約 83,013 件
https://w.atwiki.jp/schoolgojokai/pages/54.html
画像など 基本情報 名前 : チヤン・リー 国籍 : * 性別 : * 職業 : * 爵位 : * 称号 : * レベル 冒険 … ** 交易 … ** 戦闘 … ** 自慢したいスキル 調理 R** 工芸 R** 造船 R** など コメント □□□ □□□ □□□
https://w.atwiki.jp/gods/pages/126741.html
カロヤンアセン(カロヤン・アセン) ブルガリア皇帝の一。 関連: ペタルヨンセイ (ペタル4世、兄) イヴァンアセンイッセイ (イヴァン・アセン1世、兄) アンナ(104) (妻) マーリア(6) (娘) 別名: ヨアニッツァ
https://w.atwiki.jp/yandere_mozyo/pages/72.html
主人公 女性。18歳。 親の都合により、3年生になると同時に今の高校に転入した。 クラスに馴染めないでいる。 枡田昭司(ますだ・しょうじ) 男性。 享年18歳の地縛霊。8~9年前から高校の図書館に住み着いている。 純文学が好きな文学青年。 攻撃的かつ排他的な性格をしている。 久我美冴(くが・みさえ) 女性。喪子のクラスメート。 人あたりのいい性格のため、人気者。 自分の進路に悩んでいる。 久我守(くが・まもる) 男性。美冴の双子の弟。 姉と同じく人気者。 勉強熱心である。 安積山伊織(あさかやま・いおり) 男性。主人公の通う高校の司書教諭。 物腰が柔らかく、誰に対しても優しげな態度を取る。 主人公と仲がいい。 進捗状況:プロット三分の四完成。本文を書き始めました。(2010年10月3日現在) 選択肢ほぼ無しのサウンドノベルになりそう。 エンディングは、ヤンデ霊と久我弟と司書と3つくらいは作りたいかな そしてED全部ヤンデレだけがハッピーになると思う あくまで予定だからガラッとかわることもあるかも
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/24700.html
【検索用 やんきーほーいやんきーかーる 登録タグ 2013年 GROOVE COASTER AC GUMI JASRAC管理曲 VOCALOID うね がっちゃん みっつばー や トーマ ミリオン達成曲 大合奏!バンドブラザーズP 曲 曲や 殿堂入り】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:トーマ 作曲:トーマ 編曲:トーマ MIX・マスタリング:がっちゃん イラスト:みっつばー 動画:うね 唄:GUMI 曲紹介 "君の正義は?" 曲名:『ヤンキーボーイ・ヤンキーガール』 CD『アザレアの心臓』収録曲。 2015年5月19日、自身5曲目となるミリオンを達成。現在ボカロオリジナルでミリオンを達成している曲の一つである。 BPM. 125~250 歌詞 (動画より書き起こし) きっと未来は報われない バルブ、蒸気、バット、アンダーグラウンド 牽制(けんせい)食らった白兵戦だって 声は飲み込まれた きっと世界に望みはない 大人達の凝った理想 純粋愚直な拳(こぶし)一つで 嘘を裁いて 殻を割って 絡むナイトライド 勇む若人(わこうど) 血糊(ちのり)の臨床(りんしょう) リノリウム 君にとって歪(ゆが)んだこの街は 狡(ずる)さに還元される 期待なんてないんだ 荒(すさ)んだ航路(こうろ) 言い訳ばっかり上手くなる 鈍感な愛の戦争で 毎日、報復しよう。 何度殴って 殺気立って 「君の正義はなんなの?」って ねえヤンキーボーイ、ヤンキーガール! 声枯らし吠えてみな 全部殴って 忘れたって 代わりに傷が覚えてるから ねえヤンキーボーイ、ヤンキーガール! 真っ直ぐ届くだろう 高架下の徒党(ととう) ラクガキの螺旋(らせん) 折れた電柱に等磁力線(とうじりょくせん) お化けトンネルにスプレー缶の死骸 さあ武力抗争の準備を がなる有刺鉄線 威嚇(いかく)の胎動(たいどう) 鍔(つば)迫り合いメンチ義理に 80番線 取り返しのつかないことを怖がってた 冷めぬ体温 深く満たした劣等 戻ることないその心 枯れ腐って 何より疑わない明日を願った 価値とプライド プラグとライト 夢から冷めてしまう前に ねえ ヤンキーボーイ、ヤンキーガール! 通う血のように進め 褪(あ)せたフィルムの青写真も 大人になってしまう前に ねえヤンキーボーイ、ヤンキーガール! 何かを残してみたい 寝そべる屋上 涙を拭(ぬぐ)って隠した 素直になれないまま 誠実なまま お前の拳はもう汚れてしまった 誰にも もう届かない 純粋さの欠片もない 無垢さの欠片もない そんな強さなんか 正義じゃない! 何度殴って 殺気立って 「君の正義はなんなの?」って ねえヤンキーボーイ、ヤンキーガール! 誰かと笑っていたい 明日も、明後日も。 何度殴られ倒れても 僕は朝日が見たい ねえヤンキーボーイ、ヤンキーガール! 自分で背負うから 君の未来は汚させない! コメント ※2013年~2015年までのコメントはこちらに格納しました。 + コメント 2016 価値とプライド プラグとライト この歌詞好き -- 名無しさん (2016-01-01 16 13 46) まじでかっこいい!何回聞いても飽きない! -- さか松 (2016-01-05 17 59 17) 最高! かっこよすぎる! -- めーぷる☆ (2016-01-07 14 16 46) サビが好き!歌全部がかっこ良すぎる! -- 名無しさん (2016-01-10 10 30 14) もう、サビがやばいっっ!! -- めーぷる☆ (2016-01-15 20 24 50) 神曲。 -- 名無しさん (2016-01-20 09 14 35) サビの部分が好きだなぁ -- 名無し (2016-01-23 21 26 58) カッコいい。マダラカルトのほうも聞くと歌詞の意味がより分かる -- 名無しさん (2016-01-23 21 46 56) ヤバイはまるわ -- 馬 (2016-01-26 20 55 36) 聞くたびにゾクゾクします!(いい意味で。) -- きゃしい (2016-01-27 07 50 47) この歌でオレの未来は汚れがつかなくなった! -- 柳杞 (2016-01-27 15 02 42) このまま生きていける(遠い目) -- 名無しさま (2016-01-27 15 44 02) 何度殴られ倒れても僕は朝日が見たいのとこで強くなろうと思った。 -- 名無しさん (2016-01-31 16 43 17) 最後のサビで共感できることがたくさんあったし、中毒性があっていい! -- 名無しさん (2016-01-31 21 50 50) この曲最高(≧∇≦) -- 杉の木 (2016-02-01 16 45 23) 夢から冷めて、は「覚めて」じゃないのかと思ったら動画でも冷めてなんだよな -- 名無しさん (2016-02-07 14 26 02) ここまで的確にもやもやを表現した歌詞ってなかなか無いですよね、初めて聞いた瞬間から大好きです! -- 名無しさん (2016-02-07 15 45 11) ヤンキーボーイ・ヤンキーガール大好き!!全然飽きない!GUMIが好き!! -- 弥生 (2016-02-14 12 53 24) めっちゃかっこいい曲!!やばい!!かっこいい!!!ボカロで一番好きかもw -- すなっち@赤葦愛してる (2016-02-14 15 04 10) ボカロサイコー! -- 名無しさん (2016-02-16 19 36 46) かっこいい!最後感動した…!! -- リリアンヌ (2016-02-16 22 53 14) 泣ける… -- 名無しさん (2016-02-17 16 35 30) すっごい格好いい!大好き! -- 名無しさん (2016-02-17 20 39 05) これのお化けトンネルって幽霊屋敷の首吊り少女のトンネルだよね -- 名無しさん (2016-02-27 15 29 25) サビの部分がスキ♡(´。•ㅅ•。`)です とても共感できる曲です(*´ω`*) -- 夜明けの月 (2016-03-03 20 45 57) 共感できる部分が多いw -- 明日菜 (2016-03-09 19 35 52) この曲格好いい!!サビの部分が一番好き!!(*^~^*) -- 花遥 (2016-03-11 23 25 12) サビが好き! -- 名無しさん (2016-03-12 10 37 43) 最高最高最高最高最高最高最高最高最高最高最高最高最高最高最高最高最高最高最高最高最高!!! -- 若桜緑松 (2016-03-13 17 29 45) かっこいい! 最高!ハマった -- スノードロップ (2016-03-16 17 45 10) かっこいい(*≧∀≦*)めっちゃ好き!! -- まりん (2016-03-22 13 23 42) 正義って難しいな・・・ 素敵・・ -- 名無しさん (2016-03-22 14 59 39) サビが特に好きです! -- いと (2016-03-22 15 27 03) かっこいい!正義って素晴らしい。 -- 名無しさん (2016-03-23 22 26 10) サビが好きです(*´∀`*) かっこいい! -- 名無しさん (2016-03-27 15 05 50) かっこいい!!!!君の未来は汚させない! やばい! -- 川口紫闇 (2016-03-27 23 07 32) 最後のサビ部分好き(´ω`*) -- 名無しさん (2016-03-28 20 23 06) とにかくカッコいい!!!めっちゃ共感できる!!!中毒性ヤバい -- 緋翠 (2016-03-28 21 36 27) 共感できるわ~めっちゃかっこいい -- 名無しさん (2016-04-01 23 20 59) サビ最高〜〜! -- 名無しさん (2016-04-01 23 38 48) 「君の未来は汚させない!」イケメンか! -- 敵mob恐怖症 (2016-04-02 09 37 11) ↑だよね!同志よ!「毎日報復しよう」も好き。かっこいい。 -- クラリネス (2016-04-03 12 30 58) もう、ヤバい!!最高!!毎日聴いてるけど飽きない!!この世にある音楽の中で1番好き!! -- シノ (2016-04-04 15 20 03) 「毎日、報復しよう。」のところがいい!!あと、がなる有刺鉄線のところもハマる!! -- 96川 (2016-04-04 15 24 12) この曲良い。 -- 狂谷 (2016-04-04 16 00 44) カッコいい! -- 佳菜子 (2016-04-04 17 10 32) サビかっこいい!!最高!! -- 緋李 (2016-04-09 06 51 10) 「君の未来は汚させない」のところカッコいい! -- 湖恐怖症girl (2016-04-09 14 46 27) 2番ヤバイ(*^◯^*) -- rimari (2016-04-09 17 50 26) 「君の正義はなんなの?」の歌詞で、考え込んで出した結果が正義なんて無いだったwww -- 神弥 (2016-04-12 18 49 57) この曲ちょーーーー好き! -- みーちゃん (2016-04-19 15 40 28) 大好き…かっこいい。 -- 名無しさん (2016-04-28 19 25 08) イ・イ・ネ!(^ー゜) -- リア充撲滅会会長 (2016-04-28 21 58 10) めっちゃいい曲ですね! -- 霧野蘭丸 (2016-04-28 23 13 52) 最初の前奏から神ってる!こういうヤンキー好きだ -- 流華 (2016-04-29 10 54 52) くっそ惚れたw -- しおたん (2016-05-01 18 05 54) 朝日が見たいが感動する!心が掴まれる -- karoro (2016-05-03 13 22 32) カッコイイ! -- ネーコ (2016-05-05 22 56 29) かっこいい! -- 名無しさん (2016-05-12 18 56 55) かっけぇ サイキョ~ -- ノンノン十四松 (2016-05-13 18 46 02) LOVELOVELOVELOVELOVELOVELOVELOVELOVELOVE -- ぐばばばば (2016-05-13 18 48 23) もーやばい(*´ω`*)この曲神すぎる(*´﹃`*) -- とろり姫 (2016-05-15 08 57 27) この歌めっちゃ好き( ^ω^ ) -- エル (2016-05-15 15 15 45) 『何度殴られ~』からがぶわ~ってなってヤバい。語彙力がだだ下がりする位はまった。 -- 悪ノ中毒娘 (2016-05-15 20 17 08) 3番の『君の笑顔は汚させない!』がかっこよすぎるわ・・・ もうこの曲何回聞いてもいいな -- ゆずぽん一松大好き□ (2016-05-22 12 30 05) いいメロディーハマりました!! -- 脳内革命ボーイ (2016-05-22 14 32 40) 2番のサビの歌詞が好き -- AME (2016-05-23 20 40 05) この曲大好き!永久に心の中にある! -- 一子love (2016-05-23 21 17 49) The 神曲 -- 名無しさん (2016-05-23 21 59 51) こういう歌とかきいてると自分ってちっぽけだなwwwって思ってしまうw -- ふぇぶりぃ (2016-05-24 19 01 59) めっちゃ感動した!!君の正義はなんなの?サイコーすぎ!! -- ブラックピット (2016-05-29 10 33 29) 神曲神曲神曲 -- 一松事変 (2016-06-03 17 43 51) この曲大好きーー(≧∇≦)ーー!!! -- じゅっし (2016-06-10 20 06 32) 君の未来は汚させない!がイケメン! -- 赤葦なう。 (2016-06-18 20 21 09) ↑ですよね♪自分はそこが一番好きです(・ω・)ノ -- APPLEりんご松 (2016-06-19 09 32 59) ほんっっっとにすき!!メロディーラインも歌詞もすごいいい!! -- らいら (2016-06-20 19 55 38) ヤンキー達の叫びですね(「・ω・)「 -- 日本ニー党 (2016-06-20 21 23 17) 「君の正義は何なの?ってのところではっとなりました。凄く素敵な曲だと思いました✧‧˚ -- ひらり (2016-06-28 19 04 53) サビが耳に残る➰✨ -- 名無しさん (2016-06-29 20 14 12) 「君の未来は汚させない」すごくカッコいい!! -- 松野 (2016-06-29 21 35 14) 間奏のセリフがかっこいい!特に「そんな強さなんか 正義じゃない!」ってトコ。 -- 名無しさん (2016-07-13 15 30 29) あ〜やべぇ( ( (o(*゚▽゚*)o) ) )カッコ良すぎ!!! -- 一松girl=人見知り枝豆 (2016-07-13 18 34 39) この曲超好き! -- 問題児松推し一松ガール (2016-07-23 18 58 14) かっこいいーー! -- onomatope (2016-07-25 18 55 00) ハマった?ハマったよねハマったんだ。知っているよオレもハマったから。ヤンキーの見かた540°変えてやる❗️❗️(宣言) -- 無理を追いかけるバカ(笑) (2016-07-26 23 00 11) 何回も聴いていたい -- 十四松ガール (2016-07-28 21 08 31) すごくいい歌!サビがもう、最高‼︎ -- 黒猫 (2016-07-30 08 18 09) 歌詞やばい!!かっけー♪ -- 緋器 (2016-07-30 12 45 15) サビの部分かっこいい、この歌好きです。 -- 黒月心音 (2016-07-31 11 55 22) かっこいい!さすがトーマさん! -- 漆黒 (2016-08-01 17 47 35) いい曲だ〜❗️( ^ω^ )誰が歌ってんの❓ -- 数字松 (2016-08-01 22 58 09) あっ………GUMIだったwwwwwwwwwwwww -- 数字松 (2016-08-01 22 59 53) この曲大好き!□ -- Uno。 (2016-08-03 13 13 51) ふりがなふってほしい -- ななすぃ (2016-08-03 22 42 09) ヤンキーボーイヤンキーガールっていう所がすき -- s (2016-08-06 21 03 55) いいべエ -- 爆発ラブリー村 (2016-08-07 00 06 16) (´◉◞౪◟◉)爆発しそうなヤンキーソング ウッヒョ!ラッキョ!(´◉◞౪◟◉)ドッカーン -- 爆発ラブリー村 (2016-08-07 00 08 03) これは、とても良い‼ヤンキーはヤンキーでも気持ちが、とても伝わるし❗ -- 茜 (2016-08-08 13 17 50) 「何度殴って 殺気立って「君の正義はなんなの?」って」の歌詞にグッときました…。カッコいい! -- 名無っし〜 (2016-08-10 19 14 00) 「何かを残してみたい」の歌詞が大好きです! -- 名無しさん (2016-08-11 12 50 30) カッコイイですo(^▽^)o ホント最高!! -- マリア (2016-08-11 13 26 55) ほんとトーマさん最高!! -- 名無しさん (2016-08-13 23 10 28) オレンジとはちょっと違う名曲だな。サビかっけぇ。メロディーは覚えやすくて他の曲より一味違うと思った。 -- ヤンキーボーイ・ヤンキーガール (2016-08-14 18 58 11) 今さらながらドはまりしてしまった。。。 -- トド松ガール (2016-08-20 10 30 05) ヤンキーガールになってみたいです! -- メガネっ子 (2016-08-20 19 50 50) トーマさんが作った曲、何故か惹かれる、、、「純粋愚直な拳一つで 嘘を裁いて 殻を割って」のところが好きだな -- 甘党組なう。 (2016-08-24 14 25 26) いつ聴いてても飽きないんだよなぁ☆ -- オム松ガール (2016-08-28 13 46 54) ラスサビ最強 -- かのん (2016-08-28 16 56 43) ヤバイヤバイ...!チョーかっこいい(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚) -- カラ松ガール (2016-09-14 17 34 00) ラストのサビで泣いた -- 抹茶猫 (2016-09-14 21 05 36) ロン毛の奴めっちゃ好きや -- みんなみくみく (2016-09-29 16 56 10) 友達メッチャ好きって言ってた!! -- 藍鉄 (2016-09-29 21 06 31) もう最初から最後まで全部良い!でも「最後の君の未来は汚させない」がカッコよすぎ!!…憧れる…(笑) -- 名無しさん (2016-10-09 20 05 33) あ、ああっ!鳥肌ヤバし!! -- カタストロフィ (2016-10-13 23 14 02) 6人の言葉に感動した! -- ボカロっ子 (2016-10-18 06 57 00) ちょーカッコいい!!お気に入り!! -- まっちゃパフェ (2016-10-24 01 17 17) この曲超共感できる。 -- 名無しさん (2016-10-25 20 51 48) この歌詞大好き!かっこいいし、元気でる!! -- 桐生永遠 (2016-11-03 01 32 10) かっこよすぎる 最初からすきです!! -- 名無しさん (2016-11-03 08 37 27) 初めて聞いたけど良いね -- TAKAHIRO (2016-11-05 14 12 49) 歌詞がすごっっいカッコいいですね! -- 松 (2016-11-05 15 12 30) かっこいいです!!!!!! -- 名無しさん (2016-11-05 15 34 39) サビのところがいい。 -- 赤司理那十郎 (2016-11-07 18 23 27) 最近知ったけど、最後の何度殴られてもあたりがすごいグッとくる。 -- ノノ。 (2016-11-08 15 36 48) ヤバイ❗ -- 名無しさん (2016-11-08 18 49 11) 良すぎる…全部好き過ぎる! -- 猫耳 (2016-11-14 17 05 28) 最後のとこ大好きです‼ -- 感情表現苦手です (2016-11-14 20 02 04) 僕「君の正義は何なの?」ここじーんてきた。 -- みぃ (2016-11-15 19 47 23) 学校で意じめて来るやつに言いたい -- スノー (2016-11-15 19 49 55) ↑そんなことやってる学校有るんですかまぁ言いたいですね。 -- みぃ (2016-11-15 19 51 53) ヤバイ!ちょーかっこいい! -- 夜桜 (2016-11-26 14 52 14) サビのところで何回鳥肌が立ったことか、、、、 -- 名無しさん (2016-11-26 16 43 52) 「君の未来は汚させない!」ってとこいいなぁ~。 なんか泣けてきた...誰かティッシュかハンカチください...できるだけ早く -- はるみ (2016-11-26 20 24 49) 何度殴られ倒れても 僕は朝日が見たい のところがとても好きです! -- UNDEAD (2016-11-26 23 48 32) かっこいいなぁ・・・何回も何回も聞いてる -- れもん (2016-12-03 20 59 48) 朝日がみたい -- 梓川 (2016-12-10 16 46 14) この曲ほんとカッコいい -- エイライルマタルユーティライネン (2016-12-10 17 59 35) ( ゚∀゚) ∵グハッ!!かっこいいいいい!!٩(*´︶`*)۶ -- 神谷さん♡ (2016-12-11 21 13 13) この曲は、とてもかっこいい曲でとても気に入ってる曲だけど、、、俺は凄く好きなんだーーーーーーーーーーーーーーー‼ -- ナイトメア (2016-12-17 21 24 16) いい歌だお -- ジェットコースター苦手 (2016-12-17 21 50 08) 「夢から冷めてしまう前に」の「冷めて」が「覚めて」じゃない事がとても深い…良曲。 -- モッち (2016-12-19 16 56 44) いいですな… -- 名無しさん (2016-12-26 17 41 39) 何かを残してみたい のところがなんか悲しい。゚(゚´ω`゚)゚。 -- 礼央 (2016-12-27 16 58 29) きれいだなぁ -- あああ (2016-12-27 18 18 33) GUMIが歌ってるからこそいい曲だと思う -- mizuki (2016-12-28 10 03 04) かっこいいっスd(^_^o) -- 山田太郎 (2016-12-29 22 36 33) + コメント 2017 色々あって心が折れそうだったけど元気出ました!この曲恩人かも -- スプレー (2017-01-03 17 35 10) めっちゃ好き!好き過ぎてやばい( ( ( (*゜▽゜*) ) ) ) -- みかん (2017-01-06 20 48 17) このテンポがサイコー! -- ゆっくり (2017-01-08 13 36 00) 君の正義は何なのって、の所で感動しちゃう\(^o^)/辛い時に聴くとまたがんばろうって思えます(^ー^)ノありがとうってトーマさんにお礼言いたい( ´ ▽ ` )ノラスサビめっちゃヤバいよおおおおおおおおおおお -- 名無しさん (2017-01-09 00 08 45) 何度殴られ倒れても僕は朝日が見たいのリズムが最高 -- 紅葉 (2017-01-10 20 11 32) 友達にオススメされた曲(*・∀・*)ノかっこいい~、中毒性高い( ) -- キラキラウサギ (2017-01-10 20 47 43) 君の未来は汚さないってとこ何度聴いてもヤバいーーーー -- 羊羮 (2017-01-14 10 33 41) この曲ほんと好き -- キチ (2017-01-21 13 55 08) 本当にカッコイイ!何回聞いても飽きない! -- 坂本十四郎 (2017-01-21 16 51 47) スプレーの空き缶を死骸って表すのカッコいいでござるゥ! -- 名無しさん (2017-01-23 23 06 19) ヤバイ!!!神曲! -- 名無しさん (2017-01-26 08 54 02) 神…! -- リン (2017-01-26 08 54 57) サビがカッコよすぎる -- 菓子売り (2017-01-31 18 35 09) かっこよすぎ!!!!! -- カイ (2017-02-02 23 04 47) なんか感動します!もうやばい(≧∀≦)ww -- moonガール (2017-02-03 00 59 20) なんかもう全部好き!(小並感)誰か我々っぽいど作って…… -- wrwrd (2017-02-12 17 37 26) ヤンキーボーイ・ヤンキーガール大好きですっ!カッコいい!! -- リン (2017-02-12 19 58 13) 全部がカッコいい!!特に一番最後《*≧∀≦》 -- みょんみょん (2017-02-13 00 48 13) はい。神 -- 無神 (2017-02-22 23 46 10) かっこいいーーー!!!!gumiちゃんの高い声もピッタリ‼‼いつ聴いても神!!!!!!!!! -- 名無しさん (2017-03-31 14 58 49) 《代わりに傷が覚えてるから》のところで、メッチャ「おお〜(゚o゚」ってなった。 -- 不正直。 (2017-03-31 16 53 06) なんか、とってもかっこいいからめっちゃハマる。だから、何回聞いてもいい -- Nagi (2017-03-31 17 53 42) 深いなあ!ハマるね! -- 名無しさん (2017-04-04 22 23 47) サビがなんか切ないんだよね…大好き!この曲! -- 名無しさん (2017-04-04 22 48 25) 「君の正義はなんなのって」で少し考えさせられるとってもいい曲だと思う。これからも人気でいて欲しい。 -- 名無しさん (2017-04-09 00 16 50) 最後のサビが一番好き。「自分で背負うから」というのがカッコイイと思った -- 真実の麻薬 (2017-04-09 09 35 29) 『誰かと笑っていたい 明日も 明後日も』が好き□ -- 勢縺薙≠繧解汾ィ (2017-04-09 15 01 43) かっこいいから好き -- 名無しさん (2017-04-09 21 52 17) 歌詞がすごくカッコイイ!「君の未来は汚させない」ってカッコイイ~。しびれます。 -- みくのん (2017-04-19 18 43 51) 『全部殴って忘れたって代わりに傷が覚えてるから』何故かここが好きすぐる -- 宇治抹茶。 (2017-04-24 13 32 59) カッコいい![正義はなんなのって]とか最高ですね。 -- ふらぺちーの (2017-05-22 21 40 43) 神かよw -- 藍玖 (2017-06-02 16 38 16) すごいなぁこれ…かっけぇw サビの高音最高です。 -- 栗 (2017-06-18 19 39 24) ダンスで踊ってみたりしたいですね。自問自答したくなる良い曲ですね。 -- 栗 (2017-06-18 19 41 31) この曲大好きO -- イメ (2017-06-19 00 31 19) 君の未来はよごさせないが、むねがキュンとなったな~ -- イメ (2017-06-19 00 35 01) 最後の圧倒的盛り上がり感がグッとくる、すごくいい曲だと思います! -- 名無しさん (2017-06-27 01 16 42) ホウセイマイフレンド -- 一松推し (2017-07-04 20 50 03) お前の拳はもう汚れてしまった 誰にも もう届かない 純粋さの欠片もない 無垢さの欠片もない そんな強さなんか 正義じゃない! 好き! -- オタクで何が悪い! (2017-07-08 15 08 39) 超かっこいい -- 名無しさん (2017-07-17 19 56 13) 「君の未来は汚させない!」のとこめっちゃ好き! -- スガさん推し (2017-07-18 11 10 00) 歌詞に、すごいセンスを感じる!! -- ロイル (2017-07-22 18 20 30) 間奏がすごい好き -- 名無しさん (2017-07-24 19 32 48) 超かっこいい!! -- ここ (2017-08-12 10 35 47) この曲はもうマジやばい。みんな知らないのがおかしいってホント…語彙力崩壊してまうわ… -- 名無しの天才さん (2017-09-02 14 19 50) 最高ーーー -- ボカロオタク (2017-09-25 14 21 23) カッコよすぎです!ヤッベッゾ(*´Д`*) -- 名無しさん (2017-10-24 15 06 56) 二番サビの歌詞好き -- 名無しさん (2017-11-09 18 32 12) 好きです~!! -- ぬこ。 (2017-12-02 08 20 15) これ好き! -- とあるぼく (2017-12-20 22 29 49) 神曲 -- 名無し (2018-03-04 21 09 05) 永遠に聞きます -- 名無しさん (2018-03-11 15 57 43) もっと評価されるべき!かっこいー! -- AOI (2018-03-22 21 07 46) みっつばー先生の挿絵も入ってるしサビがいいし価値とプライドのとこほんと好きです -- ろっぜおー (2018-08-01 11 11 15) 少年漫画みたいでムネアツで最高!大好きです。 -- 蜘蛛のファンです。 (2018-10-01 20 18 05) ああああしゅき -- 名無しさん (2018-10-02 06 24 10) 最後の「君の未来は汚させない!」が…(´;Д;`)感動 -- カモメモカ (2018-10-26 20 38 19) す、好きだぁ… -- 名無しさん (2018-12-24 18 43 18) この歌メチャハマる ダイスキ (*^▽^*) -- 影山 (2019-02-05 18 45 36) この曲きいたらなにもかもが馬鹿らしくなって価値観が大幅に変わった。トーマさん戻ってこないかな。 -- 長谷部太郎 (2019-02-15 17 46 25) ダブルミリオンおめ! -- 名無しさん (2019-02-21 17 33 31) この曲ついさっき、聴いたんだけどいい曲だよね・・・。 -- love♥doll (2019-05-20 20 51 23) 曲も歌詞も最っ高 -- 名無しさん (2019-05-20 21 07 41) 神曲! -- narushi (2019-11-07 22 04 56) 何年か前にもハマって聴いてたけどまた戻ってきた。大好きな曲 -- 空 (2020-12-17 12 41 21) いいっすね -- jdjDdjfnxiejdiwksjdjxjfn (2020-12-17 20 35 37) この曲カッコいいっすネ! -- 雪 (2021-06-12 17 15 40) ずっとすき -- あ (2021-09-17 01 34 34) ヤベェ、カッコ良過ぎる。(マジ顔) -- ボカロ大好き芸人 (2021-09-20 10 37 46) 初見ラストで泣いたのワイだけっすか? -- chase (2021-11-21 10 42 02) ↑WAKARU☆ -- 野菜バー (2021-11-21 14 28 01) めっちゃいい曲や~ -- ゆど (2021-12-27 20 19 04) 今でも聞かれてるの凄くね?好きです -- ちくわぶ (2022-08-05 18 04 46) なんか癖になる -- 名無しさん (2023-01-09 13 31 32) 10年経っても全く色褪せない神曲... -- みーちゃん (2023-03-31 14 18 33) 通う血のように進め!!! -- かぺ (2023-04-23 13 26 08) 曲の感じも好きだし、歌詞も好きだし・・・ -- 名無しさん (2023-09-16 19 01 00) 中毒性がすごい!神曲! -- 名無しさん (2023-09-16 19 01 33) すごくかっこいい -- 米粉 (2024-08-24 21 46 39) 2年前くらいに聞いてて帰ってきた😭やっぱり神曲すぎる -- にょん (2024-09-22 10 29 39) 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
https://w.atwiki.jp/pokemonsv/pages/688.html
もくじを見る データ 技 入手方法 登場歴 備考 関連項目 コメントフォーム データ ポケモンデータ 分類 ポケモン タイプ 特性 隠れ特性 高さ 重さ 性別 ♂:50%♀:50% タマゴグループ 技 わざ タイプ 覚え方 レベルアップ わざマシン 入手方法 出現場所 野生 パルデア図鑑を参照 登場歴 世代 出典 第4世代 DP Pt HGSS 第5世代 BW B2W2 第6世代 XY ORAS 第7世代 SM USUM 第8世代 BDSP LA 備考 『DP』から登場したポケモン。 一貫ポケモンだが、第8世代では『剣盾』に登場しなかった。 関連項目 ポケモン 新規登場 ニャオハ ニャローテ マスカーニャ ホゲータ アチゲータ ラウドボーン クワッス ウェルカモ ウェーニバル グルトン パフュートン タマンチュラ ワナイダー マメバッタ エクスレッグ パモ パモット パーモット ワッカネズミ イッカネズミ パピモッチ バウッツェル ミニーブ オリーニョ オリーヴァ イキリンコ コジオ ジオヅム キョジオーン カルボウ グレンアルマ ソウブレイズ ズピカ ハラバリー カイデン タイカイデン オラチフ マフィティフ シルシュルー タギングル アノクサ アノホラグサ ノノクラゲ リククラゲ ガケガニ カプサイジ スコヴィラン シガロコ ベラカス ヒラヒナ クエスパトラ カヌチャン ナカヌチャン デカヌチャン ウミディグダ ウミトリオ オトシドリ ナミイルカ イルカマン ブロロン ブロロローム モトトカゲ ミミズズ キラーメ キラフロル ボチ ハカドッグ カラミンゴ アルクジラ ハルクジラ ミガルーサ ヘイラッシャ シャリタツ コノヨザル ドオー リキキリン ノココッチ ドドゲザン イダイナキバ サケブシッポ アラブルタケ ハバタクカミ チヲハウハネ スナノケガワ テツノワダチ テツノツツミ テツノカイナ テツノコウベ テツノドクガ テツノイバラ セビエ セゴール セグレイブ コレクレー サーフゴー チオンジェン パオジアン ディンルー イーユイ トドロクツキ テツノブジン コライドン ミライドン ケンタロス(パルデアのすがた) ウパー(パルデアのすがた) 歴代ポケモン フシギダネ フシギソウ フシギバナ ヒトカゲ リザード リザードン ゼニガメ カメール カメックス キャタピー トランセル バタフリー ビードル コクーン スピアー ポッポ ピジョン ピジョット コラッタ コラッタ(アローラのすがた) ラッタ ラッタ(アローラのすがた) オニスズメ オニドリル アーボ アーボック ピカチュウ ライチュウ ライチュウ(アローラのすがた) サンド サンド(アローラのすがた) サンドパン サンドパン(アローラのすがた) ニドラン♀ ニドリーナ ニドクイン ニドラン♂ ニドリーノ ニドキング ピッピ ピクシー ロコン ロコン(アローラのすがた) キュウコン キュウコン(アローラのすがた) プリン プクリン ズバット ゴルバット ナゾノクサ クサイハナ ラフレシア パラス パラセクト コンパン モルフォン ディグダ ディグダ(アローラのすがた) ダグトリオ ダグトリオ(アローラのすがた) ニャース ニャース(アローラのすがた) ニャース(ガラルのすがた) ペルシアン ペルシアン(アローラのすがた) コダック ゴルダック マンキー オコリザル ガーディ ガーディ(ヒスイのすがた) ウインディ ウインディ(ヒスイのすがた) ニョロモ ニョロゾ ニョロボン ケーシィ ユンゲラー フーディン ワンリキー ゴーリキー カイリキー マダツボミ ウツドン ウツボット メノクラゲ ドククラゲ イシツブテ イシツブテ(アローラのすがた) ゴローン ゴローン(アローラのすがた) ゴローニャ ゴローニャ(アローラのすがた) ポニータ ポニータ(ガラルのすがた) ギャロップ ギャロップ(ガラルのすがた) ヤドン ヤドン(ガラルのすがた) ヤドラン ヤドラン(ガラルのすがた) コイル レアコイル カモネギ カモネギ(ガラルのすがた) ドードー ドードリオ パウワウ ジュゴン ベトベター ベトベター(アローラのすがた) ベトベトン ベトベトン(アローラのすがた) シェルダー パルシェン ゴース ゴースト ゲンガー イワーク スリープ スリーパー クラブ キングラー ビリリダマ ビリリダマ(ヒスイのすがた) マルマイン マルマイン(ヒスイのすがた) タマタマ ナッシー ナッシー(アローラのすがた) カラカラ ガラガラ ガラガラ(アローラのすがた) サワムラー エビワラー ベロリンガ ドガース マタドガス マタドガス(ガラルのすがた) サイホーン サイドン ラッキー モンジャラ ガルーラ タッツー シードラ トサキント アズマオウ ヒトデマン スターミー バリヤード バリヤード(ガラルのすがた) ストライク ルージュラ エレブー ブーバー カイロス ケンタロス コイキング ギャラドス ラプラス メタモン イーブイ シャワーズ サンダース ブースター ポリゴン オムナイト オムスター カブト カブトプス プテラ カビゴン フリーザー フリーザー(ガラルのすがた) サンダー サンダー(ガラルのすがた) ファイヤー ファイヤー(ガラルのすがた) ミニリュウ ハクリュー カイリュー ミュウツー ミュウ チコリータ ベイリーフ メガニウム ヒノアラシ マグマラシ バクフーン バクフーン(ヒスイのすがた) ワニノコ アリゲイツ オーダイル オタチ オオタチ ホーホー ヨルノズク レディバ レディアン イトマル アリアドス クロバット チョンチー ランターン ピチュー ピィ ププリン トゲピー トゲチック ネイティ ネイティオ メリープ モココ デンリュウ キレイハナ マリル マリルリ ウソッキー ニョロトノ ハネッコ ポポッコ ワタッコ エイパム ヒマナッツ キマワリ ヤンヤンマ ウパー ヌオー エーフィ ブラッキー ヤミカラス ヤドキング ヤドキング(ガラルのすがた) ムウマ アンノーン ソーナンス キリンリキ クヌギダマ フォレトス ノコッチ グライガー ハガネール ブルー グランブル ハリーセン ハリーセン(ヒスイのすがた) ハッサム ツボツボ ヘラクロス ニューラ ニューラ(ヒスイのすがた) ヒメグマ リングマ マグマッグ マグカルゴ ウリムー イノムー サニーゴ サニーゴ(ガラルのすがた) テッポウオ オクタン デリバード マンタイン エアームド デルビル ヘルガー キングドラ ゴマゾウ ドンファン ポリゴン2 オドシシ ドーブル バルキー カポエラー ムチュール エレキッド ブビィ ミルタンク ハピナス ライコウ エンテイ スイクン ヨーギラス サナギラス バンギラス ルギア ホウオウ セレビィ キモリ ジュプトル ジュカイン アチャモ ワカシャモ バシャーモ ミズゴロウ ヌマクロー ラグラージ ポチエナ グラエナ ジグザグマ ジグザグマ(ガラルのすがた) マッスグマ マッスグマ(ガラルのすがた) ケムッソ カラサリス アゲハント マユルド ドクケイル ハスボー ハスブレロ ルンパッパ タネボー コノハナ ダーテング スバメ オオスバメ キャモメ ペリッパー ラルトス キルリア サーナイト アメタマ アメモース キノココ キノガッサ ナマケロ ヤルキモノ ケッキング ツチニン テッカニン ヌケニン ゴニョニョ ドゴーム バクオング マクノシタ ハリテヤマ ルリリ ノズパス エネコ エネコロロ ヤミラミ クチート ココドラ コドラ ボスゴドラ アサナン チャーレム ラクライ ライボルト プラスル マイナン バルビート イルミーゼ ロゼリア ゴクリン マルノーム キバニア サメハダー ホエルコ ホエルオー ドンメル バクーダ コータス バネブー ブーピッグ パッチール ナックラー ビブラーバ フライゴン サボネア ノクタス チルット チルタリス ザングース ハブネーク ルナトーン ソルロック ドジョッチ ナマズン ヘイガニ シザリガー ヤジロン ネンドール リリーラ ユレイドル アノプス アーマルド ヒンバス ミロカロス ポワルン カクレオン カゲボウズ ジュペッタ ヨマワル サマヨール トロピウス チリーン アブソル ソーナノ ユキワラシ オニゴーリ タマザラシ トドグラー トドゼルガ パールル ハンテール サクラビス ジーランス ラブカス タツベイ コモルー ボーマンダ ダンバル メタング メタグロス レジロック レジアイス レジスチル ラティアス ラティオス カイオーガ グラードン レックウザ ジラーチ デオキシス ナエトル ハヤシガメ ドダイトス ヒコザル モウカザル ゴウカザル ポッチャマ ポッタイシ エンペルト ムックル ムクバード ムクホーク ビッパ ビーダル コロボーシ コロトック コリンク ルクシオ レントラー スボミー ロズレイド ズガイドス ラムパルド タテトプス トリデプス ミノムッチ ミノマダム ガーメイル ミツハニー ビークイン パチリス ブイゼル フローゼル チェリンボ チェリム カラナクシ トリトドン エテボース フワンテ フワライド ミミロル ミミロップ ムウマージ ドンカラス ニャルマー ブニャット リーシャン スカンプー スカタンク ドーミラー ドータクン ウソハチ マネネ ピンプク ペラップ ミカルゲ フカマル ガバイト ガブリアス ゴンベ リオル ルカリオ ヒポポタス カバルドン スコルピ ドラピオン グレッグル ドクロッグ マスキッパ ケイコウオ ネオラント タマンタ ユキカブリ ユキノオー マニューラ ジバコイル ベロベルト ドサイドン モジャンボ エレキブル ブーバーン トゲキッス メガヤンマ リーフィア グレイシア グライオン マンムー ポリゴンZ エルレイド ダイノーズ ヨノワール ユキメノコ ロトム ユクシー エムリット アグノム ディアルガ パルキア ヒードラン レジギガス ギラティナ クレセリア フィオネ マナフィ ダークライ シェイミ アルセウス ビクティニ ツタージャ ジャノビー ジャローダ ポカブ チャオブー エンブオー ミジュマル フタチマル ダイケンキ ダイケンキ(ヒスイのすがた) ミネズミ ミルホッグ ヨーテリー ハーデリア ムーランド チョロネコ レパルダス ヤナップ ヤナッキー バオップ バオッキー ヒヤップ ヒヤッキー ムンナ ムシャーナ マメパト ハトーボー ケンホロウ シママ ゼブライカ ダンゴロ ガントル ギガイアス コロモリ ココロモリ モグリュー ドリュウズ タブンネ ドッコラー ドテッコツ ローブシン オタマロ ガマガル ガマゲロゲ ナゲキ ダゲキ クルミル クルマユ ハハコモリ フシデ ホイーガ ペンドラー モンメン エルフーン チュリネ ドレディア ドレディア(ヒスイのすがた) バスラオ メグロコ ワルビル ワルビアル ダルマッカ ダルマッカ(ガラルのすがた) ヒヒダルマ ヒヒダルマ(ガラルのすがた) マラカッチ イシズマイ イワパレス ズルッグ ズルズキン シンボラー デスマス デスマス(ガラルのすがた) デスカーン プロトーガ アバゴーラ アーケン アーケオス ヤブクロン ダストダス ゾロア ゾロア(ヒスイのすがた) ゾロアーク ゾロアーク(ヒスイのすがた) チラーミィ チラチーノ ゴチム ゴチミル ゴチルゼル ユニラン ダブラン ランクルス コアルヒー スワンナ バニプッチ バニリッチ バイバニラ シキジカ メブキジカ エモンガ カブルモ シュバルゴ タマゲタケ モロバレル プルリル ブルンゲル ママンボウ バチュル デンチュラ テッシード ナットレイ ギアル ギギアル ギギギアル シビシラス シビビール シビルドン リグレー オーベム ヒトモシ ランプラー シャンデラ キバゴ オノンド オノノクス クマシュン ツンベアー フリージオ チョボマキ アギルダー マッギョ マッギョ(ガラルのすがた) コジョフー コジョンド クリムガン ゴビット ゴルーグ コマタナ キリキザン バッフロン ワシボン ウォーグル ウォーグル(ヒスイのすがた) バルチャイ バルジーナ クイタラン アイアント モノズ ジヘッド サザンドラ メラルバ ウルガモス コバルオン テラキオン ビリジオン トルネロス ボルトロス レシラム ゼクロム ランドロス キュレム ケルディオ メロエッタ ゲノセクト ハリマロン ハリボーグ ブリガロン フォッコ テールナー マフォクシー ケロマツ ゲコガシラ ゲッコウガ ホルビー ホルード ヤヤコマ ヒノヤコマ ファイアロー コフキムシ コフーライ ビビヨン シシコ カエンジシ フラベベ フラエッテ フラージェス メェークル ゴーゴート ヤンチャム ゴロンダ トリミアン ニャスパー ニャオニクス ヒトツキ ニダンギル ギルガルド シュシュプ フレフワン ペロッパフ ペロリーム マーイーカ カラマネロ カメテテ ガメノデス クズモー ドラミドロ ウデッポウ ブロスター エリキテル エレザード チゴラス ガチゴラス アマルス アマルルガ ニンフィア ルチャブル デデンネ メレシー ヌメラ ヌメイル ヌメイル(ヒスイのすがた) ヌメルゴン ヌメルゴン(ヒスイのすがた) クレッフィ ボクレー オーロット バケッチャ パンプジン カチコール クレベース クレベース(ヒスイのすがた) オンバット オンバーン ゼルネアス イベルタル ジガルデ ディアンシー フーパ ボルケニオン モクロー フクスロー ジュナイパー ジュナイパー(ヒスイのすがた) ニャビー ニャヒート ガオガエン アシマリ オシャマリ アシレーヌ ツツケラ ケララッパ ドデカバシ ヤングース デカグース アゴジムシ デンヂムシ クワガノン マケンカニ ケケンカニ オドリドリ アブリー アブリボン イワンコ ルガルガン ヨワシ ヒドイデ ドヒドイデ ドロバンコ バンバドロ シズクモ オニシズクモ カリキリ ラランテス ネマシュ マシェード ヤトウモリ エンニュート ヌイコグマ キテルグマ アマカジ アママイコ アマージョ キュワワー ヤレユータン ナゲツケサル コソクムシ グソクムシャ スナバァ シロデスナ ナマコブシ タイプ:ヌル シルヴァディ メテノ ネッコアラ バクガメス トゲデマル ミミッキュ ハギギシリ ジジーロン ダダリン ジャラコ ジャランゴ ジャラランガ カプ・コケコ カプ・テテフ カプ・ブルル カプ・レヒレ コスモッグ コスモウム ソルガレオ ルナアーラ ウツロイド マッシブーン フェローチェ デンジュモク テッカグヤ カミツルギ アクジキング ネクロズマ マギアナ マーシャドー ベベノム アーゴヨン ツンデツンデ ズガドーン ゼラオラ メルタン メルメタル サルノリ バチンキー ゴリランダー ヒバニー ラビフット エースバーン メッソン ジメレオン インテレオン ホシガリス ヨクバリス ココガラ アオガラス アーマーガア サッチムシ レドームシ イオルブ クスネ フォクスライ ヒメンカ ワタシラガ ウールー バイウールー カムカメ カジリガメ ワンパチ パルスワン タンドン トロッゴン セキタンザン カジッチュ アップリュー タルップル スナヘビ サダイジャ ウッウ サシカマス カマスジョー エレズン ストリンダー ヤクデ マルヤクデ タタッコ オトスパス ヤバチャ ポットデス ミブリム テブリム ブリムオン ベロバー ギモー オーロンゲ タチフサグマ ニャイキング サニゴーン ネギガナイト バリコオル デスバーン マホミル マホイップ タイレーツ バチンウニ ユキハミ モスノウ イシヘンジン コオリッポ イエッサン モルペコ ゾウドウ ダイオウドウ パッチラゴン パッチルドン ウオノラゴン ウオチルドン ジュラルドン ドラメシヤ ドロンチ ドラパルト ザシアン ザマゼンタ ムゲンダイナ ダクマ ウーラオス ザルード レジエレキ レジドラゴ ブリザポス レイスポス バドレックス アヤシシ バサギリ ガチグマ イダイトウ オオニューラ ハリーマン ラブトロス DLC ウネルミナモ テツノイサハ カミッチュ チャデス ヤバソチャ イイネイヌ マシマシラ キチキギス オーガポン ブリジュラス カミツオロチ ウガツホムラ タケルライコ テツノイワオ テツノカシラ テラパゴス モモワロウ コメントフォーム 名前 コメント すべてのコメントを見る ※こちらは「情報提供欄」です。質問や雑談はご遠慮ください。
https://w.atwiki.jp/gods/pages/16250.html
イルルヤンカシュ メソポタミア、ヒッタイト神話に登場する竜神。 フパシャシュに退治された。 別名: イッルヤンカ イルヤンカ ルヤンカス イルルヤンカ イルゥヤンカ
https://w.atwiki.jp/jyumawiki/pages/3928.html
アニメ スタッフ-ら行 名前:ルガル・ヤン よみ:るがん やん 美術設定 2012 TV - AKB0048 2012 TV - モーレツ宇宙海賊 プロップデザイン 2012 TV - AKB0048 フューチャービジュアル 2012 TV - 戦姫絶唱シンフォギア アニメ スタッフ-ら行
https://w.atwiki.jp/mlb2012/pages/13.html
今回は地区3連覇、3年ぶりのリーグ優勝、3年ぶりの世界一を狙う常勝軍団ヤンキース編です。 ~昨年はBOSを最後の最後まで粘り念願の地区連覇。 ただ、地区シリーズでDETに2勝3敗でまさかまさかの敗退・・・。 オフは序盤大した動きは無かったが、1月にヘスス・モンテロ、へクター・ノエシをマリナーズへ放出し、マイケル・ピネダ、ホセ・カンポスを獲得。そしてドジャースからFAになった黒田博樹を1年1000万ドルで獲得。 先発は大きくグレードアップされ、リリーフ、打線ともに強いためリーグ優勝、世界一を狙える戦力にまでなった。 「先発ローテ」 1 サバシア 2 黒田 3 ピネダ 4 ノバ 5 ガルシア ~先発は強め。 黒田とピネダの加入が大きい。ガルシアも速球派から技巧派へモデルチェンジし上手く機能している。 ただ、懸念点はサバシアとノバ。 サバシアは「勝てるエース」だが、BOS、TBには滅法弱く、要は「プレッシャーに弱い投手」。これではエースとは言えない。 ノバは昨年が出来過ぎでBABIPが.283と運に恵まれており、そして奪三振率が5.33とかなりまずい数値になっている。 「リリーフ」 LR ヒューズ MR ローガン MR ソリアーノ MR フェリシアーノ SU ロバートソン SU ウェイド CL リベラ ~結構強い。 ヒューズは先発よりリリーフのほうが適正があってるのかなと思う。 09年はSUで上手く機能したので、モップアップやロングリリーフでも上手く機能するんじゃないか。 フェリシアーノは復帰するという前提で。 もしダメなら、岡島かカブラル。 個人的には岡島を推しますね。 ファストボールは元々遅いけど上手く変化球で打ち取る投球が好きです。 ウェイドとロバートソンのセットアップは上手く機能するだろう。 リベラについては言うことなし! AJはトレード候補になってるので外しました。 「野手」 C マーティン(セルベリ) 1B テシェイラ(スウィッシャー) 2B カノー(ペーニャ、ニュニェス) 3B A-Rod(ペーニャ、ニュニェス) SS ジーター(ペーニャ、ニュニェス) OF ガードナー(A・ジョーンズ、マクスウェル) OF グランダーソン(ディッカーソン) OF スウィッシャー(ジョーンズ、ディッカーソン、マクスウェル) DH ジョーンズ(A-Rod、ジーター) 「打線」 1 LF ガードナー 2 SS ジーター 3 CF グランダーソン 4 2B カノー 5 3B A-Rod 6 1B テシェイラ 7 RF スウィッシャー 8 DH ジョーンズ 9 C マーティン ~なんだかんだ「併殺が多い」とか言いながらも穴が無く、強めの打線。 キーになるのはA-Rodとテシェイラだろう。 というより、やってもらわないと話にならない(一応、言っておきますが管理人もヤンキースファンです 笑)。 ジョーンズを8番に置ける強めの打線なんてテキサスみたいですよ。 一応彼も、松井みたいに守れるしポーリーノみたいに対左なら打てるし、戦力になります。 でも、個人的にはDH補強してほしいんですけどねぇ。 ゲレーロとかデーモンとか松井とか。 個人的にはゲレーロ取れたらでかいと思います。D・リーでもいいけど。 ~なんだかんだ言いながら100勝は出来るだろう(無理でも95勝)。 やっぱり投手陣を強化したことが大きいかなと。 一番の宿敵はレイズかなと。 あそこは先発陣が脅威だし、打線もウチより少し下くらいのレベルなので夏場には首位争いしてトレードで誰取るか決めてるんでしょう。 レッドソックスはあんなノーマークで大丈夫なのかなと。 昨年急失速したこと、オフにほとんど動いてない(リリーフだけ)し、メランコンのトレードは微妙な動きだったしGM変わってから変な動きしかしてない印象。 まぁもう1つの敵と言ったらジェイズでしょうね。 戦力値も上がってきた(リリーフ整備)し、意外なことにNYYは勝てて無いわけです。 なので今年も侮れないかなと。特にバティスタの前にランナーを置いたらまず終わる。 あそこの打線はバティスタとローリーを軸とした打線なので。
https://w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/pages/327.html
791 :ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms [sage] :2008/06/02(月) 00 49 55 ID LzUN6Ghd ***** 「あなた、起きてくださいな」 いまだかつてない起こし文句をささやかれ、目が覚めた。 あなた、とな? その呼び方をする人間は俺の身の回りでは葉月さんしか居ない。 しかし、『あなた』に含まれているニュアンスが少し異なる。 普段葉月さんが口にするのは、『君』とか『お前』とかいう、聞き手を指す二人称的なものだ。 いわば、代名詞である。俺の名前を呼んでいるのと変わりない。 「あなた、いくら休日だからって寝坊はいけませんよ。ほら、早く起きてください」 だが、今の呼び方はどうだ。 まるで俺の名前が『あなた』に事実上なってしまったようなふうではないか。 それ以外の呼び方などありえない、とでもいうのか。 女性の声はやけに落ち着いている。 穏やかだ。上がったり下がったりしているところがない。波打っていない。 葉月さんの声はここまで大人びていなかったはずだ。 「今日は一緒にお出かけをする約束でしょう? 私、あまりに楽しみだったものだから、早起きしてしまって。もうお弁当まで作ってしまいました。 朝ご飯もできてますから、いつもご一緒できない分、今日は……ね?」 二人でご飯を食べましょう、ってか。 ふうむ、なんというか。いいな、こういうのも。 けど……これ、夢だろ。幸せすぎるもん。 朝から幸せがたっぷり入ったふりかけをたっぷりかけられた気分になるなんて、俺の生活じゃありえない。 女の人が俺を起こすシチュエーションからして嘘だ。リアリティがなさ過ぎる。 声をかけてきたのが妹で、無理矢理布団を引っぺがされたとかならまだ納得はできるが、残念ながら妹は優しくない。 母も同様。母は父にしかデレないのだ。 だから、この声は俺の想像力が作り出した嘘なんだ。 しかし、俺はこの嘘をありがたく思う。 いいじゃないか。夢の中ぐらい、俺の好きなように変えてしまっても。 女性がみんな俺に優しくする夢を見て何が悪い。 俺だって男だから、ハーレムに憧れがないわけじゃない。 しかもこれは夢。面倒なこともない、後腐れもない。最高だ。 だから、俺は夢を満喫する。 「……昨日は徹夜だったんだ。だから眠らせてくれ……」 「ああ、そうでしたわ。ごめんなさい。昨夜は一緒に寝てくれると言うから、 つい嬉しくてあなたにおねだりを一杯してしまったんでした。 あなたも私も、眠る暇なんか、なかったですものね」 …………なにそれ? 昨夜はプラモデルを作ってたから徹夜した、っていう設定を構築してたんだけど。 「ですけど、おかげで……私、今日はとても調子がいいんです。 ごめんなさい。こんなことを言ってしまったら、まるではしたない女のようですね」 へえ、そうなんだ。俺の体はとても重いんだけど。 体がだるさを訴えて布団から出ようとしない。頭まで布団に潜ってる。 ううん? 自分の体を触ってみたら、変なことに気付いた。 俺、下着しか身につけてない。 バカな。俺は春夏秋冬寝る際は下着の上にもう一枚着込んで寝ているはず。 暑さで寝苦しくなりだした頃にはシャツとジャージ、布団だけじゃ寒くて眠れない頃は長袖のニットとジャージ。 つまり年中ジャージを着ている。ジャージ愛好家ではないけども、とにかくジャージを愛用する。 これは、一体…………? 792 :ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms [sage] :2008/06/02(月) 00 50 45 ID LzUN6Ghd 「ですけど、あんなに激しく、あなたが求めてくれるものですから、ついつい私も……。 もう、あなたのせいですよ。普段はあんなに冷たいのに、昨晩はあんなことまで…………」 「なあ、いや、あのさ」 「はい、なんです?」 「もしかして俺、昨日すごいことした?」 「ええ」 「具体的には?」 「…………………………それはもう、朝の時間には口にできないような、激しいものでした」 うん。……ええ? あ、あ! ああ――――――そういうこと。 いわゆる、夫婦の営み、というやつのことか。 性に開放的な傾向のある現代の若者ならば十代半ばでも経験済みというアレね。 つまり、性行為ですか。英語に変換してカタカナで書くと、セックスだね。 うわあすごい。 いつの間に初体験を済ませたことになっているんだろう。夢の中の話だけどさ。 なんだかショックだ。お前はもう経験している、と言われても何の感慨も湧かない。 どうせ夢を見るなら昨晩のシーンからにしろよ。 今からでも遅くないから、巻き戻し。 はい、スタート! 「も、もうあなたったら! 恥ずかしいことを言わせないでくださいな」 布団の上から軽く叩かれた。夢の中の時間軸は巻き戻っていない。 いくら自分にとって都合の良い夢でもできることとできないことがあるってことか。 なんだか、ものすごく損した気分だ。 「あなた、いい加減に起きないと、私も強硬手段に出てしまいますよ」 と言いつつ、俺と大人の関係を結んだ女性は、布団を剥がそうとしてくる。 この場で簡単に布団を奪われないよう抵抗するのは、慣例、もしくは通例と言えよう。 しかし今の俺は演技ではなく、本気で抵抗をしている。今、絶対に顔を出したくない。 だって、怖い。 間近にいる女性の正体がわかってしまうのがとても恐ろしい。 相手が葉月さんでない可能性はとても高い。ならば、当然他の誰かということになる。 夢の中にまで出てくるということは、俺にとってそういう目で見ている相手ということだ。 誰だよ。こんな馬鹿丁寧な言葉遣いで話しかけてくる知り合いは。 …………待て。もしかしたら見たことはあっても話したことはない、テレビに出てくる女性タレントかもしれないぞ。 好きなタレントがいないから希望はないが、それは誰であっても構わないということでもある。 もしそうだったら、別に顔を拝んでもいいかな? とか考えた途端、布団の中に女性の手が入り込んできた。 俺の腕は布団で顔を覆うようにしていたから、下からの侵入には無防備だ。 女性の腕が俺の腹に回り込み、左右から包み込んでくる。 そして、抱きつかれた。 「あなたが悪いんですよ。いつまで経っても起きないから。 だから、私はこうやって眠りの邪魔をしてしまうんです」 女性の頬がシャツの上から腹を擦り、触覚を甘噛みする。 なんだなんだなんだ。この体の芯からゾクゾクさせる幸せな津波。 こんな幸せがあっていいのか。 世の恋人達って、皆こういうことしてるのか? ――いや、皆はしてないか。でもうちの両親はしてるだろうな。たぶんこれ以上のことも。 793 :ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms [sage] :2008/06/02(月) 00 51 25 ID LzUN6Ghd 「うう……ん、暖かい。それに、とても安らぎます。私この匂いが好きです。 どうしましょう。なんだか、むずむずしてきました」 「……くしゃみ?」 「いいえ。あなたに、あなたに……………………優しくして欲しく、なっちゃいました」 かつてここまでストレートなデレに巡り会ったことがあっただろうか? いや無い。 いいのかな、優しくして。というか、女性の要求通りにして。 しかし、優しくするとはなんぞや? 頭を撫でればいいのか? 思いやる言葉をかければいいのか? それとも。 「わがままを言って悪いとは思いますけど、でも、私は今、あなたが欲しいんです。 お願いです、あなた。私に……………………」 首に手を回された。 おもむろに女性の体が近寄ってくる。 布団の中の薄い闇の中に、女性の顔があらわれた。とっても近い。 「どうか、お願いします……………………」 何をお願いされているんだ、なんてわかりきっている質問を浮かべて飲み込んだ。 経験無くてもわかるよ。十七年の間に見てきたもののおかげで、こういう空気になったらどうするか知ってるよ。 キスするのが、正しい選択。 目をつぶった方がいい。最中に目を開けてはいけない。舌をどう使えばいいのかは知らない。 どうせ夢なのだから、失敗しても誰にも迷惑はかからない。 女性は夢の産物なのだから、嫌われたところで構わない。 これはシミュレーションだ。実践ではない。繰り返す、これは実践ではない。 意を決し、いざ。 「いく、ぞ」 「…………はい」 自分の動きがスローになる。鼓動が早まっているせいだ。 耳に届く音が鼓動だけになると、一拍が大きくなる。ドクンドクン、じゃなくて、ドックンドックン。 動きまでがそれに合わせてコマ送りになる。 鼻息が荒くなっているんじゃないだろうか。もはやそれすらわからない。 唇まであと三センチ。 というところで、布団の端から光が差し込んだ。 女性の顔の輪郭、目を閉ざした表情、髪の色、全てが明らかになる。 飾りっ気が無く、清潔な印象のあるこの人、どこかで見た気がする。 唇まであと二センチ。 なんとなく目を閉じる。女性の表情が映像となって脳裏に浮かぶ。 うん、この人と直接会ったことある。はっきり思い出せないけど見覚えがある。 確か学校の、教室に居て、地味な格好をしてて、年齢にふさわしくない整った顔で、だいたいいつも無表情。 チャイムが鳴ったら教壇へ上がり、……ってこれ、教師? そして傍らに……本? そうか、わかった。 おそらく唇まであと一センチ。 この人、篤子女史だわ。 どうりで見たことがあるわけだよ。 近くで見ても美人は美人なことに変わりないんだ。 新たな発見を――してる場合じゃないね、この状況。ハハハハハ。 多分唇まであと一センチもない。 触れてもいないのに、篤子女史の熱が感じられる。主に唇で。 あまり嫌じゃないのは、きっと寝起きのせいだ。そうに違いない。 唇がくっついた。 そして、俺は唇の感触を味わ――――うことなく、脳内で悲鳴を上げた。 : : 794 :ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms [sage] :2008/06/02(月) 00 53 11 ID LzUN6Ghd ***** 飛び起きた。口を開いたままで。喉の奥から酷使された痛みが伝わってくる。 何気なく喉に手を当ててみる。異常があるのは外側ではなく、内側だった。 気道の壁の喉付近をひりひりさせるこの痛みは、体育の授業で野球をして、その際に声を張り上げたせいで、 授業が終わった頃に襲いかかってくるものに酷似している。 つまり俺は何かを叫んだ。しかし、一体何を叫んだんだか、わからない。 寝ている場所は保健室らしかった。白いベッドと掛け布団が常備されていて、馴染みのない薬の匂いがする場所は校内で保健室だけ。 誰かが室内にいる可能性は十分にある。 先生とか、他には本当に具合の悪い生徒が別のベッドで寝ているかも。 右には中庭を望める窓。まだ昼のようだったが、校舎の影のおかげで室内に日光は差し込んでこない。 反対側に首を向けると、空のベッドと――その上に足を組んで座っている女性が目に映った。 濃いめの色合をしたジーンズの上には文庫本が乗っていた。距離があるせいでタイトルはわからないが、文字だらけの本であることはわかった。 だから、聞いてみた。 「その本、なんてタイトルですか?」 「武者小路実篤、友情。古い言葉や漢字の使い方は、近頃は見られないものもあります。 お話は長く、じっくりと人物を掘り下げていくものもよいのですが、 そうすると小説と馴染みのない方には手に取りにくいものになりがちです。 その点、この本であれば心配ありません。そのくせ、中身も詰まっている。おすすめですよ」 「どの辺が面白かったですか?」 「……わかりませんね、いえ、面白くないという意味ではないです。 読む度に誰かに共感し、誰かに反感を覚える。対象がころころと変わっていってしまうんですよ。 でもそれは、おそらく私だけのことでしょう」 そこまで言うと、二年D組の担任である篤子女史は立ち上がり、俺のいるベッドの傍らに立った。 しおりを先頭のページに挟み、差し出してくる。反射的に受け取る。 「ですが、作家という職業に人並みの興味を覚える人なら楽しめます。 貸しますから、読んでみてください。返しに来たときに感想を伺いますから、そのつもりで」 「あの、別に読みたい訳じゃないんですけど」 「これは宿題です、と言えばやる気になるのではないですか?」 「まさか、クラスの皆にも同じ宿題を?」 「まさか。あなただけですよ」 篤子女史の一言にときめいたりすることはなかったが、高橋あたりなら都合の良いように解釈するんだろうと考えた。 安心した。俺を呼ぶ、『あなた』という単語に親しみが籠もっていない。 起きた瞬間にとっさに距離をとらなかったのは、本とセットになっている担任の姿が普段通りだったからなのだ。 やはり篤子女史には本が似合う。高橋よりも。 一種の記号だ。コーラと缶のパッケージの赤が切り離せないものであるのと同じ。 俺と大人の関係になっているなんて、あり得ないし、夢だとしても篤子女史に失礼というものだ。 795 :ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms [sage] :2008/06/02(月) 00 53 55 ID LzUN6Ghd 「宿題ならやりますけど、どうして俺だけ読書感想なんです?」 「今日の一時間目の授業は何か、知っているでしょう」 「国語、ですね」 「そういうことです」 結構容赦がないのな、この国語教師。 俺は体育館の地下に閉じこめられていたんだから、授業に出られなかったのだ。サボったわけではない。 たしかに無断欠席ではあったが、あの状況では連絡しようがないのだから見逃して欲しい。 「不満そうな顔ですね」 「……別に、そんなことはないです」 「事情は知っていますよ。体育館の地下倉庫で、手足を縛られてぐったりしていた、とか」 「誰にそんなこと聞いたんです?」 というより、ぐったりさせられたというのが事実。 助けてくれた感謝と誤った処置をした叱責、どちらを先にすべきかわからないから、ぜひとも相手が知りたかった。 「葉月さんですよ。 朝のホームルームが終わって、すぐに飛び出して行って、授業が終わってからようやく戻ってきました。 理由を聞いたら、あなたを発見して保健室に運び込んだから、と。 ですから、この宿題は葉月さんのためにやるものだと思ってくれて構いません。 それで二人分のマイナス点はチャラにします」 「ありがとう、ございます。それで、葉月さんは?」 「今はタオルを水に浸しに行っていて……結構時間が経ちますけど、遅いですね。 まあ、程なくして戻ってくるでしょう。 昨日何があったのかは、後日聞くことにします。それと、ちゃんとお礼を言っておくように」 「うぃっす」 片手をチョップの形にして持ち上げて、返事した。 796 :ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms [sage] :2008/06/02(月) 00 55 18 ID LzUN6Ghd 担任が去った後、葉月さんを待つために俺はベッドに腰掛けていた。 とりあえず体に異常はない。手首に巻かれていた拘束具の跡ももう消えている。 昨晩着ていたはずの制服は、いつのまにか学校指定のジャージへと変化していた。 制服はハンガーに掛けられて、ベッドから離れた位置にある開いた窓のそばで、吹き込んでくる風にその身をゆだねていた。 ジャージの裾をめくってみる。裏面に縫いつけられた小さな白い布に高橋、と書かれていた。 後で高橋にもお礼を言っておくとしよう。 葉月さんが来たらまず――助けてくれて、いや、見つけてくれてありがとう、と言おう。 地下倉庫を発見して来てくれたことには感謝しているが、その後についてはなんとも言えん。 そりゃ、まずいと思ってやってくれたのだろうが、さすがに心臓マッサージはきつい。 昨晩体育館で澄子ちゃんに会ったときと比べても、段違いに死の危険を感じた。 加えて、その後の人工呼吸には、もう。 「あれ、絶対にくっついてた、よな。……唇」 まあ、そうじゃなきゃ空気が漏れてしまうから、やっぱり隙間無くくっついたのだろう。 唇と、唇がくっついちゃったんですか。 そっか、そうか、そうなのか。 あれは…………キスとしてカウントしていいのか? あまり思い出したくないけど、さっき見た夢の中のラストシーンみたいな流れでやったなら、キスとして成立するんだろうな。 片方が迫って、もう片方がそれを拒まない。 葉月さんは、果たしてキスのこととか、考えていたのか? よしんばそうであったとして、俺が自律動作できない状態は拒んでいないと言えるか? …………不謹慎だな。助けようとしてくれただけなのに、いかがわしいことと結びつけようだなんて。 俺のことを好きだったから人工呼吸しただなんてことはないはずだ。 きっと、葉月さんは助けたい人がいたら同じ事をする。そういうことにしておく。 唇の感触がどんなものだったのか堪能する暇も余裕もなかったが、一応、自分の唇と合わさったという事実は覚えておこう。 やっぱり、嬉しいものは嬉しいし。 797 :ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms [sage] :2008/06/02(月) 00 56 04 ID LzUN6Ghd 手持ち無沙汰だ。 読書感想の宿題の名目で渡された本に目を通してみたが、いつ葉月さんが来るかわからない状況ではいまいち頭に入らず、 結局は膝の上に留まる形になってしまった。 ここから出て探しに行こうにも、はたしてどこへ葉月さんを探しに行けばいいものか。 ついさっき鳴ったチャイムは、今日の最後の授業が終了した合図。今日は土曜日だから、三時限目でラスト。 帰りのホームルームは、担任のことだから手短に終える。もう終わっている頃だ。 それでもやって来ないということは、もう葉月さんは帰ってしまったのか? …………するかなあ、そんなこと。 でも、タオルを濡らしに水場へ行って、戻ってきてないのは事実だし。 とりあえず様子見に、廊下へ出てみることにした。 本を反対側のベッドに投げ出して、ベッドから腰を浮かす。 その瞬間、保健室のドアが開く、ガラリという音がした。 まるで立ち上がることで自動的にドアが開く仕組みみたいだった。 しかし座り直して今度はドアが閉まるかどうか試してみる気にはならない。 シューズを脱ぐ音、続けてスリッパと床のぶつかるパタパタという音。 金具に掛けられたシーツが壁代わりになって入り口方向が見えないので、このへんは想像である。 音はだんだん大きくなる。保健室にやってきた人物は、すぐにベッドへと向かってきた。 対面。 「あ、あ…………」 やって来たのは両手で洗面器を持った葉月さん。 口から小さな声を断続的に出し続ける葉月さんは、じっと俺の目を見つめている。 洗面器が震えて水が縁から零れている。 近づき、洗面器をなかば奪うつもりで抜き取る。 透明な水には白いタオルが浸されていた。風邪を引いた時みたいに額に当てるつもりだったのかもしれない。 葉月さんは両手を胴の前に固定し、透明な洗面器を持つようにして固まっていた。 これがフリーズという状態なのであろうか。俺は何も言っていないのだけど。 凍結状態を解くため、声をかける。まずは助けてくれたお礼から。 「葉月さん、心配させてごめん。見つけてくれてありがと――――」 あと一文字というところでタックルされた。 ベッドに背中から着地する。ほぼ同時に洗面器の水が俺の体目掛けてダイブを敢行。 数秒空けて染み込んでくる水が冷たい。だけど、すぐに別の熱が肌を覆う。 「よかった、良かった。良かったよお…………死んでなく、生き、ててくれた。 う……ううう………………」 より強く抱きつかれる。嗚咽を殺そうとしているみたいに。 ジャージ越しでも、ダイレクトに震えが伝わってくる。 背中をきつく握られた。 存在を確かめるような動きが、より一層、彼女の受けた切なさを伝えてくる。 「ごめんね、本当に、悪かったよ」 「ううん、そんな、こと、ないから。無事だったら、いいの。私は、それだけでいいの。 こうして居られるなら、もう、何にも…………いら、ないよ」 俺はそれ以上は何も言わず、心の中で謝罪を続ける。 空の洗面器は頭上で俺の両手に掴まれていた。 葉月さんの頭を撫でるとか背中に手を回すとか、そういったことに頭が回らないのはきっとこいつのせいだ。 でも、有り難くもあった。 結論として葉月さんの気持ちに応えられない俺には、抱きつかれている今の状態が後ろめたかったから。 798 :ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms [sage] :2008/06/02(月) 00 57 23 ID LzUN6Ghd 葉月さんが落ち着くのを待って、水に濡れていないベッドに座って話を伺う。 本当は俺が濡れたベッドに、葉月さんが反対側に座る形で話したかったのだけど、 葉月さんの無言にして断固たる意志により一つのベッドに収まる形になった。 左手を両手でがっちり掴まれ、抵抗しても見事に体勢を崩され続ければ抗議する気も失せる。 座ったら座ったでお互いの膝がぴったりくっつく。 このまま距離をとれば、いずれ追い詰められベッドから落ちてしまうので、あえて維持する方向で固めた。 こんな時しっかりした男なら上手いことを言って距離をあけたりするのだろうか。 しかし、今の葉月さんの前では健常な性的嗜好を持つ男なら誰でも意志を曲げる絵が浮かぶ。 結論。男は所詮美少女の要求に弱いものなのだ。 「電話しても出なかったのは、やっぱりあそこに連れて行かれてたから?」 「……ああ、あれ。丁度捕まる一歩手前ってところだった。まだその時は体育館の中。 でも、そっか。あの時の電話はやっぱり葉月さんだったんだ」 「うん。何回コールしても、掛け直しても出ないから、あの時はもう帰っちゃったのかなと思ってたんだ。 居なくなったのに気付いたのは、今日の朝。 あなたの家に行ってもあなたは待ってなくて、ようやく出てきた妹さんに聞いたらあなたも帰ってないって言われて。 だから、授業をサボって探しに出かけたの」 「そう、だったんだ」 「電話を掛けながら歩き回ってたら、あなたの携帯電話の着メロが聞こえたの。体育館の近くで。 見に行ったら、地下倉庫の前に携帯電話が置かれてて。もしかしたらと思って扉を開けたらあなたが居た。 手足を縛られて、目が開いてなくて、返事しても起きなくて。 本当、手遅れにならなくて良かった」 「……感謝してるよ、ありがとう」 含みのない言い方を出来たか、自分でも心配になった。 携帯電話が地下倉庫の前にぽつんと置かれていた。 俺の携帯電話を持っていて、そんなことができるのは澄子ちゃんだけだ。 解放するという言葉は嘘じゃなかったのか。 でも、そうすると弟はすでに理想郷とやらに連れて行かれているはず。 手遅れの心配をしなければいけないのは、弟の方だ。 葉月さんと俺はそっちに関しては何も出来ていないから、花火の動きに期待するしかない。 花火のことだから俺みたいに捕まるような失敗をやらかしはしないだろうが、どうなったことやら。 799 :ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms [sage] :2008/06/02(月) 00 58 15 ID LzUN6Ghd 「あのさ、花火の姿を見なかった?」 「花火って、あの金髪の子? そういえば見てないな。弟君を捜しに行ってるんだろうけど」 「ふうん…………」 「あの子まであなたみたいな目に遭っていないか、心配?」 「してない、って言えば嘘になる。でもその必要がないからさ、あいつには」 「信用してるんだね」 「信用してるのと心配しないのは別だと思うけど」 「ううん。一緒だよ。 誰かのことを心配しないのは、どうでもいいからか、もしくは、評価してるから。 あの子の名前を知ってて、どんな子か知っていて、それでも心配ないって言えるのは、信用してる証拠だよ。 よく知らない人間なら、どうなったところで知ったことはない、なんて言えるもの。 それに、どうでもいいならあの子がどうしているかなんて考えないでしょう?」 「嫌っている相手でも?」 「嫌っているなら、まず口にすることを躊躇うはずだよ」 ふう――む、たしかに。 言われて気付いたが、俺は花火のことを嫌っていない。妹にも日頃から色々と言われちゃいるが、嫌いだなんて思わない。 そもそも、二人とも嫌えない。 花火を傷つけた俺が、あいつを嫌いになるなんて許されない。妹は家族の一員として大切に思ってる。 そういえば、最近は心から人を嫌いになった覚えがない。 テレビに映る人間なら嫌いなのもいるが、周囲の人間となるとさっぱりだ。 「なんか一つ賢くなった気がするよ」 「あ、あはは。…………実は今の、お父さんの受け売りなんだ。 小さい頃、小学四年生ぐらいかな。 よその道場の子供と組み手をして、負けちゃって、もう武道を習うのやめちゃおうかと思ったことがあったの。 そのことをお父さんに言ったら、一週間後にもう一度言いに来なさいって。 引き止めないのがなんだか悔しかったけど、一応、一週間考えることにしたの」 「でも、やめなかったんだね」 「うん、やっぱり負けたままは悔しかったし。それに――稽古は楽しかったから。 で、お父さんに続けるってを言ったら、最初から心配していなかったぞ、って笑いながら言われたの。 その時に聞いたんだ、さっきの考え方」 「かっこいいね、お父さん」 同性でありながら、不覚にもそう思う。 「んー……真剣な顔して教えてくれる時はかっこいいな、なんて思うけど、それ以外はどうかな。 …………お母さんのことだって、おかしいもん。絶対に」 「お母さん?」 「あ! ううん、なんでもないない! 気にしないで。私のお母さんすごく元気だもん」 「なら、いいんだけど」 しかし、葉月さんの口調には陰りがあった。 父親とは違い、母親について葉月さんはあまり語らない。 仲、悪いのかな。 なんだか笑顔の葉月さんが無理して笑っているみたいに見えてきた。 この話題は置いて、別の話を振ってみるか。 800 :ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms [sage] :2008/06/02(月) 00 59 56 ID LzUN6Ghd 「ねえ、葉月さん」 「なあに?」 「弟の知り合いなんだけど、知ってるかな。木之内澄子っていう名前の女の子」 「木之内……………………ですって?」 ですって? 何、今の。今の台詞は葉月さんが言ったか? 普段こんな喋り方なんてしないのに。それこそ、怒ったときぐらいしか。 もしかして俺、地雷踏んだ? 「その子が、どうかしたのかしら?」 怖い。葉月さんに怒りを向けられた人間って、皆こんなプレッシャーを感じているのか。 これは、以前俺の家で暴れた時の比じゃないぞ。 「う、うん。怒らないで聞いて欲しいんだけど」 「怒ってないわよ。いつ私が怒ったっていうの?」 「そ、そうだね。葉月さんは怒ってないよね」 葉月さんの言葉を信じるんだ! 「今日、姿を見かけなかったかなー……って」 「見てないわよ」 「そうなんだ、それならいいんだ。忘れて」 「お断りするわ」 うあ、忘れてくださらない。 「もし、見たとしたらどうだっていうの? どうするつもりだった? 居場所を聞いて、会いに行くつもりなのかしら。私を放って置いて」 「いいえ、そんなつもりはございません。断じて」 「敬語はやめて。嫌いだから」 ご、ご無体な! なぜそんな私の神経をグラインダーですり減らすような要求をなさるのです? 敬語を使えないのがこんなに苦しいなんて知らなかった。 ……敬語って、目上の人の威圧から自分を守るために必要なんだ。今度、真面目に勉強しよ。 「会いに行くとか、そんなつもりはござ――なくて、ただちょっと気になったんだよ。 弟がいなくなったと同時に、その子まで居なくなったから。だから――」 「会いたくて仕方ないのかしら?」 「違う!」 「弟君が居なくなってもあまり心配していなかったのに。へえ、そう。 可愛い可愛い、後輩の女の子が居なくなったら心乱すのね。 知っているわよ。黒のショートヘアーで、身長が私の顎ぐらいで、ちょっと普通じゃないところがある子、でしょ?」 へけっ、という音が口から漏れた。 俺の顔、おかしくないよな? 動揺をこれ以上ない形で表現してないよな? 間違いなく、葉月さんは澄子ちゃんを知っている。 それどころじゃなく、すでに会っている。 去年の文化祭で遭遇してはいたが、あの時は澄子ちゃんが覆面を被っていたからバレていないはず。 とすると、それ以外のどこかで。 いつだ。澄子ちゃんがペンを投げて大暴れしたのは最近じゃいつだ? ――もしや、クリスマスイブか?! というか俺の記憶が正しければ、あれしかない。 じゃあ、葉月さんが十二月二十四日に、俺を呼び出したコンビニで澄子ちゃんとミニスカサンタが戦っているところを 見物しに来たギャラリーに葉月さんも混じっていたのか。 とんだ失態だ。その可能性を考えていなかった。 だからあの日、いつまで待っても葉月さんが来なかったんだ。 ギャラリーが解散すると同時に、葉月さんまで帰ってしまっていたのか。 801 :ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms [sage] :2008/06/02(月) 01 02 00 ID LzUN6Ghd 「私、知っているのよ。一昨日のこと」 一昨日というと、えっと、昨日が十五日だから十四日。バレンタインデイだ。 「あなた、チョコレートを貰っていたでしょう?」 「……なんで知ってんの?」 「すり替えたから。私のオレンジのと、入ってたワイン色の箱」 「なぜ?」 「なぜって、そんなの…………許せないからに決まってるでしょ!」 超至近距離からの音波が聴覚をかき乱す。 いかれたのは左耳。しかし耳に手を当てようにも左手はすでに葉月さんに掴まれている。 左手を引かれ、振り回される。落ち着いた場所はベッドの上。 葉月さんは、右手で俺の左手を、左手で俺の肩を押さえ込み、上から被さっている。 要約すると、俺は押し倒されていた。 「いつのまに受け取ったの? 私はあの日、教室に飛び込んできたあなたから一目も離さなかったのに」 「あの、信じてもらえないかもしれないけど、あれは弟がギャグでよこした代物で」 「見え透いた嘘を吐かないで! 弟君がそんなわけわからないことするはずないでしょ!」 葉月さんの中にある弟の像がそうでも、リアルの弟が阿呆なことをしたのだから、俺に文句を言われても困る。 しかし、思ったことを口にできない俺がいる。ほんと、弱いね。 「きっとあの子よ。木之内澄子よ。あの子に受けとったんだ」 「違う。澄子ちゃんは弟のことが好きなんだ!」 葉月さんが息を呑んだ。 ただそれだけなのに、より気配が不穏になる。 「なに…………それ。ちゃん付け? 私には、名字にさん付けなのに。 あなたと木之内澄子は、そこまで仲良くしていたの?」 最悪だ。てめえで悪化させてりゃ世話ねえ。 特別に仲が良いわけじゃないけど、ある程度の関係があると知られてしまった。 一般的にはちゃん付けなんて、かなり親しくないとできないものだと認識されている。事実、俺だってそう思う。 こうなると、もはや手を付けられない。 澄子ちゃんは弟を好きなんだと主張しても、そんなものではちゃん付けのインパクトを消せない。 反転した状態からさらに半回転したのか逆に回ったのか、ともかく普段通りになった葉月さんの声が耳に届く。 「呼んでよ。私の名前、呼んで。 葉月さん、じゃだめ。葉月、もだめ。 他の誰でもない、私のためだけにある、特別な名前。 呼び捨てにして。いっぱいいっぱい、どんな言葉よりも多く口にして。 家族に呼ばれるのと、あなたに呼ばれるのとじゃ全く違うの。 ずっとずっと、好きな人から呼ばれていないから、乾いてるの。飢えてるの。 満たしてくれたら、許してあげる。心から、あなたの全てを、私は受け入れる」 甘い誘惑。口に含んだら抵抗なく溶けてしまいそう。 受け入れずに拒むのが惜しい。 ――そもそも、拒んでどうする? 意味があるのか? 名前を呼んでいいのなら、それでいいじゃないか。 友達同士で呼び合うのは普通のことだ。それ以外の、例えば友達ですらない花火を俺は呼び捨てにしている。 葉月さんの名前を呼び捨てにするのは構わない。 構わないなら、そうしてもいいはずなのに、どうして俺はそうしていないんだ。 「やっぱり恥ずかしい? なら、こうしよう。 私もあなたの名前、呼び捨てにする。二人で一緒なら、問題ないでしょ。 ずっとずっと、ずーっと二人きり、いつまでも何も変わらなければいいんだよ。 ここで決めちゃえば、困る事なんて無くなる。 私が、ずっとあなたを助けるから」 俺は助けられたいんじゃない。守りたい。 学校で会う友達、毎日の生活、そして家族。 葉月さん。あなたは俺以外にも、俺が守りたいものも守ってくれるのか? ――――違うどころか、もし俺と俺の大事なものを引き離すなら、あなたの願いを俺は叶えない。 802 :ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms [sage] :2008/06/02(月) 01 03 09 ID LzUN6Ghd 着メロが鳴った。 聞き覚えのある音色。数年前に放映された戦隊モノのオープニングテーマ。 俺が、自分の手で自分の携帯電話に設定した音だった。 「携帯電話、たぶん俺のだ」 「どうでもいいじゃない。それより、早く答えて欲しいな」 「どうでもよくはないよ。もしかしたら弟からかもしれない」 可能性はゼロに限りなく近いが、嘘ではない。 「まあ、いいよ。でも見終わったらすぐに返事してもらうから」 葉月さんが取り出した携帯電話を受け取り、開く。 すでに音は鳴りやんでいる。届いていたのはメールだった。 送り主は――誰だ? メールアドレスが表示されているけど、これは一体誰のだ? それにタイトルもない。無題だから、迷惑メールの類ではなさそうだが……。 「早く見て。あんまり待たせて欲しくない」 頷いて、メールを開く。 中身を読み、すぐに送信者と、送信者がどんなつもりで送ったものかわかった。 世界中にただ一人、俺のことをこう呼ぶ人間がいる。 おにいさん、と。 ちょっとだけ他人行儀だけど、たまに呼ばれると無視はされていないのだと安心させてくれる呼び方。 そう呼ぶ人間からメールを受け取ったのは今が初めてだ。だからメール送信者が不明だった。 頭を下げてでも聞いておくべきだった。 あいつが――――二つ年下の妹が、俺にメールを送ってくる。 そんなことが起きるのはたった一つ、緊急事態が発生したときだけなのだから。 タガが外れた。目的と目的地だけしか頭に浮かばない。 体の上に乗った葉月さんも、ちょっと動かしてしまえばすぐにどけることができる。 葉月さんの背中に手を回す。すると拘束する力が一瞬緩み、油断が生まれる。 左側へ押しやり、ベッドに押し倒す。 葉月さんの顔が紅くなった。だが、そんなことはどうでもいい。 ベッドから飛び降り、保健室のドアを力ずくで開き、下駄箱へ向かって突っ走る。 背後から呼び止められようと、追いかける足音が聞こえようと構わない。 靴を履いている時間がもったいない。一刻も早く、向かわなければ。 妹、変なメールを送ってくるんじゃないよ。 おにいさん助けて――――なんて、普段は絶対に言いやしないくせに。
https://w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/pages/527.html
25 :ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms [sage] :2008/07/20(日) 21 56 07 ID zHYMwNz0 *** 洗濯機の蓋を開けて、中を見る。 そこにあるのは、たった今洗い終わったばかりの、私とお兄ちゃんのそれぞれの下着と服。 他の人の衣類は入っていない。 私が、あえて選り分けてそういうふうにした。 使うお水と洗剤の量が増えちゃうけど、仕方がない。 私とお兄ちゃんは何もかも、全部一緒でなくちゃいけない。 洗濯ものなんかはもちろん、住む家も、部屋も。 ベッドは別。まだそういうことをするにはちょっと早い。 それ以外のものは、家族と一緒に住んでいる以上、どうしても共同になってしまう。 お母さんの手伝いを建前にして家事のほとんどを取り仕切っているけど、 バレずにできるのはせいぜいこうやって洗い物を一緒に洗うぐらいしかない。 脱水が終わって、まだ湿っぽいお兄ちゃんのトランクスをひとつ取り出す。 一瞬だけ躊躇。 でも結局は耐えきれず、トランクスを鼻に押しつけてしまった。 お兄ちゃんの匂いはしない。 私の腰をくだく汗の匂いと体臭は完全に消え去っていた。洗濯したばかりだから当たり前。 だけどそれじゃいけない。こんなものをお兄ちゃんが身につけてはいけない。 お兄ちゃんに近づく邪魔者達――――そう、私以外の女の群れ。 そいつらを遠ざけるためには、私の匂いをお兄ちゃんにつけるのが一番だ。 真っ白いシャツを手に取る。 水に浸され、洗剤で汚れを落とされ、脱水され、シワだらけになったお兄ちゃんのシャツ。 今家にいるのは私だけ。何をしても咎められない。 「お兄ちゃん…………」 だから私は我慢することなく、私の体よりずっと大きいお兄ちゃんのシャツを、ぎゅっと抱きしめる。 こうしていると、幸せがじわじわ胸の奥に染みこんでくるから好き。 現実でお兄ちゃんを抱きしめる機会なんてそうそうやってこない。 たまにアクシデントを装ったり、人混みの中で抱きつくぐらいがせいぜい。 感触を思い出して、妄想の中のお兄ちゃんの現実感を補完して、寂しさを紛らわせている。 寝ても覚めても、という言葉の通りに私はお兄ちゃんのことを考えている。 夜に寝ている時はもちろんだけど、たまに学校で授業中に眠くなり出したときもそうだ。 それをやっちゃうとたまに先生から注意されてしまう。だけどやめられない。 お兄ちゃんへの想いを止めるなんて、まず無理だ。 家族に説得されても、こればかりは譲れない。 特に、お兄ちゃんを狙う馬鹿姉には、絶対に。 26 :ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms [sage] :2008/07/20(日) 21 56 47 ID zHYMwNz0 *** 過保護、と聞くと俺はまず両親に甘やかされて育った子供を思い浮かべる。 そこからすると、俺は過保護な育て方をされてはいないと思う。 俺だけでなく、弟や妹もそうかもしれない。 というのも、両親がそういうタイプではないからだ。 二人ともが、子供の自主性に任せて育てる方だ。 何の口出しをしないわけでも、何かやろうとするたびにダメだと言ったりするわけでもない。 よほど無茶を言わない限りは、進路相談にも応じてくれるし、お金も出してくれる。 母が匂いを嗅いだだけで吐き気を催すほど苦手なシンナーを使用するプラモデル作りなどは猛烈な勢いで反対されるが、 それ以外に関してはある程度話が通じる。 許可をもらった後は、他人に迷惑をかけないようにと釘を刺されるだけで、その後は放置だ。 この両親の教育方針を、俺は放任主義レベルワンと名付けよう。 ここから、あまり使わないから立ち絵を準備する必要もないだろうという制作サイドの事情で ゲームに登場しない主人公の親みたいに、家を年中留守にしていればレベルツー。 うちの場合は割と頻繁に帰ってくるからそこには達していない。 自分の食い扶持は自分で稼げとだけ言って、わざわざ子供と別居するような親であれば、 それはさすがにどうだろうという感じだが、戸籍上で親子であれば一応親として認められる。よってレベルスリー。 思いつきで例を挙げてみたが、要はうちの両親の育て方は良い方だと言いたかったのだ。 父と母の関係が兄妹であるところはこの上なく異常だが、それ以外は親としてちゃんとしている。 だから別に、退院一日前になって見舞いにやってきても何もおかしくないと言える。 たまたま祖母と一緒に病室にやってきても、何が不思議があるだろうか。いや、無い。 しかし、さすがにこのタイミングでやってこなくてもいいだろう……と口にしたくなってしまう。 タイムリーすぎる。普段は開け放っている窓を掃除のために閉じたところに燕が突っ込んできたみたいな感じ。 せめてあと五秒でも来るのが遅れていれば良かったのだ。 病室を開けて最初に見えたものが、俺が病院のベッドの上で葉月さんに覆い被さっている姿だったりしたら、 両親だけでなく祖母まで誤解する。絶対に。 端的に説明すればそれだけで誤解されてしまう。 お前はシロでもグレーでもない、クロだ! なんて言われてもおかしくない。 違うのだ。否だ。 こうなったのには経緯があるのだ。 密室状態で葉月さんと二人きりになっているという状況に興奮して、俺から押し倒したわけじゃない。 むしろその逆なんだ。逆転してようやくこの体勢になったんだ。 なんなら俺の右腕に懸けてもいい。今は折れてる、正しくは動かないんだけど、二ヶ月後には直ってるから。 医者から、あくまでその怪我で無茶しなければだけど、とは言われているけど。 落ち着け。自分の置かれた状況を整理しろ。 控えめに見ても葉月さんを押し倒しているとしかとられない体勢になった経緯、俺ならば余すところ無く記憶しているはず。 あれは――――そう、つい四半刻ほど前のことだった。 27 :ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms [sage] :2008/07/20(日) 21 58 04 ID zHYMwNz0 その頃の俺は折り紙で鶴を折ることで退屈を紛らわせていた。 左腕一本では鶴を折ることなどできない。 仕方なく右腕の代わりとして買い置きの缶コーヒーを活用していた。 紙の端に重し代わりのコーヒーを置き、左手の指を駆使して作業する。 やってみて初めてわかったが、片手で折り紙工作するのはなかなか難しい。 指先をフルに使わなければ望んだとおりの折り目を付けられない。 しかし、今日の午前十一時に終わったリハビリの後から開始した折り鶴作りにも、 午後四時近くまで続けていれば慣れる。 傍から見ていればよく飽きずにやっていられるな、と口を出したくなるような光景だったろう。 買いかぶらないで欲しい。同じものばかり作っていたら飽きるに決まっている。 十羽ほど作った時点で、折り鶴とはすでに完成されたものだとわかってしまった。 言うなれば、紙を折って動物や乗り物を作る行為そのものがそれ以上手を加えられないものなのだ。 折り紙の楽しみとは、一枚の紙から何を創造するかを選ぶ段階にある。 何色で、どれぐらいの大きさの紙で、何を作るか。 鶴を折ると決めてかかった時点で、俺は自分で自分の楽しみを潰してしまっていた。 折り紙を子供の遊びと甘く見ていたのは、俺だった。 気付いた時にはもう遅く、ビニール入りのカラフルな色紙たちは全滅していた。 他に暇潰しできるものも浮かばず、仕方なく病院のどこかにでも売っていないだろうかと立ち上がり、 病室のドアに指をかけた途端、自動ドアよろしくドアが勝手に開いた。 病室にやってくる人間というと看護士か見舞いに来た知り合いのどちらかがほとんどだ。 そしてこのケースにおいては後者であった。 制服の上のコートを羽織った装いの葉月さんが、見舞いに来てくれた。 「あ、どこかに行くつもりだった?」 「違うよ。ちょっと買い…………じゃなくて、暇だったから散歩にでも行こうとしてたところ」 ドアから離れて、ベッドの方に引き返す。 シーツの上に腰掛けると、葉月さんはコート脱ぎ、手近にあったパイプ椅子に座った。 「昨日は結局来られなくって、ごめんね。家に親戚が来たから、どうしても外せなくって。 怪我の具合はどう? 良くなった? 悪くなったりしてない?」 「悪くはなっていないと思う。良くなっていると信じたいって感じかな。 一週間ぐらいは痛みがしたり腫れたりするって先生が言ってて、実際その通りだから、今はなんとも」 「そっか、そうだよね……じゃあ、肩が凝ったりしてない?」 「ん、肩?」 右肩を意識してみる。そういえばギプスしているからあまり肩を動かしてない。 肩の骨を動かすと、少しではあるけど筋肉が凝っているような…………気もする。 「肩、凝ってるよね?」 「まあ、ちょっとだけ。でもこれぐらいなら放っておいてもなんてことないし」 「肩が凝ってたらすぐにほぐさないといけないよね? なんせ病人だもん!」 正確には怪我人なんだけど、というツッコミも反射的に出てこない。 なんだ、葉月さんのこの必死な様は。 この強引さ、まるで俺の肩の凝りをほぐすまでは家に帰れないみたいじゃないか。 「知ってる? 机の上で仕事したりする人って、肩が凝りやすいんだって。 それは、ずっと同じ姿勢でいるからなの。 骨と筋肉の位置はそのままで長時間過ごしたり、筋肉に力を込めると凝りやすいの。 だからあなたみたいにプラモデルを趣味にする人は、時々肩の関節を動かしたりしないと、 今はまだ良くても、年月を重ねていく毎に肩こりが慢性化しちゃう」 「へえ……そうなんだ」 「解消法としては、腕を内旋もしくは外旋させながら腕全体を大きく回したりとか、 両手を組んで八の字を描いたりとか……そういうのがあるけど。 実は、一番即効性があって効き目抜群なやつがあるんだよ」 「ふむ。それは一体?」 「肩たたきアンドマッサージ! これしかない!」 28 :ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms [sage] :2008/07/20(日) 21 58 59 ID zHYMwNz0 ぐっ、と親指をサムズアップする葉月さん。おまけにウインクまでされた。 ラジオ体操のお姉さん、もしくはテレフォンショッピングの外国人の店員みたいな爽やかさ。 葉月さんのこの一連の動きから察するに――――俺の肩の凝りをとりたいとか? ここまで言われて他の答えだったりしたら、俺と葉月さんの間に意思疎通はまったく成されていない。 「どう、どう? 誰かにして欲しかったりしない?」 うむ、どうやら外れではないらしい。 肩が凝っていなくても肩を揉まれるのは気持ちいいもの。お願いしたいところだ。 ――が、しかし。 いくら俺が入院しているからといって、肩こりがひどいわけでもないのに女の子に肩を揉ませるというのは、 なんとなく――いや、ものすごく悪い気がする。抵抗感がある。 肘を固定しているとはいえ、それ以外はほとんど健康体なのであまり気を遣わないで欲しい。 せめてこちらからも何かお返しをしたいところだが……ジュースを奢るか折り鶴の大群を贈るぐらいしかできるものがない。 同じクラスのイケメン西田君みたいにトークで女子の心を虜、じゃなく、トリコロールにできればなあ。 …………上手くも面白くねえよ、俺。失笑を買うだけだ。 「葉月さん、せっかくだけど、俺の肩は本調子だからやってくれなくても――」 いいよ、と言おうとして、俺の口は止まった。 すごい見られてる。 どれぐらいすごいかって言うと、俺の目から一切目を逸らさずまばたきもしないぐらい。 ただ見ているならまだしも、トゲみたいなものでチクチク突かれているような気がして、なんとも落ち着かない。 「……肩を揉まれるの、嫌?」 「嫌ってわけじゃ……肩たたきされるの嫌いなやつっていないだろうし」 「じゃあ、どうしてさせてくれないの? させてくれても、いいじゃない…………」 葉月さんの目から力が抜け、弱々しくなる。 このまましばらく待っていたら涙を浮かべそう。 もうこうなったら、仕方ない。 「じゃあ、今更だけど。やってもらってもいいかな?」 「本当に! 本当の本当に!?」 「う、うん」 「やったやったやった! きゃっほーーーっ! じゃあさっそ、く………………」 失敗した、みたいな顔で葉月さんが動きを止める。 見事な一時停止であった。 どうしたというのだろう。病院の中で騒ぎすぎたことを後悔しているのか、なんなのか。 口に手を当て、咳を一発し、葉月さんが言う。 「えと……じゃあ、そこに座ったまま動かないでね。まず後ろからやるから」 29 :ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms [sage] :2008/07/20(日) 22 00 02 ID zHYMwNz0 葉月さんは靴を脱いで、ベッドの上に乗る。 肩に手を添えられ、優しく揉まれる。 指先が、肩の筋肉を弛緩させる。 気持ちいい。もう、あまりに良すぎてこのまま眠ってしまいそう。 イメージ的には、肩の筋肉から脳細胞の活動を抑制する物質が流れ込んでくるよう。 いいなこれ。眠る前にやってもらったら絶対に良い夢見られる。 「なんだかね、こうしてると、お母さんのこと思い出すんだ」 「ん……お母さん?」 「そう。私、お母さんによく肩たたきしてたから。 疲れた顔してる時とか、私の方から頼んでやらせてもらったぐらい。 だから、これにはちょっとだけ自信があるの」 そういえば葉月さん、お父さんよりお母さんが好きそうだな。 直接聞いたことはないけど、お父さんのことをあまりいい風に言わないから、勝手にそう思ってしまう。 それはともかく。 葉月さんの台詞には少しばかり無視しがたい部分がある。 男の肩を揉んで、お母さんのことを思い出すって、なんだか自分が男じゃないと言われたみたいだ。 気にしすぎだろうし、葉月さんも深い意味もなしに言ったんだろうけど。 「あとね……あなたを見てると、なんだかお母さんのことを思い出しちゃうんだ。どうしてか分からないけど」 ……これは、あなたは女っぽいねという葉月さんからのメッセージなんだろうか。 とりあえず俺は、父が居ないうちに部屋を探索して怪しいものがないか調べるところから始めるべき? それとも父が一番風呂に入った後で、空のペットボトルを持って入浴すべきか? 母の真似は男がやるにはハードルが高いからやりたくないなあ。 「あ、勘違いしないで。今のはあなたが女っぽいとか、そんなつもりで言ったんじゃないの。 私がお母さんと一緒の時に感じた幸せな感じが、あなたと過ごしていてもあるから言っただけ」 「そうなんだ。俺が葉月さんの癒しになっているなら嬉しいよ」 「癒しっていうより…………幸せを与えてくれるんだよ、あなたは。 あなたを想うと、毎日が楽しくなってくる。 今日も学校に行ってあなたに会いに行こう、とか。 綺麗にしたら、私のこと惚れ直してくれるかな、とか。 ひとつひとつの行動に意味を見いだせる。前はそんなことなかったのに。 全部、あなたのおかげだよ」 「そ、そう…………」 まずいことになってきた……主に心臓付近が。 葉月さんには一度告白されているものの、不意打ちのようなかたちで言われた今の台詞は、かつてなく俺の心を暴れさせる。 加えて、肩を揉んでくる葉月さんの手つき。 内側から外側から、俺の理性を突いてきやがる。 この心の昂ぶりが、もしも別方向に行ってしまったら。 …………俺は病院のベッドを治療以外の方面の用途に活かしてしまうかもしれない。 30 :ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms [sage] :2008/07/20(日) 22 01 10 ID zHYMwNz0 深呼吸。体の中にある流れを意識する。 まだ、心臓が危険の一歩手前ぐらいに高鳴っているだけで、そこから延焼などしていない。 よし、そのまま堰き止めろ。へそのあたりが湖だと想像しろ。 そうでなくては、俺はご先祖様に二度と顔向けできないことをしてしまう。 「……よっと、これでとりあえず後ろは終わり」 と言って、葉月さんが肩もみをやめてくれた。 少し惜しい気もするが、これ以上触れられていたら本当に危険だ。 病院の次に見知らぬ施設に入れられて、家に帰れなくなるかもしれない。 「ありがとう葉月さん。おかげでちょっと肩が軽くなったよ」 「そう? でもまだ終わりじゃないよ。全然やりたりないもの」 ……何が、いや何を? というか何か変だ。 今の発言、単に葉月さんの気がすまないみたいにもとれる。 じゃあ、俺は葉月さんが満足するまで肩を揉まれ、理性を保ち続けなければいけないのか? 冗談ではない、耐えられるわけがない! 今もなんか、さっきのもっとやってくれるんだ、みたいに心のどこかが喜んでいるし! 「葉月さん、ごめん。俺はそろそろ眠くなってきたから、これ以上は……」 「そうなの? でも安心して。今度のは、寝ながらやるから。 途中で眠っちゃってもオッケーだよ」 葉月さんは俺の足をベッドの上に乗せると、体をベッドの真ん中まで移動させた。 なんだ……一体何が始まるんだ……? 「ねえ、肘って動かしたら痛い?」 「え……あ、うん。肘自体を曲げなければ、平気だけど」 「腕を浮かせても?」 「まあ、それぐらいなら」 「じゃあ大丈夫だね。ちょっと、失礼するね……」 右腕の下から葉月さんの手が入り込み、脇の下を通過して背中に到達。 左からも同様に腕を差し込まれる。 眼前には、微笑む葉月さんの顔がある。 「ふふー…………えいっ」 抱、き、つ、か、れ、た、……! ぎゅっと、ぴたっと、がっちりと! 上半身が葉月さんにホールドされている。 左耳から、葉月さんの穏やかな息づかいが聞こえてくる。 しかし、最大のインパクトは、胸から。 ……ふにっとふにふにしている! いや、わけわからん。 だがそもそも、今俺の胸に接触し、内側にあるハートまで貫くこれを言い表すものなどないのだ。 胸が、制服の向こうにある葉月さんの胸が今、俺の体に当たって形を変えている。 今まで特に意識することはなかったけど、葉月さんの胸は、決して小さくない。 むしろこれは、制服越しでも弾力が伝わってくるということは…………それなりのサイズがある、と? やめろ、やめるんだ、俺! 何センチぐらいあるんだろうとか、カップはいくつだろうとか考えるんじゃない! 女性の価値は胸か? 違う、それは……バストとアンダーの差だ! ――――違う! じゃなくて、大事なのは思いやりの心だ! 葉月さんが背中に回した腕に力を込め、より強く抱きついてくる。 やめてやめて、それ以上動かないで! は、反応してしまう…………下半身が! 31 :ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms [sage] :2008/07/20(日) 22 02 29 ID zHYMwNz0 抱きつかれたまま、押し倒された。 背中にはまだ葉月さんの腕がある。なにやら、肩の筋肉をぐにぐにと動かしている。 なるほど、これもマッサージの一環か。 マッサージ…………やばい、こんな単語に卑猥なイメージを浮かべるぐらい心が乱れてる! 肩に当てる指の位置を動かすたびに葉月さんの体が動く。 腕がベッドと俺の背中に阻害されているせいで、動くたびに吐息の音が漏れる。耳へダイレクトに届く。 葉月さんの小さな動きが、俺の心をいじくり回す。かき乱す。 くそう、どうしてこの病院は入院患者に薄い生地の服を着させるんだ。 これじゃ、アレが大人しく寝ていないことが、バレてしまう。 「ねえ、聞いて……」 葉月さんの声が、とてつもなく色っぽく聞こえる。 「さっき、お母さんとあなたが似ているって言ったのはね……共通しているところがあるから。 二人とも、私の好きな人なの。もちろんお母さんに対しては恋愛感情抜きだったけど。 でも…………あなたは別。前に告白したとき以上に、思う。 私はあなたに恋してる。……………………好き」 ――――叫びたい! 喜びの雄叫びでも、嫌悪による悲鳴でもなく! 堪えきれない! なんという猛攻! 俺の理性はボロボロだ! くそう、レフェリーは居ないのか。ロープはどこだ? こ、これ以上は……これ以上は! ナースコールを…………駄目だ、右側にあるから手が届かない! 「気付いたんだ。あなたは返事することに迷ってるだけなんだって。 あれから何ヶ月も過ぎているから今更言うのも……なんて思って。私はずっと待ち続けてるのにね。 それならもう、いっそのこと、こっちから、強引に…………」 左耳に吐息が当たる。口から情けない声が漏れた。 エロ過ぎる。この色気、これまでの葉月さんとは全くの別人だ。 「痛いのはやめて、リードしてね。私は、そういうのしたこと一度もないから。 あなたもしたことないかもしれないけ…………ど……………………」 …………ん? あれ、葉月さんの動きが止まった? 呼吸まで止まった? さっきまで密着していた胸の感触までなくなっている。 葉月さんは俺の体から数十センチ離れていた。 ならチャンスだ。今のうちに股間を鎮めてしまおう。 股間へと至る血液の流れを食い止めようと格闘している、まさにその時だった。 物理的に、俺の首の血流が阻害された。 俺が自分で自分の首を絞めたわけではない。 葉月さんが、俺の首に手をかけていた。 「…………ねえ、私の質問に、正直に答えてるって、誓って」 ノーとは言えない空気である。 自分の置かれた状況に戸惑う素振りすら見せられない。 今の俺は葉月さんに支配されている。 ゆっくりと頷きを返すと、葉月さんは言った。 「あなた、私の前に誰か他の女からこんなことされた経験、ある?」 首を絞められた経験? 妹からテンプルにいい蹴りを貰ったり、後輩の手によって光の届かない地下に監禁されたり、 幼なじみからずたずたと色々なものを喰らわされたが、首絞めをされたことはない。 言いたくないけど、正直に答えないと首の辺りをきゅっとされそうだ。 「えっと……さすがにこんな状況に置かれたことは……」 「本当に?」 「う…………でも、似たようなことは何度か、ある」 「な! …………っく、やっぱり、そうなんだ…………」 やっぱりて。そんなに俺はトラブルに巻き込まれるタイプに見えるのか。 そりゃちょっとばかしおかしい両親のもとに生まれたけど、育ち方はいたって普通のはずなのに。 女の子にのし掛かられて首を絞められる経験なんて、格闘技経験者か男女の修羅場経験者ぐらいのもんだぞ。 32 :ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms [sage] :2008/07/20(日) 22 03 31 ID zHYMwNz0 「相手は誰? 経験人数は?」 「ええっと…………花火に、去年の文化祭で一発……あ、この間も結構きついのを」 「あの女……弟君が好きだって言ってたくせに!」 「去年のクリスマスには妹からも。あれは、倒れるぐらいきつかった」 「い、妹さんまで?! じゃあもしかして……き、木之内澄子からも……」 「うん、実はそうなんだ」 これまでに攻撃を加えてきた女性の経験人数を述べる俺。 女性と取っ替え引っ替えしているんだな。やるかやられるかの違いはあるけど。 「葵紋花火、木之内澄子、そして…………妹さんまで。 どうして……どうして、私はその中に含まれていないの! 答えて! 説明して!」 「ぐ……ぅえ……」 葉月さんの指が喉を締め付ける。 左手で抵抗するも、止められるのは葉月さんの右腕だけ。しかも止め切れていない。 じわじわと追い詰められていくのを実感する。 「どうして、何も言ってくれないの…………不安なんだよ、好きとも嫌いとも言ってくれないのって。 何も言わないって、何とも思ってくれてないみたいじゃない。 言わないとわからないよ。どうしたらいいのか、どこを居場所にすればいいか、何にも…………」 葉月さんがうつむき、漆黒の髪が肩の上に落ちてきた。 首を絞める力がゼロになった。 その隙を逃さず、葉月さんの下から脱出する。 「…………待って」 しかし、ベッドから出る寸前になって襟を掴まれ、葉月さんに引き寄せられた。 今度は葉月さんの上。数秒前とは正反対のポジション。 「聞かせて。私のこと、あなたはどう思っているの?」 短いけど、それだけで俺と葉月さんの関係を明らかにさせるようという、重要な問いかけだった。 俺がこれまで伝えられなかった答え。 葉月さんがずっと聞きたかった俺の答え。 告白の返事を気に懸けていたのは、俺だけではなかった。 葉月さんも――――いや葉月さんは、俺以上に気にしていたのだ。 それなのにずっと俺は何も言わなくて、不安にさせ続けていた。 もう、いいだろう。 これ以上葉月さんを悲しい気持ちにさせるなんて、俺にはできない。 今更言っても遅いけど、だけど、言わなくちゃいけない。 「葉月さん――――君のこと、俺は友達として好きだ。 好きだけど、それは友達以上の、恋人としてのものじゃない。 それが俺の気持ちだ」 そして、手紙で屋上に呼び出されたあの日の返事を言う。 「ごめん。やっぱり俺……君とは付き合えない」 二回目だ。 葉月さんを振るのはこれで二回目になる。 以前は過去のことを気にして、勝手に葉月さんの気持ちを決めつけて、断った。 今回は、真剣に自分がどうしたいのか考えて結論を出し、断った。 葉月さんには悪いことをしてしまった。 自分の優柔不断で何ヶ月も待たせて、葉月さんをここまで追い詰めてしまったことを申し訳なく思う。 だけどこれでいい。 もう葉月さんは俺を嫌って、話しかけてくることもないだろう。 葉月さんはクラスの中心で、俺はクラスの片隅で、お互いに交わることなく過ごしていく。 それが正しい姿なんだ。 これまで葉月さんと仲良くしていた日々が、まさか病室で終わりを告げるとは。 全く思いも寄らなかった。 ――――そして、続けざまに思いも寄らない出来事が起こった。 ノックの音が聞こえ、続けて祖母の声が聞こえた。 どうして祖母がここに、なんて考えていて、俺は葉月さんを組み敷いていることを忘れていた。 おそらくは、祖母と一緒にやって来ていた両親にとっても思いも寄らない光景だっただろう。 ちょっと待ってて、と言えばいいのだと判断した瞬間に病室のドアが開き、もはや取り繕う暇さえなくなった。 33 :ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms [sage] :2008/07/20(日) 22 04 38 ID zHYMwNz0 …………と、このような経緯を経て、見知らぬ美少女を押し倒す十七歳の子供を目撃する祖母と両親、という絵が完成したわけだ。 誰も口を開かない。 祖母はすまなそうな目で俺を見てから明後日の方向を向いた。 父は口を半開きにしていた。あーあ、とでも言いたかったのかもしれない。 母はというと、無表情で俺を見ているだけだった。いわゆるノーリアクション。 俺が上手い説明を考えているうちに、母が父の手を引き病室の前から姿を消した。 「ええと、ごめんなさいね、お兄ちゃん。その…………あまり騒がないようにね」 と言い残し、祖母が退場。 後に残されたのは病院の壁と廊下、と……………………なんでか知らないが俺の妹。 着ているのは制服ではなく私服だから、祖母たちと一緒にやって来たのだろう。 しかし、わけがわからん。どうしてお前がここにいるんだ。 俺の見舞いにお前が来るなんて、お兄さん想像もしていなかったぞ。 「…………何をやってるの、お兄さん?」 「一言で説明するのは実に難しいのだが、なんか、こう…………」 混乱した頭で出した返事は、これだった。 「自分の気持ちに正直になったんだ」 何も言わず、妹が勢いよくドアを閉めた。 またしても葉月さんと二人きりになってしまった。 俺が体を離すと、葉月さんはベッドから降りた。 背中を向けながらコートを纏う姿に、喪失感を覚えた。 もうこれからは、今までみたいに話すこともできなくなってしまうのだ。 傷つけてしまったのだから。 覚悟していたつもりだったのに、喉が締め付けられる。 これでいいのだと自分に言い聞かせなければ、耐えられそうになかった。 葉月さんは出口へ向かう。ドアを引き、そこで立ち止まった。 肩越しに振り向いたその顔は見えない。 泣いているのだろうかと心配した。 でも、慰めるべきではない。 謝ったところで、葉月さんを癒すことなどできないのだ。 「葉月さん。また……学校で」 「うん、さよなら。……私が馬鹿だったみたい、今までごめんね……」 葉月さんが廊下に出た。 ドアが少しずつ動き、彼女の姿を隠していく。 そして、スローモーションになることもなく、事務的にドアが閉じた。