約 163,860 件
https://w.atwiki.jp/dunpoo/pages/759.html
●自由・人権05Ⅲ から ●自由・人権06Ⅰ へ 最新の情報は、●自由・人権 へ 早大でビラまき逮捕 建造物侵入容疑で [朝日] 警察の匿名発表「容認できない」、雑誌協会が声明 [読売] 被害者側、おおむね「評価」 犯罪被害者等基本計画 [朝日] 日本新聞協会と民放連が共同声明 犯罪被害者等基本計画 [朝日] 「抜本的改正が必要」 鳥取人権条例に批判続出 [産経] 傷害致死 外相元秘書の長男逮捕、公表せず 福岡県警 [毎日] 「報道の死命制する」 BRCが声明 [共同] 個人情報過剰保護「暮らしにくい」6割…読売調査 [読売] 犯罪被害者支援、基本計画案を了承 27日閣議決定 [朝日] 立川反戦ビラ配布 市民運動3人に逆転有罪 [東京] 「被害者は実名発表に」ジャーナリストら緊急提言 [読売] メディア規制に反対 作家、学者らが会を結成 [産経] 同性婚法、英で施行 E・ジョンさんら挙式へ [共同] 匿名情報の使用基準明示 AP通信が取材と報道指針 [産経] 会社有利の誓約書迫る企業続出…情報漏らすと賠償など [読売] 犯罪被害者らが大会、警察の実名発表など話し合う [読売] 内閣府の幹部略歴、公開請求に非開示決定 [読売] ウッドワード氏が謝罪 CIA工作員の取材隠す [共同] 宮内庁の取材自粛要請無視、NHKが御所上空から中継 [読売] 首相秘書官名誉棄損で週刊新潮側に330万賠償命令 [読売] NYタイムズのミラー記者、事実上の解雇 [読売] 犯罪被害者 実名発表、警察判断で 「匿名社会」に懸念も--計画案盛り込み決定 [毎日] 早大でビラまき逮捕 建造物侵入容疑で [朝日] 2005年12月29日08時53分 早稲田大のキャンパスでビラをまいていたアルバイトの男性(22)が建造物侵入の疑いで逮捕、勾留(こうりゅう)されていたことがわかった。東京地裁で28日、勾留理由開示の法廷が開かれ、坂田正史裁判官は「証拠を隠滅する可能性がある」などと勾留の理由を述べた。 警視庁の調べなどによると、男性は20日昼、東京都新宿区の文学部がある戸山キャンパスで、学生会館移転問題に絡むビラをまいた。学校側がキャンパスの外に出るように求めたが従わなかったため身柄確保(私人による逮捕)をし、警察に通報して引き渡した。調べに対し、男性は黙秘しているという。 男性の弁護人は「大学当局による政治的な弾圧だ。罪証隠滅のおそれも逃亡のおそれもない」と即時釈放を求めた。 早大などによると、今回のビラは、01年に学生会館が移転する際、繰り返し反対運動をしていた大学OBら3人を構内への立ち入り禁止とした処分の撤回などを求める内容だった。大学側は今月に入り、再三にわたり注意をしていたという。早大広報室は「学生証の提示を求めたが応じなかった。不審者として通報した」としている。 URL http //www.asahi.com/national/update/1229/TKY200512280427.html 警察の匿名発表「容認できない」、雑誌協会が声明 [読売] 日本雑誌協会(白石勝理事長)は28日、政府の犯罪被害者基本計画に、被害者を匿名・実名どちらで発表するかの権限を事実上、警察に委ねる条項が盛り込まれたことを「容認できない」とする緊急声明を発表した。 (2005年12月28日21時43分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/national/news/20051228i516.htm 被害者側、おおむね「評価」 犯罪被害者等基本計画 [朝日] 2005年12月27日19時40分 閣議決定した犯罪被害者等基本計画に対し、被害者側も27日、記者会見した。計画全体についておおむね評価する一方、被害者名の公表をめぐっては「実名発表」「匿名発表」それぞれの弊害を訴える意見があった。 東京・霞が関で記者会見した「全国犯罪被害者の会」の岡村勲代表幹事は、計画が「刑事司法は犯罪被害者等のためにもある」と言及している点について、「画期的だ。これまで刑事司法は、社会の秩序維持のためとされ、被害者は証拠品として扱われてきた」と高く評価した。 「地下鉄サリン事件被害者の会」の高橋シズヱ代表世話人も会見し、経済的な支援策の導入が検討課題になったことを「心残り」としながらも「いままでなかった施策をつくっていただき、感謝している」と語った。 実名・匿名については、考え方が分かれた。 「警察が判断する」という項目が計画に入ったことに、岡村代表幹事は「少なくとも無条件に名前を公表されることがなくなり、進歩だ」と肯定的。「実名発表だと、過熱取材で外にも出られない。マスコミは『知る権利』というが、こちらは『生きる権利』を阻害されている」と訴えた。 高橋代表世話人は「実名発表されたからこそ、夫が搬送された病院に駆けつけることができた。匿名では『被害者はどういう人なのか』と周囲の人に取材され、ダメージがかえって大きくなるのでは」と話した。 URL http //www.asahi.com/national/update/1227/TKY200512270409.html 日本新聞協会と民放連が共同声明 犯罪被害者等基本計画 [朝日] 2005年12月27日19時29分 犯罪被害者等基本計画が閣議決定された27日、日本新聞協会と日本民間放送連盟は、共同声明を発表した。被害者を実名発表するか、匿名にするかは「警察が個別に適切に判断する」という項目が計画に入った点について、「極めて残念。この項目が恣意(しい)的に運用されることのないよう厳しく監視したい」としている。 声明は、基本計画そのものについては「被害者のための総合的施策のスタート台となり、評価する」と述べた。ただし、警察が事件を発表する場合、「正確で客観的な取材、検証、報道で国民の知る権利に応えるという使命を果たすため、被害者は実名でなければならない」と主張する。 東京都内で記者会見した新聞協会の藤原健・編集小委員会委員長(毎日新聞東京本社編集局総務)は「今後も、警察側と協議を続け、犯罪被害者の方たちとも話し合いたい」と語った。 URL http //www.asahi.com/national/update/1227/TKY200512270405.html 「抜本的改正が必要」 鳥取人権条例に批判続出 [産経] 差別や虐待からの救済を掲げる鳥取県人権侵害救済条例について、鳥取県は28日、県弁護士会の弁護士や学識経験者ら計11人に問題点を聞く意見交換会を鳥取市内で開き、市民約20人が傍聴した。 会合で安田寿朗(やすだ・としろう)弁護士は「知事は『運用面で工夫すればいい』と人権侵害救済推進委員会に弁護士の参加を求めているが、運用する人によって変わるような制度はおかしい」と抜本的改正を求めた。 岡山大の岡田雅夫(おかだ・まさお)副学長は「救済は必要だが、思想的な問題をはらむ場合、法的介入は避けるべきだ。思想を法律で変えることはできないし、間違っている」と指摘。 調査に協力しないと過料を科されたり、勧告に従わないと名前を公表されることについても「行き過ぎだ」との批判が出たが、県の磯田教子(いそだ・きょうこ)人権局長は「強制力がないと調査に応じてもらえず、被害者は泣き寝入りすることになる」と説明した。 片山善博(かたやま・よしひろ)知事は条例の改正も検討する考えを示している。県は年明けにも同様の会合を開く。 (共同) URL http //www.sankei.co.jp/news/051228/sha049.htm 傷害致死 外相元秘書の長男逮捕、公表せず 福岡県警 [毎日] 麻生太郎外相(衆院福岡8区選出)の元秘書だった父親(80)を押し倒して死なせたとして、福岡県飯塚市の長男を、福岡県警飯塚署が傷害致死容疑で逮捕していたことが分かった。長男は既に起訴されているが、同署は逮捕を公表していなかった。 逮捕されたのは同市柏の森、音楽講師、山内恵介被告(52)。調べでは、山内被告は11月13日午後5時55分ごろ、同居していた父晧平さんの胸を揺さぶって押し倒し、晧平さんはそのショックで約3時間後に搬送先の病院で死亡した。山内被告は「父が酒に酔って帰宅し、ささいなことからカッとなった」と認めているという。 同署は14日に山内被告を傷害致死容疑で逮捕し、福岡地検飯塚支部が今月6日に起訴した。逮捕を公表しなかったことについて同署は「当時は容疑を一部否認しており、共犯の関与も視野に捜査したため、公表しなかった。決して、麻生氏の関係者だから公表を控えたのではない」と話している。【小畑英介】 毎日新聞 2005年12月27日 12時48分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20051227k0000e040071000c.html 「報道の死命制する」 BRCが声明 [共同] 放送による人権侵害の救済に当たる「放送と人権等権利に関する委員会」(BRC、飽戸弘委員長)は27日、政府の犯罪被害者等基本計画が被害者を実名で発表するか否かを警察の判断に委ねたことについて「報道の死命を制しかねない重大な問題で、早急に改めるよう強く要望する」との声明を出した。 声明は、犯罪被害者の氏名は「取材の出発点」であり、今回の措置は「情報の流れを警察当局が封鎖することに等しく、人々がメディアを通じて情報を受け取る自由を制約する」と指摘。NHKと民放が設立したBRCの役割を「軽視するものと言わざるを得ない」と批判している。 被害者の氏名の取り扱いについては「報道関係者が被害者と信頼関係を築きながら、自主的に解決すべきだ」としている。 URL http //flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM PG=STORY NGID=home NWID=2005122701002052 個人情報過剰保護「暮らしにくい」6割…読売調査 [読売] 読売新聞社が行った個人情報保護法に関する全国世論調査(面接方式)で、国民の6割が個人情報の漏えいを懸念するとともに、個人情報の過剰保護によって、暮らしにくく不便な社会になるとの不安を感じる人も、6割近くに達していることがわかった。 今年4月に全面施行された同法については、個人情報保護を理由に、役所などが情報を隠したり、出し渋るケースが出ており、国民の多くが、こうした対応に不信を持ち、顔の見えない「匿名社会」の進行に不安を抱いていることが明らかになった。 調査は今月10、11の両日に実施。役所などが個人情報を過度に保護することで、「暮らしにくく不便な社会になる」との不安を「感じる」は計57%で、「感じない」計39%を大幅に上回った。また、個人情報保護法の「個人情報の有用性に配慮しつつ、個人の権利利益を保護する」という趣旨に沿って、同法が適正に運用されていると「思わない」が計61%で、「思う」は計25%だった。 役所や学校、警察などで相次いでいる個人情報の出し渋りの具体的事例六つについて、おかしいと思うかどうかを聞いたところ、すべてで「おかしいと思う」が「思わない」を上回った。 「おかしい」と思う人が最も多かったのは、「地方自治体が、災害時に助けが必要な一人暮らしのお年寄りなどの情報を、地域の世話役である民生委員に教えなくなった」で、84%。続いて、「病院などが、事件や事故でけがをした人の容体や、容疑者の入院の有無について、警察の問い合わせに応じなくなった」「中央官庁や地方自治体が、懲戒処分の職員の氏名や、退職者の天下り先を公表しなくなった」各78%、「学校が、児童・生徒の緊急連絡網を廃止した」75%――などの順だった。 (2005年12月27日0時8分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/national/news/20051226it16.htm 犯罪被害者支援、基本計画案を了承 27日閣議決定 [朝日] 2005年12月26日12時31分 犯罪被害者等施策推進会議(会長・安倍官房長官)が26日午前、首相官邸で開かれ、下部組織の検討会がまとめた犯罪被害者等基本計画の案を了承した。27日の閣議で正式決定される。犯罪被害者を支援する政府の総合的な対策は初めて。 犯罪被害者の団体と支援組織からの要望に、関係省庁が「できる限り」応える形で、218の施策をまとめた。 このうち、被害者を実名で発表するか匿名にするかは、警察が個別に判断するという方針についても、原案通りに了承された。この方針には、日本新聞協会などが「匿名発表が増え、事実の検証が困難になる」と反対していた。 URL http //www.asahi.com/national/update/1226/TKY200512260156.html 立川反戦ビラ配布 市民運動3人に逆転有罪 [東京] 自衛隊イラク派遣反対のビラを配るため、東京都立川市の防衛庁宿舎に無断で立ち入ったとして住居侵入罪に問われ、東京地裁八王子支部で無罪判決(求刑懲役六月)を受けた市民団体のメンバー大洞俊之(48)、高田幸美(32)、大西章寛(32)の三被告に対する控訴審判決が九日、東京高裁であった。中川武隆裁判長は「ビラによる政治的意見の表明が言論の自由で保障されるとしても、宿舎の管理権者の意思に反して立ち入ることはできない」と述べ、一審の無罪判決を破棄し、大洞、高田両被告に二十万円、大西被告に十万円の罰金刑を言い渡した。三被告は判決を不服として上告した。 中川裁判長は、宿舎に関係者以外立ち入り禁止の表示がありながら、三被告がビラの投かんを繰り返したと指摘。 「被害の程度が軽微だったとはいえず、罰することができる違法性がないとはいえない。表現の自由が尊重されても、他人の権利を侵害して良いことにはならない」と述べた。 一審判決は「立ち入り行為は住居侵入罪の行為に該当するが、刑事罰に処するほどの違法性は認められない。ビラ投かんは憲法の保障する政治的表現活動」として、三被告に無罪を言い渡した。 検察側は控訴審で「居住者はビラで不安感や不快感を抱いていた。思想を外部に発表する手段でも、他人の権利を害することは許されない」と主張した。弁護側は「三人の起訴は公訴権の乱用」と無罪を求めた。 判決によると、三被告は昨年一月、自衛隊宿舎の敷地に入り、各戸の新聞受けにビラを投かんした。大洞、高田両被告は同年二月にも投かんした。 立川のビラ配布事件以降、警視庁管内では少なくとも六人が、政治的なビラを配布して住居侵入容疑などで逮捕されている。 URL http //www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20051209/eve_____sya_____000.shtml 「被害者は実名発表に」ジャーナリストら緊急提言 [読売] 政府の犯罪被害者基本計画案に、被害者を実名・匿名のどちらで発表するかの判断を警察に委ねる内容が盛り込まれる見通しとなっていることに対し、事件や事故の報道に携わるテレビキャスターやジャーナリストらが8日、この点を削除・修正するよう求める緊急提言を発表した。 提言した21人のうち、田原総一朗さん、筑紫哲也さん、鳥越俊太郎さん、井田由美さん、田丸美寿々さん、木村太郎さんの6人が、東京・赤坂のホテルで会見。埼玉県桶川市の女子大生ストーカー殺人事件で、警察の不祥事を追及した鳥越さんの経験も踏まえ、<1>実名発表でないと、犯罪の背景や事実の検証、調査が困難になり、国民に真実が伝わらない<2>原因究明に支障が生じ、事件の再発防止に影響を与える<3>警察の捜査ミスや怠慢隠しに匿名発表が恣意(しい)的に使われる可能性がある――と理由を述べた。 提言では、「根底に被害者側への集団的過熱報道があることも認識している」とした上で、「各報道機関とも名誉、プライバシーに十分配慮するようガイドラインの整備など努力しており、国民の知る権利をはく奪しないよう更なる議論、熟考を求める」と訴えた。 (2005年12月8日19時7分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/national/news/20051208i512.htm メディア規制に反対 作家、学者らが会を結成 [産経] メディア規制反対や不戦を訴えようと、作家やジャーナリストらが中心になり、太平洋戦争開戦日に当たる8日、「主権在民!共同アピールの会」を結成した。 改憲問題の是非を問う立場などから、20人以上が参加。作家の吉岡忍(よしおか・しのぶ)さんは記者会見で「小泉(純一郎)首相の参拝で(靖国神社にまつられる)死者たちが一つの色に塗り込められている。一人一人の死の意味を問いたい」と述べた。 太平洋戦争は1941年12月8日、日本軍による奇襲攻撃で開戦。同会はこの日を選んだ理由について「アジア全域が戦火となった契機」と説明している。 参加した作家の吉田司(よしだ・つかさ)さんは「このままいけば日本の言論は封殺される。明治時代の新聞弾圧と同じようなものだ」と語り、アジアプレス・インターナショナル代表の野中章弘(のなか・あきひろ)さんも「戦争に傾斜する現状に強い懸念を抱く。メディア規制に反対し、言論の自由を守りたい」と話した。(共同) (12/08 19 19) URL http //www.sankei.co.jp/news/051208/sha077.htm 同性婚法、英で施行 E・ジョンさんら挙式へ [共同] 【ロンドン5日共同】英国で5日、事実上の同性婚を認める「同性市民パートナー法」が施行された。パートナーとしての登録が始まるのは今月後半からで、人気歌手のエルトン・ジョンさん(58)やジョージ・マイケルさん(42)らが“結婚式”を挙げる計画を立てている。 「市民パートナー」として登録した同性カップルには、パートナーの遺産相続での優遇税制など、異性の夫婦とほぼ同等の権利が認められる。政府は、2010年までに最多で2万2000人が市民パートナーに登録するとみている。 市民パートナーは、親子など一定の関係以外の16歳以上の同性であれば、友人同士などでの登録も可能。英政府は、異性同士の結婚とは異なる法的関係としている。 URL http //flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM PG=STORY NGID=intl NWID=2005120501000376 匿名情報の使用基準明示 AP通信が取材と報道指針 [産経] 米国のAP通信社は30日、取材と報道の包括的指針となる「ニュースの価値と原則についての声明」を発表、匿名情報の扱いについて基準を明示した。 AP通信は声明で、匿名の取材源から得た情報の使用を認めるのは(1)意見や憶測ではなく、記事に不可欠(2)その情報は匿名でなければ得られないこと(3)取材源が信頼でき、間違いのない情報を得られる立場にいること―の三条件を満たした場合に限るとした。 また匿名取材源からの情報を扱う記者には、上司に情報源の身元を説明し、記事中で匿名の理由を説明するよう義務付けた。 声明は、21世紀になり、ニュースはウェブサイトなどこれまでなかった手段でも伝えられるようになっているが、どの媒体を通じて報道する場合でも、常に清廉さと道徳的な行動について最も高い基準が必要と自戒している。(共同) (12/02 01 14) URL http //www.sankei.co.jp/news/051202/kok006.htm 会社有利の誓約書迫る企業続出…情報漏らすと賠償など [読売] 「個人情報保護」を名目に、会社に関する情報を外部に漏らした際の賠償責任を負わせる一方、従業員や家族の情報は会社が自由に利用できるとする「誓約書」や「同意書」の提出を従業員に迫る企業が、4月以降に続出していることが分かった。 同月の個人情報保護法の全面施行後、過剰反応や拡大解釈が相次いでいるため、運用見直しを視野に、30日再開された内閣府の国民生活審議会個人情報保護部会で、連合側の委員が報告した。連合は「責任を末端に押しつけ、内部告発も封じる」と批判している。 連合の調査は7~8月に行われ、1056の労組から回答があった。 個人情報保護を理由に、従業員の全部または一部に誓約書を提出させた企業は34%。その6割強に、「企業秘密の保護義務」や漏えいした際の「一切の損害賠償」を約束させる内容が含まれ、競合する他社への転職や起業禁止も約2割あった。何が「企業秘密」に当たるのか具体的に明示せず、会社に関係する情報ならすべて秘密と誤解される内容も多かったという。 一方、従業員や家族の個人情報については、会社が自由に第三者に提供できるよう同意させる内容を含むものが、2割あった。 個人情報保護に関する研修、教育をしないまま同意を迫る例や、労使協議を経ない例、保護法対象外の小規模事業者なのに誓約書を出させるケースも目立ったという。 この日の部会では、過剰反応に対し、委員から「常識的な判断に基づいた明確な指針を部会が示すべきだ。解決できなければ法の改正も考えなければならない」などの意見が出された。 (2005年11月30日22時24分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/national/news/20051130i416.htm 犯罪被害者らが大会、警察の実名発表など話し合う [読売] 昨年12月1日の犯罪被害者基本法制定から1年を迎えるのを前に、制定を記念した大会が27日、東京・丸の内で開かれ、被害者自身の団体や支援団体から約350人が参加、近く閣議決定される政府の犯罪被害者基本計画などについて話し合った。 パネリストの1人で、大阪教育大付属池田小の児童殺傷事件で長女を失った酒井肇さん(43)は、「我々は事件直後から、警察や検察から必要な情報提供など支援を受けられたが、これが特別ではなく、標準的な支援に押し上げていくことが大切だ」と訴えた。 また、政府の基本計画案に盛り込まれている、被害者の実名・匿名発表を警察に判断を委ねる問題については、「実名は1人の人間としての象徴で、実名で発表されても被害者の権利が損なわれないようにするべきだ」と話した。 一方、東京・文京区の女児殺害事件で被害者遺族を支援した志賀こず江弁護士は、「質の高い支援を受けられるのが当たり前にならないといけないが、法律家だけでは対応できない」と、支援者育成の重要性を語った。 (2005年11月27日21時31分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/national/news/20051127i314.htm 内閣府の幹部略歴、公開請求に非開示決定 [読売] 内閣府は、幹部の略歴開示を求めた情報公開請求に対し、生年月日、最終学歴と卒業年次、本籍・出身地の都道府県名を非公開とすることを決定した。 今春まで報道発表していた内容だが、7月の幹部人事発表の際に非公開としたため、読売新聞記者が情報公開制度に基づき、請求していた。 非公開によって、研究者や一般市民が、重要な施策決定に携わる省庁幹部の年齢や最終学歴を知ることができなくなり、人事上の偏りなど官僚機構のチェックが困難になる。個人情報保護法を所管する内閣府の決定だけに、他省庁の判断に影響する可能性もある。 請求に対し、内閣府は、7月に非開示とした上級職かどうかなど採用区分は公開したが、「年齢や学歴、本籍・出身地は職務に関係がない」として、生年も公開しなかった。 (2005年11月19日3時6分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/national/news/20051119i301.htm ウッドワード氏が謝罪 CIA工作員の取材隠す [共同] 【ワシントン16日共同】米中央情報局(CIA)工作員名漏えい事件で、ワシントン・ポスト紙のボブ・ウッドワード編集局次長は16日、政府高官から工作員に関する情報を2003年6月中旬に聞いていながら、2年以上も黙っていたことを同紙のダウニー編集主幹に謝罪した。 同紙(電子版)によると、ウッドワード氏は、事件を捜査するフィッツジェラルド特別検察官に召喚されるのを恐れて、取材していたことを明かさなかったという。 ブッシュ政権を揺るがす問題となる中、ウォーターゲート事件のスクープや「ブッシュの戦争」などの著書で知られるウッドワード氏が長い間、口を閉ざしていたことには、批判の声が出そうだ。 URL http //flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM PG=STORY NGID=intl NWID=2005111701000398 宮内庁の取材自粛要請無視、NHKが御所上空から中継 [読売] 宮内庁は15日、NHKが放送した紀宮さまの御所出発の生中継が、同庁の取材自粛要請を無視したものだとして、二人の記者会見にNHK記者が出席を遠慮するよう申し入れた。事実上の出席拒否で、要請に従ってNHK記者は出席しなかった。 同庁などによると、NHKは同日午前10時ごろ、紀宮さまが御所を出て車に乗り込み、同庁職員らの見送りを受ける場面を上空のヘリから生中継で放送した。 同庁は御所を出発する場面の取材自粛を宮内記者会に求めており、「一定のルールが守られなかった。慶事における気分の問題で、出席を遠慮していただいた」と説明した。 会見は、NHK記者を除く宮内記者会加盟18社、日本雑誌協会や外国特派員協会の代表が出席して行われた。 NHK経営広報部の話「警視庁が設定した飛行自粛要請区域の外側からの取材は可能だと判断した。宮内庁の自粛要請に沿わない形になり、関係者の方々にご迷惑をおかけしました」 (2005年11月15日22時57分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/national/news/20051115i314.htm 首相秘書官名誉棄損で週刊新潮側に330万賠償命令 [読売] 「福田康夫官房長官(当時)の年金未納情報をリークした」と週刊新潮に報じられ名誉を傷つけられたとして、飯島勲・首相秘書官(60)が新潮社に損害賠償と謝罪文の掲載を求めた訴訟で、東京地裁は11日、330万円の賠償を命じる判決を言い渡した。 滝沢泉裁判長は「取材が極めて不十分で、記事は真実とは認められない」と述べた。 問題となったのは「首相秘書官の謀略リークに敗れた福田」と題する同誌2004年5月20日号の記事。飯島秘書官が福田氏を追い落とすため、同氏の年金未納問題について週刊文春に情報提供したと報じた。 新潮側は「飯島秘書官から未納情報を聞き、週刊文春に伝えたというジャーナリストAに取材した」と主張したが、判決は「ジャーナリストAの存在が疑われる」と指摘した。 (2005年11月11日22時4分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/national/news/20051111i412.htm NYタイムズのミラー記者、事実上の解雇 [読売] 【ニューヨーク=大塚隆一】米中央情報局(CIA)工作員情報漏えい事件をめぐり、社内外で批判にさらされていた米紙ニューヨーク・タイムズのジュディス・ミラー記者(57)が9日付で退職した。 かつての花形記者は名門紙での28年のキャリアを事実上の解雇という形で終えた。 同紙は当初、取材源開示を拒んで収監されたミラー記者を全面支持した。しかし、情報源との不明朗な関係などが露呈すると、一転して批判記事を載せ始めていた。会長兼発行人のアーサー・サルツバーガー・ジュニア氏だけはミラー記者をかばい、編集局復帰の可能性も探った。しかし、編集幹部や現場記者の反発は大きく、切り捨てざるをえなくなった形だ。 ミラー記者は10日付の同紙投稿欄に「別れの言葉」を寄せ、「私自身がニュースになったために辞めることを選んだ」と説明。退職後ただちに独自のホームページも開設し、批判記事などに反論した。 (2005年11月10日19時16分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20051110i412.htm 犯罪被害者 実名発表、警察判断で 「匿名社会」に懸念も--計画案盛り込み決定 [毎日] ◇政府検討会 政府の犯罪被害者等基本計画検討会(座長・宮澤浩一慶応大名誉教授)は25日、事件・事故の被害者名を発表する際の実名・匿名の判断を事実上警察に委ねる文言を、犯罪被害者等基本計画案の項目に盛り込むことを決めた。検討会が7月に公表した同項目案に対し、日本弁護士連合会などが反対を表明し、日本新聞協会は「実名発表は正確、客観的な取材・報道に欠かせない」として今月21日に項目の削除を求める意見書を提出していた。 検討会の決定を受け、政府が12月に閣議決定する基本計画には「警察による被害者の実名発表、匿名発表については、犯罪被害者等の匿名発表を望む意見と、マスコミによる報道の自由、国民の知る権利を理由とする実名発表の要望を踏まえ、プライバシーの保護、発表することの公益性等の事情を総合的に勘案しつつ、個別具体的な案件ごとに適切な発表となるよう配慮していく」との項目が入る見通しだ。 この日の検討会にはメンバー14人が出席。「被害者の実名は広く国民生活にかかわる情報で、一行政機関の判断に委ねるのは問題だ。匿名社会につながることが懸念される」「取材の自由は民主主義の根幹であり、実名発表を原則とすべきだ」と、同項目の削除や修正を求める意見も出た。しかし「被害者が同意した時だけ実名発表すべきだ」「これまで警察が発表してきたことと変わらない」などの意見が大勢を占め、項目はほぼ原案通り了承された。【森本英彦】 ◇遺族の心も変わる--85年の日航機墜落事故で二男を亡くした「8・12連絡会」事務局長の美谷島邦子さんの話 実名・匿名発表の判断を警察に委ねてしまうのは危険だと思う。当初は匿名を望んだ遺族も時間の経過とともに実名で発言したくなるなど気持ちは変わりやすい。遺族の気持ちにきめ細かく対応できるのは「遺族会」などの民間団体であり、警察は事実を発表すればいい。民間団体が「実名を望む」「取材お断り」など遺族の意向を聞きながら、メディアと調整するのがいいのではないか。こうした項目が盛り込まれる背景にはメディアが被害者取材で自主的な規制が十分できなかったとの指摘もあるからだと思う。遺族に負担を与えない取材システムをメディア界全体でつくるとともに、実名報道がなぜ必要なのか社会に理解を求める努力をもっとすべきだ。 ◇捜査の検証、困難に--服部孝章・立教大教授(メディア法)の話 政府の検討会の議論は、警察は誤ることがないことを前提にしているように映る。警察自身が犯罪を犯すこともあるなどメディアを通じて市民社会のチェックを受ける存在だ。基本計画案は捜査や発表の正しさについてメディアの検証を困難にし、市民社会の知る権利を侵害することにつながる。実名・匿名発表の判断を警察に委ねることはメディアと被害者とが分断される恐れがある。 ■解説 ◇「情報操作」防ぐ取材機会を奪う 検討会の決定は、警察による被害者の匿名発表がなし崩し的に増えている現状に「お墨付き」を与えるだけでなく、さらに拍車をかける可能性がある。警察発表のあり方が初めて政府の閣議決定で方向づけられることになるためだ。 25日の検討会の議論でも「実名・匿名の判断はこれまでも警察がやってきたことだ」との意見があった。確かに警察側は「発表することの公益と、個人のプライバシーや捜査上の支障などの不利益を比較して各都道府県警が実名・匿名を判断している」との見解を表明している。しかし、取材現場では報道側が日常的に実名発表を警察側に要請している。取材・報道は事実に基づかなければならず、その根幹が実名だからだ。 昨年以降、熊本県警や山梨県警が「被害者保護」を理由に、加害者と被害者の間柄や被害者の年齢について虚偽の発表をしていたことが明らかになった。こうした「情報操作」を防ぐためにも被害者への取材が欠かせない。匿名発表はその機会を奪うものだ。 日本新聞協会は意見書で「発表された被害者の実名をそのまま報道するかどうかは全く別の問題だ」とし、プライバシー侵害や2次被害のおそれがある場合は匿名で報道すると表明している。実名報道に伴う責任は当然、メディア側が負っている。【伊藤正志】 ■ことば ◇犯罪被害者等基本計画検討会 学者、弁護士、犯罪被害者団体代表、新聞社の元幹部、関係省庁幹部ら15人で構成。4月に施行された犯罪被害者等基本法に基づき、政府が12月に決定する犯罪被害者等基本計画案の作成を進めている。 毎日新聞 2005年10月26日 東京朝刊 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20051026ddm041040088000c.html
https://w.atwiki.jp/dngjuvenile2/pages/18.html
用語集 私立希望崎学園 ダンゲロス・ハルマゲドン 希望崎学園紅白大合戦 山乃端 一人 血の(ブラッディ)バレンタイン事件 MVP 行名 ニノ 私立希望崎学園 通常のダンゲロス世界とは完全な並行世界にあるもう一つの希望崎学園。 この世界においてもヒトとは異なる特殊能力を持つ人間である『魔人』は発生するが、殺伐とした能力が目覚める例はまれ。 しかしヒトとは異なる力を持つものに対する差別感情の発生は抑えられず、魔人となった少年少女が一般の学園に通うことは難しい。 私立希望崎学園はそのような学生を受け入れている『魔人学園』の一つである。 心ない一部の魔人差別主義者から『ダンゲロス』という名で蔑まれながらも、明るさを失わない少年少女たちがここでは日々青春を謳歌している。 ダンゲロス・ハルマゲドン 古来より伝わる魔人集団同士の争いに決着をつけるための手段に、現代風のアレンジが施されたもの。 以前はダンゲロス・バッジと呼ばれる魔人能力で作られた特殊なアイテムを利用するなどしていた(→ 青春冒険学園ダンゲロス )が、 2015年に新たな魔人能力により『戦斗素体』が生み出され、これを用いたゲームが現在の主流となっている。 『戦斗素体』は見た目はただの無機質な機械人形だが、スイッチを入れることで、入れた人とそっくりそのままの外見になる。 外見以外の情報もスイッチを入れた人と完全に同じになるが、自律はせず、指示した通りに行動する。 一定のダメージを与えることで機能停止し、元の人形に戻る。 自陣営の戦斗素体が敵陣営の戦斗素体を機能停止させることで1ポイントとなる。 これを規定時間内に行い、敵陣営の戦斗素体を全滅させたか、一番最後にポイントが多かった陣営の勝利となる。 リーダーユニットは所持ポイント、獲得ポイントが2倍になるなど特殊なルールがある。 『戦斗素体』はある魔人が能力を行使しながらひとつひとつ作っているので非常に高価であり、保有しているのは、 魔人軍や魔人警察の他、DGPL(ダンゲロス・ハルマゲドン・プロフェッショナル・リーグ)加盟チームなど、限られた団体にすぎない。 しかし希望崎学園は製作者の出身校であるため、ダンゲロス・ハルマゲドンを実施するのに十分な数が寄贈されている。 希望崎学園紅白大合戦 希望崎学園では大きな紛争が勃発しそうになると、伝統的にダンゲロス・ハルマゲドンを実施し、その勝者に全権が委ねられてきた。 全校生徒から無作為に40人前後を選抜したのち、さらに二分し、決闘を行った後で、最も活躍した者を互選によって決定する。 決闘に参加できることは運の要素も絡むとはいえ大変な名誉であり、学園の歴史に名が刻まれるほか、過去にはDGPLからオファーが舞い込んだ生徒もいる。 また合戦期間中は必要費が学園から支払われるため、作戦会議と称して連日お菓子パーティーが開催されているとの噂もあるが、真相は藪の中。 山乃端 一人 2014・15・16年のミス・ダンゲロス。 学園中の皆が憧れる存在であったが、2014年度ミス・ダンゲロスの授賞式にて特定の彼氏がいないことが発覚。 彼女に思いを寄せる二人の魔人が告白しようと決意するが、それぞれ学園内の二大派閥である生徒会と番長グループに属する魔人であったため、一大事に。 それぞれの陣営が、自分のグループに所属する魔人に彼女への告白を実行させようと互いに争い合う一触即発の事態となった。→ 青春冒険学園ダンゲロス その後も『血のバレンタイン事件』(後述)や『無期限プール閉鎖事件』『学園祭入場券暴騰事件』などなど、数々の紛争の中心点となってしまった。 本人はそんな毎日にやや疲れてはいるが、喜怒哀楽を素直に見せる性格もあり、楽しい生活を送っているようだ。 ちなみに特定の彼氏は、いまもいないらしい。 血の(ブラッディ)バレンタイン事件 バレンタインデーは、山乃端一人にとっては受難の日である。 2015年は、だれが彼女からチョコレートをもらえるのかで喧嘩になり、最終的に流血沙汰になり15人が停学処分となった。 2016年は、前年の事態を重くみた彼女がチョコあげない宣言をしたところ、友チョコや逆チョコが殺到した。 下駄箱はおろか机やロッカーからもチョコレートが溢れてしまい、彼女は授業を受けるスペースを確保する必要に迫られる。 一日中チョコレートを食べ続けたが、209個目を食べている最中に鼻血を吹いて倒れる羽目になってしまった。 そのため2017年は、希望崎学園紅白大合戦にチョコレートの宛先を委ねることに。 MVP 本キャンペーンにおいては、MVPに選ばれた人(キャラクター)がバレンタインデーに山乃端一人からチョコレートをもらうことができる。 行名 ニノ この世界(本キャンペーンの舞台となる世界)を管理する『転校生』。外見は全体的に白い青年。 人間の繰り広げる『青春』に興味を持っており、素養に応じて加護を与える。→青春ボーナス
https://w.atwiki.jp/minnasaba/pages/1407.html
【元ネタ】史実 【CLASS】セイバー 【マスター】 【真名】飯篠長威斎家直 【性別】男性 【身長・体重】176cm・64kg 【属性】中立・善 【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷A+ 魔力C 幸運B 宝具A 【クラス別スキル】 対魔力:A 神剣・布都御魂の神威を"再現"するに至ったセイバーはA以下の妖術魔術を悉く斬り捨てる。 事実上、現代の魔術師ではセイバーに傷をつけられない。 騎乗:B 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、 魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。 【固有スキル】 神道流:A++ 天真正伝香取神道流の奥義を修めている。 剣術、居合術、柔術、棒術、槍術、薙刀術、手裏剣術、忍術、陣地作成、風水など、様々なスキルが複合された総合武術。 老練:A+ 精神が熟達した状態で召喚されたサーヴァントに与えられるスキル。 いかなる状態でも平静を保つと同時に、契約を通じてマスターの精神状態を安定させることができる。 指南の心得:A 数々の英雄を育て上げた者が得るスキル。指導者としての手腕。 対象の才能を見極めたうえで隠れたスキルを対象に習得させる。 ランクAならば生前にセイバーが身に着けた数々の武術を伝授する事が可能である。 啓示:B- "経津主からの声"を聞き、最適な行動をとる。『直感』は戦闘における第六感だが、啓示は目標の達成に関する事象全てに適応する。 しかし、一つの悟りの域にあるセイバーは天の声に委ねるまでもなく最適解を選べるため、当スキルは余程の窮地に陥いらない限りは使用されない。 熊笹の対座:A 神道流の到達点の一つである体捌き。 伝承に曰く、セイバーは立ち会いを望む武芸者の前で熊笹の葉を折ることなくその上に鎮座し、力量差を悟らせたという。 自身に掛かる重力をも自在に運動エネルギーに転換する、謂わば身体のみで行うベクトル操作。 これにより、セイバーは"型"の創始者でありながら型はおろか、物理法則にすら囚われない挙動を可能とする。 【宝具】 『布都御魂・雲切之剣(ふつのみたま・くもきりのけん)』 ランク:A 種別:対人奥義 レンジ:1 最大捕捉:1人 剣神・経津主の啓示を受けたセイバーがその生涯を懸けて追い求め、最期に至った活人剣の極致。 布都御魂とは経津主が宿る神剣であり、邪気や瘴気などといった形なきものをも斬り払うとされる。 セイバーの居合術はその布都御魂の神威を"再現"するに至り、相手の業(カルマ)を断つことで殺意、敵意、戦意を喪失させる。 その特性上、精神汚染系のスキルを有するサーヴァントを正気に戻すことも可能だが、 外部から狂気などを植え付けられている者に対してはまず元を断つ必要がある。 殺さずして戦いを収めるという正に平和の剣法であるが、 殺し合いが前提の儀式である聖杯戦争に於いては、ほとんどのマスターにとって無用の長物と言えるだろう。 【解説】 日本武道の源流の一つである天真正伝香取神道流の創始者で『日本兵法中興の祖』でもある。 千葉氏の家臣として仕え、幼少より刀槍に優れ戦で手柄を立て一度も敗れたこともなかった。 しかし当主千葉胤宣が裏切りに会い自刃。 千葉氏宗家の滅亡を目の当たりにした家直は、武芸をもって武士として生きることに虚しさを覚え、 そして「武術とは互いに血を流し合う戦さのためのものではない」という信念のもと、剣の極意、 武術の奥義を究めるための修行に打ちこむべく、武神経津主神を祀る香取神宮に篭る。 千日の厳しい修行の末、『兵法とは平和の法なり』という悟りに至ると、 経津主神より「汝、後に天下剣客の師とならん」との啓示と共に、一巻の神書を授かる。 この事から経津主神に由来する名を冠した天真正伝香取神道流を創始し、 それまで決まった「型」の無かった日本武術の世界において、百般に亘る武道の原型を体系化した。 家直は「真実の武道は人の心にあり、人の道である。心の中が善であれば、武芸は人を助け世の中を平和にする。したがって自分自身を完成された人間に近づける努力をしなければならない」と 門人たちに諭し、心身鍛練の術として武士から庶民まで広く教えたとされる。
https://w.atwiki.jp/sslibrary/pages/75.html
【種別】 歌 【初出】 X巻 【歌詞】 新しい 熱い歌を 私は作ろう 風が吹き 雨が降り 霜が降りる その前に 我が恋人は 私を試す 私が彼を どんなに愛しているか どんな諍いの種を 蒔こうとも無駄 私は この絆を 解きはしない かえって私は 恋人に全てを与え 全てを委ねる そう 彼のものとなっても構わない 酔っているなぞとは 思い給うな 私が あの美しい炎を 愛しているからといって 私は 彼なしには 生きられない 彼の愛の傍にいて それほど私は 満たされている 【解説】 元は先代『炎髪灼眼の討ち手』マティルダ・サントメールが、中世にアキテーヌの伊達男に言い寄られた際に教えてもらった歌。 それを、彼女が中世の『大戦』最終決戦で神威召喚“天破壌砕”を発動した時に天罰神“天壌の劫火”アラストールへの想いを込めて歌詞を替えたものだった。 X巻のプロローグで、フレイムヘイズ『万条の仕手』ヴィルヘルミナ・カルメルを通してシャナに伝えられた。 最終巻の終盤で、思いが通じ合ったシャナと坂井悠二が『天梯』を通って新世界『無何有鏡』へ旅立った際にシャナが歌った。 アラストールはこの歌を教わった時、マティルダが言い寄られていたことに激しく動揺していたためタイトルを覚えておらず、シャナが教わった後で「あのような題名だったのか」と口にし、ヴィルヘルミナとティアマトーから揃って「動揺しすぎ」「狼狽無様」と馬鹿にされていた。 【由来・元ネタ】 最古のトルバドゥール(吟遊詩人)といわれるアキテーヌ公ギョーム九世が作詞作曲した恋愛歌が元ネタ。 原文 ttp //www.trobar.org/troubadours/coms_de_peiteu/guilhen_de_peiteu_08.php 日本語訳 ttp //www.eonet.ne.jp/~radical/greensleeves4.htm 【コメント】 ☆数百年の昔、マティルダが伊達男(アキテーヌ公ギョーム九世?)に言い寄られた際に教えて貰った歌であった。 ☆歌詞は、マティルダ・サントメールがアラストールへの秘めた思いを込めて改変した。 ☆X巻で、ヴィルヘルミナがシャナに教えた。 ☆ちなみに、歌詞はオック語である。シャナと『万条の仕手』ヴィルヘルミナ・カルメルは、相当数の外国語を喋れるようである。 ☆フレイムヘイズは何百年もの間、世界中の各地に行っている者が多いので、外国語は全てのフレイムヘイズが話せるのではないか? ☆自在法『達意の言』があるから、それで日本語に訳したのではないか。 ☆元歌では、「それほど わたしは飢えている」となっていた。 ☆吉田一美や緒方真竹や藤田晴美や中村公子や大上準子やティリエルやヒルデガルドやアルマや二代目『極光の射手』キアラ・トスカナや『棺の織手』ティスや[とむらいの鐘]の『九垓天秤』隠密頭チェルノボーグや[仮装舞踏会]の捜索猟兵レライエや[宝石の一味]のイナンナや[とむらいの鐘]の自在師アルラウネにも、歌ってほしかったな。 ☆フレイムヘイズ『輝爍の撒き手』レベッカ・リードやセシリア・ロドリーゴや『三柱臣』巫女ヘカテーは歌いそうもないな。 ☆この歌になぞられて、シャナも[仮装舞踏会]側になったりはせず、XVIII巻で自由の身になった。 ☆[革正団]の連中が歌ってそうな歌だったな。 ☆[巌楹院]のゴグマゴーグや[とむらいの鐘]の『九垓天秤』フワワやニヌルタやソカルやモレクやチェルノボーグやウルリクムミやジャリや『両翼』のメリヒムやイルヤンカやウルリクムミの副官のアルラウネや[仮装舞踏会]の盟主創造神“祭礼の蛇”伏羲や『三柱臣』のベルペオルやシュドナイやヘカテーや禁衛員フェコルーやプルソンやウアルや捜索猟兵ウィネやザロービや[マカベアの兄弟]のダーインやカルンや[轍]のケレブスやギータや[狂気の城]や『色盗人』のバロメッツや、ウコバクやアナベルグやカシャやニティカやオオナムチやメアが鼻で笑いそうだな。 ☆[百鬼夜行]や[宝石の一味]は、ある程度理解を示しそうだな。 ☆アニメ第3期では歌われなかった。 ☆歌といえば、“螺旋の風琴”リャナンシーが囚われていた宝具『小夜啼鳥』と[仮装舞踏会]の捜索猟兵ハボリムの自在法『熒燎原』を連想させたな。
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/1697.html
前ページ次ページZero ed una bambola ゼロと人形 若干の性描写がございます。注意して下さい。 なお、気分を害したとしても当方は一切責任を取りません。 「良いじゃねぇか……! どうせ誰も来やしねぇよ」 夜食を運んだメイドを抱きすくめて、衛兵は耳元で囁いた。 メイドも満更ではないらしく、顔を朱に染めはするが激しい抵抗はない。その薄い唇を割って、衛兵の舌がメイドの口内に差し込まれる。 やわやわと胸をいじる手は止まることを知らず、いやいやと身体をよじるメイド に官能の火をともしていく。 「交代まであと一時間はある……へへ」 「あ・・・んっ、だめ、子供が見ているわ」 「子供?」 「ほら後ろにいるじゃない」 そうはいうものの、相手に身を委ねるメイド、スカートがたくし上げられる。されるがままに、だがその瞬間、メイドの眼前に赤く濡れた剣が突き出される。 突然の出来事に何が起きたのか理解できない。理解できるのは一つの命の華が散ってしまったということだけだ。 剣は男の背中から、下から突き上げるような形で心臓を貫かれていた。その剣がいまゆっくりと引き抜かれ、崩れ行く男の背後から現れたのはあの少女だった。 少女の手には男の命を絶った凶器が握られている。一瞬、少女と目が会った。少女はにこりと微笑む。 屋敷を巡回していた二人の衛兵はある音に気づく。 「おい、聞こえたか」 「ああ聞こえるぜ。どうせまたあいつだよ」 二人の衛兵は毒づきながらも部屋の扉に手をかける。ドカドカと何かをぶつける音が響いている。 扉を開けた瞬間、男たちは声を詰まらせ剣を引き抜いた。 目にした光景は異様だった。小さな黒髪のメイドの少女、アンジェリカが左手で同じメイドの女性の頭をつかみ、壁に何度も打ち付けている。壁は真っ赤に染まり、打ち付けられているメイドの頭はもはや原型を留めていない、もはや生きてはいないだろう。 メイドを打ち付ける手が止まり、こちらに振り返り笑いかけてくる。 「うぉあー!」 よく分からない、恐怖にも似た感情に突き動かされるように叫びだし、剣を大きく振りかぶる。 アンジェリカは左手に掴んだメイドを投げ捨てると、優美に右手に持つものを構える。 あまりにも緩慢な男の動作。剣が振り下ろされるのよりも早く、アンジェリカは引き金を引いた。 小気味よい破裂音と共に数発の死が男を貫く。崩れ行く男、銃口から立ち上る硝煙、アンジェリカはまた一つ、命の蝋燭を吹き消す。 「ひぃっ」 その光景を見たもう一人の衛兵は小さく悲鳴をあげた。手に持つ剣が細かく震える。 アンジェリカはその様子を一瞥すると、引き金を引く。 銃口から放たれた2発の弾丸は衛兵の右手を抉る。カランという剣の落ちる硬い音と共に落ちた二本の 指、吹き出る血。アンジェリカは能面の表情でそれを見詰める。 「モ、モット伯様ぁー!」 恐怖に負けた衛兵は血の吹き出る手を押さえながら走り出す。アンジェリカの標的たるモット伯のところへと。 天使の姿をした暗殺者が迫る中、当のモット伯はといえば、シエスタをベットに引きずり倒し、今まさに襲わんとしていた。 ベットに押し倒されたシエスタに抵抗する手段はない。モット伯の太い指が彼女の体を這いずり回るのに身を任す。 シエスタは息を飲み込んだ。まるで虫が這っているかのような、おぞましい感触が身体を強ばらせる。 何も言わぬシエスタに気をよくしてか、まさぐる手つきはより大胆になっていった。 レースをあしらったメイド服に手を差し入れ、奥に隠された柔らかな双丘を撫でる。 ぐい、と引かれて、そのメイド服はあっけなく破り取られた。 「ひ……っ!」 押さえきることもできず、声が漏れた。恐怖感が足先から身体を震わせていく。そして気がつけばポロポロと涙を零していた。 涙を流すその表情を見て愉悦に顔を歪ませ、涙を舐めとる。シエスタの美しい顔を汚す。そしてシエスタのスカートの中にその手を入れる。 その瞬間、激しく扉が開かれた。 Episodio 11 Una marea di battaglia 戦闘潮流 前ページ次ページZero ed una bambola ゼロと人形
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/6274.html
458 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2011/09/30(金) 18 53 21.44 ID ??? 452 大丈夫。妄信はしないよ リプレイのせいでこっちで組んでたキャンペーンの設定崩壊して頭抱えることもあるし リプレイ運用とGM運用が違うぐらいで文句言ったりもしない。『こんな例あるけど?』ぐらいは言うけどさ それでちょっと思い出したから報告 随分昔にGURPSのオンセやってたんだが 新規参加希望者が居たんで、使ってた世界観(オリジナルのファンタジー系)で例しにキャラ作って貰ったんだよ (ウチの鳥取では、GURPSでキャラ作らせると、どう言う人か何となく分かるみたいな感覚があったんだ) 『サプリの制限は甘く、ただしルール運用はサプリの通りに』って感じのレギュレーションだった そしたら、GURPSマーシャルアーツで便利な技能と格闘動作だけ取って流派指定とか全くなし なんでなのかと確認してみたら『リプレイで好きなの取って良いって使い方してたから』って返答 メンバーに相談した上でお引き取り願った ゴネたプレイヤーが全面的に悪い。擁護の余地はない。 461 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2011/09/30(金) 18 56 21.41 ID ??? 457 基本的なルール以外のジャッジはGMに委ねるものと思うし、基本的な行動以外でリプレイと全く同じ状況ってのもよくわからんのだが 乱戦エリアとかそういう類のものなら事前告知じゃね? すまんが、どういう状況かよくわからんので具体的に教えてはくれないか? 462 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2011/09/30(金) 18 58 33.04 ID ??? 458 お引き取り願ったってキャラ作り直しとかじゃなく出入禁止にしたってことか? 試しにキャラ作ってもらっただけでそれは、随分厳しい裁定だな。 463 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2011/09/30(金) 19 00 25.85 ID ??? 458 試しで作ってと言われて試しに作ってみたら追い出された って事? 465 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2011/09/30(金) 19 01 09.57 ID ??? 458はなんかズレテル気がするのは俺だけ? 467 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2011/09/30(金) 19 05 00.84 ID ??? 462-463 参加したいならルール通りにキャラ作ってみて、って言ったらルールじゃなく 特殊なリプレイに準拠したキャラ作ってキタでごわす、って事らしい(笑) 468 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2011/09/30(金) 19 05 07.43 ID ??? 457 「GMがこう思うのでこうします」は、普通何故GMがそう思うのかの根拠も添えて説明があると思うんだが…… 462 キャラ作らせたら人柄が分かる、っていうよく分からん診断に従ったんじゃないかなぁ。 その診断方法は正直どうかと思うけど、裁定は基本的にサプリに従う、と告知していたのなら「リプレイでやってたからいいでしょ」は通じないと思う。 大事な部分無視して。に好き勝手やってるわけだし。 508 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2011/09/30(金) 20 09 12.12 ID ??? ウチではリプレイ判例は、GM裁定の根拠として使う。ってのが基本だよ あくまでGM裁定の補足だから、相手がリプレイを読んでるかどうかは関係ないと思う 458はPCが基本的なルール無視やらかす口実に使っちゃいけない。ってつもりで報告したんだ ちと後出し返答するわ 461,462 メンバー募集はしてるけど、割と閉鎖型のオンセ鳥取で 『鳥取に入れてください』って人が来た時にちょっとした入部試験みたいな感じで作って貰ってたんだ 作ったキャラクターを鳥取メンバー全員で見て『この人と一緒にはゲームしたくない』って意見が出たりしないか確認 閉鎖的だと思うけど、ゲームしたくないって人と一緒にゲームをしてもめ事起こす方が鳥取に良くないって判断だったんだ 勿論、その旨は参加希望者に伝えてあった それで、『確認もなしにリプレイ記述を妄信して、メインのルール無視するような人とはちょっと……』ってことになって、お引き取り願った 467 大体そんな感じ。ありがとう スレ285
https://w.atwiki.jp/mioazu/pages/209.html
「んん……むにゃ……ん……?」 ぎゅっと抱きしめていた感触がいつの間にか無くなっていて、朝を迎えたのかなとまどろみの中で無意識に思って重いまぶたをゆっくりと開く。 しかしまだ室内はぼんやりと薄暗くて、夜が明けはじめてはいるみたいだけど太陽はまだ顔を見せていない……そんな時間帯のようだった。 そんな中に、 「きれいな髪……」 ――窓際に佇む、黒く艶やかな黒髪。 ――同じ女性の私から見ても美しいって感じる横顔。 寝ぼけまなこな今の私でも、自然と目が釘付けになる。 「あ、ごめん起こしちゃったか?」 私の視線を感じたのか、澪先輩がこちらを向く。 「どうしたんですかぁ……こんな朝早くからぁ……あっ」 むくりとベッドから起きて窓際にいる先輩に近寄ろうとした所、足がもつれて転びそうになる。 しかし、 「おっと……」 「むぎゅっ」 あわやという所で先輩に支えられ、事なきをえた。 「大丈夫、梓?」 「ご、ごめんなさい」 「ん、いいよ」 危ないとこだったけど、こうして先輩の腕の中に包まれることが出来たから結果オーライ。 やっぱり澪先輩に抱きしめられているとまるでお母さんの腕に抱かれているかのようで、すごく心地好い。 「それで、澪先輩はこんな朝早くから何を?」 「ああ、ちょっと早く目が覚めちゃってさ。それでこの時間なら陽が昇る瞬間が見れるかなって思って」 そう聞いて部屋にある時計を一瞥すると、午前5時をちょっと過ぎたところ。 確かにこの時間帯ならちょうど太陽が顔を出し始める時間だって、何となく思う。 ……とはいえ、こんな早朝はいつも夢の中だから詳しくは分からないけれど。 「もうそろそろ見えると思うんだけど……あ、ほら」 「あっ……」 ――先輩につられて外を見ると、朝の静かな町並みに太陽の上縁が少しずつ現れて町を、空を明るく照らし始めていた。 町全体に青みがかった薄い暗闇が晴れ、徐々に橙色に染まっていく光景はとても幻想的で、綺麗で。 夕焼けに染まった空がしだいに暮れていく時とはまた違った魅力があるんだっていうことを、この時私は初めて知った。 「綺麗ですね……」 「ああ……夜が明けて陽が昇る瞬間を見ると、これから新しい一日が始まるんだって、気が引き締まる感じがするな」 「そうですね……私もそう思います」 先輩にもたれながら、夜が明けていく光景をしばらく一緒にじっと見つめる。 耳を傾けているとチュンチュンと小鳥の鳴き声がしてきて、それがまるで本当に新しい一日を告げているかのように聞こえてくる。 「でも、やっぱりさ」 「? なんですか、せんぱ……」 そこまで口にした所で先輩の顔があっという間に近づき、ぷちゅ、と唇に柔らかい感触が押し当てられた。 「ん……」 いきなりの先輩からのキスに驚きながらも、私は目を閉じて数秒の間、その感触に身を委ねる。 唇が離れると先輩は間近で私を優しい目で見つめながら、 「こうして梓と一緒に朝を迎えることが出来る……それが何より嬉しいんだ」 それこそ嬉しそうに、満足げに微笑む。 そんな先輩の笑顔がなんだかすごくかっこよく見えて、私はなけなしの自尊心をかき集めて声を張り上げた。 「そ、それはっ! 先輩が昨日私に家に泊まっていかないかって言うから……いやっ! 言ってくれたからでっ!」 「そりゃ次の日が休みで学校がないなら、夜はずっと梓と一緒にいたいから、さ」 「~~!」 まったく動じず、先輩から正直に返されてしまってますます顔が熱くなるのが自分でも分かる。 「梓は嫌だった?」 「まさかっ! 私も先輩と一緒にこうして朝を迎えることが出来て……すごく、嬉しいです」 「ふふっ、よかった」 すっかり赤くなってしまった自分の顔を隠すかのように、先輩の体に顔をうずめる私に対し先輩は微笑みながら私の髪を優しく撫でてくれた。 先輩が私の髪を優しく撫でてくれる度、なんだかくすぐったいような、不思議な幸福感が胸に溢れてくる……。 「好きです、澪先輩」 「好きだよ、梓」 どちらからともなくお互いに好意を口にして、ぎゅっと抱きしめ合う。 お互いの想いが深く染み渡り、溶け合い、まるで一つになるように――。 そんな私達を、下縁の先まで完全に顔を見せた太陽が、優しげな光で照らし出していた。 (FIN)
https://w.atwiki.jp/chaos-blade/pages/293.html
百獣姫-束ね、総べし者- 基本情報 フレーバーテキスト 未進化 + ++ 最終 セリフ集 参加イベント 参加ログインストーリー エキストラコンテンツ 基本情報 百獣姫 百獣姫+ 百獣姫++ [獣王]百獣姫 画像 画像 画像 画像 能力値 能力値 能力値 能力値 スキル 天性の威厳 関連家臣 [操れなかった] 白虎[危険人物] 加藤清正 フレーバーテキスト 未進化 数多の獣を従える王として君臨する妖魔。獅子である父と妖魔である母の特色をそれぞれ受け継いだ事で、あらゆる獣を操り隷属させる力を持つ。自尊心が強く勝気な性格をしており、自分の意に沿わない者を力尽くでねじ伏せ、従わせる事に快感を覚えている「ねえ、分かる……?そうやって君が歯向かえば歯向かう程に、美味しそう……そろそろ食べ頃かな?」 + 住み慣れた環境、望めば全てが叶ってしまう状況に満足が出来なくなった彼女。それに加え、生来備える他者を支配する欲求も抑えられなくなった事が決め手となりそれまでの暮らしに別れを告げる事とした。目指すは未踏の領域、新たな獲物探しの旅がここに始まる「私はこんな所に収まっているべきじゃないの!ありとあらゆる全ての獣、妖魔、人間……可愛い玩具にしてあげるんだから」 ++ 長らく支配していた地域を後にし新たな獲物を探し求める彼女。その嗅覚は即座に近場に居を構える妖魔を捉え、哀れその妖魔はたちまちの元に彼女の餌食となる。己の実力が外の世界でも通用すると知った彼女は、小躍りしながら餌食となった妖魔を弄んだ「私の事を知らないなんて言うからこうなるのよ?うふふ……私の実力はやっぱり本物だったんだ、気分もいい事だし、たっぷりと可愛がってあげるわね、君」 最終 快進撃を続けるかに思った彼女の侵攻もその後は早々に幕を下ろす事となった。相手が悪かったのか?それとも彼女が井の中の蛙であったのか?これらの判断は難しいが、人生において初めてとなる敗北の衝撃が彼女の価値観を大きく塗り替えてしまったのは確かであった「何故よ!何故私が操る犬も、猫も、鳩も!通用しないなんて……なんて恐ろしい奴、でも……何故?何で敗北って……こんなに気持ちいいの?」 セリフ集 マイページ(未進化) 大所帯でごめんなさいね、でもこの子達は有能なの私も狭い世界で生きて来たから、毎日が刺激的ね踏みにじるのは強者の特権……分かるでしょ?泣いて許しを請う姿って笑えるよね マイページ(中途進化) 君にいずれ分からせようかな?王者の力をね、ふふ君も油断してると……私のお玩具になっちゃうかもよ?そろそろ君も食べ頃かな……ううん、こっちの話よ君も王なら分かるよね?あの他者を屈服させる快感……いずれは全ての頂点に……あんっ、ゾクゾクしちゃう味見しちゃおうかしら……ウフフそろそろ分からせてあげようかな?そろそろよ……これで君も…… マイページ(最終進化) (プレイヤー)見てるだけで私……腰が抜けちゃいそう勝者は全てを得る権利があるの、つまり私は(プレイヤー)の物ね……(プレイヤー)の実力は本物ね……素敵最近ご無沙汰じゃない、その分可愛がってね?会えない時間が長い程募るなんて……敗者は全てを委ねるの……勝者である(プレイヤー)にね玩具でもなんでもいいから、ずっと側に置いて……ね?(プレイヤー)が居ないと私もう駄目……まだ離れないでこの時は私だけを見て欲しいな、お願い(プレイヤー)が来てくれた!やだっ、体がきゅんってなっちゃう…… バトル開始 行きなさい私の可愛いしもべ達……私に勝利を捧げるのよ!退屈な連中……次の奴らはもっと抵抗してみせるんでしょうね?あんまりだらしないみたいなら……しもべ達の餌にしようかな?ねえ、私を使って?(プレイヤー)に命令されるとそれだけで…… 進軍時 これじゃあただのデクね反撃らしい事も出来ないの?一方的なのってつまらないのに……やる気が無いならこのまま潰すけど?(プレイヤー)の役に立ててる?ねえっ、頑張るから……ご褒美頂戴?見ててくれた?(プレイヤー)、私って使えるでしょ?(プレイヤー)の敵は全部私が始末するね 参加イベント イベント名 参加ログインストーリー 瓦版・百獣の王者取材編 エキストラコンテンツ +...
https://w.atwiki.jp/pixivholywar/pages/14.html
聖戦の勃発まで-序章- 公暦1144年5月9日-森林伐採事件発生 エストリア国は千年樹の森の開発に着手するため、エストリア国軍200名を派遣した。 が、千年樹の森に入った部隊は連絡を絶ち、全員が消息不明となった。 連絡が途絶えてから一週間後、付近の街道を通りがかった行商人が矢を受け傷つきながらも草地を 這うエストリア兵を発見。 エストリア兵は救助されるも、森に潜んでいた森の民の攻撃を受けて部隊が全滅した事を告げ、死亡。 この報告を受けたエストリア国王は激怒し、千年樹の森を必ず制圧し、報復する事を宣言した。 公暦1149年4月18日-教会が侵略を開始 唯一神と称される神を崇拝する教会はその勢力を広げんと画策していた。 教会の最高権力者である"教皇"はルディエン帝国の第六代皇帝、リヒンヴァル・ルディエンに 「神の土地を取り返す」為の派兵を要請。これを受けたリヒンヴァルは約70万名を派兵する。 そして教皇は前線に程近い都市、レイングラードの大司教を務めるルフィオ・ラインシュテッドに 指揮権を委ねる。ルフィオはすぐさま進軍を開始し、隣接する小国を3ヶ月で完全に制圧した。 公暦1149年7月13日-防御同盟発足 この知らせを受けた大陸東に位置する大国、エストリア国の国王は近隣の諸国に防御同盟を打診する。 と同時に、地域が各々崇める神々をもまとめて仲間であると称し、エルスエル・ランペルトを預言者として 国家を挙げて祭り上げる。 結果、諸国の国民はエルスエルを受け入れ、神の使者として崇拝し始める。 そしてエストリアは近隣の諸国を次々と傘下に加え、エストリアに与する勢力は大陸東半分全てに至った。 公暦1149年12月25日-両軍の対峙 十字軍は破竹の勢いで進軍していたが、エストリア側の連合軍がルミオール川手前に布陣しているのを 確認すると、一時行軍を停止。両軍は国運を賭けて対峙することとなった。 広がる戦火-第一章- 公暦1150年1月30日-国境の戦火 異教の熾烈な抵抗に業を煮やした十字軍は兵力を結集し、連合軍の野営地へと大攻勢を仕掛けた。 一方、連合軍は十字軍が進軍してくる前に千年樹の森を制圧し、これに備えるべく、軍を進めた。 そして森の民は森のすぐ傍に建てられた十字軍の前哨基地を攻撃し、大陸中央部はその戦火を広げていた。 公暦1150年2月20日-異教の勝利 十字軍は火攻めで野営地を混乱に陥れ、門を突破したが連合軍は奮戦。被害の拡大を懸念した 十字軍は一時本陣まで退却した。 一方、森の南東部では連合軍の猛攻の前に森の民は敗走し、一帯はエストリアの支配するところとなった。 また、前哨基地は森の民の襲撃を受けていたが、指揮官などの機転もありこれを撃退した。 公暦1150年3月14~17日-迎春祭の開催 中立都市国家であるオーフェンベルクにて、新年の春を祝う迎春祭が行われ、各勢力の 将兵は一時の休戦で心身を休めた。 延べ380,000人が国境を越えて祭りへ参加したが、大した問題もなく、無事に終了した。 反撃の兆し-第二章- 公暦1150年5月1日-反攻の一手 野営地の修復を終え、軍備を整えた連合軍は前回の戦闘での勝利の勢いを利用し、十字軍の本陣である ピリュール砦への攻撃を決定。野営地の部隊を割き、侵攻を開始した。 対する十字軍は主力部隊を素早く結集、迎撃の態勢を整えて連合軍の侵攻に備える。 一方、森の民は精鋭の自警団を編成、奪われた森を取り返すべく伐採場へ攻撃を開始するのであった。 公暦1150年5月31日-十字軍の勝利 十字軍は迫り来る連合軍を撃破し、勝利した。砦の中に潜り込んだ工作員により、大司教の暗殺が試みられるも 護衛の騎士や警備兵による妨害により阻止された。結局は砦自体に連合軍の部隊が入ることはなかったが、警備 態勢の脆弱さが浮き彫りになり、より一層の警戒を呼びかけるようになった。 一方では自警団は精鋭部隊を編成し、伐採場へと猛攻を仕掛け、戦線を分断させる事に成功。 加えて兵糧庫が謎の爆発を起こした事で恐慌状態に陥った兵士が逃亡を開始し、連合軍は撤退を余儀なくされた。
https://w.atwiki.jp/bsr_e/pages/1460.html
――清かに風が吹いている。 広い野原には点で絵を描くように花々が咲いていた。日差し麗らか、植物の香が優しく鼻に届いている。 もうあと幾月か経てば、ここもむせ返るほどの草いきれに満ちるのだろう。この地に嫁いでから数年、ずっとそうだったから。 (これは・・・?) 元就は困惑した。『今度』は自分の姿が認識できない。風になってしまったかのようだ。 脳に浮かぶ思考が他人のものと混ざっている。今の野原の記憶は、見下ろす女性のものだ。が、元就は見下ろすのと同時に見上げている。 その女性の子供の視点から、『母』を見ている。逆光で母の顔は見えない。優しく丸い肩に細い草切れが乗っている。 優しい母は美しく暖かい。だいすきかあさま、ずっといっしょにいたいです。少女は、そう思っている。 自分と母と、そして娘の三人分の思考を同時に体験して、元就は戸惑う。不快ではないが不可解にも程がある。 愛しい娘。だいすきなかあさま。見守る自分。ふと、幼い少女が自分にどこか似ていることに気が付いた。 もしや、まだ母が生きている頃を思い出して夢にみているのか。元就は実母の記憶が薄い。 心の中に沈んでいた風景が浮かび上がってきたのだろうか。この広がる明るい野原はどこだろう…? 「――でね、にいさまったらひどいの。子供あつかいして!」 丸い頬を膨らませて少女は怒っている。手にはたどたどしい手付きで懸命に作った花冠が握られていた。 母も同じく花冠を作っているようだが、そちらも大して上手い出来ではない。母は不器用な人だったのか。 元就は微笑ましく思い、笑った。 二人してぼろぼろの花冠を編んだ。でも優しくて、楽しくて幸せだ。自分にもこんな日々があったのか。 そう、確かにあった。今だってそこに縋り付くのに必死でいる。同じぼろぼろでも、この身と花冠ではあまりに深い隔たりがある。 美しすぎて切ない。かあさま、戻りたいです。あなたの小さな娘に戻りたい。 少女の、幼い自分の髪が微風に揺れている。肩を少し過ぎた程度の長さの髪は、日差しを受けて金茶に輝いていた。 ずっと長くしていたのを切り落としたのはやはり自分だ。女でいたくないと、初潮を迎えて自棄になって切った。 今でも伸びた髪は自分で切っている。首に刃物を近づける行為など、恐ろしくて他人に委ねる事は出来ない。 しばらくの間母子を眺めていた元就だが、ある違和感を感じ始めていた。 「にいさま達はいじわるなんだもの。きらい」 (…達…?) どういう事だろう。元就の兄は五歳上の興元ただ一人だ。複数形で語られるべきではない。縁戚や他家の者に該当する人物も思い当たらない。 では、あの子は自分ではないのか。どこかの見知らぬ母子を夢見ているだけ? 母は「そう」と拗ねる娘を穏やかになだめている。草の汁に染まった指のまま、少女を撫でた。 くすくすと笑っているだけでそれが尚更少女は気に食わない。「かあさま!」 母は笑った。可愛い、大切な娘。この小さな幸せを守らなければ、と誓いを反芻する。きっと大丈夫。だってもう独りじゃないのだから。 「――達は、お前の事が可愛いだけ。心配してるだけなんだから」 元就は耳を澄まして違和感の原因を探った。肝心の名前はまたしっかり聞き取れない。母の顔も見えない。 もどかしさに苛立つと、風に混じって女の声が微かにした。 『収束が確定していないから、だから』 「え?」 元就が理解する前に、脳に直接響いた声は消えた。少女は一転、不安気な表情を見せる。 「でも、だって・・・とうさまが…」 少女の父は、つまり母の夫は大層な娘馬鹿だ。上の息子達も可愛がってはいるが、女の子供はまた別枠らしい。 それが少女の気を病ませる原因だ。父が自分ばかり大切にものだから、兄達が寂しがっているのではないかと。 大丈夫。母が言う。「悪いとすればそれは父だけだから。あとで叱っておく」 そうそう。よく母は父を叱ってる。また無駄遣いして、とか、少女の目から見てもたわいない事柄ばかりだった。 「とうさま、おバカさん?」 「もちろん、父はおバカさん」 こんな自分を愛してると言い続けている。血まみれになってやってきて、それで消えない、美しい虹も見せてくれたのだから。 だからあの人はおバカさん。自分も二人しておバカさん。愛してるあいしてる、愛しい可愛いあの男。 潮の花60