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ギャルゲーマー刃牙 138 名前:ギャルゲーマー刃牙 :05/01/06 02 51 59 ID SXFY4Tf7 新作でなくて、大昔のスレからの引用でスマン。 好雄「地上最萌のキャラを見たいか―――ッ」 観客「オ――――――――――!!!!」 好雄(オレもだ、オレもだみんな!!) 好雄「萌えキャラ選手入場!!!」 古舘「全萌えキャラ入場です!!!!」 ・ セクシーシスターは生きていた!! 更なる研鑚を積みシスプリの女王が甦った!!! 萌妹!! 咲耶だァ―――!!! ・ 次世代恋愛SIMのシステムは すでに我々が完成している!! NOёL 清水代歩だァ―――!!! ・ HPが無くなり次第 倒れまくってやる!! 『卒業』シリーズ代表 中本静だァァ!!! ・ 萌えでの競い合いならF&Cのキャラデザがものを言う!! 精霊のムエタイ・ムエカッチュアー チャムナ・フォン!!! ・ 真の育成ゲーを知らしめたい プリンセスメーカー2 『勇者の娘』だァ!! ・ 格ゲーではヒロインはチュンリーだが 脱衣格ゲーならヒロインの座はボクのものだ!! VGの鉄拳 武内優香だ!!! ・ 下校対話システムは完璧だ!! トゥルーラブストーリー 桂木綾音!!!! ・ 全ときメモきゃらへのベスト・オブストラクションは 私の中にある!! 邪魔キャラの元祖が来たッ 美樹原愛!!! ・ 根性なら絶対負けん!! マネージャーの虹弁見せたる ときめきメモリアル 虹野沙希だ!!! ・ ガンパレード・マーチならこいつが怖い!! 万能のピュア・ファイター 芝村舞だ!!! ・ データムから ささきむつみのママ先生が登場だ!!! ハッピー・レッスン 一文字むつき!!! ・ インカムを稼ぎたいから 脱衣麻雀キャラになったのだ!! ロンよりショウコを見せてやる!! 早坂晶!!! ・ デートの代わりに実験とはよく言ったもの!! 謎の薬品が 今 実践の場でバクハツする!! シスプリ流不思議少女 千影だーーーー!!! ・ 格ゲーキャラ日本一こそが地上最萌の代名詞だ!! まさかこのキャラがきてくれるとはッッ 不知火舞!!! ・ 萌えさせたいからここまできたッ!! 性能 一切不明!! 来栖川のメイドロボ HMXー12・マルチだ!!! ・ 俺の声はゲーム中最悪なのではない 全ギャルゲー中で最悪なのだ!! ご存知「ウィザーズハーモニー」 システィナ!!! 萌えキャラの本場は 今やエロゲー業界にある!! 麻枝を驚かせるヤツはいないのか!! 川澄舞だ!!! ・ デカアァァァァいッ 説明不用!! ザ・ガッツ! タカさんだ!!! ・ 萌えキャラは、 キャラクターグッズが売れてナンボのモン!!! 超高収益萌えキャラ!! 本家セングラから杉原真奈美の登場だ!!! ・ あにぃはボクのもの!! 誘惑する為 思いっきりボーイッシュに 思いっきりスポーツするだけ ショタ系妹統一王者!! 衛だ!!! ・ お兄ちゃんを探しに蝦夷から来たッ!! ドリキャス全ギャルゲーチャンプ 春野琴梨!!! ・ 膝枕にさらなる磨きをかけ ”エクストリームチャンプ” 来栖川綾香が帰って来たァ!!! ・ ときめいた自分は刺客じゃないッッ!! シークレット・アサシン ライズ・ハイマー!!! ・ 伝説の樹の言い伝えが 今ベールを脱ぐ!! ときメモから 藤崎詩織だ!!! ・ 年配ファンの前でなら私はいつでも全盛期だ!! 萌える竹井キャラ 鳴沢唯 本名で登場だ!!! ・ 学生の本分はどーしたッ 魔女の炎 未だ消えずッ!! 惚れ薬興奮剤も思いのまま!! 来栖川芹香だ!!! ・ 特に理由は無いッ 同居生活が萌えるのは当たりまえ!! ルームメイト!井上涼子が来てくれたー!! 同居人にはないしょだ!!! ・ 留年中に背負った心の影!! きらめき高校のロンリネス・バレーボーラー 八重花桜梨だ!!! ・ 萌えキャラだったらこの人をはずせない!! 超A級メジャー萌えキャラ 成瀬川なるだ!!! ・ 超三流メーカーの超一流の核地雷ゲーだ!! スマタでヤってヘコミやがれッ すたじおみりすのパクリ妹!! 佐藤鈴音だ!!! ・ 犬系幼なじみはこの女が完成させた!! ときメモ会の切り札!! 陽ノ下光だ!! ・ 若き妹が帰ってきたッ どこに行ってたンだッチャンピオンッッ 俺達は君を待っていたッッッ 伊藤乃絵美の登場だー――――――ッ ・ 負傷者発生にそなえ 超豪華なリザーバーを4名用意いたしました!! 「ドリームジャネレーション 蓮宮瀬里奈!!」 「伝統派ギャル格ゲーキャラ 青木真琳!!」 「病弱の萌えヒロイン 杉本桜子!!」 ……ッ どうやらもう一名は到着が遅れているようですが、 到着しだい皆様に御紹介いたしますッッッ http //yasai.2ch.net/gal/kako/974/974133503.html 関連レス 163 名前:水先案名無い人 :05/01/06 13 05 51 ID Lu+gfOfs 138-143 双子がいる…… その中だと舞かマルチで迷うな……いや、八重さんも捨てがたいが…… 164 名前:水先案名無い人 :05/01/06 13 11 58 ID 2UIQa5xJ 163 それは入場じゃなくてトーナメントを書ききったのが感心するとこだろ。 183 名前:水先案名無い人 :05/01/06 23 17 15 ID 7onTJdJ6 141 「春野琴梨」と聞いてアレを連想してしまう俺は もう完全に毒されてるんだろうなあ・・・ ひくん・・・ ひくん・・・ コメント 名前
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313 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2012/11/08(木) 23 52 09.36 ID 1cFfcndlo 【阿知賀】 晴絵「さぁて着いたよ。ここが私達の故郷阿知賀さ」 京太郎「なるほど、ここがそうですか」 憧「言ったとおり何にも無いでしょ?」 京太郎「まぁ確かにそうだな」 京太郎「だけど寧ろ懐かしいと言うか、何かこう親戚の家に来たような、都落ちしたような気分と言うか……」 灼「?」 京太郎「いや何でも無いです」 淡「でも空気は美味しいよ」 照「……確かに」 いちご「小鳥のさえずりも聞こえるのう」 絃「確かに耳を澄ますと川のせせらぎの音も聞こえてきそうですね」 玄「美味しいお水も有りますよ~」 319 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2012/11/09(金) 00 05 13.47 ID ngq1jXTJo 穏乃「それで京太郎、どうするの?」 京太郎「そうだな……」 憧「あ、私一度家に行くわね。帰って来たのに顔出しとかないと色々うるさいし」 淡「じゃあ私も付いていこうかな」 憧「いやなんでよ……」 恭子「ほんなら私達は松実館に行こうか」 玄「ご案内しますのです!」 京太郎(俺はどうしよう?) 324 1.憧について行く 2.松実館に行く 3.よししず山登りに行くぞ! 4.その他(内容併記) 329 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2012/11/09(金) 00 22 57.84 ID ngq1jXTJo よししず山登りに行くぞ! 京太郎「よししず山登りに行くぞ!」 穏乃「おっけー!そうと決まれば競争ね!」 恭子「ちょい待ち。須賀君あんた荷物どうするつもりや」 京太郎「ですよねー」 憧「と言うか京太郎本気で行くの?しずは山に関しては手抜きしないわよ?」 京太郎「大丈夫。俺も長野の大自然で育った男。都会のもやしっ子とは一味も二味も違うぜ」 憧「……まぁそう言うなら止めはしないけどさ」 いちご「ほんならちゃちゃのん達はお風呂でも入ろうかのう」 絃「良いですね」 玄「松実館は温泉も有りますよ~」 宥「とってもあったか~いですよ」 咏「それは良いねぃ。大自然を見ながらキュッと一杯いきたいね」 晴絵「良いね良いね」 灼「はぁ……私もハルちゃんが飲み過ぎないように監視する為に入ろう」 やえ「と言うか私も何故かなし崩しに連れてこられたんだが……」 照「やえも入ればいいと思う。私や恭子と同じ仲間として」 恭子「仲間ってなんやねん……」 334 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2012/11/09(金) 00 39 56.11 ID ngq1jXTJo 【松実館:阿知賀本館】 京太郎「こんにちは」 松実祖母「遠いところからよう来なさったなぁ。孫二人がいつもお世話になってるみたいで」 京太郎「と言うともしかして貴方は」 玄「おばあちゃんただいま~」 宥「ただいま」 松実祖母「おかえり。私がこの二人の祖母で女将です」ペコリ 京太郎「あ、どうもこの度は厚かましくも泊めて頂けると言う話で恐縮千万」ペコリ 恭子「慌て過ぎて敬語がおかしくなっとるで」 338 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2012/11/09(金) 00 54 18.84 ID ngq1jXTJo 照「それにしても……祖母って事は還暦近いはず」 いちご「じゃけど、とてもそうは見えんのう」 咏「親子と言っても通じるんじゃないかい?しらんけど」 京太郎(中学生にも間違えられる24歳もいるしな) 咏「何か言ったかい?」 京太郎「イエナニモアリマセンヨ」 松実祖母「さて皆さんを部屋にご案内致しましょうか。宥ちゃん、玄ちゃん、皆さんをお部屋にお連れして」 玄「おまかせあれ!」 宥「わかりました」 340 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2012/11/09(金) 01 17 20.99 ID ngq1jXTJo 玄「こちらですよー」 いちご「わぁ景色が良く見えるのう」 照「……結構広い」 京太郎「あのー良い部屋っぽいんですけど良いんでしょうか?」 宥「……大丈夫。おばあちゃんからは好きに使って良いよって言われてるから」 玄「えっと一応4人部屋なので、ここに4人、それから隣の部屋にも4人なのです」 京太郎「本当にすみません」ペコリ 玄「気にしなくても良いのですよ。おばあちゃんも喜んでるのです」ニコッ 宥「……それじゃあ私達はおばあちゃんのお手伝いをするので」 玄「ごゆっくりなのです!」 京太郎「はい……ってちょっと待った!」 玄「なんですかー?」 京太郎「あの~俺の部屋は?」 玄「?」 京太郎「いえ流石に一緒の部屋に寝る訳にもいかないですし……」 玄「……あ!ご、ごめんなさい。す、すっかり忘れてたのです」ペコリ 宥「……ごめんなさい。多分須賀君も一緒に寝ると思っておばあちゃん用意してないと思う」フルフル 京太郎「ま、マジですか……」 348 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2012/11/09(金) 01 35 53.17 ID ngq1jXTJo 照「私は京ちゃんと一緒でも構わないから」 いちご「ちゃ、ちゃちゃのんも大丈夫じゃよ?」 京太郎「いやそう言われてもさ……」 やえ「だ、男女が一緒の部屋に寝泊りするなんて駄目なんだぞ!?」 照「だったらやえも泊まれば良い」 やえ「え?」 恭子「いや私らは良くても松実さんの方があかんやろ?」 玄「一人ぐらい増えても大丈夫なのです」 京太郎「と言うか俺はどうすれば……」 宥「……私の部屋に泊まりますか?」 京太郎「へ?」 玄「おねえちゃん!?」 恭子「いや何言うとんねん」 宥「?私は玄ちゃんの部屋で寝ますから……」 京太郎「で、ですよねー」 350 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2012/11/09(金) 01 45 57.95 ID ngq1jXTJo 咏「で、どうする須賀?私らのうち3人と一緒に寝るか、松実姉の部屋で寝るか、一人寂しく廊下で寝るか」 咏「まぁ寝袋有ったら外でもいいんじゃね?しらんけど」 玄「あるのですよ」 京太郎「有るんですね……」 京太郎(さてどうしよう。一緒の部屋もあれだけど、宥さんの部屋で寝るのもなぁ。かと言って廊下や寝袋は勘弁して欲しい) 京太郎「俺は 355でお願いします」 1.一緒の部屋で 2.宥さんの部屋で 3.廊下で 4.寝袋で 5.その他(内容併記) 365 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2012/11/09(金) 02 02 15.08 ID ngq1jXTJo あ、やえも泊まるなら3人じゃない4人だ 一緒の部屋で 京太郎「一緒の部屋でお願いします」ドゲザー 咏「まぁ仕方ないねぃ」 絃「部屋割りはどうしましょうか?」 照「だったら私は――」 晴絵「公平にくじにすれば良いんじゃないか?」 恭子「まぁしゃあないでしょうね。その方がええでしょうし」 いちご「憧ちゃんと淡ちゃんはどうするかのう?」 恭子「まぁ、あの二人ならくじで決めた言うたら大丈夫やろ」 灼「……あみだくじで良かったかな?」 咏「お、準備が良いねぃ。それじゃあ各自名前を書く事」 やえ「わ、私も書くのか?」 照「……早く書く」 やえ「お、おかしい何でこんな流れになってるのか……」 一緒に寝る人 被ったら安価下 367 368 369 370 374 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2012/11/09(金) 02 13 58.15 ID ngq1jXTJo ちゃちゃのん あわあわ うた てるー いちご「わわわ、ちゃちゃのんが京ちゃんと一緒じゃけぇ」 咏「あら私が一緒だったか。襲うなよ須賀?」 京太郎「冗談でも止めてください」 照「……よし」ガッツポ 恭子「ほんなら私ら一緒やな」 やえ「良かったような、残念だったような……」 絃「それでは私達は隣の部屋に行きますので」 玄「了解なのです!」 408 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2012/11/09(金) 21 19 19.42 ID ngq1jXTJo 【松実館:玄関前】 穏乃「京太郎、準備できた?」 京太郎「おうよ。準備万端いつでもOKだぜ!」 穏乃「ようし、じゃああの山まで競争ね!」 京太郎「ほう俺に勝てるとでも?」 穏乃「地元民を舐めないでよね?」 京太郎&穏乃「「よーい!!ドン!!」」 411 コンマ判定(京太郎の【体力】66-しずの【体力】60=6 ボーナス+6) 01~50 穏乃の勝ち 51~98 京太郎の勝ち ぞろ目44以外 京太郎の勝ち+好感度+1 ぞろ目44 破魔矢発動 414 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2012/11/09(金) 21 25 08.09 ID ngq1jXTJo エヴァの暴走とともに妖怪イチタリナイが降臨されました 【大仏のお守り】を使用しますか?【残り8回】 416 420 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2012/11/09(金) 21 39 14.53 ID ngq1jXTJo 妖怪イチオオイだった 【大仏のお守り】使用 【残り7回】 ぞろ目00 京太郎の勝ち+好感度1 京太郎「俺の勝ちだな!」 穏乃「あー負けた!京太郎ってば女の子相手に本気だすんだもん」 京太郎「お前が本気でやれって言ったんじゃねーか……」 穏乃「そうなんだけどさー。あーやっぱり悔しいな」 京太郎「つーかそれでも俺と僅差のお前が凄いよ……」 422 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2012/11/09(金) 21 46 34.86 ID ngq1jXTJo 京太郎「それで山で何するつもりなんだ?」 穏乃「う~んと 426かな」 しずと山でやる事 432 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2012/11/09(金) 22 12 50.19 ID ngq1jXTJo 鬼ごっこ 穏乃「鬼ごっこしようよ!」 京太郎「は?高校生にもなって鬼ごっこかよ……」 穏乃「良いじゃん。私を捕まえたら一つ言う事聞いてあげるし」 京太郎「いやそれだとかくれんぼじゃねーか?」 穏乃「まぁまぁ細かい事は気にしない気にしない」 穏乃「それじゃよーいドン!」 京太郎「あ、おいコラ!」 437 コンマ判定 01~60 捕まえられない 61~90 捕まえる 91~98 捕まえるもラッキースケベチャンス ぞろ目44以外 スキル【ラッキースケベ】取得 ぞろ目44 破魔矢発動 448 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2012/11/09(金) 22 30 05.99 ID ngq1jXTJo 捕まえられない 京太郎「ゼーハー……」 穏乃「京太郎もうちょいだったのにね」 京太郎「……この野生児め。と言うか考えたらただ走るだけならともかく、この山の自然を利用されたら俺圧倒的不利じゃねーか」 穏乃「ふっふっふっ、見抜けなかった京太郎が悪い!」 京太郎「と言うか木の枝から枝へ飛び移るとかお前忍者もしくは猿か何かか?」 穏乃「うわひっどーい!」 京太郎「わりぃわりぃ」 京太郎「あー疲れた。ちょっと寝ようと」ゴロン 穏乃「そうだねー。私も隣良いかな?」 京太郎「どうぞ、って別に断る事でもねーだろ」 穏乃「あはは。まぁそこは一応ね」ゴロン 450 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2012/11/09(金) 22 47 50.75 ID ngq1jXTJo 京太郎「あー良い天気だなー」 穏乃「そうだねー」 京太郎「風が気持ちいいな」 穏乃「心地よい風ってやつだね」 京太郎「ここは長野に似てるな。あっちでも良くこうやって寝転がって空を見たもんだ」 穏乃「そうなの?」 京太郎「ああ。咲と一緒に、と言ってもお前は知らないか」 京太郎「俺の幼馴染なんだが、あいつは横でいつも本を読んでてさ」 穏乃「ふ~んそうなんだ……」 京太郎「ま、あいつとお前じゃ全く正反対だけどな」 ピーヒョロー 京太郎「ん?あれは何だ、鷹か?」 穏乃「トンビだよ」 京太郎「……見えてるのか?」 穏乃「もちろん。私、目が良いからさ」 京太郎「いや俺も両目とも2.0なんだが見えんぞ……」 457 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2012/11/09(金) 23 12 37.61 ID ngq1jXTJo 京太郎「しかしこうしてると眠たくなってくるなー」 穏乃「そうだねー」 穏乃「あ、そうだ京太郎。腕枕してよ、腕枕」 京太郎「は?なんでだよ」 穏乃「良いじゃん、ね?」 京太郎「……しゃーねーな。ほらよ」ダラン 穏乃「やった!じゃあ遠慮なく」 穏乃「んー良い感じかも。京太郎はどう?」 京太郎「どうって言われてもなぁ。まぁあんまり重さを感じないから良いけどさ」 穏乃「ふわぁ……なんか本当に眠くなってきちゃった」ウトウト 京太郎「……奇遇だな。俺も何だか目蓋が重く……」ウトウト 穏乃「……おやすみー」 京太郎「あ、おい。こんな所で寝て大丈夫なのか――」 462 コンマ判定 01~30 二人して熟睡。夕方までスキップ 31~70 少しの間だけ寝る 71~98 京太郎だけ途中で起きる ぞろ目44以外 しずだけ起きるも何故かしずを抱きしめ京太郎が寝てる【好感度+1】 ぞろ目44 破魔矢発動 465 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2012/11/09(金) 23 21 59.02 ID ngq1jXTJo 京太郎だけ途中で起きる 京太郎(う、う~ん……) 京太郎(あ、やべ……ついつられて寝てしまってたようだ) 京太郎(そろそろ起きないとな……) 470 コンマ判定 01~60 寝る前と同じ格好で寝てる 61~80 気付くとしずが抱きついてる 81~98 目を開けると目の前にしずの顔が…… ぞろ目44以外 何故かしずを抱きしめていた。コンマ77ならスキル【ラッキースケベ】取得 ぞろ目44 破魔矢発動 475 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2012/11/09(金) 23 33 14.13 ID ngq1jXTJo 寝る前と同じ格好で寝てる 京太郎「あーどれくらい寝てたんだろ」 京太郎「……一時間くらいか」 京太郎「しかしまぁ――」クルッ 穏乃「すぅすぅ……」zzz 京太郎「気持ちよさそうに幸せに寝やがってこいつ」 京太郎「まったく黙って寝てればかわいいのに」 京太郎「んーなんか寝顔見てると無性に悪戯したくなってきたぞ」 京太郎「 480してやろうか」 484 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2012/11/09(金) 23 51 22.16 ID ngq1jXTJo 482 コンマ77なら抱き付き&裾まくれだった 耳の穴に指を入れる 京太郎「……こいつポニテだから耳が出てるんだよな」 京太郎「この体勢だから定番の耳に息も出来ないし」 京太郎「……そうだ」ニヤリ 京太郎「唯一使えるこの左手の小指を使って……」 ニュッ 穏乃「はぅ」ビクッ 京太郎「ほーれほれ」ゴショゴショ 穏乃「あうあう」ビクッビクッ 京太郎「これならどうだ」シュポシュポシュポ 穏乃「あうあうあう」ビクッビクッビクッ 京太郎「…………ただ耳の穴に指を入れてるだけなのに何かいけない事をしてる気がする」 京太郎「いやいや反応良すぎるしずがエロいのがいけない」 京太郎「……と言うかどう考えても全面的に俺が悪いんですけどね」 490 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2012/11/10(土) 00 00 22.35 ID waOpWP/Yo 495 コンマ判定 01~80 起きる 81~99 続行 499 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2012/11/10(土) 00 11 55.53 ID waOpWP/Yo 起きる 穏乃「う、うーん……」パチパチ 穏乃「あ、あれ?京太郎?」 京太郎「お、おう。おはよう」アセアセ 穏乃「……ねぇ何かした?」 京太郎「な、何もしてないぞ?」 穏乃「ん~何か耳が凄くスースーするんだよね」 京太郎「き、気のせいじゃないか?」 穏乃「う~んそうなのかなぁ……」 京太郎(どうやらばれてないようだ……) 502 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2012/11/10(土) 00 22 14.37 ID waOpWP/Yo 穏乃「ところで今何時?」 京太郎「3時くらいかな」 穏乃「うーんまだ時間はあるけどどうする?」 京太郎「そうだな……」 507 1.まだまだしずと遊ぶ 2.下山して皆と合流するか 3.その他(内容併記) 510 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2012/11/10(土) 00 32 17.01 ID waOpWP/Yo 下山して皆と合流するか 京太郎「下山して皆と合流するか」 穏乃「そうだね。ちょっとお腹も減ったし」 京太郎「よし、じゃあ松実館まで競争な。勝った方が何か奢るって事で」 穏乃「お、良いね」 京太郎「じゃあよーいドン」ダッシュ 穏乃「あ、ズルい!」 京太郎「フハハハハ、最初に言った者勝ちなのさ!」 <<前に戻る|5月へ|次に進む>>
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892 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/10(火) 02 00 20.49 ID 6YZTehBto 【合宿:3日目 午前5時】 絃「……あふぅ」 菫「ふわぁ……っとすまん」 玄「ふみゅふみゅ……」ウツラウツラ 春「……」コクコク 咏「ううっ……ねみー」 京太郎「皆さん、おはようございます!」 菫「ああおはよう。と言うか朝から元気だな」 京太郎「まぁ普段から早起きしてランニングが日課なもんで」 玄「私も朝早く起きれるけど、ランニングは無理だよぉ……」 絃「凄いですね。私は朝が弱いので……」 春「……」zzz 咏「私も朝はギリギリまで寝てるからねー」 京太郎「とは言え、全員分の朝食作るのには時間かかるんでこれくらいの時間に起きないといけないんで我慢してください」 京太郎「あとはるる、起きろー」 春「……キスしてくれたら起きる」 京太郎・絃・菫・玄・咏「「「「「!?」」」」」 春「……冗談」 京太郎「っ!?当たり前だ、ってか今こそお前が普段食べてる黒糖の出番じゃないのか?」 春「……もう食べた」 春「京太郎も食べる?」 京太郎「じゃあ一応頂いておくか」 京太郎「……うん。何時食べても美味いな」 / / / | ∨ |∨ | l | |./ l | ||V ∨ 斗-l l | /  ̄ \i/ | |i| | l ∨ l\ | l | l | /||! | |l| ⊥ヽ ∨ \\l └‐' || l 自 そ||l l ぃイ l \\>‐'´ x-‐==气 | 慢 れ.l |l l ぃヽ ´ ‐'´勹 |」 l : が{ l ヽ斗 x_=气 ∨二ノ| 〉 |i 〈'´ ) | /// | //\ _ / |i ∧ 乂ン | l | .(つ li ∧ /// ′ | | l lニ⊇|i ∧ . ‐ ァ / | | |/ ̄└ュ | |i ヽ ` | | |l /└‐┘|i ||  ̄ ¨ ―-< /| | 八 894 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/10(火) 02 17 35.11 ID 6YZTehBto 春「……皆もどうぞ」 絃「すみません。ありがとうございます」ポリポリ 玄「ありがとう……うん、美味しい」ポリポリ 咏「この程よい甘さが身体に染み渡るねぃ」ポリポリ 京太郎「あれ?菫さんは食べないんですか?」 菫「あ、いやその私は朝から甘いものはちょっと……」 京太郎「そうなんですか?でも朝は血糖値が低くくなるので、朝から脳を働かせるには食べやすくてすぐに血液に吸収される黒糖はオススメですよ?」 菫「そうなのか?……ふむ。じゃあ私も一つ良いだろうか?」 春「……はい」 菫「すまない。いただきます」ポリポリ 菫「!?」 菫「こ、これは!?」 菫「コクがあって風味が良く、すっきりとした甘さが口いっぱいに広がっていく!」ポリポリ 菫「なのに食べやすくて、いくらでも食べられる気がするぞ」ポリポリ 菫「一体何処の物なんだ!?」 京太郎「それはもちろん――」 春「……喜界島産」 京太郎「200g300円からとお値段もお安くなっています」 春「今なら更にもう一つ付ける」 京太郎「なのにお値段そのまま!」 春「……買うなら今」 菫「買った!1kg頼む」 京太郎・春「「毎度あり」」 895 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/10(火) 02 29 55.64 ID 6YZTehBto 玄「って通販番組みたいになってるよ!?」 絃「弘世さんも1kgも買ってどうなさるんでしょうか?」 咏「太るぞー?しらんけど」ニヒヒ 菫「あ、いやその、照や淡達にもやろうかと思ってだな」アセアセ 春「……大丈夫。黒糖は太らない」 菫「ほ、本当か!?」 春「本当。私が証拠」 京太郎「確かにはるるって四六時中食べてる気がするけど、別に太ってないもんな」 咏「むしろ憎らしいくらいに一部分に集中してるし」 絃「確かに羨ましい限りですね」 / . . . . . . . . . . . ./ . . . . . . . . . | . . . . . . . . | . . . . . . . . . ゚。 . . . . . . . . . . . . . . . . } } . .| . . . . . . . . | . .| . . .| . . . . | | | . | . . . . // . /| . . . . . . . . | . .| . . .| ... . ゚ | . .| . . . | . . . . . ト、! . . .// . / . . . . . . . | | . .l . . .| |i . . . } | . .| . . . | . . . . . |.ノ`≧ュj/,_./i. . . . . . . jム斗匕} |i . . . | | | . .| . . . | . . . . . | .ノ=云=ミ イ . . ./ノx=云リ jノi . イ / | . .| . . . | . . . . .i|/_人 +ハ / ./ _人 +ハ‘, }. . // j/ . . . .゚, . . .| . . . . .i| マY . oノ マY . oノ/厶イ!{ / . . . .゚。. | . . . . .i| ー'″ `ー'゙ / | | ′ . .___@∨ . . .i| . . . . . . ′ . . . . . | |/ . . . ´ ハ 。 . .八 /ー―‐1 { / | . . ./ 、| ヘ ゚。 . / )、 { } ィ ∧; ┐ おもち…… . / / ̄)/ / . 、 > ゝ--- ′< ノ /// ′ _ | 丁 | |` ミ \ ̄/,,_ |彡"彳/ / .___ | 、__) ー | ,. ┐t'⌒{ } 入 | r v // r― ′! r‐、} '^ | | {ニ=- ∨ _ノ┴ュ'′/ } 〈_/ \ し ー |ニニニ{ニ}ニニニニ} / ,ノ、 rヘ,_〉 } / ニニニィ¨ト=ニニ7 { ‘,  ̄} .. イ∧ /ニニニ/ マニニニ\ , /し' . / ゝ /'⌒ヽ/ マ> ´ \ / i } 913 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/11(水) 00 56 49.12 ID 8ZDdcHBzo 春「それもこれも黒糖のおかげ」エッヘン 咏「それが本当なら10kgでも買うんだけどねぃ」 絃「それは流石に……その前に病気になっちゃいます」 咏「冗談冗談。健康第一だね」 京太郎「まぁ黒糖の話はここまでにして、朝食作りに入りましょうか」 京太郎「で、問題ですけど皆さん料理の腕前は?」 絃「えっと、私は人並みには出来ると思っていますが……」 菫「も、もちろん 914だ」 玄「わ、私は 915かな?」 春「…… 916」 咏「自慢じゃないけど 917だねぃ」 コンマ判定(コンマ反転) 01~50 出来ない 料理スキル:C (メシマズ) 51~98 出来る 料理スキル:B (メシウマ) ぞろ目44以外 料理スキル:A ぞろ目44 破魔矢発動(振りなおし) 926 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/11(水) 01 12 48.05 ID 8ZDdcHBzo これは酷い。だが安心して欲しい、一応改善の余地は有るから……多分 全員出来ない 菫「も、もちろんその……自信は無いと言うか経験がほとんどないと言うか……」ゴニョゴニョ 玄「わ、私はその料理は板長さんにおまかせしてたから……」 春「……味見係」 咏「自慢じゃないけど出来ないねぃ」アハハ 京太郎「……」 京太郎(もしかしなくても人選ミスった?) 京太郎「ま、まぁ調理そのものは俺と絃さんで何とかなると思いますので、皆さんには下準備をお願いします」 菫「そ、それくらいなら大丈夫だ……多分」 玄「お、おまかせあれ!」 春「……味見なら」 咏「その前に悪いけど、着物の裾締めてくれない?邪魔なんだよねぃ」 京太郎「――と言う訳で絃さん、貴方が俺の最後の希望です」 絃「え、えっと……が、頑張ってみます」アセアセ 929 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/11(水) 01 31 30.94 ID 8ZDdcHBzo 【調理場】 京太郎(どうやら俺が作る事に決まったせいか、あの人は居ないようだ……) 京太郎(あの人が居たら、きっともっと大変だっただろうし良かった) 京太郎(で、肝心の料理内容だが最初はたくさん作ってビュッフェスタイルにしようかと思ってたが無理だな) 京太郎(俺と絃さんだけじゃ、どう考えても数を作れないし……) 京太郎(とは言え最低でも和食と洋食の2種類は作った方が良いだろうから、二人で分担するか) 京太郎「絃さんは和食と洋食、どちらが得意ですか?」 絃「えっと……どっちも同じくらいでしょうか」 京太郎「そうですか。じゃあ俺が 932作りますね」 ※どちらを選んでも大して変わりません。 1.和食 工程【ご飯・味噌汁・魚・漬物】 2.洋食 工程【パン・スープ・目玉焼き・ベーコン】 934 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/11(水) 01 50 25.79 ID 8ZDdcHBzo 洋食 京太郎「じゃあ俺が洋食を作りますんで、絃さんは和食をお願いできますか?」 絃「分かりました。上手くできるかどうかはわかりませんが、頑張ります」 京太郎「お願いします。本当、絃さんだけが頼りなんです」ギュッ 絃「だ、大丈夫だと思いますからその手を離していただけると///」 咏「で、私達はいつまでラブコメを見てれば良いのかねぃ?」 春「……」ポリポリ 菫「ほ、ほら!時間も無いんだから早くしろ!」 玄「そ、そうだよ?早くしないと皆起きちゃうし」 京太郎「す、すみません。えっと、それじゃあ 937さんと 939さんは俺を手伝ってもらえますか」 1.菫 2.玄 3.春 4.咏 942 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/11(水) 02 18 29.99 ID 8ZDdcHBzo 玄 菫 京太郎「それじゃあ、玄さんと菫さんは俺を手伝ってもらえますか?」 玄「やった!おまかせあれ!」 菫「分かった。……その、よろしく頼む」 京太郎「はるると咏ちゃん先生は絃さんの手伝いをお願いします」 春「ん……分かった」 咏「りょーかい。でもさぁその前にちょっとお願いがあるんだけど」 京太郎「何ですか?」 咏「……その、な?えーっと……」ゴニョゴニョ 京太郎「あのー言いたい事があるのでしたらはっきりとお願いします。時間も限られてますし……」 咏「わ、分かったよ。その……だな///」 京太郎「はぁ……?」 咏「ええい!このニブチン!見て分からないのかねぃ……届かないんだよ!このままじゃ!///」ペチペチ 京太郎「は?……あ、ああ!確かに」 咏「やっと分かってくれたか……。ああは言ったけど、私が料理作れないのはこのせいでも有るんだからな?……本当だぞ?」 京太郎「はいはい、分かってますって。今、台を用意しますから」ニヤニヤ 咏「くっ……その分かってますよー的な顔がむかつくねぃ」 咏「1学期の評価下げてやろうかねー。しらんけど」 京太郎「ちょっ!職権乱用禁止!!」 960 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/12(木) 01 40 57.90 ID MHoG+ttto 京太郎「ではまず菫さんと玄さんにはこれを」 菫「エプロン?」 玄「あ、これ龍門渕さんの?」 京太郎「ええ。予備ですけど」 京太郎「それから咏ちゃん先生と絃さんとはるるにはこっちを……」 咏「これってあれか、いわゆる割烹着じゃん」 絃「こういうのは初めてですけど、動きやすいですね」 春「……サイズぴったり」 京太郎「三人とも服が服ですし、それにそれを着けてると和食作ってるなぁって気になりません?」 菫「まぁ確かに、何事も形からって言うしな」 玄「皆、お似合いなのです」 咏「ま、確かに私とか滝見は裾が邪魔になるからこっちの方が良いねぃ」 絃「私も裾が長いですから、こちらの方が良いですね」 春「……でも何故京太郎は割烹着がある事まで知ってたの?」 京太郎「!?」ギクッ 京太郎「い、いやぁ偶然見つけたんですよ偶然」 京太郎(い、言えない。メイド服を見つけたときに一緒に見つけていたなんて……) 961 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/12(木) 02 03 05.16 ID MHoG+ttto 京太郎「と、とにかく時間も無い事ですしすぐに取り掛かりましょう」 絃「そうですね。それではお二人共こちらへ」 咏「へいへーい」 春「……」 京太郎「それではこっちも始めましょうか」 菫「ああ」 玄「うん」 京太郎「ではまずは、パンを焼きましょう」 菫「なんだ、それなら大丈夫だ。パンを焼くくらいなら私にでも出来るぞ」 京太郎「そうなんですか。それは良かった」 京太郎「じゃあこれ、お願いしますね」ドンッ 菫「!?」 菫「な、なぁこれは何だ?」 京太郎「何ってパン種ですが……?あの……もしかして何かおかしなところでも?」 菫「いや、これ自体はおかしくない……いや、やっぱりおかしい」 玄「もしかしてこれ、きょーくんが作ったの?」 京太郎「勿論そうですよ。いやぁ流石透華さんですねー。良い素材使ってます」 京太郎「ま、おかげでちょっと勝手が分からなかった部分も有りますけどね」アハハ 菫「いやいやいやいや」 菫「パンを焼くってまさか……」 京太郎「はい。そこのオーブンで焼くんですよ?」 菫・玄「「ええっ!?」」 964 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/12(木) 02 49 03.58 ID MHoG+ttto 京太郎「やっぱりパンは焼きたて作りたてが一番ですからね」 京太郎「いやぁ前日に仕込んだ時は大丈夫かなと思いましたが、案外何とかなるもんですね」 菫「いや普通はならないだろう」 玄「もうパン屋になれば良いんじゃないかな?」 京太郎「またまた、ご冗談を」 京太郎「パン屋になるには心を込めたパンが作れないといけませんし……」 菫「……一体何を目指してるんだ?」 京太郎「とまぁ話はこれくらいにして、実際に焼いていきましょうか」 京太郎「まずは麺棒で平たく伸ばしましょう」 菫「ふむ。こうか?」 京太郎「ええ、そんな感じで」 玄「う~ん、難しいね意外と」 京太郎「まぁ初めてなんで、そんなに気合いれずにやってください」 京太郎「出来たら4つに折りたたんで、パン型に入れます」 菫「なるほど、これで焼くのか」 玄「やってみると簡単だね」 京太郎「いやいや、ここからあと30分ぐらい置いておいて膨らましてから焼くんですよ?」 菫・玄「「え?」」 975 名前: ◆UNNCnfZIx6[sage] 投稿日:2013/09/13(金) 00 27 01.30 ID N1D1Vv+yo 京太郎「ではパンが膨らむのを待っている間に野菜スープを作りましょうか」 京太郎「......あの最初に聞きますが、まさか包丁を持つのも初めてとかじゃないですよね?」 菫「ま、まさかこんな年になってなぁ?」 玄「そ、そうだよ?」 京太郎「......本当に?」ジィーッ 菫「うっ......えっと 978です」 玄「わ、私は 980です」 コンマ判定(コンマ反転) 01~30 包丁も持った事がありません 31~70 ほ、包丁くらいは何とか 71~98 自慢じゃないけど包丁捌きには自信が 【料理経験値に+1(10貯まるとレベルアップ)】 ぞろ目44以外 我に斬れるものなし! 【料理経験値+3】 ぞろ目44 破魔矢発動 988 名前: ◆UNNCnfZIx6[sage] 投稿日:2013/09/13(金) 00 57 27.66 ID N1D1Vv+yo 菫 包丁も持ったことなし 玄 包丁くらいは何とか 菫「うっ……えっと包丁も持った事がありません」 玄「わ、私は包丁くらいは何とか板長さんに教えてもらったから……」 京太郎「菫さん……」アワレミノメ 菫「ち、違うんだ!いや違わないんだが、これには深い訳が有ってだな」 京太郎「……ちなみに聞きますけど、どのような理由が?」 菫「まず、自慢じゃないが私は今まで麻雀に全てを懸けてきた」 京太郎「まぁ菫さんストイックそうですし」 菫「次に小中高と私は全寮制だったのでな。故に料理を作る必要が無かった」 京太郎「分からなくもないですね。けどご実家では手伝いとかは?」 菫「……そしてまぁこれが最大の理由かもしれんが、両親……特に父親が過保護でな」 京太郎「は、はぁ……」 菫「それはもう目に余ると言うか何と言うか……」 菫「怪我したらいけないからって、包丁も持たせてくれなかったんだ……」 京太郎「……今どきそんな父親がいるんですね」 菫「本当、私が嫁にでも行ったら死んでしまうんじゃないかと心配だよ」 京太郎(菫さんと結婚する人、大変そうだな……) 京太郎(いやその前に料理も出来ないと貰い手が――) 菫「……何か言ったか?」ギロッ 京太郎「イエナンデモ」 36 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/17(火) 01 07 54.79 ID 8hfKPeoYo 京太郎(しかし……どうするべきか?) 京太郎(包丁も使えない菫さんを何とかするべきか) 京太郎(それとも菫さんには他の事をしてもらい、玄さんと材料を切るか……) 京太郎(なんか菫さんは放っておくと危なっかしそうだし……) 京太郎(でも時間から言えば玄さんと一緒にした方が早いし……) 39 1.菫さんを指導する 2.玄さんと料理する 3.その他(内容併記) 41 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/17(火) 01 26 02.90 ID 8hfKPeoYo 菫さんを指導する 京太郎(いやここで菫さんを放っておくと、後々怖いし……) 京太郎(それに高三にもなって包丁も握った事がないのは流石に、ねぇ?) 京太郎「菫さん」キリッ 菫「な、なんだ?」ドキドキ 京太郎「この際です。包丁の扱い方を学びましょう」 菫「は?いやいや、今はそんな事をしてる場合じゃ……」 京太郎「ですがこの機会を逃すと扱えないままですよ?」 菫「そ、それはそうかもしれないが……」 京太郎「……菫さんが料理できないこと、照は知ってるんですか?」 菫「えっと、その……今までは誤魔化してきたから知らないと思う」 京太郎「ぶっちゃけ、あのぽんこつ照ですら料理はそれなり包丁はちゃんと扱えます」 菫「そ、そうなのか?」 京太郎「つまり今の貴方は料理に関しては、あの照よりぽんこつなんですよ!」 菫「!?」 京太郎「その事を照が知ったら――」 -─===‐-ミ ´. . . . . . . . . . . . 、/. . . . . . . . . . . . . . . \. . . . . . . . . . . . ト、 . . . . `、. . . . . . . . .|. . . . | \. . . . ',. . . . . . . |. . . . | \|. . .. . |. . | |. ‐/、|. . l . | -‐. |、. . .. . |. . | |. / |. . 八ノ ハ . | . .. 八. |┬─┬}/ ┬‐┬‐ . . |`ヽ}. /⌒ヽ} | | 三 | | .'. . |. { '└─┘  ̄ └‐┘ l. . |人_ j. . |i. . . .> )‐┤ イ.l 'i. . . i . _;〕ト _/| h ≦. . .| 八/ト、. . |/⌒ 、_| | | | ト、`〉、|/| \{ .,_ \| |/ ハ / ヽ > | ノ / ∧ 照「菫がぽんこつ……」プププ 菫「い、いやぁぁぁぁぁぁぁ!!」 42 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/17(火) 01 50 33.54 ID 8hfKPeoYo 菫「頼む!今すぐ私に包丁の扱い方を教えてくれ!頼む!」 京太郎「だ、大丈夫ですから。そんなに必死に頭を下げなくてもちゃんと教えますし」 京太郎「ですから頭を上げてください」 菫「ほ、本当か?」 京太郎「ええ、任せておいて下さい」 京太郎「そう言う事なんで玄さん。申し訳ないですが、下準備の方をお願いします」 玄「う、うん。下準備くらいなら大丈夫だと思うから、その……頑張ってね?」 京太郎「……何とかして見せます」 京太郎「――と言う訳でまずは包丁を持ってみてください」 菫「こ、こうか?」ギュッ 京太郎「持ち方は特に問題ないですが、無駄に力を入れ過ぎです」 菫「しかしだな……」 京太郎「じゃあ深呼吸して、落ち着いてください」 菫「すーはー」 京太郎「って包丁持ったままやらないでくださいって!!」 菫「す、すまん!」 京太郎「だから包丁はちゃんと置いて!!」 菫「そ、そうだな」ストン 京太郎「だからってまな板に刺さないでくださいってば!!」 京太郎(……前途多難すぎるだろ) 京太郎の指導 45 コンマ判定(コンマ反転) 京太郎の指導により(知力72 + 精神力41 ÷ 4 = 28.25≒28 +28) 01~30 菫さん…… 31~70 まぁこれくらいならマシでしょうか? 【菫の料理経験値+1 10でレベルアップ】 71~98 やれば出来るじゃないですか! 【菫の料理経験値+3 好感度+1】 ぞろ目44以外 あれはSSS(シャープシェフスミレ)!? 【菫の料理経験値+5 好感度+3】 ぞろ目44 破魔矢発動 48 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/17(火) 02 18 47.42 ID 8hfKPeoYo 12 + 28 = 40 まぁこれくらいならマシでしょうか? 京太郎「まぁこれくらいならマシでしょうか?」 菫「そ、そうか」 京太郎「一応素材を切る事は出来ましたし」 京太郎「と言っても明らかに大きさがバラバラですけど」 菫「うっ……」 京太郎「まぁ包丁を初めて握ってこれなら大丈夫でしょう」 菫「そ、そうだよな!」 京太郎「ですが一口に切るといっても、繊切り、針切り、みじん切り、あら切り、ぶつ切り、乱切り、笹がき、輪切り、筒切り、小口切り、斜め切り、削ぎ切り、半月切り、いちょう切り、拍子切り、短冊切り、さいの目切り、あられ切り、隠し包丁、桂むき、飾り包丁、飾りきり、面取り、切り違い、手綱切り、花形切り、菊花切り、茶筅切りと有りますが」 菫「……は?」 京太郎「まぁこれらはこれから覚えていけば良いですからね?俺も手伝いますし」 菫「そうか……」ホッ 菫「って京太郎も手伝ってくれるのか?」 京太郎「当然です。乗りかかった船ですし」 京太郎(それに教えた手前、怪我でもされたら困るし……) 菫「そうかそうか……。うん、頼んだぞ♪」 京太郎「?ええ、まぁ任せてください」 58 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/18(水) 01 16 21.32 ID zyNSNUAgo 玄「きょーくん、こっちは出来たよー」 京太郎「あ、すみません玄さん。一人で任せてしまって……」 玄「大丈夫大丈夫。これくらいは平気だから」 玄「そっちはどう?」 京太郎「まぁ……なんとか?」 菫「ほら見てくれ松実妹、この通り包丁捌きも――」ビュンビュン 玄「ひっ!?」ビクッ 京太郎「だーっ!だから包丁を振り回すのは駄目ですって!!」 菫「す、すまん……」 京太郎「包丁が扱えるようになって嬉しいのは分かりますが、はしゃぎ過ぎです」 菫「……面目ない」シュン 京太郎「玄さんにも謝ってくださいね」 菫「本当にすまない」ペコリ 玄「あ、いえ私は気にしてないですから良いですよ」 京太郎「とにかく、時間も余りありませんし一気にベーコンと目玉焼きを作りましょう」 一緒に作るのは 61 1.菫 2.玄 62 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/18(水) 01 29 34.24 ID zyNSNUAgo 玄 京太郎「それでは俺は玄さんとベーコンと目玉焼きを作りますんで、菫さんはスープの鍋を見ててください」 菫「わ、分かった」 京太郎「……一応言っておきますが、見ると言うのは本当に見てるだけじゃなく、時々鍋をかき混ぜたり火加減を見たりするんですよ?」 菫「だ、大丈夫だ。そ、それくらい分かってたぞ?」 京太郎(……嘘だな) 玄(嘘だね) 菫「な、何だその疑いの目は?えーい!絶対成功させてやるからな!!」 京太郎「いやただ単に鍋をかき混ぜていただければ良いんですけど……」 63 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/18(水) 01 38 35.71 ID zyNSNUAgo 京太郎「……本当に大丈夫かなぁ」 玄「えっと……私も菫さんの事は言えないけど多分大丈夫なんじゃないかなぁ?」 京太郎「まぁ菫さんも心配ですけど、今は玄さんの番ですからね」 玄「は、はい!」 京太郎「ベーコンは良いとして、卵……割れます?」 玄「うぅ~馬鹿にしないでよ。卵ぐらい――」 66 コンマ判定(コンマ反転) 01~30 スベって転んでおでこで割る 31~70 多少殻が入ったものの合格点 【玄の料理経験値+1 10でレベルアップ】 71~98 やれば出来るじゃないですか! 【玄の料理経験値+3 好感度+1】 ぞろ目44以外 あれは阿知賀のドラゴンロード!? 【玄の料理経験値+5 好感度+3】 ぞろ目44 破魔矢発動 68 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/18(水) 01 55 59.71 ID zyNSNUAgo スベって転んでおでこで割る 玄「あうっ!?」ステッ 京太郎「あ」 玄「イタッ!」グシャッ! / . / / /. | | ヽ /. . ./ . . / /. . /| . . . . . . |. . .|. . . |. | . i. . . .i . . . . / /. . . i/ i_;. イ| . . | . . |. . .ト. .;_|. | . |. . . .i . . . . . /) / / . . i . . i/| . . |八 . 八. . . .|. . .|. . /|/\|. . . .i. . . . .i 〈 <00 rュ φ . ./ . .i . . i 斗テ宀ミ . . . \. .∨斗宀弌ミ /j| . . j . i . .| \) ∩┌─ 、 ○ o . ./i . i . . 〃 んuノハ \|\|\| んuノハ ∨|. . .リ. . i . .| ⊂ニ ⊃  ̄)丿 {. . ;. i . 人 . {i { .. .. } { .. .. } レ. . . .i. . i . .| ( ○ | / __ __ xく '| . i . . . .ト、| とつ_ノ ゝ._(つo厶ィj . i. . i 八  ̄∪ \ ゙っ) / . . . . / | . i . . . .i |//// ′ ////| ! . i. . i . . . 、 '⌒ア. . .ノ ノ . i . . . 从 从 ノ. 八 . . . \ 玄「あぅあぅ……」ベチョーッ 京太郎「く、玄さん大丈夫ですか!?」アタフタ 玄「おでこいたいよー……ぬるぬるするよぉ……」エグエグ 京太郎「ほら、これで早く拭いてください」 玄「ありがとう」ゴシゴシ 70 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/18(水) 02 11 58.21 ID zyNSNUAgo 京太郎「……まったく、どうしておでこで割ろうなんて事を」 玄「ち、違うよぉ。あれはたまたまスベって転んで割っちゃっただけで……」 京太郎「あはは。分かってますってば」 京太郎「でも本当に大丈夫ですか?結構な勢いで打ち付けましたけど」 玄「えっと……ちょっとまだヒリヒリするかも」 京太郎「ちょっと良いですか」ファサッ 玄「えっ?」 京太郎「うーん、切れたり怪我したりはしてないですけど赤くなってますね」ジッ 玄「ううっ///」 玄(ち、近いよきょーくん。でも真剣に私を心配してくれてるんだね///) 京太郎「あれ?何か益々赤くなってるような……。ちょっと計りますね」ピトッ 玄「!?///」 / .. .. .. / . . . . . . . . . . . ./ | . . .ハ . . . j . . . .} ゚。 |\ . . . . .| .. 。 .. .. .. .\ / .. .. .. / . . . . . . . /|__;.ム斗 ./ | . . .し . .;\_} . |__ ゚。. . . .| . ..゚。 .. .. \ .゚。 / .. .. .. / .i . . . i . /│ ./ | .′ | . . . . . ./ Ⅵ 。 . . | . . .. 。 .. .. .. }ⅵ /....... . ., . . . | . . . レ彡| ./三ミ {、 | . . . ./ 彡=リ三ミト、 . .| . . . . ゚ .. .. .. | リ / .. .. . . ′ . .| . ./〃 リ リヾ 、 . . . ./.〃 ヾ 、リ . . . . i .. .. ..| / .. .. . . イ . . . . .| /il{ }li } . ./ il{ }li | . . . . | .. .. ∧ / .. .. ./ |. . . . . リ il{ }li l/ il{ }li | . . . .| . . .. .∧ / .. ./.. . . .|. . . . . .| ミト、 ィj/ ミト、 ィj/ | . . . .| . . . .. .∧ j ./ . .. . . . .| . . . . . | ゞ=====彡 ゞ=====彡 │ . . .| . . . . .. ∧ イO/ . .. . . . . .| . . . . . |////////////////{ . . . .| . . . . . .. ..∧ / ..// . .. . . . . . .| . . . . . |、 r――――― 、 ι ノ . . . .| . . . . . . . .. ∧ / .. ..// .. .. . . . . . . .| . . . . . | .\ ι | | イ | . . . . .| . . . .゚ , . . .. ..∧ / .. .. ..// . .. . . . . . . . . | . . . . . | . . 个 . . ノ ---―‐ ____} . . 个 . . .| . . . . .| . . . . . ゚。 . .. .. ∧ 〃 .. /|〃 . .. . . . . . . . . . | . . . . . | . . . .ハ . . .≧==- __ -==≦ .ハ. . j . . . .| . . . . .| . . . . . . |i .. . . . .∧ / ../ l/ .. . . . . . . . . . . . | . . . . . | . . / } . . . . / { } \ . . . / }. . . . . | . . . . .| . . . . . . }ト . .. .. ..∧ 京太郎「う~ん、ちょっと高いですね。もしかして風邪引いたんじゃ――ってあれ?玄さん?」 玄「きゅ~」プシューッ 京太郎「え?ちょっ、玄さん!?玄さん!大丈夫ですか!?」 82 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/19(木) 00 45 29.17 ID D6I04Nl6o 京太郎「大丈夫ですか?玄さん。いきなり倒れるから心配しましたよ」 玄「ご、ごめんね」 京太郎「まぁ大丈夫そうだから安心しましたけど……」 京太郎「でも念の為に休んだ方が良いんじゃ?」 玄「だ、大丈夫だよ。ほらこの通り!」ブンブン 京太郎「はぁ……でもさっき熱が――」スッ 玄「だ、ダメッ!!///」サッ 京太郎「へ?」 玄「本当に大丈夫だから!時間も無い事だし続けよう?ね?」アセアセ 京太郎「分かりました。玄さんがそう言うなら……」 京太郎「でも本当に調子が悪い時は言ってくださいよ?」 玄「う、うん///」 京太郎(大丈夫かなぁ?まぁ注意して見てよう) 京太郎(……でもさっき露骨に避けられたのはちょっとショックかもなぁ)ズーン 玄(ううっ……///) 玄(きょーくんってば不意打ちが過ぎるよぉ) 玄(まだドキドキしてるし、さっきもう一度されそうになった時に思わず全力で避けちゃった) 玄(気にしてないと良いけど……) 83 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/19(木) 01 00 28.79 ID D6I04Nl6o 【数分後……】 京太郎「とりあえずベーコンと目玉焼き出来ましたね」 玄「うん……ちょっと焦げたりしちゃったものも有るけど」 京太郎「……まぁその辺りはご愛嬌と言うか、目玉焼きが潰れなかっただけ良かったと思いますよ」 京太郎「ただし一部除く」 玄「あうっ」タジタシ 京太郎「あはは。冗談ですよ」 玄「もう!いじわる……」 菫「……仲の良さそうなところ済まないが――」 京太郎・玄「「!?」」ビクッ 菫「そろそろパンを焼く頃だと思うが?」ジロッ 京太郎「そ、そうですね」 京太郎(やべー菫さんの事すっかり忘れてた……) 86 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/19(木) 01 21 38.34 ID D6I04Nl6o 京太郎「それではパンを焼いていきましょうか」 京太郎「十分に熱したオーブンにパンを入れて、約30分ほど焼いていきます」 京太郎「……」 菫「……」 玄「……」 京太郎(……焼いてる間の沈黙が気まずい) 京太郎(な、何か言わないと) 89 1.それにしても二人とも、予想よりは酷くなくて安心しました 2.菫さん、スープはどうですか? 3.玄さん、おでこ大丈夫ですか? 4.絃さん達はどうかなーっと 5.その他(内容併記) 91 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/19(木) 01 38 15.54 ID D6I04Nl6o 菫さん、スープはどうですか? 京太郎「えっと、あの……菫さん、スープはどうですか?」 菫「ん?あぁ大丈夫だ。言われたとおり、見ながらかき混ぜてたぞ」エッヘン 京太郎「ありがとうございます。じゃあちょっと味見して味を調えましょうか――」パカッ スープ「具?何それ?刹那で忘れちゃった」 京太郎「……」 菫「どうだ。ちゃんとかき混ぜて綺麗になってるだろ?」 京太郎「…… 94」 1.そ、そうですね…… 2.菫さん。そこに正座 3.よ、良く出来ました(ナデナデ) 4.その他(内容併記) 97 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/19(木) 01 53 51.29 ID D6I04Nl6o 菫さん。そこに正座 京太郎「……菫さん。そこに正座」 菫「え?」 京太郎「良いから正座してください」 菫「な、何故だ?」 京太郎「正座!」 菫「は、はい!」ビクッ 京太郎「……俺は確かに菫さんに火加減に注意してかき混ぜてくださいとは言いました」 菫「ああ、だから私はちゃんとかき混ぜて――」 京太郎「かき混ぜ過ぎです!なんでスープの具が無くなってるんですか!?」 菫「いやだってかき混ぜてたら段々……」 京太郎「どんだけかき混ぜたら具が無くなるんですか!?」 京太郎「ってか無くなって来てるのが分かってたなら止めると言う選択肢は無かったんですか?」 菫「だ、だって京太郎がかき混ぜろって……」 京太郎「言いましたが時々、しかも具がなくなるまでかき混ぜろとは言ってません!」 菫「ううっ……」 98 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/19(木) 02 08 01.00 ID D6I04Nl6o 京太郎「俺より年上なんですから、それくらいは分かると言うか作ってて変だと思うくらいの事は……」ブツブツ 玄「きょーくん、きょーくん」ツンツン 京太郎「大体――ってどうしました玄さん?」 玄「えっと、その……」チラッ 菫「ぐすっ……だって京太郎が見てろって言うから私は」グスグス 京太郎(げぇーっ!?やり過ぎた?) 京太郎(ってかまさか菫さんがこんなに打たれ弱いとは……) 京太郎(ど、ど、ど、どうしよう?) 101 1.で、でも料理は味ですから味さえ良ければ…… 2.えっと俺も言い過ぎました。ごめんなさい 3.いい年して泣けば許されると思ってるんですか?(ドSの目) 4.その他(内容併記) 106 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/09/19(木) 02 33 53.07 ID D6I04Nl6o えっと俺も言い過ぎました。ごめんなさい+何かあったら気軽にオレを頼ってください! 京太郎「えっと……俺も言い過ぎました。ごめんなさい」 菫「ふぇ?」 京太郎「よく考えれば料理初心者の菫さんに対して、詳しい説明を怠った俺が悪いです」 京太郎「火加減に注意してかき混ぜろと言っただけで、中身の事に関しては言ってませんでしたし……」 菫「いや……だが……」 京太郎「ちゃんと側に居て指導するべきでした。本当にごめんなさい」 菫「その……こちらこそ取り乱してすまない」 菫「ちゃんと出来たと思って浮かれてしまっていた。よく考えれば、あれだけ野菜を切っておきながら具の無いスープなんてありえないしな」 菫「本当にすまなかった」ペコリ 京太郎「良いんですよ、さっきも言ったとおり悪いのは俺で……」 菫「いや私が!」 京太郎「俺が!」 菫「私!」 京太郎「俺!」 玄「すとーっぷ!」 玄「もう!二人ともそこまでなのです」 玄「どっちが悪いかじゃなくて、どっちも悪かったと言う事で終わりにしよう、ね?」 菫「……松実妹がそう言うのなら」 京太郎「分かりました。でも今後何か疑問があったら気軽にオレを頼ってくださいね?」 菫「分かった。そうさせてもらうよ」ニコッ 玄「うん。これで仲直り成功なのです♪やっぱりみんな仲良しが一番だよ」ニコニコ <<前に戻る|6月へ|次に進む>>
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http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1392037834/ ▼腐った彼女 それは、まさに偶然。 咲「違うの!これは違うの!」 彼女がもう少し口が上手ければ違ったかもしれない。 咲「こ、これはその!……そうお姉ちゃん!お姉ちゃんのなの!」 彼がもう少し、彼女の事を知らなければ騙されてあげれたかもしれない。 京太郎「……お前のねーちゃん、3年前に引っ越したじゃねーか」 咲「うっ!」 京太郎「それに、家族の想い出は雀卓しか残ってないとか言ってたじゃん」 咲「ぐはっ!」 そうして、少女の秘密は暴かれた……。 きゅふっ、きゅふふふふっ♪ 長野という人外魔境の夜よりも、人の心の闇は深い……。 咲「ねえねえ京ちゃん、今度はいつ龍門渕に行くの♪」 まこ「なんじゃ?今日の咲、えらくテンション高いのお?」 和「……ふぅ」 優希「それが、これは今日だけじゃないんだじぇ……」 まこ「んんっ?」 ……………… ………… …… 優希「……と言うわけなんだじぇ」 まこ「なるほどのお、ワシが部長会議やらなんやらで部を留守にしてる間にそんな事があったんか」 和「はい、ただ咲さんが元気の良いだけならいいのですが……」 咲「きゅふふふっ♪それで京ちゃんからの第一印象はどうだったのかな~♪」 京太郎「おい、俺はお前の趣味を認めるとは言ったけど、今は部活中だろ?」 咲「えー!だって~!」 和「咲さんは悪鬼羅刹の鬼畜道に落ちてしまったんです……」 まこ「はあ?」 優希「咲ちゃんは……」 咲「だって!だって!ヤンチャDK(男子高校生)と完璧執事のカップリングは」 和「腐女子になってしまったんですぅうううう!!!」 咲「私の生きる活力なんだもん♪ハギ京最高~♪」 京太郎「……ハァ」 京太郎(俺、アイツの事なんでも分かってると思ったのに全然そんな事なかったんだな……) 優希「……」ギュッ 夕方 咲「きゅふふふっ、今日は『タイ国のバニィ』の再放送あるから急いで帰らなきゃいけないんだ、ゴメンね~」 京太郎「はいはい、俺は備品整理してから帰るから。気を付けて帰れよ」 咲「もぉ~、子供じゃないんだからねー」 和「さて、私達も帰りましょうかゆーき」 まこ「ワシも京太郎が整理やってくれている間に、生徒議会に報告書出してくるかの」ヨイショット 優希「ゴメンのどちゃん、先に帰っててくれるかな……」 和「……ゆーき」 ガタンッ。 京太郎「あれ?優希、まだ帰ってなかったのか?」 優希「う、うん」 京太郎「どうした?なんか何時もの元気がねえぞ?」 優希「それは、……それは京太郎の方だじぇ」 京太郎「え?」 優希「顔が強張って、何時もの……」 咲(うわー、やっちゃった!明日当てられる数学のプリント 部室に置いて来ちゃったよぉ~!) 咲(ううっ、和ちゃんに教えてもらいながらやったから 多分、ベットの脇の机にあると思うんだけど…… 一人でアレを解くのは辛いから、無くなってないでよー) 優希「何時もの京太郎の表情じゃないじぇ……」 京太郎「……そんな事、どうでもいいだろ」 優希「よくないっ!」 京太郎「え?」 優希「京太郎が悩んでるのは、咲ちゃんのことなんだろ」 京太郎「……」 優希「何も言わなくても、顔がイエスだって言ってるじぇ」 京太郎「そうだよ、……もう分かんねえんだよ」 優希「……」 京太郎「咲が何を考えているのか、何を俺に求めているのか分からねえんだよ!」 優希「京太郎……」 京太郎「今までは、何時も誰よりも傍に居た自信があったのにちょっと俺の知らない趣味があっただけで」 京太郎「それだけで何も分からなくなっちまった……」 優希「……」 京太郎「……」 優希「わ、私だったら」ギュッ 京太郎「優希?」 優希「私だったら、京太郎をそんな風に不安になんかさせない!」 優希「今までの行いだって全部改めるし!誰よりも京太郎を大事にする!」 京太郎「……」 優希「だって!だって!私は京太郎の事が―――!」 咲「…………」 咲「……あははっ、せっかく部室に行ったのにプリント取って来れなかったな……」 咲「…………」 咲「そうだよ、こういう時は何時も通りに楽しい事を考えて……」 咲「今まで上手く出来たのに、もう少しの所でハギヨシさんに追いつけない京ちゃん」 咲「それに対して、手を貸したいけど心を鬼にしてグッと我慢して見守るハギヨシさん」 咲「そうだよ、そこに真実の愛があるんだ! うん、だから……現実なんかどうなったって……」 咲「もし、京ちゃんが優希ちゃんと付き合ったとしても私には、私だけのハギ京があるんだもん……だから……」ウッ 咲「……うぐっ……うううっ……」ヒグッ 咲(なんで……なんでなの……楽しい、一番大事な楽しみなのはずなのに……) 咲(優希ちゃんと京ちゃんが付き合ったらと想像すると…………胸が痛い) 咲(あの時に、ママとお姉ちゃんが出て行った時に、もう現実なんて嫌になったはずなのに……) 咲(なんでこんなに苦しいの…………うわああああ……うぐっ……きょうちゃあ……きょうちゃああああん)ヒッグヒッグ 京太郎「…………遅くなっちまったな」 京太郎「……」 京太郎(そういや、今日はお袋が親父の転勤先に泊まりに行く日だっけ) 京太郎(……ありがたいな、今日はちょっと一人になりたかったからな) 「……」ポツンッ 京太郎「……」 「……」 京太郎「……ハァ」 咲「……」 京太郎「……どうしたんだよ」 咲「……わ゛、わ゛だぢ……わ、分けがわがんなぐなっぢゃって……ひぐっ……」 京太郎「おい!大丈夫か!?」 咲「ごべんなさい……」 京太郎「へっ?」 咲「ごべんなさい、京ちゃんには優希ちゃんの方がお似合いだって分かってるのに」 咲「私みたいなのより、可愛くて良い子だって分がってるのに……なのに、京ちゃんの事が諦め切れなくて」ウグッ 京太郎「……」ソッ 咲「嫌なの!私なんかじゃ駄目だって分かってるけど京ちゃんが!京ちゃんの事がっ!」ギュウッ 京太郎「……」ポンポンッ 咲「京ちゃんの事がっ!―――好きなのっ!!!」ギュウウッ 京太郎(そっか、……簡単な事だったんだな。 もっと素直に、自分の気持ちに従えば良かったんだ) 咲「ごべんなざい!ごべんなざい!……もうちょっとしたら離れるがら!) 咲(二人の邪魔にならないようにずるがらっ!だから……もうちょっとだけ!」 京太郎「駄目だ……もう、離さない」 咲「……?」 京太郎「……好きだ」 咲「…………えっ?」 京太郎「俺も、お前の事が好きなんだ。俺と付き合ってくれ」 咲「で、でも、優希ちゃんは……」 京太郎「アイツは凄い奴だ、俺に出来ない事をやった 真正面から真面目に告白してきた。 だから俺も、本当の気持ちを伝えた……だから、アイツを送って来たから遅くなった」 咲「……」 京太郎「もう一度言うぞ。 咲、お前が好きだ、付き合ってくれ」 咲「……はい」 END ▼洋榎「今日は姫松恒例、週末のたこ焼きパーティーやで!」 洋榎「さあて、今日のもう一人の焼き役は誰や!」 末原「前回が私やったから、あいうえお順で……」 京太郎「えーと、俺です」 洋榎「ほほう京太郎か、引っ越してきたばっかの大阪一年生やからって、うちは手をぬかへんで~」 絹恵「流石お姉ちゃん!姫松のたこ焼きディフェンディングチャンピオン!」 洋榎「まあまあ騒いだらあかん、またうちのたこ焼きが大好評になって」 洋榎「もう一人の焼き役に閑古鳥が鳴くんは、仕方が無い事やからな~、まあ京太郎もそんな落ち込むことあらへんで」 京太郎「はい、出来るだけ頑張ってみます!」 洋榎「なっはっはっはっ、素直で可愛いのぉ~、一年生の鏡ラーやで」 京太郎「へ?」 絹恵「京太郎君、今のはね、カガ「ミ」と「ミ」ラーを掛けて―――」 洋榎「ええいやめんかい!ギャグの説明とか逆に恥ずかしいやろ///」 絹恵「ご、ごめんお姉ちゃん」 由子「いつも通りなのよー」ヤレヤレ 洋榎「よっしゃ、いつも通りクルクルサクサクとうちの腕前を見せたるでー」 洋榎「京太郎の方はどうやろ……なっ!?」 京太郎「えーと、葱はこれ位でいいかな」 洋榎(クッ、ちゃんと寝かしたタネを用意しとる。これは素人の手口やない!) 京太郎(よーし、このまま予習した本の通りに頑張ろう) 洋榎「よっしゃ!タップリの油に生地を流し込んだら、手早くネギ、紅しょうが」 洋榎「そして明石のタコを入れて、最後に天かすをを振りかけて仕舞いや!」 洋榎「後はもうすぐで最初に流し込んだ生地がええ感じに焼けるさかい、ひっくり返して完成や」 絹恵「わぁ~流石お姉ちゃんや、手際ええねえ~♪」 洋榎「かっかっか、それ程のもんやでー……えーと京太郎の方は……」 洋榎「プププッ♪大量のネギはええとしても、チーズに餅とかw邪道やろwそんなゲテもん大阪人は誰も食わへんでwwwww」 絹恵「……」ジー 洋榎「さあ完成や!かつおぶしと青ネギは掛け放題や!せやけど、入れ過ぎて味を壊さん様にきをつけるんやでー!」ワーッハッハ 京太郎「ふぅ、主将の半分位しか作れませんでしたが、こっちも完成です」 モブ「わー美味しい~」 絹恵「流石お姉ちゃんや!」 モグ「モグモグハフハフッ!」 洋榎「ハッハッハ、熱いから気を付けるんやで~」 洋榎(なんやろ?心なしか人が少ない様な……) わいわいがやがや。 きゃっきゃうふふ。 洋榎「……なっ!?あっちの方に居るんはレギュラー陣やないか!?」 由子「もちもちの餅に、しょっぱいベーコンがこれまた合うのよ~♪」 漫「何も付けないでって言われた時は、キョトンとしましたが、中にエビマヨが入ってたんやね。ハフハフッ、美味しいわ~♪」 末原「このキムチチーズもイケるで♪最初聞いた時はゲテモンや思うたけど キムチの辛さをチーズがマイルドにして、ナンボでも入るわ~♪」 セーラ「このネギダクのたこ焼きをポン酢で食うのええな~♪ うちんち貧乏やったから、タコなんて買えんくて、具がネギだけやったん思い出すわ~」 由子(なんで貴方がおるのよー、しかもかなり自然に紛れ込んでるのよー……) 漫「うちはやっぱりネギマヨ&ソースやな」 末原「漫ちゃん、マヨネーズばっか食うとると、そのピカピカのおでこが更にテッカテカになってしまうで?」 漫「なりませんから!」 セーラ「あっはっはっは!漫はイジられキャラなんやなー♪」 漫「なんもかんも代行がうちをイジるからやー!」プンプン 由子「……(コイツ、なじみ過ぎやろ)」モグモグ 末原「うちは普通のソースのみが一番やけど、ネギ焼きやイカ焼きとかは、ポン酢の方が美味しいかな~?」 由子「そう言えば、このソースも丁度良い甘さで美味しいのよー」 京太郎「ああ、うちで使ってるオタフクソース持って来たんですよ」 末原「ああ、これが有名なオタフクソースなんや」 京太郎「あれ?使った事無いんですか?意外ですね」 末原「それがな―――」 洋榎「わははっ!対に馬脚を現しおったな!」 京太郎「しゅ、主将?」 洋榎「オタフクなんて広島の商品を使うなんて、大阪人の風上にも風下にも置けん行動やで!」 洋榎「さあ皆も、こんなエセたこ焼きなんてほっといて、ホンマもんを食べようで!」 「「……」」シーン 洋榎「……え?」 洋榎「ど、どないしたんや……なあ漫」 漫「なんというか……主将のたこ焼きは美味しいんですが、その……」 セーラ「お、ホンマや!姫松の主将のたこ焼きめっちゃ美味いやん」バクバク 洋榎「なんやその……奥歯にグリコキャラメルがくっ付いたような言い方は?何かうちのたこ焼きに問題でもあるんか?」 恭子「飽きたんや」 洋榎「え?」 漫「ちょ、末原先輩!」 恭子「漫、こん事はな、一度ハッキリ言わなあかん事なんや」 漫「……それは、そうですけども」 洋榎「ちょ、意味が分からんわ……えっ?」 恭子「確かに洋榎のたこ焼きは美味い。何の文句の付けようもない完成度や。店で売っていたとしても、喜んで買うやろな」 洋榎「せやったら―――」 恭子「せやけどな、なんぼ食ったと思うてんねん?」 洋榎「は?」 恭子「京太郎は知らんやろうけど、今年の正月から始って、毎週毎週たこ焼きや、しかも毎回同じ味、同じ内容やで」 恭子「確かに完成度は高いし、美味しいもんを食べさせてもろうて感謝しとる」 恭子「せやけどな、必ずこう食べなアカン!マヨネーズは邪道やからアカン!」 恭子「……メンドイねん。たこ焼きなんやから、もっとこう、気軽に食べさせーや!」 洋榎「……ハハッ……漫、アンタもそう思ってたんか?」 漫「……すいません、うちもジャイアンツは嫌いですけど、広島には別に対抗心無いです」 洋榎「そうか……オタフクはええソースやもんな」ガクッ 絹恵「……お姉ちゃん」 洋榎「絹、アンタもあっちの食べてきてええで。……さっきからチラチラ見てたん分かっとったからな……」 絹恵「ゴメンお姉ちゃん……だけど、お姉ちゃんのたこ焼きが一番美味しいのはホントなんよ……」 洋榎「……ありがとうな」 洋榎「……自由に……か」 洋榎(そう言えば善野監督も『食べるっちゅーんはな、もっとこう自由で、それでいて救われていなきゃアカンのや!) 洋榎(……まあまだ分からんよな……フフッ』……とか言うとったな……) 京太郎「主将、一舟貰いますね」 洋榎「なんや……態々うちに気を使わんでもええんやで?」 京太郎「いえいえ、毎週これが楽しみで部活してるとこもありますし」モグモグ 洋榎「ふ、ふん、うちは男子が弱小とはいえ、そんな軟弱な理由で部活してもらったら困るで///」 京太郎「すいません、けど、洋榎さんのたこ焼きが俺の目標ですから……くぅー!ヤッパリうめえええ!」バクバク 洋榎「そ、そうか?やっぱそうなんやろか///…………あっ」 京太郎「?」 洋榎「せやけど、なんぼ美味くても、飽きられるようじゃアカンねん」 洋榎「この大阪で自慢出来んのは、売り物なるような、買ってまで食べたいレベルやないとアカンねん」 京太郎「……先輩」 洋榎「ははっ、スマンな愚痴聞かせてしもうて」 京太郎「先輩、ちゃんと皆を見てみて下さい」 洋榎「あん?……どういう事や?」 京太郎「さっき色々言っていた末原先輩も、そしてそれに着いて行った漫さんも」 洋榎「?……あっ!」 京太郎「そうです、俺のキワモノを食べながらも右手にはしっかりと洋榎先輩のたこ焼きを持ってるじゃないですか」 洋榎「……ホンマや」 京太郎「ほら、俺のを食べた後で先輩の作ったオリジナルを食べて基本を確認してるんですよ」 洋榎「……うん……うん」グス 京太郎「先輩のたこ焼きが、この姫松のスタンダードなんです」 京太郎「皆が卒業しても思い出すのは、誰でもない先輩の味なんです」 洋榎「…………うん」 京太郎「……」ニッコリ 洋榎「せやけどなあ」 京太郎「はい?」 洋榎「一年の癖に、上から目線でナマイキやねん!」 京太郎「え?あ?……あれえ!?」アタフタ 洋榎「明日からはマンツーマンで麻雀の特訓や!」 京太郎「ええええ!!!」 洋榎「そして金曜日の放課後になったら、調理室で仕込みの手伝いや!」 洋榎「粉の良し悪しから仕込んだるからな、気合入れんとしょうちせんで!!!」 京太郎「そ、そんな!ただでさえ赤阪監督代行から雑用で引っ張りまわされているのいいいい!」 洋榎「いひひひっ♪覚悟するんやでぇ~♪」ニタリ 京太郎「ひいいいいいいいい!!!」 洋榎(うちが見込んだんやから、逃げれると思うんやないで///) カン! ▼東横桃子の弱点 またもや4校合同練習中。 モモ「ロン!6,400っすよ!」 純「……えっ?」 久「くうっ、やられちゃったわね。 東横さんのステルス忘れないようにって思ってたのに」 純「これで鶴賀の副将が清澄をまくって1位、……直撃食らった俺は、4位になっちまったか」 蒲原「ワハハ(私には見えてたけど、素でやられてしまった。けどまあ、たなぼたで3位になったから良いかな)」ワハハ ゆみ「流石だなモモ、絶好調じゃないか」 モモ「あっ先輩!もっと褒めて欲しいっす♪」 ゆみ「ははっ、コヤツめ」 透華「ゆみさん、竹井さん、部長同士で決めなくてはいけない事が残ってましたの。ちょっとこちらに来て頂けますか?」 久「ええ、わかったわ」 蒲原「ワハハ、だからゆみちんは部長ではないと何度言えば」ワハハ モモ「一気に人が減ったっす」 ゆみ「ふむ、他の卓はまだ終りそうにないしな」 久「あ、そうだ」 ゆみ「?」 久「須賀君、須賀君」フリフリ 京太郎「はい、何ですか部長」タッタッタッ 久「この卓、今人が居ないから入ってくれないかしら? 皆もいいわよね?」 純「おう、かまわねえぜ」 モモ「ふふっ、今の私は絶好調っすからね、誰が来ても負けませんよ!」 ゆみ「ついでに私も混ぜてもらおうかな」 京太郎「よろしくお願いします!」 モモ(よーし!もっともっと先輩に良い所を見せるっすよ!) ……………… ………… …… だが、麻雀の神はきまぐれである。 モモ「……リーチっす」ソッ 京太郎「ロンッ!3飜30符の5,800です!」 モモ「またっすかー!」 ゆみ「凄い!私でさえ見失った状態のモモを狙い撃ちにするとは!」 純「雀力じゃ、この中で一番低いってのに、……相性なのか?」 京太郎「ふふっ、腕ですよ、腕!」 モモ「何故っすか?おっぱいさんみたいに、完全デジタル思考ってわけじゃなさそうなのに……」 ?「知りたいですか?」 モモ「もちろんっすよ!……って、貴女は!?」 咲「京ちゃんのバカ」 京太郎「……ぐうっ、咲!?」 モモ「誰かと思ったら、清澄のリンシャンさんじゃないっすか!」 京太郎「ま、待て、今日は調子が良かったんだ」 咲「あれあれ?じゃあなんで焦ってるのかな?」 京太郎「うぐっ!」 モモ「教えて欲しいっす!私にとってステルスは死活問題っすから!」 咲「多分、公式戦じゃ問題ないと思うよ……と言うか」 純「と、言うか?」 咲「女子相手なら、気にしなくて良い問題だからね」ズバリ ゆみ「うん?」 京太郎「…………」ソロリソロリ 咲「こらっ」ムンズ 京太郎「ひっ!」 咲「逃げ出そうとしちゃ駄目でしょ!このオモチ大好き大魔神!」 モモ「オモチ?」 ……………… ………… …… ゆみ「なるほど……つまり須賀君は、モモではなくモモの、その……オモチを捉えていたと///」 咲「その通りです」ヒヤヤカ 京太郎「……」 モモ「先輩、私汚されちゃったっす!清めて下さい!」ガバッ ゆみ「ちょっ!待てモモ!こ、こんな所で……うわっ///」 純(清澄の大将の話しでは、周りのがそれ程でもないから更に効果があったとか言ってたな……) 純(チクショウ!俺は体脂肪率を絞ってるから小さいだけで、絞らなきゃそれなり!それなりのはずなんだ!) 純(…………多分) おわれ! ▼分かりにくいバレンタイン 優希「京太郎ー!タコスの新作を作ってきたじぇー!」 京太郎「へえ、お前が自分で作ってくるなんて珍しいな」 優希「いいから、食べるんだじぇー!」 京太郎「んがっくくっ!?」 優希(やった!タコスのチョコレートソースを京太郎が食べた♪) 優希(……今年は恥ずかしくてハッキリチョコだって言えなかったけどけど、来年はきっと……///) ―――――― 久「あ、須賀く~ん、お願いがあるのー」ニヤニヤ 京太郎「な、なんですか?」オドオド 中略 京太郎「なーんだ買出しですか」ホッ 久「なによー、何だと思ったわけー 久「あ、須賀く~ん、お願いがあるのー」ニヤニヤ 京太郎「な、なんですか?」オドオド 中略 京太郎「なーんだ買出しですか」ホッ 久「なによー、何だと思ったわけー?」 京太郎「いや、何でもないです!」アワアワ 京太郎(悪い顔してたからなんて、流石に本人前にしては言えないよな) 久「……」 中略。 京太郎「ただいまー」 久「おっかりー。……どれどれ、ちゃんと私の低糖コーヒーちゃんも有るわね♪」 京太郎「飲み物重いんですから、そんなに一気に頼まないでくださいよー」ヤレヤレ 久「あはははっ、ゴメンゴメン」 京太郎「あっ、そうだ」 久「……」 京太郎「スーパー"モンブチ"で今フェアやってて、2千円以上買ったらチョコ貰ったんですよ」 久「へ、へぇ~……そ、それは得したわね」 京太郎「どうします?一個だけですから部長食べます?」 久「そ、それは買出しに行ってくれた御褒美に須賀君に、あ、あげるわ」 京太郎「そっすか?……ありがとうございます」 久(や、やったわ!自然に須賀君にチョコをあげれたわ!流石私!流石生徒議会長!竹井久ブラボー♪♪♪) 京太郎「あ、部長」 久「何かしら?」ニマニマ クルッ 京太郎「……」ヒョイ 久「……モグガッ!?」モグモグ 京太郎「へへっ、おすそ分けです。美味しいですよね、このチョコ」 久「な、な、な、な、な―――////////////!!?!???」 久(須賀君の指が私の唇に!!!!!?)ボンッ 京太郎「あれ?部長?……どうしたんですか?」 久「///」プシュー ノンロッカーエンド
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※小ネタ 1:とーかときょーたろう- それは、まだ私が幼かった頃の話…… まぁ、私がまだあまり世間を知らなかったころってところですわね まだ一も衣も智紀も純も居なかった頃 「とーかさまー」 「とーかさまー」 「よくってよ、よくってよ!」エッヘン 子供たち、と言っても同じ歳の女の子たちと遊ぶのは、公園ぐらいだった 私もお嬢様だけれど公園ぐらいには良く行っていた、そこで私のことをとーかさまと呼ぶのは私のお友達、いやお友達かどうかも怪しいけれど…… けれど、その時は私もその子たちを友達だと思ってたいた お友達がとーかさまと呼べば、私は機嫌を良くしてアイスやらお菓子やらをあげるから、ですわね 馬鹿なお嬢様と言われればそれまでですけれど……それでもその時、私はそれ以外に友達を作る方法を知らなかった 小山の大将、まさにそんな言葉が似合う私は公園の遊具やら砂場やらを独占していたわけだけど……? 「おいお前、じゃま」 「は?」 その少年は、私の前に立った 「いや砂場だろここ」 「でもわたくしが今は使っていますわよ?」 「砂場の中心じゃなくてはしでやれよ」 「わたくしがはしなんて、ありえませんわ!」ビシィッ 「おまえってバカだよな」 少年にそういわれて、子供のころの私は激怒した まぁ今思えばそれはバカでしょうけれど、あまりにもストレートに言われたのに激怒しないわけがない そんな言葉を言われたのは生まれてこの方初めてでしたもの 「なんですって!?」 「ためしになにもあげないでみろよ」 「は?」 「バカはみつかるはずだぜ」 それだけ行って少年はサッカーボール片手に友達と遊びに行く……私はそこに立ち尽くしたまま友達が来るのを待っていた もちろんすぐに友達は来て、私は少年の言うことを鵜呑みにしてみる まぁ結果は簡単、数日で遊ぶ相手はいなくなって、部屋に籠ってネトマばかり だけど一週間もしてから、私は久しぶりに公園に行ってみた 前に友達だった相手もいたけれど、その子たちが寄ってくるわけもない 「おい」 「げっ」 「げっ、ってなんだよ……で、どうだった?」 子供ながらに言っていることの意味はわかった 「バカはみつかりましたわ」 「ふぅん、オレのほう見て言うなよ」 「……かえりますわ」 「……サッカーするか?」 「サッカー?」 「一緒にさ」ニッ その少年は楽しそうな顔で私にサッカーボールを渡してきた 「……仕方ありませんわね」 私はそれを受け取って一緒にサッカーをすることにしたけれど、もちろんぼろ負け あまりにも悔しかった私は何度も挑戦して、結果勝てないと思い麻雀の勝負を挑みぼろ勝ちした まったく子供らしい子供、だったのでしょう 「ずりーよとーか!」 「ずるくありませんわ、わたくしはせいせいどうどうと戦ったまでですわよ、きょーたろう!」 でも正直、あの時はその少年、須賀京太郎にこんな感情を抱くだなんて思ってなかったけれど…… ……か……とう……とうか! 透華「?」 京太郎「おう、起きた」 ここは、車?……って顔が近い! 透華「は、離れなさい!」 京太郎「おう悪い」 透華「まったく……」 今日はたしか、ピクニックをしようという話でしたわね 純「もうすぐ着くぞー」 衣「よし、向こうに付いたらなにする!?」 一「体動かしたいよねー」 智紀「私は……別に……」 衣「ふふ~ん♪」 透華「サッカー!サッカーがしたいですわ!」 京太郎「はぁ?」 透華「決定ですわ!」 みんなが、私の友達たちが、笑う 京太郎「そうだな、サッカーするか」 純「おし、スポーツならオレの出番だな!」 一「まぁ、楽しそうだしね」 智紀「……」ダラダラ 衣「うお、すごい冷や汗だ」 ハギヨシ「ボールはございますよ」 京太郎「さすがハギヨシさん!」 透華「行きますわよっ!」ビシィッ! カン!
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前話 次話 京太郎インタビューその10 惜しくも2位となったが、ついに決勝戦までやってきた清澄高校。 麻雀女子高生の頂点の学校を決める戦いで、果たして清澄は栄光を手にする事が出来るのか。それとも夢破れるのか。 団体戦中最後となるSK君へのインタビュー。思い残しのないように、本日も充実した内容になることを祈る。 なお、西田記者に代わり、今回インタビューを担当させていただくのは私、久美子です。 本日はよろしくお願いします。 京太郎「よろしくお願いします。西田さん、大丈夫なんですか? 今回も西田さんからインタビューされるものかと思ってたんですが」 お気になさらず。なんでも、調べることがあるとかで突然県外に出てしまっただけなので。 京太郎「……全国大会決勝前の今ですか?」 ええ。我々に断りなく行ってしまってたので、止める間もありませんでした。 京太郎「良くあるんですか? こういうの」 それが聞いてくださいよ。S君へのインタビューの時には戻ってきてたんですが、終わったらすーぐまたどっか行っちゃって、今回に至っては…… 京太郎「あ、すいません。それはまた今度に」 あ、ごめんなさい。インタビュー中に。 京太郎「いえ、それはまぁいいんですが」 では改めて、まずは清澄高校の決勝戦進出、おめでとうございます。 京太郎「ありがとうございます。まぁ今回は2位でしたが、進出は進出なので良かったですね。肝は冷えましたけど」 最後の和了りで、危うく清澄が敗退するところでしたからね。 京太郎「決勝では咲が主人公体質を発揮して、一度負けた相手には負けないと良いですね」 主人公体質、ですか? 京太郎「長野の決勝でもそうでしたけど、あいつ最後の最後に大逆転とかもやるんで。なんか主人公っぽいな、と」 成程。ところで、例のごとく前回から今回までになにかありましたか? 私としては臨海女子の方々となにかあったと予測しているのですが。 京太郎「何故予測が? ……まぁ、ありましたけど」 どのような事があったのでしょうか? 京太郎「決勝戦ってことなので、前日に色々下拵えしとこうと思い、会場の厨房を借りてたんですけど、その時にですね」 臨海女子のどなたかがやってきたと。 京太郎「どなたかというか、選手の人全員ですね」 全員? どのような御用向きで? 京太郎「向こうも決勝戦前日に願掛けというか、それぞれの郷土料理を作って食べて気合を入れ直そうとかなんとか」 あー。臨海女子はほとんどが外国籍の方ですからね。 京太郎「メガンさんは「ワタシのソウルフードはラーメンですカラ!」とか言ってカップラーメン持ち込んでたんですがね」 日本食にどっぷり浸かってる……。 京太郎「ちなみに「ゼヒこのラーメンに美味しいトッピングを作ってくだサイ! ドゲザ!」と言って、アイ○ールド21のパンサーが登場当時に勘違いしてたドゲザやってましたね」 というと……あの縦の鉄棒を掴んで逆さになるあれですか? 京太郎「そのあれですね」 とんでもない筋力と身軽さですね……。 しかし何故臨海の方々は、わざわざ会場の厨房を使ったのでしょうか? 京太郎「それについては聞いてないですけど、泊まってるホテルの厨房を借りようとしたけど向こうが忙しくて借りられなかったとかじゃないですかね?」 そうですかね……。 京太郎「そんでまぁ、これもなにかの縁だからと、下拵えしつつ一緒に料理しようってことになりまして」 また距離が近いですね。 京太郎「やっぱ日本人より距離を詰めやすい傾向にあるんですかね」 彼女等も料理出来るんですか? 京太郎「えーと。辻垣内さんとハオは一人でも料理出来て、明華さんはよくお母さんのお手伝いをしているからとサポートなら。メガンさんはからっきしとのことで、ネリーは「皮剥きならネリーにおまかせ!」って言ってたんでピーラー渡しました」 その状況でどうしてみんなの郷土料理を作ろうという話に……。 京太郎「料理出来る組がレシピ調べれば出来そうだと言ったらしく……。まぁ実際にやってみたら難しかったので、俺も手伝ったんですけどね」 同年代の子はもう当たり前に呼び捨てなんですね。 京太郎「この前の動画でタメにはタメ口なの知れ渡っちゃいましたしね。ハオは遠慮しなくていいと言ってましたし、ネリーはそもそもそんな気も起きないタイプだったんで」 出来上がった料理はどうでしたか? 京太郎「美味しい云々というより、新しいって感じでした。今までに味わった事のないタイプの味だったので、美味しく出来たのかさえ分からないです」 臨海のみなさんの反応は? 京太郎「それは概ね上々でした。明華さんなんかは「あらぁ、これはこれは。懐かしい味に出来ましたね。非常にちょっとだけ惜しい感じですけれど」とかなんとか」 非常になのかちょっとなのか、どっちなのでしょう……。 京太郎「まぁー多分、すごく惜しい所まで来てるって意味合いでしょう」 他の方々は? 京太郎「辻垣内さんは俺と似たような反応で、ハオは上手く出来たのかホクホク顔。メガンさんはラーメンを主食に摘む感じでパクパクと、ネリーはバクバクムシャムシャとその身体のどこにそれだけ入るんだと思わせる程にがっついて食ってましたね」 満足行く食事が出来たようですね。 臨海の方々とはどのような会話をなさいましたか? 京太郎「料理中はあんま雑談とか無かったですね。なにせ初めて挑戦する料理だったので、レシピと料理とをにらめっこして、それに関する意見交換だったり指示出しだったりで」 食事中はどうだったのですか? 京太郎「みんな料理に舌鼓を打つのに夢中で、落ち着いた時には皿は空になってましたね」 成程……。特にこれといった会話もなく食事会を終えたと。 京太郎「まぁ終わって後片付けしながら、雑談みたいなのはしたんですけど」 どのような内容ですか? 京太郎「結婚相手に求めるものはなにか」 いきなり話ぶっ飛びましたね。 何故結婚相手云々の話に? 京太郎「確かハオだったかに「S君は家庭的な女の子が好みだと聞きましたが、その割には主夫っぽいこともしてますよね」って言われたのが始まりだったかな、と」 ああ、言われてみればそうですね。 京太郎「まぁ俺としては主夫の道を志して始めた事じゃないんですがね、あくまで清澄のみんなのサポートとしてなわけですし。けど言われて考えてみれば、将来的にそれはそれでアリかもなと思った訳ですよ」 S君は将来どういう職に就きたいとかはないんですか? 京太郎「今の所具体的にどうこうはないですねー。麻雀プロになれたらそら嬉しいですけど、高校から始めた身で特に秀でてるものも無いですし、職にするにはちょっと厳しいかなーと思いますから」 どうしても就きたい職があるわけではないと。 京太郎「男としては一家の大黒柱になるべきという考えも無いわけじゃないんですが、それもまぁ考え方の一つに過ぎませんからね」 それで、家庭的な女の子でなくてもいいと? 京太郎「俺の好みが変わるわけじゃありませんが、結婚の条件とかにはならなくなったかなーって」 S君の結婚の条件って、何なんでしょう? 京太郎「うちって親戚付き合いも多いですし、その辺りが煩わしい人だと厳しいかなーとは思いますね。小さい子供もいるんで、子供好きだったり面倒見がいいと助かります」 ふむふむ。 京太郎「カピーもいるんで、嫌いだかアレルギーだかで動物ダメな人もうちではやっていけないですね」 婿入りは基本NGですか? 京太郎「あんまりそういう想定はしてないですし、したとしてもうちと縁が切れる訳じゃないですから。でもまぁ、NGってわけではないです」 巨乳じゃないとダメとかは? 京太郎「だからそういうのやめてくださいって西田さんの時に毎度毎度言ってるでしょーが!! 自分の性癖を結婚相手の条件に組み込むって、どんだけ器量の狭い男だと思ってるんですか!?」 ですが、性癖と合致しない相手と結婚しても辛くないですか? 夜の生活とかで。 京太郎「性癖と合致しない相手を好きになる事だってあるでしょーが!!」 それで、その条件をお話されて臨海の方々はどういった反応でしたか? 京太郎「え? いえ特に。みんなへーって感じで頷いてただけですけど」 では、臨海の方々はどのように答えていましたか? 京太郎「みんな当たり障りない感じでしたね。インタビューされて答えたのとそう変わらないですよ」 成程。お話はそれくらいで? 京太郎「あー、そういやネリーと一つ賭けをしてましたかね」 賭け、ですか? 京太郎「まぁ一応敵チームなんでね。宣戦布告みたいな感じで「残念だけど優勝はネリー達が貰ってくから、清澄はまた来年頑張りなよ」とか言われたんで、流石にまームッとしましてね」 喧嘩になったんですか? 京太郎「そこまでじゃないですけど、売り言葉に買い言葉で諸々言い合ってる内に、ネリーが「じゃ、賭けでもしよっか? 負けた方が勝った方の言うことを何でも一つだけ聞くの」って感じで」 まんまと口車に乗せられてしまったと。 京太郎「ですね。でも大丈夫ですよ。清澄は絶対勝って優勝するって信じてるんで」 ちなみにS君が賭けに勝った場合は、ネリー選手にどのような事をさせる予定ですか? 京太郎「俺と清澄のみんなに、調子に乗って煽り散らかしてた事を直接謝らせようかと思います」 では、最後に何か一言。 京太郎「ファイト清澄! 絶対優勝してくれ!」 前話 次話
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――車内―― 咏「いやねぃ、タコス生地ねぃ、また持ってくるとはねぃ。」 京太郎「忙しい中練ってもらったんだぁ……」 京太郎「それも師匠に // / / ;ィ | | | i゙、 ゙、 ゙、 ゙、 /// / / / ハ /| | ハ |\゙、 | ゙、/// // / / | | |;ハ ゙、 | | _゙、 |__\ | ゙、//| | | | | | |┼--゙、 ゙、 | | _ ゙、 `l | ゙、/ | | | | |l |゙、| _=|\ | / ,-ァ=〒、_| | | | | | | | i | | | ´}._ol冫 V人_ ー゜ " | i |;、 |. | | | | | | トヽ /' \゙、 /.| /,ベ、 | ゙、N| | |゙、N i゙、 /l // } i / また騙されてるんですから ゙、 ゙、| ハ ゙、 | ` // / /リ 須賀君、今回はやめといたほうが…… ゙、| ゙、 ゙、| ___ |/.__/;ィ/ ゙、 ゙、゙'゙、 `ー=' ,/ /'/ \ /| / `i 、 _/ |;;/ ,| ` ー- ´ _,'゙}、_ /|ゝ、_ __, -‐ァ' ,! . . .\ / . . /ヾ_/¥ 、_/‐'_´,| . . . . . `r、_ ,..-‐/ . . . / `> _/`  ̄ | . . . . . . . ゙、 .`ー-、__ _,..-‐ .´ . . / . . . . . / ,イ ハ i ゙、 | . . . . . . . . . ゙、 . . . . . . .`ー-、_ .´ . . . . . . / . . . . . ./ / / / | | | | . . . . . . . . . . . ゙、 . . . . . . . . . . . .`ー-、 | って言われてるところを。」 京太郎「なにいってんですか、そんなわけないでしょう!」 ハーヴェストタイム 京太郎「前回野菜を作ったんですから今回は収穫ですよ!」 宮永父「なんで師匠の言う事聞かないの……普通の人はわかるんだよね、大体。」 京太郎「生地頼むのまだ早かったなぁ……まだトマト青かった……」 宮永父「でも、でも言わせて貰ったらあれだよ? なにもね、料理をやるからと言ってね。」 宮永父「てめぇで勝手にね、龍門渕まで前日出向いてね、タコス生地作ってくれなんてこっちは一言も言ってないわけだよ。」 宮永父「師匠に悪いだの何だの言ってるけど、確かに悪いさ、でも悪いのは君だろう?」 京太郎「おお、なるほどなるほどー。」 京太郎「おーい、宮永さん、えぇ? あんた気持ち良い事言うなぁ、おーい。」 京太郎「宮永さん……あなたの肉親をー……オレはどんどん、おみまいしてくぞぉ……」 宮永父「家族に手ぇ出すなよ。」 京太郎「何言ってんだよ。」 京太郎「選べよ。」 京太郎「東京か? それとも長野か? どっちだ? 行くぞ俺は。」 京太郎「タコスが腐らねぇ内に。」 尭深「んふふふふ……」プルプル 京太郎『どーも咲さん、知ってるでしょう?』 京太郎『須賀京太郎でございます。』 京太郎『おいタコス食わねぇかぁ?』 京太郎『優希たちもおいでぇ、タコス焼くぞぉ。』 京太郎『辛いかい?』 京太郎『オレはもっと辛い物を、咲のお父さんにぃ、食べさせられてるんだよぉ。』 京太郎『残さず食えよぉ。』 咏「こえー!」ケラケラ 宮永父「片手にこう、包丁を持って、座ってるわけだろ? シェフの格好したやつが、俺んちで。」 宮永父「で、もう家の咲が泣きながら『私が食べます!』」 尭深「んふふふ……」プルプル 咏「あははは!」ゲラゲラ 京太郎「そしてそれが終わったら東京に飛ぶんだよ。」 京太郎『お姉さん、知ってるでしょう?』 京太郎『京太郎でございます。』 京太郎『パイ食わねぇか』 京太郎「東京だったら急がねぇとな……皿焼いたら直ぐ行くよ。」 夏野菜スペシャル終了 こっから屋久島の釣り 栗生五年一組(京太郎・穏乃(のー)) 宮浦五年三組(霞(みすかー)・誠子) 咏「やっぱりルアーがいいんじゃないかねー? 沈むもの、わっかんねーけど」 京太郎「おい……宮浦!」テクテク 誠子「?」 京太郎「おまえなに使ってんの?」 京太郎「それおまえ、栗生のルアーだべや」 咏「あはははは!」ゲラゲラ 京太郎「おいのー! ちょっこれ見てみ、これ絶対うちのルアーだってこれ」 咏「いちゃもんつけてる!」ゲラゲラ 穏乃「まじ?」タッタッタッ 咏「来た来た来た! のーが来た!」ゲラゲラ 京太郎「のー、これうちんだよな、これ?」 穏乃「あれー?」 京太郎「これ先週……給食費と一緒に盗まれたルアーじゃねぇのか?」 京太郎「これ栗生のルアーだべや、これ」 誠子「やめやめやめて……」 誠子「みすかー! みすかー! みすかぁー!」 誠子「やめやめ、やめてください! やめてください!」 霞「ちょっと……ちょっと!」タッタッタ 京太郎・穏乃「なんだよ(ですか)……」 霞「返してあげなさいよ!」タッタッタッ 誠子「ちょ!? みすかー!?」 咏「あははは! 戻っていった!」ゲラゲラ 誠子「ルアー欲しいんですか? ルアー欲しいんだったらあそこにたくさんありますよ……」 咏「あるぞみんなそこに、そこにたくさんあるぞーわっかんねーかな?」 穏乃「あっこれ全部栗生んじゃねぇ?」 京太郎「洒落になんねぇべ宮浦ァ……」 咏「ルアーをねぃ、真ん中につけると錘になっていいみたいだよー、知らんけど」 京太郎「真ん中スか?」 咏「あと15分ー知らんけどー」 ――残り15分―― 京太郎「釣れてる?宮浦……」 誠子「? あ、はい」チッカチッカ 京太郎「おい、お前これ光んじゃんこれ……」 京太郎「お前これ栗生んじゃねぇ?」 穏乃「あーこれ栗生って書いてあるね」 穏乃「これ、おとつい盗まれたやつじゃない?」 誠子「みすかー! みすかー!」 霞「ちょおっと!」タッタッタ 京太郎・穏乃「またきた……」 霞「返してあげなさいって!」 咏「あははは!」ゲラゲラ 穏乃「栗生んですよそれ!」 京太郎「どうよ?」チッカチッカ 咏「着けたからどうだって話だよ!」ゲラゲラ 穏乃「もう人のモノ盗っちゃだめですよ」 咏「余計な事言ってると知らんよー……あと十分だねぃ」フフフ…… 京太郎・穏乃「やっべー!」ガタガタ ――残り10分―― 京太郎「みすかーってやつ、勝負捨てねぇヤツだなぁ」 咏「うん?」 京太郎「スゲェもん、捨て身だもん」 京太郎「おまえ本当にオレらと学年同じ?」 咏「あっはははは!」ゲラゲラ 霞「おぉわ!」 咏「来た来た来た! みすかー君来た!」 咏「しなってるしなってる!」 京太郎「みすかー君かっこいいよなぁ……」 霞「……うふふ」グイグイ 京太郎「みすかー君、だってなんか骨格できてるもんな」 京太郎「からだ大人じゃんあれ……」 京太郎「みすかー君5年生じゃねぇよな」 咏「お、来た来た、みすかー君20ポイント!」 咏「宮浦合計110じゃね? 知らんけど」 京太郎「おかしくねえ? 宮浦ばっかり……」 京太郎「あれそれ栗生のじゃねぇ?」 京太郎「のー来てみ! のー来てみ! おいちょっとこれ……」 京太郎「これ栗生んじゃねぇ?」 穏乃「あ、これ栗生のです」 京太郎「これうちで飼ってるやつじゃねぇ?」 咏「くくくくく……」ケラケラ 霞「よっと」ポイッ 京太郎・穏乃「あ」 京太郎「みすかーくん絶対5年じゃねぇよ」 京太郎「だいたい、宮浦に外人いるなんてきいたことねえもん」 穏乃「みすかーなんておかしいよ、日本人なのに」 咏「んなこといったら"のー"ってなんだよ!」ゲラゲラ 京太郎「みす家くんってことねえもんな」 咏「はい、あと五分じゃねぇ? 知らんけど」 京太郎・穏乃「やっべー!」バタバタ ――残り5分―― 京太郎「栗生がやべぇんじゃねぇの? 宮浦にしねぇ?」 穏乃「あ、釣れそうな気がする」 京太郎「だべ?」 京太郎「あのジャージほしいなぁ……」 穏乃「あいつから取りますか……」テクテクテク 誠子「?」 京太郎「そのジャージ栗生んじゃねぇ?」 誠子「!?」 咏「あははははは!」ゲラゲラ 穏乃「これ絶対栗生んですよ」 霞「……ちょっと」テクテクテク 霞「返してあげなさいって!」ヌギヌギ 咏「こっちは巫女服脱ぎ始めた!」ゲラゲラ 穏乃「さっさと返せー」 咏「はいあと3分ー」 京太郎・穏乃「やっべー!」バタバタ 咏「はい残り30秒だよ~!」 咏「はい残り20秒……」 咏「あ、来ました! 来ました! 来ました!」 京太郎「だって……みすかーくんタバコ吸ってんじゃん!」 咏「あははは!」 京太郎「くわえタバコじゃん! みすかーくん」 咏「残り15秒~」 霞「ん~」 咏「おお、みすかー20ポイント獲得ー」 咏「はい、終ー了ー」
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71 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/02/04(月) 02 28 19.54 ID hbK+Wiobo 5月9日(木) 京太郎「……」 憩「……」 京太郎「あの、まだ怒ってらっしゃいます?」 憩「ぜーんぜん」ニコニコ 京太郎(……怒ってるよねこれ) 京太郎「えっと、その……」 京太郎「すいませんでしたー」ドゲザ 京太郎「昨夜の事は若気の至りと言うか、憩さんが魅力的過ぎたというか……」 憩「……はぁ。もう、京ちんったら口が上手いんやね、本当に」 憩「そんな事言われたら許すしかあらへんやん」 京太郎「それじゃ……」 憩「許しますーぅ」ニコッ 憩「あ、朝食は作っといたから食べてなー」 京太郎「えっ?憩さんは?」 憩「流石に一緒に出てきたらマズイやろ?ウチも一旦寮に戻ろう思うし」 京太郎「……そうですか」 憩「そんな残念そうな顔せんといて」 憩「……今度はお休みの日にずっと一緒におろうな?///」 京太郎「ええ、是非」ニコッ 【荒川憩の恋人ランクがLv2になりました】 72 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/02/04(月) 02 44 12.53 ID hbK+Wiobo 【早朝】 京太郎「さて飯も食ったし、行動しますか」 75 1.咲を迎えに行く 2.弁当を作る(コンマ判定あり、成功すればステータス上昇。所持金を使い豪華にする事も可能) 3.早朝ランニングをする(【体力】+1、誰かと会うかはコンマ判定有り) 4.南浦さん家に行く 5.ちゃちゃねぇとランニング(【体力】+1 【知力】+1 好感度上昇小) 6.愛宕洋榎とランニング(【体力】+1 【精神力】+1 好感度上昇小) 7.ニュースを見る(【知力】+1) 8.その他(内容併記) 82 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/02/04(月) 03 01 41.59 ID hbK+Wiobo 咲を迎えにいく 京太郎「偶には咲を迎えに行くか」 京太郎「と言う事になりましてやって来ました」 咲「気まぐれ過ぎない!?」 京太郎「まぁまぁ良いじゃないか」 京太郎「こう言うのは思い立ったが吉日って言うし」 咲「……なーんか違う気がするけど」 京太郎「えーそうか?」 京太郎「それとも俺と行くのは嫌か?」 京太郎「……そうだよな。幼馴染とは言え、一緒に登校するとか嫌な年頃だもんな」 咲「そ、そうじゃないけど!」 京太郎「だよなー、お前がそんな事思うなんて100年早いし」 咲「100年経ったらそもそも登校できないよね!?」 京太郎「何!?そこに気付くとはお前咲じゃないな?」 咲「……もう京ちゃんは朝から一体何がしたいの?」 京太郎「すまんすまん。久しぶり過ぎてちょっとテンションがな」 咲「……はぁ。まぁ京ちゃんの気まぐれは今に始まった事じゃないし」 京太郎「よし、なら万事OK!レッツゴーだ!」 咲「あ、ちょ、待ってよ京ちゃん!!」トテトテ 96 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/02/04(月) 21 58 02.47 ID hbK+Wiobo 【登校中】 咲「GWは楽しかったね京ちゃん」 京太郎「そうだなー。色んな人と出会えたし」 京太郎「長野に居た頃とは比較にならないくらいたくさんの人と友人になったしな」 京太郎「お前も増えたんじゃないのか?」 咲「そうだね。えっと明華さん、淡ちゃん、春ちゃん、初瀬ちゃん、あと一応新子さん……」 京太郎「なんで憧が一応なんだ?」 咲「な、なんか最後の辺りに―― 憧「今度は絶対貴方に勝ってみせるから!」 咲「――って言われてアドレス渡されちゃった」 京太郎「あいつも相当な負けず嫌いだな……」 咲「……そうみたいだね」 咲「でも京ちゃん、何時の間に“あいつ”って呼べるくらい仲良くなったの?」ジトッ 京太郎「へ?いやまぁ色々あってだな……」 咲「へー」 京太郎「な、なんだよ?」 咲「……ううん、やっぱりなんでもない」 京太郎「?」 97 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/02/04(月) 22 01 47.06 ID hbK+Wiobo 【午前パート】 京太郎「考えたらもう今週も後半なんだよな」 京太郎「GWのせいで感覚麻痺してるけど」 京太郎「さて頑張りますか」 100 選択教科 1.国語 【知力】上昇大 2.数学 【知力】上昇小 【デジタル】経験値小 3.英語 【知力】上昇小 【体力】上昇小 4.理科 【知力】上昇小 【精神力】上昇小 5.社会 【精神力】上昇大 6.体育 【体力】上昇大 7.サボる【オカルト】経験値中 103 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/02/04(月) 22 06 01.53 ID hbK+Wiobo 理科 【学業のお守り】 授業パートを1度だけぞろ目大成功の効果 が使用できます。使う場合は使うと書いてください 106 コンマ判定 01~30 眠ってしまい失敗 31~70 成功小【知力】+1 【精神力】+1 71~98 成功中【知力】+1 【精神力】+2 ぞろ目44以外 成功大【知力】+2 【精神力】+3 ぞろ目44 大失敗【知力】-1 111 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/02/04(月) 22 15 47.79 ID hbK+Wiobo 眠ってしまい失敗 京太郎「なぁなぁ東横さん」 桃子「なにっすか?」 京太郎「物理って難しいな」 桃子「……まぁ確かにそうっすね」 京太郎「つまり寝ても仕方ないよな?」 桃子「そうっす――」 桃子「ってだめっすよ!?」 京太郎「……」zzz 桃子「もう寝てるし……」 【何も変わりませんでした】 112 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/02/04(月) 22 22 20.61 ID hbK+Wiobo 【お昼休み】 京太郎「いやぁよく寝たよく寝た」 京太郎「……そう言えば中間テストとか無かったっけ?」 京太郎「……」 京太郎「さ、さぁ飯食おう!」 117 1.購買部に行って買う 2.食堂に行って食べる(誰かと出会うかはコンマ判定有り) 3.誰かを誘ってみる ※誘う場合は名前も併記(複数人可能) 4.食べない 5.その他(内容併記) 誘える人 宮永咲 原村和 片岡優希 南浦数絵 東横桃子 加治木ゆみ 佐々野いちご 蒲原智美 天江衣 荒川憩 三尋木咏 染谷まこ 対木もこ 津山睦月 霜崎絃 妹尾佳織 井上純 沢村智紀 国広一 龍門渕透華 百鬼藍子 藤原利仙 123 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/02/04(月) 22 36 13.22 ID hbK+Wiobo もこ 京太郎「もこを誘って飯いくか」 【食堂】 京太郎「という訳でやってきました。食堂」 もこ「?」 京太郎「まぁこっちの話」 京太郎「さて何にしようかな……」 128 【所持金:¥25,500】 1.日替わり定食 2.レディースランチ(好感度7以上のヒロインが居る場合選択可能。午後からの判定に+2) 3.ちょっと奮発、ゴージャスランチ(+500円。午後からの判定に+5) 4.ヒャッハーこれで満足するしかねぇ。サティスファクション定食(+1000。午後からの判定に+10) 133 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/02/04(月) 22 53 27.20 ID hbK+Wiobo ちょっと奮発、ゴージャスランチ 京太郎「今日はこれにするかね」 京太郎「もこは何にしたんだ?」 もこ「……これ」 京太郎「スパゲッティか」 もこ「……そう」 京太郎「しかもナポリタンとはお前通だな!?」 もこ「よく分からないけど好き」 もこ「……くるくる」 京太郎「見てるとなんか美味そうだな」 もこ「……食べる?」 京太郎「お、くれるのか?」 もこ「……はい」 京太郎「あーん」 京太郎「……」モグモグ もこ「……美味しい?」 京太郎「おう、意外といけるな」 もこ「……そう」 京太郎「もこも食べるか俺の?」 もこ「……あーん」 京太郎「ほい」 もこ「……」モグモグ 京太郎「美味いか?」 もこ「……」コクコク 京太郎「それは良かった」ニコッ 【対木もこの好感度が上がりました】 135 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/02/04(月) 23 01 28.16 ID hbK+Wiobo 【午後パート】 京太郎「さて飯も食べたし、午後から頑張りますか」 140 選択教科 1.国語 【知力】上昇大 2.数学 【知力】上昇小 【デジタル】経験値小 3.英語 【知力】上昇小 【体力】上昇小 4.理科 【知力】上昇小 【精神力】上昇小 5.社会 【精神力】上昇大 6.体育 【体力】上昇大 7.サボる【オカルト】経験値中 142 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/02/04(月) 23 08 37.65 ID hbK+Wiobo 数学 【学業のお守り】 授業パートを1度だけぞろ目大成功の効果 が使用できます。使う場合は使うと書いてください 147 コンマ判定 01~30 眠ってしまい失敗 31~70 成功小【知力】+1 【デジタル】経験値極小 71~98 成功中【知力】+1 【デジタル】経験値小 ぞろ目44以外 成功大【知力】+3 【デジタル】経験値小 ぞろ目44 大失敗【知力】-1 151 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2013/02/04(月) 23 18 23.95 ID hbK+Wiobo 成功中 京太郎「うむ。今日は頭が冴えていい感じだ」 数学教師「ではこの問題を解いてもらいましょう」 数学教師「解ける人は手を上げて――」 京太郎「はい!」 数学教師「……」ゴシゴシ 数学教師「……」 数学教師「……誰か居ませんかー?」 京太郎「あれ?俺ステルス状態!?」 桃子「いや多分日ごろの行いのせいっす……」 【知力が1上がりました】 【デジタル経験値が小上がりました】
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※これまでの粗筋 須賀京太郎はどこにでもいる普通の高校生。 ……と、見るものが感じる風に、他人とは付かず離れずの関係を維持している少年だった。 ある日、京太郎は――かつて人の手により産み出され、その封印を現代にて解き放たれた無機物の怪人に遭遇する。 他の怪人全員から嬲られるある怪人を前に、言葉にできない思いを抱いた京太郎は、 その怪人を助けるべく輪の中に飛び込み、彼への協力と引き換えに戦う力を手に入れた。 須賀京太郎は、戦闘に身を投じる。 かつて炎の中に失ってしまった何かを――。 その身に背負わされた“呪い”を、解くために――。 ※この粗筋は番組の内容に一切関わりのないフィクションです ぬすまれた過去(酔った記憶)を さがしつづけて おれはさまよう 見知らぬ町を(ホテル街的な意味で) 炎の匂い しみついてむせる(ラーメン屋の換気扇ってなんであんなに臭いんだろうね) (酔っての不祥事に)さよならはいったはずだ 別れたはずさ 地獄を見れば 心がかわく(起き抜けに隣で女が寝てるよ……) たたかい(飲み比べ)は あきたのさ さだめとあれば 心をきめる(責任とらないと……) そっとしておいてくれ 明日に ああつながる 今日ぐらい(独身生活もこれで最後の一日か……) 引用元:【まーたまた】コード・ジアース 反逆の京太郎【やらせていただきましたァン!】 78 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? 粗筋なんぞw 79 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? OPが孤独じゃないグルメじゃねえかwww 80 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? 淡のにおい?(難聴) 81 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? 孤独じゃない方は、どんな歌詞だっけ? 82 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? ちょっと待ってろ。これな 83 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? ぬすまれた過去(PADじゃないとき)を さがしつづけて おれはさまよう 見知らぬ町を 炎の匂い しみついてむせる(うぉオン、俺はまるで人間火力発電所だ) (贅肉に)さよならはいったはずだ 別れたはずさ 地獄(体重計)を見れば 心がかわく たたかい(踏み台乗降)は あきたのさ さだめ(コース料理)とあれば 心をきめる そっとしておいてくれ 明日に ああつながる 今日ぐらい(明日からまた仕事だ……) 84 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? 相変わらず酷いw 85 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? それ、勝手に歌詞に()つけた方じゃねーか! 86 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? なんでや!弘世プロはPADやないやろ! 巨乳お姉さんやろ! 87 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? でも魔法少女なんだよなぁ…… 88 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID Terr3Terr3 PADなんだな、これが 89 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? 始まるぞ 京太郎「ふふふ……ははははは……」 ハギヨシ『……京太郎くん?』 京太郎「俺さぁ……俺はさぁ……信じてたんだぜ……」 京太郎「師匠は……俺のことを立ち直らせてくれた恩人で……」 京太郎「大星は……なんだかんだといいライバルで……」 京太郎「辻垣内先輩は……頼りになる楽しい先輩で……」 京太郎「鶴田プロは……なんかあったっけな……?」 京太郎「……ああ、タッグマッチで凌ぎを削ることになって」 京太郎「三尋木プロは……あの火力制圧型の打ち方、打点の乗せ方がスゲーと思ってた」 京太郎「ハギヨシさんは……多分恋人以上に親密な付き合いだった……」 ハギヨシ『はあ……』 京太郎「なのに……」 京太郎「なのに……!」 103 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? 誰が対象だっけ、というか仕掛人だっけ? 104 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? レジェンド あわあわ ガイト姐さん 舞姫の性的な方 咏ちゃん 電話相手の執事さん 105 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? なんでや!ころたんやろ! 106 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? どう考えても執事さんの方にウェイト置いてますしおすし 105 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? 舞姫の性的な方 だからどっちだよ! 京太郎「騙した……騙した……」 京太郎「今まで……俺を……」 京太郎「俺を……よく……も……」 京太郎「よくも……俺を……」 京太郎「よくも俺をォ!! 騙したなァ!!」 京太郎「よくも今まで! ずっと今まで! よくも俺ォ!」 京太郎「なんであんな……あんなに……!」 京太郎「よくも騙したァァアア! 騙してくれたなァァアアアア!」 京太郎「俺を……! ずっと俺を……!」 京太郎「今まで……! 今まで……!! 今まで……!」 京太郎「今まで……」 ハギヨシ『……』 120 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? スッガ…… 121 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? スッガが人間不審になっちゃう 122 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? 人間不審になった手負いの猟犬スッガをパネキが拾うハートフルヒューマンドラマ下さい 123 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? スッガがヒューマンじゃなくなってるんですけどそれは 124 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? なんでやスッガ人間やろ! 125 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID BurnKoke4 ちくわ大明神 126 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? 誰だ今の 京太郎「……」 ハギヨシ『……京太郎くん』 京太郎「フゥゥゥウ~~~~~~~~、スッキリしたぜ」 ハギヨシ『……。……京太郎くん?』 京太郎「俺は弘世先輩ややえさんに比べて、チと荒っぽい方なんで……こうして叫んで気を落ち着けるんですよ」 ハギヨシ『……は、はあ』 ハギヨシ(初耳ですので……これはやっぱり、相当混乱してますね) ・ ・ ・ 京太郎『とりあえずっすけど……』 京太郎『ハギヨシさんは友人のよしみで……つまりは天江さんは友人の主人というよしみで免除したいと思います』 京太郎『それは、ハギヨシさんにとっても……望ましいですよね?』 京太郎『ね? そうっすよね?』 京太郎『だから、天江さんには手酷いお仕置きはなし……つまり早抜けさせようと思うんですが』 京太郎『どうですか?』 京太郎『大丈夫、ただハギヨシさんに少ーし協力してもらうだけですから』 京太郎『その後の奴らにやることも……ね?』 京太郎『ん、今……「なんでもする」って言いましたよね?』 京太郎『心強いなぁ……ハギヨシさんがなんでもしてくれるなんて……ハハハ』 京太郎『言ったからには……責任、とってもらいますよ? ね?』 ハギヨシ(などと仰られていましたが、一体どういうつもりなのでしょうか) ハギヨシ(約束の通り、衣様をファミレスにお通ししましたが……) ハギヨシ(正直不安です。俗に言うヤンデレ的な気配を感じました) ハギヨシ(私にも彼にも、“そっち”の気は断じてありませんが……それでも) 衣「ねえ、ハギヨシ」 ハギヨシ「なんでしょうか、衣様?」 衣「海老フライを頼んでもいいかな?」 ハギヨシ「ふむ……京太郎くんからは、『時間がかかるかもしれないから好きに注文を』」 衣「やた!」 ハギヨシ「……」 ハギヨシ「……衣様は、どうしてこのような企画に?」 衣「……ん」 衣「トーカが、『目立ってなんぼ』と言っていたし」 ハギヨシ「……」 衣「スガ・キョータローと、久しぶりに遊びたいのがひとつ」 衣「あとは……キョータローに、少しでも力を抜いてほしくてな」 ハギヨシ「……力を?」 衣「キョータローがプロになったその年に、開幕のエキシビションであんなことをした衣では烏滸言かも知れないが……」 衣「キョータローは、些か必死すぎる。無聊を手慰みという話ではなく、常に根を詰めている」 衣「一分一秒を畢生必定と、長期的な目標へと幸福を切り詰めて邁進するのを罷めない」 衣「たまにはこうして、無益な行為で無聊もまた風流ということに思い至って欲しいという、老婆心だ」 ハギヨシ「……衣様」 衣「そんな戯言は置いといて……」 衣「衣もたまには、こうして誰かを驚かせてみたかったというのが本音だ!」 ハギヨシ「……。……ああ、はい」 176 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? ころたん可愛い 177 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? ころたんクンカクンカ 178 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? ころたんペロペロ 179 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? ころたんが難しい言葉を言ってるのを見て頭撫でたい 180 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? ころたんに海老フライを奢ってあげたい 181 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID TOMOkiii 全員、ヤサは押さえた 京太郎「……お待たせしました、衣さん」 衣「よく来たな、キョータロー」 衣「昨日のことはまさに……羽化登仙、夢心地だった」 衣「キョータローは覚えているか?」 京太郎「ああ……その、その事なんですけど……その、話があって……」 衣「なんだ、キョータロー?」 京太郎「その……あなたとそういうことになっちゃったのは……実に申し訳ないと思うんですが……」 京太郎「……その、本当に申し訳ないんですが」 衣「……」 衣「諄いぞ、キョータロー」 衣「まさか、乙女の純潔を散華させることよりも……緊要なことがあると?」 京太郎「ええ……というか、本当に申し訳ないとは思うけど……俺には身に覚えがない」 京太郎「むしろ、信じられない。衣さんとそんなことになるなんて、あり得ないと思っています」 衣「……」 衣「……あくまでも知らぬ存ぜぬ、女を棄てるというのか、キョータロー」 衣「それが日常茶飯で、ありふれていると」 京太郎「いや、違いますね」 衣「では――」 京太郎「――俺は同性愛者です。ゲイです。ホモです。バリタチです」 衣「ふぇ……?」 ハギヨシ「……ッ」 京太郎「お、その様子だと同性愛者がなん足るかは知ってるみたいっすね」 衣「ち、知識としては……その……」 京太郎「なら話は早いっす」 京太郎「俺はノンケを喰うことはあっても、ヘテロは無理です。女には興奮しません」 京太郎「も一度、よく思い返して下さい」 京太郎「本当に俺と何かありましたか? 本当に?」 衣「そ、それは……」 京太郎「……ま、あったとしてもそんなのは」 京太郎「他人を、女を、主人を抱いて――」 京太郎「恋人であるハギヨシさんに嫉妬させるためだけですよ。そんだけ」 衣「――」 衣「――」 衣「――」 衣「……。……………………え?」 185 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? お、おま……!? 夜はパスで…… 186 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? あんたって人は…… 187 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? ……お、おい!須賀!? 188 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID Terr3Terr3 京ハギか……おめでとう 189 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID HOKU10ki ハギ京とかいう負け犬www まあ、なんにしても愛でたいことやな! 190 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID TOMOkiii 【速報】スッガ同性愛者であることをカムアウト 191 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID 42noMount なんだろ……なんか、泣けてきた 192 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID TAKEMEEE やっぱりホモじゃないか(吐血) 193 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID MIHspring やっぱりホモじゃないか(喀血) 194 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID eomotRev やっぱりホモじゃないか(五体投地) 195 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID shrutupyou うるさい、ホモ! 196 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? これは今回だけで打線が組める 197 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ANGELAKO 別に、相手がどうだって構わないわよ 衣「……そ、そんな」 衣「ハギヨシ……嘘、だよね……?」 衣「ハギ、ヨシ……?」 ハギヨシ「いや……あの、これは……」 京太郎「ハ・ギ・ヨ・シ・さ・ん」 京太郎「“判って”……ますよね……?」 ハギヨシ「~~~~~~~~~~っ」 ハギヨシ(……確かに、正直これは許しがたいというか今すぐ全力で否定したい気持ちでいっぱいというか京太郎くん目が怖いですというか) ハギヨシ(ですが……衣様がやったことに問題があるのは事実) ハギヨシ(衣様と関係を持ってしまったと考えたときの京太郎くんの落ち込みようは、今の衣様に勝るとも劣らない) ハギヨシ(そういう意味では……いい薬でしょうか) ハギヨシ(……) ハギヨシ(……それはともかくとして) ハギヨシ(約一名が確実にコラ用に音声を保存するので、ちょっとやめて欲しかったです) ハギヨシ(まあ、あとでHDDからデータを消去しますか。HDDごと、物理的に) ハギヨシ「……申し訳、ありません」 衣「ハギ……ヨシ……?」 ハギヨシ「彼が……京太郎くんが……。いえ、京太郎様が……」 ハギヨシ「――私の夜の御主人様です」 衣「――」 衣「――」 衣「――」 衣「……。………………」 衣「…………。……………………そっか」 ハギヨシ「そうです」 衣「…………そうなのか、ハギヨシ」 ハギヨシ「そうです」 衣「………………そうだったんだな、ハギヨシ」 ハギヨシ「そうです」 京太郎「そういうことっすよ、衣さん」 京太郎「あなたが暢気に海老フライを食べているその間にも――」 京太郎「ハギヨシは、俺の海老フライからタルタルソースを啜ってたんだよぉ!」 京太郎「ふははは――おぐっ!?」 ハギヨシ(流石に衣様の前で、そのような言葉は吐かせませんので……) 京太郎(す、すみません……調子に乗りました) ハギヨシ(……全くです) 京太郎「さて、ではこれで……」 衣「えっ」 京太郎「言ったでしょう、俺は同性愛者だって」 京太郎「それでもまだ何かありますか?」 京太郎「……ああ。仮面夫婦とか、偽装結婚とかをお望みなら、してもいいですけど」 衣「……。………………いらない」 京太郎「……そう。なら良かったっす」 京太郎「んじゃ、俺はこれで」 衣「…………」 京太郎「ハギヨシさん、送ってあげて下さいね」 ハギヨシ「ええ」 衣「……いらない。衣を、一人にしてくれ」 ハギヨシ「……衣、様」 衣「い、いや……違うんだ、ハギヨシ! これは、その、衣にも用事があってだな!」 衣「そう、比翼恋理のハギヨシたちを付き合わせるのが悪いというだけだ!」 衣「成人した衣おねーさんはヘッチャラだから、二人で気にせず睦事に興じるといい!」 衣「衣は平気だから、その幽山渓谷の道を歩くハギヨシたちを、応援するぞ!」 衣「な!」 京太郎(やっべえ……胸が痛い) ハギヨシ(恨みますよ、京太郎くん) 京太郎(あー……衣さんには、ネタバラししましょう) 京太郎(っと、その前に……ちょっといいですか?) ハギヨシ(……なんでしょうか?) 京太郎(ハギヨシさんの知り合いで、“そっち系”に詳しい人とか画像持ってる人とかいますか?) ハギヨシ(……。…………。………………えっ) 京太郎(ちょ、無言で距離を取らないで下さい! やめて、俺、違うから!) 350 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? ネタバラしで泣いちゃった衣おねーさんのキャプ画はよ 351 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? 衣おねーさんが海老フライを頬張ってる画像下さい 352 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? 啜り泣く衣おねーさんの画像はよ 353 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? 衣おねーさんの上目使いはよ 354 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID TOMOkiii ……ふう。あとはこの『スイッチ』を押すだけ。さようなら 355 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID NIKEnazca ロリコンとか軽蔑するぞ、本当に 356 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? さて、次のターゲットは? 357 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? 来たか……! 358 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID NIKEnazca 熱いロリ枠二連発 咏「いやー、悪いねぃ。待たせちゃって」 京太郎「いやいや、将来を共にする人のことなら……当然っすよ」 咏「そ、そっすか?」 咏(あれ、てっきりもっと慌てるもんかと思ってたけど……思ったのと違うよーな) 咏(あれ? っていうか、ちょっと乗り気っぽいかね、これ) 咏(おかしーなー、事前情報だけど須賀プロは巨乳好きってことだったんだけどな) 咏(どういうことかね? いや、マジで) 833 名前:1 ◆rVyvhOy5r192[saga] 投稿日:2013/12/01(日) 23 42 00.05 ID 85oPzjeKo 京太郎「正直俺、咏さんとこんな関係になるなんて思ってもいませんでしたよ」 咏「いやー、そりゃそうだね」 咏「先のことなんて、まったく何が何だかわっかんねーからさ」 咏「意外っちゃ、ほんっと意外な感じかなー。いやはや、こーいうのは」 京太郎「ええ……本当に、判らないものっすよ。マジな話」 咏「んー、そうだね。ハハハ」 京太郎「でも俺……こうして、咏さんと一緒にいれて……!」 咏「う、ぇっ!?」 京太郎「あなたの手を取ることができて……本当に、本当に嬉しいです」 咏「ん、ああ……そっか、そっか。そっすか、そっすか」 咏(う……なんか、調子狂うな) 咏(もっと、おもしろおかしなドタバタ反応してくれるかなー……なーんて考えてたのに) 咏(こんな真面目な態度で、手までとってくれちゃったりするとか) 咏(……) 咏(……少なくとも須賀くんの中じゃ、結婚してもいいぐらいには思われてるってことかねぃ?) 咏(知らんけど) 咏(いやー、まだまだ現役ってことかね。小皺がヤバい、牌のおねーさんとかと違って) 咏(いやほんと、昔は全然スタイル変わらないことを恨んだけど……) 咏(お肌の張りもまだまだだし、色艶だって乗りに乗ってるし……却って正解かも知んないかね、こりゃ) 咏(……) 咏(……って) 咏(おいおい、これ、洒落にならないんじゃないの……?) 咏(やっべー、うたたん、マジ迂闊……的な) 咏(いや、あの人の真似しても仕方ないっちゃないけど……どうすっかね) 咏(こんな年下のいい子を騙してるってことに罪悪感っつーか……ま、今更っすけど) 咏(ネタバレしたら、どーなんだろな) 咏(今んとこ、悪くは思われてはないけど……結果次第だと、どーなることやら) 咏(折角悪くねーって思われてんのに、この番組でスカして取り逃がしちゃうことになっちったら……その) 咏(いやー、こりゃ、ほんっとに迂闊したかもねぃ) 京太郎「咏さん、何食べます?」 咏「え、いや、ああ……なんでもいいんじゃないの」 京太郎「俺、これとこれを食べたいなーなんて思ってるんスけど……」 咏「どれどれ……?」 咏「んー、どっちもうまそうだねぃ」 京太郎「そーなんですよねー。いやー、迷うなぁ」 咏「で、どうすんだい?」 京太郎「そうだ!」 京太郎「咏さんと俺で、別々のをとって……食べさせあいっこしませんか?」 咏「た、食べさせあいってのは……ちょっとキツくないかね。いや、知らんけどさ」 京太郎「……あ。食べ比べ、でした」 咏「あはは、やっぱそうなるって」 咏「いやー、流石にちょっと……この歳で食べさせあいとかは絵的に際どいもんじゃないかね。他人の目とかわっかんねーけど」 京太郎「バカップルのまんまとか、アレですよね」 咏「んー、そだねぃ」 咏「いや、そうだとは思ってたけど……須賀くんはどっか抜けてるんじゃないの」 京太郎「そうっすか?」 京太郎「自覚はないんだけど……そこまで……?」 咏「いや、全然別に気にはならんし……気にせんけどさ」 京太郎「なんすか、それ……」 咏「いや、若いっていいねってことじゃね? 知らんけど」 京太郎「もう……咏さんってば、年上の癖に適当過ぎっすよ」 咏「……須賀くん、須賀くん」 京太郎「なんですか、咏さん」 咏「乙女の前で、歳の話は禁句じゃねーのかな。いや、最近どうとか知らないんだけどさ。まったくもって」 京太郎「あー、そうかも知れないっつーか……仰る通りっす」 咏「あはは、だろ? やっぱ、いつの時代も変わらんものがあるんだよ……温故知新、なんつって」 咏(……) 咏(……やっべー) 咏(楽しいってか、可愛いっつーのかな? いや、知らんけどさ) 咏(何が楽しいのかわっかんねーけど、こうも目ェ輝かせちゃって……まるで犬だね、こりゃ) 咏(……) 咏(……やっべー) 咏(なんか、普通に楽しいんだけど。どうしよっか……いやまったく) 386 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? ここまで普通にデート 387 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? ここからも、普通にデートでいいんじゃないか?もうさ 388 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID 42noMount いやー、あはは 389 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID BurnKoke4 ちくわ大虐殺 390 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ChaliceH1 この程度で、男女二人で出かけるのをデートって言うならそうなんじゃないの 391 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ANGELAKO 別にこんなの、デートに入らないでしょ 392 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID sukoyA50 憎しみで、人を殺せたら 393 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID kituiA50 あーあ、生放送ならよかったのに……命拾いしたね☆ 京太郎「……と、ちょっとお手洗いに行ってきますね」 咏「ん、行ってきなー」 咏「……」 咏(携帯置いてくのは、信頼の証とは言うもんだけどさ) 咏(ドッキリとは言え、不用心過ぎないかねぃ? いや、そっちがいいんならいーっすけど) 咏(……) 咏(さっきの、完全にデートの流れって奴だった? ……いや、だからどーだとかいうつもりはないけど) 咏(これ、ドッキリだよな?) 咏(だから、あっちは少なくともガチな反応ってことでさ……いや、多分アレガチだよねぃ) 咏(なんか、すっげー罪悪感的なのが来るんだけど。やばくね?) 咏(……) 咏(他の面子には、どんな反応したんだろーな) 咏(……いや、気にしてるとかそーいうのはなくてだね。こう、なんつーか――) 咏(――“他の女にも同じ対応してるんじゃ”) 咏(的な奴っすかね。実は軽薄、みたいな感じじゃねーかなぁと) 咏(んー) 咏(いや、悪いね。ちょっと携帯見させて貰ったり――) 咏「お、暗証番号かかってない」 咏「いやさ、覗いてるこっちが言うことじゃないけど……不用心じゃね? 知らんけどさ」 咏「わっかんねー」 咏「何をしたらいいのか、さっぱりわっかんねー」 咏(メール……いや、とりあえずこーいうときはタブでも開いてみっかね?) 咏(画ぞ……え゛?) 咏(え、何……えっ……?) 咏(いやマジで、同人誌って奴っすかコレ? なんだろ) 咏(……) 咏(……いやいやいや、ノーウェイノーウェイ) 咏(え? いや、これ……どーなんだろ。いやマジ、なんなんだこりゃ) 咏(……) 咏(ま、まあ……二次元と三次元は別物っつーしな。ハハハ、ハハハ) 咏(……検索フォームは) 咏(『ロリ 腋』、『ロリ ぺろぺろ』、『ロリ 結婚』、『ロリ スパンキング』、『ロリ 調教』……) 咏(『ロリ SM』、『ロリ 無理矢理』、『ロリ 体験談』『ロリ 売春』、『ロリ SM 風俗』、『ロリ 風俗』、『ロリ 犯罪 対策』……) 咏(『ロリ画像 泣き顔』、『ロリ画像 スワッピング』、『ロリ画像 腹パン』……) 咏(『青少年保護条令』、『青少年保護条令 抜け道』、『青少年保護条令 グレーゾーン』……) 咏(――) 咏(……) 咏(……) 咏(……怖っ) 咏(いや、待って。なんすかこれは……) 咏(あ、裏の顔はそうだって? 巨乳好きとか好青年は全部演技、みたいな?) 咏(……逃げよう。こりゃ、ガチだ) 咏(やっべー……いやホント、やっべーよこれ) 咏(わっかんねー。好青年の裏の顔、わっかんねー) 咏(やっべー。やっばくね、これは) 咏(通報した方が世のためなんかな? ……って言っても、まだなんかしてるかわかんねーし) 咏(限りなく黒なんだけど、社会的にそれが表に出てるかって言うと……うーん) 咏(とりあえず、付き合いとか結婚とかは完全NGってのは確かだねぃ。何されるかわっかんねー) 咏(ドッキリって、さっさと伝えたいんだけど……ひょっとしたら、刺されるかも判らんし) 咏(どうしようか……。知らんけどさ) 咏(……あ) 咏(もう一人のこっち枠の天江ちゃんはどーしてっかね? なんかされてたら不味いし、なんか情報聞けるかも) 咏(とりあえず、メール送って……っと) 咏(げ、帰ってきた) 京太郎「いや、お待たせしました」 咏「いやいやいや、気にせんでね? 気にせんでいいんじゃね? 気にせん方向で」 京太郎「そっすか……?」 咏「そうそうそう、いや、気にせんのが一番だって! 知らんけど」 咏「年上の、売れ残り女なんだから……そーいうのなしの方向で」 咏(こーいう風に、年上を強調すれば諦めてくれるかも……) 京太郎「そんなこと、言わないで下さいよ。咏さんは、魅力的っすよ!」 咏「そ、そう……?」 咏「いやー、ハハハ。ありがとうねぃ」 咏(普段なら嬉しいのに、怖さしか感じねー) 咏(怖さってか、物理的に壊されんじゃないかね? いや、マジで) 咏(よく見たら笑顔がぎこちねーし……演技っぽくて、怖いって) 咏(無縁とは思ってたけど……やべ、怖い。初めて男が怖い) 咏(普通より、体格差あるし……これ、マジな話やっばくね?) 咏(う……こ、怖いって。やっべー、なんかわっかんねーけど怖い) 咏(こ、怖い……) 京太郎「ところで咏さん……」 咏「な、何っすかね」 京太郎「手ぇ……ちっちゃくて、可愛いっすね」 咏「そ、そう? あはは、知らんけど……」 咏(もう、何言われてもそっちにしか思えないんだけど……) 咏(というかこれ、放送できんのかね? 須賀プロがガチ鬼畜のロリコンとか放送事故以外の何者でもないんじゃね?) 咏(普通にやっべーって……これマジ) 咏(いや、どーすんだろ。責任の取り方とか知らんし) 咏(というかホント、さっさとドッキリだってバラして逃げたいんだけどさ……) 咏(バラした途端に“殺(バラ)される”んじゃね? この分じゃ、さ) 咏(なんか、もー助けてくれんかね……スタッフ) 咏(帰りたい……) 咏(家に帰して……流石に怖いって) 咏(やめときゃよかった……ドッキリなんて、こんなの) 京太郎「手……」 咏「……っ」 京太郎「手……すべすべで、白くて可愛いなぁ」 咏「ぃい……」 京太郎「頬擦り……」 咏「へっ……?」 京太郎「頬擦り、してもいいですか……? すると落ち着くんですよね……頬擦り」 咏「え、ちょ……」 京太郎「ア、フゥゥウ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ゥゥウ」 咏「~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っっっ」 咏(ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい) 咏(ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい) 咏(ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい) 咏(う……や、も、やめ……っ) 咏(わ、悪かったから……謝るから……っ) 咏(も、しないから――誰か、助けて) 咏(誰か……!) 咏(うく、も、勘弁してくれぃ……勘弁してよぉ) 咏(ひぐっ……! ううぇ、ふぐ……っ) 449 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? これはトラウマ確定ですわ 450 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? うたたんは元ネタ知らないのか 451 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? 実際リアルでやられたら泣く 452 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? 吉良京太郎? 453 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? 咲ちゃんの、プロ雀士カードの称号が「Killer Queen」だったな……そう言えば やっぱり京咲がナンバーワン! 454 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID Terr3Terr3 は? 455 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID 96chaDoRA 怖いよ…… 456 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID magicSSSS 女顔という点では、アナスイなんかも須賀プロに似合いそうだけどな 457 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID TAKEMEEE カップリング相手の露伴はどうしようか。誰がいいかな 承太郎でもいいけど 458 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ChaliceH1 ま、ボクはジョセフが好きだけど 459 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? ヤバい……須賀プロのファンになった 京太郎「宮永咲って、居ますよね? ま、中学の同級生なんですけど」 京太郎「あいつの、あの……嶺上牌を自摸るときの、あの動きを初めて見たときですね……」 京太郎「フフ……下品なんですが……その」 京太郎「『勃――」 咏「――ッ、放せって!」 460 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? 咏ちゃんの熱い張り手 461 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? 我々の業界では御褒美です 462 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? ああ~^^涙目で蔑んでほしいんじゃ~^^ 463 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? お巡りさんこっちです 464 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID NIKEnazca そうですこれが私のおいなりさんです 京太郎「……フフ」 京太郎「ベネ(いい)! ディモールト・ベネ(すごくいい)!」 京太郎「ディモールトッ! ディモールト!」 咏「ひっ」 京太郎「んん~、この角度! 実にスナップが効いてるなぁ……!」 京太郎「やはり、思った通りだ……あなたは、本質には『芯』がある人!」 京太郎「そこがいい! そこをすっごく『気に入った』ッ!」 咏「ぅ……ぁ」 京太郎「念のため、『味』も確かめておこう……ベネッ」 京太郎「この『味』! やっぱり、俺とあなたはすごく『相性がいい』ぞッ」 咏「な、なんなんだよ……」 咏(やだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだ) 咏(スタッフ、止めてくれよ……誰か警察呼んでって) 咏(助けて、いや、マジ……ホント誰か頼むから) 咏(す、須賀プロがこんな奴だなんて知らなかったんだ……) 咏(これは、バチなのか? 人を騙そうとしたら、こんな目に遭うって『教訓』なのか?) 咏(神様でも誰でもいいから、助けて……!) 咏(なんで遠巻きに見てるだけなんだ? 『痴話喧嘩しやがって』みたいな目を向けてくれちゃって……) 咏(違うって! よく知らねーけど、こいつはガチめにヤバい奴なんだよ……!) 「あのー、お客さま……店内ではもう少しお静かに……」 咏(助かっ――) 京太郎「うるっせえなぁ~~~~~~~~!」 京太郎「話したいなら、このテーブルさんとかフォークさんに話しかけてろよ。地獄の方向でよォ……」 京太郎「ったく、恋人には恋人同士の話があるっつーの」 京太郎「馬に蹴られるよりは、テーブルさんやフォークさんとキスする方が随分慈悲深いよな」 京太郎「ね、咏さん?」 咏(――) 咏(え? 顔面? テーブル? 叩きつけた?) 咏(血? え? 暴力事件? え?) 京太郎「……っと、メールっすか?」 京太郎「いいですよ、出てくれて……俺、恋人の行動は束縛しませんから」 京太郎「ね?」 咏(メール着信、天江衣) 咏(そうだ、もう、こっちにも助け求めるしか――) 『 From:天江衣 件名: 内容:このメールをみて 振り向いたとき おまえは 』 衣「――わっ!」 咏「っ、ひぃぅぅうぅう!?」 513 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? 「ひぃぅ」いただきました 514 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? うたたんの涙声いただきました 515 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? うたたんの悲鳴頂きました 516 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID NIKEnazca ありがとう……ありがとう、須賀プロ……本当にありがとう…… 517 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID semaitoko 悪趣味ねぇ……このドッキリ 518 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID LoveTrain まったくもう、お調子者なんだから…… 519 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID WOLFanSPC ちなみに、心的外傷ストレスを与えても傷害罪になりますので 520 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ChaliceH1 そーなったら、手錠を選んであげるかな 521 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? 須賀京太郎、容赦せん!! 京太郎「いやー、加減したとは言っても大丈夫ですか……ハギヨシさん?」 ハギヨシ「流石に額からテーブルは、堪えますね」 ハギヨシ「フォークの方も、血糊とパッドがあると言っても中々の衝撃でしたし……」 京太郎「すみません……演技ってなると、つい」 ハギヨシ「いや……。まあ、よいのですが」 衣「スガ・キョータロー! 衣はどうだった?」 京太郎「ナイスタイミングっすね! いやー、実に良かったっす!」 京太郎「エキストラ、『劇団』の皆さんもありがとうございましたー!」 咏「……へ?」 京太郎「あ、俺にドッキリ仕掛けてたんですよね……三尋木プロは」 咏「……ん」 京太郎「途中で気付いたんで、逆に利用させていただきましたよ? 人を呪わば穴二つっていいますよね?」 京太郎「つまり、ドッキリ大成功ってことです! お疲れさまでした!」 咏「……そっか」 京太郎「あ、それじゃあバスの方へどうぞー」 咏「……わかった」 京太郎「須賀京太郎相手なら何をしても許されると思った?」 京太郎「ドッキリって言えば笑って終わると思った?」 京太郎「好青年だから、なあなあで終わらせると思った?」 京太郎「――甘ぇよ」 京太郎「甘いな! 甘すぎるぜ!」 衣「呼んだ?」 京太郎「いや、呼んでないっす」 衣「そっか」 京太郎「復讐するは我にあり!」 京太郎「この俺の心を弄んだからには、相応の報復をしてやるぜ!」 衣「抱腹絶倒?」 京太郎「いや、違います」 衣「そっか」 京太郎「ふふふ……フハハハハハハ!」 京太郎「これからお前らを、地獄のドン底に叩き落としてやるからな!」 京太郎「勝ったのは、この俺だ!」 京太郎「もう一度言う……勝ったのは、この俺だ!」 京太郎「フハハハハハハ!」 衣「フハハハハハハ!」 京太郎「フハハハハハハ!」 衣「フハハハハ……ごほっ、ごほっ」 京太郎「大丈夫ですか? ほら、お水を……」 衣「んっ」 ハギヨシ(……駄目だこの二人、早くなんとかしないと) ・ ・ ・ 智葉「話ってのはなんだ、京太郎」 京太郎「はい……」 京太郎「言って、ただ俺が楽になりたいだけじゃないのか……」 京太郎「打ち明けたら智葉さんに嫌われるかもとか、そういうことも考えましたけど……」 智葉「……」 智葉「……言ってみろ」 京太郎「はい、実は――」 智葉(……お前なら、あとあとに禍根を残して取り繕うよりも) 智葉(ちゃんと、こちらに打ち明けてくる――って思っていたが、その通りだったみたいだな) 智葉(正直過ぎると思うけど、問題が問題だから仕方ないか……) 智葉(……) 智葉(安心したぞ、須賀) 智葉(ここで変に取り繕うようなら……ドッキリはいい薬で、『お灸を据えるべきか?』とも思うが) 智葉(この分じゃ、取り越し苦労だったようだ) 智葉(……あまりドッキリには付き合わず、こいつの心労を少しでも減らしてやろう) 智葉(番組として出演してる義理がある以上は……打ち明けられないけどな) 智葉(お前のことは、悪いようにはしない) 智葉(それぐらいしかできないが……すまん、須賀) 京太郎「――って、感じです」 京太郎「……」 京太郎「……すみません。俺、先輩のことを裏切ったり、騙したりするつもりはなかったんです」 智葉「……そうか」 京太郎「今さら、何を言っても言い訳にしか聞こえませんけど……それでも」 智葉「……いや」 智葉「よく、正直に打ち明けてくれたな……複雑な気持ちだけど、隠されるよりはずっといい」 京太郎「先輩……」 560 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? 姐さん、事件です 561 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? これは色々な意味で難関 562 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? 果たしてスッガは生き残ることができるのか 563 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID DragonEyE あー、大丈夫なん?この企画、色んな意味で 564 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ultraQhna さて……場の把握能力に優れた辻垣内プロ相手は…… 565 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID SAeKOshi ……勇気あるなぁ 566 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID shrutupyou 大丈夫なの? 567 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID Daruidaly ダルいことにならなきゃいいけど…… 568 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ANGELAKO いくらなんでも、引き際は判ってるわよね?今でも普通にアウトすれすれなのよ? 569 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID niwakaOOO いっそ痛い目みろ。ばか 570 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ARKWbjDrK 心停止までならなんとかするよーぅ 571 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID SHeepD4C いやこれ、生やないけん……もう起こっとるから 572 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID magicSSSS フハハハハハハ、いいぞ!天から与えられた二物を封じ込める輩に天誅を! 智葉「……他の人間はどうか知らないが」 智葉「まあ、きっちりお前が解決できるって言うんなら――私は頬を張るだけで許す」 京太郎「先輩……」 京太郎「でも……智葉さんのお父様は、そうもいかないっすよね?」 智葉「ん、ああ……」 智葉「その話なんだがな――」 京太郎「――そこで! 俺は考えました!」 智葉「……? 何をだ……?」 京太郎「いやー、手土産持ったらどうかなーなんて思って」 智葉「……手土産?」 京太郎「――手近な組潰して、シマぁ巻き上げてきました!」 智葉「――」 智葉「……」 智葉「……」 智葉「……」 智葉「……は?」 京太郎「いや、俺もそっちの業界行くにあたって……何ができるかなと思って」 京太郎「“素手喧嘩(ステゴロ)”ってあるじゃないっすか」 智葉「……あ、ああ」 京太郎「やっぱ、上に立つ以上は……そうやって侠を見せないとならないな、と」 京太郎「ちょっと、これ見て下さいよ」 智葉「……リンゴ?」 京太郎「ええ、これからこいつを――」 京太郎「――ジュースにします」 智葉「は?」 京太郎「大体、握力が60~70あれば……リンゴを砕くことができますが」 京太郎「それを超えていくと……リンゴは『潰れる』んですよ。ミカンかなんかみたいに」 京太郎「90オーバーなら、言わずもがなですよね?」 612 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? チンパンジーと握手しても勝てる男 613 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? この人なんのプロだっけ?(白目) 614 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? 流石に、ドッキリだから盛ってるはず。多少は 615 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? まあ、人類最高は100を普通に超えてるから……多少はな? 616 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? 素手喧嘩の京……あるな 617 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? って、ねーよ!明らかにおかしいだろ! 618 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? 人が壁にめり込むパンチに比べたら……比べたら……? 619 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? あんたって人は、どこまで人間やめるつもりなんだよ! 620 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? 須賀プロ「猿は所詮猿だな……握手のマナーもなっちゃいねー」 チンパンジー「……ウキィ」 621 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? 須賀プロ「道具も使えねー、握力も弱ぇー……お前の手、なんのためにあるんだ?」 チンパンジー「……ウキィ」 智葉「――」 智葉「――」 智葉「――」 京太郎「握力があると、どこで有利か判りますか?」 京太郎「まず、ゼロレンジっすね。寝技に持ち込まれようがなにしようが……」 京太郎「手近な部分掴んで折ったり千切ったり砕いたり、思いのままっす」 京太郎「あとはボール投げとか投擲なんかにも有利っすね。ホールド可能な分が増えるんで」 京太郎「で、まあ……握力の分、拳も固まるんで――打撃も当然痛いっすよ」 智葉「――」 智葉「――」 智葉「――」 京太郎「で、これ戦利品っす」 智葉「バッチと……名、刺……?」 京太郎「首級を持ってくる訳にはいかなかったんで、残念っすけど」 京太郎「とりあえずは、あるだけ全部ひっぺがしてきました」 京太郎「あ、小指千切ってくりゃ良かったかな? 勿体なかった」 京太郎「あとこれ、写真っす。ちょいグロいかも知れないっすけど……」 京太郎「動画観ます? 証拠いるかなーって、撮りました」 智葉「……いや、いい」 京太郎「なーんか、軍人と間違えられたんすよねー」 京太郎「習志野? だかで空挺によるヤクザ狩りが昔流行ってたみたいっすね、聞いた話によると」 京太郎「そりゃ、俺も似たようなことできます……っつーか、向こうさんから着地とか習いましたけど」 京太郎「こんな髪形で、イケメンの俺が軍人の訳ないでしょ」 京太郎「……って、イケメンと軍人関係ないか。ハハハ」 智葉「……」 京太郎「聞いてます、先輩?」 智葉「あ、ああ……」 京太郎「……で、飛び道具持ってくるわ。長もの持ってくるわ」 京太郎「全く、男なら拳一つで勝負しろっつーんすよね」 京太郎「銃はともかく、室内での跳弾とか考えねーでバカバカ撃ちやがるし……」 京太郎「ま、長ものと合わせて文字通り無用の長物にしてやりましたけど。コナッゴナに、プライドごと」 京太郎「いやー」 京太郎「楽しいっすね、素手喧嘩って……爽やかで!」 京太郎「麻雀捨てなきゃいけないって思ったとき、正直すげー悩みましたけど」 京太郎「こっちも、俺に向いてるかも知れないっすね!」 智葉「……」 642 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? そりゃあんたにはそっちが向いてるよ 643 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? 狂ってる団じゃないですかーやだー 644 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? 天井や壁を走ってくる、ムエタイの達人にして異常握力の首折り男とかマジにホラーだ 645 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID PeachMMM 反響定位で暗闇無効、不良視界無効 攻撃は全部一撃死 異常な機動力と速度。室内なら全てが足場 読み合いが得意 非常に獰猛 化け物っす。リアルな感じの 646 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID NGLwaKiwi リアルニンジャ!COOL! i wanna be into yur arms X) 647 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? 寄生獣の後藤かよ…… 58 名前:1 ◆rVyvhOy5r192[saga] 投稿日:2013/12/03(火) 01 03 08.32 ID 8ChaKWOdo 648 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? スッガっていつから化け物になったの……? 649 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? 一つ一つは人間にできることなのに、変に混ぜるとこうも化学反応を起こすという事例 650 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? スッガはいつ空挺野郎になったの? 651 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? オカスレの撮影のとき、演技指導で訓練にブッ込まれたらしい。あと海兵隊とかにも 652 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? 俺はSASって聞いたぞ 653 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? イスラエルの武装組織って 654 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? ロシアで空挺団やってたんじゃないのか? 655 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? アフガンのゲリラだろ? 656 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? ショッカーの尖兵になったって…… 657 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? え?ゼロゼロナンバーじゃないのか?サイボーグの 658 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? 拾参號立会人って聞いたぞ? 659 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? マルドゥック09で蘇生されたんじゃなかったのか? 660 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? ガストレアウィルス感染者って言ってなかった? 661 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? 俺は、レギウムのジャッカルって部隊にいたって聞いたけど…… 662 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? ニンジャソウルが憑依したんじゃなかったのか? 663 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID semaitoko 信じて送り出した後輩が、への字口敬礼ビデオレターを寄越すなんて…… 664 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID 42noMount どうしちゃったんだよ……京太郎 665 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID BurnKoke4 できたらおかしい……とも言いがたいので、辻垣内プロが信じても仕方な…… 666 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID magicSSSS 素手喧嘩(ステゴロ)というよりは……狂犬、いや……餓狼か? 餓狼の京とか……うん 667 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID RodRussia CQBもできそうだよな。頭の回転早いから、ゲリラ戦とか得意そうだし 京太郎「これだけやれば、認めて貰えますよね?」 智葉「……」 京太郎「あ、足りないって言うならもっともっと潰しちまいますよ!」 京太郎「こっからは、ステゴロ京の独壇場っすよ――」 智葉「――京太郎」 京太郎「……へっ!?」 京太郎「ちょ、智葉さん! 先輩! 当たってる! 当たってる!」 智葉「……お前の覚悟は、よーく判った。お前の思いも、しっかりと判った」 智葉「悪いな。そうとしか、言いようがない」 智葉(お前に真実を伝えたら……きっと、堪えようがない苦痛に襲われる) 智葉(だからこれは――打ち明けない。打ち明けられない。打ち明けてはない) 智葉(弁解をするつもりもなければ、悪びれるつもりもない) 智葉(自分勝手な理屈で、私たちは……私は、お前から未来を奪った。それは事実だ) 智葉(だから、この話は墓場まで持っていく……そうしよう) 智葉(残りの奴らは……口を封じておいたほうがいいか?) 智葉「京太郎……」 智葉「私が、誰にも文句をいわせない」 智葉「お前を――絶対に、うちの一員にしてやるからな」 京太郎(あわわわわわわわわわわわわわわわわわわわ) 京太郎(やっべえ……) 京太郎(先輩、侠気溢れる人だったから……こうなるよな。うん) 京太郎(普通にドン引きされてもおかしくないっつーか……こんな厄ネタ、切り捨てられてもおかしくねーのに) 京太郎(本当、惚れそう……マジに姐さんって呼んでもいいかも……) 京太郎(つーか、本当に辻垣内組の婿養子になりたくなってきた……結婚してくれないかな、智葉さん) 智葉「ちょっと待ってろ、京太郎」 京太郎「へ?」 智葉「家に電話してくるからな……安心しろ」 京太郎「え?」 智葉「お前の身代わり、探さないとな……ああ」 京太郎(アイエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!?) 智葉「代わりに入りたい奴なんて、いくらでも見付かるよ」 智葉「これほどの大事……大手柄だったら、相応の箔がつくってもんだ」 智葉「……殺しはやったか?」 京太郎「い、いいえ……」 智葉「ならいい。懲役で済みそうだな……それならいい」 智葉「何年になるかは判らないけど、帰ってきたら幹部待遇で迎えてやる」 京太郎(ナンデ!? ヤクザナンデ!?) 京太郎(アイエエエ……) 智葉「あとは……誰だ? えーっと……」 京太郎「お、大星とか……衣さんとか……」 智葉「ああ、ちょうどいいから少し“お話”して……お前のアリバイ作りに協力して貰うか」 智葉「何、手荒なことはしない。ちょっと仲良くなるだけだ」 京太郎「あの……」 智葉「どうした、京太郎?」 京太郎「もし仮に、『嫌だ』って断られたら……?」 智葉「“言わない”」 京太郎「へっ……?」 智葉「あいつらは、そんなことを、“言わない”」 智葉「だから、安心していいぞ? な?」 京太郎「……」 京太郎(ファー) 京太郎(ブルスコファー) 京太郎(モルスァ) 685 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? 泡姫(ボソッ 686 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? 残りはレジェンドとあわあわと姫子さんやっけ 687 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? 淡と姫子で泡姫か……なるほど 688 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? アイエエエ…… 689 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? あわあわ、泡姫になってまうん? 690 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? レジェンドどうすんだよ 691 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? 熟女系に入れとけ 692 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? なんでや!うたたんほどやないけど、レジェンドまだ行けるやろ! 693 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? はやりんやすこやんに比べたら……まあ…… 694 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID sukoyA50 あー、なんか打ちたくなってきた 695 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID kituiA50 いいね☆ 卓立てる? 智葉「じゃあ、丁度いいからこれから二人に会え。それで、デートにでも誘え」 智葉「勿論、同じ場所がいいだろうな。一手間で済むから」 京太郎「その……あの……」 京太郎「知らない顔じゃないですし、あいつらにまで迷惑かけるのは……」 智葉「京太郎」 京太郎「はい?」 智葉「こんなことになっても、他人を気遣えるのはお前の美徳だ。私は、お前のそういうところを気に入ってる」 智葉「でもな、考えろ……これから、お前は私の家族になるんだ」 智葉「物事の優先順位と、自分を大事にする――」 智葉「お前が無茶をすると……お前の無事を願ってる者の気持ちを踏みにじることになるんだって、そういうことに」 京太郎(ひぎぃ) 京太郎(い、今なら――俺の小指と薬指くらいで……!) 京太郎「あの、せ、先ぱ――」 智葉「――いい。何も、言うな。判ってる」 京太郎(判ってない! 判ってないから! 判ってないですから!) 京太郎(指退けて! 頭捻っても追尾してくるのやめて!) 京太郎(違うんです、これ、ドッキリなんです!) 智葉「……大丈夫だ」 智葉「私に任せておけば、悪いようにはならな……しないから」 京太郎(悪いようにしかならねーって! むしろ悪いことしかないから! アウトっすよ! アウトレイジっすよ!) 京太郎(アウトレイジ・ビヨンドっつーか、アウトレイジ・ビヨンド・ザ・グレイヴだから!) 京太郎(リアルのハジキでガングレイヴですから! 蜂の巣になるというか、既に蜂の巣つついた以上に状況がヤバいっすよ!) 京太郎(アイエエエ……) 智葉「じゃあ、私は行くが……」 智葉「ちゃんと、二人に約束を取り付けておけよ? いいな?」 京太郎「ちょ……」 京太郎「は、早い……速いよあの人」 京太郎「そうだ! 携帯! 携帯は――!」 京太郎「……通話中だよ、これ」 京太郎「……」 京太郎「……どうしよ」 ・ ・ ・ 姫子「おはよ、きょーたろ君」 京太郎「……あの、どうも」 姫子「どげんしたと? なんか、元気なかかよ?」 京太郎「いや、ちょっと心労が……。はい……」 姫子「新郎? もー、きょーたろ君は気が早かねー」 姫子「うちと子作り早よしたかって……すけべっちゃけんね、きょーたろ君は。えっちなんとー」 京太郎「心労であって新郎じゃねーよ! この脳内ドピンクが!」 姫子「……酷かよ、きょーたろ君」 「いくら私でん、昨日の今日で本気でそげなことは言えなかよ? そいなんに、脳内ピンクって……」 京太郎「あ、その……す、すみませ――」 姫子「せめて、ショッキングピンクって言って欲しかよ!」 京太郎「悪化してるじゃねーか!」 姫子「んー」 京太郎「……なんすか?」 姫子「いや、こいできょーたろ君はちっと元気になっとるかなーち」 京太郎「……は?」 姫子「元気がでんときは、声ば出すのが一番っちゃけんね。ほら、ちぃとは気持ちが晴れたんじゃなかと?」 京太郎「……」 姫子「うちはこげな性格やけん、きょーたろ君が信用ばしたかなかかるんは判っとるけん」 姫子「そいでん、きょーたろ君よかおねーさんやけん……気ば遣うのはうちでんできよるよ?」 京太郎「――」 姫子「いひひ、きょーたろ君? 一本取られたんじゃなかと?」 京太郎「……鶴田さん」 京太郎「いや、姫子さん!」 姫子「いぃ゛!?」 京太郎「守ります! 俺があなたを、守りますから!」 姫子「ぁ……や、ぁ……」 姫子「そ、そげに見られたら……恥ずかしかよぉ……きょーたろ君」 姫子「手、ちぃと痛かて気持ちよかと……」 京太郎(やっぱり、何としても止めなきゃならねー!) 京太郎(この人を……こんな人を……!) 京太郎(一見どうしようもなくてその実頭の中身もどうしようもなくて性癖とか言動とか正にどうしようもない人だけど……!) 京太郎(……どうしようもない部分しかねーな、おい) 京太郎(でもまあ、いい人なんだ! この人も女性なんだ!) 京太郎(電話に反応もない……スタッフやハギヨシさんにも追えない辻垣内先輩……) 京太郎(何としても、打ち明けてとめねーと! この俺が!) 京太郎(下手にバラけてたら、守れない……) 京太郎(だからここは、デートしかない! 護る! 護るんだよ!) 京太郎(デートをして姫子さんを護り、追っ手を蹴散らし、ドッキリを終わらせ――日常へ……日常へ!) 京太郎(日常へ……還る!) 京太郎(そうしたらもう、嘘を吐かないで生きよう――――) 京太郎「姫子さん」 姫子「あ、手……」 京太郎「俺と……」 姫子「お、俺と……?」 京太郎(デート中に、刺客を叩き潰して通信機を奪う……もしくは、辻垣内先輩もその場に“お話”にくるだろう) 京太郎(そこで……俺は、本当のことを言うしかない) 京太郎(まさか、本当にヤクザと闘ることになるとは思わなかったけど……) 京太郎(刃物を持ってようが、カタギじゃなかろうが……こちとら殺人術を研いた格闘家だ……!) 京太郎(毎日毎日、律儀に鍛えてるから……) 京太郎(スタミナで負ける気なんざねえし……殺意で負けても、戦闘不能にするのにそんなものは必要ねえ!) 京太郎(いくら束になられようが、素人相手に負ける気なんてしねー! 例え、何人来ようとな!) 京太郎「俺と――デートしましょう! 今日!」 姫子「――」 718 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? エンダァァァァァァアアアアアア 719 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? イヤァァァァァアァアアアアァアアアア 720 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? アラフィフ「嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁあ」 721 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID sukoyA50 なんでそういうこと言うの?やめてよ…… 722 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID kituiA50 オイコラ、殺すぞジャリが 723 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? いや、相手はヤーさんだぞ……? 724 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? だってスッガだし 725 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID RodRussia もとは不良が効果的な暴力の使い方を覚えたのがヤクザで、 元は一般人が二十四時間三百六十五日、戦いに備えて殺人術を鍛えてるのが軍隊で 元々素質ある人間が二十四時間三百六十五日、身体を進化させてるのがトップアスリートだからな 全員がヤる気でスタートしたら、ヤクザは話にならないよ そこらへんを上手く見極めて使えるのが長所なのに、長所を潰されるからな 726 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID PeachMMM 須賀プロには、やると言ったらやる『スゴ味』があるっすからね 727 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? いや、この人麻雀プロ 728 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID 42noMount どうしてこんなことになったんだよぉ…… 729 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID BurnKoke4 ちくわ大丈夫 730 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ARKWbjDrK 一流の格闘家なら、背後からナイフで刺されても背筋で止まって大事には至らんからなぁ~ 実際にあることやから、調べてみたらええよーぅ 731 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? えっ 732 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? なにそれは(驚愕) 733 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? 凄いね、人体(白目) 734 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? いや、麻雀プロ…… 姫子「あ、あの、あのね……」 姫子「えと、あの、う、うちね……」 姫子「その、えとあの、こーいうストレートなん、あの……」 姫子「ぅぅ……」 京太郎「……駄目ですか?」 姫子「は、早すぎるけん……いくらなんでも恥ずかしかよ」 姫子「ばってん……行く! 行きたかよ!」 京太郎「ありがとうございます! それじゃあ、行きましょう!」 姫子「う、うん……」 姫子(か、顔熱かぁ……) 姫子(きょーたろ君、整っとる顔やし……油断ばしとったよ) 京太郎「……ところで、その荷物はなんですか? さっき、やけに重そうだったっすけど」 姫子「こい? こいが気になっとーと?」 姫子「こいは……きょーたろ君に、喜んで欲しかと、持ってきとったんよ」 姫子「気に入っとくれるち、よかか……ばってん、趣味ば聞いとらんっちゃけん」 京太郎(あれ……この人なんか可愛いな) 京太郎(方言女子、アリだな。……いや、そんなこと言ってる場合じゃないけど……) 京太郎(……やっべ。なんかしらんけど、やばい) 京太郎「見せて貰ってもいいですか?」 姫子「……ん、よかよ」 姫子「そいぎ――」 京太郎「――」 京太郎「――」 京太郎「――」 京太郎「……」 京太郎「……」 京太郎「……」 京太郎(手錠アイマスク縄ナイロンロープ鎖ストッキング鞭張り型双頭張り型電動按摩機ビニールヒモ釣糸使い捨てゴム手袋ローション) 京太郎(ロータービーズ電動張り型ヘッドホン棒ガムテープ竹刀手袋足枷重り蝋燭ビデオカメラ手鏡安心家族計画) 京太郎(制汗剤スプレー制汗シート耳栓アルコール石鹸除菌ペーパータバスコ練り辛子山葵割り箸) 京太郎(エトセトラエトセトラ……) 京太郎(……) 京太郎(……護るのやめよっかな、やっぱ) 京太郎(……) 京太郎(……まあいいや。トラップの材料にしよう) 750 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? 鞄の中身なんぞw 751 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? 凄まじいモザイクと、スッガの顔www 752 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? 流石性的な方wwwwwwwwww 753 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX XX XX.XX ID ??? ドッキリが本来から一周回って結局ドッキリになってるw 姫子「一生懸命、え、選んだんやけど……」 姫子「ど、どう? 気に入るん、あった?」 京太郎「……ば」 姫子「え? “ば”? なんと?」 京太郎「ばぁ~~~~~~っかじゃねぇの!?」 姫子「……」 姫子「……ぅ」 姫子「ぐすっ、ひぐっ……うぇ、ひぐっ」 京太郎「えっ」 姫子「……酷か。酷かよ、きょーたろ君」 姫子「一生懸命選んだんに……そげん酷かこと言わんでもよかばい!」 姫子「きょーたろ君の阿呆! うちはもう知らんけん!」 京太郎「ちょ、姫子さん!?」 ・ ・ ・ 淡「おはよ、きょーたろー」 京太郎「……ああ。お早う、大星」 淡「むっ」 淡「ちゃんと私には大星淡って名前があるんだから、淡って呼んでよ!」 京太郎「……そだな」 淡「むー、ばか。ばかきょーたろー」 京太郎「……ああ、俺ってホントバカ」 京太郎(……結局あの後、ひたすら謝り倒した) 京太郎(『もう知らん』、『酷か』、『鬼畜』と叱られ続けて……なんとかデートの約束を漕ぎ着けた) 京太郎(我ながら頑張ったと思う。本当の本当に頑張ったと思う) 京太郎(ハーゲンダッツ奢らされた。どんだけダッツ好きなんだよ) 京太郎(……) 京太郎(……疲れた。なんか、とにかく疲れた) 京太郎(……なんで俺、こんなことやってんだろ。あの人、護る価値あるのか?) 京太郎(殺しても死ななそうだし……なんなんだよ) 京太郎「――うぉっ!?」 京太郎「ちょ、な、なんだよ……いきなり」 淡「……別におでこに触るくらいいーでしょ?」 京太郎「いきなりやられると心臓に悪いから、なんか言ってからにしてくれよ……」 淡「言ったんだよね、これが」 京太郎「マジ?」 淡「返事しないから、ちょーし悪いのかなって思ってさー」 淡「こっちは心配したのに、失礼しちゃうよね」 京太郎「わ、悪い……」 淡「んー、どうしよっかなー?」 淡「!」 淡「きょーたろーが、ちゅーしてくれたら許す! ……なーんて」 京太郎「……判った」 淡「……!?」 京太郎「隣にこいよ、ほら」 淡「う、うん……」 京太郎「もっと詰めた方がいいか?」 淡「べ、別にいいよ?」 京太郎「そーか」 淡「ん」 京太郎「……」 淡「……」 京太郎「……」 淡「……」 京太郎(……さて、どうしたもんか。ドッキリを企画している以上、こいつも誘えばデートには来る) 京太郎(が、大星淡はバカだ。類い稀なる大バカだ。大馬鹿淡に名前を変えた方がいいんじゃねーかって馬鹿だ) 淡「……」 チラッ 京太郎(そんな大馬鹿淡のことだからもしかしたら、デートに誘ったら素を出すかもしれない) 京太郎(そうしたら――まあ、いつものように腹を立てて帰るだろう) 淡「……」 ジー 京太郎(ってなるとまあ、十中八九こいつは帰り道でバンか何かに拐われるだろうなぁ) 京太郎(一番恐ろしいのは、そこだよ) 淡「……」 スンスン 京太郎(連れていくまでは……多分乗ってくるとしても、デートの途中で帰るかも知れない) 京太郎(いかにこいつに帰らせないかが問題だけど……) 京太郎(実にハードな問題だよなぁ……) 淡「……んにゅ!?」 京太郎「なんだ? どうした?」 淡「にゃ、なんでもないよっ!」 京太郎「……。そうか」 淡(考え事してると思ったらいきなりこっち向くんだもん。びっくりした!) 淡(ばか須賀! ばーか!) 京太郎「……ふう」 淡「何? きんちょーしてんの?」 京太郎「緊張? 俺が? 何に?」 淡「……ス」 京太郎「は?」 淡「キス! 私との!」 京太郎「……ああ」 京太郎(冗談じゃなかったのかよ……いくらドッキリとは言え、身体張るなぁ) 京太郎(それとも、キスくらいは日常茶飯事でノーカンなのかもしんねーな。なんか、手慣れてそうだし) 京太郎(酔ったときの憧みてーだな) 淡「なに?」 京太郎「……いや、人目があるから気にしてた。大ほ……淡は可愛いしな」 淡「……」 淡「そんなん言われても騙されないから! ナンパ男!」 京太郎「……何がだよ。つーか、何にだよ。なんでだよ」 淡「うっさい」 京太郎「……。……お前、朝と態度違い過ぎないか?」 淡「え、その……ぁぅ」 京太郎(ドッキリなんだから気を使って演技続けろよ。こっちも対応しづらいだろ) 京太郎(やっぱ、こいつをデートに誘うのは不安しかない。絶対演技を忘れて、帰りそうだ) 京太郎(……困ったな) 淡「……そーゆーとこ」 京太郎「あ?」 淡「そーゆーとこ。なんか、こっちに興味ないって態度がヤなんだ」 京太郎「……ああ」 淡「そこらへん直してくれないと、口利いてやらないから。いーっ、っだ!」 京太郎「……」 京太郎(なるほど、我が儘で拗ねるタイプで行くのか……だからそんな態度か) 京太郎(なるほどな……実にグレートな作戦だぜ、こいつぁ) 京太郎(どっかで素が出たとしても、そーいうキャラって言えるもんな) 京太郎(考えたじゃねーか……大星にしては、よく) 京太郎(なら、そんなタイプが相手なら――) 京太郎「――淡、俺とデートに行かないか?」 淡「!?」 淡「へ? え? え?」 京太郎「いやな、お前と遊びに行きたいなって思ってたんだけど……お前はどういうところが好きなのか――って」 京太郎「どこに連れてったら喜んでくれるか、気に入ってくれるかって考えてたんだ」 京太郎「それで……悪かったな。淡を前にして、考え込んじまってさ」 淡「……」 淡「……なーんだ、そんなことだったのか。そうって言えばいいのに」 京太郎「……悪いな」 淡「じゃ、きょーたろーに教えたげる!」 京太郎「おう」 淡「こーゆーのはね、ひとりで悩んで決めてくれるのもいいけど……一緒に考えるのも楽しいんだって!」 京太郎「へー、勉強になるなぁ」 淡「へへーん!」 続く
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. 京太郎「はぁ……」トボトボ 京太郎「夏休みも明けて1か月になるけど……」 京太郎「相変わらずのぼっちかぁ」ポツーン 泉(はぁ……) 泉(どうしていつも同じクラスの人とか、麻雀部員とかこっちにいないんやろか) 泉(相変わらずのぼっちやなぁ……) 京泉「「……寂しいな」」 その望み、叶えてやるだわさ! 行けっ!遠隔操作型イレカワール! 京泉「「……今、なんか聞こえたような?」」 ビビビビビッ! 京太郎(泉)「気のせいやな」トボトボ 泉(京太郎)「気のせいか」トボトボ 京太郎「……あれ、道変わってへん?それに心なしか視点も高いような……」 泉「いつの間にこんなところに来たんだ?それになんだか体中すーすーするような……まあいっか」 【side-泉】 京太郎「急に風が無くなったな……ん?」ペタッ 京太郎「ん?ん?ん?」ペタッペタッペタッ 京太郎「私の体ってこないにゴツかったやろか……そもそも服が……?」コカンチラッ チョッピリモッコリ 京太郎「……は?」 【side-京太郎-】 泉「すっげーすーすーしてんのに全然寒くないな、俺の体おかしくなってんのか?」テヲミル 泉「手が小さく見えるな……っておい!」ペタッペタッペタッ 泉「袖がねえって思ったら、体が小さくなってる?」コカンチラッ ヒラヒラー 泉「…………」モイチドチラッ ヒラヒラー 泉「…………」サワサワ フニッ 泉「あんっ」 泉「どんな声出してんだよ!……って」 泉「何じゃこりゃああああああ!」 prrr prrr prrr 泉「えーっと、携帯さんどこですかー」 泉「あったあった……【須賀京太郎】?どーなってんだ」ピッ 泉「もしもし、どなたで『京太郎くんですか!?』」キィーーン 泉「そうだけど、あんたは?」 泉(この声聞き覚えがあるような……) 京太郎『二条泉です!』 京太郎『今スカート穿いてますよね!?』 泉「ん……どうしてかわかんねえけど」 泉「ちょっと待て、その声俺の声と似てないか?」 京太郎『はい、えっとですね』 京太郎『どうやら、入れ替わってしまったみたいです』 泉「入れ替わった?何が」 京太郎『私たちの身体が、ですよ』 泉「は!?」 【side-泉-at教室】 ワイワイガヤガヤ 京太郎(どうして京太郎くんと入れ替わりなんて……) 咏「京太郎ー」 京太郎(これじゃあお手洗にも行けひんやないか……) 咏「京太郎ー」フリフリ 京太郎(それにあのことまで……!) 咏「おーい」フリフリ 京太郎(それはダメや!)ガタッ 咏「京太郎って呼んでんだろ!」 京太郎「へ?」 咏「呼ばれたらすぐ返事しろってんだよなー」フンス 京太郎(せやった、私は今は須賀京太郎なんや) 京太郎(京太郎くんに迷惑はかけられへん)グッ 咏「おーい、聞いてんのかー?」 京太郎(確か京太郎くんはいつも……) 京太郎「ごめんごめん、咏に見蕩れてたんだ」 咏「はっ?」カァァ 京太郎「咏はいつも通り可愛いな」ナデナデアンドイケメンスマイル 咏「う、うぅ……か、からかうんじゃねー!///」プシュー 京太郎(そうそうこんな感じやったな) 【side-京太郎-at教室】 泉(これが女子の身体か……)ゴクリ 泉(ここを触って……)サワッ 泉(トイレが楽しみだなー) 泉「おっと、ここが泉の教室か」 ガララ ワイワイガヤガヤ 泉(泉は挨拶をちゃんとしてるから……) 泉「みんな、おはよー!」 シーン 泉「あ、あれ?」 ……ワイワイ……ガヤガヤ 泉(どうなっているんだ……?) 生徒A「二条ーお前先週のゴミ捨て忘れとったやろ、今から行ってこい」 泉「今から、ですか?」 泉(始業まであと5分しかねえじゃねえか) 生徒A「はよせんと先生に殴られるでー」 生徒B「せやせや」ケラケラ 泉(まあ泉はちゃんとしてるように見えて意外なところでおっちょこちょいだからな) 泉(ぱぱっとやるか) 泉「わかりました、行ってきます」 泉「えーっと、この辺りだっけなー」 生徒C「あーそこ危ないでー」 泉「へっ?」 ガタッ ドサドサ 泉「いつつ……まさかゴミが上から降ってくるなんてなー」 泉「まあいっか、ほいほいっと」 泉「あと2分なら間に合うな」タッタッ 【side-泉-at授業】 京太郎(京太郎くん、大丈夫やろか) 京太郎(大丈夫やろな、きっと) 「須賀ァ!てめえが答えるんだよ!」 京太郎「ひっ!」 クスクス 京太郎「すみません……」シュン 【side-京太郎-at授業】 「ほな二条、お前この問題解いてみろや、式は黒板に書いてええで」 泉「チョークはええです、それはx=2,-3ですがx 0よりx=-3は不適、したがってx=2となります」 「おお、上出来や、座ってええで」 泉「はい」ドヤッ シーン 「次は……生徒D!」 生徒D「これはx=10,5ですが、x 6よりx=5は不適、x=10となります」 「あーそれはどっかで符号間違えたな、x 6によりx=10は不適、x=5が答えや」 生徒D「えぇ……」 ドッ ワハハハ ドンマーイ キニセントイテー 泉(あれ、あれ……あれ?) 【side-泉-at昼休み】 咏「京太郎ー、屋上行こうぜー」 京太郎「ああ、ちょっと待ってな……」 京太郎(なんでお弁当が二つもあるんやろ……?) 京太郎「咏ー弁当持ってるよなー?」 咏「もちろんだけど、どうしたんだ?」 京太郎「いや、何でもねえ、待たせて悪かったな、お詫びだ」ニギッ 咏「おわっおもおお、おまっ!なに手ぇ握ってんだよ!」カァァ 京太郎「あー、悪かったな」サワヤカスマイル 咏「う……別にいいよ……ったく」 咏「来たぞー」 京太郎「どうもー」 霞「二人とも遅かったわね」 咏「京太郎がゆっくりしてたからなー」ジトッ 照「何してたの……」 憩「ゆっくり……シてた……!」ビビクン! 郁乃「遅れてごめんな~」 良子「ソーリーです」 エイスリン「イクノ!ヨシコ!オソイ!」 京太郎(な、なんで戒能プロがおるんや!?) 京太郎(それに郁乃って、赤阪さんは郁代やなかったっけ?) 郁乃「ん~どうしたんや京太郎くん?」 京太郎「いやっ、なんでも?」 霞「どうして疑問符?」 京太郎(えっと、宮永さん、荒川さん、エイスリンさん、赤阪さんと石戸先生も弁当持ちやんな) 京太郎(そうすると……) 京太郎「あ、戒能プロ、これどうぞ」 良子「……センキュー」シュン 京太郎(なんか落ち込んどる!?) 京太郎(何や、何が悪かったんや!?) 京太郎(……そっか、京太郎くんのことや) 京太郎「落ち込んでると、その可愛い顔が台無しだぞ、良子」サワヤカスマイル 良子「よ……し……こ?ワッツ?ヨシコ?ヨッシィコォ?」 京太郎「どうしたんですか!?」 良子「ああいや、なんでもない、ノープロブレム、ノーウェイノーウェイ」 良子「京太郎が私のことを良子なんて呼ぶわけ」 京太郎「良子?」 良子「はうっ」プシュー 【side-京太郎-at昼食】 泉「お、これは泉のお母さんが作った弁当かな」 泉「いただきまーす「に・じょ・う・さーん」」 泉「はい?」 生徒B「先生がさっき呼んでたで、用事があるとか」 泉「わかりました、おおきに」 生徒C「ええってええって、ほら早く」 泉「はい、では」 泉(今の声……ゴミ捨て場で聞こえた声とそっくりだったな) 生徒ABCD「「「「……くすっ」」」」 「用事?そんなん無いけどー、どうしたんや?」 泉「え?」 「ま、ええわ、二条最近大丈夫か?」 泉「何がですか?」 「最近お前クラスでハブられとるように見えるんやけど」 泉「見えますか?」 「この前は泣いとるみたいやったけど、「なんでもない」言うとったやん?」 「ほんまに大丈夫なんか?」 泉「…………」 『二条ーお前先週のゴミ捨て忘れとったやろ、今から行ってこい』 『あーそこ危ないでー』 『シーン』 『先生がさっき呼んでたで、用事があるとか』 泉「…………あー」 泉「大丈夫です」 「そうか?まあキツイ思ったらいつでも相談してくれでええからな」 泉「はい、失礼しました……あ、そうだ」 泉「先生、みんなでパーティーの準備をしてるんでお昼ご飯食べ終わったら来てください」 「ん、了解や、楽しみやなー」 ガララ 泉「……大丈夫だ」 泉(もう、解決するから) ガララ 生徒B「あ、二条さんお帰りー」ニコニコ 泉「どうもです」チラッ 他の生徒「」ビクッ! ザザッ 泉(やっぱりかぁ) 泉(机) 机「」ビチャア 泉(教科書) 教科書「」グチャビチャア 泉(……弁当) 弁当「」グチャァ 泉「…………っ」グッ 泉「えーっと、生徒Aさん、だったっけ?」 生徒A「何ー?どうかした?」ケラケラ 泉「ちょーっとばかし面貸してくんねえか、そこの三人もな」ニッコリ 生徒B「へぇ、二条ちゃんも偉うなったもんやなー」 生徒C「前まではただ泣いとるだけやったのに」 生徒D「ほんま……生意気やわ」 泉「お前らさぁ、こんなことして何が楽しいんだ?」 泉「やってて空しくならねえの?」 泉「人をよってたかっていじめて、どうやらお前ら四人が主導だったみたいだけど」 泉「見てて気持ち悪かった」 泉「お前ら、この教科書を誰の金で買ったのかわかってんの?この弁当誰が作ったかわかってんの?」 泉「この机が何年間使われて、どんな人に使われてきたかわかってんの?」 泉「物ってのには思いが込められてるんだよ、教科書だって「学校で頑張ってほしいな」とか、弁当だって「この具、あの子食べてくれるかな、あの具を入れたらあの子喜ぶかな」とか」 泉「お前らそんなこと考えたことあんの?」 生徒D「なんやさっきから長ったらしく、うるっさいわ」 生徒B「遊び道具が反抗するなや」 泉「悲しくならねえのかって聞いてんだよ!」バンッ! 泉「その程度のこともわかんねえようなやつが粋がってんじゃねえぞ」 生徒A「ウチらが粋がっとる?ずいぶんおかしなことを言うなぁ」 生徒C「あー腹立ってきたわ、もう蹴ってええ?」 生徒B「ええでーやったれやったれー」 「はい、そこまでや」 「現場はしっかり押さえてもろうたで、他の先生にも来てもろうとる」 「四人とも、生徒指導室に連行や」 夜、俺は泉と話した クラス内でのいじめは夏休み明けから始まったらしく、泉も相当疲れていたようだ クラスメイトの人たちの証言から、あの四人は校則違反のみならず、万引きなどの犯罪行為も行っていたらしく、処分が決定するまで停学だそうだ 先生曰く良くて停学、悪くて退学だとか 今日の出来事を全て話し終えると、泉は泣いて、何度も何度も、ありがとう、と言っていた 電話越しに自分の泣き声を聞くってどんな拷問なんだろうか そして、泉との電話を終えて、風呂に入ろうと思ったその瞬間 ビビビビビビッ! 元に、戻った えええっ!?神様都合よくない!?やっとこの目、泉の目で泉の……むふふを視れると思ったのに どうやら入れ替わっていた時間はちょうど12時間だったようだ ……ほんと、タイミング悪いよな 泉とは日曜日に一緒に遊びに行く約束をした、少しでも俺が癒してあげられたらなー、なんて と、まあそんなこんなで俺と泉の波乱な一日が終わった そして翌日 照「京、おはようのハグ」 憩「京太郎くん……昨日の……真に受けてええんやな?」カァァ 郁乃「きょ、京太郎くんのアホ!///」プイッ 咏「きょ~たろ~なでなで~」 エイスリン「ネコミミ、ツケテミタ///」 良子「どうして呼び捨てにしてくれないんだ……せっかくカラーまで付けてきたのに……そうか、それが新手のプレイなのか!」ハッハッ 京太郎「……は?」 何しやがった泉……後で覚えておけよ