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――― 「みぉせんぱぁい」 梓は、呼吸もまだ整ってもいないのに、甘えるように囁き、唇を重ねてくる。 でもそれは、さっきまでの貪る様なキスではなく、愛しむような優しく穏やかなキスだった 「澪先輩、私の初めて、もらってくれませんか?」 「え?」 「だめ……ですか?」 「うぅん、私なんかでいいの?」 「澪先輩がいいんです」 「梓」 私は、梓を抱きしめ、唇を重ねる。 そして、ゆっくりと、梓のそこに触れた。 「ぁん」 梓のそこは、下着の上からでもはっきり分かるほど、潤っていた。 「澪先輩、直接」 私は、梓の言葉に頷くと、その残った一枚の布切れを取り除いた。 「梓……」 熱く潤っている、梓の花弁に直接触れると、言いようのない愛しさが、胸に広がってくる。 「澪先輩、うっ」 梓のかわいい声が、もっと聞きたくなり、私は、中指の腹で、硬くなっている、小さなつぼみをこする。 「み、澪先輩、い、いぃ、ぁん」 梓は、私の指の動きに応えるように、反応が大きくなっていく。 「み、澪先輩……お願い……」 「梓……」 「きてください……私、もう……」 「うん」 私は、右腕でしっかり梓を抱きしめる。 「痛かったら言ってね」 「はい」 私は、そっと梓の入り口に左手の中指を押し当てる。 「いくよ」 「来て、澪先輩」 私は、梓の花弁の間に、ゆっくりと中指を沈めていく。 「ぅぁっ、はあーーーっ」 「だ、大丈夫?」 「……はい、続けてください」 私は、苦しそうな声に、思わず挿入をとめたが、梓は続きを促した。 「うん」 「あっ、はぁあー、い、…… み、澪先輩が、わ、私の中にっ」 「そうだよ、分かる?」 「は、はい、分かりますっ!うれしいですっ!」 梓の最奥部まで到達すると、梓は嬉しそうに、抱きついてきた。 「梓」 私もそれに答え、背中に回した右手に力を込める。 「澪先輩」 懇願するように見上げる梓の瞳に頷くと、私は、左手を動かし始めた。 「あ、あん、い、いぃっ!」 梓の中で、タッピングする時の要領で、おなかの裏側を叩くように指を動かす。 「み、お先輩!」 「きもちいい?」 「は、はい!……もっとぉ……」 「うん」 今度は、スラップの要領で手首を捻る。 「あ、だめっ、それいぃっっ! 梓の中を愛するたび、梓が、甘い声を挙げ、梓の花弁からは蜜が溢れる。 「ね、ねぇ、もうだめっ、い、いかせてくださいっ」 「うん、いって。梓」 私は、いったん中指を引き抜くと、薬指とともに再び、梓の中に沈めた。 「はぁーーー!」 そして、激しく、指を出し入れし始めた。 「澪先輩!澪先輩!」 梓は、何度も私の名前を呼び、さっきより強く抱きしめてくる。 「梓……」 「み、澪先輩、だめ、いきます!いっちゃいますぅうーーー!!!」 指を締め上げられる感覚が下かと思うと、梓の中から、大量の蜜がほとばしった。 ――― 「みぉせんぱい、うれしいです」 とろんとした瞳で、梓は囁き、私の胸に頬を摺り寄せる。 前髪が素肌に触れて、少しくすぐったい。 「みぃぉせぇんぱいっ」 「ぁっ」 そして、梓は、私の胸の先端に口付ける。 「だめだよ、梓」 「だめじゃないです」 梓は、そう言うと、私のまだ誰にも触れられたことのない部分へ触れた。 「梓だめっ!」 「いやです」 「でも約束が」 「知りません」 梓は、すねた様に言うと、下着の上から、ぐりぐりとそこを手のひら全体で愛撫する。 「ちょ、ちょっと」だめだって……ぁん」 「そんなにいやですか?」 「え?」 「私じゃ、そんなにいやですか?」 私は、梓の真剣なまなざしに見つめられ、恥ずかしくなり、思わず俯いた。 そして、躊躇いながら、私は梓に尋ねた。 「梓……た、大切にしてくれる?」 「え?」 「これからずっと……私だけを、大切にしてくれるなら……」 「それって」 「……あの……体の関係だけじゃなくって」 私が、恐る恐る続けると、梓にきつく抱きしめられた。 「何を言ってるんですか!」 「え?」 「私が好きな人意外とこんなことができる人間だって思ってたんですか?」 「別にそう言うわけじゃ……」 「私、一生澪先輩を大切にします!」 「ほんと?」 「もちろんです!」 「梓」 私たちは、抱き合い、唇を重ねる。 お互いの思いを確認するように、約束を確かめるように。 「梓……梓の好きに……して」 唇が離れると、私は恥ずかしさをこらえ、梓に伝えた。 「澪先輩、大好きです」 梓は、もう一度キスをすると、私のそこに触れた。 「あ、梓……」 「澪先輩、脱がせちゃいますね」 言葉と同時に、私は、生まれたままの姿になった。 「澪先輩、すごく濡れてます」 「そ、そんなこと言わないで」 「ふふ、私にして、澪先輩も感じちゃったんですね」 「そんな、あん」 「ほら、聞こえますか?」 「い、いやっ」 梓は、入り口のところで、わざとピチャピチャと音を立てる。 「だめ、恥ずかしいよ、梓」 「でも、恥ずかしがってる澪先輩、かわいいです」 「そんなぁ、い、いや、あん」 「もっと気持ちよくしてあげますね」 そう言うと梓は、私から離れていく。 「梓?」 私が驚き、顔を上げると、梓は、私の両脚の間に体を割り込ませようとしていた。 「だ、だめ、見ちゃだめ」 私はあわてて両脚を閉じようとしたけど、既に、手遅れだった。 「澪先輩のここ、綺麗です」 「いや!恥ずかしくて信者紆余ぉ」 「大丈夫ですよ澪先輩。 先輩のここ、すごく綺麗ですから」 「ふ、ふわぁあー!」 ぬるっとしたものが触れ、私はへんな声を挙げてしまう。 「だ、だめ、梓、そんなこと……あ、いやぁ、……」 梓は、私の中に舌を入れたかと思うと、先端のつぼみまで一気になめ上げ、しばらくそれを転がしたかと思うと、すっと下がっていってしまう。 「あ、梓、い、いぃ……あ、ぁん、いやっ……」 そんな事を何度か繰り返していた梓だったが、突然、梓の唇は、下の方へと下がっていった。 「あ、梓、そんなところだめ!」 「でもこっちの方に、エッチな汁が垂れてきちゃってますから、きれいにしないと」 「で、でも、汚いよ」 「澪先輩に汚いところなんてありません」 そう言うと、梓は、再び舌を這わす。 「だ、だめ!そんなところに舌を入れちゃっ!」 私は、縦横無尽に駆け回る、梓の下に翻弄され、ただ喘ぎ、腰を浮かせてしまう。 「澪先輩、気持ちいいですか?」 「あ……う、ぅん、気持ち、いい!」 私は恥ずかしさも忘れ、梓に応える。 「澪先輩、もうそろそろいいですか?」 梓は、指で一番敏感な部分を転がしながら、囁く。 「う、うん……あ、梓の好きにしてぇ……」 「澪先輩、大好きです」 梓は私を抱きしめると、右手の中指を、私のそこにあてがった。 「いきますよ」 「う、うん」 答えと同時に、梓の指が侵入してくる。 「あ、うぁーーーーーっ!」 痛いのは覚悟をしていたが、それは熱いと言う感覚に近かった。 まるで焼けた防火何かを押し込まれているような感覚に悲鳴を挙げてしまう。 「澪先輩、大丈夫ですか?」 「う、うん、だい、じょうぶ」 私は、必死にその痛みに耐える。 梓も同じ痛みに耐えたんだ、そう思うと、痛みが薄れるような気がした。 「澪先輩」 梓は、熱っぽく囁くと、私の中で動き始める。 「あ、あぁ、あず、さぁ!」 しばらくは、熱いような痛みしか感じていなかったが、徐々に、甘い疼きを伴い始めた。 「あ、あん、梓、梓だ……梓……」 梓を私の中に感じる。 「澪先輩、私の指で、もっと感じてください」 「梓、いいっ、いぃよぉっ」 「ここですか?」 「そ、そこっ!だめぇっ!」 梓が、おなかの内側を円を書くようにこすると、より強い快感が走った。 「澪先輩……」 「あ、梓、だめ、変なのが、変なのが来るぅっ!」 「いいですよ、いっちゃってください」 そう言うと梓は、親指を、硬くなっているつぼみに当たるようにして、手を上下に動かし始めた。 「梓、だめ!す、すごいっ!!!」 私は、二つの刺激に、理性を削り取られていく。 「梓、いやっ、す、好きって言ってぇ!」 「澪先輩、大好きですよ」 「わ私も、あ、ぁん、梓のこと、あ、ぁん、ぅっ、あぁ、だ、だいすきぃっ!あ、だめぇーーーーっ!!」 私は、絶叫すると、梓のぬくもりを感じながら、白い世界へと落ちていった。 ――― 「みーおー」 次の日の午前中、不肖の幼馴染が、いきなり家を訪ねてきた。 「どうしたんだ?」 「宿題、手伝ってくれよぉ」 「しょうがないなぁ」 私は笑顔で応える。 「で、なんの宿題なんだ?」 「み、澪?」 だけど、律は目を見開き、まじまじと私を見つめ、固まっている。 「どうしたんだよ、宿題手伝って欲しいんだろ?」 「い、いや、いつもなら、自分でやれって殴るのに、殴らないからさ……」 私だって、いつも殴っているわけではないのに、本当に失礼なやつだ。 だけど、そんなことはどうでもいいかと思い直した。 「まぁ、たまにはな」 「なにかいいことでもあったのか?」 「え、えっとそれは……」 図星をつかれ、口ごもってしまう。 「まさか梓と付き合うことになったとか?」 「な、何で分かるんだよっ」 「図星かよ! 「うっ」 「それにしても、告白なんかできないとかうじうじしてたくせになぁ」 「も、もういいだろっ」 私は、真っ赤になって話を打ち切ろうとするが、律は意に介さず、続ける。 「まさか梓から告白されたとか?」 「まぁ……それに近いかも……」 「へぇ、やっぱりへたれなみおちゅわんからは、何もできませんでしたか」 律が、にやにやといやらしい笑みを浮かべる。 「わ、私だって、梓がその気になるようにだなぁ!」 「うん?」 「い、いやなんでもない」 「なんだ?」 「とにかく!私もがんばったんだっ!」 「あいったぁ!」 私の部屋に、スコーンと言う、小気味いい音が響いた。 おわり 戻る
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前 な、な、なんだこりゃ~!ちょっ、ばっ、キスなんて早くないか!いきなりすぎるじゃないか! うぅっ、私らしくない。なんで時めいちゃってるんだよぅ…。 ていうか、キスする勇気があるなら「抱く」くらい楽勝だろうよぉ…。 もう頭がわけわかめだよ! 私は知りたかっただけなんだ。自分のことを「愛してる」とまで言ったこん野郎の温もりを知りたかっただけなんだ。 なのに、こんな、こんな!キスだなんて、温もりってレベルじゃねえぞ!あぅぅ うまい下手の問題ではなく、藤岡とキスをする、その事自体が私にとって大事件~快感~だ。 その人生初の『大事件』に私は翻弄される。 キスだけじゃ温もりなんてわかんないよ!もっと、躰で触れあって…、って私はなにを言って…! あぁっ!身体が勝手に動…!うわぁぁぁん。 私の四肢は藤岡の身体に絡みつく。「本能」なのだろうか。女としてのそれが、藤岡をこんなにも求めているのか。 なら仕方あるまい。私の所有者であるこの男にすべてを委ねよう。 「委ねる」。そう決めたばかりなのに、私は藤岡の舌に自分の舌をコンタクトさせていた。 南の舌に触れた。何とも言えない感動を覚えた。しかし、それと同時に我に返った。 やっぱり、違うよ。俺が求めていたのはこんなことじゃない。「愛する」イコール「性行為」ではない筈だ。 今からしようとしていることは、俺の中では正しくない。せめて、ちゃんと段階を踏んでから至りたい。 真面目くん、いいや、イデアリストだ。ずっと夢見てきたんだ。南といちゃついて、南とデートして、幾日か過ぎて漸くキスができて、そして…! 俺は、唇を離した。一瞬、唾液の橋が架かる。 「ふじおか…?」 「ごめん…」 「え?…ん、あぁ」 どうにか、このマズい空気を変えたいな。 俺は、今何と声をかけるべきか考える。 「ま、まあ、そのだな。」 南が沈黙を破る。 「か、カップルなら、き、キスくらい、普通、だろ?」 「で、でも!」 「えい!」 「うわぁっ!」 南が俺に抱きついてきた。む、胸が! 「藤岡、お願いがある。」 「は、はい」 「私を、私を強く抱きしめてくれ!」 えぇっ! 俺が狼狽えるのをよそに南は俺を強く抱きしめる。うわはぁ、匂いが! 「ダメ、なのかぁ?」 み、南ってこんなキャラだったか!?「活発的」は「積極的」とは違うぞ! 「ふじおかぁ…!」 あぅぁぁぁああ…。もう!だ、抱けばいいんだな!抱けば! 俺は意を決して、けど恐る恐る南の背中に腕を回す。 この心臓の鼓動は、南にはどう伝わっているのだろうか。 「えい!」 私は、これでもか!という位力を入れて抱きしめた。恥ずかしくて、首まで熱い。というか全身が熱い。 ふと、自分が胸を押しつけている状況に気がつく。私の鼓動、こいつは感じているのだろうか。 そして、私の温もりを感じているだろうか。 はぁ… なんからしくないな。藤岡なんかに、こんなにも心を奪われるなんて。 ずっと、私には彼氏なんてできないだろうな、と思っていた。 女らしくなくガサツで、しかも際だった長所もない。私を好きになる物好きなんていないと思っていた。 けれど… 切なくなる。胸が締め付けらる。想えば想うほど締め付けは強くなる。 それに比例して、藤岡への「締め付け」も強くなる。 俺は、遂に南を抱きしめた。南の体がピクリと反応する。 「…もっとぉ」 今にも消えてしまいそうなか細い声で甘えてくる。俺は、反射的に強く抱きしめた。 南の温もりをより強く感じる。俺は更に強く抱きしめる。 「あっ…」 「南、…南!」 俺は思わず名を叫ぶ。 「好きだ。南。」 「…私も」 「え…?」 「私も、藤岡が好き。好きなんだ。」 「…ああ」 確信した。もう南は俺のモノだ。 「南、顔をあげて。」 「え?」 南が顔を上げる。 「南、改めて、これからよろしく。」 「あ、ああ!その、こちらこそよ」 俺は南の唇に自分のそれを重ねた。 次
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「……え?」 私は耳を疑った。 ……なに? セックスするか、死ぬか……? なぜ、先輩はそんなことを言うのだろう。 「先輩」 「ん?」 「先輩は、わたしの気持ち、信じてくれてないんですか?」 こんなにも、好きなのに。 なぜ、こんな脅迫するようにして聞いてくるのだろう。 私は、先輩の柔らかい頬に右手を添える。 「好き、なんですよ」 「うん」 「信じてくれないんですか」 「ううん」 「じゃあ、なんで」 そんな聞き方するんですか。 「私もあずにゃんのこと、好きだよ」 いつもの、柔らかい笑顔、なのに。 「でもね」 私の右手に、先輩の左手が添えられる。 その手は小さく震えていた。何かに脅えるように。 「せん、……ぱい?」 「ねぇあずにゃん、しようよ」 先輩の顔が近づいてくる。私は、そっと瞼を伏せた。 唇が触れ合う。熱い。柔らかい。気持ちいい。 「……ん、せんぱ……」 離して、また触れ合わせる。 触れるだけだったキスは、次第に深く、長くなっていく。 頭がじんとする。とろけていくような感覚。 「……ちゅ、んっ……っは」 「せ、んぱ……いっ、……どうし、……んぅっ」 もう、何も考えられなくなってくる。 先輩のこと以外。 「……は……っ……」 やっと唇を離してもらえた。 舌と舌とを細い唾液の橋がつなぐ。それは細く細くなっていき、名残惜しそうに、ぷつりと切れた。 唇の周りの唾液が外気に触れて冷たい。 もっと、もっと、先輩の熱が欲しいよ。 「……いいですよ、先輩。セックス、しましょうか」 肩で息をしている唯先輩。どことなく不安げだった表情が、少しだけ明るくなった気がした。 先輩は、甘い声で私の名前を呼びながら、嬉しそうにすり寄ってくる。 「あずにゃあん……」 「はい、唯先輩……」 唯先輩を、やさしくベッドに押し倒していく。 赤らんだ顔がいつもより余計に可愛く思える。 「なんで、死ぬか、セックスするかなんですか」 私は唯先輩の顔のすぐ脇に両手をついて、覆いかぶさる。 私から、そして質問から逃がさないように。 「だって」 それが、当り前だといわんばかりに。 「そう言わないと、あずにゃん何もしてくれないでしょ?」 ……え? がつんと、頭を殴られたような気がした。 それだけの衝撃が私のなかを駆け巡っていった。 「どういう、ことですか……」 やっとそれだけ、声を絞り出せた。 「だって」 悲しげな、表情で。 「いつも、私からじゃん」 抱きつくときはもちろん、「好きだ」って気持ちを伝えた時も、初めて手をつないだときも、初めてキスをしたときも。 いつも、全部、唯先輩から。 「あずにゃん、ホントに私のこと好き?」 そうか。そうだったんだ。 「好き……ですよ」 先輩は、にっこりと微笑んで。 「嘘だぁ」 先輩は、私の首に両手を回しながら言う。 「あずにゃんはいつもそう言ってくれるよね。私が『好き』って言ったら、『好き』ってちゃんと返してくれる」 それに、偽りはないんですよ……? 好きで、好きで、好きで、もうこれ以上ないってくらいに、あなたのことが好きです。 「でもね」 気がつけば、先輩の目は涙であふれていた。 「同情なんか、しなくていいんだよ? あずにゃん」 私、は――――。 「ごめんね、さっき、嘘ついた」 ――――私の気持ち、信じてくれてないんですか? 「信じて、なかったよ」 信じれなかったよ、と。先輩は、嗚咽まじりの声で、悲しそうにつぶやいた。 「唯……せんぱ……」 私は、なんてことをしていたのだろう。なにをしているんだろう。 先輩は、不安だったんだ。 「……あずにゃん、ごめんね。『死ぬかセックスするか』っていうのはちょっと言い過ぎたね」 いつも、先輩はどんな気持ちで接してくれていたのだろう。 先輩は私を好きでいてくれて、それを少しでも行動で伝えようとしてくれていたのに。 「私たち、もう終わりにしよっか」 その言葉は、私に重く、重くのしかかって。 「……やです」 「え? だって、あずにゃん私のこと好きじゃないでしょ? もう無理しないでいいんだよ」 きっと、さびしい思いをいっぱいさせてしまった。 私は、自分のことしか考えてなかったんだ。 すごく、くやしくなる。 「あ、でもね、さっきはちょっと嬉しかったよ」 まだ…………、まだ、やり直しはききますか。 今からでも遅くはないですか。 「あずにゃんから押し倒してくれたとき。えへへ、決心がちょっとにぶっちゃったよ」 最初から、これで最後にするつもりだったんですか。 「でも、もういいやぁ……」 そう言って、ふっと笑う。 そんな、こと、言わないで、ください。そんな、ふうに、笑わないで、ください。 「あずにゃん?」 苦しくて、でも唯先輩はもっともっと苦しかったんだ。 「なんで、泣いてるの?」 「……え」 真下にある唯先輩の顔に、ぽたりぽたりと、私の涙が落ちていく。 唯先輩のと私の。ふたりの涙が混ざりあって、悲しみの色をさらに濃くしていく。 「すみませ……っ、わた、しっ……」 「ううん……」 先輩は、ぐいと私の顔を引き寄せて、目元に口づけてくれた。 「しょっぱい」 至近距離で、先輩の甘いにおいがひろがって、目には唯先輩以外映らなくて。 「でも、あったかいね」 そう言って、先輩の唇が私のそれに軽く触れた。 先輩のほうが、あったかいです。 「ごめんね」 先輩は、今にもこぼれ落ちそうなくらい、目に涙をためていて。 「キス、しちゃって」 ぐっと肩を押されて、唯先輩の上からどけられる。 先輩は座りなおして、私の目を真っ直見て言った。 「……ぃ、え……」 私は先輩の目を見れなかった。 自分が、嫌になる。 否定の言葉でも、叫べばいいのに。言葉だけじゃ解決しないとわかりながらも。 「……もう、帰るよ」 バイバイ、あずにゃん、と。 真っ暗な、闇の底へと突き落とされた気がした。 ――瞬間、私は。 「……あずにゃん?」 「……ゃだ…………っ」 部屋を出て行こうとする先輩を、ぎゅっと抱きしめていた。 私より、ちょっとだけ背の高い先輩。 あったかくて、やさしくて。 「いかないで、くださぃ……っ」 涙が、あふれてくる。 私は、こんなに幸せなぬくもりを失いたくない。 すごく、すごく愛しくて、抱きしめる両腕に力を込めた。 私はやっぱり、こんなにも唯先輩が好きなんだ。 「すき、です。せんぱい」 今までも、これからも。 「離れたくないです……っ」 ずっと。 「バイバイなんて、や……です……」 さよならをしたら、もう、きっとあなたに会えない気がした。 「…………」 唯先輩は、何も返してくれない。 「先、輩……」 でも、いい。 私は、もっともっとたくさん、先輩に返さなくちゃ。 「ごめんなさいっ……、わたし……っ」 「……ごめんね、あずにゃん」 言葉をさえぎるように、唯先輩は言った。 先輩の手が、彼女に回している私の両手に触れた気がした。 「ほんとは、わかってたんだ」 ぽつりと、小さな声で先輩は続ける。 「……ぇ?」 「あずにゃんが、ちゃんと私を好きでいてくれたこと」 気持ちは、ちゃんと伝わっていた。 なら、どうして。 「ずっと、私を大切にしてくれてたんだよね」 部屋には、唯先輩の声だけが響く。 この部屋だけ、外の世界から切り離されたような感覚だった。 ふたりだけの、世界。 「わかってたよ」 唯先輩となら、永遠に、この世界の中でもいいと思えた。 相変わらずこの世界は、風の音も、鳥のさえずりも、時計の秒針の音さえも聞こえない。 その中で、唯先輩の声だけが私の鼓膜を震わせる。 「あずにゃんが照れ屋さんなことも」 部活中に抱きつくのは、私との仲の良さをみんなにも見せつけたかったから。 私は恥ずかしくていつも、やめてください、と突き放していた。 「あずにゃんが、私のためを思ってくれてたことも」 ふたりで遊びに行こうと誘われた時も。 先輩は、今年受験なのに。私を気づかってくれている。すごく、うれしいかったけど。 邪魔はしたくない。きっと私がいたら、先輩は私に構ってくれる。重荷になってしまう。 先輩は、やさしすぎるから。 だったら、私が、初めから距離を置いておこう、と。 「でもね、つらかった」 そう、思ってた。 先輩の意見を聞かずに、自分で、勝手に。自分のことしか、考えてなくて。 「ホントは、私のこと好きじゃないんじゃないかなって」 だいすきだから。 大切にしたくて、彼女を一番に考えて、最善だと思ってとった行動が、逆に彼女を傷つけていた。 「ちっちゃな不安だったんだけどね、それがだんだん大きくなって、胸が押しつぶされそうだった」 そんなことも知らないで、私は、なんて自分勝手なことを。 先輩は、それ以上、なにも言わなかった。 「っ……、わたし、……ごめ、んなさ……っ。せっ、先輩の気持ちもっ……かんがえ、ないでっ……」 私より、先輩のほうがつらかった。 わかってるけど、あふれる涙を止められない。 「あずにゃん、泣かないで」 こんな時でも、なんでこんなに優しいんですか、唯先輩。 あなたのほうがつらかったでしょう。 「せっ、せんぱ、い……っぅ、すき……ですっ、すきです……っ」 「ありがとう、あずにゃん」 私は、先輩の背中を涙で濡らし続けた。 部屋には、しばらく私の嗚咽だけが響いていた。 ……どれくらい、時間がたったのだろうか。私は落ち着きを取り戻していた。 「唯先輩」 やっぱり、私は先輩と終わりになんてしたくないです。 「キス、していいですか」 先輩が、その言葉にびくりとする。 少しの間沈黙が流れて、やがて先輩は小さく、こくりと頷いた。 「…………」 私が抱きしめていた力を緩めると、先輩は何も言わずにこちらに向き直ってくれた。 ――先輩も泣いてたんですね……。 さっきされたように、今度は私が先輩の目元にキスを落とす。 「しょっぱいですね」 「……涙だもん」 「でも、すごくあったかいです」 「…………ん、ぅ」 言って、唇を重ねる。 さっきキスしたときよりも、そこは熱く感じられた。 軽く押しつけて、ゆっくりと離していく。 「……もう一度しても、いいですか」 「……う、ん………」 先輩の顔が真っ赤だったのは、窓から西日が差しこんでいるから、だけではないと思う。 きっと私も、真っ赤だ。 「先輩」 「……ん?」 「だいすきです」 その言葉に、小さく微笑んでくれる。 さらに赤く染まる先輩のやさしい顔に、からだの芯が、じんと熱くなった。 先輩を正面から抱きしめて、唇を合わせる。 舌で、さらりと先輩の唇をなでると、遠慮がちに小さく隙間を空けてくれる。それを押し広げて先輩の口内へ入っていく。 「……ん……、ちゅ……っ、ふっぁ」 ふたりの息が重なる。どちらのものかわからない唾液が、口の端からこぼれおちる。 もう、わからない。このままとけて、ひとつになってしまいたい。そんな幸福感が私を支配する。 もっと、先輩が欲しい。 「っ、……は、ぁ……」 先輩も、同じ気持ちでいてくれたら嬉しいんだけどな。 「……ぅ、……ひっ……く」 「え……!? ……ぁ、唯……先輩?」 突然、唯先輩の嗚咽が響く。 どうしよう、何かマズイことをしてしまったのだろうか。 原因はさっぱりわからない。 「……っ」 先輩が、私の背中に手を回して、ぎゅっと抱きしめてくれた。 「……あ、の……」 先輩の抱きしめる力が更にきつくなる。 だけど私は、力を込めて抱き返すことができなかった。 力を込めたら、先輩が壊れてしまいそうで。 「うっ……、ぇ、……っ」 嗚咽に混じって、ごめんね、と聞こえた気がした。 「あずにゃん、……っ」 「…………はい」 「っ、ぁ、……あずにゃんがっ、すきっ……だよぉ……っ」 先輩は、私を抱きしめたまま、泣きじゃくったまま、それでもはっきりと、言ってくれた。 「唯……先輩」 きゅっと、先輩が抱きしめる腕に力を込めてくれる。 私に、もう離さないよ、って。全身で伝えてくれているように思えた。 あったかくて、うれしくて。 苦しいとか、きついとか、そんなのどうでもよくて。 「……せんぱい……」 何よりも。 私をすきだと言ってくれたことが嬉しくて。 「あずにゃん……っ、ごめんねっ……わたし、が、」 先輩は泣きながら。 「ひっ、ひどぃ……ことっ……!!」 ……もう、いいですよ先輩。 「やっぱり、ね……っ、だめ……だよぉ……、っ……あずにゃんと、じゃなきゃっ……ぁ」 あずにゃん、ごめんね、と。 あずにゃん、だいすき、と。 「……先輩」 先輩は、泣きながら、泣きながら。 泣かないでください、そう言っても、涙は止まらずに。 言葉と想いも、一緒にあふれてくる。 全身で、「ごめんね」と「だいすき」と一緒に。 私はただ、唯先輩をだきとめる。 今度こそ、先輩を、ぎゅっと抱きしめる。 壊れてしまうんじゃないかと怖かったけれど。 きっと先輩も、そうしてほしいって思ってる、はず、だから。 今度こそは、しっかりと。 「先輩」 もう離さないよ、と。 「だいすきです」 終わり 2 ※おまけ(別の話)
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元ネタ:海を抱きしめて(ゆうひが丘の総理大臣 中村雅俊) 作:ヤジオーディエンス 女がいなければよかったなんて 男が呟く日も 性欲は残って やっているのさ 一人きりオナニー いい年こいてひたむきに エロいオカズを選んで 汗ばむ右手動かして 思うに任せれば いつの間にか女のこと また好きになるものだよ 女が前よりも元気なようで 男が尻込みして 既婚の嘆き節 聞きに行くのさ いつもの2ちゃんに 何で女が好きなのに 一人きりなのだろう 童貞たちがするように 顔を背けないで 忘れかけたいやらしさが まだそこにあるはずだよ 検索タグ J-POP その他ネタ フルコーラス 映画ドラマ ヤジオーディエンス メニュー 作者別リスト 元ネタ別リスト 内容別リスト フレーズ長別リスト
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そんな事が起こっているとは知らず、僕は佐紀ちゃんにお風呂でちんちんを舐めてもらってました。 潜望鏡っていう技らしいです。 浴槽の中で佐紀ちゃんに腰を持ち上げられて、お湯から出た僕のちんちんを佐紀ちゃんが舐めてくれています。 お湯の温かさにだらしなく伸びた僕の金玉袋まで、佐紀ちゃんは口に含んで舐めてくれます。 「さ、佐紀ちゃん・・・あんまりされると僕・・・出ちゃうよ・・・」 佐紀ちゃんはちんちんを舐めるのが一番上手なので、僕はすぐに出ちゃいそうになっちゃいます。 「んっ・・・いいよ、出しても。お口とおまんこで1回ずつ抜いてあげるっ!だから・・・」 佐紀ちゃんが顔を少し赤くして僕を見つめました。 「その後で、佐紀をいかせて・・・」 「う、うん。佐紀ちゃん、あの・・・もう出ちゃうぅ・・・」 「あっ!ごめんね。・・・んっ・・・」 僕が佐紀ちゃんにちんちんをピクピクさせながら言うと、佐紀ちゃんはちょっと慌てて僕の先っぽを咥え直しました。 佐紀ちゃんがちんちんを吸いながら、先っぽで舌をグルグル回すんです! 先っぽばっかりそんなにされたらっ!・・・あぁっ!も、もうっ! 「佐紀ちゃんっ!で、出るよっ!あっ!んあぁっ!・・・あっ・・・」 「んんっ!・・・ん・・・」 「んあぁっ!佐紀ちゃーんっ!」 佐紀ちゃんが思いっきり吸うんです!白いのが勢いよく吸い出されて・・・うあぁっ! 佐紀ちゃんは僕から白いのを吸いだしてしまうと、ちんちんから顔をあげ、僕をお湯に沈め座らせました。 ハアハア言ってる僕を佐紀ちゃんが優しく見つめています。 「んっ!・・・んん・・・」 佐紀ちゃんが僕を見つめながら喉を動かして・・・僕の白いのを飲んでくれました。 「佐紀ちゃーんっ!」 僕は佐紀ちゃんがたまらなく愛しくなって抱きしめました。 「あんっ!どうしたの?・・・急に・・・」 佐紀ちゃんが僕の耳元で、囁くように聞くんです・・・恥ずかしいけど・・・言っちゃいます! 「佐紀ちゃん・・・好き・・・」 「だめ・・・彼女が・・・熊井ちゃんが居るでしょう・・・」 佐紀ちゃんが僕を抱きしめてそう言いました。 「友理奈も好き。でも・・・佐紀ちゃんも・・・」 僕がそこまで言うと、佐紀ちゃんは身体を離して僕を見つめました。 「それはもっとだめ。熊井ちゃんが・・・あたしも・・・どっちにも酷いよ、そんなの・・・」 「ごめんなさい・・・」 俯く僕を抱きしめて、佐紀ちゃんが正面から見つめました。 「佐紀はいいの・・・こうしてえっちしてくれるだけで・・・」 そう言うと佐紀ちゃんは僕にもたれかかり、僕を見上げました。 「好きって言われて嬉しかった・・・ありがと・・・」 佐紀ちゃんは僕の唇にチュっと軽くキスして、もう一度僕を見つめました。 「ねえ、このままお風呂でする?それともマットでする?」 「・・・マット・・・」 僕は迷った末にマットを選びました。お風呂でもしてみたかったけど・・・佐紀ちゃんのマット気持ちいいから。 「じゃあ、ちょっと待っててねっ!」 佐紀ちゃんは僕を浴槽に残して洗い場に出て、マットの用意をはじめました。 佐紀ちゃんの小さな身体がテキパキと動いて、マットの準備はすぐに終わりました。 僕は佐紀ちゃんに手招きされ、浴槽から出てマットにうつ伏せになりました。 「あっ!ねえ、ちょっと起きて。」 佐紀ちゃんに言われ僕が起き上がると、佐紀ちゃんはおまんこにサっとヌルヌルを塗って仰向けになりました。 「はいっ、これ。」 佐紀ちゃんが僕にT字の剃刀を手渡しました。な、なにかな? 「一人だけ生えてなくてやなんでしょう?・・・佐紀が一緒にツルツルになってあげる・・・」 戸惑う僕にそう言って、佐紀ちゃんが脚を開きました。 前へ TOP 次へ 今日 - 昨日 - 合計 -
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なみだくらげ【登録タグ な 初音ミク 曲 花浅葱DROPS】 作詞:花浅葱DROPS 作曲:花浅葱DROPS 編曲:花浅葱DROPS 唄:初音ミク 歌詞 ☆ナミダクラゲまたひとつ 風に乗って空に舞う ナミダクラゲまたひとつ 誰かの思いを抱え舞う キミは消しゴムで消すように 思い出を簡単に消すんだね どれ程愛してもキミは 後ろを向く寂しさに震える肩を 抱きしめても 明日など来なければいい キミが悲しく何度も呟いた 明日に何があるかも知る前に キミの涙は ほら ナミダクラゲになって空に舞う ボクはキミとボクとの明日を 温もりと優しさで紡ぎたい 迷っても戸惑ってもキミを 守るために怯えてる小さなキミを 抱きしめるよ 「本当に 信じていいの?」 キミが不安げな顔で呟いた 「大丈夫だよ」と そっと抱きしめた キミの涙は ほら ナミダクラゲになって空に舞う 幸せの二人の砂時計 時が止まらないように 砂のカケラひとつずつ 二人の足跡のしるし ☆繰り返し コメント 名前 コメント
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__ 梓「……あっ」ジャッ 澪「梓どうしたんだ? 今日は音外してばかりでらしくないじゃないか」 梓「す、すいません、でも澪先輩もさっきからミス多い気がしますけど…」 澪「う……やっぱり当の本人を前にすると意識しちゃうのかな」 梓「え?」 澪「あ、いやなんでもないよ」 梓「なんでもなくありませんっ、何か私に問題があるなら言ってほしいです」 梓「その、私は澪先輩になら何言われても大丈夫……ですから」 澪「……あのな、そんな悲しそうな顔で何言われても大丈夫なんて言われたら何も言えないよ」 梓「う……すいません」 澪「でも別に梓に問題があるわけじゃないことを証明するためにもちゃんと話すべきか……聞いてくれる?」 梓「はっ、はい」 __ 澪「……とそんなわけで、昨日の皆の話を聞いてから梓を抱きしめたらそんなに心地いいのかなって気になってて」 澪「今朝、梓とぶつかった際にほんの少しだったけど梓の感触は確かに心地よくて…」 澪「それでもう一度きちんと梓を抱きしめてみたいって思っちゃっててさ」 澪「それを払拭しようとして昼休みにちょっと一人で練習しに部室に来てたって所」 梓「…………」 澪「だから別に梓が何か悪いって訳じゃ……」 梓「……払拭なんてされたら、嫌です」トコトコ 澪「え?」 ポスッ 澪「あ、梓!?」 梓「私だって、昨日から澪先輩に抱きしめられたらいいなってずっと気になっていて」 梓「今朝、澪先輩にぶつかって少しだけ澪先輩のあったかさや柔らかさを感じることが出来て……」 梓「それで私も澪先輩に抱きしめられたいって思いが強くなってたんですから」 澪「梓……」 梓「澪先輩も同じように私を抱きしめたくなっていたっていうのにそれを払拭されたら私、困ります」 梓「その、同じ気持ちなんですから……だから、えっと……」 澪「……そっか、ごめんな」ギュッ 梓「んっ……」 __ 澪「梓、落ち着いた?」 梓「はい……すいません」 澪「梓が謝ることなんてないよ、私が梓の気持ちを分かってなかったんだから」 梓「いえ、澪先輩も私と同じ気持ちだったのなら私から後輩らしくもっと甘えに行くべきだったんです」 澪「いや、でも私の方が」 梓「いいえ、私の方が」 澪「…………」 梓「…………」 澪「……ぷっ、ふふふ」 梓「ふふふっ」 澪「何か私達ってほんと不器用だな、お互いにやりたい事とか我慢してばっかりだ」 梓「相手と触れあいたかったり甘えたかったりしたいのに、きちんと出来なかったり伝えられなかったり……そんな所でしょうか?」 澪「そうだな……色々考えてばかりだったけど今はこうして触れあったり、甘えたり出来てる」 梓「はい、いい形ではないかもですけど今こうしてちゃんと出来てるのは……よかったって思います」 澪「うん、本当に梓をこうして抱きしめてると心地いいな……梓の鼓動が直に伝わってくる」 梓「私も澪先輩に抱きしめられているとあったくて心地よくて……澪先輩の鼓動が直に伝わってきます」 澪「もうしばらくこうしてたいけど……」 梓「?」 キーンコーン・・・ 澪「……休み時間終わりだしもう戻らないといけないな」 梓「そう、ですね……あっ」 澪「どうした?」 梓「その、ちょっと相談というか、提案なんですけど……」 __ ~数日後! 律「いやー今日は疲れたぜー」ノビー 唯「今日は二時間も練習したから流石にふらふらだよ~」フラー 紬「うふふ、二人ともお疲れさま」 澪「今日は一段と梓のギターが冴えてたからな、私も頑張らないとって熱が入っちゃったよ」 梓「いえ、澪先輩のベースが今日はよく走っていたので私も頑張らないとと思ってやってただけですよ」 澪「いや、私なんてまだまだ梓には……」 梓「いいえ、私は澪先輩のこと……」 紬「まあまあ♪」 澪梓「!///」 律「ううむ、なんか最近の澪と梓、随分と仲良くなりましたなあ?」 澪「い、いや別にそんな……なあ梓?」 梓「そ、そうですよ、私は前から澪先輩のこと慕っていますし」 澪「私だって前から梓のことは大事に思ってるしさ」 梓「澪先輩……///」 紬「うふ、うふふふふふ♪」ホワーン 唯「おーいムギちゃん、ムギちゃーん?」ツンツン 律「全くお二人とも、おあつい仲を人に見せつけるのは感心しませんな?」 澪梓「な///」 律「近頃の黒髪女子はやんちゃで困るぜー」ニシシ 澪梓「……///」 __ 唯「じゃあ、土日は休みだしまた来週ね!」 紬「ええ、また来週ね」 律「おう、またなー」 澪「ああ、また来週学校で」 梓「はい、また来週よろしくです」 唯「あれ? あずにゃんは帰りこっちじゃないの?」 紬「そっちは澪ちゃんとりっちゃんのお家の方向だけど…」 梓「えっと、今夜はその、両親が泊まり掛けの仕事で家を空けているので…」 澪「明日は休みだし、それで有り体に言うと私の家に泊まることになってるというか…///」 紬「まあまあまあまあ!」 唯「二人でお泊まり会か~、楽しそうでいいなあ」 律「おい待て澪、そんなこと事前に聞いてなかったぞ?」 澪「別に律に事前に言う必要はないと思うけど……」 律「いやしかしだな」 澪「梓の事情もあってだし、それに私も一度、梓と二人で過ごしたいって思ってたし…///」 梓「私もその、澪先輩とならいいなって思ってたので…///」 律「な、なんとおまいさんら…」 唯「は、はれんちなー!?」 紬「唯ちゃん、それは別の唯ちゃんの台詞よ」 唯「ありゃ?」 澪「梓、誤解を招く発言はよそう///」 梓「す、すいません、とにかくそういうわけなので唯先輩とムギ先輩とは今日はここで…」 唯「むー分かった、じゃああずにゃんもまた来週」 澪「じゃあ律もこっちだし行こっか」 律「いや~わたしゃ今日はちょっと駅前の方うろついてから帰りますのでどうぞ梓と二人で帰ってくださいまし、おほほほ」 澪「え?」 律「じゃあ唯さんとムギ様、私らは駅前でエイティーンアイスでもかじるとでもいたしましょうか、ほっほっほ」 唯「(りっちゃんのキャラが変だけど)やったー! アイスアイス~♪」 紬「じゃあよかったら一緒に過ごした感想、来週聞かせてね?」キラキラ 澪「か、考えとくよ……じゃあ行こうか梓?」 梓「は、はい」 __ 澪「梓、適当な所に座ってくつろいでくれていいよ」 梓「は、はい、失礼しますっ!」 梓(ここが澪先輩のお部屋なんだ……綺麗で、それになんだかいい香りがする)クンクン 澪「梓、部屋の匂い嗅がれると何だか恥ずかしい…///」 梓「す、すいません///」 澪「ほら、座布団もあるから適当に座って」 梓「そ、その……私は」 澪「ん?」 梓「澪先輩の隣にいっても…いいですか?」 澪「あ……うん、いいよ」 梓「ありがとうございます…失礼します」ピタッ 澪「ちょっと恥ずかしいけど梓となら嬉しさの方が大きい、かな」 梓「私はこうして澪先輩と一緒にいられると嬉しいというか、気恥ずかしいというか、ドキドキするというか……」 梓「何だかいろんな感情がない交ぜになってて、自分でもよく分からない感じです」 澪「それは…他の人と接している時はそういった事にはならない?」 梓「そうですね…こういった感じになるのは澪先輩といる時だけです」 澪「そっか……」 澪(そう言われると私は……どうなんだろう?) 梓「澪先輩?」 ギュッ 梓「み、澪先輩?///」 澪(こうして梓を抱きしめてると私も梓の言った事と同じように嬉しいというか、気恥ずかしいというか) 澪(こないだと違って、胸がドキドキするというか……) 梓「澪先輩……?」 澪(心地よさも勿論あるけど、梓をちゃんと意識し始めたからなのかな……) 澪(私は……) 澪「……私、梓が好きだ」ボソッ 梓「えっ……ほ、本当ですか?」 澪「え?」 梓「ですからその今、私のこと好きって///」 澪「な……え?///」 澪(今、無意識に口に出ちゃってたのかな……ぼんやりと心に思っただけなはずなのに) 澪(でも梓が好きってことは嘘じゃ……ないと思うし) 澪(何より上手に嘘付いたり、ごまかす事が出来る程私は器用じゃないし……) 澪(そっか……なら) 梓「澪先輩、それで今の……」 澪「……うん、私は梓が好きだよ。ただの後輩としてじゃなくて」 梓「あ……///」 澪「梓はその、私のことどう思ってる?」 梓「……恥ずかしがりやの澪先輩の方から告白していただけるなんて、予想外でした」 澪「私もその……告白しちゃってたのは予想外だったというか///」 梓「でも嬉しいです、その、私も……」 澪「う、うん」 梓「わ、私も澪先輩のこと……すっ、すす、すっ……」 梓「す……好きですっ!」 澪「梓……///」 梓「ぷはっ、はあ、よかった……何とか、私も言えました、はあっ」 澪「ん……ありがとう梓、落ち着くまでこうしてるからゆっくり息整えて」ギュッ 梓「はあ……ありがとう、ございます……」クタッ __ 澪「……えーと梓、流石にもう落ち着いたんじゃないかな?」 梓「はい、澪先輩のおかげで落ち着きましたし……そういう仲になれましたし」ギュー 澪「そ、それでさ、もう一時間近く私に抱きつきっぱなしだからそろそろ……」 梓「嫌です、今まで甘えられなかった分を今取り返してる最中ですから」ギュー 澪「はあ、ならこれからは定期的に梓を甘えさせて上げないと後が大変だな……覚えとかないと」ナデナデ 梓「えへへ……」ゴロゴロ 澪「とはいえ、そろそろ……」 澪ママ『澪ちゃーん、梓ちゃーん、ごはんよー』 澪「……な、晩ごはんの時間だからいい加減離れなさい」グイッ 梓「あっ、もう少しだけ……」シュン 澪「もう、なら晩ごはん食べ終わった後でその……」 梓「?」 澪「一緒にお風呂入ったり一緒の布団で寝たりとか、梓とならいいかなって思ってるから」 澪「甘えるのはその時でいいんじゃない…かな///」 梓「……わ、分かりました、なら今は一旦離れますね///」パッ 澪「ん、じゃあ行こう。改めてママに梓のこと紹介しないといけないしさ」 梓「よ、よろしくお願いしますっ!」 おしまい! 戻る
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「戦?」 酒は呑めないという幸村に付き合って茶をすすっていた政宗は、その唯一の目を瞬かせた。 「はい。大坂にて、徳川殿の軍と」 「大坂か。Sorry、援軍は出せねえ」 奥州は、最北の一揆衆としばしば衝突していた。 大将の少女とは、話がつきそうではあったが、そう簡単に長年の禍根は消えるものではない。 今は、まさしく瀬戸際であった。 「いえ、そのお心遣いだけで真にありがたい!」 その事情を知っている幸村は、誠心誠意の謝辞をもって頭を下げた。 「しかし大坂か。暫く会えねえな」 「なんの。お館様こそ在れば武田は無敵。またすぐにお目にかかれましょうぞ」 「そうだな」 意気込む幸村の腕を、ぐい、と引き寄せた。 「ま、ままままさむねどのっ!」 真っ赤になってじたばたと暴れる幸村を、けたけたと笑いながら強く抱きしめた。 小十郎がいたならば、品がない、と怒られたことだろう。 「やっぱり好きだ、幸村」 そしてふいに真顔になって、そう言った。 その言葉を聞いた幸村は、これ以上ないというほど真っ赤になって俯いた。 「俺と互角に渡り合えて、一緒にいたらきっとHappyで。こんな女、他にゃいねえ」 「あ、ありがたきお言葉……しかし」 「分かってる。嫁にはなれないんだろ?」 「はい」 性格だからだろうか。幸村の返答はいつでも迷いがなく、あっさりとしている。 複雑そうな表情を浮かべながら、長い尻尾のような髪をさらりとすいた。 「なあ幸村。戦が終わったら、また手合わせしようぜ」 「それは願ったり。この幸村、全力でお相手いたす!」 「Ha!上等じゃねえか」 抱きしめていた身体を放し、頭を軽く叩いた。 一目惚れにも等しかった。 刃を合わせたあの高揚感。どこまでも真っすぐな瞳。気高き精神。 そんな彼が、自らを好いているという。 好いた相手に好かれる、これほどの幸せが、ほかにあるだろうか。 けれども、自らにも彼にも、守るべきものがある。 それは、何よりも優先せねばならないことであった。 「しかし政宗殿。この幸村も、政宗殿をお慕いしており申す。それだけ、お心に留めてくだされば」 「……Thanks、幸村」 もう一度だけ、思っていたよりもずっと柔らかなその身体を抱きしめた。 いずれ生まれ来る日の為に10
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このページはこちらに移転しました ウィンタースノーガール 作詞/257スレ162 ほんきで抱きしめて☆ 強く抱きしめて☆ しめつけられるほど 強く愛を感じられるの ゅきが舞い降りるように あなたに解けてしまいたいの ながい冬が続いてる でもあなたと一緒なら寒くないよ らいとあっぷされた街中を あなたと二人手を繋いで歩く幸せ おおきな時計塔 もう少しだけ待って 彼ともっと一緒にいたいの レンガの壁にもたれかかって 二人一緒に笑い合って にっこり微笑むあなたが ・・・大好き!! まっくすはーと☆全開抱きしめて! かんどうするほどに 強く愛を感じさせて! せかいじゅう誰より 強く抱きしめて! ロンドを舞う雪のように あなたに解けてしまいたいの