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まえがきという名の弁解 ゆっくりを全然いじめてない上につまらないです 後半と前半でテンションがまるで違います ゆっくりらしい台詞はほとんど出てきません 一応ドスものです それでも構わんという心の広い人だけ読んでね 見ただけで気が触れそうな満月の夜。 人も近づかない、近づけないような森の奥深くを、ゆっくりと丸い巨体が進んでいく。 そのまん丸い巨体の頭頂部にのった巨大な黒いとんがり帽子。 ドスまりさだ。 しかし彼女はどうやら普通のドスとは様子が違った。まず髪に信頼の証の飾りがなく、 いつでも楽しそうなゆっくりと違い、一言も喋らず、やや物憂げな顔で歩みを進めている。 帽子の中にいくばくかの必需品はあるが、他のゆっくりなど一匹も入っていない。 このドスは他のゆっくりから信頼されていないのか? いや、違う。どのドスよりもこのドスは信頼されていたし、このドスもそれを自覚していた。 だからこそ、権威をふりかざすような真似に必要性を見出せず、飾りをつけようとするゆっくりをやんわりと断っていた。 帽子の中に他のゆっくりを格納しないのも、他のみんなに自分に守られるだけの存在になってほしくなかったからだ。 このドスはかなりの過酷な経験をしてきた。普通のゆっくりの時も、壮絶な生を生き抜き、ドスになれた。 ドスになり、群れを作った。その頃は飾りもつけ、帽子の中にゆっくりを入れて運んだり、遊んでやり、普通の標準的なドスだった。 いつまでも群れの幸せが続くと思っていた。しかし、それは間違いで。 やはり標準的なドスの群れのように、群れはゆっくり崩壊に近づき、やがて自分だけが生き残る。 生き残り、また群れを作った。また崩壊させた。 ある時は人間に騙され、ある時は反乱勢力が台頭し、ある時は自分たちを捕食するものに襲われ、ある時は… そうした繰り返しの中、幾度も守るべきものを奪われ、それでも崩壊しそうな理性をつなぎ留め、歯を食いしばり、目から餡子を流しながらこのドスは生きてきた。 そうしてようやく気づいた、自分がゆっくりを守るだけでは駄目なのだと。 己を己が守れるようにしてやり、自分はそれを精いっぱい手助けする。それこそが崩壊を防ぎ、群れを長続きさせる最善なのだ。 強烈な一つの個ではなく、小さな個を集めて強大な一つとする。それがこのドスのたどり着いた結論。 そのための群れの掟や、制度、システムを、実験を繰り返しながら練り上げた。 その途中で、人間という存在は自分たちと切り離された。彼らとは、出来るだけ関わらない方がいい。 そして、人間も滅多に入り込まぬ森に居住区を移した。 リスクはあった。外敵の存在、人すらあまり手をつけない自然環境。 しかし、それは普通のゆっくりに限った話。このドスになら、人間を含む、大抵の外敵は相手にならなかったし。 多少の危険な場所も、乗り越えていく強靭さがあった。 そしてその場所の下見を存分に終え、普通のゆっくり視点での対処法や生活方法を編み出し。 それを根気よく教育した。教育し、そして多少の手助けはするものの、決して全面的に支援することはなかった。 巣はあくまで自分たちで個別に作らせた。ドスを中心とした一つの巣は、ドスに対する甘えを呼ぶ。 そして自分たちで開拓させることにより、自分たちはこの環境に勝てるという意識を植え付ける。 普通のゆっくりでは無理だろうと思えるようなことだけは手伝ったが、他の事は一切手伝わなかった、指示も出さなかった。 それは普通のゆっくりなら、群れのボスとしての仕事を放棄した怠慢だと思ったかもしれない。 事実そう思ったゆっくりもおり、公然とドスを批判する者もあった。 「ドスはなんでまりさたちをてつだってくれないんだぜ!?みんなでたすけあってこそのむれだぜ!」 だがドスはそんな意見には取り合わず 「不満があるなら出て行っていいよ、ここよりゆっくり出来ると思うところがあるなら」 その言葉に憤慨し、出て行ったゆっくりも少なくない。だがドスは気にしなかった、残ってくれたものがいるのだ。 しかし、中には多くのゆっくりを言葉巧みに扇動し、少しでも大きな群れにして出ていこうとするものもいた。 そういうゆっくりだけは、秘密裏にドスは殺した。 普通のドスは群れのゆっくり、いやすべてのゆっくりの命に対して強い執着と保護心を持つものである。 まれにドゲスという命をなんとも思わないものもいる。 しかしこのドスは、あまりに多くの死に触れたため、すでにこのどちらでもない精神をもっていた。 自分はこの弱きもの達の圧倒的上位にいるのだから、管理せねばならない。 それは、動物の生息地をなるべく自然の状態で保護する研究者や、植物などを植え育て、森などを作る人間のようなそれであった。 管理者。そう、自分は群れのリーダーではない、管理者だ。 群れを崩壊に導きそうな悪い芽は潰す。そこには命を奪う快感も、罪悪感も、後悔も、何もなかった。 慈悲もなく、許容もない。 次に食べられる植物や生物などの教育を終え、ある程度生活環境が整い始めたら、外敵に対する対処を教え始めた。 いや、それは教えなどではなく、訓練であった。 狩りに出向ける個体に、ゆっくりでも協力すれば倒せる外敵に対しての戦闘方法を訓練させた。 チームワークを教え、何度も仮想敵に対する訓練を行う。 そのハードすぎる訓練に、脱落するゆっくりも少なくなかった。 その中で、本当についていけなかったものは訓練をやめさせ、別の仕事につかせることにした。 そういうゆっくりは元来こういう仕事に向いていないものなのだ。なので、子守や安全な地域の植物採取などを行わせる。 中には、ダルイ、ゆっくりできないなどの理由で訓練を放棄するものもいた。 その中で本当に疲れたふりをして訓練を抜けようとするやつは、戻らせて徹底的にしごいた後に、他の狩りゆっくりに命令を下す指揮官の教育を施す。 単純にゆっくりできないから反抗しているものは、大半は軽めの体罰をつけて戻らせた。 中にはそれに対してすら徹底的に反抗するものもおり、そういうものは群れから出てもらった。 ここでの振り分けはこうだった。まず普通に訓練を続けるゆっくり、こいつらは特に問題もない普通の狩りゆっくりになるだろう。 次に騙してサボろうとするゆっくり、こいつらは多少知恵の回る奴らだということで、生き残るためなら存分に知恵をしぼりだすだろう。 次に反抗するゆっくり、体罰を受けて戻るなら、それは自分本位ながらも多少の状況は判断できるということだ、どうにもならない状況なら自分のためにがむしゃらに生き残ろうとするだろう。 そして最後まで反抗したゆっくり、そこまで嫌ならこいつらの性根はそれまでである、頭も回らず自分の嫌なことにただ拒否するだけ。こういうのは危険にあっても状況がわからず、みじめに叫んで死ぬだけだ。 そうしてゆっくりをふるい分け、最終的な訓練卒業として外敵との実戦に移ってもらう。ある数の部隊にわけ、一つずつこれを行った。 この時、ドスは後ろでその光景を眺めていた。 戦闘が始まり、ある部隊は快勝を続けた。ある部隊は窮地におちいる。その中で、自分たちで奮起し、何とか勝利をおさめる部隊もあった。ある部隊は後ろで見ているドスに助けを求めた。 だがドスはどれだけ助けを請われようと、どれだけ惨たらしく群れの仲間が目の前で殺されようと、決して手を出さなかった。 ある部隊はドスが絶対に自分を助けてくれないだろうことに途中で気づき、絶望的ながら辛くも勝利をおさめた。ある部隊は最後までドスに助けを求めながら全滅した。 実戦が終わると、ドスは部隊の成績によって役割を与えた。前線で狩りをする部隊、狩りをしながらその部隊を護衛する部隊、居住区に残り守る部隊。 それはあたかも人間の軍隊のようであった。 中には教育や訓練をドスが任せるゆっくりもいた。いつまでも自分がやるわけにはいかないのだ。 そうして狩りの教育を終え、食糧が潤沢になってきたところで、食糧制度に手をつけた。 本来ゆっくりは冬以外に食べ物をため込むことはない、取ったら取っただけ、食べられるだけ食べる。 そして普通のドスの群れはそういう事態を憂い、食糧を一か所に集め、管理し、食べない分を非常用として保管する。 だが、それが一部のゆっくりの不満や懐疑を招き、結局反発され、群れが崩壊した例も少なくない。 では、どうするか。ドスはこれに大いに悩んだ、何せ食糧管理は反発を招く恐れもあるが、食料供給の安定した維持にこれ以上の手段はない。 そこでドスは食糧管理の仕事をわけることした。 つまり、食糧を集めるゆっくり達、集められた食糧の量を管理するゆっくり達、その食料の量を聞き分配するゆっくり達。 これによって相互をある種の緊張状態にし、互いに監視させ、一部の独走を阻止しようとしたのだ。 すなわち、食糧調達部隊は、その食料を献上しなければ、食糧管理部隊にすぐさま疑われる。 次に食糧管理部隊は、その食料を正確に管理しなければ、分配部隊に疑われる。 そして分配部隊は、それを正確に分配しなければ、たちまち分配される皆から疑われる。 多少の歪みは出るかもしれないが、致命的な崩壊には繋がりにくいとして、ドスはこの方法を選んだ。 そして、管理、分配の仕事はなるべく頭の良く、公平性があって信頼されているゆっくりでなければならない。 故にこの仕事につくゆっくりを、ドスは皆の推薦による選出と投票で選ぶことにし、もし選ばれたゆっくりに不満があるならば、一定数の投票で辞めさせられることにした。 そしてさらに、一定のサイクルで浄化するために、ある期限ごとに管理分配の仕事につくゆっくりを全員一旦やめさせ、もう一度選びなおす制度も導入した。 それはゆっくりによって形成された、未熟な政治制度のようなものであった。 ドスはゆっくりと色んな制度を導入し、根気よく教え込んだ。 そしてドスの手を借りずにそれが運営されていくようになると、後は全てを任せて手を引いた。 群れの運営がスムーズになり始めてから、遠くの地からドスが直接頼み込み、ゆうかりんを連れてきて農耕制度を作った。 さらに月日が流れ、世代交代にさしかかる頃には、教育制度を狩りの教育や、管理分配の教育、農耕の教育などにわけ、色んな仕事を選べるようにした。 すでに自分の手をほぼ離れて歩いて行く群れをゆっくり眺めながら、ドスは満足していた。 ようやく、自分の理想郷を作ることが出来た、と。ゆっくりがゆっくり暮らしていける理想郷を……。 そこはまさにゆっくり郷とも呼べるものであった。 だが最後に一つだけ、ドスは群れの中で自分だけが行う仕事を持っていた。 すなわち、罪を犯したゆっくりに対する、裁きと罰の執行を……。 夜の下を行くドスが、ある巣の前で止まった。 目的地だ。 その巣の中から、悲鳴のような声と耳が腐るような嬌声が聞こえてきている。 ドスがため息をつく、が、それには何の感情もこめられていなかった。 そしてゆっくりと、気づかれないように中を覗き込んだ。 中には一匹のゆっくりまりさとゆっくりアリス、そしてゆっくりれいむの親子がいた。 だがれいむ親子の様子はおかしい、親と比較的大きいれいむは動けないように痛めつけられ。 まだ交尾に耐えられないと思われる小さなれいむは、アリスによる一方的な性的暴行を受けていた。 「いやあああああああやめじぇええええええいじゃいよおおおお!!!」 「はぁっ!はぁっ!いやぁぁぁぁんかわいいいぃぃやっぱり犯すならちっちゃいゆっくりだわぁぁぁ!!」 親や他のれいむは涙を流しながら「やめてぇ…」「こどもだけはたすけて…」などと弱々しい声で呻いている。 「ゆっへへへ、やっぱりアリスのこうびをつまみにたべるのはさいこうだぜ!!」 そしてまりさはその隙に巣にあった食料をむーしゃむーしゃと食べていた。 押し込み強盗である。 実はこの二匹、最近この郷では有名な犯罪ゆっくりであり、すでに二件の被害報告が届けられている。 どの一家も無残に惨殺され、巣を荒らされていた。 さっき言ったように、ドスはゆっくりに対する裁きを行ってはいたが、それは普通のゆっくりには手に負えないと思われるものだけであった。 このドスの郷には、警察のような役割をもつゆっくりも、裁判もちゃんと存在する。 だがそれでは立ち行かないものがある……。法の手をすり抜け、悪事を続けるゆっくりは後を絶たなかった。 そんなゆっくりを、ドスは心底憎んだ。自分の作ったこの郷を、荒らすものだけは絶対に許さなかった。 ギリギリまで事件解決を見守っていたが、一向にゆっくり郷の警察ゆっくりでは犯人が捕まりそうな様子はない。 長く生きた知恵か、この二匹が次にどこで犯行をするかを予測したドスは、自分だけで制裁を加えるために動いた。 ドスは中の様子を確認した後、そこに向かって「出て来い」とだけ、ただ一言だけ言った。 それだけで十分だった。 色の変わらない体表が本当に青くなるんじゃないかというような顔をして出てきた二匹は、 ドスにすがりつき、必死に言い訳を始め、媚びへつらった。 「ゆるしてほしいんだぜ!まりさたちのいえにはたべものがたりなかったんだぜ!」 「そうなのよ!ついでにすっきりできるゆっくりもたりなかったわ!」 「ゆっ!これはきっとかんりふやぶんぱいふのやつらがわるいんだぜ!」 「そうよ!そうよ!それにどすといえどもむれのゆっくりをころしたりはしないわよね?」 「そうだぜまりさたちはなかまのはずだぜ!ゆるすべきなんだぜ!」 それは聴くに堪えない理屈だったが、ドスはしゃべり終えるまでじっと押し黙ったままであった。 そして何の反応も返さないドスに二人が不思議がっていると、ドスがようやく口を開いた。 「死ね」 そのまま開いた口から溢れる光が、二匹の見た最後の光景だった。 その二匹だけを焼き尽くすために威力を調節したドスパークの照射が終わると、ドスは巣の中に話しかけた。 「大丈夫、れいむ?動ける?」 「ゆぅ…なんとかうごけるよ…」 弱々しいながらも返事が返ってきて、しばらくしてから親れいむの三匹の子供がよろよろと這い出てきた。 「今から病院の方に行って、治療を受けるといいよ。まだ開けとくように言っておいたし、警察もそこに待機させてあるから、事情を説明して」 ドスがそう言うと、口の中に弱った子供を入れているのか、親れいむ達はうなずいてずりずりと這って行った。 れいむ達が行ってから、ドスは大きくため息をついた。 あきれしか出てこない。悪事を犯して、悪びれもせず許しを乞うあの二人。 驚くことにあれが普通のゆっくりなのだ。 わかっている、この郷のゆっくりは、もはや普通ではない。 人間のまねごとのようなものだが、決まり事を順守して生活を営むなど、昔では考えられなかった。 いや、今でも普通のゆっくりには考えられないだろう……。 何で自分たちはこうなんだ。なぜゆっくりは……。 知らず、月を眺める。 最近月を眺めていると、なんだか体の底から力が湧いてくるのだ。 これを活力にして、明日からも頑張ろう。 そう思っていた矢先である。 「はぁい」 それは、何もない空間を割いて、ぬるりと現れた。 妖しく光る髪と、鮮やかな紫の衣装艶めかしく。 「こんばんわ」 絡みつくような声を発し、出てきた裂け目に腰かけていた。 ドスは一瞬で敵だと判断した、それも自分でしか対応できないような。 「あんた誰だ?」 警戒しか含まない問いに、女は目をにこやかに細めると、 「やだ怖い」 口も吊り上げ、 「怖いから」 細めた目を開いて、 「私も怖くなっちゃおうかしら」 その場の何もかもが一変する。 肌を刺した空気で、一瞬で支配された場の雰囲気で、勝てない相手だとわかった。 ドスはため息をついた。このような相手がいつか来ることは、前々から何となくわかっていた。 自分が作った郷は、異常だ。考えの回るこのドスの目は、他の視点から自分達を見ることもできた。 こんなものは、人間からしたら恐怖でしかない。 わかっていた、でもやらずにはおれなかった。なぜ人間に許されることが、ゆっくりには許されないのか。 だから、それでも。 「ここを……潰しにきた?」 ほぼ諦観と、疑問を少しだけ含ませて問う。 人間の上位の存在、人を守るもの、調停者。この郷に対する自分のようなものが人間にも存在すること、それは容易に想像できる。 それが目の前のこの女なのだろう。 女は少しだけ意外そうな顔をすると、すぐに首を横にふった。 「まさか」 そして片手に持った扇子で口を隠し、 「でも、予想以上。そんな考えもできるのね」 そこから出る感情を見せないように呟いた。 「なら何を?」 今度は疑問だけで問うと、 「話をしに」 そう言って、今度は優しく微笑んだ。少し、安心できる笑顔だった。 女は隙間から地面に降り立つと、ドスと向かい合うように座り込む。 「そうね、じゃあまず最初、あなたはゆっくりって何だと思う?」 ようやく話し合いの場が整って、女は最初にそう問うた。 「……」 ドスは難しいと感じた。自分の存在は何だと問われているのだ、何と答えるか……。 「まぁ、難しいわよね。逆の立場なら私も言葉を濁す……一般的な定義を私が言いますわ」 女は返答を待たずつらつらと、 「そうね、饅頭の体を持ち、人語を操り、畑や民家を荒らす頭の悪い汚い野生生物……これが一般的なゆっくり」 挑発するようなその物言いだが、ドスは何も言い返さなかった。 「あら、怒らないのね」 「大方その通りではあるよ」 そう、と女は呟き、 「でも、それは悪いことではないわ。むしろ野生生物の本懐。これより傲慢で、危険で、自分本位な生き物はたくさんいるわ。人間だってそう」 そして、 「普通のゆっくりなら、先の発言には醜く憤慨すべき。それがゆっくりの在り方」 ドスは驚いて女を見つめた。この女は人間に嫌われるゆっくりの性質を何と言った? 「そう在るべきと言いました。多少の程度はあれど、ゆっくりがゆっくりらしく生きること、それこそがゆっくりの在るべき理由」 謳うように続ける、 「憎まれることも、慈しまれることも、虐められることも、世話されることも、全てがこの世界におけるゆっくりの在り方」 理解できない、いや、理解したくない。この女が真顔で今述べていること、それは。 「じゃあ、いつもどこかで繰り返されている、ゆっくりの悲劇……その全てが」 「そう、ゆっくりの生きる理由」 そのためにゆっくりは生きている。 「人間の……ために……」 女はふう、と息をつくと、 「ゆっくりの理由……ここまではいいかしら?」 衝撃から、ドスはまだ立ち直れなかった。 自分たちは言うなれば、人間のおもちゃとして生まれてきたのだ。それが自分たちの本来の在り方なのだと。 「あなた達はおよそ自然環境のどの役割も担っていないのですもの、そうとしか言えないわ……まぁ、これ以上ゆっくりについて議論する気はございません」 女はまだ話を続ける、 「そして次、次はあなた。あなたは果たして……」 あなたは、ゆっくり? 「!?」 問われた。自分はゆっくりか?当然だ、でなければ自分はなんなんだ。 「当たり前だ!」 声が荒れる。 「……あなた、自分を何て呼ぶ?」 女は少し息をついて、 「私……」 「その呼び方はいつから?なぜ?」 「いつからかは覚えていない。何故かは……この方が、らしいと思った」 「普通のゆっくりは、絶対に自分をそんな呼び方はしない」 心にザクリと矢が撃たれた、 「普通のゆっくりは、そんな言葉づかいもしない」 二発目。 「あなた、ゆっくり出来てる?」 「出来てるよ。毎日、郷の管理で、みんなの生活を見守るのが私のゆっくりだ」 「それはゆっくりじゃないわね」 「違う!それが……!」 「他人のための行為はゆっくりではない、ゆっくりの価値観に照らし合わせるならね」 三発目。 「御希望なら、この他にも理由を計上してあげましょうか?子供でも指摘できるものがまだまだあるわ」 荒々しく首を振った。三発。たった三発で、ドスの脳は理解した。 「……私を否定して、何が楽しいの?」 問いは、悲しみと怒り。 「……そうねぇ。あなたはゆっくりの在り方を外れている、ここまではいい?じゃあ次は、人間とゆっくり以外のもう一つの種族の話」 答えず、女は話を進める。 「妖怪の話」 「あなたは妖怪を知ってる?」 「……とても強い生き物。ゆっくりよりも、人間よりも」 投げやり気味にドスは答えた。 「正解。じゃあ、妖怪の種類。そこまではあなたも知らないわよね」 「……?」 女は師が生徒に教えを説くように話し始めた。 「まず、私は妖怪。わかるわね?」 「へぇ……」 ここに来て初めて女の正体が明かされたが、別段驚かなかった。 「私は同族もない、どうやって生まれたかも秘密のワンオフ妖怪よ。こういうのはそれほど数もいないの、さびしいわ」 女は泣き真似の仕草をしたが、ドスは冷やかな視線でそれを見ていた。 「いやん、ツッコミが欲しかったのに……まぁ、気を取り直して次」 女は小芝居をやめると話を再開する。 「次はメジャーな種族に属する妖怪。鬼、天狗、河童、吸血鬼……こういうのは結構な同族がいて、蛮行が広く知られているからカテゴライズされている」 「名前だけは何となく聞いたことあるよ。湖の館……妖怪の山……」 「大正解。ゆっくりにまで知れ渡っているなんて、中々……いや、あなただけでしょうねきっと」 「?」 「なんでもないわ、続けましょ」 女はコホンと小さな咳をすると、 「次は妖獣、これは強大な力を持った獣が、それ故にその生き物の枠を離れて妖怪になってしまったもの」 「動物が?」 「私の式達もこれね、竹林の兎達もそう。これが幻想郷には中々多い……自然が残ったままだからかしら」 ここで女は教鞭を振るう笑顔から、真顔に戻った。 「そう、人間を超える力を持って、その生物の寿命を超えた長い時間を生き、ついにはその定義から弾かれる……」 ドスも気づいた。いや、それはかつて、ドスだったもの。 「まるであなたのことね」 「違う……」 否定する声は、聞き取りがたいくらいにか細い。 「あなたはもう普通の人間より遥かに強いわね」 「違う……」 「あなたは今で何年生きた?普通のゆっくりの寿命は平均五年、巨大種なら十年ってとこかしら」 女は辺りを見回し、 「この郷、ここまでするのに少なくとも十年以上はいるわよね」 「違う……」 「定義から外れる、これはさっき散々説明したから言うまでもないわね」 「違う!!」 違う、違う。私は、私は…… 「あなたは、妖怪よ」 「正確にはゆっくりと妖怪の境界線……その上に今のあなたはいるわ」 その言葉に、うつむいていたドスは少しだけ期待をこめて見上げた。 「でも、その境界がゆっくりに傾くことは決してない」 絶望を、女は吐く。 「これからあなたは、ゆっくりと妖怪になっていく……いや、今でも弱い妖怪程度ならいい勝負をするでしょうね」 「……」 妖怪は応えなかった。もう何も応える気もなかった。 「ゆっくりが、この幻想郷に誕生してもう何年経ったのかしら……そろそろだとは思っていたけれど、私が見つけたのはあなたが初めてよ」 女は、満月の空を見上げ、 「永琳に改造されたわけでもなく、自然に生まれ、自然に生きてきたあなた。ここまでの生、私は敬意を表します」 そして、再びその妖怪へ視線を向けると、 「そして、幻想郷はあなたを受け入れます」 「……そう」 妖怪も女を見つめ、ただそれだけを呟いた。 女が軽く扇子を振ると、空間の隙間は再び開いた。ゆったりと浮き上がりその中に下半身を入れる。 「では、ごきげんよう。これからあなたがどんな選択をして、どう生きるのか。少しだけ楽しみにしてますわ」 上半身だけを出してそう言った後、女は隙間に消え、何事もなかったかのように閉じて元に戻った。 後には月を見つめる妖怪だけが残された。 それから、ゆっくりの郷からドスは姿を消した。 ゆっくり達は思った、ドスがついにすべてを自分たちに任せてくれたのだ、と。 ドスが、自分たちで何かが成せるようになると、必ず身を引いたのをゆっくり達は世代が代わっても覚えていた。 その郷の歴史に、偉大なるドスの名が刻まれ。 後にはゆっくりと続いていくだろう、理想郷だけが残された。 あとがきという名の言い訳 今回はゆっくりいじめ作品としては駄作極まりないと思われる本作を読んでいただきありがとうございます。 ゆっくりいじめに憧れていました。色んな作品を読み、深く感銘を受けました。 自分もこんな作品を書いてみたい、彼の憎き饅頭を虐め抜きたい、そう強く願い、ようやく実行に移った次第ではありますが 出来上がったのはこんなものでした。皆さんのような、加虐心に油をドンドコ注ぐゆっくり語や、醜い物言い、くさった饅頭心。 何もかも自分の実力では描けない、難しいものでした。才能のなさが恥ずかしいです。修行の足りなさを実感しました。 まあ自虐はこれまでにして、本編の補足です。 今回のゆっくりの生活制度はまったく人間のそれのパクリです、そして世界はこんなに簡単ではありません。多分。 本当はドスに反発して「ゆ゙っぐり゙でぎな゙い゙い゙い゙い゙!!」と叫ぶゆっくりの描写をふんだんに取り入れてみたかったのですが、どうにも力不足でした。 後半の会話にいたっては雰囲気がまったく前半と違ってしまい申し訳ないです。これではただの東方SSです。本当に(ry それにしても、ドスはこれほどまでにならなくても、人間を殺せる時点で十分妖怪だと僕は思いました。 最後に、こんな作品とやたら長い言い訳を最後まで読んでくれた方にもう一度お礼を。また修行して今度は上手く書けるように目指したいです。それでは。 このSSに感想を付ける
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「ふたば系ゆっくりいじめ 1209 ゆっくり種5/コメントログ」 応援してるよ!ゆっくりがんばってね! -- 2010-05-16 10 36 34
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「ふたば系ゆっくりいじめ 495 蹴る/コメントログ」 なんか途中から嫌な話だったな -- 2010-06-05 03 56 35 野良が不幸になる話しはスッカとするね! (希少種は除く) -- 2010-08-12 01 52 58 野良希少種虐待なんて全然見たこと無い -- 2010-09-15 01 40 33 希少種は愛での対象であり、幸せな生活をおくらせるべき -- 2010-10-02 10 26 26 交番にバックを届けるお兄さんは良い人なんだね、わかるよー あのどでぶまりさ、よくいままで生きてこれたなww -- 2010-10-12 22 23 11 す、スッキリー! これめっちゃおもしれえ!! それにしてもこのお兄さん抜群の命中力だなw 両目を正確に潰したり、空き缶で貫いたり、もうペレ級だなw サッカーよく知らんけどw -- 2010-11-17 08 18 30 公園での蹴りは一石二鳥ならぬ(一れみたくさんゆ殺)だなwww -- 2011-02-28 09 49 40 しゅっきりしたゆ! -- 2011-05-30 05 24 42 最高だな? -- 2011-08-04 15 57 50 わかるよ〜 -- 2011-08-24 18 18 56 公園の花壇にいたじいさんは何者? 面白かった~、お兄さんはサッカーをやればいいんじゃ? -- 2011-10-07 20 38 15 「思い立ったが吉日」よりも「善は急げ」のほうがいいと思う -- 2012-01-09 00 29 18 蹴った石にヒビが入ったり缶で中枢を打ち抜いたり、キック力ありすぎだろ。 あと誤字多いな。 -- 2012-06-01 21 58 26 ↓×1 羅漢銭のキックバージョンwww -- 2018-01-05 02 33 28
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「ふたば系ゆっくりいじめ 605 家族の絆/コメントログ」 うまいなあ・・・ -- 2010-06-10 00 53 37 不幸な境遇のゆっくりって極端にいいかゲスだよね。 まあ、ゲスは死んですっきり!! -- 2010-07-27 14 13 52 上手いなぁ。ゲス制裁はすっきりするね。 子まりさ、げすにならずに強く生きろよー! -- 2010-10-19 14 10 10 予告が面白すぎて本編が霞むwww -- 2010-11-03 12 24 32 子まりさ「水草さんをごちそうするよ」 殺す気だwwwwwww -- 2011-07-24 08 57 33 多分5年後ぐらいに奇跡的に再会し水草ご馳走され、意外に水草が美味しいことに気づく少年であった -- 2012-07-10 11 50 28 川だよな? ゆっくりが漕げる程度の波なら弟君入れるだろ? 人間が入れないくらいの川ならゆっくりが自由に漕げる訳がない。 絵本を描くように文章を書かないと、矛盾が発生するよ。 -- 2018-01-11 11 21 05
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「ふたば系ゆっくりいじめ 762 秋の実り/コメントログ」 なんだ、この可愛い生き物(お姉さん)は?w -- 2010-07-08 23 11 55 ちょ、お姉さん俺っ娘なの!?しかもすごいエロスw -- 2010-08-23 00 46 59 やさしいお姉さんだね -- 2010-09-23 02 59 51 良い事するって気持ち良いねw ゆん生最後のあまあまを楽しんで逝ってね! -- 2010-11-01 14 39 53 枝に登っても柿取れないだろw -- 2010-11-21 23 35 11 ホロですね わかります -- 2011-02-19 08 08 13 実に良い挿絵だ -- 2011-07-23 22 35 29 痴女だぁぁぁぁ!! -- 2011-09-01 00 04 35 姉御可愛いw -- 2011-10-15 22 27 08 姉さんの顔がきめぇ丸みたい。 だが内側着てないからそこには触れん。 -- 2013-01-04 20 33 36 ホロですね、わかります -- 2013-08-29 21 48 13 ぶざまってかいてあるゆっくりしてないゆっくりにきづいてあげてね!!あと、あまあまもってきてね!!!すぐでいいよ!! -- 2024-05-09 15 59 57
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※今までに書いたもの 神をも恐れぬ 冬虫夏草 神徳はゆっくりのために 真社会性ゆっくり ※今現在進行中のもの ゆっくりをのぞむということ1〜 ※注意事項 ゆっくりの形じゃ最初のひと跳ねもできないだろとか突っ込み禁止。 お日様昇って天高く、ぽかぽか大地を照らしてる。 風はびゅうびゅうまだまだ寒く、北から元気に吹いて来る。 睦月一月、春まだ遠い。とある冬の小春日和。 ここ数日続いていた陽気に誘われて、うっかりおうちの外に出かけてしまったれいむ一家は困っていた。 「ゆううぅぅ……」 「「「「「みゅぅぅぅ……」」」」」 人里近い川べりに、しょんぼり屯する一家、母れいむと六匹の赤れいむの総勢七匹。 水面に困り顔の影を落としても、事態が改善するわけもなし。 「水さん、ゆっくりしていってね!」 「みじゅしゃん、ゅっきゅりちていっちぇにぇ!」 もちろん川の流れに呼びかけたところで、急流がゆっくりしてくれるはずもなし。 さらさらと音を立てて流れる小川に恨みがましい目を向けて、「はぁ」と溜息と共に愚痴を吐くのが関の山だ。 「これじゃかえれないよ……」 「みゃみゃ、ひゃやくおうちにきゃえりちゃいよ……」 そう、れいむ一家のおうちはこの小川の向こうにある。 川幅おおよそ十尋にして、深さはおおよそ一尺ほどもあるだろうか。 この小川、一昨日れいむたちが渡った時には幅も深さも半分ほどでしかなかった。ゆっくりでも這って渡れる浅瀬もあった。 それが急に大きくなったのは、れいむたちを外に誘い出した小春日和に原因がある。 大本を辿れば妖怪の山にたどり着くこの小川に、この数日の陽気で生まれた雪解け水が一気に流れ込んだのだ。 妖怪の山から霧の湖へ、霧の湖からこの小川へ。 本格的な春が訪れた訳ではないから、流出した水の量もまだ微々たるもの。 だが、その微々たる量が、今はこうしてれいむたちの帰宅を断固として拒んでいた。 「ゆぅ……どうしよう。こまちのわたしぶねはここからだととおいし……」 この小川を遡っていけば、上流にゆっくりこまちが営む渡し舟の里がある。 だが、そこまで行こうと思えば、ゆっくりの足では丸一日。赤ちゃん連れでは二日を見ないと難しい。 今の一時的な増水が収まるまで待つのとどちらが早いか、れいむの餡子脳では判断しにくいところだった。 というよりも、餡子脳では考えても無駄なことであった、というべきか。 「あ。ゆっくりだ」 「ほんとだ。親子だ」 「ゆ?」 親子揃って無益な思索にどれほどの時間を費やしたことだろう。 状況の変化は、結局れいむが起こすのではなく外部からやってきた。 「ゆゆっ。ゆっくりしていってね!」 「ゆぅ〜、にんげんしゃんだ!」 「ゆっくちー!」 「ゆきゅちちちぇいっちぇにぇ!」 くるり、とれいむ一家が振り向いた先には数人の人間の少年がいた。 口々に挨拶するゆっくり一家に、人間に対する不審はない。 もともと魔法の森の奥に住むこの一家のこと、人間に出会うことも稀なために先入観というものがないのだ。 「にんげんさんは、ゆっくりできるひと?」 だから、とりあえず親れいむは聞いてみた。 相手のことをれいむは何も知らないのだから、本人に聞いてみるのが一番だ。 人間さんはとてもゆっくりできると、れいむの餡子脳の中に伝わる一族の記憶が伝えている。 きっと快く答えてくれるだろうと、根拠なく想った。 「ん? 俺たちはゆっくりしてるぞ」 「ゆっ。よかった、ゆっくりしようね!」 「「「「「ゆっきゅちちようね!」」」」」 返ってきたのは期待通りの返事で、れいむたちは今の状況も忘れてすっかり嬉しくなり、ぴょこんぽこんとその場で飛び跳ねた。 一方の人間の少年たちといえば、もちろんその場で飛び跳ねるような事もなく、ふいっと視線を水かさの増した川へと遊ばせる。 「……川を、渡りたいんだ?」 「ゆっ! そうだよ、れいむたちのおうちはこのかわさんのむこうにあるんだよ!」 ぴょこん、少年の問いかけにもう一度れいむはその場で飛び跳ねた。 人間さんと会えた喜びでゆっくり忘れてしまっていたが、今はそれが一番大事なことのはずなのだ。 川の流れは激しくて、れいむ家族は愛するれいむ(同種のつがいらしい)が待つおうちに帰れない。 「ふぅん……」 「でも……ねぇ、れいむ?」 そう窮地を必死に訴えるれいむにも、少年たちの視線は相変わらず川のどこかに向けられていた。 人間さんがどこを見ているのか、れいむは不思議に思って高い場所にあるお顔がどこを見ているのか必死に追いかける――と、 少し上流の川の中ほどをゆっくり進むそれを発見して納得がいった。 「まりさたちは川を渡ってるよ?」 れいむが見つけたそれ、人間さんが指摘したそれは、別の群れのまりさの家族が川を向こう岸に帰っていく光景だ。 親まりさ一匹に、赤まりさ六匹の計七匹。 川岸で侘しく佇むれいむ一家と同じ数。でも彼女たちはおうちに帰ることが出来て、れいむたちには同じことはできない。 「ゆぅ……まりさはおぼうしでかわをわたれるんだよ。れいむにはできないんだよ……」 「ゅー。まりしゃのおぼうち……いいにゃぁ……」 「うらやまちいにぇ……」 だって、それが生まれついてさだめられたゆっくりの種としての特徴だから。 まりさは帽子を舟代わりにして水辺を過ごすことができて、れいむは川を渡ることが出来なきない。 親一匹と赤ゆっくり六匹、羨ましそうにまりさたちの後姿を見送ることしか出来ないのだ。 れいむたちだって、おうちにかえりたいのに。 おうちにかえって、もう一匹の親れいむと何日かぶりにすりすりしたいのに。 ちょっとしたお散歩と餌集めのつもりが、陽気に誘われて随分遠出してしまった。 さぞかし、お留守番の家族は心配しているに違いない。早く、顔を見せてゆっくり安心させてあげないと。 思えば、最初から留守番れいむは遠出に反対していたのだ。 ここまで連れて来た六匹の赤ちゃんたちは、れいむとれいむの初めての子供だった。 秋口にれいむ達はつがいになって、冬篭りに入る直前に初めてのすっきりでこの子達を作った。 たっぷり食料を蓄えた巣穴で、安全に大きくなるまで育てる為に。 春の目覚めを十分に成長した子ゆっくりとして迎え、危険の少ない状態で外界での生活をスタートさせるために。 ああ、だから赤ちゃんたちを連れてくるべきではなかった。 今はちょっとゆっくりできそうだからって、お外の世界を見せてあげようなんて思うんじゃなかった。 れいむの反対を聞いておくべきだったのだ。何がおきるかわからないよ、ってれいむはちゃんと注意してくれていたのに。 川の流れに逆らって、ゆっくり遠ざかるまりさの姿を見送りながら、お出かけれいむの焦りは募る。 かなわない願いだけれど。 今は、ほんとうに、早く、帰りたい。 「ふぅん……じゃ、渡れるようにしてやろうか」 ――その、見送ることしか出来ないはずのものを、人間さんがこともなさげに聞いてきた。 びっくりして、れいむ一家はお互いに顔を見合わせた。 与えられた衝撃と、それによって生じた困惑と、そこに芽生えた期待の大きさは、みんな同じだった。 この川を渡るなんて、れいむたちにはとてもじゃないけれどできないこと。 だけどれいむたちより大きくて、とてもゆっくりしているはずの人間さんの言うことなのだ。 人間さんが口にすることならば、それはとってもゆっくりできることのはず。疑うことなんて何もない。 そして、お出かけれいむだけではなく、赤ゆっくりの心も一つ。 おうちに早く帰りたい。 れいむ一家は「ゆっ」と一つ頷きあって、それから一斉に人間さんへと顔を向けた。 「ゅんっ、ほんちょ?」 「にんげんしゃんはゆっくちできるね!」 「ゆっ、ありがとうにんげんさん! れいむ、とってもうれしいよ!」 そして顔の次に向けるのは、感謝感激雨あられ。 なんて人間さんは凄いんだろう。 れいむたちに出来ないことを簡単にやってのけるのだ。 「んじゃ、と……おい」 れいむたちが提案を受けれたことに、少年たちも満足そうにお互い笑いあった。 ただし、全員ではない。幾人かは、どこか不満そうな顔で仲間たちの行動を少し離れたところから見守っていた。 何か言いたげなその連中を一瞥して黙らせ、れいむを助けてやると請け負った少年たちはさっそくれいむ親子の周りに集まる。 ひょい、と男の子の一人がれいむを顔の両側から抱え込むようにして手を差し込んでくる。 少しびっくりしたけれど、れいむはそれに逆らわない。きっと、これからゆっくりできることをしてくれるはずだ。 次の瞬間、地面が、すぐ側にいた赤ちゃんが、目の前にどこまでも広がるように見えた川面さえも一気に遠ざかり、 視界が大きく広く拡大する。 その絶景、まるで鳥さんになったよう。 「ゆ? ゆーん、おそらをとんでるみたい♪」 「おしょらをとんじぇるみちゃい!」 気が付けば、赤ちゃんたちもいつの間にか少年たちの手にそれぞれつかまれている。 今まで目にした事がないような光景に出会っているのは、赤ちゃんたちも同じこと。 きゃっきゃと賑やかに声を交わすその様子は、とってもゆっくりできているようだった。 でも、『人間さん』の中には『ゆっくりできていない人間さん』もいたようだった。 「おい、やめなよ。いじめはよくないってけーね先生もいってただろ?」 「ゆぅ、いじめはゆっくりできないよ?」 少年たちの一人――仲間たちから先ほど距離を置いた少数派の少年たちの一人が、少し震える様子で上げた制止の声を聞いて、 れいむは思わず自分を抱える少年の顔を見上げて言った。 不満を洩らした人間さんは、れいむのかわいい赤ちゃんを持っていない。れいむたちより人間さんの方が数が多かったらしい。 「ゆー?」 「ゆゆっ?」 れいむのかわいい赤ちゃんたちも、きょとんとした顔を自分を手にした人間さんの顔へと向けていた。 それは、不満顔の人間さんが怒るのも当然だとれいむは思う。 こんなにもかわいらしい赤ちゃんを、手の上に載せて挙げられないというのはあまりにも不公平というものだろう。 独り占めなんていじめっこのすることだ。ゆっくりの世界では一番しちゃいけないことのひとつなのに。 「バーカ、いじめじゃないよ。儀式だ儀式」 「こないだ先生に習ったろ? 蜀の国の諸葛孔明は荒れた川を治めるのに人間の顔に似たお菓子を川の中に投げ込んだって」 「それが饅頭のはじまりだってね。だから、これが饅頭の正しい使い方だろ?」 「そうだけど、そうじゃないだろ。先生にバレたら怒られるぞ」 「ゆ……ゆゆー?」 人間さんたちのお話の内容は、れいむには難しくてわからない。 なんでケンカしているのかも、いまいちはっきりとはわかっていなかった。 わからないけれど、人間さんたちが普通にれいむたちを運んで川を渡してくれるわけではないことだけはわかった。 それはそうだろう。川はいつもより深くて急だ。 れいむたちに渡れないんだから、きっと人間さんにも危ないんじゃないだろうか。 だから、れいむたちにも渡れるように、逆に川さんにゆっくりしてもらうんだろう。 「ゆゆっ? ゆっくりりかいしたよ! かわさんにゆっくりしてもらうほうほうがあるんだね!」 「ゆー! ゆっくちできにゃいかわさんが、ゆっくちできりゅかわしゃんになるんだね!」 「ゆう、にんげんしゃんはすぎょいんだにぇ!」 赤ちゃんたちがいうように、人間さんは、やっぱりすごい。 川さんにゆっくりしてもらえる手段なんて、れいむどころかドスもぱちゅりーも知らないはずだ。 れいむは人間さんの会話を素直に受け取り、とても素直に感動する。 「実はそうなんだよ、れいむ。だから一緒にがんばろうな」 「あのなぁ……」 「ゆゆっ。よくわからないけど、れいむがんばるね!」 人間さんの一人がえっへんと胸を反らせて答え、別の一人が、「はぁ」と疲れたような吐息を吐いた。 ため息をついた一人はぶすっとした仏頂面で胸張る一人をにらみつけ、 「俺たち知らないからな」 「バラさなきゃ、先生だってわかんねえよ。っつーか先生に気づかれたらお前ら殴るからな」 逆に凄まれて「わ、わかったよ」と怯む。 やっぱり、れいむのあかちゃんを持ちたいのに、独り占めされてるから怒ってるんだ。 れいむはそう理解して、頭上の少年にわが子を宥めるような優しい声を掛ける。 「ゆぅ。にんげんさん、けんかはよくないよ?」 「よしよし、待たせたな。じゃあ行くぞれいむ」 少年は、れいむのいさめには答えない。変わりに笑って川のほうを見るようれいむに促した。 いよいよ、この川を渡れるようにしてくれるらしい。 れいむは先ほどの人間同士のやりとりなど忘れ、満面の笑みがパァっとれいむの顔に咲く。 「ゆーん。これからかわさんにゆっくりしてもらうおねがいをするんだね! ゆっくりがんばってねにんげんさん!」 「お前も頑張るって今言ってたじゃん……」 それは、期待通りの話題変更ではあったけど。 れいむの能天気な受け答えを聞いた少年と、彼の仲間たちの顔にいつしか強い嘲りと愉悦の色が浮かんでいた。 だが、近づく帰宅への期待に胸膨らませるれいむ一家は、頭上はるかな人間達の表情の変化に気が付かない。 気付けといっても、顔を直接見あげることの出来ない位置に固定されたれいむたちには無理な話ではあったが。 「……ゆゅっ」 れいむ一家が微妙な空気の変化に、なにも気が付くことのないままに。 一人の少年が赤れいむを掴んだ右腕をすっと身体の後ろに引いた。 唐突な動きに赤れいむはほんの少し驚いたようだったが、怯えの色は微塵もない。 人間さんはゆっくりできる存在で、ことにこの人間さんたちはれいむたちを助けてくれる特別ゆっくりな存在なのだ。 なんで恐がる必要があるというのだろう。 「おねえちゃん、りぇいみゅおしょらをふわふわすぃーってとんじぇりゅよー」 「きゃっきゃっ♪」 「ゆっくりできてるねおちびちゃん!」 「うまくやれよー、弥平次」 「任せとけって」 赤ゆっくりたちの歓声、それを見守る親れいむのゆっくりした声、はやし立てる周囲の少年たち、 そんな彼らに向けて空いた側の手でガッツポーズを作って応える少年。 何が起きようとしているかわかっている者と、何もわかってはいない者。 今だけは、お互いの感情は一致している。 「できればまりさにぶつけたいな」 「あ、それ面白そう。ぶつけたヤツが一等賞だ」 「ゆゆーん、もうすぐおうちにかえれるね!」 「おうちにきゃえったらおきゃーしゃんとゆっきゅちちようにぇ!」 即ち、これから起きること、その先に待つことへの期待と喜悦。 「んじゃ、第一球――」 「ゆっゆぅ、たきゃいたきゃい〜♪」 一瞬先には、その明暗はくっきり分かれてしまうのだが。 「――投げましたぁっ!」 「ゅ……ゅぅぅぅぅぅぅぅっっ!!?」 一瞬の静止から、サイドスローで少年がれいむを掴んだ腕を振りぬいた。 突然身体に掛かった強烈な加速感に、掴まれた赤れいむの歓喜の声が驚愕の叫びに変じたその瞬間、 すっかりゆっくりしていたれいむ一家の目には、わが子が、姉が、妹が、マジックのように消えうせたように見えた。 だから、川面の方から聞こえてくる同属の声を、すぐには誰のものか認知しない。 「ぁぁぁぁっ、いぢゃいっ! あびゃいっ!? えべべ……えびょっ」 ぱしっ! たしっ! じゅぶっ……じゃぼん。 ぎゅるぎゅるっ、と横回転を加えられた赤れいむは、確かに二回水の上を跳ね、三回目で勢いを失い、 それからつんのめるようにな軌跡を描いて、その次の着水であっさり流れの中に飲み込まれていった。 それは、いわゆる石切り遊びと呼ばれる遊びと同じものだった。 というよりも、石切り遊びそのものだ。使うのが、平たい小石ではなく、れいむ――ゆっくりであるということが違うだけで。 横投げで、投擲するものに強い回転を掛け、浅い角度で水面で跳ねさせてどこまで遠く、何回跳躍するかを競う。 投擲物は飛び去るうちに空気の抵抗を受けて回転数を減じ、着水時の抵抗力を失って最後には水中に没することになる。 たった今、赤れいむがあっという間に水没したように。 「……おちび、ちゃん……?」 「おねーしゃん……いにゃいいにゃいしゅりゅの?」 「いみょうと……れいみゅのいみょうと、きゃくれんびょしてりゅの……?」 ゆっくりたちが、ゆっくりと異変に気づいたころには、すでに川へ向かって投げられた赤れいむの姿はどこにもなかった。 音を立てて流れる清流の中に、一瞬餡子の黒が浮かんだが――それも一瞬のこと。 強い流れの中に溶けて消えうせ、投じられた生き饅頭の残滓は綺麗に何も残らない。 だから、れいむたちにはわからない。 なぜ、人間さんが先ほどまで手にしていたはずの家族がいないのか気が付かない。 順番にその身を襲うだろう、命の危機に気が付かない。 もっとも、それに気が付いたところで、文字通り生死を握られた状況ではなんら益するところはなかっただろうが。 「んあー、おしいっ!」 「どこがおしいのさ? まりさ、気付いてもないよ」 「次はせめて、まりさに水音が聞こえるぐらいに近づけろよな」 混乱するれいむたちの頭上で、少年たちが賑やかに言葉を交わしている。 だがきょときょとと家族の姿を探す一家に、その声は聞こえていても内容を理解することはできなかった。 理解できぬままに、次の危機は無情にもやってくる。 「っせえなあ。じゃあ助左、お前やってみろよ」 「任せろよ」 周囲のブーイングにすっかり拗ねた顔をする弥平次と呼ばれた少年に、助左と呼ばれた少年は不敵な笑いを浮かべて応じ、 彼と同じく赤れいむを掴んだ腕をすっと身体の横へと引いていた。 「……ゆ? おにーしゃん、あしょんでくりぇりゅの?」 「おう、遊ぶぞ。れいむで遊んでやる」 視線が急に水平に動いたことに驚いたらしく、掌中の赤れいむがずれた問いを発する。 そのずれた問いに返す少年の返答も、また少しばかり言葉をずらしたものだった。もちろん、こちらは意図的にずらしているのだが。 「ゆゆ……? りぇいみゅであしょぶにょ?」 姿の見えぬ姉妹を探すうちに心に浮かんだ一抹の不安が、幼い赤れいむにその問いを思い至らせたのだろうか。 微妙な言い回しに気が付いて鸚鵡返しに聞き返す声は、ほんの少し不安に揺れていた。 横目で親の方を見れば、やはり心の中に広がりつつある形容しがたい不安に瞳の光を揺らがせる、親れいむの視線と目が合った。 あるいは、腕を引いた少年のしぐさが先の赤れいむの消失のサインだったと思い至ったのかもしれない。 その未だ人間の善性を信じつつ、それでも禁じえないだろう不安の様子が、芽生え始めた人間への恐怖が、 少年に心地よい快楽を与えることを赤れいむはついにその死までしることはなかった。 「そうだ。おねえちゃんのあとに、つづけぇっ!」 「ゆあっ、ゆぅぁぁぁぁぁっ!?」 少年の威勢のいい掛け声と、赤れいむの恐怖と驚愕が相半ばした悲鳴が川原に響く。 今度ははっきりと、親れいむたちは家族が消滅するプロセスを順序だてて目にすることが出来た。 「れっ、れいむのおちびちゃああああんっ!!!」 「……ゅぁ?」 「おっ、おねえちゃあああぁぁぁん!!」 家族の絶叫がとどろく中、六尋ほど先の川面から小さな水音がじゃぽんと聞こえた。 今度のれいむは短い跳躍を五回繰り返し、異常を感知して漕ぐ速度を上げたまりさ一家にほんの少し近づいて、死んだ。 最初の赤れいむと同じく、この世に生きた証を何も残すことはなく、親に最後の言葉を遺すことすらなく、跡形なく溶け崩れて死んだ。 「なっ……れいぶのおぢびぢゃんだぢがっ……。にんげんざん、ごればどういうごどおおぉぉっ!!」 れいむは信じたくなかった。 これが現実だと信じたくはなかった。 娘がいきなり川の中に投げ込まれ、あっけなく死を迎えたことが現実の世界に起きたことだとは信じたくはなかった。 先ほどと変わらない笑顔をれいむに向けて見下ろしている人間さんが、こんな非道を唐突に行う存在だと信じたくはなかった。 「儀式するって言ったじゃん」 その祈るようなれいむの願いを、少年たちは笑顔のままあっさりと折り砕いた。 「饅頭を川に投げ込むって言ったろ。聞いてなかったのか、お前?」 「おまえら饅頭なんだからさぁ。その時点で気づけよ」 馬鹿だなぁ、と笑う少年たちの口元には、れいむにもわかるほどくっきりと嘲りが浮かび上がっていた。 それを見てれいむは、生まれてはじめて憎しみというものを知った。 生まれてはじめて絶望というものを知った。 生まれてはじめて悪意というものが存在することを知った。 それらは全て、ゆっくりできるはずの人間という存在から与えられた。 つい先ほどまで、共にゆっくりしていたはずの、人間さんから。 「でいぶのあがぢゃんはまんじゅうじゃないいぃぃっ!」 「饅頭だよ、キモチ悪いしゃべる饅頭。ほら、その証拠に」 「……っ!!」 「ぃぎゃあああぁぁぁぁっ!!?」 「ほぉら、餡子入りの饅頭だ」 一瞬の躊躇もなくれいむの右頬を毟り取った少年は、身を襲う激痛に泣き喚くれいむの鼻先にそれを突きつけてけたけたと笑う。 やがて苦痛に身を捩るばかりで突きつけられた事実に反応を見せないれいむに飽いたのか、千切ったその部分を川の中に投げ捨てる。 「おきゃーしゃーん!?」 お楽しみは、まだまだあるのだ。 このゲスしかいない屑饅頭の分際でクソ生意気にも、親を案じるようなミニ饅頭を筆頭にして。 「おきゃーしゃーん、じゃねぇよ。ほらさっさと飛べ」 「ぉきゃーしゃんをいじめりゅ……にゃぁああぁぁぁ、おねーちゃんがぁぁぁぁぁっ!!?」 「ゅぁぁっ、れいみゅしにちゃくにゃ……ゃぁぁぁぁぁっ!!!」 頬を大きく千切り捨てられて、身を絶えず苛む激痛にほとんど麻痺していた親れいむの精神がようやく我を取り戻したのは、 愛するわが子の怒りや悲しみに満ちた絶叫が次から次へと飛ぶように遠ざかるという恐るべき事態に直面してからだった。 「ぉあ、あああああっ! おぢびじゃあああああああん!!」 我に返ったところで、もう遅い。 我に返ったところで、何も出来はしない。 親れいむにできることは、命に代えても惜しくはない愛するわが子達が、 次から次へと決して対岸に届くことない死への跳躍に駆り立てられる姿を見送ることだけ。 いや、そもそも描かれる軌跡は対岸へと向けられてすらいない。 すべて、川の中ほどまで進んだ他所の群れのまりさの家族へと向けて投げられているのだから。 「沈め、沈め!」 「あーっ、当たらねぇーっ!?」 「丸すぎてちゃんと飛ばないんだよ。やっぱ何に使ってもだめだな、ゆっくりって」 少年たちが楽しげに笑い、天を仰いで嘆くたび、 「ゅびゃぁぁぁぁぁっ、ゆびぇっ、ぃゃだっ、たじゅけぶびゃ!?」 「ゅぎゃっ! ゅぐぅっ、おぎゃーじゃばばっ!!」 「やだやだれいみゅおちょらとびちゃくにゃ……ぶぎゃぅ……」 赤れいむの声が遠く、彼方へ遠ざかっていく。 二度と親れいむの肌が触れ合えない彼方へと。 投じられた赤れいむの誰一匹、対岸にたどり着くことはなかった。 親れいむと一緒にお散歩に出かけた誰一匹、二度とおうちに帰り着くことはなかった。 六匹全てが、親れいむの目の前で川のせせらぎの中に没して溶けて崩れて死んだ。 親れいむは叫び続けた。全てが終わるまでずっと叫んでいた。 よほど強く投げられたのだろう、最後の一匹は最初の着水の衝撃に耐え切れずに弾けて死んだ。絶鳴すらなかった。 吹き飛んだ餡子が川の中に沈み、リボンが流れに乗って視界から消え去る頃には両の目から流れ出る涙も、 悲鳴を上げるべき喉も枯れ果て、乾き切っていた。 「あ゛……ゅあ゛あ゛……」 頬に痛々しく開いた傷口の痛みすら、もう欠片も感じない。 後に残ったものは、れいむの中を満たすものは、全てを失った絶望だけ。 少年の腕に抱かれて、れいむは生きながらにして死んでいた。 「もぉ、やだぁ……おうち……かえれない……」 あるいは、自分が殺される順番を待ちわびていたのかもしれない。 もう、おうちで待つ伴侶のれいむに会わせる顔などあろうはずもなかった。 生気のないうつろな眼差しを対岸にあるおうちの方角へ向け、在りし日の幸せな生活を、去りし日の安らぎに満ちた家族を想った。 それを壊したのは他の誰でもない、自分だ。 自分が子供たちに早く外の世界を見せてあげたいなどと思わなければ、 きちんと理由立てて反対してくれた伴侶れいむの言葉に耳を傾けていれば、 外の世界に出たとしても、調子に乗ってこんな遠くまで遊び歩かなければ。 「れいむが……れいむがばかだから……みんな、みんな……」 幾つものif全てで、れいむは死に繋がる選択ばかりを選んできた。 今考えれば、れいむにも如何に愚かな試みだったかが嫌というほどによくわかる。 だって、こんな最悪の結果を迎えてしまったんだから。 だから、れいむにはもうゆっくりできない人間たちをうらむ心はなかった。 ここで彼らに会わなかったとしても、きっとどこかで自分たちは死んでいただろう。だって、れいむはとびきりのばかだったから。 生きていることが罪になるほどの、誰もゆっくりさせてあげられない、自分の子供さえゆっくりさせられないゆっくりだから。 今からこのゆっくりできない人間さんたちから与えられるだろう死は、れいむにとって当然の罰なのだと思えた。 「れいむ……ばかでごめんね。れいむをおいてっちゃうことになるけど……せめて、おちびちゃんはあっちでりっぱにそだてるよ……」 だから、れいむはこっちでゆっくりしてね。 心のそこからそう願い、れいむはゆっくりと目を閉じる。 次にくるのはお空を飛ぶ感覚か、れいむの身体を何かが破壊する激痛か。どちらでもよかった。 全てを受け入れる心は出来ていた。与えられるものが死であるなら、どんな苦痛を伴うものでも構わない。 「おーい、何言ってんだよ」 「ゆぅ……?」 与えられるものが、死であるなら。 「お前はおうちに帰るんだよ」 「……ゆ゛!?」 誰が、生など望むものか……! 「お前をおうちに帰すために、ガキども川に投げ込んでやったんじゃないか。お前が帰んなきゃどうすんだよ」 だというのに。少年の笑顔が、れいむの心を痛烈に一打ちして蘇生させた。 ま、水が収まるまでゆっくりしろよ。少年はにやにやと嫌な笑いを浮かべてそう告げた。 れいむの願いと対極をなす、あまりにも残酷な言葉をそんな笑顔で淀みなく告げた。 「……あっ、あがぢゃんみんなじんじゃっで、ごろされぢゃっでがえれるわげないでじょおぉぉ!?」 だがそれに驚き、叫ぶれいむは本質を理解していない。 自分を抱えたままの少年が、いったいれいむに何を望んでいるのかを。 当然、ことの本質を理解しようともしていないれいむの抗議になど、少年はまるで取り合わない。 そうやって、れいむの身体ではない、心を苦しめ、痛めつけることが目的なのに、この饅頭はまるでわかっていないのだから。 楽しげに笑う少年の意図を、れいむはまったく理解しない。 理解しないままに、少年が望むままに苦しみ、悶え、のた打ち回る。 「ごろじでっ! あがぢゃんだぢどおなじみだいに、ごろじで! すぐごろじで! れいぶをごろじでっ!!」 「あっそう。じゃあ好きにしろよ。とりあえず傷は直しておいてやるから」 「ゆびゅっ!?」 なおも殺してくれと喚きたてるれいむに、少年は肩から提げた布地の鞄から竹筒の水筒を取り出した。 そこから頭に振りかけらた液体が目に染みて、思わずれいむは悲鳴と共に目を閉じる。 一瞬、ゆっくりが死ぬことのできる毒か何かと期待したが、もちろんそんなものではなかった。 それどころか、引き裂かれた頬の傷口があっという間に痛みを失っていくのがわかる。 恐る恐る、髪を伝って口元に一筋の流れを形作ったその粘度の高い液体を舐めてみる――とても、甘い。 傷つき、死をひたすら望むほどに疲弊した心すら、油断すると癒してしまいかねないほどにその液体は甘かった。 それが水あめというあまあまなたべものであるとまでは、まったく野生で育ってきたれいむは知らない。 「じゃーな」 別れを告げるその言葉に我を取り戻した時には、頬の痛みはまったくなくなっていた。 頭に注がれる液体も、いつのころからか途絶えている。慌てて目を開けたれいむの 先のれいむの懇願など気にも留めず、いっそ丁寧なぐらいゆっくりと、安定した岩の上にれいむを置いて手を振っていた。 岩場から飛び降り、れいむがその背中を追う頃にはすでに少年たちの姿はずいぶん先にある。 「まっ、まって! おいでがないでっ!」 「礼はいらないぞー」 「あと一日も待ってりゃ水は引くと想うぞ。よかったな、赤ちゃん死なせた代わりに家に帰れるぞ」 まあ、多分ちびが死ぬのと水が引くのは関係ないけどな。 そう言って、少年たちはどっと愉快そうに笑いあっていた。 「でいぶをごろじで! ごろじでよぉ!」 「やーだよ。死にたきゃ勝手に死ねば?」 れいむが泣けば泣くほど、叫べば叫ぶほど、少年たちは楽しそうに肩を震わせて笑った。 顔がキモい、声がキモい。ガキ殺したぐらいで必死なのがキモい。 理由を挙げ、せせら笑い、だが川原を離れる歩みは止めずに、れいむからどんどんその姿が離れていく。 「おでがいじばず! でいぶをごろじでぐだざいっ! れいぶを、でいぶをあがぢゃんのどごろにいがぜでぐだざい! おねがいじばず、おでがいじばぶっ!!」 れいむは泣き喚きながら、追いかけた。 精一杯、尖った石が親れいむの底面を抉り、切り裂く痛みなど気にもならなかった。 致命傷には至らない痛みなどどうでもよかった。 ひたすらに、自分の命を少年達が摘み取ってくれることを希った。 彼らがれいむ自身の命よりもはるかに重い、赤ちゃんたちの命を遊びのために全て流し去ってしまったように。 だが子供達は無情にも、れいむの願いなど一顧だにせず嘲り笑いながら走り去っていく。 どんなに跳ねても、どんなに飛んでも、その背中にれいむが追いつくことは決してなくて。 「どぼじで! どぼじでごろじでぐれないのおぉぉぉ!!」 ただ、痛々しい親れいむの絶叫だけが、誰もいなくなった川原に轟いた後。 しばらくして、大きな水音がひとつ新たにバシャンと響き、川原は元の静けさを取り戻した。
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過去に書いたSS ゆっくりいじめ系2003 ありすを暴行して殺しただけの話 ゆっくりいじめ系2196 レイパーありすの群れの敗北 ゆっくりいじめ系2197 レイパーありす因果応報? ゆっくりいじめ系2653 かわいいおちびちゃん、死す れいむとありす 作:ついありすを優遇してしまう人 ====================================================================================================================== 押入れの整理をしていると、懐かしいものをみつけた。 古いラジカセ。だいぶ前に使わなくなったものだ。 このラジカセは、本体にマイクが内蔵してある。ラジカセの前で何か言えば、すぐにテープに録音できる。 子供の頃は、テープに録った自分の声を聞いただけで楽しかった。 …そうだ、これいいオモチャになるんじゃないかな? と、思い立つとラジカセを持って立ち上がる。 ―――――――――――――――――――――――――――――――― 「ゆゆっ? にぇえ、おにいしゃん、もうしゃべっちぇいいにょ? …ゆ、ゆふん、ゆふん! ゆゆーん! あ、ありしゅでしゅ! すこしまえから、みゃみゃと、おにいしゃんのおうちでくりゃすことに にゃりまちた! これかりゃ、おにいしゃんのおうちで たくしゃん ゆっくりちたいとおもいましゅ! … お、おわりだよ! ちゅぎは、みゃみゃのばんだよ!」 「ゆゆ! ありすのママのありすよ! ありすのおちびちゃんは、とってもかわいいわ! おにいさんも、おちびちゃんのかわいさに めろめろなの! このおうちは、まえにいた おうちとちがって、とってもひろくて とかいてきだわ! おにいさんのくれる おかしや ごはんも、すごくおいしいの! ありすも、おちびちゃんも、おにいさんがだいすきよ! おにいさん、これからずっと、ありすたちと、ゆっくりしましょうね!!」 「というわけで、ありすちゃんたちは、毎日一日に一回、このラジカセで「日記」をつけることになりました。 これなら文字が書けないゆっくりでも、一日の記録を残すことができます。それじゃあ今日はこれで終わり。 ゆっくりお休みなさい、ありす」 「ゆっひゅ~ん☆ きょうにぇ、おにいしゃんが、ありしゅと みゃみゃのおうちを つくってくれちゃよ! あのにぇ~、おにいしゃんのおうちは、とってもひろいの。 でもにぇ、しょれだと、ありしゅと みゃみゃには、おおきすぎて、つかいにくいの! だからにぇ~、おにいしゃんが、”だんぼーる”を”ほーむせんたー”でかってきて、ちいさいおうちをちゅくってくれたんだよ! とても とかいちぇきでにぇ~、ありしゅの えほんをいれておくところも あるんだよ! これからおうちに かえりゅの! おにいしゃんとは またあしたあしょぶよ! じゃあにぇ、おにいしゃん、しゃようなら~! ゆゅ~~~♪」 「おちびちゃん、そんなに いそいだら、つまづいて ころんじゃうわよ!『ゅっ!?』 あらあら! ほら、いわんこっちゃないわ! 『びぇえ~ん!みゃみゃ~! いちゃいよ~~~!!!』 ゆゆぅ…、きょうの にっきはここまでよ! おちびちゃん、いまぺ~ろ~ぺろ してあげるからね!!」 「ゆゆん… きょうは、にぇ… みゃみゃと、おにいしゃんと、おえかきと、おにごっこと、おうたをうたっちぇ、あしょんだ… ょ… …ゆ… ゆぴぃぃ、ゆぴぃぃぃ… むにゃ…」 「あらあら、おちびちゃん、あそびつかれてねちゃってるわ… ねがおもとてもかわいいわね…。ねぇ、おにいさん? …ありすたちを ゆっくりさせてくれて ありがとう… おにいさんも、おちびちゃんのかわいい ねがおをみて ゆっくりしてね…」 「ゆびぇえええええええ… ゆぐっ、ゆぐぅぅ… ありしゅの… ありしゅのだいじなおうちが、こわれちゃったよぉぉ… ゅひぐっ… …あのにぇ、きょうはにぇ、おにいしゃんの おふとんのなかで、みゃみゃといっしょにねてたの… それでにぇ、ゅぐっ、それで、ありしゅがおきてにぇ、えほんをもってこようとしたら… おうちが、おうちが… ゆぅぅぅぅぅ… お、おにいしゃんは、どろぼうさんが、ありしゅたちのおうちを こわしたかも しれないって いってたよ… でも、ありしゅと みゃみゃに けががなくて よかったって いってくれたよ… ゆゅ… おうちが なくにゃっちゃったから、きょうは、”くっしょん”でねむねむしゅるにょ… … おやしゅみなしゃい、おにいしゃん…」 「…おうちがこわれたのはざんねんだけど、おちびちゃんがぶじでよかったわ! もし きのう、あのおうちでねてたら、おうちごと、ありすとおちびちゃんも… か、かんがえるだけでも おそろしいわ! ゆぐ… た、たとえ もういちど どろぼうさんが きたとしても、ぜったいに おちびちゃんは ありすがまもるわ!!」 「それにしても、一体誰がこんなことを…? 泥棒の仕業かと思ったが、物を盗まれた形跡は無いのに…」 「しょろ~り、しょろ~り、ゆゆ~? みゃみゃ、いにゃいよにぇ? おにいしゃん、もう”すいっち”はいってりゅ? …ゆっ! ありしゅにぇ、おにいしゃんに てつだってもらって、みゃみゃの えをかいてるんだよ! あとにぇ、おうたをうたって、おにいしゃんに ”ろくおん”してもらったの! でもにぇ、みゃみゃには ないしょにしてるにょよ! しょれで、あしたにぇ、みゃみゃに ”ぷりぇぜんと” しゅりゅの!! みゃみゃ、じぇったい びっくりしゅるよ! ゆゆ? おにいしゃん、にゃんでわらってるにょ? …ゆ~! みゃみゃには、ぜったいないしょだからにぇ! ばらしたりゃ、おにいしゃんでも ただじゃおきゃにゃいよ! ぷくぅぅ~! …ゆあ! みゃみゃがきちゃよ! ゆ、ゅんゆ~ん♪ きょうみょ たにょしかっちゃよ! またあしたにぇ! …みゃみゃ、ありしゅは おしゃきに ねむねむしゅるよ! おやしゅみなしゃい!」 「おちびちゃん、さいきん、なんだかとてもうれしそうね… なにか、いいことがあったのかしら? おうちがこわされて おちこんでいたけど、またげんきがでて なによりだわ! …え?なに?おにいさん。 あした、いいことがあるかもしれない…? ゆゆ…! そうね!なんだかありすも いいことが おきそうなきがしてきたわ! あしたが とってもたのしみよ! おやすみなさい、おにいさん!」 「お、おい、大変だ、ちび!」 「…ゅゆ? にゃ~に、おにいしゃん? ありしゅは まだ ねむねむだ … よ ……? ゅゅ… にゃんか べたべたしゅりゅよ? …あみゃ… あみゃ…? ゆ…? ゆゆゆ… !?」 「ゆ、ゆ… ゆ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!! ゆびっ、ゆびぇ゛え゜え゜え゜え゜え゜え゛え゛え゛え゛え゛ん!!! ゆ゜あ゛あ゛あ゛ああああああああああああああああああああああああん! み゛ゃ゛み゛ゃ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あああああああああああああああ!!!! どおじでええええええええええええええええええええええ!! み゛ゃ゛み゛ゃ゛あああああああああああああああああ!!!!み゛ゃ゛み゛ゃ゛あああああああああああああああああああ!! み゛ ゃ゛ み゛ ゃ゛ あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!!」 「ゆぎっ、ゅぐっ、 ひぐぅぅぅ… き、きょうの、あしゃ… だいしゅきな、 あ、ありしゅのだいしゅきな みゃみゃが、みゃみゃが… み゛ ゃ゛ み゜ ゃ゜ が しんぢゃったよお゛お゛お゛お゛お!!!! ゆ゛… ゆ゛… ゆ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あああああああああああああああああああああああん!!!!!! あ゛あ゛あ゛あ゛ああああああああああああああああああああ… 」 「どうやら、子ありすは、状況を説明できる状態にないようだ… 無理も無い…ちびの母の死体は、とても酷いものだから… 俺が起きて、ありす達の仮の寝床に行ってみると、すでに母ありすは死体になっていて… 子ありすは、母親の血肉である、カスタードに包まれて眠っていたのだ… 母親が誰に殺されたのかは分からない。子ありすもずっと眠っていて気づかなかったようだ… 今、目の前にはまだ母ありすの死体をそのまま残してある。 まだ死体が腐っていない今のうちに、できるだけ死体の状況を記録しておこうと思う。 このラジカセで… 母ありすの死体は、”バラバラ死体”と表現するのが一番ふさわしい。 ありす種のトレードマークのカチューシャは砕かれ、片方の目玉は潰されてグシャグシャ、体は、元が球状だと分からないくらい 多くの破片にされ、寝床にしていたクッションは、カスタードまみれだ… おい、ちび、見ろ… ママの綺麗な髪が、頭の皮ごと引きちぎられてる… 『ゆびゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ!!! み゛ゃみゃあああああああああああ!!! …あ゛あ゛あ゛ぁ゛』 …おっと、気絶してしまったようだ… あとは特に変わったことはないので、これで終わりにしよう。 でも、子ありすの精神状態が心配だ。まだ小さいのに、母親を失って寂しいだろう…。 …そうだ、ああすれば、いつでも 母親といっしょにいられるだろう…」 「…ゆゆ… … みゃみゃ… ありしゅ、しゃびしぃょお… … みゃみゃぁぁ… … きょうにょにっきは、これでおわりだよ…」 「…なあ、ちび。あたらしいおうちができたぞ。少し元気だせよ。 天国にいるママも、ちびの元気がなさそうな顔を見たら、悲しいと思うぞ。 ほら、入れ。」 「ゆゆ…? あたりゃしい、おうち…」 「いいから、さっさと入ってみるんだ。きっと、びっくりするぞ!」 「ゆ? ゅゅ… ゆ!? ゆっぴゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」 「ちびのママは、ちびの心の中に、いつでも生きている… そう思ってもらえるように、 ママの死体を ゆっくり用の保存液に浸して、お家の中に飾って見たんだ。 今日からここで、ゆっくり休んでね!!」 「あ゛ぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ああああああ!!! み゛ゃ゛み゛ゃ゛があ゛あ゛あ゛あああああ!!!」 「ママの目ん玉に、頭髪の一部、あとは歯とかカチューシャの破片とか、な。」 「ゅ゛あ゛ああああああああああ!! だしちぇ! だしちぇえええええええええええ!!!」 「ほら、ちびとお兄さんで描いてた絵も いっしょに飾ってあるんだよ」 「ゅ゛み゛ゃ゛あ゛ああああああああああああ!!! きょわいょおおおおおおお!!!!」 「…そうそう、あの後、テープを巻き戻して調べて見たら、ママが殺される時の悲鳴が なぜか録音してあったんだ。犯人は、快楽で ゆっくりを殺す変態のようだな…。 でも、これがママの最後の声だから、大切にしような!今から、聞かせてあげるよ」 『ゆぎゃあああああああああああ!!! だずげでええええええ!!!! だずげでぐだざぃぃぃぃぃぃ!!! おぢびぢゃんだげはああああああ!! あぎゃあああああああああ!!!!!』 「みゃ… みゃみゃがぁぁぁぁぁぁあ!!!!?? みゃみゃのきょえがあああああああああああああああ!!!!! ゆ!?ゅ゛あ゛あ゛あああああ!!!み゛ゃ゛み゛ゃ゛の おめめがぁああああああああああああ!! ありしゅをみちぇるぅぅぅぅぅぅぅぅうぅ!!!!! あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あああああああああ!!!!!!」 「うんうん。これなら、ちびも さびしくないだろう。外から鍵をかけたから、ゆっくりお休み。ああ我ながらいい仕事をしたなぁ。 それじゃ、また明日」 「…ゆ… ゆうう… あ、あの、おにいしゃん!! ありしゅ、きょうも あにょおうちで ねむねむしゅる… の?」 「ん? 何言ってるんだ、当たり前だろ! ママといっしょに寝れるんだから!さあ、もうそろそろお家に帰るぞ、ちび。」 「い…いやぢゃあああああああ!! おうちに かえりちゃくにゃぃぃぃぃぃいいいいい!!! ゆびぇぇぇえええええええええええええ!!!!!!」 『ドン!』 「ゆびぃっ!?」 「うるせーんだよ、このクソチビ! 黙れ!! …ったくよぉ… てめぇが寂しそうだから、こっちも気を使って作ってやったんだろうが! それが、今度は”おうちにかえりたくない”だぁ!? ふざけてんじゃねぇぞ!!! それにてめぇの泣き声うるせぇんだよ!!!」 「ゆびぇええ!! ゆ、ゅぐ、だっちぇ、だっちぇぇぇぇ! あ、ありしゅは、いきちぇるみゃみゃと あいちゃぃんだよおおおおお!!! おうちのなかに、あるのは… ぁぁぁ… ゆ、ゆげぇぇぇ!!」 「だからお前のママは死んだんだよ!もう絶対に会えない… ん? …うーんそうだなぁ。ちびがもう一度ママに会える”かも”しれない方法、一つだけあるぞ お兄さんの魔法を 使えばな!」 「ゆゆぅ!? みゃほう!?」 「 …ありしゅの だいしゅきだった みゃみゃは、しんでしまいました。 でも、おにいしゃんが、ありしゅを みゃみゃとあわせて くりぇます! にゃんと、おにいしゃんは みゃほうを ちゅかえるのでしゅ! でも、しょのかわり、もう おにいしゃんとは あえなくなるんだしょうです。 だから、こりぇが さいごの にっきです。 おにいしゃん、みじきゃい あいだだったけど、ありぎゃとうございました!」 「準備はいいか、ありす。それじゃ、目をつぶって」 「ゆゆ…♪ ゆぴゃあああああああああああああああああああああ!!!!??? いぢゃ…!! ぴぃ゛ぃ゛い゛いいいいいいいいいいいゃ゛あ゛あ゛あ゛ああああああ!!!!! おにいじゃゃぁぁぁぁぁ!!! にゃにぢゅあ゛あ゛あ゛あ゛ああああああああああああ!!!!!」 「今、何をしているかご説明しましょう。」 「あ゛ぴぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」 「ちびありすの体を、少~しずつ、指で押しつぶしているのです。弾力がタマラナイ!!」 「やべじぇぇえぇぇぇぇぇええ!!! びゅあ゛あ゛あ゛あ゛あああああ!!!」 「ちび、お前も”死ねば”天国でママに会える”かも”しれない。これがお兄さん流の魔法さ! でもこの魔法は、とっても痛いんだ!ちびの望みを叶える為なんだから、それぐらい我慢してね!」 「や べじゅ!? ばべ…? ゆぎゅ! ぎゅぎゅぎゅ…」 「今ので、可愛かった ありすちゃんの お口は潰れてしまいました。 もう、普通におしゃべりすることも、お歌を歌うこともできなくなってしまいました…」 「べゅぎゅ! ぎゅああああああああああああ!!!」 「次は、おめめです。ありすちゃんの眼の中に指を突っ込んで、眼球をつぶしました。 指を舐めてみると… う~ん、やや控えめな甘さ。いいですね~。 さあ、残りを少しずつ潰していこうね! ちびありすちゃん!」 「 びゅ… べ じぇ … びゃ びゃ… びぎぎぎぎぎっぎぎぎいいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃいぃ!!!!!!!!」 「… ぃっ … ゅ … ぃぃぃ… …ぃ …っ … ぁ… 」 「体が半分以上 ぺちゃんこに なってまいました! ここまでくると、ちびありすちゃんの命は、風前の灯火です…」 「… ぁ … ゅ゛… …」 「…死んだか… せめて天国で一緒になれればいいなぁ、 ありす親子…」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ありす親子の亡骸は、墓を作る代わりに、保存液漬けにして家の中に安置してある。 死体と一緒に、子ありすの描いた母ありすの絵、歌を録音したテープとラジカセも近くに。 再生ボタンを押せば、今はペラペラの皮になって、保存液漬けになった子ありすが、 母親にプレゼントしようとした テープが再生される。 「みゃみゃ! ゆっくち ありしゅのおうたをきいてぇね! ゆっ ゆ…」 ブツン! はっきり言って、子ありすの下手糞な歌なんて、聞く価値は全く無いので、編集でカットしてある。 「ゆゆ~♪ …おうたは、おわりだよ! みゃみゃ、いみゃみゃで ひとりで ありしゅを しょだててくれて ありぎゃとうございます! … あのにぇ、ありしゅ、おもうんだけど、ありしゅたち、むかしは ふしあわぇだったでしょ? でもにぇ、ふしあわしぇは ずっと つづかないとおもうの! ふしあわしぇのあとには しあわしぇが くりゅんだよ! むかしは、おねえしゃんや いみょうとが しんじゃったり、たべもにょが なくて しゅごくかなしいことばっかりだったよ! だかりゃ、これかりゃは、ず~っと、しあわしぇなことばっかりだよ! みゃみゃ、いっぱい、いっぱい、ゆっくちしようにぇ!! しんじゃった おねえしゃんや いみょうとの ぶんまで ゆっくち しようにぇ!! みゃみゃが ゆっくちすると、ありしゅも ゆっくち できるよ!! ありしゅの おうたが ききたく なったりゃ、この”てーぷ”を ”さいせい”ちてにぇ!! もちろん、おにいしゃんも きいていいんだよ! ありしゅ、みゃみゃも おにいしゃんも だいしゅきだよ!!」 あー、それにしても、母ありすを殺したのは、いったい誰だったんだろう? なんと言っても、殺してるときの悲鳴を録音するくらいだから、よっぽどのド変態なんだろうな… フヒヒ… このSSに感想をつける
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ゆーピー3分クッキング 8KB パロディ 理不尽 赤子・子供 都会 現代 独自設定 小ネタです。短いよ。 『ゆーピー3分クッキング』 こんにちわー。 今日はシンプルな調理法でゆっくりの旨みをいかしたお汁粉を作ります。 まずゆっくりですが、今日は食用ゆっくり10匹を使うんですよ。 『はい。ゆっくり10匹ですね。水やお砂糖、お塩は必要ないんでしょうか?』 はい、要りません。 普通ゆっくりを使ったお汁粉の作り方といえばどういったものを思い浮かべるでしょうか? 『うーん、甘みを出すために時間を掛けて殴り殺して取り出した餡子を沸騰したお湯に溶いて砂糖などで甘みを調整しますよね』 今回は普通とはやや違い、ゆっくりのみを使用したお汁粉クッキングをご紹介します。 さて、では先程お見せした食材を持ってきます。 「ゆきぃ!ここせまいよ!」 「ゆっくちちちぇっちぇね!」 「ゆっくちしゅりゅね!」 「ぷきゅーーーー!」 「ばああしゃっしゃとおうちにかえちてね!」 「ゆっくちねるよ!」 「あまあまはやくもってきてにぇ!」 「ゆんゆんゆーゆゆー♪」 「ゆっくちー!」 『うるさいなあ』 ではまず下ごしらえですね。 ピーラーを使って不要な髪の毛やお飾りを皮ごと剥いていくんですね。 では、見ていてください。 「ゆゆっ?おちょらをとんで・・・ゆっきゃあああーーー!?」 「「「ゆんゆーーー!!?」」」 「いちゃあああ!いちゃあああい!やめちぇーーー!!やめっ!ちゃべっ!きょわあああ!!!」 途中ゆっくりが騒ぎますがいつもの事です。 気にしないでどんどん剥き続けましょう 「ひぎゃあ!やべでえ!やべでえええ!!れいみゅのりぼんざんがなぎゅなる!がみざんとらないでにぇえええ!!?」 『なるほど。お汁粉に余計な髪やお飾りを削ぎ下ろしていきんですね』 はい、そうです。 この時、剥き過ぎて中身がこぼれない様に気をつけて剥いていきます。 「…かはっ!くはっ!はあーーーーっ!ひゅーっ!えぐっ!ひぐっ!れ、れいみゅの・・・れいみゅの・・・」 「ゆーーー!おかざりもかみのけもないゆっくちできないくずがいりゅよ!」 「はげまんじゅうはゆっくちちんでね!」 「ちねえ!ちねー!」 「せいしゃいしゅるよ!」 この時、剥き終ったゆっくりを元の場所に戻すと他のゆっくりに殺されるので、処理した食材は他のボウルに移し置くのが注意点です。 どんどん剥いていきましょう 『はい。で、そうしましたらこちらに既に処理してあるゆっくり達の入ったボウルが用意しています』 <あらかじめ用意していた処理済のゆっくり10匹の入ったボウルが渡され、最初にいたゆっくり達の入った容器をすかさずスタッフが回収。即座にゴミ箱へ投げ捨てる> 次に、剥き終ったゆっくりに鉄の串を刺しましょう。 「ゆげはっ!?あがっ!くがっ!いじゃじゃっ!!」 「ゆぴいいいい!!!」 「きょわいいい!!!」 「ゆっくちできにゃいいいい!!!」 そして、ゆっくりの全身をまんべんなく火で炙っていきましょう。 「ゆっ!?ぎぬうううううううっ!!!!?あがっ!あづづづづっ!!くがあっ!はがぎっ!だずげで!!!」 この時のポイントは炙り過ぎない事です。 表面がパリっとなる程度で結構ですのでくるくると回転させながら炙りましょう。 『炙りすぎると死んでしまいますからね。いやあ、それにしても香ばしい匂いがしてきましたよ』 同じように全員火で炙っていきましょう。 <先生の横に全員火で炙られたゆっくり10匹が入ったボウルが出され、最初にいた(ry> さて、全てを炙り終わったらゆっくり達の入ったこのボウル。これにラップをかけます。 そしてこちらに用意してある蒸し器にかけてじっくり蒸していきます。 『えっ。お汁粉なのに蒸し器なんですか?』 はい、これが今回の方法のポイントですね。 蒸す際の注意点はゆっくりがすぐ死なないようになるべく少しでも生きて苦しむようように温度を調節しましょう。 弱火で・・・と。 「ゆぎぎ・・・れいみゅのきゃわいいあんよじゃんうごかにゃいよ・・・」 「えぐえぐ!もういやぁ!おうぢにがえりだいいぃ!」 「ゆっ!?ばばあ、なんでふたさんしめるの!?ゆっくちできないでしょ!」 「うんうんしゅりゅよ!」 「れいみゅもちーちーしゅりゅにぇ!」 「ゆゆっ!うんうんでないのじぇ?」 「ゆー!?れいみゅもちーちーでにゃいよ?」 ちなみに先程の炙りの目的の1つがこれです。 全身を炎で炙ったお陰でぺにぺに、まむまむも焼かれて調理中の排泄物の排泄を阻止する事が出来るわけです。 もっともゆっくりの排泄物自体は人間が口にしても問題ないのですが・・・まあ、用は気分の問題ですね。 『なるほどー。火で炙ったのは単にゆっくりの移動を抑止するだけではなかったのですね!』 「さっきからごちゃごちゃうるちゃいね!」 「あたまわりゅいの!?はやくここからだしてにぇ!!」 「ゆゆっ!?なんだかあたたかくなってきたのじぇ!?」 「ゆっ!あついよ!ものすごくあついよ!?」 「ばああ!じじい!はやくまりちゃたちをここからだちてにぇ!?いいかげんにちてね!!」 「きゃわいいれいみゅがちんじゃうでしょ!おこりゅよ!?」 「ゆ!?ほっぺさんかたくなっててぷきゅーできないのじぇ!?」 「ゆうーーー!!?」 「あっ!あちゅ!あちゅいいいい!」 「ふーっ!ふーーっ!あづー!あづー!」 「がぎゃあああ!うごけにゃいよほおおお!!」 「はあっ!はあっ!のどがからからなんだじぇぇ!おみじゅ・・・おみじゅうううう!!」 「はーーーーーーーーーーーーーーーー!!ゆっくちできないいいいぃぃぃぃーーーーー!!!」 「あげろおおおおおお!!!ごごからだちてえええええええええええええええ!!!!!」 「あぢゅい!あぢゅい!にゃんできゃわいいれいみゅがこんなめにあうにょお!?」 「ぱぱーーー!!ままーーー!たちけてええええ!」 「ちぬ!ちぬー!ま、まりしゃちんじゃうううう!」 「だれでもいいきゃらたちゅけてえええ!」 「ゆぐっ!?ま、まりしゃぷきゅーしてるのじぇ!」 「ゆ!?かってにぷきゅーになるよ!!?」 『・・・おや?気のせいでしょうか?ゆっくり達の身体がどんどん膨らんできてませんか?』 それは体内に溜まってくる汗のせいですね。 表面を炙られ発汗機能も壊されているため行き場のなくなった汗が体内に蓄積され続け膨張していくんです。 これによって、調理中の水分不足による死亡を少なくして生き地獄を引き伸ばす事が出来るのです。 『さすがですね。それにしても汗だって元々は自分達の中から作られる物だと思うんですが不思議ですね』 質量保存の法則を完全に無視してますが、ゆっくりを私達の常識で図る事自体馬鹿げてますからね。 『本当にふざけた存在ですよね』 「ふーーーー!!!ふーーーーーー!!!!みんなぷきゅーちてるにぇ!!!!」 「れいみゅたちぜんいんぷきゅーちてるよおおお!!!!」 「ぶきゅーーーうううう!!!くちょじじいばばあああーーー!!!!はやくこうさんしちぇねえええーーー!!!!?」 「まいっちゃらとっととたちゅけりょおおおーーー!!!」 「はあーーーー!!くはああーーーー!!!」 「ばやぐうううーーーーー!!!!ごうざんじでええーーーーーー!!!」 「くうう゛ぅぅーーーーーーー!!!」 「がああぁぁぁーーーーーー!!!」 「はああぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」 「ゆぶっ!!!ぷきゅ!!!!ぷきゅっ!!!ぶぎゅっ!!!!?」 「ゆんやあああーーーーー!!!?まりしゃがあんこしゃんはいちゃあああ!!!」 『おっと!餡子を吐き出しましたね』 見てください。 全てのゆっくりの口から湯気が噴き出していますね。 とうとう体内の餡子が沸騰したようです。 これはもう、大人でも耐えられない地獄の苦しみですよ。 『汗と交じり合ってドロドロの餡子になっていますね。なるほど、お水が要らない訳はこれだったんですね』 じっくり見ていきましょう。 「ゆあああああ!!!あんこしゃんゆっくちしないでもどっちぇええええ!!!」 「ぐううううう!!!おぐぢしゃんとじりゅよ!!!!」 「ぎぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐ・・・・・・!!!!!!!」 「あ゛っあ゛っあ゛っあ゛っ・・・!!!!!」 「ぎゃびょぼ!!!!!!」 『あ!目玉から餡子が飛び出しました』 熱で溶けたんでしょうね。 『おっと、さっきのれいむを皮切りに続々とゆっくりたちが餡子を噴き出しています』 クライマックスでーす。 「ぎゃおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」 「くげええええええええええええええ!!!!!!!」 「じにだぐないびいいいいいいいい!!!!!!!!!」 「もっどゆっぐりげばあああああああああ!!!!!!!」 「どぼぢでえええええええええええええええ!!!!!!!」 『凄い凄い。まるで水風船が破裂するような勢いでどんどん餡子を吹き散らして死んでいきます』 ラップをした理由は餡子の飛び散りを防ぎ、余計な水蒸気を入れない為です。 『あっ!ボウルの中に餡子が一杯に溜まりました!』 はい、出来上がりです。 ちなみに炙った皮は焼けている為、餡子に溶けず浮いています。 これは取り除いても結構ですし、そのまま一緒に食べても美味しいですよ。 白玉、焼き餅、栗、サツマイモ、などお好きな物を入れて器に盛り付けたら完成です。 <先生の横に器に盛り付けられたゆっくり汁粉が出され、蒸し器の中の(ry> さて。では試食してみましょう。 『それでは頂きます。 ・・・む!これは美味しい!なんというか、単純な甘さだけで無くコクが普通のお汁粉とは段違いですね』 ゆっくりは死ぬ寸前に苦しめば苦しむほど甘さが増すというのは皆さんご存知ですね。 今回ご紹介した調理法で地獄の苦しみを味わったゆっくりお汁粉は市販の砂糖を加えたものでは絶対出せない深みを持つお味です。 TVをご覧の皆さんも是非、ご家庭でお試しください。 『では材料ご覧ください』 ○調理用ゆっくり10匹(約1500g) 『こちらの髪、お飾りを剥き、火で炙った後、移したボウルにラップをかけて蒸し器で弱火7分。 お餅、栗等お好きなトッピングでいかがでしょうか? これからの寒い季節に是非お試しください。今日の料理の先生は・・・』 (^^)おしまい(^^) お汁粉食べて勢いで書き上げました。 おコタにみかんの季節になりましたね(現在12月) 今まで書いたの ふたば系ゆっくりいじめ 533 カマキリさんの卵でゆっくりするよ!! ふたば系ゆっくりいじめ 540 浮浪者とゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 541 静かにゆっくりするよ!! ふたば系ゆっくりいじめ 581 静かにゆっくりできないよ!!(前編) ふたば系ゆっくりいじめ 586 静かにゆっくりできないよ!!(後編) ふたば系ゆっくりいじめ 588 ピュアな心でゆっくりするよ!! トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ツマンナイ。。。 小中学生が書いた淡々とした漫画みたい。ストーリーの山場が無い。 -- 2018-01-04 09 56 44 もっと苦しんでほしかったな -- 2014-08-02 22 59 25 蒸し器の蒸気を皮が吸収してグズグズになった、でいいのに 炭化水素を燃焼させて水にしているのかと思いきや そのさらに斜め上の体の内側に何処からともなく“汗”としての水分が出現するというウルトラC まぁ、実際に点心料理や芋なんかを蒸したことがある人なら書けないSSではありますね とても面白かったです -- 2012-11-18 14 23 21 ↓9 質量保存の法則のいみがわからないおばかさんなんだねー。わかるよー。 -- 2012-10-04 14 59 26 赤ゆざまあww -- 2011-10-27 07 04 34 ばりざのぷきゅーこうさん云々は馬鹿馬鹿しすぎて飯がうまい -- 2011-08-01 22 29 02 これかいた奴のパロディ関連は面白い -- 2011-08-01 22 27 28 ↓ 「ゆっくりを私達の常識で図る事自体馬鹿げ てますからね」 そーゆーこと -- 2011-06-24 04 41 44 汗がたまってふくらむ…? じゃあその汗はどこから…? -- 2011-01-17 00 10 41 手の込んだ料理より、ありすやちぇんにストロー刺して中身を吸いたい。 -- 2010-07-21 08 02 27 すっきりしたよ やっぱ赤ゆが一番ウザイから、このSSは凄く良い -- 2010-07-19 04 17 37 赤ゆが苦しむ話はゆっくりできるね -- 2010-07-19 01 28 46 たくさんぐらむ…にんげんさんひとりぶんはいちとぜろとぜろぐらむでもじゅうぶんだよー。 それとあせさんはさすがにむりがありすぎるよー。ふしぎせいぶつだからっていうのはりゆうにはならないねー。 -- 2010-07-08 21 31 06 1500て -- 2010-06-10 01 40 55 料理したことないんだろうな、としか -- 2010-06-09 13 22 53
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「ふたば系ゆっくりいじめ 723 売ゆん婦3/コメントログ」 俺がゆっくり -- 2010-06-26 23 49 38 俺もゆっくり -- 2010-06-28 01 57 20 俺はゆっくり -- 2010-07-04 13 23 21 俺にゆっくり -- 2010-07-11 07 52 37 俺でゆっくり -- 2010-08-19 20 55 43 俺のゆっくり -- 2010-11-02 22 53 53 俺とゆっくり -- 2010-12-15 01 20 53 俺やゆっくり -- 2010-12-16 02 36 19 俺らゆっくり -- 2010-12-17 17 04 32 俺なゆっくり -- 2011-02-11 17 24 57 俺へゆっくり -- 2011-09-18 09 26 40 俺をゆっくり -- 2012-04-05 00 07 20 俺よゆっくり -- 2012-04-05 04 00 20 俺ごゆっくり -- 2012-06-13 15 49 37 ↓うまいww -- 2012-11-22 22 40 20 俺びゆっくり -- 2014-10-26 23 20 40
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「ふたば系ゆっくりいじめ 682 ゆ虐カフェ/コメントログ」 虐に、もとい逆に考えるんだ、 『モヒカン付ヘルメットを被れば良いじゃん』と考えるんだ。 -- 2010-01-22 20 49 08 モヒカンヘルムwww風で折れるがなwww -- 2010-06-17 13 13 06 ライアンの兜みたいなやつかwwww -- 2010-06-27 23 47 15 面白いカフェだ。気に入ったぜヒャッハー! -- 2010-10-25 17 49 39 ヒャッハー!とっても面白かったぜぇ! 「オレンジジュースだぁ!」でツボったwww -- 2012-09-19 23 27 19 あー…れみりゃとふらんをダブルで飼って死なない程度に毎日中身を食い続けたい -- 2013-06-17 14 34 56 こいつは良カフェだぜ ヒャッハー -- 2014-07-21 18 38 38 ゆっくりできるところだね 機会があれば私も行ってみよう -- 2015-10-11 21 02 27 個人的にトーストにハチミツ掛けたいけど、ゆうかは犠牲にしたくないな 仕方ない、チョコにするかww 「わからにゃいよ~!!?」 -- 2018-01-09 16 08 42