約 383,288 件
https://w.atwiki.jp/ml-story/pages/56.html
二階堂 千鶴(にかいどう ちづる) 登場コミュメイン イベント スペシャル 誕生日 お祝い オフショット 4コマ ホワイトボード タグ一覧 二階堂 千鶴(にかいどう ちづる) 年齢 21歳 身長 165cm 体重 50kg 3サイズ 85-58-86 誕生日 10月21日 星座 天秤座 血液型 B型 利き手 右 趣味 カフェでアパレル誌チェック 特技 人の名前と顔を忘れない 好きなもの 憧れの目で見られること 出身地 東京都 CV 野村香菜子 登場コミュ メイン (◎はソロ曲実装コミュ、○は全体曲実装コミュ) タイトル 補足 第9話 メリー・メリー・フレンドリー☆ 第14話 だって、大好きだから! MVのみ ◎ 第28話 セレブリティ・クオリティ ○ 第30話 Dreaming! 第38話 ホームラン☆スマイル 第42話 微笑みの花 第55話 まっしろな気持ちのままで 第59話 とびっきりの!! 第94話 ワタシは、アナタの ◎ 第105話 If you believe in me. イベント (◎はメインユニットコミュ、○はその他のボイス付きイベントコミュ) タイトル 登場話 ブログ 補足 ○ FairyTaleじゃいられない 3 ◎ 昏き星、遠い月(夜想令嬢 -GRAC&E NOCTURNE-) 1、2、4、5、6、エピローグ あり イベントptランキング報酬 ◎ 星屑のシンフォニア(ミルキーウェイ) 全て ○ BRAND★NEW★PERFORM@NCE!!! 11 ○ brave HARMONY(BlueMoon Harmony!) 2 クリスマスフェスタ・ストーリー 2 昂れ!アイドルファイト 8 ◎ White Vows 1、4、5、6、エピローグ ○ UNI-ON@IR!!!! 12 納涼!アイドル夏祭りin港町 5 恐怖!アイドルドキドキ肝だめし&アイドル肝だめし病棟 9、10、11 秋を満喫!ミリオンオータムフェア 15 狂騒!ハロウィンフェスタ&トリート♪トワイライトパレス 1、3 ○ 待ちぼうけのLacrima(アクアリウス) 3 期間限定★アイドルカフェ 1、5、7、8、11、15、17、18、21~32 もっと!輝け!アイドル強化合宿 11 ◎ クルリウタ 1、2、4、5、6、エピローグ 大合奏!アイドルシンフォニー 23、25 大激闘!765プロ野球 11 ○ CHALLENGE FOR GLOW-RY D@YS!!! 8 あり 夏到来!アイドル水上大運動会2020 14 Get to the top!サマースポーツフェス 23 ◎ Persona Voice 全て あり イベントptランキング報酬 神vs魔!ホーリーナイトラウンド&激動!アイドル警察24時 10、12 甘ふわ♪ショコラハウス 20 囚われ!アイドルプリズン 22 ◎ P.S I Love You(ピスケス) 全て あり 累積イベントpt報酬 ユニットオフショット Vol.3 Day4/1、2、3 ◎ 深紅のパシオン(chicAAmor) 1、2、3、5、6、エピローグ ◎ トレフル・ド・ノエル 全て あり 累積イベントpt報酬 ユニットオフショット Vol.10 Day1~Day4 ◎ Shamrock Vivace 打ち上げも全力で、函館観光、死角なし! スペシャル タイトル コミュ形式 補足 「ブルームーン・プリズム」スペシャルコミュ 衣装コミュ 出撃!アイドルヒーローズ ミニゲーム 登場話:7、セリカ・スバル・チヅルエリア 「初夢胡蝶」スペシャルコミュ 衣装コミュ 誕生日 お祝い メイン メイン以外 補足 豊川風花 ジュリア、高山紗代子、二階堂千鶴 2021年実装 ジュリア 二階堂千鶴、豊川風花、高山紗代子 2021年実装 二階堂千鶴 高山紗代子、ジュリア、豊川風花 2021年実装 高山紗代子 豊川風花、ジュリア、二階堂千鶴 2021年実装 菊地真 二階堂千鶴、真壁瑞希、島原エレナ 2022年実装 二階堂千鶴 真壁瑞希、島原エレナ、菊地真 2022年実装 島原エレナ 菊地真、二階堂千鶴、真壁瑞希 2022年実装 真壁瑞希 島原エレナ、菊地真、二階堂千鶴 2023年実装 オフショット タイトル メイン メイン以外 補足 二階堂 千鶴①常連さん 二階堂千鶴 松田亜利沙 二階堂 千鶴②セレブの知恵 二階堂千鶴 なし 二階堂 千鶴③高貴なる裏ワザ 二階堂千鶴 高槻やよい、天空橋朋花 二階堂 千鶴④看板セレブ娘 二階堂千鶴 高山紗代子、永吉昴 二階堂 千鶴⑤セレブのパーフェクト接客術 二階堂千鶴 モブキャラ 4コマ タイトル メイン メイン以外 補足 セレブの心得 二階堂千鶴 永吉昴、木下ひなた どんな名画よりも 二階堂千鶴 ロコ、萩原雪歩、周防桃子 フォーマル 二階堂千鶴 最上静香 いずれ招待しますから…! 二階堂千鶴 島原エレナ、箱崎星梨花 解釈 二階堂千鶴 秋月律子、松田亜利沙 どんなちづるでも 二階堂千鶴 大神環 恋心マスカレード 二階堂千鶴 大神環 認識の相違 二階堂千鶴 永吉昴、福田のり子 セレブなギャップ 二階堂千鶴 音無小鳥、青羽美咲、ロコ セレブリティ 二階堂千鶴 白石紬 ホワイトボード タイトル 寄せ書き人物 補足 二階堂 千鶴 誕生日① ロコ、水瀬伊織、箱崎星梨花 2017年掲載 二階堂 千鶴 誕生日② ロコ、高槻やよい、宮尾美也、百瀬莉緒 2018年掲載 二階堂 千鶴 誕生日③ エミリー、馬場このみ、天空橋朋花、萩原雪歩、水瀬伊織 2019年掲載 二階堂 千鶴 誕生日④ 舞浜歩、萩原雪歩、所恵美、永吉昴、周防桃子 2020年掲載 二階堂 千鶴 誕生日⑤ 高山紗代子、野々原茜、水瀬伊織、ジュリア、四条貴音、桜守歌織 2021年掲載 二階堂 千鶴 誕生日⑥ 所恵美、島原エレナ、田中琴葉、松田亜利沙、菊地真 2022年掲載 タグ一覧 BlueMoon Harmony! CLEVER CLOVER chicAAmor トレフル・ド・ノエル ピスケス ミルキーウェイ リリー 二階堂千鶴 夜想令嬢 -GRAC E NOCTURNE- 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/stairs-okai/pages/180.html
みんなに後押しされて廊下に出ては来たものの、私は内心半泣きだった。 正直、新聞部の部長は・・・怖い。顔が。ていうかオーラが。 明るくて要領のいい千奈美は部長に可愛がられてるみたいで、千奈美と一緒にいる時に挨拶したことぐらいはあるけれど、どうもあちらは私のことはあんまり好きじゃないっぽい。 そもそも今、会って何をどう話したらいいんだろう。最近の記事はちょっとやりすぎだってこと?それとも、お嬢様のことを中傷する記事を書いたことについて?でもそれは結局記事にはならないわけだし・・・・ 「やー何かドキドキするねー、愛理。・・・愛理?」 「・・・」 緊張をほぐそうと思って愛理に話しかけるけれど、返事がない。 「おーい、愛理・・・」 「え?あぁ・・・・そう?そうかな。」 顔の前でぶんぶん手を振ったらやっと反応が返ってきた。でもやっぱりどこか普段の愛理とは違う。普段より眉が下がって困り顔になっているのに、目だけは爛々と光っている。 「何かよくわ・・・わかんないけど、すごい頭がカッカしてる。変かも。緊張してるっていうか、あんまり頭が働いてないみたい。」 ハァとため息をつく愛理。手を繋ごうとしたけれど、その右手はグッと握り締められていて・・・ 「ごめんね、舞美ちゃん」 「え?」 「私、怒ったことってあんまりなくて。ていうよりも、今が初めて。本当に怒るっていうのは、こういうことなんだと思う。自分でもどうしていいのかよくわからない。 勢いで付いてきちゃったけど、舞美ちゃんの足を引っ張ってしまうかも。だから、あんまり余計なことは言わないようにする。あくまで舞美ちゃんのサポートということで」 「愛理・・・」 不謹慎だけど、爆発しそうな気持ちを必死で押さえ込む愛理は何だかかっこよかった。 「わ、わかった!私頑張るよ!このままじゃだめだもんね、生徒会長としてとてとて!」 ・・・決まらなかった。 「失礼しまーす・・」 二回ノックして、新聞部の部室のドアをそっと開ける。うぅ、心臓がバクバクいってる・・・・ 「あ・・・お疲れ様です。え、愛理?」 手前の席でノートパソコンをいじっていたギャルっぽい子が、私と愛理を交互に見比べて首をかしげた。 「みや、新聞部だったの?」 「うん・・・・」 なんとなく用件はわかったらしく、“みや”さんは困った顔で奥の席に視線を飛ばした。 「・・・・・・生徒会が、何か御用?それとも寮生として来たのかな?」 うぅっ!やっぱり怖い! 部長はお誕生日席で腕組みをして、こちらを睨んでいた。 「あ、あの、ちょっと、その、おはなっ、ししたいことが」 「こちらの立場は生徒会でもあり、寮生でもあります。幸い、夏焼さんと部長さんしかいらっしゃらないみたいなので、今お時間よろしいでしょうか。」 カミカミの私の横で愛理が静かに喋りだす。すごく穏やかな口調だけれど、NOを言わせない重さを含んだ声だった。 「部長・・」 「どうぞ。座って。・・・忙しいから手短にお願い。」 顎で指し示された席に座る。相変わらず威圧感のすごい人だ。でも、今は圧倒されるわけにはいかない。 「えーと・・・まず、じゃなくてあの、いくつか聞きたいことが・・・えーとでも、どれからにしよう」 「早くしてくれるかな。」 「あっ!は、はい」 机をトントン叩く指と、苛立った声。テンパッた私はもう順序立てまでは考える余裕がなくなってしまった。 「あの、何で、千聖お嬢様を悪く言う記事を作ろうとしたんですか?」 「・・・・あぁ?」 眇められていた部長の目が軽く見開かれた。・・・ちょっと直球過ぎたかも。ヤバイ。 「何で知ってるの。そのこと。あの萩原ってガ・・・子に聞いたの?」 「質問に質問で返さないでください。まずはこちらが伺ったことにお答えいただけますか。」 一人で慌てる私とは対照的に、愛理はまっすぐ部長を見返して淡々と喋る。この人は舞や愛理みたいに、年に似合わず落ち着いて話を進めるタイプが嫌なんだろう。あからさまに顔に苛立ちが走った。 「本当、今年の中等部は最悪だね。生意気なのばっかり」 「部長・・・!」 勢いよく椅子から立ち上がった部長の手を、慌てて“みや”さんが掴む。 「バカ、別に逃げたりしないよ。」 超怖い人だけど、さすがに部員に対しての顔は多少緩いみたいだ。苦笑しながら“みや”さんの頭を軽くポンポン叩いて、部長は校庭に面した窓を開けた。 「空気悪いから、風通し。」 そのまま窓の縁に腰掛けて、また不機嫌な顔でこちらを見返してきた。 戻る TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
https://w.atwiki.jp/stairs-okai/pages/357.html
「引き止めて、って」 「・・・村上さん、少しは舞波さんからご事情を聞いていらっしゃるのでしょう?」 お嬢様の視線がティーカップの中に落ちて、長いまつげが揺れる。 「私がお聞きしたのは、舞波さんが私と同い年で、今は学校に行ってなくて、ここ一週間ぐらいこちらに滞在していて、もうあと一週間で出て行かれるっていうことだけ・・・・です」 「そう。」 さっきの話は、かなりデリケートなことのように感じたから、とりあえず伏せておいた。 「舞波ちゃんは、ここを出て、元いた場所に戻ると言っているの。でも、そんなことをする必要はないのに。どうして・・・あんな人たちの所に」 「お嬢様・・・・」 「舞波ちゃんはここにいれば幸せになれるわ。学校だって、千聖と同じところに通えばいいじゃない」 小さな肩を震わせながら、半ば独り言のように喋り続けるお嬢様の横顔は、中学生の女の子がしていいようなものじゃない・・・本気の怒りを感じさせる迫力があった。 「私は、舞波ちゃんを傷つける人は許さないわ」 「待って、それは変だよ」 その威圧感に少し圧倒されつつも、なぜか私の心にはよくわからない闘争心が芽生える。 「変?どうして?」 「だって、出て行くと決めたのは舞波さん本人なんでしょう?ここにいれば幸せかどうかは、舞波さん本人にしかわからないんじゃないですか?」 「それは・・・っ、村上さんは、舞波さんのご事情を知らないからそんな無責任なことを言えるのよ」 「無責任ですって!」 ヤバい。冷静にならなきゃと思う気持ちはあるものの、私の持ち前の闘争心が、お嬢様の生意気発言をねじ伏せようと本能を煽ってくる。 「だったらお嬢様、お聞かせください。その舞波さんの事情とやらを。それで納得できたなら、ご命令に従いますから。」 「それは・・・言えないわ。勝手に私が話すべきではないもの」 「じゃあ悪いけど相談には乗れません。肝心なことは話してくれないんじゃ、何が正しくてどうするべきなのか、判断できないもん。それこそ、“無責任”なんじゃないですか」 「でもっ・・・でもっ・・・、村上さんは、メイドなんだから、千聖の言うことを聞きなさい!命令よ!」 「勤務時間外はメイドとして扱わないって言ったのはそっちでしょう!?自分の発言には責任を持ったらどうです!」 「何ですって!村上さんの意地悪!」 「意地悪で結構!私は譲れないとこは絶対譲らないんです!」 頭の中に“解雇”“謝罪賠償請求”などの単語が浮かんでいるけど、その程度じゃ私の口を止めることはできない。悪い癖だとは自分でも思う。よくもまぁ、今までの人生で、大きなトラブルがなくやってこれたものだ。 「・・・・ちょっと、何してるの」 その時、いきなり後ろから、妙に冷めた第三の声が響いた。 「・・・舞」 お嬢様の目線を辿ると、そこには腰に手を当てた女の子が立っていた。大きな目が、私だけを的確に捉えて威嚇してくる。負けじと睨み返して、私達の間に火花が散る。 「千聖。この人誰」 「今日から働くことになった、村上さんよ。」 「働く、って。メイドの口のききかたじゃなかったよ。どういう教育してるわけ?」 ――どうやら、結構前から私達のやりとりを聞いていたらしい。だからって、指をさすな指を! 「・・・失礼しました。分をわきまえない発言でした。申し訳ございません。」 だけど、言ってることは正しいと思う。第三の人物の登場でクールダウンした私は、素直に頭を下げた。 「・・・お望みであれば、退職届を書いてきます。解雇処分なら、甘んじて受け入れます。」 「まぁ・・・・どうして?」 「ですから、お嬢様の気分を害するようなことを・・・」 「別に、不快な思いはしていないけれど。村上さんはご自分の意見を言っただけでしょう?千聖の意見と違うからって、解雇なんておかしいわ。」 お嬢様は目をパチパチさせながら、不思議そうに首を傾げた。・・・本当、大人なんだか子供なんだかよくわかんない。 「千聖、もう用事済んだ?テキスト持ってきたんだけど」 「あ・・・ごめんなさい、舞。わざわざありがとう。村上さん、ご紹介が遅れてしまったけれど、こちらは私のお友達の舞よ。舞、こちらはメイドの村上さん。」 「よろしくお願いします。」 「どうも・・・」 正確には、私にとってははじめましてじゃないけれど。お屋敷の塀の外から、大きなその目をギラギラ光らせていたのは記憶にあたらしい。 「舞はね、学年は1個下だけれど、とても優秀なの。千聖の勉強をみてくださるのよ」 「はぁ、そう、ですか」 もうお嬢様の癇癪は一旦収まったみたいだけれど、こっちの“舞さん”とやらは未だ仏頂面で私を睨みつけている。そりゃそうだ、友達の家の召使が、従属すべき相手に歯向かって、大声で怒鳴りあっていたらいい気はしないだろう。 「村上さん。帰りがけでかまわないから、料理長に、舞が夕食をご一緒することを伝えておいて。」 「はい、わかりました。」 そろそろ引き際なのかもしれない。私は素直にうなずいて、柔らかいソファから身を起こした。 「あ・・・それから」 「はい」 ドアを開ける一歩手前で、お嬢様がもう一度私を引き止めた。 「私、村上さんが協力してくださらないことを、了承したわけではないわよ。ちゃんと納得すれば、舞波ちゃんを説得してくださるのでしょう?」 「え・・・それはぁ・・・うーん」 「村上さんを味方につけるのは骨が折れそうだけれど、千聖はあきらめないわ。」 「はぁ・・・」 何、その無駄なポジティブ思考!私は基本的に物事の白黒は常にはっきりつけておきたい性格だけど、あんまりとんちんかんなことを言われると、対処に困ってしまう。まして、相手は天然だ。悪意や敵意がない分、自分の出方がよくわからない。 「お休み中にお呼び立てしてごめんなさいね。今日はもう結構よ」 「あ、は、はい。では、また明日」 私は未だドアの前に立ち尽くしている舞さんにも会釈して、横を通り過ぎようとした。 “――何よ、舞波さん舞波さん、って” 「えっ」 思わず振り向くと、またキツイ目つきで睨まれてしまった。どうやら私に聞かせようっていうつもりの独り言ではなかったらしい。 「千聖、今日は英語やろっか。」 だけど舞さんはそれっきり、何事もなかったかのように涼しい顔で、部屋の奥へと足を進めていった。・・・何だろうな、いろんな思惑が入り乱れていて、これは思いのほかやっかいな自体に巻き込まれてしまったのかもしれない。 「おかえりなさい、めぐさん。」 「あ・・・ただいま」 部屋に戻ると、簡易テーブルで読書をしていた舞波さんが、かわいらしい八重歯を見せて微笑んだ。 「お嬢様、エキサイトしてたでしょう」 「あぁ、いや、別に・・」 「ごめんなさいね、めぐさんをおかしな立場に立たせてしまって」 やっぱり、この人には隠し事というか、物事をうやむやにしておくことはできないらしい。私は否定も肯定もしなかったけれど、その様子で、大体のことを察してしまったみたいだ。 だったらもう、この話を突き詰めていくしかない。どちらの味方になるつもりもないけれど、このまま中途半端に関わって、放置されるのも面白くはないから。 「もう、出て行くことは、舞波さんの中では揺ぎ無い決定事項なんでしょうか」 「・・・そうですね。よく考えて、決めたことですから」 その返答はあくまで淡々として柔らかい口調だったけれど、同時に、誰の意思も寄せ付けないような強さも感じた。お嬢様のように感情をダイレクトに表してくれるようなタイプではない分、舞波さんの言葉は重い。 「・・・・さっきの話の続きを、してもいいですか?」 私が押し黙っていると、舞波さんはふふ、と笑って体を近づけてきた。 「宇宙人っていうのは、学校に行ってたときのあだななんです。」 「あだなって・・・」 「前にも話したとおり、私は妙に勘が良かったり、人の言葉の裏が読めてしまったり、・・・あとは、そうですね、失くし物がどこにあるのかわかったり、そういうおかしな力があるんです。オカルトみたいな話なんですけど」 「いや・・・信じます。っていうか、実際私があの女子校を訪ねたのも当ててたし」 この短い付き合いの中でも、舞波さんは見栄を張ったり嘘をつくタイプじゃないのはよくわかった。それだけ誠実で、実直な人の言葉を信じられないわけがない。 「昔から私はかなりの人見知りで、なかなか友達ができなかったんです。でも、小学生の時、偶然この能力を、同級生の前で披露することがあって。 たしか、失くした消しゴムを見つけてあげたんだったかな・・・。で、“神様”なんて呼ばれるようになって、いきなり人気者になっちゃった。今までは仲間に入れなかった、休み時間の鬼ごっことか、ドッヂボールのグループに入れてもらえたり。・・・それで、調子に乗ってしまった。 私は確かにそういう不思議な能力があるけれど、漫画やドラマみたいに、百発百中というわけではないんです。当たることもある、ぐらいで。」 「・・・つまり、逆に言えば、当たらない時は当たらない。」 「そうです」 舞波さんはあいかわらず微笑して話を続けているというのに、私は変な汗をかいて、そわそわしていた。そんな私を気遣うように、舞波さんは、緊張で固く握られた私の手を包んでくれた。 「そのうち、顔も知らない違うクラスの子や上級生からも、物探しの依頼が来るようになってしまったんですけれど、こういうのって神様が見てるんでしょうね。段々と外れる回数が増えていって。 だんだんと、私が人の物を隠して、それを超能力で見つけたようにインチキしているんじゃないかという噂が流れました。」 「舞波さん・・」 「それでも、みんな表面上は仲良くしてくれる。でも、私はその笑顔の裏が見えてしまう。それがどうしようもなく辛かった。 今までのように自然に友達と接することができなくなって、神様だった私は、いつのまにか陰では宇宙人とか変人って呼ばれるようになっていました。 靴を隠されたり、グループ分けで仲間はずれというのもあったなぁ。ちょっとあれは辛かった。 こんなことになるなら、人見知りの頃のまま、ずっと一人ぼっちでいれば良かった。そしたら、誰も私の能力で混乱したり、嫌な気持ちになることはなかったのに」 「待ってよ、何で舞波さんが悪いみたいな話になるわけ」 黙って最後まで聞くつもりだったのに、私はたまらなくなって、ついに口を挟んだ。 「神様とか変な扱いをしたのは、周りの人たちでしょ?そんなふうに勝手に盛り上がって、自分たちの思うとおりの力じゃなかったら今度は勝手に失望して。」 「でも、私がのぼせ上がっていたのは事実ですから」 「仮にそうだとしても、それが人を傷つけていい理由になんてならない。何だ、陰口って。言いたいことがあるなら直接言うべきでしょ。ばっかみたい」 顔も知らない、これから知り合うこともないであろう人たちへの怒りが沸々とわいて来る。 私は短気だし、この性格が災いして人とぶつかることもしょっちゅうある。だけど、イジメや仲間はずれだけは絶対にしない。気に入らないことがあれば本人に言うし、戦う必要があるなら一人で向かっていく。謝るべきと判断したら謝る。それでいいじゃないか。 ――まあ、言ってるほどのことを実行できてるかはわからないけれど。雅のことだって、結局傷つけたまま宙ぶらりんになってしまってるし。 「うふふ。もう、私なんかのことで、そんなに怒らなくていいんですよ。本当、めぐさんとお嬢様は似ていらっしゃる。お嬢様にもこのお話をしたとき、とても怖い顔をしてた。」 「・・・お嬢様は、“舞波ちゃんは、あんな人たちの所に戻ることはないのに”と言っていました。何のことだかわからなかったけれど、イジメのことだったんですね」 私がそう切り出すと、舞波さんはふと笑顔を引っ込めて、真剣な表情に戻った。 「私は、今でもあれをイジメだとは思っていません。」 「どうして?」 「そんな風に思ったら、少しでも仲良くしてくれたクラスメートに失礼だから。原因が私にある以上、一方的な被害者のようには振舞えません。」 「でも・・・」 「結局私は、また一人になることを選びました。誰とも話さず、目立たずに生活していれば、誰にも迷惑がかからないから。 なのに、一度でも友達と過ごす時間を知ってしまったら、もうその楽しかった感覚からは逃れられなくなってしまうんですね。 休み時間、自分の後ろの席で盛り上がる声を聞くのが辛くて。お昼の時間、一人で給食を食べるのが悲しくて。 私は少しずつ、自分が誰で、どういう性格で、これからどうするべきなのか。そういうことがよくわからなくなっていきました。そして、ついに学校に行くことすらできなくなった。 その日から小学校はもちろん、地元の公立中学校にも、結局一度も行っていません。・・・これが、私が学校へ行っていない理由です。」 舞波さんはゆっくり目を閉じて、深いため息をついた。だけどその顔は沈んではいなかった。むしろ、大きなことをやりとげた後のような、すがすがしい達成感に満ちた表情にすら見える。 「ごめんなさいね、つまらない話をしてしまって」 「・・・いや、むしろつまらなくなさすぎて、何にも言えないんですけど」 舞波さんは強い。人を恨んだり憎んだりする気持ちを、全て自己責任のように処理してしまっている。だけど、傷ついた自分を赦して癒すことのできない弱い人でもある気がした。 「不登校になって、しばらくの間はずっと家にいました。両親は“舞波のペースでがんばればいい”と言ってくれたから、勉強したりボーッとしたり。そんな感じで過ごしていたんですけど」 戻る TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
https://w.atwiki.jp/million_live10000000/pages/32.html
2013 001 開幕! アイドルイントロダクション 3.5~3.11 002 開演! ロケットスタートライブ! 3.14~3.25 003 輝け! 春の野外音楽フェスティバル 3.28~4.8 004 ようこそ! アイドル学園天国 4.11~4.22 005 風雲! アイドルキャッスル! 4.25~5.7 006 大爆走! 765レーサーグランプリ 5.9~5.20 007 輝け! アイドルライブバトルアリーナ 5.23~5.27 008 大合戦! 戦国アイドル活劇 5.29~6.10 009 激闘! NAMCOアイドルサッカーフェス2013 6.13~6.24 010 夏直前! アイドル水上大運動会! 6.27~7.8 011 納涼! アイドル夏祭り 7.11~7.22 012 白熱! アイドルユニットトーナメント 7.25~7.30 013 熱唱! 真夏のサマーライブフェス 8.2~8.12 014 大激闘! 765プロ野球! 8.15~8.26 015 恐怖! アイドルドキドキ肝だめし 8.29~9.9 016 遊べ! アイドルゲームフェス 9.12~9.24 017 大航海! アイドルパイレーツ 9.26~10.7 018 アイドルマスターズカップ 10.10~10.15 019 開催! アイドル学園文化祭 10.17~10.28 020 狂騒! ハロウィンフェスタ 10.30~11.12 021 GO!GO! アイドルゴルフ大会 11.14~11.25 022 極めよ! アイドル道 11.28~12.9 023 アイドルマスターズカップ2 12.12~12.16 024 聖夜の奇跡! アイドルクリスマス 12.17~12.25 025 年またぎ! 紅白歌祭り 12.26~2014.1.6 2014 招福! アイドル干支レース 1.9~1.21 出演! アイドルスペースウォーズ 1.23~2.4 甘いご奉仕! バレンタインキャラバン 2.13~2.24 出撃! アイドルヒーローズ 2.27~3.10 大合奏! アイドルシンフォニー 3.13~3.24 集まれ! アイドルモンスターズ 3.27~4.2 ようこそ! アイドル学園天国(復刻) 4.4~4.8 開幕! 春のサイクリングレース 4.17~4.28 逆襲! グレートアイドルキャスル! 4.30~5.7 激闘! NAMCOアイドルサッカーフェス2013(復刻) 5.9~5.13 夢いっぱい! メルヘンアイドル物語 5.15~5.26 大戦乱! アイドル三国志 5.29~6.4 集え! NAMCOアイドルサッカーフェス2014 6.6~6.17 進軍! アイドルフォース 極限! サバイバルアイランド 7.4~7.15 決行! プラチナスターライブ1st 7.17~7.24 決行! プラチナスターライブ1stアンコール 7.25~7.28 HAPPY PERFORM@NCE!! 7.30~8.6 納涼! アイドル夏祭りin港町 8.8~8.19 アイドルマスターズカップ6 8.21~8.25 戦慄! アイドル肝だめし病棟 8.27~9.3 夢いっぱい! アイドルゲームフェス2014 9.5~9.16 結実! プラチナスターライブ2nd 9.17~9.28 決選! 学園ミスコンサバイバル 9.30~10.8 昴れ! アイドルファイト 10.10~10.20 アイドルマスターズカップ7 10.22~10.26 激動! アイドル警察24時 10.28~11.5 進出! アジアンライブツアー 11.7~11.16 熱烈! プラチナスターライブ3rd 11.17~11.26 祝祭! クリスマスフェスタ 11.28~12.8 アイドルマスターズカップ8 12.10~12.14 神vs魔! ホーリーナイトラウンド 12.16~12.24 年越し! アイドル美食グランプリ 12.26~2015.1.5 2015 招福! アイドル干支マラソン 1.7~1.14 大成! プラチナスターライブ4th 1.16~1,27 鬼だらけ! アイドル節分パニック 1.29~2.8 甘ふわ♪ ショコラハウス 2.10~2.18 アイドルマスターズカップ9 2.20~2.24 繚乱! 紅梅白梅ファッションショー 2.27~3.8 熱踏! アイドルカーニバル 3.10~3.17 収束! プラチナスターライブFINAL 3.19~3.29 駆ける! アイドルバスケリーグ 4.7~4.19 アイドルマスターズカップ10 4.22~4.26 風雲! アイドルキャッスル!(復刻) 4.28~5.6 特番! 生っすか!? サンデー×50 5.8~5.17 絢爛! ゴールデンキャッスルライブ 5.19~5.27 ENJOY H@RMONY!!5.29~6.7 夏到来! アイドル水上大運動会2015 6.9~6.17 アイドルマスターズカップ11 6.19~6.23 大合戦! 戦国アイドル活劇(復刻) 6.25~7.5 キラキラ☆ アイドル七夕祭 7.7~7.15 壮麗! ブルーオーシャンライブ 7.17~7.26 はじける汗! アイドルビーチバレー大会 7.28~8.5 怨霊! アイドル肝試しホテル 8.7~8.17 アイドルマスターズカップ12 8.19~8.23 夏直前! アイドル水上大運動会!(復刻) 8.25~9.2 潜入! スパイシスターズ 9.4~9.15 極楽! 温泉御殿ライブ 9.18~9.29 トリート♪ トワイライトパレス 10.2~10.12 ようこそ♪ 聖ミリオン女学院 10.14~10.25 アイドルマスターズカップ13 10.28~11.1 熱唱! 真夏のサマーライブフェス(復刻) 11.2~11.8 期間限定☆ アイドルカフェ 11.10~11.17 飛翔! エアポートライブ 11.19~11.29 大乱闘! サンタだらけの雪合戦 12.1~12.9 アイドルマスターズカップ14 12.11~12.15 恐怖! アイドルドキドキ肝だめし(復刻) 12.17~12.23 アイドルスペースウォーズ EpisodeⅣ 放たれた希望 12.25~2016.1.4 2016 大ヒット! アイドル商品開発部 1.8~1.19 光彩! スノーファンタジーライブ 1.21~2.1 芸術!? バレンタインミュージアム 2.5~2.16 アイドルマスターズカップ15 2.19~2.23 踊れ! アイドルダンスバトル 2.27~3.6 守れ! 3匹の子豚ハウス 3.9~3.17 狂騒! ハロウィンフェスタ(復刻) 3.18~3.23 最高潮! メトロポリスライブ 3.25~4.4 アイドルマスターズカップ16 4.6~4.10 もっと!輝け! アイドル強化合宿 4.12~4.19 BELIEVE MY DRE@M 4.22~4.30 ワクワク! いなか暮らし 5.3~5.9 ぽかぽか♪ フラワ~ショ~ライブ 5.10~5.15 再点火! ロケットREスタートライブ!! 5.20~5.26 年またぎ! 紅白歌祭り(復刻) 5.31~6.8 囚われ! アイドルプリズン 6.13~6.20 アイドルマスターズカップ エボリューション 6.22~6.26 アイドルヒーローズリベンジ 6.30~7.7 ワッショイ! アイドル夏祭り 7.12~7.19 夏色☆ チアガールライブ 7.21~7.28 Get to the top! サマースポーツフェス 8.1~8.8 おいで…。アイドル肝試し遊園地 8.9~8.16 アイドルマスターズカップ エボリューション2 8.18~8.22 華麗! ジェントルレディライブ 8.26~9.1 招福! アイドル干支レース 9.5~9.12 繋げ! アイドルトライアスロン 9.16~9.22 幕末! アイドル新撰組 9.23~10.2 秋を満喫! ミリオンオータムフェア 10.6~10.16 大激闘! 765プロ野球!(復刻) 11.8~11.14 アイドルマスターズカップ エボリューション3 11.17~11.20 大戦乱! アイドル三国志(復刻) 11.22~11.30 陽だまり☆ Sunshine Rhythm!! 12.2~12.14 取り戻せ! サンタたちのプリンセス 12.16~12.25 みんなで年越し! 生すっすか!?Revolution×50 12.27~2017.1.4 2017 月明かり☆ BlueMoon Harmony!! 1.6~1.18 アイドルマスターズカップ エボリューション4 1.20~1.23 奮闘! はじめてのアルバイト 1.25~2.1 夢の国!? ショコラティエの大冒険 2.3~2.12 星の煌めき☆ Starlight Melody!! 2.14~2.26 4周年! ミリオンメモリアルミュージカル 2.28~3.7 みんなに届け! 765PRO ALLSTARSライブ 3.9~3.15 TH@NK YOU for SMILE 3.17~3.26 集まれ! アイドルモンスターズ(復刻) 4.4~4.9 アイドルヒーローズ サイドストーリー 4.11~4.18 アイドルマスターズカップ エボリューション5 4.20~4,23 ごきげんよう♪ 聖ミリオン女学園 4.26~5.7 見つけ出せ! トレジャーハンターと伝説の財宝 5.9~5.16 Precious Days! ミリオンシアターライブDay1 5.18~5.28 逆襲! グレートアイドルキャスル!(復刻) 5.30~6.6 アイドルマスターズカップ エボリューション6 6.8~6.11 祝祭! クリスマスフェスタ(復刻) 6.13~6.21 いざ勝負! 真剣すごろくゲーム 6.23~7.2 女子力UP! エンジョイホリデー♪ 7.4~7.12 Precious Days! ミリオンシアターライブDay2 7.14~7.25 激動! アイドル警察24時(復刻) 7.28~8.7 甘ふわ♪ ショコラハウス(復刻) 8.10~8.21 悪夢… 呪われた人形の館 8.24~9.4 アイドルマスターズカップ エボリューション7 9.7~9.10 夏到来! アイドル水上大運動会2015(復刻) 9.13~9.20 Precious Days! ミリオンシアターライブDay3 9.22~10.3 芸術!? バレンタインミュージアム(復刻) 10.6~10.16 アイドルマスターズカップ エボリューション8 10.19~10.22 トリート♪ トワイライトパレス(復刻) 10.25~10.29 囚われ! アイドルプリズン(復刻) 11.7~11.15 Thank You! ミリオンシアターライブ Final Party! 11.17~11.30 Dead or Alive! ミリオンアドベンチャー 12.4~2018.3.19
https://w.atwiki.jp/stairs-okai/pages/182.html
新聞部との一悶着をどうにか終結させて、今度はお嬢様と舞の関係修復について話し合うことになった。 「じゃあ、明日の夜10時に食堂集合ということで。」 「はーい。」 寮に戻った私たちは、それぞれの部屋に戻っていった。 「あれ?おかしいなぁ」 鍵を挿してノブをひねったのに、なぜか私の部屋のドアは開かなかった。 もう一度鍵を回すと、今度はカチャッと開錠された音がした。 ということは・・・開い、てた?まさか、泥棒・・・?変質者・・? この寮は門扉がオートロックになっているから、寮生とお嬢様とお嬢様のご両親以外は自由に出入りはできないはず。でも最近の空き巣(?)は手が込んでるってテレビでもやってたし、ましてここは女子寮。何があるかわからない。 私は愛用の陸上用スパイクを右手に構えて、勢いよく扉を開けた。 「ぬおー!」 「ひゃああ!?」 目の前の人影めがけてシューズを振り下ろ・・さなくてよかった。 そこにいたのは、舞だった。頭をかばいながら、上目で私の様子を伺っている。 「な、何だー舞か!びっくりしたぁ」 「それはこっちのセリフだよ!殺されるかと思った。ていうか、お姉ちゃん無用心すぎ。鍵開いてたよ?」 どうやら泥棒さんは濡れ衣だったようだ。 「どうしたの、舞が私の部屋来るの久しぶりじゃない?」 中に招き入れると、私の学習机には舞の勉強道具が広げられていた。相変わらず、ものすごい難しそうな本を読んでる。トクシュソウタイセイリロン???なんだそれは。 「ごめん、勝手に部屋入っちゃって。部活あるだろうし、いないのわかってたんだけど。お姉ちゃんの匂いのするとこにいたかったの。」 に、匂い?栞菜もクンカクンカとかしてくるけど、私くさくないよね?大丈夫だよね? 「お姉ちゃん・・」 舞は背後からそっと抱きついてきた。お嬢様と同じく、舞もあんまり人に触られたり子供っぽく扱われるのが嫌いで、普段はなかなか抱っことかさせてくれないのに。 よっぽど心が痛んでるんだろう。いくら大人っぽくて頭が良くても、舞だってフツウの中学1年生。悩みを打ち明けるパパもママも本当のお姉ちゃんもいないこの寮で、1人で痛みを抱えて過ごすのはやっぱり辛いんだろうな。 「舞、お茶入れるね。ちょっと待ってて。」 私は舞をベッドに座らせると、キッチンで2人分の紅茶を入れた。 どうしようかな。舞はまだ、私が新聞部と舞のことをえりから聞いたのを知らない。舞から直接聞いたわけじゃないし、私からこの話題を振っていいものなのか。 舞はプライドの高い子だ。一応新聞部から謝罪の言葉をもらったとはいえ、勝手に他人が事を進めたと知ったら、面白くはないと思う。ここは、えりから説明してもらうことにしようかな。今は、雑談だけにして。 「お待たせー・・・あれ?」 カップを持って戻ると、舞はベッドで丸くなって眠り込んでいた。そんなに長い時間キッチンにいたわけじゃないのに、よっぽど疲れていたんだろうな。起こさないようにそっとお盆をテーブルに置くと、私は床に座って舞の寝顔を眺めた。 起きてる時の舞は結構眼に力があって、いかにも賢そうなオーラが漂っているけど、こうして寝ている顔はまだまだ子供で可愛い。ぷくぷくしたほっぺたが赤ちゃんみたいだ。 「写真、撮っちゃおうかなー・・・」 抜き足差し足でデジカメを取りに行く。実はすでに舞の寝顔やお風呂盗撮(!)データがたんまり残っているのは内緒。 無防備な寝姿を心ゆくまで撮影すると、私はご満悦で過去のデータの整理を始めた。 「あー・・・」 遡っていくうちに、数ヶ月前の夏、寮に遊びに来たお嬢様が舞の部屋で眠り込んでる写真が出てきた。 色違いのワンピースを着て、一つのタオルケットに2人でくるまっている。手なんか握り合っちゃって、ラブラブだ。 「ちさと・・・・」 「えっ」 「ちさ・・と」 いきなり、眠っている舞の口がむにゅむにゅと動いた。そこから溢れたのは、お嬢様の名前。 「舞・・・そうだよね、やっぱり仲直りしたいんだよね。」 ちょっと切なくなって、私はお嬢様がよく舞にしているみたいに、舞のおでこに自分のおでこを軽くぶつけた。・・・つもりだったけれど 「いったーい!!何するのお姉ちゃん!」 舞はおでこを抑えて、ベッドから転がり落ちた。 「ご、ごめん!決して攻撃したつもりじゃないの!」 どうやら、私の “軽く” は普通の人の“思いっきり” に当たるらしい。・・・いや、それはわかってたんだけど。 つい先日もハイテンションでなっきぃに体当たりして、2mぐらい吹っ飛ばしてしまって怒られたばかりだった。 「もー、せっかく今いい夢みてたのに。」 おでこをさすりながら体を起こす舞。 「いい夢って、お嬢様が出てくる夢?」 そう聞くと、舞はカァッと顔を真っ赤にした。 「そ、そんなわけないじゃん!言ったでしょ、私はもう千聖には愛想をつかしゅて;30#2@!!」 私も顔負けのカミカミっぷりをしながら、「もう自分の部屋戻る。」と言って、舞は慌てて部屋を出て行った。 「またね~」 たまにこうやって、年相応の可愛らしさを見せてくれるからたまらない。大切な妹とお嬢様の小犬みたいなじゃれ合いをまた見れるように、ここは舞に力を貸してあげましょう。 「めぐにも手伝ってもらおうかな。」 舞のために入れたお茶をすすりながら、私はメールを打ち始めた。 戻る TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
https://w.atwiki.jp/sigmund84/pages/7.html
アーカイブ @wikiのwikiモードでは #archive_log() と入力することで、特定のウェブページを保存しておくことができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/25_171_ja.html たとえば、#archive_log()と入力すると以下のように表示されます。 保存したいURLとサイト名を入力して"アーカイブログ"をクリックしてみよう サイト名 URL
https://w.atwiki.jp/sigmund84/pages/4.html
ニュース @wikiのwikiモードでは #news(興味のある単語) と入力することで、あるキーワードに関連するニュース一覧を表示することができます 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_174_ja.html たとえば、#news(wiki)と入力すると以下のように表示されます。 【カウンターサイド】リセマラ当たりランキング - カウサイ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) ウィキペディアを作ったiMacが箱付きで競売に登場。予想落札価格は約96万円!(ギズモード・ジャパン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【テイルズオブルミナリア】リセマラ当たりランキング - TOルミナリア攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 終末のアーカーシャ(終アカ)攻略wiki - Gamerch(ゲーマチ) メトロイド ドレッド攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【グランサガ】リセマラ当たりランキング - グランサガ攻略wiki - Gamerch(ゲーマチ) マニュアル作成に便利な「画像編集」機能を提供開始! - ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」 (2021年12月6日) - エキサイトニュース マニュアル作成に便利な「画像編集」機能を提供開始! - ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」 - PR TIMES 【アイプラ】リセマラは必要?当たりキャラランキング【IDOLY PRIDE】 - Gamerch(ゲーマチ) 【Apex Legends】ヴァルキリーの能力と評価【エーペックス】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ウインドボーイズ】リセマラ当たりランキング(最新版) - ウインドボーイズ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) モンハンライズ攻略Wiki|MHRise - AppMedia(アップメディア) 篠原悠希×田中芳樹が明かす「歴史ファンタジー小説ならではの悩み」(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ポケモンBDSP(ダイパリメイク)攻略wiki - AppMedia(アップメディア) SlackからWikiへ!シームレスな文章作成・共有が可能な「GROWIBot」リリース - アットプレス(プレスリリース) 【ウマ娘】チャンピオンズミーティングの攻略まとめ - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】ナリタブライアンの育成論|URAシナリオ - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】ヒシアケボノの育成論|URAシナリオ - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】フジキセキの育成論|URAシナリオ - Gamerch(ゲーマチ) ドラゴンクエストけしケシ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【スタオケ】カード一覧【金色のコルダスターライトオーケストラ】 - Gamerch(ゲーマチ) 【スマブラSP】ソラのコンボと評価【スマブラスペシャル】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ブレフロレゾナ】リセマラ当たりランキング【ブレイブフロンティアレゾナ】 - ブレフロR攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 仲村トオル、共演者は事前に“Wiki調べ” - 沖縄タイムス 【ENDER LILIES】攻略チャートと全体マップ【エンダーリリィズ】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】あんしん笹針師の選択肢はどれを選ぶべき? - Gamerch(ゲーマチ) 【ポケモンユナイト】アップデート情報・キャラ調整まとめ - ポケモンユナイト攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【Apex】シーズン11の新要素と最新情報まとめ【エーペックス】 - Gamerch(ゲーマチ) ロストジャッジメント攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【Among us】新マップThe Airship(エアシップ)の解説【アモングアス】 - Gamerch(ゲーマチ) ハーネスについて小児科医の立場から考える(坂本昌彦) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ゼルダ無双攻略Wiki|厄災の黙示録 - AppMedia(アップメディア) ウマ娘攻略Wiki - AppMedia(アップメディア) ゲトメア(ゲートオブナイトメア)攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【白夜極光】リセマラ当たりランキング - 白夜 極光 wiki - Gamerch(ゲーマチ) お蔵入りとなった幻の『スーパーマリオ』 オランダの博物館でプレイ可能?(リアルサウンド) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」が「ITreview Best Software in Japan 2021」のTOP50に選出 - PR TIMES 真女神転生5攻略Wiki|メガテン5 - AppMedia(アップメディア) 【B4B】近接ビルドデッキにおすすめのカード【back4blood】 - Gamerch(ゲーマチ) ポケモンスナップ攻略wiki - AppMedia(アップメディア) 富野由悠季「ブレンパワード」作り直したい!ファンを前に意欲(シネマトゥデイ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【ウマ娘】査定効率から見た取るべきスキルとおすすめキャラ【プリティーダービー】 - Gamerch(ゲーマチ) 【スマブラSP】カズヤの評価とコンボ【スマブラスペシャル】 - Gamerch(ゲーマチ) ナレッジ共有・社内wiki「NotePM」が「ITreview Grid Award 2021 Fall」で、チームコラボレーションとマニュアル作成部門において「Leader」を5期連続でW受賞! - PR TIMES メモ・ドキュメント・wiki・プロジェクト管理などオールインワンのワークスペース「Notion」が日本語ベータ版提供開始 - TechCrunch Japan 【ギアジェネ】リセマラ当たりランキング【コードギアス】 - ギアジェネ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) モンスターファーム2(MF2)攻略wiki|アプリ・Switch移植版 - AppMedia(アップメディア) 【ブラサジ】最強キャラTierランキング【ブラックサージナイト】 - Gamerch(ゲーマチ) 【パワプロ】鬼滅の刃コラボ情報まとめ - Gamerch(ゲーマチ) 【SPAJAM2021】第3回予選大会は「クイズ!WIKIにゃんず!」を開発したチーム「かよちゃんず」が最優秀賞! | gamebiz - SocialGameInfo 検索結果における「ナレッジパネル」の役割とは・・・ウィキメディア財団とDuckDuckGoの共同調査 - Media Innovation ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」が「BOXIL SaaS AWARD 2021 Autumn」にて「コラボレーション部門」を受賞! - PR TIMES 【ポケモンユナイト】カメックスの評価と立ち回り【UNITE】 - Gamerch(ゲーマチ) Wikipediaが「中国人編集者の身の安全を守るため」に一部の編集者アカウントをBANに - GIGAZINE 【ドッカンバトル】3.5億ダウンロードキャンペーン最新情報 - ドッカンバトル攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) BTS(防弾少年団)のV、8月のWikipedia閲覧数が韓国アーティストで1位!グループでは4ヶ月連続トップ - Kstyle 【イース6オンライン】リセマラ当たりランキング|召喚ガチャの開放条件は? - Gamerch(ゲーマチ) BacklogからNotePMへwiki情報を自動API連携する「Backlog to NotePM」をSaaStainerに掲載開始 - PR TIMES ライザのアトリエ2攻略Wiki - AppMedia(アップメディア) 真女神転生3リマスター攻略Wiki|メガテン3 - AppMedia(アップメディア) タスクも文書もWikiもデータベースもまとめて管理できる「Notion」とは? - ASCII.jp ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」が、見るだけ専用ユーザー『無料』の新プランを発表! - PR TIMES 【かのぱず】リセマラ当たりランキング【彼女お借りします】 - Gamerch(ゲーマチ) 【乃木フラ】リセマラの必要はある?【乃木坂的フラクタル】 - Gamerch(ゲーマチ) 【パワプロ】生放送まとめ|パワフェス2021 - パワプロ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) ルーンファクトリー5攻略wiki|ルンファク5 - AppMedia(アップメディア) シャーマンキングふんばりクロニクル攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) アーテリーギア‐機動戦姫-攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 簡単操作で自分専用Wikiを構築できるMarkdownエディタ「Obsidian」のモバイル版を使ってみた - GIGAZINE 情報マネジメントツール「Huddler」がwiki機能を刷新 - PR TIMES シェアエコ配送アプリ「DIAq(ダイヤク)」のアンカーアプリで、高層ビル・商業施設の入館方法などお役立ち情報をまとめた「DIAqwiki」を公開 - アットプレス(プレスリリース) 【ツイステ】マスターシェフの攻略~辛味のふるさと~【料理イベント】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ラグナロクオリジン】リセマラは不要?おすすめ職業は?【ラグオリ】 - Gamerch(ゲーマチ) 白夜極光攻略wiki - AppMedia(アップメディア) 【バイオミュータント】2.02アプデ|アップデート1.4情報 - バイオミュータント攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 頻繁に寄付をお願いしてくるWikipediaの運営組織はかなり潤沢な資産を持っているとの指摘 - GIGAZINE 【ヒロトラ】タイプ相性についての詳細まとめ - AppMedia(アップメディア) ニーアレプリカントリメイク攻略wiki|ver.1.22 - AppMedia(アップメディア) 【ウマ娘】ゴルシウィークはいつから?キャンペーン情報まとめ - Gamerch(ゲーマチ) シーズン66 - 【超速GP】ミニ四駆 超速グランプリ攻略まとめwiki - 電撃オンライン 乃木坂的フラクタル攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 「こんなことになるとは…」13年前のエイプリルフールについた“嘘”がネットで… ある男の告白(BuzzFeed Japan) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 整理不要の情報共有ツール(社内Wiki)「Nerve」シードラウンドで総額約3500万円の資金調達を実施 - PR TIMES Nerve - 整理不要の情報共有ツール(社内Wiki) ローンチカスタマー募集開始のお知らせ - PR TIMES Among Us攻略Wiki【アマングアス・アモングアス】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ひなこい】最強ひな写ランキング - ひなこい攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 稲作アクションRPG『天穂のサクナヒメ』における「農林水産省攻略wiki説」は本当なのか? - AUTOMATON スタスマ攻略Wiki【スタースマッシュ】 - Gamerch(ゲーマチ) 無料とは思えない多機能っぷりなWikiインフラ「Wiki.js」レビュー、自前でホスト&外部サービスと連携可能 - GIGAZINE Microsoft Teamsの基本と活用(24) TeamsのWikiを使う - マイナビニュース 『ゲーミングお嬢様』での提起が話題に “企業系wiki”に横たわる問題点とは - リアルサウンド 「エイリアンのたまご」,自動周回機能と公式wikiが登場 - 4Gamer.net 【リゼロス】Re ゼロから始める異世界生活 Lost in Memories攻略まとめwiki - 電撃オンライン パワプロ2021/2020攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) ヌーラボ、「Backlog」の絵文字入力の補完機能やWiki編集の自動マージ機能を改善 - CodeZine(コードジン) ヌーラボ、プロジェクト管理ツール「Backlog」の絵文字入力の補完機能・Wiki編集の自動マージ機能を修正改善 - PR TIMES Backlog、Wikiにファイル添付が容易にできる機能をリリース -- グローバルバーの視認性改善なども実施 - PR TIMES GK川島、パンチング失点でWiki書き換え炎上 「セネガル代表」「プロボクサー」... - J-CASTニュース ウィキメディア財団に「日本人はあまり寄付しないですね」と質問したら、熱い回答が返ってきた| - @DIME ツムツム攻略Wiki|ゲームエイト - Game8[ゲームエイト]
https://w.atwiki.jp/sigmund84/pages/6.html
更新履歴 @wikiのwikiモードでは #recent(数字) と入力することで、wikiのページ更新履歴を表示することができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_117_ja.html たとえば、#recent(20)と入力すると以下のように表示されます。 取得中です。
https://w.atwiki.jp/himenaka/pages/42.html
書ける人はここに貼り付けどうぞ。 原案:アカネ 某姫の呼びかけによって、とある広間に姫組の面々が集まっていた。 team姫組が通るところ、すべてホルモン屋になるという恐ろしい組織。 そんな姫組が集められた理由は、某鳥類に次なるある極秘作戦 を立案させるためだった。 最初に発言したのは、姫組の中でも妹喰いの二つ名を持つ巫女さん。 一同はこれにびっくりする。 まさか最初に発言するほど真面目だとは思っていなかったからだ。 「そもそも姫組ってなんですか?」 「それは秘密です。秘密をまとって美しくなるものだから秘密です」 けれど発言は、集められた理由とまったくの無関係。 あっさり某姫はビーンを食べながら流し、話を進めてしまう。 今回はくだらない事をかまっていられるほど余裕がない。 それほど重要で、難しい議題なのだ。 「今回集まってもらったのは他でもありません。地蔵さんの 喜びそうな事をして仲間に引き入れるべく、みなさんに考えてもらいます」 話し合いから一時間。 姫組の面々からすばらしい発言が幾つも出た。 これだけ地蔵の好みがわかり、名案が出れば楽勝に作戦立案できるだろう。 さすがに疲れた重鎮の(流離わないスロッターの二つ名を持つ)○○○は、 ここらへんで解散しようと進言する。 それに続くは同じく重鎮の(宵越しの金はスロの中の二つ名を持つ)○○えもん。 賛同の声は多く、会議はお開きとなった。 某鳥類は、すぐさま会議の内容から綿密な作戦を考える。 そこを馬刺し大好き万馬券の二つ名を持つ鯨のちっちゃいのが、 頭を軽くはたきながらまたなと部屋を出て行く。 ---しょせん鳥類。 それだけで会議の内容なんてわすれてしまう。 「う~ん、つまり女装趣味の主人公がガチホモで超能力者と宇宙人と 未来人の尻をロックオンして、底抜けに明るいなんでも世界を思い通りにする 雌鶴と一緒にいろんなモノマネしながら絶望しつつ、時間跳躍した先で コタツに入りながらでみんなで談笑。そんな感じに事を進めれば喜ぶのかな」 はっきりいって無理である。 鳥頭だってすぐに理解できる。 でも会議では名案ばかり出た印象があったので、たぶんこれでいいのだろう。 ただし某鳥類にはキャパを超えている。 どうしようかと悩む某鳥類の目の前にはイビキをたてながら 尻をボリボリとかきむしる自称女子校生。 こういう事は何でもありありおっぱいハンターの二つ名を持ち、 河底にすむ自称女子校生に任せるに限る。 自称女子校生が居眠りから目覚めると、後は任せたと書かれたメモ用紙と 会議内容をまとめたノートが置いてある。 ノートをざっと長めると口を軽くゆがめる。 こんな簡単な事に何をみんなは悩んでるのかと思ってしまう自称女子校生。 「ノンケだってくっちまえば染まるのに」 姫組に狙われた月天魔地蔵の明日はどっちだ。 完- 原案:河底 河底はとある街の場末で、人面犬にでくわした。 「うほっ、いい人面犬」 「ちゃうちゃう」 人面犬は否定する。 「あれ?違うの?w」 あんまり残念ではなさそうに河底は嘆息した。 「ちゃうちゃう」 最期にそういうと人面犬は歩き出す。 いつもその街角で客引きをしていた女は、その様子を見ながら ろくな客が今日はいない事にため息をつく。 「今日の客になりそうなのはちゃうちゃうの後が 自称ガチホモ女子校生だけなんてね。---おにい・・・お嬢さんこんばんどぉ?」 「うほっ、いい男」 「ちょっと、こんないい女捕まえていい男って」 「あれ?違うの?」 「---まあ元はちがくないけど」 ここは寂れた場末の一角。 何がおきても騒ぎにもならない場所だった。 はたまた騒がないのは河底だからなのか。 完- 原案:ぱちゅりー クク○にあこがれたぱちゅりーは毎日魔法陣の練習をしていた。 「いつか私も」 とかなんとか空に向かって声を張り上げつつ、酒を一杯。 「ぷはぁ~、やっぱり練習中のアルコールってすてきだわ~」 のんきにつぶやくぱちゅりーの足元では、先ほど 描き終えた魔法陣が怪しい光を放っていた。 あろえは知る由もなかったのだが、偶然にも 召喚の魔法陣が描けていたのだ。 魔法陣の上空が急速に曇りだし、どんよりとした 雲の中から何かが落ちてくる。 ひゅーーーーん どず(ぷち)ぅぅぅううぅーん 「ガンダムが消えただと!」 召喚されたゲルググの中で叫ぶシャアは、一人のいたいけな少女を ふみつぶした事をしらない。 このふざけたグル○ルの世界に迷い込んだシャアは、魔法陣の力で 元の世界へ戻ると、その力を利用してエゥーゴを作ったのは 一部では有名な話である。 完- 原案:にくえもん 『こちらスネー○、にくさん、聞こえるか?』 周りから不評なゲロを吐く音に似た着メロとともにやってきた メールは、河底さんからのものだった。 仕事中だろうと関係ない。 返信をすると飲みのお誘いが返って来た。 どうやら姫を襲撃するべくかびらに潜伏しているようだ。 する事がなかったので了承の旨を返信する。 そうと決まればあとは仕事をぶっちするだけだ。 そそくさとバッグを掴み…。 「にくえもんこれもやっといて」 「あっ、はいはい」 さびしいかな、ついつい断れず定時まで仕事をする 哀愁の漂う姿がそこにはあった。 仕事も終わりかびらに入ると、ほろ酔い加減の河底が出迎える。 鉄板の上からはホルモン焼きの良い匂い。 どうやら姫は居ないようで、襲撃が失敗したらしい。 「よくきた、姫もいなくてこのまま帰るとこだった」 「このまま帰るってありえない事いってるなあ」 「わははっ、そんなことより飲んだ飲んだ」 さっそく対面に座り、かけつけ一杯。 仕事のあとの一杯のなんと美味しいことか。 「ぷはぁうまひゃぁ」 酔ってる河底が突然手を伸ばして胸を揉んでくる。 酒を吹き出さなかっただけでもわれながらよくやった。 「もっとおっぱいを豊満にしないでどうする」 「ちょっ」 「ぐーで殴られるぐらいならおっぱい揉むだろ」 「揉むなら女の胸を揉め!」 来たときから酔ってたのだ、話が通じなくなっている。 反論したときには、笑いながらホルモンを手のひらに乗せてにぎにぎしている。 「おっぱいでにちゃにちゃしてるのはダメだ!」 もうわけがわからない。 そこに、襲撃予定だった姫がやってくる。 「うわっ、なんで河底がいるの!?」 「姫のおっぱいをおっぱいしに」 よっぱ相手にどう対応するのかと思いきや、歴戦の兵である姫は落ち着いたものだ。 指をぱちんと鳴らすと、他の店員があるモノをもってやってくる。 店員はテーブルに音を立てながら荒くモノを置き。 「あんたが自分でもってきなさいよ」 デレてる雰囲気はない。ツンツン成分しかないようだ。 そんな同僚に姫は気にする事なく、ささっと焼いて河底に口に突っ込む。 「んぐんぐ、塩ダレマジうんまい」 「そうかよかったよかった」 姫はもういちど指をぱちんと鳴らす。 再び同僚がやってくると今度は酒を置く。 「この焼酎もうんまい」 その横では、この焼酎薄いぞと叫ぶ酔っ払い客。 どうやらツンツンした姫の同僚は水と焼酎を持ってくる相手を間違えたようだ。 それでもツンツンは認めることなく戻っていく。 「かびらは気配りきいた良い店だ」 ご満悦な河底は、大好きなおっぱいの話題も忘れて飲む喰う。 それを確認すると、姫は席を一度たち戻ってくる。 手には白濁した飲み物をもっている。 「精ぴーなんて飲むなよ」 さすが酔っ払い、ネタが下品だ。 それにたいしてサッと姫は返す。 「いいえケフィアです」 そう言いながらまっこりを旨そうに飲む姫。 にくえもんは河底に揉まれた胸に手を当て、自分で揉みながら空気とかしていた。 「わ、忘れられてる?」 けれどまあいいかと思う。 酒も肉も旨いし、なんとなく庇いながら揉んでた胸も気持ち良い。 こうしてかびらに集いしツワモノどもの夜は更けていくのだった。 完-
https://w.atwiki.jp/stairs-okai/pages/156.html
「みや・・・」 「私、高等部からこの学校に入って来たでしょ。周りの子は初等部や中等部からの持ち上がりがほとんどだったから、最初は全然友達できなかったのね。もともと人見知りだし、見た目も怖そうに見えてたらしくて。」 みやは外を眺めながら、淡々と話を続けた。 「だからね、しばらくはいつも1人で行動してた。・・・千聖お嬢様に出合ったのは、5月頃だったかな。ホームルームの教室にノートを置き忘れて、お嬢様がわざわざ教室まで届けにきてくれたの。」 「そうなんだ」 私もホームルームは同じ教室だけれど、5月・・・はまだみやのことも千聖のことも知らなかった時期だ。 「でね、友達いなくてつまらないから、私いつもそのノートに落書きしたり変な小説書いたりして遊んでたの。それをお嬢様が見たらしくて。とても面白かったって笑顔で言ってくれたんだ。」 その時のことを思い出したのか、みやの顔に少しだけ微笑みが戻る。 「その時、話の流れで、私は高等部からの受験組で、委員会も部活もやってないって打ち明けたのね。そしたらお嬢様、“雅さんの漫画や文章、とても面白かったわ。新聞部や文芸部に入ってはどうかしら。また読んでみたいわ”なんて言ってくれて。 それで私、新聞部に入ったの。そしたらすぐに友達もいっぱいできて、学校生活がすごい楽しくなった。」 みやの漫画か・・・。いつだったか猫がだそだそ言ってる超シュールな4コマ漫画を見せてもらった記憶があるけれど、あそこから才能を見出すとは、やるな千聖。 「しばらくは雑用が中心だったんだけれど、最近やっと私も記事を作るグループに参加させてもらえることになったの。だから、千聖お嬢様のことを取り上げてみたいって提案したんだ。 お嬢様はすっごく有名な存在だったし、先輩達も関心があったみたいで、その案自体はすぐ通った。私に一歩踏み出す勇気をくれたのは千聖お嬢様だから、感謝の意味もこめていい記事にしたかった。でも・・・桃は、あの時舞ちゃんが激怒してた記事の内容知ってる?」 私が首を横に振ると、みやは沈痛な面持ちでその概要を教えてくれた。 「うわ、それは・・・ちょっとひどいね」 「そうだよね。私は、お嬢様にインタビューとかして、簡単なプロフィールでも載せられたらいいなって思ってたの。でもいつのまにかどんどん変な方向に発展していて・・・ 私まだ下っ端だし、先輩達の機嫌を損ねるのが怖くて、何も言えないうちに、気がついたらあんなひどい内容になってた。」 「誰かに相談しなかったの?ほら、千奈美とかいるじゃん。」 「ちぃは担当が違うし、部活掛け持ちしてて忙しそうなのに、余計な心配かけたくなかったんだ。ちぃ優しいから、私と先輩達の間を取り持とうとして、辛い思いさせちゃいそうで言い出せなくて。」 「そっか・・・」 みやはちゃらんぽらんな私なんかと違って、根はマジメで調和を重んじるタイプだ。今まで誰にも言えずに溜め込んでいたその苦しさを思うと、何だか私まで胸が苦しくなってきた。 「でも、私はやっぱりあんな記事が学園の新聞として発行されるのは我慢できなかった。お嬢様の心を傷つけて、あの笑顔を奪うようなことはしたくないもん。」 「だから、舞ちゃんに内容をリークしたの?」 「年下の子利用して、卑怯なのはわかってた。でももう、これしか思いつかなくて。何やってんだろう、私。」 私はこういう時、気の利いたことを言えない性格だ。黙ったまま鞄をあさってポケットティッシュを差し出すと、今度は受け取ってくれた。 「何て言ったらいいかわかんないけど」 「うん」 「その、記事の内容には舞ちゃんも関係あったし、事前に舞ちゃんに話したことは、間違ってないと桃は思うよ。もしあの内容のまま学園新聞が発行されてたら、そんで担当者の中にみやの名前を見つけたら、千聖は本当に立ち直れないぐらい傷ついてたかもしれないもん。 ごめんね、何かもっと励ましたいんだけど、いろいろ言うと嘘っぽくなりそう。」 可愛いぶりっ子キャラで通してるつもりの私は、意外とこういう女の子らしい気づかいが苦手だったりする。舞美とかに、桃は案外男っぽいよね!なんていわれるのはこんな部分かもしれない。 「それに、みやは罪滅ぼしのつもりで千聖の親衛隊に関わってたみたいだけど、そんなんしなくても、多分千聖はみやに興味津々だと思うよ。あの子、面白い人大好きだもん。もぉといる時にでも話しかけてみたら?きっと楽しいよ。」 「うん、・・・・ありがとうね、桃。ちょっと元気出た。」 みやは猫みたいに思いっきりウーンと体を伸ばしてから、「出よっか。」と私の肩を叩いた。 「え~、もうちょっとここいようよ。今数学なんだよーたまにはおサボりさせてよー」 「だぁめ、たまにじゃないし。ほら行くぞーサボリ魔。」 私はみやに首ねっこ掴まれたような体勢で、ずるずる引きずられるように廊下を歩いた。 「ねえ、みや。・・・新聞部、やめたりしないよね?」 「やめないよ。」 私の問いかけに、みやは即答してくれた。 「部長もキツイとこあるけど、悪い人じゃないんだよ。ただ、ちょっと悪ノリしすぎる傾向があるっていうか。 前は、もっとほのぼのしたいい記事もいっぱいあったでしょ。私はああいうのが書きたいから、理想に近づけるように頑張ってみる。お嬢様に、私の書いた記事読んでほしいもん。」 まっすぐ前を見据えるみやの顔は、何だかキリッとしていてかっこよかった。 「・・・もぉも何か始めようかな~。部活か委員会。」 「そうだよーやりなよ。桃はね、要領よすぎなんだから。もっと熱くなれよ!」 「うわっウザッ!何キャラだよ」 キャッキャとはしゃいでる私達を、そっと廊下の片隅から見つめている人がいたことを、その時の私は知る由もなかった。 戻る TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -