約 85,541 件
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/6037.html
825: アイサガP :2020/01/29(水) 21 45 12 HOST zaq3d7d53a8.zaq.ne.jp 筆が乗ったので後半 重慶ハイヴ攻略計画フェイズ2(という名の攻略計画停滞期)後半 「…やはりティエレンの輸入は無理だったか」 「向こう側の「我々」の主力機を譲れという話だ、もともと無理のある話だし あの女大佐のような運用は今の我々には不可能だ」 「数を揃え、弾薬を揃え、ただただ適切に勝つ、それが出来れば苦労の無い勝ち方だな」 「だが高機動型や全領域対応型とされる機体の訓練を見たが凄まじいモノだったな やはりあのような機体が在れば光線種でも恐れるに足らぬ」 「ないものねだりだ、我慢しろ、技術支援は受けられるのだ、それで満足しなければならん」 「その技術支援で差をつけられてはかなわん、ちゃんと支援を受ける技術者は選別しろよ」 「わかっている、共産主義者どもの好きにはさせれんよ」 「周同志よ状況はどうなっている?」 「毛同志、これ以上はごねられない、今は付き合ってくれているが、 怒らせれば得られるモノも得られなくなる」 「むう…国産機はまだまだ夢の代物か」 「中華を取り戻すためには中華の戦術機であるべき、か」 「降ってわいた幸運にただ縋り付き、与えられるだけの勝利に何の意味がある 向こう側の戦術機であっても中華の機体を我々が使い解放せねば勝利と言えん」 「度し難いものだな同志よ」 「とうの昔に分かち合える勝利など無くなっただけの話だよ同士」 台湾某所での一幕 元々燻ぶっていた共産党閥と国民党閥の内部抗争は静かに、だが確実に延焼しつつあった 「しかしあの砲撃型戦術機凄かったな」 「ああ、まるで砲撃で地面を耕してるようなものだったな」 「知ってるか? 今度あの戦術機部隊が重慶ハイヴの本格的な攻略に出るそうだぜ」 「確かにあの戦術機は凄かったが、あれだけでハイヴの攻略なんかできるのか?」 「新型だからな、もしかしたら俺たちの知らない機能があるのかもしれん」 「いいねぇ、夢のある話だ」 「夢で終わらせるなよ、俺は攻略隊に志願するぜ、あのハイヴをへし折れるのを特等席で見てやるんだ」 「お前こそ夢見てんなよ、ハイヴの構造物は俺がへし折ってやるんだからな」 「ははは! ああ久しぶりに笑ったぜ、よし上官殿に攻略部隊参加を嘆願しに行くか」 「おう、行こうぜ、同志!」 重慶ハイヴ間引き作戦に参加した統一中華戦線の衛士たちの一幕 圧倒的な勝利をもって間引き作戦を成功させた事で 彼らのように希望を持った者 勝利を決めた新型(ティエレン)に乗れると思った者 ハイヴ攻略の為に血道を作る覚悟の者 様々な理由で志願者が殺到し統一中華戦線の人事が混乱してしまう事となる 826: アイサガP :2020/01/29(水) 21 47 02 HOST zaq3d7d53a8.zaq.ne.jp 本日は以上です 次回は殲撃10型の改良計画、訓練 その過程の国共暗闘、李凛大佐の頭痛との戦いとなる予定です
https://w.atwiki.jp/teito/pages/216.html
ニコニコ動画 2001.12.25 甲21号作戦 Phase1 2010年01月31日 00 32 欧州さんの作品-欧州戦線-(前編)でのマブラヴ大戦略に感動して、情熱と勢いだけで作ってみました。 題材は、佐渡島ハイヴ攻略戦(甲21号作戦) しかし今作戦にはA-01部隊・凄乃皇弐型の参加はありません。 はたして恋愛原子核なしで人類はBETAに勝利できるのか… ■追記 勢多様・Hakase s Laboratory様(戦術機以外の自作兵器データ マブラヴオルタネイティヴ考察スレ・【二次創作】マブラヴ総合雑談スレの皆様 帝都戦略研究会の皆様 age、ならびにSystemsoft-alpha 様 最後に、この動画を見てくださった全ての皆様に 心よりの感謝を 2001.12.25 甲21号作戦 Phase2 2010年02月08日 19 24 前作Phase1の続きです。なお今作戦にはA-01部隊・凄乃皇弐型は不参加(たぶん…。 オルタ世界に非常に似通った確率時空の中の1つと考えて、ご鑑賞いただければ幸いです。 ちなみに戦力比率に関しては、 日本帝国軍+国連軍(戦術機約1800機)VS佐渡島ハイヴBETA推定個体数:20万規模(兵士級・闘士級除く) 推定比率 BETA111:戦術機1 はたしてタケルちゃん無双なしで人類はBETAに勝利できるのか…
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/21823.html
登録日:2012/07/09(月) 00 13 08 更新日:2023/11/21 Tue 10 28 44NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 ※スタッフはいたって真面目です やたらと設定が練り込まれたエロス エロ装備 オルタネイティヴ パイロットスーツ マブラヴ 無駄に洗練された無駄の無い無駄なエロ設定 羞恥心克服用 衛士 衛士強化装備 超高性能 衛士強化装備とはマブラヴのBETAの存在する世界に登場する衛士(戦術機の操縦士)のパイロットスーツのことである。 外見は前側が半透明の被膜で覆われおり、斬新なデザインとなっている。 衛士強化装備は各国によっていろいろなバリエーションが存在するが(前があれなのは全世界共通)、ここでは日本帝国軍が制式採用している99式衛士強化装備を紹介する。 衛士強化装備は戦術機周辺装備という位置付けであり、基本的に衛士が戦術機に搭乗する際に着用する一種の防護服である。 かなり高度な伸縮性を持ちながら衝撃に対しては瞬時に硬化する性質を持った特殊保護被膜、各種装置を収納したハードプロテクター類とヘッドセットで構成されている。 この特殊保護被膜は全身に密着しており、着用者の筋電圧測定からバイタルデータ及び水分の回収。 電圧収縮によって血液の偏りを防ぐ耐G機能等を備えている。 そして他にも通信機、GPS発信機を搭載していて、さらには耐衝撃性能に優れ、防刃性、耐熱耐寒、抗化学物質性といった高度な耐環境性能だけでなく、バイタルモニターから体温・湿度調節機能、カウンターショックなどの生命維持機能も備わっている。 防刃性や耐熱性はもちろん被膜部分にもあり、刃は相当ゆっくり接触させない限りは傷もつかない(しかし流石にBETAの破壊力に対してはほとんど無力である) このパイロットスーツは内蔵バッテリー式となっていて、連続フル稼働で約12時間、生命維持機能に限定した省電力モードで最大72時間の容量があり、戦術機に搭乗した際は機体側の電力で稼働、自動で充電モードへ移行する。 2リットルの飲料水パックを内蔵しているが、緊急モード時は汗及び尿の分解濾過装置による循環機能も備えている。 そして武ちゃんやまりもちゃんが体験したおもらしだが、これは高伸縮排泄物パックによってカバーすることが出来る。 戦術機の操縦においては、ヘッドセットとスーツ全体で脳波と体電流を測定し、装着者の意思を統計的に数値化し常にデータを更新、戦術機や強化外骨格(戦術機周辺装備の1つであり、緊急脱出システムの核)の予備動作に反映させるという、間接思考制御のインターフェイスとして機能する。 ヘッドセットは戦術機のサブコンピューターとしての機能を担い、戦域情報のデータリンク端末として衛士のオペレーションを補助する。 内蔵された高解像度網膜投影装置により、コクピット内にディスプレイ類を必要しないだけでなく視力の強弱も影響しない。 これは両頬先端を押すことで起動、展開し、戦術機から離れても一定距離までなら使用することができ、戦術機のカメラの映像も映すことが可能。 頸部には高機動時の急激なG変化による損傷を防ぐハードプロテクターが存在し、コンピューター等の主要電子装備が収められている。 頸後部には着座用のロックコネクターがあり、腰部、下腿部の四点支持にて座席に身体を固定する。 このようにこのパイロットスーツは超高性能なスペックを誇っており、人類の生存率を上げている要因の1つと言えるだろう。 ……ここまで真面目に説明してきたが、皆さんはお思いだろう。 なんだこのエロいスーツは。非常にけしからんぞ、と…… そう、冒頭で説明した通り胸から股関付近までが半透明の被膜であるため見た目が物凄くエロいのだ。 訓練兵用 正規兵用 【画像跡】 【画像跡】 このように正規兵より訓練兵の方が圧倒的エロスを醸し出しているのだが、これは前線における部隊の男女混成と施設共有を前提とした羞恥心の鈍化という目的が1つある。 つまり、 『環境が劣悪な前線で男女別でシャワーなんて有り得ないから普段から裸同然になって慣れろ』ということである。 そのため 【画像跡】 や 【画像跡】 こんなもの そしてこんなのも…… 【画像】 …ごめん。裸体とパイロットスーツの違いがわからなかった。 えー、ごほんっ。 などなど、エロスーツ、セクハラパイスーなどとプレイヤーから言われる外見となっているのである。 え? エロゲーなんだから設定なんて後付けでエロ目的でデザインしたんだろって? いいえ。完全にスタッフの趣味です 他に理由として、重大事故発生率が高い訓練兵の負傷箇所の即時視認性を高める事、更に分解剤による柔軟化が早い事が挙げられる。 この分解剤による柔軟化により被膜を素手でも引き裂ける程度まで軟化させることができ、緊急脱着装置として機能する。 これは負傷衛士の緊急手術に使われるものなのだが、作中では当然そんなことに使われることはなく、野獣の武ちゃんによって即時性行為用として使用された。 高価な装備をいとも簡単に使い捨てる武ちゃんは流石です。 全年齢版では色々と見える部分に関しては規制されている。 追記・修正・参考画像の追加は1日全裸で過ごした人にお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 戦時中の『産めよ増やせよ』の風潮に則り男女のエロス促進の目的ありだったりして -- 名無しさん (2013-08-21 15 30 44) まぁ死んだらぐちゃぐちゃになるからどんな格好でも一緒だし -- 名無しさん (2013-08-21 15 40 18) なお、訓練用強化装備はサランラップスーツと呼ばれている模様 -- 名無しさん (2014-07-31 00 21 07) グチャグチャだったりぺちゃんこだったり溶かされたりするしね -- 名無しさん (2014-11-17 18 38 18) こんなん男はどうすんの。もっこり不可避かつまわりからまるわかりやん。 -- (2014-12-29 16 05 37) ↑男性には、その状況(女性の身体と自身の反応)に慣れろって意味合いがあるんだよ。たぶん。 -- 名無しさん (2015-01-26 14 10 02) 仮に、アストラギウス銀河の最低野郎共がこんな至れり尽くせりな装備を見ちゃったら失神するんじゃなかろうかw -- 名無しさん (2017-07-30 11 01 15) マジレスするなら羞恥心の鈍化って全く効果が無いよな。エロいと思うのはそういうシチュエーションが加味されるから思うのであって、例えば裸婦画デッサンの時は全裸女性のモデルが大人数の前に晒されてもみんな真剣なのでエロいとは思わない。戦時中ならなおさらなので、訓練用があんな卑猥なデザインにされたら余計羞恥心をあおる結果になりかねない・・・エロゲとしては正しいな! -- 名無しさん (2020-03-24 09 04 05) どっかの銀河戦争と違って人材無駄遣いとか出来ない世界だもんね -- 名無しさん (2021-02-13 23 02 27) これを見て『「キラリティー」の最終局面に出てきたエロスーツのパクリじゃねえか!』と思ったのはオレだけだろうか。 -- 名無しさん (2022-06-19 17 06 29) アニメ版オルタのブルーグレーの訓練用強化装備もあれはあれで好き -- 名無しさん (2022-06-19 17 50 21) エロいデザインであることにもちゃんと(?)理由がある設定なのは割と好き。「羞恥心の鈍化」についても、現場に理解のないお上が要らん気を利かせた感があって、寧ろリアリティがあるんじゃないかとすら。 -- 名無しさん (2023-11-21 10 28 44) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/altmecha/pages/16.html
Chapter04-戦術機開発史 ページ数 項目 誤 正 補足 p137 戦術機の兵装 砲弾に搭載搭載されたロケットの力で 砲弾に搭載されたロケットの力で 誤植 p139 アメリカ合衆国項 一方、マクタエル社は 一方、マクダエル社は 誤植 p139 アメリカ合衆国項 数の不測を補う事となる。 数の不足を補う事となる。 誤変換 p139 アメリカ合衆国項 ゼネラルタイノミクス社の手により ゼネラルダイノミクス社の手により 誤植 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/6006.html
786: 弥次郎 :2020/01/09(木) 20 19 07 HOST p2580066-ipngn200609tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp 憂鬱SRW IF マブラヴ世界編SS「Zone Of Twilight」4 融合惑星β世界 アメリカ合衆国アラスカ州ユーコン川北方 ソビエト連邦租借地 国連太平洋方面第三軍・ユーコン基地外縁部 地球連合割り当て地 アラスカの空気は冷たいものだ、と防寒装備に身を包むタケミカヅチはひとりごちる。 この寒さは体の機械にもあまりよろしくはない。耐環境性においても十分な習熟が進んでいるAMS関連の強化施術だが、長時間極寒の中に晒されれば不具合も起こるだろう。まあ、その頃には人体の方も深刻なダメージを受けているので五十歩百歩だろうが。 ユーコン基地の片隅に並ぶ富岳級をはじめとした大型輸送機群によって即興的に組まれた「連合区画」の所在する場所は、ユーコン基地の中心部からそれなりにはなれた区域にある。演習場などが周囲を囲んでおり、道もまばらで、どちらかといえば不便な場所だ。 だが、そんな場所をわざわざ借り切ったのも、MTやアンドロイドたちによる警戒網を厳重に敷いたのも、ひとえに連合から見てβ世界を信用できていないことの表れだった。 周囲は遮蔽物が無く丸見えでアンブッシュには適しておらず、遠隔地ということもあって周辺に建造物自体が少なく隠れての侵入も難しい。 尚且つ、輸送機群の周囲に突貫で建造された敷居---あるいはもう一つの壁---が侵入者を拒む構えだ。 「まあ、悪くはないかな」 奇襲を受けた際の防御において、特に一定高度以上からの攻撃に対しては、展開している機動兵器や輸送機の対空兵器だよりなのが心細い。 まあ、そこまで露骨に武力を押し出していると相手方のいらない不興を買うことにもなるだろうからあまり必要はないだろう。 いくら負の方向へと補正がかかっているマブラヴ世界でも、BETAと戦いながらも連合と統合政府を相手取ることがどれだけ危険か分かろうというもの。 精々ギリギリのラインで最大限利益を得てこちらに吐き出させるつもりなのだろうが、まあそこは許容してやろう、とは思う。 それよりも、とタケミカヅチは視線を巡らせ、巨大な空白地帯を見やる。そこは現在連合の重機やら作業用MTなどが入り、現在進行形で工事が執り行われている。何をしているかといえば、マクロス・クォーターでやって来る銀河の歌姫のためのステージ設営だ。 招待されるのは東西陣営問わずこのユーコン基地関係者たちや各国の衛士たち。本来ならば数日のライブで終わりとなるところだが、今回はβ世界におけるシェリル・ノームの売り込みのためのツアーという形であるため、2,3カ月は滞在する予定だという。 歌という文化が廃れている可能性があるため時間をかけて徐々に浸透させるため、となっているが、SMSが教導を行う期間に合わせているのだろう。 その決定自体に野暮なツッコミは無用というものだ。馬に蹴り殺されかねないし、シェリル・ノームの歌を長い期間の仕事の合間に聞けるという、金を寧ろ払ってでもやりたいような待遇の仕事に喜ぶスタッフにも恨まれる。 「うう、寒いですねタケミ君」 そんなことを考えるタケミカヅチに声をかける女性が一人。タケミカヅチと同じくリンクスの制服の上から防寒着を着こみ、シバリングや手足を動かすことで体を温めながらも歩いてくる女性を、タケミカヅチはよく知っている。 「これは黒子先輩」 「先輩はなしですよ、タケミ君」 現れたのは、どちらかといえば地味な印象の、そして落ち着いた大人の女性の風格を漂わせるリンクス「黒子御前」だった。 タケミカヅチと同じく大日本企業連合のアラスカ出向組のリンクスであり、地味に中堅ランカーとして長く地位を維持している歴戦のリンクスだ。 前世、日企連世界においても同姓同名のリンクスがいたが、所謂同位体という奴だろうとタケミカヅチは理解していた。 先輩、と呼んだように彼女はタケミカヅチよりもリンクス歴が長い。リンクスのランキングではタケミカヅチが上だが、先達への経緯は決して忘れていない。彼女もまた、前世・今世と大日本企業連合を、そして今の人生においては地球連合を支えた防人なのだ。 「それより、さっきの戦術機は見たかしら?」 「戦術機、ですか?」 787: 弥次郎 :2020/01/09(木) 20 20 13 HOST p2580066-ipngn200609tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp 「そうそう、ちょっと遠くを飛んでいたんだけどね、明らかにこっちを見ていたのよー。 二機飛んでいたんだけど、急にドッグファイトを始めちゃってね」 それでね、と黒子御前は問いかける。 「どうなったと思う?」 「まさか、その戦術機がドックファイトしているところに輸送機でも接近したんですか…?」 黒子御前の問いかけに、どこかで聞いた流れだ、とデジャヴがタケミカヅチを襲う。 ユーコン、二機の戦術機の飛行、ドッグファイト、接近された輸送機とくれば、導き出されるイベントは一つしかない。 原作における主人公の一人、ユウヤ・ブリッジスとヴィンセント・ローウェルがやってきたということだ。 恐らく二機の戦術機はF-15・ACTVとSu-37UB。パイロットはそれぞれタリサ・マナンダルと紅の姉妹(スカーレット・ツイン)だろう。 ということは、ユウヤはSu-37UBに興味を持っただろうし、原作におけるイベントの一つが消化されたと判断していい。 冷静に分析するタケミカヅチをよそに、黒子御前は言葉を続ける。 「ピンポーン。かなり無茶苦茶な空戦機動だったから輸送機が危ないってなったんだけど、良い判断をして一気に着陸したの」 ハラハラしたわー、と黒子御前はにこにこと笑う。 そうですね、とあわせながらも、タケミカヅチは視線をユーコン基地中心の方へと向ける。 恐らくユウヤがここユーコンに訪れたのは、XFJ計画ではなく、恐らくフェニックス構想の戦術機のテストの為だろう。 F-15イーグルを安価に準第三世代戦術機へとアップグレードさせるという目的で進むこの構想は、先程述べたF-15・ACTVを始めとして、いくつかの戦術機開発が絡むものだ。聞いたところによれば、大西洋連邦はマグダエル・ドグラム社を介してこの計画・構想に参加しており、F-15の独自改修モデルをいくつか持ち込んでいるそうだ。大洋連合の蜃気楼などとは別口と言える。 すでに原作からのかい離が始まっている。それをタケミカヅチは理解している。予めこのユーコンを舞台とした物語、トータル・イクリプスの話の流れや知識については覚えてきているのだが、すでに前提条件のいくつかは崩れている。 要所要所のイベントは恐らく大きく変更はしないだろうが、それでも違うところが既に生まれているということだ。 注意しておかねばな、とタケミカヅチは自分を戒める。夢幻会は筋書きを知ってはいるが、それは必ずのものでも絶対のものでもない。 寧ろ千変万化する、まったく流れの読めないものなのだ。人はこれを不条理と呼ぶがまさにそれ。 (ともあれ、始まるわけだ。このユーコンを舞台とした戦いが…) 気を引き締めるタケミカヅチに、黒子御前は最初の目的を思い出して連絡した。 「そういえば、ユーコン基地から連絡があったわ。ユーコンの人員が揃ったら顔合わせも兼ねてミーティングをしたいって。 大洋連合と大日本帝国と大西洋連邦を指名してきたということは、大人数になる前に分割で話を済ませたいのかしら?」 「恐らくそうでしょうね。両手の指では足りない国々からパイロット達が集まっていますから、打ち合わせだけでも一苦労ですし」 「頑張ってきてね、大洋連合AC部隊代表さん?」 「……腕前だけで決定するのって駄目じゃないですかね?」 「大丈夫よ。タケミ君、腕も立つし部隊指揮もこなせるから少佐相当官なんだから、もっと自信もっていいわよ。 ロンド・ベルにも呼ばれているくらいなんだし」 「はい……」 窮屈な仕事は苦手なんですけどね、と愚痴りつつも、タケミカヅチはおのれの仕事をこなすべく富岳級の機内に戻って準備を始めることにした。 まずは唯衣に連絡だろうか。携帯電話の使い方は道すがら教えてきたが、果たして大丈夫だろうか。そんなことを思いながらも。 788: 弥次郎 :2020/01/09(木) 20 20 46 HOST p2580066-ipngn200609tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp 時間は少し巻き戻る。 国連軍の大型輸送機An-225ムリーヤの機内、50人は入るキャビン内で立った二人の乗客のいる空間は、控えめに言って冷え切っていた。 そんな空気の発生源は、ほかならぬアメリカ陸軍所属の衛士であるユウヤ・ブリッジス少尉であった。傍らのヴィンセント・ローウェル軍曹が、長い付き合いになる衛士の彼に気を遣ってあれこれと話しかけたりしているのであるが、ユウヤの方は言葉少なで、 時には反応さえ示さないことがあった。代わりのように、ユウヤは苛立ちを隠さず、貧乏ゆすりをしたり、何度も姿勢を変えたりと落ち着きがなかった。 それはユーコン基地へのフライトが終わりに近づくにつれて酷さを増しており、流石にヴィンセントも限界であった。 「……なあ、ユウヤ。そろそろ機嫌直せって」 色々と話題を振ったが、いよいよネタが尽きたヴィンセントは呆れと疲れをにじませて言う。 「ここでふてくされてもしょうがないぜ?ガキじゃあるまいし、拗ねてもしょうがないだろ?」 「……」 対するユウヤは無言を貫いた。反応さえない。そんな友人にため息を隠さずついたヴィンセントは諦めて視線を窓の外にやった。 BETAにより荒廃した環境が広がるユーラシア大陸などとことなり、ここユーコンは、というかアメリカ大陸は自然というものを維持していた。 着陸ユニットの阻止のために大半が焦土と化したカナダという例外はあるが、後背国である南北アメリカ大陸はそういった最前線国にはないものがあり、アメリカで暮らし、戦術機の衛士や整備士として技術を磨いてきた二人にとっては既に見慣れた光景に過ぎなかった。 そんな見慣れた自然でもここユーコンは一味違う光景なのだが、それもユウヤには響かない。 (こんな辺境に左遷されて何が楽しいんだよ……) ユウヤにとってこのユーコン基地への出向というのは、紛れもない左遷と認識があった。 ネバダのエリア51におけるF-22ラプターというアメリカ合衆国の誇る最新鋭戦術機の開発という誉れある任務を後味悪く解かれ、アラスカという辺境の地へと向かい、旧式戦術機の開発や研究を行う任務というのは、大いにユウヤのプライドを傷つけていた。 彼とて、フェニックス構想が決して愚かな構想などとは言わない。実際、F-15Eは元々の機体からバージョンアップをすることで、第二世代最強と言われるスペックと信頼性を獲得するに至った素晴らしい戦術機なのだ。ラプター開発が遅れていることで、世界的に見ても配備数が多いF-15のバージョンアップという選択肢は理にかなっており、納得できる。 だが、それにケチをつけたのがよくわからない国々による介入だった。曰く、横浜ハイヴ攻略戦時に使われた新型爆弾の影響で、かつて太陽系第三惑星として存在した地球の地表の国々は、全く異なる惑星へと転移したというのだ。 それだけで眉唾なのに、その惑星にやってきた「地球連合」とかいう連中が、戦術機の開発を聞きつけるや、自分達の技術を売り込みに来たのだ。 たまたま引っ越した先で同じ商売の相手に出会い、善意という形であれこれと口をだしてを出してくるようなもの。 まして、自分はそんなはた迷惑な隣人の「善意」とやらを検証するために派遣されてきたのだ。これをどうやって肯定的にとらえろというのか。 (それに……) それに加えて、ユウヤにとっていけ好かないことにこの「地球連合」とやらの介入は大日本帝国にも伸びており、今回のアラスカでの任務においても関わってくるのだという。日本。これだけで十分にユウヤの精神を逆なでし、苛立たせるものだった。 F-4やF-15を盗作して戦術機を作っていい気になっている国がわざわざ戦術機の技術でトップを行くアメリカに講釈でもたれる気なのか。 大体、何が近接格闘戦だ。サムライだかニンジャだか知りはしないが、そんな前時代的な戦いをしているなんて頭がおかしいに決まっている。 789: 弥次郎 :2020/01/09(木) 20 24 15 HOST p2580066-ipngn200609tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp そんなことを思うのだが、最後に残る良心でヴィンセントの前で口には出さないユウヤだったが、ふとヴィンセントが急に静かになったことに気が付く。 もうすぐ着くのだろうか、それとも無視を決め込んでいた自分についに根負けしたのだろうか、そう思って顔を上げれば、ヴィンセントの姿は窓にぴったりと張り付いていて、何かを熱心に見ている。こっちのことも全く意に介さずに、だ。 「おい、どうしたんだよ?」 ユウヤの声に、しかしヴィンセントは反応を示さない。聞こえているのだろうが、それ以上に光景に見入っているようだった。 おい、と呼びかけながらも、ユウヤは自分も空いている窓から外を覗きこんだ。そして、彼は見た。 「なっ……!?」 その光景は、ユウヤのみならず、まともな感性を持つ人間ならば絶句してしまい、頭が真っ白になりかねないモノだった。 少なくとも、ユウヤはこれまでこんな光景を見たことはないし、想像したこともなかった。 まず目につくのは、超然と並ぶ超大型の輸送機だ。現在ユウヤたちがのるAn-225ムリーヤは80m越えの大型輸送機であるが、眼前の滑走路に並んでいる輸送機はどう見てもそれ以上のサイズがある。目測が誤っていなければだが、直立した戦術機さえも余裕で納めることが出来そうだ。 ついで衝撃的なのは、その輸送機の数だ。ざっと見たところ合計で40機以上は並んでいる。これが整然と並んでいるだけでも威圧感にあふれている。 これほどの数を揃えているなど、アメリカ軍であったとしても早々にはないだろう。まして、このサイズのものを、である。 さらには、その輸送機群の周囲には多くの兵器らしきものが数え切れないほど存在していたのだった。戦術機より一回り小さな機体、あるいはさらに小柄な機体、中には戦術機を超えるサイズのモノまで悠然と闊歩している。そう、戦術機と同じく二足歩行の機動兵器だったのだ。 そのどれもが、ユウヤの知る兵器のいずれのものとも異なり、且つ、信じられない数点在している。 「あれが……地球連合って奴らの……」 あんなものはソ連でも祖国アメリカでもない、全く未知の勢力のものとしか思えない。だとするならば、話に効く地球連合とやらの兵器なのか。 (クソッ、なんだってんだよ……!たかが輸送機と数が多いだけの連中だろ……!) 一瞬の怯えを感じた自分を叱咤し、ようやくユウヤは冷静さを取り戻す。。 気が付けば息が上がっており、いやな汗が軍服の下で流れているのを感じ取る。それは紛れもなく、ユウヤが未知に怯え、委縮した証左であった。 最前までの侮りは、得体のしれない連中への恐怖に塗りつぶされてしまったのだが、ユウヤはそれを意識せず感じなかった。 それが一種の自己防衛のようなものだと知るのは、彼の内面を覗き見ることができるものだけだろう。 「っ~~~~!すっげーな!オイ!ユウヤ、見たかよ!あれって西側でも東側でもないぜ! ということは、あれが地球連合って組織の戦術機とかなのか!?マジでレアなモンみれたな、オイ!」 そんなユウヤと対照的に、ヴィンセントは感極まっていた。全く未知のものを見ることができた幸運に涙さえ流していた。 それもそうであろう、彼は生粋のメカニックだ。彼にとっては全く新しいおもちゃを遠目ながらも魅せてもらえたようなもの。 そんな感動は、ユウヤを顧みるということさえも頭の片隅から追いやり、興奮と熱狂でヴィンセントを突き動かしていた。 「なあ、ユウヤ!あれって一体どんな---」 ヴィンセントの声は、しかし途中で遮られた。一体何を言おうとしたのか、ユウヤは知り得なかった。 ただ一つ分かったことは、機内に危険を知らせるアラームが鳴り響き、同時にさほど遠くはないところから聞きなれた音が、戦術機が飛行する際に発する独特の爆音が轟き、それが自分たちの乗っている輸送機へと紛れもなく近づいていることだった。 そして、ランディングのために出力を絞っていたエンジンが急速に力を取り戻したのを感じ取ったユウヤはその身を操縦席へと向かわせた。 衛士としての直感が囁くのだ、これは、とんでもなく不味いことになると。 皮肉にも、地球連合の輸送機などを見たことで、それまでの苛立ちやらなにやらが吹き飛んで冷静さを取り戻したユウヤの判断は正しかった。 An-225ムリーヤには空中で格闘戦を繰り広げながら接近している二機の戦術機、F-15・ACTVとSu-37UBが迫っていたのだから。 結論から言うならば、ユウヤとヴィンセントのアラスカでの任務は、波乱の幕開けを迎えた、ということであった。 時にβ世界主観西暦2001年5月21日。融合惑星と地球連合のあらゆる国と勢力が間接的にしろ直接的にせよ巻き込まれ、陰謀術中を張り巡らせた暗闘を繰り広げることとなる、一連の騒動---「ユーコン事変」の幕開けとなる日の出来事であった。 790: 弥次郎 :2020/01/09(木) 20 24 51 HOST p2580066-ipngn200609tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp 以上、wiki転載はご自由にどうぞ。 駆け足気味でしたが、ユウヤ君側のプロローグという感じです。 原作であったところは殆どカットしたり、圧縮したりしております。 これで原作キャラと連合のキャラの辛みを書く時間とか余裕が生まれましたね。 あと、日企連世界のリンクスたちから霧の咆哮氏の出してくださった戦間期のリンクス「黒子御前」さんを登場させました。 さて、プロローグも大体終わったので、次からいよいよ物語本番ですかねぇ。 全話でどれだけになるか見当がついていないんですが、どう考えても20話近くZOTは続きそうなので、気長にお付き合いいただければ…
https://w.atwiki.jp/teito/pages/168.html
『では源訓練兵。戦術歩行戦闘機の手動起動シーケンスを1から始めろ』 「了解」 氷室教官の指示に促され、雫はシミュレーターに乗り込む。 戦術機の起動シーケンスは基本的に座席に着座した時点で接触接続され、そのまま自動で起動シーケンスが実行される。 これは即応を主とする戦場において非常に強い役割を持ち、戦術機という巨大な機械モジュールの立ち上げを一手に引き受けてくれる利器なのだ。 そのため、本来なら衛士はよほどの事が無い限り手動で起動させることはない。 では何故、そのような便利な物があるにも関わらず手動起動などという手間を今更やるのか。 それは、結局戦術機は機械の塊でしかなく、そのようなものは往々として予期せぬトラブルを抱えているということだ。 如何に高度で精密・精巧に作られた機械・システムであっても、”完璧”というものは存在しない。 どれほど技巧ある整備兵が仕様書を超えて機体の個体差を加味しての整備を行ったとしても、だからと云って必ず自動起動シーケンスが立ち上がるワケではない。 衛士はまず最初にそれを認識しねばならない。 名誉のために言わせてもらうと、決して整備兵が手抜きをしていると云っているわけではない。 整備不良で機体が動かなかったという事実は、連戦による疲労劣化な機体か、よほど手抜きかイジメを受けた機体ぐらいなものだ。 ただ、現実として「そういう事態も起こり得る」と頭の中に入れておかなければならない。 「誰々の整備だから完璧だ。誤作動なんて有り得ない」という考えは思考硬直でしかなく、整備兵もそれを自覚しながらも完璧を目指さねばならないのだ。 さらに云えば、機体の構造を知ることで、その機体に対する信用、想定できる機動、そして自身の経験により裏付けられた整備兵質への確固たる信頼が築けるものだ。 「まずは…搭乗者認証………よね」 非搭乗時では通電されていない操縦桿下にある操作パネルにあるキーを3つ長押しする。 3つで長押しなのは、誤入力を避けるためだ。これにより10分間だけパネル操作が有効となり、各種操作入力が可能となる。 ややあってパネルに光が灯り、網膜投影に情報が流入。 視界中央に【搭乗者確認】のログが開く。 続けて視界端にOSの【XM3】が立ち上がったのを示すアイコンが数秒開いたのを確認。 視界斜め右に「光学感知センサー」「震動センサー」「データリンクシステム」「冷却システム」「オペレーション・バイ・ライト」「脳波常時監視システム」が起動状態に達したというログが展開され、それを順次確認する。 通常ならここも取るに足らない通過儀礼だが、今回はこれら全てを目で読み、確認していく。 これらは云わば人で云う触覚と嗅覚・視覚に該当し、これらが起動できることでようやく外界情報を取り込むことができるのだ。 再度パネルを操作し補助動力を起動させる。 これにより各装備が通電し、起動可能状態に。 今度は視界左上に「生命維持装置」「GPS」「燃料制御システム」「主機動力」「跳躍ユニットシステム」「自動姿勢制御システム」の電圧バーが展開される。 これを立ち上げなければ戦術機という戦闘兵器はただのスーパーカーボンの塊でしかない。 左右に揺れるゲージは通されている電圧で、これが個々に設定される値を超えた段階で起動させなければ火が入らない。 通常はここも自動で実行していくのだが、手動でタイミングよくパネルキーを押し起動させていく。 主機動力に電源が入った時点で、各人工筋肉に通電され、外部カメラにも光が灯る。 先ほどの起ち上げは云わば受ける側のシステムだったが、今のは直接外界に干渉するためのシステム………ここまで起動して初めてこの戦術機は「とりあえず動けるようになる」。 機体が基本的な設定が起動し視界左上に四角と幾つかの円が重なった物―――レーダーとその下に通信状態を表示するアイコンが展開し、右上に機体全体のコンディションを色で表すセンサーが展開。 またその下に各種センサーのモードを知らせるアイコンが開き、最後に視界中央に高度・角度・速度が集約されたスケールが表示。 それらが正常に起動したのを確認し、戦術機のセンサーから送られる情報を視覚化させる。 網膜投影に解りやすく外部の風景が投影された。 「次は、着座調整…っと」 本来なら出撃前に行う着座調整。今回は1からの起動なのでそこも調整しなければない。 管制ユニットはフリーサイズの座席である。 ベイルアウト時に装備する外骨格となる機能上、誰もが使えるよう十分な余裕を持たせられている。 だがこれは、手が届かない範囲まで可動を与える意味もある。 手足の長い人と短い人とでは届く範囲がまったく違う。 踏み込む力や操縦桿を倒す力や角度も人それぞれだ。 よって、事前に座席とアームユニットとレッグユニットの位置を調整し、操縦桿とフットペダルの反応速度の調整、網膜投影の焦点調整、シートの生体電流装置のゲイン調整、スレッショルド調整、照準装置の調整等々………これらを調整していく。 のだが、ここはサクサクと調整して次に向かう。 『手動起動が終了したな? 解ってると思うが、ここまでの手順は基本的に我々衛士が行うことはない。だが、頭には叩き込んでおけ。 自動起動はできて当たり前だが起動時にトラブルが起きた際、どこのどれに異常が出たのか把握しやすくなる。それは応急処置を施す際に有効な情報をもたらす』 「備えよ、常に―――の精神ですね」 『そうだ。相手は機械だからな。違和感や痛み等で我々に異常を伝える術を持っていない。 それに設けられた信号を理解する事で、それをいち早く認識し対処してやるのも衛士の勤めだ』 「了解」 『おしゃべりはこの辺にして、次は適当に動かしてみろ』 戦術機の主腕主脚の制御は主に2本の操縦桿とフットペダル、そして間接思考制御という第五の入力デバイスを通して行う。 機体側は事前に「脳波常時監視システム」を通して衛士の脳波(思考)を読み取り、その脳波から統計された結果………動作を円滑に進ませるよう事前に各装甲を動かす。 そこに衛士自身による操縦桿とフットペダルからの入力を統合させ、最終的に実際の機動―――という流れになる。 機体側が事前に思考を読むのは、最初こそ初期設定からの統計値を元にしているが、使い続ける事で機体側も学習し、衛士の思考に合わせた事前動作を行うようになっていく。 このデータは強化服側が持ち、これにより衛士は機体を乗り換えてもそのまま前の機体と同じように扱えるのだ。 では、実際に動かすとなるとどうなるのか。 実際に動かす場合、先ほど説明した手順は殆ど意識することはない。 衛士自身が視覚情報を元に、どう動きたいかを瞬間的にかつ漠然とイメージしたのを戦術機側が認識。 それを過去の統計から挙動の候補を範囲選択。 事前動作にどの挙動においても発生する予備動作を実際の挙動で実行。 雫は早速「一歩前に踏み出し右腕を前に差し出す」という簡単なイメージを瞬間に思い浮かべる。 その脳波の変化に機体が反応し、事前に候補を選択し入力モードを変更。 今回は「力強く前進」「脚一つ分前に出す」「通常歩行速度の一歩」の3つが選択される。 さらに「一歩踏み出す」という漠然な命令を、右か左かを脳波パターンで感知して、雫は左フットペダルを軽く踏み込んだ。 ペダルが少し動き、機体側が入力されたコマンドを実行。脳波パターンと入力パターンの統計により、今回は「通常歩行速度の一歩」が最終的に選択された。 その結果―――戦術機がゆっくりと左足を前に踏み出される。 下半身がそのような入力を実行している間、上半身では同時に「右腕を前に差し出す」という入力がされている。 機体側の感知手順は同じで、右操縦桿を立てたまま前押し出す。 アームユニットが少しだけ前に動き、機体側がそれを最終入力と認識して実際の挙動とする。 それにより、実際の挙動が「一歩前に踏み出し右腕を前に差し出す」という結果になるのだ。 今回は可能な限りに複雑にかつ面倒のように説明したが、先ほども説明したように実際の戦闘機動ではこのような細かい手順を気にする事はまず無い。 脳波監視とXM3の処理能力は旧OSよりも早く、そして迅速かつ正確だ。 レスポンスで云うなら、体感的にはまったく感じないレベルにまで対応が早くなっている。 脳波統計値の更新も優秀で、ほぼストレスなく機体挙動を実行できる。 一通り主腕・主脚による動作を確認した後、今度は跳躍ユニットの使用に入る。 ここばかりは人体にはない別の部位であるため、思考による制御も中々難しい。 基本的にパネル操作で入力モードを切り替え、フットペダルと操縦桿の入力になるのは旧OSもXM3も変わらない。 ただし、XM3に関してはこのモードが旧OSのに比べかなり”いい加減”にかつ”繊細”なっている。 現在の操作モードは云わば【通常操作モード】という云わば移動や作業に特化した操作モードで、次に切り替える跳躍ユニットや銃火器を使用するのに特化したモードを【戦闘操作モード】と呼ぶ。 これにより操作と思考読取がより戦闘に特化したものとなり、操作もかなり繊細で過敏になる。 ”繊細”の部分は先ほどの部分であるが、先に述べた”いい加減”………ここはどこに該当するかというと、各種兵装の使用方法についてだ。 旧OSでは格闘武器を用いる際には【近接格闘モード】という入力モードがあり、それを選択することで格闘戦に特化した入力が可能となっていた。 が、XM3ではそのモード自体を廃止し、武器を持ち替えた時点でその入力モードも適用するという、旧OSと比べなくともプログラム間の衝突が起きそうな仕様となっているのだ。 もっとも、ここを突き詰めた所で今は関係ないのでこれ以上の言及は避けよう。 ともかくとして、FCSを起動させてはいないが【戦闘操作モード】に切り替える。 この辺の融通も、XM3ならではと言えるかも知れない。 ちなみにモードは切り替えても画面上での変化は無い。 あるのはパネル上での変化くらい。 モードが切り替わった時点で下手に操作することはできない。 先にも述べたがXM3は”敏感”なのだ。 このモードでは移動操作は操縦桿に切り替わる。フットペダルは跳躍ユニットの制御に回る。 これに思考制御も加わる事で、より複雑な制御が可能となるわけだ。 軽く操縦桿を前に押し出す―――途端に戦術機が歩き出す。 先ほどまでの【通常操作モード】でも歩かせることはできるが、こんな操縦桿一本動かせば歩けるほど簡略にはなってない。 ゆっくりと歩いてるのを確認し、さらにアームユニットが止まるまで押し出す。 その動きに合わせて戦術機も歩くのから走りに変わり、全力主脚走行に変わる。 これだけ激しく走っているのに管制ユニットにはあまり震動は伝わらない。 正面に見える瓦礫が目前にまで迫る。それを飛び越えるイメージを一瞬で思い描き、左フットペダルを踏み込む。 跳躍ユニットが火を噴き、一度軽く屈み力強く上に両足で踏み込むことで18メートルもの巨体を飛び立たせた。 障害物を半分ほど飛び越えた時点でペダルを放し、左ペダルを2回連続で踏み込む。 跳躍ユニットが上を向き、再度噴射―――機体が急降下。地面に着地する直前に今度は右ペダルを踏み込む。 跳躍ユニットが真後ろを向き、さらに噴射―――所謂、平面機動に移行。 機体が前にすべりそのまま次の障害物まで滑り込み、激突前に右アームレストを引き、左アームレストを押し出す。 機体が滑りながら着地し、横を向く事で足にテンションをかける。 障害物から3メートル手前で、戦術機は停止した。 「―――ふぅ………私達が使うOSは直感的に動かせるようになったと聞きましたが、あまりそのような感じはしませんね」 『ふむ…旧OSを経験してない者ではやはり差を実感できんか…先ほど貴様がやった跳躍機動は旧OSでは一人前の衛士でないと簡単にはできないものなのだがな』 「そう…なんですか?」 『戦術機というのは云わば自分の身体の延長だ。 制御系システムの名称が”間接思考制御”と呼ばれるように、戦術機は人間の思考を読み、その思考通りに動きながら我々に何千倍もの力を与えてくれる』 「単純に操縦桿とフットペダルだけの操縦では駄目なんですか?」 『戦術機という巨大な兵器モジュールを制御するには、それだけでは圧倒的に足りない。 先ほどの動作も、間接思考制御無しでやろうとすればもっと手間がかかり、ギクシャクした動きになる。 大げさな言い方だが、歩かせるだけで明日が来るな。 間接思考制御が受け持つ事前動作が、機敏な挙動を取る上でもっとも重要なのだ』 「了解」 『ちなみに、古参の熟練衛士から言わせれば戦術機は”乗る”のではなく戦術機に”なる”という感覚を持つそうだ。 貴様もそのレベルにまで機体と向き合え。それが衛士の最低条件だ。 次はFCSを立ち上げろ。解ってると思うが兵器使用は限定のままだぞ?』 「了解」 起動時に操作していたパネルキーを叩き、FCSを起動させる。 旧OSまではFCSには複数のモードに分類されパネルキーでモードを選択していたが、XM3ではそのようなモードはあるにはあるが、パネルキーで操作することはない。 XM3がより状況に則した仕様になったように、入力側も状況に則した物へと仕様が変更しているようだ。 さて、FCSが起動したことで視界左右下に兵装アイコンが展開する。 それぞれ左右に装備された兵装が表示されており、それぞれ武器側に登録されたデータを読み取り、そこに名前が表示される仕様となっている。突撃砲に関してはさらに弾数が表示する。 現在装備されているのは右から【36mm突撃機関砲】【120mm滑空砲】【65式近接格闘短刀】。 左に【74式近接格闘長刀】【65式近接格闘短刀】がそれぞれ装備されているのが解る。 どちらも主腕に装備されておらず、また制限が設けられているため『使用制限』の表示が。 これでこの戦術機は本当の意味で「戦術機」としての姿を取り戻す。 「FCS起動確認」 『解ってると思うが、現在は使用制限がかけられている状態だ。通常は指揮官のコード入力で外すものだが、手動入力することで解除することもできる。通常作戦ではその手間を省いて最初からコードを入力し、口頭でのみの指示で制限をかけることもある。指揮官講習を受けている身なら、どちらが正しい判断なのかは自分で考えろ』 「はいっ」 『”兵器使用自由”は便利な言葉である反面、パニック状態の衛士が兵装を扱う自由も与えてしまう。特にBETAと交戦中にこのような症状に陥った衛士は所構わず乱射ことが多い。 ケースバイケース………この場合どういう判断が正しいか等という議論は平行線を辿る事が多い。単発射撃による精密狙撃または短刀による障害排除、コード入力による兵器使用の制限、口頭による自制、あまり使いたくは無いが該当機の破壊………これら全て状況により正しくもなり、間違いにもなり得る」 「味方を撃つことも…ですか?」 『そうだ。乱射によって味方に被害が出ることもある。それで死者が出ることも、進行方向を埋めてしまい最悪作戦に支障が出ることもある。可能性の話ではないぞ?これは実際に起きた事例だ。この時、指揮官は先ほどの選択を早急にかつ迅速に強いられる。遅れればその分無傷の味方が危険に晒され、作戦への影響も出てくる。 貴様はその選択を強いられる立場に立つ可能性が高い。実際にその場面に立ち会う前に、そうなった場合の想定を何度も思考しておけ。時間は有限、どう使おうとも二度と手に入らないものだということを頭に入れておけ。 ………話が少し逸れたな。ではまずは突撃砲から使ってみようか。兵装担架に装備されている突撃砲を主腕に装備させろ』 「了解」 教官からコードが入力され、兵装の【36mm突撃機関砲】の上に表示していた『使用制限』が消えた。 続けて右側兵装横に『選択兵装』という、現在選択してる兵装を解りやすく示す矢印としての役割を持つ表示が現れる。 右操縦桿に設けられているホイールキーを回転させ【36mm突撃機関砲】に『選択兵装』を合わせ、ホイールキーをクリック。 兵装交換を支持された戦術機は、事前登録されている諸作により、最初に兵装担架システムを前方に展開し、それを横からグリップを持たせる。主腕がホールドした時点で担架システムはホールドアームを解放し、そのまま元の定位置に戻っていく。 主腕に装備された突撃砲が視界右側に表示され、現在使用する部位を青く塗り潰す。 『戦術機の射撃は基本的にFCSに依存している。要約すると、敵を認識した時点である程度機体側が狙ってくれるということだ。衛士は表示されるマーカーをどの順に狙い、撃つのかを指示する役割を持つ。 が、この他に精密狙撃モードというのもある。 これはFCSに頼らず照準レクティルのみで狙い撃つモードだ。熟練になればなるほど前衛中衛後衛問わずこのモードを使う者が多くなる。所謂、一種の線引きだな?出来なくても問題ないが出来る方が馬鹿にされず済む。世の中にはその事で相手を蔑む連中もいるにはいるしな。 訓練中はどちらを使用しても特に咎めるつもりはない、好きに使え。通常射撃モードでも命中率は十分にあるからな』 「そう云われると、精密狙撃モードを使いたくなりますよね………」 『ふ………精密狙撃モードを選んだか。当てられないと赤っ恥を掻く事になるが、いいのか?』 「乗せた人が今更言わないでください」 『簡単に乗せられる方が悪い。ドローンを展開する。全部当てろよ』 レーダーに正面に3、左右に2つずつ光点が表示される。 ほぼ同時に視界にも黒い球体が3つ表示された。それぞれに拡大映像が展開し、その上にマーカーが表示される。 それとは別に、画面中央に照準レクティルが表示される。 レクティルの横に『RM』と書かれているのは右主腕という意味で、反対に左主腕で使う場合は『LM』と表示される。 兵装担架システムを用いる場合では『RS』『LS』と表示されるが、全4砲門を全て手動制御するのは衛士の腕の数的にも無理が生じるので、4門同時使用の場合は強制的に通常射撃モードに切り替わるようになっている。 もっとも、古参の中にはそれをも手動で操作する者もいるようではあるが。 ともかく、右操縦桿を縦横に倒してレクティルが連動してるかを確認する。 連動したのを確認し、レクティルをマーカーに合わせて―――トリガー。 感圧式トリガーが圧力を感知し、機体側が突撃砲のトリガーを引き絞り、36mmの砲弾を一瞬で大量に吐き出す。 戦術機の突撃砲は通常フルオートモードで使用される。 その他にも単発狙撃用のモードも存在し、後者は主に支援突撃砲で使用する他、施設などの極力破壊するのは躊躇われる物に取り付いた敵生体を無力化するためにも用いられる。 レクティルを操り正面に残る2つの的を無力化すると、左右のアームユニットを前後反対にスライドさせて機体の向きを変える。 その入力に従い機体も横を向き、レクティルを正面の時と同じように合わせて打ち抜く。 『よし、その姿勢を維持したまま突撃砲を格納。担架システムを用いて後ろにいるドローンを撃破しろ』 「了解」 パネルを操作して突撃砲を担架システムに戻させる。手順は装備するのと同じ手順だが、主腕から担架システムに移っていく過程が違う。 この辺りの制御は使用頻度の多さから殆どオートで行われるようになっている。 網膜投影の上に長方形の形で後方の画像が映し出される。その上にマーカーが灯る。 担架システムの操作は主にパネルを使う。機能的には突撃砲の使用に限定した主腕ではあるが、それだけのために操縦桿を一つ埋めるのは効率が悪い。担架システムでの射撃角度は限られているのもあるため、パネル操作で行うには十分と云える。 また、担架システムの制御は通常射撃モードに限定されるため、レクティルを制御する必要はない。精々トリガーとロック送りだ。 余談だが、操縦桿を手放した状態でも主腕の突撃砲を撃てるよう主腕用のトリガーも用意されている。 さて、マーカーがロック状態になったのを確認し、パネルキーのトリガーボタンを押す。 テンポ良くトリガーボタンを叩くのに合わせてマーカーが画面上とレーダー上から消えていった。 「―――目標全て破壊を確認」 『結構。今回は的は動かなかったが、実戦では有機的に動く上に反撃もしてくる。 もっとも、そんなことは後々徹底的に泣いて感謝するほど叩き込んでやるから安心しろ』 「ありがとうございます!」 『ふん。次はお待ちかねの近接格闘戦の復習だ―――長刀装備』 「了解」 合図と共に左操縦桿のホイールキーを回して兵装選択に【近接格闘長刀】を合わせる。 機体が自動で担架システムをホップアップ、頭の真横付近にグリップが来たところで左主腕が動いて保持。それとほぼ同時に担架システムに設けられた8つのロックボルトが強制排除され、中央に隠れていたハンマーが長刀の背を叩き、力強く前に振り出された。 『長刀は見ての通り攻撃距離が短く範囲が広い。 また通常火器に比べ圧倒的に重いので常に主腕へ負荷がかかるのを頭に入れておけ。 長刀の制御は基本的に装備した側の操縦桿で行う。装備した状態でトリガーを引き絞り、操縦桿を前後左右に振ることで長刀を振るうことができる。トリガーを引いていない状態では通常機動による入力となる。 これは突撃砲を扱ていれば解るように、一種の安全装置としての役割を担っているためだ。無闇に振り回されても、周囲の味方に迷惑がかかるだけだ。 ―――話はこれくらいにして、やってみろ』 左トリガーを引き絞り、操縦桿を手前に倒す。戦術機はそれを認識し、左手に持つ長刀をゆっくりと振り上げた。人工筋肉の動作音が止まると、今度は思いっきり奥へ操縦桿を倒す。長刀が勢い良く振り下ろされ、大気を切り裂く小気味良い音が響いた。 『説明を忘れていたが、日本刀特有の”引き”は基本的にオートで行われる。だが、この動作は他国製戦術機にはないので、乗る機会があれば気をつけろ。棍棒のような扱いになるからな。 近接格闘武器のモーメントは一番国柄が出るものだ。初乗りの際はそれが優先されるということを理解しておくんだ』 「了解」 『よし、次は白兵機動によるちょっとした格闘戦を行う。 長刀装備状態を維持したまま、目標を白兵戦にて撃墜しろ。 向こうは動かない的だが迎撃はしてくるぞ』 「―――目標を確認。戦術機と識別しました」 『戦闘開始(オープン・コンバット)』 「了解(ヤー)!」 レーダーと視界に戦術機を認識――― マーカーが即座にレッド(敵)と判別――― 右フットペダルを踏み込み、同時に両アームユニットを押し出す。水平噴射跳躍が実行され、間合いが一気に縮まる。 と、敵戦術機が突撃砲を発砲、操縦桿を真横に倒す。機体が正面を向いたままスライドし、砲撃を回避する。今度は反対側へ倒し、一時期的着地、踏ん張らせたまま左フットペダルを踏み込む。 地面をえぐりながら斜め上へ力強く跳躍し、放物線を描きながら側転し火線を飛び越える。着地と同時に再度右フットペダルを踏み込み、正面切って噴射跳躍。 ほぼ同時に左トリガーを押し込み、真横に倒す。長刀を真横に構えたまま一直線に機体は滑り、マーカー上に近接武器の射程内に補足したという二重ロックマーカーが重なり―――直後、銃口が向けられ―――砲撃。 トリガーを離し、操縦桿をそれぞれ内側に倒す。機体が噴射跳躍をやめてしゃがみ、しかし慣性に押され滑り、頭上スレスレを火線が走る。 その間に左フットペダルを踏み込み、正面に向かって再度跳躍。同時に左トリガーを引き絞り一気に操縦桿を反対側へ倒す。真横に一閃された長刀が敵戦術機を一方的に切り裂き、スーパーカーボンが擦れ合う特有の金きり音が響く。 直後―――爆発。 「敵機撃破を確認」 『戦闘終了…基本操作はほぼ完全に習得したようだな、結構。 今回は1から各種動作を確認していったが、実際にはもっと的確で迅速な判断と入力が要求される。 XM3で反応速度が向上しているとはいえ、その根本的な部分は一切変わらない。 制御については面倒だと思うが、慣れろ』 「基本的にはそこに行きつくんですね」 『戦術機というのは面倒な兵器だ。人間の意志を機械に伝える手段は今も研究中だが、今は既存のシステムを用いるしかない。 再度云うが、慣れろ。徹底的に。骨の髄にまで染み渡り、条件反射で身体が動くまで。 考えたことがそのまま戦術機で実行できるくらい乗りまわせ。いいな?』 「はいっ!」 『よし、今回の訓練はこれで終わりだ。上がっていいぞ源』 「ありがとうございました!」
https://w.atwiki.jp/project_mikhail/pages/42.html
ジュラーブリク ©Muv-Luv The Answer 近接格闘戦に秀でたソ連製の第2世代戦術機。 大型機ながらの高い運動性や当時新開発の独自近接戦兵装のモーターブレードを両前腕部に装備し、スーパーカーボン製ブレードを機体各所に搭載している。 多くの固定武装を持つ機体となり、実戦に於いて高く評価され、これ以降のソ連製戦術機の標準装備となる。 セットアップ効果 第2世代パーツ F-14 Su-27 ソ連 スフォーニ設計局
https://w.atwiki.jp/alternative-ch/pages/32.html
4話Q&AQ.吹雪のスペックってどれくらい? Q.あの演習はどういうシステムなの? Q.ユウヤがあそこまで乗りこなすのに苦労してたのは何で?アメリカ軍のトップエリートなんでしょ? Q.ラストに出た戦術機って眼帯の教官が乗ってた奴? Q.ユウヤさん、気軽にホイホイついて行き過ぎ。しかも帰り車だったけどあの道のりを二人歩いて…? Q.ミーシャの居た部屋ってクリスカ&イーニァの部屋だよね?なんか培養槽みたいなのあったんだけど…あとユウヤはあそこまで歩哨とかによく出会わなかったよね。彼女たちはお風呂でも髪留め外さないんだね。 4話Q&A Q.吹雪のスペックってどれくらい? └A.第2話で唯依が乗っていた瑞鶴より上。不知火の下位互換的な機体。 Q.あの演習はどういうシステムなの? └A.立体映像。BETAだけではなく返り血もCGで出来ています。 攻撃するとシステムが成否判定やダメージを計算して、逆に敵の攻撃受けると機体が動かなくなったりもします。 Q.ユウヤがあそこまで乗りこなすのに苦労してたのは何で?アメリカ軍のトップエリートなんでしょ? └A.劇中でも触れていましたが同じ戦術機でも、アメリカ軍と日本軍では設計思想・運用・戦術がまるで違うからです。 乗りこなすには「特性」を理解する必要があります。 Q.ラストに出た戦術機って眼帯の教官が乗ってた奴? └A.同型機の改修版 XFJ計画はあれを改造して、日本の戦術機の性能を底上げするパッケージを作るのが目的 Q.ユウヤさん、気軽にホイホイついて行き過ぎ。しかも帰り車だったけどあの道のりを二人歩いて…? └A.彼女を衛士と知らない以上、ソ連系職員の家族くらいに思ったのでしょう。 ソ連系施設は基地中心(国連軍)から川を挟んだ向こうにあります。迷子を居住区まで送ろうと車を使ったはず… あんな可愛い女の子が相手なら仕方ないですよね。誰だってホイホイとついて行きますよ。 Q.ミーシャの居た部屋ってクリスカ&イーニァの部屋だよね?なんか培養槽みたいなのあったんだけど…あとユウヤはあそこまで歩哨とかによく出会わなかったよね。彼女たちはお風呂でも髪留め外さないんだね。 └A.…あの部屋はソ連の最高機密施設ですし、彼女達のライブラリーは閲覧不可です。いずれ明かされていきますよ。
https://w.atwiki.jp/kakehasi_maburabu/pages/42.html
第1独立戦術機大隊「アイギス」 第1独立戦術機大隊(ユカリ)━┳━... ┣━第二中隊(やる夫)━┳━第一小隊(やる夫)... ┃ . ┣━第二小隊(アティ)... ┃ . ┗━第三小隊(セルベリア) 第一小隊 隊長:入速出やる夫 隊員:十六夜咲夜 :アナスタシア・ルン・ヴァレリア :ツナシ・タクト 第ニ小隊 隊長:アティ・レックス 隊員:アイザック・クラーク 隊員:シャーリー 第三小隊 隊長:セルベリア・ブレス 隊員:紅月カレン 隊員:愛
https://w.atwiki.jp/2chfigma/pages/364.html
No.170 篁唯依(Yui Takamura) 「はっきり言おう。貴様は未熟だ!」 情報 作品名 マブラヴ オルタネイティヴ トータル・イクリプス 価格 3,800円(税込) 発売日 2013年04月27日 商品全高 約155mm 付属品 表情:通常顔、叫び顔、照れ顔 手首:×8(握り手×2、開き手×2、持ち手×4) 武器:日本刀×2(抜き身×1、納刀状態再現用×1) 共通付属品(スタンド、スタンド用アーム、収納袋、di stage用カバースキン) その他:鞘 写真 キャラクター概要 日本帝国斯衛軍中尉。日米共同新型戦術機開発プロジェクト「XFJ計画」の日本側開発主任として、アラスカ・ユーコン基地に派遣された。 まだ20歳に満たない少女ながら、日本の普代武家・篁家の当主として常に己を厳しく律し、近接戦闘において世界最強レベルの戦術機「武御雷 TYPE-00F」を任されるほどの実力を持つ。 XFJ計画のメインテストパイロットとしてアメリカ軍からやってきたユウヤ・ブリッジス少尉とは、互いの国家観や戦術機の運用思想の相違から対立するも、数々の事件を通してお互いを理解し、やがて異性として意識するようになる。 商品解説 良い点 角度の違う2種の持ち手により、刀や鞘を自然に持たせることができる。 悪い点 抜刀状態の刀は鞘に収められないので、鞘を使ったポージングの自由度が冥夜に比べやや低い。 不具合情報 関連商品 クリスカ・ビャーチェノワ コメント 名前 コメント