約 1,499 件
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/4287.html
『HENTAI×HENTAI』 15KB 愛で ギャグ 変態 飼いゆ 失礼します ※ 「anko4086 HENTAI ありす」と「anko4104 続・どMとどS」の続きです。 チートあきです。 「じゃ、頼んだぞー」 手を振りながら去っていく友人を見送ってから、男は玄関のドアを締めた。 台所を通り部屋へと戻る。 「これからしばらくおねがいね、おにいさん」 胴付きのてんこがいた。腰にひそうのけんを差し、左手に手提げを持っている。中身は着 替えと小物らしい。友人の飼っているてんこ。二日ほど預かってくれと頼まれた。 横には男の飼っている胴付きのありすがいた。お兄さんとHENTAIな関係になるために胴 付になったと言い切る筋金入りである。 「ゆっくりしていってね、てんこ」 「ゆっくりしていってね、ありす」 ぱちんと持ち上げた手を打ち合わせる。 二匹は胴が生えてない頃から気が合うようだった。 「預かったはいいが、何すればいいんだ?」 男はてんこを眺める。 他人の飼っているゆっくりを預かるのは初めてだった。ゆっくりの飼い方は知っているが、初 めてのことは緊張する。友人も男が胴付きありすを飼っている事を知っているので、預けたの はそれが大きな理由だろう。胴付きを預けるなら、胴付きを飼っている人間の元が適当だ。 「まずは――」 てんこが男に向き直った。 瞳をきらめかせながら、ぐっと右手を握り締める。 「えくすとりーむエロほんさがしよ。ベッドのした、ほんだなのおく、パソコンのなか。ぜんぶ あさっておにいさんのしゅみしゅこうをさらけだすわ!」 「ふんぬぅ」 メリッ。 男の拳がてんこの顔面にめり込んだ。そのまま力任せに腕を振り抜く。 一回転して床にひっくり返るてんこ。 元々虐待お兄さんだったのでゆっくりを殴る事に抵抗は薄い。普段からありすにお仕置き しているため、胴付きを殴る蹴ることにも抵抗は薄い。飼い主である友人にも真っ二つまで はやっていいと言われている。 ともあれ。 「うお、かてぇ!」 てんこを殴った手を見つめ、男は思わず叫んだ。 「さすがてんこ、ありす比で五倍は堅い……」 普段から殴り慣れているありすとは明らかに違う手応えである。てんこ種の特徴である 頑丈さ。知識としては知っていたが、実物を感じるのは初めてだ。表面は普通に柔らかい が、芯は鏡餅のように堅い。 「てんこ、だいじょうぶ?」 ありすが倒れたてんこを抱え起こしている。 「ふふふふ……」 身を震わせながら、てんこが自分の顔を撫でている。痛みを快感に変換できるてんこには 基本的に体罰が通じない。分かってはいたが、敢えて殴った。 「こういうつつしみのないぼうりょくもいいわね」 「慎みのある暴力ってどういうんだ?」 男はてんこを見下ろし尋ねた。 てんこが男に顔を向ける。頬を赤く染めながら、目を輝かせ、 「えっとね、えっとね。ちからをいれすぎないことがまずぽいんとなのよ!」 「それ以上は言わなくていい」 男の足裏がてんこの顔面にめり込んだ。 一息ついてから。 「さて、どこに寝かせるか? てんこは?」 男はてんこを眺めた。まだ昼であるが寝る時のことは考えておかないといけない。 「床で寝かせておけなんて言われたけど。そうもいかんだろうし」 「ゆかでねるなんて、すてきなはからいじゃない、おにいさん」 胸元で両手を握り締め、てんこが笑う。普通のゆっくりは堅い場所で寝るのを嫌がる。普 段飼い主の元では胴付き用のベッドで寝ているが、床に寝ることは快感らしい。 「ありすのベッドをつかっていいわ」 ありすが自分の寝床を示す。 段ボール箱を切って中に薄い毛布を敷いたもの。胴付き用のベッドは売られているが、 それは高いので手近なもので作ったのだ。寝る事に関してはさほど問題無い。 「でも、それじゃありすのねるばしょがなくなっちゃうわよ」 てんこの指摘に、しかしありすはきっぱりと答えた。 男が使っているベッドを指差して、 「だいじょうぶよ。こんやはおにいさんとねるから。ありすとおにいさん、ひとつのふとんのな かで、ぬっぽしずっぽし、ふふふふふ」 「きゃー。ありすったら、だいたんねー」 口から涎を垂らしトリップするありすと、頬を赤く染めるてんこ。 がしっ。 男の手がありすの頭を掴んだ。生物のような形をしていながら、ゆっくりには堅い骨格が ない。頭蓋骨もないので結構な深さまで指がめりこむ。 「ああああっ! いたいっ! あたまがわれるよぉにいたいっ!」 「予備の毛布出してやるから、そこで寝ろ」 「はーい」 男の言葉にてんこは素直に返事をした。 「あるばむ?」 てんこが本棚から小さなアルバムを取り出した。 A4サイズの白い本。それをめくる。 「これは、ありすのちいさいころのしゃしんね」 「あら、はずかしい……」 ありすが手で頬を押えて、顔を赤くする。 中にはありすの写真が貼られていた。赤ゆっくりの頃から大人サイズになるまで。元気に 跳ねていたり、頭に花を差して笑っていたり、転んで泣いていたり。 男は写真を眺め、ため息をついた。 「あぁ、こいつもこの頃は可愛かったんだよな……。普通のお洒落な都会派ありすだったの に、なんでこんなヘンタイに育っちゃったんだろうな……」 虐待お兄さんを引退し、なんとなく拾った赤ありす。出来心で育ててみたら意外と可愛い ありすに成長し、気がついたら胴付のヘンタイになっていた。 「ひどいわねぇ、おにいさん。ありすはおにいさんとむすばれるために、このどうたいをはや したのよ。ありすのからだは、おにいさんがすきにしていいのよ? くろうとごのみのせいち ょうとちゅうぼでぃよ」 両腕を胸の前で組み、身体を少し前に傾ける。未熟な胸の膨らみが強調されて、奇妙な 色気を作り出していた。自分で言う通りの玄人好みの成長途中ボディである。 「どうしてこうなった……。本当に」 「すえぜんくわねば、おとこのはじよ」 頭を抱える男に、てんこがきりっとした顔でそう言った。 味方はいないらしい。 「お兄さん、おうち帰るー……!」 両手で頭を抱える男に、ありすが言った。 「なにいってるの。おにいさんのおうちはここじゃない」 ゆっくりは飼い主の望んだように変化すると一部で言われている。愛でるなら愛でやすい 性格に、虐待なら虐待しやすい性格に。そう考えると、ありすの現状は男が望んだ形なのか もしれない。 「うー………」 本気で泣きそうになりながら、窓の外を見る。 「買い物行くか」 男は小さく呟いた。 右手に買い物袋を提げ、男は道を歩いていた。 人気のない路地。近くのスーパーマーケットからの帰り道だった。左手にありすの手を握 っている。ありすはてんこの手を握っていた。飼いゆっくりと一緒に外出する時は、常に手の 届く状態にしておくのが望ましい。ケージに入れたり抱えたり。胴付きの場合は手を握ってお くのが適当である。 「れいむはれいむだよ! ひさしぶりだね!」 そんな一人と二匹の前に、一匹のれいむが飛び出した。 バッジは付けていない。飼いではないようだ。地域ゆっくりでもない。雰囲気からするに 生粋の野良ゆっくりのようだった。ついでにこちらを知っている様子でもある。 「知合いか?」 「ありすはしらないわ」 首を振るありす。 「あら、あのときの」 一方、てんこは心当たりがあるようだった。 れいむも男とありすは目に入っていない様子で、一直線にてんこの足元まで跳ねていく。 それから、てんこの足に体当たりを始めた。 「てんこっ! てんこはどえむなんでしょ! れいむがいじめてあげるよ。だからおれいのあ まあまちょうだいね。この、このっ! ゆふふっ。れいむのだいなみっくあたっくはいたいで しょ! くるしいでしょ! きもちいいでしょ?」 何らかの形でてんこを知り、てんこを虐めてなおかつあまあまを貰えると考え至ったのだ ろう。理解できるようで理解できない、でもなんとなく理解できる論理だった。 だが、世の中はそう甘くない。 「ふん!」 「ゆぐぉ!?」 てんこに蹴られ、れいむが転がった。 一回転して仰向けになったれいむに近づき、てんこは腰に差していたひそうのつるぎを引 き抜いた。黒い柄に赤い剣身を持つライトセイバーのような形である。刃はついていないの で切れ味はない。 「どえむなめるんじゃないわよおお!」 両手で逆手に持ったひそうのつるぎを、てんこは容赦なくれいむの口に突き立てた。 「ああん? なにいってるのかしら、このあほれいむは? あんなたいあたりなんていたくも ないし、ましてやきもちいいわけないでしょう? てんこをぶじょくしてるの?」 「ゆぎぎぎぎ!」 身体の奥に棒を突き込まれ、れいむが悶える。身体を痙攣させながら、涎と涙を道路に 溢れさせていた。見た感じ喉の奥を的確に捉えている。相当に苦しいだろう。 「いためつけるっていうのはね、こうやってやるのよ。ほらほら。いたいでしょ、とぉってもい たいでしょ? このあたりがとくにいたいでしょう!?」 目をぎらぎらと輝かせ、てんこがぐりぐりとひそうのつるぎを動かす。 「いぢゃ、い……で……ずうぅぅぅぅ!」 無抵抗に嬲られるれいむ。 「なあ、ありす」 「なにかしら?」 男は隣のありすに尋ねた。 「あいつって、こんな性格だったっけ?」 このてんことは何度も顔を合わせているが、こういう事をする性格ではなかったと記憶し ている。普通のマゾいてんこだ。ついでに言うと飼い主の方が危ない。 「かいぬしのおにいさんにえいきょうされて、さいきんえすにめざめはじめてるみたい」 ありすはあっさりと答えた。 ずぞぞー。 和風スパゲティをフォークですすりながら、男はテーブルの正面を眺めた。 並んで椅子に座っているてんことありす。夕食の時間だった。 「あら、いがいとおいしいわ」 「そうでしょう? ありすのさいきんのマイブームなのよ」 皿にゆっくりフードを入れ、そこにアップルティーを入れたもの。以前は牛乳を入れていた が、最近はジュース類をよく混ぜている。ゆっくりフード自体はコーンフレークのようなもの なので牛乳との相性はいいが、ジュース類と相性がいいのかは謎である。 「てんこもなにかおいしいごはんのたべかたしらない?」 「いちどゆかごはんたべさせてほしいわ」 ありすの問いに、てんこが答える。 ありすへの返答というより、単純に自分が食べたいものを口にしたらしい。 「ユカご飯? なんだそりゃ?」 男は思わず尋ねた。 ゆか。その意味がよくわからない。紫蘇の入った混ぜご飯をゆかりご飯と呼ぶが、それで はないだろう。油化、湯化……。いくつか単語を当てはめてみるが、しっくりこない。 てんこは嬉しそうに説明する。皿に盛られたゆっくりフードを指差し、 「このごはんさんをね、ゆかにぶちまけて『くえ、めすぶた』ってやってほしいの。それからね、 それからね! はいつくばってぶざまにたべてるところを、あしでふみつけてほしいの! あ ざけりながら。……ああ、そうぞうしただけでしびれるわ」 両手で自分の身体を抱きしめ震えている。 飼い主の男に床ご飯を食べさせられている場面を想像しているのだろう。根っからのサディ ストであるが、友人はほとんどてんこを虐めないようだった。 「それはとかいはね」 何故か笑顔で頷くありす。 スプーンでゆっくりフードをかき混ぜながら、にへらと笑う。 「ありすもねー。くちうつしごはんはいちどたべさせてほしいわ。おにいさんがもーぐもーぐし たごはんを、あついちゅっちゅからありすのくちに。ぎゃくでもおっけいよ?」 とウインク。 サクッ。 フォークがありすの額に刺さった。 「あああああ!」 両手で額を押えるありすと、くねくねしているてんこを順番に眺め、男は頭を押えた。 「駄目だこいつら……早くなんとか――いや、もう手遅れか……」 風呂場から声が聞こえてくる。 「ありすっていがいとむねおおきいのね。うらやましいわ。てんこはぺったんこだから」 「ちょっとさわってみる?」 てんことありすが一緒に風呂に入っていた。 湯船に浸かるとさすがに溶けるが、身体を拭く程度なら問題ない。ゆっくりの身体には自 己浄化機能があるものの、適当に身体を洗うことはマナーである。男は二日に一回ありす を風呂に入れていた。 胴無しなら三日に一回、布で身体を拭くのが適当である。 「いいの?」 「あふぅ。てんこ、そんなとこさわらないでよ。くすぐったいわ」 胴付きの場合は服の洗濯もしなくてはならない。服の材質はお飾りと同じなので、洗濯 機に放り込めば溶けて悲惨なことになる。そのため手洗いが必要だ。女の子のような服を 下着まで洗うのは若干抵抗あるが、仕方がない。 代えの服は、加工所製の衣服の素を着せておけば割と簡単に作れる。 「んーいいはんのうね。ありすったらかわいいわ。こっちはどうかしら?」 「あぅ。しかえしよ」 「きゃぅ」 衣装の素は全身を覆うようなマントのようなもので、半日程度で衣服一式に変化する。原理 は不明。加工所の作るものは深く考えてはいけない。値段はひとつ千五百円とかなり安い。出 費の多い飼い主への配慮かもしれない。なお、ありすは現在代えを三着持っている。てんこも 何着か持っているらしい。 数秒の沈黙。 「おにいさん、てんことこうたいしてもいいのよ?」 「なにがおこっても、うちのおにいさんにはだまっててあげるわ」 風呂場からありすとてんこの声がする。 「ようしわかった、ありす」 男は読んでいた本をぱたりと閉じた。胴付きゆっくりの飼い方。 「お前には向かうべき三つの道がある。オラオラか無駄無駄かアリアリか。今のうちに決めて おけ。答えに関わらずに全部叩き込んでやる。あと、てんこは箱詰め一時間な」 「それはちょっとゆっくりできないわあああ!」 「はこづめはやめてえええ! ほうちぷれいはいやあああ!」 「てんこ……だいじょうぶ?」 「だいじょうぶよ……」 ぼろぼろになったありすの問いに、少し窶れたてんこが答える。 他者にかまってもらう事を好むてんこにとって、放置プレイは苦痛である。段ボール箱に詰 められ押入れに押し込められて一時間。それだけで精神的に大きく消耗していた。 「ここまではそうていないよ」 しかし、てんこは気丈に手を握り締める。 男は現在トイレに入っていた。 「ぷらんBにうつるわ」 「おっけい」 てんこの言葉にありすが応じた。 「はっ」 不意に目を覚ます。 男は周囲に目を向けた。常夜灯が照らす薄暗い室内。嫌な予感を覚えて起き上がろうと するが身体が動かない。両手首と足首が紐で縛られ、ベッドに縛り付けてある。しっかりと 縛られているようで、引っ張っても解けない。 「うふふふ。おにいさん、いかがかしら? てんこのこうそくは」 見ると、てんこがいた。 何故か黒いハイレグボンテージ衣装と手袋、ブーツまで装備している。SMプレイの女王 様のような恰好だった。右手に鞭のようなひそうのつるぎを持っていた。その恰好について の詮索は後回しにする。 「おにいさん」 その隣で顔を赤く染めているありす。 「きょうこそありすのばーじんさんをうけとってね……」 両手を頬に当て、恍惚とした顔を見せている。口元から薄く涎が垂れていた。れいぱー顔 を一段引き締めたような顔。本気らしい。いつもの事といえばいつもの事だが。 「うふふふ……」 「たく、このアホは……」 男はジト眼でありすを眺めた。 常夜灯の淡い光に照らされ、エロティックな雰囲気を醸し出している。 「ふははは、あははは、はひゃほほほ、おおほおおおお! おにいさんのとかいはなあいを ありすにちょうだあああいっ!」 壊れた声とともに、一瞬で服を脱ぎ捨てた。下着のシャツとパンツという恰好のまま、飛 び込みのような姿勢で男に向かってくる。 ボコッ! 「うぼぁ!?」 男が振り抜いた右腕が、ありすを殴り返した。 勢いよく壁まで転がるありすを余所に、男は小さなナイフで手足の拘束を解いていく。寝 る前に寝間着の袖に仕込んでおいたものだった。手足を縛っているのはただの紐。鎖や ワイヤーではない。刃物で切ることは造作もない。 「この事態をオレが想定していないと、考えなかったのか?」 ナイフをしまい、てんこを見る。 「くっ……。まずいわ……」 てんこが半歩退く。 男はベッドから床に下りた。それからベッドの下に手を入れ、一振りの木刀を取り出す。土 産物屋でよく売っている木刀。大昔に修学旅行で買ったものである。一応防犯用として部屋 に置いてあった。 「覚悟はいいか、お前ら? 仕置きの時間だ」 ゆらり、と。 男は右手の人差し指と中指で木刀の柄を握り込んだ。右足を半歩前に出し、木刀を斜め 後ろに向ける。その先端を左手の指で握り締めた。全身から立ち上る殺気。 「ここはてんこにまかせて――」 そう言うなり、てんこがひそうのけんを足元に立てた。鞭状から剣状に固まった刀身。そ の先端を足の指で挟み、柄を両手で握り締める。息を吸い込み歯を食い縛り、身体を横に 捻った。異様な構えである。 みしり。 全身が軋むような音を立てた。 そして弾ける。 真上に振り抜かれたひそうのつるぎと、振下ろされる木刀。 ごしっ。 「てんこおおおおお!」 ありすの悲鳴が暗い部屋に響く。 てんこが窓まで吹き飛ばされていた。本来なら木刀を躱して男にひそうのつるぎを撃ち込ん でいたのだろう。だが、木刀は低空を薙ぎ払い、てんこの頭を直撃した。 窓ガラスから剥がれたてんこが、べちゃりと床に倒れた。既に意識はない。 凹んだ帽子とひそうのつるぎが床に転がった。 「次はお前だ……ありす」 次弾を装填するように男は再び木刀を構える。 見開かれた眼が、ありすを見据えた。 「あああ……。いたく、しないでね……」 ありすは震えながら胸元で可愛く手を握る。 だが無意味だ。 「ねえ、てんこ」 「なにかしら?」 背中合わせに毛布でくるまれ、その上からロープでぐるぐる巻きにされたありすとてんこ。 手足は動かせず、動く事もできない。男の下した罰は簀巻き&放置だった。 ここまで暴走して加工所処分になっていないのは、ありすがこれでも一応大事にされてい るからだろう。 「こういうのってほうちぷれいっていうのかしら?」 「たぶんね」 てんこは適当に答えた。 ベッドの横に立て掛けられたひそうのつるぎに、凹んだてんこの帽子が乗せてあった。帽子 には自己修復機能があるので放っておけば元に戻るが、直接身体に触れていないと回復速 度は落ちる。帽子が無いと頭も寂しい。 窓から昼の日差しが差し込んでいた。微妙に暑い。 「ひまね、てんこ」 「うん。ひまねー」 ありすとてんこは一緒にため息をついた。 過去SS anko4238 旗の見えるまりさ anko4205 れみりゃ修行する anko4193 BGM 真ゲッターロボ anko4158 お帽子さん、外れてね anko4147 ぐんまりさ迷子になる anko4144 いたさなえ anko4128 ちぇん CV:若本規夫 anko4109 ゆっくり・ボール・ラン 2nd STAGE anko4108 ぱちゅりーの居場所 以下略
https://w.atwiki.jp/byakumu2/pages/2331.html
フェルディナンド=バーンシュタイン データ製作:シャアペン 人間 男 69歳 1月4日生、やぎ座、A型、身長170cm、体重62kg 一人称 わし 二人称 お主、お前さん。名前を特定する場合は呼び捨てかさん付け 所属:バーンシュタイン家 バーンシュタイン家の先代当主。 リチャード=バーンシュタインの父親にしてマリアベル=バーンシュタインらの祖父。 過去に片目をモンスターとの戦いで失っているが、それでも引退は考えなかった。 現在も現役のエクソシストとして活動しているが、家の運営は7割くらいはリチャードに任せ、自分はアンデッド退治に専念している。ステインドクロスとの敵対を宣言したのはフェルディナンドであるが、彼自身はステインドクロスの暴走を止める程度に考えていたようである。 いかつい外見とは裏腹に性格はリチャードのまじめさとアルフレートの温和思考を併せ持つ性格であり、あまり怒ることはない。敵対する人間に対しても感情的にはならず、あくまで諌める程度にしている。 通常の退魔能力に合わせて加速能力を持っている。フェルディナントはこの能力をフルに活用するために剣術を極め、法儀礼剣のみを携えてアンデッドを目にも止まらぬ速さで次々斬り捨てていく。そのため、常に軽装で挑んでいる。剣術を使うエクソシストにも自分の技をいくらか指南している。過去には剣型のフェイティアを持っていたが、ドラグンと戦った際に折れてしまっている。 クリストフ=ニーベルングとは非常に仲がよく、過去には二人でコンビを組んでモンスター退治もやっていたほど。その当時は「神速のフェルディナンド」と評されていた。 現在もニーベルング家に立ち寄ることが多く、よく土産物などを持っていく。 なお、マリアベルに会いにSRC島に渡った際に夢見堂の栗ようかんを気に入り、よくSRC島に買いに訪れては本家屋敷でヒルダを誘ってまったり栗ようかんを食べながら緑茶をすする姿をよく見る。 本質的には孫がかわいい普通のおじいちゃんであり、孫達にも非常に優しく接している。 データ フェルディナンド=バーンシュタイン フェルディナンド, 男性, 人間, AAAA, 170 特殊能力 エクソシスト, 1 集中力, 1 遅成長Lv6, 1 切り払いLv7, 1, Lv8, 60, Lv9, 75, Lv10, 98 160, 102, 145, 163, 182, 162, 普通 SP, 40, 神速, 1, 集中, 1, 熱血, 1, 直撃, 1, 足かせ, 1, 激励, 1 SRCS_FerdinandBurnstein.bmp, -.mid # 完成された強さを表現 # 切り払いは化け物レベルにまで上昇する # かなり自重していない強さ フェルディナンド=バーンシュタイン フェルディナンド=バーンシュタイン, (人間(フェルディナンド=バーンシュタイン専用)), 1, 1 陸, 4, M, 12000, 200 特殊能力 攻撃属性=夢浄 性別=男性 EN回復Lv1 当て身技Lv10=刃返し 刃返し 武 切り払い (気力Lv2) 当=解説 当て身技専用武器 対応する特殊能力でのみ発動。通常使用は不可。 3300, 230, 200, 125 BABA, SRCS_FerdinandBurnsteinU.bmp 法儀礼剣, 1100, 1, 1, +5, -, -, -, AAAA, +5, 武聖 流し斬り, 1500, 1, 1, +0, -, 15, -, AAAA, +0, 武聖 十文字斬り, 1600, 1, 1, +0, -, 25, 110, AAAA, +0, 武聖 刃返し, 2000, 1, 1, +20, -, 50, 120, AAAA, +20, 武聖痛L1(当て身技) 刃返し, 2000, 1, 1, +20, -, 50, 120, AAAA, +20, 武聖痛L1当|攻反 神速三十連斬, 2500, 1, 1, -100, -, 80, 130, AAAA, +0, 武聖連L30 # 彼の真髄は武属性に対する当て身にある # 気力関係なしに高い性能の当て身が飛ぶため、武器で攻撃すると返り討ちに遭う # ただし、耐久力はないに等しいため注意 メッセ フェルディナンド=バーンシュタイン 回避, まだまだ青いのぉ 回避, それではわしには当てられんぞ? 回避, 動きが正直すぎる。それではわしには通じんぞ? 回避, 衰えたとはいえ、まだやれるものじゃな 回避, やはり昔ほどのきれはないのぉ 回避, もう少し相手を見ることじゃな 回避, あまり自分に慢心するつもりはないが、これでは相手にはならんよのぉ ダメージ小, しかし、防御を捨てたわしにこの程度とは情けないことじゃのぉ ダメージ小, 少々手抜きが過ぎるのではないかの? ダメージ小, なんじゃ、そんなものか? ダメージ中, ほほ、なかなかじゃのぉ ダメージ中, そうでなければのぉ ダメージ中, 本気になったらどうじゃ? ダメージ中, これで終わりではないのじゃろう? ダメージ中, 悪くはないようじゃ ダメージ大, やはりこの装備では耐えぬか ダメージ大, こうなることも必然じゃな ダメージ大, さすがに限界かの ダメージ大, これ以上はもたぬかの ダメージ大, このくらいまでやれるのが普通なのじゃろうな 破壊, まだ引退には早いと思ったのじゃがのぉ 破壊, 今日はこの辺で退散といこうかの 射程外, やはり剣だけでは限界があるのぉ 射程外, こちらから出向かねばならんかの 攻撃, さて、久々に『神速のフェルディナンド』たる所以を見せようかの 攻撃, わしの動きは、目で追うだけでは捉えられぬぞ? 攻撃, 五感を研ぎ澄ますのじゃ。さすれば、わしの動きが見える 攻撃, 勝負は一瞬じゃよ 攻撃, 見えるか見えぬか、それはお前さん次第じゃ 攻撃, わしの動きを捉えてみせるがよいぞ 攻撃(対リチャード=バーンシュタイン), さて、久しぶりに手合わせしてやるとするかの、リチャード 攻撃(対リチャード=バーンシュタイン), お主がどうしようがわしは一切口は出さんが、暴走だけはせんようにな? 攻撃(対リチャード=バーンシュタイン), リチャード、バーンシュタインの本分だけは失うなよ? 攻撃(対ヘルムート=バーンシュタイン), お主はもう少し見所はあると思うのじゃがのぉ 攻撃(対ヘルムート=バーンシュタイン), 己を過小評価しすぎじゃな。単純な力だけが優劣を決めるわけではないぞ? 攻撃(対ヘルムート=バーンシュタイン), ヘルムート、お主の人生にとやかくは言わんが、成すべきは成すのじゃぞ? 攻撃(対ヴェルナー=バーンシュタイン), さて、本分を見失っておらぬか、わしが試してみよう 攻撃(対ヴェルナー=バーンシュタイン), お主が無理をする必要はないが、あまり反発するのも考え物じゃぞ? 攻撃(対ヴェルナー=バーンシュタイン), お主はお主の好きにしても構わん。人の道、魔狩りの道を外れぬ範囲でならばな 攻撃(対マリアベル=バーンシュタイン), 相変わらずお主は真面目じゃな。じゃが、そう張り詰めておっては息が切れるぞよ? 攻撃(対マリアベル=バーンシュタイン), 実の兄に手を上げることだけは感心せんの。言葉に言葉以外を出すは、それは負けじゃぞ? 攻撃(対マリアベル=バーンシュタイン), お主はリチャードによく似ておるからの。無茶をする傾向があるから気をつけるのじゃぞ? 攻撃(対アルフレート=バーンシュタイン), 言葉で語ることも大切じゃ。しかし、討つべきは討て。使い分けができぬと、己を危機にさらすぞ? 攻撃(対アルフレート=バーンシュタイン), 一つの力で暴走は止まらぬということを、お主は考えるべきじゃな 攻撃(対テオドール=バーンシュタイン), 人は必ずしも魔に非ずじゃ。間を見極める目を養わねばならぬぞ? 攻撃(対テオドール=バーンシュタイン), 正直お主が一番本分を失いそうなのじゃよ 攻撃(対アーデルハイト=バーンシュタイン), そう構えんでもよい。わしの動きを目で追おうとするとまず追えんぞ? 攻撃(対アーデルハイト=バーンシュタイン), その身、その目で存分に盗むがよかろう。わしの技が、お前さんに少しでも役に立つのであればな 攻撃(対グレゴール=バーンシュタイン), グレゴールよ、これはすべてお主が導いたことじゃぞ? 攻撃(対グレゴール=バーンシュタイン), 過ぎたる野望は持たぬが幸せじゃ。お主はそれを分かっておらなんだかの 攻撃(対グレゴール=バーンシュタイン), わしの忠告も聞かずに突き進むからこうなるのじゃよ。今さらわしがどうこう言っても手遅れじゃろうがのぉ 攻撃(対匪賊の使徒バラバ), 何がお主をそうさせたのじゃ。まったく、難儀なことをするわ 攻撃(対匪賊の使徒バラバ), 自分の姿を今一度見るがよいぞ。それが、お主が望んだ結末じゃったのかの? 攻撃(対匪賊の使徒バラバ), さすがにわしもこれは看過できぬわ。そうなっては、もはや討つより他にあるまい 攻撃(対クリストフ=ニーベルング), 昔を思い出すの、クリストフ 攻撃(対クリストフ=ニーベルング), 思えばこうしてよく手合わせをしたものじゃのぉ。昔は互角じゃったわ 攻撃(対クリストフ=ニーベルング), 互いに歳は取ったが、腕は鈍っておらぬよの? 攻撃(対ゴットフリート=ニーベルング), 過ぎたる力を持てば滅びるは己の身。己の器に相応しき力を求めるべきじゃぞ? 攻撃(対ゴットフリート=ニーベルング), 野心があるのも結構じゃ。じゃが、そのために何かを犠牲にせねばならぬとしたら、その野心は考えねばならぬぞ? 攻撃(対ゴットフリート=ニーベルング), 一つに執着して周りを見失えば、お前さんはすべてを失うと思うぞ? 攻撃(対レオンハルト=ニーベルング), 身の数ではわしが不利か。じゃが、それを覆すべく全速力を出すのも面白かろうて 攻撃(対レオンハルト=ニーベルング), 最小限の労力で最大限の成果を出す。それができれば完璧じゃよ 攻撃(対レオンハルト=ニーベルング), お前さんはもう少し遊びを持つべきじゃな。張り詰めすぎておっては、こちらも疲れるわい 攻撃(対カイザー=ニーベルング), そういう生き方も結構。若いうちにしかできぬからのぉ 攻撃(対カイザー=ニーベルング), マリアベルからお前さんのよからぬ話を聞いたのじゃが、それは真かの? 攻撃(対カイザー=ニーベルング), マリアベルに頼まれておっての。少々お灸を据えてやらねばならぬな 攻撃(対クラウス=ニーベルング), お前さんもマリアベルやリチャードに似て真面目じゃ。しかし、張り詰めすぎは危険じゃぞ? 攻撃(対クラウス=ニーベルング), 多少や融通を利かせられるようにならんと、後に苦労するぞ? 攻撃(対ジークリンデ=ニーベルング), よい師に出会ったようじゃの。なら、わしもひとつお前さんを試すとするかの 攻撃(対ジークリンデ=ニーベルング), 蛮勇は勇気に非ず。まぁ、今のお前さんなら大丈夫だとは思うがの 攻撃(対レーヴェ=ニーベルング), 獲物の大きさが、戦いの優劣を決めるわけではないぞ? 攻撃(対レーヴェ=ニーベルング), 動と静、これの使い分けができるかどうかじゃよ 攻撃(対ハインリヒ=ブルグント), 気が多いのもよいが、把握せんと悲劇を見るぞ? 攻撃(対ハインリヒ=ブルグント), 遊戯もそこそこにの。本分を見失っては本末転倒ぞ 攻撃(対ハインリヒ=ブルグント), 正直隠居して屋敷で茶を啜るのも悪くはないと思っておるのじゃが、どうもそうはいかなくてのぉ 攻撃(対フーベルトゥス=アルシュタイン), 己の子や孫を己の道具にはできんぞ? 攻撃(対フーベルトゥス=アルシュタイン), 一つをいたずらに信じすぎるのは、それが崩れた時に己の破滅となるぞ? 攻撃(対フーベルトゥス=アルシュタイン), わしにとっては違うのぉ。魔狩りとしての使命は、己を投げ打ってまで推し進めるべきではない。己は人であらねばならぬからの 攻撃(対カーライル=アルシュタイン), 親としてはリチャードとそっくりな考えを持っておるのぉ 攻撃(対カーライル=アルシュタイン), 後悔するのであれば、その後悔を発展にために使うべきじゃな 攻撃(対フリエル=アルシュタイン), 正直な動きじゃが、侮れはせぬのぉ 攻撃(対フリエル=アルシュタイン), 精進のためであれば、わしはいつでも相手になろうぞ? 攻撃(対ザビーネ=アルシュタイン), 恐るべき狂気じゃの。よくもそれだけのものを飼い慣らしたものじゃ 攻撃(対ザビーネ=アルシュタイン), すべてに仇成すは魔狩りの本文に非ずじゃ。命を吸うとの重みが分からぬと、いずれ悲劇を見るぞ? 攻撃(対ザビーネ=アルシュタイン), 本分を失い暴走しておるか。少々きつい灸を据えねばならぬかの 攻撃(対シャルロッテ=アルシュタイン), 剣術の質はわしと同じか。では、試してみるかの 攻撃(対シャルロッテ=アルシュタイン), 己の道じゃ。己で決めるべきじゃよ 攻撃(対エッダ=アルシュタイン), お前さんのような若い力が、彼らの暴走を止めると信じておるぞ 攻撃(対エッダ=アルシュタイン), 無理に背伸びはせんほうがよいぞ? 着実な一歩を踏めねば、ふとした拍子に転げ落ちるからの 攻撃(対ラルフ=アルシュタイン), 確か日本に、お前さんのような男が天下を取ったという話があるのぉ 攻撃(対ラルフ=アルシュタイン), お前さんだけでも考え直してはくれんかの? 何が何でも、お前さん達と争いたいわけではないのでの 攻撃(対イェールク=アルシュタイン), よいのか? この老体で…… 攻撃(対イェールク=アルシュタイン), わしにその気はないぞよ? お前さんはもう少し見境をつけたほうがよいな 攻撃(対カルラ=アルシュタイン), わしは体罰は苦手での。説教だけで勘弁してくれんかの? 攻撃(対カルラ=アルシュタイン), わしを頼る前に、頼るべき者がおるのではないかの? 攻撃(対クロエ=アルシュタイン), まぁわしも、何が何でもお前さん達と事を構えたいわけではない。しかし、こうせねば分からぬこともあるじゃろうて 攻撃(対クロエ=アルシュタイン), わしの目指すところは、今のバーンシュタインが目指すところとは少し違うのでな。すべてと事を構えるつもりではないのじゃよ 攻撃(対ローマ法王), 果たしてこの使い手にわしで勝てるものかの 攻撃(対ローマ法王), 相も変わらず凄まじい力じゃの。お前さんは昔からそうじゃったわ 攻撃(対ローマ法王), よもやお前さんが道を踏み外したというわけでもあるまいな? 攻撃(対主), 真なる黒幕は人間ではないということかの 攻撃(対主), このようなものが、すべてを歪めておったとはのぉ 攻撃(対主), 人造神といったところじゃの。じゃが、人間はまだ神による滅びを必要としてはおらんよ 攻撃(対アンドレアス=サンダルフォン), 向かう端から斬っていたのでは、こちらが不利になるだけじゃな 攻撃(対アンドレアス=サンダルフォン), 虚ろな瞳をしておるな。唯一つにのみ頼っておると、それが崩れた時にすべてを失うぞ? 攻撃(対アンドレアス=サンダルフォン), 修正させてもらおうとするかの。ちいとばかし痛いとは思うが、これも暴走を止めるためじゃ 攻撃(対アーメア=クレイウィン), そうじゃ。人はすべてが魔に非ずじゃ。それが分かるのならば、お前さんを説くこともできようぞ 攻撃(対アーメア=クレイウィン), ずいぶんと大振りな獲物じゃの。これは苦労しそうじゃわい 攻撃(対ダミアン=フェクター), ガンナーというわけか。わしにそこまでの技量はあったかのぉ 攻撃(対ダミアン=フェクター), 命を取らずに解決できる手段があるならば、それを積極的に用いるべきじゃな 攻撃(対ダミアン=フェクター), 思ったよりも話は分かるようじゃが、さて…… 攻撃(対スケアクロウ), これまた随分と凄まじい獲物を使うのぉ 攻撃(対スケアクロウ), 長引くとわしが不利かの。手早く片付ける必要があるようじゃ 攻撃(対スケアクロウ), まずはおとなしくさせるのが先じゃな 攻撃(対孫姫), 言葉よりも力で語るか。その手合いの扱いとなれば、こうしかあるまいの 攻撃(対孫姫), 最も話の分かるのが来たようじゃの。お前さんは、ただわしと戦いたいだけなのじゃろぅ? 攻撃(対孫姫), 己の義の為には退けぬ……か。お前さんの言い分も分からんではないがの 攻撃(対ラグナ=ムンディ), なるほど。お前さんの暴走も、ステインドクロスを歪めた一因らしいの 攻撃(対ラグナ=ムンディ), 邪悪な気を持っておるようじゃな。それが己と周りを苦しめておるのじゃ 攻撃(対ラグナ=ムンディ(能力開放)), どこでお前さんは、そこまで歪んでしまったのかのぉ 攻撃(対ラグナ=ムンディ(能力開放)), もはや戻る道はないようじゃな 攻撃(対カエサル), お前さんは邪気に満ちておる。やはり、真に討たねばならぬようじゃな 攻撃(対カエサル), ステインドクロス暴走の原因はお前さんにあるようじゃな。ならば、討つのみじゃ 攻撃(対カエサル), お主が魔だから討つのではない。お主が人に仇を成すから討つのじゃ 攻撃(対天草一穂), お前さんは良識があるようじゃの 攻撃(対天草一穂), さて、お前さんはその暴走をいかようにして食い止めるつもりかの? 攻撃(対天草一穂), よい剣を持っておる。さて、わしとどこまで張り合えるかの? 攻撃(対邑井彼方), わしも速さには自信があっての、試してみるか? 攻撃(対邑井彼方), わしを老体と侮るなかれぞ? 攻撃(対マリン=ネッフェル), わしに妙技などないぞよ? 日々の鍛錬がすべてを作り上げてきたのじゃよ 攻撃(対マリン=ネッフェル), 手合わせが終わったら、一緒に栗ようかんでも食わぬか? 攻撃(対クリスティーナ=レッドグレイヴ), しかしまぁ難儀なものを作ってくれるものじゃの、ステインドクロスも 攻撃(対クリスティーナ=レッドグレイヴ), 残念じゃが、神は人を救わんよ。神を信じる人の心が、人を救うのじゃからの 攻撃(対ヴァルター=ベルンシュタイン), お前さんの形容しがたい邪気、いつまでも放置することはできぬのぉ 攻撃(対ヴァルター=ベルンシュタイン), お主との因縁はここで断ち切らせてもらおう。わしを老体と侮るでないぞ? 当て身技, 柔よく剛を制す。力で向かっておるだけでは勝てはせぬぞ? 当て身技, お前さんは素直すぎる太刀筋じゃのぉ 当て身技, 力に対し力で向かわず、じゃな 刃返し, 迂闊じゃったの。悪いが、切り結ばせてもらうぞ? 刃返し, 返しも頭に入れておくべきと学んだじゃろう? 刃返し, 少々手痛い返しをお見舞いするとしようかの? 刃返し, 素直すぎるのも考え物じゃ。もう少し玄妙にいかねばな 刃返し, 一瞬の見切りを極めれば、誰でもできることじゃよ
https://w.atwiki.jp/beatles801/pages/82.html
I m out a time. 傷つけてるつもりじゃなかった。 本気でそうしようとか、思っていたわけでもない。 ただ、そう言うと、いつもやさしい彼の顔がにわかに曇って、苦々しくこっちを見るのが、 なんだかすごく楽しくて。 そういいながらじゃれ付くと、ぞんざいにこっちを払いのけるのが嬉しくて。 オレはそんなところがある。悪い癖だと分かってる。 好きなコをからかいすぎて、怒らせてしまうこと。 でも、まさか彼がそこまで嫌がってたとは思わなかったんだ。 だから、まさか こんなことになるなんて。 「リンゴ、ねえねえレイプさせてよねえ」 その日もオレは軽い気持ちでそう言って、リンゴに後ろから抱きついた。小さな肩は オレの腕にすっぽり収まって、女と違ったフカフカの身体の感触が服の上から でも伝わってくる。 「いい加減にしてくれよ、ジョー」 いつもは愛称で呼ばない彼が、いきなりそうやって呼んできたからオレは「あれ?」と思って、 またいい気になってしまった。 「いい加減って、なにさ」 「そんなこと言ってじゃれ付いてくるのはもうよせ、って言うんだ」 そういうと、彼はこっちを振り返った。オレを下からねめつけてくる眼は、何時もと違って怒りを含んでいる。空色の目が冷たく光ってオレを制しようとする。 「なんだよ、それ!」 自分のやっていることを棚上げて、オレはむっとして言い返した。こんなの、ちょっとしたオアソビじゃないか。それに、本当に嫌だったら、なんで最初っからそう いわないんだ。彼はいう。ジョーが俺を からかっていっているのが分かっていたから、最初は笑って受け取っていたさ。でも、こう何度も言われたら、たとえ冗談でも いい気持ちがしない。はっきり言わなきゃ分からないみたいだから、今、注意してるんだ、と。 その時のリンゴの様子。全身が怒気を含んでいて、あの小さな身体がぐっと大きく見えた。さらさらの赤毛は逆立っているようだった。そして、あの――― 。 青い光。冷たい炎が燃え立っているような視線。 怒気と視線をまともに食らって、オレは一瞬息が詰まった。 オレの腕の中にいる人物が、オレの知らない人物に変ってしまった。 しかし、愚かなことにオレはまだ粋がって、彼を離そうとしなかった。よせばいいのにかえって腕に力を込めてしっかりと抱きしめると、精一杯皮肉に笑ってこう言った。 「そういうなら、ホラ、オレを振り切っていきなよ。あんたにそれができるならね」 バカだった。まったく愚かな話だ。オレは彼の体格と普段の優しい態度で、目がくらんでいた。忘れきっていたのさ。いくら昔は身体が弱かろうと、確かに今だって 病気がちかもしれなくても 彼は、あの激しいステージの間中、ドラムを叩いてビートを刻む(しかも歌まで!)、ドラマーだということを。 オレの言葉に、彼の怒りが爆発した。 「ぐっ!」 殴られる、と思うより早く、正確に、彼の拳がオレのみぞおちにめり込んだ。硬い指輪の感触が、はっきりとわかるくらい深い衝撃だった。 「か、は…っ! あ」 身体から力が抜ける。痛みと精神的なショックで立っていられず、身体が崩折れていく。 息が詰まるのをさけようと、本能的に咳き込む。 彼は、そんなオレの身体を支えると、軽く背中を撫でた。ホッとしたのもつかの間、彼が優しかったのはそこまでだった。オレは彼の肩に担ぎ上げられ、そのまま 寝室に運び込まれた。長い演奏旅行の間、少しでも緊張を解きたいオレ達は、寝室のリネンの交換は2日に一回としていた。あんまり毎日こぎれいだと、返って余所に 来ていると自覚して、緊張が取れないからだ。だから、そこも今朝のまま、寝乱れてくしゃくしゃになったままのベッドだった。 それが、なんだか生々しい。 オレはそんな中に、乱暴に投げ出された。まだ身体が強張っていうことをきかない。腹を押さえて激しく咳き込む。つばを飲み込むこともできない。 しかし、彼はそんな憐れなオレの様子にちっとも頓着しないで、はぎ捨てるように自分の上着を脱いで床にたたきつけると、そのままオレの上に乗っかってきた。 そして、むりやりオレの身体を伸ばすと、そのままぐっと、おっかぶさってくる。 オレは逃れようともがく。だけど、びくともしない。まさか、そんなと焦ればあせるほど、逆にベッドの中にもつれ込んでいく。その時、 オレは気付いた。リンゴの身体…。ぽっちゃりして、弱弱しく見えていたのに、うわっ皮の脂肪の下は、しっかりと筋肉がついている。そうだ、ギター弾きなんかと 違ってドラマーは全身を使って演奏をする。長年ドラムを叩いている彼が、どうして弱っちいことがある。 「お前がしたがってるのは、こんなことなんだよ? ジョー。それを教えてやるよ」 彼はオレの襟元からネクタイを除いた。強く引っ張られて一瞬喉が絞まる。オレは怯えてしまったのだろう。今では分かるがその時はもう、どうしていいのか 分からなくて、体罰を前に縮こまる餓鬼そのまんまだったに違いない。 彼は話してくれた。自分はこの体格から、よくからかわれていたことを。そして、なにも分からないまま社会に出た時、かなり「痛い目」に遭ってきたことを。 「だから、俺も随分荒っぽくなったよ。でも、そんなこと聞かれない限り話さないだろ?」 彼は、笑う。背筋を寒くするほどの、凄みのあるその笑み。 「だから、怖くてね。お前が俺に抱きついてくるとさ、ふざけてると分かっていても、つい緊張しちまうんだ」 「…オレ…そんな、つもりじゃ」 彼は頷く。分かってる、と。 「俺が緊張するってのは、お前が「レイプ」と言って抱きつくたび、振り返りざまお前の顎を叩き割るのを押さえるため、さ」 分かるだろ? オレの顎を片手で掴んで、彼は言う。頷くのも返事をするのも忘れて、オレはすくみ上がる。凄い力。その迫力。 彼はそのまま、オレにキスしてきた。振りほどこうとして、もつれ込む身体。息を呑むように唇を吸われて、息が詰まる。 「は…、あ」 舌が差し込まれて、空気が吸えた。柔らかくてあったかい感触が、乱暴に口の中を暴れまわる。口の裏をなぞられ、舌をつるりと飲み込まれ、わざと音を立てて 吸い付いてくる。 そうしながら、手が、服の上からオレの身体を撫で回す。腰から脇腹を通って、二の腕をさする。 「ん…、んふっ、んんん!!」 リンゴの手が身体を走るたび、俺は思わず跳ね上がった。どうしよう、どうしよう。 怖い。怖いよ。怖くてリンゴの顔が見られない。でも、耐え切れなくて 薄目を開けると、 彼はこっちをじっと見つめている。まるでオレを、怯えてすくむオレの姿を観察するみたく、冷たい、青い目を向けて。バカなオレを制する、その視線。 彼の手は、相変わらずひんやりしているのに、オレの身体はどんどん熱くなっていく。 息が、違う意味で上がっていく。混乱が置き換えられる。 怖くて彼にしがみつこうとしても、その度、手首をつかまれ枕に押し付けられてしまう。 ここではそんなことも、オレには許されていない! ただ、オレは彼のするままに翻弄され、なぶられて、高揚を強制されるだけ。 だらしなく惚けたツラを無様に晒して、彼のお許しを請い願うだけ。 ああ、畜生! だのに、なんで、なんで、なんで なんでこんなに… 「はあ…ああ、いや…、やだよ…!」 「聞こえないね」 頭の中がぐちゃぐちゃで、どうしていいか分からない。落ち着きたくて逃れたくて「嫌だ」と言っても、彼は聞いてくれない。片手でオレの口を塞ぐと、その 人差し指をオレの口元に差し出す。 「うるさい、これでもしゃぶってな」 そして口の中につっこまれる。くちゅくちゅっと引っ掻き回され、弄り回される口の中。だけどオレは…、うっとりとそれを受けると、そのまま赤ん坊みたく、夢中に なってこれに吸い付いた。 舌を絡ませ、唾液を絡ませ、それをすすり上げるように。 その様子を、リンゴは冷たく見ていた。青い目が、オレを煽る。そして、オレの唾液で濡れた自分の指先を、自分の口に含んで彼は笑う。意地悪く笑う。 ほら、ジョー。まだだ、まだ終わらないよ。 胸をはだけられ、そのままキスされる。ボタンが弾けて、パラパラとシーツを叩く。 ここにきて、まだオレは彼にしがみつくこともできない。 彼の薄い唇が、オレの腹や首根っこ、そして…上半身で一番感じやすい場所を捕えて、舌まで使ってなぶり上げる。ここまで煽られてきたオレは、もうどうしようも なく、次の刺激に餓えていた。そこへきて、この仕打ち。 もうだめ、もうだめ、ガマンできない。 だらしなく惚けたツラを無様に晒して、彼のお許しを請い願うだけ。 ああ、でもその「お許し」って、一体なんだ? 青い目が、オレを征する。その手が、その身体が、その口が、その声が、その一挙手が、彼の全てがオレを犯していく。やっと分かった。これは毒だ。決して 蓋を開けちゃいけない毒だったんだ。 優しい彼に甘えて甘えて、とうとうこんなところへ迷い込んでしまった。暴いちゃいけない裏っ側。口を付けてはいけない毒。 今、それはオレの口元にもって来られててムリヤリ注がれている。そうなったのは自分のアホさかげんのせい。 それなのに、呑んじゃいけないって分かってるのに、オレは今の今まで砂漠を渡り歩いた人間みたいに、喉を鳴らして、それを飲み干そうとしている。 底が見えても、最後の一滴まですすりこもうと、浅ましく音を立てて器のヘリに吸い付いている。 そして、その器を持っているのは…。 彼は笑う。自分をバカにした相手を逆にたらしこんで、その様子をみて嘲笑う。 きっと、今までだって、そんなふうにしていたんじゃないだろうか。 それを証拠に、オレはもう、上半身はすっかり裸で、でも彼はネクタイも外していない。 オレはもうすっかり出来上がっているのに、彼はまだ入り口にもきていない。 ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。 百回だって書きます。百回だって言います。そんなつもりじゃなかった。傷つけようなんて、思ってもなかった。罰を受けるのは当然だ。 それなのに、こんなに怖くて、彼が怖くて、竦み上がってなすすべもなくって、罰を受けてるハズなのに。 なのに、なのに、どうして、 どうしてこんなに…気持ちいいんだよ…! 「リンゴ…、もう、もうオレ」 「聞こえないといった」 「許して、もう許して、たすけて…!」 「じゃあ…『ごめんなさい』は?」 オレの気持ちが聞こえたようなタイミングに、ぎくりとなった。 「ご、めんなさい」 「もっと大きな声で」 「ごめんなさい」 「もっと」 「ごめんなさい、ごめんなさい! ああ、ねえリンゴ、お願い!」 オレの必死な様子に呆れたのか、彼は笑った。 何時もの、優しい笑顔だった。 「よし、イイコだね」 そういって、彼はオレの頬に口づけて、そのまま耳元をまさぐる。大きな鼻の先が顎のラインや耳の中をくすぐる。 そして、やっと、やっと、オレの腕を離して、自分の肩にまわしてくれた。 オレは、たったそんなことが許されただけなのに、嬉しくて、凄く嬉しくて、がむしゃらに彼の首っ玉にしがみついた。 「ネクタイ、外してよ」 そんな声がささやかれる。暗示にかかったようにオレは彼の胸元に手を伸ばす。 もどかしく、ネクタイを外して、ついその首筋に八重歯を立てた。 「こら!」 痛かったのか、彼はちょっとビクッとして、オレの鼻をつまんだ。そしておしおきとばかりに、オレのベルトに手を掛けた。 「あ、だめだ。やめて!」 「どうして」 また顔が意地悪くなった。 「見られたらマズイものでもあるってのか?」 そして、すばやくベルトを抜くと、するりと手を滑り込ませる。恥ずかしくてオレは顔を背けた。 だって、オレはもう 「凄いことになってるな」 にやりと、リンゴが笑う。「そんなに感じてたのか?」息も出来ないほど恥ずかしくて返事もできない。 下着の上から撫で上げられて、オレはまた彼にしがみつくことしかできなくなった。からかうようないじり方をされて、もう沸騰寸前だった。 どうしよう、どうしよう、このままだったら、このままいったら ガマンして、息をこらえているオレに、リンゴは気付いてくれた。 「ジョー、イキたいのか?」 心臓が止まるかと思った。そうだよ、リンゴ。もうガマンできない。なんだっていい、どうしたっていい、だから、お願いだ。早く、はやくオレを吹き飛ばしてくれよ。 あんたのその手で、オレをどうにかしちまってくれ! そう叫びたくて、たまらない。だけど、そうなったら、オレはどうなる? どうなっちまうんだ? こんなスゴイ快感を知ってしまって、こんな恐ろしくて…こんな、魅惑的なリンゴを知ってしまって、以前と同じようにいられるか? 壊れやしないか? さんざん焦らされ、煽られ炙られて、もう道は一本しかない。 でも…どうすりゃいいんだよ…!? 「大丈夫さ、ジョー」 そんな、混乱しきったオレに、リンゴがささやく。耳をくすぐるように、優しく。 心の底に溜まっている、口にするのも恥ずかしい欲望を誘い出すように。 「こんなことで、狂った人間はいない。楽になりたくないのかい?」 その声に、オレはどう答えたろう。頷いた? かぶりを振った? どうにしろ、表す答えは同じだ。 そして彼は、その答えを拾ってくれた。何度目かもう分からなくなったキスと同時に、オレの下着に手が滑り込み、そして「例のしぐさ」を畳み掛けてきた。 「ああ! あは、ひっ…、あああ!!!」 「そんなに気持ちいいのかい?」 「う、うん。いい…! すごく…あ、うああっ! 気持ちいい、気持ちいいよお!!」 彼のくすくす笑う声がする。そして、もう汗やら涙やらで、訳の分からなくなった俺の頬をぺろっと舐めた。オレの口から、自分のものとは思えない声が上がる。 酷いよ、リンゴ。こんなのない。 ここにきて、優しくなるなんて。 やっぱり、毒だ。この人は。恐ろしいほどの強い毒。 皿まで舐め取りたくなるほどの、きついどく。 「ん、うう、あ、あああん」 口からは、もう意味のない喘ぎしか出てこない。最後に向かって振り切られる意識を保とうと、必死にリンゴの肩にしがみつくことしかできない。 そんなオレに、彼は一層激しく手を動かして、わざわざ振り切ろうとする。 オレの意識を、吹っ飛ばそうとする。 決定的な言葉でオレを殺そうとする。 「ほら、イッちゃいな」 そして、髪に顔を突っ込んできて、ふう、と熱い息を吹き込んだ。 あっけなく、たあいなく オレは、殺された。 極彩色の波が、オレにぶつかってきて、さっさとオレを浚っていった。 リンゴの声がする。餓鬼をいさめる大人の口調で。 『もうこれで、あまり人を甘くみるんじゃないぜ、ジョー?』 でも、オレは答えることができなかった。 誰かが、頬を軽く叩いてる。 「ジョージ、ステージの時間だよ」 その声で、オレはやっと目を開けた。そこには、オレの頬から手を離すリンゴがいた。 ハッと我に返って、ガバっと起きあがって時計をみると、ステージまでもう5時間くらいしかない。 「まだシャワーくらいは使えるよ。とっとと身体を流して用意しな。エピーからの電話は俺が受けたから」 顎で「こいよ」と合図して、彼は寝室から出て行った。まだオレは呆然としていた。あれ、なんだ? 夢? 今までのは、オレの欲求不満が見せてたトンデモな夢だったのか? 夢と現実の区別が付かない、曖昧な気持ちのままベッドから出ようと、オレはシーツに手を置いた。その時 小さな手触りがあった。 手についてきたそれを見ると、ワイシャツのボタンだった。改めて見回すと、あちらこちらに散らばっている。 まるで、弾き飛ばされたかのように。 起きてみると、下着もスラックスも履いていた。でもベルトはない。そして着ていたシャツがパジャマになっていた。 「大丈夫かい?」 部屋からでたオレに、リンゴが声をかける。ああ、と頷くけど、心はここにあらず。ぽかんと突っ立ってるオレを、彼はシャワールームまで引っ張っていった。 そして、バスローブを羽織っただけの、びしょびしょになって出てきたオレの頭をわざわざ拭いてくれた。 だめだよ、リンゴ。どうして優しくするんだよ。ああ、ドライヤーまでかけてくれて。 「モーリンに教わったんだ。マッシュルームカットを手早く乾かす方法をね」 だめだよ、リンゴ。ここにきて、モーの名前を出すなんて。 まったく、怖い人だよ。この人は。 どうせステージ衣装は、皆が揃った時に着替えるので、私服を引っ張り出す。いつも着ているシャツは、ソファの背もたれに掛けられていた。 「ボタン、台無しにしてごめん。仕立て屋にでも直してもらって」 バツが悪そうにリンゴが言う。それをみて、オレはあれが、本当にあったことなのだとやっと理解した。 ぼんやりしていたものが、はっきりと見えた。 「リンゴ、あの…」 今までのことをあやまろうと、オレはなんだかもじもじしてしまった。あああ、これじゃホントに餓鬼だ。みっともねえ。 彼は「ん?」と目を丸くすると、にやりと笑って 「これで分かったろ? あまり人をからかうもんじゃないって」 そして、かすめるようにオレにキスをして、頭をポンポンと撫でると「先に下りてる」と部屋から出て行った。 そして、突然部屋にぽつんと残されて、オレは彼が出て行ったドアを呆然と見つめた。 嵐のような時間。激しいうねりに翻弄され、もてあそばれて、からかわれて………堕とされた。 身体には、まだ熱が残ってる。心には、新たな気持ちが疼いてる。 そんなことを知っているのだろうか? そんな風にオレを仕向けて、一人でさっさと出ていってしまえるのか。 薄暗くなっていく部屋に、バカみたいに突っ立ったまま、オレはなんともしがたい、どうしようもない思いを抱えこみ、あの青い目に向かって八つ当たりをした。 ほんとに、リンゴ。あんた、本当に ほんとうに、酷い人だよ。 「早くしてくれ、ジョージ!!」 ブライアンの金切り声が、ホテルの入り口に響く。いつものお上品な姿からはかけ離れている姿に、そうとうイラついていることが分かる。 「さ、行こう」 リンゴが、やっとロビーに降りてきたオレを見て、さっと走り出した。 その後ろからついていきながら、オレは自分の中に湧き出す誘惑に折り合いを付けようと必死だった。 また、「あの」リンゴに会いたくなったら、どうしよう。 話はカンタンだ。またいつものようにふざけかかればいい。 でもそうしたら、今度こそリンゴに嫌われるかもしれない。 それでは、まったく話にならない。 車のドアを開けて待つニールに、頭っから車に突っ込まれて、リンゴと顔を見合わせながら、オレは「やってはいけない」ことをやりたがる自分の性格に心底 うんざりして、ため息をついた。 リンゴは、こっちを見もしないで、ニールとブライを相手にとりとめのない話をしている。 *the end*
https://w.atwiki.jp/monosepia/pages/5314.html
日本の過去と現在 / 大塚ひかり ● 昔は良かった〔アンサイクロペディア〕 「昔は良かった」と言っている連中も、その前の世代の人には「昔は良かった」と言われているので、つまり世の中というものは昔ほど良い、逆に言うとこの言葉は時代が下るほど悪くなっていっていることを証明している。 しかしながらこれは延々と続くものであり、それを繰り返していくと、いずれビッグバンまでたどり着ける。結論をいうと宇宙も時間も空間も無かった頃が良かったということである。 ● 昔はよかった!ってよく聞きますけど・・ 「Yahoo!知恵袋」より ● 昔は良かった〔google検索〕 ■ 昔の日本人は慎ましかったなんて大ウソ!? エロ住職や全裸ダンス…戦前の三面記事がカオス過ぎる! 「ダヴィンチnews(2015.2.20)」より / 新聞の社会面をあらわす代名詞「三面記事」。新聞が全四面だった明治時代からの名残でそう呼ばれているようだが、いつの時代も、社会で何が起きているかを知るのに役立つ貴重な空間である。政治面や経済面と比べて、情報がそのまま生活へ直結するとは限らない。知って得するわけではなく、取るに足らないことが書いてあることもしばしばだ。 +続き ときにはあっと驚く事件やゴシップも見かけるが、それはどうやら現代に始まったことではないらしい。「昔の日本人は慎ましかったなんて大ウソ!?」とうたう書籍『三面記事から見る 戦前のエロ事件』(彩図社)には、明治時代の新聞に書かれていたという「何じゃそりゃ!?」と思わずツッコミたくなるような事件の数々が記録されている。 「覗き」が趣味 懲りないエロ住職(読売新聞・明治13年4月22日 掲載) 近隣のお風呂屋では「また助平和尚が来た」とだいぶ噂になっていたという。東京・本所のとある寺院でお務めする住職は、自分が利用するときには女湯を覗き、ちょっとの用事で通りがかりにも立ち寄るたびに覗くなど、もはや“日課”ともいえるほどに女湯を覗いていたという。ただ、当時は男女別の入浴も徹底されていなかったため逮捕はされず、結果として住職は周囲の銭湯すべてから出禁に…。 とはいえ、もはやライフワークともいえる住職の執念がこの世に具現化したのか、寺院の近くに温泉が開業するやいなや、洗い場から「女湯が見える」と聞きつけた住職はチャンスとばかりに、カゼをひくのもおかまいなしに通い続けたそうだ。 明治時代に存在した「女愚連隊」とは(東京朝日新聞・明治45年7月 掲載) 新聞はときに時代を辿る道標にもなる。愚連隊と呼ばれる不良集団が社会問題となっており、同時期には「女愚連隊曙組」も街中で強盗などの暴力行為を働き、人びとを恐怖に陥れていたという。 今でいう東京の芝や麻布辺りを根城にしていた女愚連隊に対して、「強盗などを繰り返している」という情報を聞きつけていた警察も非常線を張り巡らせていた。後日、所轄の三田署員が「令嬢風の怪しき女」を発見。あとをつけたところ某所にあった埋立地の作業員施設には曙組とみて間違いない17才〜18才の少女たち数名を連行したという。 その後、裁判で有罪が確定。当時の新聞には「女愚連隊の処刑」という何ともショッキングな見出しが踊ったそうだが、これは何も拷問や死刑といったものではなく、明治時代にはあらゆる有罪判決を「処刑」と表現していたそうだ。 大阪の「全裸ダンス団」検挙事件(大阪朝日新聞・昭和6年7月7日 掲載) もはや見出しからして出オチである。東大阪のある民家の周囲では「夜な夜な多数の男女が出入りする」という噂が絶えなかったそうだ。ごくふつうの民家になぜ…。大阪泉尾署が噂を頼りに内偵捜査を続けていたところ、警察にある投書が送られてきた。「同家で一糸まとわぬ全裸レビュー団が踊り狂っている」というものである。 昭和6年7月5日、記事掲載2日前となった夜に、捜査員たちは複数の男女が民家へ入るのを確認したのちに踏み込んだ。いったい何が行われていたのか。捜査員たちが目撃したのは、広さ20畳ほどの大広間で繰り広げられていた乱交ともおぼしき、複数の男女が重なり合うダンスパーティーだったという。 主催していたのは、大阪東城区に住む30才の男性。逮捕の前年、昭和5年秋ごろに男女20数名の会員制サークル「全裸レビュー団」を立ち上げ、全裸で踊るショーを夜な夜な会員たちに向けて披露していたようだ。ダンサーはおかめやひょっとこ、ロボットのお面を身につけるという何とも奇怪な格好で踊り狂っていたという。 さて、いかがだっただろうか。事実は小説よりも奇なりとはかねてよりよく使われる言葉だが、まったくもってそのとおりだと気付かされる。また、表現の規制が今ほどではなかった昔の新聞は、見出しのインパクトも強烈だ。ほかにも「勘違い外国人 カメラ持参で女湯乱入」や「『奥さん貸して』『いいよ』事件」など、見出しだけでグッと心が惹きつけられるのも多々あるのだが、続きはぜひとも同書で実際に確認していただきたい。 文=カネコシュウヘイ ■ 昔々の日本は良かったなんて大ウソ!? 毒親、毒子ばかり? 古典から知る残酷な親子関係 「ダヴィンチnews(2014.4.25)」より / 幼児虐待やネグレストなど、親による子どもの被害が絶えない。去年は、ビックダディの元妻・美奈子さんや、女優・遠野なぎ子さんらが体験談を語った毒親が話題になった。子どもばかりではない。介護疲れによる親に対する虐待もよく聞く。親子関係の希薄さが度々取り沙汰される昨今だが、『本当はひどかった昔の日本 古典文学で知るしたたかな日本人』(大塚 ひかり/新潮社)を読めば、こうした問題が今に始まったわけではないことがわかる。 『曽根崎心中』で有名な浄瑠璃作家・近松門左衛門。心中物を多く残しているが、著者によると、“毒親カタログ”として読むことができるという。心中の原因が、彼らの親につながることが多いからだ。 近松の著作『長町女腹切』(1712)では、欲深な継父が、継娘のお花を10年も女郎奉公させた上に年季をさらに伸ばそうと、恋人との仲を裂こうとする。「年季を延ばして男との仲を引き裂こうとするのはあんまりむごい。本当の親より継父はもっと大事と心がけ、ずいぶん孝行を尽くしたけれど、あなたは私にみじんも憐みはございません」と大声をあげて泣くお花に対して、継父は「お前の母にゃ何の見込みもないが、お前を売って食うために夫婦になった」と、お花に言い放つ。そもそも継父が、お花の母親と結婚したのも、お花を金にするのが目的だったというわけだ。 江戸時代は離婚率が高く、継父・継母は多かったようだ。近松の物語は、親のために行き場をなくして死に逃げ込む主人公が多いことから、「世の不幸のひとつは親子関係に端を発すると近松はにらんでいたのでは」と著者はいう。 継父・継母に限らず、実の親もまた子どもを乱暴に扱う場面が、平安時代末期に成立した説話集『今昔物語集』に多く登場する。例えば、山で物乞い2人に犯されそうになった若い母親が、幼い子どもを人質において逃げたという話。逃げてきた母親に事情を聞いた武士たちが現場に駆けつけると、すでに子どもは殺されたあとだった。武士たちは、「子はかわいいけれど、物乞いに身を任せるわけにはいかないと思って逃げたのだろう」と、女の行為を褒めているのだ。今であれば、母親が子どもを犠牲にして逃げたと非難されるだろう。しかし当時の人々は、母親が貞操を守るために泣く泣く子どもを犠牲にしたと、好意的に受け止めていたらしい。現代に比べ、いかに日本人の育児意識が低かったかがわかる。 そんな親に育てられたためか、子どもも親に対してひどい仕打ちを行っていた。著者は、おとぎ話として有名な『舌切り雀』の原話、鎌倉時代の説話集『宇治拾遺物語』に出てくる「腰折雀」の物語を、一種の老人虐待と受け取れると紹介する(原話ではないという説もあり)。 悪ガキに腰を折られた雀を、主人公の60歳くらいの女が助ける。世話をしていると、子どもや孫に「お婆さんはいい年をして雀を飼いなさる」と笑われてしまう。雀がお礼にくれた瓢の種を持ち帰ると、「まあ大変。雀の物をもらって宝にしている」とまた笑われる。この時点で、老人が家でひどい扱いを受けていることがわかる。この瓢の種が実をつけると白米が出てきて、お婆さんは金持ちに。これを見た隣の家の女は、子どもに「同じ年寄りでも、こちらははかばかしいこともできない」と言われる。そこで隣の女は、子どもたちから認められようと、石をぶつけて故意に雀の腰を折る。雀からもらった瓢の種からは、無数の毒虫が出てきて、お婆さんは子どもと一緒に刺し殺されてしまう。 物語としては、人を羨むものではないと話を結ぶのだが、そもそも隣のお婆さんがそんな行為に及んだのは、自分を蔑む子どもたちを見返そうとしたから。舌切り雀の原話では、当時の老人たちの置かれた立場の弱さが浮き彫りになっている。 古典文学に反映された、日本人の残酷な親子関係。昔からあるものだから、今も仕方がないというわけではもちろんない。むしろ、時代が変わり、モノや食べ物にあふれた豊かな世の中になっても、親子間の虐待の問題はそれ以上に根深く、なかなか解決されない現状を思い知らされる。 文=佐藤来未(Office Ti+) ■ 「昔はよかった」は本当か? 戦前の日本人のマナーがひどかった! 「ダヴィンチnews(2013.12.10)」より / アルバイトがTwitterで悪ふざけした写真を投稿する“バイトテロ”や、相次ぐ食品偽装に対し、「日本人のモラルが低下した」と嘆く人は多い。なかには「戦後の民主主義教育のせいだ」「戦前の日本人はすばらしい道徳心を持っていた」と言う人もいる。だが、それは果たして本当なのか。そう疑わずにいられなくなる本が、『「昔はよかった」と言うけれど 戦前のマナー・モラルから考える』(大倉幸宏/新評論)だ。というのも本書には、現代人なら仰天必至の、戦前の日本人のマナーの悪さ、モラルの欠如が露わになっているからだ。 +続き たとえば、多くの人が行き来する駅や電車の中でのマナー。現代は混雑するホームで列をつくって電車を静かに待つ日本人の姿に、外国人から「さすが礼儀正しい」と称賛の声があがるが、大正時代のその光景は“傍若無人の見本市”。1919(大正8)年に発行された電車でのマナー向上のための小冊子には、「無理無体に他を押しのけたり、衣服を裂いたり、怪我をさせたり、まことに見るに堪えない混乱状態を演ずるのが普通であります」とある。こんな有様なのだから、電車が出発した後も車内はカオス。現在のようにお年寄りや病気の人に席を譲るという習慣はなく、先に座った者勝ちの状態。床には弁当の空き箱やミカンや柿の皮、ビールや日本酒、牛乳、サイダーの瓶などが捨てられ、ときには窓の外へ弁当箱やビール瓶などのゴミを投げ捨て、線路の保安員が重傷を負う事件もあったという。 しかし、道徳心がなかったのは市井の人々だけではない。「天長節」という、かつての天皇誕生日に行われた政府主催のパーティーでさえ、出席者である国内外の“身分の高い人たち”によって、食器やフォーク、スプーンなどが持ち去さられたのだ。当時はこうした“窃盗行為”も、「日常的な光景」だったという。 こうしたモラルのなさは、海外との貿易の場でも問題となった。戦後は日本の製品は質が良く安全だと評価されるようになったが、戦前は儲け重視で不正行為のオンパレード。とくに大正前期は「特許権の侵害や商標の盗用を繰り返し(中略)粗製濫造を重ねて」いたといい、油に水を混ぜたり、大豆に石を混ぜたりと、その手口も超ズサンだ。 現在、深刻な問題となっている児童虐待も今に始まった話ではない。戦前の記録によれば、貧しくもないのに息子を学校にも通わせず、家事一切を強制し体罰を続けた父親や、女中と共謀して息子2人を全身に大やけどを負わせながらも幽閉状態にした母親など、虐待例は数多くある。なかには0歳の娘を犬小屋のような箱に寝かせたまま納屋に投げ込んで、5か月間ものあいだ満足に食事を与えなかったというネグレクトの事例も。 「昔は近所づきあいが濃密だったけれど、今はそれもないから虐待を止められない」とはよく言われることだが、戦前も、虐待に気付かなかったり、知っていても通報をためらったり、単純に見て見ぬ振りをするなど「人間関係の希薄さ」が見えてくる。これについて著者は、「かつての地域社会に対する今日のイメージは、単に美化されているだけの部分が少なくないのかもしれません」と述べている。 このほかにも、高齢者に対する虐待や、子どものいたずらの横行、しつけの甘さなど、戦前のモラルのなさを浮き彫りにする本書。こうして見ていくと、日本人のモラルは「もともと低かった」としかいいようがない。いや、むしろ今のほうがずっとマシ……というのが事実なのではないだろうか。 それにしても、大正時代には東大の教授が“第一次世界大戦の終結後から道徳心が低下している”と著書で嘆き、明治時代には貴族院議員が“明治維新以降、日本人の道徳は破綻してしまった”と述べていることからもわかるように、つねに「昔はよかった」と昔を回顧し現状批判をするのが日本人の特性、なのかもしれない。 ■ 昔はよかった、今より昔のほうがいい時代だった〔負け組父さんの迷言〕 「格差脱出研究所」より 特に懐古主義者とやや卑下された言い方をされる人は昭和時代がすごくよかったものと思っている人がいます。今は不景気だし、残虐事件も多いし、安定もない、それに比べて昔の昭和は~。ですが、冷静に考えてみれば昭和時代より今の平成時代のほうがはるかによい時代です。 ■ 古典に育児放棄の記述も! 「昔はよかったのに」という幻想を暴く 「サイゾーウーマン」より 『古事記~いのちと勇気の湧く神話』著者インタビュー 「昔は○○だったのに、今は……」とよく言われますが、この本を読むと、古代人も今と同じようなことで悩んだり怒ったりしていますよね。 大塚 当時の人々は、母性本能なんて信じていません。人でも動物でも、一定数の者は育児放棄するものだという前提です。 大塚 江戸初期の『苅萱』という古典には「夜泣きする子は七浦七里枯るる」というフレーズが出てきます。要は「夜泣きする子どもは出て行け」ということ。これは空海の母親の伝説なんですが、母は我が子を土に埋めてしまう。そこに居合わせたお坊さんが「これは夜泣きではない、お経だ」と言って助ける。当時から子育てする母親への風当たりは強かったし、それに追い詰められる母も多かったことがわかります。 大塚 普通の人は、多分百年前のことだってちゃんとはわかってないですよ。きっと3つくらいの例で「昔は○○だった」って言ってるだけ。私は昭和40年代に小学生でしたけど、お仕置きとしてご飯を食べさせないで外に出される子どももいましたし、学校の先生もビンタは当たり前でした。そんなこと今なら大問題ですよね。当時は「栃木実父殺し事件」があり、父親が娘を犯し、子どもを何人も産ませてた。性的虐待は今よりずっと多かったと思います。セクハラだって昔は言葉がなかっただけで、百歩譲っても現代と同じか、もっとひどかったはず。“昔”は決してユートピアじゃないんです。 大塚 人間は悲しいかな、年を取れば悪いことは忘れ、いい思い出だけが残りがち。エジプトのパピルスにも「昔はよかった」って書かれてたと聞きます。何千年も前から人は「昔は」とか「今の若者は」とか言ってたんですよ。「昔は」と攻撃してくる人も、かつてはもっとヒドイ攻撃を受けていた。世の中が急に意地悪になったんじゃなくて、昔からずっと意地悪なんです。「夜泣きする子は七浦七里枯るる」のような、乳児持ちの母に出て行けと迫る意地悪なご近所は、ずっとあるんです。 大塚 古事記のすばらしいところは、決してお説教じみてないところ。事実として淡々と書かれているから、受け取る側が「あぁそうか」と腑に落ちるんです。ダメな母親も意地悪なご近所も、『古事記』の時代からずっと続いています。ただ『古事記』には子を捨てる親がいる一方で、泣いてる捨て子に名前をつける人もいる。今よりずっと過酷な世界の中で、それでもなんとか「生きよう」とした人間たちの息吹が、読み手に強いバイタリティを与えてくれるんだと思います。 ■ 「いつから私は"対象外"の女」大塚ひかり 「読まずに死ねない(2012.6.9)」より あんまり面白くなかった・・・。 どしてだろう?それは、「自虐」が足りないから。 この人には、読者が「自分の方が幸せ」、「自分の方がマシ」と優越感を感じさせる何かが足りない。 女性がエッセイを書くと、自慢話になりがち。 昔、有名人の女性のエッセイを集めた本を読んだら、自慢話てんこもりでつまんねーの。曰く、弟は外科医。夫は某有名ブランド・メーカーの日本支社長。 他の女の自慢話なんて聞きたかねーの。 やっぱり、エッセイが一番面白いのは、林真理子センセイであろう。あれだけの成功者ですもの、自慢の種はいくらでもあろうが、自虐のポーズをとって下さるのはさすがでございます。 自分で自分を「バカじゃん、私」と笑い者にし、「まあ、暇つぶしに私の話を聞いてやってくださいまし」と言ってみる。 その姿勢が大事なの。 ■ 平安貴族の生き方を語り固定観念を変える大塚ひかりさん 「今日も星日和(2006.11.16)」より 一番わかりやすい『恋愛・家族』でいえば、平安時代は通い婚。一対一の関係ではないし、父とか夫とかの立場も今とは違うんですよね。 「昔は父親の立場は強かったのに今は」なんてテレビで語る人もいますけれど、この「昔」は明治時代ぐらいのことで、もっと前にさかのぼれば女系だったわけです。そう考えると、簡単には「昔は」なんてステレオタイプの言い方はできなくなるなあと思います。 .
https://w.atwiki.jp/daydawn/pages/693.html
年齢:20代 性別:男 メイン:戦士 サブ:錬金術師 エクストラ:悪魔使い 種族:混血 アライメント:悪 表の顔:荒事屋 身長 184cm 体重:90kg PL名:ばいす 「てめえの吐いた血反吐で溺れて死ね」 外見 血糊に塗れたスタジャンとジーンズ、薄汚れたスニーカー。そして動物を模したマスク。 得物として鉄パイプやバットを持ち、荒事の際はそれらを錬金術で強化し戦う。 人格 平然と暴力を振るい、人の頭を叩き割ることに何の躊躇いも無い。 そこに狂気と快楽は介在せず、生まれながらに粗暴。 時々義侠の心を見せることもあるが、その発生源は善性ではなく我欲。 暴力を取り除くとただのろくでなし。 人をバカにしたり、汚い言葉を使ったり、思慮の欠片もなかったり。 住処を持たず、映画館やバーで夜を過ごし、朝飯は閉店間際のバーで済ます。 軽口の量が異様に多い。 来歴 つい最近街の外から来た。 元から荒事を生業とし、街で製造される麻薬の入荷をしにきた暴力団の護衛をしていた。 しかし、現地での商談が揉めて殺し合いまで発展。生き残ったのはビリー一人。 戦いが終わって自分の意識もそろそろ途切れるという時、血と闘いの匂いを嗅ぎ付けた悪魔から声がかかった。 ろくでもないバカだったが、とくに考えることなくいくらかの制約とともに契約を交わし生きながらえる。 名前は偽名。 自身の由来を示すものは一切所持していない。 + 悪魔 悪魔 ビリーの契約する名も無き悪魔。 角があり女の形をとるが、青褪めた異貌は人外であることを示している。 闘いが好きで仕方ない。 知能が低くいつも薄汚くゲラゲラ笑っている。 その正体は人が文明と英知を手にしたことで置き去りにされた『人の本能』。 人に寄り添い、耳元で甘言を囁いて唆す、誰もが契約する悪魔。 + マスク マスク 悪徳の街で見繕った防寒用のジョークマジックアイテム。 本人は帽子やマフラーと同じ感覚で付けてる。 寒いから被ってるだけで、素顔に頓着はしない。見せろって言われたら意地悪で断るけど。 アガシオンの効果で表情が変わったりマスクの口から飲み物飲めたりする。 + 欠点:睡眠 欠点:睡眠 ビリーの持つ制約の一つ。眠ってはならない。 睡眠不足で疲れたりはしないが、夜がすげー暇。 目覚めは朝の到来、王者の死ぬ時である。 + 欠点:女子供の頼み事 欠点:女子供の頼み事 ビリーの持つ誓約の一つ。断ってはならない。 悪魔と一緒に居る時に「良い男は女子供の頼みを断らねえんだよ」と格好付けたせいで課せられた制約。 この欠点は公言されない。めんどくさいから。 ビリーが不利益を負うような頼みでない限り、聞き入れなければならない。 それが『侠』というものだ。 + 過去 過去 幼少期は魔術学校を兼ねた孤児院で育つ。 学校では院長による子供に対する体罰や性的虐待が日常的に行われていた。 自分も例外ではなく暴力に怯えて過ごしていたが、ある日衝動的に院長を殺害する。 人の殺し方なんて習ったこともないのに、不思議と上手くできた。本能がそうさせたのだろう。 それ以来、逃亡し闇に生きる違法使いとなった。 ビリーの暴力はこの頃の事が根底にある。 過去を払拭するために振るい続ける。その結果発生する死は副産物に過ぎない。 記録 + 参加セッション + 1回目 02/16 GM:メイト ビリー:「なー、カードキーとか見なかったー?」監視を続ける二人の背に声をかける。 風鈴:「んー。」 風鈴:「石像ちゃんの足元とかに死体と一緒に転がってなぁい?」 風鈴:視線を外さず、そんな返答 ビリー:「んー、ない!」 風鈴:「じゃああれよ、基盤弄ってどーにかして?」 風鈴:「叩けば何とでもなるでしょ、機械とか…あ、3秒後瞬きね。」 クラン:「マジで目が乾く5秒前。そっち先でいいよ」 ビリー:「簡単に言ってくれちゃうねえキミ」 風鈴:「簡単にできちゃうんでしょ?おにーさん。」 ビリー:「ま、良いや。スイッチさえ入りゃいいのは確かだ」 ビリー:「それとな、俺はこの街じゃビリーで通ってんだ。次からぁ・・・そう呼べッ!」 ビリー:言いながら、基盤を拳で叩く。破壊と同時に内部の構造を書き換えられた基盤がONを示し点灯する。 初参加。SCP-173に襲われてきた。 軽薄で腕っ節だけは一人前の悪漢というビリーの基本構造が上手くお披露目できた。 + 2回目 02/17 GM:はきの ミルキーウェイ♡カカオバター:「チョコトンケイルのあの技は、僕達の力で防ぐことが出来るんだ!」 ふんわりまあるいにわとりさんの卵:「でも、私達のちからは人を通さないと発揮できない……」 アラン:「へーそうなの」ぼけー 恋人たちの聖夜・スノー・パウダー:「だから、お願い!【プリキュア・スイートデコレーション!!】って叫んで変身して!!ミラ!!」 松田永梨:ちらりとミラの方を見る。 ビリー:「そっち?」 恋人たちの聖夜・スノー・パウダー:「こっち」 ビリー:こっちじゃなくて?と松田を指差す ミラ:「はぁぁぁぁ!?」ぶんぶんぶんっと激しく手を振り 恋人たちの聖夜・スノー・パウダー:あっち、とミラを指差す 妖精いっぱい捕まえてきた。 + 3回目 02/20 GM:梅酒 アトラ:「はっ!? 出たわね妖怪タコ魔人!!」 エイブラムス:無言で銃を抜き、銃口をアトラへと向ける アトラ:「さらに鳥怪人!?」 アトラ:「ふ、全て私にはわかっているわ……今回のことは全てあなたたち怪人の」 アトラ:黙って手を上げる ビリー:「なんだこの女。味方じゃなくて敵か?」 ビリー:鉄パイプで肩をトントン叩きながらアトラを見据える。 エイブラムス:「いきなり喧嘩売ってきやがったが、まずは確認からだな」 アトラ:「私は何をされようと絶対に屈しないわよ!!」 ビリー:「そっかそっか。おう、てめえ。何処のモンだ」胸倉を掴む。 風鈴:「黙ってるとそこの怪人鳥頭ちゃんが頭からバリバリ食べちゃうわよ~」くすくす アトラ:「貴様らに名乗る名は……あ、所属? 一応モノクロってことになってるけど」 アトラ:ぶらんぶらん ビリー:「仲間じゃねーか!」 エイブラムス:「この姉ちゃんもかよ……」銃を下ろす アトラ:「え、嘘」 アトラ:「いやどう考えてもこんな血の匂いする訳の分からない生物が同組織なわけないでしょ!」 ビリー:自分のケータイをアトラに顔の前でぷらぷらさせる。胸倉は掴んだまま。 アトラ:「…………ごめんね」てへペロっ 悪神倒してきた。 アトラを庇ったり風鈴に優しいのは、おそらく孤児院時代に守れなかった同年代の子供たちを考えてだろう。 その後、ドラマで風鈴と一緒に夜を過ごしたり、アトラとわーわー騒いだり、友利先生に治療してもらったり。 + 4回目 02/23 GM:そま ビリー:「そんな小細工して、そろそろ余裕無くなって来たんじゃなーい?」 マスクの嘴がニタっと歪む スペルビオ:「だと思うなら、倒してみやがれぇ”!」 ビリー:「良いぜ。てめぇの吐いた血反吐で溺れさせてやる」 丹赤朱美:「おうよ、それなら倒してやる。お望み通りな」 ビリー:「正念場だネーチャン、行くぞ!」 丹赤朱美:「あいよ、任せな!」 魔女退治してきた。 けっこーヤバめの危機にも陥ったが、なんとか生還。 その後、九十九に路地裏で首刎ねられかけたり。 + 5回目 02/28 GM:梅酒 ビリー:「ねえパパー、あれ何ー?」とかプロレスごっこを見て言いつつ餡餅についていく。 餡餅童子:「やめなさい」 ビリー:「女の人が苦しそうな声出してるよー?」 餡餅童子:「息子よ、それはただの幻聴だ」 異形:「その女は」 異形:「ち○こが欲しいって言ってた」 異形:淡々とそんなこと言ってた。 武也:「……配っているのではなく、ばらま……今なんと」 ビリー:「ん? よく聞こえなかった。もっかい言って」 餡餅童子:ぶっと噴き出す 餡餅童子:が、すぐに口を拭いて異形を見る 異形:「ち○こが欲しいって言ってた」 ビリー:「この『ピーッ』って音どっから鳴ってんだよ」 風鈴:「さぁ?」 ビリー:天を見上げる。神の顔は見えない。 勅使河原・フィン:「はあ」 餡餅童子:~~ここはR-18卓ではありません~~ 武也:「それで、1つ問題が」 餡餅童子:「なんだ」 武也:「……誰が回収します?」 風鈴:「………。」 ビリー:「ロシアンシュウマイやっときゃよかったな」 MGM:…………。 餡餅童子:「……」 餡餅童子:「運で、決めるか?」 ビリー:「んじゃあみだくじで」 風鈴:「そーしましょ。」 武也:「恨みっこ無しで行きましょう。嫌なのは全員同じですし」 餡餅童子:頷き、アポーツで紙を持ち 餡餅童子:ペンを持ち。静かに、あみだくじが始まった…… ビリー:「縦の線は真っ直ぐ進みたい人の意思」 ビリー:「そして横の線がそうさせない天の意思だ」 餡餅童子: 餡餅童子:ピタリ、と当に指が止まる。 餡餅童子:それは餡餅が選んだくじが進んだ結果だった 武也:「……では」 武也:「餡餅さん、よろしくお願いします」 ビリー:「ドンドンパフパフー」 ビリー:「先生、オペのお時間です」 さっと女のほうへの道を開ける 餡餅童子:「………………・」 風鈴:「道具はここに。」 すっとガラス管とナイフを差し出す。 餡餅童子:「これより」 焼けとなり、調理時のエプロンを取り出す 武也:耳を塞いでおく やはり聞こえたらこう……嫌だし 餡餅童子:「手術(オペ)を始める!!」 もいできた。 その後、風鈴とドライブしたり餡餅と街角で会ったり。 + 6回目 03/03 GM:スネコ ビリー:倒れ伏した蛇たちを横に蹴り飛ばして進み、標本の前へ。 大蛇の標本:標本は反応をしない。なにせ、標本であるから ビリー:「つーか、何なんだろうなコレ。人間まで漬かってるし」 ビリー:「調査班の見解はー?」 カダ:『授かりものよ。故に大切にする』 カダ:標本に歩み寄るビリーの前に、燃え盛る蛇が立ちふさがる 松田永梨:「今から調べる」 ビリー:「やっぱいいや」 ビリー:「大切なもんなら壊してやらなきゃなぁ!」 オリバー:「今凄く人としてどうかと思う発言がですね」 ビリー:カダの傍を駆け抜ける。通り過ぎざまに包丁でビリビリと表面をなぞるように切りつける。 ウーパールーパー狩りしてきた。 初遭遇なのにのらくろとのやり取りが余さず軽妙。 + 7回目 03/04 GM:メイト ベンガル:遥かかなたまで響く遠吠えが、辺りに響いた ベンガル:「──食っていいぞ」 ベンガル:やがて、辺りに漂う魔力が、無数の獣の形を為す ノース:「わた、私達『五つの銅貨』は、『酒と薔薇の日々』の最高の部隊だったのよ」 ノース:「ど、どうして、あんな、小娘、たった一人に、そしてこんな連中にまで!!」 ベンガル:獣たちは雄叫びと共に、獲物めがけて飛びかかり ベンガル:爪がその肉を引きちぎり、牙が骨を噛み砕く! ビリー:「『まさかこんなはずじゃ』って思ってるだろ?」 ノース:「勝手に人のこ」 ビリー:「つよーい私も、偶然が重なると案外あっさり死ぬんだなーって」 ノース:爪が腹を裂く ノース:落ちるのは臓物ではなく、魔力の鈍く青みがかった塊だ ビリー:「そう思いながら死ね」 掲げた鉄パイプを、槍のように勢いよく投擲する。 SCPぶん殴ってきた。 その後、エイブラムスと店で飲んだり。 + 8回目 03/05 GM:梅酒 孤独な男:「で、旦那様死んだって?」 ビリー:「我々の必死の抵抗も虚しく」 風鈴:「心臓たべられちゃって、ね。」 Mr.ジョンソン:「そりゃもう死闘の連続だったよ」 ビリー:「あの戦いは後世に語り継がれるね」 暗殺者を殺してきた。 その後、風鈴とお泊りしたり。 + 9回目 03/12 GM:空木 ルーキス:「ああ。約束しよう、夜明けはいつかキミの元へやって来る」とウィンクした のらくろ:吹き出す 九十九八十八:噴出された米のとぎ汁で汚れたマスクを拭く ビリー:「ちょっとクロさん、笑っちゃ悪いですよ」 言いつつ肩は震えてる。 のらくろ:「おいおい、そんなこというなよビリー」 のらくろ:「夜明けはいつかキミの下へやってくるんだぜ?」 ウィンク ビリー:「夜明けはいつかキミの元へやってくる」 のらくろに向かってウィンクバチーン ビリー:「ぎゃっはっはっは!」 のらくろ:\ どっ / ルーキス:「いいだろ、気に入ってるんだ」 ビリー:「いやぁ、アイツもなかなか頑張ってるし当たっちゃうかも、なーんて」 ルーキス:「期待してるんだ。応えてくれよ」 苦笑した のらくろ:「安心しなよ。今日は安全日らしいから。存分やりな」 ビリー:「なぁ!」 先手を打ち間合いを詰め、バットがチンピラの脳天に振り下ろされる。 :ごん、っと鈍い音を立てながらも、チンピラは止まらないが、武器は空を切った ビリー:冗談みたいにチンピラの体が床へめりこみ、冗談みたいに頭が花の如く開く。 のらくろ:うわあ って顔 :復活……しない。 ビリー:「アイツにとっては危険日だったみたい」 肩を竦める。 :クスリで磨り減っていた魂を食われて、消滅する ルーキス:「そういう夜もあるか」 のらくろ:「着床もちゃんとしてら。這い蹲ってる」 のらくろ:「元気だった男の子でしたよ」 のらくろ:冗談めかしながら目を細め煙草を死骸へ投げ捨てる。 ビリー:「あらやだ先生、産声をあげないわこの子」 九十九八十八:「産声の代わりに怨念上げてるんちゃう?」 のらくろ:「そだね。あげていたんだろうさ。ひとしきり」 のらくろ:「ただ、実の親以外の人間は子供の泣き声なんてうっとうしいどころか耳障りさ」 のらくろ:「聞き逃すのも無理はない」 ビリー:耳を澄ますようなポーズ。 ビリー:「ダメだ。もう怨嗟の声すら聞こえねえ。アイツの魂は散り散りだ」 ルーキス:「ああ。悲しいね、全く。彼の夜明けはもう過ぎた、と」 ルーキス:肩をすくめた。 九十九八十八:「まぁ飯が不味くなるだけやし聴こえんでええわ、そんなん。」 のらくろ:「泣いてばかりの子がようやく黙ったんだ。行く先をみまもってやりな」 のらくろ:「可愛い子には旅をさせてやるもんさ。行き先は死出らしいが」 結社を潰してきた。 ビリー九十九のらくろが居るとPC側が悪役すぎる。 その後、のらくろと飲みに行ったり。 + 10回目 03/14 GM:ペンネ ジェネラル:「そのようだ 早く倒さねばな、私はともかくケラウノスが大変そうだ」 ケラウノス:「悪評を振り撒かれては堪らんからな……」 ビリー:「そっち組、変なことしてないよな?」 ケラウノス:「していない、強いて言うならツケを溜めるな、ビリー」 ビリー:「溜めてねーし。払う気が最初っからねーもん」 ジェネラル:「いや、外見がビリーは大丈夫だろうけどな 外見がケラウノスのほうがな」 ビリー:ゲラゲラ笑い声をあげる。 ジェネラル:「……こういう調子では悪評にも繋がるだろう?」 体が入れ替わってきた。 その後、ジェネラルとくっころしたり。 + 11回目 03/17 GM:空木 滑川霧人:「妖精や幻想種達も麻薬使ってんのかな」 武也:「……妖精の粉、でしょうか?」 ビリー:「絞ってんじゃねえ? 妖精の出汁を」 ビリー:ギュウウと雑巾絞りする仕草。 レイン・A=G:「けっこう美味しいよね。妖精の汁」 レイン・A=G:ものっすっごい真面目な顔で答える 九十九八十八:「ゲテモノ料理は勘弁やわ……」 滑川霧人:「大人の会話はレベルが高かった」 ビリー:「妖精食ったら呪われるって話も聞くけどな! 絞り汁ならセーフ?」 レイン・A=G:「うん。煮汁を出汁にしてなー」 レイン・A=G:「って、いやいや、ここは突っ込むトコやろ! まぁ、魔獣なら喰った事あるけど妖精はまだ無いな」 九十九八十八:「いやこの街やと食うてても違和感あらへんし。」 ビリー:「めっちゃ真面目に聞いてた。姉ちゃんなら食っててもおかしくねーし」 :奥の部屋には :おそらくは、この異界の"元"住人だったモノたちの :その無残な姿が残されていた ダニエル:「……なるほどな」 ビリー:ダニエルの後を追いながら煙草を咥えて、部屋を覗き込む ビリー:ぽろりと口元から煙草が落ちる レイン・A=G:「どしたんキッド」 ひょっこり追いつく ダニエル:「どうした、貴様でも驚いて開いた口が塞がらんか」 ビリー:「ほ、ほんとに絞ってたぁ!?」 滑川霧人:「絞ってたってなにが」 言われて部屋を覗きこむ レイン・A=G:「はぁ? 何いってんのおま 本当に絞ってたああああああああ!」 ダニエル:「屑と呼ぶのも痴がましい程の外道だったか……」 滑川霧人:「うわ、めっちゃ絞ってるうううっ!!!」 レイン・A=G:「すげぇ!妖精ってクスリの材料になるの?このネタで稼げねぇ?」 薬の出所を叩いてきた。 ビリー九十九レインが居るとPC側が悪役すぎる。 + 12回目 03/19 GM:フラー エイブラムス:「ビリーお前は何か調べてきたのか?」 ビリー:「おう、バッチリよ」 ビリー:コン、と床をバットで突いてふんぞり返る。 ビリー:「今日の神様の晩飯はから揚げ弁当だってよ」 アトラ:「……どこのカミサマ?」 煤色小鴉:「……契約神?」 アトラ:「ニワトリのカミサマ? 共食い?」 ビリー:「フラー神。今日の担当。シートとか作ってくれる」 アトラ:「誰よ」 アトラ:「……ねえ、ビリー」 後ろから声をかける。彼が更に魂を削って追撃できることを知っているので ビリー:「なんだよ? 今忙しいんだけど」 アトラ:「貴方は、何のために本気で戦ってるの?」 アトラ:「あなたにとっては、お金を軽く得られる、いい機会ではないの?」 ビリー:「名誉と誇りと我が血族のため、とでも言やいいのか?」 片手をあげて、からかうように アトラ:「ふざけないで、私は、真面目に」 アトラ:萎んでいくような声で問うた ビリー:「そんなモンを持ち合わせてないやつが、自分のため以外に戦うワケねーだろ。バーカ」 アトラ:「その自分のために戦う理由、って何か、聞いてもいい? 気分?」 ビリー:「そーだよ。俺が楽しい、俺が面白い、俺が満足する」 リング内を練り歩く。 アトラ:「……本当に?」 ビリー:「俺はそういう人間だ。本当はとーっても優しい人だって勘違いでもしてたか?」 アトラ:「……選べなかった私に、迷った私に、あなたを止めることは、出来ない」 アトラ:「……好きにして。ごめんね」 八百長してきた。 我欲に生きて、貫いてきた。 友人関係 風鈴さん ちっちゃい友達。 先生(来禍友利) よくお世話になるお医者さん。 アトラ 弄ると楽しい。 ハチベエ(九十九八十八) 辻斬り農民。 マスター(エイブラムス) 引き金軽すぎ。 モッチー(餡餅童子) 冷静な異常者。 のらくろ 飲み仲間。 レイン 頼れる姉ちゃん。 将軍(ジェネラル) セフレ。 PickUp ひたすらにDPSが高い。 そのかわり使っててしんどい。
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/356.html
ユグルイ その1 15KB ※俺設定 ※東方オリジナルの設定をほとんど無視します ※某マンガのパクリ ※基本的には、長編になりそうなので、 数回に分けて、UPします。 それでもいい人は読んでください。 ユグルイ その1 ゆっくり道は死狂ひなり。一匹の殺害を数十人して仕かぬるもの。 (ゆっくり道は死に狂いである。一匹を殺すのに数十人がかりでかなわないこともある。) ある日、ゆっくりは、自分たちの将来に対して、絶望しかけていた。 急に降って来た雨に撃たれては、自分の意思とは関係なく、体が溶ける。 せっかく作った家や子供たちは竜巻や台風で、はるか彼方へ飛ばされる。 食料がなくなり、探しに行きたくても、雪が降り積もり、 巣から出られない上、凍てつく寒さがゆっくりの命を奪う。 容赦ない太陽の光が、地上を熱し、灼熱の大地が、ゆっくりたちを苦しめる。 雨、風、雪、日照りといった天災に対して、何一つ対抗する術を持ち合わせてなく、 無情な天災に嘆くことしか出来ない。 中身が餡子・カスタード・生クリームと言った、 高カロリーかつ自然界では手に入りにくい甘味であるであり、 何より自分たちと比べて、圧倒的に弱く、動物には持ち合わせているはずの、 警戒心を一切持っていないため、容易に手に入ることより、 犬、猫、熊、猪、蛇といった動物、れみりゃやふらんと言った捕食種に対しては、 一方的に食べられるのみ。 さらに、人間なんて・・・。 生きるために、ゆっくりたちを食べるという弱肉強食の摂理とは、 全く別次元、ただの暇つぶしや気晴らしで、ゆっくりたちを殺す。 中にはゆっくりが悶え苦しむ姿を見ると快感を覚え、、 わざわざ遠くからゆっくりを探しに来て、採算度外視の虐待行為をするという、 ゆっくりからすれば、理解しがたい連中もいる。 殴る。蹴る。叩く。裂く。斬る。突く。抉る。 焼く。煮る。炙る。熱する。凍らす。 飛ばす。落とす。吊るす。沈める。 ありとあらゆる拷問を行ない、様々なものを奪う。 家、食料、飾り、宝物、親、姉妹、夫、妻、子供、自らの命・・・ どんなに、今日、ゆっくりしようにも、 ゆっくり出来ない事象がこの世には多すぎる。 この世はゆっくりのためにあるはずなのに、 どうして、ここまで、ゆっくりを苦しめるのか・・・。 ひどい目にあるゆっくりは、運が悪いだけ・・・? そんなことはない・・・。 なぜならば、ほとんどのゆっくりが無惨な死を迎えている。 ゆっくりという種が運が悪いだけ・・・? そう考える内に、 ならば、この先もゆっくり出来ないゆん生しかないのか・・・。 と、ゆっくり出来ない未来に絶望するしかないと思いだした。 そんな中、ゆっくりたちに、ある噂が流れた。 ゆっくり道という武術の存在。 天地を自由自在に駆け、 ありとあらゆる自然の現象を操り、 動物たち以上の膂力を持ち合わせ、 捕食種はもちろんのこと、人間すら簡単に殺めるという、 ゆっくりの武術。 これを習得すれば、 ゆっくりは、ゆっくりできる。 そう思わないゆっくりは、まずいない。 ゆっくりは、ゆっくりすることを最優先に考える。 だから、この噂を聞いて、未来永劫、 ずっとゆっくりしたいと思っているゆっくりたちが、 ゆっくり道を習得しようと、ゆっくり道を学ぶ方法を、探し続けた。 しかし・・・。 「ゆふん!!!まりさはゆっくりどうをきわめたんだよ!!!」 まりさはつよいんだよ!!!いたいめにあいたくなければ、 にんげんさんはあまあまさんをもってき、ゆぶべっ!!!」 と大した修行もしていない、むしろ、 自分がゆっくり道を習得したと思い込んだだけで、 無駄に命を捨てるような言動を取るゆっくりがほとんどだった。 所詮、噂なんて、誰かの夢物語や妄想が伝わっただけ。 そんなありもしないことを追いかけて、 結局、ゆっくりできないんだし、明日、明後日のゆっくりより、 今日ゆっくりすることだけを考えよう。というか、今すぐゆっくりしたい。 暗い将来を考えるより、今あるゆっくりをゆっくりするのが、ゆん生だ。 そう考えるゆっくり独自のゆん生観もあってか、 ゆっくり道の噂は、広まってはすぐに消え、広まってはすぐに消えという、 ことを繰り返すうちに、ゆっくり道のことを口にするゆっくりは、 あまり知性を持ち合わせていないゆっくりから見ても、よほどのバカとしか見られなくなった。 ゆっくり道の噂が本当だと言ったゆっくりは、ゆっくりしていないと、 見なされて殺されるケースも多く出てきて、ゆっくり道の噂は、 いつしかゆっくり界の禁句になり、誰も言わなくなった。 次第に、ゆっくりたちの噂話にも、ゆっくり道の噂は出てこなくなり、 いつの間にか、ゆっくり道の噂がなくなりつつあった。 そんな中、ゆっくり道は架空の武術ではなくて、 本当にゆっくり道を教えるという場所があるという噂がまた出てきた。 実は、この手の噂は以前からあった話だった。 その度に、噂を信じたゆっくりたちが、 ゆっくり道を学ぶために、いろんなところを探し始めた。 街に住んでいる野良ゆっくりが山奥へ出かけ、 街にはいない野生動物や捕食種に食べられる。 山に住んでいる野生ゆっくりが街や村へ降りてきて、 人間のルールを知らないために、畑や家を荒らして人間に殺される。 裕福な生活をしていた飼いゆっくりでさえ、 恵まれたゆん生を捨てて、ゆっくり道を捜し求めた結果、 みじめにも野良生活を送らなくなり、 普通に飼われていたら、 人間からの寵愛を受けて、この上ないゆん生を謳歌できたのに、 いつしか人間から侮蔑の対象となり、駆除されて、無惨な死を迎える。 そんなことは、いつものことだった。 そう・・・。いつものことだった・・・。 「ゆぅ・・・。ゆぅ・・・。 やっと・・・。ついたよ・・・。」 誰も知らない山奥で、 満身創痍のれいむが、一匹、そこにいた。 全身傷だらけのれいむだった。 旅をしているうちに新しい傷もあれば、 それ以前と思われる古い傷もある。 そして、何より、ゆっくりにとって、命と同等とも言える、 飾りのリボンが、このれいむにはなかった。 恐らく、このれいむは、壮絶なゆん生を歩んでいたと思われる。 傷があるゆっくりというのは、 九死に一生を得る体験をしたゆっくりが多い。 なぜなら、大抵の場合、ゆっくりというのは、 傷ついたら、即、致命傷になりかねない。 ゆっくりの死亡する要因は、 中枢脳の破壊か餡子の大量損失のどちらかである。 その後者の餡子の大量損失と言うのは、 傷が主な原因である。 体に傷がつくと、その部分は裂け易くなる。 飛び跳ねるだけで、いきなり裂けることもしばしばある。 傷が裂けても、ゆっくり独自の治癒力で、治る範囲であれば、 傷は癒え、跡形もなく傷跡はなくなる。 傷が残るということは、 ゆっくりの治癒能力を超える怪我をしたことになる。 そういう怪我の場合、オレンジジュースなどをかければ、 治癒能力が強化され、怪我は治る。 当然、自然界にはオレンジジュースなんてものは、 どこにもなく、人間しかそのようなモノは作れないので、 そうなってくると、このれいむは、飼いゆっくりだったのか? 多分、飼いゆっくりではない。 飼いゆっくりの場合、オレンジジュースだけでは、 傷が残ってしまう。 だから、小麦粉で、傷を塞がなくては、傷は消えないのだ。 飼いゆっくりの場合、こういう処置を施される。 中にはそういう知識を知らない飼い主がいて、傷が残っていても、 傷を消せない飼いゆっくりもいるだろう。 しかし、ほとんどのゆっくりの飼い主は、愛で派ならば、 ゆっくり愛好のコミュニティに入っており、 傷だらけのゆっくりを見た他の飼い主たちより、指摘されて、 傷を消すに違いない。 そうなってくると、あまり社交的でない無知な飼い主に買われたか? それはないだろう。 ゆっくりを飼うということは、非常に難しい。 犬・猫に比べて、性格は多種なため、これといった育成マニュアルがないため、 ゆっくり愛好のコミュニティで、 経験者や仲間からといった、情報を集めなければ、 なかなか育てにくい。 市販で売っているマニュアルでは、限界がある。 市販のマニュアルには、「粗相をしたら、躾をする。」「可愛がってあげる」 といった、ごく一般的なことしか書いていないのだ。 愛で派は、ゆっくりのかわいらしさ・無邪気さ・愛嬌というものに惹かれる。 躾と称して体罰を与えれば、飼い主に対して恐怖し、いつも飼い主の様子を伺いながら、 ビクビクし始め、先ほど述べたモノはすべてなくなり、不安と恐怖に囚われた言動しか取らなくなり、 いつしか、精神崩壊して、 「ぱぴぷぺぽおおおおぺぽぷぺぱぷぱぴぷぅぅぅぅ!!!!」 としか叫ばなくなり、飽きられてしまい、最終的には捨てられるか潰されるかのどちらか。 可愛がれば、調子に乗り出して、自分が飼われているということを忘れ、 飼い主=奴隷と思い出し、最悪の場合、 「おい!!!くそどれい!!!れいむさまがおなかをすかせているんだ!!! はやくあまあまをもってこい!!!まったくおまえはどうしてぐずなんだ!!! ばかなの???しぬの???」 とか言い出して、温厚な愛で派も感情的になって、ゆっくりを潰しかねない。 だから、市販のマニュアルで、ゆっくりを育てるというのは、 無理な話なのだ。 社交的でない無知な飼い主は、市販のマニュアルにしか頼れず、 結局、ゆっくりを飼っても、育てることは出来ない。 ならば、虐待されたということも考えられる。 虐待する人間の趣向にもよるから、 殺さずに傷を敢えて残すという虐待もあるかもしれない。 だが、その可能性も少ない。 まず、虐待する人間なら、 ゆっくりを絶対に逃げられる環境に置いたりしない。 まず、物理的にも逃げられない環境に、ゆっくりを監禁する。 逃げられる環境を敢えて作って、菓子などを使って、 ゆっくりの食欲を誘惑して、精神的な鎖で虐待するという手法を、 取ったとしても、まず、ゆっくりが虐待する人間から逃げられるという 可能性はほとんどない。 仮に、逃げられたとしても、 満身創痍のゆっくりが、天災や動物、捕食種、人間の魔の手から、 生き残れはしないだろう。 仲間のゆっくりに匿ってもらう? その可能性は0に近い。 ゆっくりというのは、異端を嫌う。 傷だらけのゆっくりをみて、「ゆっくりできていない」と感じ、 制裁と称したリンチに合う事は必然。 特にこのれいむの場合、飾りがない。 ゆっくりにとって、飾りは単なる目印的なモノではない。 飾りによって、認識するゆっくりにとって、 飾りがないゆっくりは、知らないゆっくり、認識できないゆっくりとなり、 さっきまで、仲が良かった親子ゆっくりが、子ゆっくりの飾りがなくなっただけで、 「ゆゆゆっ!!!ここにゆっくりできないこがいるよ!!! ゆっくりできないゆっくりはゆっくりしね!!!」 「にゃにいっちぇるのぉ!!!れいみゅはれいみゅでしょ!!! ゆっくちりきゃいしちぇ、ゆぶっ!!お・・・お・・・おきゃあしゃん・・・や・・やべで・・・」 といったように、簡単に子供を殺すというほどなのだ。 だから、まず、飾りのないこのれいむは、 他のゆっくりから、救済されたということはまずない。 よって、この飾りのない傷だらけのれいむは、 致命傷を負いながらも、誰の手も借りずに、今まで生き延びてきたということがわかる。 そのゆん生は、想像をはるかに超えるものだったんだろう。 だが、そんなすさまじいゆん生を歩んだ結果、れいむは辿り着いた。 ゆっくり道という看板が建っている、その建物の玄関の前に。 とてつもない大きな建物。まずゆっくりでは作ることが出来ない。 恐らく人間建てたとしか考えられない。 このれいむは、人間の生活に若干詳しく、この建物を見て、 多分、「おてら」か「じんじゃ」の類だと思った。 だけど、ゆっくり道という看板があるから、 ここは「おてら」でも「じんじゃ」でもないとわかった。 しかし、そんなことはどうでもいい。 れいむは、とてつもない距離を旅して、ついに見つけたのだ。 ゆっくり道の存在を・・・。 すると、玄関から、一匹のありすが出てきた。 「こんにちわ。どちら様でしょうか?」 と、れいむに問いかけるありす。 「・・・ゆ・・・ゆっくりしていってねぇ・・・??」 れいむは、戸惑った。 ゆっくり特有の挨拶、「ゆっくりしていってね!!!」を言わずに、 人間のような挨拶をしてくるありすに・・・。 「入門希望者のお方でしょうか?それではこちらへお入りください。 私がご案内させて頂きます。」 まるで人間。どこかの企業の受付嬢のようだ。 「ゆぅぅ・・・。ゆっくり・・・つぃてぃくょ・・・」 ありすの人間っぽさに、困惑しながら、 小さな声で呟きながら、ありすの後をついていくれいむ。 すると、ある部屋につれて来られ、ありすがれいむに話し出した。 「これから入門の手続きをします。 恐れ入りますが、あなたはそれなりの覚悟をされて、 こちらへ参られたと思いますが、如何でしょうか?」 「ゆぅ?かくごって・・・。どんな・・・。」 「強さを得るためには、自身の命すら惜しまないという覚悟です。」 「・・・。れいむは・・・。つよくなりたいんだよ・・・。」 「強くなるには、あなたの意思が必要です。命と引き換えに強くなるという意思が必要です。」 「れいむは・・・。つよくなりたいんだよ。」 「でしたら、こちらの壁に向かって、強さを得るためなら、死んでもいいということを、 叫んでください。」 「ゆぅ・・・。このかべにさけぶと・・・。なにかあるの・・・?」 「はい。この壁はマイクになっておりまして、あなたの音声を録音いたします。」 意味がわからない。どういうことだ? れいむは困った。ありすの言うことがさっぱりわからない。 マイクって何?音声を録音って? 人間のことに少し詳しいれいむだが、初めて聞く単語に 戸惑いを隠せない。 「ゆぅ??どういうこと?」 「つまり、あなたの発した声を閉じ込めて、後からでも聞こえるようにします。」 「ゆぅ・・・。いみがわからないよぉ・・・。」 「入門する前は、『死んでもいい』と言っていたお方が、 入門した後には、『死にたくない』と言い出すことがあります。 そういうことを言うゆっくりに限って、 『我々に強要されている。自分の意思に反して、連れて来られた。』 という苦情を多く寄せております。 我々としては、大変心苦しいのですが、そういうお方とのトラブルを避けるため、 あらかじめ、入門する際に、『自らの意思でここに来た。』『死んでもいい』 ということを声に出して言って頂きたいのです。」 つまり、後からになって、命ほしさに入門なんかしたくなかったという、 言い訳を言わせないために、自分の意思で来たことを確認したいのだということが、 れいむにはわかった。 そして、それほど、過酷な修行なのだということも、同時にれいむには、理解できた。 しかし・・・。 「ゆ・・・。それはわかったけど・・・。このかべにさけぶと、 どうしてこえがとじこめられて、あとからでもきこえるの? こえがとじこめられたら、れいむははなせないよ。 あと、あとからでもきこえるってどういうこと?」 「少し説明が難しかったようですね。申し訳ございません。 こちらの仕組みに関しては、 入門して頂いた後、ゆっくりご説明させて頂きます。 入門手続きに関しても、ものすごく簡単に説明致します。 この壁に向かって、あなたが入門する意思を伝えたら、 その時点で、あなたはゆっくり道を学ぶことができるのです。 ただし、入門した後、あなたは死ぬ恐れがありますが、それでも入門されますか? 死にたくないのなら、入門されない方がよろしいかと思います。」 ありすのいうことが未だに意味が良くわからなかった。 壁に叫ぶことに、何の意味があるのか? ただ、れいむは思った。 れいむは、死にたくない。 だから、ゆっくり道を習得して、強くなって、ゆっくりしたかった。 そのために、ここまで来た。 でも、ありすは、ゆっくり道を学んでいる時に、死ぬこともあると言っている。 そんな・・・。 れいむは死にたくないのに・・・。 どうして・・・。 でも・・・。強くなりたい。強くなって・・・。ゆっくりしたい・・・。 いろいろと交錯する思惑。 死なないために強くなりたい。強くなるには死ぬようなこともしなければならない。 もういやだ。あんなことはもう体験したくない。 だから、強くなりたいと思ったのに・・・。 でも、このままでは弱いままだ。ゆっくりできない・・・。 死にたくない・・・。 しかし、強くなりたい・・・。 どうすれば・・・。どうすればいい・・・。 「れいむは・・・。しにたくないよ・・・。ゆっくりしたいよぉ・・・。 でも・・・。れいむはよわいんだ・・・。れいむはいつもひとりなんだ・・・。 だれもたすけてくれないんだよ・・・。 だから・・・。だから・・・。」 今までのゆん生を振り返り、れいむは決意した。 「だからぁぁぁあ!!!れいむはぁああ!!!つよくなりたいんだよぉお!!!! ゆっくりしたいんだよぉおお!!!しにたくないぃんだよぉおお!!! つよくなるんだったらぁああ!!!しんでもいいんだよぉおお!!! ゆっくりできるならぁああああ!!!!しんでもいいんだよぉおお!!!!」 れいむは、壁に向かって、叫んでいた。 「入門、ということでよろしいですね。もう後には引き返せませんよ。」 「れいむはゆっくりどうをますたーするよ!!! ゆっくりりかいしてね!!!!」 さっきまで、満身創痍で、人間のように話すありすに困惑していたのが嘘のように、 自信満々の顔のれいむ。 「それでは・・・。ゆっくり道の開祖とご挨拶をして頂きます。」 「ゆ?かいそってなに?」 「ゆっくり道を作ったお方のことです。つまり、ゆっくり道の先生です。 これから入門式ですので、こちらへ付いてきて下さい。」 「ゆっくりりかいしたよ!!!!」 「そうそう・・・。ひとつだけ忠告しておきます・・・。」 「ゆぅ??」 「先生とお話する時は、決して失礼のないように・・・。」 「しつれいってどういうこと・・・??」 「あと・・・。今後、私はあなたがどうなろうと責任を持ちませんし、 どうすればいいかなどアドバイスさせて頂くことも、一切ございません。 ご理解ください。」 「ゆ・・・???どういうこと・・・・???」 れいむは、ありすのいうことが、またわからなかった。 だが・・・。 数十分後、それは否応にも理解する、いや・・・。 理解させられることになろうとは・・・。 続く。 あとがき 設定を無駄に書きすぎた。 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る とってもおもしろかったです! 設定は無駄どころか、とてもわかりやすかったです♪ ゆっくりできました!! -- 2013-10-05 09 12 03 いや、細かくて面白味がありますぜ! 作者さん もみもみ(*´∀`*) -- 2012-05-25 02 50 30
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/21219.html
登録日:2012/09/14(金) 14 29 38 更新日:2024/09/23 Mon 15 50 14NEW! 所要時間:約 8 分で読めます ▽タグ一覧 4コマ かわいい ハムスター ハムスターの研究レポート ハムバカ ハム研 児童書 動物 和み系 大雪師走 日常系 漫画 無さそうである話 癒し 腹筋崩壊 隠れた名作 大雪師走による四コマ形式の漫画。通称「ハム研」 事務的なタイトル通りというべきか、ハムスターの描写は殆どデフォルメされていない等身大で描かれており、ストーリーも非常に淡々としている。 それでも個性的なハムスター達や、何気ない日常生活を面白おかしく描いた描写が特徴で、ハムスター漫画の草分け的存在として名高い。 反面、ハムスターを飼う為の手引きとしてはあてにならない部分も多い(与えてはいけないエサを与えている等)が、作者に知識がないわけではないらしい。 むしろ経験においては、知り合いからハムバカ(釣りバカのノリで)と呼ばれ、アドバイスができるぐらいには豊富。 舞台はだいたい作者のアパート及び近所だが、時々番外編として全く関係ない場所で話が進んだりもする。 1988年(ファミコン系ゲーム機が現役)に連載開始し、2008年まで連載が続けられていた息の長い作品。 現在でこそ連載は途絶えてしまっているが、作者及び出版社は続編に関しては前向きな姿勢を取っている。 2017年12月、13年ぶりの文庫本新刊が発売。 単行本7.8巻の内容と未収録の話が収録されている。 単行本全8巻、文庫版全4巻を以てハム研は完結となった。 作中でしているが、本当はハムスターにしてはいけない主な事 1988年から連載されたものなので、今とは常識が違う為、今の常識では結構凄い飼い方をしている(特に初期)。本作は昔の時代の観察漫画であって、飼育書では無い事を念頭に置いておくべきだろう。 ハムスターに人間の食べ物を与える(特にチョコレートはショック死する危険がある) ハムスターにチョコレートやチョコパイなどのチョコレートのお菓子を与える(真似する恐れがある為、新装版ではハムスターがチョコレートを食べるシーンなどは全カットされたらしい) ハムスターに人間のおやつや嗜好品を与える(特にケーキ) ハムスターにアルコール(梅酒)を飲ませる 1巻の7ページで「ハムスターは雑食で、人間の食べ物でも何でも食べる」という誤情報を載せる(ハムスターの食べ物とされている物の中には、食べさせてはいけない物が多数ある) 「ハムスターは水分の多い食べ物を食べて水代わりにするので、水は飲めない」と誤情報を載せる(1巻7ページなど) ハムスターにミネラルウォーターを与える(膀胱結石の原因になるので飲ませてはいけない。水道水でOK) ハムスターにどんぐりを与える(有毒) ハムスターに熱々のお米やバナナを与える(お米やバナナは粘り気がある為、頬袋にくっついて腐ってしまい炎症を起こす可能性大なので、やってはいけない) ハムスターにアイスを与える ハムスターのお腹を触ったり、尻尾を引っ張る(ハムスターにとってお腹は急所であり、触ると威嚇したり、噛みつかれる危険があるので絶対に触ってはいけない。後、尻尾は敏感な部分なので絶対に引っ張らない事。後、足は少しの力で引っ張っても骨折したり脱臼するので、絶対に触らない事) 「ハムスターは兄弟でも結婚する」という近親婚を推奨するような記述を載せる(近親婚は障害児や遺伝子異常、体の弱い子などが産まれやすくなる為、避ける事) ハムスターがコードをかじる描写が多い(感電死する危険があるので、絶対にかじらせてはいけない) ハムスターに熱々の焼き芋を与え、頬袋に火傷を負わせた ハムスターに栗や大根、クッキーや牛乳などを与える(有毒) ハムスターに納豆を食べさせる ハムスターにドッグフードを与える(違う種類の動物の食べ物をやるのは厳禁) ハムスターをお風呂に入れる(虐待行為) ハムスターに赤チンやオロナインなど人間の薬を与える 複数のハムスターを同じケージにする(ハムスターは単独飼育が基本) ハムスターをケージから出して、散歩させる(※これは飼い主によって違うので、賛否両論。飼育書では推奨していない) ハムスターを外に連れ出し、過失で雪の上に落とし、手足としっぽにしもやけを負わせる ハムスターに桜やカーネーションといった花を食べさせる(1巻、47ページ。ハムスターには毒のある物もあるので、やってはいけない) ひまわりの種のやり過ぎ(一日にひまわりの種を10個以上与えるなど。高カロリーで体に悪いので、後述の通り厳しく制限する必要がある) ハムスターに種を取らずにさくらんぼを与える(ハムスターにとって完熟していない果物や、果物の種子は有毒で中毒を起こすので絶対に完熟している物をやり、必ず種を取る事) ハムスターに果物をやり過ぎ(果物は甘みが強く糖分が多く高カロリーなので、体に良くない。妊娠中や体が弱っている時は多めにやってもいいが、普段は滅多にやってはいけない) ハムスターを太らせる(原因は明らかにひまわりの種や果物などの高カロリーの嗜好品のやり過ぎ。太ると病気がちになるので、絶対に太らせない事) ハムスターがみかんを食べて汁が目に入るネタがある(目の病気にかかる可能性があるので、みかんはやらない方が良い) ハムスターに「うちでは厳しく、ひまわりの種は1匹に付き1日5粒と制限している」と明言しているが、それでも多いので、ひまわりの種は1匹につき1~2週間に1粒のペースにする事(飼育書より) ハムスターとモルモットを同じケージで飼い、ハムスターに入院させるほどの大怪我を負わせた(しかも2回も) ブリードの際、メスではなくオスをトレードし、オスに怪我をさせた 相性の合わないオスとメスの複数に渡るお見合い(チビ♂と花子♀、チビすけ♂とてんちゃん♀、プー♂とチビっち♀、まめ太郎♂とみそちゃん♀他) ハムスターと違う動物を対面させる(特に犬と猫) ハムスターに服を着せる ハムスターに首輪を付ける ハムスターへの躾目的の体罰(ハムスターは小動物なので躾が出来ない為、無意味。虐待であり、これをするとハムスターが人間の手(飼い主)を嫌いになってしまい、怖がって噛み付いたり、病院に連れて行きにくくなるし、飼い主とハムスターの信頼関係を壊し、ハムスターに強いストレスを与える虐待行為なので、絶対にやめる事!) 【登場人物】 ハムスター チビすけ 一巻から登場。初期の主人公的存在で、名前が判明しているハムスターでは4世のオス。ドジでいやしんぼとは作者の弁。背中の点が特徴。 鳥のから揚げとメスのてんちゃんが大好きだが、よく噛まれている。(メスのハムスターはだいたいオスに厳しい) 多産なハムスターらしく兄弟は多く、その殆どを引き取られたが、引き取られる前日に餌を食べまくった結果当日にお腹を壊した為候補から外され、作者に育てられた。 なお、その兄弟の中には真っ白なのが2匹いた(8巻)が、すぐに貰われて行ったらしい。 脱走日記の主人公になったり、パパどころかおじいちゃんになったり、冬に激太りしたりと忙しい。 本物のチビすけはとっくに天に召されているはずとか言っちゃだめ。 てんちゃん 1巻から登場。チビすけのお嫁さんとして知り合いから貰ったメス。 本名は「てんてん」で、尻の白い点と、しょっちゅうコードをかじる「おてんば」さから名づけられた。 一時期は自分の名前を「かわいい」だと勘違いしていた。また、貰われてすぐの頃は小柄だったが、その後成長している……そして太った(出産から子供の独立まではスリムだった)。 チビすけとはケンカばかりだったが、魔法の粉(クッキーの粉)の効果で晴れて夫婦となった。 ハムスターにしては珍しく、子供を2匹しか産んでいない。 チビ 1巻から登場。ペットショップ出身で、チビすけの父。所謂婿養子。 それでも1匹でケージに入ったからのびのび育ったはずだが、重さでチビすけに負けている。 額に汗のような白い縦線が入っている。 花子 1巻から登場。チビすけの母。元々作者の家にいたハムスター。 脱走してトイレにはまった翌日に子供を無事出産するというたくましい逸話を持つ。 チビビ 1巻のみ登場。チビすけの祖父に当たる。耳に模様がある。 チビはペットショップ出身のはずだが、レポート4(1巻)では、花子ではなくチビの父と紹介されている(1巻の別の場所ではちゃんと義理の父扱い)。 チビビンバ 1巻のみ登場。チビビの父。チビすけの曾祖父に当たる。耳が少しだけ欠けている。 チビっち 3巻から登場。チビすけとてんちゃんの娘。腰にネズミマークがある。 名前の由来は子供の頃に呼んでいた「チビ1」がなまった為。 弟のまめ太郎が作った別荘を態々荒らすことにやたら拘るほどにおてんば。自身の別荘は壺の中。 他所の家にいるプー君との間に子供ができた……が、子供達の毛も生え揃わないうちに体調を崩して入院してしまい、作者がしばらく別荘の壺の中で世話をすることになった(不眠不休でつきっきりだったこともあり、他のハムスターは1日食事抜きとなった)。 まめ太郎 3巻から登場。チビすけとてんちゃんの息子で、チビっちの弟。 ハムスターにしても小柄で、感触だけで判別できるほどに軽い。 名前はまめ太郎自身が(擦り付けられたチーズの匂いに釣られて)選んだ。 その小ささ故に心配されることが多いが、逆に言えば作中外問わず気にかけられるある意味人気者。 他所の家にいるみそちゃんと交際中だが、うまく行った試しはほぼなし。 テレビ台の下にある別荘に消しゴムをコレクションする趣味がある。 おチビくん 6巻から登場。こんな名前だがチビっちとプーくんの娘。名前は仮のもの。 沢山の兄弟の中から、一番のいやしんぼだった為最後まで売れ残った1匹。 ゴミ漁りとツルツルしたフタ集めが好きと、チビっちの娘かつまめ太郎の姪らしい性格。 押入れの奥に別荘がある。 レポート37(5巻)では彼女を合わせて兄弟は6匹と紹介されているが、6巻にはちゃー坊・ポッケ・マルミ・チビ太・プクプク、7巻にはマリ、八巻にはちいちい・チビンと、6匹を超える兄弟が登場している。 プーくん チビっちの夫。他所の家のハムスターだが、チビっちの婿として度々出入りしていた。 10匹兄弟の中で唯一のオス。ケンカが弱いので耳がかじられて欠けている。 作者は耳を守る為に耳ガードをつけたが、すぐに外された。 なお、両親は姉妹が別々に買っていたハムスターで、何の心の準備も無く出会っていきなり仲良くなったと、非常に珍しいケースだったりする。 尚、本当はオスではなくメスをトレードし、メスをオスの小屋に入れた方が、メスは自分の縄張りで無い為大人しくなり、ブリードの成功率も上がるのだが、その辺は飼育漫画じゃないので、仕方ない。 みそちゃん まめ太郎の彼女。他所の家のハムスターだが、まめ太郎が度々会いに行く。 名前の由来は毛色が濃くて田楽みそがかかっているみたいだから。 他のメスの例に漏れず気が荒く、まめ太郎を邪険に扱う。 が、自分がお腹を壊した時に添い寝したこともある。 大雪家のハムスターの家族(★は番外編オンリー、☆は番外編でも登場) チビ子♀と坊ちゃ♂(プーの両親)★ ちゃー坊、マルミ(マリ)♀、ポッケ、プクプク♂☆、チビ太♂、ちいちい♀☆、チビン♂☆(おチビくんの兄弟) チビ太郎♂(チビすけの兄弟、番外編で登場)☆ 白いハムスター(2匹のチビすけの兄弟。アルビノ) 他のハムスター チョコちゃん♀(チビすけのガールフレンド候補だった) ポチ ヘラクレス/チビ坊♂ ニコ丸♂ まめ三郎♂ 助清♂ チーピー♂ プン助♂ 番外編に登場するハムスター(☆は本編にも登場) チビまろ♂ 頑丈野郎チビお♂ しま次郎♀☆(飼い主が♂だと思い込んでいた為、その名前になった) コロちゃん♀ ぼん太郎♂ カルビ チビ玉 マコ♂ プッチ♂ 他の生き物 ゴンちゃん 作者の向かいの家に住む犬。体毛はモコモコで、目が「北」の字になっている。 沢山の兄弟が居るが、全員もれなく目が「北」。お向かいさんは犬のクローンの研究でもしているのだろうか。 実は血統書付きの名犬でお見合いの話はよく来るが、飼い主が選んだのはやっぱり目が「北」の犬だった。 野良犬 近所をふらついていた犬。目が「北」の字になっているが、ゴンちゃんとは違い体毛が短い犬種。 最後には理科実験道具屋なる店に拾われ、ちゃんと面倒を見てもらっているらしい。 作者はつい記念に「石綿付き金網」を買った他、チビっちの代理母になった際に度々世話になっている。 ネコ アパート一階にある作者の部屋の庭によく来る猫。 エサを貰おうとしたらスズメがいた為に追い返されたブッチや、信頼関係まるでなしの野良猫親子、 貧弱そうなバカチンから近所のボスネコにまで成り上がった野良猫等様々。 ゴキブリ 小さいからという理由で見逃されたり、作者がハムスターに気を取られている隙に逃げたり何かとラッキーなゴキブリ。 ヤモリ 最初はゴキブリより怖いと作者に言われたが、愛着が湧いてしまった為に飼おうとして怒られた。 ハエ太郎 作者の家に居着いたハエ。 当初は作者にも嫌がられていたが、愛着がわいてしまい名前が付けられた。 人間のご飯にはたからない。 モルモット 最初期の頃にはよく出てきた。 尚、登場する個体(モルちゃん、モコちゃん、ミーちゃん)は全て♀。 ハムスターと張り合わせたり、中にはハムスターとかけ合わせようとした人も居る。 ツチノコ ハムスターを知らない人にはこう見えるらしい。 人間 当然人間も登場するが、基本的に後姿だったり、鼻から上が見切れて目が映ってなかったりする。 1巻で、「ハムスターに似てきた」作者の顔が見られる。最近では「><」の目をしていることも多い。 飼い主(作者) 人間側の主人公で作者自身。名古屋在住。女性。話は基本この人の目線で繰り広げられる。 ハムスターに限らず動物が好きだが、動物から好かれることはあんまり無い。 メカ音痴で、写真はいつもボケる。 ゲーム好きだが、事あるごとにコードをかじられており、作中では殆どプレイできていない。 まともにプレイしていた回では猫の手ならぬハムスターの手リセットを喰らったことも。 連載開始当初、本職はOLであったが後に専業マンガ家になった模様。 ハムスター歴については小学生時代にまで遡り、粘土で作ったハムスターをツチノコと勘違いされたり、 生まれたハムスターの子供を同級生に配った結果作文の宿題をハムスターで侵食した過去もある。 母 作者の母。主にツッコミ担当。ちびまる子ちゃんのお母さんみたいなパーマ頭。 母の部屋は普段ハムスターは入れないが、アフターケアやリフォーム時の避難場所にされた。 おばあちゃん 作者のおばあちゃん。名古屋弁で喋る。 手の皮が厚かったり、掃除機を使わなかったりと昔ながらのおばあちゃん。 その一方で王子ブームや氷川きよしのファンだったり、カタカナに疎くてありえない間違いをしたり(ディズニーのピーターパン→デニーズのピータン)とお茶目な面が目立つ。 この作品の人間キャラとしては最強の萌えキャラかも知れない。 単行本7巻カバー下と8巻冒頭には彼女の日常や人生を題材としたすごろくが収録されている。 大家さん 作者が住んでいるアパートの大家。 実はこのアパートはペット禁止なので、この人が通り掛かると作者は窓のカーテンを閉める。 …が、作者がブッチと一緒にいるのを見ても特に気にしなかったりもする。 先生 動物病院「なんでも医院」の先生。 らっきょうの臭いで気絶したハムスターを前に「もうダメだ」とか言ったり(しかもハムスターじゃなくて傘が)、 子育て中のチビっちが入院する際に子供達のことを「餌が食べられるならなんとかなる」とか言ってしまったり、かなりいい加減で無神経。 だが連れてきた動物は野良猫だろうが、野良猫に引っかかれた作者だろうが診断してくれる。 【余談】 かつて電気に関連する企業(*1)のCMとしてアニメ化されたことがある。 ただ、肝心の映像は2023年現在発見されておらず、幻のCMとなっている。 内容としてはてんちゃんが登場し回し車を回したりするものだったらしいが詳細は不明。 追記・修正はwikiバカ(釣りバカのノリで)の方にお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 小学生の頃よく読んだわ。まさか項目があるとはな -- 名無しさん (2014-01-07 13 13 00) 面白いよな -- 名無しさん (2014-05-17 19 34 07) ゴンちゃんの顔が笑える。(北) -- 名無しさん (2014-05-17 19 43 19) 淡々としているのに、時々妙にツボにハマって大爆笑。ハムスターを飼っていた人もそうでない人も楽しめる作品だと思う。 -- 名無しさん (2014-09-20 17 24 33) ハムスターあるあるだらけw -- 名無しさん (2015-01-21 01 51 48) チョコに関しては20年は前だしなぁ… -- 名無しさん (2015-07-26 05 09 11) ↑知られていなかったし、実際に与えてみてすぐに影響でなかったから気づかなかったんだろうな -- 名無しさん (2015-07-26 05 10 23) まだやってたとは。懐かしいなぁ -- 名無しさん (2015-08-02 23 06 18) ↑ ウィキペディア見る限り2008年以降連載止まってるっぽい。2014年の作者インタビューで今後復活の可能性はあるって出版社が言ったらしいけど -- 名無しさん (2015-08-02 23 14 49) ◯ッキーとか居たよね -- 名無しさん (2016-01-03 19 31 32) 復活しないのかな・・・ -- 名無しさん (2016-02-21 11 33 35) たまに出てくるモルモットの描写も可愛いんだよなあ -- 名無しさん (2016-04-16 12 56 12) まぁ連載当時生きてたハムスターはもう全部死んだだろうし続編は厳しいかなぁ -- 名無しさん (2020-03-12 00 05 43) アニメってなかった?電力会社のCM -- 名無しさん (2020-11-10 22 24 04) ずっと題名を「ハムスターの緊急レポート」だと勘違いしていた… -- 名無しさん (2020-12-12 19 55 27) マルミとマリは名前が変わった同一ハムスターだぞ -- 名無しさん (2024-09-23 15 50 14) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kisuitosuuki/pages/54.html
という事で、深夜。 ひんやりとした夜の空気を感じながら、フィルチさんの後をついて行く。 もちろん既に、ネックレスの力で十一歳の姿に戻っていた。 「しかし、心配が祟って罰を受ける者がいるとはな」 『あはは、呆れました?』 「まぁ、悪戯よりかはよかろう」 ため息をつくフィルチさん。 ああ、うん。 あれかな双子かな?? 悪戯好きなら、彼らでしょう。 『フィルチさんもかなり苦労してますねぇ』 「ふん、分かるなら今後できるだけ仕事を減らしてほしいもんだな」 『ですよね~。努力してみますよ。睡眠時間は多い方がいいですからね』 「そうしてもらうのはありがたいが、どちらにしろ見回りはする。睡眠時間は変わらんと思うぞ?」 『いやいや、そういうとこじゃなくて、一応諌(いさ)めますし、私も見回り参加している身なので、ある程度やれることがあるかと』 「……流石、校長の孫だな。なかなかに変わっておる」 いやぁ~、それほどでも…… って、褒められてるわけじゃないんですけどねぇ。 程なくして城の玄関ホールに着く。 そこにはミネルバに付き添われて、ハリーとロン、ドラコの三人がいた。 「来ましたね。では、フィルチ。この子たちを頼みますよ」 「ああ」 ミネルバはそう言って男子三人を引き渡す。 「禪も三人を頼みますね。貴女も罰則ではありますが、一番しっかりしているでしょうから」 『了解いたしました。マクゴナガル教授』 彼女は去り際にそう言って行った。 「では、行くとするか」 フィルチが先導し、私が最後尾に着く。 「ま、まさか外に出るの?」 『ロン、今更ですよ』 「小僧黙ってついて来い」 驚くロンに、私が答えフィルチさんが黙らせる。 やっぱ君、察しが悪いよ。 ハリーはいつも冷遇さてていたからか、ある程度冷静だ。 ドラコは……意地で冷静を保ち続けている。 一行はハグリッドの小屋まで、それ以上喋らずに到着した。 着くとハグリッドはファングを従え、狩りの準備をしている。 ? 弓か…… 物語を大幅に介入しているだけあって、本当に何が起こるか分からない。 弓を装備するほど危険なのだろうか? 「連れてきたぞハグリッド。今夜罰則の生徒達だ」 フィルチさんがランプを掲げて、ハグリッドに言う。 明かりに照らされたハグリッドはなぜか泣いていた。 『って、ハグリッドどうしたのです?』 「ああ、禪か。ただ、思い出し泣きだ。気にしないでくれ」 ……ノーバードと離れて寂しいんかな? 「それで、ハグリッド僕らは何をすればいいの?」 ハリーが聞いてくる。 「ああ、それはだな。つい一昨日(おととい)からこの森の生物を襲うものがいるんだ。そこで――」 「「まさか僕らでそいつ倒すの?!」」(ハリー、ロン) 「んなわけなかろう。なぁ、フィルチ」 「ああそうだな。私が校長に聞いた話によると、被害に遭った生物を保護するという事だそうだからな」 フィルチはそう言うとランプを白の方へと向け、自らも踵(きびす)を返す。 「私はそろそろ行く」 「ああ」 「ちょっと待ってよ!森へと入るのかい!そんなの召使いの仕事だろ?!」 フィルチさんが去ろうとすると、ドラコが叫んだ。 「小僧。よく聞け。昔はな、生徒の悲痛な叫び声が罰則にはつきものだった。扱きに扱いて、痛い目を見させるんだ。今は体罰がなくなったが、例えば天井から鎖で繋いで鞭で打つとかいろいろしていた。それが今やこんなに軽い罰だ」 昔のことを語り出したフィルチに、ドラコは段々と顔を青くさせてゆく。 『あら、そんなことをしていたのフィルチさん?』 「まぁな。何せ皆いうことを聞かん生徒が多くてな。捌(さば)くに捌けん。それが今や生徒の人数が減ってな。いろいろ改善したんだ」 「今も鎖は私の部屋にあるのになぁ」と、フィルチは悔しそうに言う。 …………ここにもいたよ、ドS。 「ではな」 今度こそフィルチはたち去った。 『では、ハグリッド。どのように行くの?急いだ方がいいのでしょう?この人数じゃ機動力もないと思うけど……』 機動力重視なら二、三人で動いた方がいい。 でも今ここにいるのは五人だ。 人数的に半端すぎる。 「そこだがな、こうしてみてはどうだ?」 ハグリッドが提案した。 私達はとりあえず、その案で二手に分かれて森へと入ることになったのだった。 『ふむ、けっこう湿気がないですねぇ。これはこれで歩きやすい』 すたすたと私は森を進んでいく。 「待てよ!置いてくな!」 ドラコがその後を追いかける形でついてくる。 その足元にはファングがいた。 ……犬の方が大人しいって、どんなけチキンなのこの子。 しかし、どうもネビルがいた場所に私が配置されているようだ。 そのおかげでもう一方のグループは、ハグリッド、ロン、ハリーという主人公グループ。 『ドラコ君。もう少し滑らかに歩けません?結構震えてるじゃないですか、膝(ひざ)』 「っ!”君”は余計だ!ドラコでいい!禪こそ、なんでそんなに歩くの速いんだよ!周りを少しは警戒したらどうだい!」 『警戒はしてますよ。ま、君はまだ”君”付けで充分でしょう』 まったくこういう時、根性が弱いヘタレ君は困る。 『しかしこの森に入ってから、かれこれ十五分は経っているのに、何も起こりませんね』 「起こらない方がいいに決まっているだろう?!」 ……無駄にドラコの突込みスキルが高い。 君は某マフィア漫画で仕方なくボスになってしまったヘタレ君? いやあっちは純朴少年だ。 しかも平々凡々。 『ですが、何も収穫がないことに変わりはありませーー』 「どうした?」 私が言葉を切ったのでドラコが聞いてくる。 私の視線の先には――銀色の液体。 『ドラコ。花火打ち上げてハグリッドに連絡』 「え?え?」 『あそこに何かの血があります。まだ乾ききっていないようです。まだ助かるかもしれません。さぁ、早く!』 「わかった」 ドラコは素直に花火を打ち上げてくれた。 数分でハグリッド達が来る。 『ハグリッド、そこなんだけど……どう?』 「こりゃ、当りだな。多分近くにいるだろう。まだ間に合うかもしれん」 どうやら当りだったようだ。 「どうすればいい?」 ハリーとロンの目が真剣になる。 「二人一組で探そう。その方が速い」 「わかった。でも一人余るね」 「残った一人は、ファングと行ってもらう。まぁ、決まっちょるがな……」 そう言ってハグリッドは意味ありげに私を見る。 あ、うん。 私がファングと行けばいいのね。 『では、私がファングということとして、ドラコ君はハグリッドと行けばいいのかしら?』 「「「そうして」」」 驚いたことにハリー、ロン、ドラコの三人が同意する。 ……仲悪いのか、良いのか。 兎にも角にも、そうして三手に分かれて探すこととなった。 ファングを連れて、怪しそうな方角へと歩を進める。 『というか、あからさまにこっちに邪気っぽいのあんだけど……』(汗) 一体どうなっているのか、全くと言っていいほど今状況が呑み込めていない。 薬をあげているのだから襲う必要性ないはずなのに、こうして生物が襲われている。 『……いや、ここは私が知り得て言う知識が足りないのかしら?そういうことなら、前提条件が変わってくるはずだから、こういう事が起こりえてもおかしくはないよね……』 または、知っているけれど思い至っていなかったという、凡ミスだ。 『凡ミスで死者を出したくはないですねぇ』 五分ほど歩くと、なんか見覚えがある場所に出た。 ………………これ、有名シーンじゃん! あ、既にハリーとロンっていう先客がいるじゃないですか。 「「うぁあ!」」 悲鳴を上げる男子二人。 その二人に謎の黒い影が覆いかぶさろうとしていて―― って、映画や原作とかなり違う! 『させるか!』 私は咄嗟に飛び出し、防壁を張って謎の影からの攻撃を防ぐ。 「「禪!」」 ……咄嗟に無言呪文で、独自魔法使ったけど仕方いってことにしとこう。 『大丈夫ですか⁉二人とも!』 「だ、大丈夫……」(ロン) 「うん、大丈夫だよ!それより前!前!!」(ハリー) ちぃ! 安否確認くらいさせろっての! 『二人とも!ここは私が引き受けます!ハグリッドを呼んできてください!』 「「で、でも!」」 『早く!!』 「っ!わかった!」 二人が走り出す。 影が二人、というよりハリーを追おうとした。 『貴方の相手は私です!』 ま、もちろん防ぎますがね。 「……どうして邪魔をする」 低い声が問うてくる。 『友達が襲われてんのに、助けないのはしないでしょ?ねぇ、知らない人』 「……知らない人とは私のことか」 『それ以外の何があるっていうの?』 「……」 何か考え込む謎の影。 って、何か言えよ! 「ふむ、貴様でもよさそうだな、その魔力量……」 『っ!』 狙われてるっ?! 「身体をよこせ!」 『やなこった!!』 思い切り魔力を使って分厚い防壁を張った。 ばちん! はじかれて、謎の影は少し離れたところへ飛ばされる。 「「「禪ー!」」」 少し遠くの方から声が聞こえた。 「ちっ……時間か」 すぅっと、地上から二メートル程浮き上がる影。 「……また会おう」 『お断り!』 「この身体はもう持たん、必ずや手に――」 『されてたまるかぁぁぁ!!』 失神呪文を相手に打つ! が、躱された。 うう、やっぱ大振りな前振りは躱される。 影はそのまま、夜の闇へと消えていった。 それと入れ替わりに、ハグリッド、ハリー、ロン、ドラコが駆けてきた。 「「禪!大丈夫?!」」(ハリー、ロン) 「禪!」(ハグリッド) 「……」(ドラコ) ロンとハリーは心配しているようで慌てて寄ってきた。 ハグリッドもだ、って、弓構えてる……。 ドラコは近くまで来ると速度を落とし、辺りを窺うように目を細める。 ……意外とドラコ君、見張りとか向いてる? 『大丈夫です。……ハグリッドこの子?見つけたかった生物って』 「ああそうだ!っ、こりゃぁひでぇ」 『ハグリッド、任せてください』 「?禪、何を」 『これを、振りかけって、っと』 用意してきた薬を探していた生物―ユニコーン―の傷口にまんべんなく振りかけた。 戦闘で息は上がっているが、冷静さはそのままだ。 振りかけたところから、傷が塞がる。 「すげぇ!」(ロン) 「すご!」(ハリー) 「おったまげた!」(ハグリッド) 「っ!」(ドラコ) 四人とも驚く。 目が傷口だったところから離れない。 『これで、良いでしょう。後は、体力回復してませんから、ハグリッド小屋まで誘導してもらえますか?私は浮遊呪文で運びますから――』 「それにはおよばないよ。お嬢さん」(??) ふいに横から声がした。 全員が振り返ってみれば、そこにはケンタウロスがいる。 ……そーいえば、ここで登場だったな。 「フィレンツェ!久しぶりだな」 「やぁ、ハグリッド」 やっぱり賢いケンタウロスのフィレンツェらしい。 『……それで、フィレンツェさん。どういうことでしょう?』 「森の仲間のことは森の住人で何とかするという事だよ。傷さえ塞がれば、ユニコーンならどうってことない」 『体力とかの回復は?』 「それも休んでいればどうにかなる」 ……そういうものだろうか? 『……しかたありませんね。では、後これだけ飲ませて、フィレンツェさんにお任せしましょう』 私はまた別の薬を取り出し、ユニコーンの口へとあてる。 「それは?」 『体力回復薬。動物たちに合うように調合してあるから、大丈夫のもの』 私がそういうと、フィレンツェは目を細めた。 「さすがは、うわさに聞く校長の孫ですね」 『?』 「ああ、もう時間が来る。さぁ、それを飲ませたら行くとよい」 不自然に会話を切り上げて、フィレンツェは帰宅(いや帰城?)を促した。 『そうね、帰りましょうか。では、よろしくお願いしますね』 疑問には思ったが、私達はそのまま、城へと帰ることにした。 私達の姿が見えなくなり、気配も消え、十分に遠ざかった頃。 「似して似なき姫。お目にかかれて光栄。しかし、まだ時ではない」 フィレンツェはそう呟いて、ユニコーンを見た。 後は少しだけ見守ろう。 既に、手当は済まされてしまったのだから――。 無事に私達は、小屋まで戻ってきた。 待機していた(?)というより、なぜかいた皓にハグリッドが報告書らしきものを書き上げて飛びだたせた。 行き先は、アルバスじいちゃんのとこだろう。 「いったいなんなのハグリッド!」 ハリーがハグリッドに迫る。 「聞かん方がええ」 装備を解きながら場グリッドは、答えることを拒否した。 ファングも主人にならってか、すぐさま自分の寝床まで行って丸くなり目を瞑ってしまう。 ちなみにこのファングは、戦っている最中木の下に隠れていた。 ……結構利口だ。 『さてと……ハグリッド。これで罰則終わりですか?』 「ああ、終わりだ」 よっこらしょ、っとハグリッドは椅子に座り、すっかり冷めていたお茶を飲む。 『では、城へと帰りますか。三人とも、帰りましょう。ドラコ君だけ一人別の寮へと帰ることになりますが、途中までは一緒に行きましょう?』 「ふん、いいだろう」 仕方ないという感じに言うドラコ。 あ、元に戻ってる。 さっきまでの怖がりはどこに行ったよ……。 『では、ハグリッド。また明日』 「ああ、きぃつけてな」 そう言って背を向け、男子三人をまとめて城へと向かう。 夜の道は空気が冷たくて心地が良かった。 城に入り、教室のある廊下を素通りし、それぞれの寮への分岐点へと差し掛かる。 『では、ドラコ君はあっちで、ハリーとロンはそっちですね』 「え、禪はどうするのさ?」 『ああ、今日は私室へ行くつもりです。スネイプ教授が報告待ってるので』 というか、約束あるし。 『では、ここで解散で。じゃね~』 そう言って私は地下牢を目指す。 ドラコは意地で怖いところを、平静を装ってスリザリン寮へと歩いてゆき、ハリーとロンはチラチラッと私の方を見てはグリフィンドール寮へと歩いて行った。 あー、うん。 気になるんだろうけど、知らんぷりして。 ファングといた時は本音ダダ漏れだったけど、流石に今はしない。 喋らないまま、私室へと付き、扉の魔法を解除。 中に入って他にも持っていた魔法薬を棚に置く。 再び部屋を出て、扉を魔法で施錠した。 そして、隣の扉――すなわちセブルスの部屋をノックする。 コンコン 『すみませーー』 声をかけると同時に扉が開かれ、腕を引かれ中に入らされる。 『うわっ!』 中に入ると同時に抱きしめられた。 え、ええ?えええ? 『あの、セブルス?扉閉めていい?』 誰かに見られたら、たまったもんじゃない。 「大丈夫だ、既に閉めた。魔法もかけたから、入ってこられん」 さいですか。 手際がいいことで……。 『セブルス、あの……』 離してほしい。 マジで顔が、その……真っ赤になって………… 『罰則であったこと聞く?』 「ああ」 『じゃ、そのどこかに座らせてくれない?』 すると、セブルスはベッドに座らせた。 *ここから18禁っぽくなります。 あう、既にスイッチが入ってるよ……。 「それで、何かあったのか?」 『えーっと』 なにがあったかを話した。 離していくごとにセブルスの顔から血の気が引いてゆく。 しまいには抱きつかれた。 『セブルスあの――』 「良かった。無事で」 セブルスがかすかに震えていた。 ああそうか。 セブルス、幼馴染も悪友も亡くしてんだった。 『でもね、私の力不足でもあるんだよ?ほら、私いろいろ裏工作してるじゃないですか。それで、やっぱり少し捉え間違えてたんだよ。私が作ってる薬じゃ、体力回復してもボロボロの身体は元にならないんだよ。穴の開いた袋に一生懸命物を詰め込んでいるようなものだから。でね、その一応対策は練ってみるけど……』 「お前は頑張り過ぎだ。アヤツはもう助からん」 『そんなことないよ。一応、最初に考えてた手が使えそうだから、それを使ってみようと思うんだ。ただ、相手のリスクが高いけど……』 「禪」 セブルスに顎を掴まれて、目線を合わされた。 「やはり”ですます”じゃなくなったと思ったら、泣いておるではないか」 『だ、だって、悔しいんですよぅ!泣きたくなるじゃないですか!』 「充分なのに、まだ頑張るのか?」 『充分じゃないよ、まだ。助けられないなら充分じゃない』 「……そうか。助ける手段は?」 『言うと思う?』 「言わせるまでだ」 セブルスにやさしく押し倒された。 あー、ここベッドの上だった。 ……まぁ、セブルスだからいいかな。 というか、セブルス以外はお断りだけど。 『セブルス』 やられっぱなしは嫌なので、自らもその頬に手を伸ばした。 少しやつれた頬をなぞる。 『容赦してね?』 「……我輩がするとでも?」 『……容赦してください』 「努力しよう」 セブルスが覆いかぶさってきた。 *こっから18禁だけど、短編として書くという荒技を発動します。 ということで、また次のページへ行きます。 次ページ:翌日へ
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/7828.html
登録日:2012/02/22 Wed 19 54 57 更新日:2024/04/05 Fri 13 27 30 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 GXでも多分聖地にはなってない 不良の巣窟 動物園 危険地帯 学校 底辺疑惑 東京都 架空の学校 童実野町 童実野高校 遊戯王 遊戯王DM 隔離病棟 高校 童実野高校とは遊戯王に登場する架空の学校。名の通り童実野町に存在する。 主人公である遊戯はここの1年生である(王国編終了時に2年に進級) 作品が特に学園要素に徹していないので学校の様子は断片的にしか分からないが、 男子の制服は青の学ラン、女子の制服は桃色(初代アニメでは橙色)のブレザーらしき何か(ちなみに遊戯王のゲームでもモブが大体この制服を着ている。) 屋外プールは校舎のすぐ隣 許可のないバイトは禁止(城之内は経済的理由から許可をもらって新聞配達をしており、杏子は無許可だったので遊戯達にちくったら殺すと脅しをかけた) 金髪だろうが気にしない ヒトデみたいな髪でも気にしない でもロン毛は坊主にされる 制服を正しく着ていなくても気にしない でも学生服のボタンを留めないと風紀委員長に注意される 部外者が割りと簡単に入り込める警備の手薄さ 時代遅れの体罰をする教師ばかり 女子の間に援交が広まっているとの噂がある 学年で400人のマンモス校 校舎は3階建て そして屋上の中央には鐘がある 童実野会館前からバスが通っている 図書館の本棚が簡単に倒れる造り。しかもドミノ状に(まさに童実野高校・・・) ゲームとか持ってきてもおとがめ無し 首からエジプトのパズルかけてもおとがめ無し でも説教中に見つけたゲームは取り上げる 教師は生徒を自由に退学にできる など、個性的な校風。 また、生徒もあまり優等生は見受けられず、問題児が少なくない。教師も良い教師とは言い難い人物ばかり。正直デスノートで殺されそうな奴らばかり。 ◆生徒 ・武藤遊戯 言わずと知れたヒトデ頭。2年B組。 初期は城之内達にイジメこそ受けていたもの、クラス内での立場はバスケに誘われるなどそこまで悪くはない様子。 学校の人気ゲームは彼を中心に流行っていく。 初期にはオレと言っていたり語尾にだぜー!と付けていたりしたがすぐに無くなった。 この手の主人公にしては珍しく性欲に忠実。 ・城之内克也 苦学生。 最初は不良だったが遊戯と親友になってからはあまり荒れなくなった。 学校ではネタキャラ扱いらしい。 女子を潜水で追いかけたりエロ戦車してたりする女の敵だが、報復も派手に食らっている。文化祭で風俗を提案するのはエロゲ以外じゃこいつくらいだろう。 成績も悪いが、この学校にはこいつ以下の成績がまだ二人いたりする。変なところでリアルである。 ちなみにバイト自体はちゃんと学校に許可を貰ってやっている為学校には自腹で通っている事となる。 ・真崎杏子 遊戯の幼なじみ。 高校生にしてバストが80の大台。90年代当時は破格のでかさだったんだよ…。 本人は気付いていないが校内でその豊満な胸を揉まれるわいせつ被害にあっている。 ・本田ヒロト 城之内の友人の角刈り。やはり最初は荒れていたが、城之内と同じ頃に苦労人にジョブチェンジした。 身内は親戚のマセガキとペットの犬が確認されている。初代アニメ版は背景ではなく美化委員。 ・海馬瀬人 大企業海馬コーポレーションの社長。数少ない制服をまともに着てる優秀な生徒。 原作やDMでは最初から遊戯たちのクラスメートだったが、初代東映アニメ版では転校生であり指定の制服を着てない。 何故こんな偏差値の低そうな高校に転校してきたし……。 ・獏良了 6巻で転校してきた。美少年という事で女子に人気。 ・御伽龍児 16巻から登場。 父親が遊戯の祖父と因縁がある。 女子からはイケメン扱い。 ◆ゲスト生徒 ・牛尾哲 風紀委員。その権力と肉体を利用して大金を巻き上げていた。 後にゴヨウ・ガーディアンを操るデュエリストになろうとは、この時は誰も想像していなかった。権力って奴か・・・ ・騒象寺 徹夜のライブを開くのが趣味だがドのつく音痴というわかりやすいジャイアン。 ・花咲友也 メガネの内気な少年。数少ない善人。 アメリカンヒーロー「ゾンバイア」の大ファンで、ゾンバイアのコスプレをしている時はノリノリになる。 遊戯王がカードゲーム漫画に移行した後は登場しなくなる。 ゾンバイアやアメリカンヒーローはカード化したのに。ちなみにゾンバイアは一時期環境デッキのアタッカーとして採用されてた時期もあった ・狐蔵乃 インチキ超能力で信者を集めていた童実野高きってのエロボーイ。 杏子の双丘にガッツリ手を触れた男。どこでクロロホルムなんて劇薬を……。 ちなみに作中の描写を見る限り何人かの女子生徒とヤッている。おのれ…。 インチキがバレた後も占い師を続けているらしいが、彼がやった放火の件は忘れ去られている。 また遊戯王世界にも「巨人」「阪神」が存在するらしい。 ・猪頭吾朗 広島風と書かれたハチマキを頭につけている三年D組の文化祭実行委員長。 どうでもいいことだが、ハチマキの件から広島出身者ではない可能性が高そうである。 やはり権力と暴力で遊戯達のクラスが獲得した出し物場所のベストポジションを奪う。 遊戯の挑戦に受けて立ち、正々堂々と勝負したレアな人。負けた後も(おそらく)潔く場所を譲る上自分のお好み焼きを食べに来いというなど、暴力さえなければわりといい人。 孤独のグルメの井之頭五郎と全く同じ読みなのはパロディだろうか?(「食」にかかわるキャラという以外に共通点はほぼないが…また連載当時の孤独のグルメはマイナー誌に連載されただけの知る人ぞ知る系の漫画だったので、偶然という可能性も高い) ・野坂ミホ あだ名はリボンちゃん。遊戯と同じクラスで本田が惚れている。東映版ではメインキャラに抜擢された。 ただし代償として性格が悪化した。獏良に対するセリフは忘れてあげて ・鯨田 首が無い程のデブ。メタボ乙。 貴重なデジタルペットを所持していたが逆にゲームに洗脳されてしまう。 「ボク様」という一人称が特徴的。 ・名蜘蛛コージ モンスターファイターというゲームをカツアゲしては3万という大金で転売していた。あと制服を着ろ。 後にバトルシティにも参戦するが、海馬は彼のどこに才能を見出だしたんだろう……結局海馬が直々に倒しちゃうし。 ・井守 髪のボリュームが凄い男子。珍しく闇のゲームについて詳しい人。 祖父の蔵で見つけた「龍札(ドラゴンカード)」と呼ばれるゲームで勝負し、遊戯の千年パズルを奪おうとする。 闇遊戯に倒されてからは生死不明。東映版では助かったが。GXでも一応生きているようだ。 ・根津見 隣玉高校の不良である蛭谷の子分。 蛭谷の指示で彼と因縁がある遊戯と城之内を誘き出す。 ・獏良ファンクラブ 獏良が転校してきた初日にできたファンクラブ。 原作では3人しかいなかったもののTHE DARK SIDE OF DIMENSIONSの時点では6人に増えていた。 厳密に言うとぽっちゃりした女子が消え、他の二人が美少女化し4人増えた。 [[ストーカー]]行為はともかく獏良が気付くまで手出し口出しせず遠くから見つめるファンの鑑。[[ストーカー]]行為はともかく。 ・ジャージ男 アニメDMの杏子の回想に登場。眼鏡をつけた大柄な男。 無許可でバイトをする杏子の秘密をネタに体育倉庫におびき出し、杏子の体をビデオカメラに収めようとしたゲスい奴。 闇遊戯が持ち掛けた一発勝負のゲームで負けるもリアルファイトをしようとするが、マインドクラッシュの罰ゲームを喰らって悪夢を見続ける破目に。 ◆教師 ・蝶野 退学魔女リンというあだ名を持つ女性教師。本作屈指のクズ。 一見おとしやかだが、自身のストレス解消の為に持ち物検査したり生徒をイジメの対象にする。あと厚化粧。 原作では何もゲームをしないまま罰ゲームを喰らった。 さすがに理不尽過ぎたので東映版ではゲームに参加かつイカサマしようとしたため罰ゲームを受けた。 ちなみに東映版では以後も何度か登場してる。 彼女の名セリフ「タバコ!口紅!コンドームゥゥゥゥ!!」だが最近ではコンドームは削除されているとか。 ・教頭 他人のお見合い話まで詮索するので嫌われている。こんなオヤジでもまだマシな方なのがこの高校の恐ろしいところ ・鶴岡 生活指導の教師。 自分で聖職者と言っちゃう人。遊戯たちの悪い成績を大声で言うなどとても教師とは思えない奴。蝶野よりはマシだが 成績が悪い遊戯からゲームを没収し、踏み潰そうとするが、そのせいでハゲでカツラをつけているのがバレてしまった。 ちなみに負けたら停学にすると言った。そんな理由で!? 正直自業自得。 ・刈田 体育教師。本田と髪が似ている。 気に入らない生徒には厳しく、女子をはべらせて歩いていた獏良に目をつける。女子に嫌われている。 が、闇バクラによって何にも負けてない(多分)のに罰ゲームをくらい 人形の中に魂を封じ込められ、村人DとしてTRPGのコマになった。 戻ったあとも懲りてないが、1年後を見る限りでは全うな体育会系教師にまでは戻れた様子。 他にも蝶野を変態的に見る教師など多数。 ◆なぜこんなに治安が悪いのか 初期の遊戯王は遊戯の身を脅かす悪人を闇遊戯が罰ゲームで懲らしめるという話だったため、学校の治安が異常に悪化する結果となった。 特に教師陣に関しては「遊戯王に登場する大人はじーちゃん以外全員悪人です」と高橋和希氏から明言されている。 また、高橋氏は中学1年の時「喰って、ウンコして、寝るだけ」しか脳のないウンコ製造機と担任に言われ、 以来発奮して漫画家になる決意をしたと語っており、こうした教師不信も背景にあるのかもしれない。 『遊戯王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』 本作では遊戯がキング・オブ・デュエリストになったり、海馬コーポレーションの童実野町支配度がMAXになったためか、 遊戯たちが3年になって上級生が卒業していたこともあり、原作当初と比べると大分マシな学校になっている。 まあ、百済木さんみたいな人はまだいるみたいだが。 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] まさかこの学校から歴史に名を残すような人物を多数輩出することになるとは・・・・・・ -- 名無しさん (2014-06-21 23 16 58) 学園以外に町そのものが、マッスルハンターとかチョップマンやらがいる治安が非常に悪そうな地域だしなあ… -- 名無しさん (2014-06-21 23 56 22) バトルシティ編の時も「一般人は近づかない方がいいぜ、この町はこれから戦場になるんだからよ」とか愉快なこと言ってるやつがいたからな・・・ そういえばこの高校のデュエリスト率はどんなもんなんだろ -- 名無しさん (2014-06-22 00 15 36) 後々サテライトとシティに別れたのは必然だったか……w -- 名無しさん (2014-06-22 00 19 56) 城之家と遊戯は地毛申請が通ってたんじゃないかなと思う。 -- 名無しさん (2014-06-22 11 05 34) 猪頭さんは文化祭の時に人が変わってしまうんだろう。それ以外の時はお好み焼きを人に振る舞うくらい気さく -- 名無しさん (2014-06-22 11 49 07) 磯野も悪人なのか? -- 名無しさん (2014-07-12 17 51 36) 社長はほら、もう学校で学べるものはないふぅんとかそんなんで開き直って手間のかからないとこにしたんじゃない? -- 名無しさん (2014-09-30 00 37 28) 言わずと知れた底辺。 -- 名無しさん (2014-09-30 00 48 19) ↑ ちょっと待て。ここで底辺なら、原作2巻で登場した隣玉高校の方はどうなるんだ。 -- 名無しさん (2014-09-30 01 55 01) 井守君は未帰還者だが死んでねぇぞ。表遊戯が一度出入りしたつぼに封印されてるだけ -- 名無しさん (2015-06-17 13 21 41) ↑その壺は「数ヵ月かけて魂を消化する」って発言があったから、魂の消化が終わるまでの間に龍札がプレイされてなければ(新たな龍札の敗者がいなければ)井守は遊戯たちが進級した頃には死んでるはず -- 名無しさん (2015-10-14 14 45 54) 東映版アニメでは井守くんはゲームの封印を解いたせいで芽生えた邪悪な心だけが封印されたって設定で生存してたな・・・・GXの住民票に名前あったからDM版も東映版に近い結末だったのかも(ふと思ったけど龍札があればもっと早期に盗賊王様とか顔芸を倒せてたんじゃ・・・・) -- 名無しさん (2015-10-14 15 13 11) 高橋先生をウンコ製造機呼ばわりした教師は自分がディスった生徒が後年世界中で大人気になるカードゲームを生み出した事をどう思っているのだろうか -- 名無しさん (2015-10-14 15 16 08) 高校生とは思えない輩がいるし 教師も素行悪いしなんだかなぁ -- 名無しさん (2015-10-14 15 21 12) そんな明らかな低レベルな高校に世界的な天才のはずの社長が通っていたという謎…養父の嫌がらせか? -- 名無しさん (2015-10-14 16 43 57) ↑既に言われてるが、学校行く必要はないが世間体的にとりあえず高校を出とけってことで手近な童実野高を選んだのかもしれない。もしくは、作中で表現されてる分にはDQN校っぽいけど、実は漫画のマンモス校にありがちな底辺も成績優秀な奴もいるって校風だったりして -- 名無しさん (2015-10-14 17 01 32) 東映版アニメでは女子制服が何故かオレンジだったな -- 名無しさん (2015-11-18 17 58 53) 最初期は明らかに底辺校だが中盤以降はどんどん進学校化してるよね -- 名無しさん (2016-04-24 01 37 00) 負の面や底辺だけがピンポイントに描写されただけで、全体的には普通の学校だった可能性がある -- 名無しさん (2016-05-04 12 15 37) 名蜘蛛って生徒だったんだ…制服着てないから町のチンピラかと思ってたよ(笑) -- 名無しさん (2016-05-13 14 54 50) ↑2 つまり不動高校も負の面が描写されまくってるだけで普通の高校の可能性が…? -- 名無しさん (2016-06-01 14 43 36) 百済木さんみたいなのも出るわけだな。 -- 名無しさん (2016-08-14 08 01 24) 猪頭吾朗…孤独のグルメは井之頭五郎 -- 名無しさん (2017-10-08 01 37 26) 社長が転校生で指定の制服を着てないのは東映版アニメだけよ。原作とかDMでは最初からクラスメイトで青い学ラン着てるよ(作中唯一の学ランのボタン閉めてるいい子) -- 名無しさん (2017-10-22 06 55 22) ↑映画だと遊戯が卒業式の練習で学ランの前のボタン閉めてたけど、それ以外だと社長だけだよね -- 名無しさん (2017-10-22 07 41 16) ↑モブ生徒も半分開けてたり全部開けてたりだからね…一番普通に着てる社長が逆に浮いてる事実w -- 名無しさん (2017-10-22 08 06 22) 不動高校とどっちがやばいんだろう…あっちは平気で殺人起きるし…比べるまでもないか -- 名無しさん (2017-12-03 23 39 48) ↑不動高校は一見まともな生徒が殺人起こす学校、こっちはどー見てもDQNな不良がやりたい放題だけど一部の特例を除いて死人は出ない。結論=どっちの学校も嫌だ! -- 名無しさん (2017-12-03 23 43 51) 初代版本田とDM版獏良もボタンを締めているな。 -- 名無しさん (2017-12-03 23 46 02) ↑17 教師「いやあ、あのセリフは発破をかける為にわざと言ったんだヨ~♪ アイツが今人気なのも俺のお陰なんだぞ♪」なんて今受け持ってる生徒に言ってんじゃね。 -- 名無しさん (2017-12-04 00 18 31) 他の教師に比べると刈田はそこまで悪い人ではない気がする -- 名無しさん (2018-01-25 01 08 03) ネオドミノシティはあんな民度かなり低い街になったんだよ -- 名無しさん (2018-02-23 09 51 22) 社長がこの高校に入学したのって後々KCが童実野町を支配下におくための視察だった…という後付仮説 -- 名無しさん (2018-02-23 10 34 32) 海馬がこの学校にいる理由はカードを探すためだったハズ。(小説の設定) -- 名無しさん (2018-06-25 20 52 57) 今更ながらタグの酷さに笑う。底辺ならまだしも隔離病棟はないだろw -- 名無しさん (2019-05-10 00 12 58) 不良生徒と真正面から体当たり教育していた男塾がまともに見える不思議 -- 名無しさん (2019-05-10 00 42 05) 社長が通ってた理由を、いい面から考えるとゲームのユーザの大多数の平均的な学生と一緒にいることで、ゲーム開発に活かそう。悪い面考えると、不良ら牛耳って帝王学に近いことを実施していこう。なのかなあ -- 名無しさん (2020-09-15 13 24 25) 社長くらいの頭があればもっといい進学校行けるはずなのに敢えてこんな学校を受験した理由はやっぱりそんな感じだろうね…あとこの街が本社の地元だからというのもありそう -- 名無しさん (2020-09-15 13 34 32) >ウンコ製造機と担任に言われ 担任クズすぎワロタwウンコはてめーだwいやまあ、ヤンチャの過ぎる厨房を日夜相手にする中学教師の気持ちもわからなくもないのだが、それにしても -- 名無しさん (2020-11-22 11 07 02) 童実野高校の総評は玉石混交…これに尽きるか。 ↑1 だがそれをバネにし駆け上がったのが今や世界的有名人の高橋先生。 -- 名無しさん (2021-07-05 12 50 28) 退学魔女「リン」って、蝶野の下の名前がリンなのか、敬称なのか、どっちなんだろう -- 名無しさん (2023-04-21 11 48 40) 劇場版の社長が“狂った独裁者”なのは言葉通りだが、その統治のおかげで治安も技術水準も(再開発事業が行われている様子もあるのでおそらく経済水準も)結果的に改善されたという皮肉。……童実野高校からすれば「まだ在学中の身で街を事実上の企業城下町として経済的にも政治的にもほぼ完全に支配下に置き、町そのものごと飛躍的な生活水準の改善を成し遂げる町の名士と呼ぶに相応しい大貢献をわずか十代後半にして成し遂げた」なんて凄い状況になるわけか……。 -- 名無しさん (2023-04-21 21 23 17) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/00805/pages/61.html
今のマガジンなら袋とじ 背氷村から逃れた冬木ウメを待っていたのは、第一回放送という名のラジオが始まった。 告げられるのは一時間にわたる暇つぶしのような歌番組と死者の名前である。 一時間ちゃんと聞き続けた奴らの忍耐力を舐めてはいけない。よほどの暇人か音楽マニアだろう。 なんと一時間かけても実のある情報が皆無で、何かあると思って聞き続ければ聞き続けるだけ損な放送である。 ウメはそれでも聞き続けた。 老人なので耳が遠く、放送の内容があまりわからなかったが、とりあえず歌が流れているのと十五人死んだらしい事をしっかり把握していた。 そして、叫んだ。 「祟りじゃあ~~~~~~~~!!!!」 実感として、結構死んだと思う。 六時間で十五人も死んだのである。身の回りで六時間に十五人死ぬ出来事に遭遇した事があるだろうか。 確かに呪い的でもあるし祟り的でもある。 しかしながら、世界ベースで考えると一秒間に二人死んでいるらしい。 つまり、六時間で、結構いっぱい死ぬ計算だ。 それを考えれば、大した話ではないかもしれない。たまたまこの島でそのうち十五人死んだだけである。 「世界で毎秒二人死ぬのも柊兼春さまの祟りじゃあ~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!」 それでも、ウメは祟りを信じる。 ヒーローが自分を信じて戦うように、彼女は熱く祟りを信じ続けるのである。 祟りを信じ続ける事こそが、彼女の誇り。 彼女を信じ続ける事こそが、祟りの誇り。 彼女は叫びながら歩き続けた。 ◆ ……そして、冬木ウメはふらふらと歩いて、そのまま不動芸術高校に辿り着いていた。 そう、ここは、映画研究会を舞台にした連続殺人事件が繰り広げられた忌まわしき地である。 勿論、冬木ウメは、映画撮影などに使われている事を知らなかった。 不動芸術高校など知る由もないし、彼女は映画なども見ないだろう。 まあ、映画撮影などを行える場所という事はそれなりに映画の撮影機材などもそろっているし、良い画の撮れる場所でもある。 そういうところは大概いるだけで気分が良い。 ウメは、朝日に映えるこの校庭を散策していた。 「祟り~♪ 祟り~♪ 祟りりり~ん♪」 ウメが嬉々として歩いていると、ヤクザっぽい男が立っていた。AVの撮影だったのだ。 逃げ出すこともできずに、無理やりアダルトビデオに出ることになってからは、転落の一路だった。 ヤクザの女にもなった。すぐに嫌気がさして逃げ出し就職したが、職場の男たちにAVに出ていたことがばれて、いられなくなる。転職につぐ転職。結局、今は池袋西口の繁華街でファッション・マッサージ嬢として働いているのだ。 子供は、二度堕ろした。 生きている世界が世界だけに、ろくな男が寄ってこない。だから幸せになれないのだと、いろいろなカルチャー・スクール、専門学校などにも通った。 何をやっても長続きがしない。気がつくと、島に入ってから丸三年が過ぎていた。 興味の対象が変わりすぎる、と昔の友達に言われて、それまでの自分を変えるつもりではじめたのが、パソコンだった。 とりあえずはじめるだけでも、三十万円以上かかった。これなら、簡単にはやめられない。そう思って、これを選んだのだ 以前勤めた会社で、基礎的なことは学んでいたので、すぐにパソコン通信までは入っていけた。そこから先はなかなか進めなかったが、パソコン通信だけえも充分に元を取った気になれた。 そこには、自分の過去や現在から解き放たれた、自由なフロンティアが広がっていたのだ。 ――――という人生を送りかねない事態が、ウメの身に振りかかったのだった。 先述した通り、ヤクザっぽい男が目の前にいたのだ。 この男、ヤクザっぽい男というか、ヤクザだった。 実は電脳山荘を舞台にした連続殺人で<ぱとりしあ>を強姦同然にAVに出演させた悪いやつだった。 超ブラック企業といい、ヤクザといい、体罰教師といい、電脳山荘の闇は深い。現代社会の暗黒面の縮図である。 金田一少年の事件簿を通り越して、もはや、そこにあるのは闇金ウシジマくんの世界だ。 そんな彼が目の前の弱弱しい老人に何もしないわけがなかった。 「ワレコラァ!!! オラ!! ンダゴルァ!!! コラワレェッ!!! なんじゃワレコラッ!!!!!!!」 ヤクザっぽい男は、とりあえずウメという貴重な女優を、脅して監禁した。 ここからがウメにとって、本当の祟りの始まりである。 ◆ ヤクザっぽい男は、殺し合いにおいてもAVを撮影する事に命をかけていた。 パンチパーマ。鋭い目つき。グラサン。頬に傷。えげつない体格。高そうな時計。一目見てわかる高いスーツ。肩を揺らしながら歩く姿。 どう見てもヤクザである。その外見がヤクザっぽかったゆえに、彼はヤクザとしての生き方しかできないのだ。 哺乳瓶の代わりにハジキを吸っていた幼少期、小学校の夏休みの自由研究や自由工作では生まれて初めてAVを撮影し、中学校からは既に撮影会社を創立。 高校に行かずにフランス外人部隊に入隊。弾丸飛び交う戦地でもAVを撮った。 そんな彼も、今は東京で「モデルになれる」と人を騙してAVに無理やり出演させるクズ野郎になっている。 時としてそれは男をも対象にするし、幼い子供も、老人も、獣も、機械も、酸素でさえも彼の前ではAVの道具だった。 とりあえず性産業の負の側面を切り取って唐辛子を振りかけたようなとんでもないヤツであった。 そんな奴に目をつけられてしまったのだから、<ぱとりしあ>はべらぼうに運が悪かったと言えよう。 とにかく、どんな手段を駆使しても女優を探し出し、どんなやり口を使ってでも出演させ、自分の納得のいく作品を撮る。 それがAV男優兼監督の――ヤクザっぽい男の生き様だ。 「エェ!? ワレコラァッ!!! なんだよその目はァッ!!!? エエッ!? 落とし前やぞゴルァッ!!!!」 不動芸術高校映画研究会の部室。 ここで、ヤクザっぽい男は、流暢な広島弁で的場勇一郎と冬木ウメを脅していた。 ウメだけでなく、的場もまた不動高校から連れ去られ、ヤクザっぽい男に監禁を受けていたのだ。 勿論、目的はヤクザっぽい男がここで撮影するAVの男優となってもらう為だった。 一人でしてもらっても良かったのだが、丁度女優も見つかったのだ。 ここからはともさかりえの楽曲の如く、「ふたり」でやってもらう。 「た……祟りじゃ……首狩り武者じゃ……」 「ひいいい……ゆるしてくれぇヤクザっぽい男くん……!! 私が悪かった! ゆるしてくれぇ~~~~」 二人はかなり困惑しつつも、ひどくおびえていた。 当たり前である見るからにヤクザだとわかるヤクザっぽい男が、ヤクザのような口調で脅してきているのである。 まともな人間なら怖い。発狂してもおかしくないだろう。 実際、二人とも殺人事件が起きたかのように――あるいは殺人犯だとバレたかのように取り乱している。 「あぁん!? オラァッ!! ワレェッ!!! よォッ!!!!!!!!!(バァン!!!!)」 机を思いっきりバァンと叩くヤクザっぽい男。二人は、今度は黙って歯をガタガタ言わせながらかなりおびえていた。 そういえば、小説「岩窟王」の主人公は極限状態で白髪になっていた。 かのフランス王妃・マリー・アントワネットも投獄され、短期間で金髪が白髪に変わったという。 二人は、同様に恐怖のあまり白髪になっていた。……あ、元からか! てへへ。 「わかってんのかオラァッ!? アァッ!!!!!?」 そして、いまヤクザっぽい男の言ったとおり、ウメと的場は脱ぐ様子を見せず、撮影は滞っていた。 相手が相手なのであまり乗り気になれないともいえる。だって、ウメと的場だよ? 見たい? 絵面があんまりにもあんまりである。 ――しかし、ヤクザっぽい男はプロだ。こんな状況だって何度も見てきた。 彼はどうあっても見つけた参加者でのAV撮影を決行する予定だった。 そして、AV撮影が始まったら、その男優や女優の人生を切り取るがごとく、ベストマッチなコンセプトで映像を作る自信がある。 たとえば。 これがもし、早乙女涼子が出演するAVだったらこんなコンセプトだっただろうか。 硫酸かけてゴメンナサイ!私の顔にもみんなの精●ぶっかけて! 都内私立高校を中退した元演劇部女子高生が贖罪の為にAVデビュー! 老人ホームで性のボランティア、後輩の墓前で4時間土下座S●X、母校の制服を着ておフ●ラ座姦!それでも天国にイカされる!? 硫酸かけてゴメンナサイ!みん精ファイル2 ~あれから一年、18歳になった後輩たちを連れて、新たなる・贖罪AV出演!~ 痴漢地獄Fカップロリ巨乳っ子、濡れ透け正装S●Xメガネっ子、三人一緒に墓前強制レズH! 三人まとめて、地獄の強姦に焼かれよ……! 硫酸かけてゴメンナサイ!みん精ファイル3 ~自殺したはずの後輩は生きていた!?元演劇部三人で第三のAV出演!~ 撮影中に後輩出現ドッキリ、惨めな猥褻ラクガキ全裸で三人が涙の土下座、後輩の目の前で強制オ●ニー! 今夜の舞台のマ●毛いじリート役はクリ●リスティーンの涼子ちゃんだ! 硫酸かけてゴメンナサイ!みん精ファイル4 ~涼子ちゃんたち引退記念、オフ●ラ座姦・最後の作品~ 舞台の上でファンに囲まれ『お通じ』解禁、男子トイレでは便器から首だけ出して性処理、最後は水責めバスタブ生中●しS●X! 三人とも女優になれてよかったね! 高速ピストン・クルー!? これがもし、綾辻真理奈が出演するAVだったらこんなコンセプトだっただろうか。 テレビ局のタイムキーパーが射精キーパーに転身しちゃいました!~アソコとアソコの架け橋をドロドロに溶かしてくれちゃう20歳~ 女は3つの口を持つ!! タマタマをたくさん握って幸せS●Xだ!! ガチガチに凍った背氷マラで突かれまくって、絶頂と火照りのブリザードが吹き荒れる!? 射精キーパーまりな ~イキ夜射ええケツ殺チン事件~ 脱衣所でオ●ニーしていた射精キーパーまりなを盗撮ドッキリ! だが、彼女はノリノリで射精キーパーの仕事を開始! ワゴン車に連れ込まれカーS●X! まりなのテクなら、射精に20分かかる遅漏のキミも2分に1回発射できちゃう!? これがもし、巽紫乃が出演するAVだったらこんなコンセプトだっただろうか。 獣の村の未亡人~征●くん、ごめんなさい!岐●県の山奥で見つけた美熟女をスカウトしてAV出演させてちゃいました!~ 高校時代のセーラー服でコスプレオ●ニー!前妻・綾子とまさかの貝合わせ扉のマ●コ!?あまりのエロさに男優たちのチ●ポも暴発しまくり! ヒダからクリまで舐め尽くして! 獣の村の未亡人2~岐●県の山奥で見つけた美熟女をもう一回AV出演させちゃいました!~ 今夜は『生●メ祭り』開催、大乱交!前妻・綾子とどんどん相手役をH交換しちゃいマス!脅威のまんぐり返しトリックで♂(オトコ)はみんな騙される!? クリにもカリにもムシャぶりついちゃう37歳! 獣の村の母娘~岐●県の山奥で見つけた熟女とその娘にAV共演してもらっちゃいました!~ 高校時代にいじめられていた紫乃さんが立場逆転、母娘丼羞恥レズいじめで綾子に復讐! 遂に開幕の母娘キャットファイト! 最後は三人で和解のレズS●X、柊兼春成仏必至の永久保存版! これがもし、桐江想子が出演するAVだったらこんなコンセプトだっただろうか。 お金が欲しくてAVデビュー!?~純情な田舎丸出し、アソコも丸出しのメイドの小娘編~ 楽団は朝礼で前から順にクリを犯された!さあお次は貝合わせ!二番の子のクリを五番の子のクリの右に並べてみてごらん!楽しいレズ夢の恥まり恥まり! お金が欲しくてAVデビュー!?~純情な田舎丸出し、アソコも丸出しのメイドの小娘編~2 私の意識が混濁ター!性交先生、私のお部屋、いっぱい覗いて?朝はノーブラサービス!ちょっとだけよ!下のスキマで挟んであげる! お金が欲しくてAVデビュー!?~純情な田舎丸出し、アソコも丸出しのメイドの小娘編~3 露出館のクインテット、いやん凌辱ゲーム!こんなチ●ポみたいな形の屋敷で使用人を抱えてお姫様みたいな性活だってできる!ハメ!ハメ!ハメよっ!! もし、このヤクザっぽい男が彼女たちでAVを撮影するのなら、それはこういうタイトルになるだろう。 ヤクザっぽい男は、一瞬でその人物に適性なAVを企画する能力に長けている。それは、天性の直感であり、彼のIQ180もの頭脳が成せる技だった。それはAVを撮影する事のみにしか注がれなかったがゆえに、やり口が強引なのだが。 とかく、的場とウメを見つけた時も、その適正にあったAVを考え出そうと考えていた。 はたして、ヤクザっぽい男は、的場勇一郎と冬木ウメをどう捌こうというのか。 ◆ 「学園婆腐尻(ばばふしり)シリーズの始まりだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!!!!!!」 ヤクザっぽい男は、自分の中に湧いたインスピレーションをすべて標準語で叫び出し、撮影に臨んだ。 「学園婆腐尻パート1!!!!!!!!!!! チ●ポ博士、悪夢の実験!! ポスターを剥がすと、壁に尻が隠されている!! 製薬会社の感度100倍媚薬実験で生まれた恐怖の七不思議・壁尻老婆!! 顔をあげろ的場!! こいつの前でもう一度イッてみろ!! 今宵はわが校の屹立祭だ!! う~んいいねぇ!!」 「学園婆腐尻パート2!!!!!!!!!!! ここがあかずのS●X室だ!! この大きな鏡で自分の痴態をご覧なさい!! ロウソクだらけで性の儀式!! 見ろ、このオレ、的場勇一郎こそが包茎の魔術師だぜ!!!!!!!!!」 「学園婆腐尻パート3!!!!!!!!!!! 物理教師が発明した時間の止まる腕時計!! スケベ物理教師が求めたのは、生徒でもなく女教師でもなく、老婆だった!!? 七十歳新人女優・冬木ウメの鏡を使った一人レズ!!!!! 今宵のオイラは、彼女の隣でレズの番!!!!!!」 ……。 …………。 …………………………。 これがホントの大人版金田一ってね!!(激寒皇帝ペンギン) ※撮影風景はお見苦しいのでカットします。 ◆ 「――んだゴルルルァッ!!!!!!!!!!!!!!! ボケカスがぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」 ヤクザっぽい男は、すべての撮影を終えて、的場とウメを優しく解放していた。 悪く言えば、用済みとも言う。 何しろ、的場とウメにはこれ以上のポテンシャルはない。 男優としても女優としても、ニッチ層に売れれば良いというレベルだろう。 老婆のしわしわの尻に特化したマニア向けAV「学園婆腐尻」シリーズ三部作を三十分ほどで撮影終了したヤクザっぽい男は、至極満足気で去って行った。 「はぁ……はぁ……」 必死に「祟りじゃ……祟りじゃ……」と唱えながら行為に及んでいたウメと、吐き気を堪えながら無理やり出演させられていた的場。 いずれも阿鼻叫喚の地獄絵図だが、ヤクザっぽい男にはそれが「良い画」だったらしい。 どうでもいい話だが。 「……」 いま、二人はすさまじい姿で力なく寝そべっていた。もはや立ち上がる力もなく、すべてにおいて無気力である。 ウメは、見苦しい形に破れたスクール水着を着てうつろな目を天井に向けたまま、「祟りじゃ……祟りじゃ……」とうわごとのように繰り返している。安定のウメさんだ。 すっかり死にかけているようだ。 「オヴェェェェェェェェェェェェェェェェェェ……!!」 ウメの学園婆腐尻を無理やり堪能させられた的場は嘔吐していた。 撮影中に嘔吐するとヤクザっぽい男にボコボコにされ、怒鳴られ、無理やり撮影を続行させられる。 そんな彼の中で色んな物が決壊した瞬間だった。 やっとこの胃の中に残っていたモノを外に出せる。――それだけでもさぞ嬉しかろう。 ◆ やがて、的場はすべてを吐き出して発狂し、その場で見えない何かに土下座を始めた。 更には、「あばば」「あばば」「私は魔術師だ」「ウジムシどもが」「世界は解放される」「私こそがエル・カンターレだ」「クソ」「我に救いを」「ピーヒャラヒャララ」などと呟きながら一度着た服をすべて脱ぎ、切り裂く。 最終的には、「フォーーーーー!!!!」と高い声で叫びながら廊下で唐突にシャトルランを始め、「見よ、これが私の平穏だ!!!!!!!!!」と高らかに宣言して階段の上からライダーキックしようとしたが、彼は空を飛ぶ事はできず、そのまま落下。 首と頭部を階段の角に強打し、即死した。 皮肉にも、青山ちひろを殺した時と同じ、階段から落ちての転落死であった。 一方、冬木ウメは、数分後に起き上がって再び服を着た。 そのまま、ここではないどこかへ歩き出すと、「祟りじゃ……祟りじゃ……」などと云いながら、どこかへと歩いて行く……。 ヤクザっぽい男の行方は、誰も知らない。 【的場勇一郎@学園七不思議殺人事件 死亡】 ※和泉さくらの髪を切った大ばさみ@怪盗紳士の殺人、基本支給品一式、ランダム支給品0~1は不動芸術高校に放置されています。 【一日目/朝/不動芸術高校】 【冬木ウメ@飛騨からくり屋敷殺人事件】 [状態]錯乱気味、体力消費大 [装備]なし [所持品]基本支給品一式×2、ランダム支給品1~2 [思考・行動] 基本:柊兼春様の怒りを鎮める。 1:兼春様が甦ったんじゃああああ。 2:やばい。 [備考] ※参戦時期は、少なくとも巽征丸死亡後。 ※特に語られていませんが隠れていたので螢子に見つけられませんでした。 ※尾ノ上殺害シーンを一部始終目撃しておりました。 ※尾ノ上殺害は声を発する間もなくゲーム開始直後に起きたらしいです。 ※『災厄の皇帝(エンペラー)』の正体が柊兼春、バトルロワイアル自体を柊兼春の祟りと思っています。 ※老体に雪を軽装備で歩くとか自殺行為以外の何物でもないので背氷村から離れます(徒歩10分で抜けられる)。 【一日目/朝/不動芸術高校付近】 【ヤクザっぽい男@電脳山荘殺人事件】 [状態]健康 [装備]なし [所持品]基本支給品一式、門脇靖浩の8ミリカメラ@銀幕の殺人鬼、ランダム支給品0~2 [思考・行動] 基本:AVを撮影する 1:出演女優・出演俳優を探して無理やりAVに出演させる。 [備考] ※参戦時期は、<ぱとりしあ>をAVに出演させた直後。 037 悪夢の死闘!甲田征作VSダンデライオン 時系列 039 SNSより本スレに感想くれると嬉しいです 037 悪夢の死闘!甲田征作VSダンデライオン 投下順 039 SNSより本スレに感想くれると嬉しいです 006 職員会議 的場勇一郎 GAME OVER 031 斧寺空美の溜息 冬木ウメ GAME START ヤクザっぽい男