約 1,001,246 件
https://w.atwiki.jp/enemy/pages/139.html
スレ70より 426 名前:名無しさん@HOME投稿日:2008/01/17(木) 11 24 08 0 吐き出し。 先日夫に離婚調停を申し立てた。 理由はマザコンと、私をないがしろにしすぎ、もう夫婦としてやってはいけないという まあ「性格の不一致」。 休みの日は車で30分の偽実家へ。 そのまま泊まって会社に行く事もあるのでスーツも置いてあるし、 トメが買い足すので不自由はない。 残業があると偽実家に行く事が良くある。 理由は「俺の家は普通に帰れるし気兼ねもしない。 だけどここに遅く帰ったらお前にも迷惑かかるから気を使ってる」。 そうかここはあなたの家ではないのですね、と離婚を決意。 ウトはそんな夫を怒っていたが、 トメは「息子が家に帰りたいって言うのに何が悪いの!」と言い 話は平行線。 何よりも、夫自身がたいした事じゃないと考えているのでどうにもならない。 あんまりにも頻繁に偽実家に行く夫と話し合ったが 「子供が自分の生まれ育った家に行く事がそんなに悪いか!」 と言われ、 「じゃあ私は自分の実家(車で1時間)に行く」と言えば 「それとこれとは話が違う、女なんだから実家を離れたんだ」とか何とか。 更に「もし仮に離婚したってお前はもう実家とは縁が切れてるんだぞ? ○○家に嫁に来たんだから、他人になったんだぞ! それでもそんな事平気でいえるのか!どこに行こうって言うんだ! 出戻りの娘を平気な顔で迎えるなんて、まともな親ならしないんだぞ! 近所中の恥になってもいいってなら帰れよ!w さあ帰ろうよwwww帰っていいよwww」 427 名前:426投稿日:2008/01/17(木) 11 25 06 0 トメはトメで「だって息子君が帰りたいって言ってるのよw あなたにも問題があるんでしょう?w よっぽどあなたより私の方が好きなのねw なんって言っても私はあの子を育ててきたんだからw フフッ、そうあなたが悪いんだわwそうとしか思えないwwww」 「そんな言いがかりつけるなんてみっともないわよ? ただの焼き餅じゃないのw」 付き合ってる時は全く普通の親子だったけど、 結婚してからはまさに息子べったり、 偽実家ではお茶を出し、お菓子を出し、靴下を脱がせてやって、 寝転がる夫の尻の座布団の位置まで言うがままに直して差し上げるトメ。 そして初めて見ました、夫のアジの骨をよけてあげるトメ、 これドラマだけかと思ってたw どうりで家では焼き魚食べずにこっちをじーっと見てくる訳だw それをご飯にかけてこっちを意味ありげに見ながらかっこんで、 「あーやっぱ偽実家のメシうめーw」 トメ「そりゃそうよ、私のご飯食べて育ったんだもんw」 改めてもうダメだと思ったw 家自体には問題はない。 だって家はトメが勝手に模様替えして夫大喜び、 掃除だって毎日トメが来てタンス動かして掃除。 動かしてたのはタンスの中身もね。 430 名前:426投稿日:2008/01/17(木) 11 28 14 0 私が買った夫下着とパジャマは許せず、ぜーーーんぶ買い替えてくれたし。 そして夫は「お袋が選んだものはモノがいい」とか何とか。 グンゼだけど???? 夫に「これトメさんから」と言って出したパジャマは 「さすがお袋は俺が好きなのわかってる、着やすい、寝やすい、 お前もこういうのを選んで買ってきて」 それ私が選んで買ってきましたがw それ言ったらなんていったと思う?w 「お前俺を騙したのか!」だってwwwwwwww 無料法律相談での「こまめに書いておけ」というのを実践、 それを調停員に見せた。 「とにかく話をしたくても、夫が「どうせお前は俺の家族が嫌いなんだろ」 って言葉で終わらせ、そして逃げます。 私にはもう夫婦でいたいと思えるものは何もありません。 姑はマゴマゴと言いますが、出来ないので病院にも行きましたが私は正常です。 ですが夫にも言いましたが、彼は無視し、診察を受ける事すら拒みました。 私にはそれを強要したのにもかかわらずです。 更にそれを姑に言いつけ、姑は私を石女の癖に息子のせいにするなと罵りました。 夫は私を勝ち誇ったように見て 「母は俺という人間を育てた。俺がまともじゃないと思うの? だったら何で結婚したの?俺を否定するのはお袋を否定するのと同じなんだよ」と言いました。 私は嫁として姑に仕えろと。それ以外の事は認めないんだと言いました。 姑も全く同じ意見です。 子供さえ産んだら後は出て行ってもいいと言われました。 私が居たらかわいい孫でも私が産んだ子と思ってしまいそうで困ると。 それは録音してあります」と言った。 431 名前:426投稿日:2008/01/17(木) 11 30 01 0 夫とトメ(まあ主にトメだろうな…)は 私が家で暴れて夫やトメに暴力をふるい、家事を放棄し、浪費し、 それを咎める姑をいびり、家庭を崩壊させたと主張したそうだw でも夫はそんな悪魔のような私でも受け入れてやる、と大変ありがたい事をw ところがウト様が離婚覚悟で調停に来てくださり、 暴力はない、私の言うことが正しいと言ってくださった。 トメ発狂、手がつけられず終わり。 その日の夜、トメは夫と一緒に私実家にきて大暴れ、 「夫の父をたらし込んで嘘の証言をさせるなんて!」 知らんがな。 夫は夫で「どうして俺に恥かかせるような事するの? そんなに俺が憎いの?俺を貶めて楽しいの?」 ……一応恥ずかしい事だっていうのは認識してたようです。 「だったらこれ以上自分の恥を自分で晒すようなまねしないで 早く離婚に応じたらいいじゃん」 と言ったら「でも、俺、お前と離れてどうやって生きていけばいいのか…」 うわーwって思ったけど我慢して 「夫君にはお母さんがついてるじゃない! そこに妻は入れないけど、二人ならとっても素敵な親子だよ! お互いいたわり合って、理解し合っててすごいよ! 最近は親が子を殺したり、子が親を殺したりするのに そんな人たちに見てもらいたいって思うよ!」 とフォロー。 トメは「当たり前よ、私が育てたのよっ」って顔で鼻高々、単純な子。 夫はしばらく考えた後、 「でも今問題なのはお前がお父さんに何したのかって事だよ!」 知らんがな。 434 名前:名無しさん@HOME投稿日:2008/01/17(木) 11 33 12 0 何もしてませんがな。ウト様はただ真実を語っただけだよ。 ウトは私たちの結婚後、子離れ親離れをさせたいと思っていて、 それが出来なかったため、私の意志を尊重してくれた。 「話そらすなよ、今はお袋と俺の事話してるんじゃない、お前と父さんのことだよ!」 深呼吸して、「あんたの父親は本当にまともな方よね。 大体どうしてああいう場所であんな嘘をつくのか、 そっちの方がおかしいでしょ? ウトさんはそれが許せなかったから証言してくれたんでしょ、まともな社会人として」 と言った。そしたらトメが 「悪いのはそっちなんだからちょっと位何よ! 謝ったら許してやろうと思ってたのに、 息子をこけにするわ、夫はたらしこむわ、 もう絶対に許さないわ!!!私の家族はあんたが壊したのよ!」 と基地外っぷりを発揮してくれた。 何がすごいって微塵も「自分に非がある」「息子は変」って思ってないとこ。 カンカンに怒って家を出て行くとき、 「もう大人なんだから自分の調停くらい自分一人でこれないの?」 と言ったら、夫はうなだれたがトメが激怒。 「お前に言われる筋合いはないのよ!! 親が子を心配する気持ちがわからないなんてどんな家で育ったのかしらね! 種を見れば畑がわかるとはよく言ったものだわ!」 もうトメ独壇場、夫が車に押し込むようにして連れて帰ってくれた。 ママンから離婚おk出たんだから、後はきっと楽だろう。 さ、ちょっくらバイトに行ってきます。 435 名前:名無しさん@HOME 投稿日:2008/01/17(木) 11 35 24 0 434 お疲れ。バイト頑張ってね。
https://w.atwiki.jp/shanhai/pages/10.html
湖面の青白い光が、洞穴をぼんやりと照らす。 洞穴は自然に出来たものか、ごつごつとした岩肌がそのままむき出しになっていた。 上に視線を向けると、湖の水面に向かってに細く長い鍾乳石が一本だけ伸びている。 鍾乳石と呼ぶにはあまりにも人工的な、正確な円錐形でガラスのように滑らかな表面の突起。 そしてその尖端からは、規則正しく青く輝く水滴を湖に落としている。 水滴と同じ色の輝きをもつ湖の水面は、穏やかに真円の波紋を描いていた。 その地下とは思えないほどに広い空間に、辺りとはあまりにも異質な一角。 床は白磁のタイルが敷き詰められ、その表面には不可思議な文様が蒼く浮かび上がっている。 そして文様の中央部に、安置された物は棺だろうか。同じく複雑な文様が蒼く浮かんでいる。 明らかに人の手によるもの。誰も来ないある建造物の地下にある空洞。 そんな場所に、一人たたずむものの姿が。 「ようやく最後の欠片がそろったわ」 あたしは、語り掛ける。 「誰もがあたしを狂ってるって言うけれど、気がついてないだけなのね。皆、私たちより狂ってるってことを」 絶対的な確信をいう芯が入った声が凛と響く。 「そうよね、あたしたちだけが正しい刻を歩んでる。そのことを誰も気がついていない。本当に、愚かな人たち」 やさしく撫でる指先に、文様が蠢く。 「もう少し……もう少しだけ待っていてね。すべてはこの刻の循環に、あなたのシナリオのどおりに動いているわ」 足元の文様に視線を落とす。明滅する光を見ると、自分がすべきことが判る。 なにが必要なのか、なにをすべきなのか。 「そうなのね、わかったわ。まずは……の欠片を……なのね」 私は微笑む。 「すべては、私たちのために」 文様の一番輝く場所にそっと口付けをすると、私は愚かな人々のいる地上へと向かっていった。 「さぁ、始まりのための終焉を……」 ======== 「迷った」 入学早々、まさかこんなベタな展開が起きるだなんて、思ってもみなかった。 「ここから真っ直ぐ北に向かっていけば良いわよ」 門に居た女性がそんなふうに気軽に言っていたから、正直甘く見ていた。 よく思い出してみれば、合同入学式で言ってたじゃないか。 「遭難して規定時間に間に合わずに、毎年数名の落第者が出る」と。 本当にその学園に入るに値するだけの力量を持っているかを試す、通過儀礼。 学園都市の中枢プロンテラから各学園までを、最低装備で徒歩で移動する。 与えられるのは簡易な地図一枚のみ。 各々歩いて移動できない距離ではないが、安全な場所ばかりではない。 学園都市特有の戦闘演習場や魔物が放し飼いにされている。 それに、出発時間はあまり寄り道ができるほどの余裕は与えられていなかった。 (誰かに聞こうにも、誰ともすれ違わないし、人の気配なんてのもないし) 気持ちは焦っているが、足はその場から動かなくなってしまった。 道が判らないときにむやみに動き回っては危険だということだけではない。 (今更、村になんて帰れない) 一瞬嫌な汗が背中に流れる。 村で始めての王立学園都市への特待生が出たって大騒ぎになって、 出発の前夜まで壮行会と言う名の祭りが、三日三晩続いたのだった。 いまさら「落第しました~(テヘ」なんて言って、戻れるはずもない。 しかも、自分はそんな風に気軽なことが出来るキャラでもない。 ましてや、あんなことをして村を後にしたとあっては。 1.壮行会の出来事を思い出す。 2.あたりの気配をうかがう。 1. 大人達、特に村の長や、長老たちは諸手をあげて騒いでいた。 既に何のお祝いだったのか忘れるくらいに、騒いでいた。 その騒ぎの中心に居ながら、僕は冷めた目で見ていた。 文字通り、台風の目だった。僕を中心に周囲は熱狂的な大騒ぎしているのに、 僕が居るところだけはとても寒々として凍てついていた。 誰も、僕のことなんて見ていなかった。 僕の周りには誰も居なかった。 幼い頃に両親を失った僕を育ててくれていたのは、 教会のシスターだった。 2. 「……」 辺りを見渡す。虫や鳥の声が聞こえ、風に揺られざわめく木々の葉擦れ。 本当に一人だった。 僕は、嫌な事を思い出す。 ======== 「此処よ」 長い地下道を抜けた僕達の目の前に現れた光景に驚いた。 「どう、驚いた? あの時計塔の地下にこんな場所があるなんて」 彼女の言うとおりだった。僕らは、目の前の地下とは思えない広大で 明るい空間に言葉を失い、感嘆の吐息を漏らすだけだった。 そこは、幻想的な光に満ち溢れていた。青や赤、まばゆい光が辺りを照らしていた。 「えぇ、驚きました」 僕は、素直にその光景を見つめたまま呟くように答えていた。 「で、なんなのよ、此処は」 その声に視線を向けると、***が不機嫌そうに腕組みをしていた。 しかし、その態度を見ると彼女は踵を小刻みに踏み鳴らしながら 落ち着かない様子で視線をあちこちに泳がせていた。 そして、その言葉の後を続ける事もなかった。 僕は視線をカスターに移すと、彼女はじっと優しげな瞳で 僕ら二人の事を見ていた。 「此処の事を知りたい?」 カスターは優しい僕らを包み込むような声色で、そんな質問をしてきた。 どう見ても特別な空間。 知りたくないはずがない。答えは「Yes」に決まっている。 しかし僕は、僕の心は、なぜかその答えを言ってはいけないと感じる。 そう、この背中のざわめく感じは良くない事が起きる前兆。 こんなにも穏やかな空気の中、僕の身体は鼓動が早くなり危険を感じている。 根拠なんて何もない。僕は今までもこの予感を信じて生き残ってこれたのだからと。 1.「いえ、べつに……」 2.「……」 1. 「いえ、別に……」 そう言い掛けたときだった。 「もったいぶってないでさっさと言いなさいよ。全くばばぁはこれだから」 最後の方はさすがに遠慮したのか、相手に聞こえないように声を潜めながら***が言い放つ。 「お。おぃ」 僕が***を咎めるのを見て、カスターはくすりと二人を見て笑った。 「そうね、歳を取ると若い人を見ると意地悪になるのかしらね」 怒ったそぶりもなく、カスターは僕ら二人に微笑みかけながらそんなことを言った。 「ほんっと、歳はとりたくないもんだわっ。ま、私は永遠の17歳だしっ」 ふんっと、***は鼻息も荒くふんぞり返っている。 「若いっていいわね。そんなことで気軽に永遠なんて言えるんだもの」 そういっている彼女の笑顔は、どこか寂しげな影がかかっていた。 「いいわ、教えてあげる。ここが何の為にあるのか、ここがどうして出来たのかを」 カスターの言葉に、周囲の空気がざわめくのを感じる。そこはかとなく、いやな気配。 肌の上を何か意志のあるものが撫でていく、まるでナメクジが身体を這いずり回る、そんな不快感。 なんだっ、この気配は! 「ちょ、ちょっとっ! なによこれ!!」 突然の叫びに、慌てて振り向く。 なんだ? 何がおきてる? 目の前の光景に、僕の理解力は追いつかなかった。むしろその状況は、理解の範疇を超えていた。 目の前にいる***の足元が、靄のようなもので覆われている。いや、靄というよりも半透明の粘液が絡まりついているような感じ。そして、その足も半透明に透けて、彼女の向こう側にある地面が見えている。 僕は慌てて駆け寄ろうとする。 2. 「……」 息が詰まり、僕は言葉を出せなかった。 これ以上かかわりを持ってはいけないと、無意識のうちにあとじさっていた。 「知りたくは、ないの?」 質問ではない、それはこのことに関わりを持たせようとする意志を秘めていた。 「なによもったいぶっちゃって。別に聞きたくなんてないわよ」 いらいらした口調で、***が
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/40164.html
登録日:2018/08/15 (水曜日) 16 51 00 更新日:2024/02/18 Sun 10 30 32 所要時間:約2分で読めます ▽タグ一覧 クラシック映画 サンセット大通り ハリウッド パブリック・ドメイン ビリー・ワイルダー マスターピース モノクロ映画 ヤンデレ ロサンゼルス 不朽の名作 中の人ネタ 化石 名作 悲劇 映画 熟女 狂気 老害 再び映画が撮れて 本当に幸福です 『サンセット大通り』とは、1950年にアメリカで製作されたモノクロ映画である。原題は『SUNSET BOULEVARD』。 監督は『お熱いのがお好き』や『アパートの鍵貸します』などの名作映画で有名なビリー・ワイルダー。 かつての大物女優の没落と狂気を通じて、煌びやかな映画界の闇を克明に描写した傑作。 日本でも古典的名作として評価は高く、ミュージカルとして舞台公演が行われた。 【あらすじ】 サンセット大通りにある古い豪邸に、警察やマスコミが殺到していた。そのプールに、銃で背中と腹を撃ち抜かれた一人の男の遺体が浮かんでいたからだ。 被害者は、売れない脚本家であるジョー・ギリス。 彼のモノローグにより、これまでの経緯が語られる…… 遡ること半年前。生活苦に陥っていたジョーは、取り立て屋に車を引き渡すよう迫られていた。あらかじめ取り立てに備えていたジョーは、嘘をついてその場を切りぬける。ジョーは金を用意するべく、書き上げた脚本を映画会社に持ち込むも、酷評されて採用してもらえなかった。当てが外れたジョーは何とか金を工面するべく奔走するが、万策尽き、取り立て屋から逃げる最中、運悪く車がパンクしてしまう。 サンセット大通りにある、古びた豪邸へと逃げ込んだジョーは、そこに住む一人の女性に出会う。彼女は、かつてサイレント映画時代に大女優として活躍したノーマ・デズモンドであった。もはや過去の人となっていたノーマであったが、その現実を頑として認めようとしない彼女は、ジョーが脚本家であることを知ると、彼に自身が出演する映画の脚本を仕上げることを依頼する。窮地にあったジョーは、申し出を受け入れ、半ば強制的にノーマの屋敷に住まうことになる。 この悲劇は、狂気に憑りつかれた女優と、彼女に囚われた脚本家が織りなす「名もなき愛の物語」。 【登場人物】 ●ノーマ・デズモンド(演:グロリア・スワンソン) サイレント映画時代の大スターで、今は世間から忘れ去られた存在。しかし、本人は自分は今でも大物であるという妄想に憑りつかれており、ハリウッドへの復帰を目論んでいる(自宅のあちこちに自分の写真を飾り、自分の過去の主演作をホームシアター的に上映することも)。 全盛期の頃に稼いだ金額が余程のものであったのか、長らく仕事が無い状態であるにもかかわらず豪邸に住んで贅沢な暮らしを送っており、まったく生活に困っているような描写は無い。 自らが主演するつもりで映画『サロメ』のアイデアを温めており、ジョーにその仕上げを依頼する。脚本も自身で手掛けたが、その脚本は、ジョー曰く6作分の量であり、なおかつ見るに堪えない駄文であり、ハリウッドへ完成品を送った際は、「駄作」とすら称される代物であった。 サイレント映画の、そして自分の時代がとうに終わってしまった事実を受け入れず、自身をスターであると思い込む姿は、ジョーに「夢遊病者」と評された。そして気が昂ぶった際に見せる表情は、正に狂気に憑りつかれた恐ろしいもの。 『サロメ』の脚本を送った後、業界関係者の「撮影のため、車を貸して欲しい」という依頼を、「自分の脚本が採用された」と思い込んでしまった挙句、撮影中のスタジオに押しかけていき、気を遣った関係者の発言から、更に妄想をこじらせていき……。 失礼します 撮影ですので ●ジョー・ギリス(演:ウィリアム・ホールデン) 売れない脚本家で実質的な主人公。本作冒頭でプールに浮かんでいた死体の男性。本作は、殺害までの経緯を彼自身のモノローグで振り返るものとなっている。 窮乏を脱するため、ノーマが正常な精神状態ではないと分かっていながら依頼を引き受けるが、半ば監禁状態となってしまい、彼女の元を逃げ出そうとする。しかしそのことでノーマが自殺を図り、また戻って彼女と同居することになってしまう。 そんな中、脚本家を志すベティと出会って惹かれ合い、密にベティと脚本を共同執筆することになるが…? ●マックス(演:エリッヒ・フォン・シュトロハイム) ノーマの執事で、神経質そうな男性。ノーマのことを崇める言動を取り、彼女が夢から覚めないように努めている。ノーマに対する態度を除けば話の通じる人間であり、ジョーに対して礼儀正しく接し、ジョーがノーマに隠れてベティと会っていることも咎めることはなかった。しかしその際に、自身の素性を明かして、ベティとの密会がノーマにばれてはならないとジョーに忠告している。 ●ベティ・シェーファー(演:ナンシー・オルソン) 若手の脚本部員で、ジョーの親友の婚約者。祖母の代から映画業界に関わっているが、自身は見た目や演技力から、表舞台で輝くことはできなかった。しかし本人は裏方の仕事を気に入っている。脚本を執筆中であり、ジョーと共同で作業を行うことになる。その最中でジョーに淡い恋心を抱いていく。 【作品について】 本作は、作品のリアリティーを増すためキャスティングが徹底しており、出演している俳優達の多くが、当時の彼らの実際の状況を反映した役柄を演じている。 主演のグロリア・スワンソンも、作中のノーマ同様の「現在は落ちぶれたサイレント映画時代の大スター」であり、そのことが劇中の鬼気迫る演技を生み出した。 上述した主要な登場人物の他にも、ハリウッドの名監督であるセシル・B・デミル、グロリア同様にサイレント映画で活躍した喜劇王、バスター・キートンらが本人役で出演している。 しかし、やはりというべきかキャスティングは相当に難航したようで、特にノーマ役は役柄が役柄であるため誰に打診しても断られ、最終的にダメ元でビリー・ワイルダー自身が説得に当たったグロリアがノーマ役に収まることとなった。 ハリウッドの映画業界を皮肉るかのようなその内容も問題視され、現在のような評価が得られるまでにはかなりの時間を要したらしい。 ちなみにオープニングは2種類存在しており、最初に試写会で披露されたものは、遺体安置所から始まるというものであった。 が、「遺体安置所でジョーがこれまでの経緯を語りだす」というその光景がなんだかギャグみたいに見えてしまうことから、現在よく知られるバージョンへと差し替えられることとなった(最初のバージョンは、DVDの特典映像でスクリプトのみ見ることが可能)。 なお、ジョーの遺体がプールに浮いているオープニングの場面は、まるでプールの中から撮影しているかのようなその構図が当時としては非常に斬新で、この構図を撮影するために特殊なセットが組まれている。 後に「アイ・ライク・ショパン」などの楽曲を世界的にヒットさせることになるイタリアの歌手・ガゼボのデビュー曲「マスターピース」の歌詞の中で語られている映画は、この「サンセット大通り」のことであると言われている。 追記・修正をお願いします。 遂にカメラが回り始めた 人生は奇妙に慈悲深くノーマに情けをかけた 取り付いた夢で彼女を包んでやったのだ △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 主演のグロリアはこの映画のヒットでスターの座に返り咲いたって聞いた事がある -- 名無しさん (2018-08-15 18 26 44) ハリウッドの夢と挫折、狂気を描いた作品は今作のほかに『イナゴの日』『何がジェーンに起ったか?』などがある。いずれもおすすめ。最近だと『アーティスト』『ラ・ラ・ランド』もある -- 名無しさん (2018-08-15 21 51 27) パブリックドメインゆえニコニコでタダで観れるから -- 名無しさん (2018-08-15 22 14 41) ミュージカル版のパーフェクトイヤーっていう曲がむちゃくちゃ好き。 -- 名無しさん (2018-08-16 20 52 20) 登場人物の辺り本家wikiと記述がダブってる?と思って両方の履歴見比べたらこっちで先に書かれた記述がほぼそのまま本家に転載されてますね -- 名無しさん (2024-02-17 01 18 03) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/stairs-okai/pages/455.html
もうとっくに仕事は終わっているはずなのに、まるで待ち時間みたいに、キュートのみんなそれぞれがお庭を眺めながら過ごしていた。 「あれー?みんなぁ」 やっとゲルから出てきた愛理と千聖も、それを見て嬉しそうに手を振る。 「おっそーい、千聖!舞、千聖がそこん中で寝てると思って、気ぃ利かせて待ってたんだからね!ほらもう帰るよ!」 「あら、舞さんたら。お待たせしてごめんなさいね」 「は?舞さ・・・ええ?・・・まあいいや、行こっ」 舞ちゃんはパタパタ走りよってきて、あっという間に千聖の腕を取って行ってしまった。 「ねえ、ねえ」 私は近くにいた舞美ちゃんに、そっと話しかけてみた。 「本当にずっと待ってたの?」 「んー、一回お昼食べに外出たんだけどね。舞が戻りたいって言うから、時間つぶしてたの。ここは自然いっぱいで、飽きないしね」 「そか。・・・あともう一個だけど、何で私たちがここにいるって知ってたの?」 「知ってたっていうか、まあここだろうなって。そこのテントがちっさーの隠れ家なんだって、舞が。 梨沙子たちも一緒っていうのはここ来るまで知らなかったけど、中から話し声がしたからね」 「ふーん」 バレてるんじゃ、隠れ家じゃないじゃん・・・。っていうか、何で知ってるんすか、舞ちゃん・・。 「まあ、ちょっと遅くなっちゃったし、今日はりーちゃんも一緒にかえろ」 「うん・・・」 せっかくなっきぃが笑いかけてくれたのに、何か気持ちが沈んだ。 799 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/26(月) 17 13 02.24 0 だって・・・いないし、ベリーズ!一人も! 「・・・キュートって、仲良くていいなあ」 「ん?でもいつもこういう風に待ってるわけじゃないよ。帰り別々なことも多いし」 「そうじゃなくてぇ・・」 ま、わかってるけど。キュートとベリーズじゃノリが全然違うし。納得は一応してるけど、やっぱり寂しいものは寂しい。 「行こう、梨沙子」 何となく、私の気持ちを察してくれたのか、愛理となっきぃが手を繋いでくれた。 舞美ちゃんはよくわかんないけど、後ろから腰を抱いてきてムカデ歩きみたいになった。 「歩きにくいし!」 「もー、みぃたんたら無茶しないでよぅ」 わいわい騒ぎながら、屋上に繋がる階段を下りていく。 そこから通じるエレベーターでいっきに1Fまで下ると、私の目に、信じられないものが写った。 「あ、梨沙子さん」 笑いかけてくる千聖と舞ちゃんの奥。 「みや・・・」 「お疲れー。よかった、梨沙子残ってたんだ」 「何で?先帰らなかったの?」 何か約束してたってわけじゃないのに、みやがそこにいたことにびっくりして、思わず咎めるような口調になってしまった。 800 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/26(月) 17 14 12.56 0 「いや、忘れ物しちゃったから・・・。ちょうど千聖たちに会って、梨沙子いるって言うから待ってたんだけど」 「あ、そ、そっか、ありがと」 「今日さ、梨沙子仕事終わってからすぐどっか行っちゃったじゃん?別にさ、子どもじゃないんだし大丈夫だろうけど、みんな心配してたんだよ。メール、送ったけど見てない?」 そう言われて、私はあわてて数時間ぶりにケータイの電源を入れた。 愛理や千聖と過ごすのが楽しすぎて、全然メールチェックなんてしてなかった。 「おー・・・」 「すっごーい!梨沙子人気者じゃーん!とかいってw」 横から覗き込んだ舞美ちゃんが、感嘆の声を上げた。 新着メール、30件。 みやは“帰っちゃった?”“とりあえずうちも帰るよ、お疲れ!”とか、普通の内容。 キャプテンは明日の連絡事項と、私の体調を気遣う内容、それから2人の間でブームなドラマの感想が入ってた。 ももはツ○ッターと勘違いしてない?ってぐらいの頻度で“今電車乗ったよー”とか“オレンジジュースおいちー☆”とか画像つきで。 茉麻は“今どこ?”“何かあった?大丈夫?”“気づいたら1回メールちょうだい”ってママっぽいメールが数件。 千奈美は意味わかんないダジャレと面白画像をたんまり送ってきて、“求感想!てか今もう家?”って送ってきてた。 熊井ちゃんはハマッている漫画の話を長文で、最後に“ところで梨沙子、いつの間に帰ったの?”なんて書いてた。 「愛されてるねー」 「・・・うん」 余計な言葉を言ったら泣いちゃいそうだったから、黙ってみやの肩に顔を押し付けた。 「どうしたどうした。甘えんぼうか」 髪を滑るみやの手が気持ちいい。 801 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/26(月) 17 15 13.93 0 みんな、さりげなく私のこと気にしてくれてたのに。キュートは仲がよくていいな、なんて口に出した自分が恥ずかしくて、情けない。 「一緒に帰ろ?」 「うん・・・」 ささやかに誕生日を祝ってもらって、愛理とも千聖とも仲を深める事ができて、キュートのみんなに優しくしてもらって、ベリーズの絆を強く感じる事もできて。最高の1日だったと思う。 んま、できれば、元気なほうの千聖にも会いたかったけど・・・。 「じゃ、またね!」 「うん、バイバーイ」 駅について、それぞれの電車の乗り口に別れていく。 私は愛理・みやと途中まで一緒。千聖たちとはここでバイバイ。 「じゃーねー・・・ん?」 名残惜しく、みんなの後ろ姿を見送っていると、急に千聖の足が止まった。 「千聖?」 小走りで、私のところまで戻ってくる千聖。 黙ってジーッと見つめてきたと思ったら、その可憐なお顔が、だんだん不気味に歪められていく。 「ちょ・・・」 802 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/26(月) 17 16 22.83 0 何か言い出す前に、背後に回りこんだ千聖は、私の頭を抱え込んで胸に押し付けてきた。 千聖の柔らかい胸の感触と、ギリギリ締め付けてくる息苦しさが同時に襲ってくる。 「グフフフ」 「ギ、ギブギブ!無理!」 早々に腕を叩いて降参を知らせると、千聖は満足そうに体を離してくれた。 「ケホケホ・・・な、な、何」 「あはは、りーちゃん、じゃねーい!あ、ごきげんよーだっけ、あははは」 何がそんなに面白いのか、千聖は手を叩いて笑いながら、改札をくぐってしまった。 「あははは、なになに?ウケるんだけど!」 「梨沙子、大丈夫?」 みやなんて大爆笑してるし、一応心配してくれてる愛理も、若干目の端に笑いが浮かんでいる。 「し、信じらんない!千聖の乱暴者!っていうか、いつの間に元に戻ったんだろ・・・」 すると、愛理はちょっと気まずそうに私をチラ見した後、「・・・今日は、最初っからヤンチャな方の千聖だったんだよ・・」と呟いた。 「えええええっ!!!??」 「まあまあ、梨沙子落ち着いて」 「あばばば」 803 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2010/04/26(月) 17 17 48.20 0 だって、だって、さっきまではあんなに綺麗な言葉遣いで・・・あんな清楚な笑顔で・・・なのに、どういうことだ! 「いやー、いつネタバレするのかなーって思ってたんだけど、千聖全然言い出さないから。まさかこのタイミングとは思わなかったなあ」 「あー・・・それで、さっき私が“元の千聖にも会いたい”って言ったとき、2人して大爆笑してたんだ。もー、どっかで教えてよぅ、愛理ってば!」 「あはは、ごめんねー。なっきぃも舞ちゃんも気づかないふりしてあげてたから、言いそびれちゃった。舞美ちゃんだけは本当に気づいてなかったかもしれないけど」 ――キュート、変なトコでも結託しすぎ!! 「私も全然気づかなかったなあ。千聖、元に戻ってることもあるんだ!面白いね!」 「うん、最近の“元の千聖”のマイブームなんだよね、お嬢様のフリして騙すの。でもキュートのみんなはもう慣れっこだから引っかからないし、今の梨沙子の反応は嬉しかったんじゃないかな。」 「うー・・・でも、まあ、明るい千聖とも会えてよかったよ。あの乱暴者め!プロレス技とかひきょうだし!」 悪態をつきつつ、それでも私たちに美味しいトマトを譲ってくれたり、隠れ家に招いてくれたりしたのは“元の千聖”の優しさに違いないわけで・・・それは、やっぱり、嬉しい。 「・・・もう二度と引っかからないように、これからはもうちょい千聖の動向に注意しとこうっと」 「ケッケッケ、でも相手はあのいたずらの天才だからねー。ファイトだ、梨沙子!」 「おー!」 とりあえず、プチ復讐として、帰ったら“元の千聖”に「ももが階段から落ちてクールキャラになっちゃった!」ってメールしてやろうかな、と私は密かに微笑んだ。 TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
https://w.atwiki.jp/steffi_0922/pages/534.html
メルルーの秘宝ってもう終わってしまったんですか(涙)? -- (メモ) 2013-12-19 02 53 41
https://w.atwiki.jp/steffi_0922/pages/508.html
って、わたしじゃなかったら、ちょっと恥ずかしい( /ω\) -- (管理人) 2009-05-20 18 06 39
https://w.atwiki.jp/suproy/pages/60.html
ベトレイヤー 「君の所属していた部隊―――チーム・ジェルバと言ったか。 部隊は全滅し、君だけが残った。そして君は部隊の仇を討つ為に行動している。 そうだな?セレーナ・レシタール君」 仮面の男、ユーゼスは通された扉の向こうで私にこう言った。 「よくそんな所まで調べたものね。あなた何者?何が目的?」 「君に質問する権利は無いよ、レシタール君。取引をしないかね?」 「・・・条件によるわ。」 「君にはこのゲームを滞りなく進める為に24時間以内に3人を殺して貰う。 勿論、機体の破壊だけではない。パイロットの生命活動を停止させろ。」 (やはり、そうくるわね。けど生命活動?妙な言い方をする・・・) 「で、貴方は私に何をくれるのかしら?」 「チーム・ジェルバを壊滅させた君の仇を教えてやろう。」 「・・・!」 「私が知っていることに不思議はあるまい?君が仇を追っていることを知っていた私だ。 その程度の情報、掴むことなど造作もない」 「・・・そう。ならば私に断る理由は無い。その取引乗りましょう。指きりげんまんでもしましょうか?」 「セレーナさん!」 ずっと黙っていたエルマが溜まりかねて口を挟む。咎めるような口ぶりである。 「あなたは黙ってなさい、エルマ。ジェルバの、みんなの復讐は全てに優先される。そう、私の命よりもね・・・!」 「フ、いい心がけだ、レシタール君。その決意に敬意を表して君にぴったりの機体を用意させた。 君が乗っていたASソレアレスと同じような運用が可能な機体だ。これを使って“人殺し”に励んでくれたまえ。 特殊部隊に居た君の人殺しの腕を堪能できることを期待してる。ハハハハハハッ!」 ぐにゃりと空間が歪み、ユーゼスは高笑いと共に消えた。 「ここは・・・E-2というエリアみたいね」 支給された地図をエルマに読み取らせながらセレーナは呟く。周囲は廃墟のようだ。 「セレーナさん、どうして取り引きなんか受けたんですか!ボクは、ボクは納得できません!」 傍らでライトを点滅させてエルマが声を荒げた。 「エルマ、戦場に納得なんていらないのよ。死んでいったジェルバの皆は納得しながら死んだと思う?違うでしょう?」 「それは・・・」 と、突然セレーナは首につけられた首輪を握り締め、エルマに顔を寄せて囁く。 「いい?あのユーゼスという男が本当に情報を持っているかは分からない。 仮に持っていたとしても24時間後、3人殺したとして私にマトモな情報をくれるかも分からない。 でもたった1%でも可能性があるなら私は悪魔に魂を売るわ。 それに、あいつが私を利用すると言うのなら、私があいつを利用してやる。 私だって殺人狂じゃない。あの部屋にいた小さな子供たち・・・あんな子を殺したくなんかないのよ! だからこの馬鹿げたゲームに乗っている人間を探して殺す。そう決めたわ」 「セレーナさん・・・」 「それからエルマ、この首輪は主催者側から支給されたものよ。盗聴されている可能性が高い。 だから反抗的な言動は慎みなさい。とりあえずは24時間の辛抱よ。」 「・・・ラジャ」 セレーナはエルマの頭を撫でて言う。 「上出来よ、エルマ。全て終わったらチューしてあ・げ・る。 さ、まずは暫くの相棒にお目覚め願いましょうか!」 スイッチを入れると微かな音と共にコクピットに光が点る。 声紋チェック開始、姓名と認識番号を 低い男の声でAIが要求する。確かトリセツには“アル”というコールサインだと記されていたっけ。 「セレーナ・レシタール、D-138」 確認しました。ARX-7・アーバレスト起動します 身体に伝わる小さな揺れがこのアームスレイブ、ASが目覚めたことを伝えてくれた。 そういえばソレアレスもASと名付けられていたな・・・ふと思う。 「エルマ、アクセスしてこの機体の把握をヨロシク。トリセツ読むの面倒だったのよね~」 「全く、セレーナさんってば・・・」 エルマがごちてアクセスを開始する。数十秒の後、エルマはアーバレストの“ほとんど”を把握した。 単分子カッターが二振り、散弾銃が一丁、手投げグレネードが五発。これがアーバレストの全てだ。 「まだコンプリートしないの?ダメダメねー、エルマちゃんったら。オシメ取れるのはまだ先かな?」 「すいません、セレーナさん。実はアーバレストにはブラックボックスがあるみたいなんです。」 「ブラックボックスぅ?そんなもんある兵器なんて信頼性全然ないじゃない。しっかしりなさいよ、エルマ!」 セレーナはエルマの背中(?)をバシバシ叩く。 「・・・やっぱりダメです。かなり厳重なプロテクトがかかってるんですよ。」 「ねぇ、アル。このブラックボックスって何よ?」 回答不能 「ケ~チケチしてないで教えなさいってば。海に沈めちゃうわよ?」 回答不能 「だぁぁ~っ!埒が開かないわ。 エルマ、プロテクトの解除作業は地道に続けておいて。ついでに索敵、ジャミングよろしく!」 「ううう、メカ使いが荒いですよ?セレーナさん・・・」 2時方向から敵機が接近 「かなり速いです!」 アルとエルマがが同時に警告を告げた。 「二人ともこれから仲良くしてね?それにしても、もう来客?お持て成しの用意もしてないって言うのに・・・」 ホバーしながら高速接近してくる機体は緑色、そして無骨な外見をしていた。 全高はアーバレストのほぼ二倍、右手にバズーカ、左手にライフルを持っている。 『早速エモノ見ぃつけマシター!倒させてもらいマース!』 冗談のようなインチキアメリカ人的口調が外部スピーカーから聞こえてくる、と同時にバズーカを発射した。 「やる気充分のようね。ならばこっちも容赦はしないわ。消す!」 単分子カッターを抜き逆手に持つと同時に左へと跳躍。斜め後ろで轟音。さっきまで立っていた場所を緑の機体が通り抜けていく。 「このパワ-、凄い。確かに高性能な機体ね・・・」「セレーナさん!後ろ!」「エルマ!耳元で怒鳴るな!」 再び跳躍。月面宙返りをすると同時に敵へグレネードを投げる。着弾したが敵の動きは止まらない。 『アレレ、蚊にでも刺されたような攻撃デース!このウォーカー・ギャリアに勝てるとでも思ってるんデスカー!?』 バズーカ・ライフルに加え頭部、腹部の機関砲まで乱射。迫りくる弾頭をビルを縦に横転を繰り返してかわす。 (こちらの武装は全て近距離戦向き。近寄らなければこのままだと蜂の巣ね。 敵のパイロット、言葉使いはともかくなかなかいい腕をしている・・・ 闇雲に撃っているように見えて狙いは正確だ。狙いが正確?そうか、ならば!) 一斉射撃が止み、隠れたビルを壊そうとウォーカーギャリアがバズーカを構えた瞬間にアーバレストは陰から躍り出た。 『カミカーゼ戦法デスカ?アーメン!!』 バズーカの弾が一直線に迫ってくる。射撃が正確だからこそ、絶対に機体へ向かって一直線に向かってくる。 弾筋が予め分かっているなら、実弾を避けることなど容易い!弾を紙一重、前転して避け低い姿勢のまま敵へと一直線に駆ける。 バズーカは最も反動が大きい。隙だらけだ!グレネードを前方に投げ、間髪入れずにショットガンで撃つ。グレネードは空中で爆発。 ウォーカーギャリアの視界を爆炎が遮る。刹那、ジャック・キングの前からアーバレストは姿を消した。 『オオっ!どこに行きましたカ!?』 「ここよ、外人さん」 足を腰に絡めウォーカー・ギャリアを背後から優しく抱きしめるように、アーバスレトの手がコクピットへと回される。 単分子カッターが耳障りな音を立てて回転を始め、 「――アディオス」 コクピットを蹂躙した。 「このバズーカとライフルはアーバレストでも使える?」 アファーマティブ、運用可能 「外人さんが撃ちまくってくれたおかげでそう残弾はないけど、遠距離用の武装は無いし、頂きますっと。」 「セレーナさん・・・」 「これで一人目、もう後には引けないわ。ゲームに乗ってる奴を必ずあと二人・・・殺す。」 【セレーナ・レシタール 搭乗機体:アーバレスト(フルメタル・パニック) パイロット状況:健康 機体状況:損傷なし。グレネードを二発使用(残り三発)。 現在位置:E-2 第一行動方針:ゲームに乗っている人間を二人殺す 最終行動方針:チーム・ジェルバの仇を討つ ※ウォーカーギャリアのバズーカ、ライフルを奪取。】 【ジャック・キング 搭乗機体:ウォーカーギャリア(戦闘メカ ザブングル) パイロット状況:死亡 機体状況:中破(コクピット以外に目立った損傷は無い。但し搭乗は不可能)】 前回 第30話「ベトレイヤー」 次回 第29話「美少女と親父」 投下順 第31話「幸せの材料」 第29話「美少女と親父」 時系列順 第31話「幸せの材料」 前回 登場人物追跡 次回 - セレーナ・レシタール 第65話「覚悟」 - ジャック・キング - 第2話「ルール説明~開始」 ユーゼス・ゴッツォ 第33話「水面下の状景」
https://w.atwiki.jp/sentai-kaijin/pages/3573.html
「パパ…私、いいモノになったでしょ…?」 【名前】 エスケイプ 【読み方】 えすけいぷ 【俳優】 水崎綾女 【登場作品】 特命戦隊ゴーバスターズ獣電戦隊キョウリュウジャーVSゴーバスターズ 恐竜大決戦!さらば永遠の友よ 【登場話(ゴーバスターズ)】 Mission22「美しきアバター エスケイプ」Mission23「意志を継ぐ者」Mission25「アバターの謎を追え!」Mission28「ニワトリに注意せよ」~Mission30「メサイア シャットダウン」Mission33「モーフィン!パワードカスタム」Mission34「敵はビートバスター?!」Mission36「ゴーバスターライオー ガギーン!」Mission37「黒と白の花嫁」Mission39「必殺!メサイアの拳」Mission40「カブるJとメサイアロイド」Mission42「突撃!メガゾードの中へ」~Mission44「聖夜・使命果たすとき」Mission46「新たな融合と熱暴走!」~Mission48「仕掛けられていた罠」 【所属】 ヴァグラス 【分類】 幹部/アバター(ゴーバスターズ) 【製造モチーフ】 転送研究センターの研究員 【その他のモチーフ】 パソコン 【推奨動作環境】 不明 【名前の由来】 エスケイプキー 【特命戦隊ゴーバスターズ】 エンターと同様、メサイアのアバターとして作り出されたヴァグラスの女性幹部。 妖艶な美女の姿をしており、メサイアを「パパ」と呼んで慕い、エンターに似た特殊な模様が付いたサングラスと服を身に着けている。 黒色の「ゴク」、白色の「マゴク」という銃口の下に刃物が付いた2丁の銃を武器としている。 フィルムゾードの作った疑似亜空間に快感を覚えたメサイアが更なる快感を感じる為に生み出した。 エネトロン強奪よりも人間を苦しめ、メサイアを喜ばせる事に主眼を置いた計画の実行が多い。 その正体は13年前に亜空間へ転送され、メサイアに取り込まれた女性陣のデータを統合して創り出された存在だった。 その外見、愛用のゴーグル、銃の名前(ヒロムの母親である桜田ミチコ)などにその特徴が見られる。 パッドタイプのデバイスにデータとして入っているメタウイルスカードを選択し、メタウイルスを無機物にインストールする事でメタロイドを生み出す。 エンターのようにエネトロンタンクを身に着けていないが、メタロイドを作る為のエネトロンを何処から得ているのかは不明。 素早い身軽な動き、2丁の銃による銃撃、銃を使っての格闘戦、銃底のチェーンの先に付いたイヌの頭部のような飾りを伸ばしての攻撃を行う。 エンターに勝るとも劣らない戦闘力だが、本人は戦いを味わう刹那主義者らしく、強敵を「いいモノ」と称して積極的に戦いを求める。 「メサイアの機嫌を取っていれば、好き勝手ができる」と思い、自身の意に沿わない行動を取るメタロイドを蹴り付けて制裁を加える事もある。 その場に「いいモノ」がないと即刻撤退するなど、かなり自分勝手な行動が目立つのはある意味でメサイア譲りといえる。 メサイアへの忠誠心が強く、エンターとは性格の違いからお互いに牽制する態度を表す事があるが、同じメサイアの部下としてヴァグラス全体の利益の為にエンターから共闘を申し入れられる事もある。 Mission25では当初ブルーを軽く見ていたが、熱暴走した彼と戦った事で「いいモノ」と認識するようになる。 その後もブルーには特に拘りを見せている様子。 Mission30で亜空間に突入したゴーバスターズを迎え撃つが、メサイアに異変を感じると崩壊寸前のヴァグラス基地に撤退する。 そのまま消失したと思われたが、Mission33で生存が確認される。 「メサイア成長の為」とはいえ、メサイアカードを好き勝手扱うエンターを咎めるが、彼が異様に変化していた為、手出しできずに行動を制限される事になる。 Mission36でゴーバスターズと再会し、パワードモーフィンしたブルーバスターパワードカスタムと交戦するが、彼の驚異的なパワーに圧倒され、ゴリラージパンチでゴクとマゴクを破壊され撤退する。 Mission37で今の状況に苛立ちを募らせ、自らの手でメサイアを復活させるべく行動を開始した。 新たなデータを自身にインストールする事で無機質な怪人態への変貌を遂げ、怪人態への変貌に気付いたエンターは彼女の覚悟に感服し、単独行動を見逃している。 Mission39では沢井ケンタの肉体を乗っ取ったカラテロイドのサポートを目的に出現する。 パワードモーフィンしたレッドとイエローにやられそうになったところをエンターに救われる(今回の戦いでビートバスターにダメージを与えた事がMission40のエピソードに大きく関わる)。 Mission40でメサイアカード探索の為のメタロイドを作り出し、カードの内の1枚がエンターの体内にある事を察知し、以降はエンターを大事に扱うように決めた模様(エンターは「気まぐれによる行動ではないか」と懸念していたが、Mission43で決別している)。 Mission42でメガゾードにメサイアカードが融合したメサイアロイドから生まれた新たなメガゾードに搭乗する。 Mission43でメサイアの復活を望んで躍起になるが、エンターによる行動の制限に不満を募らせる。 「その時は新たなメサイアを自分達で作ればいい」という彼の冷血な本音に痺れを切らすと決別し、ケンタテロイドからエンター・ユナイトが回収したメサイアカードをメガゾードζで奪取し、彼をメガゾードの手で掴み挙げ、「もうメサイアの復活に必要ない」という烙印と共に握り潰した。 同じアバターの彼女が感情的な行動に出る事を予想だにしていなかったのか、エンターは反逆された際に彼女を「不完全さにおいて人間の完全なコピー」と評した。 Mission44でタイプζを核に呼び寄せた複数のメガゾードを取り込ませ、巨大なメサイアを顕現できた事で歓喜に至る。 しかし、更なる進化を求めるメサイアには彼女への愛情は全くなく、成長の礎として彼に取り込まれて消滅した。 Mission46でエンターの新たに得た力によってバックアップデータを元に花から製造された個体として復活する。 能力や性格はそのままだが、バックアップデータがゴーバスターズと出会う前のものしかない為に昔の記憶はなく、自身を作り出したエンターを「パパ」と認識して慕うようになっている。 強化形態にも変化が現れ、素体の花を象徴した姿にパワーアップした。 イエローバスターパワードカスタムがエネトロンをチャージして放ったライオブラスターの射撃によって削除されるが、エンターによって再び復活する。 その後も復活する度に記憶がリセットされ、ゴーバスターズに自己紹介を繰り返している。 延々とエンターの手で再生を繰り返すが、度重なる復元とリセットによってバックアップに劣化の兆候が現れ、「データの残骸」と成り下がっていく。 Mission48で生物との融合が可能になるまで進化するが、それまで慕っていた筈のエンターにも「いいモノ」と牙を向ける。 人格が破綻した彼女には以前の面影は消えた事にエンターから見放され、彼の一言で自身が目指す「いいモノ」になろうと暴走し始める。 夜な夜な彷徨しては小動物を取り込み、異様な姿に変貌し、レッド以外のゴーバスターズと交戦する。 4人の一斉射撃を受けると更に暴走し、周囲の建造物を吸収していき、かつてのメサイアと同様に巨大な形態に変貌する。 ゴーバスターキングに敗北した後、元の姿に戻り、最期はライバルだったブルーに見守られながら消え去った(上記の台詞はその際のもの)。 【獣電戦隊キョウリュウジャーVSゴーバスターズ 恐竜大決戦!さらば永遠の友よ】 宇宙大恐竜ボルドスが起動した残留プログラムからエンターと共に復活する。 エボルブへの変身も披露しているが、恐竜系戦隊達に破れ再び消滅した。 【動物戦隊ジュウオウジャー】 伊狩鎧の記憶から復活した様々な戦隊作品のボスクラス怪人達の一人としてエンター・ユナイトと共に復活。 ゴーカイジャーとジュウオウジャーのダブル戦隊と激突する。 【余談】 名前の由来はエンターと同様にパソコンの入力キーだが、入力キーの立ち位置的には対極的な存在になっている。 服装も軽装になっているが、自ら前線に出たり、メガゾードに搭乗する場合はプロテクターの付いた動きやすい装備を着用する事もある。 エンターと誕生経緯を同じくする為、彼とは「兄妹」に当たるアバターでもある。 お互いの性格からエンターとはお互いの行動への不穏分子だったが、エンターは自身に従順になり過ぎた彼女を発作的に殺害したり、かつての人格の彼女を取り戻そうと模索したり、無意識に特別視していた模様。 エンター自身もこの理由を把握してないが、「エスケイプがアムール(愛)のデータを集めた影響」と自己分析している。 顔出しの女性幹部は『炎神戦隊ゴーオンジャー』の害水大臣ケガレシア以来の登場となる。 Mision28で武器の名前はヒロムの母親であるミチコのお気に入りのイヌの置物の名前が由来になっている事が判明する。 元ネタは『赤毛のアン』に登場するイヌの置物だが、これは作者のモンゴメリー氏が実際に所有していた置物がモデルとなっている。 演じる水崎氏は過去に『キューティーハニーTHE LIVE』でシスターミキ/早乙女ミキ役としてレギュラー出演している。
https://w.atwiki.jp/steffi_0922/pages/504.html
おかえりなさぃ☆ -- (カモメ団) 2009-04-27 03 05 44
https://w.atwiki.jp/steffi_0922/pages/507.html
↑↑2chのカキコミですよねwww -- (カモメ団) 2009-05-16 04 43 10