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1 紬と菖 2013/10/04 http //jbbs.m.livedoor.jp/b/i.cgi/otaku/14921/1380816324/ 戻る 名前 コメント すべてのコメントを見る 紬「ひぃやぁぇぁぁっ!?!?」 はないだろww -- (名無しさん) 2015-07-03 22 42 43 これは意外な組み合わせの様で案外しっくりくるね 素晴らしい -- (名無しさん) 2013-10-07 23 20 54 アヤメイトとしては菖SS増えて欲しい -- (名無しさん) 2013-10-07 17 13 15 もう鈍感だな~ あやめちゃ~ん! -- (聡) 2013-10-06 21 21 03 いいぞもっとやれ -- (モップ) 2013-10-06 14 35 10 素晴らしかったです。早く続きが読みたいです。 -- (名無しさん) 2013-10-06 09 57 46 えぇっこれで終わり!? ここからを確かみてみたかったぜ… -- (名無しさん) 2013-10-05 19 58 26 ぐいぐい行くなーこの子 -- (名無しさん) 2013-10-05 19 03 10 菖好きだー -- (名無しさん) 2013-10-05 18 16 14
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好きなものは人のなりとその性格を表すものと思うのです。 そこで、好きな映画を「晒す」ことでワタシがどんな人であるか「想像」できる材料を提供しますです。 アメリ ← ワタシのマシンのデスクトップはアメリでございます(4枚が時間変わり)。もちろんログインアイコンは、オドレイ。 ラ・ブーム(La Boum) 2001年宇宙の旅 ハリーポッターシリーズ ← 一応、全部劇場で見ました そのほか……: ホリデイ、プラダを着た悪魔、ティファニーで朝食を、サウンド・オブ・ミュージック とか
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http //pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1301391825/951-958 沙織は自分の寝室である部屋の前に着くと、横にいる京介に言った。 「ちょっと京介さんは隣の部屋で待っててもらえますか?」 「え?どうしてだ?」 「それは……その、わたしにも心の準備というものがありまして、その……」 人差し指同士を胸の前でくっつけながら赤ら顔でもじもじする沙織を見て、京介はこれからする事に現実感があるようなないような不思議な感覚に襲われた。 「ああ、わかった。隣って、その……シャワー、使えるのか?」 「ぁぅ……も、もちろんです!着替えもクローゼットに色々入ってるはず、です」 「そっか。それじゃ準備できたら電話してくれ」 「は、はい」 わたわたとテンパる沙織を名残惜しそうにちらりと見やり、京介は言われた通りの部屋に入っていった。 それを受けて、沙織はふぅと一息ついてから自分を意気込ませるように小さくガッツポーズをとった。 京介はシャワーを入念に浴びて部屋にあったバスローブを羽織り、備え付けのソファに大の字に座った。沙織からの連絡はまだない。 女の子は準備にいろいろ時間がかかるものなのだから、そんなものだろう。 それに、沙織がそうまで真剣に準備を整えてくれていることに京介は喜びと緊張からの武者震いが止まらなかった。 そうこうするうちに携帯が震え、条件反射的に京介は電話に出た。誰かなど言うまでもない。 「もしもし」 「沙織です。準備ができましたので、お願いします……」 「わかった」 切った後携帯電話の電源を返す刀で落とし、京介は意を決して隣の本丸へと足を踏み入れた。 電気は玄関前しかついておらず、リビングの中は真っ暗だ。 「沙織」 そっと名前を呟くと、照明のスイッチを入れる。 予め調節がしてあったのか、光度が抑え目の薄明かりが部屋の中を包む。 「京介さん」 そこには、ベッドに腰掛けてにこやかに妖艶に微笑む沙織がいた。 風呂上りで上気した肌に黒のシースルーのネグリジェが年頃の女子とは思えぬ程の色気をかもし出している。 極めつけに、沙織がかけている”あの”赤縁のメガネが京介の思考をどうしようもなく狂わせていた。 「そ、その……京介さん、どうですか?この格好――京介さん?」 「い、いや……お前の美貌に見とれててな」 「えっ――」 互いの顔が羞恥で真っ赤に染まる。 「お、お前が常々言ってたことじゃないか」 「自分で言うのと恋人に言われるのでは全然違いますわっ!そんなこと、言われたらそれだけで……」 「す、すまん」 腰から下をもじもじさせる沙織に何か良く分からんが京介はとりあえず謝る。 互いに狼狽していることが読み取れると、2人はどちらともなく笑いあった。 「ふ……ははっ。……綺麗だ。沙織」 「ふふふっ、ありがとうございます。……わたし、こんな日が来るのを待ち焦がれていました。あってはならないことだとわかっていながら」 「沙織……」 「でも、そんな臆病者のわたしにあなたは手を差し伸べてくれた。だから、わたしはあなたに精一杯尽くさせていただきたいと思います」 「……ああ」 「それでは、お覚悟願いますっ」 京介を手でちょいちょいと招き寄せると、京介の首を掴んでその唇を啄ばむ。 時に短く、時に深く。時に舌を絡ませて互いの情欲を煽る。 ぴちゃ、ぴちゃという唾液同士の水音が例えようもなく艶かしい。 そこから沙織が焦るような手つきで京介のバスローブを剥がし、そのそそり立つ陰茎をあらわにした。 「これが本物の京介さんの……す、すごい……」 「え、えーっと……その……」 沙織にモノを見られていることで反応に困る京介を尻目に、眼鏡で性欲がブーストされている沙織は躊躇なく口でそれを含んだ。同時に両手で竿を根元から拙い動作で擦り上げる。 「うおぉぁっ!」 「ふふ、京介さんったら可愛い声で喘ぎますのね……」 「うっ、あぁっ……」 幾分か余裕が出てきたのか沙織の声色にSっ気が混じってくる。 沙織自身どうすればいいかなど良く分かっていないのだが、同人誌での知識をもとに亀頭から裏スジへとチロチロと舌を這わせることは京介には絶大な破壊力をもたらしていた。 「くぅっ沙織、やばい、もう出っ」 「えっもう……んんんんっ!?」 唐突に口内に発射される精液の塊に思わず沙織はけほけほと咳き込む。 「きょ、京介さん、ちょっと早いですわ……」 「そんな無茶言うなよ……お前みたいな極上の女にんなことされたら誰だって……」 一度抜いた影響か京介の呼吸は絶え絶えだ。とはいえ、まだまだ達していない沙織にすればそんな事情など知ったことではない。 「ならば、これでどうですか?」 「んっ……!?」 沙織は京介を自らのネグリジェの中に引きずり込んで、胸の中心まで京介の顔を持ってきてうずめさせて左右から胸を顔に押し付ける。俗に言う「ぱふぱふ」というやつだ。 「ほらほら京介さん、今度はわたしにもお願いしますよぉ」 「うっ……こんにゃろぉっ!」 あまりにも豊かな胸の圧力に呑まれそうになるも気合で振り払い、沙織の胸を両手で鷲掴みにする。 「んっ、京介さん……くすぐったいです」 「ぬぬぬ……」 しかし所詮DTの技量ではブラの上から程度では満足させられぬと悟った京介は、ご丁寧にもフロントホックになっている薄く水色がかった白く清楚なブラを必死に抜き取る。 「ふふっ、そんなにがっつかなくてもわたしは逃げませんよ、京介さん♪」 対する沙織は未だに余裕綽々だ。少し男としてのプライドが揺らいできたが、あえて気に病まず認めることにした。今は沙織を悦ばすことだけに集中する! 「触るぞ……」 「どうぞっ……んっ……」 沙織への対抗心から少し強めに揉みしだき、整った乳首を口に含む。 すでに少し硬くなっていた乳首が刺激に対応するように急激に硬化していく。 「あっ……ふぁっ……はぁっ……」 「んっ……沙織、もしかして乳首弱い?」 「あぁ……いい、いいですわ京介さんっ……!もっと触ってくださいっ……」 「おおせのままに!」 2つの蕾を摘んだり掻いたり弾いたりすると同時に右手を腹のほうに滑らせ、その滑らかな肌を堪能しながら隠された溝を軽く摩った。 「ひゃんっ!」 沙織の腰が跳ね上がる。そのショーツはすでにじっとりと濡れていた。 「これ……」 「い、言わないでくださいっ!は、恥ずかしいです……」 「おやおや、さっきまでの余裕はどうしたんだよ?」 今度は京介がイニシアチブを取る番だった。 身を包む黒のネグリジェと相反する白の紐パンが、まるで大人ぶる外装と内面の純真さを象徴しているかのようにコントラストを作っている。 そのパンツを名残惜しそうに右側の紐、左側の紐と順にするすると外していき、やがてするりと抜き去った。 年相応の薄い陰毛に包まれた秘所が露になり、沙織はよりいっそう顔を紅潮させる。 それを本当に愛おしく思いつつも、京介は人差し指を膣に差し入れ、陰核を親指で弾く。 「ふっ……ああっ……ああああっ!!」 「可愛い……可愛いよ沙織……!」 「はぁっ、そんなこと、言われたら、きっ、来ちゃうっ、あっ……あああああああぁっ!!」 沙織の腰が今まで以上にビクンビクンと跳ね上がり、秘部から愛液が噴水のごとく迸った。 そしてくたっと力が抜ける。 「だ、大丈夫か……沙織?」 女の絶頂というものを生で見るのは初めてだった京介は思わず沙織に声をかける。 「だ、大丈夫です……この程度ではまだまだっ……」 「本当かよ?」 「Exactry(そのとおりでございます).さあ、1対1でファイナルラウンドの開始ですわ!」 「そうか。沙織」 「なんですか?」 「一つだけ注文がある。眼鏡は外さないでくれ」 「ではあっちの眼鏡を「断固辞退する!」」 「ふふっ、冗談ですよ京介さん。では……!」 身にまとっていたネグリジェをするりと外す。これで沙織は眼鏡以外は完全に生まれたままの姿となった。それは京介も同様であるが。 そして横になっている京介にすっと覆い被さり、屹立するペニスに自身の膣をあてがう。 くぱぁと広げられた秘裂と下から見える巨乳のコンボは犯罪的とも言えるものだった。 そして、少しずつ京介のもとに沙織が高度を下ろしていく。 くわえ込まれていく京介の陰茎が僅かな抵抗を受ける。 「んっ……くっ――~~~~~~~っっ!!!」 「さ、沙織……大丈夫、か?」 「~~~~~だ、い、じょうぶ、です……それよりも」 「ん?」 「わたし、重くないです、か?」 こんな時に自分の心配か、と京介は若干呆れながらもそれ以上に愛おしさで溢れかえった。 「んなわけないだろ。沙織は俺の、俺だけの女の子だよ」 「京介さん……」 「……動いていいか?それとも、自分で動く?」 「っ……も、もう少しだけ待ってください……うふふ……」 痛いんだか嬉しいんだか分からない表情で沙織は微笑んでいた。 時間が経ち、少し落ち着いて来た所で沙織の腰がひとりでに動き出した。 「さ、沙織?何で急に!」 「い、いや……少し楽になってきたらすぐに京介さんのが欲しくなってっ、あんっ!」 「うっ、ああっ!」 「はっ、あっ、んぁっ、はぁぁん!」 沙織の予期せぬ動きが結合部を擦れ合わせ、互いの性感を相乗的に高めていく。 そこで京介は沙織の腰を引き寄せて抱っこのように抱き留める、駅弁へと移行した。 腰を押さえつけることで互いの距離が余計に近くなり、2人はキスを再び深く交わす。 「んっ、はっ、沙織っ、俺、もう出るっ!」 「あっ、んむっ、京介さん、わたしもっ、なかっ、中に出してっくださいっ!」 「な、中!?」 「だいじょうぶっ、です、今日はっ!」 そう言うと沙織は腰の動きを更に速める。 「そんな事言われたら、沙織っ、や、やばい!」 「大丈夫、京介、きょうすけぇっ!!」 「うっ、で、出るっ……!」 「はぅっ……京介のが、なかっ、なかにぃぃぃぃ!!」 びゅるっ!びゅるるっ! ドクンドクンと沙織の中に京介の白濁液が注がれる。 互いに結合したままくたっとベッドに倒れこむ京介と沙織だった。 「……はぁ。京介さん、とっても素晴らしかったですわ」 「俺もだよ、沙織」 「さて、第4ラウンド、始めましょうか?」 「えっ。でもさっき最終ラウンドって……」 「最終ラウンドと言ったな?あれは嘘だ」 「い、いったい何が始まるんです……?」 「第四次対戦です」 性欲がブーストされている沙織にとっては2度の絶頂程度ではまだまだ物足りないという事に京介は今更ながら戦慄していた。 「さあ、京介さん。まだまだ夜は長いですわ。今日はさっきも申し上げた通り大丈夫ですから、心ゆくまで愛し合いましょう♪」 「アッーーー!!」 そうして2人の熱い夜は、京介が倍プッシュされ続けて気を失うまで続いたのだった。
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「ちょっと違った未来11」 ※原作IF 京介×桐乃 ~~☆ 「あ!京介さん、あれ…!」 「ん?おっ、あれは…。」 帰りの車中、後部座席に座っている桐乃が声をかける。 「あれは…結婚式、かしら。」 教会での結婚式。 車の中からでもわかるくらい結構派手だな。 バックミラーで後ろを見ると桐乃がうずうずしていた。…よし。 「ちょっと寄ってみるか。何かの縁だ、盛大に祝ってやろーぜ。」 「この辺りだと…あそこの駐車場に車を寄せれば…。」 「そうだな…。」 教会の後ろに駐車場らしき場所がある。完全に部外者だけど、ちょっとぐらいかまわねーよな? 駐車場の空いたスペースに車を停車させ、ロックする。 車の中から外に出ると新郎新婦の登場を待ちわびているのか、たくさんの人たちが扉の前で待ちわびている。 どうやら聖書に倣った夫婦の誓いの儀式はすでに終わっているようだ。 「あ、花嫁さんだ!」 桐乃が嬉しそうにぴょんぴょん小さく飛び跳ねる。 俺達はいいタイミングに来れたらしい。ちょうど新郎新婦が出てくるところで、 「綺麗…。」 隣にいる瑠璃がうっとりと呟く。 純白のウエディングドレス。ドレスの種類なんて俺にはわからねーけど、よくCMとかで見かけるタイプのものだ。それでも…。 「実物を見るとやっぱ違うな。」 確かに綺麗だった。日の光に照らされてドレスが白銀に輝いている。教会の屋根にいる鳥達も祝福してくれているのか、静かに見下ろしている。 桐乃といい瑠璃といい、女の子は皆こういう綺麗なものが好きなんだよな…。 名前もしらない人だけど、これからの幸多いであろう未来をめいっぱい感じているのだろう。 夫をつかむ腕は全幅の信頼と愛情を寄せていた。 見れば花嫁さんが白いブーケを投げようとしていた。 「桐乃桐乃、あのブーケ!」 瑠璃が少し慌てたように言う、 「え?」 「花嫁さんが投げるあのブーケ、あれを取ってらっしゃい。あれが取れた人が次に花嫁衣裳が着れるって言われているのよ。」 「え、そ、そうなんですか!?じゃ、じゃああたしも…!」 桐乃は前に並ぶ人達に入っていく。周りの人たちも同じ考えらしく、そろってブーケを受け取ろうとしていた。 きゃいきゃいとはしゃぐ桐乃。あの姿を見れただけでもこの教会に立ち寄ってよかった。やっぱあいつは笑ってる姿が一番だよ。 瑠璃の横顔を見ると同じ事を考えているのか、桐乃の後姿を見ながら微笑んでいた。 「ふふ…。」 「今日はありがとな、瑠璃。」 「え?」 「やっぱさ、アイツも内にばっかしいると気が滅入っちまうだろ?あれからほとんど自分ひとりで外出にも出かけないし…。」 「そう…大学にも?」 「行ってはいるんだけど、ほとんど大学の友達と話してないみたいだ。あくまで桐乃の反応からの推測だけどな…。昔みたいにあやせや加奈子が一緒ならあいつらに話聞けばわかるんだけどな…。」 残念ながら三人とも大学が違うし…。 あの事故前は大学でもファッションリーダーみたいに自然となっていて、サークルとかからの勧誘も凄まじかった。メールや電話が来るたびに丁寧に断っていた。 『ま、あんたにはこんな経験ないだろうからわかるわけないけどね~。』 ぐぬぬ。腹立つあのアマ。そんな女にぞっこんで尻にひかれる俺は一体なんなのか。そんな俺にも腹立つ。過去の俺に言ってやりたい。もっと亭主関白になれ、と。 そんなことを考えていると、 「…痛ぅ…。」 え? 瑠璃が眉間を指で押さえていた。真っ白い肌に脂汗が滲み出ている。 「おい瑠璃、大丈夫か!?」 「…ご、ごめんなさい先輩…はあはあ…、す、少しどこかで休ま、せて…。」 「わかった。ここじゃなんだから、あの木陰に…。」 教会の裏に木陰があった筈。あそこだったら人もそういない。 「…ごめんなさい。こんな日に。」 瑠璃の肩を抱えてゆっくりと結婚式の場を離れる。教会裏は綺麗に整理されていて、近くにちょうどいい大きさのベンチがあった。 「あそこで休もう。大丈夫か?」 「だい、じょうぶよ…。はあはあ…。」 顔を見ると蒼白だった。普段色白な分、もはや病的ともいえるその顔色。整った顔立ちは頭痛の痛みで歪んでいた。 「水とか要るか?…いや、いっそのこと病院に…。」 「大丈夫…すこしだけ…すこしだけ休ませて頂戴…。そうすればこんなくらい…。」 本当に具合が悪そうだ。 俺の胸にしな垂れかかってくる瑠璃。彼女の甘い体臭と髪の匂いが鼻に入ってくる。 「先輩…ごめんなさい…。」 「何をだよ。いいから今はゆっくりと…。」 「違うの、そうじゃないの…。」 「え?」 「私…ずっと…心のどこかで貴方達が…桐乃のことを羨んでた…。」 なにを…? 「貴方があの時、私じゃなくてあの子を選んで…。それでもそれはまだ『妹』としてだった…。だから私にもまだチャンスが…大好きな先輩の心に私を映すチャンスがまだあるかもって、あの時はそう、思ってた…。」 …。 「だけど貴方は桐乃を選んで…私は何も出来なくて…。ううん、それでもいいって思ってた…。それが本当の気持ち。本当よ。だってあの子は私にとっても大事な…。でもあの子が記憶を失って…、痛ぅ…!」 「瑠璃!?」 ~~~ やったやった♪花嫁さんのブーケが取れた♪ 周りの人たちがおめでとうって言ってくれる。部外者だけどいいのかな? 「あ、ありがとうございます。ありがとうございます。」 ぺこぺこと頭を下げる。 「あら、とっても可愛らしい子。私にも娘がいたらこんな可愛い子にしたいわ~。」 「あなた将来いいお嫁さんになれるわよ~。そのブーケ、大事に取っときなさい。」 はしばしにそう声がかかる。えへへ…嬉しいなぁ…。 あたしはブーケが取れたことを報告したくて後ろを向いた。 「京介さん、黒猫さん!…あれ?」 きょろきょろと周りを見てもどこにもいない。あれ?どこに行ったんだろう…。 あたしが二人を探しているのをみて、参列してたお爺さんが、 「お嬢ちゃんの連れのとっぽい兄ちゃんと綺麗な姉ちゃんなら裏手に行ったよ。」 あれ? 「肩寄せ合ってたが…なんかあったのかい?」 …。 「…ありがとう、ございます…。」 嫌な予感がする…。 なんだろうこの胸騒ぎ…。 ~~~ 心に曇る暗雲を否定出来ないままあたしは教会の裏手に向かった。そこのベンチに二人は寄り添って座っていた。そこから話し声が聞こえてくる…。 ーーー『…桐乃のことを羨んでた…』 え? ーーー『…だから私にも…大好きな…思って…』 え?大、好き?誰が誰を? ーーー『…それで…いいっ…思ってた…』 ここからじゃ二人の声がよく聞き取れない。京介さんの顔が見れない。黒猫さんが京介さんの胸元に顔を埋めている。その二人はどうみても…。 パキッ あたしは小さな木の枝を踏んだみたいだ。全く見えていなかった。だって…。 「桐乃!?」 「…。」 京介さんが慌てて振り返る。 黒猫さんは顔を埋めたままだ。こちらを見ようともしない。 「はは…。」 馬鹿みたいだ…あたし…。 京介さんの妹だ彼女だと言われて…。彼の好意に甘えて、その気になって…。一人で舞い上がって…。 そうだよね…。京介さんもこんなめんどくさい女なんかより黒猫さんみたいな綺麗な人のほうが…。 もう、わけわかんないよ…。 「…ッ!」 たまらなくなり、あたしはその場を駆け出した。 ~~~ この光景を見て何を思ったのか、桐乃が駆け出していく。 ばか、あいつ何を勘違いしてんだ!?それどころじゃねえってのに!? 「はあはあ…先輩…。」 「瑠璃…とりあえず病院に…。」 「はあはあ…あの子を追いかけなさい…。」 「で、でもよ…。それじゃおまえが…。」 「いいから行きなさい!呪い殺されたいの!?」 物凄い剣幕だった。それだけ彼女も必死なのか。かつての厨二フレーズも全く違う性質を帯びていた。 「わかった!すぐに戻るからな…!」 ベンチに瑠璃を横たわらせ、俺は桐乃の後を追いかけた。 ~~~ 桐乃はどこだ…あいつに本気で走られたら俺じゃ追いつけない…。なんとか見失わないようにしないと…っていた! 「おい、桐乃!」 後ろから桐乃の背中に向かって叫ぶ。 ビクッ、と桐乃は身体を一瞬硬直させる。 「…っ!」 俺のほうに一回振り返るとそのまま全力で走って駆けていく。 ここで逃したらもう…。って…。 (お、遅っ!?) あいつ走り方まで忘れてんのか!?そう思わせるほど桐乃の走るスピードは遅かった。 これじゃそこらの女の子とそう変わらない。のたのたした女の子走り。 「っ!待てよ、桐乃!」 以前なら比較にもならないであろうスピードの差が今は逆転している。 一般的な成人男性の俺が今のこの桐乃の走る速度に追いつけない筈もなく…。 「桐乃、待てって!」 ものの数秒で彼女は捕らえられた。 「桐乃、待てって!話を聞…。」 彼女の左手首を捕まえ振り向かせたら、俺は言葉を一瞬失ってしまった。 「…。」 彼女は、桐乃は泣いていた。大きな瞳に大粒の涙をためて。 「おい桐乃、落ち着けよ。いいか、さっきのは…。」 「…して…。」 「え?」 「離して!!」 桐乃は掴まれていた手首を振りほどく。 一歩二歩後方に距離を置く。 肩を震わせ、いからせて、野生動物みたいに腰を落として俺を睨みつける。 「あなたも…。」 「え…?」 「あなたもあたしの前から消えちゃうんでしょ!?めんどくさい女だ、何をしてもとろくさい女だ、って…!」 「何、を…。」 桐乃は泣きながら大声で、 「あたし知らない!あたし全然綺麗じゃない!モデルなんか、服のことなんか何にも知らない!あたし知らない!あんなに勉強なんか出来ない!出来っこない!!」 「…。」 「陸上だってそう…!小説だって…!なんなの…!?そんなのあたしに出来るわけないじゃない…!そんなのあたし知らない…!知らないのに皆して…皆して…!」 ーーー『相当負担がある筈よ。特に心に…。皆が言うことが全く記憶にない。しかも相手は自分のことを知っている。…葛藤がそこにあることは容易にわかるわ。』 大学のカフェテリアで瑠璃と会った時に言われたことを思い出す。 クソッ。俺は馬鹿だ。どこまで鈍いんだ!? 桐乃の心がこんだけ追い詰められていたってのに…。 当たり前じゃねえか!?周りが知らない人だらけで…。 それでもこいつは俺に嫌われたくなくて、あれだけ健気に振舞って…。 俺は一度でも本気でこいつの立場になって考えたことがあったか!?こいつの悩みを感じようとしたか!? こんなんで、何が、兄貴、だよ。 過去の俺をぶん殴りたくなる。 「知らない人たちが皆近づいてきて離れてく…!あたしには何にもないのに…何にもない事に勝手に落胆して失望して…!皆誰の事を言ってるの!?知らない!あたし『そんな人』知らない!」 もう桐乃の顔は涙と鼻水でぐしゃぐしゃだ。 「…皆誰の事を見てるの…?…あたしのことを見てよぉ…。あたしを無視しないで…。無視、しないでよぉ…。」 桐乃は膝から崩れ、そのまま肩を震わせ嗚咽する。 「無視しないで…無視しないでぇ…。」 「…桐乃。」 もう見てられなくて、俺は…。 「ぇ?」 幼子のように泣きじゃくる桐乃を、そっと抱きしめた。 「桐乃…おまえの気持ちに気づいてやれなくて、ごめん…。」 「…ぁ…。」 「俺、今までおまえを守る、おまえを離さないって思ってたけど…全然おまえのことわかってなかった…。」 「…。」 「俺は大馬鹿だよ。大馬鹿兄貴だ。妹がこんなに苦しんでるのに…。気づきもしないで…。」 「…。」 「桐乃。」 俺は腕にすっぽり収まった華奢な桐乃の身体を抱きしめながら、 「おまえのことを、もっと知りたい。知りたいんだ。昔の桐乃じゃない。今のおまえの事が…今の桐乃の事が、俺は知りたい。」 「京介…さん…。」 「なんたっておまえは俺の大事な大事な世界にたった一人の妹だからな…。ダメか…?」 「で、でも…。でも…!く、黒猫さんは…!?」 「…今、黒猫は体調を壊してるんだ…。」 「…え?」 「おまえの考えてることは勘違いだよ。さっきはあいつの介抱をしていたんだ。あいつとは恋人でも何でもない…。だって…。」 …いずれ瑠璃との、黒猫との想い出を俺は桐乃に話さなくちゃいけないだろう。 確かに俺はあいつの事が大好きだった。 愛してた。恋してた。 いつも痛くて尊大な芝居がかった口調で、だけど誰よりも優しいお人よしの、ありし日のあいつ。 でも俺が女性として黒猫を愛したのは、恋したのは過去の話だ。 今の俺のこの気持ちは、想いは、たった一人に向けられている。 …この想いはきっとこの先も変わらない。二人でその愛を育んでいけるって信じてる。 「京介さん…。」 「…これからお互いのことを知っていこう。それに…。」 俺はニッと笑顔で、 「おまえには瑠璃だって沙織だってあやせだっている。おまえを支えてくれるやつはいっぱいいるんだぜ?」 「京介さん…。」 「も、もちろん、俺を第一に頼ってくれて…いいんだからな。」 ごほん、と咳払いをする。…ちょっと語りすぎたかな? 「…ちゃ、ん…。」 「え?」 「こ、これからは、きょ、京介さんのこと、…お、お兄ちゃんって、よ、呼びますから…。」 「うぇ!?」 「だ、だって、その…。あ、あたし達、きょ、兄妹ですし…その…。」 桐乃が顔を赤らめながら上目づかいで、 「…だ、ダメ、ですか…?」 「い、いいに…。」 「はい…。」 「いいに決まってんだろ…。」 俺の返答を聞いた桐乃はパアッ顔を明らめた。 「んふふ…お兄ちゃん…お兄ちゃん…。」 おい、連呼はやめろ。…くすぐったいじゃねーか…。 …。 おいちょっと待て。 周りからひそひそ声が聞こえる。 周りを見ると俺達を取り囲むように人が巻いていた。 皆してニヤニヤしている。 ヤベ!すっかり忘れてたけど、ここ往来のド真ん中だ。 …今までよく車にクラクション鳴らされなかったな…。 「ごほん。き、桐乃、行くぞ?」 「あ、お兄ちゃん…。」 「ここは危険なのだ、妹よ。ここは危険。」 「…ぁ…。」 桐乃も俺から顔を上げ、周りの状況をようやく把握したみたいだ。 カアア… 急速湯沸かし器みたいに顔を赤らめる桐乃。 「いくぞ、桐乃。…瑠璃が待ってる。行こう。」 今はすこしでも離れたくない…。俺は桐乃に手を差し出した。 「…はい、お兄ちゃん♪」 ぎゅっと俺の手を握り締める。 男なら思わず見惚れてしまう笑顔で、俺の最愛の妹はうなずいた。 ~~~ んふふ♪んふふ♪ あたしの心の暗雲は京介さんの言葉で一掃された。 まだ戻らない記憶。モヤがかかる記憶。それでも…。 『今のおまえの事が…今の桐乃の事が、俺は知りたい。』 えへへ…。 お兄ちゃんは今のあたしを見てくれている。今のあたしを大事にしてくれている。 そのことは彼の体温から、言葉から、痛いほど伝わってきた。 (あたし、ここにいていいんだ…。) 一時期どうしようかと思っていた。外に出るのが怖くて怖くてたまらなくて…。でもここ以外に居場所なんかなくって…。 そんなあたしをお兄ちゃんは…。 『おまえは俺の大事な大事な世界にたった一人の妹だからな。』 (…ありがとう。ありがとう、お兄ちゃん。) あたしはお兄ちゃんに手を引かれ、教会の裏手を目指す。 もう結婚式は終わっていて、人もまばらだった。 つないだ手をぎゅっと握り返す。 男の人の手っておっきいな…。おっきくて、あったかい…。 ーーー『桐乃、帰ろう。』 一瞬、何かの光景がフラッシュバックする。 …あれ?いつか誰かにもこうやって誰かについて行って…。 一瞬頭の中で見えたその光景が何なのか、考えようとすると…。 「瑠璃!?」 裏手につくと、黒猫さんが…。 「瑠璃!?おい、瑠璃!?」 お兄ちゃんが声を張り上げる。 黒猫さんの顔は蒼白だった。浅く呼吸をし、ぐったりしていた。 ーーー瞬間、何かの光景があたしの頭の中に蘇る。 ーーー誰かの顔をそっと撫でる。 ーーーもう、還らない、誰か。 身体の震えが止まらない。嫌…嫌…。 「お、おにいちゃん…。」 お兄ちゃんは救急車を手配している。 その声が、音が聞こえないのにカチカチという自分の歯を鳴らす音だけが嫌に鮮明に響く。 寒い…。寒いよ…。あたしは自分の両腕を強く抱きしめる。 「桐乃!!」 肩を両手でつかまれる。 ビクッ あたしの身体は反応し、心はすぐさま元の世界に戻る。 「今からすぐに救急車が来てくれるそうだ。俺は瑠璃の家族に連絡を入れる。」 「ぁ…。」 「もしかしたら救急車には身内は一人しか乗れないかもしれない。ここに二万ある。後でタクシーを拾って来るんだ。」 「ぁ…。」 「桐乃、大変だけどしっかりするんだ…。俺達が頑張らないと瑠璃は…。」 黒猫さん、黒猫さん…。 「桐乃、大丈夫だ。大丈夫だから…。今俺達に出来ることをしよう。」 …遠くのサイレンの音が聞こえる。 その音は彼女を一体どこに連れて行こうとする音なのか…。 あたしはただ、祈るしかなかった。
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「苗木君、恋してる?」 窓の外に広がる景色を眺めながら、霧切さんは唐突にそう切り出した。 「こい?」 僕はただオウム返しに呟き返す。 「そう、恋愛の、恋」 今度は真っ直ぐ僕の方を見ながら再びそう問いかけた。 明日のテストが心配だったから居残っただけだったはずなのに、何だろう、この雰囲気は。 放課後の教室。 教室を出て行くみんなをよそに、霧切さんは僕の席にやってきた。 いつも通り探偵助手のお誘いだろうか。 流石にテスト前だからと断ろうとしたところで、彼女は僕の前――朝比奈さんの席に座った。 「苗木君、勉強していくの?」 「え、ああ、うん……」 帰り支度をしていなかったことから察したのか、予想外の質問にちょっと慌ててしまう。 「だから、今日は――」 「私も一緒にしても構わない?」 捜査の誘いを断ろうとしたところで、予想外の方向からパンチが飛んできた。 僕の知ってる霧切さんは、自分からそんなことを言うキャラじゃない。 でも、流石にそんなこと言えないので、とりあえず、目を白黒させてみた。 「今は何をやっているの?」 「え、古文の復習だけど……」 ちょうど良かったわ、と言いながら、霧切さんは朝比奈さんの机の向きを変え、僕の机と合わせる。 周りを見ると、既にみんなそれぞれ教室を出て行ったようだ。 「……ひとつ、良い?」 鞄からノートなどを取り出す霧切さんに問いかける。 「何でまた、霧切さんが僕なんかと勉強を?」 霧切さんは、無言で古文のノートを差し出す。 中を開いてみると――所々空いているページがあった。 「捜査の所為で何度か授業に出そびれたのよ。あなたが教えてくれないかしら?」 こうして、不思議な二人っきりの勉強会が始まった。 「恋、って言われても……」 いきなり何を訊くんだ、この人は。 ここまでの勉強会はいたって普通だった。 霧切さんの古文力は至って優秀で(僕が教えるまでもないくらいに)、僕が「好きだ」などと囁いたわけじゃないし、古文の内容が愛を綴ったものだったということもない。 だから、僕には何でこんな話になったか理解できない。 「【質問の意図】が……」 とりあえず、普通に返すことにする。 霧切さんはため息を吐いた。 「(言弾:恋話)それは違うわ」 「えっ?」 普段の表情から一瞬で鋭い視線に変え、僕に向ける。 「舞園さんや江ノ島さんが言っていたわ。男子も女子も高校生なら一つや二つする、って」 何か予想外のところでゲームの要素を無理やり取り込まれた気がするが、僕が論破されたのは事実だ。 「霧切さんも、舞園さんたちとそういう話するんだ」 僕がそう返すと、霧切さんの顔が一瞬だけ赤く染まった。 「た、たまたまそういう機会があったのよ。同じクラス男子と付き合うなら誰か、ってね」 赤面した霧切さんも可愛いな、なんて思いつつも、女子たちがどんな話をしたのかが気になった。 「まあ、今現在、私が訊きたいのはそんなところじゃないわ」 しかし、すぐに机に両肘を立てて組み、口元を隠す霧切さん。 その表情はどこか作ったように無表情だ。 「恋の話、だっけ」 「そう、苗木君は誰が好きなの?」 何故、誰かが好きということは確定なんですか。 「ここには色んな人がいるじゃない。これで好きな人がいなかったら、苗木君は間違いなくイ●ポよ。専門医に相談することをお勧めするわ」 確かに個性的なメンバーだということは認める。それ以前に、その表現はどーなんですか。 不名誉な称号を頂きたくないので、ここは真面目に考えることにする。 「私の勘は【舞園さん】か【朝比奈さん】ね。守りたくなるような女子は人気がある、って言ってたわ」 確かに、彼女達は守ってやりたくなる。 舞園さんは何てったって超高校級のアイドルだし、朝比奈さんは天然なところがあって危なっかしい。 「一方、頼れるって意味で【セレスさん】や【大神さん】、【戦刃さん】も捨てがたいんじゃないかしら?」 セレスさんは時々恐ろしいまでのキャラでみんなを引っ張ってくれるし、大神さんや戦刃さんは体力面でも本当に頼りになる。 「【江ノ島さん】や【腐川さん】だってファンクラブがある程の人気だって聞いたわ」 今時、ファンクラブなんてあるんですか? まあ、確かに江ノ島さんはカリスマモデルだし、腐川さんも喋らなければ十分可愛いだろう。 「誰なのかしら、苗木君の【好きな人】は?」 だけど……どうもピンとこない。 彼女達は、何処か遠いのだ。 超高校級の彼女たちと、極々普通の高校生である僕。 「……眩しいんだよね」 「……そう」 僕には、ちょっと眩しすぎる。 僕はこれまで、普通の人生しか送ってこなかった。 それを知って彼女達がどう思うのかが、怖いのだ。 退屈だと思われるか、無駄だと思われるか、残念だと思われるか。 「そうね、でも、彼女達は問題なく受け入れてくれると思うわ」 そういって、霧切さんも苦笑いを浮かべる。 この展開は考えていなかったのだろう。珍しくちょっと焦った様子だ。 そういえば、霧切さんは彼女自身を選択肢に入れなかった。 いつも通り一歩引いたところから僕たちを見てるのだろうか。 「霧切さんは、何で僕の好きな人を知りたいの?」 「そ、それは……今後、私の捜査を手伝ってくれるあなたの好きな人が、犯人に狙われないとも限らないからよ」 論破するまでもなく、霧切さんの言葉は嘘だと分かった。 声は震えていたし、目は逸らしている。 そんな彼女が愛おしいと思ったのは、いつからだろうか。 霧切さんの捜査を手伝っているとき? 霧切さんとよく話すようになったとき? 霧切さんと初めて話したとき? 霧切さんを初めて見たとき? 分からない、でも、いつの間にか僕は――。 (“言弾:霧切さん”を入手しました) 「僕が一番好きな人は――」 それは何処からきた感情だろうか。 羨望か、連帯感か。 「【好きな人】は?」 そうじゃない。 もっと、言葉では言い表せない何かから生まれた感情だ。 長く伸びた髪とワンポイントの三つ編み、瞳に真実を見つめる光を溜め、手には悲しい思い出を手袋で封じ込んでいる、一番僕を必要としてくれる女の子。 「(言弾:霧切さん)――霧切さんかも、しれない」 好きという感情がこれで正しいのなら、僕は彼女が好きなのだろう。 一方の霧切さんは、一瞬、ぽかんとした後、凄く困ったような表情を浮かべた。 「そういう冗談はよろしくないわ、苗木君」 「いや、冗談じゃないんだよね」 今の一言で動揺したのが手に取るように分かった。 いつもは見られない一面、といった感じか。 なるほど、先人の言うとおり、それには恋するだけの魅力がある。 困った表情に若干の笑みが混じる。どうやら僕は嫌われてはいなかったようだ。 「いや、でも、そんな……」 照れているのだろう、だんだんとその顔に朱が差してくる。 「予想外だった?」 「ええ、完全にね」 どこか嬉しそうに彼女は答えた。 「私も、苗木君は嫌いじゃないわ。むしろ好意を持っていると言って良いかもしれない」 だけど、と彼女は少し表情を強張らせて続ける。 「あなたには、私よりも舞園さんたちを好きになって欲しいわ」 「え?」 「彼女たちは、それぞれの夢に向かって全力で進んでいる。そして、彼女達には支えが必要なのよ」 何故だろう。 何故この人は、ここまで自分を追い詰められるのだろう。 「苗木君、ここまで言えば分かるわね?」 何故もっと、自分の幸せを望まないのだろう……。 「ごめんなさい、変なことを訊いて。私、そろそろ帰るわ」 霧切さんは、そう言ってそそくさと勉強道具をしまい始める。 焦っているのだろう。手が若干震えている。 僕は彼女に何も声をかけなかった。いや、かけられなかったのだ。 何と言えば良いのか分からなかった。 否定すればいいのか、肯定すれば良いのか、でも――。 そう考えているうちに、霧切さんは鞄に勉強道具をしまい終えていた。 「また明日、苗木君」 それだけ言って、逃げるように教室を出て行ってしまう。 彼女が見えなくなってから、大きくため息を吐いて椅子にもたれかかった。 窓の外はいつの間にかザアザアと雨が降り始めていた。 そういえば、天気予報が嵐が来ると告げていたはずだ。成る程、みんながそそくさと帰るわけだ。 僕は霧切さんを――。 ・追う ・追わない
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俺の妹がこんなに可愛いわけがない。 Blu-ray Disc BOX 完全生産限定版 発売日:4月26日 ◆SDキャラによるショートムービー(脚本 伏見つかさ) ◆ギャルゲー風特典映像 ◆かんざきひろ描き下ろし4面デジパック仕様 ◆特製PETスリーブケース ◆スーパーピクチャーレーベル 2013年4月放送開始。俺の妹がこんなに可愛いわけがないの続編。2017年4月26日、Blu-rayBOXが発売。 http //www.oreimo-anime.com/index.html 監督 神戸洋行 原作 伏見つかさ キャラクター原案 かんざきひろ シリーズ構成 倉田英之 キャラクターデザイン 織田広之 総作画監督 石田可奈、川上哲也、渡邊敬介 プロップデザイン・美術設定 石本剛啓 美術監督 岡本好司 色彩設計 末永康子 撮影監督 設楽希 CG監督 秋元央 2Dデザイン 加藤千恵 特殊効果 安部貴俊 編集 肥田文 音響監督 本山哲 録音・調整 立花康夫 録音助手 松田悟 効果 山谷尚人 音楽 神前暁 アニメーション制作 A-1 pictures 脚本 倉田英之 伏見つかさ 絵コンテ 神戸洋行 山田弘和 斉藤哲人 ふかざわまなぶ 吉田隆彦 林博基 田口智久 及川啓 小野学 喜多幡徹 演出 神戸洋行 西片康人 山田弘和 千葉大輔 大泉武蔵 吉田隆彦 宇都宮正記 町谷俊輔 高島大輔 作画監督 織田広之 石田可奈 川上哲也 渡邊敬介 ジミー・ストーン 藤本さとる サトウミチオ 徳田賢朗 洪錫杓 飯飼一幸 堀井伸雄 後藤望 森川侑紀 戸谷賢都 米澤優 容洪 中原久文 近藤優次 松本朋之 徳田大貴 野田康行 谷川亮介 鎌田均 保村成 松田剛吏 横井将史 ■関連タイトル 俺の妹がこんなに可愛いわけがない。 Blu-ray Disc BOX 完全生産限定版 Blu-ray 俺の妹がこんなに可愛いわけがない。 1【完全生産限定版】 アニメ『俺の妹。』がこんなに丸裸なわけがない。 キューポッシュ 黒猫 グリフォン 高坂桐乃~ネコミミver.~ 『俺の妹がこんなに可愛いわけがない。』高坂桐乃 TRUE END ver. PS3 俺の妹がこんなに可愛いわけがない。 ハッピーエンド HDコンプ! BOX クレイズ 高坂桐乃 寝姿Ver. 1/8スケール レジカラット塗装済みキット OPテーマ ClariS/reunion 期間生産限定アニメ盤 EDテーマ集 ~俺の妹がこんなに可愛いわけがないComplete Collection+~俺妹コンプ+! 俺の妹がこんなに可愛いわけがない。 カレンダー2013年 『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』とやり直す中学英語 ぺたん娘 黒猫 夏コミver. コトブキヤ 黒猫 -memories夏コミ- 1/8スケール PVC塗装済み完成品 ねんどろいど 星くず★うぃっち メルル コトブキヤ 黒猫 ・・なわけがないver. 1/7スケール PVC塗装済み完成品 コトブキヤ 高坂桐乃 ・・なわけがないver. 1/7スケールPVC塗装済み完成品 キューポッシュ 高坂桐乃 PSP 俺の妹がこんなに可愛いわけがない ポータブルが続くわけがない 初回特装版 アニメムック「俺の妹」がこんなに丸裸なわけがない 「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」ドラマCD figma 高坂桐乃 コトブキヤ 黒猫 1/8スケール PVC塗装済み完成品 フィギュア・ホビー:俺の妹がこんなに可愛いわけがない 原作小説 伏見つかさ/俺の妹がこんなに可愛いわけがない
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「僕のこと」 レベル:10 難易度(E→D→C→B→A→S→SS→SSS→Z) 評価:SSS+ 音域:☆☆☆ 音程:☆☆☆ 跳躍:☆☆☆☆ 高音:☆☆☆☆☆☆ 低音:☆☆ 早口:☆☆ 持久力:☆☆☆☆☆ 歌唱時間:☆☆☆☆ 詐称レベル(☆~☆☆☆☆☆:☆☆)
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http //pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1316537661/515-516 「ただの妹だけじゃなく、ツンデレ妹、ヤンデレ妹、クーデレ妹がいる人はわたしのところにきなさい」 ゴフッ 後ろを見ると偉い美人がいたな。 クラスが一瞬ざわめくがすぐさまもとに戻る。 さすが高校生だ。 俺は振り向き、真意を尋ねるが 「あんた妹いるの?」ときかれ「いや、姉はいるんだが」と答えると「あっそ」とそっぽ向かれた。 「曜日で髪型かえて意味あるのか?」とそいつにきくと 「曜日ごとで釣れる妹って違うのよね」などと意味不明な供述をしており… 「おいおい、あいつはやめたほうがいいぜ」とそいつと同じ中学だったやつが答える。なんでも、そいつと付き合うとそいつの親友が大変だという。ばかいえ、だれがあんなやつと付き合うか。 そいつはいろんな部活に仮入部しまくっているようだ。 そいつは不審な言動に反し、運動神経はよく運動部からは逸材だと引く手数多だがすぐにやめてしまう。 なぜかときいたらたんに妹探しのためだという。 わけわからん。 で、なにを思ったのか新しく部を作るという。 しかし、部室はどこもあいていないためゲー研に入部し、そこに拠点を築くことにするのだという。 その部にはどういうわけかそいつの知り合いである先輩がおり、先輩二人をむりやりそいつの作った部には入部させてしまった。 さらには中学からの友達一人も部の発足のメンバーとして加入させた。 すぐに転校生の少女がくるのだが彼女もそいつの知り合いらしくその部に入部することとなった。あとでしったのだが彼女はそいつのことが心配で転校したという。 なるほどそいつに彼氏ができない原因が彼女か、と会った初日に体育館裏に呼び出され壁に穴を空ける拳が横髪を数本持っていくのを感じながら思ったものだ。 俺はとんでもないカミングアウトをそいつをのぞくメンバーから聞くことになる。 「まったく忌ま忌ましい後輩だわ。この前なんかはわたしの二人の可愛い妹を捕まえてあろうことか大きなお友達専用女児アニメ劇場版に連れていってくれたの。せっかくマスケラの素晴らしさを妹たちに教えようと思ったのに…ギチギチ」 「わたしにはとってもホモなお兄ちゃんがいるの…えへへ、いいでしょう。もし、君にそんなお兄ちゃんがいたら…ぐへへへへへ」 「あたしさぁ、こうみえてお姉ちゃんがいるんだぞぉ。つまり、妹ってやつなんだけどな、絶対あいつに教えるなよ。ややこしいことになるかんな~」 「わたしは一人っ子なんですが、お兄さんとよぶべき人がいるんです。だからわたしも妹かなぁ。」 週末に妹探索とやらを行うようになった。 妹属性を持つ女の子(つまりそいつよりも年下の女の子はすべてあてはまるのだが)を探して堪能するというものだ。 さすがに未成年略取は洒落にならないとはじめは乗り気ではなかったが蕾を幾つか摘み取るうちにすっかりはまってしまった。 言葉巧に小学○生の女の子をいきつけのカラオケ店に連れていく。その店には監視カメラがなく、外から中が見えないためよくそこで行為に及んでいた。 そいつはモデルをやっているらしく、芸能界ともつながりがあるという。芸能界といえば黒い交際だ。 事実そいつは黒い交際とも関わりがあり、なんどか接待や出演していたらしい。そこで、クスリを知り、抜け出せなくなった。 そいつは、いや、名前を出そう。 高坂桐乃は自身の友達もクスリの中毒者にさせ、自身の快楽のために活動に参加させた。 また、こうして捕まえた女の子も薬中毒に仕上げ、なんどもポルノ映画に出演させた。 お金を稼ぐとともに欲求も満たされるのだ。 桐乃はその子に注射をし、快楽に敏感にさせる。 意識がとろんとした女の子を五更瑠璃、赤城瀬菜、新垣あやせ、来栖加奈子が舐めて愛撫しまくる。 「あっ、あっ、あっ…」と淫乱になりつつある女の子に俺は剥けた生ちんぽを挿入する。 ぬちゃぬちゃと腰を動かしまくる。 射精。 俺はご褒美として桐乃のアナルに挿入した。 「まったくアニキの後ろにずっと隠れてたあの子とは思えないな」と俺は幼なじみにいう。 「もう、いじわるしないで。ロックも昔みたいに怒りっぽくて眼鏡な真面目くんとは大違いね」 「俺をその名で呼ぶんじゃねぇ、おらおら」 「あんあん」 「もう、桐乃ちゃんに意地悪しないの~」 「お姉ちゃん!なんで!?」 「うふふ、どうしてかしらね~」 俺の姉は俺のお尻を掴むと桐乃のアナルを刺激するように動かした。 俺は酷く興奮していた。 なぜなら、しばらく後の俺はきっと姉ちゃんの膣を堪能しているのだから。 おわり。
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『好きな人がいること』 出演者情報 役名 名前 年齢 身長 体重 B W H カップ 更新日 櫻井 美咲 桐谷美玲 31 163.5 39 78 57 83 2010/06/08 奥田 実果子 佐野ひなこ 27 160 40 84 51 83 F 2019/10/23 二宮 風花 飯豊まりえ 23 167 43.2 75 56 88 D 2018/01/26 高月 楓 菜々緒 33 172 46 80 57 83 B 2015/09/01 石川若葉 阿部純子 28 161 74 57 82 2016/08/15 ゲスト 第6話(2016/8/15)ゲスト 役名 名前 年齢 身長 体重 B W H カップ 更新日 大橋尚美 池端レイナ 34 165 83 60 84 2017/10/29 第7話(2016/8/29)ゲスト 役名 名前 年齢 身長 体重 B W H カップ 更新日 西島 渚 紺野まひる 44 160 82 58 84 2010/08/31
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【検索用 まいかいすきなひとにこいひとかいるのやめてほしいとおもいます 登録タグ お前は知りすぎたP ま 曲 曲ま 鏡音レン】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:お前は知りすぎたP 作曲:お前は知りすぎたP 編曲:お前は知りすぎたP 唄:鏡音レン ミクちゃん絵 紫崎狂歌(Twitter) 曲紹介 でもねそんなやさしくしてくれるような人は そうもちろん俺以外にもやさしくしてる だから 曲名:『毎回好きな人に恋人がいるのやめてほしいと思います』(まいかいすきなひとにこいひとかいるのやめてほしいとおもいます) 友人にグラコロと引き換えに機材を借りたとのこと エピソードは実体験とのこと お前は知りすぎたPの2作目 ハードボカロ曲投稿祭 投稿曲 歌詞 好きな人に毎回恋人がいるのやめてほしいと思います さぁさぁ いつもいつでも 私は好きになる人がいて そういうやつは大概恋人がいるよ まずは小学校のときに 好きになった女の子をからかわれてさ べ、別に好きとかそんなんじゃねぇし って言ったときの思い出を返してくれ 恋人いるじゃねぇか でもそんなことがあっても 俺はどうしようもなくてさ 中学校のときに 俺は お、俺 君のこと好きなんだ ってちょっと優しくされただけで 好きになったりもしました でもね そんなやさしくしてくれるような人は そう もちろん 俺以外にも やさしくしてる だから すでに恋人がいるんです だから だだだん だから こんなことが起こっていいのでしょうか? 高校のとき バレンタインに チョコもらった うれしくて声かけたら 恋人いた あああああああああああ コメント ただ、刺さる -- 名無しさん (2023-11-12 22 53 52) 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。