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スレ70より 426 名前:名無しさん@HOME投稿日:2008/01/17(木) 11 24 08 0 吐き出し。 先日夫に離婚調停を申し立てた。 理由はマザコンと、私をないがしろにしすぎ、もう夫婦としてやってはいけないという まあ「性格の不一致」。 休みの日は車で30分の偽実家へ。 そのまま泊まって会社に行く事もあるのでスーツも置いてあるし、 トメが買い足すので不自由はない。 残業があると偽実家に行く事が良くある。 理由は「俺の家は普通に帰れるし気兼ねもしない。 だけどここに遅く帰ったらお前にも迷惑かかるから気を使ってる」。 そうかここはあなたの家ではないのですね、と離婚を決意。 ウトはそんな夫を怒っていたが、 トメは「息子が家に帰りたいって言うのに何が悪いの!」と言い 話は平行線。 何よりも、夫自身がたいした事じゃないと考えているのでどうにもならない。 あんまりにも頻繁に偽実家に行く夫と話し合ったが 「子供が自分の生まれ育った家に行く事がそんなに悪いか!」 と言われ、 「じゃあ私は自分の実家(車で1時間)に行く」と言えば 「それとこれとは話が違う、女なんだから実家を離れたんだ」とか何とか。 更に「もし仮に離婚したってお前はもう実家とは縁が切れてるんだぞ? ○○家に嫁に来たんだから、他人になったんだぞ! それでもそんな事平気でいえるのか!どこに行こうって言うんだ! 出戻りの娘を平気な顔で迎えるなんて、まともな親ならしないんだぞ! 近所中の恥になってもいいってなら帰れよ!w さあ帰ろうよwwww帰っていいよwww」 427 名前:426投稿日:2008/01/17(木) 11 25 06 0 トメはトメで「だって息子君が帰りたいって言ってるのよw あなたにも問題があるんでしょう?w よっぽどあなたより私の方が好きなのねw なんって言っても私はあの子を育ててきたんだからw フフッ、そうあなたが悪いんだわwそうとしか思えないwwww」 「そんな言いがかりつけるなんてみっともないわよ? ただの焼き餅じゃないのw」 付き合ってる時は全く普通の親子だったけど、 結婚してからはまさに息子べったり、 偽実家ではお茶を出し、お菓子を出し、靴下を脱がせてやって、 寝転がる夫の尻の座布団の位置まで言うがままに直して差し上げるトメ。 そして初めて見ました、夫のアジの骨をよけてあげるトメ、 これドラマだけかと思ってたw どうりで家では焼き魚食べずにこっちをじーっと見てくる訳だw それをご飯にかけてこっちを意味ありげに見ながらかっこんで、 「あーやっぱ偽実家のメシうめーw」 トメ「そりゃそうよ、私のご飯食べて育ったんだもんw」 改めてもうダメだと思ったw 家自体には問題はない。 だって家はトメが勝手に模様替えして夫大喜び、 掃除だって毎日トメが来てタンス動かして掃除。 動かしてたのはタンスの中身もね。 430 名前:426投稿日:2008/01/17(木) 11 28 14 0 私が買った夫下着とパジャマは許せず、ぜーーーんぶ買い替えてくれたし。 そして夫は「お袋が選んだものはモノがいい」とか何とか。 グンゼだけど???? 夫に「これトメさんから」と言って出したパジャマは 「さすがお袋は俺が好きなのわかってる、着やすい、寝やすい、 お前もこういうのを選んで買ってきて」 それ私が選んで買ってきましたがw それ言ったらなんていったと思う?w 「お前俺を騙したのか!」だってwwwwwwww 無料法律相談での「こまめに書いておけ」というのを実践、 それを調停員に見せた。 「とにかく話をしたくても、夫が「どうせお前は俺の家族が嫌いなんだろ」 って言葉で終わらせ、そして逃げます。 私にはもう夫婦でいたいと思えるものは何もありません。 姑はマゴマゴと言いますが、出来ないので病院にも行きましたが私は正常です。 ですが夫にも言いましたが、彼は無視し、診察を受ける事すら拒みました。 私にはそれを強要したのにもかかわらずです。 更にそれを姑に言いつけ、姑は私を石女の癖に息子のせいにするなと罵りました。 夫は私を勝ち誇ったように見て 「母は俺という人間を育てた。俺がまともじゃないと思うの? だったら何で結婚したの?俺を否定するのはお袋を否定するのと同じなんだよ」と言いました。 私は嫁として姑に仕えろと。それ以外の事は認めないんだと言いました。 姑も全く同じ意見です。 子供さえ産んだら後は出て行ってもいいと言われました。 私が居たらかわいい孫でも私が産んだ子と思ってしまいそうで困ると。 それは録音してあります」と言った。 431 名前:426投稿日:2008/01/17(木) 11 30 01 0 夫とトメ(まあ主にトメだろうな…)は 私が家で暴れて夫やトメに暴力をふるい、家事を放棄し、浪費し、 それを咎める姑をいびり、家庭を崩壊させたと主張したそうだw でも夫はそんな悪魔のような私でも受け入れてやる、と大変ありがたい事をw ところがウト様が離婚覚悟で調停に来てくださり、 暴力はない、私の言うことが正しいと言ってくださった。 トメ発狂、手がつけられず終わり。 その日の夜、トメは夫と一緒に私実家にきて大暴れ、 「夫の父をたらし込んで嘘の証言をさせるなんて!」 知らんがな。 夫は夫で「どうして俺に恥かかせるような事するの? そんなに俺が憎いの?俺を貶めて楽しいの?」 ……一応恥ずかしい事だっていうのは認識してたようです。 「だったらこれ以上自分の恥を自分で晒すようなまねしないで 早く離婚に応じたらいいじゃん」 と言ったら「でも、俺、お前と離れてどうやって生きていけばいいのか…」 うわーwって思ったけど我慢して 「夫君にはお母さんがついてるじゃない! そこに妻は入れないけど、二人ならとっても素敵な親子だよ! お互いいたわり合って、理解し合っててすごいよ! 最近は親が子を殺したり、子が親を殺したりするのに そんな人たちに見てもらいたいって思うよ!」 とフォロー。 トメは「当たり前よ、私が育てたのよっ」って顔で鼻高々、単純な子。 夫はしばらく考えた後、 「でも今問題なのはお前がお父さんに何したのかって事だよ!」 知らんがな。 434 名前:名無しさん@HOME投稿日:2008/01/17(木) 11 33 12 0 何もしてませんがな。ウト様はただ真実を語っただけだよ。 ウトは私たちの結婚後、子離れ親離れをさせたいと思っていて、 それが出来なかったため、私の意志を尊重してくれた。 「話そらすなよ、今はお袋と俺の事話してるんじゃない、お前と父さんのことだよ!」 深呼吸して、「あんたの父親は本当にまともな方よね。 大体どうしてああいう場所であんな嘘をつくのか、 そっちの方がおかしいでしょ? ウトさんはそれが許せなかったから証言してくれたんでしょ、まともな社会人として」 と言った。そしたらトメが 「悪いのはそっちなんだからちょっと位何よ! 謝ったら許してやろうと思ってたのに、 息子をこけにするわ、夫はたらしこむわ、 もう絶対に許さないわ!!!私の家族はあんたが壊したのよ!」 と基地外っぷりを発揮してくれた。 何がすごいって微塵も「自分に非がある」「息子は変」って思ってないとこ。 カンカンに怒って家を出て行くとき、 「もう大人なんだから自分の調停くらい自分一人でこれないの?」 と言ったら、夫はうなだれたがトメが激怒。 「お前に言われる筋合いはないのよ!! 親が子を心配する気持ちがわからないなんてどんな家で育ったのかしらね! 種を見れば畑がわかるとはよく言ったものだわ!」 もうトメ独壇場、夫が車に押し込むようにして連れて帰ってくれた。 ママンから離婚おk出たんだから、後はきっと楽だろう。 さ、ちょっくらバイトに行ってきます。 435 名前:名無しさん@HOME 投稿日:2008/01/17(木) 11 35 24 0 434 お疲れ。バイト頑張ってね。
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湖面の青白い光が、洞穴をぼんやりと照らす。 洞穴は自然に出来たものか、ごつごつとした岩肌がそのままむき出しになっていた。 上に視線を向けると、湖の水面に向かってに細く長い鍾乳石が一本だけ伸びている。 鍾乳石と呼ぶにはあまりにも人工的な、正確な円錐形でガラスのように滑らかな表面の突起。 そしてその尖端からは、規則正しく青く輝く水滴を湖に落としている。 水滴と同じ色の輝きをもつ湖の水面は、穏やかに真円の波紋を描いていた。 その地下とは思えないほどに広い空間に、辺りとはあまりにも異質な一角。 床は白磁のタイルが敷き詰められ、その表面には不可思議な文様が蒼く浮かび上がっている。 そして文様の中央部に、安置された物は棺だろうか。同じく複雑な文様が蒼く浮かんでいる。 明らかに人の手によるもの。誰も来ないある建造物の地下にある空洞。 そんな場所に、一人たたずむものの姿が。 「ようやく最後の欠片がそろったわ」 あたしは、語り掛ける。 「誰もがあたしを狂ってるって言うけれど、気がついてないだけなのね。皆、私たちより狂ってるってことを」 絶対的な確信をいう芯が入った声が凛と響く。 「そうよね、あたしたちだけが正しい刻を歩んでる。そのことを誰も気がついていない。本当に、愚かな人たち」 やさしく撫でる指先に、文様が蠢く。 「もう少し……もう少しだけ待っていてね。すべてはこの刻の循環に、あなたのシナリオのどおりに動いているわ」 足元の文様に視線を落とす。明滅する光を見ると、自分がすべきことが判る。 なにが必要なのか、なにをすべきなのか。 「そうなのね、わかったわ。まずは……の欠片を……なのね」 私は微笑む。 「すべては、私たちのために」 文様の一番輝く場所にそっと口付けをすると、私は愚かな人々のいる地上へと向かっていった。 「さぁ、始まりのための終焉を……」 ======== 「迷った」 入学早々、まさかこんなベタな展開が起きるだなんて、思ってもみなかった。 「ここから真っ直ぐ北に向かっていけば良いわよ」 門に居た女性がそんなふうに気軽に言っていたから、正直甘く見ていた。 よく思い出してみれば、合同入学式で言ってたじゃないか。 「遭難して規定時間に間に合わずに、毎年数名の落第者が出る」と。 本当にその学園に入るに値するだけの力量を持っているかを試す、通過儀礼。 学園都市の中枢プロンテラから各学園までを、最低装備で徒歩で移動する。 与えられるのは簡易な地図一枚のみ。 各々歩いて移動できない距離ではないが、安全な場所ばかりではない。 学園都市特有の戦闘演習場や魔物が放し飼いにされている。 それに、出発時間はあまり寄り道ができるほどの余裕は与えられていなかった。 (誰かに聞こうにも、誰ともすれ違わないし、人の気配なんてのもないし) 気持ちは焦っているが、足はその場から動かなくなってしまった。 道が判らないときにむやみに動き回っては危険だということだけではない。 (今更、村になんて帰れない) 一瞬嫌な汗が背中に流れる。 村で始めての王立学園都市への特待生が出たって大騒ぎになって、 出発の前夜まで壮行会と言う名の祭りが、三日三晩続いたのだった。 いまさら「落第しました~(テヘ」なんて言って、戻れるはずもない。 しかも、自分はそんな風に気軽なことが出来るキャラでもない。 ましてや、あんなことをして村を後にしたとあっては。 1.壮行会の出来事を思い出す。 2.あたりの気配をうかがう。 1. 大人達、特に村の長や、長老たちは諸手をあげて騒いでいた。 既に何のお祝いだったのか忘れるくらいに、騒いでいた。 その騒ぎの中心に居ながら、僕は冷めた目で見ていた。 文字通り、台風の目だった。僕を中心に周囲は熱狂的な大騒ぎしているのに、 僕が居るところだけはとても寒々として凍てついていた。 誰も、僕のことなんて見ていなかった。 僕の周りには誰も居なかった。 幼い頃に両親を失った僕を育ててくれていたのは、 教会のシスターだった。 2. 「……」 辺りを見渡す。虫や鳥の声が聞こえ、風に揺られざわめく木々の葉擦れ。 本当に一人だった。 僕は、嫌な事を思い出す。 ======== 「此処よ」 長い地下道を抜けた僕達の目の前に現れた光景に驚いた。 「どう、驚いた? あの時計塔の地下にこんな場所があるなんて」 彼女の言うとおりだった。僕らは、目の前の地下とは思えない広大で 明るい空間に言葉を失い、感嘆の吐息を漏らすだけだった。 そこは、幻想的な光に満ち溢れていた。青や赤、まばゆい光が辺りを照らしていた。 「えぇ、驚きました」 僕は、素直にその光景を見つめたまま呟くように答えていた。 「で、なんなのよ、此処は」 その声に視線を向けると、***が不機嫌そうに腕組みをしていた。 しかし、その態度を見ると彼女は踵を小刻みに踏み鳴らしながら 落ち着かない様子で視線をあちこちに泳がせていた。 そして、その言葉の後を続ける事もなかった。 僕は視線をカスターに移すと、彼女はじっと優しげな瞳で 僕ら二人の事を見ていた。 「此処の事を知りたい?」 カスターは優しい僕らを包み込むような声色で、そんな質問をしてきた。 どう見ても特別な空間。 知りたくないはずがない。答えは「Yes」に決まっている。 しかし僕は、僕の心は、なぜかその答えを言ってはいけないと感じる。 そう、この背中のざわめく感じは良くない事が起きる前兆。 こんなにも穏やかな空気の中、僕の身体は鼓動が早くなり危険を感じている。 根拠なんて何もない。僕は今までもこの予感を信じて生き残ってこれたのだからと。 1.「いえ、べつに……」 2.「……」 1. 「いえ、別に……」 そう言い掛けたときだった。 「もったいぶってないでさっさと言いなさいよ。全くばばぁはこれだから」 最後の方はさすがに遠慮したのか、相手に聞こえないように声を潜めながら***が言い放つ。 「お。おぃ」 僕が***を咎めるのを見て、カスターはくすりと二人を見て笑った。 「そうね、歳を取ると若い人を見ると意地悪になるのかしらね」 怒ったそぶりもなく、カスターは僕ら二人に微笑みかけながらそんなことを言った。 「ほんっと、歳はとりたくないもんだわっ。ま、私は永遠の17歳だしっ」 ふんっと、***は鼻息も荒くふんぞり返っている。 「若いっていいわね。そんなことで気軽に永遠なんて言えるんだもの」 そういっている彼女の笑顔は、どこか寂しげな影がかかっていた。 「いいわ、教えてあげる。ここが何の為にあるのか、ここがどうして出来たのかを」 カスターの言葉に、周囲の空気がざわめくのを感じる。そこはかとなく、いやな気配。 肌の上を何か意志のあるものが撫でていく、まるでナメクジが身体を這いずり回る、そんな不快感。 なんだっ、この気配は! 「ちょ、ちょっとっ! なによこれ!!」 突然の叫びに、慌てて振り向く。 なんだ? 何がおきてる? 目の前の光景に、僕の理解力は追いつかなかった。むしろその状況は、理解の範疇を超えていた。 目の前にいる***の足元が、靄のようなもので覆われている。いや、靄というよりも半透明の粘液が絡まりついているような感じ。そして、その足も半透明に透けて、彼女の向こう側にある地面が見えている。 僕は慌てて駆け寄ろうとする。 2. 「……」 息が詰まり、僕は言葉を出せなかった。 これ以上かかわりを持ってはいけないと、無意識のうちにあとじさっていた。 「知りたくは、ないの?」 質問ではない、それはこのことに関わりを持たせようとする意志を秘めていた。 「なによもったいぶっちゃって。別に聞きたくなんてないわよ」 いらいらした口調で、***が
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時々PKとしても出現する。 ケツバットといいつつ得物は大剣。 遭遇場所 闘争都市 ルミナ・クロス トレード 気魂香 解毒ソーダ 死のタロット 大剣・舌震 「最近の若者はたるんでおる! まったくなげかわしい! めるるのケツバットで根性叩きなおすべきである!」
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《りめる()/Limer》 ?id=774.png 種族 いぬ 年齢 不明 性格 女 能力 そげぶ 賢さ レミリア以上ギレン・ザビ以下 好物 オレンジジュース 趣味 文を追い越すこと ハヤテが思いつきで考えたアホ毛でチビでいぬな娘。 外見はいぬさくやと竜宮レナを足して2で割ったような感じ。 賢さがレミリア以上ギレン以下、ただし言葉は殆どひらがなだがな! 因みに無断使用禁止のゲストでは荒らさなければ誰でも使って良しのキャラ第一号…なのか? デュー氏設定のりめる 可愛い顔して時々深い事を語る不思議ちゃん。座布団とオレンジジュースがあればなんとか生きていけるらしい。 しかし深すぎる故結論が読めないこともあり、相手に分かってもらえない時もある。 そんな彼女の台詞集↑Old ↓New 「どっかにわすれものをした。きょーしつだったか、おかーちゃんのおなかのなかだったか。」 「たのしけりゃわらえばいいし、かなしけりゃなけばいい。けど、むなしいときはどうしたらいいわかんない。だからおれんじじゅーすをのむ。」 「なやみだしたらきりがない。くだらないことかんがえて、へこんでも、あしたわらえばそれでいいじゃもん。」 「いやなものをいやといったら、こんなきょーにたどりつくんだ。」 「にんげんってのは、ひとつやふたつのけつらくはあるんじゃもん。」 「おわりはいつかやってくるとしったとき、はじめてひとがいとしくなる。ばかげたことかもしれないれど、どうかいきていてほしい。」 「おわりがあるからうつくしいの?そんなのわかりたくもない。おわりはいつもはやすぎるんだよ、おわりのばーか。」 「このあいだしったんだ。いってきのなみだが、うみにまさるとはしらなかったよ。」 関連ページ 関連画像 キャラクター紹介へ戻る|キャラクター紹介 【】へ戻る コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
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闇。 底の見えぬ闇。 頭上から照らすは冥き太陽。進む道は見えず、帰る道も見えず そして永劫とも思える逃走。殺戮。孤独。 だが銀の瞳は揺るがない。 銀の甲冑はただ冷たく、銀の残光を追う者達は銀の力により皆潰えた。 銀の私はかの者の残滓。 イグザゼン それは世界の力。脅威。憎悪。あるいはそれその物。 「破壊」のロストフェノメオン。 私が託されたモノ。届けるべきモノ。私の使命。 私の、私の ――「存在意義」 「――!?」 光? 遠く瞬き、近く輝く ――誰かがいる。 おぼろげなそれ。だが確かにそこには誰かがいる。 今にも消え行きそうなそれ。だがその姿に私は妙な既視感を感じた。 遠い遠いどこかに置き忘れた、かけがえの無い大切な何か。その姿に光は―― 届く事のない思考。遠く、遠く、あまりにも遠い光。 少女がその境地に至るには、まだ足りないものがあまりにも多すぎた。 故に知らぬ。故に識らぬ。その果てに、その向こうに、セカイの果てにある真実を。 eXar-Xen――セカイの果てより来るモノ―― Act.2 「ん、ん……」 彼女が意識を取り戻し、最初に見たものは少し汚れた白い天井。 次に、私の顔を覗く4つの影だった。 「お、気がついた?」 彼女の身体に障ると思ってか小声で言うディー。酷く疲れているような顔をしているが触れてあげない方が彼の為である。 「ここは……?」 「おっとっと、焦らんでもええ……ここはリングダム・メカニズム。ジャンクヤード012「スチームヒル」の郊外で機械整備工を商っておる。」 いきなり起き上がろうとする少女をなだめ、寝かせるバール。 「しかし驚いたのぉ……空がいきなりピカッ!と光ったと思ったら上の階からベルの怒声とディーの悲鳴が聞こえてくるんじゃもの。何事かと駆けつけてみればベルに サブミッション極められとるディーとベッドに見た事もない可愛い子がいると言う有様……事態のワケの分からなさでは70年生きてきた中でも最上位かも知れんのぉ。」 「だからバール!いらない事まで言わなくてもいいってばぁ!」 いつも通りふぉっふぉっふぉっと蓄えた白髭を撫でつつ愉快愉快と笑うバールと顔を赤くして文句を言うベル。 「ベル姉ちゃんもディー兄ちゃんの言い分もっと聞いてあげたらよかったのに……」 「だってあれでこうであんな状況だったらそれしか思いつかないでしょうが!……ま、まぁ問答無用で極めにかかったのは悪かったわ……ご・め・ん・ね☆」 (……今度の食事当番の時、泣くほどピーマンベルの所にぶち込んでやる。) ぶりっ子ぶってもあまりにも似合わないベルと、密かな(かつちゃっちい)復讐心を抱くディーをよそにただ黙ってベッドの向こうに見える夜景を見つめる少女。 その視線の先は工場群ではなく分厚い雲に覆われた空の向こうに向けられていた。 「………………」 「何が起きたのかはディーから聞いた。が、別にわしらは深くお前さんの事についてとやかく問い質すつもりは無いよ。ただ今は身体を治して、疲れを取って、気を休めるといい。全てはそれからじゃ。」 返事は無く、バール達のほうを向く事も無くただ闇夜の向こうを見つめる少女。 だがバールは別に何も咎める事は無く言葉を続ける。 「……今晩はこの部屋を使うとええ。トイレは廊下を右に出てまっすぐ行った所にあるからの。ディー、お前はウェルの部屋で寝るといい。確か余ってる毛布があったじゃろ?」 「はぁい……」 「何その返事?ひょっとしてここで寝るつもりだったんじゃ……!」 「あ、ちょっと欠伸が一緒に出ただけだからおま骨いたたたたたたた!」 「ちょっと姉ちゃんやり過ぎやり過ぎ!変な方向曲がっちゃうよそれ!」 「それってなんだそれって!お前のとこにも今度の当番の時ピーマいたたたたたた!!」 「ほれほれ疲れてる人がいるところで騒いじゃいかん。出て行った出て行った。」 賑やかなままバールに促されるままに追い出されていく3人と、少し遅れてではお休みと出て行くバール。 誰もいなくなった部屋にて少女はその不思議な光沢を放つ銀の髪をほんの少し揺らして、いつまでも淀み濁った空を見上げていた…… リングダム・メカニズムの朝は早い。 実はスチームヒル一との呼び声もあったりする腕の立つ修理工にして整備工であるバールを頼って今日も様々な依頼が舞い込んでいるからだ。 お陰でバールは歳相応も無くいつも忙しそうに働いている。最近はベルとウェルという有能なアシスタントを2人も得たが、 やはり大事なところは自分でしたいらしく、仕事量では2人を差し置いて一番となっているのだとか。 「ふむ、やはり今日の一面は昨日の謎の発光現象で持ちきりじゃな。」 と、広げた新聞を目にしつつ呟くバール。仕事柄か歳の割には目がよく、新聞でも老眼鏡付きなものの一番細かい字まで読めるらしい。 「まぁ、ならない方がおかしいよね。」 「どのチャンネルのニュースもあの怪現象で持ちきり。もっと他にやるべき事ないのかなぁ~?」 そう愛用の白いマグカップ片手に返すベルと、部屋の隅に置かれた古ぼけたテレビに齧り付いてチャンネルダイヤルを回しつつグチるウェル。 2人とも既に作業着に着替えており、仕事に対してはやる気満々と言った様子。 ちなみにその新聞によると、ここを中心とした少なくとも半径100キロ圏内では何処でもその怪現象が目撃されたのだとか。 テレビの報道でも原因について様々な憶測が飛び交っており、ネタに飢えたマスコミを賑わせている。 正直こんなモノで大騒ぎになるのもどうかと思うが、それだけ世の中が平和って事なのだろう。最近はバリードによる被害もあまり聞かないし。 ……世を騒がす怪事件と言っても、こういう誰も困らない類のならたまにならいいかもしれないと思うが (ウチにとっては怪事件だけで済まないかもしれないけどな。) 突然目の前に現れた彼女の事を思い返す。 どっかの漫画で見たようなありきたりの展開だが、実際に起こったとなれば話は別。 色々と思うところはあるが、バールの提案で彼女が何か言い出すまではこちらからは特に触れない事にした。まぁ色々問い質した所であの子が何か言うかと思うと…… 「……なーに考えてんの?」 柄に無く押し黙ってそんな事を考えていた俺の顔を、横から覗き込んでニヤニヤしているベル。 怒らせると(肉体言語的な意味でも)怖いが、いつもはあっけらかんとした明るい性格でお客さんからの人気もあって最近じゃウチの看板娘ともなっている。 これは余談だが買出しや何かでベルがいないと聞くとしょんぼりして修理も頼まず帰っていく人もいたり……あれ?ウチ、何屋だったっけ? 「あの子の事だよ。」 「やっぱり。そうだと思った。」 「さっき覗いてみたら俺達が出て行ったときとまったく同じ姿勢で空を見上げてたし……何と言うか、不思議な子だなぁホント。」 「あたしも覗いてみたけど普通じゃないオーラもびんびん出してるよねー。バールはああ言ってたけどあの子の身の上はすっごい気になったり……」 俺の返事にうんうんと頷くベル。 コーヒーの入った白いマグカップをテーブルから取り上げ、軽く口を付ける。 「俺もまぁ、気にならないと言ったら嘘になるけど実際聞いてみて何か言ってくれるかと思ったら全然そうは思えないんだよなぁ……」 「同感。やっぱりあの子が何か言ってくれるまで待ってたほうがいいかもしれないね。」 ただいくら待っていても向こうから何か言ってくれるかと思うと凄い疑問なんだが……それはこちからのスキンシップ次第か。多分。きっと。願わくは。 「……さて、と。今日も一日頑張ろうかしらね。ディーもちゃんと働きなさいよ?」 「へいへい。」 それじゃ行こうとベル。うんとウェル。2人仲良く工場へと通じる扉を潜っていった。 この部屋に残ったのは酷く落ち着いた面持ちで茶をすするバールと俺のみ。いつも面と合わせるのだが何故か緊張する。 「……何か聞きたいことがあるようじゃな?」 そわそわした俺の様子を見てか先に話しかけてきてくれたバール。これは助かる。 「そう。あの子の事なんだけど……」 「ん?」 「あんな人が突然現れるような現象、バールは聞いたこと無い?」 多分無いのだろうなぁ……と思いつつも聞いてみる。 いくらバールでもあんな超常現象の類の事について知っているはずが無いだろう。 「んむ。聞いた事は無い……聞いた事は無いが、ほんの少しだが心当たりも無くもない。」 「え!?」 ただ返ってきた返事は予想外のもの。俺の驚きを他所にバールは話を続ける。 「わしの古い友人にそういったオカルティックで奇妙な事について研究しておった奴がおる……そいつなら何か知っているかもしれんが、 もう10年以上会ってない上、元住んでいた場所にもおらず、連絡も途絶え、今頃元気にしているのかどうなのか、それすらも分からん。」 「へぇー……ちなみになんて言うの?その人の名前。」 別に参考にもならないだろう。ただ興味があって聞いた事。 「「ロン・クーロン」といったかな……これといって力になれずにすまんの。」 「いやいやありがとう。じゃ、行ってくる。」 「んむ、気をつけてな。」 ロン・クーロン。 その時は特に気にせず聞き流した名。だがそれは後々まで続く、決してその姿を見る事のない彼との初遭遇でもあった…… ↓ 感想をどうぞ(クリックすると開きます) +... 名前
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「パパ…私、いいモノになったでしょ…?」 【名前】 エスケイプ 【読み方】 えすけいぷ 【俳優】 水崎綾女 【登場作品】 特命戦隊ゴーバスターズ獣電戦隊キョウリュウジャーVSゴーバスターズ 恐竜大決戦!さらば永遠の友よ 【登場話(ゴーバスターズ)】 Mission22「美しきアバター エスケイプ」Mission23「意志を継ぐ者」Mission25「アバターの謎を追え!」Mission28「ニワトリに注意せよ」~Mission30「メサイア シャットダウン」Mission33「モーフィン!パワードカスタム」Mission34「敵はビートバスター?!」Mission36「ゴーバスターライオー ガギーン!」Mission37「黒と白の花嫁」Mission39「必殺!メサイアの拳」Mission40「カブるJとメサイアロイド」Mission42「突撃!メガゾードの中へ」~Mission44「聖夜・使命果たすとき」Mission46「新たな融合と熱暴走!」~Mission48「仕掛けられていた罠」 【所属】 ヴァグラス 【分類】 幹部/アバター(ゴーバスターズ) 【製造モチーフ】 転送研究センターの研究員 【その他のモチーフ】 パソコン 【推奨動作環境】 不明 【名前の由来】 エスケイプキー 【特命戦隊ゴーバスターズ】 エンターと同様、メサイアのアバターとして作り出されたヴァグラスの女性幹部。 妖艶な美女の姿をしており、メサイアを「パパ」と呼んで慕い、エンターに似た特殊な模様が付いたサングラスと服を身に着けている。 黒色の「ゴク」、白色の「マゴク」という銃口の下に刃物が付いた2丁の銃を武器としている。 フィルムゾードの作った疑似亜空間に快感を覚えたメサイアが更なる快感を感じる為に生み出した。 エネトロン強奪よりも人間を苦しめ、メサイアを喜ばせる事に主眼を置いた計画の実行が多い。 その正体は13年前に亜空間へ転送され、メサイアに取り込まれた女性陣のデータを統合して創り出された存在だった。 その外見、愛用のゴーグル、銃の名前(ヒロムの母親である桜田ミチコ)などにその特徴が見られる。 パッドタイプのデバイスにデータとして入っているメタウイルスカードを選択し、メタウイルスを無機物にインストールする事でメタロイドを生み出す。 エンターのようにエネトロンタンクを身に着けていないが、メタロイドを作る為のエネトロンを何処から得ているのかは不明。 素早い身軽な動き、2丁の銃による銃撃、銃を使っての格闘戦、銃底のチェーンの先に付いたイヌの頭部のような飾りを伸ばしての攻撃を行う。 エンターに勝るとも劣らない戦闘力だが、本人は戦いを味わう刹那主義者らしく、強敵を「いいモノ」と称して積極的に戦いを求める。 「メサイアの機嫌を取っていれば、好き勝手ができる」と思い、自身の意に沿わない行動を取るメタロイドを蹴り付けて制裁を加える事もある。 その場に「いいモノ」がないと即刻撤退するなど、かなり自分勝手な行動が目立つのはある意味でメサイア譲りといえる。 メサイアへの忠誠心が強く、エンターとは性格の違いからお互いに牽制する態度を表す事があるが、同じメサイアの部下としてヴァグラス全体の利益の為にエンターから共闘を申し入れられる事もある。 Mission25では当初ブルーを軽く見ていたが、熱暴走した彼と戦った事で「いいモノ」と認識するようになる。 その後もブルーには特に拘りを見せている様子。 Mission30で亜空間に突入したゴーバスターズを迎え撃つが、メサイアに異変を感じると崩壊寸前のヴァグラス基地に撤退する。 そのまま消失したと思われたが、Mission33で生存が確認される。 「メサイア成長の為」とはいえ、メサイアカードを好き勝手扱うエンターを咎めるが、彼が異様に変化していた為、手出しできずに行動を制限される事になる。 Mission36でゴーバスターズと再会し、パワードモーフィンしたブルーバスターパワードカスタムと交戦するが、彼の驚異的なパワーに圧倒され、ゴリラージパンチでゴクとマゴクを破壊され撤退する。 Mission37で今の状況に苛立ちを募らせ、自らの手でメサイアを復活させるべく行動を開始した。 新たなデータを自身にインストールする事で無機質な怪人態への変貌を遂げ、怪人態への変貌に気付いたエンターは彼女の覚悟に感服し、単独行動を見逃している。 Mission39では沢井ケンタの肉体を乗っ取ったカラテロイドのサポートを目的に出現する。 パワードモーフィンしたレッドとイエローにやられそうになったところをエンターに救われる(今回の戦いでビートバスターにダメージを与えた事がMission40のエピソードに大きく関わる)。 Mission40でメサイアカード探索の為のメタロイドを作り出し、カードの内の1枚がエンターの体内にある事を察知し、以降はエンターを大事に扱うように決めた模様(エンターは「気まぐれによる行動ではないか」と懸念していたが、Mission43で決別している)。 Mission42でメガゾードにメサイアカードが融合したメサイアロイドから生まれた新たなメガゾードに搭乗する。 Mission43でメサイアの復活を望んで躍起になるが、エンターによる行動の制限に不満を募らせる。 「その時は新たなメサイアを自分達で作ればいい」という彼の冷血な本音に痺れを切らすと決別し、ケンタテロイドからエンター・ユナイトが回収したメサイアカードをメガゾードζで奪取し、彼をメガゾードの手で掴み挙げ、「もうメサイアの復活に必要ない」という烙印と共に握り潰した。 同じアバターの彼女が感情的な行動に出る事を予想だにしていなかったのか、エンターは反逆された際に彼女を「不完全さにおいて人間の完全なコピー」と評した。 Mission44でタイプζを核に呼び寄せた複数のメガゾードを取り込ませ、巨大なメサイアを顕現できた事で歓喜に至る。 しかし、更なる進化を求めるメサイアには彼女への愛情は全くなく、成長の礎として彼に取り込まれて消滅した。 Mission46でエンターの新たに得た力によってバックアップデータを元に花から製造された個体として復活する。 能力や性格はそのままだが、バックアップデータがゴーバスターズと出会う前のものしかない為に昔の記憶はなく、自身を作り出したエンターを「パパ」と認識して慕うようになっている。 強化形態にも変化が現れ、素体の花を象徴した姿にパワーアップした。 イエローバスターパワードカスタムがエネトロンをチャージして放ったライオブラスターの射撃によって削除されるが、エンターによって再び復活する。 その後も復活する度に記憶がリセットされ、ゴーバスターズに自己紹介を繰り返している。 延々とエンターの手で再生を繰り返すが、度重なる復元とリセットによってバックアップに劣化の兆候が現れ、「データの残骸」と成り下がっていく。 Mission48で生物との融合が可能になるまで進化するが、それまで慕っていた筈のエンターにも「いいモノ」と牙を向ける。 人格が破綻した彼女には以前の面影は消えた事にエンターから見放され、彼の一言で自身が目指す「いいモノ」になろうと暴走し始める。 夜な夜な彷徨しては小動物を取り込み、異様な姿に変貌し、レッド以外のゴーバスターズと交戦する。 4人の一斉射撃を受けると更に暴走し、周囲の建造物を吸収していき、かつてのメサイアと同様に巨大な形態に変貌する。 ゴーバスターキングに敗北した後、元の姿に戻り、最期はライバルだったブルーに見守られながら消え去った(上記の台詞はその際のもの)。 【獣電戦隊キョウリュウジャーVSゴーバスターズ 恐竜大決戦!さらば永遠の友よ】 宇宙大恐竜ボルドスが起動した残留プログラムからエンターと共に復活する。 エボルブへの変身も披露しているが、恐竜系戦隊達に破れ再び消滅した。 【動物戦隊ジュウオウジャー】 伊狩鎧の記憶から復活した様々な戦隊作品のボスクラス怪人達の一人としてエンター・ユナイトと共に復活。 ゴーカイジャーとジュウオウジャーのダブル戦隊と激突する。 【余談】 名前の由来はエンターと同様にパソコンの入力キーだが、入力キーの立ち位置的には対極的な存在になっている。 服装も軽装になっているが、自ら前線に出たり、メガゾードに搭乗する場合はプロテクターの付いた動きやすい装備を着用する事もある。 エンターと誕生経緯を同じくする為、彼とは「兄妹」に当たるアバターでもある。 お互いの性格からエンターとはお互いの行動への不穏分子だったが、エンターは自身に従順になり過ぎた彼女を発作的に殺害したり、かつての人格の彼女を取り戻そうと模索したり、無意識に特別視していた模様。 エンター自身もこの理由を把握してないが、「エスケイプがアムール(愛)のデータを集めた影響」と自己分析している。 顔出しの女性幹部は『炎神戦隊ゴーオンジャー』の害水大臣ケガレシア以来の登場となる。 Mision28で武器の名前はヒロムの母親であるミチコのお気に入りのイヌの置物の名前が由来になっている事が判明する。 元ネタは『赤毛のアン』に登場するイヌの置物だが、これは作者のモンゴメリー氏が実際に所有していた置物がモデルとなっている。 演じる水崎氏は過去に『キューティーハニーTHE LIVE』でシスターミキ/早乙女ミキ役としてレギュラー出演している。
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「ふたば系ゆっくりいじめ 1285 でいぶは絶対間違いを認めない/コメントログ」 れいむって本当に無能だよな。狩りもろくにできないし、戦闘能力もないし、ダメダメだね -- 2010-05-28 23 00 49 正しいこと言ってるけど間違ってるのがおもしろい -- 2010-06-07 01 47 01 哀しいな… だが、他作品のでいぶと比べれば、善良で正当性もあったような気がする。 -- 2010-06-20 04 19 16 ざまぁとしか言いようのないでいぶだったよ。 善良性や正当性ってあったっけ?見事としか言い様がないくらいお手本のようなでいぶだった気がするけど -- 2010-06-30 17 51 33 益々れいむ種のことが嫌いになった。ゲスの中で一番嫌いだね。何でこんなのが生きてるんだろう -- 2010-07-12 17 50 37 でいぶと言っても結構良識のある性格のいいでいぶだった気がする つがいのまりさは正直、あまり優秀なほうじゃなかったんだろうなあ…… れいむ種の中でも何もできないれいむとまりさ種の中でも狩が上手くないまりさが番になったら まあ、当然こうなるわなあ…… -- 2010-07-12 20 00 57 これでいぶじゃなくねぇ 番のまりさが不甲斐なく、そのイライラが募っているだけだろ -- 2010-07-13 09 29 01 でいぶの死に様を見て一生懸命とか、頑張るとか、こういう事を言う物でしょおおおおお?と思った できるのは子供の見張りとおうた(笑)だけ。おうちすら満足に守れないときたもんだ 一生懸命の認識レベルが親まりさとでいぶでかなり違うんじゃね -- 2010-07-24 08 55 34 すばらしいですな。すげーーーーーーーーーーーーーーれいむにいらいらするわ~ これで制裁する側の視点があれば溜飲が下がって良かった。 -- 2010-07-25 00 53 10 れいむ可哀想。グチャリ… 天国で幸せになれよ… -- 2010-08-03 14 11 40 れいむに天国へ行く資格なんて一切ねえだろ。地獄すら生ぬるい!! -- 2010-08-09 12 56 25 れいむは死んでも許されないのか…びゃくれんさん来てくれー -- 2010-08-09 17 07 35 このれいむは優しさと感謝と許容と配慮と教育能力に著しく欠けているけどゲスってほどではないと思った。ただ、母親として無能だっただけ。 -- 2010-08-19 13 05 43 ゲス化したのは末っ子だけ?ならば教育能力はまずまずあると思うのだが 空腹が原因で子供の言葉使いが悪くなるというのはよくあることだし -- 2010-08-23 12 40 16 あまり優秀なほうじゃなかったんだろうなあ どうみてもれいむが糞 タイトルをちゃんと嫁 -- 2010-10-01 08 30 25 何をもって「でいぶ」になるかが違うと思うけど 一つずつに感想あげていくと 番のまりさはたしかに無能、家族養いきれないレベルのまりさ種だと種の存続的にいらないレベル だけどれいむは後々からでも狩りを覚えれるし、番になるのを拒否もできたはず 子供はお互いの同意があったからお互いに責任があります それを全部まりさの責任にして、遅くまで狩りをして死んだ理由がれいむにもある事を理解していません 群れの皆が少しずつご飯をくれた時 たぶんれいむの言ってる事は当たってるけど、人間でもここは本心わかってても素直に貰っておくべき場面 本心がわかっていても、それは「拒否する理由」にはならない 「越冬を見越した貯蓄分からご飯を差し出すか、良心を痛めるかのどっちかえらんでね」 だなんて無意味に他人を傷つけるだけの行為です 長女?まりさに対して この物語が全部「れいむ視点」ってところがミソで 長女まりさが何を言ったのかが出てきてません そしてすぐに暴力、躾を言い訳にするには体格差や栄養状態を含め行き過ぎた躾です 次に教育?の場面 他ゆに寄生する練習と教育を施すってとこに笑ったw ある意味自分が無能なのは理解してるけど、それを直す努力はしない だけど他ゆには頑張る事を強いる(最初の番まりさの時)ってのはゲス素質たっぷり、生んだ親がこうだったのだろうか おうち泥棒の件 設定にもよるが、けっかいはゆっくりには見破れなさそうだけどここじゃ見破れるんだろうか まさか遠くに狩りに行って自分の家を間違えたとかじゃあるまいかと思ってしまう まあこれが本当に泥棒なら不運です こんな時群れのゆっくりが助けてくれるもんだけど、援助を自ら断ってるから助けてもらえないんでしょうね 次に子ゆの親は奴隷発言 ここでもすぐに殴っているし「お母さんにそんな事言うのはゆっくりできないんだよ」と言っているますが 今まで他ゆっくりに言ってきているのに自分には言ってはいけないなんて都合が良いですね それとここで末っ子れいむが贔屓されてた事が明らかになりますが おそらく 長女まりさ:一番大きいので勇気を持って反論 末っ子れいむ:贔屓されて増徴し、親のゲス素質が発芽 他ゆっくり:すぐに暴力を振るう親に逆らえず こんな感じだと思われます そして謝っても許さない、これじゃ躾になりません 非のある相手を長く弄るために退路を塞ぐ悪い例です 末っ子れいむの泥棒ですが、頭の描写的に本格的に冬が近づいてます 越冬用の食料を必死に集める時期なのを念頭に置いて考えなければいけないのに とうとう本性が出てきて自分の子が泥棒したのがなんだと言い出してまさにゲスです 「れいむだっで、生ぎでるんだよおおおおおおおおおおお!?」 と言っていますが相手にとっても死活問題です 相手から見れば十分ゲスなので、その子供も生かしておけば災いになると思われても仕方がありません れいむが言う「体の弱い」末っ子れいむが泥棒できるって事は この家には子供がおらず、番が協力して食べ物を集めにでも行っているんでしょうか そんな状態でゲスの子が親の恨みを晴らそうとしていたら、越冬用食料が食べられてしまうでしょう 結局「他のゆっくりから見てゲスに見える」状態だとどうやってもでいぶにしかなりません それが悪意無くとも、周りに迷惑がかかっている時点でそれはただのゲス行為なのです そしてそれを死ぬまで認めませんでした、なので題名通りですね -- 2010-10-01 22 20 51 番いのまりさと周りの視点のがあったよ。 ふたば系ゆっくりいじめ 1323 まりさは絶対にでいぶを見捨てない -- 2010-11-10 02 55 40 仕事上親か夫に寄生してる境界性人格障害ビッチを見るけど、ほぼ「でいぶ」だ。 この病気の人は他者に共感する能力が無いので、人間と道具が同列で、親すら都合のいい道具感覚らしい。 当然ながら世界はそいつ中心に動かないのでいつも「みんな分かってくれない」とか悲劇ぶったり怒ったりふしあわせ~な雰囲気を醸し出してる。 ストレスたまってふしあわせ~なのはこっちなんだぜ!でいぶ制裁最高! -- 2010-12-12 19 50 58 最後まで自分が悪いと思わなかった辺り、有る意味幸せな死に様な気がするなw -- 2011-01-15 19 54 04 寄生の仕方教えてて笑ったww -- 2011-10-21 00 27 50 れいむには家族に対する愛情がちゃんとあったようだが、知能の低さのせいで救いようがなくなったな。 正論の使い時を完全に間違えてる。 -- 2011-11-30 04 40 20 おめでとう!でいぶは糞ゲス子殺し馬鹿饅頭に退化した!www -- 2012-04-05 13 26 00 自分たちの生活だけで精一杯だけど、群れの仲間を見捨てるのはりょうっしんっが咎めるから、申し訳程度に自分たちのご飯を分けて、それでやれるだけの事はやった、しょうがないって思いたいだけなんでしょ! アレ?このでいぶ実は頭いんじゃね? 性格は破綻してるけど -- 2012-04-05 21 41 41 ↓6 障害者に関して文句言ったやつ ここはそういう場じゃねぇし お前は例えるなら「ゲス」に近いぞ 胸糞悪い -- 2012-05-26 22 01 23 障害者を差別するのは帽子をなくしたゆっくりを迫害するゲスゆっくりと同じだよ! -- 2012-08-04 16 44 01 どちらかといえば父まりさが甲斐性なしなのと子供を作りすぎたのが問題。まあ、まともに狩りすらできない、でいぶだからいつかはこうなるだろうが 前半は結婚後の縮図を見ているようだった -- 2012-09-26 13 56 15 もはやギャグ -- 2012-10-04 01 00 53 ボイス集みたいな文章だな -- 2012-12-30 01 38 29 障害者に文句言った馬鹿は死んでくれ -- 2014-01-04 01 13 55 なんか、今回は割と自覚してるみたいだった。そして、魔理沙がおかしい。立場逆の話はかなり珍しいすな~ε-(´∀`; ) -- 2014-07-24 10 29 30 霊夢かわいそう... -- 2015-06-12 00 10 06 れいむキモス -- 2016-07-04 23 00 46 感動した -- 2016-08-24 10 46 36 これはいいぞ -- 2017-01-31 15 14 46 ツンデレならぬゲスデレってやつか -- 2017-06-23 05 55 05 善良でいぶという新しいパターン? そもそも自分で狩りしてるからでいぶじゃない気もする -- 2018-12-02 14 04 48
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61 名前:1/4[] 投稿日:2012/06/04(月) 22 55 49.32 ID YYHjDDAs0 [5/9] お題作成機:後輩・おねんね・えっちな本 その4 『へっ!?』 ガバッと顔を上げ、驚いて先輩を見る。先輩は意外と茶化した顔ではなく、真面目な顔 つきで私を真っ直ぐ見ていた。それが、私と視線が合った事で、僅かに自信無げに逸らされる。 「いや、その……男に女っぽく見られたいって事はさ。好きな奴がいるって事だろ? で、 苦労してエッチな本買ってまで勉強して……成果の方はどうだったのかなって……」 先輩の表情が複雑だったのが、何となく理解出来た。確かに誰も対象がいないのにそこ までして色っぽい仕草を身につけたいとはなかなか思わないだろうし、だとしたら、私に 好きな人がいると考えるのが自然だ。実際そうなのだし。 『……それは……まだ…………ですけど……』 もしかしたらからかわれるかもと思いつつ答えると、意外にも先輩は、ちょっと安堵し たようなため息をつく。 「そうか…… まあ、頑張れよ」 その言葉に、胸がチクリと痛む。もしかしたら、先輩は自分の事は勘定に入れていない のだろうか? それとも、わざとそういう事を言っているのだろうか? 何だか、ため息 の雰囲気と矛盾しているようにも感じるが、あれも私を恋愛対象と見ての事なのか、単に 妹分に好きな人がいると聞いて、兄のような複雑な気分になっただけなのか、判断がつかなかった。 ――確かめて……みようかな……? そんな考えが頭を過ぎる。だって、もしこのまま先輩が私に先輩以外の好きな人がいる と勘違いされたままだとしたら、そんなの寂し過ぎる。だったら、今ここで、はっきりさ せた方がいい。 『……今……試しても、いいですか?』 決めると同時に、スルリと言葉が出た。先輩が驚いて顔を上げる。 「何?」 私自身、そんな簡単に口に出たことに驚いていたが、言ってしまった以上は仕方が無い。 覚悟を決めて、私はもう一度、今度ははっきりと具体的に口にする。 『……だから、私の勉強の成果がどのくらい出ているか、試させて下さい。今、ここで、 先輩相手に』 「いや、俺相手にって……いいのかよ?」 62 名前:2/4[] 投稿日:2012/06/04(月) 22 56 09.91 ID YYHjDDAs0 [6/9] 強気な態度の私に、先輩は戸惑いを見せて聞き返す。それで私も何だか照れ臭くなって、 つい不機嫌そうにプイッと顔を逸らしてしまう。 『……だって……そういう事言える男の人って、先輩しかいないじゃないですか……』 「ああ。そうね。テストみたいなもんだもんな」 先輩のその物言いが、何だかちょっと不機嫌そうに聞こえた。それで私は、自分が失言 した事に気が付く。私の事が好きであっても無くても、他の男の練習台に使われるとなっ たら、面白くないだろう。ここは何としても、誤解は解かなくては。 『……そうです。最終テストのつもりで、行きますから……』 緊張して、喉がカラカラに渇いているのを私は感じた。胸が高鳴り、体が熱くなる。ま るで、本気で告白するかのようだ。いや、本気で告白するのだと、私は自分に言い聞かせ る。これはリハーサルじゃなくて、本番なんだと。 「おう。それじゃあ、見ててやるから、真面目にやれよ」 先輩の言葉に、私はコクリと頷く。正座を横に崩して座り、右手でミニスカートをギリ ギリまでたくし上げ、股間のところでギュッと押さえる。両腕で胸を挟み、左手は肩のと ころでギュッと握り、身を硬くしてうつむいてから、僅かに顔を上げ、上目遣いに先輩を 見て、囁くように、告げる。 『……先輩……その……わっ……私の事……その…………好きにして……いいですから……』 ドクンドクンと早鐘のようになる心臓の鼓動と、熱く滾る血液だけしか感じることが出 来なかった。何だか本当に先輩に抱いて下さいってお願いしている気になって、私は先輩 の次の行動を、目をつぶって待っていた。するといきなり、おでこをビシッと何かが当たった。 『いたっ!! 何するんですか先輩っ!!』 顔を上げると、立ち上がって腰を屈め、怒ったように私を見る先輩と顔が合った。 「ドアホッ!! いくらエロマンガ見て勉強したからって、飛躍し過ぎだろが!!」 『だってだって!! 仕方ないじゃないですか!! ただ好きだって言ったって、子供の 戯言だって思われたら嫌だから…… だからちゃんと、エッチも出来るんだよって主張し たかったし……』 拗ねてうつむき、おでこをさすさすと擦る。すると先輩は大仰にため息をつき、背中を向けた。 「まあいい。とりあえず、マンガの仕草は十分に身に付けたのは分かった。けど、それで エロイかどうか判断するのは、相手の男次第だからな。後は実践で、合否を判断するんだな」 63 名前:3/4[] 投稿日:2012/06/04(月) 22 56 31.39 ID YYHjDDAs0 [7/9] これで話はおしまいとばかりに手を振る先輩の背中に、私は勢い込んで声を掛ける。こ んな誤解されたままで終わりにされたら、今までのことは何の意味もなくなる。 『……じゃあ、ダメですよ。先輩が合格かどうか判断してくれなくちゃ……』 片手はスカートの裾を握ったまま、不安げな態度で私は、うつむいて言った。 「なに?」 先輩が、驚いた声を上げるのが聞こえた。そのまま、何の言葉も無いのを待ってから、 私は言葉を続けた。 『……だって……私が、アピールしたかったのは……先輩……なんですから……』 言い切ってしまうと、ドッと不安だけが打ち寄せてくる。もし、先輩が私を妹みたいに しか思ってなかったとしたら……大失敗もいいところだ。これだけ勉強しても、私は子供っ ぽさから卒業できてなかった事になる。 「椎水」 呼び掛けられて、私は顔を上げた。いつの間にか先輩が、私の目の前でしゃがんですぐ 傍で私を見つめていた。 「……本当にいいのか? 俺が判断しても」 真面目な声で問い掛けられ、私は一瞬臆した。しかし、答えは一つしかない。小さく、 おずおずと頷く。 『……はい……お願いします……』 ゴクリ、と唾を飲み込む。間近で私を見つめる先輩の視線に吸い込まれそうな気がした。 そうしたら、本当に私の体が先輩に引き込まれる。いや、先輩の顔が私に近付いて来たの だった。それはギリギリで止まり、そして一言、こう言った。 「合格だよ、椎水」 そうして先輩は、私の唇に、自分の唇を重ね合わせた。 『結局……映画……行けなかったですね……』 ベッドの中で、隣にいる先輩に、不満そうに私は言う。夢中になって抱き合った結果、 既に陽はほぼ西に沈んでいた。 「そう残念がる事じゃないだろ。これから機会はいくらだってあるんだし」 『それはそうですけど……』 64 名前:4/4[] 投稿日:2012/06/04(月) 22 57 28.22 ID YYHjDDAs0 [8/9] 晴れて恋人同士になったとはいえ、今日と言う日は一日しかない。もっとも、今まで過 ごした時間も濃密だったけど、映画に行ってスイーツ食べて、一緒に散歩して、ロマンティッ クな時を過ごしたかった気もする。 『いっそ、一日が倍あれば良かったのに』 我ながらバカな事を言ったと思ったのに、意外にも先輩は同意してきた。 「そうだな。そうすれば、かなみも少しは助かっただろうに」 『はい? どういう意味ですかそれ?』 助かる、という意味がさっぱり分からず聞き返すと、先輩は机の上に広げっぱなしだっ た勉強道具を指す。 「数学の問題。俺が寝てる間も1問しか解けてなかったみたいだな。果たして今からやっ て、テスト範囲全部終わるかな」 『あーっ!! わ、忘れてたーっ!!』 ガバッと起き上がると、全裸のままベッドから飛び出る。それを先輩が見咎める。 「おいおい。服くらいちゃんと着ろって」 『わわわっ!! ていうか、見ないで下さいよスケベ!!』 思わず胸を隠してしゃがみ込む私の方を見ないようにしつつ、先輩がさり気なく言った。 「さっきまでエロ言葉連発してた女の言う言葉じゃないだろ、それ」 『エッチの時は別なんです!! もう!!』 服を身に着けつつ、先輩に向かって怒鳴る。それから、つかつかとベッドに近付くと、 掛け布団を剥ぎ取った。 『先輩も起きて下さいってば!! 一緒にやるんですから』 「は? 俺、そろそろ帰って自分の勉強しないとマズいんだけど」 『何言ってるんですか。散々人の体弄んで、これで数学赤点だったら先輩のせいですから ねっ!! ほら、早く服着て下さい。もうっ!!』 先輩の手を引き、ベッドから引き摺り出してから、私は急いで勉強を再開したのだった。 しかし、こっちの方は奮闘空しく、私の中間テストの結果は、敢え無く玉砕したのだった。 終わり。
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閃光の真実と深淵の影 ◆Z9iNYeY9a2 「ねえほむら、何で今遊園地に寄る必要があるの?」 「さっきはあの村上の不意打ちで逃げるのが精一杯だったから、一度落ち着ける場所でこれの状態を確認しておきたいのよ」 遊園地。 C-4に位置する広めの土地を占領した施設。 6時間ほど前だったかに一度は来たことがある場所だったがまたここに寄ることになるとは思わなかった。 ほむらの探す鹿目まどかの捜索を優先すべきなのではないかと思っていたが、ほむら自身がここに寄りたいと申し出たことから付き合うことにしていた。 確かに先の村上の触手を受けたほむらには何かしら身体的な影響は与えられていそうではあった。休憩も必要だろう。 ちなみにほむらが確かめておきたい、と言ったのは村上から貰った銃器だ。 あの男の自信からして手を加えているとは思えないが念には念を入れる必要はある、とはほむら談だ。 「どうせ暇でしょ、その辺ぶらついてきてていいわよ」 「何勝手に人を暇って決めつけてるのよ?」 「あなた私が銃を整備するのにそんなに興味あるの?」 「いや、別に」 「正直言うとね、この作業って割と慎重にやらなきゃいけないのよね。 だから気を散らせたくはないの。その子と一緒に少し出ててくれないかしら」 「なら最初からそういえばいいのに」 「30分もかからないわ。すぐ戻ってくるから」 そう言って建物の中の一室に入っていったほむら。 アリスはポッチャマと黒猫を連れて周囲を回ろうと2匹に声をかける。 「ポチャ!」 「…あれ?」 しかしポッチャマの返事はあったものの、黒猫の気配が消えていた。 周囲を見回すが、猫の姿はどこにも見えない。 ポッチャマならばある程度のコミュニケーションも可能で言うことも認識してくれているようだが、猫にそこまでの知恵があるとは思えない。 早く探しておかないといざ出発する時に見つからないということになれば置いていくことになってしまう。 「あーもう、結局仕事できてるじゃないの。 ポッチャマ、向こう側を見てきて。私はあっちを探すから」 「ポチャ!」 ビシッとポーズを決めて走りだすポッチャマ。 それを見送った後、アリスも遊園地の中を走り始めた。 遊園地自体はそう広くはない。回るのもそう時間はかからないはず。 しかし動く猫を見つけられるかとはまた別だろう。 ほむらの休憩が終わるまでにはどうにか見つけなければ。 若干焦りつつもアリスは猫を探して走り始めた。 ◇ その頃。 遊園地内の一室。 関係者以外立ち入り禁止、と書かれた場所。 このような場所にあったら逆に怪しい場所だろうが、ここが遊園地であることを考えれば自然に見えるようになっている。 一般的に考えれば、そこにあるのは遊園地の設備に関わるものだろう。 無論そこには鍵がかかっているはずであり、注意書きの有無に関わらず入れはしないはず。 その場所の扉が静かに開き。 何者かが室内に入っていく。 暗い闇の中、機械音のみが規則的に音を刻む空間の中で。 「…これは……」 その者は何かに気付いたかのように呟き、そして静かに室内を後にした。 ◇ 「はぁ…はぁ…、ねえ、猫は見つかった?」 「ポチャ…」 息を若干切らせながらも聞くアリスと、座り込みながら首を横に振るポッチャマ。 あれから数十分。園内を探して駆け回ったものの、結局猫は見つけることができなかった。 そこまで広い場所ではない。入り組んだような場所もないと思うしあっても入るとは思えない。 では、どこに行ったというのか。 このまま見つけることができずに出発するようでは、ほむらに煽られてしまう。 「『たった数十分程度の間に猫1匹の面倒を見ることもできないのかしら』とか、絶対言ってきそうなのが…」 まあそう言われてもならアンタはしっかり目を離さずに見ていることができるのかと言い返して泥沼になりそうだが。 ……いや、ほむらのことだ。沼にはならず短期決戦の泥合戦で終わりだろうが。 それもほむらが負けそうになって強引に打ち切り、しばらく不機嫌なままの状態が続くとか。 「…まあ考えても仕方ないか」 ほむらが鹿目まどか探しを優先するか、それともそっちを置いてまで猫を探すか。 どっちにしろ迷惑をかけてしまうことには変わりない。 僅かに後ろめたい思いを持ったまま、ほむらが出てくるのを待つアリス。 「おまたせ」 と、アリスの待っていた背後の扉から現れたほむら。 猫の件をどう説明したものか、と考えながら振り返ったアリス。 「………」 「どうかしたのかしら?」 その手に抱きかかえられたのは件の黒猫。 いなくなって探し回ったこっちのことは素知らぬ顔で、ほむらに連れられている。 「…………」 「ちゃんと面倒くらい見ておきなさい」 「……ねえ、その猫こっちに貸して」 「はい」 ほむらは猫を地面へと下ろす。 猫はこちらへとトテトテと歩いて迫ってくる。 足元に擦り寄ってきた猫を抱きかかえたアリスは、その額に小さくデコピンを放った。 「ニャン!」 悲鳴のような鳴き声を上げる猫。 そんなアリスを、ほむらは咎めるでもなく静かに見つめていた。 「まあ、ともあれ見つかって良かったわ。 体の調子は大丈夫なの?」 「ええ。銃には何の問題も無かったわ。 あのオルフェノクもそこまで卑劣ではなかった、ということね」 「…ああ、そう。 ところでこの猫、ずっとほむらと一緒にいたの?」 「銃の整備が一通り終わって少し試し撃ちしようと思ったところで入ってきたわ。 手綱くらいつけておいてくれないと困るわよ」 「…はいはい」 ◇ そうしてサイドバッシャーに乗ったほむら。 しかし彼女はアリスに対して嘘をついていることがあった。 この遊園地に寄ったことには理由があったこと。 そして、この猫はアリスの元を離れてどこに行ったのかを知っているということ。 (インキュベーターは私の入ったあの建物の、さらに奥からやってきた。 気になってそこの様子を見に行ったけど、そこには何もなかった) 銃の整備を終えたほむらの前に現れた、インキュベーターの擬態した猫。 その向かってきた方向にあったのは遊園地の管制室と思わしき部屋。 多くの機材が並んだその空間には、しかし何の変哲があるようにも見えなかった。 そして周囲を探る自分の姿を、あいつは咎めることもなく静かに眺めていた。 絶対にそこにあるはずの何かを見つけることはできないという自信の現れか、それとも本当に何もないというのか。 いや、何もないということはまずないだろう。 (…例え何かあったのだとしても、今の私にはどうすることもできない) 最終的に数分粘ってみた後、アリスの元に出てきたのだ。 (今考えるのは止めましょう。その前に、この胸を焼き尽くすような不快な感情の元を絶たないと) 銃器の整備などというのは建前だ。本来なら一刻も早く美国織莉子の元に向かいたかった。 それを妨げたのがキュゥべえだ。 移動を開始した彼女の詳細な場所が知りたいなら、少しの時間遊園地に立ち寄ってくれなどと言ってきた。 苛立つ心を抑えつけながら、逆にあいつの手の内を知るためにも、と取引に応じた。 時間を無駄にした感は否めないが、それでも全く無駄になったというわけではない。 あの遊園地には何かがある。そして、それには自分達には気付けない何かしらの細工が施されている。 収穫としては低いが、この先どこかで役立つかもしれない。 (そんなすました顔でいられるのも今のうちだけよ、インキュベーター。 美国織莉子を殺したら、覚悟していなさい) 無表情の奥に激情を隠したまま、ほむらはサイドバッシャーを走らせた。 【C-5/遊園地付近/一日目 午後】 【暁美ほむら@魔法少女まどか☆マギカ】 [状態]:ソウルジェムの濁り(5%) 、疲労(中) 、不快感 [服装]:見滝原中学の制服 [装備]:盾(砂時計の砂残量:中)、グロック19(14発)@現実、(盾内に収納)、ニューナンブM60@DEATH NOTE(盾内に収納)、 グロスフスMG42@魔法少女まどか☆マギカ(盾内に収納)、サイドバッシャー(サイドカー半壊、魔力で補強)@仮面ライダー555 [道具]:共通支給品一式、双眼鏡、あなぬけのヒモ×2@ポケットモンスター(ゲーム)、ドライアイス(残り50%)、 グリーフシード(残り30%使用可)@魔法少女まどか☆マギカ モンスターボール(サカキのサイドンwith進化の輝石・全快)@ポケットモンスター(ゲーム)、まどかのリボン@魔法少女まどか☆マギカ、はっきんだま@ポケットモンスター(ゲーム) [思考・状況] 基本:アカギに関する情報収集とその力を奪う手段の模索、見つからなければ優勝狙いに。 1:鹿目邸へと向かい、おそらくいるであろう美国織莉子を抹殺する 2:全てを欺き、情報を集める(特にアカギに関する情報を優先) 3:協力者が得られるなら一人でも多く得たい。ただし、自身が「信用できない」と判断した者は除く 4:ポッチャマを警戒(?)。ミュウツーは保留。ただし利用できるなら利用する 5:サカキ、バーサーカー(仮)は警戒。 6:あるならグリーフシードをもっと探しておきたい 最終目的:“奇跡”を手に入れた上で『自身の世界(これまで辿った全ての時間軸)』に帰還(手段は問わない)し、まどかを救う。 [備考] ※参戦時期は第9話・杏子死亡後、ラストに自宅でキュゥべえと会話する前 ※『時間停止』で止められる時間は最長でも5秒程度までに制限されています ※ソウルジェムはギアスユーザーのギアスにも反応します ※サイドバッシャーの破損部は魔力によって補強されましたが、物理的には壊れています ※アリスは”友達”として信用できる存在と認識しました 【アリス@コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー】 [状態]:疲労(中)、ダメージ(小)、ネモと一体化 [服装]:アッシュフォード学園中等部の女子制服、銃は内ポケット [装備]:グロック19(9+1発)@現実、ポッチャマ@ポケットモンスター(アニメ)、黒猫@??? [道具]:共通支給品一式、 [思考・状況] 基本:脱出手段と仲間を捜す。 1:ナナリーの騎士としてあり続ける 2:情報を集める(特にアカギに関する情報を優先) 3:脱出のための協力者が得られるなら一人でも多く得たい 4:ほむらが若干気になっている 最終目的:『儀式』からの脱出、その後可能であるならアカギから願いを叶えるという力を奪ってナナリーを生き返らせる [備考] ※参戦時期はCODE14・スザクと知り合った後、ナリタ戦前 ※アリスのギアスにかかった制限はネモと同化したことである程度緩和されています。 魔導器『コードギアス』が呼び出せるかどうかは現状不明です。 ◇ そうしてほむら達が遊園地を出発した頃。 彼らのいる会場とは違う、どこでもない空間。 一人の男がひたすらに手を動かし機械音を規則的に響かせる空間に、1匹の白い獣が入り込んだ。 「アクロマ」 「おや、キュゥべえくんですか。どうかしましたか?」 「どうして伝えてくれなかったんだい?」 「?何のことでしょう?」 「遊園地に置かれた装置を見てきたんだ。近くに立ち寄ったついでにね」 遊園地に配置された装置。殺し合いにおける観測機の役割を果たすもの。 会場においては幾つかの施設に潜まされたものの一つ。殺し合いの目的である、エントロピーの発生を観測するためのもの。 それを調べていた時、一つの異常があったことにキュゥべえは気付いた。 「殺し合いの中で、平行世界へと繋がる”穴”がほんの一時だけど観測されていた。 その時刻と会場内での出来事を照らし合わせると、最も近いのはシロナのガブリアスが進化した時だ」 穴。物理的なものではなく、あくまで概念的な現象としてのもの、ワームホールとでも言うべきものだろうか。 どこに繋がるかも明確には分からぬそれ。ただ分かるのは、それが並行世界へと繋がるものだということ。 現に、観測されたその穴もまたどこかへの並行世界に通じていたらしい。 「ふむふむ。それで?」 「ポケモンのことに関して、僕たちの中では最も詳しいのは君だ。現にメガストーンを会場に撒いたのも君だって言っていたね。 その君がこの件を知らなかったとは思えない」 「ええ、知っていました」 悪びれる様子も無くキュゥべえに、メガネを押し上げながらそう返すアクロマ。 「どうして教えてくれなかったんだい?」 「聞かれませんでしたから」 「まさかあの件がそこまでのことを起こすものだなんて想定できるわけないじゃないか」 あの現象自体は道具が揃わねば起こし得ないものであり、そうでない状況で発生したという事実そのものは興味深いものがあった。 まさかあれが平行世界へのワームホールを開くほどのエントロピーを発生させるものであるとは想定していなかった。 「…まあいいさ。それが繋がることそれ自体は僕たちとしても望むべきことだ。 ただ、それが起こったということは報告しておいて欲しいね」 「おや、てっきり私はあなた達なら既に知っていることだと思ってました」 「それが可能ならわざわざ僕は自ら会場に潜り込んだりなんてしないよ」 アクロマはポケモン関係の施設、支給品、機材に関するほとんどを取り仕切っている。 さすがにアカギの管理するアレまでは任されていないものの、この殺し合いでのポケモンについての詳細な情報は彼以上に知ってる者はいないだろう。 一方でそれ以外、魔法少女に課した枷や新たなオルフェノク誕生の封印などといった制約に関してはからっきしではあるが。 そしてそれはキュゥべえにも当てはまる。 ポケモンに関することはアクロマにほとんど任せっきりであったためあまり多くの情報を持ってはいなかったのだ。 「ただ僕は僕で改めて調べさせてはもらったけどね。ポケモンという生命体のことについて。 特にあの時起こしたメガシンカ、というものについては」 「ほう」 「確か君から聞いたそれは人間とポケモンの絆がキーストーン、メガストーンを通じさせることで発動するポケモンの新たな形態変化、と言ってたね」 「ええ、大雑把にはそう説明しました」 「ポケモンと人間の生体エネルギーを掛けあわせて発生するエネルギーが、メガシンカを引き起こす。 それに必要な要因というのが『ポケモン』と『力を持った石』、そして『人間』が結びつくこと。 これらが合わさることで、超絶なエネルギーを生み出すと共にメガシンカが発動する。これが僕なりに調べた結果だね」 「なかなか高い情報収集能力を持っていますね、別に私が教えなくても問題なかったのではないですか?」 「それはさすがに手間になっちゃうけどね。 そしてもしそれが事実なら、あそこでキーストーンの無い状態でのガブリアスがメガシンカを発動させたことにも納得がいく」 あの時メガストーンを輝かせたものはクロエ・フォン・アインツベルンの投影したエクスカリバー。 それが投影したハリボテとはいえ、あの剣は人々の祈りを込めた神造兵器の模倣品だ。 キーストーンとしての役割を果たすには十分だったということなのだろう。 加えて、彼女はガブリアスの主、シロナから魔力供給を受けている。それがほんの僅かながらパスとして繋がる要因でもあったのかもしれない。 「そしてもう一つあった疑問も調べていくうちに解けていったよ。 メガシンカのメカニズムで発生するエネルギー、それを応用することで空間転移が可能らしいね」 「ええ。しかしそれには接続先を安定させるための通信ケーブルが必要となりますが。 なければどこに転移するかも分からない以上、無闇に使えるものではありませんよ」 「そうだね。だけど一つだけ。クロエ・フォン・アインツベルンが聖杯、万能の願望機としての機能を持った存在であったこと。 これが、さっき言った、メガシンカの影響で空いた穴にある役割を与えたんだ] 人とポケモンの繋がりが与えた、膨大なエントロピーによる奇跡。 そこに理論をすっ飛ばして結果を持ってくることが可能な願望機が関わった。 ではあの場で彼女が願ったことは何だったか。 決まっている。バーサーカーを打倒することだ。 そのために望んだことは、残りの命の数も分からぬあの巨人を倒し得る最大の攻撃。 すなわち、約束された勝利の剣による攻撃。 「だけど彼女にはそれが可能な魔力は持っていない。あの時の彼女は魔力を枯渇させているに近い状態だったんだから。 しかし、現実に聖剣は光を放った。 もしかして開いた穴は、その不足を埋めるだけの魔力を彼女に送り込んだんじゃないかな?その願望機の願いを叶えるように」 ただ開いただけのはずの穴、そこに聖杯の願いが合わさったことで役割を持ち。 結果、約束された勝利の剣にもガブリアスのドラゴンダイブにも耐性を持っていたはずの肉体から3つの命を削り取った。 もしそのどちらかにでも耐性を持っていなければ、一体バーサーカーはどれほどの命を消滅させられていただろう。 「アクロマ、アカギはこのメガシンカのことを知ってるのかな?」 「さあ?知っているかもしれませんし知らないかもしれません。どちらにしても私には興味がありません。 アカギには、私のやりたいようにやれとしかいわれていませんので」 「ずいぶんと信用されたものだね」 「まさか。私が多少アカギに不都合になることを仕出かしたとしても些細な事としか見ていないのですよ、彼は。 想定外のことが発生したとしても怒ることも驚くこともないのでしょう」 「なるほど。確かに放送の時以外は滅多に出てくることもないしね、アカギは」 その点シャルルは何と思っているのだろうか。 彼の場合自分より早く、こちらの言った穴を把握していることも有り得る。 適当なところでタイミングを見計らって聞きに行ってみるとしよう。 「そういえば、今回の件を通して一つ疑問が生まれたんだけどさ」 「何でしょう?」 「メガストーンやポケモンが人間との繋がりでもたらすエントロピーが膨大なものであることは分かった。 そしてそれ自体は君の求めているものともまた大きく繋がるものだ。つまり、そこには僕たちとの間にも大きな利害が存在している。 なのに、あの場に配られたポケモンの数に対してあの進化が可能なものはあまりに少ない。 そこに理由はあるのかい?」 あの場に配られたポケモンは退場済みの者を含めて10匹弱。それは参加者達の所持していたポケモンから選別された者ばかりだ。 しかしその中でその進化が可能な者がどれほどいるか。 中にはピカチュウやポッチャマ、テッシードやピンプクといった未進化のポケモンも存在している。 それよりももっとメガシンカの可能なポケモンを入れた方が儀式の目的達成も効率的に果たせたのではないか。 例えばヘラクロスやルカリオ、オニゴーリやジュカイン、同じ進化前であるならミミロルなどの方がよかったのではないか? 「ああ、そんなことですか。簡単な話ですよ。 面白くないじゃないですか。ポケモンと人間の絆が、メガシンカという形のみで収まってしまうというのは。 メガシンカ自体は私にとっても大きな研究対象です。しかしそこで留まってしまうことは望んでいないのです」 「…やっぱり理解できないな、人間の価値観ってものは」 そんな言葉を最後に、キュゥべえはアクロマの作業部屋から退出していった。 その後部屋に響き渡ったのは、キュゥべえの存在などなかったかのように己の役割に没頭するアクロマが響かせる作業音のみ。 ※会場の施設にはエントロピー観測装置の配置された場所があります。しかし参加者には入ることのできない仕掛けが施されているようです。 123 永遠フレンズ 投下順に読む 125 Nobody to watch over me 時系列順に読む 118 私であるために 暁美ほむら 126 憎悪-Badblood mind アリス 107 第二回定時放送 キュゥべえ 128 Not Yet アクロマ
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第2-10章.第2-11章.第2-12章. 第2-11章. ナーラダは言った、「子よ、私が大王の集会所について語るので聞きなさい。王よ、昔のクリタ(黄金)時代に、高貴な神アディティヤが(かつて)天から人の世に降りてきた。アディティヤは、ブラフマーの集会所の前で、自らを創造されたものを見た後、ここで見られるものを見たいと思い、人間の姿になって地上を陽気にさまよっていた。パンデュの息子よ、その時、昼の神が、バーラタ族の雄牛よ、私に、形や姿は計り知れず、非物質的で、筆舌に尽くしがたいが、その輝きによってあらゆる生き物の心を喜ばせることができる、大いなる神の天空のサバ(集会)について語った。バーラタ族の雄牛よ、そのサバの功徳を聞いて、王よ、私はそれを見たいと思うようになった。そして私はアディティヤに言った、「高貴なる者よ、私はグランサイヤの神聖なサバを見たいと思います。光の主よ、高貴なる者よ、どのような禁欲的な苦行によって、どのような行為によって、どのような魅力によって、どのような儀式によって、私がその優れた罪清めのサバを見ることができるようになるのか教えてください」私のこの言葉を聞いて、千の光線の神である昼の神アディティヤは、バラタ族の長である私にこう答えた。 汝、瞑想にふけりながら、千年続く梵天の誓いを見よ。私はヒマーヴァットの胸に戻り、その偉大な誓いを開始した。そして、それを完了した後、高貴で罪のないスーリヤ神は偉大なエネルギーに満ち、疲れを知らず、私をグランサイヤのサバに連れて行った。王よ、そのサバを描写することは不可能である。バーラタよ、その寸法や形を示すことは不可能だ。このようなものはかつて見たことがありません。その中にいる人々の幸福に常に貢献し、その雰囲気は冷たくも温かくもない。飢えも渇きも、どんな不安も、そこに行けばすぐに消える。さまざまな種類の輝く宝石でできているようだ。柱で支えられているようには見えず、劣化を知らず、永遠である。その自己発散的な邸宅は、燃え盛るような、比類のない輝きを放つ天の印の数々によって、月や太陽や火を凌ぐ輝きを放っているようだ。天に位置し、燃え上がり、その日の創造者を咎めるかのように。王よ、その邸宅に、至高の神、すべての創造されたものの大いなる主は、その創造的な幻影によってすべてを自ら創造し、永遠にとどまる。そして、ダクシャ、プラチェタ、プラーハ、マリーチ、マスターであるカシャパ、ブリグ、アトリ、ヴァシスタ、ゴータマ、さらにアンギラス、プラスティヤ、クラウト、プラフラーダ、カルダマ、これらのプラジャパティ、アタルヴァン・ヴェーダのアンギラサ、ヴァリヒリヤ、マリチパ; 知性、空間、知識、空気、熱、水、土、音、触覚、形、味、香り、自然、(自然の)様式、世界の元素と素因、これらすべてがブラフマー神の傍らのその邸宅にとどまる。そして、偉大なエネルギーのアガスティア、偉大な修行力のマルカンデーヤ、ジャマダーニ、バラドワジャ、サムヴァルタ、チャヴァナ、高貴なドゥルヴァーサ、高潔なリシャスリンガ、偉大な修行功労者であり、ヨーガに影響するあらゆる事柄の訓戒者である輝かしいサナトクマラ、アシータ、デヴァーラ、真理に精通したジャイギシャヴィヤ、リシャヴァ、アジタサトル、偉大なエネルギーのマニ; そして、8つの枝を持つ癒しの科学、これらすべてが擬人化された姿で、バラタよ、すべての星と恒星のコンジャンクションを持つ月、すべての光線を持つアディティヤ、風、犠牲、(犠牲における)目的の宣言、生命原理、これら擬人化された姿の輝かしい誓いを守る存在たち、その他言及しきれないほど多くの存在たちが、その邸宅でブラフマーにすべて付き添っている。富と宗教と欲望と喜びと嫌悪と無欲と静寂--すべてがその宮殿で至高の神を共に待ち受ける。ガンダルヴァとアプサラスの20の部族、そのほかの7つの部族、すべてのロカパラ(いくつかの地域の守護の長)、スクラ、ヴリハスパティ、ヴーダ、アンガラカ(マンガラ)、サニ、ラーフ、その他の惑星; サーマ・ヴェーダの)マントラ、(同じヴェーダの)特別なマントラ、(ハリマットとヴァスマトの儀式)インドラとアディティヤ、名前が挙げられている2つのアグニス(アグニソーマとインドラーニ)。アグニソーマとインドラーニ)、マルタ族、ヴィスワカルマン、ヴァスー族、ピトリス、そしてあらゆる種類の犠牲の捧げ物、4つのヴェーダ、すなわちリグ、サーマ、ヤジュマート、 リグ、サーマ、ヤジュ、アタルヴァの4つのヴェーダ、あらゆる科学と学問の分野、歴史とあらゆる学問の小分野、ヴェーダの諸分野、惑星、生贄、ソーマ、あらゆる神々、サヴィトリ(ガヤトリ)、7種類の韻律、理解、忍耐、記憶、知恵、知性、名声、許し、サーマ・ヴェーダの讃歌; 一般的な賛美歌の科学、様々な種類の詩と歌、論証を伴う様々な注釈書、王よ、すべて擬人化された形で、様々なドラマ、詩、物語、要約された用語集、これらもまた、その他多くのものが、そのサバ、クシャナ、ラバ、ムフタ、昼、夜、小夜、月、六つの季節、バーラタよ、年、ユーガ、四種類の昼と夜(すなわち、「クシャナ」)において、至高の神を待ち望んでいる。 , 人間、ピトリス、神々、そしてブラフマーに現れる)、そして永遠、不滅、劣化しない、優れた時の輪、また美徳の輪、これらは常にそこで待っている。ユディシュティラよ、アディティ、ディティ、ダヌ、スラサ、ヴィナータ、アイラ、カリカ、スラヴィ、デヴィ、サラマ、ゴータミ、プラダ、カドル女神たち; --これらの天界の母たち、そしてルドラーニ、スリー、ラクシュミー、バドラ、シャシュティ、大地、ガンガー、フリ、スワハ、クリティ、女神スーラ、サチ・プシュティ、アルンダティ、サムブリッティ、アサ、ニヤティ、スリシュティ、ラティ、これらと他の多くの女神たちは、万物の創造主を待ち望む。アディティヤ、ヴァーサス、ルドラ、マルタ、アスウィナス、ヴィスワデーヴァのサディヤ、心の速さを授けられたピトリス、これらは皆、大いなる主を待ち望む。人の中の雄牛よ、ピトリスには7つの階級があり、そのうちの4つの階級は具現化した姿をしており、残りの3つの階級は具現化した姿をしていないことを知れ。ヴァイラジャ、アグニスワッタ、ガルハパティヤ(ピトリスの三階級)が天にいることはよく知られている。ピトリスの中でも、ソマパ、エカスリングラ、チャトゥルヴェーダ、カラスと呼ばれる者たちは、4つの位階の間で常に崇拝されている。最初にソーマ(ジュース)で満足させられ、その後にソーマを満足させる。これらのピトリスの部族は皆、創造の主を待ち望み、計り知れないエネルギーを持つ至高の神を陽気に崇拝する。ラクシャ、ピサーシャ、ダナーヴァ、グヒャカ、ナーガ、鳥、さまざまな動物、そしてすべての動くもの、動かないもの、すべての偉大な生き物が大主神を礼拝する。天界の長であるプランダラ、ヴァルナ、クヴェーラ、ヤマ、そしてウマを従えたマハーデーヴァは、常にここに向かっている。そして、王の王よ、マハセナ(カルティケーヤ)もまた、グランサイヤをそこで慕う。ナーラーヤナ自身、天界のリシたち、ヴァラキーヤと呼ばれるリシたち、女性から生まれたすべての存在、女性から生まれていないすべての存在、三界で見られるすべてのもの--動くものも動かないものも--は、すべて私がそこで見たことを、王よ、知りなさい。また、生命力のある種子を持つ八万人のリシ、そしてパンデュよ、息子を持つ五万人のリシは、すべて私がそこで見たのだ。天に住む者たちは皆、好きな時に至高神を拝み、頭を下げて拝み、来た道を戻る。そして人の王よ、すべての造られた生き物の大いなる主、宇宙の魂、計り知れない知性と栄光を持つ自我が梵天を創造し、すべての生き物に等しく親切であり、彼らにふさわしいように敬う、 神々、ダイティヤ、ナーガ、ブラフマナ、ヤクシャ、鳥、カレイヤ、ガンダルヴァ、アプサラス、そして彼の客としてやってきた他のすべての高貴な生き物を、甘美な言葉や富や他の楽しい品々の贈り物で喜ばせる。子よ、その美味しいサバは、いつも出入りする人々で賑わっている。あらゆる種類のエネルギーで満たされ、ブラフマーシたちによって崇拝されるその天空のサバは、ブラフマーの優美な所有物で燃え上がり、非常にハンサムに見える。王の中の虎よ、あなたのこのサバが人の世で並ぶものがないように、ブラフマーのそのサバも、すべての世界で並ぶものがないのを私は見た。バーラタよ、私はこれらのサバを天界で見たことがある。この汝のサバは、疑いなく人の世で第一のものである!" 第2-10章.第2-11章.第2-12章.