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梓「 『今日は律がずっと欲しがってたものをあげるからな』 」 紬「 『私が欲しいもの?』 」 梓「 『目の前にあるだろ?欲しがってたものが……』 」 紬「 『なっ、変な冗談やめろよ!』 」 梓「 『おしゃべりな唇はこうしてやる』 」 紬「 『澪……』 」 梓「 『律……』 」 紬「……みたいな?」 梓「バカップルはお互いの存在しか見えない聞こえないんですか?」 澪「何の話だ」 紬「澪ちゃんは夜のセッションでも左利きなの?」 澪「何が夜のセッションだ」 梓「律先輩はベッドの上でも走り気味なんですか?」 澪「知るか!!」 澪「お前らがどう思ってるか知らないけど、律とはそういう関係じゃないからな」 梓「そりゃもう凄い関係を持ってると思ってますよ」 紬「この期に及んでまだぴゅあぴゅあはーとだと言いはるの?」 澪「どういう事なんだ」 紬「あらあら、恋のパティシエがすっとぼけちゃって」 梓「もう甘口じゃなくて大人味なんですよね?」 紬「夜のいちごパフェが止まらないんでしょ?」 梓「私のホッチキスで口を塞いじゃうぞ!とか言ってるんですよね?」 澪「おい、人の歌詞を精神攻撃に使うのをやめろ」 梓「誰も頼んでないのに勝手に書いてきた歌詞なのに……」 澪「あいつさ、曲がりなりにも部長として私たちを引っ張ってくれてるだろ? 場を盛り上げたり、意外と気を使ってくれたりしてさ」 紬「りっちゃんの誕生日にどうやってイチャつくかを自慢しにきたの?」 澪「日頃のお礼にみんなで律の誕生日を祝ってあげようとか思ってたら お前らが次から次へと妄言を垂れ流し始めたんだよ!!」 梓「パティシエ先輩、落ち着いて」 澪「やかましい!!」 梓「また歌詞に見せかけたラブレターでも書いてあげたらいいんじゃないですか」 澪「またとは何だ」 梓「股とは何か、ですか…深いですね」 紬「詩人ね」 澪「お前らはそういう事しか頭にないのか」 梓「じゃあ律先輩が好きなメイドの真似事でもしてやれば喜ぶんじゃないですか」 紬「昔から澪ちゃんのメイド姿を推してたものね、りっちゃん」 梓「萌え萌えキュンとか言いながら自家製のソースをぶっかけてやればいいんですよ」 紬「私も悦ぶわ」 梓「きっと萌え死にますよ、律先輩」 澪「私が死にたくなりそうなんだけど、それ」 澪「頭痛が痛い」 梓「夏風邪はバカがひくって言いますね」 澪「バカは風邪ひかないって言うからな」 梓「でも唯先輩だって風邪ひいてたじゃないですか」 澪「えっ?」 梓「違うんですよ」 紬「最近暑かったものね」 梓「いやらしい格好のまま寝ちゃうからですよ」 澪「お前らのせいで頭が痛いって言ってるんだよ」 梓「でも夜は履かない派って聞いたので」 紬「日中は?」 澪「常に履いてるんだよ!!」 梓「まぁ確かに全裸で靴下だけ履いてたほうが興奮しますよね」 澪「なんでお前は私を脱がせたがるんだ」 梓「ノーブラのほうが形が崩れなくて垂れにくいらしいですよ」 紬「あなたは垂れる胸もないからノーブラでいいかもしれないけれど、 ノーブラだと位置が落ち着かないし肩はこるしで大変なのよ」 梓「………」 澪「泣きたいのは私のほうなんだよ!!」 澪「お前らの目的は何なんだよ!!」 梓「クールぶってる先輩をおちょくって反応を楽しんでいただけじゃないですか」 紬「私はりっちゃんとの関係を根掘り葉掘り問い詰めて恥ずがしがったり 赤面して逆ギレしたりする澪ちゃんの顔を見るのが夢だったの」 澪「すごく正直で結構なことだけど割とマジで死ね」 紬「りっちゃんにおちょくられると嬉しそうに嫌がるくせに」 梓「下の口は正直なくせに」 澪「お前らは上の口がおかしい」 紬「澪ちゃんはいつまで純情ぶってるつもりなの?」 梓「女子高生ともなれば毎日オナニーしてて当然の年頃ですよ」 紬「えっ」 澪「えっ」 梓「あれっ?」 梓「まあこの話は置いといてですね」 紬「梓ちゃんは毎日オナニーしてるの?」 梓「澪先輩たちってただの幼なじみにしては仲が良すぎると思うんですよ」 紬「毎日なの?本当に?」 梓「澪先輩が書いてくるのって片想いの歌詞ばっかりだし」 紬「女の子が毎日って相当な淫乱よ?」 梓「ロミオとジュリエットだってまんざらでもない表情で演じてたし」 紬「やっぱり唯ちゃんの事を考えながらしてるの?」 梓「律先輩と喧嘩してても、風邪ひいた時は真っ先に様子を見に行ってたし」 紬「ねえ、唯ちゃんでしてるんでしょ?」 ガチャッ 唯「ごめん、掃除当番で遅くなっちゃっ 梓「唯先輩でオナニーしてて何が悪いんですか!?」 唯「………」 梓「………」 唯「じゃあ今日は帰るね?」 梓「違うんですよ」 唯「寄らないで」 澪「もしもし?ああ、律か」 梓「違うんですよ、あの眉毛がしつこくて」 唯「人のせいにするんだ」 梓「いやあの」 澪「わかってる、もうすぐそっち行くからさ」 梓「だって毎日あんなに抱きつかれてたらしょうがないじゃないですか」 唯「なんか勘違いさせてごめんね」 紬「フラれてるwwwwwww」 澪「そんなんじゃないよ、私は律だけだって知ってるだろ?」 唯「私もう帰っていい?」 梓「ちょっとこの眉毛を黙らせるから誤解をとかせてください」 唯「誤解もなにも完全に自分から暴露してたよね」 紬「それが毎日してるらしいの、この子」 梓「お前……」 澪「今日も泊まっていいんだろ?」 唯「今までありがとう」 梓「待って下さい、違うんですよ……ん?」 紬「でも……ん?」 澪「ああ、私も愛してるよ」 澪「じゃあな」 梓「」 紬「」 澪「……?」 梓「いつから!?」 紬「どういうこと!?」 梓「あれだけ否定してたのに!?」 唯「知らなかったの?」 澪「じゃあ、ちょっと用事があるから」 ガチャッ バタン ダダダダダ 唯「そうだ、今日りっちゃんの誕生日だったっけ」 梓「……」 紬「……」 唯「おめでたいのはあずにゃんたちのほうだったね」 おわれ ほぼ即興で書いたけど 誕生日に間に合わなかった模様 戻る
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トップ|基本|悪魔|マップ|シナリオ |その他 ダーク悪魔2身合体 ダーク悪魔は会話で仲魔にすることはできない。しかし合体で造るならば話は別だ。造ったダーク悪魔も当然だが合体の材料にすることができる。しかしダーク悪魔を合体に使用するとなると、通常とは違った合体法則になってしまう。 ダーク悪魔2身合体とは ダーク悪魔を含む合体は、通常の合体とはまた違った法則となる。何も知らずに合体させると大抵は外道スライムができあがってしまうのだが、法則を理解できれば高ランクの悪魔を簡単に造れてしまえる便利さがある。ダーク悪魔は会話で仲魔にできないため、まずはダーク悪魔自体を合体で造らなければならないという面倒はあるものの、うまく利用できればかなりお得な合体でもあるため、ぜひチャレンジしてみることをお勧めする。 1・ダーク悪魔同種族合体 同種族のダーク悪魔同士を合体させた場合、「(ダーク悪魔Aのレベル+ダーク悪魔Bのレベル)÷2+2」の計算で、特定の種族の悪魔を造ることができる。どの種族同士がどの種族になるかは、下記の表を参考。 【法則】(ダーク悪魔Aのレベル+ダーク悪魔Bのレベル)÷2+2 【EX】邪鬼サイクロプス+邪鬼ラクシャーサ=国津神サルタヒコ 組合せ 組合せ 邪神+邪神=破壊神 幽鬼+幽鬼=夜魔 魔王+魔王=魔神 悪霊+悪霊=幽鬼 邪龍+邪龍=龍神 屍鬼+屍鬼=地霊 凶鳥+凶鳥=霊鳥 妖樹+妖樹=妖精 妖獣+妖獣=聖獣 外道+外道=デモノイド 邪鬼+邪鬼=国津神 - 2・ダーク悪魔+ダーク悪魔 異なる種族のダーク悪魔同士を合体させた場合、レベルの高い方のダーク悪魔が1ランクアップする。このとき、選んだダーク悪魔が同レベルの者同士であった場合は、先に選んだダーク悪魔が1ランクアップする。 【EX-1】邪神パスス+屍鬼ワーカーホリック=邪神クトゥルー 【EX-2】邪神クトゥルー+屍鬼ワーカーホリック=合体不能 この合体ではダーク悪魔を簡単にランクアップできるので、魔王や邪神といった悪魔を使っているのであればかなり使える法則だ。弱いダーク悪魔を合体させるだけでどんどん強くなっていくのだから、利用価値は高い。なおEX-2のように、最高ランクのダーク悪魔とレベルの低いダーク悪魔を合体させることはできない(合体不能の表示)。 3・悪魔+ダーク悪魔 これまではダーク悪魔同士の合体の説明だったが、これは非ダーク悪魔(つまりライト、ニュートラル系の悪魔)とダーク悪魔の合体法則。この合体では悪魔のランクを上げる、もしくは下げることができる。ただし非ダーク悪魔とダーク悪魔のレベルの合計数が関係しており、そう簡単にランク操作ができるようなものではない。都合よくダーク悪魔が見つかれば便利なのだが……。 悪魔のレベルがダーク悪魔のレベルと同じか高い場合(悪魔≧ダーク悪魔)レベルの合計値が7の倍数=悪魔が2ランクアップ。レベルの合計値が5の倍数=悪魔が1ランクアップ。レベルの合計数が3の倍数=悪魔が1ランクダウン。レベルの合計数が2の倍数=ダーク悪魔が1ランクアップ。*上記条件以外は外道スライムになる。【EX-1】天津神ツクヨミ(LV54)+邪龍キングー(LV46)=天津神アマテラス【EX-2】天津神アマテラス(LV59)+邪鬼ウェンディゴ(LV11)=合体不能*最高ランクの悪魔と法則に合うダーク悪魔を合体させた場合、合体不能となる。 悪魔のレベルがダーク悪魔のレベルより低い場合(悪魔<ダーク悪魔)レベルの合計値が偶数の場合=ダーク悪魔が1ランクアップ。レベルの合計値が奇数の場合=外道スライム。【EX】邪神パズス(LV59)+天使エンジェル(LV21)=邪神クトゥルー*最高ランクのダーク悪魔がランクアップとなる組合せの場合は、合体不能となる。 上へ
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136 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/05/11(日) 13 04 51.05 ID Mcx0ys430 123の話に割り込んですまんけど、困と言い切れるのか微妙っぽい変な人とキャンペを開始するかまでのとこまで行った時の事 Twitterでボイスオンセのキャンペをやるという募集をかけて、PL集まったから募集を閉じて日程調整をする所まで行った そのうち一人のPLからDMがあった。GMと個人的に話したい事があるとあったのでSkypeで会話をした 通話がつながってこっちから挨拶をしたが向こうからは返ってこずに、いきなり 「GM、今回のこのキャンペはハッピーエンドですか!?」と切羽詰った声で切り出された なだめつつ詳しく話を聞くと彼は ・小説を読むときも漫画を読むときも、現在進行形でストーリーがどうなるか読めないものはハラハラし過ぎて気になって仕方がなくなってしまう ・なので、基本的に完結した作品や、区切りがついた章までの単行本を購入する事しかしない。映画ならある程度公開してあらすじやネタバレが分かっているもののみ見に行く ・結末が分かっているものを調べてから、ハッピーエンドなら安心して、バッドエンドなら覚悟を決めて読んだり観たりできるから安心できる ・リプレイも最後がどうなるかをまず知って、それで安心したり覚悟を決めて読んだりしている ・自分がPLになってTRPGをやるのは初めてだから、ハッピーエンドで確定してるかバッドエンドで確定しているかを知りたい …こんな内容だった 俺としてはハッピーエンドで終わるように調節するが、PLの動きが悪かったりしたら当然バッドもあり得るし そもそも登場人物の誰が生存確定で、だれが死ぬの確定かなんて決まってないどころか登場NPCもあまりまともに決めてない段階 後はPLの判断とダイスの女神の導きに委ねる…という事を伝えた そしたら何かパニック気味と言うか 「なんで!何…っ(言葉にならない感じ)」と怒鳴るような泣いてるような感じで言い出して 「じゃあ誓ってください!必ずハッピーエンドにするか、バッドエンドにするか!でないと僕は!僕はあqwせdrftgyふじこ(何かもう言葉になってない)」 どうすりゃいいのと思いながらひたすら宥めて 悪いけどTRPGは未完成の話をやるゲームだから楽しくて、結末決まってたら楽しくない、他のPLも俺自身も楽しくないと思うと告げたら 「それでも僕はそれが知りたいんだ!決まってなきゃ嫌なんだ!他がどうでも僕はそれでなきゃやれない!」 なんてえづきながら言うから、こりゃもう無理だと悟って、他のPLに訳を伝えてそのPLと別れる事になったんだ そしたらその後はこっちに参加したいって来ることは無くなったんだけどさぁ… エアリプでひたすら「ゴミ」だの「クズ」だのつぶやいてて なんで俺が「人と約束もできないゴミ」呼ばわりされてるんだよって 勘違いPLは本当地獄だぜェ… 137 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/05/11(日) 13 10 35.96 ID UYjfaVax0 [1/2] 136 強烈ですね…。乙でした。 その人、TRPGに限らず大抵のゲームに向いてないな。 138 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/05/11(日) 13 10 59.69 ID TqhoQ4sl0 [3/3] 136 乙 う~ん、ここまで来ると親御さんにしっかり躾してくれと言いたくなりそうだな・・・ 「世の中何でも自分の思い通りになるわけじゃない」「人に迷惑をかけない」って少なくとも外に漏らさないようにするくらいは義務教育までで済ませておいてほしいわ 140 名前:エンリコ・プッチ[sage] 投稿日:2014/05/11(日) 13 15 02.51 ID VqIBNJQL0 [3/9] 136 どうぞ我が教会へお越し下さい。 我が教会は、貴方のような悩める子羊の為の場所です。 141 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/05/11(日) 13 15 50.70 ID UwZDGYPJ0 [3/3] インサイダーケン思い出した。 漫画でも小説でも過剰に作品内に入り込んでしまうため、作中で主人公が大ケガすると自分にまでダメジがフィードバックしてしまうっつー体質のヤツw 143 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/05/11(日) 13 36 03.52 ID onfJQGr90 [2/4] >ハラハラし過ぎて気になって仕方がなくなってしまう ここまでなら分からなくもないところはあるんだが… >じゃあ誓ってください!必ずハッピーエンドにするか、バッドエンドにするか! 「どっちか分からないと怖いので教えろ」からどうしてこうなった なんというか「参加者」と言うより「読者」の思考(おかしくなってるが)だよなぁ あと完全にGMというか「文句を言える相手」だからなめてかかってるよねこいつ 小説家とかには「結末が分からないと怖くてあなたの本が買えないんですぅ><結末を教えてください^^」とかしないで自分が引く、という行動をとる癖に GMには「エアリプでひたすら罵倒」とかこういう態度とるあたり 144 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/05/11(日) 13 52 43.93 ID /csJ3ver0 [4/5] 136 約束も出来ないんじゃなくてそんな約束したくないだけだよね… 145 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/05/11(日) 13 54 19.41 ID FYB+UnSc0 136 乙 「TPRG向いてない」という言葉は煽りとしてしか使われないモノだと思っていたが 正確にその対象となる人間ってのがいるんだなぁ 146 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/05/11(日) 13 54 38.14 ID 41DbP9cd0 約束できないという約束をしたけど、そんなのかんけえねえ! 147 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/05/11(日) 13 57 59.03 ID OP2samfG0 [1/3] 136 報告乙 次善策としては「バッドエンドになると思って覚悟してから来てください。それでハッピーエンドになったら、 最初からハッピーエンドだと思ってる時の倍嬉しいでしょう」みたいに返すくらいかなあ 最善の策は、「結末が確定してないのが卓ゲのセッションなんだから、結末確定させたいなら 吟遊GMの卓にだけ入るか、リプレイだけ読んでろ」ときっぱり言ってやることだとは思うが 148 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2014/05/11(日) 13 59 16.74 ID /csJ3ver0 [5/5] 147 そんな柔軟な思考が出来るならハッピーエンドかバッドエンドかはっきりしろって泣き叫ばないのでは スレ382
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それはああああ戦の後、聖杯戦争が始まる少し前のこと。 あの時、物置の丘で出会った先代代表取締役。 真っ赤に染まった先代の右の掌、真っ赤に染まった私の尻。 『これが――――――尻を叩くということだ』 一度の尻叩きで、「まったく同時に」六つの掌撃が飛んでくる。先代が『並行世界の運営』をしているのは確定的に明らか、 きっと先代は魔法使いだったんだろう。(not性的な意味で) 『物置作りにも飽きて、やる事がなくなって尻を叩くことを極めようとしたら いつの間にか多重世界屈折現象(キシュア・ゼルレッチ)が出来るようになってたんだ』 何を言っているのかあの時の私にさっぱり分からなかったが、今の私に分かる。 いや、今の私だからこそ分かるのかもしれないな。 『ならば汝、我を超えてみせよ』 超えてみせるよ。先代……『全て遠き理想物置《イナヴァロン》』 ―――――夢を見ていたのか……まあいい 仮眠から覚めたイナバ製作所社長。頭もすっきりしているように見える。 ―――――尻叩きか、久々にやってみたい気もするが……まあいい 「さて、今の聖杯の状況は……何!?」 新惑星にある聖杯が写っているモニターを見た社長は驚愕した。あのいつどんなときでも冷静な社長が珍しく取り乱している。 なぜ、取り乱しているかって?聖杯の近くにもう一つの聖杯があるから……ノゥ!そんなことではない。 「イーターの魂が吸収されていないだと?」 そう、アヴェンジャーとコーパレーターの魂は聖杯に吸収されいるのたのだが、 イーター・ヒイラギカガミの魂がどちらの聖杯にも吸収されていないのである。 「うむ、これは少しまずいか―――――捜索、開始(サーチ・オン)」 イナバ製作所社長は自分の意識を極限まで集中させイーターの魂を探す。 (見つけた。んっ!?これは……まあいい) 見つけたには見つけたのだが場所が厄介すぎる。サーヴァントが八体、マスターが六人いる さらにその魂がある周辺にはセイバー、ライター、ライダーとそのマスター、そしてKAITOがいる。 そう、イーターの魂があるのはバラバラになった◆02GOODMe2.の体内である。体の形さえ整っていれば楽に回収できたのだが、 バラバラになってしまったから、魂の拠り所が分からなくなってしまった。 それと余談だが、実際の人間の体をチェーンソーで切ろうとするとバラバラになる前にショック死するほうが先なんだぜ。 「まあいい、仕方ない私が処理しに行くか」 そして、社長の姿が消える。 所変わってここは現在カオスロワ最激戦区蒲田。 自重しない参加者達が集い、自重しない戦いを繰り広げ、自重しない数のビルが音を立てて崩れ落ち、 自重しなかったから悲劇が起き、まあ自重したら、自重したで……ゲフン!ゲフン!話を戻そう。 そこに降り立ったイナバ製作所社長はとりあえず、他の参加者に見つからないようにこっそり◆02GOODMe2.のバラバラ死体を捜すことにした。 イナバ製作所社長は凄まじい威圧感と存在感を遮断していると思っているが全く隠しきれていない。バレバレである。 そういえば、イナバ製作所社長がどのような容姿か未だ不明だったな。見た目は25~28歳ぐらいに見えるが実年齢はかなりのものである。 実年齢は恐らく【検問により削除されました】ぐらいであろう。(ジジイとか言われる程の年齢だったので伏せました) 服装はイナバ製作所の作業着……ではなく、現在は黒を基調としたゴシックなスーツを着ている。 Gロボの衝撃のアルベルトが着ているスーツをイメージしたら分かりやすいだろう。 「この辺りか……止まれ黒竜号」 ちなみに馬に乗ってたりする。黒王号ではなく黒竜号である。 目の前にある02のバラバラになった死体を直し始めた。バラバラになった体は見る見るうちに形を整え元に戻っていく。 しかし、02の命が元に戻るわけではない。彼は死んだままだ。だがそれでいい重要なのはイーターの魂を聖杯に吸収させることである。 「むっ、これは……」 イナバ製作所社長は驚愕した。何故ならば彼の体には五つの魂が入っているのだ。しかし、すぐに平常心を取り戻し作業を開始した。 「……聖杯に似ているが聖杯ではない、魂を溜め込むを出来るが願いを叶えることが出来ない、 出来損ない贋作のようなものか……まあいい」 そんなことを呟きながら作業を進めていくイナバ製作所社長。 数分後、無事、作業を終わった。 イナバ製作所社長がしたこと、それは02の体から魂を無理矢理引き剥がし無理矢理聖杯に送ることであった。 結果は先程も述べたとおり成功であった。だが…… 「イーターの魂は聖杯に送ったんだが、ドナルドの魂とグリマスの魂はどこに行ったんだ……まあいい」 同時刻、新惑星都内 「クックックックックックックッ クハッ…ハハッ…ハハハッ……… RANRANRUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA!!!」 「いきなりどうしたんですか、マスター?」 「わからん、だが我がマ力が急激に膨れ上がっているのだ」 「はぁい?」 そう、ドナルドの魂とグリマスの魂とアーカードナルドに吸収された。 その結果、アーカードナルドはさらにパワーアップしたんだよ! Ω ΩΩ<な、なんだって!? 「さあ行くぞ我が主。 次の闘争のために…そして次々の戦争のために……」 【二日目・午前三時四十分/新惑星・都内】 【柊かがみ(七期)@らき☆すた】(マスター) 【状態】記憶喪失、吸マック鬼化、アーカードナルド(クラス・マスター)と契約、マクドナルドの制服 【装備】無し 【道具】無し 【思考】基本:マクドナルドを広める 1:とりあえず、どうしよう? 2:こなた…… ※吸マック鬼がどんな性質の生物かは不明です。 とりあえずマクドナルドのファーストフーズが大好きなようです。 【アーカードナルド@ヘルシングとかマクドナルドとかそこらへん】(クラス・支配者(マスター)) 【状態】吸血道化師、超健康、超絶好調、柊かがみと契約、マ力増幅中 【装備】なし 【道具】なし 【宝具】穀物で挟む挽肉と野菜(インフィニットマック)、他 【思考】基本:マクドナルドのマクドナルドによるマクドナルドの為の闘争 1:マスターに従う 2:あの男は生きていたか。面白い! 3:今のは一体、何だ? 「まあいい、それよりもこれをどうするか、とりあえずこっちはこれの中に入れといてとこっちは……」 「だんるてしを何、前お」 「おや、見つかってしまったか……まあいい」 不意に青年に声を掛けられた。 「只の仕事だと言っておこう」 青年の質問に当然のように答えるイナバ製作所社長。その手には02の頭部ががっちりと掴まれている。 軽々と人間一人を持ち上げながら話す社長。その姿はどう見ても人を襲っている危険人物にしか見えない。 「そうかこの状態が気になるのか、だったら」 そして、イナバ製作所社長は手に持った02の頭部を…… ぐしゃっ。 どさっ。 トマトを握り潰すように片手で握り潰した。そして02の首から下が地面に落ちた。 青年は一瞬何が起こったのか分からなかった。 「どうした、言いたいことでもあるのか……まあいい。 言いたいことは言った方がいい。溜め込んでいると、円滑な人間関係は作れないよ」 社長はいつもの口調でいつものように話す。足元には頭部がグチャグチャになった02の死体が転がっている。 社長の右手は02の血がついている。 「だ者何はタンア……」 「ただ知恵と力を付けすぎただけの“人間”だよ」 あくまでも自分のことを人間だと主張するイナバ製作所社長。 どう贔屓目に見ても人間ではありません。本当にありがとうございました。 「言いたいことはそれだけか?」 怖いというかそういうレベルじゃない。次元が違う。存在が違う。 02の頭部を潰す所を見た青年は完全に黙り込んでいる。 「今見たことを見なかったことに……できないか、まあいい じゃあ、口止め料とはいかないがこれを渡しとく」 社長はそういうと黒い万年筆を青年に渡した。 「?……はれこ」 「それではな青年」 そして、イナバ製作所社長の姿が消える。 取り残される青年。(と黒竜号) その時である。 『んっ、ここはどこですか?』 「?だ誰」 『私は10/です』 黒い万年筆が喋り始めた(?) 【二日目・午前三時四十五分/新惑星・蒲田】 【9/@クロススレ】 【状態】康健 【装備】(/01)筆年万SSい黒 号竜黒 【道具】式一品給支、品給支明不 【思考】 1:?とろしうど 2:い怖、男のあ ※ミルクの固有結界が使えます 【10/の思考】 1:何でしょうかこの状況は? 2:とにかく、状況整理 ※何故か支給品化しました。一応喋れます。 【黒竜号】 馬である……これだけでは解説にならないので補足。 象のような巨大な蹄をもつあの世紀末覇者ラオウの愛馬……ではなく。(そっちは黒王号) フレディの愛馬である。まあぶっちゃけ、黒王号のパロディであることに違いはないのだが 「さて、どうするか、とりあえずイナバ君(仮)にでも連絡するか」 月に帰ってきたイナバ製作所社長はイナバ製作所内にいるイナバ君(仮)に現在の製作所内の状況を聞くことにした。 「もしもし、イナバ君(仮)か?」 『はい、俺ですけど……貴方は?』 「社長の声にも気付かないのか……まあいい それよりも今の状況はどうなんだい?」 『特に異常なしです』 「そうか、あと少しでそこは激戦区になりそうだから、気を引き締めて見回り頼むよ」 『わかりました』 「それと前々から気になったんだが」 『はい、何でしょうか?』 「君は女性だよね?」 『そうですけど、それが何か?』 「……まあいい、それじゃあ頑張ってね」 『はい、社長』 【二日目・午前三時五十分/月・イナバ営業所】 【イナバ製作所社長@現実?】 【状態】健康 【装備】不明 【道具】支給品一式その他不明 【思考】 1:大・丈・夫! 2:聖杯戦争を静観するつもりだったが……まあいい 3:??? ※実はこの聖杯戦争の監督役です。 ※聖杯がどこにあるか知っています。 ※聖杯の完成を望んでいます。 ※イーターの魂がどちらの聖杯に吸収されたかは不明です ※イナバ君(仮)は女性です
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ゆっくり世紀末 人里に程近い森の奥。 雲雀の囀りと春風にざわめく木々の音に混じって、賑やかな住民の声が聞こえてきた。 「ゆっくりついてきてね、おちびちゃんたち!」 「ゆっきゅりついていくよ!」 仲睦まじい声をかけあって巣穴から出てきたのは、ゆっくりたち。 先頭に立って進むまりさと、最後方から家族を見守るれいむ。そして、両親に守られるかのように挟まれた、二匹の赤ちゃんゆっくり。 それぞれ、まりさとれいむの組み合わせだ。 一般的なゆっくり家族に比べ、まりさたちの授かった二匹という赤ちゃんの数は少ない。 だが、だからこそゆっくり夫婦は有り余るだけの愛情を赤ちゃんに注ぐ。 夫婦の願いは、本当にゆっくりと子供たちが生きてくれること。 そのために、まりさとれいむが熱中したのは教育だった。 巣穴の中で外を歩き回れる大きさになるまで、まりさとれいむは交代で赤ちゃんたちに自分たちの知識を伝えた。 ごはんのとり方、巣の作り方を始めとする、生きていくための知識を。 特に口をすっぱくしていったのは、獣や捕食種の危険性と、それ以上に関係に気をつけなければいけない人間についてだった。 森の外、ずっと野原を進むと人の暮らしているところがあるから、その周辺には絶対近づかないこと。もし間違って迷い込んだとしたら、 例えそんなにゆっくりできそうなものがあっても、すぐに出て行くこと。 何度も繰り返す両親の顔がよっぽど真剣だったのだろう。 「わかったよ!」 赤ちゃんたちは、疑問をはさむこともなく頷く。 れいむはそんな赤ちゃんたちの素直さが嬉しかった。親の贔屓目ながらも、あかちゃんはまりさのように賢くて、れいむのように素直だと 感じていた。 「ゆゆーん♪ ゆっゆーん♪」 ついつい、ゆっくりした気持ちのままに歌がこぼれる。 その暢気な歌声に一番に反応したのは、あかちゃんれいむ。 「ゆ!? れいみゅもおうた、うたうよ~♪」 途端に、れいむの歌声に包まれる一家。 あかちゃんまりさはこの上なくしあわせな気持ちになりながら、先頭を行く親まりさの隣に歩を進めた。 「きょうはどこでゆっくりしゅるの?」 あかちゃんまりさは、好奇心が強く輝く瞳で親まりさをのぞきこむ。 親まりさは、自分に似て行動的な子供の様子に目を細めながら、今日の目的を教えてあげた。 「あかちゃんたち、今日はゆっくりするだけじゃないよ。ごはんのとり方をべんきょうするよ!」 いつもは巣穴に持ち込まれ、親ゆっくりが食べやすく噛み砕いて食べさせるごはん。 それが森ではどんな形で、どんなところにあるのか、まりさは今後のためにも子供たちに教えたかった。 自分たちに何かあったとしても生きていけるようになってほしかったのだ。 が、一家の頭上に突然影が差した。 同時に幾重にも空気を切る羽ばたきの音。 見上げれば、一斉に飛び立った野鳥の群れだった。忙しない囀りが何か危険を呼びかけあっているようだとまりさが感じたとき、 それはやってきた。 まず、地面がびりびりと震えるような炸裂音。 森の向こうから規則的に響くその地鳴りは、どんどんと近づいてくる。 まりさとれいむは視線を合わせる。 よくわからないけど、ゆっくりできそうもない嫌な音だ。 「ゆっくりしないでかえろうね!」 まりさが呼びかけるなり、一家はわき目も振らず、ひたすらに来た道を戻りだす。 巣穴まで、そう離れていない。 一目散に対比すれば間に合うはず。 そう判断してのことだったが、爆音の主はまりさたちの予想をはるかに超えてゆっくりしていない存在だった。 さっきまで遠くに聞こえていたはずの音が、めきめきという藪を踏みにじる音とともに鮮明になっていく。 弾むように草むらをはねる一家へ、確実に近づく音。 それはもはや森の静寂を切り裂く化物の咆哮に思えた。 「ゆっきゅりっ! ゆっきゅりでぎないいいっ!」 れいむの上に飛び乗って、恐怖に震える赤ちゃんたちの悲鳴。 「ゆっぐりづかまっでねええええ!」 れいむは、赤ちゃんにひきの命を預かって必死だった。 一方、まりさは最後尾に下がる。 もしものときは、自分が時間稼ぎをするために。 まりさは冷静だった。 だから、気がついてしまった。 咆哮を放つ化物が一体ではないことに。 音の主は、少なくみても三つ以上。だから、さっきからまったく咆哮が途絶えてくれない。 それどころか、空気を震わせながら、どんどん近づいてくる。 音の重みが、すでにまりさの真後ろまで迫ってきた。 今にも、まりさの無防備な背中に食いつきそうなほどに。 「ゆっ、ゆっくりしていってね!」 ひきつる声をこらえながらちらりと振り返るまりさ。 まりさは、目前に爆音の正体を見た。 それは、人間と奇妙な機械の群れだった。 機械は二つの前後する車輪が地面に接し、その車輪には覆いかぶさるように金属の管や板が張り付いて、上に座る人間の体を支えていた。 管の一部は後ろへとのびて、先端から黒みがった煙を吐き出しては、ぶるんぶるんと震えながら咆哮を繰り返す。 さらに機械の前方の部分は上へ上へとのび、二股に分かれて人間の手に握られ、一番前に突き出しているのは目を焼くような光を放つ丸い鏡。 それが、人間たちの使うバイクという乗り物であることをまりさたちは知らない。 ただ、まったくもってゆっくりしてないスピードで迫りる何台にも連なる化物と人間の群れに、まりさたちは絶望するだけだった。 「れいむいそいでえええっ! おいづがれるううううう!!!」 「ゆっつぐううう、もうむりいいいいい! ぐるじいいのおお!!」 れいむの涙と鼻水でぐずぐずの顔が、どんどん蒼白になっていく。 一方、バイクはまりさの後方5mまで一息に駆けてくる。 「ごないでぐだざいいい!!!」 まりさの懇願は爆音にかきけされて、まったくもって無駄だった。 先頭を行くバイクはあっという間に追いつき、一瞬だけゆっくりと併走し、次の瞬間には一家の目前に後輪を滑らせて立ちはだかる。 「ゆーっ!!!」 あまりの早業に、ようやくゆっくり一家が反応したとき、すでにバイクの人間たちは次の行動を起こしていた。 ゆっくり一家を中心に、円をかくように輪になって走り出す十台ほどのバイク。 追走につらべてゆっくりとした動きだが、ゆっくり一家にとってそのスピードは目が回る。 だからといって、逃げ出せばバイクの囲いにつかまってぺちゃんこだろう。 進退窮まって、ゆっくり一家は子供を守るように小さく固まるしかなかった。 全員が震えていた。 ゆっくりを見て、ニヤニヤ笑いを張り付かせる人間たちが、たまらなく怖かった。 人間たちは、ゆっくりを囲んだまま無言だった。 誰かが口を開けば崩れてしまいそうな沈黙の均衡。 あかちゃんたちも薄々察したのか、泣き出しもせずぎゅっと両親に体を押し付けて堪える。 だが、震える一家の姿を舐めるように見つめていた男が不意に沈黙を破った。 「ヒャッハー! たまんねえええ!!」 甲高い、愉悦に満ちた声。 その男の姿は人間から見ても異様だった。 筋骨隆々とした体に、直に身につけたトゲの突き出した鋲打ちの皮ベスト。そりあがった頭の中央には見事なモヒカン。 それに続く男たちの風貌も似たり寄ったり。仮面をつけたり、刺青まみれのスキンヘッドだったりとカスタマイズはされている程度の 違いしかなかった。 ゆっくりには男たちが、普通の人間からどれだけ乖離した存在かはわからない。 ただ、暴力的な雰囲気をかもし出す男のたちに、まりさは思わず立ち尽くす。 だから、れいむの動きに気がつかなかった。 「おにーざんだち! あかちゃんは、あかちゃんだけはみのがじでぐだざい!!!」 一歩前に進み出るれいむは、続いて涙にぐちゃぐちゃの顔を地面にこすりつける。 「まりざもどうなっでもいいがら、あかちゃんだけはおねがいしますううう!!!」 れいむだけを犠牲にできなかった。 慌ててれいむに並んで頭をこすりつけると、それが功を奏したのか、もっとも体格のいい男がバイクを降りた。 そのまま、無言で近づいてく男。 「どうするんだい、アニキ?」 「決まっているじゃねえか」 どうやらリーダーらしき男は、地面で頭をつけて震えるゆっくり夫婦の目前で膝をつく。 そして、にいと口の端を歪めて笑った。 「みんな、まとめて可愛がってやりなあっ!!!」 「っ!!! どうじでぞんなごどいうのおおおおおおおおっ!?」 「ヒャッハーっ!!!」 夫婦の絶望に満ちた絶叫は、男たちが次々に上げる歓声に瞬く間にかき消されていく。 「がまんできねえっ、イクぜえええええ!!!」 次々と乗り捨てるようにバイクを飛び降りて、一家の元へ殺到していく男たちの群れ。 その獣のような動きに、まりさたちの体はショックで硬直していた。なんで、ごんなことするの、まりざだちはなにもしてないのに。 その言葉も、憤りと悲しさに胸が塞がれて声にならない。 不意に、まりさをとらえた浮遊感。 自失の間に、まりさは、男たちのリーダーに持ち上げられていた。 「ゆううう! あかちゃあああああん!!」 離れていく子供たちの体温。先ほど震えながらまりさに勇気をくれた子供たちの温もりは、もうまりさの傍にはない。 まりさを包み込むのは、まるで岩を砕いて手の形にしたような男の手の感触だけ。 視界の端ではれいむが、あかちゃんれいむが、あかちゃんまりさが、相次いで男たちの手に奪われていくのが見えた。 だが、男の手首は強靭そのものでまりさは身じろぎすらできない。 「おねがいいいい、たいせつな、たいせつなまりざのあがちゃんなんでずううう!!!」 「わかっているって、念入りにやってやるぜえ!」 「ぞんなごど、だのんでないいいいいゆぐっ!!!」 まりさの絶叫は唐突に遮られた。 まりさを持ち上げていたリーダーが、いきなりまりさをぎゅうと自らの胸と腕で締め上げだしたのだ。 ふっくらさのかけらもない鉄板のような胸部の圧迫に、まりさは悲鳴すら上げられなかった。 「だが、まずはてめえら親たちからだぜ?」 リーダーの言葉は、まりさにとって死刑を意味した。 なんで、こんなことになったんだろう。まりさの頬を涙がこぼれる。人間と関わらず、境界を守ってゆっくり暮らしたかっただけなのに。 だが、まりさの運命を握る男たちは着々と準備を進めていく。 「用意はできましたぜ、アニキぃ!」 男の一人がバイクの荷台から降ろしたのは大きな金だらい。 だが、まりさの目を引いたのは、たらいからほくほくと立ち上る湯気だった。 「あ゛あ゛あ゛あっ、あづいの、あづいのいやあああああ!!!」 「ヒャッハー! はじめるぜえ!!!」 まりさの絶叫は男たちの行動を止めることとはまったく逆方向に突き動かした。 「ゆっ、ゆぐうううううう!?」 男の手で、湯気が立ちのぼるたらいに押し付けられるまりさ。 予想した痛みに、思わずこわばるまりさの体。 が、焼け付く痛みはまりさの体を襲うことはなかった。 予想外に、そこは少し肌がちりちりする程度の熱湯。ただ、お湯はゆっくりの体を水よりも早く溶かす。 きっと、そっちが目的なのだとまりさは瞬時に理解した。 が、まりさの心に芽生えた危機感は、次の男たちの行動で瞬く間に吹き飛ぶ。 「きたねえ帽子は消毒だア!!!」 頭が軽くなる感覚。 間違えようがなかった。まりさにとって、一番大切な帽子が取り上げられる、おぞましい感覚だった。 「がえっ……ごぼっ、ごぼおっ!!!」 もがこうとして、お湯を飲み込んでむせるまりさ。 もう、男たちの手にわたった帽子がどんな運命をたどるか、見届けることもできない。 だが、男たちはそれで終わらせようとはしなかった。 微動だにしないリーダーの男の腕に変わり、たくさんの手がまりさへとのびる。 「ゆびゃあああ!?」 そのうち、一つの手から感じたぬるりとした粘着質の感触に、まりさの悲鳴がほとばしっていた。 なに、なに、まりさのからだ、なにをぬられたのおお!? 不安と嫌悪に戸惑うまりさの疑問は、次の男たちの行動でパニックに変わった。 まりさに添えられた男たちの手が、まりさの肌をちぎるとるように一斉に蠢き、執拗に揉みまくられていた。 「むぎゅっ、むぎゅっ、むぎゅうう! や、やべで、むぎゅうう!!!」 激しく掴みあげられ、時には小刻みに動き、まりさの肌を存分に蹂躙していく。 「ぞっ、ぞこはらめだよおおおっ!!!」 「ん!? まちがったかなア?」 ついにはまりさの一番恥かしいところまで進入する男たちの指。すでに余すとこなく、まりさをぬるぬるとした感触が覆い尽くしていた。 「やべでぐだざいいい!!!」 「俺たちはまだまだギンギンだぜ! YOUはショック!!!」 「な゛に゛を、い゛って゛るのかっ、わ゛か゛んないいいいいっ!!!」 そのおぞましさに、まるで赤ちゃんのように泣き叫ぶまりさ。 帽子を奪われ、体の自由を奪われ、子供も妻も奪われて、まりさは親として振舞うことすらできなくなっていた。 が、その狂乱のときもようやく最後を迎える。 「てめら! そろそろこいつをシメてやりな!」 「待ってたぜええ!! ひゃっはー!!」 男たちの掛け声に合わせて、まりさに次々と叩きつけるようにお湯がかけられはじめる。 まりさはその間髪入れないしぶきに、もう悲鳴も上げられなかった。 全身のぬめぬめがとれていくことだけが、唯一の救いだった。 お湯の襲撃がようやく終わる頃、すでにまりさは全身に力が入らなくなっていた。 ひどく疲れて、眠ってしまいたい。 自分をも持ち上げる男の手から逃れる気力を失い、されるがままに草の上に運ばれる。 まりさの朦朧とした意識は、いつしかまるで初夏の陽だまりのような、ぽかぽかの空気に包まれていた。 なんだろう、このゆっくりできる暖かさは。 うっすらと目を開くまりさの前に、屹立する黒い三角錐。見間違えるはずもなかった。それは、まりさの大切な帽子。 「おぼうしさんっ!」 駆け寄るまりさ。 夢ではないかと目を凝らすが、やはり奪われたはずの帽子に間違いない。 傷やほつれだって一つもない。むしろ、奪われたときよりも綺麗になっているほどだ。 ……どうして、きれいなっているの? いぶかしみながらも、まりさはあわてて帽子を被り、思い出す。 そういえば、人間たちは? まりさの大切なあかちゃんとれいむは? 気がつけば、森は静寂に包まれている。 バイクの轟音も、人間たちの高笑いも、子供たちの悲鳴も聞こえない。 何もかも夢だったのだろうかと、まりさが困惑しきったときだった。 「まりさ!!!」 背後から、不意をつくような大声。 振り向くと、愛しのれいむがいた。 いつもと変わらぬ姿、人間たちに切り刻まれた様子もなく駆け寄る姿に、まりさの心に薄く安堵が広がっていく。 「れいむ、ぶじだったんね! ……ゆ?」 駆け寄ろうとして、まりさは違和感に固まった。 いや、違和感の正体はまりさははっきり認識している。 れいむが、びっくりするぐらいに美しくなっていたことだ。 狩りと洞窟での生活で茶色く汚れ、べたべただった髪の毛が、まるで鴉の濡れた羽のように艶やかになっていた。 りぼんも本来の鮮烈な紅色を取り戻し、髪に崩れることなく結び付けられてまるでセット仕立てのようだった。 また、その肌も土汚れ一つない美白。 いつも顔を合わせていたはずなのに、その輝くほどの美れいむぶりにまりさの心はトキメキを隠せない。 「れ、れいむ、なんでそんなにきれいなの? すごくゆっくりしているよ!?」 「ゆ、ゆふう……ありがとう、まりさ。でも、まりさもすごくゆっくりしているよ!」 れいむが照れ隠しに返した言葉の通りだった。 まりさもまた、その軽くウエーブのかかった蜂蜜の色の髪の毛は輝きを放つほどに毛先までふわふわで、汚れ一つない帽子の黒と 見事な対比となっている。 「ゆううう、恥かしいよれいむう……ゆ! そうだ、あかちゃんたちはっ!?」 ストレートな謝意にテレながら、まりさはようやく一番大切な宝物のことに気づく。 「安心して、まりさ! みんな無事だよ!」 れいむが視線を向けた先、そこにはこんもりとした何かの小山の傍らで仲良く寄り添うあかちゃん二匹。 まん丸の体はまりさたち同様、洗い立てのすっきりした佇まい。 「よがっだあああ、あかちゃんんんっ!」 だが、そんなことよりもなによりも、まりさはあかちゃんの無事が嬉しくてたまらない。 子供たちの傍へ声も上げる暇も惜しんでかけよると、あかちゃんたちは自分たちに差した大きな影に気づき、振り返る。 「おかーさんだっ!」 「おかーさんも、ゆっくりしているね!!」 口々に喜びの声をあげるあかちゃんまりさたち。 しかし、まりさは喜ぶよりも早く、二匹の周囲を取り囲む小山の正体に気づいていた。 「おちびちゃんたち、どうしたの? これは、人間さんのお菓子だよ?」 はるか昔口にしたことがある、とびっきりおいしくてその味がずっと忘れられなかった人間のお菓子。様々な種類のお菓子が、 カラフルな山肌を見せていた。 それが、親ゆっくりほどの体積ほどもうず高く積まれている。 「おかーさん、あのね、このごはん、とってもゆっくりできるんだよ」 お菓子の小山を切り崩しながら食べる子供たちの姿はしあわせそのもの。 だが、まりさは不安をかんじずにはいられなかった。 「人間さんのたべものとったら、怒られちゃうよ! 早くかえしてこようね!」 まりさの焦り気味の声色に、あかちゃんれいむたちはまるで動じなかった。 「大丈夫だよ、人間さんがれいみゅたちにくれたんだよ!」 「そうだよ、すっごくゆっくりできるにんげんさんだったよ!」 「ゆゆっ!?」 あかちゃんれいむとまりさの立て続けの言葉に、まりさは困惑のうめきをもらす。 どういうことなのか、つがいのれいむと子供たちを見わたすまりさ。 だが、すっかりきれいになったれいむたちは満面の笑顔をまりさに返すだけだった。 同時刻、森を抜けて町へと向かうバイク集団があった。 まりさたちを追い回した、ジード軍的な彼らだった。 「ヒャッハー! あいつら、さいこうにぷりちーだったぜええ!!」 疾走するバイクのうち、一台から猛々しい声が上がる。 続けて、ヒャッハー、ヒャッハーと応えるバイクの男たち。 先頭を行くリーダーの男も合わせて叫ぶ。 「ヒャッハー! たまんねえ、ゆっくりは愛でだっ!!」 その言葉に、にやりと精悍な笑いを浮かべる男たち。 男たちは、典型的な「愛でおにーさん」だった。 こうして休日ともなる仲間うちで野生のゆっくりを愛でにいくのが通例の、善良な市民たちである。 「今日は久しぶりに心が高ぶったわ!」 先頭を行くリーダーは呟く。 リーダーの心を満たしているのは、汚れたゆっくり一家を綺麗にしてあげた上に、スキンシップまでとれたことへの充足感。 なぜなら、リーダーの吉村さんは市役所社会福祉部の生活保護課という、心労の溜まる業務をこなしている。 心が疲れると、今日のように無垢なゆっくりとの触れ合いをたまらなく求めてしまうのだ。 しかし、なぜ彼はつれそって十年目の奥さんではなく、ゆっくりに癒しを求めるのか。 吉村さんは近頃、顔を会わせて話すことも少なくなった奥さんのことを思う。 そういえば、昨日うちに届いた実に覚えのない保険の掛け金の請求書はなんだったのだろう。 愛ゆえに人は苦しまねばならぬ。 愛ゆえに人は悲しまねばならぬ。 世紀末は悪魔が微笑む時代なのだ。 「きょうはむしさんのとり方、おしえるよ!」 巣穴に、元気な声がまりさの響く。 色々あったけど、気を取り直して教育を再開しようと呼びかけるまりさ。 「ゆう、それよりもゆっくりしようよ」 「むしさんなんて、いらないよ。おかしさん、たべようね!」 だが、反応は薄い。 赤ちゃんたちは魅入られたように持ち帰ったお菓子の小山に張り付き、まりさの方を振り向こうともしない。 「だめだよ、おチビちゃんたち! むしさんと、くささんを食べようね」 そうしないと、冬ごもりで確実に死んでしまう。 何とか、説得しようと懸命のまりさの笑顔。 しかし、あかちゃんたちはお菓子の甘みに心の髄まで冒されていた。 「そんなの、たべものじゃないよ」 「そんなものを食べさせようとするおかーさんは、ぜんぜんゆっくりしてないね」 「ど、どぼじでぞんなごどいうのおおお!? おがーさんは、ゆっぐりじでるよおおおお!!!」 取り付く島も無い態度と侮蔑に戸惑うまりさ。涙ながらに訴えかけるが、返事はあかちゃんまりさたちの冷笑だった。 「はいはい、ゆっくりゆっくり」 かつて無垢だったあかちゃんたち。 だが先日、人間たちの蝶よ華よとひたすらに可愛がられてから、あかちゃんたちは変わってしまった。 何より人間は親よりはるかに甘やかしてくれる上に、力持ちであまいものを沢山くれる。 この親とは大違いだと、子供たちの心に焼き付いてしまった。 「れ、れいむ。どうしよう……」 その急変振りに、まりさは溜まらずつがいの名前を呼んで助けを求めていた。 「まりさがなんとかしてね! れいむはでかけてくるよ!」 それなのに、愛しのれいむのそっけない返事を残して巣穴から出て行こうとする。 「また、でかけるのお!? れいむも、手伝ってよおおお!」 まりさの顔が悲しみに歪むが、れいむは返事もせずに巣穴から飛び出していった。 れいむもまた人間と接触して変わってしまった。 人間の手が加えられ、この森でも有数の美れいむとなったれいむは、一変してこの森の人気者となっていた。 「まりさよりもずっと素敵なゆっくりたちが、れいむのことを好きだっていってくれるんだよ!」 昨日の舞いあがったれいむの言葉が、まりさの心に突き刺さる楔となって今もじくじくとまりさを痛めつける。 どうして、こんなことになったんだろう。 「むーしゃ、むーしゃ、しあわせー♪」 呆然とするまりさの耳朶を打つ、あかちゃんたちの至福の声。 あかちゃんたちはしあわせだという。 れいむも今が最高にたのしくてゆっくりできるという。 人間たちには驚かされたけで、すごく親切だったという。 なのに、なんでまりさはこんなに悲しいの。 まりさが、おかしいの? わからないよ。まりさも、しあわせになりたいよ…… まりさは悄然とした足取りでお菓子の小山に向かう。 「おかーさん、これはまりさの……ゆべっ!」 「ど、どぼじでごんな……ぶぎっ!!」 まとわりつく子供たちを跳ね除け、その色とりどりのお菓子を口に含む。 甘い。 心が蕩けそうに甘い。 もう、このことしか考えられないほどに。 まりさは、傍らであんこを噴出す子供たちを顧みることなく、お菓子の小山に頭をつっこんでいた。 すると、そこは甘さだけの世界。 苦しみも悲しみもない世界。 まりさは幼子のように微笑む。 ああ、しあわせってこんなにゆっくりできて、からっぽなんだね。 まりさは、ゆっくりとしあわせの世界に沈みこむ。 そうして、二度と戻ってくることはなかった。 (終わり) (あとがき) どうも、小山田です。 ふと、脳みそをあまり使わないで何か書いてみたくなりました。 このSSに感想を付ける
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カイエ@愛鳴藩国様からのご依頼品 登場人物紹介 ○カイエ@愛鳴藩国さん http //atpaint.jp/kayiekayie/src/OB1184429538809.jpg わんわん帝国に属する愛鳴藩国の国民さん はてない国人の国のため、火のような綺麗な赤い髪をしている 犬耳の可愛い犬妖精さんで、子供の不幸には怒りを覚える心優しい乙女 小笠原ゲームにおいては「ミーア」を名乗っている方 ○バルク(ACE) 黒のオーマに属し副将である方 「黒にして黒曜」のオーマネームを持ち 剣よりも魔法に秀で、薬草にも詳しいらしい博学さん 黒髪・長髪・長身・黒づくめのハンサムさん そよ風に吹かれながら1人の女性が丘に立っている。 名をミーア。赤い髪のはてない国人である。 彼女は優しい風をその身に受けながら、そわそわと落ち着きがない。 ミーア:「(今日はバルク様と勉強会…今日はバルク様と勉強会…)」 しばらくぶりに会う思い人を待っているようであった。 …犬耳がぴくぴくっと動いた。 空中に黒衣の騎士が出現する。 ミーア:「こんにちはバルク様ー」 喜びもあらわに笑顔で手を振るミーア。 バルクと呼ばれた黒衣の騎士は、優しく微笑むとうなずいた。地上へと降りてくる。 今日、彼女は小笠原で勉強会を行う気なのである。 以前聞いた薬草の話について興味を引かれたのだ。 講師は眼前のバルクと呼ばれる黒オーマの騎士。 魔術に精通した彼から薬草について教わろうと言うのである。 ミーア:「鹿が食べる薬草ってなんだろう?と本を見たんですが、良く分からなくて」 バルク:「では少し、歩きながら話しましょう」 優しい笑顔のバルク。彼に笑顔を返しながらミーアは彼の隣を歩く。 バルクに連れられるまま歩く間、バルクが迷宮へと赴いていた事を知る。 迷宮とは危険な場所…そう聞かされている。 私の傍にはバロやマイトがいますから大丈夫と言われても…やはり心配である。 恋する乙女、なかなか悩みは尽きぬものである。 バルク:「さ、ここですよ」 しばらく歩いていた2人、バルクが立ち止まった。 少し離れたところに家が見える。どうやら農家のようだ。 バルク曰く役に立つ植物は、大抵住まいの近くに植えているか生えているものらしい。 バルクがひょいっと地面からなにかを掴み取った。雑草のように見える。 ミーア:「これですか。この薬草は何に効くのですか?」 まじまじと興味深そうに見るミーア。 バルクによると、”葛”と呼ばれる薬草との事だった。 紫がかった花びらに、なんだか良い匂いもしている。 ミーア:「きれいですねーそれにいい香り」 小さな花びらをつんつんと突付いてみるミーア。 バルク:「蔓は、編んで入れ物などに出来ます」 「木を枯らすのにも使いますね」 すらすらと様々な利用方法がある事を教えるバルク。さすがに博識だ。 袖に使われた装飾、食用、他にも利用方法があると再び歩き出したバルク。 付いていくとそこは、崖の上であった。10mほど下には家が見える。 ミーア:「あんなところにお家が」 バルク:「ここに植えてやれば、土壌の流出を防ぐでしょう」 「1年もすれば崖全体が緑色になります。砂漠近くでは砂漠化を阻止するのにも使います」 葛は成長が早い。1年で数mの長さまで蔓が伸び成長する。 ミーア:「植物の力ってすごいですね」 感嘆しきりのミーア。 勉強熱心に聞くミーアにバルクが微笑む。手招きした。 ミーア:「はい、なんでしょう?」 バルクは背を屈めると、ミーアの耳元で葛の本当の名前を教えた。 魔術を使うものにとって名前とは大事なものである。 それそのものに”力”が宿っているとも言える。 バルク:「そこに、実がなっています。いくつか貰っていくと良いでしょう」 バルクの指し示す先、1mほどの所に枝豆のような実があった。 ミーア:「これも食べられるのですか?」 手を伸ばして取ったミーアは振り返ってバルクに聞いてみた。 バルク:「名前を知るのなら、使えるはずです」 バルクはミーアから実を一つ取ると、育て。と言った。 にょきにょきにょき… またたくまに3mほどに成長する植物。 ミーア:「わぁ!」 ミーアはその光景に思わず驚きの声をあげた。 バルク:「この根は、あとで食べましょう。蔓はそう、よってロープにでもしますよ」 長く伸びた蔓に触れながらミーアの方へと振り返る。 ミーアが微笑むとバルクも微笑んだ。 ミーア:「よ~し、わたしも…育て!」 ミーアは手のひらの葛の実に向かって言葉をかけた。 ぴょこっ! 芽が出た。 ミーア:「きゃ!芽が出ましたw」 喜ぶミーアにバルクが微笑みかける。なかなか筋が良いと褒めた。 僧侶のアイドレスを着用しているからか、治療行為=生命の活性系には適正があるのかもしれない。 ミーア:「よ~し、もっと…育て!育て!!育てっ!!!」 ミーアがさらに言葉をかけると、手のひらの実がぷるぷると震えた。 そして… うぞぞぞぞぞ…にょきにょきにょきにょき! 一気に成長する植物。葛の蔓が何重にも伸びてミーアの眼前に緑の壁を造っていく。 ひえええええ!?っと小さな悲鳴をあげるミーア。思わずバルクの腕にしがみついた。 バルクは微笑みながらミーアの造りだした蔓の壁に触れると、鎮まれと言った。 しゅるしゅるしゅるしゅる… 爆発的に成長していた蔓が縮んで…蔓は元の実に戻った。 ミーア:「あ、ありがとうございます…。」 しがみついたまま、バルクを見上げるミーア。 彼女を優しく見下ろすバルク。 目が合った。 ぴーーーーっと火にかけられたヤカンの如く顔の熱が急上昇するミーア。 ミーア:「や、やっぱりバルク様はすごいですね…あ、あの、バルク様にも苦手なものってあるのですか?」 照れながら問う乙女。しかし、バルクの腕にはしっかりとしがみついたままだ。 バルク:「たくさん」 ミーア:「たくさん?」 思わず聞き返してしまった彼女にバルクは笑って言った。 バルク:「ええ。たくさんあります」 ミーア:「例えば?」 思いがけない言葉に興味をひかれたミーア、さらに問う。 バルク:「バロは苦手ですね」 ミーアは意外な感じと思った。バロとバルクは黒のオーマの大将と副将という間柄である。 主従を越えた信頼という繋がりを感じていたからだ。 が… バルク:「私の説教をよく聞きません」 この言葉にミーア納得。 ミーア:「それは、心中お察しいたします」 そう言いながらバルクの顔を見ると、彼は微笑んでいた。 また顔が熱くなるミーア。恋する乙女はまこと難儀なものである。 バルク:「そろそろ時間ですね」 バルクが目を伏せて呟いた。 ミーアが名残惜しそうにバルクを見上げる。 ミーア:「戻られるのですね、迷宮に」 心配気に見上げるミーアに向かってバルクは頷いた。 ミーア:「どうか、お気をつけて。バルク様…」 思わず涙が零れた… ミーア:「私は、ずっと、バルク様のことを思っています」 「…無事に帰ってきてください」 零れた涙を指で拭いながら、にっこりと笑った。気丈にも… バルク:「薬草くらいで大げさですね」 ミーア:「大げさでしょうか?」 迷宮は危険だ、それは知ってる。だからこそ心配する、身を案じる。 ミーア:「私は貴方が好きですから」 そんなミーアの不安を払うかのように、バルクは微笑んだ。 バルク:「はい」 どこまでも優しいバルク。ミーアのHeartはキュンキュン!である。 ミーア:「あ、バルク様、ちょっと」 思い切った乙女の一代決心。心の中では精一杯の勇気をかき集めている。 バルクが近寄ってきた。唇を隠しながら。 ミーア:「わは、おぼえてるんですね」 思わず吹き出して笑うミーア。 そして、輝くばかりの笑顔のまま愛しいバルクに抱きついた。 ちゅっv 首にしがみついたまま、バルクのほっぺにキスする。 バルク:「唇を押し付けるのが好きですね」 困ったように、しかし、どこか嬉しそうにバルクは笑った。 ミーア:「おまじないです」 にっこりと笑うミーア。この日一番な幸せな笑顔だ。 恋する乙女のおまじない… 貴方を好きのおまじない… 再会のためのおまじない… ず~っと好き!のおまじない fin 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 名前 コメント ご発注元:カイエ@愛名藩国様 http //cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/ssc-board38/c-board.cgi?cmd=one;no=298;id=gaibu_ita 製作:猫屋敷兄猫@ナニワアームズ商藩国 http //cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/ssc-board38/c-board.cgi?cmd=one;no=632;id=UP_ita 引渡し日: counter: - yesterday: -
https://w.atwiki.jp/irisu_syndrome/pages/157.html
展開するとエンディングの内容が表示されます。 多少ぼかした表現をしている部分もあります。 ただし、多分にネタバレを含む為、展開する際は自己責任でお願いします。 +Develop 1 条件:一定のスコア、もしくはLvになってからゲームオーバー ノートの切れ端を1枚入手。 +Develop 2 条件:マニュアル(readmeの3行目のURL)に書いてある条件を満たした上で一定のスコア、もしくはLvになってからゲームオーバー フォルダ内にテキスト「し゛さつうさき゛にっき」が出現。 滅モードと通常モードの双方で全BGMが使用可能に。 +ENDING 条件:上記条件を満たした上で5万点以上取得 ENDING、スタッフロール。 「photo.png」が変化。 背景のいりすが振り向く。 以降タイトルのいりすも振り向く。 +??? 条件:ENDINGを見た後、10万点以上取得 フォルダ内にテキスト「す゛こうでつかっていた」が出現。 +??? 条件:Lvを100にする 背景のいりすが微笑む。またこの時は専用のBGMが流れる。 以降タイトルのいりすも微笑む。
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/2143.html
http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1340028216/ 咲「ちょっと分かるよ京ちゃん」 京太郎「和は可愛いし清楚だし巨乳だしで文句は無いんだけど、部長のあのアダルトな余裕は和には出せないんだよな」 咲「原村さんは目玉焼きにハンバーグって感じで、部長は鯛だしのすまし汁って感じだよね」 京太郎「和で食傷気味になった後での、この、部長な。やっぱり部長に帰ってきたー!っていう」 咲「原村さんはちょっと色々重たすぎるんだよね」 京太郎「おっぱいも気持ちもヘビー級だからな」 京太郎「優希は、これはまた可愛らしいんだよな何だかんだで」 咲「京ちゃんにフラグを立ててからかったりとちょっぴり小悪魔だよね」 京太郎「小悪魔なんだけど、なりきれて無いというか、幼いというかな。Sぶってみたい様にも感じられる」 咲「京ちゃんを犬扱いするもんね、仲が良さそうで何よりだよ」 京太郎「あぁいうタイプの子は、こう、いきなりブチ切れてみて反応を楽しみたいよな」 咲「突然大声で怒鳴られて泣いちゃう優希ちゃんはレイプ欲が格段に高まるなぁ」 京太郎「あー優希を全裸で謝るまでビンタしてぇ」 咲「染谷先輩とかは、京ちゃん的にはどうなの?」 京ちゃん「・・・あれだ、あれ。まぁリビドーは湧かないかな」 咲「職場とかで、こっちはそんなつもり無いのに、ちょっとお尻に手をぶつけちゃっただけで、 『ちょっと、もぅっ///』とか言っちゃうおばちゃんいるよね、あぁいうイメージ」 京太郎「とりあえずリビドーは湧かない」 咲「・・・」 京太郎「・・・」 咲「・・・ごめんね京ちゃん私が変な話振っちゃったせいで」 京太郎「さっきのレイプ欲の話題に戻るけど、奈良の代表の和の旧友の松実姉妹。あの子達も中々だよな」 咲「あれはよく玄ちゃんのお姉ちゃんにレイプされてるシーンが取り沙汰されるけど、 単体だとやっぱり力不足なんだよね。優希ちゃん程の破壊力がないね」 京太郎「身体の抱き心地は2人の方がむちむちで気持ち良さそうだけどな」 咲「あれは絆が深い姉妹だという点をもっとクローズアップするべきなんだよ、 よくわかんないけどね。例えばお姉ちゃんを庇うために旅館の客に尻を舐めまわされる玄ちゃんとか。 それを見て泣き叫ぶお姉ちゃんとかね。」 京太郎「勃起してきた。」 咲「ほらすぐにいやらしくなったでしょ」 京太郎「そうだな、あとあの学校・・・阿知賀の子達はみんな 何だかんだ田舎のうぶっ子なんだよな、その初心さに漬け込んだ感じで攻めるのもありとは思うんだよな」 咲「穏乃ちゃんとか、男の人の押しに免疫なさそうだもんね」 京太郎「そういうジェントルな感じも良いけど、俺はコンプレックスとか無知とかに付け入りたいな」 咲「例えばどんな?」 京太郎「『都会では貞操帯を付けるのが当たり前だよ』とか言って貞操帯を装着したり、 『今時みんな中出しさせてくれるのになぁ』とか言って揺さぶったり」 咲「明るい子の女な面は興奮するからね、染谷先輩には無い興奮だよね」 咲「いいなぁ京ちゃんはおちんちんが付いてて。私もおちんちんで穏乃ちゃんをいじめたかったな」 京太郎「いじめたいキャラとはちょっと違うんだけど、劔谷高校のもーもー言ってる子、酷い目に合わせたい」 咲「私もあの子には1回戦から目を付けてたよ、京ちゃん」 京太郎「デートの時間に40時間くらい遅刻してみたい。『もう日付変わってるよもー!』って言われたい」 咲「もし私におちんちんが付いてたら、中出しして『もー!』って怒られたいかな」 京太郎「こっちは愛情表現としてやってるのに向こうは真に受けるっていうね、かわいいよねほんっと」 咲「あの子とエッチする為だけに兵庫に行ってみたいなぁ」 京太郎「麻雀やってなかったらこんな出会いは無かったんだな、感慨深いわ」 咲「まぁ私自身、女の子が負けたり追い込まれたりする顔や表情が見たくて麻雀やってるようなものだよ」 京太郎「追い込まれてたのに何故か興奮しなかった部門No.1と言えば風越の池田だよな」 咲「あの子は、飴と鞭のどちらもが与えられる立場に立てば楽しめるよ。私は対戦したから分かる」 京太郎「と、いいますと?」 咲「コーチなんか相当気持ちよさに嵌ってると思うよ」 咲「いい成績で帰ってきて上機嫌な所をいきなり罵倒するコーチ。 もうそこからコーチが睨んだだけでビクってなっちゃう華奈ちゃん。」 京太郎「まだなのね、飴はまだなのね」 咲「頑張って、頑張って試合して、負けて泣きながら帰ってきたときに、『次は打ちのめせよ』」 京太郎「飴!!!出たよ飴!!」 咲「もうその一言だけですんごい嬉しそうだし尊敬のまなざしで見てくれるのね、コーチを。 私がコーチだったらあれで3日はオナニーできる」 咲「私も県予選決勝で、わざと華奈ちゃんに点を与えたとき、 気持ちよかったなぁ、あげるまでこの世の終わりみたいな顔してたのに。」 京太郎「人為的なものって気づかずにどんどん調子に乗っちゃったからねあの後」 咲「手のひらで転がすのが一番良いってことだよ」 京太郎「おれはどっちかっていうと風越のキャプテンを転がしたいけどな」 咲「ああ、あの子も良いよね。母性の塊と言えるよ」 京太郎「何を頼んでも引き受けてくれそうだもん。おっぱいもそこそこだし可愛いし」 京太郎「おっぱい触らせてくれなかったら手首切るとか言って困らせたい。 『体を傷つけるのなんて絶対ダメです!』とか言って揉ませてくれそう」 咲「こっちは内心『ぐえぇっっぐえぇっひっひひっひ』ってなってるのにね、いいひと過ぎるよあの人は」 京太郎「なんだかんだ男と縁が無いまま30位でそこそこの男と結婚しそう」 咲「それかものすっごい悪い男に人生終わらせられそう」 京太郎「また勃起してきた」 咲「元気なんだね」 咲「まぁ本当に色んな可愛い子がいてそれぞれの楽しみ方があるわけなんだけど」 京太郎「ほんと言い出したらきりが無いからな」 咲「京ちゃん的には、私とかどうなの?」 京太郎「えっ・・・」 京太郎「素直じゃなくて、全然可愛くなくて、でも優しくて何だかんだ俺のこと見捨てないでくれてる、幼馴染、かな」 咲「ほかの子みたいな気持ちには私に対してはならないの?」 京太郎「咲は何なんだろうなぁ、嫌だな。他の男がお前にちょっかいとかかけてるのも凄い嫌だな」 咲「それって、どういう・・・意味・・・なのかな?」 京太郎「大事な幼馴染って事だよ」 咲「そっか。ありがとう京ちゃん」 咲「ずっとこうやって京ちゃんと話せたらいいのにな・・・」 京太郎「いきなり何だよ気持ち悪いな」 咲「京ちゃんは、本当に分からず屋さんだね」 おしまい!
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シリーズその1 その5 最近、僕は考えるようになった。 言い様にこき使われているのではないのだろうかと……。 今日もその1日のほとんどをナナリーと咲世子さんの用事で使いきり、ぐったりと疲れた身体をベッドの上に投げ出した。 そうだよな……。 何か間違っている気がする。 僕はもっと別の一日のすごし方があるはずなんだ。 よしっ。 明日、きちんと言おう。 そうだ。そうしょう……。 ライはそう決心し、眠りの中へ沈み込んでいった。 そして、翌日の朝。 「あ、あのさ、ナナリー……」 そう言いかけたものの言葉が続かない。 そうなのだ。 すっかりナナリーの魔性の可愛さの虜になってしまったライは、あの日以来、彼女に本能的に逆らえなくなっていた。 そんなライの心の迷いに関係なく、ナナリーが微笑む。 「どうかなさったのですか?ライさんっ」 その心まで蕩かせる様な可愛い声と魔的な可愛さ倍増の微笑みの前に、ライの昨日の決心はあっという間に吹き飛んでいた。 「い、いや、なんでもないよ、ナナリー。今日は、用事はないのかなって……」 そんな事を言ってしまう。 その言葉にくすりと笑い、ナナリーが囁く。 「今日は、ずっと私と一緒にいてくださいね、ライさん」 その甘い誘いの言葉に、僕は即答する。 「ああ、今日はずっと一緒だよ、ナナリー」 すーっと跪くと、ナナリーの右手を持って、手の甲にキスをする。 今に思えば、なせそんな事をしたのか、ライ自身もわからない。 ただ、その雰囲気に飲まれてしまったというべきなのかもしれない。 「きゃっ」 その突然のライの行為に、顔を真っ赤にして可愛い悲鳴を上げるナナリー。 「君のためなら、何でもするよ……。君は僕のお姫様だ」 自己陶酔してしまったかのような台詞。 まるで自分じゃないじゃない感覚。 そう。プログラムされていることを実行している感じさえしてしまう。 でも、悪い気はしない。 「うれしいですわ。ライさんっ。じゃあ、ライさんは、私の騎士さまですね」 その言葉に、ナナリーは頬を朱に染めて宣言する。 「ありがたき幸せ。僕は、ナナリー姫のため、身も心も捧げます」 その宣言に、ライも答える。 その時だ。 ナナリーの口がほんの一瞬だがくすりと微笑を浮かべた。 だが、ライは気が付かない。 それほど微妙で、ほんの一瞬だったのだ。 だが、ライにとって気が付かなかった方がいいのかもしれない。 それは悪魔の微笑でもあったのだから……。 こうしてライは、自ら墓穴を掘ってしまった。 二度と這い上がれないほどの穴を……。 その頃の咲世子さん。 場所は、ライの自室。 彼女は、ベッドに隠し付けられていた機械を回収していた。 その機械には、大きな文字で「睡眠学習装置」と書かれており、それにセットされたカセットテープには「好き好きナナリー、咲世子特別編集版」とラベルが書き込まれていた。 こうして、まず1つ、ナナリーのささやかな、本当にささやかな願いが叶えられた。 だが、ナナリーのささやかな願いが、コレだけで終わるはずもなく、その願いの波はより巨大な波を引き起こし、周りの人間を巻き込んでいく。 それは……、ナナリーだから。 そう。 かわいい美少女の願いは、何事においても強力なのだ。 ちゃんちゃん~♪ 名無し 43 *
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141 通常の名無しさんの3倍2016/11/14(月) 22 50 36.10 ID piiECMhs0 実は別のところに大大大誤爆したネタなんですけど、昨日もいい意味でお前が主人公だろ!的存在感を発揮した彼と主人公スレ初登場のあいつを絡ませたSSを黒歴史にしたくないのでちょいと修正して再投稿します ハッシュ「クソッ、今日のMSシミュレーションの成績もイマイチだったな。この間の地球の戦闘でもあの人に邪魔者扱いされるし… 」 ◯◯◯「どうしたぁ?!そこの悩めるいい声の少年!!!」 ハッシュ「えっ、アンタ誰だよ?(ってか何だよ、このテンションの高さは?いい声なのは認めるけどさ)」 ク◯◯「そうか、キミはMS乗りなのか!」 ハッシュ「え…あっ、はい(この人、こっちの話全然聞いてねぇよ)」 ◯リ◯「MSの事ならこの天才が直々にレクチャーして見せようか?何たって天才だからなぁ、この私は!!!」 ハッシュ「えっ?ええっ???あ、あの、オレ仕事があるんで失礼します!」 ◯◯ム「いつでも待っているぞ、天才の私によく似たイイ声の少年!!!」 鉄華団地球支部事務所にて ハッシュ「…って訳で変な人に絡まれた所為で遅刻しちまったよ、まったく!」 デイン「でもMSの操縦上手くなりたいならその人に教わるのも良かったんじゃないかな」 ザック「そーだよ、天才なんだろ?どこの誰だか知らねぇけどさ」 ハッシュ「…三日月さんの下について思い知ったんだけど、天才肌の人間って人に教える事に関しては天才でも何でもないんだよ」 ザック「そんなもんか?」 ハッシュ「この間の訓練だって『適当でいいよ』とか『大体わかるでしょ』位しか言わないんだぜ?」 デイン「た、確かにそんな感じかも」 ハッシュ「ただでさえ身近な天才肌で苦労してんのに、人の話聞かないタイプにまで付き合いきれる訳ないだろ。イイ声だったけど」 ◯◯◯「ヒャハハハハハハハハ、待っているぞ!!!」