約 1,001,252 件
https://w.atwiki.jp/san-puz/pages/627.html
屋台荒らし・張姫 2015/08/05(水)19 00~2015/08/11(火)18 59 期間限定のクエストとして初登場 公式サイトのクエストに関する記事 各難易度に用意されているミッションをクリアすると★6【屋台制覇】張姫を入手できる 登場する武将を倒すと【屋台制覇】張姫の技能覚醒・軍略覚醒に必要な覚醒アイテムを入手できる 主なドロップ武将 なし 報酬武将 武将名 同技能(※)武将 技能LvMaxまで 【屋台制覇】張姫 - - (※)「効果が同じ技能」を意味し、強化の素材選択時に「技能大」と表示される武将 初級 蜀漢の夏の一幕 【体力:10、合戦:2】【優劣:魏→呉→蜀→漢→群→魏】 【獲得目安】資金:1500、EXP:1750 【ミッション】 「蛮兵」のみの部隊で攻略!(報酬:友情pt1000) 全勢力を入れた部隊で攻略!(報酬:『かき氷』×2個) コンティニューなしで攻略!(報酬:【屋台制覇】張姫×1体) 【神速攻略報酬】 S(03ターン以内):『かき氷』×2個 A(06ターン以内):『かき氷』×1個 B(20ターン以内):友情pt200 + 【序文】 今宵、蜀の都・成都では、夏祭りが開催 されていた。軍では、力ずくで中止させたり、 管理・統制したりすることも検討されて いたが、いくらか見回りの兵を出す程度 の干渉に止めていた。民衆の営みを軍が 踏みにじるなど、不粋なことである。 「--何やら、向こうが騒がしいな?」 見回り役で夏祭りを訪れていた関銀屏は、 祭りとは違った毛色の騒ぎ声を耳にした。 + 【後記】 足早に向かった騒ぎの中心には、関銀屏 がよく見慣れた、幼なじみの姿があった。 「…何をしているんだ、張姫?」 「何を--って、夏祭りを全力全開で 満喫しているんだけど?」 確かに、夏祭りで得たおもちゃや食べ物 を手車に満載する張姫の姿は、夏祭り を満喫しているようにしか見えなかった。 「張姫、見回りの仕事はどうした?」 戦 勢 武将 ターン 攻撃 HP 防御 使用技能 ドロップ B1 蜀 【しゅばば弓名人】夏侯月姫 『かき氷』 B2 蜀 【屋台制覇】張姫 『狐のお面』 中級 蜀漢の夏の一幕 【体力:16、合戦:2】【優劣:魏→呉→蜀→漢→群→魏】 【獲得目安】資金:3000、EXP:3500 【ミッション】 「蛮兵」のみの部隊で攻略!(報酬:【蜀軍超指南】于吉×1体) 全勢力を入れた部隊で攻略!(報酬:『ラムネ』×2個) 「【屋台制覇】張姫」を部隊に編成して攻略!(報酬:【屋台制覇】張姫×1体) 【神速攻略報酬】 S(03ターン以内):『ラムネ』×2個 A(06ターン以内):『ラムネ』×1個 B(20ターン以内):『かき氷』×1個 + 【序文】 「…まさかとは思うが、見回りの仕事を サボったりしていないよな?」 「まさかー。夏祭りを楽しんでいる風に 見せた方が、警戒されなくて済むって 作戦だから。あくまで、フリよフリ。」 「それならばいい。羽目を外すなよ。」 張姫と別れた後、夏祭りの会場を一回り した関銀屏は、人々の営みの持つ温もり と力強さを感じた。武で敵を屈服させる ことだけが『力』ではない。そう考えた 矢先に、一際大きな喧騒が耳を打った。 + 【後記】 …向かった先には、やはり張姫がいた。 手車に積まれた戦利品が、さらに大きな 山をなしている。手では水風船を元気に 踊らせながらも、かき氷とイカ焼きを 交互に口に運んでいる。器用なことだが、 喰い合わせは正直、悪そうである。 「…少しは落ち着いたらどうだ?」 「ひゃっへ、ひほんはほっはいはい。」 「落ち着けと言うに。待ってやるから。」 関銀屏は、ひとつため息をついた。 戦 勢 武将 ターン 攻撃 HP 防御 使用技能 ドロップ B1 蜀 【万夫不当】張飛 1 300 「兵士大拘束」先制・魏群ユニット封じ2ターン 『ラムネ』 B2 蜀 【屋台制覇】張姫 『狐のお面』 上級 蜀漢の夏の一幕 【体力:24、合戦:2】【優劣:魏→呉→蜀→漢→群→魏】 【獲得目安】資金:7200、EXP:5500 【ミッション】 「蛮兵」のみの部隊で攻略!(報酬:『かき氷』×2個) 全勢力を入れた部隊で攻略!(報酬:『ラムネ』×2個) 「【屋台制覇】張姫」を部隊に編成して攻略!(報酬:【屋台制覇】張姫×1体) 【神速攻略報酬】 S(03ターン以内):『ラムネ』×3個 A(06ターン以内):『ラムネ』×2個 B(20ターン以内):『かき氷』×2個 + 【序文】 「もぐもぐ、ごくんーーうん、美味!」 「…張姫。口にソースが付いているぞ。」 手持ちの手ぬぐいで口元を拭ってやると、 張姫は何故か得意げに、フフンと笑った。 「観衆の中に溶けこんで見回りをする…。 張姫の策は悪くはないが、目立つのは 悪手だ。その点張姫の振る舞いは--」 「--あ! 銀屏ちゃん、見て見て! わたあめだって、おいしいのかな?」 「単に夏祭りを楽しんでるだろ、お前!?」 + 【後記】 「…いやあ、最初はフリのつもりが、 皆が楽しそうなもんで、ついつい。」 「まあ、気持ちはわかるが。」 本音を言えば関銀屏だって、張姫のよう に浴衣を着て、お祭りをめいっぱい満喫 したかった。せっかくのお祭なのだ。 「よし! 銀屏ちゃんのお墨付きも出た し、夏祭りを全力全開で満喫だっ!」 「待て! 気持ちがわかるとは言ったが、 遊ぶのを許した覚えはないぞ!」 戦 勢 武将 ターン 攻撃 HP 防御 使用技能 ドロップ B1 蜀 【劉禅正室】敬哀皇后 『狐のお面』 B2 蜀 【屋台制覇】張姫 『狐のお面』 超級 蜀漢の夏の一幕 【体力:35、合戦:4】【優劣:魏→呉→蜀→漢→群→魏】 【獲得目安】資金:19200、EXP:12000 【ミッション】 「蛮兵」のみの部隊で攻略!(報酬:『狐のお面』×4個) 「【屋台制覇】張姫」を部隊に編成して攻略!(報酬:【屋台制覇】張姫×1体) 「【屋台制覇】張姫」を大将にして攻略!(報酬:【屋台制覇】張姫×1体) 【神速攻略報酬】 S(07ターン以内):『狐のお面』×2個 A(15ターン以内):『ラムネ』×3個 B(20ターン以内):『かき氷』×3個 + 【序文】 「離して、銀屏ちゃん! 夏祭りの屋台があたしを呼んでるの!」 --張姫ちゃんに、遊んで欲しい。 --張姫ちゃんに、食べられたい。 耳をすませば、そんな屋台達の声が、 銀屏ちゃんにも聞こえるはずっ!」 「そんなもの、聞こえてたまるか! 我々に与えられた任務を遂行するには、 目立つのは悪手というものだ!」 お祭り会場の真ん中で口論を繰り広げる 二人は、物の見事に目立っていた。 + 【後記】 関銀屏と張姫の口論を止めたのは、 泥棒だ! という咎めるような声だった。 「……お祭りで泥棒? 許せない! 行くよ! 銀屏ちゃん!」 「--あ、ああ。もちろんだ!」 張姫の行動は、迅速であった。 誰よりも夏祭りを楽しむ彼女だからこそ、 夏祭りを侵す者が許せないのだろう。 関銀屏は、先んじて前を走る張姫の背中 から、かつてない心強さを感じていた。 戦 勢 武将 ターン 攻撃 HP 防御 使用技能 ドロップ B1 蜀 【しゅばば弓名人】夏侯月姫 『かき氷』 B2 蜀 【万夫不当】張飛 1 4200 「兵士大拘束」先制・漢群ユニット封じ2ターン「兵士大拘束」漢群ユニット封じ2ターン 『ラムネ』 B3 蜀 【劉禅正室】敬哀皇后 2 7200 『狐のお面』 B4 蜀 【屋台制覇】張姫 2 9600 『狐のお面』 コメント 中級ドロップ 張飛 『ラムネ』 張姫 『狐のお面』 -- 2015-08-06 12 39 11 情報ありがとうございます。コメント反映しました。(編) -- 2015-08-07 23 12 05 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/suka-dqgaesi/pages/5658.html
365 :名無しさん@HOME:2012/01/27(金) 22 15 10.91 0 落ち着いたので聞いて欲しい(´・ω・`) 元々高校の同級生だった旦那と、トメの反対(可愛い息子たんがあんな女に~)を押し切り結婚、 しばらくノータッチで別居し数年たったある日。 突然トメ来襲、よくよく話を聞いてみると 「糖尿病と診断された。このままだと死ぬらしいから面倒見ろ」とのこと。 確かに納得するほどのおデブに成長していたトメ。 一人暮らしをしていたアパート(ウト既に他界)は解約し、家財はすべて売ってしまった。 本当に大事なものととりあえずの衣服を3つの大きなキャリーバッグに詰め、知り合いに車で送ってきてもらったらしい。 とりあえず放っとくとうるさそうだったので家に上げ、帰ってきた旦那は「まぁしょうがないから面倒見てあげてよ…」 まぁ、結婚してからしばらく時間が立ってたし、ぐちぐち言って来なかったのでとりあえず良いかな、と思った私が甘かった。 続きます。 367 :名無しさん@HOME:2012/01/27(金) 22 19 40.74 0 (※編集注:365の二重投稿部分がありましたので省略しました) 私は一応気にして、管理栄養士の友達とかに聞いたりしながらヘルシーメニューを作っていた。 結構バリエーションも考えて、薄味でもおいしく食べられるものを、と考えていた。 トメはぶーぶー文句は垂れてたがおとなしく食べていた、が それでもよくはならなかったみたいで、親戚や友達に「うちの嫁子ちゃんは、食事もまともに考えられないのよ~」と拡散。 と、思っていたら私に隠れてポテチを食べまくっているのを発見。 部屋を探すと出てくる出てくる。ようかん、モナカ、チョコレート。 ちょっと怒るとトメは、「嫁子ちゃんはそんな貧祖な体してるから(嫁子はガリ)食べる楽しみがわからなくて可哀想ね~」 なんておっしゃる。 369 :名無しさん@HOME:2012/01/27(金) 22 20 12.99 0 あ、全部コピペしてしまた…スミマセン… 371 :名無しさん@HOME:2012/01/27(金) 22 35 07.53 0 それからトメは一回見つかったからなのか堂々とお菓子を食べまくるように。 しかも冷蔵庫にコーラが。0カロリーならまだしも普通の赤いやつ。 それを咎めるとトメは「少しぐらいイイじゃないのよ~嫁子ちゃん糖分足りてないからカリカリしてて頭悪いんじゃないのぉ~?」 と開き直る。 トメは学歴こそすべてだ。という考え方の人間で、 特に大学卒です、としか言わなかった私を「あら~言えないような大学言ってるのねぇ」と馬鹿にしてくるので 何かにつけて頭悪いと言ってくる。 その時はちょっとカチンと来たので「頭悪いのは今関係無いじゃないですか。」と返すとトメは 「ずーっと貧相な体して、頭も貧相で、可哀想ね~wwww」 自分が頑張って薄味ごはんつくってんのに(私は普通に痩せた) 勝手にお菓子食ってて私のせいにして、しかも頭悪いとまでなんで言われなきゃならないんだと悲しくなって 私が昔、100kgぐらいあった大学の入学式の時、xx大学って書いてある看板の前でピースしている写真をトメに見せた。 最近秋入学を検討している某大学。 おかあさんと違って、自力で60キロぐらいダイエットしましたよ。 今では別にそこまで努力してないけど、当時死ぬほど頑張って痩せたんです。 お菓子食べたいならどうぞ。私はもう協力しません。 とトメに言った。 逆切れしてふじこるトメ、私を突き飛ばし逃走。 家を出たところでたまたま轢かれたらしく、そのまま救急車で搬送。 373 :名無しさん@HOME:2012/01/27(金) 22 40 15.73 0 東大って知らなかったの? なんか一挙にネタくさい 376 :名無しさん@HOME:2012/01/27(金) 22 43 22.93 0 100kgあったら反対されるのも当然だな。 377 :名無しさん@HOME:2012/01/27(金) 22 44 46.52 0 いややせた後に結婚したんだろうけど 旦那がなんもフォローしてないのに怒りが沸く 378 :名無しさん@HOME:2012/01/27(金) 22 45 16.67 0 病院に行くまでの間に、事の顛末をとりあえず旦那にはメールして、近しい親戚には電話。 怪我は大したことなかったトメはその後何も知らず親戚中に「嫁子ちゃんに殺されかけた!!!!」と拡散しし全員敵にまわし、 うちにも居づらくなったトメはコトメの家に転がり込んだらしい。 これが昨日の話です… 大学については言ってませんでした。全然。 379 :名無しさん@HOME:2012/01/27(金) 22 45 49.09 0 旦那は若干エネ気味。 というか疎い。 380 :名無しさん@HOME:2012/01/27(金) 22 46 48.23 0 高校の同級生ならデブな子だったのしってそうだけどね 381 :名無しさん@HOME:2012/01/27(金) 22 49 10.39 0 年寄りって昔のことはよく覚えてるけど最近のことは忘れるから。 383 :名無しさん@HOME:2012/01/27(金) 22 52 56.86 0 380 しかも同級生が東大合格したなら話題にもなっただろうにな 東大合格ぐらいじゃ話のネタにもならんような超優秀校だったんだろうか? 384 :名無しさん@HOME:2012/01/27(金) 22 54 33.40 0 381 ディスクと同じで外周から劣化するんだよw 388 :名無しさん@HOME:2012/01/27(金) 23 06 00.45 0 合コンで女の方が東大だと、相手の男が引くって話をどっかでみたなぁ 最初は男の方が、俺達慶応ボーイだぜwwみたいなノリなんだけど 東大って言った途端のテンション下がる そんな経験を人生で何度かしていたら、聞かれるまで大学名言わないってのもあるかもしれん。 389 :名無しさん@HOME:2012/01/27(金) 23 09 50.10 0 で、どこがDQだったの? 390 :名無しさん@HOME:2012/01/27(金) 23 09 51.87 O 「学歴こそ全て」なトメなら、息子タンに嫁子の出身大学はどこ?って聞くと思う。 それこそ嫁子の両親の大学(最終学歴まで) でもあんまりネタ臭はないな。ただ某大学とか書かないで東大と書いた方が感じはいいよ。 391 :名無しさん@HOME:2012/01/27(金) 23 24 30.99 0 学歴こそすべてっていう割に、自分の子が大したことない大学に 行っているときは、あまり深くは詮索してこないよ。 ソースはうちのトメ。 392 :名無しさん@HOME:2012/01/28(土) 00 09 20.63 0 ソースはうちのトメ。 トメ味のソースか…不味そうだな…と思った… 疲れてるんだな、寝よう 393 :名無しさん@HOME:2012/01/28(土) 00 39 51.23 0 トメ味のソースは嫌じゃのう。 学歴こそすべてっていう割に、「女は所詮高卒くらいがデフォ」ってのもあるよ。 ソースは見合い持ってきたくっつけババア。 395 :名無しさん@HOME:2012/01/28(土) 00 57 52.78 0 トメを轢いた人が可哀想です。車が汚れちゃって。 396 :名無しさん@HOME:2012/01/28(土) 01 17 27.85 0 まぁ今のウチに凸もできない程度の場所まで疎遠になっといたほうがいいと思うよ。 どーせ豚のごとく菓子だのコーラだのバクバク食って糖尿悪化した後で 「あの時きっちり食事に気を使ってくれてたらこんなに悪化しなかった! 責任取って一生介護しろ!!!」 って全力で寄りかかってくるにカシオミニを賭けたっていいからw 次のお話→412
https://w.atwiki.jp/sousaku-mite/pages/895.html
Top ガンダム総合スレ SS まとめ オデッサ・シ-クレット・ファイル 第1章 オデッサ・シークレット・ファイル 第1章 MAMAN書き ◆R7VZxu4aYKCk さん作 久しぶりにさわりだけ書いて見たストーリー。 というか触りだけなら4つくらい書いて自分で書いてて広がりそうだったのがこれだけだった 多分サンダースとケーラ・スゥと不死身の第4小隊とユウが全部出る話の方が受けはよさそうなんだけど…… 23 :MAMAN書き ◆R7VZxu4aYKCk :2010/09/23(木) 03 01 07 ID ND7J2aYt 宇宙世紀〇〇七九年十月、南コーカサス地方にある鉱山を改造したジオン軍基地があっ た。キシリア・ザビの密命を帯びたマ・クベ少佐が直接運営する、公国本土には申告され ていない鉱山基地の一つである。 そこにはキシリア配下の突撃機動軍中佐ハリー・ゲトーを司令官とした、小規模だが精 強な部隊が守備を担当していた。実質的にキシリア直属である彼らは比較的補給も潤沢で あり、また新兵器、新装備についてもいち早く配備される事が多かった。 その鉱山基地でMS隊を預かる者の名をクワン・ユー大尉と言う。一週間戦争にも参加 し、その後地球降下作戦で地球の土を踏んだ生粋のスペースノイドである。 今クワンは新たに配備されたMS支援兵器のレクチャーを受けるべく、格納庫に向かう ところだった。 「今回はどんなものが配備されるんだ?」 隣を歩くメカニックにクワンが訊ねた。まだ何も聞かされていなかった。 「前線にMSを速やかに展開させるための無人支援兵器ですね」 「つまり、ド・ダイみたいなものか」 「現時点の技術で考えればあれよりも安全性は高いですね。その分地形の制限は受ける事 になりますが」 「陸上移動か」 「それなら振り落とされる心配もないですからね。私に言わせればまともなコンセプトだ と思いますよ、珍しくね」 「そう願いたいものだな、この前のあれは酷かった。危うく部下が減るところだった」 本心から嫌そうにクワンは呟き、以後は何も言わなかった。メカニックも自分から話し かける事はせず、格納庫までは無言だった。 格納庫のドアの前ではクワンの部下が二人指揮官の到着を待っていた。そのうちの一人、 浅黒い肌と分厚い胸板がインパクトを与えるパンナ・パンナ中尉が敬礼する。 「隊長、今日は何を見せてもらえるのでありますか?」 「MSの部隊展開を助ける支援兵器だそうだ」 クワンは受け売りで説明した。 「……それは、安全なものでありますか?」 「少なくともこの前の代物よりはましだと聞いている」 「それは比較としては不適当では……」 口を挟んだのはもう一方、ターニャ・ヴォルコファ少尉である。こちらは白皙の肌に薄 い金髪とパンナとは好対照だ。 「まあ、詳しくはこれから説明を聞くとしよう。私もまだ詳しくは知らないんだ。さ、入 るぞ」 一同は格納庫の中に入っていった。 「これは……」 クワンが思わず絶句した。ターニャが後を継ぐように見た通りを言葉にする。 「バイク……ですか?」 「正確にはサイドカーだな」 パンナが補足する。そして目の前にある「それ」についての解説は一点を除き説明は完 了していた。 彼らの目の前に現れたのはその通り、サイドカーだった。旧世紀、二十世紀初期に戦場 でも数多く投入され、民生用としては中期以降まで道路の主役の座にあった、側車付の オートバイである。 ただし、MSサイズの。 直径6Mを超えるホイールに巨大なハンドル、シートまで通常のバイクをほぼそのまま 巨大化したようなディテールを持ち、文字通り巨人用のバイクと言った外観である。それ 単体でマゼラアタックと同等のサイズを持つ側車部分にシートはなく、クローズドなコン テナから長い砲身が突き出していた。恐らくはマゼラトップの主砲に自動給弾システムを 組み込んだものだろう。 「……これが最近では珍しいまともなコンセプトの兵器か?」 クワンの口調に咎めるような響きがあるのも無理からぬ事だろう。しかし、メカニック は冷静だった。 「確実に機動性は上がりますし、実際結構な荒地でも走破しますよ。転倒のリスクは多少 はありますが、ド・ダイで上空数百メートルから振り落とされるよりはマシでしょう」 パンナが肩をすくめながら両手を広げ、ターニャはこめかみに指を当てた。 クワンだけは辛うじて態度に出す事を抑え、現実的な質問をする事で事態を把握する事 にした。 「これはどんなMSでも使えるのか?」 「残念ながらドムは対応していません。ザクとグフだけです。もっともグフも左手をマニ ピュレータに換装している事が条件ですが」 「ん、操作は左手で行うと言う事か?そこはバイクと逆なんだな」 「右腕で武器を扱えた方がいいでしょう?」 メカニックが答えた。一理はある。 「出力は四九五kw、熱核反応炉と燃料電池のハイブリットです。バイクは前後輪側車全 て駆動する三輪駆動。制御プログラムは既にMSにインストールしてあります。仮に皆さ んの中にバイクの運転経験がない方がいたとしても心配は無用です」 ターニャがさりげなく横を向いたが、誰もそれを指摘しなかった。 「今回は十六台が配備されていますので、搭乗可能なMS全てに行き渡ります。訓練はす ぐにでも始められますがいかが致しましょう?」 メカニックの言葉にクワンは頷いた。 「まず俺達がこれから三日以内にこいつを操れるようになろう。隊のメンバーにはその間 にマニュアルを熟読してもらう。早く使いこなすにこした事はないからな」 ここまで 【メカニックデータ】 FBX-500 ジオン軍がMSを戦場に速やかに送り込む事を目的に開発したMS用バイク。サイドカー型とする事で攻撃力を付与している。 既にド・ダイYSが実用化されていたが、低空をMSを上に乗せた状態で低速飛行するド・ダイは対空砲火にも弱く、また 急旋回なども不可能であり、さらに万が一MSが転落した場合ほぼ確実にMSは作戦行動の続行が不可能になるダメージを 受けるため、より信頼性、安全性の高い車両型トランスポーターの開発が提案された。 作中メカニックが言う通り、一年戦争当時の技術水準ではSFSよりも確実なコンセプトである。 作中では言及されていないが側車は左に装着され、全高約5mほどのコンテナとなっている。180mmマゼラトップ砲の他、 グフカスタム用の75mmガトリング砲や2連装90mm機関砲等武装は数パターンあり、また、降車時は側車から取り外し手持ち 武装として使用可能となっている。 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ トンデモ兵器と言うのは何時の時代でも新兵器の黎明期に生まれるもので、Vガンダムで個人的には失笑した大型バイクも 一年戦争の時代ならあるかも、と想像して考えた兵器。 トライクタイプも考えたが、ザクがまたがっている姿を想像するとトライクよりアナクロなサイドカーの方がらしいと思ったので こちらを採用。スロットル関係を左手に設定したのは本文で書いた通りの考証の結果。 【キャラクターデータ】 クワン・ユー ジオン軍大尉。一週間戦争と続くルウム戦役双方に参加し、巡洋艦、戦艦各3隻を撃沈したエース。地球で辺境の鉱山基地 に配備されている現状は不満だが、南コーカサスのワインは気に入っており、地域の住民との関係も良好を保っている。 現在はグフカスタムに搭乗。0053年生れ、26歳。名前の由来は「関羽」別に外見は似ていないが、グフがワイン色に塗られている ※続きは、第2章へ ページ最上部へ
https://w.atwiki.jp/kougu/pages/19.html
金具や紐状のものを締めて固定するための工具の一覧です。 アイコン説明/金属加工 木材加工 ガラス加工 革・布加工 石材加工 プラ・樹脂加工 ドライバー、ねじ回し 手でねじを締め付けて固定したり緩めて外したりするための手工具。先端の形状によって様々な種類のねじに対応する。使用条件によっても持ち手の形状や材質、構造も様々 プラスドライバー マイナスドライバー 六角ドライバー トルクスドライバー ショックドライバー、インパクトドライバ 主に手では回す事の出来ない程に固着したネジを緩めるのに使用する。工具先端をネジ頭に合わせた状態で柄の頭をハンマー等で打撃し使う。打撃の力が先端を回転させる機構に伝わり強い力でネジを回す。先端ビットを交換することで様々なネジ形状に対応する。 インパクトドライバー、インパクトレンチ モーターや空気圧の力によって、主にネジを締め付けたり緩めたりできる機械工具。回転方向に打撃を加える機構により、長ネジや木ネジ、重量物を止めるボルトナットなど負荷の大きな締め付けに適している。先端ビットを交換することで様々なネジ形状に対応し、ドリル等のビットで穴あけ作業にも利用できる。 ドリルドライバー モーターの力で、ドリルビットよる穴開けやドライバービットでのネジの締める緩めるができる機械工具。ネジの締め付けトルクが変更できる機構により強い締め付けの必要のない家具や機器の組み立てに利用できる。先端ビットを交換することで様々な用途に使用できる。 スパナ 説明文 レンチ 説明文 ラチェットレンチ 説明文 トルクレンチ 説明文 モンキーレンチ 説明文 パイプレンチ 説明文
https://w.atwiki.jp/srpgbr/pages/252.html
臨時放送・裏 ◆imaTwclStk 暗く、巨大なモニターだけが目立つ部屋で対峙する二つの影。 向かい合うのは二人の悪魔、「ルカヴィ」と「メルギトス」。 正確にはメルギトスは実体ではなく機械が作り出した幻影なのだが。 「…それでは今回はお引き受けして頂けませんと?」 メルギトス ―今は壮麗な青年の姿『レイム』の状態で― は表面上は にこやかに対応しているが、何の感情も見せぬままに目の前の騎士と向き合っている。 「そういう事だ、次の放送は貴様の子飼いの連中にでもやらせろ」 一方、一応は穏やかに対応しているメルギトスに対して ルカヴィ、『神殿騎士ヴォルマルフ』は椅子に腰掛けたまま嫌悪感を隠さずに言い放つ。 向かい合う二人の悪魔は片方は静かに、もう片方は激情のままに 今にも互いの喉笛を食いちぎらんといった様な殺気を放っている。 事はとある少女が発端だった。 メルギトスより自分に課せられた放送を終えた直後のヴォルマルフに対して、 少女『アルマ』が意外にも接触を試みてきたのである。 少女はヴォルマルフを挑発し、裏にいるであろう ディエルゴ ―今のメルギトスのもう一つの側面― との接触を図ろうとしていた。 ヴォルマルフはそれに対して馬鹿正直に答える義理も無ければ 自分を挑発する少女を生かしておく道理も無く、 その手は少女の首輪の起爆装置へと伸びていた。 それを制止したのが当のメルギトス本人であり、 あろう事か少女の提案を受け入れ、ゲームの設定変更まで行うとヴォルマルフに申し出てきた。 それがヴォルマルフの癪に障った。 それはルカヴィがたった一人の少女に対して手玉に取られたという事実に他ならず、 例えメルギトス側にどのような意図があったとしても許容できる事ではなかった。 かといって、今この場で自分達の協力関係を破棄してまで主催者側で殺し合いを始めるほど、 ヴォルマルフも愚かではない。 それをして喜ぶのはゲームの参加者達のみである。 が、ただメルギトスの提案を受け入れるのもヴォルマルフの面子を潰す事になる。 それゆえヴォルマルフはメルギトスに対して進行役の一時辞退という手段をとった。 進行の担い手が突然変わればゲームの参加者達にも疑惑が広がるだろうが、 そもそも意図的に参加者達の情報制限を行ったりとメルギトスはヴォルマルフを軽んじている節が合った。 それを理解していた上での謂わばヴォルマルフの『嫌がらせ』である。 メルギトス側もその点では非が在る為、ヴォルマルフの一時辞退を受け入れざるを得なかった。 「…分かりました、では次の放送はキュラー達に任せるとします。 私は少し休まなければいけませんので」 メルギトス、『レイム』が困ったような顔をしたままぷつりとその虚像を消した。 モニターの灯りだけが照らす部屋の中で一人残されたヴォルマルフが無言で立ち上がり、 手元で何かを操作して突如として空間を切り取ったかの様に現れた出口へと歩いていく。 「ドチラニ?」 出口に番兵として立っていた機械魔がヴォルマルフに尋ねる。 「居室に戻る、メルギトスにも伝えておけ。 『あまり余計な事はするな』ともついでにな』 背後で「承リマシタ」という機械魔には目もくれず、 要件だけを告げて悠然と歩いていく。 辺りは一見すれば機械を中心とした近代的な造形だが、 一部には蔦が絡まる超自然的な場所もあり、 また一方では札を中心とした様々な呪法すら見受けられる。 その中の一つの扉の前にヴォルマルフが立つと、 僅かな開閉音と共に扉が開かれた。 ヴォルマルフ達の居た世界を再現された西洋風の部屋の中で 既に中に居た3人の人影が立ち上がり、ヴォルマルフを迎える。 部屋の中に入り、近くにあった椅子に腰掛けてヴォルマルフが口を開く。 「バルク」 名前を呼ばれた厳つい騎士が一歩進み出ると その鎧に似つかわしくない腰のホルスターから拳銃を抜き放ち、 先程ヴォルマルフが入ってきた入り口の天上を打ち抜く。 「…ギ…ギギ…」 発砲音と共に天上から虫の様な小さな機械魔が一体墜ち、 それをフードを被った騎士が拾い上げ、ヴォルマルフに差し出した。 「先程言った筈だ、『余計な真似はするな』とな。 お互いに余計な干渉はしない筈だぞ?」 手渡された小さな機械魔に向けてそれだけを言うと、力を込めて握り潰した。 手の中からパラパラと落ちる様々な部品と共に、血とオイルが混じった液体が手を汚す。 それを茶髪の涼しげな表情をした騎士から渡されたハンカチで拭き取りながら ヴォルマルフは三人の騎士に向き直る。 「ローファル、クレティアン、バルク。 報告を始めろ」 短く告げたヴォルマルフに対して、フードを被った騎士『ローファル』が先に口を開いた。 「ハッ! 現在、聖石は全て此処から持ち運ばれています。 恐らくは既にあの会場となっている島に渡ったものと思われます。 如何致しますか?」 ローファルの報告をある程度、予測済みだったのかヴォルマルフの表情は変わらない。 「放っておけ、アレは人を選ぶ。 奴の事だ、アレを何かの付属の如くぞんざいに扱うだろうが必ず誰かの手には渡る。 今はそれだけで良い」 自分達の目的を叶える為の手段である聖石を持ち去られたにしては、 余裕は崩さずにヴォルマルフは手を拭ったハンカチを投げ捨ててあっさりと言い捨てた。 ヴォルマルフの指示を受け、ローファルはそれ以上は何も言わずに引き下がった。 それを確かめると次に厳つい騎士『バルク』が口を開く。 「報告します。 この遺跡は現状では稼働状況は本来の7割に満たない程度だと思われ、 有事の際の最攻略候補である『喚起の門』も現状での稼動は難しいものと思われます」 バルクからの報告に対しては思うところがあったのか、ヴォルマルフは目を細めて含み笑いを漏らす。 「ククク…そういう事か。 奴が何故このゲームの設定を変えてまで拘るのかと思えばそういう事だったとはな。 私にとっての戯れは奴にしてみれば死活問題か」 実に楽しそうな表情のヴォルマルフに対して、バルクは報告を続ける。 「又、メルギトスの核があると思われる間は中心に向かう程、警備が厳しく特定は出来ていません。 ですが、やはり中心部に奴の核があると思って間違いは無いものと思われます」 其処までを受けて、ヴォルマルフの笑いが止まる。 「…分かった。 奴も此方の動きには気づいているだろう。 これからはより慎重に動け」 厳かに告げたヴォルマルフに敬礼を返し、バルクがさがる。 最後に茶髪の騎士『クレティアン』が進み出て報告を始めた。 「現在、我々以外の外部からの干渉は見受けられません。 ですが、今後は有り得ないとも名言は出来ませんね…それと、ですが」 言葉尻を濁すクレティアンにヴォルマルフが続けるように手で促す。 「“奴”の姿が見受けられません」 クレティアンの報告の他の二者は驚いてクレティアンに向き直るが、 ヴォルマルフは「そうか」と一言返しただけだった。 「宜しいのですか? “奴”は我々と違い唯の人間です。 いつ我々を裏切るとも限りません。 探し出して始末するべきでは?」 一向に焦る様子の無いヴォルマルフに対して逆に焦りを覚えたのかクレティアンが 焦燥感のままに続ける。 「口を慎め、クレティアン!」 ローファルが取り乱し始めたクレティアンを咎めるが、それをヴォルマルフが制止する。 「構わん。 “奴”は敢えて見逃している。 何、あそこにはラムザが居る。 “奴”はあの小僧を見捨てて動くことは出来ない。 だから今は“奴”は我々を裏切れん」 ヴォルマルフに其処まで言われ、返す事も出来ずに黙ってクレティアンは引き下がる。 「それに時に人間は我々の予想を超えた動きを見せる事がある。 “奴”はこちらのメルギトス達への切り札でもあるのだからな」 椅子に腰掛けたまま、ヴォルマルフは含み笑いを再度浮かべ、 三騎士は彼に跪き、頭を下げる。 悪魔はその思惑を秘めたまま、静かに蠢いて行く。 【不明/1日目・夕方(放送後)】 【ヴォルマルフ・ティンジェル@FFT】 【ローファル・ウォドリング@FFT】 【クレティアン・ドロワ@FFT】 【バルク・フェンゾル@FFT】 093 臭いと芝居と色々と 投下順 095 セキガンのアクマ 092 夕日の下の苦悩 時系列順 098 ハイ・プレッシャー 094 Trisection ヴォルマルフ 107 選ばれし者達 ローファル クレティアン バルク ??? 117 killing me softly with her love
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/25011.html
登録日:2012/11/16(金) 08 54 52 更新日:2023/09/12 Tue 19 06 37 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 γ星 アスガルド編 トール フェクダ ミョルニルハンマー ヨルムンガルド 屋良有作 巨漢 神闘士 聖闘士星矢 規格外 フフフ…やはり来たかアテナの聖闘士ども だが お前たちが来れるのもここまで これ以上は一歩たりともヒルダ様に近づくことはできん ミョルニルハンマーによってお前たち三人の首 ことごとく跳ねとばしてくれよう!! 聖闘士星矢のアニメオリジナルエピソード「アスガルド編」に登場したキャラクター。 CV 屋良有作 北欧アスガルドの神・オーディーンの地上代行者であるポラリスのヒルダに仕える神闘士(ゴッドウォーリアー)の1人であり、永久氷壁をも砕くミョルニルの鎚の使い手と称される。 【神闘士以前】 貧しい家系の出身で狩人として貧しい人々に食料を与えていたが、ある日、ワルハラ宮近隣の森で狩りをしたために「アスガルドの民でありながら神聖なるワルハラの森を犯した」として兵士達に追われる身となる。 フッ ヒルダ様だか何だか知らないが そんなものをありがたがってメシが食えるとでも言うのか?オレには関係のないことだ! 持ち前の怪力で次々に兵士達を薙ぎ倒すトールだったが、1対多数ではさすがに分が悪く、遂に多数の弓兵に囲まれてしまう。 だがそこにヒルダが現れ、「煮て食うなり焼いて食うなり好きにしやがれ!!」と覚悟を決めたトールを見る。 申し訳ないと思っています この地を治めるわたしたちが アスガルドの人々に対して 何もしてあげることができないのですから…… そう言いながらヒルダは馬を降り、自身の小宇宙でトールの右腕の怪我を治療し、彼を咎める事なく兵士達を率いてその場を後にした。 以前はアスガルドを取り仕切るヒルダの政策に対して反抗的だったが、彼女の気高くも穏やかで優しい小宇宙に触れたトールはそれ以来彼女に絶対の忠誠を誓い、神闘士の一角を担うまでになる。 【星矢VSトール】 星矢達がアスガルドに乗り込んできた際には先鋒としてこれを迎え撃つ。 先へ進もうとする瞬と氷河をミョルニルハンマーで戦闘不能に追い込み、残った星矢と闘う。 ミョルニルの鎚と持ち前の怪力、そして最大の拳・タイタニックハーキュリーズを武器に星矢を窮地に陥れ、凍てついたアスガルドの大地に幾度も身体を打ちつけるものの、なお立ち上がるその姿に脅威を感じる。 戦いは始まったばかりなんだ…こんなところで死んでたまるか!! このトール最大の拳・タイタニックハーキュリーズをくらいながら…… この男…どこにそんな力が…!? その姿に脅威を感じ、タイタニックハーキュリーズを再び放つトール。 だが、聖闘士に同じ技は通用しない。十二宮の戦いを経た星矢はそれを受け止め、巴投げの応用でトールを宙に舞わせて地表に叩き付け、ペガサス流星拳を放つ。 だが、トールの身体はおろか、神闘衣にすらかすりキズひとつすらつかない。星矢はそこに、凄まじく燃え上がる憎悪の小宇宙を感じ取る。 お前たちのように あたたかな太陽のもとで ぬくぬくとくらしてきたヤツらにはわかるまい この北の果て 極寒の地アスガルドの人間にとっては すでにこの地に生まれたときから 戦いははじまっているのだ そして われわれは 今までヒルダ様とともに この過酷な宿命に耐えてきた! だが これからは このアスガルドが聖域をたたきつぶし 世界に君臨し支配するのだ!! 何者かに操られたヒルダによって七人の神闘士のひとりとして選ばれ、あくまでも彼女を守らんとするトール。 星矢の説得にも耳を貸さず、強力になったタイタニックハーキュリーズを放ち彼を叩き伏せる。 見切ったはずの拳が、なぜかわせなかったのか…戸惑う星矢に向かい、トールはこう答え飛びかかる。 お前たち聖闘士にアスガルドの神闘士は倒せん! なぜなら オレたち七人の神闘士は ヒルダ様を守り 共に戦うこの日のために神に選ばれてこの地上に生を受けていたのだ いわば オレたち神闘士は 神がヒルダ様に選ばれた戦士! 聖闘士などとは根本からして違う! 力も小宇宙もすべてに比べ物にならぬほどにな!! 巨体から光速拳を放ち星矢にとどめをささんとするトール。それを救ったのは、五老峰の老師からニーベルンゲンリングの情報を聞き、駆けつけてきた紫龍だった。 ニーベルンゲンリングの魔力を断ち切れる唯一の武器・バルムングの剣とそれを手に入れるために必要な神闘衣の守護石・オーディンサファイアの情報を紫龍から聞いた星矢は瞬と氷河を彼に任せ、トールに立ち向かう。 こいつを倒さなければ沙織さんは救えない…オレは勝つしかないんだ!! 決して諦めず、倒れても倒れても立ち上がる彼の中から、あと半日で燃え尽きようとしている沙織(アテナ)の小宇宙を感じ取る。 あのときのヒルダ様の小宇宙は さっきのアテナのものと同じだった… なによりも気高く あたたかだった… やはり ペガサスの言っていたことは正しかったのかもしれん あの気高く美しいヒルダ様は まるで変わられてしまったのだ… ……いや なにを迷っている? ヒルダ様は われら神闘士にとって唯一絶対のお方! オレは昔のトールなどではない…γ星・フェクダのトールなのだ!! その穏やかな小宇宙がかつて自身を癒してくれたヒルダの小宇宙に重なったトールは、現在のヒルダが邪悪に堕ちてしまった事を悟るが、彼女への忠誠心から拳を止める事は出来ず星矢と激突。 よけいなことを考えるな… オレがいますべきことは…ヒルダ様のためにこいつを倒すこと!! 小宇宙を燃やすんだ…究極の小宇宙を!最高点にまで高めてみせる!! 迷いを捨てタイタニックハーキュリーズを放ったトール。だが、小宇宙を高めた星矢に両腕で返され、両の膝に大打撃を与えられてしまう。 そのあたたかな小宇宙に守られ 戦えるこの男が これほどうらやましく見えるとは…… しかしオレは ヒルダ様にこの命をささげた神闘士! ヒルダ様のために……ヒルダ様のために!! それでもなお立ち上がり最後のタイタニックハーキュリーズを放つトール。ペガサス流星拳で迎え撃つ星矢。やがて…星矢の流星拳がトールの胴体を貫いた。 見事だ ペガサス…… そうだ… ペガサス おまえなら…… ヒルダ様をあの時のような…… 気高くあたたかな小宇宙に包まれたヒルダ様に戻してくれるかもしれぬ…… すべての想いを託しながら、トールは息絶える。 その神闘衣からオーディンサファイアが、両の眼から涙が零れ落ち……星矢達が去ったその地には、その亡骸にはただ吹雪が包み込んでいった……。 【人物】 設定では身長165cmの星矢と比較しても、その2倍近い体格を誇る巨漢。 見た目通りに驚異的なパワーとタフネスを誇る。 その姿は、星矢渾身の流星拳を片手で握り潰し、瞬の星雲鎖と氷河のダイヤモンドダストをもってしても動きを封じることができないほど。 また、二度目のタイタニックハーキュリーズを放った隙をつき、巴投げの応用で繰り出した星矢のペガサスローリングクラッシュとペガサス流星拳のコンビネーション攻撃をまともに受けながら、ほとんどダメージを負っていなかった。 纏う神闘衣はγ星・フェクダローブ。自身の名の由来ともなっている雷神・トールを殺した大蛇・ヨルムンガンドがモチーフ。 【必殺技】 ミョルニルハンマー ガンマローブに付随する2本の大斧。 主に投擲して使い、瞬の星雲鎖をもってしてもその動きを止めることはできず、振るった瞬間には竜巻ができるほど。 トールの意思によって自在にその機動を操る事が可能で、 星矢がペガサス流星拳で足止めしている隙に先に進もうとした氷河と瞬を、跳ね飛ばしたと見せかけて背後から奇襲して倒す奇策も行った。 タイタニックハーキュリーズ フェクダのトール最大の拳。右腕から永久氷壁をも粉砕する剛拳を放つ。 威力だけでなく、速さも光速に匹敵する恐るべき拳。 最初はショルダータックルのような形でも繰り出している。 ちなみにハーキュリーズはギリシャ神話のヘラクレスの英語読み。それでいいのか神闘士。 光速拳 巨体から放たれる光速に近い拳。 その威力はアイオリアのライトニングボルトに近いものがある。 追記・修正は携帯を人の背中にぶん投げてからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] フィギュアがデカかった -- 名無しさん (2016-09-01 14 23 11) 「あの巨体から光速に近い拳を繰り出すとは…!」という星矢の台詞から察するに、その実力は白銀聖闘士よりは格段に上だろうが、黄金聖闘士には一歩及ばないと思われる -- 名無しさん (2020-05-23 14 04 36) タイタニック・ハーキュリーズって、北欧神話と全然関係ないじゃんw。 -- 名無しさん (2021-09-18 21 43 25) 星矢だと巨漢は大体脳筋の山男にされるからアニオリとは言えトールみたいな知的な雰囲気もあるマッチョは新鮮だった -- 名無しさん (2022-05-06 12 14 37) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/gameplaying/pages/123.html
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * さっき、○○(マイミク)さんのパートナーの○○が来てたよ。 カッコイイ人と褒める →優しい人と褒める 優しくされたんだ? 良かったじゃん。 妬いてる? →○○も優しい ↑ 別に優しくした覚えないよ…… * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 最近マイミク絡みの会話が導入されたな… メイン&サブ間なら良いんだが、他マイミクだと分からんわw .
https://w.atwiki.jp/sol-bibliomaniax/pages/86.html
2、黄昏の街 夕闇が迫っている。 ひとが二人並んで歩けるかどうかといった狭い道を、木枯秋人は歩いていた。頭上には今にも落ちてきそうな原色のカラー電球や、様々な言語で書かれた看板がぶら下がっている。 西区の中心から少し離れた場所。歓楽街からもやや離れ、スラム街にはまだ遠い場所。 明らかな違法建築の建物が並び、建て増しに建て増しを重ねた街は、それ自体が一つの迷路のようになっている。 人の気配があちこちからするのに、ほとんど姿は見えない。奇妙な活気と歪な外見の街はどことなくかつての中国・香港を思い出させる。 秋人の足元を鼠が走って行った。空を見上げると、ずいぶん遠くに色を変えつつある空が見える。建物と看板のせいで、その姿はほんの少ししか見えなかったが、なんとなく秋人はほっとした。空は大切だ。ここが閉鎖された空間でないことを思い出させてくれる。 「相変わらずだね、西区は」 ふと秋人の顔に影がさした。 顔をあげると五メートル以上上空を人影が横切っていった。 ここの周辺の建物は縦に長いうえに複雑に入り組んでいるため、慣れている住人は渡り通路や階段に行くのを面倒くさがって、あのような三次元ショートカットを試みる。 失敗すると運が良くて捻挫、運が悪いと死ぬが、それはそれ。自己責任だ。 上空を通過した人影は、秋人の存在には気付かなかったようだった。さえぎるものがなくなった空を静かに雲が通り過ぎていく。 視線を地に落とす。 暗くなり始めた路地に、ぼんやりと明かりがともっている。アジア的な鮮やかな色の明かりと奇妙な形状の灰色の建物が、道を異世界に変えてしまっている。 「急がないと」 目印は中国風の行灯。 知らなければ見過ごしてしまいそうな位置にある階段を、ためらいもなく秋人は下っていく。階段の奥は完全な闇。しかし、学者とはいえ本科生である秋人にとっては妨げになるほどのものではない。これよりは普段潜っている遺跡のほうが、よほど危険だ。 慎重に階段を降り、手探りて扉を探す。やがて、手が金属製の取ってに当たった。両手でそれを掴んで思いきり引く。すると人一人分がくぐれるほどの隙間があいた。秋人は迷わず、その隙間に体を滑り込ませた。 空気の流れがよどんだ空間を、独特の香りが支配している。 中は広いはずだがそうは見えない。なぜなら、室内は原色に近い色をした薄い布で細かく区切られているからだ。布の向こうからは人の気配がする。その間の通路を、肌を露出させ、胸と腰のラインを強調した服装の女性たちが歩き回っている。 「いらっしゃいませ」 振り向くとパイプを持った艶めかしい女性たちがずらりと並んでいた。どこからともなく甘ったるい香りの煙が漂ってくる。 「えーと、待ち合わせなんだ」 パイプを差し出される前に、秋人は言った。 「それと僕は阿片はいらないよ。苦手なんだ」 「気もちいいのに……」 ふっと女性は微笑んだが、特に咎めることはなかった。 ここは、学園も西区も非公認の阿片窟。学園にはこういう場所が何箇所かある。無理につぶさないのは、締め付け過ぎるとどこかで反動が来るからだ。 酒や果物を注文させようとする女性を振り切って、秋人は歩きだす。視界に目印になるものなど何もないが、彼は迷わない。そしてひとつの室の前につくと、無言で布をまくりあげた。中で寝転がって水煙草でアヘンを吸っていた男が、驚いたように立ち上がる。 「お前、何で……」 「こんにちは、景山君。悪いんだけど、僕の研究室から石版持って行っただろう。返してくれないかな? 先日、アフガニスタンの遺跡から出てきたばかりでまだ解析してないんだ」 自分が勤める考古学センターに出入りしている青年を見つけて、溜息とともに秋人は言った。 「すぐに返すなら、あれこれ言わないから」 「知らねえよ、そんなもん。だいたいなんでこんなところにいるんだ!?」 男は秋人を追い出そうとした。だがその前に、彼の目が寝台のよこに転がったカバンに止まる。 「その中だね? 言っておくけど、勘でわかるから」 「お前、ミスティックでもサイキッカーでもないじゃねえか」 「自分の研究物に対しては分かるんだよ。返してくれ。君には価値のないものだろう? 売ったとしても買いたたかれるよ」 もめごとの気配を感じて、店員の動きが慌ただしくなる。こういう店では、一度出入り禁止を食らうと二度と使えなくなる。慌てたように景山と呼ばれた青年は、秋人を追い出そうと手を伸ばす。だが、秋人はそれを避けた。勢いあまって彼は隣の室へ倒れこむ。 「うわぁ! 何するんだ!?」 「やだ、パイプが倒れた」 倒れこまれた部屋の男が声を上げ、さらに他の客が集まってきて、騒ぎが大きくなる。 隣の室の男に怒られている景山をよそに、秋人は手を伸ばすと彼の鞄をつかんだ。鞄から半分のぞいていた財布をベッドの上において、そっと抜け出した。途中数人とすれ違うが、誰も秋人のことを気にとめない。そのまま扉をくぐりぬけて秋人は脱出した。が、 「てめえ、待ちやがれ!」 階段を登りきったところで、怒声が聞こえた。秋人は振り返らずに鞄を抱えて走り出す。彼の財布は置いてきたから支払は問題ないはずだ。 狭い路地を秋人は走る。とはいえ、学者が戦闘むきの学生にかなうわけがない。背後を気にしつつ、秋人は目的地を変更して走り出した。スラム街と反対側、繁華街の方向に走り出す。西区においては人が大勢いる=安全とは限らないが、少なくとも人がいないところよりはいい。それにそこまで出ればあてがあった。が、 「待て!!」 振り向くと十倍くらいに増えた追手がいた。あの店に景山の仲間がいたのかもしれない。半分がこちらに向かって走ってきて、残りは近くの階段や壁を駆け上がっている。どこかで先回りしてはさみうちにするつもりなのだろう。 「やっちゃったかな……?」 秋人は足を速めた。しかし、追手との差はじょじょに狭まって行く。そして、先頭の男の手が秋人の襟首をつかもうとした瞬間、悲鳴が上がった。 「え?」 秋人ではない。 秋人に手をのばしていた男が、自分の手を押さえてうずくまる。そこには一本の長い針が、完全に手のひらを貫通して突き刺さっていた。 「大丈夫ですか? 木枯様」 かつんと音をたてて、赤いチャイナシャツを着た女性が着地する。彼女の手には、男に刺さったのと同じ、異様に長い針があった。 秋人は女性の背後を見て、そこについさっきまでいなかった人影たちを見つけた。 「よお、秋人」 秋人がいる道と直角に交わる道に、何人もの人が立っている。服装はチャイナドレスだったり、着物だったり、アオザイだったりまちまちだが、全員がアジア系の民族衣装を着ており、胸に燃える蓮の花をかたどった徽章をつけている。 その中心。雨が降っているわけでもないのに掲げられた巨大な番傘の下に、彼女はいた。普段の半裸に近い姿とは違い、花魁装束に似た着物を着ている。お伴も合わせて、まるで東洋趣味の外国人が無理やり花嫁道中をしたような奇妙な一行ができあがっていた。 「…………」 事態が事態でなければ、白昼夢か百鬼夜行として忘れてしまいたい光景だ。 「やあ、桔梗。今日はお弟子さんたちも一緒なんだね」 「おうよ。ついさっき、ブラジルから帰ったところでな。向こうの偉いさんのところにいってたから、ほら、少しは見栄を張ろうと思ってね」 「十分だよ」 秋人が言うと、男言葉の美女は色気のかけらもなく豪快に笑った。 「ちっ、ミスタトゥか!」 「上位ランカーだ。退くぞ」 桔梗を見た瞬間、追手は回れ右をして逃げていく。桔梗も特に追わない。つき従っていたものが追おうとしたが桔梗に目で止められる。 「珍しいな。お前がトラブルか」 「うん。少し。通りかかってくれて助かったよ。君の店に逃げ込む予定だったんだけど」 「そうかそうか。では、我が家で茶でも出そう」 トラブルに巻き込まれたというのに、桔梗はにこにこしている。この寛容さが彼女の美点だ。趣味にはいろいろ問題があるが。 「ありがとう。お言葉に甘えるよ」 秋人もつられて微笑みながら答えた。
https://w.atwiki.jp/kisaiwww/pages/17.html
語録その3~高尚管理人編 前半~ 10 名前: 鬼語録 [sage] 投稿日: 2007/04/03(火) 00 01 47 30 名前: 名無し草 [sage] 投稿日: 2007/03/31(土) 23 44 57 そのお題絵を携帯で撮って待ち受けにしていらっしゃるということですが… 構いませんよ。ただ、次からはやる前にひとことご連絡頂ければな、と思います。 さんは何度も感想を下さっている方ですし、そんな方に事前に連絡頂いた上でのことなら私もむしろ嬉しく思いますので。 いつでもニヤニヤ一人で眺めたいから、という個人的に楽しむ目的のみでのパソコンへの ダウンロードなどはこちらもまったく構いません。携帯撮影は加工に入るとの見方も出来ますが、 私としては、個人で楽しむ範囲でなら良いと思っております。 そして、好きだと言ってもらえることはこちらにとっても何より嬉しいことですが、 その作品を大事に扱ってもらえるかどうかは、その人の良心と優しさにかかっております。 私にはどうすることも出来ません。「あなたの絵を好きだっていってるんだからいいじゃないか」と 作品を好き勝手する方もいらっしゃいます。私も何度か遭遇しましたが、 「ファンだからやっている、好意なのになぜ怒るのか」と、勝手に絵をトリミングしてサイトに飾ったりする人もいます (外国の方にとても多いです)。 当サイトにとってさんは「毎度感想を下さる嬉しいお客様」、 作品を大事に扱ってくれるだろうという信用ある立場 (…ってなんか仰々しいですが)の方です。せっかくそんな実績があるのですから、 後ろめたい気持ちになるくらいなら堂々とご報告下されば良かったのに、とは思っております。 怒っては全然いませんが、苦笑、という感じですね。 個人でお楽しみ頂く限りのささやかなコトですので、もちろん大袈裟な断りメールなどは求めませんが、 「これが好きです!待ち受けにしたい!」と拍手ででも頂ければ印象は随分違います。 27 名前: 鬼語録 [sage] 投稿日: 2007/04/03(火) 00 12 34 923 名前: 鬼誘い受け [sage] 投稿日: 2007/04/02(月) 21 59 31 私、感想貰うのでも、べた褒めや普通の感想ももちろん凄く嬉しいですが、 批判系もとても興味深く読ませてもらってます(ほっっっとんどないけど)。勉強になるしね。 それに、『憤りを感じる』ってことはそれだけ感情移入してくれてるってことだし。 可愛さ余って憎さ百倍じゃないけど、うーん上手く言えない。 少なくとも私が何かの作品の展開なり何なりに憤りを感じるときはそういう感じですので。 ホンマモンに面白くなかったら批判もしないもんな、どうでもいいから。 だから皆さんどんどんご意見ご感想下さいね!辛辣なのもドンと受け止めるぜ。 まあ、今回の批判メッセージは「二次創作のくせにオリキャラ出し過ぎ」 「私は二次創作が読みたいのであってあんたのオリキャラの話なんてどうでもいいので控えろ」って カンジの意見だったので、私のいう批判とはちょっと違うのですけどね。 だってその辺のことは読む前の注意書きでも書いてることだし… 内容の批判じゃなくて趣旨の批判ですからねえ。そういうのはよそに移って頂くしかないと思うのですが… 28 名前: 鬼語録 [sage] 投稿日: 2007/04/03(火) 00 13 06 878 名前: 鬼 [sage] 投稿日: 2007/04/02(月) 21 44 16 こないだ(つってもけっこうですが)、久々にアイターな人からメールが来ましたよ アッハッハッハッハ…ハアアアア(脱力)。ほとぼりも冷めたと思うので話題に。 なんか文面がギャル文字と顔文字と2ちゃんねる語?がみっしりで解読に時間を要しました。 あたまいたい… 前『鬼と闘犬』のほうで一周年アンケートをした時が一番ひどかったんだが。 シネとかヤメロとかキエロとかここ見てると気分悪くなるとかマッチョ好きキモイ(笑)とか。 まあ、いろいろ。この人たちはアンケート集計にはカウントしませんでしたけどね。 いや、別にヘコんではいないんですけどね。 こういう記事書くと拍手とかで心配・励ましがたくさん来るので(ありがたい)一応。 まあ、私我出くわしたイタいのがそこまでひどいのじゃなかったってだけなのかもしれないけど。 もともとケンカ好きというか、ケンカ売られると買ってしまう好戦民族的な所もなきにしもあらず(反省…)なんで。 いや腕っ節はモヤシですが言葉の暴力がえげつなく尖ってるので…たまに自己嫌悪。 なんでこんなに口が悪いか。 実際の所、やり返してしまったときに喚かれるのがめんどくさいので いっそ同人から撤退という手段ををとった、ていう感じ。 ネットでの困ったさんも、生暖かい目で上から見下ろす感じで対応してるつもりです。 34 名前: 鬼語録 [sage] 投稿日: 2007/04/03(火) 00 17 17 53 名前: 名無し草 [sage] 投稿日: 2007/04/02(月) 15 20 01 年齢制限コンテンツを見た事を平気で報告してくる未成年者に対しての 対応についての意見があったので、それだけ先に ■>「叱る」のと「失礼」は訳が違うと思います。 違いますね。当たり前です。 ただ、未成年者お断りとデカデカ書いてるところに平気で乗り込んでくるという大きな無礼をはたらいた輩に、 それを咎める手段として普通は失礼だとされるような言葉で罵倒されるのは当たり前だと思います。 何もしてない人にただ「バカ」と罵倒するのは失礼ですが、 悪い事をした子供に「このバカ、何やってんだ」と言うのは違うでしょ? もっとやんわり言えばいいじゃない、と思われるかもしれないですが、 やんわり言うってことは時間をかけるってことなので、 こんな幼稚な問題に時間を割いてやさしくやさしく教えるのは馬鹿馬鹿しいので、 「ダメっつってんだろゴルァ!」と怒鳴りつけて散らしたとまあそういうことです。 私がやったあなたの言う「失礼」はかなりサバサバしたもんだと思いますけどねえ。 ていうか、マジで罵倒しようと思ったらこんなもんじゃないですよ、普通。 「子供なんだからもっと優しく教えてあげなさいよ」と思われるかもしれないですが、 そんな対応をするべきなのはせいぜい10歳以下、 いやもっと下でしょう。アンパンマンとか見てるぐらいの。 10歳をいくらも超えててそーゆーことするっていうのが「育ちが悪い」って言うんです。 育ちの悪い子供にはちょっとキツく言うぐらいでちょうどいいと思いますが、 これもキツい意見ですかねえ? 35 名前: 鬼語録 [sage] 投稿日: 2007/04/03(火) 00 17 49 56 名前: 名無し草 [sage] 投稿日: 2007/04/02(月) 15 20 39 キツい言い方のまま載せたのは、ズバリ、相手がお子様だからです。 お子様には回りくどい言い方をしても通じにくかろうと思いますし、 鬼タカはどっちかというと短気なので、やんわりじっとり時間をかけて説教するより、 ひとことの格言や喝ででガツンと目を覚ませと雷を落とすほうがインパクトが強く、 目からウロコがはげる確率が高いと経験上思っているので、こうしました。 そして、こういうお子様とは価値観のレベルが違いすぎて、 “論ずる”、という手法をとるのがアホらしい、と捉えています。 小さい子になぜ空が青いのかをわかりやすく噛み砕いて、 やさしくやさしく教えようとする人を真面目で気の長い人だと思いこそすれ、 見習おうとは思いません。「青いもんは青い」と一刀両断する、 粗野なおっさんタイプなのが鬼タカです。 相手が同じくらいの知識を持った大人なら「確か光の屈折率が」とか、 無い知識を振り絞って頑張って言うかもしれないですけど。 36 名前: 鬼語録 [sage] 投稿日: 2007/04/03(火) 00 18 19 58 名前: 名無し草 [sage] 投稿日: 2007/04/02(月) 15 21 40 年齢を書いて感想を送って来た時点で、鬼タカは相手を論ずるに足らぬお子様と見なしますので、 対等な位置で『波風を立てないように気を使おう』という気はすでに起こりません。 大人らしく鼻であしらいます。 今の世の中、無菌室推奨派の優しいママばっかなので、 正直な所、顔も声も見えないたかがWEB上でちょっと罵倒&晒し者にされたぐらいなんじゃい、 と思っている所もあります。 そんなんじゃ世の中渡っていけんのじゃないかと、まあ、鬼タカ自身人生においては充分若輩者で、 空の青さの説明をスラスラと言えるほど完成された立派な人間ではありませんが、 少なくとも彼らよりは数年多く生きていて選挙権のある人間として、そう思います。 そして言葉の選び方がキツいのは、鬼タカがもともとバカとかアホとかいう暴言・罵倒・罵詈雑言に どちらかというと慣れている人間だから、 というせいもあるかもなあ、ともちょっと思います。言われ慣れているというか (土地柄もある、かもしれない‥‥?とくに「アホ」)。
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/5394.html
前ページ次ページゲーッ!熊の爪の使い魔 第五話 人気者のクマ さて、使い魔を召喚しての初めての朝、ルイズは不機嫌だった。 ベルモンドに抱きついているのに気がついて恥ずかしさの余り洗濯するよう言って追い出したのは、 いつも自分が起きる時間よりもずっと早かった。 おまけに頭に一度血が上ってしまったせいか目が冴えてしまい二度寝する気にもなれない。 ベッドに入ってもいないのにそのまま寝まきでいるのも何だったので結局自分で着替えた。 やはりあいつは床で眠らせるべきだったのだ。 そうすればこっちも朝飛び起きることはなかったしもっとちょうどいい時間にあいつに起こしてもらえて着替えもやらせておけたのに。 しかし自分のしもべである使い魔に抱きついて眠るなど何事だ。これでは主人としての威厳がないではないか。 そもそもあいつが悪いのだ。あんな、かわいくて、抱き心地がよくて、あったかくて、 ああ、昨日はほんとよく眠れたなあ…… 「ってちがーーう!!」 ずれていた思考からはっと我に返り大声でどなりルイズは再びベルモンドへの文句を考え出す。 だが結局はクマちゃんのかわいさに心を奪われ、その後またどなる。 このサイクルはベルモンドが洗濯を終え戻ってくるまで続いた。 独り芝居をしていたこともありおなかも減ったということで早速ルイズはベルモンドをつれて食堂へと向かおうと部屋を出た。 そこで、またしても不機嫌な顔になった。 「あら、おはようルイズ」 「…おはよう。キュルケ」 朝早くから不愉快な顔を見たからだ。 「いつになくかわいらしいじゃないあなた」 「どういう意味よ?」 「だってそうじゃない、こっちが噂の使い魔のクマちゃんなんでしょ。こんな大きいクマちゃんを引き連れてると小さくておこちゃまなあなたがより引き立って一層子供らしく可愛く見えるわ。ほんとピッタリの使い魔を召喚したのね」 「う、うるさい!」 そんな声を無視してキュルケは、今度はベルモンドのほうを見やる。 「でも改めて見るとほんとかわいいクマちゃんよねえ」 「おはよう、ボクベルモンドだよ」 「あら、きちんとしてるのね、主人とは大違いだわ。ルイズ、あんたにはもったいないんじゃないの?」 「なによ!うらやましがってもあげないんだからね!」 ルイズは先祖代々のいろいろなもの、特に男、を取られてきた因縁からとっさに声を上げた。 だが、キュルケはそんなルイズの危惧をあっさり否定した。 「別にうらやんでるわけじゃないわよ。別にかわいいのも嫌いじゃないけどあたしが真に求めているのは情熱。 あなたの様なお子様みたいにかわいいものにキャーキャー言うような安っぽい女じゃないの。 じゃあ、あたしの使い魔も紹介してあげる。まさに情熱にふさわしい使い魔よ。おいで、フレイム」 そう言ってキュルケは自分の召喚したサラマンダーを披露する。 そうして始まる自慢、それに対する文句。二人がぎゃあぎゃあ言っている中、 「遊ぼ、遊ぼ」 われ関せずとベルモンドは手をフレイムに差し出し話していた。 「はあ、はあ、もういいわ、行くわよベルモンドって何してんのよ、あんた!」 「何ってトカゲ君と遊んでるんだよ?ルイズも一緒に遊ぶ?」 言い合う二人が落ち着いた時にはベルモンドとフレイムはお手をしたりしてじゃれあっていた。 「するわけないでしょ!あんたもキュルケなんかの使い魔と遊ぶのなんかやめなさい!あんたもキュルケみたいに頭空っぽになるわよ!」 当然ルイズは怒鳴ってやめさせる。もともとベルモンドは賢そうにみえないと思ったのは内緒だ。 火トカゲと遊ぶクマちゃんの図というのもかわいいと思ったのはもっと内緒だ。 そんなこんなでルイズたちは食堂へ向かったのだった。 食堂ではルイズはもっと散々だった。 食堂に入るなり女子たちにベルモンドがキャーキャー言われ、やかましかったし、 今度こそ主人としての威厳を出そうと質素な食事を出したら女子たちに鬼畜外道を見るような目をむけられたり、 (正直これまでゼロと蔑まれてきたのが軽いくらいの強烈さだった) 挙句ちゃんとした食事を出そうとしたら 「僕は食事しなくても大丈夫だよ」 と言われてそもそもこんなことしなければよかったと後悔していた。 その後、ルイズの食事中ベルモンドは外に散歩に来ていた。 そこに飛来する一つの影があった。そしてそれはベルモンドの前に降り立った。 「きゅいきゅい」 それは大きい竜だった。 「わあ、おっきなドラゴンだ、すごーい」 「きゅいきゅい」 竜はベルモンドに顔を摺り寄せてくる。 「遊ぼ、遊ぼ」 そしてベルモンドも手を差し出して応える。 「きゅいー」 このまま二頭はしばらくの時間を戯れて過ごしたのだった。 その後一旦戻ったのち、 「ねえルイズ、おっきな竜さんとお友達になったよ」 「勝手に知らない使い魔と遊ぶんじゃない!」 「きゅいきゅい、おねえさま、とってもかわいいクマちゃんと遊んだのね!とっても楽しかったのね!」 「静かにして、出ないとお昼抜き」 それからルイズはベルモンドと一緒に授業へと向かった。 そこで待っていたのは、正反対の二つの反応だった。 「おい、なんだよルイズ、その使い魔は。そこらのやつに着ぐるみでも着せてきたのか?」 「キャー、かわいー!クマちゃんこっち向いてー!」 ルイズを馬鹿にするもの、ベルモンドに熱を上げるもの。 そんな中、ギーシュはそれまで話していたモンモランシーが自分そっちのけでクマに夢中になり出したことにショックを受けていた。 その後、教師のシュヴルーズによって強制的に黙らされたことでようやく授業が始まった。 そして系統やランクについての話が進み生徒たちがそれを聴く中、ベルモンドは、 「遊ぼ、遊ぼ」 他の使い魔の動物たちにちょっかいを掛けていた。 「ちょっとやめなさい、静かにできないの」 さすがに声をかけ咎めるルイズだったが、 「ミス・ヴァリエール、今は授業中ですよ。そんなかわいいクマちゃ…ゴホンゴホン、使い魔とおしゃべりしていい時間じゃありません」 それをシュヴルーズに見咎められ、そのまま錬金の魔法の実演を行わされることになったのだった。 それを聞いた瞬間生徒たちに恐慌が走った。 必死に止める生徒達。だが、シュヴルーズはそれを無視して強行させる。 生徒は遠ざかりルイズの近くにはシュヴルーズと、 「わーい、魔法?近くで見せて、見せて」 いつの間にか他の使い魔と戯れるのを止めていたベルモンドだけだった。 そしてルイズが呪文を唱えた瞬間爆発が起きた。 「ああーっっ!ルイズが錬金を失敗!いつも通りの爆発を起こしたー! 爆煙でよく見えないが彼女たちは無事なのかー!?」 出番だとばかりに「実況」の二つ名をもつ生徒が声を上げる。 「あ、あれ?なんともなってない。それになんだかあったかいものに包まれているみたいな」 だが、そんな心配をよそにルイズとシュヴルーズは無事だった。煙が晴れることで生徒たちにもその様子が見えてくる。 「ベ、ベルモンドだー!ベルモンドが二人を抱えてかばっているー!まさに使い魔の鏡だーー!」 二人を腕で抱え、背中が穴があいたりして少しばかりボロボロになったベルモンドを。 そんな様子にルイズも気付く。 「あ、あんた大丈夫なの?」 しかしそんなルイズの様子をよそにベルモンドは、 「くうーん」 と鳴くだけだった。 次の瞬間教室は生徒たちの声に包まれる。いつものように失敗して爆発を起こしたルイズを責める声、そして身を呈して二人をかばったベルモンドへの歓声や怪我を心配する声だった。 シュヴルーズも、 「な、なんてお利口で立派で勇敢なクマちゃんなんでしょう……」 とベルモンドに熱い視線を送っていたのだった。 結局騒ぎが落ち着いた後、爆発の片づけを罰としてルイズとベルモンドが行うことになった。 シュヴルーズはベルモンドも働くことになることが不満な様子だったが使い魔と主人の関係を考えしぶしぶ指示を下していた。 そうして二人で片付けをする中、ルイズは口を開き、話し始めた。 自分をいつもこのように魔法に失敗して爆発を起こすこと。 そのため成功率ゼロということでゼロのルイズと呼ばれるようになったこと。 これまで必死に勉強してきたこと。 それでもどうにもならなかったこと。 さらに話を進め、笑わば笑えと自虐的になってきたルイズに対して、珍しく静かに話を聞いていたベルモンドが口を開いた。 「魔法のことはよくわからないけどルイズは今まで頑張ってきたんだよね、ならこれからも頑張っていくべきじゃないかな」 「そんな知った風な口を利かないで!今までずっとやってきて、でもだめだったのよ!それをそんなに軽々しく!」 「じゃあ、なんでルイズはこれまで頑張ってきたの?ずっと成果が出なかったのに。 ルイズ、君も分かってるんじゃない、それでも今の自分を変えていくのに自分に出来ることはもっと勉強してもっと頑張ることだって。 そうやって前に進もうとすることだって。 だから今まで結果が出ていなくてもずっと頑張ってきたんでしょ。 だったらこれからもがんばっていこうよ」 「そんなの」 奇麗事だ、とは言えなかった。ベルモンドの言葉にはなぜだか強い説得力があった。 ステカセのかませにされ、牛のかませにされ、体内をリングにされ、真っ先にマスクを狩られ、象にはウギャアされ、 それでも進み続けて20年余り、ルイズの人生よりも長い年月を経てようやく扱いも良くなり人気投票も一位になった経験からくる説得力が。 結局ルイズは続きは口にできず、代わりにもっと前に言うべきセリフを口にした。 「あの、さっきはかばってくれてありがとう。背中もそんな穴が空いちゃって」 「気にしないで、ルイズ。さっきも言ったけど僕は平気だよ、鍛えてるからね。そんなことより怪我がなくてよかった」 そんな風に答えるのを聞いてルイズは、可愛らしいからとか愛玩的な意味ではなく初めて、 ベルモンドを召喚できてよかったと感じていた。 前ページ次ページゲーッ!熊の爪の使い魔