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比奈鳥そらと不思議な出会い そらの設定は バッドエンドルート後ということで ……… 「私の、形見…お父さんの」 ああ、まるで他人事のようだ あれから小波のヤツには会ってないな、まあ会いたくもないわけだが。 私が何をしてるのかと言えば、 砂浜をただ歩いているだけ、あんなにやりたかったソフトボールにも、興味はない。 昔の仲間に会うことももうないのだろうな、 チームを渡り歩いた私に、仲間がいたかどうか…ふふふ …ん? 「お嬢ちゃん、こんななんにもねえ砂浜でなにやってんだ」 私の前に現れたのは、いかつい顔に髭を蓄えたおじさん 「…何をしているわけでもないんだ」 「…訳ありかい、話してみな、今日は機嫌がいいんだ」 いつもなら話さないであろうおじさんに、今日はなぜか話をしたくなった、きっとなんにも変わらないだろうなとは思っているのだが。 「…」話を聞いてから、おじさんは 「お前の人生にそれが関係してくるのか?」 …予想外の返答をしてきた 「だって、お父様が私の支えだったんだ!それを失った私など、私ではない…」 「お前の人生の中で、親父さんやその小波ってのが重要だったのはとてもよくわかる、でもお前自身にもなにか大切なものはあったんじゃねえか?」 私だけのもの… 考えてみるが、唐突に切り出されたからか全く頭が働かない。 そんな様子を察したのか、おじさんは 「…来週、またこの海岸に来な、そのときまでに考えておくんだな」と話を切り上げて立ち去っていった 「…私の、私の?」 野球を続けていたのはお父様のため そんな私に残るものなんて あったか…?
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俺が最強の出逢い厨だ★ http //x55.peps.jp/mystery0circle/
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殿堂
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E-5に位置するコテージ、その中に置かれた椅子の一つに高町なのはは腰を下ろしていた。 襲撃を警戒してか明かりは点けず、睨み付けるような視線で暗闇を見る。 その表情は険しく、普段部下に見せる優しげな微笑みはすっかり成りを潜めていた。 暗闇の渦中にて、高町なのは思考する。 ―――つい先程、眼前で行われた虐殺劇。 様々な人物が集められていた部屋に、兵藤と名乗った老人、その口から語られたバトルロワイアルと呼称された『ゲーム』、そして殺害された富竹と呼ばれていた男性。 様々な事象や人物の姿が、なのはの脳裏に浮かんでは消える。 心中を占める感情は後悔。 あの時、富竹という男が殺害されたあの時、自分はただ眺めている事しか出来なかった。 胴体に巻き付けられたバインドに拘束され、自分は立ち上がる事すら出来なかった。 眼前で無力な一般人を死なせたという事実が、高町なのはに大きな無力感を植え付ける。 自分一人があの場で動いても、事態が好転する事はなかっただろう。 おそらく自分も首輪を爆発させられ、何も出来ずに死亡していた筈だ。 分かっている。 分かってはいるものの―――感情は納得しない。 指をくわえて見ていただけの自分を許そうとはせず、執拗に責め立てる。 あの場には自分の親友や部下の姿もあった。 自分同様に首輪を装着され、バインドにより身体を拘束されていた仲間達。 もしかしたら彼女等も失ってしまうのではないか? 兵藤に殺害された男の様に、この殺し合いで誰かに殺害されるのではないか? そんな最悪な未来が頭に張り付き、離れない。 身体が震える。 直ぐ身近に迫った自身への『死』にではなく、仲間達の危機に高町なのはは恐怖を覚えていた。 共に様々な事件を解決してきた親友達と、自分が鍛え抜いた部下達の実力は知っている。 閃光の如く戦場を駆け抜け、単騎で戦況を覆す魔導師……それが彼女達だ。 自分のように装備が没収されているとしても、一般人に殺害される事は先ず考えられない。 だが、それでも、心を乱す不安は消失しない。不安が心の中で暴れ回る。 気付けばなのはは、押し迫る感情に従うように立ち上がっていた。 何とか脱出の方法を考えなくては、何とか首輪を解除せねば―――結果として仲間達は死ぬ。 いや、仲間達だけでない。 この殺し合いに参加させられている何十にも及ぶ人々も、死ぬ。 その事態だけは絶対に阻止しなくてはいけない。 時空管理局の一員として、これ以上誰も死者は出す訳にはいかない。 自分の持てる力や知識、全てを活用して、参加者全員を救出するのだ。 ―――無言の決意と共にコテージの出入り口へと近付いていく高町なのは。 扉が開くと同時に、肌寒い空気が僅かな隙間から差し込み、なのはの身体を舐め回し、部屋の中へと抜けていく。 まるで拒絶の意志を示すかのように動く空気に、身体がブルリと震えた。 一瞬、なのはは身動きを止め、そして扉を完全に押し開ける。 蝶番の軋みにより発生した不気味な音と共に、視界が無明の森林により埋め尽くされる。 広がる景色を前に、なのはは深く息を吸い身体に活力を送り込む。 この先に待ち受ける戦いは生半可なものではないだろう。 だが、この殺し合いは絶対に阻止せねばならない……そう、絶対にだ。 どのような地獄が待ち受けていようと絶対に―――この殺し合いを止めてみせる。 歩き始めたなのはの瞳に、迷いの色は微塵も存在しない。 強靭な意志が爛々と光り輝き、ただ先を見据えている。 決して諦めない。 どんな状況であろうと諦めずに努力をすれば、必ず道は開ける。 どんな状況であろうと仲間と協力し支え合えば、必ず道は開ける。 その事を彼女は知っているからこそ、なのははこの異常事態にも決して光を失わない。 自身の信念に従い、ひたすらに前へと進む。 心の中で恐怖を交錯させながら、それでもエース・オブ・エースと唄われる少女は前へ前へと進むのだ。 こうして『エース・オブ・エース』高町なのはは殺し合いの場へと足を踏み入れた。 ―――さて唐突だが、彼女はあと数分後、ある少年と遭遇する事になる。 その出会い方は決して良好なものではなく、寧ろ言ってしまえば最悪。 だが、その少年は後々のバトルロワイアルに、様々な参加者に、そして高町なのは自身にも、大きな影響を齎す事となる。 良い意味でも、悪い意味でも、少年は様々な人間に影響を与えていく。 その単純が故の奔放さをこの殺し合いの中でも、人々へと見せ付けていく。 少年の名はモンキー・D・ルフィ。 未来の海賊王を目指して果て無き冒険を繰り広げる少年。 ルフィとなのはが遭遇するまであと数分。 高町なのはの現状は既に記させてもらった。 では、モンキー・D・ルフィは現在何をしているのか? 次の章ではそんな彼の現状を記させてもらおう。 □ ■ □ ■ ルフィは全力で走っていた。 後ろを見ず、横を見ず、ただ前だけを見てひたすらに真っ直ぐ。 いや、もしかしたら前すら見ていないのかもしれない。 まるで前に進まないと死にます、と宣告されたかのように、ひたすらに前へと足を動かしていた。 「ちくしょおぉぉおお~~~~~~!!!!」 彼の心は自らへの不甲斐なさに燃えていた。 先のなのは同様、眼前で人を死なせてしまった事に―――ではなく、彼が兵藤に拉致される寸前に行われた出来事に。 彼は今までの人生で感じた事がない程の不甲斐なさを感じていた。 ―――『ゾロが消えた……!!! てめえゾロに何しやがったァ!!! 今……たった今目の前にいたのに!!』 最初に消されたのは、まだ海を出たばかりの自分が初めて出会った『仲間』だった。 突然現れた熊のような男に抵抗する暇もなく消された剣士。 自分は声を挙げる事すら叶わなかった。 ―――『お守りします! 命にかえても!! あ、私もう死ん―――』 次に消されたのは陽気な音楽家。 仲間を逃がす為に、勝てないと分かっている相手に立ち向かい、消された。 やはり自分は驚く事しかできなかった。 ―――『うわァ~~!! こっち来た助けて~~~~~!!』 次に消されたのは愉快な狙撃手。 最後まで叫ばれていた助けを求める声に、自分は何もできなかった。 ―――『畜生!!』 次に消されたのは凄腕のコック。 側にいた仲間を守り切れなかった自分へ憤慨し、突撃し、消された。 四人の仲間が消された事に、自分はようやく我を取り戻し、そしてキレた。 様々な旅の末に会得した『仲間を守りきる為の力』を発動した。 だが、男は自分を嘲笑うかのように瞬間移動をし、次なる獲物へと向かっていった。 ―――『ストロング右(ライト)!!! ―――!! ―――』 次に消されたのはサイボーグの身体を持った船大工。 抵抗に放った右拳は敵を怯ませる事すら叶わず、消されてしまった。 自分が打ち込んだ一撃も易々と弾かれていて、自分は無様に瓦礫の山に吹き飛ばされていた。 ―――『ルフィ、助け―――』 次に消されたのは二番目の仲間。 航海士は恐怖に顔を染め、助けを求めるように自分へと手を伸ばし―――消された。 自分はその手に触れる事すらできなかった。 ―――『ブォオォオオオォオオオォ!!!』 次に消されたのは心優しい船医。 仲間を逃がす為に自ら暴走状態へとなった船医は、仲間を助けようと最後まで暴れ続け、そして消された。 自分はまたもや男に攻撃を避わされ、無様に瓦礫の山へと突っ込んでいた。 ―――『ルフィ――』 次に消されたのは考古学者。 やっとの思いで世界政府から取り戻した仲間は呆気なく、消された。 ……自分は……無力感に……不甲斐なさに……動く事もできなくなった。 そして最後に―――自分も消された。 ―――そして、消されたと同時にルフィはこのバトルロワイアルへと連れて来られていた。 勿論、自分への不甲斐なさや仲間を消した敵達への怒りに燃える彼が、兵藤の説明や富竹の死に気付く訳がなく――――彼は自身がバトルロワイアルに参加している事にさえ、気付いていなかった。 ただ感情の赴くままに叫び、走り、突き進む。 身体中に在った傷や疲労が消失している事にすら気付かず、突き進む。 そんな彼に接近している者がいる事にすら気付かず―――突き進む。 「うぉぉおおおお~~~~~~~!!!」 その野獣の如く咆哮は木々を震撼させ、森林の奥深くにまで浸透していく。 誰が何処で命を狙っているか分からないこの殺し合いの場で、自身の居場所を知らしめるようなルフィの行動は愚の骨頂。 自殺行為といっても過言ではない行いだ。 だが、現状のルフィがその愚かさに気付ける訳がない。 ……いや、何時ものルフィでも気付かないかもしれないが。 兎に角ルフィは雄叫びを挙げながら前へと進む。 当てもなく、走り続ける。 ―――そんな彼を遠くの森林から発見した者が一人、いた。 その人物とは前述した少女・高町なのは。 コテージから出たなのはは数分の徒歩の後に、ルフィの存在に気付いた。 遠方から轟く獣の如き絶叫。 近付けば、地面を踏み抜くその巨大な足音すらも聞こえてくる。 これで気付くなと云う方が土台無理のある話だ。 結果、なのはは警戒半分興味半分で声の発生源へと歩いていき、そして疾走するルフィの姿を発見した。 なのはは考える。 殺し合いという現状に対してパニックに陥っているのか、少年は完全に周りが見えていない。 その余りに目立ち過ぎる振る舞いは、今の自分の様に、他の参加者を必ず引き付ける事となる。 呼び寄せられた人間が善人ならば、別段問題はない。 だが、もし殺し合いに乗ってしまった参加者を呼び寄せてしまったら―――、 もし殺人に対し何ら罪悪感を抱かない悪人を呼び寄せてしまったら―――、 そうすれば、少年にとって致命的な事態に進展する可能性さえ、出て来る。 そんな事を許す訳にはいかない。 何とかして少年の行為を止めなければいけない。 とはいえ、単純に声を掛けたところで、今のあの少年が止まってくれるとは思えない。 現状を見る限り、前方に立ち塞がったとしても気付くかどうか。 下手すれば激突する可能性すら有り得る。 少年の走行速度は人間離れしたもの。 あの速度で激突したとすれば……自分も少年も無傷という訳にはいかないだろう。 「……なら、ちょっと乱暴な手段になっちゃうけど……」 結局、なのはは強行手段に打って出る事にした。 多少無理やり感はあるものの現状では一番安全であろう策。 なのはも、その策を行う為に疾走を始める。 少年の速度に負けじと、魔法さえ行使し全力で駆け始める。 相棒のデバイスが無いとはいえ、多少の肉体強化と飛行魔法は使用可能。 きちんとしたルートを通過すれば、あの速度であっても先回りする事はできる筈だ。 先回さえできれば、後は少年が来るのをゆっくりと待ち構えて『策』を行使するだけ。 おそらく『策』自体が破られる事はない筈……ならば一番の問題はあの少年の行く先に回り込めるかどうか。 それが唯一の問題であった。 だからこそ、その問題を解消する為に、少年の身を危険から守る為に、なのはは全力全開で脚を動かすのだ。 (間に合って……!) 暗闇の森林が線となり、なのはの視界を流れていく。 肉体強化と飛行魔法との組み合わせによりもたらされたスピードは、これまた人外の域。 獣の如く敏捷性で森林を走破していき―――そして、遂に目的の地点へと到達する。 地なりのような足音は―――まだ森林の彼方に在る。 間に合った。 肉体と魔力を限界まで活用した事が幸いしたのか、なのははルフィの先へと回り込む事に成功したのだ。 「よし、後は……」 乱れる呼吸を整えながらなのはは木陰へと身を隠す。 樹木によたれ掛かりながら大きく深呼吸。 魔力と意識を集中させながら、ルフィの到達を待ち構える。 足音と叫び声は徐々に近付いてきており、あと数分もすれば、ルフィがなのはの前へとその姿を見せるだろう。 「来た……!」 ―――数分後、魔導師の見立て通りに、少年は現れた。 とてつもないスピードでコチラへと迫ってくる少年。 なのはは、少年の様子を観察しながら更に意識を集中させていく。 チャンスは一度。少年が自分の眼前を通り過ぎるその瞬間。 徐々に迫ってくる好機を逃さぬよう、なのははジッと少年を見詰め、そして――― (今ッ!!) ―――集中させた魔力を術へと変換し、発動する。 同時にルフィの身体へと巻き付く、拘束魔法と類される光の縄。 バインドが、疾走するルフィを雁字搦めに絡めとり、その動きを止める。 「え?」 ―――が、その勢いを殺しきる事は出来なかった。 高速で進んでいたものに急激なブレーキを掛ければどうなるかは、皆さんご存知の筈だ。 唐突な急減速に重心の位置がブレ、体勢が崩れ、当然転ぶ。 俗に云う慣性の法則。 それは勿論、化け物並の身体能力を持つルフィであっても例外でなく―――少年は哀れにも地面と熱烈なキスをかます事となった。 「うぉわわわわわわわわわわうべ!!」 素っ頓狂な声と共に、盛大な土煙を上げながらずっ転ぶルフィ。 その勢いが影響してか、地面に当たったところでルフィの身体が止まる事はない。 身体をバインドに拘束されたままゴロゴロと転がって、ルフィは真っ暗な森林の中へと姿を消す。 「そ、そんな……!?」 眼前で起こった一連の流れに驚愕するのは、なのはも同様であった。 慣性の法則という極常識的な事象に、なのはの考えが至らなかった訳ではない。 なのはが発現した拘束魔法―――レストリクトリックは、敵を拘束しその場に固定する効果を持っている。 倒壊する巨大な石像すら拘束しうるその力があれば、ルフィの動きもその勢いも束縛できると考えていたのだが……なのはの予想は虚しくも裏切られた。 レストリクトリックの拘束力すらも超越する程に、ルフィの突撃力は凄まじいものだったのだ。 「だ、大丈夫ですか!?」 青ざめた顔でなのはが、土煙を掻き分け惨劇の場へと踏み込む。 無惨にもへし折れた木々と異常なまでに削れた地面に、思わず言葉を失うなのは。 あれだけの勢いで倒れ込んだのだ、あの少年が無傷で済むとは思えない。 下手をすれば命にさえ関わっているかもしれない―――なのはの表情から見る見る内に血の気が引いていった。 「そ、そんな……わ、私……」 なのはの喉から絶望に震えた声が漏れる。 段々に晴れていく土煙。 脳裏をよぎる最悪の光景。 破壊し尽くされたそこに倒れる、ボロボロとなった傷だらけの少年。 手足は曲がってはいけない方向に捻じくれ、呼吸をしている様子はない。 ―――そんな光景が脳裏をよぎり、なのはの肌が粟立つ。 まさか、という罪悪感が胸の奥からせり上がっていく。 だが、以外にも――― 「あー、ビックリした。何が起きたんだ……って、うわ!? 何だこの変な縄!? うお、千切れねーし!! すげー何だこれすげー!!」 ―――少年はピンピンしていた。 それはもう、さっきまで心配していたなのはが拍子抜けするぐらいにピンピンした姿で、少年は一人盛り上がっていた。 初めて見る光の縄を見て、子供のように瞳を煌めかせ少年が叫ぶ。 「って今はそれどころじゃねえ!! あの熊みてぇな男をぶっ飛ばさなくちゃいけねーんだ!! こんな訳分かんねー不思議縄ぶち切ってやる!!」 加えて力だけで無理矢理にバインドを破ろうとする始末。 数秒まで殺人を犯してしまったとさえ考えていたなのはは、その光景に茫然とするばかり。 「うおおおおおおお!! 何だこりゃ、千切れないぞ!?」 茫然自失のなのはの眼前にて、少年は純粋に力だけでバインドを打ち破ろうと試みる。 もう、何が何だか分からない……それが現在のなのはの心境であった。 「あ、あの……」 「ちきしょう何だこれ? 全然ほどけねえ…………ん? 誰だ、お前?」 混乱の真っ只中であったが、なのはは何とか少年へと語り掛ける事ができた。 少年も騒がしく暴れ回っていたものの、その言葉に反応してくれる。 「わ、私は高町なのは。よろしくね」 「おう! おれはルフィ! よろしくな!」 「そう、ルフィ君って言うんだ……じゃなくて! あの……その……凄い勢いで転んでたけど、大丈夫なの?」 「全然大丈夫だぞ。おれ、ゴムだし」 「そ、そうなんだ、ゴムかあ…………ゴム?」 「それよりもよお、この変な縄解くの手伝ってくれねえか? やんなきゃいけねぇ事があるんだよ」 「え? あ、うん……」 ところどころに疑惑の色わ感じつつも、なのはは取り敢えずバインドを解除する事にした。 軽く指先を振るうだけで、ルフィを拘束していた戒めは消失する。 「おぉ! 不思議縄が消えた! 凄ぇな、お前!」 どうやらルフィは、なのは自身が術を発生させた本人だという事に気付いていないようであった。 自分が渾身を込めても破れなかった縄を容易く消した事に、純粋な驚きを見せ関心している。 「ありがとな! じゃ、おれ行くから!」 「ちょ、ちょっと待って! あんまり騒ぐと危ない人まで呼び寄せちゃうよ!」 忙しなく動き続けるルフィを何とか呼び止め、なのはは漸く本分を伝達できた。 しかしながら、対するルフィからは大した反応も見られない。 ニシシと笑顔を浮かべ、その場で小走りをしながらなのはへと顔を向ける。 「大丈夫だ! おれは強えーから!!」 「いや、そうじゃなくて……」 どうにも話が通じない。 何処か抜けているというか、余りに猪突猛進というか、兎に角話が通じない。 なのはの口から盛大な溜め息が零れる。 「……その、ルフィ君、此処が何処だか分かってる?」 「へ? あの熊みたいな男に吹っ飛ばされたんだから……シャボンディ諸島じゃないのか? ……あれ? そういやシャボン玉がねえな。何かいつの間にか夜になってるし」 「やっぱり……殺し合いに連れて来られたこと自体に気付いてないみたいだね……」 ―――それからなのはは、先の教室で行われた一部始終と現在の状況について、たっぷりと時間を掛けてルフィへ説明した。 その全てを理解した訳ではないだろうが、一応ルフィは把握の意を示す。 なのはは思わず安堵の息を吐いていた。 「それで……ルフィ君の仲間は……?」 質問の前になのはは一枚の紙をルフィへと手渡していた。 それは全参加者の名前が記載された紙。 ルフィは無言でその紙へと目を通していく。 先程までの多感な表情と打って変わり、その表情は無表情なものだった。 「ああ、みんな呼ばれてるみてえだ」 そして一言。 それだけ言葉を返し、なのはへと参加者名簿を渡した。 数分前とは余りに対称的なその様子に、なのはは心配を覚えてしまう。 「よし! じゃあ取り敢えず飯を探しにいこう!!」 「そうだね、まずはルフィ君の仲間を探していこうか……って、飯!?」 ―――だが、次の瞬間にはその心配が杞憂であったと理解する。 陽気な笑顔を浮かべながら、両手を天へと突き上げるルフィ。 その顔には心配の『し』の字もない。 「そうだよ、取り敢えず腹一杯にしねぇと」 「で、でも仲間の皆の事は? というか食糧ならデイバックの中に……」 「ああ、あれならもう食い終わったぞ」 「い、いつの間に……」 「それに、皆なら大丈夫だよ。みんな強えーし、今までだって色んな冒険をしてきたんだ。 こんな殺し合いなんかで死ぬ訳ねえ」 そう言うルフィの瞳には欠片の不安も覗いてはいない。 一片の疑いも持たずに仲間の事を信頼している……そんな瞳。 その瞳を見詰めるだけで、ルフィと仲間達との間に在る信頼関係の厚さが読み取れる。 思わず、なのはは反論の言葉を飲み込んでしまった。 「よし、じゃあ飯屋に行くぞ!」 陽気な雄叫びと共にルフィが夜の森林へと歩き出していく。 その危機感の欠如したルフィの行動に、なのはは注意を促すよりも前に苦笑を浮かべてしまった。 こんな殺し合いの中だというのに、まるで子供のような動向。 見ているだけで無意識の内に頬が緩む……そんな不思議な雰囲気を纏った人間。 今まで出会ったどんな人とも違ったタイプの人間であった。 一笑と共になのはもルフィの後を追って歩き始める。 こうして魔導師と海賊は出会い、殺し合いの渦中へと足を踏み入れた。 彼等はまだ知らない。 これから先にどれだけの苦難が待ち受けるかを、二人は知らない。 知らないが故に、二人は今笑っていられる。 現実の冷徹さに、バトルロワイアルの中に隠された狂気に、彼等が気付くのはまた別の話。 「そういえばゴムってどういう事なの?」 「ゴム?」 「ほら、さっき『おれ、ゴムだから』みたいな事言ってたでしょ」 「あぁ、子供の頃に悪魔の実食っちまったんだよ、ほら」 「え……顔が……ええええええええええええええ!!?」 ―――そして、夜の森林に高町なのはの絶叫が響き渡った事も、また別の話。 【一日目/深夜/E-5・森林】 【高町なのは@リリカルなのはStrikerS】 [状態]健康 [装備]なし [道具]基本支給品一式、ランダム支給品×1~3 [思考] 0:か……顔が伸びたー!? 1:殺し合いを止める 2:ルフィと行動しながらルフィの仲間達や他の参加者達を探す 3 皆なら大丈夫だと思うけど…… 【モンキー・D・ルフィ@ONE PIECE】 [状態]健康 [装備]なし [道具]基本支給品一式、ランダム支給品×1~3 [思考] 1:なのはと一緒に食糧を探しにいく 2:仲間とも合流したい Back ヒカリノソトヘ 時系列順で読む Next 野良犬の牙はいまだ抜けず Back ヒカリノソトヘ 投下順で読む Next 野良犬の牙はいまだ抜けず GAME START 高町なのは Next マーメイド・ダンス GAME START モンキー・D・ルフィ Next マーメイド・ダンス
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タイトル 出会いの酒場「ヘビーロッジ」!!(であいのさかば「ヘビーロッジ」) シリーズ センチュリースープ編 話数 68話 収録 トリコ8巻 掲載誌 WJ2009-46 概要 センチュリースープ編5話目。アイスヘルへの挑戦組が集う。 登場人物 トリコ 小松 節乃 ゾンゲ 滝丸 マッチ ラム シン ルイ 鉄平 ブルボ ドランカー カーネル・モッコイ モリ爺 マクロス ドラゴン タイタン ←67話 →69話
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〔不思議(ふしぎ)な出会(であ)い〕 詠唱(複) コスト2/木星/水星 味方デッキから魔法少女2枚を探し、 それを公開して味方手札に加える。 その後、味方デッキをシャッフルする。 あなたは魔法少女1枚をコールしてよい。 WONDERLAND CASTERSで登場のコスト2の木星・水星の詠唱。 魔法少女2枚をサーチし、魔法少女1枚をコールできる能力を持つ。 カード情報 フレーバー・イラストレーター あなたの力を貸して欲しいの。 illust OJONPA 収録 WONDERLAND CASTERS WACA-081 N
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――盛り上がった宴も終わり、食堂でソラはメイド達に混じってあと片付けをしていた。 本来は別にソラが手伝う必要も無いのだが、なんとなくそうしていないと気持ちが落ち着かない。 そんな矢先の事。 「ソラさん、少しよろしいかしら?」 「何でしょう?ラクス様」 不意にソラはラクスに呼び止められた。 何だろうと少し戸惑っている彼女に、ラクスはいつもの笑顔でニコニコと微笑んでいる。 「私とお茶でもいたしませんか?雨が止んで、今夜はとても綺麗な月が見えますのよ」 折角の誘いを無碍にするわけにもいかないと思ったソラは「はい、喜んで」と短く返事をし、片付けもそこそこにラクスの後について行く。 たどり着いた先は見晴らしのいいベランダで、そこからは広い夜空がとてもよく見渡せた。 遠くに見える街の明かりはオロファト市のものだろう。 月が眩しくて今夜は明るかった。 少し冷たさの残る夜風が頬を撫でる。 今のソラにはそれが不思議な安心感を与えてくれた。 胸の奥底に眠るモヤモヤを治めてくれる様な、そんな感じ。 「わあ……。本当に綺麗なお月様ですね、ラクス様」 「ええ。私もそう思いますわ」 残った雲の合間から見える月が、透き通った光で二人を照らす。 今ここにはソラとラクスの二人きり。 普段いるメイド達も一人もいない。 「このまま立ち話もなんですわね。座ってゆっくりお月様を愛でましょうか」 「あ、はい」 ベランダに据え付けられた小さなテーブルの上には、丸いティーポットとそして二人分の可愛らしいティーカップが用意されている。 その横には可愛らしい花形の小鉢に盛り付けられた紅玉色のジャムが添えられていた。 ソラはラクスに薦められるままに向かいの椅子に座る。 すると手馴れた手つきでラクスは、茶葉を入れたティーポットに沸騰したお湯を注ぎ、ティーコゼーをかぶせた。 「ちょっと待って下さいね」 美味しいお茶を飲むには少々時間がかかる、というのはラクスからの受け売り。 茶葉を蒸らすために待つ事2~3分。 しばらく経ってラクスはポットのそこを押さえて、くるっと横に円を描くように回した。 紅茶の濃さが均等にするためだ。 そして茶こしを使って茶葉をこしながら紅茶を注ぐと、小さなカップはたちまち琥珀色で満たされる。 「さあ、どうぞ。少し熱いですから気をつけてくださいね」 湯気の向こうには歌姫がにこやかに笑っている。 月明かりに照らされてそれはどこか夢のよう。 「はい。いただきます」 カップを口元に運ぶと、花の様な香りが心地よく鼻をくすぐる。 ふうふうと少し湯冷ましをして、少しだけ飲んだ。 「あったかい……」 ほのかな温かさが体に染み渡る。 一方、カップを手にラクスも紅茶の香り楽しんでいる様だ。 彼女は紅茶を少し飲んだ後、小皿のジャムを口に運ぶ。 「ジャムがお茶請けなんですか?ラクス様」 「ええ、ロシアンティーですわ」 「ロシアンティー……」 「添えたジャムを舐めながらお茶をいただくそうですのよ。お茶の中にジャムを入れる方もいるようですわね」 ソラもジャムをスプーンに掬って舐めてみる。 柑橘系の甘さが口の中に広がる。 すると少し体がポカポカしてきた。 美味しいが、味わい慣れない不思議な違和感もある。 「……あのラクス様。もしかしてジャムに何か入ってませんか?」 「あらあら、お口に合わなかったかしら?ラズベリージャムにちょっとウォッカを入れてみましたの」 「ウ、ウォッカ?それって、とっても強いお酒ですよね」 「ええ。ロシアンティーではそうしますの。ロシアの冬はとても寒いでしょう?それであちらの人達はそうやって体を温めていたそうですわ」 赤道近いオーブとはいえ夜の外は寒い。 吹きさらしのベランダにいれば体が冷え切ってもおかしくないのだが、ロシアンティーのおかげなのか不思議とそうは感じない。 「確かに今もこうしてずっと外にいるのに、あまり寒くありませんね」 「でしょう?きっとソラさんが以前いたガルナハンでもそうしていたんですわ。あそこもロシアですしね」 「ガルナハン……」 「ええ」 ――ガルナハン。 その言葉に導かれ、たちまち懐かしい思い出が脳裏を駆け巡る。 余所者で厄介者だった自分にとても親切だったリヴァイブでの思い出。 寡黙だが優しかったシン。 陽気で人思いなコニール。 暖かく見守ってくれたセンセイ。 おっちょこちょいだけど、いつも陽気なシゲト。 どこか変で奇妙だったけど、何でも答えてくれたリーダー。 いろいろ料理をしたり、パーティーをしたり、みんないい人だった。 その一方で繰り広げられる残酷な現実も目の当たりにした。 常に漂うオイルと硝煙の香り。 絶え間ない戦いの日々。 嘘に塗り固められた報道。 極寒の世界で、食べ物とも思えないものを口にしながら飢えをしのぐ貧しい人々。 ……そしてターニャの事。 密かに胸の奥にしまっていたものが、みるみる内にこみ上げて来た。 ソラのほほを一筋の涙が伝う。 涙はかれることなく流れ続け、いつしか口からは嗚咽が漏れ始める。 「ソラさん?」 気遣うラクスにソラは小さくぽつりと呟いた。 「友達が、死んだんです」 風が二人の間を流れていく。 沈黙と共に。 少し戸惑いながらも、ラクスはゆっくりと話しかけた。 「……お友達が……亡くなられたのですの?」 「はい……。ガルナハンで友達が出来たんです。ターニャっていう名前の子なんです」 「ターニャさん……」 それ以上、ラクスは何も言わない。 静かにソラの話を聞いている。 ソラの口から自然と言葉が溢れてきた。 「ターニャって、最初は嫌な子だと思ってたんです。私に『オーブのお姫様』とか嫌味ばかり言って来て。でも……私、何も知らなかったんです。あそこは食べるものもほとんど無くて……貧しくて、苦しくて……。ターニャは私に怒ってたんじゃなかったんです。オーブに怒ってたんです」 「オーブに?」 「はい、ターニャは言ってました。オーブが何もかも奪っていくって。だから自分は戦うって」 「……」 「それが分かってから、いろいろ言い合いもしたけど、私達友達になりました。国は国、私達は私達って。市場で二人でドネルケバブ食べたり、いろいろ話し合ったり……楽しかったな」 ソラは夜空を見上げる。 遠い記憶に想いをはせる様に。 「でも、ターニャは死んだんです。帰りに私達の乗っていたトラックが軍のヘリに銃撃されて、その時に……」 不意に涙がこぼれる。 「……ターニャが大怪我をして苦しんでるのに私、ただ黙って見てるしかできなかったんです……」 「……」 ラクスは黙っている。 ただただ静かにじっとソラを見つめている。 「なのにそんな私を誰も責めませんでした。ターニャのお爺さんも、大尉さんも、シンさんも。私にだって責任があるはずなのに。何も出来なかった私にだって……」 シンという名前を聞いてラクスはふとそれが記憶の片隅にあったのを思い出す。 そう、以前キラに聞いた事があったのだ。 前大戦ではアスランの部下で、アスランは今でもそのシンという人物の事を気にかけているらしい、と。 そしてキラもそのシンが何を考え、何を思っているのか知りたい、と。 「シンさん?その方は……?」 ラクスの問いにソラは小さく答える。 「はい、私を誘拐した人です。カガリ様が撃たれたあの日、あの人がオーブから逃げるのに私巻き込まれちゃったんです。その時は凄く怖かったんです。これからどうなるんだろう。家に帰れなくなっちゃうのかな。ひょっとして殺されちゃうかもって、いろいろ考えたりして。レジスタンスの人達から見れば私も憎いオーブ人ですから。……でも」 「でも?」 「リヴァイブの人達も優しかったんです。巻き込んで悪かったね、って謝ってくれて。そこでも私、たくさん優しくしてもらいました。シンさんだけじゃありません。コニールさん、リーダー、センセイ、シゲト君……。本当にいろんな人達にいっぱいいっぱい優しくしてもらいました。ううん、リヴァイブの人達だけじゃありません。今だってジェスさんやアスランさん、メイリンさん、ガガリ様にキラ様、そしてラクス様にまで……」 うつむいたまま紡がれるその言葉には、いつの間にか涙がにじんでいた。 「世界中のあちこちで皆が戦って倒れて、傷ついたり死んだりしているのを私、向こうで知りました。でもそういうのを見ておきながら私、いろんな人達に甘えさせてもらってるだけで、誰にも何もしてあげられないんです。戦争で親を亡くしたあの孤児の子達にも、ターニャの時と同じ様にただ見てるだけで……」 最後にソラはうつむいてポツリとこぼした。 「ずるいですね、こんなの」 レジスタンスと統一連合。 両者は互いに恨み憎しみ合い、そして相手に怒りや悲しみの声をぶつける。 親を、子を、友を、恋人を、そして自分を互いに傷つけあい殺しあう。 果ての無い憎悪の連鎖の中、ソラは奇しくも両陣営に身を置いた。 ターニャの命を奪ったのが統一連合の銃弾なら、あの図書室にいた幼子の両親の命を奪ったのはレジスタンスの銃弾なのかもしれない。 そういう両者の過酷な現実を目の当たりにしておきながら、ソラは自分が一人責め苦の渦中から逃れ、ラクスの慈悲の元で安穏としていた事に気づいてしまった。 向こうではシン達の優しさに保護され、今ここではラクスの優しさに寄り添っているのだ。 忘れてはならない現実に背を向けて。 卑怯だ、と思った。 これではただのいいとこ取りだ。 今の自分をターニャが見たら何というだろうか。 絶え間ない自己嫌悪でソラの胸中はいっぱいになる。 「……」 ソラはそれ以上何も言わない。 言えなかった。 穏やかな夜風が二人の髪を撫でる。 カップの琥珀色が風に揺らされて小さな水面を揺らしていた。 するとそれまで黙っていた歌姫が、一言ささやく。 「大丈夫ですわ、ソラさん……。貴方は……貴方はそのままでいいのです」 と。 その言葉にソラははっと顔を上げる。 戸惑いを驚きを見せて。 ラクスはそんなソラを静かに見つめている。 まるで我が子を愛おしむ母のような、あの微笑みを浮かべていた。 「で、でも……。だって……私……私……!」 ――卑怯じゃないですか。 ――ずるいじゃないですか。 ――偶然レジスタンスにさらわれたというだけで、こんなにも大勢の人達に優しくしてもらっているんですよ。 ――何も出来ない、何もしてあげられない無力な私なのに。 そう言おう。 そう言おうとソラは思った。 でも何故か言葉が出てこない。 喉の奥までこみ上げてきてるのに、何かに引っかかったように出てこない。 代わりに涙がとめどなくあふれてきた。 ポロポロと、ポロポロと。 するとラクスはすっと立ち上がり、ソラのもとに歩み寄った。 「……ラ、ラクス様?」 「お静かに」 そしてラクスはそっとソラを抱きしめる。 ソラもそれに逆らわず、その身を預ける。 トクン……。 トクン……。 ソラの耳にラクスの心臓の鼓動が聞える。 いつしか涙は止まり暖かなラクスのぬくもりに包まれたソラがいた。 伝わる肌の暖かみは遠い過去に忘れてきた、まるで母親の胸に抱かれている幼子の頃のような感覚だった。 次第に高ぶった気持ちが静まっていくのがわかる。 「落ち着きました?」 「はい、ラクス様。取り乱しちゃってすいません」 「そう、よかったですわ。ソラさん、貴方はとても優しい子ですのね……」 「ラクス様……なんで……なんで世界はこんなに血みどろなのに、私はこんなところにいて、こんなにいろんな人達から優しくされていいんですか?」 自分の思いをそのまま言葉にするソラに、ラクスはニコリと微笑んで答えた。 「それが出会いというものですわ、ソラさん」 「出会い……」 「そうです。どんなに辛い世界でも優しい出会いがありますわ。逆にどんなに優しい世界でも辛い出会いもあるのです。でもそれをただの過去や思い出にしてしまうのか、それともこれからの貴方の道標にするのかは、それは全て貴方次第なのですよ」 「私次第……。道標……」 「知らない出来事、新しい出会い。そんな時に自分の思った通りの事が出来る人なんて滅多にいませんわ。ただ仕方なく流されるままになってしまうのがほとんどでしょうね」 コクリとソラは頷く。 確かに今の自分はその通りだった。 「でもそうした経験に無駄にせず、自分はどうしたらいいのか、どうしたら良かったのかを常に考え続けていれば、いつか何も出来ないと思ってた自分にもきっと何かが出来る時が来ますわ。そうしたら何をするのかをまず決めて、それをやり遂げるのです」 「まず決める、そしてやり遂げる……」 「そう、何が出来かどうかでは無く、何かをする事が大事なのですよ。だから今を悔やんだり、過去を嘆いていても駄目なのです。これからの事を、明日の未来を見ていかなければいけませんわ」 夜雲が次第に晴れていく。 天頂から月の光が二人を照らす。 ラクスの言葉にソラは衝撃を受けていた。 ――シンやリヴァイブのメンバー達との出会い。 ――ターニャとの出会い。 ――アスランやメイリン、カガリにキラとの出会い。 ――そしてラクス。 彼らと出会ってから辛い事、楽しい事、悲しい事、様々な事を経験した。 しかし圧倒的な現実の前にただソラは無力なままで、こうして時折思い出しては一喜一憂するのが精一杯だった。 でもそんな彼女にラクスは道標を与えたのだ。 これから自分がどうすればいいのかを。 今まで心にうっすらとかかっていた霞が晴れていく。 歌姫がもう一度、ソラに言う。 「ソラさん、貴方はそのままでいいのですよ。今の貴方のままで未来を見つめていて下さい……」 不意にあの人の言葉が、ソラの頭の中に響き渡った気がした。 (ソラ―――あんたはそのままで居てくれ。そのままで―――) 涙はもう乾いていた。
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――ムカつくやつだったな。 越前リョーマは、チェシャ猫の去った空間で独りそんなことを思った。 自分の言いたいことしか喋らなくて、こっちの話は全部はぐらかすばかり。 結局、リョーマの知りたいことはひとつも教えてもらえなかった。 知りたいことと言っても、大した話ではない。 知り合いがいるかいないか、ちょっと訊ねておこうと思っただけだ。 たとえば、井の中の蛙だった自分に大海を知らせてくれた、あの部長。 父親の背中ばかり追い掛けていた己に、柱になれと言った男。 彼なら、どんなことがあっても真面目に、正しく在ることだろう。 そう――ユメのなかだなんて、荒唐無稽な事態であっても。 「意味わかんないよね」 つくづく、そう思う。 これまでにだって、(彼が異常と感じているかは疑わしいところではあるが)事件や非常時なんていくらでもあった。 でも、流石のリョーマといえどもユメのなかでのサバイバルとは、面食らった。 意味わかんない。 その言葉に、リョーマのなかに渦巻く感情の全てが凝縮されていたといえよう。 ぽりぽり頭を掻きながら、チェシャ猫の言葉を再度脳裏に反復させる。 アリス。 セカイのカギ。 帰れるのは一人だけだから、他のアリスを殺せ。 何度も反芻して、考えてみた。 中でもリョーマの心に一際強く引っ掛かっていたのが、去り際のチェシャ猫が口にした台詞だ。 要領を得ない――もとい、要領を得る気がない。 そういう物腰に苛立ちを募らせるリョーマに冷静さを取り戻させるほどの重みが、その一言にはあった。 〝お前さんの好きなテニス。 下手すりゃ、二度とできなくなるかもしれねえぜ――〟。 テニス、それは越前リョーマという人物の歩んできた十数年を語る上で外すことのできないスポーツだ。 たかが遊びと切り捨てるのは簡単。 しかし、リョーマにとってはその限りではない。 テニスが引き合わせた出会いも。 テニスが導いた成長も。 両手の指では数え切れないくらい多くて、色濃い。 それが、二度と出来なくなる。 覚めないユメに永遠に囚われるというのは――つまりそういうこと。 一生ラケットは握れない。 青学の柱となれ。 自分に新たな道を提示した誓いも、未だ果たせたとは言い難いのにも関わらず。 あまりにも理不尽に。 あまりにも手前勝手に。 ――大好きな、テニスが奪い去られようとしている。 「…………」 沈黙。 表情にこそ出さないものの、胸に立ち込めるものがあった。 気分的には、曇天の空を見ているようなそれに近い。 鉛の如く重く垂れ込んだ、灰色の雨雲。 これが〝不安〟と呼ばれる感情であることに、ついぞリョーマは気付かない。 気付かないけれど、気付かないなりに、少年は考える。 考えて、考えた。 時計がないから、どのくらいそうしていたかは定かではない。 ただひとつ確かなことは、これこそ正しい答えなのだと胸を張って言える解は、最初から胸の中にあった。 それをすぐに選び取れなかったのは、やはり。 越前リョーマの、〝弱さ〟なのだろう。 「やっぱ、一つだよね」 迷うべくもなし。 考えなくても分かることだ。 あの猫が何を思ってあんなことを言ったのかは知らないし興味もない。 でも。柱(おれ)が出す結論は、これ。 これしか、ない。 「両方やればいいんだ。……簡単じゃん」 テニスはやめない。 だけども、そんな理由で人を殺したりなんかしない。 血に汚れた手でラケットを握って、ボールを打つなんて、そんなのちっとも楽しくない。 覚悟の決まったリョーマは、今も何処かで自分達を嘲笑っているだろうチェシャ猫へと宣言する。 ――殺し合うことの、否定を。 「悪いけど、俺はあんたの思い通りにはなんないよ。 あんたみたいないけすかないヤツに遊ばれるなんて、ムカつくし」 なら、最善策は一つだ。 どうにかしてセカイのカギを、誰も殺さずに見つけ出す。 それで出口をこじ開けて、あの猫に捨て台詞の一つでもくれてやりながら、ユメから覚める。 それでいい。最高にスカっとしそうだ。 悪魔ならぬ、案内人の誘惑を蹴飛ばして、リョーマは自分の正道(みち)を選び取った。 生意気な少年は、生意気な猫に屈しない。 生意気にも――セカイの道理に、逆らい足掻く。 それが吉と出るか凶と出るかは、いざ知れず。 結論を出し、迷いを振り切って。 リョーマは夜闇に屹然と聳えるコンクリートの建物を見上げた。 細部の作りこそ違うものの、真っ当に生きていれば誰もが一度は通う筈の、学校がそこにある。 「……薄気味悪」 なのに、どうも足が伸びない。 見てくれは何も変わったところなし。 仮に深夜だったとしても、普段の彼なら躊躇なく踏み込んだろう。 リョーマすらも気味悪いと思わせたのは、ひとえに校舎全体が醸す雰囲気。 単なる不気味さとはちがう――まるで、これそのものがひとつの巨大な生き物であるかのよう。 当然ながら、わざわざ進んで胃袋に入っていこうなどとは思わないわけで。 けれども、仕方ない。 セカイのカギなるものがどのくらいの大きさをしているのかは不明だが、虱潰しに探すより他ないのが現状だ。 気乗りしないからといって、先延ばしにするのが得策とは言い難い。 足を踏み入れる。 校舎の中は、真冬かと思うほど冷たかった。 廊下に貼られた掲示物の数々が、何気ないものであるが故の生々しさを放っている。 リョーマは止まらず進む。 何故だか、直感があった。 このユメはひたすらにロクでもない最悪なものだけれど、此処を訪れる上でだけは、ユメの中こそ最も適当だと。 事実、彼の予想は間違っていない。 此処は沢山のユメが繋がってできた模造品の〝鳴神学園〟。 本物は、あらゆる怪異と情念の渦巻く悪霊の坩堝だ。 仮にリョーマであったとしても、無事に抜け出られる可能性は低いといえるほど。 とりあえず、やることやって早く出よう。 廊下の電気を惜しげもなく点灯させて、リョーマは進んでいく。 ――その足が、突然止まった。 「……誰かいる?」 視線が向かうのは、廊下の向こう側。 そこに、人影が見える。 この距離では性別までは分からないが、こちらの様子を窺っているようだ。 近付いてみる。 相手は逃げない。 どうやら怯えているわけではなく、むしろ逆、好奇心に近いものが見え隠れしている。 「おーい、そこのアンタ」 「むっ。アンタじゃないよ。わたしにはレティって名前があるもん!」 代名詞で呼ばれたことが不服だったのか、その少女は不満げに頬を膨らませると自らの名を名乗った。 レティ。髪や瞳の色からも推測できる通り、彼女は外国人であるらしい。 年は、リョーマとそう離れてはいないだろう。 同い年か少し下くらい。 年上の可能性もあるにはあったが、礼儀だなんだと細かいことを気にするのは性分ではない。 「レティ、ね。 じゃあ質問だけど、レティも俺と同じ――〝アリス〟ってやつなわけ?」 「そうみたい。……わたし、あんまりよくわかんないけど」 ふむ。 見たところどこから見ても人畜無害そうだし、剣呑な雰囲気も感じられない。 テニスプレイヤーとして数多くの戦場(しあい)をくぐり抜けてきた彼には、ある程度人の戦意を見抜く目が備わっている。 一流の武闘家たちでもなければ身につけられない其れを、越前リョーマは持っている。 その観察眼からしても、眼前の少女に戦おうとか、カギの為に皆殺しにしてやろうとか、そういうのは感じられなかった。 ……なんというか、ひたすらに無邪気というか。 天真爛漫、なんて言葉が似合うように思える。 「あなた、おなまえはなんていうの?」 「越前リョーマ。日本人だよ」 「にほんじん! 確か先生がまえに、にほんの〝しのび〟がどうとか言ってた気がする!! ねえねえ、リョーマもできるの!? えーと、んーと……そうだ、〝かげぶんしん〟ってやつ!!」 「あのね、そういうのは漫画の中の話であって―― ……いや、やってやれないことはないかな。知り合いに出来るやつもいるし」 「わっ、すごいすごーい!」 一人のいたいけな少女に、間違った日本人のイメージが植えつけられた瞬間であった。 誤解がないように言っておくが、そんなことが出来るのは忍者かテニスプレイヤーだけである。 「……ところでさ。レティ、さっきまではここ電気点いてなかったけど、よくそうしていられたね」 人並み以上に肝が据わっているリョーマでも、怖いとは思わなかったが薄気味悪さを禁じ得なかった闇夜の校舎。 電気のひとつも点けずに平気でいられたということが、なんとなく気になった。 別に深い意味があっての問いかけではなかったものの、返ってきた返答はごく意外なもの。 「へいきだよ? だってさっきまでは、リックがいたから」 「…………リック?」 リック。 Rick。 〝いたから〟という言い回しから察するに、玩具などの類でなく、生命を持った存在のことを指しているようだ。 レティに冗談を云っている様子はない。 ……しかし、だとすれば妙な話である。 「ふーん……で、そのリックってやつはどこにいったの?」 「わかんない。でも、今はいないよ」 「そりゃ見ればわかるけどさ」 校舎の中に物音は聞こえないし、此処に来るまでの間も誰とも会わなかった。 何だかオカルトめいたものを感じるが、彼女の気の知れた人物が居るというなら好都合。 一人より二人、二人より三人だ。 「一応聞いとくけど、レティも帰りたい?」 「うんっ。このユメ、なんだかおかしいし。いつものと、ちがうから」 「……いつもの?」 「ユメのなかで、リックがいないのなんてはじめてなの。 いつもはあの子が遊んでくれるのに、いまはいなくなっちゃった」 レティ、リック。 二つの人名を記憶野に刻みながら、リョーマは漠然と思った。 ――不思議なやつだな、と。 少なくとも、男女をひっくるめて自分の周りにはいなかったタイプだ。 月並みな言い方になるが、まるで童話の中の人物と話しているような気分にさせられる。 悪い気はしないし、事実彼女に他意はないのだろうが。 自分よりもよっぽど〝アリス〟の渾名が似合うのは違いない。 「ねえ、リョーマはわたしとあそんでくれる?」 少女は問う。 大きな瞳に期待の光を灯して。 そんな場合じゃないだろうと思わないでもなかったが、どの道リックとやらと顔合わせもしておきたい。 それに。一目見た時から気になってはいたのだ。 「いいけど……じゃあ、〝それ〟貸してよ」 「これ?」 レティが手に持っていたのは――大方、〝リック〟から護身用の備えとして持っているよう言いつけられたのかもしれない――、リョーマにとって極々見慣れた、それでいて最も親しんだ道具。 テニスラケットだった。 自分が使っていたものと異なりこそすれど、ボールを打つ上でなら問題はない。 幸い、此処は学校だ。 探せばボールくらいあったっておかしくはあるまい。 「? どこいくのー?」 「ついてきなよ」 刺すような冷気を感じながら、レティを先導して歩く。 ついてくるのを時折確認しつつ、たどり着いたのは体育館。 設備はかなりのものだ。 普通の学校のそれよりも広いし、小奇麗でもある。 ラインも薄れているわけではなく、この分なら〝あれ〟をするにも申し分ない。 器具室の扉を開き、埃を被った籠の中に詰められた黄色い球体を一つ、取り出す。 言わずもがな、テニスボールだ。 この学校のテニス部は廃っているのか、少々古いのが玉に瑕だが。 「レティは、テニスって知ってる?」 「てにす?」 「知らないか。――じゃあ教えてあげる。見てて」 ふう。軽く息を吐いて、慣れた動作に入る。 前足に重心を置いて、両手は前に、ラケットとボールを添え。 身体に力は入れず極力リラックスした状態を作り出す。 両手を大きく左右に広げて。 肩より上に手の平全体で押し上げるようにして、トスをあげる。 ラケットは振り子のように下ろし、大きく後ろにもっていき、流れを止めないようにして肘を肩まで上げ。 ラケットも上を向くように。 そしたら、しっかり腕を伸ばして打ちにいく。 左足からラケットまで、真っ直ぐ一本の線になる。 線の一番上が衝撃点――うん、最高の当たりだ。 小気味良い音を立てて、黄色の打球がラインを描き百数十にもなる速度で走る。 いつしか、身体を包んでいた薄ら寒い感覚は消えていた。 いつもの――コート上に立つ時の高鳴りが、戻ってきていた。 「……すごいすごい! リョーマって、テニス……だっけ。じょうずなのね!」 「別に。こんくらい、練習すれば誰にでも出来るよ。 もっと凄いことできる人もいっぱいいる。――ま、追い越すけどね」 そうだ。 追い越さなきゃならないものも、果たさなければならないことも、沢山ある。 こんなユメなんかに、足を止められて堪るものか。 ただ一度ラケットを振るい、ボールを打っただけなのに。 その当たり前な感情は、当たり前にリョーマの中へと戻ってきた。 彼が自覚しているかは疑わしいが、存外チェシャ猫の言葉は彼の内心に響いていたらしい。 でも、もう大丈夫。 ちゃんと思い出した。 越前リョーマは――まだ歩ける。 「けどわたし、足遅いよ? それでも、できる?」 「まあ、なんとかなるんじゃない?」 「じゃあおしえて! わたしもやってみたい!」 じゃあ、まずは基本から。 リョーマはラケットの握り方から教えていく。 元々快活な性格なだけあってか、レティの飲み込みは思ったよりも早い。 人に教えるなんて、柄ではないが――たまには、悪くないか。 そんなことを、越前リョーマはふと思うのだった。 少年は前を向き。 少女は、ふたりになった。 【F-4/鳴神学園・体育館/一日目/深夜】 【越前リョーマ@テニスの王子様】 [状態]:健康 [装備]:テニスラケット@現実 [道具]:不明1、テニスボール@現実 [思考-状況] 基本:誰も殺さずに、生きてここを出る 1:レティにテニスを教えてみる。 2:あの猫には一泡吹かせてやりたい。 [備考] 【レティ(リック)@Alice mare】 [状態]:健康、ご機嫌、〝レティ〟 [装備]:なし [道具]:不明1 [思考-状況] 基本:ユメからさめたい。 1:リョーマとあそぶ。にほんじんはすごい。 2:アレンたちもいるのかな? [備考] クローゼットを開ける前からの参戦です × × ――そして。 そんな二人の様子を、見つめる者があった。 静謐な雰囲気を湛え、醸すのはレティによく似た、どこか現実離れしたそれ。 瞳は二人へ合わせられ、本来ある筈もなかったイフの邂逅を思うことありげにぼんやり見ている。 彼は、レティのよく知る人物。 彼女たちが先生と呼び信頼を寄せる男。 明確な固有名詞は不要だ。 〝先生〟と。ただそれだけで、彼を語るには事足りる。 「……君は――」 ぽつり。 聞こえないように呟いた。 彼は知っている。 あの少女が抱えるセカイを、炎に彩られた記憶を、リックの真実を。 知った上で、だからこそ手を差し伸べない。 いま自分がどう出たところで、無駄だとわかっているから。 自分では、ダメなのだ。 こうなってしまった以上、新たなる風が吹くことに期待をすることが最善なのだ。 「……その子を頼んだよ、越前リョーマくん。 救われないグレーテルに、夜明けの光を見せてあげてくれ」 そうとだけ言って、彼は誰にも気付かれぬまま体育館を後にする。 何をしたいのか、自分でもわからない。 いや、わかっている。 何をすべきかなんて、最初から。 ――男は独りで歩く。 夜の冷たさが、何故だか妙に心地よかった。 【先生@Alice mare】 [状態]:健康 [装備]:なし [道具]:不明1 [思考-状況] 基本:??? [備考] 002 Shyster 時系列順 004:蜃気楼 Open the Nightmare レティ(リック) 007 兄 Open the Nightmare 越前リョーマ 007 兄 Open the Nightmare 先生 [[]]
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記憶に新しい2011年末の事件。 ななっちブログに、※を書いている女性がおりました。 その女性の職業はソープ嬢。 しかし、職業は関係ありません。 誰しもが思う。管理人も思ってるw ななっちへの「間違いを指摘」し、「ブログへの意見」をコメしている、至極真っ当な意見です。 真っ当な意見をしているのが、ソープ嬢だろうと、政治家だろうと関係ないですよね。みんな思ってることを書いてるだけなんだから。でも、こういう真っ当な意見を載せずに、「否定するヤツは全員敵!!」とみなすのが、ななっちクオリティ。 コメしていたAさんの電話番号を、出会い系サイトの親父達に流出し、「3万円でヤレルよ」などと紹介し、Aさんに多大なる迷惑をかけたななっち。 耐えかねたAさんが、警察に駆け込み、警察からななっち自宅のマミーへ電話してもらったそうです。 そりゃそーだ。誰だってそうしますよ、勝手に電話番号ばらまかれたんだから。 (※ななっちの自宅番号は、ななっちがAさん宛てにイタ電した際に、番号通知してしまったのでバレました) しかし、それが気に入らないと、 Aさんの在籍店に嫌がらせの電話をしたり、Aさんの店の掲示板に「あの子はエイズだ!!アソコが臭い!!」だの散々な中傷コメを書き連らねるばばっち。 余談ですが、当サイト管理人は、ななっち本人から聞きましたので、あの嫌がらせの数々はななっちと断定いたしました。 人様の携帯番号を、出会い系に流す…。これがどのくらいの犯罪になるか、ななっちさんは分かってないのでしょうか? ブログで、ごもっともな指摘を受けたからといって…、 たとえそれが批判的に聞こえたとしても、聞く耳も持たずに「あたしを否定した!!」と怒り狂い、 コメ書いた人の電話を出会い系に流したり、イタ電したり、勤務先のお店に営業妨害したり…、これが43歳のやることでしょうか? (※この件につきまして、Aさんご本人様が見てらっしゃいましたら、経緯など掲載させて頂きたいので、ご連絡お待ちしております)