約 4,475,757 件
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/34658.html
【検索用 すきなんたもんっ 登録タグ VOCALOID す ぺんすてP ミルクティー 初音ミク 曲 曲さ】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:ぺんすてP 作曲:ぺんすてP 編曲:ぺんすてP 絵:ミルクティー 唄:初音ミク 曲紹介 ヤンデレと言われました。 曲名:『好きなんだもんっ!』(すきなんだもんっ!) 歌詞 (動画より書き起こし) ひとり夜空を見上げて ふと思う 君もこの星を 見上げてるかな? 「こっちはお昼だから 夜空は見えない」とか そんなつれないこと 言わないで 君のことが 好きなんだもん いつも君を 好きなんだもん 想ってるよ 好きなんだもん この想いを 好きなんだもん 必ず届けるよ! ひとり海辺にたたずみ ふと思う 君の元まで この海は続いてるかな? 「お部屋の窓開けても 海は見えない」とか そんなさみしいこと 言わないで 君のことが 好きなんだもん この想いは 好きなんだもん 止まらないもん 好きなんだもん いつか君を 好きなんだもん 振り向かせるから! コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/nicomment/pages/429.html
[2011/01/12 14 04] 俺の妹がこんなに可愛いわけがない 第01話 「俺が妹と恋をするわけがない」 第02話 「俺が妹とオフ会に行くわけがない」 第03話 「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」 第04話 「俺の妹が夏コミとか行くわけがない」 第05話 「俺の妹の親友がこんなに××なわけがない」 第06話 「俺の幼馴染がこんなに可愛いわけがない」 第07話 「俺の妹がこんなに小説家なわけがない」 第08話 「俺の妹がこんなにアニメ化なわけがない」 第09話 「俺の妹がこんなにエロゲー三昧なわけがない」 第10話 「俺の妹がこんなにコスプレなわけがない」 第11話 「俺の妹がこんなにメイドなわけがない」 第12話 「俺の妹の人生相談がこれで終わるわけがない GOOD END」 第01話 「俺が妹と恋をするわけがない」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm12317973 24 30 882 1459 sm12318164 24 30 1866 473 第02話 「俺が妹とオフ会に行くわけがない」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm12391660 24 30 1113 1406 第03話 「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm12466955 24 30 1357 1679 第04話 「俺の妹が夏コミとか行くわけがない」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm12540293 24 30 1716 1718 第05話 「俺の妹の親友がこんなに××なわけがない」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm12609001 24 30 1882 2522 第06話 「俺の幼馴染がこんなに可愛いわけがない」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm12683272 24 30 1116 1725 第07話 「俺の妹がこんなに小説家なわけがない」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm12753209 24 30 1553 2528 第08話 「俺の妹がこんなにアニメ化なわけがない」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm12819699 24 30 1987 1754 第09話 「俺の妹がこんなにエロゲー三昧なわけがない」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm12887573 24 30 1469 1912 第10話 「俺の妹がこんなにコスプレなわけがない」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm12951597 24 30 1522 2122 第11話 「俺の妹がこんなにメイドなわけがない」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm13012656 24 30 1313 1705 第12話 「俺の妹の人生相談がこれで終わるわけがない GOOD END」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm13073405 24 30 1655 1778 sm13073695 24 30 181 133
https://w.atwiki.jp/vip_oreimo/pages/108.html
492 名前: ◆qPOxbu9P76[sage] 投稿日:2010/12/12(日) 01 04 19.52 ID 3qUn8.co [2/13] 京介「え?今何て言った?」 桐乃「だからぁ、またあたしの彼氏になってって言ったの」 京介「え…お、お前……それって」 桐乃「ダ、ダメかな?」 京介「ダ、ダメというか言ってる意味が……え?なに?おまえ、やっぱり俺のこと好きだったの?」 桐乃「え……あ!な、なに今回もキモい勘違いしちゃってんの?これには事情があるんだってば!」 京介「じゃあその事情ってやつを先に言えよ!いつもいつも意味深発言してドキドキさせやがって!」 桐乃「ふぅ~ん、妹に告白されてドキドキしちゃうんだ。シスコン」 ぐ…そりゃおまえは顔だけ見ればかわいいし、そんな子に上目使いで迫られたら誰だってドキドキしちまうだろうが。 くそっ、いつまでもニヤニヤしてんじゃねえぞ。 493 名前: ◆qPOxbu9P76[sage] 投稿日:2010/12/12(日) 01 05 26.62 ID 3qUn8.co [3/13] 京介「ちっ…で、今回はどんな事情があって彼氏のふりするんだ?」 桐乃「なにその不満そうな顔。嫌なら別の人に頼むけど」 京介「不満なんてあるわけないじゃないっすか!是非、おともさせて頂きます!」 我ながらなさけねえ…。 だが、桐乃の目の前で、 「桐乃と付き合いたいってんなら、てめぇ!この俺に認めさせてみろ!」 「だが残念だったな!おまえより俺の方が桐乃を大切にする!ぜってーだ!」 なんてことを言ってしまった手前、勝手にしろよなんてことは口が裂けても言えない。 桐乃「ふん…まぁいいケド。で、今回はあたしの学校の文化祭に来てほしいの」 京介「文化祭?なんでまた」 桐乃「それを今から説明するんでしょ、ちょっと黙ってろっての」 京介「へいへい、すいませんね」 なんてかわいげのない妹だ。 黙ってればかわいいことこの上ないんだけどなぁ…もったいねえ。 桐乃「今度の文化祭で、カップルコンテストがあるんだけどそれに参加してほしいの」 京介「はぁ!?お、俺に出ろって言うのか!?」 嘘だろ?中学生でカップルコンテスト?どこの大学のイベントだよ…… 今どきの中学生は進んでるな。 桐乃「だからそう言ってんじゃん!あ、あたしだって、ほんとはあんたとなんか出たくないって!……仕方なくなんだから」 494 名前: ◆qPOxbu9P76[sage] 投稿日:2010/12/12(日) 01 06 58.53 ID 3qUn8.co [4/13] 京介「それはわかったけどさ、なんでまた、そんなのに出るはめになったんだ?」 桐乃「えっ?」 京介「だって文化祭だろ?そういうのって、自分から立候補した奴らが出るもんなんじゃないの?他薦があったとしても断りゃいいだけだろ」 桐乃「あ…そ、それは……」 京介「なんか事情でもあんのか?」 桐乃「う…あ……それは………そ、そう!あたしってモテるじゃない?」 京介「はぁ?なんだいきなり」 桐乃「だからぁ、最近あまりにモテて困ってるから、彼氏持ちアピールして諦めてもらおうってわけ!」 京介「…それが本当だとしても、おまえ、あと半年で卒業じゃねえか。それくらい我慢できねえの?」 桐乃「う、うっさい!このままだと卒業式に告白ラッシュが待ってるのは目に見えてんじゃん! だから今のうちに予防線張っときたいの!それにあたしは付き合うなら兄貴みた…い、いや、とにかく頼んだかんね!」 京介「あ~、そういうことね」 そういうことなら最初からそう言えばいいのに。 相変わらず説明の下手なやつだ。 京介「あ、そうだ。あやせとか、あのちんちくりんにはちゃんと説明してあるんだろうな?」 ここの確認だけは絶対にやっておかねばならない。 下手したら、俺、刺されちゃうかもしれないからね。 桐乃「あやせと加奈子にはちゃんと説明してあるから大丈夫。いきなり刺されるなんてことはないって」 京介「よかった…」 でも、桐乃もあやせにそんなイメージ持ってたんだな。 あやせ…お前の友達関係ってそれでいいのか? 496 名前: ◆qPOxbu9P76[sage] 投稿日:2010/12/12(日) 01 09 37.30 ID 3qUn8.co [5/13] 文化祭当日。 京介「で、今日はどうすればいいんだ?」 桐乃「とりあえず、例のイベントは15時からだから、それまではあたしと一緒に文化祭見て回って……」 京介「え?ちょ、ちょっと待て。15時からなの?それなら何もこんな朝一からくる必要なくね?」 桐乃「あ、あたしだっていろいろ見て回りたいんだからしょうがないじゃん!」 京介「いや、それだとしてもあやせ達と回るとかさ…もっと他にあったろ……」 桐乃「う……あ、あやせとかは店番もあるし……そ、それに一緒に見て回ってた方が男除け効果も大きいでしょ!わかったらさっさと行くよ!」 京介「お、おい!ちょっと待てって」 桐乃に手を引かれながら中学校の校門をくぐる。 なるほど、各クラスで出し物をやってるわけね。 だから店番の係とかが必要なわけだ。 京介「あれ?そういえばおまえは店番とかないの?」 桐乃「えっ?ないよ?なんか男子が代わってくれた」 御愁傷様です。 京介「それにしても……なんか、やたらと視線を感じるんだが……」 桐乃「当たり前でしょ。あたしが彼氏連れてきたから、みんなちょー驚いてんじゃん?しかもその彼氏が微妙にイケてないし」 京介「悪かったな、お前と釣り合ってなくて」 しかし……なに、この針のむしろ状態。 超アウェーなんですけど。 特に男どもの視線が痛い、こいつがモテてるっての本当だったんだな。 497 名前: ◆qPOxbu9P76[sage] 投稿日:2010/12/12(日) 01 10 30.96 ID 3qUn8.co [6/13] 京介「最初はどこ行く?」 桐乃「はぁ?こういう場合、あんたがエスコートするのが普通じゃないの?」 京介「エスコートもなにもここはお前の学校だろうが。それに俺はパンフレットも持ってないし、どこで何をやってるのかわかんねえよ」 桐乃「ちっ……しょうがないわね。じゃあ、最初はあたしのクラスに顔出すから」 京介「え?いきなり?」 桐乃「まずは挨拶しとかないと、改めて店番代わってもらったお礼も言わなきゃなんないし」 京介「おまえ、家の外だとほんとに性格違うよな」 桐乃「なんかいった?」 京介「なんでもないっす。じゃあ早速行こうか、桐乃」 桐乃「………………キモ」 俺に名前で呼ばれたことが腹に据えかねたのか、桐乃はぷいっとそっぽをむいてしまう。 京介「…悪かったって、そんな怒るなよ」 桐乃「………別に怒ってないし」 498 名前: ◆qPOxbu9P76[sage] 投稿日:2010/12/12(日) 01 11 27.02 ID 3qUn8.co [7/13] 桐乃「やっほーランちん。お店の方、上手くいってる?」 ランちん「あ、桐乃。大丈夫上手くいってるよ。でも、せっかく桐乃の集客力あてにしてたのに彼氏と遊んで回るとか聞いてないんだけど」 桐乃「えへへ、ごめんね」 ランちん「いいよ、そのかわりしっかり楽しんできなよ?」 桐乃「うん、ありがと」 ランちん「あ、そちらが彼氏さん?」 桐乃「う、うん。一応ね」 京介「どうも」 あぁ、どこかで見た子だと思ったら、『エタナーの箱に同人グッズ満載トラップ』の時の子じゃないか。 そういえばあのときは、あやせと加奈子とこの子の3人で遊びに来てたんだっけな。 ランちん「………………………………………桐乃のお兄さん?」 桐乃「えっ?」 京介「えっ?」 ランちん「桐乃のお兄さんですよね?一回しか会ったこと無いですけど」 桐乃!おまえ、まさかこの子に説明するの忘れてたんじゃあるまいな!? だ、だとしたらえらいことになってしまう。 ただでさえ、こいつには『挿入未遂事件(誤解だけど)』を見られてしまっているってのに、彼氏だなんて言って紹介したら………… 京介「ちょ、ちょっとこっちへ来てくれ!」 ランちん「え?ちょ、ちょっと!?」 桐乃「あ、あんた!なに、人の友達拉致ってんの!?」 499 名前: ◆qPOxbu9P76[sage] 投稿日:2010/12/12(日) 01 12 04.49 ID 3qUn8.co [8/13] ____________________ 京介「と、まぁ、そういうわけだ」 ランちん「事情はわかりました」 桐乃「ご、ごめんね。説明するの忘れちゃってて…」 ランちん「いいのよ、しょせん私はそういう扱いなのよ」 京介「おい、どうすんだよ。この子めっちゃ傷ついてんじゃねえか」ヒソヒソ 桐乃「だ、だって、忘れてたもんはしょうがないじゃん」ヒソヒソ ランちん「……じゃあ、あたしはそろそろ戻るね」 桐乃「あ、うん、またね」 京介「…………おまえ、後でちゃんと謝っとけよ?」 桐乃「………うん」 500 名前: ◆qPOxbu9P76[sage] 投稿日:2010/12/12(日) 01 13 29.06 ID 3qUn8.co [9/13] _____________________ 司会「さぁ!本日のメインイベント!カップルコンテストの時間がやってまいりました!」 司会「今回は現役読モが二人も参加するとあって参加辞退者が続出!最終的に読モ同士のの一騎打ちとなってしまいました!」 京介「すげえな、お前とあやせ以外にまだ読モがいんのかこの学校」 加奈子も事務所に入ってるようだが、あれは読モとは違うだろうし、桐乃かあやせみたいなのが最低もう一人はいるってことだろ? いったいどうなってんの?この学校。 司会「では早速紹介に移りましょう、エントリー№1番、高坂桐乃さん!」 名前を呼ばれると、桐乃と腕を組みながら、体育館の舞台上に設営されたステージの中央へ歩いていく。 男A「くっそ……なんであんな冴えない男が……」 男B「なんで俺は振られてあいつはOKなんだ……年上か……年上だからか」 男C「リア充爆発しろ」 やべぇ、男どもが怖すぎて、まともに前を見れねえ。 中学生に気圧されるなんて情けねぇ。 でもこいつら怖いんだもん、仕方ねえよ。 司会「ふふふ、彼氏の方は前を全く見ていませんね。もはや彼女しか目に入らないといったご様子」 おい!司会!このイベントを無事に終わらせたいなら、火に油を注ぐようなこと言うんじゃない!! 501 名前: ◆qPOxbu9P76[sage] 投稿日:2010/12/12(日) 01 14 01.95 ID 3qUn8.co [10/13] 司会「え~、では早速、キスの方をお願いしまーす」 京介「えっ?」 司会「えっ?」 えっ?ど、どういうこと?キス?何言ってんの?この人。 司会「あれ?ちゃんと説明してあったでしょ?参加者は、彼女から彼氏の頬にキスしてもらいますって」ヒソヒソ 聞いてねえええええぞおおおおおおおお!! ど、どうするんだよ!桐乃おおおお!? 桐乃「………………仕方なくだからね」 え…まじでやるの? 俺の肩に手を回し、段々と唇を近づけてくる桐乃。 女子勢「キャ――――――!」 男子勢「くっそ…ここから無事に帰れると思うなよ」 あぁ、もうどうにでもなれ。 502 名前: ◆qPOxbu9P76[sage] 投稿日:2010/12/12(日) 01 15 04.92 ID 3qUn8.co [11/13] ???「ちょっと待って!」 京介「えっ?」 桐乃「えっ?」 だ、誰だか知らないが助かった まじありがとう。 おかげで、公衆の面前で妹とキスなんて事態にならずにすんだぜ。 司会「おおーっと!ここでエントリー№2番、新垣あやせさんの乱入だぁー!」 京介「もう一人の読モっておまえかよ!」 っていうかあやせたん、いや、あやせさん…彼氏いたんですね………。 さよなら、マイスイートエンジェル。 あやせ「その人は私の彼氏です!桐乃には渡しません!!」 京介「は?」 桐乃「え……」 司会「これはああああああああ!略奪愛というやつなのか!それとも単に二股かああああ!?」 女子勢「キャ――――――!」 男子勢「はっはっは、今からお前を爆破してやるからそこを動くな」 ちょ、変に観衆を煽るのはやめて!刺される以上に大変なことになっちゃう!! 桐乃「あ、あやせ?一体どういうこと!?」 あやせ「実は、初めて会った時からお兄さんのことは気になってたの。桐乃がこのイベントに参加するって聞いて、それなら私もこの場を借りて告白しようと思って」 俺が今まで積み重ねてきたあやせイベントは無駄じゃなかった…無駄じゃなかったんだが告白の時と場所は選んでほしかった……。 俺が無事帰れなかったら責任とってもらうよ? 503 名前: ◆qPOxbu9P76[sage] 投稿日:2010/12/12(日) 01 15 49.96 ID 3qUn8.co [12/13] 司会「なんという修羅場……煽っといてなんですが、死人が出る前にさっさと終わらせたいと思います。では、お二人から頬にキスをどうぞ!」 桐乃「くっ…ここまで来たら負けられない!」 何に対して負けられないんだよ、おまえは! これはあくまでも彼氏のふりだろうが! あやせ「シスコンだからって諦めません!」 そんなこと大声で叫ぶんじゃない! せっかく桐乃のために彼氏のふりしてるんだから!ばれたらどうする気だ! 両側から首に手を回され、キスを迫られる俺。 司会「はい、チーズ」 京介「えっ?」 京介「黒歴史認定だろ……これ」 数日後、俺のもとに届けられた写真を見て思わず苦笑する。 桐乃の方が僅かに早く俺の頬に到達したという証拠写真。 京介「今はまだ、お前が一番ってことなのかね」 桐乃「兄貴ー!人生相談があるんだけどー!」 今日は、壁越しに俺を呼ぶ声がした。 京介「……へっ、お前が一人立ちするまでは、だからな」 桐乃「ちょっと聞いてんのー!」 京介「へいへい、今行きますよ」 おわり
https://w.atwiki.jp/starbreak/pages/298.html
音楽のバグなくならんのかな - 名無しさん 2015-09-30 04 15 07 まだあるの?chrome使ってるけどバグなんて無いよ - newspark 2015-10-01 00 39 47 TL出始めたころのBGMがかっこよかった - 名無しさん 2015-10-03 07 23 59 TLは旧BGMの方が良いなあ - 名無しさん 2015-10-03 10 35 56 初期のVQが意外と好きだった。 - 名無しさん 2015-10-09 16 46 52 チュートリアルの音楽も追加できますか? - 名無しさん 2015-10-09 16 47 58 忘れてましたので追加しました - kashkash 2015-10-09 23 01 59 ? - 名無しさん 2015-10-26 00 12 52 音楽でない(:-:) - 名無しさん 2015-10-26 00 13 42 そんなことはない - Freed9259 2015-11-13 18 54 21 タイトル、短いけど一番好き - 名無しさん 2016-08-04 21 04 38 いい曲多いねー - 名無しさん 2017-12-09 11 42 15 無音のままプレイを始めてから10~30分くらいするとBGMが流れ始めます。(火狐) - 名無しさん (2019-09-07 22 40 17)
https://w.atwiki.jp/vip_oreimo/pages/411.html
46 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/06/05(日) 15 05 04.08 ID rzU0xYe0o 夏休み二日目 名前:兄貴[] 投稿日:2011/07/24(日) xx xx xx.xx ID xxxxxxxxx ただいま。今日も安価を実行しようと思う。 ≫49 49 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/05(日) 15 09 05.53 ID SygvV/hso ぐるぐる眼鏡の娘をくどいて 眼鏡をはずしてもらい胸を揉ませてもらう 51 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/06/05(日) 15 30 49.95 ID rzU0xYe0o 「おっぱいきたああああああああ!」 しかも揉んだとしても最も後にしこりが残らなさそうな人物ときたもんだ! だが……一つ、大きな問題が。 『眼鏡をはずして』 この一言でハードルがぐーんと上がってやがる……。 これって例のお嬢様状態の沙織にってことだろ? ただでさえ、恥ずかしがり屋の沙織なのに、口説いたりおっぱい揉んだ日にやぁ一体どうなるのかわかったもんじゃないぜ? 「だが、やるしかねえ」 大事なのは結果じゃなく、安価に向かって全力で突き進むことだと思うんだ。 会う約束をとりつけるため、ひとまずは沙織に電話しておくか。 「もしもし、沙織? 今から会えるか?」 『ええ、問題ありませんが……いきなりどうされたのです? 京介氏の方から会いたいだなんて』 「ん? まぁ、ちょっとな」 『はは~ん。さては拙者の魅力にようやく気付いたのでござるな?』 「おう! よくわかったな、その通りなんだ!」 安価には、“口説いて”という一言も添えられていたし、ここで沙織のご機嫌をうかがっておくのは悪くない選択のはずだ。 『きょ、京介氏!? 本気ですか!?』 「俺はいつだって大真面目だぜ?」 『まあ、京介氏が本気かどうかは会ってから確かめることとしまして、待ち合わせはどちらで?』 「それじゃあ秋葉でいいか?」 『承知でござる!』 54 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/06/05(日) 15 57 35.69 ID rzU0xYe0o 所変わって秋葉。俺は待ち合わせ先に例のレンタルルームを選んだ。 かつて桐乃達がメイドのコスプレで出迎えてくれたあのレンタルルームだ。 沙織には先に入っておくと伝えておいたので、あとは沙織が到着すればすんなり合流できるはずだ。 「お待たせしました、京介氏!」 レンタルルームに到着してから20分ほどした頃だろうか、沙織が遅れてやってきた。 「よう」 「して、今日は一体何用で?」 「実はな、おまえを口説きに来たんだ」 「……して、今日は一体何用で?」 「俺の発言をスルーするんじゃない!」 「い、いやいや! 電話でのあれは冗談だったのでは!?」 「冗談じゃねえって! 俺は大まじめだ!」 ひどい……電話でのあの台詞だって俺としてはかなり勇気を出して言った台詞だったのに。 まさか、完全に冗談だと思われていたなんて。 「いいか? 今日、俺はおまえを口説きにきたんだ。だから、真面目に聞いてくれ」 「了解で…………いえ、わかりましたわ。京介さん」 「えっ?」 驚く俺を尻目に沙織は自ら眼鏡をはずし、続いて髪をほどいていく。 「さ、沙織? なにして――」 「真面目なお話ならば、それ相応の態度で聞かないといけませんから。それとも、やはり冗談だったとでも?」 や、やばい。何だか一転して怪しい流れになってきたぞ? そこまで畏まられると逆にやりづらいっていうか……。 「で、でもさ。おまえ、恥ずかしくないの?」 いつぞやは、眼鏡をはずしただけで真っ赤になっていたというのに。 「……正直、すごく恥ずかしいです。でも京介さんの気持ちと向き合うには沙織・バジーナは相応しくないと思いましたから」 なんてこった。この子、純粋すぎる。心が痛いよ……。 今さら「実は安価だったんだよ。HAHAHA」なんてとても言えん。 しかも、沙織の顔は次第に赤みを帯びてきていて、恥ずかしさを必死に我慢して俺と向き合ってくれているのがありありと分かる。 一番後にしこりが残らなさそう? 俺は一体何を思い違いしていたんだ。 こいつ以上に恥ずかしがり屋な奴はそうそういないってのに。 ぐんぐん気力が萎えていくのがわかる。いかん、このままでは俺の中のスイッチがOFFになってしまう……。 55 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/06/05(日) 16 35 03.37 ID rzU0xYe0o ええい! こうなったらさっさと安価を実行してしまおう! 「沙織!」 「ひゃっ、ひゃい!」 沙織が俺の声にびくっと反応する。 俺の声が思ったより大きくなっちまったってのもあるんだろうけど、沙織も沙織でがちがちに緊張しているのだろう。 「俺は会った時からおまえの乳に夢中なんだ! だから是非揉ませてくれ!」 「…………はい?」 「もう一度言おう。おまえの乳を揉ませてほしい!」 これ以上ないくらい真っ直ぐな言葉だった。 ちなみにこの場合の“真っ直ぐ”は、素直だとか純粋だとかいう意味ではない。 変態一直線。これ以上ないくらいの変態という意味だ。 「きょ、京介さん」 沙織の頬はさらに赤みを帯び、その瞳は潤んでいく。 わ、悪くない反応な気がするが……。どうだ!? 「京介さん。物事には順序というものがあると思いますわ」 「あ、ああ。そうだ……な?」 「京介さんも男性ですから……そ、そういうことに興味があるのはわかります。ですが、それはいくらなんでも気が早いです」 「……」 「京介さんのお気持ちはわかりました。ですが、そういうのはもっと……なんと言うかもっと親しくなってからがいいと思うんです……」 「そ、そりゃあ」 正に正論だ。俺だって安価じゃなかったらそんな無茶なこと言わないよ? 「あっ! も、もちろん。京介さんと親しくないというわけではないですよ!? 男性と女性として親しくというか……あの……その」 こんなときまで相手へのフォローを忘れない沙織。 こんな変態にも優しさを忘れない辺りが実に沙織らしい。 それに比べて自分は……と考えると今にも泣き出してしまいそうだ。 「……うっ…………ぐすっ」 「きょ、京介さん!?」 堪え切れず、嗚咽を漏らす。 そこまで本格的に泣き出したわけではないが、それでも沙織を慌てさせるには十分だったらしい。 「な、泣かないで下さい」 おろおろと慌てふためく沙織。 沙織の方も慌てすぎて何がなんだかわからなくなったのか、この後とんでもないことを言い出した。 「す、少しだけですよ!?」 「え……?」 そう叫ぶやいなや、沙織は俺の手を取り、自分の胸へと押し当てた。 沙織はきつく目をつぶり、顔を真っ赤にしている。沙織の手は俺の手をぎゅうっと強く握りしめており、少し痛いくらいだ。 5秒……10秒とそのまま時が過ぎていく。 「こ、これで泣き止んでもらえますか?」 結局30秒近くたってようやく手を離し、俺の表情を窺う沙織。 どうやら、胸を揉ませてもらえないことが原因で俺が泣き出したと思われたらしい。 俺、どんだけ変態なの? いや結果オーライだけどさ。 それにしても心が痛い。両親の呵責で死ねるなら俺はもう2、3回は死んでるね。 「京介さんにどんな悩みがあるのかはわかりませんが、私でよければ相談に乗ります。ですから一人で抱え込まないで下さいね」 そして、俺の奇行は何か悩みを抱えているせいだと思ったらしい。 そんな沙織を見て俺は―― 「沙織すまなかったあああああああああ!」 全力で土下座をした。 56 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/06/05(日) 16 42 25.35 ID rzU0xYe0o 夏休み、二日目。朝パート 安価成功 名前:兄貴[] 投稿日:2011/07/24(日) xx xx xx.xx ID xxxxxxxxx ただいま。成功した。柔らかった ……色々あって今にも泣いてしまいそう 次はできるだけ悪戯で済む程度のものにしてくれると、俺の良心が喜びます ≫59 59 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2011/06/05(日) 16 49 56.79 ID kub9ZEyao 黒猫に月何回くらいオナニー(もちろん性的な意味の)してるか直接会って聞く。もちろん覆面とか変装禁止で 60 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/05(日) 16 50 53.03 ID wUos1TzO0 妹と本気のディープキスして堕とす 61 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/06/05(日) 17 32 38.70 ID rzU0xYe0o 「おっ、これはなんか簡単そう」 …………いや、待て。これ普通にセクハラだな。 俺の中の価値観が急激に変化していくのを感じるがここはあえて無視することにしよう。 今回は予め電話で黒猫にアポを取るった 昨日の今日だし、とりあってもらえないということも考えられたからな。 「よう」 「よく私の前に顔を出せたものね」 うっ……なんだか黒猫が冷たい。昨日のことをまだ根に持っているんだろうか。 「き、昨日のことは済まないと思ってる。ゴミを取ってやろうとしたんだが、勢い余って――」 「言い訳はいいわ。私に用があるのでしょう? さっさと済ませましょう。私だって暇ではないのよ」 暇ではないと言いつつも、しっかり呼び出しに応えてくれるあたりこいつもいいやつなんだよなあ。 「じゃあ早速。おまえってさ、月に何回くらいオナニーするの? あ、もちろん性的な意味の方のだぞ」 と、実に爽やかな笑顔を浮かべながら下劣な質問をする俺。 黒猫は一瞬目を見開いたものの、すぐに平静を取り戻しいつもの表情に戻った。 「……あなた、まさかそんなことを聞くためにわざわざ呼び出したの?」 「おう! その通りだ!」 「…………何かおかしいものでも食べたの?」 まあ、連日に渡って奇行に走れば普通はそうなるよね。 「待て待て、俺は正気だ。これにはやむにやまれぬ事情があるんだよ」 「事情?」 「あー、その…………ええと……実はな――」 そうだ! こんな時こそ安価の出番だ! 上手い言い訳を考えてくれよ! 俺が黒猫にオナニーの回数を聞かざるを得ない事情とは? ≫63 63 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/05(日) 17 38 24.17 ID SygvV/hso 麻奈実が自分がやりすぎじゃないかほかの人と比べたがってたから 65 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/05(日) 17 44 45.40 ID 2QeLPzASo ≫63 麻奈実とばっちりwwww 66 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/06/05(日) 18 17 04.29 ID rzU0xYe0o 「麻奈実が自分がやりすぎじゃないかほかの人と比べたがってたんだ」 「えっ?」 「聞こえなかったか? 麻奈実が――」 「い、いえ。聞こえたわ。……本当に田村先輩が?」 「ああ。自分で聞くのは恥ずかしすぎると俺に相談してきたんだ」 安価だから仕方ないとはいえ、我ながらひどい言い訳だ。 すまん、麻奈実。今度何か奢ってやるから許してくれ。 「で、俺がこんなこと聞けるのは黒猫、おまえだけなんだよ」 「じ、事情はわかったわ」 どうやらこの言い訳は正解だったようだ。 黒猫の反応と表情を鑑みるに、どの言葉かは分からないが、俺の言葉が黒猫の琴線に触れたらしい。 さっきと比べて黒猫の表情が柔和になった気がする。もちろん、そこまで大幅に改善されたわけじゃないが。 「おお! わかってくれたか!」 「ええ」 「……で、実の所何回なんだ? 麻奈実のためにも包み隠さず教えてくれると助かる」 「基本的にゼロよ」 「ええ、マジで!?」 「何を驚いているの。私がそんな不浄なことをするわけないでしょう。」 「まじかぁ…………ん? 基本的?」 「あ……じゃ、じゃあ私は忙しいからこれで」 「待て待て、露骨に慌てて帰ろうとするんじゃない。基本的にってどういうことだ?」 「うっ……」 じり……と黒猫が半歩後ずさる。『やってしまった』と黒猫の表情が雄弁に語っていた。 「基本的にってことはどういうことなんだ? ん? さあさあ、言ってみ?」 ここぞとばかりに黒猫を追い詰めていく。 これだよ! 俺がやりたかったのはこういうことなんだよ! 普段こいつらには振り回されてばっかりなもんだから、たまにはこんな復讐じみたことがしてみたかったんだよ! まあ、その内容が下ネタってのはちょっといただけないが今はこのえも言われぬ優越感に身を委ねることとしよう。 じりじりと後ずさる黒猫を壁際に追い詰める。 退路を断たれたことで黒猫もようやく覚悟を決めたのか、ようやく重い口を開いた。 「………………わ、私も経験がないわけではないという意味よ」 「……」 ここで茶化すようなことはせず、黙って黒猫の次の言葉を待つ。 「しょ、小説や漫画を描くにあたってそういうシーンを入れたくなって……で、何事もやってみないとわからないから……その、あくまでも資料の一つとして……」 可愛そうに。黒猫は半分涙目になっている。 ちょっとちくりときたが、今までの俺の心労や肉体的疲労を鑑みればこれぐらいは許されていいと思う。 そして、黒猫の台詞は、最後の方こそ日本語として怪しくなっていたが、「なるほど、そういうことか」と理解に足るものだった。 要は桐乃が携帯小説を書く際に行った取材と同じようなものだったのだ。 黒猫のことだ。自分の知らないものを知らないまま作品に登場させるのは我慢ならなかったのだろう。 さて、安価を達成した今、黒猫が我に帰る前にこの場を離れないとな。 どんな罵倒をされるかわかったもんじゃないし。 「そうか、よくわかったよ。ありがとな!」 「え、ええ?」 混乱する黒猫を置き去りにし、奇妙な達成感と少しの罪悪感を持って俺は帰路についた。 夏休み、二日目。昼パート 安価成功 67 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage saga] 投稿日:2011/06/05(日) 18 19 34.03 ID rzU0xYe0o 名前:兄貴[] 投稿日:2011/07/24(日) xx xx xx.xx ID xxxxxxxxx 安価実行完了だ! 何でも基本的にしないそうだが、経験は0じゃないそうだぜ! このままの勢いで次だあああ! ≫70 70 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/05(日) 18 24 27.19 ID kub9ZEyao 今日一日全裸ですごす 71 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/05(日) 18 24 28.68 ID RwuHnm7LP 今日は昨日の鬼畜と違ってわりとまともだなww 妹をハグして耳たぶを甘噛み 72 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/05(日) 18 25 21.22 ID IZ/6nnKa0 妹に全裸の写メを送るよう要求する 73 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/05(日) 18 30 42.10 ID MwAIFWEAO この中に妹が紛れていることは確定的に明らか 74 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/05(日) 19 19 43.25 ID PUtyiVYJo きりりん回避の精度が神掛かってるなwwwwww 75 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage] 投稿日:2011/06/05(日) 20 19 52.68 ID rzU0xYe0o 「いつのまにやら安価の対象が俺になってる!」 誰得? 誰得なのこれ? ……今日はもう部屋に引きこもっていよう。これが朝一発目の安価じゃなくて本当によかったぜ。 いそいそ服を脱ぎだす俺。 「……なんだろう。このえもわいれぬ開放感は」 このままだとなんだかいけない趣味に目覚めてしまいそうだ。 「念のため布団に入っておくか」 これでもし急にドアを開けられても問題ないぜ。 もぞもぞと布団にもぐりこみ、仰向けに寝転がる。 「……なんか違う」 さっき感じた開放感がまるでない。 布団に包まれているからだろうか、さきほどの気恥ずかしさから来る高翌揚や、誰かがドアを開けたら……というスリルから来るドキドキが全くない。 「駄目だ! 俺は布団から出るぞ!」 ガバ! と勢いよく布団から飛び出た所―― 「京介~、悪いけど買い物に――」 「あっ」 案の定、開かれるドア。 固まる俺とお袋。 「……京介…………あんた何してんの?」 「……あ、あははは。なんか今日暑くね?」 「……なんかごめんね。今日は買い物はいいわ」 そう言ってお袋は去っていった。 「…………桐乃じゃなくてよかった」 もちろん、本音じゃない。せめてそう思わないと涙を堪えられないだけだ。 当然、夕食は食べなかった。 夏休み二日目終了。 本日の好感度変動 沙織 +1 黒猫 +1 佳乃 -1
https://w.atwiki.jp/vip_oreimo/pages/440.html
579 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/25(土) 20 03 25.60 ID 1uHZnrypo 夏休み、十九日目 名前:兄貴[] 投稿日:2011/08/09(火) xx xx xx.xx ID xxxxxxxxx いけないフラグが立ちそうだからって、決して自暴自棄にならないように くれぐれも頼んだぞ! 次行こうか ≫588 588 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/25(土) 20 11 25.04 ID j/E9pfVXo 自分以外4人以上の人を誘って海に旅行に行く 627 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/26(日) 04 45 03.71 ID OvUZcQnAO 以上って事は4人固定である必要はないんだよね、10人くらいの大所帯とか 誰か1人だけハブってみるのも楽しそうだが 628 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/26(日) 05 44 08.78 ID rIaHQooao ≫627 俺がやられた時は楽しくなかった… 629 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/26(日) 06 56 43.85 ID j5zL/qGDo ≫628 涙拭けよ・・・ 760 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/27(月) 19 30 40.82 ID myeui4sRo 4人以上で海へ――か。 実に夏らしい安価じゃないか。これで、俺もようやく夏休みらしい思い出が作れそうだぜ。 「問題は誰を連れて行くかということと、その組み合わせだな」 ここをしくじるとせっかくの海の思い出が黒歴史化してしまう恐れもある。 「……困ったときの安価頼みだ」 名前:兄貴[] 投稿日:2011/08/09(火) xx xx xx.xx ID xxxxxxxxx 俺なりに海組み合わせを考えてみた 番号で選んでくれ ①めぐりあいオタ 桐乃、黒猫、沙織、+α ②駆け抜ける嵐 桐乃、あやせ、加奈子、瀬菜 ③震える山 桐乃、麻奈実、沙織、瀬菜 ④震えない山 黒猫、加奈子、ブリジット、フェイト ⑤ロリの鼓動は愛 加奈子、ブリジット、日向、珠希 ⑥忌まわしき記憶と共に 赤城、部長、真壁、御鏡 ⑦その他 自由に選んでくれ 頼んだぞ、≫769! 769 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/27(月) 19 35 15.20 ID ocP24WvDO モデル四人 779 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/27(月) 19 37 50.10 ID MQOqv5nE0 桐乃、あやせ、加奈子、ブリジットか 780 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/27(月) 19 38 33.34 ID ocP24WvDO ≫779です 781 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/27(月) 19 44 54.69 ID o/HTgV/mo ガンダムネタかwwwwwwww 『震える山』 巨乳!! 『震えない山』 貧乳!! 782 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/27(月) 19 45 58.14 ID 7/I8+WU3o 京介も順調に汚染されて行ってるなw 784 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/27(月) 20 11 53.84 ID pwDF/I3Yo gj 787 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/27(月) 20 30 54.37 ID PbqDepCE0 ≫769 gjとしか言いようがない 788 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/27(月) 20 40 05.70 ID myeui4sRo 「俺が考えたどの組み合わせよりもベターに見えるから困る」 というか、ベストな組み合わせの一つだろこれ。 ……なんかうまく行きすぎてて後が怖いぜ。 「夏、海とくればもちろん……水着!」 「ビーチボール!」 「ナンパ!」 「す、すいか?」 「おい、3番目」 いや、確かに間違ってないと言えば間違っていないが……中学生でその発想はいかがなものか。 そして、さりげなく2番目・あやせも微妙だ。ビーチボールってそこまでの夏の海の定番だろうか? 桐乃のは定番というか必然であって、大喜利の答えとしてはおかしい気がする。 ……日本に来て間もないはずのブリジットが、一番それっぽい答えを出すってどういうことなの。 それから、俺たちは各々持参した水着に着替えた。 桐乃は、黄色の、上下に分かれたビキニタイプ。 あやせは、俗にAラインと呼ばれる水着だ。青いスカートが特徴的だ。 加奈子は……こういうの、セパレーツって言うんだっけ? 上下で分かれてはいるがビキニよりは布地が多い。胸元にフリフリがやたらとついてる。 そしてブリジットはというと―― 「おい、これは誰の趣味だ」 どこからどうみてもスクール水着だった。しかも、ご丁寧に名前欄には『ぶりじっと』と書かれている。 まさか、ブリジットの自前ではあるまい。 「くあああああ! ブリジットちゃんくぁいいいいいい!! スクール水着こそ至高!」 やはりか。やはりおまえの趣味なのか、桐乃。 そうだよな。他にこんな変態じみた趣味してるやつ(今日は)いないもんな。 「……しかし、異様に目立つなこの取り合わせ」 面子を見た瞬間から思ってはいたのだが、実際にこの光景を前にして改めて思う。 読モやってる美少女2人に、これまたイベントに引っ張りだこの美幼女2人。 しかも、美幼女の片割れはブロンドヘアーにスクール水着という出で立ちだ。 これで目立たない方がおかしい。 「おめー、今失礼なこと考えてたろ?」 「えっ!? さ、さあ……なんのことっすかね」 「さて、俺は今、何事もなく平和な夏の海を満喫しているわけだが」 このままでは面白くない。 このままだと“PCの向こうのあいつら”に色よい報告ができる気がしない。 「ここは一つ、こっちからアクションを起こす必要があるな」 別に、“男一人はぶられて寂しいのでその腹いせに安価で復讐してやろう”ということではないので勘違いしないように。 名前:兄貴[] 投稿日:2011/08/09(火) xx xx xx.xx ID xxxxxxxxx 例の4人を海に連れ出すことに成功した 今の所、4人とも実に普通に夏の海を楽しんでいる このまま何事もなく過ぎてしまうのも癪なので、ここらでちょっと悪戯をしかけてみようと思う どんな悪戯を仕掛けようか ≫798 798 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/27(月) 20 46 21.62 ID seY7zFijo 定番のおぼれたふりで誰かの唇をゲットだ 804 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/27(月) 20 49 48.37 ID WM14LjILP てかこの組み合わせ、 京介=桐乃の兄貴=マネージャー ってバレね? 807 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/27(月) 20 52 00.73 ID MQOqv5nEo ≫804 どっちにしろ加奈子の好感度は上がるのでは。 マネ京介慕ってたし。 809 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/27(月) 21 38 08.23 ID myeui4sRo 「ついに来たか」 俺とあやせたんが結ばれるこの瞬間が。 「待っててくれあやせたん! 今溺れるからね!」 きょろきょろと辺りを見回し、“ライフセーバー”の位置を確認する。 「ふ……どうせ、がちむちライフセーバーのお兄さんに助けられて瀬菜歓喜――の流れだと思ったろ?」 だが、今の俺は昔とは違う。 考えうる障害には予め対策を練っておくことを覚えたのだ。 まあ、ライフセーバーを監禁やら拘束するわけにもいかないので、できることと言ったら、ライフセーバーからはなるべく遠い位置かつ桐乃たちに近い位置で溺れることぐらいなんだけどね。 「……いくぞ」 少し沖に出た所まで泳いできた俺は、大きく深呼吸。 そして、溜めた息を吐くと同時に助けを求める声を上げた。 「たすけ――」 そのとき俺に激痛走る。 「がぼ……な……なに……」 虚を突かれた俺は、そのまま海に沈んでしまう。 しかも、叫ぼうとしていた瞬間のできごとだったのが仇となり大量の海水を飲んでしまった。 沈みゆく俺。意識を失う的な意味でも溺れる的な意味でも。 (あ、俺今うまいこと言ったな) そんな馬鹿なことを考えたのを最後に、俺の記憶は途絶えた。 次に目を覚ますと、目の前には涙目の加奈子の顔と、心配そうに俺を見守るあやせ、ブリジット。 そして、怒りやら不安やら焦燥やらが入り混じったような、えも言われぬ表情をした桐乃の顔があった。 上体を起こし、桐乃たちの様子を窺う。 「あ……あれ? おまえら何してんの?」 「『何してんの』じゃない! あんたこそ何してんの!?」 大声を張り上げる桐乃。 「き、桐乃。ちょっと落ち着いて。お兄さんだって溺れたくて溺れたわけじゃないんだし……」 あやせ……正直今のはちくっときた。 ついさっきまでわざと溺れる気満々だった俺としては耳が痛い。 「お、お兄ちゃん。だいじょうぶ?」 「ああ……大丈夫だ。心配かけちまって悪かったな」 ブリジットもだいぶ心配してくれたようだ。 いいシーンのはずなのに、さっきから胸元の『ぶりじっと』の文字が目についてこっちはそれどころではない。 ……今さらな上に、実に変なタイミングだが一応突っ込んでおこう。心の中でだけどな。 どこのエロゲだ。 「も、もういいのか?」 「ああ、もう大丈夫だ」 意識もはっきりしてきたし、素人判断ではあるが、もう大丈夫だと思う。 810 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/27(月) 21 38 35.72 ID myeui4sRo 「お兄さん、加奈子にお礼言った方がいいですよ。加奈子が気づかなかったら死んでたかもしれないんですから」 「そうなのか?」 「べ、別にそんなんじゃねーよ。……たまたまおめーの方見たら、たまたまおめーが溺れてただけ」 「そっか。……ありがとな」 「ふん」 俺がせっかく礼を言ったと言うのにそっぽを向いてしまう加奈子。 ……わかってる。加奈子はなんだかんだで褒められるとすぐ照れちまう所があるからな。 「じゃあ俺を助けてくれたのもおまえなのか?」 「それは加奈子じゃねーヨ」 「えっ? じゃあ、誰が……」 「私です」 背後から響く野太い声。 バッ、と背後を振り返るとそこには――がちむちライフセーバーのお兄さんがにこやかに笑っていらっしゃった。 そしてこれ以上ないくらいの爽やかな笑顔で、 「私、今日はもうあがりなんですけど、この後暇ですか?」 「いいえ、暇じゃありません」 この時の俺の反応速度はニュータイプに匹敵するレベルだったと思う。 夏休み、十九日目。朝パート 安価失敗 名前:兄貴[] 投稿日:2011/08/09(火) xx xx xx.xx ID xxxxxxxxx なんか尻の震えがとまらない、誰か助けて このまま切り上げて帰ってもいいが、せっかく海に来たわけだしもうちょっと海で遊んでもいい おまえらはどっちの方がいいと思う? ①帰る→昼は通常安価 ②このまま昼も海で遊ぶ→昼も引き続き海での安価 ≫820 815 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/27(月) 21 41 56.96 ID kiqelMtAO 2 817 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/27(月) 21 42 43.17 ID B99ldNSoo 2 818 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/27(月) 21 42 52.19 ID gOcRCHUPo 2 819 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/27(月) 21 43 07.90 ID IPcqADNAo 2 820 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/27(月) 21 43 08.13 ID pwDF/I3Yo 2 821 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/27(月) 21 43 08.62 ID gOcRCHUPo 2 822 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/27(月) 21 43 10.03 ID aZT+lQ/IO 2 823 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/27(月) 21 43 11.72 ID vSJnj/mFo 2 824 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/27(月) 21 43 13.19 ID UatxEr+AO 1 826 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/27(月) 21 46 55.37 ID myeui4sRo [7/12] 「おまえら海大好きだな!」 なにこの②率の高さ。ちょっと怖いんだけど。 名前:兄貴[] 投稿日:2011/08/09(火) xx xx xx.xx ID xxxxxxxxx おk。把握 妹たちも俺に合わせてくれるらしいので、引き続き海で遊ぶことにするよ さて、悪戯リベンジだ! ≫837 837 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/27(月) 21 52 32.81 ID seY7zFijo あやせにサンオイルを塗ってあげる 全身で 847 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/27(月) 21 54 44.95 ID EAL6rjn4o 激痛の正体はなんだったんだろ、つったのかな 849 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/27(月) 21 59 39.22 ID nVv2UqTio ≫847 クラゲじゃないの 850 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/27(月) 22 05 22.06 ID k/Fy9tc/0 ≫847 尻穴の古傷が開いて海水が沁みたとか? 851 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/27(月) 22 12 37.70 ID IPcqADNAo ≫847 あやせの仕業じゃね? 853 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/27(月) 22 21 25.87 ID cILTp2VF0 全身全霊を持ってサンオイルを塗るなんて・・・本気だな 855 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/27(月) 23 28 31.50 ID myeui4sRo 全身で? ははっ、冗談はよし子さんだ。 「ハードル高すぎて笑えねえ……」 そんな都合よくサンオイルを持っているはずもなく、近くの売店でサンオイルを調達する。 「あやせ~、俺がサンオイル塗ってやるよ」 「いりません」 「死ね」 「加奈子をほっといてあやせに声かけるってどういう要件だ、オラ」 「さんおいるって何ですか?」 ぴしゃりと撥ね付けられる俺。 「な、なにもそんなに邪見にしなくても……」 もしかして俺の企みがばれているのだろうか。 「……お兄さん、私がモデルってこと忘れてません?」 「ん? いや、忘れてないぞ?」 なんでここでモデルの話が出て来るんだ? 「はあ……お兄さん、サンオイルって何だか知ってるんですか?」 「えっ? 日焼け止め的なもんじゃないの?」 「サンオイルって言うのはですね。肌を焼くときに肌を傷めないように塗るものなんです。日焼け止め効果はないんですよ?」 ……そういえば、映画とかのサンオイル使うシーンって肌焼いてるイメージしかないわ。 ひょっとして、この安価って相当やばいんじゃないのか? 下手したらあやせに威力業務妨害的なアレで訴えられかねないんじゃないだろうか。 「……ん? 肌を傷めないように塗るって言ったか?」 「ええ。言いましたけど」 「ひょっとして、これ自体に日焼けを促進させる効果はないの?」 「あるわけねーじゃん。そんなの加奈子でも知ってるんだけど」 俺とあやせのやりとりに横槍を入れてくる加奈子。 ……なぜだろう。すごくイラッとくるのは。 だが、こいつは朗報だ。 これならあやせに威力業務妨害的なアレで訴えられることなく安価を実行できる。 尚、セクハラで訴えられる可能性は無視する。 「じゃあ、別に塗ってもいいんじゃないの?」 「お兄さんに塗られるくらいなら、クラゲでも食べた方がましです」 「どんだけ嫌なの!?」 というか、比較の対象がおかしいだろ! 俺にサンオイル塗られることが、なんでクラゲ食べるのと同格になってるんだよ!? 「頼む! 腕だけでも、腕だけでもいいから――いてえ!?」 桐乃と加奈子に左右のふくらはぎを同時に蹴られた。 「どんだけあやせに塗りたがってんの!? まじキモい!」 「おめー、そんなに加奈子を怒らせたいの?」 「ははは、そんなに怒るなって。おまえらにも後でちゃんと塗ってやるから。あ、ブリジットも忘れてないからな」 「私はぬってほしいです! お兄ちゃん」 ぴこーん。俺、悪知恵を思いついた。 まずはブリジットに普通に塗ってやって、俺に他意や悪意がないことをアピール。 気を許したあやせに安価を実行するという作戦だ。ふっ……我ながら隙のない完璧な作戦じゃないか。 「よーし、ブリジット。手を出してみ」 「こうですか?」 掌にサンオイルをたらし、ブリジットの小さな手を取る。 そして、そのまますりこむようにして塗り広げていく。 「な、なんかくすぐったいです」 「ふひひ、我慢するんだブリジット」 それにしても柔らかいな。 なんだかいけない趣味に目覚めてしまいそうだ。 「にやけてんじゃない、このロリコン! あんたはシスコンじゃなかったの!?」 「うわ……。お兄さん……なんだかお兄さんから犯罪者の匂いがするんですけど」 「……ちっ。そんなに塗りてーなら加奈子に塗ればいいのによ」 856 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/27(月) 23 29 27.77 ID myeui4sRo あれ? 俺の完璧な作戦が早くも崩れ去ってるんだけど。 …………こうなったら仕方がない。これだけはしたくなかったんだが、背に腹は変えられない。 これをやってしまえば、下手したら警察のお世話になってしまう。 そう――力づくだ。 サンオイルが入った小瓶を自分の頭上でひっくり返し、ざばざばとサンオイルをひっかぶった。 「あんた何してんの!?」 「お、お兄さん!?」 「い、いやいや!? そ、そんな塗り方はいくら加奈子でもNGだって!」 「あれ? それってそう使うものなんですか?」 「斬り捨て、ごめええええん!」 謎の雄叫びを上げながらあやせへと飛びかかった。 俺に奇行に全員が驚き竦み上がっている隙を突き、あやせの腕を捉える。 ぬるり。 「あれ?」 ぬるり。 サンオイルのせいで全然上手くつかめない。 「ええい! まどろっこしい!」 あやせの腕を捉えることを早々に諦め、俺は次のアクションに移った。 「「「!?」」」 「ふわあ! ふわああ!」 掴めないのなら、抱き着いてしまえばいいのだ。 俺の全身はすでにサンオイルにまみれており、一度抱き着いてしまえば抱き着かれた側はたちどころにオイルまみれだ。 「あやせは俺の要求を拒否したのだ。あやせはその報いを受けるのだよ!」 ぬるり。 「きゃああああああああ!」 絶叫するあやせ。 「何とち狂ってんの!? このくそ兄貴!」 当然激怒する桐乃。 「なんであやせなんだよ!」 なぜか変な方向性で怒る加奈子。 「ふわあ! ふわああ!」 一人大興奮のブリジット。 俺の安価へのリアクションは正に四者四様だった。 「待て、話せばわかる」 「あやせーもうちょっと右、右」 「いけ! やっちまえ!」 「がんばってください、お兄ちゃん!」 ブリジット……気持ちは嬉しいが、この状況で何を頑張れと言うのか。 今の俺の状況はうつ伏せの状態で砂中に埋められている。 ちなみに臀部だけは砂が盛られておらず、砂上に露出した状態だ。 別に、尻自体を露出しているわけではないから勘違いするなよ。 「やめろ! 既に割れている物をこれ以上割ろうとするんじゃない!」 「この辺かな? ……てえーい!」 「やめろおおおおお!」 夏休み、一九日目。昼パート 安価成功 857 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/27(月) 23 30 08.81 ID myeui4sRo 名前:兄貴[] 投稿日:2011/08/09(火) xx xx xx.xx ID xxxxxxxxx 安価を実行したら危うく尻が4つに割れる所だった 何を言ってるかわからねーだろうが云々 さて、引き続き海で遊ぶかい? ①帰る ②引き続き海で遊ぶ ≫866 861 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/27(月) 23 31 34.00 ID PbqDepCE0 2 862 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/27(月) 23 31 47.86 ID nVv2UqTio 2 864 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/27(月) 23 32 14.54 ID 3DmK2+x4o 2 865 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/27(月) 23 32 12.86 ID Eza5Ql950 帰るか 866 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/27(月) 23 32 42.40 ID dLaVo3Eho 1 867 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/27(月) 23 32 43.99 ID ocP24WvDO 2 868 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/27(月) 23 32 46.03 ID 3DmK2+x4o 2 869 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/27(月) 23 34 46.84 ID nVv2UqTio くっ、ピンポイントで帰宅をとりやがったな 871 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/27(月) 23 38 56.61 ID myeui4sRo 「帰宅か」 正直助かったぜ。 この状態で海に入ったら激痛のあまり沈みかねない。 名前:兄貴[] 投稿日:2011/08/09(火) xx xx xx.xx ID xxxxxxxxx ただいま やっぱ海はすごいね。今日だけで結構やけちゃったよ 次行こうか。ただし、尻に負担のかかる安価はやめてくれよ? ≫881 881 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/27(月) 23 44 05.39 ID f8mLgWPY0 妹のPCに「高坂京介セミヌード画像集」という圧縮フォルダを作ってパスワードをかける 中身は釣りバカ日誌の画像 892 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/27(月) 23 45 18.52 ID dLaVo3Eho かわいいイタズラ安価ktkr 898 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/27(月) 23 50 53.65 ID x84GagCDO 加奈子さんベタ惚れじゃないっすか… 900 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/27(月) 23 53 58.70 ID IPcqADNAo 好感度7でこの惚れ具合とは 10超えたら加奈子はどうなっちゃうんだろう 922 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/28(火) 17 23 27.89 ID 3HglxMaxo 「これは……」 大丈夫なの? そのままゴミ箱へダイレクトな気がするんだけど。 どこの誰が俺のセミヌードを見たがるんだよ。 ……ともかく、急ぎ釣りバカ日誌の画像を収集しなくては。 夕飯を速攻で食べ終えた俺は、大急ぎで桐乃の部屋へと駆けこんだ。 桐乃はまだ下で飯を食べており、2階に上がってくるには今しばらく時間がある。 俺は、桐乃のPCを立ち上げ、自前のUSBメモリーを差し込んだ。 「早く早く……!」 用意したファイルをデスクトップに貼り付け、圧縮し、パスワードをかける。 ここまでかかった時間は2分。散々自分の部屋で予行演習してきたので、PCの操作に無駄はない。 「できた!」 と俺が声を上げるのと同時、階下から「ごちそうさま」の声が聞こえてきた。 ミッションを終え、自室でくつろぐ俺。 実に開放的な気分だ。 <ナニコレ!? ただ、この安価の残念なところは桐乃のリアクションを確認できないってことだよなあ。 下手に様子を探って、俺がやったってばれても困るし。 まあ、同じ屋根の下で暮らしてる以上、疑いの目は自然と俺の方に向くことになるんだろうけどさ。 「……くそっ。桐乃の様子が気になる」 まさかとは思うけど、そのまま削除されてたりしないよね? <コレモダメナノ!? チッ! それにしても、桐乃のやつさっきから騒がしいな。 そんなことを考えていると―― 「あんたの好きな数字教えて!」 バン! 今にも扉をぶち壊さんとするかのような勢いで桐乃が俺の部屋に乱入してきた。 「な、なんだいきなり!? 意味がわかんねえよ!」 「分かるな! いいからさっさと好きな数字を言えって言ってんの!」 分かるなってなんだよ。俺の好きな数字を知りたがる理由について触れるなってことか? とても突っ込みたいが、今の桐乃の様子を見るに、下手に歯向かっても寿命が縮むだけで大した意味はないだろう。 となると、ここは素直に教えた方が得策である。 「え、ええと……7とか8とか」 この数字は適当に上げただけで、別段好きでもなんでもない。 「7と8ね!」 桐乃は俺の好きな数字を復唱して確認すると、そのまま風の用に去っていった。 「……なにあれ。ロト6でもやってんのか?」 <コレモチガウ!? 再びバタバタと廊下を走る音が聞こえてくる。 「あんたの好きな食べ物は!?」 「とんかつ」 「とんかつね!」 「あんたの好きな場所は!?」 「公園」 「公園把握!」 「あんたの好きな言葉は!?」 「初志貫徹」 「なにそのチョイス……だけど把握!」 924 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/28(火) 17 24 09.67 ID 3HglxMaxo 散々俺と自分の部屋を行ったり来たりしては、その度に俺に質問してくる桐乃だったが、ついにパタリと来なくなった。 「俺の好きなもん調べて何がしたかったんだ?」 これが黒猫なら、多分呪いの儀式に必要なんだろうなと結論づけることができるけど、相手は桐乃だしな。 <マサカ!? ……キタアアアアアアアア! ウヒヒ、コノシスコンメェ そして、桐乃は相変わらず騒がしい。 なにやら歓喜しているみたいだが、さっきのロト6でもあたったのか? <……フザケンナアアアア!! 「今度は何かやたらキレてるし」 夏休み、十九日目。夕方パート 安価成功 夏休み十九日目終了 本日の好感度変動 桐乃 朝 ±0 昼 +1(嫉妬補正) 夕 +1 ――――――――― 計 +2 あやせ 朝 ±0 昼 -1 ――――― 計 -1 加奈子 朝 ±0 昼 -1 ――――― 計 -1 ブリジット 朝 ±0 昼 +1 ―――――─ 計 +1 夏休み十九日目終了時の好感度 桐乃 +7 ※嫉妬心を自覚。今後のやりようによっては……? 麻奈実 +6 黒猫 +1 ※覚醒済み 沙織 +4 あやせ +1 加奈子 +6 ブリジット +4 日向 +3 ※眼鏡をかけるようになっている 珠希 +2 瀬菜 +5 フェイト +2 佳乃 -1 赤城 +2 大介 ※殺意の波動の気配がする「仏の顔も3度まで」残り…1回
https://w.atwiki.jp/preciousmemories/pages/5774.html
プロモカード/俺の妹がこんなに可愛いわけがない 『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』のプロモカード。 限定プロモカード ナンバー カード名 色 C S AP DP 入手方法 P-001 《高坂 桐乃》 黄 2 2 20 20 俺妹フェス入場特典プレメモフェスタ2010WINTER入場特典 P-002 《高坂 桐乃》 赤 4 1 40 40 俺の妹がこんなに可愛いわけがない 小説第8巻特典 P-003 《高坂 桐乃》 1 2 10 20 大会プロモーションパック vol.1 P-004 《高坂 桐乃&高坂 京介》 4 1 40 40 発売記念大会参加賞 P-005 《黒猫&高坂 桐乃》 青 2 2 30 30 大会プロモーションパック vol.2 P-006 《高坂 桐乃》 黄 2 2 20 10 大会プロモーションパック vol.3 P-007 《黒猫》 青 2 2 10 20 大会プロモーションパック vol.10 P-008 《高坂 桐乃》 3 2 40 0 俺の妹がこんなに可愛いわけがないスペシャルパックBOX購入特典 P-009 《高坂 桐乃》 1 2 20 20 P-010 《高坂 桐乃》 青 2 2 30 0 発売記念大会参加賞 P-011 《高坂 桐乃》 赤 2 2 30 10 プレメモ&プリコネフェスタ2012ガンスリンガー参加賞 P-013 《黒猫》 青 2 2 30 30 発売記念大会参加賞 通常プロモカード ナンバー カード名 入手方法 01-011a 《高坂 桐乃》 プレメモフェスタ全国大会2011ファイナルミックスレギュレーション優勝賞品 01-011c 全国大会2012地区大会決勝 01-083a 《黒猫》 プレメモ&プリコネパーティー2012参加賞全国大会2012店舗予選上位賞 関連項目 カードリスト プロモカード 俺の妹がこんなに可愛いわけがない 編集
https://w.atwiki.jp/vip_oreimo/pages/435.html
15 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/17(金) 23 03 46.33 ID yKWMl+Odo 夏休み、十四日目。 ※桐乃たちと共に旅行から帰宅したため、安価対象に制限がなくなりました 名前:兄貴[] 投稿日:2011/08/05(金) xx xx xx.xx ID xxxxxxxxx 自分が楽しみたいように引っ張りまわすことには失敗した だが、俺主導で引っ掻き回すことには成功したと思う。これは安価達成と言ってもいいのではないか 次はお財布に優しい安価を頼む ≫25 25 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/17(金) 23 10 41.47 ID bjgQBnYY0 ブリジットをこっそり自宅に連れ込んで一緒にエロゲープレイ 隣の部屋にギリギリ聞こえるくらいの音量で 37 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/18(土) 00 42 10.05 ID 2mtw7YfPo ≫25 これが「コウノトリを信じている可愛い女の子に無修正のポルノをつきつける時を想像するような下卑た快感さ」というやつか 47 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/18(土) 05 02 45.38 ID 1x1CcDZDO 安価鬼畜すぎるwwwwww 77 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/19(日) 16 23 37.91 ID uKne7cg1o 「おまえらほんと最後に余計な一文付けるの好きだな!」 そんなに妹乱入フラグを立てたいか! ……だが、予め分かっていればやりようはある。 ふっふっふ、俺流の桐乃対策を見せてやるぜ。 「きょうは何をするんですか?」 早速ブリジットを呼び出し、自室へと招き入れた俺。 ちなみに、桐乃には今日ブリジットが来ることは伝えていない。 「今日はな、これをやろうと思うんだ」 「しすしす?」 パッケージにでかでかと書かれたタイトルを読み上げるブリジット。 「おう。正確には『しすしす2 綺麗なお姉さんは好きですか?』だ」 しすしすの続編にあたり、妹ものの前作から一転、姉もののエロゲになった代物だ。 ちなみに、これは桐乃ではなく部長から借りてきた。 「要はゲームだよ。早速やってみようぜ」 「はい!」 ブリジットの純真無垢な瞳は期待で満ちている。 これからの展開を考えると非常に心が痛むが、今さら後には引けない。 カチカチと、マウスをクリックする音が響く。 今の所はまだエロい展開に突入しておらず、ただのシミュレーションゲームとして進んでいる。 ちなみに、ここまでの選択肢はブリジットが全て選んでいる。 だというのに、俺が見る限りではあるが、順調を通り越してあちこちの姉キャラにフラグを立てまくっている。 「……エロゲの才能でもあるんだろうか」 そうでなければ、天然で姉キャラ受けしそうな思考回路をしているのだろうか。 ……後者であると信じたい。 「何かいいました?」 「いや、なんでもないんだ」 そして、遂に危惧していた瞬間がやってくる。 <ダ、ダメダッテ! ワタシタチキョウダイナンダヨ!? エロシーンへの突入である。 初プレイなのにすんなりエロシーンへ突入してしまうブリジットの才能が恐い。 「えっ……? ふぇっ…………?」 困惑するブリジット。そりゃそうだろう。 ただのゲームだと思っていたらエロゲだったでござる――を地でいってるわけだからな。 パッケージは一見普通の恋愛シミュレーションにしか見えないデザインだしな。 ブリジットは今にも泣き出しそうになっている。 「ま、まだ泣かないでくれ!」 今泣かれると色々まずいことになっちゃう! 「桐乃ー! 早く来てくれー!」 そう叫んだ瞬間だった。 「朝っぱらエロゲなんてやってんじゃない! いい加減うるさ――ブリジットちゃん!?」 きたあああああああ! やたらとキレた来訪者の登場に目が点になるブリジット。エロゲのことなど吹っ飛んだようだ。 「なんでブリジットちゃんがいるの!? っていうか、あんたブリジットちゃんに何させてんの!」 「姉もののエロゲ」 「しれっと答えてんじゃない!」 俺の返答が気にくわなかったのか、桐乃は更にヒートアップしていく。 ……だが、この程度は想定の範囲内だ。 言ったろ? 桐乃の妨害が入ることがわかっているなら手の打ちようはあるのだ。 78 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/19(日) 16 24 18.96 ID uKne7cg1o 「俺はブリジットにお兄ちゃんと呼ばれている」 「それがどうした! そんなこと今関係ないでしょ!?」 「そして、今やっているのは姉もののエロゲだ」 「だから、なんで――」 「一番上の兄貴は末っ子からお兄ちゃんと呼ばれている。じゃあ、真ん中の姉は末っ子になんて呼ばれると思う?」 「!?」 「気付いたようだな。……ブリジット、頼む」 「は、はいっ!」 俺がブリジットに耳打ちすると、ブリジットは目が点状態から帰ってきた。 そして―― 「お姉ちゃん」 ズギュウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥン! まさにそんな効果音が聞こえてきそうだったね。 「はあ……はあ…………い、今、なん……て?」 桐乃は苦しそうに胸を抑え、膝から崩れ落ちる。 呼吸は乱れ、視線は定まっていない。 「お姉ちゃん」 「ふおおおおおおおおおおおお!」 ブリジットが再度そう呼びかけると、桐乃は妙な雄叫びと共に全力で後ろにのけぞった。 あまりの興奮に思考回路が焼き切れてしまったのか、そのまま身動き一つしない。 「……ちょろすぎるだろ」 そう。俺の秘策はブリジットに桐乃のことを“お姉ちゃん”と呼ばせることだったのだ。 後は妹狂いの桐乃のこと、簡単に料理できるだろうという目論見だったのだが、思った以上の効果だったようだ。 「じゃあ、俺は桐乃をこいつの部屋に戻してくるから。ブリジットはちょっと待っててくれ」 「は、はい」 ずるずると桐乃を引きずり、そのまま桐乃の部屋へと向かう。 そして桐乃をベッドに乗せ、腹に布団代わりのタオルケットをかけておいた。 「よし、これで――」 <ビエエエエエエエエエエ! 「ブリジット!?」 桐乃の処置を終えたとたん、突如俺の部屋から鳴き声が響いてきた。 桐乃の部屋を飛び出し、俺の部屋へと向かう。 「どうしたブリジット!?」 エロシーンでもフラッシュバックしちまったか!? 「お、お兄ちゃん。このゲームかなしすぎます……」 「……はあ?」 ブリジットが指差す先、パソコンの画面を覗き込むとそこにはスタッフロールが流れていた。 「なんでクリアしてんの!?」 というか、さっきのエロシーンで懲りたんじゃなかったの!? なんでちゃっかり続きやってんだよ! 恐いもの見たさか!? それとも、困惑してるように見えたのは俺の気のせいで、ほんとはシナリオに感動して泣きそうだっただけなのか!? どっちにしても只者じゃねえ。エロゲの申し子かおまえは。 夏休み、十四日目。朝パート 安価成功 名前:兄貴[] 投稿日:2011/08/05(金) xx xx xx.xx ID xxxxxxxxx 安価達成した。妨害も入ったが、当初の計画通り撃退してやったぜ 妨害を無事退けたと思ったらなぜか幼女が自主的にエロゲを攻略していた ポルナレフ状態だった。エロ目的でこそなかったけどな 次行こうか ≫88 88 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/19(日) 16 33 22.06 ID t7rKMft6o 黒猫に尻穴治療のためボ治療薬を直接塗りこんでもらう 107 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/20(月) 05 52 25.83 ID V0XvhjTeo 「……なんか色々とすごく紙一重」 俺のプライドとか、その他もろもろを完全に横に置いて今は話を進めよう。 じゃないと話が進まないからね。 「尻が痛むのは確かだし、前向きにとらえるしかねえな」 お前らが知ってるかどうかは知らないが、痔ってのは治ったと思ったら再発するから困る。 特に切れ痔なんかは大の度に―― おっと、話がずれたな。要は俺の痔はまだ完治していないということだ。 今の所懸念される最大の関門は、痔の薬って人に塗ってもらわなくても自分で塗れちゃうってことかな。 そこらへんを黒猫にどう納得させるかが鍵だろうな。 黒猫宅を訪れた俺は、早速用件を話した。それに対する黒猫の反応がこれである。 「…………よく聞こえなかったわ。今なんと言ったの?」 黒猫は盛大に口元をひきつらせ、半身で身構えている。 用件が聞こえなかった人間がするリアクションではないが、敢えて突っ込まず、要求を繰り返し通達してあげた。 「尻にボラギノール塗ってくれ。あ、勿論俺の尻にだぞ」 「……今のは聞かなかったことにしてあげるから、今日はもう帰りなさい」 もはやドン引きを通り越して呆れかえる黒猫。 「駄目だ。それはできない」 「莫迦じゃないの? それくらい自分で塗りなさいな。それか、妹にでも頼んだらどうかしら」 「そんなことできるか!」 桐乃にこんなこと頼んでみろ。 次の瞬間、俺の尻にはペットボトルが突き刺さってるわ。 「駄目なんだ。……俺はどうしても黒猫に塗ってもらわなきゃならないんだよ!」 「なら、納得できる理由を言ってごらんなさい。もし、万が一にも納得できるような理由があるのなら、塗ってあげないこともないわ」 ふふ……と妖艶な笑みを浮かべる黒猫。 ……来たぜ。この瞬間が。 ここまでくれば勝ったも同然だ。 なぜなら、俺にはここに来る前に予め手に入れたおいた、最高の言い訳があるからだ! 名前:兄貴[] 投稿日:2011/08/05(金) xx xx xx.xx ID xxxxxxxxx ところでさ、相手に理由の説明を求められたら俺は何て答えればいいの? 相手が思わずボラギノール塗りたくなるような理由(言い訳)を頼む ≫110 110 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/20(月) 06 30 48.32 ID eFcmMNfso すっげぇ痛くて自分で触るのが怖い 病院に行ったけど休みだった 111 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/20(月) 07 11 44.04 ID V0XvhjTeo 「すっげぇ痛くて自分で触るのが怖い。病院に行ったけど休みだった」 「…………はあ。わかったわ」 「いいの!?」 嘘だろ!? まさか、この安価が成功するなんて微塵も思ってなかったぞ。 俺としては失敗してほしかったけどな! 何が悲しくて後輩に、しかも女の子に、尻を見せなきゃならんのだ。 それが安価だというなら仕方ないけれども。……なんだか今にも涙が出そうだ。 「うわ……これはひどいわね」 「えっ、まじで? そんなにやばい?」 「裂傷がひどいわ。人の趣味にケチをつけるつもりはないけれど、少しは自重なさい。一体何をぶち込んだらこうなるの?」 「ちげえよ! こうなったのは趣味でもなんでもねえ! ……これも全て赤城のせいだ」 「瀬菜の?」 「そっちじゃない。兄貴の方だ」 ある意味瀬菜のせいと言えなくもないが、実行犯的な意味合いでは恐らく赤城のせいだと思う。 その辺の記憶があやふやなのではっきりしたことは言えないが。 すると、黒猫は妙に納得した顔で―― 「……ああ、瀬菜のお兄さんは随分と立派なものをお持ちなのね」 「ちげえから! そいういう意味じゃねえから!」 多分。 おまえもしっかり瀬菜に毒されてんじゃねえよ。 「いや、でも……これは確実に何かをぶち込んだ結果だと思うのだけれど…………」 「俺の記憶を掘り返す作業を今すぐやめるんだ」 全てを思い出した瞬間、俺は発狂しない自信がない。 「じゃあ、いくわよ」 「……おう」 黒猫はゴム手袋を装備した! 黒猫は一升瓶を装備した! 黒猫は精神を集中し身構えている!▼ 「……ん? おい、ちょっと待て! おまえ、いったい何もって――!?」 「夜魔の女王に汚い物を見せた罰よ。存分に味わうがいいわ!」 黒猫は裂破・滅拡撃を放った! 京介の尻に9999のダメージ! 京介は倒れた!▼ 名前:兄貴[] 投稿日:2011/08/05(金) xx xx xx.xx ID xxxxxxxxx おまえらから授かった言い訳を使ったら、なぜか尻に必殺技をぶちこまれた いくらなんでも一升瓶はねえだろ……。全部入っていたら今頃は病院だったぞ 話は変わるんだけどさ、おまえらいい医者知らない? 肛門科の めげずに次行こう ≫115 115 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/20(月) 07 25 02.42 ID T0lj0nXWo 加奈子と家デート 118 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/20(月) 08 24 34.91 ID V0XvhjTeo 「悪戯の“い”の字も見えねえ」 だが、どこかでホッとしている自分がいるのも事実。 今これ以上ケツに負担をかけたら倒れてしまいかねない。 家デートならそんなに動かずにすむだろう。 「家デートなら、京介として会わねえと駄目だな」 「で、いったい何の用? 加奈子も暇じゃねーんだけど」 「俺ん家に来てから言う台詞じゃねえぞ」 そういうのは電話かけた時点で聞いとけよ。なんでわざわざ俺ん家に来てから聞くんだよ。 『今日、俺ん家に来ないか?』と聞いた瞬間、返事もそこそこに切りやがって……。 「おまえにももうちょっと落ち着きがあればなあ……」 「聞こえてんぞ」 もっと言えば、落ち着きの他にもおしとやかさなんかも欲しいところだが。 はあ……とため息をつきながら、窓の外を見る。 「お、落ち着きがなかったら駄目なのかよ?」 「ん? まあ、駄目ってわけじゃないが……どうした?」 加奈子の方に視線を戻すと、なにやらもじもじとしていた。 「便所なら階段降りて――」 「ちっ、ちげーよボケェ! どうしておめーはそうなんだヨ!」 ちがうのかよ。ややこしいやつめ。 そういえば、前に麻奈実とも同じやりとりをしたな。デリカシーがないって怒られたっけ。 その頃から何も成長していない自分って……。 「あ、あのよぉ……」 「ん?」 「今日は何するんだ?」 「何もしねえよ? 強いて言うなら、ごろごろする」 尻も痛いしな。 「そ、そっか。じゃあ、加奈子も付き合ってやるヨ」 「おう」 てっきり文句言われるかと思ったが……意外だ。 「…………もう夕方とはいえ、やっぱり暑いな」 「…………この部屋、なんでエアコンねえの?」 「……すまん」 「今日はなんで加奈子を呼んだんだよ?」 「ん? まぁ、なんとなくだ」 「ふーん。そっか、なんとなくか」 「おう、なんとなくだ」 「…………あ、もうこんな時間」 「もう6時か。なんだかんだで時間過ぎるの早かったな。そろそろ帰るか?」 気が付けば時計の針は、5時54分を指していた。 いくら夏場でまだ明るいとはいえ、あんまり遅くなるのもまずいだろう。 「……そーだな。そうするわ」 「送ってってやろうか? 小さい子の一人歩きは危ないし」 「誰が小さい子だコラァ!? あんま子供扱いしてっと痛い目見っぞ!? 一人で帰れるわ!」 「そうか? うーん……まあ、まだ明るいし大丈夫かな。だけど、十分気を付けて帰れよ?」 「うっせ! 覚えてろよ! 数年後後悔してもおせーかんな!」 そう叫び、俺の部屋を飛び出して行く加奈子。 「……あいつ、やっぱり小さいの気にしてんのかな」 夏休み十四日目。夕方パート 安価成功? 119 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/20(月) 08 28 51.38 ID V0XvhjTeo 夏休み十四日目終了 本日の好感度変動 桐乃 ±0 黒猫 -2 加奈子 +1 ブリジット +1 夏休み十四日目終了時の好感度 桐乃 +3 ※嫉妬心を自覚。今後のやりようによっては……? 麻奈実 +4 黒猫 +1 ※覚醒済み 沙織 +4 あやせ +3 加奈子 +7 ブリジット +3 日向 ±0 ※眼鏡をかけるようになっている 珠希 +1 瀬菜 +4 フェイト +1 佳乃 -1 大介 ※殺意の波動の気配がする「仏の顔も3度まで」残り…1回
https://w.atwiki.jp/uenagi/pages/30.html
君が僕のこと好きなくらい 僕も好きだから 涙よりも 笑顔こぼしていよう 君に会うと いつもケンカばかりで お互いに 意地を張るの やめにしようよ 寒い夜に 初めて手をつないだ あの頃を 思い出して 胸がふるえた 三年付き合う 信頼関係なのに SO 君の気持ちを わかっているつもりで見過ごした 君が僕のこと好きなくらい 君がすきなのに やさしくせずに 甘えていたね 同じポケットに アイノタネ詰め込んで 温めあおう 素敵な恋 二人で咲かせよう あの日のように あいかわらず冷たい 君のゆび 不意にとって 温めてみた 驚いたあと 照れ笑いをくれた 今君も 思い出した? 胸につたわる 三年付き合う 信頼関係なのに SO ゆずり合う気持ち お互いに忘れて過ごしてた 君が僕のこと好きなくらい 僕も好きだから 大切に守ることを誓う 同じポケットに アイノタネ詰め込んで 育てようよ 素敵な恋 二人で咲かせよう ポケットに詰め込んだ 小さなアイノタネは SO 君におくるよ 指にひかる きれいな石にかえて 君が僕のこと好きなくらい 君がすきなのに やさしくせずに 甘えていたね 同じポケットに アイノタネ詰め込んで 温めあおう 素敵な恋 二人で咲かせよう
https://w.atwiki.jp/kuroneko_2ch/pages/1207.html
まずは黒猫スレの100スレ突破、おめでとうございます!! 枯れ木も山の賑わいとばかりに、記念の一つにでもとSSを投稿させて頂きました。 このSSは『--先輩と、遊園地に行く』から話が繋がっていますが この話だけでも(私の力量不足以外では)問題なく読んで頂けると思います。 それでは少しでも楽しんで頂ければ幸いです。 ------------------------- 「瑠璃、さっきから何を読んでいるんだ?」 「私たちが今まで紡いできた『真・運命の記述』よ、京介」 いつもと変わり映えはないけれど、穏やかな休日の昼下がり。 今日は勿論大学の講義もないし、二人ともバイトの予定も入っていない。 梅雨もそろそろ明けたのか、すがすがしい青空が空一面に広がっていた。 私はお昼の片付けを終わった後、居間の机に座って 今まで書きあげてきた『真・運命の記述』をゆっくりと 読み返していたのだけれど。 同じく居間でTVを見ながらのんびりしていた京介が ふとこちらを振り返って声をかけてきた。 「え、これ全部か?」 机の上には本棚から取り出した『真・運命の記述』が 文字通り山のように積み上げられていたわ。 「ふっ、私たちの今までの『魂結の軌跡』をこの書には 刻み込んできたのだから、これくらいは当然の量よ」 「とはいえ……いったい何冊あるんだ、これ」 「さっき書きんだ分で、ちょうど99冊目が終わったところよ」 「きゅ、99冊だって!?」 心底驚いたように大声をあげる京介。 せっかく穏やかな空気に合わせて今までの思い出を振り返っていたというのに まったくいつになっても乙女心の機微がわからない残念な雄ね。 「そんなに驚くことないじゃない? 私たちが『魂の邂逅』を果たしてから一体何年たったと思っているの?」 「付き合いだしてからなら俺が高校3年の夏からだから…… 直に4年になろうってところか。いや、そりゃあ期間としては 十分あったのかもしれないけどよく書き続けたもんだと思って」 改めて感慨深げに堆く積み上げられた『真・運命の記述』を見渡す京介。 ……まあ、若干引き気味な気もするけれど その辺は本当、いい意味でも悪い意味でも正直な人よね。 「これでも私にしては少ない方だと思うわよ? 以前の『運命の記述』と違って私の願望や預言は極力省いて あなたと決めた予定や過ごした出来事を書き綴っただけなのだから」 「じゃあ俺たちのスケジュール帳兼日記みたいなもんか。 そういえば最近は『儀式』とかやってなかったもんなぁ」 だって、もう『儀式』を行う必要はなくなってしまったもの。 私の願いだけを一方的に書かざるをえなかったあの時とは違って。 ずっと離れないであなたと共に歩んでいこうって決めたその時から、ね。 「ふふっ、そうね。今はやりたいことがあれば あなたとこうしてなんでも話して決められるもの。 まあ、今日でこの99冊目もいっぱいになってしまったから ちょっと感傷的になって今まで書いてたことを見返していたのよ」 「そっか。でも改めて昔のことを見返すとなると なんだか恥ずかしい事ばかり書いてある気もするんだが……」 「何を言っているの京介」 恋人の顔をまじまじと見つめてから私は言い放った。 「あなたが恥ずかしくなかったことなんてないじゃない。ほら、こことか」 『○15年3月2日 ・同棲のお許しをもらうために京介のご両親に会いに行く 私の説明の後でも難色を示していたお母様を説得するため 京介は即座に土下座を敢行。「一生のお願いだ、お袋!」と懇願 』 「まったく、いったいあなたの一生は何度あるのかしらね?」 「ぐわああ、そ、そんなところまで書かなくてもいいだろう!?」 「だめよ。だって」 大好きな人の顔を見つめたまま、私は言葉を続ける。 「だって……すごくうれしかったんだから……」 あの時に感じた気持ちを思い出したとたん 一気に湧き上がった恥ずかしさで私の顔は赤く染まっていく。 でも、あの時と同じように、私の顔は自然とほころんで 満面の笑顔を形づくっていた。 そんな私を見て、過去の恥ずかしさに悶え苦しんでいた京介も そっかと呟きながら満足げに微笑んでくれていた。 いつだってあなたは。 どんなに傍目には、恥ずかしくて情けなくて格好悪いことだって そんな事はお構いなしに、私の、いえ、私たちのために 全力で向かっていくのだから。 そんなあなたは誰が何と言おうとも、本当に素敵で。 誰よりも格好いい自慢の彼氏なのよ? * * * しばらく私たちは『真・運命の記述』に書かれていたことを 読み返しては、その時のことを思い出して思い出を語り合った。 本当にここまでの間、いろいろなことがあったわ。 京介と付き合いだして、始めて行った遊園地のデート以来 この『真・運命の記述』を書き始めてからというもの。 「まずは私の引っ越しのことからだったわね」 「あの時は急な話でびっくりしたっけな。 まあ、あの時も瑠璃の考えはしっかり教えてもらったけど」 「ごめんなさい、今考えてみても本当、思いなおしてよかったと思うわ。 それも、みんなあなたのおかげよ、京介」 「お互い様だろう?俺も瑠璃や桐乃の気持ちに 全然気がついてやれてなかったんだから」 私の引越しが落ち着いた後、私の新居に京介と桐乃を招待して 3人で話し合うことで、桐乃の正直な気持ちを知った私たちだけど 『だけどあんたもいったでしょ? 私に本当に好きな人ができたらイヤだけど止められないって。 だってあんたも黒猫も……本当にお互い好きなんでしょ? だったら……妹として、親友としてそんな二人を止められないじゃない』 京介が誰かと付き合うのが嫌だと言ったにも関わらず 桐乃はそういって笑顔で私たちのことを認めてくれた。 多分、というより絶対無理をしているのはわかったけれど この時はお互いにそれは言わないのが礼儀というものだった。 だってきっと立場が逆だったら……私だってそうするのだから。 なんにせよ、京介と共に『理想の世界』に向けて まずは確実に一歩を踏み出せたのは大きな収穫だったわ。 「それから京介が勉強のために一人暮らしを始めたのよね」 「桐乃とのあらぬ誤解を立てられてなぁ。 まったくこんなかわいい彼女がいるのにお袋もひどい話だぜ」 「でもあながち的外れでもなかったのがさすがにご両親だったのでしょうね」 「まあおかげで勉強に集中して志望校にはこうして合格できたんだからな。 あの時は瑠璃が俺のために一生懸命世話してくれて嬉しかったよ」 「……その座を掴むまでが大変だったのだけどね。 本当あなたは誰にでも優しいから、彼女にしてみれば気が気じゃないわ」 「そんなことはないと思うんだけどなぁ。 あれが人生に1度は訪れるというモテ期ってやつだったのかもしれん」 「あなたが『俺のことを任せられるのは彼女だけだ!異論は認めん!!』 なんて絶叫したときには恥ずかしくて穴があったら入りたかったわ……」 「でもあれで皆が納得してくれたんだから正解だっただろう?」 あの後、京介のお世話を任せられたのはよかったけれど 私の家から京介のアパートまでの距離がやはりネックだった。 だけど日向が五更家の家事を率先して手伝ってくれたり、 沙織や田村先輩、それにあやせや加奈子までもが私の忙しいときには 助けてくれたりで、まわりのみんなの心づかいが本当に嬉しかった。 「それから桐乃と田村先輩の因縁を精算するべく雌雄を決したのよね」 「物騒な言い方だな、おい!4人で集まって話しただけだろう?」 「……あなたに乙女心の何たるかをわかって欲しい、 というのが無理な相談なのはわかっているけど…… あれが単なる話し合いに見えていたというのだから本当に困った雄ね」 改めて桐乃の内面に潜む問題を解決するべく、田村先輩に助力をお願いした。 田村先輩の心情を慮れば、なんて酷い女だと自分自身思ったけれど。 でも田村先輩は怒ることも皮肉一ついうこともなく笑って協力してくれた。 『黒猫さん、いいえ、瑠璃さん。京ちゃんのこと、本当によろしくね』 京介のことを長い間好きであり続けた田村先輩が、恋敵といえる私に どうしてそんなことがいえるのか私にはいまだに答えが見つからないけれど。 その申し出には勿論力強く答えを返したわ。 桐乃と田村先輩の話を聞くことで、桐乃が小さい頃から 京介に抱いていた気持ちを私たちは改めて理解した。 それを昇華しない限り私たちが『理想の世界』に至ることがないことも。 「だからあの年のクリスマスは、桐乃と兄妹水入らずで 心行くまで楽しんだのよね、京介?」 「な、なんだよ。あれは瑠璃だって承諾済みだったろう?」 「勿論よ。桐乃の心を解放しない限り、私たちの幸せもまたないのだから。 でも……私だって恋人との始めてのクリスマスに対して ……その特別な思い入れもあったのよ……察して頂戴」 「ごめんな……でもプレゼントの手編みのセーター、本当嬉しかったぜ」 「……うん。あなたのラピスラズリのペンダントも嬉しかったわ」 紆余曲折の末、京介に複雑すぎる感情を抱いた桐乃の気持ちを 真正面から受け止めようと、京介はクリスマスをはじめ 高校卒業までの間、本当の恋人のように桐乃との時間を大切にした。 私もそんな二人をなるべく邪魔しないように考えていたのだけど 『あんたや沙織もいなくちゃ始まらないでしょ?』と 誘われたときには勿論喜んで遊びにいったわ。 「翌年の春には京介は無事に大学に合格して このアパートで一人暮らしを始めることになったのよね」 「まあ、実家から通えなくはなかったけど桐乃や親父の意向もあったんだ。 ……きっと桐乃は自分を見つめなおす時間も欲しかったんだと思う」 「それはきっとあなたも同じよね?」 「まあな。でもお互いにいつかは独り立ちしなければならないだろう?」 「そうね。寂しいことではあるけれど」 私だって五更の家から出る時には寂しくて仕方がなかったけれど。 珠希が目に涙を浮かべながらも笑顔で送り出してくれたことは 今でも忘れられない私の心の支えになっているわ。 それに……たとえ距離が離れようとも心が繋がっていれば大丈夫。 私も京介もその確信があったからこそ決断できたのだしね。 * * * それからも勿論、毎日が何かのイベントさながらの 熱気と活力に溢れた忙しくて楽しい日々が続いたわ。 松戸の高校でようやく私の作った友達が 実は2歳も年上で京介の中学校時代の同級生だと知ったときは驚いたわ。 本当に私の運命は全てこの人に結びついているのかしらね。 京介と恋人になって1周年目の夏には、いつものサークルメンバーと そして冬コミ同様参加してくれたあやせとで、前の年よりさらに 賑やかになった私たちのサークルは、3回連続で完売と言う 喜ばしい記録も打ち立てられた。 それにコミケでは弁展高校のゲー研のメンバーと一緒に作成したゲームも 出すことができたわ。ストーリーを練り直した「真・強欲の迷宮」は 前作からの変化にネットでは作者が変わったとかいわれたけど失礼な話よね。 ちょっと実体験を元に恋愛要素を強めにしただけじゃない。 それからその年の夏には五更家の家族旅行と、コミケの打ち上げも兼ねて 京介、桐乃、沙織、瀬菜や真壁さん三浦さんや秋美なんかも招待して 山にキャンプに行ったわね。 瀬菜と真壁さんの想像以上のバカップル振りに皆お腹いっぱいだったけど 日向には『大丈夫、ルリ姉達も全然負けてないよ』 なんてため息混じりに言われたり、秋美は秋美で涙ながらに 『全てのリア充どもに破壊の鉄槌を!』なんて物騒な台詞を叫んでいたわ。 ……まったく誰の影響かしらね。 2度目のクリスマスでは今度こそ大好きな人と幸せを満喫できた。 京介が率先してデートコースを考えてくれたのだけど、遊園地の時のように 慣れないながらも精一杯エスコートしてくれたのが嬉しかった。 その日の最後はいつものメンバーで集まってパーティだったのだけど それが私にも京介にも一番の幸せなのだものね。 翌年。受験生になった私が志望したのは勿論京介と同じ大学だった。 お母さんと同じく、コンピュータ関連の技術を本格的に身につけておこうと 情報工学部を目指すことにしたわ。もちろん、創作によるプロデビューの夢も 捨てたわけじゃないけれど、手に職はつけておかないといけないから。 だからこの年は受験勉強と平行して創作活動も引き続き行っていたりで あまり京介やみんなと遊びに出かけたりはできなかったけれど。 あの時の京介のように、みんなが何かと私のサポートをしてくれていたわ。 いつの間にか私の周りにはこんなにも素敵な人たちが集まっている。 心の底から嬉しかったし、皆には感謝したいことばかりだった。 それもこれも……みんなあのオフ会がきっかけだったのよね。 本当、沙織には一生頭が上がらないわね。京介や桐乃と同じように あたなにもこれからもずっとその恩返しをしないといけないわね。 みんなのおかげで無事に京介と同じ大学に合格したのだけど。 それまでも何度か一人暮らしの京介のところにお邪魔しては 京介の不摂生な生活をなんとかしたかったのだけど 一向に改善しない状況に業を煮やした私は、京介と相談して この機会に同棲させてもらうことにした。 純粋に一人暮らしの資金を節約したかった……という問題もあったけれど。 私が家から離れることでお母さんの仕事量を減らさないといけなくなって 仕送りに頼るなんてこと、とてもできなかったから。 それに……出来ることならその…… もう京介と片時も離れたくなかったから…… でも、今考えても私にしてはすごい決断をしたものだわ。 私の両親は京介の人となりはもうすっかり把握していたし 日向や珠希のフォローもあってすぐに説得できたのだけど 京介のご両親は私のことを気遣ってかなかなか首を縦に振ってくれなかった。 でも最後には京介の真摯な訴えと私の決意を認めてくれたお父様が お母様の説得にあたってくれたわ。本当、京介は子供に理解ある 良いご両親をもったものだと思うし、そんなご両親になんだかんだと 信頼されている京介もやっぱり素敵よね。 そんなわけで私にとって大学生活と大好きな人との同棲生活が 一挙に始まったわけだけど……最初は慣れない生活と感覚に 文字通りに目が回りそうだった。 でも私のなけなしの勇気を振り絞って決断したことなのだから ここで泣きごとなんていおうものなら、私たちを信頼してくれた みんなを裏切ることになってしまうもの。 それこそ死に物狂いになって頑張ったわ。 そんな私を京介もずっと気を配ってくれたし 桐乃や沙織が頻繁に遊びにきてくれたりもしていたわ。 桐乃の気持ちを考えるといろいろと複雑なところもあったのでしょうけど 純粋に私のことを気遣ってくれているのが嬉しかった。 『まったくあんたはいつも自分だけで 責任感じてしょいこもうとするから無理が出てくるんだって。 ……みんなあんたたちの力になりたいって思っているんだからね。 だからいつでも頼ってよ、ルリ姉?』 照れくさそうにはにかんだ表情でそんなことを言われた私は 桐乃が妹ものに嵌る理由が少しだけ理解できてしまった気がしたわ。 まったく、今まで以上に私の心を虜にするだなんて、本当に罪な兄妹よね。 * * * 「さすがに瑠璃が大学入った後は、書いている内容が日常的になってくるな」 「それはそうでしょう、ずっとあなたと一緒に暮らしているんですもの」 逆に生活感溢れる記述が増えてくるから、思い出として振り返るような 出来事は相対的に少なくなってしまうのだけど。 それでも私の入学式に京介がちゃっかり父兄席に参加してたりとか 京介のお友達に紹介された時には私ががちがちに緊張していて 質問されたことをあることない事話してしまって京介に怒られたりとか。 京介が単位を取り損ねていた一般教養で二人で並んで講義を受けたりとか 今までサークルに入ってなかった京介と一緒にゲーム制作部に入ったりとか。 今でも当時のことを思い出せるような記述はたくさん残っているわね。 大学のことばかりではなく勿論いろんな場所にデートにもいってるわ。 夏冬のコミケは勿論、お互いの誕生日やイベントのあるような日は 率先して二人で、時には皆と出かけている。 もっとも何も書き込むような項目の無い日だって沢山あるのだけど。 お互いに講義やバイト、サークル活動なんてあった時には 朝と夜くらいしか顔を合わせないときだって少なくないわ。 でも……あなたと一緒にいられる時間さえあれば。 それは私にとっては幸せすぎる日なのだけどね? 「でもさっきもいったけど、この『真・運命の記述』に関しては あなたと話し合って決めた予定と実際の出来事に絞って書いているから」 私は机の上に開いていたノートPCの画面を京介に見せながら アプリを起動して一覧にまとめられたデータを表示する。 「日々の献立や栄養、家計とか私たちの体調管理、細かなスケジュールに 関してのことなんかはこっちのPCで集計してまとめているわ。 こういうことは専用のツールでないと状況の遷移とか把握しきれないし」 「……なあ瑠璃。俺が自己管理とかできないやつな理由がよくわかったよ」 「今更そんな泣き言を胸を張って言わないで頂戴。 ……それにこれは私が好きにやっていることだから あなたは気にしなくてもいいのよ」 結局私はこういう作業が楽しいからやっているのだしね。 このあたりはきっとお母さんの影響が大きいのでしょうね。 お父さんはどちらかというと京介に近いくらいおおらかな性格だし。 その甲斐もあって、最近京介が体調を崩したこともないし 様子を見に来た京介のご両親にも安心してもらえている。 彼女としてはちょっと誇らしいことよね。 「付き合い始めた時、瑠璃はしょっちゅう自分が彼女として 十分できているのかって心配していたけど…… こうしてお前とずっと一緒にいると俺の方が心配になってくるよ。 いつかこんなダメ彼氏に愛想を尽かすんじゃないかってな」 「ふふっ、でも、あなたがそんなダメな彼氏だからこそ 私は勇気を出してあなたと一緒に暮らす決断ができたのよ?」 昔の私なら京介にこんなことを言われたら慌てて否定したり 『こんなにしたら重い女と思われてるんじゃないかしら』なんて 思考のマイナススパイラルに陥っていたものだけど。 今ではこうして互いに弱い部分を遠慮なく見せ合えるし それに対する方法も心得ている。気持ちが通じ合っているって実感できる。 さすがに99冊分で培ってきた私たち二人の絆は伊達ではないわね。 「とはいえ、もう少し自己管理できるようになって欲しいものよね」 「へいへい、精進しますよ。ずっと瑠璃だけに面倒を かけさせてしまうわけにもいかないからな、これからは」 「これからは?」 「ああ、だって」 京介はテーブルの上に一通の封書を置いた。 「今朝届いていたんだ、内定通知。 これで無事に卒業できれば俺も来年からは社会人だからな。 もっとそれを自覚してしっかりしていかないと」 「お、おめでとう、京介!今まで就職活動を頑張ってきたかいがあったわね」 「ありがとな、瑠璃。本当、全部お前のおかげだよ。 ここんとこ慣れないスーツ着て、試験や面接受けにいって。 大学受験のときよりプレッシャーがかかって萎縮していた俺を お前が毎日を励ましてくれたからな」 京介の朗報と、そんな京介からの心からの感謝の言葉で 私は天にも昇るくらいの気持ちになっていたのだけど。 「でも、それはそうと……どうして今まで隠していたの? 今朝届いていたというならすぐに教えてくれればよかったのに」 きっとあなたのことだからなにか理由はあるのだと判っている。 でも、少しだけ寂しく思った気持ちがついつい声に出てしまったかしら。 申し訳なさそうに京介は言葉を返してくれた。 「ごめん。まあ、驚かせたかった、ってのもあったけどさ」 京介は頬を指で掻きながら、一度照れくさそうに視線をそらした。 「自分の今の気持ちを素直に伝えられるように時間が欲しかったんだ」 でもすぐに私の顔をまっすぐに見つめて。 「卒業もまだなのに気が早いのかもしれないけどさ。 でも俺たちの『真・運命の記述』もちょうど100冊目になるんだろ? だから今、瑠璃に伝えておくよ」 あなたが時折見せる、惚れ直してしまうような誠実な表情で告げた。 「瑠璃。俺が就職してからも、ずっと一緒にいて欲しい」 「……はい」 私たちの『理想の世界』に至るまでの長い道のりの間には きっとこれからもいろんなことがあって、『真・運命の記述』も 今までの量なんて取るに足りないくらいの冊数になるのでしょうけど。 今日、100冊目という節目の最初の1ページ目に記したことは その中でもきっと大切な出来事になるのでしょうね。 『○16年 7月 18日 ・京介とこれからもずっと一緒にいることを誓い合う』