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477: ホワイトベアー :2019/07/14(日) 19 06 31 HOST 157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp 日米枢軸ルート 番外編:エムデン戦隊の伝説 地中海と大西洋でドイツ海軍地中海艦隊がウィルヘルムスファーケンに向かい航海を続けている頃、遠いアジアでもドイツ海軍は動きだそうとしていた。 もともと、ドイツ海軍は1881年よりアジア地域に艦隊を派遣しており、1898年にはこの艦隊の拠点として膠州湾を99年間租借する事を取り決めた独清条約に署名し、この地域の植民地建設が本格的に始まった。それまで貧しい漁村だった青島に、海軍基地と支援施設からなるドイツ帝国海軍の東洋基地が建設されていた。 第一次世界大戦開戦直前には巡洋戦艦《フォン・デア・タン》、装甲巡洋艦《シャルンホルスト》《グナイゼナウ》、仮装巡洋艦《プリンツ・アイテル・フリードリヒ》《リャザン》防護巡洋艦6隻、非防護巡洋艦4隻、駆逐艦8隻、水雷艇20隻、砲艦4隻と無視できない大戦力を抱えており、そのほとんどが青島に停泊していた。1914年にサラエボ事件がおきると、東洋艦隊司令官マクシミリアン・フォン・シュペー中将は東洋艦隊に出撃準備をさせる。この時のドイツはイギリス海軍管区を通る全ての海中ケーブルが遮断されていたが、満州連邦ー日本ー米国を通るルートを使いドイツ本国との連絡線確保に成功しており、彼は海軍大臣テイルピッツより東洋艦隊を使い通商破壊を行う事を命令されており、防護巡洋艦《エムデン》、《ニュルンベルグ》と仮装巡洋艦《プリンツ・アイテル・フリードリヒ》石炭運搬船エルスベートからなるエムデン戦隊を編成、連合国の艦船への通商破壊を行うべく青島を出撃する。 1914年8月23日、インヴィンシブル級巡洋戦艦《オーストラア》、軽巡洋艦2隻を中核としたオーストラリア海軍艦隊がドイツ東洋艦隊を自由にさせないようにする為に青島を海上封鎖する。しかし、この時には《エムデン》と《ニュルンベルク》はロンボク海峡を通過、インド洋に出ていた。そこで彼らもまた伝説を作る。 インド洋に入った《エムデン》と《ニュルンベルク》はそれぞれが単独での行動を開始。彼らはインド洋で連合国籍の船舶を相手に極めて紳士的に通商破壊を実行、彼らは9月14日までだけでもベンガル湾にて8隻の船を死者・重軽傷者0と言う状態で撃沈または拿捕する。 この12隻の船の中には中立国籍の船もあったが、ドイツ海軍はその巧みな外交術で問題を回避し、国際法違反と糾弾されないように様々な手を尽くしていた。それだけではなく拿捕した全ての船籍の乗組員を丁寧に扱い中立国からは称賛の声すら出るほどであった。その一方、《エムデン》と《ニュルンベルク》の活躍によりインド洋の連合軍通商航路は大きなパニックを巻き起こす。さらに商船の戦時保険料が急騰し、多くの船舶が出港を見合わせた。 《エムデン》は9月12日に一旦通商破壊を終了。事前に決めていた集合海域で別行動をとっていた《ニュルンベルク》、《エルスベート》と合流し、石炭を補給する。その後、イギリス海軍の重要拠点であるマドラスを襲撃する為にマドラスに向け進路をとる。 マドラス襲撃にあたって《エムデン》と《ニュルンベルク》は偽造煙突を使い四本煙突に偽装。航海灯をつけたまま堂々とマドラスに接近し海岸から2,800mか3,000mほど接近すると沿岸部に向けて砲撃を開始する。この時の砲撃は沿岸砲と石油タンクを標的として行われ、決して市街地には当たらないようにされていたこともあって、市街地には一切の犠牲者を出さずに沿岸砲を沈黙させ、石油タンクに大きな被害を与え、65万ガロンの石油を燃焼させることに成功する。 478: ホワイトベアー :2019/07/14(日) 19 07 03 HOST om126200115219.15.openmobile.ne.jp 無論、イギリス軍も沿岸砲で反撃を加えるが、ただの一発も《エムデン》や《ニュルンベルク》に当たらず、2隻は悠々とマドラス沖を去っていった。 このマドラス砲撃事件はドイツ地中海艦隊のドーバー海峡突破の直後と言う事もあってイギリス本国でも大問題になり、イギリス東洋艦隊は装甲巡洋艦《ハンプシャー》と軽巡洋艦6隻からなる討伐部隊が派遣されるが、そのような事は影響ないとでも言うかのようにセイロン島近海で4隻の艦船を撃沈、さらにコロンボ・ミニコイ間の航路にて6隻の撃沈と4隻の拿捕に成功する。 この頃になると連合国側もドイツ軍の通商破壊部隊の詳細を掴んでいたが、それでも有効的な手を打てず、《エムデン》と《ニュルンベルク》の傍若無人振りを止める事はできなかった。 彼らは沈めた船の乗組員を拿捕した船を使い解放し、そのままモルディブ諸島へ向かい、そこで石炭の補給を行った。補給が終わると、チャゴス諸島へと向かった。10月9日にディエゴガルシアに到着し、ブレスクから石炭を補給。ディエゴガルシアでは誰も戦争のことを知らない事もあって、水兵達の上陸を許可、戦いずめであった彼らにしばしの休息をとらせる。そして、チャゴス島を出発した《エムデン》と《ニュルンベルク》はコロンボ・アデン航路に舞い戻った。この時のコロンボ・アデン航路はイギリス海軍がドイツ海軍は既にこの海域に展開していないと発表していた事もあって多くの船が航海を再開しており、その事もあって11隻を撃沈または拿捕することに成功、この大戦果に満足したドイツ海軍は狩場を別の場所に移す。 ドイツ海軍はこの一ヶ月で33隻の艦船を拿捕または撃沈しており、連合国海軍はドイツ海軍の通商破壊対策の為に共同戦線を取ることで合意。経済性を無視して商船を単独航行から船団航行に移行させ、各船団に各国海軍から抽出された護衛をつけ始める。 東からはマレーのイギリス海軍とインドシナのフランス海軍、ロシア海軍が共に、西からもアフリカを牛耳るイギリス・フランスの派遣艦隊が輸送船団と合流し、護送船団を形成していった。 これを知ったエムデン戦隊は連合国海軍の重要拠点であるペナンに殴り込みをかけて、護衛戦力を漸減することを計画する。そして、エムデン戦隊は奇襲性を高めるために個別行動を再開。《エムデン》はモルジブ諸島沖からペナンに移動、同地への攻撃を開始する。 479: ホワイトベアー :2019/07/14(日) 19 07 33 HOST om126200115219.15.openmobile.ne.jp この時のペナン港には通商護衛の為にイギリス・フランス・ロシアの軍艦が入港しており、多数の軍艦が終結中であった。その事からもペナンでは最大限の警戒は敷かれており、要塞化されている事から攻撃不可能と考えられていた。 そんな中でエムデンはマドラス攻撃時同様に4本煙突に擬装し、10月28日に未明にペナンへ接近、入港していた3隻のフランス海軍駆逐艦に紛れて港内に進入する。そして、ロシアの巡洋艦《ジェムチュク》を発見、距離300mで魚雷を発射し命中させる。続いて砲撃を行い、再度魚雷を発射。これも命中し、ジェムチュクは沈没した。次いで接近してくる船を発見して発砲したが、それは非武装の船であり攻撃は中止された。その船の煙突に命中弾があり、そこに穴をあけた。 その後、《エムデン》は港湾部にも砲撃を開始、《ジェムチュク》が完全に沈没すると港内から全速力で脱出する。 港内から脱出した《エムデン》はイギリス貨物船を発見しこれを拿捕しようとしたが、臨検中に駆逐艦が現れたため放免された。現れたのはフランス海軍駆逐艦であり、《エムデン》をイギリス巡洋艦と誤認し接近する。この時のエムデンはイギリス巡洋艦のふりをしてやり過ごそうとしたが、軍艦旗を下げるのを忘れており、バレ、駆逐艦より雷撃を受ける。幸いこの雷撃は外れ、フランス海軍駆逐艦は《エムデン》の砲撃により撃沈される。 ペナン攻撃でエムデンは被弾することもなく、負傷者も出なかないという奇跡的な状況であった。彼はフランス海軍駆逐艦の乗員の救出を終えると安全海域まで脱出を開始。最後にペナンに向けて「我、ペナンを去らんとす。ご用 無きや?」と無線を放った。 その後《エムデン》は追撃してくるフランス駆逐戦隊を振り切り安全海域まで離脱する。 このペナン攻撃は現地に停泊し、撃沈された日本船籍の船からの情報のあって早々に全世界に知れ渡る事になる。辛うじて保っていたイギリス海軍の威信は完全に失墜。戦時船舶保険料は高騰し続け、輸送船は次々と出港を見合わせ、連合国の地中海におけるシーレーンは大打撃を受ける事になる。 その後、イギリス海軍は東洋艦隊をフル動員。その全てをエムデン打倒に当てる。 ペナン襲撃後の4日後、1914年11月1日、オーストリアの湊町オールバニよりANZACを乗せた35隻の輸送船から構成される大船団が出港する。この船団にはイギリス海軍装甲巡洋艦《マイノータ》オーストリア海軍軽巡洋艦《シドニー》の護衛の下、エムデン戦隊による攻撃を警戒しつつ一路、インド洋を西へと向かっていく。 エムデン戦隊はペナン襲撃後に合流、再び通商破壊に勤しみ3隻を拿捕していた。しかし、彼らは控えめに言っても無茶をし続けており、少しずつだが綻びが見え始めていた。そんな中エムデン戦隊は次の作戦としてココス諸島のディレクション島にある無線施設と海底ケーブルの破壊を決めた。 エムデン戦隊は11月9日にココス諸島のポートリフュージに停泊。ヘルムート・フォン・ミュッケ大尉以下50名からなる陸戦隊が上陸し、無線施設の破壊およびケーブルの切断を行った。ケーブルは3本中2本を切断したが、もう1本は発見できなかった。 480: ホワイトベアー :2019/07/14(日) 19 08 18 HOST om126200115219.15.openmobile.ne.jp しかし、エムデン戦隊陸戦隊の上陸直前に、ディレクション島の無線基地は、不審な艦影の発見により、緊急電報を発信していた。このとき偶然、ANZACを乗せた輸送船団が島から80km、時間にして2時間の地点を航行中であったのだ。6時55分、《シドニー》がディレクション島からの緊急電報をキャッチ。同艦はディレクション島に急行する。 シドニーの接近を知ったエムデン戦隊は、汽笛により陸戦隊の帰還を呼びかけるも間に合わず、抜錨し、戦闘準備を行う。9時40分に《エムデン》《ニュルンベルク》およびは砲撃を開始し、シドニーも反撃を行った。シドニーはエムデンより大型・優速であり、主砲の口径も10.5cm砲のエムデンよりも15.2cm砲は射程が長く優越していた。また、シドニーは水線部と甲板に防御を持つのに対しエムデンの装甲は30mmと薄い上に甲板部しか防御されない上に、長期の航海により各所に状態の思わしくない箇所を抱えていた。 しかし、幸運の女神はエムデン戦隊に微笑んだ。この時の《シドニー》には《エムデン》の接近は伝わっていたが、《ニュルンベルク》の存在は知らされていなかった。それによりいくらかは主導権を握って戦うことができ、さらにはじめの砲撃が奇跡的に《シドニー》の艦橋に命中、艦長以下艦橋要員を全滅させる事に成功した。 これにより《シドニー》は一時的に大混乱に陥った。そこをドイツ海軍が見逃すはずもなく、《ニュルンベルク》より2本、《エムデン》より2本の魚雷を発射する。満足な回避行動が取れなかった《シドニー》は魚雷4本をもろにくらい轟沈した。 この《シドニー》が大規模な輸送船団の護衛艦であることはエムデン戦隊もそれまでの無線解析の結果掴んでおり、この事からエムデン戦隊は出撃を中断したANZAC輸送船団がいることを知る。 《シドニー》を返り討ちにしたエムデン戦隊は揚陸隊の回収を急いで行い、《シドニー》がきた航路からANZAC輸送船団の位置を仮定、逆襲を仕掛ける。 この時のANZAC輸送船団には護衛艦は装甲巡洋艦《マイノータ》、肝心の輸送船団の位置も予想こそあるものの正確な位置は不明と、防護巡洋艦2隻のみで挑むには部もリスクも高い賭けで。だが、エムデン戦隊はそれでもこの賭けを行った。 そして19時、エムデン戦隊はANZAC輸送船団を捕捉する。この時、まだ《マイノータ》はエムデン戦隊を発見はしていなかったが、それでも十数秒の差で彼らもまたエムデン戦隊を発見する。始めに動いたのはエムデン戦隊であった。彼らは単縦陣でマイノータに向け速力を全快で突貫した。この時のエムデン戦隊がマイノータにダメージを与えられる武装は魚雷しかなく、魚雷発射管は艦種しかなかったからだ。これを見た《マイノータ》はエムデン戦隊の考えを読んでおり、魚雷の射程範囲まで来られる前に沈めるべくエムデン戦隊に向けて砲撃を開始する。しかし、夜間と言うことやエムデン戦隊の速度が速かったことにより思うように狙いをつけられず中々、命中しなかった。そして、お互いの距離が4,000mにまで近づくと、《エムデン》と《ニュルンベルク》は《マイノータ》に向けて魚雷を発射する。 《エムデン》が発射した魚雷は当たらなかったが、《ニュルンベルク》が発射した魚雷は全てが《マイノータ》に命中。しかし、魚雷2発では《マイノータ》は沈みはしなかった。 エムデン戦隊は再び魚雷を発射しようとさらに距離を詰めるが、副砲も含めた全力砲撃を受けることになり、《エムデン》や《ニュルンベルク》にもついに命中弾が見られ始める。 そして、ついに主砲から放たれた26.4cm弾が《ニュルンベルク》に命中。今までエムデン戦隊構成艦として活躍してきた防護巡洋艦《ニュルンベルク》はインド洋にその姿を沈める事になる。しかし、《ニュルンベルク》に主砲が命中する数秒前に魚雷が放たれており、これが《マイノータ》に命中。《マイノータ》は浸水によって急速に傾き、戦闘能力を喪失する。 481: ホワイトベアー :2019/07/14(日) 19 08 54 HOST om126200115219.15.openmobile.ne.jp 《ニュルンベルク》の犠牲によ《マイノータ》を戦闘から脱落させたエムデン戦隊はANZAC戦隊へ攻撃を開始、船団バラけさせて逃走を開始していたが、戦闘開始から対して時間が過ぎていないこともあって《エムデン》《プリンツ・アイテル・フリードリヒ》に早々に捕捉される輸送船が多数発生、最終的に15隻近くを沈められ、多くのANZACの新兵達が実戦を経験することなくインド洋に沈んでいった。 ANZAC輸送船団の事実上の被害甚大。この報告は《エムデン》から逃れられた輸送船により発せられ、即座にイギリス海軍省にまで届く事になった。この時はチャーチルの後任として海軍大臣に着いたばかりであったが、アーサー・バルフォア海相は早々に責任を取らされ更迭される事になる。 そして、これを受けたイギリス海軍はもはやなりふり構わずエムデン戦隊の討伐に全力を尽くす。東洋艦隊のみならず地中海艦隊も動員、巡洋戦艦3隻、装甲巡洋艦7隻を主力としたあわせて100隻近い艦艇が動員される。また、これとは別個に装甲巡洋艦だけでは船団護衛には不足があるとして旧式の戦艦群も船団護衛に動員。護衛艦隊の戦力一方、この時の《エムデン》は先の戦いでおった傷の他に弾薬の欠乏と言う問題にも直面しており、1914年11月22日にイギリス海軍に捕捉されるとついに降伏。翌日には通商破壊中であった仮装巡洋艦《プリンツ・アイテル・フリードリヒ》も捕捉され、抵抗の後に自沈、ここにエムデン戦隊は壊滅した。 そして、青島に籠るドイツ東洋艦隊とこれを封鎖するオーストラリア海軍・イギリス海軍連合艦隊のにらみ合い以外は平和な海へと戻っていった。そして、戦いの部隊はヨーロッパと大西洋へと戻っていく。 482: ホワイトベアー :2019/07/14(日) 19 10 00 HOST om126200115219.15.openmobile.ne.jp 以上です。 今回の話を各に辺り、エムデンのことは多少調べたのですが、調べれば調べるほど驚愕を覚えましたよ。そして、現実は小説より奇なりと言う言葉を改めて思いしりました。何で単艦で要塞化された軍港二つに艦砲射撃を加えて29隻の艦艇を撃沈できるんですかねぇ(震え声) ちなみにANZAC護衛艦隊がなぜあそこまで少なかったかと言うと 1.オーストラリア海軍主力はドイツ東洋艦隊主力が籠る青島の封鎖に当たっていて余剰戦力がない。 2.イギリス東洋艦隊はエムデン戦隊の捜索で手一杯。 3.フラカス先輩の艦隊はフランスインドシナ軍を乗せた輸送船団の護衛に駆り出されている。 4.ロシア海軍は日米がどちらにつくのかわからないのでウラジオストクからあまり戦力を出せない(そもそもマルセイユ講和条約によって極東における戦力が大幅に減っている)。 と言う理由からです。
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コルトエはコアトリクエ山脈の南にある町で、丘の上にあるため防衛陣地として活用されていた 開戦して間もなく帝国海軍率いる歩兵軍団に制圧され、以降は町民を捕虜として近郊にあるアレット基地への攻撃に使用されることになった
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96 :4:2012/07/26(木) 03 07 42 提督たちの憂鬱 第3話登場人物一覧 1/4 1921年 ワシントン会議 夢幻会海軍派閥:軍縮で航空機の予算が出来たので皆で集まって祝杯を挙げた。 1922年 ワシントン軍縮会議よって戦艦土佐の処分が決定 加藤寛治:嶋田さんに海軍大学校の教官を要請。陸軍大学との交流も指示。 嶋田繁太郎:海軍大学校の教官へ着任。 伏見宮博恭王:飛行機の免許取得を嶋田さんに指示するも加藤・嶋田両名からの反対を聞いて撤回。 代わりに海軍大学校の教官を務めきった後空母艦長へ。 夢幻会海軍派閥高官:妙高型巡洋艦の建造を検討中。 ハルゼー:名前だけ登場。 『アメリカ海軍で猛将と賞賛されたハルゼーは、 40過ぎで飛行機の免許を取った生粋の航空屋だった。』本編3話より抜粋 97 :4:2012/07/26(木) 03 08 43 2/4 1923年 関東大震災 辻政信:予算の神様。陸海軍の軍人の一部からはかなり嫌われている。莫大な復興費に愚痴をこぼす。 お嬢様学校を増やそうとしている派閥MMJ(もっともっと女学校を)の幹部。 杉原千畝:獲得予定。 『奨学金などで多くの子供に高等教育の機会を与えるべきだろう。 うまくやれば杉原千畝みたいな掘り出し物をゲットできるかもしれない』本編3話より抜粋 伊藤博文、山県有朋:腐敗した政党政治、軍人の視界の狭さ、戦略立案能力の低さを 危機的に感じ、大学での国際政治や戦争学に関する授業を増やすことを提案していた。 山本権兵衛:シーメンス事件などの海軍の一大スキャンダルは未然に潰された。 比較的リベラルな人物であり、夢幻会が進める改革に最大限の協力をしている。 原敬:夢幻会の暗躍で暗殺を免れていた。夢幻会と協力して日本の改革に勤しんでいる。 『すでに普通選挙の実施も内々に決定していた。ただし女性の選挙権については 大学を卒業した女性が増えるまでは延期することも決まっていた。』本編3話より抜粋 明石元次郎:『「明石さんが中心になって帝国中央情報局、まあ日本版CIAの設立が準備されている。 大震災後の第一次五ヵ年計画で設立が公表される予定だ」』本編3話より抜粋 嶋田繁太郎:海軍大学校の校長に就任。 後藤新平:帝都復興計画を提唱。夢幻会協力者。 98 :4:2012/07/26(木) 03 09 16 3/4 第一次五ヵ年計画議会通過 夢幻会主要幹部:第一次五ヵ年計画が議会承認を祝って、某料亭で祝杯参加。 南雲忠一:祝杯参加。陸海軍の大学校共同運動会・文化祭を発案。 嶋田繁太郎: 祝杯参加。陸海軍の大学校共同運動会・文化祭を企画。 『後に合同運動会は、日本軍大運動会と呼ばれる一大イベントとなり、 文化学習の名目で始まった合同文化祭は、後の日本の漫画文化の隆盛で 一般人も参加した同人誌即売会となっていく。 勿論、後世において嶋田は同人即売会の生みの親として名を残すことになり、 漫画の神様と並ぶ存在として、一部の人間から尊敬されることになる。』本編3話より抜粋 加藤寛治:祝杯参加。設備投資や研究の為予算増額を要請。軍民共同開発研究提案。 辻政信:祝杯参加。加藤の提案を役所に持ち帰ることを了承。 99 :4:2012/07/26(木) 03 11 58 4/4 1925年 第一次五ヵ年計画実施。 嶋田繁太郎:夢幻会会合に出席。 加藤寛治:夢幻会会合に出席。 伏見宮博恭王:夢幻会会合に出席。 辻政信:夢幻会会合に出席。統一規格制定に反対する議員達や財界人に直接談判して、 相手が参ったというまで徹底的に討論した。 明石元次郎:大日本帝国中央情報局初代情報局長就任。 袁世凱:名前だけ登場。 『袁世凱亡きあと中国の各地で跋扈する軍閥に大量の武器を売りさばいて、 大陸の混乱を助長させていた。』本編3話より抜粋
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水戸泉 (みといずみ) 【分類】 アホアホ 【作風、代表作等】 (1) ゴーマン攻×ヤンチャ受+アホアホ アホアホ系多作作家。汁エロが得意で受けが本命以外から犯されることも多々ある (2) 略奪せよシリーズ…海賊×帝国海軍兵。元々受は攻の副官。 【一言】
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80 :641,642:2015/02/25(水) 17 05 33 7月25日 旅順 ウラジオストック 日本陸軍を収容している輸送船団が、この五日後にフィリピンとインドシナ半島に上陸後、迎撃に出た現地連合陸軍を自軍の圧倒的火力と連山、艦載機部隊の掩護により撃砕。そして…フィリピンではマッカーサーによる巧妙な遅滞戦術、インドシナでは故郷が戦場になってパニック状態になった現地住民への対応などによってもたつきながらも…『東南アジア電撃戦』を開始している頃、憂鬱世界の祥鳳型空母を元に建造された飛鷹型航空母艦4隻が、ソ連太平洋艦隊が『開戦前に』駐留して『いた』この二港を爆撃し、護衛の巡洋艦等で艦砲射撃を行い、壊滅に追いやった後、母港に向かって帰還していた 「…艦艇は少数の駆逐艦、そして潜水艦しかいませんでしたね…」 「ウラジオと旅順の二港では無く、艦艇を取るとはな…まあ、今のソ連海軍にとっては、港よりも軍艦の方が大事なのは良く分かるが。連合軍の港も今は利用できるしな」 「我が軍がウラジオ等を上陸占領しようとしたらどうするのでしょうか?」 「その時はご自慢のソ連赤軍が喜び勇んで飛んで来るだろうさ。それに我が軍が大陸に上陸でもしたら連合軍は祝杯を挙げるだろう。なにせ自分から無謀な消耗戦に打って出たのだからな」 「…自国の港が破壊されてでも、連合軍と歩調を合わせる、と言う事ですか」 「ソ連海軍にはまともな経験が無い。だから開戦初頭で旅順やウラジオに艦隊を配備しておいて連合艦隊に速攻で袋叩きされて各個撃破されるよりもまだマシと判断したんだろう。」 そしてその選択肢の方が、日本軍に取って一番苦しい展開となる。 司令官はそう一人、心の中で呟いた。 81 :641,642:2015/02/25(水) 17 09 07 シンガポール 極東英国海軍司令部 「…では、イギリス海軍の極東に居る今作戦参加戦力は、正規空母が2隻と護衛艦艇のみ。…これだけと?」 「…。そうです。インドでのデモがかなり大きな物となっている様で、在インドの艦艇は現地を治安維持の為離れられないとの事です」 何が『デモ』だ、腐れきった帝国主義者めが。散々貴様らが利用しいたぶってきたインド人の我慢が限界を超えての、死を賭した決起だろうが。 何が『治安維持』だ。貴様らの辞書では、過酷な徴税の中止に平穏と食事を求める人民の頭に砲弾を叩き込む事とでも書かれているのか。 何が『離れられない』だ。ただ単に我らを自国植民地防衛の捨石にして高みの見物と洒落込もうとしているだけだろうが。 ソ連海軍極東艦隊司令官は表情こそ平静を保っていたが、心の中では徹底的に罵っていた。 …彼は、貧しい家庭で生まれ育った子供であった。第一次世界大戦でのロシア帝国による抑圧、その後の革命で発生した混乱の中で、彼自身はソ連海軍の軍人になる事が出来て食事には困らなくなってはいたものの、飢えに苦しむ人民は引きも切らなかった。あの時代は、正しく『生き地獄』と表現できる状況だった。 …だが、その後スターリンの神懸かり的な(転生者疑惑が浮上したレベルでの)経済対策により、多数の人民が飢え、苦しんでいた故国が急激に『人民の楽園』へと変貌して行くのを目の当たりにしていた。 その『地獄』と『楽園』の二つの姿を知っている彼からしてみれば、イギリスがインドに対して行っている事は、自国でのあの混乱で発生した地獄を面白おかしく再現しようとしている様にしか見えなかった。 ソ連軍人としての誇りと吟じで何も言ってはいないが、可能だったら徹底的に罵倒してやりたかった。他人の不幸で蜜を吸う事を是とし、仮に『将来』は別にするとしても『今の』同盟国の軍を捨石にしても何も思おうともしない、今のイギリスの有り方とやり方を。 「…では。以前打ち合わせた作戦通り、アメリカがフィリピンに迫るのとタイミングを合わせて出撃します。今回の作戦では、貴軍の機動部隊と共同作戦となります。大英帝国海軍のご活躍、期待しています」 …『ご活躍、期待しています』、か。 司令室より退席後、何の揚抑も無く呟いたその言葉について、ソ連海軍極東司令官『イワン・ユマシェフ』は一体何を思ったのか。 後世に残されている歴史書や資料には記されていない。 82 :641,642:2015/02/25(水) 17 12 26 アメリカ ハワイ パールハーヴァー 「…やっと出撃できるな」 「モンタナとニューハンプシャーが戦力外なのが痛いですけどね…」 「終わった事は仕方が無い。それより潜水艦の制圧を…フィリピンに着いて、日本海軍を叩き潰すまでにしっかりとしておかないとならんな。 また戦艦や空母を攻撃されて、仮に沈められでもしたらアメリカ海軍の永遠の恥だぞ」 そんな会話がハワイで交わされながら出撃を開始したアメリカ太平洋艦隊。本来は開戦後、モンタナ級とUS級全てを引き連れて日本の本土あたりにでも速攻を駆ける予定が有ったのだが、モンタナとニューハンプシャーが潜水艦の魚雷を5本ずつ直撃した事により大破し、その後の潜水艦制圧等のゴタゴタが有った為に時間を消費していた。 そうこうしている間に日本軍がフィリピンやインドシナに上陸を開始すると言うアクティブ過ぎる行動に打って出た事から、再編成後のアメリカ艦隊の針路は日本では無く、フィリピンへと変更を余儀なくされた。 フィリピンの味方を見捨てるような行動を取ったら、陸軍からは勿論の事、国民や身内からも何を言われるか分かった物では無い。まあ、そういう事である。 「ですが、これまで幾度と無く日本軍潜水艦と交戦していますが…一度も撃沈確実の報告は入ってきておりません。何時も確認されたのはゴミか油のみです。肉片や艦艇構造物等は、一度も…」 「…我が軍のアクティブソナーですら大して反応しない潜水艦か。良い艦持っていて羨ましいぞ日本海軍。こっちのガトー級と交換して貰いたいものだ。」 「ガトー級では交渉のテーブルにすら着けませんよ。話を聞いて貰うなら最低でもパラオ級。本気で交渉成立させたければモンタナ級あたりを持って来ないと」 そんなある意味どうでもいい雑談をがなされている中、アメリカ太平洋艦隊はハワイ、真珠湾を出港した。任務はフィリピンの救援と、日本海軍の撃滅である。 「…そういえば、ハルゼーの様子はどうだ?やはり何時も通り不機嫌か?」 「『理性と感情は別物だ』…と。納得はしている様です。」 「…まあ、『ブル・ハルゼー』に対して『防空戦と対潜哨戒だけやれ』なんて言えば、不機嫌にもなるな。」 そう言いつつ、ムスッとむくれた顔をした…恐らくこれが最後の戦闘参加になるであろう…ウィリアム・ハルゼー・ジュニアの表情を想像して思わず笑ってしまった、アメリカ海軍太平洋艦隊司令長官『チェスター・ニミッツ』であった。 83 :641,642:2015/02/25(水) 17 16 00 日本海軍 第二艦隊 旗艦 戦艦『越前』 「…本国より通信です。『フジサンロクノサクラサク』。転1号作戦開始の指令です」 「…返信。『タカキヤマニモサクラサク』。まずは、始めの賭けには勝った。いよいよ…始まるか…」 「失敗すればフィリピンやインドシナの陸軍は全滅確定。成功しても戦艦や重巡等、多くの艦艇は二度と本土へは戻れない。…本土への砲撃を防ぐ為とは言え、やり切れませんな…」 …何故日本軍が開戦初頭にフィリピン、インドシナへ、米ソ海軍の艦艇を撃破する前に侵攻すると言う…一歩間違えば侵攻部隊全てが全滅する…無謀かつ危険極まりない行動に打って出たのか… 村中率いる諜報部隊は、各国の核関係の情報収集に最も力を入れてはいたが、勿論それだけでは無く各軍の動向にも注視していた。その為、開戦後アメリカ海軍は…早めに戦争を終わらせたいと言う政府の意向も有り…モンタナ級やユナイデットステーツ級に、全正規空母を引き連れて日本本土にいきなり突っ込んで来ると言う情報が入ってきたのである。 現在の日本軍には誘導爆弾(フリッツX)も対艦ミサイル(桜花)も存在しない。有るのは…炸裂量が強化された…普通の航空魚雷や対艦徹甲爆弾に艦艇用酸素魚雷…その程度である。空母や補助艦艇は問題無く撃沈出来るとしても、アメリカ艦隊がソレに構わず東京湾に突撃してきたら、その瞬間に日本の敗北は決定する。首都だけで無く、天皇陛下や皇族の方々も人質に取られるような状態で交戦継続なんて手段は取れる筈もない。 仮に北海道や台湾等の防衛を放棄して日本に存在する全戦力を叩き付けたとしても、モンタナ級六隻、ユナイデットステーツ級四隻の米軍戦艦計一〇隻を、東京、そして皇居が射程圏内に入る前に全艦確実に撃沈出来るなんて保障は欠片も存在しなかった。(東京湾要塞?僅か一年で46cmや51cm砲戦艦を追い払える要塞建設なぞ出来る筈も無し…) その為、連合国の目を日本本土では無く、別の場所…東南アジアに向けさせ、引きずり込む為に、フィリピンやインドシナに上陸すると言う賭けに出たのである。そして、『アメリカ艦隊の針路、日本本土で無くフィリピン方面なり』との通信が入って来た事により、まずは第一段階の賭けには勝利した。 無論、戦争には当然ながら相手がいる。何もかもが自軍の予想、予定通りと言う訳では無かった。 「開戦前に日本海を脱出したソ連艦隊が、英海軍の空母二隻と共にシンガポールを出港し、インドシナ在中の陸軍部隊を砲撃する為に出撃したとの事です。…本当に、英ソ艦隊にこの編成の艦隊を?」 「アメリカ艦隊にぶつける戦艦は一隻たりとも割く事は出来ない。…これは決定事項だ。」 苦悶の表情で言い放つ『日本海軍最強の鉄砲屋』宇垣纏。あまりにも理不尽な戦艦戦力差のせいで、この戦略を取らざる負えない状況に、この原因不明の『転移』を引き起こした何者かを全力で呪い殺したい……そう本気で思っている第二艦隊指揮官であった。 「頼んだぞ『雷撃戦の神様』三川軍一…こっちはこっちで何とかするからな…」 8月15日の『フィリピン沖海戦』『ウェーク島沖海戦』に向けて、全軍が動き出す。…この二つの海戦で、一体誰に軍配が上がるのかは… この時には、まだ誰にも分からなかった。 84 :641,642:2015/02/25(水) 17 18 06 英ソ連合艦隊編成 ソ連海軍極東艦隊 指揮官 イワン・ユマシェフ ソビエツキー・ソユーズ級『ソビエツキー・ソユーズ』『ソビエツカヤ・ウクライナ』(残り二隻は就役直後で連度未熟の為本国で訓練中。) モスクワ級『モスクワ』『スターリングラード』『レニングラード』『キエフ』 軽空母 カリーニン級『カリーニン』『ダゲスタン』『クイビシェフ』『ゴーリキー』 艦載機…戦闘機『艦載機型ヤコブレフYak-7』 雷爆撃機『艦載機型シュトルモビク』。総数150機強 軽巡洋艦 チャパエフ級『チャパエフ』『チカロフ』『フルンゼ』『アウローラ』 駆逐艦 オグネヴォイ級 備考…ソ連海軍の一部駆逐艦、軽巡洋艦を除いて殆どの艦艇、乗員は今戦争が初実戦。 英海軍極東艦隊 指揮官 ジェームズ・フォウンズ・サマヴィル 正規空母インプラカブル級空母『インプラカブル』『インディファティガブル』 艦載機…戦闘機『艦載機型スピットファイヤ(シーファイア)、マートレット(米軍F4F)』雷撃機『バラクーダ、アベンジャー(米軍供与機)』 爆撃機『バラクーダ』 艦載機総数 100機前後 軽巡洋艦 ダイドー級『クレオパトラ』『シラ』『アルゴノート』 駆逐艦 バトル級 任務…インドシナに上陸した日本陸軍への艦砲射撃、迎撃に出た日本海軍の撃破。 備考…対空攻撃力にやや難あり。流石にポムポム砲は全部降ろして中華地域に高値で売り付けました。 85 :641,642:2015/02/25(水) 17 21 37 米海軍編成 打撃艦隊指揮官 ウィリス・オーガスタス・リー・ジュニア 戦艦 モンタナ級『オハイオ』『メイン』『イリノイ』『ケンタッキー』 ユナイデットステーツ級『ユナイデットステーツ』『アラスカ』『ハワイ』『テキサス』 重巡洋艦 ボルチモア級『ボルチモア』『ボストン』『ピッツバーグ』『クインシー』『ピッツバーグ』『セントポール』 軽巡洋艦 ファーゴ級『ファーゴ』『ハンチントン』『ニューアーク』『ニュー・ヘブン』『バッファロー』『ウィルミントン』 駆逐艦 フレッチャー級 備考…指揮官の訓示や『モンタナ』『ニューハンプシャー』の大破により驕りの感情はやや収まってはいるが、『艦隊決戦になれば『必ず勝つ』』 とそれなりの乗員が確信している心境。実際戦艦戦力は圧倒的に優勢だし。無論油断無しに其々任務には手を抜きはしないが。 輸送船護衛部隊 アイオワ級『アイオワ』『ニュージャージー』『ミズーリ』『ウィスコンシン』 軽空母 インディペンディペンス級軽空母4隻 重巡洋艦 ニューオリンズ級『ミネアポリス』『タスカルーサ』 軽巡洋艦 ブルックリン級『ブルックリン』『フィラデルフィア』『サバンナ』『ナッシュビル』『フェニックス』 駆逐艦 フレッチャー級 備考…対潜戦闘のノウハウや実戦経験が史実と比べると少し心もとない状況。 空母機動艦隊指揮官 ウィリアム・ハルゼー・ジュニア 航空母艦 エンタープライズ級『エンタープライズ』『ヨークタウン』 エセックスシリーズ『エセックス』『イントレビッド』『バンカーヒル』『シャングリラ』『ベニントン』『レプライザル』 艦載機…戦闘機『F6Fヘルキャット』爆撃機『ヘルダイバー』雷撃機『アベンジャー』艦載機総数 800機弱 重巡洋艦 ニューオリンズ級『ニューオリンズ』『アストリア』 軽巡洋艦 アトランタ級『アトランタ』『ジュノー』『サンディエゴ』『サンフアン』 駆逐艦 フレッチャー級 任務…フィリピンの救援、並びに日本海軍の撃滅 備考…米空母艦載機の多くは戦闘機にて編成。 86 :641,642:2015/02/25(水) 17 23 17 日本海軍編成 第二艦隊 指揮官 宇垣 纏 戦艦 扶桑型『扶桑』『山城』 伊勢型『伊勢』『日向』 長門型『長門』『陸奥』 加賀型『加賀』『土佐』『越前』『讃岐』 金剛型戦艦『金剛』『比叡』『榛名』『霧島』 重巡洋艦 愛宕型『愛宕』『高雄』『鳥海』『摩耶』(イメージとしては、砲撃戦重視型の和製ボルチモア級重巡?) 神威級『神威』『雲早』『白砂』『御神楽』(青葉型、古鷹型の代艦として利根型をモチーフにして建造、就役中に転移。艤装変更し、雷撃能力が強化された重巡)(名称不確定) 重雷装巡洋艦 球磨型軽巡洋艦改装艦『大井』『北上』『木曽』(『球磨』『多摩』は海上護衛総隊にて日夜馬車馬の如く駆け回っています) 軽巡洋艦 阿賀野型『阿賀野』『能代』『矢矧』『酒匂』(九頭龍型の前級的存在。転移前は砲撃と防空重視の快速艦艇。改装後の現在は 魚雷搭載済み) 駆逐艦 島風型(史実島風改良型の大陸日本版量産型。7連装酸素魚雷装備) 任務…アメリカ太平洋艦隊の撃滅 備考…決戦援護に第一機動部隊と、対艦攻撃訓練を積んだ一個潜水艦隊が就く。 第一遊撃部隊 指揮官 三川軍一 重雷装重巡洋艦『青葉』『衣笠』『古鷹』『加古』(以前ご支援が有りました物です。前部に主砲二基、後部に魚雷発射管満載の突撃巡洋艦) 軽巡洋艦 川内型『川内』『神通』『那珂』 駆逐艦 朝潮型(島風型の前級。5連装酸素魚雷装備の艦隊決戦型駆逐艦) 任務…英ソ連合艦隊の迎撃、撃退。 備考…艦隊決戦の援護として第二機動部隊と一個潜水艦隊が就く。 87 :641,642:2015/02/25(水) 17 24 58 第一機動部隊 指揮官 小沢 冶三郎 大鳳型装甲空母『大鳳』『瑞鳳』『龍鳳』『祥鳳』 赤城型航空母艦『赤城』『天城』 翔鶴型航空母艦『翔鶴』『瑞鶴』 艦載機…戦闘機『烈風』攻撃機『流星』対潜哨戒機『98式対潜哨戒機』(98式対潜哨戒機は戦後憂鬱世界に登場したMAD搭載天山と似たような物。無論間に合わせ) 艦載機総数…750機程度 長良型防空巡洋艦『長良』『五十鈴』『名取』『由良』『鬼怒』『阿武隈』(日本初の防空巡洋艦。改装後は新型射撃管制装置に高角砲満載の 優秀艦。でもこの世界だと存在価値があんまりない) 秋月型駆逐艦 任務…一個潜水艦隊と共に第二艦隊の支援 第二機動部隊 指揮官 角田 覚治 飛龍型航空母艦『飛龍』『蒼龍』 飛鷹型航空母艦『飛鷹』『隼鷹』『天鷹』『戦鷹』 艦載機…第一機動艦隊とほぼ同様。『烈風』『流星』『98式対潜哨戒機』 艦載機総数…350機前後 妙高型重巡洋艦『妙高』『那智』『羽黒』『足柄』(憂鬱世界の物と同様。安い、早い、旨いの三原則の元建造された重巡) 秋月型駆逐艦 任務…一個潜水艦隊と共に第一遊撃部隊の支援 88 :641,642:2015/02/25(水) 17 29 02 以上になります。 以前『緩い軍縮条約だから艦艇数は大丈夫』と言いましたね? すいません、史実参考に色々やったらこんなんなっちゃいました(白目) まあ代わりに全盛期アメリカを鼻で笑える国力保有していますけどね、大陸日本 …イギリスは軽巡が、アメリカは全部の艦艇が多すぎるでしょ何じゃこれ…(史実) 95 :641,642:2015/02/25(水) 19 34 01 92 書き方とかはお気になさらないで下さいな 「角田栄治」じゃなくて「角田覚治(かくた かくじ)」 wikiで確認したのに又間違えた……(T∀) 風不死 人名と一緒で命名基準から外れてましたねコレも… 『雲早』に変更お願いします… キャンベラ oh…no… 変えようと思って忘れてました…ピッツバーグに変更で… 276 :641,642:2015/03/01(日) 15 22 05 後以前の米軍輸送船団護衛部隊にインディペンディペンス級軽空母4隻を入れるのを忘れていたので、追加お願いします。護衛空母は西海岸とハワイ辺りで蠢いています。
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/3810.html
188 :名無しさん:2015/07/23(木) 20 14 37 天龍型航空巡洋艦 基準排水量=7,200t 全長=158m 全幅=18.2m 主機出力=オールギヤードタービン2基2軸・52,000HP 最大速力=27.8kt 航続距離=18kt/8,000海里 武装 50口径14cm砲 2連装2基(前部に背負い式配置) 40口径12.7cm高角砲 2連装4基(舷側配置) 40㎜機関砲 4連装4基 20mm機銃 2連装10基 艦載機-ウィッチ無しの場合水上偵察機・戦闘機6~8機、 ウィッチ三名乗せる場合水上偵察機・戦闘機3~4機 扶桑が中小国海軍輸出用にと建造した航空巡洋艦である。 これは憂鬱阿賀野型をベースに、ウィッチの艦載するために後部を史実最上型のようにフラット状態にしたものであった。 また、中小国海軍の船団護衛の旗艦、小規模艦隊旗艦などの要素を含めた巡洋艦でもあった 天龍と命名されたわけは、ウィッチを龍に見立てて、発艦の様子が天に昇るさまに似ていたからだとか 一番艦が竣工し、暫く扶桑海軍の手で試験を行い、不具合を改修した後にアマゾナスに売却され アマゾナス海軍で航空巡洋艦サン・パウロとして海軍総旗艦となり、30年間現役だったという 二番艦以降はシャムロ王国、コンゴ王国、アクスム王国、タウンティン・スウェ、アステカ王国などが 購入され、扶桑海軍では運用することはなかった。 なお、各国それぞれが注文を出したために同型艦でありながら、同型艦ではないという珍事が発生したともいう これらの航空巡洋艦はそれぞれの国で怪異が発生した際に真っ先に派遣され 撃沈された艦もでたが、大国からの援助が来るまでの時間を稼ぎ、国を守りきれたので、護国の巡洋艦と誉高かったという・・ (終)
https://w.atwiki.jp/battlefield1942/pages/128.html
銀河帝国軍の兵器 ドロイド マウス・ドロイド 正式名称 MSE-6 マウス・ドロイド 装備 1番:監視カメラ ピープ音 解説 帝国軍に於いて警備や書類搬送に広く用いられている小型ドロイドである。 MSEマウス・ドロイドは本来小型の汎用ドロイドとして開発されたものであるが、開発チームの技術者が故郷の星のペットに似せて作ったその姿と騒がしい音声は消費者に受け入れられず、会社は倒産してしまった。この際、大量のMSEドロイドの在庫品は深刻なドロイド不足に悩む帝国軍に破格値で売却された。帝国軍に於いてMSEドロイドは警備、清掃、通信など初歩的な任務に用いられているが、特に担当者間での機密文書の搬送に広く用いられており、そのためにMSEドロイドは敵に出会っても逃げ出すか、最悪の際には本体を融解させて対処する。 ゲーム情報 非武装のドロイド。 専用の操作台に座り、プライマリキーを押すことで沸く。 スター・デストロイヤー艦内では独特のピープ音を発しながらあちこち駆け回る姿を良く見る。 名前 コメント プローブ・ドロイド 正式名称 ヴァイパー・プローブ・ドロイド 装備 1番:ブラスター 解説 帝国軍に於いて辺境の惑星探査や敵基地の探索に用いられているドロイドである。 しばしばプロボットとも呼ばれるプローブ・ドロイドは元々民間用の新航路及び惑星探査用に開発されたものであるが、銀河内乱の勃発により開発会社はステルス機能やセンサーを強化したタイプを帝国軍に売り込み、これに満足したヴェイダー卿はヴァイパーと呼ばれる独自の改良タイプを発注した。プロボットは小型のポッドに格納された状態で目的の星に送り込まれ、到着するとすぐに各種のセンサーで探索を開始する。護衛用にブラスターを装備するが滅多な事で発砲することはなく、むしろ敵と遭遇すると自爆による機密保全を図ることが多い。 ゲーム情報 偵察用のドロイドで、ホスなどに登場する。 専用の操作台に乗り込むことで操作可能。 挙動は独特。 名前 コメント 車両 スピーダー・バイク 正式名称 アラテック74-Z スピーダー・バイク 装備 1番:レーザー・キャノン1基 2番:座席 解説 多くの惑星で使用される個人用の乗り物である。 スピーダー・バイクはリパルサーリフトを使用した一般的な移動手段であり、その軽快さと高速性能から多くの銀河市民の間で人気を得ている。また軍事用としてもその特性を生かしてパトロールや偵察任務に使用されることが多く、帝国軍では小型のレーザー・キャノンを搭載したアラテック社の74-Z型スピーダー・バイクを装備するスカウト・トルーパー部隊を編成している。訓練を受けたスカウト・トルーパーは森の中など障害物の多い場所でもスピーダー・バイクを走らせることが可能であり、敵部隊の情報を速やかに本部に報告することが可能である。 ゲーム情報 陸戦マップに登場する。 ↓キーで浮上することでジャンプした後地上に激突せずにすむ。 ボーナスレースマップではスピーダー・バイクを使ったレースをすることが可能。 名前 コメント トラム・カー 正式名称 帝国軍人員輸送車 装備 1番:操縦席 2~6番:座席 解説 帝国軍で広く使用されている人員輸送用の車両である。 ゲーム情報 多くのマップで登場する。 非武装。 名前 コメント FireHawke 正式名称 S-1 FireHawke リパルサータンク 装備 1番:レーザー・キャノン1基 2番:ブラスター・キャノン1基(50発×?) 解説 帝国軍が開発したリパルサータンクであり、第112リパルサー機甲連隊などが使用していた。 ゲーム情報 陸戦マップに登場する。 反乱同盟軍のT-3Bのカウンターパート。 名前 コメント MIAU(Mobile Imperial Artillery Unit) 正式名称 帝国軍機動砲撃ユニット 装備 1番:操縦席 2番:ターボ・レーザー1基 解説 帝国軍が開発した自走ターボ・レーザーである。 ゲーム情報 FireHawkeと共に登場。 名前 コメント AT-PT(All Terrain Personal Transport、GCXのみ) 正式名称 全地形用個人歩行兵器 装備 1番:ツイン・ブラスター・キャノン、震盪グレネード発射管(1発×?) 2番:ツイン・ライト・ブラスター・キャノン 解説 旧共和国時代末期に開発されていた単座のウォーカーである。 AT-PTはリパーサルリフトや一般の車両が苦手とする急勾配や障害物の多い地形でも行動できる装甲車両として開発されていた。この兵器は小規模の地上部隊に割り当てられることとなっており、一般的な機甲部隊を編成するよりもコストが安く済むと考えられていた。しかしAT-PTの試作機を搭載したドレッドノート型重巡洋艦で構成されるカナタ艦隊が突如として謎の失踪を遂げ、AT-PTが実戦に投入されることは無かった。しかしその設計思想は後継のAT-STに受け継がれている。 ゲーム情報 GCXのみに登場する軽装甲ウォーカー。 反乱同盟軍兵器としても登場する。 名前 コメント AT-ST(All Terrain Scout Transport) 正式名称 全地形用偵察歩行兵器 装備 1番:ツイン・ブラスター・キャノン(600発) 震盪グレネード発射管(2発×5) 2番:ツイン・ライト・ブラスター・キャノン 400発 3番:攻撃部隊要請 解説 前線に於ける偵察及び攻撃支援任務に当てられているウォーカーである。 スカウト・ウォーカーとも呼ばれる全高8.6mほどのこのウォーカーは偵察や味方のトルーパーの支援を目的として開発された2足歩行兵器である。AT-STは平坦地においてAT-AT以上の機動性を有するが防御力や攻撃力の点では劣り、主に偵察や補助任務に投入されている。それでもこの兵器は十分な火力を有していない部隊には脅威であり、ブラスター・キャノンは正確な照準と相まって露呈している敵を攻撃するには十分である。AT-STの欠点としては安定性の不足が挙げられており、事実エンドアの戦いではイーウォック達の原始的な攻撃方法によってバランスを崩し、転倒した例が報告されている。 ゲーム情報 多くの地上戦マップに登場する軽装甲ウォーカー。 ガチャガチャと独特の音を立てながら進むさまは映画そのまま。 操縦席が高い位置にあるので壁の裏に隠れている敵なども容易に発見できる。 名前 コメント AT-AT(All Terrain Armored Transport) 正式名称 全地形用装甲歩行兵器 装備 1番:ツイン・へヴィ・レーザー・キャノン 10発×? 2番:ツイン・ミディアム・ブラスター 1000発 3番:胴体ハッチ開閉 4番:座席 5,6番:座席(Eキーで車外に脱出可能) 解説 敵陣突破及び兵員搬送用に使用されている重ウォーカーである。 全行15.5mにも達するこの巨大なウォーカーは敵に畏怖を与えるために設計されたその外見に違わず、重装甲と重火力によって遭遇した敵兵に最大の恐怖を与える兵器である。AT-ATはほぼあらゆる地形を走破することが可能で、またその重装甲は敵の攻撃のほとんどを無力化できる。またAT-ATは車体に40名近いトルーパーを格納することが可能であり、彼らは装甲に守られて敵陣近くまで安全に輸送されるのである。AT-ATの実戦参加例としてホスの戦いが挙げられるが、ここではヴィアーズ将軍に率いられたAT-ATを中核とする機甲部隊が反乱同盟軍の迎撃を退けてシールド発生用の電源装置を破壊し、艦隊の突入を支援したのである。 ゲーム情報 ホスに登場する。 移動リスポン拠点として機能し、旗取りや電源装置を破壊する上で重要な兵器。 胴体左舷のハッチ開口部から身を乗り出して援護射撃をすることができる。 少々の被弾でもびくともしないが、工兵の援護があると生存率は格段に上がる。 名前 コメント Waveskimmer 正式名称 AQ-5 水上兵員輸送艇 装備 1番:操縦席 2番:ヘヴィ・レーザー・キャノン2基 3番:後部Eウェブ連射式ブラスター 解説 帝国軍が開発した海上侵攻用の兵員輸送艇である。 ゲーム情報 Mon Calamariに登場する。 名前 コメント 航空機 TIE・ファイター 正式名称 シーナー・フリート・システムズ TIE/ln宇宙戦闘機 装備 1番:レーザー・キャノン2基 解説 銀河帝国を代表する宇宙戦闘機である。 帝国軍主力宇宙戦闘機であるTIEファイターは6角形のソーラー・パネルに球状のコクピットを挟まれた特長的な形をしており、また名称の元でもあるツイン・イオン・エンジン(Twin-Ion-Engine)によってその亜高速速度性能は数ある宇宙戦闘機の中でもトップレベルに位置している。帝国軍は現在までに10万機を超えるTIEファイターを取得しており、各地で偵察、パトロール、護衛、犯罪業者の取り締まり、反乱同盟軍の鎮圧などの各種任務に当てている。銀河系の宇宙パイロットには強大な火力を誇るスター・デストロイヤーよりもむしろ頻繁に遭遇するTIEファイターのほうが帝国の力の象徴と受け止められている。標準的なTIEファイターにはlnと呼ばれる前線型のほかにも武装を減らし偵察装置を積んだrc(偵察型)、射撃精度を向上させたfc(火力向上型)、爆撃照準機と弾倉を積んだgt(戦闘爆撃型)などのバリエーションが存在する。 TIEファイターは優れた宇宙戦闘機だが、いくつかの欠点を抱えている。その中でも特に議論を呼んでいるのが偏向シールド発生装置およびハイパードライブ航法装置の未搭載である。帝国軍の見解によればこれらの装置を積めばTIEファイターの優れた機動性が犠牲になり、また前者は数に頼る戦術、後者は常に大型艦船と同行させることで対処可能だとしている。ただし被弾に対する脆弱性および深宇宙単独航行性能の不足にはなお不満があり、いくつかの改良型ではそれらの欠点を克服したものがある。 ゲーム情報 多くのマップで登場する戦闘機。 武装はレーザー・キャノンのみなので、制空権の確保が主任務になると思われる。 名前 コメント TIE・アドバンスドx1 正式名称 改良型TIEファイター試作機 装備 1番:レーザー・キャノン2基 解説 TIEファイターの改良型として開発されていた宇宙戦闘機である。 帝国軍主力戦闘機であるTIEファイターに対しては開発企業によりいくつかの性能向上型が試作されていたが、その1つがアドバンスドx1と呼ばれるタイプである。この機の開発にはヴェイダー卿が関わっており、数少ない試作機の1つは彼が所有するところとなった。外見上の特徴としてはソーラーパネルが折れ曲がった形に変更されており、またデッキが拡大されている。この増加した部分には偏向シールド発生装置およびハイパードライブ航法装置が搭載されており、また重量増加に対応するために推進装置もより強力なものに変更されている。アドバンスドx1は標準型TIEファイターほどの機動性能は持たないものの、生存性はより向上している。 ヤヴィンの戦いではヴェイダー操る本機が数機の反乱軍戦闘機を撃墜するなどの活躍を見せたものの製造コストが高く、後により性能の高いTIEインターセプターが開発されたこともあって大量生産はなされず、ごく少数のみが運用された。 ゲーム情報 デススターなどに登場する。 名前 コメント TIE・ボマー 正式名称 TIE宇宙爆撃機 武装 1番:レーザー・キャノン2基 自由落下型サーマル・デトネーター(20発)またはプロトン魚雷(5発) 解説 TIEファイターを元に開発された爆撃機である。 初期の帝国軍は汎用性に優れたTIEファイターに種々の任務を担当させようと考えていたが、多くの戦闘を経験するうちにTIEファイターに不向きな任務が存在することを感じるようになった。標準型のTIEファイターによる対地攻撃は効果が薄く、TIE/gtのような派生型を生み出したがそれでもまだ不十分であった。また帝国軍は強大な火力を持つスター・デストロイヤーを保有していたが、例えば都市の一角にある反乱軍拠点を攻撃するといった場合にデストロイヤーによる軌道砲撃は不要な犠牲者を生み出しかねなかった。こうして帝国軍は爆撃専用機の必要性を痛感するようになった。 TIEボマーは必要とされる装置を全て搭載するためにツインポッド形式を採用している。TIEボマーには高性能な航法装置によって単独での長距離侵攻攻撃が可能であり、また特殊な爆撃照準器によって特定の目標に対して正確な攻撃を加えることができる。また生命維持装置や緊急脱出装置によってパイロットの生存性もより向上しているのである。TIEボマーには弾倉ポッドを人員に輸送用に改造し、主に下級将校の輸送を担当するTIEシャトルなどの派生型がある。 ゲーム情報 多くのマップに登場する爆撃機。 良好な対地火力を持つ。 名前 コメント TIE・インターセプター 正式名称 発展型TIE宇宙戦闘機。 装備 1番:レーザー・キャノン4基 震盪ミサイル(3発) 解説 TIEファイターの発展型宇宙戦闘機である。 ヤヴィンの戦いなどを経て帝国軍上層部は反乱同盟軍の戦闘機及びパイロットの能力が予想外に高い水準にあることに驚き、より高性能な戦闘機を開発すべきとの考えを得た。TIEインターセプターは従来型の設計を踏襲しつつ、TIEアドバンスドx1のような試作改良機で使われた新技術も取り入れている。改良された推進装置はより小さいサイズでアドバンスドx1と同程度のパワーを生み出すことに成功し、また必要とされるエネルギーを得るためにソーラーパネルはより大型になっている。またレーザーキャノンはソーラーパネルの先端に4基装備されており、改良された照準ソフトウェアとあいまって良好な火力を得ている。 TIEインターセプターの性能に満足した上層部は既存のTIE/lnをTIEインターセプターに置き換えることを目論んだが、軍内部の確執によってTIEインターセプターの生産はなかなかはかどらなかった。またTIEインターセプターには依然としてハイパードライブは搭載されていないが、軍上層部はTIE戦闘機は大型艦船とともに行動させるべきとの考えを頑なに保持し続けている。 ゲーム情報 いくつかのマップで登場する戦闘機。 帝国軍航空機の中で最高の火力と機動性能を持つ。 名前 コメント DTAP(Dual Trooper Aerial Platform) 正式名称 装備 1番:ブラスター・キャノン1基 2番:ブラスター・キャノン1基 解説 2人乗りの武装プラットフォームであり、偵察や補助攻撃に使用される。 ゲーム情報 陸戦マップに登場する。 兵員がむき出しなので被弾しやすい。 名前 コメント ラムダ級シャトル 正式名称 ラムダ級T-4a個人輸送艇 装備 1番:ダブル・レーザー・キャノン2基 2番:座席 3番:後部ダブル・ブラスター・キャノン 4番:座席 解説 帝国軍で貨物及び人員の輸送に広く使用されているシャトルである。 別名インペリアル・シャトルとも呼ばれ、20人の人員または80トンの貨物輸送や皇帝パルパティーンを始めとする帝国要人の個人輸送機として広く利用されている。 飛行時には左右のウィングが下方に展開し特徴的な逆Y字形になり、安定性を高めることが可能である。またブラスター・キャノンやレーザー・キャノン等の各種武装を装備し、護衛機をつけない状態での長距離航行も可能である。反乱軍もまた多数のラムダ級シャトルを捕獲しており、その中にはエンドアの戦いのに於いて地上に特殊部隊を送り込むために擬装された『タイディリアム』などがある。 ゲーム情報 いくつかのマップで登場する。 飛行時は高度を下げすぎると下翼が地面に接触する恐れがある。 名前 コメント センチネル級上陸シャトル 正式名称 センチネル級兵員輸送艇 装備 1番:レーザー・キャノン8基 2番:左ダブル・レーザー・キャノン 3番:右ダブル・レーザー・キャノン 4~6番:座席 解説 帝国軍で上陸作戦などに使用されている軽貨物艇である。 センチネル級上陸シャトルは帝国軍で幅広く用いられている重武装の貨物艇であり、平時の大気圏内移動用としても各惑星の守備部隊に配備されている。上陸作戦に於いてセンチネル級上陸シャトルは54名のトルーパーと各種装備、スピーダーバイク等を輸送することが可能であり、また上陸地点を制圧するためにレーザーキャノンなどの装備を有している。 ゲーム情報 Mon Calamariに登場する。 機動は緩慢だが、防御力はそれなりに高い。 名前 コメント TIE・ディフェンダー(GCXのみ) 正式名称 改良型TIEファイター試作機 装備 1番:レーザー・キャノン4基、イオン・キャノン2基、プロトン魚雷(3発) 解説 エンドアの戦いの直前に試作された宇宙戦闘機である。 極秘のうちに開発されたTIE・ディフェンダーはハイパードライブの搭載によって単独での深宇宙航行が可能であり、また最新型の推進装置と重武装により複数の敵と互角に戦うことができると期待されている。TIE・ディフェンダーの最大の問題はその高コストであり、これによって配備は一部のエリート部隊にとどまっているのが現状である。 ゲーム情報 GCXのみに登場する。 重武装であるが、機動性はやや悪い。 名前 コメント シミター・アサルト・ボマー(GCXのみ) 正式名称 装備 1番:震盪ミサイル(10発)、レーザー・キャノン2基 解説 スローン提督の復帰後に開発された宇宙爆撃機である。 多くの戦果を上げたシミターアサルト大隊に因んで名づけられたシミター・アサルト・ボマーは、標準的なTIE・ボマーの後継として開発された。この機は速度性能、防御力、航行性能などでTIE・ボマーを上回る性能を有しており、TIE・ボマーの置き換えとして配備が進んでいる。 ゲーム情報 GCXのみに登場する。 機動性はやや悪い。 名前 コメント 艦船 ランサー級フリゲート 正式名称 ランサー級防空フリゲート 装備 1番:操縦席 2番:上部レーザー・キャノン 3番:下部ターボ・レーザー 4番:左舷レーザー・キャノン 5番:下部レーザー・キャノン 6番:右舷レーザー・キャノン 解説 帝国軍が開発した防空用のフリゲートである。 ヤヴィンの戦いでデス・スターが反乱軍戦闘機部隊によって破壊されると、帝国軍は防空能力に優れた艦船の必要性を認識するようになった。ランサー級フリゲートは20基に及ぶクワッド・レーザー・キャノンを装備し、改良型の照準装置によって高速の戦闘機に対しても十分な攻撃を行えるものと期待された。しかし亜光速度が低く、対艦用のターボレーザーを装備していないために砲戦能力の低い本艦の建造数は少数であり実戦であまり活躍できていないのも事実である。 ゲーム情報 宇宙での艦隊戦マップに登場する。 本編での設定とは異なりターボレーザー砲を装備し、対艦戦闘が可能である。 名前 コメント キャラック級ライトクルーザー 正式名称 キャラック級軽巡洋艦 装備 1番:操縦席 2番:右舷ツイン・レーザー・キャノン 2番:左舷ツイン・レーザー・キャノン 2番:上部ツイン・レーザー・キャノン 2番:前方右ターボ・レーザー 2番:前方左ターボ・レーザー 解説 帝国時代初期に開発された軽巡洋艦である。 キャラック級ライトクルーザーは今日ではやや旧式化してしまったものの、なお多くが運用されている軽巡洋艦である。キャラック級ライトクルーザーは10基のターボレーザーによりこのクラスの艦船としては良好な対艦砲戦能力を備え、また20基のレーザー・キャノンにより対空戦闘も可能である。また腹部のハンガーベイには4機の戦闘機を格納することが可能であり、これらの機は必要に応じて戦闘に投入される。 ゲーム情報 宇宙での艦隊戦マップに登場する。 航空機を搭載し、また前面のターボレーザー砲により対艦戦闘も可能である。 名前 コメント スター・デストロイヤー 正式名称 インペリアル級スター・デストロイヤー 装備 なし(オブジェクト) 解説 帝国軍宇宙艦隊の主力をなす大型艦艇である。 クローン大戦時に開発されたヴェネター級スター・デストロイヤーの設計者の娘によって設計された全長1,600mにも及ぶこの巨大な艦の建造に際し、当初は帝国軍内部でも議論が交わされた。しかし皇帝と帝国軍上層部はこの艦を熱望しており、事実インペリアル級スター・デストロイヤーは帝国の力の象徴として受け止められている。インペリアル級スター・デストロイヤーは数十基ものターボ・レーザーとイオン・レーザーによる絶大な火力を有し、また艦内には6個中隊のTIE・ファイター、完全武装の1個師団のストーム・トルーパーと数十台のウォーカー、上陸用シャトルなどを搭載し、たった1隻で惑星を攻略するのに十分な能力を備えている。インペリアル級スター・デストロイヤーは通常は銀河の中心部に集結しているが、帝国軍は必要に応じてこの艦を派遣することでその力を誇示できると考えている。 ゲーム情報 オブジェクトであり、移動不可。 航空機の発進地として使われる。 あーこれ動かせるかなーとおもって入れたのに・・兵器として使ってみたいなー。 -- 名無しさん (2009-04-27 23 10 10) マップサイズに比べて大きすぎるし、同盟軍に対抗艦船が無いからね・・・(モン・カラマリ・スタークルーザーがあれば別だけど) -- 名無しさん (2009-04-29 23 33 17) なるほど・・でもやっぱりSWファンとしては使ってみたいよなー。 -- 名無しさん (2009-04-30 00 00 20) 名前 コメント 火砲 I.M.D.S.(Imperial Missile Defense System) 正式名称 帝国軍ミサイル防衛システム 装備 1番:震盪ミサイル(6発×?) 解説 帝国軍が開発した拠点防衛用のミサイル発射機である。 ゲーム情報 陸戦マップで登場。 名前 コメント ターボレーザー砲 正式名称 XX-9 ヘヴィー・ターボレーザー砲 装備 1番:連装ターボ・レーザー 解説 大型の対艦用ターボレーザー砲である。 ターボ・レーザーは実質的に大型のレーザー・キャノンであり、2段階の生成方式によりレーザー・キャノンより高威力のレーザーを作り出すことができる。 ティム&バック社製のXX-9ターボレーザー砲もその一種であり、対艦用装備として初代デス・スターの表面に無数に配置されていた。しかし照準コンピューターは戦闘機のような小型で高速の目標は想定しておらず、攻撃を掛けてきた反乱軍戦闘機部隊に対しては有効な射撃ができなかった。 ゲーム情報 Death Starに登場する。 発射速度は遅いが、威力は大きい。 名前 コメント
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むーたいりくせいほうかいいきかいせん 第二文明圏の列強国の一つであるレイフォル国が、自国の筆頭保護国パガンダ王国をグラ・バルカス帝国に滅ぼされた事をきっかけで発生したレイフォル海軍主力艦隊とグラ・バルカス帝国海軍「グレードアトラスター」1隻との海戦。 本編中で戦場は「ムー大陸西方海域」と大まかな位置のみ記載されているため、便宜上当wikiではこの名称で取り扱うこととする。 日付 中央暦1639年9月1日〜7日の間 ムー大陸西方海域 交戦勢力 グラ・バルカス帝国国家監察軍 レイフォル海軍 指導者/指揮官 艦長ラクスタル 将軍バル 戦力 戦艦「グレードアトラスター」 旗艦:魔導戦列艦「ホーリー」魔導戦列艦、竜母合計43隻(詳細な内訳は不明)ワイバーンロード40騎 損害 なし レイフォル艦隊全滅首都レイフォリアの崩壊 結果 レイフォル滅亡、グラ・バルカス帝国により植民地化 前史 戦闘のきっかけはパカンダ王国外交長のドグラスが国交を求めて訪れたグラ・バルカス帝国の皇族ハイラスの苦言に激怒し、処刑したことにより始まり、問答無用で皇族を殺害されたグラ・バルカス帝国帝王グラルークスは激怒。 グラ・バルカス帝国艦隊はパカンダ王国を強襲し、僅か7日で滅亡に追いやった。 一方でパカンダ王国を筆頭保護国として優遇してきた列強第五位のレイフォルはパカンダ王国滅亡の事実を受け、レイフォルの皇帝が激怒。すぐさま魔導戦列艦、竜母で構成された海軍の主力艦隊43隻(*1)を出撃させ、パカンダ王国沖合いに位置する敵艦隊の殲滅を命じた。 グラ・バルカス帝国側も最新鋭の「グレードアトラスター」を単艦で出撃させ、戦闘が勃発する。 なお、正確な海戦日時は不明だが、中央暦1639年9月1日に日本にロウリア王国が降伏した報告をグラ・バルカス帝国情報部が受けた後に戦闘が行われ、9月7日には在パーパルディア皇国駐在レイフォル大使が本国の異変が起きたとして緊急帰国しているため、この間に発生したと推察される。 ムー大陸西方海域海戦 先行したレイフォル軍のワイバーンロード40騎が戦艦「グレードアトラスター」と遭遇するが、戦艦の主砲から射撃された46cm近接信管弾6発を受け前方を飛んでいた20騎は消滅し、後方の残り20騎も近接信管の対空射撃を受けて、10分以内に全滅する。 ワイバーンロードの殲滅を確認すると、「グレードアトラスター」のラクスタル艦長は前進してくるレイフォル艦隊を距離5kmまで引き付けてから砲撃を指示し、レイフォル艦隊との距離が残り6kmの地点で戦艦を回頭させ、主砲と副砲による砲撃を開始。艦砲の射程距離が2kmしかないレイフォル艦隊を一方的に攻撃する。 第一射は命中しなかったが、レイフォル艦隊では届かない長距離からの砲撃を見て、将軍バルは戦慄。第二射でレイフォル軍80門級戦列艦「ガオフォース」に副砲が直撃し、轟沈。 第三射では戦列艦「トラント」とレイフォル海軍の象徴だった最新鋭の100門級戦列艦「レイフォル」も轟沈する。そのまま苛烈な砲撃が続けられ、旗艦「ホーリー」以外の戦列艦・竜母・ワイバーンロードは全滅する。 レイフォル艦隊の将軍バルは屈辱感から降伏の旗を掲げて、近付いてきた敵艦に対する不意打ちを指示(*2)。ほぼ必中距離の1kmまで「グレードアトラスター」が近づくと50門の砲を一斉発射し、ほぼ全てが直撃したが、「グレードアトラスター」は損傷を与えることはできずに反撃され、「ホーリー」は消滅。将軍バルも戦死した。 レイフォリア壊滅 レイフォル艦隊を殲滅すると、残りの残弾を確認したラクスタル艦長はレイフォル首都レイフォリアへ「グレードアトラスター」を前進させ、レイフォリア市街に対して全力射撃を敢行する。 この砲撃でレイフォリアはほぼ灰塵と化し、首都の居城も破壊されて皇帝は戦死。生き残った軍部も無条件降伏し、レイフォルは滅亡した。 1隻で列強レイフォルを降伏に追い込んだ「グレードアトラスター」は世界最大最強の軍艦として生きた伝説となるが、世界各国でも実情は即座に信じられた訳ではなかった。 ただし、機械文明国のムーでは「グレートアトラスター」の写真と情報を入手して自国技術を明らかに上回るとして危機感を持つ。神聖ミリシアル帝国でも最新鋭艦のミスリル級魔導戦艦を上回る艦の存在に驚いている。 関連項目 歴史|グラ・バルカス帝国|レイフォル|ラクスタル|バル ※既存のコメントに返信する場合、返信したいコメントの左側にチェックを入れて下さい。 過去のコメント 作成してみました。変なところがあれば修正をお願いいたします。名称は戦場の海域から拝借 - 名無しさん (2019-06-30 08 30 55) 単なる誤字報告になりますが、レイフォルは滅亡したと書こうとしてるのがレオフォルになっています。 - 名無しさん (2019-07-08 22 46 38) 戦艦ホーリーの最後は、46cm主砲の一斉射撃を至近距離で浴びたらどうなるか、という貴重な実例となりました。爆沈する前に、砲弾貫通の衝撃波で粉々になったと思われます。 - 名無しさん (2019-08-02 06 46 10) ああ、「消滅」ってそうゆうこと、恐ろしいやられ方だ - 名無しさん (2019-08-02 10 10 47) 名前 ここを編集 〔最終更新日:2020年10月04日〕
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(投稿者:エアロ) 久遠級(Kuon Class)は楼蘭皇国海軍の重巡洋艦である。 概要 楼蘭海軍第二次建艦計画により建造された重巡洋艦。 華国、ヴォストラビア帝国との2度の戦争をへて、海軍力の強化を図った楼蘭海軍は八幡重工の勧めもあり第二次建艦計画を政府に提出、戦艦4隻、重巡洋艦8隻、巡洋艦10隻の建艦を目指した。 その中の第1期計画で重巡洋艦8隻の建造が図られ、一番艦久遠、二番艦澤雪、三番艦疾風、四番艦白姫、五番艦風雅、六番艦鹿島までが完成、就役済み。 +... なお、1921年のクリストフォロス会議並びに1924年のセントグラール海軍軍縮条約において、楼蘭海軍の新規建造軍縮目標が重巡洋艦においては6隻と明言された。 そのため、予算審議中だった七番艦麻耶と計画段階だった八番艦は建造中止が確定した。 38年からはGに対処すべく各艦に対空砲、魚雷管の増設が行われた。 艦歴(1番艦久遠) 発注 1915年1月20日 起工 1918年3月27日 進水 1920年7月4日 就役 1922年3月30日 性能諸元 艦種区分 重巡洋艦 排水量 11,350t 全長 203.76m 全幅 20.73m 喫水 8.82m 機関 八幡28式高圧重油専焼缶10基 八幡36式ギヤード・タービン3基3軸,130,000馬力 速力 34ノット 航続距離 5000海里 兵装 50口径20.3cm連装砲5基10門89式12.7cm連装高角砲4基8門25mm連装機銃4基13mm連装機銃2基92式61cm4連装魚雷発射管8基 装甲 舷側127mm 水平34~46mm 航空艤装 水偵3機 カタパルト一機 乗員 727名 製作会社 八幡重工 乙延海軍工廠 同型艦 一番艦久遠(本国防衛 母港は倭都軍港 二番艦澤雪(シーレーン防衛の任でクロッセル方面へ派遣中 三番艦疾風(アムリア海上戦線へ 四番艦白姫(本国防衛 母港は西部方面軍港 五番艦風雅(澤雪同様クロッセルへ 六番艦鹿島(北部シーレーン防衛へ 七番艦麻耶(予算審議中に条約発効により計画中断 八番艦(計画すら決まらないまま計画中断 関連項目 楼蘭皇国 八幡重工
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73 :ひゅうが:2013/12/07(土) 16 11 51 日本大陸世界ネタSS――第1次世界大戦時の日本 「遣欧総軍」 【日本軍、西へ】 ――西暦1917年6月、フランス北部へ集結を完了した遣欧総軍は、陸上戦闘部隊のみで28個師団および5個独立混成旅団と5個軍団級砲兵団で成り立っていた。 しめて52万3000名。日露戦争時の満州総軍の前線部隊にほぼ匹敵する数である。 加えて、兵站を担うべく日本海軍から艦艇122隻および輸送船約1200隻が臨時に「欧州方面海上護衛司令部」とともに抽出され指揮下に入っていた。 また本土からは鉄道師団が工兵旅団を複数追加されたうえで「臨時鉄道軍団」として派遣されており、帝鉄出身技術者とともに無数の機関車と貨車が欧州入りしている。 彼らは兵站基地となる英国南部までの海上補給路と、英仏海峡を渡ってからの輸送網を維持することに細心の注意を払っていた。 連絡将校たちが驚いたのは、火砲の大きさではなくその数と足回りだった。 火砲1万2340門。数は実に日露戦争時の5倍となり、さらにはその足回りはほとんどすべてがゴム製タイヤを履いている。 あわせて持ち込まれた牽引車両は初期的な戦車のような装甲トラクターであった。 中には280ミリ以上の巨大な榴弾砲をけん引するための大型蒸気トラクターすらあったほどだ。 これら火砲だけではなく、歩兵の装備も日露戦争時とは大きく様変わりしていた。 小銃こそ日露戦争時のそれの改良型ボルトアクションライフルであったが、それだけではなく分隊あたり1丁の散弾銃および擲弾発射機、そして携行可能な短機関銃を装備していたのだ。 小隊ごとにいたっては、歩兵運用が可能なロケット砲(さすがにこれは2~3名で運用するが)すら持っている。 大隊にいたっては無線電話による通信機能すら有しており、有線電話を加えれば文字通り手足のように戦場を駆け巡ることが可能となっていた。 なるほどこれでは補給がなければ作戦不可能なはずであった。 これらを指揮していたのは、元帥陸軍大将乃木希典。旅順攻略や哈爾浜会戦で名高い猛将であるが、彼は自らをお飾りと称して実際の指揮権は陸軍部隊を束ねる秋山好古大将に任せていたという。(これは薩摩人に特有の総大将のスタイルである。) 秋山は、海軍部隊の指揮官であった広瀬武雄大将が弟を通じた知己であるという関係を持っており、またフランス留学経験を持つ騎兵出身でありながらも火力戦と歩兵戦に造詣が深いという異色の将官でもあった。 そのため、当初は派遣前後のゴタゴタもあって険悪な仲となりかけた連合軍総司令部にあって流ちょうなフランス語で少しばかり下品な冗談を飛ばしてたちまち多くの外国武官の心を掴んだという。 いかにプライドの高いフランス人とはいえ、英雄には英雄の遇し方がある。 その点において、フォシュ元帥からも敬意を払われた彼らの起用は正解だったといえよう。 同年8月3日、ドイツ軍は「士気は低い」とみて新たに出現した日本軍めがけて攻勢を開始。 日英両軍の結節点にあたるソンム・オイセ河間に向けてドイツ第5軍が殺到した。 しかし、川に挟まれた地形であったうえ、臨時鉄道軍によって敷設を完了していた軍用軌道を用いて輸送された大量の火砲の餌食となり衝力は失われてしまう。 それでも攻勢を強めるドイツ側だったが、ヴェルダンで日本軍に救われたペタン大将率いるフランス第8軍が戦場に駆けつけることで日本側の士気は劇的に向上。 最終的にはわずかな損害でドイツ側の攻勢を頓挫させることに成功したのである。 連合軍側にとって久しぶりの大勝利であった。 折しも、ロシア方面においてケレンスキー率いるロシア軍が攻勢に転じていたためにドイツ軍は東部方面において大反攻を実施しつつあり、西部戦線においては小康状態が訪れつつあった。(それでも中部方面において第2次ランス会戦という激戦が惹起している) しかし、10月のロシア10月革命(赤い十月事件)によってロシア臨時政府が倒れソ連が成立。 12月にはブレストリトフスク条約が締結され東部戦線が消滅するという緊張感の中で、連合軍は1918年を迎えることになるのである。 74 :ひゅうが:2013/12/07(土) 16 12 25 【大派兵――米軍参戦】 1918年1月はアメリカにおいてツィンメルマン電報と呼ばれる一通の電報の内容が暴露されることによって慌ただしく幕を開けた。 折しも中国大陸において孫文が米軍(軍事組織として再建されたばかりであったが最新の装備で身を固めていた)の助けを借りて北伐を成功させ、さらにはロシア革命からチェコ軍団を救出するという名目で米軍先遣隊が満州経由でシベリアに入ったばかりのころである。 メキシコ駐在ドイツ大使館からメキシコ政府に向けて送られた参戦要請とされるこの文章は、現在では本物であったということがわかっていたものの当時はその真実性に疑問がもたれていた。というのも、その当時の外務大臣はすでにツィンメルマンではなく休戦派のゲオルク・ミヒャエリスであったためである。 彼は米国かオランダを仲介にした和平を望んでいるとされていたため、それはそうとしても現在は関係ないと思われたのだ。 だが、内容は衝撃的だった。 「メキシコの対米戦争実施要請、見返りに米墨戦争で奪われた西海岸三州の割譲」 それだけでもアメリカ国民の中に根付いたぬぐい難い反メキシコ感情から反独感情が高まることは避けられなかった。 さらにはドイツ潜水艦によってニューヨーク近海においてアメリカ船籍の客船「コロンビア」が撃沈され多数の犠牲者が出た(これは旧称をブリタニックというタイタニック号の姉妹船でアメリカに売却されていた)こともあり、時のウィルソン大統領は俗に「大派兵法」と呼ばれる法案を議会に提出。 中国大陸で進行しつつある自由を守るための戦いをヨーロッパにおいても行う許可を求めた。 しかし審議は難航。 中国大陸からシベリアにかけてか、それとも欧州か、主戦力派兵を行うのをどちらにするのかでおおもめにもめていたのである。 前者は、列強諸国特に日本が全力で欧州に取り組んでいる間に可能な限りの勢力拡張を成し遂げるチャンスであったし、後者はウィルソンの好む「道義的責任」においてフランスを助けるというより直接的なものとなっていた。 そのため大統領は両方を望んでいたのであるが、それには500万ともいわれる動員が必要となると野党は批判していたのだ。 結局は1918年2月に法案が成立し、中国大陸派兵用に用意されていた兵力が練兵の末に1918年4月に海を渡り始めるのであるが、準備期間の短さと兵站活動見積もりの失敗から悲劇に終わるとはだれも予想だにしなかった。 この年、南部の一部において奇妙な風邪のような症状が断続的に流行しており、それがニューヨーク近郊においても発生しつつあったことなど、誰も気にも留めなかったのだ。 75 :ひゅうが:2013/12/07(土) 16 16 07 【あとがき】――というわけで投下いたしました。 フランスも頑張ってますよ!おや?アメリカのようすが――というお話です。 ちなみに史実では作中電報はあまりにアレなので偽電文とみられていましたが、当のドイツ外務大臣がふんぞり返って「アメリカの参戦をしないように望む(キリッ)!」といって認めちゃうという大ポカをやらかしてます。 もともとは英国人による暗号解読の結果なのですが、今回の世界ではアジアで好き勝手をする米軍を掣肘するために使われたと考えました。 しかし、史実では運よく手に入れられたコピーとか、その暗号が古いままだったという幸運は今回はありません。 ですので疑惑の電文どまりとなります。 ------------------------- 修正回:0(アップロード) 修正者:Call50 備考:誤字・空欄等を修正。 修正回:1 修正者: 修正内容: -------------------------