同じ水準まで上がってこないと作れないということですかね。 出力制限ですがTEのユウヤのように体に負担がかかるところまで下げてまで戦果を望むエースパイロットは いると思いますよ。武ちゃんのように一回の出撃で機体をオーバーホールまで追い込む衛士もいますが…。 紅の姉妹もこのようにどちらかを無理しないとあそこまで戦果を上げるのは無理な気がするんですが?最新鋭 の機体に乗ったトップガンを玩ぶとか相当だと思います。次に回避プログラムはやはりキャンセルだと思います。 XM3限定機能ですが、旧OSは動作がおこれば作業終了まで操作ができません。そこで自動操作を切って新たな 手動操作を入力するのは事前キャンセル、先行入力の領分だと思います。やはりXM3は武ちゃんと夕呼先生が 旧OSに馴染みが薄かったから出来た愚行ですね。多分、横に旧OS陣がいたら笑ったと思います。例えば、おいおい 乱数回避の反転回避中にキャンセルすれば頭から墜落するじゃないか(笑)とか、おいおい立ち上がり作業中 に別の入力すればバランスを崩して転倒するじゃないか(笑)とね。この既製概念を一新してブレイクスルー をはかったのがあの二人組ですね。このことからその場でのOffスイッチみたいなものは存在しないと思います。 出来て出撃前にOSの設定をいじるぐらいですか?あと『初陣』の衛士さんがいうような回避能力も多分XM3の 恩恵です。元々、三次元機動で掻き回すのは同OSの特徴ですしね。さらに武ちゃんの強化服のフィードバッグ は特に豊富でしたから、あながち手動に切り替えたのも考えなしではないかもしれません。逆に砲撃支援の 柏木はフィードバッグに乏しかったと思います(涙)。旧OSでの緊急回避については暁をやってみて下さい。 何かしらの自信がなければ中隊全機生存は…。それが旧OSでの生存率です。最後に第一波の対処はもう 遠距離砲撃や軌道爆撃でそもそもの光線級の数を減らすぐらいしか…。 -- (名無し) 2008-09-20 18 29 50 例えば、おいおい 乱数回避の反転回避中にキャンセルすれば頭から墜落するじゃないか(笑) 中略 このことからその場でのOffスイッチみたいなものは存在しないと思います。 レーザーに対する自動回避と、バランスが傾いたときの「受身」機能を混同するべきではないような気もします。 前者は元来衛士自らが責任を持つ領分であるが、それでは衛士の集中力頼りで対応しきれない場合が多いために 戦術機の機動制御のサブセットとして追加された航空機で言えばTCAS(自動衝突回避装置)に相当する領分で、 「受身機能」は歩行・走行・飛行の基本機能(フライ・バイ・ライト・システム)に属する領分であるように感じます。 安定した歩行 安定した走行 安定した跳躍離陸 安定した跳躍飛行 安定した着地 着地から歩行/走行へのスムースなシフト 不安定時のバランス回復 転倒時の起き上がり 転倒時直前の機体保護動作の自動化(いわゆる柔道の受身動作) 受身機能の思想はこれの延長ではないかと思います。 そして、そのシステムが破綻し転倒する原因は衛士自身の過激な操作要求が原因であることがほとんどだったのだと思います。 それゆえに衛士の操作を一旦切断してでも、正常なバランスを取り戻すことを優先しているのだと思います。 コレは同時に衛士に対する負担軽減というか・・・正直戦術機の操作体系として、各関節を駆使した手動起き上がりなんて 話のほうが無茶に感じます。 これに対して、レーザー自動回避は照射警報の延長から入ってる機能ではないかと思います。 当初システムとしては単純なレーザー級の射程と配置から割り出された警報システムから発展して、 レーザー級からの射線の予測に進化しているものではないのかと思います。 -- (うぐぅ~来訪者) 2008-09-20 20 13 40 ヴァルキリーズは全機XM3搭載でしたね よく考えると、ほぼ完璧な回避をしていたのは前に出て敵とぶつかり合う突撃前衛ばかりでした(頻繁に前に出るため、データ蓄積量は似たようなポジションと思える強襲前衛以外は余裕で超えるでしょうね あと、XM3のことを考えていなかったです(汗 コンボ、キャンセル、先行入力 と パターン認識と集積 連続照射による自動回避の連続作動を”キャンセル”で一時中断 ”先行入力”による次照射による自動回避作動前に攻撃 って感じですかね? システムの発展・進化 現実世界でも、こんな感じな気がするので、そのまま当てはまりそうですね レーザーの自動回避の話をしている内にふと気になったことがひとつ 照射感知からの自動回避開始までの間に、回避完了までの最小照射装甲面積みたいなことも考慮されているんでしょうか? 例:左肩に照射されたのを感知して、もっとも照射面積の少ないであろう右方向への回避 そこにその他もろもろの計算結果を交えた上で、もっとも被害の少ない方向へ回避・・・というのもどうでしょう?閉鎖空間などでは無理でしょうけど・・・ -- (『初陣』の衛士) 2008-09-20 22 11 43 うぐぅ~来訪者さん 私は現実の兵器、武器に詳しくないので詳しい解説は助かります。ありがとうございます。実際のところ、 オルタをやるまでイーグルさえ知りませんでしたしね。そして戦闘機はよくわからないので意見のしようがない のですが一つだけ気になる所を言わせてもらうと レーザーに対する自動回避は元来衛士自らが責任を持つ領分 例え網膜投影が全周囲だとしても乱戦で目まぐるしく視界が動き回る中で視認警戒は難しいです。さらにレーダー に光線級の位置が表示されてようが手動での回避は難しいでしょう。位置がわかっていようが乱戦では 光線級に背中が向ける機会は存在しますし、その状態や新たに光線級が出現し位置がわからない状態で 回避出来る衛士は少ないでしょう。全周囲警戒、回避は人間には無理です。それどころか、前方で面と向かって 照射されても回避は難しい気がします。やはり自動で機械に頼ることが有利であり、人類側の長所に感じます。 『初陣』の衛士さん 机上理論としては最高ですね。左腕部センサーが感知→右方向に回避。両脚部センサーが感知→跳躍回避。 頭部センサーが感知→伏臥回避。理論上ではいつまでも避けていられます。まぁ、それがうまくいかないのが 実戦ですが、原因を考えますか。まず、思いつくのはBETAはある種族が単騎でいることはなく、群れでいることが 多いことですね。つまり射線は複数あるのです。機体の全身何箇所ものセンサーが一度に反応すると最良の 回避地点など計算出来ません。後はアニメなどの映像作品を見ているとセンサーからレーザーの通過予想座標 を想像できるように思えますが、現実はそうはいきません。プログラムの世界ではセンサーから予想など的中率 は低く、安全と思われてた座標が危険だったり、逆だったりはよくある話です。ですから前投稿で言ったように、 跳躍ユニットが行動状態ならすぐその座標から退避し、後は乱数回避に運をまかす、逆に非行動状態なら その場で伏臥し少しでも照射面積を減らす、このニパターンが主軸でまかなわれているのだと思います。 -- (名無し) 2008-09-20 23 50 58 現在のところ、戦術機の歩行、跳躍システムと自動回避、自動受身 それぞれの関連についての考察と、 自動回避、自動受身の性能面での議論が錯綜してるようなので 戦術機の機動制御系についての私の考えを整理してブロック図にしました。 矢印は主に情報や強調の必要な部分での双方向通信と考えてください。 広域データーリンクと衛士(強化服)との情報の方向性は本来双方向であるべきですが、 今回は機動制御の特に回避と受身に特化したものという考えで、あえて単方向通信との見方を取っています。 -- (うぐぅ~来訪者) 2008-09-21 10 38 00 ↑blockdiagram.gifを参照してください。 -- (うぐぅ~来訪者) 2008-09-21 10 39 42 名無しさん、読みにくいです。 ここの枠に直接書く場合、枠に合わせて改行すると改行位置がずれます。 長文はメモ帳などに書いてからコピペした方がいいです。 -- (ほげほげ) 2008-09-21 14 31 30 あのぉ、疑問に思ったのですが現実で、XB-70の、オルタではXG-70ですが この機体の護衛機であるXF-108なのですが、この機体に必要な性能を妄想してみた のでコメントをお願いします。 まず、XG-70の護衛機と言う事でXG-70と同等の航続距離を有し、武装に関しては 元ネタと同じく長距離ミサイルを装備しかなりの重武装を必要とすると思います。 ミサイルについては、フェニックスの小型版みたいな感じで考えています。 機体自体についは25mぐらいが妥当かなと思っています。米国が開発した機体ですから そこまで各部の強度を強くないかと近づける前に大火力で制圧するみたいなかんじで 護衛時にしてもXG-70に張り付くのではなく先行して脅威を排除していくのだと思います。 -- (フリッツ) 2008-09-28 17 53 12 私はフリッツさんとは逆ですね 四型 - 二型 = 近接攻撃能力 これだと思います。四型が二型の米開発者が設計した完成型だとすれば、当時も米開発者は二型に足りない不足分を随伴機で補おうとしたはずです。 遠距離用のランチャーを装備するよりも、中、近距離まで接近したBETAを排除するための拡散性の高い広範囲かつ連射性の高い武装だと思います。つまり遠距離から接近を赦さない積極的な攻性ではなく、接近した個体のみを倒す防性的なコンセプトです。 後は当時の米軍の戦術コンセプトや技術力も参考になるかもしれません。 1978サンダーボルト配備 1979HI-MAERF計画発足 (1982トムキャット配備、1984イーグルC配備、1986ファイティングファルコン配備) 1987HI-MAERF計画中止、ホーネット配備 いずれにしよ第二世代なのは間違いなさそうですが、発足当時の設計ならば重装甲な戦術機に、その後であれば高機動力なコンセプトの戦術機になりそうです。技術的には最高でもイーグルCと同等か以下、戦力的にも傑作機の同機体以上を有しているとは考えにくいですね。私としては重量や機動力は別にして、XG-70は機動力は対したことはないですが、一応浮遊兵器なので随伴するならば巡航能力を一番に要求されると思います。ということは大規模プロペラントを要求されますので機体サイズはやや大型になりますね。ここはフリッツさんと同じです まとめますと中、近距離の排除能力と巡航能力に特化した、やや大型の機体(重装甲か高機動かはわからない)になります。 最後にほげほげさんから読みにくいと意見を貰ったのですが、本当にすいませんでした。私は安普請の下宿なのでLANケーブルもなく、プロバイダも余裕がないのでPCが使えず、携帯から投稿しているんです。ですから句読点ではなく字数で切ってたのはわざとなんです。すいませんでした -- (名無し) 2008-09-28 19 17 47 名無しさん、ありがとうございます。 名無しさんの前のほうのコメントで言われている、運用法をやるのだったら、機体は 高機動になると思います。わざわざ、張り付いて護衛するですから、小回りを優先さ せるべきだと思います。逆に自分の運用法だと重装甲の機体になるかと、装甲にしては 各所にリアクティブアーマーかチョブアーマーをつけて長時間の戦闘が可能なように するべきかと、武装についても、前に出る、出ないにしても確かに制圧力を強化した 方がいいですな、まぁだからフェニクスを小型化してはと言ったのですが説明不足でした 申し訳ありません。あぁ後、ミサイルの名前ですが、ACEから拝借して、ダークスピア なんてどうでしょうか? -- (フリッツ) 2008-09-28 21 17 46 >名無しさん そういう事情がおありでしたか。こちらこそ申し訳ありません。私はPCばかりなので携帯のことをまったく考えていませんでした。すいません。 >フリッツさん 私の考えは少し違います。 XG-70は常時浮いていますし、ラザフォード場がありますから通常は無敵です。ですが荷電粒子砲発射時は正面が無防備になります。そこで唯一の脅威となる光線属種の無力化を護衛機に任せるのではないかと思います。 ですが護衛機もXG-70の前に出ると(荷電粒子砲とその電磁波が)危険ですから配置できる場所はXG-70の横のみ。長距離砲撃しか手がありません。 そこで光線属種の排除を優先して長距離攻撃のみに特化し、近接戦能力と装甲を削ってその代わりに速度と航続距離を増した機体と考えました。武装は長射程砲かミサイルと大量のAL弾。それを搭載するため機体は大型化し、火器運用のため複座とします。素早く配置につくため直線のスピードはあっても小回りは効きません。装甲も最低限です。 普段はXG-70の後方でコソコソしていて、砲撃前にだけ前進してAL弾を一斉発射。レーザー照射源を特定してそれを潰し、光線属種以外は相手にせず逃げるという感じです。 なにぶん過去の機体ですから単機能に絞ってそれ以外を捨てているのではないかと考えましたが、どうでしょう? ここで色々予想したのとはまったく違う解答がメカ本に載ってくるかもしれませんけどね。 -- (ほげほげ) 2008-09-29 00 32 53 確かにラザフォード場にセーフティー無しの二型の周りをうろちょろするなら機動力は欲しいですね。別に「高」機動の必要はなく吹雪程度の小回りで十分だとは思いますが。 それに歴史的にも米軍では78年に配備のサンダーボルトが最後の重量級の重装甲で同年のパレオロゴス作戦以降の戦術機のコンセプトは高機動重視で作られていると考えると現設定とのつじつまも合いますしね。まぁ翌年程度なら米軍部や米議会でも上記の意見は同時に存在しているでしょうし。レイピアのコンセプトはどっちかわかりませんね。 前に出る、出ない これで考えたのですが、佐渡島でのA-01の行動で重要なことを思い出しました。光線級潰しです。いくらラザフォード場があろうが主機の負荷を考えると無限に防げるわけではなく、よって随伴機が掃討する必要が出てきます。 つまり私とフリッツさんどちらの意見が正しいかではなく、どちらも必要なのです。①二型に張り付いて接近を赦さない係②先行して光線級狩りを行う係です。二つを同時にするには分隊しかないでしょう。どちらに特化しても不備が出るからです。全機が直援したら、いくら遠距離兵装でも奥に隠れた光線級は狙いにくいですし。もし全機が遊撃したらいざ囲まれ始めた時に二型の元まで戻るのが骨です。ですから最低、二中隊での役割を分けた防衛が必要だと思います。 そうなるとフェニックスに意見が出ますね。まず光線級がいる戦域ではフェニックスは向いてません。クラスターミサイルつまり多弾頭?ミサイルは発射直後にレーザーで迎撃されると無効になるからです。光線級狩りに必要なのは多弾頭ではなく多弾数、となると多目的誘導弾です。迎撃されても重金属雲が生まれ、残ったミサイルで光線級が撃破できるからです。もちろんBETAの物量に対抗できるクラスターは優秀な兵器ですが、二型を光線級から防衛するという使命を帯びた随伴機ならば誘導弾が一番ではないでしょうか? -- (名無し) 2008-09-29 01 52 29 ほげほげさん 投稿がかぶってしまい申し訳ないです。では意見をと ラザフォード場がありますから通常は無敵 これには主機の負荷を考えると一度に光線級何体以内が何秒以内と制限が生まれたはずです。ですから普段は後方待機と言わず、射撃体勢でもない通常時から全周囲の光線級を潰すために遊撃する必要が出てきます。 XG-70は常時浮いていますし 長距離攻撃のみに特化し、近接戦能力と装甲を削って 光線属種以外は相手にせず逃げるという感じです。 これはほげほげさんは重要なことを忘れています、ハイヴ内戦闘です。夕呼先生が「XG-70が量産されれば従来の百分の一の戦力でハイヴが攻略できる」と言うようにXG-70の最重要運用はハイヴ攻略兵器なんです。ですから同じハイヴ攻略兵器であるG弾が実用化された瞬間に計画が中止されたんです。ハイヴ内では天井や壁面のBETA、地形によると上空にいようが雪崩のように堆積したBETAには接触の危険があります。これらは主機への負担になります。つまり「光線属種以外を近接戦能力」により排除しなければならなくなるのです。後は近接戦能力がないとXG-70は護れてもレイピア自体が持たないと思います。 なにぶん過去の機体ですから単機能に絞ってそれ以外を捨てているのではないかと考えました G弾開発前は米軍の運命を託した紛れも無い「決戦」兵器ですから高額多機能で作られたと思います。一国の威信と悲願を託してつくられた兵器…そこにかけられた想いは他の戦術機などいかなる兵器以上ではないでしょうか? -- (名無し) 2008-09-29 02 54 46 >主機の負荷 これは制御中枢である00ユニットの場合で通常のCPUならばほぼ無視できると思います。無論冷却系やバグの蓄積等の都合から無限とはいかないでしょうが、弐型が荷電粒子砲を連射したことからもML機関が完全可動状態であれば余剰電力も確保できるでしょう。 また弐型は試作機ですから当時から四型を目標としていたはずです。XG70は構造上格闘能力を持ちませんからハイヴ内での弾切れこそが憂慮すべき事態でしょう。求められるのは弾薬の節約に貢献する長期戦に適した機体だとおもいます。大型でペイロードが大きく格闘戦にも適した機体ですね。要求仕様は厳しいですがF14を改造したらやれるんじゃないかと思います。 公式の機体じゃYF23が最適かなと思ってます。当時存在しませんが。 -- (迷い犬) 2008-09-29 23 27 45 XG-70でのハイヴ攻略方法ですが、私は桜花作戦のように内部へ突入するのではなく、甲21号作戦のように外部から砲撃して突き崩していくのだと思います。 砲撃→BETAが出てくる→砲撃で殲滅→また出てくる→さらに砲撃 を繰り返し、BETAが出てこなくなったら突入部隊を送り込みます。 この作戦を使う理由は3つ。 まずハイヴの坑道の広さは一定ではなく、広いところもあれば狭いところもあります。XG-70の巨体では通れない箇所もあるかもしれません。詳細なマップデータを得た後なら最適ルートを選べますが、手探りで進んでいくなら非効率すぎます。 さらに大きな問題が荷電粒子砲の威力です。ハイヴ内で撃つには強力すぎます。爆発に巻き込まれることや、大規模崩落で生き埋めになる危険を考えれば使えません。 米軍としてもG元素や今後の研究のため、反応炉などの重要部分はなるべく無傷で手に入れたいと考えるはずです。地上で砲撃しているだけなら地下深くにあるそれらへの影響は少ないでしょう。 単機能機がいいというのは軍用兵器に求められるのはまず第一に信頼性であり、あまり複雑な機能を詰め込むとそれが失われるからです。実機のXF-108もミサイルキャリアーとしての能力しかない単純明快な機体ですから、同じく単純な戦法しかできない機体と考えました。 -- (ほげほげ) 2008-09-29 23 42 25 実機のレイピアの場合高空を超音速で飛行する運用上ドッグファイトは行えなかったという背景がありますのでそれを戦術機に当て嵌めるのは無理があると思うのですが。 -- (迷い犬) 2008-09-30 00 36 34 迷い犬さん 主機とはエンジン、ML機関のことです。搭載予定だったCPUに関しては情報が少なすぎて論じれませんね。 では何故、ラザフォード場の境界面へのレーザーやBETAの物理接触が主機への負担になりまずいかといいますと、減衰剤とG元素を多量に必要とするからです。減衰剤に関しては一度の出撃で使いきることはないでしょうが、グレイ·イレブンは枯渇の可能性が高いです。人類全体の保有量も限られてますし、作戦携行量はもっと有限です。ですから作戦時はより負担がかからないように行動する必要があると考えます。それに主機への負荷により、ML機関の回転数が上がりすぎると今度はハード面での耐圧の問題や減衰剤が追い付かなくなり自爆の可能性まで出てきます。現代での原子炉のようなものですから負担にはデリケートな、静慎的な運用が求められると思います。 後はF14を改造は設計の時系列的に後発ですから無理だと思います(機体特性的にも射撃系ですし)。その逆もペパープランのレイピアからF14を設計は厳しいと思います。 そしてF14は全長が20mほどですが航空兵器に随伴し、さらにハイヴに突入から制圧まで付き合うことを考えると、もっと大型のペイロードが必要でサイズも25m以上欲しい気がします。 ほげほげさん 私は原作設定である「XG-70はハイヴへの単独侵攻·単独制圧が要求仕様」ということで考えてましたが、確かに色々と考える部分が出てきますね。まず坑道ですがこれはモニュメントを吹き飛ばしてメインシャフトを直下すればフェイズ2あたりから潜行は可能ですね。ただ問題はドリフトなんですよね。現在、公開されているのはフェイズ4の直径100m(二型が130m)だけでそれ以降はわかりませんしね。次のフェイズ6(カシュガルハイヴ)までいけば四型サイズでも通れました。ですが計画発足時の22年前ならば地球最大である甲一号でさえフェイズ4あたりな気がします。ならばもとより米開発者に横穴から侵入という考えはなく縦穴から進攻が正しい? これならばメインシャフトが崩落する可能性は低いですし、荷電粒子砲も撃てます。ただ内部で発砲するかはどうかは米軍の目的が反応炉の破壊なのか確保なのかによって違いますね。 現代の極東国連軍はS-11での破壊を推奨していますね。XG-70も単独制圧をうたうなら破壊する気がしますし、あと米軍の国外活動は国連名義で動くことが多いですから国連方針として破壊なら従うしかない気がします。 最後に「単機能」ですがこれは 長距離攻撃のみに特化 という部分に反論を言いたかっただけで、ごてごての多機能や近接戦能力=ドッグファイト=ナイフアタックと受け取られたらすいません。言葉足らずでした。ただ私の意見としてはやはりオールレンジ(もしくは中、近距離のみ)の攻撃能力を有していないと乱戦に弱いと思います。 -- (名無し) 2008-09-30 09 05 00 始めまして、HQと言うものです宜しくお願いします。 今話している話題とは関係ないのですが、疑問に追った点があったので挙げさせててもらいます 答えていただけると嬉しいです。疑問に思えた点は、1998年BETA日本侵攻当時、帝国斯衛軍が専用機である 82式(F-4J改) 瑞鶴以外に最新鋭機の不知火等を運用していたかどうかです。 日本中から集められた最精鋭に型遅れの1,5世代の旧式をあてがっていたのかという点では疑問が残りますし、 やはり、独自の正面装備を戦術機に於いても用意する斯衛は不知火を専用に改修した機体を使用したのでしょうか? それともあくまで独自装備に拘り2000年に通称“零式、武御雷が配備開始 されるまで瑞鶴を使い続けていたのか? 皆さんはどう思います。 -- (HQ) 2008-10-01 21 04 51 不知火の配備が94年、BETA侵攻時が98年、実戦配備から四年たっていることになりますが、いろいろな理由が考えられますね 専用機がある近衛軍は配備する予定はたてられず、陸軍や本土防衛軍、航空宇宙軍に回されていたんじゃないですかね?新規生産分も、やはり専用機がある上に、帝国防衛の主力である陸軍や本土防衛軍に優先配備されたのではないでしょうか わずか一週間で西日本が壊滅した帝国に、あまり余裕はなかったはずですから、専用機のある近衛軍は武御雷配備まで瑞鶴を使い続けたと思います -- (『初陣』の衛士) 2008-10-01 22 38 15 『初陣』の衛士さん返信ありがとうございます。 『初陣』の衛士さんの意見を基にして考えると、 近衛で瑞鶴以外の不知火等を運用している部隊があるとしたら海外派兵組みか、武御雷開発のた 為に不知火を改修した実証実験機を擁する実験開発部隊に限られていると思われます。 根拠は近衛の理念が将軍家の人間は、自ら第一戦に立って臣民の模範となるべし」という思想で あることからして、将兵及び臣民の心の支えである将軍家の縁者を守護する者が、旧型機で… あるとは考えにくく。さらに、縁者が死亡したら海外派兵している部隊が士気の面で悲惨になる こと請け瑞鶴合いなので、海外派兵しているのならば最新鋭機である不知火を運用しないはずがな いということが理由として挙げられる。 しかし、近衛が海外派兵をしていたかどうかが、そもそも怪しいので微妙である。 だが、瑞鶴の主席開発衛士、帝国近衛軍中佐巌谷 榮二が大陸で勇戦したという表記が劇中にあること から、一応海外派兵はしていたと思われる。 近衛お抱えの実験開発部隊に関しては、武御雷が不知火を基にして開発されたので当然運用していますし、 結論を言えば一部の部隊を除いて配備数の問題から不知火は導入されていなった可能性が高いと思えます。 -- (HQ) 2008-10-02 01 41 55 HQさん 私は斯衛軍の海外派兵はなかった気がします。理由は沙霧大尉のクーデターです。殿下は征夷大将軍主任時から既に実権はなかったようですし、利権が全ての腐った上層部にとって遠征などデメリットばかりで利権も生まれませんしね。 侵略戦争と違い派遣地を植民地に出来るわけではないですし、儲からないうえに自らの手駒(斯衛軍)は減るんですから海外派兵など国際貢献の美徳以外に出来ませんよ(国際発言力強化などのメリットもデメリットと比べれば割に合わないですし)。 もちろん斯衛軍部にも意思はあったでしょうが立場上、最終判断は殿下の意思をシャットダウンしていた連中に任せるしかないですからね。 で結局クーデター後にやっと殿下が復権し 佐渡島に派兵が出来たと思います。 後、巌谷仲佐は帝国陸軍ですよ。近衛軍へはトップガンであったために出向名目で開発衛士をやってたと思います。 最後に斯衛軍が瑞鶴から不知火に乗り換えることはないと思います。確かに瑞鶴は旧型機で、京都防衛戦などでは機体だけで言えば不知火の衛士と比べれば生存率は低いでしょう。 しかし、あの世界の日本人の高い忠義心の中でもさらに高い斯衛軍において、殿下から「下賜」されたうえに自らの家系などの身分や立場を表す機体色を纏った瑞鶴は名誉以外の何物でもないと思います。ですから一時の性能や生存率を理由に瑞鶴以外にのるのはないんじゃないでしょうか? -- (名無し) 2008-10-02 16 32 19 名無しさん返信どうもです。 巌谷仲佐は帝国陸軍が本職で近衛は出向名目で移動していただけとは知らず勉強不足でした。 後、近衛の将軍への忠誠心と高さを忘れてました。そもそも今の日本と価値観違いすぎて合理的な思考より感情論を優先するきらいがある と思われ、殿下から下賜された瑞鶴以外の戦術機を運用する可能性が非常に低かったはずですしね。 海外派兵については上層部が将軍の性質を利用して軍の戦機高揚と臣民へのパフォーマンスのために行っていた可能性が十分にあると思います。 でも、近衛の性質上派兵組みも、瑞鶴以外運用していない可能性が高いんですけどね。 -- (HQ) 2008-10-02 18 45 13 まず、謝っときます。 空気読めなくてごめんさい では本題に入ります。通常の戦術機にXG-70とXF-108が混ざってハイヴ攻略を したときの戦術を書かせていただきます。 手順は大体、桜花作戦と同じです。まず先にF-15などの通常の戦術機が門、周辺を 確保、維持部隊を残してハイヴ内に突入、可能な限り敵を殲滅していきます。 ある程度、敵を殲滅したら反応路を目指すべく、XG-70とXF-108隊がハイヴ内に 進入、反応路を破壊する、ハイヴから撤退してくるBETAを内部に残っていた一般戦術機 部隊が殲滅していく感じです。ご意見お願いします。 -- (フリッツ) 2008-10-02 20 35 20
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401: トゥ!ヘァ! :2022/05/09(月) 18 39 02 HOST FL1-119-244-228-153.kng.mesh.ad.jp 逆転マブラヴ 兵器集2 欧州の戦術機 トーネードIDS 米国のF-5を基に開発された戦術機。1975年に配備開始。原作よりも一年早い配備となる。 欧州統合機の第一弾。北米の戦いにて重装甲機であるF-4よりも軽装甲であるが、運動性の高いF-5に目を付けた当時の欧州諸国が教導して開発した機体。 欧州統合機などと大々的に宣伝されたが、実際のところは各国それぞれの仕様ごとに特徴を分けただけでのF-5改造機にすぎない。 基本的には原形となったF-5よりも近接戦闘能力と運動性が強化されている。 これは北米戦での戦訓から。 またアメリカが本土陥落後にF-4及びF-5の利権を国連へ売り払って、世界へ公開したため原作よりも開発と生産がスムーズに進んでいる。 製造費と人件費以外は実質タダで生産できたF-5系列は後の欧州機の基本モデルとなっていく。 開発された後にはNATO所属の欧州諸国を中心に配備が進み、グリーランド戦、アイスランド戦、英本土戦、欧州本土戦など多くの戦いで活躍した。 402: トゥ!ヘァ! :2022/05/09(月) 18 39 35 HOST FL1-119-244-228-153.kng.mesh.ad.jp BAEライトニング イギリスが開発した国産戦術機第一号。1977年から配備開始。 イギリスがF-5の運用とト―ネード開発により蓄えたノウハウを基に独自に国産機とした開発した機体。 分類上は第一世代機としているが、実際の性能に関しては第二世代機の領域に届いていると言ってもいい。 F-5の設計を基としているが、F-5やト―ネード以上に軽量化と近接戦闘能力に重きを置いた機体。 苦戦の続くグリーンランド戦線の様子から本土決戦の時期は近いと覚悟を決めたイギリスが開発を推し進めた本土決戦機。 その特徴は跳躍ユニットとは別に背部へと直接内蔵された大出力ブースターによって生み出される強大な機体推力。 基本的に脚部のみに跳躍ユニットを搭載していた第一世代機の時期では破格の大推力を生み出すことに成功している。 この特徴的な設計は脚部に装備する跳躍ユニットと合わせ背面垂直ダブルエンジン方式と呼ばれた。 操作性はF-5やト―ネードIDSと比べかなりピーキーになったが、その機動性に関しては第二世代機に類するレベルに達しており、後に第二世代機であるト―ネードADVが配備開始した後でも、まだ運用していた数少ないパイロットたちに退役が惜しまれたほどである。 またその推力のみが注目されるが、レーダー開発能力に長けた英国製の機体だけあり、当時の第一世代機としては破格のレーダー性能を誇っており、単純な敵味方識別以外にも部隊指揮もこなせる指揮官機としても活躍した。 反面先述した通り操作性がピーキーとなり、専用の大型ブースターと高性能レーダーは製造する際の生産コストに高くついており、イギリス以外で西ドイツや金持ちサウジアラビアを除き採用する国は殆ど現れなかった。 また背部ブースターのために機体内部にも多くの推進剤を搭載させるため搭載スペースと機体重量がかさみ、また同ブースターの燃費も良くない。 またこの背部ブースターの存在により戦術機に一般的に装備される可動兵装担架システムを装備できず、搭載装備量や弾薬量という意味でも一般的な戦術機に劣ることとなり、継戦能力に難を抱えることとなる。 これらを解決するための専用背部プロペラントタンクや腰部への追加弾倉搭載などを改善措置を施したが、根本的な解決にはならなかった。 この時期の機体ながらも第二世代戦術機に比類する性能を実現するための代償とでも言うべきだろうか。 しかし当のイギリスは本土決戦機と位置付けていたため、構うものかと大量に製造しており、1981年の英本土決戦開始時には300機以上が英本土へ配備されていた。 難点である継戦能力部分も補給・援護体制の整っている本土での運用なら問題ないとされた。 1981年の英本土決戦時では獅子奮迅の働きを見せ、同年のNATOによる反攻作戦「オペレーション ジャッジメント」においても先鋒を任され、BETAの群れを真正面から粉砕する活躍を見せたが、同作戦においてBETAが見せた地下奇襲戦術により後方が先に瓦解。 全土を挟まれたNATO軍の多くが逃げ場を失い犠牲となってしまった。 あくまで補給体制が整っている英本土であったために満足に運用できていた本機は先に後方が瓦解した故に加速度的に稼働率が落ちていき、本土に配備されていた300機は多くがフランスに撤退することも敵わずに失われてしまった。 以降は生き残った少数機が残存英軍で運用され、少数採用を決めていた西ドイツとサウジアラビアのみで新規の追加生産がなされたのみで終わった。 これは本土での運用が前提であったライトニングは再生産しても撤退した先の補給環境では満足に数を運用できないという判断からであった。 また残ったライトニングは後に近代化改修が施され第二世代相当の性能を獲得している。 1990年現在。イギリス軍でも第二世代戦術機の配備が進んでおり、流石のライトニングも現存する全機が退役している。 本作オリジナルの戦術機。モデルはBACライトニング。 403: トゥ!ヘァ! :2022/05/09(月) 18 40 05 HOST FL1-119-244-228-153.kng.mesh.ad.jp BAEハリアー イギリスが開発した国産戦術機第2号。1978年配備開始。 BAEライトニングではピーキー性能すぎて主力機にできないために別途で開発されていた英国産主力機である。 性能は第一世代の枠を出ない物の、F-5やト―ネード以上に近接戦闘を想定した設計となっている。 特徴的なのは跳躍ユニットを脚部のみだけではなく腰部にも装備できること。 後の第二世代戦術機に見られる設計思想を先取りした形となっている。 このため同世代の他戦術機と比べ腰部と脚部という二つの跳躍ユニットが併用でき、高い総推力を誇っている。 これは英国の発想もあるが、日本が先んじて送り出した原作よりも進んだ高性能OSの技術もあり、複数の跳躍ユニットをスムーズに操作できる下地があった故の発明であった。 高い総推力を誇る反面、当時の技術力と知識では効率的な運用加減がわからず、必要以上の出力で跳躍ユニットを吹かしやすことが多かったため、結果的に燃費が悪くなってしまった。 このため同時期の第一世代戦術機の中では継戦時間と航続距離が短い部類に入る。 また多数の跳躍ユニットを搭載する関係上コストと補給燃料量の増加など総合運用コストの上昇に繋がってしまった。 これらの問題は運用データが集まっていった後に効率的なユニット運用を手助けする補助ソフトウェアを搭載することと、徹底したマニュアルの普及により改善されることとなる。 使用推進剤が増えたことによる運用コストの上昇については諦めた。 本機は78年に採用されて以降は順次製造が開始され、1981年の英本土決戦時には数多くがF-5やト―ネードと共に轡を並べた。 またその高い推力が見込まれ、海軍用に改造された機種が艦載機として採用されている。 英本土陥落以降も機体の製造コスト自体は左程高くなかったため、疎開した先の南アフリカやオーストラリアで生産が続き、その多くが欧州へと供給されることとなる。 本作オリジナルの戦術機。モデルはGR-1ハリアー。 トーネードADV ト―ネードの近代化改修モデルの第二世代機である。1982年配備開始。 ADVとは原作同様エリア防衛(Area Defence Variant)の略。 英本土陥落後に開発された機体で、英本土戦においてのノウハウを用いて第一世代機であったト―ネードを強化改修した戦術機となる。 エリア防衛の名に恥じず、レーダーや通信能力と共に火器運用能力を強化。 頭部バルカンや腕部搭載近接クローなどの固定武装を増設し、より近接戦能力の向上を目指した。 主機の入れ替えや電子機器の性能向上などによる第二世代相当への近代化改修プランは英本土決戦前から進んでいたが、81年の英本土陥落や82年の仏本土陥落といったアクシデントのため開発計画が遅れてしまい、結局当機の開発は82年後半にまでずれ込んでしまった。 最も既存のト―ネードやF-5を改修する形で手軽に第二世代相当へアップグレードできるため、当時本土決戦の敗北により戦力の多くを失っていた英国やNATO諸国としては、戦力増強に丁度良い機体であった。 開発後はNATO諸国に残っていたト―ネードやF-5を改修する形でNATO軍の戦力を更新することとなる。 404: トゥ!ヘァ! :2022/05/09(月) 18 40 42 HOST FL1-119-244-228-153.kng.mesh.ad.jp BAEハリアーⅡ イギリスが開発した第二世代戦術機。1984年に配備開始。 英本土決戦を優先していたため第二世代開発が遅れていたイギリスが送り出した初の国産第二世代機。 同本土決戦により戦術機の運用ノウハウや対BETA戦ノウハウを嫌というほど積み上げていた英国がその知識を活かし開発した機体である。 ハリアーⅡの名の通りにハリアーの後継機となっており、ハリアーの段階では未熟であった多数跳躍ユニットの同時制御技術を完璧に仕上げた機体と言える。 ハリアーでも問題となっていた燃費や航続距離の問題も技術の発展による跳躍ユニット自身の燃費改善により解決された。 新型主機からもたらされる高い機体出力はハリアーⅡへと高い運動性と共に遠近両方を可能とする汎用性も与えた。 このため高い近接戦闘能力はそのままに、射撃戦もこなすマルチロール機と言えた。 南アフリカやオーストラリアへ疎開した工場で製造された本機は欧州の地で戦いを続ける残存イギリス軍へと供給されていき、ト―ネードADVと共に新しい主力戦術機として活躍することとなる。 本機はその高推力と汎用性を見込まれ、英海軍を始めに艦載機として見込まれることとなる。 これは兄機であるハリアーと同じ流れであり、これまた同じように艦載機仕様に改修されたハリアーⅡが英海軍における新しい艦載機として運用されていくこととなる。 またその性能と実績に裏打ちされてか他のNATO各国の海軍にも艦載機として採用されており、なんと米海軍や米海兵隊においても採用を勝ち取るなど大きな成果を上げている。 米国におけるライセンス生産元はマクダエル・ドグラム社。 奇しくも史実ハリアーⅡとは逆の関係となった。 本作オリジナル機。元ネタはハリアーⅡ及びBAEハリアーⅡ。 ミラージュⅢ フランスがF-5を基に開発した戦術機。ト―ネードIDSに一歩遅れたが1975年末頃から配備開始。こちらも原作より1年早い配備開始となる。 フランスはその政治的な特色(という名のゴーイングマイウェイ主義)からト―ネード開発計画には関わらず独自の戦術機開発を決定。 そうして生み出されたのがF-5を基に開発されたミラージュⅢである。 ト―ネード同様にF-5を基にしているものの、F-4の設計も多く取り入れており、ト―ネードと比べ通信能力の向上や脚部や腕部装甲の増設など、より近接集団戦闘を想定した作りとなっている。 配備が開始された後にはト―ネードIDSと共にグリーランドや英本土、仏本土戦などを戦い抜いた。 405: トゥ!ヘァ! :2022/05/09(月) 18 41 15 HOST FL1-119-244-228-153.kng.mesh.ad.jp ミラージュF1 フランスが開発したミラージュⅢの近代化改修モデル。第二世代相当機。1980年配備開始。 新型主機への入れ替え。機体バランスの見直し。電子機器の更新などを行い性能を第二世代相当へとアップグレードした機体。 他の純第二世代戦術機と比べると流石に性能で劣るが、高い汎用性と扱いやすい操縦性は前線国家よりも後方国家に受け、アフリカと中東を中心に多くが売れることとなる。 フランス軍においても自軍のミラージュⅢを積極的にミラージュF1へと改良し、戦力の増強に努めている。 本作オリジナル機の一つ。モデルはミラージュF1。 ミラージュ2000 フランスが開発した第二世代戦術機。1981年配備開始。珍しく原作と同じ時期の配備となった。 ミラージュⅢやミラージュF1の開発から得たノウハウを用いて開発された機体で、ミラージュⅢと比べ全体的にすっきりしたデザインとなっている。 F-5やミラージュⅢの設計を残しながらも軽量、高出力の機体となっており、機体の大型化と合わせて兵器搭載量や継戦能力も向上している。 輸出事情も見込み、汎用性と拡張性も高く設計しており、アフリカや中東を中心に中々売れている。 英国本土決戦や仏国本土決戦にも多数参加。第二世代機の性能を見せつけたが、NATO全体の戦力不足により英仏両国の本土を守り切ることはできなかった。 以降も第三世代機が開発されるまで残存フランス軍の主力として頑張り続けている。 ジャギュア 英仏共同開発の第二世代用高等練習戦術機。1984年に配備開始。 転換の進む第二世代機の需要に答えるために開発された訓練機。 本土が陥落した故に余力を消費したくない英仏の目的が合致し開発された。 第二世代版の吹雪とでも言うべき機体であり、英仏以外にもNATO諸国で多く採用され、各国の衛士を育て上げている。 機体性能としても現行の第二世代機に劣るものはなく、実戦での運用も可能。 しかし元々が訓練目的のため発展性は低い。 これはいざ戦場となれば訓練機でも戦力化しなければならない前線国家故の判断からであった。 NATO諸国を中心に採用されている機体であるが、安価な第二世代機としてアフリカや中東諸国にもそこそこ売れており、意外と広い地域で活躍している。 406: トゥ!ヘァ! :2022/05/09(月) 18 41 57 HOST FL1-119-244-228-153.kng.mesh.ad.jp EF-1998 タイフーン 欧州諸国が団結して開発し、送り出した欧州統合第三世代戦術機。 1998年に正式な実戦配備が開始。原作よりも2年早い実戦配備となっている。 欧州においては早い段階から第三世代機研究及び開発が始まっていた。 仏本土が陥落した翌年の1983年からECTSF計画の名で始まったそれは当初は順調に進んでいたが、途中1986年のウラヌス作戦にて日本が見せた試製四六式戦術歩行戦闘機 彗星の性能を見せられたため大混乱に陥る。 後に彗星ショック、コメットインパクトとも称される戦術機開発界隈の大混乱である。 その最中でやはりと言っていいかフランスがいつもの「自分は独自にやるんだ!」病を発病し、開発計画から撤退。 原作とは違った形で計画が遅延していくこととなる。 幸い原作と違い第三世代と呼べる機体のガワの開発進められていたため、日本に習いそれへ搭載する補助AIの開発に着手していくこととなる。 幸いオルタネイティブ4より公開された諸々のAI開発情報により欧州においても開発速度が向上。 どうにかこうにか1993年には外も中身も相応の試作機の開発に成功。足かけ10年の大作機となってしまった。 以降は試作機の運用も順調に進み1997年には正式仕様がロールアウト。翌年の1998年に正式採用。 ユーロファイタータイフーンの名を与えられることとなる。 ここまで開発が遅れたのは単純に搭載する高性能AIの開発に手間取ったからである。 AI技術は日本の独擅場であり、欧州勢はどうにか1993年に試作型AIにまでこぎつけることに成功はしたが、以降の試作AIの習熟を行わねばならず、満足できる出来となるまで4年もかかる羽目となった。 もしもAL4の成果として公開されたAI技術の情報がなければ完成は更に遅れていたと言われている。 原作同様ハイヴ攻略を前提に設計された本機は密集近接戦を想定した性能をしていながらも、第三世代に相応しい主機から生み出される大出力を用いて多数の兵装を操る汎用性の獲得に成功。 第三世代機であるため日本製には流石に劣るが高性能な量産型高性能AIの搭載も実現。 まさに第三世代機の名に相応しい性能を兼ね備えている。 またこの欧州製高性能AIの開発成功により、欧州勢においても独自の無人機開発の道が開かれることとなる。 407: トゥ!ヘァ! :2022/05/09(月) 18 42 28 HOST FL1-119-244-228-153.kng.mesh.ad.jp ラファール フランスの送り出した第三世代戦術機。実戦配備は1997年から配備開始。原作よりも1年早い配備となっている。 当初他のNATO諸国と共にECTSF計画に参加していたフランスであったが、他の国々同様に86年に日本が見せた彗星の性能に発狂。 所謂彗星ショックであるのだが、これにより同計画は内容を二転三転させることとなり、それに業を煮やしたフランスはいつもの独自病を発症。 そのまま計画から脱退し、独自に第三世代機開発を行うこととなった。 しかし、独自開発は難航した。勿論難航していたのは独自の高性能AI開発である。 何せ日本と伝手のあるイギリスや他のNATO諸国のリソースを使っても難航していた正に難題。 それをフランス単独でどうにかしようなど夢物語と言えよう。 途中AL4によるAI技術の開示があったものの、他の西側欧州諸国が一致団結しているECTSF計画側より単独が故にリソースの少ないフランスはAI研究の当たり前のようにAI開発が難航した。 どうにかこうにかしようにも本土だって陥落しており、前線国家故に常に戦力を送り出し、張り付けておかねばならない状況のため余分なリソースは少なく、それが尚更研究の遅滞を招いていた。 そこでフランスが取った手段が同じような第三世代開発を目指していながらも余力不足で難航している国との提携。 そうアメリカとの秘密裏なAI開発協定である。 何故秘密裏だったかと言えば、フランスが参加していた頃までのECTSF計画の成果の譲渡がアメリカと取引する上での条件だったからである。 内心フランスは業腹であったが、背に腹は代えられぬと条件を受諾。 こうして仏米による共同AI開発が始まったのである。 奇しくもこの形は原作で日欧が秘密裏に互いの第三世代戦術機開発で技術提供し合っていたのと似た関係である。 こうして開発速度を加速させたフランスはECTSF計画に1年早く先駆け1997年にラファールを送り出すことに成功した。 しかし、これには脱退した側であるフランスがECTSF計画側に後れを取ってはならぬという政治的な事情が絡んでおり、無理しての早期ロールアウトであった。 このためラファールはロールアウト時は幾つかの機能…主に武装面において使用不可能なものが存在しており、そのため武装的汎用性はタイフーンに劣ることとなる。 この点は配備が開始され始めた後に徐々にだが改善が進み、2000年代半ばになる頃にはタイフーンと遜色ない数の武装を取りまわすことが出来るようになっている。 また搭載している高性能AIの習熟もロールアウト時にはまだまだ未熟であり、完成度を優先してロールアウトを遅らせたECTSF計画側とは対応は真逆と言えよう。 結果ロールアウトしたばかりの頃のラファールは使える武装が限られ、未熟な性能のAIを搭載した駄作機という評価が付けられてしまった。 この評価の部分において史実のラファールとタイフーンの評価が逆転しているのは面白い情勢である。 余談であるが、第三世代戦術機は高性能AIの搭載によって機体コストの高単価化が第二世代よりも進んでいる世代である。 このためラファールは半端な性能という悪評と、無駄に高い機体コストの二重苦に喘ぐこととなり、後方国家への輸出も低調に終わることとなってしまう。 対してタイフーンは同じく高単価な機体であったが、ラファールと違いこれと言った悪評もなかったため、政治的バランスから日ソ系機ばかりを仕入れたくない後方国家相手に良く売れるなど、商売においても史実の同名戦闘機と関係性が逆転することとなる。 408: トゥ!ヘァ! :2022/05/09(月) 18 43 29 HOST FL1-119-244-228-153.kng.mesh.ad.jp 投下終了 本当はソ連戦術機も加えたかったのですが、少々量が多くなりすぎたので分割。
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499: 弥次郎 :2020/06/06(土) 17 13 42 HOST p2580066-ipngn200609tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp 憂鬱SRW IF 融合惑星編SS リンクスたちの日常とお仕事4「有澤隆文の場合」 有澤重工は大日本企業連合でも上位に食い込む、押すに押されぬ大企業である。 重工業を中心とした事業を展開し、自動車、鉄鋼、化学、金属加工業などの分野において大きなシェアを持つ。 その企業活動は大洋連合や地球連合全体にも及んでおり、一般市民の生活から国防を担う軍まで幅広い。 殊更に、その軍需面でのシェアは大きい。軍用車両からAFや艦艇の装甲、人が用いるものからAFクラスまで大小様々な火器の設計・開発・製造。 そしてその流通と販売、その後のアフターサービスなど多岐にわたっている。 さて、この融合惑星β世界大日本帝国に有澤重工のトップたる有澤隆文が足をわざわざ運んだ理由は、新たに完成した工場の落成式に出席するためであった。戦術機関連だけでなく、通常兵器も含んだ複数のラインを抱えるそれは、大洋連合とその傘下にある企業から技術供与や資本提供を受けた複合工場だ。特に有澤が絡んでいるのは00式戦術支援砲撃車 日向見の製造ラインだ。 戦術機としては初のタンク脚部を採用し、機動力と引き換えに高い砲撃能力と高いペイロード能力を有するそれは、新型戦術機の配備に伴い旧式化していく古い戦術機たちの受け皿ともなり、尚且つ今後の大日本帝国のドクトリンの要ともなる戦術機だ。 既にガンタンクなどの戦闘データや富士教導隊などに先行納入・配備された日向見の運用試験データはかなりそろいつつあり、あとはユーコン基地でのデータとあわせることで制式生産型へとシフトする予定となっている。 有澤重工が提供できる戦術機としては、まだまだ日向見は駆け出しというか、タンク型戦術機の先駆けに過ぎないものととらえている。 タンク脚部がいまだにACや一部兵器の脚部として採用され続けているのも、相応の理由と納得できるだけの性能を持っているがためだ。 戦術機に限ったことではないが、この融合惑星への進出はまだまだ始まったばかり。有澤重工も、その波に乗ろうと策動している最中だ。 式典そのものは極めてスムーズに進んだ。協賛した企業や軍関係者が挨拶を行い、自分もまた有澤重工を代表してあいさつを行う。 そしてその後は、軽い立食パーティーに移行する。ここからが、ある意味本番だ。帝国の重工業を担う各企業や財閥の関係者が挨拶に来るのである。 そうして始まるのは、晴れやかな場とは少々似合わない、激しい商戦だ。隆文自身が応対することもあれば、連れてきている人員が対処することもある。既にこういった外回りを社長自らやることは既に社風としてしみ込んでいるもの。 だからこそ、彼らは異なる惑星の、異なる歴史をたどった「他国」日本でも超然とした態度を崩さずにおれるのだ。 式典が終われば、次の仕事が隆文ら経営陣を待ち受けている。前後を固める警護の車と共に隆文らは車で移動していく。 融合惑星への出張をしている間にも、本星たるC.E.世界地球では着々と情勢が動いているので、移動している間でさえもそれを受け取る必要がある。 無論有澤重工は隆文のワンマン経営というわけではなく、副社長や社長夫人である薫、その他重役らが控えているので安心できる。 500: 弥次郎 :2020/06/06(土) 17 14 25 HOST p2580066-ipngn200609tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp かといって、隆文がいきなり欠落して大丈夫かと言われたらそれはNOである。最高責任者という地位は決して軽いわけではない。 寧ろ、重たいのだ。人一人が背負うにはあまりにも重すぎるほどに。彼の長男である義文とその許嫁であり養子でもある鴨川桜子、この二人がいずれ結婚することを認めたのも、個人の情だけでなく、有澤の長としての判断も交えてのことだ。 義文ただ一人では難しくとも、桜子との二人三脚ならば有澤を背負っていける。そう判断したのだ。 有澤という企業は、その企業規模から、社員や取引先の企業、あるいは取引を行う軍や国家などにまで多大な影響を与えうるのだ。 「……無粋な者がいるな」 そのつぶやきは、唐突で、低く、重低音。 隆文は移動する車につかず離れずでついてくる無粋な連中がいることを悟っていた。彼は経営者であると同時にリンクス。 戦場で一騎当千の働きをする山猫だ。そんな彼が、そういった意思を感じ取れないはずもない。 無論、大日本帝国側が好意で派遣している護衛と考えるのもおかしくはない話だが、生憎と有澤重工は自前の要人警護部門を持つ。 というか、有澤重工は軍事企業でもあるので、そういった自分達が使うものは自前で開発し、用意できるほどの規模とノウハウを持っている。 例えば、隆文らが乗る車は外見こそ一般的な高級車だが、下手な装甲車を凌ぐ耐久性を誇る要人専用車で、戦車砲の直撃にも耐えると自負している。 また、一見高級な車の内部各所には武装が収納されており、いざとならば正規軍相手でも時間稼ぎをすることができる。 そう言ったこともあって大日本帝国側の護衛はよほどのことが無い限り断っているし、もし警護が自分達に張り付くならば、専用のチャンネルを介して一声連絡を入れてほしいと伝えてある。だが、今日は特に連絡はなかった。 そして、今日はその「よほどのこと」ではない、ただの工場の落成式への出席に過ぎない。つまり。 「社長…」 「うむ、対処は任せる…」 車内で短い会話がなされ、静かに前後の車両の中で準備が整えられ始める。 要人警護とは、単に不審者を守るだけが仕事ではない。時として攻勢的になり、襲撃者を払いのけねばならないのだ。 だから、例えば警護の車のトランクルームに戦闘用アンドロイドが控えていたとしてもおかしくないのである。 車は準備を整えながらも、急に進路を変更しながら増速した。それに慌てたのか、追跡者達も追跡を速めてきた。 だが、それはあまりにも露骨すぎて、分かりやすすぎる行為だった。まるで、疑ってくださいと言わんばかりの行為の選択。 せめて、もっと人員を配置するとか、あるいは襲撃を感づかれないようにすべきだったのだろう。ともあれ、である。 「慶事に水を差す輩に慈悲などいらないだろう……」 その言葉が、鎮圧の始まりとなった。 そして10分と経たず、無粋な連中は全員お縄頂戴となったのであった。 501: 弥次郎 :2020/06/06(土) 17 15 40 HOST p2580066-ipngn200609tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp 以上、wiki転載はご自由に。 社長もお仕事が忙しいのです… 次はタケミーか流星君か、あるいはほかの企業のトップランカーとかですかねぇ… 502: 名無しさん :2020/06/06(土) 18 01 44 HOST ntfkok060208.fkok.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp 乙です。 499の 戦術機に限ったことではないが、この融合惑星への進出はまだまだ始まったばかり。有澤重工も、 この後に続く文が消えてると思うのですが…。 503: 弥次郎 :2020/06/06(土) 18 05 38 HOST p2580066-ipngn200609tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp 502 これは失礼を…転載時修正をお願いします ×戦術機に限ったことではないが、この融合惑星への進出はまだまだ始まったばかり。有澤重工も、 〇戦術機に限ったことではないが、この融合惑星への進出はまだまだ始まったばかり。有澤重工も、その波に乗ろうと策動している最中だ。
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92: 弥次郎 :2020/02/22(土) 20 30 49 HOST p2580066-ipngn200609tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp 憂鬱SRW IF マブラヴ世界編SS「Zone Of Twilight」短編集4 Part.8 沈黙の巨人たち 今度こそ、沈黙が場を支配していた。 アルゴス小隊とその関係者、ユーコン基地の司令官であり連合との技術交流などを管轄する立場として国連から派遣されたクラウス・ハルトウィック、ボーニングからの出向者であるフランク・ハイネマン、その他大勢のスタッフたち。その誰もが、演習の途中から沈黙を作り続けていた。 一対一の異色の演習ということで最初は期待が高まっていたのだが、蓋を開けてみれば、とんでもない戦術と、あっけない幕切れに終わった。 「……ぶっ飛んでやがる」 しばらく続いた沈黙を辛うじて破ったのは、ヴァレリオの一言だった。 衝撃という言葉を形としたような、そんな出鱈目な演習内容---近接武器のみでの戦闘、セオリーをガン無視した戦術の展開、ヴァリアブル・イーグルを超える機動戦闘、近接格闘武器の投擲による攻撃---は、歴戦の彼らをして、目を見張るものがあった。 というか、なんじゃありゃ、である。唯一ユーコン側で、というかβ世界側で「知ってた」と諦念をあらわにしているのは、ユーコン出向前に散々訓練を共にしてその出鱈目ぶりなどを把握しているホワイト・ファング試験小隊の篁唯衣のみであった。 (もう……勝ちは確かに勝ちですけど、これを気遣いにするなんて…!) 唯衣は辛うじて『気遣い』のことを理解したが口に出すことはなかった。 タケミカヅチの戦術勝利ともいえるこの演習結果を鑑みる限り、ユウヤが喧嘩を売ったことを考慮したとしても、ユウヤがそれほど責められることはないだろうと判断していた。何しろ、これは誰がとられても同じように圧倒される未来が見えるからだ。 もっと簡単に言えば、初見殺しにやられたわけでユウヤの敗北は仕方がないのである。勿論タケミカヅチならば真っ向からでも勝てる。 だが、それをあえて避けることでユウヤの名誉を守った。やり方は少々普通とは違い過ぎるのだが。ともあれ、ちゃんと勝利を取ってきたし、怪我もなく終わって何より。唯衣はそこだけはほっとしていた。 「あー…篁中尉、よろしいだろうか」 一人平然としていた唯衣の態度に何か気が付いたのか、ドーゥルはためらいがちに尋ねる。 「はい、なんでしょうかドーゥル中尉?」 「篁中尉は……ああなることを予想出来ていたのかね?」 ああなる、即ち、2回の演習で示された、連合側の衛士の圧倒的勝利。 衛士の能力の差、戦術機の性能差、戦闘戦術の差、そして衛士の戦術機への理解の差。あらゆる要素が絡み合い、結果となった。 「…はい、形こそこうなるとは知りませんでしたが、ブリッジス少尉とマナンダル少尉が敗北することは予測できていました」 恐らくユーコンの衛士たちにとってはそのどれもが驚きだったのだろう。だが、唯衣はそれに対するある種の耐性があった。 だから、やや躊躇いながらも、唯衣は演習の結果について自分の意見を述べていく。 「どちらの演習においても、衛士が選択した戦術という要素はありました。特にタケミカヅチ少佐の場合は。 ですが、根本には、戦術機の性能差と技術差による隔絶が存在しています」 「……それほどに?」 「ヴァリアブル・イーグル、蜃気楼……そのいずれも、原型機の性能を大幅に超えていることは間違いないでしょう。 よほどの衛士でなければ、その差をひっくり返すことは不可能かと思われます」 「そんなにかよ…」 「はい。相手が悪すぎたかと思われます。今後、両機の性能については実際に体験していただいて理解していただくことになりますが、如何にF-15Eが第二世代最強と謳われていようと、正直な話、蟷螂が戦車に挑むようなものです」 「無謀、か…」 「いっそすがすがしく言い切りましたな」 加えて、と唯衣はもう一つの要素を、決定的に違う要素を告げた。 94: 弥次郎 :2020/02/22(土) 20 32 41 HOST p2580066-ipngn200609tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp 「今回演習に出場した連合の3名の衛士は、間違いなくこのユーコン基地にいる衛士の中でもトップクラスの実力者であり、その経験は連合の人員を除けば誰よりも多いと断言できます。例えば…そうですね」 ちらりと唯衣はハンターの方へと視線を送り、頷きを返されて断言をした。 「大西洋連邦より出向していただいているハンター中佐は連合の運用する機動兵器の黎明期からの古参であり、常に最前線で戦い続けた衛士であります。 分かりやすく例えるならば、世界初の戦術機であるF-4 ファントムの開発と初期の運用に関わり、その後、対BETA戦線の最前線で戦い続け、軍の教導および戦技研究を行うアグレッサー部隊に現在属しているようなものです」 「ハァ!?なんじゃそりゃ…!」 「……!?」 「マジのトップガンかよ…」 ほぼ全員の視線が話題となったハンターへと向けられるが、そのハンターは笑って唯衣をたしなめた。 「話を盛りすぎだぞ、篁中尉。軍に命じられたことをやっただけだ」 「いえ、事実を言ったまでです、ハンター中佐殿。それほどの歴戦の勇士なことは間違いないです。 また、ユノー中尉は、若くしてそのアグレッサー部隊に属する才媛……戦歴は短いですが、登用されるだけの実力者です。 同じ階級の中尉を拝命していますが……正直、ユノー中尉には同じ戦術機を使っても勝てる自信がありません」 その説明で、ようやくアルゴス小隊もユノーの異常さに気が付いた。最前線のアグレッサー部隊に唯衣とそう変わらない外観年齢で配属、それが単なる優秀な成績を収めたエリートだからという理由ではないはずだ。少なくとも、最前線でハンターらに追従ができるということである。 実際、ハンターはツーマンセルを組む際に迷いなくユノーをエレメントに指定したわけであるし、タリサとの一対一はほぼ彼女がリードし、想定通りに動きを組み立てられたのが窺えた。これだけの証拠があって疑う余地はほぼないだろう。 「最後になりますが、タケミカヅチ少佐は……傭兵というカテゴリーに属する衛士です。 傭兵と言われますと正規軍に実力や社会的信用に劣ると思われがちですが、連合においてはそうではありません。 その実力と過去の戦歴、信頼性などが正規軍並に高いと評価されるからこそ、軍へ出向した際に少佐の階級を与えられるのです。 少佐の経歴については長くなるので省きますが…もし正規軍に入ればハンター中佐のような厚遇を以て迎えるべき逸材です。 事実、大日本帝国においては連合からスカウトできないかという話が真面目に検討されるほどです。ご本人としては、自分の思うように自由にやりたいとのことで傭兵業を営まれているのだとか…」 全員の目がモニター越しに蜃気楼へと、コクピット内部のタケミカヅチに集中するのを見ながらも、唯衣は何とか説明を終える。 正直なところ、説明しきるのがどうしても難しいのだ。自分とて、トヨアシハラにおけるレクチャーや訓練が無ければ理解もできなかっただろう。 この場にいる人間に納得ができるような説明をたった一人でやろうというのは、あまりにも無謀が過ぎる話というもの。 だから、唯衣は説明をここで区切ることにした。予想外の演習があったにせよ、顔合わせや実力の紹介などは出来ただろう。 「正直なところ、ここでは説明しきれないのです。 そも、我々の主任務は戦術機の開発およびその試験……連合そのものと連合の衛士については、また続きを別の機会としたいのですが、よろしいでしょうか?」 「そうだな…ありがとう、篁中尉」 ドーゥルは礼を言うと深い吐息を吐き出す。ユウヤについてはもう責めるに責められないと判断していた。まあ、一言いうくらいで納めてやろう。 まだまだ連合についてはまだ未知のところが大きい。唯衣がこういっているのだから、また明日以降、時間を見つけて聞き出していかなければならない。 衛士としてだけでなく、個人としてもドーゥルの興味は尽きることはなかった。意外な経歴を持つ彼らの事は、もっともっと知りたいのだ。 「本日のカリキュラムはここまでとする。各員、配布された資料の閲覧を十分に済ませておくように。解散!」 その言葉をアルゴス小隊関係者は当然のこととして受け入れた。 ドーゥルだけではなく、彼等もまた、興味を持ったのだ。惰性で、命令で組む相手以上の興味を連合に対して。 95: 弥次郎 :2020/02/22(土) 20 33 18 HOST p2580066-ipngn200609tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp Part.10 技師の本懐 「厳重なことですな」 幾度目かのセキュリティーゲートを通り抜けた車の中で、ハイネマンは呟かざるを得なかった。 解散が命じられた後、ハイネマンは大西洋連邦のハンターに呼ばれ、ともに連合の区画へと足を踏み入れることになった。 それは元々の計画にあったことであったことで不思議はなかったし、ハイネマンとしても興味があったことだ。 殊更、今回のユーコンでの開発において首席開発衛士を務めることになるユウヤ・ブリッジスを圧倒した連合の戦術機やその技術には。 だが、ハイネマンとしてはここまで厳重な警備を連合がしているとは思わなかった。二足歩行の兵器や重武装の兵士が固めるゲートはいくつもあり、それらを通過するたびに本人確認や情報の照らし合わせなどを行っていて、ついでに手荷物検査などを受ける羽目になった。 それだけ警戒されているのか、と思うと少し残念ではある。まあ、アメリカという国家は頼りにされる一方で嫌われてもいる。 それは仕方がないことで、実際同盟国であったはずの日本で起こしたアメリカ軍の行動は非難されても仕方がないものであった。 そのアメリカの国民で、尚且つ戦術機というものを軍に卸す会社の技術者ともなれば、どうしても警戒している体をとらなければならないのだろうと予測する。 「申し訳ない、ハイネマン技師。連合は正直なところ国連やアメリカをあまり信用できていないのです」 「いえ、ハンター中佐は悪くはありません。我々がそれだけのことをしてしまったのもまた事実でありますから…」 同席しているハンターの謝罪に、ハイネマンは鷹揚に応える。 「それに、私としては門外漢なのですが、各地でテロリストが出没しているとのうわさもありますから、これくらいは当然かと」 「は、理解を頂けるのはありがたいことです。実際、機密を盗まれては契約に響いてしまいますので」 そう、契約だ。大西洋連邦はXF-15Vの開発にあたって、アメリカ政府と軍、それに開発元のマグダエル・ドグラム社と契約を交わしているのだ。 大西洋連邦に対してF-15の素体とその派生機のデータなどを提供する見返りに、大西洋連邦は開発した戦術機を納入し、また開発や改修時において用いた技術を開示して技術を供与するという契約。アルゴス小隊で試験してもらうことになるが、ここには国連に影響力を持つアメリカの意思も大きく絡んでいる。そも、アルゴス小隊にユウヤが派遣されたこともそれに付随することなのだ。 「しかし、ハンター中佐。あそこまでブリッジス少尉を打ち負かしまうとは思いもよりませんでしたよ」 「いえ、あのくらいは……正直なところ、もっとできる衛士と戦ったこともありますので、正直、ブリッジス少尉には落胆しました」 「……米軍のエリートを凌ぐ衛士とお会いになったことが?」 「ええ、アラスカに来る前の、大日本帝国で。大西洋連邦に対してヴァリアブル・イーグルのライセンス契約を大日本帝国が求めてきましたので、そのスペックを示すための演習を行いました。あの操縦は、おそらく戦術機の限界ギリギリまで迫ったものでしょうな。 あれくらいはやって来るのだと思っていましたが……」 「……ぜひお会いしたいものですな、その衛士に。戦術機の限界に迫る猛者に」 「機会があることを祈っております」 96: 弥次郎 :2020/02/22(土) 20 35 44 HOST p2580066-ipngn200609tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp やがて、ハンターたちを乗せた車は大きくハッチを解放したサンダーバード級空中輸送機の格納庫内へと滑り込んでいく。 中に入れば、そこに並ぶ多くの人型兵器を拝むことが出来た。外側からは見えない、大西洋連邦が持ち込んだ幾多の巨人たちの姿を。 全高は戦術機とそう変わらない。パッと見たところの外見も、人のような四肢を持っていることも変わっていない。 だが、印象はだいぶ違う。戦術機が航空機の様な空力学的な面に基づいた外見設計をしているならば、こちらはより人型らしく、より人間をそのままスケールアップしたような設計が窺える。集約されたスラスターや飛行翼らしきものがついているのは戦術機に近いのだが、それはあくまでも外側から足したような印象だ。戦術機のように組み込んだようには見えない。 「あれが……」 ハイネマンの視線に気が付いたのか、ハンターは並んでいる巨人たちの紹介を行った。 「大西洋連邦をはじめとした地球連合の主力人型機動兵器……我々はモビルスーツと呼称していますが、その一つです。 今回こちらの基地での任務において我々はウィンダム・パルサーを持ち込んでおります」 「モビル、スーツ…」 「形式番号GAT-04RP。大西洋連邦においてはかつて主力MSとして配備され、その後主力の座を譲ったMSであります。 とはいえ、数的にはまだ多く、改修を繰り返しながらも運用を続けております」 「モビルスーツというのを、連合では主力しているのですか?やはり戦術機というのは新しく導入されたものだと?」 「はい、戦術機とはカテゴリーが違う兵器です。残念ながら、現行の戦術機と我々のMSの性能差は著しいものがあります。 正直なところ、戦術機というのはこの惑星のこの世界において初めて見ることになりまして、まだ日が浅いのです。 実際、我々は開発段階のテスト操縦において戦術機を壊してしまいましてな…機体が追いつかない無茶な操縦をしてしまったくらいで…」 「なんとまぁ…」 それは初耳だ、とハイネマンは目を丸くするしかない。 アルゴス小隊の衛士たちの反応から見るに、XF-15Vはこれまでの戦術機を、素体のF-15を凌駕する機動性や運動性を見せていたので、てっきりあれが彼らの実力なのだと思っていたが、実際のところは「戦術機が耐えられる操縦」まで手加減していたのにこちらの常識を超えていた、ということなのだ。 それだけ彼等の操縦の技術や反応能力は優れており、MSの性能はそんな無茶苦茶な反応や操縦に追従できるほど優秀ということ。 それはつまり、彼等との技術を含めたすべての面における差が絶望的なまでにひらけているということだ。 (彼我の差は、想像以上に隔絶している……) 少し気が遠くなりそうな話だった。30年近く続く対BETA戦のなかで戦術機というのは磨かれてきたものだと自負しているが、どうやらその歩みは彼等からすれば牛歩の如く鈍い物だったようだ。でなければ、この短期間で戦術機を模倣し、習熟してしまうことなどできはしない。 自分もどこか彼らを侮っていたのかもしれない、とハイネマンは自嘲するしかなかった。あの演習の動きを見てわかったつもりだったとは。 自分はその立場などから早くに知ることが出来たが、アルゴス小隊をはじめとしたこの基地の衛士たちが知るのはいつのことになるのだろう。 97: 弥次郎 :2020/02/22(土) 20 36 51 HOST p2580066-ipngn200609tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp だが、同時にそれはこちらが彼等から学ぶことが多いということである。 自分はもともとそのために、XF-15Vを通じて連合の技術やノウハウを吸収するために派遣されてきたのだから、本懐と言える。 それに、今回、連合からの出向群は戦技研究や指導も兼ねているのだ。恐らく、今は簡単にあしらわれてしまうレベルのユウヤも化けることだろう。 というか、だ。 「ブリッジス少尉の技量はまだ不足がありましたか…」 「ええ、ですが、鍛えがいがありますよ」 ハンターは愉快そうに笑う。ああいう跳ねっ返りは歓迎だ。空軍パイロットだったハンターからすれば、航空パイロットがそういう人間なのはある種当たり前。 自分から喰らいついてくるような、そんなタフネスや反骨心のある人間でなければ、早々に脱落してしまう厳しい世界。 だから、ああいう態度は大歓迎だ。だが、ハイネマンは笑うハンターの姿に獰猛な獣をイメージしてしまった。 ハイネマンがこれまで接したことの少ないタイプ---ある種の戦争狂、あるいは戦闘狂---だから無理もない。 「ともあれ、ブリッジス少尉のことはお任せください。本人としてはプライドを圧し折られてへこんでいるでしょうが、引っ張り出してやりますので」 「お手柔らかに…彼は首席開発衛士ですので」 「大丈夫ですよ、はっはっはっは」 ハンターの笑いが、少し怖い。ハイネマンは正直にそう思った。 ともあれ、とハンターは停車した車から降りるようにハイネマンに促しながら、 「ハイネマン技師としては、こちらの方がより重要でありましょう」 「そうですな…」 示された先、そこには先程まで演習場を縦横無尽に動き回っていたヴァリアブル・イーグルが並んでいる。それだけでなく、分解状態にあり、内部構造をあらわにしている状態のXF-15Vもあり、あるいは、一部部位だけを取り外して見やすくしている状態のものもある。 それらすべてが、今日ここに招かれたハイネマンのために用意されたものだった。 「では、有意義な時間といたしましょう」 「ええ、よろしくお願いいたします」 その日から、ハイネマンの宿舎への帰還は夜間まで遅れることとなった。 98: 弥次郎 :2020/02/22(土) 20 38 45 HOST p2580066-ipngn200609tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp 《メカニック紹介》 XF-15V ヴァリアブル・イーグル 《諸元》 設計・開発:マグダエル・ドグラム 大西洋連邦 世代:第2.5世代戦術機 生産体制:試作量産型機 装甲材:スーパーカーボン材(バイタルパート及び一部に強化スーパーカーボン材) 防御塗装:半透臨界膜 OS:大西洋連邦製XM-3亜種型OS 搭乗員:1名 《固定武装》 頭部12.7mm重機関銃×2 腕部グレネードランチャー/GAU-90A腕部20mmガトリングガン MZ-06 ASM(対小型種榴散弾地雷)発射管×3(胸部3連装×1 腰部3連装×2 膝部2連装×2) 《基本武装》 AMWS-21 戦闘システム×2(兵装担架に2門搭載可能) GR-F15 60mmグレネードランチャー Type-201 バトルブレード Type-200 ショートブレード MR-1 ハンドグレネード 《オプション》 バッテリーパック プロペラントタンク 《概要》 大西洋連邦が開発したF-15イーグル系列をターゲットとした近代化改装キットの初期型で改装した姿。 大洋連合が蜃気楼という次世代機を開発する一方で、大西洋連邦はマブラヴ世界の技術の更新の速度が、その国力や情勢故に遅くなってしまうだろうということを予見していた。確かに質的な面では蜃気楼は優れてはいたのだが、 その質の高さ故に導入のハードルは非常に高かったのである。 そこで、既に地球で出回って久しく、生産数的にも非常に多いF-15をターゲットとした大西洋連邦はアメリカ合衆国と、というよりも開発元であったマクダエル・ドグラム社を吸収合併したボーニング社と交渉し、近代化改修のキットの開発を引き受けた。 同じアメリカということもあって、交渉は比較的スムーズに進行し、F-15及びその系統の運用データの提供を受けた。 改装にあたり、まずマブラヴ世界の最前線国家でも導入がたやすい、というハードルの低さが定められた。 一方で、技術的な限界からマブラヴ世界では不可能な部分を実現するという目標も同時に定められ、これの導入によって、マブラヴ世界の技術の発達を促すという趣旨があった。 99: 弥次郎 :2020/02/22(土) 20 39 58 HOST p2580066-ipngn200609tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp 設計は大西洋連邦のGAをはじめとした企業の協力の元で実行に移された。 まず提供を受けた図面及び運用データなどをコンピューターで議論させ、設計の意図や問題点・改修点の洗い出しとその対応策の候補を絞った。 そしてその候補を技術的ハードルなどを考慮に入れて篩にかけ、仮の設計案などとあわせて再び議論させ、全自動CAD/CAMシステムによって設計を行った。 この結果、設計と開発は1カ月もかからずに終了し、初期ロット分が速やかにアメリカ軍およびボーニング社へと納入されることとなり、連合の技術や力その吸収速度の速さから大きな驚きを与えることとなり、また発揮できるスペックからも関係者の度肝を抜くこととなった。 まず稼働時間や出力を強化するためにMSで培われたバッテリー技術が導入された。とにもかくにも高出力化をしなければ、動きが鈍いままにBETAに取り囲まれてしまうと判断されたためであった。しかし、内部骨格のMSなどと異なり、セミモノコック構造の戦術機では内装関連のパーツがかなり機体内部に押しこまれているため、大胆な改装を抜きに組み込むことは難しく、背部にバックパックとして外付けすることで解決としている。これにより通常の戦闘で発揮できる馬力と活動時間の大幅な向上を実現している。 また、機体の機動力を担う跳躍ユニットなどのエンジン部はC.E.側の技術指導によって高性能化を実現した。 高出力化に合わせ、バランスを維持しやすくするために推進翼及びスタビライザーの大型化やセンサー系統の強化が施され、機体制御の難しさを下げている。 他にも、駆動系やバイタルパートにはスーパーカーボンの剛性などを強化した強化スーパーカーボンが採用されており、機体の剛性や耐久性を高めた。 武装は基本的にF-15イーグルに準じている。これもまた各国が生産して抱えている在庫に配慮したものであり、主兵装は変化がない。 一方で、対小型種の跳躍地雷(榴散弾地雷)や頭部の12.7mm重機関銃を利用した近接機関砲の導入による自衛力の強化が図られており、 戦術機の被害でも割と大きな割合を占める小型種対策にリソースを割いているのも特徴である。そのほか、一般的な戦術機の武装やグレネードランチャーなどを採用。ここら辺は大洋連合と歩調を合わせているようである。 F-15とその発展形の戦術機ならば比較的低コストで導入がたやすいということから、試作段階ながらも各国で運用されるF-15シリーズに急速に導入され、同じく大西洋連邦が開発・配給を開始したF-4およびF-5をはじめとしたFシリーズ向けの近代化改修キット共に普及、前線での死亡率の低減とBETAの撃破数の増加に貢献した。ファーストロットの自社でのテストや各地からのデータを見たマグダエル及ぶ軍の一部は、アラスカ ユーコン基地での試験運用や同基地で開発が進むF-15/ACTVとの比較検証を指示。連合技術の吸収も合わせ、開発衛士の派遣を決定した。 アメリカの最新鋭機であるF-22の開発に関わった衛士によってお墨付きを与え、制式化つまりXナンバーを取り払うことで箔を付けるつもりいる。 また、このXF-15Vをアップデートキットによる改修ではなく、全面的な技術導入によって完全体とする計画も同時に進んでおり、ここにはボーニングから出向しているフランク・ハイネマン技師を中心とした開発チームが関わっているとされている。 しかし、これが指示された一方で米軍や政府および議会においてはカタログスペックの点でF-22に劣っていることや連合の持つ技術に懐疑的であったこと、マーキンベルカーをはじめとした企業のロビー活動の影響、そして、最前線国家と後方国家の戦術機需要の違いからあまり肯定的に受け入れられはしなかった。 最も大きい理由としては、合衆国の影にいるAL5委員会にギャラクシー船団残党が提供した(という体をとった)F-22改のスペックと甘言に乗ったことが影響している。 100: 弥次郎 :2020/02/22(土) 20 40 35 HOST p2580066-ipngn200609tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp 《武装解説》 頭部12.7mm重機関銃×2 頭部に内蔵された近接防御機関砲。至近距離もしくは機体に張り付いたBETAの排除に使われる防御メインの火器。 威力はそこまで高くはないが、戦車級までのBETAならば簡単に撃破可能である。 腕部グレネードランチャー/GAU-90A腕部20mmガトリングガン 前腕部に搭載される選択式の火器。 メインウェポンのロストあるいは弾切れの際のフェイルセーフとしての意味合いが強い。どちらも口径は小さいが、その分装弾数などは多い。 MZ-06 ASM(対小型種榴散弾地雷)発射管 機体各所に搭載された跳躍地雷を発射するユニット。元々はMSに搭載されていた対人・対兵器装備であったが、小型種のBETAに対しても有効であると判断され、防御用装備として採用されている。 AMWS-21 戦闘システム×2(兵装担架に2門搭載可能) 米軍の一般的な戦術機用火器。特に変更はない。 GR-F15 60mmグレネードランチャー 戦術機用に開発された手持ちのグレネードランチャー。 空中炸裂弾やBETAの表面に突き刺さって爆発する徹甲炸裂弾など各種バリエーションを揃えている。 120mm滑腔砲と比べれば威力は低いのだが、取り回しは良く、携行段数も多いという利点を持っている他にも、手持ち火器としてだけでなく、肩部追加懸架ユニットに搭載して疑似的な固定火器として運用することもできる。 Type-201 バトルブレード Type-200 ショートブレード 連合系の戦術機で共通して採用されている近接格闘武器。 米軍のドクトリンには合致していないのだが、開発に携わった大西洋連邦は、米軍の戦術機の持つ近接格闘武器が貧弱というのはいつ起こるか分からないBETAの進化を警戒すれば無警戒にもほどがあると判断され、これを補うべく採用されている。 大日本帝国や統一中華の用いるそれらほど扱いは難しくはないバランス重視な武装であるため、短期間で扱いを習得できると判断された。 MR-1 ハンドグレネード リアスカート部やサイドスカート、膝部などに収納されているグレネード。 単なる爆発による破壊を行う手榴弾というよりは、散弾をばら撒くことによって破片効果を高めたもので、集団で迫って来るBETAに対して使用することを前提に設計していることが窺える。手に取って投げる以外にも、 固定部位から直接落としてから素早く回避運動を行うことで自機周辺のBETAの一掃など応用が利く。 ただし、使いどころや効果が跳躍地雷などと被っていて、比較すると携行数で劣るという難点も。 101: 弥次郎 :2020/02/22(土) 20 42 12 HOST p2580066-ipngn200609tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp 以上、wiki転載はご自由に。 めっちゃ投稿に時間がかかりました、すいません… 板がとても重いですな… これで演習までは終わり。次からは原作イベントをこなしながらもSMSの合流とか描いていきます。 というか、ようやくここまでたどり着いたのにまだまだ先は長いですなぁ…ユーコン襲撃までどれほどかかるやら。 ともあれ頑張っていきますのでお付き合いくだされば… 188: 弥次郎 :2020/02/25(火) 11 48 18 HOST p2580066-ipngn200609tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp 転載時、憂鬱SRW IF マブラヴ世界編SS「Zone Of Twilight」短編集4の修正をお願いします 98 ×開発元であったマクダエル・ドグラム社と交渉し、 〇開発元であったマクダエル・ドグラム社を吸収合併したボーニング社と交渉し、 99 ×マグダエル・ドグラム社へと納入 〇ボーニング社へと納入 以上の通りお願いします
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812 名前:弥次郎[sage] 投稿日:2024/02/16(金) 00 59 14 ID softbank126036058190.bbtec.net [105/137] 憂鬱SRW 融合惑星 マブラヴ世界編SS「オペレーション・トライデント」4 C.E.世界 融合惑星 β世界 β世界主観1999年9月14日 6時21分 セイロン島 ベラビル UNカラーに塗装された戦術機F-4EおよびF-15E、そして自走砲や戦車といった機甲戦力が並ぶ沿岸部の防衛線は非常に奇妙な緊張感の中にあった。 弛緩しているわけではなく、かといって張り詰めているわけでもない。 現状況---つまり今の戦闘における区分としては立派に戦闘態勢にあり、誰もが上陸してくるであろうBETAに備えている状況だ。 BETAがどこから上陸をしてくるかはおおよその予測しかできないために、各地に防衛地点を設置しつつ、遊撃戦力が情報に基づいて駆けつけるという形となった。 然るに、ここにいる面々はいざとなれば救援が駆けつけるまで死守しなくてはならないのだ。 (なんだかなぁ……) コロンボ国連軍基地第23戦術機中隊「オルフェウス」に所属するオランダ人衛士のアルヴィン・デ・ベールはその奇妙な感覚に体をもぞもぞさせた。 戦術機のコクピット内は狭いのでそこまで自由に動けるわけではないのだが、腰の座りが悪いというか、居心地の悪さがある。 今、BETAは自分の属する中隊の布陣する沿岸部に上陸してきている。 故に自分たちはそれの迎撃を行っている。自走砲や戦車などの攻撃を抜けてきた個体を順次処理していくのだ。 「少なすぎるだろ……」 だが、問題は余りにもその数が少ないことだ。 いや、少ないことは非常に助かる。こちらが十分な数を揃え、相手が少ないならば十全に処理することができる。 そのおかげもあって、第23戦術機中隊の脱落者は戦闘開始から未だに0、というか戦術機だけでなく機甲戦力の損耗も0であった。 なぜ大規模侵攻にあってここまで数が少ないのか? それはともに防衛線を構築している地球連合軍の攻撃があってのことである。 まず、陣地より後方に控えるスケールを間違えたかのような巨大な陸上艦艇からの砲撃が、インド亜大陸を耕してBETAを減らしている。 光線級による迎撃を潜り抜けるそれらで、大量に押し寄せるはずのBETAは過半が消し飛んでしまっているとのこと。 そして、目の前の海の中で動く海軍戦力が水中でも迎撃を重ねているらしい。 その結果がこれだ。抜けてきたBETAの数はごくわずかで、その迎撃も地球連合軍が協力してくれる。 やることがないのだ。警戒はしているが、よほどのことがないと動きがなく、これが戦闘なのかと訝しんでいるほどに。 『CP、こちら第23戦術機中隊オルフェウス1。敵の侵攻の兆候はないのか?』 『こちらCP。地球連合とのデータリンク情報は共有しているはずだが?』 『あまりにも少なすぎる、こっちの仕事が無くてな』 中隊長とCPの通信が聞こえてくるが、まさにその通りだ。 あちらからの観測情報などはデータリンクで共有され、戦術機に乗っている衛士にも確認できている。 その観測情報が正しいならば、最早海中でほとんどのBETAが駆逐されてしまい、上陸までこぎつけるBETAがほぼ0なのだ。 『CPよりオルフェウス1へ。地球連合軍に問い合わせてみたが、海軍が水中ではしゃいでいる結果だそうだ』 『噂の水中戦闘が可能な兵器か』 『ああ、イントルーダーと何が違うと思っていたが、やるようだな』 水陸両用と聞くと、イントルーダーを知っている。 だが、より正確に言えばイントルーダーとは水陸両用戦術機というより、可潜戦術機だ。 島嶼の奪還などにおける強襲揚陸と橋頭堡核という目的のために開発されており、水中では戦闘ができない。 そんな限定的な能力の戦術機に対し、ザフトのゾノⅡや共同開発機構のアクアジムⅢは当然だが水中で戦闘可能なのだ。 813 自分:弥次郎[sage] 投稿日:2024/02/16(金) 01 00 02 ID softbank126036058190.bbtec.net [106/137] 『……何、本当か?司令部も自棄になったか……?』 『どうした、CP?』 『CPより第23戦術機中隊「オルフェウス」各機に通達、作戦が変更になった。 「オルフェウス」および随伴する機甲部隊は指定ポイントまで移動、そこで待機せよ』 『おいおい、損耗もしていないのに放棄しろってどういうことだ!』 隊長の憤りは当然だ。 仕事らしい仕事もせず任せっぱなしで時間を浪費し、その後には移動しろときたものだから。 役に立てないから引っ込めとCPに言われたようなものであるから、戦術機乗りとしては憤るしかない。 『聞け。作戦変更というか任務変更だ。 地球連合軍との協議の結果、防衛戦から反抗作戦に転じることになった』 『はぁ?』 「反抗……?」 思わずアルヴィンも呟いた。 つまり、防衛戦に終始するだけではなく、逆侵攻、失地奪還に赴くということだ。 しかし、言葉を復唱しても、衝撃的過ぎて理解が追い付かない。 『嘘だろ……』 『本当だ。予定ポイントで輸送機と合流、そのまま友軍が確保した橋頭堡に配置されることになる』 『……何がどうなっているんだ』 『こっちだって知りたい。地球連合軍が参戦してから、瞬く間に巻き返しているんだ。 ともかく、命令を復唱後、オルフェウス中隊は移動せよ。他の中隊も諸君らと合同で移動する』 CPの言葉とともに各機に詳細データが送られてきて、ようやくそれが正式なものと理解した。 けれども、まるで夢のような内容なことに変わりはない。 『オルフェウスリーダー了解。 各機、聞こえていたな?半信半疑だが、ユーラシアへ一番乗りの名誉を貰えるかもしれん。いくぞ』 『了解!』 「了解」 だが、それはそれ、だ。 守っているだけでなく、攻め込んでいけるならばこれほど待ちに待ったことはない。 早速オルフェウス中隊は移動を開始、予定ポイントで連合の輸送機であるヴァルファウと合流、準備に取り掛かったのだった。 814 自分:弥次郎[sage] 投稿日:2024/02/16(金) 01 01 11 ID softbank126036058190.bbtec.net [107/137] β世界 7時11分 インド亜大陸 旧ナガルコイル沖合 改ミネルバ級ISA戦術対応全域航行航空母艦「ディアナ」 ブリッジ ブリッジを遮蔽し、戦闘態勢にあるディアナは、先行していた部隊からの報告を受け取っていた。 海上艦艇という都合上、速力などに限度のあるタケミカヅチ級タケミナカタに先行して駆けつけたディアナは、インド南端を指呼の距離に収めていた。 既にインド大陸には複数のポイントからの揚陸が開始され、橋頭堡の確保も進められている。 そのうちの一か所の支援がディアナに任された任務であり、そこから内陸部への浸透突破とBETAの排除が任された仕事であった。 航空艦という巨大な存在ゆえに、光線級は立て続けにレーザーを放ってはいるものの、装甲に焼け跡一つ残すことさえできていなかった。 対するディアナは直撃したレーザーの角度と方位から位置を特定し、主砲などで反撃してミンチを製造しつつあった。 「揚陸艦ロードスターおよびラートリッシュより入電、『我、上陸の楔を穿った』。 また、潜水艦フェルストは艦載機の揚陸を開始したとのことです」 オペレーターからの声に、ディアナ艦長のゾーイ・フィッシャー大佐は頷きを作り、朗々と指示を飛ばす。 「了解したわ。 予定通り、前線の押上げを第一義として行動する 本艦はこのまま艦砲による支援射撃を実施、橋頭堡を維持する友軍支援を優先する。 フリーダム小隊はA装備およびB装備にて出撃して、高脅威目標の排除。ドム小隊は現地橋頭堡の防衛に回るように通達」 「了解!ブリッジより格納庫へ、フリーダム小隊及びドム小隊出撃準備!SFSも出せ!」 艦長の許可を受け、格納庫では待機していた量産型フリーダムとドム・トルーパーを要する艦載機がカタパルトへと上げられていく。 少数対大多数を想定したフリーダムにとってみれば、まさにこの状況は機体コンセプトにはまっていると言えるだろう。 「BETA群、要塞級および新種の出現を確認。観測機より座標来ました!」 「主砲、副砲、狙いは高脅威BETA。要塞級と新種をよく狙って。敵の数をできるだけ減らして負担を減らしてあげて頂戴。 砲術長、貴方の腕に期待しているわよ」 「任されました」 想定以上にBETAの排除は順調だ。 とはいえ、相手が何をしてくるか不明なところが大きい関係上、油断は許さない状況だ。 事実として、地下から新種のBETAが出現し、大量の戦力を送り込んでくるという芸当をしてきたのだから。 (脅威度査定としては低いけれど、友軍を援護しながらというのが厄介ね) MSとは比較にならない戦力である戦術機らと歩調を合わせるのは一苦労だ。 政治的要求に基づき、彼らにも戦力として働いてもらいつつ、同時に犠牲を抑えなくてはならない。 程よい手加減ができるわけでもないので、これに関しては厄介だとしか言えない。 (……やれやれ、楽にはいかないものね) ともあれ、今は艦長としての仕事に集中、とゾーイは気を引き締める。 橋頭堡の確保の後は内陸への進撃とBETAの誘引及び排除という連戦だ。 楽な相手ではあっても、長時間の戦闘となることを見越して動かなくては疲労に蝕まれる。 勝つことは必定。如何にうまく勝つかというのが問題の戦闘は、インドの奪還に向けた開幕の角笛となって始まったのだった。 815 自分:弥次郎[sage] 投稿日:2024/02/16(金) 01 02 15 ID softbank126036058190.bbtec.net [108/137] 以上、wiki転載はご自由に。 戦闘はこの後も続きます。 まあ、どっちかと言えば処理ですがね。 MSの設定などはオイオイネー せめて設定を出したMSくらいは活躍させたいですし…
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PIXIV マブラヴ作品 Su-47E ビェールクト 烈士 さて…殿は私が勤める YF-23 APV-2 ブラックウィドウⅡ「グレイゴースト」 OO式戦術歩行戦闘機 お題絵消化【引き続き募集します】 戦域支配戦術機 オレ戦術機「凄乃皇 拾型」 飛べ!ホワイトタケミー! ニコニコミュニティー まさかつうしん ついった twitter/#!/MSASKATSU スカイプ名 MASAKATSU4224 ザ・インタビューズ http //theinterviews.jp/masakatsu/interview