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(MIX無し) 君に手紙を書きました 何もない平凡な便箋に何枚も… 青いインクを選んだ理由は 青空が好きだって 君が言ってたから でも 改まると何を書けばいいのか 何だか恥ずかしくなりますね だから ぼんやりと君を思い浮かべながら 話しかけてみたんです 好きと(好きと)書けずに(書けずに)破り捨て 何回も何回も 遠回りしました 君のどこに惹かれたんだろう 出逢いまで遡り 考えてみました 君の笑顔や気の抜けたような顔も 微笑ましくて好きですが そういうんじゃなく悲しそうな顔の時に 胸が締め付けられるんです 好きと(好きと)書けずに(書けずに)ペンを置いて 大勢で撮った写真 君を眺めました 「僕は、普段、手紙を書きません。 でも、急に君に手紙が書きたくなったんです。 読んで貰えますか?」 なぜ 今 僕は 君に手紙なんて 書こうとしていたのでしょう? おそらく それは 君のことを考えるのが 一番楽しい時間だから きっと(きっと)出さない(出さない)この手紙 何時間もまとまらない書き散らかしの恋 気持ちなんてどうやっても言い表せないよ 封筒に入れたのは 僕の独り言さ 名前 コメント
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+※商品数が10個以上あるので隠しています、情報を見る際は+をクリックして表示させて下さい。 俺の妹がこんなに可愛いわけがない 高坂 桐乃(こうさか きりの)私服 コスプレ衣装 アニメ 俺の妹がこんなに可愛いわけがない 高坂 桐乃(こうさか きりの) 私服 グッズ オーダメイド対応可能 発売日 :2013年5月2日 発売 商品情報 ・素材:高級ポリエステル 俺の妹がこんなに可愛いわけがない ★黒猫 聖天使ver 俺の妹がこんなに可愛いわけがない ★黒猫 聖天使ver コスチューム、コスプレ コスプレ衣装 新品 完全オーダメイドも対応可能 発売日 :2013年4月26日 発売 商品情報 ・素材:ポリエステル、高級厚手サテンなど 俺の妹がこんなに可愛いわけがない ★黒猫 コスチューム 俺の妹がこんなに可愛いわけがない ★黒猫 コスチューム、コスプレ コスプレ衣装 新品 完全オーダメイドも対応可能 発売日 :2013年4月26日 発売 商品情報 ・素材:ポリエステル、高級厚手サテンなど 俺の妹がこんなに可愛いわけがない 黒猫/高坂桐乃 メイド服 コスプレ衣装 アニメ 俺の妹がこんなに可愛いわけがない 黒猫/高坂桐乃 メイド服 グッズ オーダメイド対応可能 発売日 :2013年4月16日 発売 商品情報 ・素材:高級ポリエステル 俺の妹がこんなに可愛いわけがない 高坂 桐乃(こうさか きりの)衣装 グッズ コスプレ アニメ 俺の妹がこんなに可愛いわけがない 高坂 桐乃(こうさか きりの)衣装 グッズ オーダメイド対応可能 発売日 :2013年3月19日 発売 商品情報 ・素材:高級ポリエステル 俺の妹がこんなに可愛いわけがない 五更 瑠璃風/黒猫 衣装 コスプレ アニメ 俺の妹がこんなに可愛いわけがない 五更 瑠璃風/黒猫 衣装 オーダメイド対応可能 発売日 :2013年3月19日 発売 商品情報 ・素材:高級ポリエステル 俺の妹がこんなに可愛いわけがない 五更瑠璃 黒猫 衣装 コスプレ アニメ 俺の妹がこんなに可愛いわけがない 五更瑠璃 黒猫 衣装 オーダメイド対応可能 発売日 :2013年3月19日 発売 商品情報 ・素材:高級ポリエステル 俺の妹がこんなに可愛いわけがない 高坂京介 風 制服 コスプレ衣装 俺の妹がこんなに可愛いわけがない 高坂京介 風 制服 コスプレ衣装 cc0379 (サイズオーダー品) 【お取り寄せ品】 発売日 :2012年11月8日 発売 商品情報 ・素材:ポリエステル、合皮、綿 俺の妹がこんなに可愛いわけがない 高坂 桐乃(こうさか きりの) ウィッグ コスプレ 俺の妹がこんなに可愛いわけがない 高坂 桐乃(こうさか きりの) ウィッグ 発売日 :2013年1月28日 発売 商品情報 ・セット内容:ウィッグ+ウィッグネット ・サイズ:調整可能のアジャスター付き 俺の妹がこんなに可愛いわけがない 五更 瑠璃 (ごこう るり) / 黒猫 (くろねこ) ★ 黒紫 ロング コスプレ ウィッグ 【2種類ウィッグネット付】 俺の妹がこんなに可愛いわけがない 五更 瑠璃 (ごこう るり) / 黒猫 (くろねこ) ★ 黒紫 ロング コスプレ ウィッグ ◆耐熱高品質ウィッグ◆ 発売日 :2013年4月7日 発売 商品情報 ・セット内容:ウィッグ+ウィッグネット2種類セット ・長さ:約100cm 俺の妹がこんなに可愛いわけがない 黒猫 五更瑠璃 コスプレ 靴 ブーツ 俺の妹がこんなに可愛いわけがない 黒猫 五更瑠璃 コスプレ 靴 ブーツ xz1265【お取り寄せ品】 発売日 :2012年7月4日 発売 商品情報 ・素材:合成皮革 俺の妹がこんなに可愛いわけがない 黒猫 五更瑠璃 コスプレ 靴 ブーツ 俺の妹がこんなに可愛いわけがない 黒猫 五更瑠璃 コスプレ 靴 ブーツ xz948【お取り寄せ品】 発売日 :2012年7月4日 発売 商品情報 ・素材:合成皮革 俺の妹がこんなに可愛いわけがない メルル コスプレ 靴 ブーツ 俺の妹がこんなに可愛いわけがない メルル コスプレ 靴 ブーツ xz1066【お取り寄せ品】 発売日 :2012年7月4日 発売 商品情報 ・素材:合成皮革
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酔った勢い 酔った勢いだった。 おととい、俺は友人である男と寝てしまった。 酒を飲んで、調子に乗って、あろうことか自分から誘ってしまった。 行為がどんなものだったかは覚えていない。 (まあ、昨日はろくにバイトも出来ないほどずっと腰が痛かったから、 激しいものであったのは確かだとは思う) だけどただひとつ、俺に誘われたあいつが一瞬妙な表情で固まったあと、 赤かった頬を更に真っ赤に染めたことだけは鮮明に覚えている。 そして、その顔を思い出すたびに、ひとつの疑念が俺の中に浮かぶ。 今日もバイトが終わった。 コンビニで酒を大量に買い込んで、また、あいつの部屋に行く。 「お前さー、もしかして俺のこと好きなの?」 きっと、酔った勢いでなら、打ち明けてくれる。 酔った勢い
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492 名前: ◆qPOxbu9P76[sage] 投稿日:2010/12/12(日) 01 04 19.52 ID 3qUn8.co [2/13] 京介「え?今何て言った?」 桐乃「だからぁ、またあたしの彼氏になってって言ったの」 京介「え…お、お前……それって」 桐乃「ダ、ダメかな?」 京介「ダ、ダメというか言ってる意味が……え?なに?おまえ、やっぱり俺のこと好きだったの?」 桐乃「え……あ!な、なに今回もキモい勘違いしちゃってんの?これには事情があるんだってば!」 京介「じゃあその事情ってやつを先に言えよ!いつもいつも意味深発言してドキドキさせやがって!」 桐乃「ふぅ~ん、妹に告白されてドキドキしちゃうんだ。シスコン」 ぐ…そりゃおまえは顔だけ見ればかわいいし、そんな子に上目使いで迫られたら誰だってドキドキしちまうだろうが。 くそっ、いつまでもニヤニヤしてんじゃねえぞ。 493 名前: ◆qPOxbu9P76[sage] 投稿日:2010/12/12(日) 01 05 26.62 ID 3qUn8.co [3/13] 京介「ちっ…で、今回はどんな事情があって彼氏のふりするんだ?」 桐乃「なにその不満そうな顔。嫌なら別の人に頼むけど」 京介「不満なんてあるわけないじゃないっすか!是非、おともさせて頂きます!」 我ながらなさけねえ…。 だが、桐乃の目の前で、 「桐乃と付き合いたいってんなら、てめぇ!この俺に認めさせてみろ!」 「だが残念だったな!おまえより俺の方が桐乃を大切にする!ぜってーだ!」 なんてことを言ってしまった手前、勝手にしろよなんてことは口が裂けても言えない。 桐乃「ふん…まぁいいケド。で、今回はあたしの学校の文化祭に来てほしいの」 京介「文化祭?なんでまた」 桐乃「それを今から説明するんでしょ、ちょっと黙ってろっての」 京介「へいへい、すいませんね」 なんてかわいげのない妹だ。 黙ってればかわいいことこの上ないんだけどなぁ…もったいねえ。 桐乃「今度の文化祭で、カップルコンテストがあるんだけどそれに参加してほしいの」 京介「はぁ!?お、俺に出ろって言うのか!?」 嘘だろ?中学生でカップルコンテスト?どこの大学のイベントだよ…… 今どきの中学生は進んでるな。 桐乃「だからそう言ってんじゃん!あ、あたしだって、ほんとはあんたとなんか出たくないって!……仕方なくなんだから」 494 名前: ◆qPOxbu9P76[sage] 投稿日:2010/12/12(日) 01 06 58.53 ID 3qUn8.co [4/13] 京介「それはわかったけどさ、なんでまた、そんなのに出るはめになったんだ?」 桐乃「えっ?」 京介「だって文化祭だろ?そういうのって、自分から立候補した奴らが出るもんなんじゃないの?他薦があったとしても断りゃいいだけだろ」 桐乃「あ…そ、それは……」 京介「なんか事情でもあんのか?」 桐乃「う…あ……それは………そ、そう!あたしってモテるじゃない?」 京介「はぁ?なんだいきなり」 桐乃「だからぁ、最近あまりにモテて困ってるから、彼氏持ちアピールして諦めてもらおうってわけ!」 京介「…それが本当だとしても、おまえ、あと半年で卒業じゃねえか。それくらい我慢できねえの?」 桐乃「う、うっさい!このままだと卒業式に告白ラッシュが待ってるのは目に見えてんじゃん! だから今のうちに予防線張っときたいの!それにあたしは付き合うなら兄貴みた…い、いや、とにかく頼んだかんね!」 京介「あ~、そういうことね」 そういうことなら最初からそう言えばいいのに。 相変わらず説明の下手なやつだ。 京介「あ、そうだ。あやせとか、あのちんちくりんにはちゃんと説明してあるんだろうな?」 ここの確認だけは絶対にやっておかねばならない。 下手したら、俺、刺されちゃうかもしれないからね。 桐乃「あやせと加奈子にはちゃんと説明してあるから大丈夫。いきなり刺されるなんてことはないって」 京介「よかった…」 でも、桐乃もあやせにそんなイメージ持ってたんだな。 あやせ…お前の友達関係ってそれでいいのか? 496 名前: ◆qPOxbu9P76[sage] 投稿日:2010/12/12(日) 01 09 37.30 ID 3qUn8.co [5/13] 文化祭当日。 京介「で、今日はどうすればいいんだ?」 桐乃「とりあえず、例のイベントは15時からだから、それまではあたしと一緒に文化祭見て回って……」 京介「え?ちょ、ちょっと待て。15時からなの?それなら何もこんな朝一からくる必要なくね?」 桐乃「あ、あたしだっていろいろ見て回りたいんだからしょうがないじゃん!」 京介「いや、それだとしてもあやせ達と回るとかさ…もっと他にあったろ……」 桐乃「う……あ、あやせとかは店番もあるし……そ、それに一緒に見て回ってた方が男除け効果も大きいでしょ!わかったらさっさと行くよ!」 京介「お、おい!ちょっと待てって」 桐乃に手を引かれながら中学校の校門をくぐる。 なるほど、各クラスで出し物をやってるわけね。 だから店番の係とかが必要なわけだ。 京介「あれ?そういえばおまえは店番とかないの?」 桐乃「えっ?ないよ?なんか男子が代わってくれた」 御愁傷様です。 京介「それにしても……なんか、やたらと視線を感じるんだが……」 桐乃「当たり前でしょ。あたしが彼氏連れてきたから、みんなちょー驚いてんじゃん?しかもその彼氏が微妙にイケてないし」 京介「悪かったな、お前と釣り合ってなくて」 しかし……なに、この針のむしろ状態。 超アウェーなんですけど。 特に男どもの視線が痛い、こいつがモテてるっての本当だったんだな。 497 名前: ◆qPOxbu9P76[sage] 投稿日:2010/12/12(日) 01 10 30.96 ID 3qUn8.co [6/13] 京介「最初はどこ行く?」 桐乃「はぁ?こういう場合、あんたがエスコートするのが普通じゃないの?」 京介「エスコートもなにもここはお前の学校だろうが。それに俺はパンフレットも持ってないし、どこで何をやってるのかわかんねえよ」 桐乃「ちっ……しょうがないわね。じゃあ、最初はあたしのクラスに顔出すから」 京介「え?いきなり?」 桐乃「まずは挨拶しとかないと、改めて店番代わってもらったお礼も言わなきゃなんないし」 京介「おまえ、家の外だとほんとに性格違うよな」 桐乃「なんかいった?」 京介「なんでもないっす。じゃあ早速行こうか、桐乃」 桐乃「………………キモ」 俺に名前で呼ばれたことが腹に据えかねたのか、桐乃はぷいっとそっぽをむいてしまう。 京介「…悪かったって、そんな怒るなよ」 桐乃「………別に怒ってないし」 498 名前: ◆qPOxbu9P76[sage] 投稿日:2010/12/12(日) 01 11 27.02 ID 3qUn8.co [7/13] 桐乃「やっほーランちん。お店の方、上手くいってる?」 ランちん「あ、桐乃。大丈夫上手くいってるよ。でも、せっかく桐乃の集客力あてにしてたのに彼氏と遊んで回るとか聞いてないんだけど」 桐乃「えへへ、ごめんね」 ランちん「いいよ、そのかわりしっかり楽しんできなよ?」 桐乃「うん、ありがと」 ランちん「あ、そちらが彼氏さん?」 桐乃「う、うん。一応ね」 京介「どうも」 あぁ、どこかで見た子だと思ったら、『エタナーの箱に同人グッズ満載トラップ』の時の子じゃないか。 そういえばあのときは、あやせと加奈子とこの子の3人で遊びに来てたんだっけな。 ランちん「………………………………………桐乃のお兄さん?」 桐乃「えっ?」 京介「えっ?」 ランちん「桐乃のお兄さんですよね?一回しか会ったこと無いですけど」 桐乃!おまえ、まさかこの子に説明するの忘れてたんじゃあるまいな!? だ、だとしたらえらいことになってしまう。 ただでさえ、こいつには『挿入未遂事件(誤解だけど)』を見られてしまっているってのに、彼氏だなんて言って紹介したら………… 京介「ちょ、ちょっとこっちへ来てくれ!」 ランちん「え?ちょ、ちょっと!?」 桐乃「あ、あんた!なに、人の友達拉致ってんの!?」 499 名前: ◆qPOxbu9P76[sage] 投稿日:2010/12/12(日) 01 12 04.49 ID 3qUn8.co [8/13] ____________________ 京介「と、まぁ、そういうわけだ」 ランちん「事情はわかりました」 桐乃「ご、ごめんね。説明するの忘れちゃってて…」 ランちん「いいのよ、しょせん私はそういう扱いなのよ」 京介「おい、どうすんだよ。この子めっちゃ傷ついてんじゃねえか」ヒソヒソ 桐乃「だ、だって、忘れてたもんはしょうがないじゃん」ヒソヒソ ランちん「……じゃあ、あたしはそろそろ戻るね」 桐乃「あ、うん、またね」 京介「…………おまえ、後でちゃんと謝っとけよ?」 桐乃「………うん」 500 名前: ◆qPOxbu9P76[sage] 投稿日:2010/12/12(日) 01 13 29.06 ID 3qUn8.co [9/13] _____________________ 司会「さぁ!本日のメインイベント!カップルコンテストの時間がやってまいりました!」 司会「今回は現役読モが二人も参加するとあって参加辞退者が続出!最終的に読モ同士のの一騎打ちとなってしまいました!」 京介「すげえな、お前とあやせ以外にまだ読モがいんのかこの学校」 加奈子も事務所に入ってるようだが、あれは読モとは違うだろうし、桐乃かあやせみたいなのが最低もう一人はいるってことだろ? いったいどうなってんの?この学校。 司会「では早速紹介に移りましょう、エントリー№1番、高坂桐乃さん!」 名前を呼ばれると、桐乃と腕を組みながら、体育館の舞台上に設営されたステージの中央へ歩いていく。 男A「くっそ……なんであんな冴えない男が……」 男B「なんで俺は振られてあいつはOKなんだ……年上か……年上だからか」 男C「リア充爆発しろ」 やべぇ、男どもが怖すぎて、まともに前を見れねえ。 中学生に気圧されるなんて情けねぇ。 でもこいつら怖いんだもん、仕方ねえよ。 司会「ふふふ、彼氏の方は前を全く見ていませんね。もはや彼女しか目に入らないといったご様子」 おい!司会!このイベントを無事に終わらせたいなら、火に油を注ぐようなこと言うんじゃない!! 501 名前: ◆qPOxbu9P76[sage] 投稿日:2010/12/12(日) 01 14 01.95 ID 3qUn8.co [10/13] 司会「え~、では早速、キスの方をお願いしまーす」 京介「えっ?」 司会「えっ?」 えっ?ど、どういうこと?キス?何言ってんの?この人。 司会「あれ?ちゃんと説明してあったでしょ?参加者は、彼女から彼氏の頬にキスしてもらいますって」ヒソヒソ 聞いてねえええええぞおおおおおおおお!! ど、どうするんだよ!桐乃おおおお!? 桐乃「………………仕方なくだからね」 え…まじでやるの? 俺の肩に手を回し、段々と唇を近づけてくる桐乃。 女子勢「キャ――――――!」 男子勢「くっそ…ここから無事に帰れると思うなよ」 あぁ、もうどうにでもなれ。 502 名前: ◆qPOxbu9P76[sage] 投稿日:2010/12/12(日) 01 15 04.92 ID 3qUn8.co [11/13] ???「ちょっと待って!」 京介「えっ?」 桐乃「えっ?」 だ、誰だか知らないが助かった まじありがとう。 おかげで、公衆の面前で妹とキスなんて事態にならずにすんだぜ。 司会「おおーっと!ここでエントリー№2番、新垣あやせさんの乱入だぁー!」 京介「もう一人の読モっておまえかよ!」 っていうかあやせたん、いや、あやせさん…彼氏いたんですね………。 さよなら、マイスイートエンジェル。 あやせ「その人は私の彼氏です!桐乃には渡しません!!」 京介「は?」 桐乃「え……」 司会「これはああああああああ!略奪愛というやつなのか!それとも単に二股かああああ!?」 女子勢「キャ――――――!」 男子勢「はっはっは、今からお前を爆破してやるからそこを動くな」 ちょ、変に観衆を煽るのはやめて!刺される以上に大変なことになっちゃう!! 桐乃「あ、あやせ?一体どういうこと!?」 あやせ「実は、初めて会った時からお兄さんのことは気になってたの。桐乃がこのイベントに参加するって聞いて、それなら私もこの場を借りて告白しようと思って」 俺が今まで積み重ねてきたあやせイベントは無駄じゃなかった…無駄じゃなかったんだが告白の時と場所は選んでほしかった……。 俺が無事帰れなかったら責任とってもらうよ? 503 名前: ◆qPOxbu9P76[sage] 投稿日:2010/12/12(日) 01 15 49.96 ID 3qUn8.co [12/13] 司会「なんという修羅場……煽っといてなんですが、死人が出る前にさっさと終わらせたいと思います。では、お二人から頬にキスをどうぞ!」 桐乃「くっ…ここまで来たら負けられない!」 何に対して負けられないんだよ、おまえは! これはあくまでも彼氏のふりだろうが! あやせ「シスコンだからって諦めません!」 そんなこと大声で叫ぶんじゃない! せっかく桐乃のために彼氏のふりしてるんだから!ばれたらどうする気だ! 両側から首に手を回され、キスを迫られる俺。 司会「はい、チーズ」 京介「えっ?」 京介「黒歴史認定だろ……これ」 数日後、俺のもとに届けられた写真を見て思わず苦笑する。 桐乃の方が僅かに早く俺の頬に到達したという証拠写真。 京介「今はまだ、お前が一番ってことなのかね」 桐乃「兄貴ー!人生相談があるんだけどー!」 今日は、壁越しに俺を呼ぶ声がした。 京介「……へっ、お前が一人立ちするまでは、だからな」 桐乃「ちょっと聞いてんのー!」 京介「へいへい、今行きますよ」 おわり
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685 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/30(木) 04 38 12.80 ID /IXLP/5g0 [1/24] 黒猫「貴方にしてはやけにはっきり言うわね」 京介「あぁ。俺とデートして欲しい」 黒猫「そう。……でも、今までだって何度かしてきたじゃない」 京介「え?……いや、前のは別の用事がイロイロあっただろ。そう言うんじゃなくてさ、お前と……、ふたりで……」 黒猫「貴方、もうすぐ三年でしょう?こんな事してていいのかしら」 京介「う……、確かにその通りなんだが 黒猫「良いわよ」」 京介「え?」 黒猫「良いと言ったのよ。それで?何時にするの」 京介「あぁ、…じゃあ、今度の日曜二時に駅の改札で待ち合わせな」 黒猫「わかったわ」 687 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/30(木) 04 50 04.38 ID /IXLP/5g0 [2/24] ~デート当日~ 京介「すまん。……遅れた」 黒猫「あと二十秒したら帰るところだったわ」 京介「す、……すまん」 黒猫「うふふ。冗談よ」 京介「おう、……実はさ、コレを買いに行ってたんだ」 黒猫「紅帯十字架(リボンクロス)?ハッ、………まさか、それで私の力を封じようと?ウフフフフ、甘いわね。私ほどにもなればその程度で呪具に抑えられる魔力量ではないのよ」 京介「いや、…単純にお前に似合うかと思って買ってきたんだが」 黒猫「一一ッ!? ///」 黒猫「そ、そ、そう。解らずに買ってきたと言うの………。この男、危険ね…。早いウチに芽を摘んでおかないと」 688 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/30(木) 04 57 23.78 ID /IXLP/5g0 [3/24] 京介「取り合えず、秋葉原でいいのか?」 黒猫「それであの女は満足するかもしれないけれど、皆がそうと思ってもらっては困るわね」 京介「あの女?って桐乃のことか…?いや、違うぞ #8252;俺はそういう意味で言ったんじゃなく………」 黒猫「貴方は一つ大きな前提を忘れているわね…………。今日は、…デートなのよ///」 京介「…………。そ、そうだったな///」 京介「よし、それじゃ御台場に行くか」 黒猫「ええ、期待しているわ」 691 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/30(木) 05 30 34.34 ID /IXLP/5g0 [5/24] それから俺達はたまたまイベントのあったネットラジオの公開録音を一緒に見て、バカでかいホットドッグを食べたあと、腹ごなしに海浜公園をブラブラすることにした。 京介「もう、日が沈むな……」 黒猫「冬ですもの。フフフ、冬は良いわね。凍てつく空気、夜永く、私達のような闇の眷属に最良の季節だわ」 京介「……そうだな」 黒猫「あら、貴方はしおらしいのね。いけないわ。私の溢れでる魔力に当てられたのかしら」 京介「あぁ、俺はお前に参っちまってるよ」 黒猫「え?」 京介「海をバックにしてお前を見てると、街中で見てたよりもずっと可愛いと思ってさ」 黒猫「な、なにを…」 京介「朝、買ってきたクロス…、着けてくれよ。店員に着け方教わってきたんだ」 黒猫「そ、そうね。貴方が私の邪気に当てられて苦しいようだから、仕方なく付けてあげるのよ。感謝なさい」 京介「あぁ、そうだな」 694 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/30(木) 05 54 28.96 ID /IXLP/5g0 [6/24] ……………… ………… …… … 京介「えっと、一周ぐるっと首を回して、十字架の中心を見せるように菱形に結んで、と………。よし、出来たぞ」 黒猫「そう、……ありがとう。しかし、何か褒美をあげなくてはならないわね」 京介「いや良いって、別に……。やりたくてやってんだし」 黒猫「そうもいかないわ。そうね、キス………、しても良いわよ///」 スッ 京介「え? うわっと、…(目を閉じて、顔ちけー)///」 黒猫「どうしたの?はやくなさい///」 京介「あ、…あぁ、い、…いくぞ?」ギュッ 695 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/30(木) 05 55 57.44 ID /IXLP/5g0 [7/24] 黒猫「ん…、ちゅ、……はぁ、はぁ……はむ、んちゅ。れろ…」 …………… ……… … 黒猫「イ、イキナリ舌を入れるなんて…、何をッ」 京介「え~~~!?キスってそういう事じゃなかったのか!!」 黒猫「あ、貴方ごときが…、舌を、舌を入れるなんて百年はやいわ。取り合えず、この事はあの女にもきつく抗議しておかなくてはならないわね」 京介「バッ、頼むからやめてくれ!殺されちまう」 黒猫「あら、もうすっかり暗くなってしまったわね。そろそろ帰りましょう」 京介「不自然に話を反らすな!」 696 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/30(木) 06 11 52.64 ID /IXLP/5g0 [8/24] 黒猫「わんわんキャンキャンと落ち着きがないわね」 京介「それ…、俺の所為かよ」 黒猫「違うのかしら?」 京介「違うわ!!」 黒猫「強い言葉を使うと弱く見えるわよ」 京介「何所かで聞いたような言葉を……」 黒猫「それに……」 京介「…?」 黒猫「私はまだ貴方から大事な言葉を聞いてないわ」 697 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/30(木) 06 23 41.04 ID /IXLP/5g0 [9/24] 京介「あぁ、……悪い」ダキッ 京介「大好きだ」 黒猫「遅いのよ/// 莫迦///」 … …… 黒猫「私も貴方に知ってもらいたいことがあるわ。これから時間あるかしら?」 京介「まだ六時だしな。時間なんていくらでもあるが……」 黒猫「そう、……なら、これからウチに来て頂戴」 京介「いいぜ。でもその前に……」 京介「手、繋いで帰ろうぜ」ギュッ 黒猫「か、勝手になさい!」 703 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/30(木) 08 42 20.46 ID /IXLP/5g0 [11/24] 黒猫「ここが私の家よ」 京介「ずいぶんとレトロ調だな……」 黒猫「クスッ、そうね。ものは言いようだわ。さ、入って」 京介「お邪魔しまーーっ!?」 黒猫「あら、貴方達……。ただいま。この人はね、お姉さんの高校のお友達で高坂京介さんっていうの。ほら、挨拶なさい」 妹1,2「「こんばんわー」」 京介「あ、あぁ、こんばんわ」スッ 妹1,2「一一一一ッ!?」ビクッ 京介「よろしくな」ナデナデ 黒猫「貴方のおウチみたいにキレイではないけれど、どうぞ上がって頂戴」 京介「あぁ……(二人きりってんでもないんだな)」 黒猫「フフ、どうしたの?残念そうな顔して……」 706 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/30(木) 08 58 28.86 ID /IXLP/5g0 [12/24] 京介「いやぁ、そんなことないぞ!!」 黒猫「そう、なら夕飯までその子達をあやしてて頂戴」 京介「いいけど、一一夕飯ってお前が作るのか?」 黒猫「そうよ。………安心なさい。毒なんて入れないわ」 京介「いや、疑ってねェけど……」 黒猫「あら、彼女の初手料理がこんなに早く出て来る幸運に泣いて感謝する所よ」 京介「お、……おう」 黒猫「貴方達も……。お姉さんお料理してくるから良い子にしてるのよ」ナデナデ 妹1,2「「ハーイ」」 711 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/30(木) 09 20 55.84 ID /IXLP/5g0 [13/24] 妹1,2 壁|ω・)・) ジーーー 京介「(すげー見られてんな)」 京介「だ、大丈夫…。怖くない、怖くないぞー」ソー 妹1,2 ビクッ 京介「(な、なんだか厚い壁を感じるな……)」 京介「ほ、ほら。親指が……外れるんだぞーー(流石に子供騙し過ぎるか…?)」 妹1,2 ビクッ ピャーーー 京介「逆効果だったか…」 715 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/30(木) 10 00 28.67 ID /IXLP/5g0 [14/24] 京介「(アイツがこのくらいの時はどうしてたかなんて覚えてねーな。まぁ、その時は俺もこんなにいかつくなかったろーけど……)」 黒猫「惨敗したの?」 京介「観てたのか?」 黒猫「あの子達が『お兄ちゃん親指が取れた』って私を呼びにきたのよ」 京介「あぁ、それな…。古い手品だよ。ほら」 黒猫「だそうよ。ほら、大丈夫みたいだからちゃんと遊んでもらいなさい」 妹1,2 黒猫|ω・)・)チラッ 京介「ありがとな」ワシワシ 妹1,2「「………///」」 黒猫「もうちょっと掛かるからしっかり面倒みるのよ」 京介「りょーかい……」 716 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/30(木) 10 05 22.96 ID /IXLP/5g0 [15/24] 妹2「コレ………」 京介「………?」 妹1「ご本読んで…」 京介「あぁ、いいぞ。ほら、だっこしてやるからここ座って」 妹1,2 トテトテ スク 京介「一一一一昔、むかしあるところに…」 ……………… ………… 京介 ガオーーーーー 妹1,2 キャーーーーー 黒猫「フフフ」 …… … 724 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/30(木) 10 45 41.97 ID /IXLP/5g0 [16/24] 黒猫「出来たわ、机を出して頂戴」 京介「お、早いな。よし、片付けするぞー」 妹1,2 ハーーイ 黒猫「少し時間が掛かってしまったわ」 京介「帰ってきて休みなしなんだから、よくやってる方だろ」 黒猫「ふふ、そうね。普段のご飯はどれくらい食べるのかしら」 京介「並程度だと思うぞ…。って、うお!かなり作ったな、大変だったろ」 黒猫「たいしたことないわ…。さ、ご飯にしましょ。お箸もった?」 妹1,2「「ハーイ」」 黒猫「そう、それじゃ」 一同「「「「いただきます」」」」 732 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/30(木) 14 15 33.02 ID /IXLP/5g0 [17/24] 一同「「「「ご馳走様でした」」」」 黒猫「さて、片付けだけど…、あなた、手伝って頂戴」 京介「あぁ、いいけど。放っておいていいのか?」 黒猫「今からはメルルの放映があるからその子達は忙しいのよ」 京介「ふーん」 黒猫「『アイツも今頃、テレビに噛り付いているのかな』という顔ね」 京介「な、何を言って……」 黒猫「図星のようね。私の前で他の女の事を考えないで…、不愉快だわ」 京介「他の女って妹だぞ!?」 黒猫「なら尚更ね。解った?」グイッ 京介「わ……、わかった」 734 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/30(木) 14 39 19.67 ID /IXLP/5g0 [18/24] 黒猫「そう。じゃあ、食器を運びなさい」 京介「おぉ」 黒猫「返事は『おぉ』じゃなくて『はい』でしょう?」 京介「はい」 黒猫「よく出来ました」ナデナデ 京介「(なんでこんなドキドキしてんだ、俺は?)」 ………… ……… … ジャー ジャバジャバ パシャパシャ 735 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/30(木) 14 46 45.73 ID /IXLP/5g0 [19/24] 黒猫「で、どうかしら?」 京介「あぁ、お前達、姉妹って仲良いんだな」 黒猫「じゃなくて!」 京介「ん?」 黒猫「『ん?』じゃないわ…。まさか、本当に分からないのかしら?」 京介「え?あ、いや………。美味かった!あんだけ作れるなんてすげーよ。ホントにびっくりした」 黒猫「まったく、ここまで言わないと分からないなんて……。次からはもっと早く言いなさい」 京介「おぉ…….、じゃなくて!はい!」 黒猫「それと、明日からお昼は一緒に食べることにしましょう」 京介「それはちょっと、あからさますぎるんじゃ?」 黒猫「嫌なの?何か私と食べることで不都合があるのかしら?」 京介「ないです。むしろ、嬉しいです」 黒猫「ふふふ」 736 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/30(木) 15 10 58.81 ID /IXLP/5g0 [20/24] 黒猫「あら、眠ってしまったのね」 京介「遅くなっちまったな……。迷惑になるだろうしそろそろおいとまするか」 黒猫「その前に、この子達をお布団に運ぶのを手伝って貰えるかしら」 京介「そのぐらいお安い御用だ」 ギュッ ダキッ 黒猫「二人一緒に運べるなんてね」 京介「どこ持ってけば良いんだ?」 黒猫「こっちよ」 一一一一一一一一一一一一一一 黒猫「お布団を敷くからすこし待って頂戴」 京介「しかし、このくらいが可愛い盛りだよな」 黒猫「ふふふ、そうかしらね。そうかも知れないわね」 741 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/30(木) 16 11 24.50 ID /IXLP/5g0 [21/24] 京介「お前も立派にお姉さんやってるんだな」 黒猫「そうね、あなたと同じ。………さ、敷けたわ」 京介「この者達の身柄は預かった。我が元で育ちいずれ、お前に牙を剥くことになろう」ギュッ 妹1,2 クークーー スースーー 黒猫「なんてこと!油断したわ……。まさか、こんな所にまで天界の手が伸びていたというの!?後悔なさい!私の眷属に手を出した事を!!」 黒猫「しかし、こうなったら私一人の力で立ち向かわなくてはならないという事ね。でも、私の魔力では例え低級魔術を行使してもあの子達を巻き込んでしまう……。先ずはアイツから引き離さないと……」 黒猫「あけびの花は地に堕ち、紅く爛れた酸鼻な血に酔わん。右にみずちを、左に雷を、かの者に死霊の叫びと鉾槌を!」 シーーーーーーン 京介「………………」 黒猫「………………」 妹1,2 スーーースーーー クーークーー 黒猫 トテトテトテ ボフッ 京介「………………や、やられたーー」 黒猫「莫迦……///」 748 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/30(木) 17 00 45.41 ID /IXLP/5g0 [23/24] 京介「じゃあ、今度こそ本当に帰るよ。メシ、美味かったぞ。ありがとうな」 黒猫「いずれまた作ってあげるわよ」ギュウ 京介「ん、……また明日も会えるってのに、やっぱり、お姉ちゃんでも甘えたい時はあるもんか?」ナデナデ 黒猫「違うわ。ただ、今宵の星の巡りが人間には危険だから、加護があるようにと祈ってあげてるのよ。分からないのなら黙っていなさい///」ギューー 京介「そりゃ、ありがとうな///」ギューー ……………… ………… …… … こうして俺たちの初デートは終わり、帰宅した俺は連絡忘れで親父に絞られ、初デートという事でいくらかの恩赦は得られたものの 行きがけには上機嫌だったはずの桐乃の八つ当たりとも思しき理不尽な暴力を受けることとなったのだった。
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登録日:2010/11/21 Sun 23 25 24 更新日:2023/09/23 Sat 20 43 55NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 ブラコン メガネっ娘 伊瀬茉莉也 俺の妹がこんなに可愛いわけがない 変態 天使←兄にとって 妄想癖 妹 巨乳 後輩 浩平の妹 潔癖症 眼鏡 腐女子 赤城瀬菜 魔眼遣い お兄ちゃんに言いつけてやるんだからっ!! 赤城(あかぎ) 瀬菜(せな)は『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』の登場人物。 声優:伊瀬茉莉也 性別:女 年齢:15歳 身長:163cm 体重:48kg 3サイズ:89/58/83 赤城浩平の妹で、黒猫の同級生。高坂京介の後輩。 巨乳のメガネっ娘で、いわゆる委員長タイプの少女。 エロを不潔に感じる新垣あやせとはまた違ったタイプの潔癖症で、自堕落な者、周囲との調和を取れない者や、雑然とした部屋などを嫌っている。 どこぞのきっちりさんみたいだ……。顔は元貧乏姫付きレジスタンスに似てるけど。 初出は原作五巻。京介が黒猫の高校での友人を作ろうとして、目に止まったのが彼女であった。 黒猫や京介よりも一足先にゲーム研究会に入部していたが、入部してから数回部活に顔を出してもちょうど行き会うことがなかった為、 はじめ京介は彼女がゲー研に所属していること自体知らなかった。 ゲー研に入部しても、なかなか馴染めなかった黒猫を見て、 男性ばかりの部活だから話すのが怖いのではないか?と考えた京介が、そのことを真壁楓に相談すると、 彼女の話を聞かされる。 真壁と協力して、新歓コンパを切っ掛けに二人の仲を縮めようとするが、 コンパで二人は既に知り合いであり、更に犬猿の仲であったことが判明する。 協調性のない人間を嫌っている彼女は、痛々しい発言ばかりして、 周りを遠ざけている黒猫を更生させようとしており、当の黒猫からは疎まれていた。 このままでは友達にすることなど不可能だと悟った京介は、以前兄の浩平から聞いたことのある彼女の秘密を奥の手として用いる。 以降は五巻のネタバレを含む為、閲覧注意。 京介「ところでホモゲ部ってやったことある?」 瀬菜「あれ神ゲーですよね!!」 そう、彼女は腐女子だったのである。 それもガチムチ系を好み、半生から三次元、果ては無機物までおいしくいただけるような、相当重度の。 高坂桐乃と黒猫が仲良くなった状況を「オタクが仲良くなるサンプルパターン」と考え、 お互いの趣味をさらけ出して存分に語り合わせれば何とかなるのではないかと考えた京介の目論見はしかし、瀬菜が混乱してしまい失敗に終わる。 京介が、自分の趣味を恥ずべきものとして捉えている腐女子の習性を今一つ理解していなかったが為であった。 その後、三浦絃之介の助けもあって、新入部員二人にゲームを共同制作させ、コンテストに出品するというアイデアで二人の間を取り持とうとする。 お互いが作りたいものをプレゼンとして発表し、多数決によって認められた方のゲームを制作するという方式をとられた共同制作は、黒猫に軍配が上がり、 瀬菜は自信とプライドを打ち砕かれ、そして「自身の恥ずべき性癖」を部員全員の前で喜々と語ってしまった恥ずかしさから、 共同制作をほっぽりだしてゲー研から逃げ出してしまう。 仕方ないので瀬菜を除いてゲーム制作に着手する黒猫だったが、完成間際にプログラムの不具合が発生し、 修正するにもコンテストに間に合わないという状況に陥ってしまう。 黒猫は、この危機を打開する為に、プライドを捨てて瀬菜に力を貸して欲しいと頭を下げ、懇願する。 これを受けた彼女は、限られた時間の中、死ぬ思いで共にゲームを作り上げたことで、黒猫と「友達」になるのだった。 表面上はクールで大人っぽい印象を与えるよう振る舞っているが、一皮剥けば子供のような性格。 しかし、京介には「こっちの方がかわいい」と好感を持たれている。 巨乳や眼鏡など、京介の琴線を刺激する属性を備えている為か、恐らくあやせの次にセクハラ被害に遭っている。 京介も自覚的にやっている節があり、「エロゲーで言えば後○回会ったらHシーンだからな」とか勝手にカウントされている。 だが、逆に男子に対してセクハラすることも多く、可愛い容貌を持っているにも拘らず、 京介には本気で気持ち悪いと思った女の子は初めてだと言われたり、真壁くんの淡い恋心を打ち砕いたりしている。 本人は否定しているが(または無自覚なのか)、結構なブラコンであり、追い詰められると兄に頼ってしまう傾向があるようだ。 デジタルデータなら見るだけで穴や綻びを見つけられるらしく、その能力故に黒猫並みにゲームが上手い。 黒猫はその能力を「デジタル版直死の魔眼」と表現し、羨んでいる。そのせいで厨二っぽいあだ名をつけられそうになった。 境遇が似通っている為か、桐乃とは出会ってすぐに意気投合した。 ゲームでは、『俺の妹がこんなに可愛いわけがないポータブルが続くわけがない』にて初登場。 前作にはいなかったため、ルートは瀬菜と恋人になるまでの話になる。 部活や相談を通して仲を深めていくという王道的ストーリー。πタッチなどのお約束イベントもある。 京介を頼るうちに異性として意識し始め、赤面しながらアプローチしてくる瀬菜は非常に可愛い。 まあ、BL趣味で真壁くんを凹ませたり、黒猫を呆れさせたりもしているが。 ちなみに上記のカウントも京介のモノローグで登場し、『おっぱいカウント』と呼称されている。 ガチで瀬菜ルートに入っているので、あながち間違ってはいないのだが……。 もちろん最後に立ちはだかるのはやはりあの男。 京介とシスコンの兄同士言葉をぶつけ合うシーンは笑うべきか燃えるべきかわからない。 また、EDにて子供が登場しない唯一のヒロインである。 余談 2ちゃんねるライトノベル板伏見つかさスレに於いて、 男同士の同性愛を仄めかすような書き込みは全て彼女の仕業という暗黙の了解がある。 もし見掛けたら「瀬菜ちゃん、ハウス」と優しく返してあげよう。 「――――い、いまのはナシでお願いします!」 「愚か者!」 「……うん、そうする。……ありがとう、ごめんね、お兄ちゃん。試合、がんばって」 「ごめんなさい……なんだか高坂先輩を見ていると……その……どうしてもみだらな妄想が膨らんでしまって……」 「教えてあげましょう。腐女子という言葉は、そもそも自重と自嘲から生まれたんですよ、高坂せんぱい」 「あたしたちの使う単語が一見暗号のようになっているのも、サイト運営に当たって伏せ字の文化が根付いているのも、 純真な一般人の方が、間違ってあたしたちの領域(テリトリー)に入り込まないようにという配慮からなんです。 感性の違うマジョリティ層から迫害を受けないための自己防衛でもあります」 「変態!! 変態!! 変態!!」 「あら、手伝ってくれるの?」 「手伝いませんよ」 「一緒に、作るんでしょ?」 「……光栄に思いなさい。今後あなたのことは、敬意を込めて〝魔眼遣い〟と呼ばせていただくわ」 「厨二病全開の二つ名付けられましたかあたし!?」 「へぇ~っ、お兄ちゃんにとって、あたしって天使なんだね?」 「ええ……それはもうキツいわけですがー……会場にひしめく男たちが実は全員愛し合っているという妄想でなんとか耐えています」 「ハハハ、相変わらず頭わいてんな」 「えっへへ」 そーですね。認めます、追記・修正大好きです。やるのも、見るのも。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 俺妹P続のEDでは唯一子供が生まれていないのが残念。初登場だからか。 -- 名無しさん (2013-10-06 23 29 21) 最後のこれは何? -- 名無しさん (2014-10-31 03 13 39) 京介の結末があれだったからこの娘が真壁くんとくっついた時は心底ほっとした -- 名無しさん (2023-09-23 20 43 55) 名前 コメント
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http //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1288544881/65-73 「はぁぅっ……ん……んっ……ひぅっ……ぁっ」 水を弾くような音が暗がりの密室空間に響き渡る。 べちべちと聞こえるそれは男と女が繋がっている証だ。 噎せかえりそうなほどの熱気に男女の交わり特有の嗅いだだけで淫気に当てられてしまいそうな香りが部屋中に充満している。 そんな空間の中、荒々しく息を上げているのは他でもない、世界一可愛気がないであろう俺の妹だ。 口の端から涎を垂らし、両の目にいっぱいの涙を湛えている。 そんな妹様は先ほどまで相変わらずの流行ファッションに身を包んでいたものの、現在はところどころを開けさせていた。 仰向け状態の俺に跨がってはその端整な顔を淫らに歪めている。 俺の胸に手をついて身体を支える桐乃は一物を下の口で咥え込み、一心不乱に腰を上下させる行為に没頭していた。 「あぅっ……ぃ、いぃのっ……おくが、すっごぃ……はぁんっ……」 ずちゅっ、ぐちゅっ。 結合部から漏れでる淫音が鼓膜から直接脳に性的興奮をもたらし、思わず桐乃の腰の動きに合わせて下から突き上げてしまう。 天を衝くかのように一物を奥へと押し込み、これでもかとばかりに桐乃を蹂躙していく。 膣内を削るように擦り上げてはカリ首に肉襞がかかるよう引き抜いて、何度も繰り返し摩擦する。 突き上げるのは俺が担当し引き抜こうとする動作は桐乃に任せていた。 締まる肉壁を押し拡げる度に乱れに乱れた表情が恍惚の色に染まる。 絶え間ない抽送によって疲れたのか桐乃はばたりと倒れ込んできた。 しかしそれでも丸みのあるその腰は上下運動を止めない。 そのうえ強引にずり上げられたブラから覗く桃色のそれを俺の胸板に擦り付けてくる。 「こすれっ、て……したもぉ、うえ、もっ……」 真正面に見える蕩けきった顔の桐乃が愛おしく思えて、そっと唇を重ねた。 すると桐乃はすかさずちゅるんと舌を俺の口に滑り込ませてくる。 一瞬で舌を捉えられ、巻き付くように絡めとられた。 仕方なくそれに応じると桐乃は「んふっ」と嬉しそうに目を細め、粘膜同士の戯れを開始する。 その反応になんとなく悔しくなった俺は桐乃の腰に手を宛がってさらに深くへと突き入れてみる。 「ッ!?……ら、らめっ、そんあ……はげ、はげし、くぅ……あぁっ、はっ、ぁ、はぁっ」 頂点まで昂りつつある性感には刺激が強すぎたのか、桐乃は全身を震わせてよがり狂う。 ズキンズキンと今はなき右足首が痛んだ気がした。 けれどそんなものは構うまいと腰の振りを激しくする。 締め付け具合にさらなるキツさが加わり一物へとしつこいぐらいに絡み付いてくる。 彷徨っていた桐乃の腕が俺の首に回され、上下する律動に連動して再び唇を交える。 ぱぁんっ、ぱぁんっと恥骨がぶつかり合うほどに深く腰を打ち付け合う。 込み上げてくる熱情。 ぞわぞわと疼き始める背中。 きゅぅっと締まりの良くなる膣内。 ビクンと震え出す一物。 もはや何もかもが限界だった。 俺は最後の力を振り絞りストロークのスピードを速め限りなく乱暴に腰を振る。 「あん、いっ、いっ、だめら、って、ば、ああっ、も、む、ムリッ」 じゅぶ、じゅぶっ、じゅぶッ! 奥へ奥へと打ち付けて最後の一撃に最奥へと腰を突き上げた。 「イけ、桐乃ッ!」 「あに、き、あっ、に、きぃぃぃぃぃぃ!」 鼓膜がビリビリするほどの嬌声を上げながら我が妹様は絶頂を迎えた。 同時に堪えきれない情欲が一物から容赦なく吐き出される。 びゅくん、びゅくんと放られた熱いモノが桐乃の意識を溶かしていく。 「……あっ、つ、ぃ……」 ――― ―― 「スマンカッタ」 思わず右足を庇いつつも土下座してしまった。 罪悪感とか倫理観についての謝罪ではない(襲い掛かってきたのは桐乃だし)。 これは、断りもなく膣内へ射精してしまったことへの土下座だった。 「……」 桐乃は腕組みをしながらそっぽを向いて押し黙る。 情事を終え互いに頭を冷やしたが、まだほんのりと赤みの残る顔で桐乃は不機嫌顔をした。 ぽそりとか細い声で桐乃は呟く。 「……別に、良かったケド」 「え?」 聞き取れずに聞き直すも「何でもないっ」と再びそっぽを向かれた。 ふむ。 それは、どういう意図の行動だろう? 考えたところで鈍い俺に答えなどわかるはずもないのだが。 ともあれ、 「あー、その」 「……何? 言いたいことはハッキリ言ってよね、この鬼畜兄貴」 鬼畜は余計だしハッキリ言うべきなのはお前だろうがと内心突っ込みつつ、包み隠さず本音を漏らす。 「さっきのお前……なんか、その、可愛かった……ぞ? エロかったし」 「!?」 目を見開き驚愕した桐乃はぴくぴくと体を震わせ、みるみる顔を赤くした。 まるで熟した林檎みたいだ。 っていうかだな、何で片足をちょん切って家に帰ってきたら妹の好感度MAX越えちゃってんの? 何で自然と肌を重ねちゃってんの? 俺は。 ……本当に俺、近親相姦上等の変態鬼畜兄貴だったんだな。 いつぞやのあやせの発言が急に現実味を帯びてきやがった。 こりゃあまずい。 既に兄妹としての一線を軽ーく飛び越しちゃってるとか非常にまずい。 殺される。 ガチで山に埋められる。 ど、どうすればいいと? 「……兄貴」 そんな俺の苦悩になど全く気付かない様子で、我が妹様は何やらかしこまって俺を見つめてくる。 熱い視線がやべぇ。 心臓高鳴って死にそう。 つい最近にも一度軽く死にかけたけどその時より今のが断然逝きそう。 助けてド〇えもん。 「ねえってば……」 「……お、おう、なんだ」 小さく息を呑む。 手に汗握るってこういうことか。 違う? いやそんなことはどうでもいいって。 今はそんなことよりも、我が妹様の雰囲気に気圧されてるこの状況をどうにかしてぇぇ! 「あたし、その…………き、だから」 「は、はい?」 「うう゛ぅ~」 唸る妹。 すうっと息を吸い、捲し立てるように桐乃は言った。 「あ、あたしはっ、あんたのことが好き! 大好き! 超好き! 愛してると言ってもいい! 別にあんたの彼女とか恋人じゃなくていいから、あんたの一番近くにいさせてほしい! わかった!?」 それはもう盛大な告白だった。 その有無を言わせぬ勢いに多少驚きつつ、ハァ、と嘆息してしまう。 呆然、とはしなかった。 だってさっきの恥態を見せられたら、なぁ? その、勘違いしてもいいのかなぁ、って思うだろ? いや、えっと、それが事実だってのは、喜ぶべきか、悲しむべきかわからんけども。 正直判断つきかねるし。 常識的には、もう道踏み外してんぜ、俺たち兄妹。 ……けど、まあ、別にそれも、悪くはねぇかなぁと思ってしまう。 だってよぅ、俺の妹は、 ――こんなに可愛いわけだから、さ。 後日談、というかその直後 「へ、返事は!? “イエス”か“はい”でッ!」 「選択肢の意味を為さないだと!?」 「もちろんオッケーでしょ違うっていうの早く応えてよ早くねえねえねえ!」 「こんな時でもテンパってんなよバカ桐乃! ……答えがノーなら、初めからお前を抱いちゃいねぇっての……バーカ」 「……あ、あ、あっ、」 「あ?」 「あ、あたしはバカじゃないっつの!」 「ぐぶぉぉっ!? な、何しやがる!?」 「ううううるしゃい!」 「……はぁ~あ、全く。 結局こんな感じなのか、俺たちって」 「……あのさ」 「あんだよ?」 「その……近いうちにもう一人、あんたのことを好きな奴が、来るから……」 「は?」 「く、詳しいことは言わない。 けど」 「?」 「そいつのことも、ちゃんと受け止めてあげてよね……あたしみたいに」 「……わかったよ。 意味はわからんが、覚悟だけは、しておく」 「……うん」 (続く?)
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[2011/01/12 14 04] 俺の妹がこんなに可愛いわけがない 第01話 「俺が妹と恋をするわけがない」 第02話 「俺が妹とオフ会に行くわけがない」 第03話 「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」 第04話 「俺の妹が夏コミとか行くわけがない」 第05話 「俺の妹の親友がこんなに××なわけがない」 第06話 「俺の幼馴染がこんなに可愛いわけがない」 第07話 「俺の妹がこんなに小説家なわけがない」 第08話 「俺の妹がこんなにアニメ化なわけがない」 第09話 「俺の妹がこんなにエロゲー三昧なわけがない」 第10話 「俺の妹がこんなにコスプレなわけがない」 第11話 「俺の妹がこんなにメイドなわけがない」 第12話 「俺の妹の人生相談がこれで終わるわけがない GOOD END」 第01話 「俺が妹と恋をするわけがない」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm12317973 24 30 882 1459 sm12318164 24 30 1866 473 第02話 「俺が妹とオフ会に行くわけがない」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm12391660 24 30 1113 1406 第03話 「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm12466955 24 30 1357 1679 第04話 「俺の妹が夏コミとか行くわけがない」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm12540293 24 30 1716 1718 第05話 「俺の妹の親友がこんなに××なわけがない」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm12609001 24 30 1882 2522 第06話 「俺の幼馴染がこんなに可愛いわけがない」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm12683272 24 30 1116 1725 第07話 「俺の妹がこんなに小説家なわけがない」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm12753209 24 30 1553 2528 第08話 「俺の妹がこんなにアニメ化なわけがない」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm12819699 24 30 1987 1754 第09話 「俺の妹がこんなにエロゲー三昧なわけがない」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm12887573 24 30 1469 1912 第10話 「俺の妹がこんなにコスプレなわけがない」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm12951597 24 30 1522 2122 第11話 「俺の妹がこんなにメイドなわけがない」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm13012656 24 30 1313 1705 第12話 「俺の妹の人生相談がこれで終わるわけがない GOOD END」 動画番号 再生時間 再生数 コメント数 sm13073405 24 30 1655 1778 sm13073695 24 30 181 133
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76 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage] 投稿日:2011/06/05(日) 20 24 14.66 ID rzU0xYe0o 夏休み三日目 名前:兄貴[] 投稿日:2011/07/25(月) xx xx xx.xx ID xxxxxxxxx ただいま。昨日は一日全裸だったよ。お袋にばっちり目撃されたよ 昨日は寝れなかった なんだか無性に体を動かしていたい。全てを忘れていたい だから安価といこうか ≫79 79 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/05(日) 20 30 17.69 ID I6gJFtIKo 妹の親友の小さい方を口説く 81 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage] 投稿日:2011/06/05(日) 21 02 16.45 ID rzU0xYe0o [11/14] 「加奈子か……はっきり言って、あいつを口説いても一切いいことがおこりそうにない気がする」 だが、安価なら仕方がない。 ……とはいえ、あいつの連絡先知らないんだよなぁ。 マネージャーやったときは基本的に全てあやせがお膳立てしてくれたからあいつと連絡とる必要なんてなかったし。 あれ? そういえば俺はマネージャーとして口説けばいいのか? それとも桐乃の兄貴として口説けばいいのか? 「……迷ったら安価だな」 以下から選んでくれ。 ①マネージャーとして口説く ②京介として口説く ≫84 84 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2011/06/05(日) 21 04 45.83 ID t+Bc/NyBo 2 88 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[] 投稿日:2011/06/05(日) 21 18 56.52 ID 1/TEXwjv0 両方だろjk 93 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage] 投稿日:2011/06/05(日) 21 58 18.49 ID rzU0xYe0o 「『京介として口説く』か」 安価だしといてなんだけど、こっちのが難しいよなぁ。 あいつの中では俺なんて、路傍の石みたい存在だし。 だが、今さら悔やんでも仕方がない。一度決まったら後は突き進むのみ! 「何はともあれ、まずは連絡先を入手しないとな」 考えられる方法は二つ。 桐乃に聞くか、あやせに聞くかだ。 「桐乃に聞いても無駄だろうな」 あいつのことだからきっと―― 『はあ? 加奈子に何するつもりなの? って言うかあたしの友達に手だしたら殺すって言わなかったっけ?』 こうだな。 かと言ってあやせに聞いても―― 『桐乃の次は加奈子ですか? お兄さんってシスコンだけじゃなくてロリコンでもあったんですね。死んでください』 こうだ。 正攻法で望みがない以上からめ手を使うしかない。 と言ってもそんな難しい物じゃないけどな。 要は、あやせが納得できるだけの、もっとらしい理由があればいいわけだ。 携帯電話を取り出し、あやせの番号を呼び出す。 以前のマネージャー業の真似事のご褒美として着拒は解除してもらってある。まさか、あれがこんな風に役立つなんてな。 「もしもし、あやせか?」 『どうしたんですか? 軽々しく電話されると迷惑なんですけど』 「俺があやせに対して軽々しく電話したことは一度もないぞ。俺はいつだって――」 『はいはい。お得意の嘘はいいですから、用件を言ってください』 うーん、嘘じゃないんだけどなあ。 「実は加奈子の連絡先を教えて欲しいんだ」 『加奈子の……ですか?』 「ああ」 『桐乃の次は加奈子ですか? お兄さんってシスコンだけ――』 「待て、俺はロリコンじゃない。実はマネージャーとしてあいつにちょっと用があるんだよ」 『……今の所マネージャーの仕事はありませんよ?』 「アフターサービスってやつだよ」 『お兄さんの言うことっていまいち信用できないんですよね。アフターサービスって何をするつもりなんです?』 ひどい言われようだな。 まあ、あやせには近親相姦上等の変態鬼畜兄貴と思われているのでこれくらい当然かもしれないが。 「それは秘密だ。あいつとの約束なんだよ」 『加奈子との?』 「ああ。前回のマネージャーの真似事やった時にこっそりと頼まれごとされてな。それがようやく片付いたんで報告したいんだ。あ、もちろんその内容については聞かないでやってくれ」 『……それ、ほんとですか?』 「あ、ああ。もちろんほんとだぞ」 『まあ、いいです。でも加奈子に何かあったら……』 「……肝に銘じておきます」 こうして俺は加奈子の電話番号を入手した。 この後加奈子を口説くわけだが、展開によってはあやせからの天誅が下るな。 「俺、まだ死にたくないんだけどなあ」 こう言っちゃ面白みに欠けるのかも知れないが、俺としては無難な展開になることを祈るばかりだ。 106 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage] 投稿日:2011/06/06(月) 15 30 41.89 ID ltpjpD84o 「もしもし? 来栖さんの電話で間違いありませんか?」 『そうだけど、おめー誰よ?』 「俺は高坂京介。桐乃の兄貴だよ。一回会ったことあるだろ?」 宅配テロ事件でのあれを“会った”と言っていいものかどうかは考え物だが、顔見知りなのは確かだろう。 もっとも、マネージャーとしては何度か顔を合わせているけどな。 『あん? あー、そういえば桐乃って兄貴いたっけ』 さすがの加奈子も、桐乃に兄貴がいたことは覚えていたようだ。 えらい、よく覚えていたな。 『で、その桐乃の兄貴が加奈子に何の用なワケ? あっ、もしかしてナンパ~? うわ~、ちょ~困るんだけど~。ほら、加奈子ってばちょー可愛いじゃん? はっきり言ってあんたとは釣り合わないと思うんだよね~。加奈子が顔覚えてないってことはどうせ地味面なんだろ~?』 う、うぜえ~! 俺だって安価じゃなけりゃ好き好んでおまえを口説かねえよ! だが、ここではっきりそう言ってしまっては話がここで途切れてしまう。 ふっ……見てろよ? 今まで桐乃たちの我がままに付き合ってきた俺の精神力は伊達じゃないってところを見せてやるよ。 「いやぁ……じ、実はそうなんだよ。おまえがあんまり可愛いから一目惚れしちゃってさー。よかったらこれからデートでもしてくれたらなーって思ったわけよ」 『え、ええー? まじかよー。ひひひっ、加奈子ってばまた一人の男を虜にしちまってたみたいだな』 また? ……おまえに虜にされるような稀有な存在がそうそういるとは思えないが、ここは合わせておこう。 「もてない男に夢を見せてやると思ってさ。頼む、めっちゃ可愛い加奈子さん!」 『しょ、しょーがねーなー。そ、そこまで言うなら会ってやんよー』 ……ちょろい。ちょろすぎる。おまえ、これからの人生それで大丈夫なの? すごく心配なんだけど。 以前のあやせと加奈子のやりとりを参考にしてみたわけだが、こいつ、案の定おだてに異常に弱いのな。 首尾よく加奈子とデートの約束をとりつけた俺は、早速待ち合わせ場所へと向かった。 「よー。おめーが桐乃の兄貴?」 「おう。こんにちは、来栖さん」 「あ、加奈子でいいぜ。おめー中々見る目あるみたいだし特別な!」 そう言って、にひひ、と笑う加奈子。この一瞬だけ切り取るとかわいいんだけどなあ。 いかんせん、生意気な面があることを知っているだけに素直にそう受け取れない。 「じゃあ今日はどうすんだ?」 「はぁ? 誘ったのはそっちなんだから、おめーがエスコートすんのが筋ってもんじゃねーの? おらおら、この加奈子ちゃんとデートできる幸せを噛みしめながら案内しろっての」 ぐ……言わせておけば。だが、あながち間違った意見でもないので反論もできない。 くそう、こいつは普段アホの子のくせにたまにまともなこというから困る。 「あー。じゃあ、映画でも見に行くか?」 「えいが~? 加奈子ってそういう退屈なの苦手なんだよねー。もっとおもしれーとこ行きたいんだけど」 く……映画じゃだめか。桐乃はこれで(渋々ではあるが)納得してくれたっていうのに。 これは困ったな。桐乃の時もそうだったが、いきなりエスコートしろとか言われても俺ってそういうのにうといからなあ。 だが、今回はあの時とは違うんだ。今の俺には強い味方がいる。 そう、安価だ。困ったときの安価頼み! 頼むぜおまえら! どに連れて行けば加奈子は満足してくれそう? ≫109 109 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/06(月) 15 40 58.90 ID tlziTzGSO とりあえず「加奈子のことがもっと知りたい」って口説きながら喫茶店へGO! 110 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/06(月) 15 59 12.11 ID 2ITYznl70 ≫109 やるじゃないか 111 自分:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/06(月) 16 11 53.47 ID TuIGdSBIo ≫109 やり手だな 112 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage] 投稿日:2011/06/06(月) 16 38 17.26 ID ltpjpD84o 「そうだな。とりあえず加奈子のこともっと知りたいし、喫茶店でだべったりしないか?」 「加奈子のことが知りたいって……ほ、ほんとしょーがねーなー。あ、会計はおめー持ちだからな?」 「あいよ」 まあ、こいつとデートするってことになった時点である程度の出費は覚悟してたよ。 喫茶店程度なら知れてるだろ。ふう……安く済んでよかったぜ。 そして俺たちは喫茶店へとやってきた。 以前俺が桐乃に向かって、「俺にまかせろ」とのたまったあの喫茶店だ。 加奈子は喫茶店につくやいなや、スコーンやら、パンケーキやらを注文していた。 くそっ、会計が俺持ちだからって好き放題頼みやがって……。 俺はコーヒーだけを注文し、加奈子の分もまとめて注文の品を受け取ると、加奈子が先に陣取っていたテーブルへと足を向けた。 「でさー、加奈子ってばちょー可愛いからモデルもこなしちゃうんだけど、この前のイベントがちょーめんどくさくってよ~」 「……メルル限定だけどな」 「ん? 今何か言った?」 「い、いやいや! さすが加奈子さん! モデルもこなすとかまじパネェっす!」 「だろー。いっひっひっひ。今度おめーも招待してやんヨ」 「今のマネは気はきくんだけどつまんない奴でさ」 「あれ、そうなのか? でもその人って本職のマネージャーさんなんだろ?」 「本職? おめー何言ってんの? 前のも今のもマネはマネじゃん」 「い、いやいや! 何でもないんだ! 気にしないでくれ!」 「?」 「ブリジットの奴が新しいマネに懐かなくて、加奈子に擦り寄ってくる頻度が上がって大変でさ~。おめー何とかする方法知らね?」 「あー、確かにちょっと人見知りしそうな感じだったもんなあ。おまえにはやたら懐いてたけど」 「おまえって呼ぶなっての! っていうかおめー段々馴れ馴れしくなってね? あと、なんでブリジットのこと知ってんの?」 「げ……そ、それはだな。ほら、あれだ……。そっ、そうだ! 以前街で会ったことがあってさ! その時俺は桐乃と一緒だったんだが、桐乃が知ってたみたいだから紹介してもらったんだよ!」 「ふーん。まあいいけど」 ふう……なんとか誤魔化せた…………か? 「……なんか馴れ馴れしくなったおめー見てると誰かを思い出すんだよね」 「えっ?」 「前にどっかで会ったことあったっけ?」 「い、一応一回会ったこと会ったろ? 桐乃の部屋でさ」 「いや、そーじゃなくて……うーん、駄目だ。思い出せねー」 や、やばい。アホの子だと思って油断してた。このままだと俺がマネージャーしてたのがばれるかもしれん。 ……いや実際の所ばれても問題ない気がするけどね。 しかし触らぬ神に祟りなしと言うし、新たな厄介ごとの火種は少ない方がいい。 「き、気のせいっすよ! そんなことより、加奈子さんマジ可愛いっす!」 「そ、そうかあ~? やっぱりそう思う?」 ふう。どうやら誤魔化すことには成功したようだし、本格的に思い出される前に帰った方がよさそうだな。 「そりゃあもう! ……あっ! 俺、用事思い出したんで帰りますね! 今日はありがとうございました!」 「えっ? ちょ、ちょっと待てヨ!」 「これからも桐乃と仲良くしてやってくれよな! またな!」 そんな捨て台詞を残し、俺は喫茶店を後にした。 ちなみに会計は前払い方式だから問題ないぞ。 夏休み、三日目。朝パート 安価成功? ※加奈子が京介の正体に疑問を持ちました 117 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage] 投稿日:2011/06/07(火) 01 36 32.92 ID kUN63PsFo 名前:兄貴[] 投稿日:2011/07/25(月) xx xx xx.xx ID xxxxxxxxx すまん。 上手くおだてて調子にのせるところまでは成功したんだが、やむにやまれぬ事情により撤退してきた。 口説くための第一歩としてはいい感じなんじゃなかろうか。個人的には口説きたくないけどな! 早速次に行こうか ≫120 120 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/07(火) 01 51 56.00 ID l6vw4Vb/0 寝ている妹のパンツを、抜き取ってくる 122 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage] 投稿日:2011/06/07(火) 02 17 37.29 ID kUN63PsFo 「待て待て、今は昼だぞ? そんな都合よく寝てるわけないだろ」 だが……そうだな。安価は絶対だが、先送りにするくらいは許してくれるだろう。 ※夕方パートの内容が昼パートに先んじて決定されました。 名前:兄貴[] 投稿日:2011/07/25(月) xx xx xx.xx ID xxxxxxxxx わかった。今日の夜中に実行する。 というわけで、これから行う安価を改めて決めようと思う。 いっぱつ面白いのを頼む ≫125 125 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/07(火) 02 29 19.14 ID 4odQWoJDO あやせと手錠で結ばれる 128 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage] 投稿日:2011/06/07(火) 03 10 52.61 ID kUN63PsFo 「はっはっは。これは余裕だな!」 なんせあやせ宅にお邪魔すれば半分は自動で安価達成だからな! 問題はどうやってあやせの方にも手錠をかけるかということだけ。 なぜかPCのモニタがぼやけて見えないが、早速実行に移すぜ! ピンポーン 今回はなんとなくアポを取らずにやってきてみた。 あやせが出掛けている可能性もなきにしもあらずだが、家を出る前に確認した所桐乃は家にいた。 桐乃と出掛けている線が消えたことから思い切って直接押しかけてみたというわけだ。 当然ながら家にあげてもらうための策も用意してある。 『はい、どちらさ――うわっ、お兄さん?』 「……今、『うわっ』って言ったな?」 もう泣いてもいいですか? そろそろ俺も限界だよ? 色々と。 『何しに来たんですか?』 「今朝、加奈子の奴の連絡先教えてもらったろ? そのお礼というほどでもないんだが、ケーキ持ってきたんだ。よかったらご家族で食べてくれ」 『……変な物入ってたりしませんよね?』 「入ってねえよ! 正真正銘のお店のケーキだから大丈夫だ」 しばらくして玄関が開き、いつも通り、お洒落な恰好をしたあやせが顔を出した。 「こんにちは、お兄さん」 「よう……ん、これお土産な」 「ありがとうございます。って言うかあれくらいでこんな気を遣わなくてもよかったんですよ?」 「いいんだいいんだ、気にしないでくれ。俺としても助かったんだよ。だから、これはその気持ちだ」 あやせはしばらくケーキの箱と俺との間で視線を行ったり来たりさせていたが、やがて意を決したように大きく息を吸い、こう切り出した。 「せっかくですから、お茶でも飲んでいきませんか? 頂くばっかりでは悪いですから」 「えっ? いいのか?」 「ええ。すっごく不本意ですけど、仕方ありません」 「……オブラートって言葉知ってるか?」 何はともあれ、作戦は成功だ。ちょっぴり想定外の精神的ダメージも受けたがこの程度なら問題ない。 マイラブリーエンジェルあやせたんのことだから、ケーキでも買っていけば『そのまま帰すのも悪い』と考えて家に寄って行かないかと提案してくれると思ってたぜ。 「お待たせしました」 あやせの部屋に通された俺は、案の定、ベッドに手錠で繋がれあやせが紅茶を運んできてくれるのを大人しく待っていた。 そう――今はまだ雌伏の時。ただひたすらに息をひそめ、チャンスを窺うのだ。 「じゃあ、手錠をベッドからもう片方の手に移しましょうか」 来た。考えられうる中で最高のチャンスが。 これを逃しては安価の達成は一気に難しくなるだろう。 「今だ!」 「えっ!?」 あやせが手錠の鍵を開けたタイミングを見計らい、俺はバッと手を伸ばしあやせから手錠の鍵を奪い取った。 遅れを取ったあやせが身構える前に、素早く次の行動を起こす。 あやせの腕をひっつかみ、その白く美しい手に、銀色に鈍く光る手錠をガチャリと嵌めたのだった。 この間、わずか2秒の早業だ。 131 名前: ◆5yGS6snSLSFg[sage] 投稿日:2011/06/07(火) 03 41 00.95 ID kUN63PsFo 「お、お兄さん!? 何してるんですか!」 「ふはははは! もう逃がさねえぞあやせ! これでお前と俺は一心同体。これからは食うも寝るも一緒だ。一生俺の傍にいてもらうぜ!」 「い、一生!? な、ななな、何を言ってるんですかこの変態! 馬鹿なこと言ってないで早く鍵を返してください!」 「馬鹿なこと? 俺は本気だぜ、あやせ! 俺はこのまま、おまえと繋がれたまま、一生を過ごしてもいいと本気で思っている!」 俺のアホな暴走っぷりに、みるみる顔を赤くして怒り出すあやせ。 よっぽどこの状況が嫌なのだろうか。わかってるとはいえ、改めて言われるとやっぱりショックだよなあ。 「お、お姉さんはどうするんですか!?」 「なんでそこで麻奈実が出て来る」 あいつに言いつけたところで、あいつの説教は怖くないから意味ないぞ? 「知りません! もう、さっさと鍵を返してください」 「うーん、そうだなあ。返してもいいけど一つ条件がある」 「……盗人猛々しいってこういうことを言うんですよね」 ぐ……確かにその通りだが、今だこの場の主導権を俺が握っていることには変わりはない。 「ふふふ、お前には今日一日俺のことを京介さんと呼んでもらう!」 「この変態! 死ねえええええ?」 疑問形の癖に、いっそ清々しいほどの威力の蹴りを放つあやせ。 「ごふ……あ、あやせさん? 俺、蹴られるようなこと言ったっけ?」 「ご、ごめんなさい。つい条件反射で……。って言うか京介さんってなんのつもりです?」 条件反射で蹴りを放つあやせさん、マジ鬼畜。パブロフの犬かおまえは。 「い、いや。いつまでも桐乃の兄貴っていう“役職”で呼ばれるのもどうかと思っただけだよ」 「でも、お兄さんはお兄さんですし……」 「だから、とりあえず今日一日だ。お試し期間みたいなもんだと思ってくれ。しっくりこなきゃ明日からまた戻せばいいしさ」 「……そう呼んだら鍵を返してくれますか?」 そう言って、上目づかいで俺を見上げるあやせ。 その表情は不安と期待が入り混じったもののように見えた。 「ああ、約束しよう」 「じゃ、じゃあ…………きょ、京介さん」 「あやせ、俺だー! 結婚してくれえええ!」 「結局こうなるんじゃないですか! 死ねええええええ!」 普段と違って、お互いが手錠で繋がれているため、あやせの攻撃も基本的によりショートレンジのものがメインとなる。 鳩尾への綺麗なニーキックからの右ストレートは、端から見ればそりゃあ鮮やかだっただろうさ。 夏休み、三日目。昼パート 安価成功 141 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/07(火) 14 18 35.08 ID kUN63PsFo 名前:兄貴[] 投稿日:2011/07/25(月) xx xx xx.xx ID xxxxxxxxx 手錠で繋がれるとに成功したぞ! そして、主導権を握るこの感じ! これだよ! 俺が求めていたのはこれだったんだ! 今さらなんだけど、おまえらよく安価対象が手錠持ってること知ってたな さて次は妹への安価だったな。これは深夜1時くらいに実行するぜ 楽しみに待っててくれよな! 143 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/07(火) 14 31 42.63 ID kUN63PsFo 日付変わって、7/26(火) AM1:00。 俺はまるでこそ泥でもするかのように忍び足で桐乃の部屋の前に辿り着いた。 もっとも、これからすることは半分こそ泥みたいなもんだからあながちその表現も間違いではないんだけどね。 「では……!」 ぐっと力を込めてドアノブを握り、恐る恐るまわ――らなかった。 「し、しまった! あいつ、寝るときは鍵かけるの忘れてた!」 俺の部屋のドアには鍵なんてものが存在しないから完全に失念してたぜ。 どうしよう……早くも暗礁に乗り上げてしまったじゃないか。 「……こうなったら安価出してみるか」 名前:兄貴[] 投稿日:2011/07/26(火) xx xx xx.xx ID xxxxxxxxx 妹の部屋に侵入しようとしたら鍵がかかっていた このまま諦めるのも癪なので、なんとかして侵入を試みようと思う こっちでも一応案を考えてはみたが、おまえらの意見も聞いてみたい 次の中なら選んでくれ。その他の場合はどうするかも教えてくれよな ①漢なら当たって砕けろ。体当たりでぶち破る ②窓の鍵が開いていることを祈って、泥棒よろしく窓からの侵入を試みる ③とりあえず妹を起こして開けてもらう。後は野となれ山となれ ④その他 ≫145 144 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/07(火) 14 45 27.88 ID 8Ia9rzDho 3 145 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/07(火) 14 46 39.85 ID 8Ia9rzDho 3 146 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/07(火) 14 49 07.51 ID EPzfK3ntP 3 147 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/07(火) 15 36 43.32 ID kUN63PsFo 「自分で候補にしておいてなんだけど、パンツ抜き取りのハードルがすげえあがったぞ」 一体どうやって桐乃が起きてる状態でパンツを抜き取れというのか。 昔どこかでパンツを一瞬のうちに抜き取る妙技をもったキャラクターを見た気がするが、当然ながらそんなことは俺には無理だ。 かといって力づくでいってもいい結果が出るわけないしな……。 「まあいいや。考えるのは後だ」 後は野となれ山となれと自分でも書いたところじゃねえか。 再び桐乃の部屋の前へと舞い戻った俺は、ドアを2回ノックした。 が、もちろん反応はない。 「桐乃。起きてくれ」 階下で寝ている親父たちを起こさないように、少し控えめな声で語りかけるが、桐乃が起きる気配はない。 「ま、そりゃそうだよな」 だが、別に手詰まりというわけじゃない。手はいくらでもあるんだからな。 おもむろに携帯を取り出し、短縮ダイヤル1を呼び出す。 扉越しに音楽のようなものが聞こえてきたので、ちゃんと着信していることが確認できた。 これでそのうち起きるだろう。 しばらくして着メロがとまり、俺の携帯から寝ぼけた桐乃の声が聞こえてきた。 寝ぼけたまま電話に出たもんだから、どうやら電話の相手が誰だかはっきりわかってないらしい。 『ふあい? もひもひ?』 「おう、俺だ。ちょっと相談があるんだけど」 『おれおれ詐欺の方でふか?』 「ちげーよ! 京介だよ、おまえの兄貴!」 『はあ!? あんた今何時だと思ってんの!?』 電話の相手が俺だと理解したとたん、急に意識を覚醒させ怒り出す桐乃。 まあ、そら怒るよな。普通。 あの時怒らなかった俺って、実はかなりいい奴なんじゃないだろうか。 「わ、悪いとは思ってるよ。でも大事な相談なんだ。ちょっと開けてくんない?」 『…………』 桐乃の返事を待っていると、ガチャという音がして目の前のドアが開いた。 「なんの用?」 「じ、実はおまえに相談があるんだ」 「………………わかった。入って」 すっげー嫌そうな顔を浮かべながらも、桐乃は俺を部屋に招き入れてくれた。 なんだかんだ言って、こいつはこいつでいい奴なのかも知れない。 少なくとも、今とほとんど同じ流れで妹の相談に乗ったことがある俺と同じくらいには。 148 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/07(火) 15 37 59.90 ID kUN63PsFo 「で? 相談って?」 桐乃はベッドに座り、足を組むいつものスタイルで俺に“話せ”と促してくる。 対する俺は、最近許されるようになった座布団に足を崩して座るというスタイルで相談の内容を話す。 「実はな。おまえのパンツが欲しいんだ」 「………………えっ?」 「あっ」 しまった! あんまり手詰まりなもんだから思わず素直に言っちまった! 「こっ、この変態! 何考えてんの!? 頭おかしいんじゃないのあんた!?」 「お、俺はまじめだ! これには深いわけがあるんだよ!」 「妹のパンツ欲しがるのにどんなワケがあるってのよ!」 「ちょ、ちょっと待ってろ! 今から説明してやるから!」 俺は今にも暴れ出さんとする桐乃をなんとかなだめすかし、“言い訳”を用意するために自室へと舞い戻った。 名前:兄貴[] 投稿日:2011/07/26(火) xx xx xx.xx ID xxxxxxxxx 助けて! 俺が妹のパンツを欲しがる理由が欲しい! 大至急だ! 妹が納得するだけの、俺がパンツを要求する理由は? ≫151 151 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/07(火) 15 49 05.54 ID EPzfK3ntP すまん桐乃。俺、もう『この気持ち』を押さえられそうにないんだ だけど、このままじゃお前を傷つけちまう。そんなのは俺もいやだ でも、お前のパンツさえあれば、俺はきっと我慢できると思う。 だからお前のパンツをくれないか?俺のためにも、お前のためにも! と超真顔であほな事をくそ真面目に言ってみる 153 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/07(火) 16 23 45.61 ID kUN63PsFo 「とんでもねえ地雷きたああああああ!」 なにこれ! 一歩間違えたら家庭崩壊の危機なんだけど!? 「く、くそう。安易に安価に頼った俺がいけなかったのか」 直前のあやせ安価が思ったより上手くいったもんだからついつい安価の力を過信しすぎちまってたのかもな。 だが、一度出した安価は守らねばならない。 俺は大きく深呼吸をして桐乃の部屋へと足を踏み出した。 「すまん。待たせたな」 「遅すぎ。あたし早く寝たいんですケド?」 ……ほんとにすまん。 「で、なんであたしの……パ、パンツが必要なわけ?」 「ああ。実はな――」 桐乃が、ごくり、と息をのんだのがわかった。 「すまん桐乃。俺、もう『この気持ち』を押さえられそうにないんだ。だけど、このままじゃお前を傷つけちまう。そんなのは俺もいやだ。 でも、お前のパンツさえあれば、俺はきっと我慢できると思う。だからお前のパンツをくれないか? 俺のためにも、お前のためにも!」 言った……言ってやったぞ! もう後戻りはできない! まさか本当にここまで“後は野となれ山となれ”状態になるなんて。 「あ、ああああ……あああ」 「あ?」 あまりの事態に呂律がまわらない桐乃。 「あんた、自分で何言ってるかわかってんの!? っていうか本気!?」 「当然だ! 誰がこんなアホな冗談を言うんだ!」 「で、でも……よ、よりにもよってパンツって、頭おかしいって!」 「それはおまえがやらせたエロゲの影響だと思う」 実は安価なんだけど、突拍子のない展開があるという意味ではそんなに違いはないと思う。 「うっ……」 言葉に詰まる桐乃。 どうやら自分の趣味がアブノーマルなのを忘れていなかったようだ。 「そうとも! 俺がこんな変態になっちまったのは……桐乃! おまえのせいでもあるんだ!」 「はあ? あんたが変態なのは元からでしょ! 勝ってにあたしのせいにしないでってば!」 「それは違う! いいか? よく考えてみろ」 妹ものの強制的にエロゲをやらされる日々。 そして、それを強制する妹様本人は二次元に負けず劣らずかわいいときたもんだ。 「これでは妹への気持ちを抑えられなくなることはもはや必然である! つまり俺にエロゲを強制したお前が悪い! 俺をシスコンを超えた変態へと変貌させた責任はとってもらうぞ!」 無茶苦茶な言い分だった。 でも無茶苦茶でこそあれ、破綻はしてはいないはずだ。後はこれを桐乃が信じてくれるかどうかにかかっている。 「で、でも……あたしたち兄妹なんだよ?」 心が揺れているせいか、桐乃の言動にいつもの覇気がない。 発する言葉は弱々しく、まるで誰かに許しを求めているようだった。 「それがどうした! 前にも言ったろ! 俺はおまえが大好きだと!」 あやせとの仲を取り持った時を思い出す。 あの時、俺は桐乃を全力で抱きしめながらそう叫んだ。 考えてみればあの時から俺はおかしな方向へスライドしていったのかもしれない。 実の所こうやって自分の気持ちを熱弁している今、これが安価によるものなのか、それともただ本音を垂れ流しているだけなのかわからなくなるときがある。 「だから! 俺に……俺におまえのパンツをくれええええ!」 最後に俺は全力でそう叫んだ。 155 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/07(火) 16 33 21.34 ID kUN63PsFo 結論から言えば、パンツの入手には失敗した。 あの後俺はこれでもかとボコボコにされ部屋を追い出された。 「い、いてえ……なにもここまですることねえじゃねえか」 未だに、頬と腕と足と腹とナニが痛い。要は全身痛い。 最後に掲示板に安価の報告をして、俺は自分のベッドに入った。 名前:兄貴[] 投稿日:2011/07/26(火) xx xx xx.xx ID xxxxxxxxx ごめん。パンツの入手は失敗した 挙句ぼこぼこにされた。 昨日から一睡もしてないから今日はもう寝る。また明日な ――――――――――――――――――― 夏休み三日目、夕方パート。安価失敗 夏休み、三日目終了。 本日の好感度変動 桐乃 +3 あやせ +2 加奈子 +1 156 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/07(火) 16 36 10.26 ID Wb5N9oTIO プラスになっただとwww 流石桐乃さんパネーッスwww
https://w.atwiki.jp/vip_oreimo/pages/435.html
15 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/17(金) 23 03 46.33 ID yKWMl+Odo 夏休み、十四日目。 ※桐乃たちと共に旅行から帰宅したため、安価対象に制限がなくなりました 名前:兄貴[] 投稿日:2011/08/05(金) xx xx xx.xx ID xxxxxxxxx 自分が楽しみたいように引っ張りまわすことには失敗した だが、俺主導で引っ掻き回すことには成功したと思う。これは安価達成と言ってもいいのではないか 次はお財布に優しい安価を頼む ≫25 25 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/17(金) 23 10 41.47 ID bjgQBnYY0 ブリジットをこっそり自宅に連れ込んで一緒にエロゲープレイ 隣の部屋にギリギリ聞こえるくらいの音量で 37 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/18(土) 00 42 10.05 ID 2mtw7YfPo ≫25 これが「コウノトリを信じている可愛い女の子に無修正のポルノをつきつける時を想像するような下卑た快感さ」というやつか 47 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/18(土) 05 02 45.38 ID 1x1CcDZDO 安価鬼畜すぎるwwwwww 77 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/19(日) 16 23 37.91 ID uKne7cg1o 「おまえらほんと最後に余計な一文付けるの好きだな!」 そんなに妹乱入フラグを立てたいか! ……だが、予め分かっていればやりようはある。 ふっふっふ、俺流の桐乃対策を見せてやるぜ。 「きょうは何をするんですか?」 早速ブリジットを呼び出し、自室へと招き入れた俺。 ちなみに、桐乃には今日ブリジットが来ることは伝えていない。 「今日はな、これをやろうと思うんだ」 「しすしす?」 パッケージにでかでかと書かれたタイトルを読み上げるブリジット。 「おう。正確には『しすしす2 綺麗なお姉さんは好きですか?』だ」 しすしすの続編にあたり、妹ものの前作から一転、姉もののエロゲになった代物だ。 ちなみに、これは桐乃ではなく部長から借りてきた。 「要はゲームだよ。早速やってみようぜ」 「はい!」 ブリジットの純真無垢な瞳は期待で満ちている。 これからの展開を考えると非常に心が痛むが、今さら後には引けない。 カチカチと、マウスをクリックする音が響く。 今の所はまだエロい展開に突入しておらず、ただのシミュレーションゲームとして進んでいる。 ちなみに、ここまでの選択肢はブリジットが全て選んでいる。 だというのに、俺が見る限りではあるが、順調を通り越してあちこちの姉キャラにフラグを立てまくっている。 「……エロゲの才能でもあるんだろうか」 そうでなければ、天然で姉キャラ受けしそうな思考回路をしているのだろうか。 ……後者であると信じたい。 「何かいいました?」 「いや、なんでもないんだ」 そして、遂に危惧していた瞬間がやってくる。 <ダ、ダメダッテ! ワタシタチキョウダイナンダヨ!? エロシーンへの突入である。 初プレイなのにすんなりエロシーンへ突入してしまうブリジットの才能が恐い。 「えっ……? ふぇっ…………?」 困惑するブリジット。そりゃそうだろう。 ただのゲームだと思っていたらエロゲだったでござる――を地でいってるわけだからな。 パッケージは一見普通の恋愛シミュレーションにしか見えないデザインだしな。 ブリジットは今にも泣き出しそうになっている。 「ま、まだ泣かないでくれ!」 今泣かれると色々まずいことになっちゃう! 「桐乃ー! 早く来てくれー!」 そう叫んだ瞬間だった。 「朝っぱらエロゲなんてやってんじゃない! いい加減うるさ――ブリジットちゃん!?」 きたあああああああ! やたらとキレた来訪者の登場に目が点になるブリジット。エロゲのことなど吹っ飛んだようだ。 「なんでブリジットちゃんがいるの!? っていうか、あんたブリジットちゃんに何させてんの!」 「姉もののエロゲ」 「しれっと答えてんじゃない!」 俺の返答が気にくわなかったのか、桐乃は更にヒートアップしていく。 ……だが、この程度は想定の範囲内だ。 言ったろ? 桐乃の妨害が入ることがわかっているなら手の打ちようはあるのだ。 78 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/19(日) 16 24 18.96 ID uKne7cg1o 「俺はブリジットにお兄ちゃんと呼ばれている」 「それがどうした! そんなこと今関係ないでしょ!?」 「そして、今やっているのは姉もののエロゲだ」 「だから、なんで――」 「一番上の兄貴は末っ子からお兄ちゃんと呼ばれている。じゃあ、真ん中の姉は末っ子になんて呼ばれると思う?」 「!?」 「気付いたようだな。……ブリジット、頼む」 「は、はいっ!」 俺がブリジットに耳打ちすると、ブリジットは目が点状態から帰ってきた。 そして―― 「お姉ちゃん」 ズギュウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥン! まさにそんな効果音が聞こえてきそうだったね。 「はあ……はあ…………い、今、なん……て?」 桐乃は苦しそうに胸を抑え、膝から崩れ落ちる。 呼吸は乱れ、視線は定まっていない。 「お姉ちゃん」 「ふおおおおおおおおおおおお!」 ブリジットが再度そう呼びかけると、桐乃は妙な雄叫びと共に全力で後ろにのけぞった。 あまりの興奮に思考回路が焼き切れてしまったのか、そのまま身動き一つしない。 「……ちょろすぎるだろ」 そう。俺の秘策はブリジットに桐乃のことを“お姉ちゃん”と呼ばせることだったのだ。 後は妹狂いの桐乃のこと、簡単に料理できるだろうという目論見だったのだが、思った以上の効果だったようだ。 「じゃあ、俺は桐乃をこいつの部屋に戻してくるから。ブリジットはちょっと待っててくれ」 「は、はい」 ずるずると桐乃を引きずり、そのまま桐乃の部屋へと向かう。 そして桐乃をベッドに乗せ、腹に布団代わりのタオルケットをかけておいた。 「よし、これで――」 <ビエエエエエエエエエエ! 「ブリジット!?」 桐乃の処置を終えたとたん、突如俺の部屋から鳴き声が響いてきた。 桐乃の部屋を飛び出し、俺の部屋へと向かう。 「どうしたブリジット!?」 エロシーンでもフラッシュバックしちまったか!? 「お、お兄ちゃん。このゲームかなしすぎます……」 「……はあ?」 ブリジットが指差す先、パソコンの画面を覗き込むとそこにはスタッフロールが流れていた。 「なんでクリアしてんの!?」 というか、さっきのエロシーンで懲りたんじゃなかったの!? なんでちゃっかり続きやってんだよ! 恐いもの見たさか!? それとも、困惑してるように見えたのは俺の気のせいで、ほんとはシナリオに感動して泣きそうだっただけなのか!? どっちにしても只者じゃねえ。エロゲの申し子かおまえは。 夏休み、十四日目。朝パート 安価成功 名前:兄貴[] 投稿日:2011/08/05(金) xx xx xx.xx ID xxxxxxxxx 安価達成した。妨害も入ったが、当初の計画通り撃退してやったぜ 妨害を無事退けたと思ったらなぜか幼女が自主的にエロゲを攻略していた ポルナレフ状態だった。エロ目的でこそなかったけどな 次行こうか ≫88 88 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/19(日) 16 33 22.06 ID t7rKMft6o 黒猫に尻穴治療のためボ治療薬を直接塗りこんでもらう 107 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/20(月) 05 52 25.83 ID V0XvhjTeo 「……なんか色々とすごく紙一重」 俺のプライドとか、その他もろもろを完全に横に置いて今は話を進めよう。 じゃないと話が進まないからね。 「尻が痛むのは確かだし、前向きにとらえるしかねえな」 お前らが知ってるかどうかは知らないが、痔ってのは治ったと思ったら再発するから困る。 特に切れ痔なんかは大の度に―― おっと、話がずれたな。要は俺の痔はまだ完治していないということだ。 今の所懸念される最大の関門は、痔の薬って人に塗ってもらわなくても自分で塗れちゃうってことかな。 そこらへんを黒猫にどう納得させるかが鍵だろうな。 黒猫宅を訪れた俺は、早速用件を話した。それに対する黒猫の反応がこれである。 「…………よく聞こえなかったわ。今なんと言ったの?」 黒猫は盛大に口元をひきつらせ、半身で身構えている。 用件が聞こえなかった人間がするリアクションではないが、敢えて突っ込まず、要求を繰り返し通達してあげた。 「尻にボラギノール塗ってくれ。あ、勿論俺の尻にだぞ」 「……今のは聞かなかったことにしてあげるから、今日はもう帰りなさい」 もはやドン引きを通り越して呆れかえる黒猫。 「駄目だ。それはできない」 「莫迦じゃないの? それくらい自分で塗りなさいな。それか、妹にでも頼んだらどうかしら」 「そんなことできるか!」 桐乃にこんなこと頼んでみろ。 次の瞬間、俺の尻にはペットボトルが突き刺さってるわ。 「駄目なんだ。……俺はどうしても黒猫に塗ってもらわなきゃならないんだよ!」 「なら、納得できる理由を言ってごらんなさい。もし、万が一にも納得できるような理由があるのなら、塗ってあげないこともないわ」 ふふ……と妖艶な笑みを浮かべる黒猫。 ……来たぜ。この瞬間が。 ここまでくれば勝ったも同然だ。 なぜなら、俺にはここに来る前に予め手に入れたおいた、最高の言い訳があるからだ! 名前:兄貴[] 投稿日:2011/08/05(金) xx xx xx.xx ID xxxxxxxxx ところでさ、相手に理由の説明を求められたら俺は何て答えればいいの? 相手が思わずボラギノール塗りたくなるような理由(言い訳)を頼む ≫110 110 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/20(月) 06 30 48.32 ID eFcmMNfso すっげぇ痛くて自分で触るのが怖い 病院に行ったけど休みだった 111 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/20(月) 07 11 44.04 ID V0XvhjTeo 「すっげぇ痛くて自分で触るのが怖い。病院に行ったけど休みだった」 「…………はあ。わかったわ」 「いいの!?」 嘘だろ!? まさか、この安価が成功するなんて微塵も思ってなかったぞ。 俺としては失敗してほしかったけどな! 何が悲しくて後輩に、しかも女の子に、尻を見せなきゃならんのだ。 それが安価だというなら仕方ないけれども。……なんだか今にも涙が出そうだ。 「うわ……これはひどいわね」 「えっ、まじで? そんなにやばい?」 「裂傷がひどいわ。人の趣味にケチをつけるつもりはないけれど、少しは自重なさい。一体何をぶち込んだらこうなるの?」 「ちげえよ! こうなったのは趣味でもなんでもねえ! ……これも全て赤城のせいだ」 「瀬菜の?」 「そっちじゃない。兄貴の方だ」 ある意味瀬菜のせいと言えなくもないが、実行犯的な意味合いでは恐らく赤城のせいだと思う。 その辺の記憶があやふやなのではっきりしたことは言えないが。 すると、黒猫は妙に納得した顔で―― 「……ああ、瀬菜のお兄さんは随分と立派なものをお持ちなのね」 「ちげえから! そいういう意味じゃねえから!」 多分。 おまえもしっかり瀬菜に毒されてんじゃねえよ。 「いや、でも……これは確実に何かをぶち込んだ結果だと思うのだけれど…………」 「俺の記憶を掘り返す作業を今すぐやめるんだ」 全てを思い出した瞬間、俺は発狂しない自信がない。 「じゃあ、いくわよ」 「……おう」 黒猫はゴム手袋を装備した! 黒猫は一升瓶を装備した! 黒猫は精神を集中し身構えている!▼ 「……ん? おい、ちょっと待て! おまえ、いったい何もって――!?」 「夜魔の女王に汚い物を見せた罰よ。存分に味わうがいいわ!」 黒猫は裂破・滅拡撃を放った! 京介の尻に9999のダメージ! 京介は倒れた!▼ 名前:兄貴[] 投稿日:2011/08/05(金) xx xx xx.xx ID xxxxxxxxx おまえらから授かった言い訳を使ったら、なぜか尻に必殺技をぶちこまれた いくらなんでも一升瓶はねえだろ……。全部入っていたら今頃は病院だったぞ 話は変わるんだけどさ、おまえらいい医者知らない? 肛門科の めげずに次行こう ≫115 115 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2011/06/20(月) 07 25 02.42 ID T0lj0nXWo 加奈子と家デート 118 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/20(月) 08 24 34.91 ID V0XvhjTeo 「悪戯の“い”の字も見えねえ」 だが、どこかでホッとしている自分がいるのも事実。 今これ以上ケツに負担をかけたら倒れてしまいかねない。 家デートならそんなに動かずにすむだろう。 「家デートなら、京介として会わねえと駄目だな」 「で、いったい何の用? 加奈子も暇じゃねーんだけど」 「俺ん家に来てから言う台詞じゃねえぞ」 そういうのは電話かけた時点で聞いとけよ。なんでわざわざ俺ん家に来てから聞くんだよ。 『今日、俺ん家に来ないか?』と聞いた瞬間、返事もそこそこに切りやがって……。 「おまえにももうちょっと落ち着きがあればなあ……」 「聞こえてんぞ」 もっと言えば、落ち着きの他にもおしとやかさなんかも欲しいところだが。 はあ……とため息をつきながら、窓の外を見る。 「お、落ち着きがなかったら駄目なのかよ?」 「ん? まあ、駄目ってわけじゃないが……どうした?」 加奈子の方に視線を戻すと、なにやらもじもじとしていた。 「便所なら階段降りて――」 「ちっ、ちげーよボケェ! どうしておめーはそうなんだヨ!」 ちがうのかよ。ややこしいやつめ。 そういえば、前に麻奈実とも同じやりとりをしたな。デリカシーがないって怒られたっけ。 その頃から何も成長していない自分って……。 「あ、あのよぉ……」 「ん?」 「今日は何するんだ?」 「何もしねえよ? 強いて言うなら、ごろごろする」 尻も痛いしな。 「そ、そっか。じゃあ、加奈子も付き合ってやるヨ」 「おう」 てっきり文句言われるかと思ったが……意外だ。 「…………もう夕方とはいえ、やっぱり暑いな」 「…………この部屋、なんでエアコンねえの?」 「……すまん」 「今日はなんで加奈子を呼んだんだよ?」 「ん? まぁ、なんとなくだ」 「ふーん。そっか、なんとなくか」 「おう、なんとなくだ」 「…………あ、もうこんな時間」 「もう6時か。なんだかんだで時間過ぎるの早かったな。そろそろ帰るか?」 気が付けば時計の針は、5時54分を指していた。 いくら夏場でまだ明るいとはいえ、あんまり遅くなるのもまずいだろう。 「……そーだな。そうするわ」 「送ってってやろうか? 小さい子の一人歩きは危ないし」 「誰が小さい子だコラァ!? あんま子供扱いしてっと痛い目見っぞ!? 一人で帰れるわ!」 「そうか? うーん……まあ、まだ明るいし大丈夫かな。だけど、十分気を付けて帰れよ?」 「うっせ! 覚えてろよ! 数年後後悔してもおせーかんな!」 そう叫び、俺の部屋を飛び出して行く加奈子。 「……あいつ、やっぱり小さいの気にしてんのかな」 夏休み十四日目。夕方パート 安価成功? 119 名前: ◆5yGS6snSLSFg[saga] 投稿日:2011/06/20(月) 08 28 51.38 ID V0XvhjTeo 夏休み十四日目終了 本日の好感度変動 桐乃 ±0 黒猫 -2 加奈子 +1 ブリジット +1 夏休み十四日目終了時の好感度 桐乃 +3 ※嫉妬心を自覚。今後のやりようによっては……? 麻奈実 +4 黒猫 +1 ※覚醒済み 沙織 +4 あやせ +3 加奈子 +7 ブリジット +3 日向 ±0 ※眼鏡をかけるようになっている 珠希 +1 瀬菜 +4 フェイト +1 佳乃 -1 大介 ※殺意の波動の気配がする「仏の顔も3度まで」残り…1回