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15/01/26(月)10 30 14 No.11395408 del ■古都小路の哲学寮K■ アシュリー アイドルをしているゴスロリ少女 実は未来からやってきたロボ 学寮ではジャージ姿に眼鏡をかけてるが アイドルとのギャップがあるせいか気づく人が少ない またアイドルをやっているのは未来への仕送りのためである 時々兄貴のロボがやってきて少年の更生について議論を始める 住人を巻き込んで今日も騒動が始まる・・・
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♂♀の姿比較 ♀のみです。 色違いとの比較 黄色いチュリネ可愛いです。 進化の流れ 548:チュリネ ← 549:ドレディア(チュリネに「たいようのいし」を使うと進化) 戻る
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サード・センチュリー エキスパンション ~閃光の来訪者(foreigner)~ 『ディメンション・ゼロ』サード・センチュリーの最後を飾るエキスパンション。 シリーズ通算第12弾。 パッケージは長澤 真氏の「カタストロフ・ドラゴン」。 2008年7月26日発売。全100+1種類のカードで構成。 1パックあたりの配分はレアorシルバーレア1、アンコモン3、コモン6の10枚。 新能力「閃光」や、別のTCG「モンスターコレクション」とのコラボ種族「フォーリナー」、 合成付きベース等の新要素をふんだんに盛り込みつつ、 レジェンド入りするカードの性能を受け継ぐものが収録されている。 今回も強力コモンが目白押しだ。 0から始まるカードゲーム、君もここから始めよう! 内容 閃光の登場 ついに出た合成ベース 六門世界からの来訪者・フォーリナー推参 お手軽な2枚連動セットの登場 敵軍エリアでの攻防が熱い! この効果どこかで見たような? etc... カード一覧 ブゥン・ブーン ヴォルカニック・シューター 夜明けの凪ネト 雷光の魔炎ライトニング マスター灯篭ブレード 制圧戦鬼煉獄丸 沈黙のライブラ ファイア・ドラゴン 闘神アオバ カタストロフ・ドラゴン 背炎の陣 スカーレット・シャワー トロール流陽動作戦 コロボックル流ゲリラ作戦 花魁の櫛 異界のサキュバス イビルアイ・クレリック 拒絶時計アンタッチャブル? 演技する人形ナオ グリード・デイ? 吸血童子? 用心棒ラルフ 狂気の魔煙クレイジー 悪魔竜ヴァレフォール 鏡像の魔城 ダーク・リバイブ 秘められた勅命 鮮血の誓い サンダーラッツ キャバル・キャタピラー 異界のナーガ エビニンジャ ウォーターシャトル 海中散歩する魔女? ジャーニー・スピリット ギガント・クラブ 薬剤商人フェザント・レイ? 深淵竜メイルシュトローム セーブ・ポイント ワープ・ポイント? がんばれ、ちびっ子探偵団 探偵団vs女幹部 シルヴィアの竜姫 フォト・コピー 閃く鉄扇の乙女 トマト・ナイト? 聖騎士ホーリー・メイス? ルナ・パーク 犬闘士シェパード ブラストフェザー・エンジェル 威嚇する獅子 機械竜エスティタート 散り逝くバラ ミルキーウェー? ローゼン・メモリー ローゼン・クイーン 異界のフェアリー ドワーフ王国戦士団 カオスビースト・カプリコーン 変幻獣バブルケルピー? ラッパ・ドリアード 妖魔の狂戦士? 大巨人ティーターン 猿鬼アームストロング? 鰭竜城プレシオ タイタン・アルム バイオ・サーバー? プロジェクト・コドク? 自分が消えていく もう我慢できない 影を縫うミッドナイトエッジ 鬼哭神機ギルタブ 煙幕を張るスモークエッジ 鬼哭神機ダ・ヴィシュ アサルト・フォートレス ブリッツクリーグ 堕天使ムリエル 封じる時のフリーズクロック 堕天使アドナキエル 輝く時のクリスタルクロック 時空城砦 時空侵食 鎧闘士カニアイアン? マオ・バーマン 鎧闘士エビプラチナ マオ・オリエンタル ファイヤー・ウォール? ウイルス・パトロール ロサ・プリムラ トードライダー霊亀帝 トードライダー九尾狐? ロサ・ランブラー 聖女の丘 停戦交渉 変炎獣ゲルサラマンダー ファンシーカット・ルチル 変炎獣ゲルブレード ファンシーカット・ガーネット ティル・ナ・ノーグ 生命の焔 レアリティ別分布 シルバー 10種 レア 20種(うちゴールド5種) アンコモン 30種 コモン 40種 シークレット 1種 参考 カードセット一覧 参考外部リンク このwikiの外にリンクを貼る場合、以下のようにする wiki 疾風?
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Fジュリー・ザ・ピンボール CRFジュリー・ザ・ピンボールSF-T1 メーカー SANKYO タ イ プ 確率変動デジパチ 継続 回数 15R9カウント 賞 球 数 3&4&10&15 大当り確率 1/387.8 高確率時1/38.7 時 短 全ての大当り終了後100回 確率変動率 67%(2R確変含む)
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序盤は助けになるけど後半になると・・・ -- (ゆゆっくり) 2011-11-18 20 31 08
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「それは無理よ。」 彼女から言われたのは思いもよらなかった返事であった。 外界とは違っていくら行方知れずの人を探すことが難しいからといっても、 そう頭ごなしに言われてしまっては、何だか無性に腹が立つような気がした。 これがいつも冷淡で有名な博麗の巫女から言われたのであれば、まだそういうものだと諦めもつくのであろうが、 普段から良くして貰っている彼女からそう言われたので、余計にそう思ってしまったのかもしれなかった。 そんな僕の無意識の内の反感を感じたのだろうか、そのまま机の上に置いていた本を一つ取りページを捲り始めた。 余りにも冷淡なその行動に僕が彼女に言い返そうと息を飲んだ時、彼女が続けて僕に言った。 「大体一ヶ月も行方知らずの外来人が、どこかで無事に過ごしているとでも思っているの?」 「………。」 そう言われてしまっては言い返すことができない。 正論な、素晴らしく筋があるいは道理が通っている理屈であったが、人の感情を逆なですることにかけては、 その切れ味は真逆に働いてしまっているのであった。 僕の心の中でわだかまりがくすぶり、喉が焼かれたように気持ちが這い上がってくる。 「そうかい、それなら別にいいよ。」 彼女の助けを得ることを諦めて、図書館の外に出ようと紅茶を飲み干してから椅子を立ち上がった。 砂糖とたっぷりのミルクが入った紅茶は、今の気持ちに似つかわしくない程に美味しかった。 ここ暫く飲んだ事が無かった濃厚な甘みが神経を撫付けようとしてくる。それを振り払うように足に力を入れてドアの方に歩いて行く。 「どこに行くの?」 彼女が後ろから声を掛けてくる。彼女の何気ない、恐らく悪意はないのであろうがぶしつけすぎる質問に、 これから当てもなく幻想郷中を歩くことになることが思い起こされて、言葉が刺々しくなった。 「幻想郷のどこかさ。そんなにこの世界は広くはないらしいそうだからね。」 「呆れた…。飛ぶことすら出来ないのに?」 「座っているよりかはマシさ。」 どこかの動かない魔女よりは、というキツい言葉を飲み込んだのは、咄嗟の判断にしてはマシだったのかもしれなかった。 「あら、都会派な魔女よりはマシなつもりよ。監禁なんてしていない分には…ね。」 「…驚いたよ。読心術を使えるなんてね。」 「そんな大したものじゃないわ。ただの観察と推理の結果よ。」 そう言って彼女は本を閉じて机の上に置いた。凝った装飾が施されている重そうな本だった。 目的地が分かったことに元気づけられてドアノブを回そうとすると、ノブは錆び付いたように動かなかった。 何度もガチャガチャとノブを回そうとする僕に、彼女が声を掛ける。 「貴方、私の言ったことの意味が分からなかったのかしら?」 「よく分かっているさ。目的地が分かっただけでも上出来だ。」 目の前の扉が急に光ったかと思うと魔方陣が描かれていた。視界の端で青い光が動いたのが見え、 反射的に振り返ると、部屋の床一面にで魔方陣が作動していた。 素人目でも分かる程の複雑な呪文体系。どんどんとルーン文字の動きが速くなっていた。 「地面を這いつくばるだけの人間が、空を飛ぶ魔女みたいな存在に太刀打ち出来ると思っているとしたら…貴方、相当大馬鹿ね。」 「生憎、人間には意地があるものでね。」 精一杯の見栄を張る。ここから出る手段は無いのは分かっていたが、それでも引くことは出来なかった。 「残念ね…。安心して、死にはしないから。」 魔方陣の動きが止まると同時に、僕の視界がぼやけていった。 ----------------------------------------------------- 図書館のベットで目を覚ますと夕日が窓から差し込んでいた。 どうやら図書館で居眠りでもしてしまっていたのだろうか?ベットから起き上がると、隣で彼女が椅子に座っていた。 「すまない、どうやら居眠りをしていたようだ。」 「いいえ、貴方、妖怪に襲われていたのよ。」 -記憶はどうかしら-と彼女に尋ねられてみて気が付いたが、ここ暫くの記憶が無くなっていた。 「どうやら、そうらしい…。その妖怪は?」 「ええ、そっちの方は大丈夫よ。でも、暫く様子を見るためにここに泊まっていた方がいいわ。」 「すまない…世話を掛けて。」 「いいえ、気にしないで。そういえばこの人に見覚えがあるかしら?」 彼女が差し出した写真を見ると、顔の所が不自然に黒く塗りつぶされていた。 「うーん。こんなに塗りつぶされていたら分からないなあ。どんな関係の人かな?」 そう言って彼女に写真を返すと、彼女は掴んだその写真を指で軽くなぞった。すると一瞬で写真は灰になった。 「貴方が思い出せないのならいいのよ。思い出さない方が良いものも世の中にはあるんだから。」 そういった彼女の横顔はどこか悲しげであった。 感想 名前 コメント
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「ゆゆ!ゆっくりしてないにんげんさんがいるよ!」 夕暮れに染まる山を、私は歩いていた。 「なにもってるの!!あまあまさんだったられいむにちょうだいね!!あまあまさんをおいていったらゆっくりしないではやくきえてね!!」 私が手に持っているのはコーヒーゼリー。かつて、一緒に暮らしていたぱちゅりーが大好きだった物だ。 「どぼじでむじずるの゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛」 私はこの山に、そのぱちゅりーを埋めた。他ならぬ、彼女の願いであった。 今日、私達がこの山に訪れたのは、ぱちゅりーの墓参りをするためだ。 一週間に一度、休日を利用して私達はこの山を登る。彼女が永遠にゆっくりしたあの日から、それを欠かした事はない。 「むじずるじじいはゆっぐりじね゛ぇぇぇぇ!!!!」 私の頬を伝う涙は、私がまだ彼女の死を乗り越えていないからであろう。 彼女は聡明であった。ゆっくりらしからぬ程、聡明だった。 心の中では、いまだに信じる事が出来ない。何故。何故、彼女が・・・ 本当は判っている。死因は老衰・・・幸せそうに天寿を全うした彼女の死を、何時までもこうして引き摺り続けるのは、彼女への冒涜であることも。 だが、もう少しだけ、もう少しだけ・・・この悲しみに浸っていたい。 「じね゛ぇぇぇ!!ゆっくりできないじじいはゆっぐりじないでじね゛ぇぇぇぇ!!!!」 この、胸を締め付けるような苦しみに反して、私はどこか、愛おしささえ感じていた。 「ゆ゛ぅぅぅぅ!!!ゆ゛ぅぅぅぅぅ!!!!」 私が・・・彼女を愛していたという、証だから・・・ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「むきゅ、やっといなくなったわね。あのれいむ。」 そう言って顔を出したのは、彼女の娘であり、私の家族でもあるゆっくりぱちゅりーだ。 「れいむなんていたのか・・・。気が付かなかった。悪い事したな。」 「別にそうでもないわ。図々しい子だったし。」 「そうか、帰りにまた会う事があったら、前にお供えしたゼリーをあげないとな。」 「むきゅう・・・野生の子にそんな物をあげたら可哀想よ。舌が肥えちゃうわ。」 この子も、彼女に似て賢い。 血筋・・・ではなく、彼女の教育の賜物だろう。――何故なら、 「むきゅー・・・着いたのかしら?」 「ごめんなさい、ぱちぇ達が山を登れたら、お兄さんに運んでもらう必要もないのだけど・・・」 「むきゅ!少しなら私達も自分で歩けるわ!疲れたら遠慮なく言って頂戴!!」 彼女は、街で暮らす野良ゆっくりの群れのリーダーだった。 ・・・彼女達に出会った後に知る事になるのだが、彼女達は全員、賢いゆっくりだった。 それはもう、他のゆっくりとは比べられない程に。 「気にする必要はないよ。それに、もう着いたし。よし、みんな外に出てくれ、一緒にお参りをしよう。」 「「「「むきゅ!わかったわ!」」」」 彼女の他に成体が7人、それに彼女の娘を加えた計9人のゆっくりぱちゅりーが彼女の群れであった。 今、ここにはいない残りのぱちゅりーは、伴侶を見つけて嫁いで行ったのが2人。 ・・・娘を嫁にやる親の気持ちが判る。定期的に会う機会があるのだが、その度に幸せそうな姿を見られるのがせめてもの救いだ。 ・・・もう1人は、彼女と同じ様に、永遠にゆっくりしてしまった。 悲しい事故だった。・・・私は自己嫌悪する。 事故の事ではない。私は・・・2人の死を・・・比べている・・・。 同じ、ゆっくりぱちゅりー。 同じ、家族の様に一緒に暮らしてきた。 同じ、死。 同じ、 同じ・・・同じはずなのに 悼む気持ちは変わらない。 なのに、何故こうも。 彼女を想うと胸が苦しいのか。 何故・・・ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― あくる日の晩、私は、仕事帰りに空腹を満たそうと、飲食店を横目に街を歩いていた。 「ラーメン!・・・は昨日食ったばっかだしなぁ・・・牛丼・・・って気分でもないしなぁ。」 誰に言うのでもなく、独り言をつぶやきながら店を選んでいると、声を掛けられた。 「むきゅー!お兄さん!お腹が空いてるのならここでご飯さんを食べていかないかしら!」 見れば、透明な箱に入れられたゆっくり、と呼ばれる喋るお饅頭がこちらを向いてセールストークしている。 「・・・俺に言ってんの?」 「ええそうよ!お仕事帰りでお腹が空いてるでしょ!!ウチのお店でゆっくりしていってね!!」 ウチのお店?・・・そのゆっくりが乗っている台の横には"ゆっくりしていってね!キャンペーン中!!可愛らしいゆっくりがお客様を接客致します!!" と、書いた看板が立っている。下に小さく"調理・食材の管理は全て人間が行っています。接客するゆっくりは、全て清潔な固体です。ご安心ください。"・・・と注釈してあるが。 「へぇ~、珍しいな。ゆっくりが接客・・・ね。」 「むきゅん!とってもゆっくり出来るご飯さんなのよ!ぱちぇが保証するわ!」 上に掲げてある看板を見上げると、○スバーガーという文字が煌びやかに光っていた。 「ハンバーガーか」 「お兄さんは物知りね!今ならとってもお買い得なクーポン券も付いてくるのよ!!」 「ほほう、いっちょ前に客引き出来るじゃないか。よし!今日の晩飯はこの店に決めたよ。」 「むきゅ!!一名様!!ゆっくりしていってね!!」 ――ゆっくり、そう呼ばれる生命体がこの世に現れてから、十数年が経つ。・・・少なくとも、私の物心が付く頃には、いた。 ・・・というのも、ゆっくりの歴史についてなんて、自分で調べない限り分からないし、知る由も無い。 小さい頃、田舎に帰るたびに野生のゆっくりと追いかけっこしたっけなぁ。今思い返すと、泣き叫びながら逃げてたけど・・・子どもなんてそんなもんだ。 そんなゆっくりが、街でも姿を見かけるようになったのは何時からだっけ・・・ 確か・・・第一次ゆっくりペットブームが去った後に起きた、捨てゆっくり問題ってのを中学生の頃によくニュースでやってたから・・・ 十年以上前か。あの後、増えすぎた野良ゆっくりが、ゴミを漁ったり、家に侵入して荒らしたりする問題が起きて。 一斉駆除されたり、また流行ったりと色々あったな。 今じゃ、収まる所に収まったと言うべきか、程々にゆっくりを飼う人がいて、程々に野良ゆっくりを見かける。 増えすぎれば駆除されて、減ってきたら放置される。まるで犬や猫だな。 ・・・ただ、個人経営ならまだしも、チェーン店でアルバイト?をしてるゆっくりは初めて見た。・・・店長の趣味か? まぁいいや、と自動ドアをくぐる・・・ 「「「「「「ゆっくりしていってね!!!」」」」」」 ・・・びっくりした。いや、店員としてはやる気に満ち溢れていて大いに結構なんだけど・・・。 「お好きな席にお座り下さい。ゆっくりが注文を聞きに参りますので。」 店員に促され、首だけの会釈をしながら席に座る。 辺りを見回すと、そこらかしこにゆっくりが跳ね回っていて、なんというか・・・その・・・凄く一杯一杯だな・・・。 てっきり、そういう訓練を受けたゆっくりがいるもんかと思っていたが、そうでもないらしい。 外にいたあのゆっくりは、手馴れた雰囲気だったが。 「むきゅー・・・い、いらっしゃいませ・・・ご注文はなんでしょう・・・」 しばらく待っていると、足元にメニューを重たそうに頭に乗せたゆっくりがやってきた。 ・・・ゆっくりぱちゅりーだっけ?外にいたのも同じ奴だったな。 「ご苦労様。」 と、言いながら今にも潰れそうなゆっくりを机に乗せる。 「むきゅきゅ・・・ごめんなさい・・・」 謝られた。 「いえいえ、どういたしまして」 「メ、メニューです、ゆっくり注文が決まったら、ゆっくりよ・・・お呼び下さい・・・」 接客もたどたどしい、少し興味が沸いて、このゆっくりに話を聞いてみることにした。 「注文を決めている間、少しお喋りに付き合ってもらってもいいかな?」 「むきゅ・・・」 視線を逸らされてしまった。乗り気でなかったかな? いや、どうやら人間の店員を気にしているようだ。 「・・・サボってると思われたら後で大変か、ちょっとここで待っててね。」 言うや否や、ゆっくりを机に放置したまま、店員の元へ足を運ぶ。 「・・・申し訳ございません。ウチのゆっくりが何か粗相をしてしまいましたか?」 謝られた。 「いえ、そうではないです。少し彼女とお喋りを楽しみたいと思いまして。」 「はぁ・・・」 「彼女の業務の邪魔になるのなら無理にとは言いません。駄目でしょうか?」 「いえ、お客様をご満足させるのが、あの子達の仕事ですから。どうぞ、お構いなく。」 すみません、とお互い頭を下げつつ席に戻る。ボソッと「愛で派の人だったか・・・」なんてつぶやきが聞こえたが、バイトをするゆっくりに興味が沸くのは珍しい事なのかね。 「お待たせ、店員さんも許可してくれたけど、君は嫌かい?お喋りするの。」 目の前にいるゆっくりが首?身体?を必死に横に振っている。否定の仕草かな? 「・・・どうして判ったの?ぱちぇが店員さんを気にしてるって・・・」 「そっちに視線を動かしてたからね。」 むきゅん!と言いながら顔を染めている。なんか可愛いなコイツ 「まだ仕事に慣れてないようだけど、君は入ったばかりなのかい?」 「むきゅ!ぱちぇ達は今日が始めてなの・・・」 ・・・はい? 「えっ、初めてって、研修とかは?」 「けんしゅう?ぱちぇには判らないけど、人間さんのお仕事を手伝うと、後でご飯さんが貰えるって聞いて・・・」 「もういやだなんだぜぇぇぇ!!!はやくごはんさんをもってくるんだぜぇぇぇ!!!!」 大声がする方に視線を移すと、黒い帽子を被ったゆっくりが泣きながら騒いでいた。懐かしい、小さい頃、よく追いかけっこをしたゆっくりまりさだ。 「こんなはなしきいてないんだぜぇぇぇ!!!はやくまりさにあまあまさんをもってくるんだぜぇぇぇ!!!!!」 ・・・初めて、って言うのは嘘じゃないらしい。・・・というか、ここにいるゆっくりって特殊なゆっくりじゃないんかい! 「はなぜぇぇぇぇ!!!ゆっぐりできない゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛」 ・・・あっ、店員さんに連れて行かれた・・・ ・・・・・・・。 「ゆ゛ぴゃあ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛」 「ごべんなざい゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛」 「おじおぎはゆっぐじできな゛い゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛」 ・・・断末魔が・・・あれ、さっきのゆっくりの声だよな? 「むきゅー・・・」 「・・・君達ってさ、そういう訓練を受けたゆっくりじゃないのかな?」 「・・・ぱちぇ達は野良ゆっくりよ、まりさ・・・もう少しの我慢だったのに・・・」 ・・・これは酷い。 「詳しく聞かせてもらえるかな?」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ・・・わーぉ・・・ 聞いた話を整理すると、ここで働いているゆっくりはみんな野良ゆっくりで、ろくな説明も受けずにいきなり現場に放り出されるらしい。 仕事成り立たないだろっ!って突っ込みたくなったが、周りの客はそれでいいらしく、思い思いに仕事が出来ないゆっくりを虐め・・・ 虐めてるよ・・・くそっ、そういう店かよぉぉぉぉ・・・・・・ ・・・ここにいるゆっくり達は、労働の対価として仕事が終わればご飯を分けてもらえるらしいが、あの途中退場したまりさは貰えないだろうな・・・てか、生きてんのか? つまる所、ゆっくりが働く珍しい店だと思って入ったこの店は、仕事に不慣れなゆっくりを小突きながら食事を楽しむ店だったって事だ。 店のイメージダウンに繋がるんじゃないかとも思ったが、野良のゆっくりに対する感情なんてたかが知れてる。はぁ。 「・・・ありがとう。じゃあ・・・悪いけど、このベーコンレタストマトバーガーのセットのサイドメニューはポテトで飲み物は・・・」 「むきゅー・・・ごめんなさい、もう一度・・・」 「言うのが早かった?ごめんね。えーっと、ベーコン、レタス、トマト、バーガーの、サイドメニューは・・・」 「むきゅきゅきゅ・・・」 ・・・ですよねー。 「びー、える、てぃー、って言うのを2つ貰えるかな。」 「むきゅ!わかっ・・・かしこまったわ!!!」 ・・・空しい。 「お待たせ致しました。こちら、BLTの単品がお二つになります。ご注文は以上でお間違いありませんか?」 あぁ、物を持ってくるのは人間なんだ。そりゃそうだよなぁ。ゆっくりって手足ないし。 「・・・あの、すみません。」 「はい?」 「ゆっくりを使うのって、逆に疲れませんか?なんでゆっくりなんか・・・?」 「申し訳ございません、本部の意向でして・・・」 ・・・ですかー。 「判りました、スミマセン・・・」 「いえいえ、ごゆっくりどうぞー!」 ・・・帰ろう。さっさと食ってさっさと帰ろう。 「ありがとうございましたー!!」 ・・・ふう。 「むきゅ!お兄さん!」 外に出ると、入り口で客引きをしているゆっくりに声を掛けられた。 「ゆっくりできたかしら?」 「ゆっくりは・・・どうかねぇ、ハンバーガーは美味しかったよ。ご馳走様。」 そう言いながら、透明な箱にポンポンと手を置く。 「むきゅん!また、ゆっくりしていってね!!」 「おー。(多分もう来ないけどなー)」 コイツだけ、妙に手馴れてるんだよな。 店内で生き残ってるのも、殆どゆっくりぱちゅりーだったし、他のに比べて頭がいいって話は本当だったんだ。 店のすぐ横で、一服すべくタバコに火を着ける。 ゴミ捨てに勤しむ店員さんと目が合ってお辞儀された、お辞儀を返し、心の中でご苦労様です。とつぶやく。 ・・・非日常な体験をして少しテンションがおかしかったのか、店員さんにふとした疑問をぶつけてみる。 「あの外で客引きしてるゆっくりは、他のとは違うんですかね?」 「え?あぁ、いえ、アイツも他と一緒ですよ。そこらへんから集めた野良の内の一匹です。」 「にしては手馴れてるなーと、あなたもそう思いません?」 「ですね、あそこまで賢い固体ってのはなかなかいませんからね。アイツに限らず、アイツが連れて来た他のパチュリー種も。」 「・・・というと?」 「店内に居るぱちゅりー種は、アイツが連れて来たんですよ。」 ・・・そういや、店内にいたゆっくりって、ぱちゅりーが殆どだったな。 「ほーほー、経験者なんですかね?こういうのの。」 「・・・いや、元飼いゆっくりとかじゃないんですか?だってこの後、生き残ったのも全部潰しちゃいますし。」 ・・・・・・は? 「・・・えっ?彼女達って、ご飯が貰えるから仕事してるんですよね・・・?」 しまった・・・という顔をして、慌てて店員が取り繕う。 「い、いえ、まぁ表向きはというか・・・ほら、野良に餌をあげると条例違反ですし・・・」 ・・・世知辛いな、頑張った挙句、待っているのは死・・・か。 「あぁ、確かに・・・条例違反ですけど・・・」 「えぇ、すみませんが、そういう決まりですので・・・」 店員さんの目には、私がどこかのゆっくり愛護団体に見えるのか、居心地が悪そうにそそくさと店内に戻ろうとしている。 ・・・街に住むゆっくりは、その日の糧を得るもの難しいのだろう。 というのも、たまに見かけるゆっくり達はまるで、浮浪者のような姿をしているし、ゴミを漁るのだって、他に食べ物がないからだ。 ・・・ゆっくりには、今まで関心すら持っていなかったが、こうして人間と一緒に共存?しようと頑張っている姿を見ると、なんだか可哀想に思えてくる・・・。 ・・・・・・。 「あの、何度もすみません――」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「ただいま・・・」 自宅に戻り、電気を付ける。 ただいまと言った所で、誰もいない我が家。一人暮らしを始めてからどのくらい経ったっけ? ・・・でも、もう一人じゃない。 「窮屈だったろ、今出してやるからな。」 モ○バーガーの袋に入れてもらったある物を、袋から取り出していく。 「むきゅ・・・」 「むきゅん・・・」 「むきゅきゅ・・・」 「むきゅ?」 「むきゅー・・・」 「むry」以下省略 計8匹のゆっくりぱちゅりーだ。 ・・・あの後、閉店まで待って、結局生き残った・・・仕事をやり遂げたのは、ぱちゅりー種だけだった。 気に入ったので、良かったら譲ってくれませんか?と尋ねたところ、二つ返事で了承された。 ゆっくりなんて飼った事もないし、エゴと言われればその通りなのだが、どうしても放ってはおけなかった。 「・・・お仕事お疲れ様。えーっと、ゆっくりしていってね?」 「「「「「「「「ゆっくりしていってね!!」」」」」」」」 「むきゅ・・・?ここはどこかしら?」 「あー、俺の家。えーっと・・・」 「お兄さんの・・・?お兄さんはお客さんではなかったのかしら。」 もっともな疑問です。 「うん、そうだったんだけど・・・その、君達の仕事ぶりに感動してね、譲ってもらったんだよ。あのお店から・・・」 「「「「「「「「・・・・・・。」」」」」」」」 反応がない。ちょっと無理があったかな? 「むきゅー・・・ゆっくり理解したわ・・・あのね、お兄さん」 8匹いるゆっくりぱちゅりーの内、私と会話をしているのは1匹だけだ。他の7匹は少し下がった所で整列?している。 「なんだい?」 「・・・お仕事の対価を貰いたいのだけど・・・」 ものすごく申し訳なさそうな顔をして、ゆっくりは言う。 「あぁ、ごめんごめん!!おなか空いたよね!はい!これがご飯だよ!」 そう言って、私はモス○ーガーの袋から、譲ってもらったお礼とばかりに買い込んだハンバーガーを出す。 「「「「「「「「・・・・・・・。」」」」」」」」 「・・・袋開けないと食べられないよね!!ごめんごめん!!」 「「「「「「「「・・・・・・。」」」」」」」」 あれ?もしかしてゆっくりって・・・コレ食べられない? 「あー・・・もしか「むきゅー!お兄さん・・・」」 「おぉ、なにかな?」 「ゆっくりありがとう!・・・でもね、ぱちぇ達はここじゃご飯さんは食べないの。」 そっかそっか、そりゃ家に帰ってから食べるよな。普通。 「・・・あのさ、ちょっといいかな?」 「むきゅー・・・なにかしら・・・?」 怯えてるのか・・・これは。 「君達がよければ、ここに住まないかい?」 あのお店からゆっくりを引き取ると決めた時に、飼えるなら飼おうという決心はした。 それが衝動的な行動だったとしても、一応は、分別の付いた大人であると思いたい。飼うからには、責任をもって。 「むきゅー・・・」 なんか焦ってる・・・とても喜んでいる風には見えん。 「あのね、怒らないで聞いて欲しいのだけど・・・」 雲行きも怪しい。 「ぱちぇ達は、お家におちびちゃんを残してきてるから、お兄さんの家には居られないの・・・。」 そりゃ、今日初めて会った間柄だもんなー。信用・・・え? 「・・・えーっと、ごめん、もう一回言ってくれるかな?」 「むきゅん・・・ごめんなさい、お兄さんの好意は嬉しいんだけど、お家でおちびちゃんがお腹を空かせて待ってるのよ・・・。」 あぁ、そういう事か。 「なら、一緒におちびちゃんを迎えに行こうか。」 「「「「「「「「むきゅ!!」」」」」」」」 え?なにこの反応。 「むきゅん!!だ、大丈夫よ!ぱちぇ達は自分で帰れるわ!!」 ・・・話が掴めない・・・ 「遠慮なんかしなくてもいいんだよ?」 「ち、違うのよ!!むきゅー・・・むきゅー・・・」 困ってる・・・なんでだ・・・あっ 「ごめんね!!ちょっと、5分くらい待っててもらえるかな!?」 急いでパソコンの電源をつけ、グーグルにこう打ち込む。 "野良ゆっくり" ・・・・・・。 検索結果の一番上に出てきたのは、"【ヒャッハー】野良ゆっくり駆除スレ536匹目【虐殺だァー!】"・・・だ。 恐らく、私の機嫌を損ねないように、なんとかこの窮地を脱しようとしているんだろう。 人間は、野良ゆっくりにとって、危険な存在なのだから・・・・・・。 「・・・お兄さん・・・?」 物凄く不安そうな声。予想は当たってたみたいだ。 「・・・・・・ごめんね。」 「むきゅ・・・?」 「いきなりこんな所に連れて来られて、怖かったよね。・・・ごめん。」 「そ、そんな事ないわ!!」 一度気が付くと、一生懸命私の機嫌をとろうとしているのが判る。うかつだった。 「・・・でもね。」 でも、現実問題として・・・ 「外はもう暗いし・・・家から君達のお家までの道のりって・・・判るかな?」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 街灯に照らされた道を歩き、街灯に照らされてない公園へとたどり着いた。 「怖っ・・・夜の公園怖っ・・・」 街灯一本に照らされた夜の公園は、中々ホラーな雰囲気を醸し出している。 これでブランコがギィギィ揺れているものなら、間違いなく帰路に着くだろう。 ・・・用事がなければ。 「むきゅ、この公園よ!」 前に抱えたリュックサックから、半分だけ顔を出してそう声をあげるのは、私が保護・・・半ば攫って来たゆっくりぱちゅりーである。 あの後、どうしたものかと情け無い顔で悩んでいる私に、ぱちゅりー達はある提案をした。 ● ● ● 「・・・みんなで相談する時間が欲しいのだけど・・・」 提案というか、完全に怯えちゃってます。本当にごめんなさい。 「・・・うん、判った。」 既に、元々無い信頼をマイナス地点まで持っていってしまっている私は、せめて、彼女達が怯えないように優しく声を掛ける。 ・・・嘘。落ち込んでいて流されるがままだ。 ・・・・・・。 「人間さんにお家の場所を教えるのは・・・」 「でも、私達は捕まっちゃってるし・・・」 「子どもを見捨てるわけには・・・」 「でも・・・」 「・・・・・・」 盗み聞きをするつもりはないのだが、ちょくちょくショッキングな会話が聞こえてきて、更に落ち込む。 「・・・隣の部屋・・・は無いから、玄関にでも行っておけばよかったなぁ」 都会の一人暮らしといえば、大半がワンルームな訳であって、狭い部屋の反対側まで移動しても、彼女達の会話は聞こえてしまうのだ。 「むきゅー・・・でも、あのお兄さんは、ゆっくりできる人間さんだと思うわ・・・」 お? 「ぱちぇがお仕事をしている時、優しくしてくれたもの・・・」 ・・・という事は、あの子は店の前で客引きをしていた子か、注文を聞きに来た子かな? 「そうね。あの人はゆっくりできる人かも知れないわ。」 一人だけ他のゆっくりと違って、人間さんって言わないんだよなぁ。なんでだろう。 「あなた達がそう言うなら・・・」 「どうせ助からない命だし・・・賭けてみるのも・・・」 肯定意見も出ているみたいだ、ちょっと傷つく事を言っているけど・・・ 「お兄さん。」 「は、はい!」 「私達のお家は、ほにゃらら自然公園と言う所にあるのだけど、ご存知かしら!」 「あぁ、その公園なら知っているよ。」 この近くに、公園は一つしかないしね。 「みんなで行ったらお兄さんの迷惑になるし、私だけそこへ連れて行って欲しいの。」 迷惑? 「それは全然構わないけど、いいのかい?全員で行かなくても」 「えぇ、子どもの無事を確認できたらもう、一度、子どもと一緒にお兄さんの家に連れて行ってもらって、後は自分達の足で帰るわ!!」 「判った!子どもも心配しているだろうし、そうと決まれば早く行こうか!」 「お願いするわ!むきゅん!」 ・・・これも後になって判る事だけど、普通のゆっくりは一回行って帰ってきた位じゃ道なんて覚えられないらしい。 人間が歩いて10分"も"掛かるほど遠い場所なんか、特に・・・。 こうして私とぱちゅりーは、彼女達の家があるという公園にやってきたのあった。 「・・・どうする?不安なら私はここで待ってよっか?」 気が付けば、彼女達に対しての一人称が、俺から私になっている。 少しでも不安を和らげるために、編み出した苦肉の策だ。 「そこまで気を使ってくれなくてもいいわ、私達は、あなたを信用することに決めたんだもの!」 ・・・彼女達と接していると、ゆっくりが駆除される理由が判らなくなってくる。 「・・・ごめんね。」 「むきゅ!謝らないで!・・・私達のお家は花壇さんの中にあるわ・・・」 "立ち入り禁止!!花を踏まないで!!"の看板がでかでかと立っている花壇に、入るのは気が引ける。 んな事言ってる場合じゃないか。 「ごめんなさい、花壇さんの中にお家を作れば、人間さんに見つかる可能性も低くなると思って・・・」 あれ?人間さん? てっきり、人間さんって言わない子を連れてきていると思っていたけど・・・見間違えたかな? 「いやいや!すんばらしい自衛手段だと思うよ!うんうん!」 花壇を整備している人にごめんなさいをしつつ、なるべく花を踏まないように足を進めていく。 ・・・自然公園と銘打っているだけあって、花のエリアを抜けたら、木々が蔓延る魔境が見えてきた。 ・・・正直帰りたい。怖い。 「むきゅ、もうすぐ着くわ!」 「お?じゃあリュック外に・・・」 ・・・あ、やべ。外に出そうとしたのに、リュックの中に落としちゃった・・・ 「ご、ごめん、今すぐ出してあげるから!!」 「むきゅきゅ!!ゆっくり出来ない人間さんが来たわ!!」 お? 「これは早くお家に帰らないと!!」 お? 「むきゅきゅきゅ!ぱちぇは人間さんなんかに捕まらないわ!!むきゅー!!」 ・・・あれは、ぱちゅりーかな?なんか言ってたけど・・・ 怯えさせてごめん。 「・・・と、それどころじゃない、早く助けないと!!」 ・・・・・・。 「むきゅー・・・酷い目にあったわ・・・」 「本当にごめん。」 「いいの、あなたは悪くないわ。ここまで連れて来てくれて、本当にありがとう。」 ・・・野良が駆除される理由が本当に判んない。 「・・・むきゅ、こっちよ、ゆっくり着いてきてね。」 「あ、うん。」 ・・・ぱちゅりーの案内に従って、道無き道を行く、少し前に怯えさせちゃったゆっくりが跳ねて行った方向とは別だったに、ちょっと安心した。 「むきゅー・・・」 木の根元に穴が開いている。ここがお家なのだろうか? 「どうしたんだい?」 「いないわ・・・子どもが。」 ・・・なんとも言えない空気。 「むきゅう・・・ごめんなさい。ぱちぇ達の帰りが遅かったから・・・」 恐らく、亡くなってしまったであろう、子どもに向けられたその言葉は、グサグサと私に胸に突き刺さってます。 「・・・ごめんね、私が勝手なことをしたばっかりに・・・」 「むきゅー・・・・・・」 弔いの気持ちを込めて、黙祷を捧げる・・・。 「どぼじでおうぢの前に居るのー!!?」 お? 「さっき、ぱちぇのおうぢは向こうにあるっでいっだでしょー!?!?!」 あれは・・・さっきの 「むきゅ?・・・ぱちゅりーなの!?」 ・・・どっちの台詞だ? 「むきゅー!?お母さん!!?人間さんに捕まっちゃったの!?」 なるほど、・・・え? 「むきゅー・・・生きてたのね、良かったわ・・・。」 「帰りが遅くて心配したんだから・・・!」 ・・・生きてた? 「人間さん、お願いだからお母さんを放してくれませんか?」 放してくれと言われても、ぱちゅりーは私の目の前にいる。 「・・・むきゅ、ぱちぇの話を聞いてね。」 ・・・・・・続く
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概要 チュリス名称カテゴリーのデッキです。そんなに強くはありません。 赤なのにそこまで速攻できないです。でもパワーとコストはべらぼうに高いです。 枚数 文明 コスト 名前 役割 4枚 火 3 《ウェイター・チュリス》 大型チュリスのコストを大幅に下げる 4枚 火 9 《ヤーゲン・チュリス》 守備の要その1 3枚 火 4 《ガントリー・チュリス》 ドローソース 3枚 火 2 一番隊 チュチュリス 軽減枠その2 3枚 火 3 ナグナグ・チュリス 軽く妨害 2枚 火 4 U・S・A・BRELLA 踏み倒しメタ 3枚 火 6 《トリラ―エ・チュリス》 全体大幅パンプアップ 4枚 火 2 勇愛の天秤 妨害&ドローソース 2枚 火 10 《カーフェンフ・チュリス》 ランデス 3枚 火 14 《ジノマ・チュリス》 相手の大型の攻撃を受ける壁 3枚 火 11 《ララーテ・チュリス》 シンプルなフィニッシャー 2枚 火 13 《モターナ・チュリス》 敵陣を一掃する大型除去枠。 2枚 火 14 《ヴェザリッツ・チュリス》 サイキックとGR大量展開 2枚 火 3 《Dの要塞 へクス・ノープロブレム》 相手がフィールドを展開するのを妨害 作者 蜜柑丸 超次元ゾーンやGRゾーンはお好みで。 動かし方 取り合えず一番隊 チュチュリスとウェイター・チュリスでコストを下げて、大型チュリスをぶん投げるだけ。一回出してしまえば後は押し切れる。多分。 深く考えずにプレイした方がいいかもしれない。
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PREV:チュリンの謎 後編 NEXT:第6話 中編 ストーリー それでは、これをもちましてデュエマシティ特別青空講座… 司会者 『自然の守護者チュリン様によるデュエルは直感で勝てる講座』は終了となります 司会者 みんなも参考にして楽しくデュエルをしてねー 自然の守護者 チュリン いやぁ、ビックリする程何の参考にもならない講座でしたね! 司会者 ちょっと!? 自然の守護者 チュリン 雰囲気、直感、勘、気分、ノリ…それで勝てるなら苦労はしない! 司会者 折角わざわざボクが講師したのに失礼だな! 自然の守護者 チュリン そうは言いますが…多分、お客さんのほぼ全員が同じ事を思ったのではないかと… 司会者 現にボク、それで守護者にまでなってるんだけど 自然の守護者 チュリン お話を聞けば聞く程、怪しさが増してきます 司会者 ひょっとして有力な政治家のお子さんだからなのではないか、とか… 司会者 失礼な奴!もー、こうなったら…! 自然の守護者 チュリン えっと…あ、あそこに丁度いいのが! 自然の守護者 チュリン 【プレイヤー】!ちょっとステージ上がって…いいから、早く! 自然の守護者 チュリン こちらは…あぁ、最近何かと噂のデュエリストの… 司会者 うん、相手にとって不足なし!今からボクのやり方を実演するからよく見てて! 自然の守護者 チュリン …君も、いいよね? 自然の守護者 チュリン 勝利時 ……………… 自然の守護者 チュリン …なるほど 司会者 やはりデュエルはノリで勝てる程単純ではない、という素晴らしい教えでした! 司会者 ……………… 自然の守護者 チュリン 皆様、最高の教えを授けてくれたチュリン先生に盛大な拍手を! 司会者 待って待って!今のは偶然、まぐれ!たまたま!! 自然の守護者 チュリン 【プレイヤー】!もう一回デュエルだ!そうしないと収まらないよ!! 自然の守護者 チュリン 敗北時 はーい、ボクの勝ちッ!! 自然の守護者 チュリン ほらね、言った通りでしょ?ボクは嘘は教えてないんだよ? 自然の守護者 チュリン なるほど!さすがに納得しました! 司会者 よしっ 自然の守護者 チュリン 仕込みですね? 司会者 違うッ!! 自然の守護者 チュリン 本気でデュエルしてたの、見ててわからなかったの!? 自然の守護者 チュリン という仕込み、というわけですね? 司会者 …ひねくれ者だなぁ… 自然の守護者 チュリン PREV:チュリンの謎 後編 NEXT:第6話 中編
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アシュリー【あしゅりー】 緑のとんがり帽子と青い大きなリボンが特徴の魔法使いの少女。 主に見習い魔法使い、見習い時魔道士の立ち位置が多い。 アゼクラやミナトンの後輩であり基本的には二人を慕っているものの、 二人が喧嘩した時は仲裁に入ったり注意したりとしっかりした一面も見られる。 子供らしく明るく純粋で、魔法具現化や精霊に強い関心を持っている。 関連キャラ アゼクラ:先輩、姉分 ミナトン:先輩 キリヅマ:教師、上司 アイスⅢ:友人、姉分 カテゴリ:無所属・その他