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登録日:2023/12/10 Sun 09 09 30 更新日:2024/05/01 Wed 20 40 30NEW! 所要時間:約 5 分でお分かり頂けたか? ▽タグ一覧 NINJA アイエエエ! アイサツ イケボ オタク カミキリムシ ガードベント ゴマダラカミキリ ゴーマ・ローザリア ゴーマ=サン シャッフルキング スーパー戦隊シリーズ チキューお片付け遊び チート ニンジャ ニンジャスレイヤー ニンジャヘッズ ルリボシカミキリ 不憫 不遇 不遇の強豪 二刀流 余湖裕輝 入れ替わり 和風 宇蟲五道化 宇蟲王 宇蟲王の良心? 宇蟲王一味 害虫 山路和弘 常識人? 幹部 幹部怪人 強敵 忍者 忍者←ではない 戦隊悪役 烏丸啓 狡猾 王様戦隊キングオージャー 米岡孝弘 胡乱 胡乱のゴーマ 苦労人 蛇腹剣 貧乏くじ要員 身代わり プラズマチョチョン 乱れに乱れよ…滅ぶまで! ゴーマ・ローザリアは『王様戦隊キングオージャー』の登場人物。 目次 【データ】 【概要】 【人物】 【戦闘能力】忍法・入れ替わりの術 その他使用忍術 【末路】 【余談】 【データ】 体長:192cm 重さ:134kg 分布:ンコソパ(夜) 好物:忍者入門 観察ポイント:実は、ヒルビルがピンチの時には入れ替わって身代わりになれと洗脳を受けていたようである。 CV:山路和弘 スーツアクター:米岡孝弘 【概要】 『宇蟲王』ダグデド・ドゥジャルダンに仕える、強靭なアゴで草木を噛み切る虫【カミキリムシ】のBNAを持った宇蟲五道化の1人。通称「胡乱(うろん)のゴーマ」。 外見はフードの付いたカミキリムシを思わせるシアン色メインの忍者風プロテクターと、若干サイバーチックなシアン色の忍者装束を身に着けた姿。 頭部が黒いフルフェイスヘルメットのような仮面で覆われているので素顔は分からず、仮面にはピンク色で「神」「KILL」と書かれているようにも見える。 ヤンマ曰く「バカ忍者」。 トレードマークであるブラックホールの紋様の位置は仮面の側頭部。 劇中ではカメジムの作戦が失敗した後改めて号令された『チキューお片付け遊び』のトップバッターとして出撃。 以後宇蟲王ダグデドを楽しませる道化として、王様戦隊同士の心を入れ替えて各国に大混乱を起こしたり、民衆の心を入れ替えてゴッカンを支配するなどして、チキューのお片付けを実行した。 【人物】 一人称は「拙者」で、二人称は「貴殿」。 「ギッシッシ」という独特な笑い方をして老人めいた声色で古風な喋り方をし、饒舌で賑やかな五道化の中では寡黙な部類と一見硬派な雰囲気だが、山路氏のコメントによると忍者オタク。 実際ダグデドの部屋で逆さ吊りになりながらよく読んでいる愛読書と思しき古文書には「忍者入門」と書かれている辺り本物の忍者でも何でもないことがうかがえる。 なお余談だが、この書かれている文字はチキュー語文字ではなく日本語文字で書かれている。……ゴーマが忍者に傾倒するようになったのは、何処かの地球に似た星で忍者に出会ったからなのかもしれない。 以前滅ぼした星に忍者が居たのだろうか?まあスーパー戦隊の世界では宇宙忍者など当たり前のように登場するが。 また、「希望があらば、人は緩む」としてチキューの各王の気質につけ込み、豆知識と称して自身の術の解除方法をキングオージャーに伝え油断を誘って混乱を長引かせたり、ゴッカンの犯罪者の善悪を入れ替えて忠実な手下にしたりと、忍者らしく悪知恵にも長ける。 しかしヒルビルに「また」と半ギレされる位には抜け駆け常習犯らしく、ダグデドのゲーム開始の号令前に勝手に作戦を実行したためヒルビルの反感を買っていた。 そのせいなのかヒルビルとは若干険悪寄りで、お互い毒づき合う仲。 ダグデドに脅されミノンガンの遊びに付き合った際は空気を読んでミノンガンのノリと同じノリに徹していたが、撤退時の台詞から察するとストレスが溜まっていたようでもある。 狡猾で倒すべき敵なのには変わりないのだが、他の五道化の面々に比べると露悪的ではなく、先述の通りミノンガンの遊びに無理矢理付き合わされたり、図らずもヒルビルの作戦のお膳立てをしてしまったりと、若干苦労人感が滲み出ていた。 さらに、五道化の中ではキングオージャーの精神を入れ替えて混乱をきたしただけで バグナラクの宰相を務め、人間への憎悪を煽って両者の抗争を引き起こしたカメジム 神の怒りを起こした張本人かつ、毒入りの米を流通させようとしたグローディ 五王国間の不和に付け込み、たった数名の洗脳をきっかけに各地で暴動を起こさせ、国交断絶にまでこぎつけたヒルビル と比べると相対的に出した被害が少なく見える。むしろイシャバーナとトウフには、それぞれ農業と医療が発展するというメリットをもたらしてしまった。 だがこれは、目論んでいた計略が結果的に早期に頓挫した或いは未遂に終わっただけでもあり、ゴーマの立案した『遊び』は 王達全員の精神を入れ替え、王の油断を煽る形で5王国の内政に大混乱を呼び起こす ゴッカンに収監されていた多数の国際犯罪者達を操り、彼らの犯罪の技術を悪用させようとする(未遂) と、どれも長期的にジワジワ混乱を招く作戦ばかり。仮に計画通りに遂行されていたら非常に危険であった。 【戦闘能力】 入れ替え、手を替え、品(しな)を替え 胡乱のゴーマ・ローザリア 天地を返し、勝負を覆す!! 武器は肩に取り付けたカミキリムシの触覚のように伸びる2本の忍者刀「神斬(カミキリ)」で、ガリアンソードのような蛇腹剣にも可変可能。 昆虫界のシャッフルキングであり、後述の忍法で物質から人の心までありとあらゆるものを任意に入れ替えることが可能である。 戦闘では高速移動と忍者らしい身軽な身のこなし、神斬を用いた素早い二刀流の剣技、緑色のエネルギー斬撃を駆使。 そして予測不能の忍術で敵をかく乱する、奥ゆかしい忍者戦士である。 その技の多彩さ故、厄介な特殊能力持ちの五道化の中でも頭一つ抜けて面倒な存在と言える。 忍法・入れ替わりの術 身と心、合わねば無力……お分かり頂けたか? 敵(かたき)を前に為す術無く、味方を憎み、滅びるが善し…ニン! ゴーマの代名詞的忍術。 マスクの文字である「入れ替わりの印」を発光させたり「ニン!」という掛け声を発することでゴーマが認識したあらゆるものを一瞬で入れ替える術。 入れ替えの対象や術の持続時間に一切の制限制約がない概念的な術という点が最大の肝で、特に発動のタメもなければしれっと術の射程がチキュー外にまで及ぶ。 シンプルに自他の立ち位置を変幻自在に入れ替えて翻弄するは序の口。 相手の武器を適当な物と入れ換えて役に立たなくする 瓦礫を目の前に呼び出して盾にする 異なる2人の精神と肉体を入れ替えて相手を惑わせる 人間を相手の目の前に転送して肉壁のようにして動きを阻む 巨大な建造物を呼び寄せる 別の地球から人間を一瞬でチキューに召喚する 人間が持つ善悪の概念を入れ替えて洗脳紛いの行為を行う これらの行為を片手間感覚で出来るためふざけた名前に反してシンプル故に尋常でないほど応用が利き、その効力は最早何でもあり。 ただし入れ替わりの印にダメージが入れば術は解除され、精神干渉などの術により生じた様々な影響はその時点で元に戻ってしまう。建造物も呆気なく消えた辺り入れ替えで持ってきた物も解除された時点で元の場所に戻るらしい。 ただし印へのダメージも完全に封じれる訳ではなく一時的に途切れてしまうだけで、短時間での再発動には何ら支障をきたさない。 なお自信満々に術名をお披露目した際は、カグラギの身体に入ったヒメノに「ポキャブラリーに欠ける」と簡潔に酷評された。 その他使用忍術 千里眼の術 『講談社コクリコ』のHPで名前が言及された術。 「全て筒抜け、お見通し…」と語ったように39話で五道化がヤンマの作戦を速攻で見抜いて待ち構えられたのはこの術があってこそ。 ただし、ヤンマの“裏の策”は見抜けなかった辺り、あまり精度はお世辞にも良いとはいえない。 分身の術(仮称) 39話で披露。 実体を有した自身と全く同じ外見の分身を数十体生み出す技。 忍法・合魔超変換 ゴーマの昆虫最終奥義。 他の五道化の能力を自分自身に入れ替えて目まぐるしく攻撃する自己強化の大技。 劇中ではミノンガンの巨大な腕を具現化させての打撃のラッシュや格闘戦を戦いに用いた。 反面仲間の力を同意なしに身勝手に入れ替えて奪ったことが結果としてゴーマの敗因に繋がってしまった。 【末路】 39話にて「真面目に遊んでいない」というダグデドの怒りの叱りを受けたことで、ヒルビルが支配するンコソパに他の五道化全員と出撃を果たす。 当初は優勢だったが、隠しコマンドでパワーアップしたキングオージャーに苦戦すると、戦闘中にもかかわらず勝手に昆虫最終奥義を使用しカメジム、グローディ、ミノガノンの力を入れ替え奪いパワーアップした(*1)。 だが、王鎧武装・凌牙一閃によってパワーアップしたクワガタオージャーとパピヨンオージャーの前に押すどころか押される始末で、不利になった途端さっさと降参してしまったヒルビルに失望して撤退を決断してしまう。 そして「拙者には知らぬこと。ナムサン」と嘯きヒルビルの助けを無視してさっさと帰ろうとしたところ、ラクレスの入れ知恵を受けたヒルビルの洗脳の術中に陥っていたことに気づかず、自分とヒルビルの位置を入れ替えてしまったのが運の尽き。 自らの昆虫最終奥義を使ったせいで他の五道化から不興を買い帰ってしまったので助けがくる訳もなく、最後は古風なキャラ作りをする余裕もなく、情けない困惑の悲鳴を上げながら6人の一斉攻撃を受け「サヨナラ!」爆発四散して塵になって消滅してしまった。 え? ちょ、うおっ…!アイエエエエエ!ナンデエエエーッ!? 嗚呼…… 天地を返し、勝負を覆した末に迎えた死は、彼にとってはまさに胡乱そのものであった。 結局、最後の最後まで貧乏くじを引いてしまったが、入れ替わりの術という逃亡手段を持つ彼を真っ先に喪ったことは五道化にとって大きな痛手になった。 そしてラクレスは、自らゴーマの後釜として五道化入りを志願するのだった。 洗脳能力の凶悪さやヤンマとの因縁からヒルビルが最初に退場すると予想する声もそれなりにあり、ゴーマが先に死亡したことには驚く声があがった。 だが退場回の第39話で 戦闘中に勝手に同僚の力を奪う。 同僚たちから見限られる。 奪ってパワーアップしたのに押される。 助けを求める同僚を見捨てる。 ラクレスの謀殺。 と凄まじい勢いでフラグを立てていた。 ある意味、インガオホー因果応報な最期だったとも言える。 そして、41話のラストシーンでラクレスがダグデドを倒そうとしていたことが発覚すると 打倒ダグデドの為には五道化入りを志願してより自身の地位を高める必要があるが、ゴーマが生きている限り、千里眼の術で計画が露呈する可能性が付きまとう。 仮に事が運んでダグデドを倒そうとしても、入れ替わりの術で妨害される……どころか、切り札の不死能力を殺せる力があるオージャカリバーZEROを奪われ、不死身のギラを含め全員が全滅させられる可能性がある ヒルビルの洗脳能力は耳栓やカグラギ、当人へのご機嫌取りなどで対策することはできても、ゴーマの術は解除方法が本人にダメージを与えるしかない上、発動そのものは防ぎようが無い。 等の要素から、ラクレスの計画においてゴーマが最大の障壁だったことが分かる。 また、続く40話では、王鎧武装・凌牙一閃の反動で王達がギラ以外全員倒れてしまった為、もしあの局面でゴーマが生き延びていれば、千里眼によって突き止めたゴーマ含む五道化全員の、“御礼参り”によって、最悪ギラ以外は全滅させられるという最悪の展開すらあった事も予想できる。 その強すぎるが故の力にラクレスから目を付けられて最大の障壁とされてしまった事、身内にヒルビルという最大の毒虫が潜んでいた事が彼にとって最悪の不幸となってしまったのである。 【余談】 モチーフはカミキリムシ。 名前の由来は「ゴマダラカミキリ」と「ルリボシカミキリ」の学名「Rosalia batesi」の複合だと思われる。 またカミキリムシが後半の敵として選ばれたのは 「カミキリムシ→神キリムシ→守護神をKILLする」 という連想からであることが語られている。 彼の姿を見て『ニンジャスレイヤー』を思い浮かべた視聴者もいたようだが、なんとキングオージャーの前に現れた際に「ドーモ、ゴーマ・ローザリアです」とお辞儀込みのアイサツを交わすというパロディを実施。(*2) 元々企画が「ニンジャの怪ジームを出して欲しい」と余湖氏(*3)に依頼していたが、あっさりした退場でファンが落胆してしまうことを懸念し、この話は一旦保留となった。 その後、「宇蟲王の配下としてニンジャを出して」と企画側が全力でゴネた為の要望があり流石の余湖氏もそれを承諾し、宇蟲王配下のニンジャゴーマ=サンが誕生した。 上述の通りニンジャスレイヤーのパロディが印象強いが、39話のほぼニンスレな断末魔により(ニンスレを知っている)視聴者は深刻なNRS(ニンジャリアリティショック)を発症。その旨のポストが大量にTLに流れ、キングオージャー未視聴勢のニンスレファンや公式アカウントをも困惑させた。 またゴーマの退場に関しては ゴーマ=サン・・・おお・・ナムアミダブツ・・・ナムアミダブツ! まさかヒルビルの洗脳策略によりモスキート・ダイビング・トゥ・ベイルファイア状態に陥れられるとは・・・・ と全力でネタを交えてコメントしている。 山路氏は『魔進戦隊キラメイジャー』のヨドン皇帝役以来、3年ぶりの登板となった。 また、『仮面ライダー剣』では俳優として烏丸啓を演じており、グローディ役の天野浩成氏も同作に橘朔也役で出演していた。 「忍法追記・修正の術」。ニン! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 元ネタの忍殺も何が起こってるのか困惑してたね… -- 名無しさん (2023-12-10 09 33 00) 入れ替わりしたり監視したり、ゴーマが一番貢献してた可能性ある? -- 名無しさん (2023-12-10 10 05 56) ↑だからこそラ王に狙われたかもしれない -- 名無しさん (2023-12-10 10 28 23) 王様達との因縁とかも無いし最初に退場するだろうなと思ってたら案の定。能力が便利だから最期まで周りに都合よく使われてばかりな不憫な忍者オタクだった… -- 名無しさん (2023-12-10 10 43 05) 断末魔についてはニンジャならアイエエ!は言わない!に対してニンジャソウル持ってないから正しいみたいな事言われたんだっけ? -- 名無しさん (2023-12-10 11 42 00) そもそも極少数だがアイエエエ!と言ったニンジャ(シルバーキーなど)は忍殺作中でも存在するので言わないって断言の時点で的外れ。 -- 名無しさん (2023-12-10 13 31 59) ↑もっと言うなら突っ込みの内容は「どうして断末魔が『サヨナラ!』じゃないんですか?」って話。それに関してはサヨナラ!はニンジャソウルが爆発四散する時の叫びだからニンジャソウルのないゴーマ=サンがサヨナラ言わないのは実際正しいみたいな感じ。 -- 名無しさん (2023-12-10 15 54 15) マッポーめいた忍者っぽいけど実質忍者ではない忍者被れの存在なのだ、オタッシャデー!!! -- 名無しさん (2023-12-10 17 19 50) これだけやっかいな能力をいくつも持ってるゴーマが倒されてもさほど困ってないようだけど、それだけ五道化1人1人が強いんだけど付け入る隙にもなりそう -- 名無しさん (2023-12-11 10 48 05) 今週のラクレスの行動を見るに、やっぱり本格的にダグデド妥当のためにはゴーマは真っ先に潰しておく必要があったんだね -- 名無しさん (2023-12-17 16 43 34) 正直退場早すぎじゃね?と思ったけど、このペースで進むなら退場して正解だったな。そしてやっぱ今考えてもコイツの能力おかしいって!! -- 名無しさん (2023-12-25 02 03 10) なんか既視感があると思ったら、色がほぼガッチャードなんだ -- 名無しさん (2023-12-25 09 45 03) そもそも他の五道化に見限られたと言われているが、そもそもゴーマ=サンなら洗脳されてなければあの状況からでも余裕で生還できたし、寧ろあそこで仕留め切れてなかったら凌牙一閃の後遺症で倒れている所を千里眼で見られて、襲撃されて全員全滅ENDだったんだよね。本当にギリギリだったあの時は -- 名無しさん (2023-12-28 09 44 26) ンコソパ頂上決戦でこのバカ忍者が死んでなかったら、一回全員休んでて40話で襲撃されなかったしても、ラクレスがゴーマがよそ見しててダグデドを騙して不死斬りを得たとしても、最終的にラクレスの不死斬りはゴーマ=サンにちくわと入れ替えられて、普通に奪われた不死斬りでギラも殺されて全滅が確定する -- 名無しさん (2023-12-30 01 44 29) 後にヒルビルも似たような死に方するインガオホー -- 名無しさん (2024-01-17 22 50 03) ちゃんと忍殺の人がデザインしたからか、全特撮の忍者キャラの中でもかなり好みな造形してるわ。派手すぎず、それでいて忍者ではなくNINJAと速攻で分かるデザイン。ともすれば異形のヒーローにすら見えるデザイン。グッド -- 名無しさん (2024-01-24 15 46 29) 最初に潰されたのがきっかけになって他の五道化が続々と倒れてるの見ると、ヒルビルの戦犯ぶりが際立つ -- 名無しさん (2024-02-05 14 24 13) 名前 コメント
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キャラ名/アバター キセ 黒谷ヤマメ イメージ絵/楽曲 基本絵 絵師 以下魂融合時ミゾレ 雪華 アキセ アキネイド 好奇心優先(オーライフジャパン) クラス/レベル 旅人 59 技能 【偵察】【潜入】【根性】【勇気】【飛翔】(折鶴使用)【浮遊】(紙面絨毯使用)【同時攻撃】【特殊防御】【特殊回避】【補助】【阻害】【狙撃】【運転:折鶴】【知識】(妖怪に対する) 弱点 水、火 【キャラクター詳細】 生まれついて不死身の呪いを受け、死ぬ事が出来ない人間(♂)。 折り紙を実物に変換する能力、紙を操る能力、紙の材質を変える能力を持っている。 服の下には大量の折り紙が入ってるらしい。 武器 メイン武器 紙変換(武器) サブ武器 紙吹雪 できること 不死 どれだけのダメージを受けても死ぬことが無い。 紙操作 自分の周囲に存在する紙を意のままに操る。 紙変換 折り紙で作った物を実物に変化させる。物を紙に変換する事も可能。 サイズ変更 折り紙の大きさを大きくしたり小さくしたり出来る。 文章コピー 右手で覆った文章を左手を翳した先にコピーする。 材質変更 紙の材質を変更する。 透視 紙に書かれた文章限定で透視する。 紙ノ扉 紙で扉を作り、行ったことのある場所に一瞬で繋ぐ。行ったことのない場所に行く場合ランダムになり、不測の事態が起こる。 変換解除 物を折り紙に変化させる。 紙転身 自分と紙の位置を入れ替える。 紙分身 紙でキセ自身を折り、質量のある分身を展開する。 変換操作 変換したもので、手で握れるくらいのものを操作する。 視覚共有 自分が折ったものの視点をリアルタイムで確認する。 片手折り 折り紙を片手で折る。 目隠し折り 視覚が封じられていても紙を折ることが出来る。 足折り 折り紙を足で折る。 遠隔折り 手を触れずに折り紙を折る。普通に折るより若干時間がかかる。 紙面絨毯 紙で絨毯を作り、乗って浮かび上がる。そのまま移動することも可能。 折鶴飛翔 折り鶴を巨大化し、乗って空を飛ぶ。 ※魂融合 連れ歩いている使い魔と魂を同調させ、融合する。 氷精製 空間に氷を精製する。ミゾレ、雪華時のみ使用可能。 カキ氷製作 氷を削ってカキ氷を作る。必要あるのかって?最近暑いじゃん。ミゾレ、雪華時のみ使用可能。 温度操作(低下) 気温や物の温度を下げる。ミゾレ、雪華時のみ使用可能。 音波捜索(超音波) 三味線から特殊な音波を発し、反射してくる音で何があるかを調べる。シャンミ時のみ使用可能。 電光雪華 時間を凍らせ、自身のみ高速で移動する。雪華時のみ使用可能。 雪化粧 体の周りに雪を纏わせて氷系の技の威力を上げる。雪華時のみ使用可能。 変化 自分の姿を他の物に変える。タマオロシ、アキセ時のみ使用可能。 演奏 楽器を演奏する。シャガルが含まれる魂融合時、使用可能。 リビングデッド その場所で死んだ死体を呼び起こして味方につける。ガシャロック時のみ使用可能。 入れ替え スピーカーと自身の位置を入れ替える。ガシャロック時のみ使用可能。 軽量化 自分の骨を落とし、スピードを上げる。ガシャロック時のみ使用可能。 骨操作 死体の骨を操る。生きている者の骨には効かない。ガシャロック時のみ使用可能。 blood覚醒 対象の血を吸う事でその能力を自身にトレースする。姿は対象とそっくりになるが、性格は変わらない。 魂融合した場合には姿と名前、性格が変わる。 魂融合リスト キセとユキ → ミゾレ キセとアキラ → アキセアキネイドタマオロシ キセとシャガル → ガシャロック キセとミーア → ミャッツ キセとソウ コウ → 紅蒼鬼 魂融合解除時にその使い魔は満身創痍になる。 魂W融合 キセとユキとミーア → 雪華 キセとミーアとシャガル → シャンミ キセとミーアとソウ コウ → 速鬼 W融合の場合はキセが満身創痍になる。 技 紙変換 折り紙を実物に変化させる。 紙砲発砲 紙を二丁拳銃に変換し、デタラメに撃ちまくる。 紙弾操術 撃ち出した弾を操作し、対象を追尾したり出来る。 紙流百鬼 撃ち出した弾を紙に戻し、妖怪に変化させて猛攻撃を仕掛ける。 紙面楚歌 対象の周りに紙を配置し、総攻撃。 紙考快路 無機物に紙を貼り付け、操る事が出来る。その間キセは無防備になる。 紙紙砲口 巨大な獅子の顔を実物化し、そこから雄叫びと共にゆっくり追尾する巨大な弾を発射する。 神風 紙で巨大なうちわを作り、突風を起こす。 起爆符展開 特殊な紙を空中に展開、何かが触れると爆発する。 防護符展開 自分の周りに外からの攻撃を跳ね返す紙を展開する。 紙吹雪 小さく切った紙片を多数浮かべ、操り相手を切り裂く。 アイスステージ 対象の足元を凍りつかせる。ミゾレ、雪華時のみ。 アイシクルランス ジャンプして空中に氷の槍を複数精製、対象に向かって飛ばす。ミゾレ、雪華時のみ。 衝撃波 スピーカーから音の衝撃波を放つ。ガシャロック時のみ。 超音波 三味線から脳を揺さぶる音波を放つ。シャンミ時のみ。 スピーカー落とし 対象の頭上にジャンプし、スピーカーと自分の位置を入れ替え、対象にスピーカーを落下させる。ガシャロック時のみ。 初期アイテム 折り紙 いたって普通の折り紙。 白い本 キセにのみ読める不思議な本。使い魔について書かれているらしいが作り手や意図は謎。 使い魔 旅の途中で出会ったキセの仲間の妖怪。ある事情により普段は折り紙に変換している。 使い魔:ユキ 元お姫様の雪女。性格は穏やかでキセを慕っているのが目に見えて解る程。 使い魔:ミーア 触れた人間が不幸になる呪いを持った猫又。人間と距離を置くような態度を取る。 使い魔:アキラ 人懐っこい狐の子供。本当の姿があるらしいが・・・? 使い魔:シャガル 巨大なガシャドクロ。義と礼節を重んじる性格のようで、一度受けた恩は忘れない。 使い魔:ソウ 子供の鬼。攻撃重視だが命中率は低い。青鬼ではなく蒼鬼。 使い魔:コウ 子供の鬼。技を当てる事を重視してるが鬼にしては火力不足。赤鬼ではなく紅鬼。 使い魔:ヤタ 足が3本の八汰烏。人間に化けられるがあまり化けようとしない。偵察を得意とする。 使い魔:ロッチィ ヤマタノオロチの子孫。重度の怖がり。ビビリ。制限のかかった結界を使用することが得意。 所持アイテム 無し だいじなもの 茶碗 鬼喰い天狗から譲り受けた茶碗。所々色あせている。
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操作一覧 ぷよぷよの操作3DS WiiU【WiiUパッド/Wiiコントローラー】 PS3 Vita テトリスの操作3DS WiiU【WiiUパッド/Wiiコントローラー】 PS3 Vita ぷよぷよの操作 3DS 操作 対応キー 説明 左右移動 ← → 左右に移動することができる。1回で1マス、長押しで早く移動できる。 高速落下 ↓ 通常落ちる速度より速くすることができる。 クイックドロップ ↑ 即座に下まで落下させることができる。※ぷよテトミックス、パーティー、ビッグバン、とことんちびぷよのみ使用可 右回転 A 時計周りにぷよぷよを回転させることができる。 左回転 B 反時計回りにぷよぷよを回転させることができる。 HOLD(ホールド) L R HOLDボックスにぷよぷよを保管したり、1回だけ入れ替えたりできる。※ぷよテトミックスのみ使用可 ポーズ START SELECT プレイ中の試合を一時停止し、メニューを表示することができる。※ネット対戦では無効 WiiU【WiiUパッド/Wiiコントローラー】 操作 対応キー 説明 左右移動 ← → 左右に移動することができる。1回で1マス、長押しで早く移動できる。 高速落下 ↓ 通常落ちる速度より速くすることができる。 クイックドロップ ↑ 即座に下まで落下させることができる。※ぷよテトミックス、パーティー、ビッグバン、とことんちびぷよのみ使用可 右回転 A / ② 時計周りにぷよぷよを回転させることができる。 左回転 B / ① 反時計回りにぷよぷよを回転させることができる。 HOLD(ホールド) L R / HOLDボックスにぷよぷよを保管したり、1回だけ入れ替えたりできる。※ぷよテトミックスのみ使用可 ポーズ START SELECT / プレイ中の試合を一時停止し、メニューを表示することができる。※ネット対戦では無効 PS3 操作 対応キー 説明 左右移動 ← → 左右に移動することができる。1回で1マス、長押しで早く移動できる。 高速落下 ↓ 通常落ちる速度より速くすることができる。 クイックドロップ ↑ 即座に下まで落下させることができる。※ぷよテトミックス、パーティー、ビッグバン、とことんちびぷよのみ使用可 右回転 ○ 時計周りにぷよぷよを回転させることができる。 左回転 × 反時計回りにぷよぷよを回転させることができる。 HOLD(ホールド) L R HOLDボックスにぷよぷよを保管したり、1回だけ入れ替えたりできる。※ぷよテトミックスのみ使用可 ポーズ START SELECT プレイ中の試合を一時停止し、メニューを表示することができる。※ネット対戦では無効 Vita 操作 対応キー 説明 左右移動 ← → 左右に移動することができる。1回で1マス、長押しで早く移動できる。 高速落下 ↓ 通常落ちる速度より速くすることができる。 クイックドロップ ↑ 即座に下まで落下させることができる。※ぷよテトミックス、パーティー、ビッグバン、とことんちびぷよのみ使用可 右回転 ○ 時計周りにぷよぷよを回転させることができる。 左回転 × 反時計回りにぷよぷよを回転させることができる。 HOLD(ホールド) L R HOLDボックスにぷよぷよを保管したり、1回だけ入れ替えたりできる。※ぷよテトミックスのみ使用可 ポーズ START SELECT プレイ中の試合を一時停止し、メニューを表示することができる。※ネット対戦では無効 テトリスの操作 3DS 操作 対応キー 説明 左右移動 ← → 左右に移動することができる。1回で1マス、長押しで早く移動できる。 高速落下 ↓ 通常落ちる速度より速くすることができる。 ハードドロップ ↑ 即座に下まで落下させることができる。 右回転 A 時計周りにテトリスを回転させることができる。 左回転 B 反時計回りにテトリスを回転させることができる。 HOLD(ホールド) L R HOLDボックスにテトリミノを保管したり、1回だけ入れ替えたりできる。 ポーズ START SELECT プレイ中の試合を一時停止し、メニューを表示することができる。※ネット対戦不可 WiiU【WiiUパッド/Wiiコントローラー】 操作 対応キー 説明 左右移動 ← → 左右に移動することができる。1回で1マス、長押しで早く移動できる。 高速落下 ↓ 通常落ちる速度より速くすることができる。 ハードドロップ ↑ 即座に下まで落下させることができる。 右回転 A / ② 時計周りにテトリスを回転させることができる。 左回転 B / ① 反時計回りにテトリスを回転させることができる。 HOLD(ホールド) L R / HOLDボックスにテトリミノを保管したり、1回だけ入れ替えたりできる。 ポーズ START SELECT / プレイ中の試合を一時停止し、メニューを表示することができる。※ネット対戦不可 PS3 操作 対応キー 説明 左右移動 ← → 左右に移動することができる。1回で1マス、長押しで早く移動できる。 高速落下 ↓ 通常落ちる速度より速くすることができる。 ハードドロップ ↑ 即座に下まで落下させることができる。 右回転 ○ 時計周りにテトリスを回転させることができる。 左回転 × 反時計回りにテトリスを回転させることができる。 HOLD(ホールド) L R HOLDボックスにテトリミノを保管したり、1回だけ入れ替えたりできる。 ポーズ START SELECT プレイ中の試合を一時停止し、メニューを表示することができる。※ネット対戦不可 Vita 操作 対応キー 説明 左右移動 ← → 左右に移動することができる。1回で1マス、長押しで早く移動できる。 高速落下 ↓ 通常落ちる速度より速くすることができる。 ハードドロップ ↑ 即座に下まで落下させることができる。 右回転 ○ 時計周りにテトリスを回転させることができる。 左回転 × 反時計回りにテトリスを回転させることができる。 HOLD(ホールド) L R HOLDボックスにテトリミノを保管したり、1回だけ入れ替えたりできる。 ポーズ START SELECT プレイ中の試合を一時停止し、メニューを表示することができる。※ネット対戦不可 このページの上へ移動 コメント欄 WiiUコントローラーでの操作方法で「HOLDとポーズ」のボタン知ってる人いたら教えてください -- ぷよテト (2014-02-10 22 04 56) それからPS3のホールドボタンは、R1かR2のどちらでしょうか? -- ぷよテト (2014-02-10 22 09 19) てs - ぷよテト 2014-02-11 00 32 15 PCSteam版の追加をお願いします。 - 名無しさん (2018-07-01 16 05 47) 名前 コメントを全て表示
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BNT/048 C 病み上がり? 白粉/筋肉刑事(マッスルデカ) 女性 パートナー 真面目な顔して脳内妄想 白粉/筋肉刑事 女性 レベル 3 攻撃力 3500 防御力 5500 【うわぁ……! おかゆ弁当だぁ】《料理》《電脳》 【スパーク】【自】 あなたは自分の1番上の山札を公開し、自分のベンチの《電脳》を1枚まで選ぶ。それらのカードを入れ替える。1枚以上入れ替えたら、その山札をシャッフルする。 作品 『ベン・トー』 関連項目 〈筋肉刑事〉 『ベン・トー』
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椿 恭一郎の固有スキル。 過去に養われた早撃ちの腕は今も体に染み付いている。 所持している銃から毎ターンchoiceで3つ選び素早く入れ替えることで3連続攻撃ができる。 銃ごとに1d100 =60で判定し、失敗するとジャムりそのターンは攻撃出来なくなる他、 ジャムった銃は1d3ターンの間使えなくなる。 また、銃を素早く入れ替えるため、 銃自体に連射効果があったとしてもその連射は2回までとなる。
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パーティー作成、キャラクター作成のときに決める設定である。全部で65種類ある中から2つ選ぶ。同じものを選ぶことも可能。 なおステータス、戦闘、各イベントなどにはまったく影響しない。 未入力のまま決定するとランダムに選んでくれるが、愛着を持つなら丸1日考えるのが吉。 他のパーティーにいるキャラの性格は迷宮都市に響く叫びでアイコンにカーソルを置くと分かる。 大胆不敵 快楽主義者 頑固者 説教好き 孤高 卑怯者 不器用な性格 努力の人 乱暴者 マイペース 正直者 恥ずかしがりや 武器マニア ダミ声 ワイルド 礼節の人 リアリスト 自分が大好き トラウマまみれ 元気がとりえ 怠惰 臆病者 涼やかな声 求道者 階級主義者 遊び上手 薬物依存症 冷静沈着 心のやさしい人 移り気 楽観的 悲観的 世話好き 手先が器用 大食い あわてもの 尊大 無神論者 革命家 優柔不断 純粋 倫理観無し 夢見がち 無表情 リーダー的 愚直 笑顔が素敵 頭脳派 おっとりさん 裏切者 セクシー 酔っぱらい 自信家 不幸な人 無邪気(子供っぽい) (「無邪気」は1つ目の選択肢、「子供っぽい」は2つ目の選択肢にある) 戦闘マシーン 職人気質 一途な性格 挙動不審 世間知らず 負けず嫌い 一匹狼 潔癖症 完全主義者
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属 費 名前 時点 効果 クラス エピソード 1 1 コンヒューズ 攻防 自軍ユニットと敵軍ユニットの追加APを最大5まで入れ替える FREE プロローグ 1 1 死の霧 防御 自軍の地属性ポイントの半分だけ、敵軍ユニットの基本APが減少する FREE エピソード1 1 1 アーマーチェンジ 防御 敵軍ユニットの追加APと追加DPを入れ替える FREE エピソード1 2 1 地脈吸収 防御 自軍ユニットは地形レベルの数値だけ基本 AP、DP、HPが増加する FREE エピソード1
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(2005年12月12日) 05 第31節 大分トリニータ対鹿島アントラーズ (2005年12月12日) 05 第31節 名古屋グランパス対ガンバ大阪 (2005年12月12日) 05 J1-J2入れ替え戦第2試合 甲府対柏 (2005年12月12日) 05 J1-J2入れ替え戦第1試合 甲府対柏
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攻略記事 マクロジェイルマクロ順番入れ替え案版 動画 攻略記事 Frandle Scarlet氏 絶アルテマ討滅戦攻略メモ Kanata Sorano氏 覚醒版絶アルテマ攻略 Leah Floris氏 絶アルテマ、覚醒ガルーダ突破まで マクロ Tsyoshi Unknown氏 絶アルテマ マクロ ガルーダ~アルテマ ジェイルマクロ Shannon Hartley氏【絶タイタン】ジェイル判定マクロ 順番入れ替え案版 竜忍ナ召機学白 /p 竜 /p 忍 /p ナ /p 召 /p 機 /p 学 /P 白 動画
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404 名無しさん@ピンキー [sage] 2010/07/31(土) 22 13 49 ID XM5CBXiM Be 駅からもバス停からもずいぶんと離れた廃寺にて、夜更けの事。 スカーフで頭を覆って、色合いの濃いサングラスを掛け、コートの襟を立てた女が廃寺の 一堂へとやってきたのはもちろん意図あってのことだった。 女は引き戸を開けて、堂の中を覗きこむ。 「ほえへへ、お客さんたぁ久しぶりのことだにぇえ」 半ばまで葉の抜け落ちた老婆の声が暗がりの奥から響く。その声に、女はびくん、と身を 竦めながらも、目的の人物になんとか行き会えたことにほっと胸を撫で下ろす。 「ようやく、ここまで来ることができたわ。それで、あなたが『顔の売人』なのね」 返事に置き換えて、老婆はマッチを擦り、太い蝋燭に火を灯した。 「いっひひひ、左様さ。金さえ積んでくれれば、あんたがどんなに二目と見られないような くされた面構えをしていようとも、見映ぁのいいのに付け替えてやりますですよぉ」 まっ白い頭に皺くちゃな赤ら顔の老婆は薄汚れた巫女装束に身を包み、手足や首など肌の 露出する部分には隈なく包帯を巻き付けて、折り畳むように背を丸めたままに、目の前に立 ち尽くす女へと狡猾そうな視線を投げかけていた。 しばらく、立ったままで言葉もなかった女は堂の板間にどん、と腰を下ろすと、ふん、と 鼻を不愉快そうに鳴らして、その顔を覆っているものを一つ一つ、剥ぎ取っていった。 さあっ、と雲が流れてその切れ間から堂へと月光が降り注ぐ。 老婆は、ひしゃげた眼を丸くしてその女の顔を覗きこみ、ほお、と声を上げていた。 「……さあ、どうよ、誰が醜い顔をしているっていうのよ」 こぼれおちた前髪の下には妙齢の女性の女優をも凌ぐ美貌が現れていた。切れ長の大きな 瞳に高い鼻梁、引き締まった形良い唇と、そこから覗く白く輝く白玉の歯。顎は形よく尖り、 そのすっとした頬には大人の女の野趣と、清楚な令嬢の気品とが和合して存在していた。 「ふえっへっへ、そうは言うても、ウチじゃ顔を買い取るなんてのはしておらんでなあ」 老婆は、あくまでも話の有利を相手に渡さない。 「ええ、わかってるわよ。私だって本当はこの顔を失うだなんて絶対、嫌。だけど、それは 通らないからこそここに来たのよ」 405 名無しさん@ピンキー [sage] 2010/07/31(土) 22 15 20 ID XM5CBXiM Be 女は、さる大企業の会長に囲われていた愛人だった。 その類い稀な美貌と手練手管でもって、男の心を意のままに操り、並の勤め人に十倍するよ うな高額なお手当金をあてがわれて優雅に暮らしてきたのだったが、ある日、女の本拠を突 きとめた会長の正妻にいきなり襲われて、もみあっているうちに反対に彼女の事を殺してし まったのである。 「このままじゃ、直に捜査の目に見つかって、私は檻の中に女盛りを繋がれてしまうことに なるでしょうね」 女は忌々しそうに実情を吐露していた。それに対して老婆の方は、何も口にせず、ただに やにやと貼り付いたような笑いを顔に作るばかりであった。 「それに、整形手術しようったって、無駄なことよ。そこに捜査の手が及ばないはずはない でしょうし、第一、私はこの完璧な顔にメスを入れられるなんて想像もしたくないのよ」 女の自惚れは、あながち自意識過剰とも言い切れない美貌を保持しているからこそのもの であった。 「へっへえ、それでここに来なすっただえ、どこで聞き付けなったかぁ知らんけどねえ」 老婆は、板の間の脇によけてある文机に膝でにじりよると、その引き出しから銀色の鍵を 取り出していた。 「すなおに、顔を直してもらったが良かったと後悔することにならにゃええがね」 床の一隅に鍵を突きたてると、そこががぱん、とバネ仕掛けにせり上がって、物置棚とし ての様相に早変わりしたのである。 うず高く重ねて積み上げられたのは桐箱で、その横には年季の入った鏡が置いてある。例 えれば、小商いの駄菓子屋の奥にずん、と積まれたプラモデルの箱のようだった。 並べて重ねられた桐箱にはそれぞれチャコで二百万とか、六千万とかいった数字が書いて ある。おそらく、それは値段のことであろう。 「へへへ、それでもなんでも、まずは見てもらわんことにゃ話になりんせんもんなあ」 老婆は、そのうちの一つ。四百万と書かれた箱を開いてみせた。 中に入っていたのは一面の能面(のうおもて)に模した女の顔だった。 406 名無しさん@ピンキー [sage] 2010/07/31(土) 22 16 36 ID XM5CBXiM Be 「どうぞ、手に取ってみしゃぁ」 老婆の勧めにさして怖がる様子もない女はそれを手に取って、そして口を尖らせた。 「なによ、こんなくだらない顔」 女はそう言って貶すが、その顔は別に見てくれがさほど悪いわけでもない、ごくありふれ た成人女性のそれだった。 「こんな安物の顔に付け替えろだなんて馬鹿にしてるにも程があるわ」 女はそれを、さもつまらないもののように、からん、と投げ捨ててしまう。 「ふえへへ、そうは言うてもお前さん、先立つものをまだワシに見せてくれておらんではな いかね」 老婆は指で輪をつくって女に指し示す。濁った白目がほとんど黄ばんだ色になっているの がまた、醜怪だった。 「私はね、足元を見られるのが嫌いなの。だから、掛け値なしで話をしてくれなきゃ困るの よ、わかる?」 言いつつ、女は手にしていた大型のトロリーバッグからずるっと、封緘されたままの万円 札の一把を九つ、取り出した。 「都合、九千万円ね。現金は口座が閉じられる前に出しておいたから、これで全部、と。そ れから……」 取り出したスーパーのレジ袋の中にざらん、と詰まっているのは貴金属や宝石の類いだっ た。箱はなく、あくまでも指輪やネックレスなどがごっちゃりと、まるでビー玉かおはじき のように詰め込まれていた。 「一流デザイナーがどうの、限定品がこうのと、講釈垂れるつもりもないわ。だいたい捨て 値で三億円くらいのものよ。現ナマだとかさばり過ぎるからこうさせてもらったけど、これ じゃあ足りないかしら」 本来の値段はその十倍にもなる品物だったが、それもこの非常時には仕方のないことであ る。女には金銭欲に執拗なものはなさげな様子だった。 「へえへえ、それはなにより、カードなんて持ち込むようなばかちんでは、とも思いました が、それなら結構ですな」 老婆は滴る涎を掌にも巻かれた包帯で拭いながら、箱の中でも特に別の段に重ねることな く丁重に保管した一つを取り出し、女に提示した。 407 名無しさん@ピンキー [sage] 2010/07/31(土) 22 17 28 ID XM5CBXiM Be 「げへへ、一億円の顔でっせ」 箱の中に収められていた顔にはさらに絹布がかけられており、老婆はそれを丁寧に女へと 手渡した。 女は、ふむ、と頷き、その顔をしげしげと眺めた。 それは十六、七歳ほどの少女の顔であった。造作は派手派手しくはなかったが、目鼻立ち は整っており、清楚さだけならば今の女自身のそれをも凌ぐ儚げな様子の顔だった。 「……うん、悪くはないわね。可憐だわ。今はまだ蕾だけど、花開くのもそう遅くはない感 じね」 女は、角度を変えてその顔の様相や黒子、シミの有無さらにはその、将来の展望にまで目 を配っていた。さながら、能楽者が舞台前に能面から「位取り」をする様だった。 「……だけど、ねえ、もしも、私のこの顔を売り物にするんだったら、あなたならいったい いくらの値を付けてくれるの?」 女の視線には蝋燭の炎が絡まって捻じれる様な光が灯っていた。 老婆は、ふと、片眉に思案の縦皺を寄せていたが、おもむろに片手を開いて、 「五億円が……ところかねぃ」 老婆の説明に納得したように女は大きく頷いた。 「でしょう、それなのに私が今からなろうとするのがその五分の一の価値しかないような顔 じゃあ、ちょっとそれは悲しいとは思わない?」 「まあ、まあ、そりゃ、あんたのものが良すぎているわけだから、そこのところは仕方がな いとしてみてだよぉ、物は試しに、その顔着けてみちゃどうだい」 老婆は茶菓子でもすすめるかのような調子で女に顔を着けるよう促した。 「まあ、それは……いいとして、で、どうすればいいのよ、これを」 と、自分の眼前にまでその少女の顔を持っていった女だったが、その顔にちょっとそれが 触れた瞬間に、 「ひっ……やややぁ!」 顔はびたっ、ずずずと女の顔に吸着してしまった。 「ほっほほほ、この反応を見るのもまた、この商売のキモさね」 女は必死にそれを引き剥がそうとするが、まるで根付いてしまったかのように取ることは かなわない。じゅわん、じゅわん、と気色の悪い融合のうねりを続けるばかりである。 と、一分もまたずして、である。 「ぷっはあ、何よ、これ、やっと取れたわ」 女は、さきほどまでよりも幾分か高く、幼さをもった声を漏らしていた。 はっ、と即座に女はその違和感に気が付いて、そして老婆の差し出した円鏡をひったくる。 408 名無しさん@ピンキー [sage] 2010/07/31(土) 22 18 17 ID XM5CBXiM Be 「これが、私なの……」 嘆息する女の前髪の下に覗く顔は、先ほどまでのものとはその径も色もまるで違っていた。「ほほ、なあに、良くお似合いですよぉ」 鏡の中に映る瞳は、先ほどまでの切れ長なものより、もっと円らで、長い睫毛の中に静か な澄みを湛えるものだった。柔和でおだやかな印象を見ている女自身に与えるのは、造作が まだ未成熟であるから、とも言えた。 女が眉を引き寄せれば鏡の中の少女が同じように顔を動かす。口を尖らせれば、少女も口 先をぷいっと、むくれるような可愛らしい表情を作った。 「なるほど、並の容姿の女だったら、これは一億の値を付けてでもぜひとも手に入れたいも のであるかもしれないわね」 言いつつ、女は目をしばたかせて鏡を顔に近づけていった。 「でも、ちょっと、この目には近眼の気があるかもだわ」 「んん、でも、それくらいならちょっくら矯正すれば済むだけの話でねえ」 老婆は言いつつ、女の膝もとに引き剥がされた顔を手に取った。 「そんで、ほれ、こんな感じであんたの顔はこの面に移されるんですわなあ」 老婆の示す顔は、女が今までずっと親しんできた生活を共にした顔だった。 「なるほどね、面白いものね。仕組みのほどはわかったから、それじゃあ私にふさわしい顔 というものをくれないかしら」 女の要求に、老婆はあわてないように、と軽く手を振る。 「ひゃっはは、あんたもよくよく肝が据わっておるようだ。なら、さあ、これもいい機会だ でよ、今まで経験したこともないことをしたら、どうだ、ん?」 老婆は、今度は雑多と積まれた箱の中で、ぞんざいに扱われて箱が割れてしまっているよ うなものをいくつか、今度は運んできた。 「経験したことのない……どういうことよ」 少女の顔と声とでは、さきほどまでとはまるで印象が違う女だった。これならば、どんな に指名手配の網の目を細かく張ろうとも彼女の発見は不可能であろう。 「そうさ、あんたみたいな別嬪は自分の顔が醜くなるっちゅうことには未体験じゃろうし、 また、なろうとも思わん事じゃろう」 言いつつかぱん、と開いたのは、さきほどのものと比較すれば雲泥の泥のほう、程度が悪 いのも甚だしいほどの醜悪さをもった中年女性の顔だった。 「でも、簡単にできるもんなら、それもまた面白かろ?」 409 名無しさん@ピンキー [sage] 2010/07/31(土) 22 19 17 ID XM5CBXiM Be 「へえ、面白いじゃない。どうせ慌ててどうこうでもないし、私もそんな不細工な顔をして みる機会なんてそうそうあるものじゃないわ。せっかくだから試してみようじゃない」 女は、円らな瞳をひき歪めながら、その中年女性の顔を手にして、そして自分の顔へと押 し当ててみた。 さきほどのと同じように、顔は女に吸着し、そして剥がれたときには女の顔は見違えるほ どにだらしなく弛んだ年増女のものへと早変わりしていた。 「うふふふ、どうしよう、私。こんなに醜い顔になっちゃったわ」 半ば嬉々として、女は野太い声で空気混じりの嬌声を漏らした。 箱には五千円と書かれていたその顔である。さすがにその安価に見合っただけの醜貌であ った。眉間がぼってりと膨らみ、目は細く釣り上がり、頬骨は高く突き出して、顎は二重、 おまけに大きな疣までついてくるサービスで ある。もちろん、肌は赤黒く変色しており、 老年と呼んでもさしつかえないほどの肌の荒れようだった。 「げへへへ、あんたも良い趣味しとりますねえ」 女は、コートを脱ぎ去って、さらにはセーターまでも脱ぎ捨てて、上半身はインナーだけ の姿になってしまう。 「んふふふ、アンドロギュヌス的ってのともちょっと違うんだけどね、こういうアンバラン スなものに、古来から人間は惹かれてきたものなのよ」 醜悪な顔に、さらにおぞましい笑みを張りつけた女は鏡の前にその半裸身を晒していた。 顔だけを見れば、大年増の姑のようなのに、その下に延長する肢体は女盛りの肌理細やか な白さとふくよかなバストラインを湛えている。無論、腹や背にも余計な脂肪などは付着し ておらず、いかなる男をも引き付けられる魅惑の肉体であった。 「ふえへへ、それで、その顔は二度と取れないなんて言ったらあんたさんはどうなさいます」 老婆の意地悪い言葉にも、女は眉ひとつ動かすことはない。 「ふん、そんなこと。足元を見られるのは嫌いって言ったはずよ。さあ、次の顔を寄越しな さいよ」 その顔のおぞましさにもまるで怯むことなく、女は次もその程度のものを要求した。 「へえへ、からかい甲斐もないことで、じゃ、次はこんなんどうですね」 老婆が次に差し出したのは、もはや老境においても末期の方、歯も眉も全て抜け落ちたよ うな老婆の顔であった。 「へえ、二千円か。どんどん私、無価値な顔にされてしまってるわね」 でっぷりと肥満した表情に赤みを与えながら、女はその面を躊躇なく被る。 410 名無しさん@ピンキー [sage] 2010/07/31(土) 22 20 14 ID XM5CBXiM Be みしみし、と音を立てて中年女の顔が剥がれ落ちた後には、 「ひひぇっ、これしゃ、まへがみへないじゃないのぉ」 くしゃっと縦に潰れた老婆の顔がそこに付いていた。口の中には歯は一本も存在せず、に ちゃり、と粘り気ある唾液が糸を引くばかりである。 「ふへっ、そりゃあ百にも近い婆さんの顔ですもの、目なんてほとんどききゃあしませんわ いなあ」 「……ああ、なんらってェ」 勿論、目が遠ければ耳も遠い。 「大年寄の顔ですで、目も耳も、どこもそこもきかんようになってるってですわぁ!」 その言葉に、女はふがっ、と顔を顰めるが、もともと、表情が良く分からないようになっ ていて、それがどういう意味の感情表現なのかははっきりとは掴みづらかった。 「へえ、いつまでもそれじゃあ、お話も満足にゃできませんにね」 言いつつ、老婆は女にさらに別の顔を被せてやった。 「ふう、これなら目も耳も利きそうね。お婆ちゃんはもう、こりごりね……」 溜め息を吐きながら、鏡を覗きこんだ女の手がぴたり、と止まり、そして、 「い、嫌ぁあああああ!」 鏡の中に映っていたのは、中年の女のでっぷりとした表情だった。しかし、その様子はさ きほどの同じく中年女のそれよりは少しは程度が良く、証拠に箱書きにも九千円と記されて いたのだった。 「ほほ、どうやらお気に召さなかったようですな」 わなわなと震えながら、女はきっ、と憎悪の視線を老婆に突き刺す。 「気にいるも何も、この顔はっ、このメスブタはっ、私が殺した女じゃないかっ!」 声を発するのも忌々しいといった様子で、女は老婆に掴みかかろうという剣幕で吠えた。 「まあまあ、これも座興というもんだでね、そうかっかかっかなさらんでも、それじゃあこ の先逃げ回るのにも先が思いやられるでよ」 「どうして、そんなことが、できるのよぉっ!」 「さあて、それはそれこそ秘するが花ってね、そんなことができる理由を教えることで、足 元を見られるのはワシだって嫌なもんだでねえ」 くっく、と笑う老婆だったが女は気が気ではない。何しろ、彼女にはこの顔の女が怒りに 燃えて自分に襲いかかってきたところから、花瓶で殴られて、断末魔の悲鳴を上げるところ までを見ていて、今も脳裏に焼き付いているのだ。まったくもって気が気ではない。 女は顔を外そうと必死にもがく。 その女の顔に今、自分はなってしまっているのだ。厚ぼったいまぶたも、何度も皺取りを 重ねたであろう頬やこめかみの手術痕も、やや受け口気味になって喋るときには唾が飛ぶ、 そんな嫌な感触を与える口元も、全部が全部。 411 名無しさん@ピンキー [sage] 2010/07/31(土) 22 27 02 ID 1Sl7GRX8 Be 支援いるかな? 412 名無しさん@ピンキー [sage] 2010/07/31(土) 22 52 22 ID XM5CBXiM Be 「もう、いいわ。たくさんよ。それじゃあ本命の顔を頂戴」 しきりに今の自分の顔に手をやって、落ち着かない様子を体現している女に、 「へへへ、それじゃ、とっておきですわい」 老婆は、棚の奥の中に秘匿された塗箱を用意してきた。 「どうぞ、これをお試しなせ」 女は、今の顔や声から逃れるために、ろくすっぽ確認もしないままにその顔を自分の顔に あてがっていた。 そして、数瞬ののち。 「……わあっ、これは素晴らしいわぁ」 鏡の中に映っていたのは、彼女本来の顔と比較しても、勝るとも劣らない素晴らしい美貌 を湛えた若い女の顔だった。 おそらくはそのやや褐色の肌が示すように同じアジアでも日本からはかなり離れた方面に 位置する女性のものだとは思われるのだが、アーモンドのように開いた瞳の美しさは、単に 異国情緒と一言では言い表せない強い意志の光と深淵のような深みを湛えていた。 鼻梁は彼女がしていたものと同程度、頬から顎にかけてのラインや口元の引き締まりで判 断すれば、こちらがやや優勢といったところだろうか。 無論、黒子や皺、弛みなどはまるで存在しない。年代的にも彼女と同程度なのだろうか。 機能的にもまるで問題ない。視覚、聴覚、あるいは嗅覚においても彼女自身が生来もって いた能力を上回っていた。 表情を作れば、なおのことその素材は真価を発揮した。にこり、と彼女が微笑めば、一種 神々しささえも醸すような素晴らしい微笑が鏡の中に花と映えた。 「これは凄いわ。素晴らしい、悔しいけどこれは、私のそれなんかよりもずっとお値段もい い顔なんでしょうね」 少しだけ悔しさをしのばせた口調で女は老婆に尋ねる。 「へえ、そりゃあもう。ここでは一番、なんとも八億円の顔ですからにぃ」 老婆が相好を崩す。 「でも、それじゃあ私のもってきたお金じゃあ、この代金は払いきれないってことになるわ ね……」 そうは言いつつも女は諦めている様子はまるで見せていない。 じっと老婆に強い視線を送る。 「んん、まあ、そりゃあいいですにぃ、あんたの元の顔を下取りさせてもらうってことにし てね、あとはこの石っころだけいただいとりゃそれで十分だに、お金なんぞはこれからのあ んたが生活していくのにも息杖のように必要になりますものさ」 そう言うと、老婆は女のバッグに札束を戻してやっていた。 413 名無しさん@ピンキー [sage] 2010/07/31(土) 22 53 10 ID XM5CBXiM Be 「なにしろ、あんたはこれから日本人としてあまり見かけない顔になっちまいますもんね」 老婆はししし、と笑った。 「ふん、だからってどうすることもできないわ。たとえ不法入国の嫌疑がかけられても、そ うなる前に適当な男をひっ捕まえて結婚でもすればいいのよ。従前戸籍なんてものはいくら でも偽造ができるでしょうし、ね」 女は、すでに新しい生活を始めるにあたっての策を講じていたのだった。 「それに、美人はどんなときだって許されるものなのよ」 いざとなれば、追跡者さえも誘惑してみせる。逃げ切る自信が女には満々だった。 「それでは、商談成立ってことで」 宝石を手元に引き寄せて、老婆はもう一つだけ、 「っと、ここまできたときに、証拠隠滅だ、なんて飛びかかってくるお客さんなんかもわり といたりするんだっけえが、にぇ」 老婆の言葉に女はふふん、と新しい鼻を鳴らして、 「そんなこと、するまでもないわ。私はこの取引に十分満足しているし、これから先、また あなたを利用する機会があるかもしれないんだからね」 そして、気付いたように加えて、 「それより、下取りした私のもとの顔はどうするの? もしかしたら、あなた自身の新しい 顔にするのかしらね」 「ほほほ、よう見抜かれましたわい。わしも男が恋しくなった時にゃ、見てくれのいいのん を使ってますっけねえ」 言いながら、老婆は白髪頭をぱんぱん、と叩いて照れ隠しをした。 女は、再びセーターとコートを着込み、サングラスまでを装着し、スカーフを懐に突っ込 んで幾分かは軽くなった大きなバッグを担ぎあげた。 「それじゃ、ね。今夜はずいぶんと刺激的な夜だったわ、きっと忘れることはできないでし ょうね」 女は言葉だけを残して振り返ることもなく、暗がりのなかへと消えていってしまった。 「……まあ、また寄ってくれることが、あればいいんだけどね」 老婆は、ちらりと壁掛けの時計に目をやった。 すでに、時計の針は午前四時を過ぎていた。 414 名無しさん@ピンキー [sage] 2010/07/31(土) 22 54 03 ID XM5CBXiM Be 老婆は、その日の商売が片付いたことで帰りの身支度を整えていた。 棚にかかっていたつっかえ棒を取り外し、再びただの板の床へと戻した後に、施錠をして だれにも分からないようにしてしまう。動作は、さきほどまでの緩慢さが嘘のように機敏な ものだった。 「……さて、と。今日はなかなかに良い収穫があったわね」 語調を変化させた老婆は、今まで二つになるほど折り曲げていた姿勢をぐいっと伸ばした。 「宝石はさておき、あの顔ならきっと三億くらいで売ることができそうだしね」 さきほど五億とはずんだのは、相手に調子を合わせてのことである。商売上の建前という やつである。 「ふいっ、それにしても、そろそろさらしがきつくなってきたよねえ」 首筋から胸元に巻き付けてあった白布を緩めると、そこからは控えめながらも形のよい、 たゆん、とした二つの膨らみがせり出してきた。 同様に手足に巻き付けてあった包帯の下にあったのも節くれだった枯れたものではなく、 肉付きと血色のよい、まことにもって健康的なそれであった。 「私も……そうよね、成長期なんだってことよ」 アンバランスな老婆娘は頷きつつ、文机にしまってあったもう一つのものを取り出した。 「さあて、それじゃ愛しの自分の顔に戻しましょっ、と」 老婆の被ったのは若い娘の顔、彼女自身の生来のそれであった。 みちみち、とその面が皺まみれの老婆のものに変化したとき、その下にある彼女の顔は、 女のものにも、八億のものにも決してひけをとらない溌剌とした美容へと変貌していた。 そして、老婆が消失してかわってその場に現れた美少女は欠伸を一つ、けだるそうに漏ら して両手を上に、伸びをする。 「……ん、そろそろ帰って寝ないとね、まさか、また授業中ずっと寝てるなんてしたら今度 こそ先生に大目玉だろうしね」 ぱんぱん、と膝をはたいて、少女もさっさと堂を出ていってしまった。 野分だった風が一颯吹いて、残ったものは灰がちな黒の闇ばかり。 そして、これはその後の余談になるが、警察は指名手配していた会長の妻を殺して行方を くらませていた女の身柄を拘束することに成功したとのことである。 捕まった女は自分の顔をすっかり別人へと整形していたのだが、それがまさに国際テロリ ストとして暗躍していた女のそれだったということで、捕まった彼女自身が驚きを隠せない 様子だったそうである。 まあ、そのあたりはよくよくどこにでもあるお粗末な話ということで。