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前ページ次ページゼロ・HiME 翌日の早朝、ルイズ達はタバサの使い魔のシルフィードに乗って学院を出発すると、一路、トリステインの南部にある港町ラ・ロシェールへと向かった。 時間的なことを考えれば、直接アルビオンに向かいたいところだが、さすがに五人も乗せての長距離移動は無理があるということで、一旦ラ・ロシェールに向かい、そこからアルビオン行きの船に乗ることになった。 「ルイズ、非常に言いにくいんだが……」 学院を飛び立ってしばらくした後、後ろの方に乗っているギーシュがルイズに向かって声をかける。 「……なによ?」 「僕のヴェルダンテを連れて行くのを君が快く許可してくれたことには大変感謝しているんだが……あの扱いはどうにかならないのかな」 そう言うとギーシュはシルフィールドに咥えられた自分の使い魔であるジャイアントモールのヴェルダンテを指差す。 「しょうがないでしょ、これ以上シルフィードの背中に乗せられないんだし」 「まあ、それはそうなんだが……ああ、僕の可愛いヴェルダンテ、ラ・ロシェールにつくまで辛抱しておくれ」 大げさに嘆くギーシュの様子を見て、静留が苦笑ぎみに声をかける。 「まあ、大人しゅうしとるみたいだし、大丈夫ですやろ……それにしても、ほんにギーシュはんは使い魔思いどすなあ」 「へっ……い、いやあ、別に大したことじゃありませんよ。メイジとして使い魔を大事にするのは当然の嗜みですから。それにヴェルダンテを使い魔にして以来、僕はジャイアントモールほど優秀で愛らしい生物はいないと思っているのですよ。強靱な手足、宝石を探し当てる鋭い嗅覚、艶やかで高貴な毛並み、忠誠心を秘めたつぶらな瞳、そしてなにより抱き心地がいいキュートなボディ――その全てが僕の心を魅惑してやまないのです。まあ、僕の貴女への熱い想いとは比べようもありませんがね」 「はあ……」 話しかけられたうれしさからか饒舌にヴェルダンテのことを語るギーシュに、やや引き気味に静留が相槌を打つ。それを見ていたルイズがやや呆れた感じで口を開く。 「シズル、それはギーシュのいつもの病気だから相手しなくていいわよ。それより、ギーシュ、あんたモンモランシーをちゃんと言いくるめて学院を出てきたんでしょうね?」 「も、もちろんだとも、そうでなきゃ旅になんか出られるわけないよ」 ルイズの問いに、冷や汗をだらだらかきながら焦った口調でギーシュが答える。 「ふ~ん、その分だと黙って出てきたみたいねえ。後でどうなっても知らないわよ~」 「帰ったらおしおき……絶対」 「あは、あははは……」 ギーシュは無慈悲なキュルケとタバサの突っ込みに、虚ろに笑いながらがっくりと肩を落としてうなだれた。 やがて太陽が真上に昇る頃、ルイズ達は休憩するために山間に流れる川のそばにシルフィードを降下させた。 「ああ、こんなにやつれてしまって可哀想に……さあ、ヴェルダンテ、今の間に思う存分、ミミズを食べておくれ」 そう言ってギーシュがシルフィードの口から開放されたヴェルダンテに駆け寄って撫で回すと、彼(?)は嬉しそうにヒクヒクさせた後、土の中へと潜っていった。 その時だ。 不意に向こう岸の崖の上からくつろごうとしていたルイズ達の周囲に、風切り音と共に何本かの矢が飛んできて地面に突き刺さった。 「奇襲だ!」 ギーシュが叫ぶと同時に、ルイズ達目がけて無数の矢が雨のように降り注ぐ。 「そう簡単には当てさせませんえ!」 デルフリンガーを手にルイズ達の前に飛び出した静留が初弾の矢を打ち払い、ついでシルフィードが翼を大きく羽ばたかせ、その風圧で続く矢を叩き落す。 「ふふん、奇襲する相手が悪かったわね……タバサ!」 「了解……反撃開始……」 そんな会話を交わしながら、崖の上に向かってキュルケがファイアボール、タバサがエア・カッターを叩き込む。 「うわ~~~~」 崖の上部が崩れ、ボロボロになった賊らしき5、6人の男達が火の粉をまといながら悲鳴をあげて転げ落ちてきた。更に崖の土砂と岩が彼らを飲みこんだ。 「うっ……自衛の反撃の結果とはいえ、気分が悪いわ」 「襲ってきたのは向こう……彼らの自業自得……」 「それはそうだけど……」 敵の末路を目の前にしても、動揺することなく、冷淡に切り捨てるようなタバサの言葉にキュルケが顔をしかめる。 「キュルケさん、こればっかりはタバサさんの言うとおりや。うちらの任務の性格上、妨害する連中との戦闘は避けて通れまへん。相手に遠慮してやっとったら、こっちが死ぬことになりますえ」 静留は真剣な表情でキュルケにそう言った後、ふっと表情を和らげるとキュルケを気遣うように言葉を続ける。 「……まあ、今回は事故みたいなもんやし、あまり気にせん方がええ」 「そうね、皆が無事だったんだし、余計なことは考えないことにするわ……ルイズ、ギーシュ、怪我はない?」 キュルケは気分を切り替えるように明るい声で静留に答えると、後方にいるルイズ達に声をかける。 「ああ、僕らは無事だよ」 「ええ、おかげ様でね……任務を受けた以上から妨害はあると覚悟していたけど、まさかトリステイン領内で仕掛けてくるとは思わなかったわね」 そう言いいながらもルイズはほっとしたような微笑みを浮かべる。だが、安心するには早すぎた。 「うお~~~~~!」 ふいにルイズの後ろの茂みから剣をかまえた男が飛び出し、絶叫しながらルイズに向かって切りかかる。 「あかん、ルイズ様!」 異変に気づいた静留がルイズの元へと走るが、ルイズと男との距離はわずかで到底間に合わない。 「「「――――――っ!」」」 全員がルイズの死を覚悟したその時、上空から大きな影が高速で舞い降り、ルイズを襲った男を吹き飛ばした。 「……ぐぎゃ!」 飛ばされた男は首から地面に叩きつけられ、蛙の潰れた様な声を上げるとそのまま動かなくなった。 皆が突然のことに唖然とする中、ルイズを救った大きな影――グリフォンから長身の羽根帽子をかぶった青年がルイズの前に降り立つ。 「どうやら間に合ったようだね……怪我はないかい、ルイズ?」 「……ワルド様!」 ルイズは立ち上がると、震える声で男の名を呼んだ。 その声に男――ワルドはうれしそうな笑顔を浮かべると、ルイズを抱き上げる。 「久しぶりだね、ルイズ! 僕の可愛いルイズ!」 「お久しぶりでございます、ワルド様。おかげで難を逃れることができましたわ」 抱き上げられたルイズが頬を染めてワルドに礼を言う。 「いや、もう少し遅ければ君を失うところだった。これも君らを追うように命ぜられた王女陛下の知己と始祖プリミルのご加護の賜物だよ」 「姫殿下が……」 「さすがに学生だけで死地に向かわせるのは忍びないと思われた様でね。しかし、お忍びの任務ゆえ、一部隊をつけるというわけにもいかぬ。そこで僕が同行者として遣わされたいうわけさ」 ワルドはルイズを地面に下ろすと、いぶかしげな表情を浮かべる静留達の方に向かって声をかける。 「驚かせてしまってすまない。僕は王女陛下の命により諸君の任務に同行することとなった魔法衛士隊、グリフォン隊隊長のワルド子爵だ、よろしく頼む。では、ルイズ、彼らを僕に紹介してくれたまえ」 「あ、はい……そこにいるのが友人のギーシュ・ド・グラモン、向こうにいるのが同じく友人のキュルケとタバサ、それと使い魔のシズルです」 ルイズの紹介を受け、ギーシュが深々と、キュルケ、タバサ、静留が軽く会釈する。 「君がルイズの使い魔かい? 陛下から人だと聞いていたが、まさかルイズと同年代の少女だとはね。僕のルイズがお世話になっているよ」 「いえいえ、こちらこそルイズ様にはずいぶんと良うしてもろうてます。ところでさっきからなんやずいぶんと馴れ馴れしい感じやけど、ルイズ様とはどういうご関係で?」 ワルドは友好的な笑みを浮かべて静留に手を差し出すが、静留はそれに答えず、ワルドとルイズとの関係を問いただす。その静留の問いにワルドは一瞬、鼻白んだ表情を浮かべるが、すぐに笑顔を繕いながら答える。 「おや、さっきの説明では不十分だったかね? 容易く主人以外を信用しないのは使い魔として立派な心がけだが……自分の主人の婚約者に対してその態度はあんまりだとは思わないか」 「婚約者……ほんまどすか?」 「ええ、そうよ。もっとも、幼い頃に親同士が勝手に決めたことだけど……」 ルイズは顔を赤らめながら静留に答えると、照れ隠しの言葉をごにょごにょと呟く。 「おやおや、ルイズは僕を嫌いになったのかい? まさかそこのグラモン家のご子息が恋人だ、なんて言い出したりしないだろうね?」 「なっ、そ、そんなこと――」 おどけたようなワルドの問いにルイズが慌てて何か言い返そうとするが、それより前にギーシュが口を開く。 「いやいや、それは酷い誤解ですよ、ワルド卿。生憎と彼女の様な慎ましい女性は私の守備範囲から大きく外れておりますので、ご安心を」 「ルイズが慎ましい……?」 「……深く考えてはダメ」 ルイズは朗らかな笑顔で否定するギーシュの言葉と、それを聞いてひそひそ話をするキュルケとタバサに少し腹が立ったものの、ワルドの手前なんとか怒りを堪える。 「それはよかった。もし彼が君の恋人だったら、君を賭けて彼に決闘を申し込まねばならないところだったよ」 「あはは、ご冗談を……」 やわらかい笑顔と裏腹にぜんぜん笑っていないワルドの視線を受け、ギーシュはひきつった笑いを浮かべた。 「さて、敵は撃退したが、ここにいてはまた襲撃を受けるかもしれない。ラ・ロシェールに急ぐとしよう」 そう言ってワルドはひらりとグリフォンに跨ると、ルイズに手招きした。 「おいで、ルイズ」 ルイズはしばらく真っ赤になってモジモジした後、ワルドに抱き上げられ、グリフォンに跨った。 そして、ワルドは静留たちがシルフィードに乗り込むのを確認した後、グリフォンの手綱を握り、杖を掲げて叫んだ。 「では、諸君! 出発だ!」 グリフォンが空へと駆け上がり、続いてシルフィードが飛び立つ。 「なんや、タイミング良すぎるのが気になりますな……何もおきんとええけど」 「奇遇だな、俺もそう思うぜ、姐さん」 シルフィードの背中から前方のグリフォンを見つめながら、静留はデルフと小声で会話を交わした。 前ページ次ページゼロ・HiME
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「『巨人の剣』が盗まれたそうじゃなコルベール君」 オールド・オスマンが髭を撫でながら何時もより低い声で言うとコルベールは禿からでる冷や汗をハンカチで拭き取った 「はい、犯人は今貴族の間で被害が多い『土くれのフーケ』だそうです。宝物庫の壁にそう刻まれていました」 「ふむ・・・・、で目撃者がいるそうじゃが」 「はい、二年生のミス・ツェルプトー、タバサ、それとミス・ヴァリエールです」 するとオスマンはピクッとした 「今なんと言った?」 「はい?二年生の」 「違う最後に言った生徒じゃ」 「ミス・ヴァリエールですか?」 「彼女の使い魔もその場に居たのか?」 「さあ?使い魔は目撃者に入りませんから」 「・・・・・・・・・・・・・・・・」 第5話 甦る天空よりの使者 「これが昨日の事件の目撃者三人です」 そう言ってコルベールが深刻な顔をした教師達の前にルイズ、キュルケ、タバサ、使い魔なので数えられてロムを連れてくる 「ふむ・・・・、では君たちが見た事を詳しく説明したまえ」 ルイズが前に出て見たことを述べていった 「あの、大きなゴーレムが現れて、ここの壁を壊したんです。肩に乗っていた黒いメイジが何かを・・・・ その・・・・『巨人の剣』だと思うのですがとにかくゴーレムが崩れ去った後もうそこには黒いメイジは居なかったのです」 「ふむ・・・・、後を追おうと思うにも手がかりは無しか・・・・」 オスマンが髭を撫でて頷く、そしてコルベールに尋ねた 「時に、ミス・ロングビルはどうしたね?」 「それが、朝から姿が見えなくて」 「この非常時に何処へ行ったのじゃ?」 そんな風に噂をしていると、ミス・ロングビルが現れた 「ミス・ロングヒル!こんな大変な時に何処へ行っていたのですか!」 コルベールが捲し立てるがロングヒルは落ち着きながらオスマンに告げた 「申し訳ありません。朝から急いで調査していたもので。犯人が国を荒らし回っているフーケの仕業と聞き、直ぐに調査してきました。」 「仕事が早いの。で、結果は?」 「はい、フーケの居どころがわかりました。」 「なんとー!」 コルベールがすっとんきょうな声をあげた、ロングビルは続けて言う 「近所の農民に聞き込みをした所、どうやら森のの廃屋に入っていった黒ずくめのローブの男を見たそうです」 (男?剣を投げた時に見せた顔、あれは男だったのか?顔つきから女だと思っていたが・・・・) ロムが疑問に思っているとルイズが叫んだ 「間違い無いです!黒づくめのメイジ・・・・、それがフーケです!」 オスマンは目を鋭くしてミス・ロングビルに尋ねた 「そこは近いのかね?」 「馬で四時間という所でしょう」 「ではすぐに王室に報告して衛士隊を!」 コルベールが叫ぶとオスマンは目を向いて怒鳴った 「馬鹿者!王室なんぞに知らせる内にフーケは逃げてしまうわ!身に振りかかる火の粉を払えないようでは何が貴族じゃ! この学院で起きた事件なら当然我らで解決する!」 ミス・ロングビルは微笑んだ。まるでこの答を待っていたかのように オスマンは咳払いをすると有志を募った 「では捜索隊を編成する。我はと思う者は杖を掲げよ」 掲げたのはルイズ、キュルケ、タバサであった 「ふむ、ミス・タバサは若くしてシュヴァリエの称号を持つだと聞いているが」 タバサは返事もせずに突っ立っていたが教師達は驚いて彼女を見つめた 「本当なのタバサ?シュバリエって余程の実力がなきゃ貰えない称号じゃない!」 驚くキュルケに対してオスマンは更に語る 「ミス・ツェルプトーはゲルマニアの優秀な軍人を数多く輩出した家系の出で、自身も炎の魔法に長けると聞いておるが?」 キュルケは得意気に髪をかき揚げる それからルイズは次は自分の番だと胸を張るが、オスマンは困った顔で目を逸らし 「その・・・・ミス・ヴァリエールは数多くの優秀なメイジを輩出したヴァリエール家の息女で、うむ、なんだ 将来有望なメイジと聞いておる、してその使い魔は」 オスマンは後ろで立っていたロムを見る 「平民ながらあのグラモン元帥の息子であるギーシュ・ド・グラモンに決闘して勝ったと聞く」 「ああ!そうですぞなんせ彼はガンダー、ハッ!」 コルベールは思い付いたように言おうとするが止めた 「魔法学院は諸君の活躍期待しておる。頑張ってくれ」 ルイズとキュルケとタバサは真顔となって「杖にかけて!」と唱和し、一礼した 「では馬車を用意しよう。ミス・ロングビル、目的の場所までの案内を頼むぞ、彼女達を助けてやってくれ」 「はい、オールド・オスマン」 「では解散!」 それぞれが部屋を後にするがオスマンが言う 「ああ、ミス・ヴァリエールの使い魔君、君だけは残ってくれ。君に話がある」 「学院長、こいつに何の様で?」 ルイズがきょとんとした顔で尋ねる 「ああ、悪いようにはせんよ。すぐに終るから」 そして部屋にロムとオスマンだけが残った。そして「俺に何か?」 「君は異世界から来た使い魔で人間では無いと聞く」 ロムはああっと頷いた 「・・・・もしこの事件が無事に解決したらワシの下に来てくれ。では頼んだぞ」 そしてロムは退室した。外でルイズに失礼はしなかったかと怒鳴られていた 「頼んだぞ、ガンダールヴ」 「ミス・ロングビル、手綱なんて付き人にやらせればいいじゃないですか」 「いいのです、私は貴族の名を無くした者ですから」尋ねたキュルケはきょとんとした 「だって貴女はオールド・オスマンの秘書なのでしょ?」 「ええ、でもオスマン氏は貴族や平民だということにあまり拘らない人ですわ」 「もし宜しければ事情を詳しく・・・・」 するとキュルケはルイズに肩を掴まれた。 キュルケは振り返ってルイズを睨んだ 「なによヴァリエール」 「よしなさいよ昔の事を聞き出そうとするなんて」 「暇だからおしゃべりしようと思っただけじゃないの」 「あんたの国じゃどうか知りませんけどこのトリステインでは恥ずべきことなのよ」 キュルケはつまらなさそうに足を組んで言った 「ったく、何が悲しくて泥棒退治なんか」 ルイズはキュルケをじっと睨んだ 「だったら志願しなきゃよかったじゃない」 「あんた一人じゃロムが危険じゃない。ゼロなんだから直ぐにロムの足を引っ張っちゃうでしょ」 「なんですって~!!」 二人が火花を散らしている間にタバサは相変わらず本を読んでいる。 空には彼女の風竜が飛んでいた 「二人共そろそろやめにしとけ」 ロムが二人を宥める。腕の中にはデルフリンガーがあった 「ま、いいけどね。せいぜい怪我しないようにね」 キュルケがそういうと手をひらひらさせた、ルイズはぐっと唇を噛んでいる 「ねえ、ダーリン?もしもフーケが襲ってきたら私が炎で助けてあげるからね?」 キュルケが色目でロムに近づく 「あ、ああ」 「もうすぐですよ皆さん」 ロングビルが自分の後ろにいる乗組員に言う 「それにしても『巨人の剣』って一体どんな物なのでしょうか?」 ロングビルが続けて尋ねる 「う~ん、見た感じ巨人が持つ、て感じの物ではなかったわ。大きさも1メイルほどしかなかった」 ルイズが問いかけに答える 「・・・・・・・・」 「どうしたのダーリン?急に恐い顔になって」 「・・・・いや、なんでもない」 「見えてきました。あれです」 馬車から降りて暫く歩いた後、一行は開けた場所に出た その中心には確かに廃屋があった 「私の情報によりますと中にいるという話です」 ロングヒルが指を差して言った。本当にフーケはあの中に要るのだろうか、それぞれが相談する 「よしわかった。合図したら皆は直ぐに来てくれ」 作戦の結果ロムは小屋の偵察に行くことになった ロムはあっと言う間に着き、窓に近づいて中を覗く 家具や酒ビンが転がっている以外何もない さらにドアの前に立ち、その奥を覗くがやはり誰も居なかった 暫く考えた後、ロムは腕を交差させ、皆を読んだ 隠れていた全員が出てきて小屋の前に来た 「では私はこの辺りを偵察してきますので」 ロングビルはそう言うと森の中に消えた 「これ」 「あっけないわね!」 タバサが持ってきたのは1メイルほどの細長い箱、それを開けると中には木の杖が現れた 「・・・・これが『巨人の剣』か?」 ロムの問いかけにタバサがコクッと頷く 「うーんそうみたいね、私もちゃんと見たのは初めてなんだけど・・・・、剣じゃないわね・・・・」 (馬鹿な・・・・しかしこれは・・・・!) 「ねーえ、私にも見せてー!」 外で見張りをしているルイズが大声を出すと足下が急に盛り上がってきた 「きゃあああああ!」 「「「!?」」」 一斉にドアを振り向くとそこにはフーケの巨大ゴーレム「ゴーレム!この前より、大きい!!」 キュルケが叫ぶ、確かにゴーレムは昨日よりさらに大きくなっていた タバサは呪文を唱えて小さな竜巻をゴーレムにぶつける、しかしびくともしない 更にキュルケが杖を振り、火炎を出すがこれも無駄だった 「無理よこんなの!」 「退却」 タバサは口笛を吹いて風竜を呼び、キュルケと共に乗った ルイズは呪文を唱えて杖を振り、ゴーレムの胸元を爆発させるが効かない そしてゴーレムはルイズを踏み潰そうとする 「いやあああああ!」 「マスター危ない!」 間一髪の所ルイズを救出するロム 「逃げろマスター!」 ルイズは唇を噛んだ 「いやよ!あいつを捕まえれば誰ももう私をゼロのルイズなんて呼ばないでしょ!」 目が真剣であった 「しかし死んだら元も子もない!」 「やってみなきゃわからないじゃない!」 更にルイズは言う 「あんた言ったじゃないの!どんな夜にでも必ず朝が来るって!私は自分の夜を掻き消したいの!朝を迎えたいの!」 「言ったが今は!」 「わたしは貴族よ!魔法を使える者を貴族と呼ぶんじゃないの!」 ルイズは杖を再び握り締める 「敵に後ろを見せない者、それを『貴族』というのよ!」 ルイズは再び詠唱を初め、杖を振った そしてゴーレムの胸が小さく爆発したがそれだけで終わった ゴーレムはルイズを敵と見なし、踏み潰そうとするがロムがルイズの体を抱え離脱する するとロムはルイズの頬を叩いた 「さっきも言ったはずだ!死んだら終わりなんだ!君はここで終わる人間では無いだろう!?」 ルイズは震えながら泣いた 「だって・・・・悔しくて、私・・・・、いっつもバカにされて・・・・」 目の前で泣かれてロムは困った いっつもゼロゼロと呼ばれて悔しかったに違いない ルイズは気が強くいが、本当はこんな戦いなんか嫌いな少女、ただの女の子なんだ しかし今は泣いているルイズを慰める暇はない、大きなゴーレムが拳を向けていた しかし今は泣いているルイズを慰める暇はない、大きなゴーレムが拳を向けていた すると目の前で竜巻が起こりゴーレムが怯んだ 起こしたのはタバサだった 「乗って!」 タバサは二人の前に風竜を着陸させる ロムは泣いているルイズを風竜に乗せた 「あなたも早く」 焦る声でタバサが言う 「いや、俺は残って奴を何とかする」 「ロム!」 ルイズが怒鳴るが 「俺は戻る。必ずな。俺は君の使い魔だから」 「危ない!」 キュルケが声を出す、ゴーレムが拳を出そうとしていた 声と同時に風竜は飛び、ロムは一番高い木まで高くジャンプした 木の上に乗ったロムが言う 「闇を裂き、悪を裂き、正義の道を切り開く! 人、それを『闘志』という!」 「!?」 「貴様に名乗る名前は無い!!」
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分布 アメリカ合衆国のルイジアナ州南西部及びテキサス州南東部の平原地帯に生息していた。 状況 カナダから北米中南部に分布するプレーリーハタネズミの一亜種とされるが、亜種として区別せず、プレーリーハタネズミと同種であるとする見解もある。その場合には絶滅種(亜種)とは言わず、「絶滅個体群」と言う。 1899年にルイジアナ州で26個体が採集され、このときの標本に基いて記載された。また1902年には、テキサス州南東部のハーディン郡のSour Lake 付近で1個体が採集され、テキサスではこれが唯一の記録とされてきた。しかしその後長期間は情報が得られなくなり、1974年に至って絶滅したものと判定された(1905年には絶滅していたとする説もある)。生息地の平原地帯が農地として大規模開発の対象とされたことが絶滅の原因とみられている。 ただし、テキサス州では上記の唯一の記録に加え、20世紀後期になって、テキサステック大学の故 J. Knox Jones, Jr 博士(1929-1992)とその学生らによって北部の2郡(Hansford と Lipscomb)からプレーリーハタネズミ類が8個体採集された。したがって、ルイジアナハタネズミという亜種を認めるか否かの問題は残るが、テキサス州北端部の一部地域には小さいながらも本類の遺存個体群が今も残っていると考えられている。
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浮気者のギーシュが、ケティとモンモランシーからワインとビンタを御馳走されるまで、ルイズはただそこに呆れた視線を向けていた。 冷めた目が次に捉えたのが、ギーシュから叱責される自分の使い魔だと知り、慌てて席を立った。 叱責の理由を聞けば、自分の使い魔がギーシュの落とした香水瓶を拾ったから、そのせいで浮気がバレたなどとくだらない理由で。 取りなす目的も忘れて、ギーシュに呆れて見せた。それに噛みついてくるギーシュに、自分のコンプレックスを笑われる。 激昂し、噛みつき返してしまいそうになった時…ルイズは隣に立つ、自分の使い魔である少女に制止された。 「あの…」 「なんだい、使い魔君。謝るのなら早くしてくれないか」 そこでルイズはハッとした。理不尽な理由だが平民である以上、この子は貴族には逆らえないんだ。 キュッと唇を噛んで、ルイズは一歩下がった。悔しいけれど、ここで大人にならなくちゃダメだ。 ギーシュに向き直った使い魔の背中を見て、ルイズはそう思っていた。だが。 「ギーシュさん、浮気してたんですか?」 一瞬場の空気が止まった。 「…なんだ、話をそらすつもりかい?」 額に青筋を立てて、あああれは怒っているなーと、一目で分かるギーシュを前に、ルイズの使い魔はキョトンとした様子で答えた。 今の今まで目の前で修羅場を見ていたのに、鈍すぎやしないか。 「ビンタした子とワインをかけた子、ギーシュさんは二人の方と付き合っていたんですよね?浮気はいけませんよ。ていうか、厚顔無恥?」 付け足された最後の言葉にルイズの口端が引き攣る。 彼女の言葉はここに相応しくないけれど、その様子は話をそらそうとしているようにはとても思えなかった。 むしろちょっとオドオドして、確信の持てないことを恐る恐る確認するような、そんな気配がある。だけど!ええええ!? 「き、きききき君は…!!」 「ちょちょちょちょちょっとあんた!!」 ギーシュの青筋が切れる音がして、事の成行きに狼狽したルイズが慌てて彼女の腕を掴む。 「大丈夫ですよ」 だが彼女はそのどちらにも応じず、笑顔を作り鷹揚に構え、言ってのけた。 「きっと一生懸命謝れば、許してもらえます。ていうか、誠心誠意?」 その言葉と、太陽のように燦然と輝く笑顔がギーシュを襲った。 自分の起こした行動がとても幼稚なものだと分かっていた。 分かっていても、他人に自分の罪をなすり付けて、謝らせて、それで憂さ晴らしがしたいと思っていた。 自分は決して、間違っていない。間違いは愚かな平民のせいにしたかった。 でも、ルイズの使い魔の、善良で温かで清らかな笑顔と言葉が、その思いに暗雲を呼んでくる。 「そんな目で僕を見るなぁぁ!ぼ、僕は…僕はっ!なんてちっぽけで!惨めな人間なんだああああああ!!」 彼女から放たれる清浄な光に当てられて、ギーシュは自分自身の深い闇に囚われる。 負の感情を自覚させられ、絶叫とともに膝から崩れ落ちたギーシュは、両手で髪を掻き毟った。 ギーシュを怒らせる決定的な言葉を予想していたルイズは、掴んだ腕もそのままに呆然としていた。 よく見ればまわりの複数の生徒も自分の胸を押さえて悶えている。 喧嘩ばかりのマリコルヌまで、ルイズに向かって「こんなに汚い自分でごめんなさい」と謝ってくる。 思わず自分の使い魔の顔を見上げる。彼女は 、ギーシュの様子に戸惑っているように見えた。 「えっと…無自覚なの?」 「?なにがですか?…それよりギーシュさんが…ていうか、千辛万苦?」 「……」 自分の使い魔をちょっぴり怖い、と思ったルイズだった。 昔昔、ある男が突拍子もない予言をした。 1999年7か月 空から恐怖の大王が来るだろう アンゴルモアの大王を蘇らせ マルスの前後に首尾よく支配するために それから何百年も経った世界で、予言は風のように人々の話題をさらい、瞬く間に「審判の日」は人々に訪れた。 滅びにわずかな期待を抱く者、終末を叫ぶ者、気にもかけず日常を過ごす者がいた中で、世界は何事もなかったかのようにその日を終えた。 …だが、そんな予言も存在しなかった世界ハルケギニアに、アンゴルモアの大王は舞い降りた。 「ルイズさん、こちらの月って二つあるんですねー」 不思議な杖に二人して腰掛けて夜の空を散歩中。時々吹くおだやかな風に目を細めていたルイズに、彼女の使い魔は問いかけた。 「こちらって…あんた時々変なこと言うわよね。二つあって当たり前じゃない」 「そうなんですかー…ルイズさん」 「なぁに?」 「どっちかの月、砕いてもいいですか?」 その言葉に耳を疑ったルイズが息を詰める。月を砕く?つきをくだく? 沈黙のあと、ルイズは吹き出した。 突拍子もなくスケールの大きい話に、まだ彼女の事を「マジックアイテムを使える変わった平民」としか思っていなかったルイズはそれを冗談ととったからだ。 「っ、あはははは!いっ、いいわよ、なんならこの杖で月まで行って、私の爆発魔法で割っちゃうの。…っふふ、そうね、一個あれば十分かもね」 杖の上から落ちそうになるくらい体を震わせて、ルイズは笑った。 星を落としたらすごく爽快かもしれない。それに、自分の魔法も認めてもらえるかもと、ほんの少しだけ考えながら。 「そうですね、ぜひ協力して下さい!ていうか、相互扶助?」 澄み切った瞳で答える使い魔に笑みを向けた後、ルイズは顔をあげた。二人は双子の月を見上げる。 「…元の世界に帰りたい?」 「…ルイズさん?」 「か、帰るなって言ってるわけじゃなくて、ただ、あんたの気持ちはどうなのよっ!?」 言われて答えに詰まった使い魔に、ルイズは自分の心に影が差すのを感じた。 心の震えを見せないように、目線だけは相変わらず月を見上げていたけれど。 「私は…私には、大好きな人がいます…その人の所に帰りたいなって思います…でも」 「……でも?」 「きっとこの世界に、私のやるべきことがあると思うんです。だから、それをやり終えるまでルイズさんと一緒にいます。…ていうか、今輪奈落?」 最後に付け足された言葉の意味はルイズには分からなかった。けれど、それが悪い意味な筈ないじゃない、と笑う。 使い魔も笑う。その表情に偽りなく、まっさらな気持ちを込めながら。 「ケロロ軍曹」よりアンゴル=モアを召喚
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前ページ次ページ魔法少女リリカルルイズ 今日は虚無の曜日。 ルイズは今日という日を待っていた。 どうしてもやりたいことがあるのだ。 朝の魔法の練習はいつもより気合いを入れる。 今日のためにはその方がいいからだ。 それが終わったら学院に戻って朝食を摂る。 少し少なめにしておいた。 特にデザートは絶対に摂らないようにしておく。 食事を終えて外に出たルイズは念話でユーノを呼ぶ。 (ユーノ。今日は出かけるわよ) (え?授業は?) (今日は虚無の曜日。だから授業はおやすみなのよ) (わかったよ。すぐ行く) 念話を切って早足で歩き出す。 部屋に戻って準備をしないといけない。 はやる心は抑えきれず、すたかーんすたかーんとスキップをしていた。 すぐ行く、とは言ったもののユーノが合流したのはルイズが準備をすませて寮から出た後だった。 こう言うときには念話は役にたつ。 待ち合わせ場所でずーっと待っておかなくてもいいからだ。 「遅かったわね。なにしてたのよ」 「ごめん。ちょっと、捕まってて……」 「だれによ」 「誰の使い魔かはわからないけど、竜に捕まってたんだ」 今この学院で竜を使い魔にしているメイジは1人しかいない。 同級生のタバサだ。 「だったら誰かに喋ってるところを見つかったりして捕まってたわけじゃないのね」 「うん、それは大丈夫。人と話してないから」 肩に駆け上がるユーノをなでて、ルイズは馬小屋に向かった。 昼前に目を冷ましたキュルケはむっくり体を起こした。 床に放りっぱなしの服と下着を部屋の隅に寄せて、タンスとクローゼットから新しい服と下着を取り出す。 服を着たら鏡に向かって化粧をしながらまだ寝ぼけている頭で考える。 今日は虚無の曜日。 授業はない。 「何をしましょうか」 閃いた。 まずは朝一番──すでに昼前ではあるが──にしなければならないことがある。 思い立ったらすぐに行動。 枕元に置いてある杖を取って部屋を出る。 目指すのはルイズの部屋。 これから奇襲をかけるのだ。 なぜそんなことをするのかというと、 虚無の曜日の前日の夜ならルイズはあの男の子を部屋に連れ込んでいるに違いない!! 自分もそうしてたから可能性は高い。 などと、キュルケは考えていたからだ。 そうしているうちにルイズの部屋の前に着く。 ノックはしない。 そんなことをしたら奇襲にならない。 さらにいきなりアンロック。 校則違反だが気にしない。 ルイズの男の正体を暴く重大性に比べれば遙かに些細なことだ。 だがルイズの部屋には誰もいなかった。 ぐるり物色しても誰も見つからない。 床に散らばっていた羊皮紙がなくなって前に来たときよりも部屋を広く感じる。 だからといって隠れる場所が増えたわけではない。 「ルイズー」 念のために呼んでみる。 やはり返事はない。 もう一度見回してみる。 誰もいない。 その代わり鞄が見つからない。 どこにもないのだ。 ということは…… 「何よー、出かけてるの?」 不満を口にした瞬間に今日2回目の閃きが訪れる。 出かける、ということは……間違いない!! 「チャンスよ!」 キュルケはルイズの部屋を飛び出した。 今日のタバサは自分の部屋で読書を楽しんでいた。 視線を集中させて文字の海に心を浮かべていると窓をコンコン叩くものいた。 次いで外からきゅいきゅい声がする。 なにか催促をしているみたいだが、今は読書を続けたいので無視。 静寂を得たかったのでついでにサイレントをかけておく。 これで静かになった。 再び読書を再開。 何ページか呼んだところで今度はドアが開かれる。 音もなく壁にたたきつけられたドアから入ってきたのはキュルケだった。 魔法で音が聞こえなくなっているのにドアを力いっぱい連打したのだろう。 手の甲が赤くなっている。 入ってきたキュルケはタバサに大股で歩いて近づくと本を取り上げてなにやらわめき立てた。 それでも静寂は乱れない。 あたりまえだ。 サイレントをかけているのだ。 仕方なくタバサは魔法を解く。 「タバサ。今から出かけるわよ!早く支度をしてちょうだい!」 他の人間ならただではおかないところだが、友人のキュルケにはそんなことはしたくない。 「虚無の曜日」 なので、静かに過ごしたいと伝えるがキュルケは止まらない。 「虚無の曜日!わかってるわ。でも、そんな場合じゃないのよ!!男よ!男!」 それがどうしたとタバサは首をかしげる。 キュルケと男の組み合わせは珍しいものではない。 「いい?あのヴァリエールが出かけたの!近頃、部屋に男を連れ込んでいるヴァリエールが虚無の曜日に出かけたのよ!もう解るでしょ?きっとその男と会いに出かけたに違いないわ!!!」 タバサはもう一度首をかしげる。 キュルケはそれを気にせずに喋り続ける。 「ヴァリエールの男!間違いなく、あの塔を壊したゴーレムを止めてた1年の男の子に違いないわ!!あなたは興味ないの?」 言われてみれば興味がある。 塔を壊すくらいの一撃を防ぐような強力な防御魔法の使い手。 それから……。 タバサにしては珍しいことだが、自覚したら興味が大きくなってきた。 ならば追いつくには自分の使い魔が最適だろう。 それにキュルケの頼みなら引き受けてもいい。 ついでにキュルケと同じようなことをしたいと言っているのが一匹いる。 そっちの頼みも聞くことにした。 タバサはとんとん音を立て続ける窓に向かう。 サイレントの魔法で聞こえなくなっていた音が聞こえ始めたのだ。 「そういえば、さっきから窓から音がするわね。窓の外に誰かいるの?」 タバサは1つうなずいてから窓を開いた。 「わぁっ」 思わずキュルケは声を上げてしまう。 外には鼻先で窓を叩き損ねたタバサの使い魔の風竜が顔を部屋の中に勢いよく入れてきたからだ。 バランスを崩した風竜は羽をばたつかせてようやく安定を得る。 「ねえ、タバサ。あなた、いつも窓の外に風竜を飛ばせてるの?」 タバサは首を横に振って、風竜を指さす。 「一緒に出かけたい」 つまり、風竜がお出かけをしたいらしい。 「一緒にって、あなたと?」 タバサはまた首を横に振る。 「私と友達と」 タバサが近頃友達と呼ぶのは1人……いや、1匹しかいない。 「友達って……ルイズの使い魔のユーノ?」 タバサは今度は縦に首を振る。 「あなたの使い魔ってユーノが気に入っちゃったの?」 縦に首を振るタバサ。 「はぁ……竜の感性ってわからないわね。フェレットのどこがいいのかしら」 タバサが竜になにか話しかけている。 使い魔とメイジが話し合うのは珍しいことではない。 風竜がなにかをタバサに伝えたのだろう。 うなずいたタバサが振り返った。 「知的な瞳が魅力的」 確かに知的さで言えばユーノは群を抜いている。 そういえば、この前はけっこう難しい本を単語帳無しで読んでいた。 ユーノは同級生のメイジたちより知的かも知れない……。 そんなことを考えていると窓の外からタバサの声がした。 「乗って」 「ええ、そうね」 キュルケが背中に乗った途端、風流は飛びはじめる。 いつもより早く飛んでいる。 「ちょ、ちょっと待って。どこに行けばいいのかわかってるの?」 「探してる」 タバサの使い魔の風竜、シルフィードは空を旋回しながら遠くの友達を探す。 そして翼を広げ、力いっぱい羽ばたいた。 前ページ次ページ魔法少女リリカルルイズ
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登録日:2019/12/11 Wed 21 32 30 更新日:2024/06/28 Fri 15 51 50NEW! 所要時間:約 15 分で読めます ▽タグ一覧 2019年 Next Level Games Nintendo Switch お化け屋敷 オバキューム オバケ キングテレサ ゲーム ハロウィン ホテル ホラー マリオ リゾートホテル ルイージ ルイージマンション ルイージマンション3 三度目の掃除機 任天堂 ルイージ、三度目の掃除機 『ルイージマンション3』(Luigi's Mansion 3)とは、2019年10月31日に発売されたNintendo Switch専用ソフト。 開発は前作と同じNext Level Games。 【概要】 【ストーリー】 【登場人物】 【オヤ・マー博士の発明品】 【アイテム】 【オバケ達】【ザコオバケ】 【ボスオバケ】 【ホテルラストリゾート】 【概要】 「ルイージマンションシリーズ」の第3弾。 プレイヤーはルイージを操作し、ホテル『ラストリゾート』を探索し、オバキュームでオバケを捕獲しながら進んでいくアクションゲーム。 3DS版『ルイージマンション』で先行登場したグーイージを切り替えながら操作していく。おすそわけプレイをすることで2人同時プレイが可能。 ストーリーモードの他、前作の協力マルチプレイモード「テラータワー」が最大8人でプレイ可能となり、ルイージチームとグーイージチームに分かれて対戦する対戦パーティーゲーム「プレイランド」が追加されている。 【ストーリー】 ある日、ルイージのもとにホテルの一通の招待状が届く。 ルイージは、マリオやピーチ姫を誘い、ホテルへと向かう。 ホテルにたどり着き、部屋でうたた寝をしていたルイージだったが、ピーチ姫の悲鳴で目を覚ます。 そこでルイージが見たものは、すっかり雰囲気を変えたホテルと絵に閉じ込められた仲間たちだった。 実はこの招待状はキングテレサの大ファンであるホテルオーナー「パウダネス・コナー」の罠だった。 こうして臆病なルイージは三度、オバキュームを手に一夜の大冒険を繰り広げるのだった。 【登場人物】 ルイージ おなじみ本シリーズの主人公である緑の人気者。 臆病な性格は相変わらずだが、マリオ達を助けるために勇気を奮い立たせる。 ベッドに入った瞬間に即座に眠れる特技は今もなお健在。 オバ犬 前作から登場したオバケの犬。ルイージに懐き、そのままペットとなった。 ルイージ大好きな忠犬だが、基本的に気まぐれな性格で主人の不安をよそにホテル内を自由気ままに歩き回っている。 ルイージに行き先を教えてくれたり、倒れた時に黄金のホネで蘇生してくれたりと頼りになる犬である。 犬種はオヤ・マー曰く「ホーンテン・レポルター」 オヤ・マー博士 シリーズおなじみのオバケ研究家にして自称天才発明家。 パウダネスからホテルへの招待をされて「キングテレサを見せてくれればオバケコレクションを全て譲る」という嘘にだまされ、絵にされていた所をルイージに救出された。 自分本位かつ強引な性格は相変わらずだが、自身の発明品でルイージをサポートする。 グーイージ オヤ・マー博士最新の発明品である、ルイージそっくりのスライム状の生命体。 3DS版の初代ルイージマンションでは動作テストという体で先行登場した。 オバケエネルギーとルノマングリーニーコーヒーを掛け合わせて出来た緑のジェル状の物質『グー』 にルイージの生体エネルギーを電気信号として注入することで誕生した。 公式サイトでは誕生までの経歴を見ることができる。とんでもなく濃い設定は必見。 姿や運動能力はルイージのそれと同程度だが、オリジナルと違いオバケにびびることはない。 マリオ ご存じルイージの双子の兄。 ルイージやピーチ姫と共に高級ホテルへと訪れるが、またしても絵画に閉じ込められる。 終盤、臆病なルイージとは対照的に軽やかにホテル最上階へと上っていく様は正にヒーロー。 また、彼の部屋はピザがバスルームにまであるという意外と食いしん坊な一面を見せた。 ピーチ姫 ご存じキノコ王国のお姫様。当シリーズでは初登場(*1)。 キノピオをお供に高級ホテルへと向かうが、こちらも絵画に閉じ込められる。 キノピオの扱いは荒い。 キノピオ 前回では博士の助手だったが、今回はピーチ姫のお供として3人登場する。 マリオやピーチ同様絵画に閉じ込められているので、見つけ次第救出してあげよう。 【オヤ・マー博士の発明品】 オバキューム ルイージの代名詞ともいえるオバケ退治用の赤い掃除機。 2の後に再び改良されたようで、本作では遂にサイクロン式へと進化した。 ちなみに本作発表前の大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIALからこのデザインで登場していた。 吸い込む オバキュームの基本操作。 オバケどころか家具やお金も吸い込める。 吸引力の変わらないただ一つのオバキューム はき出す 物を押したり吹き飛ばしたりできる。 ノズルに吸い付けた物を発射させる事も可能。 ストロボ ライトから強力な光を発する。オバケを驚かせたり仕掛けを作動させることができる。 チャージすると範囲が広がる。 ダークライト 見えないものを映し出す他、絵になったものを実体化させるすごいライト。 今作ではオーバーヒートがなく、半永久的に照らせるように改良された。 姿を消しているオバケにも有効。 スラム 今作から追加された新アクションその1。 オバケを吸い込みながら床に叩きつけることで大ダメージを与えられる。 オバケに物理攻撃が効くの?とか言ってはいけない。 他のオバケに向けて叩きつければそのオバケにもダメージを与えることができる。 巻き込んだオバケも実体化するため、うまく立ち回れば素早いオバケ退治が可能。 バースト 今作から追加された新アクションその2。 オバキュームから瞬間的に空気を発射し、勢いよくジャンプする。 オバケや家具などを吹き飛ばせる他、敵の衝撃波を回避する、オバケの武装を外すなど汎用性の高いアクション。 キューバンショット 今作から追加された新アクションその3。 オバキュームから吸盤を発射し、吸盤についたヒモを吸い込むことで家具や扉を破壊できる。 スマブラに先行登場していたので見覚えのある人も多いはず。 グーイージ 今作から追加された新アクションその4。 オバキュームから緑の生命体『グーイージ』が飛び出し、操作することができる。 スライム状のため、形を崩すことなく隙間をくぐったり、鋭いトゲ地帯を通り抜けることができる。 火と水が弱点で触れるとすぐに溶けてしまう上、体力もルイージより低い。 しかし何度でも復活するという荒技でその弱点を補っている。 オバキュームを介してグーイージに意識を乗り移らせるという仕様上、操作中はルイージは眠ってしまうが、瞬時に切り替えることが可能。 また、テレサの周波数に共鳴するらしく、その性質を活用したレーダー的な役目も果たす。 ダブルスラム ルイージとグーイージが二人同時に行うスラム。 一人では動かせない巨大な物も破壊できる。 実は一部のオバケでも可能。その場合は通常の倍のダメージを与えられる。 ハイパーバキューム 今作から追加された新アクションその5。 中盤でオバキュームを改良したことにより得た強化形態で、専用のコンセントにつなぐことで通常では吸い込めない巨大な物さえも吸い尽くす。 バーチャルブー 通称「VB」。見た目はまんまバーチャルボーイ。 今作の通信機で、オヤ・マー博士曰く「商品化されたら大ヒット間違いなし」とのこと。皮肉にも程がある。 やはりというべきかゴーグルのように装着し、やはりというべきか画面は赤と黒の2色で表示される。 性能の方はマップ機能、オヤ・マー博士との通信機能、ラボへの転送装置付きと超スペック。 【アイテム】 エレベーターボタン 抜き取られたエレベーターのボタン。 各フロアのボスオバケを倒すと入手でき、その度に行けるフロアが増えていく。 お金 コイン、お札、金塊、パールの総称。 オヤ・マー博士からアイテムを買う際に使用するのだが、クリア時の所持金でエンディングのランクが変化するため、高ランクを狙う場合は如何に出費を抑えるかがポイントとなる。 宝石 各フロアに6個ずつある。 フロアごとに異なるデザインをしており、集めたものはベースラボのギャラリーから閲覧可能。 全ての宝石を集めると…? 黄金のホネ オヤ・マー博士から購入する金色の骨。 持っていると倒れた時にオバ犬が現れ、復活させてくれる。 お金さえあれば複数本を所持する事も可能。勝てないボスも突破できるかも? テレサマーカー テレサが描かれたカートリッジ。 マップにテレサのいる部屋に印が表示される。 一枚につき一匹のみで、複数いる場合はランダムに表示される。 宝石マーカー 宝石が描かれたカートリッジ。 マップに宝石の位置が表示される。 テレサマーカー同様、一枚につき一個のみ。 【オバケ達】 【ザコオバケ】 ホテルラストリゾートに登場するオバケの軍団。 あのオヤ・マー博士をもってして『危険すぎる』と言わしめる程に凶暴的だが、大半はキングテレサに操られているだけ。 オープニングでは仮面を被りホテルの授業員に変装している。 ラウスト 最も多く登場する青色のオバケ。前作のルノーマに相当する。 体力は低いが、武装したり大量に現れたりと油断できない敵である。 ミニラウスト ミサイズのラウスト。 集団で襲い掛かり、体を回転させて攻撃を行う。 体力は皆無で、ライトを当てて吸うだけでポンポン吸い込める。 サモンラウストによって大量に呼び出される。 ジュエルラウスト 宝石を取り込んだラウスト。 逃げ足が早いからか吸い込みではダメージを与えられない。 スラムを使って体を砕いてしまおう。 ゴールドラウスト 金色に輝くラウスト。 吸い込むと大量のコインや延棒をまき散らす。 一定時間経つと逃げてしまうが、結構長い間部屋にいるので落ち着いて吸い込もう。 アンスト 角張った体が特徴なルブリーに似た怪力オバケ。 その体格や力を活かした突進やプレスを繰り出す。 体が大きすぎるため正面からだとつっかえる。後ろに回り込んで吸い込もう。 ミニアンスト ミニサイズのアンスト。 集団で襲い掛かり、腕を回転させて攻撃を行う。 攻略法はミニラウストと同じ。 サモンアンストによって大量に吐き出される。 ナロスト 細長い黄色のオバケ。 物を投げつけて攻撃をする前作のルハイドのような敵。 たまに投げてくるバナナの皮には注意しよう。 吸い込み中に踏むと転んで吸い込みが中断されてしまう。そのダメージが後々になって響くことも・・・ ナバーナのような厄介な敵でもある。 トリスト 長い腕を持つ紫色のオバケ。前作のルスニクに相当する。 ルイージの背後に忍び寄り不意打ちをしてくる。 その他にも掴みかかってきたり驚かしたりキノピオを攫ったりと多芸な奴。 エリスト 二本の舌を持つオレンジ色のオバケ。 ドアの前に立ち塞がっており、長い舌でルイージを捕まえて攻撃する。 見た目の割に体力は低くダブルスラム一発で倒せる。 テレサ マリオシリーズお馴染みの白いオバケ。 クリアしたフロアに隠れており、全部で15匹いる。 テレサの隠れている部屋はBGMがパイプオルガンの不気味な音楽に変わるため、いつもと雰囲気が違う部屋を見つけたら重点的に調べよう。 全てのテレサを捕まえると…? 【ボスオバケ】 各フロアで待ち構える強敵のオバケ達。 それぞれがストロボに対する対抗策を持っており、吸い込むためには隙を作らなければならない。 倒すとエレベーターボタンが手に入る。立ち位置的には1の絵画オバケに近い。 ガトレー ベルボーイに扮したオバケで最初に戦うボスオバケ。 初訪時は仮面とコートを着込み、フロント業務を行っている。 地下1階のパーキングエリアで荷物整理をしていた際、偶然ルイージと鉢合わせ、戦闘となる。 重い荷物でストロボを防ぎつつ、その荷物を投げつけてくる。 吸い込まれる際に、危うく帽子を残しそうになるものの器用に手だけをオバキュームから出して回収していく。 ミスリー ハウスキーパーに扮するメイドのオバケ。 お客様の荷物には絶対に手を出さないと言っておきながら、オヤ・マーの荷物に興味を示す好奇心旺盛な性格。 5階のゲストルームフロアにて、オヤ・マー博士のカバンを飲み込み逃走。 飲み込んだカバンが引っかかるため普通には吸い込めない。 平らなカバンをこちらも利用してやろう。 ゴロリファット サングラスを掛けた肥満体型の警備員オバケ。3階のショッピングフロアを警備している。 厳つい見た目とは裏腹に小さな物音やビックリ箱にも驚いてしまうほどの神経質。 彼のいる部屋に入ると鉄格子の向こう側に逃げてしまうのでグーイージで追いかけて戦うこととなる。 水鉄砲で狙撃する他、その体型をいかした押しつぶし攻撃をしてくる。ストロボを防ぐサングラスを奪い取ると、慌てて代わりにパーティ用やダンディなサングラスをつけるお茶目な一面も。でもルイージにダメージはないけどね ムッシュテイシェ 2階のアッパーロビーのレストランで料理長を務めるシェフのオバケ。 『料理の命は火力にあり!』をモットーとしており、超火力で黒煙をまき散らしながら料理をしている。 厨房に入ってきたルイージ達が料理の邪魔をしに来たと勘違いし、フライパンを持って襲いかかる・・・のだが、 真の敵はこの後に待ち構えている。 ナルシェスベン 4階のホールフロアでピアノを弾いている音楽家のオバケ。 一見落ち着いた雰囲気に見えるが、名前通りのナルシストで演奏を邪魔されると途端にキレ出す等、前々作のピアン以上にヒステリック。 ラウストを呼び出したり椅子を飛ばしてくる他、後半では自らがピアノに憑依し襲いかかるなど攻撃が多彩。 間違いなく序盤の壁であり、ちょうど操作に慣れてきたころのプレイヤー達を苦しめる。 敗北後は観念して、丁寧な一礼を行い吸い込まれていく。 ホリーボーテ三世 6階のキャッスルフロアに鎮座するキング役のオバケ。 ルイージにエレベーターのボタンを賭けてフロア攻略の挑戦を持ちかけてくる。 彼の元にたどり着くと甲冑を身に纏い、巨大な槍と盾を装備し、ブリキの馬に跨ってルイージに決闘を申し込んでくる。 甲冑の防御は固く、ストロボを完全に防いでしまうものの、 突進攻撃の際に隙が生じるのが弱点。 体力が無くなると剣を地面に刺して抵抗するが、すっぽぬけた剣ごと吸い込まれてしまう。 ニワシー博士 7階のグリーンフロアにいる老人オバケ。 手に持っているジョウロは植物を急成長させる効果があり、フロア内の至る所でルイージたちの行く手を阻む。 また、それによって成長した食人植物を武器にする。 まずは持っている植物を倒すことから始めよう。 敗北時は髭がオバキュームに巻き込まれるも、悪あがきとしてエレベーターボタンを高いところに放り投げてしまう。 ジョーノーズ 8階のスタジオフロアで映画制作をしている監督のオバケ。 新作のカイジュウ映画を撮るつもりだったが、愛用の赤いメガホンを無くしてしまい、意気消沈していた。 メガホンを返すとルイージに気づき戦闘開始…と思いきやルイージにスターとしての素質があると見込んで、強引に映画撮影を始めてしまう。 この時にカイジュウの着ぐるみに憑依したラウストとの戦いとなり、こちらが事実上のボス戦といえる。 よくも悪くも映画が大好きすぎる性格で、撮影のお礼にエレベーターボタンを渡すなど本作唯一の友好的なオバケ。 撮影終了後はフィルムを片手に編集作業へと入るが、この時に吸い込んでしまうことも可能。 …ってか、実績コンプリートのためには嫌でも吸い込む必要がある。 ある程度放置してストーリーを進めると編集が完了し、作品として閲覧することができる。 ホネスキー 9階のミュージアムフロアにいる大柄な原始人のようなオバケ。 ティラノサウルスの化石に憑依し、ルイージに襲い掛かってくる。 化石を破壊されてからは骨を棍棒のように振り回したり、床に叩きつけて衝撃波を放つなどパワー溢れる攻撃を行ってくる。 オバキュームに顔がつまり挑発的な態度を見せるも、持っていた骨が頭に当たり吸い込まれてしまう。 モップラー B2階のメンテナンスフロアを管理する整備士のオバケ。 怠け者でよく昼寝をしているが、ルイージに気づくと排水設備を稼働させてフロアを水没させるなど意地悪な性格。 彼との戦闘はお互いアヒルの浮き輪に乗ってのガチンコ対決になる。 しかし、この浮き輪は慣性が独特で操作に慣れていないと苦戦してしまう。 サーペンティス 10階のデザートフロアにいるクレオパトラのような姿をしたオバケ。 砂を自由自在に操る能力を持ち、砂を様々な形に変形させて攻撃してくるかなりの強敵。 しかし所詮は砂。ピラミッドを進んできたプレイヤーなら対処法はすぐにわかるはず。 むしろピラミッドの中の毒に苦しめられた人もいるとか 吸い込まれる際は胸の前で両手を合わせ、眠るように吸い込まれていく。 ニラ・リラ・グラ 11階のマジックフロアにいる手品師のオバケ3姉妹。 フロアを迷路にするなど、摩訶不思議なマジックでルイージを翻弄する。 時々ケンカをすることもあるが、3人揃ったマジックと戦闘時の連携は完璧なもので、爆弾シャッフルはかなり厄介な攻撃。しっかりと目で追う必要がある。 最後の攻撃は完全に運ゲーなので、骨はたくさん持っておくべき。 キャプテンフッカ 12階のビーチレストランフロアにいる鮫のオバケ。 海賊船の船長を務めており、船に取り憑いて攻撃してくる。 鮫だからか、コイツを吸い込む時のルイージはルアーを操作するような動きをする。 どことなくB級サメ映画に出てきそうなキャラである。 マスカルポーロ 13階のジムフロアのプールを占領するマッチョなオバケ。 プール上から水球を飛ばしたり、口から水を吐き出して攻撃してくる。汚ねぇ… 見た目の割にはプールの水を抜くと排水溝にはまって動けなくなったり、ボールを当てられただけで気絶するなど前々作のマッディー以上に情けない面も。体力もひっくいし。 アフロディージェ 14階のディスコフロアで音楽を奏でる女性のオバケDJ。目元が隠れるほどの爆発的なアフロが特徴。 最初はラウストのダンスチームをけしかけてくる。ボタンを持ったラウストを倒そう。 ダンスチームに勝利すると彼女との戦闘。レコードを投げつたり、高速スピンで攻撃してくる。 アフロで防御しているのでストロボを当てるにはアフロを吹っ飛ばさなければならない。 音楽はアナログ派らしい。 パウダネス・コナー ホテル「ラストリゾート」の支配人。 常にファンデーションを欠かさず、派手なドレスに身を包む妖艶な長身美女。 その正体はキングテレサに心酔するオバケで、彼を解放しルイージ一行をホテルにおびき寄せた張本人。 キングテレサに気に入られるために部下のオバケ達をけしかけ、ルイージの始末を画策する。 オバケネコ パウダネス・コナーのペットである、尻尾が三本あるオバケのネコ。 主人同様プライドが高く、高飛車な性格。 普段は小さな猫だが、戦闘時は恐ろしい化け猫のような姿となる。 キングテレサ シリーズ通してのラスボスであるテレサの王様。 前回、ルイージに敗れ閉じ込められていたが、パウダネス・コナーの手により解放された。 今回は彼女と共謀し、ルイージへの復讐に執念を燃やす。 【ホテルラストリゾート】 「最高のおもてなしを…」 今作の舞台である、パウダネス・コナーがオーナーを務める地下二階を含んだ17階建ての高級ホテル。 表向きは煌びやかな内装が特徴的な豪華なホテルだったが、その実態はおどろおどろしい雰囲気のオバケホテル。 当初はエレベーターのボタンが抜けているため、行けるフロアが制限されているが、各フロアのボスオバケを倒すと手に入るエレベーターボタンをはめ込むことで 他のフロアへと移動することができる。 フロア毎に内装や雰囲気が全く異なっており、中には大海原、砂漠などホテルらしからぬフロアも存在する。 追記・修正は高級リゾートホテルに招待されたお客様がお願い致します。 ただし、当ホテルでは、従業員の安全確保のため オバキュームのご使用をご遠慮いただいております。 手荷物にオバキュームをお持ちのお客様は、従業員を吸い込んだりしないようご注意の上、ホテル内をご散策くださいませ。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ボスと再戦できたらいいんだけどなぁ -- 名無しさん (2019-12-11 22 54 14) 良心から映画監督吸い込まないでクリアーしたやついる? 俺は吸い込まないでクリアーした ランクはBだった -- 名無しさん (2019-12-11 22 58 34) まえまえから おもってた けど なかなか キングテレサ の きじ が できない -- 名無しさん (2019-12-11 23 21 09) 操作性が致命的に合わなくて放置中。あと地下のサメやろうにはめられたわ。あいつ大嫌い -- 名無しさん (2019-12-12 01 05 39) ↑2監督オバケだけは吸い込むの可哀想だよなあ・・・ -- 名無しさん (2019-12-12 10 06 41) キングテレサ最近のキャラだし……え、18年前!? -- 名無しさん (2019-12-12 10 28 53) 未プレイだけどもしかして1みたいにボスオバケは元人間? -- 名無しさん (2019-12-12 11 19 34) 興味あるけど難易度高いらしいな・・・ -- 名無しさん (2019-12-12 13 17 53) キングテレサ戦の最後に吸い込む時のルイージがめちゃくちゃかっこいい -- 名無しさん (2019-12-12 13 39 23) グーイージの考察は3DSルイマン参照 -- 名無しさん (2019-12-12 17 09 41) (テレサの記事すらねぇ…) -- 名無しさん (2019-12-12 20 34 18) なんかキンテレ、シリーズ重ねるたびにでかくなってるような(2も1もやったのだいぶ前だからうろ覚えだけど) -- 名無しさん (2019-12-13 02 16 55) 次の作品ではテレサウルスも出してくれないかな・・・ -- 名無しさん (2019-12-14 02 30 40) アルファドリーム破産の件があってか、プロローグの即座に眠るシーンを見た時は妙に感動してしまった。 -- 名無しさん (2019-12-14 06 08 01) ハイパーバキュームが苦労の割に使うところが少なすぎる。ストーリー上一回、コンプしても三回しか使わないんだもん。 -- 名無しさん (2020-06-01 17 55 50) オバケネコ(猫又)は...攻撃のチャンス&タイミングがちょっと難しい( というかシビア? )上に、黒豹( サーベルタイガー)みたいにルイージに攻撃すべく徐々に徐々に接近...あの海賊鮫と並んでガチで怖いぞ、あいつ。 -- 名無しさん (2020-06-01 20 45 36) 吸い込まれる時のミスリーの声がなんかエロい -- 名無しさん (2021-10-15 19 42 45) 面白いが難易度を操作性の悪さでごまかしてる面が強い -- 名無しさん (2021-10-31 13 06 43) 本家マリオより好き。 -- 名無しさん (2022-02-02 19 56 16) 個人的に、スラムはいまいちだった。使うとスポッと吸い込む感覚がなくなるし、使わないと難易度上がるし -- 名無しさん (2022-02-02 20 11 02) キャプテンフッカはB級サメ映画っていうよりもディズニー映画に出てきそうなデザインやなと思った -- 名無しさん (2022-06-07 15 26 29) この作品のギネス記録って何? -- 名無しさん (2022-08-30 15 01 33) 同じく気になって調べてみたけど何も出てこないね。タグから消していいんじゃない? -- 名無しさん (2023-01-10 10 14 51) 蜘蛛が気持ち悪いこと以外は神ゲー -- 名無しさん (2024-06-28 15 51 50) 名前 コメント
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前ページ次ページるろうに使い魔 時は幕末―――――。 黒船来航から端を発した一つの時代。明治維新が訪れるまでの十五年間。 尊王、佐幕、攘夷、開国―――様々な理想野望が渦巻く最中。 徳川幕府と維新志士――剣を持つものは二つに別れて戦いを繰り広げた。 その幕末の動乱期、その渦中であり激戦区となった土地、京都にて、『人斬り抜刀斎』と呼ばれる志士がいた。 修羅さながらに人を斬り、その血刀を以って新時代『明治』を切り拓いたその男は、動乱の終結と共に人々の前から姿を消し去り、時の流れと共に『最強』という名の伝説と化していった。 そして時代が進み、今や刀や侍は過去のものへとなっていった明治の東京にて、その男は人知れず姿を現した。新しい『信念』と『刀』を携えて。 数々の出会いと死闘に身を投じながらも、男はその信念を持って剣を振るい、明治の時代にその名を残さなかったまでも、関わった人々からは確かな『英雄譚』となって語り継がれることとなった。 その、確かな居場所を見つけた男は、ある日再び姿を消すこととなる。誰にも知れず、ひっそりと――――。 そして新たな浪漫譚は別の世界。この世界とは根本的に別な『どこか』。刀と侍ではない、魔法と幻想が栄える世界の『どこか』。そんな世界から話は始まる。 るろうに使い魔 ――ハルケギニア剣客浪漫譚―― 「次、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール」 「はい!」 そう呼ばれて、ルイズは立ち上がり、皆の前から一歩前へ出た。 今日は自身にとって大切な儀式、自分の一生の召使いである使い魔を呼ぶ神聖な日だ。 「おい、ルイズの奴何を召喚するかな?」 「どうせボンボン爆発して終わりさ、賭けたっていいぜ」 などとざわつく周囲の言葉をなるべく無視して、今はこの瞬間に全身全霊を尽くす。 生まれてこの方16年、あらゆる魔法を爆発という形で失敗させ続け、未だに系統魔法どころか基礎的な魔法まで扱うことができない。 家族からは才がないと言われ、生徒たちからは『ゼロのルイズ』という不名誉なあだ名が通ってしまい、その屈辱に耐える日々。 そんな生活から、一転して変えることのできる重大な日。それがこの召喚の儀である。 (見てなさい、立派な使い魔を呼んでアッと言わせてやるんだから!) 周りの生徒たちは、あらかた使い魔を召喚し終えた後だった。 皆それぞれサラマンダーやモグラ、タコやカエル、中にはドラゴンまで召喚しており、今は一体何を呼び出すのか……と好奇の目でルイズの方を注目していた。 段々とざわめきが薄くなり、静かになっていく中、ルイズは杖を掲げて朗々と唱えた。 「宇宙の果てにある私の僕よ、神聖で美しく、そして強力な使い魔よ!私は心より求め、訴えるわ。我が導きに応えよ!」 刹那、ボンッと大きな音と共に煙やら埃やらが宙を舞った。 失敗したの…?と不安が頭の中に過ったが、煙の向こう側になにやら影みたいなものを見つけると、今度は期待で胸が弾んだ。 (せめて、みんなから馬鹿にされないくらいの使い魔が出てきて!) そう心の中で願うルイズをよそに、次第に視覚を遮る邪魔な煙が晴れていく。そして……。 「これが…私の使い魔…?」 ルイズの目の前に現れた『もの』。それはこの世界ハルケギニアでは見かけない不思議で異形な服を着ていた。 そして緋色の長い髪を一括りに纏めており、腰に刺さった知らない得物と頬についた十字傷が特徴の―――。 そう、それは紛れもない『人間』だった。 第一幕 『世界を越えた流浪人』 「……おろ?」 その日、この異世界にやってきた人間、緋村剣心はこの不思議な光景にすっかり目を丸くしていた。 先程まであった見慣れた神谷道場の姿はそこにはなく、あるのはただっ広い草原とそびえ立つ、城とも屋敷とも取れる異形な建物。 周囲には明らかに日本人じゃない――夷人とも言うべき髪の色をした少年少女が、これまたマントを羽織って好奇の目でこちらを見ていた。 その中で目の前に立つ人物、桃色の髪を長く伸ばした少女が、自分と同じくらい呆れた表情で自分を見つめていた。 「これが……私の使い魔…?」 その声を皮切りに、周囲からどっと笑いの歓声が響いた。明らかに嘲笑を含んだ笑いだ。 「おい、ルイズが人間を召喚したぜ!」 「しかも平民じゃん! ゼロのルイズにはお似合いだな!」 「おまけになんだあの服、貧乏人じゃねえの?」 周りが口々にそう囃し立てると同時に、桃髪の女の子――ルイズと呼ばれた少女は顔を真っ赤にして叫んだ。 「ミスタ・コルベール、今のは失敗です! もう一度チャンスを…」 「残念だが、それは出来ない」 ルイズの願いも虚しく、コルベールと呼ばれた、真ん中が禿げた中年の男性は、静かに首を振った。 「一度サモン・サーヴァントで召喚した以上、例外は認められない」 「そ、そんな…」 がっくりとうなだれたルイズは、しばらく悩み込んだまま動かないでいたが、やがて顔を上げると、意を決したように立ち上がり剣心の方へと寄って行った。 「あんた、感謝しなさいよね。貴族にこんなことされるなんて、普通は一生ないんだから」 そう言うと、未だに状況をつかめていない剣心をよそに、ルイズは杖を振りかざし、何やら変な呪文を詠唱し始める。 「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ」 そしてそのまま、杖を剣心の額に当てると……。 「……おろ!?」 なんと口元に向かってキスをした。 さすがの剣心も、これで我に帰ったのか、目を丸くし慌ててルイズのもとから後ずさる。 「い、一体何を……っ…?」 と同時に、焼けるような痛みが剣心の左手に襲いかかった。何かと思い見てみると手の甲当たりに文字のようなものが刻まれ始めていたのだ。 象形文字の類なのだろうか、一通り焼きあがると痛みも徐々に消えていった。 「ふむ、これは珍しいルーンだな」 ふと気づくと、いつの間にかコルベールが剣心の左手に刻まれた文字を見て、なにやら書き込んでいた。どうやら記録しているらしい。 やがて書き終えると、未だにどよめきが上がっている周囲に向かっていった。 「さてと、じゃあ皆教室に戻るぞ」 そう言うなや否や周囲の子供たちは杖を取り出し、何か短く唱えるとふわりと宙に浮き、そのまま上へと飛んでいった。 先程のキスで、幾拍か頭がはっきりとしていた剣心だったが、この出来事に再び理性がフィードバックした。 「ルイズ、お前は歩いてこいよ!」 「あいつ『フライ』はおろか、『レビテーション』さえまともにできないんだぜ!」 そんなことを言いながら去っていく彼らを見て、剣心はただただ呆然とするしかなく、やがて二人きりになったところで、ようやくルイズを見て口を開いた。 「あのー、ここ……どこでござる?」 「はぁ? 『ここ』をどこか知らないなんて、あんたどこの田舎から来たのよ!」 至極真っ当な質問のはずなのに、なぜかルイズは呆れながらため息をついた。 ルイズの説明を簡潔にするとこうだ。 まず、自分は『コモン・サーヴァント』なる儀式として、使い魔としてここ『トリステイン魔法学院』に呼び出されたこと。ルイズと契約(さっきのキスがそうだったらしい)したため、彼女を主人として――要は従者となって仕えること。この世界には魔法なるものがあって、それを行使できるメイジが一番偉いということ。 「ファーストキスだったのに、もう!」 顔を真っ赤にして叫ぶルイズに対し、剣心はかつてない程脳みそをフル回転させ、これまでの状況を整理する。 考えてみれば、あまりに突飛すぎる。いきなり外国と思われる所へ移動させられ、そこで使い魔をやれ? おまけに貴族と呼ばれる種族は魔法なんて力をもって、空を飛んだりすることだってできるだって? 夢物語は夢の中にして欲しいものだが、あの時感じた左手の火傷や、今感じる風を打つ感触は、紛れも無く本物だった。状況が状況だけに、まだモヤモヤした部分があるが、とりあえず今、ハッキリと分かることはただひとつ―――。 とりあえず自分は飛ばされてきたのだ。このどことも知れない異世界に。 「…それで、どうやったら帰れるでござるか?」 一縷の希望をのせたこの質問もルイズの言葉にあっさりと砕けてしまう。 「何言ってんのよ、そんなもんあるわけないじゃん」 元々サモン・サーヴァントで呼び出したものを、送り返す手段はない。この学院で進級するための大事な伝統であり儀式のため、召喚したものはたとえどんなものだろうと、それこそ人間だったりしても異例は認められない。 仮にあったとしても、最早契約まで済ませてしまった使い魔をみすみす返したりなどしないだろう。 駄目元での質問だったとはいえ、あっさり返された答えを受け止めるとなると、やはり剣心としてはくるものがあった。 ルイズはルイズで、なぜ理想の使い魔を呼べなかったのだろうと肩を落としていた。 (ドラゴンとか、サラマンダーなんて高望みはしない、せめて犬とかフクロウでもよかったのに…よりによって人間……しかも平民…) また大きなため息が出そうになったとき、ふと思い出したように剣心の方を見た。 「そういえば、まだあんたの名前聞いてなかったわね」 「あぁ……そう言えばまだ名乗ってなかったでござるな」 剣心も、一度立ち上がって、改めてルイズを見た。 身長は自分とあまり変わらないかちょっと下当たり、綺麗な桃髪を流し、太ももまで見える程の短い着物に膝まである長い足袋みたいなものをつけている。 釣り上がった目や攻撃的な気性からあまりそうは見えないが、黙っていれば中々に美しい容姿をしていた。 「拙者は剣心、緋村剣心でござるよ」 「ケンシン? 変な名前ね。……まあいいわ、私はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。仕方ないからあんたのご主人様になってあげるわ。感謝しなさいよね」 そう言ってルイズは、平坦な胸を大きくそらしてふんぞり返った。未だコトを把握しきれない剣心としては色々と待って欲しい事が多かったが、どうやら使い魔になったという状況を認めなければ話が進まなさそうである。 とうとう観念して苦笑いを浮かべながらも、剣心は優しい微笑みをルイズに見せた。 「まあ、こちらこそよろしくでござるよ、ルイズ殿」 かくして、その昔『人斬り抜刀斎』としてその名を残し、多くの人々から伝説とまで謳われた男、緋村剣心は、通称『ゼロのルイズ』ことルイズ・フランソワーズの使い魔と相成ったのであった。 前ページ次ページるろうに使い魔
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双識がルイズの後をついて行くと、大きな建物の中の一室に案内された。 部屋自体は広く、至るところに趣向が凝らされている。ちょっとした高級ホテルの一室、という感じだった。 どうやら、この立派な部屋がルイズの部屋らしい。 くつろぐルイズに、双識は気になったことを尋ねてみた。 魔法のこと。 2つある月のこと。 この学園のこと。 使い魔のこと。 2つある月に関しては「常識でしょ」と一笑に伏されたが、 他のことは「こんなことも知らないなんて、随分な田舎者ね」と双識を馬鹿にしながらも、大まかな説明をしてくれた。 どうやらルイズは、これを双識を自分の使い魔として認めさせるいい機会だと判断したらしい。 「――というわけで、あんたは私の使い魔になったの。手の甲のルーンがその証拠よ」 「……何が証拠なのか理解できないけれど――きみのような女子中学生の使い魔になれるのなら、私としても大歓迎だよ」 郷に入っては郷に従え。 この世界――ハルケギニアの住人であるルイズのいうことに従ったほうが都合がいいだろう。 そう双識は判断したのだった。 とりあえずは、ルイズの作戦は成功したことになる。 「それで結局――私は何をすればいいんだい?」 「さっき説明したでしょ!でも全部あんたには無理なことばかりじゃない!」 「確かに私は探し物は苦手だけれど、ルイズちゃん、きみを守ることぐらいはお安い御用さ!」 根拠もなく胸を張る双識に、ルイズは呆れる。平民ごときに――ましてやこんなひょろひょろに何ができるというのか。 「……無理しなくていいわよ。あんたに期待なんかしてないわ――そういえば、あんたどこの平民なのよ」 「多分ルイズちゃんは知らないと思うけどね。私は日本という国から来たのだよ」 「ニホン――確かに聞いたこと無い国ね」 実は国どころか世界が違うのだが、ここでその話をすれば余計話がこじれるので、双識は黙っておく。 「で、そのニホンで……あんたここに来る前はなにをしてたの?」 ルイズの何気ない質問。 そして、双識の何気ない返答。 「――殺人鬼をしていた、と言ったらきみはどうする?」 「……はあ?」 常識と余りにもかけ離れた返答に、ルイズは思わず間抜けな声を出した。 今、この男は何と言ったのか。 ――殺人鬼? 「何あんた?ふざけてるの?」 「いやいや、全くもってふざけているということはないんだよ、ルイズちゃん。私は殺人鬼なんだ」 飄然とした様子の双識に対して、ルイズは呆れ顔で首を振る。 その仕草は双識が殺人鬼であるということを信じている風には見えなかったし、事実ルイズは信じていなかった。 こんな針金細工のような平民に人が殺せるとは、どうしても思えなかったのだ。 「あんたふざけてるでしょ……まあ、殺人鬼でも何でもいいわ……一応釘刺しておくけど、この学園で変なことしちゃ駄目よ」 「きみがそう望むのであればそうしよう。何せ、私はきみの使い魔なのだから。それに、そのほうが『普通』なのだろうしね」 一瞬不服そうな顔をしたものの、すぐに笑顔になり、納得したように頷く双識。 双識の意味不明の言動に、ルイズはため息をついた。 「……なんかあんたに付き合ってたら眠くなっちゃった。もう寝るわ」 そう言うとルイズはボタンに手をかけて、唖然とする双識の目の前で、服を脱ぎ始めた。 双識は眼前で始まったストリップショーに釘付けである。 そして当然のように、ぽえーんとした表情を浮かべている。 「――やっぱりあんたは後ろ向いてなさい」 「もういいわよ」という声に双識が振り返ると、もうルイズはベッドの中に入っていた。 ルイズが指を鳴らすと、ランプが消える。これも魔法なのだろう。 「あ、そうそう、それから――」 ルイズが言いながら白い何かを投げてくる。 双識が広げてみると、それは下着だった。 「洗濯しておきなさい。アンタはそれぐらいしかできないんだから。寝るときはそこの毛布を使いなさい。わかったわね。」 ルイズは一気にまくしたてると、それきり黙り込んでしまう。 双識が耳を澄ますと、静かな寝息が聞こえてきた。 どうやら、人に洗濯を押し付けておいて、さっさと寝てしまったようだ。 その余りにも身勝手な行動には、どんな人間であろうとも、例外なく怒りを覚えることだろう。 はたして零崎双識は―― 「ルイズちゃんの下着……」 ──変態だった。 (ゼロのルイズ――試験開始) (第二話――了)
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ルイージ とは、マリオシリーズのキャラクター。 プロフィール 作品別 黎明期 アクションのマリオシリーズ マリオカートシリーズ マリオRPG系 ペーパーマリオ マリオパーティシリーズ ルイージマンションシリーズ その他のマリオシリーズ 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ その他の作品 ゲーム以外 能力・武器 武器・使用技 変身 おもなセリフ 説明文 元ネタ推測 関連キャラクター 関連マシン 外部リンク 関連商品 コメント プロフィール ルイージ 他言語 Luigi (英語) 性別 男 職業 配管工 所属 キノコ王国 声優 『ニンテンドウオールスター! 大乱闘スマッシュブラザーズ』 チャールズ・マーティネー『マリオカート64』(日本版)など ジュリアン・バーダコフ『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』 ケビン・アフガニ 初登場 【マリオブラザーズ】 【マリオ】の弟。「L」が描かれた緑の帽子と細長い体型が特徴。 マリオとほぼ同等の身体能力を持つが、ジャンプ力に優れている反面、足が滑りやすいという差異を持つ場合がある。 性格は臆病で意気地なしでお化けが苦手。ただし兄のためなら勇気を振り絞る事も。 配管工としての服装はマリオと同じだが、帽子やシャツの色が異なる。オーバーオールの色が異なる作品もある。 一人称はマリオと同様の「ぼく」。年齢はおよそ26歳前後。【デイジー】とは仲が良い。 作品別 初期の頃は単なる色違いでキャラクター性も持たなかったが、『スーパーマリオRPG』での扱いを皮切りに「地味な二番手」としてのキャラクターを完全に確立。 ゲーム業界どころかフィクション業界全体で見ても「二番手」の代名詞としてトップクラスの知名度を誇るようになった。 黎明期 【マリオブラザーズ】 2Pキャラクターとして初登場。今とは帽子とオーバーオールのカラーリングが異なる。 マリオとの性能差は無い。 VS.レッキングクルー 対戦相手として登場する。COMか2Pが操作する。何故か紫・ピンク系の色の服のキャラクターになっている。 【レッキングクルー】 『VS.レッキングクルー』の時の立ち位置はスパイク(旧ブラッキー)に譲っており、今回は操作キャラのみとして登場。 説明書にもしっかり2Pキャラクターとして載っており、2P開始時も「LUIGI START」表示される。しかし色は紫・ピンク系のままである。 アクションのマリオシリーズ 2Pキャラクターとして出る場合は性能差は殆どない。 【スーパーマリオブラザーズ】 2Pキャラクター。性能差は無い。 【スーパーマリオブラザーズ2】 本作は一人用なのでマリオとの選択式。マリオと比べるとジャンプ力に優れるが、滑りやすくブレーキをかけ難い。 ダッシュジャンプが苦手な人向けのキャラクターである。 ステージによってはルイージの方が有利に進める場合もあるが、足場が狭いステージではブレーキのかけ難さが足を引っ張る事も多い。 【スーパーマリオブラザーズ3】 2Pキャラクターに戻ったので性能差は無い。パッケージや説明書のイラストでは明確にマリオと異なる顔になっているが、ゲーム中のドット絵ではマリオの色違いになっている。 【スーパーマリオワールド】 2Pキャラクター。性能差は無い。イラストとドット絵の関係も前作と同様。 ストーリーではマリオや【ピーチ】と一緒に恐竜ランドにバカンスに来た事になっている。 彼も【ヨッシー】に乗れる。 説明書にはきちんと「ルイージ」と表記されているが、ゲーム中はなぜかルイジと表記されている。(*1) 【スーパーマリオUSA】 ママのポジションで登場。ジャンプ力が高い。本作のバタ足ジャンプは以降のシリーズでも採用される事も。 本作で初めてマリオとドット絵が差別化されて細長くなり、以降のシリーズでもこれを基準として細長い顔になっている。 なお、日本国外では『SUPER MARIO BROS.2』としてこちらが『スーパーマリオブラザース3』よりも先に発売しているため、日本国外では1度マリオと別の顔になったルイージがまだマリオと同じ顔に戻るという現象が起きていたと考えられる。 【スーパーマリオコレクション】 全作品でマリオとドット絵が差別化されている。 北米等で発売した『Super Mario All-Stars + Super Mario World』版の『Super Mario World』でもドット絵が変更された。 【スーパーマリオアドバンス】シリーズ 付属の『マリオブラザーズ』のタイトル画面に出ているが、実際のゲーム内では2Pが緑色のマリオになっているため出番がない。 【スーパーマリオアドバンス2】 本編ではドット絵が描き直され、変身の性能がマリオのものと少し違うようになっている。ジャンプ力がマリオより少し高い。 ヨッシーに乗っている時も、食べた敵が【ノコノコ】の甲羅と同じように一定時間口の中に含まれるようになり、敵を吐いて攻撃する事も出来る。 【スーパーマリオアドバンス4】 ドット絵が描き直されているが、普段の性能はマリオと同じ。 ただし、「コースカード」モードでは『スーパーマリオアドバンス2』と同様に性能が変化するようになっている。 また、「おたすけカード」の「ルイージPOWER UP!!」を読み込ませることで通常のコースにおいても性能変化が反映される。 【New スーパーマリオブラザーズ】 「マリオVSルイージ」モードに登場する他、ストーリーモードではL+Rを押しながら開始するとマリオがルイージに変わる。 このコマンドは、『THE END』画面に表示される。知っていれば最初から使える。 性能差は特に無いが、ボイスはルイージのものになる。 一部のミニゲームにも登場している。 【New スーパーマリオブラザーズ Wii】 いつもどおり2Pキャラクター。性能差は無い。 一人用ではおてほんプレイ要員で登場。操作する場合、おてほんプレイを中断させる事で使用できる。 【New スーパーマリオブラザーズ 2】 ゲームクリア後に、ゲームモード選択画面でL+Rを押しながら「ひとりであそぶ」を選ぶと、ルイージでプレイ可能になる。性能はマリオと同じ。 「ふたりであそぶ」モードではマリオと一緒に冒険する。 【New スーパーマリオブラザーズ U】 2P~4Pキャラとして操作可能。性能はマリオと同じ。 【New スーパールイージ U】? ルイージの年としてのフィーチャー作品のひとつ。横スクロールアクションゲームで初めての主役になった。他のプレイヤーキャラの性能が彼に合わせられる。 この作品ではマリオが帽子しか登場しない。 【New スーパーマリオブラザーズ U デラックス】? 『New スーパーマリオブラザーズ U』側でも1Pキャラとしても操作可能。 【スーパーマリオメーカー】? キャラマリオとして登場。効果音が『ルイージマンション』基準に変わる。 30周年版のマリオの【amiibo】を使用した場合、どういうわけか一部の敵(確認されているのは【ジュゲム】と【キラー】)が彼に置き換わる。 【スーパーマリオメーカー 2】? 前作のビルダーマリオのように、建築作業服を着ている。 ストーリーモードでは同じコースで2回ミスするとおたすけパーツを用意して助けてくれたり、ゲームオーバーになると勝手にクリアにしてくれるか聞いてくるお助けキャラになっている。 マルチプレイでは2Pのプレイヤーキャラとして、いつものルイージを操作することになる。『ワールド』スキンのグラフィックが、今までの物と異なっている。 【スーパーマリオ ラン】? ワールドを購入するか、みどりキノピオとむらさきキノピオをそれぞれ150体以上集めた後に彼の家を購入すれば、プレイヤーキャラとして使用可能になる。 マリオと同じく最初はチビ状態で始まる。ジャンプ力が高く、上へ進むコースでは高所に素早く行ける。 【スーパーマリオブラザーズ ワンダー】 操作キャラクターの1人。性能はマリオと同じ。 声優が「ケビン・アフガニ」氏に変更された。 + 解析情報 【スーパーマリオ64】 本作にも登場予定だったが、複雑な地形との両立が難しい為カットされた。 【スーパーマリオ64DS】 操作キャラクターの一人。マリオに比べてスピードで劣るがジャンプで勝る。また、いつもの通り滑りやすいのも特徴。更に泳ぎが速い。説明書によると「マリオに比べてジャンプで勝るがパワーで劣り重いものを運ぶのは苦手」と書かれているが、プレイしていてパワーで劣る面を実感するような場面は殆どない。 「きょうふ!キングテレサ」をクリアして鍵を手に入れれば使用可能になる。 パワーフラワーを取ると、一定時間透明ルイージに変身できる。これでないと【ワリオ】を助け出すことができない。 それ以外に特筆すべき能力はバック宙時に自動発動するクルクルジャンプ。リメイク元となった【スーパーマリオ64】に順守して作られているステージ構成の殆どを無視して強引に攻略できる凶悪性能を秘める。 その反面マリオと違ってカベキックはできないので、ジャンプ力の高さを活かして高所に上るというよりは、高い所から低い所に行く方が得意。 非常に使いやすいキャラクターなのだが、【キノピオ】達やボスキャラ等からは影が薄いだの頼りないだの好き勝手言われる。 ミニゲームモードではカードゲーム系で服装が変化する。 【スーパーマリオギャラクシー】 ファントムギャラクシーで救出すると手紙を出すようになり、三箇所のギャラクシーで迷子になっている。 パワースターを120個集めると二週目要素でパラレルワールドの操作キャラクターとして使用可能になるが、元のルイージはそのまま残っており、もう一人のルイージとして本人含め誰からも気にされずに存在している。 何故何も言われない。 マリオより高くジャンプできるが、足が滑るのが難点。水中でスピンすると酸素メーターが速く減る。 ちなみにプレイヤーキャラの方が微妙に足が短い(大きさはマリオとNPCルイージの中間)。 【スーパーマリオギャラクシー 2】 パワースターを30個以上集め、クッパの溶岩帝国をクリアしていると、一部のギャラクシーに登場するようになる。彼に話しかければマリオの代わりに彼を操作する事が出来る。 クッパの新銀河帝国をクリアすると、【星船マリオ】の後頭部にあたる扉からマリオと交代して使用できるようになる。 運動性能などは『スーパーマリオギャラクシー』と同じ。 彼を操作している間は、ヒントテレビや【おたすけウィッチ】は出ない。 彼で各シナリオをクリアすると、彼のスタッフゴーストが現れるようになる。また、彼を使わないでいると【ルーバ】から「僕も活躍したいのに」といじけてることを言われる。 【スーパーマリオ 3Dランド】 クッパ軍に捕まってしまう。S1-城をクリアすると交代できるようになる。 本作の彼の性能は、『スーパーマリオブラザーズ2』に似ている。スーパーこのはを取るとタヌキ…ではなく、キツネルイージに変わる。 【スーパーマリオ 3Dワールド】 本作でもプレイヤーキャラを務めており、『スーパーマリオUSA』寄りの性能になっている。勿論スーパーこのはを取ると、キツネルイージに変身する。 また、隠しゲーム『ルイージブラザーズ』ではマリオが登場せず、1P側・2P側両方共にルイージとなっている。 1P側は現行のモダンカラー(緑の帽子・シャツに青いつなぎ)のルイージ、2P側は旧来のクラシックカラー(白い帽子・シャツに緑のつなぎ)のルイージとなっている。 【スーパーマリオ オデッセイ】? ルイージのamiiboを使用すると衣装が手に入る。 アップデートで追加された「ルイージのバルーンファインド」で本人も登場する。 なお、バルーンファインドとはコースに隠された風船を見つけ出すミニゲームだが、ルイージの「体に風船をくくり付けて浮いている姿」は明らかにバルーンファイトを意識している。 マリオカートシリーズ マリオと同じく中量級=バランス型だが、細かい性能差が付いている作品では何故かマリオを上回っていることも。 現時点で隠しドライバーとして登場した事は無い。 【スーパーマリオカート】 マリオと同性能。最高速度と重量と旋回が2位、初期加速が軽量級寄りの3位と、基本性能を重視した標準性能タイプ。 しかし、何故か後期加速と半数以上のダート耐性が最下位のため、ちょっとしたミスでも命取りになりやすい。 CPUの時は、2周目以降にスターを使用する事がある。 【マリオカート64】 中量級キャラの一人。声が付いたが微妙に高い。 本作の中量級は、軽量級に加速と旋回と最高速度で劣り、重量級には後期加速と重量で劣る。 しかもルイージは重量もピーチやヨッシーに近く、彼らに衝突すると何故か自分もスピンしてしまう。要するに最弱キャラ。 【マリオカートアドバンス】 中量級。今回もマリオと同性能…と思いきや、何故か曲がりやすさが凄まじいことになっている。 【ウエーブレース64】の【マイルス・ジェッター】のような立ち位置だが、他の性能はマリオとほぼ同じ。つまりマリオの上位互換。 【マリオカート ダブルダッシュ!!】 中量級。ここから声が低くなる。骨格とモーションがマリオと共通のため、足が短い。 スペシャルアイテムはマリオと同じく「ファイアボール」だが、ルイージが入手した場合のみ『スマブラ』のように緑色になる。 所有カートはスピード特化型の【グリーンファイアー】。 【マリオカートDS】 中量級。カートは【スタンダードLG】、【オバキューム】、【ストリームライン】。 ドリフト以外の全性能でマリオを上回っており、特にスタンダードLGとオバキュームはかなり強い。 ただ、今回は誰でも全てのカートに乗れるため、キャラ格差的には『アドバンス』ほどの優遇では無いか。 【マリオカートWii】 中量級。キャラ性能はおもさ+2、スピード+1、ついでにすべりにくさ+1。 補正がかかる部分はマリオより少ないが、対戦ではスピード補正があるだけでもありがたい。 【マリオカート7】 中量級。マリオとは骨格と一部モーションが共通している。 性能はマリオと同じ。配分の関係で、かそくとおもさの性能が平均寄りになりやすい。 【マリオカート8】 中量級。骨格とモーションがマリオと完全に差別化され、足が長くなった。 ステータスはマリオ/【イギー】/【ルドウィッグ】/【Mii】(中型)と共有されている。 【マリオカート8 デラックス】 『マリオカート8』とほぼ同じ。ステータスはイギーや【カメック】と共有されており、マリオとは若干違う。 【マリオカート ツアー】 なんと初期実装キャラではない。 「ハロウィンツアー」から登場。レアリティとスペシャルスキルはマリオと同じだが、得意なコースは異なる。 + バリエーション ペンギンルイージ 「アイスツアー(1回目)」から登場。レアリティはウルトラレアで、スペシャルスキルは「アイスフラワー」。 ルイージ(クラシック) 「マリオブラザーズツアー」から登場。レアリティはウルトラレアで、スペシャルスキルは「ラッキー7」。 ビルダールイージ 「マリオVSルイージツアー(1回目)」から登場。レアリティはウルトラレアで、スペシャルスキルは「ハンマー」。 ルイージ(レーダーホーゼン)「ベルリンツアー」から登場。レアリティはウルトラレアで、スペシャルスキルは「トリプルダッシュキノコ」。 ルイージ(ペイント)「パリツアー(2回目)」から追加。レアリティはウルトラレアで、スペシャルスキルは「ラッキー7」。 ルイージ(バケーション) 「シンガポールツアー」から登場。レアリティはウルトラレアで、スペシャルスキルは「ブーメランフラワー」。 ルイージ(ゴルフ) 「ロサンゼルスツアー(3回目)」から登場。レアリティはウルトラレアで、スペシャルスキルは「ダブルボムへい」。 ドクタールイージ 「ドクターツアー(1回目)」から登場。レアリティはウルトラレアで、スペシャルスキルは「カプセル」。 ネコルイージ 「ネコツアー(2回目)」から登場。レアリティはウルトラレアで、スペシャルスキルは「ギガボムへい」。 ルイージ(ナイト) 「マリオVSルイージツアー(2回目)」から登場。レアリティはウルトラレアで、スペシャルスキルは「ブーメランフラワー」。 ルイージ(コック) 「バトルツアー(1回目)」から登場。レアリティはウルトラレアで、スペシャルスキルは「トリプルバナナ」。 キツネルイージ 「アニマルツアー(1回目)」から登場。レアリティはウルトラレアで、スペシャルスキルは「スーパーこのは」。 ルイージ(ゴールドナイト) 「マリオVSルイージツアー(3回目)」から登場。レアリティはウルトラレアで、スペシャルスキルは「コインボックス」。 【マリオカート ライブ ホームサーキット】 ルイージセットでは、実物のラジコンカーにルイージが乗っている。 Ver.2.0.0までは他のキャラクターを操作できなかったため、この作品の影響で『マリオカートシリーズ』の皆勤賞がマリオとルイージのみになってしまった時期があった。 【マリオカート アーケードグランプリ】? 標準性能タイプ。専用アイテムはマリオと同じ「ファイアボール」、「ハンマー」、「スター」、【ワンワン】、「ブロック」、「コイン」。 【マリオカート アーケードグランプリ2】? 標準性能タイプ。スターは全キャラ共通の無敵アイテムになった。 【マリオカート アーケードグランプリDX】? バランスタイプ。きせかえバリエーションとして「アイスルイージ」がいる。 アイスルイージ 特別なスペシャルコード(QRコード)を読み込むと使用可能になる。専用アイテムは「アイスボール」。 マリオRPG系 ペーパーマリオ 『マリオ ルイージRPGシリーズ』では主役キャラの1人であり、ボイスはあるがセリフが無い。 【スーパーマリオRPG】 説明書に登場。『スーパーマリオワールド』等と同じアートワークが使用されている。 ここでの会話内容ではマリオの事を呼び捨てにしているが、一人称が「ボク」であったり、影ながら応援していると発言したりと、ルイージらしいキャラクターのベースが見られる。 ゲーム中では本人は全く関わらないが、星のふる丘の願い星に彼の願いらしきものが存在しており、そこマリオのことを「兄さん」と呼んでいる。 EDではパレードの先頭を務める。 このように出番は全くないが、未知数だったルイージのキャラクター性は本作である程度可視化されており、「ただの色違い2Pキャラ」という扱いからの転機になったと言っても差し支えない。 発売前のスクリーンショットには彼らしき姿が数点確認されているため、開発時は何かしらの出番があったようである。 【マリオストーリー】 今回はゲーム内に登場。マリオの家で暮らしている。 何かと臆病だったり、マリオを「兄さん」と呼んで慕っていたりと、現在のルイージとほぼ同様のキャラクター性が本作で確立されており、更に本作から「オバケが苦手」という設定が追加された。 マリオの家を改造して地下室を造っており、クルリンジャンプ習得後は地下室で彼の書いている日記を閲覧出来る。 ストーリーを進めると、メタルブロックや高い位置にあるレンガブロックに乗っていたする。何処からそんなもの持ってきたんだ。 EDではパレードの先頭を担当する。今作での彼の願いは「二段ベッドの上で寝る事」らしい。 【ペーパーマリオRPG】 ワッフル王国という国でエクレア姫を助けるために独自の冒険をしており、毎ステージ毎にゴロツキタウンで仲間を連れて話をしてくれる。 ……が、ルイージいじりが盛んな時期の作品だったためか、同行している仲間の話を聞く限り、どうにも周囲の人々に迷惑をかけまくっていたり、パッとしない活躍だったりと、なんとも締まらない冒険だった様子。 これらの冒険の内容は「スーパールイージ」という本で纏められているが、一部は都合の悪い部分は改変・脚色されている。 バトルでは観客として登場する事もあり、時々アイテムを投げる。 ステージ6終了時のクッパのサイドストーリーでも登場したり、カゲの女王でも彼と思われる声援がある。 大のルイージファンを自称する【キノビア】の依頼でも登場するが、当のキノビアはエムブレームLで変装したマリオを本物のルイージと思い込み、たまたま居合わせた本物の彼は偽物扱いにされてしまい泣きながら帰っていく。 スットンとりでのクイズでは、「ここにある物はなんだ」という問題に対し、誤回答の中に「ルイージのパンツ」なるものがある。どうしてそんなものが…。 まずかったのはわからないが、国外版では「Pickle Stone(漬け物石)」に変更されている。 EDでは過去作のパレードと同様に一番最初に登場している(全てシルエットであるためわかりづらいが、マリオにしては先頭のシルエットの背が高く、そのマリオ本人は最後尾に登場する)。 【ペーパーマリオRPG(Switch)】 観客時や会話時などのそこら中でボイスを喋るようになった。 ルイージいじりが概ね落ち着いた今の時代になってもGC版とほぼ同じ立場になっており、キノビアの依頼に至ってはボイスで反応を示すためにより際立っている。 エンディングが変更された事で先頭の役目は無くなった。 【スーパーペーパーマリオ】 『ペーパーマリオシリーズ』で唯一純粋にルイージを操作できる作品。相変わらず滑りやすい。 固有アクションのスーパージャンプが非常に強力で使いやすいキャラクター。スーパージャンプは『ペーパーマリオRPG』のジャバラジャンプのように高く跳べ、敵に体当たりすれば2倍のダメージを与えられる。上へ進むタイプのショートカットにも利用できる。 オープニングデモでは【ノワール伯爵】の野望を阻止しようと「コントンのラブパワー」に攻撃を仕掛け大爆発を引き起こしてしまう。 その後はぐれた仲間を探す途中で捕まってしまい、【ナスタシア】に洗脳されて【ミスターL】として立ちはだかる。 ミスターLとしての再戦後、【ディメーン】に殺され先にアンダーランドに来ており、マリオと再会し仲間になる。なお、ミスターLとしての記憶は残っていない様子。 ステージ8-3ではディメーンに挑発され、【フェアリン】の力も借りずにディメーンとタイマン勝負をする。 ラスボス戦では、コントンのラブパワーの力でディメーンと融合して【スーパーディメーン】となってしまうので、戦いに参加できない。 【ペーパーマリオ スーパーシール】 1-6、2-5、3-12、4-5、5-5に「隠れルイージ」として登場。 ペパライズで引き剥がす事ができ、剥がした後はどこかに消えて行ってしまう。EDで見つけたルイージの数が表示される。 見つける度に新聞の記事が追加される。一体何処の誰が彼に注目しているんだ。 EDでは旧作のようにパレードの先頭を務める。 【ペーパーマリオ カラースプラッシュ】 アイキキビーチ、ダイダイ谷、マッキーコロシアム、パ・プールていえん、マッカッ火口、グリングリンパワーラボの特定の場所でキリトリを使用すると登場する他、ストーリー終盤で【スタンダードカート】に乗って登場。 クロクッパ城までマリオを運んでくれる。クロクッパ城からイロドリアイランドへ行く時も彼のカートに乗って行く。 【ペーパーマリオ オリガミキング】 今回はマリオと一緒にピーチ城に向かうものの、いつの間にか壁の中に閉じ込められてしまっている。 デクの山に放り出されたマリオがピーチ城に向かうための動機となった。 救出後はピーチ城のカギを探すという名目で別行動を取り、各紙テープのエリアで別の重要なカギを渡してくれる。 空気を読めずに人の話を聞かない傾向にあるものの、話し相手がオリビアなので微妙に噛み合ってないまま話が進んでしまう。 そして肝心のピーチ城のカギはカートのノズルに刺さりっぱなしだったというオチが付く。 カラクリやしきやピーチ城に突入する際に仲間になるが一緒に戦う事は無い。 ピーチ城ではオープニングでマリオが落とされた落下トラップに引っかかって退場。 が、ED前では【オリガミ職人キノピオ】をオリガミ城に連れて来る活躍を見せる。 【マリオ ルイージRPG】 主役の一人。最初は留守番だけするつもりだったが、【クッパ】に無理やり連行させられる形でマリオと一緒に冒険に出る。 臆病な面は目立つものの進行には必要不可欠。マリオとの多彩なブラザーアクションが存在する。また、ストーリー面でも機転を効かせた作戦を立てるなどなかなかの頭脳派。単独行動する事もある。 ストーリー面では 緑のヒゲ 呼ばわりされる事が多く、マリオよりもネタ寄りのキャラとして扱われている。泣くシーンもかなり多い。 リトルキノコにてマメ熱にかかったマリオを助けに行く際はバクショー遺跡に自ら向かおうとするものの、バクショー遺跡にいる怪物(名称不明)の話を聞いてかなり怯えてしまうが、ピーチ姫に脅され結局行く事になった。【サイコカメック】の催眠魔法でマリオと思い込み、バクショー遺跡で怪物のストレス発散に付き合ってクラピコ草の入手に成功する。 ジョークエンドにてピーチ姫を救出する為に、マリオの提案でピーチに変装する事もある。【ふっかつカメジェット】内では【ゲラゲモーナ】に変装がバレるものの、クレーンなどで足止めしつつスタービーンズを奪還して脱出に成功する。但し着地には失敗して流砂に飲み込まれている。 【マメック王子】に気に入られた後は、マメック王子が出てくる度にアピールする事が多くなる。 【マリオ ルイージRPG2】 主人公の1人。本作でも留守番をしたがっていたが【キノじい】のベッドにぶつかられた事でマリオよりも先に過去の世界へと飛び込んでしまう。また、前作以上に扱いが酷い。 【ベビィルイージ】は本作のキーキャラクターだが、彼は別にそうでもない。 スターの丘ではスターゲートに試される場面がある。しかし彼だけやたらと責められまくる。 【マリオ ルイージRPG3!!!】 「臆病に見えるが勇気があり、動く時は動く」というキャラでデザインされているとの事。 初っ端からずっこけるなどややマヌケな一面も見える。クッパに吸い込まれた。クッパの体内と外の世界を行き来しながら冒険する。単独行動する場面もある。 【マリオ ルイージRPG4 ドリームアドベンチャー】 ルイージの年に発売されたソフトだけあって、過去作の扱いが嘘であるかのようにめちゃくちゃフィーチャーされている。 夢世界は彼がマクラで眠ることで出現し、そこにマリオが潜り込むことになる。そのため本作ではかなり重要なキャラクター。 夢世界においては【ユメルイージ】が代わりに同行する。 ちなみに、本作のラストシーンでようやくクッパに名前を覚えてもらえた。 本作では留守番を嫌うキャラに変わっており、夢世界の底のメッセージについて任天堂のチェックが入り、ネガティブなものは削除されたとの事。 【マリオ ルイージRPG ペーパーマリオMIX】 彼がピーチ城の倉庫に保管されていた本を落としたことでペーパーキャラが本の中から飛び出してしまったので、ある意味本作の事件の元凶とも言える。 今回は兄が2人になったので心強く感じており、臆病な面は一人になった時以外は見られない。 前作の活躍のおかげか情けない描写はほとんどなくなったが、その代わり(?)敵味方共にスルーされることが多くなり、そのたびに自身の存在をアピールしたりいじけたりする。 ちなみにルイージに出会った際のクッパ軍団の対処法は「ひとまず様子見、自爆待ち」らしい。緑のヒゲとは呼ばれなくなった。 EDでは両方のピーチからダブルキスを貰う。 ペーパー版の方はサウンドプレイヤーのみに登場。 【マリオ ルイージRPG1 DX】 「クッパ軍団RPG」には登場しない。 【マリオ ルイージRPG3 DX】 「クッパJr.RPG」ではクエスト「マリオ&ルイージ」に登場する。 マリオパーティシリーズ 【マリオパーティ】 プレイヤーキャラの1人。 【マリオパーティ2】 CPUはアカズキーちゃんを好んで使う。 【マリオパーティ3】 ストーリーモードでは彼以外を選んだ場合、選んだキャラクターが本来担当するスタンプの代替キャラとして登場。つまり担当スタンプが無い。 逆に言えばルイージを操作キャラに選んだ場合のみ他の全員が本来のスタンプを担当するため、実質デフォルトキャラクターとして見る事もできる。 CPUはキーマンを好んで使う。 【マリオパーティ4】 CPU操作時はチビキノコやデカキノコをよく使う。 【マリオパーティ5】 タッグマッチでキノピオとチームを組んだ時のチーム名は「じみキノコーズ」。 【マリオパーティ6】 タッグマッチで【キノピコ】とチームを組んだ時のチーム名は「サブキャラだよねーズ」。 【マリオパーティ7】 【マリオパーティ8】 タッグマッチでキノピオとチームを組んだ時のチーム名が「グリーンキノコーズ」に変更された。 【マリオパーティ9】 【マリオパーティ10】? 【スーパー マリオパーティ】 ルイージ以外が操作キャラクターの場合はルイージを仲間にするという事ができるが、本作ではマリオと同様の無口系キャラクターとなっており喋らない。キノピオが解説をしてくれる。 【マリオパーティアドバンス】 【マリオパーティDS】 【マリオパーティ アイランドツアー】? 【マリオパーティ スターラッシュ】? 【マリオパーティ100 ミニゲームコレクション】? Mario Party-e 本作ではプレイヤーキャラではない。ミニゲームの「Mario s Mallet」に登場。 ルイージマンションシリーズ 毎回【オヤ・マー博士】に、屋敷などの調査とオバケ集めを任されている。 【ルイージマンション】 日本国内の作品では初めての単独主人公。オバキュームなどを装備して、オバケだらけの洋館を探索する事になる。ジャンプ系アクションは出来ない。 【テレサ】や【キングテレサ】と対決し、キングテレサとの因縁が始まる。 【ルイージマンション2】 本作では暴走したオバケ達を止めるため5種類の建物を探索する。鍵を奪った【オバ犬】を追いかける事になったりと苦労している。 オバケを吸い込んでいる間なら、回避行動としてジャンプが可能。 「テラータワー」モードでは色違いのルイージたちと協力し、オバケを捕まえたり仕掛けを解いていく。 【ルイージマンション アーケード】? 色違いのルイージが2Pキャラとして登場。ノロワ~レ大樹やヒャッキ~ヤ坑道は探索しない。 【ルイージマンション(3DS)】 【グーイージ】が2Pキャラとして登場し、彼と協力して探索する事も可能。 【ルイージマンション3】? 本作ではホテルを探索する。泊まった直後にキングテレサに追われたり【オバケネコ】を追ったりと案の定苦労している。オバ犬やグーイージも彼に協力してくれる。 その他のマリオシリーズ 【レッキングクルー 98】 ストーリーモードではエンディングにのみ登場。 クッパを倒した後は対戦モードとトーナメントモードで使用可能となる。 【スーパーマリオ ヨッシーアイランド】 ベビィルイージとして登場。さらわれたまんま最後まで帰ってこない。『ヨッシーアイランドシリーズ』ではほぼこの扱いである。 【ゴルフJAPANコース】 2Pキャラクター。1P(マリオ)との性能差は無い。 なお、続編の【ゴルフUSコース】では緑色のマリオが出てくるためルイージの出番は無い。 【マリオオープンゴルフ】 2Pキャラクター。説明書及びタイトル画面のみキャディーとしてデイジーを連れている。 ただし、ゲームプレイ中にグリーンの画面で表示されるキャディは誰であっても常にピーチとなる。 デイジーとの接点は『マリオテニス64』で再登場するまで本作でしかなかった。 説明書にはきちんと「ルイージ」と表記されているが、ゲーム中1Pモードでマッチプレイの対戦相手を選択する時はなぜかルイジと表記されている。また、1Pはマリオである事は明確なのにまるで他人相手の(それこそプレイヤーに向かっての)ような口調で話す。 【マリオゴルフ64】 操作キャラクターの一人。弾道はフェード、飛距離は220Y。キャラゲットでは最初に出てくる。 本作以降は声が低くなった。 【マリオゴルフ ファミリーツアー】 【マリオゴルフ ワールドツアー】? 飛距離は前作と同じ。 【マリオゴルフ スーパーラッシュ】 アイスルイージに変身し、アイスボールを打つ事も出来る。 【マリオズテニス】 当時では珍しくマリオと性能差がある。 【マリオテニス64】 ダブルスのパートナーはデイジー。オールラウンドタイプ。身長が高いので頭上付近のボールも返しやすい。 トーナメントで優勝すると走り回った後に転倒してしまう。 【マリオテニスGB】 珍しくクッパ相手に啖呵を切って喋るシーンがある。 【マリオテニスGC】 オールラウンドタイプ。コントロールに優れる。攻撃系スペシャルショットは「ピコピコハンマーショット」、防御系スペシャルショットは「オバキュームレシーブ」。 トーナメントで優勝するとマリオに足を踏まれてしまう。【ヘイホー】が優勝した場合は、仮面が外れた後の素顔を見て驚いてしまう。 【マリオテニス オープン】 オールラウンドタイプ。 【マリオテニス ウルトラスマッシュ】? 相変わらずボレーがすごく強く、なぜかロブが出しにくい仕様であるネット対戦では強キャラと名高い。 【マリオテニス エース】? オールラウンドタイプ。 ストーリーモードでは、エスターによって操られたワリオと【ワルイージ】が持ってきたエスターを手にし、操られてしまう。その為、今回は珍しく敵サイドであり、エスターカップでマリオと対峙する。当然、彼は完全な被害者なので、元に戻ったあとはお咎めはなしである。 【スーパーマリオスタジアム ミラクルベースボール】 メインキャラクター。バランスタイプで、だげき5、とうきゅう6、しゅび6、そうるい6。とくいプレイはオールマイティ、とくしゅプレイはカベジャンプ、スーパージャンプ。 【スーパーマリオスタジアム ファミリーベースボール】 メインキャラクター。右投 6、左打 6、守 7、走 7。スペシャル技は「たつまきボール」と「たつまきショット」、特殊アクションは「スーパージャンプ」。 【スーパーマリオストライカーズ】 キャプテンの1人。 【マリオストライカーズ チャージド】 キャプテンの1人。 【マリオストライカーズ バトルリーグ】 プレイヤーキャラの1人。テクニックタイプでパスがしやすい。 【マリオバスケ 3on3】 オールラウンドタイプ。スペシャルショットは「グリーンファイアシュート」。 【マリオ ソニック AT バンクーバーオリンピック】? DS版のアドベンチャーツアーズではクロスカントリーでの勝負に勝てば仲間になる。マリオの弟だからなのか、それとも他の作品の影響なのか、彼もセリフは無し。 【ヨッシーのたまご】 2Pキャラとして登場。 【スーパープリンセスピーチ】 【ブロスたいちょう】によってマリオ共々捕まえられ、【デカメック】に囚われている。 クッパ撃退後マリオの元へ駆寄ろうとするがピーチに突き飛ばされてしまう。 【役満DS】? 【Dr.LUIGI 細菌撲滅】? 主人公。本作ではいつもの緑色の帽子を被っている。 【Dr.MARIO ギャクテン!特効薬 細菌撲滅】? 【ドクターマリオ ワールド】 ドクターとして登場。2種類実装された。 ドクタールイージスカウトで排出される。ワールド4のスペシャルステージではクリア報酬として入手可能。 ステージモード Lの形にオブジェクトを消します VSモード レベル スキル効果 1 5秒間、相手がカプセルを回転できなくなります 2 8秒間に強化スキルゲージのたまる速度が小アップ! 3 11秒間に強化速度が中アップに上昇 4 大アップに上昇 5 14秒間に強化 ドクターファイアルイージファイアルイージが白衣を纏った姿。ドクタールイージと異なり帽子を被っている。スカウトで排出される。ワールド13のスペシャルステージではクリア報酬として入手可能。 ステージモード 一番左の縦1列と一番下の横1段を消します通常一回で消せないオブジェクトも消し去ります VSモード レベル スキル効果 1 一番左の縦1列と一番下の横1段を消します通常一回で消せないオブジェクトも消し去ります 2 スキルゲージのたまる速度が大アップ! 3 大アップに上昇 4 消す箇所が縦2列・横2段に強化速度は中アップに減少 5 大アップに上昇 いっしょにフォト スーパーマリオ 第2弾にて、2,000円分のプリペイドカードで販売された。 【マリオ+ラビッツ ラビッツキングダム】? 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ 本シリーズでは、いじられキャラという印象が強い。 【ニンテンドウオールスター! 大乱闘スマッシュブラザーズ】 隠しキャラクターだが、1人用モードのステージ4では普通に対戦相手として出てくる。 性能は今で言うマリオのダッシュファイターといった感じだが、「ファイアボール」がバウンドせずに低めの弾道で直進する、上必殺ワザの「スーパージャンプパンチ」が単発で至近距離だと「ファイアジャンプパンチ」に化ける、ダッシュ攻撃が「ぽこぽこパンチ」である等、現在へと引き継がれた要素は多い。重量は「100」。 キャラランクとしては【ドンキーコング】と最下位争いをするレベル。 飛びぬけて大きな欠点があるわけではないのだが、マリオからアレンジされた性能が全体的にデチューンとして働いてしまっており、ふんわりしたジャンプを始めとして全体的に低い機動力、コンボ火力の低さ、使い勝手が悪い飛び道具等、あらゆる要素がマイナス方向に噛み合ってしまっており、大した火力もないのに立ち回りが弱いというやれることの少ないキャラである。 ただし小ジャンプからのドリルキックからファイアジャンプパンチに繋げる一発逆転要素も持ち合わせているため、相手に回すと油断ならないキャラでもある。 ただし「ぽこぽこパンチ」は見た目の色物っぷりを上回るとんでもない低性能技であり、威力は低い、多段ヒット技なのに殆ど最後までつながらないため反撃が容易、後隙も絶大と悪いことだらけの封印推奨技。 プレイキャラ解禁時の「永遠の二番手、ルイージが使えるようになりました」のフレーズにおける「永遠の二番手」という二つ名があまりにもハマっており、完全に彼を象徴する言葉となった。 特徴的な「片足で小石を蹴る」ようなアピールには攻撃判定があり、崖つかまりしている相手にダメージを与える事もできる。日本国内のCMでも使用された。 【大乱闘スマッシュブラザーズDX】 隠しキャラクター。 弱攻撃3が「どんけつ」、上強攻撃が「ねこパンチ」、下強攻撃が「かかとげり」、横スマッシュ攻撃が「地獄突き」、前空中攻撃が「脳天チョップ」に変更された。スーパージャンプパンチが真上に上昇するようになった。新技として「ロケットずつき」に似た「ルイージロケット」を習得。 モーション等もどんどん差別化されて行き、更に【ドクターマリオ】も登場した事によりマリオの類似キャラという認識は薄れている。 地上での滑りやすさが上がり、滑りながら攻撃を繰り出す事も可能。 所謂「絶」とルイージの滑りやすい特性が非常マッチしており、異常な距離とスピードで常に滑りながら戦うという戦闘スタイルとなっている。 ルイージロケットには低確率で暴発して溜め無しでも、通常時の最大為以上の威力とスピードで突進することがあるという、非常にギャンブル要素が強い技。威力自体は申し分ないのだがあまりにも速すぎてランダムで発生するため、熟練プレイヤーでも中々制御できないという困りもの。 CPU操作ではドリルキックを多用するため妙に強く、CPU同士の対戦では乱闘させても重量級にすら勝ることも多いが、復帰時にルイージロケットしか使わず、低所でもスーパージャンプパンチは使用せず落ちていく。 「アドベンチャー」モードではキノコ王国-1で特定条件を満たすと、キノコ王国-2でマリオの代わりに彼のムービーが挿入され登場する。 本作以降は「緑の人気もの」という肩書が使われるようになったが、永遠の二番手がハマりすぎているため知名度はあまりない。 【大乱闘スマッシュブラザーズX】 隠しキャラクター。テクニカルなマリオに変わりバランスタイプになっている。重量は「97」に減少した。 最後の切りふだは謎のフィールドを出す「ネガティブゾーン」。完全にネタ技だが範囲はかなり広く、様々な状態異常をライバルにかけ続けることで大幅に弱体化させられる強烈な技である。 それ以外の性能はと言うと常時滑りながら攻撃するという、色物極まりない戦い方をしていた前作に比べるとかなりスタンダードなものになっており、搦手ばかり目立つようになったマリオに比べるとむしろこちらの方が初心者向けと言う声も。 ただし絶がなくなったことで普通にダッシュすることが増えたため、自殺技である「ぽこぽこパンチ」が暴発しやすくなったことに関しては注意が必要。 「亜空の使者」ではあまり出番はない。最初は【ワドルディ】にビビりまくりデデデの不意打ちハンマーを受けてフィギュア化する。その後はデデデ城にて他のキャラクターと共にデデデから時限式のブローチを鼻につけられる。 【タブー】と戦えるファイターがいなくなった後に例のブローチによって【ネス】と共に復活し、デデデも復活させて「大迷宮」に挑む。デフォルトでタブーに挑めるファイターの1体。 公式サイトでは 「今回は“永遠の二番手”ではなく、あえて“緑の人気もの”と呼ばせていただきましょう!!」 とネタキャラ扱いするのを控えるような言い方をしているが、シャドーモセス島の通信ではAIなのか本人なのかわからない大佐に「永遠の二番手だな」「いわゆる日陰者」「兄に勝る弟などいない!!」と散々弄り倒されていた。 【大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U】 初期ファイター。本作から、向きによってモーションが左右反転するようになっている。一部の動作が原作に近くなった。 弱攻撃1が「ジャブ」、弱攻撃2が「フック」、下投げが「ヒップドロップ」、最後の切りふだが「オバキューム」に変更された。 また、本作からいじけるアピールにメテオ効果が付与されただのアピールが大幅に強化された。 「ぽこぽこパンチ」がようやく最後までヒットするまともなダッシュ技となった。 特設リングでの通り名は「緑の人気もの」。『DX』のフィギュア解説文やお知らせで使われている。「永遠の二番手」ではないらしい。 エンジェランドの天界漫才ではナチュレに永遠の二番手呼ばわりされるものの、「これだけのファイターがいる中で二番手なら相当の強者だろう」とフォローされていた。 【大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL】 隠しファイター。空中での下必殺ワザの「ルイージサイクロン」の上昇量が減少するなど復帰面が弱体化。 ルイージの代名詞でもあった「滑りやすい」という特性がなくなり、他のキャラと同様の慣性で止まれるようになった。 弱攻撃2が「ストレート」、上強攻撃が「ねこアッパー」、投げがオバキュームに変更。『ルイージマンション3』のモデルが先行採用された。 つかみ攻撃は「オバキュームショック」、前投げは「オバキューム投げ」、後投げは「オバキューム反転投げ」、上投げは「オバキューム釣り」、下投げは「オバキュームドロップ」。 つかみ動作では縄付きのキューバンショットを発射するが、空中で発射してもワイヤー復帰は出来ない。 オバキューム関連のモーションは左右反転せず、右利きのモーションになる。 本作の彼を象徴するのがファイアジャンプパンチで〆る即死コンボで、 なんと入力ミスさえなければ0%で掴みが成立した相手を確定で即死させられる。 アップデートで修正こそ入ったものの、即死コンボそのものがなくなったわけではなく、理論上はあらゆるファイターを掴みさえすれば即死させられる恐るべき超火力キャラと化した。 ただしこれらのコンボは難易度が高い上に0%付近限定であり、一度でも失敗すると正攻法で撃墜まで持って行く必要がある。 即死コンボ抜きにしても相当高い火力を持つが、ルイージサイクロンの移動力の低下もあって復帰面は比べて弱体化したため、 安定した高火力キャラだった前作に比べるとかなりピーキーな性能になった。 キャラランク的には中の上~上の下あたりに位置するという声が多いが、問答無用で即死まで持って行くプレッシャーが凄まじいため「ルイージだけは相手にしたくない」と語るユーザーも多い。 「灯火の星」では、「闇の世界」の「謎の空間」で解放可能。 ファイタースピリットのアートワークは『マリオパーティ8』のもの。 また、アタッカースピリットやサポータースピリットが幾つか存在する。 その他の作品 【テトリス】 対戦モードで2Pキャラとして登場。 【F1レース】 GB版にて、コース3でレースが始まる直前に登場する。 【ファミコングランプリⅡ 3Dホットラリー】 パッケージ等のイラストではマリオと彼が車に乗っている事になっているが、ゲーム中はほとんど画面に映らない。車の修理中のみ画面に登場する。(マリオも同様) ちなみにこのアートワークでは、作画ミスで右手が6本指になっている。『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』に【MONSTER】?名義で収録されたイラストでは修正済み。 【ベースボール】 GB版でUSA MODEのR-EAGLESに選手として登場。LUIGI表記。 【ゼルダの伝説 夢をみる島】 【ニワトリ小屋のおじさん】?がルイージと酷似している。本作の時点では「似ている」程度だったが……。 【ゼルダの伝説 夢をみる島DX】 上記のおじさんの服が緑色と判明し、ますますルイージに近づいていく。 【ゼルダの伝説 夢をみる島(Switch)】? 上記のおじさんが完全にルイージそのものと言えるほど近いグラフィックに作り直されている。 【ゼルダの伝説 時のオカリナ】 ハイラル城の中庭にて、出入り口から右の窓を見ると奥に絵が飾られている。アートワークは『マリオカート64』のもの。 【ゼルダの伝説 時のオカリナ3D】?には無い。 【星のカービィ スーパーデラックス】/【星のカービィ ウルトラスーパーデラックス】 【デデデ大王】戦、かちわりメガトンパンチの背景に登場。 【零 ~月蝕の仮面~】? 【麻生海咲】?のクリア特典のコスチュームの中に、ルイージの服がある。交換できるポイントは50000点で、海咲のコスチューム全5種類の中では3番目に高価。 【Girls Mode 4 スター☆スタイリスト】 FANTANIAのつけヒゲに、彼のヒゲをモチーフにしたつけひげLがある。 ゲーム以外 【スーパーマリオくん】 序盤からパートナーの一人として登場することが多い。 マリオくんの歴史の中でキャラ変遷が最も激しいレギュラーキャラクターの一人であり、最初期は輪郭までマリオと同じ外見であったが64編辺りからヒゲのデザインがわずかに変わり、マリオパーティ2編付近でようやく今の二股のヒゲデザインと輪郭になった。性格も最初期はガッツリツッコミ役でマリオとヨッシーに比べれば常識人であり気も強かったが、ペーパーマリオRPG編(実際には直前のルイージマンション編)から原作の怖がりで臆病な設定が逆輸入され、現在ではボケキャラクターに徹する事も多い。 なお、今も昔も主役になることへの夢は消えていないのでマリオがいなくなるたび主役を主張して来ることがある。ただしルイージマンション編では苦手なオバケを相手にするので主役を降りたがっている。 【スーパーマリオ(本山版)】 レギュラーキャラ。やや控えめではあるが強気に出る事も多く、お調子者的なキャラ付けもされている。一人称は「おいら」。 この手のキャラのお約束なのか、やたらと洗脳される事が多いが、メインを張る場合もありそれなりに活躍の機会もある。 女性ファンが多いと自称している。 【スーパーマリオブラザーズ Vol.2 大魔王ネオクッパの挑戦】? 500年後の未来に飛ばされるが、飛ばされた先が偶然ネオクッパ城の近くだっただめ、門番の【メカクリボー】を全滅させて城内に潜伏しマリオを待っていた。(一度だけマリオを通信で激励した) 【スーパーマリオブラザーズ Vol.3 マリオ軍団出撃】? 老に授かったアーマー・ガン・ボムでマリオ・ピーチと共に戦った…ように見えたが実は出発前夜にエイリアンとすり替わっていた。 (選択肢によってはこの偽ルイージがマリオを聖剣で刺殺したりマリオとピーチをボムで爆殺したりする) 本物はクッパ戦の最中にピーチに救助されたが、エピローグで国王との謁見中に口を滑らせピーチに足を踏まれ絶叫するのだった……。 【スーパーマリオブラザーズ ピーチ姫救出大作戦!】 マリオの弟として雑貨屋を開いている。 金にやたらとがめつく、今で言うワリオのようなキャラ付けがされていた。 【スーパーマリオ 魔界帝国の女神】 本作では子供の頃にマリオに拾われた養子という設定のため純粋な兄弟ではない。そのためマリオとは歳が大きく離れており、フルネームはルイージ・マリオである。 マリオと共に配管工「マリオブラザーズ」を営んで暮らしている。 映画内においては実質的な主人公の立ち位置となっており、デイジーを助けるために無茶をする事が多い。 【ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー】 本作ではニューヨークのブルックリンに住んでおり、マリオと共に企業した配管工事会社で働いている。 ゲーム同様臆病かつ不憫で、頼りがない。だが他者を気遣う優しさを見せたり、落ち着かない兄を嗜めたりなど人の良さが目立つ。 異世界のダークランドに飛ばされた後はクッパに捕まり、ゲーム作品のピーチのような囚われの身のポジションとなっているが、本作ではマリオブラザーズはキノコ王国やクッパの事を何も知らない状態であるため、身内が囚われているという展開はマリオがクッパ軍団と対立する動機して自然な流れとなった。 実家では父親にマリオに巻き込まれてる指摘されてるが、ルイージは「僕は兄さんに巻き込まれただなんて思ってない」とはっきり述べるなど、兄弟愛は非常に強い。 自由の身だったマリオのようにアスレチックコースで特訓などはしておらず、あくまでも一般人と大差ない程度の身体能力しかないのだが、ブルックリンの最終決戦ではクッパのブレスが当たる直前にマンホールを盾にして、あと一歩で焼き殺されかけたマリオを必死にかばう活躍を見せる。 そしてマリオと共にスターの力を取得し、クッパ軍団を瞬く間に蹴散らし、クッパを要塞ごと叩きのめして騒動を締めくくり「マリオブラザーズ」の名に恥じない健闘ぶりを見せた。 【スーパーマリオブラザーズ しらゆきひめ編】? ほんの少しの登場であるが、ピンチのマリオの前に登場し、クッパに不意打ちを食らわせチャンスを作るかなりの活躍。 【Nintendo Switch Online】の紹介映像 セーブデータお預かりの紹介部分で登場。愛用してるSwitch本体がドッスンによってセーブデータごと破壊されてがっかりする場面がある。 息を吹きかけるような動作があったため、相当使い込んでいたものと思われる。 ただしこの壊されるシーンは、壊れてしまうことを考えていたマリオによる想像内だったため、実際には壊れていないと思われる。 能力・武器 詳細は「【マリオ】/能力・武器」のページを参照。マリオと違う部分を紹介する。 武器・使用技 ジャンプマリオ達より高いことが特徴。バタ足をして距離を稼ぐこともある。ただし、作品によっては差がないものもある。 ファイアボール『スーパーマリオアドバンス2』の「スーパーマリオワールド」ではマリオのものより少し高く跳ねる。『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』では緑色のものを出す。マリオのものと違い、跳ねずに一直線に進む。これは『マリオブラザーズ』の【ファイアボール】が元ネタと思われる。 スピンジャンプ パンチ キック スライディングキック ヒップドロップ『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』では『for』の下投げで繰り出す。『SPECIAL』では下投げ「オバキュームドロップ」の途中で繰り出す。 横宙返り バック宙 クルクルジャンプ『64DS』ではバック宙を使うと自動的に発動する。 壁キック『New スーパーマリオブラザーズ』から使用可能になった。 アイスボール スピン 前転 サンダーハンド『マリオ ルイージRPG』で使用。ハンドパワーを使って目の前に電撃を出す。『マリオ ルイージRPG1 DX』(本編)ではこれでも先制攻撃が出来るようになった。敵を「めまわし」状態にする事がある。 ブラザーアクション 『マリオ ルイージRPG』/『マリオ ルイージRPG1 DX』でのブラザーアクション ハイジャンプマリオの上に乗ってから一緒に高くジャンプする。 もぐルイージ/もぐりハンマーマリオがハンマーでルイージを叩いて柔らかい地面に埋め、一部の柵を通り抜けたり、マメなどを掘り出したり、樽の中に入る事が出来る。 感電移動/くっつきルイージがサンダーハンドでマリオを感電させ、平行移動が出来る。テレサ像を動かしてスイッチを入れる事も可能。 ブラザーアタック/スペシャルアタック 『マリオ ルイージRPG』/『マリオ ルイージRPG1 DX』でのブラザーアタック バウンドブロス彼とマリオが合体し、強力なジャンプで敵単体を攻撃する。アドバンスコマンド/DXアタックでは途中で彼とマリオが分離して2体の敵を踏める。敵が1体しかいない時は集中攻撃する。 ノックバックブロスハンマーでマリオを叩いてちびマリオ状態にし、続けてハンマーでマリオを打って敵単体を攻撃する。空中にいる敵にも当たる。アドバンスコマンド/DXアタックでは連続攻撃する事ができる。『1DX』では最大5回しか攻撃できず、攻撃対象もランダムになる。 タイフーンブロスハンマーでマリオを叩いてちびマリオ状態にし、マリオの上に乗って回転しながら敵へ突撃し、ハンマーで敵単体を攻撃する。攻撃対象を変える事も出来る。アドバンスコマンド/DXアタックでは最後に攻撃した敵を気絶させる事がある。『1DX』では最後の一撃のコマンドが入れ替わっている。 サンダーブロス敵の頭上へジャンプし、雷または電撃弾で敵全体を攻撃する。『1DX』では最後のコマンドを成功させても空中にいる敵に当たる。敵のDEFを下げられる。アドバンスコマンド/DXアタックでは電撃を纏わせたアッパーで敵単体を攻撃するが、敵のPOWも下げられる。 ブラザーアイテム トリオアタック ハンマーマリオに比べ使い慣れていないのか、すっぽ抜けてしまったり、自分を叩いてしまうこともある。 バッジ ブーツ オバキューム『ルイージマンション』等で使用。オバケやコインなどを吸い込む掃除機。『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』では『for』から最後の切りふだとして採用。『SPECIAL』では投げにも使用する。 『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』のワザ ファイアジャンプパンチ至近距離でスーパージャンプパンチを当てると発動。炎を纏ったアッパーカットで大ダメージを与える。恐らく【ケン・マスターズ】の炎の昇龍拳が元ネタか。 ぽこぽこパンチ目をつむりながらぽこぽこ叩くダッシュ攻撃。なんだかヤケクソ気味に見える。 ルイージサイクロンマリオの「マリオトルネード」に似た下必殺ワザ。くるくる回転する。『DX』までは単発ヒットしかせず、当たった時点で纏まったダメージを与えてぶっ飛ばす性能だった。『X』からはマリオの「マリオトルネード」が空中攻撃下に変更されたためなのかは不明だが、単発ヒットから連続ヒットに変更された。 アピール(下)いじけて小石を蹴るアピール。実は攻撃判定があり、それも非常に強力なメテオになっている。 ルイージロケット『DX』から使用する横必殺ワザ。【ピカチュウ】の「ロケットずつき」に類似している。1/8の確率で暴発し、凄まじい威力と推進力になる事も。 地獄突き『DX』から使用する横スマッシュ攻撃。どういう訳か手刀攻撃をする。 脳天チョップ『DX』以降の前空中攻撃。頭上から片手を素早く振り下ろす。 ネガティブゾーン『大乱闘スマッシュブラザーズX』で使用する最後の切りふだ。謎の黒いフィールドを展開し、中に入っている者達を大きく弱体化させる。ほぼネタ技のような風貌だが範囲が広く、かなり強力。 変身 スーパールイージ ファイアルイージ『スーパーマリオアドバンス2』では、投げるファイアボールの性質が異なる。 しっぽルイージ『Newスーパーマリオブラザーズ2』以降はキツネ耳とキツネの尻尾になる。 カエルルイージ タヌキルイージ『スーパーマリオブラザース3』及びそのリメイク作品のみ。 キツネルイージ『スーパーマリオ 3Dランド』以降の作品で、ルイージ専用。能力はタヌキマリオと同じ。東洋水産(マルちゃん)の「赤いきつね」と「緑のたぬき」の逆バージョンとされている。 ハンマールイージ マントルイージ『スーパーマリオアドバンス2』では、飛行時の上下移動がマリオより少し速く、より高く上昇する。 風船ルイージ/バルーンルイージ はねルイージ『スーパーマリオ64DS』のVSモード専用の変身。 透明ルイージ マメルイージ コウラルイージ 巨大ルイージ ハチルイージ オバケルイージ自身が苦手なテレサに変身するものの、怖がるなどのデメリットは無い。ただ、テレサは近寄ってくる。 バネルイージ アイスルイージ レインボールイージ フライングルイージ プロペラルイージ ペンギンルイージ 雲ルイージ ゴロ岩ルイージ シルバールイージ身体は銀色だがゴールドファイアボールを投げる。 ムササビルイージ Pムササビルイージ ネコルイージ まねきネコルイージ ビルダールイージ スーパーボールルイージ ゾウルイージ アワルイージ ドリルルイージ おもなセリフ 兄さんの やくにたちたい『スーパーマリオRPG』の星のふる丘にあるルイージの願い事と思わしきもの。ゲーム内におけるルイージの初セリフであり、今後のルイージの方向性をしっかり定めたようなものである。なお、説明書ではもっと喋っている。EDではパレードの先頭を担当する形で実際に役に立てた。 まいったか ディメーン! にいさんの手を かりなくたって オマエくらい たおせるんだからな! 『スーパーペーパーマリオ』のステージ8-3で、ディメーンを倒した後のセリフ。ちなみにフェアリンの力も借りていない。 そうさ… ボクたちの 生きる道は ボクたちが きめる! ボクたちは あきらめない!! オマエなんかの スキに させるもんか!!! 『スーパーペーパーマリオ』のステージ8-4で、ノワール伯爵との戦いの途中で彼が戻って来た時のセリフ。ピーチの「世界を守る」発言に続けて言う。 ひぃぃ~! 助けて~~!!『スーパーマリオギャラクシー』のファントムギャラクシーにて。マリオを見かけるなり滅茶苦茶怯えて助けを求める。この時は「マ~リオ~!!」とボイスを発する。たとえプレイヤーがもう一人のルイージだとしても。 オバケ! ひぃぃぃ!!同上。オバケマリオを見かけ、マリオと気付かずにビビりまくる。 兄さん、やっと来てくれたんだ!キノピオ達と はぐれて 大変だったんだから!でも、一つだけ パワースターを見つけておいたよ! ちょっと見直しただろ?!同上。見栄を張っているが散々ビビった姿をマリオとプレイヤーが忘れることはないだろう……。 あれっ、ボクが もう一人?!まあでも 世界には 自分に似てる人がいるっていうし、細かい事は いいか!そうだ パワースターを見つけたんだ!これ、持って行こう!同上。ルイージを操作している場合の台詞。細かい事なのか……? やぁ 兄さん!クリアできない時はボクのお助けパーツを使うといいよ。『スーパーマリオメーカー2』のストーリーモードにて、同じコースを3回連続でミスすると、ルイージがこのセリフと共に登場する。そのコースで固いブロックやパワーアップアイテムが配置できる「お助けパーツ」が利用できるようになるのだが、自力でクリアしたい人にはうっとおしいと話題になったことがある。 説明文 今回も いろんないみで 大かつやくの マリオの弟 ジャンプ力が あるのが ジマン ミドリ色のふくは あいかわらず このカードを もっていると ルイージのこうげき力が 2倍になるぞ!『スーパーペーパーマリオ』でのカード説明文。 元ネタ推測 NOAの社員が彼の名前を決める時に『ブルーノ』『ジーノ』『ロメオ』『マティーニ』等の候補名が挙げられていく中で、「語感が良いから」「マリオに対して一番そばにいておかしくないイタリア人の名前」という理由で『ルイージ』と決まった。そのため、多くの説として流布している『宮本茂が「マリオの“類似”だから『ルイージ』で良いのではないか」と言ったため』というのは、後付の通説。 関連キャラクター 【マリオ】 【ミスターL】 【デイジー】 【ワルイージ】 【オヤ・マー博士】 【キングテレサ】 【ディメーン】 【クッパ】 【ルイージコング】 関連マシン 【スタンダードカート】 外部リンク ルイージの年~THE YEAR OF LUIGIルイージの生誕30周年を記念にして作られた特設サイト。 関連商品 コメント テレサなどのオバケが苦手という設定は、マリオRPG系やルイマンシリーズ以外ではそんなに見られない(アクション系マリオシリーズにこの設定が反映されていたらゲームのテンポが悪くなる)。 - L-24 (2020-11-05 21 50 40) 「マリオオープンゴルフ」の項目に書いてある「本作以降は声が低くなった。 」は、別の項目の物が間違って紛れているんですかね?(「マリオオープンゴルフ」にボイスは無い。) 直そうにもどの項目が正しいのかちょっとわかりませんが・・・ - 名無しさん (2021-10-24 21 19 42) 失礼、マリオゴルフ64のところに書くべきものを作る時に間違えてたので直しました - よしこう (2021-10-24 21 25 27) 名前 全てのコメントを見る
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前ページ次ページジ・エルダースクロール外伝 ハルケギニア 54.探求者たるもの アニエスがヴァルハラ、もしくは月影の国へ逝きかけている頃、ルイズはアカデミー近くの草原にて、 呪文を繰り返し唱えていた。爆発が起こったかと思えば辺り一面が白銀に染まり、 それに驚く間もなく、嵐と見まがう大きな竜巻がいくつも発生しだす。 「疲れた?」 「平気!」 物に釣られたルイズの精神力はあり余っている。いつだってそういう状態ではあるが、 やる気になっているからか、更に凄いのだ。 髪をかきながら、その場で錬成したイスに座っているエレオノールは、 同じく錬成した机に置かれてある羊皮紙に、何かを書いている。 伝記や伝説、特に神様がどうの、始祖がどうのといった物語にしか存在しない「虚無」の系統。 ちゃんとしたデータが全く無いので、とりあえず「虚無」の使い手はどのように系統魔法を使えるのか、 エレオノールはそこから調べることにしたのだ。 「……予想以上ね」 力をコントロールしきれていないのか、見慣れた爆発こそ起こすものの、 ひとたび成功すればその力はスクウェアの遙か上を行く。 エレオノールは全く信じていない神に感謝した。 とても面白い研究対象を提供してくれてありがとう、と。 「あとは祈祷書の解析ができれば……」 祈祷書の中身が分かって、ルイズが唱えることができたなら、 「虚無」の系統は再びこの地に蘇る。 失われた系統の復活、なんと素晴らしき響きだろうか! 別に名声を得たいとかそんな理由ではない。 研究者として真理の探究をしたいと思う気持ちがエレオノールを高ぶらせている。 エレオノールは今まで妹たちのために時間を費やしてきたが、 もう自分のために時間を費やしても良いよねと思った。 もちろん、本来の仕事をほっぽり出しているのだが大丈夫。 元々スクウェアクラスは、一つの国に四系統がそれぞれ二人か三人ほどしかいない。 アカデミーとしては彼らに実験の協力を願いたいことも多々あるが、 大抵気むずかしく、断られることが多い。 そんなところに全ての系統がスクウェア以上に扱えて、基本的に断らない、 というより喜んでその身を貸し出す身内の妹が現れたらどうするだろう。 よろこんでその子が使えるかどうか調べといてと言うに違いない。 最後の手段として家名を出すという方法もある。アカデミーの体質が変わってから、 ヴァリエール家がスポンサーの一つになっているのだ。 「ところで、ミス……」 私は何をすればいいのでしょうか?隣の地べたに座るマーティンが小さな声でたずねた。 エレオノールはあ、と気の抜けた声をあげる。すっかり忘れていた。 研究者は、自分のこだわること以外はすぐに忘れてしまうのだ。 「え、ええ。ところで、ずっとルイズを見ていたあなたに聞きたいのだけれど」 「なんなりと」 「いつもあんな感じなのかしら?」 「いわゆるスクウェアクラスの呪文以外は、大抵失敗します。 ですが、「錬金」のようなスクウェアクラスに対応する呪文は、 あのように成功しますね」 黄金の草が辺りを輝かせている。エレオノールは思わず笑った。 「錬金で作られた鉱物とか宝石類の価値が暴落するでしょうね。妹ながら末恐ろしいわ」 「ですが、ルイズはそんなことをするつもりはないでしょう」 率直な感想だった。自分の力を知ってから、ルイズは自信を持てるようになった。 自分の力の凄まじさに振り回されてはいるが、決して人を不幸にするために使う気は無い。 まだ立派な貴族にはほど遠いが、その卵にはなっている。マーティンはそう考えている。 「おだてたら調子に乗る子なのだけれど。あなたのようなしっかりした人がいてくれるなら安心そうね」 自分よりずっと年上の男を見て、エレオノールはそうこぼした。 ルイズからは元々メイジで、色々あって司祭になったと聞かされていた。 なにかもめ事でも起こして俗世から身を退いたのだろう。 そう想像していたが、どうしてなかなか信頼のおけそうな人物だった。 単純にシロディール人特有の才覚がそう見えさせているだけだが、 エレオノールがそれに気付くはずもない。 「まぁとりあえず一通り呪文の効果は書き記したし、日も暮れてきたわね。 とりあえず、今日はここまでにしましょうか」 エレオノールはルイズを呼ぶ。一旦調査を終えてみんなでアカデミーに帰っていった。 「ちょっと驚いたどころの話じゃないわね。まさかあそこまで凄いだなんて」 夕食を取るエレオノールは、ニヤニヤしながら今日のことをカトレアに話している。 食堂のテーブルには姉妹三人が仲良く座っていた。マーティンとシエスタは、 使用人の部屋で夕食を取っている。 「姉さまったら、ずいぶんと嬉しそうね。ルイズが魔法を使えるようになったの、そんなに嬉しいの?」 「違うわよ。ルイズの系統が凄いって言っているの」 「ふうん……ねぇルイズ。あなたが眠っているとき、姉さまに魔法が使えるって言ったら……」 「あ、こら!」 顔を赤くするエレオノールに途中でさえぎられる。カトレアはやはりころころと笑った。 「聞いたとき、姉さまはなんて言ったの?ちいねえさま」 「それはね……」 「いや、やめて!」 カトレアはやはり笑っている。いいおもちゃを見つけたらしかった。 「姉さまがこう言っているから、本人から聞いてね」 「……つねるわよ」 ルイズは恐れおののきながら、ゆっくりと首を縦に振った。 「よろしい。まぁあなたもちゃんと貴族らしくなれてほっとしたわ。まぁ問題もあるのだけれど」 「まだちゃんと使えないけれど、たくさん練習しますわ!今までの分も」 「いや、そこじゃないでしょ……」 「へ?」 エレオノールはルイズの耳元に顔をよせた。アカデミーの使用人たちが周りにいる。 「あなた「虚無」なの。分かる?「虚無」の系統よ」 ルイズはコクリと頷いた。 「一つ聞きたいけど、このことはどれだけの人が知っているの?」 「姉さまたちとマーティンと、タルブの村の人たちのいくらかに、そこに居合わせた友達くらい。 みんな口は堅いから大丈夫よ」 エレオノールは眼鏡をあげてまたたずねる。 「学院の人たちには?」 「何も。だって、それでおべっか使われたりされたら嫌ですもの。私はメイジとして認められたいの」 「あら、まぁ。成長したのね」 マーティンの言っていたことはあながち間違いでもないらしい。 昔の妹だったら間違いなくこれを言いふらしていたに違いないだろう。 それほど、認められることに必死になっていた。 それに比べると、今はとても落ち着いているようにも見える。 妹の成長を嬉しく思いながら、エレオノールは念を押す。 「まぁ、あなたもそれの何たるかは多少なりとも知っているでしょう? ハルケギニアの大抵の国は、始祖が神より授かった奇跡である魔法、それを使える人を貴族としているの。 そんな世界で、伝説の系統が見つかったなんておおやけになってみなさいな。 面倒なことになるわよ。調査なら私が楽しいだけだから良いけれど」 「……」 神より授かった、と言われてルイズは何とも言えない気持ちになった。 祈祷書によるとブリミルは神から力を奪ったらしい。 どうやって奪ったのかは知らないが、今のブリミル教の言葉よりも、 それが真実を語っているような気がしてならない。 いや、むしろそれを隠すために今のブリミル教やそれを信じる国々ができたのではないだろうか? 「ルイズ?どうしたの」 下を向いて深刻な顔で何か考えるルイズを、カトレアが心配そうに見つめている。 「あ……なんでもないのちいねえさま。姉さま、一つ質問していい?」 「なにかしら?」 「平民に杖を持たせたら、魔法、使えるようになるの?」 エレオノールの体は固まった。ルイズを見る視線は何とも言い難そうで複雑なもので、 とりあえず一息ついて、自分を落ち着かせて再びルイズを見る。 「……やぶからぼうにどうしたの?」 「祈祷書に書かれていたことが、今のブリミル教の言っていることと違うの。 魔法の解釈だって、ブリミル教の教えとは違う気がして」 「始祖がこの地にやってきて6000年以上経つのよ。主義主張が変わってもおかしくはないわ」 「でも、聞きたいの」 やけに真剣な眼差しのルイズに、エレオノールは頭をかいて一つため息をついた。 「とりあえず、食事を済ませてから。私の研究室で話してあげる」 これはつねって終わらせてよい話ではない。きちんと話そうとエレオノールは思った。 とりあえず、また和やかな夕食の時間となった。 アルビオンの地下奥深く、白い大理石のような石で造られた遺跡の中に足音が響く。 その足音は二つだけ。アクアマリン色のウェルキンド石に照らされているのは二人。 備え付けの燭台から放つ青白い光に、黒いローブを着たマニマルコと、 それなりに派手な格好のイザベラが照らされている。 「さっきの、すごかったねぇ。いきなりトゲトゲの付いたのがこっちに来るんだもの」 「……そうだな」 マニマルコは不愉快だった。遺跡に罠はつきものだが、 深部にたどり着くまでに、スケルトンを全てダメにされたことが腹立たしかったのだ。 私の作ったスケルトンが、ああも簡単に壊されるとは。 ぶつぶつとマニマルコは歩きながら苛立たしげに呟いていると、 自分のローブの裾をイザベラが引っ張りだした。 その表情から察するに、どうやら何度も声をかけていたらしい。 「あっち」 指をさしている方向には扉が見える。いかにも何かありそうな、他のものとは違う装飾が施されていた。 「……ふむ」 扉に手をかける。鍵はかかっておらず、すんなりと開いた先から白く輝かしい光があふれ出す。 ウェルキンド石よりも希少で、白く、そして通常よりも遙かに大きなヴァーラ石が天井から吊されていた。 ウェルキンド石と共に、古代のシロディールを支配していたエルフが使っていた物が何故ここにあるのか? 考えても仕方ない。マニマルコはとりあえず扉から辺りを見渡す。 部屋の中は密室でそれほど大きくはない。天井は少し高く、中程に立つ四つの柱で仕切られた中央に、 ヴァーラ石が吊されている。白く輝く星の石の真下には銀色の台座が備え付けられていて、 その上を人の頭ほどはある黄金の球体が浮かんでいた。 「なんだ、あれは」 マニマルコが部屋の中に入り台座に近づこうとすると、突然青い閃光がどこからかマニマルコに放たれた。 うかつだった、罠か。そう思う間もなくマニマルコの近くに閃光が突き刺さる。 稲妻は大きな音を立てて霧のように消え去った。 「マニマルコ!」 イザベラがあわててマニマルコに駆け寄った。マニマルコが無事を伝えると、 魔法が放たれた辺りをざっと見回す。何故か、懐かしい腐敗臭がした。 「……その青い髪は人か?だが、何故精霊の力が使える?」 柱の影からしわがれていて、どこか冷たさを感じさせる声が聞こえた。 マニマルコは納得したような、さらに疑問が増えたような声で呟いた。 「こんな所で同輩に会えるとは、やはりこの地はエルノフェイなのか?」 遙か昔、エルフはエルノフェイと呼ばれる大地からタムリエルに移住したと伝えられている。 いくらかのウッドエルフやハイエルフたちによると、それは神の国エセリウスのことで、 故に自分たちはエイドラに近い存在である、と主張している。 そこにはボロボロの赤いローブを纏い、大きな杖を持つミイラが浮かんでいた。 魔法力がその周りに雲散し、緑色のオーラとなって噴出している。 眼球が存在しない顔を向ける様は、大抵の冒険者を震え上がらせるだろう。 その力は強大で、冒険者にしてみれば、できれば会いたくない相手。 正しく最強のアンデッドであるリッチがそこにいた。 「汝ら去ね!例えサーシャとあの男の血を受け継ぐ者であろうとも、この地に入ることは許されぬ。 霊峰の指を無視してなお留まろうとするのであれば容赦はせん!」 激しているリッチは杖を向けてマニマルコたちを威嚇している。 マニマルコは、冷めた目でそれを見ていた。 「死霊術師が墓守か……」 それは奴隷か、愚かな古代の王共がやることだろうが。マニマルコは杖を向けて威嚇するリッチに怒りの目を向ける。 体を変えてもなお生きる彼の目的はただ一つ、真理の探究である。 メイジが善や悪といった「どうでもいいこと」を考慮して研究するかどうかを決めるのが大嫌いな彼にとって、 今目の前にいるリッチは、存在そのものが許せない。 「真理の探究を忘れた愚かな先祖よ!お前の魂は、俺が有効に使ってやる」 長い黒髪が妖艶な、美しい女性の体から魔法力がほとばしる。 それに呼応するように、イザベラが両手から炎を出しながら口をつり上げて笑う。 「最近戦いがなくて暇でさぁ……派手にいくよぉぉぉ!!」 「待て、イザベ――」 爆裂と破砕する音が辺りにこだまする。リッチに確実に当てたはずの炎の塊が、 どういうわけかイザベラに当たったのだ。全身にひどい火傷を負ったイザベラは、 叫びながら辺りを転がり回っている。 リッチとはメイジがその力を持ったままアンデッドと化した存在であり、 そのため魔法に対する耐性が非常に高く、時には魔法そのものを跳ね返してしまうこともある。 マニマルコはとりあえず魔法耐性上昇の呪文を唱えようとしたのだ。 なにせ相手は6000年前のエルフ。自分もリッチとはいえ、古代のエルフの魔法力に敵うはずがない。 強敵との戦いは、まず能力を上げる魔法を唱えることが勝利の秘訣である。 「いたい、いたい、いたい、いたい」 「哀れな」 リッチは全身に火傷を負い、肌を真っ黒に焦がしたイザベラを見て悲しそうに首を横に振った。 どうやら好戦的な性格ではないらしい。 「分かったであろう。人間の皮を被りし者よ、今すぐにその人間を連れて去ね」 「やはり、お前は愚かだ」 マニマルコはせせら笑ってリッチに答える。リッチはマニマルコに杖を向け、 脅すようにうめいた。 「いたいよう、いたいよう……」 泣いているイザベラの体が音を立てて治っていく。回復の魔法ではなく、 死霊術特有の力で自己修復している。焼けただれた皮膚があり得ない早さで元に戻っていく。 「その娘も既に俺と同じだよ」 「なんと……外道が!」 その一言に、マニマルコは怒りを露わにする。 「道を外したのはお前だろう!命題たる真理の探求を忘れ、この地で年月を無駄に過ごしたお前に言わる筋合いはない!」 「そんなものより、守るべきことがあると知った!それは――」 マニマルコが大声で笑い、リッチの言葉を遮る。 「当ててやろうか。愛か友情か、それとも憐憫の情か……くだらん、全て一時の愚かな気の迷いにすぎん!!」 「否!それこそ我が守るべき理由、この「ミョズニトニルン」があの男に従った理由なり!」 リッチの手から炎が現れる。マニマルコに向かって投げつけようとしたその時、 その腕を誰かが掴んだ。 「いたいんだけどさぁ……もの凄く痛いんだけどさぁ……」 額に青筋が浮かぶイザベラが、そのまま勢いで腕をへし折った。 リッチが驚いていると、目を真っ赤にして憤怒の表情のイザベラが叫んだ。 「いたいんだよぉぉぉぉ!」 「ぬぅぅっ!」 リッチへ次の一撃を決めようとイザベラは感情のおもむくがままに腕を動かす。 その一撃はリッチの鳩尾を砕いたが、その程度で活動を止めはしない。 「哀れな娘よ……そうまでして力を求むるか」 「あわれ、だってぇ?」 イザベラがリッチの胸ぐらをつかんだ。怒りが消える気配も無く、 素に戻って思い切り叫んだ。 「わたしはあわれなんかじゃない!!わたしはエレーヌよりも上手に魔法が使えるようになったんだ! もう誰にもわたしを笑わせない誰にもおろかだとおもわせないだれにも……」 イザベラの憔悴しきった表情を見てようやくリッチは気が付いた。この娘は自らではなく、 そこにいる人間の体に入ったエルフによって、人間をやめさせられてしまったことを。 リッチはマニマルコに吐き捨てるように言った。 「このような、このような娘に術を施すなど……」 「質が良くなった。悪くない選択だろう?ミョズニトニルン」 自分の額が見える位置まで、マニマルコは近づいた。リッチに眼球があれば、目を丸くして驚いただろう。 「まさか、まさか!いかん、お前のような輩にこの地を、約束の地を」 リッチは力の限りもがき、魔法を放つがイザベラの力には全く効かない。 マニマルコがとても楽しそうに歌でも歌うようにささやく。 「イザベラ、もう壊してかまわん。それでは後は我々に任せてくれ。愚かしき先任者よ」 リッチの体は破砕され、その魂は天に昇ろうとする。 「ああ、聞きたいことが山ずみだった。しばらく俺の側にいてもらおうか」 だが救済が訪れることは無いだろう。蠱の王は謎の部屋と、その鍵を握る魂を手に入れた。 夕食は終わり、後は寝るだけとなったルイズたち。 エレオノールは、自分の研究室にルイズだけを呼んでさっきの話をすることにした。 「……そうね。大昔から平民への魔法が使えるかの調査は法律で禁止されているわ。 ちなみに、ゲルマニアでは建国した時から元平民が杖を所有することを原則として禁じているわね。 上の位になれたら持ってもいいみたいだけど、不可能でしょうね。 あの国は夢を売り物にしているけど、その中身は結構悲惨みたいよ?」 ゲルマニアでは成り上がって貴族になれる。とても魅力的で甘い話だが、 そんなにうまい話があるはずもない。自由に階級移動ができるということは、 自分の位を上げるよりも、下げる方が簡単だということだ。 「つまり、そういうこと」 「じゃ、じゃあ、平民も……」 「多分使えるんじゃないかしら。試したことはないけれど」 「どうして?」 男の貴族が近所のきれいな平民を囲ったりするのは、ルイズでも聞いたことがある。 そうして生まれた子供やその子供は、やはりメイジとしての能力を持つのだろうか。 「それをおおやけにすると、あなたが「虚無」だっていうこと以上に大変なことになるからよ。 いくら私が研究者だと言っても、ちゃんと分別するだけの脳みそはあるわ。 あなたのことが分かっても、まぁあなたが祭り上げられるだけで済むけど、こっちはそうはいかないの」 ルイズはきょとんとした。 「でも、平民たちが魔法を使えて便利になるだけじゃないの?姉さま」 エレオノールは頭をがくっと下げる。ここか。ここがネックか。エレオノールはルイズのダメな所をまた見つけた。 正論すぎるのだ。確かにどちらかと言えば正しいのだが。 「そりゃ、平民たちは大喜びよ。別に貴族になれなくたって、 魔法が使えるって分かれば色々な仕事が楽になるのだから。 揉めたりはするでしょうけど些細なものよ。 貴族に逆らって良いことがないのは分かっているでしょうし。 問題は地方領主とか僻地に住んでいる貴族たちや、 色々あって貴族をやめさせられたメイジよ」 ルイズはまた首をかたむけた。ああ、とエレオノールは額に手を当てる。 やっぱりこの子は知識に基づいている。現実的な悪いところが見えていない。 「いい、ルイズ。やっかいごとを起こすのは下々の人間じゃなくて、知識階級の人間よ。 みんながみんな、王家に心から忠誠を誓っているわけじゃないの。 魔法が実は誰でも使えるものでした。だなんて分かったらそんな連中が何をしでかすか分かる?」 「……わかりませんわ」 実際、さっぱり分からない。ルイズは今までずっと魔法を使いたいと思って生きてきたこともあって、 魔法の恩恵ということは人一倍理解しているが、それがもたらす影響については、 あまり分からないのだ。 「平民たちを上手く利用するでしょうね。ただの兵士にするよりも、 メイジになる方が簡単で強いし、お金もそこまでかからないわ。 それでそいつらを組織して、王家に取って代わろう、なんて奴がいると思うのは私だけかしら? 少し冷静に考えれば平民だっておかしいと思うのだけれど、甘い話には誰でも引っかかるのよね」 こほんと咳払いして、エレオノールが勇ましく歌うように口ずさむ。 「平民の魔法の使用は王家が法律で禁じていた。悪い王家は君たちを苦しめるだけだ、今こそ変革の時、 共に自由を掴もうではないか。こんな馬鹿げた話でも繰り返し聞いていると、 その内なんの疑いも持たずに信じてしまうのよ」 案外人って単純なのよ。エレオノールは真剣な表情で聞いているルイズにそう言った。 「そうして方々の平民に魔法を教えて、王家やその周りの大貴族を中心に反乱を起こすように仕向けるの。 平民たちは自分たちが世界を変えるとか思っているだろうけど、単に踊らされているだけ。 彼らだけで王軍に勝てるとは思えないし、もし反乱が成功したとしても、 王家の権利を欲した連中が平民に多少なりともそれらを渡すと思う? 最終的にそいつら同士で仲違いを起こして、ハルケギニアはさらに血にまみれるでしょうね」 理想はもろくも崩れ去り、残るは利権を貪る醜い者たちのみ。権力争いなんてそんなものである。 隙あらば牙を向ける輩は、どこにでもいるものだ。 ルイズはそんなことになるだなんて考えもしなかった。 「魔法が平民に伝わることは、 ハルケギニアの各地で争いが起こるきっかけになることは間違いないでしょう。 レコン・キスタとか目じゃない規模のね。一番怖いのはロマリアよ。 魔法は神の奇跡で、選ばれし者のみが扱えるって教えていたのはあの国じゃないの。 実は嘘でしたなんて分かったら、信者が減るどころか平民が怒るわよ。 それでトチ狂って聖戦とか言い出したら、この世界終わるわね」 そこまで言われて、ルイズはようやくはっとした。でも、どうしてだろう。 なぜ本当のことが明らかになっただけで争いが起こるのだろうか。 「なにか言いたそうね」 エレオノールは自分が言いたいことは伝わったらしいと感じた。 ルイズは下を向いてたずねる。 「どうして、みんなが使えるようにしただけでそんなことになるの?便利なのに」 しょんぼりしているルイズの頭をなでて、エレオノールは呟くように答えた。 「便利な力を神様からもらった力だといって崇めさせたからよ。 今の世の中は魔法が使えるかどうかで全てを決めてしまっているの。 だから今更使えるようになりました、とか言ったらてんやわんやの大騒ぎになるの。 平民は平民として生きるのが幸せなんだから、魔法が使えなくたっていいんじゃない? 私は使える側の人間ですから、そう思いますけれどね。あなたは……」 そのままエレオノールは何か言おうとして、口を閉じる。少し間をおいて、 ルイズに優しく語りかけた。 「あなたは自分で考えなさい。 悪いと思ったら、それをどうするか考えて。ただ、魔法が使えると広めるだけなら、 今の方が誰にとってもマシということだけは覚えておくのよ」 ルイズはなんとも言えなさそうに頷いた。 国は人がいなくちゃできん。だが、上に立つ者がいなければ国にはならん。 そこまで考えて、お前は上に立つ者をやっているのかね?あの老人に言われた言葉を思い出す。 きっときれいに考えるだけでは、全然やれない。ということだったのだろう。 全く考えていないんだわ、私ったら。ルイズはとぼとぼとエレオノールの研究室から出て行った。 前ページ次ページジ・エルダースクロール外伝 ハルケギニア