約 498,008 件
https://w.atwiki.jp/sentakushi/pages/880.html
54 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2007/09/06(木) 22 07 24 「―――ここですね…」 冬木市からは遥かに距離があるのだけれど、僅か4、5分で到着。眼前にはターゲットが住んでいるアパートがそびえ立っている。 ……果たして彼女は私の頼みを請け負ってくれるであろうか?人一倍ルールに厳しい彼女だが―――いや、当たって砕けろだ。無理は承知の上で頼み込んでみよう。それに今私の手にはとっておきの切り札があるのだから。 ―――まるで吸血鬼の住処に入る心持ちで、彼女の家のチャイムを押す。間抜けな機械音が鳴った直後、中からパタパタと足音が聞こえてきた。 ガチャリ 「はーい…――あっ」 「どうも。久方振りですね、シエル」 「……いらっしゃい、バゼット。あがってください、お茶くらい出しますよ」 ―――私とシエルは実は奇妙な縁で繋がっていたりする。ご存知、私達は協会と教会の異端児だ。たまたま任務で共同戦線を張ったことがあるのだが、そこから異端児同士ウマが合っちゃって、時々一緒にお茶を飲んでたりする。まぁ仲が良いのだ。 相も変わらずの質素な部屋に通され、湯飲みに茶を注がれる。いきなりだが本題を切り出そう―――。 「駄目です」 「まだ何も言ってないんですけど……」 「駄目ったら駄目ですっ!貴女のことだ。どうせ先日発表されたタッグプロレスの賞金をゲットして楽したいだけなんでしょう!?絶対駄目ですよ…。そもそも秘匿が信条の魔術協会に所属しているクセに、何てこと考えるんですか!」 「う…」 確かに魔術を大衆の眼前で使用するのはマズイ。あくまで魔術は神秘であるからこそ魔術でいられるのだ。それが世間に知れ渡ってしまえば、ただの技術、ただの化学反応でしかなくなるだろう。そんなこと、全魔術師が許さない。 ………でも、それなら魔術なんて使わずに格闘術のみで戦えばいいではないか。というかそれが目当てで体術も達者な彼女を誘おうというのに。それにいきなり図星をつかれたのはちょっと悔しい。 「駄目でしょうか…?別に魔術なんて使おうとは思っていませんよ。そもそもあくまでこれ、プロレスですし…」 「駄目ったら駄目ですっ!大体何で私なんですか!?言っときますけどね、私プロレスだなんてやったことありませんよ!そーいう人達なら他にも色々いるでしょうが!」 「色々、とは?」 「い、色々です。…とにかくっ!私はこの街を任されている代行者なんですから、あんまり目立つ行動はマズイんですよ…。それは貴女も同じでしょう?―――という訳でハイ、審議終了。解散!」 「そんな無茶苦茶な…」 あまりに独断すぎる審議に鬱憤が溜まってきた。…しかし、これには私の生活が懸かっているのだ。何が何でも引き下がる訳にはいかない。ふと、部屋に置かれた可愛い小物を見つめ――――そろそろ頃合いだな、と感じた。 「シエル、ここに提案があるのですが」 「物で釣ろうというのですか?…甘く見ないでほしいですね。これでも私は埋葬機関第七――――」 スーパーの袋から『ある物』を取り出し、威勢良くテーブルの上へと置いた。 ドンッ! 「1日1食限定。時計塔特製・魔術カレー、レトルト仕様です。数百種類のスパイスその他を絶妙な量で配合し、血管から直接食べることで……」 「乗った!」 「ありがとう、シエル」 ここに最強のタッグが誕生した。 1、セコンドがいないと話にならない 2、その頃、他の参加チームは… 投票結果 1 1 2 5 決定 カレン・オルテンシアをセコンドに、ギルガメッシュ・ランサー コンビ 七夜黄理、軋間紅摩の最強最悪チーム。 さっちん&シオンの路地裏同盟 秋葉様と藤乃ちゃんの最凶超能力コンビ ルヴィア&凛の時計塔お騒がせペア 乾・ななこ の場違いチーム 荒耶と言峰のラスボスチーム
https://w.atwiki.jp/tsvip/pages/619.html
「……うぜー」 下敷きを、ぶんぶんと振る、夏の午後。字余りなし。 ギラリと鋭い日差しが、空調どころか風一つない教室の窓から矢のように刺さる。 外から響く蝉の声は、最早時雨というより豪雨だろうか。誰もアンコールなどしていないのにエンドレスで素敵なBGMを繰り返し、蒸し蒸しとうだる暑さに華を添える。 こういう時ばかりは、熱を保ちやすい長髪が本気で鬱陶しい。黒の熱吸収率がいいなんて決めたのは何処のどいつだ。 まあ男の時に比べると、スカートその他が涼しくて助かるのが救いではあるけれど。 チャイムが一つ、場違いに涼しげに鳴り響く。 下敷き片手の授業が終わり見れば、教室端の机の上で茹で上がるバカ一名。ピクリとも動かない塊が気になり、寄ってつついてみるが返事はない。ただの屍のようだ。 ……これを見ていると思わず合掌すると共に、自分の席が南の窓側でなかった事を心から感謝してしまう。南無三。 と、塊がぐるりとこちらを向いた。 「……まだ、ホトケでは、ないぞ……阿呆……」 「そりゃお釈迦様もビックリだ」 傍らで合掌する俺を見上げる視線は、ともすると修羅の如く。もっとも断末魔だが。 「っつーか人を睨む余裕があるなら移動すればいいじゃねーか。10分程度だってだいぶ変わるだろうに」 「……最早動くのすら面倒だ。俺は死に場所を見つけた……」 「やっすいなー、一山いくらだお前の命」 「…………どうしようもなく不服だが、言い返す気力もない……」 「ありゃま」 そこまで言うが早いか、日差しに晒されて随分とホカホカなエビアンを一飲みして、また机に崩れる落ちるバカ。 ダラダラと汗の伝う首筋を何気なく垂れた髪先でくすぐるが、反応なし。溜め息一つ無い。 ……これはまあ、本格的にダメらしい。まさにグダグダである。 ――仕方が無い、あまり気は進まないと言えば進まないが、まあ死なれたらこちとら少し夢見が悪い。 ちっとは元気づけてやらにゃ、まあ親友兼恋人の名も廃るだろう。いや別に励ますとかではない。自分の為だ。誰がコイツの為なんて、そんな事はスケカクが印籠出す前にフクロにされるよりも有り得ない。よし、言い訳オーケー。 ――ふぅ、と息をつく。 「……仕方ない、聞けバカ」 「……何だ阿呆」 「次の次は今日も元気に水泳だ」 「……それがどうした……ついでにそろそろ観念してスポーツタイプではなくスク水を着ろ親友……」 「あいよ」 ……………… みんみんみんと、一瞬の沈黙を繋ぐ蝉の声はマヌケだ。 「……スク水に種類があるのは理解しているな?」 「以前の、もとい男時代の会話の通りに。ただし今日もスポーツタイプも持って来てはいる」 「……条件はなんだ」 「とっとと起きろバカ、元気出せ。少しは扇いでやるから」 話が早くて助かる。こればかりはコイツの数少ない美徳の一つだろう。考えつつパタパタと扇ぐ。 ――にも関わらず、相変わらずバカは突っ伏したまま動かない。 「……いらないのならこっちは別にいいけどさ」 ……正直ちょっとショック……なんて事はない。ちょっと寂しげな声音になったのは俺の気のせいだ。まあ、流石にちっと調子に乗り過ぎたかな、とは思ったけれど。 「ま、待て、少し待て、後少しで構わん」 と、突然バカがいきなりそのままの体制でグルリと首をこちらへ回した。……何故か僅かに焦り顔で。 思わず首を傾げる。 「…………?」 「……いやまあつまりだな、今のやり取りにより益体もない思索が進み、結果として俺の身体、主に腰部を中心とした部位にちょっとした変化がな、それを由に上半身を起こすのが今は少し困難でな」 「………………まあ、つまり」 「勃った」 「うん、判らんでもないがやっぱり死ね」 ――シレッと答えるバカの首に、ゴッ、と手刀を叩き付けてみた。
https://w.atwiki.jp/streetpoint/pages/398.html
私のやんごとなき王子様 4日目 「着替えに洗顔、歯磨きに充電器それから~」 旅行鞄を開いて荷物の最終チェック。忘れ物があったら厄介だもの。 「うん、バッチリ!」 重たい旅行鞄を持ち上げると私は玄関へと向かった。 玄関ではママが私の出発を見送る為に立っていてくれた。 「気を付けてね。頑張るのよ」 「うん、有難う」 ママともしばしのお別れ。パパは早朝から仕事に出かけてしまったけど、昨晩はたっぷり話をした。高校生活最後の演劇祭、二人とも見に行くのが楽しみだって言ってくれて、それが素直に嬉しかった。 「それじゃ、行ってきます」 「行ってらっしゃい!」 ママに見送られて、私はさなぎと待ち合わせをしている駅へと向かった。 「ごめ~ん! 待った?」 「ううん、今来たとこだよー」 駅に着くと、さなぎの姿は既にあった。 「楽しみだね~!」 さなぎが本当に嬉しそうに言うから、私もますます楽しみになってくる。 合宿が行われるリゾート島へは、理事長がチャーターした大型客船で行く。船の用意された港に現地集合なのだが、私やさなぎのような庶民代表はそこまで電車で行くのだ。 亜里沙様や風名君なんかは高級車で横付けなんだろうな、なんて重たい荷物に早くも痺れかけてきた右腕が、そんな二人を羨ましく思ってしまうのに拍車をかけている。 「にしてもさぁ、ホントにリッチだよねぇ」 電車に揺られながらさなぎがこぼす。 「そうだねー。だって理事長が自ら船をチャーターだもん。私、あんな豪華な船に乗れるのって、多分これが最後だと思う」 「あはは! 言えてる~」 理事長は本当に素晴らしい方だと思う。とはいっても私達のような一般の生徒では中々会う事すら難しいので、よくは知らないのだけれど。それでも私達がこうして伸び伸びと過ごせるのは、全て理事長の教育方針の賜物だと思うのだ。 「それにさー、理事長ってちょーカッコイイよね~!」 「さなぎは利根君のファンなんじゃなかったの?」 「利根君は利根君、理事長は理事長! はぁ~、今回の合宿にも途中から様子を見に来て下さるらしいけど……あ~、是非ともお目通りしたい!」 まったくもう、ゲンキンなんだから! なんて思いつつも、さなぎの気持ちも十分すぎる程に分かる。 とんでもないお金持ちで、物腰が柔らかで、おまけに美形。理事長とは言ってもまだ若く、確か36歳だったかな? 十分すぎるほどの魅力を兼ね添えた大人の男性に憧れを抱かない女子の方が少ないだろう。 さなぎと一緒になって理事長の噂話なんかを、あれやこれやと話している内にあっという間に目的の駅に着いた。 電車を降りると、すぐに潮の匂いが鼻腔をくすぐった。なんだかいよいよ始まるぞー! っていう感じでワクワクしてしまう。 「さ、それじゃあ重い荷物と共に、我ら庶民団参りますか~!」 さなぎが元気よく改札口へと向かい、私もそれを追う。 駅を出ると港は目の前で、ここからでも私達の乗る大型客船が目に留まる。 そしてその前にはメルセデスやフェラーリ、ジャガーといった高級車がズラズラと並び、見送りの挨拶を受ける生徒達でごった返していた。 やっぱりこの学園において、私達みたいな庶民は本当に少数派なんだな――なんて少しだけ後ろめたさを感じる。なんだかこんな所にいるのが場違いにすら思えて来るのだ。 「行こっ、美羽」 そんな私の心を察したかのように、さなぎが私の手を引いた。 うん、そうだよね。私にはさなぎがいるし、それに―― 私を待っててくれる人もいる。 改札を抜けた先に見つけたその姿に、私の心は一気に軽やか弾みはじめた。 真壁4日目・No.2へ 一つ戻る真壁3日目・No.3 ブラウザを閉じてお戻りくださいv 私のやんごとなき王子様トップへ戻る
https://w.atwiki.jp/bokuori_data/pages/20.html
cnu3xo 製作者 デオドラ 出場大会 第二回大会 経歴 本選出場・MVP 設定 プロフィール 年齢 27歳 身長 184cm 体重 72kg 速さ:100m10秒03 握力:52kg 視力:両目とも2.5 装備品:科学国製エレキギターCSW-002 科学国製高性能ヘッドフォンマイク【限定デザインver】 仮面っぽいサングラス 能力 能力名:T・M・F~テイク・マイ・フィーリング~【感情の押し売り】 自分の気持ちがストレートに伝わる。 視覚聴覚からの訴えかけが可能。 特に相手の目を見つめる場合効果は高いが広範囲にはいかなくなる。 また、目を瞑ることで自分にだけ効果を与えることが出来る。 精神の弱い相手の場合、洗脳などの効果も期待できる。 ただし、あくまで訴えかけるだけなので確実に相手に影響を与えるわけではない。 シデンの場合、歌に自分の感情を乗せ伝えるときに使用。 TMF発動時は目が光るのでサングラスを付けている。 キャラ設定 シデン・ミジックは後天性能力者であり、そしてミュージシャンです。 貧困地区の家庭で生まれたシデンは、落ちぶれた科学者である父親の虐待を受けていました。 精神的に追い込まれたシデンの唯一の救いは、母親の歌ってくれる歌でした。 部屋の隅で父親に聞こえないように子守唄や童謡を歌ってくれる母親とその歌達が大好きでした。 しかし、母親は病気で体調を崩してしまい、父親はそんな母親を病院にも連れて行かず ついには亡くなってしまったのです。 絶望の中日々を母の子守唄を自分で歌って耐えていた時に、雷が落ちました。 自分の中が変わっていくのを実感しました。視力や身体能力が飛躍的に向上しました。 そして、一番の変化は自分の歌を聞いて父親が号泣して謝ってきた事でした。 母親を思い、寂しさや悲しみをこめた歌を偶然父親が聞き、そして気持ちが伝わりました。 その日から父親は変わり、暴力もやめ働きながら毎日墓参りをしているそうです。 自分を支えてくれた歌を、そしてこの能力にシデンは感謝した。そして泣きました。 それからは、能力者だからと偏見の目に晒される人々のために歌いはじめました。 悲しみ泣いている全ての人々のために、笑って歌い続けています。 そして今回、対能力者部隊募集に名乗りを上げます。 自分の歌で悪の能力者を駆逐したいからではない。救いたいからです。 『自分も悪に落ちていても不思議ではなかった。 だからこそ、自分の気持ちが伝わるかもしれない。 第三の選択肢として、自分がいれば無駄な戦闘は回避できるかもしれない。』 シデンは本気でそう考えています。 そんな訳で、いつものようにラフで場違いな格好で笑って参戦しています。 戦闘方法(曲紹介でもある) レッツパンク! 歌いながら楽器で殴る。歌いながら手で殴る。演奏しつつ蹴る。 一緒に楽しんでいこうぜ! トーク。観覧者にアピールし、雰囲気を盛り上げる。 凶戦士の秘密 演奏中や演奏後三分間、細胞に働きかけ身体能力を飛躍的に高め戦闘意欲を盛り上げるが、効果が切れるとぐったり疲れる。 亡き母親の子守唄 悲しい過去を思い出させ悲しい気持ちにし、戦闘意欲を削がす。 絶叫フェスティバル 高性能マイクで強化した声から来る、騒音と衝撃を与える。凶戦士の秘密で強化可能。 君にバラード サングラスをはずした時限定。女性か同性愛者が対戦相手の場合頑張れば一定時間魅了する。爆発しろ。 不本意なナイトメア サングラスをはずした時限定。相手のトラウマを思い出させて心を傷つけ、錯乱から精神を破壊しに行く。 トライアゲイン サングラスはずした時限定。歌にすべての気持ちをこめて相手を説得する。相手が受け入れないと無防備になる。 思い出ドロップキック 新曲。Now on sale。プロレス技ではない。 補足 後日談 天国まで響かせろ!~ヘブンズカーニヴァル~ IF物語 雷神具さんの愛沢君とシデンが絡むとすればどんな話か妄想してみた。
https://w.atwiki.jp/streetpoint/pages/368.html
私のやんごとなき王子様 4日目 「着替えに洗顔、歯磨きに充電器それから~」 旅行鞄を開いて荷物の最終チェック。忘れ物があったら厄介だもの。 「うん、バッチリ!」 重たい旅行鞄を持ち上げると私は玄関へと向かった。 玄関ではママが私の出発を見送る為に立っていてくれた。 「気を付けてね。頑張るのよ」 「うん、有難う」 ママともしばしのお別れ。パパは早朝から仕事に出かけてしまったけど、昨晩はたっぷり話をした。高校生活最後の演劇祭、二人とも見に行くのが楽しみだって言ってくれて、それが素直に嬉しかった。 「それじゃ、行ってきます」 「行ってらっしゃい!」 ママに見送られて、私はさなぎと待ち合わせをしている駅へと向かった。 「ごめ~ん! 待った?」 「ううん、今来たとこだよー」 駅に着くと、さなぎの姿は既にあった。 「楽しみだね~!」 さなぎが本当に嬉しそうに言うから、私もますます楽しみになってくる。 合宿が行われるリゾート島へは、理事長がチャーターした大型客船で行く。船の用意された港に現地集合なのだが、私やさなぎのような庶民代表はそこまで電車で行くのだ。 亜里沙様や風名君なんかは高級車で横付けなんだろうな、なんて重たい荷物に早くも痺れかけてきた右腕が、そんな二人を羨ましく思ってしまうのに拍車をかけている。 「にしてもさぁ、ホントにリッチだよねぇ」 電車に揺られながらさなぎがこぼす。 「そうだねー。だって理事長が自ら船をチャーターだもん。私、あんな豪華な船に乗れるのって、多分これが最後だと思う」 「あはは! 言えてる~」 理事長は本当に素晴らしい方だと思う。とはいっても私達のような一般の生徒では中々会う事すら難しいので、よくは知らないのだけれど。それでも私達がこうして伸び伸びと過ごせるのは、全て理事長の教育方針の賜物だと思うのだ。 「それにさー、理事長ってちょーカッコイイよね~!」 「さなぎは利根君のファンなんじゃなかったの?」 「利根君は利根君、理事長は理事長! はぁ~、今回の合宿にも途中から様子を見に来て下さるらしいけど……あ~、是非ともお目通りしたい!」 まったくもう、ゲンキンなんだから! なんて思いつつも、さなぎの気持ちも十分すぎる程に分かる。 とんでもないお金持ちで、物腰が柔らかで、おまけに美形。理事長とは言ってもまだ若く、確か36歳だったかな? 十分すぎるほどの魅力を兼ね添えた大人の男性に憧れを抱かない女子の方が少ないだろう。 さなぎと一緒になって理事長の噂話なんかを、あれやこれやと話している内にあっという間に目的の駅に着いた。 電車を降りると、すぐに潮の匂いが鼻腔をくすぐった。なんだかいよいよ始まるぞー! っていう感じでワクワクしてしまう。 「さ、それじゃあ重い荷物と共に、我ら庶民団参りますか~!」 さなぎが元気よく改札口へと向かい、私もそれを追う。 駅を出ると港は目の前で、ここからでも私達の乗る大型客船が目に留まる。 そしてその前にはメルセデスやフェラーリ、ジャガーといった高級車がズラズラと並び、見送りの挨拶を受ける生徒達でごった返していた。 やっぱりこの学園において、私達みたいな庶民は本当に少数派なんだな――なんて少しだけ後ろめたさを感じる。なんだかこんな所にいるのが場違いにすら思えて来るのだ。 「行こっ、美羽」 そんな私の心を察したかのように、さなぎが私の手を引いた。 うん、そうだよね。私にはさなぎがいるし、それに―― 私を待っててくれる男の子もいる。 改札を抜けた先に見つけたその姿に、私の心は一気に軽やか弾みはじめた。 土屋4日目・No.2へ 一つ戻る土屋3日目・No.3 ブラウザを閉じてお戻りくださいv 私のやんごとなき王子様トップへ戻る
https://w.atwiki.jp/streetpoint/pages/364.html
私のやんごとなき王子様 4日目 「着替えに洗顔、歯磨きに充電器それから~」 旅行鞄を開いて荷物の最終チェック。忘れ物があったら厄介だもの。 「うん、バッチリ!」 重たい旅行鞄を持ち上げると私は玄関へと向かった。 玄関ではママが私の出発を見送る為に立っていてくれた。 「気を付けてね。頑張るのよ」 「うん、有難う」 ママともしばしのお別れ。パパは早朝から仕事に出かけてしまったけど、昨晩はたっぷり話をした。高校生活最後の演劇祭、二人とも見に行くのが楽しみだって言ってくれて、それが素直に嬉しかった。 「それじゃ、行ってきます」 「行ってらっしゃい!」 ママに見送られて、私はさなぎと待ち合わせをしている駅へと向かった。 「ごめ~ん! 待った?」 「ううん、今来たとこだよー」 駅に着くと、さなぎの姿は既にあった。 「楽しみだね~!」 さなぎが本当に嬉しそうに言うから、私もますます楽しみになってくる。 合宿が行われるリゾート島へは、理事長がチャーターした大型客船で行く。船の用意された港に現地集合なのだが、私やさなぎのような庶民代表はそこまで電車で行くのだ。 亜里沙様や風名君なんかは高級車で横付けなんだろうな、なんて重たい荷物に早くも痺れかけてきた右腕が、そんな二人を羨ましく思ってしまうのに拍車をかけている。 「にしてもさぁ、ホントにリッチだよねぇ」 電車に揺られながらさなぎがこぼす。 「そうだねー。だって理事長が自ら船をチャーターだもん。私、あんな豪華な船に乗れるのって、多分これが最後だと思う」 「あはは! 言えてる~」 理事長は本当に素晴らしい方だと思う。とはいっても私達のような一般の生徒では中々会う事すら難しいので、よくは知らないのだけれど。それでも私達がこうして伸び伸びと過ごせるのは、全て理事長の教育方針の賜物だと思うのだ。 「それにさー、理事長ってちょーカッコイイよね~!」 「さなぎは利根君のファンなんじゃなかったの?」 「利根君は利根君、理事長は理事長! はぁ~、今回の合宿にも途中から様子を見に来て下さるらしいけど……あ~、是非ともお目通りしたい!」 まったくもう、ゲンキンなんだから! なんて思いつつも、さなぎの気持ちも十分すぎる程に分かる。 とんでもないお金持ちで、物腰が柔らかで、おまけに美形。理事長とは言ってもまだ若く、確か36歳だったかな? 十分すぎるほどの魅力を兼ね添えた大人の男性に憧れを抱かない女子の方が少ないだろう。 さなぎと一緒になって理事長の噂話なんかを、あれやこれやと話している内にあっという間に目的の駅に着いた。 電車を降りると、すぐに潮の匂いが鼻腔をくすぐった。なんだかいよいよ始まるぞー! っていう感じでワクワクしてしまう。 「さ、それじゃあ重い荷物と共に、我ら庶民団参りますか~!」 さなぎが元気よく改札口へと向かい、私もそれを追う。 駅を出ると港は目の前で、ここからでも私達の乗る大型客船が目に留まる。 そしてその前にはメルセデスやフェラーリ、ジャガーといった高級車がズラズラと並び、見送りの挨拶を受ける生徒達でごった返していた。 やっぱりこの学園において、私達みたいな庶民は本当に少数派なんだな――なんて少しだけ後ろめたさを感じる。なんだかこんな所にいるのが場違いにすら思えて来るのだ。 「行こっ、美羽」 そんな私の心を察したかのように、さなぎが私の手を引いた。 うん、そうだよね。私にはさなぎがいるし、それに―― 私を待っててくれる男の子もいる。 改札を抜けた先に見つけたその姿に、私の心は一気に軽やか弾みはじめた。 波江4日目・No.2へ 一つ戻る波江3日目・No.3 ブラウザを閉じてお戻りくださいv 私のやんごとなき王子様トップへ戻る
https://w.atwiki.jp/398san/pages/1602.html
《ルナ・ドーパント》 効果モンスター【T2】 星6/水属性/アンデット族/攻 2200/守 2000 このカードは通常召喚できない。自分フィールド上に【T2】を持ったモンスターが存在する場合のみ特殊召喚する事ができる。 このカードはリリースできず、シンクロ召喚の素材にする事はできない。 「ルナ・ドーパント」はフィールドに1体しか表側表示で存在できない。 1ターンに1度、自分の墓地の「[[ドーパント]]」と名のついたモンスター1体をゲームから除外する事で、 自分フィールド上に「マスカレイドトークン」(戦士族・闇・星2・攻800/守600)を1体攻撃表示で特殊召喚する。 水属性・アンデット族の特殊召喚モンスター。 T2モンスターはそれぞれ異なる特殊召喚条件を持つが、このカードの条件は自分フィールドに他のT2モンスターが存在すること。 それ以外の条件には一切左右されないためフットワークが軽いようにも見えるが、他のT2モンスターが必須なため単独では確実に働けない。 ラッシュをかけるのに向いているが事故要因とも成り得る、ハイリスクハイリターンなモンスターである。 起動効果は、自分の墓地のドーパントを除外する事で《マスカレイドトークン》を呼び出せるというもの。 コストはT2に限定されていないため、通常のドーパントモンスターを合わせてデッキに投入する事でも発動可能。 生成されるトークンはこれといった特徴のない低級モンスターであり、また攻撃表示であるため何の必要もなく発動してもアドバンテージには繋がりにくい。 しかしこのカードの特殊召喚に成功した時点で既に少なくとも2体のモンスターが自分フィールドに存在している事は確実なため、さらに手数を増やす事で相手は処理に追われる事となるだろう。 追加火力として優秀な働きを見せるこのカード自身と合わせて、ダイレクトアタックで3000のライフを奪えるのは大きい。 原作において- 劇場版仮面ライダーW FOREVER AtoZ~運命のガイアメモリ~に登場。 「NEVER」幹部・泉京水がT2メモリ「ルナ」によって変身した超強力5大ドーパント。両腕を自在に伸縮させたり、分身としてマスカレイド・ドーパントを複数生成するといった特殊能力を多く持ち、これにより相手を幻惑する。 京水自身は鞭による戦闘を得意とする、つかみ所のないオカマ。傭兵部隊である「NEVER」には場違いとも言えるコミカルな性格の持ち主でメンバーのムードメーカーであるが、 同時にメンバー屈指の実力者でもあり克己に対する忠誠心は特に厚く彼を「克己ちゃん」と呼ぶ。常にダンスを踊るかのようなステップで移動し、美形の男を好むようである(さらに欲を言うと強くて美形の男が好み)。 演じたキャストは須藤元気。 いかつい外見でありながらのそのコミカルな言動による怪演は視聴者に強烈なインパクトを与え、彼の放った言葉一つひとつがネタとしてブームを巻き起こした。 (代表的な台詞に「誰このイケメン?誰このイケメン!?」 「イケメンで強いのね! 嫌いじゃないわ!嫌いじゃないわ!」等々) 驚くべきは、これらの所作や台詞が全てキャスト本人によるアドリブであったという点だろう。 企画当初は関西弁を話す強面の男という設定であった泉京水であるが、《メタル・ドーパント》の剛三とキャラが被るという事から急遽設定が変更され、 その結果京水はオカマキャラとしてぶっつけ本番で演じられたという。この英断が正解であった事は、現在各所で猛威を振るっている京水の台詞ネタの数々が証明していると言える。 召喚時のメッセージは 「そろそろアタシも、行こうかしら!」 「ルナ!」 トークン生成時の起動効果は 京水「行ってらっしゃーい!」 ルナ・ドーパントがマスカレイドの分身を生み出す!場にマスカレイドトークンが現れた! イケメンを攻撃した場合のメッセージは「あら男前じゃなぁい!」 イケメンに攻撃された場合のメッセージは「イケメンで強いのね! 嫌いじゃないわ!嫌いじゃないわ!」
https://w.atwiki.jp/kamikaze4u/pages/100.html
福良練ストーリー内容 第一話【花を愛する人】 参加メンバー:福良練(メイン)・日野守桜(サブ)・桐石登也・白神凪・藤八沙耶・六角屋灼 帰宅途中、貴方達はふとした人だかりに出くわす。 福良練が住んでいる商店街の、花屋。 そこで練は以前、花屋の家族の代わりに店番をしていたという老人とあった。 その男性が、倒れていた。 おそらく、再度出かける花屋の家族の代わりに店番を申し出たのであろう彼だったが、誰も助けようとはしなかった。 貴方達が容態を確認しようとすると、近くにいた男に止められる。 なんでも、メガネをかけて髪がボサボサの男に誰も老人に触らないようにと言われて、彼は他の誰も触らないようにと気を使っていてくれたらしい。 そのメガネの男をハンターと思っていたらしい彼だったが、貴方達がハンターとわかればもう止めようとしなかった。 近くにいた女が練に触れて確認してみればいいと助言をしてくれたので、練が触ろうとしたら練の体に何かが入り込む感覚があった。 ちょうどメガネの男と身なりのいい男…は土御門伍代だったので凪達が詳しく聞くと、メガネの男はこの症状に詳しい人物らしい。 「呪い」。簡単に言えばそういうものらしく、下手に触るのは危険らしい。 メガネの男が解除のための陣を描いていると、練も触ってしまったことを申告。 彼は心底だるそうな顔をしながら、練も陣へと入れて儀式を行った。 こんな簡単なことで呪いを解いたようだが、詳しいことは聞かせてもらえず、また誰が呪いをかけたのかすら教えてもらえなかった。 練の呪い(触ったためについでに受けた)は解除されたはずだったが、まだ体に違和感を覚えながら帰路へとついた。 第二話【ヒラリアの遺跡攻略】 参加メンバー:福良練(メイン)・白神凪(サブ)・志島武生・月宮香蓮・藤八沙耶・福良練・柳茜 貴方達は西蘂町の平於山にあるヒラリアの遺跡へとやってきた。 第一層は以前、東雲直達が突破していたので、今回は第二層からになる。 第二層から第四層までは、花や場違いな回転ノコギリと言ったトラップがあり、それを何とか潜り抜ける貴方達。 第五層へやっとの思いでつくと、そこには祭壇があるだけだった。 かつて、ここで巨大な魔花と化したヒラリアの花と、別のハンターが戦ったようだが、現在は討伐され何も祭壇には無い状態。 そこで、白神凪は彼自身の中に住まう悪魔、ラウムの声を聞く。 彼の忠告通りに体を譲ると、ラウムは協力的で祭壇の空間へと手を突っ込み、異次元空間を引っ張り出した。 そのまま異次元空間を進むと、マート、ミルヒ、ヒラリアの三花があたりに咲き乱れる中心。階段を上がった先に椅子があり、そこに一人の少女が座っていた。 凪の体を借りたラウムは、その少女を見るなり襲い掛かるが返りうちに合い、ラウムのみを凪の体から引きはがされた。 しかし、少女―フェルゼと名乗った―の悪魔は、敵意を持っておらず、福良練の事を姫神の裔と呼ぶ。 彼女はただ対話がしたかった。 そして、外の世界を見てみたいのだと言う。 紅の商店街で、練にかかった呪いは確かにフェルゼの呪いで、ここへ来るように仕向ける呪いだそうだ。 もし誰かが来ようとするのを妨害するならば、やがて衰弱し死んでしまうような危険な呪いらしい。 だが、フェルゼ自身その呪いを無差別にかけたわけではなく、彼女が言う「小僧」と呼ぶ男が呪いを持ち去ったという。 それが巡り巡って練に渡ったわけらしい。 結局、ここまで来れば無条件で呪いを解けると言うフェルゼ。 必ずしも、凪とラウムの関係のように呪いに生命を脅かされる心配はなかった。 だが、彼女の事を想い、少しでも力になりたかった練は、悩みに悩んだ末にフェルゼと契約し、5年程の寿命を彼女にあげることにより、彼女と共にこの遺跡から外へと出ることを決意したのだった。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/13963.html
登録日:2011/03/06(日) 19 17 12 更新日:2024/09/01 Sun 17 25 47NEW! 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 MOVIE PACK新規収録カード ウォリアーシリーズ エネコン シンクロ シンクロウォリアーズ シンクロモンスター ジャンク 不動遊星 地属性 戦士族 星6 棒立ち 遊☆戯☆王~超融合!時空を越えた絆~ 遊戯王 遊戯王5D's 遊戯王OCG 遊戯王ファイブディーズ 疾風の使者に 鋼の願いが集う時 その願いは鉄壁の盾となる! 光さす道となれ! シンクロ召喚! 現れよ ジャンク・ガードナー カードテキスト 星6 地属性 戦士族・シンクロ ATK1400/DEF2600 「ジャンク・シンクロン」+チューナー以外のモンスター1体以上 1ターンに1度、相手フィールド上に存在するモンスター1体を選択し、表示形式を変更する事ができる。 この効果は相手ターンでも発動する事ができる。 このカードがフィールド上から墓地へ送られた場合、フィールド上に存在するモンスター1体を選択し、表示形式を変更する事ができる。 ●目次 カードテキスト 概要 アニメ版 余談 概要 ジャンク・ガードナーは遊戯王OCGに登場したカード。 表示形式を変更する二つの効果を持ち、 一つ目はエネミーコントローラーに近いものとなる。 二つめはフィールドから墓地へ送られた時に発動するもので、一つ目とは違い自分フィールドのモンスターの表示形式も変更できる。 攻めにも守りにも使える万能な効果で、相手のマシュマロンや愚者など非常にウザったいカードをサンドバッグにできる。 また二つ目の効果は場合なのでタイミングを逃さない。 しかしジャンク・ガードナー自身はリクルーターと相打ちする程度の攻撃力しか持たないため、相手に大したダメージを与えられない。 しかし奈落には引っ掛からない。 ちなみにこのカードはクイックロンから出すことができるが、その場合は同レベル帯のターボ・ウォリアーやドリル・ウォリアーなどの強力なモンスターが優先されるだろう。 だが【不死武士シンクロ】なら、不死武士や一族の結束の効果を阻害せず、ジャンクシンクロンと不死武士でお手軽に出せる。 その場合も恐らく出せるジャンクデストロイヤーが優先されるが… ゴヨウ・ガーディアンはチューナーが地属性に指定された上で禁止から戻ってきた。 同レベルでの強力な戦士族シンクロがガイアナイトぐらいなので、採用する価値は十分ある。 アニメ版 劇場版遊戯王~超融合!時空を越えた絆~で不動遊星が使用。 シンクロ召喚を知らない闇遊戯や遊城十代は驚いていた。 上記の効果でパラドックスのSin レインボードラゴンの攻撃を防ぎ、Sin サイバー・エンド・ドラゴンに戦闘破壊される貫通ダメージをうけてしまう。 しかし罠カード「奇跡の残照」により復活し、十代の「E・HERO ネオス・ナイト」の融合召喚へと繋がれた。 なおその時に他にフィールドにいたのはブラマジ師弟、スターダスト・ドラゴン、ネオスという各主人公のエースばかりであり、ちょっと場違い感もあったのは秘密。 遊星が使ったシンクロモンスターの中では珍しく、口上が「集いし~」から始まらない。 余談 このカードが収録されているムービーパックではこのカードが封入操作されている。 一箱に2、3枚しか入っていないらしい。 (他のカードは6枚前後) そう何枚も必要なカードではないので気にする程ではないのだが… なお、他のカードは全てSIN関連のカードであり、20th ANNIVERSARY LEGEND COLLECTIONに再録されたのだが、 このカードは特にSINとつながりがないためか、再録されていなかったりする。 さらに余談だが、同じジャンク・シンクロンからシンクロできるジャンク・バーサーカーと組み合わせることで、ほとんどのモンスターを破壊できる。 追記、修正は相手の表示形式を変更しながらお願いします 別にカラクリではありません △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] シンクロ口上が違うw -- 名無しさん (2013-05-11 20 42 38) 修正しておきました -- 名無しさん (2013-05-11 20 46 11) ムービーパック買った時に2、3パックくらいでこれが当たったんだが、まさか封入操作されてたとは知らなかった・・・ -- 名無しさん (2014-12-06 17 34 55) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/tmnanoha/pages/54.html
管理局史上最大の事件と呼ばれるJS事件は機動6課の活躍により終結した、かく言う私ティアナ・ランスターもその一人である…そして6課は解散、皆思い思いの道へと進んだ、私は執務官を目指し奮闘中、そして私に下された課題… 「第97管理外世界に魔力が検出、そこの調査、監視に向かって欲しい」 と というわけで私、ティアナ・ランスターは何故か元相方のスバル・ナカジマと共に、97管理外世界の三咲町にある高校に通う羽目になった。 フェイトさんの話によると最初私が派遣されるのはバチカンという国の調査とされていたが、そこにいる管理局がつけたコードネーム 「暗黒卿」と呼ばれるランクSSSの人やその他諸々やばいのが沢山いるので却下 (なんでもなのはさんが血相を変えて行動して変更したらしい) 「ティア~似合う~?」 高校の制服を着て、元いや現相方はおおはしゃぎだった、確かに高校に通ってない自分たちにとって 学校の制服は異世界であってもうれしいものであった。 そんなこんなで魔力要素が検出されたクラスにやってくる。 「うお、青髪だ!」 「隣の外人の子、綺麗だなぁ」 とクラスの人々から色々と声が上がる、 「ねぇねぇ、ティア~褒められているよ~」 「はいはい」 相方はすっかり舞い上がっていた…そして私は感じ取った、私達を睨みつけるように見つめているただ 一人明らかに別の学校のセーラー服を着ている黒い長髪の女子生徒から発せられる、何か不思議な力、 魔力に近い力…そんなことをつゆしらず相方はすっかりクラスに溶け込んでいる。 「ティアナの席は…そうだな、志貴の隣だな」 担任が言うと一斉に野次が飛ぶ、そして私は眼鏡をかけた男子生徒に挨拶をする、そしてその男子生徒は笑顔で 「ああ、よろしく」と言ったが…私は一つ疑問を浮かべる。 「その眼鏡は?そして・・・その眼は?」 その男子生徒から眼鏡から発せられる魔力は何かを封じ込めて…ロストロギアに近い雰囲気をただよわせていた、 眼を封じているのか?私は思った… 「これが今回の監視対象なのかな?」 私がそう思ったときである。 「志貴ぃ~~~~~~~~遊びにきたよ~~~」 とどこか場違いな声が聞こえると・・・窓をぶち破って何かがやって来た。 「は?」 それが私の口から漏れ出た言葉だった、窓をぶち破ってやってきた女性、金髪で紅い目でぶっちゃけ女の私でさえも唖然とされる 美しさとスタイルを持つ女性…それなら「ああ、そうか」と思う、思うけど… (な、なんなのよ、この桁違いの魔力量は!) そう、あの最終日の日に対峙した隊長や副隊長などを軽く凌駕する魔力を持っているのだ。 「志貴ぃ~今から遊びに行こうよ~」 金髪の女性はダダをこねるヴィヴィオのように言う、そして隣の男子、遠野志貴と言う男子は困惑しながらも 「学校に来るなといあれほど言ったのに!」 と叫んでいる、そして先ほど私を睨んでいた女子生徒がその金髪に食って掛かる突然魔力値をあげながら… 「あの」 私は近くの生徒に声をかける、これは何なのと、そうすると生徒は素っ気無く言う。 「いつものことだ、すぐに慣れるよ」 いつものこと?え?97管理外世界って確か魔法文明が全くないはずじゃ… そして荒れるクラスの中相方は笑顔で話し掛ける 「ねぇティア、高校って面白いんだね」 「あんたの頭の方が面白いわよ」 …正直言います…生きて帰れるかなぁ…というか、なのはさん、私に何か恨みあります? ナタもって襲い掛かったり、お持ち帰りした覚えはこれっぽっちも覚えてないのですが。 そして、その遠野志貴と言う男子生徒の監視に乗り出したのが運の尽き、機人級のメイドロボに追っかけ回されたり、 夜にシャッハ以上の暴力シスターに「ダーイ」と言われながら追っかけまわされたり、 自分と似たような武器を持っている人に操られたり、挙句に地下王国に叩き落とされたりと …ティアナとスバルの珍道中がはじまります。 その頃 「なのはちゃん、三咲町に自分の部下を送ったと…」 「にぱ~…え?忍さん、私何か不味い事したかな。」 「…葬式の準備始めた方がいいと思うわよ」 目次 次