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孤独な大学生77 http //life8.2ch.net/test/read.cgi/alone/1182582342/719 ユアイが其れに出会ったのは彼女が小学5年生の時だった。 通学路の脇の沼に其れは佇んでいた。 黒い表皮がてらてらと輝き足で水面の上に立っている。 体長は1メートルほど。 狐が二足歩行しているようなそのシルエット。 ユアイは恐れおののき其処を去ろうとしたが 其れに呼び止められてしまった。 「娘。少し頼まれてくれんかな。」 「ひぃっ!」 ユアイは耳を塞いでその場に倒れ伏した。 「私をこの沼から出してくれ。そしてワシの足となってほしい。」 「化け物!!」 ユアイは叫んだ。 其の生き物の方を見ると沼の淵まで移動している。 体が半分沼の中に沈んでいる。 「娘。そこの祠の刀を取れ。そして遠くに投げ捨てろ。」 「嫌だ!」 「しょうがない・・・。」 生き物は黄色い眼をかっと見開いた。 ユアイはそれを見てふっと意識を失った。 その間約5分。 気付くとユアイは祠の刀を投げ捨てていた。 「あっ・・・。」 ユアイは声を出して振り向く。 生き物が沼から這い出てずるずると水を滴らせながら歩いてきた。 表皮は黒く頭は狐のような形をしている。しかし体は痩せた人型だ。 ユアイはその不気味さに恐れおののく。 「ワシの足になれ・・・ワシと一つになるのだ・・・。」 「いやっ・・・。」 ユアイは逃げ出そうとしたが足が固まって動かない。 生き物はすぐ目の前に迫っている。 生き物の人間のような4本指の手がユアイの胸に近付く。 指はユアイの胸に触れるとそのままズブズブとユアイの中に入っていった。 「あ・・・。」 ユアイは違和感を腹に感じて身悶えする。 「ワシはお前の中で生き続ける。融合型フェリポンと言ってな。ひっひっひ・・・。」 生き物はさらに頭をユアイの胸に押し当てズブズブとユアイの中に入っていった。 其の日からカミヌマ・ユアイとフェリポン・鵺の共同生活は始まった。 鵺は夜には幼いユアイに性交渉を求めた。 力の無いユアイは鵺のなすがままに任せるしかなかった。 鵺の力は後のレッドラム、ユアイにとって最大の武器となる。 第二次レッドラム大戦まであと12年。 あと11時間。
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寝夢ももは、歌い手YouTuberとして人気を博していた。ある日、彼女は鉄道系YouTuberのすぐるーとのコラボを依頼される。すぐるーは、鉄道の旅をしながら動画を投稿することで、人気を博していた。 寝夢ももは、すぐるーと一緒に鉄道旅行をすることになり、旅の途中で歌声を披露することに。すぐるーは、寝夢ももの歌声に感動し、彼女とのコラボに大いに期待を寄せる。 しかし、旅の途中でトラブルが発生し、列車が遅延してしまう。二人は、互いの才能を生かし、鉄道内で楽しい時間を過ごすことになる。すぐるーは、鉄道の知識を披露しながら、寝夢ももは、美しい歌声で旅の人々を楽しませる。 そして、彼らは、鉄道の旅と歌声の出会いを通じて、互いの才能を認め合い、互いの世界観を広げることができた。コラボ動画は、二人の才能が融合した素晴らしい作品となり、多くの人々から絶賛されることになるのだった。
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カップリングで新たな出会いを 依頼主 :チョコボ厩務員(チョコボスクウェア X6-Y4) 受注条件:レベル15~ 概要 :チョコボレースカウンターのチョコボ厩務員は、冒険者にカップリングについて教えたいようだ。 チョコボ厩務員 「ねえ、最近ずいぶん調子よさそうじゃない! 君の出走していたレースを観させてもらったんだけど・・・・・・ 競走羽も、かなり育ってきたみたいだね! それだけ成長した競走羽なら、 「カップリング」を行うこともできるんじゃない? 「カップリング」っていうのは、 競走羽を引退したチョコボをお見合いさせて、 新たな「新羽チョコボ」を誕生させることなの。 そうして誕生した「新羽チョコボ」を、 改めて、競走羽として育て直すことで、 より優秀な競走羽を育てていくことができるのよ! カップリングを行うには、競走羽を引退させたときに発行される、 「引退チョコボ登録証」が必要になるわ。 でも、登録している競走羽を引退させるってことは、 もうそのチョコボではレースができなくなるってこと・・・・・・。 ともに戦いぬくか、引退して新しい世代に血統を繋ぐか・・・・・・。 悩ましい選択ではあるけど、いずれにせよ、 カップリングするときは慎重にね。 カップリングを担当しているのは、 「ベントブランチ牧場」の「ケイトリング」さんよ。 興味があるなら、ぜひ話を聞きに行ってみて!」 ベントブランチ牧場のケイトリングと話す ケイトリング 「・・・・・・ええ、カップリングについては私が担当しているわ。 生まれたばかりのチョコボの世話をするのは、 ここのような専門の設備が必要なの。 この話を聞きにきたってことは、カップリングに興味があるのね。 今後、実際にカップリングを行ったり、 詳しい説明を聞いたりしたいときは、私に話しかけてね!」
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出現式神:普通 困難 箒神 ぬりかべ ぬりかべ 箒神 箒神 ぬりかべ 1 6 6 1 1 6 天邪鬼赤 天邪鬼赤 天邪鬼赤 3 3 3 覚醒夢喰い 1 ボス ボス1 夢喰い 天邪鬼赤 3 ボス2 覚醒夢喰い 夢喰い 3
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230 :ジッポ ◆QK6Z8Ajjpc[笑えよ]:2007/04/18(水) 01 32 06.57 ID kvpL5660バカ!おまいら違うだろ!俺を送り出すなら_, ,_ パーン( ‘д‘)⊂彡☆))Д´)これでパー速の外まで弾き出してくれwwwwそれでお別れだ 232 :VIPにかわりましてパー速からお送りしますPart7742007/04/18(水) 01 32 13.97 ID qXb936DO ちょっと前まではただのヘタレだった んだけどな これからは もっと男らしく げんき出してMacを幸せにし ろよ 235 :VIPにかわりましてパー速からお送りしますPart774[sage]:2007/04/18(水) 01 32 57.33 ID bHPvbtAo 230 _, ,_ パーン ( ‘д‘) ⊂彡☆))Д´) 236 :VIPにかわりましてパー速からお送りしますPart774[sage]:2007/04/18(水) 01 33 12.18 ID aGZ2fXEo _, ,_ パーン ( ‘д‘) ⊂彡☆ ))Д´)(´▽`*)Mac 237 :VIPにかわりましてパー速からお送りしますPart7742007/04/18(水) 01 33 20.76 ID ZFoVrPk0 生まれてきて一番のパーンをしてやるぜ _, ,_ パーン ( ‘д‘)幸せにな! ⊂彡☆))Д´) ジッポ 238 :VIPにかわりましてパー速からお送りしますPart774[I]:2007/04/18(水) 01 33 23.46 ID mCTBhhUo 230 もうお別れかよ、寂しいこと言うんじゃねぇ _, ,_ パーン! ( ‘д‘) ⊂彡☆))Д´) ジッポ 240 :VIPにかわりましてパー速からお送りしますPart7742007/04/18(水) 01 33 46.44 ID kOSUp6E0 _, ,_ パーン ( ;д;) ⊂彡☆))Д´) 241 :VIPにかわりましてパー速からお送りしますPart7742007/04/18(水) 01 34 16.24 ID pEYxcn.o 本当は童貞卒業まで見守りたかったけど・・・ お幸せに!ジッポ!!感動をありがとう! パーン _, ,_ パーン パーン_, ,_ ( ・д・) _, ,_パーン ( ・д・) U☆ミ (・д・ ) ⊂彡☆))Д´ ジッポ☆ミ⊃ パーン , ,∩彡☆ ☆ミ∩, , ( ) パーン ( ) パーン パーン 243 :VIPにかわりましてパー速からお送りしますPart7742007/04/18(水) 01 34 38.59 ID hDPpqRs0 _, ,_ パーン ( ‘д‘) 卒業おめ・・・・っ泣いてなんかいないんだから!! ⊂彡☆))Д´) 244 :VIPにかわりましてパー速からお送りしますPart7742007/04/18(水) 01 34 47.43 ID zkIUwyY0 _, ,_ パーン ( ;д;)じゃあな! ⊂彡☆))Д´) ジッポ 245 :VIPにかわりましてパー速からお送りしますPart774[I]:2007/04/18(水) 01 34 52.93 ID mCTBhhUo おまいがリアルタイムで見てる間に 。 ◇◎。o. O☆οo. 。 ゜ ◎ O☆∧_∧☆。∂ o゜ /。○。 ∂(*゚ー゚)O◇。☆ / ◎| ̄ ̄∪ ̄∪ ̄ ̄ ̄| ◎ / ☆。|. お め で と う.|☆ ▼ 。○..io.。◇.☆____| 。. ∠▲―――――☆ ∂io☆ ゜◎∂ . この一ヶ月最高にwwktkさせてもらったぜ!!!1111 246 :ジッポ ◆QK6Z8Ajjpc[最後は笑え]:2007/04/18(水) 01 35 04.33 ID kvpL5660 ))Д´)もっと、もっとだ! いかん、目覚めてしまう 247 :VIPにかわりましてパー速からお送りしますPart7742007/04/18(水) 01 35 10.53 ID ix64u.DO 携帯だから気持だけでも受け取ってくれ! パーン(AAry 248 :VIPにかわりましてパー速からお送りしますPart7742007/04/18(水) 01 35 15.37 ID ViQULoU0 230 お別れかよ! せめてDT卒業まではいてくれよ!! _, ,_ パーン ( ‘д‘) ⊂彡☆))Д´) 249 :VIPにかわりましてパー速からお送りしますPart7742007/04/18(水) 01 35 19.00 ID bds3rwc0 _, ,_ ( ;д;)ウワーン ⊂彡☆))Д´) ジッポ 250 :VIPにかわりましてパー速からお送りしますPart7742007/04/18(水) 01 35 21.27 ID /XacmGQo _, ,_ パーン ( ‘д‘)じゃあなwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww ⊂彡☆))Д´) 253 :VIPにかわりましてパー速からお送りしますPart7742007/04/18(水) 01 35 34.92 ID c62QkI60 230このスレ埋まるくらいまでは居ろよ。 _, ,_ パーン ( ‘д‘)Macとお幸せに! ⊂彡☆))Д´) ジッポ 254 :VIPにかわりましてパー速からお送りしますPart7742007/04/18(水) 01 35 43.23 ID 8faPkh.0 _, ,_ パーン ( ;д;) ⊂彡☆))Д´) なんかブックマークしてるパート1からのスレが消せねぇww 255 :VIPにかわりましてパー速からお送りしますPart774[sage]:2007/04/18(水) 01 35 44.31 ID bHPvbtAo 246 ブェーハハハハハハハ! (´;ω;`) 257 :VIPにかわりましてパー速からお送りしますPart7742007/04/18(水) 01 36 20.40 ID ZFoVrPk0 パパパパパーン ☆))Д´) _, ,_ ∩☆))Д´) ( ‘д‘)彡☆))Д´) ⊂彡☆))Д´) ☆))Д´) http //dokoaa.com/paan.html こっから拾って、多種多様にパーンをするんだ! 259 :VIPにかわりましてパー速からお送りしますPart7742007/04/18(水) 01 37 08.79 ID ViQULoU0 パンパンパーン ∧_∧ ∩ ( ・∀・)彡☆))Д´) ⊂彡☆))Д´) ☆))Д´) 260 :VIPにかわりましてパー速からお送りしますPart7742007/04/18(水) 01 37 18.58 ID pEYxcn.o クルクル _ /lミ ガン _, ,_ l /| ̄ l ガン ガン ( ゜д゜) | |. | | ガン ガン ⊂彡☆|_| .|__|))∀・)b ガン . |/彡 ガン ガン 261 :VIPにかわりましてパー速からお送りしますPart774[sage]:2007/04/18(水) 01 37 23.63 ID 11t78v.0 パーン _, ,_ パーン パーン_, ,_ ( ・д・) _, ,_パーン ( ・д・) U☆ミ (・д・ ) ⊂彡☆))Д´ 1 ☆ミ⊃ パーン , ,∩彡☆ ☆ミ∩, , ( ) パーン ( ) パーン パーン 262 :VIPにかわりましてパー速からお送りしますPart7742007/04/18(水) 01 37 24.50 ID /hsIyJ20 ニヤニヤしてんじゃねーよ _, ,_ パーン ( ;д;) ⊂彡☆))Д^)9m 幸せにね 263 :VIPにかわりましてパー速からお送りしますPart774[sage]:2007/04/18(水) 01 37 29.21 ID bHPvbtAo / _, ,_ ヽ / ヽ ○ \ l / C C ヽ / l  ̄ ̄ _/ | | ̄| | l / l / \  ̄ ̄ ̄ ノ ( ̄ ̄ ̄ 彡 _/ヽ_ ヽヽ / ヽ ――― 彡 \ / | | | ̄| | //\| ノノ / l ./  ̄ ̄ ̄ ノ 264 :VIPにかわりましてパー速からお送りしますPart7742007/04/18(水) 01 37 35.63 ID KnIPbJEo おめでとうジッポ _, ,_ パーン ( ‘д‘) ⊂彡☆))Д´) 。 oο○.。 来月花嫁になる俺から 。◆◎。o. O☆ο Macへブーケやるぉ! ./。 ゜◎ Oσ★。∂ o゜ .  ̄ ̄ ̄V ̄ ̄ ./ 。○。∂γ ☆O◇。σ . ∧∧ / ◎ .♭★ ο。 iσ ★ ◎ (,,゚Д゚)´ ☆。σ 。 o α θi ρ☆ |,つ´ 。●..io.。◇. ★ 。. . ___ ☆―――――――σ ∂io☆ ゜ . \ し`J ̄ ̄ ̄\ ||\ \ ||\|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄ || || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| .|| || 本当にオメデトウ!!シアワセニナレヨー 266 :ジッポ ◆QK6Z8Ajjpc2007/04/18(水) 01 38 02.54 ID kvpL5660 _, ,_ ∩)) (*`皿´)彡 パンパンパンパン [(⊂彡☆∩)] _, ,_ _, ,_ [(⊂[(⌒⌒ [(Д´≡`Д)] うああぁぁぁ ――――― !!! `ヽ_つ ⊂ノ そこはやめれ、新しい世界に目覚めちまう! 267 :VIPにかわりましてパー速からお送りしますPart7742007/04/18(水) 01 38 04.16 ID UQhBZxIo _, ,_ パーン ( ‘д‘)爪は短くな!Mac傷つけないように! ⊂彡☆))Д´) 268 :VIPにかわりましてパー速からお送りしますPart774[sage]:2007/04/18(水) 01 38 15.16 ID bHPvbtAo ジッポの愛が溢れるスレにヘーベルハウスが!! /| |/__ ヽ| l l│<ハーイ ┷┷┷ _, ,_ パーン ( ゜д゜) ⊂彡☆====== /| __ |/ ヽ| l l│ ┷┷┷ 271 :VIPにかわりましてパー速からお送りしますPart7742007/04/18(水) 01 39 33.19 ID ZFoVrPk0 266 ∩)) ∩)) パ _, ,_ ∩)) ∩)) ☆ パ (#゚A゚)彡((⊂彡☆(⊂彡 パ ((⊂彡☆((⊂彡⊂彡☆パ ((⊂彡☆∩☆_, ,_ ☆ パ ☆⊂(⌒⌒(;`Д´) パ `ヽ_つ ⊂ノ パーン!!! 272 :VIPにかわりましてパー速からお送りしますPart7742007/04/18(水) 01 39 40.56 ID hDPpqRs0 パンパンパーン ∧_∧ ∩ ( ・∀・)彡☆))Д´) ⊂彡☆))Д´) ☆))Д´) 絶対にMacを幸せにしてくれよ。 273 :VIPにかわりましてパー速からお送りしますPart774[sage]:2007/04/18(水) 01 39 42.06 ID AdLTbes0 童貞のまま、名無しにもどれるとでも思ってるのか!! _, ,_ パーン ( ‘д‘) ⊂彡☆))Д´) 275 :VIPにかわりましてパー速からお送りしますPart774[I]:2007/04/18(水) 01 40 09.90 ID mCTBhhUo ある意味おまいも卒業 _, ,_ パーン! ( ‘д‘) おめでとさん ⊂彡☆))Д´) 264 276 :ジッポ ◆QK6Z8Ajjpc2007/04/18(水) 01 40 43.56 ID kvpL5660 じゃあなおまいら、俺に会いたくなったらコンビニ行けば代えが売ってるぜ> 277 :VIPにかわりましてパー速からお送りしますPart7742007/04/18(水) 01 40 49.72 ID gfmIIn.0 登場人物の絵をへたれながら描かせてもらって最高に楽しかった… 泣き笑いしながらこの一ヵ月半スレを追いかけてきた 勇気と感動をありがとうジッポ、幸せにな。 _, ,_ パーン ( ‘д‘) ⊂彡☆))Д´) ちなみにブログのアクセス伸びててワロタwwwwwwwwww 278 :VIPにかわりましてパー速からお送りしますPart7742007/04/18(水) 01 40 52.67 ID GvmkX3Yo よし、やっとだな、長かった。 じゃあ細身を俺に紹介してくれ。 283 :VIPにかわりましてパー速からお送りしますPart7742007/04/18(水) 01 41 42.05 ID ViQULoU0 一億と二千年後も愛してる!!! パンパンパーン ∧_∧ ∩ ( ・∀・)彡☆ ⊂彡☆))Д´) ☆ 284 :VIPにかわりましてパー速からお送りしますPart7742007/04/18(水) 01 41 46.34 ID pEYxcn.o なんかお別れって感じしない・・・ 285 :VIPにかわりましてパー速からお送りしますPart774[sage]:2007/04/18(水) 01 42 11.19 ID JQWwwuQ0 最初からリアルタイムで追ったスレははじめてだったが、素晴らしい 結末で本当によかった。軍曹に志願したのもアクエリオンOPのURLを 張ったらあの歌評判よくてちょっと嬉しかったのもいい思い出だ。 おめでとうジッポ。お前なんかちんこもげちまえ! _, ,_ パーン ( ;д;) ⊂彡☆))Д´) 289 :VIPにかわりましてパー速からお送りしますPart7742007/04/18(水) 01 43 27.19 ID kOSUp6E0 267 エロ!! _, ,_ パーン ( ‘д‘) ⊂彡☆)))))))))))))))))))))))))))))))))))Д´) ジッポ 291 :VIPにかわりましてパー速からお送りしますPart7742007/04/18(水) 01 43 42.69 ID ViQULoU0 本当に偶然スレ見つけたんだぜ……。 今までにこんな伸びたスレに寄生したことなかったから、 すっげぇ今嬉しいぜぇぇぇ!! Mac幸せになれ! ジッポはちんこもげろ!!wwwwwwwwww それは一本の間違い電話からはじまった。 聞こえてきたのは女性の「やっほー」と言う声 ただの間違い電話が 天然娘「えんぴつ」によって産み出された奇跡 えんぴつ「・・・もしかして、間違えました・・・?」 ジッポ「ああ、別に暇だったので大丈夫です」 えんぴつ「あ、私も暇だったんです」 偶然にも知り合いになった二人にまたしてもネ申展開が・・・ あの後も実はメール続いてたんだけど 大学の事を聞いたんだ えんぴつ「○○大学って言うんですよー」 ジッポ「最寄駅は△△?」 えんぴつ「そうです、知ってました…?」 ジッポ「俺□□に住んでるよ」 えんぴつ「ええー!凄い近くじゃないですか!」 えんぴつ『明日お暇でしたら会ってみましょうか(笑)」 ( ゚Д゚)ポカーン そして出会った。えんぴつ・細身・Mac・短髪のヒロイン達・・・。 運命の歯車はゆっくりと音をたて、回りはじめた。 ■■■■■■■■■間違い電話と雑談 キャスト■■■■■■■■■ えんぴつ「…細身の事なんですけど」 えんぴつ「…あの子、彼氏とあんまり上手くいってないんです」 えんぴつ「男の人としてはどう思います…?」 マック「レタス」 マック「るーびっくきゅーぶ」 細身「胸がこんなに苦しいのはどうしてかな…」 細身「…何十回も何百回もしたくなる」 細身『しよ…』 ジッポ「……そうだよ」 マック「…!」 ジッポ「お前が好きだ」 短「デートに誘いにきました」 ジッポ「いるのかな…?」 マック「…?」 ジッポ「理由が無いと…人を好きになっちゃいけないのか?」 細身「うん、ごちそうさまww」 ジッポ「ちょ、おまっ…!え!?」 細身「マック、私はもう貰ったから残りはあげる」 短髪「私もジッポさんに興味がわきました」 一つの物語がここに幕を終える・・・。 お幸せに!ジッポ。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ~~第一部 完~~ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 294 :VIPにかわりましてパー速からお送りしますPart7742007/04/18(水) 01 45 58.60 ID kvpL5660 細身は俺の嫁 【第70話←←←】 / 【→→→第72話】
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――盛り上がった宴も終わり、食堂でソラはメイド達に混じってあと片付けをしていた。 本来は別にソラが手伝う必要も無いのだが、なんとなくそうしていないと気持ちが落ち着かない。 そんな矢先の事。 「ソラさん、少しよろしいかしら?」 「何でしょう?ラクス様」 不意にソラはラクスに呼び止められた。 何だろうと少し戸惑っている彼女に、ラクスはいつもの笑顔でニコニコと微笑んでいる。 「私とお茶でもいたしませんか?雨が止んで、今夜はとても綺麗な月が見えますのよ」 折角の誘いを無碍にするわけにもいかないと思ったソラは「はい、喜んで」と短く返事をし、片付けもそこそこにラクスの後について行く。 たどり着いた先は見晴らしのいいベランダで、そこからは広い夜空がとてもよく見渡せた。 遠くに見える街の明かりはオロファト市のものだろう。 月が眩しくて今夜は明るかった。 少し冷たさの残る夜風が頬を撫でる。 今のソラにはそれが不思議な安心感を与えてくれた。 胸の奥底に眠るモヤモヤを治めてくれる様な、そんな感じ。 「わあ……。本当に綺麗なお月様ですね、ラクス様」 「ええ。私もそう思いますわ」 残った雲の合間から見える月が、透き通った光で二人を照らす。 今ここにはソラとラクスの二人きり。 普段いるメイド達も一人もいない。 「このまま立ち話もなんですわね。座ってゆっくりお月様を愛でましょうか」 「あ、はい」 ベランダに据え付けられた小さなテーブルの上には、丸いティーポットとそして二人分の可愛らしいティーカップが用意されている。 その横には可愛らしい花形の小鉢に盛り付けられた紅玉色のジャムが添えられていた。 ソラはラクスに薦められるままに向かいの椅子に座る。 すると手馴れた手つきでラクスは、茶葉を入れたティーポットに沸騰したお湯を注ぎ、ティーコゼーをかぶせた。 「ちょっと待って下さいね」 美味しいお茶を飲むには少々時間がかかる、というのはラクスからの受け売り。 茶葉を蒸らすために待つ事2~3分。 しばらく経ってラクスはポットのそこを押さえて、くるっと横に円を描くように回した。 紅茶の濃さが均等にするためだ。 そして茶こしを使って茶葉をこしながら紅茶を注ぐと、小さなカップはたちまち琥珀色で満たされる。 「さあ、どうぞ。少し熱いですから気をつけてくださいね」 湯気の向こうには歌姫がにこやかに笑っている。 月明かりに照らされてそれはどこか夢のよう。 「はい。いただきます」 カップを口元に運ぶと、花の様な香りが心地よく鼻をくすぐる。 ふうふうと少し湯冷ましをして、少しだけ飲んだ。 「あったかい……」 ほのかな温かさが体に染み渡る。 一方、カップを手にラクスも紅茶の香り楽しんでいる様だ。 彼女は紅茶を少し飲んだ後、小皿のジャムを口に運ぶ。 「ジャムがお茶請けなんですか?ラクス様」 「ええ、ロシアンティーですわ」 「ロシアンティー……」 「添えたジャムを舐めながらお茶をいただくそうですのよ。お茶の中にジャムを入れる方もいるようですわね」 ソラもジャムをスプーンに掬って舐めてみる。 柑橘系の甘さが口の中に広がる。 すると少し体がポカポカしてきた。 美味しいが、味わい慣れない不思議な違和感もある。 「……あのラクス様。もしかしてジャムに何か入ってませんか?」 「あらあら、お口に合わなかったかしら?ラズベリージャムにちょっとウォッカを入れてみましたの」 「ウ、ウォッカ?それって、とっても強いお酒ですよね」 「ええ。ロシアンティーではそうしますの。ロシアの冬はとても寒いでしょう?それであちらの人達はそうやって体を温めていたそうですわ」 赤道近いオーブとはいえ夜の外は寒い。 吹きさらしのベランダにいれば体が冷え切ってもおかしくないのだが、ロシアンティーのおかげなのか不思議とそうは感じない。 「確かに今もこうしてずっと外にいるのに、あまり寒くありませんね」 「でしょう?きっとソラさんが以前いたガルナハンでもそうしていたんですわ。あそこもロシアですしね」 「ガルナハン……」 「ええ」 ――ガルナハン。 その言葉に導かれ、たちまち懐かしい思い出が脳裏を駆け巡る。 余所者で厄介者だった自分にとても親切だったリヴァイブでの思い出。 寡黙だが優しかったシン。 陽気で人思いなコニール。 暖かく見守ってくれたセンセイ。 おっちょこちょいだけど、いつも陽気なシゲト。 どこか変で奇妙だったけど、何でも答えてくれたリーダー。 いろいろ料理をしたり、パーティーをしたり、みんないい人だった。 その一方で繰り広げられる残酷な現実も目の当たりにした。 常に漂うオイルと硝煙の香り。 絶え間ない戦いの日々。 嘘に塗り固められた報道。 極寒の世界で、食べ物とも思えないものを口にしながら飢えをしのぐ貧しい人々。 ……そしてターニャの事。 密かに胸の奥にしまっていたものが、みるみる内にこみ上げて来た。 ソラのほほを一筋の涙が伝う。 涙はかれることなく流れ続け、いつしか口からは嗚咽が漏れ始める。 「ソラさん?」 気遣うラクスにソラは小さくぽつりと呟いた。 「友達が、死んだんです」 風が二人の間を流れていく。 沈黙と共に。 少し戸惑いながらも、ラクスはゆっくりと話しかけた。 「……お友達が……亡くなられたのですの?」 「はい……。ガルナハンで友達が出来たんです。ターニャっていう名前の子なんです」 「ターニャさん……」 それ以上、ラクスは何も言わない。 静かにソラの話を聞いている。 ソラの口から自然と言葉が溢れてきた。 「ターニャって、最初は嫌な子だと思ってたんです。私に『オーブのお姫様』とか嫌味ばかり言って来て。でも……私、何も知らなかったんです。あそこは食べるものもほとんど無くて……貧しくて、苦しくて……。ターニャは私に怒ってたんじゃなかったんです。オーブに怒ってたんです」 「オーブに?」 「はい、ターニャは言ってました。オーブが何もかも奪っていくって。だから自分は戦うって」 「……」 「それが分かってから、いろいろ言い合いもしたけど、私達友達になりました。国は国、私達は私達って。市場で二人でドネルケバブ食べたり、いろいろ話し合ったり……楽しかったな」 ソラは夜空を見上げる。 遠い記憶に想いをはせる様に。 「でも、ターニャは死んだんです。帰りに私達の乗っていたトラックが軍のヘリに銃撃されて、その時に……」 不意に涙がこぼれる。 「……ターニャが大怪我をして苦しんでるのに私、ただ黙って見てるしかできなかったんです……」 「……」 ラクスは黙っている。 ただただ静かにじっとソラを見つめている。 「なのにそんな私を誰も責めませんでした。ターニャのお爺さんも、大尉さんも、シンさんも。私にだって責任があるはずなのに。何も出来なかった私にだって……」 シンという名前を聞いてラクスはふとそれが記憶の片隅にあったのを思い出す。 そう、以前キラに聞いた事があったのだ。 前大戦ではアスランの部下で、アスランは今でもそのシンという人物の事を気にかけているらしい、と。 そしてキラもそのシンが何を考え、何を思っているのか知りたい、と。 「シンさん?その方は……?」 ラクスの問いにソラは小さく答える。 「はい、私を誘拐した人です。カガリ様が撃たれたあの日、あの人がオーブから逃げるのに私巻き込まれちゃったんです。その時は凄く怖かったんです。これからどうなるんだろう。家に帰れなくなっちゃうのかな。ひょっとして殺されちゃうかもって、いろいろ考えたりして。レジスタンスの人達から見れば私も憎いオーブ人ですから。……でも」 「でも?」 「リヴァイブの人達も優しかったんです。巻き込んで悪かったね、って謝ってくれて。そこでも私、たくさん優しくしてもらいました。シンさんだけじゃありません。コニールさん、リーダー、センセイ、シゲト君……。本当にいろんな人達にいっぱいいっぱい優しくしてもらいました。ううん、リヴァイブの人達だけじゃありません。今だってジェスさんやアスランさん、メイリンさん、ガガリ様にキラ様、そしてラクス様にまで……」 うつむいたまま紡がれるその言葉には、いつの間にか涙がにじんでいた。 「世界中のあちこちで皆が戦って倒れて、傷ついたり死んだりしているのを私、向こうで知りました。でもそういうのを見ておきながら私、いろんな人達に甘えさせてもらってるだけで、誰にも何もしてあげられないんです。戦争で親を亡くしたあの孤児の子達にも、ターニャの時と同じ様にただ見てるだけで……」 最後にソラはうつむいてポツリとこぼした。 「ずるいですね、こんなの」 レジスタンスと統一連合。 両者は互いに恨み憎しみ合い、そして相手に怒りや悲しみの声をぶつける。 親を、子を、友を、恋人を、そして自分を互いに傷つけあい殺しあう。 果ての無い憎悪の連鎖の中、ソラは奇しくも両陣営に身を置いた。 ターニャの命を奪ったのが統一連合の銃弾なら、あの図書室にいた幼子の両親の命を奪ったのはレジスタンスの銃弾なのかもしれない。 そういう両者の過酷な現実を目の当たりにしておきながら、ソラは自分が一人責め苦の渦中から逃れ、ラクスの慈悲の元で安穏としていた事に気づいてしまった。 向こうではシン達の優しさに保護され、今ここではラクスの優しさに寄り添っているのだ。 忘れてはならない現実に背を向けて。 卑怯だ、と思った。 これではただのいいとこ取りだ。 今の自分をターニャが見たら何というだろうか。 絶え間ない自己嫌悪でソラの胸中はいっぱいになる。 「……」 ソラはそれ以上何も言わない。 言えなかった。 穏やかな夜風が二人の髪を撫でる。 カップの琥珀色が風に揺らされて小さな水面を揺らしていた。 するとそれまで黙っていた歌姫が、一言ささやく。 「大丈夫ですわ、ソラさん……。貴方は……貴方はそのままでいいのです」 と。 その言葉にソラははっと顔を上げる。 戸惑いを驚きを見せて。 ラクスはそんなソラを静かに見つめている。 まるで我が子を愛おしむ母のような、あの微笑みを浮かべていた。 「で、でも……。だって……私……私……!」 ――卑怯じゃないですか。 ――ずるいじゃないですか。 ――偶然レジスタンスにさらわれたというだけで、こんなにも大勢の人達に優しくしてもらっているんですよ。 ――何も出来ない、何もしてあげられない無力な私なのに。 そう言おう。 そう言おうとソラは思った。 でも何故か言葉が出てこない。 喉の奥までこみ上げてきてるのに、何かに引っかかったように出てこない。 代わりに涙がとめどなくあふれてきた。 ポロポロと、ポロポロと。 するとラクスはすっと立ち上がり、ソラのもとに歩み寄った。 「……ラ、ラクス様?」 「お静かに」 そしてラクスはそっとソラを抱きしめる。 ソラもそれに逆らわず、その身を預ける。 トクン……。 トクン……。 ソラの耳にラクスの心臓の鼓動が聞える。 いつしか涙は止まり暖かなラクスのぬくもりに包まれたソラがいた。 伝わる肌の暖かみは遠い過去に忘れてきた、まるで母親の胸に抱かれている幼子の頃のような感覚だった。 次第に高ぶった気持ちが静まっていくのがわかる。 「落ち着きました?」 「はい、ラクス様。取り乱しちゃってすいません」 「そう、よかったですわ。ソラさん、貴方はとても優しい子ですのね……」 「ラクス様……なんで……なんで世界はこんなに血みどろなのに、私はこんなところにいて、こんなにいろんな人達から優しくされていいんですか?」 自分の思いをそのまま言葉にするソラに、ラクスはニコリと微笑んで答えた。 「それが出会いというものですわ、ソラさん」 「出会い……」 「そうです。どんなに辛い世界でも優しい出会いがありますわ。逆にどんなに優しい世界でも辛い出会いもあるのです。でもそれをただの過去や思い出にしてしまうのか、それともこれからの貴方の道標にするのかは、それは全て貴方次第なのですよ」 「私次第……。道標……」 「知らない出来事、新しい出会い。そんな時に自分の思った通りの事が出来る人なんて滅多にいませんわ。ただ仕方なく流されるままになってしまうのがほとんどでしょうね」 コクリとソラは頷く。 確かに今の自分はその通りだった。 「でもそうした経験に無駄にせず、自分はどうしたらいいのか、どうしたら良かったのかを常に考え続けていれば、いつか何も出来ないと思ってた自分にもきっと何かが出来る時が来ますわ。そうしたら何をするのかをまず決めて、それをやり遂げるのです」 「まず決める、そしてやり遂げる……」 「そう、何が出来かどうかでは無く、何かをする事が大事なのですよ。だから今を悔やんだり、過去を嘆いていても駄目なのです。これからの事を、明日の未来を見ていかなければいけませんわ」 夜雲が次第に晴れていく。 天頂から月の光が二人を照らす。 ラクスの言葉にソラは衝撃を受けていた。 ――シンやリヴァイブのメンバー達との出会い。 ――ターニャとの出会い。 ――アスランやメイリン、カガリにキラとの出会い。 ――そしてラクス。 彼らと出会ってから辛い事、楽しい事、悲しい事、様々な事を経験した。 しかし圧倒的な現実の前にただソラは無力なままで、こうして時折思い出しては一喜一憂するのが精一杯だった。 でもそんな彼女にラクスは道標を与えたのだ。 これから自分がどうすればいいのかを。 今まで心にうっすらとかかっていた霞が晴れていく。 歌姫がもう一度、ソラに言う。 「ソラさん、貴方はそのままでいいのですよ。今の貴方のままで未来を見つめていて下さい……」 不意にあの人の言葉が、ソラの頭の中に響き渡った気がした。 (ソラ―――あんたはそのままで居てくれ。そのままで―――) 涙はもう乾いていた。
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最初に思った。ここは何処だ? 次に思った。一体何の冗談だ? 詳細は不明だが、途轍もない事態に遭遇してしまったようだ。 現実と全く変わらぬ仮想訓練を毎日行い、殺すのも殺されるのも慣れたもの。 何千万発使ったか分からぬほどあらゆる弾薬を消費してきたが、実際の現実で使った量は極僅かに過ぎない。 今日は一年に一度、毎年恒例の実弾訓練の日だった。 仮想空間で相手と直接戦闘した方が訓練として現実的ではないかと思いながら愛用の25mm機関砲を的に向けた直後、周囲の風景が無骨な訓練室から平原へと変化した。 簡易仮想訓練プログラムが起動したのかと思ったが、コンピュータは否定。理由は不明だが本当に平原のど真ん中に突っ立っているらしい。 機体越しとはいえ生まれて初めて踏み締める大地の感触に感慨が込み上げるが、浸っていられる状況ではない。 このような事態に至っては訓練どころではなく、情報の収集及び解析を全力で行う。 莫大な情報を一瞬で処理したコンピュータは人間の脳に負担がかからないよう極限まで簡略化した情報を思考制御装置を通して流し込む。 ここは何処だ? さっきまでリアルタイムで更新されていた地球の全地形情報と自分の周囲の地形を照合した結果、該当無し。 一体何の冗談だ? それが本当ならばここは地球上ではない事になる。 認めたくはないが通信に全く反応が無い理由として矛盾しない。 何の脈絡も無くいきなり何処とも知れぬ平原に放り出されるとは、唐突にも程がある。 まぁ、誰もいない事に比べれば百倍マシであろう。 理解不能な状況に遭遇したと同時にコンピュータが自動で作動させた最大設定の索敵は、正面からこちらへ真っ直ぐ向かってくる者達を完全に捉えていた。 正確には向かう先に突然自分が現れたのだろう。 ファンタジーに出てくるような異形の化け物共が丁度百匹、若い女性を追っていた。 若い女性といっても只の女ではない。 腰まで届く波状の赤い長髪、妖艶な肢体でありながら清純さを感じさせる容貌。少女と大人の女の美と魅力を兼ね備えた、男だけでなく女でも見惚れるであろう絶世の美女。 そこまではいい。 問題は、彼女の側頭と背中に悪魔のような黒く禍々しい翼が、尻からも悪魔のような尻尾が生えているという事だ。 一目見るだけならコスプレかと思うかもしれないが、この機体のコンピュータの情報解析力はそれが飾りではなく本物の翼と尻尾であると看破した。 機械人間でないのは確かである。改造人間か、人工人間か、ただ遺伝子を弄っただけの強化人間か。そこまでは分からないが、どれにせよこのままでは彼女は確実に化け物に追いつかれるだろう。 全く強化されていない第一世代人間に比べれば高い身体能力を持っているようだが、凄まじく疲労しており限界を超えている。 コンピュータの解析は現在の速度を保てるのは最長でも十秒と判断。 その解析情報を得てから一秒、女性は石に躓き転倒し勢い激しく地面に体を叩きつけてしまう。 必死に立ち上がろうとするが、既に体力は限界を突破しておりまともに体を動かす事すら困難なようだ。 可憐な顔は土と擦り傷からの出血で赤黒く染まり、瞳からは涙が止まる事なく溢れ出ている。 目を血走らせながら追ってくる化け物共が彼女をどうするつもりなのか、子供でも理解出来よう。 愉快とはいえない光景になるのは想像に難くない。 立ち上がれないと悟った女性は這って逃れようとするが、迫る死を僅かに伸ばすだけに過ぎない。 彼女の先にあるのは終わりだけだ。 自分が何もしないのであれば。 索敵と同時に起動した遮蔽は自機の姿を完全に消している。目では見えず、音は聞こえず、匂いもしない。レーダー、熱などその他あらゆる様々な索敵探知手段からも逃れられる。 二世代も旧式の機体なので遮蔽の性能は低く、高度な索敵能力や情報解析力を持った相手には容易く発見されてしまうが、化け物相手には十分だった。 鋭い五感をしているようだが所詮生物、こちらに全く気付いていない。 故に、女性を見殺しにしてこの場をやり過ごせる。 何処かと連絡が取れるのならそうしていたかもしれない。 襲っている相手が人間、それも明らかに軍人であれば家族親友でも見捨てただろう。 だが現在何処へも情報の送受信は出来ず、相手は人外。 女性から今の状況における有益な情報が得られる可能性を考え、心を決める。 一切束縛されないのはとても楽だ。何があっても何をしても、責任という重荷を背負うのは自分だけでいい。 自らの感情と矜持を、異常事態における緊急的対処という衣で包む。 化け物の注意をこちらに引きつける為に全遮蔽を解除し、極めて微小な機体の動作音を極限まで増幅する。 着用している軽装甲強化服、その外側の全高3m重量500kgの重装甲強化服……これを着用した兵士は重歩兵と呼ばれる……を走らせながら、武装を確認する。 基本 全高3m 重量500kg 全高3.15m 重量1000kg以上 右腰 連装100mm対戦車ミサイル発射筒×1 右肩 7連装100mm多目的ミサイル発射機×1 脚部3連装50mm弾発射機×2 25mm重機関砲×1 12.5mm重拳銃×1 左腰 6連装6.25mm機関銃×1 150cm振動熱斬刀×1 60cm振動熱斬刀×2 頭部着脱式長針弾発射機×2 短針弾発射機×2 左肩、7連装100mm多目的ミサイル発射機の上 腕部伸縮可変鋼線射出機×2 備考 機動靴装備(全高+15cm) 展開式軽装甲盾「折り畳み傘」×2 軽装甲強化服武装 12.5mm軽拳銃(アーマーマグナム)×1 30cm振動熱斬刀×1 右肩7連装100mm多目的ミサイル発射機の100mm自在弾又は脚部3連装50mm弾発射機の極熱拡散弾一発で化け物を殲滅出来るが、今後の事を考え弾薬の消費は最低限に抑えなければならない。 最悪の場合、二度と戻れないかもしれないのだから。 情報解析では素手でも殲滅可能と判断されたが、念の為に一発のみ使う。 女性と化け物が姿を現したこちらに気付き視線を向ける。 それに合わせるように、右腕に構えた全長2.5mの25mm機関砲の砲口を化け物の一つに向け単発射撃。 電力によって加速され、音速の約十倍の速度で発射された直径25mm長さ25cmの振動熱誘導徹甲榴弾を食らった化け物は爆裂四散し細胞の一つ一つまで完全に破壊され、焼け焦げた黒い塵となり霧散した。 消音装置で完全に消せたのをわざと増幅した発砲音が重々しく轟く。 時が止まったように全ての動きが一瞬停止した。 この機を逃すつもりはない。 足底に装着した機動靴の自在車輪が唸りを上げる。 最大出力のローラーダッシュ。 時速100km以上で全力疾走しながら25mm機関砲を左手に持ち替え背中の鞘から150cm振動熱斬刀を抜刀する。 女性の側まで辿り着き、彼女を背後に化け物共と対峙する。 熊と狼と人を足したような化け物が三匹、奇声を発しながら正面左右から同時に飛び掛る。 生身の人間なら成す術も無く牙と爪に切り裂かれ骸を晒すだろうが、重歩兵に対しては無謀だった。 迎撃に最適な位置へ移動し、左脇に構えた刀を右へ薙ぎ払い三匹同時に斬断する。 三匹は斬られる際に振動熱斬刀の刃から波紋のように伝わる振動波に全身を分解されながら、破壊されつつ離れていく細胞へ逃げも離れもしない特殊熱を極大熱量で送り込まれた。 結果、蒸発。 三匹は最初から存在しなかったように消滅した。 150cm振動熱斬刀は対戦車用の重歩兵究極の武装である。当然だった。 右への薙ぎ払い後、一切の無駄無き動作で、刀を持ったままの右手で薬指と小指を使い右大腿部に取り付けられた鞘から60cm振動熱斬刀を抜き25mm機関砲の先端に着刀する。 刀と薙刀のような銃剣の二刀流で残り九十六の敵を迎え撃ち、襲い掛かってくる化け物の大群を次から次へと斬り裂いていく。 思考制御とコンピュータの補助で操縦する重装甲強化服は自分の体以上に動かせる。 コンピュータ補助によって全く訓練をした事の無い素人でも神業の域の動作を容易くさせられるのだ。 と言っても「使える」と「使いこなす」では天地の差がある。 五歳の頃から今日まで十三年間現実と全く変わらぬ仮想訓練を行ってきた。 肩を落とした鉄の背中が何処までも続く。 鉄の軋みと男の呻き。 飽きる程繰り返した強敵(とも)との熾烈なる戦い。 殺し殺され屍の山を築き血の河を越えて、凄惨なる地獄に心は乾き、炎の匂いが染みついて、むせる。 訓練によって鍛えに鍛え、神業の神業と言うべき境地にまで達した自分にとって、現代の戦いの基本である高速高機動戦に全く及ばない化け物の動きは遅すぎて話にならなかった。 戦場に存在する全ての敵の動きがmm単位で知覚出来、どの様にどう動くのか正確無比に未来予測が可能。 故に、触れる事すら出来ず殆どの化け物は振動熱斬刀の刃で塵と化した。 最後となった化け物が背中を向け逃げ出すが、見逃す慈悲も情けも容赦も無い。 150cm振動熱斬刀を鞘に納刀して腕部に装着されている発射機から伸縮可変鋼線を射出、左大腿部の鞘に納められた60cm振動熱斬刀の柄に絡めて抜き放ち、最大出力で腕を振るう。 大きく弧を描く最も外側、60cm振動熱斬刀の刃に斬り裂かれ化け物は消滅、生まれて初めての実戦は完勝で幕を閉じた。 凄まじい速度で腕部に収納されていく伸縮可変鋼線を途中で60cm振動熱斬刀の柄から離す。 数百キロで飛んできた60cm振動熱斬刀の切っ先を人差し指と中指で掴み、クルクルと回転させて鞘に戻す。 25mm機関砲を右手に持ち直して着刀された60cm振動熱斬刀を外して鞘に戻し、背後に向き直る。 足を外に向けた、いわゆる女の子座りの姿勢で女性はこちらを見ていた。 不審や警戒に思われるのを避けて、完全に消去出来る機体の動作音と足音をある程度残しながら女性のすぐ正面まで歩き、止まる。 彼女の目にはどう映っているのだろうか。 右肩のみ紺色の真っ青な機体。 横書き三行の白字で海上都市 姫路 守備隊と書かれた盾を左腕に装着している、この三式重装甲強化服ブルーショルダーカスタムを。 情無用、命無用の鉄機兵がただ一人で化け物を殲滅した様を見て恐怖を感じているのだろうか。 どう話しかけたものかと思案していると、女性が口を開いた。 「貴方は……」 問うのではなく独り言に近い言葉だった。だが、まず自分から名乗るべきであろう。己が何者であるかを。外部音声越しに淡々と、静かに告げる。 「海上都市姫路守備隊重歩兵小隊隊長、清水静(しみず せい)」 それが彼女へ語る最初の言葉だった。 予告 次元を越え世界を越えて、今、男と女は出会った。 物語の幕が開き、運命の歯車が廻り始める。 盛大に奏でられる無音のプレリュード。 音を立てて動き出した舞台の壇上で、男は自らが主役である事をまだ、知らない。 次回「二人」 来週も静と異世界に付き合って貰う。 ↓ 感想をどうぞ(クリックすると開きます) +... 名前
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概要 公式告知( Pepper×パズドラ ) パズドラレーダーから受け取れる、ソフトバンクショップ限定配信のダンジョン。対象店舗については、 こちら から検索できる。レーダー上では、まさにソフトバンクショップそのもののアイコンが出現する。 ソフトバンクのロボット「Pepper」が各+33ずつでドロップする。 1週間ごと1日ごとに内容が変更され、それぞれのダンジョンは1回ずつしか入手できない。1つダンジョンを入手すると、他の店舗のトレジャーは消えてしまう。【2016.08.31追記】ただし、配信期間が別なら同じ名前でも別ダンジョン扱いとなりもう1度入手できる。( 公式告知 ) 1度きりダンジョンのため、協力プレイ不可。 クリアしても魔法石はもらえない。(パズドラレーダーから受け取るダンジョンの仕様) ゲーム内メールの開始ボタンを押してから24時間以内に潜入しなければならない。 【2016.08.22追記】おそらく「Pepperとの出会い2」より、数十店舗に1店舗ほどの割合で、レーダーに出現する店舗のアイコンがキラキラしており(特定の距離まで近づかないとわからないかもしれない)、そこで入手できるダンジョンはダンジョン名の後ろに「sp」がついている(例.「Pepperとの出会い2sp」)。そこではpepperに+297がついてドロップする。「Pepperとの出会い2」と「Pepperとの出会いsp2」の両方のメールが届いているスクリーンショットがあることから、両者は別にゲットできるようだ。【2016.08.30追記】2016.08.29(月)より配信ダンジョンが日替わりになったのに伴い、一部店舗での+297ダンジョンの配布はストップした模様。代わりにすべての店舗で+297がもらえる日がある(後述)。 【2016.08.25追記】「Pepper”火モード”」の究極進化決定に伴い、2016.08.29(月)より配信スケジュールが大きく変更となり、09.04(日)、09.11(日)の2日間はすべての店舗で+297つきでドロップするダンジョンが配布されるようになった。( 公式告知 ) 【配信スケジュール(変更後)】 ※配信時間は10 00~20 00。 期間 ダンジョン Pepperの+値 08/15(月)~08/21(日) Pepperとの出会い1(一度きりの闇モード) +99 08/22(月)~08/28(日) Pepperとの出会い2(一度きりの光モード) +99 08/29(月) Pepperとの出会い3(一度きりの水モード) +99 08/30(火) Pepperとの出会い4(一度きりの火モード) +99 08/31(水) Pepperとの出会い1(一度きりの闇モード) +99 09/01(木) Pepperとの出会い2(一度きりの光モード) +99 09/02(金) Pepperとの出会い3(一度きりの水モード) +99 09/03(土) Pepperとの出会い4(一度きりの火モード) +99 09/04(日) Pepperとの出会い1(一度きりの闇モード) +297 09/05(月) Pepperとの出会い2(一度きりの光モード) +99 09/06(火) Pepperとの出会い3(一度きりの水モード) +99 09/07(水) Pepperとの出会い4(一度きりの火モード) +99 09/08(木) Pepperとの出会い1(一度きりの闇モード) +99 09/09(金) Pepperとの出会い2(一度きりの光モード) +99 09/10(土) Pepperとの出会い3(一度きりの水モード) +99 09/11(日) Pepperとの出会い4(一度きりの火モード) +297 【このダンジョン特有の注意事項】 ダンジョンを入手するには、店舗に置かれているPepperにかなり近づき(1m~10mという情報が多い)、端末のBluetooth機能をオンにしなければならない。 パズドラレーダーには対応している端末のうち、以下の端末ではこのダンジョンの入手はできない。【iOS】iPhone 4 以前の端末・iPad 2 以前の端末 【Android】Android OS 4.2 以前の端末・BLE(Bluetooth Low Energy)非対応端末 10時から20時の間でも、店舗の営業時間外はダンジョンを入手できない。 【Pepperとの出会い/概要(実施期間除く)の編集】
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36話 少女の結論、虎との出会い 見月そはらは考えていた。この殺し合いに乗るかどうか。 既にゲーム開始から数時間経過している。この段階で未だに 乗るか乗らないか決めかねているのは恐らく自分だけだろう。 服が乾くまでの時間、思考の大半をそれに費やしていた。 そして出した結論は。 「…私は殺し合いには乗っていません」 「そうか、良かった…俺もだ」 健康センター一階飲食コーナーの畳上にて、そはらはつい先程遭遇した、 大柄な虎獣人のスーツ姿の男と会話をしていた。 結局、そはらは殺し合いに乗らない事にした。 やはり、自分が生きて帰るために他人を殺すなど出来なかった。 そんな事をして帰ったとしても自分のスケベだが優しい幼馴染は喜ばないだろうと。 「俺は高村紀嗣。君は?」 「見月そはらです」 「そうか……そはらちゃんで良いかな」 「あ、はい」 虎獣人――高村紀嗣と話しながら、そはらは紀嗣の虎の顔や、 毛皮の生えた手、縞模様のある黄色い尻尾などを見回した。 (本物…だよね? 着ぐるみでも何でも無いよね…?) そはらが生きる世界では、紀嗣のような、いわゆる「獣人」という存在は 架空の上でのものでしか無い。だが、今こうして現実に、その獣人と会話している。 最初見た時は流石に驚いたが、外見を除けば至って普通の男性である。 虎の牙の生えた口から人間の言葉、しかも日本語が出てくるのは、 やや違和感を感じた。 「ん? どうしたの?」 「あ、いや、何でも無いです」 「?」 一方の紀嗣の世界は人間や獣人は愚か、喋る動物や魔獣、霊や神までもが 存在するカオスな様相を呈しているためそはらの抱く疑問には気付かない。 そはらを自分と同じ世界の人間だと思っているのも一因である。 もっとも今の状況下ではそのような事は大して問題にならないのだが。 「そはらちゃん、何を支給された? 俺はナイフと、これ…だ」 「何ですか、それ…綺麗」 「アイスクリスタル、と説明書に書いてあった。投げると、当たった場所から 結構広い範囲で凍らせる事が出来るみたいだ。さっき二階でやったら凄かった」 「本当ですか」 「本当だとも。そうだな、試しにあそこのテーブルの辺りに」 紀嗣はアイスクリスタルを持ち、遠くにあったテーブルに向け投げ付けた。 ガキィィン!! 「きゃあっ!?」 そして、クリスタルが砕け散った場所から広範囲に氷漬けとなった。 それを見て驚き声を上げるそはら。 「凄いですね…」 「だが使い所がな…ってやばい、もう一個しか無い。 元々三個で、上で一個、今一個使っちゃったから」 「あらら…」 「…まあ、何とかなるか。そはらちゃんは?」 「私は…これです」 そう言ってそはらは自分の支給品であるリボルバー拳銃、 コルトアナコンダを紀嗣に見せた。 「銃か…良いね」 「これ…高村さんが持ってくれませんか? 多分私じゃ使いこなせないと思うし…」 「良いのかい? …じゃあ、ナイフと交換しようか」 そはらと紀嗣は互いの武装を交換した。 サバイバルナイフがそはらに、アナコンダが紀嗣の手に渡る。 「そはらちゃんはこの殺し合いに知り合いは? 俺は誰もいないけど」 「知り合いと言いますか、知っている人は一人だけいるんですけど、 余り親しくは無いと言いますか…」 「ふぅん…」 何か訳有りのようだったが、特に高村は追求する事はしなかった。 「……これからどうしましょう、高村さん」 「そうだな…放送の時間も近いし、しばらくここにいよう。 下手に出歩くと、返って危ないだろうから」 「…そう、ですね」 紀嗣は放送時間が迫っている事もあり、しばらくは健康センター内に 身を潜める事を提案し、そはらもそれを受け入れた。 【一日目/黎明/A-5健康センター一階飲食コーナー】 【見月そはら@そらのおとしもの】 [状態]健康 [装備]サバイバルナイフ [所持品]基本支給品一式 [思考・行動] 基本:殺し合いには乗らない。何とかして帰りたい。 1:高村紀嗣と行動。しばらく健康センターに留まる。 [備考] ※原作でアストレアが登場した後からの参戦です。 【高村紀嗣@オリキャラ】 [状態]健康 [装備]コルト アナコンダ(6/6) [所持品]基本支給品一式、.44マグナム弾(18)、アイスクリスタル(2) [思考・行動] 基本:殺し合いをする気は無い。何とかして早く帰りたい。 1:見月そはらと行動。しばらく健康センターに留まる。 [備考] ※健康センターのおおよその構造を把握しました。 復讐の女神 時系列順 どこにも無いでしょう、あなたの素晴らしさ 復讐の女神 投下順 どこにも無いでしょう、あなたの素晴らしさ ゆけむりのおとしもの 見月そはら 父よあなたは ゆけむりのおとしもの 高村紀嗣 父よあなたは
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出会い系サイトは、インターネットの黎明期より早々に登場したが、当時は「出会い系サイト」という名称は用いられず、元々存在する郵便などによる文通相手(電子メールによる「メル友」)の斡旋や結婚相談所などの延長線という位置づけであった。インターネット上での恋愛が大きく注目を集める原因となったのが、映画やテレビドラマなどのメディアでの「メールなどから始まる恋愛」であった。(映画『(ハル)』(1996年)、アメリカ映画『ユー・ガット・メール』(en You ve Got Mail)(1998年)やフジテレビドラマ『WITH LOVE』(1998年)など)これらのドラマや映画は一定の注目を集め、結果としてメールでの出会いから出会い専門のサイトへと成長していくきっかけとなった。出会い系は当初、パソコンからアクセスするタイプの無料の物がほとんどであった。簡単なチャットと私書箱(メールボックス)、掲示板のみがユーザに用意され、チャットなどで気に入った相手と仲を深める、といった流れで、主催者はサイト内に掲載のバナー広告料などで収入を得ていた。しかし、1999年から、iモードなど携帯電話によるインターネットアクセスサービスが開始されて、携帯電話よりwebサイトが閲覧できるようになると、その手軽さも手伝い、それまでの何倍ものユーザが出会い系サイトに流入するようになった。当初は真剣に出会いを求める男性も女性も非常に多くアクセスをしていた。 しかし、その反面、身元や素性を偽って登録することが可能であり、またそれが許容される環境にあるため、それを狙って近年では援助交際、詐欺、恐喝、暴行殺人など様々な犯罪の温床になっている。[1]また、最近では悪徳なサイト運営者があらゆる手口を使い、後述する迷惑メールやポイントサイトから懸賞目的を装って申し込ませたり、相性占いを装ったサイトに個人のプロフィールを入力して占うをクリックした時点で、本人の意思とは無関係に自動的に出会い系サイトに登録されるといった事態が多発している。 一般的な有料サイトは、メールを送信するなどのアクションごとに課金される従量課金制をとっており、まれに初期に入会料と、月々の利用料を支払えば利用が自由な定額制も存在する。無料と称するサイトは、収入は広告料で賄い、ユーザーは完全無料で楽しめるとしているが、その多くが有料サイトの窓口になっているので注意が必要である。 出会いサイトの利用料の支払方法には、クレジットカード、口座振替、電子マネー、コンビニ払い(Cチェック、コンビニダイレクト)などがある。 有料サイトの場合は、特定商取引に関する法律(特定商取引法)の指定役務に該当し、同法でいう通信販売となるため、連絡先窓口となる事業者の名称(さらに法人の場合には代表者か責任者の氏名)、住所及び電話番号等の記載が義務付けられている。 出会い系サイトが一つのビジネスモデルとして確立して来るにしたがい、勧誘方法あるいは料金の請求方法などに非常に悪質な手法を用いるサイトが急増し、犯罪の温床であるという問題とは別に、その方法そのものが社会問題化した。主な問題はサクラ[4]、迷惑メールおよび架空請求を含む悪質な料金請求である。 迷惑メール 携帯電話、あるいはパソコンのメールに、突然送りつけられてくる広告が迷惑メールである。初めのうちは、「ついに出来た、完全無料の出会い系サイト」のような、見るからに広告だとわかるメールが多かったが、そのうちにメールの内容が高度化し、「○○○だよ♪」などと人物の名前を騙って届く、「お疲れさまです」「緊急案件」などメールタイトルだけでは広告メールとはわからないメール、タイトルに「Re 」と付けることで返信と思わせるメール、「あなたのパソコンはウィルス感染しています。このサイトにアクセスしてウィルスを駆除してください」と不安を煽るようなものも登場し、より巧妙化してきている。 最近は、「懸賞サイト」から、あるいはそれを装って「当選した」などとのお知らせが入り、そこから当選賞品の内容確認をさせる形で出会い系サイトに誘導し、登録させ、その結果サクラからのメールや次項の悪質請求が頻発しているという例もある。 悪質な請求 無料サイトを騙り、無料なのは登録だけで実際にはメールの送受信などに料金がかかる、無料サイトと同時に有料サイトに登録、あるいは、携帯電話などに来たメールをクリックすると同時に、サイトに登録したことになり料金を請求されるなどの悪質な請求が後を絶たない。このようなサイトの場合、トップページ等には「完全無料!今すぐ登録!」のように表記して登録を煽り、非常に分かりにくい場所に利用規約を置いて「当サイトは登録のみが無料です、利用には別途料金がかかります」などと運営者側に有利な文面だけを表記した上で「利用料金が必要なことはしっかりと規約に明記してあります。読まなかったのはあなたの責任です」のように請求するケースが多い。 また、実際には利用していないサイトから利用料金を請求され、無視していると今度は手数料を上乗せした金額を請求される架空請求詐欺などが指摘されている。この場合、手数料のほかにも「通信費・人件費・調査費・サーバー管理費」など、根拠不明の追加料金が上乗せされることも多い。料金の名目は運営者によって様々だが、共通しているのはいずれも万単位の法外な請求額である。また、これらと同様に期限までに支払いがない場合は債権回収業者に債権譲渡する、裁判所に提訴する、詐欺罪で刑事告訴または刑事追訴する、自宅や勤務先に内容証明郵便の送付、身辺調査をする、住民票や戸籍謄本を取得する、給与や財産の差し押さえ、銀行取引停止、個人信用情報機関のブラックリストに登録するなどと偽って記載し、請求するケースが多い。 架空請求は電話による請求のケースが多く、最初のうちは温和かつ事務的に「出会い系サイトのご利用料金の件でお話が…」と切り出すが、金が取れそうにないと判断すると突如豹変し「お前が使ったんだから払え!払わないと殺すぞ!」などと暴力団まがいの言動で恐喝するパターンが多い。このような請求は、相手にする必要は無い。また、この段階で相手がわかっている情報は電話番号だけであるため、多くの場合は何らかの理由を付けて氏名や現住所、職業などの個人情報を聞き出そうとする。これらと同様に家族の誰かが、支払ってしまい二次被害を受けるケースもある。また、これと同様に出会い系サイト業者の顧問弁護士や裁判所を装い、出会い系サイトの利用料金が未納で業者から訴訟を起こされていると偽って、訴訟の取り下げ費用や未納料金などを請求するケースもある。 「入口」などと書かれたリンクをクリックするだけで契約したことになり、料金が発生するワンクリック契約の被害も報告されている。また、これらと同様に請求メールなどに退会手続きをする方はこちらと書かれたリンクをクリックした場合や利用規約に同意しないまたは同意しませんなどとクリックしただけで自動的に契約が成立する被害も報告されている。これらの被害にあった場合は電子消費者契約法に基づいて契約の無効を主張することが可能である。 このような詐欺は利用料金よりも延滞料の方が高額な場合が多い。これに関しては消費者契約法に基づいて無効を主張することが可能である。 悪質サイトの新手 最近、出会い系サイトのシステムながら、登録者同士が悩みを相談し合うという「悩み相談サイト」なる新たな悪質サイトが登場している。課金制でサクラ多数の典型的な悪質出会い系サイトのシステムだが、出会い系サイトではないと謳っているため、18歳未満の登録が可能である。最近、サクラや利用料金に対する被害者、あるいは前述の懸賞サイトからの誘導による被害者等が増えてきている(2008年2月末に当該サイトは閉鎖された)。 なおこのサイトに対しての利用料金返金請求は現在増加傾向にあり、返金実績もある。返金相談については、各都道府県の消費生活センター等が対応している。 悪質サイトの例 悪質な出会い系サイトの例を以下に記述する。違法でないサイトならば、利用規約にその旨が明記されているので、注意が必要である。 自動課金制 利用料金がマイナスになると、利用者の承諾なしに勝手に課金されるシステム。 同時登録制 登録したとき他の系列サイトにも自動的に登録されるシステム。 「完全無料」との記述 完全無料を謳っておきながら登録すると料金が発生する。 「登録無料」との記述 登録だけは無料だが、利用料金や年会費などが発生する。 退会できない 退会申請を無視して全く受け付けず、退会ができない。又は退会手続きをする方法自体が存在しない。 退会料金の発生 入会料や利用料は発生しないが、退会の際に料金が発生する。 会社概要がない。もしくは偽っている 両方とも特定商取引法違反である。悪質な出会い系サイトのほとんどは会社概要を偽っている。 .