約 1,001,295 件
https://w.atwiki.jp/mitugetu/pages/92.html
弓スカ体験談(どんどん追加していってね(^o^)/) ある人の体験談 弓スカが前に出れない原因を探る ホルやカセでは、しばしば歩兵負けというのがあります。レベル差が一番の原因である気もしますが、よく「後衛の位置が後ろ過ぎる」、特に「弓スカはもっと前に出て皿スカを牽制してくれ」と耳にします。ここではどうしてそのように言われるのかを探ってみたいと思います。 まず弓スカのすべきことは、主に皿スカの牽制、弱った敵のとどめをさすことです。別のところでも言及されているので、詳しくはそちらを参照してください。 次にやってはいけないこととして、射程外(かな~り後ろのほうから)からイーグル・トゥルー・レインを使う、通常弓などでヘビスマやヘルファイアを打ち消す(ダメかぶり)、むやみやたらとピアで吹き飛ばす、イーグル・レインで氷を割るなどの味方の妨害行為です。よく言われる弓カスとはこれらの行為を頻繁に繰り返すスカのことです(たぶん)。 これらの全ては注意していれば防ぐことができるように思えます。ではなぜそれほどまでに前に出ろ前に出ろと言われるのか。 実際弓スカ(無課金Lv22、スキルはトゥルーLv3、レインLv3まで)を作り、前線に出てみるとよく分かりました。 ①敵ヲリが突っ込んできて非常に危険 ②氷皿に凍らされる←死亡フラグ ③パニスカの格好の餌食 ④さらに弓スカにも狙われる ⑤ぶっちゃけレインやトゥルーで皿スカ妨害できてると思えない(あまり当たらないし威力ないし)www 上記の理由でなかなか前に出れないと思われます。とくに凍らされてヘルやヘビスマで死亡するのが多かったです。あとパニスカも非常にうざい(皿狙えよって言いたくなる)。PSの問題もあるかもしれませんが、たぶん自分は平均並だと思います。 ならどうすればよいか。 ①に関してはどうしようもないです。味方ヲリ皿を信じる、あるいは、蜘蛛矢・毒矢・火矢をいれてやる。 ②は、サラに射程内に近づかれないように常に気をつけ、レイン、トゥルーで詠唱妨害してやる。 ③も常にハイドスカに注意し、見つけたら蜘蛛矢か何かで暴いてやる(うまい相手は見破るのは困難ですがね~(^_^;)。 ④は、相手も同じ射程の長さなので、どうにかがんばって妨害するしかないです(テキトーすぎww)。 ⑤レベル上げる、課金する、エンチャントする。 以上のことをやっていれば弓カスにはならないかなぁ、たぶん。 弓スカは他のどの職よりも射程があり、有利だなぁ、簡単だなぁというイメージがあると思われますが(自分はそう思ってました) 気をつけなければならないことがたくさんあり、非常に難しいです。 自分の主観入りまくりの感想みたいな考察ですが、ここまで読んでくださった人に感謝。 役に立たない、間違いだらけだぞって思う方は遠慮なく削除訂正お願いしますです。 (※一部不適切な表現があったため訂正しました) アーズ談 天才と馬鹿は紙一重というように しっかりとした考えを持った行動は 最高の兵士だと言ってもいいのではないかということ 例えば弓で言うならば ヲリに攻撃する弓はカス しかし敵ヲリを300削って 味方ヲリへのアドバンテージを付けることは非情に有効です 氷にトゥルーを撃つやつはカスだ 氷のHPが100くらいの皿や弓ならば 即解凍反撃皆無な弓のトゥルーでサクっと殺したほうが有効なのではないか ちんたらしてたら敵は回復するよ スタンに攻撃する弓はカスだ スタンに攻撃するやつがいないので毒矢やトゥルーで削っておいた ダメかぶりはしないように配慮をした 前に出ない弓はカスだ HPが少ないので後方支援しつつ HP回復した 一体あなたは何を考え何をしようと思ってその行動をしましたか? それが大事なんじゃないかな? アグレッシブに攻めてダメかぶちゃった 氷割れちゃったなどならば全然許容範囲では無いでしょうか? それを咎めるほうがどうかしてると自分は思いますけどね ちなみに↑の①~⑤に答えてみる ①ダメ与える!相手だって永遠と引き撃ちされて 一方的にぼこられてHP少なくなったら下がるしかなくなるはず まぁ味方がいるなら味方のほうに近づけていくなどもあり ただ無理して死なないように相手をしっかり見る事 無理ならガン逃げ! ②HPが少ないならまず回復をしっかりすること 皿ならうまく狙えれば魔法キャンセル狙えるし 弓に攻撃して反撃しやがれ!!ってやるのも有効 ヲリに対してはアムブレとか持ってればいいけど 無いならとにかくHP回復 食らった瞬間すぐ倒れれるようにステップ連打 とにかく即死だけは気をつけるって事かな ③これは経験 パニがどこから来るかもなどが分かればある程度サーチ出来るはず 俺もいまいちだけど・・・ 後は見つけたら蜘蛛なんかよりトゥルーでも何でもいいから暴くこと ハイドしてるやつ見つけたら 粘着してでも暴く事が重要 ハイドはPw50更にパニに84 パニに繋がらなくてもPw50削り取るだけで相手にとっては 大ダメージになります 後は絶対ハイドしてなければパニにはならないので まずハイドを封じるこれが第一!とにかくハイド見つけたら スパークでもレインでもいいのでとにかく暴くことが重要 アグレッシブに攻撃してれば下手なパニならトゥルーとかの直線状にいたりして 暴ける事もあるしね ④そうこれ重要 現状で弓にアンチ職ヲリとなっていますが まず後ろでしっかりと視野を持ってる弓なら ヲリなんていい的くらいなもんです 射程外から一方的にぼこれるので なので弓に対抗するには弓が重要 更に言うなら状況で狙うやつを分けるとベストかも 例えば味方が皿と弓ばっかなら 弓を狙ったほうがいいです 味方皿への援護に繋がって 連携効果が見込めます 逆に味方ヲリが多いなら 皿を狙ってヲリのフォローに など状況に応じた動きが重要! これが出来ない人多い気がする ただ皿狙ってるだけとか 皿狙っても突っ込むヲリいないから あんま意味無いのにな~ということ思う事多々あり ⑤並みで満足するな 課金しろだの装備だのは2の次 レベ20で16000ダメを叩き出せます 課金なし装備はブレッシドボウでね PSそして自分の絶対的な武器を用意することが重要 自分は当てるのがうまい 自分はかわすのがうまい 自分は範囲攻撃がうまい 何でもいいからまず1つ1つやっていくことが重要 後は失敗を恐れるな ちゃんとした考えを持っていてやってるならば文句言われても言い返せる 上記参照!まぁそれでも悪い事や迷惑なことなんてのもあるけどね 注意されたら治せばいいし 正直課金してレベル高くてエンチャして それで全く当たってないとか見た時の絶望感といったら・・・ まるで成長していない・・・ と安西先生に言われないように! 自分を磨くそれが一番重要ですよ
https://w.atwiki.jp/highwaystar0308/pages/9.html
スキル カード 装備 める鯖仕様なものを紹介します。 スパノビのフレコン フレコンとはフレイムコントロールの略です 使うと全ステが大幅に+されます ディレイがかなり長いです ハエなどでキャンセルできます。 取得条件 ヒールLv10 スパノビはJObが254まであがるので一発ゲー向きです バーサーク 本鯖と取得条件が違うので気をつけてください 槍修練7Bds5スピアブーメラン2 で出ます、ライディングとかの取得条件は?とか聞かないでくださいね。 間違ってる場合はお知らせしてくだし~ WSの武器精錬 みじっそー。 職がプリやハンタとかじゃないのに集中とかが使える アクセサリーショップのsなしアクセを装備すると使えます。 グローブ:集中 イヤリング:ブレス ブローチ:速度うp ネックレス:エンジェラス リング:ラウドボイス それぞれlv3です。 これが結構重要な役割を果たしてくれますので、補正込みでステ考えたりするときもこれを入れると○ HD (ヘヴンズドライブ)について 固定詠唱です。DEXがいくつだろうと関係ないです ちなみに無詠唱DEXは225です ステを99以上にする場合 /str+ 180 と打ち込めばあがります 基本スキルについて 0でもなんら支障ありません。 エモだせればPTも組めるし全部できます、おまけに9ポイント浮いてラッキー。 特殊なc ロッカーc:DEX+10 ポリンc:LUK+10完全回避+1 ピッキc:STR+10 子デザc:INT+10 ブパc:HP+7000 ウルフc:ATK+150 アンドレc:ATK+200 ファブルc:HP+1000VIT+10 まぁ適当に書きましたが、cを右クリすればめる鯖仕様の説明がでると思いますので、ここはあまり参考にせず・・・・ つれているとステに補正が入るペット達 エンジェリング AGI+3 ファブル LUK+10 月夜花 AGI+3 プパ LUK+10 ドッペルゲンガー AGI+3 インジャスティス DEX+3 九尾狐 STR+3 これくらいかな? バグ報告は公式HPにどうぞ 以下コメントフォーム、間違いや追加要請はここにおねがいします。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/moemonss/pages/33.html
第二話 ゲンガー編 「前世(ユメ)の続き」 第1章 夢を見る いつも同じ夢 始まりはとても楽しい 友達と無邪気に遊び回る 昨日は鬼ごっこをした 今日はかくれんぼ かくれんぼは得意 私には秘密の隠れ家がある ココは私だけの場所 仲の良い友達にも教えてない 少しだけ気が咎めるけど それでもココだけは譲れない 鬼が探しに来た でも平気 見つかりっこなんてない 小さな微笑がこぼれる 友達の声が聞こえる -でてきて- -逃げよう- バカだなぁ そんなことしても 出て行くわけ無いのに 優越感に浸りながら 自らを襲う睡魔に身をゆだねた これが私の 楽しい夢のオワリ 第二話 ゲンガー編 「前世(ユメ)の続き」 第2章 目を覚ます でもまだ夢の中 何度も見た夢の中 だから知っている これから起こる出来事を 自分の無力さを 自分の卑怯さを この夢の結末を・・・ 外が騒がしい いつの間にか眠っていたようだ 隠れ家の隙間から赤い光が差し込む もう夕方か はやくみんなの所に行こう みんなもう捕まったかな ちょっとだけ寂しかった 広場にたどり着く 声をかけようとして 声が出なかった 友達はみんな 堅そうな四角いハコの中に入れられていた もちろんかくれんぼじゃない 鬼の子も捕まっていた 周りには数人のヒトがいた 話し声が聞こえる -大漁だな- -この量ならロケット団も高く買ってくれるぜ- -ぼろい商売だよな- 話の意味は分からなかった でも みんながどこかに行っちゃうことは分かった 助けなきゃ 助けなきゃ 助けなきゃ 気がつくと私は 全身に力を込めて 広場とは逆方向に 逃げ出していた いくら走ったか分からない 足はもう悲鳴を上げていた でも止まれなかった 逃げ出す前の最後の一瞬 友達の一人と目があった 目が訴えていた -どうしてキミはツカマラナカッタノ・・・・?- ゴメンねと何度もつぶやく 視界はとっくに滲んで見えなかった でも止まらなかった 止まってしまうといけないような気がしたから 森を抜ければきっと この悪い夢が覚めてくれる そう思って 走り続けた そして 森の茂みを抜けたとき 急に体が浮いた気がした -あぁ、やっと悪い夢が覚めてくれる- そんな安堵感と共に 私は崖から落ちていった 落ち行く意識の中で 私は思った きっとこれは みんなを見捨てて逃げた罰なんだね ごめんね 助けてあげられなくて ごめんね と 第二話 ゲンガー編 「前世(ユメ)の続き」 第3章 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・ガー ・・・ゲンガー 私を呼んでいる 誰だろう ゲンガーは私の名前 今の私の名前 ・・・ゲンガーってば うるさいな 私は今起きたくないんだ 私を起こして良いのはご主人様だけ・・・ ・・・ご主人様? 「こら!!いい加減に起きろ!ゲンガー!!」 「わぁぁ!!ご、ご主人様!?」 「ご主人様じゃないだろ!まったく。。みんなで昼寝してたからって 一人だけ夜まで寝る奴があるか!!」 「あ、あはははは。ごめんなさい。」 「ごめんなさいじゃあすまないだろ。みんなもずっと待ってたんだからな。」 「・・・ずっと、待ってた・・・?」 途端に 涙がこぼれる 「お、おい。どうしたんだよゲンガー??ちょっときつく言い過ぎたか??」 違うんだ 「た、確かにゲンガーはこの間のバトルで一番頑張ってくれたもんな! それくらいの休養は許してやるべきだったよな!!」 違うんだよ、ご主人様 「悪かったよ!!な、このとーりだ!!ってお前らも俺を白い目で見るな!」 私の[今]の仲間達に白い目で「最低」とか「鬼畜」とかゆわれてるご主人様はかわいそうだったけど でも今はそんなことより 暇さえあれば私やみんなの胸やお尻をながめてニヤニヤしてる変態ご主人様のことなんかより みんなが待っててくれたことが こんな卑怯で汚い私のことを 待っててくれたことが うれしいんだ・・・・・・・ 「ねえご主人様」 「ん?なんだ?ゲンガー」 私はあのあとみんなに「よくもゲンガーを泣かしたなー!!」「このド変態!!女の敵!!天誅!!」 と言われて6人の内の強行派の2人のボコ×2にされて重傷を負ったご主人様に話しかけた 「今日はごめんなさい。ちょっといやな夢を見て・・・」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 沈黙が流れる 「・・・そっか。ならしょうがないよな。」 「え?」 「なんだよ「え?」って。そりゃあ誰だっていやな夢を見るときもあるさ」 「そ、そうじゃなくて。・・・怒ってないの??」 おそるおそる訪ねてみる 「なんで怒るんだよ??って、まぁ起こしたときはついノリで怒っちゃったけどさ。 よくよく考えればお前も疲れてたんだしな。俺のこの傷と引き替えって事でチャラにして欲しい。」 すまなかった。とご主人様が謝る。 ご主人様は全然悪くないのに 「なぁゲンガー」 「はい?」 「俺はお前と出会う前のお前のことは知らないし、お前が話したくなければこれからも聞くつもりはない。」 「・・・ご主人様」 「でもな、俺たちはお前のことを家族だと思ってる。それは断言できる。 そして俺たちは何処にも行かない。いなくなったりもしない。だからな・・・」 「・・・だから?」 「前世を悔やむんじゃなくて、今を精一杯生きようぜ。それだけだ」 そういってご主人様は寝てしまった ・・・まいった 寝てるときに何度も声に出してたんだね ご主人様は全部知ってたんだ やっぱりご主人様には適わないよ みんなだってそう。やることなすこと結局はご主人様が見抜いている 変態な所はあるけどそれはきっと場を張りつめさせないため そう思いたくて私は太ももをさわさわしているご主人様の右手をひねりあげてどかせた ギャという声が聞こえたが聞こえなかったことにしよう ねえみんな 私は今、とっても幸せだよ 私の罪は許されるものじゃないし みんなも許してくれないと思ってる でも でもね 都合のいい話かもしれないけど 私は 今を精一杯生きていくよ だから今は この町も私たちも皆 お休みなさい ---- -後書き- 長々とおつきあい頂き恐縮です。幽霊と言うことで死ななきゃなれないだろ?なんて極悪な疑問から生まれたお話です(切腹!! シリアス路線慣行と思って書いたら最後はギャグも入っちゃって・・・ なんか無理矢理終わらせた感がでかいです あと、完成させることだけ考えて書いたので表現が雑です。ご容赦を。 ちなみに最後の部分ですが・・・分かりますかな?
https://w.atwiki.jp/narikiri_epilogue/pages/57.html
――――震脚と同時に打ち込まれる一撃は、正しく一撃必殺。二の打ち要らずに他ならない。 ビリビリと、避けた拳が顔の横を通るそれだけで、凄まじい拳圧に気を遣ってしまいそうなほど、紙一重で避けるのが精一杯であるほどだったが。 然し、だからとてオーネストハートがそれで戦意を失うまでもない。一つ決めた目的に対して、どれだけ自身を削り取ろうとも邁進するのがその魔法少女だ。 「――――見える!!!!」 突き出された拳、踏み込みに合わせてその拳を握り込んで、胸部へと向けてその拳を叩き込んだ。 コノハナ少佐という魔法少女の剣戟、拳撃、共に驚異極まりなく、近接という範囲内であれば魔法少女最強クラスと言っても過言ではないほどであろう。 だが、それは研ぎ澄まされた彼女の技巧があってこそ。戦闘思考があってこそ。故に――――この現状。彼女は、身体に刻み込まれたものだけで戦っている彼女は。 ――――実質的に弱体化している、と言っても過言ではない。 「■■、ぅう、ッ……!!!」 事実として、たった今オーネストハートの放った拳は欠片の妨害もなく叩き込まれた。 歩法、体術、防御はせずとも彼女であればダメージを軽減する手段はいくらでも有しているだろうにそれをしなかった、否、出来なかった。 呻き声を挙げて、身体をフラつかせながらも立ち上がるのは、暴走する破壊装置として故。であるならば、決して―――― 「いつつつ……あれ、オネ子ちゃんが勝っとるんかこれ」 「……早いですね、目覚めるの」 頭を摩りながら立ち上がるラッキークローバーを横目に、レギナ・ルシフェルはその戦いを見据える。 「……これが、紗夜子ちゃんの望んだことなんか」 「ええ――――姫獣との融合の他の選択肢。和解、同調……取り込むでなく、お互いに並行して存在する形。 オーネストハート・メイガス……理論上でのみ存在した、魔法少女の新たな形。彼女はそれを再現してくれた。彼女にだけ、可能性があった」 レギナ・ルシフェルの目から見ても、その姿は既に完成されていた。 オーネストハートは完全に骸姫第一位との同調を果たし、『魔法少女にして骸姫』という唯一無二――――藤宮明花やコノハナ少佐のそれとは全く形を別とする。 藤宮明花に対抗できる、唯一の手段。余りにも細く、脆い糸であったが。岩畔朝雨が。刀坂結希奈が。此花立夏が。命を賭して繋ぎ切った、最後の希望。 それは今此処に結実した。数多の犠牲を払い、命を捧げたその姿は――――禍々しくも、力強い。 「コノハナさん……今度は私が、貴女を連れ戻す番です。あの時のように。既に手遅れであろうとも」 裡門頂肘――――鋭い肘打ちに対して、勝ち上げるようなアッパーで迎え撃つ。 攻撃は届くことなく、そして同時に腕を大きく打ち上げられることによって発生する大きな隙を、オーネストハートは決して逃すことはない。 形は違えども、戦闘センスに関して言えば、オーネストハートもまた他の追随を許さない。その一撃一撃は、荒削りであろうとも、確実に相手を仕留めるへと至り。 「――――――――さぁ。フィナーレです」 右足に魔力が集中していく――――それは黒く可視化されるほどに強力に濃縮され、その右足を覆い尽くしたのであれば。 放たれた前蹴りが、コノハナ少佐の胸へと突き刺さった。それと同時に、黒い魔力は巨大な『矢』の形を形成して突き刺さり、コノハナ少佐をその出力のまま押し退けた。 『聖なる弓の魔法』……本来オーネストハート・エースに搭載される第二の魔法の変形。弓矢や双剣の形ではなく、自身にそれを纏うことによって攻撃の威力を飛躍的に上昇させ。 地面を刳りながら。その矢に抗おうとして、引き摺られ続けたコノハナ少佐は――――やがて、そこに膝をついて。 「ォォォォォォォォオオオオオオオオオオオ!!!」 絶叫とともに。魔力の爆風が、その身体を包み込み。オーネストハートは、それに背を向けた。 黒く染まったフリルのスカートがその風に揺れた。 「オネ子ちゃん!!!」 「立夏……!!」 ラッキークローバーはオーネストハートに、そしてレギナ・ルシフェルは爆風の中心へと駆け出した。 四葉の魔法少女は、すっかりとその姿は正道の魔法少女のそれから外れてしまった。魔力の質もまた、姫獣の物と混じり合って大きく変化しているが。 先ずは彼女が生きていることに安堵したのならば……まともな魔法少女との戦いであれば。あれだけの爆発が起きたならば、中心にいる人物は生きてはいない、が。 「コノハナさんの暴走する魔力の中心点。それが何かはすぐに分かりました……『指輪』。それだけを砕きました」 背を向けたまま、オーネストハートはそういった。 晴れた爆煙の向こう側で、白い天使は――――変身の解除された、黒百合学院の制服を身に纏う少女……此花立夏の身体を、抱き締めているのだった。 きっと死んではいないだろう。何より、彼女も丈夫な魔法少女なのだから……それよりも。もっともっと、二人には聞きたいことが山程残っている。 振り返り、ゆっくりとその歩を進めて―――――――― 「――――――――実に、実に下らない」 空間が凍結する。 膨大な魔力の放出がまともな時間の流れをすら、捻じ曲げて停止させる。 止まりきった空間に甲高く鳴り響く足音。音もなく舞い降りる透明な気配。荘厳と威厳に支配された黒百合。無垢なる盤上管理機構。 ゲームマスター。そしてグランド・フィナーレの名を冠する魔法少女……藤宮明花は、冷たい瞳を彼女達に向けながら、ゆっくりとそこに歩み入る。 「"貴族には貴方達が思う以上に負うべき責任とそれに付随する執務"がある。私が動かず終わるならば、それで良かったのですが……。 ねぇ、ゲームマスター。これは一体どういうことでしょう? 私は下手なオペラを見たかったわけではないのですけれど」 「……ごめんなさい、明花。こんなつもりじゃ、なかったのだけれど」 咎める藤宮に、無表情でありながら……素直に謝る姿に、ラッキークローバーも、オーネストハートも、驚愕しながら。 凄まじい魔力の渦の中を、オーネストハートは"踏み出した"。唯一、この場の魔法少女の中で……充満する魔力の重圧を振り切って、動き出すことが出来るのは。 オーネストハートただ一人であり、故にこその最後の希望――――だが。この現状。彼女は、余りにも"消耗しすぎている"ことは、誰の目から見ても明らかだった。 「まあ、いいでしょう。私の時間に踏み入ることが出来たとしても、ただ、それだけ。 早急に……今この場で、葬って差し上げましょう。この私こそが――――――――」 その姿が、魔法少女と同じく変わる。機械仕掛けのドレス姿に、長大な狙撃銃を右手に握り、そして左手には――――三つのプレートが握られていた。 魔法少女の力を封じ込めたそれに刻まれるのは。 ≪FORTUNE≫ ≪FENRIR≫ 「――――――――黒百合の、支配者です」 ≪BURNING HANS≫ 第六話 DIAMOND BLADE 第五節 終
https://w.atwiki.jp/mahabharatapotal/pages/1722.html
第12-239章.第12-240章.第12-241章. 第12-240章. ヴィヤーサは言った、「あなたに尋ねられた優秀な息子よ、私はサンキャ体系で説かれている知識の教義に従って、あなたの質問に対する答えがどうあるべきかを、本当にあなたに話した。今、ヨーガの教義に従って(同じ目的のために)なすべきことをすべてあなたに説明するので、私の話を聞きなさい。知性と心、すべての感覚、そしてすべてを貫く魂が一つになることは、最も優れた種類の知識であると言われている。その知識は、穏やかな気質の者、感覚をマスターした者、(瞑想によって)魂にまなざしを向けることができる者、(そのような)瞑想に喜びを感じる者、知性に満ち、行為において純粋な者によって、(戒師の助けによって)獲得されるべきである。この知識を得るためには、賢者には知られているヨーガの五つの障害、すなわち欲望、怒り、嫉妬、恐れ、眠りを捨てなければならない。怒りは静寂な気質によって克服される。欲望は、すべての目的を放棄することによって克服される。熟考に値するテーマについて理解の助けを借りて熟考することによって、忍耐に耐えた者は眠りを捨てることに成功する。地道な忍耐によって、(不相応な、あるいは罪深い耽溺から)自分の生成器官と胃を抑えるべきである。人は目を(使って)自分の手と足を守るべきである。人は心の助けによって目と耳を守り、行為によって心と言葉を守るべきである。注意深さによって恐れを避け、賢者を待つことによって慢心を避けるべきである。先延ばしにすることなく、これらの手段によって、ヨーガの妨げとなるものを制するべきである。人は火とバラモンたちに敬意を払い、神々に頭を下げるべきである。あらゆる不吉な言説、悪意に満ちた言葉、他の心を傷つける言葉を避けなければならない。梵天は(万物の)発露の種である。それはまた、このすべてがどこから来たのか、その種の本質である。 梵天は、この可動宇宙と不動宇宙という形で、誕生したすべての実体の眼となった。 瞑想、学問、賜物、真理、謙遜、簡素、赦し、身体の純潔、行為の純潔、感覚の抑制、これらは人のエネルギーを高め、(高まれば)人の罪を滅ぼす。すべての生きとし生けるものに対して平等にふるまい、努力することなく簡単に得られるものに満足して生きることで、人はすべての目的の成就に到達し、知識を得ることに成功する。すべての罪を清め、気力を充実させ、食を慎み、感覚を完全に制御し、欲望と怒りの両方を鎮めた後、梵天に到達することを目指すべきである。 五感と心を一つにし(あらゆる外的対象から遠ざけ)、視線を内側に向け、夕方の静かな時間か夜明け前の時間に、知識の上に心を置くべきである。もし人間の五感のひとつでも抑制されないままであれば、その人の知恵はすべて、革袋の底に開いた穴から水が漏れるように、五感から漏れてしまうだろう。漁師が、魚の中で自分の網に最も危険を及ぼすものを無力にしようとするように。まず心を抑えたら、次に耳、目、舌、鼻を抑える。これらを抑制した後、心を固定する。そして、心をあらゆる目的から引き離し、知識に集中させる。確かに、五感を抑制したヤティは、それらを心に固定すべきである。これらの第六の心が知識に集中し、こうして集中したまま安定し、悩みがなくなると、ブラフマーは、燃え盛る炎の煙のない火や噴出する輝きの太陽のように知覚できるようになる。その時、人は自分の魂の中に、天空の稲妻の火のようなものを見る。そして、その無限性の結果として、すべてのものがその中に現れ、すべてのものの中に現れる。知恵に富み、不屈の精神を備え、高い知識に富み、すべての生き物の善に従事する、高い魂を持つブラフマーナは、それを見ることに成功する。厳粛な誓いを守り、孤立した場所に一人で座って6ヶ月間このように行動するヨギンは、不滅のものと等しくなることに成功する。 消滅、拡張、同一人物や同一身体において様々な様相を呈する力、天上の香り、音、光景、味覚や触覚の最も心地よい感覚、冷たさや温かさの快い感覚、風との平等、(内なる光によって)経典やあらゆる天才的作品の意味を理解する能力、天女の交わり、--ヨーガによってこれらすべてを獲得するために、ヨギンはそれらを無視し、すべてを知識の中に融合させるべきである。 言論と感覚を抑制し、夕暮れ時、夜明け前、夜明けにヨーガを修行する。 すべての感覚を心の中に抑制し、集中した状態で、次のことを考える。 この世の人間が富や財産について考えるように、精神を集中させ、永遠不滅のものについて考えるのだ。ヨーガを実践している間は、決してヨーガから心を離してはならない。非常に落ち着きのない心を抑えることができるような手段に、献身的に身を委ねるべきである。ヨーガから離れることを決して許してはならない。感覚と心を他のすべてから遠ざけ、ヨギンは(修行のために)空の山の洞窟、神々に奉献された寺院、空の家やアパートに身を置き、そこに住むべきである。言動、思考のいずれにおいても、他者と交際してはならない。あらゆるものを無視し、非常に禁欲的に食事をし、ヨギンは得たものも失ったものも同じ目で見るべきである。誉める者にも咎める者にも同じようにふるまうべきである。どちらか一方の善や悪を求めてはならない。手に入れたものを喜んだり、失敗や損失に出会って不安に陥ったりしてはならない。すべての存在に対して一様な振る舞いをし、風を模倣すべきである。 心がこのように自分自身に向けられ、清らかな生活を送り、すべてのものに平等な目を向ける者には、たとえ6ヶ月でもこのようにヨーガに従事し続ける者には、音によって表される梵天が非常に鮮明に現れる。 ヨギンは、すべての人が(富と安楽を得るために)不安に苦しんでいるのを見て、一塊の土、一片の石、一塊の金を等しく見るべきである。本当に、彼はこの道(富を得る道)から身を引き、それを嫌悪し、決して茫然自失に陥ってはならない。たとえ劣等生であったとしても、また女であったとしても、上記のような道を歩めば、二人とも必ず最高の境地に達することができる。 自分の心を鎮めた者は、自分の知識の助けによって、創造されない、古代の、劣化しない、永遠のブラフマー、すなわち、固定した感覚によらなければ到達できないもの、最も精妙なものよりも精妙で、最も総体的なものよりも総体的なもの、そして解放の自己であるものを、自己のうちに見るのである』」。 「ビーシュマは続けた。 智慧を持つ者は、すべての存在を飲み込む普遍的な解脱が訪れる時まで、ブラフマン自身と(経典に書かれている)等しくなるのである。 第12-239章.第12-240章.第12-241章.
https://w.atwiki.jp/kkjs/pages/87.html
暫く呆然と同じ場所に立ち竦んでいたククールは、 泣きそうに歪む顔を伏せそのまま小さな声で一つの魔法を唱えた。 「ルーラ」 短く呪文が唱えられた瞬間、ククールのいた周囲に風が巻き起こり、 そのまま風に運ばれるようにしてククールの姿が空に消える。 そこから数メートルも離れていない位置で、 突然起きた風にゼシカは小さく「きゃ」と悲鳴をあげて目を閉じ、 エイトは反射的に風の起こった方を振り返った。 (アレは…ククール?!) ゼシカを庇うように立ち上がりながらも、 一筋の弧を描いて空の彼方へと消える姿を見て、驚きに目を見開く。 ククールがゼシカを想う気持ちにも、ゼシカがククールを想う気持ちにも、 それとなくエイトは気づいていた。 二人がその想い故に擦れ違っていることも。 (もしかして今の会話を聞いていたとしたら… どうしよう、ククールは、何処に行くつもりなんだろう) 「エイト?」 自分に背を向けるようにして立ったまま、 腕を組んで何事か考え込んでいるエイトを不審に思い、 ゼシカは声を掛けるも、深く考え込んでしまったエイトの耳には届かない。 (いちかばちか…行ってみるしか) ゼシカの声に気づかないまま、エイトは何かを決意した眼差しで空を見上げ、 そうして先程ククールが唱えたものと同じ呪文を大きな声で口にした。 ふわり、と地面に着地する手前で身体が一瞬浮き上がり、 トンと軽快な音を立てて目的の場所、ドニの町へとエイトは降り立った。 足が地面に着き切るのを待たずにその足を前方へ向けて走り出し、 町の入口を猛スピードで潜り抜ける。 そして目前にあった大きな酒場へと、 勢いを止めずに飛び込むようにして足を踏み入れたと同時に叫ぶ。 「ククールはいますか!?」 酒場では活動時間外の真っ昼間に、 突然大きな声をあげて入って来た青年に、 中にいた数人の人が振り返って入口を見る。 その視線の中に、今しが金髪のバニーガールを引き連れ、 裏口から出ようとしている赤い制服を男を即座に見つけると、 エイトは即座に駆け寄った。 驚きに見開かれた蒼い瞳が、ふい、とバツが悪そうに背けられる。 行こうぜ、とククールが隣にいるバニーガールの子の 腰を引き寄せて言いかけた声を遮って、エイトが口を開く。 「やっぱりココにいたんだ」 「……わざわざ追いかけて来たのか?悪趣味だな」 傍にいたバニーガールを腕を伸ばす仕草で、 先に外に出したあと追いかけて来た人物を振り返り、 馬鹿にしたような表情を浮かべてククールが返す。 一瞬、言葉に詰まりエイトは俯くも、首を横に振って見せた。 「…君の行動を咎めるつもりで来たんじゃないんだ。 僕は、もし今の旅が嫌になったら逃げても良いと思ってる。 いや、君にも他のみんなにもその権利はあるんだ」 真摯な眼差しで、一言一句確かめるように言い放つエイトから視線を外して、 ククールは自嘲気味な笑いを零す。 「だったら放って置いてくれよ。…そのうち、気が向いたら戻るからさ」 「それは構わないよ。…ただ、ゼシカが心配するから、 彼女には一言何か言ってあげて欲しい」 「そりゃあ悪かったな。でもオレなんかより、 愛するお前から伝言受けた方がゼシカは喜ぶぜ?」 一瞬躊躇うように言葉を切った後、 どことなく遠慮がちに言葉を紡ぐエイトが全部言い終わらぬ内に、 ククールが吐き捨てるように言い、そのまま背中を向けて一歩踏み出す。 「…やっぱり、ククールは誤解してるよ」 エイトはその後ろ姿を追いかけようとはせず、 僅かに首を傾げてポツリと呟くように零す。 「…何が?」 いかにも迷惑そうな表情を作りながらも、 エイトの台詞が気にかかった様子で、ククールが今一度後ろを振り返った。 「…こんなことを僕の口から言いたくはなかった。 だから黙ってた…けど、ゼシカが好きなのは僕じゃない」 エイトは、キュッと何かを堪えるように胸の上で拳を握り締めると、 普段と変わらぬ淡淡とした声音で告げた。 顔だけを振り返らせたククールの冷めた表情に、 一瞬僅かな動揺が走ったあと、おどけた仕草で肩を竦めて見せた。 「…冗談。さっき不思議な泉でゼシカから告白されたばっかりだろう? それとも、何、オレをからかってんの?」 「僕が君をからかったり、 君が敢えて傷つくような冗談を言う人だと思ってるの?」 作り笑いのような表情を浮かべ、 どこまでも軽く受け流そうとするククールの態度に、 エイトの表情と声に僅かな怒りが篭もる。 ククールは、虚を突かれたように目を薄く見開くと、 僅かに体勢を変えてエイトと向き直り目を伏せる。 暫しの沈黙。先に口を開いたのはククールだった。 「……いや、そんなことは、思ってない…悪い」 心底申し訳なさそうな表情を浮かべ、 口許を押さえて掠れた声でククールが謝罪する。 エイトはそれに首を横に振って答えて、一拍置いてから口を開く。 「…それより、ゼシカとちゃんと向き合って、話であげて。 君のことを放っておく訳にいかなくて、一人で置いて来ちゃったんだ。お願い」 少し物悲しいような、どことなく切なそうにも見えるエイトの表情と、 最後に付け足された短い一言に、 ククールは困ったように首を傾げた後、肩を竦めた。 「……エイトにそう言われると、オレ、何も言い返せなくなるんだけど。 オレは、確かに、ゼシカの口からエイトが好きだって、聞いたぜ?」 「きっと、タイミング悪かっただけだよ」 困惑気味に言葉を紡ぐククールに、エイトは苦笑して答える。 疑惑をきっぱり否定するように言い切られてしまい、 ククールは降参したように両手を挙げた。 直後、開け放たれたままの扉の隙間から、 ひょっこりと先程のバニーガールが顔を覗かせた。 「話は終わったの?」 一度エイトをチラリと見たあと、 ククールの様子を窺うようにして尋ねる。 「いや、その話なんだが…ちょっと用事が出来たみたいでさ、」 気まずそうに髪を掻きあげ、 悪いんだけど…と続けようとしたククールの言葉を遮るように、 立てた人差し指をチッチッと横に揺らす。 「悪いんだけど、全部聞かせて貰っちゃった。 酒場にいた他の人もみ~んな、 ククールたちの話に釘付けだったみたいよ? 女の子が店内を見渡すようにして言ったその言葉に反応するように、 酒場のあちこちからゴホン、とかウン!などと言った咳払いの声や、 止めていた作業を再開するような音が響いた。 エイトはその様子を見て、困ったように頬を掻き、 ククールは呆れたように嘆息した。 「大事な女の子がいるんでしょ?ククールにも、そんな時期が来たのね。 この借りは次来てくれたときに返してくれればいいわよ。はいどうぞ」 何故か楽しそうにクスクスと笑いながら、 バニーガールの娘は外に出るのを促すように扉を開けてみせる。 ククールはチラリとエイトを見た後、 「じゃあ悪いけど、行くよ」と誰にでも無く言葉を返して、 裏口から外へ出て数歩歩いた位置で再びルーラを唱えた。 エイトは安心し切った微笑みをたたえて、その後ろ姿を見送った。 un titled1 un titled2 un titled4
https://w.atwiki.jp/pazdra/pages/15052.html
ヨグPTでクリアしたが、正直ヨグ×ヨグの火力はボスには過剰。無効貫通&属性無効貫通でも居るなら話は違うが、普通にクリアするならヨグ×転生ヴィーナスが安定だと思う。自分だけ生き残る用意して気が咎めるかもだけど。 -- 2017-07-17 17 07 55 光吸収切れるまで時間稼ぐのはいいけど、回復ドロップ全部消して次に回すクソヨグはちょっと・・・。お前自前で回復できんだろ…。 -- 2017-07-17 18 36 34 他のパーティにも恵まれ、攻略指南のドットセフィロスパでヤズマットGET。ありがとう。 -- 2017-07-17 22 01 28 体感ヨグPTは列、WAYを封印して光を過剰に消さなければ相手の50%軽減があってかダメージありきで回復をやれば生き残れる印象 -- 2017-07-18 00 32 50 ヨグ×転生ヴィーナスでも1,2Fをワンパンできれば文句は言われないだろうから良いんじゃね -- 2017-07-18 15 35 27 ドットセフィロス、2倍エンハでも勝てました -- 2017-07-18 17 21 33 アヌブロスで行ったらミトがいい仕事した。1、2Fでは超絶火力叩き出して3Fでは静かにしててくれる。ボスのバインド対策にもなるしね。 -- 2017-07-18 22 14 31 攻略指南で重要なのは全ドロップ闇強化からの、闇以外の泥6つを生成することかな?って思ってLFドットセフィロスS旧赤ソニ、呂布、闇明智、木のリーザにしてみた。スキブが足らなかったわ。1Fでスキル溜めしたらいけそう -- 2017-07-19 08 22 51 ↑そこまで出来るんなら天狗入れてリーザ継承させとけよ -- 2017-07-19 10 36 40 2チームだけで行ける。チームA、LF悪魔将軍S究極天狗×2(ティガレックスorズオー継承)、ドットシャントット、ネフティス。チームB、LFディノ装備ハンター、Sウェルドール×2、ブルーガジェット、究極五右衛門。1F、ティガレックスorズオー⇒悪魔将軍⇒ネフティスの強化花火。2Fブルーガジェットと五右衛門花火。3Fティガレックスorズオー⇒悪魔将軍⇒ドットシャントットで正方形を作って終了。チームCはパスさえすれば良いので、完全寄生可能 -- 2017-07-19 19 30 15 ↑ネフティス× アンリ(ネフティス継承)だったわ。 -- 2017-07-19 19 35 24 1F2F完全無課金、3FもLF以外無課金でも行けるわ。 -- 2017-07-19 20 15 06 ↑ 1F2F、LFディノ装備ハンター、Sウェルドール×2、ブルーガジェット、究極五右衛門。1F2F両方とも必ずブルーガジェットを使う事。 3F、LFドットシャントット、S究極天狗×4。天狗の継承は、コシュまる(火木闇の3色陣)、メガロドラン(火⇒回復)、ヴァンパイア(回復⇒闇)、冥鉄弐角(木⇒闇、闇のドロ強)。この順に使用し強化闇花火にし、シャントットのスキルを使って正方形を作る。2Fのブルーガジェットのエンハンスが残っているので削りきれる。 -- 2017-07-19 20 25 56 今じゃヤズマットワンパン特化で野良行くと結構な確率で嫌がらせに遭うね。道中お前ら明らかにワンパンできるだろそれって状況でスキル温存&回復だけ全部潰してターン回されたりそれで死が確定した状況でパスしたらパス二連打返されたり -- 2017-07-20 05 44 06 ↑これ分かる、ワンパン編成にするとHPが2F〜3Fで持たないのに足踏みしてるやつ多い、パスしても意味が無い。昨日なんて野良で5回行ったけど3回邪魔されて死んだ。ワンパン無くても勝てるけど早い方が良くない?なんで1F2Fワンパンしないかな。 -- 2017-07-20 08 39 31 ちなみにフレンドをるろうに剣心の分岐斎藤さんにすると、落ちコン無し+火力UP+スキブ1になるのでヴェルドールや正月狗みたいな光属性をいれても平気。道中で雑魚任されたときにラファエルほど闇作れないから少し雑魚処理が辛いかも? -- 2017-07-20 08 45 16 プロテス、2周目飛んできたけど…。 -- 2017-07-20 19 05 25 ↑情報ありがとう。 20ターンごとに再使用? とりあえず修正してみました。 -- 2017-07-20 20 41 43 ↑書いてなかったけど3周目も飛んできてたからたぶん効果が切れる度に再使用かなって思った。あざすん。 -- 2017-07-21 09 26 34 ↑了解です。 最終修正しました。 -- 2017-07-21 10 21 35 ヨグ使いですが、覚醒無効①に素直にパスせず、余計なパズルして自HP減らし、泥仕合に持ち込んでしまった複数の相手の皆さんごめんなさい。 -- 2017-07-21 13 45 44 やっぱり安定の無効ソロ。 -- 2017-07-22 01 06 55 ヨグがワンパンしてくれる編成ばっかりだから邪魔にならないアシストして倒してもらってるのを見てる楽な作業。ヤズマットは2体とっておきたい -- 2017-07-24 12 28 13 ヨグってワンパンできるの?ドットクラウドと属性吸収無効ってこと? -- 2017-07-25 08 44 20 スタミナ99使って要らない武器だけだった時の喪失感半端ない、ヤズマットはヤズマットだけ落として欲しかったわ・・・せめて1/2にしてほしいわ -- 2017-07-28 07 12 27 相変わらずドロップの偏りがひどい。5連続で武器しか落ちないとさすがに萎える -- 2017-07-30 22 53 17 ヤズマットだけダイヤだから武器の方がドロ率高く設定されてるのかな? -- 2017-07-31 00 26 47 スタミナ50に変更されたけど3階層のこっちを周る価値あるんだろうか…?ヤズマット確保専用? -- 2019-07-02 01 26 35 ドロップアイテムの並びからの類推ですが、おそらくヤズマットは銅メダルを落としません。銀メダル・金メダル・本体のいずれかです。 -- 2019-07-02 18 53 21 ボスが銀確定として効率どうなんだろう。ヴェロア無しならソロより良いのかな?進撃は同じ3階層で平均銅10くらい落ちてたけど -- 2019-07-03 21 22 25 銀・銀・銀なら旨いけど、銅・銅・ヤズだと正直言って不味い。まあヤズ作る気あるんだったらそのついでにメダル結構集まるって意味では良さそう。 -- 2019-07-03 21 58 16 今更だけど属性吸収ってダメージ無効の後に判定されるんだな。闇メタで行ってフレの副属性光吸収されると思ったら普通に倒せて驚いた。光属性なら問答無用で吸収されると思い込んでたから目から鱗だったわ -- 2019-07-06 14 36 48 3yヤズマット落ちまくるからゲロマズだな。周回イベはヤズマットを銀、他の道中雑魚を銅メダルに交換できるようにしてくれ -- 2019-07-06 22 48 53 ヤズマット1体で銀メダルに交換できたら良かったのに。スペダンの方の敵も1体→銅に -- 2019-07-10 03 14 14 ヤズマットの泥率設定した奴○ねよマジで -- 2019-07-12 13 27 36
https://w.atwiki.jp/sentakushi/pages/597.html
128 名前: くとぅるふクロス ◆69.0kY8lhQ [sage] 投稿日: 2007/04/01(日) 00 03 03 「人目のある場所で魔術を行使するのは厳禁じゃ無かったのか?」 「大丈夫だよ、人払いの魔術を掛けてたし」 何時の間に発動したのやら、と謎が浮かぶが士郎は気にしないことにした。 慌てふためいて逃げる必要は無かったらしく速度を落としイリヤに話しかける。 「どうする? 服」 「どうしよう…… 城に帰れば替えの洋服はあるんだけど」 憂鬱を帯びた瞳がスカートを眺めている。 純白の衣装に緑がこびりついておりただでさえ 人目を惹く容姿を持つ少女は白いため息をついた。 「家に来るか? ジーンズの裾を折ってベルトを、いやベルトじゃ無理だな。 紐で括れば大丈夫だと思う」 イリヤは歩幅を併せて速度を落とした士郎に笑みを浮かべて声を返す。 「淑女の扱い方は心得てるようね。 招待に与り光栄です」 レディというには小さな背丈のイリヤが 尊大に腕組みして頷く姿はコミカルで士郎はこらえ切れず笑ってしまう。 おそらくは魔術師であるという推測とベンチに八つ当たりした際の膨大な魔力に 怖れはあったが不満気にわき腹を叩いてくる少女は親近感を与えていた。 ──この子は何なのだろう? 魔道書は歓迎の意を示した。 初めての光景であり過去の持ち主達と所縁があるのかも知れないと想像する。 巻末の方には手にした人物について記述があり本格的に自分が用いるなら四人目となる。 一番初めのページには契約を求める術が記述されてあるがその気はない。 義父は幸せになって欲しいと言ってくれた。 結末における代償は忘れる事無く覚えており二の足を踏んでしまう。 二代目の持ち主は運命に抗い魔王との約定を破棄しようとしたが叶わなかったらしい。 そもそも約束とは守られるべきモノであり契約を交わしたのならば 履行しなければならないと士郎は思っていた。 軽快に歩む赤毛と銀髪はこの一時を貴重なモノに感じて家路につく。 柔らかそうなイリヤの髪が揺れて微香を周囲に振り撒く。 繋いだ手だけでは無く身体が稀に触れ合う距離は二人にとって心地よさを保っていた。 終わりは唐突にやってくる。 イリヤは眉を顰めて立ち止まり右手を握り締める。 士郎も同じく息を潜め歩みを止める。 フェンス越しに赤い衣服が映える少女と黒より暗い黒人が向かい合っている。 奇妙なのは何処からとも無く短剣が疾り神父の服装をした偉丈夫に突き刺さってゆく。 苦痛を感じるであろう彼は宇宙を内包した様な暗黒の口内を開き哂い声を発する。 名状し難い音色が響き、微量の狂気を伴った風が少年少女を縛りつけ嬲る様に身を包む。 世界を汚染して駆け抜けるそれは絶望の開幕。 129 名前: くとぅるふクロス ◆69.0kY8lhQ [sage] 投稿日: 2007/04/01(日) 00 06 19 古来より人は素晴らしき明日を望み欲望という原動力を身に宿して歩んできた。 大空を制覇し、成層圏を越えて伸ばした手は何処までも高みへ。 たとえ障害物が在ろうとも年代をかけて克服し偉大なる先人達の理想を抱えて 足掻き、苦しみ、最後には討ち克つのだ。 その姿を見て皆が我も続け、追い抜けと心を奮い立たせて邁進してきた。 姿勢に問題など無かったはずである。だというのに母なる大海を侵略し、 深遠の彼方で禁忌との邂逅を果たした日に勘違いに気がついた。 その偉容を垣間見た矮小な生物の行く末は三種類に分類される。 遠いある者は忘却の彼方へ存在を送り込み無かった事にする。 近いある者は邪悪で強壮な姿に心を打ち砕かれ精神を破綻させる。 またある者は大いなる形を直視し、矮躯を実感しながらも人の持つ強さを信頼して行動に移す。 ヒトが文明を築く以前の時代を生き続けて幾星霜。 現在は別の銀河へと飛び立った旧き神々(Elder God)の封印に屈服し眠りにつく。 ルルイエの館にて死せるクトゥルー夢見るままに待ちいたり。 旧支配者(Great Old One)の存在を人は知ってしまった。 人類賛歌を謳う惑星は人類惨禍へと方向を転進し加速し続ける。 舞台は冬木市。役者は彼の地に根ざした人々と聖杯の寄る辺に従い具現化した英雄、 そして理解し難き生命達である。 今此処に、第五次聖杯戦争の狼煙が上がった。 299 名前: くとぅるふクロス ◆69.0kY8lhQ [sage] 投稿日: 2007/04/09(月) 23 45 02 宵の口という時間帯ではあるが静寂に包まれた 学園のグラウンドで平穏な日常とは程遠い光景が展開されている。 「お嬢さん、人の話は聞きたまえよ。パパに教わらなかったのか?」 幼児の悪戯を咎めるといった面持ちをした長身痩躯の男が 絶対感さえ漂わせた荘厳な声で赤を基準とした服装の少女に語りかけ足を踏み出す。 その一歩に地表は主が帰ってきた事に悦びを表すかの如く極彩色の波紋を広げだした。 彼女は朗々しい声を無視をして指と指の間に挟んだ綺羅星達を人物へ向けて再び投合する。 猛る炎が黒地に金をあしらった豪奢な衣服を包み追撃の黒色短剣が角度を問わず神父を襲う。 常人ならば皮膚は爛れ、白刃に晒された身から流血するはずの鉄槌をものともせず、 軽々と受け入れて歩む姿は男が畏怖を抱かせるにたる存在である事を示していた。 ──遠坂? 士郎は戦場を前に自身の切り替えが出来てない事を悟り心の中で呪文を唱え精神を統一する。 仮にも魔術師の端くれであり非常識な怪異との出遭いから 学んだ経験は裏切らずに身体を動かせる。 客観的な視点では無く自己の視た風景をあるがまま受け入れて最良の選択を決めて実行に移す。 はずだったのだが── 背に庇おうとしたイリヤはいつの間にか手を離し士郎を見つめていた。 何処か切なげな顔で口から声を出す前に圧迫感を与える音がグラウンドに響き渡る。 「なあ少年少女、そう思わないか?」 「っ!」 神父の話しかけた先を見た少女は対峙する以外の存在に誰何の視線を投げかける。 短い観察を終えた彼女は狼狽した動作を見せる。 それも一瞬、後方へ跳躍し士郎達を視界に入れるためか神父との距離を取る。 「人払いの結界を忘れるなんて……」 「主、チガう。ますたーと……キリツグ?」 赤い衣装の少女と人間性を欠落したつたない声が響く。 気配の欠片も無く少女の前に立つ背を丸めた人物に士郎は音声で気がついた。 ──爺さんを知ってるのか? 「シロウ、私から離れないで。 マスターじゃないのに巻き込んでごめん」 「イリヤ?」 300 名前: くとぅるふクロス ◆69.0kY8lhQ [sage] 投稿日: 2007/04/09(月) 23 47 05 士郎の隣に立つイリヤは告げて庇う様に前へ出て無邪気な声で挨拶をする。 少し前に士郎が受けたそれと同様のはずなのだが決定的に友好性が欠落した印象を受ける。 「初めまして。遠坂とそのサーヴァント、それとマスターの見当たらない従者さん。 イリヤスフィール・フォン・アインツベルンと申します。短い間になりますがよろしくね」 空間が揺らめき巨人がイリヤの隣に具現化する。 瞳は紅く燃え上がり勇壮な肉体からは熱量を感じさせる程の躍動を士郎に与える。 黒よりの灰色の髪が風に揺れ口から暴力的な咆哮が迸った。 士郎は動揺を隠し切れない。 混乱気味の思考で再び現状を把握する様に周囲を見渡した。 学園のアイドルであるツインテールの少女は巨人を警戒感あらわに注視している。 彼女の隣に立つ人型は主とは別の者に興味を示す。 豪奢な衣装を纏った神父は無感動に巨人を眺め、茶番はどうでもいいという風に口を開く。 「夜は始まったばかりだよ少女。まだ慌てる時間じゃあるまい。 とはいえ気懸かりな事は早めに処理しておかなければ我慢ならん性分でね、 しばし待っていてくれたまえよ」 「私のサーヴァントを遠坂の貧弱なのと一緒にしないで。 殺しなさい、バーサーカー!」 子供特有の残酷な感性がイリヤの声に乗って放たれる。 命を受けた巨人が身にふさわしい石剣を手に駆け抜ける。 赤い瞳が軌跡を残しながら疾走する姿は もはや人という印象は無く絶対的な現象の一つを思わせる。 巨人は石剣を横薙ぎに振るい神父を襲う。 当れば致命傷、または即死という無慈悲な一撃は神父に直撃する。 されどかの聖職者らしき黒人は圧倒的な斬撃を受けても 微動だにせず腕組みしたまま平然と語りだした。 「イルカ臭いお嬢さん、如何にも不愉快な懸念が消えんのだよ。 君がこの世界におけるタイタス・クロウでは無いかと。 私の遊技場で掟破りの行為がまかり通るのは拙かろう?」 「知らないわよそんなの、それより何で……」 死に至る襲撃を受けてなお悠然と立つ男に 気圧されたツインテールの少女は驚きを隠せず胸に手を当てよろめく様に後退する。 巨人は神父の動作を問わず手に携えた獲物をぶつけている。 その全てに効果は無く胴に当っても、 頭を砕かんと振り下ろしても刀身がかの身に触れれば止まってしまう。 「なんで死なないの……バーサーカー、狂いなさい!」 イリヤの声に従い巨人は更なる暴力を偉丈夫に振るう。 石剣が神父の頬に当たり口から血液ではなく黒い液体が流れ落ち大地を穢した。 ここに至って士郎はようやく見知った異端の影を察知し心臓が更なる早鐘を打つ。 背に担いだケースから今まで経験したことの無い 情熱的な意思が圧し掛かり胎動するかの如く蠢いている。 「いい加減にしたまえ、木偶。 教育者に人の嫌がる事は進んでやりましょうという意味を曲解した訳ではあるまいに。 そんなに加虐心を満足させたけれりゃ其処のロリータにSMしてればいいだろうが! ええ!!」 301 名前: くとぅるふクロス ◆69.0kY8lhQ [sage] 投稿日: 2007/04/09(月) 23 50 46 神父の荘厳な声のトーンが揺れて罵声を飛ばして 怒りも顕わに巨人の石剣を黒い手で掴み跳躍した。 巨人の首辺りまで浮いた彼が真横に脚を振るうと 衝撃音を従えてバーサーカーと呼ばれた超人の首が主の方へ放物線を描いて吹き飛んだ。 イリヤは呆然と転がってきた巨人の首を視線で追いかけている。 地に流れた黒がまるで版図を拡大せんと侵略を開始する。 逃れる間も無く闇は大地に広がり士郎は 神父の足元からのたうち伸びて来た血管の様な朱に脚を捕らわれ動かせなくなる。 赤い衣服の少女とイリヤも同じ様に脚は捕らえられ 精神は不安定な所へ置き去りにされた様な脅威に曝されてゆく。 ──拙い、桁違いだ。まるであの時の……! 士郎はまだ近くに居たイリヤを背後から抱きしめる様に 二の腕で耳を塞ぎ両手で彼女の目蓋を下ろす。 「シロ、」 「視るんじゃないッ!」 ケースが爆ぜ言語が我が子を守る様に二人を包む。 黄金色ではなく深紅と暗黒の彩りを帯びたアラビア語が 空へ向かい指向性を持って二重螺旋を描き出す。 竜巻の如き色彩に身体を拘束していた朱は引き裂かれ平常な夜空を舞う。 もう一組の主従へ向けて士郎はあらん限りの声を張り上げて叫ぶ。 「逃げろ!」 「逃がす訳ねぇだろうがッ! 泣いて喚いて許しを乞うても挿入してくれる。 目には目を、歯には歯をの教えは君の分野じゃないか、回教徒よ。 さあ強姦される準備はととのえたかよ大人の玩具ら!」 神父が清廉な印象をかなぐり捨ててもなお神聖な声で哂い出す。 幼児を折檻で殴り殺してしまおうとでもいわんばかりに腐敗した黒の大地が 心神喪失状態に近い少女と矮躯で盾にならんとする忠臣を── A 黒は神父の口に戻り夜空全てに銀色の時計が浮かび上がり左向きへ針を疾らせていた。 (Pocket watch of De Marini──凛の持っていた懐中時計発動) B 黄色の食屍鬼は凛に渡していなかった。(死亡エンド) C 螺旋が矮躯の英霊を掴んだ。(凛死亡のまま物語続行。末はバッドエンド) 投票結果 A 5 決定 B 0 C 0
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/1068.html
【はじめに】 このSSは、フィクションです。 違法行為を奨励するものではありません。 単純明快な虐待や愛でを求める方は、読まないことをお勧めします。 【本編】 『蟷螂の斧』 以前と比べて、大きく変わったことが、2つある。 1つは、道行く人間の表情だ。 長引く不況、という理由だけでは片付けられないほど、暗く、淀んでいる。 何が原因だろう。 TVや居酒屋やインターネットでは、盛んに議論だけが交わされた。 政治が悪いとか、娯楽のせいだとか、他国の仕業だとか。 そして議論することにも疲れ果てると、誰も何も言わなくなった。 私も、そんな人間の1人だ。 仕事をクビになりたくない、という理由だけで、毎日仕事らしいことをやっている。 それでも、人生に疲れた人間を、優しく包む場所は確かにある。 例えば、公園のベンチだ。 仕事帰りに、ふと腰掛け、夜空を見上げる。 それくらいの権利は、誰にだってある。 目の前を、丸い影が、のそのそと横切る。 大きめのれいむと、小さなまりさの親子。子供は、2匹だ。 私は、れいむ達と目があった。 すると、3匹のゆっくりは、こちらへ向かって歩み寄ってくる。 私の前まで来ると、親子は顔を地に付けたまま、動かなくなった。 これが、2つ目の変化だ。 物乞いしているのではない。その方が、何倍もマシだろう。 ゆっくりは、ただただ、潰されるのを待っているのだ。 非暴力主義者を気取っているのか。 違う。 生きる苦しみから逃れるための、自殺だろうか。 それさえ、違う。 私は、小さな饅頭を、ゆっくりと踏む。 潰す意思が出る前に、ひしゃげて、まりさはいなくなった。 もう1匹も同じように、やる。 子供のはずなのに、うめき声1つ立てない。 その時、嫌でも気付く。 ゆっくりは、一切を諦めてしまったのだ。 「おい」 私はれいむに話しかけたが、返事はない。 「お前の子供が、死んだぞ」 「・・・・・・」 「何か言ったら、どうなんだ」 「・・・ゆっくりは、つぶされるためにあるんだよ」 「それで、いいのか?」 昔は、ゆっくりはもっと、生きようとしていた。 無知でも、無力でも、精一杯抵抗した。 その様を誰もが、面白がったものだ。 そして、気付いてしまったのだろう。 「ゆっくりは、さいていの、いきものだよ。 だから、つぶされて、とうぜんなんだよ」 れいむは、語ってしまった。 自虐とか、卑下とか、最早、そんなものじゃない。 「それで、いいのかよ・・・」 「おにいさん、れいむをつぶして、ゆっくりしてください」 「れいむ、それがお前のゆん生か」 「ゆ?」 初めて、れいむが顔を上げた。 「誰かに殺されるために、お前は生きてきたのか」 「だめだよ、おにいさん。ゆっくりは、はなしあいてじゃ、ないよ。 れいむなんかと、はなしていると、あんこのうって、いわれちゃうよ」 「私はな、れいむ。お前と大して変わらないんだよ」 「ゆゆ?」 「お前達は、ゆん生を一瞬で踏み潰される。 私達は、人生をじわじわと踏み潰される。 抵抗し難い、大きなものに、な」 私は、何をしゃべっているのだろう。 幸いと言っていいのか、周りに咎めるものは、いない。 そんな慈悲深い人間が、1人でも残っているのか? 「れいむ、ゆっくりはな、人間と違う生き物なんだ」 「そうだよ。れいむと、おにーさんは、ぜんぜんちがうよ」 「ゆっくりというものはな、感情豊かでなきゃいけないんだ。 泣いて、喚いて、怒って、喜んで。 ほんの些細なことで、馬鹿みたいに、反応して、な。 それを愛でたり、虐めたりするから、面白いんじゃないか」 「ごめんなさい、おにーさん。 れいむは、つぶされるしか、のうがないんだよ」 「やめてくれ!」 自分でも驚くほど、大きな声が出てしまう。 「何だよ、お前は、今の、お前達は」 「おにーさん・・・」 「まるで、今の人間と、同じじゃないか どうしてゆっくりなんかを、鏡みたいに見なきゃいけないんだよ」 「れいむには、むずかしいことは、ゆっくりりかいできないよ。 おにーさん、つかれてるんだよ」 「ああ、そうだ、疲れてるんだ。 無駄に歴史を重ねた結果が、これだよ!」 「おにーさん、ゆっくりしてね! はやくれいむを、つぶして、ゆっくりしてよ」 「れいむ、お前は、自分が死ぬことが分かってるのか? 喚けよ! 叫べよ! 怒れよ!」 私はれいむをつかむと、何度も何度も、自分の足にぶつけた。 「こうやって、こうやって、こうやって、飛び掛れよ! おちびちゃんを返せ! このゲス人間って!」 「ゆぐっ! おちびちゃんは、ゆっくりつぶされたよ。それだけだよ」 「悔しがれよ!」 頬を握って、思い切り、引っ張る。 「ぷくーだ、れいむ! こうやって、膨らんで、怒るんだよ! ぷくーってやれよ! ぷくぅぅぅぅぅ!」 「・・・・・・」 「この歯で、噛み付いてこい!」 「・・・・・・」 「せめて、目で、睨め!」 まるで、説得だ。 自分でも、馬鹿馬鹿しいとは、思っている。 それ以上に、衝動を、押さえられない。 何だろう。 「考えろ!」 いったい、私は、どうしてしまったんだろう。 目の前のれいむは、明らかに困惑していた。 ゆっくりれいむの口を、手で大きくこじ開ける。 饅頭の奥に向かって、私は怒鳴りつける。 意味のある言葉じゃない。 叫んだのは、単なる感情の羅列だ。 私は、帰宅途中であることを思い出した。 れいむを抱えたまま、歩き出す。 ともあれ、自宅のドアを開かなくてはいけない。 そこまでは、これまでの自分だ。 部屋に入り、ドアを閉めた時。 それからは、これからの自分だと、途切れそうな意識が告げていた。 2日後。 国会議事堂の鉄門に、白い乗用車が突っ込んだ。 激突防止用の鉄柱に阻まれ、国の被害としては、鉄の柱と枠が、僅かに凹んだだけだった。 車の中には、男が1人と、何故かゆっくりれいむが1匹。 どちらも頭の中身を盛大にぶちまけて死んでいた。 ただ、血と餡子に塗れたその表情は、意外にも穏かであったという。 (終) 【過去作】 ※YHKアーカイブス ふたば系ゆっくりいじめ 840 プラネット・ゆース ~ドスまりさ~ ふたば系ゆっくりいじめ 675 プラネット・ゆース ~きめぇ丸~ ふたば系ゆっくりいじめ 658 緊急特別SS ゆっくり割れる窓ガラスさんの謎 ふたば系ゆっくりいじめ 594 プラネット・ゆース(うーぱっく&すぃー) ※単発物近作 ふたば系ゆっくりいじめ 833 俺持ってんの1円じゃなくて・・・ ふたば系ゆっくりいじめ 666 チューチューラブリームニムニムラムラプリンプリンボロンあにゃるぺーろぺーろ ふたば系ゆっくりいじめ 629 極上のすっきりプレイス ※続編準備中 ふたば系ゆっくりいじめ 428 はげの行進 ふたば系ゆっくりいじめ 560 なずーりんに祝福を ふたば系ゆっくりいじめ 796 Detroit Yugyaku City 2 ※ぬえ nue059 「スキャット・ゆん・ジョン」 nue022 「ゆナッフTV」 nue009 「ブラックペーパー・チャイルド」 その他の作品に関しては、ふたばSS@WIKIの『二行の作品集』をご覧下さい。 何かとお世話かけているWIKIあきに、感謝。
https://w.atwiki.jp/jzrowa/pages/61.html
最後に愛と勇気が勝つストーリー。 そんなもの、ありはしなかった。 ◇ 森の中を一人の青年が駆けていく。 その手に持っている銃は、誰かと戦うならば大きな力となりえるだろう。 だというのに、青年の顔には迫り来る死への恐怖が張り付いている。 青年―――浜面仕上は、自らの考えの甘さをただひたすらに悔いていた。 「くそっ!」 視界の端に薄紫の光を捉え、自分が『追手』に追いつかれたことを悟る。 足を止めぬまま周囲へと視線を向ければ、こぶし大の光が五つ、彼を追いかけるように飛行していた。 その光の中心には虫のようなフォルムの機械が存在し、その無機質な姿が浜面の恐怖を容赦なく煽る。 (無能力者一人殺すのに、随分と手間かけやがる……っ!) 学園都市による粛清。 この殺し合いの場を浜面仕上はそう判断していた。 第三次世界大戦の最中に学園都市との交渉材料を手にし、大戦を生き延びたまでは良かった。 恋人である滝壺理后と共に学園都市へ戻り、麦野や絹旗と共に新生アイテムとして本格的に動き出そう――というところでこのザマだ。 考えが甘かったのだ。 交渉材料となりえるものをたった一つ手に入れたところで、学園都市が本気になればこんなにもあっさりと捕らえられてしまう。 『聖杯』とやらが何なのか浜面には見当もつかないが、こんな殺し合いに自分が参加させられているのは学園都市に反抗した報復に違いない。 (だからって、黙って死ぬわけにはいかねぇ!) ここには自分だけではなく、滝壺も連れてこられている。 その事実が浜面に殺し合いへの反抗心を生み、必死に生きようと足掻く力を作り出していた。 「っ!?」 だが、そんな思いも空しく飛び回る『虫』の一匹が右足に激突してきてバランスを崩す。 深夜の森の中を全力疾走していたのだ、 僅かにバランスを崩しただけで足を取られ、為す術もなくその場へ転倒してしまう。 慌てて起き上がろうとするが、『虫』は既に浜面を取り囲み逃げることが不可能であると気付かされる。 「ちくしょうが……っ」 せめてもの抵抗として銃を構えはするが、不規則に飛ぶ『虫』に当てる自信はない。 先程攻撃を受けた右足に異常は見当たらない、直接的な攻撃力は低いのだろう。 だが、恐らくは学園都市の兵器であろうそれはどのような機能を持っているか予想できない。 仮に何らかの薬剤を注入されてしまえばそれで終わりだ、下手をすればさっきの足への一撃で全て終わっていた可能性すらある。 『虫』への対抗策を考えようとしているが浮かぶのは最悪な考えばかり。 浜面の目に段々と絶望の色が湧き上がる。 「まったく、見てらんないよねぇ」 声と同時に飛来した何かが『虫』の一匹を打ち砕く。 「な……!?」 「ほんと、こんなのはらしくないってのにさ」 続けざまに二匹。 『虫』は回避することも出来ないまま砕かれる。 唖然とする浜面の隣へと、年端もいかぬ少女が降り立った。 「ボサっとしてないで、さっさと立つか逃げるかして欲しいんだけどねぇ」 「あ、わ、悪い」 咎めるような言葉に思わず謝り、その場に起き上がる。 たったそれだけの間に残っていた『虫』も仕留めたようで、少女は槍を片手に浜面へと向き直った。 「で、怪我とかあるか?」 「いや……大したことない。すまない、助かった」 浜面の答えに「そっか」とだけ反応を返し、すぐに背を向けてしまう。 「お、おい! どこに行く気だ!?」 「言う必要があるかい? わざわざ助けてやったんだから、簡単に死ぬんじゃねぇぞ」 それ以上浜面が言葉を発するより早く、 少女は地を蹴りあっという間に浜面の視界から消えてしまった。 「な、なんなんだアイツは……?」 【一日目/深夜/A-3 森】 【浜面仕上@とある魔術の禁書目録】 [状態]健康、疲労(中) [装備]モーゼルC96(レッド9)(10/10)@現実 [所持品]基本支給品一式、9mmパラベラム弾(40発)、ランダム支給品×2 [思考・行動] 1:滝壺と共に生きのびる 緑々しい野原の中、一人の少女が佇んでいた。 薄い紫の髪をなびかせ、少女――ルーテシア・アルピーノは小さくその口を開く。 「……来た」 数瞬の間を置き、その眼前に先程浜面を助けた少女――佐倉杏子が現れた。 「アンタ、魔法少女だよな」 「………」 「ダンマリかい、別にいいけど」 一つ息を吐きながら、杏子は手にした槍を突きつける。 切っ先を目の前にしながら、ルーテシアは瞬き一つせずじっと杏子を見つめていた。 「……アンタも、魔法少女の真実に絶望したクチかい?」 「―――インゼクト」 「っ!」 周囲の草むらから飛び出してきた『虫』を飛び退ることで回避し、杏子は思いを馳せる。 (らしくない―――ほんと、何してるんだろうねぇ、あたしはさ) 襲われてる人間を助け、悪人を退治する。 そんな正義の味方のような生き方、自分はしていないはずだった。 (ったく……これも全部、さやかのせいだ) この殺し合いに参加させられる前、彼女は死んでいる。 絶望に染まり魔女と化した少女を、その身を呈して止めたのだ。 (アタシはさやかを救えなかった。私達に希望なんて、キュウべえが用意しているはずがなかったんだ) 彼女の願う物語は存在しなかった。 それでも、彼女は思い出すことが出来たのだ。 自分が憧れた、みんなを救う魔法少女という存在を。 どうして死んだはずの自分が、美樹さやかが、巴マミが生きてこの場にいるのかは考えてもわからない。 だが、どうせわからないのならば、考える必要なんてない。 「今度こそ、見せてやろうじゃん」 「………?」 迫る『虫』を打ち払いながら、杏子は笑う。 その目に希望の光を灯し、前だけを見つめて。 「愛と勇気が勝つストーリーってやつの始まりだ! 話の最初は、アンタを止めるところから!」 【一日目/深夜/B-3 野原】 【佐倉杏子@魔法少女まどか☆マギカ】 [状態]健康 [装備]杏子のソウルジェム@魔法少女まどか☆マギカ [所持品]基本支給品一式、ランダム支給品×2 [思考・行動] 1:目の前の少女を止める 2:愛と勇気が勝つストーリーを目指す! ルーテシア・アルピーノの心は閉ざされている。 眠り続けている母のメガーヌが目覚めない限り、この心が開くことはないとジェイル・スカリエッティに信じこまされて。 だからこそ、この殺し合いに関しても「聖杯があれば母が目覚める」程度にしか捉えていなかった。 (……アギトがいたら、止めるのかな) 閉ざされているはずの心を、自分でも気づかない程度に揺らしながら――少女は目の前の敵へ殺意を向ける。 【ルーテシア・アルピーノ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】 [状態]健康 [装備]ケリュケイオン@魔法少女リリカルなのはStrikerS [所持品]基本支給品一式、ランダム支給品×2 [思考・行動] 1:目の前の少女を倒す 2:最後の一人となり、聖杯で母を目覚めさせる。 ※ハクテンオウ、ガリューの召喚は制限されています。 時系列順で読む Back 虚刀鑢・完了計画 Next 狂気と否定と目隠しと 投下順で読む Back 虚刀鑢・完了計画 Next 狂気と否定と目隠しと キャラを追って読む 実験開始 ルーテシア・アルピーノ [[]] 実験開始 佐倉杏子 [[]] 実験開始 浜面仕上 [[]]